中国の宇宙戦に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2024.06.14
 15:30
UchuBiz

(Yahoo)

中国の宇宙船同士が「秘匿接近」–敵衛星への攻撃が可能に <2407-061416>
 衛星監視サイトの
SatTrackCamが、中国の再使用可能な宇宙船が小型の宇宙船との接近活動を実施したと報告している。
 中国は2023年12月、長征-2F SLVで3回目の宇宙船の打ち上げを実施した。 宇宙船は軌道上に未知の物体59884(国際識別番号2023-195G)を放出したことが確認されている。
 SatTrackCamへの報告によれば、この宇宙船は6月7~8日に小型宇宙船Object Gへの接近・近傍運用 (RPO) を試験した。 このミッションは友軍の衛星の回収や修理、保守、あるいは敵国の宇宙船に対する潜在的な攻撃となる可能性がある。
 このような活動は中国の宇宙船にとって、はじめてのことではない。 民間企業Leolabs社のデータによると、この宇宙船は2022~2023年に2回目の飛行中に同じ軌道上の物体との捕捉・ドッキング操作を少なくとも2回、おそらく3回実行したとみられる。 2021年12月には、静止軌道上でもRPOを実施している。
2023.06.08
 21:06
CGTN

(Yahoo)

中国 1基のロケットで26衛星打ち上げ <2307-060813>
 力箭-1遥-2
SLVが7日12:10に中国甘粛省の酒泉衛星発射センターから打ち上げられた。 一度に26基の衛星を軌道に投入する1箭26星と呼ばれる方式で、搭載された試験衛星を予定の軌道に投入した。 これまでは長征-8による1箭22星が最多であった。
 今回のミッションは力箭-1 SLVの2回目の打ち上げで、初打ち上げ時の衛星重量は800kgであったが、今回は1.1tに引き上げられた。 今後、力箭-1の積載能力は徐々に最大にまで引き上げられる。
【註】
 CGTN (China Global Television Network) は中国国営CCTVの国際放送である。
2022.11.24
 20:00
South China Morning Post China's space station will run high-energy beam experiment for controversial solar power plant: chief scientist <2212-112418>
 中国で宇宙基地責任者の揚教授が11月22日に海南島の文昌で開かれた会議で、超大型構造と高電圧の試験を行う天宮衛星が、中国の宇宙発電所 (
SSPS) 計画の鍵を握ると述べた。
 軍民両用を目指す中国のSSPSは1km大の衛星静止軌道に置き、GW規模のマイクロ波を地上に供給するもので、軍用は2030年代民間用は2050年代の実用化を目指している。
2022.09.04
 07:30
Forbes

(Yahoo)

中国がスペースプレーン2機を秘密裏に打ち上げ、1機は今も所在不明 <2210-090404>
 中国が7月以降、複数の新しい宇宙機を秘密裏に試験している。
 国営企業の中国航天科技集団 (
CASC) が8月25日遅く、準軌道型宇宙船の再利用に初めて成功したと発表した。 声明は、宇宙船がゴビ砂漠にある酒泉衛星発射センタから打ち上げられたこと以外、その詳細に触れていない。 飛行持続時間や高度については明らかになっていないが、かなり短時間の飛行だったとみられる。  SpaceNewsによると、同機の最初の飛行は2021年7月に実施された。
 中国には現在も地球を周回している宇宙船があり、この種の宇宙船が国の最長飛行時間記録を更新したといわれている中で、この秘密ミッションは遂行された。 スペースシャトルに似たその宇宙船は、米国空軍で現在1機が2年以上飛行中のX-37Bの小型版と思われる。
 中国の宇宙船は8月4日に打ち上げられ、3週間以上軌道を周回していたと見られる。 中国が以前行った2020年の同様のミッションは、わずか2日で終わった。
 同機は、以前2020年8月27日に使用された滑走路に着陸するのに適した位置にいたと思われるが、衛星写真やその他の情報からはそのような着地が行われた形跡はない
2020.10.21 Jane's Defence Weekly More details emerge about detection capability of Type 055 destroyer's radar <2012-102109>
 中国国営Global TimesがType 055駆逐艦が対衛星能力を持つと報じたのに続いて、CCTVが搭載レーダは低軌道衛星を捕捉する能力を有すると報じた。 ただCCTVはType 055がHHQ-9B長距離SAMを装備しているかについては明らかにしていない
 Type 055はType 052Dが装備しているDragonEyeと同形状の四面アンテナを装備しているが、約40%大きくなっている。 Type 052Dが装備しているH/LJG-346AレーダはC-bandとS-bandの2帯域レーダであるが、それより大型のH/LJG-346Bは、対ステルスに有効な更に低い周波数帯をカバーしている可能性がある。
2020.07.23 中央日報

(Yahoo)

中露の「キラー衛星」 日米の衛星に接近 <2008-072301>
 香港のSouth China Morning Postと読売新聞が23日、中国とロシアキラー衛星米国と日本の衛星に接近するのが観測されたと報じた。
 これらメディアによると、今年初めにもロシアのCosmos 2542衛星が米国の偵察衛星に繰り返し接近し、米国を緊張させたという。
2019.02.27 Jane's Defence Weekly China's PLA 'likeky' to field ground-based ASAT laser weapon by 2020, says DIA <1904-022701>
 米国防情報庁が2月11日の報告書で、中国低軌道衛星のセンサを破壊する地上設置型レーザ兵器年内に配備するするとの見通しを示した。
 また更に2020年代中頃か後半には、光学偵察衛星以外の衛星にも脅威を及ぼすより強力なレーザ兵器を配備すると警告している。
2018.02.21 Jane's Defense Weekly US intaelligence chief raises concerns over Russia, Chinese pursuit of ASAT weapons <1804-022102>
 米国国家情報長官が2月13日に上院情報委員会で、中露が
ASATの開発を推進しているこ とに懸念を示した。
 長官によると中国は地上発射宇宙兵器を装備する部隊の編成完結に向けた訓練中で、ロシアも恐らく同様の活動を行っているとみられるという。
2017.08.04 Yahoo 産経新聞記事

「中国、ミサイル実験で米牽制 人工衛星や THAAD 標的」

<1709-080402>
 米ニュースサイトのWashington Free Beaconが2日、中国が
ASATの発射試験を先月23日夜に実施していたと 報じた。
 米当局者によると、発射されたのは新型ASATのDN-3で、中国北西部の酒泉衛星発射センタから打ち上げられたが上空で 作動不良を起こし、試験は失敗したとしている。 同サイトによればDN-3の発射試験は2015年と2016年にもそれぞれ1回確認されて いる。
2016.07.30 Yahoo 朝鮮日報記事

「独自のミサイル防衛網開発、中国国防省が認める」

<1608-073001>
 中国中央TVがメーンのニュース番組で24日、2010年1月と2013年1月に行われた迎撃試験の様子を公開したが、米国の憂慮する科学者同盟(UCS)によると、2014年7月と 2015年11月1日にも試験を行い、併せて4回のBMD関連発射試験を実施したという。 2013年の試験では標的のIRBMを高 度250kmで迎撃することに成功した。 さらに中国はASATも開発しており、2007年に高度865kmで衛星を破壊したのをはじめ、2013年には 高度35,405kmで衛星を破壊した。
 要撃高度30kmのHQ-9は既に1997年に実戦配備されていることから、米国の専門家らは、中国は早ければ2020年頃に高 度30km250km1,000km以上多層BMDSを構築できるとみている。
2016.03.27 Searchina わが新型ミサイルDF-ZFは人工衛星も空母も破壊する、しかも迎撃はできまい=中国メディア <1604-032704>
 新浪網が25日、中国が新型極超音速ミサイルDF-ZFに関連する技術を完成させたとの見方が出ていると報じた。
 DF-ZFはそれ自体がミサイルだがDF-21に弾頭として搭載される。 DF-21はまず大気圏外に出て弾道軌道を進み、分離 されたDF-ZFは大気圏内に戻ってMach 8~12で目標に向かう。 超高速であることと、大気圏内では進 路の変更も可能なため、迎撃は極めて困難という。
 DF-ZFはまた低軌道の衛星も破壊でき、低軌道を周回する軍事情報衛星、いわゆるスパイ衛星をできるという。 新浪網は、米軍はかつて同ミサ イル(弾頭)をWU-14と呼んでいたが、現在はDF-ZFの呼称を用いているという。
2015.11.18 Jane's Defence Weekly China tests new 'DN-3' interceptor missile <1512-111815>
 米政府当局者が、中国が10月30日に新型迎撃弾 DN-3 の試験を行ったことを明らかにした。 DN-3 の名称は11月9日に Washington Free Beacon が報じている。 DN-3 はおそらく
ABM ASAT 両用と見られる。
 DN-1DF-21 MRBM を元にした SLV KT-1 の ASAT型である SC-19 の新しい呼称のようである。
 中国筋はかねてから、THAAD に似た HQ-19 と SM-3 似の HQ-26 の存在を言っていたことから、DN-1 と DN-3 は HQ-19 と HQ-26 を指している可能性がある。
2015.11.10 Yahoo 時事通信記事

中国、対衛星ミサイル発射か=『新型』の試験と米サイト

<1512-111001>
 米保守系ニュースサイト Washington Free Beacon が複数の国防当局者の話として9日、中国が10月30日に新疆ウイグル自治区のミサイ ル試験場から、新型の
ASATDN-3 を発射試験を行ったと報じた。
 事実であれば、中国の ASAT 試験は2014年7月以来で、8回目になる。
2014.08.04 Defense News China developing capability to kill satellites, experts say <1409-080406>
 米国の軍事専門家と国務省が、7月23日に中国が実施した
ABM と称する試験は ASAT 試験であると断定した。 中国 の ASAT 試験は2007年と2010年に DF-21 を元にした SC-19 で行われており、今回は三回目 になる。
 今回使われたのが SC-19 か否かをまだ判断できないが、専門家は固体燃料の新型宇宙迎撃機 HQ-26 の可能性があると見ている。
2014.07.24 Yahoo 時事通信記事

「中国がミサイル迎撃実験=成功発表、米に対抗」

<1408-072405>
 中国国防省が23日、地上配備型
BMDS の試験を国内で実施したと発表した。 中国による迎撃試験は2013年1月以来で 3回目である。 国防省は実験の詳しい内容については明らかにしていないが、所期の目的を達成したとして成功したとの認識を示した。
 中国当局は高頻度の演習のため、華東、華中地域の12空港を発着する航空便を20日から8月15日まで25%削減するよう国内航空会社に通達しており、この迎撃 試験も演習の一部だった可能性がある。
2014.07.24 Yahoo Searchina 記事

ミサイル防衛の技術試験に成功・・・陸上配備型で『所定の成果』=中国国防部

<1408-072404>
 中国国防部が23日、ミサイル防衛のための技術試験を行い、所定の目的を達成したと発表した。
 試験を実施したのは中国領内で、地上配備型の迎撃ミサイルについての試験というが、詳細は発表されていない。
2014.07.11 Yahoo Searchina 記事

「中国共産党系メディア、やっちゃった?・・・『わが新型戦闘機は太陽系を救う』と豪語、<そそくさ>と削除」

<1408-071102>
 人民日報系の一部ニュースサイトが9日かから10日にかけ、『中国の第6世代戦闘機、殲28が世界を震撼させる! 場合によっては太陽系を救える』と の見出しで、中国が開発中とされる新型戦闘機の J-28 を掲載した。 本文は『中国は木星大気中に核兵器を配備する計画がある』など、 常識的に考えられない内容であった。
 多くのメディアが同記事を転載したが、人民日報系サイトは削除した。 なんらかの事故で掲載してしまった可能性が高い。
2014.07.11 Yahoo 新華網記事

「中国の J-28 戦闘機が衝撃の登場、太陽系を救えるかもしれない―中国メディア」

<1408-071101>
 中国の舜網が10日、『メディア:中国の J-28 戦闘機が衝撃の登場、太陽系を救えるかもしれない』と題した記事を掲載した。
 軍事専門家によると、米国は現在、地球上のどの場所に対しても核攻撃が可能な複数発の核兵器を搭載した核衛星の打ち上げ 計画や、2018年までに月に核基地を建設する計画を持っているといわれている。
 これに対し、中国は木星の大気圏に核兵器を配備することも計画しており、計画が実施されればこれまでの米国の核兵器の優位性はすべて消失すると 共に、米国のこの計画を頓挫させることになるかもしれない。
 海外メディアは先頃、中国が開発中の第六世代戦闘機 J-28 は太陽系の核の脅威などに対応するためのものと報じている。
【註】
 太陽系規模の核戦争と J-28 戦闘機との関係は理解できないが、J-28 が核衛星破壊のための ASAT 発射母機になることは考えられる。 米空軍 も1985年に F-15 による ASAT の発射試験を行い、この際発生した約250個の破片のうち幾つかは20年以上も宇宙空間を周回していた。
【関連記事:0704-012905 (AW&ST 2007.01.29)】
 J-28 と言う名称の戦闘機は初めて報じられたが、報じられた J-28 の形状は J-20(右図)によく似ていることから、J-28 は J-20 ファミ リではないかと思われる。
2013.09.27 Yahoo 新華網記事

「『中国が極秘に新型ロケット発射』、小型衛星の目的は軍事緊急対応か―米サイトが指摘」

<1310-092702>
 中国の新華社が25日、小型の『快舟』ロケットで小型の人工衛星『快舟-1』を打ち上げ、衛星は予定の軌道に入ったと 報じた。
 この報道の直後に米国の宇宙関連情報サイト
NASA Space Flight が、中国が極秘に新型ロケットを発射し、この衛星が中 国の宇宙 Quick Response システムの一部である可能性があると報じた。
2013.09.24 Yahoo 毎日新聞記事

「中国 小型シャトル『飛行試験成功』と報道 詳細不明」

<1310-092401>
 中国メディアが22日、中国が小型スペースシャトル『遨天-1』の飛行試験に成功したと報じた。 米空軍が試験飛行さ せている軍事用無人シャトル X-37B に対抗したものと見られる。 遨天-1 は X-37B の1/4の大きさで、軌道上に長期間とどまったのち、帰還する能力を持つという。
 2011年に米軍が X-37B の初飛行直後に、中国は同様の技術を検証する『神竜』の試験飛行を行っており、米中の競争が続いている。
【『神竜』関連記事:1207-061402 (朝鮮日報 2012.06.14)】
2013.05.24 Yahoo Record China 記事

「中国が DN-2 型対衛星ミサイルの打ち上げに成功―米メディア」

<1306-052402>

 米軍事情報サイト Strategy Page が21日、中国が13日に DN-2 ASAT の打ち上げに初めて成功したと報じた。 専門家によると、DN-2 は米国の GPS 衛星を破壊する能力を持つ。

2013.05.17 Yahoo 毎日新聞記事

「中国『ロケットはミサイル』 米、衛星攻撃兵器と分析」

<1306-051701>
 米国防総省当局者が16日、中国が13日に観測目的として打ち上げたロケットについて、赤道上の高度約36,000kmの 静止軌道に近づいたものの、物体を軌道に投入したした様子がなかったとの分析結果を明らかに した。
 一方、ロイタ通信は、米国防当局者は今回のロケット発射は ASAT の試験だと考えていると報じた。
2013.05.16 東京新聞

インターネット

中国ロケット、高度1万キロ到達 衛星攻撃を視野か <1306-051603>
 米国防総省が15日、中国が13日にロケットを打ち上げ、搭載していた物体がインド洋上の大気圏に再突入したとみられると明らかにした。
 高度は少なくとも10,000kmに達し、ロイタ通信は米政府が ASAT 開発のための実験とみな していると伝えた。 であれば、GPS 衛星など高高度の軌道上にある衛星攻撃に応用できることになる。
2013.05.15 Record China 中国各地で光る謎の飛行物体を目撃! UFO の正体は軍の新兵器だった?―中国メディア <1306-051503>
 13日夜に、中国各地で光る謎の飛行物体の目撃例が相次いだ。 UFO だと伝えるメディアもあったが、 ASAT の発射試験である可能性も指摘されている。 中国は14日、ロケットを利用した兵器の実験に成功したと発表している。
 新浪網軍事によると、打ち上げられたのは D-2 ミサイルで、地上12,000~22,000哩の衛星軌道を攻撃する能力を持ち、通信衛星や GPS 衛星を破壊 することが可能だ。 中国は2007年と2010年にも ASAT の発射試験を実施している。
2012.10.22 Yahoo 朝鮮日報記事

「新衛星攻撃弾道ミサイル、中国が来月試験発射へ」

<1211-102202>
 人民日報の姉妹紙である環球時報が20日、中国が来月、ASAT の発射試験を行うとの見方を示した。
 記事では、台湾の台北タイムズや米国のインターネットメディアなどの報道を引用して、米当局は中国が高軌道衛星や静止軌道衛星を撃墜できる ASAT DN-2 の発射試験するとの情報を入手したと報じた。
2012.06.14 Yahoo 朝鮮日報記事

「中国が無人スペースプレーン『神竜』開発中」

<1207-061402>
 香港紙信報が13日、中国の衛星テレビ局湖北衛視の報道を引用して、中国が米軍の X-37B に対抗し、それに似た『神竜』という飛行体を開発し ているもようと伝えた。 同紙は、中国が2年という短い期間に4件の重要技術で成果があり、既に技術の成功を宣言したとも伝えた。
 昨年初めには陝西省のテレビ局も神竜の試験飛行を報じていた。
2011.11.21 Aviation Week & ST Shenzhou 8 returns to earth <1201-112102>
 中国の有人飛行船『神舟 8』は、11月17日に無事地球に帰還し、計画は成功した。 今回、神舟 8は無人であったが、来年 行われる神舟 9/10では、少なくとも片方は有人で飛行する。
2011.11.09 Jane's Defence Weekly China's successful space docking paves the way for military missions <1201-110904>
 中国が11月3日、無人宇宙船『神舟 8』と『天宮 1』宇宙実験船のドッキングに成功し、軍事利用への道を開いた。
2011.10.29 Yahoo 産経新聞記事

「米人工衛星へサイバー攻撃 中国軍関与か 米議会が報告」

<1111-102901>
 ロイタ通信が28日、米議会で超党派で構成する諮問機関が、2007~2008年にかけて、NASA などの人工衛星2基に、中国からと みられるサイバ攻撃が仕掛けられていた可能性が高いとする報告書の原案をまとめたと報じた。 攻撃による直接的な被害は確認されていないという。
 攻撃の発信源を特定していないが、中国軍の技術的な手法と酷似しているように見えることから、中国が関与したと見ている。
2011.10.12 Yahoo Record China 記事

「中国が対衛星レーザー兵器を新疆ウイグル自治区の天山山脈に配備か―米誌」

<1111-101202>
 米誌 Wired が8日、 中国は対衛星用のレーザ兵器を密かに研究開発しており、こうした兵器が新疆ウイグル自治区の天山山脈 一帯に配備されていることは衛星画像の解析の結果からほぼ間違いないと報じた。
 2006年に米国の軍事偵察衛星が中国領内の対衛星兵器からレーザ照射を受けたが、この時は衛星の破壊ではなく偵察能力を失わせることが目的とされていたが、今回発見 された天山山脈に配備されたものが衛星を破壊する能力を持つかどうかは不明である。
2011.04 Jane's Missiles & Rockets More details emerge of China's ABM test <1106-050016>
 中国が2010年1月11日に行った迎撃試験の詳細が明らかになった。
【関連記事:1004-030002 (JMR 2010.03)】
 標的には B611 SRBM が使用され、迎撃弾 SC-19高度250kmで迎撃した。
【 B611 関連記事:0503-120001 (JMR 2004.12)】
 SC-19 の試験はこれが四回目で、2007年1月11日に行われた ASAT 試験でも使用されている。 SC-19 について1月に中国で HQ-9 の 発展型と報じられているが、米国では HQ-9 より遙かに高性能で、DF-21 を元にした四段推進 SLV KT-1 を元にしていると見ている。
2011.02.08 Yahoo Searchina 記事

「中国の衛星攻撃兵器の開発、米国防総省高官が憂慮」

<1103-020803>
 米国防総省が4日、今後10年間の宇宙安全戦略を示す『国家安全保障宇宙戦略NSSS)』を発表した。
National Security Space Strategy (Unclassified Summary)
 これに関連してシュルツ米国防次官補(宇宙担当)が、現在は多くの国が宇宙開発競争に参入し、その最前線いる中国が衛星攻撃兵器を開発し ていることを憂慮していると述べた。
2010.06.17 韓国中央日報

インターネット

中国、宇宙軍創設を準備…米 MD に対抗 <1007-061701>
 共同通信が15日、中国空軍関係者の話として、中国が『宇宙軍』創設の準備を本格化していると伝えた。 共同通信によると中国軍は近く空軍 に『航空宇宙作戦指揮センタ』を設置し、宇宙軍兵士を養成する。 また2050年までに、宇宙で使用できる ステルス UCAV と米国と似たレベルの宇宙往復船を開発し、宇宙からレーザ/電波などで攻撃 する兵器を開発する計画である。
 米国では1985年に空軍主導で宇宙軍が創設されたが、2002年に戦略軍に統合された。 ロシアでは1990年代初期から宇宙軍が編成されている。
2010.06.04 Sino Defence DongFeng 21 (CSS-5) medium-range ballistic missile <1007-060401>
開発の経緯
 一段式の DF-61 の開発を1965年に開始したが1967年に中止し、代わって二段式の JL-1 SLBM の開発に移った。 1970年代初期に JL-1 の陸上発射型 の開発が開始された。
DF-21 (CSS-5 Mod-1)
 射程1,700km、ペイロード600kg、CEP=300~400mであったが、装備化には至らなかった。
DF-21A (CSS-5 Mod-2:右図上)
 射程2,700kmCEP=100~300mで、60~80基が生産され、7個旅団が装備した。
DF-21C (CSS-5 Mod-3:右図下)
 DF-21A と異なり限定的ではあるが路外走行能力がある。 射程は1,700kmであるがペイロードは2,000kgCEP=30~40mの精度を持つ。
DF-21D (CSS-5 Mod-4)
 世界初の対艦弾道弾 (ASBM) で、射程は3,000kmMaRV 弾頭を搭載する。
 DF-21C も低速航行する空母機動艦隊の攻撃能力がある。
KT 1 SLV
 DF-21 を元にした四段推進の SLV で KT-1A と KT-1B がある。
SC-19 Kinetic Kill Vehicle Carrior
 2007年1月に行われた ASAT 実験に使用された。
2010.03 Jane's Missiles & Rockets Mystery surrounds China's recent missile-defence test <1004-030002>
 未確認報道によると、中国が1月11日に行った弾道弾の迎撃は高度20kmで行われた。 また別の報道では、迎撃システムは大気圏内迎撃を目指す PAC-3 とは全く別物であ るという。 中国のウェブサイト KKTT は、標的には DF-3 が DF-21 が使用され、迎撃弾は2007年1月11日に行われた ASAT 試験と同じものが使用されたとしている。 ASAT 試験に使用されたのは KT-409 で、のちに HQ-19 と呼ばれている。 KKTT によると KV35kgであるという。
 米 DIASC-19 と呼んでいるこのミサイルは、DF-21 IRBM を元にした KT-1 SLV の一種であるという。
2010.01.20 Jane's Defence Weekly Anti-missile test heralds advent of Chinese BMD capability <1003-012001>
 中国の国営メディアが、2007年1月11日に ASAT 試験を行ってから丁度3年経つ1月11日に、ミサイル 迎撃試験に成功したと報じた。 詳細は明らかにされていないが、米国防省が同日、中国の2箇所からロケットが発射され、大気圏外で会合 したと発表した。 このことから迎撃試験に使用されたのは戦術ミサイルではないことが分かる。
 迎撃弾の候補としては ASAT 試験に使用した SC-19 が考えられる。 SC-19 は DF-21 を改良した四段推進 SLV である KT-1 を元にしている。
2010.01.12 Yahoo 読売新聞記事

「ミサイル迎撃実験、中国が成功…異例の公表」

<1002-011201>
 新華社電によると、中国は11日、弾道ミサイルの迎撃実験に成功した。 実験に使った迎撃ミサイルは地上発射型のものと見られるが、形式や 規模などの詳細は伝えていない。
 迎撃実験は国内で行われ、新華社電は、『所期の目的を達成した』と成果を強調した。
【註】
 中国は、ロシアの S-300PMU と米国の Patriot の技術組み合わされた見られる HQ-9 を保有しているほか、1970年代には Fanji-1/-2/-3 など一連の ABM が開発され、1979年8月と9月に模擬弾頭による迎撃試験に成功し、同年に 北京周辺に配備された実績がある。
【関連記事:0703-012602 (China Defence Today 2007.01.26)】
2008.12.22 Aviation Week & ST Size doesn't matter <0902-122203>
 中国が2009年に小型/マイクロ衛星の打ち上げを加速する。 また H-6 爆撃機から発射する Shenlong (Divine Dragon:天竜?)SLV を用いた軍用小型衛星発射の試験も公表される模様である。 Shenlong は先端と翼に耐熱タイルが貼っ てあることから、再使用可能なことは明らかである。
 Shenlong について米国の軍事専門家は、ASAT 用ととしても使用可能ではと危惧している。
2007.07.16 Defense News US moves satellite to avoid debris from Chinese ASAT test <0717-071608>
 NASA は中国が1月に行った ASAT 実験で発生した40cm大の破片が、Terra 環境衛星に衝突 する可能性があるため、衛星の軌道を1.3km変更した。 破片が衝突する確率は7%であったが、軌道変更後の確率は0%となっ た。
 実験で発生した1cm~10cm大の破片は35,000個以上で、米宇宙監視ネットワークで確認、追随できるのは10cm 以上の破片に限定される。
2007.06.11 Defense News China sat test spurs US to boost space spending <0713-061115>
 米上下院の軍事委員会は、中国が1月に行った ASAT 実験を重くみて、FY-08の DoD 宇宙防衛関連予算を、要 求より大幅に増額している。 下院は ORS (Operation Responsive Space) に要求の$87Mに$30Mを追加し、上 院は宇宙空間での状況把握計画に要求の$215Mに$300Mを追加した予算案を提出している。
 ORS は衛星が破壊された場合、もしくは戦域指揮官が臨機に情報を取得する必要がある場合、緊急に打ち上げる安価 な小型衛星を開発する。
2007.06 Jane's Missiles & Rockets US feels impact of Chinese missile tests and space launches <0713-060022>
 最近の中国によるミサイルの試験や衛星の打ち上げに対して米政府は、1960年代のソ連の軍拡を超える速度 であるとして警戒している。
 1月に行われた米国が SC-19 と呼ぶ ASAT ミサイルの試験も脅威であるが、4月14日に行われた Compass 1M 測位衛星の打ち上げは、ミサイル誘導に関して中国が新たな選択肢を保持したことを意味する。
 巡航ミサイル能力の向上も脅威となっているため、米空軍はアラスカから沖縄に配備している F-15C に巡航ミサイル対処が可能な AESA レーダを装備しようとしている。 また F-22A を初めての海外配備として沖縄に派遣したのもその表れである。
2007.05.02 Jane's Defence Weekly Chinese ASAT test prompts US strategic rethink <0711-050204>
 1月に中国が行った ASAT 実験をうけ、米空軍は宇宙航空戦力の見直しを行っている。 具体的には 攻撃的手段で衛星を防護することや、衛星と航空機の戦力割合の見直しなどが含まれ ている。
 米空軍は中国航空戦力の長距離化に関心を持っており、既にこれは台湾対応を超える規模になっていると見 ている。 特に Su-30 J-10 など戦闘機と AEW 機の増強振りに注目している。
2007.02.12 Aviation Week & ST Worst ever <0705-021202>
 中国が1月11日に行った ASAT 実験で発生した Debris の数は900個以上と見積もられ、高度200km~2,000km の宇宙空間を周回する衛星と宇宙船に衝突する危険性が増大しているため、高度220哩を周回中の米露による国際宇宙ステーションは 危険を避けるため、2月7日に予定した宇宙遊泳を安全性が確認されるまで延期した。
2007.02.07 東京新聞

インターネット

衛星防衛へ新技術開発、米高・・・ <0704-020702>
 米政府高官が6日、中国が実施した人工衛星破壊実験を受け、米国の衛星への攻撃を回避するために 衛星の機動力を向上させるなど、新たな防衛技術の開発を進める方針を明らかにした。
 また、中国が求める宇宙軍縮の新条約交渉を拒否、米国は独自の防衛能力強化により宇宙 空間での攻撃に備える姿勢を強調した。
2007.02.05 Defense News China's mystery satellites <0706-020501>
 DoD は、中国が1月11日に行った ASAT 試験を分析した50ページの報告書を米議会に提出した。 細部は明らかにされていないが、中 国は2006年の地上からのレーザ照射を含め、数回の試験を行っており、今回の試験直前に一ないし二回の試験に失敗 している模様である。
 中国は少なくとも12件以上の研究を行っているとみられ、攻撃衛星や妨害衛星の開発、艦船または潜水艦か らの ASAT 弾の発射、地上からのレーザ攻撃及び衛星による地上基地の物理的又は電子攻撃等が検討されている。
 DoD は、米国の各種衛星の近傍を多くの中国衛星が周回することに疑問を持っており、単なる通信衛星な のか、有事に攻撃衛星になるのか現在のところ判別不明だとしている。
2007.01.31 Jane's Defence Weekly More details emerge of Chinese ASAT tecnology <0704-013104>
 1月11日に迎撃試験が行われた中国の ASAT は当初 IRBM で打ち上げられたと見られていたが、KT-1 SLV に よることが判明した。 KT-1 (Kaituozhe-1) は100kgの衛星を低軌道に打ち上げる固体燃料の SLV で、全長 16.1m、第一段の胴径は1.7m、二、三段の胴径は1.1m、発射重量は23,500kgと推測される。 KKV を搭載される第四段 はスラスタで操縦され、目標に正面から衝突する。
 中国は更に KT-2 及び KT-2A を開発しており、KT-1 が高度 1,200kmの目標、KT-2 及び KT-2A はそれ以上の高度の目標に使われる。 KT-1 は路上移動が可能で、 陣地進入後12時間以内に発射できる。
2007.01.30 Yahoo 時事通信記事

「中国衛星兵器の撃退可能 ・・・」

<0703-013001>
 米 MDA 副局長が29日、中国による ASAT の実験成功に関し、われわれにはミサイルやセンサーなどの強大な 能力が備わっており、命令が下されれば、容易に対処できると述べ、既存のミサイル防衛技術を応用して撃退 することは可能との見解を示した。
2007.01.29 Aviation Week & ST Aftermath <0704-012905>
 中国が1月11日に行った ASAT の実験は、米国の宇宙防衛と技術開発に更なる予算充当を行うきっかけとなる。  中国の実験は米に不快感と脅威論をもたらし、通信、情報ネットワークの中枢となる衛星防護策と共に、破壊に迅速に対処するための 小型即応衛星開発を促進する方針である。
 今回の実験により高度531哩から125哩の空間に数千個の破片が浮遊周回することとなり、各国の衛星に影響を及ぼす公算が極めて高い。  米空軍が1985年に行った F-15 による ASAT の発射試験 (右図) では、約250個の 破片が飛散し、いくつかは20年以上も宇宙空間を周回している。
2007.01.23 東京新聞

インターネット

宇宙に巨大な破片の雲、国際・・・ <0703-012301>
 米政府当局者らが22日、中国の人工衛星破壊実験により宇宙空間に破壊された衛星の破片による スペースデブリが大規模な雲を形成しており、各国の衛星のほか国際宇宙ステーションにも衝突する恐れがあ ると警告した。
 また専門家は、デブリが高度約400km~3,000kmの広い宇宙空間にわたり観測され、この軌道上にある 120個以上の衛星が危険にさらされているとしている。
2007.01.20 朝日新聞

インターネット

中国の衛星破壊実験、旧ソ連・・・ <0703-012002>
 中国の衛星破壊実験について、ロシアのイワショフ前国防省国際軍事協力局長が19日、旧ソ連の衛星攻撃兵器 の技術が応用された可能性があると指摘した。
 同氏は、1970~1980年代に配備していた IS-1 と呼ばれる衛星破壊システムを中国が改良して今回の実験を行 ったと考えると述べた。
2007.01.20 Yahoo 読売新聞記事

「中国が秘密兵器で米衛星へ・・・」

<0703-012001>
 米連邦議会の諮問機関である米中経済安全保障見直し委員会が19日、中国が米国などの人工衛星に対抗する ため検討している戦略を分析した報告書を公表した。
 中国については、弾道ミサイルを用いた人工衛星の破壊実験が発覚したばかりだが、報告書は秘密裏に開発した兵 器で米衛星に奇襲をかける計画の存在や、ミサイルによる物理的な衛星撃破に加え、電波妨害や地上局破壊 など多彩な攻撃の可能性を明らかにしている。
2007.01.19 Yahoo 毎日新聞記事

中国、衛星兵器実験に成功・・・」

<0703-011902>
 米政府が18日、中国が11日に対衛星兵器の実験に初めて成功したことを確認し中国政府に対し懸念を表明し た。 実験で破壊された衛星の破片が、日本も参加する国際宇宙ステーションなどの脅威になる可能性もある。
 17日に実験を最初に報じた AW&ST(電子版)などによると、中国は米東部時間11日午後5時28分(現地時間12日朝)に四川省の西昌宇 宙センタから対衛星兵器を搭載した IRBM を打ち上げ、搭載された KKV が1999年に打ち上げられていた中国の 古い気象衛星 FY-1C に高度約860km付近で衝突し破壊したと見られる。
2007.01.19 Yahoo 時事通信記事

中国が対衛星兵器実験、米・・・」

<0703-011901>
 米政府は18日、中国が衛星攻撃兵器(ASAT)の実験を行ったと判断していることを明らかにし懸念を表明した。
 中国は今月11日、地上配備の弾道ミサイルを発射し、高度約860kmにあった同国の老朽化した気象衛星を破壊 、宇宙空間における中国軍事能力の大幅な向上を示した。
2006.10.18 Jane's Defence Weekly US claims that China has used lasers to attack satellites <0622-101804>
 米国 Joint Functional Combat Command の CSM (Command Sergeat Major) が10月12日に、中国が米国の偵察衛星に 高出力レーザを照射して偵察の妨害を行っていたことを明らかにした。 照射されたのは National Reconnaissance Office の画 像衛星の模様で、中国上空で度々画像取得に失敗していた。
2006.10.04 Jane's Defence Weekly NRO seeks to link ISR assets as anti-satellite threat rises <0621-100404>
 中国が米国の偵察衛星をレーザ兵器で攻撃していたことが明らかになったが、中国はこの様な兵器の実用化を 目指している模様である。 これに対して米国は、衛星の強靱化や「数の勝負」で望もうとしている。 この様 な動きは9月21日に承認されたFY-07予算に現れている。
 再使用型打ち上げ機 ARES (Affordable Responsive Spacelift) 計画は予算落ちしたが、 FALCON (Force Application launch from the CONUS) 小型打ち上げ機計画は$16Mが認められた。
 一方 Boeing社は Mach 6.0 の CM である HyFly を改造した小型打ち上げ機 を提案している。
2006.09.28 読売新聞

インターネット

米の偵察衛星、中国がレー・・・」 <0619-092801>
 Defense Naews 紙が最新号で、中国が過去数年にわたって、上空を飛行する米偵察衛星に 対して偵察機能を無力化する地上配備型のレーザー兵器で、強力なレーザーを複数回 照射していたと報じた。 具体的な時期や、実際に米偵察衛星に被害が出たかどうかについては不明としている。
 報道によると、強力なレーザーを照射することによってソフトに影響を与え、偵察機能を失わせることが可能だという。
2006.09.25 Defense News China tried to blind US sats with laser <0620-092513>
 中国が、領土上空を通過する米国の偵察衛星に向けて、地上から高出力レーザの照射 していたことが明らかになった。
 中国の照射試験がどのような影響を及ぼしたかは不明だが、情報筋によるとレーザは衛星の偵察機能を妨害す る目的で、数年来試験を行っているとみられ、既にロシアが保有する GPS 衛星妨害システムと合わせ、米空軍 は宇宙偵察システムの見直しを図る必要が出てきた。