台湾の軍事予算に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2025.03.05
 08:28
Reuters 通信

(Yahoo)

台湾は防衛費を対 GDP 10%に増額必要=米国防総省幹部候補 <2504-030501>
 トランプ米大統領国防総省の政策担当次官に指名したコルビー元国防副次官補が4日に人事承認に向けた上院軍事委員会の公聴会で、台湾が中国の軍事的な脅威に立ち向かうために「防衛費を国内総生産 (GDP)10%程度にすることが必要だ」と主張した。
 コルビー次官候補は、現在の台湾の防衛費支出はGDPの3%をはるかに下回っているとして少なすぎると警告し、「わが国は台湾に適切な動機を与える必要がある」と訴えた。
 世界の2大経済大国の米国と中国の間では緊張が高まっており、トランプ大統領が中国からの輸入品への関税を強化したことに中国が報復して貿易戦争が激化し、両国はアジアで軍事的な覇権争いも繰り広げている。
 コルビー次官候補は台湾の位置付けが米国の「存立基盤」でなくても、米国にとっての重要な国家安全保障上の利益を持っていると主張し、「台湾を失うこと、台湾が没落することは、米国の利益にとって災難となる」と強調した。
2025.02.14
 19:18
Reuters 通信

(Yahoo)

防衛費GDP比3%超へ特別予算 台湾総統が表明、トランプ氏念頭か <2503-021406>
 台湾の頼総統が14日に総統府で記者会見し、2025年内の優先目標として「特別予算を編成し、国防予算をGDP比の3%以上とする目標を達成する」と表明した。 防衛費の増額を求めてきたトランプ米大統領を念頭においた発言とみられ、米国からの武器購入などに充てることを想定しているとみられる。 頼総統はかねて防衛費を増額する意向を示してきた。
 14日の会見で頼総統は「権威主義グループからの様々な脅威に直面する中、台湾は防衛力を強化する必要がある」と説明し、特別予算を防衛費に充てることについて「自らを守る決意を示す」ものだとも述べた。
2025.02.14
 15:39
Reuters 通信

(Yahoo)

台湾総統、対米投資拡大と国防費増額の意向 トランプ氏に配慮 <2503-021404>
 トランプ大統領が13日に、台湾が米国から半導体産業を奪ったという主張を繰り返し、米国内で半導体製造を復活させる意向を示したのに対し、台湾の頼総統が14日、対米投資と米製品購入を増やすとともに、国防費を増額すると表明した。
 また頼総統は、2025年の国防費を国内総生産 (GDP) 比で従来の2.5%から3%に引き上げる予算の提案を目指していると明らかにした。
2024.12.26
 13:28
Reuters 通信

(Yahoo)

台湾、防衛費28%削減も 歳出削減で「深刻な影響」=国防部 <2501-122618>
 台湾国防部が25日遅く、野党が多数派を占める立法院が先週、防衛費を含む政府支出の削減を義務付ける法案を可決したことについて、安全保障に「深刻な影響」が出ると表明し、中国の軍事的脅威が増す中、2025年の防衛予算を28%(TWD80B、$2.45B)削減する必要が生じる可能性があると警告した。
 野党は先週、中央政府の支出を地方自治体に配分する法案を可決したため、与党の民進党が強く反対し、数千人による抗議活動が行われていた。  国防部は歳出削減について「国軍の軍備増強と戦闘準備態勢に深刻な影響を及ぼす」とし「主要な兵器装備の性能向上を継続できなくなるほか、購入品の支払いを契約通りに行うことが難しくなり、遅延やキャンセルにつながる」と表明した。
 2025年の防衛予算はGDP比2.4%前後だったが、歳出削減で2%を割り込む可能性もあるという。 国防部は「敵が侵略しつつある重大な時期にどのように海外の友好国を説得して支援を求めるのか」と表明した。
2024.08.22
 13:53
Reuters 通信

(Yahoo)

台湾25年防衛費、経済成長率上回る7.7%増へ 対 GDP比は2.45% <2409-082212>
 台湾の行政院が22日、2025年予算案について、国防費が前年比7.7%増のTWD647B($20.25B)になると発表した。 2025年予算案は、野党が過半数を占める立法院の承認が必要である。
 伸び率は当局が予測する同年の域内総生産 (GDP) 成長率3.26%を上回る。 2025年のGDPに占める比率は2.45%で、2024年の2.38%から上昇する。 国防部の謝主計局長は防衛費について、GDPの3%にすることが目標だと表明した。
 2025年国防費には戦闘機の新規購入とミサイル製造増強のためのTWD90.4Bの特別予算が含まれる。 これは20221年に発表された5年間でTWD240B相当の追加軍事支出である。
 一方の中国は3月に、2024年国防費を前年比7.2%増のCNY1.67T($234.1B)とする方針を示しており、2024年の経済成長率目標である5%前後を上回る伸びだが、アナリストによると、GDPに占める割合は1.3%にとどまる。
2024.08.07
 10:08
Reuters 通信

(Yahoo)

台湾防衛予算、来年は過去最高に 197億ドル規模=総統 <2409-080704>
 頼台湾総統が6日、台湾を自国の領土と見なし、近年軍事・政治面で圧力を強めている中国を念頭に、2025年の国防予算総額が過去最高のTWD647B($19.7B)に達する見通しを示した。 台湾の2024年防衛予算案はTWD606.8Bだった。
 総統府の声明によると、頼総統は「われわれは平和と繁栄を確保するため自衛を強化し、民主主義諸国との協力を深めていく決意だ」と述べたが、声明は2024年の防衛予算との比較は明らかにしていない。
2023.12.16
 16:21
Taiwan News More than half of Taiwanese support defense budget of 3% of GDP <2401-121613>
 台湾国防部の国防安全保障研究所が実施した最近の世論調査で、台湾人の60%近くが国防予算をGDPの3%に増やすことを支持していることが明らかになった。
 CNAが報じたところでは、国防予算をGDPの3%に増やすために他の政府支出を削減することに賛成か反対かを回答者に尋ねた結果、17%が「強くそう思う」42%が「ややそう思う」と回答した。 また9%が「防衛予算は著しく不十分」と考えており、46%が「不十分」と考えている。
2023.09.02 台北時報 Taiwan to invest US$4.1bn in military R&D: report <2310-090201>
 台湾国防部が8月31日、2024年度の国防費研究開発にTWD130.6B ($4.1B) を当てると発表した。
 優先度の高い事業はT-5高等練習機試作国産潜水艦、国産軽フリゲート艦などで、UAV 1,779機の調達も含まれるという。
2023.08.18 台北時報

(Yahoo)

Taiwan defense spending misses 3% of GDP target <2309-081801>
 台湾は2014年に当時の馬政権が国防青書で、国防費をGDPの3%に引き上げるとしていたが、今月初めの立法院予算センターの報告によると民進党政権になっても2.14%とこれを達成していない
2022.09.07 Jane's Defence Weekly Taiwaan proposes large increase in defence spending <2211-090706>
 台湾行政院が8月25日、2023年度の国防予算案を2022年比12.9%増、額にして$6.9B多いTWD415.1B ($13.7B) とすると発表した。
 2023年予算にはこの他にF-16Vの購入と艦船の建造TWD108.3Bも計上されている。
 更に、施設整備や防衛生産などの非戦闘経費としてTWD62.9Bを割り当てられており、これらを合計した国防費は2022年を24%増、額にしてTWD471.7B上回るTWD586.3Bになる。
2022.07.31 台北時報 Defense budget to grow 4% on China threats: sources <2208-073101>
 台湾の情報筋が7月29日、行政院が次会計年度の国防費に今年度を4.09%上回るTWD382.6B ($12.78B) を要求すると述べた。 蔡総統が2~3日以内に予算案を承認すると言う。
2022.01.16 South China Morning Post The US$8 billion defence plan that Taiwan hopes will deter mainland China <2202-011602>
 台湾立法院が1月11日、中国の脅威に対抗して向こう5年間にNT$237B ($8.71B) で8種類のミサイルを調達する予算を承認した。 これはNT$471.7Bの今年度予算に上乗せされる。
 そのうちNT$79.7Bが沿岸配備対艦ミサイル、NT$34.7Bが陸上配備SAM、NT$17Bが射程1,200kmのHsiung Sheng SSM、NT$12.6Bが射程240kmのWan Chien
ALCM、NT$8.9Bが野戦用SAMに割り当てられている。
 沿岸配備対艦ミサイルにはHsiung Feng 3超音速ミサイルとその射程延伸型、陸上配備SAMにはTien Kung 3(天弓-3AMDミサイル、野戦用SAMには天弓-2などが含まれる。
 このほかに攻撃型UAVにNT$12B、高性能艦艇にNT$69.2B、沿岸監視隊の戦闘装備にNT$3.2Bが割り当てられている。
2021.12.08 Jane's Defence Weekly Taiwan passes funding law to boost navy, air force capability <2203-120807>
 台湾立法院が11月23日、海軍と空軍の近代化のため5年間にわたり年度予算に追加するTWD240B ($8.6B) の追加予算を承認した。 この法案は9月に閣議で承認され、10月上旬に立法院に提案されていた。
 この法案ではWan Chien ASM、Hsiung Feng-ⅡE
GLCMTien Kung-Ⅲ SAM、Tien Chien-Ⅱ中距離AAMの調達が認められている。
2021.11.23 Focus 台湾

(Yahoo)

海・空の戦力増強を 特別予算、上限約1兆円 国会可決/台湾 <2112-112304>
 台湾立法院が23日、海空の戦力増強のため武器の購入に関する特別条例を可決した。 特別予算の上限は2,400億台湾元(9,900億円)としている。 可決された条例ではミサイルや艦船、搭載する武器などを主に自国で生産するとし、海空の防衛力と統合作戦の効果の向上を図ることを目的とするという。
 地対艦ミサイルは、現有の雄風-2雄風-3の拡充を図る他、射程延伸型雄風-3を量産し、2026年までに台湾各地に配備する。 沱江級コルベット艦の量産、SAMやUAV、AAMなどの開発、製造も続けていく。
2021.09.16 ロイタ通信

(Yahoo)

台湾、防衛費に90億ドル 中国の「深刻な脅威」に直面 <2110-091608>
 中国からの深刻な脅威に直面する台湾が、軍備増強が急務だとして今後5年間でTWD240B ($8.69B) の国防費を追加する。
 2022年のTWD471.7Bの国防予算に追加されるが、問題なく議会で承認される見通しである。
2021.09.08 Jane's Defence Weekly Taiwan proposes defence budget increase for 2022 <2111-090808>
 台湾が8月26日、前年比4%増のTWD471.7B ($16.8B) となる2022年国防費を要求した。 GDPの2.3%になる。
 この中にはM142
HIMARS、AGM-84H SLAM-ER、MS-110多波長偵察ポッドの購入や、T-5高等練習機の調達、2020年11月に建造が開始された通常動力潜水艦などが挙げられている。
2021.08.26 ロイタ通信

(Yahoo)

台湾、22年の防衛費は小幅増額へ 戦闘機購入に14億ドル <2109-082603>
 台湾の行政院が26日発表した2022年の国防予算はTWD471.7B ($16.89B) と小幅な増額にとどめた。
 2021年の国防費はTWD453.4Bだったことから、伸び率(註:4%増)は今年の10%を下回る。
 TWD401.B ($1.44B) を新規の戦闘機購入に充てる。
2020.10.14 Jane's Defence Weekly Taiwan outlines defence development plans <2012-101415>
 10月5日、6日に開かれた19回目となる米台防衛産業コンファレンスで台湾の厳国防相が、2021年度の国防費歴史的な高水準であると共に、台湾は国内防衛企業の強化に力を入れていると述べた。
 8月に発表された2021年度の国防予算はTWD453.4B ($15.4B) と前年度比10%の上昇になっている。
2020.08.26 Jane's Defence Weekly Taiwan increases defence budget by 10% <2010-082601>
 台湾政府がCovid-19パンデミックの中、中国との緊張増大を受け、2021年の国防費を10%増額してTWD453.4B ($15.4B) とすることにした。 対GDP比で2.36%になる。
2020.08.13 ロイタ通信

(Yahoo)

台湾、2021年に防衛支出を10.2%拡大へ <2009-081303>
 台湾の行政院(内閣)主計総処の声明によると、行政院は13日に2021年の防衛費をTWD453.4B ($15.42B) と、2020年のTWD411.3Bから10.2%増額する方針を示した。
 1月の台湾総統選で中国への対抗姿勢を打ち出して現職の蔡英文氏が地滑り的な勝利を収めて以降、中国は台湾海峡の中間線を越えて戦闘機を侵入させるなど軍事活動を強化しているのに対し、蔡総統は台湾の軍備近代化防衛予算の拡大優先課題に掲げている。
2020.05.23 Focus 台湾

(Yahoo)

中国の国防費、台湾の約15倍 国防部「非対称戦力を強化」 <2006-052301>
 中国政府は22日に始まった全国人民代表大会(全人代)で、今年の国防費に前年比6.6%増となる1兆2,680億500万人民元(19兆1,440億円)を計上した。 これに対し、台湾の国防予算は約3,512億台湾元(1兆2,570億円)にとどまり、中国の今年の国防予算が台湾の15倍に上ることが分かった。
 これについて台湾国防部報道官は23日、軍備で中国共産党と競い合わないと述べ、非対称戦力の強化を重視する台湾の姿勢を強調した。
2019.08.16 Focus 台湾 台湾の20年度国防部予算、約5.2%増1.2兆円 軍機・軍艦の国産に740億円 <1909-081607>
 台湾の2020年度予算案が15日に行政院院会(閣議)で決定され、国防部所管予算は前年度比5.2%増の3,580億台湾元(1兆2,100億円)である。
 行政院主計総処によると、国防部所管予算のうち軍事投資費は960億元(約3,255億円)で、軍事投資費には軍用機国産に当てる64億元(217億円)と艦船国産の154億元(523億円)が含まれる。
2019.08.16 ロイタ通信

(Yahoo)

台湾、来年防衛費8.3%の大幅増額 中国の脅威に対抗 <1909-081603>
 台湾が15日、来年の防衛予算を8.3%増やしてTWD411.3B ($13.11B) とすることを閣議で承認した。
 与党の民進党が優勢な立法院で承認される見通しで、成立すれば、行政院主計総処によると伸び率は2008年以来の高率で、額は2001年の記録開始以降最大となる。
2019.04.24 Jane's Defence Weekly Taiwan outlines defence spending plans <1906-042412>
 台湾国防省が4月14日に国営CNA通信で、2019年にTWD346Bである国防費毎年2%以上引き上げ、2027年までにTWD400B ($13B) 以上にすることを明らかにした。
 これにより国防費の対GDP比は、当面2%、数年後には2.4%に引き上げる。
2018.08.06 Focus 台湾

(Yahoo)

19年度国防予算、約665億円増へ 蔡総統、国防強化の決意示す/台湾 <1809-080604>
 台湾の蔡総統が6日、2019年度の国防予算を18年度比183億台湾元増額して対GDP比2.16%の3,460億元( 1兆2564億円)とする方針を明らかにした。
 兵器の国内開発により自主防衛力強化を図る「国防自主」計画の推進に約2割を充てる。 2018年度比139億元増の 951億元を軍事投資費とし、そのうち736億元を国防自主推進に割り当てる。 国防自主に投じる予算は同250億元増となる。
2007.12.13 Yahoo 毎日新聞記事

「国民党、米国製武器購入に・・・」

<0724-121301>
 台湾国民党が、陳水扁政権が導入を計画している PAC-3 など米国製武器の購入に同意 する見通しとなった。 2001年にブッシュ政権が供与を承認した武器は台湾立法院で多数を占める野党の反対で予算執行できず、米国 との関係悪化の一因になっていた。 国民党が同意に転じた背景には1ヶ月後に立法委員選、来年3月に総統選が近づいていることから、 対米関係の障害となっている武器購入を承認し、政権獲得後の基盤整備を進める狙いがある。
 国民党は予定されている PAC-3 6個システムを4個システムにするなど、条件付きで購入を認める方針であ る。
2007.08.29 Jane's Defence Weekly Taiwan approves 2008 budget hike <0718-082914>
 8月22日に台湾内閣が、前年比15%以上増の$10.3Bにのぼる2008年度防衛予算を承 認した。 これは国家予算の21%GDP の3%にあたる。
 歳出の中には P-3C 12機、PAC-3 3個中隊、ディーゼル推進潜水艦8隻の購入費が含まれている。
2007.08.23 Yahoo ロイタ通信記事

「台湾、08年には防衛支出を・・・」

<0717-082303>
 台湾行政院は、2008年の防衛費を2007年に比べ16.4%増 の3,411億台湾ドル($10.4B)にする方針を明らかにした。 1兆6,995億台湾ドルの2008年総支出に占める防衛費の割 合は20.1%と、全項目のうち最大になる。
 2008年度に購入を予定している品目には、P-3C 12機や、F-16 などが含まれているが、米国の承認はまだ得られていない。
2007.03.19 Defense News Taiwan procument in shambles <0708-031904>
 台湾の米国製兵器購入は議会での政争のなかで混沌とし、2008年に行われる総統選挙の結果がでるまで決ま らないとの見方が強い。
 2001年にブッシュ政権は台湾に PAC-3 システム×6、デーゼル潜水艦×8、P-3 Orion×12 を売却することを承認したが、 立法院は予算案を否決し続けている。
2007.01.29 Aviation Week & ST Multiplying missiles <0704-012904>
 台湾国防省は、中国の脅威が増大したことから、2006年度の国防予算を GDP の2.85% (昨年より0.53%増) に 引き上げることを求めている。 中国は現在、CM 100発、TBM 880発を台湾に指向しており、仮にその70%が発 射された場合、空軍の戦闘能力は50%以下になると見積もっている。 また、最新鋭の J-10 16機を浙江省に配置している。
 国防省は中台の戦力比を中国が1.43倍と見積もり、立法府が潜水艦6隻、PAC-3 6個システム、P-3C 12機の 購入を承認しなければ戦力比は近い将来2.8倍に増加するとしている。
2007.01.01 Defense News Taiwan debates arms bill <0703-010102>
 台湾立法府は2001年に政府が決めた、米国からの兵器購入予算に関わる第1回審議を12月29日に行い承認した。
 予算審議は更に2回行われ、最終的に総統が決定するが、未だ難航が予想される。
2006.11.08 Jane's Defence Weekly Taiwanese lawmakers soften on US arms deal <0623-110803>
 台湾で国民党が支配している議会国防委員会が11月1日に、永く止められていた P-3C とディーゼル潜水艦購入予算 の一部を承認した。 しかしながら PAC-3 6個中隊及び F-16C/D 66機の購入 分は依然認められていない。
 認められたのは潜水艦分で$1.12M、P-3C 分で$75,376である。
2006.10.30 Defense News Legistlative inaction saps Taiwan's military <0624-103002>
 台湾立法府は10月24日に行われた防衛予算案について、$186Mの減額にも関わらず親中国派の反対により承認されず、米国内には失望 感が漂っている。
 予算案には P-3、PAC-3 及び潜水艦の購入予算が含まれており、11月中に決まらない場合、P-3 は2011年の、PAC-3 は2013年の、潜水 艦は2015年の初号機納入が不可能となる。
2006.09.06 Jane's Defence Weekly Taiwanese White Papaer records Chinese incursions reaching all-time high <0619-090602>
 台湾国防省が8月29日に発行した隔年発行の国防白書によると、2005年に中国航空機、艦船による台湾海峡の中間線越えは1,700回と、 前年の940回を大きく上回った。 中国は1996年の第一回総統選挙以来台湾海峡での活動を活発化させている。
 国防白書発行の記者会見で国防省は、台湾が F-16C/D Block 52 66機の売却を申し入れたの報を確認した。  しかしながら米国は台湾からの価格や売却の可能性を問い合わせる LoR (Letter of Request) に回答せず、購入予算が台湾国会で承 認されるまで回答を保留する見込みである。
2006.05.18 Inside the Pentagon Taiwan waiting on DoD to submit proposal for U.S.diesel Sub design <0614-051802>
 台湾政府は、米国からのデーゼル潜水艦購入費として約$6Mの補足追加予算案を立法府に提出した。 審議には DoD の設計提案書が必 要であり、書類の到着待ちとなっている。
2001年に米国は8隻の潜水艦を含む$12Bの兵器輸出を認可したが、最近まで立法府は輸入を承認していなかった。
2006.03.15 Jane's Defence Weekly Taiwan seeks supplementary budget <0607-031512>
 台湾国防省が3月8日に補正予算の要求を行うと発表した。 この予算には3個中隊分の PAC-2 の改善、12基の P-3C の購入、8隻のディーゼル推進潜水艦の購入が含まれている。
 国防相は更に6個中隊分の PAC-3 購入要求も行うと見られる。
2006.02.20 Defense News Taiwan may proceed with stalled arms deal <0606-022003>
 2001年以来滞っている台湾の米国製兵器の一括調達についての議論は、野党第一党である国 民党の態度軟化により大きく前進する運びとなった。
 総額$14Bにのぼる調達には Patriot 6個中隊分、デーゼル潜水艦8隻、P-3C 12機が含まれ、特別予算を計上し て調達する計画であった。
 野党は中国を刺激するとして強く反対していたが、国民党は3月に予定する党首の米訪問を前に、年度国防予算での調達を認める意向を 示した。
2005.12.10 Yahoo 産経新聞記事

「米製兵器、調達予算案が難・・・」

<0524-121001>
 台湾が米国から調達したキッド級駆逐艦2隻が、8日に東部の蘇澳港に到着した。 到着したキッド級駆逐 艦は満載排水量が9,574tで、対艦、対空ミサイル、対潜機雷や新鋭レーダーなどを装備している。  来年中に同型艦がさらに2隻、台湾側に引き渡される。
 しかし同時に承認された通常型潜水艦などの調達予算案は、立法院の審議入りが野党の反対で連続して40回も拒否される異常事態とな っている。
2005.09.22 Yahoo 産経新聞記事

「米、武器調達予算遅れ警告・・・」

<0520-092201>
 米国防総省の高官が、台湾に自己防衛の意思がなければ、米国に台湾防衛の義務はないと述べて、潜水艦など米国製の防衛装備調達の ための予算案成立が大幅に遅れている台湾に対し警告した。
 米側がいらだちを強めているのは、ブッシュ大統領が2001年に対台供与を承認した PAC-3 や潜水艦、対潜哨戒機の 調達特別予算案が、台湾の国会の与野党対立で29回も否決されているためだ。
2005.06.01 Jane's Defence Weekly Taipei embroiled in defence budget row <0512-060108>
 ブッシュ政権と2001年に取り交わした12機の P-3C、6個中隊の PAC-3、8隻の潜水艦売却を受けた台湾の国防 予算は、国民党の反対で昨年から成立しないでいる。
 これに対して米国は5月末を期限として、それより遅れれば協定の破棄又は変更を求めるとしている。 特に 問題なのが P-3C で、米国の保管機に対して他国からの引き合いが来ていると台湾に通告している。
2005.03.23 Yahoo 産経新聞記事

2014年、台北にミサイル12・・・」

<0507-032301>
 台湾国防部は野党が抵抗している4,800億台湾元(約1兆5,000億円)の軍備予算の承認を訴えるのが狙い、中 国がミサイル攻撃するなどとの想定に基づくシミュレーション結果をまとめ、立法院の国防委員会に21日に報告した。
 22日付の台湾紙聯合報によると、シミュレーションでは中国が2014年に12基の巡航ミサイルを発射したと想 定し、ミサイルは高度150~200mで台北地区を流れる淡水河の河口から侵入して川の上空を遡 り、市内中心部の総統府など重要施設を攻撃してくる可能性が高いが、PAC-3 を配置した場合は12基のうち平均で8.1基にあたる 67.5%までが撃墜可能という。
 このシミュレーションでは PAC-3 の撃墜率を、巡航ミサイルでは85%、弾道ミサイルでは83%と試算している 。
 さらに国防部は、予算が立法院を通過せずミサイル防衛能力が現状にとどまれば、2020年までに台湾と中国の軍事バ ランスが1:2.8と開き、中国が台湾への武力攻撃を容易だと判断する格差の「3」に近づくとも警告して いる。
 中国が台湾海峡沿岸に配備している弾道ミサイルについては、2003年11月に陳総統が496基との数字を公表したが、国防部ではこれが 現時点で約700基にまで増加し、さらに2014年には1,200基に達すると予測している。
2004.10.23 Yahoo 産経新聞記事

「パトリオット初公開、台湾・・・」

<0420-102301>
 台湾政府は、6,108億台湾元(約2兆円)に上る武器調達の特別予算案承認を立法院に求めている。 特別予算 案には PAC-3 18基分1,450億台湾元(約4,640億円)や、ディーゼル推進型潜水艦の調達費が含まれている。
 陳水扁総統は先月、台湾海峡に向けた中国の弾道ミサイルは610基になったとし、昨年11月段階の496基から 114基も増強されたと指摘している。
 PAC-3 の防御面積は400k㎡に及ぶ。
2004.06.30 Jane's Defence Weekly Identity crisis <0413-063007>
= 台湾の軍事情勢に関する特集記事 =
 台湾海峡の軍事バランスは2005年に逆転し、2006~2008年には中国による軍事侵攻が行われる可能性が問題となっているが、台湾の 国防予算は削減の傾向にある。
 1993年に25.32%であった国家予算に占める国防費の割合は2002年には17.19%にまで下がっており、対 GNP 比も4.72%から2.61%に落ち込 んでいる。 ただ、2005年には$10Bが増額され、その他に潜水艦、P-3 Orion、PAC-3 の購入費が別枠で$18B追加されている。
 また総兵力も453,000から385,000に削減されており、更に2006年までに340,000に削減される。
2004.06.09 Yahoo 西日本新聞記事

「台湾2兆円武器購入へ、過・・・」

<0411-060902>
 台湾行政院は8日までに総額約2兆円に上る過去最多の武器購入計画をまとめた。 ぺトリオット、ディーゼル 潜水艦、対潜哨戒機を導入する計画で、米の自主防衛能力の増強要請にこたえた格好となっている。
 国防部によると、ぺトリオットは6個 FU、ミサイル384発で、現在は台北地区だけのミサイル防空網が全土へ と広がる。
 また、潜水艦は2,000t級を8隻、対潜哨戒機は P-3C を12機導入する。
 台湾の大がかりな武器購入は1992年の F-16 150 機導入に次いで二度目であるが、予算規模が2倍強で、潜水 艦予算が68%を占めている。
2004.05.07 Yahoo 中国情報局記事

「台湾:200億ドル投じて・・・」

<0409-050701>
 台湾の陳水扁総統が米国からの兵器購入に200億ドルを充てる予算案を議会に提出し、2005年からミサイル防 御システム、対潜水艦システムなどを優先して整備する計画であると7日付の中国新聞社が伝えた。
 台湾の軍事予算は年々減少しているため、将来台湾の軍事力は中国に対抗することが不可能なラインにまで後退するとの推測もあるこ とから、軍事力低下の抑止という面からも大規模な武器購入を計画している。
 米国防総省は、台湾で予算が認可され次第、売却手続きに入る予定である。