(Yahoo) (Yahoo)
「中国空軍、国産大型輸送機『Y-20』の運用開始」
「中国初の国産電動飛行機が近く量産体制に、パイロット訓練用などに需要見込む―香港紙」
「中国が新型早期警戒機の開発進める・・海外メディアの憶測に『米国を数十年リードせよ』『また大風呂敷だ!』―中国ネット」
2023.02.22
Jane's Defence Weekly
China assesses improved KJ-200 special mission aircraft
<2304-022202>
中国のメディアで1月に、灰色に塗装された中国SAIC社のKJ-200 AEW&C機の新型が公表された。
黄色のプライマで塗装されたKJ-200の試作機は2017年12月にXian Yanliang航空基地の衛星画像で確認されていたが、2022年2月に公表されたのはKJ-200Bと名付けられていた。
KJ-200はSAIC社のKJ-500やXAC社のKJ-2000の出現でその地位を奪われていたが、台湾国防部の観測によると従来のKJ-200Aは地上レーダの死角となる低高度を飛行する目標の捕捉に特化したAEW機になると見られる。
KJ-200Bには新たに、自衛用のEO/IR装置、衛星通信装置、SAR/GMTIレーダ、ESM/ELINT装置などが追加装備されている。
2022.11.18
20:00South China Morning Post
Chinese team says hypersonic engine can hit Mach 9 on low-cost jet fuel
<2212-111817>
中国が開発を目指しているMach 9の超高速航空機が使用する爆轟エンジンの試験が北京のJF-12超音速風洞で進められている。
中国科学院機械研究所の上級技師である劉氏が率いるチームが、11月11日にJournal of Experiments in Fluid Mechanicsに掲載された論文で、ケロシンを燃料とするこのエンジンの技術的な詳細を明らかにした。
爆轟エンジンはスクラムジェットなど他の超高速エンジンより効率的かつ強力で、今まで世界中で水素を燃料として開発が進められてきたが、燃料が高価なことや爆発の危険があった。 劉チームが開発した爆轟エンジンは一般的なジェット燃料であるRP-3を使用している。
2022.08.10
Jane's Defence Weekly
China commissions Y-20 air refueller
<2210-081002>
PLA空軍のY-20を元にした空中給油機が正式に就役した。 名称はYY-20と言う。
YY-20はプローブ&ドローグ方式で、かつてはY-20Uと呼ばれるとみられていた。
CCTVでは2機のJ-16Dが給油を受けている映像が報じられていた。
2022.02.24
10:14中央日報
F35 購買交渉を中断の UAE 、中国L-15軍用機12機輸入へ
<2203-022408>
UAE国営WAM通信が23日、国防省が中国からL-15 12機を購入すると報じた。 今後更に36機を追加で購入する可能性があるという。
これに先立ちUAEは2021年12月にF-35など$23B相当の米国産先端武器を購入する交渉を中断していた。
【註】
L-15 (JL-10) はロシアのYak-130と良く似た高等練習機で、AJT(高等練習機)型とLIFT(戦闘機前段階練習機)型の2種があり、LIFT型は最高速度Mach 1.4の性能を持つが、F-35と比較できる機種ではない。
2022.01.26
Jane's Defence Weekly
China continues development of Y-20B, KJ-600 aircraft
<2205-012611>
2021年11月下旬に撮影された衛星画像から、XAC社が国産のWS-20高バイパスターボファンエンジンを搭載したY-20BとKJ-600艦載AEW機の開発を進めていることが分かった。
1月12日に公表された衛星画像では少なくとも4機のY-20Bと、緑色に塗装されたKJ-600 3機が写っていた。 既に塗装を終えている1機が確認されていることからKJ-600は4機存在することになる。
Y-20Bには空中給油ポッドが確認されており、既に公表されているY-20U空中給油機はPLA海軍が使用すると見られる。
2021.12.08
Jane's Defence Weekly
Images confirm Y-20U aerial tanker is in PLAAF sevice
<2203-120802>
中国のWeiboに11月28日、Y-20A輸送機の空中給油機型Y-20Uの画像と映像が載せられた。 この機体は機体番号からPLA中央軍管区隷下で開封市を基地とする第13空輸師団第37航空連隊の所属と見られる。
Y-20UはロシアのIl-78Mが装備しているUPAZ-1A給油ポッドを元にしたと見られる給油ポッドを、両翼外側と胴体下部に3基装備している。
2021.07.21
Jane's Defence Weekly
More indications emerge of Y-20 AEW&C variant
<2109-072103>
中国Global Timesが7月5日、Y-9輸送機を元に開発したKJ-500 AEW&Cの設計副主任がセミナで行った講演で、中国にはより小型及びより大型のAEW&C機が必要であると述べたと報じたことから、Y-20のAEW&C型が一段と現実味を帯びてきた。
Y-20の主任設計士は2019年3月に、2016年に就役したMTOW 220tのY-20には各種の型があると述べており、既に空中給油機型のY-20Uの存在が明らかになっている。
2021.03.17
Jane's Defence Weekly
China equips Y-20 transport with local WS20 engine ....
<2105-031707>
中国陝西省にあるXAC社の施設を1月29日と3月3日に撮影した衛星画像に、国産のWS20高バイパスターボファンエンジンを搭載したY-20重輸送機が写っていた。
この機体はロシア製のD-30KP2エンジンを搭載しているY-20Aに対してY-20Bと呼ばれている。
2021.02.24
共同通信
新早期警戒機テスト飛行 中国、次期空母に搭載か
<2103-022401>
環球時報が23日、中国がKJ-600艦載AEW&Cの試験飛行に成功したと報じた。 国営CCTVの報道として、1月27日に陝西省西安で飛行したという。 中国軍の専門家はカタパルトを備えた空母に搭載されるとの見通しを示した。
中国は空母艦載機として使用するAEW&C機を開発しているといわれていたが、国営メディアが報じたのは初めてとみられる。
2020.09.23
Jane's Defence Weekly
Image suggests KJ-500 variant with IFR still in tests
<2011-092308>
中国人民解放軍のウェブサイトChina Military Onlineが9月3日、海南島陵水の海軍航空隊基地に駐機した空中給油用のプローブを装備したKJ-500 AEW&Cの画像を公開した。 この画像で黄色く塗装されたKJ-500はKQ-200 ASWの手前に写っている。
プローブを装備したKJ-500は2018年4月に2機が西安阎良区 (Xian-Yanliang) の飛行場で確認されており、このうちの1機が今年の7月15日から8月28日の間に陵水に移動したと見られる。
2020.09.09
Jane's Defence Weekly
Imagery shows first KJ-600 AEW prototype aircraft at China's Xian-Yankiang airfield
<2011-090915>
民間衛星が6月24日に撮影した画像から、西安飛機工業公司 (XAC) が初めての艦載AEWの組み立てを完了した模様である。
このAEW機はKJ-600と呼ばれ、ロトドームにはKLC-7 AESAレーダが収納されていると見られる。
KJ-600はカタパルト発進/拘束索着艦 (CATOBAR) であることから、使用はType 003空母に限定される。
【註】
KJ-600はかねてから「中国版E-2 HawkeyeであるJZY-01 」と呼ばれていた。
2020.08.12
Jane's Defence Weekly
New image emerge of Shanxi KJ-200B EW-capable special mission aircraft
<2010-081212>
6月中旬に公開された中国のKJ-200B AEW&C機の詳細な画像から、同機が電子戦 (EW) 機能も持つことが明らかになった。
Y-8輸送機にSaab社製Erieyeと似た固定のリニアアレイアンテナを搭載したKJ-200Aの改良型であるKJ-200Bは2017年12月の衛星画像で存在が確認されていた。
KJ-200BはKJ-200A同様に機首に前方監視用レドームを持つほか、側面にESM/ELINT用と見られるのアンテナを搭載している。 これらのアンテナはY-9DZ (Y-8GX-12) EW機と共通と思われる。
2020.08.05
Jane's Defence Weekly
China's AG600 conducts first take-off from sea
<2010-080510>
中国AVIC社のAG600飛行艇が7月26日に初めて洋上からの離水飛行に成功した。 AG600は10:18に青島の離水し、31分間の飛行後に日照山字河空港に着陸した。 2017年12月に陸上での初飛行に成功したAG600は10月20日に貯水池からの離水試験に成功している。
全長37m、翼端長38.8m、MTOW 53.5tのAG600は巡航速度500km/h、航続距離4,500km、滞空能力12時間の性能を持つ。
【註】
AG600はUS-2よりやや大型だが、性能面ではまだ大きな差がある。
飛行艇の重要な性能である離着水可能な最大波高はUS-2が3mであるのに対しAG600は2~2.8mである。 更に離着水距離はAG600が離水には1,500m必要とされる。US―2の場合、離水に必要な距離は280mで着水に必要なのは330mである。
2020.04.29
Jane's Defence Weekly
China's GAIC likely to be developing navalised version of JL-9 trauner
<2006-042905>
中国GAIC社が4月20日にウェブサイト微信で、空母に適応した練習機を開発するSea Mountain Eagle計画が組み立てを完了したと発表した。 GAIC社は3月16日に微信で組み立て作業中であることを公表していた。
国営Global TimesはJL-9練習機(註:山鷹)が空母上空を飛行するCGを公表していた。
2020.03.25
Jane's Defence Weekly
GAIC promoting JL-9 as carrier training aircraft for the PLAN
<2005-032504>
中国メディアが、貴州省のGAIC社が空母艦載機の訓練のためJL-9高等練習機の生産を既に始めたか、間もなく開始すると報じた。 JL-9は既に空母での運用に合うよう改造されているという。
このメディアによるとJL-9が中国空母上空を飛行しているという。
2019.12.18
Jane's Defence Weekly
China mass-producing Y-9 special mission aircraft
<12002-121810>
Global Times紙が12月8日に7日のCCTV-7の報道を引用して、SAIC社製Y-9特殊作戦機が量産に入ったと報じた。
2019.11.06
Jane's Defence Weekly
Image appears to show Y-20 tanker variant in flight
<1912-110609>
中国のウェブサイトに載った画像から、Y-20A輸送機の空中給油機型が確認された。 同機は翼下に空中給油用ポッドを搭載していた。 Y-20Uと呼ばれるY-20の空中給油型は2018年11月1日に民間衛星の画像で確認されているが、今年7月の画像では2機が確認され、少なくともあと1機はあるとみられる。
中国空軍はH-6U空中給油機を20機程度とIl-78M 3機を保有しているほか、海軍航空隊がH-6D給油機を数機保有している。 艦載戦闘機J-15の画像には空中給油用のポッドがみられていた。
2019.08.21
Jane's Defence Weekly
Upgraded JH-7 fighter-bomber in service with PLAAF
<1910-082101>
新華社が、JH-7の最新型であるJH-7AⅡ 1機が8月3~17日に行われる空軍の国際競技会に参加するため5日に登場したと報じた。 Global Timesによると改良は搭載電子機器やレーダで行われたもようである。
1988年に就役したJH-7は2004年に対艦ミサイル4発を搭載できるように改良されたJH-7Aとなり空軍と海軍が装備し、2013年には空中給油装置を装着しエンジンとレーダを改良したJH-7Bになったが、JH-7AⅡではJH-7Bへの改良は反映されていないと見られる。
2019.08.14
Jane's Defence Weekly
Images confirm Y-8Q MPAs now in service with China's Norhtern Theater Command
<1909-081412>
中国のネットに流れた画像から、Y-8Q洋上哨戒機 (MPA) が既に少なくとも2機が部隊配備されていることが判った。
GX6或いはKQ-200と呼ばれているY-8Qは機体のシリアル番号から北部戦区部隊である第2海軍航空師団第6連隊の所属であることが判る。
2019.03.26
Defense News
Japanese jets intercept Chinese anti-submarine aircraft, says Tokyo
<1904-032611>
統合幕僚監部が3月23日、先週緊急発進した航空自衛隊機が東シナ海上空で中国のY-9を捕捉したと発表した。 統幕はこのY-9を対潜型のKQ-200と見ている。
KQ-200が初めて確認されたのは2018年4月で、衛星画像が上海近くの航空基地に駐機するMADを備えたY-9 2機を捕らえていた。 今回の捕捉がKQ-200初の確認になる。
【註】
Y-9は、中国がライセンス生産するつもりで1960年代にソ連から輸入したAn-12BをコピーしたY-8のファミリーであるY-8F-600の改良型で、Y-8とY-9には外見上大きな差は無い。
2019.03.12
Jane's 360
PLAAF operating ECM variant of Y-9 aircraft
<1904-031211>
中国国営CCTVが3月上旬にECM型のY-9の画像を放映した。 Y-9 ECMは胴体両側の主翼前後に膨らみが付けられている。 政府からの公式な発表はないが、恐らくこの機体はY-9G/GX-11と呼ばれていると思われる。
中国は2004年頃からY-8G/GX-4を8機保有(内1機は2018年に墜落)しているが、Y-9 ECM機はこの後継と見られる。
Y-9はAn-12を元にShaanxi(陝西)航空機社が1972年から製造している4発のターボプロップ機である。
2019.01.02
Jane's Defence Weekly
Myanmar shows off Thunder fighters
<1902-010213>
ミャンマーが2015年にPAC/CAC社に発注したJF-17 16機の一次分が引き渡された。
2018年12月15日に行われた空軍創立71周年記念航空ショーの映像にJF-17が少なくとも4機写っていた。
2018.11.28
Jane's Defence Weekly
Satellite imagery reveals possible Y-20 tanker variant
<1901-112805>
民間衛星が11月1日に西安空港にあるXAC社の施設を撮影した画像に、両翼に空中給油ポッドを装着したY-20輸送機が写っていた。 Y-20の空中給油機型は今までも予想されていたが、画像が撮影されたのは初めてである。
中国軍の空中給油機はH-6Uを改造した20機で、H-6Dを改造した何機かも報じられていた。
2018.10.31
Jane's Defence Weekly
AG600 conducts first waterborne take-off
<1812-103111>
国営新華社通信が、2017年12月24日に陸上からの初飛行を行ったAG600飛行艇が10月20日に初めて離水し14分間の飛行の後に着水する飛行に成功したと報じた。 今後2021年に民航機としての証明を獲得し、2020年には納入できるという。
AG600は全長37m、翼端長38.8m、MTOW 53.5tで、Y-20輸送機、C919旅客機に次ぐ中国で3番目の大型機である。 旅客機として使用すれば客席数50隻、消火機とすれば12tの水を20秒で取り込めるという。
2018.10.10
Jane's Defence Weekly
China develops large-scale transonic wind tunnel
<1812-101009>
AVIC社が9月25日、世界最大級の遷音速風洞FL-62を開発したと発表した。 FL-62は連続吹き出し式で供試部は2.4m×2.4mあり、Mach 0.3~1.6を模擬できるという。
施設の広さは17,000㎡、重量6,620tで、80MWの電力を要するという。 この施設があるのはSu-27/33とJ-11、J-15、J-16などの生産を行っている瀋陽航空機社 (SAC) にあるAVIC社研究所ARIの中という。
2017.01.10
Jane's Defence Weekly
China's AG600 makes maiden flight
<1803-011013>
2017年7月にロールアウトした中国のAG600飛行艇が12月24日に初飛行した。
同じく中国製のSH-5よりやや大型のAG600はMTOWが53.5tで、500km/hで12時間滞空できる。
軍民両用が考えられており、50名の乗客の空輸や、消火用とすれば12tの水を20秒で取り込むことができる。
2017.12.25
東亞日報
世界最大の中国の水陸両用機、試験飛行に成功
<1801-122501>
中国が開発している飛行艇AG600が初飛行した。 初飛行は、40km×60kmの空域を高度3,000m以下で行われた。 世界
最大の飛行艇であるAG600は陸上の飛行場でも離着陸できる。
全長37m、翼端長38.8m、高さ12.1mのAG600は、最大速度500km/h、滞空能力12時間、航続距離4,500kmで、海南省三亜を離陸すれば南シナ海全域
を哨戒飛行することができる。
2017.02.20
Aviation Week & ST
Signaling intent
<1705-022005>
このAEW機は外観がHaweyeとよく似た双発機で、全長が約18mとHawkeyeの17.5mとほぼ同じである。
2017.02.08
Jane's Defence Weekly
Images reveal full-size model of Chinese carrier-borne AEW&C aircraft
<1704-020808>
中国Weiboに1月26日、空母の地上モックアップにE-2に似たAEW&C機の実大モックアップ
が置かれている画像がアップされた。
2017.01.31
China Defense
Photos of the day: JZY-01 (Chinese E-2 Hawkeye) mock up found a new home.
<1702-013105>
中国海軍の乗組員訓練や電磁干渉試験などを行っている武漢通信技術大学で撮影された、中国版E-2 HawkeyeであるJZY-01
の画像である。
【註】
空母にはAEW機の搭載が必須であることから、JZY-01の存在は注目される。
2016.11.23
Jane's Defence Weekly
China's first aircraft carrier now 'combat ready', say Chinese media
<1701-112303>
中国海軍の高官が11月14日に国営の環球時報で、中国初の空母遼寧が戦闘可能な状態になったと言明した。
8月にはTVで、遼寧がJ-15 8機とZ-18及びZ-9ヘリを搭載し航行している姿が報じられている。 8月に放送されたTV番組で中国海軍の某少将は、遼寧
は20機の航空機を搭載すると述べている。
一方中国はZ-18J AEWヘリの開発を進めている。
2016.10.02
China Defense
PLANAF 2nd "Specialized" Division update
<203.pdf>1611-100203>
中国海軍航空隊の第6哨戒連隊がY-G High New 11 ELINT機3機を受領した。
2016.09.19
Record China
世界最大の輸送機を中国で生産、軍の後方支援任務は改善に―海外メディア
<1610-091901>
ウクライナのAhtohob設計局が開発した最大搭載量は250tのAn−225は現在1機だけが商業用として
運航しているが、同機の量産について中国空域産業集団(AICC)が8月30日にウクライナと合
意している。 それによると第一段階はウクライナの工場で製造する2号機をAICCに納入、その後中国で共同生産するという。
2016.09.07
Jane's Defence Weekly
China and Ukraine agree deal to restart production of An-225
<1610-090710>
ウクライナのAntonov社と中国のAVIC社が8月30日、An-225の中国での生産に合意した文書
に署名した。 最初の何機かはウクライナで生産し初号機は2019年に完成し、その後は中国内で生産するという。 中国では軍が採用する可能性が高い。
An-225は253.82tの搭載能力を持つ世界最大の輸送機で、ソ連時代にBuranオービタの輸送用として開発され1988年に初飛行
した。 その後2号機の製造が開始されたが2001年中頃に中止されていた。
2016.08.03
Jane's Defence Weekly
China's new AG600 may head for SCS
<10.pdf>1609-080310>
大型の水陸両用飛行艇AG600が、7月23日に殊海のAVIC社工場でロールアウトした。 AG600は
2017年末には就役する模様で、南シナ海での運用が開始されると見られる。
AG600は全長37m、翼端長38.8m、最大離陸重量53.5tで、巡航速度500km/h、航続距離4,500km、滞空能力12時間の性
能を持つ。
2016.08.01
Aviation Week & ST
Just in time
<1609-080104>
中国の水陸両用飛行艇AG600はロールアウトした7月22日以来、南シナ海での運用が予想されているが、その主任設
計技師がGrobal Times紙に、AG600はこの海域であれば75~80%の海面状況下で離着水できると述べた。
陸上に於けるAG600の最大の任務は山火事消火のための散水で、AVIC社によれば12tの水を20秒以内に散布できると
いう。
2016.07.24
Stars & Stripes
China rolls out world's largest amphibious aircraft
<1608-072403>
新華社通信が、世界最大の飛行艇AG600がロールアウトしたと報じた。
AG600の機体は全長37m、翼端長39mと、Boeing 737並の大きさである。
2016.07.18
Aviation Week & ST
Fat girl
<1609-071801>
中国AVIC社がY-20 200t級輸送機の納入を6月に開始し、7月に配備された。 同機は当初
Saturn D-30KP中バイパスエンジンの中国製であるWS-18を搭載しているが、行く行くは国産のWS-20高バイパスエンジンを搭載するという。
WS-20型の搭載能力は66tという。
AVIC社の大型機部門責任者はY-20の需要を1,000機以上としているが、米空軍でさえ保有している大型輸送機は
C-17 222機とC-5 46機のみである。
2016.07.06
Yahoo
ロイタ通信記事
<1608-070602>
中国空軍が6日、最大離陸重量が200tの大型輸送機Y-20の運用を開始した。
空軍の報道官は、Y-20の運用開始は重要な一歩としたうえで、空軍は国家の防衛とともに救援支援作業などの責任を果たすために、より優れた輸送機
を必要としていると述べた。
2016.06.15
Jane's Defence Weekly
China needs 'more than 1,000' Xian Y-20s
<1608-061511>
6月1~7日に北京で開かれた展示会で、AVIC社の大型機開発の責任者Zhu氏が人民日報に対し、中国軍が1,000機以上のY-20を要求していること
を明らかにした。 2014年には国防大学が報告書で400機が必要としている。 Y-20は最大離陸重量200t、最大搭載能力66t
で、51tを搭載して5,200kmを飛行できる。
【註】
An-225はソ連時代にウクライナのアントノフ社が宇宙往還機「ブラン」の輸送用に開発した6発の大型輸送機で、搭載能力は公称で250tであるが、これは安全を考慮し
ての値で、最大離陸重量600t、空虚重量175tからして、燃料を満載したとしても300t以上の搭載能力を持つと見られ、米空軍のC-5(122t)やAn-225の基となったAn-124
(150t)を圧倒している。
2016.03.23
Jane's Defence Weekly
PLAAF claims China's KJ-500 AEW&C aircraft is an 'indigenous' design
<1604-1605-032310>
Y-9輸送機を元にした中国のKJ-500 AEW&C機は、レーダを含め全て国産であるという。
レーダはCETC社が開発した。
Il-76を元にしたAEW&C機KJ-2000では、ロシアがA-50 Mainstay AEW&C機に搭載しているVega設計局製Shmel-Mレーダを元にしたK/LLQF01レーダ
を搭載していた。
2016.03.09
Jane's Defence Weekly
China's Y-20 transports may enter service in 2016
<1604-030918>
中国のY-20重輸送機は2月6日に試作5号機が初飛行しており、今年の早い時期に就役すると見られている。
1月26日の人民日報に寄れば、Y-20の搭載能力は、現有Il-76MDが52tであるのに対し60tであるという。
2016.03.01
China Defense
China's Y-20 to be put into military use in 2016, experts say
<1604-030105>
人民日報が専門家の話として、2013年に初飛行した200t級輸送機Y-20は年内に就役すると報じた。
Y-20の搭載能力は60tで、Il-76を凌ぐという。
2015.12.09
Yahoo
Rcord China記事
<1601-120903>
参考消息網は香港の South China Morning Post紙が、中国が知的財産権を持つ初の電動飛行機 RX-1E「鋭翔」が近く量産体制
に入ると伝えた。
RX-1E は2人乗りで、90分の充電で45~60分間飛行でき、150km/hの性能を持つ。 年産100機
が見込まれており、すでに28件の注文が寄せられているという。
2015.10.29
Searchina
「Y-20」に中国国産「WS-20」搭載、「輸入した旅客機エンジン」を参考か=中国メディア
<1511-102903>
新浪網が26日、最近初飛行した中国が開発中の大型輸送機 Y-20 の試作5号機には、中国が開発中のターボファンエンジン WS-20
が搭載されていたと解説した。 記事は、同エンジンの開発にあたり、輸入したジェット旅客機のエンジンが参考になったとの見方を示した。
これまでに確認された Y-20 の試作機はロシア製の D-30KP-2 または、 D-30KP-2 をコピーした中国製 WS-18 を使ってい
たが、米国の C-17 の搭載エンジン F117-PW 100 は推力が20t近くあるのに対し、D-30KP-2 の推力は11~12tしかない。
2015.10.28
Sreachina
中国がロシア製「地面効果翼機」の購入を希望、「争いの島」への投入念頭か=中国メディア
<1511-102804>
環球網が25日に、中国がロシア製海面効果翼機 (WIG) の購入を希望
していると報じた。 記事では南シナ海への投入が可能であるとしている。
ソビエトが1987年に開発した最大規模のルン型は、全長73.8m、速力500km/hで、対潜ミサイル6発を搭載できたという。 ソ連崩壊後もロシアは中小型 WIG の開発を続け、
現在は大型 WIG A-050 を開発中という。
中国は4月下旬まで、ロシアの中型 WIG EK-12 を元にした CTG-11 の飛行試験を実施した結果、南シナ海への投入が可能との見方が出たが、A-050 は航続距離が5,000km、
搭載量は5tと、中国が現有する WIG と比べ、それぞれ四倍以上で、速力は350~400km/hと航空機並みという。
2015.09.20
読売新聞
「中国、極超音速機の試験飛行に成功」…香港紙
<1510-092001>
香港の明報紙が中国メディアの報道を引用して20日、中国が音速をはるかに上回る超高速航空機の試験飛行に成功したと伝
えた。
超高速は Mach 5 以上であることから、北京からシアトルまで1時間余りで飛行できるとの見方を伝えた。
【註】
中国が超高速滑空飛翔体 HGV の開発を進めていることはかねてからほうじられているが、
2015.07.08
Jane's Defence Weekly
China fields new maritime patrol and anti-submarine Y-8/Y-9 variant
<1508-070806>
中国海軍が Y-8/Y-9 の洋上哨戒/対潜型機 Y-8GX6 (Y-8Q) を<、北朝鮮との国境から連雲までを警備範囲とする北海艦隊に配備
している。 同機は2011年11月に公表されていた。
Y-8Q は Antonov社製 WJ-6C ターボシャフトエンジン4基を搭載している。
2015.04.01
Jane's Defence Weekly
China's KJ-500 AEW&C platform 'enter service'
<1505-040112>
中国のウェブサイトの画像から、KJ-500 AEW&C 機の部隊配備が開始されている模様であ
る。 KJ-500 は Y-9 輸送機を元にした AEW&C 機で、2013年初期に初めて画像が公表されていた。
KJ-500 は三面のレーダを搭載していて、2013年1月には、同時追随目標数60~100、探知距離470kmと、Il-76 の AEW&C型
である KJ-2000 と同等の能力を持つと報じられていた。
KJ-500 は明らかに、Saab社製 Erieye と似た棒状アレイアンテナを持つ KJ-200 を凌ぐと見られる。
2015.03.28
Defense News
Seaplane could advance Chinese SCS claims
<1504-032802>
試作機の前部胴体の組み立てが完了した中国 CAIGA社製の AG600 飛行艇は航続距離が
5,500kmあり、中国は南シナ海での活躍に期待している模様である。
CAIGA社によると AG600 は、捜索救難、消火、輸送、洋上哨戒の用途に使用できるという。
2015.03.07
Yahoo
FOCUS-ASIA 記事
<1504-030703>
湖北衛星 TV が5日、中国が新型 AEW&C KJ-3000 を開発中であるとの推測が国外メディアから出ていることを報じた。
KJ-3000(右図)は世界の AEW&C機で初めてデジタルアレイレーダ技術を採用している。、この技術は重量や体積で大きな制限のある航空機への搭載
に適しており、小型飛行機で大きな威力を発揮する。
同機は先進レーダ技術を採用していることから、中国の第三世代 AEW&C機に位置づけられるとともに、反ステルス能力も持っているとされる。
【註】
この記事で言う「ディジタルアレイレーダ」とは何を意味するのかは不明である。 現存する AESA レーダのビーム形成及び走査は、すべてディ
ジタル方式である。
ただディジタルアレイレーダが、アレイレーダかつディジタルレーダであれば興味深い。 ただディジタルレーダを実現するためには、どこの国も実現していないようなマイク
ロ波対応の高速ディジタル素子の開発が不可欠で、中国にそれができるとは考えにくい。