2024年のウクライナ情勢に関する報道

   
年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2024.12.31
 23:30
RBC Ukraine Urban battles continue in Toretsk, enemy attempting to break through via Shcherbynivka - Ukraine's Forces <2501-123109>
 ドネツク州トレツクでは激しい市街戦が続いており、ロシア軍はシチェルビニフカ村を突破して、高温処理工場を占領しようとしていると、ホルティツィア作戦戦略部隊広報官のトレフボフは、全国マラソン放送中に述べた。
Toretsk の位置 (Google Map)】
 「市街戦は、非常に激しい戦闘の一種で、トレツクでは、市街戦とシチェルビニフカ突破の試みの両方があり、第3突撃旅団は最近、レオニディフカで敵の攻撃を撃退し、9両の敵BMPを破壊した」とトレフボフ広報官は述べた。
 彼によると、Chasiv Yarでは市街戦も絶え間なく行われている。
2024.12.31
 17:23
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ、穀物輸出でシリアを支援方針 外相訪問、ロシアの影響力排除狙う <2501-123104>
 Reuters通信が、ウクライナのシビハ外相が12月30日、アサド前政権が崩壊したシリアの首都ダマスカスを訪問して暫定政府のシェイバニ外相らと会談し、ウクライナは穀物を送ってシリアの復興を支援する方針で、シェイバニ外相もウクライナと戦略的パートナーシップを結びたいと抱負を述べ、ともに関係強化に前向きな姿勢を示したと報じた。
 ウクライナへの侵略を続けるロシアはアサド前政権を支援してきたが、ウクライナにすれば前政権崩壊はシリアからロシアの影響力を排除する好機と映る。 一方の暫定政府は前政権の打倒に中心的役割を果たしたイスラム過激派のシリア解放機構(
HTS)が主体で、ロシアがシリアに持つ軍事基地の存続可否が焦点として浮上している。
 シビハ外相は30日、HTSの出身で暫定政府を率いるアハマド・シャラア(通称ジャウラニ)氏とも会談し、今後も食料をシリアに送って支援すると述べた。 ウクライナはすでにシリアに小麦粉を発送しており、31日にも到着する見通しである。
 一方、Reutersによるとアサド前政権時代のシリアに穀物を輸出していたロシアは、シリアの政権の将来像が不透明で支払いも遅れているとして、供給を停止したもようである。
2024.12.31
 08:50

(18:50 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December30 2024 <2501-123102>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月30日の戦況 =
 ラブロフ露外相が、和平交渉開始の前提条件として、ウクライナが主権と領土保全の権利を放棄するというロシアの要求を繰り返し述べ、ロシアが誠実な交渉に関心がないことを示した。
 露大統領府は、2025年に向けての経済的圧力と労働力不足を緩和する努力よりも、ロシアの兵力創出要件と国内政治の安定を優先しているようである。
 バイデン米大統領は12月30日、ウクライナに対する$2.5Bの追加軍事支援パッケージを発表した。
 ロシアとウクライナは12月30日、2024年最大級の捕虜交換を行い、その結果、2022年初頭から2年以上ロシアでの捕虜生活を過ごしたウクライナ人捕虜189人が帰国した。
 ロシアの国境警備隊は、30年以上にわたって検問所を管理した後、12月30日にアルメニアとイランの国境にあるアガラク国境検問所から撤退した。
 ウクライナ軍はチャシフ・ヤール、トレツク、ポクロフスク付近で失った陣地を奪還し、ロシア軍はクルスク州とトレツク、ポクロフスク、クラホヴェ、ヴフレダル、ヴェリカ・ノヴォシルカ付近に前進した。
2024.12.30
 15:23
Breaking Defense Pentagon unveils new $2.5 billion package for Ukraine; USAI funds depleted <2501-123008>
 米国防総省が12月30日にバイデン政権が末期にあるため、ウクライナに対する合計$2.5B相当の軍事支援の新たなパッケージを発表した。
 この発表には、大統領の引き出し権限を通じて提供された$1.25B相当の装備と、ウクライナ安全保障支援計画 (
USAI) の資金からの$1.22Bによるもので、大統領引き出し権限による装備は米軍の備蓄からに限られるが、USAIの資金は、訓練から新装備購入まで、さまざまな活動に使える。
 大統領府の報道資料によると、バイデン政権の2024年最終版であるこの支援パッケージは、議会が4月の追加支出法案で割り当てたUSAIの枯渇を表している。
 国防総省によると、引き出し権限装備は、ミサイル防衛用品、砲弾、対戦車兵器など、ウクライナの「最も緊急なニーズ」に焦点を当て、その一部として、USAIの資金は防空やドローンなどの能力をカバーした。
 国防総省の報道資料からの機器の主なリストは次のとおりである。
 ・NASAMS弾、HAWK SAM弾、Stinger MANPADS
 ・C-UAVシステム弾
 ・HIMARS弾、155mmおよび105mm砲弾。
 ・空対地弾薬、HARM
 ・UAS
 ・JavellinとAT-4、TOW ミサイル
 ・小火器、弾薬、手榴弾
 ・安全な通信機器、商用衛星画像サービス
 ・医療機器
 ・衣類と個人装具
 ・補用部品、維持整備支援、補助機器、訓練、および輸送。
2024.12.30
 08:00

(18:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December29 2024 <2501-123003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月29日の戦況 =
 ラブロフ露外相が、2024年11月初旬にトランプ次期米大統領のチームが、ウクライナでの戦争を終わらせるための条件と見なしたとされる2つの提案、すなわちウクライナのNATO加盟を20年間遅らせることと、ウクライナに欧州の平和維持軍を配置することを明確に拒否した。
 プーチン大統領は、過激主義対策に関する新たな国家戦略文書で、ウクライナの「非ナチ化」政策とされるものを明記し、プーチン大統領が2022年にウクライナへの全面侵攻を開始したときと同じウクライナ政府の排除を要求し続けていることを示している。
 アゼルバイジャンのアリエフ大統領は、ロシアが12月25日にチェチェン共和国上空でAZALのEmbraer 190旅客機を撃ち、カザフスタンでの航空機の墜落に対するロシアの責任を隠蔽しようとしたと非難し、プーチン大統領の精彩を欠いた謝罪を事実上拒否した。
 ウクライナ軍は、ハリコフ州に対するロシアの誘導滑空爆弾攻撃に対抗するための革新に成功した。
 米国は12月27日に初じめてLNGをウクライナに輸送した。
 ジョージアのズラビシビリ大統領は12月29日に大統領官邸からの退去を発表したが、自分はジョージアの「正当な」大統領だと考えていると述べた。
 ロシア軍はポクロフスクとヴフレダルの近く、およびザポリージャ州西部に前進した。
 ロシアは、ロシア軍の採用と長引く人口動態の問題が悪化している可能性が高い労働力不足に直面し続けていると報じられている。
2024.12.29
 05:45

(15:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December28 2024 <2501-122901>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月28日の戦況 =
 プーチン露大統領は、ロシアの防空システムが12月25日にアゼルバイジャン航空の旅客機を撃ち、カザフスタンで墜落させた可能性が高いとされた後、ロシア~アゼルバイジャンとロシア-カザフスタンの関係で起こりうる緊張を緩和しようとしているように見える。
 ウクライナ軍は最近、オリョール州オリョール市にあるロシアのShahed UAVの保管・保守・修理施設を攻撃した。
 ロシア当局は、タリバンとハヤト・タハリール・アル・シャム (HTS) をロシア政府の公式禁止テロ組織リストから外すための法的根拠を引き続き確立している。
 ロシア軍はクレミンナ、シヴェルスク、トレツク、クラホヴェ付近に前進した。
2024.12.28
 11:20

(21:20 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December27 2024 <2501-122811>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月27日の戦況 =
 ロシアは、2024年~2025年冬のウクライナに対する攻撃に先立ち、イランが設計したShahed UAVの国内生産能力を拡大し続けている。
 しかし、ロシアはShahed UAVの生産と配備の能力の限界にまだ対処しておらず、2025年もこれらの制限に苦しみ続ける可能性が高い。  北朝鮮軍は、クルスク州で最初に捕虜になった北朝鮮兵士が最近確認された中、高い死傷率を経験し続けている。  ウクライナ軍は最近、占領下のザポリージャ州でロシア軍の幕僚会議に対してHIMARS攻撃を行い、ザポリージャ州西部でのロシアの攻撃作戦が再開される可能性についてのウクライナの警告を受けて、3人のロシア人将校を殺害したと報じられている。
 ロシア連邦航空運送局 (Rosaviatsiya) は、12月25日にカザフスタンのアクタウで発生したアゼルバイジャン航空のEmbraer 190旅客機の墜落事故について、チェチェン共和国上空でのロシアの緊急空域閉鎖に対する気象条件とパイロットの対応を非難しようと試みた。
 ロシアのインサイダー情報筋は、ロシアの法執行機関に所属していると報じられており、乗組員とグロズヌイのロシア航空管制との間の通信記録とされるものを公開したが、ロサビアツィヤがロシアの防空システムの誤用を隠そうとしていると非難した。
 フィンランド当局は、ロシアが所有する原油タンカーEagle Sが最近、バルト海の海底電力・通信ケーブルの損傷に関与した疑いで拿捕したが、ケーブルの寸断の背後にロシアがいると結論づけるのは時期尚早だと指摘した。
 プーチン露大統領は、ロシア安全保障理事会のショイグ書記を、ロシア安全保障理事会に新たに設置された科学専門家会議の議長に任命した。
 ウクライナ軍はシヴェルスク近郊で陣地を奪還し、ロシア軍はトレツク、ヴェリカ・ノヴォシルカ、ポクロフスク、クラホヴェ方面に進出した。
2024.12.28
 02:14
Kyiv Independent Slovakia threatens to cut electricity supplies if Ukraine ends Russian gas transit <2501-122803>
 スロバキアのフィコ首相が12月27日、1月1日以降にウクライナがロシア産ガスのスロバキアへの輸送を停止した場合ウクライナに対する相互措置を検討すると発表した。 「1月1日以降、ウクライナに対する状況と相互措置の可能性を評価する」とフィコ首相はビデオ演説で述べた。
 彼はまた、「やむを得ず、送電網の停止時にウクライナが必要とする電力供給を停止する」と、ウクライナ経由のガス輸送を止めれば、EUの競争力が損なわれると述べた。
 フィコ首相は、ウクライナがロシア産ガスのヨーロッパへの輸送に関する取引を12月31日以降も延長しないと述べた後、12月22日にモスクワでプーチン大統領と会談し、ガス供給について話し合った
 EUは、ウクライナへの全面侵攻後、ロシアの化石燃料への依存を減らすために努力してきたが、スロバキア、ハンガリー、オーストリアなど多くの国は依然としてロシアのガスに依存している。
 スロバキアは、ロシアの国営エネルギー大手Gazprom社と長期契約を結んでおり、代替の取り決めにはさらに€220M ($228.73M) の通過料がかかる可能性があると見積もっている。
2024.12.27
 21:36
Kyiv Independent US officials believe Ukraine may be forced to retreat from Kursk Oblast in spring, Bloomberg reports <2501-122720>
 米国当局者は12月27日にBloombergに対し、ウクライナ軍がクルスク州への侵攻を迫られるまで、ウクライナ軍がクルスク州から撤退するか、ロシア軍に包囲されるリスクを冒すまで、あと数ヵ月しか残されていないと考えていると語った。
 匿名を条件に語った2人の米国高官は、ロシアが領土奪還を狙う攻勢が続く中、ゼレンスキー大統領がクルスク州から撤退し、高い死傷者を出さないことを望んでいるとBloombergに語った。
 ウクライナが初めてクルスク州に足場を築いたのは、8月上旬のロシア地域への奇襲侵攻のときだったが、それ以来ロシアは地域を取り戻すために大規模な反撃を開始した。
 Reuters通信は11月23日、ウクライナ参謀本部の情報筋を引用して、ウクライナは反撃により、以前にロシアのクルスク州で獲得した領土の40%以上を失ったと報じた。
2024.12.27
 20:07
Ukrainska Pravda Ukraine could be running low on US ATACMS missiles – NYT <2501-122719>
 New York Times紙が米当局者の発言を引用して、ウクライナがATACMSの使用を減らしていると報じているが、これは主に備蓄量の減少によるもので、ウクライナは米国が提供したミサイルのうち、50発未満しか保有していないと報じられている。 この課題は、将来のウクライナへの軍事支援に影響を与える可能性のあるワシントンの政治的変化によってさらに悪化している。
 報告書は、米国が春にATACMSミサイルの提供を決定した際、国防総省の備蓄から500発が移送されたとしている。 当初、ウクライナはこれらのミサイルを使用してロシア領土を攻撃することを制限されており、代わりにクリミアを含む一時的に占領された地域を対象としていたが、11月中旬にバイデン米大統領は、キエフがこれらのミサイルをロシア領土の奥深くへの攻撃に使用する許可を与えることを正当化した。その時までに、ウクライナには「数十発のミサイル」、約50発しか残っていなかったと報じられている。
 New York Times紙は、米政府高官2人の発言を引用し、追加ミサイルを確保する可能性はほぼ尽きたと報じた。 既存の備蓄はすでに中東やアジアなどの地域に割り当てられている一方、バイデン大統領の決定を受けて、ウクライナがロシア領内へのStorm Shadowを使用することを許可した英国は最近、これらのミサイルの自国の供給が非常に少ないことを認めた。
 トランプ次期大統領の下で状況が変わる可能性は低く、彼は最近のTime誌の取材で、ウクライナがロシア領土でATACMSを使用することに非常に激しく反対した。 トランプ氏は、バイデン政権がミサイルを提供する決定を「愚か」と批判し、露大統領府は後に、トランプ氏の立場はロシアの見解と「完全に一致している」とコメントした。
 New York Times紙は、露国防省と軍事ブロガーのデータを参照し、米英の許可を得た後、ウクライナは少なくとも6回のミサイル攻撃を行い、少なくとも31発のATACMSと14発のStorm Shadowを使用したと報じた。
 ウクライナ軍は、その使用についてコメントしていないが、米国もウクライナの当局者も、この数字に異議を唱えていない。
2024.12.27
 14:57
Ukrainska Pravda Ukraine's defence forces thwart Russian attempt to land on Kozatskyi Island in Kherson Oblast <2501-122714>
 ウクライナ南部国防軍報道官のヴォロシンによると、ロシア軍はヘルソン州のドニプロ河沿いのコザツキー島に上陸しようと試みたが、ウクライナの防衛軍は攻撃を撃退することに成功し、ロシア軍は大きな損失を出した。 それによると、「敵は、プリドニプロフスケとヘルソンの前線で攻撃作戦と攻撃を続け、先日彼らはコザツキー島への上陸を試みたが、失敗に終わり、損失を被り、橋頭堡を確立することができなかった。 彼らはまた、舟艇、船舶、人員などの装備も失った」
Kazachi Lageri の位置 (Google Map)】
 ヴォロシン報道官は、ヴレミフカ戦線での攻撃は減ったが、前日と同じくらい激しかったと述べ、ロシア軍は主に小規模な歩兵による攻撃を試みており、戦車、航空、UAVなどに支援されていると述べた。
 彼はまた、ロシア軍がオリヒウとフリャイポレの前線で積極的に空中および技術的偵察を行い続けていると述べた。 彼らは、攻撃、砲撃、前線近くの民間インフラや集落への攻撃をエスカレートさせるため、攻撃グループを準備している。  ヴォロシン報道官は、先日、南部戦線で、150名のロシア兵と、いくつかの装備と戦車が破壊されたと報告した。
2024.12.27
 11:05

(21:05 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December26 2024 <2501-122709>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月26日の戦況 =
 プーチン大統領は、2024年11月上旬にトランプ次期米大統領のチームが検討したとされる、ウクライナでの戦争を終わらせるための条件として、ウクライナのNATO加盟を少なくとも10年間遅らせるという提案を明確に拒否した。
 ラブロフ露外相は、現在のウクライナ政府は違法で、ロシアにとって正当な交渉相手にはなり得ないというプーチンの虚偽の主張を繰り返した。
 ロシア軍は、クラホヴェ集落を占領し、集落の南にあるウクライナの突出部を排除することを目的とした2ヶ月間の攻撃作戦の強化を受けて、クラホヴェを占領した可能性が高い。
 ロシア軍は、12月24日~25日に、ウクライナのエネルギーインフラを目標にミサイルとUAVによる大規模な攻撃を相次いで行い、火力発電所 (TPP) に深刻な損害を与えた。
 ウクライナ軍は12月25日、クルスク州で活動するロシア軍部隊の指揮所に対する攻撃を成功させた。
 ウクライナ軍は12月25日と26日、ロストフ州とタンボフ州にあるロシア軍の弾薬庫とロストフ州とタンボフ州のロシア国防産業基地を攻撃した。
 ロシアの防空システムが、12月25日にチェチェン共和国上空でアゼルバイジャン航空のEmbraer 190旅客機を撃ち、飛行機はカザフスタンのアクタウに墜落したと報じられている。
 ロシアの法執行機関に所属していると報じられているロシアの内部情報筋は、SAMがグロズヌイ空港の北西約18kmの高度2,400mで飛行機に命中した可能性が高いと主張した。
 日本政府が、凍結されたロシア資産の収益のみから生み出される$3Bの非致死的支援をウクライナに提供する。
 ウクライナ軍はトレツク近郊に前進軍し、ロシア軍はクピャンスク、トレツク、ポクロフスク、ヴェリカ・ノヴォシルカ近郊に前進した。
 ロシアのミルブロガーが、2024年9月にロシアのUAV操縦士2名が死亡した事件の影響が続く中、ロシア国防省がロシア軍のクラウドファンディングの取り組みを独占しようとしていることを認めた。
2024.12.26
 14:39
Kyiv Independent Willingness to support Ukraine 'until it wins' drops significantly in Western Europe, poll says <2501-122620>
 Guardian紙が12月26日に報じたYouGovの世論調査によると、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、スウェーデン、デンマーク、英国で「ウクライナが勝つまで」支援する国民の意欲大幅に低下している。
 12月3日から18日にかけて実施されたこの調査は、ロシアとの戦争が長引く中、ウクライナへの長期支援に対する懐疑的な見方が高まっていることを浮き彫りにしている。
 スウェーデン、デンマーク、英国では、ウクライナの勝利に対する支持がそれぞれ50%、40%、36%比較的高い水準を維持しているが、これらの数字は、1月の水準である57%、51%、50%から顕著に減少した。
 一方、交渉による和平を支持する回答者の割合は上昇し、イタリアで55%、スペインで46%、ドイツで45%、フランスで43%に達し、この年で各国で8~10ポイント増加した。
2024.12.26
 11:48
AP 通信

(Yahoo)

クルスク州に報復越境砲撃 原発から30キロの町リゴフ <2501-122613>
 ロシア南西部クルスク州当局が12月25日、クルスク州のリゴフに対するウクライナの砲撃で、少なくとも4人が死亡、5人が重軽傷を負ったことを明らかにした。 ロシア連邦捜査委員会は、砲撃は米国からウクライナに供与されたHIMARSによるものと見ている。
 ロシア軍はウクライナへ大規模な空爆を行い、重要なエネルギーインフラが損傷したため数千世帯が停電した。 ウクライナ軍はその数時間後にクルスクに対する砲撃を実施し、ロシア第810衛兵海軍歩兵旅団が使用しているとされるリゴフの廃墟と化した建物を砲撃した。
 ウクライナの国境から70km東に位置するリゴフは、8月初旬にウクライナ軍がクルスク地方への奇襲侵攻を開始して以降、定期的な砲撃に直面している。
 また、この町はクルスク原子力発電所のすぐ西に位置し、ロシア政府関係者はウクライナによる攻撃の可能性について懸念を表明している。
2024.12.26
 11:22
AFP=時事

(Yahoo)

北朝鮮軍参戦は「大勢に影響なし」 ウクライナ国防省 <2501-122609>
 ウクライナ国防省情報総局(GUR)が24日、同国が越境攻撃を仕掛けているロシア西部クルスク州で北朝鮮軍がロシア側として参戦していることについて、「大勢に影響はない」との認識を示した。
 ウクライナ側によれば、同国が8月以降一部を占領するクルスク州では、将官3名を含む将校500名北朝鮮兵12,000名が参戦しているという。
 一方のロシアと北朝鮮は、北朝鮮軍の参戦を認めていない。
 イェリンGUR報道官はAFPに対し、「北朝鮮軍の戦闘への関与は、大勢に影響はない。 兵員はそれほど多くない」と述べた。
 北朝鮮軍は現代戦、特にUAV戦に関する経験が乏しく、昔ながらの、率直に言えば第2次世界大戦時のものに近い戦術を採用しているという。
 「だが、彼らも学習しており、敵を過小評価することはできない。 彼らの行動から既にいくつかのことを考慮しているのが分かる」と述べた。
2024.12.26
 11:11
BBC New

(Yahoo)

ロシア軍によるウクライナ人捕虜の処刑、ますます増加 <2501-122608>
 ウクライナ軍の狙撃手マツィエフスキーは、ロシアが全面侵攻を始めた2022年にロシア軍に捕らえられ、森の中で強制的に掘らされたであろう墓の横に立って最後のたばこを吸う彼の映像が流れていた。 「ウクライナに栄光あれ」と彼がロシア兵らに向かってそう言った直後、銃声が連続し、彼の体は崩れ落ちた。 これは、数多く行われている処刑の一つだ。
 ウクライナの検察は、ロシアによる本格侵攻が始まって以来、少なくとも147名のウクライナ人捕虜がロシア軍に処刑されたとしている。 そのうち127名は2024年で、ウクライナ検察で戦争犯罪を訴追する部門を率いるベロウソフ氏は「増加傾向は非常に明確、明白だ」と言う。
 「処刑は2023年11月に組織的に行われるようになり、2024年もずっと続いている。 悲しいことに、その数は2024年の夏から秋にかけて特に増えており、このことから、処刑が孤立事案ではなく、広い地域で行われており、方針の一部であることを示している。 そのような指示が出されている証拠もある」と言う。
 国際人道法、中でもジュネーヴ諸条約第3条は、捕虜の保護を定めており、処刑は戦争犯罪になる。
2024.12.26
 02:30
RBC Ukraine Biden orders Pentagon to continue increasing arms supplies to Ukraine <2501-122601>
 米大統領府は、ロシアによるウクライナに対する夜間の空爆に反応した。 米大統領府によれば、バイデン米大統領は国防総省に対し、ウクライナへの武器供給を増やし続けるよう指示した。
 声明によると、25日の早朝にロシアはウクライナの都市や重要なインフラに向けてミサイルやUAVを大量に発射した。 ロシアは冬季間、ウクライナ人が暖房と電気へのアクセスを奪うことを目指した。
 「はっきりさせておきたいのは、ウクライナの人々は平和で安全に暮らす権利があり、米国と国際社会は、ウクライナがロシアの侵略に勝利するまで、ウクライナを支持し続けなければならないということだ」とバイデン大統領の声明には書かれている。
 彼はまた、ここ数ヶ月で、米国はウクライナに数百発のSAMを提供しており、さらに多くのミサイルを提供中であると指摘した。
 さらに、大統領は「私は国防総省に対し、ウクライナへの武器供与の急増を続けるよう指示した。 米国は、ロシア軍に対するウクライナの防衛における地位を強化するために、引き続きたゆまぬ努力を続ける」と米国大統領は結論付けた。
2024.12.25
 18:33
RBC Ukraine Tokyo ready to strengthen sanctions against Russia – Japanese Prime Minister <2501-122511>
 ウクライナのゼレンスキー大統領は、石破首相と会談した。 ウクライナ大統領府の報道機関によると、両首脳はロシアに対する制裁について話し合った
 大統領は、日本がウクライナに総額$12Bの人道的・財政的支援を提供したことに感謝の意を表した。 ゼレンスキー大統領はまた、日本政府がウクライナにさらに$3Bの融資を提供し、凍結されたロシアの資産から返済するという決定をしたことにも言及した。
 会談中、ウクライナ大統領は日本の首相に、ウクライナのエネルギーインフラに対する今日の大規模なロシア攻撃について話し、ロシアとの戦争で、エネルギー部門の保護と回復の優先事項を強調した。
 ゼレンスキー大統領と石破首相は、ロシアのウクライナ侵攻に対する北朝鮮の関与も非難した。
 日本のメディアは11月に、日本政府がロシアと北朝鮮に対する制裁強化を検討していると報じた。
 日本政府としては、G7諸国を含む他の国々と協調していきたいと考えており、2024年5月に日本は北朝鮮から武器を供給したとして、ロシアの法人に制裁を科した。
2024.12.25
 16:35
RBC Ukraine Battle for Pokrovsk: Russian forces push from flanks in encirclement attempt <2501-122509>
 ロシア軍は、左右の側面からポクロフスクへの突破を試み、都市を包囲しようとしている。 ロシア軍の3つの諸兵科連合軍の部隊がこの地域に集中していると、ホルティツィア作戦戦略部隊報道官であるトレフボフは、全国放送のTelethon放送で述べている。
Pokrovsk の位置 (Goole Map)】
 トレフボフ報道官によると、ロシア軍はポクロフスクに向かって前進する試みを続けているが、現在、市内やその周辺では戦闘は行われていないという。
 「この方向は依然として最もホットなものの1つで、市内にはまだ敵の破壊工作グループや偵察グループはおらず、敵はポクロフスク郊外から可能な限り前進し、国防軍の左右の側面を突破して都市を包囲しようとしている」と述べた。
2024.12.25
 16:20
RBC Ukraine No encirclement of Ukraine's military: Situation in Makarivka area on Vremivka axis <2501-122508>
 RBC-Ukraineが、ウクライナ軍のホルティツィア作戦および戦略群の報道官であるトレフボ氏が、前線のヴレミフカ軸のマカリフカ地区では激しい戦闘が続いているが、ロシア軍はこの地域でウクライナ軍を包囲していないと報じている。
Makarivka の位置 (Goole Map)】
 トレフボフ報道官によると、マカリフカの集落は現在最も激しいものの1つである最前線のヴレミフカ軸に位置していると指摘し、敵はそこで多大な努力を払っており、ウクライナ軍もそれに対応している。
2024.12.25
 13:15
Kyiv Independent Russian missile enters Moldova’s airspace during mass attack on Ukraine <2501-122506>
 モルドバのサンドゥ大統領が、12月25日のウクライナへの大規模攻撃中ロシアのミサイルがモルドバ領空に入ったと確認した。
 クリスマスの朝、ロシアはウクライナのエネルギーインフラを目標に、70発以上のミサイルと100機以上のUAVを発射したため、地元当局によると、少なくとも1人が死亡し、6人が負傷した。
 ウクライナ空軍は、CM 1発がモルドバから西部の町チェルノフツィに向かって飛んでいると報告した。
 サンドゥ大統領によれば、これらの攻撃は「明らかに国際法に違反している」と言い、「モルドバはこれらの行為を非難し、ウクライナと全面的に連帯する」と彼女は述べた。
 Telegram Channelを監視しているところ、ロシアのミサイルがルーマニアに入ったことも報じられているが、ルーマニア国防省は、同国の領空侵犯は確認されていないと述べた。
 ポーランド作戦司令部が報じたところでは、ポーランドはウクライナ西部におけるロシアのミサイルの脅威に対応して戦闘機をスクランブル発進させた。
 NATO加盟国のポーランドとルーマニアは、ロシア軍がウクライナに大規模な空爆を仕掛ける中、各国の空域を守るために戦闘機を頻繁にスクランブル発進させているが、ミサイルやUAVの破壊に使われたことはない。
2024.12.25
 08:15

(18:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December24 2024 <2501-122502>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月24日の戦況 =
 ロシアの高官は、ウクライナとの交渉は、ウクライナがその後かなりの領土を解放したという事実にもかかわらず、全面侵攻前、そしてロシアの最大の領土獲得の瞬間に行ったのと同じ妥協のない要求に基づいていなければならないというプーチン大統領の主張を繰り返した。
 ロシアの経済的限界は、ロシアの長期的な人口減少と戦う政策を課す努力を妨げる可能性が高い。
 ロシアの貨物船が12月23日に地中海で沈没したが、これはおそらくサンクトペテルブルクからシリアとリビアを経由してウラジオストクへ向かう途中だった。
 米国は12月24日、凍結されたロシア資産からの利益のみから生み出された融資の最初のトランシェをウクライナに提供した。
 ロシア軍がポクロフスク、トレツク、ヴフレダル、ヴェリカ・ノヴォシルカ、クルスク州に前進した。
 ロシア安全保障理事会のメドベージェフ副議長が12月24日、2024年に44万名の新兵がロシア国防省と兵役契約を結んだと主張した。
2024.12.24
 12:45
RBC Ukraine Ukraine's border guards repel Russian motorcycle assault on Siversk axis <2501-122411>
 ウクライナの国境警備隊シヴェルスク軸へのロシアのオートバイ攻撃を撃退した。
Siversk の位置 Google Map)】
 州国境警備隊は、ロシア軍がシヴェルスク方面のウクライナ軍の陣地を急襲しようと試み、このためにオートバイを使用したと報告している。
 ウクライナ軍によると、ロシア軍は曇りの天気を利用することを決定し、我々の防衛の最前線を突破しようとし、オートバイで小さなグループで移動した。 しかし、第1国境警備隊司令部のGALA UAV中隊による空中偵察により、敵の機動を時間内に探知し、正確なUAV攻撃により、敵をその場に拘束した。
 戦闘中、ウクライナの国境警備隊は8名のロシア兵を排除し、彼らのオートバイ数両を破壊した。
2024.12.24
 11:20
RBC Ukraine Russian forces advance on Vremivka frontline, facing destruction by Ukraine's military <2501-122408>
 ロシア軍がヴレミウカの前線に進出し、ウクライナ軍による破壊に直面している。
 過去24時間で、ロシア軍はヴレミウカ前線の6ヵ所の集落近くで攻撃を開始した。 彼らはウクライナの防衛を突破することに成功したとホルティツィア作戦および戦略部隊群が報告している。
 ウクライナ軍によると、ノヴォダリフカ、コスティアンティノポルスケ、ロズリフ、ロズドルネ、ストロジェヴェ、ヴェリカ・ノヴォシルカの各地域で衝突が発生した。
 「現在、旅団の防衛に侵入した敵の攻撃グループの残党を捜索、検出、排除するための作戦が進行中である」と報告書は述べている。
 ウクライナ軍参謀本部によると、前線では過去1日間に252回の戦闘衝突があった。 敵はウクライナの陣地と集落に13回の空爆を開始した。
 特に、ロシア軍はクラホヴェ近郊への進撃を試み、攻撃に航空を使用した。
 さらに、12月23日から24日にかけて、ロシア軍はウクライナとの戦争で1,630名の兵士、10門の火砲、44機のUAVを失った
2024.12.24
 11:15

(21:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December23 2024 <2501-122407>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月23日の戦況 =
 ロシア軍はポクロフスクの南と南西に徐々に前進しているが、ロシア軍がこれらの戦果を利用して町を包囲できるのか、それともドネツク州の行政境界まで前進するつもりなのかは不明である。
 プーチン大統領がロシア軍に重要な集落を奪うのではなく領土の獲得を確保するよう命じた可能性があるため、ロシア軍司令部がどの取り組みを優先するかは不明のままである。
 ロシア軍司令部は、ポクロフスク方面の担当を中央軍管区の第2軍と第41連合軍 (CAA) で分担しているようだが、ISWは第41CAAの責任範囲 (AoR) におけるロシアの顕著な活動をまだ観測していない。
 ロシア軍の戦闘能力の低下が、ポクロフスク方面へのロシアの進撃速度を遅らせている可能性がある。
 2023年以来、特に2024年の大半を前線での戦闘に従事してきたロシア軍の装甲車両の損失の増加は、前線の特定の正面におけるロシアの前進速度に影響を与えている可能性がある。
 北朝鮮は、クルスク州で3,000名以上が死傷したと報じられる中、ロシアにより多くの軍隊と武器を配備する計画であると報じられている。
 プーチン露大統領は、スロバキアのフィコ首相との会談を利用して、ウクライナを支援する西側の結束を弱体化させるロシアのキャンペーンを推進した。
 露大統領府は、親露派の分離独立地域であるトランスニストリアで偽旗作戦の準備をしている可能性があり、これはおそらくモルドバを不安定化させてEUへの統合を妨害する継続的な試みである可能性が高い。
 ロシア軍は、シリア北部のカーミシュリ基地を含むシリア国内のほとんどの陣地から完全に撤退したと報じられている。
 ロシア軍はクピャンスク、トレツク、ヴフレダル、ヴェリカ・ノヴォシルカ、クルスク州付近に前進した。
 ロシア退役軍人を政府の役職に任命することを目的としたクレムリンの「英雄の時代」計画は、すでに退役軍人と腐敗した地方当局者との間の対立を引き起こしている。
2024.12.24
 09:30
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍が南部の村に進撃 ちぐはぐな「戦果」は指揮系統の深刻な問題を示唆 <2501-122405>
 ロシア軍の部隊交代による一時的な混乱に乗じて、ウクライナ軍の小規模な部隊が、ウクライナ南部ザポリージャ州ザポリージャ市南方の最前線付近のカムヤンシケ村に進撃したと報じられている。
 北と西をドニプロ川流域の沼地に囲まれ、2022年2月のロシアによる全面戦争開始前には2,000人ほどが暮らしていたカムヤンシケは、この数週間でウクライナ軍が前進を遂げた数少ない場所のひとつである。
 しかし、この前進はつかの間のもので終わるかもしれない。 そして、この戦果はむしろ、ウクライナ軍の指揮系統の深刻な問題を示している可能性もある。
Kam'yanske の位置 (Google Map)】
 ロシアの軍事ブロガーであるロマノフは、カムヤンシケに侵入したウクライナ軍の小隊は近いうちに撤退するか投降するか、もしくは戦死すると予想している。
 ロマノフによれば、ウクライナ軍部隊は沼地によって分断されており、「プレゼンスは局所化され、現在、掃討が進められている」という。 「敵は3人ずつのグループに分かれ、民家に隠れているが、これらの民家は取り壊されつつある」ともロマノフは記している。
 ウクライナ東部ドネツク州のきわめて重要な防御拠点がロシア軍の執拗な攻撃にさらされているというのに、ウクライナ軍はなぜ優先順位の低い方面で、それほど大きな意味のない攻撃のために人命やリソースを危険にさらしているのか。 投入できる兵員や兵器はすべて、東部に向かわせるべきではないのか。 ウクライナ軍の地域司令部は、なぜ適材適所の旅団の配置をしようとしないのか。
 ウクライナ最高会議(国会)のベズフラ議員はかねてウクライナ軍の計画を辛辣に批判してきた人物だが、ほとほとうんざりしているようだ。
 カムヤンシケのウクライナ軍部隊がロシア軍のUAV攻撃を受けた22日にベズフラ議員はSNSで、ウクライナ軍でも一部の指揮官によって歩兵が「いわゆる肉弾突撃や低地の陣地奪還、事前偵察や部隊間連携をしばしば欠いた状況」に投入されているとして「ロシア軍と変わるところがない」と指弾した。
2024.12.23
 23:45
RBC Ukraine Ukraine developing missile capable of reaching Moscow – The Economist <2501-122323>
 ウクライナは、友好国からの将来の軍事支援に関する不確実性にもかかわらず、ミサイル産業を前進させ続けている。 Economist誌によると、ロシアを深刻に脅かす可能性のある生産能力を達成するには約1年かかる可能性があるという。
 同誌によると、事業の1つは、速度400km/h射程200kmのTrembitaミサイルだが、モスクワを目標とするより強力なモデルが開発されていて、量産は最終野外試験終了後に開始する予定だという。
 Economist誌は、長距離UAVがウクライナの軍事バランスの回復に役立ったが、その被迎撃率は現在90%と高いと指摘している。 そのためゼレンスキー大統領は、より迎撃が困難なミサイルへのシフトを指示しており、2024年末までに3,000機生産を目標としているか、発射準備が整っている新型ミサイルとミサイルUAV10機未満で、さらに小規模な開発が予定されている。
 Economist誌は、最も著名な事業には、ウクライナ政府が資金提供したNeptune及びGrom-2ミサイルが含まれていることを強調しているが、ウクライナのミサイル計画の詳細は明らかにされていない。
2024.12.23
 21:49
Kyiv Independent Ukraine ends year battered, with Russian troops pushing north, east, and south <2501-122322>
 2024年は、ウクライナ軍が劣勢に立たされ、ハリコフ州北東部とドネツク州東部で進撃するロシア軍に領土を奪われた。
 ロシア軍は2月にドネツク州の工業都市アウディーイフカを占領し、地域全体でロシアの攻勢を開始した。
 ウクライナ軍部隊の部隊交代が不十分だったことを利用して、ロシア軍はドネツク州中部の町トレツクとニウヨークに向けて前進を開始した。
 ロシア軍は夏の間、この地域の東部で地歩を固め続け、ポクロフスク、クラホフ、ヴフレダルに徐々に接近した。
 ヴフレダールは10月に奪取され、専門家は、ロシア軍は数ヶ月以内にポクロフスクを占領できると言っている。
 ウクライナ第2の都市ハリコフの北で、ロシア軍は5月に奇襲攻撃を開始し、すでに現在の戦線を維持するのに苦労していたウクライナ軍をさらに引き伸ばした。
 この国は今、未解決の兵力不足にあり、いくつかの重要な戦闘での敗北が迫り、戦場の状況を変える見込みがほとんどないまま2024年を終えようとしている。
 前線で兵力と火力が劣っているにもかかわらず、ウクライナは8月にロシアのクルスク州への越境侵攻を大胆に開始した。 12月現在、ウクライナは最初に獲得した領土の半分以下しか支配しておらず、北朝鮮軍が関与する迫り来るロシアの反攻に備えている。
 (Kyiv Independent記者 寺島朝海(21))
2024.12.23
 20:03
Reuters 通信

(Yahoo)

ロ軍高官がロイター取材班を標的、8月ミサイル攻撃巡りウクライナ保安庁 <2501-122321>
 8月24日にドネツク州クラマトルスクのホテルがミサイル攻撃を受け、滞在していたReuters取材班のうちエバンス安全顧問が死亡し複数が重軽傷を負ったが、ウクライナ保安庁 (SBU) が、8月に東部ドネツク州のホテルへのミサイル攻撃を指示したとみられるロシア軍幹部を特定し、「Reuters社員を故意に殺害する動機で」行動したと述べた。 SBUが調査結果をまとめた15頁にわたる別の通知で、ミサイル発射の決定は「ウクライナで報道活動に従事していた国際通信社Reuters社員を意図的に殺害する動機で」行われたと指摘した。
 SRUは20日の声明で、ロシア軍参謀本部副参謀長のキム大佐が、8月24日の攻撃を承認したと発表した。 SBUはキム大佐にこの攻撃の公式容疑者であることを通知したとしている。
 検察のウェブサイトに20日公開された文書は、キム大佐がReuters社員がクラマトルスクに滞在しているという情報を得ており、そのスタッフが「民間人で、武力紛争に参加していないことを十分に認識していた」としている。
 SBUは、主張を裏付ける証拠は示しておらず、ロシアがなぜReuters社員を攻撃したかの説明もない。 Reutersの質問に対しSBUは、捜査がまだ進行中だとして、詳細情報の提供を拒否した。
 ロシア大統領府のペスコフ報道官はReutersに、ウクライナでは「ロシア軍は軍事インフラしか攻撃しない」と電子メールでコメントした。
 ReutersはSBUの主張を独自に確認していない。
2024.12.23
 19:00
Kyiv Post $16 million worth of Shahed parts lost as warehouse burns down - HUR <2501-122319>
 ウクライナの主要情報局はTelegramで、ロシアのタタールスタンにあるアラブガ経済特区での火災の原因は「謎」であると述べた。 この火災により、ロシアのタタールスタン共和国のアラブガ経済特区にある組立工場を待っているShahed UAV部品が倉庫を破壊した。
Alabuga の位置 Google Map)】
 ウクライナの軍事情報局 (HUR) は12月23日にTelegram Channelで、この施設には$160M相当のUAV部品が保管されていたと述べた。
 アラブガ経済特区には、化学、機械工学、金属処理の工場があり、その1つが2023年7月にオープンしたイェラブガドローン工場で、ここではロシア軍向けにイランが設計したShahedM3 Albatross偵察UAVを製造している。 この場所は、ウクライナから1,300km以上離れた場所にある。
 HURは、倉庫内の損失を、約65機の攻撃型UAVの胴体と、400機の生産をサポートするのに十分なエンジン航法装置、および赤外線カメラであると列挙した。
 HURの投稿は、倉庫の中身について詳細な知識があるにもかかわらず、火災の原因を「謎」と表現し、火災を壊滅的なものと表現し、「すべてが焼失した」と述べた。
2024.12.23
 18:33
共同通信

(Yahoo)

交戦の北朝鮮兵は「経験不足」 ウクライナ軍大尉らが証言 <2501-122324>
 ウクライナ軍砲兵部隊の大尉らが22日に前線に近いウクライナ北東部スムイで共同通信の取材に応じ、、ロシア西部クルスク州で交戦中の北朝鮮兵とみられる部隊について、「最初の砲撃を受けると恐怖心から仲間同士で身を寄せ合うので、狙うのが簡単で、実戦経験の不足が明らかだ」などと語った。 取材に応じたのは、ウクライナ軍第36独立海兵旅団の砲兵部隊に所属するサマリン大尉とボイツク曹長で、10月からクルスク州で戦闘任務についている。 2人の証言によると、同州のロシア軍陣地に11月ごろから「アジア系の顔立ちの兵士ら」が頻繁に姿を見せ始めた。
 サマリン大尉は「北朝鮮兵は常に徒歩で移動し、車両も高性能兵器も使用してしない。 部隊の人数を増やすという点では効果があるかもしれないが、戦力としての効果は薄い」と指摘した。
 米国防総省によると、ロシア軍には12,000名の北朝鮮将兵が合流し、クルスク州などでウクライナ軍との戦闘に加わったが、戦場での様子が明らかになるのは異例である。
2024.12.23
 17:49
Ukrainska Pravda North Korean army losses in Kursk Oblast exceed 3,000 people – Zelenskyy <2501-122317>
 ウクライナ軍最高司令官のシルスキー大将は12月23日の会議で、戦場の状況とクルスク作戦の地域について報告した。
 ゼレンスキー大統領は最高司令官参謀会議の後、予備的な見積もりによるとしながらも、クルスク州で死傷した北朝鮮兵士の数は3,000名を超えていると述べた。
 「北朝鮮からロシア軍に追加の兵士や装備が送られるリスクがあり、これに対して具体的な対応をとることになる。 現段階での情報によると、クルスク州で死傷した北朝鮮兵士の数は3,000名を超えている」とゼレンスキー大統領は述べた。
 大統領は、朝鮮半島周辺や近隣地域、海域の不安定化リスクが、ロシアと北朝鮮の協力関係の成長に比例して増大していることを世界が理解することが重要であると強調した。
 大統領は、ロシアからの近代戦経験の習得軍事技術の普及世界的な脅威であると付け加えた。
2024.12.23
 17:06
RBC Ukraine Ukraine's Forces debunk false claims of encirclement in Makarivka, Donetsk region <2501-122315>
 ホルティツィア作戦戦略群 (Khortytsia Operational-Strategic Group of Troops) が、ロシア軍はヴェリカ・ノヴォシルカの南に位置するマカリフカを包囲したとしているが、この情報は誤りであると述べている。
 約1週間前にDeepStateは、マカリフカのウクライナ国防軍の守備隊が包囲の危険にさらされていると報告した。 現在、彼らの地図は、ロシア軍がマカリフカを包囲したとされており、ウクライナ軍はまだその地域に残っているとされていることを示している。
 ホルティツィア作戦戦略群は、ヴレミフカ方向のマカリフカの集落におけるウクライナ国防軍部隊の包囲に関する情報は誤りであると述べている。
 「未検証のデータ、そしてその結果として、そのような状況の存在に関する誤った結論は、個々の観察者と独立した専門家による分析の結果であり、その情報は戦闘行動の力学と一致しない情報源に基づいている」と声明には書かれている。
 軍はまた、未確認の情報源からの情報を広めることは、視聴者を誤解させるだけでなく、ウクライナ兵の命を危険にさらす可能性があると注意喚起した。
 最近、ロシア軍がドネツク州にあるウクライナ軍の多くの要塞を攻撃し、その結果、破壊されたことを報告した。 これにより、これらの拠点の制御を維持することが不可能になった。
 ロシア軍はドネツク地域のポクロフスクへの攻撃を準備している可能性があり、これはこの方向での敵の攻撃作戦の集大成になる可能性がある。
2024.12.23
 16:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナにロシアからの大規模なサイバー攻撃、政府機関が一時停止 <2501-122313>
 ウクライナのステファニシナ副首相が12月19日、国民に関する重要な情報が含まれている国家登記機関が、ロシアからの大規模なサイバー攻撃を受け、サービスを一時停止したと発表した。
 「我々は現在、チームや専門家と協力しながら、サイバー攻撃への対処とシステムの復旧に取り組んでいるが、この攻撃が国家の重要インフラを混乱させることを目的としたロシアによるものであることは明らかだ」と彼女は述べている。
 ウクライナのセキュリティサービス局(USS)は、この攻撃の直後からセキュリティ部隊を派遣し、インフラの復旧や戦争犯罪の記録の作業を進めていると述べている。 「このサイバー攻撃の背後には、ロシアの情報機関の中でも特に軍参謀本部情報総局(GRU)のハッカー集団がいると考えられる」とUSSのサイバーセキュリティ部門の責任者は語った。
 ウクライナに対するロシアのサイバー攻撃は、2022年2月の侵攻開始の前後から激化し、それ以降も続いている。これらの攻撃の目的は、電力供給からインターネット接続に至るまでの広範な混乱を引き起こすことだ。
 2023年の年末頃は、ウクライナ最大の携帯通信事業者であるKyivstarが攻撃を受け、広範なサービス停止が発生した。
2024.12.23
 11:00
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍が「すべて民生車両」の突撃 装甲車不足いよいよ顕在化 <2501-122311>
 ウクライナとの戦闘で失った何千両もの装甲車両の補充に苦慮しているロシア軍はしばらく前から、歩兵を戦場に運ぶのにオートバイや全地形対応車、バン、トラックといった非装甲車に頼るようになっていた。
 しかし先週、ウクライナ東部の要塞都市ポクロウシク郊外であったピックアップトラックやセダンによる突撃は、ひとつの転換点になったのかもしれない。 ロシア軍による大規模な突撃で使われた車両すべてが民生用だった最初期の事例のひとつだった可能性があるからだ。 ロシアにとって不吉な動向なのは確かだが、必ずしも決定的な出来事ではない。
 ウクライナ軍のUAVが上空から監視するなか、トラックや乗用車少なくとも7両に乗り込んだロシア軍小隊もしくは中隊規模の部隊が、ポクロウシク郊外のウクライナ軍陣地に向けて突進してきた。 うち1両は赤い旗を掲げていた。
2024.12.23
 07:49
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ東部2集落を制圧 ドネツク州全域で着実に進軍 <2501-122307>
 露国防省が22日、ロシア軍がウクライナ北東部ハリコフ州と東部ドネツク州でそれぞれ一つの集落を制圧したと発表した。
 ウクライナ軍参謀本部はロシア軍による集落制圧について言及しなかったが、激しい攻撃を受けたと報告している。
 ロシア軍が2都市の制圧を目指して戦力を集中させているドネツク州では、全域で同軍が着実に前進しており、交通の要衝で重要な石炭採掘場があるポクロフスクに移動し、さらに南のクラホフに迫っているもようである。 ロシアが任命したドネツク州占領地域責任者はTelegramで、ロシア軍が南からポクロフスクに前進していると述べた。
 ロシア軍はここ2ヵ月に、ウクライナ侵攻開始以来、最も速いペースでウクライナ東部を進撃しており、ウクライナ軍は20日にロシア軍に包囲されるのを避けるため、ポクロフスク近郊とクラホフ近郊の2集落周辺から部隊を撤退させたと発表した。
2024.12.23
 05:30

(15:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December22 2024 <2501-122302>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月22日の戦況 =
 プーチン露大統領が、2014年と2015年にウクライナと交わした停戦に違反し、2022年2月よりもさらに早く全面的な侵攻を開始すべきだったという最新の主張を繰り返した。
 ウクライナ軍は、12月21日~22日の夜に、オリョール州の石油貯蔵所をUAVで攻撃したと報じられている。
 ロシア軍は戦場でより多くのウクライナ人捕虜を処刑した。
 ウクライナ軍はザポリージャ州西部で失った陣地を奪還し、ロシア軍はクピャンスク、トレツク、ポクロフスク付近、およびクルスク州で前進した。
 北朝鮮は、少なくとも4発のBMをロシアに追加供与した可能性がある。
2024.12.22
 13:10
Newsweek

(Yahoo)

ロシア軍が保有する戦車、「劇的な減少」が改めて明らかに…「損失の規模」を示す写真を英国防省が公開 <2501-122204>
 ロシアがウクライナ侵攻を開始して以来ロシアの戦車や装甲車両はウクライナ軍のUAV攻撃などによって甚大な被害を受けてきた。 破壊された車両の実際の数は、ロシアが正確なデータを公表しなければ分からないが、今回、英国防省が公開した写真を見る限り、稼働できる軍用車両が大幅に減少していることは確かなようである。
 英国防省は12月17日、複数の基地においてロシア軍の車両が劇的に減少していることを示す写真を公開した。 軍用車両の備蓄が枯渇していることは、ロシアの軍事資源が消耗していることの表れであり、ウクライナでの長期的な攻撃作戦を維持できるのかという疑問を提起する。  2022年6月と2024年7月に撮影された、ロシアのアルセーニエフの基地の衛星写真を比較すると、装甲車両の列がなくなっていることがわかる。 ブイの基地の写真も、2022年8月から2024年6月の間に装甲車両の数が著しく減少したことを示している。  ウランウデの戦車貯蔵基地を映した3組目の画像によると、2022年6月にあった大量の車両が、2024年10月にはごく一部しか残っていない
Ulan Ude の位置Buy の位置 (Google Map)】
 英国防省の説明によれば、ロシアは2022年2月の侵攻開始以来、戦車3,600両以上と装甲車両8,000両を失ったという。 そのためロシア軍は、整備も不十分なソビエト時代の旧式の兵器に頼るようになっているとしている。
2024.12.22
 08:50

(18:50 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December21 2024 <2501-122202>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月21日の戦況 =
 プーチン露大統領は、2025年にクレムリンが予定している「祖国防衛年」に先立ち、ロシアと占領下のウクライナの若者を対象としたロシアの軍事愛国教育ネットワークを拡大し続けている。
 ウクライナ軍は12月21日、タタールスタン共和国のカザンに対してUAV攻撃を実施した。
Kazan の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はクルスク州とポクロフスクとクラホヴェの近くで前進した。
 ウクライナ軍はポクロフスク近郊で失った領土を奪還した。
 ロシア国防省が、プーチン大統領による新たな軍種の設立を公式に命じたことを受けて、無人システム部隊の設立に向けた取り組みを引き続き強化している。
2024.12.21
 06:10

(16:10 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December20 2024 <2501-122003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月20日の戦況 =
 12月20日朝のロシアのBM攻撃で、キーウ中心部のいくつかの大使館に損害を与えた。
 ウクライナ軍が、UGVFPV UAVのみを使用した最初の攻撃を行ったと報じられており、技術革新を地上作戦に活用するウクライナの継続的な取り組みが浮き彫りになった。
 プーチン大統領は、2025年のロシアの政治的・イデオロギー的優先事項をロシアの退役軍人を中心に据える意向を発表した。
 露大統領府は、ウクライナのクルスク州侵攻への対応に失敗したとして、クルスク州の公務員をスケープゴートにし続けている。
 ロシア軍はクルスク州、クピャンスク近郊、トレツク内、ヴフレダル方面に進出した。
 ロシア反体制派メディアのMediazonaが12月20日、2024年1月1日以降にウクライナで少なくとも20,364名のロシア兵が戦死したことを確認したと報じた。
2024.12.21
 05:22
Kyiv Independent Over 12,000 civilians killed in Ukraine during Russia's full-scale war, UN says <2501-122101>
 国連軍縮事務所 (UNODA) の中満事務次長が12月20日に開催された国連安全保障理事会の会合で、2022年2月にロシアが全面侵攻を開始して以来、ウクライナでは12,340人以上の民間人の死者が記録されていると述べた。 死傷者に関する国連の報告書は、ロシアのプーチン大統領が12月19日にキーウに対してOreshnik IRBMを発射すると脅すなど、ウクライナの都市に対する威嚇をエスカレートさせている中で発表された。
 国連人権高等弁務官事務所 (OHCHR) は、2022年2月24日から2024年11月30日までのウクライナでの民間人死傷者を記録したと中満事務次長は述べた。 この期間に12,340人以上の民間人が死亡し、27,836人以上が負傷した。
 国連は、2024年に空爆と長距離兵器が前年よりも多くの死傷者を引き起こしたことを発見したと中満事務次長は述べた。
 国連ウクライナ人権監視団のデータによると、1月1日から11月30日の間に空爆で341人の民間人が死亡し、1,803人が負傷した。 この数字は、2023年から死亡者数が3倍、負傷者数が6倍に増加したことを表している。
 また、OHCHRは、11月のウクライナ民間人死傷者の42%がロシアの長距離兵器による攻撃によるもので、これは前月から「大幅に増加」していることも明らかにした。
2024.12.20
 15:27
Kyiv Independent Russian missile attack damages 6 foreign embassies in Kyiv, Foreign Ministry says <2501-122008>
 ウクライナ外務省報道官のティキイ氏がブリーフィングで、ロシア軍による12月20日のキーウへのミサイル攻撃により、多くの外国大使館が被害を受けたと述べた。
 ロシアの攻撃で大きな被害を受けた建物内には、アルバニアアルゼンチンパレスチナ北マケドニアポルトガルモンテネグロの大使館がある。
 地元当局は、ロシアが早朝にキーウに対して一連のミサイル攻撃を開始し、1人が死亡、12人が負傷したと報告した。
 ウクライナ空軍は、首都はがIskander-Mまたは北朝鮮のKN-23 5発のBMで攻撃されたが、そのすべてを撃墜したと主張している。
2024.12.20
 12:20

(22:20 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December19 2024 <2501-122007>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月19日の戦況 =
 プーチン露大統領が、2022年の攻撃決定について反省を求められた際、2014年にウクライナに課した停戦もっと早く全面的に開始することで、停戦を破るべきだったと述べた。
 プーチン大統領は、ウクライナとの交渉は、ウクライナがキーウを確保し、当時彼の軍隊が保持していた領土の大部分を解放したという事実にもかかわらず、侵攻前及びロシアの最大の領土獲得の瞬間に行ったのと同じ要求に基づいていなければならないと主張した。
 プーチン大統領がウクライナの完全降伏を主張するのは、ロシアが勝利しており、ウクライナと西側の決意よりも長持ちするという彼の信念を反映している。 プーチン大統領は、ウクライナ軍がロシアに他の重大な戦場の挫折を負わせ、軍事的には勝てないことを彼に示さない限り、より小さな和解を受け入れる可能性は低い。
 プーチン大統領は、ゼレンスキー大統領の任期は違法であるという誤った言説を繰り返し、交渉を遅らせ、戦争の終結をますます望んでいるロシア国民の間でウクライナの完全降伏への支持を集めたウクライナを非難する一因となった。
 プーチン大統領は、クルスク州からのウクライナ軍の駆逐よりも、ドネツク州でのロシアの攻撃作戦を優先するという彼の決定を正当化し続けている。
 プーチン大統領は、ロシア・北朝鮮関係について、彼が率直であるにもかかわらず、ウクライナ軍をロシア領土から追い出すために、北朝鮮軍が必要だと認めるのが恥ずかしいようである。
 プーチンは、非核抑止力の一部として、ロシアのOreshnik BMに固執し続けているが、これは同時に、欧米にロシアに有利な決定を強いるとともに、プーチンに、失敗した核の武力威嚇の言説からの出口を提供することを狙っている。
 プーチン大統領がロシアの軍事能力を自慢するのは、ここ数ヵ月、ロシアがドネツク州で比較的急速に前進するために被った深刻で持続不可能な損失の現実を無視している。
 プーチンは、ロシア経済を強く安定していると偽りながら、経済問題の責任をロシア中央銀行に転嫁し続けている。
 ロシア軍はクピャンスク、トレツク、クラホヴェ、ヴフレダル、ヴェリカ・ノヴォシルカ、ロボティン付近に進出した。
 プーチン大統領は、ロシア国防省をスケープゴートにして、ウクライナの地域への侵攻を「対テロ作戦」として軽視する決定をしたことにより、クルスク州で戦うロシア軍人に影響を与えている組織的な支払い問題に対する責任を回避する努力を続けた。
 プーチン大統領は、12月19日の年次TV放映記者会見で、マリウポリ占領当局に対し、違法に没収されたウクライナのアパートを再分配するよう呼びかけ、ウクライナの人口統計を根本的に変えるために、ウクライナの占領地域にロシア人を強制的に再びロシアの人口に組み込込もうとするロシアの継続的な取り組みを示唆した。
2024.12.20
 08:36
産経新聞

(Yahoo)

ロシア北極圏の北方艦隊基地周辺で爆発 ウクライナが報告、ドローン攻撃の可能性も <2501-122003>
 ウクライナ国家安全保障・国防会議傘下にある偽情報防止センターコバレンコ所長が19日、露北極圏ムルマンスク州に司令部を置く露北方艦隊の基地周辺で爆発が起きたとSNSで報告し、爆発の様子が撮影されたとする動画も投稿した。 ムルマンスク州には2024年夏以降、複数回にわたってウクライナ軍のUAVが飛来していたとの情報もある。
 コバレンコ所長は「ムルマンスクとウクライナ直線距離は2,000kmだ」と指摘したが、これに先立つ11月下旬に米政府系メディアは、ウクライナが航続距離2,000kmのCUAVの運用を始めていると報じていた。 ウクライナメディアは、爆発が同国軍のUAV攻撃により起きた可能性があるとの見方を示唆した。 露国防省は12月19日までにムルマンスク州での爆発に言及していない。
 コバレンコ所長は、ムルマンスク州には北方艦隊司令部のほか、弾薬庫や船舶修理ドッグなどがあるとし、また、北方艦隊の艦艇はウクライナ領土へのミサイル攻撃にも参加してきたとした。
2024.12.19
 23:21
RBC Ukraine UK to start supplying tens of thousands of drones to Ukraine in January <2501-121919>
 英国防省のポラード国務次官が下院での演説で、2025年1月に英国はUAV連合の一部として、ウクライナに数万機のUAVの供給を開始しすると述べた。
 ポラード次官によると、英国政府はウクライナと協力して、NATO加盟への不可逆的な道を前進させるという。 また、英国はウクライナ防衛交渉団や他の同盟国と協力して、支援のペースを加速し、ロシアに追加コストを課すという。
 ポラード次官は、「英国がノルウェーとラトビアなどの友好国とともに主導している海事・UAV能力連合を通じて、数万機のUAVの納入を開始する1月にはギアシフトが行われることを確認できると述べた。
2024.12.19
 18:58
RBC Ukraine DPRK soldiers in Kursk region complaining about shortage of ammunition - Ukraine's intelligence <2501-121914>
 ロシア西部のクルスク地域では、北朝鮮の部隊が
RPGの弾薬不足に直面している。 国防情報局 (GUR) のTelegram Channelによると、武器不足の最初の報告はルスカヤ・コノペルカの地域で現れた。
 GURによると、12月17日~18日に、ロシアはウクライナとの戦争に北朝兵を投入し続け、特にクルスク地域では、北朝鮮の兵士の新しい一群に、5.45mm、7.62mm、および12.7mmの小火器、防弾衣、鉄帽を支給した。
 北朝鮮の突撃部隊は、戦闘車両が損耗したためこれを補填する給水車を使用して前線に輸送された。
2024.12.19
 15:58
BBC News

(Yahoo)

イギリス、ウクライナに兵士派遣を検討 訓練提供を目的に <2501-121909>
 複数の国防関係者が19日までに、英国防省は兵士をウクライナに派遣して、ウクライナ兵らの訓練を支援することを検討していることを明らかにした。
 英国は現在、国内でウクライナ兵を訓練している。 このほか、英軍の衛生兵の小チームがウクライナに入って訓練を提供している
 英兵をウクライナに送って訓練を提供することについて、同国を訪問中のヒーリー英国防相は詳細を述べることを避けた。
 ヒーリー国防相はキーウで、2025年のウクライナ支援の強化について協議しているが、国防関係者らによると、ヒーリー国防相は、ウクライナ兵を訓練する目的で英兵をウクライナに送ることを排除していない。
 ヒーリー国防相は、「ウクライナに関する共同計画の詳細はプーチン露大統領が知らないままにしておく必要がある」とBBCに話した。
 英国はウクライナに対し、UAV、砲弾、防空網の増強を目的として£225Mの追加軍事支援を約束している。
2024.12.19
 09:15

(19:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December18 2024 <2501-121907>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月18日の戦況 =
 ウクライナ軍は12月18日、ロストフ州の化学工場を攻撃したと報じられている。
 ヨーロッパのウクライナ同盟国は、ウクライナが戦争を維持するために、金銭的および防衛産業的支援を提供し続けている。
 ロシア軍参謀総長のゲラシモフ陸軍大将は、2024年のロシアの領土獲得に関する統計を大幅に誇張した。
 ロシア連邦保安庁 (FSB) は12月18日、ロシア核・生物・化学防衛軍 (NBC) のキリロフ中将彼の補佐官ポリカルポフ少将を殺害したIEDを仕掛けた容疑者を12月17日にモスクワで拘束したと発表した。
 ロシア軍はクピャンスク、クレミンナ、ポクロフスク近郊に進出した。
2024.12.19
 05:40
Reuters 通信

(Yahoo)

英首相がトランプ氏と電話会談、ウクライナ支援での結束を呼びかけ <2501-121904>
 スターマー英首相が18日にトランプ米次期大統領電話会談を行い、ウクライナ支援で同盟国が結束しなければならないとの見解を改めて表明した。
 英首相府によるとスターマー首相は、ロシアの侵攻を受けているウクライナを巡り同盟国が結束する必要があるとの見解を改めて表明し、ウクライナを可能な限り強い立場に置くことの重要性を強調した。
2024.12.19
 02:52
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO移管のウクライナ支援調整組織が始動=事務総長 <2501-121903>
 ルッテNATO事務総長が18日に、ドイツのウィースバーデンの米軍基地に新設されたウクライナ支援調整組織であるウクライナ安全保障支援及び訓練組織 (
NSATU) の活動が始動したと発表した。 西側諸国による対ウクライナ軍事支援の調整機能が米国からNATOに移管される。
 NATOに懐疑的なトランプ次期米大統領からウクライナ支援メカニズムを守る狙いがあるとみられている。
2024.12.18
 23:35
Kyiv Independent One of Russia's largest chemical plants reportedly attacked in Rostov Oblast <2501-121816>
 ウクライナの対偽情報センターのコバレンコ所長が12月18日に、ロストフ州への攻撃でロシア最大の化学工場の一つであるKamensky Combineが攻撃されたと主張した。 コバレンコ所長はもこの工場はロケット燃料と弾薬および爆発物の部品を製造していると述べた。
 ロシア当局は、Kamensky Combineへの攻撃とされるものについてコメントしていないが、ロストフ州のスリュサル知事代行は、ロシアの防空部隊が12月18日に同地域上空で10発のミサイルを撃墜したと主張した。
2024.12.18
 19:27
Kyiv Independent EU does not expect Ukraine war ceasefire, peace talks in near future, EU official says <2501-121812>
 マクロン仏大統領トランプ次期米大統領を含む西側諸国の指導者たちは、ウクライナでの停戦の可能性を監視するために平和維持軍の派遣を検討していると報じられている。
 トランプ大統領は12月12日、欧州軍が停戦を監視する取り組みを主導すべきだという彼の見解を繰り返したが、これはヨーロッパがロシアの侵略とヨーロッパの安全保障に対処する上で、より多くの責任を負わなければならないという彼の以前の発言と一致している。
 EUの高官が12月18日にKyiv Independent紙に、EUは近い将来、ウクライナとロシアの間で交渉や停戦協定が成立する可能性はないと語った。 また、EUレベルでは、停戦の可能性を強制するために欧州軍をウクライナに派遣することについて、現在進行中の議論はないと述べた。
2024.12.18
 16:15
Kyiv Independent Ukraine delivered 200,000 domestically-produced drones to front-line units so far in December, Umerov says <2501-121811>
 ウクライナのウメロフ国防相が12月18日にfacebookに、12月に入ってからこれまでに20万機以上の国産UAVを前線部隊に供給したと投稿した。
 ウメロフ国防相は「友好国からの装備と共に、ますます多くのウクライナ製兵器がすでに最前線で運用されており、これは防衛側と製造業者の共同の取り組みで」と述べ、国産のUAVは、戦場でより多くの砲弾を持つロシア軍と対峙するウクライナの弾薬ギャップを埋めるのに役立っていると述べている。
 ウクライナはまた、同国の強靭化計画の一環として、長距離UAVとミサイルの生産を増やすことを目指している。
2024.12.18
 13:07
毎日新聞

(Yahoo)

ウクライナ大統領顧問が来日 露ミサイルに日本製部品と懸念表明 <2501-121810>
 来日したウクライナで制裁政策を担当するブラシウク大統領顧問が17日、東京都内で報道各社の取材に応じた。 ウクライナ侵攻を続けるロシア軍が使用したミサイルなどの兵器に、欧米製や日本製の部品が使われていることへの懸念を表明し、日本政府に追加対策の検討を提案していると明かした。
 ブラシウク顧問は今回、自国に撃ち込まれたロシアや北朝鮮のBMなどに使用された日本製の部品のリストを日本政府と共有したという。 超小型回路バッテリーエンジンカメラなど多様な部品が使用されていると説明した。
 これらの部品は日本からの対露輸出が禁止されていると述べた上で、「最近の攻撃に使われたミサイルにも日本製の部品が使われており、露側が今も入手可能だと考える」と指摘し、「多くの場合、中国企業の関与があった」とも述べた。
 日本政府に対しては「既存の措置以外に何ができるのか、追加対策の検討を提案している」と語った。
2024.12.18
 11:48
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、スパイ活動で12人摘発 ロシアに軍事位置情報を提供 <2501-121809>
 ウクライナ保安庁 (SBU) が17日、国内各地に配備されたF-16戦闘機や防空システムの場所を特定するためロシアのスパイとして活動したとして、工作員12人を摘発したと明らかにした。 まとめ役とされる人物1人主要な共謀者4人を反逆容疑や軍の位置情報を共有した疑いで拘束した。 メンバーらは個別に活動し、ウクライナ南部と北東部の5州で軍用飛行場や防空システムの場所、電子戦を担う企業の住所などを追跡していた。
 SBUによると、メンバーにはウクライナ軍を許可なく離脱し、ロシアの特殊部隊に勧誘された脱走兵も含まれる。
 前線で戦う知人に目的を知らせずに情報を共有させ、目標辺でさらに偵察を行った上でグループのリーダーに情報を伝え、リーダーはそれをロシア軍情報機関の上司に伝えていたという。
 SBUはこのネットワークを「無効化」したとし、他のメンバーの追及を続けていると述べた。
2024.12.18
 09:15

(19:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December17 2024 <2501-121808>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月17日の戦況 =
 ウクライナ保安庁 (SBU) が12月17日に、モスクワでロシアの核・生物・化学防衛軍 (NBC) 司令官のキリロフ中将と補佐官ポリカルポフ少将を殺害した。
 露大統領府とロシアの宣伝屋は、キリロフ中将の暗殺を、ロシアのウクライナへの全面侵攻と、ロシアの化学兵器攻撃とウクライナに対する情報作戦に対するキリロフ中将の責任の結果ではなくいわれのないテロ行為として組み立てようと圧倒的に試みた。
 ロシアの超国家主義的な情報社会は、ウクライナに報復するよう露大統領府に対して、軍事・政治指導部を攻撃するよう要求し、ウクライナでの戦争をロシア軍にも影響を与える全面戦争と認めないという露大統領府の決定を間接的に批判した。
 ロシアの公式筋がロシアでの戦闘のための北朝鮮軍の配備について報告したり確認したりすることを避け続けているため、米国家安全保障会議のカービー報道官が12月16日に北朝鮮軍がクルスク州で戦闘に従事し、損失を被っていることを確認した。
 露大統領府も、シリア暫定政府も、シリア国内のロシア基地の将来について確信を持っているようには見えず、シリア暫定政府がロシアの基地権を拡大するかもしれないという主張や報道にもかかわらず、ロシアがフメイミム空軍基地とタルトゥース港で、軍隊を撤退させるための目に見える準備を続けていることを説明している可能性が高い。
 ロシア軍はクピャンスク、トレツク、ポクロフスク、ヴフレダル、ヴェリカ・ノヴォシルカ、クルスク州付近に進出した。
2024.12.18
 09:00
Forbes

(Yahoo)

北朝鮮兵、一度の戦闘で数百人死傷か ロシア・クルスク州の村奪還作戦で <2501-121807>
 ウクライナのジャーナリストやその他の情報筋によれば、ロシア西部クルスク州でロシア軍とともに戦っている北朝鮮軍部隊は、ウクライナ軍が8月以来保持する650㎢ほどの突出部の南東周縁に対する一度の戦闘で数百名を失った可能性がある。
 北朝鮮部隊の歩兵は6~7日ごろ、プリョーホボ村付近の野原を横切って3波にわたる突撃を行い、最終的に同村から100名ほどと見られるウクライナ軍の守備兵を排除することに成功した。
 攻撃には北朝鮮兵500名以上が参加した可能性があり、これらの兵士は朝鮮人民軍の第92第94両特殊作戦旅団の所属とも伝えられる。
 ウクライナジャーナリストのツァプリエンコ氏は、この攻撃に参加した北朝鮮兵の最大で半分が失われた可能性があると報告している。
 北朝鮮兵のほかにロシア兵も参加したとされる先々週末ごろの攻撃に関する報告や映像は、北朝鮮がどのようにこれほど多くの人員を失ったのかを説明しているのかもしれない。
 現時点で詳細は不明で、ウクライナのシンクタンク、防衛戦略センター(CDS)は「情報を検証中だ」としている。
2024.12.18
 07:15
共同通信

(Yahoo)

北朝鮮兵の死傷者は数百人か <2501-121806>
 Reuters通信が17日に米軍関係者の話として、ウクライナが越境攻撃を続けるロシア西部クルスク州で戦闘に参加した北朝鮮兵の死傷者が数百人に上ると報じた。
 軍高官も含まれているとした。
2024.12.18
 02:33
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ支援の調整機能、米国からNATOに移管=関係筋 <2501-121803>
 関係筋が17日に、NATOが西側諸国による対ウクライナ軍事支援の調整機能を米国から引き継いだことを明らかにした。 移管は計画されていたが、数ヵ月遅れで行われた。
 NATOに懐疑的なトランプ次期米大統領からウクライナ支援メカニズムを擁護する狙いがあるとみられているが、ウクライナ支援の比率が高い米国が支援削減に踏み切れば、今回の移管の効果は限定的となる可能性がある。
2024.12.18
 01:21
TBS News

(Yahoo)

ロシア軍の中将ら2人死亡 “化学・生物兵器部”隊長と運転手 モスクワの住宅で爆発 電動スクーターに爆発装置 ウクライナメディア「特別作戦で殺害した」 <2501-121801>
 17日にモスクワにある住宅で爆発があり、ロシア軍の放射線・化学・生物学的防衛部隊隊長のキリロフ中将と、その運転手の2名が死亡した。 住宅の出入り口付近に置かれた、ある乗り物に爆発装置が仕掛けられていたという。
 ウクライナメディアは17日、ウクライナ保安庁の情報筋の話として、同庁が特別作戦によってキリロフ中将を殺害したと報じた。
 情報筋は「キリロフ中将は禁止されている化学兵器をウクライナに対し使用するよう指示した戦争犯罪者であり正当な攻撃だった」としたうえで、「ウクライナ人を殺害する者にはこうした不名誉な結末が待ち受けている」と語ったという。
2024.12.17
 16:37
AFP=時事

(Yahoo)

モスクワ市内で爆発、ロシア軍将校死亡 連邦捜査委員会 <2501-121713>
 ロシアの首都モスクワで17日、電動キックボードに仕掛けられていた爆弾が爆発し、軍将校が死亡した。ロシア連邦捜査委員会が発表した。 同委員会によると、死亡したのはロシア軍の放射線・化学・生物防衛部隊司令官のキリロフ中将で、「12月17日朝、モスクワのリャザンスキー通りの住宅入り口付近に止められていた電動キックボードに仕掛けられた爆発物が作動」し、亡くなったと発表された。 同行していた補佐官も死亡した。
2024.12.17
 10:40

(20:40 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December16 2024 <2501-121707>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月16日の戦況 =
 プーチン露大統領がロシアのOreshnik BMとロシアの非核抑止力に固執し続けていることは、クレムリンが核の威嚇を続ける物語からの出口を探している可能性があることを示唆している。
 プーチン大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領は非合法であるというロシアの虚偽の言説を再び繰り返し、ウクライナの正統で民主的な政府の退陣が、戦争の交渉による解決のためのクレムリンの前提条件の一つであることを確固たるものにした。
 ベロウソフ露国防相も、12月16日のロシア国防省の幹部会で、プーチン大統領が以前に述べたウクライナの領土目標を、戦争の交渉による解決のためのもう一つのクレムリンの前提条件として繰り返した。
 ベロウソフ国防相はまた、12月16日の演説を利用して、効果的で革新的な管理者としての姿勢を取り、国防省の主導力を元国防相で現安全保障会議長官のショイグ氏の指導力と鋭く対照させた。
 プーチン大統領は国防省に対し、ロシアの非正規無人機部隊に対する統制を一元化する継続的な取り組みの一環として、無人システム部隊の設立を命じた。
 ベロウソフ国防相の発言は、ロシア軍が最近の死傷者率を補うのに十分な数の軍人を募集していることを裏付けているが、攻撃作戦の強化は、ロシアの暗号動員の取り組みの有効性をこれまでも、そしてこれからも圧迫し続ける可能性が高い。
 ロシアは、シリアのフメイミム空軍基地タルトゥース港での駐留を維持するため、シリア暫定政府との交渉を続けているが、チェチェン共和国のカディロフ首長が最近、HTSに訴えたことは、交渉が暗礁に乗り上げた可能性を示唆している。
 ロシアは、ロシア軍が1ヶ月以内に完全に撤退するという限られた報道の中で、シリアの部隊グループの一部を西海岸に撤退させ続けている。
 ウクライナ軍はポクロフスク近郊で失った陣地を奪還し、ロシア軍はチャシフ・ヤール、クラホヴェ、ヴェリカ・ノヴォシルカの近く、およびクルスク州で前進した。
 ロシア政府は、ロシア国防省の軍事建設会社の監査役会会長にベロウソフ国防相を任命したが、これはおそらくロシア国防省内で進行中の汚職防止の取り組みの一環である。
2024.12.16
 22:14
Kyiv Independent Ukraine war latest: Russia sets goal to fully occupy 4 Ukrainian regions in 2025 <2501-121613>
 ベロウソフ露国防相が12月16日の国防省会議で、ロシアは2025年にウクライナのドネツク州、ルハンスク州、ヘルソン州、ザポリージャ州全体を占領することを目指していると述べた。
 国防省の会議で演説したベロウソフ国防相は、「6月にプーチン大統領が発表した目標」と彼が表現したものを達成するというロシアのコミットメントを繰り返し、「2025年に、ロシアは戦争で勝利を達成することを計画している」と彼は付け加えた。
 6月14日、プーチン大統領は、ウクライナ軍がウクライナの4つの州から撤退し、NATO加盟の願望を正式に放棄した場合にのみロシアが停戦と和平交渉に同意すると述べた。 プーチン大統領の追加要求には、クリミアとセヴァストポリをロシアの一部として認めることが含まれている。 「ウクライナがそのような決定の用意があると宣言し、軍隊の本当の撤退を開始し、NATOの野望を公式に放棄するやいなや、我々は直ちに砲撃を停止し、交渉を開始する」とプーチン大統領は当時述べた。
 ロシアの主張にもかかわらず、これらの地域の大部分はウクライナの支配下にある。 地域の首都ヘルソンとザポリージャはウクライナにしっかりと支配されており、モスクワは2014年に最初に侵攻した領土であるドネツクとルハンスクの一部を占領している。
2024.12.16
 18:27
RBC Ukraine Ukraine unveils laser weapon capable of downing aircraft <2501-121611>
 Interfax Ukraine通信によると、ウクライナは2kmを超える高度で航空機を撃墜できるレーザー兵器Tryzubを保有していると、無人システム軍のスハレフスキー司令官は述べている。
 「ウクライナは、このようなレーザー技術を持つ5番目の国になった。 現在、このレーザーを使用して、高度2km以上の航空機を撃墜することができる」とスハレフスキー司令官は述べている。
 彼によると、無人システム部隊は現在、レーザーシステムのスケールアップと強化に向かっている。
2024.12.16
 06:45

(16:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December15 2024 <2501-121602>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月15日の戦況 =
 ロシア軍は、シヴェルスク近郊で活動しているロシア軍指揮官の交代が最近報じられたことを受けて、シヴェルスク方面で大隊規模の機械化部隊による攻撃を実施した。
 最近のシベルスク攻撃は、ロシア軍がより効果的な攻撃を行うことを学んでいるように見えるが、戦場での機動性を回復するにはほど遠いままであることを示している。
 北朝鮮軍は、クルスク州でロシア軍との連絡不足と高い死傷者を出しており、予想される苦戦に直面していると報じられており、北朝鮮とロシアの要員間の調整を混乱させ、ロシア軍の作戦を弱体化させる可能性が高い。
 ロシアがシリアの他の基地から撤退しながら、シリア西部の主要な軍事基地を維持する合意を確保したという報道が続いているため、シリアの軍事資産に関するロシアの当面の計画は不明のままである。
 ロシア軍は最近、シヴェルスク、トレツク、ポクロフスク、ヴフレダル付近に前進した。
 ロシア情報筋は、ロシア軍の不十分な訓練システムと無能な軍事教官について不満を漏らし続けている。
2024.12.15
 16:25
RBC Ukraine Explosion in Ulyanovsk disrupts Russian military logistics - Ukrainian intel <2501-121509>
 RBC-Ukraineは15日に、ウクライナ軍が敵の兵站を破壊する作戦を成功裏に実施したと報じた。
 ウリヤノフスクでは爆発により線路が破壊された。 ウクライナ国防省の国防情報局 (DIU) によると、ロシア占領軍の軍事兵站は別の問題に直面していた。
Ulyanovsk の位置 (Google map)】
 12月14日に、ウリヤノフスクの鉄道地区、スビアガ川近くの区間で、地元の機関車庫とウリヤノフスク自動車工場からわずか数㌔のところで、爆発が起こり、線路が損傷した。
 DIUはまた、12月13日にクラスノダール市で火災が発生し、機関車3両が使用できなくなり、12月11日にはディーゼル機関車2両がブリャンスクで全焼したと報告した。
 DIUは「ロシアがウクライナに対する大量虐殺戦争を遂行するために使用している物流施設を弱体化するプロセスは続いている」と述べた。
 情報筋によると、守備隊は$4M相当のロシアの燃料タンク40個を破壊することに成功した。
 さらに最近ではDIUのUAVが、ロシア軍に燃料を供給する「ブリャンスカヤ石油貯蔵所」を目標にブリャンスク地域のエネルギー複合施設を攻撃した。
2024.12.15
 10:53
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、ドネツク司令官の交代を発表 ロシア軍の攻勢受け <2501-121508>
 ウクライナ軍が14日、ロシア軍が攻勢を強める東部ドネツク州の司令官の交代を発表した。 軍当局者がCNNに語ったところによると、これまで部隊を率いてきたルツェンコ大将に代わり、タルナフスキー大将が任命された。
 ルツェンコ大将はロシア軍がドネツク州の要衝ポクロウスクに接近するのを阻止できず、厳しい批判を受けていた。
 ウクライナの監視団体Deep Stateは、ロシア軍がポクロウスクまであと3kmに迫ったと報告している。 同市が陥落すれば、ウクライナ軍にとっては過去数ヵ月で最大規模の後退となる。
 一方、ゼレンスキー大統領は14日、ロシア軍がロシア西部クルスク州からウクライナ軍部隊を撃退するための攻撃に、相当数の北朝鮮兵を投入し始めたことを示す予備的証拠があると述べた。
 ウクライナ軍は8月からクスルク州への越境攻撃を開始し、現在も複数の集落を掌握している。
2024.12.15
 07:45

(17:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December14 2024 <2501-121506>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月14日の戦況 =
 ウクライナのゼレンスキー大統領が12月14日、ロシア軍がクルスク州での歩兵による攻撃に北朝鮮兵を投入したと述べた。
 ロシアがシリアから軍事資産を撤退させているという報道が続いているため、ロシアがシリアに軍事駐留を続ける見通しは不透明なままである。
 シリア暫定政府の複雑な特色から、ロシアがシリアの反政府勢力との交渉に関与しているかどうかについて、矛盾する報道をもたらす可能性が高い。
 ウクライナ軍は、12月13日~14日の夜に、オリョール州の石油貯蔵所を攻撃した。
 「グルジアの夢」が支配する新議会と他の政府機関は12月14日に、「グルジアの夢」の候補者、カヴェラシヴィリをジョージア大統領に選出した。
 ロシア軍はクルスク州と、トレスク、ポクロフスク、クラホヴェ、ロボチン付近に進出した。
 ウクライナ軍は、過去数週間以内にヴォフチャンスク近郊で失った陣地を奪還した。
 プーチン露大統領が、退役軍人計画「英雄の時間」を引き続き称賛し、ロシア政府と社会を軍事化するために利用している。
2024.12.15
 07:17
産経新聞

(Yahoo)

「北朝鮮兵が突撃戦を開始」 ロシア・北朝鮮混成部隊、損害200人 ウクライナ軍発表 <2501-121504>
 ウクライナ軍参謀本部が14日、露軍が北朝鮮兵を前線での突撃作戦に投入し始めたと発表した。 場所はウクライナ軍が越境攻撃で一部を占領下に置いた露西部クルスク州で、14日までにウクライナ軍のUAV攻撃などにより、露朝混成部隊が200名規模の損害を出しているとした。
 ウクライナが北朝鮮兵の具体的な死傷者数に言及するのは初めてで、参謀本部によると北朝鮮兵は露軍の海兵隊や空挺部隊に編入され、突撃任務に参加しているという。
 ウクライナのゼレンスキー大統領も14日のビデオ声明でかなりの数の北朝鮮兵が突撃に加わり、相当数の損失を出しているとし、現時点で北朝鮮兵が戦闘に参加しているのはクルスク州だけだが、将来は別の前線にも投入されうるとの情報もあるとした。
 11.000名規模とされる北朝鮮兵は10月にロシアに入国したが、大部分はこれまでクルスク州の露軍施設などで戦闘訓練を受けてきたとされる。
 ロシアは北朝鮮兵で兵力を増強し、同州の早期奪還につなげる構えである。
2024.12.15
 03:25
共同通信

(Yahoo)

ロシア、北朝鮮兵を大量投入か ゼレンスキー氏が非難声明 <2501-121502>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が14日の動画声明で、自国軍が越境攻撃を続けるロシア西部クルスク州に、ロシア軍が「かなりの数の北朝鮮兵」を戦闘に投入し始めたと述べた。 目立った数の死傷者も出ていると述べたが、暫定的な情報だとして規模には言及しなかった。
 ロシアの一部軍事ブロガーは13日までに通信アプリに、クルスク州で北朝鮮兵が初めて戦闘に参加し、集落の奪還作戦に加わったと投稿した。 ロシア側から北朝鮮兵の参戦情報が出てくるのは珍しい。
 ゼレンスキー大統領は「これがエスカレーションでなければ何がエスカレーションなのか」と述べ、プーチン大統領が戦争を拡大していると訴えた。
 北朝鮮兵の役回りは不明だが、ロシアの部隊に組み込まれ、他の戦線にも投入される可能性を示唆する情報があるとも語った。
2024.12.14
 09:45

(19:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December13 2024 <2501-1214307>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月13日の戦況 =
 ロシア軍は、12月12日~13日の夜に、戦争が始まって以来、ウクライナに対して最大規模のミサイルとUAV攻撃を行い、主にウクライナのエネルギーインフラを破壊した。
 ウクライナのエネルギー施設を標的としたロシアの一連の攻撃は、2024年~ら2025年の冬にウクライナを凍結し、ウクライナと西側諸国にロシアに利益をもたらす政策決定を自制するよう強いることを目的とした広範な作戦の一環である。
 ウクライナがロシアの軍用飛行場やロシアの防空システムに対する攻撃を行ったことが、ロシアのウクライナに対する航空作戦や滑空爆弾攻撃の減少を促している可能性がある。
 ロシアは、シリアにおけるロシア軍の長期駐留について、一部のシリア集団との交渉を続けながら、シリアの部隊集団の一部を撤退させている。
 しかし、シリア北東部のカーミシュリーにあるロシアのヘリコプター基地の状況は、依然として不透明である。
 米国防総省は12月12日、ウクライナに対する$500M相当の新たな軍事支援パッケージを発表した。
 ロシア軍内部の情報源で、以前はロシア軍内の指揮官交代を正しく予測していた人物が、ロシア軍司令部が第3諸兵科連合軍 (旧ルハンスク人民共和国軍団) の司令官オフチャロフ少将を解任したという最近の主張に反論した。  ロシア軍はポクロフスクとヴフレダルの近くで前進した。
2024.12.14
 05:24
共同通信

(Yahoo)

NATO加盟「支持せず」 トランプ氏発言、米報道 <2501-121404>
 Wall Street Journal紙ウが13日、トランプ次期大統領が7日のパリでの会談で、ウクライナのゼレンスキー大統領とマクロン仏大統領に対し、ウクライナのNATO加盟を「支持しない」と発言したと報じた。
 ロシアとの停戦が成立すれば欧州各国軍が停戦監視に当たることを望むとも述べたという。
 ゼレンスキー大統領はウクライナの将来の安全を保証するには、米国主導のNATOへの早期加盟が不可欠だと主張した一方、すぐにはNATOに加盟できないものの、いつまでに加盟できるかを明確にした上で、外国軍駐留によって安全を保証する案を検討するとしていた。
2024.12.14
 01:14
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、対シリア小麦輸出停止のもよう ウクライナが供給に意欲 <2501-121402>
 アサド独裁政権が崩壊したシリアに対し、ロシアが小麦の輸出を停止したことが13日に両国の関係筋の話で分かった。 新政権の不確実性と支払い遅延などが背景にあるという。
 ロシア政府関係筋によると、アサド政権崩壊後、シリア側の小麦輸入管理責任の所在が不明確になったため、輸出業者が供給を停止した。 シリア関係筋も、支払い状況が不明確になったため船舶の運航が遅延していると明らかにした。 シリア暫定政府がロシア側と協議しているという。
 ロシア穀物生産者輸出業者連合によると、シリアはロシア産穀物の主要な消費国ではないが、ロシアからの小麦供給が途絶えれば、シリアで食料不足が深刻になる恐れがある。
 一方、ロシアの全面侵攻を受けながらも世界的な穀物輸出国であるウクライナは、シリアへの食料供給の用意があると表明した。
 こうした中、ウクライナのコバル農業食料相はReutersの取材に対し「困難な状況にある地域にこそ、ウクライナの食料を届けなければならない。 ウクライナは食料の供給に前向きだ。 シリアが必要とするなら、ウクライナは共にある」と述べた。
 ウクライナは中東地域に小麦とトウモロコシを輸出しているが、シリアには供給していなかった。 ロシアの後ろ盾を受けていたアサド政権の崩壊後、ウクライナはシリアとの関係修復の意向を表明し、ウクライナのシビハ外相は「将来的な関係修復への道を開き、シリア国民への支持を再確認する用意がある」と述べている。
2024.12.13
 22:56
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナ各地のエネルギー施設に最大規模の攻撃 「今年12回目」 <2501-121315>
 ロシア軍は12~13日、ウクライナのエネルギー施設に対して大規模な攻撃を行った。 ウクライナ空軍によると、ミサイル93発とUAV 193機が使われた。 攻撃は広範囲に及び、イワノフランキウスクやリビウ、テルノピリといった西部の州の各知事も「最大の攻撃を受けた」などとSNSで報告した。
 ゼレンスキー大統領はSNSで、「エネルギー施設を標的とした最大規模の攻撃の一つだ」と訴えた。
 国営の送電会社のUkrenergoは、ロシア軍による電力施設への大規模攻撃が「2024年に入ってから12回目」だとしている。 電力不足は続いており、今回の攻撃の影響で、13日の計画停電の時間をのばさざるをえなかったという。
2024.12.13
 14:30
Kyin Independent Ukrainian marines destroy Russian drones from American Island boats <2501-121308>
 ウクライナ海軍が米国から供与されたIsland級哨戒艇からロシアのShahed UAVを撃墜している。
 ウクライナ海軍は、ロシアの全面侵攻前に米国からIsland級哨戒艇を受領していた。 戦闘任務中に乗組員はしばしばロシアの空中目標に遭遇しこれを破壊した。
 Island級哨戒艇はBushmaster 25mm機関砲1門12.7mm機関銃 2丁で武装しており、9名が乗り組んでいると声明は述べている。
 全長110ftのIsland級哨戒艇は、米国沿岸警備隊の高速警備艇で、沿岸海域での巡視および捜索救助活動のために設計された。
2024.12.13
 08:40

(18:40 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December12 2024 <2501-121305>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月12日の戦況 =
 ロシアは、シリアの反政府勢力の一部と、シリアのロシア軍事基地の支配について合意に達したと報じられているが、この合意がシリアのロシア基地の長期的な安全を確保するかどうかは不明である。
 ロシアは、おそらく撤退のため、ロシアの港からシリアに4隻の船を移動させていると報じられており、シリアの進展する状況に対するロシアの現在の慎重な対応をさらに示している。
 ウクライナ当局は、ウクライナがクリスマス停戦とロシアとの大規模な捕虜交換を仲介するという彼の申し出を拒否したというハンガリーのオルバーン首相の主張を否定した。
 中国の習国家主席は、露大統領府当局者に対し、ウクライナの主権に対する妥協のない要求を明確にするための場を提供し続けている。
 インドは、安全保障パートナーとしてのロシアへの依存を減らすための最近の努力にもかかわらず、ロシアとの経済関係を維持し、強化し続けている。
 プーチン大統領は、第二次世界大戦以来初めて、軍事特派員にロシアのGolden Star勲章を授与したが、これは大統領府が国家の賞を使って、ミルブロガーを取り込み、ロシアの情報社会間を支配し続けているからである。
 ウクライナの主要軍事情報局 (GUR) に所属する活動家が、12月12日にロシアのRosatomが所有する火星設計局の幹部であるシャツキーを暗殺した可能性が高い。
 ロシア軍はクルスク州のウクライナ軍の主要突出部と、チャシフ・ヤール、ポクロフスク、クラホヴェ方面に進出した。
 ウクライナ軍はスヴァトヴェ近郊で失った陣地を奪還した。
 ロシア軍の作戦上の安全を確保するためのロシア軍司令部の取り組みは、一部のミルブロガーから引き続き怒りを買っており、これらの取り組みを破壊的な行き過ぎと揶揄している。
2024.12.12
 22:55
RBC Ukraine Frontal assaults failed. National Guard reports on change in Russian tactics near Pokrovsk <2501-121221>
 ロシア軍は2ヶ月間、ポクロフスクへの正面攻撃を試みたが、大きな損失を被った。 ウクライナ国家警備隊のChervona Kalyna第14旅団の報道官であるミコラ・コヴァルの声明によると、敵は現在、その戦術を変更し始めている。
 彼によれば、ロシアはポクロフスク近郊で24時間「処分するために」兵士を送り込んでいるという。 ウクライナの守備隊は数十の攻撃を撃退し、ロシア軍を排除している。
2024.12.12
 22:30
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナがシリア反体制派にドローンなど軍事支援か 米紙報道 <2501-121220>
 Washington Post紙が10日にウクライナの軍事情報に詳しい関係筋が、シリアのアサド政権を打倒した反体制派の攻撃をめぐりウクライナからUAVなどの軍事支援を受けていたと明かしたと報じた。
 報道によると、ウクライナの情報機関は約1ヵ月前に、シリア北西部イドリブを拠点とする反体制派の過激派組織のシャーム解放機構(
HTS)を支援し、UAV約150機と、その操縦士約20人を送り込んだ。
2024.12.12
 13:32
時事通信

(Yahoo)

ウクライナ停戦後に平和維持部隊案 仏ポーランド協議か 報道 <2501-121214>
 政治専門メディアの欧州版Politicoが11日、マクロン仏大統領とポーランドのトゥスク首相が12日にワルシャワで会談し、ロシアの侵攻を受けるウクライナで停戦後に平和維持を担う欧州部隊を駐留させる計画を協議すると報じた。
 仏当局者らの話では、マクロン大統領はロシアが停戦を破ったり、再び侵攻したりしないための部隊派遣を提案している。 4万名規模の部隊が想定されているとの情報もある。
 マクロン大統領は7日、パリでウクライナのゼレンスキー大統領トランプ次期米大統領と三者会談を行い、ウクライナ情勢について意見を交換した。 トゥスク首相は10日、マクロン大統領が三者会談の内容を共有すると説明し、ウクライナの和平交渉が「今冬にも始まる可能性がある」と述べた。
 2025年1月に大統領に就任するトランプ氏はウクライナ支援を減らす意向を示し、早期停戦の圧力を強めている。 ゼレンスキー氏はNATO加盟の確約を求めている。
2024.12.12
 07:30

(17:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December11 2024 <2501-121205>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月11日の戦況 =
 ロシア軍ポクロフスクの南で戦術的な優位に立ち続けており、ウクライナの弱点を攻撃し、南からポクロフスクを直接攻撃するための迂回作戦を試みている。
 米諜報機関は、ロシアが近い将来にウクライナに対して2発目のOreshnik BMを発射する可能性があると警告していたが、これはおそらく、西側がウクライナにさらなる軍事支援を提供するのを思いとどまらせるための継続的な威嚇のためであろう。
 ウクライナ軍は、12月10日~11日の夜に、ブリャンスク州石油貯蔵所とロストフ州タガンログの航空機修理工場を攻撃した。
 ロシア軍はクルスク州とトレツク、クラホヴェ、ヴフレダル方面に進出した。
 露大統領府は、ウクライナ戦争のロシア退役軍人をロシアの地域行政機関の指導的地位に統合するために、Time of Heroes計画を引き続き活用している。
2024.12.12
 01:19
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ東部の陣地破壊 戦略拠点3キロ圏内に進軍 <2501-121202>
 ウクライナ軍が11日、ロシア軍は、ウクライナ東部ドネツク州の要衝ポクロフスク近郊の複数のウクライナ軍拠点を破壊あるいは占領したことを明らかにした。 戦略的に重要な燃料補給拠点に攻勢を強めている。
 オープンソースの地図によると、数ヵ月にわたってポクロフスクへの進撃を行ってきたロシア軍は現在、同市の南郊から3kmの地点まで接近している。
 ウクライナ東部軍の報道官は戦闘陣地の2ヵ所が破壊され、1ヵ所が失われたとし、「現在、陣地奪還に向けた措置が講じられている」と述べた。
2024.12.12
 00:57
Kyiv Independent Austrian OMV company terminates contract with Gazprom Export <2501-121201>
 オーストリアの石油・ガス会社OMVのウェブサイトが12月11日に、ロシアのGazprom Export社との長期ガス供給契約を終了したと発表した。 この契約は当初、2040年まで続く予定であった。
 同社は、Gazprom社による「契約上の義務に対する多数の重大な違反」を挙げた。 OMVによると、ガスの供給は2024年11月16日に停止していた。
 OMV社のCEOであるスターン氏は「過去3年間のガスチームの成功した努力のおかげで、OMVは代替ガス源の多様な供給を活用するのに適した立場にあり、顧客への供給の安全性を確保している」と述べ、ノルウェー、オーストリア、LNG源からの現在のガス埋蔵量を強調した。
2024.12.11
 23:21
Kyiv Independent EU to allocate 170 million euros to six countries bordering Russia and Belarus <2501-121124>
 欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長が、オルポ芬首相との会談に続いて、ロシアとベラルーシと国境を接する欧州6ヵ国に対し、国境警備の取り組みを強化するため、€170M ($178M) の財政支援を発表した。
 「フィンランドは、バルト三国、ポーランド、ノルウェーとともに、ロシアとベラルーシからのあらゆる形態の脅威から勇敢に国境を守っている」とフォン・デア・ライエン委員長はXに書いている。
 フィンランドは2023年11月下旬にロシアとの国境を閉鎖し、フィンランド政府は2024年4月に「追って通知があるまで」ロシアとの国境を閉鎖することを決定した。
 エストニア、ラトビア、リトアニアは2024年1月に、ベラルーシとロシアとの東部国境を強化するために、今後数年間でバルト海の防衛線を構築することに合意した。
2024.12.11
 19:46
Defense News In Ukraine, long guns become desperate defenses against small drones <2501-121121>
 ウクライナでは、長銃身銃が小型UAVに対する防御手段となっている  専門家やSNSに掲載されたレポートによると、ロシア軍とウクライナ軍は、自国の小銃をUAVに対抗できる武器に改造する動きを見せており、さまざまな種類の弾薬を試して最適なショットを決定している。
 兵士の個人装備を自爆型の
FPV UAVに対する最後の手段に変えるという新たな動きは、戦闘で数え切れないほどの命を犠牲にしてきた問題に対するより体系的なアプローチを表している。
2024.12.11
 17:00
Forbese ウクライナの無人艇「シーベビー」がロ軍ヘリに機銃で反撃、損害与える <2501-121118>
 ウクライナのUSV全長6mのSeaBabyや同5.5mのMagura V5は2024年に、すでに傷んだロシア海軍黒海艦隊に追い打ちをかけるように大きな損害を与えた。 爆発物を搭載したUSVは2月から6月にかけてロシア占領下クリミア半島の艦艇停泊地をたびたび襲撃し、コルベットや揚陸艦、哨戒艇、タグボートを撃沈した。 これらの撃沈などによって、黒海艦隊の戦力は2022年2月の全面戦争開始前の2/3足らずに縮小した。
 残存している艦艇を守るべく、ロシア海軍はクリミアやロシア南部の海軍基地周辺の防御を強化した。 これらの基地への進入ルートは現在、武装したMi-8やRaptor哨戒艇などによって哨戒されている。
 そこで、SeaBabyを運用しているウクライナ保安庁(SBU)やMagura V5を運用するウクライナ国防省情報総局(HUR)は、これらのUSVが銃やミサイルで武装したMilやRaptorに応戦できるように改良し始めた。
2024.12.11
 15:47
BBC News

(Yahoo)

米政府、ウクライナ支援に200億ドルを供与 ロシアの凍結資産の利益から捻出 <2501-121116>
 米国は10日、押収したロシア資産の利益からウクライナに$20B0を提供した。 G7が2024年6月に発表した$50B規模の支援パッケージの重要な一部となる。
 イエレン米財務長官は、凍結資産を通じて支援を行うことで、「米国納税者ではなく、ロシアが違法な戦争の費用を負担することになる」と述べた。
 米国では数週間後にバイデン大統領の任期が終わる。 トランプ次期大統領は就任後、すぐにウクライナでの戦争を早期に終わらせたいと述べている。
 次期大統領は、ウクライナへの財政支援を米国資源の浪費と見なし、新政権下で支援が継続されるかどうかに疑問を投げかけている。
 こうした中で米財務省は10日、$20Bを世界銀行の基金に移したと発表した。 これによってウクライナが資金を引き出せるようになると述べた。 ただ、世界銀行が扱う資金は、軍事目的には使用できない
2024.12.11
 08:48
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ東部で激戦続く 露軍15万人集結 ゼレンスキー氏、新兵器「初使用」と発表 <2501-121112>
 ウクライナメディアが、ロシアのウクライナ侵略で、ウクライナ東部方面軍高官のボロシン氏は10日、最激戦地の東部ドネツク州ポクロフスク方面を含む3方面に露軍が計15万名規模の戦力を集結させていると明らかにした。 同氏は一方で、地元TVでの発言で、東部でウクライナ軍が11月だけで露軍35,000名を死傷させ、前進を食い止めていると指摘した。
 ボロシン氏よると、露軍が戦力を集結させているのは、ポクロフスクとクラホボ、ブレメフカの3方面で、特に要衝であるポクロフスク方面には露軍7万名が投入されているという。 露軍はここ数ヵ月間、ポクロフスクの制圧を狙って攻勢を継続し、多大な損害と引き換えに一定の前進を果たしていると伝えられている。
 また、ウクライナ軍現場部隊のアルヒモフ広報官は8日、ドネツク州トレツクを巡る攻防で、同国軍の囚人部隊が同市近郊の複数陣地を奪還したと発表した。
 ドネツク州全域の掌握を主目標とする露軍は、ウクライナ軍の防衛線を突破して同州の主要都市クラマトルスク方面への前進路トを切り開きたい思惑である一方、ウクライナ軍は、防衛線を順次後退させつつ露軍に攻勢を維持できなくなる水準まで損害を与えようとする戦術を進めている。 ゼレンスキー大統領は10日の国内式典で、射程700kmとされる新型の長射程ミサイル型UAV Pekloを初めて実戦使用したと発表した。 同種のUAV Palianytsiaが量産体制に入ったとも述べた。
2024.12.11
 08:36
Kyiv Independent Media identifies over 82,000 Russian soldiers killed in Ukraine <2501-121111>
 12月11日に発表されたBBCロシアとロシアの独立系Mediazona共同調査によると、ジャーナリストとボランティアは、12月6日の時点でウクライナへの全面侵攻中に死亡した82,050名のロシア兵の名前を特定した。
 ロシアはウクライナ東部で領土を拡大し、残忍な大量波戦術を用いて前進し、兵士の多くを犠牲にしている。
 MediazonaとBBC Russiaの調査結果によると、この損失はロシアの低所得者層人種的に疎外された地域に不釣り合いなほど影響を与えている。 バシコルトスタンは、ウクライナで死亡した兵士の数が最も多い場所である。
 ウクライナ軍は、ロシアがウクライナとの戦争で12月上旬の時点で戦死者と戦傷者が75万名を超えたと報告した。 ウクライナと西側当局は、毎日最大1,500名のロシア人死傷者を報告している。
 ウクライナ当局は、60万名のロシア人死傷者を発表してから3ヶ月も経たない11月4日に、70万名のロシア人の損失を報告した。 ロシアは死傷者数を公表していないが、国防省の職員は最近、国防省が行方不明の兵士を特定するための48,000件の要請を受けたと漏らした。
 ロシアの政治家は国民の不評を恐れて全面的な動員の実施を避けようとしてきた。 それどころか、国は志願兵を引き付けるためにボーナスを引き上げた。
 ロシア国民の死傷者を軽減するため、ロシアは外国人を軍隊に採用する努力も行っていて、北朝鮮にはロシアのウクライナ戦争を支援するために10,000~12,000名の将兵を派遣したと報じられている。
 ロシアの独立系メディアMeduzaは先週、その計算によれば、ロシアの損失が初めて採用能力を上回り始めたと報じた。
2024.12.11
 07:30

(17:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December10 2024 <2501-121109>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月10日の戦況 =
 シリアをめぐるロシア軍の態勢は、アサド政権の崩壊に対する露大統領府の現在の慎重で優柔不断な対応を反映し続けている。
 ロシアは、北朝鮮との軍事協力が拡大する中、北朝鮮に戦闘機を供給するつもりである。
 プーチン大統領は12月10日に、モスクワでラジナート・シン印国防相と会談したが、インドはロシアとの軍事技術協力のバランスを取り、主要な西側同盟国との良好な関係を維持するための努力を続けてきた。
 ウクライナ軍はヴフレダル方面に進出し、ロシア軍はクルスク州とハリコフ州、スヴァトヴェ、トレツク、ポクロフスク、クラホヴェ、ヴフレダル、ヴェリカ・ノヴォシルカ方面に前進した。
 ロシア政府は、ドネツク人民共和国とルハンスク人民共和国軍団 (DNRとLNR AC) の非正規ロシア軍部隊と退役軍人を正式に承認し、ロシア国防省の下に正式に統合する取り組みを続けている。
 ロシアは、欧米がロシアや交戦国に対する経済制裁をしているにもかかわらず、欧米が生産したハイテク部品をロシアの兵器システムに利用し続けている。
 ロシア国防省内の指揮官交代を以前から正しく予測していたロシアの内部情報筋は、12月9日にプーチン大統領がロシアの国防次官フラドコフを少将に昇進させたと主張した。
2024.12.11
 07:04
朝日新聞

(Yahoo)

IAEAの車両にドローン攻撃 ザポリージャ原発の方向に走行中 <2501-121107>
 国際原子力機関(IAEA)が10日、ロシアの支配下にあるウクライナ中南部のザポリージャ原発方面に向かっていたIAEAの公用車UAVの攻撃を受け車両後部が破損したと発表した。 職員と運転手、警備員は無事だったとしている。 グロッシ事務局長は声明で、「原発の安全を担う人々への攻撃は、断固として受け入れられない」と批判した。
 IAEAによると、攻撃を受けた車両を含む車列は、同原発に常駐する職員の交代のため、前線から8kmのウクライナ政府の支配地域を走行中だった。 UAVは後方から飛来して車両に激突したという。
2024.12.09
 17:00
Forbes

(Yahoo)

クルスク州のロシア軍部隊がカーゴトラックで突撃 むき出しの歩兵にドローン突っ込む <2501-120914>
 塹壕に身を隠すウクライナ軍部隊への攻撃に用いる車両として、バンやカーゴトラックは最悪とまではいかない。 その不名誉な称号はおそらく、簡素な自転車にこそふさわしい。
 もっとも、バンなどに乗って戦闘に赴けば殺されずに済むのかといえば、そういうわけでもない。 ウクライナ軍の侵攻先であるロシア西部クルスク州で5日かその少し前、ロシア軍のある歩兵分隊がUAZ-452ブハンカ(食パン)4輪車のカーゴトラック型の開放式荷台に乗って、ウクライナ側の陣地に向かって平原を疾走してきた。
 ただ、あまり先までは進めなかった。 ウクライナ軍の
FPV UAVが狙いをつけて襲いかかった。 UAZの運転席の上部にはドローン対策のケージが追加されていたが、荷台はむき出しだった。 UAVは歩兵たちの間で爆発し、UAZも動けなくなった。 乗員と歩兵少なくとも1人は脱出したが、歩兵少なくとも1人は負傷したらしく、炎上する車両から転がり落ちるように降りて地面を這っている。
 2年9ヵ月半にわたるロシアによる対ウクライナ戦争で、総重量3t弱のUAZ攻撃されたのは初めてではない。 オランダのOSINT)サイトのOryxによると、ロシア軍のUAZ-452の累計損害(撃破、損傷、遺棄、鹵獲)数は122両にのぼる(編集注:他にピックアップトラック型のUAZ-3303も11両失われている)。 しかし、これらの損害の大半は、前線からある程度離れた場所で物資運搬などの支援任務中に出たものだった。
2024.12.09
 06:54
時事通信

(Yahoo)

対ウクライナ支援、削減も NATO脱退可能性、否定せず トランプ氏 <2501-120904>
 トランプ次期米大統領は8日公開されたNBC TVの取材で、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援について、削減する意向を示した。 また、大統領就任前に戦争を終わらせたいとの従来の主張を繰り返した。
 取材は6日にニューヨークで行われ翌日にはパリを訪問してウクライナのゼレンスキー大統領らと会談した。
 トランプ氏は、ロシアのウクライナ侵攻を「就任前にできることなら終わらせたいと思っている」と強調し、対ウクライナ支援を削減するかを問われ、「恐らく」と答えた。
 第1次政権で脱退を検討したとされるNATOについて残留するかを問われると「彼ら(欧州の同盟国)は自分たちの(軍事支出の)請求書を支払わなければならない。 彼らが払うのなら、もちろん残る」と述べ、脱退の可能性を否定せず、欧州に軍事支出の増加を求めた。
2024.12.09
 06:50

(16:50 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December8 2024 <2501-120903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月8日の戦況 =
 ロシアが2015年以来、支えてきたシリアのアサド政権の急激な崩壊は、ロシアにとって戦略的な政治的敗北であり、シリアに戦略的な軍事基地を維持しようとするロシアを危機に投げ込んだ。
 露大統領府は12月8日に、シリアのロシア軍事基地の安全を確保するため、不特定のシリア反政府指導者との合意を確保したと報じられているが、シリアの現場での不安定で急速に変化する政治状況を考えると、この取り決めの輪郭とその存続期間は不明のままである。
 ISWは、ロシアがシリアから軍事資産を撤退させる条件を設定していること、ロシアの軍事基地が安全ではないことを示す強力な指標を収集している。
 シリアにおけるロシア基地の喪失は、ロシアの世界的な軍事的足跡アフリカでの作戦能力に大きな影響を与えるだろう。
 その多くがシリア戦争で戦ったり、報道したりしているロシアの超国家主義的なミルブロガーたちは、アサド政権の崩壊に動揺しており、戦略的に重要な分野で影響力を行使し、維持するロシアの外交政策のもう一つの失敗だと批判している。
 米国防総省は12月7日、ウクライナに対する$988Mの追加軍事支援パッケージを発表した。
 ロシア当局は、シリアのアサド政権崩壊がロシア国内のテロを助長すると主張するロシアのミルブロガーが高まる中、12月7日にダゲスタン共和国でテロリスト容疑者を拘束した。
 ロシア軍は最近、クルスク州とポクロフスク方面とヴフレダル方面に前進した。
 ロシア最大級のマイクロチップメーカーが破産手続きを開始したと報じられている。
2024.12.08
 21:26
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナ兵「死者4万3千人、医療提供37万件」 ゼレンスキー氏 <2501-120813>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が8日午後、2022年2月から始まったロシアの全面侵攻によるウクライナ兵の死者数について43,000名と明らかにした。 負傷者への医療サービスの提供は370,000件に上るという。
 ゼレンスキー氏は2024年2月下旬に、ウクライナ兵の死者数について31,000名と初めて公表していた。 10ヵ月足らずで12,000名が新たに犠牲になったことになる。
 ただ、これらの数字が安否不明者を含んでいるかははっきりしない。 英Economist誌は2024年11月までの推計値として、死者数は60,000~100,000名と報じている。
2024.12.08
 08:00

(18:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December7 2024 <2501-120803>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月7日の戦況 =
 ロシア軍は、ポクロフスクの南と南東の突出部を拡大することに成功した後、南からの迂回作戦を通じてポクロフスクを占領する直接を目的とした攻撃作戦を再開した。
Pokrovsk の位置 (Google Map)】
 ロシア軍司令部は、今後数週間でクラホヴェを占領し、ヴェリカ・ノヴォシルカを占領または迂回し、ドネツク州西部の前線を平らにする取り組みに十分な人員と物資を割り当てたと評価している可能性が高い。
 ロシア軍は、ポクロフスクを西から側面攻撃し、ウクライナ軍にポクロフスクとミルノフラドからの撤退を強いようとしている可能性が高い。
 ロシア軍司令部は、2025年までポクロフスクを奪取するための攻勢作戦において、ロシアの物資と人的資源を戦術的な領土獲得と引き換えに、持続不可能な速度で取引し続ける可能性が高い。
 ウクライナ軍は、ガス田プラットフォーム近傍を含め、北西部の黒海におけるロシアを排除するために、UAV攻撃を続けている。
 ウクライナ軍は、Starlink端末のより安全な衛星ネットワークであるStarshieldへのアクセスが増えると報じられており、これにより、ウクライナ軍とロシア軍が現在関与している技術革新の軍拡競争において、ウクライナ軍が優位に立つ可能性がある。
 ロシア連邦検閲官のRoskomnadzorは、少数民族が住むロシア地域で、ロシア主導のインターネットを試験しているようである。
 Roskomnadzorは、ロシア人にウェブサイトを欧米のホスティングプロバイダーからロシアの検閲法をより適切に施行する可能性のあるロシアのRoskomnadzorプロバイダーに移行するよう強制するつもりである可能性があることを示した。
 ウクライナ軍はクルスク州に前進し、ヴェリカ・ノヴォシルカ付近に進出したと報じられており、ロシア軍はクピャンスク、トレツク、ポクロフスク付近に進出したと報じられている。
 ロシア当局が進めている秘匿動員の一環として、移民に国防省との兵役契約に署名するよう強制する取り組みを続けている。
2024.12.07
 11:30

(21:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December6 2024 <2501-120707>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月6日の戦況 =
 シリアのタルトゥースにあるロシア海軍基地からまだ12月6日現在、ロシア軍は撤退していないが、シリアの反政府勢力が政権支配地域を急速に前進し続ける中、ロシアが艦船を港に留めておくかどうかは不明のままである。
 ロシアは、シリアのロシア・フメイミム空軍基地を防衛していた防空装備の少なくとも一部を再配置しているように見えるが、この再配置の理由は現時点では不明のままである。
 露大統領府は、ベラルーシを事実上併合して連邦国家の枠組みを通じてベラルーシにおけるロシア軍のプレゼンスをさらに拡大するための戦略的取り組みを引き続き進めている。
 ルカシェンコ大統領は、ベラルーシが国内に配備されたロシアの兵器を管理することを提唱することで、ロシアに対するベラルーシの主権を維持しようとしている可能性が高いが、ルカシェンコ大統領は歴史的に失敗してきた
 Oreshnikのベラルーシへの配備は、ロシアの核武力威嚇の強化にもかかわらず、ウクライナやNATO諸国に対するIRBM攻撃の差し迫ったリスクを大幅に増加させることはない
 露大統領府は、ウクライナのクルスク州侵攻にロシアが適切に対応できなかったとして、元クルスク州知事スミルノフを見せしめにしている。
 ラブロフ露外相は、米マスコミの取材を利用して、米外交政策を形作り、米国の権益とロシアの条件に有害な米露リセットを達成することを意図した露大統領府の論点を繰り返した。
 西側の制裁がロシアのUAV全体的な品質を低下させていると報じられており、対象を絞った制裁がロシアの防衛産業に何らかの悪影響を及ぼしていることを示している。
 ロシア軍はトレツク、ポクロフスク、クラホヴェ、ヴフレダル付近に進出した。
 ロシア軍は、補充が困難な将校団の一部を失い続けており、その一部は、増え続けるロシアの死傷者の一部としている。
2024.12.06
 22:07
Kyiv Independent Ukraine war latest: Zelensky unveils new Ukrainian new missile-drone 'Peklo' <2501-120619>
 ゼレンスキー大統領が12月6日、新型ミサイルとUAVのハイブリッド兵器Peklo(地獄)の第一陣がウクライナ軍に納入されたと発表した。
 ゼレンスキー大統領はSNSへの投稿で、供給された兵器の数を明らかにしなかったが、現在の目標は「生産と配備を拡大すること」であると述べ、すでに「戦闘効果が証明されている」と付け加えた。
 長距離国産兵器はウクライナの防衛戦略にとって重要と見なされており、ウクライナ軍は、使用が制限されることが多い西側諸国の武器に代わるものを提供している。
 Pekloの能力については、セキュリティ上の理由から一部の詳細は明らかにされていないが、ゼレンスキー大統領はこの兵器を「根本的に新しいタイプ」と強調した。
 Pekloの航続距離は700km、速度は700km/hで、当局は、システムはすでに5回成功裏に使用されていると述べたと伝えられている。
2024.12.06
 11:31
Reuters 通信

(Yahoo)

「ウクライナ戦争であらゆる手段使う用意」、ロ外相が米記者に説明 <2501-120612>
 ラブロフ露外相が5日放送された米ジャーナリスト、タッカー・カールソン氏の取材に英語で応じ、ウクライナ戦争で極超音速ミサイルを使用したことについて、西側がロシアに「戦略的敗北」をもたらすのを阻止するため、あらゆる手段を用いる用意があると理解させる狙いがあったと述べた。
 ラブロフ外相は米国と米同盟国がウクライナに長距離兵器を供与しているとし、これらの国へのメッセージは「彼らがロシアの戦略的敗北と呼ぶものを成功させないため、われわれはどのような手段でも用いる用意があると理解しなければならないということだ」と説明し、「彼らは、どの国、どの地域、どの大陸でも、世界の覇権を維持するために戦っている。 われわれは正当な安全保障上の利益のために戦う」と語った。
 西側について、2022年2月の対ウクライナ「特別軍事作戦」開始前の数週間から数ヵ月間、ロシアの安全保障を維持するための話し合いを拒否していたと指摘し、ウクライナについても、本格的な戦争が始まる前と、2022年4月にトルコで行われた協議の2度にわたって提案を拒否し、領土保全を維持する機会を失ったとした。
2024.12.06
 08:30

(18:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December5 2024 <2501-120607>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月5日の戦況 =
 ロシアは、ドネツク州西部で戦術的な前進を遂げるために、ロシア軍の戦争努力とロシア経済の中期的な存続可能性を犠牲にして、大幅な人的資源の損失を被り続けている。
 ロシアの労働力の制約は、中期的にこの増加した死傷者率を維持できない可能性が高く、ウクライナがこの割合で損失を与える能力には、西側のウクライナに対する継続的な軍事支援が依然として重要である。
 ロシア陸軍参謀総長のゲラシモフ大将は、11月21日のロシアのウクライナに対するOreshnik BM攻撃を、ウクライナがATACMSでロシアを攻撃するのを米国が許可したことに対する防衛的反応として描くための露大統領府の情報作戦を台無しにした。
 ロシアと北朝鮮の軍事協力は、12月4日に包括的戦略的パートナーシップ協定が正式に開始された後、今後数ヵ月間で強化され続ける可能性が高い。
 チェチェン共和国のカディロフ首長が、他のロシア治安当局者に対抗して、自らを移民やロシア少数民族の擁護者として公に位置づけ続けており、プーチン大統領が、ロシアにおける民族間・宗教間の調和を確保する包括的なロシア市民ナショナリズムを推進しようとする取り組みをめぐり、ロシア政府高官がますます分裂する可能性があることを示唆している。
 ウクライナ軍はクルスク州とハリコフ州北部に進出し、ロシア軍はトレツク、クラホヴェ、ヴフレダル方面に前進した。
 ロシア軍は、戦闘や兵站業務に女性を採用するケースが増えていると報じられている。
2024.12.06
 07:36
時事通信

(Yahoo)

ロシア外相に「戦争犯罪者」 OSCE演説聞かず退席 ウクライナ外相 <2501-120605>
 ウクライナのシビハ外相が5日、マルタで開かれた欧州安保協力機構(
OSCE)閣僚会合で、同じテーブルを囲んだロシアのラブロフ外相を「戦争犯罪者」と呼び、強く非難した。 また「ロシアはパートナーではなく、われわれの安全に対する最大の脅威だ」と述べ、ラブロフ氏の出席に対する不満をあらわにした。
 シビハ外相は、ラブロフ外相の演説が始まると、ポーランドのシコルスキ外相らと共に退席した。 シコルスキ外相はXで「うそは聞きたくない」と退席の理由を説明した。
2024.12.05
 15:30
Forbes

(Yahoo)

クルスク州でウクライナ軍の戦車部隊が逆襲 わずかに前進 <2501-120510>
 ロシア軍が11月上旬に、8月初めにロシア西部クルスク州にウクライナ軍が侵攻してつくり出した650㎢ほどの突出部を排除するため、強力な攻撃に乗り出した。
 しかし、兵力に劣るクルスク州のウクライナ軍は持ちこたえているばかりか、4日には逆襲を敢行した。
 ウクライナ軍の少なくとも3個旅団、具体的には第17独立重機械化旅団第21独立機械化旅団第80独立空挺強襲旅団の戦車部隊やその他の部隊が、突出部の西の外れの中間地帯にあるダリノ村の南周辺に進撃したと報告されている。
 第21機械化旅団は西へ40kmほどのノービプーチ町方面の陣地から一部の部隊を移動させたらしく、残り数少ないLeopard 2A6 MBT少なくとも1両投入した。
 改編されたばかりの第17重機械化旅団のソ連製T-64かT-72も参加した。
2024.12.05
 11:54
RBC Ukraine Russians drown trying to land on Dnipro River islands <2501-120507>
 ATESHゲリラ運動が、ロシア北方艦隊第61独立海兵旅団の将兵が、ドニプロデルタのビロフルディ島での作戦が失敗に終わり、損失を被ったと報告している。
 ロシア北方艦隊の第61独立海兵旅団のメンバーであるATESH運動のエージェントによると、2人のロシア兵がウクライナのUAVに攻撃されジェットスキーのコントロールを失い溺死したという。
 ゲリラは「このような事故はロシア軍ではよくあることで、その理由は、訓練が不十分であるか、まったくなく、兵士が単純に対処できない困難な地形条件です」と述べた。
 技術的な困難に加えて、ロシア軍の士気は低く、ゲリラによると、一部のロシア兵が罰として島に送られているという。
 ATESH運動は、ロシア占領軍の士気を失った部隊が作戦遂行に重大な困難を経験しており、そのような失敗が彼らの戦闘効果をさらに低下させていると報告している。
 ATESHゲリラ運動は、ウクライナの一時占領地域だけでなくロシア自体でも活動しており、2022年にウクライナ人とクリミア・タタール人によって、ロシアの侵略に対抗し、占領地の解放を促進するために設立された。 この運動は、ロシアの軍事装備とインフラの偵察、破壊、破壊に従事しており、民間人を含むさまざまなグループで構成されておりこの組織は、プロパガンダや情報伝達の任務を遂行している。 運動の名前は、クリミア・タタール語で火を意味する言葉に由来している。
 ゲリラはまた、ロシア軍の活動に関するすべての情報がウクライナ国防軍に渡され、ロシアの占領者に対する対抗を強化することを思い出させた。
2024.12.05
 10:58
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ、16歳少女を反逆罪で訴追 ロシア支援で <2501-120505>
 ウクライナ保安局(SBU)が4日、北部チェルニヒウ州に対するロシアによる空爆を支援したとして、16歳の少女を逮捕し、反逆罪で訴追した。
 SBUによれば、ロシアはこの少女に対し、ベラルーシと国境を接する同州の防空システムの位置を知らせるよう任務を与えた。
 少女はタクシーに乗って偵察を行い、暗号化されたオンラインメッセージサービスを通じて機密情報をロシアに渡したとされる。
 当局が防衛施設を撮影していた少女を拘束した。 SBUは「ロシアを利する諜報・破壊活動の証拠が入った携帯電話を押収した」と補足し、少女が反逆罪で訴追され、勾留されているとした。
 2022年2月のロシアによる全面侵攻開始以降、ウクライナはロシア軍に協力した疑いのある自国民に対する捜査数千件を実施しているが、未成年者の逮捕は異例である。
2024.12.05
 08:30

(18:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December4 2024 <2501-120503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月4日の戦況 =
 プーチン大統領や他のクレムリン高官が、ロシアにいるウクライナの子供たちの強制送還と「再教育」に個人的に関与していることを示す証拠が山積みになっている。
 プーチン大統領は、ロシア経済の安定と成長を引き続き主張しているが、高金利とインフレ対策の取り組みは、クレムリンが長期的な経済の安定を懸念していることを示唆している。
 アルメニアのパシニャン首相が12月4日、アルメニアはロシア主導の集団安全保障条約機構 (CSTO) との関係が、事実上「後戻りできない地点」に達したと発表した。
 ウクライナ軍はトレツクとヴェリカ・ノヴォシルカ近郊で失った陣地を奪還し、ロシア軍はトレツク近郊のチャシフ・ヤール、ポクロフスク、ヴフレダル、ヴェリカ・ノヴォシルカ、クルスク州で前進した。
 露大統領府は、ウクライナ戦争の退役軍人をロシア政府や主要な国営企業で指導的地位に就かせるために、Time of Heroes計画を引き続き利用している。
2024.12.04
 21:42
RBC Ukraine Kadyrov acknowledges attack on special forces regiment in Grozny and reports injuries <2501-120421>
 チェチェンのカディロフ首長が、彼の警護を担当している特殊戦連隊への攻撃を認めた。 ASTRA Telegram Channelによると、事件は12月4日に発生した。
 カディロフ首長は、UAVがグロズヌイの中心部を攻撃し、カディロフ特別警察連隊の建物の屋根を損傷したと述べた。 彼によると、攻撃で民間人が負傷したが、その数は特定しなかった。
 チェチェンの首長は、いつものように、攻撃はウクライナのせいだとした。
 今朝早く、グロズヌイで爆発があったという報告が浮上した。 これに続いて、地元の空港は「カーペット」計画 (空中閉鎖計画) を実施し、モスクワへのフライトを1便遅らせた。
 第141特殊自動車化連隊は、グロズヌイに拠点を置くロシア国家警備隊の北コーカサス地区の部隊で、この連隊は、ジューコフ旅団の一部である。 2006年5月29日に第248特殊自動車化大隊から結成されたこの連隊は、チェチェンの指導者カディロフ首長の身辺警護も行っている。
 2022年からは、ロシアのウクライナ侵攻に参加しており、オープンソースによると、カディロフツィ首長はブチャでの民間人の殺害に関与している。
 チェチェンに対するUAV攻撃はこれが初めてではなく、10月末にはUAVがカディロフの特殊部隊大学を攻撃した。 10月30日までに、衛星画像は攻撃を確認し、現場から煙が立ち上っているのを示していた。
2024.12.04
 17:42
Kyiv Independent Russia gathers 300 boats to cross Dnipro River amid attempted attacks in Kherson Oblast, military says <2501-120419>
 ウクライナ軍南部軍のヴォロシン報道官が12月4日にSuspilneに、ロシア軍はドニプロ河デルタの一部の島々に足場を築こうヘルソン方面を急襲していると語った。 ロシア軍はコザツキー島とクルフリク島の近くで攻撃を行おうとしていると、ヴォロシン報道官は述べた。
 報道官のコメントは、ヘルソン州のプロクディン知事がFinancial Times紙に、ロシアがヘルソンに向けて「別の攻勢を開始したい」と語った後に出された。
 2022年11月にウクライナがドニプロ河を解放して以来、ヘルソンをはじめとするドニプロ河以西の集落は、ほぼ毎日のようにロシア軍の攻撃を受けており、ロシア軍は河の東岸に押しやられた。
2024.12.04
 16:17
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ終戦へ領土割譲や NATO加盟断念、トランプ氏側近が提案=関係筋 <2501-120418>
 トランプ次期米大統領政権移行チーム関係者の話で、トランプ氏の側近から複数のウクライナ終戦案が提示されていることが分かった。 提案には、事実上のロシアへの領土割譲となる現行戦線の凍結や、ウクライナのNATO加盟断念が含まれているもようである。
 トランプ氏は選挙戦中、自分が大統領ならウクライナ戦争を24時間で終わらせると主張していた。 同氏の側近は「アメとムチ」戦略でウクライナとロシアを交渉のテーブルに着かせようとしている。
 政権移行チーム関係者によると主な提案は三つで、トランプ氏がウクライナ・ロシア担当特使に任命した退役陸軍中将のケロッグ氏、バンス次期副大統領、駐独大使を務めたグレネル元国家情報長官代行がそれぞれ提出した。
 今年提出されたケロッグ案では、ウクライナ領内の現在の接触線で凍結するとともに、米国がウクライナに安全保障を保証するとしている。 合意が成立すれば米国がウクライナへの武器供与を拡大する可能性がある。
 上院議員時代にウクライナ支援に反対していたバンス氏が9月に策定した案では、ウクライナのNATO加盟を否定している。 バンス氏は、米SNSのPodcast番組司会者に対し、終戦案には、既存の前線に非武装地帯を設け、「厳重に要塞化」してロシアのさらなる侵攻を防ぐことが含まれる可能性が高いと語っている。
 グレネル氏は、7月のブルームバーグとの円卓会議でウクライナ東部に「自治区」を設置することを提唱した。ただ詳細は明らかにしていない。
2024.12.04
 09:30
Forbes

(Yahoo)

クルスク州の「死の道」、ロシア軍にとってますます危険に 車両の残骸増える <2501-120413>
 ウクライナ軍は10月中旬、ロシア西部クルスク州を走る幹線道路の短い区間を「死の道」(ヘラシチェンコ元ウクライナ内相顧問)に変えたが、1ヵ月半後に再びその光景が出現した。
 ウクライナ陸軍第225独立強襲大隊が11月29日にSNSに投稿した動画には、以前から転がっていた残骸のほかに、新たに破壊された車両少なくとも10両が路上やその脇に確認できる。
 ウクライナ軍が8月に始めた侵攻でつくり出し、現在650㎢ほどの広さとなっている突出部の北西周縁の小さな集落ゼリョーヌイ・シュリャフ付近のこの道路について、第225強襲大隊は「ロシア軍は罠にはまっている」と報告している。 「野原には地雷が敷設され、道路には大砲の照準が合わされ、ロシア軍の行動はすべて注意深く監視されている」という。
 プーチン大統領はロシア軍に対して、クルスク州からウクライナ軍を2025年2月までに排除するよう指示しているとされるが、ロシア軍の海軍歩兵と空挺軍の計4個旅団・連隊に所属する車両は、ゼリョーヌイ・シュリャフ近くの同じ道路を使った攻撃を延々と続けている。 ウクライナ軍はそれを地雷やUAV、火砲で撃退し続けている。
2024.12.04
 08:30

(18:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December3 2024 <2501-120411>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月3日の戦況 =
 ロシアはシリアのタルトゥース基地から海軍施設を撤退させており、これはロシアが近い将来、シリアのアサド大統領の政権を支援するために大規模な増援を送るつもりがないことを示唆している可能性がある。
 米国は12月2日、ウクライナに対して$725M相当の追加軍事支援を発表した。
 ロシア当局は、ウクライナが交渉に消極的であると描き出し、ウクライナ人の政府に対する信頼を損なうために、捕虜交換に関する情報操作を永続させ続けている。
 インドは、欧米の防衛企業との協力を強化し、自国の防衛産業を構築するため、自国の防衛産業をロシアから切り離そうとしていると報じられている。
 ウクライナ軍はクルスク州に進軍し、クピャンスク近郊で失った陣地を奪還し、ロシア軍はトレツク、ポクロフスク、ヴェリカ・ノヴォシルカ付近に進出した。
 ロシア軍は、ウクライナ東部での攻撃作戦の強化を維持しようと試みたため、2024年11月に大幅な人員と装甲車両の損失を被り続けたと報じられている。
2024.12.04
 04:37
共同通信

(Yahoo)

ロシア、11月の制圧面積は最大 侵攻翌月以来、東部で猛攻 <2501-120407>
 ISWのデータを基にフランスメディアが3日までに、ウクライナ東部に猛攻を続けるロシアが11月に制圧した面積は、侵攻開始翌月の2022年3月以来、月間で最大の725㎢以上となった。 これはシンガポールの面積に相当すると報じた。
 ロシア軍は人的損失をいとわず、占領地を着実に広げていて。ウクライナが一部制圧したロシア西部クルスク州には北朝鮮兵が展開しており、ロシア側は攻勢をさらに強める見通しである。
 報道によると、ロシア軍はここ数週間でウクライナ東部ドネツク州の要衝ポクロウシクの南と東の複数地区を制圧し、ポクロウシクまで5km以内に迫っていると主張している。
2024.12.04
 01:00
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、新型国産ミサイルの試験実施 西側への依存低減へ <2501-120402>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が3日、新型の国産ミサイルの試験を実施したと発表した。
 ゼレンスキー大統領は、新型ミサイルの試験に関する報告を軍から受けたと対話アプリTelegramに投稿し、「生産を加速させている」とした。 ただ詳細は明らかにしていない。
 ゼレンスキー大統領は8月に国産のBMの初の試験を実施したと発表しており、西側諸国への依存度の低減を目指し、兵器の国内生産を拡大している。
2024.12.03
 19:19
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、脱走兵が深刻化 数万~20万人試算も 戦局悪化など要因、苦戦を加速 <2501-120314>
 ロシアによるウクライナ侵略で、欧米メディアが最近、ウクライナ軍で兵士の脱走問題が深刻化し、戦局の悪化を加速させていると相次いで報じた。 ウクライナ軍では30万~35万名が戦闘任務に就いていると推計されてきたが、少なくとも数万名規模の脱走が起きているという。 ゼレンスキー大統領は11月末に脱走兵の帰還を促す法律に署名したが、効果がどの程度出るかは不透明である。
 AP通信は11月29日、露軍との火力差や戦勝への希望の薄れ、部隊交代が行われないことによる疲弊や士気の低下などを背景に、ウクライナ軍内で前線の持ち場を離れたり、治療休暇の取得後に部隊に戻らなかったりする脱走兵が少なくとも数万名に上っていると報じた。 軍の内情を知るウクライナ最高会議(議会)議員が「脱走兵は20万名に達する可能性がある」と明かしたとも伝えた。
 英Financial Times紙も12月1日、ウクライナ検察当局が今年1~10月に脱走罪で兵士を訴追した件数が6万件に上り、露軍との戦闘が始まった2022年と2023年を合わせた件数の約2倍に達していると報じた。
 2023年に465㎢のウクライナ領しか制圧できなかった露軍2024年は2,700㎢を制圧したとし、「脱走者の急増はウクライナにとって厳しい戦況をさらに悪化させている」と指摘した。
2024.12.03
 09:30
産経新聞

(Yahoo)

NATO事務総長、性急なウクライナ和平「米国の脅威を増大させる」とトランプ氏に警告 <2501-120308>
 ルッテNATO事務総長が2日に報じられたFinancial Times紙の取材で、トランプ次期米大統領がロシアによるウクライナ侵略戦争の早期和平を目指していることに関し、ロシアを利するような性急な和平は将来的に米国の脅威を増大させると警告した。
 ルッテ事務総長は11月22日に米南部フロリダ州でトランプ氏と面会した際、仮に和平合意でロシアがウクライナの領土を占領し続けるのを容認した場合台湾の統一をにらんでウクライナ情勢を注視している中国の習国家主席も台湾への武力侵攻の選択肢に傾斜する恐れがあると伝えたことを明らかにした。
 また、ロシアが北朝鮮から軍事支援を受けている問題では、ロシアが見返りとして北朝鮮に提供しているミサイル技術は「日韓だけでなく米本土に深刻な脅威 をもたらしている」と指摘し、同氏に対して西側の同盟諸国と緊密に連携してウクライナ支援を続けていくよう要請したとしている。
 ルッテ事務総長はまた、ロシアはイランに対しても金銭やUAV技術を対露支援の見返りに提供していると語り、「中露と北朝鮮、イランは一緒になって動いており、世界各地の紛争が連関を一層強めている」との見方を示した。
2024.12.03
 09:00
Forbes

(Yahoo)

第一次大戦式で「ドローン狩り」のウクライナ練習機、戦闘再開か <2501-120307>
 第一次世界大戦中さながらの方式でUAVを撃ち落とすウクライナのプロペラ機が、4ヵ月ほどのブランクを経て南部オデーサ上空で戦闘を再開したのかもしれない。
 1970年代に製造された旧ソ連のレシプロエンジンで推進するYak-52練習機は11月26日、オデーサの空に戻ってきてロシア軍の
ISR UAV狩りにいそしんだと報告されている。
 重量1,000kg超、前部座席にパイロット、後部座席におそらくショットガンを構えた射手を乗せたYak-52は、オデーサ在勤ウクライナ海軍軍人のアカウントCathelinによると戦闘中に燃料1,000立を使い果たし、途中で着陸して燃料を補給しなくてはならなくなったという。
 最高速度285km/hのYak-52は5時間飛行し、ロシア軍のOrlan-10 ISR UAVを少なくとも1機撃墜したとされる。 Orlan-10はオデーサ上空を飛行して目標を見つけ出し、その位置情報を砲兵部隊に伝えて長射程ミサイルによる攻撃を導いている。 1時間の飛行コストがせいぜい数百ドルのYak-52は、1機$100.000程度するISR UAVを撃墜するのに効率的な手段のひとつである。
2024.12.03
 07:20
RBC Ukraine Russia deploys Kalibr missile carriers to Black Sea: Possible salvo named <2501-120304>
 ウクライナ海軍が、ロシア軍は黒海にKalibr CM搭載艦1隻を配置した一方、地中海ののロシア艦4隻はこれらのミサイルを同時に最大44発発射することができると報告している。 アゾフ海にはロシア艦船はいないという。
 地中海には5隻の敵艦が配置されており、そのうち4隻はKalibr CMを搭載しており、この型のミサイルの一斉射撃能力は44発である。
 過去24時間に、以下の船舶がケルチ海峡を通過した。
 ・黒海へ: 10隻、そのうち6隻はボスポラス海峡に向かって進んだ。
 ・アゾフ海へ: 6隻、そのうち5隻はボスポラス海峡から来た。
 また軍によると、ロシアは自動識別システムを無効にすることにより、1974年の海上における人命の安全に関する国際条約 (SOLAS) に引き続き違反している。
 ウクライナ海軍は、ロシアがシリア国民の大量虐殺の可能性について、Kalibr CM搭載艦を地中海に配置していると指摘した。
 11月28日の大規模攻撃で、ロシアは黒海からクラスター爆弾を装備したKalibr CM 28発をウクライナに向けて発射した。 この攻撃の結果、主に燃料およびエネルギーセクターの施設を標的とした12件の命中が記録された。
2024.12.02
 07:00

(17:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December2 2024 <2501-120203>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月2日の戦況 =
 ロシアの情報筋で著名な声が、プーチン大統領ウクライナの完全降伏以外の何物にもならないウクライナでの戦争の交渉による解決には興味がないと強調し続けている。
 ロシアがShahed UAVの国内生産を増やしたことで、ロシアはウクライナで発射される攻撃パッケージに使用するUAVの数を増やすことができたが、ウクライナの電子戦(EW)の革新により、ウクライナ軍はロシアの攻撃パッケージにより効果的に対応できるようになった。
 露大統領府は、戦争がロシア国民に与える社会的影響を最小限に抑える努力を続けながら、大統領府が当初ウクライナでの勝利と定義していたゴールポスト暗黙のうちにリセットしている。
 ロシアの親大統領府派Telegram Channel運営者は、ロシアのソーシャルメディア・アカウントを非匿名化しようとするロシア政府の取り組みに抵抗し続けている。
 ウクライナ軍はチャシフ・ヤール近郊に進出し、ロシア軍はトレツク、ポクロフスク、クラホヴェ近郊に前進した。
2024.12.02
 16:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナがクリミアにミサイルやドローンの大規模攻撃 いま「南」を攻撃する深謀 <2501-120216>
 ウクライナ軍が11月27日、縦深打撃用のミサイルやUAV多数を駆使して、占領下のクリミア半島にあるロシア軍拠点に対して大規模で連携した攻撃を行った。
 エストニアの専門機関であるWarTranslatedは「破片が目標に命中し、ロシアのチャンネルはパニックに陥っている」と伝えている。
 その規模と洗練さにかかわらず、この攻撃は基本的に陽動のようで、ウクライナ側はこうした攻撃によって、ロシアが1,300km近くにおよぶ戦線の他方面から防空システムをクリミアに移すように仕向けたい考えなのだろう。
 そうできれば、移動によって防空システムが手薄になった方面に対して、ウクライナ側は空からの攻撃が容易になる。
2024.12.02
 14:50
Reuters 通信

(Yahoo)

米、ウクライナへの核兵器移転検討を否定 通常戦力で防衛強化 <2501-120212>
 New York times紙が11月に、複数の西側当局者が、バイデン大統領が退任前にウクライナに核兵器を提供する可能性があると示唆したと報じたが、この報道についてABCの番組で問われた国家安全保障担当のサリバン米大統領補佐官が1日、「そのようなことは検討していない」と否定し、「われわれが行っているのはウクライナが効果的に防衛しロシアと戦えるよう、さまざまな通常戦力を増強することで、核戦力与えることではない」と述べた。
 ウクライナはソ連時代に配備された核兵器を1991年のソ連崩壊後に受け継いだが、1994年のブダペスト合意に基づき、米英露による安全保障の確約と引き換えにこれら兵器を放棄した。
2024.12.02
 12:30
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍に待望の強力な機械化旅団が登場 問題は重要な装備の欠如 <2501-120206>
 ウクライナ軍の最新旅団のひとつフランスとポーランドでの3ヵ月近くの訓練を終えウクライナに到着した。 この陸軍の第155独立機械化旅団は、ウクライナ軍が最近編成した十数個の新旅団のなかで、間違いなく最も重装備で、おそらく最も優秀な旅団だが、第155機械化旅団は現時点ではきわめて重要な装備を欠いていて、戦闘準備が整っているわけではない。
 2022年2月のロシアによる全面侵攻を受けて行われた初期の戦力拡大で、ウクライナ軍の陸軍と空挺強襲軍、海兵隊、領土防衛軍、およびウクライナ内務省の国家親衛隊の各地上部隊で構成されるウクライナの陸上兵力は、各2,000名程度の旅団を100個ほどに増強した。 これは現役の軍隊の陸上兵力としては世界最大級だったが、それでも十分ではなかった
 ウクライナ軍はロシア軍にはなお兵員数でも火力でも劣り、現状で1,300km近くにおよぶ長い戦線で戦力が過度に引き伸ばされているため、最も優秀な旅団は休息や整備のために離脱する機会をなかなか得られなかった。
 例えば、米国製装甲車の運用で中心を担っている第47独立機械化旅団がそうで、陸軍の精鋭部隊である第47機械化旅団は1年3ヵ月にわたり血みどろの戦闘に従事したあと、今秋ようやく交代で前線から離れることができたものの、その休息も早々に切り上げ、ウクライナ軍が8月に侵攻したロシア西部クルスク州へ増援に送り込まれている。
2024.12.02
 05:40

(15:40 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, December1 2024 <2501-120203>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年12月1日の戦況 =
 露国防省がキゼル中将を、シリアのロシア軍集団司令官としての以前の任務を再任するチャイコ大将に交代させたと報じられているが、シリアにおけるロシアの作戦がどのように変化するかは不明のままである。
 プーチン大統領は12月1日、2025年の連邦予算と2026年から2027年の連邦予算案を承認する法令に署名した。
 ロシア国営メディアは、ロシア軍司令部がロシア陸軍第一副司令官にムラドフ上級大将を任命したと報じた。
 ジョージアの野党は、EU加盟交渉の停止に続いて、与党「グルジアの夢」が選挙で勝利したことの正当性を主張し続けている。
 ウクライナ軍はクルスク州に前進し、ロシア軍はポクロフスクとフリャイポレの近くに進出した。
2024.12.01
 05:45

(15:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November30 2024 <2501-120101>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月30日の戦況 =
 露大統領府が11月29日と30日に予告なしにシリア政府支配地域への反政府勢力の攻勢に対応し、状況に対応するためにAstana Processを利用することに関心を示した。
 ベロウソフ露国防相が11月30日に平壌を訪問した際、北朝鮮の独裁者金と会談した。
 ウクライナ軍はハリコフ市の北で失った陣地を奪還し、ロシア軍はポクロフスク、クラホフ、ヴフレダル付近に前進した。
 ロシアのミルブロガーたちは、ロシア軍の指揮決定のお粗末さや、ロシア人要員の訓練や規律の悪さを批判し続けている。
2024.11.30
 21:06
Bloomberg

(Yahoo)

ゼレンスキー氏、NATOが安全保障なら停戦も-占領地奪還は外交で <2412-113016>
 ウクライナのゼレンスキー大統領は、自国の一部地域をロシアが実効支配する現状のままウクライナのそれ以外の領土をNATOの安全保障の傘下に置く停戦に前向きな姿勢を示唆した。
 ゼレンスキー大統領は英Sky Newsの取材で、ウクライナが支配する領土だけをNATOの安全保障下に置くシナリオについて尋ねられ、ロシアの占領地を全て奪還しなくても停戦に応じる用意を示す最も強いシグナルを送った。
 Sky Newsの翻訳によると、ゼレンスキー大統領は「戦争の熱い段階を止めたいのであれば、われわれが支配するウクライナの領土をNATOの傘の下に置くべきで、われわれはそれを速やかに行う必要がある。 その後、外交手段によって領土の他の部分を取り戻すことが可能だ」と語った。
 その一方でゼレンスキー大統領は、ウクライナにそのような提案を行った国はなく、国の一部だけをNATOの保障対象とすることは難しいだろうと述べた。
2024.11.30
 07:40
AFP=時事

(Yahoo)

リトアニア、中国代表部職員3人を国外追放 <2412-113005>
 リトアニアが29日、中国代表事務所の職員3人を国外追放すると発表した。 リトアニアが台湾を支持し、また、バルト海での海底通信ケーブル断線に中国船が関与した疑惑をめぐり、両国は緊張関係にある。
 バルト海でのスウェーデン領海で11月に海底通信ケーブルが相次いで断線し、うち1本はスウェーデン領ゴットランド島とリトアニアを結ぶものだったが、船舶の位置情報をリアルタイムで提供するウェブサイトによれば、ケーブルが断線した頃、その上を中国船伊鵬-3が航行していたことから同船に疑惑が向けられている。
 リトアニア外務省は29日、中国代表事務所の職員3人について、国外追放処分とした理由については、「ウィーン条約とリトアニア法に違反する活動」と主張するにとどめたが、「国内に駐在させるのは望ましくないと判断された」と説明している。
 リトアニアは27日、欧州検察機構(Eurojust)の支援を受けてスウェーデンおよびフィンランドとケーブル断線に関する合同調査チームを立ち上げたと発表した。
【註】
 中国寄りの報道で知られる香港のSouth China Morning Postが11月16日に、10月にリトアニアで行われた選挙で第1党になった社会民主党が、中国との関係を「正常化」したいと述べたと報じている。
【関連記事:2412-111608 (SCMP 2024.11.16)】
2024.11.30
 03:29
Ukrainska Pravda Russians occupy 3 more settlements in Donetsk Oblast – DeepState <2412-113001>
 DeepStateの専門家が、ロシア軍が11月29日から30日の夜ドネツク州のゾフテ、プスティンカ、ロズドルネの3ヵ所の集落を占領したと報告した。
 DeepStateはまた、ドネツク州のイリンカ、ノヴォドネツケ、トルドーヴェ、プーシキン、クラホヴェの集落付近でロシア軍が前進していると報告した。
2024.11.29
 13:26
Kyiv Independent Media identifies nearly 81,000 Russian soldiers killed in Ukraine <2412-112912>
 BBCロシアとロシアの独立系メディアMediazonaの共同調査によると、11月29日時点でウクライナへの全面侵攻で死亡したロシア兵80,973名の氏名が明らかになった。 11月中旬のMediazonaの更新以来、さらに3,830名のロシア兵の名前が死傷者リストに追加された。
 犠牲者の半数以上は、2022年の戦争開始時に軍に所属していなかったため、ウクライナで戦うための契約に自発的に署名したことになる。 調査によれば、多くは前線に送られてから最初の2~4週間で死亡した。
 志願兵の割合は、現在、ロシア軍で確認された損失の総数の22%を占めている。 2023年11月の志願兵はわずか14%であった。
2024.11.29
 07:04
Reuters 通信

(Yahoo)

プーチン氏、あらゆる兵器の使用を警告 ウクライナが核兵器取得なら <2412-112902>
 New York Times紙が先週、バイデン米大統領退任前ウクライナに対して核兵器を提供する可能性があると複数の西側当局者が示唆したと報じたことに対し、プーチン露大統領は28日にカザフスタンの首都アスタナで行われた記者会見で、ウクライナが核兵器を取得すれば、ロシアは保有する全ての兵器をウクライナに対して使用すると警告した。
 プーチン大統領は、「現在、実質的に戦争状態にある国が核保有国になった場合、われわれはどうするか」と問い、「われわれは、ロシアが利用できるあらゆる破壊手段を使用する」と警告した。
2024.11.29
 00:40
FNN Prime Online

(Yahoo)

プーチン大統領がウクライナ政府中枢への攻撃を示唆…アメリカ製ミサイルでロシア領内攻撃の報復 <2412-112901>
 プーチン露大統領が28日、カザフスタンで開かれたロシア主導の軍事同盟、集団安全保障条約機構 (
CSTO) の首脳会議で戦況を報告しウクライナ軍が欧米の長距離兵器でロシア領内を攻撃した報復として、今後、ウクライナの政府中枢を攻撃する可能性を示唆した。
 またプーチン大統領はこの中で、ウクライナ軍が米国製ATACMSでロシア領内を攻撃した報復として、国防相と参謀本部がウクライナ領内の攻撃目標を選定していて政府中枢を攻撃対象とする可能性を示した。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は「エネルギー施設や民間のインフラ設備に対してクラスター弾が使われた。 ロシアのテロ行為の卑劣なエスカレーションだ」と非難し、改めて防空システムの重要性を訴え、欧米諸国に早急な支援を求めた。
2024.11.28
 19:00
産経新聞

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ各地に大規模ミサイル攻撃 100万戸以上停電か <2412-112809>
 ウクライナ各地で28日未明までに、電力インフラなどを目標としたロシア軍の大規模なミサイル攻撃があり、各地で大規模な停電が発生した。 ウクライナメディアによると、西部リビウ州では52万戸以上が停電し、西部3州で計100万戸以上が停電したとの情報もある。
 ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は28日にSNSに「ウクライナ全土でエネルギー施設に対する攻撃が起きた」と投稿し、「安全が確保され次第、被害状況を確認する」と表明した。
 ロシアは25~26日の夜間にもSRBM 4発自爆型UAV 188機をウクライナに発射し、ウクライナ軍が迎撃したものの、一部が着弾して電力インフラや集合住宅が損傷した。
2024.11.28
 17:22
RBC Ukraine South Korea rejected Ukraine's request to buy weapons – SBS News <2412-112807>
 韓国SBS Newsによると、ウクライナは、ロシア軍に対する抵抗を支援するために、韓国から武器を購入しようとしたが、韓国は要求を拒否した。
 報道機関によると、ウクライナ代表団は、韓国の兵器、特にKMSAMを無料ではなく、購入する許可を求めた。
 TV Channelの情報筋は、ウクライナが非殺傷兵器を求めたと述べた。 KMSAMと並んでウクライナは、防空および対砲兵目的のレーダに関心を示し、また155mm砲弾用の炸薬を要求したという。
2024.11.28
 17:12
RBC Ukraine Expert names reason why Russian strike 'on the decision-making center in Kyiv' unlikely <2412-112805>
 ウクライナ軍の予備役少佐であるヘットマン氏が、RBC-Ukraine YouTubeチャンネルへのコメントで、プーチン露大統領が「発表」したキーウの意思決定センターに対する攻撃は、近くに中国大使館があることから可能性は低いと述べた。
2024.11.28
 08:30

(18:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November27 2024 <2412-112802>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月27日の戦況 =
 ウクライナ軍は、西側諸国が提供する兵器を活用してロシアの後方深くにある軍事施設に対して、より複雑な攻撃パッケージを使用して攻撃を続けている。
 プーチン露大統領とカザフスタンのトカエフ大統領が、11月27日にアスタナで会談し、「新世界秩序」を確立するためのロシアの努力の枠組みの中で、ロシアとカザフスタンの戦略的パートナーシップを深める共同声明に署名した。
 ウクライナ軍はトレツク市内に前進し、ロシア軍はポクロフスクとクラホヴェ方面、及びクルスク州のウクライナの主要突出部内に進出した。
2024.11.27
 21:57
Kyiv Independent Ukraine war latest: The Economist estimates 60,000-100,000 Ukrainian soldiers killed in full-scale war <2412-112714>
 11月26日にEconomist誌が発表した推計によると、全面戦争で6万名から10万名のウクライナ兵が死亡し、さらに40万名が負傷しすぎて戦えない。
 ウクライナは、軍の死傷者の全容を明らかにすることをほとんど避けており、ゼレンスキー大統領は2月になってようやく、31,000名のウクライナ人戦闘員が殺害されたことを認めた。
 Economist誌は、公開された、またはリークされた諜報報告書、国防当局者、研究者、オープンソースの諜報情報に基づいて、ロシアとウクライナは、朝鮮戦争とベトナム戦争を合わせた米国よりも、自国の人口に占める割合が大きかったと書いている。 Economist誌は、ウクライナの戦闘年齢の男性のほぼ20人に1人が戦争のために死傷したと書いている。
 Wall Street Journal (WSJ) も9月に同様の推計を発表し、ウクライナは8万名の将兵が死亡し40万名が負傷したと断定した。 WSJはロシアの損失を最大20万名が死亡し、40万名が負傷したと推定していた。
 ウクライナとロシアが彼らの死傷者について秘密にしているため、双方の正確な数字を確定することはほぼ不可能で、ロシア当局が最後に発表した数字は、2022年9月時点での5,937名の将兵の死亡であった。
2024.11.27
 18:13
Kyiv Independent Ukraine approves homemade Oncilla-Shturm armored personnel carrier for military use <2412-112711>
 ウクライナ国防省は11月27日に、同国製の
APCのOncilla-Shturmが軍での採用が承認されたと発表した。
 国防次官のクリメンコフ大将は「Oncilla-Shturm APCの国産は、戦場の近代的なニーズを満たす装備の製造におけるウクライナの進歩を示している」と述べた。
   同省によると、Oncilla-Shturm APCは、乗員3名と歩兵6名を乗せることができ、小火器弾、瓦礫、爆発物から保護する。
 大口径機銃を備えた遠隔操作戦闘モジュールで武装したこの車両は、700km以上移動できる。
 同省はOncilla-Shturm APCはいくつかのファミリーを製造できると述べている。
2024.11.27
 09:55

(19:55 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November26 2024 <2412-112706>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月26日の戦況 =
 ロシア当局現在占領しているよりも多くのウクライナの領土を奪うことを目指しており、誰がそのような交渉を仲介しようとも、妥協を受け入れたり誠実な交渉を行ったりするつもりがないことを引き続き示している。
 2024年秋以降のロシア軍の前進レートは、2023年や2024年の残りの期間の前進レートと比較して増加しており、最近の西側メディアの報道では、最近のロシアの進歩をロシアの全面侵攻開始時のものと比較し、ロシアの最近の前進の漸進的かつ戦術的な性質を誤って評価し続けている。
 米国家安全保障会議のカービー報道官は、最近のウクライナのATACMS攻撃をロシアが公式に確認する中、ウクライナがロシアに対し米提供のATACMSを使用したことを認めた
 ロシア軍は、11月25日~26日の夜に、ウクライナの防空システムを圧倒するために、ウクライナのエネルギーインフラを標的とした長距離攻撃パッケージでのデコイUAVの使用を増やし続けているため、ウクライナに対して記録的な数のUAVを発射した。
 ロシア国営メディアは、ロシア国防省が、元ロシア南部軍管区 (SMD) および南部軍団司令官のアナシキン大将を東部軍管区 (EMD) 司令官代理のサンチク中将に交代させたと報じた。
 ロシア軍は、最近のロシアの戦争犯罪が急増する中、ウクライナの戦争捕虜の処刑を続けている。
 ロシア下院は、ロシア政府の公式禁止テロ組織リストからタリバンを削除する法的メカニズムを準備している。
 ウクライナ軍はクレミンナ近郊で失った陣地を奪還し、ロシア軍はポクロフスク、クラホヴェ、ヴェリカ・ノヴォシルカ近郊に前進した。
 ロシアのミルブロガーが11月25日、ロシア軍はロシア軍の部隊間で調整せずに砲兵を運用することが多いと不満を述べ、装甲車両と歩兵部隊との間の重大な通信問題を浮き彫りにした。
2024.11.27
 00:40
Kyiv Independent Gazprom plans for end of gas transit via Ukraine after 2024, Reuters reports <2412-112701>
 計画に詳しい情報筋がReutersに、ロシアの国営ガス会社Gazprom社が、2024年12月31日以降、ウクライナ経由でヨーロッパに天然ガスが流れなくなる場合を計画していると語った。
 ウクライナは、ソビエト時代以来、ロシアにとって重要な収入源であるシベリアから中央ヨーロッパへの50年以上にわたるガスの流れを終わらせ、通過協定を延長しないことを示唆している。 ウクライナは年間最大$1Bの通過料を稼いでいるが、協定を更新するつもりはないと述べているが、ロシアはウクライナルートを使い続ける意思を表明している。 プーチン大統領は、ロシアはウクライナ経由でガスを汲み上げる準備ができていると述べた。
 これらの兆候にもかかわらず、Gazprom社の内部計画では、2025年はウクライナの通過を想定していないと情報筋は述べ、同社は「はるか海外」と呼ばれるヨーロッパとトルコへのロシア産ガス輸出2025年に20%減少すると予想していると付け加えた。
 ウクライナ経路の喪失により、輸出は2024年に予想されていた390億立方メートル (bcm) から49立方メートル以下減少すると予測されている。
2024.11.26
 22:41
RBC Ukraine Ukrainian forces wound one general and kill several North Korean officers in Kursk region – FT <2412-112616>
 Financial Times (FT) が、ロシア西部クルスク地方のマリノでは、北朝鮮の将軍が療養所への攻撃で負傷したと報じた。 他にも数人の北朝鮮将校が殺害されたという。
 報道筋によると、マリノへの攻撃は、先週のクルスク地域の北朝鮮人を狙った一連の攻撃の一部だった。 情報筋は、ウクライナ軍がロシア人によって分散させられた北朝鮮部隊の位置を探していると述べた。
   FTは、負傷した北朝鮮の将軍の身元は明らかにされていないと報じているが、北朝鮮が金英福大将を派遣して、突撃隊として知られる特殊部隊を指揮していたことは以前から知られていた。 マリノで負傷したのが彼であったことを確認することは不可能である。
2024.11.26
 16:54
Ukrainska Pravda Ukrainian defence forces push Russians away from Kupiansk <2412-112612>
 Ukrinformが、ホルティツィア作戦戦略部隊の報道官であるヴォロシン氏が、全国共同ニュース放送で、ウクライナ国防軍は、ハリコフ州クピアンスクの町からロシア軍を押し返し、現在、町の郊外の状況を支配していると述べたと報じた。
 報道官は、「彼らは多数の装甲車両なしで小さな攻撃グループで潜入し、その後集結しようとした。 我々はその戦線の状況を安定させることに成功し、敵はクピャンスク市内から追い返された。 敵の装備や反対側に渡ろうとする試みは、私たちの火力と
FPV UAVによってすぐに破壊され、そこにあるすべてのものは、わが国防軍の支配下にある。
 8人や10人で渡河するグループでも、そのうち2~3人くらいで上陸し、敵は川でも撃退されたと述べた。
2024.11.26
 15:02
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア軍が急速に前進、戦略上重要な東部クラホベに侵入=報告書 <2412-112610>
 専門家の分析によると、ロシア軍はウクライナ戦争初期以来最も速いペースで前進しており、戦略的に重要な東部クラホベに入りウクライナ軍の弱点を突いている。 ワシントンに拠点を置く戦争研究所の専門家は報告書で、「ロシア軍は最近、2023年全体よりもかなり速い速度で前進している」と述べた。
 報告書は、ウクライナ東部ドネツク州にあるウグレダルとベリカノボシルカ付近の戦場で最近確認された成果に言及した。
 また、ロシアの独立系メディアグループAgentstvoが掲載した報告書によると、ロシア軍は過去1週間で、週間としては今年最大となるウクライナの領土235㎢を占領した。
 Agentstvoは、ウクライナ軍と密接な関係を持ち戦闘映像の分析や前線地図の提供を行っている団体Deep Stateのデータを分析した。
 戦争研究所の報告書や親露派の軍事ブロガーは、ロシア軍がドネツク州の交通の要衝であるポクロウシクへの足がかりとなるクラホベに入ったとしている。
 Deep Stateは25日のTelegramへの投稿で、ロシア軍はクラホベ付近にいるとした。
2024.11.26
 11:20
RBC Ukraine NATO Parliamentary Assembly calls for accelerating Ukraine's membership in Alliance <2412-112608>
 NATO議員総会の本会議で、NATO加盟国に対し、ウクライナができるだけ早く完全な加盟を達成するための努力を支援するよう求め決議が採択された。
 決議の本文によると、「総会は、北大西洋同盟の加盟国政府と議会に対し、ウクライナが招待を受け、できるだけ早くNATOの33番目の加盟国になるのを助けるための政治的および実際的な取り組みを強化するよう促す」とは述べている。
 決議の起草者は、弾薬や近代兵器の適時な提供など、ウクライナへの軍事的、財政的、人道的支援を強化することの重要性を強調している。
2024.11.26
 09:14
今井佐緒里

(Yahoo)

仏英が欧州軍のウクライナ派遣を検討している。目的は何?平和維持軍? 欧州人は欧州防衛をどうする(2) <2412-112607>
 Le Monde紙が11月25日、ヨーロッパの軍隊や民間軍事会社をウクライナに派遣する:この件に関する話し合いが英仏間で再開されたことを報じた。 裏付けのある情報筋による情報という。
 スターマー英首相は、第一次大戦終了の記念式典のため11月11日にフランスを訪問した。 この訪問のおかげで、ここ数週間、話し合いに勢いがついているという。
 思えばマクロン大統領が2024年の2月に、ウクライナに欧州軍を派遣する可能性を言い出して、ドイツを筆頭に多くのEU加盟国から大変強い反発を受けた。
 今回、マクロン仏大統領とスターマー英首相の間でこのような動きが再燃したのは、もちろん2025年1月にトランプ氏が米大統領に就任することへの反応である。
2024.11.26
 08:45

(18:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November25 2024 <2412-112606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月25日の戦況 =
 ロシア軍はドネツク州西部で前進を続けており、ヴェリカ・ノヴォシルカの包囲に近づき、ドネツク州西部の他の地域に供給する重要なウクライナ軍補給線 (GLOC) に向かって前進し、ドニプロペトロウシク東部とザポリージャ州東部に突入している。
 ドネツク州西部におけるロシアの前進は、ロシア軍司令部がこれらの最近の戦術的成功を適切に利用すれば、作戦上重要になるかもしれないが、それは必然ではなく、ドネツク州西部でのロシアの前進は、自動的にウクライナの前線の崩壊を予兆するわけではない。
 ウクライナ軍は、11月24日~25日の夜に、カルーガ州のロシア石油貯蔵所とクルスク州の空軍基地を攻撃した。
 ウクライナ軍は、ザポリージャ市に対するロシアの地上作戦の可能性について警告し続けているが、この攻撃作戦のタイムラインと規模は、クルスク州とドネツク州で進行中のロシアの作戦によって課せられた作戦上の制約のために不透明なままである。
 北朝鮮は、ロシアにBMを供給するために使用された可能性が高い主要な兵器施設を拡張していると報じられている。
 露大統領府は、ロシアとタリバンの和解が進み、タリバンを禁止組織のリストから外すというシグナルを送った。
 ロシア軍は最近、トレツク南西部とポクロフスクの南と南東に前進した。
 ロシア軍の司令部は、ロシア軍のために十分な品質の無線機を国内で生産できないため、軍用通信を中国製の通信機に頼っていると報じられている。
2024.11.25
 22:53
Kyiv Independent Record number of Russian attack drones entered Belarus overnight, monitoring group says <2412-112515>
 ベラルーシの監視団体Hajunが報じたところでは、11月24日~25日に過去最多の38機のロシアのShahed UAVがベラルーシ領内に侵入し、少なくとも1機がベラルーシ空軍によって撃墜された。 この事件は、ロシアによるウクライナへの全面侵攻が始まって以来、ロシアのUAVによるベラルーシ領空への侵入としては最大規模であり、ベラルーシの航空機が自国の空域に侵入したUAVを撃墜した珍しいケースの一つである。 ベラルーシ軍は9月5日に自国領土上空で初めてロシアのUAVを撃墜したことを確認した。
ここ数ヵ月で増加している領空侵犯は、ロシアがウクライナの都市に対するUAV攻撃を強化し続けている中で起きており、ウクライナ空軍によると、ロシアは一晩で計145機のUAVをウクライナに向けて発射し、ウクライナの防空システムは攻撃用UAVのうち71機を撃墜した。
 Hajunによると、ベラルーシ空軍
UCAVに対抗するため、過去24時間で戦闘機を4回緊急発進させた。 HajunはUCAVの大部分がベラルーシのウクライナ南部国境、特にホメル州を通過したと報告した。
2024.11.25
 10:45

(20:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November24 2024 <2412-112406>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月24日の戦況 =
 ポクロフスク、クラホヴェ、ヴフレダル、ヴェリカ・ノヴォシルカ方面へのロシアの進撃は、ロシア軍司令部に、ロシア軍司令部が今後数週間から数ヶ月の間に試みる可能性のあるいくつかの行動方針 (COA) を提示している。 (敵の取り得る幾つかの「行動方針」は「敵の可能行動」と呼ぶ)
 COA 1: ロシア軍はヴェリカ・ノヴォシルカの南西、東、北東に進軍し、ヴェリカ・ノヴォシルカのすぐ南の地域を迂回して、集落を側面から包囲する。
 COA 2: ロシア軍は、クラホヴェ近くのウクライナのポケットを閉鎖し、前線を平準化するロシアの取り組みを支援するために、南からアンドリーイフカ((H15高速道路沿い、クラホヴェの西)に前進する。
 COA 3: ロシア軍は、セリドヴェから西と南西にプスティンカ-ソンツィフカ線に沿ってアンドリーイフカ方向に前進し、クラホヴェの北にあるウクライナのポケットを崩壊させ、ウクライナの脱出路を脅かす
 ロシア軍司令部は、ドネツク州全域を制圧するというロシアの長年の目標を支援するために、ドニプロペトロウシク州の最南東部にどのように前進するかを計画している可能性が高い。
 ロシア中央、東部、南部の軍管区 (CMD、EMD、SMD) の部隊は、ドネツク州で同時に相互支援した攻撃を行っており、最近では比較的急速な戦術的進歩を遂げている。 ロシア軍司令部は、3年間の戦争の後、戦場でのいくつかの過ちから学んでいるかもしれないが、この学習の程度は現在のところ不明である。
 ロシア軍司令部はより複雑な作戦を計画しているようだが、ロシア軍はまだ戦場での作戦行動を取り戻すことができず、それどころか、ウクライナの防衛線の脆弱性を特定して利用する能力に依然頼り、段階的かつ戦術的な前進を遂げている。
 ウクライナ軍は、11月23日~24日の夜に、クルスク州の不特定の地域でロシアのS-400 SAMシステムのレーダーを攻撃した。
 ロシアは、イエメンのフーシ派との協力が拡大させ、ロシア軍で戦うために数百人のイエメン国民を徴兵したと報じられている。
 ウクライナ軍とロシア軍はクルスク州のウクライナの主要突出部に進出した。
 ロシア軍はクピャンスク、ポクロフスク、ヴフレダル、ヴェリカ・ノヴォシルカの近くまで前進した。
2024.11.25
 08:15
中央日報

(Yahoo)

「ストームシャドー攻撃で北朝鮮軍500人死亡」…韓国国情院「把握中」 <2412-112503>
 韓国の国家情報院(国情院)がロシアに派兵された北朝鮮軍に死傷者が発生したという具体的な情報があると明らかにした。 ウクライナ側はこれまで数回にわたり北朝鮮軍の死傷者がいると主張したが、国情院がその可能性を公式的に確認したのは初めてである。
 国情院は24日、中央日報の関連質問に「北の軍の死傷者が発生したという具体的な情報があり、綿密に把握中」と答えた。 情報の内容や被害規模は確認していないが、これは慎重だった従来の立場とはやや異なる。
 これに先立ち与野党の国会情報委幹事が、国情院は20日の情報委で「北朝鮮軍が最前線の戦闘に参加し始めただけに死傷者が発生しているとみる」としながらも「死傷者の報道に関して事実関係が相反する情報が多いため、正確な内容を把握しているところ」と説明したことを明らかにしえた。
 米軍事専門メディアのGlobal Defenseは23日、ウクライナ軍が20日に英国製のStorm Sahdow CMでロシアのクルスク州を攻撃した際、北朝鮮将兵500名が死亡し、3名が負傷したと報じた。 しかし具体的な根拠は提示しなかった。
 当時、海外メディアはウクライナメディアなどを引用し、Storm Sahdowが狙った目標北朝鮮軍の高官とロシア軍の指揮官が潜伏している地下の指揮統制室である可能性を提起していた。
【註】
 Storm Shadowは主弾頭の前方に目標に突破口を作るpenetrator charge と呼ばれる弾頭を装備して掩護構造物に穿孔して主弾頭を投入して破裂させるBROACHと呼ばれるデュアル弾頭を搭載しており、掩体などの破壊に高い効果をもつとされている。
2024.11.25
 08:10
日経新聞 ロシア、前線にイエメン人投入 フーシ派関与とFT報道 <2412-112502>
 Financial Times(FT)紙が24日、ウクライナ侵略を続けるロシアが中東イエメンから男性数百人を前線に投入していると報じた。 ロシアは北朝鮮から兵士の派遣を受けるなどして、慢性的な兵力不足の解消に躍起となっている。
 イエメンのフーシ派が、戦闘に従事することを伏せて人員を募集していると指摘し、フーシ派へのロシア製兵器供与に向けた協議も進んでいるとして、双方が連携を深めていると分析した。 フーシ派は紅海を航行する商船に攻撃を繰り返しており、米メディアによると、ロシアからイランを通じて船舶の位置に関する衛星情報の提供を受けているとされる。
 FTによると、募集は2024年7月ごろに始まり、高給やロシア国籍が得られる仕事があるとだまして渡航させた後、強制的に契約させるケースが多いという。 ほとんどの戦闘員は訓練が不十分で、既に死者が出たとの情報もある。
2024.11.24
 21:27
Kyiv Independent Air defense systems can counter Russia's Oreshnik missile, Zelensky says <2412-112414>
 ゼレンスキー大統領は11月24日のビデオ演説で、ロシアの新しいIRBMであるOreshnikのようなミサイルを成功裏に撃墜できる防空システムはすでに存在すると述べた。
 プーチン露大統領は、「現在、この兵器に対抗する方法はない」と主張しているが、ゼレンスキー大統領は11月24日にプーチン大統領の主張を否定し、専門家が現在ミサイルの残骸を分析し、同盟国と協力して適切な対応をまとめているとし、「世界には、そのような脅威に対抗できる防空システムがあります」とゼレンスキーは述べた。
 ウクライナは「この最新のロシアのエスカレーションに対する対応を一緒に見つけるために」国際的なパートナーと協力していると彼は述べた。 ゼレンスキーはまた、ウクライナ保安庁(SBU)がミサイルの破片の最初の画像をメディアに公開したと述べた。
 ドニプロの攻撃を受けて、ゼレンスキー大統領は11月22日にウメロフ国防相に対し、国際的なパートナーと協力して高度な防空システムを取得するよう指示した。
【註】
 IRBM Oreshnikを迎撃可能な欧米のミサイルとしては、米国のTHAAD、SM-3 BlockⅠB/Block ⅡA Aegis Ashore、イスラエルのArrow 2/3/4、フランスのAster 30 Block 1/Block 1 NTなどがある。
2024.11.24
 13:59
RBC Ukraine Russia loses nearly 10,000 troops in one week <2412-112411>
 ウクライナ地上軍司令官のパヴリューク中将のTelegram Channelによると、11月17日~24日にウクライナ軍は10,000名の占領者を排除し、200以上の砲兵システムを破壊した。
 11月17日~24日の間に、敵の損失は約9,860名に達したと、パヴリューク中将は述べている。 ウクライナ軍は更に以下を破壊した。
 ・戦 車 73両
 ・
APC 188両
 ・火 砲 209門
 ・MLRS  2両
 ・対空戦システム 5
 ・車 両 543両
 ・特殊装備 26ユニット
 ウクライナ軍はまた、123発の敵ミサイルと392機のUAVを無力化した。
2024.11.24
 12:00
Kyiv Independent Russia attacked Ukraine with over 800 KAB bombs, 460 drones, 20 missiles this week, Zelensky says <2412-112410>
 ゼレンスキー大統領が11月24日、ロシアは過去1週間で800発以上のKAB誘導爆弾460機
UCAV20発以上のミサイルを発射したと述べた。
 ゼレンスキー大統領はTelegramに「今週、空襲のサイレンがウクライナ全土でほぼ毎日鳴り響いていて、つい昨夜にはわが国の防空部隊は約50機のUCAVを撃墜することに成功した」と書き、ロシア軍が全国で攻撃している様子を映したビデオを共有した。
 ロシアは11月21日朝に、ウクライナ東部のドニプロ市を目標とした攻撃で、Oreshnik IRBMを公開した。
 ゼレンスキーは「ウクライナは兵器の実験場ではない。 ウクライナは主権を持つ独立国家である。 それなのに、ロシアは我々の人々を破壊し、恐怖とパニックを広め、私たちを弱体化させようとする試みに固執している」と述べた。
2024.11.24
 07:50
時事通信

(Yahoo)

ロシア軍、1日300メートル前進 ウクライナの支配地域はほぼ半減化 <2412-112406>
 ウクライナ軍関係筋は22日、ロシア軍の攻勢に晒されている東部ドネツク州のクラホボ周辺で、1日に200~300mの前進を許していると明らかにした。
 同筋は、クラホボの戦況は、猛攻を受ける同州ポクロフスク方面よりも「悪い」と指摘し、2024年8月から反撃を仕掛けているクルスク州では、最大1,400㎢あった占領地域が800㎢にまで縮小したと明らかにした。
 一方、ウクライナが越境攻撃を仕掛けているロシア西部クルスク州では、支配地域が大幅に縮小しているという。
 専門家は、紛争の早期終結を掲げるトランプ次期米大統領の就任を前に、ロシアとウクライナの双方が前線での優位を確立しようと激しく争っているとみている。
2024.11.24
 07:35

(17:35 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November23 2024 <2412-112405>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月23日の戦況 =
 露国防省は、南部軍管区の司令官代理であるアナシキン大将部下が上官に虚偽の最前線進捗報告書を提出したというロシアの情報社会内で広範な非難を受けてアナシキン大将の最近の解任を隠蔽しようとした可能性が高い。
 ウクライナ軍当局は、北朝鮮の「技術顧問」が占領下のマリウポリで活動しているという新たな未確認の報告の中で、ハリコフ州に北朝鮮要員がいるという主張を否定した。
 ロシア軍は最近、クルスク州とヴェリカ・ノヴォシルカ近郊に進出した。
efforts.  露大統領府のペスコフ報道官が、ロシア当局が仮想通貨動員の取り組みに傾倒し続けているため、ロシアは現在、別の部分的な非自発的予備軍の召集を行う必要はないと述べている。
2024.11.24
 05:34
共同通信

(Yahoo)

仏、長射程兵器の使用容認 ロシア領攻撃は「自衛の論理」 <2412-112403>
 BBCが23日に、バロ仏外相が英BBCの取材で、ウクライナはフランスが供与した長射程兵器でロシア領を攻撃できるとの認識を示したと報じた。 攻撃は「自衛の論理」とし、長射程兵器による攻撃容認を初めて公言した。 既に使用されたかどうかは明言しなかった。
 ウクライナによる米英供与の長射程兵器攻撃を巡っては、ロシアが最新式ミサイルで報復攻撃するなど緊張が激化している。
 フランスが供与した射程250kmの長距離ミサイルSCALPも使われれば、ロシアがさらに激しい報復に踏み切る可能性がある。
 バロ外相は取材で、ウクライナ支援に「越えてはならない一線はない」と強調した。
2024.11.24
 03:46
Ukrinform 第三次世界大戦は2024年に始まった=ザルジュニー駐英ウクライナ大使 <2412-112402>
 ウクライナ軍前総司令官であるザルジュニー駐英ウクライナ大使は、ロシアの同盟国が対ウクライナ戦争に直接関与したことを受けて、第三次世界大戦は始まったとみなすことができるとの見方を示した。
 ザルジュニー大使がニュースサイトUkrainska Pravdaの行事でのスピーチの際に発言した。
 ザルジュニー大使は、「2024年に第三次世界大戦が始まったと全くもって確実にみなすことができると思っている。 なぜなら、2024年にウクライナの前に立っているのはもうロシアだけではないからで、ウクライナの前には北朝鮮からの兵士が立っている。正直に言おうではないか。ウクライナにはもう、大っぴらに、恥ずかしげもなく、イランのShahedが民間人を殺している。 ウクライナへはもう北朝鮮製のミサイルが飛んできているし、彼らはそのことをオープンに話している。 ウクライナでは中国の砲弾が破裂しており、ロシアのミサイルの中には中国の部品が使われている」と発言した。
2024.11.24
 01:33
TBS News

(Yahoo)

ロシアが21日発射の新型ミサイル「オレシュニク」、ウクライナ国防省高官「少なくとも10発は保有している」 <2412-112401>
 ウクライナ国防省高官が、ロシアが21日にウクライナに向け発射した新型のミサイルを、ロシアは10発程度保有しているとの見方を示した。
 ウクライナへの侵攻を続けるロシアは21日、欧米がウクライナに供与した射程の長いミサイルによる攻撃への報復として、ウクライナ東部に向けて新型のOreshnik IRBMを発射した。
 地元メディアによると、このミサイルについて、ウクライナ国防省情報総局のスキビツキー副局長は22日、「もし、研究や戦闘に使うものであれば、少なくとも10発は保有しているはずだし、ミサイルを量産するには、少なくとも10回試験を行う必要がある」と述べて、ロシアがすでにOreshnikを10発程度保有している可能性があるとの見方を示した。
 プーチン大統領は、このミサイルの量産を決めたと表明していて、戦闘のさらなる激化が懸念される。
2024.11.23
 23:02
RBC Ukraine US close to decision to provide Ukraine with JASSM cruise missiles - Reuters <2412-112313>
 Reuters通信が、米国はウクライナにJASSM CMを供給する合意に近づいているが、ウクライナは米国が技術的な問題を解決するには、納品前に数ヵ月待たなければならないと報じている。
 3つの機関筋によると、ウクライナの武器支援パッケージにJASSMを含めることは、この秋に発表されると予想されているが、最終的な決定はまだ下されていない。
 当局者は、JASSMをウクライナに送れば、ロシアの領土の多くが強力な精密爆弾の射程内にあるため、紛争の戦略的状況を大幅に変える可能性があると述べている。
2024.11.23
 22:29
RBC Ukraine Holodomor commemoration event attacked in Greece: Ukraine demands investigation <2412-112312>
 駐ギリシャ共和国のウクライナ大使館が、ギリシャでは、ホロドモールの犠牲者を追悼する行事が、何者かに襲撃されたことから、ウクライナは調査を要求していると述べている。
 ギリシャのウクライナ人社会の代表は、共産主義のシンボルを持つ正体不明の大規模グループが、彼らのホロドモール記念イベントを妨害したと述べた。 事件は、ウクライナ人が他の集落からタラス・シェフチェンコの記念碑に来て記念行事を開催するために来ていたマンドラの町で起こった。
 ウクライナ大使館は、ウクライナ人社会の参加者に対する攻撃的な行動と挑発に抗議し、攻撃者がギリシャ共産党の党員であったことに注目した。
【註】
 ロシア革命後、ウクライナでは自治運動が展開したが、ソビエト・ウクライナ戦争(1917~1921年)やロシア内戦でのボリシェビキ勝利により、1919年のウクライナ社会主義ソビエト共和国の成立を経て、1922年にはロシア・ソビエト連邦社会主義共和国や白ロシア・ソビエト社会主義共和国とともにソビエト連邦を構成した。
 ボリシェビキは、食糧独占令(1918年)により穀物徴発を開始するとともに、富農(クラーク)を「人民の敵」であるとして逮捕し、強制収容所に連行するクラーク撲滅運動も開始した。
 ソビエト・ロシアにとって、ウクライナから収穫される小麦の輸出は貴重な外貨獲得手段であったため、飢餓が発生してもウクライナの小麦は徴発され、輸出に回され続けたため、それが更なる食糧不足を招くことになった富農撲滅運動(ラスクウーラチヴァニェ)の名の下での反革命分子の粛清・殺戮、コルホーズによる強制農業集団化によって多数の犠牲が生じ、さらにウクライナ語の禁止なども行われた。
 ウクライナ飢饉はスターリンによる強力な意図を持った強制封鎖によるものであったとされる。
2024.11.23
 19:48
Kyiv Independent Ukraine has lost over 40% of territory previously gained in Kursk incursion, Reuters reports <2412-112311>
 Reuters通信がウクライナ参謀本部の情報筋を引用して11月23日、ロシアの反撃により、ウクライナは以前にロシアのクルスク州で獲得した領土の40%以上を失ったと報じた。
 情報筋はReutersに「ウクライナ軍は1,376㎢足らずをを支配していたが、今ではもちろんこれは小さくなっていて、敵は反撃を強めている」と語った。 「現在、我々は約800㎢を支配しており、我々は、この占領地土を保持する」と述べた。
 ウクライナが初めてクルスク州に足場を築いたのは、8月上旬のロシア地域への奇襲侵攻のときで、それ以来ロシアは地域を取り戻すために大規模な反撃を開始した。
 Telegraph紙が報じたところでは、NATO同盟国は、プーチン露大統領が1月20日のトランプ次期大統領の就任式前にクルスク州で失った領土の奪還を目指していると考えており、将来の和平交渉で影響力を得ることを望んでいる。
2024.11.23
 19:15
Kyiv Independent Russia's Oreshnik missile likely had no explosives and didn't cause much damage, Bild analyst claims <2412-112310>
 ドイツBuild紙が11月23日にBuild紙の軍事専門家ロプケ氏を引用して、11月21日にドニプロを攻撃目標としたロシアのOreshnikミサイルは、爆発物を搭載しておらず大きな損害ももたらさなかったと報じた。 ロプケ氏は核搭載可能なOreshnik IRBMは、ロシアのRS-26 Rubezh ICBMの改良型である可能性が高いと述べた。 ロプケ氏は、空爆の入手可能な映像を分析することでこの結論に至った。
 ロプケ氏によると、RS-26ミサイルには爆発物や弾頭は含まれず、核弾頭の外観をシミュレートするために同サイズと重量の模擬弾頭が装着されていたという。
2024.11.23
 12:14
Kyiv Independent Ukraine begins talks with partners about advanced air defense systems, following Russia's IRBM strike <2412-112307>
 11月22日のゼレンスキー大統領の声明によるとゼレンスキー大統領は、ロシアが11月21日朝にウクライナ東部のドニプロに対して新型IRBM Oreshnikを発射したことを受け、ウメロフ国防相に対し、先進的な防空システムの取得についてパートナーと関与するよう指示した。
 この攻撃は、米国が供給したATACMSミサイルを使用して、ウクライナがロシア国内の軍事目標を攻撃することに成功したと思われたことを受けて行われた。
 IRBMは発射初期段階でのみ誘導されるため、CMよりも精度は劣る可能性があるが、目標に近づくと信じられないほどの高速に達するという利点がある。
 ゼレンスキー大統領はTelegramで「国防相はすでに新たな防空システムについて、パートナーと協議を開催している」と述べた。 大統領は、ロシアによる実験ミサイルの実験は国際犯罪を構成すると強調し、平和を求める世界的な呼びかけにもかかわらず、侵略をエスカレートさせているとしてロシアを批判した。
2024.11.23
 08:50

(18:50 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November22 2024 <2412-112305>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月22日の戦況 =
 プーチン露大統領と露軍指導部は、11月21日にウクライナに向けて発射したBMを称賛し続けているが、これはおそらくロシアの能力に対する期待を人為的に膨らませ、西側とウクライナの自己抑止を促すための試みである可能性が高い。
 ロシアは、同様のレトリック効果を達成するために、今後数日間で同じまたは類似のBMの試験発射を追加で実施する可能性がある。
 ロシアは、ウクライナでのロシアの戦争支援のための北朝鮮の人的資源の提供と引き換えに、北朝鮮に100万バレル以上の石油不特定数と種類の防空システムとミサイルを提供したと報じられている。
 ウクライナ検事総長事務所は、ドネツク州でロシア軍がウクライナの戦争捕虜を処刑した別の事例について捜査を開始した。
 ロシア軍はスヴァトヴェの西、チャシフ・ヤールの南、トレツクの南、ヴフレダルの北東、ヴェリカ・ノヴォシルカの北東に前進した。
 ロシアは、ウクライナで占領している地域に軍官学校を新設し、訓練能力の構築を続けている。
2024.11.23
 05:01
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、防空体制整備へ ロシア新型中距離弾で新たなリスク=大統領 <2412-112304>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が22日、ロシアによる新型IRBM発射を受け、ウクライナは「新たなリスク」に対抗するために新型の防空システム開発に取り組んでいると明らかにした。
 ゼレンスキー大統領は、プーチン大統領が戦争の拡大を恐れ、自身の行動に伴う結果を認識するよう、ロシアの新型ミサイル発射を巡り世界の「真剣な対応」が必要と強調した。
 さらに、他国を利用して新兵器の試験を実施することは明らかに国際犯罪とも述べた。
2024.11.22
 10:00

(20:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November21 2024 <2412-112205>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月21日の戦況 =
 プーチン露大統領が11月21日に複数のRVを搭載したBMによる派手な攻撃をウクライナに対し実施し、ウクライナとその西側友好国を狙った威嚇牽制を強化した。
 プーチン大統領は、ロシアがウクライナの縦深攻撃を支援する西側諸国を攻撃する可能性があると明確に脅し、11月21日のBM攻撃をロシアの核能力と修辞的に結びつけた。 これは、ウクライナに対する西側の継続的な軍事支援を阻止するために、明白な脅威と核の武力威嚇を使用することを狙った既存のロシアの情報作戦の著しい強化である。
 プーチン大統領の11月21日の声明は、モスクワの絶え間ない武力威嚇が、大部分が修辞的なものにとどまっていることを示している。
 OreshnikによるBM攻撃も、プーチン大統領の11月21日の声明も、ロシアの攻撃能力や核兵器使用の可能性に大きな変化をもたらすものではない。
 露大統領府は、プーチン大統領が和平交渉に従順であるかのように振る舞おうと努力しているにもかかわらず、ウクライナと西側との「交渉」の見通しを利用して、ウクライナ国家の全面的破壊を追求するという全力のコミットメントを示し続けている。
 北朝鮮軍は、ロシア海軍の歩兵および空挺部隊と一緒に訓練を行っていると報じられている。
 ロシアとの戦闘から教訓を学び、統合する北朝鮮の能力は、ロシア軍司令部が、ほとんどのロシア人要員が使用するのと同じように、非常に損耗の多い歩兵主導の攻撃に北朝鮮軍を使用した場合、大幅に低下する可能性が高い。
 ロシア軍はスジャの南東にあるクルスク州の主要なウクライナの突出部でわずかに前進した。
 ウクライナ軍はヴフレダルの北に進出した。 ロシア軍はクレミンナの北西、チャシフ・ヤールの南東、トレツク、クラホヴェの南東、ヴフレダルの北東に前進し、ヴェリカ・ノヴォシルカの北東に前進した可能性が高い。
 ロシア下院は、2025年から2027年までの記録的な国防費を含む3年間の連邦予算を採択した。
2024.11.22
 04:42
共同通信

(Yahoo)

北朝鮮軍高官がロシアで負傷か 西部クルスク州、米紙報道 <2412-112202>
 Wall Street Journal紙が欧米の当局者の話として21日、ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への攻撃北朝鮮軍高官が負傷したと報じた。
 負傷の程度や高官の詳細は明らかにしていない。
 事実であれば北朝鮮軍高官の負傷が確認されるのは初めてである。
 米政府によると、北朝鮮がロシアに派遣した1万名以上の兵士の大半がクルスク州に移動し、ウクライナとの戦闘に参加している。
2024.11.22
 03:53
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ戦争「世界的な紛争」に、ロシア反撃の用意=プーチン氏 <2412-112201>
 米英がウクライナに供与した長射程ミサイルでロシア攻撃を容認したことを受けたプーチン大統領が21日に国営TVで放送された国民向けの演説で、ロシア・ウクライナ戦争は世界規模の紛争にエスカレートしつつあると述べ、ロシアは反撃する可能性があると警告した。
 プーチン大統領は、ウクライナが西側諸国から供与された長射程兵器を使用してロシアを攻撃したことへの報復として、ウクライナの軍事施設を新型の極超音速IRBMで攻撃したと表明した。 こうした新型ミサイルを使用した一段の攻撃に備えるよう民間人に警告するとともに、ロシアに対する攻撃に使用された兵器の供与国の軍事施設を攻撃する可能性があると表明した。
 プーチン大統領は、ウクライナが19日に米国製ATACMS 6発でロシアを攻撃し、21日に英国製のStorm Shadowと米国製のHIMARSを使用した攻撃を行ったと指摘し、「これまで繰り返し強調してきた通り、こうした攻撃があった時点で、西側諸国によって引き起こされたウクライナの地域的な紛争は世界的な性質を帯びるようになった」と述べた。
 その上で、米国が世界的な紛争に向かわせているとし、「攻撃的な行動がエスカレートすれば、ロシアは同様の方法で断固として対応する」と述べた。
2024.11.21
 21:49
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナの長射程ミサイルにロシアの弾道ミサイル…「レッドライン」越え攻撃の応酬が激化 <2412-112117>
 ロシアが21日に、ウクライナ東部にBMやCMで大規模な攻撃を加えたのは、ウクライナへの軍事支援を強化する米欧に強く警告するためとみられ、ICBMを撃ち込んだ可能性もあり、ロシアの侵略開始から1,000日が経過し、攻撃の応酬はエスカレートしている。
 ウクライナ側が露軍がICBMを発射したと発表したことについて、ペスコフ大統領報道官は21日の記者会見で「我々の軍にするべき質問だ」と述べ、肯定も否定もしなかった。
 Ukrainska Pravdaは関係者の話として、露軍が発射したICBMについて、移動式固体燃料のRS-26 Rubezhだと伝えた。 射程は5,800kmとされ、核弾頭の搭載が可能で、射程3,000~5.500km程度のIRBMに限りなく近いICBMとも称される。
 プーチン大統領は9月に、米欧供与の長射程兵器による露領内攻撃があればNATOとロシアが戦うことを意味し、小沢菜穂紛争の本質が変わると強調した。 露領への攻撃に使用することの容認はレッドラインとも警告していた。
2024.11.21
 21:31
毎日新聞

(Yahoo)

ロシアのミサイル 西側当局者「弾道ミサイルだがICBMではない」 <2412-112116>
 Reuters通信が、ウクライナ空軍が21日にロシアがウクライナへICBM 1発を露南部アストラハン州から発射したと発表したと報じた。 ウクライナ中部ドニプロに落下し、地元知事によると2人が負傷、建物の損壊も発生したという。 ゼレンスキー大統領は「ロシアが新たなミサイルで攻撃した。 速度と高度からするとICBMだ」と述べた。専門家が分析を進めているという。
 TASS通信によると、ペスコフ露大統領報道官は21日、ウクライナ側の発表について「何も話すことはない」と言及を避けた。 米CNNは21日、西側の当局者がBMだがICBMではない」と話したと報じた。
 ICBMは核弾頭の搭載が可能な、遠方の敵を攻撃するための戦略兵器で、今回どのような弾頭が使用されたかは不明だが、ICBM発射が事実と確認されれば実戦使用は極めて異例で、ウクライナとの戦争では初とみられる。
2024.11.21
 20:00
Kyiv Indeependent Russia used new 'Oreshnik' intermediate-range ballistic missile against Ukraine, Putin says <2412-112115>
 プーチン露大統領が、11月21日のドニプロ攻撃でロシアは新型のIRBM Oreshnikの試験を行ったと述べた。
 ロシア軍は、その日の早く同市にミサイル攻撃を開始し、新型のBMを使用したと報じられている。 ウクライナ当局は、攻撃で使用されたミサイルの種類を確認していない。
 プーチン大統領は、ウクライナが11月19日と20日に長距離型ATACMSとStorm Shadowでロシアのクルスク州とブリャンスク州の施設を攻撃したと主張した。 ロシア大統領によると、これに対してロシア軍はドニプロの防衛産業施設に対して共同攻撃を開始した。
 Oreshnikは、核弾頭を搭載するように設計されているが、プーチン大統領は今回、核弾頭で武装していなかったと述べた。
2024.11.21
 16:21
RBC Ukraine First intercontinental ballistic missile strike targets Ukraine: How it works <2412-112113>
 ロシアは11月21日に、ウクライナに対して初めてICBMを発射した。 ウクライナの専門リソースである
Defense Expressは、このミサイルは三段推進だと報告している。
 今日、ロシアがウクライナに向けてどのミサイルを発射したのかは不明だが、専門家は、RS-26 RubezhYarsのいずれかだった可能性を示唆している。
 RS-26 Rubezhは、数千㌔を飛翔するIRBMに分類されるが、21日のミサイルは05:00頃に、おそらくアストラハン地域のカプースチンヤール試験場から発射され、実際の飛翔距離は800kmだった。
2024.11.21
 15:51
Wall Street Journal Putin says Russia fired a new missile at Ukraine <2412-112112>
 プーチン大統領がロシアはウクライナに新たなミサイルを発射したと発言した。 ロシアは今週、ウクライナが西側諸国の武器を使用したことに対して報復すると脅した後、IRBMを発射した。
 プーチン露大統領は、ロシアが初めてウクライナに核弾頭を搭載できるIRBMを発射した後、西側諸国にさらなるエスカレーション警告した。
 プーチン大統領は21日、ロシアがOreshnikと呼ばれる新型ミサイルを使用して、ウクライナの主要な防衛工場を攻撃したと述べた。 非核弾頭を搭載したこのミサイルは、ロシアが戦争で使用した以前の兵器よりも射程が長くと速度が早かったように見えたと、兵器専門家は述べた。
 プーチン大統領はロシアのTVで、ロシアには、自国の兵器がロシアに対して使用されることを許している他国に対して、自国の兵器を使用する権利があると述べた。 ロシアは今週、米国製のATACMSや英国製のStorm Shadowなど、西側の長距離兵器を使用したウクライナの領土攻撃への対応を警告していた。
2024.11.21
 12:49
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナへの対人地雷供与、米国が正式表明…ロシア地上部隊の進軍を食い止める狙い <2412-112110>
 オースティン米国防長官が20日、ウクライナに対人地雷を提供する方針を正式に表明した。 民間人を巻き込む懸念から提供に消極的だったが、ロシアの攻勢を踏まえ、方針転換した。
 ウクライナ東部でロシア地上部隊の進軍を食い止める狙いがあり、オースティン氏は訪問先のラオスで記者団に対し、「ウクライナはロシア側の動きを遅らせるものを必要としている」と説明した。
 提供する地雷は爆発のタイミングを制御でき、ウクライナ製の地雷よりも「はるかに安全だ」とも強調した。
2024.11.21
 11:33
RBC Ukraine Russia amasses 1,500 missiles to strike Ukraine <2412-112109>
 ロシアは、ウクライナのエネルギー部門に対する新たな攻撃を開始した。 RBC Ukraineの記事「テロへの準備: ロシアがウクライナのエネルギー部門を攻撃するために備蓄したミサイルとUAVの数」によると、ロシアは生産の増加と砲撃の一時停止により、1,500発以上のミサイルを保有している。
 RBC-Ukraineが情報筋から入手したデータによると、ロシアは350km以上の射程を持つ十分な数のミサイルを蓄積することに成功した。
 さらに、ロシアは、課されたすべての制裁にもかかわらず、過去1年間で特定の品目の生産率を上げることに成功した。 1年前、月間の戦略ミサイル数は115~130発と推定されたが、RBC-Ukraineによると、現在は約170発である。
 すべての品目の中で、モスクワはIskander BMの生産を最も増加させ、同機関の情報筋によると、ロシアは11月に70発のIskander-Mを生産する予定で、11月20日現在の備蓄は350発に達している。 11月のIskander向けCMの生産計画は12発で、備蓄は210基である。
 Kh-101は、11月の生産数が50発で、11月20日現在の備蓄は220発である。 そして今、ロシアはTu-95からだけでなく、これまでほとんど記録されていなかったTu-160からも発射し始めている。
 11月21日の砲撃の際、ロシアは再びウクライナに向けてKh-101とKinzhalを数発発射した。
 モスクワはKalibrを最も多く備蓄しており、11月20日現在、ロシアは倉庫に390発を保有しており、30発が11月に放出される予定である。
2024.11.21
 11:09
Kyiv Indeependent Russia reportedly uses new 'Oreshnik' ballistic missile against Ukraine — what we know so far <2412-112108>
 プーチン大統領が、ロシアがウクライナ東部のドニプロに対して新型IRBMを発射したと述べた。
 Reuters通信が報じたところでは、当初、ウクライナ空軍は攻撃がICBMによって行われたと報じていたが、後に一部の西側当局者はその主張に疑問を投げかけ、ICBMではなくIRBMであると述べた。
 プーチン大統領は11月21日遅くのTV演説で、攻撃はロシアの最新ミサイルであるOreshnikと呼ばれるIRBMの試験だったと述べた。
 彼は「戦闘状況で、最新のロシアのIRBMの1つで試験が実施され、BMの非核極超音速型を使用した」と言った。
 匿名を条件に語った米国当局者は、後にKyiv Indeependent紙に、ロシアが「ウクライナに対して開発中のIRBM」を発射したことを認めた。
2024.11.21
 08:30

(18:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November20 2024 <2412-112107>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月20日の戦況 =
 ウクライナは、11月19日~20日の夜に、UAVと西側が提供した長距離兵器を使用して、ロシア後方の軍事資産に対する連合攻撃を成功裏に実施した。 11月19日~20日の一連の攻撃は、すでに西側がウクライナに提供している長距離兵器システムを使用して、より複雑で効果的な攻撃パッケージを組み立て始めていることを示している。
 米国とドイツは11月20日、ウクライナに対する追加軍事支援を発表した。
 ウクライナ当局は、ロシアによるウクライナ人捕虜の処刑について調査を開始し、ロシア軍の捕虜として生活しているウクライナ人に関する統計を提供し続けている。
 ウクライナ軍はポクロフスク近郊で失った陣地を奪還し、ロシア軍はクピャンスク・チャシフ・ヤール、トレツク、クラホフ、ヴフレダル付近、クルスク州に進出軍した。
 ロシア軍司令部がロシア兵を適切に扱わず、「肉による攻撃」に頼り続けていることが、大量脱走の一因となっている可能性が高い。
2024.11.21
 01:31
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナが英国製巡航ミサイルでロシア領内を攻撃 米報道 <2412-112102>
 Bloomberg通信が西側当局者の話として20日、ウクライナ軍が英国製Storm Shadow CMをロシア領内の軍事目標に向けて初めて発射したと報じた。 しかし、英首相府報道官は「コメントしない」と述べるにとどめた。
 スターマー英政権は、ウクライナがStorm Shadowを露領内の攻撃に使用するのを容認する姿勢を数ヵ月前から示してきたが、バイデン米政権が攻撃に必要な目標の位置データなどを英国に提供しなかったことから、ウクライナが使用できないままでいた。
 米主要メディアは17日、米政権がウクライナに対して米国製のATACMSで露領内を攻撃する際の制限を全面解除したと伝えられており、Storm Shadowの使用についても容認に転じた可能性がある。
2024.11.20
 12:08
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ議会、25年予算案を承認 歳入全て国防費に <2412-112006>
 ウクライナ最高会議(議会)が19日、2025年の国家予算案を承認した。 ロシアによる全面的な侵攻から1,000日目となる中、国防予算を増やした。
 当局者によると、国内総生産 (GDP) の26%に相当するUAH2.2T($53.7B)を防衛と安全保障に振り向ける計画で、財務省によれば、2025年の歳出規模はUAH3.6T、国際支援など除く歳入はUAH2.05T、歳入を増やすため、戦時では初の増税を実施する。 $38Bの財政赤字は欧米諸国からの金融支援と国内での借り入れでカバーする。
 シュミハリ首相は声明で「2025年は市民と企業の税金が全てわが国の防衛と安全保障に充てられる」と強調し、「兵器の生産と購入に記録的な金額が投じられる。 兵器産業の近代化とドローン購入の資金も増やされる」と述べた。>
2024.11.20
 06:13
時事通信

(Yahoo)

ロシア領攻撃容認の米を批判 「前向きではない」 トルコ大統領 <2412-112002>
 トルコのエルドアン大統領が19日にブラジルのリオデジャネイロで記者会見し、米国がウクライナにATACMSによるロシア領内攻撃を容認したことについて「前向きな動きではない」と批判した。
 トルコは、ロシアが敵視するNATO加盟国だが、ロシアのウクライナ侵攻後は両国の和平実現に向け仲介を続けている。
 エルドアン大統領は、ロシアが核兵器の使用条件を示した核ドクトリンを改定したことに関し「ロシアは自衛措置を取らねばならず、NATOはロシアの措置を検証する必要がある」と指摘し、「われわれはロシア、ウクライナ双方と関係を保つ必要がある。 当事者に和平を促す措置を講じる立場に変わりはない」と述べた。
2024.11.20
 04:45

(14:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November19 2024 <2412-112001>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月19日の戦況 =
 ウクライナ軍は、ロシアの全面侵攻に対して1,000日間にわたって防御を続け、ロシアの侵略に対して驚異的な回復力を発揮し続けている。
 ウクライナは戦闘能力を向上させ続け、長期的に自立する準備をしている。
 ウクライナ軍は、11月18日~19日に、ロシア領に対する最初のATAMCS攻撃を、ブリャンスク州カラチョフのロシア軍弾薬庫に命中させたが、これは攻撃実施許可を得た数日後のことだった。
 プーチン露大統領が11月19日、バイデン政権がロシアへの長距離攻撃を承認した決定に対する明確な対応として、またプーチン大統領が西側の政策決定者に影響を与えてウクライナへの追加支援を躊躇させる継続的な取り組みの一環として、ロシアの最新の核ドクトリンに署名した。
 ロシアによる修正核ドクトリンの採用は、現在頻繁に行われているロシアの核武力行使の最新の反復であり、ロシアの核態勢、ドクトリン、または核兵器の使用の脅威に実質的な変化を示すものではない
 露大統領府が、西側のウクライナに対する軍事支援を抑止するために、核の威嚇を絶えず試みており、情報空間に核の脅威を注入するクレムリンの継続的な取り組みは、大統領府が西側が提供する兵器によるウクライナのロシアへの攻撃の戦場への影響を懸念していることを示している。
 ウクライナは、近代的な大規模戦闘作戦を行うために必要な兵器システムと軍事能力を受け取り始めたのはごく最近のことであり、西側がウクライナの能力構築を大規模に強化すれば、ウクライナは将来、作戦上重要な反撃を行うことができるかもしれない。
 ロシア軍はクルスク州のウクライナの主要突出部とドネツク州とザポリージャ州の州境地域に前進し、ウクライナ軍はハリコフ市の北に進出した。
2024.11.19
 21:19
時事通信

(Yahoo)

ロシア領に長距離ミサイル攻撃 米政権の容認後初 後方の弾薬庫標的か・ウクライナ <2412-111919>
 ロシア国防省が19日、西部ブリャンスク州の軍事施設を狙い、ウクライナ軍が同日未明に米国製の長距離型ATACMSを撃ち込んだと発表した。
 これより先にウクライナのメディアは、同州カラチェフの弾薬庫が攻撃目標だったと報じた。
 露国防省によると、ロシア軍は飛来したミサイルのうち5発を撃墜し、さらに1発に損傷を与えたが、破片が落下して軍事施設で一時火災が起きたものの、死傷者はいないという。
 ウクライナ軍も弾薬庫を破壊したと発表した。 Reuters通信によれば、ウクライナ当局者はATACMSの使用を認めた。
 バイデン米政権がロシア領内の攻撃にATACMSの使用を認めたと17日に伝えられた後、最初の適用例で、ロシアの反発は必至である。 プーチン大統領は19日に核兵器の使用条件を示した核ドクトリンを改定し、ウクライナを軍事支援する各国も核を含む攻撃の対象になり得ると警告している。
2024.11.19
 12:34
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナが米国製長射程兵器使用へ、対ロ戦局転換には手遅れか <2412-111910>
 バイデン米政権が、ウクライナに対して米国製長射程兵器によるロシア領への攻撃を容認することを決め、ウクライナが和平交渉を有利にする目的でロシア西部クルスク州に確保した地域を守るという面では有効な手段になり得るものの、複数の専門家は戦局を転換するには時期が遅過ぎたとの見方を示す。
 カーネギー国際平和財団のコフマン上級研究員は「今回の米国の決定は、他の幾つかの決定と同じように遅きに失した。 戦争の方向を大きく変えるには手遅れかもしれない」と言及、「長射程兵器による攻撃は常に問題解決策の一つとされていたものの、この戦争を通じてずっと過大な期待がかけられている」と分析した。
 中欧のある防衛当局者はReutersに対し、こうした攻撃でウクライナは空爆に対する守備を強固にできるが、戦争全体をウクライナ側が決定的に有利な形にすることはないとの考えを明らかにした。 さらに、ロシアは既に多くの空軍装備などをウクライナにある西側兵器の射程圏外に移動させたと付け加えた。
 リトアニアのランズベルギス外相も、ウクライナが入手する長射程兵器の数や戦闘への十分な効果があるかどうかがまだ分からない以上は「堂々と祝杯は挙げられない」と語った。
2024.11.19
 07:30

(17:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November18 2024 <2412-111906>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月18日の戦況 =
 クルスク州のロシアと北朝鮮の軍事目標に対する限定的な攻撃で、ウクライナがロシア当局は、米国提供のATACMSを使用することをロシア当局は、米国が公に承認するのを阻止する取り組みのとして、ロシア当局は、脅迫的な表現を使用し続けた。
 この米国の承認が公式に確認されれば、ロシアのウクライナ侵攻における北朝鮮軍を積極的に戦闘員として起用するエスカレート的な導入に対する穏やかな対応であることは注目に値する。
 プーチン大統領がウクライナ侵攻で北朝鮮を新たな交戦国として紹介したことは、大きなエスカレーションとなった。 ウクライナが、すべての国際法と武力紛争法に従って、ロシア領土内の正当な軍事目標に対して米国製のミサイルを使用することを許可することは、非常に限定的な対応であり、それ自体がエスカレーションであると合理的に特徴づけることはできない。
 英仏の情報筋が11月18日に、ロシア国内への限定的な攻撃にATACMSをウクライナが使用することの米国の許可は、本質的には、ロシアでの長距離攻撃に英仏が提供したSCALPとStorm Shadowをウクライナが使用できることには及ばないことを明らかにした。
 ロシア当局は、露大統領府は、現在の前線での紛争を「凍結」するような妥協を含め、ロシア当局は、いかなる妥協も受け入れるつもりはないと述べ続けており、ウクライナの完全降伏に対する主張をさらに示している。
 ロシア軍はクルスク州の主要なウクライナ突出部、クレミンナの西にあるクピャンスク、シヴェルスク、ポクロフスク、ヴフレダル方向に進出した。
 露大統領府は、ロシアのウクライナ全面侵攻の退役軍人を地方、地域、連邦政府の役職に就かせることを目的としたTime of Heroes事業を拡大することで、ロシア政府のさまざまなレベルの軍事化を続けている。
2024.11.19
 06:27
共同通信

(Yahoo)

独首相、米の決定に「追随せず」 ウクライナの長距離攻撃容認巡り <2412-111905>
 ショルツ独首相が18日、ウクライナによるロシア領内への攻撃を巡り米国製の長距離兵器の使用をバイデン政権が許可したとされる報道について、ドイツは米国の決定に追随せず、ウクライナに長距離巡航CMのTaurusを供与しないという方針を堅持すると述べた。
 これに先立ち、ベーアボック独外相は、ウクライナの米国製の長距離兵器使用を容認する米国の決定について、重要との認識を示しつつも、西側の戦略転換ではないと強調した。
 ベーアボック外相はまた、中国のロシアへのUAV支援は「必ず結果を伴う」と牽制した。
2024.11.19
 05:07
共同通信

(Yahoo)

ウクライナで暴動鎮圧剤 OPCW、戦争で使用禁止 <2412-111903>
 化学兵器禁止機関(
OPCW)が18日、ロシアのウクライナ侵攻に絡む化学兵器使用疑惑を巡り、ウクライナ側から提供された手榴弾と土壌のサンプルに化学兵器の暴動鎮圧剤が含まれていることを確認したと発表した。 化学兵器禁止条約では、戦争の手段としての暴動鎮圧剤の使用は禁止されている。
 OPCWはロシアとウクライナのどちらが使用したのかを明らかにしていない。 Reuters通信によると、米国とウクライナはロシアが使ったと主張している。
 OPCWによると、ウクライナ東部ドニエプロペトロフスク州で2024年9月に有毒な化学物質が使われた疑いがあるとしてウクライナ政府が支援を要請し、OPCWが専門家チームを派遣し、ロシアとの前線近くにあるウクライナ側の塹壕から採取したとするサンプルの提供を受けて、OPCW指定の研究所が分析した。
 OPCWは5月の声明で、ロシアとウクライナから互いの化学兵器使用疑惑の報告を受けたが「十分に立証されていない」としていた。
2024.11.18
 21:25
RBC Ukraine Ukraine scales up mass production of Neptune missiles - Ukrainian Defense Minister <2412-111812>
 ウクライナのウメロフ国防相によると、ウクライナはNeptuneミサイルの大量生産を成功裏に拡大し、更に改良も行っている。 ウクライナのNeptuneは2022年にロシア黒海艦隊の旗艦であった巡洋艦Moskvaを撃沈した。
 彼は、ウクライナのミサイルメーカーと会議を開き、2025年の計画や、主要な方向性、および業界の発展について話し合ったと述べた。
 彼によると、ウクライナのミサイルの生産は増加しており、2024年には最初の100発が生産された。 ウメロフ国防相は「R-360 Neptune CMの大量生産は成功裏に拡大され、射程を延伸するするための改良が行われた」と述べた。
 彼は、国家と民間部門間の協力の成功例であるPalianytsiaを含む攻撃型UAVの開発が進行中であると付け加え、この分野での作業には外国のパートナーも参画していることを明らかにした。
2024.11.18
 07:08
時事通信

(Yahoo)

ロシア領内への長距離攻撃容認 米政権が方針転換 報道 <2412-111803>
 Washington Post紙が17日、バイデン大統領がウクライナに供与した長距離ミサイルについて、ロシア領内に対する使用を容認したと報じた。 これまで反対してきたが、ロシアの最近の攻勢を受けて方針転換した。 ロシア領内への攻撃が認められたのは射程300kmのATACMSで、米政府高官によると、ロシアを支援する北朝鮮のさらなる派兵を牽制する狙いもある。
 米国は2023年来、ウクライナにATACMSを供与してきたが、ロシアが支配するクリミア半島への攻撃は認めていたものの、ロシア領内への攻撃は情勢の悪化を招くとして反対してきた。
 プーチン露大統領は2024年9月に、「長距離兵器の攻撃容認は、事実上の対露参戦と見なす」と米国などに警告していた。
2024.11.18
 06:30

(16:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November17 2024 <2412-111802>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月17日の戦況 =
 New York Times (NYT) とWashington Postが、バイデン米大統領が、クルスク州内のロシアと北朝鮮の軍事目標に対する限定的な攻撃で、ウクライナ軍が米国提供のATACMSを使用することを許可したと報じた。
 ロシア軍は、11月16日~17日の夜に、2024年8月以来最大のミサイルとUAVの攻撃でウクライナのエネルギーインフラに損害を与えた。
 ロシア軍は長距離攻撃手段の革新を続けており、11月16日~17日の攻撃には、ウクライナの防空網の注意をそらし、消耗させるためのおとりとして、比較的効果のない海上発射型Kalibr CMが含まれていた可能性が高い。
 ウクライナ軍は11月17日の朝、ウドムルト共和国の兵器工場を初めて攻撃した。
Udmurt 共和国の位置 (Google Map)】
 北朝鮮は、ロケット弾や火砲の供給、追加兵員の配備など、ロシアに対する軍事支援を続けていると報じられており、短期的にはロシアの軍事作戦に影響を与える可能性が高いが、その長期的な効果は限定的である可能性が高い。
 ロシア軍は、ウクライナのUAVの利点とロシアの装甲車両の制約の可能性を相殺する取り組みの中で、2024年~2025年の冬に、市街戦を通じてウクライナの最前線の町や都市を占領することに焦点を当てる可能性が高い。
 プーチン露大統領の最大主義的な目標は、ウクライナの完全降伏を要求することに変わりはないが、露大統領府と提携する著名なミルブロガーは、南部ウクライナに対するロシアの長年の領土主張を、実際にはウクライナ、モルドバ、NATOを軍事的に脅し、それほど厳しくない「和平提案」として再パッケージ化しようとしているように見える。
 アブハジアの反体制派は、事実上のアブハジアの自称大統領ブジャニアの辞任を求める抗議行動を11月17日も続けた。
 ロシア軍はクピャンスク、チャシフ・ヤール、クラホヴェ、ヴフレダル付近に前進した。
 ロシアのミルブロガーたちは、シヴェルスク方面へのロシアの前進について虚偽の報告を提出した後、旧第2ルハンスク人民共和国軍団である前線の第3諸兵科連合軍 (CAA)、司令官を排除したと報じられた彼らの役割を称賛し続けた。
2024.11.17
 21:35
Ukrainska Pravda France and UK authorise strikes deep into Russia with SCALP and Storm Shadow missiles – Le Figaro <2412-111713>
 Le Figaroが、英、仏は、米国に続いて、ウクライナがロシア領土への攻撃のために、自国の長距離ミサイルSCALPとStorm Shsdowの使用を許可したと報じた。
 より広範な記事は、バイデン米大統領がウクライナ軍がATACMSでロシア領土の奥深くまで攻撃を開始することを承認したことに焦点を当てている。
 Le Figaroは「この決定は、英仏ミサイルよりも米国のミサイルを多く保有していると報じられているウクライナ軍の作戦における大きな変化を表している」と指摘している。
2024.11.17
 14:11
毎日新聞

(Yahoo)

ウクライナ東部戦線でロシアが攻勢強化、制圧面積は過去最大級 <2412-111707>
 ロシア軍がウクライナ東部戦線で攻勢を強めている。 ISWによると、露軍は9~10月、1,500㎢のウクライナ領やウクライナ軍が越境攻撃するロシア領クルスク州の領土を制圧した。 ロシアが2ヵ月で制圧した面積としては侵攻した2022年2月以降で最大だという。
 さらに露軍は11月上旬以降、ドネツク州西部の要衝ポクロウシクと、10月初めに占領したウグレダル北部にある物流拠点クラホベの攻略を目指し、激戦を展開していて、ゼレンスキー大統領は8日の演説で「クラホベ方面とポクロウシク方面は今、最も困難な状況だ」と述べた。
 Kyiv Independentなどのウクライナメディアによると、ウグレダル陥落後、その北西に位置するウクライナ防衛戦が局地的に相次いで崩壊し、露軍はクラホベへの突破口を開いた。11日には近郊のダムが攻撃された。
 また露軍は10月下旬、ドネツク州北西部の炭鉱街セリドベを掌握して、その北西約20キロの位置にあるポクロウシクへ向かって前進し、ポクロウシク近郊では激しい戦闘が起きている。 東部ハリコフ州の要衝クピャンスクを巡る攻防も激しさを増している。
 一方、ヒーリー英国防相は8日のTelegraph紙で、露軍の10月の死傷者が4万名超に上り、一月あたりでは過去最多になったと述べた。 猛攻によって露軍にはかなりの人的損害が出ているとみられる。
2024.11.17
 08:23
RBC Ukraine Poland scrambles jets amid Russian missile attack on Ukraine <2412-111704>
 ポーランド陸軍作戦司令部がXに、ロシアによるウクライナ領土への大規模なミサイル攻撃に対応して、ポーランド共和国の軍事司令部は自国機と同盟国軍の両方の航空機を配備したと報告した。 ロシアによる、ウクライナ西部に対するものをを含む大規模なCMやBMなどのミサイル攻撃により、ポーランドとその同盟国ポーランド領空内での航空作戦を開始した。
 報告書によると、「軍集団 (AFG) の作戦司令官は、既存の手続きに沿って、彼らの指揮下にある利用可能なすべてのリソースを動員し、戦闘機は緊急発進し、地上の防空システムとレーダは最高の警戒態勢に置かれている。
2024.11.17
 08:15

(18:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November16 2024 <2412-111703>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月16日の戦況 =
 ウクライナのUAV活用は、ロシア軍機械化部隊の機動を抑制し、ロシア軍がウクライナで人的資源制約を十分に活用するのを防ぐ上で、引き続き重要な役割を果たしている。
 ゼレンスキー大統領は、プーチン大統領が交渉の場や調停者が何であれウクライナの降伏以外の何物でもない交渉による解決には興味がないため、ウクライナは将来のいかなる強力な立場からも交渉に臨まなければならないと強調した。
 ロシア軍は、囮のShahed UAVサーモバリック爆弾を搭載したShahed UAVなど、長距離攻撃手段を改良しており、ウクライナの防空システムを混乱させて消耗させ、長距離攻撃の被害を増加させる可能性が高い。
 北朝鮮独裁者の金総書記は、北朝鮮の防衛産業企業に戦術攻撃用UAVの量産を開始するよう命じたが、これはロシアと北朝鮮の軍事協力の強化が、北朝鮮がロシアのウクライナ戦争から学ぶことを可能にしている一例である。
 ロシア軍司令部は、ビロホリフカ近郊でのロシア軍に関する不正確な報告と、ロシアのミルブロガー社会からの度重なる抗議を受けて、ロシア第3連合軍 (CAA) 内の数人の司令官を逮捕し、解任したと報じられている。
 ロシア軍はスヴァトヴェ、クレミンナ、チャシフ・ヤール、トレツク、ポクロフスク、クラホヴェ付近に前進した。
 ロシア野党のMediazonaは、ロシア中央銀行が最近、ロシア軍人に対する融資猶予を大幅に増やしており、ロシア軍の採用率が上昇した可能性があると報じた。
2024.11.16
 23:15
日経新聞 日ウクライナ、外交・防衛の政策対話 岩屋外相キーウ訪問 <2412-111615>
 岩屋外相が16日にウクライナを訪問し、キーウでシビハ外相と会談して、両国の外交・防衛当局者によるハイレベル政策対話を開くことで合意した。
 ゼレンスキー大統領やシュミハリ首相とも面会した。 日本とウクライナが機密情報の共有をしやすくする情報保護協定の署名に立ち会った。
 日本の外相によるウクライナ訪問は当時の上川外相が2024年1月に訪れて以来で、石破政権の発足後初めてである。
2024.11.16
 19:41
RBC Ukraine Japan allocates $3 billion loan to Ukraine using Russian assets <2412-111613>
 日本は、G7の$50Bの借款計画の一環として、ウクライナに対して$3Bを配分した。 この金額は、凍結されたロシアの資産の収益から返済されると、ウクライナのゼレンスキー大統領は述べている。
 特に、11月16日にウクライナ大統領は、岩谷新外務大臣と会談し、新政権が発足した直後日本外相の初の外国訪問がウクライナであることが重要であると強調した。
 ゼレンスキー大統領は、「ウクライナの主権と領土保全に対する一貫した支援、そして日本からの多額の財政的・人道的支援、特にエネルギー部門への新たな支援パッケージの移転に感謝します」と書いている。
 また、G7の$50Bの借款決定の一部として$3Bを配分したことについて、日本に通報し、感謝の意を表した。
2024.11.16
 15:55
RBC Ukraine Russians launch assault in Kursk region, lose dozens of vehicles to mines <2412-111610>
 ロシア軍はクルスク地方で攻撃を開始したが、地上軍のパヴリューク司令官がTelegramにウクライナ軍が仕掛けた地雷に当たって17点の装備を失ったと投稿した。 「クルスク地域では、攻撃作戦を遂行しようと試みた際、敵は17点の装備を失った。 それは蝕雷によるものだけだった」と述べた。
 パヴリューク司令官は、この正面では、第12独立支援連隊の専門家と他の地上部隊の工兵部隊が専門的に設置した地雷原アのおかげで、敵装備の約30%が前進中に破壊されたと指摘した。
 ウクライナ軍は数ヶ月前からクルスク地方で前進し、ここ数週間にロシア軍はクルスク地域で攻撃を開始して、失われた領土を奪還しようと試みた。 例えば、過去24時間で、ウクライナ軍はこの地域で30回の攻撃を撃退した。
 最新のデータによると、ロシアはクルスク地域に37,000名を投入している。 ロシア当局は、10月中旬までにウクライナ軍を追い出すよう自軍に命じたが、この目標は達成されていない。
2024.11.16
 09:05
共同通信

(Yahoo)

ロシア兵、戦死7万8千人超確認 英BBCなど調査、増加傾向に <2412-111602>
 BBCとロシア独立系メディアMediazonaが15日に独自調査を基に、ウクライナ侵攻開始後に確認できたロシア兵の死者数が7,8000名を超えたと報じた。 2024年9月以降は2023年の同時期に比べ約1.5倍と増加傾向にある。 ウクライナ東部ドネツク州で、ロシア軍が人的損失をいとわない猛攻を続けたことが影響した可能性がある。
 新しく設けられた軍人墓地から戦死者の名前を確認したほか、公式情報や報道、SNSも活用して集計したもので、実際の戦死者数はさらに多いとみられ、ロシアが占領するドネツク、ルガンスク両州の民兵の死者数も合わせると14万~20万名に上ると推計した。
2024.11.16
 09:00

(19:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November15 2024 <2412-111606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月15日の戦況 =
 露大統領府は、ウクライナでの戦争の解決に関する将来の交渉の可能性に先立って、またはロシアに有利なように西側の意思決定に影響を与えることを目的とした再帰的な制御活動を強化している。
 アブハジアの反政府派は、11月15日にアブハジアにおけるロシア人投資家の権利を強化することを目的とした、グルジアのアブハジア地域の事実上の政府とロシアとの間の合意に抗議した。
 西側のウクライナ友好国は、さまざまな手段とプラットフォームを通じてウクライナに軍事支援を提供し続けている。
 ウクライナ軍はクルスク州とクラホヴェ近郊に前進しし、ロシア軍はクピャンスク、トレツク、ポクロフスク、クラホヴェ、ヴフレダル近郊に進出した。
 露大統領府は、プーチン大統領の政権とイデオロギーに忠実な退役軍人で構成される新たな社会階級を創出するために、「英雄の時代」計画を拡大する努力を続けている。
2024.11.15
 18:37
Kyiv Independent At least 3 Russian oil refineries on verge of closure, Reuters reports <2412-111510>
 Reuters通信が11月15日に5件の非公開情報源を引用して、ロシアの石油精製所少なくとも3ヵ所が、大幅な損失のために生産の停止または縮小を余儀なくされ、現在閉鎖のリスクに直面していると報じた。
 5人の情報筋のうちの1人は「実際の工場の閉鎖は2025年の初めに行われる可能性があると予想している」と語った。
 ロシアの化石燃料産業は、ロシアのウクライナに対する全面戦争の主要な経済的推進力で、これに対し、ウクライナはロシアの石油生産を長距離UAV攻撃をしている。
 ウクライナのUAV攻撃と西側の制裁に見舞われたロシアの石油精製部門は、現在、燃料を割引価格で販売した結果、Reuters通信によると、トゥアプセ、イリイチ、ノボシャフチンスクの3ヵ所の工場は、ここ数ヵ月で生産を停止または縮小している。
 この危機は、燃料輸出の減少と企業の収益の減少につながり、その結果、高インフレとエネルギー市場の不確実性の中で税収が減少した。
2024.11.15
 16:20
RBC Ukraine UK intelligence assesses results of striking ships in Caspian Sea <2412-111508>
 ウクライナ軍が11月6日に、カスピ海に浮かぶロシアのカスピスク港にUAV攻撃を開始した。 英国国防省の報告によると、港には複数のロシア海軍艦艇がおり、少なくとも2隻のGepard級フリゲートが損傷を受けた。 声明は「この損傷の程度は現在不明だが、艦艇の損傷は迅速に修復される可能性が高い」と述べている。  報告書によると、ロシアのカスピ海小艦隊は2022年にウクライナに対する大規模な攻撃に使用された可能性が高いほか、2023年と2024年には時折攻撃に使用されたとされている。
2024.11.15
 16:07
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍猛攻、制圧地急拡大 甚大犠牲も、東部要衝迫る <2412-111507>
 ロシアがウクライナ東部で攻勢を強めており、10月に制圧した面積は侵攻を始めた2022年2月以来最大となった。
 ロシア軍は甚大な人的損失をいとわない猛攻で、ドネツク州の要衝ポクロウシクまで数㌔に迫り、同州クラホベと併せて2方面を攻略して州全域制圧へ弾みをつける考えである。 ゼレンスキー大統領は両方面が「最も困難な状況だ」と危機感を強めている。
Pokrovsk の位置 (Google Map)】
 BBCによると、10月にロシア軍は集落20ヵ所を制圧し、正面を迂回して敵を包囲し防御を破壊する「かみ砕き」戦術で制圧地域を広げた。 ウクライナ軍幹部は、兵員不足や武器枯渇で「戦線が崩壊しつつある」と述べ劣勢を認めた。
 ウクライナ軍はロシア西部クルスク州で越境攻撃を始めた8月以降、ドネツク州などで防御態勢が手薄になったため、ロシア軍は進撃速度を上げ、同州ウグレダルや、ポクロウシク南東約16㌔のセリドベを次々掌握した。
 10月は東部ハリコフ州でもロシア軍が前進し、2022年9月にウクライナ軍が奪還した要衝クピャンスクまで3kmに迫り再制圧の恐れが高まっている。
2024.11.15
 10:15

(20:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November14 2024 <2412-111503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月14日の戦況 =
 露大統領府の最近の経済政策は、ロシア経済が2025年に大きな課題に直面する可能性が高いこと、そしてプーチン大統領がロシアの長期的な経済の安定を懸念していることを示している。
 プーチン大統領は、ウクライナでの戦闘中に負傷したロシア軍人に対する補償を修正したが、これは大統領府が戦争の短期的および長期的なコストを削減し、ロシア経済のバランスを取り戻そうとしていることを明確に示している。
 インフレと高金利に対抗する露大統領府の取り組みは、ロシアの防衛産業の拡大と経済動員の見通しにも影響を与えていると報じられている。
 ロシアの防衛産業は、これらの金融政策の下でロシアの兵器損失を補うのに必要な生産率に匹敵する可能性は低い。
 露大統領府はまた、長期的に国内人口を強化することを目的とした政策を採用しており、ロシアの防衛産業の持続可能な運営を脅かす可能性のある人口減少と労働力不足に対する懸念が高まっていることを暗示している。  ロシア軍は最近、ほぼ中隊規模の機械化部隊による攻撃でクピャンスクに進出したが、ISWはロシア軍がこの地域を支配しているとは見ていない
 最近のロシア国営世論調査では、ほとんどのロシア人がウクライナでの戦争の影響をほとんど受けていないと感じていることが示唆されており、ロシアの当局者やエリートの間で、多くの市民が戦争に対して無関心であるという懸念が高まっているという報告を裏付けている。
 露大統領府のペスコフ報道官が11月14日、プーチン大統領は個人的にウクライナ問題に取り組んでおり、特使は必要ないと主張したが、これはおそらくトランプ次期米大統領が「間もなく、戦争終結交渉を主導するウクライナの平和特使」を任命するという報道に応えたものと思われる。
 ロシア軍は、クルスク州のウクライナ主要突出部、グルシュコフスキー・ライオンのクルスク州の主要突出部の西、チャシフ・ヤール方面、ドネツク・ザポリージャ州国境地域に前進した。
 ロシアの情報筋は、北朝鮮が北朝鮮製のKoksan M1989 170mm SPHをロシアに提供した可能性があると推測している。 ロシアのミルブロガーは、クラスノヤルスク地方のクラスノヤルスクで、北朝鮮のKoksan M1989 170mm SPHとされるものを輸送する列車の画像を公開した。
2024.11.15
 04:48
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナが奪還した東部要衝に攻撃 北東戦線で攻勢か <2412-111501>
 当局によると、ロシア軍の小規模な突撃部隊が13日に、ウクライナ東部ハリコフ州の都市クピャンスク郊外に短時間侵入した。 北東戦線でロシアが攻勢を強めている可能性がある。
Kupiansk の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍によると、ロシア軍はウクライナ軍兵士に偽装するなどして波状攻撃を仕掛けたが、ウクライナ軍はこれを撃退したという。
 ロシア軍クピャンスク戦線についてコメントしていないが、あるロシア当局者はロシア軍が同市郊外に足場を築きつつあると述べた。 Reutersはこの証言を独自に検証することはできなかった。
 同市は重要な鉄道拠点で、2022年2月のロシアによる侵攻開始初期にロシア軍によって占領されたが、2022年9月にウクライナが反撃して奪還していた。
2024.11.14
 16:36
Reuters 通信

(Yahoo)

クリミアでロシア黒海艦隊の幹部死亡、自動車爆弾が爆発 ウクライナ治安筋「戦争犯罪人への攻撃」 <2412-111412>
 重大犯罪の捜査を担当するロシア連邦捜査委員会が、ロシア占領下のクリミア半島の都市セヴァストポリで13日に車の下に仕掛けられた爆弾が爆発し、軍人1名が死亡したと発表した。 同委員会はテロ事件として捜査を開始したとの声明を出した。
 ウクライナの治安筋は、戦争犯罪を犯したロシア軍高官に対するウクライナ軍の攻撃だったと明かした。
 ロシアの安全保障機関に近いTelegram Channel Bazaは、被害者についてロシア黒海艦隊の大佐だと報じた。 この人物はミサイル艦旅団の元参謀長だという。
2024.11.14
 12:17
RBC Ukrainee Russia doesn't deploy ships to Black Sea, relies on air power - Ukraine's navy <2412-111410>
 ロシア黒海艦隊の艦艇は、戦術や気象条件の変更により、黒海への出撃を避けている結果ウクライナ海軍のプレテンチュク報道官は、敵は航空に依存していると言う。
 彼は、ロシアの航空部隊黒海だけでなくアゾフ海でも積極的に活動しており、ウクライナの陣地に対する攻撃を実施していることを明らかにした。
2024.11.14
 08:30

(18:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November13 2024 <2412-111404>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月13日の戦況 =
 露大統領府は、トランプ次期米大統領の就任式に先立って、ウクライナとのあらゆる「和平」交渉の条件を決定しようとしている。 クレムリンが交渉条件を設定しようとしている方法は、ロシアの目的が変わらず、依然としてウクライナの完全な降伏に相当することを強く示している。 露大統領府は、現政権がそうであったように、次期トランプ政権に対して譲歩する意思があるようには見えない。
 ラブロフ露外相が現在の前線を凍結する可能性を先制的に拒否したことは、ロシアが交渉におけるアプローチや要求を軟化させることに関心がなく、ロシアのプーチン大統領が2024年6月に明確に概説したウクライナの完全降伏という目標を維持していることをさらに示している。
 ウクライナの治安機関は、11月13日に占領下のクリミアでロシア黒海艦隊の将校を暗殺したと報じられている。
 ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とロシアの石油会社幹部は、ロシアの三大石油会社を合併する提案を拒否したと報じられている。提案されているロシア石油合併に関する矛盾した報道は、プーチンの親しい関連会社とロシアのエネルギー幹部との間の派閥争いの可能性を浮き彫りにしている。
 韓国と米国の諜報機関は、北朝鮮軍がクルスク州でロシア軍と共に戦闘に参加したことを別々に確認した。
 ロシア軍はトレツク、クラホヴェ、ヴフレダル付近、ドネツク州とザポリージャ州境地域で前進し、ウクライナ軍チャシフ・ヤール付近の陣地を奪還した。
 ロシア軍は、戦闘損耗を補うために、備蓄倉庫から引き出された改修戦車や装甲車に大きく依存し続けているが、長期的にはこれらの損耗補充を維持できない可能性が高い。
2024.11.14
 07:30
産経新聞

(Yahoo)

ゼレンスキー氏のオルバン氏への怒り 「子供が死に、家が壊されること分かっているか」 パリの窓 <2412-111403>
 ブダペストで開かれたEUの会議で、ホスト役であるハンガリーのオルバン首相は、仲の良いトランプ前米大統領の復活に勢いを得て、「ウクライナはすぐ停戦すべきだ。 西側でも停戦支持が広がっている」と訴えた。
 続いて、疲れた顔のゼレンスキー大統領が登壇し、「停戦を求めるのは、わが国をNATOに入れたくない指導者だ」と反論した一方で、NATO加盟も領土奪回も実現できず、停戦圧力をかけられるかもしれないと覚悟している。 停戦後、どうなるか分かるか。 あなた方は子供が死に、家が壊されることが分かっているのか」と心情を吐露した。
 オルバン首相はゼレンスキー大統領より15歳上で、若いころは民主化の闘士だったが、ソ連のくびきの重さを身に染みて知る世代なのに、救いを求める隣国の手をなぜ振り払うのか。 ゼレンスキー大統領は悔しかったに違いない。
2024.11.13
 23:17
RBC Ukraine Ukrainian Foreign Ministry responds to rumors of Ukraine's potential to build nuclear bomb <2412-111317>
 Timesが11月11日、ウクライナ米国の援助が打ち切られた場合数ヶ月以内に核爆弾を開発する可能性があると主張する記事を掲載した。
 報道関係者によると、核爆弾の開発に関する分析メモがウクライナ国防省のために作成されたという。 このメモは、ウクライナが原子炉の使用済み燃料棒から抽出したプルトニウムを使って核爆弾を作ることができると述べているとされている。 メモによると、ウクライナが利用できるプルトニウムの量は、数百発の核弾頭に十分である可能性があるという。
 ウクライナ外務省のティキー報道官は、核不拡散条約の規定を引き続き遵守すると述べ、核兵器を開発する意図はないと述べた。
 彼は、ウクライナが国際原子力機関 (IAEA) と緊密に協力しており、「軍事目的での核物質の使用を除外する」IAEAの監視に完全にオープンであることを想起させた。
2024.11.13
 21:35
RBC Ukraine Supports aid to Ukraine: Republicans in US senate elect new leader <2412-111316>
 Reuters通信によると、米議会上院の共和党新院内総務となるトゥーン氏ウクライナへの援助を支持している。 トゥーン氏は、ウクライナに対する米国の追加支援を割り当てる法案を支持しており、2024年初め、彼はウクライナ支援における米国のリーダーシップが今極めて重要であると強調していた。
 トゥーン氏の代理人によると、彼はテキサス州選出のコーニン上院議員に勝利し院内総務となった。 トランプ氏の親密な同盟者であるスコット氏は第1回投票で敗退した。
 共和党は、100議席の上院で少なくとも52議席を保持することになった。 トゥーン氏は「この共和党チームはトランプ大統領のアジェンダの下で団結しており、我々の仕事は今日から始まる」と述べた。 Reuters通信は、トゥーン氏の勝利は上院が2025年にトランプ氏からある程度の独立性を維持する可能性があることを示していると報じている。
 トゥーン氏は、米国がロシアを打ち負かすために必要な武器と資源をウクライナが確保しなければならないと強調し、米国の武器を送らなければウクライナの敗北につながる可能性があり、ロシアがNATO加盟国に進出した場合、米国は米国兵を派遣する必要が生じる可能性があると警告した。
 ちなみに、トランプ次期大統領は、国土安全保障省の次期長官にノエム氏を任命することを決定した。 彼女はウクライナに対する米国の援助に批判的だった。
2024.11.13
 08:15

(18:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November12 2024 <2412-111305>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月12日の戦況 =
 ロシア軍はドネツク州西部のクラホヴェ内と南で2個中隊規模の機械化部隊による攻撃を行い前進した。
Kurakhove の位置 (Google Map)】
 衛星画像が、11月11日にクラヒウスケ貯水池のテルニフスカダムが爆発して損傷したという報告を裏付けている。
 クルスク州におけるロシア軍の集団規模に関する最近の欧米とウクライナの推定は、ロシア軍がウクライナ軍をロシア領土から追放するための将来の反撃努力のために数ヶ月かけて部隊を集めてきたため、大きな変曲点を表しているわけではない。
 ウクライナ軍当局者は、ロシア軍が近い将来、ザポリージャ州での攻撃を強化する可能性があると警告した。
 一部のロシア国防当局者は、ロシアは西側に対する統一安全保障ブロックを形成することに興味がないと、プーチン大統領の最近の主張と矛盾しているように見える。
 ロシア軍はトレツクとクラホヴェの近く、そしてクルスク州に進出した。
2024.11.13
 06:05
朝日新聞

(Yahoo)

「領土で妥協すべきではない」58% ウクライナ、安全の保証を重視 <2412-111304>
 ウクライナのキーウ国際社会学研究所(KIIS)が12日、領土的な妥協に関する世論調査の結果を公表した。
 「いかなる状況であれ、領土を諦めるべきではない」と回答した市民は58%で、前回5月の調査よりも3ポイント上昇した。
 この調査は2022年5月から継続的に行われており、11回目となる今回は9月20日から10月3日、2004人を対象に実施した。
 調査では「平和と独立できるだけ早く達成するためには、領土の一部を諦めても仕方がない」と答えた市民が32%で5月と同じだった。
 8月以降にロシア軍が急速に進撃している東部では40%に及び、「諦めるべきではない」の50%に迫った
 ウクライナは現在、東部や南部で、全領土の約2割をロシアに占領されている。
2024.11.13
 05:21
共同通信

(Yahoo)

ロシア西部の北朝鮮兵戦闘参加、米が初確認 <2412-111303>
 米国務省のパテル副報道官が12日、北朝鮮兵がロシア西部クルスク州で「ロシア軍との戦闘作戦を開始している」と述べた。
 米政府が公に北朝鮮兵の戦闘参加を確認したのは初めてである。
2024.11.13
 01:13
Kyiv Independent UK may deploy forces to Ukraine if future US aid declines, former UK PM Boris Johnson warns <2412-111302>
 
GB Newsが11月12日、ジョンソン元英首相米国の支援や軍事資金が削減された場合、英国はウクライナに軍を派遣する必要があるかもしれないと警告したと報じた。
 ジョンソン元首相は、ウクライナに対する英国の支援の重要性を強調し、「そうでなければ、ロシアの復活によって、我々の集団安全保障は本当に損なわれるだろう」と指摘した。
 彼はまた、ウクライナに関する米国共和党内の意見の分裂についても議論し、「トランプの耳にはさまざまな声がたくさんある」と強調し、一部の共和党員は「ウクライナについて間違った路線」を取っているが、ジョンソン元首相はトランプ氏の過去の支援を認め、米国のJavellinミサイルがなければ「ウクライナの戦いは非常に違ったものになっていたかもしれない」と振り返った。
2024.11.12
 18:06
Kyiv Post ‘Black Day for Russia’ – Ukraine Crushes Moscow Offensive in Kursk, Destroying Battalion and Over 200 Soldiers <2412-111211>
 ウクライナで11月12日の全国TVマラソンで、第47独立機械化旅団のアナスタシア・ブリシチク報道官が、国防軍はクルスク地域でのロシアの強力な攻勢を撃退し、ロシア軍の大隊を撃破したと報じた。
 ブリシチク報道官は「5~6波で襲撃しようとしたロシア占領軍にとって昨日は、まさに暗黒の日だった」と述べ、「ロシア軍は車両や空挺部隊で攻撃し、ウクライナの集落を襲撃しようとした」としたが、10両の装甲車両が第47旅団の戦士によって破壊された」と付け加えた。
 敵のBTR 3両が地雷で爆破され、残りの装備はFPV UAVとStugna
ATGMで破壊された。 「他の装甲車両は、隣接する部隊によって破壊された...侵略者のグループも一掃され、生き残った兵士達は野原に散らばった」と報道官は付け加えた。
 彼女によると、この地域の全体的な状況は困難であるが、制御下にあるという。
 Bild紙(註:ドイツ)のレプケ氏が書いているように、ロシア軍はクルスク地方で大規模な攻勢作戦を展開し、ウクライナ軍を押し戻そうとしているが、彼らは莫大な損失を被っている。
 クルスク地方での3日間の激しいロシア軍の反撃後の状況を分析したレプケ氏は、ロシア軍が主に最新のBTR-82A 28両の装甲車両を失い、200名以上の兵士が死亡または負傷したと述べた。 彼は、これはプーチンと彼の将軍たちにとって大惨事だと述べた。
2024.11.12
 08:40

(18:40 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November11 2024 <2412-111213>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月11日の戦況 =
 ロシア軍は、最近行われたヴフレダルの奪取をうまく利用して、クラホヴェ南部で戦術的に大きな前進を遂げ、前線を平準化してドネツク州西部に突入したウクライナ軍を排除することを目的としたロシアが進めている攻勢作戦を支援している。
 ISWは、ロシア軍がヴフレダルの奪取をドネツク州西部でのさらなる攻撃作戦に活用できる可能性は低いという以前の見積もりが間違っていたため、これを修正している。
 ロシア軍はドネツク州とザポリージャ州の州境地域で前進を続けており、ロシア軍のヴフレダル北西とヴェリカ・ノヴォシルカの南への前進は、ヴェリカ・ノヴォシルカのウクライナ軍陣地に圧力をかけ始める可能性がある。
 ロシア軍はドネツク州西部で適度なペースで進軍しているが、ロシア軍がウクライナ軍を首尾よく包囲できるような迅速な機械化機動を行える可能性は極めて低い。  ウクライナとロシアの情報筋は11月11日、クラヒウスケ貯水池のダムの損傷により、近くの集落で限定的な洪水が発生していると述べた。 ウクライナとロシアの情報筋は、ダムの損傷の責任者について意見が分かれていたが、ロシア軍がダムを攻撃したのは2024年9月と報じられている。 ロシア軍がダムを攻撃したのは、クラヒウスケ貯水池の西側で大規模で長期にわたる洪水を引き起こし、クラホヴェの北と南でウクライナ軍を包囲するロシアの取り組みを促進するためだった可能性がある。
 露大統領府のペスコフ報道官が11月11日、プーチン大統領とトランプ次期米大統領との最近の電話会談報道を否定した。
 ウクライナ軍はクルスク州で前進し、ロシア軍はクルスク州とクレミンナとクラホヴェ近郊に進出した。
2024.11.11
 22:03
RBC Ukraine Ukraine receives new satellite images from Rheinmetall and ICEYE <2412-111118>
 ウクライナは10月以降、SAR衛星が撮影した新しい衛星画像を受信している。 これは、Rheinmetall社によると、同社と衛星オペレーターのICEYEとの協力により可能になった。
 ドイツのRheinmetall社は、ICEYEからのSAR衛星画像へのアクセスを拡大するためにウクライナと契約を結んでいた。
 「2024年10月初旬以降、ウクライナはRheinmetall社とICEYEの協力の下に、ICEYEのSAR衛星によって撮影された新しい衛星画像を受け取る。 Rheinmetall社は、この規定は他のセンサーによって取得されたさらなる偵察データを補完し、ウクライナ軍による意思決定と作戦計画の基礎を提供する」と述べた。
 この協力関係により、ウクライナはICEYEレーダー衛星の全てにアクセスできるようになる。
2024.11.11
 19:09
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、西部クルスク州で攻勢かける ウクライナ軍が明かす <2412-111116>
 ウクライナ軍総司令官のシルスキー大将が11日にTelegramに、ロシアが数万の兵力で西部クルスク州からウクライナ軍を追い出そうと攻勢をかけていることを明らかにした。
 シルスキー大将は、ロシア軍はわれわれの部隊を追い払い、われわれが支配する領土の奥深くまで進もうとしていると投稿したが、ロシア軍に北朝鮮軍が含まれている可能性については言及していない
 ウクライナは8月にクルスクへの侵攻を開始し、ロシアが2022年2月に本格的なウクライナ侵攻を開始して以来初めてロシア領内に展開した。
 ロシア軍はまた、ウクライナ東部の大部分で着実に前進を続けており、工業化が進んだドンバス地方全体の制圧を目指している。
 シルスキー大将はクルスク作戦について、ロシア軍の注意を東部戦線からそらすことに依然として成功していると述べたが、New York Times紙は米国の評価として、ロシアはウクライナ東部から部隊を移動させることなくクルスクにおける部隊を増強したと報じた。
2024.11.11
 17:00
Forbes

(Yahoo)

クルスク州でロシア軍がなりふり構わぬ猛攻 ウクライナ軍の強力な3個旅団と死闘に <2412-111113>
 ロシア軍の海軍歩兵部隊や空挺部隊北朝鮮部隊の支援を受けながら、ロシア西部クルスク州に侵攻しているウクライナ軍部隊の陣地に猛攻をかけている。 ロシア側は米国で2025年1月にトランプ氏が次期大統領に就任する前に、クルスク州からウクライナ軍を駆逐することを決意しているようである。
 ウクライナ軍の強力な3個旅団がおよそ650㎢のクルスク州突出部の左翼で前線を維持しているが、ロシアと北朝鮮連合軍側よりも兵力は劣っている。 ロシアの政権は、ウクライナ軍が8月以来クルスク州で支配する地域を奪還するためなら、甚大な犠牲を受け入れる構えとみられる。
 クルスク方面の戦いに参加しているウクライナ軍のUAV操縦士クリークスフォルシャは「凄惨な戦いが繰り広げられている」と報告している。
 ロシア軍第51空挺連隊第155独立親衛海軍歩兵旅団の部隊は11日に煙幕を張りながらウクライナ軍の陣地を正面から攻撃した。 クリークスフォルシャによると、ロシア側はBMP/BMD
IFV、MT-LB装甲牽引車、BTR APCなどの装甲車両計18両、T-72、T-80、T-90 MBT5両4個梯隊に編成して突進させた。
 ウクライナ側はUAVや戦車で迎え撃ち、血みどろの乱戦が繰り広げられ、最終的にロシア側はIFVとAPC計15両MBT 3両をあとに残す結果になった。 正面突撃の甚大な代償だった。 「ロシア軍が何度もバンザイ攻撃をしてくれてとても助かっています」とKriegsforscherは説明している。
2024.11.11
 16:26
RBC Ukraine Zelenskyy announces program to counter Russian guided bombs <2412-111111>
 ゼレンスキー大統領は11月11日、最高司令官参謀会議を開き、防空の強化に関する最新情報を受け取った。 ゼレンスキー大統領によると、ウクライナはロシアの誘導空爆に対抗するプログラムを開発しており、すでに技術的な解決策が提案されているという。 大統領は、ウクライナ軍の最高司令官のシルスキー大将から広範な報告があったことを強調した。
 大統領は、別の報告は、独自の誘導爆弾の開発を含む、ウクライナのミサイル計画の現状に関するものであると述べた。 また、UAVや他の兵器の製造業者の3年契約についても知らされた。
2024.11.11
 14:07
時事通信

(Yahoo)

ロシアが「責任負い補償を」 ウクライナ侵攻でEU外相 <2412-111110>
 EU外相のボレル外交安全保障上級代表が訪問先のウクライナ北部チェルニヒウ州で10日、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、今後いかなる停戦合意の下でもロシアが責任を負って補償すべきだとの考えを示した。
 トランプ前米大統領の返り咲きが決まり、ウクライナがロシアとの交渉で譲歩を迫られるのではないかとの懸念が高まる中、ボレル上級代表は侵攻を「責任のある形で終わらせなければならない」と強調し、「どんな方法であれ、可能な限り早く終結させようと言う者たちへ警告だ。 どう終結させるかは重要だ」と述べた。
 また、最終的に$300Bのロシアの凍結資産がウクライナ復興のために使われるとし、「ロシアによる侵攻の責任と補償として支払われるだろう。 無償であってはならない」と訴えた。
2024.11.11
 11:53
Reuters 通信

(Yahoo)

EUのウクライナ支援「揺るがず」、外相がキーウ訪問 <2412-111108>
 EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表か9日にウクライナの首都キーウを訪問し、EUによるウクライナ支援は「揺るがない」と表明した。 米大統領選でトランプ前大統領が勝利して以降、EU高官がキーウを訪問するのは初めてである。
 ボレル上級代表によると、EUはこれまでウクライナに€122B($131B)の軍事・財政支援を行い、約6万名人のウクライナ兵を訓練してきており、冬の終わりまでに75,000名に達することを目指しているとした。
 ウクライナのシビハ外相との共同記者会見で「ウクライナ支援は揺るがない。 ロシアの侵略に対しウクライナの自衛を続けるために絶対に必要」と強調した。
 トランプ次期米大統領は米国のウクライナ軍事・財政支援の規模を批判し、戦争を速やかに終わらせると約束しているが、シビハ外相は、ウクライナとして「公正な和平」達成のために米国の指導力が継続することを期待すると述べた。
 ボレル上級代表によると、来週EU国防相会議が予定されており、ウクライナ支援の継続や強化について話し合う見通しである。
2024.11.11
 09:51
聯合ニュース

(Yahoo)

ウクライナ 傍受した北朝鮮軍の無線公表=ロ西部で近く大規模攻撃か <2412-111107>
 ウクライナ国防省情報総局が現地時間10日に、ロシア西部のクルスク州で傍受した北朝鮮軍の無線の音声を公表した。 北朝鮮の言葉で「一つ、二つ」「待て」などと話す音声がはっきりと聞こえ、兵士の男性が同僚に何かを指示している場面とみられる。 ウクライナ軍は即時復帰を命じる内容だとみている。
 ウクライナと米当局によると、ウクライナが8月に越境攻撃し、一部を占領しているクルスク州には北朝鮮兵1万名以上が配置されたもようで、ロシアはこれを奪還するため、北朝鮮兵を動員して攻撃を準備しているもようである。
 米New York Times紙は現地時間10日に、ロシア軍と北朝鮮軍計5万名数日内に大規模攻勢に出る可能性があると報じた。
2024.11.11
 05:54
TBS News

(Yahoo)

ロシア軍、北朝鮮兵士含め5万人規模の兵力集め、ウクライナ軍へ数日以内に大規模な反転攻勢開始か 一方、ロシア・モスクワに過去最大規模のドローン攻撃、34機撃墜、5人負傷 <2412-111102>
 New York Timesが米国とウクライナ当局者の話として10日、ウクライナが越境攻撃を続けているロシア西部クルスク州で、「ロシア軍が北朝鮮の兵士を含めた5万名規模の兵力を集結させている」と報じ、「ウクライナ軍に対する大規模な反転攻勢が数日以内に始まる可能性がある」としている。 「北朝鮮兵の一部は、ウクライナ軍との直接的な戦闘に参加する見通しだ」と分析されているという。
 こうした中、ロシア国防省は10日に、モスクワを狙ったウクライナ軍によるUAV攻撃があり、モスクワ郊外で34機を撃墜した」と発表した。 一部のUAVが落下して住宅で火災が発生、5人が負傷したとしている。 この影響でモスクワ周辺にある複数の空港が一時閉鎖された。
2024.11.11
 05:00

(15:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November10 2024 <2412-111101>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月10日の戦況 =
 ウクライナ軍は11月9日~10日の夜に、ロシアに対するウクライナ軍の大規模なUAV攻撃中に、ブリャンスク州のロシアの弾薬倉庫を攻撃した。
 ウクライナ当局は、ロシアによるウクライナ軍捕虜の処刑を引き続き報告している。
 ロシア軍は最近、ポクロフスク方向に前進した。
2024.11.10
 18:36
RBC Ukraine Second drone found in Moldova in one day <2412-111011>
 モルドバ北部で11月10日、ロシアの大規模なUAVによるウクライナ攻撃から24時間後に2機目のUAVが発見された。
 「最初の検査の後、それはロシア製のShahed UAVであることが判明したが、爆発物は搭載されていなかった。 モルドバ警察総監部予備調査によると、それはウクライナが前夜受けたUAV攻撃の一部だった」と法執行当局者は述べた。
2024.11.10
 17:55
朝日新聞

(Yahoo)

モスクワに過去最大のドローン攻撃 34機撃墜、空港は一時閉鎖 <2412-111010>
 ロシア国防省が10日、ウクライナ軍の大規模なUAV攻撃がロシア各地であり、モスクワ郊外では34機を撃墜したと発表した。 モスクワのソビャニン市長によると、UAVが飛来したのは、モスクワ南方にあるモスクワ州のドモジェドボやラメンスコエなど。モスクワの玄関口であるシェレメチェボ空港など複数の空港が一時閉鎖された。 ロシア独立系メディアのSirenaは、モスクワへの過去最大のUAV攻撃としている。
 独立系メディアは、中央アジアのウズベキスタンからシェレメチェボ空港に向かっていた民間機が、進路上を飛行するUAVに気づいて回避したと伝えたが、有力紙Izvestiaは、ロシア最大手Aeroflot航空が情報を否定したと伝えている。
 また、モスクワ州知事は、州南東部のスタノボエにUAVが落下して住宅2棟が炎上し、女性1人が負傷したとしている。
 モスクワへの大規模なUAV攻撃は、20機が撃墜された2024年9月以来で、ロシア国防省によるとモスクワのほかにロシア南西部なども攻撃を受け、計70機を撃墜したという。
2024.11.10
 17:28
RBC Ukraine Trump is 'too wise' to abandon Ukraine, says French Foreign Minister <2412-111009>
 バロット仏外相がLe Parisienの取材に対し、新たに米大統領に選出されたトランプ氏は、以前の発言にもかかわらず、ウクライナへの支援を放棄しないと述べた。
 彼は、トランプ氏が75年間で最大の領土併合に同意するには賢明すぎると考えており、トランプ次期大統領は、平和はウクライナ人の背後でヨーロッパ人の頭越しにはできないということを忘れないだろうとし、 「彼はウクライナ人の背後で、ヨーロッパ人の頭上で、公正で永続的な平和は作れないことを忘れるには、あまりにも賢明であり、これは最も強い人々の権利を謳うものであり、ヨーロッパや世界の他の地域で非常に深刻な結果をもたらすでしょう」とバロットは付け加えた。
2024.11.10
 13:19
Kyiv Post Russian ammo depot hit by Ukrainian forces in Bryansk region <2412-111006>
 ロシア領内への組織的な攻撃の一環として、ウクライナ軍はウクライナ国境から150kmのブリャンスク州の弾薬庫を攻撃した。
 ウクライナ国防軍は、ロシアのブリャンスク州にある第1060資材技術支援センターの弾薬庫を攻撃したと、ウクライナ軍 (AFU) 参謀本部が発表した。
 11月9日~10日の夜に、AFUのUAV部隊は、国防軍の他の部門と連携して施設を攻撃した。 攻撃目標はロシア国防省の主要ロケット砲兵総局の旧第120兵器庫であるように見えた。
 参謀本部は「少なくとも8回の爆発が記録され、客観的な評価結果、施設に少なくとも2ヵ所の破裂箇所があり、二次爆発の兆候を示している」と報告した。
 ブリャンスク州のボゴマズ知事は、攻撃と施設の被害を確認し、「ブリャンスクでのUAV攻撃の結果、非住宅用建物が火災に見舞われた」と報じた。
 10日の06:00の時点で、ロシアのブリャンスク地方で火災が猛威を振るい続けていて、打撃結果を明らかにするための努力が進められている。
 これに先立ちロシア国防省は、モスクワに対するUAV攻撃により、ロシアの首都の3ヵ所の空港全てが一時的に閉鎖されたと発表した。
 Eye of Horグループの
OSINTアナリストは、UAV攻撃が第120主ミサイル砲兵局 (GRAU) の兵器庫を攻撃した可能性があることに同意している。
2024.11.10
 12:21
RBC Ukraine France to deliver new batch of long-range SCALP missiles to Ukraine <2412-111005>
 ルコルニュ仏国防相がLe Journal du Dimancheの取材で、フランスはウクライナに新しい長距離SCALP CMを提供するため、出荷の準備していると述べた。
 SCALPは、英仏共同開発であるStorm Shadow CMのフランス型で、フランス型とイギリス型はほぼ同じだが、唯一の違いはソフトウェアと搭載母機にある。
 SCALP CMの射程は560kmだが、射程を290 kmに短縮し弾頭を小型にした輸出型もある。
2024.11.10
 08:30

(18:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November9 2024 <2412-111004>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月9日の戦況 =
 ロシア軍は、2024年9月~10月にロシア軍が攻撃を強めた期間に、1,500㎢を占領し、200両の戦車と650両以上の装甲車を失い、推定8万名の死傷者を出したと報じられている。
 ロシア軍が進めているの攻撃をウクライナ軍が止めなければ、ロシア軍は最終的に作戦上大きな戦果を得ることになるが、ロシア軍はそのような損失率を無期限に維持することはできない。
 ウクライナ軍は、11月8日~9日の夜に、トゥーラ州のアレクシン化学工場に対してUAV攻撃を行った。
Tula の位置 (Google Map)】
 ロシア当局は、ロシアの三大石油会社、Rosneft、Gazprom Neft、Lukoilの合併を検討していると報じられており、ロシアが非西側諸国とより有利なエネルギー取引を結ぶのを助ける可能性が高い。
 ロシア当局は11月9日、ロシア国防省の元建設担当官を詐欺容疑で逮捕した。
 米国防総省が11月8日、米国が提供した武器や装備を修理するため、"少数の米防衛請負業者をウクライナの後方地域に派遣すると述べたと報じられている。
 ウクライナ軍はシヴェルスクとポクロフスク付近で陣地を奪還し、ロシア軍はクレミンナ、ポクロフスク、クラホヴェ付近で前進した。
 ウクライナのシビハ外相が11月9日、EUがロシアの防衛産業基盤(DIB)に対する制裁などの追加措置を実施しなかった場合、ウクライナ情報機関はロシアは2025年にすべてのEU諸国を合わせたよりも30%多くの砲弾を生産できると評価していると述べた。
2024.11.10
 06:59
Kyiv Independent Mediazona confirms identities of over 77,000 Russian soldiers killed in Ukraine <2412-111003>
 ロシアの独立系メディアるMediazonaが、BBCロシアとともに、オープンソースの調査を通じて、ロシアの全面侵攻開始以来戦死した77,143名のロシア兵の名前を確認した。
 10月末のMediazonaの最後の更新以来、1,761名のロシア兵の名前が死傷者リストに追加された。
 ジャーナリストたちは、彼らの確認された情報は、死亡記事、親戚の投稿、地域メディアの報道、地元当局の声明などの公開情報源から来ているため、実際の数字ははるかに多い可能性が高いと指摘している。
 英国防相は11月8日に発表された取材で、ロシア軍は全面的な侵攻が始まって以来、10月に最も深刻な被害を受け、毎日平均1,354名の死傷者を出したと述べた。
2024.11.10
 01:17
Kyiv Independent US to deliver over 500 interceptors for Patriot, NASAMS systems to Ukraine, WSJ reports <2412-111001>
 Wall Street Journal(WSJ)が11月9日に政府高官の発言として、バイデン政権がPatriotおよびNASAMS用(註:AIM-120 MRAAM)の500発以上の迎撃ミサイルウクライナへの供与を急ぐと報じた。 各迎撃ミサイルが何発提供されるかについての詳細は提供されなかった。
 バイデン政権は、2025年1月のトランプ次期大統領の就任式に先立ち、ウクライナへの残りの$7Bの軍事援助の配送を急ぐことを計画し、この配送が行われた。
 今後数週間で到着する予定の兵器は、2024年の残りの期間のウクライナの防空需要を満たすはずだと当局者は述べた。
 2人の政権高官が11月7日にPoliticoに語ったところによると、米大統領府は将来のトランプ政権が武器の輸送をウクライナに到着する前に停止するのではないかという懸念の中で、武器の配送を早める計画だという。  トランプ大統領は「24時間」以内に戦争を終わらせ、米国はウクライナから手を引くと繰り返し述べており、10月の報道によると、この計画にはウクライナ領土を譲渡し、東部に自治区を創設する可能性があるという。
2024.11.09
 22:09
Ukrainska Pravda Trump denies adviser's words about "lost Crimea" and peace instead of victory <2412-110911>
 トランプ次期米大統領の政権移行チームの報道担当者が、トランプ氏のランザ顧問が、ウクライナは平和の現実的なビジョンを提示すべきであり、クリミアの返還を主張すべきではないと述べたことを、トランプを代弁した発言ではないと否定した。
2024.11.09
 19:45
Kyiv Independent 'Crimea is gone' — Senior Trump advisor says Ukraine needs to have 'realistic' war aims <2412-110909>
 トランプ次期米大統領の上級顧問である共和党のランザ戦略家が、ウクライナは戦争の目的を「現実的」にする必要があると述べ、ロシアが占領したクリミア半島は「なくなった」と付け加えた。
 ランザ氏はBBCの取材で11月9日、トランプ政権はゼレンスキー大統領に「平和のための現実的なビジョン」を提示するよう求めるだろうと述べた。 「ゼレンスキー大統領が、この戦闘を止めるだけだ、クリミアが返還されて初めて平和が訪れると言ったが、クリミアはなくなった」と彼は言った。
 ロシアは2014年にクリミア半島を侵略し、違法に併合した。 ウクライナ指導部は、2014年以来ロシアが占領していたクリミアとドンバスの一部を解放するなど、1991年の国境を回復する計画を公に述べている。
 ランザ氏は取材でドンバスには触れなかったが、クリミアの返還は「米国の目標ではない」と述べた。
 米軍がウクライナに配置されたことはなく、ウクライナもそれほど多くを要求していないにもかかわらず、ランザ氏は目標が「米兵にクリミアを取り戻すために戦わせる」ことであれば、ウクライナは「自力で」することになるだろうと付け加えた。
2024.11.09
 16:00
Kyiv Independent Trump's peace plan may include deploying European troops to buffer zone in Ukraine, Telegraph reports <2412-110907>
 Telegraph紙が11月7日、トランプ次期米大統領のスタッフ3人の話から、トランプ氏が英国と欧州の軍隊に対し、現在のウクライナの前線に課そうとしている緩衝地帯を強制するよう求める可能性があると報じた。  また同紙は、トランプ氏が検討している和平計画では、現在のウクライナの前線は凍結されるだろうと報じた。
 Telegraph紙によると情報筋は、米国はロシアが戦争を再開するのを防ぐためにウクライナに武器を供給する代わりに、ウクライナはNATO加盟の野望を20年間追求しないことに同意するだろうと語った。
 Telegraph紙が報じたところでは、トランプ氏の計画には、1,200kmの緩衝地帯を巡回するための米軍の配備や、任務に対する米国の財政支援は含まれていない
2024.11.09
 15:55
RBC Ukraine Russia faces record losses since war began, says British minister <2412-110906>
 ヒーリー英国防相がTelegraph紙の取材に対し、10月のロシア軍の前線での損失は、全面戦争が始まって以来最大で、平均して1日あたり1,354名の兵士を失ったと述べている。 ヒーリー国防相は、戦場でのロシアの現在の勢いが、それを止められないことを意味するという主張を否定している。 彼によると、英国諜報機関の最新データによると、戦争におけるロシアの損失は10月に過去最高を記録し、前線でのロシアの1日平均損失は1,354名に達した。
 これは、戦争におけるロシア軍の記録的な損失の2ヵか月連続を示し、ロシアは10月に41,980名の兵士を失ったことになる。 英国諜報機関の報告によると、これまでのロシア軍死傷者数の最高記録は2024年5月で39,110名を失った。
 また、ロシアは現在、予算の40%を国防に費やしており、これは国にとって持続不可能であることにも注目されていて、一部の専門家は、2025年以降にロシアがそのような支出を継続することが困難になると考えている。
 ウクライナと西側がロシアに対する消耗戦に勝つかどうか尋ねられたとき、英国国防相は肯定的に答えた。
2024.11.09
 09:15

(19:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November8 2024 <2412-110903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月8日の戦況 =
 次期米大統領トランプ氏が、ロシアが見返りにいかなる譲歩や利益も提供することなく、ロシアの利益と好みに従うと想定しているように見える。
 プーチン大統領が提案する「新世界秩序」は、大国や安全保障ブロックを持たない相互接続された国際システムを強調しているが、ロシアの行動は彼が提案する理想と原則と矛盾し、それを弱体化させるものである。
 プーチン大統領はまた、ロシアが深刻な労働力不足に対処しており、それに対処するために主に移民に依存していることを認めた。
 プーチン大統領は、ロシアの違法でいわれのないウクライナ侵攻を正当化するために、ウクライナが中立的な地位を侵害したと虚偽の主張をする既存の情報操作を強化した。
 プーチン大統領は、11月7日のValdai Clubでの声明で、ロシアと北朝鮮の急成長する関係を軽視しようと試みたが、これはおそらく韓国との関係をある程度維持し、韓国のウクライナ支援を思いとどまらせるためだろう。
 ロシアは、西半球における影響力を強化し拡大する手段として、ベネズエラとの関係を構築し続けている。
 ウクライナ軍参謀本部は11月8日、2024年10月だけでロシア軍が化学兵器禁止条約 (CWC)で禁止されている化学兵器を装備した弾薬を使用した事例をウクライナ軍が323件記録したと報告した。
 ウクライナ軍はクルスク州北部のノヴォイヴァノフカに前進した。
 ロシア軍はチャシフ・ヤールの南、クラホヴェの南東、ヴフレダルの北に進出した。
 ロシアの地域当局は、女性の採用に向けた取り組みを強調することで、新たに設立された地域領土防衛組織の拡大を引き続き推進している。
2024.11.08
 21:21
Kyiv Independent US allows deploying its military contractors to Ukraine, Reuters reports <2412-110811>
 Reuters通信は11月8日に匿名の米国当局者を引用して、バイデン政権が米国の防衛請負業者が米国から供給された兵器の保守と修理のためにウクライナで働くことを許可したと報じた。
 情報筋の一人がReutersに、少数の請負業者が戦闘作戦に参加せず前線から遠く離れた場所で作業すると語った。
 このような動きはトランプ氏が大統領に復帰する前のバイデン大統領の任期最後の数ヶ月に行われる。
2024.11.08
 15:13
Kyiv Independent Russian army used chemical weapons 323 times in October, Ukraine's General Staff says <2412-110809>
 ウクライナ軍参謀本部が11月8日に、ロシア軍が10月に戦場で化学兵器を323回使用したと報告した。
 ロシアによるウクライナへの全面侵攻が始まって以来、放射線、化学、生物情報ユニットは、戦場での危険な化学物質の使用を記録しており、2022年2月以降、4,613件の事例が記録されている。
 参謀本部の報告書には、ロシア軍が戦争兵器としては禁止されている、反暴動作戦に使用される危険な化学物質を装填したK-51やRG-VOなどの弾薬を使用していると書かれている。
 ウクライナ軍はまた、特定されていない種類の危険な化学物質を含むかなりの量を記録している。
 参謀本部は、ロシアによる化学兵器の使用は「戦争のルールに甚だしく違反し、化学兵器の開発、生産、貯蔵、使用の禁止、およびその廃棄に関する条約に基づく規範と義務を無視している」と述べた。
2024.11.08
 13:00
CNN

(Yahoo)

ロシア、大規模ドローン攻撃を増強 ウクライナの防空圧倒する狙い <2412-110807>
 ロシア軍は現在、ほとんど恒常的と言っていい長距離UAVの波状攻撃をウクライナ各都市に仕掛けつつ、地上部隊による東部への侵攻を遂行している。 ゼレンスキー大統領は、ロシア側の撃ち込むUAVの数が2023年秋のおよそ10倍に上っていると警鐘を鳴らしている。
 ウクライナ空軍報道官はCNNに、攻撃の劇的な増加に加え、ロシア軍はウクライナの防空システムを圧倒する狙いで、囮のUAVの発射も既に開始したことを明らかにした。 現在ウクライナに撃ち込まれるロシア軍UAVの半数をこれらの囮UAVが占めるという。
 一方で、ウクライナ軍は東部の前線でも激しい圧力を受けていて、陸軍のトップはロシア軍について、開戦以降最も強力な部類の攻勢をかけているとの認識を示している。  首都キーウなど国内各地の住民は、連夜の爆発音及びUAVの発する機械音によって眠ることが出来ずにいる。 キーウで空襲警報が鳴り響いた時間は9月で50時間前後、10月で80時間11月は第1週だけで既に30時間を超えている。
 9月1日以降にキーウがUAV攻撃に見舞われなかったのは1晩のみであった。
2024.11.08
 09:45

(19:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November7 2024 <2412-110804>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月7日の戦況 =
 プーチン露大統領は、トランプ次期米大統領の外交政策を形作り、ロシアの条件で、もう一つの米露リセットを達成しようとしている。
 ロシア軍の攻撃が最近、シヴェルスク北東のビロホリフカ近郊での失敗したことで、ロシアの超国家主義的な軍事ブロガーの一部は、ロシアの指揮の失敗や、戦場での成功を誇張するロシア軍の体質が蔓延していることに対して、怒りの声を上げた。
Bilohorivka の位置 (Google Map)】
 ロシア軍の旅団長と狙撃小隊長が、クラホヴェとチャシフ・ヤール方面での戦闘で死亡したと報告された。
 ウクライナ当局は、ロシアによるウクライナ人捕虜の組織的な処刑を引き続き報告しており、2024年にはそのような処刑が明らかに増加していることを指摘している。
 ウクライナのロシアへの攻撃と西側の制裁は、ロシアのエネルギー産業を混乱させていると報じられている。
 ロシア軍はシヴェルスク、ポクロフスク、クラホヴェ付近に進出した。
 ロシア当局は、占領下のウクライナに「偽の」非戦闘志願兵大隊を創設し、占領政権が率いる既存のコサック組織と統合していると報じられている。
2024.11.08
 08:28
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ大統領、トランプ氏を「停戦は危険」とけん制 ロシアの北朝鮮兵死傷も明かす <2412-110803>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が7日にブダペストで記者会見し、米大統領選で勝利したトランプ前大統領がロシアとの戦いに停戦圧力をかけることを警戒し、「ウクライナの安全を保証せずに、停戦を急ぐのは危険だ」と述べた。
 ゼレンスキー大統領の発言は、EUと近隣諸国による欧州政治共同体(
EPC)首脳会合後の記者会見でのもので、会合でホスト役であるハンガリーのオルバン首相が、トランプ氏の勝利に勢いを得て停戦を急ぐよう訴え、「西側で停戦を望む国は、米大統領選前より増えた」と主張したのに反論した。
 ゼレンスキー大統領は、6日にトランプ氏と電話会談したことに触れたうえで、「トランプ氏は早急に戦争を終結させたがるだろうが、実現するとはかぎらない。 ロシアは非常に複雑な敵だ」と述べ、さらにオルバン首相を念頭に、戦後のことを考えずに停戦を主張するのは無責任で、停戦を提案するのは、NATOへのウクライナ加盟に反対する指導者だ」と口調を荒らげた。
   ゼレンスキー大統領はまた、ロシアに派遣された北朝鮮兵にも言及して11,000名が露西部クルスク州で戦闘に加わり、損失が出ていると指摘し、「政治的圧力を加えなければ、北朝鮮は派兵の数を増やすだろう」と予測した。
2024.11.07
 08:28
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ、ロシア兵計717人を捕虜に 越境攻撃開始以降 <2412-110707>
 ウクライナ軍総司令官のシルスキー大将がSNSへの投稿で6日、同国軍が8月にロシア西部クルスク州への越境攻撃を開始して以来ロシア兵717名を捕虜にしたことを明らかにした。
 欧米諸国が、ロシアの戦力増強のために数千名の北朝鮮兵が配置されたと警告する中、ウクライナ政府は今週、クルスク州で初めて北朝鮮軍の部隊と交戦したと発表した。
2024.11.07
 06:45

(16:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November6 2024 <2412-110702>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月6日の戦況 =
 ウクライナ軍が11月6日、ダゲスタン共和国カスピスクのロシア海軍基地を初めて攻撃し、ロシア・カスピ海小艦隊のミサイル艦数隻に損傷を与えたと報じられている。
 ウクライナ当局は、ロシア軍がウクライナ人捕虜を処刑したという新たな報告がある中、全面侵攻開始以来、ロシア軍が少なくとも109名のウクライナ人捕虜を処刑したと報告した。
 ロシア軍はクピャンスク、スヴァトヴェ、ポクロフスク、クラホヴェ、ヴフレダル方面に前進した。
2024.11.07
 01:20
共同通信

(Yahoo)

北朝鮮兵は4日に戦闘参加と米当局者 <2412-110701>
 Reuters通信が米当局者の話として6日、ロシア西部クルスク州で4日に北朝鮮兵が戦闘に参加したと報じた。
2024.11.06
 23:30
RBC Ukraine White House plans to 'urgently' send $6 billion to Ukraine before Trump's inauguration <2412-110612>
 バイデン米政権は、2025年1月20日のトランプ大統領就任式までに残りの$6Bの援助金をウクライナに「緊急に」送る予定だと、Politicoの国家安全保障担当記者デッチ氏の言葉を引用している。
 デッチ記者は「バイデン政権は、トランプが大統領に就任した後、退任するチームが武器の流れを終わらせる準備をしているため、ウクライナに残っている最後の$6Bを就任式までに急いで出すことを計画している」とXのアカウントに書いた。
2024.11.06
 14:24
Reuters 通信

(Yahoo)

北朝鮮兵、ロシア西部でウクライナ軍と交戦 相当数死亡か=NYT <2412-110609>
 New York Timesが5日に米国とウクライナの高官の話として、北朝鮮兵士がロシア西部クルスク州で戦うウクライナ軍と交戦したと報じた。
 同紙によると、ウクライナ高官は北朝鮮兵がロシア軍第810独立海軍歩兵旅団と共に戦っていたとしたうえで、交戦が限定的だったとし、ウクライナの戦線の弱点を探る狙い(註:威力偵察)だった可能性が高いと指摘した。
 NYTは戦闘がいつ起きたかは不明としているが、米高官はかなりの数の北朝鮮兵が死亡したと述べたという。
 ゼレンスキー大統領は5日に、北朝鮮兵とウクライナ軍が初めて交戦したと明らかにし、世界が一段と不安定化する恐れがあるとの懸念を示した。
2024.11.06
 09:04
聯合ニュース

(Yahoo)

ゼレンスキー氏「北朝鮮兵士が初戦闘」 ウクライナ軍との交戦説初めて認める <2412-110605>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が5日のビデオ演説で、ウクライナ軍がロシア軍に配属された北朝鮮軍と初めて戦闘を行ったとし、「北朝鮮兵士の初戦闘は世界の不安定性の新たな幕開けとなった」と述べた。  ただ、ウクライナ政府は全面的な交戦ではなく小規模なものだと説明した。
 ゼレンスキー氏は各国の支持者に謝意を示した上で、「われわれは世界と共にロシアの戦争拡大の試みを阻止するためあらゆる手立てを講じなければならない」とし、「プーチン政権の試みが失敗するよう、プーチンと北朝鮮の両方が敗北するよう努力しなければならない」と強調した。
 このような発言は、今月に入り北朝鮮兵がロシア西部クルスク州で初めて攻撃を受けたというウクライナ国家安全保障・国防会議傘下の偽情報防止センターのコバレンコ所長の主張を認めたものといえる。
 ウクライナのウメロフ国防相は、韓国KBS TVの取材で、「小規模な交戦があり、兵力は多くない。 訓練中の兵力が訓練を終えれば、数週間以内に相当数が投入されるだろう」と述べた。
2024.11.06
 07:45

(17:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November5 2024 <2412-110604>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月5日の戦況 =
 北朝鮮軍が初めて、クルスク州でウクライナ軍との戦闘に本格的に参加した可能性が高い。
 露大統領府は、史上初のTime of Heroes計画への参加者を連邦レベルの役職に任命し、政府の役職に戦争支持の退役軍人を配置し、地方レベルから連邦レベルまでのロシア政府機関の軍事化のための長期的な条件を設定するという取り組みをさらに進めた。
 ロシアは11月5日、ロシアのSLVでイラン製の衛星2基を打ち上げ、ロシアとイランの二国間宇宙協力をさらに加速させた。
 ロシア軍はクピャンスクの南東、クレミンナの北西、トレツク近郊のチャシフ・ヤール、ポクロフスクの南東、クラホフの北東、ヴフレダルの近く、ロボチンの北に進出した。
 ウクライナ軍はチャシフ・ヤールの南で失った陣地を奪還した。
 ロシア軍は、伝統的なエリート部隊に十分な数の質の高い人員を維持するのに苦労している。
2024.11.05
 20:10
RBC Ukrainent Ukrainian weapons may target up to one-third of Russia's nuclear arsenal - Media <2412-110515>
 
Foreign Affairsによると、ウクライナが保有する長距離UAVやミサイルは、ロシアの核貯蔵施設のかなりを攻撃でき、ロシアの核兵器の1/3を不安定な状態に置いている。
 それによると、ロシアの推定5,580発の核弾頭の約30%が、ウクライナの長距離兵器が届く場所に保管されている。
 同紙は、ウクライナのUAVがすでにモスクワに到達できるため、少なくとも14ヵ所のロシアの核貯蔵施設もその範囲内にあると指摘した。 これらの中には:
 ・少なくとも2ヵ所は、ウクライナとの国境から160km以内に位置し
 ・5ヵ所の軍用飛行場がウクライナとの国境から320km以内に位置
しており、Foreign Affairsは、ロシアがウクライナ西部の核兵器を適切に確保する気がないことが「深刻なリスク」をもたらしていると指摘している。
 ジャーナリストたちは、ロシアがいくつかの理由で核兵器を国境からさらに移動することを拒否するかもしれないと推測している。
 一つの理由は、プーチン大統領が弱さを表に出すことを躊躇していることであり、もう一つは、ロシアの指導部がそのような近接して核弾頭を保管することの危険性を十分に認識していないことである。
 核ミサイルは、鉄道輸送されるため、メンテナンスのために輸送されるときに特に脆弱である。
2024.11.05
 08:50

(18:50 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November4 2024 <2412-110507>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月4日の戦況 =
 ロシアとモルドバの親露派の関係者は、大統領選挙での現職のサンドゥ大統領の勝利信用を落とすための情報作戦を11月4日に開始した。
 ジョージア市民と野党は、10月26日に激戦となったジョージア議会選挙に反対する平和的なデモを11月4日に再開し、抵抗の継続と大規模な投票不正のさらなる調査を求めた。
 RFE/RLのSistema計画が11月4日に、ウクライナの完全降伏を求めたロシアの当初の要求を詳述した調査を発表し、ロシアがウクライナと自国の条件以外で誠実な交渉をする意思がなかったというISWの長年の評価をさらに裏付けている。
 2024年夏にウクライナのエネルギーインフラに対するロシアのUAVとミサイル攻撃は、2024年3月と比較してウクライナの発電能力に大きな影響を与えたと報じられているが、その後、ロシアがウクライナのエネルギー網に大きな損害を与えることができたかどうかは不明でである。
 ロシア当局は11月3日に、ロスグヴァルディアの兵站副司令官ミルザエフ少将を贈収賄の容疑で逮捕した。
 ロシア軍はクルスク州のノヴィプット近くに前進した。
 ウクライナ軍はハリコフ州に進出し、ロシア軍はクピャンスク、クレミンナ、ポクロフスク、クラホヴェ、ヴフレダル方向に前進した。
 ロシア国防省は、戦争推進派のロシアの情報社会を支配し、ロシアの戦争報道に対する支配を集権化するため、忠実な軍事ジャーナリストの幹部を結成する試みを続けている。
2024.11.04
 22:37
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、北朝鮮兵拠点に砲撃か <2412-110418>
 ウクライナ政府の偽情報防止センターのコバレンコ所長が4日に共同通信の取材に答え、ロシア西部クルスク州で北朝鮮兵が配置された拠点にウクライナ軍が砲撃したと述べた。
2024.11.04
 21:24
Kyiv Independent Number of North Korean troops in Kursk Oblast increases to 11,000, Zelensky says <2412-110417>
 ゼレンスキー大統領が11月4日にウクライナの情報報告を引用して、北朝鮮はすでにロシアのクルスク州に11,000名の部隊を配置していると述べた。
 ウクライナの軍事情報機関は11月2日、ロシアがウクライナ国境に近いロシアの沿海地方から7,000名以上の北朝鮮軍を配置したと報告した。
 ゼレンスキー大統領は夜の演説で「北朝鮮軍部隊が増強されているが、友好国の反応は高まっていない」と述べた。
 これらの数字は、今週初めの米国からの数字とほぼ一致しており、ブリンケン米国務長官は、ウクライナが8月に国境を越えた侵攻を開始し、依然としてかなりの領土を保持しているロシアのクルスク州に約8,000名の北朝鮮軍部隊が集結していると述べていた。
2024.11.04
 19:14
Kyiv Independent As Russian losses in Ukraine pass 700,000, the Kremlin runs low on non-mobilization options <2412-110414>
 ロシア軍のウクライナでの損失は、ウクライナが11月4日に発表した数字によると、60万名に達してからわずか77日後に70万名を超えた。
 ウクライナによると、ロシア軍の死傷者数はここ数ヵ月で急増しており、10月には1日平均1,307名の死傷者が出ているという。
 専門家であるグドムンドソン氏によるウクライナの数字の分析によると、全面侵攻開始以来、ロシア軍にとって最も血なまぐさい日のトップ10のうち6日は、すべて10月に発生したという。
 この数字は、戦死者や負傷者を特定していないが、全体的なコンセンサスには、死者、負傷者、行方不明者、捕虜が含まれているという。 それらは、西側諸国の推定と概ね一致している。
 しかし、ウクライナ当局が「肉挽き器」と呼ぶ戦場に人員を投入するロシアの戦術は功を奏しており、Bloombergは11月1日に先週のウクライナとの戦争で、2024年のどの時点よりも多くの領土を奪取したと報じた。
 ロシア非常事態省はウクライナでの損失は明らかにしていないが、11月2日に戦時中の集団墓地の掘り方に関する最新のマニュアルを発表した。
 損失が拡大するにつれ、露大統領府にとって状況はより厄介なものとなり、ウクライナで進行中の前進を続けるために追加の部隊が必要となる。
2024.11.04
 10:00

(20:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November3 2024 <2412-110407>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月3日の戦況 =
 現職のサンドゥ・モルドバ大統領は、2024年11月3日に行われたモルドバ大統領決選投票で勝利を宣言した。
 モルドバ当局は、2024年11月3日に行われた大統領選の決選投票で、ロシアが広範な干渉と破壊工作を行ったと報告しており、これは親露派のストイアノグロ候補を優遇する狙いである可能性が高い。
 ロシア国防省がロシアの非公式の無人機運用部隊を集権的に管理しようとする取り組みは、ロシアのUAV能力の有効性を低下させる可能性がある。
 ウクライナ人権オンブズマンのルビネツは、ウクライナ社会を不安定化し、ウクライナ人の政府に対する信頼を損なうことを狙った捕虜交換に関するロシアの情報工作に反論した。
 ロシア軍はドネツク州のシヴェルスク、ポクロフスク、クラホフ、ヴフレダル付近に進出した。
2024.11.04
 05:35
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍、東部要衝まで3キロに迫る <2412-110403>
 英Guardian紙が3日、ロシア軍がウクライナ東部ハリコフ州の要衝クピャンスクまで3km以内に迫ったと報じた。
 ロシアは東部で攻勢を強めており、市長は10月初旬から戦況が劇的に悪化したと指摘し、高齢者を中心に約1,400人が避難せずに市内にとどまっていると明かした。
2024.11.03
 06:45

(16:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November2 2024 <2412-110304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月2日の戦況 =
 ウクライナ軍は、10月20日~21日の夜以降、ロシアのレーダと防空システム7基を攻撃したと報じられている。
 韓国は、ロシアとウクライナの国境付近に北朝鮮軍が配置されているというウクライナの情報が続く中、ウクライナへの支援を強化する準備ができている可能性を示した。
 ロシア連邦検閲官のロスコムナゾールが11月2日、ロシアのSNSアカウントを匿名化解除する計画を実行した。
 ウクライナ軍とロシア軍は、クルスク州スジャの北にわずかに前進した。
 ロシア軍はドネツク州のクラホヴェの北にわずかに前進した。
 チェチェン共和国のカディロフ首長は、彼のAkhmatスペツナズ兵がウクライナ戦争でウクライナ軍人を捕虜にしないよう命じた命令を取り消したと主張した。
2024.11.03
 06:25
共同通信

(Yahoo)

ウ軍、最も強力な攻撃に直面 東部激戦地でロ軍の集落制圧続く <2412-110303>
 ウクライナ軍総司令官のシルスキー大将が11月2日にチェコ軍幹部との会談後に通信アプリで、2022年のロシアの侵攻以降、最も強力な攻撃の一つに現在直面しているとの見解を明らかにした。 ウクライナ東部の激戦地でロシア軍の集落制圧が続いている
 ロシアによる市民への攻撃も激しく、ゼレンスキー大統領は声明で、10月にShahed UAVがほぼ毎日飛来し、合わせて2,000機を超えたと説明し、欧米や中国がUAV部品を供給しているとして、輸出管理の厳格化を求めた。
 ロシア側は2024年935名のウクライナ兵捕虜を引き渡すと提案したが、ウクライナ側が合意したのは279名だけだと述べた。
2024.11.02
 06:45

(16:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November2 2024 <2412-110303>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月2日の戦況 =
 ウクライナ軍は、10月20日~21日の夜以降、ロシアのレーダと防空システム7基を攻撃したと報じられている。
 韓国は、ロシアとウクライナの国境付近に北朝鮮軍が配置されているというウクライナの情報が続く中、ウクライナへの支援を強化する準備ができている可能性を示した。
 ロシア連邦検閲官のロスコムナゾールが11月2日、ロシアのSNSアカウントを匿名化解除する計画を実行した。
 ウクライナ軍とロシア軍は、クルスク州スジャの北にわずかに前進した。
 ロシア軍はドネツク州のクラホヴェの北にわずかに前進した。
 チェチェン共和国のカディロフ首長は、彼のAkhmatスペツナズ兵がウクライナ戦争でウクライナ軍人を捕虜にしないよう命じた命令を取り消したと主張した。
2024.11.02
 11:00
Forbes

(Yahoo)

いったいなぜ? ウクライナ軍に2個の「フェイク旅団」が発覚 <2412-110210>
 ウクライナ軍の地上兵力は、ロシアが戦争を拡大してから2年8ヵ月あまりの間に2倍に拡大した。 ウクライナ軍の陸軍空挺強襲軍海兵隊国土防衛軍、ウクライナ内務省の国家親衛隊は、人員2,000名、車両数百両規模の旅団を合計で新たに数十個編成した。 しかし、どうやらそのうちの少なくとも2個旅団は偽物だったようである。
 2023年2月に何者かがSNSに第88独立機械化旅団第13独立猟兵旅団のアカウントを作成し、新部隊の兵員や装備と称する写真を投稿し始め、数週間後にはベラルーシと国境を接するウクライナ北部リウネ州バラシュ地区の地元当局は、第88機械化旅団と第13猟兵旅団の両方がこの方面のウクライナ軍に合流したと報告したが、バラシュ地区はだまされていた。
 ウクライナの地上戦闘部隊の編制に関する動静を追跡しているウクライナの調査グループMilitaryLandは第88機械化旅団第13猟兵旅団について、2023年初め以来、戦闘に参加している形跡がないことに疑問を募らせた。
 そこで最近、これらの旅団は実在するのかとウクライナ軍参謀本部に照会したところ、回答は「ウクライナ軍の編成第88機械化旅団なる組織は存在しない」というものだった。
 MilitaryLandは第13猟兵旅団についても「実在しない可能性がとても高い」と結論づけている。
2024.11.02
 09:20

(19:20 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, November1 2024 <2412-110209>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年11月1日の戦況 =
 露大統領府が支配するロシア正教会モスクワ総主教庁 (ROC MP) のキリル総主教が10月31日の演説で、ロシア社会内で進行中の社会的・イデオロギー的分裂を強調し、ウクライナでの戦争に対する定型的な正当化を繰り返した。
 キリル総主教はまた、ロシア軍における残虐行為と残虐行為の増大傾向を強調し、この傾向を“neo-pagan”カルトの出現として言い訳しようと試みた。
 ロシア当局はまた、ロシア系住民と少数民族との間の紛争を重大な問題として認識し続けている。
 ラブロフ露外相が11月1日、モスクワで北朝鮮の崔外相と会談し、ロシアに派遣された北朝鮮軍の数に関する欧米の最新の報道の中で、北朝鮮のロシア支持を強く確認した。
 米国防総省が11月1日、ウクライナに対する$425M相当の新たな軍事支援を発表した。
 ウクライナ軍はスジャの北に進出した。
 ウクライナ軍とロシア軍は、ヴォフチャンスク中心部に前進し、ロシア軍はクピャンスクの北東とクレミンナの北西に進出した。
2024.11.02
 08:02
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナへの武器供与に「あらゆるシナリオを検討中」=韓国外相 <2412-110206
 韓国の趙外相が1日、北朝鮮によるロシア支援への対応として、ウクライナに武器を供与する可能性があるかとの質問に対し「あらゆるシナリオを検討している」との考えを示した。
 趙外相はカナダのオタワで開かれた記者会見で、ウクライナへの武器供与の可能性について検討中とした上で、具体的には北朝鮮軍の参戦レベルと、北朝鮮がロシアから受け取る見返りを注視すると言明し、「具体的な決定を下す前に、これら全ての要素を考慮するつもりだ」と述べた。
 韓国は、ウクライナの武器提供要請に対し、これまでは地雷除去装置などの非殺傷性の援助にとどめていた。
 ブリンケン米国務長官は31日、ロシアにすでに10,000名の北朝鮮将兵が派遣されているとし、このうち最大8,000名がウクライナ軍が越境攻撃を行っている西部クルスク州に配置されているとの見方を示した。
2024.11.02
 07:51
Kyiv Independent Australia delivering JDAM-ER glide bomb kits to Ukraine, Australian media reports <2412-110205>
 オーストラリアの国防誌が11月1日に報じたところでは、オーストラリアが
JDAM-ERキットを空軍から除籍した後、ウクライナに提供している。
 JDAMは自由落下爆弾を誘導装置キットを取り付けて誘導爆弾にしたものでJDAM-ERは拡張翼キットが取り付けられ、GPSが爆弾が目標に接近しながら進路を調整するのを助けることで精度を向上させる。
 Bloombergによると、JDAM-ERは投下されると翼を展開し、GPG誘導キットで最大72kmまで滑空することができ、元の兵器の投弾距離が3倍になる。
 2024年7月初めにオーストラリアはウクライナに対しAUD250M ($16800M)の軍事支援を発表したが、これは全面戦争が始まって以来、同国が提供した最大の支援パッケージであった。
【註】
 Boeing社が、Mk82 500-lb 爆弾の JDAM である GBU-38に拡張翼キットを取り付けてJDAM-ERにする計画で、拡張翼キットにオーストラリアの Ferra社を選定した。
 この JDAM-ER は2011年に豪空軍が採用を決めており、量産型最初の飛行試験は2013年後半に行われる。
【関連記事:1306-050010 (JMR 2013.05)】
2024.11.01
 22:17
Kyiv Independent Ukraine war latest: US announces new aid package; Ukrainian drones target oil depot in Russia's Stavropol Krai <2412-110132>
 オースティン米国防長官が10月21日にキーウを訪問した際、米国が最近、ウクライナに対して$400M相当の軍事支援パッケージを割り当てたと発表した。
 オースティン長官は、米国大統領選挙が近づくにつれ、さらなる支援について話し合うために予期せずキーウに到着した。
 援助リストには、NASAMS用のミサイルStinger、HIMARS用弾、TOWミサイル、JavellinおよびAT-4対装甲システム、155mmおよび105mm砲弾が含まれている。
 米国はウクライナに空対地弾、Stryker
APC、C-UAS装備と弾薬、医療機器、補用部品、その他も提供する。
2024.11.01
 19:43
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、10月にドローン2000機以上発射 過半を迎撃=ウクライナ <2412-110130>
 ウクライナ軍は1日、ロシアが10月だけでウクライナ全土の民間・軍事目標に向けて2,000機以上の攻撃型UAVを発射したと発表した。
 ウクライナ当局によると、ロシアはウクライナの町や都市を定期的に空爆しており、首都キーウは10月だけで20回も攻撃を受けている。
 ウクライナ軍によると、先月発射されたUAV 2,023機のうち1,185機を迎撃したほか、738機を「位置情報喪失」に陥らせた。
 2024年に入ってからの累計では、ロシアはウクライナ領内に6,987機の攻撃型UAVを発射し、ほとんどが民間・重要インフラを攻撃していたという。
 ウクライナは1日、ロシアが直近の夜間攻撃で発射したUAV 31機とミサイル1発を破壊したと発表したが、少なくとも2地域の居住用ビルと南部オデーサ州の消防署が被害を受けたとしている。
2024.11.01
 19:16
Kyiv Independent Russia seizes more territory over past week than at any point in 2024, Bloomberg reports <2412-110129>
 Bloombergが11月1日、ウクライナ国防省と連携して戦場の変化を追跡するDeepState Map Serviceに基づくBloomberg Intelligencの見積もりから、ロシアが過去1週間のウクライナとの戦争で2024年のどの時点よりも多くの領土を奪ったと報じた。
 ここ数ヵ月、ロシア軍はウクライナ東部でここ数ヵ月、激しい進撃を行い、領土を獲得しながらも大きな損失を被った。
 Bloombergに語ったゼレンスキー大統領に近いある当局者によると、ロシアが戦場で優位に立つにつれ、ウクライナの当局者は戦争の将来の行方についてますます落胆しており、ロシアは8月6日以降、ウクライナで1,146㎢を占領しており、これは2024年の最初の7ヵ月よりも1/4多いとメディアは述べた。 ロシア軍も先週、200km前進したとBloombergは報じた。
 一方、エストニア諜報機関によると、モスクワは過去1週間で前線のドネツク地区の150㎢を占領した。 ロシア軍がセリダヴの町を占領したと報じられているが、ウクライナはまだその報告を確認していない。
 Bloombergは、ロシアの次の目標は、ウクライナ軍の重要な兵站拠点であるポスコフスクとクラホヴェの町であると述べた。
2024.11.01
 16:05
Kyiv Independent Russia not advancing in Chasiv Yar, Toretsk, contact line stabilized, Ukraine says <2412-110125>
 ウクライナ軍ルハンスク作戦戦術群のボボフニコワ報道官が11月1日に国営TVで、ドネツク州のチャシフ・ヤールとトレツクの包囲された町では、ロシア軍は前進しておらず、補給線は安定していると述べ、二つの町がロシア軍に占領されたというロシアの主張に反論した。
 ボボフニコワ報道官は、ロシア軍がウクライナ東部に進軍を続ける中、ドネツク州でここ数ヵ月最もホットな地点の一つとなっているトレツクとチャシフ・ヤールは、「現時点でロシア軍は優位に立っていない。 接触線は安定している」と言った。
 報道官によると、ロシア軍はチャシフ・ヤールのシヴェルスキー・ドネツ~ドンバス運河を渡河しておらず、足場を固めようと小集団で移動しているという。
 ドネツク州の都市チャシフ・ヤールは、ウクライナ軍が7月に東部カナル地区から撤退して以来、部分的にロシアの支配下にあり、シヴェルスキー・ドネツ・ドンバス運河が新たな前線として確立された。
2024.11.01
 15:45
辺真一
(Kore Report)

(Yahoo)

北朝鮮の対露派兵部隊が「暴風軍団」ならば投降せず、自害する! <2412-110124>
 北朝鮮がロシアに派遣した将兵の数についてウクライナ、韓国、そして米国の軍当局は10,000~12,000名程度と推定しているが、その一部4,500名がすでにウクライナが占拠したロシアのクススクに配置されたとも言われている。 事実ならば、ロシアが侵攻したドネツク州などの激戦地に今後、投入されることもあり得る。
 派兵された将兵の数はまだ1個師団レベルだが、戦局次第では30,000~100,000名と増えることになるであろう。 将兵の数では1,100,000~1,200,000名を有する朝鮮人民軍は900,000名のロシア軍よりも200,000~300,000名も多い。 全兵力の1/11を派遣しても韓国が思っているほど北朝鮮に安保の空白は生じないであろう。 というのも、軍人の数に限っては650,000名の韓国軍よりもはるかに多いからである。
 ウクライナも韓国も栄養失調状態にあるとされる北朝鮮の派遣将兵にビラや拡声器などを使って武器を捨てるよう呼び掛ければ、多くの兵士が戦線を離れ、ウクライナに投降するか、韓国に亡命するだろうと期待を寄せているが、派遣された兵士が一兵卒や新兵ならばいざしらず、思想的にも精神的にも鍛練、武装され、人一倍忠誠心の強い特殊部隊ならば、銃を突きつけられない限り、自発的に白旗を掲げ、投降する可能性は低いのではないであろう。
2024.11.01
 13:33
高英起
(Daily NK Japan)

(Yahoo)

ウクライナで唯一生き残った北朝鮮兵士のものとされる証言公開 <2412-110117>
 ドイツ在住のXアカウントJurgen Naudittが、31日23:00に次のような文章と共に、動画を投稿した。
 敵への攻撃で生き残った北朝鮮兵士の最初の動画が我々のもとに届いた。 この兵士は「40名の北朝鮮兵がいたが全員死んで自分ひとりが取り残された」と述べた。 彼はプーチンに対して不平を漏らし、同胞に対して戻って家に留まるよう呼びかけた。
 彼によると、ロシア朝鮮民主主義人民共和国の兵士要塞の建設に当たると約束したが、クルシーナでの戦闘への参加を強いた
 Daily NK Japan編集部では、その動画の文字起こしを試みた。
2024.11.01
 09:30
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍が東部トレツクでわずかに前進 ロ軍陣地の高層住宅を崩壊させる <2412-110113>
 ロシア軍はウクライナ東部のいくつかの重要な軸で、記録的な大損害をものともせず前進している。
 ロシア軍は今週、ドネツク州の要塞都市ポクロウシク市周辺のウクライナ側防御を支えていた都市のひとつ、セリドベ市の大半を制圧し、またポクロウシクの南東40kmほどに位置するドネツク市から西へ向かう軸でも前進を加速させており、ウクライナ軍をクラホベ市からの撤退に追い込む可能性がある。 その場合ウクライナ軍は近くのボウチャ川に架かる橋を爆破し、その後方で態勢を立て直すことになりそうである。
 だが、東部戦線ではロシア軍が前進していない方面が少なくとも1ヵ所ある。 ポクロウシクから東へ50kmほど離れたトレツク市方面では、逆にウクライナ軍がわずかながら前進を遂げている。
 2022年2月にロシアがウクライナに対する戦争を拡大する前、およそ35,000人が暮らしていたトレツクで、ウクライナ軍が数区画を取り戻した方法は、この戦争の戦場のありようをよく物語っている。
 端的に言えば、そこでは戦闘と同じくらい建物の破壊が行われている。
2024.11.01
 08:50

(18:50 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October31 2024 <2412-110112>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月31日の戦況 =
 北朝鮮とロシアは10月30日、デジタル通信の分野で協力する協定に署名したが、これはロシアと北朝鮮の協力関係の最新の進展で、ロシアのデジタルツールを強化し、国内の抑圧を強化することを目的としている可能性が高い。
 韓国政府は、北朝鮮軍を監視するため、複数の韓国人要員をウクライナに派遣する意向だと報じられている。
 プーチン大統領は交渉による停戦には興味がなく、ウクライナの国家を破壊するという彼の目標を達成することにコミットしていると伝え続けている。
 ウクライナの西側友好国は、ウクライナに軍事援助を提供し続け、長期的な将来の援助供給を確保している。
 ロシア軍司令部は、重傷者をクラホヴェ方面への歩兵主導の非常に消耗の多い肉弾攻撃に投入し続けており、プーチン大統領はロシア退役軍人の治療に深く関与しているかのように振る舞おうとしている。
 モルドバ憲法裁判所は10月31日、10月20日のEU加盟を目指す国民投票が50.72%の得票率で可決されたことを確認した。
 ロシア軍はクピャンスク、スヴァトヴェ、ポクロフスク、クラホヴェ、ヴフレダル付近に進出軍し、ウクライナ軍はクラホヴェ付近で失った陣地を奪還した。
2024.11.01
 03:01
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア・クルスクに北朝鮮兵士8000人か、情報入手と米国連代理大使 <2412-110104>
 米国のウッド国連代理大使が10月31日、現時点でロシア西部クルスク州に北朝鮮軍将兵8,000名がいることを示す情報を入手したと明らかにした。
 安全保障理事会でウッド大使が「ロシアは引き続き、国内に北朝鮮軍はいないと主張しているのだろうか」と疑問を呈したのに対し、ロシア代表は反応を示さず、北朝鮮による派兵について否定も肯定もしていない。 北朝鮮は当初否定していたが、その後、将兵の派遣は国際法に沿ったものとの見解に転じた。
 ウクライナは30日に安保理に対し、ロシアに派遣された北朝鮮将兵の統括役として、朝鮮人民軍総参謀部のキム・ヨンボク副総参謀長ら将官3名が現地に入ったと報告している。
2024.11.01
 02:42
Kyiv Independent Ukraine, Hungary preparing bilateral document 'to clear up misunderstandings,' Zelensky says <2412-110103>
 ゼレンスキー大統領が10月31日、ウクライナはハンガリーと多くの問題に関する両国間の「誤解を解くために」二国間協力文書を準備していると述べた。
 二国間文書がどのような具体的な合意を目指しているのかについては明らかにされていないが、ゼレンスキー大統領は、この文書には少数民族や安全保障協力に関連する問題が含まれる可能性が高いと述べた。
 ゼレンスキーは西ウクライナの地域指導者との会議で「ハンガリーに最低限求めるのは、ウクライナのNATOへの招待を阻止しないことで、我々を支持する投票をしなくても、阻止しないことだ」と述べた。
 ウクライナとハンガリーの関係は、独裁者のオルバーン首相が率いるハンガリーがウクライナへの援助を繰り返し阻止し、ロシアとの交渉を推し進めてロシアの論点を主張してきたため、悪化し続けている。
2024.11.01
 00:10
Kyiv Independent Ukrainian drone strikes Russian oil refinery 1,500 km from border, Russian official claims <2412-110101>
 ロシア・バシコルトスタン共和国のハビロフ首長が10月31日に、ウクライナのUAVが同共和国ウファ市の石油精製所を攻撃したと述べた。
 ハビロフ首長は、ウクライナのUAV 3機が製油所の施設内に落下し、そのうち1機が製油所自体に落下したというが、UAVは最小限の被害しか与えず、死傷者は報告されていないと主張した。
 Kyiv Independent紙は、ハビロフ首長の主張をすぐに確認することができず、ウクライナはまだ攻撃疑惑についてコメントしていないが、事実とすれば、ウクライナのUAVが国境から1,500km離れたバシコルトスタンの施設を攻撃した全面侵攻開始以来、2度目の事件とみられる。
 ウクライナ国家保安庁 (SBU) の情報筋が5月9日にKyiv Independent紙に語ったところによると、SBUが装備する長距離UAVがGazprom Neftekhim Salavat石油精製所を攻撃したという。
2024.10.31
 21:00
RBC Ukraine Elite Russian special forces suffer devastating losses in Ukraine - The National Interest <2411-103113>
 
National Interestが、ウクライナ指導部を排除することが主任務だったロシアの精鋭部隊が、ウクライナへの全面侵攻で深刻な損失を被っていると報じている。
 メディアによると、ロシア軍司令部はウクライナで楽勝を達成するためにこれらの部隊を使用するつもりだった。 具体的には、2022年初頭にロシアの空挺部隊がキーウ近郊のホストメル空港を襲撃したとき、特殊部隊はゼレンスキー大統領と他の高官を攻撃するはずだったが、ゼレンスキーとウクライナ指導部を排除しようとする試みに失敗したため、ロシアは戦争で精鋭特殊部隊を使い続けた。 部隊はマリウポリ、ヘルソン、ライマン、ハリコフ、キエフ近郊の戦闘で目撃されている。
 また、5個特殊部隊旅団のうち1個を除くすべてが、夏の終わりまでに大幅な損失を被ったとも述べられている。 特に、独立したある特殊部隊旅団では、配属された900名のうち、活動的な人員は125名しかいなかった。 これは、部隊が戦闘員のほぼ90%を失ったことを示している。
2024.10.31
 09:04
産経新聞

(Yahoo)

ドネツク州ポクロフスクを「封鎖」 市当局が発表 ロシア軍接近で防衛準備 <2411-103107>
 ウクライナメディアが、ロシア軍の侵略で最激戦地になっている東部ドネツク州ポクロフスクのドブリャク市長が30日、露軍が同市まで7kmに迫っているとし、防衛の準備に向けて同市を「封鎖」すると発表したと報じた。
 ドブリャク市長によると、防御拠点を構築中の地区への住民の出入りを禁止するほか、住民避難を進め、市内には現在、子供55人を含む住民12,000人が残っているとし、ドネツク州のウクライナ軍の重要防衛線の一角であるポクロフスクを巡る攻防戦が近く始まるとの認識を示した。
 ポクロフスク方面を巡っては、露国防省が29日、近郊の小都市セリドボを制圧したと主張していることから、露軍が近く本格的なポクロフスク制圧に乗り出すとの観測が出ている。
 ドネツク州全域の掌握を狙う露軍は現在、ポクロフスクのほか、チャソフヤルやリマンなど複数の方面で攻勢を継続し、ウクライナ軍の防衛線を突破して同州の主要都市クラマトルスク方面への進出路を確保する思惑だとみられている。
 一方、露国防省は30日、ウクライナ東部ハリコフ州クピャンスク方面の集落クルグリャコフカを制圧したと主張した。 同集落を巡ってはウクライナ国防省が10月中旬に露軍を集落内から駆逐したと発表していた。
2024.10.31
 08:40

(18:40 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October30 2024 <2411-103104>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月30日の戦況 =
 西側の情報当局者は、北朝鮮軍が占領下のウクライナの何処かの地域にいると述べたと報じられている。
 ゼレンスキー大統領は、韓国がウクライナへの直接的な軍事支援を検討するという報道が撤回されたが、ウクライナと韓国の協力強化を強調した。
 露大統領府は、ウクライナでの戦争の行方が不透明なため、2026年9月のロシア下院選挙の準備に苦労していると報じられており、ロシアが今後2年間で戦争に勝てるとは確信していないことが窺える。
 露大統領府は同時に、ウクライナでの長期的な戦争と、下院選挙の準備不足が報じられているにもかかわらず、NATOとの対立に備えて、ロシア政府のさまざまなレベルの軍事化を続けている。
 米国財務省と国務省は10月30日、12ヵ国以上にわたる約400の団体と個人を制裁対象とした。 これは、第三者を通じたロシアの制裁回避に対処するための最大規模の協調的な取り組みの1つである。
 ウクライナ軍は最近、ポクロフスク近郊の陣地を奪還した。 ロシア軍はクルスク州とクレミンナ、チャシフ・ヤール、ポクロフスク、クラホヴェ付近に前進した。
 ロシアの占領当局は、占領下のウクライナの民間人に対して、ロシアの兵役を勧誘し続けている。
2024.10.31
 08:22
Ukraninska Pravda Congress calls on US and NATO to consider attacking North Korean troops in Ukraine <2411-103103>
 European PravdaがVoice of Americaの記事を参照して、米議会下院情報委員会のターナー委員長が、米国とNATO同盟国がロシア側のウクライナでの戦闘作戦に関与するようになった場合、米国とNATO同盟国は「北朝鮮軍を直接攻撃する」準備をすべきだと考えていると述べた。
 ターナー委員長はまた、ウクライナはロシアの攻撃に対して、ロシア領の奥深くにある目標に対し提供された武器を使用して攻撃を行うべきだと考えていると述べ、ウクライナに対する戦争への北朝鮮軍の関与は、米国とNATOにとってレッドラインであるべきであり、同盟国はウクライナで戦う北朝鮮軍への攻撃を排除すべきではないと強調した。
 ターナー委員長は更に「北朝鮮軍はヨーロッパに属していない。 他のヨーロッパ諸国を攻撃すべきではない」と述べた。
2024.10.29
 22:31
産経新聞

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ東部の小都市を制圧と主張 重要拠点ポクロフスク制圧へ足場固めか <2411-102911>
 露国防省は29日、ウクライナ東部ドネツク州の小都市セリドボを制圧したと主張した。 セリドボは露軍が制圧を狙うウクライナ軍の重要防衛拠点の一角である都市ポクロフスクの近郊に位置している。
 セリドボを巡っては最近、露軍が市内に侵入し、ウクライナ軍は厳しい戦いを強いられていると報告されていた。
Selidovo の位置、Pokrovskの位置 (Google Map)】
 露国防省の主張が事実であれば、今後、ポクロフスク制圧に向けた露軍の攻勢が強まることが予想される。
 ウクライナの軍事専門家は、露軍がセリドボを制圧してポクロフスク制圧に向けた補給拠点として利用しようとしていると指摘。また、露軍が本格的なポクロフスク制圧に乗り出す前に、ポクロフスク方面に展開するウクライナ軍の補給ルートとなっている近郊の集落クラホボの制圧を狙う可能性もあるとしている。
Kurakhove の位置 (Google Map)】
2024.10.29
 09:49
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナ東部 鍵握る街で激しい攻防、ロシア軍前進か 英国防省 <2411-102909>
 英国防省が28日、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州の要衝チャシウ・ヤールで両軍支配地の境界となっていた運河を越えて市街地に接近したとの見方を示した。
 激しい戦闘が続いている模様で、チャシウ・ヤールは州西部のウクライナ側の拠点地域に近く、ウクライナ軍にとってその防衛が今後の鍵を握るとみられている。
Chasiv Yar の位置 (Google Map)】
 チャシウ・ヤールは、軍事会社Wagnerを中心とするロシア軍部隊が2023年5月に制圧した都市バフムートの西約10kmの位置にあり、ウクライナ軍はバフムート撤退後ここで守りを固める一方、ロシア軍は徐々に攻勢を強め、2024年7月には市内東端を南北に流れる運河沿いまで侵攻して以来、攻防は膠着状態が続いていた。
 英国防省の分析によると、ロシア軍は市南部でこの運河を渡り西側に前進したというが、運河沿いの中・北部ではウクライナ軍が激しく抵抗しており、ロシア軍は支配を固められないでいるという。
2024.10.29
 06:30

(16:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October28 2024 <2411-102906>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月28日の戦況 =
 ルッテNATO事務総長が10月28日、韓国の諜報機関職員が、北朝鮮軍部隊がクルスク州で活動している証拠をNATO当局者と共有したと発表した。
 ウクライナ軍が10月27日~28日の夜に、ロシアの蒸留所に対して、ロシアの航空能力を低下させるため、UAV攻撃を行ったと報じられている。
 プーチン大統領が10月28日、ロシアの労働力不足を一時的に認めたが、ロシアの失業率の低さを強調し、この課題を有利な視点で捉え直し、ロシア経済がウクライナでの長期戦争を維持できると主張した。
 モルドバ憲法裁判所は、10月20日のEU加盟の是非を問う国民投票の結果を10月31日に見直すと述べ、大統領選挙の第1回投票で3位の候補者は、決選投票で候補者を支持しないと発表した。
 ジョージアの市民社会、野党、国際選挙監視団は、10月28日にトビリシで大規模なデモが行われた中、2024年のジョージア議会選挙の結果を拒否し続けている。
 ロシア軍はポクロフスクの南東、ドネツク市の南西にあるクピャンスク近郊でわずかに前進した。
2024.10.29
 02:10
Reuters 通信

(Yahoo)

米、ウクライナの米製兵器使用に新制限課さず 北朝鮮参戦なら <2411-102905>
 米国防総省が28日、北朝鮮が戦闘に加わった場合、米国はウクライナによる米兵器の使用に新たな制限を課さないと発表した。
 同省は、北朝鮮軍将兵10,000名が訓練のためロシア東部に派遣されていると推定し、先週に発表した3,000名から推定値を引き上げた。
 バイデン米大統領は、ウクライナの戦闘での北朝鮮軍部隊によるロシア支援は非常に危険だと述べた。
 国防総省のシン報道官は「北朝鮮将兵の一部はすでにウクライナ近くにおり、ロシアがこれらの兵士を戦闘に投入したり、ウクライナ国境に近いロシアのクルスク州で戦闘作戦を支援したりする意図があるのではないかとの懸念が高まっている」と述べた。
 北朝鮮軍のクルスク駐留については「彼らはクルスク方面に進んでいる可能性が高いずし、今のところ詳細は分からない」と述べるにとどめ、確認しなかった。
 ルッテNATO事務総長は28日、ロシアに派兵された北朝鮮軍部隊がロシア・クルスク地域に配置されたことを確認している。
2024.10.29
 02:00
RBC Ukraine Russians refuse to advance in Zaporizhzhia region - ATESH <2411-102904>
 パルチザン運動ATESHのTelegram Channelが、一部のロシア部隊がザポリージャ地域でのますます前進を拒否しており、そのような事例はより頻繁になっていると報じている。
 パルチザン運動ATESHの代理人によると、第1440自動車化狙撃連隊の複数の分隊がザポリージャ地域での前進を拒否し憲兵に拘束されている。 そのようなケースはより頻繁になっている」とメッセージは述べている。
 ATESH運動は状況から、ロシア軍司令部が新しい部隊を展開し、撤退した部隊を徴集兵に置き換えることを計画していると指摘した。 「これは、徴兵された兵士は特別軍事作戦に参加しないという軍政指導部の保証を背景に起こっている」とパルチザンは報告している。
2024.10.29
 01:19
Reuters 通信

(Yahoo)

スイス大統領、ウクライナへの武器再輸出の禁止解除を支持 <2411-102903>
 アムヘルトスイス大統領が28日、第三国を経由したウクライナへのスイス製武器の再輸出禁止改正することを支持すると表明した。 禁輸措置が自国の産業と安全保障を損ねているとの見解を示した。
 2022年のロシアによるウクライナ侵攻以来、スイスが長年堅持してきた中立国の立場から決別すべきだという声が国内外で高まっている。 議会は武器輸出規制の緩和を提言しているが、2023年に政府はこうした方針転換を拒否していた。
 国防相を兼務するアムヘルト大統領は、その政策に関する質問に対して記者会見で「個人的には、スイスの産業のために一歩前に進む必要があると考えている」と述べた。
2024.10.28
 23:53
Reuters 通信

(Yahoo)

北朝鮮軍、ロシア・クルスク地域に展開 NATO事務総長が確認 <2411-102814>
 ルッテNATO事務総長が28日、ロシアに派兵された北朝鮮軍部隊がロシアのクルスク地域に配置されたことを確認した。
 ルッテ事務総長は、北朝鮮のロシア派兵に関し韓国政府の代表団から説明を受けた後、「ロシアと北朝鮮の軍事協力の深化は、インド太平洋および欧州大西洋地域の安全保障の両方にとり脅威」と述べた。
 さらに、北朝鮮の派兵はウクライナにおける「ロシアの違法な戦争」に対する北朝鮮の関与の「重大なエスカレーション」で、国連安全保障理事会の決議違反かつ戦争の「危険な拡大」と警鐘を鳴らした。
 プーチン大統領の「絶望が高まっている」兆候とも指摘し、「プーチン大統領の戦争でロシア軍兵士60万人超が死傷しており、外国の支援なしにはウクライナへの攻撃を継続することはできない」という認識を示した。
2024.10.28
 09:30
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍、東部の都市セリドベの半包囲狙う 陥落すれば要衝ポクロウシクに接近 <2411-102803>
 ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州アウジーウカ市の廃墟からウクライナ軍の防御拠点ポクロウシク市に向けて前進してきた8月、ウクライナ軍参謀本部は焦燥感を募らせていた。
 当時、参謀本部は予備部隊のほとんどをロシア西部クルスク州への侵攻の増援に振り向けていた。 同時に、新たに編成する14個旅団向けの重装備の調達にも苦慮していた。
 そこで、参謀本部が頼りにしたのがウクライナ内務省で、内務省は2023年に傘下の国家親衛隊など準軍事組織の一部を7個攻撃護衛旅団に改編した。 そのうちの第15作戦任務旅団、通称「カラダフ旅団」が8月下旬にポクロウシク方面に到着し、同市の南東十数㌔に位置するセリドベ市方面でただちに戦闘を開始した。
 それから2ヵ月後、2,000名規模のカラダフ旅団と近傍のウクライナ側部隊は、より大規模で重装備のロシア軍部隊を押しとどめるのに苦労している。 このロシア軍部隊はウクライナ東部を進軍する過程で戦争犯罪を犯すのもためらわない。
 10月6日にセリドベ市内に進撃した際にはカラダフ旅団兵4名を捕虜にして殺害した。 翌日に逆襲したカラダフ旅団が4名の遺体を発見している。
 (編集注:セリドベでは新たに民間人2人がロシア軍に殺害された疑いなども報告されている)
2024.10.28
 07:00

(17:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October27 2024 <2411-102801>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月27日の戦況 =
 ロシアの経済と戦争への取り組みはますます緊張しており、プーチン大統領が戦争を長期的に維持する能力にますます深刻な課題をもたらすであろう。
 ウクライナ軍とロシア軍は、クルスク州の主要なウクライナ突出部内に前進した。 ロシア軍はセリダヴとその近く、及びヴフレダルの北西に進出した。
2024.10.27
 07:45

(17:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October26 2024 <2411-102704>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月26日の戦況 =
 ドイツのRheinmetall社が、ウクライナに追加の防衛産業工場を開設する準備を発表しました。
 ロシア軍はクルスク州のグルシュコフスキー・ライオンとポクロフスクとヴフレダルの近くで前進した。
 ロシア軍司令部は、軍事専門家を攻撃作戦に投入し続け、不必要な損失を被っていると報じられているが、これはおそらくロシア軍に対する統制を一元化し、戦域全体でロシアの攻撃作戦のテンポを維持するためであろう。
2024.10.26
 13:00
RBC Ukraine Lukashenko warns of war if Russia seeks annexation, Ukraine joins ICC as its 125th member - Friday brief <2411-102622>
 ベラルーシのルカシェンコ大統領が、ロシアがベラルーシを併合しようとすれば戦争になると警告した。
 ウクライナは、国際刑事裁判所 (
ICC) のローマ規程を正式に批准し、ウクライナ大統領のウェブサイトで発表したように、125番目の締約国となった。
 ベラルーシのルカシェンコ大統領が、ロシアのメディアIzvestiaの取材で、ロシアがベラルーシを併合しようとすれば戦争をすると脅した。
2024.10.26
 10:42
中央日報 ポーランド大統領「ウクライナが韓国産武器を要請したが拒否」 <2411-102615>
 ウクライナがポーランドに韓国産武器の供与を要請したが、現在、韓国に国賓訪問中ポーランドのドゥダ大統領が拒否したという現地報道があった。
 ポーランドメディアのRMF24が25日、ドゥダ大統領がウクライナから韓国産武器を支援してほしいという要請を受けた事実を認めたと報じた。
 ウクライナは開戦初期から韓国政府に殺傷武器の支援を継続して要請してきたが、今度はポーランドを通して迂回した確保を図った。
2024.10.26
 09:05

(19:05 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October25 2024 <2411-102609>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月25日の戦況 =
 ゼレンスキー大統領は、ロシアと北朝鮮の当局者がロシアに北朝鮮軍が存在する可能性について曖昧ながらも示唆に富む声明を発表し続けているため、ロシアは10月27日と28日に北朝鮮軍をいずれかの戦闘地域に差し迫って配置すると警告した。
 プーチン大統領は、欧米の「ウクライナ疲れ」が、ロシアがウクライナへの全面侵攻を継続し、ロシアが欧米のウクライナ支援を長続きさせることを前提とした勝利理論を追求するよう促していると示唆した。
 プーチン大統領はまた、クルスク州でのロシア軍作戦の進展を誇張し続けたが、これはおそらく、ウクライナのクルスク州侵攻を抑制するロシア軍の能力を国内の視聴者に安心させるためだろう。
 プーチン大統領は、旧ドネツク人民共和国 (DNR) のSparta大隊長で、ウラルの全権代表であるジョガ中佐をロシア安全保障理事会に昇進させたが、これはおそらく、クレムリン内で若い戦争支持派の人物を確立するための継続的な努力のためだろう。
 露大統領府ンのペスコフ報道官は、ロシアは「西側とは異なり」他国の選挙に「影響を与える」ことを求めていないと主張した。
 ロシア当局は、10月25日にチェリャビンスク州コルキノで発生した外国人嫌悪の暴動に迅速に対応した。これは、2023年10月にダゲスタン共和国で発生した反ユダヤ主義暴動に対するロシア当局の遅くてまとまりのない対応とは大きく異なる。
 ドイツ Rheinmetall社が10月24日、最近、ウクライナに20両のMarder IFVを追加で納入したと発表し、ドイツが戦闘車両の納入に資金を提供したと述べた。
 ウクライナ軍はボルキ近郊に前進し、チャシフ・ヤールとトレツク近郊で失った領土を奪還した。
 ロシア軍はシヴェルスク、ポクロフスク近郊に進出し、オブホフカ近郊で領土を奪還した。
 露大統領府が、ウクライナでのロシアの戦争遂行に批判的な退役軍人組織を置き換えるための継続的な取り組みの中で、新しい国家傘下の退役軍人協会や組織を作り続けている。
2024.10.26
 08:30
朝日新聞

(Yahoo)

「前進せよ、全員殺せ」 ウクライナ当局、ロシア兵?の傍受記録公開 <2411-102605>
 ウクライナ国防省の情報総局が25日、ロシア南西部クルスク州で、北朝鮮将兵を受け入れるロシア軍部隊の通信を傍受したとする記録をSNSで公表した。
 ロシア将兵が北朝鮮将兵を必ずしも歓迎していない様子がうかがえる。
 情報総局によると、北朝鮮部隊のコードネームはK大隊で、北朝鮮将兵30名に対しロシア兵3名と通訳1名が配置される予定という。 ウクライナ側はロシア入りした北朝鮮兵を1万2千人と見積もっており、400人の通訳が必要な計算になる。
 公開された音声の一つでは、ロシア兵と思われる人物がロシア語で北朝鮮兵への翻訳について話し、「前進せよ、全員殺せ」と笑いながら語る場面もある。
2024.10.26
 08:22
東亞日報 レッドラインを越えたプーチン氏、北朝鮮のロシア派兵に初めて言及「我が国が決定すること」 <2411-102604>
 プーチン露大統領が24日、北朝鮮将兵のロシアへの派遣をめぐり、「我が国が決定すること」と初めて発言した。 同日午前にはロシア下院が批准した露朝条約の相互軍事援助関連条項にも触れ、事実上北朝鮮の派兵を認めたとみられている。 同日、ウクライナ当局は、「北朝鮮将兵が戦争の最前線であるロシアのクルスク州で目撃された」とし、北朝鮮将兵との軍事衝突が差し迫っていることを示唆した。
 Reuters通信などによると、プーチン大統領は同日、ロシアのタタールスタン共和国の首都カザンで開かれたBRICSの首脳会議の記者会見で、米国の記者が北朝鮮のロシア派兵を裏付ける衛星画像について見解を尋ねると、「画像は重要だ。 画像があるなら、何かを反映している」と答えた。
 プーチン大統領はまた、露朝条約で軍事援助を明記した第4条に言及し、「この条項の枠内で何を行うかはロシア次第だ」とし、「北朝鮮の指導部がこの合意を真剣に受け止めていることに疑いの余地はない」と述べた。 これは前日、ロシア外務省のザハロワ報道官が北朝鮮の派兵について「虚偽、誇張された情報」と否定したのとは対照的だ。
 米国も北朝鮮を共戦国(co-belligerents)と呼び、ウクライナ戦争への北朝鮮の派兵を再確認した。 欧州を歴訪中のオースティン米国防長官は24日、ローマで開かれた記者会見で、「ロシアに北朝鮮将兵がいるという証拠がある」とし、「北朝鮮が共戦国としてロシアに代わって戦争に参加するなら、非常に深刻な問題だ」と述べた。
 一方、ウクライナ国防省情報総局 (HUR) は「派遣された北朝鮮派兵がウクライナと国境を接するロシア南西部のクルスク州に配置された」と発表した。 現地メディアによると、派遣された将官3名人と将校500名を含む12,000名のうち、一部が23日にクルスク州で初めて目撃された。 Guardian紙などは、「ウクライナが8月にロシア本土を占領して以降、プーチン大統領氏が報復しようと考えている所」と説明した。
2024.10.26
 03:14
Reuters 通信

(Yahoo)

ゼレンスキー氏、国連事務総長の訪問拒否 BRICS会議出席を非難 <2411-102602>
 ウクライナ当局者が25日、ウクライナのゼレンスキー大統領が、国連のグテレス事務総長によるキーウ訪問計画を拒否したことを明らかにした。
 グテレス事務総長が今週ロシア西部カザンで開催されたBRICS首脳会議に出席したことが理由という。
 グテレス事務総長は24日、BRICS首脳会議に出席し、プーチン露大統領と握手を交わす姿も見られた。
 ゼレンスキー大統領は、一部当局者が国連憲章の内容を重視しないとしても、「世界は国家権利と国際法の規範が常に重要視されるようにできている」とし、グテレス事務総長の出席を非難した。
 国連のハク副報道官は、グテレス事務総長が9月にニューヨークでゼレンスキー大統領とウクライナ訪問について協議し、それ以来、日程を巡り「双方にとって都合の良い時期」を調整しているが、現時点では何も決定していないとした。
2024.10.26
 00:40
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシアの凍結資産を活用したウクライナ向け融資7.5兆円、G7最終合意へ <2411-102601>
 ロシアの凍結資産を活用したウクライナ向け融資約$50Bについて、G7が最終合意することが分かった。 25日に開く財務相・中央銀行総裁会議で合意案を確認し、首脳間でも一致した上で公表する。
 合意案には「必要な限りウクライナを支援するという揺るぎない決意を改めて明確にする」と盛り込み、融資については「ウクライナの財政、軍事、復興支援が目的」とし、「2024年中に資金を分配する」とした。 また、「ロシアは違法な侵略を終え、損害を賠償しなければならない」とも明記した。
 ウクライナ向け融資を巡っては、米国が4割にあたる$20Bを拠出する意向を示し、残りはEUや日本、英国、カナダが分担して拠出する。
 日本は国際協力機構 (JICA) による円借款で対応し、近く拠出額を公表する。
2024.10.25
 20:02
Reuters 通信

(Yahoo)

北朝鮮軍、数日内に戦線投入か ウクライナ大統領が指摘 <2411-102510>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が25日、ロシアが27~28日から北朝鮮軍部隊をウクライナ戦線に投入する予定だとした情報機関から報告を受けたとしていると述べた。
 ゼレンスキー大統領は同志国に対し、ロシアと北朝鮮の「エスカレートした動き」「具体的な圧力」で対応するよう呼びかけた。
2024.10.25
 09:15

(19:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October24 2024 <2411-102503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月24日の戦況 =
 プーチン大統領は、10月23日に最初の北朝鮮軍部隊がクルスク州に到着したというウクライナの公式報道の中で、10月24日にロシアに北朝鮮軍要員が駐留していることを否定できなかった。
 ベラルーシのルカシェンコ大統領は、ベラルーシ軍がウクライナで戦わないことを強く示唆し、プーチン大統領がその過程でロシアのウクライナに対する戦争に北朝鮮軍を導入しようとする可能性に疑問を呈しているように見えた。
 ロシアは、タタールスタン共和国カザンでのBRICS首脳会議を、ロシアに対する広範な国際的支持の証拠として、特にロシア国民に対して描こうとしていると報じられている。
 プーチン大統領は、10月24日のBRICS首脳会議後の記者会見で、クルスク州へのウクライナの侵攻を撃退するロシア軍の能力に対するロシアの自信を投影しようと試みた。
 ウクライナ当局は、ロシア軍が戦域全体で捕虜の処刑をますます頻繁に行っていることを背景に、ロシア軍がポクロフスク方面でウクライナ人捕虜を処刑した別の事件を調査している。
 ウクライナ軍はクルスク州とトレツクとポクロフスク近郊に前進した。
 ロシア軍はクレミンナとシヴェルスク付近に進出した。
2024.10.24
 21:30
Kyiv Independent Ukraine knows how to strike deep inside Russia, it just needs the money to do so <2411-102411>
 ウクライナが西側の兵器でロシアの奥深くを攻撃する許可を数ヵ月にわたって求めてきたのち、同盟国はウクライナの長距離攻撃能力の開発を支援することに焦点を移したようである。
 ウクライナは、ロシアの奥深くを攻撃するためのミサイルだけでなく、切望されているUAVをより多く生産するノウハウを持っていると主張しており、必要なのは西側の同盟国からの財政的支援だけだと主張している。
 ゼレンスキー大統領の戦略問題担当顧問であるカミシン氏が10月24日、Kyiv Independent紙に「我々はすべての知識を持ち、すべての能力を備えている」と語った。
 先月、新たな顧問に就任するまでの1年半にわたってウクライナ国内の兵器製造を監督してきた元戦略産業大臣のカミシン氏は、ウクライナが戦場で試された技術革新と生産の可能性を達成するために、同盟国に財政的支援を求めていると述べた。
 彼は、ゼレンスキー大統領や他のウクライナ当局者が、米国や他の同盟国にロシアの奥深くへのミサイルの使用を承認するよう嘆願し、数ヶ月にわたって圧力をかけた後に発言したが、ウクライナは明らかに成功していないにもかかわらず、その努力をあきらめていないようである。
 ウクライナはこれまでNATO加盟国からの大量の兵器供給に大きく依存してきたが、カミーシン氏は、ウクライナは資金があれば、ロシアの全面的な侵攻に対する2年半以上の反撃を通じて得た貴重な経験を利用して、より洗練されたキットを自力で生産できると述べた。
2024.10.24
 09:45

(19:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October23 2024 <2411-102404>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月23日の戦況 =
 10月23日にタタールスタン共和国のカザンで開催されたBRICSサミットの2日目にカザン宣言が採択されたことは、ロシアがまだ国際的な支持を確保しておらず、クレムリンが望む代替的な安全保障構造を作り出していないことを示している。
 中国の習国家主席は、ロシアがウクライナへの北朝鮮軍の配置を準備しているとの報道がある中、ウクライナでのロシアの戦争の緊張緩和を求める中国の長年の立場を繰り返し述べ、戦争への第三者の関与を思いとどまらせた。
 イランのペゼシキアン大統領は、10月23日にロシアのカザンで開催されたBRICSサミットで、ロシアと中国との関係を強化するイランの意図を繰り返し述べた。
 ロシア軍はここ数日、セリドフとその周辺で大幅な戦術的前進を遂げているが、ロシア軍司令部がセリドリの安全確保に明らかに焦点を当てているのは、ロシア軍がポクロフスクを直接攻撃する能力を犠牲にし、前線のこの地域でのロシアの自己定義作戦目標である。
 米国防総省と大統領府は、北朝鮮軍のロシアへの派遣を確認した。
 ロシアとベラルーシは、連邦国家の枠組み内でロシアとベラルーシの安全保障統合が深まることを背景に、2025年のいずれかの日にZapad-2025 CPXを実施する計画を発表した。
 ウクライナ軍とロシア軍は最近、クルスク州で前進した。
 ロシア軍はクピャンスク、ポクロフスク、ヴフレダル付近に進出した。
2024.10.23
 22:25
RBC Ukraine Evacuation urgency: 9,000 civilians at risk in Kharkiv region amid Russian strikes on Oskil River crossings <2411-102320>
 ハリコフ地域軍事局のシニエフボフ長官が、ロシア軍がオスキル川の渡河路を攻撃しており、ハリコフ地域のクピャンスクやその他の近隣の集落の避難を複雑にしていると述べている。 彼によると、クピャンスク方向の集落から9,000人を避難させる必要があり、そのうち4,800人以上がクピャンスクコミュニティの集落に住んでいる。 避難の優先事項は、2,700人以上の民間人が残っているオスキル川の左岸である。
 シニエフボフ長官は「ロシアが検問所を攻撃しており、その地域の重要なインフラの復旧を確実に不可能にしているため、状況は複雑になっている」と付け加えた。
 彼は、オスキル川を越える渡河に対するロシアの攻撃が22日10月22日に記録されたと述べた。 現在、ウクライナは兵站路の復旧に取り組んでいる。
2024.10.23
 08:22
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ外相がトルコ訪問、大統領と黒海の安全航行など協議 <2411-102305>
 ウクライナのシビハ外相が21日、訪問中のトルコでエルドアン大統領と会談し、黒海の安全な船舶航行について協議したと明らかにした。
 「特に防衛面で、ウクライナがトルコとの一段の協力強化に関心を持っていると伝えた」とXに投稿し、また「黒海における航行の自由を確保することの重要性を強調したほか、包括的で公正かつ永続的な平和への行程についても話し合った」と説明した。
 シビハ外相はこの日、黒海のウクライナ港湾インフラに対するロシアの攻撃が激化し、ここ数週間で民間船舶4隻が損傷したと述べた上で、攻撃停止に向けた支援を求めていた。
 トルコはウクライナ侵攻終結に向けた仲介を申し出ており、ロシアとウクライナ双方との良好な関係維持に努めている。
2024.10.23
 07:40

(17:40 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October22 2024 <2411-102304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月22日の戦況 =
 ウクライナ軍は10月21日から22日にかけて、ロシア軍向けの製品を製造しているとされるロシアの蒸留所を目標に、一連のUAV攻撃を実施した。
 韓国は、ロシアのウクライナ戦争に参加するために北朝鮮軍がロシアに配置されたと報じられたことを受けて、武器や諜報要員をウクライナに直接送ることを検討している可能性がある。
 10月22日から24日にかけて開催された第16回BRICS年次首脳会議に出席するため、中国、インド、南アフリカ、イランを含む36ヵ国の首脳がタタールスタン共和国のカザンに到着した。
 最近のロシアの世論調査では、プーチン大統領は戦争を含む政策の一部に多くの人が同意していないにもかかわらず、ロシア国民の間で広範な支持を得ていることが示唆されている。
 ロシア軍はクルスク州とクラホヴェとヴフレダルの近くで前進した。
 ロシア軍は、友好国と多国間軍事演習を実施した。 イランは、10月19日から20日にかけてインド洋で行われたIMEX 2024海軍演習の一環として、ロシア海軍とオマーン海軍を受け入れた。
2024.10.23
 07:37
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ検事総長が辞任、徴兵不正疑惑で <2411-102303>
 ウクライナのコスチン検事総長が22日に、検察官を含む公務員数十人が、兵役逃れのため地位を悪用して障害者認定を得たとの疑惑が浮上していたことから、辞任を表明した。
 ゼレンスキー大統領は国家安全保障・国防会議後にSNSで「検事総長は検察組織の状況に関し政治的責任を負わなければならない」と強く批判した直後に、コスチン検事総長が声明で辞任を発表し、虚偽の障害認定について「道徳心に欠けていることは明白だ」と認めた。
2024.10.22
 18:21
共同通信

(Yahoo)

北朝鮮派兵「事実上参戦」 東アジア安保に影響、松田前大使 <2411-102213>
 2022年2月のウクライナ侵攻後、最前線で外交を担った松田前駐ウクライナ大使が22日、東京都内で取材に応じ、約3年間の任期を振り返った。
 北朝鮮が派兵すれば「事実上の参戦」だと指摘し、戦争が「東アジアの安全保障と完全にリンクしたことを意味する」と影響を懸念した。 北朝鮮やロシアに厳しい圧力をかける必要性を訴えた。
 松田氏は戦争を国連安全保障理事会の常任理事国であるロシアによる「戦後秩序に対する暴挙」と捉え、当事国だけでなく「日本の問題でもある」と強調した。
 国際社会の支援によってウクライナが望む「公正で永続的な平和」を実現することが、終戦への唯一の道だとした。
2024.10.22
 17:05
Kyiv Independent G7 plans to keep Russian assets frozen after war in Ukraine ends, Nikkei reports <2411-102212>
 日経新聞が10月22日にG7からの非公開の情報源を引用して、G7はウクライナ戦争終結後もロシアの資産を凍結し続ける計画と報じている。
 G7は、ロシアのウクライナに対する戦争が終わった後もロシアの資産を凍結し続ける計画であると、日本の日経通信社は10月22日にG7からの非公開の情報源を引用して報じました。
 全面戦争の勃発後に固定化されたロシアのソブリン資産$300Bの2/3をヨーロッパ諸国が保有している。 資産を完全に没収することを躊躇する一方で、EUは、ウクライナの復興と防衛のニーズに資金を提供するため、利益を使用する計画を考案した。
 2024年の議長国であるイタリアが作成した草案によると、G7首脳は10月に発表した共同声明では「ロシアが侵略を終わらせても、ウクライナに与えた損害を償うまで、ロシアの主権資産は固定化されたままである」としている。
 また日経は草案を引用して、EUはウクライナへの$50Bの融資を保証すると報じた。
2024.10.22
 08:35

(18:35 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October21 2024 <2411-102207>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月21日の戦況 =
 モルドバで10月20日に行われたEU加盟の国民投票は、主にモルドバのディアスポラからの支持により、非常に僅差で可決され、サンドゥ大統領は、11月3日の第2回投票でストイアノグロと対決することになる。
 モルドバとヨーロッパの複数の当局者は、選挙へのロシアの干渉の可能性を報告しており、クレムリンとそのモルドバの関連会社は、11月3日の決選投票に向けて悪意ある影響力の努力を続ける可能性が高い。
 クレムリン当局者とロシアのミルブロガーは、モルドバ当局が選挙と国民投票の結果を改竄し、モルドバのEU統合への道を塞ぐしたクレムリンの長年の主張を宣伝し続けていると主張した。
 オースティン米国防長官は、10月21日にキーウを訪問し、ウクライナに対する新たな$400Mの軍事支援パッケージを発表した。
 北朝鮮軍部隊がロシアへの訓練のために配備したという韓国とウクライナの諜報機関の警告など、北朝鮮のロシアとの協力強化に関する信頼できる報道を受けて、ロシアは韓国との緊張緩和に奔走しているように見える。
 ロシア軍は、ウクライナの捕虜の継続的な処刑や化学兵器の使用など、組織的に戦争犯罪を犯し続けている。
 ウクライナ軍は最近、クルスク州の突出部の西部に前進した。
 ロシア軍はクレミンナの西、ポクロフスクの南東、クラホヴェの南東に前進した。
 ロシア軍はクラホーヴェ方面の様々な階層に対していくつかの機械化部隊による攻撃を行った。
2024.10.21
 12:38
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、支援国に武器輸出も 国防省が検討 <2411-102110>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が18日、ロシアによる侵攻後に導入した武器輸出禁止措置の解除を検討するよう国防省に要請したと明らかにした。
 国内TV局に対し、ウクライナに軍事支援を行う国で構成する「ラムシュタイングループ」のみに輸出が可能になるとした。
【関連記事:2411-101308 (KI 2024.10.13)】
 ウクライナはロシアの侵攻以降、UAVを中心に武器生産を急拡大してきた。 政府関係者によると、国内の武器生産は2023年に3倍に増え、2024年は8月までに前年の2倍になったというが、国内軍需産業は資金不足に陥っており、海外向けの販売で得た収入でさらに増産できるよう、政府に輸出解禁を働きかけてきた。
2024.10.21
 11:16
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナは核武装検討せずと高官、ゼレンスキー氏発言を釈明 <2411-102109>
 ウクライナのイェルマーク大統領府長官が18日、同国は核兵器開発を検討しておらず、核開発を巡る最近の報道はゼレンスキー大統領の発言を誤って解釈したものだと述べた。
 イェルマーク長官はブリュッセルで開催されたシンクタンクのイベントで「われわれは核についてそうした考えは持っておらず拒否している」と語った。
2024.10.21
 11:02
RBC Ukraine Russia may deploy defecting North Korean soldiers to front lines <2411-102108>
 クルスク地域の陣地から脱出を試みた北朝鮮軍人18名が、ブリャンスク州コマリツキー地区でロシア軍に拘束された。 治安機関の情報筋によると、彼らは現在、ウクライナに対する攻撃作戦に投入される可能性があるという。
 北朝鮮からの40名の軍事教官と50名のロシア占領者が、クルスク地方のホムトフスキー地区のコリャチキ近くの森に配置されていたことに注目されている。
 北朝鮮がロシア軍の要員に、軍事目的での気球の使用について訓練していたことが立証されている。 その見返りに、ロシアは、いわゆる「特別軍事作戦」の経験から引き出された、近代的な歩兵戦闘戦術を北朝鮮の代表に教えていた。
 訓練課程を終えた後に北朝鮮軍人は、食料もなく、今後の計画や意図についての指示もなく、コリャチキ近くの森林地帯に数日間取り残された。 10月14日に北朝鮮兵の一部は、ロシア軍の指揮を求めて彼らの位置を離れることを決定した。
 2日後の10月16日、その陣地から行方不明になっていた兵士たちは、ロシア占領軍に発見され拘束された。 脱出地点からの距離は約60kmであった。
2024.10.21
 05:50

(15:50 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October20 2024 <2411-102102>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月20日の戦況 =
 ウクライナ軍は、10月19日~20日の夜に、ニジニ・ノヴゴロド州ジェルジンスクにあるリペツク市近郊のリペツク-空軍基地2ヵ所とロシア国営防衛企業スヴェルドロフに対してUAV攻撃を行った。
 モルドバ当局は、10月20日の大統領選挙とEUの国民投票の結果をまだ発表していないが、選挙と国民投票の両方が、有効であるために必要な投票率の閾値を超えた。
 ロシア情報筋は10月20日、元Russian Yukos石油会社経営担当副社長ロガチョフが、モスクワの窓から転落し死亡しているのが発見されたのは、自殺の可能性ありと主張した。
 ウクライナ軍はスジャの北に進軍し、ロシア軍は最近、トレツクとセリドブの近くでわずかに前進した。
2024.10.21
 00:18
Bloomberg

(Yahoo)

ウクライナ軍、ロシア領内の大型兵器工場を無人機で攻撃-関係者 <2411-102101>
 ウクライナの作戦に詳しい関係者が公的に話す権限がないために匿名で、ウクライナロシア領内のゼリジンスクにある大規模な兵器工場の攻撃に成功したと明らかにした。 ロシア中部ニジニーノブゴロド州にあるこの工場は、ウクライナとの前線から900kmに位置する。
Nizhny Novgorod 州の位置 (Google Map)】
 この関係者によると、ウクライナの軍事情報当局と特殊部隊は夜間にUAVでこの工場を攻撃した。 ただこの主張は第三者に確認されていない
 ロシアの革命家にちなんで名付けられたスヴェルドロフ防衛施設は、モスクワの東約370kmに位置し、爆弾やミサイル弾頭など各種弾薬を製造することで知られ、米国とEUはこの施設を制裁対象に加えている。 ウクライナはこれまでもUAVを用いてロシア領内の弾薬庫など軍事施設を標的に攻撃してきており、同時に西側が提供した長距離兵器の使用を解禁するよう同盟国に迫っている。
 ロシア当局はこの地域で夜間に100機余りのUAVによる攻撃があったことを確認したが、その攻撃目標は明らかにしていない。 ニジニーノブゴロド州のニキーチン知事はTelegramで、この攻撃は撃退され、消防士4人が破片で軽傷を負ったと述べた。
 SNSに投稿された未確認の画像からは、夜間に火災と爆発が起きた様子が見受けられる。 しかし過去にロシアの軍事施設が攻撃されたときの動画と比較すると、今回の被害は限定的だった可能性が示唆される。
2024.10.18
 22:35
SOFREP Ukraine eEffectively removes Russian Navy from Crimean coast <2411-101811>
 ウクライナがクリミア沿岸からロシア海軍を事実上撤退させた。
 クリミア沖の黒海におけるロシア海軍の駐留は壊滅させられ、この地域での作戦を単に「防いだ」が、ロシア軍が海上からミサイル攻撃を発射したり、水陸両用攻撃を行ったりするのを防ぐウクライナの戦術的、戦略的な成果であった。
 米国防総省高官が記者団との懇談で、ロシア海軍はクリミア近くの海域から撤退または撤去されたと述べた。
 戦争の初期にオデーサ沖で行われたロシアの水陸両用攻撃を記憶する人は多いが、それ以来ロシアの水陸両用攻撃が再び試みられていないことは、非常に重要なことのように思われる。
 ウクライナは、ロシア黒海海軍艦艇の約半分15隻もの艦艇を破壊したと、The Conversationという学術誌のエッセイで述べられている。
2024.10.18
 10:17
テレ朝 News

(Yahoo)

中谷防衛大臣 NATO国防相会合に初出席 中国・ロシア・北朝鮮の軍事的連携に懸念 <2411-101805>
 中谷防衛相が、NATOの国防相会合に日本の防衛相として初めて参加し、中国やロシア、北朝鮮の軍事的な連携に懸念を示し「軍事的な中国とロシアの連携、そしてロシアと北朝鮮、これの連携の拡大に対しましては、深刻な懸念を表明をした」と述べた。
 また中谷防衛相は会合で10月14日に中国軍が台湾を包囲するように行った軍事演習に言及したところ、多くの国からも力による威圧は許されないという発言があったという。
 さらにウクライナのウメロフ国防相との会談も行い、ウクライナへ自衛隊の車両を追加で提供することを伝えた。
2024.10.18
 06:35

(16:35 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October17 2024 <2411-101803>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月17日の戦況 =
 ロシアの情報筋が10月16日、モスクワ市近郊でロシア特殊作戦部隊 (SSO) 訓練センターの副司令官の、クレンコフ氏が殺害されたと報じた。
 EUは10月16日、ロシアによるウクライナ人捕虜の処刑を非難する声明を発表し、2022年2月以降、少なくとも177名のウクライナ人捕虜がロシア軍の捕虜として死亡したと指摘した。
 ウクライナ軍はトレツクとポクロフスクの近くで前進した。
 ロシア軍はクルスク州とチャシフ・ヤール、ポクロフスク、クラホヴェ付近に進出した。
2024.10.17
 23:57
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナに自衛隊車両を追加支援 NATO初参加の中谷防衛相表明 <2411-101734>
 ブリュッセルを訪問中の中谷防衛相が17日、ウクライナのウメロウ国防相と会談し、自衛隊が保有する車両の追加供与を新たに行うことを表明したことを、会談後、中谷防衛相が記者団に明かした。
 会談では、ロシアによるウクライナ侵攻を「国際秩序を脅かすものであり、防衛省・自衛隊は引き続きウクライナとともにある」と述べたという。 また、日本周辺で中国やロシア、北朝鮮の軍事活動が活発化していることも伝えた。
 ウメロウ国防相との会談後、中谷防衛相はNATO国防相会合に参加した。
 NATOは日本をインド太平洋地域の友好国と位置づけており、日本の防衛相参加は初めてである。
 中谷氏はNATO国防相会合で、ロシアの侵攻が続くウクライナに連帯を示すほか、悪化する中東情勢をめぐり全ての当事者に停戦の実現に取り組むよう求めるなど、日本政府の立場を表明したとみられる。
2024.10.17
 23:45
RBC Ukraine Ukraine increases drone production tenfold - Ministry of Digital Transformation <2411-101733>
 ウクライナは、2024年にUAVの生産を2023年と比較して10倍に増加させた。 ウクライナのDX省によると、優先事項は効率性と最先端技術に移っている。
 同省は、キーウ経済学校およびBrave1集団と共同で、UAV製造産業に関する調査を実施した結果、「ウクライナのUAV産業の生産能力は、2024年に2023年と比較して10倍以上に増加した」との報告書を纏めた。
 同省によると、生産能力は2023年の30万機から2024年には400万機に増加した。
 同省はまた、大量生産を確立した後、優先事項が効率と最先端技術にシフトしたと指摘した。 専門家は、競争が今後数年間で製造業者の統合につながると予測している。
 「空中、海上、地上のドローン、および電子戦システムの開発において、大きな進歩が見られた。 主な傾向では、コンピュータービジョンの使用、群制御技術航法と通信の革新が含まれる」と同省は付け加えた。
2024.10.17
 18:37
Kyiv Post First Ukrainian Nuke Ready in Weeks, BILD Says; Kyiv Denies <2411-101728>
 ドイツのBild紙が、武器調達を担当とする匿名のウクライナ高官が、数ヶ月前の非公開会議で、ウクライナは数週間以内に核爆弾を製造する可能性があると述べたと報じている。
 数ヶ月前の非公開会議で、ウクライナは数週間以内に核兵器を製造する能力を持っているというコメントが出されたと報じていが、ウクライナ政府はこの報道を否定している。
 Bild紙はその高官は当時、「我々には資料があり、知識があるので、命令が出されれば、最初の爆弾を手に入れるのに数週間しかかからない」と語ったと報じているが、「非公開会議」とは何で、いつ行われたかについては述べていない。
2024.10.17
 16:40
Kyiv Independent Zelensky says he told Trump that either Ukraine will join NATO or pursue nuclear weapons <2411-101725>
 ゼレンスキー大統領はトランプ氏にウクライナがNATOに加盟するか核兵器を追求するかのどちらかだと伝えたと述べている。
ウクライナはNATOの一部になる必要がある、さもなければ自国を守るために核能力を追求すると述べたと述べた。 ゼレンスキーはブリュッセルから演説し、EUの指導者たちに勝利計画を提示した。
2024.10.17
 13:10
RBC Ukraine Ukrainian defenders liberated 400 hectares in Kharkiv region: Fighting footage emerges <2411-101723>
 ウクライナ軍の偵察部隊がハリコフ州リプツィ近くで400hAを掃討し、ウクライナ国防情報局 (DIU) によると、活発な戦闘の映像が公開された。
T 公開された映像は、DIUのアルタン特殊部隊の兵士たちが、攻撃機、UAV操縦士、FPVクルー、爆撃機、砲兵で戦闘した。
 その結果戦闘員は、国軍と共同で400hAの確保に成功した。
2024.10.17
 11:25
朝鮮日報

(Yahoo)

北朝鮮、退役した特殊部隊員3000人をロシアに派遣…モンゴル系「ブリヤート人」の身分証で活動か <2411-101721>
 韓国政府当局では北朝鮮軍のウクライナ派兵に関連して、北朝鮮が2024年4月ごろ、退役した特殊部隊員およそ3,000名「建設労働者」としてロシアに派遣したものと把握している。 ただ、北朝鮮が既に退役した人間を単純に派遣したのか、派兵のために退役させたのかは確認されていない。
 退役したとはいっても、戦闘力そのものがロシア軍よりはるかに強いという。
 ロシアは北朝鮮軍を自国のアジア系軍人に偽装しようとした、という報道もある。 ウクライナの各メディアは、ロシア軍が第11独立空挺突撃旅団に北朝鮮軍将兵で構成されたブリヤート特別大隊を3,000名規模で組織していると報じている。 ブリヤートとはモンゴル系先住民族で、北朝鮮軍に似た外見のロシア軍に偽装しようとする狙いがあるとの解釈が出ている。
 ウクライナの軍事ブロガーも、ロシアが北朝鮮軍に「ブリヤート人」の身分証を発給したと伝えた。
2024.10.17
 11:06
Kyiv Independent As Russian tank losses in Ukraine pass 9,000, here's what you need to know <2411-101720>
 全面的な侵攻開始以来、ロシアがウクライナで失った損失は最近、ウクライナが破壊したと主張する「戦車」の総数が9,000両を超え、新たな節目を迎えた。 ウクライナ軍参謀本部によると、10月17日現在、その数字は9,014両である。 本格的な侵攻開始時にロシアは約3,300両の運用可能な戦車を保有していると推定されており、最初にウクライナに侵入した戦車とその後一部を投入した戦車は、2年半の間にすべて排除されたことを示唆している。 ロシアが失った戦車の数を正確に把握することは不可能であるため、いかなる数字も推定値として扱う必要がある。
 さらに問題を複雑にしているのは、ウクライナの参謀本部が正確に何を戦車と数えているのかということで、ウクライナの公式な数字はもっともらしいが、おそらく誤解を招く可能性が高い。
 国際戦略研究所 (
IISS) の防衛および軍事分析の客員研究員であるブルッフマンはKyiv Independent紙に「ウクライナの毎日の数字は戦車とだけ言っているが、APCの区分が別にあるため、MBTIFVをグループ化していると私の解釈だ」と語った。
2024.10.17
 08:57
聯合ニュース チェチェン司令官「ロシアが奪われた本土の半分を奪還」、ゼレンスキー大統領の「勝利計画」に支障 <2411-101717>
 チェチェン共和国のロシア特殊部隊が、8月6日にウクライナに奪われた南部クルスク州領土の約半分を奪還したという。
 クルスク州スジャを占領した後、ここを基盤にロシアにウクライナ領土の返還を求めようとしたゼレンスキー大統領の「勝利計画」にかなりの支障が生じたという観測が流れている。
 英Telegraph紙などによると、クルスク州に投入されたロシア特殊部隊を率いるチェチェン共和国のアラウディノフ司令官が15日に、「約5万名の部隊クルスク州からウクライナ軍を押し出している。 敵軍が占領した領土の半分ほどがすでに解放された」と主張した。 ISWも14日、ロシア軍が奪われたクルスク州の46%を奪還したという証拠を確認したとし、ロシア側の主張に力を与えた。
 これに先立ち、ロシアとウクライナの多くの軍事専門家が12日に、「クルスク州のロシア軍がウクライナ軍の戦線を突破している」と主張した。 秋雨でクルスク州一帯が泥濘化し、ウクライナ軍より多くの装軌車を保有するロシア軍に有利になったということで、装軌でない普通の車両は泥濘での走行は容易ではない。 ただ、ゼレンスキー大統領は「防衛線は守られている」と一貫してこれを否定している。
2024.10.17
 08:31
産経新聞

(Yahoo)

米ウクライナ首脳、対露戦勝計画を協議 米は長射程攻撃で慎重維持、「北派兵」懸念共有か <2411-101716>
 バイデン米大統領が16日にウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、$425Mの追加軍事支援を表明した。 ゼレンスキー大統領は同日、最高会議(議会)演説で公表した対露戦勝計画をめぐる最新状況を説明し、同大統領が計画の柱とする米国製長射程兵器による露領内攻撃容認について、米側は慎重姿勢を維持したとみられる。
 ウクライナ情勢をめぐっては、ロシアにBMなどを供給する北朝鮮が、部隊をロシアに派遣したと複数の欧米メディアが報じ、ゼレンスキー大統領は議会演説で北朝鮮が侵略に「参戦している」と表明しており、バイデン大統領にも懸念を伝えた可能性がある。
 米国家安全保障会議のサベット報道官は「ロシアの代わりに戦う北朝鮮兵士に関する報道に憂慮している。 事実なら、両国の軍事関係の著しい増強を示すことになる」と述べた。
 また米大統領府は、バイデン大統領が17~18日の日程でドイツを訪問、ショルツ首相らとウクライナや中東情勢などを協議すると発表した。
 バイデン大統領が11月に、ウクライナ支援国によるオンラインの首脳級会合を主宰するとも明らかにした。
2024.10.17
 08:30
産経新聞

(Yahoo)

NATO国防相会議が開幕へ 日韓など4カ国が初参加 ウクライナの「戦勝計画」など協議 <2411-101715>
 NATOの国防相会合が17日にブリュッセルのNATO本部で2日間の日程で始まる。 ウクライナのゼレンスキー大統領も出席する17日の会合には、中谷防衛相を含む日、韓、豪、NZの4ヵ国の国防相が初参加する。
 19日からナポリで開かれる初のG7国防相会合と合わせ、ウクライナへの軍事支援の推進を確認する。
 ルッテNATO事務総長は16日の記者会見で、日本など4ヵ国の国防相との協議では防衛産業分野での協力に関して話し合うとしており、増産が急務となっているウクライナ向けの弾薬の供給拡大に向けた連携や、先端技術協力などが議題に上るとみられる。
 ルッテ事務総長は4ヵ国との協力について「次の段階として何をするかを描き出すことが重要だ」と指摘し、日本との関係では「日本はウクライナとの強い連帯を打ち出しており、中国の軍備増強についても共通の懸念を抱いている」と述べた。
 ウクライナをめぐる討議では、ゼレンスキー大統領が16日に初公表したロシアに対する「戦勝計画」への対応などが主要議題となる。
 ルッテ事務総長は戦勝計画に関し「ウクライナのNATOへの即時無条件の招待」などが盛り込まれていることを念頭に「計画を全面的に支持するとは言えない」と語り、慎重姿勢を示した。
2024.10.17
 08:15

(18:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October16 2024 <2411-101714>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月16日の戦況 =
 ウクライナのゼレンスキー大統領が10月16日の最高議会で、2025年末までに戦争に勝利することを目指す5部構成の勝利計画を提示し、その中にはウクライナでの戦争の解決後NATOの東側側面の防衛に経験豊富なウクライナ軍を派遣するという約束が含まれていた。
 現在のプーチン露大統領の勝利説は、戦争を長引かせようとしており、ロシア軍がウクライナに対する西側の支援を凌駕し、消耗戦に勝つことでウクライナの抵抗を崩壊させることができると仮定している。 しかしロシアは、この戦略的努力を台無しにする深刻な中長期的制約に直面する可能性が高い。
 投獄された熱心な国家主義者の元ロシア軍将校ガーキン氏は、露大統領府の勝利理論に特に疑問を呈し、クレムリンが中長期的な戦力創出と防衛産業能力の制約にまだ取り組んでいないため、2025年、そしておそらく2024年後半はロシアにとって「深刻な試練」になると評価した。
 また、ロシア軍はウクライナのいくつかの作戦方向で激しい攻勢作戦を続けているものの、ロシアの2024年夏から秋にかけての攻勢は、戦域全体で目標を達成しておらず泥濘期を前に目標を達成する可能性は低いと評価されている。
 バイデン米大統領は、10月16日にゼレンスキー大統領との電話会談で、$425M相当の新たな軍事支援パッケージを発表した。
 韓国国防省が10月16日、ロシア軍が北朝鮮将兵を訓練していると報じられる中、北朝鮮軍がウクライナでのロシアを直接支援している兆候を「注意深く」監視していると述べた。
 ロシア軍は最ハリコフ州北部、クレミンナ近郊、シヴェルスク近郊、トレツク近郊に進出した。
2024.10.17
 07:01
共同通信

(Yahoo)

「ウクライナは敗北する」 トランプ氏、ロシア侵攻否定か <2411-101712>
 米大統領選の共和党候補トランプ前大統領が17日放送の番組取材で、ウクライナのゼレンスキー大統領について、「戦争を始めるべきではなかった。 負け戦だ」と批判した。 ロシアが侵攻を始めたことを否定する発言とも受け取れ、民主党候補のハリス副大統領陣営が反発を強めるとみられる。
 トランプ氏はロシアのプーチン大統領を指導者として高く評価しており、2021年の離任後にも対話したと報じられている。 侵攻を正当化するプーチン氏寄りの姿勢が顕著で、ウクライナを支援する欧州の米同盟国に動揺が広がりそうである。
 ウクライナへの軍事支援に消極的なトランプ氏はゼレンスキー大統領を「最も偉大なセールスマンだ。 米国に来る度、われわれが$100B1を与えている」と誇張して皮肉る一方「ウクライナ人を気の毒に思う。 彼を助けたくないと言っているわけではない」とも述べた。
 ウクライナの戦争はバイデン大統領が「扇動した」との持論も展開した。
2024.10.17
 05:39
Reuters 通信

(Yahoo)

米、新たなウクライナ軍事支援発表 4.25億ドル 首脳が電話会談 <2411-101710>
  バイデン米大統領は16日、ウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を行い、安全保障支援の増強について協議した。また、$425Mの新たな軍事支援の提供を表明した。
 米大統領府によると、新たな支援策には防空能力、空対地兵器、装甲車両、弾薬などが含まれている。
 ゼレンスキー大統領はTelegramへの投稿で、米国の新たな支援に対する謝意を表明し、この日に自身が公表した対露戦争の「勝利計画」のほか、兵器の共同生産の可能性ウクライナ将兵の追加訓練の重要性についても協議したと明らかにした。
2024.10.17
 05:18
共同通信

(Yahoo)

米、長射程攻撃で慎重維持 ウクライナ支援の継続約束 <2411-101709>
 ジャンピエール米大統領報道官が16日の記者会見で、ウクライナに米国製長射程兵器によるロシア領攻撃を認めるかについて慎重な姿勢を維持した。バイデン大統領はゼレンスキー大統領と電話会談し、$425Mの追加軍事支援を表明し、任期切れまで支援を続けると約束した。
 米政府はバイデン大統領が17~18日にドイツでショルツ首相とウクライナや中東情勢を協議すると正式に発表した。
 11月にウクライナ防衛支援に関する首脳級会合をオンラインで主催するとも明らかにした。
 米国は使用容認が戦況を好転させるとの見方に否定的で、ロシアを過度に刺激しかねないと懸念している。
2024.10.17
 03:30
RBC Ukraine Putin's strategy for victory through prolonging the war may fail - ISW <2411-101707>
 プーチン露大統領の現在の勝利論は、彼の軍隊が消耗戦に勝つことができるという信念に基づいて、戦争を長引かせることに焦点を当てているが、ISWはロシアはこれらの戦略的努力を完全に損なう深刻な中長期的制約に直面するだろうと報告している。
 プーチン大統領とロシア軍司令部は、ロシア軍に対して2024年に、ISWはウクライナ東部と北東部の前線で攻勢作戦を行うようISWは命じたが、ISWはこの戦闘でウクライナ軍を疲弊させ、反攻作戦を実施するために必要な人的資源と兵站資源を集積するのを防ぐことを目的としていたと見ていた。
 「プーチン大統領とロシア軍司令部は、戦域全体の主導権を維持することを戦略的優先事項と見なしている可能性が高く、意図した作戦目標をはるかに下回る段階的な忍び寄る前進をもたらす長期にわたる攻撃作戦に寛容であることを示してきた」と報告書は述べている。  ISWはまた、ロシア軍が現在、クルスク地域の作戦戦域全体での主導権に対する課題を排除しようとしていると同時に、ウクライナ東部での攻撃圧力を維持し、長年の作戦目標を追求していることを強調した。
2024.10.17
 00:12
Kyiv Independent NATO Secretary General Rutte announces Ukraine-NATO Council meeting <2411-101703>
 ルッテNATO事務総長が、ウクライナ-NATO理事会次回会合が10月17日に予定されていると発表した。 この会議には、NATO加盟国の国防相とウクライナのウメロフ国防相が一堂に会す。
 主要な議題には、ウクライナの戦場の現在の状況とウクライナ軍の最も差し迫ったニーズが含まれると予想されている。
 ルッテ事務総長はまた、ウクライナ軍への援助と訓練の調整と、ウクライナに€40Bの軍事支援を提供するという約束を果たすことを目的とした、ヴィースバーデンでの新しいNATO司令部の設立が進んでいると述べた。
 「NATO同盟国は2024年前半にウクライナに€20.9Bの軍事支援を提供し、同盟国は2024年の残りの期間に彼らのコミットメントを果たす予定である」と付け加え、「メッセージは明確です。NATOはウクライナのために提供しており、私たちはそれを継続します」と付け加えた。
2024.10.17
 00:11
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ「勝利計画」、全面支持できず= NATO事務総長 <2411-101702>
 ルッテNATO事務総長が16日、ウクライナのゼレンスキー大統領が公表した対露戦争の「勝利計画」について、「強力なシグナル」としながらも、現状では全面的に支持できないとの考えを示した。
 ルッテ事務総長はゼレンスキー大統領が示した計画について、「理解を深める必要がある多くの案件があるため、ここで計画全体を支持すると言うのは難しい」と語った。  同時に、NATO加盟国が2024年にウクライナに確約した€40B($43.6B)について、約半分がすでに拠出されているとし、確実に達成に向かっていると述べた。
 ルッテ事務総長はこれに先立ち、ウクライナのNATO加盟プロセスは「不可逆的」とする立場を改めて表明。ただ「勝利計画」には他の項目も含まれており、加盟国と計画全体について協議していると述べていた。
ゼレンスキー大統領の計画は5つの柱からなり、NATO加盟交渉への無条件での招待などが含まれている。
 これまで、ウクライナはNATOに加盟する予定だが、ロシアと交戦中は実現できないとの立場を示し、加盟実現の期限も示していない。
2024.10.16
 23:38
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、NATOとの直接衝突警告 ウクライナの「勝利計画」巡り <2411-101628>
 ロシア外務省のザハロワ報道官が16日、ウクライナのゼレンスキー大統領が公表した「勝利計画」が、NATOをロシアとの直接衝突へと駆り立てているとの見解を示した。
 ザハロワ報道官は、ゼレンスキー大統領が議会で発表した同計画はウクライナ国民に最悪の事態をもたらすことになるだろうと指摘し、「ゼレンスキー大統領はNATOをわが国との直接衝突に追い込んでいる」とし、ゼレンスキー大統領は西側諸国の友好国に頼ることはできないとも述べた。
 ゼレンスキー大統領は16日にウクライナ議会で演説し、対露戦争を終結させるため発表した「勝利計画」は、友好国の支援に依存する5本の柱からなり、NATO加盟交渉の無条件での参加や、具体的な武器支援が含まれる。
 露大統領府は先に、この計画について詳細なコメントをするのは時期尚早としながらも、ウクライナは冷静になって、同国が推進する政策の無益さを認識する必要があるとの考えを示していた。
2024.10.16
 22:15
Kyiv Independent Ukraine war latest: US announces $425 million in security aid for Ukraine, Zelensky says package includes long-range weapons <2411-101627>
 バイデン米大統領が10月16日にゼレンスキー大統領との電話会談で、ウクライナに対する新たな安全保障支援として$425Mを発表した。
 バイデン大統領とゼレンスキー大統領は、米国大統領が国内で繰り返されるハリケーンの影響に対処するために外国旅行をキャンセルした後、電話で会談をした。
 米大統領府は声明で、新しいパッケージは「ウクライナの緊急のニーズを満たすための追加の防空能力空対地兵器、装甲車両、および重要な弾薬」で構成されると述べた。
 米大統領府によると、今後数ヵ月のうちに、米国はウクライナに「数百の防空迎撃ミサイル、数十の戦術防空システム、追加の火砲、大量の弾薬、数百両の
IFVAPC数千両の追加の装甲車両を含む、さまざまな追加能力」を提供する。
 ゼレンスキー大統領はXへの投稿で、新しいパッケージについて米国に感謝し、長距離兵器も含まれていると述べた。 ゼレンスキー大統領どのような種類の兵器かは特定せず、欧米の兵器をロシアへの長距離攻撃に使用することを認めることをめぐる進行中の議論についても触れなかった
 バイデン大統領とゼレンスキー大統領は、9月にバイデン大統領を含む個々の指導者に非公開で提示された勝利計画についても話し合ったが、10月16日には早くも公表された。
2024.10.16
 21:07
Kyiv Independent Russia has reportedly made gains in Zaporizhzhia Oblast. Should Ukraine expect a broader offensive? <2411-101626>
 ザポリージャ州でロシア軍の大規模攻勢への懸念は高まっており、ロシア軍がドネツク州とザポリージャ州の州境に沿って前進し、地域の首都への空爆を強化したと報じられている。
 南部国防軍のヴォロシン報道官は10月初めに、「彼らが突破口を開こうとすれば、ロシアはザポリージャとウクライナの東を結ぶ兵站路を砲撃できるようになる」とし、ザポリージャの南東50kmにあるオリヒウとトクマチカの方向に突破口を求めてロシア軍が集結しているという報告に応えて述べた。 また彼は「ロシアは我々の兵站を遮断するために、どんな犠牲を払っても成功しようとするだろう」と言った。
 この展開は、ロシアとウクライナの両国が和平交渉の可能性に先立って自国の立場を強化することを目指しているという、戦争の重要な時期に起きた。 ここ数ヵ月でロシア軍はウクライナ東部で前進しており、10月上旬には重要な町ヴフレダルを占領した。
 兵力と兵器で大きな優位性を持つロシアは、ウクライナの領土をさらに奪取するという目標を放棄する気配を見せていない。 ウクライナ南東部のザポリージャ州は、ロシアが2022年9月に併合したと主張する4州のうちの1州であるが、ウクライナ軍は依然として地域の首都を含む州の1/3を支配している。
2024.10.16
 20:05
Reuters 通信

(Yahoo)

ゼレンスキー氏「勝利計画」公表、「25年までの戦争終結可能」 <2411-101621>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が16日に議会で演説し、対露戦争を終結させる「勝利計画」を発表し、直ちに計画に着手すれば、遅くとも2025年までに戦争を終結させられる可能性があると述べた。  友好国の支援に依存する5本の柱からなり、NATO加盟交渉への無条件での招請や、具体的な武器支援が含まれる。 またロシアの軍事力を破壊するのに十分な非核抑止力を獲得する必要性を強調した。 詳細は明らかにしなかったが、公表できない追加条項があると述べた。 ウクライナの天然鉱物資源をロシアの攻撃から守る西側の役割や、戦後復興の約束も想定されている。
 ゼレンスキー大統領は「われわれは友好国と共に状況を変え、戦争を終わらせなければならない。 プーチンが何を望んでいるかに関係なく、ロシアが和平を余儀なくされるよう全員で状況を変えなければならない」と訴えた。 また「われわれは団結のおかげで戦果を上げ、今も上げつつある。 従って団結を失わないようにしてほしい」と呼びかけた。
 ゼレンスキー大統領はこれまでも戦争の「公正な」終結を主張しており、ロシアに「誠実な」交渉を強いるためにこの計画が必要との考えを示して、「友好国から『交渉』という言葉を聞くが『正義』という言葉はあまり聞こえない。 ウクライナは外交にオープンだが、誠実なものでなければならない」と改めて主張した。  また、米欧製の長距離射程兵器を使ったロシア領内への攻撃を容認するよう改めて呼びかけた。  ゼレンスキー大統領は17日にブリュッセルで開かれるEU首脳会議に出席し、勝利計画を説明する。 ルッテNATO事務総長は、ゼレンスキー大統領が公表した「勝利計画」の詳細を把握しているとし、今後の対応について加盟国と連絡を取っていると述べた。
2024.10.16
 18:25
Kyiv Independent Australia to give Ukraine almost 50 US-made Abrams tanks <2411-101619>
 オーストラリアのABC Newsがコンロイ軍需相の発言を引用して10月16日、オーストラリアはウクライナに退役予定のAbrams MBT 49両を供与すると報じた。
 この引き渡しは、2024年初頭にウクライナが譲渡を公式に要請したにもかかわらず、オーストラリア軍が多用途ヘリを分解して処分することを決定したというメディア報道で論争が勃発したことを受けて行われた。
 コンロイ軍需相は記者団に対し、Taipan(註:NH90 Taipanは独仏蘭伊4ヵ国が共同開発したヘリで、NHI社が製造した)ヘリコプターについて「次に進む時が来た」と述べ、ウクライナにAbrams MBTを供与する決定が、その不引き渡しに対する反発に関連しているとは示さなかった。
 戦車は、AUD245M($163M)相当の軍事援助のより大きなパッケージの一部として提供される。
2024.10.16
 17:15
Kyiv Independent Missile fragments found in Moldova by Ukrainian border <2411-101618>
 モルドバの国境警察が10月16日に、ミサイルの破片がウクライナ国境からわずか4kmに位置するレンカウティ村の近くで発見されたと報告した。 国境警察は、現場が調査されていると述べたが、破片がどこから来たのかについてはコメントしなかった。
 ミサイルとUAVの残骸がモルドバの領土で発見されたのはこれが初めてではなく2024年2月にモルドバ領内でShahed UAVの破片が発見された後、サンドゥ大統領は「ロシアのウクライナに対する戦争は、モルドバの近くで再び打撃を受けている」と述べた。
2024.10.16
 15:00
Forbes

(Yahoo)

捕虜9人処刑したロシア軍部隊にウクライナ軍が復讐 「突撃部隊を殲滅」 <2411-101614>
 ロシア海軍第155独立親衛海軍歩兵旅団が10日、西部クルスク州でウクライナ軍が占領している突出部の西側の周縁部で反撃し、ゼリョーヌイやシュリャフなどの集落に前進する過程で、ウクライナ軍の軽武装のUAVチームを制圧した。
 ロシア軍部隊は国際法で規定されているような仕方で捕虜を扱わず、UAV操縦士9名を下着姿にして地面にうつ伏せにさせ頭部を撃った。 9名は全員死亡したとみられる。
 これはロシア軍がエスカレートさせている残虐行為の最新の事例にすぎず、ウクライナ当局によれば、ロシア軍は2022年2月にウクライナに全面侵攻して以来投降したウクライナ軍人を100名以上処刑しており、うち大半は2024年に入ってからの犠牲者となっている。
 戦争中に一方が捕虜を即決処刑すれば、他方による報復を招くことは歴史が教えていることから、第155海軍歩兵旅団がウクライナ軍のUAV操縦士たちを殺害してから数日のうちに、ウクライナ軍のなかでもとくに好戦的な部隊である空中強襲旅団が第155海軍歩兵旅団の部隊を追跡し、復讐しているのは驚くに当たらない。
2024.10.16
 12:55
Kyiv Independent Ukraine reportedly reclaims territory in north of Kharkiv Oblast, almost entire Russian regiment destroyed <2411-101611>
 ウクライナの軍事情報部 (HUR) が10月16日に、同機関の部隊がハリコフ州の400hAの森林を啓開し、多数のロシア兵を殺害したとは報告した。 部隊はまた、ロシア人捕虜を確保したとも報じられている。
 作戦は、ロシア国境の南10kmに位置するリプツィ村の北で行われた。 この村は2022年2月から9月にかけてロシアの占領下にあり、2024年にロシアがハリコフ州に対して再び攻撃を行った際にも目標にされた。
 HURによると、ウクライナ兵はロシアの大隊防衛地域を占領し、3個自動車化狙撃大隊、1個突撃小隊、および第7独立自動車化ライフル連隊の偵察中隊を撃破した。
2024.10.16
 09:20

(19:20 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October15 2024 <2411-101606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月15日の戦況 =
 ロシアは、2024年6月に締結されたロシアと北朝鮮の包括的戦略的パートナーシップ協定を活用して、ロシアの兵力増強と国境警備の要件を相殺している可能性が高く、プーチン大統領が可能な限り動員を回避するというコミットメントをさらに強固なものにしている。
 露大統領府は、ウクライナのクルスク州への侵攻を撃退するために徴集兵に依存しているという最近の論争に対処するために、国境防衛に関与する人員に金銭的インセンティブを提供することを選択した。
 プーチン大統領は、ロシア調査委員会委員長のバストリキン氏が再び定年に達したにもかかわらず、その地位に留まることを認める法律に署名したが、これはプーチン大統領が、彼の側近から厳選された忠誠者を権力の座に留めておくことを引き続き好んでいることを示している。
 ロシア軍はクルスク州とクピャンスク、トレツク、ポクロフスク近郊に前進した。
 ロシアのStorm-Zの元インストラクターでミルブロガーの人物は、ロシアが最近Discord(註:インスタントメッセージ)を禁止したことを受けて、ロシア軍が部分的に暗号化された通信プラットフォームDiscordに依存していることを強く批判した。
2024.10.16
 04:04
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍、北朝鮮兵3千人編成か 存在確認とウクライナ情報筋 <2411-101603>
 ウクライナの情報機関筋が15日、ロシア軍が最大3千名の北朝鮮将兵を含む部隊を編成していると共同通信に明らかにした。 北朝鮮将兵の存在は、ウクライナ国境と接するロシア西部のクルスク州やブリャンスク州で確認されたというが、戦闘任務に就いているかどうかは不明である。
 ゼレンスキー政権はロシアと北朝鮮が軍事面の連携を強化していると繰り返し主張しており、ゼレンスキー大統領は14日の声明で、ロシアによる侵攻に北朝鮮が「実際に関与」していると表明していた。
 情報機関筋は、ウクライナ国境から7kmのロシア領で、北朝鮮兵士18名が任地から脱走したことも確認したと明らかにした。
2024.10.15
 20:20
Kyiv Independent 18 North Korean soldiers already deserted positions by Ukraine's border, intelligence sources tell Suspilne <2411-101519>
 Suspilne(註:ウクライナ国営のonlineラジオ、TV局)が10月15日に匿名の諜報関係者の話をを引用して、18人と推定される北朝鮮兵士がウクライナ国境近くのロシアのクルスク州とブリャンスク州の陣地から脱走したと報じた。 Suspilneの情報筋によると、北朝鮮兵たちはウクライナとの国境から7km離れた場所に脱走した。 彼らの脱走の動機はまだ確立されていないが、情報筋は、ロシア軍が北朝鮮兵を探していると語った。 情報筋はまた、ロシアの司令官たちは、北朝鮮兵たちの脱走を上層部から隠そうとしていると語った。
 西側の外交官は10月15日にKyiv Independent紙に対し、北朝鮮はロシアに1万名の部隊を派遣したと語った。
 ウクライナのゼレンスキー大統領が10月13日、ロシアがウクライナへの全面侵攻を支援する計画には、今秋の「北朝鮮の戦争への実際の関与」が含まれると述べたことから、 ロシアと北朝鮮間の軍事的関係の深化に対する懸念は、今週劇的にエスカレートした。 2024年初めに両国は、プーチン大統領の平壌訪問中に相互防衛協定に署名している。 同盟の一環として、北朝鮮軍は翌月にドネツク州の地上で工兵部隊がロシア軍に加わると発表していた。
 プーチン大統領は、攻撃を受けた場合、いずれかの国が他方の国に軍事支援を提供しなければならないと規定する条約を、10月14日にロシア下院に提出し批准を求めた。
2024.10.15
 12:34
RBC Ukaine Russia may soon resume massive shelling of Ukraine - National Security and Defense Council <2411-101508>
 ロシアは間もなく、暖房季の到来に合わせて、ウクライナのエネルギーインフラに対する大規模な攻撃を再開する可能性がある。 この情報は、RBC-Ukraineが「Energy in Industry-2024」展の開会式で、国家安全保障防衛会議 (NSDC) のリトヴィネンコ長官の話を引用して報じた。 「暖房季になると、エネルギー部門に対するロシアの大規模な攻撃が予想される」と彼は言ったという。
 リトビネンコ長官は、全面戦争中にウクライナのエネルギー部門は革新的な解決策を実行する能力を示しており、ウクライナ経済を破壊する敵の計画は失敗していると付け加えた。
 2024年に入ってから、ロシアはすでにウクライナのエネルギーインフラに対して9回の大規模な攻撃を行っており、エネルギーシステムの消費ピーク時には電力不足につながっている。
 2024年の夏には、砲撃と高温の負担の下で、住宅での停電が再開されたが、初秋になると電力制限の状況は落ち着いてきた。
 同時に、偽情報対策センターは、秋から冬にかけてのウクライナの電力供給について、いくつかの潜在的なシナリオを提示した。 「楽観的」なシナリオでは、電気は1日12時間利用可能になる。
2024.10.15
 07:50
RBC Ukaine Ukrainian Navy reports Russia increases number of ships in Black Sea <2411-101504>
 10月15日06:00現在、ロシアが黒海の船舶の数を増やしている。
 ウクライナ海軍の朝の報告によると、具体的には軍事筋は3隻の艦艇を報告し、そのうち2隻は最大8発のCalibur CMを発射できるミサイル搭載艦である。
 15日も、14日と同様に、アゾフ海には船舶はいなかった。
 一方、地中海では3隻の艦艇が観測され、そのうち2隻は最大12発のCalibur CMを搭載できる。
 ウクライナ海軍によると、過去1日間、ロシアの利益のために、以下の船舶がケルチ海峡を通過した。
 ・黒海へ  : 5隻、そのうち2隻はボスポラス海峡に向かって進んだ。
 ・アゾフ海へ5隻、そのうち1隻はボスポラス海峡から来た。
 ウクライナ海軍は、ロシアが1974年の海上における人命の安全のための国際条約 (SOLAS) に違反し、自動識別システム (
AIS) を無効にし続けていると強調した。
 14日に、ウクライナ海軍の報道官が、TV放映された長時間番組で、ロシア艦隊はもはやウクライナへの敵対行為に影響を与える能力を持っていないと述べたことは注目に値する。
2024.10.15
 07:50

(17:50 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October14 2024 <2411-101503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月14日の戦況 =
 ベロウソフ露国防相が10月14日に中国を公式訪問し、太平洋での二国間海軍演習を背景にしたロシアと中国の防衛協力の継続を強調した。
 ロシア軍がウクライナの港に停泊している民間船を攻撃したのは10月5日以来4回目で、ウクライナの穀物回廊を弱体化させ、ウクライナに対する国際的な支援を台無しにし、ウクライナを時期尚早な交渉に追い込むための港湾地域を目標としたロシアの攻撃作戦の一環である。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がクルスク州の陣地を奪還したと主張している。
 ウクライナ軍はトレツク中心部の陣地を奪還した。
 ロシア軍はクラホヴェ方面で大隊規模の機械化部隊による攻撃を行い、最近ではヴフレダルの北東への前進が確認された。
 ロシアの反体制派メディアVerstkaが10月11日、ロシア大統領府内の情報筋がウクライナ戦争から復員した退役軍人を帰国後、政府の役職に就かせるクレムリンのTime of Heroes計画は、契約兵役の人気を高め、採用を増やすことを意図していると述べたと報じた。
2024.10.14
 17:12
Kyiv Post FACT-CHECK: Did a Ukrainian F-16 Shoot Down a Russian Su-34 Fighter Bomber? <2411-101410>
 ウクライナのF-16がロシアのSu-34を撃墜したか
 Su-34が墜落し、乗組員2名が死亡したことは明らかだが、F-16を操縦するウクライナ人パイロットが撃ったという実際の確固たる証拠はかなり薄い
 Kyiv Postの戦闘専門家は、ロシア空軍が最近、ウクライナでの空中戦でSu-34と乗組員を失ったことはほぼ確実だが、ウクライナのパイロットがF-16でSu-34を撃墜したという確固たる証拠の報告を見つけるのはかなり難しいことを、事実確認で明らかにした。
 これに関する最初の報道は、10月12日の24:23にVDV Za Chesnost' I Spravedlivostというベテランのミルブロガーが書いたTelegram Channelに掲載されたようである。
 撃墜に関するロシア語の説明の全文には、「緊急」と書かれていて、Su-34が撃墜され、乗組員は死亡した。 このSu-34は、前線から約50kmの地点で、UMPK滑空爆弾キットによるFAB投下中に撃墜された。 Su-34は敵(ウクライナ)の支配地域上空にいたF-16によって撃墜されたようで、今後このような損失がさらに増えることから、ウクライナに飛んでくるFABが少なくなる結果、我が軍(ロシア)の歩兵の損失は増加するだろう」としている。
2024.10.14
 06:05

(16:05 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October13 2024 <2411-101404>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月13日の戦況 =
 ロシア軍は最近、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃を再開し、局地的な攻撃で戦術的な成果を上げているが、これまでのところこの活動は、ドネツク州西部でのロシアの広範な攻勢作戦を支援するための大規模な作戦攻勢努力の一部ではないようである。
 ロシア軍は最近、ロシア軍によるウクライナ人捕虜の処刑が戦域全体で増加する中、クルスク州で9名のウクライナ人捕虜を処刑した。
 ロシアのミルブロガーは、ロシアによるウクライナ人捕虜の処刑を大いに称賛し、より広範なロシアの超国家主義者コミュニティ内で戦争犯罪を正当化し、称賛する文化的規範を強化した。
 ウクライナ軍はセリダヴ近郊で失った陣地を奪還し、ロシア軍はトレツク、ドネツク市、ヴェリカ・ノヴォシルカ近郊で前進した。
2024.10.13 Defense Update Air Defense & C-UAS Innovations at the AUSA 2024 Exhibition <2411-101311>
 米国陸軍の防空部門は、主にUASの急速に進化する脅威に対抗する必要性に牽引されて、40年以上で最も大幅な近代化と成長を経験してきた。
 陸軍防空砲兵学校長のヘンケ大佐は、陸軍初の
C-UAV運用技術マニュアルの発行を強調し、現在、技術の進歩に対応するために12か月から14か月の改訂サイクルに入っている。
 TRX Defenderは、C-UASと戦力保護任務用に構成され、状況認識と低空UAV探知のための4基のレーダーを利用し、30mm砲HellfireStingerを搭載したMoog RWiP砲塔を装備している。
2024.10.13
 23:25
Kyiv Independent Kyiv considering ceding territory to end war with Russia, Der Spiegel reports <2411-101310>
 ドイツのSpiegel紙がウクライナ政府に近い関係者の発言を引用して10月13日、ウクライナはロシアとの戦争を終わらせるために領土を割譲することを検討していると報じた。
 ウクライナ政府は、ウクライナの全面戦争を終わらせるための選択肢を検討していて、ウクライナの完全な領土回復するという目標を一時的に停止することが含まれると報じた。
 現在、ウクライナの領土の20%以上がロシアの占領下にあり、ゼレンスキー大統領のウクライナ和平の柱は、すべての占領地の完全な解放であり、ウクライナはロシアに領土譲歩をするつもりはないと繰り返し述べてきたが、 、匿名の当局者はSpiegelに、政府は現在、完全な領土回復という目標を放棄することについて「真剣な議論」を行っていると語った。
 情報筋は「我々は、勝利はプーチン大統領のロシアの無条件降伏を意味しなければならないと信じていた」と語ったと報じられている。
2024.10.13
 20:31
Kyiv Independent Estonia considering buying defense equipment from Ukraine, official says <2411-101308>
 エストニアのメディアERRによるとペヴクル国防相が10月13日に、ウクライナから軍需物資を購入する可能性を検討していると述べた。 ウクライナの戒厳令下では防衛装備品の輸出を禁じているが、ペヴクル国防相は、両国が互恵的な合意に至れば、これらの制限を回避できるかもしれないと述べた。
 ERRによるとペヴクル国防相は、この種の合意はウクライナの防衛生産を増やすのに役立つ可能性があると述べている。 「ウクライナ政府から同意が得られれば、これは可能だ」とペヴクル国防相は述べた。  「ここで理解する必要があるのは、これは、私たちが購入すれば、ウクライナがより多くのお金を得るような方法でしか実現できないことです。そして、彼らは自国軍のためにもっと生産できるようになるであろう。
 ウクライナは過去2年間で防衛生産を拡大し、防衛部門の世界的リーダーになることを目指している。 政府の推計によると、ウクライナは現在、$20B相当の武器と装備を生産する能力を持っているが、国家予算は$6Bしか賄えない。
 ペヴクル国防相は、エストニアとウクライナが防衛購入協定を結べば、エストニアは国が最も緊急に必要としている装備のみを購入すると述べた。
2024.10.13
 16:59
Kyiv Independent Zelensky: Russia has used around 900 aerial bombs against Ukraine this week <2411-101307>
 ゼレンスキー大統領が10月13日、ロシアが今週だけでウクライナに対して約900発の誘導空爆を使用したと述べた。
 誘導爆弾は、ミサイルよりも射程が短い精密誘導爆弾だが、製造コストははるかに安価で、ウクライナの防空範囲外のロシア領土内の航空機から投下される。
 ゼレンスキー大統領はTelegramに投稿したビデオ演説で、ロシアはまた各種ミサイル40発以上戦闘UAV 400機を発射したと述べた。
2024.10.13
 15:54
Kyiv Independent Mediazona confirms identities of nearly 73,000 Russian soldiers killed in Ukraine <2411-101306>
 ロシアの独立系メディアであるMediazonaは、ウクライナで戦死した約73,000名近くのロシア兵の身元を確認した。
 Mediazonaは、BBCロシアとともに、オープンソースの調査を通じて、ロシアの全面侵攻開始以来殺害された72,899名のロシア兵の名前を確認した。 9月下旬のMediazonaの最後の更新以降1,842名のロシア兵の名前が死傷者リストに追加された。
 記者たちは、彼らの確認された情報は、死亡記事、親戚の投稿、地域メディアの報道、地元当局の声明などの公開情報源から来ているため、実際の数字ははるかに多い可能性が高いと指摘している。
 記者によると、2024年に戦死したロシア兵は、志願兵の平均年齢が高騰し続ける中、ますます高齢化する傾向にあるという。  戦死した志願兵の多くが、48歳から50歳の間である。
2024.10.13
 07:55

(17:55 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October12 2024 <2411-101302>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月12日の戦況 =
 ロシア軍は、ウクライナ軍と技術的に同等にするための包括的な取り組みの一環として、ウクライナでの戦術偵察打撃複合施設 (TRSC) の戦闘調整と有効性を向上させるために、違法に入手したStarLinj端末に依存していると報じられている。
 ロシアのミルブロガーは、ウクライナのF-16が10月12日に戦域の何処かでロシアのSu-34を撃墜したと主張しているが、ISWはウクライナのF-16がロシアのSu-34の喪失に関与したという主張確認できていない
 10月11日の夜、イングーシ共和国ナズランにあるロシア内務省 (MVD) の過激主義対策センターの職員に対して、正体不明の人物が発砲した。
 ロシア軍は最近、クピャンスク、ドネツク市、ロボチン近郊に前進した。
 ロシア軍は効果的な対砲兵射撃を行うのに苦労していると伝えられている。
2024.10.12
 23:17
Kyiv Post Has the Ukrainian F-16 got first blood? <2411-101214>
 親露派と親ウクライナ派のSNSは、ウクライナのF-16が12日にロシアのSu-34を撃墜したという未確認の報告で話題になっている。
 多くの親露の軍事ブロガーが、12日の早朝になされたSu-34がウクライナの前線から50kmで撃墜されたという主張を取り上げた。
 ウクライナのF-16がKAB滑空誘導爆弾を投下するロシア軍機と交戦したと報じられた。 この報道はすぐに、PS01や@front_ukrainianなどのウクライナ軍のソーシャルメディアチャンネルで取り上げられ、ロシアの乗組員は生き残れなかったと示唆した。
 最初の12機ほどの改良型F-16は、8月にウクライナに到着した。 NATO標準の電子機器を装備し、AIM-120 AMRAAMAIM-9 Sidewinderなど、ほぼすべての西側ミサイルを発射できると言われている。
 ロシアとウクライナの国防省は、これまでのところ、損失とされるものについて公式声明を発表できていないが、F-16の関与がまだ確認されていない一方で、Su-34が失われたことには、ほとんど疑いの余地がない。
2024.10.12
 23:05
Ukrainska Pravda Russian MiG fighter jets have probably left Belarus – analysts <2411-101213>
 ベラルーシの独立系軍事監視メディアBelaruski Hajunによると、専門家は、ロシアのMiG-31はおそらくベラルーシを去ったと見ている。 10月9日と10日にベラルーシに到着したロシアのMiG-31K 2機は、ロシア連邦の領土に戻った可能性が高いと見ている。
 Hajunの専門家は、10月10日15:10、10月9日と10日にベラルーシに到着したMiG-31K 2機がマチュリシチ飛行場から離陸したと報告されたと指摘した。
 「入手可能な情報に基づくと、MiG-31Kは離陸後、マチュリシュチー飛行場に戻らなかったことがわかっている。 MiG-31Kは南に向かい、バラナヴィチを通り過ぎて飛行し、その後東のロシアに向かったことから、現時点では、MiG31Kは離陸後ベラルーシの領土空を離れ、ロシアに戻った可能性が最も高い」という。
2024.10.12
 18:24
Kyiv Independent Russia may have moved MiG-31 jets to Belarus to evade Ukrainian strikes <2411-101212>
 ロシアはウクライナの攻撃を避けるために、MiG-31をベラルーシに移動させた可能性があり、ウクライナに対する防衛の強化と新たな攻撃の可能性についての懸念が高まっている。
 今週、ロシア空軍基地へのウクライナの攻撃が増加する中、ロシアのMiG-31K 2機がベラルーシに移送され、ロシアが自国の戦闘機を防護する努力を示している可能性がある。
 MiG-31K機は、2023年4月以来ベラルーシでは見られていなかったが、ベラルーシの監視グループHajunによると、10月10日にKinzhal
ALBMを搭載できるMiG-31がベラルーシのマチュリシチ航空基地に着陸し、続いて2機目が着陸した。 予期せぬ到着は、ウクライナの当局者や軍事専門家からの憶測を招いた。
 最後に記録されたMiG-31Kの動きは、10月10日15:10で、両機が離陸した。 2機の現在の場所は不明だが、まだベラルーシにいる可能性があると、HajunはがKyiv Independentに語った。
2024.10.12
 15:07
Kyiv Post Ukraine's drone revolution continues to accelerate <2411-101211>
 ウクライナ国防軍は、2024年170機以上の国産設計・製造のUAVおよび
UGVを承認し、その多くがすでに戦場で活躍している。
 ウクライナ国防省は、2024年最初の9ヵ月間に、140機以上の新しいUAVと33両のUGVを軍事に認証したと報告した。 2023年にはUAV 60機とUGV 9両が承認されていた。 この数字は、無人システムの研究開発を強化していることを表し、無人システムがますます注目される戦略的重要性を強調している。
 「兵器・軍事装備のライフサイクル支援部門の責任者であるロクニアック大佐は、「戦場におけるUAVシステムの重要性は急速に高まっており、ウクライナの兵器メーカーは、最前線の要求に迅速に対応して、広範なUAVシステムを製造している」と述べている。
 ロチニアック大佐は、新しいUAVの開発は、FPV UAV、突入攻撃UAVUAV爆撃機、偵察UAV、砲兵観測UAVなど、ウクライナ軍 (AFU) のニーズの全範囲に及んでいると付け加えた。 これらには、固定翼型と4ロータの回転翼型が含まれているという。
 大佐は、最近承認されたUGVの多くが、電子攻撃に耐性を持つECCM技術、レーダ低反射材料の技術、低騒音技術、終末誘導システム、自己破壊システムを装備する技術など、新しい技術を組み込んでいると述べた。
2024.10.12
 12:14
RBC Ukraine Airport closed in Kazan, Russia - Implementation of sky closing plan <2411-101209>
 ロシアのカザンにある空港が10月12日(土)に閉鎖された。 ロシアのメディアによると、領空のすべての飛行を禁止することを意味するカーペット計画が発令された。 今朝、ロシアの国営メディアは、Rosaviationがカザンの空港が一時的に閉鎖されたと述べたとと報じた。 発着するフライトはないという。 その後、ロシアのメディアは、空港が「カーペット」計画の下に置かれたと報じた。 彼らは、UAVの脅威とされるものについてオンラインで書いた。
 「カーペット」計画は、航空機の攻撃の脅威がある場合、または国境検問所が検出された場合に発令されるが、カザンからウクライナとの国境までの距離は1,000km以上であることが注目される。
 ウクライナ軍は10月12日の夜、ルハンスク州の占領された町ロヴェンキ近くの燃料と潤滑油の貯蔵所を攻撃した。 攻撃後、車両基地で深刻な火災が発生した。 この石油貯蔵所は以前、ウクライナの兵器で攻撃されたことがある。
 ウクライナ軍の参謀本部は、石油と石油製品がロベンキに保管されており、とりわけロシア軍のニーズに合わせて供給されたと報告した。
2024.10.12
 10:20

(20:20 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October11 2024 <2411-101208>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月11日の戦況 =
 ロシア軍が10月10日の夕方頃、クルスク州からウクライナ軍を排除するための取り組みを強化し、クルスク州のウクライナの主要な突出部にさらに前進し、グルシュコフスキー・ライオンの小さなウクライナの突出部のほぼ全域を排除したと報じられている。
 ロシアの反撃の激化は、2024年秋と2024年~2025年の初冬におけるの悪天候が戦場での機動を制約し始める前に、ウクライナ軍をクルスク州から排除すること狙っている可能性が高い。
 ロシア軍司令部は、ドネツク州での優先的な攻撃作戦のための戦闘力を解放し、ウクライナの侵攻が生み出した戦域全体の作戦圧力を緩和するために、ウクライナ軍をクルスク州から迅速に押し出すことを目指している可能性が高い。
 韓国とウクライナの当局者は、すでにウクライナで戦っている北朝鮮の軍人を特定し続けているほか、ロシア軍と一緒に将来展開する可能性のあるロシアでの訓練も行っていると報じられている。
 西側の友好国は、ウクライナに対する新たな軍事支援を発表し、提供し続けている。
 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ウクライナの平和に対する戦略的ビジョンを確立し、明確にするための外交努力を続けている。
 チェチェン共和国のカディロフ首長は、ロシア国会議員に対する「血の確執」を宣言し、カディロフが彼の個人的な政治紛争でますます大胆になっていることを示唆している。
 ウクライナ当局は、ウクライナ人ジャーナリストのロシチナがロシアの捕虜として死亡したことを確認した。
 ロシア軍はポクロフスクとクラホヴェの近くで前進した。
2024.10.12
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍、クルスク州2カ所目の侵攻先で行き詰まる 最高峰の車両を大量に損失 <2411-101207>
 ウクライナ軍の8個の旅団から抽出された12個大隊で構成される強力な部隊が、8月6日にロシア西部クルスク州に侵攻し、ロシア側守備隊の不意を突いて同州のざっと1,000㎢ほどを一気に占領した。
 1ヵ月後の9月12日に、この突出部から30kmほど西のクルスク州ノービプーチ村付近で、ウクライナ軍の数個中隊や大隊から成る別の部隊新たな越境攻撃に乗り出し、ウクライナ軍は大胆にも、新たな部隊を東の突出部まで進撃させて、この攻撃軸と突出部、両国の国境線の間に、数千名規模ともみられるロシア側部隊を閉じ込めることを狙ったとみられる。 だが数週間にわたる激戦後、ウクライナ軍の第2次侵攻作戦はノービプーチの北数kmにあるベショロエ村の南方の平原で行き詰まったようである。
 9月20日かその少し前、ドイツ製Marder IFV
IFVやスウェーデン製のCV90装甲戦闘車、Strv122 MBTに乗った強力なウクライナ軍部隊は、ベショロエとその北東6.5kmほどのグルシュコボ町を結ぶ幹線道路を進んでいたが、ロシア軍の第106親衛空挺師団が待ち構えていた。 ロシア側は地雷や火砲、ATGM、自爆型のFPV UAVで、ウクライナ側によるこの日の攻撃や、それに続く攻撃を撃退したもようである。
 第106空挺師団が今週、SNSに投稿したUAVからの映像には、損傷した15両か16両のウクライナ軍用車両が映っている。 それにはCV90が1両か2両Marder 1両、米国製のM2 Bradley IFVとStryker APC各1両など、ウクライナ軍の保有する最も高性能な車両も含まれる。
2024.10.12
 08:01
朝日新聞

(Yahoo)

ドイツなど4カ国、ウクライナに2300億円相当の追加軍事支援へ <2411-101206>
 ショルツ独首相がベルリンを訪問したウクライナのゼレンスキー大統領との共同記者会見で11日、ロシアの全面侵攻を受けるウクライナに対し、ベルギーやデンマーク、ノルウェーと共同で、2024年末までに€1.4B相当の追加軍事支援を提供すると発表した。 ショルツ首相は「我々はウクライナへの支援を弱めるつもりはない」と強調した。 新たな支援にはIRIS-Tなどの防空システム戦車、UAVなどが含まれる。
 一方、ゼレンスキー大統領は「我々が要求するのは、ウクライナの公正な平和、我々の勝利だ」と強調し、対ロシアの「勝利計画」について「2025年にも実現することが望ましいと考えている」と述べた。
 ウクライナは終戦に向けて6月に続く2回目の「平和サミット」の開催を調整しており、ゼレンスキー大統領はロシアも参加するべきだとしている。
 ショルツ首相はこの日の会見で「ロシアが参加すべきであるということに同意する」とし、「ウクライナの公正かつ永続的な平和の追求は、我々の共通の行動指針だ」と述べた。
2024.10.12
 06:12
乗りもの
ニュース

(Yahoo)

ウクライナ版「軽装甲機動車」が誕生! でもベースはトヨタの傑作 SUV です <2411-101205>
 ウクライナ国防省はこのたび、国産の軽装甲車Juraが納入されたと発表し、その画像を公開した。
 Juraは、各種戦術任務を遂行するために開発されたというが、ベースとなっているのはトヨタ製のランドクルーザーで、シリーズの中でも最も重仕様といえるLand Cruiser 70系ダブルキャブピックアップ仕様をベースにしており、乗員室部分はオリジナルの装甲キャブとなっている。 この装甲キャブは屋上に回転銃座を備えており、そこには機関銃を設置できる。
 基本的な構造はLand Cruiser 70系そのままだが、装甲キャブの搭載などに対応するためサスペンションは強化されているという。 ただ、最低限の改造に留めているため、クロスカントリー能力は原型のランドクルーザー同様、優れており、重量5tのJuraは航続距離も650km以上を確保しているという。
 車体サイズは明らかにされていないが、偵察哨戒任務だけでなく、物資輸送や負傷者救護などさまざまな用途に使えるという。
2024.10.11
 14:12
RBC Ukraine Russian forces advance in Toretsk and gain foothold on two streets <2411-101108>
 ロシア軍はドネツク州のトレツクに進出した。 ウクライナ軍のルハンスク作戦戦術群報道官のボボフニコワは、ロシア軍は特に2本の通りを確保していると述べた。
Toretsk の位置 (Google Map)】
 彼女は「状況は依然として厳しく、最も難易度の高い地域はトレツクとニューヨークの近くで、残念ながら、敵はそこ(トレツク周辺)でわずかに前進し、中央通りまで、隣接する2つの通りを確保している」と述べ、敵はチャシフ・ヤール地域のウクライナ軍の防衛線を突破する試みを続けているという。我々は  「そこでの攻撃が減少しているにもかかわらず、敵は前線に新たな増援を投入し、我々はこれが嵐の前の静けさであると信じており、彼らはこの方向で攻撃作戦を強化するだろう」と述べた。
2024.10.11
 13:10
RBC Ukraine Russian forces resume assault operations in Prydniprovskyi direction - Ukrainian Armed Forces <2411-101107>
 ロシア軍はプリドニプロフスキー方面への攻撃を再開した。 ウクライナ南部防衛軍のTelegram Channelによると、過去1日間にヘルソンで5件、ザポリージャ方面で2件の攻撃が記録された。
Prydniprovskyi の位置 (Google Map)】
 報告書は「今週初めから、敵はプリドニプロフスキー方面への攻撃行動を再開した。 ヘルソン地域のウクライナ南部の国防軍は、29回の攻撃を撃退した」と述べている。
 ロシア軍はまた、砲撃と空爆を行い、各種のUAVを使用し偵察を行っている。
 ロシア軍は6日、Lancet型の攻撃型UAV 3種類を含む318機のFPV UAVを使用して、428発の榴弾を投下したが、ロシア軍はウクライナ南部でその日のうちに、59名の兵士と25基の装備を失った。
2024.10.10
 23:23
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア大統領報道官、北朝鮮のウクライナ派兵報道は「デマ情報」 <2411-101021>
 TASS通信が、ペスコフ露大統領報道官が10日にロシアが続けている「特別軍事作戦」に北朝鮮が兵士を派遣しているとの報道について「いつものデマ情報だ」と否定したと報じた。
 ウクライナの英字紙Kyiv Postなどは4日、ウクライナ東部ドネツク州で現地を訪れていた北朝鮮軍将校名がウクライナ側のミサイル攻撃に巻き込まれて死亡したと報じていた。
 さらに聯合ニュースによると、韓国の金国防相が8日に北朝鮮軍の将校死亡について「事実の可能性が高い」と指摘し、ロシアと北朝鮮が6月に有事の際の軍事援助を規定した包括的戦略強力条約を締結したことにも触れ、北朝鮮がウクライナに軍隊を派遣する可能性は「極めて高い」と話していた。
2024.10.10
 23:20
RBC Ukraine Ukrainian Commander-in-Chief discusses impact of Kursk operation on frontline <2411-101020>
 ウクライナ軍の最高司令官のシルスキー大将は、ウクライナの西側方向に関するドキュメンタリーで、ロシアがウクライナの他の前線から約5万名の部隊をクルスク地域に再配置したことで、軍が防衛作戦を行うことが容易になったと述べた。
 シルスキー大将は「敵が攻撃作戦を行っていた他の方向から、50,000名の部隊がクルスク方向に再配置されたことを我々は知っている」と述べた。 シルスキー大将によると、ロシア軍によるこの動きは、他の方向、特にザポリージャ、ヘルソン、クラマトルスクでの彼らのグループを弱体化させた。 「これにより、防衛作戦の実施が容易になりました」とウクライナ軍の最高司令官は述べている。
 以前、クルスク方面のロシア軍が増加し、現在最大45,000名がいると報じられているが、彼らの多くはウクライナの戦闘地域から再配置されている。
 最近、ウクライナ軍がクルスク地方のロシア国境にある前線の別の正面を突破したと報告された。
 ゼレンスキー大統領によると、クルスク作戦は戦争の重要な段階であり、すでにウクライナを支援しており、今後も支援し続けている。
2024.10.10
 14:18
日経新聞 ハンガリー「ウクライナ勝てない」 EU執行部と対立鮮明 <2411-101012>
 ロシアの侵略を受けるウクライナへの支援を巡り、EUの執行機関である欧州委員会とハンガリーのオルバン首相の対立が鮮明になっていて、親露のオルバン首相が新たな対応を阻む場面が目立っている。
 オルバン首相は8日、仏ストラスブールでの記者会見で「ウクライナは戦場で勝利できない」と断じた。
2024.10.10
 13:50

(23:50 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October10 2024 <2411-101011>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月10日の戦況 =
 ウクライナ軍が10月9日と10日にクラスノダール地方のShahed UAV保管施設とアディゲ共和国の弾薬庫を攻撃したと報じられている。
 ロシア軍は10月5日以降、ウクライナの港に停泊していた3隻の民間船を攻撃したと報じられているが、これはおそらく、ウクライナの穀物回廊への信頼を損ない、西側諸国のウクライナ支援を損ない、ウクライナを時期尚早な交渉に追い込むためのロシアの軍事的、政治的、経済的圧力の強化の一環である可能性が高い。
 匿名の米国防総省高官が10月9日、2022年2月に全面侵攻を開始して以来、ロシア軍は60万名以上の死傷者を出していると述べており、これは2023年12月時点でロシア軍がウクライナで315,000名の死傷者を出しているという米国の情報機関の事前評価から大幅に増加している。
 元イスラム革命防衛軍 (IRGC) 司令官レザーイ少将が関係するイランの報道機関が10月8日、ロシアがイランにS-400 SAMとSu-35飛行隊を提供したと主張したが、この主張の証拠は提供しなかった。
 ウクライナ軍はトレツク近郊で前進した。 ロシア軍はクルスク州とポクロフスクの南東、ドネツク市の南西にあるチャシフ・ヤール付近で前進した。
 ロシア軍が進めている秘匿動員を維持するために、高齢のロシア人志願兵をますます採用しているようである。
2024.10.10
 07:06
Kyiv Independent Drones hit military airfield in Russia's Republic of Adygea, Russian media claims <2411-101008>
 ロシアのTelegram News Channel Astraが、ロシアのアディゲ共和国の首都マイコップに近いハンスカヤ村の近くにあにあるハンスカヤ航空基地を10月10日未明にUAVが攻撃したと報じた。 NASAの火災監視プログラムによると、攻撃後に現場で火災が記録された。
Khanskaya の位置 (Google Map)】
 住民は、UAVが夜に空軍基地を攻撃したとAstraは報告したが、地元当局はこれについてコメントしていない。
2024.10.10
 06:00
RBC Ukraine Russian offensive operation is likely to conclude in coming months - ISW <2411-101006>
 ロシア軍は、2024年夏の攻撃作戦強化のために温存していた予備兵力の多くを使い果たしたため、戦争研究所 (ISW) は、進行中のロシアの攻撃作戦が今後数ヶ月で終了する可能性が高いと推定している。
 ロシア軍司令部は、ロシア軍が開豁したた野原を横切って前進し、接触線に近い集落に陣地を確保できるように、機械化部隊による攻撃を増やすことに重点を置いている可能性が高く、これによりドネツク州西部のクラホヴェやポクロフスクを占領したりするなどの作戦目標の達成を目指した攻撃を準備し、開始するための拠点として利用しようとしている。
 秋の気象条件も、ロシア歩兵の機動性を制限する可能性が高く、秋の天候により落葉樹からなる多くの防風林が葉の大部分を失い、2024年の秋と2024年~2025年の冬季間は歩兵の隠蔽し難くなり、ロシア兵はウクライナのUAVからの偵察や射撃に対してより脆弱になる。
 ロシア軍は、泥濘化した秋が終わった後に攻撃を停止する可能性は低いが、悪天候によりロシア歩兵の戦力が低下すると予想されている。
 ロシアのプーチン大統領と軍司令部は、作戦全域でこの状況下にウクライナに対抗するために、ウクライナ軍に対して絶え間ない攻撃を維持することで、ウクライナが人的資源と物的資源を蓄積するのを防ぐことを目的とした戦略を追求して彼らは、機械化部隊と歩兵部隊の機動性に季節的な制限があるにもかかわらず、この戦略を堅持し続ける可能性が高い。
2024.10.10
 05:25
Defense news Russia casualties reach 600,000 during war in Ukraine, Pentagon says <2411-101005>
 米国防総省の当局者が、ロシアはウクライナでの戦争で60万名以上の死傷者を出しており、これは損失がその戦果に比例して加速していると述べている。
 今夏以降、ロシアはウクライナ東部のドネツク州で領土を奪い続けており、兵員や装備の移動をする複数の経路の中心にある都市ポクロフスクに向けて着実に前進している。
 米国防総省高官は9日の電話で記者団に、ロシアが都市に接近し、より厚い防衛線を攻撃するにつれて、そのコストは増大していて、2024年の9月には戦争全体の中で最も致命的な月だったと語った。
 「戦争の最初の1年で、ロシア軍の戦死者と負傷者をあわせた損失は、第二次世界大戦以降のあらゆる紛争におけるソビエトの損失の合計を上回った」と高官は述べた。
【註】
 Kyiv Independentによると、ウクライナ軍参謀本部は10月10日にロシアは2022年2月24日以降、ウクライナで665,200人の兵士を失ったと発表している。
2024.10.10
 03:06
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア軍、3週間ぶり2集落を奪還 ウクライナ越境攻撃、国防省発表 <2411-101002>
 ロシア国防省が9日、ウクライナ軍が越境攻撃を続けるロシア南西部クルスク州で、2集落を奪還したと発表した。 ロシアメディアによると、ロシア軍による同州の集落奪還の発表は、9月16日以来、ほぼ3週間ぶりとなる。
 発表によると、奪還したのはウクライナ国境から15km離れたノーバヤソロチナ5km離れたポクロフスキーで、ウクライナ軍は8月6日に越境攻撃を始めた。 スミルノフ同州知事は8月12日、プーチン大統領に28集落が占領されたと報告したが、ロシアの有力紙Kommersantはこれまでに14集落を奪還したと報じている。
 また、ロシア国防省は同州の戦闘で、ウクライナ軍に、2万人以上の兵士と戦車136両、装甲車900両以上などの損害を与えたとしている。
2024.10.10
 02:12

(24:12 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October9 2024 <2411-101001>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月9日の戦況 =
 ロシア軍司令部が、2024年秋の泥濘化する路盤状況が機械化機動を制限する前に、ウクライナで比較的速いテンポで機械化攻撃を行うよう軍に命じた可能性が高い。 2024年秋と2024年~2025年の冬季にかけての悪天候は、機械化と歩兵の両方の機動を困難にして制約する可能性が高いが、ロシア軍はこれらの困難にもかかわらず、ウクライナ東部で一貫した攻撃圧力を維持しようとする可能性がある。
 米欧州軍 (EUCOM) 司令官で、NATO連合軍最高司令官 (SACEUR) のカヴォリ大将は、米国がウクライナを支援する可能性のあるいくつかの米国製兵器や他の軍事通信ネットワークのウクライナへの供与を差し控えていると述べたと報じられている。
 韓国の金国防部長官が10月8日、占領下のドネツク市付近で限定数の北朝鮮軍将兵が活動している可能性が高いと述べた。
 ロシアの違法武器商人でウリヤノフスク州議会議員のバウト氏が、イエメンのフーシ派への武器売却をおこなっている可能性が報じられ、ロシアとイランの協力が深まる中で、2024年8月にロシアがフーシ派に$10M相当の武器を売却する取引の仲介を支援したと報じられている。
 ロシアは10月8日、部分的にしか暗号化されていない通信装置Discordの使用を禁止したため、近い将来ロシア軍最前線のアドホック通信の一部が低下する可能性が高い。
 ロシア軍はウクライナで化学兵器を使用し続けており、ロシアが締約国である化学兵器禁止条約 (CWC) に明らかに違反している。
 ロシア軍はクレミンナ、シヴェルスク、トレツク、ポクロフスク、ロボチン付近に前進した。
 ウクライナ・ハリコフ軍集団のサランツェフ報道官が10月8日、ロシア軍が滑空爆弾攻撃を多用したために既存爆弾の備蓄を使い果たした可能性があると述べた。
2024.10.09 Stars & Stripes Ukrainian drone strikes another arms depot inside Russia, officials say <2411-100923>
 ウクライナ軍は9日、UAVがロシアの主要な武器庫を爆破してから3週間後に、ロシア占領下のクリミアの主要な石油ターミナルにUAVが突入してから3日後、ウクライナのUAVがロシア国内の重要な武器庫を攻撃したと述べた。 8日夜の攻撃はミサイルと砲弾が保管されているロシアのブリャンスク国境地域の武器庫を目標としており、その中には北朝鮮が届けたものも含まれていたとウクライナの参謀本部の声明は述べた。
 ウクライナの民間人居住地域を恐怖に陥れ、ウクライナ軍の防衛を殴打した非常に強力な滑空爆弾も、ウクライナ国境から110km以上離れた場所にある武器庫に保管されており、弾薬の一部は野外に野積みされていたという。
 「このような兵器を攻撃することは、ロシア軍にとって深刻な兵站問題を引き起こし、(その)攻撃能力を大幅に低下させる」と声明は述べている。 ロシアは、来月1,000日の節目を迎えようとしている消耗戦で戦場で感じられる砲弾で優位に立ち、膨大な量の弾薬を消費しています。 ウクライナ東部ドネツク州へのゆっくりとした、しかし容赦ない進出は、ウクライナの資源を圧迫しており、キエフの主要な西側パートナーの一部が国内の懸念や中東戦争に気を取られている。
Bryansk の位置 (Google Map)】
2024.10.09
 22:01
Kyiv Independent Ukraine hits Russian base storing 400 Shahed drones in Krasnodar Krai, military claims <2411-100918>
 ウクライナ参謀本部は10月9日、ロシアのクラノダール地方のオクチャブリスキー村近くで、ロシアがウクライナに対する攻撃に使用しているイラン製のShahed UAVを保管している基地を攻撃したと発表した。 声明によると、攻撃はウクライナ海軍とウクライナ保安庁 (SBU) の部隊によって行われた。
 イランは、全面戦争が始まって以来、ロシアに何千機ものShahed突入攻撃UAVを提供してきており、攻撃用UAVは400機程度がロシア基地に保管されていたと報じられている。
 ロシアは9月の1ヶ月間に1,300機以上のUAVをウクライナに向け毎日発射した。
2024.10.09
 18:17
Kyiv Independent 2,300 Ukrainian soldiers being trained in France as part of new brigade <2411-100915>
 キーウ駐在フランス大使館が10月9日、フランス軍がフランスでウクライナ軍のAnne de Kyiv旅団を訓練し装備を整えており、外国が自国の領土でウクライナ軍旅団を訓練した最初の例であると発表した。
 マクロン仏大統領によると、2,300名のウクライナ将兵が北東部のグラン・エスト地域でフランス軍によって訓練されている。
 ウクライナのウメロフ国防相とルコルニュ仏国防相はマクロン大統領とともに、ロシアの全面侵攻以来フランスが訓練してきた15,000名のウクライナ軍将兵の一部と会談する予定である。
2024.10.09
 02:34
Reuters 通信

(Yahoo)

ラムシュタイン会合の開催が宙に浮く、米大統領が訪独を延期 <2411-100906>
 バイデン米大統領がドイツ訪問を延期したことを受け、ラムシュタイングループの会合開催が宙に浮く格好となっている。
 バイデン大統領は10月10~13日のドイツ国賓訪問に合わせ、ウクライナに武器を供給する約50ヵ国からなるラムシュタイングループの会合への出席を予定していたが、フロリダ州に大型ハリケーン「ミルトン」が接近していることなどを理由にドイツとアンゴラへの訪問を延期決定した。 バイデン大統領は「現時点では国外に出ることはできないと思う」とし、参加を予定していた全ての会議の予定を変更する意向だとした。
 ドイツ政府はバイデン大統領の訪問延期を残念に思うが、その理由は理解できるとしたが、バイデン氏抜きで会合が開催されるかどうかという質問には回答を控えた。
 ショルツ独首相は、自国にハリケーンが迫っていたら同じ決断を下していたとした上で、「非常に重要な会談」となるはずだった国賓訪問の日程変更を希望するとの意向を表明した。
2024.10.09
 01:59
Kyiv Independent US military identifies American weapons systems to support Ukraine in war with Russia, CNN reports <2411-100902>
 欧州米軍最高司令官であるカヴォリ大将は、ウクライナの対露戦を強化する可能性のある米国の兵器システムのリストを作成したが、バイデン政権はまだ供給していない
 CNN Newsによると、9月に議会に提出された機密報告書に詳しい情報筋によると、カヴォリ大将の勧告には、
JASSMと、NATOがAMDの調整を強化するために使用する安全なネットワークであるLink 16通信システムが含まれているという。
 ウクライナからこれらのシステムに対する再三の要求にもかかわらず、米国は、特にLink 16に関しては米国の先進技術がロシアの手に渡る懸念から、それらを差し控えている。 さらに、米国当局者は、ウクライナが最初に制空権を確立することなく、JASSMのような空中発射ミサイルの有用性に疑問を呈している。
 ウクライナは、米国の長距離ミサイルシステムの使用制限を解除する努力とともに、米国によるより高度な兵器の提供を引き続き求めている。
 情報筋によると、米大統領府でのバイデン大統領との最近の会談でゼレンスキー大統領は、米国が供給したATACMSを使用して攻撃したいロシア国内の優先度の高い目標の詳細なリストを提示した。
 バイデン大統領は、ロシアの奥深くへの攻撃に米国の長距離システムを使用することを阻止しているが、ゼレンスキー大統領の最新の要請を完全には否定せず確約していない。 両首脳は協議を続けることで合意したが、当局者は、米国が長距離ミサイルに対するスタンスをすぐに変える可能性は低いと示唆している。
2024.10.08
 12:35
Reuters 通信

(Yahoo)

ロ軍、ウクライナ東部要衝トレツク郊外に到達 ルガンスクでも戦闘く <2411-100813>
 ウクライナ軍が7日夜、ロシア軍がウクライナ東部の前線、ドネツク州トレツク郊外に前進したと発表した。 1週間弱前に近隣のウグレダルが陥落しており、ロシア軍の攻勢が続いている。
 ロシア軍は東部ルガンスク州ルガンスク市の東にも前進し、ルガンスク作戦戦術群の報道官は「情勢は不安定で、文字通り市へのあらゆる入口で戦闘が繰り広げられている」と国営放送に語った。
 トレツクは10年前から東部戦線の要衝となっていて、ロシア軍は8月以降、トレツクに向けて進撃してきた。
 ウクライナの軍事専門家は、ロシア軍が高台にあるトレツクを制圧すれば、ウクライナ軍の後方作戦拠点と戦闘地域を結ぶ重要な支援ルートが攻撃にさらされる恐れがあると指摘している。
2024.10.08
 11:34
RBC Ukraine Commander of 72nd Brigade on withdrawal from Vuhledar: Enemy forces outnumbered nine times <2411-100812>
 ブラック・ザポロージャ人にちなんで名付けられた第72独立機械化旅団旅団長のオフリメンコ大佐によると、ヴフレダルからの撤退中に包囲されたウクライナ軍は、敵軍は彼らを9倍も上回っていたと言う。
 オフリメンコ大佐は、ヴフレダル地域の状況は9月27日以降、特に側面で非常に緊張し、都市を維持することが不可能になったと述べた。
2024.10.08
 09:15
産経新聞

(Yahoo)

東部トレツクで市街戦始まる ウクライナ軍高官が発表、ドネツク州でロシア軍の攻勢続く <2411-100811>
 ウクライナメディアが地元TVでの発言として、ウクライナ軍高官が7日、最激戦地である東部ドネツク州の小都市トレツクの郊外に露軍が侵入し、激しい市街戦が始まったと明らかにしたと報じ、数に勝る露軍がドネツク州で攻勢を続けていることが示された。
 トレツクはウクライナが保持している同州の主要都市クラマトルスク方面への進出経路上にあるウクライナ軍の重要拠点で、露軍はトレツクを掌握して目標とする同州全域の制圧につなげる思惑だとみられる。
 ウクライナ軍の現地部隊も7日、トレツクでの市街戦を撮影した動画をSNSに投稿して「露軍の航空機や火砲、迫撃砲、UAVによる攻撃は絶え間ないが、ウクライナ軍は屈しない」と表明した。
 露国防省は、8月の露西部クルスク州への越境攻撃でウクライナ軍の予備戦力が減少したとみて、ドネツク州で攻勢を強めてきており、8月以降トレツク近郊の集落の制圧を相次いで発表している。
2024.10.08
 02:42
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア船がバルト海で損傷、ウクライナ発表 破壊工作を実施 <2411-100805>
 ウクライナ国防省情報総局 (GUR) が7日、ウクライナの破壊工作によって、ロシア・カリーニングラード州でロシアの掃海艇が損傷し、戦闘力を喪失したと発表した。
 同機関によると、2024年にバルト海でロシア軍艦に対して行った攻撃はこれが2回目で、作戦の詳細については明らかにしていない。
2024.10.08
 00:16
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、ロシア産ガス輸送延長せず スロバキア首相に伝達 <2411-100803>
 ウクライナ当局者によると、ウクライナのシュミハリ首相スロバキアのフィツォ首相ウクライナ西部のウジゴロドで7日に行った両国の首脳会談では、インフラ協力やエネルギー安全保障、ウクライナの和平計画への支援が焦点になったが、ウクライナのシュミハリ首相はスロバキアのフィツォ首相に対し、ウクライナ経由でEUに天然ガスを供給する現行の協定が年末に期限を迎えた後は延長しないとの意向を伝えた。
 シュミハリ首相はフィツォ首相との共同記者会見で、「ウクライナは、期限を迎えた後はロシア産ガス輸送契約を継続しないことを改めて表明する」とした上で、「ウクライナの戦略目標は、侵略者が戦争資金として利用する利益をロシアから奪うことだ」と言明した。
 NATO北およびEUの加盟国でウクライナと国境を接するスロバキアは、ウクライナのNATO加盟には反対している一方で、ウクライナ経由のロシアから西側諸国への石油・ガス輸送の継続には強い関心を示している。
 スロバキアの国営ガス供給事業者SPPは10月に、ロシア国営ガス会社Gazpromとウクライナとの契約が年末に終了した後も、ウクライナ経由のガス輸送延長の確保に向け交渉を継続することを発表している。
2024.10.08
 00:00

(24:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October7 2024 <2411-100802>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月7日の戦況 =
 ウクライナ軍が、10月6日~7日の夜に、占領下にあるクリミアの占領下にあるフェオドシヤの石油基地を攻撃した。
 ウクライナ最高議会人権委員のリュビネツ氏が10月7日、ウクライナ当局がロシア軍によるウクライナ人捕虜の不当な虐待と処刑の別の事件を調査していると報告した。
 ロシア当局は10月7日、ロシアの国営メディアインフラが前例のないサイバー攻撃を受けたと発表した。
 ロシア軍が、ハリコフ州北部、ドネツク州、ザポリージャ州西部にで前進した。
2024.10.07
 23:34
RBC Ukraine Ukraine receives ammunition funded by tens of thousands of Slovaks <2411-100717>
 
Novinyが、70,000人のスロバキア人によって集められた資金で購入された、€4M相当の砲弾がウクライナに届けられたと報じている。
 ウクライナのための弾薬募金の発起人であるブラシュチャーク氏は、6台のトラックが122tの弾薬を物流倉庫に届け、そこからウクライナがピックアップしたと報告した。
 募金活動の開始からウクライナへの砲弾の配送まで、全体のプロセスは約4~5ヵ月かかる。
 この募金活動は、スロバキア政府がウクライナの砲弾購入のためのチェコへの資金移動への参加を拒否したことを受けて始まった
2024.10.07
 22:08
RBC Ukraine Slovak Prime Minister suggests missile strike on Brussels <2411-100716>
 スロバキアのフィコ首相は、ウクライナが長距離兵器ロシア領土を攻撃することを認めるよう求める欧州議会議員の呼びかけを批判した。 フィコ首相はまた、ブリュッセルにミサイル攻撃を仕掛けることを提案し、そうすれば彼らは「それが本当は何なのかを理解する」ことができると、
Hlavný Denníkが報じた。
 「ヨーロッパでは、大砲の音を止める代わりに、大きな拍手、熱狂的な歓声、そしてしばしば戦争の継続を助長するだけの重要な物質的決定が聞こえるという、ひねくれた傾向が現れたことを残念に思います」とフィコ首相はカルパチア・ドゥクラ作戦の80周年の際の演説で述べ、さらに、彼はブリュッセルの「どこかの噴水をミサイルで攻撃する」ことを提案した。
 「そして突然、欧州議会の一部の議員が、春のそよ風のように気軽に、中距離ミサイルについて、長距離ミサイルについて話すのを耳にするが、比喩的に言えばおそらく、これらのミサイルの一つがブリュッセルのどこかの噴水に命中し、彼らがそれが本当は何なのかを理解することができるだろう」とスロバキア首相は述べた。
2024.10.07
 21:42
RBC Ukraine EU finds way to bypass Hungary's veto on €6 billion in military aid to Ukraine - Bloomberg <2411-100715>
 EUは、ウクライナへの€6B以上の軍事援助に資金を提供するという決定に対するハンガリーの拒否権を回避する方法を議論しており、Bloombergはすでに一つの解決策が見つかっていると報じている。
 Bloomberg通信社が引用した情報筋によると、欧州対外行動局はEU加盟国が
EPFに自発的に寄付することを認めることを検討しているという。 この決定により、すべての加盟国の同意を必要とするのではなく、資金提供国の合意に基づいて基金からの資金を配分することが可能になる。 ERFが支持を得られるかどうかは、EUの多くの決定が同意を必要とするため、依然として不透明である。
 Bloombersの情報筋は、EU大使が8日に会合を開き、この計画の詳細について話し合うと報じた。
2024.10.07
 18:10
RBC Ukraine Kinzhal missiles shot down by air defense over Kyiv: Media points out important detail <2411-100710>
 Defense Expressが、ロシアはこの日、Kinzhal 3発でウクライナを攻撃したが、そのうちの何発かはキーウ上空で防空部隊によって撃墜されたと報じた。
 同通信社が指摘しているように、Kinzhalが2発がキーウ上空で撃墜されたという事実は、巡航段階でも迎撃できることを示している。 ミサイルの1発がフメリニツキー地域のStarokostiantyniv飛行場地域に命中したことも知られている。 これがロシア軍の主な攻撃目標であった可能性が高い。
 Defense Expressの計算によると、ロシア軍は実際にキーウ上空を飛行するようにKinzhalを発射し、これがキーウの住民がミサイルの音を聞くことができ、時には防空システムの操作さえも聞くことができる。
 ロシアがタンボフ地域からスタロコスティアンティニフに向けてKinzhalを発射した場合、キーウとその周辺をまっすぐに通過する軌道になる。 これは、ミサイル防衛能力を持つ首都を防衛する防空システムがKinzhalを迎撃できることを意味する。 特に空軍のPatriotは迎撃することができる。
 今までPatriotは目標への最終接近中のKinzhalを撃墜していたが、今回はミサイルが飛行の巡航段階で迎撃されたという点が独特で、これらのケースの違いは非常に重要で、Kinzhalは目標に向かって落下すると際には速度は極超音速ではなくなるが、巡航段階ではMach 5を超える。
2024.10.07
 16:41
RBC Ukraine

(Yahoo)

Slovakia supports Ukraine's EU membership but not NATO: Key points from PMs' talks <2411-100709>
 ウクライナのシュミハル首相スロバキアのフィコ首相と第2回政府間協議で会談した。 会談では、インフラプロジェクト、エネルギー安全保障、ウクライナ和平計画、ウクライナのEU統合に焦点が当てられた。
 このスロバキアとウクライナの政府間会議は、スロバキアのミハロフツェで行われた前回の4月会議からほぼ半年後のことで、今回スロバキアの当局者は、ウジホロドから20KMに位置するヴェルホヴィナリゾートホテル複合施設を訪れて行われた。 会談の前夜にシュミハル首相は、当事者はロードマップ、つまり最初の会議で署名された共同活動の計画を議論することに焦点を当てると述べた。
 それは、インフラプロジェクト、経済、エネルギー安全保障における協力に関するもので、一部のステップは完了していますが、他のステップは最終段階にある。
 「ウクライナの輸入電力の大部分はスロバキアから来ており、スロバキアは決して支援を拒否したことがない」とシュミハル首相は述べた。
 話題には、戦争を終わらせるためのゼレンスキー大統領の和平計画、ウクライナ領土の地雷除去、人道支援、ウクライナの復興などが含まれていた。 「我々は防衛調達で引き続き緊密に協力する」とウクライナ首相は述べた。
 彼は、ウクライナのEU加盟問題を提起し、スロバキアはその経験を共有し、ウクライナのEU統合に専門家の支援を提供する準備ができていると述べている。
2024.10.07
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ロシアの最新鋭ステルス無人機オホートニクが墜落 「機密の塊」を鹵獲される痛恨の失態 <2411-100707>
 ウクライナ東部にいるウクライナ軍部隊は5日、ドネツク州の要塞都市チャシウヤール方面で、ロシア空軍のステルスUAV S70 Okhotnikが空から降ってきた。
 翼端長20mジェットエンジンを搭載するUAVであるOkhotnikは、ロシア軍にまだほんの一部にしか装備されてない希少な装備で、残骸ではあるものの、そのうちの1機がウクライナとその支援国側の手に渡った。
 ロシア空軍の非公式Telegram ChannelであるFighterbomberは、鹵獲されたOkhotnikは「ネジ1本まで分解され、凝った内部構造を徹底的に調べられるだろう」と嘆いている。
 Okhotnikがどうして墜落することになったのかは、はっきりしない部分があるが、地上から撮影された動画には、矢じりのような形をしたOkhotnik に軍用機がミサイルを発射したらしい様子が映っている。Okhotnikはその後、煙を上げながら地上に落下していった。
 Okhotnikを撃ち落としたのはウクライナ空軍機だった可能性が高そうだが、ロシア空軍機だった可能性もあり得なくはない。 Okhotnikが故障したのであれば、ロシア側はオホートニクがほぼ無傷でウクライナ側の支配地域に不時着するのを防ぐために、みずから撃墜することを選んでもおかしくない。
2024.10.07
 06:58
Kyiv Independent Oil depot on fire in Crimea's Feodosia following Ukrainian attack <2411-100706>
 ロシアのメディアとウクライナ軍によると、10月7日未明にウクライナの攻撃を受けたロシア占領下クリミアのフェオドシヤの石油貯蔵所で火災が発生した。 地元当局は事件を確認したが、火災と説明した。
Feodosia の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍参謀本部は、ウクライナのミサイル部隊が、クリミアで最大の石油貯蔵所を攻撃し、大規模な火災を引き起こしたことを確認した。
 住民は、火災が発生する直前の現地時間04:30頃、いくつかの強力な爆発音を聞いたと報告し、Crimean Wind Telegram Channelも、ベルベックとサキの飛行場が一晩で攻撃されたと報じた。
 ロシアが設置したクリミアの代理長官の顧問であるクリュチコフ氏はTelegramで「フェオドシアの石油貯蔵所で火事が起きた。 救急隊が現場にいるが、死傷者は報告されていない」と述べた。
 Telegram ChannelのAstraは後に、火災に見舞われた施設は2024年3月にUAVに攻撃されたマリンオイルターミナルであることを明らかにした。 その際、UAV 4機がデポを攻撃し、主要な燃料パイプラインが損傷して火災が発生し、鎮火に1時間以上かかった。
 フェオドシヤの基地は、石油製品を取り扱うためのクリミア半島で最大の基地であり、この種の基地はセヴァストポリに1ヵ所だけあである。
2024.10.07
 05:15
共同通信

(Yahoo)

ロシア滑空爆弾、週に800発超 無人機400機も攻撃 <2411-100704>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が6日、この1週間ロシアが誘導滑空爆弾800発以上とUAV約400機でウクライナを攻撃したと明らかにした。
 ミサイル約20発も使ったとし、ロシアの攻撃を止めるには「友好国の団結が必要だ」と訴えた。
2024.10.07
 00:45

(10:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October6 2024 <2411-100701>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月6日の戦況 =
 ロシア軍は、2023年10月にアウディーイフカへの攻勢作戦を開始して以来、また2024年夏にドネツク州西部でロシア軍の攻勢作戦が激化した際に、ポクロフスク・ライオンで少なくとも5個師団分の装甲車と戦車を失ったと報じられている。
 ロシアの防衛工業生産能力の限界と、ソ連時代の車両備蓄の限界、ロシア軍が機械化された機動を通じて作戦上重要な領土の前進を達成できていないことを考慮すると、ロシア軍司令部は今後数ヶ月から数年で現在の車両損失の規模と前進速度の低下を受け入れる意思がない、または受け入れることができないかもしれない。
 ウクライナ当局は、ウクライナ軍に対して行われたロシアの戦争犯罪を引き続き文書化し、起訴している。
 ロシア当局は、これまで露大統領府とロシア国防省を批判してきたロシアのTelegram Channel Thirteenthの管理者を10月5日に逮捕したと報じられている。
 ロシア軍は最近、ポクロフスクの南東に前進した。
2024.10.06
 23:17
RBC Ukraine Fico vows to block Ukraine's accession to NATO while he remains in office <2411-100608>
 スロバキアのフィコ首相が、ウクライナのNATO加盟に反対の声を上げた。 彼はNATO加盟はすべての加盟国によって承認されなければならないことから、フィコ首相は「私がスロバキア共和国の首相である限り、私が党首として政治的に支配している議員たちを率いて、ウクライナのNATO加盟に決して同意しないように導くつもりだ」と述べた。
 さらに、フィコ首相は、ウクライナのNATO加盟が第三次世界大戦の原因になり得るという論を再び繰り返した。
2024.10.06
 17:08
Kyiv Independent Ukraine shows destruction of Russian Osa anti-aircraft system with FPV drone <2411-100606>
 ウクライナの軍事情報部 (HUR) のKryla部隊が、10月6日にロシアの防空システムOsaを
FPV UAVで破壊したと発表した。
 1960年代にソ連で開発された9K33 Osa (NATOコード:SA-8 Gecko) は、ロシア、ウクライナ、その他12ヵ国で現在も使用されている高機動SHORADである。
2024.10.06
 13:12
Kyiv Independent NATO considering 'concrete steps' on Ukraine's accession at Ramstein summit, WP reports <2411-100603>
 WashingtonPost (WP) が10月6日、ラムシュタインでのNATO首脳会議ウクライナの加盟に関する「具体的な措置」を検討すると報じている。 また、NATO加盟に関して「より具体的な措置」を提供される可能性があると匿名の外交官の話を引用して報じた。
 ウクライナは、11月初旬の米国大統領選挙前のこの形式での最後の会合となる10月12日の会議で、追加の支援の誓約を確保したいと考えている。
 WPが引用した外交官によると、NATO加盟国は加盟に関してより決定的な提案を検討しているが、それはウクライナが求めているものには及ばない可能性が高いという。
 ワシントンでのNATO首脳会議で、加盟の道筋は「不可逆的」であると誓約したにもかかわらず、ウクライナはまだ決定的な招待を受け取っていない。 ウクライナは、同盟への加盟がゼレンスキー大統領が9月に米国指導部に提案した勝利計画の重要な部分であることを明らかにした。
2024.10.06
 05:20
共同通信

(Yahoo)

ロシアが進軍計画と英国防省 ウクライナ東部制圧地から <2411-100602>
 英国防省が5日、ウクライナ東部ドネツク州の激戦地ウグレダルを制圧したロシア軍が、今後数週間のうちにウグレダルからさらに前進を図るとの見通しを発表した。 主要道路を西に進んだ町を目指す可能性を指摘している。
 英国防省は、ロシア軍が9月末までにはウグレダルをほぼ包囲してウクライナ軍を撤退に追い込み、10月1日に制圧したと分析した。 ロシア国防省は3日に制圧を発表した。
 ロシアはドネツク州全域制圧を目標としており、今後の焦点はウグレダル北方の要衝ポクロウシクを巡る攻防となる。
2024.10.06
 01:10

(11:10 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October5 2024 <2411-100601>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月5日の戦況 =
 ウクライナ当局は、ロシアの戦争犯罪に関する統計を取り続け、ロシア軍と当局が犯した違反の程度を明らかにしている。
 ウクライナ軍が最近、占領下にあるドネツク市近郊でミサイル攻撃を行い、北朝鮮軍関係者数人が死亡したと報じられている。
 ロシア軍は最近、クルスク州、トレツク近郊、ポクロフスク近郊、ドネツク市南西のウクライナ軍の主要突出部内で前進した。
2024.10.05
 13:50
RBC Ukraine Ukrainian military hits three Russian command posts with Storm Shadow missiles - General Staff <2411-100509>
 ウクライナ軍参謀本部によると、ウクライナ軍はロシアの3ヵ所の指揮所にStorm ShadowとGMLRSを命中させた。
 声明では「ロシア軍の第35独立自動車化狙撃旅団および第27独立自動車化狙撃旅団と、第2親衛諸兵科連合軍の指揮所の一つに対する攻撃が成功し、打撃結果は明らかになっている」と述べた。
 参謀本部によると、ウクライナ空軍の部隊とウクライナ軍ロケット部隊と砲兵隊が、国防軍の他の構成要素と協力して攻撃に参加した。
2024.10.05
 13:30
CNN

(Yahoo)

米、イスラエルからイラン核施設を標的にしないとの保証得られず 国務省高官が明かす <2411-100508>
 米国務省の高官がCNNに4日、バイデン米政権はこれまでのところ、イランの核施設を攻撃目標にはしないとする保証をイスラエル側から得られていないことを明らかにした。
 今週受けたBM攻撃への報復として、イスラエルがイランの核施設を狙う選択肢は依然として残る状況だという。
2024.10.05
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ロシアによるウクライナへの長距離ドローン攻撃が激増 中国製も使い始めた可能性 <2411-100506>
 ロシアによるUAVを用いたウクライナに対する戦略爆撃が、これまでなかったほど激しくなっている。 Shahed型長距離UAVによる攻撃は2024年を通じて徐々に増えてきていたが、9月に激増し1,300機あまりの飛来が報告された。 これは過去のどの月と比べても格段に多く、データを丹念にまとめているアナリストのShahed Trackerによれば、飛来がその月に毎日記録されたのも初めてのことだった。
 ロシアが送り込んでいるUAVのほとんどは撃墜されているものの、なかにはウクライナ側の防空網をすり抜けて大きな損害をもたらすものもある。 ロシアによる長距離UAV攻撃数が引き続き高い水準で推移すれば、この戦争が始まって以来、ウクライナにとって最も厳しい冬になるおそれがある。
 ウクライナ側はこれらのUAVをShahedと一括りにしているが、イランで設計された本家Shahedのほかに、少なくとも3種類のUAVが使われていることを示す兆候があり、一部は中国から直接供給されている可能性がある。
2024.10.05
 08:06
讀賣新聞

(Yahoo)

NATO 軍事委員長、ウクライナが求める長射程兵器使用を支持「理にかなった方法だ」 <2411-100505>
 NATO制服組トップである軍事委員長のバウアー蘭海軍大将が3日、ブリュッセルのNATO本部で読売新聞の単独取材に応じ、ウクライナが強く求めている米欧から供与された長射程兵器の使用制限の撤廃について、支持する考えを示した。 また中露などの権威主義国家による連携への強い危機感も明らかにした。
 ウクライナは露領内のミサイル発射拠点などを破壊するため、長射程兵器を使う必要性を訴えている。 米欧は、露領土への越境攻撃は紛争がエスカレートするリスクがあるとして認めていない。米欧とウクライナで協議している。
 バウアー大将は使用制限の撤廃について、「軍事的には理にかなった方法だ」との認識を示し、「撤廃は政治問題で、決めるのは政治家だ」と述べた上で、「侵略してきた国家への攻撃は国際法、武力紛争法で認められている」と指摘した。
 米欧高官からは、長射程兵器による越境攻撃で戦況は好転しないとの見方も出ているが、バウアー大将はこれに対し、「10km先を攻撃できれば、露軍は25~30km下がる。 90km先を攻撃できれば、120kmまで押し戻せ、敵の兵站能力は低下し、長期的にロシアを弱体化させられる」との見解を示した。
 8月にウクライナ軍が開始した露西部クルスク州への越境攻撃について、「戦略、作戦、技術的に成功を収めた」と指摘し、プーチン露大統領の威信を低下させたと評価したが、ウクライナ東部の露軍を分散させるという狙いについては、期待通りには実現していないと述べた。
2024.10.05
 00:00

(10:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October4 2024 <2411-100501>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月4日の戦況 =
 ウクライナ軍は、10月3日~4日の夜に、ヴォロネジ州アンナの燃料貯蔵施設を攻撃した。
 ロシア軍はクレミンナ、トレツク、ポクロフスク、ドネツク市近くのヴォフチャンスクで前進した。
2024.10.04
 19:15
RBC Ukraine Naval infantry catastrophe: BBC reveals Russia's losses in Vuhledar <2411-100420>
 ロシア海軍精鋭の歩兵部隊は、ヴフレダル近郊での戦闘で、チェチェンでの10年間の戦争の4倍もの人員を失った。 BBCによると、そこでは200人以上の海兵隊員が殺害された。
 ヴフレダルは戦略的に重要な場所と考えられており、2022年の秋から2023年の冬にかけて、都市で最も激しく血なまぐさい戦いが繰り広げられた。 これらの攻撃では、海軍の精鋭歩兵部隊である第155旅団第40旅団が配置され、歩兵戦闘車と戦車、動員された兵士と志願兵で構成される自動車化狙撃部隊の支援を受けた。
 公開データに基づき、BBCはロシア軍第155海軍歩兵旅団の少なくとも211名の海兵隊員がヴフレダルへの攻撃で死亡し、さらに42名が行方不明になったと報告したことを確認した。
 この数字は、チェチェンでの10年間の戦争でこの部隊が失った損失のほぼ4倍で、死亡者の中には大隊長のルブサノフを含む19人の将校がいる。
 第155旅団と並んで、カムチャツキーの第40海軍歩兵旅団の海兵隊員がこれらの戦闘に参加した。 同機関は、この部隊の将兵72名の死亡を確認した。
2024.10.04
 18:25
Newsweek

(Yahoo)

ウクライナ軍、黒海での「海戦」を撮影…海上の「戦略拠点」からロシア軍を撃退した、猛攻撃の様子を公開 <2411-100419>
 ウクライナ軍とロシア軍が、黒海のガス掘削施設付近で戦闘を繰り広げた場面だとされる映像が公開された。 動画には、炎を上げる標的に向けて兵士たちが無数の銃弾を撃ち込むシーンのほか、爆発音も収められている。
 黒海にあるガス掘削施設群Boiko Towersは重要な戦略的資産となっているが、現在はウクライナがロシアから支配権を奪還したとされている。
 この施設をめぐっては、ロシアの本格的なウクライナ侵攻が始まって以降、両国による激しい争いが繰り返されている。
2024.10.04
 17:18
Kyiv Independent Ukraine may be forced to retreat from Pokrovsk by end of 2024, Estonian intelligence suggests <2411-100418>
 エストニア軍事情報センターの副司令官であるケッセルマンが、ERRが10月4日に報じたコメントで、ウクライナ軍はドネツク州のポクロフスク市から撤退を余儀なくされる可能性があると述べた。
 ポクロフスク近郊の東部戦線は、数ヵ月にわたって激しい戦闘の舞台となり、ドネツク州におけるロシアの攻勢の中心地となっている。 この都市はウクライナ軍にとって重要な兵站拠点である。
 地元当局によると、ロシア軍は10月4日時点で町の郊外から7km以内にまで迫っていた。
 エストニア軍情報部によると、過去1週間にロシア軍の前線への攻撃の平均回数は1日あたり167回で、その50%が前線のドネツク方向に指向している。
 「攻撃の中心地であるポクロフスク市街方向では、ロシア軍は先週1~2km前進しており、ポクロフスク郊外までの距離は知る限り5km~7kmとケッセルマンは述べた。 この激しさが続けば、2024年末までにウクライナ軍はポクロフスクから撤退を余儀なくされ、「もう少し深く」陣地を取る可能性が高いとケッセルマン氏は付け加えた。
2024.10.04
 16:34
Kyiv Post Missile Strike Near Donetsk Eliminates 6 North Korean Officers – Intel <2411-100417>
 Kyiv Postの情報筋によると、10月3日のドネツク近郊のロシア占領地域へのミサイル攻撃の結果、20人以上の兵士が死亡したが、その中にはロシアのカウンターパートと協議するために来た北朝鮮の将校6名が含まれ、さらに3名の北朝鮮将兵が負傷した。 ロシアのSNS報道によれば、ミサイル攻撃に先立ち、ロシアは北朝鮮の代表に対して、攻撃行動と防衛のための要員の訓練を実演していた。
 ウクライナ情報総局 (HUR) は2023年に、工兵部隊を含む北朝鮮からウクライナの一時占領地域に限定的な軍人が到着したと報告し、ロシアと北朝鮮の積極的な協力関係を示している。
2024.10.04
 11:03
讀賣新聞

(Yahoo)

NATO のルッテ新事務総長がキーウ訪問、ゼレンスキー大統領と会談…支援強化の考え強調 <2411-100412>
 ルッテNATO事務総長が3日、ウクライナの首都キーウを訪問しゼレンスキー大統領と会談した。 ルッテ事務総長は会談後の共同記者会見で、装備や訓練などの対ウクライナ軍事支援を強化する考えを強調した。
 ルッテ氏がNATO事務総長としてキーウを訪問するのは1日の就任後初めてで、共同記者会見で「支援を進めることは私の優先課題だ」と述べた。
 一方、Reuters通信などによると、ゼレンスキー大統領は米欧から供与された長射程兵器による露国内への攻撃を容認するよう改めて求めた。 ゼレンスキー大統領は容認されなければ「ロシアを止めることはできない」と訴えた。 ロシアのミサイルやUAVをウクライナの支援国が迎撃することにも期待した。
 ウクライナ軍が2日に発表した東部ドネツク州の激戦地ウフレダルからの全部隊撤退について、ゼレンスキー大統領は「人命を守ることは、建物を守るより重要だ」と述べ、防衛に当たった兵士の損耗を避けるためにやむを得ない判断だったとの認識を示した。
2024.10.04
 10:06
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ軍総司令官、ドネツク州で防衛強化指示 要衝陥落受け <2411-100408>
 ウクライナ軍総司令官のシルスキー大将が3日、東部ドネツク州の部隊に防衛態勢を強化するよう指示したと明らかにした。 ウクライナ軍は前日に同州の要衝ウグレダルから撤退したと発表していた。
 ゼレンスキー大統領はウグレダルの陥落を認め、軍を撤退させて人命を守ることが重要だと述べた。
 シルスキー大将はSNSで最も激しい前線地帯の一つで第25シチェスラフ空挺旅団に加わり、「われわれの防衛の安定性と効果を強化するために多くの決定を下した」と投稿した。
 詳しい場所には触れなかったが、同旅団は激戦地であるドネツク州ポクロフスクに配置されている。
2024.10.04
 03:00

(13:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October3 2024 <2411-100402>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月3日の戦況 =
 2023年秋に始まったウクライナ東部でのロシアの攻勢は、前線の特定正面でロシアの戦術的な優位を徐々にもたらし続けているが、作戦上の重要な戦果はロシア軍から逃れ続ける可能性が高い。
 ウクライナ軍は前線で効果的な縦深防御を行い、ロシア軍に大きな損失を与えながら、ゆっくりと後退しながらも、ロシア軍が戦場でより迅速に前進するのを防いでいる。
 ウクライナ軍は深刻な作戦上の課題と制約に直面しており、それがロシア軍に戦術的に重要な利益を追求する機会を与えている。
 しかし、ロシア軍は、攻撃強化を無期限に続けるための人的資源や物資を持っておらず、ウクライナ東部における現在のロシアの攻撃は、ウクライナ当局とISWが以前に評価したように、数週間とは言わないまでも、今後数ヶ月で最高潮に達する可能性が高い。
 ロシア軍は最近、戦術的に目覚ましい成果を上げているが、作戦上重要な目標を奪取する能力は示していない。
 ロシア軍司令部は、ロシアが進めている2024年夏の攻勢を数ヵ月前から準備し、数ヵ月前からの消耗戦で大幅に低下したと思われる予備戦力と資源を蓄積していた。
 ロシア軍は、予定していた作戦予備のかなりの部分をドネツク州とハリコフ州北部での攻撃作戦に投入したと報じられており、ロシア軍司令部はウクライナでの攻勢作戦全体に対する戦域全体の戦略予備を準備するよりも、前線の優先分野での攻撃作戦を支援するための作戦予備の形成を優先した可能性があることを示している。
 ロシア軍司令部は、ウクライナにおけるロシアの戦域規模の作戦の長期計画よりも、前線の優先分野での攻撃作戦を引き続き優先しているが、ウクライナのクルスク州への侵攻は、ロシアの作戦予備軍の準備を著しく複雑にしているようである。
 10月2日~3日の夜に、シリアのラタキア州にあるロシアのフメイミム空軍基地近くの弾薬庫を目標に攻撃したと報じられている。
 ロシア軍はドネツク州のシヴェルスクの南とポクロフスクの東と南東に進出した。
2024.10.03
 21:35
RBC Ukraine Satellite images reveal aftermath of strike on Borisoglebsk airfield, where Russia stored guided bombs <2411-100323>
 10月3日未明にウクライナ保安庁のUAVヴォロネジ地域の飛行場を攻撃した。 Radio Svobodaによると、攻撃後の軍事施設の衛星画像がオンラインに現れた。 衛星画像は、ロシアが誘導爆弾を保管していたボリソグレブスク飛行場への攻撃の被害状況を明らかにしている。
Borisoglebsk の位置 (Google Map)】
 衛星画像は、誘導路の近くの何ヶ所かで新しい火災の跡を示しているが、建物は損傷していないように見える。
 RBC-Ukraineの情報筋によると、この施設は誘導爆弾の保管に使用され、Su-35やSu-34を収容し、航空燃料の貯蔵も行っていた。
2024.10.03
 17:28
Kyiv Independent Russian losses in Ukraine mount in September, 2nd-deadliest month since start of full-scale invasion <2411-100319>
 ウクライナが発表した数字によると、ウクライナで戦うロシア軍の月間死傷者数が、9月には数全面侵攻が始まって以来2番目に多かった。
 ウクライナ軍参謀本部の日次報告を合計すると、9月のロシア兵が死傷者は38,130名と報告された。 この数字は戦死者や戦傷者を特定していないが、死者、負傷者、行方不明者、捕虜が含まれているという。
 この数字を上回ったのは、ウクライナがロシア軍の死傷者を38,940名と報告した2024年5月の数字だけであった。
 専門家グドムンドソン氏によるウクライナの数字の分析によると、全面侵攻開始以来、ロシア軍にとって最も血なまぐさい日の上位10日のうち4日は全て9月で、22日に1,500名、28日に1,470名、21日に1,440名、24日に1,400名であった。
 報告ではこれらの死傷がどこで発生したかを示していないが、ウクライナは全面侵攻が開始された初期から、ロシア兵の死傷者数を毎日発表している。
2024.10.03
 12:11
AP News

(Yahoo)

ウクライナ機械化旅団が撤退 東部ブフレダル攻防戦の末 <2411-100315>
 ウクライナ軍当局が10月2日、ウクライナ軍は2年を超える激戦の末確保していた、東部ドネツク州の丘の上に位置する戦術的要衝である、最前線の町ブフレダルから撤退することを明らかにした。
 ブフレダルからの撤退が、対ロシア戦争の流れが変わるとは思えないが、この敗北はウクライナの立場が悪化していることを明確にしている。 ブフレダルは、ウクライナ軍が死力を尽くして戦った末にロシア軍の手に落ちた。
 軍事関係者や専門家によれば、ブフレダルからの撤退は、西側諸国が断固とした超えてはならない一線を設定したことが一因だという。
 ドネツク州を含む東部戦線を指揮下に置くウクライナ軍第72独立機械化旅団は、Telegramに投稿した声明の中で「兵力と装備を守るため」にブフレダルから部隊を撤退させると述べている。
2024.10.03
 03:21
TBS News

(Yahoo)

ウクライナ軍 東部の激戦地から部隊撤退 防衛拠点失う <2411-100303>
 ウクライナ軍は東部ドネツク州の激戦地ウフレダルから部隊を撤退させると表明した。 ウクライナ軍は2日、ドネツク州ウフレダルがロシア軍に包囲されるおそれがあるとして、人員と軍事装備を守り、さらなる作戦のために態勢を整えるとし、部隊を撤退させることを明らかにした。
 ウフレダルは高台に位置し、ウクライナ側の防衛拠点となっていて、長期間にわたって激しい戦闘が続いていた。
 ロシア軍は今後、ドネツク州の要衝ポクロウシクなどへの攻勢を強める構えとみられるが、ISWはウフレダルが制圧されても戦況が大きく変わる可能性は低いとの見方を示している。
2024.10.03
 03:15

(13:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October2 2024 <2411-100302>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月2日の戦況 =
 ウクライナは、重要な装備の国産を拡大し、ロシアに対するUAVの優位性を維持するための努力を続けている。
 ロシアのボグダノフ外務次官が、10月1日の駐露レバノン大使との会談で、南レバノンにおけるイスラエル国防軍の地上作戦を非難した。
 ラトビア軍は、最近ロシア国内で起きたロシアのUAV墜落事故を受けて、ロシア国境付近の防空を強化した。
 ロシア軍とウクライナ軍はクルスク州で攻撃を続けた。
 ロシア軍はスヴァトヴェ、シヴェルスク、ヴフレダル付近、ポクロフスクの東と南東にわずかに前進した。
 ロシアの防衛企業は、ウクライナ戦争による兵器生産の増加に伴い、深刻な人員不足のため、数万人の新たな労働者を募集している。
2024.10.02
 18:44
Focus 台湾

(Yahoo)

バイデン氏、大統領権限で台湾への軍事支援発表 約820億円 防衛装備品など <2411-100225>
 バイデン米大統領は9月30日、議会の承認なしに物資を提供できる大統領在庫引き出し権限 (
PDA) で台湾に対して最大$567Mの軍事支援を行うと発表した。 PDAによる台湾への軍事支援は2023年7月に続き2回目で、前回は$345M規模だった。
 PDAによる台湾への軍事支援としては過去最高額で、支援内容には防衛装備品や軍事訓練、サービスが含まれる。
 Defense Newsは米当局関係者からの情報として、米国防総省は3回目の支援についても検討しており、バイデン大統領は2025年1月の任期満了までに実施を計画していると報じた。
2024.10.02
 16:10
RBC Ukraine Ukrainian Armed Forces deny Russia's using ODAB-9000 bomb in Vovchansk <2411-100224>
 ウクライナ国防軍は、ロシア軍がヴォフチャンスクでODAB-9000爆弾を使用したことを否定している。 ハリコフの作戦・戦術部隊グループによれば、このような偽の報告は情報戦の一部である可能性がある。
 「ロシア軍がヴォフチャンスクでODAB-9000爆弾を使用したとする情報は真実ではない」と声明は述べている。
 ハリコフの作戦・戦術部隊の報道官であるサランツェフ大佐によると、この爆弾には適切な母機が必要であり、理論的には例えばTu-160が必要であるというが、ウクライナ軍は、これらの航空機の動きを一切記録していない。
2024.10.02
 15:40
RBC Ukraine Russia claims ODAB-9000 bomb strike on Vovchansk, media says it's unlikely <2411-100223>
 ODAB-9000爆弾によるヴォフチャンスクへの攻撃とされるビデオがオンラインで出回っているが、Defense Expressによるとこれは敵の嘘である可能性がある。
 ビデオは、これがロシアが利用できる最も強力なサーモバリック弾薬であるODAB-9000のロシアの最初の使用であると主張しているが、この爆弾は試作品であり、2007年の試験中に一度だけ使用されたため、最初の使用ではありそうにない。
 試験映像は、宣伝用で、ロシアはODAB-9000が米国のGBU-43/B
MOAB よりも強力であると主張した。
2024.10.02
 14:19
Kyiv Independent Ukraine aims to increase ballistic missiles, long-range arms production in 2025, Umerov says <2411-100218>
 ウクライナのウメロフ国防相は10月1日、2025年UAV、長距離ミサイル、BMの国内生産を増やす計画であると、ウクライナの第2回国際防衛産業フォーラムで述べた。
 ウクライナは、2022年2月のロシアの全面侵攻後、ミサイルを積極的に開発し始め、7月下旬にゼレンスキー大統領は、この計画には「良いダイナミクス」があると述べ、8月に大統領は、ウクライナが初の国産BMの試験を成功裏に行ったと発表した。
 ウメロフ国防相によると、ウクライナの産業の発展にはすでに$4Bが投資されているとし、「2025年は資金を増やす計画で、我々の優先事項は、BMを含む国産のUAVと長距離兵器を開発する」と付け加えた。
 Interfax Ukraineは、フォーラムで演説したウメロフ国防相が、ウクライナも2024年後半または2025年にウクライナの主要なミサイル計画についての詳細を明らかにしたいと述べたと報じた。
 さらに、国防省は、防衛産業を発展させるための合弁事業を設立するために、外国の提携先を引き付けることを目指している。
2024.10.02
 10:15

(20:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, October1 2024 <2411-100215>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年10月1日の戦況 =
 ロシア軍は、ウクライナ軍が集落から撤退したと報じられた後、10月1日にヴフレダルを占領した可能性が高いが、ロシア軍が近い将来、ヴフレダルを超えて急速に前進するかどうかは不明である。
 一部のロシア情報筋は、ロシア軍がヴフレダルを占領した直後に急速に前進し、作戦上重要な突破口を達成できるのか疑問視している。
 ウクライナ当局は、ウクライナがロシアの戦場砲兵隊の弾薬の優位性を減少させていることを強調し続けているが、これはおそらく最近のウクライナによるロシアの弾薬庫への攻撃が一因である可能性が高い。
 国連人権高等弁務官事務所 (UN OHCHR) は、2024年6月~8月に、ウクライナの民間人死傷者、ロシアによるウクライナ人捕虜 (POW) の組織的な虐待、ロシア人捕虜に対するウクライナの限定的な虐待について詳述した報告書を発表した。 国連人権高等弁務官事務所 (OHCHR) の報告書は、捕虜の虐待に対するロシアとウクライナの公式な反応と、ロシアのウクライナ人捕虜に対する組織的な虐待に関する評価を無視して報告書を誤って伝えることとの違いを強調した。
 ロシア軍はヴォフチャンスク、クレミンナ、トレツク、ポクロフスク、ヴフレダル付近に前進した。
2024.10.02
 05:54
UkrainskaPravda Vuhledar seizure unlikely to significantly alter Russia's operations in Donetsk Oblast – ISW <2411-100209>
 ISWの専門家は、ヴフレダルの占領がドネツク州西部の攻撃作戦の方向性を大きく変える可能性は低いと述べている。
 ロシア軍は、ウクライナ軍が集落から撤退したと報じられた後、10月1日にヴフレダルを占領した可能性が高いが、ロシア軍が近い将来、ヴフレダルを超えて急速に前進するかどうかは不明である。
 ウクライナは、一部のウクライナ部隊が包囲を避けるためにヴフレダルから計画的に撤退したと述べた。 ロシアのブロガーは、ウクライナ軍が9月30日の終わりに撤退を開始したと報じた。
 9月30日と10月1日の映像には、ロシア軍がヴフレダルの一部で旗を立て、自由に移動している様子が映っており、10月1日にロシアの軍事ブロガーは、ロシア軍が集落を確保したと主張した。
 ロシアによるヴフレダルの占領は、この地域に対する2年半の攻撃が失敗に終わり、犠牲を払ったことを受けたものである。
2024.10.02
 05:39
共同通信

(Yahoo)

ロシア、東部激戦地掌握間近か 行政庁舎に国旗掲揚 <2411-100208>
 ロシア軍は1日、ウクライナ東部ドネツク州の激戦地ウグレダルの掌握へ攻勢を強め、ウグレダル中心部にある行政庁舎にロシア国旗を掲げる兵士の動画がインターネットで拡散し、ドネツク州知事はウクライナメディアに「敵は街の中心部まで来ている」と語った。
Vuhledar の位置 (Google Map)】
 ロシアが占領する州都ドネツクの南西に位置するウグレダルは、掌握すればロシアはドネツク北西の要衝ポクロウシクなどに兵力を投入でき、州全域制圧への弾みになるためウクライナには打撃である。
2024.10.02
 01:05
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ東部要衝ウグレダル中心部にロシア軍、維持困難か <2411-100203>
 ロシアが攻勢を強めるウクライナ東部ドネツク州でフィラシキン州の知事が1日、要衝ウグレダルの中心部にロシア軍が到達したことを明らかにした。 フィラシキン知事は国内TVに対し「ロシア軍はすでに町の中心部にほぼ到達している」と述べ、状況は極めて困難との見方を示した。
 SNSに投稿された映像には、ロシア兵が爆撃で破壊された建物の上で旗を振っている様子などが映っている。 Reutersはこの映像がウグレダルの道路のパターンと一致すると確認した。
 ウクライナの軍事専門家コバレンコ氏によると、ロシア軍は最大3,000名を投入3方面からウグレダルを攻撃した。 Reutersに対しウグレダルの維持は困難とし、ウクライナ軍はウグレダルからの撤退を迅速に決定するべきだと述べた。
 ウグレダルは高台にあり、東部と南部の2つの主要戦線がつながる地点に近い。 ロシア軍がウグレダルを完全に制圧すれば兵站の改善などに鉄道網を積極的に活用できるようになる。
 フィラシキン知事によると、ウクライナが管理する地域に現在も約35万人の住民が残っている。
2024.10.01
 13:01
RBC Ukraine

(Yahoo)

Biden may push for Ukraine's accession to NATO before leaving office <2411-100122>
 Financial Times紙が、バイデン大統領ウクライナのNATO加盟に関する立場を変える可能性があると報じている。
 報告書で指摘されているように、バイデン氏は退任前の最後のヨーロッパ訪問中に、10月12日にドイツで開催されるラムシュタイン方式で開かれるウクライナ同盟国の会議の議長を務める。
 ワシントンでのゼレンスキー大統領との議論について知らされた西側当局者は、バイデン大統領が1月に出発する前にウクライナのNATO加盟申請の段階を昇格させることに同意する可能性があることを示す予備的な兆候があると述べた。
  9月末、ゼレンスキー大統領は、ウクライナの勝利計画を発表するために米国を訪れていた。
 ニキフォロフ大統領報道官によると、バイデン大統領はゼレンスキー大統領との会談で、10月12日にラムシュタイン会議に戻っていくつかの決定と答えを出すと語ったという。
 ラムシュタイン方式のウクライナ防衛コンタクトグループの次回会議は、10月12日にドイツでバイデン米大統領が議長を務めて50ヵ国の指導者レベルで開催される。
 ウクライナは、2023年のビリニュス・サミットでも、2024年のワシントン・サミットでも、NATOへの招待を受け取っていない。
 米国はNATOで極めて重要な役割を果たしており、米国の立場がウクライナのNATOへの加盟を決定することになる。
2024.10.01
 09:30
Forbes

(Yahoo)

クルスク州で反撃のロシア軍車両、自軍が設けた対戦車トラップにはまり自滅 <2411-100116>
 ロシア西部クルスク州のウクライナ軍支配地域に対して9月29日かその少し前に、ロシア軍部隊が大規模な反撃を仕掛けた。 部隊はロシア軍の義勇兵組織ピトナーシュカ国際旅団の所属だったのかもしれない。
 ウクライナ軍突出部の南端に位置するプリョーホボ村に対するこの攻撃は失敗に終わり、しかも単に失敗しただけでなく、およそ考えられるなかで最も皮肉なかたちで失敗した。 ロシア軍の車列は、8月上旬にウクライナ軍の侵攻を受ける前にロシア側がみずから設けていた対戦車トラップである対戦車壕と対戦車障害物(通称「竜の歯」)に引っかかってしまった
 プリョーホボ村周辺には、ロシア側が構築していた防御用構造物が主に2つある。 ひとつは歩兵壕群で、もうひとつが付近の対戦車トラップで、突進してきたロシア軍部隊はこれらの対戦車トラップを越えるのに悪戦苦闘し、そこをウクライナ軍の守備隊である第129独立領土防衛旅団の自爆UAVで次々に攻撃された。
2024.10.01
 09:21
Reuters 通信

(Yahoo)

ゼレンスキー氏、前線状況「非常に厳しい」 迅速な行動必要と強調 <2411-100115>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が30日、ロシアとの戦争の最前線の状況は「非常に厳しい」とし、ウクライナ軍は秋にできる限りのことを行う必要があると述べた。 ゼレンスキー大統領が今後数ヵ月以内の迅速な軍事行動の必要性に言及したのは過去1週間足らずで2度目である。
 ビデオ演説で、2時間半以上にわたる最高司令官らとの会議に言及し、「各最前線部門、われわれの能力、将来の能力、具体的な任務についての報告は状況が非常に厳しいというものだ」と指摘し、「この秋にできること、達成できることは全て達成しなければならない」と語った。
 ウクライナの軍事ブロガーらはここ数日、ウクライナ軍が防衛を続けてきたドネツク州南部の町ウグレダルにロシア軍が前進していると述べている。
 人気ブログのDeep Stateはロシアの報道を引用し、ロシア軍がウグレダルを砲撃しており、「ロシアの歩兵が町や高層ビルの間を移動している。ロシア軍は西地区で旗を掲げた」と述べた。
2024.10.01
 06:30

(16:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, September30 2024 <2411-100106>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年9月30日の戦況 =
 ロシア政府は、2025年に国家安全保障と防衛にRUB17T ($183B) を費やす計画で、これは年間支出の約41%に相当する。
 プーチン大統領は、大統領補佐官で親密な個人的な盟友であるデュミン氏を、他の3人の高官とともにロシア安全保障理事会に昇格させた。
 ミシュスチン露首相が9月30日にテヘランに到着し、様々なイラン当局者と会談し、ロシアとイラン経済協力を強調した。
 ロシア軍はクルスク州のグルシュヴォスキー・ライオンに前進し、ウクライナ軍とロシア軍はクルスク州のウクライナ突出部に進出した。
 ロシア軍は最近、スヴァトヴェ、チャシフ・ヤール、トレツク、ポクロフスク、ドネツク市付近に前進した。
2024.09.30
 17:32
AFP=時事

(Yahoo)

プーチン氏、ウクライナで「全ての設定目標達成」誓う 4州併合から2年 <2410-093013>
 プーチン露大統領が30日、ウクライナ東・南部4州を併合した「再統一の日」の2年目を記念して公開されたビデオメッセージで、ウクライナ侵攻で設定したすべての目標を達成すると誓った。
 ロシアは2022年2月のウクライナ侵攻開始後、ウクライナのルガンスク、ドネツク、ザポリージャ、ヘルソンの4州を併合したが、これらの州の全域を完全に掌握しているわけではない
 プーチン大統領はビデオメッセージで「真実はわれわれの側にある。設定されたすべての目標は達成される」と明言し、ウクライナ侵攻について、ロシア語話者を「彼らの歴史的な祖国であるロシアから永遠に切り離そうとするネオナチ独裁政権」から守るためとし、軍隊派遣を正当化する理由を繰り返した。
2024.09.30
 12:24
Reuters 通信

(Yahoo)

トランプ氏はウクライナの味方、会談で支援約束=ゼレンスキー氏 <2410-093009>
 ウクライナのゼレンスキー大統領は28日に放送されたFOX Newsの取材で、米大統領選の共和党候補トランプ前大統領から対露戦争でウクライナを支援すると約束されたとの認識を示した。
 ゼレンスキー氏は27日、トランプ氏とニューヨークのトランプタワーで会談し、自らの対露戦争終結案「勝利計画」を提示した。 この会談を受け、ゼレンスキー大統領はFOX Newsに対し「選挙後に誰が米大統領になるのかは分からないが、私はトランプ氏から、彼はわれわれの味方であり、ウクライナを支援するという非常に直接的な情報を伝えられた」と述べた。
 国連総会に出席するため訪米中のゼレンスキー大統領は、26日には民主党のバイデン大統領、大統領選候補ハリス副大統領とも会談している。 ゼレンスキー大統領は、ロシアとの戦争が続く中、米国の一致団結した支援を求めており、米大統領選ではどちらの支持もしないと述べた。
2024.09.30
 09:56
産経新聞

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナ東部州の集落「再制圧」と主張 露クルスク州奪還作戦は停滞か <2410-093008>
 ロシア国防省が29日、ウクライナ東部ルガンスク州の集落マキエフカを制圧したと主張した。 マキエフカは2022年11月にウクライナ軍が奪還を発表していた。
 露国防省の主張が事実であれば、露軍が再び制圧したことになり、最激戦地の東部ドネツク州に加え、ルガンスク州でも露軍が攻勢を続けているとみられる。
Makiyvska の位置 Google Map)】
 プーチン露大統領が2022年2月に開始したウクライナ侵略戦争の戦略目標の一つとして、先に「国家」承認した東部ドンバス地域(ルガンスク、ドネツク両州)全域の掌握を掲げた。 露国防省は2022年7月にルガンスク州全域の制圧を発表したが、2022年秋にウクライナ軍が反撃を行い、マキエフカを含む一部地域を奪還していた。
 一方、ドイツBild紙は9月27日、ウクライナ軍の越境攻撃が続く露西部クルスク州で、露軍による同州奪還作戦が「失敗している」と分析した。  露軍はウクライナ軍に抗戦されて前進が停滞している上、州内の一部地域では防戦を強いられているとした。
 ウクライナによると、ロシアは9月10日ごろにクルスク州の奪還作戦に着手し、露国防省は16日までに集落12ヵ所を奪還したと主張したが、その後は目立った進展を報告していない。 ウクライナは8月下旬時点で、州内の集落100ヵ所を制圧したと発表していた。
2024.09.30
 06:45

(16:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, September29 2024 <2410-093001>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年9月29日の戦況 =
 西側諸国は、ウクライナの防衛産業の成長に投資し続けている。
 ウクライナ軍は9月29日、ヴォルゴグラード州コトルバン近郊のロシア軍の弾薬庫とミサイル貯蔵施設を攻撃したと報じられている。
 ロシア政府は2025年に国防費をさらに増やす計画であると報じられているが、露大統領府当局者は計画された社会支出を強調し、国防費の増額に関する議論を避けているようである。
 ウクライナ軍はクルスク州のウクライナ突出部の西にあるグルシュコフスキー・ライオンに前進した。
 ロシア軍はトレツクとポクロフスクの方向に進出した。
2024.09.29
 20:45
RBC Ukraine Pro-Russian party wins parliamentary elections in Austria <2410-092910>
 オーストリアの議会選挙では、親露派のオーストリア自由党が現在リードしている。 
Kurierによると、同党は29.1%の票を獲得して57議席を確保し、2019年と比較して26議席増加した。
 速報結果によると、他の野党2党、社会民主党とNEOSは、それぞれ20.9% (40議席) と8.8% (17議席) を獲得した。 与党・人民党は26.3%の得票率で52議席を獲得し、2019年の結果から19議席減少した。 緑の党は9議席を失い、8.7%(17議席)を獲得した。
 注目すべきは、オーストリア自由党のキックル党首が、ウクライナへの軍事支援資金配分に公然と反対し、対露制裁を批判していることである。
2024.09.29
 19:26
讀賣新聞

(Yahoo)

イラン最高指導者、「抵抗の枢軸」がイスラエルに「壊滅的な打撃」予告…自身は安全な場所に避難か <2410-092909>
 イランの最高指導者ハメネイ師が28日、ヒズボラ指導者のナスララ師殺害を受けた声明を発表し、中東の親イラン勢力「抵抗の枢軸」の報復で、イスラエルに「壊滅的な打撃」を与えると予告した。 合わせて5日間の国民服喪も発表した。
 ハメネイ師は「ナスララ師の殉教で、彼が築いた礎は一層強化される」と指摘した。 革命防衛軍のサラミ司令官も28日に発表した声明で「より壊滅的な打撃」との表現を用いた。
 いずれの声明もイランによる報復には言及していない。 7月末にイスラム主義組織ハマスの最高指導者ハニヤ氏がテヘランで殺害され、イランは報復を宣言した。 イランとヒズボラは緊密な関係にあるが、イラン領土への攻撃ではなく、パレスチナ自治区ガザの停戦交渉を意識している可能性もある。
 一方、Reuters 通信は、ナスララ師殺害の後、ハメネイ師が安全な場所に避難したと報じた。 イスラエルは、詳細な現地情報に基づいてハニヤ氏やナスララ師を殺害したとされ、警戒を強めたとみられる。
2024.09.29
 18:07
Kyiv Independent Zelensky: Putin 'afraid' to use nuclear weapons because he 'loves his life' <2410-092908>
 ゼレンスキー大統領は、Fox Newsの取材で、全面戦争以来続いているプーチン大統領の核による威嚇について懐疑的な見方を示し、プーチン大統領は「自分の人生を愛している」ため、核兵器の使用を恐れている可能性が高いと述べた。
 ゼレンスキー大統領は9月29日に、大統領の公式Youtube Channelに投稿された取材で、全面侵攻開始以来、ロシアはウクライナに対する西側の軍事支援を抑止するために、自国の核兵器の脅威を繰り返し引き合いに出してきているが、「プーチン大統領の頭の中が何なのか、誰も知らないが、彼、どの国に対しても核兵器を使用するか、あるいは使わないかもしれないが、彼が使用するとは思わない」と語った。
 露大統領府のペスコフ報道官は9月29日にロシア国営TVで、ロシア軍は核兵器の使用の「条件を決定する」ことができると述べ、「軍はどのような兵器がどのように使用されるかを綿密に監視しており、彼らは、ウクライナでの戦争に西側諸国が直接関与したことを記録しており、彼らの焦点を緩めることはない」と述べた。
 ペスコフ報道官はさらに、NATO加盟国がウクライナの対露戦争を支援していると非難し、「核ドクトリンと核抑止力の分野における国家政策の基礎の両方を調整する必要があった」と主張した。
 ラブロフ露外相は9月28日の国連総会での演説で、ウクライナとその西側同盟国は「核保有国と勝利を目指して戦おう」とすべきではないと述べた。
 ラブロフ外相の発言は、プーチン大統領が国連安全保障理事会の会合でロシアの核ドクトリンの改訂を提案した数日後に行われた。 プーチン大統領は、ロシアは通常ミサイル攻撃に対して核兵器で反撃できると発表し、ロシアは核保有国が支援するいかなる攻撃も組織的な攻撃として扱うと示唆した。
2024.09.29
 17:30
RBC Ukraine Ukrainian General Staff confirms strike on Kotluban arsenal housing Iranian missiles <2410-092907>
 ウクライナ国防軍は28日夜にロシア軍のコトルバンの兵器庫を攻撃した。 ウクライナ軍参謀本部によると、イランのミサイルを積んだ車列が攻撃の直前にそこに到着した。
 参謀本部によると、ロシアの占領者のミサイルと火砲の保管と整備等のための武器庫を打撃した。 この施設は、ロシアのヴォルゴグラード地方のコトルバン村の近くにある。
 「入手可能な情報によれば、イランのミサイルを積んだ車列が攻撃の直前に兵器庫に到着した」と声明は述べている。
 参謀本部は、軍事施設が電子戦装置と防空システムによって大きく覆われているが、ウクライナの部隊は戦闘任務を成功裏に完了し、武器庫では火災と弾薬の爆発が観察された。
 参謀本部は「この作戦は、ウクライナ軍特殊作戦部隊、ウクライナ国防省の主情報局、およびウクライナの安全保障局と連携してUAV部隊によって実施された」と明らかにした。
2024.09.29
 16:47
Kyiv Independent General Staff: Ukraine strikes Russian military arsenal storing missiles, drones in Volgograd Oblast <2410-092906>
 ウクライナ軍参謀本部が9月29日に、ロシアのヴォルゴグラード州にあるコトルバンの武器庫を攻撃したと発表した。参謀本部によると、軍の武器庫はミサイルと火砲の保管と近代化に使用されていた。 イラン製のShahed UAVも、攻撃が行われる直前に施設に運ばれていた。
Kotluban の位置
 参謀本部は「軍事施設は、電子戦装置と防空システムによって厳重に保護されていたが、我が部隊は戦闘任務を成功裏に完了した」としている。
 Kyiv Independent紙は、この主張を独自に確認できなかった
 ロシア国防省は、ウクライナが発射した67機のUAVが9月29日未明にヴォルゴグラード州上空で撃墜され、合計125機のUAVがロシアの7地域で迎撃されたと主張した。
 ウクライナは、ロシア侵攻軍を弱体化させることを狙って、全面戦争を通じてロシアのインフラ施設や軍事施設に対して多数のUAV攻撃を行ってきたが、ロシア当局はしばしば攻撃を軽視し、大きな損害はなかったと主張している。
 ウクライナのUAVがロシア最大の兵器庫の1ヵ所を攻撃し、ロシアのトヴェリ州のトロペツの町で強力な爆発を引き起こしたと、ウクライナ保安庁 (SBU) の情報筋が9月18日にKyiv Independentに語った。
 ウクライナの参謀本部は9月21日に、ロシア最大の弾薬庫3ヵ所の一つであるクラスノダール地方のチホレツク武器庫への攻撃を確認した。
2024.09.29
 13:56
Kyiv Independent Russia claims 125 Ukrainian drones intercepted across 7 regions <2410-092905>
 ロシア国営TASS通信が9月29日に、一晩で発射されたウクライナのUAV 125機がロシアの7地域で迎撃されたと報した。  ロシア国防省によると、UAVはウクライナの東の国境に沿ってさまざまな距離に位置しているヴォルゴグラード、ベルゴロド、ヴォロネジ、ロストフ、ブリャンスク、クルスクの各州、クラスノダール地方を攻撃目標にしていた。 同省は、ヴォルゴグラード州上空で67機、ベルゴロド州上空で17機、ヴォロネジ州上空で17機、ロストフ州上空で18機、ブリャンスク州とクルスク州でそれぞれ1機が撃墜されたと主張している。
 同省はまた、3機のUAVがアゾフ海で撃墜されたと主張している。
 ウクライナ側からの攻撃についてはコメントされていない。
 ウクライナは、ロシア侵攻軍を弱体化させることを望んで、全面戦争を通じてロシアのインフラ施設や軍事施設に対して多数のUAV攻撃を行ってきた。
 ヴォロネジ州のグセフ知事は、同省に向かったUAVによる死傷者は出なかったと主張した。
2024.09.29
 10:00
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍が車両100両で大規模攻撃、2割撃破され失敗 北東部クプヤンシク方面 <2410-092904>
 ロシア軍はウクライナ北東部ハルキウ州のクプヤンシク方面で、北から南へ流れるオスキル川に向けて西へ進出している。 オスキル川の左岸(東側)にいるウクライナ軍部隊を分断し、補給を複雑にしたり相互の支援を妨げたりすることを狙っているようであるが、その努力はロシア軍にとって非常に代償の大きいものになっている。
 ロシア軍は7月に、オスキル川の東8kmほどに位置するピスチャーネ村を占領し、そこからさらに西へ突き進んでフルシュキウカ村付近でオスキル川に到達しようとしいるが、これまでのところ失敗している
 26日、ロシア軍は装甲車両およそ100両からなる大軍を投入し、ロシア側前線突出部の北と南に陣取るウクライナ軍に3方向から攻撃を仕掛けた。
 ウクライナ軍は、北側では第77独立空中機動旅団を主力とする部隊が応戦し、UAVや火砲、
ATGMで応戦するいつものやり方で、南側では第92独立強襲旅団が前線を維持した。 付近には第40独立砲兵旅団も配置されており、突出部の全域を射程内に収めている。
 ロシア軍は大きな損害を被り、南側の第92強襲旅団は戦車3両、BMP IFV 5両、未特定のAPC 1両、MT-LB装甲牽引車1両、トラック3両、バギー車1両の車両計14両を撃破したと報告している。
 北側の第77空中機動旅団は、ほかの部隊とともに50両超の車両を撃退したと発表し、少なくとも戦車2両、APC 2両、IFV 1両を撃破したとしている。
 ロシア軍は、この日の大規模攻撃に投入した車両の少なくとも2割ほどを失ったため、オスキル川に向けて押し込む攻勢は鈍り、ウクライナ側に防御を補強するための時間を与えることにもなった。
2024.09.29
 05:30

(15:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, September28 2024 <2410-092902>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年9月28日の戦況 =
 西側諸国当局者は引き続き、ロシアのウクライナにおける戦争を支援する中国の取り組みを強調している。
 ウクライナのメディアは9月28日、ロシアの不特定の抵抗運動が、ウクライナの軍事情報局(GUR)と連携して、モスクワ州コロマでロシア国防省第924UAVセンター長コロメイステフ大佐を殺害したと報じた。
 ロシア外務省は9月28日、イスラエルによるヒズボラ事務総長ナスララ師「政治的暗殺」を強く非難した。
 ロシア軍はクルスク州でわずかに前進した。 ロシア軍はまたクピャンスク、セリダブ、ヴフレダル付近に進出した。
2024.09.28
 16:59
Kyiv Independent

(Yahoo)

Russia preparing for assault operations in Zaporizhzhia Oblast, Ukrainian military says <2410-092812>
 ウクライナ軍南部軍のヴォロシン報道官が9月28日に、ロシア軍は「敵が人員を集結させている」南東部ザポリージャ州での攻撃の準備をしているようだと述べた。
 この声明は、ロシアが東部戦線、主にドネツク州のポクロフスク、ヴフレダル、トレツク枢軸での攻勢を推し進めている中で出されたもので、数と火力で勝るウクライナ軍が少しずつ撤退を余儀なくされている。
 国営TVで演説したヴォロシン報道官は、ウクライナ軍の情報を引用して、ロシアがザポリージャ州、特にドネツク州との州境に位置するロシア占領下のプリウトネ村付近で新たな行動をとるために人員を集結させていると述べた。 ヴォロシン報道官はまた、テレビで、ロシア軍は、小規模歩兵集団が攻撃に使用できる25両の軽バギー車を装備したと述べた。 「これらは、近い将来、ザポリージャ方面で攻撃が行なう準備の表れだ」と述べたが、本格的な攻勢にはより大きな兵力が必要になると強調した。 報道官は、ロシアがこの地域での戦術的地位を改善しようとする試みである可能性を示唆したが、「まだ攻勢の話はない」と述べた。
 プリウトネ村は、ロシア軍が2年以上にわたって占領しようとしている鉱山の町、ヴフレダルの西約40kmに位置しており、ポクロフスクの南西約70kmに位置しており、ロシアは8月にヴフレダルへの攻勢を拡大し、町を包囲するために徐々に陣地を固めている。
Pryiutne の位置 (Google Map)】
 ロシア軍がプリウトネ村を占領すれば南翼を形成でき、ドンバスでウクライナが支配する重要な兵站ハブであるポクロフスクへのより大きな攻勢の足場となるとされる。
2024.09.28
 10:15

(20:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, September27 2024 <2410-092810>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年9月27日の戦況 =
 ウクライナ軍が9月26日に、クピャンスク方面における大隊規模のロシア軍機械化部隊の攻撃を撃退したが、これは2024年冬以来となるクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナ線での大規模なロシア軍機械化部隊の攻撃である。
 ロシア軍はオスキル川に到達するための努力を強化している可能性があるが、オスキル川の東(左)岸でのロシアの前進は比較的緩やかであり続ける可能性がある。 しかし、ロシア軍司令部は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナ線に沿った継続的な緩やかな前進をハー企図している可能性が高いことを示している。 西部部隊群は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナラインに沿って強化された攻撃努力を維持したり、より迅速な利益をもたらす効果的な戦闘作戦を実施したりする能力が限られている可能性が高い。
 ウクライナが西側から提供された兵器を使用してロシアの軍事施設に対する長距離攻撃を行うことを許可することについて、ロシア当局は、西側の議論に影響を与えるためにかなりの努力を費やしているようで、このロシアの取り組みは、ロシアへのそのような攻撃がウクライナでのロシアの攻撃作戦に生み出す作戦上の圧力に対する深い懸念を示唆しているが、米国当局はウクライナがそのような攻撃を行うことを許可することに躊躇している。  ウクライナが西側が提供する対ロシア長距離攻撃システムの使用を許可することの利点は、西側の政策立案者が現在検討しているよりも、ロシアの報復のリスクを上回る可能性がある。
 ベロウソフ露国防相は、9月27日に大統領府系のミルブロガーと会談したが、これはおそらく、ロシアのミルブロガーを取り込み、2人の著名なUAV操縦士の死をめぐる超国家主義的な情報社会における最近の反発を軽視する大統領府の取り組みの一環であろう。
 中国は、ロシアとの協力が強まる中、ウクライナに対する代替和平計画に対する国際的な支持を引き出すための新たな構想を発表した。
 ゼレンスキー大統領は、9月26日と27日の訪米中、ウクライナでの戦争について米国当局者と引き続き会談した。
 ロシア軍とウクライナ軍はクルスク州で攻撃を続けたが、どちらの側もそれ以上の前進はなかった。
 ロシア軍は最近、トレツク内と周辺、ポクロフスクの南東に前進した。
2024.09.27
 17:37
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア無人機がルーマニア領空侵犯か、ウクライナへの夜間攻撃時 <2410-092720>
 NATO加盟国のルーマニアが27日、ロシアのUAVが夜間に隣国ウクライナを攻撃した際、ルーマニア領空を3分弱の非常に短い時間侵犯した可能性があると発表した。
 ウクライナ南部オデーサの検察当局は同日、ドナウ河を挟んだルーマニアの対岸に位置する町イズマイールがUAV攻撃を受け、3人が死亡、14人が負傷したと発表し、ウクライナ空軍はUAV 32機のうち24機を撃墜したと明らかにした。
 ルーマニア国防省によると、レーダーシステムはウクライナへの攻撃に関与したUAVのうち1機がルーマニア領空を通過した可能性を確認して戦闘機が緊急発進したほか、地域住民は避難を呼びかけられた。
 ルーマニアは9月8日にもロシアのUAVに領空を侵犯されている。
2024.09.27
 13:55
AFP=時事

(Yahoo)

ロシアへの抵抗は「無責任」 ハンガリー首相顧問、無抵抗降伏論唱え炎上 <2410-092716>
 ハンガリーのオルバン首相の政治顧問が、ハンガリーはロシアによる侵攻を受けても、ウクライナのように防衛戦争をしなかっただろうと述べ、26日に批判を浴びた
 政治顧問のオルバン・バラージュ氏は、1956年に発生した「ハンガリー動乱」がソ連の介入を受けて圧倒的な軍事力で鎮圧されたのを受け、ハンガリーは「慎重」であるべきことを学んだと述べた。 オルバン・バラージュ顧問はオルバン・ビクトル首相の親族ではない。
 バラージュ顧問は親政府紙Mandinerが25日に公開した動画で、「1956年のことに基づけば、われわれはおそらくウクライナのゼレンスキー大統領が2年半前にしたようことはしなかっただろう。 なぜなら、それは無責任だからだ」と主張した。
 「彼がウクライナを防衛戦争へと導いたのは明らかで、大勢が死亡し、領土も失われた。 これは彼らの権利、主権国家の決定であり、そうすることはできる。 だが、もしわれわれが助言を求められていたら、勧めなかっただろう。 1956年にわれわれは慎重であるべきこと、そして非常に大切なハンガリー国民の命を無駄にしてはならないことを学んだ」と続けた。
2024.09.27
 08:35
共同通信

(Yahoo)

米長距離兵器でロシア領攻撃容認せずと報道 <2410-092707>
 Washington Post紙によると、ウクライナのゼレンスキー大統領はバイデン米大統領との26日の会談で、米国製の長距離兵器によるロシア領内への攻撃容認を求めたが、バイデン氏は認めなかった
2024.09.27
 07:45

(17:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, September26 2024 <2410-092705>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年9月26日の戦況 =
 独、仏、米が、9月25日と26日に、ウクライナに対する即時およびより長期的な支援パッケージを発表した。
 ロシア連邦保安庁 (FSB) は、クルスク州へのウクライナ侵攻に対する対テロ作戦を支配しているにもかかわらず、ロシア軍との戦闘任務の調整に苦労していると報じられている。
 ロシア軍とウクライナ軍はクルスク州で攻撃を続けたが、どちらの側もこの地域ではそれ以上の前進はなかった。
 ロシア軍はハリコフ市とチャシフヤールの北、ポクロフスクの東と南東に前進した。
 ロシアの軍事ブロガーは、ロシア軍司令部がラオスと合同軍事演習を行っていることを批判し、そのような演習はロシアがウクライナでの戦場の経験から学んでいないことを示していると主張した。
2024.09.26
 10:30

(20:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, September25 2024 <2410-092616>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年9月25日の戦況 =
 プーチン露大統領は、西側の意思決定をさらに支配し、西側がウクライナが西側から提供された兵器を使用してロシアの軍事施設を攻撃するのを許さないようにするために、ロシアと西側との間の核対決の可能性で脅し続けている。
 ゼレンスキー大統領は、ロシアが冬を前にウクライナに残っている3ヵ所の稼働中の原子力発電所に対する攻撃を準備していると警告し、露大統領府が誠実な交渉に関与する意欲がなく、ウクライナ国家とその国民の破壊への継続的な関与を強調した。
 ロシア企業が中国の企業と協力して、ロシアのウクライナ戦争のための攻撃UAVを開発していると報じられている。
 ロシアは、イランとの関係を深め続けており、今回はイエメンのフーシ派へのロシア製ミサイル移転イランが仲介した会談を通じて促進していると報じられている。
 ロシア軍もウクライナ軍も、クルスク州での前進を確認していない。
 ウクライナ軍はヴォフチャンスクの陣地を奪還し続けた。
 ロシア軍はクレミンナの北西、トレツク、ポクロフスクの南東に前進した。
 ロシア軍は、集落を奪取するための攻撃的な努力が続く中、ドネツク市南西のヴフレダルとその周辺に進出したと伝えられている。
2024.09.26
 02:51
Kyiv Independent Some Western leaders 'unimpressed' with Ukraine's victory plan, WSJ reports <2410-092603>
 9月26日に米大統領府を訪問するゼレンスキー大統領は、バイデン米大統領とハリス副大統領に、待望の計画の詳細を発表する予定だが、Wall Street Journal (WSJ) が米国と欧州の当局者を引用して9月25日、米大統領府がゼレンスキー大統領のウクライナ勝利計画がロシアに勝つための明確な戦略を欠いていることを懸念していると報じた。
 この計画には、ウクライナのNATOへの加盟など、軍事的および外交的要素が含まれているが、和平の枠組みの詳細はまだ公表されていない。 この計画の目標は、ウクライナの将来の交渉上の立場を強化し、ロシアに公正な和平を促すことである。
 計画の概要に詳しい一部の当局者は、より多くの兵器を要求し、長距離ミサイル攻撃の制限を解除することに重点を置きすぎていると述べた。 ある高官はWSJに「私は感心していない。 そこにはあまり新しいものはない」と語った。
 フィンランドのスタッブ大統領は、この計画の重要な部分は、米国と西側諸国がウクライナが長距離兵器を使用してロシアの奥深くを攻撃することを認めることにかかっていると述べた。 もし米国がこれらの許可を与えなければ、ウクライナの提案は「関連性が低くなる」と彼はWSJに語った。
2024.09.26
 01:11
Kyiv Independent White House announces $375 million in military assistance to Ukraine <2410-092601>
 米大統領府が9月25日、ウクライナに対する$375M相当の新たな軍事支援パッケージを承認したと発表した。 援助には、空対地兵器、ロケットシステム用の弾薬、装甲車両、対戦車兵器が含まれる。
 この支援はバイデン大統領が9月25日に公式に承認した大統領引き出し権限 (
PDA) を通じて行われる。 発表に先立ち、バイデン大統領はウクライナの復興支援共同宣言で、ウクライナへの継続的な支援を約束していた。
 米国防総省によると、最新のパッケージには、HIMARS用の弾薬、155mmおよび105mm砲弾、発射管、光学追跡、TOWミサイル、JavelinおよびAT-4対装甲システム、M1117装甲車、小火器、哨戒艇、その他の装備が含まれている。
 またこのパッケージは、米国がF-16から発射できるJSOWとして知られる中距離滑空爆弾(註:AGM-154C)をウクライナに送ったのは初めてと報じられている。
 Reuters通信が、米国は9月26日にゼレンスキー大統領が米大統領府を訪問した際に、ウクライナに対する$8B以上の追加軍事援助を発表する予定だと報じた。
 バイデン大統領はまた、9月26日のゼレンスキー大統領の訪問中に「ウクライナ軍への支援を加速するための一連の行動」を発表すると述べた。
2024.09.25
 22:26
RBC Ukraine Ukraine legitimately defends its territory - Slovak President <2410-092523>
 スロバキアのペレグリーニ大統領は国連総会での演説で、ウクライナはロシアから自国の領土を合法的に守っており、その防衛方法は国連憲章に沿っていると述べた。  ペレグリーニ大統領は、ロシアのウクライナに対する戦争がスロバキアのすぐ近くで起こっていることを強調し、原因は主権や領土保全といった国際法の主要原則を侵害したロシアの侵略である。
 ペレグリーニ大統領は、スロバキアの隣国であるウクライナは国連憲章を含む国際法に従って自国の領土と国民を合法的に守っていると述べた。
 大統領によれば、戦争はウクライナ人の生活、インフラ、そして未来を破壊するだけでなく、ロシア人に何の利益ももたらさないとし、国際法と国連憲章に基づく永続的で公正な平和を模索し始める時が来たことを強調した。  スロバキアは、ロシアに対する防衛のためにウクライナに軍事支援を提供することを拒否しており、ウクライナとロシアの間の交渉を定期的に呼びかけている。
【註】
 ハンガリーと共に親露的な動きを示してきたスロバキアの大統領がこのような発言を公式の場で行ったのは驚きである。
【関連記事:2410-091831 (RBC 2024.09.18)】
 この戦争の進展からこのままロシア寄りの姿勢をとり続けるのは賢明ではないと見た可能性も。
2024.09.25
 21:40
RBC Ukraine If Russia attacks Ukrainian nuclear plants, immediate intervention will be necessary – Polish President <2410-092522>
 ウクライナのシビハ外務次官が9月21日、ロシアがウクライナの原子力施設への攻撃を準備していると警告した。 これを受けてゼレンスキー大統領は、ロシア軍が中国の衛星を使用してウクライナの核施設の画像を撮影していることを明らかにした。
 ロシアがウクライナの原子力発電所を攻撃する危険が本当のある。 PAP通信によるとポーランドのドゥダ大統領は、ポーランドはこのような攻撃が発生した場合には直ちに介入し、専門家を呼ぶと述べた。
 ドゥダ大統領は、ロシアがすでにザポリージャ原子力発電所と休止中のチェルノブイリ原子力発電所を攻撃したと指摘した。 幸いなことに、これらの攻撃は原子力災害には至らなかったが、「リウネフメリニツキーなど、他の発電所への攻撃のリスクがあり、それを考慮に入れなければならない。 そのような攻撃が発生した場合、我々は直ちに介入し、専門家を招聘する必要がある」と強調した。
2024.09.25
 20:23
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、ドネツク州2村占領と発表 知事はブフレダルでの戦闘否定 <2410-092521>
 ロシア国防省が25日、ウクライナ東部ドネツク州で新たに2ヵ村を占領したと発表した。 ロシア国防省はこの日の定例会見で、自軍がドネツク州の2ヵ所の小さな村、ホストレフリホリフカを占領したと発表した。 ロシア側の情報によると、ロシア軍は同州の要塞都市ブフレダルを攻撃している。
 ロシア大統領府のペスコフ報道官は、ロシア軍が2022年の開戦以来、攻撃に抵抗してきたブフレダルを包囲したとの報道について問われると、「戦況は前向きだ」と答えた。
 国営通信RIAは、ドネツク州のロシア側責任者プシーリン氏の発言を引用し、ブフレダルでは戦闘が続いていると伝えた。
 一方、ドネツク州のフィラシキン知事はTV局に対し、ロシア軍はブフレダル郊外には到達していないが、偵察部隊がそこで活動していると説明し、「ウクライナの部隊がロシア軍を撃退しようとしている。 町は占領されていない」と述べた。
 ウクライナ軍の参謀は25日、ブフレダル周辺で8件の戦闘があったとし、このうち7件で敵の攻撃がやみ、1件は戦闘が続いていると説明した上で、戦況はウクライナの統制下にあるとした。
 ロシア軍が占領したとする2ヵ村については言及しなかったが、一帯で23件の戦闘があったと報告した。
2024.09.25
 17:42
RBC Ukraine Soldier on Pokrovsk direction: Losing three battalions is no problem for Russia <2410-092520>
 ウクライナ軍兵がRBC-UkraineのYouTubeチャンネルへのコメントで、ロシア軍は人的資源で優位に立っているため、村を占領するために旅団さえ失うことを惜しまないと述べている。
 「ロシア軍は、まだ人的資源で優位に立っており、小編成の歩兵を送り続けているため、村落を占領するために300人~400人で構成された大隊3個からなる旅団を失うことは彼らにとって何の問題もない」と彼は説明した。
 彼は、ロシア軍が接近戦で旅団ごとに死んでいると指摘し、敵は前進計画を進める上で損失を増やすことが不可欠であることを強調した。
2024.09.25
 13:17
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ東部の要塞都市、ロシア軍が攻撃開始 <2410-092513>
 ロシアの軍事ブロガーや露国営メディアが、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州の要塞都市ブフレダルへの攻撃を開始したことを明らかにした。 ブフレダルは2022年の開戦以降、ロシア軍の攻撃に抵抗してきた。
Vuhledar の位置 (Google Map)】
 複数のオープンソースの地図によると、ロシア軍は8月にウクライナ東部で過去2年で最速のペースで前進した。 ウクライナ出身で親露の著名軍事ブロガーのポドリャカ氏は「ロシアの部隊がブフレダルに入り猛攻撃が始まった」と指摘した。
 ロシア国防省は、同国軍がブフレダルを含む一帯の集落でウクライナ軍を撃破したと表明した。 国営メディアはブフレダルが激しい砲撃と空爆に見舞われているとする映像を流した。
【関連記事:2410-092408 (RBC 2024.09.24)】
 ウクライナは、ロシア軍が優勢かどうかには言及していないが、この地域で戦闘があったことを認めている。
 ロシア軍は9月17日、重要な目標と位置付けるドネツク州の要衝ポクロウシクに近いウクラインスクを制圧しており、ブフレダルはポクロウシクの南80kmにある。
2024.09.25
 10:53
AP News

(Yahoo)

「ボルチャンスクの戦い」 ウクライナ軍が骨材工場奪還 <2410-092509>
 ウクライナ国防省情報総局が9月24日、同情報局の特殊部隊(GUR)がウクライナ東北部ハルキウ州ボルチャンスクの骨材工場跡地を、ロシア軍から奪還したと発表した。
 情報総局の声明では、特殊部隊がロシア軍と白兵戦を展開、工場敷地内にある30ヵ所の建物とロシア軍投降兵を確保した上で、工場をウクライナ軍に引き渡したという。
 ロシア国境とは目と鼻の先に位置する同骨材工場の跡地は、この地域のロシア軍の拠点だった。
 戦線が伸びることでウクライナ軍が手薄になることを狙って、ロシア軍は2024年5月のハルキウ州への侵攻で、ボルチャンスクに兵力を指向したものの、ロシア軍部隊はウクライナ領へ5kmから10km進んだところで進撃が阻止されたが、戦闘は続いていた。
2024.09.25
 10:30

(20:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, September24 2024 <2410-092507>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年9月24日の戦況 =
 ロシア軍がヴフレダル集落付近での攻勢が激化しているように見える中、ヴフレダルの郊外に到達したが、ヴフレダルの占領により、ロシア軍がドネツク州西部でのさらなる攻撃のための特別な作戦上の優位性を得る可能性は低い。
 ロシアは、ウクライナでの戦争努力を支援するために、中国との二国間関係を拡大し活用し続けている。
 ウクライナ軍はクルスク州突出部の西に前進した。 ウクライナ軍はヴォフチャンスク内と東部トレツクに前進した。
2024.09.24
 21:54
Kyiv Independent Russia continues construction of naval base in occupied Abkhazia, Ukraine hints it will be legitimate target <2410-092412>
 ロシアは占領下の(註:ジョージア領)アブハジアで海軍基地の建設を続けており、ウクライナはそれが正当な攻撃目標になることを示唆している。
 2023年10月にゼレンスキー大統領は、ウクライナはロシアの黒海艦隊が駐留する場所であればどこでも攻撃すると述べたが、これにはロシアが駐屯地を置き、海軍基地を建設していると噂されているジョージアの占領地域も含まれる可能性があることを示唆している。
 大統領は当時「我々はどこにでも彼らに手を差し伸べる」と言ったが、この発言はジョージア全土に波紋を広げ、戦争がまもなくジョージアに影響を及ぼし、ジョージアはウクライナとその戦いから距離を置くのに長い道のりを歩んできたという懸念を高めた。 それ以来、ロシアは基地の建設を加速させただけであり、それは南コーカサス地方の小さな国を、より広範な紛争に引きずり込む可能性を秘めている。
 伝統的に占領下のクリミアに駐留していたロシアの黒海艦隊がウクライナの攻撃に打撃を受け大部分が撤退を余儀なくされたため、ロシアはウクライナのUAVやミサイルからさらに離れた安全な港を探し求めている。
 ウクライナが支配する最も近い領土から南東に70km以上に位置するオチャムチレは、現在のウクライナの長距離能力の多くからは、ほとんど手の届かない場所に、ロシアに新たな海軍基地を提供する可能性を秘めている。
2024.09.24
 21:11
Kyiv Independent Zelensky's 'victory plan' contains 'no surprises,' Bloomberg reports <2410-092411>
 Bloombergが9月24日に非公開の情報源を引用して、西側当局者は今週ニューヨークで発表しているゼレンスキー大統領の「勝利計画」突破口が見えないと報じた。
 ウクライナは計画の詳細について秘密にしており、ゼレンスキー大統領は訪問中にバイデン米大統領と話し合うことになっている。
 ゼレンスキー大統領によると、「勝利計画」は、ウクライナの安全保障と地政学的な立場、制限なく自由に利用できる対外軍事援助、経済支援の5つのポイントから構成されているとのことである。
 Bloombergは以前、この計画にはNATOの招待と武器供給の誓約に加えて、EU加盟への明確な道筋が含まれていると報じていた。
 Bloombergは、ある当局者がこの計画を「ウィッシュリスト」と表現し、ゼレンスキー大統領と外国の指導者との議論に詳しい別の情報筋は、「サプライズはなく、大きなゲームチェンジャーではない」と述べたと報じている。
 2人の当局者はメディアに、少なくとも同盟国の1ヵ国は、「ゼレンスキー大統領や他の国によるプーチン大統領への新たな働きかけ」の時期かもしれないと示唆したと語った。
 ゼレンスキー大統領は、国連総会の年次総会でこの計画を発表したと報じられている。 ある情報筋は、同盟国は必要な限りウクライナを支援することを約束しているが、ゼレンスキー大統領は平和がどのようなものになるかを明確にする必要があると指摘している。
 9月23日には世界の指導者たちがニューヨークに集まり、第79回国連総会が開催された。 9月22日に米国に到着したゼレンスキー大統領は、この機会を利用して、彼の「勝利計画」とウクライナの2回目の世界平和サミットを推進している。
2024.09.24
 15:07
Kyiv Post Vuhledar partially encircled by Russian forces, Ukrainian colonel reports <2410-092409>
 ドネツク州のヴフレダルの町は半包囲されていると、ウクライナ軍参謀本部報道機関の元責任者であるセレズニョフ大佐はKyiv Postに語った。 セレズニョフ大佐は、私の予測では、数日後、あるいはもっと早く失うであろう」と言った。
Vuhledar の位置 (Google Map)】
 セレズニョフ大佐によると、ロシア軍は高層ビルのエリアに入ったという。
 パヴリフカとヴフレダルに近いフレミフスク地区では、ロシア軍がウクライナ軍の陣地奪取しようと8回の試みを行ったと、Khortytsia作戦・戦略群が9月24日の朝にTelegramで公式に報じた。
2024.09.24
 14:10
RBC Ukraine Russian troops destroy Vuhledar in Donbas, enabling flanking maneuver <2410-092408>
 ドネツク州のヴフレダルは高い位置にあるため、以前は防御に有利だったが、ロシア軍の誘導空爆による積極的な攻撃により、大きな被害を受けた。 その結果、ロシア軍はウクライナの防衛線の側面に前進することができたと、偽情報対策センターのコバレンコ所長は述べている。
Vuhledar の位置 (Google Map)】
 かつては高い位置にあるヴフレダールを守るのは容易であったが、GABが積極的に使用されることで、敵は側面に移動することができた」と彼は言った。
 ウクライナ軍参謀本部は9月24日、ロシア軍がドネツク州のパブリフカとヴフレダルに近いヴレミフカ地区のウクライナ軍陣地を奪取するために8回の試みを行ったと報告した。 すべての攻撃はウクライナの守備隊によって成功裏に撃退されたという。
 Deep Stateは以前、ロシア軍がヴフレダルを包囲しようとしていると述べたが、第72独立機械化旅団の交代要員の不足により、ロシア軍の猛攻に耐えられなかった領土防衛軍から予備兵力を投入せざるを得なくなったため、市街地周辺の状況は悪化した。 これにより、突撃大隊は戦場の防衛線を拡大することを余儀なくされた。
2024.09.24
 13:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍が2年堅守してきた東部ブフレダルに遮断の危機 増援余力はあるのか? <2410-092406>
 ウクライナ陸軍第72独立機械化旅団はロシアによる戦争拡大から11~12ヵ月目の2023年1~2月に、東部ドネツク州の要塞都市ブフレダルの郊外で2倍の兵力を誇るロシア軍部隊を撃破した。
 それ以来、第72機械化旅団はブフレダルを堅持し、ウクライナのおよそ1,000kmにおよぶ戦線の重要正面のひとつを守ってきた。 ブフレダル周辺は、東西に伸びる南部戦線が北に折れ、東部戦線につながっていく丁度角あたりに位置する。 東部戦線はずっと北まで伸び、先端近くにはウクライナ軍が8月にロシア西部クルスク州につくり出した1,000㎢ほどの突出部がある。
 とはいえ、2年近くもブフレダルを守備してきた2,000名規模の第72機械化旅団が疲弊してしているのは間違いない。
 一方、ロシア軍は攻撃を続けていて、ブフレダルから第72機械化旅団を押し出すのに何度も失敗してきたロシア海軍第40独立親衛海軍歩兵旅団をはじめとするロシア軍部隊は、ここへきてブフレダルとその守備隊を迂回して遮断を図る行動に出ており、それに徐々に成功しつつある。
 ほかの多くの正面で戦闘が鈍化しているのと対照的に、ブフレダル正面ではロシア軍がこの機を生かそうとしており、戦闘に拍車がかかる可能性が出ている。
 ウクライナの調査分析グループFrontelligence Insightの創設者であるタタリガミ氏は、ブフレダル正面について「状況が急激に変動する可能性があるので目を離さないように」と注意を促している。
2024.09.24
 11:16
AP News

(Yahoo)

ロシア領内の武器庫に照準 ウクライナの無人機飽和攻撃 <2410-092405>
 ウクライナが9月21日、ロシア南西部クラスノダール地方にあるロシア軍の弾薬貯蔵庫とミサイル兵器庫をUAVで攻撃、周辺住民が避難を強いられるほどの大爆発を起こした。
 SNSに投稿された映像では、巨大なオレンジ色の火球が地平線に現れ、鈍い爆発音が絶え間なく鳴り響いた。  ロシア国防省は21日未明、ロシア領内と2014年に一方的に併合したクリミア半島上空で、ウクライナ軍のUAV 101機を撃墜したと発表した。
 ロシア領内およびクリミア半島での負傷者などの報告はない。
 同じく21日には、ロシア領内深くにあるミサイル兵器庫がウクライナの100機を超えるUAV攻撃を受け大爆発を起こした。この爆発で、ロシア当局は周辺の幹線道路を100kmにわたって封鎖、付近の鉄道駅にいた乗客らを避難させた。
 モスクワから北西に約380km、ウクライナ国境から約500km離れたトベリ州のトロペツという町の近くにあるこの武器庫は、18日未明にウクライナ軍のドローン攻撃で爆発、13人が負傷した別の武器庫から数キロしか離れていなかった。
2024.09.24
 08:39
Reuters 通信

(Yahoo)

ゼレンスキー氏「戦争終結に近づいている」、米テレビに語る <2410-092404>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が23日公表された米ABC Newsの取材内容の抜粋で、「我々が考えているよりも和平に近づいており、戦争終結に近づいている」と述べ、ロシアとの「戦争が終結に近づいている」と語ったことを明らかにした。
 ゼレンスキー大統領はまた、米国をはじめとするパートナー国に支援継続を訴えた。
2024.09.24
 08:15

(18:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, September23 2024 <2410-092403>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年9月23日の戦況 =
 ゼレンスキー大統領は9月23日に米国に到着し、ウクライナがタイムリーで中断のない米国の軍事支援の必要性を繰り返し述べた。
 露大統領府は、ウクライナ政府の全面降伏とウクライナ国家の破壊以外のいかなる和平解決にも無関心であることを公然と示し続けている。
 ロシア軍は、9月22日~23日にザポリージャ市に対して初めて滑空爆弾攻撃を行った。
 ロシア航空宇宙軍の高位司令官が最近、部隊の指導部内の対立により自殺したと報じられている。
 ロシア軍はフリボケ、クピャンスク、ポクロフスク付近に進出した。 ウクライナ軍はクルスク州で前進した。
2024.09.23
 18:16
Kyiv Post Mass Russian armored assaults in Donbas – multiple axes, modest ground gains, heavy losses <2410-092311>
 ウクライナの火砲、地雷原、
FPV UAVのガントレットに押し寄せるロシア軍は、何ヶ所では前進ししたものの、他の場所では撃退され、報告された死傷者は戦時中の最高に近づいている。
 ロシア軍は東部ドンバス地区のウクライナ軍防衛線大量の戦車と装甲兵員輸送車を投入するロシアの多面的な攻勢は、一部の場所で限られた地域を獲得したが、その代償として人員と戦闘装備の記録的な損失の可能性が生じたと、ウクライナの公式声明、ニュースプラットフォーム、および9月16日の部隊戦闘報告は述べた。
 ロシアとウクライナの情報プラットフォームは、ロシア歩兵が周辺地形を観制する炭鉱のボタ山を占領したトレツクの町や、クレムリン軍が先週の反撃後、ウクライナ軍が一時的に保持していた廃墟を取り戻し、今は廃墟となったニウヨーク村でのロシアの戦術的成功も報告している。
 ウクライナがFPV UAVを大量に配備した後、2023年後半以降、ロシア軍の大規模な機甲部隊による攻撃は、ウクライナ東部ドネツク地域の2つの主要なルートで報告された。 9月16日までに、ほとんどの報道は、ロシアの主な取り組みと継続的な攻撃は、重要な道路の中心地であり、主要な地域発電所の場所であるクラホヴェの町に向けられているように見えると述べていた。
2024.09.23
 17:30
Kyiv Independent Ukraine hits over 200 military targets in Russia using drones within a year, Umerov says <2410-092310>
 ウクライナのウメロフ国防相が9月23日に掲載されたForbes Ukraineの意見記事にウクライナ軍は過去1年間にUAV群技術を使用してロシアの200以上の軍事施設を破壊または損傷したと書いた。 ウメロフ国防相は「今日、ウクライナのUAVは1,000km以上を飛行し、ムルマンスクとヴォルガ地域に到達してロシアの石油精製所と飛行場を破壊している」と書いている。
 ウクライナ軍の攻撃目標の中には、管制センター、飛行場、艦船、防空システム、ロシア軍基地が含まれていたと国防相は付け加えた。
 国防相によると、ウクライナ軍は2024年に長距離攻撃能力を数回増強したという。 国防省はHr21B ($576M) 以上のUAVと、Hr9B ($217.5M) 相当のUAVの弾薬を契約した。
 最近のウクライナのUAV攻撃により、ロシアはウクライナとロシアの国境から250km離れた飛行場に航空機を移動させることを余儀なくされたとウメロフ国防相は述べた。
2024.09.23
 15:43
Ukrainska Pravda UK Defence Intelligence confirms that Russians have slowed down on Pokrovsk front <2410-092309>
 European Pravdaが、英国国防情報部が9月23日にロシア軍がポクロフスク戦線で減速したことを確認していると報じた。 ポクロフスクは引き続きロシア軍の主な攻撃目標だが、ウクライナの防衛軍はこの戦線でのロシアの前進を遅らせることに成功している。
 英国の観測筋は、ロシアがポクロフスクの東にあるフロディフカと、市の南にあるウクライナスクを占領した可能性が高いが、ロシア軍はポクロフスクから約8kmのところに留まっている。
 しかし、ウクライナ軍の増援、都市部、ウクライナの防衛が、過去1週間のこの戦線でのロシアの前進を遅らせる一因となった可能性が高いと、レビューは述べている。
 一方、ハリコフ州の北東部では、ロシア軍がピシュチャネ村の西に前進している。 彼らは現在、オスキル川から3.5kmの小さな突出部を占めています。
 ロシア軍の可能性が高い目標は、オスキル川の東岸に到達し、それを自然の防御障壁として使用し、将来の作戦のための条件を作り出すことである。
2024.09.23
 13:23
Kyiv Post Ukrainian Paratroopers Breach Russian Defenses in New Kursk Offensive Push <2410-092307>
 ウクライナの空挺部隊がロシアの防衛線を突破し、新たなクルスク攻勢を繰り広げている。 この報告書は、クルスク戦線の突破の正確な場所やタイミングを特定していないが、Kyiv Postは、NASA FIRMSのデータを使用して、グルシュコヴォ地域の近くで発生した可能性が高いと示唆している。
Glushkovo の位置
 ウクライナ空挺部隊はTelegramで、ウクライナの空挺部隊がクルスク地域のロシア国境の別の正面を突破したと報じている。 この突破は第95独立突撃旅団の部隊によって達成され、ロシアのクルスク地域での作戦開始以来、2度目の国境突破の成功となった。
 Kyiv Postが独自に確認していないUAV映像は、ウクライナ軍が開けた野原を通ってロシアの陣地に向かって前進しているのを示している。 映像には、ロシアのUR-77 Meteorite地雷除去車か欧米のM1150 Assault Breacher Vehicleと思われる地雷除去車が映し出され、続いて戦車が地雷原を抜ける道を切り開く様子が映し出されている。
2024.09.23
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ、155mm砲弾と榴弾砲を国産化 支援依存の軽減急ぐ <2410-092305>
 ロシアとウクライナの戦争はUAVや電子戦システムといった現代的な技術で変容しているとはいえ、その帰趨はおそらく、どちらの側が大砲と砲弾を持続的に使用していくことができるかに左右されるだろう。
 両国の軍隊とも砲兵重視という点ではソ連時代のドクトリンを引き継いでおり、ロシア軍は1日におよそ1万発ウクライナ軍は米国の軍事支援が再開する前の数字だが1日およそ2,000発の砲弾を発射している。
 ウクライナは当初ソ連時代からの備蓄である152mm砲および砲弾に頼り、それをNATO諸国から供与される155mm砲および砲弾で補っていたが、現在は155mm榴弾砲と155mm砲弾をどちらも自国で生産できるようになっており、砲システムに関して国内の生産体制を強化しつつある。
 2022年2月にロシアの全面侵攻を受けて以降、ウクライナは155mm砲弾を自国で生産する能力の開発に投資してきた。 ウクライナの前戦略産業相で現在はゼレンスキー大統領の顧問を務めるカミシンは、ウクライナ国内で155mm砲弾の連続生産が始まったことを今月明らかにしている。
 現在の砲弾生産数はまだ多くないようだが、カミシンは詳細は伏せつつ、防衛装備の国内生産量が年末までに3倍に増えるとも語っている。
2024.09.23
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナがドローンで弾薬2千トン破壊 相次ぐ大戦果、新兵器「パリャヌィツャ」が活躍か <2410-092304>
 ウクライナは、国境から500kmほど離れたロシア西部トベリ州トロペツ町の大規模な弾薬庫をUAVで爆破してから3日後の21日未明ごろ、トロペツ近郊のオクチャブリスキー村の弾薬庫を再びUAVで攻撃し、同時に、前線から320kmほどのロシア南部クラスノダール地方チホレツク地区の弾薬庫もUAVで襲撃し、巨大な爆発を引き起こした。
 確認はされていないものの、ウクライナがこれら3回の壊滅的な空襲に、ジェット推進式のミサイルドローンとされる国産の最新長距離攻撃UAV Palyanitsiaを使ったらしいことが、次第に明らかになりつつある。
 トロペツの弾薬庫には、小火器弾薬や迫撃砲弾、ロケット砲弾、Iskanderや北朝鮮製のKN-23を含む長距離BMなどが大量に備蓄されていたと伝えられる。
 ウクライナ軍参謀本部はチホレツクの弾薬庫について「ロシアの3大弾薬保管基地の一つであり、ロシア軍の兵站システムの要のひとつだ」と説明している。
 参謀本部は、ドローンの攻撃を受けたとき、チホレツクの弾薬庫には北朝鮮製のものを含め2,000tにのぼる弾薬があったと推定しており、爆発で生じた巨大な火の玉はこの推定を裏づけている。
2024.09.23
 07:55

(17:55 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, September22 2024 <2410-092303>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年9月22日の戦況 =
 9月18日のトヴェリ州トロペッツ近郊のロシアのミサイル・弾薬保管施設に対するウクライナの攻撃は、今後数ヵ月でロシアの作戦に影響を与えるほどのロシアの弾薬を破壊したと報じられている。
 露大統領府は、ウクライナを支援し、特にウクライナがロシアの軍事施設に対して西側から提供された兵器を使用することを許可することについて、進行中の西側の政策議論に影響を与える取り組みの一環として、核の武力威嚇の有効性を再考していると報じられている。
 9月21日に撮影されたアルハンゲリスク州のプレセツク宇宙基地の被害の衛星画像は、ロシア軍が最近、RS-28 Sarmat ICBMの試験を実施したが、失敗したことを示唆している。
 ウクライナのウメロフ国防相は9月21日、ウクライナがロシアのUAV生産に対する量的優位性を維持するために、2025年にUAVの生産を「数倍」に増やすと述べた。
 ロシア外務省のザハロワ報道官が9月22日、ロシアは2024年後半にウクライナで開催される第2回和平サミットや「そのようなサミット」に参加しないと発表した。
 ロシアは、米国とウクライナへの支援を弱体化させるために、メキシコでの諜報活動を拡大していると報じられている。
 ウクライナ軍はスヴァトヴェ近郊に前進した。
 ロシア軍はドネツク市の南西にあるトレツクとポクロフスクの近く、およびドネツクとザポリージャ州の国境地域でわずかに前進した。
 ウクライナ軍のUAV部隊将校が9月22日、ロシア軍司令部が兵士たちにウクライナのどこかでロシア陣地に塹壕を掘らせていると述べた。
2024.09.22
 17:12
RBC UkraineUkrainian military reports Russians moving to defense in Kharkiv frontline sector <2410-092208>
 ロシア軍はハリコフ正面の防御のためWagner戦闘員や元囚人からなる部隊を投入した。、Wagnerの過激派と元囚人を補強するために送り込んでいると報じられている。
 ウクライナ国土防衛軍第13作戦旅団Khartiaの広報担当下士官によると、ロシア軍は再編成しているという。 「5月以来、我々と対峙しているロシア部隊は無力化されているため、彼らはWagner戦闘員と元囚人によって増強した再編成と補強が見られます。 私たちはすべてのリスクを理解し、長所と短所を比較検討し、いつでも反撃する準備ができています」と彼は言った。
2024.09.22
 14:58
RBC UkraineStrike on second Russian warehouse near Toropets revealed in new satellite images <2410-092206>
 トロペツ近くのロシアの2回目の武器弾薬の倉庫への大規模攻撃の衛星画像が見えてきた。 これらは9月22日に撮影されたと
RFE/RLが報じている。
Toropets の位置
 衛星画像は、トヴェリ地方のオクチャブリスキーの集落にあるロシア国防省の主要ミサイル砲兵総局の第23兵器庫に対するウクライナのUAV攻撃による被害の評価を可能にした。
 RFE/RLによると、兵器庫の北部にある弾薬保管場所の半分以上が完全に焼失した一方で、南部の大部分は攻撃の被害を受けていないというが、これに先立ち、ロシア国防省の主ミサイル砲兵総局の第107兵器庫がこの場所の近くで攻撃された。 9月21日の夜にウクライナ保安庁のUAVがトヴェリ地方の弾薬・ミサイル貯蔵施設を攻撃した。 RBC Ukraineの情報筋によると、攻撃された第23工廠は、Iskanderと Tochka-U TBMと砲弾を保管していた。
 さらに、9月18日にはウクライナ国防軍がトロペツの大規模な弾薬・ミサイル貯蔵庫を攻撃した。 エストニアの諜報機関によると、倉庫への最初の攻撃によりロシアは2〜3か月分の弾薬を失った。
2024.09.22
 11:30

(21:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, September21 2024 <2410-092204>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年9月21日の戦況 =
 ウクライナ軍は、9月20日~21日に、ロシア国内でロシアのミサイル・弾薬の保管施設や移動式レーダに対するUAV攻撃再び成功裏に実施した。
 ロシア軍の指導部と政府は、ドネツク州での攻撃速度を維持する人員不足を補うために、指揮統制の一元化を推進して半独立型部隊構造を縮小し続けている。
 イランは、ロシアに供給したFateh-360 SRBMの移動式発射機を最近送らなかったと報じられているが、これはおそらく、かさばって簡単に交換できる発射装置よりも追加のミサイルを送ることを優先する決定をしたためであろう。
 ロシア当局は、反露的な姿勢の47ヵ国を挙げており、クレムリンが世界における明確なイデオロギー的分裂を定義するソ連時代の戦術と考え方を復活させていることを強調している。
 ロシアのミルブロガーのロシア・ウクライナ戦争に対する分析は、露大統領府がウクライナに対する西側の関与が弱いと認識していることを引き続き示唆している。
 ロシア軍はクルスク州に進出し、ハリコフ市の北、クピャンスク、クレミンナ、トルテスクの近く、ドネツク市の南西に前進した。
2024.09.22
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ロ軍が東部で大規模攻撃に相次ぎ失敗 消耗で攻勢鈍化、ウクライナ側も余裕なく <2410-092202>
 ロシア軍はウクライナ東部ドネツク州ドネツク市のすぐ西のクラホベ市方面で、ウクライナ側の前線を突破しようと躍起になっている。 9月12日には、当時この方面で過去最多の車両46両を投入して攻撃し、1週間後の19日にはそれを上回る52両の車両を投じて攻撃したが、いずれも失敗に終わった。
Kurakhove の位置
 ドネツクとクラホベの間にある陣地を保持するウクライナ空中強襲(空挺)軍第46独立空中機動旅団は、テルミット焼夷剤散布UAV(通称Dragon Drone)、火砲、戦車、歩兵などを駆使して応戦し、ロシア軍の車両計98両のうち44両を撃破するか無力化するか、もしくは損傷を与えた。 また、19日だけでロシア軍の人員72名を殺害したり負傷させたりして失わせた。
 第46空中機動旅団は12日の攻撃後SNSに「逃げおおせた敵については運がよかったのだと考えておこう。彼らは当面は生きられるだろう」と記したうえで、「だが長くはない。次の激しい戦闘までだ」と続けた。  この戦闘での人員や装備のこうした途方もない消耗は、ロシア軍によるウクライナ東部での攻勢に重くのしかかっており、この攻勢は現在、クラホベの北西30kmほどに位置し、ウクライナ軍が要塞化しているポクロウシク市の攻略に主眼が置かれている。
 ロシア軍が2023年後半に始めた現在の東部攻勢は、つい最近まで着実に進展し、ロシア軍は2024年2月半ばに、同じくウクライナ側の要塞都市だったアウジーウカを陥落させたのに続き、激しい攻防を経ながらポクロウシクに向けてさらに西進て8月末には同市まで10kmほどに迫ったが、それから数週間経過した現在、ロシア軍部隊はまだポクロウシクまで10kmほどの場所にとどまっている。
 ウクライナのシンクタンク、防衛戦略センター(CDS)は先週初め時点で「ポクロウシク方面のロシア軍の前進は鈍化している」と説明している。
2024.09.21
 22:54
共同通信

(Yahoo)

ロシアが原発施設に攻撃計画とウクライナ <2410-092112>
 ウクライナのシビハ外相が21日、情報機関からの報告として、ロシアが冬を前にウクライナの原発施設に攻撃を計画しているとの見方を明らかにした。
2024.09.21
 16:08
Kyiv Independent UPDATED: Ukraine confirms overnight strikes on Russian arms depots <2410-092109>
 ウクライナ軍参謀本部は9月21日午後、ウクライナ軍と治安部隊が一晩でロシアの2ヵ所の武器庫を攻撃したことを確認した。
 ロシア国防省は同日未明、ロシア軍が一晩でウクライナのUAV 101機を撃墜したと主張し、クラスノダール地方トヴェリ州の弾薬庫爆発が報告された。
 ウクライナの参謀本部は、クラスノダール地方のティホレツク武器庫への攻撃を確認したが、そこはロシア最大の3ヵ所の弾薬庫の一つであり、「ロシア軍の兵站システムにおける主要な貯蔵施設の一つ」と呼ばれている。
 参謀本部の報告書には「入手可能な情報によると、攻撃当時、別の梯隊が武器庫の敷地内におり、北朝鮮からのものを含め、少なくとも2,000tの弾薬を輸送した」と書かれている。
 ウクライナ軍によると、武器庫の防空を支援するロシアのPodletレーダも攻撃し破壊した。
2024.09.21
 10:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍の無人車両が初の本格戦闘、クルスク州の塹壕掃討に貢献 <2410-092107>
 ウクライナが2024年に、新型武装
UGV Lyutを公開していたが、このほど初めて本格的な小戦闘に投入され勝利を収めたと報告された。
 ショッピングカートほどの大きさの4輪車であるLyut 1両は19日かその少し前にロシア西部クルスク州で、地雷をかわし、機関銃を射撃し、味方の自爆UAVや迫撃砲とも連携しながらロシア側の塹壕を襲撃し、少人数の部隊を破った。
 Lyutは操縦士からのコマンドを受信する無線機ビデオカメラ、遠隔照準の機関銃などを備え、脆弱な部位を保護する装甲板などで頑丈につくられている。
 Lyut UGVを装備しているウクライナ特殊作戦軍の独立特殊作戦センター西部(旧・第8特務連隊)第1分遣隊はSNSで、「敵の一部は撃破され、残りは逃走しました」と戦果を報告している。
 「LyutはRPGFPV UAVを数回被弾したが耐え抜き、任務を完了して、修復のため帰還した」とも書いている。
 ロシアがウクライナに対する戦争を拡大してから2年7ヵ月近くの間に、ウクライナは武装UGVをLyutを含めて数種類開発しているが、Lyutが本格戦闘に参加した最初のUGVとなった。
【註】
 
「ウクライナ軍、小型無人戦闘車「Lyut」を開発」 (World Tank News 2024.02.15)】
2024.09.21
 09:15

(19:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, September20 2024 <2410-092106>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年9月20日の戦況 =
 欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長が9月20日にキーウを訪問した際、それぞれ最大€45B ($50B) と€35B (#39B) 相当の2件の新しい融資メカニズムを発表した。
 ロシア当局は、2024年8月までの数ヶ月間、ウクライナがクルスク州に侵攻する脅威を認識していたと報じられているが、そのような脅威に対処するための適切な措置を講じていなかった。  これらの文書は、ロシア当局が侵攻の可能性を認識していると報告されているにもかかわらず、クルスク州への侵攻中にウクライナ軍が作戦上の奇襲を達成したというISWの最近の評価を裏付けている。
 ロシア当局は、赤十字国際委員会 (ICRC) との会合を利用して、ロシアによるウクライナ占領を正当化し、ウクライナの人権侵害疑惑に関する虚偽の言説を広めようと試みた。
 ロシア軍はヴォフチャンスク、クレミンナ、トレツク、ポクロフスク付近に前進し、ウクライナ軍はヴォフチャンスクとシヴェルスクで失った陣地を奪還した。
 ロシアの国営メディアは、ウクライナでのロシアの戦争への外国人の参加をますます強調しており、ロシアは引き続き十分な人員を募集しており、別の動員を宣言する必要はないと国内の視聴者を安心させる可能性がある。
2024.09.21
 07:30
RBC Ukraine Ukrainian drones attack ammunition depot in Russia's Krasnodar Krai <2410-092105>
 ウクライナ軍のUAVがロシアのクラスノダール地方の弾薬庫を攻撃した。
 UAVは、ロシアのクラスノダール地方にあるチホレツク村を攻撃し、ロシアのメディアによると、住民は攻撃が弾薬庫を攻撃目標にしたと報じている。
Tikhoretsk の位置 (Google Map)】
 地域責任者はUAV攻撃を確認し、2機のUAVが防空部隊と電子戦部隊によって迎撃されたが、そのうちの1機の破片が火災を引き起こし、それが爆発物に広がり、爆発を引き起こしたという。
 知事はまた、近隣の人口密集地への住民の一時的な避難が進行中であると述べ、一時的な宿泊施設がティホレツクに設立された。 予備情報によると、住民に死傷者はいない。
 ASTRAは、攻撃はティホレツキー地区のカメニー村にある弾薬庫を攻撃目標にしたと報告している。
2024.09.21
 03:13
Reuters 通信

(Yahoo)

EU、ウクライナに最大390億ドル融資 ロシア凍結資産の利子活用 <2410-092102>
 EU欧州委員会のフォンデアライエン委員長が20日、ウクライナへの支援として、凍結されたロシア資産から得られる利子収入を活用して最大€35B ($39B)を融資する方針を明らかにした。
 フォンデアライエン委員長は訪問先のウクライナで行われたゼレンスキー大統領との共同記者会見で、「ウクライナはロシアの攻撃に直面し、27ヵ国からなるEUによる継続的な支援を必要としている」と言明した。
 ゼレンスキー大統領は融資をエネルギーや防空、武器調達に充てるとしたほか、自身が策定した「勝利計画」を2024年内に承認するよう同盟国に改めて求めた。
2024.09.20
 19:40
Kyiv Independent Ukraine's strike on Russian arms depot destroyed up to 3 months' worth of ammunition, Estonian military intelligence head says <2410-092018>
 エストニア軍情報部長が、ウクライナのロシア軍基地への攻撃で最大3ヶ月分の弾薬が破壊されたと語った。
 エストニア国防軍情報センター長であるキヴィセルグ大佐は、ロシアのトヴェリ州の武器庫に対するウクライナのUAV攻撃により、2~3ヵ月所要の弾薬が破壊されたと述べた。
 キヴィゼルグ大佐はエストニア国防省の記者会見で攻撃についてウクライナは9月18日、2018年に開設され、核爆発に耐えるように建設されたロシア最大の兵器庫の1つに対して夜間攻撃を開始した。
 ウクライナが補給所を攻撃できたのは、弾薬の一部が野積みだったため、爆発の連鎖を引き起こし、30,000tの弾薬が爆発したとキヴィゼルグ大佐は述べた。
 ロシアは平均的な軍事行動率で、週に10,000発の砲弾を発射しており、破壊されたのは2~3か月分である。 「この敗北の結果は、今後数週間のうちに前線で見られることになるだろう」と語った。
 ウクライナ保安庁の情報筋がKyiv Independent紙に、トポレツの武器庫にはIskander、SAM、砲弾、KAB誘導爆弾などが保管されていたと語った。
 ウクライナは長い間、ロシアと比較して弾薬供給の面で不利な立場に立たされてきていた。
2024.09.20
 18:44
Newsweek

(Yahoo)

ロシア「弾薬庫」の超巨大爆発…動画から推察される規模は「核爆弾に匹敵」「戦争が始まって最大」の声 <2410-092016>
 ロシア西部のトベリ州にある弾薬庫が、ウクライナのUAVとみられるものによる攻撃を受けた問題について、プーチン大統領が始めたウクライナ戦争におけるこれまでで最大の出来事だとする見方が出ている。
 実際、SNSにはとてつもない規模の爆発が起きた瞬間を捉えた映像が出回っている。
 信憑性については未確認だが、SNS上の動画には、9月18日03:30頃にモスクワの西385kmに位置するトベリ州トロペツにあるロシア国防省ミサイル・砲兵総局(GRAU)の弾薬庫が攻撃を受けた後に巨大な火の玉が立ち上る様子が映っている。 動画にはその後も複数の爆発が起きた様子が捉えられている。
 ウクライナ内務省のゲラシチェンコ顧問はX (Twitter) に、爆発はTNT 1.3~1.8キロトンに匹敵する威力で、320kmの範囲に爆風が広がったと投稿した。
 またReuters通信によれば、米カリフォルニア州モントレーにあるMedioburiense国際大学院 (MIIS) のハーバート氏は、200~240tの爆薬が爆発した規模に相当する爆発だと推定した。
 18日午後の時点で約3万㌧の砲弾が爆発したか爆発し続けており、火災も続いているという。
2024.09.20
 15:46
Kyiv Independent Ukraine approves new domestic-made all-terrain amphibious vehicle Takha <2410-092014>
 ウクライナ国防省は、9月20日の声明によると、ウクライナ軍の全地形型水陸両用車Takhaの使用を承認した。
 同省によると、ウクライナが開発したTakhaは、すでに最前線で避難や弾薬や食料の輸送に使用されており、小型で、その場で方向転換できる(註:芯信旋回または超信地旋回が可能と言うことか)ため、限られたスペースでの機動に効果的で、また、沼地、氾濫原、深い雪、氷の上の水中から脱出することもできる。
 そのタイヤの接地圧は人間の足のそれよりも小さく、それが緩くて不安定な地面を移動することを可能にする。
 また、超越能力は1m以上で、最大1tの貨物または最大10名の兵員を運ぶことができる。 陸上での速度は40km/h、水上では6km/hに達する。 燃料タンクは複数あり、1回の給油で2日以上運転できる。
 同省によると、6月上旬の時点で、ウクライナ製および外国製の軍用車両の110両以上がウクライナでの使用が承認されているが、1/3は国産とされ、残りは米、英、独、瑞、伊など20ヵ国以上で生産されたとされる。
2024.09.20
 13:01
AFP=時事

(Yahoo)

越境攻撃で4万人誘引、東部でロシア軍の戦力低下 ゼレンスキー氏 <2410-092011>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が19日、ロシア西部クルスク州への越境攻撃で、ロシア兵約4万名をウクライナ東部の前線から引き離すことに成功したと主張した。
 ウクライナは8月6日、同国東部からロシア兵を引き離すためクルスク州への越境攻撃を開始したが、ウクライナ東部ではロシア軍が相次いで集落を制圧している。
 ゼレンスキー大統領は19日夜の演説で、東部ドネツク地方の戦況は「極めて厳しい」が、ウクライナは同地方でのロシア軍の戦闘能力を低下させることに成功したと主張し、「われわれはすでにロシア兵約4万名を同州に引き付けることに成功した。 われわれの行動は続く」と続けた。
2024.09.20
 11:25

(21:25 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, September19 2024 <2410-092010>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年9月19日の戦況 =
 プーチン大統領は、ロシア国防省からのロシアの損失を相殺する要請を拒否し、2024年春に新たな動員を宣言したが、これは非自発的な予備役招集に伴う政治的コストを回避する可能性が高いと報じられている。 プーチン大統領はそれ以来、非公表の動員に引き続き取り組んでおり、ロシアの動員の可能性を抑制している。
 ロシアでの動員は、動員が彼の政権の安定に対する直接的な脅威であるというプーチンの個人的な恐れのために、短中期的には可能性が低いままである。
 ロシア当局はロシア軍に対し、2024年10月中旬までにウクライナ軍をクルスク州から追い出し、10月末までにウクライナ北東部のロシアとの国境沿いのウクライナ国境地域に「緩衝地帯」を設置するよう命じたと報じられているが、ロシア軍がこれを短期間で達成できる可能性が非常に低い。
 露大統領府は、ロシアの長期にわたる戦争の社会的・経済的影響を相殺するため、ウクライナにおけるロシアのUAV運用とドローン生産能力の改善へのコミットメントを引き続き示している。
 プーチン大統領は、ロシアは、ロシア本土とカリーニングラード州との間のロシア国民の移動に「いかなる障壁も設けない」ようにしなければならないと主張した。
 インドの砲弾がヨーロッパの仲介者を通じウクライナに移転したと報じられていることが、ロシアとインドの関係に緊張を引き起こしていると報じられている。
 欧州議会は加盟国に対し、ウクライナが西側諸国が提供する長距離システムを使用してロシアの軍事目標を攻撃する能力に対する制限を解除するよう求めた。
 ウクライナ軍は最近、クルスク州でわずかに前進した。
 ウクライナ軍はポクロフスク近郊に前進し、ロシア軍はハリコフ市、スヴァトヴェ、シヴェルスク、チャシフヤール、ポクロフスク、フリャイポレ近郊に前進した。
2024.09.20
 11:07
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア戦死者、7万人超に 報道 <2410-092009>
 英BBCとロシアの独立系メディアMediazonaが20日、独自調査を基に、ウクライナ侵攻におけるロシア兵の死者数が7万名を超えたと報じた。 両メディアの調査によると、8月半ば時点の戦死者は66,000名だった。
 死者数の集計は、公式発表や死亡記事SNSでの発表などの公開情報と、ロシア国内で新たに建てられた墓の数などに基づいている。
 BBCは「ウクライナで死亡したロシア兵7,0112名の名前を特定したが、実際の死者数はこれよりも相当多いと思われる」とし、「詳細を公表しない遺族もおり、またこの分析結果には、われわれには確認できなかった名前や、ロシア占領下のウクライナ東部ドネツク州とルガンスク州における民兵の死は含まれていない」と説明した。
2024.09.20
 06:04
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシアのウクライナ東部攻撃リスク低下、越境攻撃が奏功=ゼレンスキー氏 <2410-092002>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が19日、ロシア軍との戦闘が続くウクライナ東部ドネツク州戦線での戦闘において、8月開始したロシア西部クルスク州への越境攻撃により、ロシア軍兵力を東部から引き剥がすことに成功していることにより、同国軍がロシア軍による攻撃の可能性を低下させているとの見解を示した。
 ゼレンスキー大統領は、「現時点で、ウクライナ軍はドネツク州における占領軍の攻撃力を消耗させることに成功している」と表明した一方で、ロシア軍の攻撃が最も集中している同州のポクロフスクとクラホベ付近では「毎日激しい戦闘が続き、状況は依然として極めて厳しい」と述べた。
 また、ロシアとの取引材料となるロシア兵捕虜の「交換の蓄え(exchange fund)」が大幅に補充されてきているとの認識も示した。
2024.09.20
 05:01
Reuters 通信

(Yahoo)

西側兵器使用、ウクライナに許可すれば核戦争に=プーチン氏側近 <2410-092001>
 プーチン大統領の側近で連邦安全保障会議のメンバーであるウォロジン下院議長が19日に西側諸国の政府に対し、ウクライナがロシア領内の奥深くを攻撃するために西側諸国が供与した長距離兵器の使用を承認すれば、核戦争が起こることになると警告した。
 ウォロジン議長はTelegramへの投稿で、「欧州議会が求めていることは、核兵器を使用した世界戦争につながる」と警告し、プーチン大統領も12日、西側諸国がウクライナに供与した長射程兵器でロシアに対する攻撃を認めれば、西側諸国はロシアと直接戦うことになると述べている。
2024.09.19
 23:39
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、ドローン生産を140万機に増強 昨年の10倍=プーチン氏 <2410-091928>
 プーチン露大統領が19日、2024年のUAV生産を増強し、2023年の14万機からほぼ10倍増となる140万機程度にすると発表した。
 ロシアはUAV技術においてほぼ毎週のように進歩しているとし、攻撃してくるUAVを感知して混乱させ、撃墜する技術を持つ防衛用UAVも開発する必要があると述べ、「幅広い種類のUAVを生産し、できるだけ早期に量産体制を確立することが重要な課題だ」と説明した。
2024.09.19
 20:05
RBC Ukraine Stoltenberg: More weapons for Ukraine increases chances of war ending <2410-091927>
 ストルテンベルグNATO事務総長が退任演説で、ウクライナとロシアの間の和平を達成する可能性は、ウクライナへの武器供給の増加に直接依存しており、これによりプーチン露大統領は、彼が望むものを武力で手に入れることはできないことを認識させるだろうと述べた。 ストルテンベルグ事務総長は、軍事力は対話の必要条件であり、それは強力な防衛によって支えられている場合にのみ機能すると指摘した。
 事務総長によると、ウクライナでの戦争を終わらせる最も手っ取り早い方法は、戦争に負けることだが、その場合、それは平和ではなく占領になるであろう。 一方、プーチンは戦争で目標を達成するため、戦争を継続し続ける。
2024.09.19
 17:45
RBC Ukraine Polish Foreign Minister proposes placing Crimea under UN mandate: Mejlis responds <2410-091922>
 ポーランドのシコルスキ外相が19日に、クリミアがウクライナとロシア間の和平交渉の可能性において重要な役割を果たしていると述べ、クリミア半島の可能な解決策の一つは、それを国連の委任下に置くことであると示唆した。 これに対してクリミア・タタール人メジリスの代表であるチュバロフ氏は、クリミアを国連の委任下に置くことができると示唆する発言は受け入れられないと述べている。
 チュバロフ氏は、クリミアはロシアにとって、特にプーチン大統領にとって象徴的に重要であり、クリミアの非軍事化なしに平和が達成できるとは思えないと言った。
 チュバロフ氏は、シコルスキ外相の言葉は、ロシアのウクライナに対する戦争を終わらせるために、わが国はクリミアを割譲すべきだと公に提案したとしかとれないと述べた。
 彼によれば、メジリスはそのような発言は受け入れられず、皮肉だと考えているという。 それらは、ウクライナの国益や、ウクライナの先住民クリミア・タタール人の権利と利益にそぐわないとした。
2024.09.19
 17:25
Kyiv Independent Germany delivers over 20 Leopard 1 tanks, Gepard anti-aircraft guns, other aid to Ukraine <2410-091920>
 ドイツ政府は9月19日、ウクライナへの最新の軍事援助供与において、Leopard 1A5 MBT 22両155mm砲弾61,000発Gepard
SPAAG 3門 (予備部品付き)、その他の装備を引き渡したと発表した。
 このTrancheには、Bandvagn 206全地形対応車5両、TRML-4D対空レーダ2基、全地形装軌運搬車Warthog、およびドイツ連邦軍と企業の在庫からの車両112両のも含まれていた。
 ウクライナは、Vector 偵察UAV 30機、Heidrun RQ-35偵察UAV 20機、Songbird UAV 12機、Hornet XR UAV 6機、海軍仕様UAV20機を受領した。
 ドイツはさらに、予備部品付きのBeaver戦車橋3両、予備部品付きのDachs装甲工兵車1両、およびWisent 1地雷除去戦車6両を供与した。
 Leopard 1A5 MBT 22両と予備部品は、デンマークとの共同で供与した。
 当初は武器供与に躊躇していたドイツは、米国に次ぐウクライナへの第2位の軍事援助国となったが、ショルツ首相はTaurus長距離ミサイルなど、一部の主要能力の供給にまだ消極的である。
2024.09.19
 16:55
RBC Ukraine Russia transferring equipment from Kherson direction to Kursk region - Partisans <2410-091919>
 ウクライナのパルチザン運動ATESHのTelegram Channelが、ロシア軍はヘルソン方面からクルスク地方に装備を移動させており、これに先立ち、彼らはクリミア半島で修理していると報じている。
 ATESHは、ロシア連邦第810海兵旅団の武器、弾薬、装備の動きを追跡したと報告書は述べている。
 パルチザンによると、クリミアの修理基地では、彼らはすべての損傷した機器を修復し、それをクルスク地域にさらなる階層化のために送っている。 これはクルスク方面の武器が不足していることを示しており、ヘルソンのようなあまり活発でない方面によって補われている」とATESH運動は考えている。
2024.09.19
 16:24
Reuters 通信

(Yahoo)

インド製弾薬、欧州経由でウクライナへ ロシア抗議でも規制の兆しなし <2410-091918>
 インドと欧州の当局者の話で、欧州企業がインドの軍需企業から購入した砲弾や弾薬がウクライナにわたっていることが分かった。 ロシアはインド側に抗議したが、インド政府は取引停止の措置を取っていないという。
 インドの武器輸出規制は、武器の使用を申告した購入者に限定し、無許可の転売などがあれば取引停止にすると定めている。 インド外務省報道官は1月の記者会見で、インドはウクライナに砲弾を供給・販売はしていないと述べた。
 当局筋によると、ウクライナに供給されているインド製砲弾薬は、国有軍需企業Yantra社などが製造したもので、取引は1年余り前から行われており、税関の記録によるとイタリア、チェコなどからウクライナに輸出されている。 元Yantra社幹部は非上場のイタリア防衛企業MES社が同社の最大の海外顧客だと述べた。 MES社は、Yantra社から中身が空の砲弾を購入し、炸薬を詰めてウクライナに輸出しているという。
 ロシアは事態を深刻視し、7月の外相会談を含め少なくとも2回、インド側に対応を求めた。 インド当局者によると、政府は状況を監視しているが、欧州向け輸出を制限する措置は取っていないという。
 関係者は、ウクライナが使用する砲弾薬でインド製が占める割合はごくわずかとしており、ロシアによる侵攻開始後にウクライナが輸入した武器全体の1%以下と推定されている。
2024.09.19
 11:17
Ukrinform NATO 事務総長、ウクライナによるロシア領への長射程攻撃がプーチンの「レッドライン」だとは思わず <2410-091915>
 ストルテンベルグNATO事務総長はTimesの取材で、NATO加盟国がウクライナに対してロシア領内の合法的目標への攻撃を許可することがNATOが戦争に巻き込まれるとの発言は誤っているとの見方を示した。
 また事務総長は、ウクライナに対してStorm Shadowのような長射程ミサイルをロシア領攻撃のために使用する許可を出すことを支持している英国やフランスといった同盟国を支持していると発言した。
 さらに事務総長は、そのような許可は個別の国が決めることであり、NATO全体で決めることではないともした。
2024.09.19
 09:45

(19:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, September18 2024 <2410-091913>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年9月18日の戦況 =
 ウクライナ軍が9月18日、トヴェリ州トロペツ近郊のロシアのミサイル・弾薬貯蔵施設に対してUAV攻撃を行い成功を収めた。
 ロシア国内のロシア後方の物流施設に対するウクライナの継続的な攻撃は、弾薬備蓄や物流施設の個々の破壊を超えて、ロシア軍に対するより広範な作戦圧力を生み出すであろう。
 ロシア当局が9月18日、中央軍管区の機甲部隊の責任者多額の賄賂を受け取った疑いで逮捕した。 2024年4月にベロウソフがロシア国防相に任命されて以来、ロシア軍高官に対する新たな汚職事件となった。
 モスクワ市にあるロシア最大のオンライン小売業者、Wildberriesの複数のオフィスに対する武力攻撃が失敗したことは、ロシア国内の安定の脆弱性を浮き彫りにしている。
 アルメニア当局は、アルメニアとロシアの二国間関係が悪化する中、ロシアが主導する集団安全保障条約機構 (CSTO) を批判し続けている。
 ロシア外務省のザハロワ報道官が9月17日、レバノンとシリア全土で、レバノンのヒズボラメンバーの何千ものポケベルを同時に爆発させたとして、イスラエルを非難し、ロシアがイランの対イスラエル抵抗枢軸と修辞的に連携し続けていることを示唆した。
 ウクライナ軍はクルスク州の主要なウクライナ突出部の西にあるグルシュコフスキー・ライオンに前進したが、その突出部とその西でウクライナ軍の攻撃が続いていて、ロシア軍は突出部内の位置を奪還した。
 ロシア軍は、ドネツク市南西のトレツク内とザポリージャ州東部のクピャンスク-スヴァトヴェ-クレミンナ線に沿って前進した。
 ロシア下院は9月18日、ウクライナに派遣されたロシア軍人を、ロシアの裁判所で審理されている事件の刑事罰から解放することを提案する法案を第一読会で承認したと発表した。
2024.09.19
 07:10
共同通信

(Yahoo)

弾薬庫爆発で地震観測 ロシア西部、衝撃規模物語る <2410-091906>
 ノルウェーの地震研究機関NORSARが18日、ウクライナ軍によるUAV攻撃でロシア西部トベリ州トロペツの弾薬庫が爆発、炎上したことで、同日未明から朝にかけてトロペツ周辺で17回の地震を観測したと発表した。
 マグニチュードは最大2.5で、爆発による衝撃規模の大きさを物語った。
Toropets の位置 (Google Map)】
 ゼレンスキー大統領は「ロシアを弱体化させる重要な成果があった」と述べた。
 ロシア側によると、UAVの迎撃で撃墜した破片が弾薬庫に落下し、爆発につながった。
 ロシアメディアによると、ロシア当局はトベリ州の住民に対し、火災などの写真や映像をインターネットなどで公開しないように呼びかけた。 公開すれば「敵側の行動」だとみなし捜査対象になり得ると警告した。
2024.09.19
 05:00
日経新聞 クリミアを聖地に プーチン氏の野望支える正教原理主義 <2410-091907>
 ロシアが侵略を続けるウクライナでこの夏、キリスト教を巡る2つの大きな出来事があった。
 一見何の関係もないが、実はいずれもロシア正教会の原理主義と深いかかわりがある。 プーチン政権の野望を支えるのも、正教の再興を目指す原理主義である。
 ロシアが2014年から占領するウクライナ南部クリミア半島に2024年7月に「新ヘルソネス」と名付けた古代ビザンチン風の巨大な複合施設がオープンした。
2024.09.18
 23:00
RBC Ukraine Slovakia fears new conflicts if Ukraine joins NATO <2410-091831>
 スロバキアのブラナール外相がウクライナのシビハ外相との会談後に記者団に対し、ウクライナがNATOに加盟する可能性が新たな紛争につながる可能性があることを懸念していると述べた。 ブラナール外相は、ロシア・ウクライナ戦争は軍事的手段では解決できないと述べ、スロバキアは平和的解決の迅速な模索を提唱していると述べた。
 彼はまた、スロバキアはウクライナのEU加盟を支持しているが、NATO加盟に関するウクライナの見解には同意していないと付け加えた。 彼は、NATO加盟が新たな紛争につながる可能性があると考えているが、スロバキアはウクライナがその道を選択する権利を尊重していると述べた。
 対照的にウクライナのシビハ外相は、NATO加盟は安定性を確保するため、ウクライナとスロバキアの双方の利益と一致すると自信を表明し、NATO加盟が平和につながると主張した。
2024.09.18
 22:07
Kyiv Independent Kremlin's war in Ukraine 'a stunning Russian military failure,' British diplomat says <2410-091829>
 英国の外交官が9月18日にウィーンで開催された安全保障協力フォーラムで、、ウクライナでのロシアの戦争は「露大統領府にとって軍事的災害」であり、同国の大幅な人的資源の損失は「暗い状況を描いている」と述べた。
 
OSCEの英国代表部の上級軍事顧問であるオーコット氏も、ウクライナのクルスク侵攻やロシア黒海艦隊の1/4の損傷または破壊などの要因が「驚くべきロシア軍の失敗」につながると述べた。
「ロシアが全面的な侵攻を行ってから2年と212日が経ち、ロシアが数日で終わると想定していた軍事行動は数日で終わるだろう」と彼はUkrinformが報じたコメントで述べた。
 9月17日にWSJが引用した西側の諜報機関の推計では、ロシア軍の損失は最大で200,000名の死者と400,000名の負傷者とされている。 これは、9月18日時点で637,000名以上が死傷したというモスクワの死傷者に関するウクライナの推定に近い
 「軍事レベルでは、ウクライナの機動戦の効果的な使用は、ロシアの『肉挽き器』戦術とは全く対照的である」とオーコットは述べた。
2024.09.18
 20:16
Kyiv Independent Arms depot in Russia's Tver Oblast built to withstand nuclear explosion heavily damaged by Ukrainian drones <2410-091826>
 ウクライナ保安庁 (SBU) の情報筋がKyiv Independent紙に語ったところによると、ウクライナのUAVは一晩でロシア最大の武器庫の一つを攻撃し、ロシアのトヴェリ州のトロペツの町で強力な爆発を引き起こした。
 ロシア国防省は2018年、この武器庫は核爆発にも耐える準備ができている自慢していたが、6年後にその主張は虚偽であることが証明された。
 SBUによると、武器にはIskander、SAM、砲弾、KAB誘導爆弾などのミサイルが保管されていた。 この攻撃は「ロシア国防省の主要ミサイル・砲兵の大きな武器を文字通り地球の表面から一掃した」とSBUの情報筋は語った。
 主要なミサイルおよび砲兵総局によって管理されている武器庫の建設は、ウクライナの北480kmに位置するトロペッツの町で2015年に始まった。
 ロシア国防省によると、RUB90B ($980M) のこの計画で13棟の近代的な武器庫の建設を求めていた。
 人口11,000人の町トロペでの建設は、すべての近代的な国際安全保障基準に準拠して2018年10月にオープンする予定であった。
2024.09.18
 18:19
Kyiv Independent Russia's Kursk counteroffensive halted, Kyiv claims <2410-091824>
 ウクライナ軍政の報道官が9月18日にAFPに、ウクライナ占領地域を奪還することを目的としたクルスク州でのロシアの反撃は阻止されたと語った。 「彼らは側面から攻撃しようとしたが、そこで止められた」と報道官はAFPに語った。 報道官は、ロシアによる「いくつかの小さな成功」だけを認め「状況は安定し、今日はすべてが制御下にあり、彼らは成功していない」とした。
 この声明は、モスクワがロシア地域のウクライナ軍の西側側面に対して反撃を開始した1週間後に発表された。
 「ロシア軍は集落の一つに入り別の集落に向け攻撃を始めたが、それだけであった」と彼は言った。 ロシアは反攻の初日だけで10ヵ所で集落を奪還したと主張し、その後のさらなる前進を発表した。
 ウクライナは8月6日初旬にクルスク州への越境侵攻を開始し、約100ヵ所の集落と1,300㎢以上を制圧したとされている。 これに対ロシア軍は先週、ウクライナ軍をロシア領内の陣地から追い出すために反撃を開始した。
 ロシアはドミトラシキフスキー集落についてまだコメントしていないが、9月17日の定例更新では、奪還された新たな集落については言及しなかった。 ロシアは同日、ウクライナ突出部の西にあるクルスク州で国境を越えようとするウクライナによるいくつかの新たな試みを撃退したと主張した。
2024.09.18
 16:14
Kyiv Post Five Things to Know About Ukraine’s Incursion Into Russia’s Kursk Region <2410-091821>
 ウクライナのロシア・クルスク州への侵攻について知っておくべき5つのこと
 ・クルスクの戦いは流動的で動きが速く、コントロールラインは明確ではない
 ・クルスク空戦は、過去30ヶ月間の他の場所の空戦とは少し違って見える
 ・セイム川橋の戦いは終わっていない
 ・ロシアは、すべてが順調に進んでおり、ウクライナ人は窮地に立たされていると言っている
 ・ウクライナ人は、クルスク作戦は全体的にうまくいっていると言っている
2024.09.18
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍、クルスク州の新たな攻撃軸で挟撃狙う ロ軍の反撃は停滞 <2410-091811>
 ウクライナとの国境地帯にあるロシア西部クルスク州ノービプーチ村のすぐ南で12日、ソ連製のIMR-2戦闘工兵車に乗り込んだウクライナ軍工兵部隊がロシア側の防御線を突破したことは、この戦争を観察している人の多くを驚かせた。ロシア側の反応も同じだったようである。
 ノービプーチ村は、クルスク州でウクライナ側が支配しているおよそ1,000㎢の突出部から西へ30km付近位置する。 この突出部は8月上旬、ウクライナ軍の精強な8個の経験豊富な旅団から抽出された12個前後の大隊が同州に侵攻し一気呵成に制圧した地域である。
 先週時点では、ウクライナ軍がなぜノービプーチ村周辺で新たな侵攻を始めたのかは不明だったが、ここへきて徐々に明らかになりつつある。 戦車の支援や滑空爆弾を投下する空軍機の援護を受けつつ、空中強襲(空挺)軍の第95独立空中強襲旅団を主力とするとみられる戦術群はノービプーチ村を越え、すぐ北にあるベショロエ村の南を抜けて右方へ切り込んでいる。
 つまり、新たな侵攻部隊はクルスク州の突出部のほうへ向かっているこの部隊が突出部のウクライナ軍部隊とつながれば、両部隊と国境の間で数千名規模ともみられるロシア軍部隊が孤立することになるだろう。
2024.09.18
 08:35

(18:35 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, September17 2024 <2410-091816>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年9月17日の戦況 =
 ウクライナ検事総長事務所は、ロシアによるウクライナ人捕虜の虐待と処刑が明らかになった別の事件について捜査を開始した。
 ウクライナと西側諸国を標的とした露大統領府の大規模な情報作戦の概要を記した漏洩文書は、SNSを利用してモスクワの利益を促進するために、クレムリンがグローバルな情報手段を活用するというコミットメントを引き続き示している。
 ロシアのショイグ安全保障理事会書記は、非西側同盟国からの軍事協力と支援を確保するためのロシアの努力が続く中、最近のシリアと北朝鮮訪問に続き、予告なしの訪問のためにイランに到着した。
 ラブロフ露外相は、モスクワで北朝鮮の崔外相と会談した。
 ロシア軍は最近、トレツクとポクロフスクの近く、ドネツク市の南西に前進した。
 ウクライナの主軍事情報局 (GUR) は9月17日、ロシアがウクライナで戦うためにシリアから市民を募集し続けていると報告した。
2024.09.18
 05:54
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍死傷61万人超、英分析 前線投入で新兵動員続く <2410-091807>
 英国防省が17日、ウクライナ侵攻でロシア軍の死傷者が61万名を超えたとの推計を発表した。 ロシア軍が前線に投入する兵力を補充する必要に迫られ、新兵動員を続けていると指摘した。
 Wall Street Journal紙は両軍の死傷者は計100万名で、ロシア側の死者は20万名、負傷者は40万名だと報じた。
 米ニュースサイトPoliticoは16日、2024年2月に解任されたウクライナ軍総司令官のザルジニー大将が、8月に始まったロシア西部クルスク州への越境攻撃に反対していたと報じた。
 越境後の展開が見えず、越境攻撃は「賭けだと感じていた」という。
 ザルジニー大将はウクライナの首都防衛に成功するなど戦果を上げた。
2024.09.18
 04:52
Ukrainska Pravda Ammunition depot on fire after drone attack in Russia's Tver Oblast: evacuations ongoing – videos <2410-091806>
 ロシアのトヴェリ州へのUAV攻撃後、弾薬保管場所が火災に見舞われ、避難が進められている。 9月17日~18日の夜に行われたUAV攻撃に続いて、ロシアのトヴェリ州トロペツの町で火災と爆発が発生した。
Toropets の位置 (Google Map)】
 ロシアの通信社RIA Novosti とTASS通信、BazaとAstraのTelegram Channelによると、地元当局は、防空システムが市内の大規模なUAV攻撃に対応し続けていると報告した。
 トヴェリ州知事のルデニャ氏は、防空が機能しており、火災封じ込めの取り組みが進行中の地域から住民の一部避難を命じた。 トロペットの住民は、トヴェリ州の近くの町ザパドナヤ・ドヴィナに避難しているとした。
 地元住民は、弾薬保管場所が攻撃されたと報告し、映像には火事と爆発音が映っている。
2024.09.18
 02:17
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナ東部ウクラインスク制圧=報道 <2410-091804>
 ロシア国営通信社RIAがロシア軍の匿名筋の話として、ロシア軍が17日にウクライナ東部ドネツク州の都市ウクラインスクを制圧したと報じた。 ロシア軍は9月初めにウクラインスクを包囲していた。
 ウクライナ出身で親露派の著名軍事ブロガー、ポドリャカ氏は「ウクラインスクはわれわれのものだ」と表明し、ロシア軍は同市を「ほぼ無傷で」占領し、南部ヒルニクと西部セリドベを次の目標とすると述べた。
 ロシアの戦争ブログや戦争に関するオープンソースの地図によると、現在ウクライナの1/5を占領しているロシア軍は、ウクライナ東部ルガンスク州の98.5%ドネツク州の60%占拠している。
 Wall Street Journal紙によると、ロシアによるウクライナ侵攻開始からの両軍の死傷者数は100万名にのぼる。
2024.09.18
 02:13
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナの新たな越境攻撃5回を撃退=ロシア <2410-091803>
 ロシア国防省が17日、ウクライナ軍による西部クルスク州への新たな越境攻撃を5回撃退したと発表した。 過去6日間で報告された国境攻撃は計26件となった。
 同省は声明で「軍の航空隊と砲撃の支援により、ウクライナ軍がロシア国境を突破しようとした5回の試みは撃退された」と述べた。 またロシア軍はこのほか複数の集落にも攻撃を行っているとした。
 ロシアの軍事ブロガーは、ウクライナがヴェセロエとメドヴェジェ方面の一部から撤退し、ロシア軍が領土を奪還したと述べた。
 Reutersはこれを独自に検証できていない。
2024.09.17
 22:31
Kyiv Independent Ukraine destroys Russian ammunition depots near occupied Mariupol, Navy says <2410-091718>
 ウクライナ海軍が9月17日に声明で、海軍は最近ロシアが占領するウクライナの都市マリウポリ近くの弾薬庫にミサイル攻撃を実施した。 海軍によると、この攻撃により、ロシア軍がウクライナに対して使用するために備蓄していた貯蔵インフラと大量の弾薬の両方が破壊された。
 亡命したマリウポリ市長顧問のアンドリューシチェンコ氏は、ドネツク州の隣接する村フリボケにあるロシアの「破壊された倉庫」を示す写真を共有していたが、Kyiv Independent紙は、これらの主張を確認できなかった。
 マリウポリは2022年2月から5月にかけてロシア軍に包囲され、数千人が死亡し街は瓦礫と化していた。 当局の概算によると、マリウポリ包囲戦で少なくとも2万5,000人が殺害された可能性があるが、正確な数は不明のままであり、はるかに多い可能性がある。
2024.09.17
 19:14
RBC Ukraine Ukraine may have used Neptun missile to strike Russian warehouses in Mariupol - Defense Express <2410-091717>
 ウクライナは、一時的に占領されたマリウポリの近くにあるロシアの倉庫をNeptuneミサイルで攻撃した可能性があると、Defense Expressが報じている。
 同メディアによると、ウクライナ海軍が目標の破壊を報告したということは、ウクライナのCM、特にNeptuneミサイルが使用されたことを示唆しているという。 攻撃は、前線から100kmまでの場所にある目標に対して行われた。
 Defense Expressは、もしNeptuneが実際に使われたのなら、それは2つのことを示していると考えている。
 第一にNeptuneの使用は、ウクライナがその生産を増やしたことを示唆している。
 第二に、ウクライナ軍におけるStorm Shadow/SCALP-EGやATACMSなどのミサイルの不足を示している可能性が高い。
2024.09.17
 18:41
RBC Ukraine Head of Ukrainian intelligence reports significant increase in ground drones in war <2410-091716>
 ウクライナ国防情報局長官のブダノフ中将によると、ロシアが始めた戦争で軍備の新たな局面が始まった。 それは
UGVの活用である。 ブダノフ中将によれば、戦争中には技術の進歩が期待されており、これには簡単な説明があるという。
 ブダノフ中将は「UGVは恐れることはなく、新しい段階に入ったUGVはまだ現れ始めたばかりだが、2024年末までにその数は指数関数的に増加すると信じている。 人々は戦闘に参加するのを嫌がるので、1人の兵士を送る代わりに、常に10機のUGVを送ることを選ぶであろう」と語った。
2024.09.17
 17:30
RBC Ukraine Bloomberg: Some of Ukraine's allies consider ending war through negotiations in 2025 <2410-091715>
 ウクライナの同盟国の一部は、2025年にモスクワとキエフの間の交渉を通じてロシアとの戦争を終わらせる可能性について話し合っているが、Bloombergは交渉を行う決定はウクライナの当局者のみが行うべきだと報じている。
 情報筋によると、ウクライナの友好国の一部は戦争を終わらせるための方法を議論しており、一部の西側の首都では、ウクライナ軍が時期尚早に停戦を迫られる可能性があるという懸念が高まっているという。
 Bloombergの情報筋は、西側当局者が2025年の戦略の一環として交渉を通じてウクライナとロシアの戦争を終わらせる可能性を真剣に考え始めていることを明らかにしているが、交渉の決定はウクライナが下すことを明らかにしており、この件に関してゼレンスキー大統領に圧力をかけることはない。
 これらの議論は、戦場での突破口が見つからず、新たな冬が近づいているために浮上し、一部の当局者は行き詰まりから抜け出すための潜在的な方法を模索するようになった。
2024.09.17
 16:50
RBC Ukraine German Foreign Minister: 'If Ukraine falls, Moldova is next country in line' <2410-091714>
 ベアボック独外相が、ウクライナへの支援はモルドバの安全保障にも貢献している。 ウクライナの敗北はモルドバを危険にさらす可能性があり、だからこそキエフの支援は地域にとって非常に重要であると、述べている。
 「ウクライナを支援するために我々が行うすべてのことは、モルドバに関する安定化を促進することも意味する。 ここにいる人々の最大の関心事が何であるかは明らかで、ウクライナが陥落した場合には、モルドバが次に並ぶ国になるということです」と彼女は言った。
 ベアボック外相は、フランス、ルーマニア、ポーランド、オランダ、リトアニアの外相も出席したMoldova Partnership Platformの一環としてキシナウで開催された会議で演説した。 このプラットフォームは、モルドバの経済を強化し、ロシアの偽情報から保護するために、2022年にドイツによって設立された。
2024.09.17
 16:20
RBC Ukraine Tu-95 and Tu-160 bombers possibly present during Engels airbase attack: Satellite images <2410-091712>
 エンゲルス空軍基地の地域で9月17日早朝に爆発音が聞こえた。 
Defense Expressによると、Tu-95やTu-160を含む数機の戦略爆撃機が基地に存在していた可能性がある。
 同メディアは、9月15日に撮影されたサラトフ地域のエンゲルス空軍基地の衛星画像に注目した。 Defense Expressによると、画像にはTu-95MS 4機Tu-160 2機がいた。 さらに、Tu-160 2機とおそらくAn-12と見られる輸送機1機の影が見えた。
 Defense Expressが述べているように、9月17日の爆発はおそらくウクライナのUAV攻撃によって引き起こされたと思われるが、そのような戦略機はまだこの空軍基地に駐機している可能性がある。
 ジャーナリストは、Tu-95MS 4機は、ウクライナを攻撃するためによく使用する最大32発の長距離ミサイルを搭載できるため、大きな脅威となると指摘している。
2024.09.17
 14:03
Kyiv Independent ‘It’s personal’ — Why Germany still refuses to send Taurus missiles to Ukraine <2410-091709>
 米国と英国は、ウクライナが既に配備されている欧米製ミサイルを使ってロシア国内の奥深くの標的を攻撃するのを許す圧力に直面しているが、ドイツはそのようなミサイルの提供さえ拒否している。 ショルツ首相は9月13日に「ドイツは、我々が何をし、何をしないかについて明確な決定を下した。 この決定は変わらない」と述べ、ウクライナへのTaurusの提供を断固として拒否した。
 彼の発言は、バイデン米大統領とスターマー英首相がワシントンでの会談で、ロシア国内での西側諸国から供給された長距離兵器の使用制限を解除するまでに至らなかった後に行われた。
 米国は春、ウクライナにATACMSを提供し始めたことを確認した。 ウクライナは以前に射程160kmのミサイルを供与されていたが、新しいバッチは300kmの射程を持つ高度なミサイルで構成されていた。 しかし、ドイツのTaurusの供与を行わなかった。
 これに先立ち、ドイツは米国に続いて、2023年初頭に最初のPatriotシステムと待望の戦車を引き渡した。
 ウクライナがロシアのクルスク州への奇襲侵攻を開始したとき、ドイツはこの作戦を承認していた。 ドイツ国防省は、ウクライナは国際法を遵守して、ロシア国内で自衛のために使用する兵器を「自由に選択できる」と述べた。 それなのに、ドイツはロシア軍の後方を攻撃できるミサイルを提供するというウクライナの要求を保留し続けている。
2024.09.17
 10:45

(20:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, September16 2024 <2410-091707>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年9月16日の戦況 =
 ウクライナは兵員不足に対処するための措置を講じてきたが、西側のウクライナへの軍事援助の遅れと不足により、重要な地域を防衛し戦域全体の計画に対抗できる効果的な戦闘部隊を生み出す能力は依然として制限されている。
 ゼレンスキー大統領は、ウクライナのクルスク州への侵攻により、ロシアはウクライナから一部の兵力をロシア国内の防衛に振り向けることを余儀なくされたが、ウクライナ軍に対する戦域全体の負担を軽減するために、ウクライナは依然としてロシアの軍事目標を攻撃するための十分な兵器等と西側の許可を必要としていると繰り返し述べた。
 ロシアは、部隊を徐々に増強することにより、長期的な軍事力を構築し続けている。
 イランは、核兵器を製造する準備を進めると同時に、西側との核交渉を再開する意思を示し続けている。
 ロシア国防省職員の一部は、ロシア軍指導部が国防省の汚職を根絶するための広範な取り組みを行っているため、汚職の告発に直面し続けている。
 ウクライナ軍はクルスク州Glushkovsky Raionに前進し、ロシア軍は9月16日に同地域の領土を奪還した。 ウクライナ軍とロシア軍はクルスク突出部で前進した。
 ウクライナ軍はハリコフ市とポクロフスク付近で領土を奪還した。
 ロシア軍はクレミンナ、チャシフ・ヤール、ポクロフスク、ヴフレダル付近に前進した。
 ロシアは、ロシア軍で戦うよう移民に強制し続けていると報じられている。
2024.09.17 Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、クルスク州で2集落奪還と発表 越境攻撃に反撃 <2410-091706>
 ロシア国防省が16日、ウクライナによる越境攻撃に対し反撃を続けているロシア軍が、西部クルスク州で2つの集落をウクライナ軍から奪還したと発表した。
 ロシアが奪還を発表したのはウクライナ北東部スムイ州との境界に近い2つの集落だが、Reutersは独自に確認できていない。
 ロシア軍司令官と親露派の軍事ブロガーは先週、クルスク州でロシア側が約10ヵ所の集落を奪還したと述べていた。
 ウクライナは同州の1,300㎢以上の地域で約100ヵ所の集落を掌握したとしている。
 クルスク州知事は16日、ウクライナ国境から15km以内に位置する2地区の集落に避難を命じた。
2024.09.17
 08:00
Forbes

(Yahoo)

クルスク州の新たな侵攻先でウクライナ軍が進撃 ロ軍、徴集兵主体で苦戦か <2410-091704>
 ウクライナと国境を接するロシア西部クルスク州ノービプーチ村付近で12日、ウクライナ軍の戦闘工兵部隊がロシア側の防御線を突破した。 ノービプーチ村は、ウクライナ軍がクルスク州内で支配している1,000㎢の突出部から西へ30kmほど離れた場所にある。
 ウクライナ軍部隊の侵入は当初、短時間の深度の浅い襲撃とみられたが、実際にはロシア側による一帯の支配にとってはるかに危険なものに発展した。
 ウクライナ軍の装甲トラックなどはノービプーチ村からさらに北上し、数km先のベショロエ村近くまで一気に進んだ。 ウクライナのシンクタンク、防衛戦略センター(CDS)は15日の作戦状況評価で、ウクライナ軍は「ベショロエの南郊に到達し、この村を実質的に支配下に置いた」と報告している。
 14日までにウクライナ軍の戦車がベショロエ村内に進撃した。 15日にはウクライナ空軍の戦闘爆撃機が、ロシア軍の陣地とされる村中心部の建物を衛星誘導の滑空爆弾で爆撃し破壊した。 使われたのは米国製の精密誘導爆弾とみられている。 その様子を上空からUAVで監視していたウクライナ軍のUAV部隊Khorne Gp.は、ロシア側に向けて「お前たちのことはひとり残さず見ているぞ」とSNSに書き込んでいる。
 ベショロエ方面のロシア軍守備隊には、練度の低い若い徴集兵が多数含まれるとされる。 1年間の兵役で集められる徴集兵は、ロシア政府の方針では戦闘への参加は想定されていない。
 8月上旬に始まったウクライナ軍によるクルスク侵攻で、ロシア軍の北方軍集団が当初、防御を徴集兵に大きく依存していたことは、ウクライナ側が急速に前進できた理由のひとつだった。 ロシア軍がベショロエ方面の防御も、準備の整っていない20歳前後が中心とみられる若年兵に頼っているらしいというのは、ロシアにとって不吉な兆候だ。
2024.09.17
 07:36
共同通信

(Yahoo)

ロシア、無人機640機で攻撃 9月前半に、イラン製使用 <2410-091703>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が16日、ロシア軍が9月前半だけで、イラン製の攻撃型Shahed UAVを640機以上使って攻撃したと発表した。
 ウクライナ空軍によると、ロシア軍は15日夜から16日朝にかけても、56機のShahedで北部キーウ州を中心に攻撃し、キーウ州当局者らによると、53機を撃ち落とした
 ウクライナメディアによると、デンマークのポールセン国防相は15日、今年中に米国製F1-6をウクライナに追加提供すると明らかにした。
 ゼレンスキー大統領は16日、UAVに特化した軍の部門を設置する法案に署名した。
2024.09.16
 14:19
CNN

(Yahoo)

ロシアが反攻開始、クルスク州からウクライナ軍排除へ ただし勢い欠く <2410-091605>
 ロシア軍が、ウクライナ軍の越境奇襲攻撃で奪われた南西部クルスク州の領土奪還を目指し、反転攻勢に乗り出しているが、これまでのところ勢いは乏しい
 ウクライナは8月に攻撃を開始して多数の集落を奪取し、ウクライナの支援国をも驚かせたが、当初から観測筋の間では、ウクライナが戦果を維持できる可能性は低いとの声が出ていた。
 位置情報が確認された動画では、ロシア軍が複数の村を奪還したこと示されているものの、状況は流動的で、クルスク州に