2015年の中国軍事全般に関する報道

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標       題
要             旨
2015.12.31 Yahoo 時事通信記事

「中国軍、初の国産空母を建造=2隻目、政府が初確認―南シナ海で運用か」

<1601-123101>
 中国国防省報道官が31日、初の国産空母を建造していると発表した。 遼寧省大連で建造して いるとも明かし、排水量は50,000t級と 遼寧 (67,000t) より小型であるという。
 遼寧に続き2隻目の空母となり、中国政府が確認したのは初めてである。
2015.12.30 Yahoo Bloomberg 記事

「中国が日本に警告か、南シナ海不介入で-武装船の領海侵入」

<1601-123001>
 中国の武装船が26日に尖閣諸島周辺の領海内に初めて侵入したことで、東シナ海の緊張が高ま っている。 もともと人民解放軍海軍の船だったとされる公船の侵入は、南シナ海における領有権争いから 日本の関心をそらすのが狙いである可能性がある。
 中国の習国家主席は、南シナ海の領有権争いに日本が口出しせぬよう安倍首相に繰り返し訴えてきた。
2015.12.29 China Defense South Sea Fleet commissions three support ships in a single day <1601-122902>
 中国海軍南海艦隊で、3隻の支援艦船が26日に就役した。
 就役したのは3隻中で最大の Type 904B 補給艦 Luguhu(右図)と、Type 815G 電子情報収集艦 Neptune、 Type 636A 外洋救難艦 Qian Xuesen である。
2015.12.23 Jane's Defence Weekly China advances sea- and land-based nuclea deterrent capabilities <1602-122315>
 中国は射程7,000~8,000kmのJL-2 SLBM 12発を搭載するType 094 晋級SSBNの巡航を開始したほ か、
MIRV弾頭を搭載するDF-41 5回目の発射試験を12月4日行い、核抑止力を高めている。
 JL-2が単弾頭であるのに対しDF-41は10発のMIRV弾頭を搭載すると見られているが、12月4日の試験では 2発の弾頭しか搭載していなかった。 これは米露にその能力を把握されるのを避けるためと思われる。
2015.12.19 中央日報 中国製無人機、イラクで IS 陣地空襲 <1601-121903>
 New York Times紙が17日、中国製 UAV の CH-4 が6日、イラク西部都市ラマディ奪還戦で
ISIL の拠点を 空襲したと報じた。
イラク軍6~12機の CH-4 を購入し、作戦に投入したと推定されている。
【関連記事:1512-102110 (JDW 2015.10.21)】
2015.12.18 Yahoo 朝鮮日報記事

「中国潜水艦、巡航ミサイルで米空母に模擬攻撃」

<1601-121802>
 米国の軍事関連専門メディア Free Beacon が16日に米軍関係者の話を引用して、今年10月末に日本海付近で空母 Ronald Reagan と遭遇し た中国の攻撃型潜水艦が、「洋上で不慮の遭遇をした場合の行動基準(CUES)」に違反して 深刻なレベルの行動を取ったと報じた。 CUES は軍事的衝突を避けるため、海上や空中で計画にない遭遇があった場合、相手に対して艦砲やミサイ ル、
FCS レーダ、魚雷などを仮想であっても指向する行為を禁じている。
 Free Beacon は中国軍に詳しい専門家の話として、米国側は、中国がミサイルの模擬攻撃を行っていることを完全に把握しており、中国に悪意があると判断していたら、防 御用兵器の使用もあり、双方の軍事的行動が現実になるところだったと語ったと報じた。 中国は最近、巡航ミサイルを空母攻撃用として活用することに集中しているという。
2015.12.17 Searchina 中国海軍、海外基地の設立に意欲か 背景に「世界的資源戦略」 <1601-121711>
 中国メディアの参考消息が15日、中国がアフリカ南部のナミビアに海軍基地を設ける意欲を示している見方が出ていると 報じた。 中国海軍はアフリカ北東部のジブチでの基地設営も考慮しているとされる。
 中国は地下資源の確保を狙ってアフリカ諸国との関係強化に努めている。 南アフリカではウラニウムを含む資源開発に着手し、ナミビアには衛 星追跡ステーションも設置した。
2015.12.16 Jane's Defence Weekly China to build military base in Djibouti <1602-121613>
 ジブチの外相が12月4日にAFPに対し、中国が最初の海外基地としてジブチに海軍基地を建設す る交渉を進めていることを明らかにした。
 ジブチには現在、日本初の海外基地米国唯一のアフリカ所在基地が置かれているほか、昔から仏軍 が駐屯している。
2015.12.16 Jane's Defence Weekly China continues to depend on Ukrainian aero-engines <1602-121609>
 中国の航空機用エンジン技術はウクライナに依存している。 2012年にAVIC社傘下の国営エンジンメーカGTE社が殊海航空展にL-15練習機用の Minshanエンジンを出品したが、現在はウクライナIvchenko設計局のAI-222-25エンジンを使用している。
2015.12.13 産経新聞

インターネット

中国、北朝鮮への石油支援中止か 国境に増派の情報も <1601-121301>
 香港の人権団体、中国人権民主化運動ニュースセンタが13日、中国が北朝鮮に対し石油支援を中止する可能性があるうえ 、12日夜には中国軍の即応部隊2,000名を国境に緊急増派したと伝えた。 真偽は不明である。
 同センタは、この決定に対して北朝鮮の金正恩第一書記が激怒し、北京で12日から行われる予定だった北朝鮮の女性音楽グループ「牡丹峰楽団」の公演を中止したとしてい る。
2015.12.09 Jane's Defence Weekly PLA to undergo major structural reforms <1602-120904>
 中国の中央軍事委員会が11月24~26日、200名の軍首脳が集まり開かれ、中国メディアによると2020年までに230万の軍で 大規模な構造改革が行われることになった。
 従来地上軍中心であった軍を近代化するもので、軍は指揮統制組織確立の必要性を感じている。 また、9月に習主席が提唱した 30万名の軍削減も反映する。
2015.12.09 朝鮮日報 中国の新型戦略爆撃機「H6K」、南シナ海に配備 <1601-120904>
 中国軍機関紙『解放軍報』が8日、新型戦略爆撃機 H-6K が広州軍区所属部隊に配備されたことが確認されたと報じた。 この部隊は 空軍第8師団と考えられる。 中国が最新鋭戦略爆撃機を南シナ海を管轄する部隊に配備したことで、米国を含む関係各国の 戦略構図にも変化が生ずるものと考えられる。
 H-6 系列の爆撃機は、旧ソ連の Tu-16 を基に開発したもので、H-6 の改良型といわれる H-6K は航続距離が8,000km、作戦行動半径は3,500kmを超え、最大搭載能力は12tあ り、射程2,500kmの CJ-10A ALCM を6発搭載できる。
2015.12.09 Yahoo Rcord China記事

「中国初の国産電動飛行機が近く量産体制に、パイロット訓練用などに需要見込む―香港紙」

<1601-120903>
 参考消息網は香港の South China Morning Post紙が、中国が知的財産権を持つ初の電動飛行機 RX-1E「鋭翔」が近く量産体制 に入ると伝えた。
 RX-1E は2人乗りで、90分の充電で45~60分間飛行でき、150km/hの性能を持つ。 年産100機 が見込まれており、すでに28件の注文が寄せられているという。
2015.12.02 Jane's Defence Weekly US confirms sixth Chinese hypersonic manoeuvring strike vehicle test <1601-120216>
 米政府が、中国が11月23日に6回目となる超高速飛翔体 DF-ZF の発射試験を行ったと見ている。  DF-ZF は今まで WU-14 と呼ばれる
DF-21 の派生型で、Mach 5 以上で飛翔したと見られるという。
 中国は今までに、以下のように5回の試験を行っている。
 第1回: 2014年 1月 9日
 第2回: 2014年 8月 7日(失敗)
 第3回: 2014年12月 2日
 第4回: 2015年 6月 7日
 第5回: 2015年 8月19日
2015.12.02 Record China 「中国製エンジン搭載」をパキスタン拒否 「過去の戦闘機で懲りているから」=中国メディア <1601-120203>
 新浪網が、「パキスタンが JF-17 戦闘機に中国製エンジン搭載を拒否。 中国産発動機に残る悪名」と題する記事を掲 載した。 JF-17 (
FC-1) はロシア製の RD-93 エンジンを搭載しているが、中国は同機に搭載する WS-13 ターボ ファンエンジンの開発に力を入れている。 新浪網は JDW の記事を引用して、中国は過去数ヶ月にわたり、JF-17 のエンジンを WS-13 に換装するよう申し出ているが、パキ スタンは拒否していると紹介した。
 パキスタン空軍はかつて、中国製戦闘機の J-6 と J-7 を大量に購入した、J-6 が搭載しているエンジンは中国製の WP-6 で、J-7 が搭載するの はやはり中国製の WP-7 または WP-13 であったが、中国が開発後に寿命や信頼性の向上を重視しなかったこともあり、パ キスタン側は中国製エンジンによい印象を持たなくなったという。
2015.11.26 Yahoo 毎日新聞記事

「中国 軍の大規模改革推進『統合作戦指揮部』創設など」

<1512-112603>
 中国国営新華社通信が26日、習国家主席統合作戦指揮部の創設軍の管轄区の再編など、 大規模な軍改革を2020年までに行うと明らかにしたと伝えた。
 中国軍は陸海空軍と第2砲兵で編成されているが、指揮系統が陸軍主体のため海空軍が陸軍の影響を受けやすかったが、指揮系統を一本化する統合作戦指揮部を設置するこ とで、軍を一体運用する狙いがある。
 また、習主席は「軍区」制度について、「戦区」という言葉を使って体制と人事管理を改編する意向も示した。 軍では7軍区から 4個程度の戦区に再編成し、想定される有事に効果的に対処する体制が研究されている。 統合作戦指揮部はこの戦区と中央軍事委にそれぞれ設置され、即応型の体制 を目指すとみられる。
2015.11.25 Jane's Defence Weekly Turkey cancels T-Loramids project <1601-112504>
 トルコが、2013年に一旦中国の
HQ-9 に決まった T-LORAMIDS 計画で、 この決定を破棄し、今後国内で開発することに決めた。
 この決定は11月13日の G20 で、オバマ大統領とエルドアン大統領が会談した2日後の15日にロイタ通信が報じた。
2015.11.25 Jane's Defence Weekly Russia to supply China with 24 Su-35 fighyers <1601-112503>
 ロシアの軍事企業体 Rostec社が、中国に対し
Su-35 24機を総額$2B(単価$83M)で 売却すると発表した。
2015.11.21 China Defense China's new über 55,000 ton replenishment tanker (Type901) <1512-112107>
 1年前から伝えられていた、中国が龍穴島(註:珠江市)の造船所で建造中の55,000t級補給艦 (AOE) の最新の画像である。
 Type 901 AOE の仕様
 全 長:    251m
 基準排水量:20,000t
 満載排水量:55,000t
 速 力:    25kt
2015.11.20 Defense News Russia-China Su-35 deal raises reverse engineering issue <1512-112003>
 ロシアの日刊 Kommersant紙とTASS通信が19日、ロシアが中国に Su-35 24機を$2Bで売却すると報じたが、購入機数がわ ずか24機であることから、一部の専門家は技術のパクリを懸念している。 特に Su-35 のほか T-50 も搭載している Satyrn AL-117S エンジンを J-20 用に狙っていると懸念されている。
 中国は1995年に Su-27SK 200機を$2.5Bで J-11A として購入する契約をしていながら、95機の段階でこれを破棄して、この技術を元に J-11B を開発している。
2015.11.18 Jane's Defence Weekly China tests new 'DN-3' interceptor missile <1512-111815>
 米政府当局者が、中国が10月30日に新型迎撃弾 DN-3 の試験を行ったことを明らかにした。 DN-3 の名称は11月9日に Washington Free Beacon が報じている。 DN-3 はおそらく
ABM ASAT 両用と見られる。
 DN-1DF-21 MRBM を元にした SLV KT-1 の ASAT型である SC-19 の新しい呼称のようである。
 中国筋はかねてから、THAAD に似た HQ-19 と SM-3 似の HQ-26 の存在を言っていたことから、DN-1 と DN-3 は HQ-19 と HQ-26 を指している可能性がある。
2015.11.18 Jane's Defence Weekly Latest imagery suggests Chinese aircraft carrier is under construction <1512-111813>
 Airbus社が10月24日に撮影した衛星画像から、大連の造船所では空母の建造が進んでいる。
(以下、建造の様子の詳細)
 また、同じ日の衛星画像から、同造船所で Type 052D 駆逐艦の8番艦が建造されていることも明らかになった。
2015.11.18 Jane's Defence Weekly AVIC sets out plans for FC-31 export fighter <1512-111812>
 AVIC社がドバイ航空展で、量産型の FC-312019年に初飛行し、2022年に
IOC同年中に FOC となる計画である ことを明らかにした。 また FC-31 の性能諸元は以下の通りという。
 ・全  長:  16.8m
 ・翼 端 長:  11.5m
 ・最大離陸重量:25,000kg
 ・武装個所:  10ヶ所(機外6、機内4)
 ・搭載能力:  8t(機外6t、機内2t)
2015.11.18 Yahoo Record China 記事

「中国の2014年軍事支出は世界2位、ロシアの2倍に―露メディア」

<1512-111806>
 ロシア世界武器貿易分析センタが、2014年のロシアの軍事支出は前年より順位を下げ英国に次ぐ 5位だったと明らかにした。 中国は米国に次ぐ2位で、ロシアの二倍だった。  ルーブルの対米ドルレートが暴落したことによるところが大きいという。
 $654.2Bと他国を大きく引き離している米国は国防予算を大幅に減少させているものの、2009年には$757.4Bにも達し、全世界の軍事費の約半分を占めていた。
2015.11.15 Defense News Turkey cancels $3.4B missile deal with China <1512-111501>
 トルコのアンタルヤで G20 サミットが開かれるなか、トルコ首相府当局者が15日、中国から BMD システムを購 入する計画は破棄されたことを明らかにした。
 第1の理由はトルコが独自の BMD システムを構築することで、第2の理由は中国と技術移転の問題で合意できなかったことによるという。
2015.11.10 Yahoo 時事通信記事

中国、対衛星ミサイル発射か=『新型』の試験と米サイト

<1512-111001>
 米保守系ニュースサイト Washington Free Beacon が複数の国防当局者の話として9日、中国が10月30日に新疆ウイグル自治区のミサイ ル試験場から、新型の
ASATDN-3 を発射試験を行ったと報じた。
 事実であれば、中国の ASAT 試験は2014年7月以来で、8回目になる。
2015.11.09 Aviation Week & ST Changing dynamics <1512-110908>
 ロシア軍シリアへの進出を強めており、イラン軍や一部の報道ではキュー バを撤退した中国軍も加わっているという。
 また、カスピ海から発射した 3M-14 Kalibr CM はイランとイラクの上空を通過しており、最近は Mil-28 攻撃ヘリを空輸して夜間攻撃能力を高めているという。
2015.11.09 Searchina 中国「039」潜が燃料電池利用の AIP 採用へ 中国メディア「技術はすでに確立」 <1512-110901>
 新浪網が4日、中国の Type 039(註:宋級)潜水艦が燃料電池を利用した
AIP を採用するとの見方を紹介した。 記事は、Type 039A および Type 039B 潜水艦が AIP を搭載しているとしている。 Type 039 は一時 TYpe 041 と見られていた潜水艦で、一番艦が1999年の就役し現在までに14隻程度が就役したとされる。
 記事によると、中国最大のバス製造会社である宇通客車が今年、燃料電池搭載バスを生産する許可を得て、燃料電池バスの製造を始めていると 紹介している。 このような燃料電池技術の成熟にともない、スターリング機関より潜水艦に適したシステムの採用が可能になったという。
2015.11.08 Defense News China touts stealth fighter jet, but so far no takers <1512-110804>
 中国がドバイ航空展FC-31/J-31 の売り込みを活発に行っているが、今のところ誰も関心を示してい ない。 AVIC社首脳がブリーフィングを行った際にも、記者からの質問はなかった。 
AVIC社は目下、中国空軍と採用に向け話し合い中 であるという。
 AVIC社によると FC-31/J-31 が搭載しているエンジンは、ロシア製の RD-93 ではなく国産で、量産型機 の初飛行は2019年、2022年 IOC、2024年 FOC の計画であるという。
 FC-31/J-31 について米政府当局者と専門家は、2009年4月に Lockheed Martin社がサイバ攻撃を受けた際に盗まれた F-35 の技術が盗用されている と見ている。
2015.11.08 China Defense Artist's impression, Type 055 Class DDG <1512-110801>
 Weapons誌6月号に掲載された Type 055 DDG の完成予想図
2015.10.30 Stars & Stripes China's supersonic ship killer is making US Navy's job harder <1511-103005>
 U.S.-China Economic and Security Review Commission が10月28日に公表した報告によると、中国の潜水艦発射対艦 CM YJ-18 は射程が290nmで、巡航速度は亜音速であるが、目標から20nmまで接近すると Mach 3 に加速 して突入するため、米艦船の対応を難しくしているという。
China’s New YJ-18 Antiship Cruise Missile
【註】
 亜音速で巡航し超音速で突入するのは、ロシアの 53M-54E5 と全く同じ方式であるが、3M-54E の射程が200kmと見られているのに対し、YJ-18 の射程は530kmであるという点 が注目される。
2015.10.29 Searchina 「Y-20」に中国国産「WS-20」搭載、「輸入した旅客機エンジン」を参考か=中国メディア <1511-102903>
 新浪網が26日、最近初飛行した中国が開発中の大型輸送機 Y-20 の試作5号機には、中国が開発中のターボファンエンジン WS-20 が搭載されていたと解説した。 記事は、同エンジンの開発にあたり、輸入したジェット旅客機のエンジンが参考になったとの見方を示した。
 これまでに確認された Y-20 の試作機はロシア製の D-30KP-2 または、 D-30KP-2 をコピーした中国製 WS-18 を使ってい たが、米国の C-17 の搭載エンジン F117-PW 100 は推力が20t近くあるのに対し、D-30KP-2 の推力は11~12tしかない。
2015.10.28 Jane's Defence Weekly China tests near-space airship <1512-102811>
 中国国営メディアが10月13日、高高度飛行船 (
HAA) Yuanmeng が高度20kmの 準宇宙を飛行したと報じた。
 Yuanmeng は寸法75m×22m、容積18,000㎥の飛行船で、太陽電池を電源とした電動プロペラ3基で推進し、試験 では48時間飛行した。
 中国はこの HAA を、気象観測、災害対策、区内安全保障、などの民生用と強調している。
2015.10.28 Sreachina 中国がロシア製「地面効果翼機」の購入を希望、「争いの島」への投入念頭か=中国メディア <1511-102804>
 環球網が25日に、中国ロシア製海面効果翼機 (
WIG) の購入を希望 していると報じた。 記事では南シナ海への投入が可能であるとしている。
 ソビエトが1987年に開発した最大規模のルン型は、全長73.8m、速力500km/hで、対潜ミサイル6発を搭載できたという。 ソ連崩壊後もロシアは中小型 WIG の開発を続け、 現在は大型 WIG A-050 を開発中という。
 中国は4月下旬まで、ロシアの中型 WIG EK-12 を元にした CTG-11 の飛行試験を実施した結果、南シナ海への投入が可能との見方が出たが、A-050 は航続距離が5,000km、 搭載量は5tと、中国が現有する WIG と比べ、それぞれ四倍以上で、速力は350~400km/hと航空機並みという。
【中国の WIG 関連記事:0422-111009 (JDW 2004.11.10)】
【中国の WIG 関連記事:1004-030201 (CD 2010.03.02)】
【中国の WIG 関連記事:1412-110513 (JDW 2014.11.05)】
2015.10.21 Jane's Defence Weekly Iraq displays CH-4 UAV <1512-102110>
 イラクが中国
CASCA社製の武装 UAV である CH-4 を装備していることを明らかに した。 またイラク国防省は CH-4 1機が10月10日に、Al-Anbar県で初めての空爆を行ったと発表した。
 CH-4 は翼下に AR-1 レーザ誘導ミサイルと、FT-9 誘導爆弾を搭載できる。 FT-9 は50kgで、GPS/INS 誘導で EO TV 誘導装置も取り付けられるが、イラクの CH-4 は EO センサを持たず GPS/INS 誘導だけを行っている。
2015.10.20 朝日新聞

インターネット

中国軍、空母2隻を建造中 米に対抗、南シナ海で運用か <1511-102002>
 中国軍関係者らの証言で、中国が大連と上海の造船施設で空母2隻の建造を並行して進めていることが確認された。 領有 権をめぐり対立を深める南シナ海での運用を視野に入れ、常時運用するため複数の空母建造を急ピッチで進めているて模様である。
 北京の軍事筋によると、建造中の空母は年末には船体の外観が完成する見通しという。
2015.10.16 China Defense Air force now able to launch long-range, precision strikes <1511-101602>
 8月に広東省上空を飛行する H-6K の写真である。
 H-6K は、1950年代に設計された Tu-16 Badger の中国型である H-6 の最新型で、長距離説密打撃能力を有するという。
【関連記事:1509-083101 (Searchina 2015.08.30)】
【註】
 翼下に2発あるのは DH-10 LACM の空中発射型である CJ-10 と思われる。
2015.10.14 Jane's Defence Weekly China's Z-11WB light helicopter takes first flight <1511-101420>
 中国 Avicopter社の Z-11WB 軽ヘリが9月28日に景徳鎮で初飛行した。 2.2tの Z-11WB は2010年11月に初飛行した AC-311 6人乗り軽ヘリの軍用型 でである。 Z-11 は Eurocopter AS350(現在は Airbus H125)の中国型で、AC311 はコックピット周りを Airbus H120 風に変えたものである。
 中国軍は Z-11 を装備しなかったが、Z-11WB は軽攻撃/偵察ヘリの要求に合致している。
2015.10.13 Yahoo Focus Asia 記事

「中国に原子力空母建造の力はない・・米誌が指摘」

<1511-101301>
 米外交専門誌 National Interest が、「中国にはニミッツ級のような原子力空母を建造する力はない」とする記事を掲載 した。 記事では理由について「冶金技術や推進技術の面で依然、米国やロシアに大きな遅れをとっているためと説明している。
 記事では、米国防総省が、中国が建造中の空母は米国の原子力空母より大幅に小さいことから、通常動力型だとの見方を 示していることも伝えた。
2015.10.11 Defense News Pakistan, China finalize 8-sub construction plan <1511-101101>
 パキスタンが、中国から潜水艦8隻を購入することを最終決定した。 そのうち4隻は中国で、4隻はパキ スタンで建造される。
 パキスタンが導入する潜水艦について多くの専門家は、中国海軍の Type-039A/Type-041 の輸出仕様である S-20 で、
AIP 推進型と見ている。
2015.09.30 Jane's Defence Weekly Shenyang FC-31 fighter performance 'leaked' online <1511-093008>
 J-31 の輸出型である FC-31 の性能に関する情報が、9月15日に中国のウェブ上に流れた。
 自重や搭載燃料の量に関する情報はなかったが、搭載エンジン WS-13 Taishan の推力が9tであることが明らかになった。 中国が
FC-1 に1基搭載しているロシア製の RD-33 の推力は8.29tである。
2015.09.30 Jane's Defence Weekly China may be building first indigenous carrier <1511-093002>
 Airbus社の衛星が9月22日に撮影した映像から、中国が大連の造船所空母の一番艦を建造していると推測される。
 この乾ドックでは、Airbus社の衛星が2月27日に建造の準備を進めているのを撮影していたが、その後民間の大型貨物船が次々と進水しているのに、このドックでの建造は 続けられている。
2015.09.28 Aviation Week & ST Eagles and Dragons <1511-092804>
 中国は既に Predator 級の UAV を配備しているが、RQ-4 Global Hawk 級 HALE UAV も装備しようとしている。 特に DF-21D
ASBM の射撃に欠かせない目標情報の取得に活用すると見られる。
┏━━━━┳━━━━━━┳━━━━━━┳━━━━━━┓
┃    ┃Divine Eagle┃ Soar Dragon┃ Global Hawk┃
┣━━━━╋━━━━━━╋━━━━━━╋━━━━━━┫
┃翼 端 長┃  132ft  ┃  94ft  ┃  132ft  ┃
┃全  長┃   50ft  ┃  49ft  ┃   47.5ft ┃
┃離陸重量┃   30,000~35,000-lb  ┃ 32,250-lb ┃
┗━━━━┻━━━━━━┻━━━━━━┻━━━━━━┛
2015.09.28 Yahoo フォーカス台湾記事

「中国大陸の漁船約100隻、台湾・金門近海に集結=海巡署が排除」

<1510-092803>
 台湾海岸巡防署第9海巡隊が28日、中国大陸の漁船約100隻が金門近海に集結したとして、不法な越境操業を防ぐため排除 したと発表した。
 第9海巡隊主任によると、27日午後3時ごろに中国大陸の漁船が金門近海に集結しているのがレーダからの情報で分かったという。 その後、巡視船3隻が現場付近に急行して 排除した。
2015.09.23 Jane's Defence Weekly China issues guidelines to advance industrial base <1511-092308>
 中国共産党中央委員会が9月15日に国家国防科技工業局を通じて、2020年を目標とした国有軍事企業の育成指針を公表した。 この指針は 中国経済が減速する中で、軍の責務や効率性を高めようとするものと見られる。
2015.09.23 Jane's Defence Weekly China unveils next-gen Wing Loong Ⅱ armed UAV <1511-092306>
 中国
CAC社が、隔年開催の北京航空展で9月中旬、MQ-9 Reaper と極めてよく似た、第二世代となる WingLoong Ⅱ UAV を公表した。
┏━━━━━━━┳━━━━━━┳━━━━━━┓
┃       ┃WingLoong Ⅱ┃ MQ-9 Reaper┃
┣━━━━━━━╋━━━━━━╋━━━━━━┫
┃全  長   ┃  11m   ┃  10.97m ┃
┃翼 端 長   ┃  20.5m  ┃  20.12m ┃
┃最大離陸重量 ┃ 4,200kg  ┃ 4,762kg  ┃
┃機外最大搭載量┃  480kg  ┃ 1,360kg  ┃
┃ハードポイント┃   6   ┃   7   ┃
┃最大速度   ┃  370km/h ┃  444km/h ┃
┃上昇限度   ┃  9,000m ┃  15,240m ┃
┃空荷滞空能力 ┃  20時間 ┃  32時間 ┃
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2015.09.23 東京新聞

インターネット

中国機が米軍機に異常接近 「危険」と国防総省 <1510-092303>
 米国防総省報道官が22日、中国山東半島の東130km黄海上空の国際空域で、15日に中国の JH-7 2機 が米軍の RC-135 に異常接近し、このうち1機が米軍機の前方を危険な形で横切ったことを明らかにした。
 米中両政府は25日にワシントンで首脳会談を開くが、これを前に中国側が挑発行為に及んだ可能性がある。
2015.09.20 Chinese Military Review Sino-Russian Advanced Heavy Lift (AHL) helicopter <1510-092002>
 
AVIC社が天津で開かれている中国ヘリ展に、ロシアと共同開発している重輸送ヘリ AHL の模型を展示した。
 AHL は最大離陸重量38.2tで、機内に10t、機外に15tを搭載できる。
 また、最大速度300km、実用上昇限度5,700mの性能を持つ。
2015.09.20 読売新聞

インターネット

「中国、極超音速機の試験飛行に成功」…香港紙 <1510-092001>
 香港の明報紙が中国メディアの報道を引用して20日、中国が音速をはるかに上回る超高速航空機の試験飛行に成功したと伝 えた。
 超高速は Mach 5 以上であることから、北京からシアトルまで1時間余りで飛行できるとの見方を伝えた。
【註】
 中国が超高速滑空飛翔体 HGV の開発を進めていることはかねてからほうじられているが、
1403-012201 (JDW 2014.01.22)】
今回報じられた「超高速」が、HGV を指すのか、超高速旅客機を指すのかは不明である。
2015.09.17 Record China 中国がマレーシアと大規模軍事演習スタート、蘭州級駆逐艦など投入しマラッカ海峡で実施―中国メディア <1510-091702>
 中国新聞網が17日、中国とマレーシアマラッカ海峡および周辺海域で行う大規模な合同演習を 17日から22日まで実施すると報じた。 演習では非戦闘行動である捜索活動や乗っ取りにあった船舶の救出、災害救助などを想定した訓練を実施する 計画で、中国からは蘭州級駆逐艦など主力艦3隻戦闘機7機を投入する。
 両国の演習は今回が初めてで、中国が ASEAN 加盟国と行う2国間演習としても過去最大の規模となる。
2015.09.16 Jane's Defence Weekly Avicopter shows off ALH model at Tianjin helo expo <1511-091603>
 中国 Avicopter社が、9月9日~13日に天津で開かれた第3回ヘリ展で、CH-53K と同級の新型重ヘリコプタ
ALH 計画を 公表した。
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┃   ┃重 量┃ 速 力 ┃航続距離┃上昇限度┃機内外搭載能力┃
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┃ALH  ┃ 38.2t┃ 300km/h┃ 630km ┃ 5,700m ┃  10t/15t  ┃
┃CH-53K┃ 39.9t┃ 264km/h┃ 852km ┃ 4,383m ┃   /15.9t ┃
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2015.09.14 Yahoo Record China 記事

「中国のサイバー攻撃は容認できない、オバマ大統領が明言=経済制裁の可能性も―米国」

<1510-091401>
 オバマ大統領が米軍関係者との交流イベントで11日、中国によるサイバ攻撃があることを認めたうえで、米国は 安全保障上の脅威とみなすことを攻撃国に理解させる必要があると発言し、習主席の訪米を前にして、サイバ攻撃問題は最大の懸案となりつつあるこ とを明らかにした。
 VOA は12日、数日以内に米政府が中国に対する経済制裁案を発表する可能性もあると報じている。
2015.09.13 Chinese Military Review Canted active electronically scanned array (AESA) radar of J-10B fighter jet <1510-091302>
 中国が J-10B に搭載した AESA レーダの画像。
【註】
 中国はイスラエル国営 Elta社と戦闘機搭載 AESA レーダ ELM-2052 の購入購入交渉を行っていると、8月に報じられている。
【関連記事:1509-081701 (Defense News 2015.08.17)】
 また、中国 NAV Technology社の製品カタログに Elta社製 ELM-2052 AESA レーダと瓜二つのいレーダが掲載されているとも報じられている。
【関連記事:1509-082305 (Defense News 2015.08.23)】
2015.09.11 Yahoo ロイタ通信記事

「中国、次期攻撃ヘリの開発開始 ステルス性備える=地元紙」

<1510-091103>
 China Daily が11日、中国が次世代型攻撃ヘリの開発を開始したと報じた。 ヘリはステルス性を備え、人民解放軍への引 き渡しは2020年ごろまでに開始する見通しとしている。
 このヘリは、中国航空工業集団公司 (
AVIC) が開発を担っている。
2015.09.10 Yahoo Record China 記事
「オバマ米大統領、サイバー攻撃で対中制裁発動か=米企業への技術盗用関与の疑いで個人・組織対象―米中首脳会談前にけん制」
<1510-091005>
 関係筋によると、米政府は近く中国、ロシア、北朝鮮の企業と関係者を対象として、米企業へのサイバ 攻撃による技術盗用に関与したとして制裁措置を発動する見通しである。  オバマ大統領は今年4月、サイバ攻撃への対抗策として個人や組織に資金凍結などの制裁を科せる新たな大統領令に署名しており、発動が決まればこの大統領令に基づく初め てになる。
2015.09.10 Searchina 「WS-10」国産エンジンは「病気持ち」・・・「J-15」戦闘機に搭載したら「空母上でまともに使えぬ」=中国メディア <1510-091002>
 新浪網が8日、中国が開発したターボファンエンジン WS-10 には問題があり、艦載戦闘機 J-15 にはこのエンジンを 使えないとの見方を示した。 艦載機の場合、離着艦をはじめとして機体やエンジンは過酷な使われ方をするが、任に堪えるエンジンは、ロシア製の AL-31F しかないという。
 また、J-11 シリーズではロシア側と契約履行上のトラブルが発生し、ロシアで生産した Su-27、Su-30 などと、契約にもとづいて中国国内でライセンス生産された J-11A に搭載するエンジンは供給するが、J-11B などに用いるエンジンの輸出は拒絶している。 そのため J-15 に搭載される AL-31F は、中国国内でや りくりして流用したものという。
2015.09.09 Jane's Defence Weekly Analysis: Parade reflects China's new sense of place in the world <1511-090903>
 中国が9月3日に行ったパレードは、中国の行ったパレードで最大の規模であると共に、前回の 2009年以来わずか6年で各種新型兵器を登場させる、装備開発の早さを示すものとして注目される。
2015.09.09 Jane's Defence Weekly DF-26 IRBM may have ASM variant, China reveals <1511-090902>
 中国が9月3日に行ったパレードで意外であったのは、DF-26 IRBM に
ASBMがあるとのアナウンスであった。
 DF-26 の射程は3,000~4,000kmで、アナウンスでは中型艦を攻撃できるとしていた。 このことは、空母だけでなく 駆逐艦までも攻撃できる精度を有するとのアピールを意味する。
2015.09.09 Jane's Defence Weekly China showcases new weapon systems at 3 September parade <1511-090901>
 中国が9月3日に行ったパレードには、将官56名を含む12,000名の部隊と、17ヶ国から1,000名の部隊が参加し、40種類以上 500両の陸上武器、20種類以上200機の航空機が参加し、これら装備のうち80%が初めての公式披露であった。
 初めて確認された武器の一つが、ラムジェット推進の空中発射超音速対艦 CM である YJ-12 である。
2015.09.09 Searchina 「H-6K」新型爆撃機・・・乗員数が半減、「飛行隊形の維持」にも影響=中国メディア <1510-090901>
 人民網が中国中央電視台の報道を引用して6日、3日に行われたパレードで披露された新型爆撃機 H-6K は、2009年の国慶節パレードで披露された H-6H からの改造率は90%に達し、長距離かつ正確な爆撃能力を持つと報じた。
 記事はまた、より大量の爆弾類を搭載でき、改造によって乗員数が半減したと伝えている。
2015.09.02 Jane's Defence Weekly China previews new ballistic missiles in practices for 3 September parade <1510-090211>
 中国第二砲兵が8月下旬、9月3日に行われるパレードの予行に、DF-15BDF-16 DF-21CDF-5BDF-31A などの各種弾道弾と、DF-10
LACM を 参加させた。
 この中で一際目を引いたのは射程3,000~4,000kmの IRBM DF-26(右図)であった。
2015.09.04 産経新聞

インターネット

削減兵力は武警に組み入れ新疆の警備に? 香港人権団体伝える <1510-090404>
 香港の人権団体、中国人権民主化運動ニュースセンタが3日、習主席が発表した兵力30万人の削減について、国内の治安維 持を担当する武装警察に組み入れて、テロが多発する新疆ウイグル自治区の警備などに充てると伝えた。 真偽は不明で、確認されていない。
 同センタによると、武警の経費は軍の予算に入れないため、表面的には500億元(9,500億円)の国防予算削減につながる。
2015.09.04 Yahoo Focus Asia 記事

「軍事パレードに登場した BZK-005 無人機、13年に日本の防空識別圏に進入―中国紙」

<1510-090403>
 北京晨報紙が4日、軍事パレードに登場した BZK-005 UAV はかつて日本の防空識別圏に進入したことがあると報じた。
 記事によると、2013年9月9日に防衛省は、中国の BZK 005 UAV と思われる航空機が東シナ海上空の防空識別圏に進入したと発表し、これに対して中国側は年度計画に基づい た飛行で国際法や国際慣例に符合していると回答している。
【 BZK-005 関連記事:0912-102101 (JDW 2009.10.21)】
2015.09.04 Yahoo Record China 記事

「中国の軍事パレードは『出し惜しみ?』、隠し玉登場せず『ほどほどにプレゼンした』―海外メディア」

<1510-090402>
 韓国の世界日報紙が、3日に北京で行われた抗日戦争勝利70周年記念式典で、披露されると目されていた J-20J-31、ICBM DF-41 が見られなかったことについて、米国を 過度に刺激することを避けたと推測している。 また、ある匿名の軍事専門家が環球時報紙に語ったところによると、今回の軍事パレードは中国の軍事力をほどほどに示した だけという。
2015.09.04 朝日新聞

インターネット

中国、軍事力を誇示 米狙えるミサイル・海空軍の新兵器 <1510-090401>
 3日に天安門広場と周辺一帯で催された中国の軍事パレードで、各種弾道弾や海洋進出を支える空母艦載機などが初めて披露された。
 米本土に到達する ICBM は射程12,000kmを超える DF-5B が初めて公開されたほか DF-31A も披露された。
 この他に、尖閣諸島をはじめ沖縄から台湾、フィリピンに至る第一列島線内にある米軍基地などが攻撃可能な、射程1,000kmの DF-16 や4,000kmの DF-26、空母も攻撃できる DF-21D なども登場した。
【註】
DF-5B
 DF-5 は射程12,000~15,000kmの ICBM で、1970年代には衛星の打ち上げにも使われた。
DF-31A
 DF-31 は射程3,000~8,000kmの IRBM で、JL-2 SLBM はこの潜水艦発射型と言われている。
DF-26
 Guam Killer と呼ばれる射程4,000kmの IRBM で、 +DF-21D 同様に対艦能力があると言われている。
DF-21D
 DF-21 シリーズの対艦弾道弾型で、DF-21C も限定的ながら対艦能力があると言われている。
DF-15B
 記事中で DF-16 とあるが記事の写真は DF-15B である。 DF-15 は M-9 とも呼ばれる射程600kmの SRBM であるが、DF-15B の報道は初めてである。 DF-16 は 2014年に公表されている射程800~1,000kmの MRBM である。
2015.09.03 Defense News China's parade puts US Navy on notice <1510-090304>
 中国が4日に実施したパレードで、東シナ海や南シナ海への米海軍の接近を拒否する能力を誇示した。 パーレードでは DF-5B ICBM、 DF-31A ICBM、DF-26 IRBM/ASBM、DF-21D ASBM、DF-15B SRBM、DF-16 MRBM などの各種弾道弾が公開された。
 中国は、パレードに参加した武器の80%は初公開で、全てが国産であるとしているが、参加した戦闘機 J-11B (Su-27)、 J-15 (Su-33)、J-10 (Lavi) は外国機種の海賊版である。
2015.09.03 Yahoo 時事通信記事

「習主席『兵力30万人削減』=新型戦略ミサイル公開―抗日記念に軍事パレード・中国」

<1510-090302>
 中国共産党政府が3日に天安門広場一帯で、「抗日戦争・反ファシズム戦争勝利70年」を記念する軍事パレードを行った。 習国家主席はこれに先 立つ演説で、現兵力230万から30万を削減すると宣言した。
 領土主権や海洋権益を重視する習主席の戦略に基づき、陸軍の兵力を減らし海空軍の兵力増強と情報ハイテク化を進める軍改革の一環である。
2015.09.03 Yahoo 時事通信記事

「中国軍艦5隻、アラスカ沖に=ベーリング海で初確認―米軍」

<1510-090301>
 米国防当局者が2日、中国海軍の艦船5隻がアラスカ州沖のベーリング海で活動中だと語った。 Wall Street Journal紙に よると、中国艦隊の内訳は戦闘艦3隻補給艦1隻揚陸艦1隻であるという。
 米軍がベーリング海に展開する中国の軍艦を確認したのは初めてで、中国海軍が自国沿岸から遠く離れたアラスカ近海でも活動できる能力を備えて いることが浮き彫りになった。
2015.09.02 Military Times Chinese warships in Bering Sea as Obama visits Alaska <1510-090207>
 中国の戦闘艦5隻が、ロシアとの共同演習に参加するため、ベーリング海に入っていることについて、米大統領府報道官は 、オバマ大統領のアラスカ北極圏視察にとって脅威とは思わないと述べた。
2015.09.02 Yahoo 産経新聞記事

「抗日70年行事 中国が人民解放軍を改編へ 習氏、行事後に改革案発表と米通信社 日米にとって脅威に」

<1510-090203>
 Bloomberg通信社が1日、中国の習近平国家主席が今月、海空軍と第2砲兵統合運用する統合作戦司令部 の新設や国内7大軍区を4個程度に減らすことを柱とする人民解放軍の機構改革案を発表すると報じた。 統合作戦司令部は米軍をモデルに、 全国レベルと地域レベルに設置し、陸軍主体だった兵力の比重海空軍に移し、戦力を遠方に投入 する能力を高めるという。
 今回の人民解放軍の機構改革には、尖閣諸島を含む東シナ海や軍事拠点化を進める南シナ海への中国軍の進出を図る狙いもあるとみられる。
2015.09.01 Yahoo 中央社フォーカス台湾記事

「中国大陸、戦略ミサイル部隊の兵力を大幅増強か=国防部」

<1510-090102>
 台湾国防部がまとめた中国大陸の軍事力に関する報告2015年度版で、戦略ミサイル部隊である人民解放軍第2砲兵の兵員数が、大 幅に増強されたことが分かった。
 与党議員によると、2011年から2014年までの兵力数は14万人程度を維持していたが、今年度は15万人に増強されたという。
2015.09.01 Searchina 「J-10B」戦闘機・・・もはや「J-10A」との性能差は異次元レベル!?=中国メディア <1510-090101>
 中国の軍事情報サイト「軍事区」が8月29日、J-10A の改良型である J-10B は性能が飛躍的に向上 しており、Sukhoi社の専門家も最早 J-10A とは別の航空機と述べたと紹介する記事を掲載した。
 大きな改良点としてまず、インレットの改良で、高度、速度、姿勢を含めたさまざまな状況で、エンジンを最もよい効率で動かすことができるようになる。  
AESA レーダも標準装備し、探知能力が大きく向上した。 また、複合素材を多く採用したことによりステルス性も向上し、J-10A の RCS3㎡であったのに対し、J-10B では0.3㎡程度になったとされる。
2015.08.31 Yahoo Focus Asia 記事

「中国海軍、原潜兵力を南シナ海に配備 米国の兵力阻む準備着々と―カナダ軍事メディア」

<1509-083102>
 漢和防務評論が、今年2月14日の衛星画像から、中国Type 093 原潜2隻、Type 094 SSBN 3隻 が海南島の三亜に配備されていることが確認されたとする記事を掲載した。
 また、2月1日時点で、葫蘆島の造船工場には Type 093G 原潜3隻が確認されており、3月29日の青島第1原潜支隊の衛星画像からは Type 092 SSBN 1隻、Type 091 原潜3隻が確認されているという。
2015.08.31 Searchina 「H-6K(戦神)」戦略爆撃機・・・グアム島を攻撃可能な位置にまで進出か <1509-083101>
 新浪網によると、中国空軍報道官が14日、複数機種の組み合わせた遠洋訓練を西太平洋で同日実施したことを明らかにした。  H-6K を中心とする編隊の訓練と見られ、同報道官は第一列島線の外側1,000km以上まで飛行と述べた。 グアム島の米軍基地を CM で攻撃できる位置にまで接近した可能性がある。
 H-6K は、中国が1968年にライセンス生産を始めた Tu-16 である H-6 シリーズの最新型で、航続距離は Tu-16 と同程度と見られる。 DH-10 やその改良型 CJ-10 を6発搭 載できるとされ、DH-10/CJ-10 の巡航は2,000~3,000kmとされる。
2015.08.26 Jane's Defence Weekly China, Russia hold largscale joint naval exercise <1510-082602>
 8月24~27日に開かれる中露海軍の共同演習のため、ウラジオストックに水上艦23隻潜水艦2隻 、回転翼/固定翼航空機、海兵隊員400名が終結している。
 中国艦は三大艦隊からの Type 051C 駆逐艦、Sovremenny級駆逐艦、Type 054A フリゲート艦、Type 071 LPD、Type 072A LST、Type 903A 補給艦各 1隻などで、5月15日に北海艦隊の基地である青島を出港している。
2015.08.24 東京新聞

インターネット

中国軍、早期警戒衛星実験を計画 ミサイル防衛、米に対抗 <1509-082405
 中国人民解放軍が BMD 網構築へ向けて、早期警戒衛星の実験衛星を打ち上げる計画があることが中国軍系の文書で24日に 分かった。 また X-band 開発に着手したことも判明した。
 いずれも BMD の中核技術で、米国に対抗可能な包括的な開発を急いでいることが明確になった。
2015.08.23 Defense News Chinese radar strongly resembles Israeli product <1509-082305>
 中国 NAV Technology社が出している63ページの製品カタログに、イスラエル国営 IAI社の子会社である Elta社製戦闘機搭載
FCS レーダである ELM-2052 AESA レーダと瓜二つの名称のないレーダ の紹介が2ページにわたり掲載されている。
【関連記事:1509-081701 (Defense News 2015.08.17)】
2015.08.23 Searchina 「J-20」搭載予定のエンジン「WS-15」に重大な進展か・・・すでに試験実施=中国メディア <1509-082304>
 新浪網が19日、
J-20 戦闘機への搭載が予定されている WS-15(渦扇-15)ターボファンエンジンの 開発で重要な進展があったとの見方を示す記事を発表した。
 記事は、2015年の「馮如航空科技精英獎(馮如賞)」の受賞者の1人が、貴州航空発動機研究所の黄維娜所長だったことに注目した。 馮如賞の授賞理由には、軍に重要な技 術保障を与える任務における傑出した貢献などと書かれていることから、記事は WS-15 の開発での重要な進展が認められたことが授賞につながったとの見方を示した。
2015.08.23 Yahoo Record China 記事

「中国で『空中要塞』プロジェクトが始動、軍事利用も否定せず―英紙」

<1509-082301>
 Finacial Times紙によると、中国空中要塞を建設する計画が進んでいる。 開発に携わっているのは国内2社で、滑走路 やヘリポート、埠頭、兵営などを備える基地になるという。 空中要塞はまだ設計図や模型の設計段階で、イメージ画像の中の存在にとどまっているが、開発2社はいずれも 平和的な用途を強調しているが、軍事用途に転用できることも否定していない。
 現在も中国は南シナ海で人工島を建設しているが、空中要塞あるいはそれに類する構造体が人工島を補完する存在になることもあり得る。 一部報 道では、中国海軍はすでにこの計画に関心を示しているという。
【註】
 2014年に中国がスプラトリー諸島海域に浮きドックを建設し、埋め立ての拠点にしようとしていると報じられており、この記事の「空中要塞」とはこれを指す可能性がある。  この浮きドックには生活スペースが設けられ、1,000t級船舶の停泊や漁船の修理などができるという。
【関連記事:1411-103002 (Record China 2014.10.30)】
 尚、Finacial Times紙の原文は確認できないが、記事のいう「空中要塞」は「航空要塞」が適切と思われる。
2015.08.19 Yahoo 時事通信記事

「中国、多弾頭 ICBM 実験か=核戦力を増強―米報道」

<1509-081902>
 Washington Free Beacon が18日、中国が米本土を射程に収める
MIRV 弾頭型の ICBM DF-41 の発射試験を6日に行っ たと報じた。 米国防当局者によると模擬弾頭2発を搭載していたという。 中国は今回を含め、3年間に DF-41 の発射試験を4回実施しており、 実配備が近いことを示していると指摘した。
 DF-41 の推定射程は12,000kmで最大10発の弾頭を搭載でき、移動式のため探知が難しいとされる。
2015.08.17 Defense News Chinese firm claims to offer Israeli AESA radar <1509-081701>
 中国人民解放軍系列の貿易会社が、イスラエル国営 Elta社と、戦闘機搭載 AESA レーダ ELM-2052 の購 入交渉を行っている。 Elta社は2014年11月に行われた殊海航空展で ELM-2052 とは表記しないものの、AESA 機上レーダのパンフレットを配布していた。
【註】
 中国は各種戦闘機を開発しているが、必要な性能を有する搭載エンジンとレーダが作れないのが弱点になっていた。
 イスラエルは今までにも以下のように度々、中国への武器輸出を行おうとしており、その都度米国に阻止されてきた経緯があることから、注意を要する国である。
 ・AEW&C機用レーダ:【関連記事:0408-042101 (JDW 2004.04.21)】
 ・Lavi 戦闘機:【関連記事:020831 (JDW 2002.08.31)】
 ・Harpy UAV/CM:【関連記事:0512-061202 (時事通信 2005.06.12)】
2015.08.12 Jane's Defence Weekly PLA holds 'lagest-ever' firepower display in SCS drills <1509-081217>
 中国メディアによると、中国海軍南シナ海で7月中旬の10日間に、過去最大規模の演習を行っ た。 この演習には艦艇100隻以上、航空機数十機のほか、DF-21D
ASBM を装備する第2砲兵の数個大隊も参加した。
 興味深かったのは ASROC と似た対潜魚雷を装着したミサイルを、Type 054A フリゲート艦の VLS から発射した ことや、中国海軍が現在装備している Yu-7 より全長の長い、長射程と推測される軽魚雷が公表されたことである。
2015.08.12 Searchina 「J-10B」戦闘機・・・突発的故障が多い「国産エンジン」は使い物にならず=中国メディア <1509-081202>
 新浪網が7日、J-10B 戦闘機の設計を確定できない原因は WS-10 ターボファンエンジンの 故障発生率が高いためとする記事を発表した。
 記事は、
J-10 の改良型である J-10B の設計変更が繰り返されてきたのはエンジンの問題であるとし、レーダなど搭載する電子機器の改 良などで、機体の設計が変更され重量も増加した結果、超音速飛行の能力が低下することになったという。
 さらに、J-10 が単発機のためエンジンへの負担が大きいことも問題であるとし、エンジン寿命や故障発生率設計値に比べて大 幅に劣ることになったという。
2015.08.09 Searchina 中国が国産空母を建造!?・・・「確定的。原子力空母の可能性」と米メディア <1509-080902>
 米メディアの The National Interest が中国メディアの報道を引用して、国有企業である中国船舶重工集団公司 (CSIC) の内部資料が、原子力潜水艦およ び空母の建造が同社にとっての重要な任務と記していたことを紹介した。
 更に、中国メディアがロシアの専門家の話を引用し、中国にとってとなる国産空母は原子力と なる可能性があるとしたほか、ロシアメディアも中国が原子力空母を建造していることは周知の事実と報じたことを紹介した。
2015.08.09 Searchina 「J-16」複座式戦闘機、実戦配備間近か!?・・・機体が「なすび色」ということは=中国メディア <1509-080901>
 中国メディアの新浪網や観察者網が4日、J-16 が間もなく部隊配備されるとの見方を伝えた。 中国では試作機は黄色い塗装がほどこされるのに 対し、新たに軍事ファンが撮影したとされる J-16 は濃紺色(原文では「茄子色」と表現)の塗装であることから、部隊配備が近いとの見方を示し ているが、空軍機の塗装は一般に淡い青色であるという違いがある。
 中国は Su-27 を独自に改良して J-11B、更に複座型の J-11BS を開発し、同機をベースにロシアから輸入した多用途機 Su-30 を参考にして J-16 を開発したとされている。
2015.08.07 China Defense Photo of the day: Z-18J AEW helicopter onboard of Liaoning <1509-080704>
(この記事は写真のみであるが、2009年10月19日の "Z-8 AEW Helicopter Unveiled" と題する記事を再掲載している。)
【註】
 この記事にある Z-18J AEW ヘリの写真は、2009年10月の記事にある Z-8 AEW の写真と同じと見られることから、Z-8 AEW は Z-18J と命名されたと思われる。
【 Z-8 AEW ヘリ関連記事:1109-081901 (China Defense 2011.08.19)】
 陸上では数十~数百㍍の高さに設置される監視レーダに対し、艦載レーダの設置高度は0mに近く、低空侵入する CM や航空機の捕捉は大幅に制限される。
 空母はこの様な攻撃を早期に探知する必要があるため、艦載 AEW機の保有が空母保有の重要な要件になる。
2015.08.05 Jane's Defence Weekly China converting frigates into cutters <1509-080511>
 中国Type 053H2G Jiangweil Ⅰ級フリゲート艦を沿岸警備隊用の巡視船に改造している。
 Jiangweil Ⅰ級は1991~1994年に建造された2,300tのフリゲート艦で、装備し ていた YJ-83 対艦ミサイル、HQ-61 SAM、双連100mと、艦尾部に装備されていた双連37mm砲2門は撤去されたが、艦首部の双連37mm砲はそのままにな っている。
2015.08.04 東亞日報 中国、アジア最大の駆逐艦を建造 <1509-080404>
 人民日報系の環球時報が3日、中国軍がアジア最大規模の次世代駆逐艦に
DF-21D ASBM を装備する可能性があると報じた。
 米 The National Interst誌も、衛星写真の映像を分析した結果、中国が2017年頃に就役すると見られる全長160~180m、排水量 12,000~14,000tType 055 駆逐艦の試験を準備していると報じた。
 同艦には112~128発VLS を搭載しており、中国海軍は少なくとも6隻前後を建造するとさ れている。
【註】
 Type 055 から DF-21D を発射するとすると、DF-21D を寝かせた状態で搭載し発射時に起立させて発射させるか、艦の上部構造を貫く巨大な VLS が必要になり、汎用駆逐艦 というより DF-21D の母艦になってしまう可能性があり、この記事の記述内容には疑義がある。
 因みに米海軍が駆逐艦や巡洋艦に装備している Mk 41 VLS の場合、最大のモジュールは全長6.25mの Tomahawk 発射用の7.6mで、DF-21 の全長は10.7mである。 また Mk 41 が発射する最大胴径のミサイルが21吋 (53cm) の SM-3 Block Ⅱ であるのに対し、DF-21 の胴径は1.4mもある。
2015.08.01 Yahoo Record China 記事

「次世代新戦闘機 J-20 の情報が突然消えた?!性能向上のため大改造か―中国」

<1509-080101>
 中国の鳳凰網が28日、
J-20関連情報が7ヵ月にわたり途絶える異例の事態に 米国は懸念を示していると報じた。
 試作1号機とみられる機体番号2001機が2011年初頭に初飛行して以来、たびたび試験飛行のニュースが伝えられ、これまでに4機の試作機が確認されているが、2014年末を最 後に消息が途絶えている。 このことから米国のメディアや軍事専門家は、現在の最新鋭機である J-11D のデータを基に 大幅な性能向上が進められている可能性もあると懸念している。
2015.07.31 Searchina 「DF-21D」ミサイルで米空母撃沈は無理!=中国メディア <1508-073104>
 中国のポータルサイト新浪網が、多少の科学知識を持つ人なら DF-21D が空母キラーにならないことは分かっていると論 じた。 記事は、DF-21D で空母を攻撃する場合、空母の精確な位置を特定しなければ攻撃は成立しないと説明している。
 新浪網は、中国の海岸地帯に配備されている一般的なレーダでは、70km程度までしか探知できず、米空母が中国海岸によほど近づかない限り、位置の特定は不可能と指摘 し、
OTH レーダは3,000km以上の対象を探知できるが、精度は極めて低いとしている。
2015.07.31 Yahoo Record China 記事

「中国海軍が南シナ海で大規模軍事演習、統合作戦能力の向上が目的―米メディア」

<1508-073103>
 中国語版 VOA が29日、中国海軍が28日に南シナ海のある海域で演習を実施したと報じた。 演 習には100隻以上の艦艇や数十機の航空機が投入された。 ただ、今回の演習が領有権問題に絡んだ海域で行われたかどうかについては明かされてい ない。
 中国の官製メディアは演習の目的について、海軍の防空システムや早期警戒システムの確認、情報システムに基づく統合作戦能力の向上と伝えている。
2015.07.31 Yahoo Focus-Asia 記事

「中国の補給艦が続々と進水へ、中国海軍の抑止力は脅威―米メディア」

<1508-073102>
 米 Strategy Page が7月8日、中国海軍が補給能力を急速に発展させていると報じた。 中国は昨年6月までに Type 903A 補給艦 5隻進水させ、今年前半には補給艦4隻を建造していることも明らかになった。
 中国海軍は1990年代以降、洋上補給訓練に力を入れてきており、ここ数年は補給艦の建造を大々的に進めている。
2015.07.29 Jane's Defence Weekly China debuts Zubr LCAC in South China Sea <1509-072909>
 中国 CCTV が7月20日、南海艦隊海南島で行った上陸演習で、Zubr級
LCAC を初めて投入したと報じた。
 Zubr級 LCAC は MBT 3両、又は APC 10両と兵員230名を運搬でき、最大速力60kt、 55ktで航続距離300nmの性能を持つ。 中国は2009年にウクライナから4隻を購入している。
【 Zubr級 LCAC 関連記事:1305-041903 (Searchina 2013.04.19)】
2015.07.29 Jane's Defence Weekly China conmmissions second Type 052D, more frigates <1509-072902>
 中国が7月中旬、Type 052D 駆逐艦の二番艦就役させ 南海艦隊に配属した。 7月上旬には7番艦が船台にあるのが確認され、8/9番艦の建造も確認されている。 Type 052D が搭載武器で Type 052C と異なるのは汎用垂直発射装置の搭載である。
 一方、Type 054A フリゲート艦は19番艦と20番艦が海軍へ引き渡され、7月17日には Type 056 コルベット艦の27番艦が進水し、その2日後には22番艦が就役した。
2015.07.25 Yahoo Focus Asia-記事

「中国の「J-20」4機が同時にテスト飛行、17年には量産開始か―カナダ誌」

<1508-072502>
 カナダの漢和防務評論最新号が、
J-20 4機が並行して飛行試験を行っていると報じた。 同誌によると、中国空 軍は飛行試験の間隔を短縮するよう求めており、2017年までにすべての飛行試験を終え、2018年までに LRIP を開始したいとしている。
 J-20 の試作機は垂直尾翼、主翼など複数ヵ所が手直しされ、最新のレーザ目標識別装置も搭載されて、対地攻撃能力がさらに強化されたという。
2015.07.23 China Defense Giving China's Coast Guard a boost. <1508-072303>
 中国が、建造から25年経過した古い江衛級 (Type 053H2G) フリゲート艦を、海警局の巡視船として再利 用している写真である。
 HQ-61 SAM を装備する Type 053(右図後方)からは重装備が撤去され、巡視船色の白に再塗装(右図前方)されている。
2015.07.22 Jane's Defence Weekly Thailand halts purchase of Chinese subs <1509-072203>
 タイ国防相が7月15日、中国から S26T 潜水艦3隻を購入するとした計画を、高いレベルからの反対で延 期すると発表した。
 この計画延期は一時的なもので、その間に海軍は潜水艦運用について再検討するという。
2015.07.20 Yahoo 時事通信記事

「南シナ海で軍事訓練へ=太平洋でも『定例演習』実施―中国」

<1508-072001>
 中国海事局が20日、パラセル諸島(西沙諸島)に近くの南シナ海北部海域で人民解放軍が22~31日に演習 を行うとして、演習海域内を航行しないよう警告する航行警告を発表した。 中国軍には米国やフィリピンなどをけん制する狙いと見られるが、パラセル諸島の領有権 を主張するベトナムが反発する可能性もある。
 また中国国防省によれば、海軍東海艦隊所属の艦船3隻が、19日に宮古海峡を通過して 西太平洋に入った。 定例の遠海訓練としており、編隊での共同攻撃や防御準備、臨検などの訓練を実施するという。
2015.07.17 Yahoo Global News Asia 記事

「タイ 海軍の中国潜水艦購入問題で、有識者から無謀だと強い指摘」

<1508-071704>
 タイ軍が中国製潜水艦の購入計画を一時保留にしたと発表したことについて、有識者から 中国製の性能を他国製と比べて劣っている部分が多く、最適な選択ではないため中止すべきだとの声が出て来た。 また外 交上の政治的な問題と距離を置き、選考をやり直すべきだとの意見が出されている。
 日本の潜水艦は常に装備の性能も上がっており、重要な部品も日本国内で製造された電子機器が多く使われているのに対し、中国製は価格は安いも のの、静穏性の部分が特に劣っており、他国の艦に簡単に発見されてしまうなど、潜水艦としての基本が欠落している。
2015.07.17 Searchina 「J-10B」戦闘機はマルチロール機!?・・・エンジン換装で故障減少=中国メディア <1508-071701>
 カナダの漢和防務評論が、エンジンを改良型に代えて故障が減少した J-10B 戦闘機が急ピッチで生産 されていると報じた。 J-10B は現在までに空軍に少なくとも14機が引き渡され、年内にはさらに24機が引き渡され るとみられている。 海軍には
J-10A 装備の飛行連隊が1個があるが、J-10B に換装されると見られる。
 J-10A が搭載しているエンジンはロシア製の AL-31FN でアフターバーナ使用時の推力は127kN、寿命は2,000時間、MTBF は500時間だった が、J-10B は改良型である AL-31FN シリーズ3で、推力は137kN、寿命は2,250時間、MTBF は750時間になったという。 また電子戦能力が大幅に向上したとされる。
 J-10A は制空戦闘機の性格が強かったが、J-10B は対地対艦攻撃能力が強化され多用途戦闘機になったという。
2015.07.16 Yahoo Focus Asia 記事

「タイ、中国から潜水艦3隻購入する計画を棚上げに―中国メディア」

<1508-071602>
 シンガポールメディアによると、タイのプラウィット国防相が15日、中国からの潜水艦を購入する計画 を棚上げにすると発表した。 同国防相は7月初め、タイ海軍は中国から潜水艦3隻を購入することを承認したと表明していた。
 プ同国防相は棚上げにすることを決定した理由について、海軍が潜水艦の役割やコストを改めて検討するためだと説明した。
2015.07.14 Yahoo Record China 記事

「中国海軍初の半潜水船が就役、装備輸送と戦時救援の方法を拡大―中国メディア」

<1508-071401>
 中国海軍初の半没船868」が13日に就役した。
 この新型半潜水船の就役によって、中国海軍は装備輸送と作戦支援の手段を拡大、海上支援保障能力を一層高める。
【関連記事:1508-071201 (China Defense 2015.07.12)】
2015.07.12 China Defense CCTV screen capture of the day: Launching Zubr LCAC from 868 <1508-071201>
 中国海軍の Zubr級 LACA は単独でも480kmの航続距離を持つが、
MLP に積載されて移動すればその航続限界が問題ではなくなる。 この MLP と LCAC の組み合わせは何を意味するのであろうか。
【 Zubr級 LCAC 関連記事:1305-041903 (Searchina 2013.04.19)】
【 MLP 関連記事:1506-052401 (China Defense 2015.05.24)】
【註】
 台湾海峡の幅は200~300kmでしかないことから、この記事は中国の意図を、例えば東シナ海や南シナ海など、台湾よりはるか遠方での作戦準備しているとの暗示ととれる。
2015.07.08 Jane's Defence Weekly Chinese Type 041 boat 'makes Karachi port visit' <1508-070808>
 パキスタン政府当局者が7月1日、中国の潜水艦1隻がカラチに入港していることを明らかにした。 訪問しているのは Type 041 元級と見られ、西側専門家は中国潜水艦は5月後半から接岸しているとみている。
 JDW は4月に、パキスタンが中国から Type 041 8隻を購入すると報じている。
2015.07.08 Jane's Defence Weekly China fields new maritime patrol and anti-submarine Y-8/Y-9 variant <1508-070806>
 中国海軍が Y-8/Y-9 の洋上哨戒/対潜型機 Y-8GX6 (Y-8Q) を<、北朝鮮との国境から連雲までを警備範囲とする北海艦隊に配備 している。 同機は2011年11月に公表されていた。
 Y-8Q は Antonov社製 WJ-6C ターボシャフトエンジン4基を搭載している。
2015.07.07 Defense News State media: China needs long-range bomber <1508-070703>
 中国国営の人民日報が7日、カナダの漢和防務評論記事を引用した全紙面にわたる記事で、長距離爆撃機保有の必要性を報 じた。
 中国軍の定義によると、長距離爆撃機は10t以上の空対地武器を搭載し8,000km以上の航続距離を持つとされている。
2015.07.06 Yahoo Focus Asia記事

「中国軍、東シナ海・南シナ海の偵察に無人偵察機導入の動き―香港メディア」

<1508-070601>
 香港の南華早報が3日、中国海軍北海艦隊が新型哨戒機高新-6 を数機配備し、東シナ海や南シナ海での 対潜任務にあたらせているとする記事を掲載した。 中国の海軍専門家である李氏が6月30日、高新-6 が昨年末中国海軍の北海艦隊に加わったと話した。
 北海艦隊の航空部隊は、海軍の航空部隊のなかで唯一情報化された部隊であり、すでに南シナ海上空の哨戒を始めている という。 李氏によれば、日本と韓国が世界最先端の潜水艦を持っていることが、高新-6 が最初に北海艦隊に配備された理由だ。
【註】
 記事のタイトルでは「無人偵察機」としているが、高新-6 は Y-9 輸送機を元にした大型有人哨戒機である。
【高新-6 関連記事:1302-010802 (Searchina 2013.01.08)】
 また、中国海軍には、黄海と渤海湾を所掌する北海艦隊、東シナ海を所掌する東海艦隊、南シナ海を所掌する南海艦隊の三艦隊があるが、高新-6 が東/南シナ海のいずれも 担当していない北海艦隊に配備されたとなると極めて異例である。 北海艦隊は青島、旅順、烟台、威海などを基地にしているため、ここから南シナ海に向かったのでは航続 距離に問題があると思われることから、実際には東海/南海艦隊地域に基地を置かなければならなくなると見られる。
2015.07.04 China Defense On board PLAN's Mobile Landing Platform (MLP) 868 <1508-070403>
 中国海軍の Yuzhao級(註:Type 071)LPD は Zubr級
LCAC を搭載できないことから、新た に建造中の MLP は Zubr級 LCAC を搭載することになると見られる。
【関連記事:1506-052401 (China Defense 2015.05.24)】
【 Zubr級 LCAC 関連記事:1305-041903 (Searchina 2013.04.19)】
2015.07.04 Chinese Military Review Chinese Divine Eagle : twin-fuselage turbofan-powered high-altitude long-endurance (HALE) UAV <1508-070401>
 中国
SAC社の第601研究所が開発中の Shen Diao (Divine Eagle) ターボファン推進の大型双胴 HALE UAV の写真。
【関連記事:1508-060306 (JDW 2015.06.03)】
2015.07.01 Jane's Defence Weekly China buils mystery midget submarine <1508-070106>
 Digital Globe 衛星が2014年10月274日に撮影した画像から、中国が武漢の造船所で用途不明の潜水艇を建造していること が判明した。 この潜水艇は全長35m、幅4mで、排水量は400~500tと見られる。
 11月までに撮影された画像では、潜水艇は単独で浮き桟橋に横付けされていたが、2015年1月中旬の画像では Type 041 元級と見られる潜水艦が側に写っていた。
【註】
 中国が新たに建造した MLP の完成予想図に、Zubr級 LCAC と共に小型の潜水艦艇が載っているのが注目される。
【 MLP 関連記事:1508-070403 (China Defense 2015.07.04)】
 因みに、Zubr級 LCAC の全長が57.3mであるのに対し、この記事では潜水艇の全長は35mであるとしている。
2015.06.30 Searchina 「F-22」を圧倒する「第6世代戦闘機」・・・中国メディア「わが国で開発に着手」と主張 <1507-063003>
 中国の中網資訊が28日に「中国工業報」を引用して、瀋陽飛機工業 (
SAI) が第六世代戦闘機 開発を進めているとの見方を紹介した。 記事では SAI社の航空機開発の速度が、かつては10~15年に一機種だったが現在は 3~5年に一機種であるとし、J-31 の開発は開始からわずか19ヶ月で2012年10月31日に初飛行しており、同社はその時期に第六世代戦闘機の開発 を立ち上げたと見ている。
 中国の第六世代戦闘機は、第五世代以上のステルス性、高度な飛行性能、電磁砲やレーザ兵器搭載の可能性も高いなどとしている。
2015.06.26 China Defense Thailand to buy 3 submarines from China <1507-062602>
 タイ海軍の調達委員会が、中国から潜水艦3隻をTHB12B ($447.5M) で購入することを賛成多数で決めた。 17名の委員中 少数派はドイツ製と韓国製を押した。 海軍にはこの他に、ロシア、スウェーデン、フランスからも提案が出ていた。 海軍は2011年に、ドイツ製潜水艦6隻をTHB7.7Bで購入 する計画であったが、インラック政権がこの決定を覆していた。
 もし実現すれば中国にとって、パキスタンに次いで今年二番目の潜水艦輸出契約になる。
2015.06.24 Jane's Defence Weekly China flexes military muscle with land, air, naval drills arround Taiwan <1508-062407>
 5月下旬から6月上旬にかけて中国軍が行った一連の演習では、台湾に向けた陸海空軍の連携が見 られた。 6月10日の解放軍報では、5月下旬に民間の20,000tフェリーをリースして渤海から南シナ海まで兵員と車両を輸送したと報じた。
 2014年初頭のアジア某国政府情報では、中国は軍民輸送手段を活用して台湾へ8~12個師団を輸送する能力を有するという。 中国はまた バシー海峡を通過して台湾の東部と南部に部隊を送る演習も実施している。
2015.06.24 Jane's Defence Weekly JF-17 test-flies with a Chinese turbofan <1508-062404>
 中国製ターボファンエンジンを搭載した
FC-1/JF-17 が初飛行した。
 中国製エンジンの名称は JF-17 から WS-17 と見られ、推力は現在 FC-1/JF-17 が搭載しているロシア製の RD-93 を若干上回るという。
2015.06.24 Searchina 「Su-35」戦闘機に中国が執着・・・「J-11D」では航続距離が不足=中国メディア <1507-062403>
 環球網が22日、米 National Interest誌の記事を引用し、中国が
Su-35 を欲する理由として、南シナ海での活動 を考えると J-11 シリーズでは航続距離が不足との見方を紹介した。
 中国は J-11 シリーズの新型 J-11D の初飛行を4月下旬に行ったとされ、そのため Su-35 への関心を失ったとの見方もできるようになったが、 Su-35 は増槽を取り付けると Su-27 に比べて燃料搭載量が2割程度増える。 中国が南シナ海方面に戦闘機を飛ばした場合、J-11 シリーズでは航続距離の制約から満足な行動 が困難になるため、Su-35 の保有は大きな意味を持つという。
2015.06.21 Searchina 「J-18」戦闘爆撃機の開発・・・またもロシア機をコピー、原型は「Su-34」か <1507-062102>
 環球網が18日、中国が戦闘爆撃機 J-18 の開発を本格化させた模様と報じた。 J-18 については情報が少なく、型式番号についても J-17 とする 見方もある。 J-18 は、1992年運用開始の JH-7、1969年運用開始の H-6 の後継機とみられてて、1998年には開発計画の情報が伝えられるようになったが、本格的化は2015年 になってからとされる。
 しかしながら J-18 は
Su-34 のコピーとの見方が強い。 ロシアが中国に Su-34 または技術を引き渡したことは ないとしても、ソ連崩壊後に旧ソ連構成国から、Su-34 の機体や部品、情報が流出した可能性は否定できない。 また技術者が国外に出た例も多かったとされる。 その結果中 国は Su-34 のコピーで一定の成果を上げつつあるとの見られている。
2015.06.16 Searchina 中国の軍事技術導入、たぶん世論が許さない・・・「J-31」戦闘機、トルコが購入の可能性? <1507-061602>
 中国の大手ポータルサイト新浪網が12日、トルコが J-31 の関連技術を購入する可能性があると紹介したが、トルコは中 国から
HQ-9 の輸入を決めたのに、世論などのために見送りになったと、トルコに対し疑問を呈している。
 トルコの HQ-9 導入決定については NATO が強い懸念を示したため、国防省が2月に HQ-9 は NATO の防空システムから切り離すと述べたが、トルコ国内の マスコミで激しい議論が発生したため入札結果が反故にされ、その後 HQ-9 導入については音沙汰がないという。
2015.06.15 読売新聞

インターネット

中国核弾頭、10発増の260発…北は6~8発 <1507-061501>
 ストックホルム国際平和研究所 (
SIPRI) が15日に2015年版の年鑑を発表した。 それによると、核兵器保有国とされる9ヵ 国核保有数は、今年1月時点の推定で15,850発と、前年の16,350発から減少したが、唯一中国は昨年より10発増えて 260発と増加した。
 核拡散防止条約で核保有を認められている米露仏中英の5ヵ国では、ロシアが7,500発、米国7,260発、フランスが300発、中国が250発、英国は215発で、5ヵ国以外ではパキ スタン、インド、イスラエル、北朝鮮と続いた。 北朝鮮は6~8発で、前年と同水準とされた。
2015.06.13 Searchina 超最新型「054A」フリゲート艦の黒海派遣・・・ロシアへの「売り込み」目的か=中国メディア <1507-061302>
 環球網が8日、ロシアが5月に開催した第二次世界大戦勝利式典や同国との合同演習のためとして、中国海軍が Type 054A フリゲート艦2隻を黒海に派遣した真の目的は、ロシアへの売り込みとの見方を紹介した。
 中国は武器輸出に力を入れており、
SIPRI が発表した「国際間における武器移動の傾向 2014」によると、2010~2014年における中国の武器 輸出額は独仏などを抜き、米露に続く世界第三位になっている。
2015.06.13 読売新聞

  朝刊

中国が「対尖閣」新基地
温州に計画 大型船やヘリ施設も
<1507-061301>
 中国海警局が、浙江省温州市大型基地を建設する計画を進めている。 尖閣諸島に派遣して いる巡視船等の基地とするものと見られる。
 今月初めに浙江省がホームページに掲載した記事によると、計画中の温州指揮総合保障基地は500,000㎡で120mの岸壁を 持ち、10,000t級など6隻の停泊が可能である。 また航空機やヘリの格納庫も建設される。
【南麂に建設中の基地に関する記事:1501-122201 (東京新聞 2014.12.22)】
2015.06.11 日経新聞

インターネット

中国軍、民間船活用へ造船会社に設計指針 戦時に徴用しやすく <1507-061101>
 中国軍のウェブサイトが11日までに、中国軍が戦時に軍が徴用しやすい設計造船会社に求める 指針をまとめたと伝えた。 戦時に武器や兵士、戦略物資などを輸送する際、民間船を徴用することなどが目的とみられる。
 6月上旬に上海で造船運輸業界の関係者らが集まり、軍関係者から指針についての説明を受けたという。
2015.06.10 Jane's Defence Weekly China building mobile landing platform, new ro-ro support ship <1508-061004>
 5月下旬の中国のネット上に、海軍色に塗装された半没式船舶の画像が公開されたが、この船は中国海軍の
MLP と見ら れている。
 この船の全長は180m、全幅は33mで、排水量は5,000tと推定され、米海軍が建造している Montford Point級 MLP の全長 240m、全幅50mに比べるとかなり小さい。
2015.06.09 Searchina 「055型」ミサイル駆逐艦、戦力は米「イージス艦」を凌駕!・・・電磁砲も搭載か?=中国メディア <1507-060907>
 中国の軍事情報サイト軍事網が7日、中国が建造を進めている Type 055 駆逐艦について、Aegis艦を凌駕する戦力であり 電磁砲を搭載する可能性があるとの見方があると報じた。 Type 055 の排水量は12,000tで、中国海軍としては過去最大である。
 米国では Type 055 について、電磁砲やレーザ砲も搭載でき、巡航ミサイルで遠距離攻撃ができる一方で、防空能力で味方艦隊を守ることもでき、 Aegis艦を凌駕している可能性があると論じたという。
2015.06.09 Yahoo Record China 記事

「世界3位の武器輸出大国の中国、ロシアへの軍艦売却に意欲―インド紙」

<1507-060905>
 インド紙が7日、世界3位の武器輸出大国となった中国がロシアに軍艦を売却しようとしていると報じた。
 ロシアの戦勝70周年式典の2日前に、中国海軍のフリゲート艦2隻がボスポラス海峡から黒海に入ったが、表面的には中国 代表団の一部ではあるものの、時期が時期だけにその動向が注目され、中国がロシアにフリゲート艦を売却しようとしているとのうわさが流れた。  ロシアにとっても老朽化した艦船を安価に入れ替えることができるうまみがある。
2015.06.08 Aviation Week & ST Chinese STOVL <1508-060803>
= 中国の STOVL機開発に関する記事 =
 中国日報が2013年11月に排水量40,000tの強襲揚陸艦計画を報じたが、この艦について香港紙が1月に50,000tで、ヘリ20機 と
STOVL12機を搭載すると報じている。 この STOVL機について中国日報は5月に、既にエンジンな どの構成品開発が開始されていると報じた。
 STOVL機用エンジン開発については、AVIC 傘下の成都エンジン社と中国航空エンジン機構が、3月20日に 共同開発計画 STOVL Aircraft Propulsion計画の推進で合意している。
2015.06.08 Yahoo ロイタ通信記事

「最近の米政府へのサイバー攻撃、中国によるもの=下院議員」

<1507-060805>
 米下院国土安全保障委員会委員長が7日に CBS TV とのインタビューで、最近の米政府へのサイバー攻撃中国政府によるものとの見方を示し、連邦政府のネットワークへの侵入としては米国史上最も深刻だとの見方を示した。
 同委員長は、全ての脅威は中国によるという事実を示しているし、これはスパイ行為とみなされるため今後対応が必要な問題だとの認識を示した。
2015.06.06 Searchina 「J-20」戦闘機・・・やはり役立たず! 「WS-10」国産エンジンの搭載断念か=中国メディア <1507-060603>
 
J-20 は中国国産 WS-10 が推力不足のためロシア製を搭載すると環球網が報じた。  中国は1990年ごろに WS-15 の開発に着手したとされるが開発は難航していて J-20 に間に合う可能性は低いため、作機はロシアの旧式エンジンを 使用している。
 中国が新型 AL-117S を搭載した Su-35 を購入するのは、ロシアが AL-117S 単体の売却を拒否しているため、 Su-35 を輸入してそのエンジンを J-20 に搭載するためとの見方がでている。
2015.06.04 Searchina 「J-20」戦闘機のステルス性・・・ロシアが開発中の「T-50」を超越か?=中国メディア <1507-060406>
 環球網が3日、「Sukhoi は大丈夫なのか? T-50 についての三つの解けぬ謎」と題する記事を掲載し、Sukhoi T-50 多くの問題点を抱えている可能性があり、機体の形状では J-20 の方がステルス性の面で有利な点があると指摘した。
 それによると T-50 は、機内弾庫の扉開いたことが確認されておらず弾庫 とみられる部分は非常に小さいため兵器類の搭載量は極めて少なく、一部の専門家は機内弾庫は設けられていない とまで極言しているという。
 更に、T-50 は複合材料を多く使うなどステルス性への配慮はみられるが、形状面ではそれほど多くを感じないと評した。 例としてエンジン噴射口を挙げ、F-22、F-35、 J-20 では噴射口に覆いを取り付けるなどの処理がみられるが、T-50 はエンジン後部が露出していると指摘している。
2015.06.03 Jane's Defence Weekly Images emerge of new Chinese twin-fuselage HALE UAV concept <1508-060306>
 中国のウェブサイトで5月27日、双胴型の UAV を撮影した画像が公開された。
 この UAV は
SAC社の第601研究所が開発している模様で HALE UAV と見られ、Project 973 又は Shen Diao (Diving Eagle) と呼ばれている。
 構想図は2012年には作られており、そこでは超高空を飛行し偵察や通信中継をするとされていた。
2015.06.03 Searchina 「Su-35」戦闘機、中国ついに入手へ!・・・ロシアは「対米報復」狙いか=中国メディア <1507-060305>
 中国メディアの「観察者」が3日、Su-352016年に中国に引き渡されると報じた。 Su-35 は2013年に中国への 売却が決まったとされるが、これまで実現しなかった。中国が無許可で、ロシアの機体をベースに戦闘機の自主開発を続けてきたことが原因とされる。
 ロシアが中国への Su-35 の引き渡しを決めた背景としては、エンジンなどを含め、中国の技術力では自国産を凌駕する模造機の 開発は当面無理と判断できたからとの見方がある一方、ロシアを制裁する米国などに対して、中国の空軍力が向上すれば米国にとって大きな負担になるとの、 中国を介した報復の意味合いがあるとの指摘もある。
2015.05.27 Yahoo 中央日報記事

「『積極的防御』…中国、66年ぶりに国防戦略を修正 (1)」

<1506-052702>
 中国国防部が26日、「中国の軍事戦略」と題した2015年の国防白書を公開した。 中国は1998年以降隔年で国防白書を発 表し今年で9回目となるが、兵力や武器など能力については記載がない
 中国軍は1979年の共産政権樹立以来、攻撃ではなく防御を軍の戦略としていたが、白書の言う積極的防御は中国の従来の防御概念から一歩踏み出したもので、中国が軍の戦 略概念を一般的な防御から積極的防御に方針変更し、防御のために制限的な先制攻撃もできるという方針を打ち出している。
 このため大洋海軍建設の意志を明確にすると共に、核と宇宙戦力の強化を打ち出している。 白書は単なる領空防御から 宇宙防御に拡大した空軍の戦略変化も紹介し、宇宙を領空の概念に含めて未来の宇宙戦に備えるとし、各国で宇宙武器が出現する状況で積極的な対応が必要だとその理由を説 明している。
 更にインターネットも国家防御戦略に含め、ハッカなど攻撃に以前より積極的に対応することにした。
中央日報記事

「『積極的防御』…中国、66年ぶりに国防戦略を修正 (2)」

2015.05.27 読売新聞

インターネット

中国軍の透明性低下、異例のデータ記載なし <1506-052701>
 中国が26日に発表した国防白書は、2年前の前回の白書に比べて分量が大幅に減ったほか、 データ類の記載が一切ない異例の内容となった。 今回の白書は A4 判で25頁で、前回は40頁、前々回は98頁であった。
 中国国防省は今回の白書について、各国の軍事透明度の向上を促し、相互理解と信頼を増進するのにプラスの意義があると主張しているが、中国軍の透明 性が一層低下した印象は否めない。
2015.05.26 Yahoo 毎日新聞記事

「中国 『軍事衝突に備える』南シナ海念頭…国防白書」

<1506-052604>
 中国政府が26日、2年ぶりとなる「中国の軍事戦略」と題し、国防白書を発表した。 中国を取り巻く状況についてた、中 国の領土主権と海洋権益に対する挑発行為が発生しているとの認識を示したうえで、防御的な国防政策を堅持するとしつつも、中国の埋め立てによる人工島化で緊張が高まる 南シナ海を念頭に、海上での軍事衝突に備えると明記し、陸軍重視の軍の思考を、海上重視に切り替える方針を強調した。
英語版全文 (China Military Online から)】
2015.05.25 Searchina 「J-18」戦闘機が試験飛行か!? 性能向上させれば・・・「『F-35 を餌食』も夢ではない!」=中国メディア <1506-052505>
 中国メディアが22日、中国が開発中とされる J-18 は
VTOL機で F-22 より高性能との見方を紹介し、南シナ海での 柔軟な運用が考えられると主張した。 記事は、米 Defense News が AESA レーダを搭載する双発機で、F-22 以上の極めて高いステルス性と攻 撃能力を備えるとの見方を示したと伝えた。  J-18 は不明な点が多いが、SAIC社が内モンゴルで開発中の VTOL 又は STOL のエンテ機(先尾翼機)で、すでに 試験飛行に成功などの味方が出ている。
2015.05.24 China Defense Coming soon, a Chinese Mobile Landing Platform (MLP) <1506-052401>
 中国海軍が、近く新型揚陸艦
MLP を就役させると見られる。
 中国の MLP は5,000tで、米海軍の Montford Point の34,500tに比べ小型であることから、その役割は限定的と 見られる。
 一方米海軍の MLP-1 及び MLP-2 は、車両や物資を搭載する25,000平方呎のデッキを持ち、380,000ガロンの燃料と、LCAC 3隻を搭載すること ができる。
【米海軍の MLP 関連記事:1502-010713 (JDW 2015.01.07)】
2015.05.23 日経新聞

インターネット

中国とペルー、横断鉄道検討で合意 李首相と大統領が会談 <1506-052304>
 ペルーの報道によると、南米歴訪中の中国の李首相が22日に第三の訪問国ペルーでウマラ大統 領と会談し、中国が協力を表明しているペルーとブラジルを結ぶ南米大陸横断鉄道の実現可能性について検討を進めること で合意した。
 李首相は最初の訪問国ブラジルのルセフ大統領とも同鉄道建設についての検討開始で合意して いるが、巨額の費用がかかることや環境破壊への懸念から実現を危ぶむ声も強い。
【註】
 中国はニカラグアとパナマ運河に代わる運河建設を進めようとしている【1501-122405 (朝日新聞 2014.12.24)】ほか、 先日もタイと、マラッカ海峡を迂回する運河建設で合意【1506-052101 (Record China 2015.05.21)】など、この種の動きを活発化させている。
2015.05.23 Yahoo Record China 記事

「世界最大の巡視船“海警2901”が間もなく就役、76ミリ砲搭載で日本海保の脅威に―中国」

<1506-052302>
 ネットユーザが撮影したものと思われる中国の巡視船「海警2901」の公試運転中の写真が流出した。
 海警2901は中国初となる10,000t級巡視船で、日本のしきしま型巡視船を大きく上回り世界最大の巡視船となる。 主砲として 76mm砲が搭載されており、武装面でも日本を圧倒している。
2015.05.21 Seachina 「J-31」戦闘機、推力不足が致命傷!・・・「飛べない・積めない」の役立たず=中国メディア <1506-052102>
 中国の軍事情報メディア太行軍事網が20日、米国の月刊誌「ワイアード」の掲載情報にもとづくとして、J-31 は艦載機 とみられると紹介した。 艦載機と判断した根拠は脚の形状という。
 しかし J-31 は
FC-1 同じ RD-93 エンジンを2基搭載していることから、性能は限定的 になるのは確実としている。 F-35 はエンジンとして F-135 を1基搭載するが、RD-93 は2基合計しても推力は F-135 に及ばず、2基分ということで重量ははるかに超える ことになる。 更に J-31 は機体形状からして燃料の搭載量は極めて少なく、航続距離や超音速飛行時間が大きく 制約されてしまうため、艦上戦闘機としては機能しないという。
2015.05.21 Yahoo Record China 記事

「中国とタイ、『アジア版パナマ運河』建設へ=『完全に中国の世界になってきた』『韓国も中国にこびを売らないと』―韓国ネット」

<1506-052101>
 朝鮮日報が19日、中国とタイが15日に、太平洋とインド洋を結ぶ「クラ運河」の建設のための
MOU に署名した。 クラ運河は、タイ南部とマレーシア北部にまたがるクラ谷を掘削し、太平洋とインド洋を結ぶ102kmの水路を建設するもので 、この運河が完成すれば、中国はマラッカ海峡を通過しなくても良くなると共に、マラッカ海峡を通るよりも1,200km、航海期間は2~5日短縮できる ようになる。
 一方で、中国の運河建設には日米を牽制しようとしているとする見方もある。 日本はベトナム、ラオス、タイ、ミャンマーを結ぶ 東西経済回廊を介して東南アジア経済圏を掌握しようとしているが、中国は運河の開通により日本の東西回廊ブロックを一気に飛び越えられるよう になる。
2015.05.20 Jane's Defence Weekly US DoD report highlights China's groeing UAV strike capabilities <1507-052002>
 米国防総省が5月8日に議会へ提出した中国の軍事力に関する年次報告では、中国は2030年までに$10.5Bを投じて41,800機の UAV を装備するとの見積もりを示している。 その中で特に以下の4種類を注目しているとしている。
 ・翔 龍 (Xianglong):【関連記事:
1302-011601 (Searchina 2013.01.16)】
 ・翼 龍 (Pteradactyl):【関連記事:1310-091302 (時事通信 2013.09.13)】
 ・利 剣 (Sharp Sword):【関連記事:1312-112104 (CMR 2013.11.21)】
 ・Sky Saber
2015.05.20 読売新聞

インターネット

キューバ、いったん合意した中国艦の常駐を撤回 <1506-052002>
 中国軍関係筋や、中国の動向に詳しい在中南米の外交筋が読売新聞に対し、キューバが一旦合意した中国海軍艦艇のキュ ーバ常駐を、昨年後半に撤回していたことを明らかにした。 キューバが当時、米国との国交正常化交渉 開始に向けた秘密協議に、進展があったことが背景にあるとみられる。
 関係筋などによると、キューバは2012年に艦艇の派遣やカリブ海での合同演習などを中国に提案したのに対し中国は提案に応じ、最新鋭駆逐艦を常駐 させる方向で準備を進めていた。
 しかし、その後に両国間で実務レベルの協議に入ろうとしたところ、キューバが態度を一変させたという。
2015.05.18 Searchina 「J-15」戦闘機より高性能! 「J-16」大量生産で・・・「日本が震え上がる」=中国メディア <1506-051802>
 複数の中国メディアが15日ごろから、最近になり J-16 の写真が撮影されていることから、同機の大量生産が再開された との見方を示した。
 中国は Su-27SK を改良した
J-11B をもとに、Su-30MK2同程度の能力 を持つ J-16 の開発を進めたとされている。
2015.05.17 Yahoo 時事通信記事

「新型長距離爆撃機を開発か=中国空軍が決定―軍事誌」

<1506-051701>
 カナダの漢和防務評論6月号が、最近開かれた中国空軍の会議で、長距離爆撃機を開発する方針を決め たと報じた。 中国にとって、初の超音速大型爆撃機になるという。
 同誌によると、新型爆撃機の開発は、第一列島線を突破して第二列島線まで作戦行動範囲を拡大するのが狙いで、グアムを攻撃する能力を持とう としているとみられる。
【註】
 中国が次世代爆撃機の開発を計画していることは度々報じられている。 次世代爆撃機は、戦闘行動半径3,500~3,700km、最大速度 Mach 2 の H-18、あるいは亜音速、ス テルス、無尾翼型の H-20 が報じられている。
【 H-18 関連記事:1312-111402 (Chinese Military Review 2013.11.14)】
【 H-20 関連記事:1411-091503 (AW&ST 2014.09.15)】
2015.05.15 Chinese Military Review D1101 prototype of J-11D Sino-Flanker fighter jet with active electronically scanned array (AESA) radar <1506-051508>
 機体番号 D1101 の
J-11 最新型が4月29日に公表され注目を浴びている。 最新型 J-11 は AESA レーダ を搭載し、WS-10A エンジンを搭載しており J-11D と命名されている。
【関連記事:1506-050301 (Searchina 2015.05.03)】
2015.05.15 産経新聞

インターネット

中国とインド、宇宙開発など事業協力1.2兆円で合意 国境問題棚上げし経済優先 <1506-051506>
 インドのモディ首相が15日に北京で李首相と会談し、貿易、鉄道、宇宙開発など24項目で、総額$10B にのぼる事業協力で合意した。
 中印が対立する国境問題について両首相は、大局に影響を与えてはいけないとの考えで一致し、領土問題を棚上げして経済協力 を優先させる姿勢を示した。
2015.05.08 Yahoo Focus-Asia 記事

「中国が AIP 潜水艦の新型エンジンに初めて言及、『日本のそうりゅう型を上回る出力』―台湾メディア」

<1506-050801>
 台湾の EToday が6日、中国が近年就役させている潜水艦に搭載している非大気依存推進装置 (
AIP) の新型について 、中国船舶重工業集団第711研究所が、海外の同タイプの製品と比べ出力が117%高いことを明らかにしたと伝えた。
 現在 Type 039 潜水艦が搭載している AIP はスターリングエンジンで、1980年代にスイスから導入された。
2015.05.03 Searchina 「J-11」戦闘機のさらなる改良型!?・・・撮影された外観が「これまでと異なる」=中国メディア <1506-050301>
 中国のインターネットで4月30日、これまでと外観が異なる
J-11 が飛行していたとする写真が投稿された。
 新網網は、機体番号の D1101 から同機が J-11D の可能性があるとしている。 J-11 を J-11B に改良する過程で、当初 J-11BJ と呼ばれた機体 が J-11C と呼ばれるようになったと紹介した。
 J-11D については主翼の変化にも注目し、最大離陸重量が増大したと推測でき、搭載能力が8t に達したと期待できるとして、マルチロール機としての条件を備えることになった との見方を示した。
2015.05.01 NHKニュース 中ロ海軍 初の地中海演習へ <1506-050103>
 中国国防省30日、中露海軍が今月中旬に地中海で合同演習を行うと発表した。 演習には両軍合わせて 9隻の艦艇が参加し、民間船舶の護衛などの訓練を実際に武器も使用しながら行うという。  中国とロシアは海軍の大規模な合同演習を3年前から定例化し、これまでは両国の近海で実施してきたが地中海で行うのは初めてで、中国海軍の活動範囲の広がりを改めて 示すものとなる。 欧米を念頭に、両国の軍事面での協調関係を際立たせるねらいがあると見られる。
【関連記事:1412-112002 (Record China 2014.11.20)】
2015.04.29 Jane's Defence Weekly LHD model hints at potential Chinese requirements <1506-042909>
 中国の軍事情報ウェブサイトに4月22日に、ドック型揚陸艦 (LHD) の模型の画像が掲載されたが、これは企業が作成した ものであるが、明らかに中国海軍の要求に沿ったものと考えられる。 ウェブサイトでは Type 081 と呼んでいる。
 模型には Z-18 及び Ka-29 と見られるヘリコプタ14機が搭載されている。
 中国は Type 071 LHD 6隻の建造を計画していて、そのうち4隻は既に進水しているが、海軍高官は2012年11月に排水量 40,000tの LHD 計画が進められていることを明らかにしている。
【 Type 081 関連記事:1204-032802 (Defense News 2012.03.28)】
2015.04.27 Searchina 台湾の「翔昇」戦闘機、中国軍「S-300」ミサイルがロックオン! 「またやったな・・・想定内だけど」=台湾メディア <1505-042703>
 台湾の中央通信社が、空軍関係者が澎湖諸島上空で定例巡回飛行していた
F-CK-1改戦闘機が、中国軍の S-300ロックオンされたと述べたと報じた。 定例の哨戒飛行をしていた澎湖島は大陸から140kmの距離にあり 、台湾側が実効支配している。
 これまでに、2000~2008年の陳水扁政権時にも Mirage が大陸のミサイルにロックオンされたことがあったが、台湾空軍関係者によると、ロックオンされるのは常にという わけでなく、その場合パイロットは高速で離脱することにしており、日頃の訓練項目にも、ロックオンされた場合の退避が組み入れられているという。
2015.04.25 Record China 中国側が日本メーカーの中国撤退に強い関心―日中定期協議 <1505-042503>
 24日に行われた経済産業省中国商務部の第16回定期協議で、中国側が日本 メーカの中国撤退問題について強い関心を示した。
 この協議で中国側は、パナソニックダイキンシャープTDK など 日本のメーカが、近年続々と日本回帰を実施あるいは計画していることへの関心を示し、シチズングループの中国における主要製造拠点だった西鉄 城精密有限公司が、撤退のために工場を閉鎖し従業員を解雇したことについても触れた。
2015.04.25 Searchina 「J-20」戦闘機、試作機の「形状」変わった!・・・「搭載エンジン」絞り込みか?=中国メディア <1505-042502>
 中国で開発中の
J-20エンジンとして有力視されたのはロシア Saturn社製の AL-31F だが、AL-31F の推力は F-22 が搭載する F119-PW-100 よりも推力が2割程度小さい。 このため J-20 には AL-31 の改良型 AL-41 が搭載されると の見方もある。
 しかしながらロシア製のエンジンは、オーバーホールを頻繁に実施せねばならず、最終的な寿命も短いとの弱点もある。  F119-PW-100 の寿命が4,000時間とされるのに対し、AL-31F は1,000時間とされる。 J-20 には中国製の WS-10WS-15 の搭載も念頭にあるとされるが、寿命などについてはロシア製エンジンよりも、さらに相当に短いとの見方が強い。
2015.04.24 産経新聞

インターネット

タイと中国、軍事協力強化で一致 <1505-042404>
 タイ暫定政権のプラウィット副首相兼国防相が24日、バンコクで許其亮中国中央軍事委員会副主席 と会談し、両国の軍事協力を強化することで一致した。
 昨年5月のクーデター後に発足したタイの事実上の軍事政権は、民主化を求める米国との関係が悪化するなか、中国への接近が目立っている。
2015.04.23 Searchina 中国が「垂直離着陸」戦闘機を開発中か・・・かつて「ホーカー・シドレー ハリアー」購入を試みたことも=英メディア <1505-042304>
 JDW が、中国が
STOVL 戦闘機を開発している可能性があると報じた。 中国人民解放軍は1970年代末に英国から Harrier を購入しようとしたが成功しなかったが、今なお VTOLL機に強い関心を抱いていて、2005年には中国の一部関係者が、中国が米国で 開発中の F-35B に似た STOVL機の開発を検討中だと話したと紹介している。
 2005年は中国の第10次五ヶ年計画の最終年だったことから、2006年からの第11次五ヶ年計画に STOVL機の開発を盛り込んだ可能性があると紹介した。
2015.04.22 Jane's Defence Weekly China may be starting work on VSTOL fighter <1506-042207>
 中国
AVIC社のウェブサイトで、傘下の CAC社が STOVL機の開発を開始している ことが示唆された。
 記事では AVIC 成都エンジンしゃが AVIC AAPT社と VTOL エンジンの共同開発契約を行ったと報じている。
2015.04.22 Jane's Defence Weekly Russian official confirms S-400 sale to China <1506-042206>
 ロシアの武器輸出公社
ROE社が4月13日、中国に S-400 Triumf (SA-21) を輸出す ることを認めた。
 2010年11月に当時のロシア国防相が、S-400 と Saturn 117S エンジンの商談をまとめてきたと見られている。
2015.04.22 Jane's Defence Weekly China's first runway in Spratlys under construction <1506-042205>
 Airbus社の衛星が3月23日に撮影した画像から、中国がスプラトリ諸島で初めてとなる滑走路の建設を開始したことが分 かった。 中国が2014年末に人工島の建設を開始した Fiery Cross礁では幅53m、長さ503mにわたり舗装が行われ、400m×20mのエプロンも建設され ている。 同礁の人工島は3,000mの滑走路を建設できる地積を持っている。 ちなみに中国本土の空軍基地は2,700~4,000mの滑走路を持っている。  また Subi礁でも二番目の滑走路建設が行われる可能性がある。
 一方パーセル諸島の Woody島では、2014年には2,300mであった滑走路が3,000mに拡張された模様である。
2015.04.22 Jane's Defence Weekly US revises intel assessment of China's fleet of Type 094 SSBNs <1506-042202>
 米太平洋軍司令官が、中国は JL-2 SLBM を装備する Type 094 晋級 SSBN を既に3隻保有しており、 2020年までには8隻を保有することになるであろうと述べた。
2015.04.13 日経新聞

インターネット

14年軍事費、日本は9位に後退 中ロ急増 <1505-041303>
 ストックホルム国際平和研究所 (
SIPRI) が13日、2014年の世界の軍事支出に関する報告書を発表した。  日本はインドとドイツを下回り、2013年の7位から9位に後退した。
 中国の軍事支出は2013年比9.7%ロシアは同8.1%も急増した。 更 に2005年と比べると中国は167%ロシアは97%、インドは39%、韓国は34%の増加だったのに対し、日本は 3.7%減少した。 円安が影響したとみられるが、アジアの中で相対的低下が目立つ。
2015.04.13 読売新聞

インターネット

中国の軍事費9.7%増、米に次ぐ2位…14年 <1505-041302>
 ストックホルム国際平和研究所 (
SIPRI) が13日、2014年の世界の軍事支出に関する報告書を発表した。  中国の軍事費は前年比9.7%増、2005年比では167%増の$216Bと米国に次ぐ2位で、 我が国は$45.8Bで9位であった。
 中国と対立するベトナムは前年比9.6%増、2005年比で128%増の$4.3B、オーストラリアも前年比 6.7%増の$25.4Bで、アジアオセアニア地域全体の軍事費は前年比5%増と世界の約1/4を占めた。  報告書は、その要因が中国の軍備拡張にあると指摘している。
2015.04.13 Yahoo 産経新聞記事

「世界の軍事支出 中国が突出、伸びが世界最高9.7%増 ロシアも8.1% SIPRI 報告」

<1505-041301>
 ストックホルム国際平和研究所 (
SIPRI) が13日、2014年の世界の軍事支出に関する報告書を発表した。 世界の軍 事支出は3年連続で減少し、前年比0.4%減だったが、中露などの増加が目立った。
 国別の軍事支出では、世界最大の米国が2013年比で6.5%減らすなか、第2位の中国が9.7%、第3位 のロシアも8.1%増となった。 第4位のサウジアラビアは、中東情勢の流動化を受け、同17%増であった。
2015.04.11 Defense News China's 'One Belt, One Road' strategy <1505-041106>
 中国が提唱する現代のシルクロード 'One Belt, One Road' 戦略が、アジア、アフリカ、中東 における米国の影響力に対し挑戦しようとしている。
 この戦略は二部からなり、一つは欧州と連接する中央アジアの山岳地帯を横切る新シルクロードで、もう一つはアフリカやスエズ運河を介して欧 州と結びつく海のシルクロードである。
2015.04.11 NHKニュース 海洋進出強める中国に米海軍が警戒感 <1505-041102>
 米海軍が10日までに、中国海軍の最新の動向を分析した報告書を発表した。 この中では、中 国が去年までの過去2年間に艦船を毎年60隻以上増強し、今後2年間も同様の傾向が続くとして、ほかの国にはみられないペースで海軍力を増強して いると分析している。 最新の艦船には、より射程距離が長い対艦ミサイルの配備も進んでいるという。
 また海警局の船についても、今年末までの4年間で50隻以上25%も増強すると見られると指摘 している。
2015.04.08 Jane's Defence Weekly Future of Chinese Luhai-class destroyer uncertain <1505-040817>
 中国海軍がただ1隻保有していた Type 051B 駆逐艦が退役になる可能性がある。
 Type 051B は1999年に就役した6,000tの駆逐艦で双連100mm砲、HQ-7 (Crotale) SAM 発射機2基、C-802対艦ミサイル8基を装備するが、ガスタービンではなく 蒸気タービンを主機としている。
2015.04.08 Jane's Defence Weekly Pakistan in talks with China 'for eight submarines' <1505-040809>
 パキスタン海軍が3月31日、中国から Type 041 元級潜水艦6隻を購入することを明らかにした。 これはドイツから潜水 艦3隻を購入する計画が、価格で折り合わず中止されたことによるもので、パキスタンは2011年に中国から6隻を購入すると発表していた。
 Type 041 元級は Stirling
AIP で推進する排水量2,300t(註:これは水上排水量で、水中 排水量は3,600t)の潜水艦で、YJ-2 (YJ-82) 対艦ミサイルと、Yu-4 (SAET-50) 及び Yu-3 (SET-65E) ホーミング魚雷を装備する。
2015.04.03 毎日新聞

インターネット

中国海軍:最新鋭イージス艦配備 海南島 <1505-040304>
 海南島の三亜市にある中国海軍基地に Type 052DKilo級潜水艦少なくとも4隻が、非制 限区域で撮影した写真などで2日までに確認された。 Type 052D は数隻が就役したとみられるが配備実態は明らかになっておらず、基地内での停泊が確認されるのは異 例である。
 同基地には駆逐艦のほか多数の艦船や潜水艦が停泊していて、南シナ海への積極的な進出を支える同基地に有力艦船を重点 配備している可能性がある。
2015.04.01 Jane's Defence Weekly China's KJ-500 AEW&C platform 'enter service' <1505-040112>
 中国のウェブサイトの画像から、KJ-500
AEW&C 機の部隊配備が開始されている模様であ る。 KJ-500 は Y-9 輸送機を元にした AEW&C 機で、2013年初期に初めて画像が公表されていた。
 KJ-500 は三面のレーダを搭載していて、2013年1月には、同時追随目標数60~100、探知距離470kmと、Il-76 の AEW&C型 である KJ-2000 と同等の能力を持つと報じられていた。
 KJ-500 は明らかに、Saab社製 Erieye と似た棒状アレイアンテナを持つ KJ-200 を凌ぐと見られる。
2015.04.01 Jane's Defence Weekly 'Type 093T' design with SDV hanger breaks cover <1505-040111>
 米海軍の MK Ⅷ (
SDV) 小型潜水艇と似た特殊部隊員の乗る SDV を背負った Type 093 商級原潜のコンピュータイメ ージ画像がウェブサイトに流れた。
 Type 093 には、Type 093、Type 093A、Type 093B があるが、今回報じられたのは Type 093T と呼ばれるようである。
2015.03.30 Yahoo 産経新聞記事

「中国空軍が初の遠海訓練」

<1504-033003>
 中国国営新華社通信によると、中国空軍の申進科報道官が30日、同軍が初めて西太平洋上での遠洋訓練を行ったこ とを明らかにした。 台湾とフィリピンの間のバシー海峡を通過して、西太平洋に出たとしている。
 訓練は日帰りで行われたとしているが、訓練の規模や正確な地域などは不明である。
2015.03.28 東亜日報 中国、2年前にサードと同じミサイル迎撃実験を実施 <1504-032803>
 米国の民間科学者団体「憂慮する科学者同盟 (UCS) 」が27日、中国が2013年1月27日に IRBM の迎撃実験に成功し たことを明らかにした。 IRBM はモンゴル国境付近から発射され、迎撃弾は2分42秒後に、1,070km離れた新疆ウイグル自治区から発射され、高度 250kmで迎撃した。
 UCS はこの実験の標的は、新型の DF-16 だろうと見ており、迎撃には SC-19 が利用されただろうと分析している。
【関連記事:1302-012803 (時事通信 2013.01.28)】
2015.03.28 Defense News Seaplane could advance Chinese SCS claims <1504-032802>
 試作機の前部胴体の組み立てが完了した中国
CAIGA社製の AG600 飛行艇は航続距離が 5,500kmあり、中国は南シナ海での活躍に期待している模様である。
 CAIGA社によると AG600 は、捜索救難、消火、輸送、洋上哨戒の用途に使用できるという。
2015.03.25 Jane's Defence Weekly Chinese expert calls for radar base on SCS islands <1505-032504>
 中国海軍の退役提督が3月9日、2014年3月に起きたマレーシア機行方不明事件のような事故の際の救難捜索のため、スプラトリ諸 島にレーダ施設を設けるべきだと発言した。
 中国は Fiery Cross礁に3,000mの滑走路や港湾、レーダ施設を建設している。 またパラセル諸島の Woody礁に航続距離 1,000kmの Su-27SK を配備しており、Su-27SK を Fiery Cross礁に配備すれば、南シナ海全域を勢力下 に入れることができるようになる。
2015.03.25 Yahoo 時事通信記事

「中国、昨年7月に衛星破壊実験=『脅威は現実』―米戦略軍司令官」

<1504-032502>
 米戦略軍司令官が24日、中国が昨年7月に
ASAT の試験を行っていたことを明らかにした。 中国は2007年1月にも、 老朽化した自国の衛星をミサイルで破壊する実験を行った。
 同司令官によると、無数のデブリがまき散らされた2007年とは異なり、昨年の ASAT は衛星に命中しなかったが、中国は実用化 に向けたデータを集めたはずという。
2015.03.19 朝日新聞

インターネット

中国製ミサイル装備、トルコに売却へ NATO では初 <1504-031901>
 人民日報などが18日、中国製
HQ-9トルコに売却されることが決まったと報じた。  トルコは2013年に HQ-9 を購入する方針を発表したが、米国や NATO の反発を受け、いったん見送っていた。
 具体的な契約内容は明らかになっていないが、実際に導入されればトルコ軍に中国人技術者が関与する可能性もあり、NATO 軍に関わる情報流出の懸 念もあるが、トルコが購入を決断した背景には、安全保障面での協力を通じて中国との連携を深め、中東地域での米国の影響力に対抗する狙いがあると の見方も出ている。
2015.03.18 Jane's Defense Weekly China starts work on first indigeous aircraft carrier <1504-031807>
 中国海軍の副政治委員 (Dupty Political Commissar) が、中国が国産空母を建造中であることを 認めた
 これとは別に解放軍報が、中国が電磁式カタパルト開発に成功したと報じている。
2015.03.16 Aviation Weelk & ST Bang per Yuan <1505-031601>
 中国の2015年国防費は前年比10.1%増であるが、3%の物価上昇率を考えると実質増は6.9%である。 これに対し 2014年度は、名目12.2%、実質9.7%増であった。
 しかしながら習主席が進める腐敗防止キャンペーンにより、中国軍の予算効率は大幅に向上している模様である。
2015.03.16 Yahoo ロイタ通信記事

「中国が兵器輸出でドイツ抜き世界3位に、米ロに次ぐ=報告書」

<1504-031605>
 ストックホルム国際平和研究所 (
SIPRI) が16日に発表した兵器取引に関する報告書によると、中国 が兵器輸出国としてドイツを抜いて世界三位になった。 SIPRI によると、2010~2014年の中国の兵器輸出量は、輸出量が世界9位であった2005 ~2009年と比べて143%増加した。
 2010~2014年の中国の輸出取引のうち68%以上がパキスタン、バングラデシュ、ミャンマーとの取引だった。
2015.03.16 Yahoo Record China 記事

「ミャンマー軍機による雲南爆撃、同国政府は軍の関与否定=中国系武装勢力との戦闘で10万人以上の難民―中国紙」

<1504-031604>
 中国とミャンマーの国境地帯では、昨年12月からミャンマー政府軍と中国系少数民族のコーカン族武装勢力との 戦闘が行われており、現地の中国系住民が政府軍に殺害されている画像などが出まわっている。
 10万を超えるコーカン族住民が戦火を逃れるため雲南省などに逃げ込み、現地は食料不足に陥っている。
2015.03.16 Yahoo Record China 記事

「中国解放軍、ミャンマーとの国境地帯にヘリや戦車を集結、ミャンマー東部で政府軍と少数民族が衝突―中国メディア」

<1504-031603>
 観察者網が14日、ミャンマーと接する中国雲南省の国境地帯ミャンマー軍機によって地元の住民が死傷 した事件を受け、中国解放軍の戦車やヘリコプタが現地に集結していると報じた。
 ミャンマー東部では政府軍と少数民族の間で衝突が起こっていて、13日午後にはミャンマー軍機の爆弾が同省臨滄市の農村に着弾し、農作業を行っていた住民4人が死亡、9人 が負傷する事件が発生した。
2015.03.11 Jane's Defence Weekly Clues emerge of DF-31 ICBM variant <1504-031113>
 米戦略軍司令官が2月26日に下院軍事委員会で証言し、最近公表された中国の16輪型
TEL の画像から、搭載されるの は DF-31 の新型である可能性があると証言した。
 16輪 TEL は、射程8,000kmの DF-31、11,200kmの DF-31A、11,000~12,000kmの DF-41 でも使われているが、これらは発射管が車両操縦席の上に被さる形になっているの に対し、新型 TEL は発射管の前方に4扉のキャビンが付く配置になっている。 このことから中国筋は、この TEL から発射されるのは DF-31B と 見ている。
2015.03.10 Yahoo FOCUS-ASIA 記事

「中国、武器輸入額が世界3位に浮上 輸出も8位―米報告書」

<1504-031002>
 Jane が発表した世界の武器取引に関する報告書によると、2014年の世界最大の武器輸入国サウジアラビア がインドを抜いて1位となり、中国が3位に浮上した。 中国の2014年の武器輸入額は世界5位であった。 4位以下には UAE、台湾、オーストラリ ア、韓国などが並んだ。
 一方、武器の輸出では米国が世界1位で、ロシアが2位、中国は8位であった。
2015.03.07 Yahoo FOCUS-ASIA 記事

「中国が新型早期警戒機の開発進める・・海外メディアの憶測に『米国を数十年リードせよ』『また大風呂敷だ!』―中国ネット」

<1504-030703>
 湖北衛星 TV が5日、中国が新型
AEW&C KJ-3000 を開発中であるとの推測が国外メディアから出ていることを報じた。  KJ-3000(右図)は世界の AEW&C機で初めてデジタルアレイレーダ技術を採用している。、この技術は重量や体積で大きな制限のある航空機への搭載 に適しており、小型飛行機で大きな威力を発揮する。
 同機は先進レーダ技術を採用していることから、中国の第三世代 AEW&C機に位置づけられるとともに、反ステルス能力も持っているとされる。
【註】
 この記事で言う「ディジタルアレイレーダ」とは何を意味するのかは不明である。 現存する AESA レーダのビーム形成及び走査は、すべてディ ジタル方式である。
 ただディジタルアレイレーダが、アレイレーダかつディジタルレーダであれば興味深い。 ただディジタルレーダを実現するためには、どこの国も実現していないようなマイク ロ波対応の高速ディジタル素子の開発が不可欠で、中国にそれができるとは考えにくい。
2015.03.06 東京新聞

インターネット

スリランカ、中国支援の開発中断 埋め立て計画 <1504-030602>
 ロイタ通信が、スリランカ政府が5日に、コロンボの沖で中国の支援を受けて進んでいる埋め立て開 発計画の工事を中断すると決定したと報じた。 計画は契約などの透明性が欠けるとして、政府が2月に調査すると表明していた。
 1月に発足したシリセナ政権は前政権の中国依存路線からの転換を図っているが、中国との関係が急速に冷え込む可能性もある。
2015.03.05 Yahoo 時事通信記事

「成長目標7%に引き下げ=国防予算、5年連続2桁増―全人代開幕・中国」

<1504-030501>
 中国の全人代が5日に人民大会堂で開幕し、2012年から3年連続で7.5%前後だった成長目標を引き下げ、2015年の GDP の成長目標を 7.0%前後に設定した。
 これに対し国防予算は8,868億9,800万元(16兆9,000億円)で、前年比10.1%増になった。 国防費 の二桁増は5年連続で、1989年以降は2010年を除いて二桁増が続いている。
2015.03.04 Jane's Defence Weekly Norinco unveils AR-3 MRL <1504-030414>
 中国
NORINCO社が、アブダビで開かれた IDEX展で AR-3 MRL を初公開した。 AR-3 が 既に中国軍が装備している AR-2 と異なるのは、300mmロケット弾と共に370mm弾も発射できることで 、発射機には300mm弾であれば5発、370mm弾であれば4発入りのポッドを2個搭載できる。 AR-2 は300mm弾を12発搭載できた。
 NORINCO社はまた Fire Dragon シリーズの誘導ロケット弾も公表した。 Fire Dragon 140 は 300mmで射程が140kmFire Dragon 280 は370mmで射程が280kmと、無誘導型より 若干長射程になっている。
2015.03.04 Yahoo 時事通信記事

「海洋支配視野に軍拡=国防予算10%増―『反腐敗』口実に軍改革も・中国」

<1504-030406>
 中国全人代報道官が4日、全人代に提案される今年の国防予算の伸び率が5年連続の二桁増となる前年 比で10%前後になると明らかにした。
 一方、反腐敗闘争を掲げる習近平政権は軍の実力者に対する汚職追及にも力を入れていてが、これと並行して習国家主席は 軍幹部の大規模な人事も断行ている。 特に自身が22年間勤務した福建、浙江省を管轄する南京軍区出身者を要職に登用して軍の掌握を図ろうとしてい る。 米軍事筋は、腐敗を口実に陸軍を主体とした抵抗勢力を抑え、軍改革を推し進める考えだと指摘している。
2015.03.04 Yahoo 時事通信記事

「今年の国防費、10%前後の伸びに=5年連続で2桁も―中国」

<1504-030404>
 中国全国人民代表大会(全人代報道官が4日の記者会見で、5日開幕の全人代に提案される今年の国防予算 について、伸び率が10%前後になると明らかにした。 総額は約8,890億元(17兆円)に達するとみられる。
 2014年の国防予算は前年実績比で12.2%増で、今年の伸び率が10%以上なら、5年連続の二桁増となる。
2015.03.02 Stars & Strips China's space plans threaten US military ability, report says <1504-030207>
 米大統領が議会にFY16国防予算要求を行ったのに合わせ、カリフォルニア大学
IGCC が、中国 の宇宙軍事利用米国にとって脅威になっているとの報告書を公表した。 報告書は中国が2014年7月に地上配備 BMD システムと称して非迎撃ながら ASAT の試験を行ったと指摘すると共に、2030年までに一連の 新型 SLV を保有し、宇宙配備型 C2 ネットワークや、より 高度な COMINT 衛星を保有すると見ている。
 同様の指摘は先週、米情報機関当局者や戦略軍も行っている。
2015.03.02 産経新聞

インターネット

政権交代『スリランカ』を手繰り寄せる『インド』、じっと注視する『中国』 複雑化する南アジアパワーバランス <1504-030203>
 スリランカのシリセナ大統領が15日にインドを訪問し、両国関係の再構築 に乗り出した。 1月の大統領選で、中国への依存を深めたラジャパクサ前大統領を破ったシリセナ大統領は、 就任後初の外遊先にインドを選んだ。 3月には中国を訪問する予定で、バランス外交を進める意思を鮮明にしている。
 モディ印首相は会談後の共同記者会見で、両国は国防と安全保障での協力拡大で合意したと述べ中国を牽制し、3月にスリランカを訪問すること も表明した。 シリセナ大統領も両国の関係強化を訴えた。
2015.03.01 産経新聞

インターネット

スリランカ外相、中国潜水艦『将来寄港せず』 安倍首相訪問と重なった過去も <1504-030102>
 スリランカでは、ラジャパクサ前政権下で中国の潜水艦が2度にわたって コロンボに寄港し、一度は安倍晋三首相のスリランカ訪問と重なった。
 これについて訪中中のサマラウィーラ外相が28日の記者会見で、近い将来中国の潜水艦 がスリランカに寄港することは全くないと答えたとロイタ通信が伝えた。
2015.03.01 Searchina 中国ステルス戦闘機『J-20』、もうすぐ配備か!?・・・動画発表、島の侵攻、空中給油などのシーンも <1504-030103>
 中国国防部が26日、
J-20 をはじめ、J-11J-10、JH-7、H-6、KJ-2000、KJ-200 などを紹介する約6分間の動画『勇者の天空』を公開 した。 動画では中国機が島の上空を飛び、航空機や艦船を破壊する様子や、空中給油を行う様子も紹介されて いる。
 中国海軍の尹卓少将はこの動画について、J-20 は間もなく配備されると説明した。
2015.02.26 Searchina 『中華イージス』が演習で敗北!?・・・『撃沈』させたのは旧式艦=中国メディア <1503-022609>
 中国中央電視台 (CCTV) が、中国で最新鋭の Type 052C 駆逐艦(蘭州級)である 鄭州 が、2014年12月に行われた演習で、開始直後に 旧式艦に撃沈されたと報じた。
2015.02.26 Yahoo ロイタ通信記事

「中国の潜水艦保有数、米国を上回る=米海軍幹部」

<1503-022605>
 米下院軍事委員会の海軍力小委員会に出席したムロイ中将が25日、ディーゼル潜水艦と原子力潜水艦の数では中国が米国を上回ったと発言した 。 ただ性能面では米国の潜水艦より劣っていると述べた。 同中将はまた、中国がインド洋に3隻の潜水艦を派遣し95日間活動していたと例に挙 げた。
 米議会に提出された中国の軍事力に関する年次報告書の中で、国防総省は中国が主力となる戦闘艦を77隻、潜水艦を60隻以上、中大型の揚陸艦を55隻、ミサイル装備の 小型戦艦を85隻所有しているとしている。 広報担当者によれば米海軍では71隻の潜水艦が就役している。
2015.02.22 Defense News Argentina, China could jointly develop fighters <1503-022202>
 アルゼンチン国防相が2014年10月に、1982年のフォークランド紛争で活躍した Mirage Ⅲ/5 の後継として Gripen 14機を導入すると発表したが、英国は直ちにこの契約を潰した。 しかしながらアル ゼンチンの大統領は2月2~5日に北京を訪問し、戦闘機を含む各種兵器の技術移転で合意した。
 中国はフォークランドの問題を自国の東、南シナ海紛争になぞらえており、アルゼンチンへの
FC-1/JF-17J-10 の輸出を考えているとみられる。
2015.02.19 Searchina 新型原潜 093G 『多目標攻撃能力は西側の80年代水準に匹敵』、『米海軍の空母キラーになった』=中国メディア <1503-021904
 中国の新浪軍事が Type 093G 原潜を、多目標攻撃能力は1980年代の西側水準に相当するようになり、米空母戦闘群に 対する空母キラーになったなどと紹介した。
 Type 093G は、西側で商級と呼ばれる Type 093 の改良型で、2015年2月までに就役したとの報道がある。 "G" は中 国語の「改 (gai) 」によるものとされる。
2015.02.17 Yahoo ロイタ通信記事

「アングル:中国国防予算が景気減速でも拡大へ、『強軍の夢』重視」

<1503-021701>
 中国は景気減速にもかかわらず、全国人民代表大会(全人代)開幕日の3月5日に公表する2015年国防予算を堅調な水準に維持 する方針と見られる。 中国の国防費は過去20年間、ほぼ途切れることなく二桁で伸びているが、専門家は実際はさらに大きいと見ている 。 中国の昨年の国防予算は12.2%増の$130Bで米国に次ぐ規模だった。
 中国指導部は急速な経済成長に伴い軍の近代化が必要だとして、国防予算の伸びを正当化しているが、2014年の GDP 伸び率は7.4%増と24年ぶり の低水準だったほか、2015年は7%前後に減速するとみられている。
2015.02.16 Aviation Week & ST A glimpse into Avic <1504-021604>
 中国 AVIC社は、J-20、J-31 などのほか、C919 や ARJ21 などの民間機も開発するなど、開発能力が向上しているほか、2012 ~2013年の工業技術水準について述べた2014年の報告書 'Report on Advances in Aeronautical Science and Technology によると、戦闘機の部品製造にはレーザ工作機を使用す るなど、生産技術の向上もめざましい。
2015.02.12 Yahoo 産経新聞記事

「中国軍拡、アジア国防費の4割 英研究所報告」

<1503-021203>
 英国の有力シンクタンク国際戦略研究所 (
IISS) が11日、Military Balance 2015 を発表し、増え続ける アジアの国防費に占める割合が、10年に28%であった中国が2014年までに38%に増え、中国の軍 拡に対する懸念がさらに増大しているとの見方を示した。
 報告書は、アジア諸国の国防費は2010~2014年に27%増大したと推計している。
2015.02.11 Jane's Defence Weekly Chines TV details missile plans fot Type 055 destroyer <1503-021117>
 中国の軍事専門家が Type 055 駆逐艦には64セルの
VLS を艦の前後にそれぞれ配置し128セル を装備していると述べた。 また同氏は Type 055 は CJ-10 LACM艦載型であ る YJ-100 長距離対艦ミサイルも装備すると述べた。
 Type 055 は全長185mで、排水量は11,000~12,000tと見られている。
2015.02.06 Defense News Experts: Chinese '4th Fleet' appears unlikely <1503-020605>
 西側軍需産業筋から、中国インド洋で活動する4番目の艦隊を、海南島を司令部に 創設すると報じられたことに対し、元台湾海軍士官で台湾の安全保障関係シンクタンク研究員が、この可能性を否定した。
 中国海軍はソマリア沖の海賊対策に艦隊を派遣していて一応成功しているが、その能力は限定的で、外交上の問題のほか部隊の後方支援や信頼性に問題 があると見ている。
2015.02.05 China Defense The Sino-Russian 20+ ton Heavy-lift Helicopter Project, confirmed <1503-0205065>
 現在世界最大のヘリは Mi-26 であるが、2010年初めに Russian Helicopter社の幹部が、中国と共同で30~35tの重ヘリコプタ を開発すると述べていた。
【関連記事:1002-011111 (AW&ST 2010.01.11)】
 一方、2013年8月には、中露が共同で Mi-26 の二倍の重ヘリを開発するとしていたが、2014年11月の珠海航空展で、共同開発するのは Mi-26 をやや小型にした Mi-26T であることが明らかにされた。 Mi-26T は Mi-26 よりやや小型ながら、同じ D-136 エンジンを搭載している。
 ロシアのメディアは、中露が最大離陸重量38t、搭載能力15tの重ヘリを共同開発中と報じている。
2015.02.04 Record China 中央アジアにもイスラム国の影、中国天然ガスパイプラインが危険な状況に―ロシア紙 <1503-020402>
 ロシアのニェザヴィーシマヤ・ガゼータ紙が3日、、トルクメニスタンとアフガニスタンの国境付近に
ISIL が出没 している影響で、中国の天然ガスパイプラインが危険な状況にさらされていると報じた。
 永世中立国であるトルクメニスタンは兵力削減を行っているため安全保障能力は低く、タリバンの小規模部隊にも対応できない状態だという。  このためウズベキスタンはトルクメニスタンが不安定の原因になっている。
2015.02.03 Yahoo Record China 記事

「水陸両用装甲車、新型輸送艦…台湾攻略にらみ拡充続く中国の揚陸戦力―中国紙」

<1503-020303>
 カナダの漢和防務評論が、中国人民解放軍が揚陸戦能力の増強を続けていると報じた。 2014年8月には、台湾や南シナ 海を念頭に置いて大量輸送する任務を担った新型の大型中速 ro-ro 船 (LMSR) を就役させている。
 人民解放軍陸軍はType 05 水陸両用装甲車を装備した2個師団と、世界最大規模の揚陸部隊を 擁している。
2015.02.02 産経新聞

インターネット

中国企業、初の国産空母の建造受注 異例の情報公表 <1503-020203>
 中国江蘇省常州市が2日までに、同市にある電力ケーブル会社が中国で2隻目の空母の建造関連工事を受注したと明らかに した。 遼寧省大連市で建造中とされる初の国産空母用とみられる。
 中国当局は初の国産空母建造を正式には発表しておらず、関連情報が公表されるのは異例である。
2015.02.01 Aviation Week & ST Engagement window <1504-020104>
 Lockheed Martin社は、ブースタを太くし迎撃範囲を拡大する THAAD-ER を10年近く自社開発してき たが、中国が超高速滑空飛翔体
HGV の開発を進めているのを受け、THAAD-ER の売り込みを再開している。 これについて MDA 長官は、むしろロシアのシステムの方が脅威であるとしている。
 THAAD-ER は胴径14.5吋のブースタを21吋に拡大し、一段推進を二段推進にする。 これにより二段目の燃焼終了時点で 従来より高速になり、マヌーバする目標に対応可能になるという。
 ブースタの胴径を21吋にしても搭載車は今までのものが使えるが、発射機搭載弾数は8発が5発に減る。
2015.02.01 Aviation Week & ST China's third flight test of a hypresonic strike vehicle <1504-020102>
 中国の超高速滑空飛翔体 (
HGV) が三回目の飛翔試験を行ったのを受け、Lockheed Martin社が自社開発を進めてきた改良型 THAAD である THAAD-ER の提案を行っている。 開発には$1Bを要するという。
 Lockheed社は、中国の HGV が Patriot と Aegis の間隙を突くシステムであるとしている。
2015.02 International Defence Review Asia-Pacific navies pursue enhsnced amphibious lift <1503-020001>
 アジア太平洋地域には、現在少なくとも20隻の大型揚陸艦があり、更に増強が進められている。
オーストラリア:27,000t Canberra、16,000t Choules
中 国:18,000t Type 071 3隻
インド:17,000t Jalashwa
インドネシア:11,000t級5隻
日 本:おおすみ級3隻
シンガポール:Endurance級4隻
韓 国:13,000t 独島
 このほかに豪、中にさらなる建造計画があるほか、比も建造を行っている。
2015.01.30 Searchina 中国ステルス『J-31』が海外で酷評 『せいぜい韓国『FA-50』と同程度』・・・『F-35』と対抗など『とてもとても・・・』 <1502-013004>
 カナダの漢和防務評論が、J-31 を酷評した。 中国で、同機の設計目標が F-35 を撃墜することと言われていることを 『おおぼら』と切って捨て、せいぜい韓国の FA-50 と比較できる程度と論じた。
 珠海航空展で行われた J-31 の輸出型とされる FC-31 の飛行では、真っ黒な煙を出しながら飛行した。 これはステル ス性に影響するどころか本質的な問題があるとしている。 それは運動能力の不足で、上昇力はパワー不足、旋回性もよ くない。
【註】
 第五世代と呼ばれる戦闘機は
 ① -30dB以上のステルス性
 ② ノズル可動エンジンによる9gの高機動性
 ③ AESA レーダ搭載
 ④ アフタバーナなしでの超音速飛行
の全て又は大部分が要件とされるが、J-20 と J-31 はいずれも全ての要件を満たしていないと思われる。
 決定的な問題はエンジンで、J-31 は軽戦闘機 FC-1/JF-17 と同じ RD-93 をロシアから輸入し搭載していると 伝えられている。 ロシアは第四+世代の Su-35 に搭載している Saturn 117S エンジンをリリーズしていない。
2015.01.28 Jane's Defence Weekly China launches fourth Type 071 amphibious ship <1503-012805>
 上海の造船所で1月22日、Type 071 LPD の四番艦が進水した。 Type 071 は既に3隻が就役南海 艦隊に配属されているが、合わせて6隻が建造それる計画で、残りの3隻は東海艦隊に配属されるとみられる。
 またこの日に同じ造船所で、Type 054A フリゲート艦の21番艦と、Type 815 情報収集艦の5番艦も同時に進水した。
2015.01.28 Yahoo FOCUS-ASIA 記事
「ロシア、中国に6個大隊分の S-400 を売却へ、日韓ベトナムに対応―中国紙」
<1502-012801>
 米軍事サイト
Strategy Page が24日、ロシアが中国向けに6個大隊分の S-400 を輸出することに同意したと報じた。 総額は$3Bになるという。
 1個大隊はミサイル2発を搭載する発射機8基を有する。
2015.01.24 Yahoo Record China 記事

「『中国が日本射程の核ミサイル配備』は韓国紙の粗雑すぎる誤報―米メディア」

<1502-012401>
 環球網が23日、『“中国が弾道ミサイルを長白山に配置”は韓国メディアの誤報か』とする記事を掲載した。
 韓国メディアの報道について、米国の北朝鮮問題専門の情報サイト 38 North誤報の可能性が高いと指摘している。  根拠となった中国メディアの報道だが、吉林省での定期訓練を報じただけの可能性が高いという。 第一に弾道ミサイルを配備したならばその存在は極秘にされるのが普 通なうえ、中国メディアが公開した写真に写っている樹木は、長白山のような高い海抜の植生ではないのが理由という。
【関連記事:1502-011901 (朝鮮日報 2015.01.19)】
2015.01.21 Jane's Defence Weekly Images suggest J-10Bs close to entering service <1503-012109>
 1月上旬に
J-10B 14機が中国軍の灰色塗装CAC社施設 で並ぶ画像が公表されたことから、間もなく実動連隊に配備される模様である。 中国の戦闘機連隊は普通、24機を装備している。
 J-10B はフェーズドアレイレーダを装備し、射程12kmの PL-12 AAM を搭載する。
2015.01.20 Yahoo 産経新聞記事

「自衛隊機のスクランブル、過去最高ペース 中国軍機も四半期で最多」

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 統合幕僚監部が20日、航空自衛隊の緊急発進回数が平成26年度は3/四半期までで744回に上ったことを明らかにした。  このままのペースで推移すれば昭和59年度の過去最多(944回)を上回る
 中国軍機に対する発進は昨年10~12月で164回と、四半期ごとの統計を取り始めた平成17年度以降、中国軍機に対する発進としては 最多となった。 昨年4~12月の9ヵ月間でも371回に達しており、このままいけば年度ベースでも過去最高の昨年度(415回)を上 回ることになる。
2015.01.19 Yahoo 朝鮮日報記事

日本を狙う東風21号ミサイル、中国が白頭山に配備

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 中国紙の国際先駆導報が、最近中国軍が北朝鮮との国境にある白頭山(中国名・長白山)一帯に DF-21 を配備したもよ うだと報じた。 DF-21 は射程が1,700~2,100kmの地対地弾道弾であったが、最新型の DF-21D は射程が3,000kmに達する
ASBM へと改良されて いる。
 DF-21D白頭山配備されたとすれば、日本海はもちろんグアム周辺 まで米空母の攻撃が可能になる。 これまで日本海は米海軍が掌握していたが、中国はそれを牽制することになる。
2015.01.18 Searchina 中国とロシアの航空産業 技術レベルは懸絶している <1502-011802>
 中国の新浪網が、中国が Su-35 を買う必要性を論じた記事を掲載した。 中国は Su-27SK を J-11 としてライセンス生産したが、 Su-27 には機体の強度不足など問題が多かった。 また中国軍が求めていた対地/対艦攻撃能力にも大きな制約が あったという。
 そのため Su-27SK/J-11A を改良して J-11B としたが中国空軍には J-11A や量産先行型 J-11B を装備している部隊があるだけで、量産型 J-11B を装備 している部隊はないことから J-11B の性能に不満足な点があったと見られる。
 更に新浪網は、J-11A に搭乗した操縦士から Su-27 と同じ性能が出せないとの声が出たとも報じている。
2015.01.17 Yahoo Record China 記事
「中国兵器工業集団、営業収入が7兆5000億円を突破=新製品投入、国際展開で躍進―中国メディア」
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 中国新聞社が15日、中国最大の兵器製造企業である
中国兵器工業集団公司 (中国兵器)が、2014年の営業収入が4,002億元(7兆5,267億円)、収益が108億6,000万元(2,042億円)を達成したと発表したと報じた。
2015.01.14 Jane's Defence Weekly End of year surge for J-20 programme <1502-011411>
 中国陸軍の輸送ヘリ Z-18Aチベット高原で飛行試験を行っているのが報じられた。 Z-18 は AC313 3発13.8tヘリの 派生型で、27名の兵員又は5tの貨物を搭載できる。 Z-18 は高高度に適応していると見られ、AC313 は2012年にチベットで高度8,000mの試験を行っ ている。
 Z-18 は最初の三タイプが、AEW や ASW などの海軍用途に使用されている。
【 AC313 関連記事:1005-032412 (JDW 2010.03.24)】
2015.01.14 Jane's Defence Weekly China tests Z-18A heavylift helicopter <1502-011410>
 中国は
J-206機試作しており、2017~2018年には IOC になると見られる。
 2009年と2010年に登場した機体番号2001と2010は初期型試作機であるが、2014年には実用型試作機4機を登場させている。 11月29日と12月18日 に登場した機体番号2013と2015は、2014年2月に登場した機体番号2011から更に改良されている。 この2013と2015は、試作に取り付けられる ピトー管がついていない
2015.01.14 Record China 経済成長はスローダウンも軍事費急増は止まらず、中国の先進兵器開発続く―米メディア <1502-011403>
 AW&ST誌が、中国が2015年も国防費二桁増をキープするとの見方を示した。
 中国経済は成長率の鈍化が明らかで、15年の経済成長目標は7%に引き下げられるとの見方が大勢を占めているが、それでも国防 費は従来通りの伸び率が確保されるという。
2015.01.08 Defense News China's DDGs set to outnumber neighbors' <1502-010803>
 中国が12月22日に Type 052C の5番艦 済南 を就役させたが、中国海軍は2018年にはフェーズドアレイレーダ を装備する戦闘艦の数で日本を凌ぐことになりそうである。
 
AMI International によると、中国は Type 052C 駆逐艦を6隻 Type 052D 駆逐艦を8隻Type 055 巡洋艦を6隻建造し、4個計画している空母打撃群へ配備する計画であるという。
2015.01.07 China Defense Photo of the day: 1st batch of 14 J-10Bs in PLAAF color and ready for photo op <1502-010704>
 (記事なし)
【註】
 J-10B が実用試験に入ったか、更に配備を開始したかを示す記事と見られる。
2015.01 International Defence Review CASC showcases latest UAV weapons <1502-010015>
 中国
CASC社が、UAV 搭載を見込んだ Tian Lei (TL) シリーズの軽 ASM を公表した。
TL-1
 全長1,954mm、胴径180mm、重量85kg、弾頭重量15kgの ASM で2パルスロケットで推進し、射程20kmである。
TL-2
 全長1,455mm、胴径90mm、重量16kg、弾頭重量4kgで、TV/IR/MMW で誘導され、CEP=2mという。 ASN-209、ASN-209G 搭載用であるが、Wing Loog-1 MALE UAV にも搭載可能 という。
TL-7
 130kg級の有翼滑空 GB で、投弾距離は90km、CEP=15mという。
TL-9
 50kgの UAV 搭載可能な GB で、投弾距離20km、CEP=15mという。