CEC に関する記事

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2018.11.14 Jane's Defence Weekly Australia, US jointly test CEC <1901-111409>
 クリストファー豪国防相が11月5日、豪海軍
AWD一番艦Hobartがハワイ沖で米海軍駆逐艦John Finnと初めてのCEC試験を実施したと発表した。
2018.05.17 時事通信

(Yahoo)

空自機に新迎撃システム=標的情報を日米共有へ―防衛省 <1806-051703>
 防衛省が17日、
BMD能力を強化するため、艦艇や航空機の間で標的情報を相互に共有するCECシステムを、来年 以降に本格運用するE-2Dに搭載する方向で検討に入った。 同システムを既に運用している米Aegis艦との情報共有も可 能になり、自衛隊と米軍の運用一体化はさらに進みそうである。
 防衛省は今年12月からE-2D 4機を順次装備する計画で、CECを搭載すれば上空で探知した敵の長距離CMなどの情報が離れた場所にいる海上自衛隊 や米軍のAegis艦でも瞬時に共有され、その照準情報に基づきAegis艦が迎撃が可能となる。
【註】
 護衛艦がLOS外を飛翔するASCM等をCECを用いて射撃することは、現在装備しているLOS外射撃能力を持たない SM-2ではできず、アクティブホーミング誘導のSM-6を装備する必要がある。
2018.01.24 Jane's Defence Weekly JMSDF planning to install CEC system on future Aegis-equipped destroyers <1803-012407>
 海上自衛隊が次期Aegis護衛艦に
CECを装備する。 CECの装備により次期Aegis護衛艦はセンサ、武器ネットワ ークの構成が可能になり、米海軍ともネットワークを共有できるようになる。
 あたご型より5m長い次期Aegis護衛艦にはAegis BMD 5.1とCECを含めたAegis Baseline J7が搭載されるが、 Baseline J7は改良あたご型も装備するという。
2017.12.14 Jane's 360 Raytheon ready to deliver CEC system for RAN's AWDs <1801-121402>
 Raytheon社が13日、豪海軍のHobat級防空駆逐艦(
AWD)へ搭載するCEC装置の 試験を完了したと発表した。
 CECはレーダなど分散したセンサをリアルタイムで結ぶセンサネットワークで、統合された空域情報を艦船、航空機、地上部隊に伝達することができる。
2015.07.11 Defense News Japan likely to bolster naval missile defense <1508-071104>
 中谷防衛大臣が6月29日に国会で、我が国にとって最大の脅威になりつつある H-6 (Tu-16) から発射される
CJ-10 CM に対処するため、NIFC-CA導入を検討していることを明らかにした。
 NIFC-CA は CEC を使用したシステムで、SM-6 を装備した Aegis艦が E-2D と連接し て、BMD 戦闘と防空戦闘を同時実施できるようになる。 NIFC-CA の装備は Aegis Baseline 9 の採用が前提となる。
2015.02 International Defence Review Raytheon plans antenna PDR and CDR in 2015 <1503-020003>
 Raytheon社が
CEC DDS に使用する新型アレイアンテナ CAB-S の試作を行って おり、FY15第2/四半期に事前設計審査 (PDR) を受ける計画である。 CAB-S アンテナは旧来の GaAs に代えて GaN が使用されるため、水冷から空冷に変わる。 海軍が空冷アンテナを採用するのは初めてである。
 同社は海兵隊の Composite Tracking System 向けに HMMWV に搭載する CAB-E も開発している。
2014.08 International Defense Review USN fires four SM-6 shots in a single week <1410-080007>
 米海軍の DDG 53 John Paul Jones が7月上旬の1週間に4回
SM-6発射試験を 行った。 そのうちの3回は E-2D や JLENS の捕捉した情報で射撃を行う NIFC-CAS 方式で行われた。
 John Paul JonesAegis Baseline 9(公式には Advanced Capability Build 12)を装備しており、CEC を 経由して目標情報を得て射撃した。
 この試験の翌週に Raytheon社は SM-6 93発を受注した。 同社は6月末までに110発を納入しており、現在 LRIP-4 で受注した89発を生産しているほか、FRP でも既に183発 を受注している。
2013.10 Jane's Missiles & Rockets Chancellorsville engages over-the-horizon targets <1311-100009>
 Lockheed Martin社が8月22日、CG-62 ChancellorsvilleCEC を用いた SM-6 の観目線外射撃を始めて実 施し、CM を模した2機の BQM-742発の SM-6 で撃墜したと発表した。
 SM-2 に AMRAAM の誘導装置を付けた SM-6 は、5月に FRP が承認され、既に50発以上 が納入されている。
2012.11 Jane's Missiles & Rockets JLEMS guides SM-6 against a cruise missile target <1211-110011>
 米海軍と陸軍が CEC を経由した JLENS の捕捉した目標情報で、ASCM を模擬した標的を SM-6 で撃墜した試験に成功した。
 JLENS は射撃に十分な精度の目標情報を取得でき、捜索範囲は550kmと見られている。
2012.05.23 Jane's Defence Weekly UK drops CEC budget pain bites <1207-052301>
 英国防省が、Type 45 駆逐艦と Type 26 フリゲート艦に、GBP500M ($797M) をかけて CEC を装備する計画を断念した。
2012.03 Jane's Missiles & Rockets US DOT&E criticises naval self-defence capabilities <1205-030010>
 米国防総省の運用試験評価 (OT&E) 室が2011年3月、2008年1月から2010年3月までの間に、CVN 76 Ronald Reagan や LPD、LHD など の艦船に対して行った OT&E で、個艦防衛システムの性能や信頼性に問題があると指摘した秘密報告書を提出していた。  問題とされているシステムは以下の通りである。
 ・SSDS:艦載のセンサと武器を結ぶ LAN
 ・RAM
 ・ESSM
 ・CEC
2007.05.21 Defense News Raytheon wins CEC work <0713-052103>
 Raytheon社は米海軍の CEC USG-2 艦載セットの維持整備と部品等の補給支援 を総額$59Mで受注した。
 CEC はコンピュータネットワークにより艦船レーダ情報を共有すると共に、地上局及び E-2C とも接続する。
2005.12.21 Inside Missile Defense Smaller,lighter Cooperative Engagement Capability sought <0604-122102>
 米海軍は小型軽量型 CEC を艦船、航空機、海兵隊 Humbee 搭載用としてFY-07 に調達する計画で、現在 Raytheon社と SAIC社の提案試作品を比較評価中である。
 現有システムの艦載用は50立方呎、1,570-lb、航空機用は12立方呎、235-lbだが、Raytheon社は性能は同じで2立方呎 、60-lbの装置を提案している。 同社では200セットの受注を見込んでいる。
2005.09.07 Jane's Defence Weekly US Navy P3I programme shrinks CEC hardware <0518-090708>
 米海軍は現在105セットの CEC を装備し、そのうち73セットは AN/USG-2 ターミナルの Block 1、28セ ットは AN/USG-3 を用いる Block 2 であるが、USG-2/-3 は COTS を大幅に採用しサイズ、重量、消費電力、価格等を大幅に低減した Mini-Terminalに換装しようとしている。 ソフトウェアも C++ に書き直さ れる。
 これより先に P3I として、ドーナツ状の CEC アンテナを PAAA (Planer Array Antenna Assembly) に換装さ れつつある。 PAAA はかつて Low Cost Planer Array Antenna と呼ばれていた計画で、送受信モジュールを配列した 二面アンテナになっている。
2005.05.18 Jane's Defence Weekly UK defers CEC decision, looks to joint strategy <0511-051801>
 英国国防省は、海軍への CEC 導入決定を先送りすると共に、努力の 方向を開発へ変換することになった。
 英国は2000年に CEC 導入計画をまとめ、2008年から Type 23 フリゲート、2012年から TYpe 45 駆逐艦に装備する計画であった。  調達庁 (DPA: Defence Procument Agency) では既に、CEC IPT (Integrated Project Team) を GBAD (Ground -Based Air Defence) IPT と統合し、Joint Sensor and Engagement Networks IPT に改編している。
( GBAD に関する記事 JDW 2004.10.06)
2005.05 Jane's Missiles & Rockets Antennas ordered for Cooperative Engagement Capability <0511-050002>
 Raytheon Network Centric Systems社が米海軍から、既存の契約に追加する形で、CEC 用の USG-2 PAAAs (Planar Array Antenna Assemblies) 4基を$10Mで受注した。
 納期は2007年1月である。
2004.04 International Defense Review French CEC development <0408-040006>
 フランスの主力造船企業である DCN社が、$26Mで MPEC (Muti-Platform Engagement Capability) の開発を受 注した。
 MPEC は、米海軍の CEC と同じコンセプトの C4I システムで、CEC との連接能力 を持つ。
2004.02.23 Inside the Navy Navy prepares for CEC testing,addresses DOT&E report's concerns <0407-022311>
 DoD の運用評価局が2003年度 DOT&E 報告の中で、海軍の CEC 試験計画の実施内容に関し懸念を示して いる。
 これは、海軍の計画で CEC とリンクする戦闘システムとの統合機能とインターオペラビリティが明示されていないとし、次期運用評価 試験に関しても技術の成熟度に疑問を呈している。
 海軍当局は直ちにこれに反論し正当性を主張している。
2004.02 Jane's Missiles & Rockets CEC engineering funded for FY04 <0408-020017>
 $16.29Mの CEC FY-04 Block 1 契約が、既定契約の変更という形で行われた。
2004.01.29 Inside the Pentagon Desire for joint tracking system cited as reason for CEC overhaul <0405-0012901>
 DoD が、米海軍が昨年末に中止した CEC BlockⅡ を、陸海空海兵隊共通の目標追随シ ステムとして開発を進めることにした。
DoD は2003年1月から、'ネットワーク中心の戦い' に必要な情報統合システムの開発を開始しており、CEC 改善はこの一環として行われ る。
 実施内容は細部を明らかにされていないが、既存技術の活用を図り、システムの Cooperative Engagement Processor と Data Distribution に分割して行われるものとみられている。
2004.01.19 Inside the Navy CEC BlockⅡto be redone as a joint-service capability through OSD <0404-011901>
 米海軍が昨年末に中止を発表した CEC BlockⅡ の開発は DoD の SIAP ( Single Integrated Air Picture) 開発室が各軍の統合能力として開発を再開することとなり、2ヶ月以内に受注 競争が再行される。
 SIAP 開発室は既存システム及び将来システムによる統合情報の配分や JTAMD のインターオペラビリティ、統合防空/対ミサイル能力等 について開発を行っており、陸海空海兵隊が共通のアルゴリズムを用い、それぞれの航空機や艦船に適用できるシステムの再構築を目指 す。
2003.12.15 Defense News U.S.Navy abandons plan for CEC upgrade  米海軍は12月8日、CEC の Block2 改善計画を廃棄すると関連企業に通知した。 海軍は CEC Block1 に続く新しい計画の存在を示唆したが、詳細は明らかにされていない。
 海軍はこれまでに47セットの Block1 を取得し、39セットを既に発注しており、2003年の計画では285セットを航空機及び艦船等に搭載 する計画である。
2003.09.01 Defense News U.S. Navy shifts course on CEC  米海軍は CEC Block2 の開発を、これまでの1社契約から複数の構成品毎の契約に 変更することを決めた。 この提案は今月の DAB (Defense Acquisition Board) で検討される。
 海軍は今年に入って企業の合併や共同参加の動向を懸念し、契約の公正化と斬新な提案を多くの企業から求めることを目標に検討を行 ってきた。
 Block2 には新たな脅威への対応、ネットワークセンサーの増加、陸空軍及び海兵隊との共通使用及び低価格化が要求される。
2003.07.02 Jane's Defence Weekly UK commences trials to integrate Cooperative Engagement Capability  英国は CEC を Type 23 フリゲート艦に搭載するための陸上試験を実施している。
 英国の CEC 導入は、2000年7月に交わされた MoU に基づいて行われ、既にプロトタイプのハードウェアとソフトウェアを FMS で購入 している。
 26ヶ月間の AP2 (Assessment Phase 2) 契約は$18.4Mで Lockheed Martin UK社と行われており、Type 23 フリゲート艦とのインターフ ェスレーヤは、ジョンホプキンス大学で開発されている。
2003.07 International Defense Review CEC begins trials in the UK  英国海軍用にジョンホプキンス大学で開発された CEC 用のハード/ソフトが、英海軍 の陸上での評価を6月から受けている。
 同大学 APL (Applied Physics Laboratory) では、英海軍の Type 23 フリゲート艦に搭載されたセンサや指揮統制システムと CEC を 連接する新たなアダプティブレイヤの開発を行った。
2003.06.09 Defense News U.S. Navy may split work on CEC BlockⅡ  米海軍は CEC BlockⅡ の RFP を 6月中に発簡する計画だが、これまでの1社契約 を見直し、構成品を分割して契約する検討を行っている。
これは、2月に Raytheon と Lockheed Martin 両社が合同でチームを組み1つの提案を行うと発表したことに対する措置で、契約の公正 と斬新な提案を広く各企業に求めるもの。
 提案書にはネットワークセンサーの増加、使用周波数帯域の最適化、価格低減及び陸軍、空軍、海兵隊との共通的使用が求められる。
 海軍は BlockⅠを86セット導入し、46セットは既に艦船と航空機に装備されている。 更に199セットの導入を要求している。
2003.06.09 Inside the Navy JHU's Applied Physics Lab helps U.K. test CEC Royal Navy ships  ジョンホプキンス大学の応用物理研究所は6月初めから行われる英海軍の CEC リスク 評価試験の支援を行う。
 米英両国は 2000年に CEC の導入に関する FMS の合意文書を締結しており、今回の試験で英海軍が装備するか否かを決定する。
 最初の試験は Type23 フリゲート艦によるが年末には開発中の Type45 駆逐艦での試験が予定されている。
2003.06.09 Inside the Navy Navy official : Sharing of TCN evens playing field for CEC BlockⅡ  米海軍当局は CEC BlockⅡ 計画の開始にあたり有力な受注競争同士であった Raytheon と Lockheed Martin 両社が合同チームを組んで参加をすることについて懸念を示すと共に、独占的なシェアー割に歯止めをか ける意向を示した。
 特に CEC で運用する各種多様なセンサーをネットワーク化し単一画像表示させる TCN (Tactical Component Network) とそのソフトウ ェアーに関しては公平なシェアー割を強く要求している。
2003.06 Jane's Missiles & Rockets 13 more CEC systems  Raytheon社が、FY-03分の CEC 契約を$89.69Mで行う。
 この契約には13セットの CEC システム、3基のプレナアレイアンテナ、1基の CEC 信号処理装置単独分が含まれている。
2003.05 International Defense Review Proposals request for CEC Block 2  米海軍が CEC Block 2 の開発、生産に関する RFP を5月に発簡 するが、これまで Raytheon社と受注合戦を行ってきた Lockheed Martin社が Raytheon社とチームを組み、共同 受注を目指そうとしている。
2003.03.10 Inside the Navy Navy's CEC BlockⅡdraft RFP solicits sea,air and land prototypes  米海軍 CEC BlockⅡの艦船、航空機及び地上試験サイトの試作についての RFP素案が先週発簡された。
 内容は秘区分となっているが、要求事項には BlockⅡの使用周波数帯域をより有効に活用するソフトウエアー開発と、システムのハー ドウエアー軽量簡素化及び低価格化が求められている。
2003.03 Jane's Missiles & Rockets Satellite communications could extended CEC range  Lockheed Martin社が、衛星を使用して CEC 覆域を数千平方マイル 拡大する理論を実証する試験を行い成功した。
 試験は CEC を模擬した陸上のシミュレータを用いて、CEC 装備の Aegis巡洋艦2隻と、空母1隻を模擬して行われた。
 2001年3月に行われた最初の試験では、INMARSAT衛星が使用され、2002年10月の第2回試験では Milstar Ⅱ MDR (Medium Data Rate) 通 信衛星が使われた。 第2回試験では数百の航空目標の追随に成功している。
 第3回の試験は2003年中頃に、弾道弾を対象としてやはり Milstar Ⅱ 衛星を用いて行われる。 
2003.03 Jane's Missiles & Rockets Raytheon and Lockheed Martin team for CEC Block 2  CEC Block 2 の担当が Raytheon社と Lockheed Martin社のチームに 決まった。 Raytheon社は CEC Block1 の、また Lockheed Martin社は Aegisシステムの生産実績がある。
 CEC Blocl 2 は155セットの装備が計画されており、46セットが既に装備されている Block 1 と合わせて2018年まで に256セットが装備される。
 Block 2 は、Block 1 よりコストを下げながら、センサネットワークを拡張するなど、CEC の能力向上を図る もので、コストは約$1Bと Block 1 の半分が見積もられている。
2003.02.19 Jane's Defence Weekly Lockheed, Raytheon team for US Navy capability bid  Raytheon社と Lockheed Martin社は CEC Block Ⅱの受注に向けてチームを構成した。  Raytheon社は CEC Block Ⅰ、Lockheed Martin社は Aegis の実績を持っている。 英海軍は艦船への CEC 搭載について、2002年初め に Lockheed Martin社を指名している。
 米海軍は250ユニットの CEC を艦船、航空機に搭載する計画で、2007年まで調達が続けられる CEC Block Ⅰ 117ユニットのうち、既に47ユニットが搭載されている。
 安価軽量型である CEC Block Ⅱは2008年からの配備が予定されている。
2003.02.10 Defense News Rivals team for US Navy CEC bid  CEC BlockⅡの開発にあたり、Raytheon、Lockheed Martin両社は 共同開発チームを設立することが明らかになった。
 海軍は4月に総額$1Bの BlockⅡの計画を開始する予定で、今月中に RFP を発簡するが、両社の合弁により競合する企業は実質的になく なった。
 海軍は BlockⅠシステムを83セット導入し、この内47セットが艦船、航空機及び地上試験施設に配置されてい る。
 BlockⅡは155セットを導入する計画となっている。
2003.02.10 Inside the Navy Raytheon:CEC BlockⅡwould cut redundant date,save bandwidth  Raytheon社は CEC BlockⅡ の開発にあたり、使用する周波数帯域の効果的利用を 目標に余剰データの削減を提案している。
 CEC BlockⅠではレーダー情報をミサイルの交戦時を除き常時送り続けている。 BlockⅡでは 必要な場合のみに送ることが出来るように改善するとしている。
 また、帯域の効果的利用策として、ネットワークに DDS (Data Distribution System) を付加し、情報を伝達することを併せて提案し ている。
2003.02.10 Inside the Navy Rivals Raytheon,Lockheed team up for CEC BlockⅡcontract  Raytheon 社はこのほど、CEC BlockⅡの最大のライバルであった Lockheed Martin社と協力して開発を請け負う意向を明らかにした。
 同社は Lockheed Martin社と共同で CEC の対抗機種 TCN (Tactical Component Network) を開発した Solipsys社を吸収合併している。
2003.02.03 Inside the Navy Lockheed Martin demonstrates new CEC range extention capability  Lockheed Martin 社は米海軍 CEC の効果範囲を数千平方マイルに拡大する試験をDoD の MilstarⅡ 衛星を使用して行っていることを明らかにした。
 これは従来の艦船センサーに加え衛星情報を用いることにより、弾道ミサイル防衛にも CEC を活用することの可否を検討するもので、 現在は航空機を対象に行っているが、夏には弾道弾を対象とした試験が計画されている。
2003.01.13 Inside the Navy Solipsys acquisition gives Raytheon edge in CEC BlockⅡ competition  Raytheon 社はこのほど、CEC BlockⅡの契約取得に向けソフトウェアー企業の Solipsys社を買収することを明らかにした。
Solipsys 社は軍事ソフト専門の会社で、CEC に対抗する TCN (Tactical Component Network) を Lockheed Martin 社と共同で開発して いる。
 なお、CEC BlockⅡの RFP 素案の発簡は遅れており、2月以降にずれこむ模様とみられる。
2002.12.19 Inside the Pentagon Navy delays draft RFP for Cooperative Engagement Capagility Block 2  米海軍の NAVSEA は CEC Block 2 の提案要求概案の発簡を、2003年1月末まで延期すると 発表した。
 計画では 2003年10月 (FY-04) に開発を開始する予定だが延期理由と計画の変更について当局は言明を避けている。
2002.11.13 Jane's Defence Weekly US Navy studies upgrade options for CEC system  CEC Block Ⅱ (Spiral Ⅱ) 計画が検討されている 。
 Block Ⅱ は陸空軍への普及のため小型軽量化を目指していて、Block Ⅰ の艦載シ ステム AN/USG-2 が1,364kg、航空機搭載の USG-3 が311kgあるのに対し、Block Ⅱ の USG-X は USG-3 より小型化 しようとしている。
 計画には Raytheon社と Lockheed Martin社が候補になっており、開始が決まれば2004年には1社に絞られる。
 CEC への BMD 能力付与は、2008~2009年に始まる次の段階の Block Ⅲ で取り入れられる。 1999年に Lockheed Martin社が 'baseline 2.2' として開発を行った CEC への BMD 能力付与計画は、2001年の NAD 計画中止に伴い中止となっている。
2002.10.07 Aviation Week & ST CEC network to grow in capability, usage  海軍は CEC の低価格化と目標情報の共有ネットワーク化を検討しているが、計画推進 には空軍と陸軍の参入が前提となる。
 海軍は CEC システムの導入を空軍に早い時期から働きかけているが、空軍は E-3 AWACS への搭載はその大きさと重 量から不可能であるとして否定的態度を崩していない。
 次世代 CEC Block 2 の RFP は来年の春に予定されているが、海軍では空軍と陸軍の参入を意識して小型軽量 で低価格な Block 2 の開発を進めたいとしている。
 Block 2 の開発は 2004年に始められ、2006年に初号機が装備化される計画となっている。
2002.10.07 Aviation Week & ST Navy adds CEC nodes with aircraft, ship installations  米海軍は基本型 CEC の開発を終了し、ネットワーク拡張のため所要の開発を続けてい る。
 この内最も重要な開発は E-2C Hawkeye 搭載用の小型軽量システムで、現行 艦船用 (USG-2) の 3,200-lbを 約700-lb 程度に小型化する計画。
 1995年以降開発している試作品 USG-3 は P-3 に搭載しているが、海軍は更に小型軽量で高性能なシステム (目標価格 $6M) を開発す る。
 E-2C は Link-11 と Link-16 を使用し、CEC と戦闘機の指揮統制ネットワークのインターフェースの役割を 担う。
 8月までに海軍は CEC を 37 個システム導入しており、更に2005年までに 211個システムを導入、総額は $4B と見積もられている。
2002.09.30 Defense News Pentagon adds guidance for Navy's CEC Block 2  DoD はこのほど、海軍の CEC Block 2 JTAMDO (Joint Theater Air Missile Defense Organization) の特性を加味するよう命じた。
 詳細は明らかにされていないが、海軍は10月にも Block 2 の RFP 概案を発簡する。 正式の RFP は来年 4月に発簡され、2003年秋に 契約企業が決定する模様。
 CEC Block 1 は既に運用を開始しているが、Block 2 では海軍以外の対ミサイル/防空システムと統合して使用する構想で、DoD は極め て重要な兵器システムと位置づけ、導入の優先順位を高く評価している。
2002.09 National Defense Air warfare's Holy Grail:A'single integrated picture  DoD は年間数百万ドルを投じて航空戦に不可欠な SIAP (Single Integrated Air Picture) の開発に取り組んでいる。
 SIAP は戦域内の航空状況画像を1つに統合し米軍と同盟軍が共同して情報を共用するもので、多数の陸海空センサーからの情報を統合 し Link 16 を用いて各部隊等に配分するシステム。
 DoD は毎年 JCIET (Joint Combat Identification Evaluation Team) 演習を実施し画像の統合に関するデ ータを収集しているが、SIAP に必要な最適技術は依然模索中とされる。
 2002年の JCIET 演習には海軍巡洋艦2隻、海兵隊のレーダー及び海軍偵察機が参加し、CEC を用いて画像 情報の統合を行った。
 今後、陸軍の Patriot と空軍の AWACS の参加が計画されている。
2002.07.29 Inside the Navy Navy gears up for next phase of Cooperative Engagement Capability  米海軍は CEC BlockⅡ の開発を 2004年に開始する模様。
 計画では BlockⅡ の RFP 概案を今年 10月に、最終案を 2003年5月に予定、FY-04 に主契約社を決定し開発 を開始する。
 海軍は POM-04 (FY-04~FY-09) に $191M の予算を計上している。
2002.07.29 Inside the Navy Navy gears up for next phase of Cooperative Engagement Capability  米海軍は CEC BlockⅡ の RFP 草案をこの 10月に発表する模様で、FY-03 に企業選定作業 を行い、FY-04 にはプライム企業を決定する。
 海軍はこの計画に FY-04~09 の間、$191M を充当することを POM で明らかにしている。
 CEC Block 1 のプライム企業は Raytheon 社だが、Block 2 の契約はオープンとされ、同社をはじめ数十社によるし烈な競争が予想さ れる。
2002.07.24 Jane's Defence Weekly Sensors working overtime    = 対空情報ネットワーク等の現状に関する
JDW 航空担当主幹 Craing Hoyle の論説記事 =
2002.07.22 Defense News US Navy to set new CEC requirements  米海軍は 8月に CEC BlockⅡ の要求性能を明らかにする模様。
 CEC Block 2 は海軍の他、陸軍、空軍及び海兵隊のレーダー情報を使用することを狙っており、各軍に AWACS 機等による計画への協力 を依頼している。
 軍は2003年4月を目標に RFP を発簡、2004年に主契約企業を選定する計画で、現在米国内 21企業が参加の意 向を示している。
 なお、CEC Block 1 は Raytheon 社が 57ユニットの製造契約を予定し、4月に艦船用 5ユニットと E-2C 用 5ユニットの契約を行って いる。
2002.07.22 Aviation Week & ST Raytheon links future to network prowess
= Raytheon 社の市場戦略に関する記事 =
 国内及び欧州の軍事企業との競争に勝ちぬくため、Raytheon 社は情報/ネットワークを中核とする精密な攻撃を追求する。
 世界市場において特に防空兵器は 15分以内に機能する情報/ネットワークとこれに連携する Kill Chain が求められている。 また、 目標捕捉から攻撃、成果分析まで統合一貫化したシステムの構築が求められており同社は調査研究を推進している。
2002.05.15 Inside Missile Defense Cornerstones of next-generation CEC: reduced cost, weight, size  米海軍の次世代 CEC BlockⅡの仕様は BlockⅠの性能向上を図ると共に価格低減と 軽量小型化を目指していることが明らかとなった。
 同時に DoD は CEC のマイルストーンⅢへの移行を承認、10個ユニットの艦船用 CEC の追加を認めた。
2002.05.01 Jane's Defence Weekly USN to open CEC Block Ⅱ competition  米海軍は CEC の次の段階開発である Block Ⅱ の開発 担当決定を、FY-03 に公開競争で行う計画である。 Block I の調達は FY-02 に Raytheon社が$50.8Mで受注している。
2002.04.15 Inside the Navy Raytheon may install low-cost antenna in CEC Milestone B builds  Raytheon 社は CEC の次期改善提案の準備として低価格アンテナ (Low-Cost Antenna:LCTA) の導入や Low-Cost CEC の自社開発を進めている。
 LCTA は海軍の FY-03 導入ユニットへの追加が可能とされ、社内品質試験は8月に予定され、導入によりユニット価格を約 $1M 削減で きるという。 CEC のユニット価格は $5M~$6M とされる。
 また、Low-Cost CEC は艦船用で $2.5M、航空機用で $1M の削減を目指し、ライフサイクルコストで $1.5B の節減が可能としている。
2002.04.08 Inside the Navy CEC enters Milestone B review expected in April 2003  DoD は先週、CEC (Cooperative Engagement Capability) の製造継続を承認した 。 これにより計画は 初期製造段階に入ることとなる。
 海軍は 270ユニットの CEC 導入を決め、Raytheon 社はこれまでに 58ユニットの製造を受注し、FY-03 に更に 24ユニットを契約する 模様。 残りの 188ユニットの契約先は別途選定作業が行われる。
 DoD はまた、CEC Block 2 の開発導入計画を POM-04 に記載することを指示している。
2002.04.08 Inside the Navy CEC enters milestone Ⅲ; milestone B review expected in April 2003  DoD はこのほど、CEC の LRIP に関する計画 Milestone Ⅲ を承認した。これにより Full-rate 生産の決定は運用評価試験の終了後、2003年4月に行われることとなる。
 DoD はまた、航空機搭載用の CEC システムの LRIP についても FY-02~FY-03 に年間 5セットの製造を承認した。
2002.04.01 Defense News UK Navy to test air defense network  英海軍の Type23 巡洋艦と Type45 駆逐艦に装備する CEC システムの統合地上試験担当企業として、開発した Raytheon社ではなく Lockheed Martin 社が選定される。
 統合試験は約 2年半の予定で、運用開始は Type23 が 2008年、Type45 が 2012年を予定している。
2002.04 世界の艦船 共同交戦能力 CEC とは何か?
CEC の紹介記事 =
2002.03.25 Inside the Army Lockheed wins UK CEC integration job, lobbies for US competition  Lockheed Martin 社が英海軍の艦船への CEC (Combat Engagement Capability) システムの統合設計に関する契約を 受注することがこのほど明らかになった。
 これまで CEC は Raytheon 社がほぼ独占的な開発を行ってきたが、英国からの受注に意を強くしたLockheed Martin 社は FY-03 か FY -04 に予定される米海軍の設計製造段階の受注競争に活発なロビー活動を展開する模様。
 同社は海軍の Area missile defense 関連のソフトウェアーを CEC に統合する作業を行っていたが、計画中止により事業を休止してい た。
2002.03.20 Jane's Defence Weekly UK chooses Lockheed Martin for CEC role  英海軍への CEC 導入は、Phase 2 の開発担当に Lockheed Martin UKIS (UK Integrated Systems)社が決まったことにより、一歩前進した。 Phase 1 では Raytheon子会社と競っていた。
 英国は CEC 計画参加に関して、2000年7月に米国と MoU を取り交わしている。
2002.03.06 Inside Missile Defense Navy guidance: upgrade Aegis, then move to an open architecture  このほど公表された米海軍の長期事業計画 Surface Combat System Baseline Plan から、Aegis の改善など、水上 戦での重点項目が明らかになった。
 計画指針には今後 10年間に Aegis 戦闘システムを改善することや ACDS (Advanced Combat Direction System)、 SSDS (Ship Self Defense System) 及び CEC (Cooperative Engagement Capability) の装備化推進等が盛り込まれている。
2002.02.21 Inside the Pentagon Battle group partially deployed; five ships are delayed until Spring  CEC (Cooperative Engagement Capability) を装備した J.F.Kennedy 戦闘艦隊の一部がア ラビア海に初めて実戦任務として展開する。
 艦隊主力は 6ヶ月間アラビア海に展開し空母艦隊と行動を共にするが、エージス艦 Carney 他 4隻は遅れてこの春以降合流する。
2002.02.20 Inside Missile Defense Raytheon now developing three parts of Marine Corps' air defense  Raytheon 社は現在、米海兵隊の防空システム構成品3品目の開発と製造を行っている。
 同社は先月、AGBR (Affordable Ground Based Radar) の開発を $16.2M で契約した。
 この他、2001年4月に CLAWS (Complementary Low-Altitude Weapon System) を $9.5M で、6月に CAC2S (Common Aviation Command and Control System) を $160M でそれぞれ契約している。
 AGBR はそのまま装備化するものではなく、米海兵隊の将来防空レーダー MRRS (Multi-Role Radar System) のリスク低減に技術活用する。 計画では MRRS の開発を 2005年、IOC を2007年に予定している。
2002.02.04 Inside the Navy Cooperative Engagement nearing low-rate production decision  米海軍の CEC (Cooperative Engagement Capability) は 2001年9月に運用試験 を終了し、DoD の量産開始決定を待っている。
 LRIP を前に開発を行ってきた Raytheon社は将来の生産に向けシステム価格を $200M~$300M 低減すると共にライフサイクルコストを $1.2B~$1.3B 程度に抑える提案を行っている。
 量産企業の選定は現在確定しておらず、Lockheed Martinn 社は類似システムを提案する等、参入を画策している。
2001.12.26 Inside Missile Defense First CEC-equipped E-2Cs set to deploy with Nimitz carrier  米海軍は Nimitz 艦隊群に CEC 装置搭載の E-2C 飛行隊を初めて配置した。
これは、CEC (Cooparative Engagement Capability) の艦船による運用評価が終了し、次いで航空 機との連接試験を行うためである。
 8月から実施中の E-2C 搭載用 CEC 装置の試験は今月中に終了する見込みで、引き続き E-2C による連接試験 が開始される。
2001.12 National Defense Joint 'air picture' fractured by long-standing rivalries  DoD が 3年来研究を進めている SIAP (Single Integrated Air Picture) 計画は FY-02 に $20M が予算化され本格的に実現に向かうこととなったが、各軍と参加企業の様々な主張と思惑が計画実行に亀裂を生じさせている。
 SIAP は統合作戦で 3軍の各部隊が戦闘空域の敵味方航空画像を共有するシステムで、関連するシステムには Link16 として知られる JTIDS (Joint Tactical Interoperability Distribution System) と海軍の CEC (Cooperative Engagement Capability) があり、これらをベースにシステムを構築することに各種異論がでている。
2001.12 Jane's Missiles & Rockets Raytheon CEC passes OPEVAL  CEC は OPEVAL (Operational Evaluation Test) に合格し、 この秋には Full-Rate 生産に入ることになった。
 Raytheon社はこれまでに LRIP として50セット以上を納入しているが、Full-Rate 生産に入ることにより約160セット の生産が見込まれている。
2001.09.12 Jane's Defence Weekly UK plots course into the net  CEC の概要と開発の経緯、並びに英国が計画へ参加したことの紹介。
 英国は昨年 7月18に結ばれた MoU により、CEC への参加を正式に決定した。
 英国は米海軍が行っている OPEVAL の結果を待っている。 OPEVAL の結果により米海軍は量産移行を決定する。
2001.07.23 Inside the Navy With CEC report coming, Raytheon looking toward enhancements  今年の4月から5月に行われた海軍 CEC 運用評価試験 (OPEVAL) の成功を確信し、CEC Baseline 2.0 のソフトウェ アーを担当した Raytheon 社は次期フェーズの CEC 契約に向け能力向上プランの検討を始めている。
 OPEVAL の成果は 8月に公表され、10月に次期フェーズの CEC に関する RFP が出る予定となっている。
2001.06.21 Inside the Pentagon Services,DARPA doing early research on‘expenditionary sensor grid’  米海軍と DARPA は CEC (Cooperative Engagement Capability) 理論を更に拡張した ESG (Expenditionary Sensor Grid) の運用概念研究を共同で行っている。
 ESG は海軍の保有するセンサーだけでなく、陸空軍のあらゆる既存センサーを戦闘空域で統合運用し、目標情報の共有化と作戦の 一体化を図る画期的なネットワークで、FY-02 に予算要求される。
2001.05.30 Inside Missile Defense Raytheon courting THAAD,Airborne laser program with ship network  開発中の海軍 CEC (Cooperative Engagement Capability) 計画で、当局は CEC ネット ワークと陸軍の THAAD、空軍の Airborne laser 航空機及びその他のミサイル防衛装備との連接を検討している。
 連接により CEC データリンク能力が飛躍的に向上するとともに、戦場で各システムは最新の情報を随時使用することができる。
2001.05.17 Inside the Pentagon Raytheon courting airborne laser program with ship network system  Raytheon 社は海軍の CEC (Cooperative Engagement Capability) 計画において、艦 船ネットワークと空軍が開発中の ABL (Airborne Laser) 航空機及び他のミサイル防衛システムとの連接の可能性を検討している。
 同社は、この連接により CEC データリンクの能力は飛躍的に向上し、システム規模の拡張と戦闘空域で各軍の指揮官が部隊運用に 必要なアクセスを十分に行うことが出来るとしている。
2001.04.30 Inside the Navy Navy plans to release next CEC proposal requests by October  米海軍は10月中旬に CEC (Cooperative Engagement Capability) 計画の次段階研究 開発に関する提案要求 (RFP) を行う。
 4月23日、海軍当局は関連企業27社に対して説明会を行い、2件の RFP を10月中旬に出し、2002年の3/四半期に2社の契約企業を 決定する計画。
 現在、CEC 開発は Raytheon 社が主契約社となり継続中であるが、この背景には Lockheed Martin社をはじめ参入を希望する企業か らも広く知識と技術を取り入れる目的があると思われる。
2001.04.23 Inside the Navy Navy wants to counter cruise missiles 200 miles away from ships  海軍は 2001年 QDR (Quadrenial Defence Review) で 200マイル以上の射程で対艦攻撃 用巡航ミサイルに対処できる艦対空ミサイルの開発と早期警戒機 E-2C の改善を強力に推進する意向を示している。
 海軍では追加予算が認められれば、E-2C 用 RMP (Radar Modernization Program) に $2.5B、Standard Missile の改善及び製造に $1B を充当して、2010~2012年には装備化したいとしている。
 これらの導入と現在開発中の CEC により、艦隊の運用概念は大きく変化し巡航ミサイルの他、弾道ミサイル対処も新たな役割に加 えることが可能となる。
 海軍はこれ以外に総額 $10B にのぼる研究開発、改善リストをあげている。
2001.04.19 Inside the Pentagon Raytheon moving forward with prototype of low-cost planer array  Raytheon 社は海軍の認可を受け、CEC システム用の低価格プラナアレイアンテナの試作 を 2003年までの予定で行う。
 試作するアンテナは艦船用で新レーダーの価格は $2.5M 以下を予定、これは従来の半分の価格となり、CEC システム全体の価格と して約 $6M を見積もっている。
2001.04 Jane's Missiles & Rockets CEC is ready for OPEVAL  米海軍が実施中の CEC の TecheVal が完了し、4月 5 月に OpeVal が実施される。
 CEC の TecheVal は、2月 9日から 3月 2日の間、空母 J.F. Kennedy の他、タイコンデロガ級 Aegis 巡洋艦、ワスプ級水陸両用艦 、アーレーバーク級 Aegis 駆逐艦及び航空機が参加してプエルトリコ近海で行われ、ミサイルの実射まで行っている。
2001.04 Jane's Missiles & Rockets Rayhteon CEC contracts extended  Raytheon社は CEC に関して $20.91M の契約を結ぼうとしている。
 この契約で CEC に Low Cost Planar Array Antenna が取り入れられる。
2001.04 International Defense Review CEC contracts awarded  Raytheon社は、CEC の安価プレーナアレイアンテナの開発等に関する $33Mの契約を受注した。
 CEC は、AAW (Anti-Air Warfare) 用に、全部隊のセンサ情報を統合し、射撃統制に供し得る品質の単一 情報にまとめ上げるものである。
2001.03.14 Jane's Defence Weekly US Army, Navy in THAAD-CEC test exercise  米陸軍と海軍は先月、CEC と THAAD を結ぶ演習を実施し、有益なデータを取得できた。
 演習は、クウェゼリン試射場にある THAAD レーダと、中部太平洋上の Aegis 巡洋艦、駆逐艦核1隻ずつの間で行われた。
2001.03.14 Jane's Defence Weekly CEC ready for sea trials  CEC の洋上実用試験は、予定通り 4月に実施される。 これに先立ち行われた3週間にわたる靭強性試験は、 3月 2日に完了した。
2001.03.12 Inside the Navy CEC system ready for OPEVAL;missile failures anomalies,Navy says  海軍は、CEC の技術評価 (TECHVAL) を先日終了し、ミサイルの要撃失敗や Aegis 戦闘システムとのリンク等いく つかの問題があったものの、量産に向けての運用評価 (OPEVAL) を 4月~5月に予定している。
2001.03.12 Defense News Task force to select CEC baseline  米海軍はこのほど、予算上の制約から、機動艦隊の運用する CEC の基準をこれまで進めてきた3バージョン(ベ ースライン2.0、2.1、2.2)を整理統合した将来基準の選定作業に入る。
 この基準では CEC の基本システムは艦船用に限定され、新たな能力付加又は変更は新規設計となるもので、海軍はこの方針に基づ く海上運用評価試験を 4月上旬に予定している。
2001.03.12 Inside the Navy CEC system ready for opeval; missile failures anomalies, Navy says  海軍は CEC の技術評価(TECHEVAL)を先日終了し、ミサイルの要撃失敗や Aegis 戦闘システムとのリンク等いく つか問題があったものの、量産に向けて運用評価(OPEVAL)を 4月~5月に予定している。
2001.03.08 Inside the Pentagon Navy deems ship network program ready for operational testing  海軍は CEC (Cooperative Engagement Capability) 計画の技術評価 (TECHEVAL) を終 了し、実用レベルの運用評価 (OPEVAL) を 4月~5月に予定している。
 TECHEVAL は2月9日から3月2日の間、8隻の艦船により実射を含み目標追随試験を行った。OPEVAL は 4月17日から15日間の予定で、 8隻の艦船と24機以上の航空機によりより実際的な評価試験が行われる。
2001.02.21 Inside Missile Defense No Patriot-CEC live-fire exercise scheduled for this year  DoD と契約企業関係者によると、PAC-3 システムの CEC (Cooperative Engagement Capability) による実射試験は、早くとも 2002年春まで延期される模様である。
 Patriot-CEC 実射試験は昨年秋以来延期されているが、原因は CEC ネットワークの技術的問題ではなく、試験準備に時間を要して いるとしている。
 DoD はこの試験を陸軍のTMD 能力向上のため、大いに期待を寄せている。
2001.01.03 Jane's Defence Weekly US Navy confirms CEC sea trials success  先月実施された米海軍の CEC の洋上試験 Underway 11 は、良好な結果をおさめた。
2000.12.18 Defense News How Cooperative Engagement is supposed to work  米海軍の CEC (Cooperative Engagement Capability) は艦船等のレーダ情報の共有 により、防空能力の向上を図る。
 CEC は多数の戦闘単位(艦船、航空機)からの敵航空機及びミサイルのレーダ情報を継続して総合的に捕捉、識別し、各戦闘単位艦 隊の戦闘空域の拡張を可能にする。
 Defense News が推測する CEC の概要(略)
2000.12.13 Jane's Defence Weekly USN CEC trials 'are final chance to fix glitches'  米海軍は今月バージニア州沖合の洋上において、最も複雑な条件下での CEC の試験を実施している。
 この試験は来年実施される公式の運用試験を前にして、幾つかの不具合点を解決する最後のチャンスである。
 先週の中間報告によると、Raytheon 社は開発中に発生した技術的な問題を解決した模様である。
2000.11.06 Defense News US Navy halts network component work amid CEC woes  米海軍はこのほど CEC 能力向上に資するため Solipsys 社が開発している TCN(Tactical Component Network)の評価を中止した。理由は明らかにされていない。
 CEC はRaytheon 社が開発している艦船用の同時交戦システムで、2001年 5月に海上での運用評価が予定されている。
2000.10.18 Inside Missile Defense Pentagon postpones Patriot-CEC live-fire exercise until 2001  DoD は秋に予定していた陸軍の Patriot-CEC 実射試験を2001年に延期する。 実射試験はPAC-3システムによる巡航ミサイルの要撃に Raytheon 社が開発中の CEC (Cooperative Engagament Capability) インターフエイス ネットワーク を経由して海軍の目標データを使用 するものであるが、当局によると延期の理由は インターフエイス ネットワーク の技術的完成度の不充分にあり、 CEC 自体の試験を行う必要から、 実射試験は2001年の5~6月以降となる模様。
2000.09.21 Inside the Pentagon Navy officials want CEC on all E-2C Hawkeyes  海軍当局は、全ての E-2C Hawkeye に CEC (Cooperative Engagement Capability) を導入する計画であったが、 DoD の2002年度計画提案書では、予算上の制約から大幅に削減されため対応を模索している。
2000.09.18 Inside the Navy Cuts to E-2C Hawkeye CEC upgrades having impact on Navy's plans  海軍当局は、艦隊ミサイル防衛の要となる E-2C への CEC (Cooperative Engagement Capability) 導入計画が 削減されたことに衝撃を受け、対応を模索している。
 CEC は、新たに装備する Hawk Eye 2000 に付加されるが、海軍は保有する全ての Hawk Eye に導入する計画であった。
2000.09.18 Inside the Navy Navy officials plan next CEC test, consider expanded capability  米海軍は第10次の CEC 総合試験を今月行う。
 これまでの9回の試験では、概ね所期の成果を得ているが、今回では更に Aegis艦に適用した場合の TBMD 能力付加について検討 している。 TBMD 能力付加について、現状では広域をカバーする通信に問題があり、通信衛星の活用も視野に入れている。
 CEC 開発の今後の予定は以下の通りである。
・第11次総合試験:2000年12月
・技術評価試験 :2001年 1~ 2月
・運用評価試験 :2001年 4~ 5月
・装  備  化:2002年 2月
2000.08.31 Inside the Pentagon Patriot-CEC tests yield valuable data for upcoming live-fire exercise  Patriot と、海軍の CEC (Cooperative Engagement Capability) を連接した訓練が今月行われた。
 この訓練は、この秋に予定されている巡航ミサイルに対する実発射訓練の準備として、Patriot の実物のハードウェアとソフトウ ェアを用いたものである。
2000.08.16 Jane's Defence Weekly Air battle management system enters development  米海軍は先月末、AADC (Area Air Defense Commander) の EMD (Engeneering Manufacturing Development) の契約を、$91M で GD社と結んだ。
 このシステムは Navy Theater- Area-Wide Missile Defense の柱で、タイコンデロガ級巡洋艦の近代化の一環をなすものである。
 AADC の主な役割は、各種センサを結び、3軍の統合防空計画を作成することである。システムは CEC (Cooperative Engagement Capability) を通じて陸空軍のデータを海軍のホストに集め統合データを作成することができる。
2000.08.10 Inside the Pentagon Gansler to review CEC progress today  DoD の調達責任者 Gansler が海軍の CEC (Cooperative Engagement Capability) のレビューを本日予定している。
 このレビューは、来年に予定されている fll-rate production 決定 (milestone Ⅲ) に向けたものである。
2000.08.09 Inside Missile Defense Moboile van could improve near-tern cruise missile defense  空軍では巡航ミサイル防衛のため、ACMD (Area Cruise Missile Defense) という新 しい構想を考えている。
 この構想は JBECC (Joint Expenditionary Connectivity/Control Center) と呼ばれる移動式のバン を展開し、海軍の CEC や、陸空軍の Link-16 と連接して異種センサの情報を集め一元化するもので、1基の JBECC で 海岸線から400mile (640km) の範囲の空域をカバーしようとするものである。
2000.08.09 Inside Missile Defense BMDO to begin testing Patriot radar near Maryland beach tomorrow  BMDO は PAC-3 のレーダを海岸に置き、沖合にいる海軍の Aegis 艦と協調した目標の捕捉追随試験を行う。
 これは、海軍の CEC (Cooperative Engagement Capability) システムと、Patriot システムを連接し、今まで以上の広範囲での 弾道弾、巡航ミサイル。及び高性能航空機の捕捉追随を行おうとするものである。
2000.06.28 Jane's Defence Weekly UK to join CEC programme  米英は、英国が CEC ( Co-operative Engagement Capability ) に参加する内容のMoUに近く署名する。
 英国の CEC は2007~2008年での運用開始を目指している。
2000.06.05 Defense News Legal dispute snarls progress on CEC upgrade  Lockheed Martine 社は海軍に対し、自社がTMDで使用する新しい技術を、CEC (Cooperative Engagement Capability) に加える議論について、5月末日までに結論を出すよう求めた。
 5月19日に行われた会同でLockheed当局者は、CEC Ver.2.2 の必要性について強調した。