年 月 日
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出 典
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標 題
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要 旨
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2018.12.31 |
Jane's 360 |
China launches seventh Type 071 LPD |
<1901-123103>
中国海軍で7隻目となるType 071 LPDが12月28日に滬東中華造船所(註:上海市)で進水した。
Type 071は全長210m、全幅28m、喫水8mで、速力25ktの性能を持つ。 |
2018.12.28 |
ホウドウキョク (Yahoo) |
中国「EEZ内での漁」否定 逃走の詳細「把握せず」 |
<1901-122803>
水産庁によると、11月5日に鹿児島西方沖の日本のEEZ内で違法操業の疑いのある中国船1隻を見つけ、立ち入り検査を行ったところ、職員十数人を乗せたまま逃走した。 中国船は、海上保安庁巡視船の停止命令も無視し、航行を続けたが、その後、水産庁の取締船に職員を戻したという。
これに対し中国外務省の報道官は27日午後に、漁船が日本のEEZで漁をしていた事実を真っ向から否定したうえで、水産庁の職員が乗船して検査したことに対し、強烈な不満を表明すると反発し、日本に対し日中漁業協定を順守するよう求めると述べた。 |
2018.12.28 |
産経新聞 |
中国漁船団が大接近 水産庁側、危険回避で撤収 |
<1901-122801>
鹿児島県沖の日本の排他的経済水域 (EEZ) 内で11月に水産庁の取締船白萩丸から立ち入り検査を受けていた中国漁船が検査官12名を乗せたまま半日以上逃走した事件で、政府関係者や水産庁によると、中国漁船は11月5日10:00頃、立ち入り検査を始めた直後に逃走したため、取締船が追跡して停船を求め続け漁船に乗り込んだ検査官は立ち入り検査を続行した。
応援要請を受け、同日夜に合流した巡視船も追跡していたところ、数十隻の中国漁船団が接近してきため、立ち入り検査中の検査官の安全確保を優先して漁船に検査の中断を伝え、接舷に応じた漁船から12名を収容した。 |
2018.12.27 |
時事通信 (Yahoo) |
中国版GPS、全世界カバー=ナビでも米国と覇権争い |
<1901-122702>
中国政府が27日、中国版GPSである北斗の基本システムが完成し、同日から全世界を対象にサービスを開始したと発表した。
【関連記事:1812-102414 (JDW 2018.10.24)】 |
2018.12.26 |
China Defense |
New PLAN Marine equipment of the day: 76mm naval gun on a 5x5 wheeled chassis |
<1901-122604>
中国海兵隊が、5軸装輪車に搭載した直接/間接照準のPJ26 76mm自走砲を装備している。
またこの砲はAHEAD弾を用いた対空射撃が可能で、その際の発射速度は120rpmになる。 |
【註】
発射速度120rpmの76mm砲はOTO Melara社がSuper Rapid 76mmを販売している。 Super Rapid 76mm砲はインドネシア、シンガポールなどが採用している。 |
2018.12.22 |
毎日新聞 (Yahoo) |
中国が新型ミサイル成功か 米本土を射程に |
<1901-122203>
香港や米国のメディアが軍事筋の情報として、中国がJL-3 SLBMの発射試験を11月下旬に渤海で実施し成功したと報じた。 報道によると、JL-3は核弾頭10個を搭載可能で、射程はJL-2の7,000kmから大幅に延びて9,000~14,000km前後と推定され、中国近海から発射しても米本土のほぼ全域を射程に収める。
JL-3はICBM DF-41を基に開発されたとみられ、2020年代の配備を目指しているとされる。 |
【註】
WikipediaによるとJL-3初の発射試験が11月24日に行われたとWashington Free Beaconが報じている。 この試験では最大射程での飛翔は行われなかったという。 |
2018.12.21 |
Jane's 360 |
J-15D has reportedly begun operational testing for PLANAF |
<1901-122112>
中国国営CCTVが復座型J-15の試験映像を流した。 この機体はJ-15Dと呼ばれ、米海軍のEA-18G Growlerと同様に位置づけられたECM機と見られる。
J-15DにはSEAD機であるJ-16Dが装備しているCETC製KG600ポッドと同じ翼端ポッドが装備されている。 |
2018.12.20 |
東亞日報 |
カナダ軍、「北朝鮮監視中の偵察機を中国空軍が妨害」 |
<1901-122005>
カナダ軍のバンス参謀総長が19日、北朝鮮の国連安全保障理事会制裁の違反監視をしていたカナダ機が、中国空軍機から妨害を受けたことを明らかにした。
それによると、10月に北朝鮮の近海空で、国連安保理の制裁を違反する貨物船とタンカの活動を監視していたカナダ空軍CP-140 Auroraが中国空軍機から飛行妨害と不適切な挑発を受けた。 |
2018.12.19 |
Record China |
中国最新 055型駆逐艦の試験航海画像が出回る― 1万3000トンの大型艦、空母艦隊に編入の見方も |
<1901-121905>
新浪網、観察者などの中国メディアが18日、新型Type 055駆逐艦の公試運転画像を紹介した。 Type 055は現在までの4隻が建造され、うち1隻は1回目の公試運転は8月24日に開始され現在公試運転中で、残りの3隻は艤装中とされる。
Type 055の満載時排水量は13,000tとType 052の7,000~7,500tを大きく上回り、航続距離はType 052型の5,000nmに対し7,000nmと見られている。推進機COGCG方式で、112セルのVLSを装備していることから、駆逐艦艦隊ではなく主に空母打撃群に配属するとの見方もある。 |
2018.12.18 |
産経新聞 (Yahoo) |
中国軍が台湾周辺での活動再開 |
<1901-121806>
台湾国防部が18日、中国軍のH-6やSu-30など多数機がバシー海峡を通過して西太平洋に進出し、同じ航路で各基地に戻ったと発表した。 中国軍の艦艇2隻も台湾南東沖の西太平洋を航行しており、海空合同の遠洋訓練だと分析している。
中国軍は、11月24日投開票の統一地方選で与党、民主進歩党に有利に働くのを避けるため、6月20日以降は台湾周辺での活動を控えていたが、地方選が終わり活動を再開したようである。 |
2018.12.17 |
Record China |
中国によるイスラエルの港租借に米国が威嚇―中国紙 |
<1901-121702>
イスラエルのJersalem Post紙によると、米国がイスラエルに対し、中国が2021年からハイファ港の民用港の租借を開始すれば、ハイファ港における米国海軍の長期行動を変更する可能性があると通告したため、イスラエルがこの取り決めについて再検討しているという。 ハイファはイスラエル最大の港湾都市で、定期的に米国とイスラエルの合同軍事演習を行っており、米海軍の艦船が頻繁に停泊する港である。
イスラエル交通部と中国上海国際港務集団(STPG)は、2015年にハイファ港の一部を上海国際港務集団が25年間租借することで合意に達し、2021年から使用を開始する計画で、STPGは新たな埠頭建設しイスラエル最大の港とする計画に$2Bを投入することを約束しているという。 |
2018.12.17 |
Record China |
中華イージス駆逐艦「30隻体制」を実現へ、新型護衛艦と合わせて60隻体制に―中国メディア |
<1901-121701>
中国メディアの新浪網が14日、中国型Aegis艦などと呼ばれる駆逐艦が30隻体制になり、新型フリゲート艦と合わせて60隻体制になると報じた。
新浪網によると就役したType 052D及びType 052Eは23隻に達し、Type 052Cの6隻を加えると30隻になる。 Type 052駆逐艦の中でType 052C以降のタイプはHHQ-9 SAMシステムを搭載しており、AESAアンテナを艦橋構造物の四周に配置している。 新型フリゲート艦に位置づけられた満載排水量7,000~7,500t、満載排水量4,000t以下のType 54フリゲート艦は建造中も合わせれば30隻に達する。 |
2018.12.13 |
東京新聞 |
中国軍は「進攻型」に転換 台湾の防衛シンクタンク |
<1901-121301>
台湾で5月に発足した台湾で唯一の国家級防衛シンクタンクである政府系の国防安全研究院が13日までに初の研究報告をまとめた。
研究報告では中国軍が進める組織改革について、国土防衛型から外向進攻型への転換を意図していると指摘し、改革が完成すれば台湾海峡や東シナ海、南シナ海の周辺諸国にとって深刻な脅威になると警告している。 |
2018.12.05 |
Jane's Defence Weekly |
Chinese HQ-22 SAM deployments revealed |
<1902-120509>
2016~2018年の衛星画像からHQ-22 MSAM 13個中隊がHQ-2に代わって配備されていることが判明している。 最初の中隊は2016年9月に北京南西に駐屯する第96大隊に、2番目は同年12月にウルムチ南西に配備され、2017年に3個中隊、2018年に8個中隊が配備している。
輸出名FK-3のHQ-22は射程100km、射高50~27,000mで、射程50kmのHQ-12と125~200kmのHQ-9の中間に位置づけられている。 |
2018.12.05 |
Jane's Defence Weekly |
Chinese media report construction of third carrier under way |
<1902-120504>
国営新華社通信のWeChatページやGlobal Times、China Dailyなどで、中国三番目の空母が建造中と報じられている。 また衛星画像から空母のモジュールが造船所近くで組み立てられているのが確認されている。 |
2018.12.05 |
Jane's Defence Weekly |
Satellite imagery shows two Chinese SSBNs in Huludao |
<1902-120503>
Airbus社の衛星が11月11日に中国遼寧省葫芦島市を撮影した画像に、同市の渤海造船所で建造しているSSBN 2隻が写っていた。 ウェブサイトPlanet Labsによると、その内の1隻は10月31日に進水した。
【葫芦島市の位置 (Google Map)】
射程7,500kmのJL-2 SLBM 12発を搭載するType 094(晋級)SSBNは、4隻が海南島の三亜市近くの亜龍湾に配置されている。
【亜龍湾の位置 (Google Map)】 |
2018.12 |
International Defence Review |
China's AVIC trials Venus solar-electric UAV |
<1902-120016>
AVIC社が10月26日、翼端長20mの太陽電池動力長期滞空型UAV Venusを発表した。 Venusの巡航高度は20,000m (65,616ft) 以上という。 翼幅は1.1mで翼の重量は18.9kgである。
2016年の航空展で公表された同社の最終目標は、翼端長50m、全長21mで100~125km/hで巡航し30日間滞空する。 |
2018.12 |
International Defence Review |
Yunzhou Tech showcases armed USV development |
<1902-120012>
主としてUSVの開発と製造を行っている永州情報技術社 (Yougzou Tech) が殊海航空展にL30 USVを出展した。
L-30は全長、全幅、高さ、排水量3.75tで、マスト上にEO/IRセンサ、12.7mmMG 1丁と4セルのミサイル発射機を装備し、速力45kt、22ktでの航続距離310nmの性能を持つ。 |
2018.12 |
International Defence Review |
CASIC unveils WJ-700 armed reconaissance UAV |
<1902-120011>
= 殊海航空展で公開された WJ-700 武装偵察 UAV に関する記事 =
CASIC社はWJ-700と共にRQ-170 Sentinelとよく似たMTOW 3,000kgの技術検証機である完全自動化UAV Sky Eagleを公表した。 |
2018.12 |
International Defence Review |
China's CASC announces stealth UCAV development |
<1902-120010>
= 殊海航空展で公開された CH-7 UCAV に関する記事 =
CH-7はMTOW 13,000kg、最高速度926km/h、740km/hで飛行する巡航高度32,808~42,350ft、滞空能力10時間以上という。 |
2018.11.30 |
Jane's 360 |
China’s Norinco rolls out new combat, reconnaissance, and logistics UGVs |
<1812-113006>
NORINCO社が殊海航空展に各種UGVを出展した。
・King Leopard
6tの装軌式威力偵察UGVでディーゼルエンジンで走行し、各種砲弾を発射できる電動の23mmチェーンガンを装備している。
・Cavaly
1.2tの装軌式軽量多用途UGVで、7.62mm機関銃と一対の無誘導80mm対戦車ロケット弾を装備する。
・Watchkeeper |
2018.11.28 |
Jane's Defence Weekly |
Aerial refuelling capability of China's J-20 confirmed |
<1901-112816>
中国国営CCTVが放映した映像でJ-20が空中給油能力を持つことが確認された。 ただ、映像では給油プルーブが出入りする部分はモザイクをかけて分からなくしてあった。
殊海航空展では国産のスラスト偏向エンジンを搭載したJ-10Bが公表されたが、J-10Bの設計主任は同様のエンジンがJ-20にも搭載されるかとの質問に対し、J-20でも既に同様の試みが成されただろうとの見解を示した。 |
2018.11.28 |
Jane's Defence Weekly |
Satellite imagery reveals possible Y-20 tanker variant |
<1901-112805>
民間衛星が11月1日に西安空港にあるXAC社の施設を撮影した画像に、両翼に空中給油ポッドを装着したY-20輸送機が写っていた。 Y-20の空中給油機型は今までも予想されていたが、画像が撮影されたのは初めてである。
中国軍の空中給油機はH-6Uを改造した20機で、H-6Dを改造した何機かも報じられていた。 |
2018.11.28 |
Jane's 360 |
Previously unknown Chinese HQ-22 SAM deployments revealed |
<1812-112806>
中国空軍がHQ-2 SAMの後継として、中部、北部、西部軍管区にHQ-22 中距離SAMの配備を進めている。
2016年9月に撮影された衛星画像には、北京南西のYixianに駐屯する第96大隊でHQ-2がHQ-22に換装されているのが確認されている。 |
2018.11.28 |
産経新聞 (Yahoo) |
中国の2隻目国産空母、20年末にも進水か |
<1812-112805>
中国軍事筋が28日、中国が建造を進めている2隻目の国産空母が2020年末にも進水する見通しであることを明らかにした。
ただ新たに電磁カタパルトを装備するため、進水後の艤装や試験航海などに長めの時間を要し、就役は2025年以降になりそうだという。 |
2018.11.27 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、空母計画遅延か=貿易摩擦で対米配慮も |
<1812-112708>
香港のSouth China Mornib Post紙が27日、米国との貿易摩擦などの影響で中国の空母建造に遅れが出ていると報じた。 同紙によると関係者が、2030年までに4隻の空母の就役を計画してきたが、予算の縮小や習指導部による軍の大幅な組織変更により、予定されていた4隻目の空母建造が米国との貿易摩擦の激化を受けて延期されたと明らかにした上で、中国政府は、米政府をこれ以上怒らせたくないと考えていると述べた。
また、中国は欠陥が見つかったJ-15の代替機の開発に取り組んでため予算を逼迫させていることも空母計画に影響しているという。 |
2018.11.27 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、港湾開発で融資か=サモアの軍事利用に懸念―豪紙 |
<1812-112707>
Australian紙が27日、中国がサモアで港湾の拡張など再開発の資金融資に向けて交渉していると報じたことから、海洋進出を強める中国が太平洋の戦略上の拠点として軍事利用する可能性があるとの懸念が浮上しているという。
報道によると、港はサバイ島の北部にあるアサウ港で、1960年代に木材輸出のために開設されたが計画的な浚渫が行われず、現在では釣り船などによる限定的な利用にとどまっている。
【Asau の位置 (Google Map)】 |
2018.11.26 |
時事通信 (Yahoo) |
3隻目の空母建造を初報道=中国国営メディア |
<1812-112602>
中国国営新華社通信が中国版LINEの「微信」で25日、同国で3隻目となる新型空母について造船所で順調に建造中だと報じた。 中国の官製メディアが3隻目の空母建造を報じたのは初めてである。
新華社は詳細を明らかにしていないが、上海で建造が進んでいるもようである。 |
2018.11.26 |
Record China |
一帯一路が他国を債務危機に、中国の学者が猛批判―米華字メディア |
<1812-112601>
米国メディアの多維新聞が香港のSouth China Morning Postの記事を引用して25日、「一帯一路が他国を債務危機に、「中国の学者が『中国・パキスタン経済回廊 (CPEC)』を猛批判」と題する記事を掲載した。 CPECを批判したのは国際政治学が専門の蘭州大学教授で、同教授は「中国とパキスタンの『一帯一路』プロジェクトは宣伝が大げさで、副作用が隠されている」と指摘している。
記事は、中国はアジア、欧州、アフリカなどの国々に一帯一路への参加を呼び掛け、対象国に大規模投資、経済協力などを約束しているが、大規模投資は関連国に負債の山をもたらしており、パキスタンの負債は同国のGDPの70%に上りその半分が中国からの借金だとしている。 |
2018.11.25 |
China Defense |
Boring logistics pictures of the day: 2nd Type 901 Class Fleet Replenishment Ship ready for commission |
<1812-112503>
排水量が45,000t以上である中国海軍Type 901補給艦の二番艦が近く就役する。
【Type 901 関連記事:1711-091311 (JDW 2017.09.13)】 |
2018.11.23 |
Jane's 360 |
China closing the UGV gap with US, Russia |
<1812-112301>
中国のUGV開発技術が米露の水準に迫りつつある。 9月に北京で行われたCrossing Obstacles UGVコンペや、11月6~11日に行われた殊海航空展で各種UGVが紹介された。
・Giant Tiger
Sany重工社製で全長4.2m、全幅2.0m、全高1.4m、重量2.1tで800kgの搭載能力があり、12.7mm機銃を装備している。 各種センサと二重の衛星測位システムを搭載して通過点ょ指定した自動操縦が可能である。
・CASC社製ATV
TL-4 ATGWを搭載して数km以内の攻撃が可能である。
・King Leopard
NORINCO社が殊海航空展に出品した4種類のUGVの一つで、マスト搭載カメラと23mm砲を装備した6tのUGVである。 |
2018.11.21 |
Jane's Defence Weekly |
Beijing outlines three-stage transformation of the PLAAF into a 'world-class air force' |
<1901-112105>
中国空軍の副司令官が空軍創設69周年記念日に、現在主として国防を任務とする空軍を三段階で戦略部隊に発展させると述べた。
・第一段階:2020年まで
J-10、JH-7、Su-27ファミリなど現有第三世代(註:第四世代のこと)を主軸にJ-20やY-20などの第四世代機(註:第五世代機)を加えた宇宙航空軍へ。
・第二段階:2020年~2035年
第一段階を戦略空軍に強化発展させる。
・第三段階:21世紀中頃まで
完全な世界規模の空軍に。 |
2018.11.21 |
Jane's 360 |
China's Beihang UAS readies BZK-005E long-range reconnaissance UAV for export |
<1812-112109>
北京UAV技術社が殊海航空展で、初めてBZK-005E MALE UAVを海外から受注したことを明らかにした。
BZK-005EBは中国で陸海空軍が広く採用しているChangying (Long Eagle) とも呼ばれているZK-005の改良型で、全長10.05m、翼端長18m、MTOW 1,500kgで、最高速度210km/h、巡航速度130~180km/h、搭載能力370kg、上昇限度7,500m、滞空能力40時間、航続距離2,000kmの性能を持つ。 |
2018.11.21 |
日経新聞 |
ネパール外相、中国と鉄道建設 首都カトマンズ―チベット間 |
<1812-112107>
ネパールのギャワリ外相は都内で日本経済新聞の取材に応じ、インフラ整備で中国との協力を拡大する意向を示した。 計画はカトマンズとチベットを結ぶ鉄道の建設が柱で、道路や通信も生かして結びつきを強める。 チベット自治区では中心都市ラサからネパールに至るルート上にあるシガツェまでは2014年に鉄道が開通しておりこれを延伸する。 地元報道によると、延伸距離は660kmになるという。
【シガツェの位置 (Google Map)】
外相は、今後1年半程度で実現可能性の詳細な評価を実施し、その後6年程度かけて建設すると述べ、初期調査の段階で見込まれる投資額は$2.5Bだが建設現場はヒマラヤ山脈など厳しい環境下にあるため経費は膨らむ可能性もあるとした。 中国の資金供与が大半となる見通しというがネパール政府も一部を負担する考えだという。 |
2018.11.17 |
共同通信 (Yahoo) |
日米豪共同声明、インフラで協力 |
<1812-111702>
日米豪3ヵ国が17日、同日開幕のアジア太平洋経済協力会議 (APEC) 首脳会議に合わせ、インド太平洋地域でのインフラ協力強化に向けた共同声明を発表した。
共同声明は、インフラ協力で開放性や透明性、財政持続性を重視する方針を明記し、相手国を債務不履行に陥らせる中国の「借金漬け外交」を念頭に「非持続的な債務負担を避けつつ、地域の真のニーズを満たす一助となる」と強調した。 |
2018.11.16 |
Jane's 360 |
KLJ-7A AESA radar being considered for China's J-20 fighter aircraft |
<1812-111604>
中国の防衛企業筋によると、NRIET社が殊海航空展にモックアップを出展したKLJ-7A機上レーダはJ-20用であるという。
KLJ-7Aは今まで度々公表されてきたKLJ-7の改良型という。 |
2018.11.14 |
Jane's Defence Weekly |
Image confirms ground-launched variant of Chine's YJ-12 missile is in PLA sevice |
<1901-111410>
YJ-12ラムジェット推進対艦ミサイルの陸上発射型の画像がネット上で公開された。 名称はYJ-12Bと見られるミサイルはCJ-10 CMと同じ5軸TELから発射された。
YJ-12の射程は500kmで、ラムジェット作動速度まではロケットブースタで加速される。
【YJ-12 (CM-302) 関連記事:1701-120803 (CMR 2016.12.08)】 |
2018.11.14 |
Jane's Defence Weekly |
Unmanned military systems take centre stage in Zhuhai |
<1901-111404>
= 殊海航空展に出品された各種無人システムに関する記事 =
・SkyEagle UAV
MTOW 3,000kg
・CH-7 UAV
MTOW 1,300kg
・Sharp Claw Ⅰ/Ⅱ UGV
・CTSUMP UGV
・War Wolf logistic UGV
・Calvary UGV
・King Leopard combat UGV
・各種 USV |
2018.11.14 |
Jane's Defence Weekly |
Upgraded Z-10ME attack helo breaks cover |
<1901-111403>
AVIC社が殊海航空展に、中国軍が装備しているZ-10K攻撃ヘリを改良しパッシブ及びアクティブで生存性を高めた輸出仕様のZ-10MEを出展した。
Z-10MEは最大速度270km/h、上昇限度16,732ft、滞空能力4.6時間、23mm砲1門と両翼にBA-7/KD-10 ATGWまたはPL-90 AAM8発及び19発入りロケット弾ポット搭載とZ-10Kと同じで、高度なECM装置と胴体両側に箱形の6×4発のチャフ/フレアディスペンサを装備している。 |
2018.11.14 |
Jane's Defence Weekly |
Wing Loong Ⅱ UAV enters PLAAF sevice |
<1901-111402>
中国軍が殊海航空展で、WingLoong Ⅱを調達したことを明らかにした。
WingLoong ⅡはMQ-9 Reaperと似た武装偵察MALE UAVで、軍ではGJ-2 (Gongji-2) と呼ばれる。 |
2018.11.14 |
Jane's Defence Weekly |
CASIC unveils CM-401 anti-ship missile system |
<1901-111401>
CASIC社が殊海航空展で、中型艦船を狙った短距離ASBM CM-401を公表した。
【関連記事:1812-110703 (DU 2018.11.07)】
射程15~290kmのCM-401はキャニスタ入りで2発がTEL車載され、最大速度Mach 6、平均速度Mach 4で飛翔する。 |
2018.11.14 |
東京新聞 |
中国軍、35年に米に対抗能力 インド太平洋全域、米議会報告書 |
<1812-111402>
米議会の諮問機関「米中経済安全保障調査委員会 (USCC)」が14日に公表した年次報告書で、中国軍が2035年までにインド太平洋地域の全域で
米軍に対抗できるまでに能力を高める可能性があると警告した。
中国軍の大規模な予算増により、米軍が長年維持してきた技術面での優位性も崩れるリスクがあると指摘した。 |
2018.11.13 |
Jane's 360 |
Beijing announces plan to transform PLAAF into a 'world-class air force' |
<1812-111307>
中国空軍副司令官が空軍創設69周年記念日に、三段階からなる空軍近代化計画を明らかにした。
第一段階は2020年に完了するという。 |
2018.11.12 |
Aviation Week & ST |
Avic's J-31 fighter is a winner after all |
<1901-111202>
J-31は飛行安定と着艦に問題があるJ-15に代わる艦載機になると見られる。
最初J-31はMTOWが25tであったが、2番目の試作機は28tになり、艦載型は30tになると見られる。 この結果1,250kmであった行動半径は1,500kmにまで伸びることになった。 |
2018.11.12 |
Jane's 360 |
Airshow China 2018: Herakles announces Velociraptor APS development |
<1812-111206>
南京のHerakles社が殊海航空展でAPC、IFV、MBT/a>などに装備するAPSであるVelociraptorを公表した。 Velociraptorは現在設計の最終段階で2019年の野外試験が計画されているが、既に中央アジアや中東から引き合いが来ているという。
Velociraptorは76mm迎撃弾4発を装填する発射機1基又は複数基と、Ku-band AESAレーダを装備する。 AESAレーダは72×36mmのアンテナを4面装備する。 |
2018.11.12 |
Jane's 360 |
Airshow China 2018: ZB Intelligence unveils Marine Lizard amphibious combat USV prototype |
<1812-111205>
USVの航法や制御装置の開発を専門にしている青島のZB Intelligence社が殊海航空展に、Marine Lizard水陸両用戦闘車を出展した。
Marine Lizardは全長13.5mで、陸上では車体底部の4箇所につり付けられた電動の履帯で20km/hで走行し、水上では車体後部に取り付けた2基のウォータージェットにより50ktで航行する。 水上での航続距離は648nmと言う。
Marine LizardにはEO/IRセンサ、レーダ、重機関銃やSHORADミサイルが搭載可能という。 |
2018.11.09 |
Defense Update |
New Drones Dominate China’s Airshow |
<1812-110908>
殊海航空展に展示された各種UAVに関する記事
・XY-280
はF-22/F-35並の6g高旋回が可能なUAVでRCS=0.05~0.1㎡のステルス性を有し、機内には2箇所の弾庫を持ちステルス攻撃機として使用されることが推測される。
全長4.33m、翼端長6m、MTOW 650kgで150kgの搭載能力があり、発進は陸上からRATOを用いて行われ最大速度Mach 0.72の性能を持つ。
センサと武器を搭載しての滞空能力は2時間という。
・CH-7
米国のX-45やX-47に似たCH-7 UCAVは全長10m、翼端長22m、MTOW 13tで、最高速度Mach 0.75で、任務に応じてMach 0.5~0.6で巡航する。
巡航高度は30,000~43,000ftである。
・WJ-700
CASIC社が展示したジェット推進でMTOW 3.5tのWJ-700は70時間の滞空能力をもち、CM-102 ARMやC701、C-705KD対艦ミサイルを搭載するほか、EWやECM装置を搭載することもできる。
・HK-5000G
HK-5000GはMTOW 5tの空母搭載のUAVで、両翼下に合わせて2箇所のハードポイントを持つ。
・YJ-300
Tian Shaoとも呼ばれるYJ-300はAEWと偵察の両用UAVで、胴体両側と翼前縁にアレイを配したAESAアンテナを搭載できる。
MTOWは1.3tで、400kgの搭載能力を持ち、滞空能力15時間、速力200km/h、上昇限度・CH-10
CH-10はVTOL能力を持つチルトロータ式UAVである。
・FL-71
FL-71はMTOW 3tで、高度50,000ftでMach 1.8、高度30,000ftでMach 0.74の高速性能を持つ。
100kgを搭載しての航続距離は800kmで、単一任務で1時間の滞空能力を持つ。
・FL-2
MTOW22tのFL-2はMach 0.73で航続距離7,300kmの性能を持つ。
・TW-356
実大模型が展示されたTengden社製双発のTW-356は重量物運搬用で、空輸品はポッドに収納して翼下4箇所に搭載され高高度を空輸される。
・TW-765
同社最大のTW-765は22tを7,500km空輸できる。 |
2018.11.09 |
Jane's 360 |
Airshow China 2018: CASIC's LW-30 laser weapon system breaks cover |
<1812-110905>
中国CASIC社が殊海で6~11日に行われている航空展に車載型レーザ兵器LW-30を出品した。
LW-30は6×6車搭載の30kWレーザ兵器で操作は遠隔で行われ、航空機やPGM対処を目的としている。 同社によるとLW-30は、UAV、PGMの光学系、各種航空機、誘導武器を目標にしている。 |
2018.11.09 |
NHK |
中国主導のミャンマーの港湾開発 規模縮小で中国側と合意 |
<1812-110901>
中国が巨大経済圏構想「一帯一路」の一環としてミャンマーで主導する港湾の開発計画について、ミャンマー政府は中国からの多額の債務を返せなくなるおそれがあるとして、事業規模を当初の1/5に縮小することで中国側と合意し合意文書が交わされた。
「一帯一路」をめぐっては、スリランカの港で債務の返済のめどが立たず、運営権を中国に譲渡する事態になったことからアジア各国で懸念が広がり、パキスタンやマレーシアでも見直しの動きが出ている。 |
2018.11.08 |
Jane's 360 |
Airshow China 2018: Upgraded Z-10ME attack helicopter breaks cover |
<1812-110804>
AVIC社が殊海航空展に、同社のヘリコプタ部門である昌河航空機 (CAIC) が開発したZ-10MEを展示した。 Z-10MEは中国軍が装備しているZ-10Kの輸出仕様機であるが、Z-10Kを大幅に改良している。 特にアクティブやパッシブの手段により生存性を高めている。
具体的にはミサイル接近警報装置 (MAWS)、レーダ警報装置 (RWR)、6×4チャフ/IRディスペンサを胴体両側に1箱ずつ搭載している。
|
【註】
記事ではCAICをChanghe(昌河)Industries Corporationとしているが、とあるがCAICはChengdu(成都)Industries Corporationのはずである。 |
2018.11.08 |
Defense News |
China showcases progress on stealth fighter jet at Zhuhai air show |
<1812-110803>
中国が殊海航空展で戦闘機、とりわけ次世代戦闘機の開発の技術力を誇示した。 会場では推力方向可変 (TV) 方式のWS-10Bエンジンを搭載したJ-10Bが高い機動性や低空性能を展示した。
これについて英国王立防衛安全保障研究所のブロンク研究員は、西側諸国の空軍は、空中戦においてTVはコストの割りに効果がないと見ていると述べた。 |
2018.11.08 |
Record China |
中国初の「無人ミサイル艇」公開、関係者「上陸作戦にも有効」―珠海航空ショー |
<1812-110802>
6日に始まった珠海航空展で、民生用USVを開発してきた珠海雲洲智能科技が中国初のミサイルUSV「瞭望者Ⅱ」を公開した。 ミサイル4発の搭載が可能で、関係者は上陸作戦にも有効などと説明した。 同社は今回の珠海航空展に8種類のUSVを出展している。
瞭望者Ⅱは全長7.5m、全幅2.7m、排水量3.7tで、最高速力45kt、22ktで航行した場合の航続距離は310nmの性能を持ち、射程5kmのミサイルを搭載する。 波高2.5mまで使用可能で、航行モードは全自動、半自動、遠隔手動操作、手動が選べる。 |
2018.11.07 |
Jane's Defence Weekly |
Image confirm thrust-vectoring WS-10 engine variant for China's J-10B fighter |
<1901-110703>
CAIC社が11月6~11日に開かれた殊海航空展で、スラスト偏向式のWS-10エンジンを搭載したJ-10Bを公表した。
この機体はまた尾翼の付け根にフィッティングが付加されいるが、ここにスピン回復用パラシュートが収納されていると見られる。 |
2018.11.07 |
Jane's Defence Weekly |
Image emerge of new Chinese submarine |
<1901-110701>
江南造船 (Jiangnan) の長興島造船所 (Changxingdao shipyard) で建造中の新型潜水艦画像がネット上で公開された。 この潜水艦の寸法その他は公表されていないが、 全長50m、幅5m程度と推測され、セイルが見当たらないのが大な特長である。
セイルがないことからこの潜水艦は潜望鏡を出した状態でも長期の作戦には向かないと見られる。
|
【註】
全長50m、幅5mと言うと、1963年に竣工し1978年まで就役していた水中排水量1,000tと海上自衛隊最小の潜水艦なつしお(61m、6.5m、790t)より小型になる。 |
2018.11.07 |
Defense Update |
New Missiles Unveiled at Airshow China 2018 |
<1812-110703>
殊海で行われている航空展で、以下の各種新型ミサイルが公開された。
・HQ-8
AEW機の様な大型機を400kmの長距離から狙うHQ-8大型SAM
・CM-401
CM-401 ASBM 2発を車載した陸上発射対艦弾道弾システムが公開された。
CM-401はBP-12A TBMの対艦型と見られ、終末誘導はARHで行われる。 CM-401の主たる目標は空母を含む中大型艦になる。
・Fire Dragon
Norinco社製のFire Dragon誘導ロケット弾は220mmから750mmまでの各種が開発されている。
・HD-1
HD-1 ASCMはロケットで加速される液体燃料ラムジェット推進の高速超音速ASCMである。 |
2018.11.06 |
Jane's 360 |
Airshow China 2018: CASIC unveils WJ-700 armed reconnaissance UAV |
<1812-110604>
CASIC社が殊海航空展にWJ-700 MALE UAVの実大模型を出品した。
同社はWJ-500、WJ-600、WJ-600A/DなどのMALE UAVを生産しているが、WJ-700の前身であるターボジェット推進のWJ-600はMTOW3,500kg、滞空能力20時間であった。 |
【註】
WJ-700と一緒に写っているCM-102はFC-1/JH-7A戦闘機が搭載する射程100kmのARMで、80kgの弾頭を搭載する。 この写真からするとWJ-700はCM-102を搭載できると思われる。 |
2018.11.05 |
産経新聞 |
中国が最新鋭ステルス無人機「彩虹7」を初公開 米試作機と酷似 |
<1812-110506>
珠海航空展の開幕を前日に控えた5日、中国のステルスUCAV CH-7(彩虹-7)の実大モデルが公開された。 来年初飛行し、2022年には量産に入るという。
翼端長22mのCH-7は無尾翼で、外観はNorthrop Grumman社のX-47Bに酷似しており、一部の欧米メディアはX-47Bのクローンで、中国がサイバ攻撃で技術を盗んだ可能性を指摘している。 2011年にイランで墜落した米空軍RQ-170の情報が中国に流出したとの見方もある。 |
2018.11.05 |
日経新聞 |
中国で退役軍人デモが続発 背景に格差 |
<1812-110504>
中国で退役軍人によるデモが頻発していて、山東省平度市でのデモには吉林省など多くの地域から退役軍人らが参加した。 中越戦争に従軍した50代以上が中心となって生活手当などの引き上げといった待遇改善を求めている。 海外メディアによると、黒竜江、吉林、遼寧、河南、浙江、四川、福建の各省などから1,000人以上が集まって行進したのに対し、公安当局が催涙ガスなどを使って阻止に動き、退役軍人らはこん棒や消火器などで抵抗したが7日までにほぼ鎮圧されたという。
デモの背景には貧富の差拡大という中国社会の深刻な問題があるだけに、習指導部のアキレスけんとなる可能性もある。
・妨害されチャットで拡散
・「ジニ係数」が2年連続上昇 |
2018.11.02 |
Jane's 360 |
Images confirm thrust-vectoring variant of Chinese WS-10 engine |
<1812-110204>
11月6~11日に開かれる殊海航空展を前に、スラスト偏向式のWS-10エンジンを搭載したJ-10Bが撮影された。
同機の翼下には発煙装置が見られることから、航空展で同機によるデモ飛行が行われると見られる。 |
2018.11.02 |
Record China |
中国がインドの友好国ネパールへの軍事援助を大幅増―韓国メディア |
<1812-110201>
聯合ニュースが10月31日に、中国が最近ネパールとの間で今後5年間で1億5,000万元(24億円)の軍事支援を行う覚書に署名したと報じた。 ネパールはインドの従来からの友好国であり、貿易やエネルギーなどの分野でインドに対する依存度が高かったがネパールとインドの関係に変化が生じ、ネパール政府はポカラ空港、キドン鉄道建設計画を中国と共同で推進しているほか、『一帯一路』構想にもさらに積極的に参加するなど、多くの親中政策に乗り換えるようになった。
一方で、ネパールと中国の接近を警戒するインドは、モディ首相が5月に首相就任後3度目となるネパール訪問を行い、両国関係の強化に向けて力を注いでいる。 |
2018.11.01 |
Jane's 360 |
Images emerge of new Chinese submarine |
<1812-110104>
江南造船 (Jiangnan) の長興島造船所 (Changxingdao shipyard) で建造中の新型潜水艦画像がネット上で公開された。 この潜水艦の寸法その他は公表されていないが、全長50m、幅5m程度と推測され、セイルが見当たらないのが大な特長である。
2014年10月の衛星画像で、揚子江の河口から武漢800km離れた武漢で、全長35m、幅3.5mの小型潜水艦が確認されている。 |
2018.11.01 |
China Defense |
New Chinese Amphibian Vehicle: Speed boat with 4x retractable tracks |
<1812-110103>
(画像のみ) |
2018.10.31 |
Jane's Defence Weekly |
AVIC looks sell shipbuilding business |
<1812-103114>
香港のAVIC Internationl Holding社が10月22日、中国国営AVIC社がリストラで同社の造船部門を売却しようとしていると発表した。
AVIC社の造船部門にはAVIC Internaional Maritime Holding社の基に造船3社があり、海軍艦の建造も行っている。 |
2018.10.31 |
Jane's Defence Weekly |
AG600 conducts first waterborne take-off |
<1812-103111>
国営新華社通信が、2017年12月24日に陸上からの初飛行を行ったAG600飛行艇が10月20日に初めて離水し14分間の飛行の後に着水する飛行に成功したと報じた。 今後2021年に民航機としての証明を獲得し、2020年には納入できるという。
AG600は全長37m、翼端長38.8m、MTOW 53.5tで、Y-20輸送機、C919旅客機に次ぐ中国で3番目の大型機である。 旅客機として使用すれば客席数50隻、消火機とすれば12tの水を20秒で取り込めるという。 |
2018.10.31 |
Jane's Defence Weekly |
US analysts assess potential change in China's naval ROE |
<1812-103104>
中国艦が最近西太平洋で英国や米国の艦船に対して強硬に態度を見せていることから、米軍の情報と軍事分析部門が、中国が戦闘艦の交戦規定 (ROE) を変更したのか否かを見極めようとしている。 |
2018.10.29 |
Jane's 360 |
China's AVIC trials Venus solar-electric UAV |
<1811-102906>
中国AVIC社が26日、翼端長20mの太陽光発電式技術検証UAVのQi Mingxing (Venus) が初飛行したと発表した。 初飛行の場所と時期は明らかにされていないが高度20,000mを巡航し、引き続き開発する実用機に向けたデータを収集したという。
AVIC社は2016年に10mのVenusを試作し2年間の試験を行い、2018年9月には5時間の飛行を達成している。 |
2018.10.29 |
産経新聞 (Yahoo) |
中国軍機、対馬海峡の上空飛行…自衛隊が緊急発進 首相訪中終えたばかり |
<1811-102904>
統合幕僚監部が29日、中国軍機1機が東シナ海と日本海を飛行したため、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させたと発表した。 飛行したのはY-9 ELINT機で、東シナ海から対馬海峡を通過し日本海上空を飛行した。
先の安倍首相の訪中では、習近平国家主席との会談で新たな日中関係構築に向け「脅威ではなくパートナー」などの新3原則を確認したばかりだった。 |
2018.10.29 |
聯合ニュース (Yahoo) |
中国軍用機1機 韓国の防空識別圏進入=今年6回目 |
<1811-102903>
韓国軍合同参謀本部が29日、Y-9 ELINT機と推定される中国軍機1機が同日10:03に済州島北西から韓国防空識別圏 (KADIZ) に入り、10:37ごろに済州島の離於島東方にで識別圏を離れた。
その後、日本の防空識別圏の内側を飛行し、11:48に浦項の東方93kmの上空で再びKADIZに入った。 北側に機首を向けた中国軍機は江陵東方の上空まで北上後、南に旋回し、最初の進入経路に沿って15:02にKADIZを出た。 |
2018.10.24 |
Jane's Defence Weekly |
New variant of Z-8 delivered to PLAN's Aviation University |
<1812-102416>
中国海軍航空大学に新型のZ-8であるZ-8C 2機が納入された。 旧式化したZ-8の名称が新造機に付けられたのは意外で、Z-8の改良型にはZ-18の名称がついている。
基本型のZ-18は人員輸送用で、Z-18Fは対潜型、Z-18JはAEW用として海軍で、Z-18Gは部隊輸送用として地上軍で使用されている。
Z-8Cは明らかにZ-18の進んだ点を取り入れたハイブリッド機と見られる。 |
2018.10.24 |
Jane's Defence Weekly |
China's Z-19E ready for series production, says report |
<1812-102415>
中国国営新華社通信が10月13日、HAIG社製Z-19 Black Whirlwind武装偵察ヘリの輸出仕様機Z-19Eが量産に入ったと報じた。
Z-19EのMTOWは4,250kgで軽武装が可能である。 |
2018.10.24 |
Jane's Defence Weekly |
China launches more Beidou satellites |
<1812-102414>
中国が10月15日、2018年で28回目となる衛星打ち上げに成功した。 今回は北斗-3測位システムの2基が打ち上げられた。
北斗システムは、実験システム的な北斗-1が4基打ち上げられたのち、2012年にoperationalになった北斗-2が15基、最新の北斗-3となる20号機と21号機が打ち上げられて、残りの3基も年内に打ち上げられたのち、2020年までに完全なoperationalになる。 |
2018.10.24 |
Jane's Defence Weekly |
Chinese company claims successful flight testing of HD-1 supersonic cruise missile |
<1812-102407>
広東省の轟達爆破社が10月15日、輸出用に開発しているHD-1超音速CMの飛行試験に成功したと発表した。 固体燃料ラムジェット推進のHD-1はまだ実験段階で、開発完了時期は明らかでないが、Global Timesによるとパキスタンと中東の某国が関心を示しているという。
特にパキスタンはインドのPJ-10 BrahMosシリーズ超音速CMへの対抗として見ている。 |
2018.10.22 |
Jane's 360 |
AVIC readies Wing Loong I-D prototype for maiden flight |
<1811-102209>
中国AVIC社がWing Liing Ⅰ MALE UAVの改良型であるWing Liing ⅠD武装偵察UAVを開発し、2018年末までに初飛行を行う。
全複合材料製のWing Liing ⅠDは重量330kg、全長8.7m、全高3.2m、翼端長17.6mである。
【関連記事:1804-030009 (IDR 2018.03)】 |
2018.10.22 |
産経新聞 (Yahoo) |
中国と ASEAN が初の海洋演習 米国の影響力排除狙う |
<1811-102206>
中国とASEAN各国海軍などによる初の共同海洋演習が22日に中国広東省湛江の海軍基地周辺で始まった。 中国は軍事協力を通じてASEANの取り込みを進め、一部加盟国との領有権争いを抱える南シナ海で米国の影響力を排除したい考えだが、中国側は当初「合同軍事演習」を提案したのに対して一部加盟国の反対で海洋演習に変更し、南シナ海での演習実施も断念したとされる。
【湛江市の位置 (Google Map)】
中国国防省などによると、演習には各国の艦艇8隻と将兵1,200名が参加し、海難事故を想定した救助訓練など28日までを行う。
中国海軍はマレーシア沖のマラッカ海峡で20日から、同国やタイ海軍との合同軍事演習も実施している。 |
2018.10.17 |
Jane's Defence Weekly |
China's defence-industrial policies pose major threat, says US DoD paper |
<1812-101701>
米政府の検討会議が10月5日に "Assessing and Strengthening the Manufacturing and Defense Industrial Base and Supply Chain Resiliency of the United States" と題する報告を行い、中国の軍事産業が今後米国の安全保障上の脅威になると警告した。 |
2018.10.17 |
日経新聞 |
日中、潜水艦競争が激化 質量両面でにらみ合い |
<1811-101704>
中国軍は空母部隊の建設を進めているが、空母を作戦展開させるには護衛役の潜水艦をつける必要がある。 また米本土を直撃しうるSLBMを搭載した晋級原潜を南シナ海に配置し、先々は後継艦の唐級を日本海に配置する公算が大きい。 しかしながら中国の潜水艦は60隻と自衛隊の22隻を大幅に上回ったものの、静粛性や運用実績では日本が大きく先行している。
こうした中、日本が南シナ海への潜水艦派遣を公表したことは、中国には不愉快な現実に他ならない。 日本は南シナ海への派遣を公表したことで、有事には中国が南シナ海に配備した潜水艦も無事ではないとのメッセ―ジを周辺国にもわかる形で送ったのものであると同時に、米軍が果たしてきた中国潜水艦封じの役割を一部肩代わりできるとトランプ政権に強調しておく意味合いも込められている。 |
2018.10.17 |
Record China |
爆破会社の開発した超音速巡行ミサイルが飛行試験に成功―中国 |
<1811-101703>
鉱山やトンネル建設工事での爆破作業を手掛けてきた広州市の宏大爆破社が15日、開発してきた超音速CMが飛行試験に成功して終了したと発表した。 同社が開発中の超音速CMはHD-1と呼ばれ、同社は試験で発射装置、ミサイルの推進装置、飛行制御装置の検証を行い、発射や飛行モードの変更など、定められていた各項目が基準を満たし実験は成功したという。
HD-1は固体燃料方式で、長年にわたり爆破業務を手掛けてきた同社が固体燃料を手掛けるのは整合性があると言える。 |
2018.10.16 |
Jane's 360 |
China puts more Beidou navigation satellites into orbit |
<1811-101605>
中国が北斗-3測位衛星2基を15日に打ち上げた。
28基目となる北斗-3は北斗測位衛星システム (BDS) を構成する測位衛星で、2012年に打ち上げられた北斗-1、それに続く北斗-2を次ぐ第3世代となる。 |
2018.10.16 |
Record China |
中国が大型超音速風洞を建設=次世代戦闘機「火龍」開発のため世界最先端の設備 |
<1811-101603>
中国メディア新浪網が15日、米国が2030年の戦力化を計画している最高速度Mach 5、航続時間50時間、戦闘行動半径10,000kmの次世代戦闘機に対抗して中国が次世代戦闘機「火龍」を開発するため、世界最先端の超音速風洞FL-62を建設したと紹介した。 |
2018.10.16 |
朝日新聞 (Yahoo) |
中国軍、南シナ海でタイ・マレーシアと演習 米国に対抗 |
<1811-101602>
中国国防省が14日、タイ、マレーシアとの合同軍事演習を20~29日にマレーシア近海で行うと発表した。 演習はマレーシア西岸の複数地点で行われ、中国からは将兵692名、駆逐艦、護衛艦、艦載ヘリ2機などが参加する。 訓練海域はフィリピンやベトナムとの係争海域ではない。
中国は演習の狙いを南シナ海の平和と安定を守り、脅威に対応する能力を高めるとして、いかなる国も対象にしていないとしているが同時期にASEAN加盟国との初の合同演習も予定しており、南シナ海で「航行の自由作戦」を展開する米国を意識した動きとみられ、緊張が高まっている。 |
2018.10.15 |
Jane's 360 |
China's Z-19E helicopter ready for series production, says report |
<1811-101505>
中国国営新華社通信が13日、Z-19 Black Whirlwindの輸出仕様であるZ-19Eが量産準備を完了したと報じた。 ただし新華社は輸出先については報じていない。
開発したAVIC傘下のHAIG社によるとZ-19EはMTOW 4,250kgで、巡航速度、上昇レート、実用上昇限度で特に優れた性能を持つという。 |
2018.10.14 |
時事通信 (Yahoo) |
ステルス新型爆撃機、初飛行へ=核搭載可能、米軍に対抗―中国 |
<1811-101402>
中国が開発を進めてきたステルス戦略爆撃機H-20が近く初飛行する見通しである。 国営中央TVは8月に、H-20の研究開発で重大な進展があったと報じており、今月10日付の環球時報は軍事専門家の見方として、電子機器などのテストを終え試験飛行が近いという見方を報じている。
H-20の航続距離について米国防総省が公表した中国の軍事動向に関する報告書は8,500km以上と推定されるが、環球時報は5月に1,2000km以上とみる専門家の分析を伝えていることから、中国軍はハワイを目標として視野に入れている可能性がある。 |
2018.10.11 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、中間選挙に「前例ない」介入=世論への影響警戒―米国土安保長官 |
<1811-101102>
ニールセン米国土安全保障長官が上院国土安保政府活動委員会の公聴会で10日、11月の中間選挙に向けて中国が米国の世論に影響を及ぼそうと、前例のない取り組みを進めていると証言した。 ニールセン長官は、選挙に関する脅威にはサイバ攻撃と共にそれよりはるかに広範な影響力行使や干渉キャンペーンがあると証言した。
レイ連邦捜査局 (FBI) 長官は、中国の情報活動が極めて広範かつ複雑で長期的なものだと述べた上で、ロシアが今日のために闘っているのに対し中国は明日のために闘っているとの認識を示した。 |
2018.10.10 |
Jane's Defence Weekly |
China develops large-scale transonic wind tunnel |
<1812-101009>
AVIC社が9月25日、世界最大級の遷音速風洞FL-62を開発したと発表した。 FL-62は連続吹き出し式で供試部は2.4m×2.4mあり、Mach 0.3~1.6を模擬できるという。
施設の広さは17,000㎡、重量6,620tで、80MWの電力を要するという。 この施設があるのはSu-27/33とJ-11、J-15、J-16などの生産を行っている瀋陽航空機社 (SAC) にあるAVIC社研究所ARIの中という。 |
2018.10.10 |
Jane's Defence Weekly |
... and holds UGV contest with focus on autonomy, mobility |
<1812-101006>
北京近郊の遠州で開かれたCrossing Obstacles UGVコンペには、14軍関連機関、26民間機関、10国営機関、11研究所の61機関から136個チームが参加して行われた。 |
2018.10.10 |
Jane's Defence Weekly |
China conducts further tests with hypersonic vehicles... |
<1812-101005>
中国国営TVのCCTV-7が9月21日、1週間前に酒泉衛星打ち上げセンタで超高速飛翔体の大気圏試験を実施したと報じた。
試験では形状が異なる3種類の供試体が気球でつり上げられたのち切り離され、音速を超える速度で自由落下した。 供試体はそれぞれ全長2m、翼端長1.5mで、それぞれDS18-1S、DS18-2S、DS18-3Sと名付けられていた。
中国はDF-ZF (WU-14) HGVの開発を進めており、今までに少なくとも7回の試験を行っており、2017年11月にはDF-17 BMを使った飛翔試験を2回実施している。
更に8月上旬にはXing Kong-2(星空-2)が高度30kmをMach 6で400秒以上飛翔している。
中国はMach 5~9を出せる世界最大の超高速風洞JF-12を建設し、2014年3月から活用している。 |
2018.10.07 |
日経新聞 |
中国「一帯一路」に誤算 親中政権の敗北相次ぐ |
<1811-100701>
中国の一帯一路構想沿線各国で相次ぎ親中政権の敗北したのは中国による支援の債務問題に懸念が高まったのが原因で、習主席は経済支援の手法を見直すよう指示した。
モルディブではヤミーン大統領が中国依存を深めて巨額債務を負ったうえ、不透明な建設資金が汚職の源になっているとの批判が出て大統領選で敗北した。 勝利したソリ氏の盟友であるナシード元大統領は選挙後、中国との契約事業は全て見直すと表明した。
マレーシアでは5月の総選挙で、中国との経済協力を進めてきたナジブ首相が敗北し、マハティール新首相は中国企業が手掛ける鉄道建設などについて中止を通告し、8月に訪中した際には李首相に「新たな植民地主義は望まない」とクギを刺した。
スリランカでも2015年に親中派大統領が敗北し、新政権は中国の融資で建設した大規模港湾開発凍結を要請した結果、債務免除と引き換えに港湾を中国企業に99年間貸し出すことになったことから、「債務のワナ」だとして中国への警戒が高まる端緒となった。 |
2018.10.05 |
産経新聞 (Yahoo) |
ペンス米副大統領「尖閣は日本の施政権下」 中国政策演説、中間選挙への干渉を非難 |
<1811-100501>
ペンス米副大統領が4日、中国は尖閣諸島の周辺で恒常的に監視活動をしていると指摘した上で、尖閣諸島は日本の施政権下にあると述べ、東シナ海や南シナ海で覇権的な進出姿勢を強める中国に対抗していく姿勢を打ち出した。
副大統領はまた、中国が11月の米中間選挙で共和党の勝敗を左右する重要州で干渉を画策しているとすると共に、中国が米国内で反中的な中国人留学生を対象に嫌がらせ行為などを図る一方、中国に批判的な米学者にビザを発給しないなど、学問の自由を侵害していると非難した。 |
2018.10.03 |
日経新聞 |
中国「一帯一路」向け投資、過去最高に 17年3割増の2.2兆円に |
<1811-100305>
中国商務省が公表した2017年の対外直接投資統計公報によると、金融を含む中国の対外投資は2016年比で19%減の$158.2Bとなり、統計開始以来初めて減少したが、一帯一路沿線64ヵ国向けの直接投資が、2017年に前年比32%増の$20.1Bと過去最高になった。 このうち米シンクタンクが過剰な借り入れを指摘したパキスタンやラオスなど8ヵ国向けは前年比43%増の$2.2Bに急増、投資残高も$20Bに迫った。 小国に貸し込んで借金漬けにする債務のワナとの批判が強まる可能性がある。
国別ではシンガポール ($6.3B)、カザフスタン ($2B)、マレーシア ($1.7B)、インドネシア ($1.6B)などが上位に並び、政府は一帯一路向け投資を後押しし、急減した米国向けを補った格好になっている。 |
2018.10.03 |
産経新聞 (Yahoo) |
パキスタン、中国「一帯一路」関連事業見直し 鉄道事業で融資20億ドル削減 |
<1811-100304>
パキスタンが3日までに、中国が推進する一帯一路構想による南部カラチと北西部ペシャワルを結ぶ鉄道の改修事業について、中国からの融資を$2B削減することを決定した。 鉄道の改修事業は一帯一路の一部である中国パキスタン経済回廊 (CPEC) に基づいて、事業費$8.2Bは中国の融資でまかなう予定だったが、ラシッド鉄道相が1日に総額を$6.2Bに減額したことを発表した。 事業の遂行は問題ないとした上で、さらに$2Bの圧縮を検討していることを明らかにした。
外交筋によると、パキスタンでCPEC関連の事業が見直されるのは初めてである。 債務負担を軽減するための措置で、8月発足のカーン新政権による財政再建策の一環であるが、一帯一路への不満が各地で表面化する中、歴史的に中国と親密なパキスタンで見直し作業が始まったことは影響を広げそうだ。 |
2018.09.26 |
Jane's Defence Weekly |
AVIC secures record exports |
<1811-092609>
中国AVIC社が9月17日、2017年における同社の輸出額が、国家全体の24%に当たるCNY96.7B ($14.1B) の記録を達成したと発表した。
AVIC社は現在、一帯一路 (OBOR) 政策の一環として世界28ヵ国に65箇所の施設を有しているという。 |
2018.09.26 |
Jane's Defence Weekly |
PLAN ready to fly night-time combat ops from carrier |
<1811-092606>
中国海軍がウェブサイトnavy.81.cnで9月12日、空母遼寧でのJ-15の全天候離着艦訓練を5月末に終了し、遼寧は昼夜間運用能力を取得したと報じた。 |
2018.09.25 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、米軍艦の香港寄港拒否=制裁めぐり対抗措置 |
<1810-092502>
香港の米総領事館が25日、米海軍が来月予定していた強襲揚陸艦Waspの香港寄港の申請を中国政府が拒否したと明らかにした。 米国がロシア製兵器購入を理由に、中国共産党中央軍事委員会装備発展部などを制裁指定したことに中国は猛反発しており、対抗措置の一環とみられる。
中国は南シナ海をめぐり米国と緊張が高まった2016年にも、空母John C. Stennisの香港への寄港申請を拒否している。 |
2018.09.21 |
産経新聞 (Yahoo) |
露最新鋭兵器調達で中国装備発展部長に制裁 米政府、敵対国への制裁法を適用 |
<1810-092102>
トランプ米大統領が20日にロシア、イラン、北朝鮮に制裁を科す対敵対国制裁法 (CAATSA) の発動を命じる大統領令に署名したのを受け、ロシアからのSu-35やS-400の調達に関わったとして、20日に中国人民解放軍の共産党中央軍事委員会装備発展部と李尚福部長を制裁対象に指定した。 これにより米国内の資産凍結や米企業との取引禁止などの措置がとられる。
ロシアによる2014年のウクライナ南部クリミア半島併合や2016年米大統領選への干渉疑惑で露情報機関などに協力したロシアの33個人と団体も追加指定した。 |
2018.09.21 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、中国軍の兵器管理部門を制裁対象に 対ロ制裁違反で |
<1810-092101>
米政府が20日、ロシアの国営兵器輸出企業Rosoboronexport社との取引で対露制裁に違反したためとして、中国人民解放軍の兵器や装備品の管理部門に当たる共産党中央軍事委員会装備発展部と同部門の責任者を制裁対象に指定した。 |
2018.09.20 |
Jane's 360 |
AAD 2018: CSOC reveals details of armed USV concept |
<1810-092002>
中国CSOCが19~23日に南アで開かれているAAD 2018展に20tの新型戦闘USVを出展した。
全長15mのUSVはJARI多目的戦闘USVと呼ばれ、速力42ktと航続距離500nmの性能を持つ。
武装としては小型SAMと連動した30mm機関砲と船体中央に対艦/対空ミサイル用VLS、両側に対潜軽魚雷発射管を装備している。 |
2018.09.19 |
Jane's Defence Weekly |
Further details emerge of PLAN's nuclear ambitions |
<1811-091910>
中国国営メディアのChina Military Onlineが9月10日、中国が建造していることが確実視されている原子力空母には原子力推進の補給艦が必要であるとする論文を掲載した。 |
2018.09.19 |
Jane's Defence Weekly |
Pentagon downplays Sino-Russian military relationship |
<1811-091904>
最近のロシアと中国の軍事協力関係の緊密化を専門家が警告しているが、マティス米国防長官は9月11日に中露共同演習について、軍事的要求というより政治主導と見ていると語った。
ただ長期的には両国の同盟関係を構築する役に立つと見ているとも述べた。 |
2018.09.15 |
China Defense |
The fifth Type 071 LPD |
<1810-091502>
中国海軍で5隻目となるType 071 LPDがLPD 980 龍虎山と命名されて就役し、中部戦域軍の東海艦隊に配属された。 |
【註】
Type 071は一番艦から三番艦までは南海艦隊に配属されていたが、四番艦は東海艦隊に配属されている。 五番艦も東海艦隊所属となれば東海艦隊は2隻のType 071を保有することになり、LSTなどを含め東海艦隊の水陸戦能力が急速に強化されている。
【関連記事:1604-031507 (CD 2016.03.15)】 |
2018.09.06 |
Military Times |
Nearly 300,000 troops ready for massive Russian war games to begin, general sayse |
<1810-090607>
ロシア軍参謀総長が6日、300,000名を投入する過去30年間で最大規模の演習 "Vostok 2018" が来週開始されると述べた。 演習には中国軍とモンゴル軍も参加してロシア中央部と東部で行われ、蒙中国境から150kmのTsugol演習場で行われる最も熾烈な場面では、中国軍と蒙古軍がロシア軍の一翼となった作戦を展開する。
【Tsugol の位置 (Google Map)】
演習では大規模航空侵攻が模擬され、CM対抗システムも試験される。 海上機動演習もオホーツク海と北太平洋を舞台に行われる。 |
2018.09.06 |
中央日報 (Yahoo) |
中国、米国に対抗したステルス戦闘機「殲20」量産へ |
<1810-090601>
香港のSouth China Morning Post紙が5日に複数の軍消息筋の言葉を引用して、中国がこれまで問題になってきたJ-20のエンジン欠陥問題を解決して量産体制に入ると見通しと報じた。
中国は2004年にJ-20のエンジン試作品を完成させたが、速度を最高値まで上げるとタービンブレードの過熱により爆発
する事故が起きていたが、最近この問題を解決して陸上試験および試験飛行に成功したという。 |
2018.09.05 |
Jane's Defence Weekly |
China trials second aircraft carrier, first Type 055 destroyer |
<1810-090510>
中国の最新型駆逐艦Type 055が初めての洋上試験を8月24日に開始した。 同じ大連造船所 (DSIC) からは26日に空母の二番艦が2回目の洋上試験に向けて出航した。 1回目の洋上試験は5月13~18日に行われ、23日にDSICに帰港していた。 |
2018.09.04 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、軍事協力拡大=アフリカに新基地建設も |
<1810-090402>
中国がアフリカへの兵員派遣や兵器輸出が増える中、中国がジブチに続き新たな軍事拠点を設けるという観測が絶えな
い。 習国家主席は中国軍のアフリカでの活動を重視しており、2015年の国連総会で習氏はアフリカ連合(AU)に5年間で$100Mの無償軍事援助を
行う方針を表明している。中国は国連PKOに常任理事国としては最多の2,400名の軍事要員を派遣し、中でもアフリカは2,000名を占めている。
中国は2017年夏にジブチで軍事基地の運用を開始したのに続き、中国から経済支援を受けるアフリカ南部や東部の国が港を軍用として
中国に提供する可能性があるとされ、米国などは警戒を強めている。 |
2018.09.01 |
Focus 台湾 (Yahoo) |
中国、台湾侵攻準備を2020年までに整える方針=国防部報告 |
<1810-090105>
台湾国防部が8月31日に公表した今年の中共軍事力報告書の中で、中国はいまだに台湾に対する武力行使を諦めておら
ず、2020年までにその全面的な侵攻作戦能力の完備を目指しているとの見方を示した。
ただ中国は上陸用舟艇や後方補給能力が不足しているため、現段階では軍事的脅威や封鎖作戦、制圧射撃などの可能性が大きいとしている。 |
2018.09 |
International Defence Review |
China's CASC reveals enhanced CH-804C hybrid UAV |
<>1810-090008>
中国国営CASCの付属機関CAAAがCH-804C固定翼ハイブリッドVTOL UAVの改良型を開発した。 改良型は従来型のMTOW 25kg、翼端長4m、搭載能力3kgに対して、30kg、4.25m、4kgと
能力が向上している。
胴体下には視野角を46゚×34.5゚の広角と4.6゚×3.45゚の狭角に切り替えられる2.5kgのEO/IR装置を装備している。 CH-804Cは到達距離100kmのL-bandデータリンクを搭載し25.6kb/sでデータ転送ができるが、画像伝送に際しては一時的に4Mb/sの伝送が可能になる。 |
2018.08.29 |
Jane's Defence Weekly |
China reveals new all-terrain tracked carrier |
<1810-082910>
中国国防省が8月18日に海軍が公開した東シナ海で行った演習の記事のなかで、新型の全地形走破運搬車の画像を公開した。
この全地形走破運搬車はロシア製車を真似て中国で生産したJY813とよく似ている。 また中国はかつてBAE Systems社からBv 206全地形走破運搬車を購入したことがある。 |
2018.08.28 |
Record China |
空母・遼寧を改造、艦橋から飛行管制所を撤去―中国 |
<1809-082806>
中国メディアによると大連造船所で、中国が2012年に就役させた空母遼寧の艦橋の大規模な再改造作業が進められていると報じた。 艦
載機の発着を指揮する主飛行管制所は完全に撤去されたという。 艦橋の前方と側面部には足場が組まれており、
主飛行管制所以外にも改造が施される可能性があるという。
記事は遼寧について、主飛行管制所からの視界に遮蔽物があるため、中国が自ら設計した空母と同様の構造に改造した可能性があると論じた。 |
【註】
「主飛行管制所からの視界に遮蔽物がある」と言うが、もしそうであれば遮蔽物を撤去または移動するのが筋で、主飛行管制所を撤去する理由としては疑問である。
遼寧はかねてから「復元性に問題」との風評があり、旧ソ連の空母を中国でスキージャンプ台を取り付けるなどの改造を行ったためトップヘビーになり、復元性
を確保するため上部構造物の重量低減を図った可能性も考えられる。 |
2018.08.25 |
Record China |
中国の大型駆逐艦055型、一番艦が初の試験航海 |
<1809-082502>
中国海軍のType 055駆逐艦の一番艦が24日に初めての試験航海を始
めた。 Type 055一番艦は上海江南造船所で建造され2017年6月28日に進水した。 二番艦は江南造船所で4月28日に進水し、大連船舶重工業集団も7月3日に2隻を進水させ
ている。
すでに進水した4隻のうち、一番艦は2019年末までに、それ以外の3隻は2020年末までに海軍に引き渡
されると見られている。 中国海軍はType 055を6~8隻建造すると見られている。 |
2018.08.23 |
東亞日報 |
中国、米国の目の前で軍事基地の建設か |
<1809-082306>
中国がエルサルバドルのラ・ウニオン港を軍事基地化する可能性が
ある。 駐エルサルバドル米国大使が先月初め、中国が単にラ・ウニオン港に投資する目的ではなく、軍事的に何か狙い
があって中米地域の影響力拡張を望むという点で懸念されると述べた。
【La Unión の位置 (Google Map】
それから1ヵ月後の今月21日、中国は台湾の国交を樹立していたエルサルバドルと国交を正常化すると発表し、エルサルバドルは直ちに台湾と断交
した。 |
2018.08.22 |
Jane's Defence Weekly |
China closing the satellite imagery capability gap |
<1810-082208>
中国が7月31日、太原衛星打ち上げセンタから長征-4Bを使って高分-11 (GF-11: Gaofen-11) 地球観測衛星を打ち上げた。 GF-11の解像度は10cm以下で、米国に次いで世界で二番目の高解像度偵察衛星ということになる。
GFシリーズの衛星は従来、民生用であるCHEOSの一部を成していたが、GF-11は民生用システムから切り離されている。 |
2018.08.22 |
Jane's Defence Weekly |
China's overwater bomber capabilities aimed at US says DoD |
<1810-082203>
米国防総省が議会に対し行った中国の軍事力に関する報告書によると、中国空軍が爆撃機による渡洋攻撃能力を拡大している。
中国空軍のH-6Gは2013年にバシー海峡を通過して第一列島線を越えたが、H-6Gには西太平洋を遊弋して米国や同盟国を攻撃できる航続距離がなかった。 このため中国は2013年に航続距離の長いH-6Kの配備を開始した。 これによりグアムをLACMで攻撃する能力を確保した。 |
2018.08.22 |
Jane's Defence Weekly |
UAE deploys Wing Loong Ⅱ UAV to Eritrea |
<1810-082202>
DigitalGlobe衛星が8月3日に撮影したエリトリアのAssab空港の画像に、サイズからAVIC社製Wing Loong Ⅱ UAVと見られる機体が写っていた。 このことからUAEは少なくとも1機の同機を保有していると見られる。 同空港では3月上旬にMirage 2000用の格納庫より大きい26×21mの格納庫2棟が建造されているのが分かっていた。
【Assab空港の位置 (Google Map)】
新華社は2017年2月28日に、初飛行前のWing Loong Ⅱの輸出が確実になったと報じていた。 またCCTVが8月1日にWing Loong Ⅱが既に100機受注した報じている。 |
2018.08.22 |
時事通信 (Yahoo) |
マレーシア、中国との鉄道中止=「一帯一路」事業、習氏に伝達 |
<1809-082202>
北京を訪問しているマレーシアのマハティール首相が帰国前の21日に、マレー半島を横断する「東海岸鉄道」など、
中国と共同で進めていた大型公共事業を最終的に中止する方針であることをマレーシアメディア
などに明らかにした。 マハティール首相は20日に会談した習近平国家主席と李克強首相にこうした意向を伝え、「彼らは同意した」と述べた。
この計画は、シルクロード経済圏構想一帯一路の重要事業の位置付けとなっており、マレーシアの中止決定は中国政府に
とって打撃となる。 |
2018.08.21 |
NHK |
極東地域でのロシア軍大規模軍事演習 中国軍が初参加へ |
<1809-082103>
ロシアのショイグ国防相が20日、来月行う大規模演習ボストーク2018に、中国軍とモンゴル軍が参加すると発表した。
この演習はが2010年以降、4年に1度行っており、今回は北方領土を含む極東シベリア地域で行われる見通しで、ショイグ国防相は
前例のない規模になると強調した。 ロシアと中国は6年前から毎年、海軍が合同で演習を行っているが、この演習に中国軍が参加するのは初めてである。
中国国防省によると、中国からは3,200名とヘリを含む航空機が参加するという。 |
2018.08.17 |
日経新聞 |
日本の周辺、軍事費増強 中国に呼応し東南アジアも |
<1809-081702>
ストックホルム国際平和研究所の推計では世界の軍事費は2017年に$1.739Tと2008年比9.8%増えた。 冷戦終結後は減
少していたが21世紀に冷戦期を上回る規模に戻り、近年は伸び続けている。
全体を押し上げるのは世界2位の軍事大国になった中国で、公表値は外国からの武器調達や研究開発費を含まないため
同研究所の推計を使っているが、2008年で$10B程度の軍事費は2017年に2倍超の$22.8Bに膨らんだ。 日本周辺各国の伸び率は以下の通りである。
・米 国: -14%
・中 国: 110% (註:年率7.7%)
・ロシア: 36% (註:年率3.1%)
・東南ア: 39% (註:年率3.3%)
・日 本: 4.4%(註:年率0.4%) |
2018.08.17 |
中央日報 |
中国、南シナ海上空に衛星10基打ち上げ…紛争地域の領有権強化 |
<1809-081701>
中国が南シナ海を監視できる衛星システムを開発中だと中国官営メディアが16日に報じた。
報道によると、中国は2019~2021年に南シナ海上空に光学衛星6基、超広帯域衛星2基、SAR衛星3基など計10基の衛星を打ち上げる計画で、この
うち最初の衛星は2019年下半期に打ち上げられるものと予想される。 |
2018.08.15 |
Jane's Defence Weekly |
China declares successful test of experimental hypersonic waverider |
<1810-081501>
中国国営CASCの高技術研究開発部門であるCAAAが8月3日、超高速
WaveriderであるXing Kong-2(星空-2)の初飛行に成功したと発表した。 星空-2は固体ロケットで10分間加速
されたのちに切り離され、高度30kmを400秒にわたりMach 6で飛行した。
中国が開発してきた超高速飛翔体は主としてHGV方式で、米国がかつてDF-17に搭載したWU-14と呼んできた
DF-ZF HGVがその典型である。 |
2018.08.13 |
日経新聞 |
中国、ウクライナでも影響力拡大、ロシアは容認か |
<1809-081303>
中国ウクライナなど旧ソ連の親欧米国を欧州と結ぶ「一帯一路」の拠点と位置づけて攻勢をかけている。 2017年末
には中国・ウクライナ政府間委員会を4年ぶりに再開し、同国に対してキエフの交通インフラ整備や高速道路、穀物輸出基地の建設など$700M規模
の共同事業を展開する方針を示した。
また中国はウクライナが強みを持つ軍事技術にも目を付けていて、中国企業が輸送機やヘリのエンジンを製造するモ
トール・シーチ社の株式41%を取得し、後にウクライナの裁判所が差し止め命令を出したこともあった。 2017年には
中国によるとみられる軍事機密に絡むスパイ事件も発覚している。 |
2018.08.13 |
日経新聞 |
中央アジアでも中国依存のワナ、トルクメン経済危機 |
<1809-081302>
トルクメニスタンが国家収入の大半を占める天然ガスの輸出で中国依存を深める一方、中国への借金が膨らんで資金繰
りが悪化し経済危機に陥っていて、「一帯一路」の要衝と位置づけられる中央アジアでも中国頼みの「ワナ」が浮き彫り
になってきた。
国家収入の7割を天然ガス輸出に頼るトルクメニスタンは2009年にウズベキスタンとカザフスタンを経由して
中国と結ぶパイプラインを開通させ、合わせてガス田開発やインフラ建設の資金を中国からの借金に頼り中国依存を強め
た。 タジキスタンは4月に発電事業への$300Mの融資の見返りに中国企業に金鉱山の開発権を譲り渡した。
キルギスでは首都ビシケクの発電所事業を巡る政府と中国国有銀行の融資契約の中で、「中国側は債
務不履行の場合、あらゆる資産を要求できる」とする条項が含まれていると報じられており、鉄道建設の交渉でも中国側は融資の見返りに
資源権益を求めていると見られている。 |
2018.08.08 |
Jane's Defence Weekly |
China launched first stretched Type 052D destroyer |
<1810-080804>
上海に近いJiangnan Changxingdao造船所で7月上旬に船体延長型のType 052D駆逐艦が進水した。
7月16日に撮影された画像で船体延長型Type 052Dは4月に進水したType 055と同じ係船ドックに係留されている。
船体延長型はType 052Dの14番艦で、全長が4m延長されたことで飛行甲板が4m延長されたが、格納庫のサイズはそのままである。 |
2018.08.06 |
Jane's 360 |
CASC highlights enhanced CH-804C hybrid UAV |
<1809-080605>
中国国営CASCの付属機関CAAAがCH-804CハイブリッドVTOL UAVの改良型を開発した。
改良型は従来型のMTOW 25kg、翼端長4m、搭載能力3kgに対して、30kg、4.25m、4kgと
能力が向上している。
胴体下には視野角を46゚×34.5゚の広角と4.6゚×3.45゚の狭角に切り替えられる2.5kgの
EO/IR装置を装備している。 |
2018.08.05 |
Record China |
中国が「超高速飛行体」の実験に成功=同国初のウェーブライダー式、次世代ミサイル技術で米国に対抗か |
<1809-080503>
中国航天科技集団傘下の空気動力技術研究院が3日、超高速飛翔体星空-2の飛行試験に成功した。 中国で初めて
Waverider方式の飛行を実現したという。 Waveriderとは超音速飛行時に発生する衝撃波によって圧
縮された空気により揚力を得る飛行方式で、これまでに飛行の成功が確認されている機体には米国のX-51がある。
星空-2はロケットに搭載され、3日06:41に中国北西部から打ち上げられ、打ち上げ10分後には切り離された星空-2が自ら飛行を始め、は高度30kmをMach 5.5~6で400秒
以上飛行したのち予定の場所に落下した。 |
2018.08.05 |
産経新聞 (Yahoo) |
中国、「極超音速飛翔体」兵器の実験に成功 マッハ6で飛行 |
<1809-080502>
中国航天科技集団公司の研究機関が3日、中国が超高速飛翔体の飛行試験に成功したと発表した。 この種兵器の試験に関して
公表されたのは初めてである。
発表によると、星空-2と名付けられた飛翔体は、予定の高度まで打ち上げられた後、高度30kmを
Mach 5.5~6で6分以上飛行したという。
米メディアによると、2014年1月に中国上空で同種兵器の実験が行われたのを米軍が探知し、その際の速度はMach 10に達したとされる。 |
2018.08.01 |
Jane's Defence Weekly |
China, UAE to expand defence industry ties |
<1809-080115>
中国の習主席がアブダビを訪問した7月21日、中国とUAEは軍事生産の協力強化で合意した。 UAEはWing Liing Ⅰ/Ⅱ
MALE UAVを購入したと見られている。
クウェートも7月上旬に中国と同様の合意を行っている。 合意内容は明らかにされていないが、クウェートはNORINCO社製PLZ-45 155mm/45口径
SPHを購入している。 |
2018.08.01 |
Jane's Defence Weekly |
AVIC reveals Venus solar-electric UAV |
<1809-080107>
中国の航空関係ポータルサイトCAN Newsが7月下旬、AVIC社が太陽光を動力源とする長期滞空型UAV Qi Mingxing (Venus)
の開発を進めていると報じた。
翼端長20m、翼幅1.1m、主翼重量18.9kgの試作機は2017年末に組み立てを開始し7月15日に完成し、初飛行に向け地上での電気、機械系統の試験を行っているという。
Venusの最終的な姿は公表されていないが、2016年の中国航空展では翼端長50m、全長21mのモデルが公表されていた。 |
2018.08.01 |
日経新聞 |
中国、豪主導の合同軍事演習に初参加へ |
<1809-080101>
オーストラリアのペイン国防相が1日、の豪海軍が主催して9月に豪北部のダーウィン沖で行われるるの
多国間演習 "Kakadu" に中国軍が初めて参加する見通しとなったことを明らかにした。 豪メディアによると、中国はの
フリゲート艦を派遣する見通しである。
"Kakadu" は隔年で行われる大規模演習で、2016年の演習には、日米加印韓比など19ヵ国から水上艦や潜水艦19隻、3,000名が参加した。 豪州は今回の演習に27ヵ国を
招待している。
豪州と中国は2017年後半から関係が急速に悪化しているが、今回の演習参加で豪中関係が改善に向かうとみる声もあるが、中国は実弾訓練には参加しないなどの
参加は限定的である。 |
2018.08 |
International Defence Review |
China CETC International showcases acoustic gunfire detection device |
<1809-080001>
北京のCETC社が3脚搭載の音響探知装置を開発し、既に量産して軍に装備されている。
この装置は3個のマイクで360゚をカバーし更にその上に取り付けられて1個のマイクが全周を無指向で探知する。
システムは5.56mm、7.62mm、12.7mm弾の飛来を探知するように作られていて、結果は小型の表示装置に表示される。 捕捉距離は1,000m
と言う。 |
【註】
このシステムは小銃等の発射位置を評定して、射手を制圧するための装置と思われる。
一般に小銃弾の初速は音速より早く、その飛翔音を着弾前に捕らえることは不可能であり、たとえ弾の飛来を知っても対応できず意味がない。 |
2018.07.31 |
Jane's 360 |
China launches first stretched Type 052D destroyer |
<1808-073104>
全長を4m伸ばすことで飛行甲板を4m長くしたType 052D駆逐艦の一番艦が7月上旬に進水した
模様である。 7月16日に撮影された上海近くにある造船所の衛星画像には、4月に進水したType 055 1隻や他のType 052D 3隻と共に係留されている同艦が写っている。
飛行甲板の延長は艦載型にしたZ-20ヘリ搭載に備えたもののようである。
【関連記事:1807-050904 (JDW 2018.05.09)】 |
2018.07.27 |
Jane's 360 |
China's AVIC reveals solar-electric UAV development |
<1808-072703>
中国の航空関係ポータルサイトCAN Newsが7月下旬、AVIC社が太陽光を動力源とする長期滞空型UAV
Qi Mingxing (Venus) の開発を進めていると報じた。
翼端長20m、翼幅1.1m、主翼重量18.9kgの試作機は2017年末に組み立てを開始し7月15日に完成
し、初飛行に向け地上での電気、機械系統の試験を行っているという。
Venus UAVの開発についてはまだ公表されていないが、2016年の航空展で全長21mも翼端長50mで4基の電動モータで推進
しするモデルが公開されている。 このモデルは翼と胴体の上面が太陽電池で覆われ、巡航速度100~120km/h、滞空能力30日以上
の性能を持つという。 |
2018.07.24 |
Jane's 360 |
China developing large autonomous underwater vehicles |
<1808-072406>
香港のSouth China Morming Post紙が20日、中国が2021年を目標に大型の自動航行UUVを開発
中であると報じた。 同紙によるとこの計画は米海軍のXLUUV計画に対抗するものであるという。
米海軍は2017年10月にBoeing社とLockheed Martin社にそれぞれ$40MでXLUUVを発注し、2018年12月にこのうち1社を選定し2020年に試験を実施する計画である。
Lockheed Martin社は提案を明らかにしていないが、Boeing社のEcho Voyagerは全長15m、胴径2.7M、重量60tで8tの搭載
能力を持つ。 |
2018.07.18 |
Jane's Defence Weekly |
China's Yaoying Ⅱ MALE UAV conducts maiden flight |
<1809-071811>
新華社通信が7月5日、Yaoying Ⅱ (Sparrow Hawk Ⅱ) MALE UAVが初飛行したと報じた。 国際市場も狙っているという。
全長6mのYaoying Ⅱは攻撃能力を持つ偵察用UAVで、両翼にそれぞれ少なくとも1箇所のハードポイントを持ち、速力
230km/h、滞空能力16時間、実用上昇限度7,500mの性能を持つ。 |
2018.07.18 |
Stars & Stripes |
China to begin large-scale military exercise 'tailored for Taiwan separatists' in East China Sea |
<1808-071803>
中国海軍が18日08:00に東シナ海の台湾の面積に相当する海域で大規
模演習を開始した。 演習は23日18:00まで続けられるという。 |
2018.07.12 |
Record China |
パキスタン債務リスクがCPEC建設に影響? 中国側「事実と異なる」 |
<1808-071205>
パキスタンの外貨準備不足が中国パキスタン経済回廊 (CPEC) のインフラ事業に影響を与える
可能性があるとの西側の報道について、中国外交部報道官が11日の定例記者会見で事実と著しく異なると否定した。 |
2018.07.11 |
Jane's Defence Weekly |
China launches two Type 055 destroyers |
<1809-071113>
Type 055 10,000t級駆逐艦2隻が大連の造船所で同時に進水した。 Type 055はType 052D
を大型化した駆逐艦で全長180m、全幅20mで112セルのVLSを装備して、HHQ-9要域防空SAM、YJ-18長距離ASCM、
CJ-10 LACMのほか、魚雷搭載式の対潜ミサイルなどを装備する。
同型の一番艦は2017年6月、二番艦は2018年4月に上海近くの造船所で進水している。 |
2018.07.11 |
Jane's Defence Weekly |
China planning for operations in the Arctic |
<1809-071103>
中国の艦船専門誌が、中国海軍が北極で運用できる潜水艦を検討しておりハルピン工科大学がその研究を行っている
と報じた。
これとは別に中国メディアは国立China National Nuclear Corporationが原子力砕氷艦建造を予算化し、6月21日に各社に提案要求を行った。
メディアによると砕氷艦は30,000t級で2016年に進水したロシアのLK-60Ya級砕氷艦Arktikaと
同じサイズと言う。
香港のSouth China Morning Post紙によると原子力推進装置の開発にはロシアの協力があると見られると報じた。 |
2018.07.11 |
Jane's Defence Weekly |
Absence of PLAN will not dent RIMPAC, say USN leaders |
<1809-071102>
26回目になる今年のRIMPAC合同演習は中国抜きで6月28日に開始された。 RIMPAC 2018には25ヵ国から40隻以上の艦
艇と21,000名が参加している。 |
2018.07.11 |
China Defense |
CCTV capture of the day: CJ-10 ground-based land-attack missile's parking cave |
<1808-071106>
(記事なし、写真3枚のみ) |
2018.07.10 |
日経新聞 |
トランプ氏、北朝鮮の非核化に「中国が負の圧力」 |
<1808-071001>
トランプ米大統領がツイッターに9日、北朝鮮の金委員長は非核化に向けて署名した文書を尊
重し、さらに重要なことは我々が交わした握手を尊重していると確信していると投稿した。
一方で中国が非核化の合意に負の圧力をかけているのかもしれないと指摘し、そうでないことを望むと訴えた。 |
2018.07.09 |
Record China |
中国空母の次期戦搭載闘機、ステルスFC-31ベースに開発か=現行のJ-15には「欠陥機」との評価も |
<1808-070901>
香港のSouth China Morning Post紙が、中国は艦載戦闘機J-15の後継機として、開発中のFC-31をベ
ースに開発しようとしていると報じた。 J-15についてはこれまで欠陥機とする報道もあった。
記事によると、中国海軍関係者が、少なくとも4個空母打撃群を編成してようとしており、現行のJ-15に代わる艦上戦闘機が必要と述べ、新たな
艦上戦闘機は開発中のFC-31でよいとした。 FC-31はJ-15より小型で軽量である。 |
2018.07.08 |
時事通信 (Yahoo) |
米軍艦が台湾海峡航行=中国けん制か―台湾国防部 |
<1808-070801>
台湾国防部が7日、米軍の駆逐艦2隻が同日に台湾海峡を航行したと発表した。 航行したのはMustin
とBenfoldで同日午前に台湾南部海域から入り東北方向に抜けた。
台湾メディアによると、米軍艦が台湾海峡を航行するのは2007年以来で、台湾周辺で軍事活動を活発化させている中国を牽制す
る狙いとみられる。 |
2018.07.07 |
China Defense |
Type054 mod of the day: High speed law enforcement ship |
<1808-070703>
広州市の造船所で建造中のType 054Aを小型化したこの艦は推進装置にウォータージェット推進機4基を
装備していることから40kt以上の速度性能を持つと見られる。
この艦は高速法執行艦と呼ばれている。 |
【註】
中国は今までにもType 054フリゲート艦を元にした海警局の警備艦を建造しており、「法執行艦」と呼ばれているこの艦は警備艦の可能性がある。
【関連記事:1612-110502 (朝鮮日報 2016.11.05)】 |
2018.07.05 |
時事通信 (Yahoo) |
中国空母艦載機に欠陥=墜落事故4回、代替機を開発―香港紙 |
<1808-070502>
香港のSouth China Morning Post紙が5日、中国の艦載機J-15の欠陥による墜落事故が相次ぎ、
代替機の開発が進められていると報じた。 中国軍に近い関係筋は同紙に対し、J-15は操縦系統が不安定だ
と指摘している。 習指導部は空母を中心とする艦隊の整備を急いでいるが、性能や運用能力については疑問視されてきた。
J-15はSu-33を基に設計され遼寧に搭載されているが、中国軍に近い2人の関係筋はJ-15の墜落事故が少なくとも4回発生した
と明らかにした。 しかし中国国営メディアは2件の事故しか報道していない。 |
2018.07.04 |
Jane's Defence Weekly |
Control over China Coast Guard to be transferred to CMC |
<1808-070412>
Global Timesが6月24日、22日の全人代で中国海警局 (CCG: China Coast Guard) が7月1日にシビリアン組織を
離れ軍の指揮下に入る決定をしたと報じた。
CCGは中央軍事委員会 (CMC) の指揮下にある人民武装警察軍 (PAPF) の隷下に入ると3月に発表されていた。 |
2018.07.04 |
日経新聞 |
ミャンマー計画・財務相、中国の港湾投資「規模縮小を」 |
<1808-070408>
ミャンマーのソー・ウィン計画財務相が日経新聞の単独取材に応じ、中国がミャンマーのチャオピュー経済特区で
進める港湾開発事業の規模縮小を求める考えを明らかにした。 チャオピューはインド洋沿岸の港町で、中国内陸の雲
南省につながるパイプラインの起点に位置しており、2015年に中国国有大手の中国中信集団 (CITIC) を中心とする企業連合が経済特区の開発権を
獲得した。 大型貨物船が入れるミャンマー最大規模の港湾施設を建設し、周辺に1,000haの工業団地や住宅地を設ける構想である。
この事業は一帯一路の中核事業の一つで、投資の原資を中国からの多額の借金で賄うことに懸念を示した。 |
2018.07.03 |
時事通信 |
中国、新型駆逐艦2隻進水=空母打撃群編成急ぐ |
<1808-070304>
中国メディアが3日、新型駆逐艦Type 055 2隻が大連の造船所で同時に進水したと報じた。
排水量が11,000~13,000tと推定されるType 055は中国の現有駆逐艦に比べミサイルの攻撃力やステルス性能が大幅に向上しており、China Daily
紙はアジアで最大、最強の戦闘艦と広く認識されていると報じている。 |
2018.07.03 |
中央日報 |
『スター・ウォーズ』が現実に…中国、レーザー銃の試作品開発に成功 |
<1808-070303>
香港のSouth China Morning Post紙が1日、中国陝西省西安にある中国科学院西安光学精密機械研究所が開発したZKZM-500という口径15mmの
レーザ小銃を開発したと報じた。 この小銃はAK-47のような形状で、人に向けて撃った場合に火傷を負わせたり服を焼いたりすることができると
いう。
ZKZM-500は充電式リチウム電池を用いて2秒間隔で1,000発を発射でき、射程は800m、重量は約3kgで、照射されるレーザ
光は人の目には見えないことから隠密性が求められる軍事作戦に適している。 |
2018.07.02 |
Aviation Week & ST |
Laser dazzlling of U.S. military pilots spreads to Pacific |
<>1808-070209>
中国軍がジブチで米軍機にレーザ照射したことが3月に明らかになったが、同じく3月
にイエメンでも米海軍及び海兵隊機に対してレーザが照射されていたことが明らかになった。 米中央軍によると2017年1月1日以降今まで
に中央軍管内で米軍機に対するレーザ照射事件は500回を越えるという。 またインド太平洋軍によると東シナ海周辺で
も20回を越えるという。
中国軍はBBQ-905レーザ幻惑装置、WJG-2002レーザ砲、PY132A/PY131A
レーザ盲目装置などを保有している。
これに対して米軍は対レーザ保護装置LEPの調達を急いでおり、海軍は防護眼鏡の調達を進め、空軍はALEP Block 3 38,000セットの
RfPを発簡している。 |
2018.07.01 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
中国海警が軍直轄に…日本、武装強化を警戒 |
<1808-070102>
尖閣諸島の周辺海域で領海侵入を繰り返している中国海警局が7月1日から、中国軍を統括する中央軍事委員会の直轄組織である
武装警察部隊(武警)の指揮下に入る。 日本政府は、海警局と中国海軍の連携による活動活発化や、武装強化につながる恐れがあるとみて警戒している。
海警局はこれまで公安省や国家海洋局の傘下にあり、公船の乗組員は事実上の「公務員」だったが、組織改編後は軍人に準じる武装警察官に統
一される。 中国国防省報道官は6月29日の記者会見で、海警の基本任務の属性は変わらないと、海上法執行機関である「海警局」の看板は下ろさず、日本など周辺国を刺
激する軍の色彩は極力抑制する方針とみられる。 |
2018.07 |
International Defence Review |
China's Poly Technologies showcases C-UAV system |
<1808-070011>
中国Poly社が各種車両の屋上に取り付ける車載C-UAV装置LSNU-M1を開発した。 この装置は3周波帯にわたりUAVの
信号を妨害するもので帯域と有効距離は以下の通りである。
band 1 (2,400~2,485MHz): 1,000m有効
band 2 (5,725~5,850MHz): 1,000m有効
band 3 (1,559~1,620MHz): 2,000m有効 |
2018.06.27 |
Jane's Defence Weekly |
Images show possible YJ-18 ASCM in Shang-class sub |
<1808-062708>
中国CCYVが、習主席が6月11日に北海艦隊の商級 (Type 093) 攻撃型原潜を視察した映像を流した中に、明らかに潜水艦発射型YJ-18
ASCMのキャニスタと見られるものが写っていた。
YJ-18はロシア製で三段推進の3M-54とよく似た駆逐艦程度の艦船を攻撃する射程290nmのASCMで、
宋級 (Type 039/039G)、元級 (Type 039A/B/C)、商級 (Type 093/093A/093B) 潜水艦のほかも
Type 052D、Type 055駆逐艦にも装備する。 |
【註】
3M54はロケットブースタで発射加速してジェットエンジンで巡航し、目標に接近するとロケットモータでMach 2.9まで加速する。 |
2018.06.27 |
Jane's Defence Weekly |
Chinese LCAC facility spotted near Zhanjiang |
<1808-062706>
3月23日に撮影された衛星画像から、中国海軍南海艦隊の本拠地である湛江市近くにLCAC
の施設が建設されたのが明らかになった。
その場所の近くには中国海兵隊の2個旅団12,000名が駐屯している。
画像にはコンクリート壁で仕切られたType 726/726A 6隻、Zubr級4隻が揚陸される場所が写っている。
【湛江市の位置 (Google Map)】 |
【註】
Type 726/726AはType 071揚陸艦に搭載されるLCACで、Zubr級はウクライナ製の世界最大のLCACである。 |
2018.06.27 |
Jane's Defence Weekly |
Images shows possible design of China's third carrier |
<1808-062704>
中国の造艦企業CSIC社高官が6月20日、中国で3隻目となる空母のCGを公表した。 CG画
像には3隻目を中心に3隻の空母が写っているが、左右の空母がSTOBAR離着艦方式であるのに対し中央の三番艦はカタパル
ト発進/拘束着艦 (CATOBAR) 方式になっている。
CATOBAR空母には3基のカタパルトが見られるが、その形状は米海軍がGerald R. Fordに搭載しているGA社製
EMALSと似た形状をしている。 |
2018.06.27 |
Jane's 360 |
Chinese navy conducts training exercises near Taiwan |
<1807-062706>
中国海軍が25日、中国艦が6月17日から台湾近海で実戦演習を続けていると発表した。 演習に参加しているのは
Type 052C駆逐艦の済南とType 054Aフリゲート艦黄岡の2隻で、バシー海峡、台湾海峡
を通過して、その他の水上艦、航空機、沿岸防衛部隊などと訓練を行った。 |
2018.06.27 |
NHK |
北朝鮮船籍の船「瀬取り」か 政府 監視強める |
<1807-062703>
外務省が27日午後、北朝鮮籍のタンカーが今月21日に上海の南南東およそ400kmの東シナ海公海上で
船籍不明の船舶に横付けしているのを海上自衛隊の補給艦が発見したと発表した。 この2隻は翌22日も同じ海域で横付けしているのが確認され、船籍不明の船は
その後、中国の国旗とみられる旗を掲げたという。
政府はさきの米朝首脳会談後も北朝鮮による制裁逃れが続いている可能性があるとみて監視を強めることにしている。 |
2018.06.27 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米検察、中国の大学を輸出法違反で起訴 軍事利用可能な機器入手で |
<1807-062701>
米検察が26日、対潜水艦戦に使われる可能性のある機器を入手しようと共謀したとして、人民解放
軍と繋がりのある中国の大学を米国輸出法違反で起訴した。 起訴されたのは西北工業大学
、米国在住の中国人と同氏が率いる中国企業で、同社の顧客には中国の政府系研究機関や人民解放軍の海軍部門が含まれる。
起訴状によると、同氏は2015年から2016年にかけて、水中音監視に利用できるハイドロフォン78個を中国の軍事研究機関だとされる西北工業大
学向けに輸出した。 |
2018.06.26 |
産経新聞 (Yahoo) |
中国で元軍人デモが拡大 数千人集結、強制排除でけが人 |
<1807-062604>
中国各地で元軍人らが待遇改善を求めるデモが拡大している。
江蘇省鎮江市では今月19日に市政府周辺で始まったのデモが数千人規模に達し、22日から23日にかけて行われたとみられる治安当局による強制
排除でけが人が出たもようであるが、排除にあたったのが人民武装警察部隊か現地の警察部隊かは不明という。 軍が介入の準備を進めていると
の報道もある。 |
2018.06.24 |
China Defense |
PLA unit of the day: 651st Independent Air Defense Brigade, Tibet MD |
<1807-062401>
中国はチベット軍管区に第52、第53、第54の3個旅団を配置しているが、その支援部隊は限定
的である。
チベット軍管区に駐留する唯一の防空部隊である中国地上軍の第651独立防空旅団はPG59 57mm高射機関砲、PG99 35mm高射機関砲、HQ-7A
SAM、HQ-16 SAM、NH-6 MANPADSを装備している。 |
2018.06.22 |
時事通信 (Yahoo) |
国産空母、年内就役も=22年までに3隻運用―中国紙 |
<1807-062204>
人民日報系の環球時報が22日、初の国産空母が年内に海軍に引き渡される可能性があ
るという専門家の見通しを報じた。 国産空母を建造した国有企業会長は19日、5月に初の試験航海に成功した結果、計画が前倒しで進んでいると明らかにした。
中国は3隻目の空母も建造中で、2022年までに3隻の空母を配備するという見方がある。 |
2018.06.20 |
Jane's Defence Weekly |
China moves closer to commissioning DF-41 ICBM after latest test launch |
<1808-062004>
Washington Free Beaconが6月5日、中国が5月27日にDF-41 ICBMの10回目の発射試験を行った
と報じた。 DF-4は山西省の太原衛星発射センタから発射され、数千㌔㍍を飛翔してゴビ砂漠に落下したと言う。 DF-41は射程が15,000kmで2,500kg
の搭載能力があり、10個のMIRV弾頭を搭載するとされている。
中国国営Global Timesは、DF-41は2018年上半期に部隊配備されると報じている。 |
2018.06.20 |
時事通信 (Yahoo) |
中国空母の情報漏えいか=国有企業社長に監察委調査 |
<1807-062003>
人民日報系の環球時報が20日、初の国産空母を建造した国有造船大手企業の社長が国
家監察委員会などの調査を受けていると報じた。 空母に関する情報漏えいや空母に問題
が見つかり摘発されたと見られる。
規律検査委と監察委は具体的な容疑を明らかにしていない。 |
2018.06.18 |
時事通信 (Yahoo) |
世界の核兵器1万4千発以上=北朝鮮「技術的進展」―国際平和研 |
<1807-061802>
ストックホルム国際平和研究所 (SIPRI)が18日に世界の核軍備に関する最新報告書を発表し、米英仏中露にインド、パキスタン、
イスラエル、北朝鮮を加えた9ヵ国が保有する核弾頭の数が今年1月時点で前年より470発減った
14,465発だったと明らかにした。 核弾頭の減少は主に、全体の保有量の9割以上を占める米露が新戦略兵器削減
条約(新START)に沿って戦略核削減に努めたためである。
一方、中国の保有数は前年より10発増えて280発で、北朝鮮は前年と同じ推定
10~20発だが、昨年9月に水爆実験成功を発表するなど、核開発で技術的な進展を続けていると分析した。 |
2018.06.18 |
産経新聞 (Yahoo) |
攻撃・偵察、中国軍が無人艇開発 56隻で「群れ」世界最大の実験 |
<1807-061801>
広東省の珠海雲洲智能科技有限公司が5月下旬に南シナ海に面する珠海市沖でUSVの試験を実施した。 上空
から撮影された映像では56隻のUSVが魚群のように航行し急転回したり大型船を回避したりするなどの機敏さをみせたほか、「軍民」の文字
や空母の形を描くなど緻密に統率された動きを誇示した。
人民日報系の環球時報によると、同社は軍と共同でAI技術を利用して海上戦闘や偵察任務を行うUSV「サメの群れ」を開発している。 |
2018.06.13 |
Jane's Defence Weekly |
Pakistani government signs deal for two more Type 054A frigates from China |
<1808-061314>
パキスタンが中国CSTC社にType 054Aフリゲート艦を2隻追加発注
した。 この結果パキスタンは2021年までに4隻のType 054Aを保有することになる。
全長134m、全幅16m、喫水5m、排水量3,900tのType 054Aは速力27ktで、C-802 ASCM、HHQ-16 SAM、Yu-8ロケットブ
ースタ付き魚雷を装備し、HHQ-16とYu-8は32セルあるVLSから発射する。 |
2018.06.13 |
Jane's Defence Weekly |
Infrastructure work at Yongzhou Lingling Airport suggest expanded military role |
<1808-061313>
湖南省の永州零陵空港を5月19日に撮影した衛星の画像にKJ-500
AEW&C機とY-8輸送機1機が写っており、永州零陵空港が軍用飛行場に拡張されている模様である。 この空港では2017
年8月にもKJ-500 1機が駐機していた。
【永州零陵空港の位置 (Google Map)】
空港には掩体や迷彩されたレドームなど各種構築物も建設されている。 |
2018.06.13 |
Jane's Defence Weekly |
Image emerges of China's stealthy Dark Sword UCAV |
<1808-061306>
AVIC社が開発しているUCAV暗剣 (Dark Sword) の実大モデルの画像が中国のネット上で公表された。 2006航空展で初
めて計画が公表されて以来12年経た画像の公表であるが性能、諸元は未だ公表されず、暗剣の前に並ぶ関係者の写真から全長は12m程度と推測され
る。 |
2018.06.13 |
Jane's Defence Weekly |
China's Yunzhou Tech demonstrates swarming USVs |
<1808-061302>
USVの設計と製造を行っている珠海市のYunzhou社が5月29日に広東省万山群岛で56隻のUSV群を自動
で航行させる実験を行った。
この実験に使われたのは全長1.63m、全幅0.71m、全高0.37mのME40 USVで、14.8Vのリチウムポリマ電池を動力源に3ktで3時間
航行できる。 |
2018.06.13 |
Jane's Defence Weekly |
Liaoning carrier group reaches initial operational capability |
<1808-061301>
中国国防省が5月31日、空母遼寧を中心とした空母打撃群がIOCになったと発表した。
これに先立ち空母遼寧群は4月12日に行われた観艦式後に台湾東部と西太平洋で演習を行った。 演習では遼寧に
Type 052D駆逐艦1隻、Type 052C駆逐艦3隻、Type 054Aフリゲート艦2隻が随伴し、この様子は海上自衛隊が監視し
た。 |
2018.06.09 |
東京新聞 |
米超音速ミサイル機密を窃取 中国政府のハッカーと報道 |
<1807-060901>
Washington Post紙が8日、中国政府のハッカが米海軍との契約業者のコンピュータから、米国が2020年までに
潜水艦への配備を目指しているSea Dragonと呼ばれる超音速ミサイルに関する
極秘情報を大量に窃取していたと報じた。 同紙によると、サイバ攻撃があったのは今年1~2月で、潜水艦開発などを担う「海軍対潜戦センタ」に勤務する契約業者
が標的となった。 この問題で米海軍はFBIと連携して調査を進めているという。 |
2018.06.07 |
Jane's 360 |
Image emerges of China’s stealthy Dark Sword UCAV |
<1807-060706>
AVIC社が5日にウェブ上で、暗剣 (An Jian) UCAVの全体像を公表した。
中国が2006年の航空展で構想を公表してから12年経っているが、公表された画像がモックアップなのか試作機なのかは分からない。
一緒に写っているスタップとみられる19名からすると、暗剣の全長は12m以上と推測される。 |
2018.06.07 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
中国駐在の米外交官が一部帰国、原因不明の病気=米国務省 |
<1807-060702>
国務省報道官が6日、中国広東省広州市に駐在する複数の米外交官が脳損傷
のような原因不明の病気を発症した疑いがあるため、帰国させたと明らかにした。 在キューバ外交官が訴えた症状に類
似しているという。
New York Times紙は6日に、キューバと中国に駐在する米外交官に、音に関連した原因不明の病気が相次いでいる問題で、国務省が中国で異常な音
を聞いてから体調を壊した外交官をさらに少なくとも2名退避させたと報じた。 |
2018.06.06 |
Jane's Defence Weekly |
China to receives final 10 Su-35s |
<1807-060613>
中国が今年後半に、24機発注したSu-35の最後の10機を受領
する。
中国は2016年に4機、2017年に10機を受領している。 |
2018.06.06 |
Jane's Defence Weekly |
Chinese missiles to receive jamming-resistant antenna |
<1807-060612>
中国国営Global Timesが5月24日、23~25日に開かれた第9回中国航法衛星コンファレンスで北京のLi Gong航法技術社が、北斗測位衛星
の信号を妨害環境下でも受信できるアンテナを今年後半にミサイルに
搭載すると発表した。 このアンテナは既にH-6やJ-15には搭載されており、新たに搭載するミサイルとはYJ-12
ASCMやCJ-10 LACMと見られる。
このアンテナは従来のアンテナであれば1Wの妨害源から10km離れていても影響を受けていたのが100mまで大丈夫
だという。 |
2018.06.06 |
Jane's Defence Weekly |
China seeking to surpass US in military technologiew, say Canadian report |
<1807-060610>
カナダの安全保障情報組織CSISが3月の報告書で、中国が将来
軍事技術の分野で米国を超越し、戦争様相を中国優勢に転換しようとしているとした。
その将来軍事技術とはAI、DEW及び量子コンピュータなどであるという。 |
2018.06.06 |
China Defense |
Photos of the day: 5th and 6th Type 071 LDP fitting out in Shanghai |
<1807-060607>
Type 071 LDPの5番艦は龍虎山 (Longhushan) と命名された。 |
2018.06.06 |
Jane's 360 |
China's Yongzhou Lingling airport likely to have expanded military role |
<1807-060606>
民間衛星の画像から、中国が湖南省の零陵空港を軍用としても使用していることが判明してい
る。 5月19日に撮影した画像にはY-8輸送機と共にKJ-500 AEW&C機が写っており、同機は2017年8月にも確認されている。
また各種軍事施設も建設され、2013年11月~2015年1月には最初の施設が空港ターミナルビルの近くに、2016年8月~2017年4月には別の施設が建設
されレーダが設置されている。
【零陵空港 (Yongzhou Lingling airport) の位置 (Google Map)】 |
2018.06.02 |
Record China |
中国で空軍の積極攻勢論「H-6k爆撃機でマラッカ海峡制圧」「J-20戦闘機は防衛用でなく攻撃用」 |
<1807-060202>
最近の中国の報道では、「H-6Kの南シナ海進出はマラッカ海峡制圧を見据えたもの
」や「J-20は防衛用でなく侵攻用」など空軍による積極攻勢論が多く
なっている。
中国メディアの海外網は1日、南シナ海の島で離発着訓練を行ったことにより、H-6Kによりマラッカ
海峡を制圧する道が開けたと紹介する記事を発表した。 |
2018.05.30 |
Jane's Defence Weekly |
Motoring along |
<1807-053008>
= 中国の戦闘車両に関する7頁の記事 =
・MBTs
・MRAPs
・IFVs and APCs
・Artillery and air defence |
2018.05.30 |
Jane's Defence Weekly |
China begins construction of pier at Djibouti military base |
<1807-053007>
中国がジブチに開設した軍事基地で埠頭の建設を急いでお
り、衛星写真から工事を開始したことが判明した。 建設は4月30日以降に開始された模様で、5月30日の画像では沖合に向け300m以上が伸
びていることが判明した。
中国海軍のType 901は全長が240mで喫水が11mと見られている。 |
【註】
Type 901は一番艦のHulun Huが2017年9月に就役した全長240m、全幅31m、満載時排水量45,000tの補給艦で、中国海軍最大の艦船である。 5箇所の燃料補
給点と2箇所の貨物補給点を持つ。
【関連記事:1711-091311 (JDW 2017.09.13)】 |
2018.05.29 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
北朝鮮船「瀬取り」の疑い 中国船か 自衛隊機が確認 |
<1806-052904>
外務省が29日、中国国旗とみられる旗を掲げた船籍不明の小型船と北朝鮮籍のタンカが洋上で
積荷を移し替える瀬取りを行っていた疑いがあると発表した。 外務省によると、海上自衛隊の哨戒機が今月19日未明に東シナ海の公海上で互いに
横付けし、ホースを接続していた2隻を確認したという。 日本が北朝鮮船の瀬取りを公表するのは3ヵ月ぶりで今回で5件目
となる。
日本政府は国連安保理に通報、中国にも連絡した。 |
2018.05.25 |
Focus 台湾 (Yahoo) |
中国大陸軍機、2日連続で台湾周辺を飛行 |
<1806-052507>
中共軍のH-6 2機が25日04:00ごろ、バシー海峡から宮古海峡へ抜ける遠洋飛行訓練を行った。
国防部空軍司令部は同日、F-16発進させて全過程を監視したと発表した。
国防部が昨年末に公表した国防報告書によると、中共軍による同様の飛行訓練の回数は2016年8月から2017年12月中旬までで23回にのぼり、先月18日に台湾海峡の中国大陸
側で実弾射撃演習が行われたのを機に再び活発化し、先月18日~今月25日までに今回を含め計7回が確認されている。 |
2018.05.24 |
時事通信 (Yahoo) |
米、環太平洋演習から中国排除=南シナ海問題でけん制 |
<1806-052401>
米国防総省がは23日、中国が南シナ海の人工島に対艦ミサイルを配置するなど軍事拠点化を進めているとして、
環太平洋合同演習(リムパック)への招待を取り消すと発表した。
中国による急速な軍事拠点化を強くけん制したもので、貿易問題と並び米中関係の大きな火種となる可能性がある。 |
2018.05.23 |
Jane's Defence Weekly |
China's Xiapu airbase adds 24 new hardened shelters |
<1807-052304>
商用衛星の画像から、台湾に面した海岸に近い寧徳 (Xiapu、福建省) 航空基地に建設された
重掩体の数が24基から48基に倍増していることが分かった。
【Xiapu の位置 (Google Map)】 |
2018.05.23 |
Jane's Defence Weekly |
PLA Navy's second aircraft carrier undertakes its maiden voyage |
<1807-052301>
中国海軍で2隻目となる空母が洋上試験のため5月13日に大連を出航
した。 この空母はスキージャンプ台からJ-15を離艦させるSTOBAR方式艦で遼寧とほぼ同じであるが、レーダが最新
の駆逐艦で採用されているフェーズドアレイ方式のType 346になっていること、艦橋部が1層増え短くなっているのが外観上の差異である。 |
2018.05.19 |
産経新聞 (Yahoo) |
ミャンマー国境武力衝突 中国人3人死亡 |
<1806-051901>
中国国防省などによると、ミャンマー北部の中国との国境付近でミャンマー政府軍と少数民族の武装勢力が衝突し、中国人3人
を含む多数の死傷者が出た。 また雲南省内にロケット弾3発が着弾したという。
中国国防省報道官は18日、中国軍は国境の管理を強化し、あらゆる必要な措置を講じて国家の主権と安全を守ると強調した。 国境付近の部隊を増員
しているとも報じられている。 |
2018.05.18 |
時事通信 (Yahoo) |
初の国産空母、試験航海終了=中国 |
<1806-051801>
中国国防省によると、中国国産第1号空母が18日、13日からの初の試験航海を終えて遼寧省大連の造船施設に戻った。
来年にも就役する見通しである。 |
2018.05.16 |
Jane's Defence Weekly |
Jordan unveils CH-4 UAV |
<1807-051605>
アンマンで5月9日~10日に開かれたSOFEX展でヨルダン空軍が中国から購入したCH-4B武装UAVを展示した。 CH-4B
は2016年4月に中国から購入したもので、Al-Zarqa市近郊のSahl Nsab航空基地に配備されている。 また同国はCH-4Bに搭載するAR-1レーザ
誘導ミサイルとFT-9誘導爆弾も購入している。
更にヨルダンのCH-4Bには衛星通信装置が搭載されているため、その戦闘行動半径が250kmから
2,000kmへと延伸しているという。 |
2018.05.14 |
China Defense |
Photos of the day: PLAAF's Anti-Cruise Missile point defense in action |
<1806-051406>
中国空軍が12日に行った演習で、車載発射機からチャフ/デコイが発射された。
このシステムは人民解放軍西部軍管区の飛行連隊に配備されている。 |
2018.05.14 |
Defense News |
Why is China expanding its airbase 160 miles from Taiwan? |
<1806-051403>
中国が東シナ海に面した福建省Xiapu(寧徳)市に新たな航空基地を建設している。 この
基地は台北から160哩、尖閣諸島から225哩、那覇からも260哩の位置にある。
【Xiapu(寧徳)の位置 (Google Map)】
衛星写真から既に誘導路や各種建築物のほか、2,700m滑走路の端に24基のシェルタが建設されていることがわかり、シ
ェルタは100ft×60ftの大きさで、Su-30/35やJ-11/15/16を収納するのに十分な広さがある。 |
2018.05.14 |
Record China |
中国の近年の軍艦建造は驚異的=総数は伝統的な海上大国に匹敵―米メディア |
<1806-051402>
米メディアのDigital Journalが5月1日、中国が過去4年間に世界の多くの伝統的な海上大国に匹敵する総㌧数の艦艇を建造
したと報じた。
記事は、20世紀の最後の10年と今世紀の最初の10年に中国海軍の造船所は従来のものに多くの改良を加えた大量の艦艇を建造したが、最近は少数のモデ
ルを大量生産する傾向にあるとし、2012年以降にType 052D駆逐艦が13隻進水し、他の艦艇も同様だと伝えた。
更に、2014年以降に中国に加わった潜水艦、戦艦、水陸両用艦、補助艦艇の総数は、独、印、西、英海軍が現在保有し
ている艦艇の総数よりも多く、2014~2018年のトン数では日本と英国が若干多いとしている。 また2014年以降に建造された艦艇の中で最も多いの
はType 056コルベットであり、現在保有する46隻のうち28隻が2014年以降に進水し、冷戦終結以降で比較可能などの艦艇
よりも速いスピードで建造されているとした。 |
2018.05.13 |
China Defense |
Routine patrol with AKD20 ALCM |
<1806-051304>
新華社通信によると中国空軍のH-6とSu-35が福建省東方130kmの島(註:台湾)を
一周する飛行を行った。 この際H-6KはAKD20 ALCMを装備していた。
AKD20はターボファンエンジンを搭載したAKD10の性能向上型で、射程1,500~2,000km、CEP=10m
の性能を持つ。 AKD20を装備したH-6とSu-35は、福建省東方3,149kmの島(註:グアム島)を狙った訓練であった。
専門家によるとH-6Kの行動半径は3,500kmで、射程1,500kmのCMを装備すれば5,000kmを攻撃可能という。 因みにSu-35
の航続距離は4,500kmである。 |
2018.05.13 |
時事通信 (Yahoo) |
中国初の国産空母が試験航海=来年にも就役、実戦配備想定 |
<1806-051302>
中国初の国産空母が13日、洋上試験のため大連の造船所を出航した。 黄海北部や渤海を航行するとみられ、国営新華
社通信は「主に動力系統などの設備の信頼性を検証する」と報じている。 2隻目の空母は年内にも海軍に引き渡される
見通しで、2020年といわれていた就役は1年前倒しされ、来年になる可能性が高まっている。
中国軍は空母運用能力の向上を急いでおり、研究や訓練が主な目的の遼寧が3月下旬から1ヵ月にわたり南シナ海や西太平洋などを航行している。 |
2018.05.09 |
Jane's Defence Weekly |
Images show J-15 wingtip EW pods |
<1807-050910>
中国のオンラインサイトに翼端にEW用ポッドを取り付けた復座型のJ-15が掲載された。
復座型J-15は2012年に確認されJ-15Sと呼ばれていたが、EW用の復座型はJ-15Dという。 翼端搭載EWポッドはSu-30MKKをコピーしたJ-16で
も確認されているが、J-15搭載ポッドは別物のようである。
J-15DはALQ-99ジャマー3基とAGM-88 HARMを装備する米海軍のEA-18G Glrowlerと同様の電子戦機と思われ、遼寧に搭載されるとみら
れる。 |
2018.05.09 |
Jane's Defence Weekly |
Beijing confirms induction of Dong Feng-26 into PLARF |
<1807-050909>
China Dailyが4月18日に中国ロケット軍が地上発射型の新型戦略ミサイルを装備した旅団を新編
したと報じたが、26日には国防省がDF-26 IRBMがロケット軍に配備された事を認めた。 同省報道官によるとDF-26は新世代兵器で、
核反撃のほか通常弾頭で中長距離の地上目標や中大型艦船を攻撃できるという。 特に情報化と連接性が向上して
いるという。
DF-26は2015年に初めて公表されたBMで、射程は3,000~4,000kmと見られている。
【関連記事:1510-090401 (朝日 2015.09.04)】 |
2018.05.09 |
Jane's Defence Weekly |
China constructing stretched Tyoe 052D destroyer |
<1807-050904>
4月10日に撮影された衛星画像から、中国がType 052D駆逐艦の飛行甲板を4m伸ばした改良型
を建造していることが判明した。 このことから中国海軍は従来より大型のヘリを駆逐艦に搭載しようとしている模様である。
現在多用されているZ-9はMTOWが4,250kgであるのに対しZ-8は13,000kgもあり中国
の駆逐艦やフリゲート艦での運用には適さない。 このため中国は再設計したZ-18を遼寧に搭載している。 |
2018.05.09 |
Jane's Defence Weekly |
China launches second Type 055 destroyer |
<1807-050903>
中国のウェブ上でType 055駆逐艦の二番艦が上海の江南造船所で進水したと報じられた。 一番艦は2017年6月
に進水している。
Type 055は全長180m、排水量11,023tの中国最大の駆逐艦で、垂直発射機112セルを装備している。 |
2018.05.08 |
Record China |
中国の新ステルス戦闘機がうっかり写り込む?―台湾メディア |
<1806-050802>
台湾中時電子報が、中国で開発中と見られているJ-17戦闘爆撃機の機体と思われる写真が流出したと報じた。 流出し
たのは瀋陽飛機工業集団の社内向けパンフレットで、そこには同社がJ−31とJ−15について政府指導者に説明している写真の背景に未知の機体が写っていた。 記事はこの機
体がまだ公表されていないJ−17ではないかとしている。
J−17はSu−34を元に開発しているとされるが、流出した写真ではSu−34と同様の並列複座式に見えるものの、機首形状はステルス
性に優れたひし形になっているなど相違点もある。 |
2018.05.04 |
日経新聞 |
中国軍、米軍にレーザー照射 操縦士2人負傷 |
<1806-050403>
米国防総省報道官が3日、ジブチに駐留する米軍機の操縦士が中国軍からレーザ照射を受け
2名が負傷したことを明らかにした。 同報道官によると、中国軍によるレーザ照射は数週間前から始まったもので照射は最大10回
あり、頻度が上がっているという。
ロイタ通信によると、米軍の操縦士がレーザ照射により目に痛みを訴えたという。 中国側の狙いは不明という。
【関連記事:1805-042705 (Jane's 360 2018.04.27)】 |
2018.05.02 |
Jane's Defence Weekly |
China's Liaoning carrier group conducts first 'combat execise' in Western Pacific |
<1806-050216>
中国が4月22日、空母遼寧が20~21日に西太平洋で初めての戦闘演習
を行ったと発表した。 戦闘艦6隻を従えた艦隊はバシー海峡を抜けて太平洋に入り、J-15や搭載ヘリと演習を行った。
それに先立つ4月12日に遼寧は南シナ海で、艦船47隻と共に観艦式に臨んでいた。 |
2018.05.02 |
Jane's Defence Weekly |
PLARF sets up new brigade |
<1806-050215>
China Daily紙が4月18日、中国ロケット軍が新型ミサイルを装備した旅団を発足させたと報
じた。
新型ミサイルとは射程が3,000~4,000kmのDF-26 IRBMと見られている。 |
2018.05.02 |
Jane's Defence Weekly |
US warns pilots of unauthorised high-power laser activity on Djibouti |
<1806-050207>
米軍が、ジブチで米軍機に対しレーザの不法照射があったとするNOTAMを発令した。 NOTAMはFAAのウェブサイト
に掲載され、4月14日~6月14日となっている。 レーザの照射地点は中国がジブチに建設した基地の沖合750mとされている。
この事件に遭遇したパイロットによると照射されたのは青色レーザで、この波長のレーザは中国とロシアが艦載レーザ兵器とし
て採用している。 |
2018.05.01 |
Record China |
中国がロシアのために空母建設?―米メディア |
<1806-050101>
米National Interestが4月27日、ロシアの空母Admiral Kuznetsovは大規模な修理が必要な時期になっており、
あとどれだけ使用できるか分からないと指摘した。 しかしながらロシアの財政や技術を考えると独自建造は難しいとしている。
そこで、中国から空母を購入する可能性が十分にあると分析している。 中国の造船業はこの10年で急速の進歩を遂げており、大型の艦艇の建
造経験があるほか、最新の国産空母はわずか5年で完成したと紹介し、ロシアは冷戦後に大型艦を建造していないと指摘している。 |
2018.04.29 |
NHK |
中国とインド 首脳会談 両国の関係改善で一致 |
<1805-042901>
中国の習国家主席が訪中しているインドのモディ首相と28日までの2日間会談し、国境地帯
をめぐる対立などで悪化してきた両国の関係の改善や多国間の貿易体制を守ることで一致し融和ムードを強調した。
中国外務省によると、昨年2ヵ月以上にわたり両国軍がにらみあう事態となった国境地帯での対立などを適切に処理す
るとしたうえで関係の改善を進めることで一致した。 |
2018.04.27 |
Jane's 360 |
US warns pilots of laser attacks in Djibouti |
<1805-042705>
米連邦航空局 (FAA) がウェブサイトに、ジブチの中国軍基地沖合750mの洋上から
航空機に向け強力なレーザ光が照射されたことから注意を促すNOTAMを4月14日~6月14日までの期間で発表した。 |
2018.04.26 |
Defense News |
China deploys advanced DF-26 missile |
<1805-042607>
中国国防省報道官が26日、DF-26 IRBMの配備を開始したことを明らかにした。 DF-26は射程が4,000km
と推定されグアムを含む米軍基地を射程圏内におさめる。
中国はこのほかに空母を攻撃できるDF-21Dや、空中給油機やAWACSを狙った射程400kmの長距離AAMを装備しているという。 |
2018.04.26 |
Focus 台湾 (Yahoo) |
中国大陸軍機がまた台湾周辺を飛行 今月中旬以来4回目 |
<1805-042604>
台湾国防部が26日、複数の人民解放軍機が同日に沖縄本島と宮古島の間の公海から
西太平洋に抜け、バシー海峡を経由して基地に戻る飛行を実施したと発表した。
同部によると、飛行したのはH-6やY-8電子戦機、Tu-154情報収集機などで、中国軍機による台湾周辺の飛行は今月中旬以来4回
目になる。 |
2018.04.25 |
Jane's Defence Weekly |
PLAN shpwcases largest ever formation of ships for review |
<1806-042513>
中国海軍が4月12日に南シナ海で、習主席を迎えて艦船48隻、航空機76機、人員10,000名を動
員して観艦式を行った。 式典には晋級 (Jin-Class: Type 094) SLBN 2隻、商級 (Shang-Class: Type 093) 攻撃型原潜4隻、空母遼寧、
Type 901空母支援艦1隻、Type 071揚陸艦2隻、駆逐艦11隻、フリゲート艦5隻、コルベット艦8隻のほか多数の補助艦船や支援艦船が参加した。
また航空機ではZ-8/Z-9ヘリ、KJ-200/KJ-500 AEW&C機、KQ-200 MPA、H-6 爆撃機、J-10/J-11/JH-7戦闘機と
J-15 4機が空母を離艦して参加した。 |
2018.04.25 |
Jane's Defence Weekly |
China Norinco reveals Fire Dragon 280A tactical missile |
<1806-042507> Dragon280A
Norinco社がAR3 MRLから発射する750mm誘導ロケット弾Fire Dragon 280A
を公表した。
Fire Dragon 280Aの射程は今までAR3から発射していたFire Dragon 280 370mm誘導ロケット弾より10km長い290kmで、480kgの弾
頭を搭載してGPS又はBeiDouで誘導されて飛翔し、最大射程でCEP=30mの精度を持つ。 |
2018.04.25 |
Jane's Defence Weekly |
China's ALIT unveils WS-32 MRL upgrade |
<1806-042503>
中国ALT社がDSA2018の会場で改良型WS-32 MRLを公表した。 WS-32は6×6車には
8発、8×8車には10発が搭載できる。 改良型は全長が7.5mと従来型の6.89mより長くなっており、155kgであった弾頭が
170kgと大きくなっている。 射程は今までと同じ150kmであるがCEPは40mから30mへと精度が向上している。
WS-32(註:胴径400mm)は射程280kmのWS-3A 400mm誘導ロケット弾も発射できる。 |
2018.04.18 |
Jane's Defence Weekly |
Chinese yard launches final Type C13B for Bangladesh |
<1806-041812>
武昌造船所がバングラディッシュから受注したShadhinota級 (Type C13B) コルベット艦の
最終となる4番艦を進水させた。
Type C13Bは中国海軍のType 056を元にした全長11m、全幅4.4m、排水量1,330tのヘリパッドを持つコルベット艦で速力25ktの性能を持ち、
76mm主砲、30mm CIWS 2基、FL-3000N SAM 8セル発射機1基、C-802
ASCM 4発を装備する。 |
2018.04.17 |
中央日報 (Yahoo) |
中国空軍、第4世代ステルス機「J-10C」実戦配備 |
<1805-041706>
中国空軍が公式「微博(ウェイボー)」を通じて16日、J-10Cが戦闘警戒任務についたと発表した。
J-10Cは多用途戦闘機J-10の最新型で、昨年7月の中国建軍節軍事パレードで初めて公開された。 中近距離での高い制空力と打撃精密度を備え、一部ス
テルス機能を備えている。
【 J-10C のステルス性関連記事:1805-040405 (DN 2018.04.04)】 |
2018.04.11 |
Jane's Defence Weekly |
Blue water PLAN |
<1806-041113>
= 中国海軍の外洋化に関する3頁の記事 =
┏━━━━━━┳━━━━━━┳━━━━━━┓
┃ ┃米太平洋艦隊┃ 中国海軍 ┃
┣━━━━━━╋━━━━━━╋━━━━━━┫
┃航空母艦 ┃ 5 ┃ 1 ┃
┃巡 洋 艦 ┃ 11 ┃ 0 ┃
┃駆 逐 艦 ┃ 36 ┃ 26 ┃
┃フリゲート艦┃ 10 ┃ 53 ┃
┃コルベット艦┃ 0 ┃ 30 ┃
┃潜水艦 (SSN)┃ 27 ┃ 7 ┃
┃潜水艦 (SSK)┃ 0 ┃ 53 ┃
┗━━━━━━┻━━━━━━┻━━━━━━┛ |
2018.04.11 |
Jane's Defence Weekly |
Russia delivers initial S-400 set to China |
<1806-041109>
TASS通信が4月3日、中国がS-400 Triumfの最初の1個連隊分を受領したと報じた。
S-400はレニングラードの港から2隻に積載され中国に届いた。 ただ1月の卸下時に嵐で一部機材が損傷したため、不足した機材が3隻目で追加輸送される。
この結果中国がS-400初の輸出先になり、次いでトルコが輸入国になる。 中国は6個中隊の購
入契約を行ったと見られている。 |
2018.04.11 |
Jane's Defence Weekly |
China confirms development fo UAVs for aircraft carriers |
<1806-041103>
Global Times紙が4月3日、CASC社が空母搭載用のUAVを開発中であることを認めたと報じた。 これについては2016年11月に民間衛星が中国海軍
航空隊のカタパルト試験場にUAVがあるのを発見している。
画像からするとUAVは翼端長178mでV字型尾翼のCloudShadow HALE UAVのようで、光学偵察装置やSIGINT装置を搭
載できる。 このような大型のUAVはスキージャンプ台からの離着艦は難しいため、カタパルトを装備する三番艦の空母に搭載
されると見られている。
【Cloud Shadow HALE UAV 関連記事:1701-120009 (IDR 2016.12)】 |
2018.04.10 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
バヌアツ、中国による軍事拠点構築に向け協議したとの報道を否定 |
<1805-041002>
オーストラリアのFairFax Mediaが匿名筋の話として10日、中国が南太平洋のバヌアツに恒久的な軍事拠点を構築する意
向を示し予備協議を開始したと報じたことに対し、バヌアツのレゲンバヌ外相は豪放送協会 (ABC) に対し10日に、「バヌアツ政府では誰も、中国
の軍事拠点をわが国に置くことについて話したことはない」と否定した。 |
2018.04.10 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、南太平洋に軍事拠点=バヌアツと暫定協議―豪紙 |
<1805-041001>
オーストラリアのSydney Morning Herald紙が10日、中国が南太平洋の島国バヌアツに軍事拠点を構築する計画をめぐり
、両国が暫定的な協議を開始したと報じた。 報道によると、当初は中国海軍の艦船が定期的に寄港して燃料などを補給
する拠点とし、その後、軍事的な役割を強化する。 軍事基地が建設されれば、中国にとってジブチに次ぐ、二つ目の海外基地
になる。 正式な提案はバヌアツ側に示されていないが、両国は暫定的な協議を行った。
バヌアツには中国から多額のインフラ開発資金が流入しており、中国のこうした動きについて、豪州は米国やニュージーランドとともに懸念を持
ちながら注視しているという。 |
2018.04.08 |
China Defense |
Here it is, the first artist's impression of the H-20 long-range strategic bomber project from a semi-official source |
<1805-040807>
Aerospace Knowledge誌の5月号の表紙で、半公式情報源から得たH-20長距離戦略爆撃機の完成予想図が初めて公開された。 |
2018.04.04 |
Jane's Defence Weekly |
PLA Marine Corps possibly equipped with PLL-09 SPG |
<1806-040413>
3月24日に中国のウェブ上で、海兵隊がPLL-09 SPGを装備したと
見られる画像が掲載された。 PLL-09は今まで地上軍の軽機械化部隊が装備していた。
PLL-09はZBL-09 8×8 IFVにType 96 122mm砲を搭載したもので、砲の射程は標準弾で18km
、ベースブリード弾で22kmである。
South China Morning Post紙はかつて、中国軍が現在20,000名である海兵隊を100,000名までに増強すると報じている。 |
2018.04.04 |
Defense News |
China may be making its fighters more stealthy |
<1805-040405>
中国語の軍事雑誌にJ-10C戦闘機の画像が掲載されていたが、J-10Cに搭載されていたWS-10大坑ターボファンエンジン
の排気口が他のステルス機と似た鋸歯状に改造されており、後方ステルス性の向上を狙ったと見
られる。 |
2018.04 |
International Defence Review |
China's CASC readies improved CH-4 UAV |
<1806-040012>
中国CASC社の技術開発部門であるCAAAがCH-4 MALE UAVの能力向上型であるCH-4Cを開
発している。 CH-4Cは100kg級LGBを搭載できるほかELINT装置も装備できる。
Jane'sはかつてCH-4について、全長8.5m、翼端長18m、MTOW 1,330kgとしていたが、最近ではCH-4は速度が巡航で180km/h、最大で235km/h、
滞空能力40時間、運用高度9,842~19,685ft、実用上昇限度23,600ftとしている。 またMTOW 1,260kgで滞空能力30時間の
CH-4Aや、345kgを搭載して14時間の滞空両力を持つCH-4Bも報告されている。 |
2018.03.28 |
Jane's Defence Weekly |
Chaina to step up hypersonic flight research |
<1805-032810>
新華社通信とGlobal Times紙が、CCTVが放映した科学技術大学高温ガスダイナミック研究所の技術者とのインタビューを引用して、2020年までにMach 10
~25を模擬できる高速風洞を建設中と報じた。
現在中国にある高速風洞はMach 5~9を模擬するものである。 |
2018.03.28 |
Jane's Defence Weekly |
Xianglong UAVs spotted on China's Hainan Island |
<1805-032802>
民間衛星が2月に撮影した画像から、海南島の凌水航空基地に祥龍HALE UAVが2機配備されていることが分かった。
全長13.25m、翼端長22.5mで巡航速度405kt、上昇限度18,000m、航続距離3,780nmと、RQ-4 Global Hawkと同程度の能力を有する凌水は、2017年
8月にチベット自治区のShingatse航空基地で3機、2018年2月に中国東北部のYishuntun航空基地で2機が確認されている。 |
2018.03.25 |
産経新聞 |
「未来の戦争への演習」 中国空軍が西太平洋と南シナ海で同時訓練 |
<1804-032502>
中国空軍報道官が25日、未来の戦争の予行演習で最も直接的な軍事闘争への準備だと称して、H-6KやSu-30などの空軍機が宮
古海峡を通過して西太平洋で演習を実施し、同時にH-6KやSu-35などが南シナ海で
CAPを実施したとの声明を発表した。 時期は明らかにしていないが、防衛省は23日に中国軍の爆撃機など8機が宮古海峡を通過したこ
とを確認していた。
中国国防省は23日、海軍も近く南シナ海で実戦演習を行うと発表しており、空母遼寧も参加する可能性がある。 |
2018.03.22 |
NHK |
中国 海警局部隊を軍指揮下の武装警察傘下に |
<1804-032201>
中国国営新華社通信が21日、中国共産党と国の大規模な機構改革案を発表した。 それによると尖閣諸島の沖合で日
本の領海への侵入を繰り返している中国海警局の部隊は武装警察の傘下に置くとしている。
武装警察は今年から軍の指揮下に置かれていることから、海警局の部隊が海軍と連携するなどして尖閣諸島周辺での
活動を活発化させる可能性がある。 |
2018.03.21 |
Jane's Defence Weekly |
China to develop J-20 variants, begin research on 'sixth-generation' fighter |
<1805-032109>
中国国営英字紙China Dailyが3月13日、第13回全人代でAVIC社の科学技術担当の高官がJ-20戦闘機の新型を開発していることを明らかにした。
新型の詳細は明らかにされていない。
AVIC社はFC-31の輸出を計画しているが、空軍はJ-20の輸出は認めないと見られるという。 |
2018.03.21 |
Jane's Defence Weekly |
China begins work on sixth Type 055 destroyer at Dalian |
<1805-032101>
民間の衛星が2017年12月21日と1月3日に撮影した画像から、中国がType 055駆逐艦六番艦の建造を大連の造船所で開始
したことが明らかになった。 その横にある乾ドックでは3番艦と4番艦の組み立てが最終段階に入っている。
一方、上海に近い江南造船所では一番艦と二番艦の建造が進められており、2017年11月には五番艦の建造も開始されて
いる。 |
【註】
Type 055はType 052Dを40%大型化した排水量10,000tの駆逐艦で、VLSのセル数は前部に64、後部に48、合わせて112セルになっている。
【関連記事:1709-071216 (JDW 2017.07.12)】 |
2018.03.20 |
Jane's 360 |
China to step up research on hypersonic technologies |
<1804-032003>
中国国営の新華社通信と環球時報が、Mach 10~25の超高速飛翔を試験するため風洞を建設
していると報じた。
CCTVによると、この風洞は供試品位置で胴径が2.5~3.0mあり、2010年に使用可能になると言う。 |
2018.03.18 |
NHK |
中国とカンボジアが合同軍事演習 中国の影響力強化 |
<1804-031803>
中国人民解放軍とカンボジア軍が17日からカンボジア南部のコンポンスプー州で、双方合わせて500名の兵士が参加する合同
演習を始めた。 両国の合同演習は2016年に続いて今回が2回目で、カンボジアの国営メディアによると、2016年の訓練は災害救助など
が中心であったのに対し今回はテロ対策に重点を置き、人質の救出や化学兵器への対応、また戦車を使った戦闘の演習
などが予定されているという。
カンボジアにとって中国は2010年以降、日本にかわって最大の支援国となり、国内の各地で中国資本による大規模開発が相次いでいて、こうした経済支援を通して、す
でに親密な関係の両国は軍事面でも協力強化が進み、カンボジアにおける中国の影響力がさらに強まるものと見られる。 |
2018.03.14 |
Jane's Defence Weekly |
Size of PLA cut by 300,000, says Chinese premier |
<1805-031409>
中国の李首相が第13回全人代の冒頭3月5日の演説で、軍の兵力を200万名にまで削減したことを明らかにした。
削減は主として非戦闘要員及び管理要員で行われた。 |
2018.03.14 |
Jane's Defence Weekly |
China announces 8% increase in defence spending |
<1805-031404>
新華社通信が3月5日、第13回全人代で中国の2018年国防支出が8.1%増のCNY1.107T ($175B) と
発表されたと報じた。
過去の国防費の伸びは2016年が7.6%増、2017年が7.1%増で、2018年はこれらを上回っている。 |
2018.03.14 |
Jane's Defence Weekly |
China signals intent to build nuclear-powered carrier |
<1805-031402>
中国国営の環球時報が2月28日、原子力空母を建造しようとしていることを示唆する記事を掲載した。
中国がウクライナから購入した建造途中の空母を2012年に就役させた遼寧とそれを元にしたType 001Aは、共に短距離離艦拘束着艦 (
STOBAR) 方式であったが、原子力艦はカタパルト発進拘束着艦 (CATOBAR) 方式になると見られている。 |
2018.03.13 |
Jane's 360 |
China to develop new J-20 variants, begin research on 'sixth-generation' fighter, says report |
<1804-031311>
中国日報が13日、中国がJ-20の新型と第六世代戦闘機の開発を準備していると報じた。
第13回全人代でAVIC社の科学技術担当副社長が国営紙に明らかにしたという。 |
2018.03.13 |
Record China |
中国の武器輸出、過去5年間で38%増、この3カ国が貢献―米華字メディア |
<1804-031307>
ストックホルム国際平和研究所 (SIPRI) の報告書で、中国の2013〜2017年の武器輸出
が2012年までの5年間と比べて38%増となったことが明らかになった。 報告書によると、2013〜2017年の武器輸出の世界シェアで、中国は米、露
、仏、独に次いで世界5位だった。
一方、武器輸入の世界シェアトップはインドで、世界全体の12%を占めたという。 |
2018.03.09 |
China Defense |
Photos of the day: DF-16 MRBM "unshelled" |
<1804-030905>
中国のロケット部隊が6基のDF-16 MRBM TELのPR写真を公開した。
中国が "shell" と称するミサイル保護容器の内部を公開するのは初めてである。 |
2018.03.05 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
中国国防費、18年は8.1%増に 全人代で予算報告 |
<1804-030503>
中国の全人代が2018年の国防費に、過去2年間の伸びを上回る前年比8.1%増の1兆1,100億元
($175B) を計上すると明らかにした。 2017年は7%増の$164.6Bを計上、米国の国防費(予算案ベース)の1/4だった。
李克強首相は事前に公表された政府活動報告で、2018年のGDP伸び率の目標を昨年と同じ6.5%前後に設定したと明らか
にしている。 |
2018.03.02 |
NHKニュース |
中国 トンガと関係強化 南太平洋での影響力拡大狙いか |
<1804-030202>
中国国営新華社通信によると、習国家主席が訪中中のトンガ国王ツポウ6世と1日に会談し、両国は貿易や投資のほか
海洋資源の保護など幅広い分野での協力を強化して関係をさらに発展させることで一致したと報じた。
トンガに対してはオーストラリア、ニュージーランド、日本などが、無償資金協力などを通じて経済発展を支援してきたが、このところ中国が支援を強化し、急速に関
与を強めており、中国が南太平洋地域で影響力を一層拡大する狙いがあるものとみられる。
トンガ国民の間では中国からの多額の借款により債務が膨らみ、中国への過度な依存に懸念する声もあがることから
、中国は今回、トンガに対して債務の一部を免除する方針を示している。 |
2018.03.01 |
Jane's 360 |
China's CASC readies improved CH-4 UAV |
<1804-030107>
中国CASC社が1月下旬に、CH-4 MALE UAVで最も強力なCH-4Cを公表した。
同社によるとCH-4Cでは数ヵ所で能力向上が図られ、新型の100kg級レーザ誘導爆弾 (LGB) や新型
電子偵察装置も搭載できるという。
CH-4の詳細データは現時点では公表されていない。 |
2018.03.01 |
時事通信 (Yahoo) |
中国、原子力空母建造へ=国産3隻目か |
<1804-030103>
人民日報系の環球時報が1日、国有造船大手の中国船舶重工集団が原子力空母の建造計画を公表
したと報じた。 原子力空母建造を中国の公的組織が認めるのは初めてとみられる。
同社が2月27日にホームページで発表した文書は、2025年を目標とする海軍の戦略に合わせ、原子力空母や新型原潜などの技術的な難問突破に向けた取り組みを加速す
ると言及し海軍力強化の姿勢を強調したが、この部分は後に削除された。 |
2018.03 |
International Defence Review |
China's AVIC aims to roll out Wing Loong ⅠD in 2018 |
<1804-030009>
中国国営ニュース社が、中国空軍がGongji-1 (Attack-1) として採用しているAVIC社製Wing Loong武装偵察用MALE UAVの新型で
あるWing Loong ⅠD計画を報じた。
Wing Loong ⅠDは全長8.7m、全高3.2m、翼端長17.6mで、最高速度280km/h、対空能力35時間、実用上昇限度7,500mの性能
を持つ。 搭載能力は400kgである。
Wing Loong Ⅰの寸法はそれぞれ、9m、2.8m、14mで、MTOW 1,200kg、搭載能力200kgである。 |
2018.03 |
International Defence Review |
China's Star Shadow stealth UAV aims to fly in 2019 |
<1804-030007>
成都のStar UAV社がシンガポール航空展でStar Shadow構想を発表した。
Star Shadowは全長7.3m、翼端長15m、MTOW 4,000kgで、RCS=0.1㎡
のステルス性を持つという。
また全長2.5m、幅0.76m、奥行き0.7mの機内弾庫を持ち、400kgの搭載が可能という。 |
2018.02.28 |
NHKニュース |
「海洋強国」へ 中国初の原子力空母 開発計画明らかに |
<1803-022802>
中国の大手国有企業である中国船舶重工グループが28日までに示した今後の方針の中で、中国初の原子力空母の開発
を進める計画を明らかにし、習主席が掲げる強い軍の建設という目標を断固として貫徹させる姿勢を明らかにした。
中国海軍は、少なくとも4隻の空母を保有する計画があると見られている。 |
2018.02.21 |
Jane's Defense Weekly |
PLAAF inducts J-20 into combat units |
<1804-022113>
中国国防省が2月9日、J-20が部隊配備を開始したと発表した。 当初配備された機数については明らかにしなかった。
報道官によるとJ-20は2017年11月に行われた "Red Sword" 演習に参加し、重要な任務に就いたという。 |
2018.02.21 |
Jane's Defense Weekly |
US intaelligence chief raises concerns over Russia, Chinese pursuit of ASAT weapons |
<1804-022102>
米国国家情報長官が2月13日に上院情報委員会で、中露がASATの開発を推進しているこ
とに懸念を示した。
長官によると中国は地上発射宇宙兵器を装備する部隊の編成完結に向けた訓練中で、ロシアも恐らく同様の活動を行っているとみられるという。 |
2018.02.16 |
Record China |
中国が新たに建造した軍艦の数、日韓印の合計を超える―露メディア |
<1803-021602>
ロシアメディアのスプートニクが14日、米国際戦略研究所 (IISS) が最近発表した世界の国防予算報告書で、
中国がここ4年で建造した軍艦の総排水量はフランスを上回っまわり、今世紀初め以降に建造してきた巡洋艦、駆逐艦、護衛艦、
潜水艦の数は、日本、韓国、インドの合計を超えると報じた。 |
2018.02.15 |
Yahoo |
産経新聞記事
「海だけじゃない…中国軍、空も活発 日本の防空識別圏突破の常態化に懸念」 |
<1803-021503>
潜水艦による尖閣諸島周辺の接続水域侵入で中国海軍の動向に警戒が高まる一方、中国空軍の動きも活発化している。 1月29日に中国軍の情
報収集機が日本海に進出するなど、昨年11月以降は特異な飛行をして日本の防空識別圏に侵入する中国軍機が相次いでおり、専門家からは日米両国が確
保している制空権を突き崩そうとしているとの危惧の声も上がっている。
防衛省統合幕僚監部は、昨年の3/四半期に中国軍機が沖縄本土と宮古島間の宮古海峡を通過するなどして防空識別圏に侵入した事例を前年の3/四半期より12件増加し
た23件と公表している。 23件は11月18日~12月20日の1ヵ月間に集中していた。 |
2018.02.14 |
Jane's Defense Weekly |
China launches ninth Dongdiao-class AGI |
<1804-021407>
中国海軍の東調級 (Type 815/815A) 情報収集艦 (AGI) の9番艦
が2月3日に上海の造船所で進水した。
中国はこの種艦の建造を急いでおり、一番艦であるType 815が1999年頃就役したのち、二番艦であるType 815Aが2010年に就役したのに続き残りの7隻
はその後4年以内に進水している。 |
2018.02.14 |
Jane's Defense Weekly |
China tests missile intercepter |
<1804-021406>
中国国防省が2月5日、地上発射型中期弾道迎撃システムの試験に成功したと発表した。 それ以上の詳細については
明らかにされていない。
中国はこの種迎撃システムの迎撃試験を2010年1月、2013年1月、2014年7月に実施し成功しており、今回が4回目の成功になる。 |
2018.02.14 |
Jane's Defense Weekly |
Star Shadow stealth UAV aims to fly in 2019 |
<05.pdf>1804-021405>
成都市のUAVメーカであるStar UAV社がシンガポール航空展にStar Shadow UAVを出品した。
Star Shadowは全長7.3m、翼端長15m、MTOW 4,000kgで400kgの搭載能力を持ち、最大速度700km/h、巡航速度400~
600km/h、上昇限度49,212ft、実用上昇限度39,370ft、滞空能力12時間の性能を持つ。 |
2018.02.13 |
日経新聞 インターネット |
中国「モルディブ元大統領の発言は捏造」 |
<1803-021306>
中国外務省副報道局長が13日、政治混乱が深まるモルディブのナシード元大統領が
「中国はモルディブを乗っ取る」などと発言していることについて「まったくの捏造でありでたらめでありばかげている」と厳し
く批判した。
2016年に英国に亡命し中国寄りのヤミーン現大統領と対立しているナシード氏は12日の日本経済新聞のインタビューで、中国はすでにヤミーン政権
下のモルディブから16以上の島々を買い取ったなどと指摘し、モルディブが巨額の負債を抱える中国への領土割譲に
追い込まれるとの見通しを示した。
【関連記事:1803-020601 (時事 2018.02.06)】 |
2018.02.12 |
China Defense |
STUFT (Ships Taken Up From Trade) of the day: Zhang DaLong |
<1803-021208>
中国SinoTrans社のRORO船Zhang DaLong 20,000tが、Type 99A
MBTを含む完全編成の陸軍大隊戦闘団2個を海上輸送できることを実証した。
このことから中国にもSTUFT計画が存在することは疑念の余地がない。 |
2018.02.09 |
Yahoo |
産経新聞記事
「中国空軍、殲20の実戦配備を発表」 |
<1803-020903>
中国空軍が9日、J-20を部隊配備したと発表した。 同機の配備を受け、東シナ海や南シナ海の海洋権益拡大に向
けた軍の動きが活発化する恐れがある。
中国空軍はx最近、Su-35が南シナ海上空で訓練を行ったことも明らかにしており、軍備増強を着実に進めている。 |
2018.02.08 |
China Defense |
Mechanized Infantry Battalion, People's Armed Police |
<1803-020807>
中国の武装警察 (PAP) の写真で、中国第2の地上軍所属機械化歩
兵大隊と見ることができる。 |
2018.02.07 |
Jane's Defense Weekly |
Morocco reportedly purchases Sky Dragon 50 SAM |
<1804-020709>
Hespress.comが取材源を明らかにせずに、モロッコがNORINCO社からSky Dragon 50 SAMの引き渡し
を受けたと報じた。 Sky Dragon 50については2016年にNORINCO社がインドネシアと商談を進めていると発表したが、まだ輸出の実績はない
。
Sky Dragon 50システムは最大射程50km、最大射高20,000mのARHミサイルと、火力配当
装置1基、目標捕捉距離130kmのIBIS150レーダまたは150kmのIBIS200レーダ1基と発射機6基で構成される。 |
2018.02.07 |
Jane's Defense Weekly |
China could be about to commence sea trials of electromagnetic gun |
<1804-020703>
中国のウェブ上にType 072Ⅲ LSTの艦首部に電磁砲 (EMG) の旋回砲塔を搭載した画像が
流れた。 EMGの洋上試験が行われると見られる。
中国は艦載武器やレーダなどの試験艦として6,000tのType 909/Aを少なくとも2隻保有しているが、今回EMGの試験に
LSTを使うのはType 909/Aでは電力供給能力が不十分EMG砲塔後方の甲板上に見られるISOコンテナ
には発電機や蓄電池を収納していると見られる。 |
2018.02.06 |
Jane's 360 |
China, Singapore to step up defence co-operation |
<1803-020608>
シンガポールと中国の国防相が1月5日に会見し、両国の防衛協力で合意した。
具体的には陸軍が2018-2019共同作戦演習を行うほか、海軍も相互訪問や共同訪問などを行うとしている。 |
2018.02.06 |
Jane's 360 |
Singapore Airshow 2018: China’s Star Shadow stealth UAV aims to fly in 2019 |
<1803-020607>
成都市を拠点とするStar UAV社がシンガポール航空展でStar Shadow UCAV構想を公表した。
Star Shadowは全長7.3m、翼端長15m、MTOW 4,000kgの菱形翼機で、RCSは
0.1㎡であるという。
機内には長さ2.5m、幅0.76m、高さ0.7,の弾庫を持ち、400kgの搭載が可能であるという。 |
2018.02.06 |
Stars & Stripes |
China says mid-course missile interceptor test successful |
<1803-020605>
中国国防省が6日、飛来するBMを弾道中期で迎撃する試験に成功したと発表した。 国防省はそれ以上を明らかに
しなかったが、シドニーの国際政治シンクタンクのLowy研究所の研究員は、迎撃に使われたのは2007年にASAT試験を行った
SC-19と見ている。 |
2018.02.01 |
Defense News |
Photos suggest China is prepping to test a electromagnetic railgun at sea |
<1803-020105>
中国海軍が7,000tのType 072Ⅲ LSTに電磁砲を搭載した画像が公開されたことから、近く洋上試
験が行われる。 中国艦が電磁砲の試験にType 909試験艦ではなくLSTを選定したのはType 909の供給可能な電力
では電磁砲には不足するため、艦内に電源装置を搭載するに十分な余席のあるLSTを選定したと見られる。 その証拠に揚陸用の前方扉は溶接
でふさがれている。 |
2018.01.31 |
Jane's Defence Weekly |
Support ship for Typeb 001A's sea trials arrives in Dalian |
<1803-013109>
No 89と記された中国海軍の訓練支援艦がType 001Aが横付けされている大連の港に入った。 これからの洋上試験を支援
すると見られる。
遼寧の試験の際にもNo 89>の姉妹艦と見られるNo 88が、ほぼ一緒に行動していた。 |
2018.01.31 |
Jane's Defence Weekly |
Chinese navy's amphibious capability continues to grow |
<1803-013108>
中国海軍の20,000t LPDであるType 071の6番艦が1月20日に進水した。 2016年に就役した4番
艦は東海艦隊に配属されている。
Type 071が4隻ずつ搭載するType 726/726A LCACは既に6隻が就役しているが、1月10日に更に4隻
が就役した。 |
2018.01.31 |
Jane's Defence Weekly |
China claims US is 'playing up Chinese threat' |
<1803-013106>
中国国防省が1月20日、米国防総省が発表した "2018 National Defense Strategy" について、
中国を脅威に仕立て上げようとしていると非難した。 |
2018.01.31 |
Jane's Defence Weekly |
UAE revealed as Wing Loog Ⅱ launch customer |
<1803-013105>
10月22日に撮影された衛星の画像で、UAEのQusahwirah航空基地にAVIC社製Wing Loong Ⅱ MALE UAVが駐機してい
るの明らかになった。 新華社通信はWing Loong Ⅱが初飛行する前日の2017年2月28日に、ある国から同機を受注したと報じていた。
一方2016年10月31日と12月21日の衛星写真ではそれより小型のUAVが確認されていたが、これはWng Loongの原型
と見られる。 |
2018.01.31 |
China Defense |
Breaking news: The PLAN Railgun is here and it is mounted on a ship |
<1802-013105>
中国海軍がType 072Ⅲ揚陸艦海洋山に、次世代駆逐艦Type 055に装備する電磁砲
の試作品を装備した画像がネット上に流れた。 |
2018.01.31 |
Jane's 360 |
Morocco reportedly acquires Sky Dragon 50 SAM |
<1802-013102>
モロッコが中国NORINCO社製のSky Dragon 50中距離SAMを2017年12月に受領した。 受領
数は明らかになっていない。
Sky Dragon 50は射程20kmのARHミサイルで、システムは発射機6両、FDV 1両、IBIS150又はIBIS200捕捉レー
ダ1基で構成される。 |
2018.01.29 |
Jane's 360 |
China’s AVIC aims to roll out Wing Loong I-D in 2018 |
<1802-012904>
中国国営通信社が25日、AVIC社がWing Loong Ⅰ-Dの初飛行を行い、年内に国際市場での販売を開始すると報じた。 |
【註】
AVIC社はWing Loong Ⅰの後継として武器搭載能力を増強したWing Loong Ⅱを開発し昨年に初飛行させているので、このWing Loong ⅡとWing Loong Ⅰ-Dの違いが分
からない。
【Wing Loong Ⅱ関連記事:1704-030104 (DN 2017.03.01)】 |
2018.01.26 |
Record China |
中国海軍第27次護衛艦隊がモロッコ訪問 |
<1802-012602>
中国海軍第27次護衛艦隊が5日間のモロッコ友好訪問のため、24日午前にカサブランカ港に入港
した。
艦隊の海口、岳陽、青海湖は午前9時頃、カサブランカ港にゆっくりと入港した。 |
2018.01.25 |
Jane's 360 |
PLAN deploys H-6G bomber in electronic warfare configuration |
<1802-012503>
中国国営Global Timesが21日にCCTVの報道を引用し、南海艦隊が2017年12月に行った演習で翼下にECMポッドを装備したH-6Gが初登場した
と報じた。 |
2017.01.24 |
Jane's Defence Weekly |
PLAN inducts frigates, corvette into North Sea Fleet |
<1803-012406>
中国海軍が1月12日、排水量3,500tのType 054A新型フリゲート艦の26番艦を就役させ、北海艦隊
に配属した。
また1月15日にはType 056/056Aコルベット艦も北海艦隊に配属された。 |
【註】
中国海軍は最近、従来少数の旧型艦で編成していた北海艦隊の強化を進めており、2017年1月にはType 052D駆逐艦も配属している。
【関連記事:1703-020111 (JDW 2017.02.01)】 |
2017.01.24 |
Jane's Defence Weekly |
Japan indentifies submarine spotted near disputed islsnds as PLAN Shang-class SSN |
<1803-012405>
NHKが1月15日に防衛当局者の話として、10~11日に尖閣諸島海域を潜航した潜水艦は中国海軍の
Type 093商級原潜と断定した。
海上自衛隊がこの潜水艦を発見したのは10日で、その後宮古島東北方海域を24nm潜航したのち浮上して中国国旗を掲揚したという。 |
2017.01.24 |
Jane's Defence Weekly |
Russia delivers S-400 air defence systems to China |
<1803-012401>
TASS通信が1月18日、2014年の契約に基づくS-400の中国への出荷が開始されていると報じた。
売却数は明らかにされていないが、ライセンス生産や技術移転は行われていないという。 |
2018.01.23 |
Yahoo |
中央日報記事
「中国、グアム基地近くに超強力音波探知機…米原子力潜水艦を監視 (1)」 |
<1802-012303>
香港のSouth China Morning Post紙が23日、中国がグアム近くに超強力なSONARを設置して米海軍潜水艦の動向を監視
していると報じた。
同紙によると、中国科学院が2016年から台風や地震などの発生や鯨の動向などを探知するために超強力SONARを、グアム島周辺の2ヵ所で設
置している。
設置された場所は、グアム島南西300kmのマリアナ海溝のチャレンジャー海淵と500kmの位置にあるミクロネシア連邦共和国のヤップ島周辺であるが、超強力SONARは
1,000km以遠でも音を聞くことができる。
同紙は、このSONARは表面上では科学的な目的を前面に出しているが、実際にはグアム米軍基地にある潜水艦の動向を監視するためのものだと軍事専門家たちを引用し
て分析している。 |
中央日報記事
「中国、グアム基地近くに超強力音波探知機…米原子力潜水艦を監視 (2)」 |
2018.01.19 |
China Defense |
PLAN's sealift capacity in a North Korean crisis -- remember those 2 barracks ships? |
<1802-011904>
ここにある艦番号88と89の洋上兵舎艦2隻はそれぞれ2,500名の収容が可能で、北朝鮮危
機に際しては黄海を横断しての人員輸送や収容が可能になる。 海軍は現在海軍航空隊の支援部隊に配置した人員をそのまま
輸送部隊に配置しようとしている。
中国海軍はこのような海上輸送能力に着目しており、この艦は国外で2,500名の兵員を30日間にわたって
洋上に待機させることができると共に、他の観光用クルーズ船と合わせた海上輸送能力を保有しようとしている。 |
2018.01.19 |
Record China |
中国が4隻目の空母建造に着手、米キティホークに匹敵か―中国メディア |
<1802-011902>
中国メディアの新浪網が18日、同国にとって4隻目の保有となる空母の建造が上海にある江南造船所で
始まった可能性があると報じた。
根拠として、同造船所が最近になり新たに8万トン級大型船舶の船台を設けたことと、18,000人分の進入許可カードを発注したことを挙げ、民間船や軍艦を含
めて、それほどの人数の建造関係者を必要とするのは、大型空母以外にはないとしている。
4隻目の空母Type 003については、原子力空母との見方もあが、記事はType 003を「中国版キティーホーク
」と評している。 |
2018.01.18 |
Jane's 360 |
Russia begins delivering S-400 air defence systems to China, says report |
<1802-011804>
TASS通信がロシア軍事産業筋の話として18日、ロシアが2014年の契約に基づくS-400の中国への納入を開始
したと報じた。
第一次分は既に出荷したと言うが、その数量は明らかにしなかった。 |
2018.01.17 |
Jane's Defence Weekly |
Chinese navy aims to speed up training of carrier pilots |
<1803-011712>
Global Timesが1月7日に中国の専門家の意見として、4隻以上の空母を維持するため今後400名
の艦載戦闘機パイロットを養成する必要があると報じた。
中国は現在渤海湾で空母遼寧とJ-15艦載戦闘機によりパイロットを養成していて、2017年末までに7期にわたり
29~36名を養成する。 |
2018.01.17 |
Jane's Defence Weekly |
Chiina eyeing Pakistan for second oversea base, says report |
<1803-011701>
香港のSouth China Morning Post紙が1月5日、中国海軍がジブチに続く第二の補給基地をパキス
タンのグワダル近くに建設することを検討していると報じた。 それによるとグワダル港は商業港であるため、軍港は近くの別の場所に建設されるという。
これより先の1月1日に米陸軍退役大佐がThe Daily Callerウェブサイトで、中国とパキスタンの軍人が12月下旬に、グアダルの西方にあるジワニ半
島に軍事施設を建設することで協議した述べた。
【Jiwani 半島の位置 (Google Map)】
これらの報道についてパキスタン外務省は否定している。 |
2017.01.10 |
Jane's Defence Weekly |
Chinese UAV sets live-fire record |
<1803-011014>
新華社通信が12月31日、新型武装UAVのWing Loong Ⅱが最近行われた実射試験で、5個の標的に対し
5種類の武器を全て命中させたと報じた。
報道では使用した武器は明らかにしていないが、2016年に殊海で行われた航空展では搭載武器として、47kgのBlue Arrow 7、26.5kmのBlue Arrow 9 4発パック、
250kgのGB3、50kgのGB7レーザ誘導爆弾などが紹介されていた。
更にBlue Arrow 21 ASMやTL-10 (YJ-9E) 対艦ミサイルも装備できるという。 |
2017.01.10 |
Jane's Defence Weekly |
China's AG600 makes maiden flight |
<1803-011013>
2017年7月にロールアウトした中国のAG600飛行艇が12月24日に初飛行した。
同じく中国製のSH-5よりやや大型のAG600はMTOWが53.5tで、500km/hで12時間滞空できる。
軍民両用が考えられており、50名の乗客の空輸や、消火用とすれば12tの水を20秒で取り込むことができる。 |
2017.01.10 |
Jane's Defence Weekly |
Image suggests China might be testing thrust-vectoring engine on J-10 fighter |
<1803-011012>
中国のウェブサイトWeiboに12月25日、不鮮明ながらJ-10がTVCエンジンを搭載したと見られる画像が掲載され
た。
尤も中国は25年にもわたり複数の研究機関でTVCエンジンの研究を行ってきている。 |
2017.01.10 |
Jane's Defence Weekly |
Pakistan test fires cruise missile from patrol craft |
<1803-011010>
パキスタン海軍が1月3日にAzmat級哨戒艇Himmatから国産CMを発射した。
Azmat級哨戒艇の3番艇として2017年7月に就役したHimmatは中国海軍のType 037/2を元にした全長63mの哨戒艇(註:排水量560t)
で、C-802A SSMを4発装填した発射機2基のほか25mm砲と30mm CIWSを装備している。 |
2017.01.10 |
Jane's Defence Weekly |
Beijing initiates satellite project for South China Sea |
<1803-011005>
China Military Onlineサイトが12月14日、中国が海南省で南シナ海全域を監視する「海南衛星群」計画を公式に
開始したと報じた。
海南衛星群は海南 No.1光学衛星6基、三矢 No.1多スペクトラム衛星2基、三沙No.1 SAR
衛星2基で構成されるという。 |
2018.01.09 |
Jane's 360 |
Chinese navy eyeing Pakistan as location for second overseas base, says report |
<1802-010903>
香港のSouth China Morning Post紙が5日、中国海軍がパキスタンのGwadarに第2の海外基
地の建設を検討していると報じた。
【Gwadar の位置 (Google Map)】 |
2018.01.05 |
Yahoo |
産経新聞記事
「中国空母『遼寧』、台湾海峡を通過 当局が発表」 |
<1802-010506>
台湾の国防部が5日夜、中国の空母遼寧の艦隊が台湾海峡の中間線の西側
を南西に向けて航行した。 南シナ海に向かうとみられる。
台湾メディアによると、遼寧は駆逐艦や補給艦など4隻以上を随伴しており、潜水艦も同行している
可能性があるという。 |
2018.01.03 |
Jane's Defence Weekly |
Qatar parades Chinese tactical ballistic missiles |
<1802-010315>
カタールがドーハで12月18日に行った閲兵式で中国CPMIEC社製のJARMを公開
した。 公開されたのは発射機2両と運搬車2両で、JARMはBP-12A弾とSY400弾を発射できる。
BP-12Aは全長6.3m、胴経600mm、発射重量2,293kg、弾頭重量480kgで射程は280kmである。
全長6.47m、胴経400mmのSY400には、発射重量1,176kg、弾頭重量200kg射程200kmと、1,276kg、300kg、
150kmの2弾種がある。 |
2018.01.03 |
Jane's 360 |
China's Wing Loong II UAV test-fires five different missiles in single sortie, says report |
<1802-010304>
中国国営新華社通信が12月31日、試験飛行中の武装偵察UAVであるWing Loog Ⅱが一回の飛
行で、5箇所の異なる標的に対し5種類のミサイルを発射し、全てに命中させたと報じた。 |