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2024.10.17
 12:31
AFP=時事

(Yahoo)

中国海警局、日本漁船を「追放」 尖閣諸島周辺の「領海に不法侵入」で <2411-101722>
 中国海警局が7日、同国が領有権を主張する沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)周辺の「中国領海に不法侵入」した日本漁船1隻を「追放」したと発表した。 尖閣諸島をめぐっては日本が有効に支配している。
 海警局の報道官は、日本漁船が15~16日にかけて尖閣諸島周辺の「中国領海に不法侵入」したと主張し「法に従って必要な管理措置を講じ、同船に警告した上で追放した」としている。
 さらに「釣魚島および付属島嶼は中国固有の領土であり、これらの海域での違法活動を直ちに中止するよう日本側に強く求める。 中国海警局は、国家主権と安全保障、海洋権益を守るため、引き続き海洋権益保護および法執行活動を行っていく」と続けた。
 日本の海上保安庁も17日、尖閣諸島近海で中国海警艦4隻を監視していると述べた。 海保によると、日本漁船は16日09:00頃に尖閣諸島最大の魚釣島から西に10kmの海域で操業していた。
2024.10.17
 04:00
八重山日報

(Yahoo)

中国船が領海出る 12日連続航行 <2411-101708>
 第11管区海上保安本部によると、尖閣諸島周辺で15日に領海侵入した中国海警局艦海警-2501海警-2204は16日00:00ごろまでに領海から接続水域へ出た。 2隻は周辺で操業する日本漁船に接近しようとする動きを見せていた。
 中国艦船が尖閣周辺で領海侵入したのは2日連続で、2024年に39日目になる。
 接続水域でも海警-2203海警2103が航行している。 中国艦4隻はいずれも機関砲らしきものを搭載している。
 尖閣周辺で中国艦船が航行するのは12日連続。海保の巡視船が領海に侵入しないよう警戒監視を続けている。
2024.10.16
 15:29
共同通信

(Yahoo)

中国船2隻が領海外へ 尖閣周辺、2日連続侵入 <2411-101615>
 尖閣諸島周辺の領海に15~16日に相次いで侵入した中国海警艦2隻が、16日12:10頃から領海外側の接続水域に出た。 中国当局の船が尖閣周辺で領海侵入したのは2日連続で、2024年で39日目になる。
 第11管区海上保安本部によると、2隻とも機関砲のようなものを搭載して日本漁船の動きに合わせて航行し、領海から出るよう巡視船が要求していた。
 接続水域では、機関砲のようなものを搭載した別の中国艦2隻も確認された。 尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは12日連続になる。
2024.10.08
 19:25
鹿児島讀賣 TV

(Yahoo)

鹿屋航空基地などで来月日米合同訓練 米海軍哨戒機が離着陸も 県は住民の安心・安全の確保を要請 <2411-100819>
 防衛省が8日、鹿屋航空基地などで11月に海上自衛隊と米海軍による日米共同訓練を行うことを発表した。
 11月8日から22日のうち3日間鹿屋基地に米海軍の哨戒機が離着陸し訓練を行うほか、20~30名が鹿屋基地の外の宿泊施設に滞在する予定だという。 訓練は、海上自衛隊の技術の向上などを目的としていて、潜水艦を探知・追尾・攻撃する訓練やお互いの情報を交換する訓練が行われる。
 県は九州防衛局などに住民の安心・安全の確保などに万全の対策を講じるよう要請したということ。
2024.09.27
 11:05
朝鮮日報

(Yahoo)

存廃の岐路に立つ第7鉱区…韓日、大陸棚協定延長に向けて39年ぶりに協議 <2410-092713>
 第7鉱区と呼ばれる済州島南方200kmの海底大陸棚協定を維持するか検討するための交渉が韓国と日本の間で39年ぶりに行われる。 韓国と日本は27日から日韓南部大陸棚共同開発協定(JDZ)第6次共同委員会を東京で開催する。 JDZ第5次共同委員会が最後に開催されたのは1985年で、今回約40年ぶりに再開されることになった。
 韓国と日本は1974年に第7鉱区全体と済州島南方海域の一部をJDZに指定し、共同開発を行う協定を締結した。 1978年に発効したJDZは2025年6月以降は延長あるいは廃棄される。 JDZは50年の有効期間が終了する2028年6月の3年前からは一方が協定終了を宣言できると定められているため、今回交渉が行われることになった。
【関連記事:2406-052005 (中央日報 2024.05.20)】
 韓国の面積の約80%(82,000㎢)に相当する第7鉱区は石油埋蔵の可能性から注目されてきたが、中国も最近これに積極的な関心を示している。 そのためJDZ延長交渉が決裂した場合日中韓3ヵ国による「資源戦争」がこの海域で起こるとの懸念も浮上している。
 韓国政府は2023年の日韓関係改善を契機に協定延長を推進しているが、日本はJDZを破棄する可能性が高いとの見方も韓国国内で語られている。
 協定締結から50年が過ぎ、その間に大きく変わった国際法や判例などが日本に有利に作用しているのがその理由で、1970年代に協定が締結された当時は「大陸棚延長論」が認められる傾向にあったため、日本の沖縄への入り口に当たる第7鉱区への管轄権を韓国も主張できた。
 ところが1980年代以降は距離を基準とする考え方が定着し始め、基準となる海岸線(基線)から200nmを排他的経済水域(EEZ)と定めた国連海洋法条約も1982年に締結された。 その結果、第7鉱区により近い日本が有利になった。
 JDZ協定は共同探査を定めているが、日本はこの国際的な流れから探査に消極的になり、協定終了の時期を待つようになったと言われている。
2024.09.27
 10:24
日経新聞 海自護衛艦「さざなみ」、米豪比NZと訓練 南シナ海で <2410-092711>
 防衛省が28日、日、米、豪、比、NZの5ヵ国で南シナ海において共同訓練を実施したと発表した。
 海上自衛隊の護衛艦さざなみ各国海空軍の駆逐艦や哨戒機などが参加し、東・南シナ海での海洋進出を強める中国を念頭に連携を深める。
 5ヵ国は4月から日米豪比などで本格的に開始した「海上協同活動」の枠組みとして訓練したが、NZがこの枠組みに加わるのは初めてで、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)内で共同で航行したり、無線で連絡を取り合ったりして戦術などの連携強化をはかった。
2024.09.27
 10:13
日経新聞 中国空母「遼寧」、艦載機が410回発着艦 20〜26日に <2410-092710>
 防衛省が27日、中国海軍空母遼寧が太平洋を航行していた20~26日に艦載戦闘機とヘリを410回発着艦させたと発表した。
 遼寧は18日に中国の空母として初めて日本の接続水域を航行したの後、訓練に臨んだとみられ、26日までの間に沖ノ鳥島南西から西の海域を駆逐艦などと航行し、艦載戦闘機が250回、ヘリが160回の発着艦を繰り返した。
 警戒監視にあたっていた護衛艦あさひが情報を収集した。
2024.09.27
 06:52
中央日報

(Yahoo)

「石油の可能性」第7鉱区共同開発、前進か…韓日、39年ぶりに協議へ <2410-092704>
 韓国政府が26日、日本政府と27日に東京で「大韓民国と日本国との間の両国に隣接する大陸棚の南部の共同開発に関する協定」に伴う第6回韓日共同委員会を開催する予定で、韓国政府からは外交部の黄国際法律局長と産業通商資源部の尹資源産業政策局長が出席し、日本政府からは外務省の大河内アジア大洋州局審議官と経済産業省資源エネルギー庁の和久田資源・燃料部長が出席することを明らかにした。
【関連記事:2406-052005 (中央日報 2024.05.20)】
 当該海域(韓国第7鉱区)は韓国の済州島の南側であり、九州の西側に位置した大陸棚の一部区域で、両国政府は1985年の第5回会議の開催から39年ぶりに第6回会議を開くことになったが、韓国政府関係者は「政府が、共同協定上義務事項である共同委員会開催を日本に繰り返し要求してきた結果」と説明した。  韓国政府は「探査をもう少ししてみないと経済性の可否を確認することはできない」として、日本に積極的な動きを要求してきた。 現在、第7鉱区のすぐに横で中国が石油開発(ボーリング施設17個推定)を大規模に進めている点などを考慮すると、経済性がないと決めつけるのは早いということで、このような状況下で、39年ぶりに日本政府が協議のテーブルにつくことになった。
2024.09.18
 13:26
讀賣新聞

(Yahoo)

中国海軍の空母「遼寧」、初めて日本の接続水域に侵入…与那国島と西表島の間を航行 <2410-091812>
 中国海軍の空母遼寧が18日に与那国島と西表島の間を航行し、一時日本の接続水域に入っていたことが政府関係者への取材でわかった。 中国の空母による接続水域の航行は初めてである。
 接続水域は海岸から24nmまでのうち、12nmの領海を除く接続水域は沿岸国には密輸や密入国を防止するために規制を行うことが認められているが、領海のような幅広い管轄権は及ばず、各国に航行の自由が認められる。
 台湾国防部は18日に、遼寧が同日01:30に台湾北東部の海域を通過し、与那国島の南東に向かって航行を続けたと発表した。
 中国軍を巡っては、先月下旬に情報収集機が長崎県・男女群島沖の領空を侵犯したほか、測量艦も口永良部島の南西から領海に侵入しているなど、日本周辺の海・空域で軍事行動を活発化させており、防衛省が警戒監視を続けている。
2024.09.12
 15:41
共同通信

(Yahoo)

中国「琉球研究センター」設立へ 大連海事大学が準備、日本けん制 <2410-091221>
 香港紙の星島日報が12日までに、中国遼寧省にある大連海事大沖縄に関する「琉球研究センター」の設立準備を始めたと報じた。 同紙によると9月1日に同大でセンター設立準備会が開催され、沖縄に関するシンポジウムも行われた。 中国海洋法学会の高会長はシンポジウムで「琉球問題は国家安全と祖国統一に関わり、政治的、歴史的な意義が大きい」と語った。
 尖閣諸島の領有権を主張する中国は、台湾有事などを念頭においた日米の連携強化に神経をとがらせていて、沖縄の日本への帰属を問題化し、対日牽制に利用したい狙いがうかがえる。
2024.09.10
 20:26
鹿児島放送

(Yahoo)

馬毛島自衛隊基地 完成時期3年遅れへ 人手・資材不足や地質など想定と相違も 鹿児島県 <2410-091013>
 防衛省の関係者が26日朝に西之表市役所を訪れ、防衛省が2023年1月から西之表市馬毛島で進められている自衛隊基地の建設工事の完成の時期が、当初より3年遅れる見込みである経緯などを説明した。
 工期はおおむね4年で、2027年の完成が見込まれていたが、完成時期がさらに3年遅れて2030年3月末になる見込みだという。 工期が伸びる要因に大阪・関西万博など、ほかの大型公共工事の影響で人手や資材が不足していることなどを挙げている。
 馬毛島の自衛隊基地は米空母艦載機の訓練などにも使われる予定で、完成時期が遅れることで訓練などの運用に影響が出ることも予想される。
2024.09.04
 04:00
八重山日報

(Yahoo)

護衛艦停泊「緊張高める」 市民団体が説明要求 <2410-090401>
 石垣島の平和と自然を守る市民連絡会の上原共同代表らが3日に市役所を訪れ、護衛艦いずもの名蔵湾沖停泊について市から発表がなかったとして、中山市長宛てに説明を求める要請書を提出した。
 要請書では、8月31日から2日までいずもが停泊したことを「最前線での戦争準備と捉えられ、軍事的緊張を高める」要因になると非難し、市が発表しなかった理由と、停泊中の対応について説明を求めるとした。  上原共同代表は「市は何の反対もしないのか。石垣港が特定利用港湾に指定されたことで、軍港になったかのような印象を受ける」と指弾し、6月に市役所で行われた、石垣港の特定利用港湾指定に関する関係機関と市との意見交換会の内容を開示することも要求した。
 また、防衛省が令和8年度に石垣駐屯地に配置する方針を固めた電子戦部隊に関し、要請書で「電磁波を妨害する攻撃機能を持つ部隊で、軍事目標として攻撃対象にされる」と指摘し、沖縄防衛局の説明内容と市長の認識を明らかにするよう求めた。
2024.09.02
 17:15
Reuters 通信

(Yahoo)

鹿児島沖トカラ海峡は国際海峡、艦艇の航行は正当=中国外務省 <2410-090215>
 中国外務省の毛報道官が2日、中国の艦船は鹿児島県南方沖のトカラ海峡を航行する権利があり、通過は完全に合法的なものだと述べた。 林官房長官は2日午前の会見で、中国の測量艦が8月31日に日本の領海に侵入したとして、外交ルートを通じ強い懸念を伝え、抗議したと語った。
 毛報道官は定例記者会見で質問に答え「国連海洋法条約の関連規定によれば、トカラ海峡は国際海峡とされている。 中国の船舶が同海峡を通過する権利を行使するのは完全に正当であり合法だ」と述べた。
2024.08.31
 20:50
産経新聞

(Yahoo)

潜水艦通過ルートでデータ収集か 中国軍艦艇による領海侵入、13回のうち11回が鹿児島沖 <2409-083116>
 中国軍機による初めての領空侵犯からわずか5日後の8月31日、今度は中国海軍測量艦による領海侵入が確認された。 日本政府は、中国軍が有事の際に潜水艦を太平洋に進出させて米軍艦艇を脅かすため、鹿児島県口永良部島沖や太平洋のデータを集める活動の一環と見て警戒を強めている。
 統合幕僚監部によると、これまで中国軍艦艇による領海侵入は今回も含めて13回発表しているが、このうち口永良部沖が11回に上る。 2021年11月以降にこうした行動が顕著になっているという。
 なぜ、口永良部沖で頻繁に領海侵入が繰り返されているのかについて、同海域の警戒監視を担当する海上自衛隊第1航空群司令を務めた中村元海将補は「中国大陸から太平洋に進出するにあたり、この海域を最短ルートの一つとして重視している可能性がある」と指摘する。
 潜水艦が敵から発見されずに海峡を通過するためには、海底地形や水温、塩分濃度、潮流などのデータを事前に集めることが不可欠であり、今回は約2時間で海峡を通過して太平洋に向かっていることから、太平洋の海底地形を調査する目的との観測もあるが、海峡通過の際にデータを収集した可能性も否定できない。
 中村元海将補は「水温や塩分濃度は季節によって異なるので、観測の回数が増えれば増えるほど、より精緻なデータを蓄積できる」と解説する。
2024.08.31
 14:32
産経新聞

(Yahoo)

与那国町長が訪米、南西諸島防衛の重要性訴え 玉城知事の辺野古対応を「法治否定」と非難 <2409-083113>
 日本防衛の最前線として自衛隊が駐屯する与那国島の糸数町長ワシントンを訪問し、30日に米国政府関係者らに同島など南西諸島の防衛の重要性を訴えた。
 糸数町長はまた、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設を巡る玉城県知事の対応について「最高裁の決定を無視する法治国家の否定」だと批判した。
2024.08.31
 14:31
日経新聞 中国海軍の測量艦、鹿児島沖で領海侵入 防衛省発表 <2409-083112>
 防衛省が31日、中国海軍のシュパン級測量艦1隻が同日朝、鹿児島県口永良部島の南西の日本領海に侵入したと発表した。 中国海軍測量艦の領海侵入は2023年9月以来10回目になる。
 中国軍は26日にも長崎県男女群島沖の領空を侵犯したばかりである。
 防衛省によると領海侵入は1時間53分ほど続いた。 海上自衛隊の掃海艇と哨戒機が警戒監視・情報収集にあたり、通行目的などについて問いかけた。
 外務省アジア大洋州局長は26日の領空侵犯も踏まえて、施駐日中国臨時代理大使に強い懸念を伝え、抗議した。
2024.08.31
 00:01
共同通信

(Yahoo)

与那国沖に飛来、中国無人機か 防衛省、2機を確認 <2409-083101>
 統合幕僚監部が30日、中国のUAVと推定される1機が同日午後に東シナ海から飛来し、沖縄県与那国島と台湾の間を通過して太平洋に向かったと発表した。
 また、中国のUAVとみられる別の1機が太平洋から飛来し、与那国島と台湾の間を通過して東シナ海に向かったことも確認した。
 26日には長崎県の男女群島沖で中国軍機による初めての領空侵犯が確認されている。
2024.08.29
 19:29
時事通信

(Yahoo)

沖縄住民避難にクルーズ船 自民が検討項目まとめ <2409-082916>
 西銘幹事長代理を座長とする自民党安全保障調査会住民避難プロジェクトチームが29日の会合で、台湾有事を想定した先島諸島の住民避難計画策定に向けた検討項目をまとめ、近く林芳正官房長官に提言する。
 自衛隊や海上保安庁の艦艇に加え、民間クルーズ船の活用を挙げた。
2024.08.24
 12:07
讀賣新聞

(Yahoo)

米軍嘉手納基地に無人偵察機「MQ9」を一時配備へ…南西地域の警戒態勢強化、最大6機を1年間 <2409-082404>
 沖縄防衛局が23日に沖縄県や関係自治体に、米海兵隊が、MQ-9 UAVを米空軍嘉手納基地に一時配備する方針であると説明した。 尖閣諸島を含む南西地域周辺の警戒監視態勢の強化を目的に、最大6機を約1年間運用する見通しである。
 同基地にはすでに、米空軍のMQ-9 8機が常駐している。
 説明を受けた県は、基地機能の強化につながるとし、「これまでの配備も含め、今回の方針も認められない」としている。
2024.08.23
 17:29
時事通信

(Yahoo)

防衛省がボーリング調査開始 米軍那覇軍港の浦添移設巡り <2409-082314>
 防衛省沖縄防衛局が23日、米軍那覇軍港の沖縄県浦添市沖への移設に向け、埋め立て予定海域でボーリング調査を開始した。 2025年11月まで続け、地盤の強度などを調べる。
 日米両政府は早ければ2028年度の移設完了を目指すことを2013年に申し合わせているが、作業は遅れており、代替施設の完成は大幅にずれ込む見通しである。
2024.08.23
 04:00
八重山日報

(Yahoo)

海自補給艦が石垣港に 25日まで、乗員休養へ <2409-082303>
 海上自衛隊の補給艦はまなが22日午前に石垣港に入港し、検疫錨地に停泊した。 期間は25日までで、石垣市港湾課には、搭載されている内火艇を使い乗員が石垣島に複数回上陸する予定で、乗員の休養、補給が目的との連絡があった。
 はまなは、全長167mのとわだ型補給艦の3番艦で、必要時のみ機関銃などの兵装を装備するが、平時は武装しておらず、直接の戦闘参加は主任務ではない。
 海自の自衛艦隊司令部によるとはまなは東シナ海や九州西側の海域で豪軍(5月)、米軍(7月)の艦艇とそれぞれ共同訓練を実施している。
 ただ、艦艇や装備品、隊員不足から、海自では他国艦艇の警戒監視任務に補給艦などを参加させており、統合幕僚監部は20日、同日04:00ごろに補給艦ましゅうがロシア海軍艦艇2隻を西表島の南西60kmの海域で発見し、与那国島との間の海峡を北東に向かって進み東シナ海に入ったことを確認している。
 今月中旬には、中国の空母艦隊が与那国島から500km南の海域で演習を実施した際に海自は護衛艦で警戒監視を行ったが、位置や日時からはまなましゅうが同艦艇に対し補給を行った可能性もある。
2024.08.22
 18:31
讀賣新聞

(Yahoo)

有事に住民避難できるシェルター整備、来年度概算要求に2億4000万円計上へ…調査・設計費 <2409-082215>
 内閣官房は、有事の際に住民が避難できるシェルターの整備に向けた調査・設計費として、令和7年度予算の概算要求に2億4,000万円を計上する方針を固めた。
 台湾有事を念頭に、沖縄県先島諸島でシェルターの整備を早期に進める。
 政府は3月に、石垣市や宮古島市など先島諸島の5市町村を対象に2週間程度避難できる公共・公用施設の地下に「特定臨時避難施設」を整備する方針を示していた。
2024.08.21
 12:30
TBS News

(Yahoo)

陸・海「統合運用」の整備進める佐世保基地 加速する防衛力の「南西シフト」 <2409-082107>
 防衛力の南西シフトが進む中、佐世保では、陸・海の統合運用施設の整備が進められているが、佐世保では、岸壁をめぐる課題が浮上している。
【関連記事:2409-082007 (NBC 2024.08.20)】
 現在、海上自衛隊立神岸壁では岸壁不足から、護衛艦が何隻も横並びに係留されている自衛官が「メザシ」と呼んでいる現象が起きていて、設備面の遅れが指摘されている。  岸壁の問題を解決するため、佐世保港内で戦時中まで日本海軍の航空基地があった崎辺地区に建設されているのが自衛隊の大型岸壁で、将来はこの岸壁近くに水陸両用車を保管することで、輸送の手間をかけずに船に積み込め、完成予想図には、すでに水陸両用車を搭載できる輸送艦も描かれている。
2024.08.20
 06:02
長崎放送

(Yahoo)

日本西端で着々と進む自衛隊抑止力強化 佐世保「崎辺岸壁」整備 防衛力の南西シフト <2409-082007>
 防衛力の南西シフトに合わせ重要度を増している長崎県佐世保の陸上自衛隊水陸機動団は、佐世保での岸壁の位置や大きさ、数に関して様々な問題を抱えている。 この問題を一気に解決するため、過去に例がない新しい基地施設の整備が進められている。
 全国の自衛隊で佐世保の水陸機動団だけが装備している水陸両用戦闘車AAV7は。相浦駐屯地では直接輸送艦に積む岸壁がないので島での訓練のたびに輸送艦が待機している岸壁まで運ぶ作業が生じる。
 輸送艦がある岸壁までの陸上輸送ではAAV7を積んだ大型トレーラーが夜に駐屯地を出発し、佐世保の市街地を経由しておよそ30分で海上自衛隊の倉島岸壁に到着する。 しかも、護衛艦かがが停泊している現在の佐世保港にはかがが接岸できる自衛隊の専用岸壁がなく港の中に停泊して運用をしているのが現状で、この岸壁は自衛隊のものではなく民間の岸壁で、いずもかがの大きさに対応できる自衛隊専用岸壁が今の佐世保にはない。
 佐世保の岸壁は大きさだけでなく数も不足しており、海上自衛隊立神岸壁では護衛艦が何隻も横並びに係留されている。 海上自衛官らはこの状況を自嘲の意味も込めてメザシと呼んでいる。 岸壁不足から起きる現象である。
 佐世保の自衛隊が抱える岸壁の問題を解決するものとして、今ある場所が注目されている。 海上自衛隊の教育隊のほか水陸機動団崎辺分屯地がある佐世保港内の崎辺エリアで、水陸両用車部隊の司令部も置かれている。
 いまそれらに隣接する形で海上自衛隊の大型岸壁の建設工事が進められている。
 完成予想図には既にいずもと思われる大型護衛艦や水陸両用車を搭載できる輸送艦が描かれており、将来は水陸両用車を保管し新しい岸壁から輸送艦に積み込めるようになる。
 崎辺は第二次世界大戦中、連合艦隊の目となる航空部隊の拠点であった。 その崎辺が令和の時代に展開部隊の基地として整備されている。
2024.08.18
 09:20
産経新聞

(Yahoo)

中国、尖閣に最も近い海軍基地を拡張 海警船増援 主導権狙う <2409-081801>
 櫻井よしこ氏が理事長を務めるシンクタンク
国家基本問題研究所が行った衛星写真などの分析で、浙江省台州にある尖閣諸島に最も近い中国海軍の玉環基地で大型艦船向けの桟橋の拡張や艦載機用ヘリパッド特殊部隊の訓練場の整備が進んでいることが分かった。 7月には海警艦4隻が同基地で待機する特異な行動もあったという。
 玉環基地は尖閣諸島から345kmに位置し、国基研が独自に入手した衛星写真などを使って分析したところ、中国軍東部戦区海軍(東海艦隊)と海警局東海海区の基地の整備が並行して進められていることが分かった。
 2020年ごろから艦載機用ヘリパッドとみられる施設の建設が始まり2021年に完了し、2018年2月に長さ350mだった桟橋が2024年5月には1,750mに延伸され、装甲車などを揚陸艦や貨物船に積載する施設も設置されて、5,000t級の大型海警艦や中国海軍の揚陸艦が接岸しており、尖閣諸島や台湾への迅速な輸送が可能となる。
 海警基地の近くには、海南島の海軍陸戦隊(海兵隊)特殊作戦旅団駐屯地にある武装障害走訓練場と類似した施設が造られていることから、海警の中でも臨検などを担当する特警部隊が駐屯し、訓練を行っている可能性がある。
 海警艦は尖閣周辺海域に1ヵ月間常駐する前後に玉環基地に集結しており、任務終了後には玉環島に寄り、母港の舟山基地(浙江省)や上海基地(上海市)に帰港するのが通例だが、7月7日から22日までは海警-2101海警-2102海警-2103海警-25101の4隻が玉環島に停泊していた。
2024.08.09
 15:30
産経新聞

(Yahoo)

沖縄・玉城知事、避難シェルター整備に慎重な判断求める 「地域住民にさまざまな意見」 <2409-080911>
 玉城沖縄県知事が9日の定例記者会見で、台湾有事に備え住民用避難シェルターの整備について、「地域住民の中にさまざまな意見がある」と述べ、政府に対し慎重な判断を求める考えを示した。
 尖閣諸島のある同県石垣市の中山義隆市長が5日に住民用避難シェルターの整備支援や空港・港湾の機能強化を政府に要請していた。
 一方、台湾有事などに備えて政府が整備する「特定利用空港・港湾」について容認するか記者に問われた玉城知事は、「政府から具体的な内容の説明がない」と指摘し、「検討するかどうかについては、説明の後のことだろう」と語った。
 県は整備に慎重な姿勢を崩しておらず、県内では国が管理する那覇空港と石垣市管理の石垣港の2ヵ所のみが指定された。
2024.07.17
 11:03
共同通信

(Yahoo)

空自レーダー配備を受け入れ 沖縄・北大東島、監視体制を強化 <2408-071709>
 政府関係者への取材で17日、沖縄県北大東島への航空自衛隊の移動式警戒管制レーダー部隊の配置計画について、鬼塚村長が受け入れる方針を固めたことが分かった。 近く正式表明する。
 防衛省は、沖縄本島の東約360kmに位置する北大東島にレーダー部隊を置くことで、東シナ海側と比べて手薄とされる太平洋側の警戒監視体制を強化する狙いがある。
 防衛省は16日に北大東村で住民説明会を開催し、環境調査の結果のほか、2025年度ごろから施設の工事を始めるとする計画を示した。 配置する要員は30名程度を見込んでいる。
【註】
 北大東村は東シナ海情勢の緊迫から自衛隊の配置を防衛省に要望し、対応した副大臣は、自衛隊配備については「前向きに検討していきたい」と答えた経緯がある。
北大東村長、自衛隊配備を正式要請 国「前向きに検討」 (琉球新報 2021.12.24)】
村議会が自衛隊誘致へ意見書可決の見通し (沖縄タイムス 2021.12.05)】
2024.07.13
 15:00
讀賣新聞

(Yahoo)

射程1000キロ超の新型対艦ミサイル、26年度にも九州配備へ…南西諸島の防衛を強化 <2408-071309>
 防衛省は、現行の数倍となる射程1,000kmを超える改良型地対艦ミサイルと、開発中の「島嶼防衛用高速滑空弾」令和7年度にも陸上自衛隊西部方面隊第2特科団に配備する方向で調整に入った。
 強引な海洋進出を続ける中国を念頭に、複数の種類のミサイルを置くことで南西諸島の防衛力を強化する狙いがある。
 政府関係者によると、現有の12式地対艦誘導弾を基に開発している改良型の地対艦ミサイルは、有事などの際に九州や沖縄地方に展開すれば、遠方の艦艇に対応することができる。 敵の射程圏外から攻撃できる「スタンド・オフ防衛能力」は、政府が2022年に策定した国家防衛戦略の柱で、改良型ミサイルの導入前倒しも決まっている。
 この攻撃を避けて南西諸島の島に上陸した敵部隊には、開発中の地対地ミサイル島嶼防衛用高速滑空弾で対処する。 滑空弾は、弾頭部分が高速で落下するため敵による迎撃がより困難になる。 射程は数百㌔で、侵攻を受けた島に近い別の島から発射するケースを想定している。
 同時に、あらかじめ近くの離島に配置したMLRSも、数十㌔離れた敵部隊に対して一斉にロケット弾を発射する。 これら長距離と中距離、短距離と射程が異なる「三段構え」の装備で離島を防衛する構想である。
2024.07.11
 01:33
日テレ News

(Yahoo)

海自護衛艦、台湾北側の中国領海を一時航行 防衛省関係者 <2408-071101>
 防衛省関係者への取材で、護衛艦が中国の領海を航行していたことがわかった。 防衛省関係者によると、海上自衛隊の護衛艦すずつきが7月4日に台湾北側の東シナ海に位置する中国の領海を一時航行した。 護衛艦が中国の領海に入ることは異例である。 防衛省は、艦長に聞き取りなどを行い、詳しい経緯を調べている。
 周辺の海域では中国軍の艦艇によるミサイル発射訓練が行われていて、すずつきは警戒監視に当たっていたという。
 国際法上、船舶には沿岸国の安全を害さず領海を通行する無害通航権が認められているが、中国の国内法は事前の許可を求めていて、今回すずつきは事前の連絡は行っていなかったという。
2024.06.27
 09:26
讀賣新聞

(Yahoo)

航空自衛隊のレーダー配備、沖縄県・北大東島を「適地」判断…予定地はサトウキビ畑の保安林 <2407-062709>
 複数の政府関係者が、航空自衛隊の移動式警戒管制レーダの配備計画を巡り、防衛省が北大東島(北大東村)の環境調査の結果、同島を適地と判断したことを明らかにした。 中国軍が太平洋への進出を活発化させる中、同省は空自のレーダがない太平洋島嶼部の「空白地帯」を解消して警戒監視を強化する。
 27日に鬼塚村長らに説明する。 同省は7月中旬に2回目の住民説明会を開催するなどし、村が受け入れを決定すればレーダの配備を進める方針で、隊舎も建設して自衛隊員約30名が常駐する。
 配備予定地は北大東空港に近い村有地で、隣接するサトウキビ畑を塩害から守る保安林となっており、一部住民の間に伐採による塩害の影響を懸念する声がある。 そのため同省は、2023年3月から約1年間にわたって環境調査などを実施し、保安林を伐採しても影響はないと結論づけた。 島は沖縄本島の東360kmに位置し、人口は550人である。
 太平洋では2016年、中国の空母遼寧の航行が初めて確認されて以降、中国軍による空母艦載機の発着訓練が相次いで確認されている。  2023年は空母山東の航行も確認され、台湾有事の際、米軍の接近を阻止する訓練を繰り返しているとみられる。
 北大東島へのレーダ配備について、同省幹部は「太平洋での中国の動きを常時察知できるようになり、中国軍への『抑止力』になる」としている。
2024.06.25
 23:12
南日本放送

(Yahoo)

中国軍の偵察型無人機 奄美大島北西沖まで飛行 自衛隊戦闘機が緊急発進 鹿児島 <2407-062513>
 中国軍の偵察型UAV 1機が25日午後に、九州西の東シナ海を飛行し、奄美大島北西沖の海上まで飛来した。 防衛省によると、25日午後に中国軍のWZ-7偵察型UAV 1機が、大陸方面から飛来した。
 WZ-7は、長崎県西の東シナ海で旋回したあと南に進み、奄美大島北西沖の海上まで飛行した後、反転して北に進み、もう一度長崎県の西の海上で旋回して大陸方面に向け北西に進んだという。
 奄美大島沖では、5月4日に中国軍のTB-001偵察・攻撃型UAVが飛来したのが確認されており、中国軍のUAVが奄美大島沖で確認されたのは、今回が2回目である。
2024.06.24
 19:34
琉球朝日放送

(Yahoo)

米軍レーダー部隊、与那国へ/来月からの共同訓練 <2407-062412>
 自衛隊と米軍が7月28日から実施するResolution Dragon 24共同演習で、与那国駐屯地に米軍がTPS-80レーダーを持ち込み、警戒監視訓練を行うことがわかった。 TPS-80は2023年10月の共同演習で石垣駐屯地に展開していた。
 また今回の演習では、米海兵隊や陸軍などの110名が与那国に入る予定で、島での日米の演習としては、最大規模になるとみられる。
 米軍の物資や隊員は、民間船で祖納港や久部良漁港に入るほか、自衛隊の輸送機は与那国空港を使用する。
2024.06.23
 17:35
共同通信

(Yahoo)

中国海警局の船2隻が領海侵入 尖閣周辺、今年22日目 <2407-062310>
 23日15:15頃に尖閣諸島周辺の領海に中国海警局艦2隻が侵入した。 中国艦が尖閣周辺で領海侵入したのは4日連続で、2024年22日目になる。
 第11管区海上保安本部によると、2隻は機関砲のようなものを搭載して日本漁船の動きに合わせて航行したため、巡視船が領海から出るよう要求した。
 尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは185日連続で、日本政府による2012年9月の尖閣諸島国有化後、最長の連続日数を更新した。
2024.06.21
 20:19
読売新聞

(Yahoo)

尖閣諸島沖の中国海警局の船3隻、領海を出る…20日夕から夜にかけて侵入 <2407-062124>
 第11管区海上保安本部によると、20日夕から夜にかけて尖閣諸島沖の領海に侵入していた中国海警局艦3隻は、同日夜までに領海外へ出た
 この3隻は21日05:06頃から06:19頃にかけて、同諸島沖の領海に再び侵入して出入りを繰り返しながら、いずれも同日正午過ぎに領海外に出た。
2024.06.20
 19:50
テレ朝 News

(Yahoo)

中国海警局の船1隻が領海侵入 一時、日本の漁船に接近の動き 政府が厳重抗議 <2407-062010>
 森屋官房副長官が、中国海警局艦1隻が20日08:54頃に尖閣諸島周辺の領海に侵入し、日本の漁船に近付こうとしたため中国側に厳重に抗議をしたと明らかにした。
 森屋副長官は、中国海警局艦が20日08時54分ごろに日本漁船1隻に近付こうとする動きを見せたが、海上保安庁の巡視船が中国船に対して退去要求や進路規制を繰り返し行うとともに、日本の漁船の周りに監視船を配備して安全を確保したため、約2時間半後に退去したという。
2024.06.20
 10:05
産経新聞

(Yahoo)

防衛省、那覇軍港の浦添移設計画でボーリング調査実施へ 今夏にも <2407-062004>
 防衛省関係者への取材で20日に、米軍那覇港湾施設の浦添市沖への移設計画を巡り、防衛省が今夏にも移設先周辺のボーリング調査を実施する方針を固めたことが分かった。 関係者によると、環境影響評価(アセスメント)の第一段階に当たる「環境配慮書」は7月10日から公告と縦覧を開始する見込みという。
 日米両政府による返還合意から半世紀がたち、実現に向けて大きく動き出しそうである。
 那覇軍港は1974年の日米安全保障協議委員会移設を条件に全面返還で合意し、1995年の日米合同委員会で浦添市への移設が決まったが、県と市の間で調整が難航し、2022年10月に防衛省と地元自治体が移設案に合意して、2023年10月に移設先の振興を進めていくことが確認されていた。
 移設案は浦添市沖約49haをT字形に埋め立て、民間港の整備も進める方針で、県によると移設完了には最短で16年かかるという。
2024.06.19
 04:00
八重山日報

(Yahoo)

滑走路延長求める意見書可決 与党「特定利用」指定も視野 賛成多数、野党は反対 石垣市議会 <2407-061902>
 石垣市議会が17日の6月定例会最終本会議で「新石垣空港の滑走路延長・エプロン拡張等機能強化を求める意見書」を与党、中立の賛成多数で可決した。
 意見書では、機能強化により大型機材の就航や観光入域客の増加などのメリットを見込めるとしたが、野党は「環境問題を加味していない」などとして反対に回った。
 新石垣空港の滑走路は2,000mで、市議会は開港5年後の2018年3月に500m延長2023年12月に800m延長要請決議を可決し、空港管理者の県に決議文を提出したが、実現には至っていない
 意見書では、中国による台湾への武力攻撃事態の可能性が高まりつつあるとして、「住民の島外避難が必要な場合に、離発着能力は重要になる」と強調し、一日も早い整備を求めた。
2024.06.10
 17:59
CNN

(Yahoo)

オランダが中国非難、中国軍機が艦船に危険な接近 東シナ海 <2407-061011>
 オランダ国防省が7日の声明で、オランダ海軍フリゲート艦Tronp東シナ海を航行中中国軍機2機による威嚇行為を受けたことを明らかにした。 中国軍の戦闘機はTronpに対して複数回の旋回飛行を行ったほか、パトロール中のヘリコプターも中国軍機2機に「接近」されたと述べた。
 中国軍に対して、公海で潜在的に危険な接近を行ったと非難する最新の事例となった。
 5月にはオーストラリアが、中国の戦闘機が黄海の公海上で豪海軍のヘリコプターの進路に照明弾を投下したと非難し、中国側は中国軍機の行為を擁護し、危険な行為だったとするオーストラリアの主張を否定していた。
 EUによれば、Tronp北朝鮮に対する国連の制裁を執行する多国籍の取り組みを支援するため東シナ海で活動している。 Tronpは東シナ海での哨戒任務に就く前、釜山に寄港して韓国海軍との演習に参加していた。
2024.06.08
 05:01
讀賣新聞

(Yahoo)

海保最大の巡視船建造で「海上基地」、尖閣への上陸阻止や台湾有事の避難想定 <2407-060804>
 複数の政府関係者が、海上保安庁尖閣諸島周辺で領海侵入を繰り返す中国艦への対応を強化するため、同庁で最大となる多目的型巡視船を建造する方針を固めたことを明らかにした。 多数の小型ボートを搭載できる「海上基地」の機能を持たせ、島への上陸を阻止する役割を想定する。 台湾有事などに際し、住民の避難に利用することも視野に入れる。
 海保が現在、保有する最大の巡視船は総トン数6,500tだが、建造計画の原案によると、多目的型巡視船は3倍以上の総㌧数で、全長200mとなる。
 海保は令和7年度予算の概算要求に関連経費を盛り込み、令和11年度以降の運用開始を目指す。 将来は2隻体制とする案もある。
 建造の主な狙いは、尖閣周辺を含む東シナ海で覇権主義的な行動を強める中国への対処力の向上で、政府は中国が島への上陸を狙う場合は、複数の小型船で押し寄せる作戦を取る可能性が高いとみており、こうした事案が起きれば、多目的型巡視船から多数の小型船を出し、相手船の動きを抑え込むことで対応する。 政府関係者は「相手が上陸困難と認識すれば、抑止力も高まる」と期待する。
 多目的型巡視船は、ヘリコプター搭載型とし、指揮統制機能も持たせる方向で検討している。 食料も備蓄し、洋上の拠点となる基地としても活用する構想である。
2024.06.07
 14:57
産経新聞

(Yahoo)

尖閣周辺、中国海警船4隻が一時領海侵入 4隻とも機関砲のようなもの搭載 <2407-060710>
 7日10:30頃から、尖閣諸島周辺で中国海警艦4隻が相次いで領海侵入し、12:10頃からいずれも領海外側の接続水域に出た。 中国当局の船が尖閣周辺で領海侵入したのは5月24日以来で、2024年で18日目になる。
 接続水域を含め尖閣周辺中国艦が確認されるのは169日連続となり、2012年9月の尖閣諸島国有化後、最長の連続日数を更新した。
 那覇の第11管区海上保安本部によると、4隻はいずれも機関砲のようなものを搭載しており、砲搭載の4隻全てが領海侵入したのは初めてという。 尖閣周辺の接続水域では2017年8月に最大7隻の砲搭載の船が確認されていた。 関係者によると、領海侵入した4隻のうち海警-2501(5,000t級)は76mm砲を搭載しているとみられる。
 尖閣周辺では近年、海警船による領海侵入が増え、沖縄の漁船が追尾されるなど挑発行為がエスカレートし、Type 056コルベット艦など中国海軍艦を改修した転用艦も増加している。
【註】
【関連記事:2210-091617 (共同 2022.09.16)】
 中国国内複数の造船所で海軍のフリゲート艦12隻を中国海警局の警備艦に転用するための改修が進められているという情報が、海外の情報機関から海上保安庁に寄せられたことが関係者への取材で分かった。
 転用はこれまでも確認されていて、フリゲート艦に搭載されていたミサイルは撤去された一方、76mm砲、射撃管制レーダ、機関砲などは装備されたままという。
 中国では今までも海軍艦を武装をそのままにして海警局の警備艦にしている。
 ただ従来は退役になった旧式艦が改造されていたのに対し、Type 056は2021年に最終艦となる72番艦が就役した比較的新鋭艦である。
【戦車揚陸艦の例:1406-052703 (CD 2014.05.27)】
【Type 053H2Gフリゲート艦の例:1508-072303 (CD 2014.05.27)】
2024.06.04
 20:39
FNN Prime News

(Yahoo)

中国軍の偵察・攻撃型無人機が鹿児島・奄美大島沖で飛行したのを初確認 航空自衛隊戦闘機がスクランブルで対応 防衛省 <2407-060417>
 防衛省が4日、中国軍の偵察・攻撃型UAVが、奄美大島沖で飛行したのを初めて確認したと発表した。
 防衛省によると、4日午前から午後にかけて、中国軍のTB-001偵察・攻撃型UAV 1機東シナ海方面から飛来し、沖縄本島と宮古島との間を通過し、太平洋上を奄美大島沖まで飛行したあと、UAVは反転して再び沖縄本島と宮古島との間を通過し、東シナ海に戻ったという。
 航空自衛隊の戦闘機が緊急発進で対応した。
 中国軍の偵察・攻撃型UAVをめぐっては、5月27日に別の機種が初めて沖縄県の北の東シナ海上空を飛行するのが確認され、防衛省は中国軍が日本周辺での活動を活発化させているとみて、警戒監視を続けている。
2024.05.27
 19:57
讀賣新聞

(Yahoo)

尖閣の接続水域に中国海警船、158日連続で過去最長に…海保巡視船が警戒 <2406-052808>
 尖閣諸島沖の接続水域で27日、中国海警局艦4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。 海警艦が接続水域内を航行するのは2023年12月22日から158日連続で、過去最長となった。
 第11管区海上保安本部の発表によると、4隻は魚釣島や南小島沖を航行しており、領海に入らないように巡視船が警戒している。
 これまでの最長期間は、2021年2月13日~同7月19日の157日間で、2023年の航行日数は352日と過去最多となり、年間の領海侵入は34件あった。
2024.05.27
 18:04
日経新聞 中国無人機、東シナ海上空を飛行 自衛隊機が緊急発進 <2406-052707>
 防衛省が27日、中国の偵察・攻撃型UAV WL-10が沖縄県北西の東シナ海上空を飛行していたため、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進したと発表した。 同型機を緊急発進で確認したのは初めてである。
 日中韓3ヵ国の首脳は同日にソウルで会談を開いた。 3ヵ国のサミットにあわせて実施した26日の中国の李首相との会談で、岸田首相は「台湾海峡の平和と安定は国際社会に極めて重要だ」と伝えていた。
2024.05.20
 20:27
産経新聞

(Yahoo)

中国公船が海保の測量船を執拗に追尾 尖閣諸島北方の EEZ 内で、接近は異例 <2406-052013>
 尖閣諸島の魚釣島北東120kmの日本の排他的経済水域 (EEZ) 内で海洋調査を行っていた海上保安庁の最新鋭測量船平洋(4,000t)に中国海警局艦が接近し執拗に追跡していることが20日、関係者への取材で分かった。 測量船への中国艦の接近は2012年2月にもあったが、極めて異例である。
 船舶自動識別装置 (AIS) を搭載した船舶の運航情報などを提供するサイトMarine Traficのデータを基に産経新聞が分析したところ、中国浙江省舟山市を出港した海警-2502が日中中間線を越え、5月14日18:30頃から日本のEEZ内で平洋を追尾し、16日以降は海警-2501と入れ替わり、追尾を続けていることが確認された。
 5月4日に千葉県船橋市を出港した平洋は、海底の地形を探査するマルチビーム測深機などを搭載している。
2024.05.20
 07:34
中央日報

(Yahoo)

日本の「50年時間稼ぎ」に…韓国、第7鉱区来年に奪われるか <2406-052005>
 「世界最大規模の石油」が埋蔵されているとの希望を抱いて50年以上開発を推進してきた「第7鉱区」日本と中国に奪われかねないという警告が出てきて注目される。
 第7鉱区の価値が初めて知られたのは1969年に国連アジア極東経済開発委員会が「黄海と東シナ海大陸棚に世界最大量の石油が埋蔵されている可能性がある」という内容の報告書を発表してからで、韓国政府はいち早く1970年に第7鉱区を設定して宣言したが、日本の反発から1974年に韓国と日本は第7鉱区を共同開発することで協定を結んだ。
 第7鉱区は済州島南側で九州の西側に位置した大陸棚の一部区域で、相当な石油と天然ガスが埋蔵されていると推定される。 ここをともに開発することにした日本との共同開発協定が終了するのは2028年6月22日だが、2025年6月22日から両国のうちどちらかが一方的に「協定終了」を通知できる。
 すでに日本は日韓共同開発協定を破棄する兆しがあり、2020年から毎年日本の海上保安庁の測量船が第7鉱区内で独自に海洋科学調査をしているのが根拠だ。 また上川外相は2月9日に日本の国会で「国連海洋法条約と国際判例に照らし、現在の協定の根拠となった大陸棚ではなく中間線を基礎に境界を確定するのが公平な解決になると考える」と述べた。
 このため韓国国会立法調査処は4月に報告書「韓日大陸棚共同開発体制終了に備えた方策」で、「最も予想可能なシナリオは2025年6月以降に日本が第7鉱区共同開発協定終了を通知した後、第7鉱区の境界を韓国を排除したまま中国と日本の間で画定すること」と明らかにした。
2024.05.18
 04:00
八重山日報

(Yahoo)

尖閣周辺に中国船4隻 148日連続航行 <2406-051801>
 第11管区海上保安部によると、尖閣諸島周辺の接続水域を17日に、中国海警局艦4隻が航行している。 尖閣周辺で中国艦が航行するのは148日連続になる。
 4隻は海警-1301海警-1401海警-1102と、機関砲らしきものを搭載した海警1305で、海保の巡視船が領海に侵入しないよう警告している。
2024.05.14
 04:00
八重山日報

(Yahoo)

海自掃海艇が石垣寄港 「くろしま」中国艦監視後に移動 <2406-051401>
 海上自衛隊の佐世保地方隊沖縄基地隊(註:沖縄県うるま市勝連平敷屋)第46掃海隊所属の掃海艇くろしまが13日に石垣港に寄港した。 15日午前まで第1岸壁に接岸し停泊する予定である。 石垣市には13日08:00から15日08:00まで石垣港を利用したいと申請があった。 くろしまは9日の任務後、石垣島に移動した。
 海自関係者は八重山日報社の取材に対し、「通常任務で入港した。 乗員の休暇と補給が目的」と説明した。 石垣港は4月、平素から自衛艦の使用が想定される特定利用港湾に指定された。
 統合幕僚監部は9日、宮古島と沖縄本島の間中国海軍の情報収集艦が航行したと発表し、宮古島沖合にいたくろしまが警戒監視を行い、中国艦が太平洋から東シナ海に入ったことを確認した。
 近年、中国艦艇の動向を把握する監視任務に掃海艇が活用されている。
2024.05.09
 14:07
時事通信

(Yahoo)

米軍、尖閣含む17地域で実施 「航行の自由」年次報告 <2406-050913>
 米国防総省が8日、「航行の自由作戦」に関するFY23の年次報告書を公表した。 それによると、米軍は中国や日本、台湾など17の国と地域での過剰な海洋権益の主張29件を対象に作戦を行い、15の国と地域で22件であった前年度から増加させた。
 FY23には、前年度に実施しなかった対馬海峡と尖閣諸島に近接した海域に加え、台湾周辺海域や南シナ海、東シナ海などで作戦を実施し、覇権主義的な動きを強める中国を強く牽制した。
 航行の自由作戦は、国際法に反する過剰な海洋権益を周辺国が主張する海域に、艦船や航空機を意図的に送り込み、異議を唱えるもので、報告書は「過剰な主張を放置すれば、全ての国・地域が享受する権利と自由が制限されかねない」と懸念を示した。
2024.05.08
 19:57
KKB 鹿児島放送

(Yahoo)

中国海軍の艦艇2隻 大隅海峡を航行 防衛省が警戒監視 領海侵入なし 鹿児島県 <2406-050810>
 
PLA海軍艦2隻が5月5日に大隅海峡を横断していたことが防衛省の発表で分かった。 PLA海軍艦艇が大隅海峡を航行したことを防衛省が公表したのは、2024年に入って3回目となる。
 大隅海峡を横断したのはType 054Aフリゲート1隻と、Type 056コルベット艦1隻の合わせて2隻で、防衛省によると5月5日に薩摩半島の南西に位置する無人島群と草垣群島の南40kmの海域で東に進む2隻を海上自衛隊が確認した。 2隻はその後大隅海峡を東に進み太平洋に向けて航行したという。
2024.05.08
 15:30
時事通信

(Yahoo)

中国公船が領海侵入 沖縄・尖閣沖 <2406-050807>
 尖閣諸島沖で8日、中国海警局の海警艦4隻が日本の領海に侵入した。 尖閣諸島沖での中国艦の領海侵入は4月27日以来で、2024年で14回目になる。
 第11管区海上保安本部によると、8日10:30頃に、海警艦2隻が南小島南南西の領海に侵入し、10:45頃に別の2隻が同じ海域に侵入した。
 4隻は12:25頃までに、同島東南東から領海を出た。 この内の1隻は機関砲のようなものを搭載していた。
2024.04.30
 20:09
時事通信

(Yahoo)

東シナ海で軍事活動 空母「福建」試験航海か 中国 <2405-043009>
 中国の上海海事局が30日、上海沖の東シナ海で5月1~9日に軍事活動を行うとして、航行禁止区域を設定したと発表したが、香港紙・星島日報は、中国3隻目の空母福建が初の試験航海を行う可能性があるとする専門家の観測を伝えた。
 福建は2022年6月に進水し、実戦配備済みの遼寧山東に続く3隻目の空母で、艦載機を効率的に射出する電磁カタパルトを初めて採用した。
 2024年4月には甲板に艦載機の模型とみられるものが置かれた画像がSNSで広まり、試験航海の最終準備に入ったとの見方が出ていた。
2024.04.27
 04:00
BBC News

(Yahoo)

中国船2隻が領海侵入 石垣市の調査船に接近 <2405-042703>
 第11管区海上保安本部によると、26日03:00頃に石垣市の尖閣諸島・南小島周辺で中国海警局艦海警-2502海警-2302の2隻が領海に侵入し、周辺を航行する日本船に接近しようとする動きを見せた。
 海警-2302は25日にも領海侵入し、日本漁船1隻に接近しようとする動きを見せたが、同日19:37頃に一旦領海から退去していた。
 日本船は尖閣諸島を洋上調査するため、中山市長らが乗船した石垣市がチャーターした調査船と見られる。 中国艦船2隻は11:14頃から11:30分頃にかけて領海から退去した。 中国艦が尖閣周辺で領海侵入したのは2日連続で、今年12日目になる。
 海保は中国艦船を近づかせないよう調査船の周囲に巡視船を配置し、中国艦に対して領海からの退去要求や進路規制を繰り返し実施した。 海警-2502海警-2302は26日12:30頃に接続水域も出た。
 尖閣周辺の接続水域では26日15:00現在海警-2102と、機関砲らしきものを搭載した海警-2202が航行している。 尖閣周辺で中国艦が航行するのは127日連続になる。
2024.04.19
 11:03
共同通信

(Yahoo)

23年度の空自スクランブルは669回 <2405-041909>
 防衛省は19日、領空侵犯の恐れがある外国機に対し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進した回数が2023年度は669回だったと発表した。
 国別では推定を含め中国が約7割を占めた。
2024.04.14
 11:48
讀賣新聞

(Yahoo)

陸上自衛隊「第2特科団」が発足…ミサイル部隊運用し南西防衛の中核に、湯布院駐屯地で式典 <2405-041421>
 ミサイル部隊などを運用して南西防衛の中核を担う陸上自衛隊の「第2特科団」が「西部方面特科隊」から格上げされ発足し、13日に陸自湯布院駐屯地で記念式典が開かれた。 同団では、離島防衛の要となる九州・沖縄の地対艦ミサイル部隊が、今年度中に3個連隊体制に増強され、隊員数は2,500名規模となる。 有事の際は沖縄の第7連隊だけでなく、九州からも部隊を展開させる構想で、伊藤団長は「相手に攻めさせず、紛争を未然に防ぐ『西の守り』の中心的な存在として、使命を果たしたい」と述べた。
 九州に加えて新たに沖縄にも地対艦ミサイル連隊が配置され、団長の伊藤陸将補は読売新聞の取材に「平素から沖縄の海と空をしっかりと守れる態勢が整い、即応性と抑止力が大きく高まった」と意義を強調した。 更に湯布院駐屯地でも今年度末までに第8連隊が新設され、伊藤団長は「300名の隊員が新たに常駐し、災害派遣部隊としての機能も飛躍的に向上する」とした。
2024.03.30
 20:39
日経新聞 有事の避難シェルター、先島諸島に 政府が指針公表 自治体が整備へ 2週間滞在可能に <2404-033011>
 政府が29日、台湾有事など不測の事態に備え、住民らが2週間ほど避難できる「特定臨時避難施設」と位置づけた新たなシェルターを整備するための指針を公表した。 広域避難が困難で国民保護法に基づく国民保護訓練を実施する沖縄県の先島諸島を対象に、国が設計や建設費用を負担し、以下の要件を満たす自治体に整備する。
① 輸送手段が航空機や船舶に限られる離島など
② すべての住民の避難計画を作成・公表し、国と都道府県の共同の国民保護訓練を実施
政府は現在、要件を満たすのは先島諸島の5市町村とし、整備に向けた具体的な調整を始める。
 設計は内閣官房の予算で支援し、着工後は自衛隊の基地のある与那国町と石垣市、宮古島市は防衛省基地のない竹富町、多良間村総務省消防庁が財政措置をする。
2024.03.30
 10:54
共同通信

(Yahoo)

沖縄本島初の地対艦ミサイル連隊 陸自勝連分屯地で発足記念式典 <2404-033006>
 防衛省が30日、沖縄県うるま市の陸上自衛隊勝連分屯地で、沖縄本島では初となる地対艦ミサイル連隊の発足記念式典を開いた。
 12式地対艦誘導弾を装備し、陸地から相手国の艦艇を攻撃する任務を帯びる。 県内の宮古島に既に配備された部隊と共に、中国軍の艦艇が頻繁に通過する本島~宮古間の海峡ににらみを利かせる。
 政府は令和7年度から、12式の射程を延ばした能力向上型の配備を始める計画で、沖縄県内の部隊が配備の対象となる可能性もあり、軍事的緊張を高めるとして、地元では反発が広がっている。
2024.03.28
 05:06
讀賣新聞

(Yahoo)

防衛力強化へ16空港・港を整備、滑走路延長や岸壁整備…台湾侵攻リスクで南西地域重点 <2404-032802>
 複数の政府・与党関係者が政府が防衛力強化に向けて新年度に取り組む公共インフラの整備方針を明らかにした。 計350億円を充てる方向で、政府は近く関係閣僚会議を開き、こうした方針を決定する。
 全国の空港・港湾計16施設を対象に、緊急時の国民保護や災害に備え、自衛隊などの大型の航空機や船舶が利用できるようにする狙いで、自衛隊や海上保安庁も利用できるよう滑走路の延長や岸壁の整備などを行うことを想定している。
 政府は2022年12月に改定した国家安全保障戦略で、「防衛力の抜本的強化を補完」する取り組みとして、公共インフラ整備を推進し、総合的な防衛体制を強化する方針を掲げている。
 令和6年度は優先的に整備する「特定利用空港・港湾」として、北九州空港や長崎空港、那覇空港など5空港と、室蘭港や高知港、博多港など11港湾を整備する計画で、具体的には、自衛隊の輸送艦や護衛艦、輸送機、戦闘機、海保の大型巡視船などが展開することを想定している。 平時から訓練としても利用する。
2024.03.27
 05:03
共同通信

(Yahoo)

米イラク外相が会談 駐留軍任務見直し協議 <2404-032702>
 ブリンケン米国務長官が26日に国務省でイラクのフセイン副首相兼外相と会談し、イラク駐留米軍主導の有志連合軍の任務見直しなどを協議した。
 連合軍はISIS掃討を目的としており、イラク側は撤収を求めている。 会談では、4月にワシントンで予定する米イラク首脳会談に向けた調整も進めた。
 米イラク両政府は1月、連合軍の任務を見直すため新設した上級軍事委員会の初会合をイラクで開いていた。
2024.03.21
 14:10
讀賣新聞

(Yahoo)

離島奪還作戦担う水陸機動団、3個連隊編成に…団長訓示「諸官は島嶼防衛の切り札」 <2404-032111>
 南西諸島を防衛する陸上自衛隊の中核部隊である水陸機動団の三つ目の連隊となる第3水陸機動連隊が21日に陸自竹松駐屯地に配置された。 2個連隊は佐世保市の相浦駐屯地に配置されており、同団の隊員は約2,400名から約3,000名超に増強された。
 この日は、隊員たちが正門前から行進して駐屯地内に入り、編成完結式では水陸機動団長の北島陸将補が「諸官は島嶼防衛の切り札だ。 相手に侵略を思いとどまらせ、平和を守ることが究極の任務である」と訓示した。
2024.03.11
 12:10
産経新聞

(Yahoo)

中国、日本 EEZ 内の尖閣沖観測ブイ使い複数の論文発表 活動を既成事実化、軍事利用も <2404-031106>
 尖閣諸島周辺の日本の排他的経済水域 (EEZ) 内に中国が大型の観測ブイを設置している問題で、中国の研究者がブイの観測データを基に少なくとも4本の学術論文を発表していることが11日に分かった。
 ブイのデータを活用することで、尖閣周辺海域の管轄権の既成事実化も狙っているとみられ、またブイのデータは軍事利用されている可能性がある。
2024.03.01
 04:01
八重山日報

(Yahoo)

尖閣周辺に中国船4隻 70日連続 <2404-030101>
 第11管区海上保安本部によると、尖閣諸島周辺の領海外側にある接続水域では2月29日15:00現在、中国海警局艦4隻が航行している。
 4隻は海警-2502海警-2302海警-2102と、機関砲らしきものを搭載した海警-2204で海保の巡視船が領海に侵入しないよう警告している。
 尖閣周辺で中国船が航行するのは70日連続になる。
2024.02.29
 04:00
八重山日報

(Yahoo)

PAC3 を一部撤収 空自、大型輸送機で弾頭空輸 石垣市 <2403-022903>
 航空自衛隊が28日、C-2を新石垣空港に派遣し陸上自衛隊石垣駐屯地に配備していたPAC-3の一部を石垣島から撤去した。 28日17:00前に空港に着陸したC-2は、弾頭(ミサイル)と見られる装備品を積んだ車両を搭載したC-2が19:00前に空港から離陸した。
 国は北朝鮮が人工衛星と主張する事実上の弾道ミサイル発射に備えるため、昨年4月に破壊措置準備命令を出し、石垣島や与那国島、宮古島にPAC-3と運用部隊を派遣していた。 部隊は南ぬ浜新港地区や石垣駐屯地に展開し、北朝鮮の発射に備えてきたが、運用数を減らす方針に従い一部の撤収を開始した。
 石垣市は12日、国民保護を図るため、近隣国のBM発射を想定した住民の避難訓練や図上訓練を行っている。
2024.02.26
 20:52
共同通信

(Yahoo)

台湾有事の避難原案判明 沖縄・八重山地域は福岡へ <2403-022613>
 複数の関係者が26日、政府が台湾有事を念頭に検討を進める沖縄県先島諸島から九州各県と山口県に約12万人を避難させる計画の原案を明らかにした。 先島諸島のうち八重山地域の住民は原則として九州北部と山口の5県、宮古地域は南九州3県で受け入れる内容で、今後、各県と協議を進めて移動手段や県別の避難人数を確認し、令和6年度中の決定を目指す。
 関係者によると、島から九州への輸送にはスピードを重視し、主に航空機を使用して八重山地域の石垣市と竹富町、与那国町の住民は福岡空港へ、宮古地域の宮古島市と多良間村からは鹿児島空港へ移動する。 持病や体調不良などの事情で空路での移動が困難な人のため、両地域から船舶で鹿児島港に避難するルートも確保する。
 福岡空港からは主に福岡、佐賀、長崎、大分、山口各県、鹿児島空港からは主に鹿児島、熊本、宮崎各県の自治体に避難することとする。
2024.02.26
 12:15
テレビ長崎

(Yahoo)

日米共同訓練「アイアン・フィスト24」始まる 離島防衛など想定した <2403-022607>
 離島防衛などを想定した陸上自衛隊水陸機動団米海兵隊の共同演習Iron Fistが25日始まった。
 離島防衛の水陸両用作戦の能力向上を図るため2006年に始まったIron Fistの九州・沖縄での実施は2年連続で、今回は4県9ヵ所で日米あわせて2,100名が参加し、鹿児島県の沖永良部島では着上陸や地上での戦闘訓練、相浦駐屯地では図上演習などを行われる。
2024.02.17
 09:34
宮崎日日新聞

(Yahoo)

F35B 飛行隊2個、40機 新田原への配備、国方針 <2403-021706>
 F-35Bが令和6年度に配備予定となっている航空自衛隊新田原基地に、国が将来2個飛行隊計40機程度を配備する方針であることが16日に防衛省への取材で分かった。
 同基地では、「臨時F-35B 飛行隊(仮称)」を12月に新編されることが明らかになっているが、さらに1個飛行隊が加わることになり、周辺国が軍事活動を活発化させる中、同基地の防衛拠点化が一層強まりそうである。
2024.02.16
 12:10
産経新聞

(Yahoo)

尖閣領空の自衛隊機に中国が退去警告を巡り、沖縄・玉城知事「日中両政府に信頼関係構築求める」 <2403-021609>
 沖縄県の玉城知事が16日の定例記者会見で、中国海警局艦尖閣諸島周辺の日本領空を飛行する自衛隊機に無線で退去警告したことについて、「問題がエスカレートし不測の事態が生ずることにならないよう、日中両政府に対して平和的、安定的な信頼関係の構築を求めていく」との考えを示した。
2024.02.15
 19:30
朝日新聞

(Yahoo)

海自の無人偵察機、鹿屋基地を拠点に試験運用 7月以降東シナ海へ <2403-021508>
 防衛省が15日、海上自衛隊が八戸基地で試験運用しているSea Guardian UAV 1機について、4月以降は鹿屋基地も拠点に加え東シナ海での警戒監視を試験的に始めると市に伝えた。
 海自は4~6月は八戸基地と鹿屋航空基地の間を往復させ、7~9月には鹿屋基地から東シナ海へ飛行させて情報収集が可能か確認する。
2024.02.07
 16:33
毎日新聞

(Yahoo)

沖永良部島で初の日米共同訓練 「アイアン・フィスト」25日から <2403-020708>
 陸上自衛隊が2月25日~3月17日に離島防衛を想定した米海兵隊との共同実動演習Iron Fistを、2023年に続いて九州と沖縄で実施し、日米の部隊が初めて鹿児島県の沖永良部島に展開し、ボートによる着上陸などの訓練を通じて南西諸島防衛の実効性を高める。
 この演習は2006年からほぼ毎年、カリフォルニア州の広大な訓練場で行われてきたが、2023年に初めて日本国内に場を移し、鹿児島県の徳之島と喜界島、沖縄本島などで実施した。 海洋進出を強める中国への牽制が狙いとみられる。
2024.02.03
 21:24
共同通信

(Yahoo)

中国、尖閣領空で退去警告 海警船、自衛隊機に <2403-020307>
 複数の関係筋が3日、中国海警局艦が1月から、尖閣諸島周辺の日本領空を飛行する自衛隊機に対して、中国の「領空」を侵犯する恐れがあるとして退去するよう無線で警告し始めたことわ明らかにした 。既に数回警告しており、海警局の新たな任務として開始した可能性がある。 領有権の主張を強化するよう求めた2023年11月の「1mmも領土は譲らない」とした習国家主席の指示を受けた措置とみられる。
 海警局はこれまで、尖閣周辺で領海侵入や接続水域航行を日常的に繰り返し、日本の漁船を追尾してきたが、空域への領有権主張も常態化すれば、日中対立のさらなる激化も予想される。
 日本政府は、警告は「断じて受け入れられない」として外交ルートで反論したが、公表は見送った。
2024.01.31
 20:20
讀賣新聞

(Yahoo)

防衛省、中国「防空識別圏」に自衛隊機飛行させ警戒監視…護衛艦も展開 <2402-013115>
 防衛省が31日に自民党安全保障調査会などの合同会議で、中国が東シナ海上空に一方的に設定した防空識別圏 (
ADIZ) の境界線付近に複数の海軍艦を常時展開させていることに関して、AEW&C機などを中国ADIZ内で飛行させ警戒監視にあたっていることを明らかにした。
2024.01.28
 05:00
讀賣新聞

(Yahoo)

中国、東シナ海「防空識別圏」境界付近に常時3隻以上の軍艦…海自の新型護衛艦とにらみ合い <2402-012802>
 中国が、尖閣諸島を含む東シナ海上空に一方的に設定した防空識別圏 (ADIZ) の境界線付近に、複数の海軍艦を常時展開させている。 読売新聞記者が2023年12月30日に上空からType 054Aフリゲート艦を撮影した。
 すでに中国のADIZ内を飛行する航空機に即時退去を呼びかけるなど、自らの空域だとして事実上の運用を進めている。
 中国は2013年11月に事前協議なしに日本のADIZに重なり、尖閣諸島を含む形で自らのADIZを設定し、国際慣行と異なり中国当局の指示に従った飛行を航空機に一方的に求め、従わない場合は軍による防御的緊急措置をとるとしている。 国際法に基づかずに管轄権を主張する内容とされ、日本政府は効力はないと強く反発しており、米国、韓国なども懸念を表明している。
2024.01.23
 14:43
日テレ News

(Yahoo)

2023年4月~12月の航空自衛隊機“スクランブル”は555回 「引き続き高い水準」 <2402-012316>
 防衛省によると、2023年4月から12月までの航空自衛隊の緊急発進の回数は555回で、2022年度の同じ時期よりもおよそ60回減ったものの、引き続き高い水準にある。
 このうち、中国機に対する緊急発進は392回で71%、ロシア機に対しては148回で27%だという。
2024.01.20
 19:49
南日本放送

(Yahoo)

中国海軍の情報収集艦が奄美沖から太平洋へ 今月13日にも沖縄沖で確認 鹿児島 <2402-012019>
 中国海軍情報収集艦1隻が1月19日未明に奄美大島沖を太平洋に向け航行した。
 防衛省によると、1月19日03:00頃にトカラ列島南端の横当島南西50kmの海域で、中国海軍のType 815情報収集艦1隻が東へ航行しているのを確認した。 情報収集艦は、奄美大島と横当島の間を北東に進んだ後、太平洋へ航行したという。
 この情報収集艦は、1月13日にも沖縄本島と宮古島の間を通って太平洋と東シナ海を往来したのが確認されている。 防衛省が公表した中国海軍の艦艇が奄美大島と横当島の間を通って太平洋や東シナ海へ航行したケースは2023年に入って2回目となる。