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2024.05.14
 05:21
共同通信

(Yahoo)

ミサイル迎撃率が大幅低下 ウクライナ、4月は30%/td> <2406-051405>
 Wall Street Journal紙が13日、ロシアのミサイルをウクライナが迎撃した割合が空軍の発表データを分析したところ大幅に低下していると報じた。 最近半年の迎撃率は46%で、その前半年の73%から27ポイント低下した。 2024年4月は30%にとどまった。
 米国の軍事支援が長期にわたって停滞し、防空システムや迎撃用ミサイルの不足に苦しんでいることが背景にある。 米国は本格的な軍事支援を再開しており、状況が改善する可能性はある。
 同紙によると、ロシアが最近6ヵ月で発射したUAVとミサイルの数は、その前の6ヵ月と比べて45%ほど増加し、UAVは最近6ヵ月で2,628機発射され、ほぼ倍増した。
 BMの発射数は33発から114発、極超音速ミサイルKinzhalと極超音速巡航ミサイルZircon計27発から計46発に増加し、S-300やS-400 SAMは2024年に入って計175発が発射されたが、BMの迎撃率は10%にとどまり、S-300とS-400は1発も迎撃できなかった
2024.05.14
 04:30
Reuters 通信

(Yahoo)

EU、対ウクライナ長期安保確約へ 兵器供与など9項目=草案文書 <2406-051403>
 EUがウクライナに対する長期的な安全保障支援の確約を取りまとめ、向こう数年間にわたり一段の兵器供与や軍事訓練などの支援を保証する文書の草案を作成したことが分かった。
 Reutersが入手した12日付の10頁の文書は、ロシアによるウクライナ全面侵攻の終結が視野に入らず、ウクライナのEU、NATO加盟も当面見込めない中、長期的な支援を提供する広範な取り組みの一環で、EUは6月または7月に結論を出したい考えである。
 文書は「既存の支援に立脚する形で、ウクライナの安全保障と防衛に予測可能で長期的、かつ持続可能な支援を確約する」と言及し、兵器供与、兵士訓練、防衛産業協力、地雷除去支援など9項目を挙げ、確約は「ウクライナが欧州への道を進む限り」有効として、10年後に内容を見直すとしている。
 支援の規模について明記はないが、2024年についてウクライナ軍事援助基金に€5B拠出することで合意したと記されており、その後の数年間も同額を拠出するかは確約していない。
2024.05.13
 20:33
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア軍、国境沿いに支配地域広げたか ウクライナ北東部の地上作戦 <2406-051318>
 新たな地上作戦を開始したロシア軍は13日までに、ウクライナ北東部ハルキウ州との国境を越え、ウクライナ領内の国境沿いで支配地域を広げた模様で、複数の集落を制圧し、ウクライナ軍の防衛線への攻撃を強めている。
 Ukrainska Pravdaは13日、ロシア軍がウクライナ第2の都市ハルキウの北25kmのリプツィと、北東50kmのボウチャンスクに接近したと報じた。 ISWは11日に、露軍がリプツィ周辺の二つの集落を掌握したことが映像の位置情報で確認されたとし、さらに東の地域では、ロシア軍が国境の南25kmのダムを破壊したことも確認されたという。
 ロシア国防省は12日、新たに「ウクライナの防衛戦に深く入り、4集落を解放した」と発表した。
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 ロシア軍の攻勢が伝えられるのは、いずれもハルキウ州北部のロシア国境から3~5kmの地域。本格侵攻開始前の人口が18,000人と比較的規模の大きな国境沿いの都市ボウチャンスクも激しい攻撃を受けている。
 ISWによると、周辺の橋への攻撃も増えており、ロシア軍が同市を孤立させようとしているとの見方もある。
2024.05.13
 20:02
Kyiv Independent General Staff: Russian forces 'partially succeed' near Lukiantsi in Kharkiv Oblast <2406-051317>
 ウクライナ軍参謀本部は5月13日、ロシア軍がハルキウ州のルキアンツィ村付近で「部分的に成功」したと報告した。
Lukiantsi の位置 Google Map)】
 ロシアは5月10日にハリコフ州で新たな攻勢を開始した。 ルキアンツィは、ウクライナとロシアの国境から5kmの場所にあり、ここ数日、ロシア軍の主要な攻撃目標となっているヴォフチャンスク市もある。
 参謀本部によると、ロシア軍は現地時間15:00現在、ルキアンツィ近郊の陣地からウクライナ軍部隊を撤退させることに「部分的に成功している」。
 報告書によると、ウクライナ軍が反攻行動を行っている間、ロシア軍の進撃は停止した。 現地時間17:00現在、12件の武力衝突が発生している。 「わが部隊は敵を掃討して押し戻し、ヴォフチャンスク集落の北郊外を掃討している」と報告書は述べている。
2024.05.13
 17:11
Kyiv Post Ukrainian Orthodox Synod Deems ‘Russian World’ Doctrine Heretical, Putin 'Self-Excommunicated' <2406-051315>
 ウクライナ正教会 (OCU) の最高主教たちは、ロシア教会の教義とプーチン大統領の行動がキリストの教えに反すると判断する教会会議を開催した。
 OCUは、5月11日に開催された司教会議で、いわゆる“Russky mir”(ロシア世界) の教義を偽りの教義で本質的に異端であると公式に判断した。
 聖シノドス決議 (Holy Synod) は、「ウクライナ正教会は、『ロシア世界』の教義を、民族系統主義 (国家や部族を神よりも優先させる)、マニ教、グノーシス主義の異端的原則に基づいているとして拒否し、非難する」と述べている。
2024.05.13
 16:33
Kyiv Independent Governor: Russian ammunition depot explodes in occupied Luhansk Oblast <2406-051314>
 ルハンシク州のリソホール知事によると、5月13日にルハンシク州でロシアに占領されたクラスノドン(ソロキネ)でロシア軍の弾薬庫が爆発した。 リソホール知事(註:ルハンスク州知事)は弾薬庫はロシアとの国境近く、前線から130km離れた場所にあると報じた。
Krasnodon の位置 (Google Map)】
 ロシアのTelegram Channelは爆発後にソロキン上空に煙が立ち上る様子を映した動画を公開した。
 ロシアが任命したパセチニク首長はウクライナを非難し、町の工業地帯へのミサイル攻撃で3人が死亡し、4人が負傷したと主張したが、Kyiv Independentは、この主張を検証できなかった。
2024.05.13
 11:26
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ国防高官「露軍3万人以上が参加」と言及 ハリコフ州への越境攻撃 <2406-051309>
 ウクライナメディアが、ウクライナのリトビネンコ国家安全保障・国防会議書記がFigaroの取材で13日に、露軍によるウクライナ東部ハリコフ州への越境攻撃で、「露軍部隊3万名以上が参加している」と述べたと報じた。
 リトビネンコ書記は現場部隊の報告として「越境攻撃に先立ち、露軍は50,000名を国境地帯に集結させた」と発言し、ウクライナ軍が奮戦しているが露軍の数は非常に多いとした。
2024.05.13
 10:15

(20:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, May 12 2024 <2406-051306>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年5月12日の戦況 =
 プーチン大統領が5月12日、ショイグ国防相の後任としてベロウソフ氏を任命し、ショイグ氏をパトルシェフ氏の後任として安全保障会議書記に任命した。 ロシア大統領選挙後のこうした高官の人事異動は、プーチン大統領がウクライナでの戦争が長引くのに備え、NATOとの将来の対立に備えるために、ロシア経済と防衛産業基盤 (DIB) を動員する方向に重要な一歩を踏み出していることを強く示唆している。
 ベロウソフ新国防相は、ロシア連邦政府の経済大臣として10年近く在職し、最近では国内のさまざまなDIB改革やUAV計画の管理に携わっており、苦戦しているロシア国防省を率いる準備が整っている。
 ショイグ国防相をパトルシェフを安保会議書記の後任にしたことは、単に解雇するのではなく、ロシアの治安分野での周辺的な役割を与えることで、治安当局の高官を静かに脇に追いやるというプーチンの一般的なパターンに沿ったものである。
 ハリコフ市の北東に位置するヴォフチャンスクを占領しようとするロシアの攻勢は、ウクライナ軍がロシア国内の目標を攻撃するために西側が提供するシステムを使用できないという西側の暗黙の政策の結果である。
 ウクライナ軍ロシアの石油や防衛産業のインフラへの攻撃を繰り返しており、ロシアの軍事ブロガーは、ロシア軍がこれらの攻撃に対して明らかに防御能力がないことに不満を漏らしている。
 異なる政党の複数のドイツ人政治家が、NATO加盟国に配備されたNATOの防空システムを使用して、ウクライナ西部上空でロシアのUAVを撃墜することへの支持を表明した。
 ロシア軍はハルキウ州北部のリプツィとヴォフチャンスク付近で前進が確認された。
 ロシア宇宙機関であるRoscosmosの元長官で超国家主義者のロゴージン氏が、ロシア軍は最前線でウクライナのUAVを撃退するのに苦労し続けていると強調した。
2024.05.13
 08:53
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナ東部ハリコフ州で前進 新たに4集落を制圧 <2406-051305>
 Reuters通信などが、露国防省が12日に新たに攻勢をかけた露軍がウクライナ東部ハリコフ州で、新たに国境付近の4集落を制圧したと発表したと報じた。
 ウクライナ軍総司令官のシルスキー大将は同日にTelegramでハリコフ州の戦況は「悪化している」と述べた。
 一方、TASS通信などがウクライナ国境に接するロシア南部ベルゴロド州で12日に10階建ての集合住宅の一部が倒壊したと報じた。 露非常事態省は13日、住宅の倒壊により、少なくとも15人が死亡したと発表した。 がれきの下に人が埋まっている可能性があるといい、死者数はさらに増える恐れがある。
 同州のグラトコフ知事は、通信アプリに「ウクライナ軍から大規模な砲撃を受けた」と投稿した。
2024.05.13
 05:00
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア「新たに4集落解放」 ウクライナ、グレーゾーンが戦闘地域に <2406-051302>
 ロシア国防省が12日、ウクライナ北東部ハルキウ州の国境沿いにある4集落を新たに「解放」したと主張した。 事実なら、10日以降で9集落が制圧されたことになる。 ただ、ウクライナの防衛線が突破されているわけではなく、激しい戦闘が続いているとみられる。
 同州のシネフボウ知事によると、空からの攻撃や砲撃も「ほぼ24時間」続いており、ウクライナの警察や消防は国境沿いの住民の避難を促している。 シネフボウ知事は12日夜までに、6,000人以上が避難したとしている。
2024.05.12
 10:20

(20:20 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, May 11 2024 <2406-051202>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年5月11日の戦況 =
 ロシア軍は、ハルキウ州北部のウクライナとの国境沿いで比較的限定的な攻撃を実施しており、防御が緩いと思われる地域では戦術的に重要な戦果を挙げ続けている。 これらの限定的な作戦に投入されたロシア軍の規模と、ウクライナ北東部の国境沿いに展開しているロシア軍の規模は、ロシア軍が現時点でハリコフ市を包囲、または占領するための大規模な作戦を追求していないことを示している。
 ロシア軍は、北部ハルキウ州のウクライナ国境沿いで攻撃作戦を開始したと報じられているが、北部部隊は、報告された最終戦力まで引き上げられ、これまでのところ、同地域での攻撃作戦に限られた戦闘力しか投入していない。
 ISWは、ハルキウ州北部でのロシアの攻勢作戦は、ロシア軍がハリコフ市の砲熕兵器の射程内まで前進するのを許しながら、前線の他正面からウクライナ軍を転用させることを目的としている可能性が高いと評価し続けている。
 プーチン大統領とロシア軍司令部は、ウクライナがロシア軍に奪われた領土を奪還できないという仮定に基づいて、ハルキウ州北部での攻撃作戦を計画している可能性がある。
 ウクライナ領獲得に関するプーチン大統領とロシア軍司令部の計算が、ウクライナの領土奪取に対するロシアの全体的な作戦アプローチを形作っている可能性が高い。  ハリコフ州北部におけるロシアの限定的な攻撃は、米国の安全保障支援の再開がプーチンの計算を変えていないこと、あるいはプーチンが支援の再開に照らして、ウクライナの能力に関する作戦の基本的な前提を再評価することなく、ハリコフの取り組みを開始したことを示唆している。  国境地帯におけるロシアの攻撃作戦の方向性は、ロシアとウクライナの当局者が最近述べたように、ロシアがベルゴロド市を守るための「緩衝地帯」を作ろうとしている可能性を示唆している。
Belgorod市の位置 (Google Map)】
 ロシア軍は、シベルスキー・ドネツ川の東側を迅速に孤立させ、ヴォフチャンスクを占領しようとしているとみられるが、この前進方向は、ロシア軍がクピャンスク方面に防衛するウクライナ軍を脅かす可能性があるとみられる。
Vovchanskの位置 (Google Map)】
 ドネツク人民共和国 (DNR) のプシリン首長は、ロシアのウクライナ侵攻を正当化するための一連のクレムリンの言説を繰り返し、DNRの創設10周年を記念した取材で、プーチン大統領とロシア軍に媚びへつらおうとした。
 ウクライナ軍が5月10日~11日に、ボルゴグラード州にあるロシアの製油所に対してUAV攻撃を成功させたと報じられている。
 ロシア軍はハルキウ州北部のスバトベ、チャシフヤール、アウディーイウカ、ドネツク市近郊、ザポリージャ州西部。ヘルソン州の東岸で前進が確認された。
2024.05.11
 22:38
Kyiv Independent German lawmakers suggest allies could protect sky over western Ukraine from NATO soil <2406-051111>
 
Frankfurter Allgemeine Zeitung (FAZ) が5月11日に、ドイツ議員の与野党双方の一部が、同盟国がウクライナ西部の領空をNATO領土から守るという考えを支持していると報じた。 にもかかわらず、議員は、同盟国がウクライナへの追加の防衛援助の提供に集中しているため、この問題は現在「議論中ではない」と付け加えた。
 ポーランド当局もその可能性に言及しているが、具体的な決定は示されていない。 共同与党緑の党のホフライター議員は「ポーランドとルーマニアからウクライナ上空を防衛することは、長期的には排除されるべきではない」と述べた。
 FAZは、ミュンヘン安全保障会議のランゲ氏や、元NATO事務次長のブラウス中将など一部の専門家が、ポーランドとルーマニアからウクライナ国境地域上空でロシアのミサイルを撃ち落とすことを提案したと報じている。
 ドイツはウクライナに対する防空支援のリーダーであるとしており、追加の防空システムを確保することを目的とした同盟イニシアチブを開始して、3個目のPatriot FUをウクライナに供与することを約束している。
2024.05.11
 16:32
Kyiv Independent Defense Ministry: 9 Ukrainian robots have operated on battlefield since start of 2024/td> <2406-051110>
 ウクライナ国防省が5月10日、2024年に入ってから
UGV 9基が稼働したと発表した。
 同省によると、UGVは戦場でさまざまな機能を果たし、ウクライナ軍へのリスクを最小限に抑えている。 UGVの役割には、機関銃による戦闘、地雷除去、負傷した兵士の避難が含まれる。
 国防省のロクニアック大佐が「現在、多くの国内メーカーが、ウクライナ軍の能力を高め、兵士の命を救うために、UGVの生産に注力している」とし「2024年初頭になってようやく、ウクライナのメーカーが製造した9基のUGVが完成した」述べている。
 デジタルトランスフォーメーション相のフョードロフ氏は3月12日、ウクライナが前線での人間の関与を減らすため、UGVの量産を計画していると発表していた。
 これらの移動ロボットは、地雷探知と除去、攻撃UAVの操作、負傷兵の収容、弾薬輸送を行うことがでる。
 ウクライナ戦場では人的危機に直面しており、新たな徴集兵の動員に苦慮している。
2024.05.11
 15:47
Kyiv Independent Russia claims capture of five villages in Ukraine's Kharkiv Oblast <2406-051109>
 ロシア国防省は5月11日、ロシアとの国境に近いハルキウ州でウクライナの5村を制圧したと発表した。
 Reuters通信が報じたところでは、ロシア軍は現在、プレテニフカ、オヒルツェヴェ、ボリシフカ、ピルナ、ストリレチャを掌握しているという。 ウクライナ国防省は10日、ロシア軍がハルキウ州で突破を試みたと発表した。
PletenivkaOhirtseveBorysivkaPyl'naStrilecha の位置 (Google Map)】
 Kyiv Independentはロシア国防省の主張を検証できなかったが、5月11日にウクライナ軍ホルティツィア群の報道官は、ロシア軍はいわゆるグレーゾーンで抑えられており、前進していないと述べた。
 ハリコフ州のシニエフボフ知事は5月11日に記者団に対し、状況は「完全にコントロールされている」と述べ、モスクワが領有権を主張する5ヵ村のうち、ストリレチャ、ピルナ、ボリシフカ、オヒルツェヴェの4ヵ村で戦闘が続いていると述べた。
 戦闘が続く中、ロシア軍の攻勢が限定的な行動なのか、それともハリコフ市自体への大規模な攻撃の前兆なのかは、まだわからない。
2024.05.11
 15:13
Kyiv Post Near Kharkiv: Ukrainians halt attack, inflicting heavy losses/td> <2406-051108>
 ウクライナでの戦闘は、ロシアがハリコフ地域に再び進撃した2日目に激しさを増した。 ウクライナは、この進軍がハリコフ自体を脅かすためのものなのか、それとも単にウクライナ軍を伸ばすためのものなのかを評価している。
 ロシア国防省は14日、ロシア軍がハルキウ州の国境沿いの村6ヵ所を制圧したと発表した。
 AFP通信が報じたところでは、同省はロシア軍がボリシフカ村、オヒルツェヴェ村、プレテニフカ村、ピルナ村、ストリレチャ村を「解放」したと主張した。
 ウクライナのホルティツィア作戦戦略群の報道官が11日に全国放送されたニュース番組で、「司令部の決定により、ウクライナ軍の防衛部隊が強化された」とし、ロシアのハリコフ攻勢は効果的に撃退されたと述べた。
 「敵はグレーゾーンに封じ込められており、拡大していないが、ロシア軍を完全に潰し、彼らが隠れられる森に追い詰めるという問題がある」と述べた。
2024.05.11
 11:15

(21:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, May 10 2024 <2406-051106>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年5月10日の戦況 =
 ロシア軍が5月10日朝にハルキウ州北部のロシアとウクライナの国境沿いで攻撃を開始し、大きな戦果を挙げた。 ロシア軍は、ハルキウ市北部で攻勢作戦の初期段階を実施している可能性が高く、攻撃目標は限られているが、ウクライナ東部の前線の他の重要な正面からウクライナに人員と物資を転用させる戦略的効果を目的としている。
 ロシア軍は今後数日のうちに、ハルキウ州北部の足場を活用して攻勢を強化し、ウクライナ軍をベルゴロド州との国境から押し戻し、ハリコフ市に配置した砲熕兵器の射程内まで前進することを意図した攻撃努力の初期段階を追求する可能性が高い。
 しかし、ロシア軍が現在行っている活動は限られており、ロシア軍が直ちにハリコフ市を包囲し、包囲し、占領するための大規模な掃討作戦を遂行していることを示唆しているわけではない。
 ハリコフ国境沿いのロシアの攻勢は、ウクライナ東部の他の地域でのロシアの前進を可能にするために、ウクライナ軍をこの正面に引き寄せて拘束するという目的を持っている可能性が高い。
 ISWは、ロシア軍がハリコフ市の制圧を目指す場合、その攻略に苦戦する可能性が高いと評価し続けており、ロシア軍が西側諸国の支援物資がウクライナの前線に大規模に到着するまでの比較的短い時間を最大限活用するために、国境地帯に沿って攻撃を開始することを決定した可能性が高い。
 ウクライナ地上軍司令官のパブリュク中将は、チャシフ・ヤールとアウディーイウカ周辺での最近のロシアの前進について、ウクライナでの戦争は今後2ヵ月で重要な段階に入ると述べた。
 バイデン米大統領は5月10日、大統領引き下げ権限基金の一環として、ウクライナへの最大$400M相当の支援を承認した。
 ウクライナ軍は5月9日~10日に、ウクライナ軍が2024年3月に攻撃したカルーガ州の石油精製所をUAVで攻撃した。
 ミシュスチン露首相は、プーチン内閣の交代は憶測されているが確認されておらず、プーチン大統領の新任期中、ロシア政府での地位を維持している。
 宇宙政策を担当するプラム米国防次官補は、ウクライナの最前線地域でロシア軍がStarLinkを不正に使用するのを阻止するため、米国防当局がSpace X社と提携したと述べた。
 ロシア軍はドネツク市近郊とドネツク州とザポリージャ州の州境地帯でわずかに前進した。
2024.05.11
 11:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナの軽飛行機型ドローン、前線から1300km超離れた巨大石油施設を爆破/td> <2406-051105>
 ウクライナが軽量スポーツ機を改造した自爆型UAVでロシア領内の目標を攻撃し始めてから1ヵ月後、その1機がウクライナの前線から1,300km以上離れたロシア西部サラバトの製油所を攻撃した。
Salavat の位置 (Google Map)】
 9日にあったこの攻撃は、ウクライナによるこれまでのUAV攻撃のなかでも群を抜いて長距離のもので、ウクライナがロシアの製油所や工場、戦略的に重要な軍事施設を狙った遠距離打撃作戦をエスカレートさせていることも意味する。  スポーツ機改造型UAVによる越境攻撃としては、失敗に終わったとみられるものも含めると少なくとも4回目で、現地の人が撮影した映像には、左右に真っすぐ伸びた幅広の翼、固定式の車輪、プロペラと、安価なスポーツ機の特徴がはっきり捉えられている。 こうした軽飛行機は中流階級のアマチュアパイロット向けに、自宅で組み立てられるキットなどとして$90M(1,400万円)程度で市販されている。  ウクライナ国防省情報総局は特殊作戦軍と協力して、国産の2種類のスポーツ機をUAVに改造した。 ひとつはAeroprakt社製のA-22、もうひとつはAerosがライセンス生産するSky Rangers Ninjaで、いずれのDIY UAVも安価なビデオカメラ、コンピューター、操縦装置に接続されたサーボ機構、映像の送信や制御信号の受信に用いる衛星無線機を搭載しているとみられる。
2024.05.11
 06:17
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ北東部で大規模攻撃準備も 米は支援強化=高官 <2406-051103>
 米大統領府国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官が10日、ロシア軍がウクライナ北東部ハリコフ州で「より大規模な攻撃を仕掛ける可能性は確かにある」と述べた。
 ロシア軍は同日にハリコフ近郊で地上攻撃を強化し、これまで東部および南部で長期にわたり戦闘が繰り広げられていたが、北東部に戦線が広がった
 ロシアは今後数週間でさらに前進する可能性はあるものの、防衛線を大幅に突破することは想定していないとした。
 カービー調整官は、ロシアがハリコフを射程圏内とする長距離兵器を使用する準備している兆候は懸念されるとし、24時間体制でウクライナへの物資供給に取り組んでいると語った。
2024.05.11
 02:12
共同通信

(Yahoo)

ウクライナに620億円支援表明 バイデン米政権、防空強化 <2406-051101>
 バイデン米政権が10日、ウクライナに総額$400M相当の追加軍事支援を実施すると表明した。 防空の強化に向け、大統領権限で米軍の備蓄からPatriot弾のほか、今回の支援には
NASAMS用弾(註:AIM-120 AMRAAM)、HIMARS、Stinger MANPADS、Javelin ATGMなども盛り込んだ。
 カービー大統領補佐官は、ロシアがウクライナ東部ハリコフ州などで数週間のうちにさらなる攻勢に出る可能性があると指摘した。
2024.05.10
 21:31
日経新聞 ロシア、東部領内に1キロ進軍 ハリコフ州へ攻勢強める <2406-051013>
 ウクライナ軍の情報筋が10日、ロシア国境に接する東部ハリコフ州で同日朝からロシア軍が攻勢を強め、ウクライナ領内に1km侵入したと明らかにした。
 10日には午後も戦闘が継続しており、情報筋はロシア軍が自国領内への砲撃を避けるため国境から10kmの範囲に緩衝地帯を設けようとしているとの見方を示した。
 ロシア軍が前進したのは同州北部のボルチャンスク周辺で、ロシア軍は3月ごろからハリコフ州への攻撃を激化させており、ウクライナ側は防衛拠点の構築を急いでいた。
 一方ウクライナメディアが、ゼレンスキー大統領は9日に特殊作戦軍のルパンチュク司令官を解任し、後任にツレパク副司令官を任命したと報じた。
 ルパンチュク司令官は2023年11月に司令官に就いたばかりで、戦況が停滞する中、軍高官らの人事に混乱が生じている可能性がある。
2024.05.10
 21:05
Kuiv Independent Ukraine war latest: Russia launches new offensive targeting Kharkiv Oblast <2406-051011>
5月10日の主な動向:
 1. ゼレンスキー: ロシアがハリコフ州で新たな攻勢を開始
 2. メディア: ハルキウ州の複数の村の近くで戦闘が続く、ロシアがプレテニフカを襲撃
 3. 軍: ロシア、ドネツク州突破に失敗
 4. 司令官: 今後2か月以内にロシアの戦争の「重要な局面」

 ゼレンスキー大統領が5月10日、ロシア軍がハリコフ州を標的とした新たな攻撃作戦を開始したと発表した。
 ゼレンスキー大統領がキーウでのスロバキアのカプトワ大統領との記者会見で「ロシアはハリコフの方向で新たな攻撃行動の波を始めた。 ウクライナはそこでロシア軍とわが軍、旅団、砲兵隊と対峙した 」と述べた。
 ロシアが、今後数ヵ月のうちにより広範な攻撃の一環としてハリコフを攻撃する計画があるとの報道の中で、ハリコフに対する攻撃を強化した。
 国防省は同日、ロシア軍がハルキウ州でウクライナの防衛線を突破しようとしたと報告した。
 ゼレンスキー大統領は、ロシア軍がこの地域で攻撃部隊をさらに動員する可能性があると述べた。
 大統領は、ウクライナ軍司令部はこの方向への攻撃の可能性を知っており、準備していたと付け加えた。
 「今、ハリコフの方面で激しい戦いが続いている」とゼレンスキー大統領は述べた。

2024.05.10
 09:30

(19:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, May 9 2024 <2406-051003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年5月9日の戦況 =
 プーチン大統領が5月9日の戦勝記念日の演説で、西側諸国は大祖国戦争(第二次世界大戦)でナチス・ドイツを打ち負かしたソ連の貢献を消し去ろうとしていると述べた。
 プーチン大統領が前線のロシア軍司令官との最近の会談で前線の状況の複雑さを認識し、ロシア軍を悩ませている問題の解決策を見出すことに関与している、情報に通じた有能なロシア軍最高司令官として自分を描写した。
 ロシア外務省のザハロワ報道官が、モルドバ政府はモルドバでナチスのような「大量虐殺」に関与していると主張したが、これはモルドバに関するクレムリン高官の詭弁であり、モルドバの一部地域だけでなく、モルドバの支配を確保するためのロシアの取り組みを準備することを意味している可能性が高い。
 親クレムリンの野党モルドバの勝利候補者集団の指導者たちは、モスクワでの戦勝記念日の閲兵式に出席し、クレムリンがモルドバ全土を不安定化させ、モルドバの民主主義とEU加盟を攻撃するために、彼らを利用するつもりであることをさらに示している。
 ロシア軍は過去1ヵ月、ウクライナ東部での攻撃の頻度を著しく上げているが、これは現在の戦場の状況と、西側諸国の軍事支援が前線に到着する前に戦果を確保しようとするロシア軍司令部の意図を反映している可能性が高い。
 ロシアの国境警備隊は、アルメニアのパシニャン首相がナゴルノ・カラバフに関する決定をめぐって国内の反発に直面し続けているため、アルメニアの大部分から撤退している。
 ウクライナ保安庁 (SBU) が5月9日、クラスノダール地方とバシコルトスタン共和国にあるロシアの石油貯蔵所と製油所のインフラに対して長距離UAV攻撃を実施した。
2024.05.09
 09:00

(19:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, May 8 2024 <2406-050909>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年5月8日の戦況 =
 ロシア軍は5月7日~8日に、米国や西側諸国の大規模な安全保障支援の到着を前に、ウクライナ防空の傘が劣化したのに乗じて、ウクライナのエネルギーインフラを目標とした大規模なミサイルやUAV攻撃を行い続けている。
 最近の衛星画像を見ると、ロシアが枯渇した軍用車両と武器貯蔵施設を補うのに新しい車両や特定の兵器を大規模に製造するのではなく、主に貯蔵庫から放出することによって戦争を維持していることをさらに示している。
 ロシアはウクライナ作戦で生じている、現在のロシアの防衛産業界 (DIB) が支援できるレベルをはるかに上回る損失を補填するため、ソビエト時代の膨大な車両やその他の装備の備蓄に依存しており、ロシアはDIBを動員してこれらの備蓄での補充を長年にわたって維持することは困難であろう。
 ジョージアの国家保安局 (SUS) は、ジョージアの夢党の創設者で元首相のイワニシヴィリの先導に従って、ロシア式の「外国代理人」法案に抗議するジョージア人に対して、クレムリンの標準的な情報操作を採用している。
 アルメニアがロシアと距離を置こうとする動きに対し、クレムリンはこの二国間関係を認めざるを得なくなっている。
 リトアニアのシモニテ首相は、リトアニア政府が将来、リトアニアが訓練任務のためにウクライナに軍隊を派遣することを許可したと述べた。
 ロシア軍はスバトベ、クレミンナ、アウディーイウカ付近、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯に前進した。
2024.05.09
 05:33
時事通信

(Yahoo)

ロシア凍結資産活用で大筋合意 EU加盟国、ウクライナ支援に <2406-050902>
 EU議長国のベルギーがX (Twitter) で、8日の加盟国が大使級会合で経済制裁の一環で凍結されたロシア中央銀行の資産から得られる利息収入に関し、ウクライナへの軍事および復興支援に活用することで大筋合意したことを明らかにした。 EUによれば、利息収入は年間€3Bに上る。
 欧州委員会は3月、その大半をウクライナ軍事支援に活用する方針を加盟国に提案し、各国首脳は同月、計画を進めることで合意していた。
2024.05.08
 22:36
Kyiv Independent Military: Russian assault groups break into Krasnohorivka, blocked at local plant <2406-050814>
 ロシア軍の小規模部隊が5月8日に占領下の都市ドネツクから西に30kmにあドネツク州のクラスノホリフカに侵入したが、その前進は地元の工場で阻止されたと、ホルティツィア軍報道官が陸軍TVに語った。
 ロシア軍は2月下旬にアウディーイウカが陥落した後、この集落への侵入を試みたが失敗していた。
 ホルティツィア軍報道官は、ウクライナ軍はクラスノホリフカ耐火物工場の敷地内でロシア軍部隊を阻止し、同市はウクライナ国防軍の「完全な支配下にある」、「ロシア兵はまだそこにいるが、敵は弾薬の供給を断たれおり、わが守備隊はクラスノホリフカと町の郊外を完全に火力で制圧している」と述べた。
2024.05.08
 12:26
Reuters 通信

(Yahoo)

ルーマニア、「パトリオット」供与で協議の用意 米と首脳会談 <2406-050806>
 ルーマニアのヨハニス大統領が7日、ウクライナへのPatrioの供与について協議する用意があると述べた。
 ヨハニス大統領はバイデン米大統領とホワイトハウスで会談し、会談後に「ここ数週間、誰がウクライナにPatriotを供与できるかという議論があった」と述べ、「バイデン大統領は会談でそのことに触れ、私は協議に前向きだと伝えた」と説明した。
 EUでは、ドイツがPatriotシステムの追加供与を確約し、スペインはミサイルを供与するとしている。 ギリシャ、オランダ、ポーランド、ルーマニア、スウェーデンなどもPatriotシステムを装備している。
2024.05.08
 08:15

(18:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, May 7 2024 <2406-050803>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年5月7日の戦況 =
 ベラルーシが、西側諸国の意思決定を攻撃目標にしたクレムリンのキャンペーンの一環として、核準備態勢検査を突然実施すると発表した。
 ウクライナ保安庁 (SBU) が5月7日、ゼレンスキー大統領らウクライナの諜報機関や軍高官の暗殺を計画していたロシア連邦保安庁 (FSB) の工作員組織を明らかにしたと発表した。
 ロシア検事総長室は5月7日、米国の非政府組織 (NGO) であるFreedom Houseを望ましくない組織と宣言したが、これは国内の情報空間に対する支配を強化し、ロシア人から市民社会組織へのアクセスや、ロシアの市民的・政治的権利の独立した評価をさらに奪う継続的な取り組みの一環とみられる。
 ロシア軍はアウディーイウカ、ドネツク市、西部ザポリージャ州付近で前進が確認された。
 ロシア占領当局は、占領下のヘルソン州でウクライナの民間人をロシア軍に強制的に徴兵する取り組みを続けている。
2024.05.07
 09:15

(19:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, May 6 2024 <2406-050706>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年5月6日の戦況 =
 ロシアは、核の威嚇と外交的操作を用いて、西側の意思決定に対するキャンペーンを再び強化しているように見える。
 ロシアのエリートと大統領府高官は、プーチン大統領が新任期の終わる頃に権力を退いた場合に備えて、5月7日のロシア大統領就任式に先立って、ロシア政府内の有力な地位を早くから確保しようと競い合っていると報じられている。
 今までのロシア軍司令官の交代について、常に正確な情報を得ているロシアのインサイダー筋は、ロシア軍司令部が、新編されたレニングラード軍管区とモスクワ軍管区の司令官と参謀長を任命したと主張した。
 ウクライナ軍情報総局 (GUR) が5月6日、クリミア半島でロシアの警備艇に対するUSV攻撃を成功させ、ウクライナ軍はロシアの防衛措置に対抗するためにUSVを適応させていると報じられている。
 ロシア軍は最近、スバトベの北西、アウディーイウカ近郊、ザポリージャ州西部、ヘルソン州の東岸で前進が確認された。
2024.05.06
 22:46
Kyiv Independent Media: Russia no longer using Crimean Bridge to supply front lines <2406-050616>
 独立系調査団体Morfarが5月6日に、ロシアはケルチ橋とも呼ばれるクリミア大橋を前線に軍事装備を輸送するのをやめ、代わりにウクライナ東部の占領地域で陸路を利用していると報じた。
 全長19kmの橋の建設は、2014年のクリミア半島の違法な併合と占領後に始まり、2018年に完成したが、2022年10月と2023年7月のウクライナの攻撃で大きな被害を受けた。
 Kyiv Independent紙が共有したMorfarによる衛星画像の分析によると、2024年の3ヵ月間に約55両の燃料車を載せた軍用貨物列車がこの橋を通過したのは1列車だけだった。
2024.05.06
 21:45
RBC Ukraine Netherlands' Minister of Defence discloses when country will start transferring F-16s to Ukraine <2406-050614>
 オロングレン蘭国防相が、オランダはデンマークの決定に続き、早ければ今秋にもF-16のウクライナへの供与を開始すると発表した。
 オロングレン国防相によると、ウクライナ兵は現在、デンマークや米国などで訓練中で、デンマークは順調にゆけば、夏までに最初のF-16をウクライナに引き渡す予定である。
2024.05.06
 18:30
Kyiv Post Medvedev threatens nuclear strike on European Capitals if they send troops to Ukraine <2406-050610>
 安全保障会議のメドベージェフ副議長が、もし西側諸国がウクライナに派兵すれば、ロシアはロンドン、パリ、ワシントンへの核攻撃で応戦するだろうと、ロシア今や恒例のソーシャルメディアでの暴言の一つで述べた。
2024.05.06
 17:51
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ東部の集落の完全制圧を発表…5期目の大統領就任式を前に攻勢 <2406-050609>
 露国防省が5日、ウクライナ東部ドネツク州の激戦地アウディーイウカの北西にある集落のオチェレティネを完全に制圧したと発表した。 ウクライナ側の軍事ブロガーも露軍が集落を制圧したと指摘した。
Ocheretyne の位置 (Google Map)】
 露軍は7日のプーチン大統領の通算5期目の就任式を前にして激しい攻勢を続け、2月に防衛拠点アウディーイウカを奪った後、占領地を徐々に拡大させている。
 オチェレティネは露軍の侵略開始前の人口は3,000人だった。
2024.05.06
 16:21
Kyiv Post Rheinmetall boss says Ukraine could get artillery rounds with 100KM range if Berlin books orders <2406-050606>
 ドイツ語のビジネスニュースHandelsblattの取材で5月3日にRheinmetall社副社長のパペルガー氏は、同社が2024年に少なくとも70万発の155mm砲弾を製造する能力を持ち、「そのほとんどがウクライナに送られる」という以前の報道を再確認した。
 この量は、ウクライナ軍が大規模な攻勢を試みた場合、控えめな消費率でウクライナの年間需要1/3以上に相当する。 但し、ロシア軍の射撃速度は現在、ウクライナ軍の5倍である。
 Rheinmetall社は、ノルウェー(註:Nammo社)と米国の砲メーカーと協力して、2020年代初頭からラムジェット技術を採用した長距離発射体の試験を行ってきた。
 2023年に米国とイタリアのLeonald社は、ロシア砲が発射する通常弾の約2倍の射程である射程50〜75kmVulcanoラムジェット推進砲弾を少量納入した。
2024.05.06
 08:50

(18:50 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, May 5 2024 <2406-050602>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年5月5日の戦況 =
 ロシア軍は、ウクライナ北東部とハリコフ市に対する将来のロシアの攻勢作戦のために、第76空挺師団の大隊をクルスク州に再配置したと報じられている。
 ロシア軍は、主にベルゴロド~ハリコフの方向で活動するために、レニングラード軍管区 (LMD) の部隊から北部部隊群を編成していると報じられている。
 米当局は、2025年のウクライナの新たな反攻作戦への支持を表明し続けているが、ISWは、2024年内に戦域全体の主導権をロシアに譲渡することはロシアを有利にするため、ウクライナはできるだけ早く戦域全体の主導権を取り戻すべきだと評価し続けている。
ロシア軍は最近、クピャンスクとロボティネ付近に進軍した。
 欧州の情報機関は、ロシアが西側に対する「より攻撃的で協調的な取り組み」の一環として、欧州全域で「暴力的な破壊行為」を行うことを計画していると各国政府に警告したと報じられた。
 ロシア軍はクピャンスクとロボティネ付近に前進した。
2024.05.06
 01:00
RBC Ukraine Russian army moves Grad rocket launchers in Crimea towards Kherson region <2406-050601>
 ATESHパルチザン運動の偵察部隊によると、クリミアではヘルソン州に向けBM-21 Grad
MRL 1個中隊分を輸送したと報告している。
 ロシア軍は、ウクライナでの戦争で使用するために、ソビエト時代の兵器を復元し続けていることが注目されている。
 ロシアの代理人は、装備のある倉庫が深刻な速度で空になっていると判断し、ロシア軍関係者の助けを借りてロシアの損失を増やすために取り組んでいると付け加えた。
 「我々は、この倉庫にある装備品の最終目的地を知っていることを隠すつもりはない。 占拠者がそれらをどこに保管するかは正確にわかっている。」と声明は述べている。
2024.05.05
 23:44
Kyiv Independent Rheinmetall CEO promises to send Kyiv 'hundreds of thousands' of shells this year <2406-050504>
 ドイツのメディアHandelsblattが、Rheinmetall社が射程100kmの砲弾の試作品を含む数十万発の砲弾を2024年にウクライナに供給すると報じた。
 砲の生産に力を入れているRheinmetall社は、ロシアによる全面侵攻前は、年間7万発の砲弾を生産可能だったが2024年は70万発台を生産する見込みという。
2024.05.05
 11:00

(21:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, May 4 2024 <2406-050501>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年5月4日の戦況 =
 ロシア軍は5月3日~4日に、アウディーイウカ北西のアルハンヘルスケ付近で顕著な前進を行ったが、これは5月3日にウクライナ軍が同地域からの撤退を決定したことを受けてのものとみられる。
Arkhanhelske の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はアウディーイウカ市とドネツク市付近、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯に前進した。
 クレムリンは、ドネツク人民共和国の非正規軍を正規軍化しようとしている。
2024.05.04
 23:09
Kyiv Independent Italian defense minister rules out sending troops to Ukraine, says the discussion 'increases tensions' <2406-050412>
 クロゼット伊国防相が4日にイタリアのCorriere della Sera紙の取材に対し、ウクライナへの派兵を否定した。
 マクロン仏大統領は2月下旬、西側諸国の軍隊をウクライナに派兵することは将来「排除できない」と述べたが、米国と多くの欧州同盟国は、彼の発言から距離を置いている。
 マクロン大統領は5月に、ロシア軍が前線で突破口を開いた場合や、ウクライナが要請した場合に軍隊を派遣することを検討すると述べ、この考えを繰り返しているのに対し、クロセット国防相は、マクロン大統領の発言の趣旨を理解していないと述べ、ウクライナへの西側軍の配備の可能性をめぐる議論は「緊張を高める」と付け加えた。
2024.05.04
 16:53
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ火力発電能力9割喪失 エネ相、日本協力に期待 <2406-050410>
 ウクライナのエネルギー相が3日に共同通信の取材に応じ、ロシアから攻撃を受ける電力施設について「火力は90%近く、水力は30~40%発電能力を喪失した」と述べ、小型発電設備の供与などで支援する日本に謝意を示し、復興段階での協力関係の強化にも期待した。
 ハルシチェンコ氏は4月下旬に訪日して上川外相らと会談し、暖房需要が増す冬を乗り切るための緊急支援を求め、国際協力機構(JICA)や国連開発計画(UNDP)を通じ、日本からガスタービン発電機を100基以上受け取る予定だと明らかにした。
 今後もエネルギー施設は攻撃対象となる一方で、電力供給の維持は「防空能力と強く結びついている」と指摘し、防空システム強化の重要性を強調した。
 4月中旬にエネルギー関連インフラを狙ったロシアの大規模攻撃で、首都郊外のキーウ州最大の火力発電所が破壊された。 南部のザポロジエ原発はロシア側に占拠され「設備管理はますます悪化している」と懸念を示し、部隊の即時撤退を訴えた。
2024.05.04
 14:57
RBC Ukraine British intelligence expects Russia's losses in war to increase within two months <2406-050409>
 英国防省はX (Twitter) で、この戦争におけるロシア軍の損失は、ロシアの攻撃作戦の激化が原因で、今後2ヵ月で増加すると予想されると発表した。 情報機関は、2024年4月のロシア軍の死傷者数は1日平均899名と報告している。
 英国では、全面戦争が始まって以来、ロシアは465,000名の兵士を失ったと考えられている。
 英国の情報機関によれば、ロシアは質よりも量に重点を置いた消耗戦に軍隊を適応させており、これはロシア軍に長期的な影響をもたらすとみられる。
2024.05.04
 14:56
Kyiv Independent 150,000 Russian soldiers killed during full-scale invasion of Ukraine, France says <2406-050408>
 セジュルヌ仏外相が5月3日にNovaya Gazeta Europe紙の取材に対し、ウクライナへの全面侵攻を開始して以来、15万名のロシア兵が戦死し、は負傷者を含む総損失は50万名に上ると述べた。
 もし確認されれば、150,000名という数字は、1979年から1989年までの10年間にわたるアフガニスタン戦争でソ連軍が苦しんだ人数の約10倍になる。
 因みに、米軍は第2次世界大戦終結以降に戦ったすべての戦争で102,000名の兵士を失い、そのうち58,220名がベトナム戦争で戦死であった。
 ロシア軍の死傷者数の推計は様々だが、ロシア自身の公式死者数がわずか5,937人だった2022年9月以降、数字を公表していない。
 ストルテンベルグNATO事務総長は14日に、ウクライナでロシアが35万名以上の死傷者を出したと推定した。
 毎日数字を発表するウクライナによると、ロシアは5月4日現在、全面侵攻を開始して以来ウクライナで47,3400名の死傷者を被っており、そのうち1日は前日の1,260名だった。 この1日当たりの死者数と負傷者数だが、ゼレンスキー大統領は2月下旬に死者数を18万名と発表していた。 
2024.05.04
 11:05

(21:05 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, May 3 2024 <2406-050407>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年5月3日の戦況 =
 ウクライナ当局は、ロシア軍が2024年夏の攻勢作戦を計画する中で、2024年のロシアの主な目標はドネツク州とルハンスク州の占領であることに変わりはないと強調し続けている。
 再開された米国の軍事支援の最初の装備品は今週初めにウクライナに到着したと報じられているが、西側の武器と弾薬が前線地域に大量に到着するまでには、さらに数週間かかる可能性がある。
 ウクライナ当局は、ウクライナのロシア軍はここ数ヵ月で規模を大幅に増大していないが、ロシア軍の戦力は特に精鋭部隊で広範囲に低下しているにもかかわらず、全体的な戦闘能力を向上させ続けていると指摘した。
 ウクライナ当局は、ロシア軍は現在の人員交代周期を維持しようとしているが、2024年の大規模な攻撃作戦のための戦略予備を確保するに必要な十分な数の人員を確保できないだろうと指摘した。
 パブリュク氏(註:ウクライナの作家)は、ウクライナ当局者や軍事専門家もここ数ヵ月、一貫して強調してきた通り、ロシア軍もウクライナ軍も消耗戦だけではウクライナで勝利を収めることはできないと述べた。
 ショイグ露国防相が、ウクライナにおける最近のロシアの前進について特に率直な評価を発表し、2024年夏のロシアの攻勢作戦に先立ち、ウクライナでのロシアの近い将来の成功に関する国内の期待を和らげるために、ロシアの戦争努力の成功に関する主張を控えている。
 過去にロシア軍司令官の更迭について正確に伝えてきたロシアのインサイダー筋は、5月2日にロシア国防省がここ数ヵ月で、数人のロシア軍高官を更迭したと主張した。
 NATOが5月2日、NATO加盟国領土におけるロシアのハイブリッド戦の激化を「深く懸念」しており、これらの作戦は同盟国の安全保障に対する脅威であると述べた。
 キャメロン英外相が、英国はウクライナを長期的に支援する意向を表明し、ウクライナ軍は英国が供与した兵器でロシア国内で長距離攻撃を行うことができると述べた。
 ロシア軍はクピャンスク、アウディーイウカ、ドネツク市付近でわずかに前進した。  ロシア国営の防衛複合企業体であるRostecのチェメゾフ総裁がミシュスチン露首相との会談で、Rostecが各種誘導滑空爆弾シリーズの生産を増やしていると発表した。
2024.05.04
 06:22
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ東部の要衝「陥落は避けられない」…高官が分析、露軍が制圧すれば主要都市が砲撃対象に <2406-050406>
 ウクライナ国防省情報総局のスキビツキー副局長が2日の英Economist誌の取材で、露軍が制圧を狙う東部ドネツク州の要衝チャシフヤールに関し、陥落は時間の問題だと悲観的な分析を明らかにした。
 「我々には武器がない」とも述べ、米軍の軍事支援が再開されても当面は苦境が続くとの認識を示した。
 チャシフヤールは高台に位置しており、露軍が制圧すればウクライナ政府が管理するドネツク州の主要都市が砲撃対象となる。
2024.05.04
 05:16
共同通信

(Yahoo)

ロシア国防相、占領地の拡大誇示 「東部南部4州547平方キロ」 <2406-050403>
 ショイグ露国防相が対ドイツ戦勝記念日を9日に控えた3日に国防省幹部会議で演説し、ウクライナ東部・南部4州2024年にロシア軍が東京23区の9割近くの面積に相当する547㎢を占領したと主張し戦果を誇示した。
 ショイグ国防相は、全ての前線で敵の拠点を突破し続けているとし「ウクライナ軍はわれわれの猛攻を受け、陣地を放棄し撤退せざるを得なくなっている」と強調し、全域制圧を目指す東部ドネツク州では過去2週間で三つの集落を掌握したとした。
 米国のウクライナ支援は緊急予算が4月下旬に成立するまで停滞したことからウクライナ軍は兵器や弾薬の不足が深刻化し、ロシア軍はこの間に攻勢を強めた。
2024.05.03
 10:00

(20:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, May 2 2024 <2406-050308>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年5月2日の戦況 =
 ウクライナと米国の諜報機関の当局者は、ロシア軍がチャシフ・ヤールを占領する可能性はあるが、ウクライナの主要都市を占領する可能性は極めて低いという以前のISWの予測と一致する戦場状況に関する評価を発表した。
 ウクライナ軍情報総局 (GUR) のスキビツキー副司令官は、ロシア軍は2024年5月末から6月初めにハルキウ州とスムイ州への攻撃を開始する可能性が高いが、ロシア軍はハリコフとスムイの都市を占領できないと評価した。
 スキビツキーGUR副司令官は、ロシアは情報作戦をウクライナを打ち勝つための第二の手段にしていると指摘した。
 スキビツキーGUR副司令官は、ウクライナで勝利を収めるためのロシアの第三の手段は、ウクライナを外交的に孤立させるために進行中の作戦であると強調した。
 米国務省が5月1日、ロシア軍が加盟している化学兵器禁止条約に違反していると判断したと発表した。
 最近ロシア政府が、3月22日のクロッカス市庁舎襲撃事件を受けて、ロシアに居住しロシアに入国する中央アジア系移民に対するの取り締まりを強化していることで、タジキスタンとロシアの関係に加えて、キルギスとの関係も緊張させているようである。
 グルジア議会は、トビリシで同法に対する抗議活動が続く中、5月1日の第2読会で、グルジアのロシア式「外国代理人」法を可決した。
 ロシア軍のアウディーイウカの西での前進が確認された。
2024.05.03
 06:33
時事通信

(Yahoo)

ウクライナ兵15人の処刑確認 「戦争犯罪」とロシア非難 人権団体 <406-050306>
 国際人権団体
HRWが2日、ロシアが2023年12月から2024年2月にかけ、捕虜となるべきウクライナ兵計15人を処刑したと発表した。 SNSやメディアで伝えられた情報を独自に確認したという。
 HRWの担当者は「降伏した兵士の処刑・殺害は戦時国際法で禁止されている」と非難し、一連の行為を「戦争犯罪として捜査」すべきだと訴えた。
2024.05.03
 06:06
共同通信

(Yahoo)

スイス会合に「不参加」呼びかけ ロシア「中立性欠く」と主張 <2406-050305>
 ザハロワ露外務省情報局長が2日、ウクライナが提唱する和平案「平和の公式」について話し合うためスイスで6月半ばに開かれるハイレベル会合参加しないよう各国に呼びかけた。 ウクライナを支援するスイスに対して、中立性を欠いていると主張し、ロシアはスイスでの同種会合には招待されても参加しないと断言した。
 TASS通信は、ペスコフ露大統領報道官も2日、ロシア抜きの会合に「意味ある結果は期待できない」と批判したと報じた。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は4月24日、ロシアが会合を妨害しようとしていると非難していた。
2024.05.03
 01:38
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ戦争すぐに終結の公算小さい=米国家情報長官 <2406-050301>
 ヘインズ米国家情報長官が2日に上院軍事委員会で行った証言で、プーチン大統領は国内外の情勢がロシアにとって有利に進んでいると見ているためウクライナで攻撃的な戦術を推し進める可能性が高く、戦争がすぐに終わる可能性は低いとの見方を示した。
 ヘインズ長官は、プーチン大統領がウクライナの電力インフラなどに対する攻撃を激化させていることについて「戦闘を続けることで被害が増大し、勝利への道筋はないとウクライナに印象付ける狙いがある」と指摘し、ロシアはこうした攻撃的な戦術を続ける可能性が高く、戦争がすぐに終わる可能性は低いとの見方を示した。
 中国については、習国家主席は米国との関係が将来不安定になると予想していると言及したが、中国は不安定な経済への取り組みを最優先としているため、対米関係の安定化を図っていくとの見通しを示した。
2024.05.02
 17:48
Kyiv Independent Military: 'Great battle' ongoing for control over logistics routes near Chasiv Yar <2406-050223>
 ウクライナ軍Khortytsia群のヴォロシン報道官がInterfax Ukraine通信に5月2日、ロシア軍が兵站線の確保をめぐる「大規模戦闘」の一方で、ドネツク州のチャシフ・ヤールと近隣の集落を襲撃し続けていると語った。 チャシフ・ヤールはドネツク州にあり、ロシアが2023年5月と2024年2月にそれぞれ占領したバフムート市の西10km、アウディーイウカ市の北50kmに位置する。
 ウクライナ軍は3月に、ロシア軍がチャシフ・ヤール近郊に戦力を集中させており、近隣の都市コスティアンティニフカ、クラマトルスク、スロビアンスクへのさらなる前進に不可欠だと考えていると述べていた。
 ヴォロシン報道官によると、ロシア軍はチャシフ・ヤールを占領するため、ボフダニフカ村とイワニフスク村の側面を突こうとしている。
2024.05.02
 16:40
CNN

(Yahoo)

ロシア、22年7月以降で最大となる領土奪取 ウクライナの火砲不足につけ込む <2406-050221>
 ロシア軍が2023年12月以降、ウクライナの防御の妨げとなっている火砲不足を利用して、アウジーイウカ付近の東部戦線で開戦当初以来となる進撃をみせていることが分かった。 ウクライナは2月17日に、10年あまり戦闘が続いていた町アウジーイウカからの撤退を発表したが、ロシアは同町奪取に当たり兵員数百名を犠牲にしたとみられている。
 ロシアは東部前線各地でウクライナの防御が薄い地域に戦力を大量投入しており、アウジーイウカ西郊の重要拠点であるポクロフスク、バフムート近郊にある戦略高地のチャシブヤール、南西にあるクラホウェの3拠点に向けて前進している。
 ロシア軍の前進を受け、ウクライナ軍幹部からは、東部の兵站線や補給拠点に脅威が及ぶ可能性を警戒する声が出ており、5月下旬にはロシアの攻勢も予想される。
 東部ドネツク州に展開するウクライナ軍や、占領下にある港湾都市マリウポリ付近に向かう奪還した領土にとって脅威となる可能性もある。
2024.05.02
 09:15

(19:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, May 1 2024 <2406-050212>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年5月1日の戦況 =
 ロシア軍が、ザポリージャ州から第76空挺師団と第7空挺師団の部隊をウクライナ東部方面に移動させていると報じられており、進行中の攻勢作戦を強化・強化する可能性が高い。
 ロシア軍は、ドネツク州でのロシアの攻勢作戦を支援し、米国の軍事援助が大規模に前線に到達し始める前に、現在まだ脆弱なウクライナ軍を制圧するために、第76または第7空挺師団、あるいはその両方をウクライナ東部に再配置しようとする可能性がある。
 ウクライナ軍は4月30日~5月1日の夜に、リャザン州の製油所を1ヵ月足らずで2度目の攻撃を行った。
 ロシア国営報道機関は、元ジョージア首相で、ジョージアの政党「ビジナ・イワニシヴィリ」の創設者による反欧米論を増幅し、ジョージアの"外国代理人"法案に抗議するジョージア人を否定的に描写しているようである。
 国連と西側諸国の機関は、北朝鮮と中国がロシアの戦争努力を直接的・間接的に支援していることを示し続けている。
 Bloombergが、制裁対象となっているロシアの石油タンカー4隻が社名を変更し、新しい旗を掲げて航行していると報じた。
 ロシア軍はチャシフ・ヤールとアウディーイウカ付近、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯での前進が確認された。
2024.05.02
 08:03
産経新聞

(Yahoo)

米「露軍が化学兵器使用」断定、ウクライナ侵略で 軍需産業など280団体・個人に制裁 <2406-050209>
 バイデン米政権は1日、ウクライナ侵略を続けるロシア軍が、化学兵器禁止条約で禁じられている化合物クロロピクリンをウクライナ軍に対して戦場で使用したと断定した。 バイデン政権は同日、化学兵器の製造に関与した露政府機関などを含め、軍需産業など280の団体と個人に制裁を科すと発表した。
 ウクライナのゼレンスキー政権は、露軍がクロロピクリンを含む複数の化学兵器を戦場で使用していると主張していた。
 クロロピクリンは暴徒鎮圧用の催涙ガスにも用いられる化合物で、第一次世界大戦では窒息性の毒ガス兵器としても使用された。 国務省は「要塞化された陣地からウクライナ軍を追い払うこと」などを目的に使用されたと指摘し、化学兵器計画に関連する露政府の3機関と露企業4社を制裁対象に指定した。
2024.05.02
 01:24
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ、製油所を無人機攻撃 モスクワ南東州で火災発生 <2406-050201>
 ウクライナ軍が地元メディアに1日、モスクワ南東リャザニ州とロシア南部ボロネジ州の製油所をUAVで攻撃したことを明らかにした。 リャザニ州では敷地で大きな火災が発生した。
 ウクライナはロシアの石油関連施設を目標に攻撃しており、攻撃範囲を拡大する方針を示している。
 ロシア国防省は1日、未明までに両州と西部のベルゴロド州とクルスク州でウクライナのUAV 6機を迎撃したと発表した。
2024.05.01
 21:28
Kyiv Independent Zelensky: Ukraine preparing 7 more bilateral security agreements <2406-050114>
 先進7ヵ国 (G7) のウクライナ支援共同宣言には、これまでに30ヵ国以上が参加しており、英国、ドイツ、フランス、デンマーク、イタリア、カナダ、オランダ、フィンランド、ラトビアは、すでにウクライナと二国間協定を締結しているが、ゼレンスキー大統領は5月1日夜の演説で、ウクライナはさらに7ヵ国と二国間安全保障協定に取り組んでいると述べた。
 エストニア、スペイン、チェコ共和国、米国との交渉が進行中と報じられている。
 ゼレンスキー大統領によると、安全保障協定の草案の一部はすでに準備されており、大統領府の発表によると、米国との3回目の会談は4月29日に行われた。
2024.05.01
 18:56
Kyiv Independent Latvian FM: Some countries have provided Ukraine weapons with no restrictions on strikes in Russia <2406-050113>
 ラトビアのブレイズ外相が5月1日に掲載されたEuropean Pravdaの取材で、ウクライナの同盟国の一部はロシア国内での攻撃に制限を設けずに武器を送ったと述べた。
 ウクライナは西側同盟国に長距離兵器の供与を要求し続けているが、友好諸国はロシア領内への攻撃に使われる可能性のある武器の供与を躊躇している。
 ゼレンスキー大統領は、ウクライナは友好国から供給された兵器を国境外の攻撃に使用しないと述べたが、このような制限は、ロシア国内の奥深くまで攻撃できるとされる国産兵器には適用されない。
 ブレイズ外相は、ウクライナはロシア領内に対するものを含め、縦深深く精密な攻撃を行う能力を必要としていると述べた。
 また、ウクライナの西側諸国の兵器使用は国際法で認められており、ウクライナを攻撃しているロシアの施設があれば、ウクライナはこれに対応する権利があると述べた。
2024.05.01
 09:10

(19:10 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 30 2024 <2405-043005>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月30日の戦況 =
 4月30日、ロシア軍は数日ぶりにアウディーイウカ地域での前進が確認されなかったが、ウクライナの情報筋は、ロシア軍がアウディーイウカ付近よりもバフムート・チャシフ・ヤール方面で数回多くの攻撃を行ったと報じた。
 ロシア軍は、チャシウ・ヤール近郊でのロシア軍の攻勢を補完するために、アウディーイウカの突出した北からトレツク地域に向かって前進する決定をする可能性があり、ロシア軍はそのような作戦に兵力を集中させるために戦術的な一時停止を行う必要がある可能性が高い。
 ロシアの情報筋によると、ウクライナ軍は4月2~30日に、クリミア半島の目標に対してMGM-140 ATACMSによる短距離攻撃を行った。
 タジキスタンのムフリディン外相が、中央アジアからの移民、特にタジキスタン人に対するロシア当局の扱いに憤りを表明し、3月22日のクロッカス市庁舎襲撃事件以降、ロシアに居住したり、ロシアに入国する移民を規制しようとするロシアの取り組みが強まっており、タジキスタンとロシアの関係が緊張し続けていると指摘した。
 ロシア軍がクレミンナ、チャシフ・ヤール、ロボティネ付近での前進が確認された。
 ロシア国防省が4月30日、ロシアのマントゥロフ副首相兼商工相とツァリコフ第一国防副大臣が、占領下のウクライナにあるUAVの実験場を視察したと報告した。
2024.05.01
 01:24
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、米国製長距離ミサイルでクリミア攻撃 ロシア迎撃 <2406-050101>
 ロシア当局が30日、ウクライナがクリミアに向けて発射した長射程型ATACMSを迎撃したと発表した。 ロシア国防省はATACMS 6発を迎撃したと発表した。
 国防省は迎撃した場所は明らかにしていないが、クリミアの親露派トップのアクショーノフ氏は、ATACMSはクリミア半島上空で撃墜されたとしている。
2024.04.30
 15:34
Kyiv Post ATACMSミサイルがクリミアに命中し、ロシアの防空網と飛行場が攻撃されたと報告 <2405-043008>
 4月30日の早朝、12発のATACMSがロシアが占領している地域、これまでで最も強力なウクライナ軍の長距離攻撃で、クリミア半島中の空軍基地と防空施設を攻撃した。
 ニュース報道によると、正体不明の武器が02:00頃にクリミア全域の軍事施設に突入し始め、シンフェロポリ市セバストポリ市グヴァルデイスカエヴパトリアジャンコイの町の近くで爆発音と空襲警報が広く報告された。
SimferopolEvpatoriaDzhankoiの位置 (Google Map)】
 これらの標的のうち4発は、ジャンコイを例外としているが、最近納入された長射程型のATACMSを除けば、ウクライナ軍が過去に運用したことが知られているすべての兵器の射程外にあった。
2024.04.30
 12:17
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナに北朝鮮製ミサイル着弾、国連監視団が破片調査=報告 <2405-043007>
 国連制裁監視団によると、ウクライナ東部ハリコフ市に2024年1月2日に着弾したミサイルについて、その破片を調査したところ、北朝鮮の火星-11のものと確認された。
 当時、地元の検察当局は、ミサイルの破片をメディアに公開し、北朝鮮から提供されたミサイルである可能性を示唆した。
 国連制裁監視団は報告書で「ミサイルの残骸は北朝鮮の火星-11に由来するものだった」とし、北朝鮮に対する武器禁輸措置に違反していると指摘した。 北朝鮮は2006年以降、BMと核開発を巡り国連の制裁対象となっている。
2024.04.30
 08:45

(18:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 29 2024 <2405-043006>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月29日の戦況 =
 ロシア軍は4月29日現在、アウディーイウカの北西と南西でわずかな戦果を挙げているが、過去24時間でアウディーイウカ方面では大きな前進はしていない
 ロシア軍は、アウディーイウカ近郊での今後の攻撃について、複数の方向を選択できるが、当面どの方向に主攻とするかは依然として不明である。
 ロシア軍がアウディーイウカとドネツク市の近くで前進したことが確認された。
2024.04.30
 07:15
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル軍部隊の人権侵害、米国が初めて認定 ガザ紛争以前 <2405-043004>
 米国務省が29日、イスラエル軍の治安任務を担当する5個部隊が人権侵害を行っていたと明らかにした。 ただ大半の部隊がその後改善策を講じたため、米国の軍事支援禁止対象にはしていないという。
 米国がイスラエル軍による人権侵害を正式に認めたのは初めてで、問題となった事案は、イスラエルとハマスがガザで戦闘を始めた2023年10月7日より前に、主としてイスラエルが占領しているヨルダン川西岸地区でパレスチナ人に対して行われたもようで、複数の人権団体によると、これらの部隊は裁判を経ない殺害や拷問、身体的虐待などに関与したという。
 米国務省副報道官は、4個部隊は、米国がパートナーに期待するような有効な是正行動を取ったと強調したが、具体的な部隊名やどのような対策が実施されたのかは明らかにしていない。
2024.04.30
 07:05
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナ東部で着実に前進 <2405-043005>
 ロシア軍がウクライナ東部の前線の少なくとも3ヵ所で、さらに進軍を続けていることがわかった。 この中には、北東部ハルキウ州での数ヵ月ぶりとなる前進が含まれており、ウクライナ政府が米国や同盟諸国からの弾薬や武器を必要としている状況を改めて浮き彫りにしている。
 ロシア軍の日々の戦術的な前進は、2024年2月に東部の要衝アウジーイウカが陥落して以降の戦場の新たな速度を反映していて、ロシア軍の領土の奪取は数百米から最大で1㌔程度と控えめではあるものの、通常は一度に複数の場所で発生している。
 ロシア軍が注力している前線の一つがドネツク州で、前線の情報を伝えているウクライナの監視グループDeep Stateによれば、ロシア軍は24時間のうちに、前線の20~25kmに沿った8ヵ所の異なった地点で前進している。
2024.04.29
 09:20

(19:20 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 28 2024 <2405-042901>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月28日の戦況 =
 アウディーイウカ北西をロシア軍が最近獲得したことで、ウクライナ軍はアウディーイウカ西部の前線沿いにある他の一部の陣地から撤退したが、ロシア軍の急速な戦果拡張をまだしておらず、ロシア軍が近い将来、この地域で作戦上重要な地域を確保する可能性は低い。
 ロシア軍はアウディーイウカ北西で突出した地域を確保し続けており、ロシア軍は、ポクロフスクの攻撃目標に向かって西進を続けるか、チャシフ・ヤール周辺での補完する攻撃を実施するために北上するかの選択を迫られている。
Pokrovsk の位置 (Google Map)】
 シルスキー大将は、ロシア軍がハリコフ市を占領するために必要な兵力が不足していると評価し続けているが、将来、ロシア軍がハリコフ市を確保するために追加の部隊と装備を割り当てている可能性があると指摘した。
 ウクライナ軍第47機械化旅団は、ウクライナ軍がM1A1 Abrams MBTを前線から撤退させたという最近の報道を否定した。
 クロッカス市庁舎が3月22日にテロ攻撃を受けたことから、ロシアへの移民とロシアへの入国者に対する規制を強化しようとする最近のロシアの取り組みは、ロシアとタジキスタンの関係を緊張させているように見える。
 ロシア当局は、過去数日間に、西側諸国の出版社で働いていた数人のロシア人ジャーナリストをロシア国内で逮捕した。
 ロシア軍は最近、スバトベ近郊でわずかに前進した。
Svatove の位置 (Google Map)】
 英国のドハティ国務相が4月27日、2022年2月24日の全面侵攻開始以来、ロシア軍が45万人の死傷者を出したと英国は評価していると述べた。
2024.04.28
 17:58
Kyiev Independent DTEK: Russia has attacked Ukraine's thermal power plants nearly 180 times <2405-042805>
 ウクライナ最大の民間エネルギー企業DTEK社のサハルク常務取締役が4月28日、2022年に全面侵攻が始まって以来、ロシア軍がウクライナの火力発電所を約180回攻撃したと述べた。
 ロシアは、ウクライナの重要インフラに対するミサイルやUAV攻撃を強化しており、3月22日、3月29日、4月11日、4月27日にウクライナ全土のエネルギー施設に大規模な攻撃を仕掛けている。
 DTEK社は4月、ロシアの火力発電所への攻撃によって失われた容量を回復するには、少なくとも$350Mが必要だと述べた。
 サハルク常務はHromadske Radioに対し、DTEKは現在、4月27日に攻撃された施設4ヵ所の被害を評価していると語った。
 ロシア軍は4月27日夜に、ドニプロペトロウシク州、イバノフランコフスク州、リヴィウ州のエネルギー施設を攻撃し、ウクライナに対して34発のミサイルを含む大規模な攻撃を行った。 4月11日には、キーウ州、ジトーミル州、チェルカースィ州の主要電力供給地であるキーウ州のトリピリア火力発電所を攻撃した。
 ウクライナの国営エネルギー企業のCenterenergo社は、3月22日にロシアがハリコフ州のズミウ火力発電所も破壊したため、同社の発電能力が100%破壊されたと発表していた。 ロシアは3月下旬に、ザポリージャのドニプロ・ダムの2基の発電所のうち1基に大規模な被害を与えた。
2024.04.28
 17:36
Kyiev Independent Syrskyi: Ukrainian forces retreat from 3 villages in Donetsk Oblast <2405-042804>
 ウクライナ軍総司令官のシルスキー陸軍大将が4月28日、ドネツク州のベルディチ村、セメニフカ村、ノボミハイリフカ村の3ヵ村からウクライナ軍が西に撤退したと発表した。 これら3ヵ村は、ドネツク州西部のポクロフスク地区にあり、ロシアが攻勢を続ける中、最前線で最も熾烈な正面となっていた。
BerdychiSemenivkaNovomykhailivkaの位置 (Google Map)】
 ウクライナ地上軍のKhortytsia群は4月27日、ロシア軍がベルディチとセメニフカから10km離れた前線の村、オシェレタインの一部に侵入し、陣地を確保したと発表した。
Ocheretyneの位置 (Google Map)】
 シルスキー大将は、ポクロフスクとクラホヴェ地区の状況を「最も困難な状況」と表現した。 シルスキー大将によると、ロシアは最大4個旅団 (8,000~32,000名) を投入し、2月に占領したアウディーイウカの西にあるポクロフスクとクラホヴェの集落に向けて攻撃をしている。
2024.04.27
 10:10

(20:10 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 27 2024 <2405-042802>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月27日の戦況 =
 ウクライナが米国の安全保障支援が前線に到着するのを待っているため、ロシア軍今後数週間で大きな戦果を挙げる可能性が高いが、ウクライナの防御を圧倒する可能性は低い。
 十分な装備をしたウクライナ軍は、ロシア軍が夏に予想される夏の攻勢で、ロシアの前進を防ぐことができる可能性が高いが、それでもロシア軍はこの夏にウクライナに重大な脅威をもたらすだろう。
 ロシア軍は、ウクライナ軍に不利な戦術的状況をもたらしているアウディーイウカ北西を利用することに全力を挙げているため、ロシア軍の攻撃速度は現在、チャシフ・ヤール付近よりもアウディーイウカ方面の方が速いが、ロシア軍は今後数週間のうちにチャシフ・ヤール近郊での攻撃作戦を強化する可能性が高く、チャシフ・ヤールはロシア軍に前進の機会を提供している。
 ロシア軍は4月26日~27日にかけてウクライナに対して大規模なCMとBMでの攻撃を行い、長く休止していたKalibr洋上発射CMでの攻撃を再開したとみられる。
 ウクライナ軍は4月26~27日にかけて、クラスノダール地方のロシア軍飛行場と石油精製所に対するUAV攻撃を成功させた。
 クレムリンは、モルドバに対するハイブリッド作戦を強化する準備をしている可能性が高い。
 ロシア軍はアウディーイウカの北とドネツク市の西での前進が確認された。  ロシア国民は、ロシア軍を支援し続けている。
2024.04.27
 20:18
Kyiv Independent Military denies media report about pulling Abrams tanks from front <2405-042714>
 ウクライナ軍第47独立機械化旅団が4月27日、ウクライナ軍が米国から供給されたAbrams MBTを前線から撤退させたというAP通信の報道を否定した。
 「戦車は戦場で素晴らしい仕事をしています。私たちは、戦車を隠しているものを敵から隠すつもりはなく、さらに強力な火力支援なしに歩兵を放置することはない」と、米軍戦車を運用する部隊はTelegramで述べた。
 AP通信は4月25日、米軍当局者2人によると、ウクライナ軍はロシアのUAVに探知されるリスクが高いため、Abrams MBTを前線から撤退させたと報じた。 AP通信の取材に応じた米当局者によると、ロシアの偵察UAVとハンターキラーUAVが地上の状況を大きく変え、車両が探知されるリスクが高まっているという。
 ウクライナが2023年秋に受領したM1A1 Abrams 31両のうち5両は、すでに戦場で失われているという。
2024.04.27
 19:29
Kyiv Independent Military: Russia gains foothold in Ocheretyne in Donetsk Oblast <2405-042713>
 ウクライナ軍Khortytsia群の報道官が、ロシア軍は4月27日に、ドネツク州の最前線の村、オチェレタインの一部に侵入し、ここを確保したと述べた。
Ocheretyne の位置 (Google Map)】
 報道官は放送で、2月にロシアが占領した重要な要塞都市アウディーイウカの北西約15kmに位置し、アウディーイウカ地区はロシアが攻勢を続ける中、前線で最もホットな地区の1つであり続けているが、「激しい戦闘が続いているが、現在はウクライナ国防軍の管理下にある」と述べた。
 報道官はまた、ロシア軍がオシェレタインを襲撃するために化学兵器を使用していると指摘した。
2024.04.27
 18:15
Kyiv Independent Australia announces $65 million aid package for Ukraine <2405-042712>
 オーストラリア政府は4月27日、リヴィウでのシュミハル首相とマールズ国防相の会談後、AUD100M ($65M) 相当のウクライナへの新たな支援パッケージを発表した。 オーストラリア政府によると、このパッケージにより、オーストラリアのウクライナへの軍事支援は総額AUD880M ($575M) になる。
 シュミハル首相は、最新のパッケージの半分は
MANPADSあると述べ、AUD3,0M ($1.96M) 以上が、ウクライナのUAVの備蓄強化を目的とした国際UAV連合に割り当てられると述べた。
 マールズ国防相は、「オーストラリアはまた、重要な空対地精密弾薬とSHORADも提供している」と加えた。
2024.04.27
 16:15
Kyiv Independent Slovak citizens raise $4 million for Czech ammunition initiative after government refuses to contribute <2405-042711>
 ウクライナ軍は深刻な弾薬不足に直面しており、ゼレンスキー大統領が4月16日に発表したところでは、ロシアは現在、10:1の割合で砲弾を発射しているため、ウクライナへの大砲弾薬の購入を増やすというチェコ主導の計画のための追加資金を調達し、「ウクライナのための弾薬」キャンペーンを開始し ベルギー、オランダ、ドイツ、スウェーデン、カナダ、ポーランド、フランス、デンマーク、スロベニアなど数ヵ国がこの計画に資金を拠出し、ウクライナに150万発もの弾薬を届ける可能性がある。
 ところがスロバキアのブラナール外相は3月下旬に「紛争には軍事的解決がない」として、スロバキアはウクライナに武器を送らないと述べた。
 ブラナール外相は、3月初め、アンタルヤ外交フォーラムの傍らで、トルコでラブロフ露外相と会談した。
 このためスロバキア市民は4月16日に募金活動を開始した。、「スロバキアの多くの人々は、政府のロシア寄りの姿勢を恥じている。 これが人々が貢献している理由です」と、主催者の一人が述べている。
 主催者によると、60,000人以上のスロバキア人がこの計画に貢献している。
2024.04.27
 13:56
Kyiv Independent Ukraine’s military intelligence says it hit Russian $5 million radar system <2405-042710>
 ウクライナ軍情報局 (HUR) が4月27日に。HURと第15独立砲兵偵察旅団がロシアのPodlet-K1レーダの基地を攻撃したと発表した。
 陸軍公認のウェブサイトによると、Podlet-K1は48Ya6-K1とも呼ばれ、低高度および超低高度で空中目標を探知するように設計された最新の移動式レーダであると報告されている。
 HURによると、攻撃はレーダのアンテナ支柱と発動発電機に命中したとしているが、攻撃や被害についての詳細を明らかにしていない。
 HURはTelegramで、Podlet-K1レーダは比較的最近開発されたシステムで、2015年に軍に配備し始めたと述べている。 このシステムは、S-300/S-400 SAMに目標諸元を送信するために使用されているという。
 情報筋がKyiv Independent紙に、4月17日には、ウクライナ軍のUAVがウクライナ国境から800km離れたロシア・モルドビア共和国の都市コヴィルキノの部隊を攻撃し、Containerレーダ基地を攻撃したと語った。
Mordovia共和国の位置 (Google Map)】
2024.04.27
 08:37

産経新聞

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナ東部で前進加速 米支援到着前に攻勢強化か 英米機関が分析 <2405-042707>
 英国防省が26日、最前線の一つである東部ドネツク州アブデーフカ西方で、過去1週間に露軍の前進が加速していると指摘した。 戦争研究所も25日に、露軍がアブデーフカ北西で攻勢を強化していると報告し、同州全域の制圧を狙う露軍が、米軍事支援の再開でウクライナ軍が戦力を回復させる前に、可能な限り占領地域を広げようとしているもようだと分析した。
 アブデーフカはロシアの実効支配下にある州都ドネツク市の近郊に位置し、露軍が2月に制圧した。 露軍の主な狙いは、アブデーフカ周辺からウクライナ軍を遠ざけてドネツク市の安全を高めることだとみられている。
 戦争研究所はまた、露軍がアブデーフカ方面とは別に、戦略的により重要な同州バフムト西方の小都市チャソフヤルの制圧を狙って攻勢も強化していると指摘した。 露軍はチャソフヤルを制圧することで、ウクライナ側が保持する同州の重要都市クラマトルスクやスラビャンスク方面への前進ルートを確保したい思惑だとみられている。
2024.04.27
 08:15

(18:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 26 2024 <2405-042706>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月26日の戦況 =
 西側メディアは、ウクライナに対する米国の軍事支援の最新のパッケージでは、ウクライナが全ての領土を取り戻すのに十分ではないかもしれないので、一部の米当局者が、彼らがいる場所で「線を凍結する」という考えの議論を再開したと報じ続けている。
 現在のパッケージの支持者は、それ自体がウクライナがすべての占領地を解放することを可能にするとは主張しておらず、バイデン大統領がわずか2日前に新しいパッケージを承認する法案に署名したため、戦争の潜在的な終結状態についての議論は非常に時期尚早である。
 ロシア、ベラルーシ、中国、イラン、北朝鮮の高官による公開会談がここ数日急増し、4月22日から26日の間に少なくとも10回のハイレベル二国間会談が行われており、これらの国々が西側諸国と対峙するために構築している多国間パートナーシップの深化を強調している。
 中国当局者は、4月26日に中国当局者とブリンケン米国務長官が会談した際、ロシアのウクライナへの全面侵攻の責任はNATOにあると主張した。
 特にウクライナの防空システムについて西側諸国は、ウクライナに当面および長期的な支援を提供し続けている。
 ウクライナ軍は、ロシア製UAVやその他の脅威が広がっていることを理由に、米国が供与したM1A1 Abrams MBTを前線から撤退させたと報じられている。
 ロシア軍はアウディーイウカの北西での前進が確認され、ウクライナ軍はヘルソン州の東岸で前進が確認されたが、この前進は最近のものではない可能性が高い。
 RFE/RLのタタール・バシコルトにおける放送局イデル・レアリイは4月26日、サマラ州が新たなBatyr志願自動車化狙撃大隊を編成すると報じた。
2024.04.27
 05:46
共同通信

(Yahoo)

モスクワの飛行場攻撃 ヘリ破壊とウクライナ <2405-042705>
 ウクライナ情報筋が26日、モスクワにある露国防省の飛行場を25日夜から26日にかけてウクライナ側が攻撃し、ヘリコプターを破壊したと明かした。
 ウクライナ国防省情報総局によると、ヘリはウクライナに侵攻するロシア軍の後方支援に使われていた。 ウクライナはロシア領内の飛行場や石油精製所などに対する攻撃を拡大している。
 一方、ウクライナのキーウ市当局は26日、市内の二つの病院から患者らを緊急避難させていると発表した。 病院にウクライナ兵がいるとしてロシア軍の攻撃目標になるとの動画がインターネットで出回っており、これを受けた措置という。
2024.04.27
 00:34
Kyiv Independent Minister: Belgium to allocate $213 million for German-led air defense initiative <2405-042702>
 ベルギーの放送局RTBFが、ベルギーのデドンデル国防相が4月26日の記者会見で、ベルギーはドイツ主導の防空構想に€200M ($213M) を拠出し、ウクライナにミサイルを供給すると発表したと報じた。  デドンデル国防相は、ベルギーはウクライナに防空システム用のミサイルを自国の装備から追加で供与すると述べたが、ウクライナに送る兵器の数や種類を明らかにしなかった。  Patriotは、ロシアのBMや巡CMを迎撃するのに非常に効果的なため、ドイツはNATOとヨーロッパの同盟国に、彼らのシステムを使わないままにしておくのではなく、ウクライナに送るよう圧力をかけていると報じられている。
2024.04.27
 00:02
Kyiv Independent Spain confirms plans to send Patriot missiles to Ukraine <2405-042701>
 スペインのロブレス国防相は4月26日、 Ramsteinでの首脳会談でウクライナにPatriotミサイルを提供すると発表した。
 スペインには予備弾数が50発しかないため、スペインが「限られた数」しか送らないという報道があったが、彼女は何発を提供するかについては明言しなかったものの、Patriotの「セット」が4日以内に兵站基地に届くと述べた。
 スペイン国防省によると、スペインはPatriotミサイルに加え、機関銃、車両、野戦榴弾砲、155mm砲弾、120mm砲弾、C-UAV装備、Leopard MBTなどの追加装備を今後数ヵ月以内にウクライナに送ることを約束した。
2024.04.26
 16:27
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ農相に拘束令、その後保釈 汚職事件関与の疑い <2405-042611>
 ウクライナの裁判所が26日、ソルスキー農業政策・食料相の身柄拘束を命じた。 $7M相当の国有地の違法取得に関与した疑いが持たれている。 問題になっているのは2017~2021年の土地取引で、ソルスキー氏が2022年3月に農相に就任する前に行われた。
 同相は違法行為は否定しているが、25日に辞任を申し出た。 ゼレンスキー政権の閣僚で初の汚職事件の容疑者となった。
2024.04.26
 13:55
Kyiv Post Ukraine's HUR claims it destroyed Ka-32 helicopter at Moscow Airfield <2405-042609>
 ウクライナ軍情報局 (HUR) が、4月26日早朝に、ロシア国防省とGazprom石油・天然ガスエネルギー会社が使用しているモスクワのオスタフィエヴォ空港でロシアのKa-32を破壊したと主張した。
 HURは、モスクワ近郊で行われた作戦の詳細を明らかにしていない。
2024.04.26
 13:25
Kyiv Post Ukraine Withdrawals Abrams Tanks From Front Line Due to Threat of Russian Drones <2405-042607>
 AP通信が、ウクライナ軍は、ロシア軍のUAV攻撃があるため、Abrams MBTを前線から撤退させていると報じた。
 AP通信が引用した米政府高官は、米国はウクライナと協力して、諸兵科連合攻撃における装備のより効果的な使用を含む戦術をリセットすると述べている。 米国は2023年1月、Abrams MBT 31両をウクライナに送った。
 ウクライナ軍は、UAVが戦場で急増したため、ほとんどが重量過多の不発弾と見なされるようになり、ロシアの攻撃ですでに5台の戦車が失われている。
2024.04.26
 10:15

(20:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 25 2024 <2405-042603>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月25日の戦況 =
 ロシア軍はアウディーイウカ北西部の小さな突出部を安定的に確保しており、ウクライナ軍がアウディーイウカ西部にある他の陣地からより防御しやすい線に撤退することになる可能性がある。
 米国は、ウクライナに対する米国の軍事支援の最新のパッケージは、ウクライナが領土全体を取り戻すのに十分ではないかもしれないと懸念していると伝えられている。 さらに、米国の軍事支援は、ウクライナが現在必要としているものの一部に過ぎないが、ウクライナは、主に人的資源の問題と防衛産業基盤 (DIB) の拡大など、他の戦争戦闘要件への対処に取り組んでいる。
 ロシア軍は、ウクライナの電子戦能力に対してより強靭な対応を施したUAVを前線の重要区域に配備していると報じられており、これは米国の安全保障支援がウクライナに到着するまでの限られた期間を利用するために、新しい技術力を活用しようとする試みである可能性が高い。
 マクロン仏大統領が4月25日の演説で、欧州の防衛と主権の自主自立の重要性を強調した。
 ウクライナ軍はシベルスク近郊での前進が確認され、ロシア軍はアウディーイウカとドネツク州とザポリージャ州の州境地帯付近で前進が確認された。
2024.04.25
 10:45

(20:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 24 2024 <2405-042507>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月24日の戦況 =
 バイデン米大統領が4月24日、ウクライナに$60Bの支援を提供する法案に署名し、米国がウクライナへの軍装備品の送付を「数時間」以内に開始すると発表した。
 米国は2024年3月に数量不明の長射程型ATACMSをウクライナに供与したと報じられており、ウクライナはすでにその一部を使用してロシアの後方深くを攻撃している。
 長射程型ATACMSミサイルが十分な量で到着すれば、ウクライナ軍はロシアの兵站を弱体化させ、後方深くのロシアの飛行場を脅かすことができるが、数ヵ月の遅れによりロシアに対処するに十分な時間を与えた可能性がある。
 ウクライナ軍は4月23日~24日に、スモレンスク州とリペツク州のロシア軍のエネルギー施設や産業施設に対するUAV攻撃を成功させたと報じられている。
 ロシア当局は4月24日、収賄容疑でイワノフ国防次官をでを逮捕したが、他のロシア情報筋は、イワノフは反逆罪の疑いがあると報じた。
 イワノフ次官の逮捕は、ロシア軍の新たな人事異動に関しての憶測を呼び起こし、逮捕はクレムリンの派閥抗争の一環であると主張している。 ロシアの超国家主義軍事ブロガーは、イワノフ次官の逮捕を大々的に祝い、ロシア国防省を公に批判する機会として利用している。
 ロシア大統領府は、アルメニアがロシア主導の集団安全保障条約機構 (CSTO) への積極的な関与を再開し、親露の連携を再開しろと、アルメニアをあからさまに脅した。
 クレムリンが任命した子供の権利委員ベロワは、ロシアによって強制連行され、強制送還されたウクライナの子供たちの帰還に関する初の対面交渉と、最近のロシアとウクライナ間のカタールが仲介した交渉を故意に偽った
 モルドバ当局は、モルドバに対するロシアの脅威について警告し続ける中、モルドバの親露派自治区ガガウジアの親露派系知事であるグツル氏を選挙資金違反で刑事告訴した。  ロシア軍はアウディーイウカ、ドネツク市、ロボティネ付近でわずかに前進した。
2024.04.25
 05:54
Reuters 通信

(Yahoo)

英独首脳、自走砲の共同開発で合意 ウクライナ支援に向け <2405-042504>
 スナク英首相とショルツ独首相が24日に防衛協力の強化で合意し、ウクライナに対する支援を強化するために欧州は団結する必要があると述べた。  スナク首相はショルツ首相との共同記者会見で「われわれは防衛協力の新たな枠組みに向けて取り組んでおり、防衛産業協力の拡大も実現しつつある」と言及し、「われわれは共に、ウクライナに必要な限りの揺るぎない支援を継続する」と述べた。
 英政府によると、英独は遠隔操作可能な155mm
SPHであるRCS 155の共同開発計画と、ドイツのエネルギー投資を含むエネルギープロジェクトでの協力について協議した。
2024.04.25
 05:24
TBS News

(Yahoo)

アメリカ 射程300キロの長距離ミサイル「ATACMS」ウクライナに供与 米メディア「すでに2発ロシアへの攻撃に使用」 <2405-042501>
 米国務省のパテル副報道官は24日、ウクライナに対して長射程型ATACMSを供与していたことを明らかにした。 バイデン大統領が2月に国家安全保障チームにATACMSをウクライナに送るよう秘密裏に指示し、今月、到着したという。
 安全保障担当のサリバン大統領補佐官は「現在、かなりの数のATACMSが生産され、備蓄されている」と話し、今後もウクライナへの供与を続ける姿勢を示している。
 米国は、2023年10月にもウクライナに射程165kmのATACMSを供与したことを明らかにしているが、NBC TVによると、今回初めて射程300kmの長射程型を供与したという。
 また、ウクライナ軍はすでに2回、ATACMSを使ってロシアを攻撃したと報じている。
2024.04.24
 14:47
Kyiv Post Ukraine regains position near Chasiv Yar as Russia intensifies offensive <2405-042407>
 バフムートの西17km、ウクライナの拠点クラマトルスクの南東36kmにあるドネツク州の都市チャシフ・ヤールは、2月にロシアがアウディーイウカを占領した後、ウクライナ戦争で最も激しいホットスポットとなっている。
 何千名ものロシア軍の墓場となったアウディーイウカの占領は、クレムリンにとって非常に大きな代償を払ったが、キエフへの西側の補給の欠如は、ロシアがチャシフ・ヤールを占領するための前進において、いくつかの戦術的優位性をもたらした。 不利な状況にもかかわらず、ウクライナ軍は手に入れた弾薬で街を頑なに守っている。
 Luby's旅団(註:第76歩兵旅団戦闘団)が、米国の援助がなくても敵の猛攻撃を食い止めているのがわかる。
2024.04.24
 11:16
Kyiv Independent Sources: SBU drone attack destroys 26,000 cubic meters of Russian fuel in Smolensk Oblast <2405-042405>
 ウクライナ保安庁 (SBU) のUAVがロシアのスモレンスク州にある2つの石油貯蔵所を一晩で攻撃し、26,000立米の燃料を破壊したと、4月24日にKyiv Independent紙に語った。
 ロシアのメディアや当局者は、スモレンスク州、リペツク州、ヴォロネジ州で一晩中UAV攻撃が行われ、エネルギー施設や産業施設が攻撃されたと報じている。 SNSではスモレンスク州ヤルツェヴォで燃えている石油ターミナルとされる映像がで出回った。
Smolensk州Lipetsk州Voronezh州の位置 (google Map)】
 Kyiv Independent紙の情報筋は、ロシアの国営企業Rosneft社が「スモレンスク州のヤルツェヴォとラズドロヴォにある燃料と潤滑油の貯蔵・ポンプ基地の2ヵ所を失った」と述べたとしている。
 情報筋によると、作戦はSBUのUAVによって行われた。
2024.04.24
 01:38
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナの兵器基地への攻撃を強化へ=国防相 <2405-042401>
 ショイグ露国防相が23日、ロシアは西側から供給された兵器が保管されているウクライナの基地への攻撃を強化すると表明した。 背景には、米国がウクライナへの安全保障支援を目的とした法案の成立に向けて動いていることがある。
 ショイグ国防相は、国防当局者らに対して「ロシアは西側兵器の優位性という神話を一掃した」とし、ロシア軍は1,000kmの戦線で先手を取ったと主張した。
 ショイグ国防相、米下院が4月20日に法案を可決した$61B近くに相当する新たな軍事援助パッケージをウクライナに提供する構えだと言及した。
2024.04.23 Janes Ukraine unveils Mbombe 6 with Spys ROWS <2405-042322>
 ウクライナ軍参謀本部が4月18日に公開した動画には、ウクライナの遠隔操作兵器システム (ROWS) を搭載した南アParamount Gp.製Mbombe 6 6×6装甲車が映っている。 この映像には、ウクライナ軍最高司令官のシルスキー大将が非公開の場所で、Mbombeを含む数両の装甲車両を紹介されている様子が映っている。
 Mbombe 6はParamount Gp.が設計・製造し、インド、ヨルダン、カザフスタンでライセンス供与を受けている
APCで、NATO標準化協定 (STANAG) 4569 Level 4規格までの小火器弾への耐弾性を持つ全溶接鋼製装甲構造になっていて、地雷に強いハニカムフラットボトムの船体設計を特徴としており、全高を下げ、車体下で爆発する10kgの対戦車地雷から保護される。
2024.04.23
 23:58
Kyiv Independent Ambassador: Ukraine in talks to set up joint production of Patriot systems <2405-042320>
 マルカロワ駐米ウクライナ大使が4月23日のEuropean Pravdaの取材で、ウクライナはロシアの侵略を撃退するために、Patriotの共同生産を米国に求めていると述べた。
 ゼレンスキー大統領によると、ウクライナはロシアの攻撃から国を守るために25個システムのPatriotを必要としているが、クレバ外相は、ウクライナの大都市を守るために今のところ7個システムを確保することに集中していると述べた。
 マルカロワ大使によると、Patriotの共同生産は、ゼレンスキー大統領の訪米中に話し合われた最重要課題の1つだった。
2024.04.23
 11:15

(21:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 22 2024 <2405-042313>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月22日の戦況 =
 ロシア軍は、ドネツク州アウディーイウカの北西にあるウクライナ軍の戦線を広範囲に突破することを目指しているようだが、その能力は、米国や他の西側諸国の支援が前線に到着したことで鈍くなる可能性が高い。
 Wall Street Journalが4月22日、ロシアが仕立てた移民危機を武器にしたハイブリッド作戦から身を守るため、フィンランドが具体的な措置を講じていると報じた。
 ロシアは、2023年9月にアルメニアがナゴルノ・カラバフを失うのをロシアが防げなかったことを受けたアルメニアの関係悪化を軽視する一方で、アゼルバイジャンとの関係を強調している。
 ロシア軍はチャシフ・ヤール、アウディーイウカ、ドネツク市の近くとドネツク州とザポリージャ州の州境地帯で前進した。
 ロシアの、バフムート方面で活動するロシアのSudoplatov UAV志願兵が、欠陥があるが安価なFPV UAVを装備していると報じられている。
2024.04.23
 08:29
産経新聞

(Yahoo)

英がウクライナに最大規模の兵器供与、ミサイル1600基など 1千億円の追加軍事支援も <2405-042311>
 スナク英首相が23日にポーランドを訪問し、ウクライナに対する£500Mの追加軍事支援を表明した。 2024年に入って表明済みの£2.5Bと合わせ、直近の追加支援の規模は£3Bとなる。
 英政府は加えて、Storm Shadow
ALCMを含むミサイル1,600発以上と、Husky多用途歩兵機動車160両などの軍用車両400両以上、小火器弾400万発小型舟艇60隻を柱とする、英国として過去最大規模のウクライナへの兵器供与を実施することを明らかにした。
 また、スナク首相とトゥスク首相の会談では、英空軍のTyphoon戦闘機部隊を来年ポーランドに派遣し、NATOの枠組みによる同国の領空警備を実施する方向で調整した。  スナク首相はワルシャワで記者会見し、プーチン露大統領はウクライナ侵略戦争に勝利すれば次は他の欧州諸国への侵攻を狙ってくると指摘し、「英国は同盟諸国とともに立ち上がる」と強調した。
2024.04.23
 05:13
Reuters 通信

 (Yahoo)

EU、ウクライナ防空強化急ぐ パトリオット供与確約に至らず <2405-042308>
 EUが22日にルクセンブルクで会合を開き、ウクライナの防空強化策を緊急に検討する姿勢を示した。 ただ、ウクライナが最も必要としているPatriotの供与を確約するには至らなかった
 EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は会合後、ウクライナ支援を強化する必要性について全ての加盟国の理解を得ようとしているとし、「Patriotは各加盟国が保有しており、ブリュッセルにはない。 決定は各国次第となる」と述べた。
 EU加盟国の中でウクライナに対するPatriot追加供与を表明したのは、これまでのところドイツのみで、ギリシャ、オランダ、ポーランド、ルーマニア、スペイン、スウェーデンなどもPatriotを保有しているが、政府関係者によると、Patriotは国防の重要な一部であるため、手放すのは難しいという。
2024.04.23
 00:06
Kyiv Independent Zelensky: Ukraine, US 'finalized' agreements on ATACMS <2405-042302>
  ゼレンスキー大統領が4月22日に、バイデン米大統領との電話会談後、ウクライナが米国との長射程型ATACMSに関する合意を「最終決定」したと述べた。
 米議会下院は4月20日、ウクライナに対する$61Bの援助法案を可決し、数ヵカ月にわたる膠着状態に終止符を打った。 米国の支援は、2023年末以降、政治的内紛によって事実上阻止されていた。 また同法案はバイデン政権に対し、実行可能な場合には「本法の制定日以降」に長射程型ATACMSを供与することを義務付けている。
 米国は数ヵ月にわたる審議を経て、2023年10月に初めてATACMSをウクライナに供与した。 これには、射程165kmの旧型のみが含まれていたが、ATACMSの新型は射程が300kmで、今のところウクライナには提供されていない。
2024.04.22
 23:59
RBC Ukraine Zelenskyy and Biden agreed on supply of ATACMS to Ukraine <2405-042224>
  ウクライナのゼレンスキー大統領とバイデン米大統領ATACMSの供給に合意したと、ウクライナの国家元首が夜の演説で発表した。 ゼレンスキー大統領は、本日ウクライナへのATACMSミサイル供与の問題は解決したと述べた。
 ゼレンスキー大統領によると、バイデン大統領とロシアの攻撃に対するウクライナの防衛問題について協議したという。 特に、ハリコフを守るためのPatriotの供与が議論された。 また、ウクライナはロシアの侵略に対する防衛を強化するためにパートナーと協力していると指摘した。
2024.04.22
 22:19
産経新聞

 (Yahoo)

ロシア軍、ウクライナ東部でドネツク近郊の集落を制圧 攻勢続く <2405-042220>
 露国防省が22日、ウクライナ東部ドネツク州の州都ドネツク近郊の集落ノボミハイロフカを新たに制圧したと発表した。 露国防省はこれに先立つ21日にも、ドネツク州の集落ボグダノフカを掌握したと主張しており、東部戦線での攻勢が続いている。
 ボグダノフカは露軍の次の制圧目標とされる高台の要衝チャソフヤルの近郊にある。
NovomykhailivkaBogdanivkaChasiv Yar の位置 (Google Map)】
 ウクライナのゼレンスキー大統領は21日に米NBC TVの取材に応じ、ロシアが第二次大戦の対ドイツ戦勝記念日とする5月9日までにチャソフヤルの制圧を狙っているとして、米下院で可決されたウクライナ支援予算案が早期に成立し、武器供与が再開されるよう訴えた。
2024.04.22
 17:59
Kyiv Independent Russia claims to have captured Novomykhailivka, Ukraine denies <2405-042218>
 ウクライナ軍第79独立空挺強襲旅団の報道官が4月22日、ドネツク州ノヴォミハイリフカの状況は「緊迫しているが、統制されている」と、、ロシアが同日未明に村を占領したと主張した後にKyiv Independent紙に語った。 報道官は、ロシア軍が「装甲車両の有無にかかわらず」ウクライナの陣地を絶えず攻撃していると語った。
 第79独立空挺強襲旅団は4月19日、ロシア軍がノボミハイリフカ周辺での6ヵ月間の戦闘300品目以上の装備を失ったと報告した。 ノボミハイリフカは、マリインカから南に約10km離れたポクロフスク地区に位置しており、2001年のウクライナ最後の国勢調査では、村の人口は1,400人であった。
 旅団によると、ロシアは村を占領しようとして「前線の狭い部分に30,000人もの戦闘員」を集中させ、村をめぐる戦闘は「秋の終わり」から続いており、それ以来「ロシア・ウクライナ戦争の敵装備の最大の墓地の1つ」となっている。
2024.04.22
 17:26
讀賣新聞

 (Yahoo)

ウクライナメディア「世界最古の軍艦」を大破、ロシア軍は米国の追加支援到着前に攻勢か <2405-042215>
 ロシア国防省が21日、露軍のウクライナ侵略当面の攻略目標とされるウクライナ東部ドネツク州チャシフヤールの東方5kmの村ボフダニウカを制圧したと発表した。 米国のウクライナへの追加支援が到着する前に攻勢を強めている可能性がある。
 露軍は旧ソ連の対独戦勝記念日の5月9日までのチャシフヤール制圧を目指しているとされる。 ウクライナのゼレンスキー大統領は4月21日のNBCの取材に対して米国の追加支援に期待感を示し、「今は砲弾が不足しているが、武器の到着は間に合う。 敵を撃退できると考えている」と徹底抗戦の構えを示した。
2024.04.22
 10:15

(20:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 21 2024 <2405-042206>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月21日の戦況 =
 米上院情報委員会委員長のワーナー上院議員が4月21日、上院が4月23日に追加歳出法案を可決し、バイデン大統領が4月24日までに署名すれば、長射程型ATACMSを含む米国のウクライナへの軍事支援が週末までにウクライナに輸送されることになると報告した。
 ゼレンスキー大統領が4月21日、米国のウクライナへの軍事支援が迅速に行われることで、ウクライナ軍が前線を安定させ、主導権を握ることができると述べた。
 ウクライナ軍が4月21日にセバストポリで、世界最古の現役海軍艦艇であるロシア黒海艦隊の潜水艦支援艦Kommunaを攻撃し損傷を与えた。
 米国が制裁を与えているモルドバの親露派政治家ショル氏が4月21日、10月20日のモルドバ大統領選挙に候補者を擁立する予定の、新たな親露派党派Victoryを創設した。
 Victory党は、クレムリンが複数の親露モルドバの関係者や政党との関係を最近のように維持するのではなく、モルドバでの統一された政治努力に集中することを可能にする可能性が高い。
 ロシアと中国の海軍が4月21日、ウクライナでのロシアの戦争に対する中国の支援を強化する、理解と協力の覚書に署名した。
 クレムリンは、フランスの非政府組織国境なき記者団 (RSF) 」のウェブサイトへの国内アクセスを遮断し、ロシア国民から言論と報道の自由に関する独立した評価へのアクセスを奪った。
 ロシア軍はクレミンナとアウディーイウカの近く、ドネツク州とザポリージャ州の国境地帯で前進した。
 ロシア軍は、前線で小型軽量のオフロード車の使用を増やしている。
2024.04.22
 06:02
Wedge

(Yahoo)

「バイデンはウクライナを邪魔するな」ロシア製油所へのドローン攻撃に対する停止要求は不当 <2405-042201>
 Financial Times紙が3月22日、バイデン政権はウクライナにロシアの製油所を攻撃する作戦を停止するよう要求し、「ドローン攻撃は石油価格を押し上げ報復を招くリスクを冒す」と警告したと報じた。
 また、米国のNATO大使は4月2日に「ロシア領内の標的を狙うことについて、米国はこれを特段支持するものでない」と述べたと報じられた。
 これに対しWall Street Journal紙は4月5日付け社説‘Biden Tells Ukraine Not to Hit Russia’で、バイデン政権はウクライナの邪魔をすべきでないと論じている。
 同紙は、ウクライナは1月以来にロシアの30ヵ所の主要な製油所のうち少なくとも15ヵ所を攻撃したのは、西側が西側供与の武器でロシア領を攻撃することを認めたがらないので、ウクライナは自国製のUAVを用いている。 これらの攻撃のうち幾つかは国境から750哩超も入った場所で行われたもので、ウクライナの軍事的イノベーションを証明するものであると述べている。
2024.04.21
 18:49
産経新聞

(Yahoo)

ロシア西部への無人機攻撃で2人死亡 ウクライナ「エネルギー施設が標的」 <2405-042112>
 ロシア国防省が20日、19日~20日にかけての夜に露西部8州でウクライナのUAV 50機を迎撃したと発表した。 この攻撃によりベルゴロド州で民間人2人が死亡し、スモレンスク州では迎撃したUAVの破片により燃料タンク火災が起きたと発表した。 露国防省によると、迎撃したUAVはベルゴロド州で26機、ブリャンスク州で10機などだった。
ベルゴロド州スモレンスク州ブリャンスク州 の位置 (Google Map)】
 Reuters通信は、ウクライナ情報筋が20日に、露軍の軍備生産を支える施設を攻撃対象ロシアのエネルギー施設を攻撃したことを認めたと報じた。
 Reutersによると、ウクライナ情報当局者は「UAV攻撃で少なくとも燃料貯蔵庫1ヵ所と配電所3ヵ所を破壊した」と説明した。
 電力インフラに対する露軍の攻撃を受け続けているウクライナ側は長距離飛行が可能なUAVを使って対抗する狙いとみられる。
2024.04.21
 12:01
Kyiv Indipendent Update: Ukraine's Navy confirms Russian ship Kommuna hit in Sevastopol <2405-042109>
 ウクライナ海軍報道官が4月21日、Ligaの報道機関に対し、海軍が占領下のセバストポリで海軍艦船を攻撃したが、それがサルベージ船Kommunaであることを確認したと語った。 現時点で損傷の程度は不明である。
 Kommunaは1915年に進水し、ロシア海軍で現在も就役している最古艦である。
 その日早く、ロシアの代理当局者ラズボザエフは、セヴァストポリで対艦ミサイルが撃退され、破片が小さな火災を引き起こしたが、すぐに消火されたと語った。 SNSに投稿された未確認の動画には、ロシア海軍の艦艇が炎上している様子が映っており、地元メディアはクリミア大橋が閉鎖されたと報じた。
 海軍報道官は3月30日、ウクライナ軍の攻撃が成功したことを受け、ロシアが占領下のクリミア半島の港から主要艦艇のほぼ全てを撤退させたと発表していた。
 パルチザングループのAteşは3月27日に、ウクライナの無人兵器による黒海艦隊へのさらなる攻撃を防ぐため、ロシア軍がセバストポリ湾の入り口に防壁を建設していると報じた。
2024.04.21
 09:30

(19:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 20 2024 <2405-042107>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月20日の戦況 =
 米議会下院が4月20日、ウクライナに$60Bの支援を行う追加歳出法案を可決した。 上院で可決され大統領が署名するなどの手続きを経て、ウクライナの前線に物資を輸送するには数週間かかるため、その間に前線の状況は悪化し続ける可能性が高く、特にロシア軍が米国の新たな支援が到着するまでの限られた時間を利用して攻撃を強めればなおさらである。
 ウクライナ軍は、米国の安全保障支援を待っている間、今後数週間でさらなる後退に見舞われる可能性があるが、再開された米国の支援が迅速に到着すれば、現在のロシアの攻勢を鈍らせることができる可能性がある。
 ロシア軍は、ウクライナの物資不足の隙を突くため、今後数週間のうちに攻撃作戦やミサイル・UAV攻撃を強化する可能性が高い。
 ウクライナは、米国の安全保障支援の前線への到着が遅れても、2024年6月までに作戦態勢が大幅に改善される可能性が高く、ロシア軍司令部は、6月に開始する予定の大規模攻勢作戦の大幅な変更を検討する可能性が高い。 しかし、それでも計画通りに進行する可能性はある。
 ウクライナ軍は4月19日~20日に、ロシア国内で複数のエネルギーインフラ施設と燃料貯蔵施設に対してUAV攻撃を成功させたと報じられている。
 ロシア大統領府は、ロシアの情報社会でドネツク人民共和国 (DNR) 関連の声を吸収したり、検閲したりしているという傾向の中で、元DNR軍人の殺害に関する調査の要求を検閲しているようである。
 ロシア軍はチャシフ・ヤール付近とアウディーイウカの北西で前進が確認され、ウクライナ軍はクレミンナの南で前進が確認された。
 ウクライナとロシアの情報筋は、ロシア軍がイランから受け取った可能性のある米国製の203mm砲弾を使用していると報じた。
2024.04.21
 03:03
毎日新聞

(Yahoo)

米下院、ウクライナ支援案を可決 軍事支援が本格再開の見通し <2405-042102>
 米議会下院が20日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対して総額$60.8B(9兆4,000億円)を支援する緊急予算案を賛成多数で可決した。 緊急予算案は共和、民主両党の超党派の支持で可決された。 予算成立には上院での可決とバイデン大統領の署名が必要だが、最大の障壁だった下院を通過したことで、停滞していた米国の軍事支援が本格的に再開される見通しとなった。
 ウクライナによる米国製兵器や防空システムの購入、ウクライナに供与している米軍の装備品の補充などに充てられる。 共和党のトランプ前大統領の意向も踏まえ、ウクライナや周辺国への財政支援$9.5Bは貸し付けとなった。
2024.04.20
 17:55
Kyiv Independent Ukraine's obsolete S-200 missile systems reportedly back on track to hit Russian targets <2405-042013>
 ウクライナが4月19日夜に初めて、戦闘任務を遂行していたロシアのTu-22M3をS-200 SAMで撃墜した。 撃墜されたTu-22M3はロシアのスタヴロポリ地方に墜落したと報じられている。
 ロシア国防省は、同機が基地への帰還中に「技術的な不具合」で墜落したと主張している。
 ロシアは、ウクライナとの全面戦争でTu-22M3を定期的に使用し、空母を破壊するように設計されたKh-22対艦ミサイルを発射している。 空軍によると、ロシア軍は4月19日夜に、Kh-22 6発を含む15発のミサイルで攻撃した。 このうち2機は、ウクライナ軍に撃墜されたと報じられている。
2024.04.20
 02:05
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO、ウクライナへの防空システム追加提供で合意=事務総長 <2405-042003>
 ストルテンベルグNATO事務総長が19日、NATO加盟国がウクライナに追加の防空システムを提供することで合意したと述べた。
 ウクライナのゼレンスキー大統領も参加したNATO国防相特別会合後、記者団に対しPatriotのほか、SAMP/Tなど加盟国が提供できる兵器はあり、提供可能なシステムを持たない他の多くの国々もウクライナによる兵器購入に向けた財政支援を確約している」とした。
 ウクライナが受け取ることになる新たな防空システムの基数などの詳細は明かさなかったが、「非常に近い将来にさらなる支援が発表されると期待している」と述べた。
 ゼレンスキー大統領は会合で、ウクライナがロシアの空爆に対応するためにPatriotもしくは高性能防空システムが少なくとも7個システム必要と述べ、ウクライナへの軍事支援強化を求めた。
2024.04.20
 01:50
Kyiv Independent Guardian: Half of British military defense fund for Ukraine remains unused <2405-042002>
 Guardian紙が、英国のウクライナ向け軍事資金£900M ($1B) の半分以上が、官僚的な契約書の提出の遅れにより未使用のままであると報じた。
 英国国防省は、ウクライナ国際基金 (
IFU) と呼ばれる9ヵ国連合を管理している。 IFUは2022年8月に創設された資金調達メカニズムで、他の9ヵ国からの資金拠出金を利用してウクライナ軍の装備を調達している。 この機構には、デンマーク、ノルウェー、オランダ、スウェーデン、アイスランド、リトアニアなどが参加している。
 IFUは前線への武器供与が遅いと批判されている。 過去2年間に西側諸国から寄付された$1B以上のうち、$600Mは英国からのもので、$500Mしかコミットまたは支出されていない。
 一部の英国当局者は、購入した資材の一部は2025年春までウクライナに届かないことを認めている。
2024.04.19
 19:23
産経新聞

(Yahoo)

ロシア軍の戦略爆撃機「ツポレフ 22M3」を初撃墜 ウクライナ軍が発表 <2405-041926>
 ウクライナ空軍のオレシチュク司令官が19日、同国軍の防空部隊がロシア軍のTu-22M3を撃墜したと発表した。 オレシチュク司令官はウクライナ各地の都市に対するミサイル攻撃の一翼を、同機が担っていたと指摘した。
 オレシチュク司令官によると、同機の撃墜はロシアによるウクライナ全面侵攻後で初めてである。
 ウクライナメディアが、ウクライナ国防省情報総局の高官ユソフ氏は、撃墜場所がウクライナ国境から300km離れた露領内だったと明らかにしたと報じた。
 一方TASS通信によると、露国防省は同日、ウクライナ国境に近い南部スタブロポリ地方で、戦闘任務を完了して基地に帰投中だったTu-22M3が「技術的故障」により墜落し、少なくとも乗員1名の死亡が確認されたと発表した。
【註】
 Tu-22M3は冷戦時代からの旧式戦略爆撃機で、ロシア空軍は財政上の理由から2008年時点で保有していた147機全ての退役を検討していたが、それでも124機が就役していた。
【関連記事:0812-110005 (IDR 2008.11)】
 その後アビオニクスを80%更新したTu-22M3Mが開発され2018年12月に初飛行した。 ロシア軍はTu-22M3 30機をTu-22M3Mに改良する計画であった。
【関連記事:1807-052308 (JDW 2018.05.23)】
2024.04.19
 09:30
Forbes

(Yahoo)

スペースXの米スパイ衛星網構築計画、ノースロップが協力=関係者 <2405-041907>
 ウクライナ軽量スポーツ機改造型の自爆UAVが狙っている2番目の目標は、ウクライナの戦線から600km離れたロシア西部コビルキノに配備され、最大3,000kmの探知距離を誇るContainer
OTHレーダで、ウクライナは先週、この巨大レーダを攻撃するため長距離UAVを出撃させたが、命中しなかったとされる。  そこで17日に再び攻撃を試み、今度は少なくとも30m以上あるアンテナ塔約145本が立ち並ぶ広大な施設の近くまで到達させた。
コビルキノの位置 (google Map)】
 ロシアの民間人によって撮影したとみられる地上からの映像には、A-22軽量スポーツ機を改造したUAV 1機がContainer OTHRの施設に向かって飛行し、その後、爆発現場とみられる地点から煙が立ち上る様子が見える。
2024.04.19
 08:35

(18:35 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 18 2024 <2405-041930>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月18日の戦況 =
 ラブロフ露外相は、ロシア軍が2024年夏からハルキウ市の占領を試みる可能性があるという最近のウクライナの情勢見積もりに対して、クレムリン高官として初めて、ロシアの作戦目標の可能性があると明確に特定した、将来のロシアの大規模な攻撃作戦でハルキウ市を占領するロシアの意図を示唆した。
 ウクライナ当局は、ウクライナ軍が4月18日~19日にかけて夜間に初めてウクライナにミサイル攻撃を行ったロシア軍機を撃墜したと発表し、ロシアのウクライナに対する攻撃実施を制限する能力を示した。 しかし、ウクライナの防空能力は依然として低下し限られており、ロシア軍機は特定な地域で脅威を受けることなく自由に活動することができている。
 ゼレンスキー大統領は、米国の軍事支援の遅れによりウクライナ軍の能力が制約されており、更なる砲弾、防空物資、長距離砲・ミサイルシステム、戦闘機など西側諸国の供給を必要としていると強調した。
 ラブロフ露外相がモルドバをウクライナやアルメニアになぞらえたように、親露派のモルドバ関係者は、モルドバにおける将来のロシアの侵略の可能性を正当化する準備を続けている。
 ロシア軍はバフムート、アウディーイウカ、ドネツク市付近で前進が確認された。
 ロシア国防省は、将来予想されるNATOとの大規模な通常戦争に備えて、新たに改編されたレニングラード軍管区 (LMD) の増強を続けている。
2024.04.19
 00:39
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、5-8年で NATO 攻撃の準備整う公算=ドイツ軍トップ <2405-041902>
 ドイツ軍連邦軍総監のブロイアー陸軍大将が、ロシアがウクライナ戦争の影響を受けた軍を再建すれば、5~8年以内にNATO加盟国を攻撃する軍事的準備が整う可能性があると述べた。
 ブロイアー大将は訪問先のポーランドで17日遅くに記者団に対し、「攻撃されるとは言っていないが、可能性はある」とした上で、「5~8年後に脅威がある」と指摘し、「ロシアは大量の軍需物資を生産しているが、その全てをウクライナの前線に投入しているわけではない。 このため、われわれは2029年までに準備を整えなければならない」と述べた。
2024.04.18
 22:15
Kyiv Independent Ukraine, Czech Republic begin bilateral security agreement negotiations <2405-041813>
 ウクライナ大統領府が4月18日にチェコ共和国と、二国間安全保障協定の草案に関する交渉を開始したと発表した。
 NATO加盟の代わりに、ウクライナはロシアの全面侵攻と戦う中で、できるだけ多くの西側同盟国と同様の協定に署名しようとしており、これまでにラトビア、フィンランド、英国、ドイツ、フランス、デンマーク、カナダ、イタリア、オランダと9ヵ国が契約を締結している。
2024.04.18
 20:39
Kyiv Independent Ukraine war latest: Russian missile launchers, radar stations destroyed in Crimea, Ukraine ups production of Bohdana howitzers <2405-041812a>
 ウクライナ軍情報部 (HUR) によると、ウクライナは4月17日、占領下のクリミア半島ジャンコイにあるロシア軍飛行場を攻撃し、複数の軍事装備を破壊した。
 HURは4月18日、ウクライナ軍がこの攻撃でS-400発射機4基レーダー基地3ヵ所防空作戦指揮所、空域監視装置Fundament-M破壊したと発表した。 更にHURは声明でロシア軍の装備品、航空機、軍人の損失の総数は、まだ確定していないと付け加えた。
 地元のTelegram Channelは、4月17日未明に飛行場近くで爆発が報告され、大規模な火災の映像を公開した。 ゼレンスキー大統領は同日遅く、ウクライナ軍が攻撃したことを認めた。
 地元のパルチザングループのAtesも、攻撃はロシア軍の装備と指揮所を攻撃したと主張した。
 ここ数ヵ月間、ウクライナは占領下のクリミア半島への攻撃を強めており、黒海周辺のロシア軍資産を標的にしている。
 ウクライナ軍は4月15日、ロシア軍幹部の事務所が配備されているクリミア半島の司令部にミサイル攻撃を行ったと、軍の情報筋がKyiv Independentに語った。
<2405-041812b>
 ウクライナ軍の核・生物・化学防衛部隊のパホモフ大佐が4月18日にReutersの取材に対し、ロシア軍は戦場で禁止されている暴動鎮圧用ガスの使用を増やしていると語った。
 ウクライナ軍は以前、ロシアが1925年のジュネーブ議定書に違反して戦場に化学兵器を配備していると述べていた。 暴動鎮圧用ガスを戦場で使用することは、ロシアが署名した1997年の化学兵器禁止条約でも禁止されている。
 パフモフ大佐はReutersに対し、ウクライナは過去6ヵ月間にロシア軍による禁止されている暴動鎮圧用ガスの使用を少なくとも900回記録しており、全面侵攻開始以来の計1,400回のうち、少なくとも900回の使用を記録したと述べた。 ウクライナ支援軍司令部は4月初め、ロシアによる禁止化学兵器の使用が「組織的」レベルに達したと発表した。
 パホモフ大佐によると、ロシアは主にCS、CN、その他のガスを装填したK-51、VOH、RH-VO手榴弾を使用している。
<2405-041812c>
 ゼレンスキー大統領が4月18日、ウクライナの防衛産業が今月中に、Bohdana
SPH 10門が完成すると述べた。 Bohdanaは、6輪車に搭載された国産のSPHで、NATO標準の155mm砲弾毎分最大5発の速度で発射することができる。
 ウクライナが生産するBohdanaの数が増えているのは、米国からの軍事支援をめぐる不確実性が高まる中、国内の兵器生産を増やすための幅広い取り組みの一環である。
2024.04.18
 15:30
Kyiv Independent Military intelligence: Ukraine destroys missile launchers, radar stations at Russian military airfield in Crimea <2405-041809>
 ウクライナ軍情報部 (HUR) が、ウクライナは4月17日にクリミア半島のジャンコイにあるロシア軍飛行場を攻撃し、複数の軍装備を破壊したと発表した。
 ウクライナの軍事情報機関は4月18日、ウクライナ軍がこの攻撃でS-400発射機4基レーダー基地3ヵ所、防空作戦指揮所、空域監視機器Fundament-Mを破壊したと発表した。 ウクライナ軍情報部は声明で、ロシア軍の装備品、航空機、軍人の損失の総数はまだ確定していないと述べた。
 4月17日未明に飛行場近くで爆発が報告され、地元のTelegram Channelは大規模な火災の映像を公開した。 ゼレンスキー大統領は同日遅く、ウクライナ軍が攻撃を実行したことを認めた。
 地元のパルチザングループAtesも、攻撃はロシア軍の装備と指揮所を攻撃したと主張した。
2024.04.18
 14:55
Kyiv Post Ukraine's strike on Russia's military airfield in Dzhankoi: what we know so far <2405-041807>
 ウクライナ軍情報部 (HUR) が4月18日の午後、ウクライナが17日の早朝にクリミアにあるロシア軍のジャンコイ飛行場を攻撃し、S-400の発射機4基を「破壊または重大な損傷」を与えたと述べた。
 HURは、15:30頃の攻撃でレーダ基地3ヵ所防空指揮統制所、空域監視装置Fundament-M(註:
OTHレーダ)が破壊されたが、死傷者はまだ明らかにされていないと述べた。
 親ウクライナ軍事ブロガーのヴィテル氏は、この攻撃で少なくとも30名のロシア軍兵が死亡し、80名以上が負傷し、負傷者はセバストポリの病院に搬送されていると主張した。
 Kyiv Postは、これらの死傷者数を確認できていないが、複数の情報筋が、ロシア軍第39独立ヘリコプター連隊が拠点を置くジャンコイ飛行場周辺で活動する救急ヘリの画像を公開した。
2024.04.18
 07:10

(17:10 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 17 2024 <2405-041804>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月17日の戦況 =
 ウクライナ軍は4月16日~17日にかけて、クリミア半島ジャンコイにあるロシア軍の飛行場を攻撃した。
Dzhankoi の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍情報総局 (GUR) は4月17日、モルドビア共和国、タタールスタン共和国、サマーラ州のロシア軍航空基地を攻撃目標にしたと報じられている。
Mordovia共和国Tatarstan共和国Samara州の位置 (Google Map)】
 ロシア大統領府のペスコフ報道官が4月17日、アゼルバイジャンがナゴルノ・カラバフを占領したことで、アルメニアがロシアとの政治的・安全保障的関係から距離を置こうとしていることについて、ロシアの平和維持軍がナゴルノ・カラバフから撤退を開始したことを公式に認めた。
 グルジア議会は4月17日、ロシアの「外国代理人」法に類似した法案を第一読会で承認し、ロシアの国営メディアは、西側諸国と旧ソ連諸国の政治的不和の報道を増幅させるクレムリンの取り組みをさらに進めるためにこれを利用した。
 バイデン米大統領は、ロシアとそのパートナーがNATOに対する脅威を増大させていると警告し、ウクライナに対する米国の安全保障支援はロシアの脅威に対処できると強調した。
 米議会下院が4月17日、ウクライナに$60Bの支援を行う追加歳出法案を提出し、4月20日に採決を行うと報じられている。
 ロシア軍がアウディーイウカとドネツク市近くで前進が確認された。
 ロシア大統領府が支配するロシア正教会 (ROC) が、ウクライナの戦闘地域に派遣された中華民国聖職者向けの特別訓練コースを準備している。
2024.04.18
 06:04
日経新聞 米下院、20日にウクライナ予算案採決へ 支援再開へ前進 <2405-041802>
 米連邦議会下院が17日、ウクライナを支援する$60Bの緊急予算案を公表した。 返済義務が生じる融資も導入する。 下院で多数派を握る共和党は20日に採決する方針で、ロシアによる5月の大規模攻勢をにらみ支援再開を急ぐ。
 下院の歳出委員会が示した案では
 ① ウクライナに$60B
 ② イスラエルに$26B
 ③ 台湾を含むインド太平洋などに$8B
を充てる。
2024.04.17
 23:49
日経新聞 ロシア軍死者5万人超を確認 英BBCなど独自調査 <2405-041715>
 BBC放送とロシア独立系メディアのMediazonaが独自の共同調査を基に、2022年2月に始まったウクライナ侵攻で、確認できたロシア兵の死者数が5万名を超えたと報じた。 このうち侵攻2年目は初年を上回る27,300名以上が死亡したとし、ロシアが多大な人的犠牲を払って占領地を広げていると指摘した。
 新しく設けられた軍人墓地から戦死者の名前を確認したほか、公式情報や報道、SNSなどの情報も活用して集計したものだが、ロシアが占領するウクライナ東部ドネツク、ルガンスク両州の民兵は含んでおらず、加味すると数字はさらに膨らむとしている。
 ロシア国防省は自国軍の戦死者数を2022年9月に5,937名と発表して以降、更新していない。
 一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年2月の記者会見で、ウクライナ軍兵士の死者が31,00名に上ったと発表していた。
2024.04.17
 22:00
RBC Ukraine Speaker Johnson wants to compel Biden to provide ATACMS to Ukraine <2405-041711>
 ジョンソン米下院議長が、議会がバイデン大統領にウクライナにATACMSを提供させることを提案している。 ただし、対応する法案の内容によっては提供が遅れる場合もある。
 この法案は、バイデン大統領に「可能な限り早く」ウクライナに長距離ATACMSを移転する義務を負うべきだとしている。 しかし、法案に明記されているように、大統領が提供が米国の国家安全保障上の利益に有害であると判断した場合、大統領はそのような移転を差し控えることができる。 この場合、バイデン大統領は議会の国防委員会である上院と下院の歳出・外交委員会にその決定を通知する義務を負う。
2024.04.17
 14:35
Kyiv Post ANALYSIS: Ukrainian Long-Range Missile Strike Hammers Russian Airfield in Crimea, Maybe ATACMS <2405-041706>
 ロシアの軍事ブロガーは、ATACMSがジャンコイ飛行場に対する破壊的な攻撃に使用されたと述べた。 Kyiv Postの取材では、何らかのBMが基地に着弾したことを確認した。
 4月17日の早朝、クリミア半島にあるロシアのジャンコイ軍用飛行場で6回もの大規模な爆発と、地平線を照らし出す二次的な爆発があり、地元のSNSはウクライナの長距離ミサイル攻撃で被害が拡大したと報じている。
 キーウ時間03:30頃から少なくとも6発のウクライナ軍BMによる攻撃が成功したことを示している。 数時間後、ロシアの軍事ブロガーは、ATACMSが攻撃に使用されたと主張した。
 ウクライナ当局は、重要な軍用航空インフラと50機近くの戦闘機の本拠地であるロシア空軍の主要施設周辺の道路を封鎖し、攻撃後にはヘリコプターを発進させて地元の空域をパトロールした。
2024.04.17
 06:34
Kyiv Independent Explosions, fire reported at military airfield in occupied Crimea. <2405-041702>
 ロシア系Telegram Channelによると、占領下のクリミア半島のジャンコイ町の軍用飛行場近くで4月17日未明に爆発が報告された。 爆発の後、飛行場で大規模な火災が発生したと伝えられている。
Dzhankoi の位置 (Google Map)】
 オンライン航空データベースによると、ロシア海軍のジャンコイ空軍基地は町のすぐ外にあり、第27混成航空師団の第39ヘリコプター連隊が駐屯している。 伝えられるところによると、連隊はKa-52、Mi-8、Mi-28N、Mi-35Mなど各種攻撃ヘリが配置されている。
 ウクライナ軍参謀本部は2024年初めに、2022年2月24日に全面侵攻を開始して以来、ロシアは300機以上の戦闘ヘリを失ったと報告していた。
2024.04.17
 05:08
共同通信

(Yahoo)

ロシア西部のレーダー設備破壊 無人機攻撃とウクライナ <2405-041701>
 ウクライナ保安局(SBU)の情報筋が共同通信に16日、ロシア西部ブリャンスク州のレーダ設備UAV 7機による攻撃で破壊したことを明らかにした。
 破壊したレーダはブリャンスク州と接するウクライナ北部を監視範囲にしていたという。 情報筋によるとSBUは、ロシア西部ベルゴロド州でも同型のレーダ設備を破壊した。
 ロシアの監視能力を低下させたことで、ウクライナ軍はロシアへのUAV攻撃などを実行しやすくなると主張した。
 ゼレンスキー大統領は15日公開の米公共放送PBSの取材で、米国などに防空態勢の強化を支援するよう訴えた。
2024.04.15
 21:24
Newsweek

(Yahoo)

大半がクリミアから撤退か...衛星写真が示す、ロシア黒海艦隊「主力不在」の実態 <2405-041513>
 最近撮影された衛星写真によると、ウクライナのUAVやミサイル、特殊部隊による度重なる攻撃に押されてきたロシアの黒海艦隊はクリミア半島の主要な海軍基地をほとんど放棄した模様である。 例えば、黒海艦隊の母港であるセバストポリには現在、小型ミサイル艇掃海艇対潜艦が配備されているが、先週にはタランタル型コルベット艦とクリヴァク型フリゲート艦各2隻が確認されていた。
 
OSINTの研究者のアンダーソン氏はX (Twitter) に、4月6日に撮影された黒海に面する3つの主要なロシアの海軍基地(クリミアのセバストポリ及びフェオドシヤと、クラスノダール地方のノヴォロシースク)が写っているPlanet Lab.の画像を投稿した。 これらの画像は、UAVやCMを使ったウクライナの度重なる攻撃の成功を受けて、黒海艦隊がその最も重要な艦艇をクリミアの港からロシアの領海に引き揚げたという過去の報道を裏付けているように見える。
2024.04.14
 09:45

(19:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 13 2024 <2405-041417>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月13日の戦況 =
 ロシア軍司令部は、ウクライナ軍が米国の軍事支援の遅延または恒久的な終了により、現在および将来のロシアの攻撃に対して防御できなくなると評価している可能性が高い。
 ロシア軍はチャシフ・ヤールを、ドネツク州で事実上ウクライナの重要な防衛ベルトを形成している都市と見なして占領しようと攻勢を掛け、その後の攻撃を開始する可能性が高い。
Chasiv Yar の位置 (Google Map)】
 ドルジキウカコスチャンティニフカに対するロシアの脅威は、これらの要塞都市が、ドネツク州とウクライナ東部全般におけるウクライナ防衛の核を形成しているため、作戦上非常に重要である。
Druzhkivka の位置Kostyantynivka の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はチャシフ・ヤールを速やかに確保することができず、ウクライナ軍が陣地を維持できている限り、その作戦の進展に苦労する可能性が高い。
 ロシア軍はバフムートの西にあるチャシウ・ヤールとドネツク市付近での前進が確認された。
 Bloombergが4月12日、ロシアはロシアの兵器生産のために必要な外国製の工作機械部品やマイクロエレクトロニクスのほとんどを中国企業に依存していると報じた。
2024.04.14
 01:15
Kyiv Independent IAEA: All reactors at Zaporizhzhia Nuclear Power Plant put into state of cold shutdown <2405-041402>
 国際原子力機関 (IAEA) が4月13日の報道資料で、ザポリージャ原子力発電所の6基の原子炉すべてが2022年10月以来初めて冷温停止状態に達したと発表した。
2024.04.14
 01:15
讀賣新聞

(Yahoo)

ドイツがパトリオット追加供与、ゼレンスキー大統領「危機的な時期」に「他の国が続くよう望む」 <2405-041401>
 独政府が、ショルツ首相が13日にウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、Patriotを追加供与する方針を伝えたと発表した。 ウクライナの要請に応じた措置で、独軍の備蓄から直ちに引き渡すという。
 ゼレンスキー大統領は会談後に投稿したSNSで「危機的な時期」の支援に謝意を示し、「他の友好国が続くよう強く望む」と訴えた。
2024.04.13
 14:56
Kyiv Independent Defense Ministry: Russian forces reach outskirts of Donetsk Oblast's Bohdanivka <2405-041314>
 ウクライナ国防省の発表によると、ロシア軍の攻撃部隊は4月13日夜にドネツク州のボフダニフカ村の北郊外に到達した。 この声明は、ロシアが戦場となったチャシウ・ヤール市から10kmも離れていないボフダニウカを占領したとされる報道を受けて出された。 同省は報道に反論してTelegramで、村は依然としてウクライナ軍の支配下にあると述べ、「戦闘は続いており、敵は攻撃をやめていない」と述べた。
ウクライナ軍総司令官のシルスキー大将は4月13日、ロシアが攻勢を強める中、ウクライナ東部戦線の状況は「ここ数日で著しく悪化している」と述べた。
Bohdanivka 位置 Google Map)】
2024.04.13
 10:00
Forbes

(Yahoo)

ロシアの戦車はあと1年で枯渇か、死傷者も年30万人ペース ウクライナ正念場 <2405-041309>
 ロシアがウクライナで拡大した戦争が3年目に入るなか、戦場は主に3つの原動力で形成されている。
①. ロシアは政治、産業、軍事のリソースを総動員しているが、この動員は、ロシアの再生不可能なリソースを著しく消耗している。 なかでも重要なのは、冷戦時代の古い兵器の在庫が払底しつつあることだ。 つまり、ロシアは強いが脆い
②. ウクライナもリソースを動員しているが、喫緊の財政的ニーズや軍事的ニーズを満たすのには依然として外国の援助に頼っている。 そして、この援助の決定的に重要な部分は、米議会下院のロシアに好都合な共和党議員たちの手で阻まれている。
③. ウクライナの戦術はロシアの戦術より優れており、ウクライナ軍部隊がはるかに規模の大きいロシア軍部隊を打ち破る一因になっているが、ウクライナ軍の弾薬が欠乏している場合は、戦術自体が意味をなさなくなる。
2024.04.13
 07:55

(17:55 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 12 2024 <2405-041308>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月12日の戦況 =
 プーチン大統領は、ウクライナのエネルギー施設に対するロシアの継続的な攻撃は、ウクライナの防衛産業を壊滅させることを部分的に狙っていることを認め、ウクライナのエネルギー施設に対する攻撃は、ウクライナの防衛産業能力を低下させることを目的としているというISWの継続的な評価を確認した。
 ISWは、ウクライナの防衛産業が長期的に発展することで、ウクライナが対ロシア防衛と長期的な安全保障の要求を維持しながら、対外軍事援助を大幅に削減できると評価し続けている。
 ロシア軍は対地攻撃能力を高めるため、新型のKh-69亜音速ALCMを投入している。
 ロシア連邦保安庁 (FSB) が、中央アジア人集団がウクライナの支援を受けて占領下のウクライナにあるロシアの軍事施設に対するテロ攻撃を行うのを阻止したと主張したが、これは、占領下のウクライナにあるロシアの軍事目標に対する合法的なウクライナ軍の攻撃を「テロリスト」攻撃と表現する取り組みの一環である可能性が高い。
 ロシア軍はアウディーイウカとドネツク市の近くでの前進が確認された。
 ロシアは、前線での人員損失を補うため、国内にいる東部軍管区 (EMD) の将兵約2,400名をウクライナ戦線に派遣していると報じられている。
2024.04.13
 06:12
乗りもの
 ニュース

(Yahoo)

ウクライナ「敵空港の空爆に成功」と発表 戦闘機6機を地上破壊 制空権がないのにどのような方法で? <2405-041307>
 ウクライナ保安庁(SBU)が4月5日にSBUと軍が共同で、ロシア・ロストフ州にあるモロゾフスク空軍基地に対し攻撃を実行したと、Reuters通信など各国の報道機関に伝えた。 自爆UAVなどUAVによる大規模な空爆のようで、SBUはこの作戦で戦闘機6機を破壊し、さらに8機に損傷を与えたと主張している。
 同基地は、ウクライナに滑空爆弾で空爆を加えているSu-34が多数配備されている基地であり、実際に攻撃が成功しているのであれば、空爆を多少軽減できる戦果となる。
Morozovsk の位置 (Google Map)】
 なお、ロシア側はロストフ州に飛来したUAVのほとんどである53機を撃墜したと発表している。
2024.04.13
 05:51
時事通信

(Yahoo)

オランダ、1600億円拠出へ 対ウクライナ追加軍事支援 <2405-041306>
 ルッテ蘭首相が12日にX(Twitter)で、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの軍事支援として、年内に€1Bを追加で拠出することを明らかにした。
 オランダは2024年分として既に€2Bの支援を決めている。 ルッテ首相は2025年も€3Bを拠出する方針を示した。
 ルッテ首相は侵攻後、西側諸国によるF-16の供与を主導し、NATOの次期事務総長の最有力候補となっている。
2024.04.13
 03:52
共同通信

(Yahoo)

英、防空レーザーの供与検討 迎撃1回2千円、コスト減 <2405-041305>
 BBC放送が12日、シャップス英国防相が、高出力のレーザーを使う新型防空システムをウクライナに供与することを検討中と表明したと報じた。
 レーザー発射の費用は10秒間で£10(1,900円)以下だとされ、ロシアの侵攻を受けるウクライナが使う1発数百万ポンドのSAMに比べ、大幅なコスト削減が見込める。
 新型防空システムDragonFireは現在開発中だが、英国は自国配備に先行してウクライナに提供する可能性がある。
 UAV撃墜を念頭に設計されたが、将来はBMへの対応も目指しており、2027年までに英海軍艦艇に装備する計画である。
【註】
英国防省、レーザー兵器DragonFireの試射に成功―空中の標的に命中 (fabcross)】
 英国防省が、2024年1月19日にDragonFire 50kWレーザーDEW(LDEW)システムの試射に成功したと発表した。 DragonFireの命中精度は、1km先に置いた1ポンド硬貨(直径22.5mm)にレーザーを命中させるレベルで、開発には、英国防科学技術研究所(Dstl)先導のもと、軍需産業の各企業、英MBDA、伊Leonardo、多国籍企業のQinetiQら複数の企業が参加している。
Test footage of UK DragonFire Laser Directed Energy Weapon (YouTube)】
2024.04.13
 00:07
Kyin Independent Kuleba: Ukraine in talks with partners to receive 2 Patriot, 1 SAMP/T batteries <2405-041301>
 ウクライナのクレバ外相が、4月12日に放映された取材の抜粋で、ウクライナはPatriot 2個システムSAMP/T 1個システム追加で受領するため、友好国と「活発な交渉」を行っていると述べた。
 春にロシアがウクライナへの攻撃を強める中、ロシアの攻撃で死傷者が増加し、ウクライナの都市や村の防空システムの不足がより深刻化している。
 ゼレンスキー大統領によると、ロシアは3月にウクライナに各種ミサイル400発以上、Shahed UAV 600機誘導爆弾3,000発以上を発射し、インフラに甚大な被害を与えた。
 ウクライナは同盟国に対し、ウクライナに防空システム、特にPatriotシステムを提供するよう求めている。
2024.04.12
 20:33
時事通信

(Yahoo)

自衛隊車両の発送完了 木原防衛相、ウクライナ側に伝達 <2405-041216>
 木原防衛相が12日にウクライナのウメロフ国防相とTV会議形式で会談し、ロシアの軍事侵攻に対する支援として2023年5月に表明した自衛隊車両約100両の提供について、発送を完了したと説明したうえで、「一日も早く平和を実現するべく支援に取り組んでいる」と強調した。
 ウメロフ国防相は日本の取り組みに謝意を示した。
2024.04.12
 12:30
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナ東部チャシウヤールに照準 守備隊は「戦車の罠」仕掛ける <2405-041210>
 5ヵ月にわたる激戦の末にウクライナ東部ドネツク州アウジーウカを攻略してから8週間後ロシア軍は同州で新たな都市、すでに占領しているバフムートのすぐ西に位置し、かつて工業都市だったチャシウヤールの獲得を狙っている。
Chasiv Yar の位置 (Google Map)】
 大きな戦いが迫っているチャシウヤールは、ロシアがウクライナで拡大して26ヵ月目に入る戦争の行く末に、重大な影響を与える可能性がある。
 アウジーウカの場合は、ウクライナ軍の守備隊が撤退しても、必ずしも防御線が総崩れになったり、ロシア側にさらに深く突破されたりするわけではなかったが、チャシウヤールでは、仮にウクライナ側が退却を余儀なくされればロシア軍が西へ一気に進撃する道が開かれてしまう。
 ウクライナ調査分析グループのFronteligence Insightは、「ウクライナ側がもしチャシウヤールの支配権を失えば、深刻な結果になりかねない。 ロシア軍がドンバスの主要都市に向けて前進する直接のルートが開けるからだ」としている。
2024.04.12
 08:25

(18:25 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 11 2024 <2405-041204>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月11日の戦況 =
 ロシア軍は4月10日~11日にミサイルやUAVによる大規模な攻撃を相次いで実施し、ウクライナのエネルギーインフラに著しい、そして長期的な被害をもたらした可能性が高い。
 ウクライナのクレバ外相は、人口密集地と前線地域の両方を守るために、ウクライナはより多くのPatriotシステムを必要としていると述べた。
 ウクライナ最高会議 (Verkhovna Rada) は4月11日に新しい動員法を採択し、最前線で防衛するウクライナの部隊の人員の制約が高まる中、ウクライナの人的資源の課題に対処する重要な一歩を踏み出した。
 米欧州軍 (EUCOM) 司令官でNATO欧州連合軍最高司令官 (SACEUR) のカヴォリ陸軍大将が、EUCOMとNATOは、NATOに対する将来のロシアの侵略を抑止することを期待して、ロシアが世界の安定と欧州の安全保障にもたらす「慢性的な脅威」に対応する能力を強化していると報告した。
 ウクライナとラトビアが4月11日、ラトビアのウクライナに対する長期的な支援と安全保障上のコミットメントを規定する二国間安全保障協定に署名した。
 ロシア軍が4月11日にクレミンナ近郊、バフムート西のチャシフ・ヤール方面、ドネツク・ザポリージャ州の国境地帯での前進が確認された。
 ロシアの亡命反体制派メディアのNovaya Gazeta Europeが4月11日、ロシアの裁判所が、ウクライナでの兵役服務の代償に、ロシアの退役軍人や現役軍人に対する刑事事件の半数以上で減刑したと報じた。
2024.04.12
 06:30
日経新聞 米軍、ウクライナの砲弾「数週間でロシアの10分の1に」 <2405-041202>
 NATOの欧州連合軍最高司令官兼米欧州軍司令官のカボリ陸軍大将が10日の下院軍事委員会の公聴会で、ロシアの侵略を受けるウクライナの武器不足について「状況は極めて深刻だ」と表明し、現時点でウクライナ軍が使用する弾薬はロシア軍の1/5で、数週間で1/10になると危機感を示した。
2024.04.11
 21:11
Kyiv Independent Poland has Soviet-made air defense missiles that may be sent to Ukraine, Duda says <2405-041116>
 ポーランドのドゥダ大統領が、4月11日にリトアニアで開かれた首脳会議で、ゼレンスキー大統領とソ連製SAMのウクライナへの供与について話し合ったと述べた。 ドゥダ大統領は、ゼレンスキー大統領とリトアニアのナウセーダ大統領との記者会見で、ソ連製SAMをウクライナに供与する可能性について話し合ったと述べた。
 ロシア軍は春以降、主にエネルギーや民間インフラを目標とした攻撃を強めていて、ウクライナ内務省によると、ロシアは過去3ヵ月間にウクライナ領内で約3万回の攻撃を行った。
 ゼレンスキー大統領は4月11日に三洋首脳会議に参加し、友好諸国首脳と会談するため、ビリニュスに到着した。 同盟国に対し、ウクライナへの防空システムの提供を増やすよう改めて求めた。
 ゼレンスキー大統領は「ミサイルは毎日攻撃されており、ウクライナが新しいSAMを受け取ると毎日聞いている」と述べ「現実は最終的に言葉と一致し、ロシアのテロの真の損失は確実にされなければならない」と述べた。 ゼレンスキー大統領は4月上旬に、ウクライナを完全に守るためには25個システムのPatriotが必要だと述べた。
 ドゥダ大統領は、ポーランドは自国の防空用にPatriotを配備し始めており、ロシアのミサイルがポーランド領空に侵入するなど、ポーランドはロシアの攻撃の脅威に晒されていると述べた。
2024.04.11
 15:35
Ukrinform ウクライナとラトビア、二国間安保協定を締結 <2405-041112>
 リトアニア訪問中のゼレンスキー大統領がTelegram Channelで11日、ラトビアのリンケーヴィチ大統領と二国間の安全保障協定を締結したと発表した。
 署名した二国間安全保障協定によると、ラトビアはウクライナに対して毎年GDPの0.25%の軍事支援を提供しするほか、更にサイバーセキュリティ、地雷除去、無人機技術のウクライナ支援を10年間行うことを約束し、またウクライナのEUとNATO加盟も促進する。
2024.04.11
 12:20
AP 通信

(Yahoo)

打倒プーチン目指して訓練 ウクライナ陸軍シベリア大隊 <2405-041110>
 打倒プーチンを目指してウクライナ軍が2023年秋に創設したSiberia大隊が4月10日、キーウ郊外で行った訓練を一部メディアに公開した。 祖国を離れたロシア人で構成されるSiberia大隊は、隊員のほとんどがロシア極東の少数民族出身で、プーチン大統領打倒を目指している。
 自由ロシア軍団やロシア義勇軍など、ウクライナの他のロシア国籍の義勇軍とは異なり、Siberia大隊はウクライナ正規軍の一部である。
 隊員になるには、時には1年がかりといった徹底した身元調査を経て初めて入隊が許可され、厳しい訓練を受けて、ウクライナ各地の最前線に派遣される。
 Siberia大隊隊員の大部分は、ロシアで最も貧しいシベリア東部地域出身で、ウクライナの勝利で出身地域に対するモスクワの政治支配を終わらせることに一歩近づくことを望んでいる。
2024.04.11
 09:45

(19:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 10 2024 <2405-041108>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月10日の戦況 =
 ウクライナ軍が戦場でUAVを効果的に使用しても、戦域全体での重要弾薬の不足を完全に緩和することはできない。
 ゼレンスキー大統領は、不十分な防空システムに対する緩和策はないと述べ、ロシアの攻撃により、ウクライナはハリコフ市の防衛のために、すでに不足している防空戦力の再配置を余儀なくされていることを示唆した。
 ゼレンスキー大統領は、ハリコフ市を目標としたロシアの地上攻撃の可能性について警告し、ウクライナは、すでに逼迫している人員と物資の能力の一部を、現在活動している他の前線の重要なセクターから再配分することを余儀なくされるだろうと警告した。
 ウクライナの最高議会 (Verkhovna Rada) は、ウクライナの動員の持続可能性を長期的に高めるための取り組みとして、4月10日にウクライナの動員法案の条項を討議し採択した。
 露大統領府のペスコフ報道官が、アルメニアがロシアとの政治・安全保障関係から距離を置こうとし続けているのに対し、アルメニアとロシアの関係の緊張を軽視しようとした。
 ロシア軍はチャシフ・ヤールの東にある集落のイワニフスクを占領し、アウディーイウカ近郊に前進した。
2024.04.10
 23:57
Kyiv Independent Kuleba: Ukraine aims to obtain 7 Patriot batteries in near future <2405-041012>
 ゼレンスキー大統領によると、ロシアは3月にウクライナに各種ミサイル400発以上、Shahed UAV 600発誘導爆弾3000発を発射し、インフラに甚大な被害を与えた。
 このためウクライナは同盟国に対し、防空システム、特にBMを迎撃できるPatriotシステムを提供するよう求めているが、クレバ外相が4月10日に公開されたWashington Post紙の取材に対し、ウクライナはPatriotシステムをできるだけ早く追加入手することを目指しており、システムの貸与を各国に申し出ていると、語った。
 クレバ外相は、海外で100個以上の利用可能なPatriotを特定したと述べ、一部の国が少なくとも1個システムをウクライナに移転することを拒否する理由を「理解するのに苦労している」と付け加えた。
2024.04.10
 21:15
Ukrainska Pravda Former employees of Ukraine's Security Service exposed on fuel fraud – photo <2405-041011>
 ウクライナ国内治安総局と保安庁 (SSU) の調査官は、ウクライナ国家汚職防止局と協力して、2022年に軍の要求に応えるための燃料購入に割り当てられた資金の横領を暴露した。 経済支援省の元局長と彼の第一副局長が、詐欺の組織化に関与しているという。
【関連記事:2405-040806 (ISW 2024.04.08)】
 調査によると、元警察官が、2022年に特別部隊の要求に合わせて燃料を購入する資金を横領する計画を組織した。 公判前調査と長期にわたる尋問の過程で、被告らは治安機関の公用車や装甲車用の燃料や潤滑油を水増しした価格で購入する手口が立証された。
 このため容疑者は、石油製品の取引に従事している政府に管理された営利企業を引き入れ、財務、経済、および報告文書に虚偽の情報を入力させた。 このような容疑者の行動は、国にUAH260M ($667.M) 以上の損失をもたらした。
2024.04.10
 10:07
Reuters 通信

(Yahoo)

米、ウクライナに防空システム関連装備売却 最大1.38億ドル <2405-041005>
 米政府はウクライナに提供したMIM-23 HAWKの機能維持・拡充に向け、最大$138M相当の装備を同国に売却する。 ロシアによるUAVやCM攻撃への防空強化が狙い。
 米国のウクライナ支援を賄う資金は細っているが、2023年末に成立したFY24
NDAAに盛り込まれた$300Mの軍事支援を今回の装備の購入費用に充てる。
 ウクライナは2022年からHAWKの提供を受けており、他にもPatriotなど複数の防空装備が供与されている。
2024.04.10
 10:00

(20:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 9 2024 <2405-041004>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月98日の戦況 =
 米中央軍 (CENTCOM) が4月9日、イランのイスラム革命防衛軍 (IRGC) から押収した約1個旅団分の小火器と弾薬を4月4日にウクライナに移送したと発表した。
 ウクライナ軍情報総局 (GUR) が4月8日~9日に、ヴォロネジ州のボリソグレプスク空軍基地をUAVで攻撃した可能性が高い。
 クレムリンは、モルドバの親露派ガガウジア自治区のクグツル知事とロシア国営銀行が署名した新たな協定を活用して、モルドバ社会を不安定化し、モルドバの民主政府を攻撃し、モルドバのEU加盟を阻止する取り組みをさらに進めることができる可能性が高い。
 アルメニアとロシアの関係が悪化し続けるなか、アルメニア駐留ロシア軍が、アルメニアに対する軍事的・政治的権力を主張し、アルメニアの主権に挑戦するために、アルメニアで別のロシア市民を拘束した。
 ロシア軍は4月9日にアウディーイウカの西、ドネツク市の南と南西のクレミンナ付近での前進が確認された。
 クリミアのロシア占領政権は、占領下のクリミアでウクライナ正教会 (OCU) に所属する聖職者や教区を組織的に迫害している。
2024.04.10
 05:00
朝日新聞

(Yahoo)

イラン革命防衛隊が輸送?の銃5千丁、米が押収しウクライナ軍に譲渡 <2405-041002>
 米中央軍が9日、イランの革命防衛軍が輸送に使っていた無国籍船から押収した5,000丁以上のAK47自動小銃などの武器や弾薬を、ウクライナ軍に譲渡したと発表した。 これらは元々、イランからイエメンのフーシ派に供給される予定だったとし、譲渡は「ロシアの侵攻からウクライナを守ることに役立つ」としている。
 中央軍によると、ほかに譲渡したのは機関銃や狙撃銃、50万発以上の弾薬で、2021年5月から23年2月にかけ、計4隻の船籍のない船から押収したものだとしている。 中央軍はこれらの武器弾薬について、イエメン内戦をめぐる武器禁輸措置などを定めた国連安全保障理事会の決議に違反する形で、革命防衛軍からフーシ派に移送されていたものだと主張し、今後も「同盟国やパートナーと協力し、イランの武器支援の流れに対抗していく」としている。
 中央軍は2023年10月にも、無国籍船から押収した弾薬約110万発をウクライナ軍に引き渡しており、この弾薬についても、革命防衛隊がフーシ派に供給するために運んでいたとしている。
2024.04.10
 02:19
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、ロシア南西部の航空機工場攻撃=情報筋 <2405-041001>
  ウクライナの情報筋がReutersに、ロシアのボロネジ州にある航空機工場の主要生産施設がウクライナ国防省情報総局 (GUR) による攻撃を受けたと語った。
 ロシア国防省は、9日午前に同地域上空でUAV 2機を撃墜したと発表した。 同州ボリソグレブスク市の第711航空修理工場が攻撃を受けたもようだが、詳しい被害の規模については明らかにされていない。
Borisoglebsk の位置 (Google Map)】
 今回攻撃の対象となったボリソグレブスク市は、北東部の前線から350km以上離れた場所に位置する。
2024.04.09
 22:08
Kyiv Independent NATO: Ukrainian drones responsible for more than 65% of destroyed Russian tanks <2405-040913>
 NATO高官がForeign Policy誌にウクライナ軍がここ数ヵ月で破壊したロシア軍戦車の2/3以上が
FPV UAVによるもので、ウクライナの深刻な弾薬不足の中でUAVへの依存度が高まっていることを示している可能性があると語った。
 FPV UAVは安価で、目標に正確に飛ばすことができ、はるかに高価な装備を破壊する能力を持っている。
 カミシン戦略産業相によると、ウクライナは2023年12月に5万機のFPV UAVを生産しUAV生産を月間数万機台に大幅拡大することを目指していると述べた。
2024.04.09
 20:12
Defense One Russia’s GPS meddling in the Baltic Sea demands NATO action, Sweden’s naval chief says <2405-040912>
 スウェーデン海軍司令官のハスラム少将が4月8日にワシントンD.C.郊外で開催された海軍リーグの海空宇宙会議で、数ヶ月間にわたるバルト海でのロシアのGPS欺騙による航空機と船舶への妨害は、軍用ではGPSにそれほど依存していないため、実際にはそれほど影響を受けていないが、地域経済に打撃を与えており、NATOが行動を起こす時が来たと述べた。
 ロシアによるGPS欺騙の結果、自動識別システムをオフにする船舶数が増え、バルト海での出所や正確に何をしているのかがわからなくなる「幽霊船」と呼ばれるSkoog Haslum現象が「どんどん大きくなっている」。
 エストニアの研究者は、ロシアがカリーニングラードにあるトボル複合施設での
ECMによるGPS干渉の背後にあることを示唆している。
【註】
 西側諜報機関はエストニアなどに混乱を引き起こしている疑いのある極秘電子兵器は、カリーニングラードの軍事施設に拠点を置いている可能性が高い。  軍事事情通は「衛星通信抑制システムのトボルは多方向にGPS妨害信号を飛ばすことができ、本来はミサイルやUAVの攻撃からカリーニングラードを守る用途で設置されたといわれているが、防衛ではなく攻撃に使えば、他国の民間機、船舶の運航を妨害することができます」と指摘する。  最近、GPSの混乱により飛行機が航空機追跡サイトから消失するケースが報告されているのは、ロシアの極秘電子兵器がNATO側の航空機や船舶のGPSシステムに誤作動を起こしていると西側の情報機関が懸念してされている。  エストニア軍のヘレム司令官によると、フィンランド、スウェーデン、バルト三国、ポーランドで空と海の交通のGPS誘導に混乱が生じているという。 ヘレム司令官はTelegramに対し、「われわれが目撃したのは船舶や航空交通用のGPSの誤作動だ。 ロシアが何かをやりたいのか、それともただ装備をテストしたいだけなのか、本当に分からない」と話した。  GPSの混乱はバルト海、黒海、イスラエル付近などでも確認されているという。
【出展:プーチン大統領の秘策か 欧州を大混乱に陥れるロシアの電子兵器「トボル」の危険度 (東スポWeb)】
2024.04.09
 17:21
Kyiv Independent Germany to deliver 20 additional armored vehicles <2405-040911>
 ドイツ政府が4月9日、Rheinmetall社に、追加のMarder装甲車20両をウクライナに納入するよう要求したと発表した。 ロシアの全面侵攻が始まって以来、同社はすでに100両以上のMarder装甲車をウクライナに提供している。
 声明によると、今回の引き渡しは3月に発表されており、100万ユーロ台半ばと見積もられ。Rheinmetall社は、新しいロットは2024年中に納入されると述べた。
 2024年初めiに、ドイツはポーランドとウクライナを支援する「装甲車両連合」を結成することで合意した。 この取り組みは、3月26日に正式に運用を開始する。
2024.04.09
 10:15

(20:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 8 2024 <2405-040903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月8日の戦況 =
 ロシアの製油所に対するウクライナのUAV攻撃により、ロシアはカザフスタンからのガソリン輸入を求めざるを得なくなったと報じられている。
 ウクライナ軍情報総局 (GUR) が、4月7日にカリーニングラード州バルチースクの海軍基地でロシアバルチック艦隊の小型ミサイル艦が無力化された爆発関与した可能性を間接的に示唆した。
 モルドバの親露派自治区ガガウジアでのロシア系グツル知事が、ルーマニアがモルドバ政府を支配しているとほのめかした。
 ロシア軍はクレミンナ、バフムート、アウディーイウカ、ドネツク市付近でり前進が確認された。
2024.04.08
 18:31
Kyiv Independent Russian missile ship set on fire near Kaliningrad, Ukraine's intelligence claims <2405-040819>
 ウクライナ軍情報部によると、カリーニングラード沖のバルト海に停泊していたロシアのコルベット艦Serpukhovが4月8日に炎上した。
 当局はTelegramへの投稿で、火災が同艦を「使用不能」にし、「通信手段と自動化手段が「完全に破壊された」と述べた。 軍の情報機関は、艦内で火災が発生している様子を映したとみられる動画も共有した。
 ウクライナ軍情報筋はKyiv Independent紙に対し、軍情報部の工作員が火災の背後にいることを認めた。 バルト海におけるロシア海軍に対するこのような攻撃は初めてだった。
 ウクライナはここ数ヵ月、クリミア半島にいるロシアの黒海艦隊を目標にした攻撃を強化しており、数隻の艦船を攻撃することに成功し、一部のロシア艦艇はより安全な海域への再配備を余儀なくされている。 ウクライナ海軍報道官は3月30日に、ロシア海軍がクリミア半島の港からほぼすべての主要艦艇を撤退させたと述べた。
 ロシア海軍のウェブサイトによると、SerpukhovはBuyan-Mコルベット艦で、全長74mで各種装備を搭載している。
 ロシア当局は4月8日、ウラジオストクにあるDalzavod造船所で修理中のロシアの水上艦Katerina Velikayaが火災を起こしたと発表した。
2024.04.08
 07:28
Reuters 通信

(Yahoo)

ザポロジエ原発に連続攻撃で負傷者、ロ発表 ウクライナは関与否定 <2405-040805>
 ロシア国営原子力企業Rosatom社が7日、ロシアの制圧下にあるザポロジエ原子力発電所をウクライナ軍が連続で攻撃したと非難した。 Rosatom社は「前例のない攻撃」だと非難し、IAEAのグロッシ事務局長やEUに対応を求めた。 ロシア外務省のザハロワ報道官は世界の首脳に対し、「核テロ」行為を非難するよう求めた。
 Rosatom社によると、最初の攻撃は食堂付近を直撃したため職員3人が負傷し、それから30分後にUAVが荷物の積み込み場を直撃し、その後に原子炉6号機の屋根が別のUAVによる攻撃を受けたという。
 国際原子力機関 (IAEA) は原発周辺での攻撃の即時停止を訴えた。 ロシアの当局者とIAEAは共に、放射線量が正常で重大な被害は出ていないとしている。
 ただ、ウクライナ情報機関の当局者は、同国は攻撃に関与していないと表明し、ロシアの自作自演だとの見方を示唆した。
2024.04.08
 06:15

(16:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 7 2024 <2405-040806>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月7日の戦況 =
 ウクライナ軍情報総局のブダノフ中将が、ウクライナはロシアの攻勢作戦が春の終わりから初夏にかけて激化すると予想していると報告した。
 ラブロフ露外相は、中国がロシアの防衛産業をますます支援し、中国に衛星画像情報を提供しているという西側諸国の警告の中で、4月8日と9日に中国で中国当局者と会談する。
 ロシア軍はウクライナで、禁止されている化学兵器を組織的に使用し続けており、前線でほぼ毎日、化学物質でウクライナ軍の陣地を攻撃していると報じられている。
 ロシア当局は4月7日、ロシアが占拠するザポリージャ原子力発電所に対してウクライナがUAV攻撃を行ったと非難したが、国際原子力機関 (IAEA) は攻撃の責任を問わなかった。
 ウクライナ軍最高司令官のシルスキー大将は、ウクライナ保安庁 (SBU) が、庁内の汚職を調査するウクライナ人ジャーナリストを召喚状を発行して意図的に脅迫した可能性があるという報告を受けて、公然と非難し、行動を起こしている。
 ロシア軍は4月7日、接触線全体で陣地での攻防が続く中、アウディーイウカ近郊での前進が確認された。
 全露コサック協会の首長で下院民族委員会の副委員長を務めるドルダ氏が4月7日、ウクライナでは3万人以上のコサック兵が戦っていると主張した。
2024.04.08
 06:12
乗りもの ニュース

(Yahoo)

ウクライナ軍「ドローンで戦車を20両以上撃破」わずか1週間での目覚ましい戦果! 情報大臣も有効性をアピール <2405-040803>
 ウクライナのフェドロフディジタル情報相が4月3日に公式Telegramで、3月25日~4月2日の約1週間にウクライナ軍の保有する自爆UAVなどが達成した戦果を報告し、敵車両へのUAV攻撃の有効性をアピールした。
 それによると、
MBT 20両、装甲戦闘車39両、火砲66門、倉庫9ヵ所を破壊した。 なお、その戦果は全て攻撃を行ったUAVなどが録画した動画で確認したもので、フェドロフディジタル情報相は「これは証拠映像があるものだけで、実際の成果はもっと大きい」と強調している。
2024.04.08
 03:33
共同通信

(Yahoo)

北朝鮮ミサイル「戦地の実験場」 米軍司令官が懸念表明 <2405-040801>
 Bloomberg通信が7日、米太平洋陸軍司令官のフリン大将が訪問先のソウル南方の米軍基地で、ロシアが北朝鮮製のBMをウクライナで使用していることについて、ミサイルを実戦で試し性能向上につなげる「戦地の実験場」を北朝鮮に提供していると述べ、懸念を表明したと報じた。
 ウクライナ検察によると、ロシアは2023年末から2024年3月半ばまでに、キーウ、ハリコフなど各地に向け、北朝鮮製のBMを約50発発射した。
 北朝鮮が弾BMの発射データをロシア側から入手し技術改良につなげる恐れは以前から指摘されており、フリン大将は米国は推移を注意深く見守っていると述べた。
2024.04.07
 23:57
Kyiv Independent IAEA confirms 3 direct strikes on main reactor containment structures of Zaporizhzhia Nuclear Power Plant <2405-040712>
 国際原子力機関 (IAEA) のグロッシ事務局長が4月7日、ザポリージャ原子力発電所の主要原子炉格納容器が少なくとも3回の直撃を受けたことを確認したと発表した。
 グロッシ事務局長は2022年11月以来、このような攻撃が確認されたのは初めてで、重大な原発事故を回避するための5つの基本原則を打ち出したためだと述べた。 「核施設への攻撃から利益を得たり、軍事的・政治的利益を得たりすることは誰にも考えられない。これはNGだ」とグロッシ氏は付け加えた。
 国際原子力機関 (IAEA) はX (Twitter)で、原発の6基の原子炉のうちの1基にUAV攻撃が行われたため物理的な衝撃を受け、1人の死傷者を出したと述べた。
 IAEAは、「6号機の損傷は原子力の安全性を損なうものではないが、原子炉の格納容器システムの完全性を損なう可能性のある重大な事故である」としている。
2024.04.07
 19:28
Kyiv Independent UK Defense Ministry: Russian daily losses in Ukraine reduced <2405-040708>
 英国国防省は4月7日の情報更新で、ロシア軍の戦死者数と負傷者数は1日平均913名に減少したと報告した。 報告によると、損失の減少は、過去1か月間に報告された攻撃の減少に対応している。
 同省はX (Twitter)で、「ロシア軍の攻撃作戦の減少は、アウディーイウカ占領後の休息と修理の期間、ロシアの選挙期間中の死亡通知を減らす意図など、一連の要因を反映している可能性が高い」と述べた。
 アウディーイウカ攻勢はロシア軍にとって大きな損失を伴い、数万人のロシア兵が死傷したと推定されている。
 同省によると、ウクライナに駐留するロシア軍は2022年2月以降、1日平均658人の損失を被っており、1日あたりの損失2022年の400件から2023年には693件2024年第1四半期までは913件と年々増加している。 この増加は、ロシアがウクライナの前線への圧力を維持するため投入兵員数に依存し続けていることを反映していると同省は述べた。
 ウクライナ軍参謀本部は4月7日、ロシアが全面侵攻を開始して以来、ウクライナで447,510名を失ったと発表した。 参謀本部によると、この数字にはロシア軍が過去1日に被った820名の死傷者が含まれている。
2024.04.07
 18:41
Kyiv Independent Source: Russia lost 7 aircraft in Ukraine's April 5 attack on air base <2405-040707>
 ウクライナ軍情報部 (HUR) の情報筋が4月7日にKyiv Independentに、ウクライナが4月5日にクラスノダール地方のエイスク空軍基地に対して行ったUAV攻撃で、ロシアは7機の軍用機を失ったと語った。
 ウクライナ軍諜報機関と合同作戦軍が4月5日に、機種不明のUAVでエイスクエンゲルス-2クルスクのロシア軍飛行場3ヵ所を攻撃した。 この攻撃では基地の発電所も破壊したと情報筋は語った。
 HUR情報筋は、ウクライナのUAV攻撃により、ロシアのSu-30SM 4機、輸送機2機、Be-200 Altair 1機が損傷したと述べた。 Be-200 Altairは、消火、捜索救助、洋上哨戒、輸送用に設計されたジェット推進の飛行艇である。
 エイスク空軍基地には、パイロットを訓練するロシア海軍航空第859センターがある。  ウクライナ軍はここ数週間、ロシアの軍事・産業目標に対する攻撃を強化していて、ウクライナ国産の長距離UAVを使って石油精製所や兵器施設への攻撃に成功しており、ロシアはこれらの地域での防空活動の強化を発表していた。
2024.04.07
 12:15

(22:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 6 2024 <2405-040704>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月6日の戦況 =
 ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナには戦場での主導権を争うのに十分な物資がないと指摘した。
 ゼレンスキー大統領が、ウクライナの西側友好国から約束されたすべてのF-16が2024年に到着しても、ウクライナがロシアの航空戦力を完全に打ち負かし、ウクライナが航空優勢を回復するために必要な戦闘機の10%にしかならないと警告した。
 ロシアが4月5日、アルメニアの西側への働きかけをめぐり、長年の同盟国であるアルメニアをあからさまに脅した。
 ロシア外務省も、フィンランドはNATO加盟以来「外交政策決定の独立性を失った」と主張してフィンランドを威嚇し続けていたが、これはNATOがウクライナを支配しウクライナをロシアを脅かすために利用しているという虚偽の主張をクレムリンが継続して使ってきた言説である。
 チェチェン共和国のカディロフ首長が4月5日、AkhmatとWagnerの司令官間の交渉が成功し、3,000名の元Wagner Gp.戦闘員がAkhmatスペツナズ部隊に加わると発表した。
 ロシア軍のアウディーイウカとドネツク市の近くでの前進が確認された。
2024.04.07
 11:00
Forbes

(Yahoo)

「70年前の戦車を使うエリート師団」が映すロシアの苦境と魂胆 <2405-040703>
 ウクライナ南部ザポリージャ州のノボポクロウカ村付近で3月30日にウクライナ側の防御線に向かってきたロシア軍の突撃部隊は、かつてはロシア軍の精鋭部隊として知られ、ほかの師団と比べて兵士の練度も高ければ、配備されている装備も優れていた第76親衛空挺師団のようだった。 ところが第76親衛空挺師団は何かが違っていた。 突撃を先導する戦車は、以前に第76親衛空挺師団の標準装備だった近代的なT-72やT-90ではなく、UAV対策の粗製の装甲を取り付けた、1950年代にさかのぼる古いT-55だった。
 このため突撃はウクライナ軍の第118独立機械化旅団は野砲や
ATGM爆発物を抱えたFPV UAVによる反撃で、ロシア側は車両少なくとも11両が撃破される大惨事になった。 うち1両は、粗末な光学機器、100mm砲、厚さ200mmの装甲を備えた40t、4人乗りのT-55だった。
 ここで重要なのはロシア軍による突撃の失敗自体ではなく、ロシア軍で最高の部類に入っていた部隊が、とうの昔の50年前に時代遅れになった戦車を使用しているという点で、その戦車は、ロシア軍が2023年にウクライナで失った途方もない数の近代的な戦車を埋め合わせるために再び使い始めるまで、何十年も屋外で保管されていたもので、ここへきて一段と鮮明になっているのは、ロシアの産業界が、ウクライナでの損失を補える量の近代的な車両を生産できていないということにある。
 ロシア軍は2024年に入り、ウクライナの戦場で戦車やその他の戦闘車両、榴弾砲といった重装備を毎月400品目ほど失っている。 2023年9月よりも3割ほど多いペースである。
2024.04.07
 08:52
RBC Ukraine Russia's losses in Ukraine as of April 7: 820 invaders and over 50 artillery systems <2405-040702>
 ウクライナでの戦争におけるロシア軍の損失は4月7日に820名に上り、ウクライナ軍参謀本部によると、ウクライナ軍は戦車17両、装甲戦闘車両54両、野戦砲54門を破壊した。
 ウクライナへの全面侵攻開始以来のロシア兵の損失は合わせて447,510名となった。 2022年2月24日から2024日4月7日までのロシア軍の損失は以下の通りである。
 ・人 員: 447,510名 (820名増)
 ・戦 車: 7,074両 (17両増)
 ・装甲戦闘車両: 13,551両 (54両増)
 ・野戦砲: 11,316門 (54門増)
 ・MLRS: 1,036両 (4両増)
 ・対空システム: 749個システム
 ・固定翼機: 347機
 ・回転翼機: 325機
 ・戦術 UAV: 8,956機 (61機増)
 ・巡航ミサイル: 2,064発 (4発増)
 ・水上艦艇: 26隻
 ・潜水艦: 1隻
 ・内火艇、油送船: 15,071隻 (79隻増)
 ・特殊装置: 1,864基 (10基増)
2024.04.06
 23:42
RBC Ukraine Estonia finds another million shells for Ukraine <2405-040613>
 エストニアのペヴクル国防相が、エストニアは数十億ユーロ相当のウクライナ軍用弾薬を新たに購入する方法を見つけたと述べた。 ペヴクル国防相によると、同盟国が資金を提供すれば、エストニアはウクライナ軍のために€2B~€3B相当の砲弾やミサイルを購入することが可能だという。 この額は約100万発のGrad弾とミサイルに相当する。
 ペヴクル国防相は、3月19日のRamstein会議でこの可能性についてすでに話したと述べた。 彼によると、エストニアはこれらの弾薬を主に非ヨーロッパ諸国から入手できるという。
 「売り手はそれを知られることを望んでいないため、残念ながら売り手を公表することはできないが、NATO標準の155mm砲弾とロシア仕様の152mm砲弾が含まれているため、ロシアは供給先を探している。 どちらが先に確保できるかは時間との戦いである」と述べた。
 ペヴクル国防相はまた、このエストニアの案は、ウクライナに100万発を提供するというEUの構想とは別のものであると説明した。
2024.04.06
 21:30
Kyiv Independent Zelensky: Ukraine needs 25 Patriot air defense systems to cover the country <2405-040611>
 ロシア軍はこの春に、主にエネルギーや民間インフラを目標とした攻撃を強めており、ウクライナ内務省によると、ロシアは2024年にウクライナ領土で3万回の攻撃を行った。
 ロシアが攻撃を強めるにつれ、ウクライナにおける防空システムの不足は、特に前線に近接する地域でより顕在化した。
 このためゼレンスキー大統領は4月6日に国営TVの取材で、ロシアの攻撃から守るため、ウクライナに近代的な防空システムを提供するよう友好国に呼びかけた。 大統領は「Patriotが何個システムあるかは言えないが、将来ウクライナを完全にカバーするには、6~8個中隊からなるPatriotシステムを25個持つことが望ましいと言える」と述べた。
2024.04.06
 19:26
RBC Ukraine Ukrainian army destroys over 300 pieces of equipment, more than 100 occupants' positions in two weeks <2405-040610>
 ウクライナ軍特殊部隊過去2週間にUAVや他の火力による攻撃で、以下のようなロシア軍の装備300点以上を破壊した。
MBT 14 両
APC 41 両
・野砲 30 門
・対空火器 7個システム
・電子戦装備 12個システム
・軍用輸送車 178両
・通信アンテナ 41基
・監視装置 7個システム
・敵軍及び要塞 121 ヵ所
・弾薬補給処 8 ヵ所
2024.04.06
 12:53
Kyiv Independent Oil Pipeline Explosion Rocks Rostov Region, HUR Reports <2405-040609>
 ウクライナ軍情報局 (HUR) が、ロシアの都市ロストフ州アゾフ近郊で4月6日夜に、アゾフ海港のタンカーに石油製品を輸送していた石油パイプラインを爆破したと発表した。
 当局は爆発を捉えたとされるビデオを公開したが、事件の背後にいるのは誰なのか、誰が映像を記録したのかは明らかにしていない。
 アゾフ市は、アゾフ海からそう遠くない場所にあり、ロシアの都市ロストフ・ナ・ドヌの西20km、ウクライナの前線から170kmのところにある。
 ウクライナの情報機関は、パイプラインを軍事目標と呼んでいる。
2024.04.06
 11:47
Kyiv Post ISW Finds No Visual Evidence of Russian Aircraft Being Targeted at Air Bases So Far <2405-040608>
 戦争研究所 (ISW) の報告によると、ウクライナ軍が4月5日の早朝にUAVが攻撃したロシア空軍基地4ヵ所のいずれにおいても、ウクライナ軍が航空機や設備を損傷または破壊したことを示す画像映像の証拠はないが、ISWはYeisk近郊の空軍基地を除くすべての空軍基地の近くで、爆発とロシアの防空システムの作動が明らかにされたと強調した。
 また同時に、攻撃の前日である4月4日に撮影された衛星画像は、ロシアの各空軍基地に装備等が大量に存在することを明らかにした。
Engels基地Tu-16 3機、Tu-95 5機、Il-76 1機、Tu-22 1機
Yeisk基地 :L-39 10機、An-26 5機、An-74 1機、AN-12 1機、Su-27 4機、Su-25 4機、Su-30 1機、Ka-52およびMi-8数機
Morozovsk飛行場Su-34を中心にした29機
2024.04.06
 10:21
Ukrinform

(Yahoo)

複数同盟国が数日以内に防空装備供与を発表するかもしれない=NATO 事務総長 <2405-040607>
 ブリュッセルでの外相理事会会合後にストルテンベルグNATO事務総長が4日、数日以内にNATOの複数加盟国ウクライナに対して防空装備の供与を発表する可能性があると発言したと、Ukrinformの特派員が伝えた。
 また事務総長は、「複数同盟国が何が送れるかを見てみると約束した。 私は、彼らが結論を出すまではこれ以上具体的なことを言えないが、数日以内にそのような支援の発表をし得る国が複数ある」と述べた。 さらに、今朝NATOウクライナ理事会会合も開催されたと述べ、ウクライナのクレーバ外相が同盟国に対して、喫緊性のある長期的ニーズ、改革の進展について更新された情報を提供した。
 事務総長は、ウクライナの戦場の状況は引き続き困難だとし、ウクライナはより多くの防空装備、より多くの弾薬、より多くの支援を必要としていると発言し、NATO同盟国が対ウクライナ支援を拡大し続けており、複数の重要な発表を行ったという事実を歓迎した。 それはチェコが主導する榴弾砲計画を支援するドイツからの€600Mの拠出や、英国からの10,000機のUAV供与、フランスからの追加のミサイルと装甲車の提供を含むと伝えた。 さらに、フィンランドが€188Mの対ウクライナ軍事支援パッケージを前日発表したことも喚起した。
2024.04.06
 10:15

(20:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 5 2024 <2405-040606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月5日の戦況 =
 ウクライナ保安庁 (SBU) とウクライナ軍が4月4日から5日にかけて、少なくとも4ヵ所ロシア空軍基地に対して最大級のUAV攻撃を行ったと報じられている。
 ウクライナによるロシアへの攻撃が最近激化していることにより、人員と物資の損失が増加した可能性があるが、ロシア国防省はこれらの損失をうまく軽減しているようである。
 ウクライナのデシュミハル首相は、ウクライナは新しい部隊に人員を配置し始めているが、ウクライナは適切な装備を整えるために西側のさらなる軍事支援を必要としていると述べた。
 シュミハル首相はまた、ロシア軍がウクライナのエネルギー網を崩壊させようと、ウクライナの防空網が弱体化したのに乗じたミサイルとUAV攻撃により、ここ数週間でウクライナの火力発電所の発電量の約80%が損傷または停止されたと報告した。
 ウクライナは、ロシア軍がウクライナで化学兵器やその他の禁止されていると思われる化学物質を組織的かつますます使用していると警告し続けている。
 モルドバから分離した親露派の沿ドニエストル共和国軍が4月5日、モルドバを不安定化させることを目的としたロシアのハイブリッド作戦が進行中と評価されている最中に、所属不明のUAVに攻撃されたと報じられている。
 ロシアによるウクライナへの全面侵攻が始まって以来、ロシアはNATO加盟国の補給能力を低下させる広範な取り組みの一環として、チェコの鉄道輸送網や他の欧州諸国の鉄道輸送網に対して数千件のサイバー攻撃を行ったと報じられている。
 ロシア軍は4月5日に全正面で陣地での攻防を続け、アウディーイウカ近郊での前進が確認された。
2024.04.06
 00:28
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ東部で戦闘激化、ロシア軍がじりじりと前進 <2405-040603>
 ロシア軍は、2月にドネツク州の要衝アブデーフカを占領後、東部でじりじりと前進している。 ウクライナ軍は砲弾の長期的な不足に直面しながらも何とか食い止めを図っている。
 ウクライナ東部の拠点であるドネツク州チャソフヤール近郊で5日、ウクライナ軍とロシア軍が激しい戦闘を繰り広げた。 ロシア通信 (RIA) は当局者の発言として、チャソフヤール郊外にロシア軍が入ったと報じた。
 一方、ウクライナ側はロシア軍が同市に接近したことを否定しており、ウクライナ東部軍司令部報道官は、この報道は事実ではなく戦闘は続いていると述べた。 ただ、状況は「緊迫している」と語った。
2024.04.06
 00:24
Kyiv Independent Ukraine war latest: Ukraine strikes airfields in Russia, destroying or damaging 19 warplanes, sources say <2405-040602>
4月5日の主な動向:
 ・ウクライナがロシアの飛行場を攻撃し、19機の戦闘機を破壊または損傷させた
 ・ロシア軍によるザポリージャ攻撃で4人が死亡、20人以上が負傷
 ・ウクライナ軍はロシア軍がチャシウ・ヤール郊外に到達したことを否定している
 ・リトアニア、ウクライナ向けにUAV 3,000機を購入
 ・軍事:ロシアによる禁止化学兵器の使用が「組織的」
 事情に詳しい情報筋がKyiv Independentに、ウクライナは4月5日未明にロシアの軍用飛行場に対してUAV攻撃を開始し、19機の戦闘機を破壊または損傷させたと語った。
 匿名を条件にした軍情報筋によると、ウクライナは、最も近いウクライナが支配する国境から750km以上離れたロシアのサラトフ州にあるEngels-2空軍基地への攻撃に成功した。 Engels-2空軍基地は、ロシアの最も重要な軍事施設の一つであり、ウクライナへの攻撃に定期的に使用されている。
 情報筋によると、ウクライナは各種Kh
ALCMで攻撃するTu-95 3機に損害を与えるか破壊することができ、操縦士を含む7名が死傷した。
2024.04.05 Military Land Deployment map- Today <2405-040519>
 ドニプロ河東岸に橋頭堡を確保していたウクライナ以下の海兵隊が、東岸から離脱した。
 ・第35海兵旅団
 ・第36海兵旅団第501大隊
2024.04.05
 20:07
Kyiv Post НUR Says at Least 5 Bombers Damaged in Bold Attack on 3 Russian Airfields <2405-040516>
 Kyiv Postは、ウクライナ情報総局 (НUR) による特別作戦が成功し、4日の夜遅くから5日の朝にかけて、ロシアの飛行場3ヵ所を攻撃したことを確認した。
 情報筋によると、少なくともTu-95MS 3機Engels-2飛行場でのUAVによる攻撃で損傷した。 この作戦で、おそらく爆撃機のパイロットを含む7人のロシア兵も殺害された。
 さらに、ウクライナのUAVがYeyskの軍用飛行場を攻撃し、ロシア軍兵士4人が死亡し、Su-25 2機が完全に焼き払われた。
 Kyiv Postは4月5日に特務機関の情報筋を引用して、ウクライナ保安庁 (SBU) が前夜、Morozovsk飛行場で少なくとも6機のロシア軍機を破壊したと報じた。 ロシア国防省はUAV 53機を撃墜したと発表した。
 ロシアのSu-24、Su-24M、Su-34がこれら飛行場を拠点とし、ウクライナ軍の陣地やウクライナの前線の都市に化学弾頭を投下していた。
 合同特殊作戦の成果は目覚ましいもので、少なくとも6機のロシア軍機が破壊され、さらに8機が深刻な損傷を受けた。
2024.04.05
 18:49
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、ロシア空軍基地を攻撃 戦闘機6機破壊=情報筋 <2405-040514>
 ウクライナの情報筋が5日、ロシア西部ロストフ州のモロゾフスク空軍基地を攻撃し、ロシア軍戦闘機6機を破壊したとReutersに明らかにした。 作戦はウクライナ軍と保安庁 (SBU) が共同で実行したという。
Morozovsk空軍基地の位置 (Google Map)】
 攻撃がどのように行われたかは明らかにせず、さらに8機の戦闘機が被害を受けたと述べた。 Reutersは事実関係を確認できていない。
 ロシア通信 (RIA) は国防省の発表として、一晩でウクライナのUAV 53機を撃墜したと報じていた。 大半はロストフ州上空で撃墜されたとしているという。
 ウクライナの情報筋によると、モロゾフスク空軍基地はSu-24やSu-24Mなどが配備されており、ウクライナへの爆撃の拠点となっているため、同筋はこの作戦を重要なものだと述べた。
【註】
 Google Earthで見ると同基地には戦闘機が17機駐機していることから、ここには1個飛行大隊が駐留していると思われる。
 もしウクライナ側の発表が正しく、6機が破壊されたとすると、この飛行大隊は1/3を失ったことになり、戦闘能力を喪失したと思われる。
2024.04.05
 11:42
乗りもの
 ニュース

(Yahoo)

ロシア黒海艦隊 クリミアからついに後退か「ミサイル攻撃可能な艦は1隻のみ!」ウクライナ海軍が発表 <2405-040511>
 ウクライナ海軍報道官が3月31日、ロシア黒海艦隊に所属する多くの艦艇が、クリミア半島を離れたと発表した。
 報道官によると、ほとんどの艦艇は本来の母港であるクリミア半島のセヴァストポリを離れ、ロシア南部のノヴォロシスクに逃れているという。
 なかでも、CMを発射できるフリゲート艦やコルベット艦などはかなりの数がノヴォロシスクに後退しているとのことで、「まだ1発も発射していない1隻を除いて、全て移っている」と述べた。
 ウクライナ軍は3月24日にも、セヴァストポリの艦艇に対して大規模な攻撃を行っており、大型揚陸艦YamalAzovKonstantin Olshansky、情報収集艦Ivan Fulusを損傷させたと発表している。
 ロシア黒海艦隊は、2022年2月のウクライナ侵攻開始当初はクリミア半島のセヴァストポリを拠点にCMなどによる地上攻撃を行っていたが、ここ2年間で同艦隊は、ウクライナ軍の対艦ミサイルや自爆USVの攻撃により度々損害を被っており、ウクライナ側は全艦艇の1/3を撃破また撃沈し、残存している艦艇にも多大な損傷を与えていると主張している。
2024.04.05
 11:27
Kyiv Independent Sources: SBU attack against Russia's Morozovsk airbase destroys 6 planes <2405-040510>
 編集者注:この記事は、Su-24ではなくSu-27がモロゾフスク空軍基地を拠点としていたという情報源からの新しい情報で更新した。
 事情に詳しい情報筋がKyiv Independentに、4月5日のロシア・モロゾフスク空軍基地に対する夜間攻撃は、ウクライナ保安庁 (SBU) がウクライナ軍と協力して行ったと語った。
 情報筋によると、少なくとも6機の軍用機が破壊され、さらに8機が損傷した。 さらに、約20人のロシア兵が死傷したと報じられている。
 情報筋はSu-34とSu-27が飛行場を拠点としていたと述べ、ロシアはこれらの航空機を使用して、ウクライナの軍事拠点とウクライナ前線の都市を空爆しているたことから「これはロシア軍の戦闘能力を大幅に低下させる重要な特殊作戦だ」とコメントした。
 Kyiv Independentは、この情報を独自に確認することができなかった。
2024.04.05
 10:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ国産の安価な軽量機が長距離ドローンに変身 ロシア領内への攻撃は続く <2405-040508>
 ウクライナはロシアの戦略産業に対するこれまでで最も遠距離の攻撃のひとつを実行するため、国産の超軽量スポーツ航空機を入手し、有人制御用の機器をロボット制御用の機器に換装して爆薬を詰め込み、2日にこのUAVをウクライナとの国境から1,000km以上離れたロシア西部エラブガにある経済特区まで飛行させ、敷地内の施設に突っ込ませた。
 緊急対応時の様子を撮影した映像から、このUAVがAeroprakt社製のA-22をベースにしたものであることが判明した。
 ウクライナのAeroprakt社製のA-22は、高翼、単発、複座の超軽量機で、イランで設計されたShahed自爆型UAVの組み立て工場を狙ったとされる今回の攻撃には、A-22改造UAVが2機投入された可能性があり、Shahed UAVの工場か付近の従業員寮を損傷させ、14人が負傷したと伝えられる。
 ウクライナがA-22を自爆型UAVに改造できたという事実からは、このタイプのドローンによる攻撃が今回で終わりではないことが強く示唆される。
2024.04.05
 08:44
Reuters 通信

(Yahoo)

中国の和平案が最も合理的とロシア外相、ウクライナ戦争巡り <2405-040507>
 国営ロシア通信 (RIA) が4日、ラブロフ露外相がウクライナ紛争を巡り中国が提示した和平案がこれまでのところ最も合理的な案だという見解を示したと報じた。
 中国は2023年2月にウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場を示す文書を公表し、戦争終結に向けた一般原則を示した12項目の和平案を提示したが詳細には触れなかった。
 中国の文書に対する当時のロシアとウクライナの反応はさえず、米国は中国がロシアの侵略を非難していないと批判していた。
2024.04.05
 08:35

(18:35 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 4 2024 <2405-040506>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月4日の戦況 =
 露大統領府のペスコフ報道官は、NATOとロシアは「直接対決」していると主張したが、これは西側諸国に自制を強いることを意図した情報操作を強化するクレムリンの取り組みの一環である可能性が高い。
 ロシア軍参謀総長ゲラシモフ陸軍上級大将は、独立国家共同体 (CIS) 加盟国に対し、西側に対する態勢をとる取り組みの一環として、西側の脅威に対する協力を強化するよう訴えた。
 露大統領府は、マクロン仏大統領が最近、西側諸国にウクライナに送る安全保障支援のレベルと種類を拡大するよう求めたことを受けて、情報操作の主対象をフランスにした。
 ラブロフ外相も、交渉に関心があるふりをして情報操作を推進しており、ラブロフ外相とショイグ国防相が協調して情報提供に取り組んでいる可能性は、交渉に関するロシアの言及が新たに強化されることを示唆している可能性がある。
 ロシア軍は4月4日、バフムートの西チャシフ・ヤールに向けて、増強されたほぼ中隊規模の機械化部隊による攻撃を行い、集落の東郊外まで前進した。
 ロシア軍は最近、バフムトとドネツク市付近でも前進が確認された。
2024.04.04
 10:38
毎日新聞

(Yahoo)

16兆円規模のウクライナ軍事支援策 NATO、協議開始で合意 <2405-040406>
 NATOが3日にブリュッセルで外相会合を開き、5年間で€100B規模の新たなウクライナ軍事支援策について協議を開始することで合意した。
 ストルテンベルグ事務総長は会合後の記者会見で、「ウクライナに対し、長期にわたる安定的で予測可能な安全保障の支援が必要だ」と述べた。
 新たな軍事支援策は、11月の米大統領選でウクライナ支援に消極的な共和党のトランプ前大統領が勝利し米国の支援が縮小した場合に備え、ストルテンベルグ事務総長が提案した。 €100Bの支援額は公表されていないが、複数の外交関係者がReuters通信などに明かした。
 現在、米国が行っている西側諸国約50ヵ国からの武器や弾薬、装備などの供給の調整を、NATOが引き継ぐことなどを狙っており、7月にワシントンで開かれるNATO首脳会議までの最終決定を目指す。
 ただ、NATOの軍事支援への関与が強化される内容となるため、最終決定に必要な加盟全32ヵ国の賛成が得られるかは不透明で、支援の内容によっては、プーチン政権に近いとされるハンガリーのオルバン政権などの反対が予想される。
2024.04.04
 04:58
毎日新聞

(Yahoo)

フィンランド、約300億円のウクライナ支援協定締結 <2405-040402>
 フィンランドのストゥブ大統領が3日にウクライナの首都キーウでゼレンスキー大統領と会談し、長期的な軍事支援を約束する安全保障協定を結んだ。 ウクライナ大統領府の発表によると、協定の期間は10年で、€188M相当の軍事支援や、NATOやEUへの加盟を後押しすることなどが盛り込まれている。
 Reuters通信によるとストゥブ大統領はキーウでの共同記者会見で、支援はウクライナが「自衛するためだけでなく、勝利するため」と述べた。
2024.04.04
 04:03
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO、ウクライナ長期支援で合意 1000億ユーロの基金案検証へ <2405-040405>
 NATOが3日にブリュッセルの本部で開いた外相会合で、ウクライナに対する長期軍事支援計画を開始することで合意した。 ストルテンベルグ事務総長が提案したウクライナ軍事支援のための€100Bの基金を設置する案については見解が割れた。
 ストルテンベルグ事務総長の提案は、ウクライナに供与する武器、弾薬、装備の供給を調整する際にNATOが一段と直接的な役割を果たすほか、軍事支援を調整してきたウクライナ防衛諮問グループのRammatein Gp.の一部の役割をNATOが引き継ぐもので、外交筋は、こうした提案は11月の米大統領選でトランプ前米大統領が勝利した場合に備えるものとしている。
 NATOの決定には加盟国32ヵ国の合意が必要だが、この日の外相会合ではこうした基金を設立するのは簡単ではないとの考えも示された。
 ハンガリーのシーヤールトー外相は、NATOを戦争に近づけたり、NATOを「防衛連合」から「攻撃連合」に変えるような提案は支持しないと表明し、スペインとイタリアの外相も慎重な姿勢を示した。
 一方、ドイツのベーアボック外相はストルテンベルグ提案は「正しく重要なもの」とし、ラトビアのカリンシュ外相も支持を示した。
2024.04.03
 21:11
Bloomberg

(Yahoo)

ウクライナ、弾薬不足の劣勢深まる-ロシアは7倍使用と関係者 <2405-040325>
 ウクライナはロシアの攻撃を撃退するため、弾薬を必要としているが、その必要量を確保するという闘いに、同国とその支援国は敗れつつある
 最新の前線状況に詳しいウクライナ支援国の当局者によると、ウクライナへの西側の軍事支援は劇的に減少し、縮小する在庫を維持するためウクライナ側には1日に一発しか撃てない部隊もあるという。 支援国の一部はウクライナへの兵器供給の流れを維持しようと、世界各地から弾薬を調達しようと躍起だが、この動き出しは遅く、ウクライナの前線安定維持に短期的に十分な成果を生めるかは定かではない。
2024.04.03
 19:14
Kyiv Independent State Bureau of Investigation has investigated over 1,600 treason cases since start of full-scale invasion <2405-040323>
 2016年に設立され、主に高官や法執行官や裁判官などの権力や権威のある地位にある人物の公判前調査を扱っているウクライナ国家捜査局が4月3日、ロシアによる全面侵攻開始以降、1633件の反逆罪容疑が捜査対象となり、1072人が容疑者とされたと発表した。 同局は、国家安全保障に対する犯罪の疑いを合計で2,150件捜査した。
 同局によると、反逆罪の疑いのある1,633件のほか、協力関係に関する捜査が399件、ロシアの共犯者と疑われる事件が32件含まれている。 最新の統計によると、534人が指名手配され、768件の起訴状が法廷に送られた。 同局によると、最近の指名手配容疑者の中には、ドイツ経由でロシアに亡命したウクライナ国境警備隊員も含まれている。
 同局の最も注目を集めた事件の1つは、2023年11月に親露派の言説を広めたとして反逆罪で起訴されたドゥビンスキー議員の事件である。
ウクライナ保安庁 (SBU) は、全面侵攻開始以来、8,000件以上の大逆罪の疑いのある事件の捜査を開始したと報じられている。
2024.04.03
 15:00
RBC Ukraine Zelenskyy discusses preparation of security agreement between Ukraine and Japan <2405-040318>
 ゼレンスキー大統領がTeletgramで、岸田首相と電話会談を行ったと述べ、「日本政府と国民の皆様の大規模かつ多面的な支援に感謝する。 両国間の距離は、ウクライナ人が感じている温かい心の障壁ではない。 日本はすでにウクライナに$120B以上の財政支援を提供し、今年の追加支援を発表した」と述べた。
 また、2月に東京で日本・ウクライナ会議を開催し、50件以上の二国間協定が調印されたことについて、日本の首相に個人的に感謝していると付け加えた。 ゼレンスキー大統領によると、両首脳は早期実施を促進することで合意した。
 さらに、大統領は戦場の状況、特にロシアの航空テロについて話した。
2024.04.03
 13:01
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア国防相、ウクライナ軍が西に後退と指摘 「反攻は失敗」 <2405-040313>
 ロシア国内メディアが、ショイグ露国防相が2日の司令官の会合で、同国の攻撃によりウクライナ軍が西方に後退していると述べたと報じた。
 ショイグ国防相は2023年のウクライナの反転攻勢が失敗に終わったとし、ウクライナ軍はさまざまな前線で足場を築こうとしたが、目標を達成できなかったと述べた。 ロシア軍は2024年に入り403㎢を占拠し、3月にはウクライナ東部の5つの町と村を制圧したとしている。
 ロシア軍は2月に、ウクライナ東部ドネツク州アブデーフカを制圧したと発表し、ショイグ国防相によるとウクライナ軍はその後も西方に後退している。
2024.04.03
 13:00
Forbes

(Yahoo)

米国のウクライナ追加支援が実現へ前進 潤沢な砲弾や対空兵器で劣勢打開に期待 <2405-040312>
 半年にわたって米国の対ウクライナ追加支援予算案の採決を妨げてきたジョンソン米下院議長が、ロシアの侵略に対するウクライナの自衛戦争を強力に支援するよう求める大半の米有権者からの巨大な圧力についに屈し、米国からウクライナへの新たな援助が、ようやく実現する公算が大きくなった。 それも大量の援助である。
 ルイジアナ州出身の宗教右派でロシアを利してきたジョンソン下院議長は、下院の歳出法案を月内にも採決にかける意向を示している。 詳細はまだ明らかにしていないが、数ヵ月前に上院を通過した歳出法案と同様の内容になる可能性が高い。
 上院案ではウクライナ向けに$60Bの予算が計上され、うち$34Bはウクライナ向け兵器の調達に充てられ、残りはウクライナ軍の訓練のほか、人道支援など軍事以外の支援に振り向けられる。
2024.04.03
 11:00
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍の記録的な戦車大損害はなぜ起きたか にじむ焦りと侮れない「底力」 <2405-040310>
 ウクライナ東部ドネツク州のウクライナ側の防御拠点だったアウジーウカ市の廃墟をロシア軍が占領し、さらに西へと進撃するなか、ロシア側では重要な部隊である第90親衛戦車師団作戦予備の第6親衛戦車連隊が待機していた。
 第6戦車連隊は突破部隊で、アウジーウカの西方でウクライナ側の防御に探りを入れている自軍部隊が脆弱な箇所を見つければ、そこを突いてウクライナ側の後方に一気に攻め込み、大きな打撃を与えるのがその任務だったが、第90戦車師団はなぜ3月30日に第6戦車連隊を、アウジーウカ西方のトネニケ村のすぐ西に置き、ウクライナ軍の精鋭部隊である空中強襲軍隷下の第25独立空挺旅団が配置されている、穴のない防御陣地に対する直接攻撃に向かわせたのか。
 白昼に行われたこの突撃は、ロシアがウクライナで拡大して25ヵ月あまりたつ戦争で、戦車による過去最大級の強襲だった。 ウクライナのシンクタンクである防衛戦略センター(CDS)の4月1日の戦況評価によると、第6戦車連隊は当初「トネニケ村の北西へわずかに前進したが、この進撃は長く続かなかった。 第6戦車連隊のT-90 MBT 36両BMP
IFV 12両は地雷原に突っ込む。 そこにウクライナ軍の空挺部隊が扱いに長けたATGMを撃ち込み、さらに爆薬を積んだFPV UAVも襲いかかった。 乗員や歩兵数百名が乗り込んだ装甲戦闘車両48両による突撃は、こうして破滅的な結末を迎えた。
 ウクライナ側は「この最初の大規模な強襲を撃退した」とCDSは報告している。 第6戦車連隊は退却し、あとには大破したMBT 12両とIFV 8両、それにロシア兵の遺体多数が残された。遺体は数十体にのぼったかもしれない。
2024.04.03
 10:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナの軽飛行機改造ドローン、ロシア領内へ1000km超の越境攻撃 <2405-040309>
 ウクライナは、軽飛行機に遠隔制御装置を取り付けてUAVに改造し、爆薬を積んでロシア国内に向けて飛ばし始めたようで、そのうちの1機が今週、1,000km以上飛んで、ロシア西部タタールスタン共和国エラブガにある工場の区画に突っ込んだ
 ウクライナはロシア領内深くの戦略的に重要な産業施設を狙ったUAV作戦を続けており、それを一段とエスカレートさせた。
 弾頭のついたこのドローンも、ウクライナのセスナ型自作ドローンと同様に1000km前後は航続できる。 特区の敷地内に軽飛行機UAVが突っ込む衝撃的な場面が、現場近くにいたロシア人らによって撮影されている。 UAVドローンが激突した際には巨大な炎が上がり、搭載されていた爆薬の多さを物語っている。 典型的な軽飛行機のCessna 172の場合、最大で400kg強を搭載して最長1,200km弱航続できる。
2024.04.03
 09:15

(19:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 2 2024 <2405-040308>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月2日の戦況 =
 ゼレンスキー大統領が4月2日、ウクライナ軍の動員年齢を27歳から25歳に引き下げる法律に署名した。
 ショイグ露国防相は4月2日、ロシア軍2024年の最初の3ヵ月間にウクライナ領土の400㎢を占領したと主張したが、この前進は、米国の安全保障支援の遅れの影響によるもので、ロシアの攻撃の見通しを必ずしも反映していない。
 ウクライナはロシアとの国境から1,200km以上離れたタタールスタン共和国で、ロシアの軍事生産と石油精製施設のインフラに対して、機種不明の長距離UAVによる攻撃を実施した。
 プーチン大統領が4月2日に内務省 (MVD) 理事会で行った演説は、3月22日のクロッカス市庁舎テロ攻撃に対するロシアの不協和音的な対応を示しており、ロシア当局は同時に移民コミュニティに対する法執行措置を追求すると同時に、ウクライナを根拠なく関与させようとしている。 プーチン大統領はまた、クロッカス市庁舎襲撃事件後に浮上した移民に関する議論の激化に対処しようとしたが、この問題に対する一貫性のない曖昧な立場を表明し続けた。
 ウクライナ軍情報総局 (GUR) のスキビツキー副総司令官は4月2日、ロシア軍がウクライナのエネルギーインフラへの攻撃を一時的に停止したのは、ミサイルの備蓄不足を補う可能性が高いとGURは考えていると述べた。
 キルギスタンの国家決済システムであるElkartは4月2日、二次制裁を防ぐためにロシアのMir決済システムを使用した取引の処理を停止すると発表したことは、米国の対露制裁が、ロシアの金融関係と旧ソ連諸国に影響を及ぼし続けているとみられる。
 ストルテンベルグNATO事務総長が、5年間で$100Bの軍事支援をウクライナに送るNATO支援パッケージを提案したと報じられている。
 ロシア軍は4月2日に全接触線で陣地での攻防が続く中、クレミンナとアウディーイウカ付近での前進が確認された。
 ショイグ露国防相が4月2日、ロシア軍は2024年に新造された小型ミサイル艇と哨戒艦数隻を完成させて配備すると述べた。
2024.04.03
 07:26
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO 事務総長、ウクライナに1000億ユーロの直接軍事支援を提案 <2405-040304>
 5人の外交官が2日、ストルテンベルグNATO事務総長が、ウクライナに対して向こう5年で€100B ($107B) の軍事支援NATOとして直接行うことを提案していることを明らかにした。
 これまでNATOは直接軍事支援に乗り出せば、ロシアとの緊張をさらに高める懸念があったためウクライナ向け支援を非軍事分野に限定してきたが、今回の提案に基づけば、こうした軍事支援で各国の調整を行ってきたウクライナ防衛諮問グループRammstein Gp.の仕事をNATOが引き継ぐことになる。
 しかし複数の外交官によると、NATO内部では、今はウクライナへの軍事支援をより持続的かつ長期的な形にする時期を迎えており、NATOこそがそこで大きな役割を果たすべきだとの見方が強まっているという。
 提案は3~4日に開催されるNATO外相会合で協議される見通しで、7月にワシントンで開くNATO首脳会議に向けて取りまとめることを目指している。
2024.04.03
 05:35
共同通信

(Yahoo)

ロシアの大規模石油精製所を攻撃 ウクライナ国境から1000キロ <2405-040301>
 ウクライナメディアによると、同国の情報機関が2日、ロシア中部タタルスタン共和国ニジネカムスクの石油精製所をUAVで攻撃し火災が起きたこをと明らかにした。 精製所はロシア有数の規模で、両国国境から約千㌔離れている。
Nizhnekamsk の位置 (Google Map)】
 ウクライナメディアは、ウクライナの国防省情報総局と保安局が共同で行ったという。 ウクライナは2024年に入り、ロシア領内の石油関連施設へのUAV攻撃を繰り返している。
 ロシア国防省は2日の戦況説明で、過去24時間にUAV 195機を撃墜したと発表し、2月に制圧したドネツク州アブデーフカ方面では、ウクライナ軍の11波の攻撃を撃退したとしている。
2024.04.02
 19:23
Kyiv Independent Ministry: Ukraine destroyed record 976 Russian artillery systems in March <2405-040219>
 ウクライナ国防省が4月2日、ウクライナ軍が3月に976門のロシア軍の砲を破壊し、全面侵攻開始以来、1ヵ月では過去最多を記録したと発表した。 国防省によると、これまでの記録は2023年9月で、ウクライナ軍がロシアの砲947門を破壊していた。
 ウクライナ軍参謀本部は4月2日、全面戦争が始まって以来、ロシア軍は合計11,112門の砲を失ったと発表した。
 ウクライナは1月2日にロシアが発射したKh-47M2 Kinzhal空中発射BM 10発を一晩で撃墜し、新たな記録を打ち立てた。 攻撃はキーウとその周辺地域、ハリコフを目標に、5人が死亡、130人が負傷した。
 国防省によると、ウクライナは2月にロシア軍機13機を撃墜した。 これはウクライナが2022年10月以降、1ヵ月で撃墜した航空機の数としては最大となった。
2024.04.02
 12:47
讀賣新聞

(Yahoo)

極超音速ミサイル、キーウ方面へ今年16発…ウクライナが防空システム支援を訴え <2405-040214>
 ウクライナの首都キーウ市当局が1日、ロシア軍が今年、キーウ方面への攻撃180以上のミサイルやUAVを使い、そのうち16発が極超音速ミサイルだったと明らかにした。
 発表によると、16発のうち、Zircon艦対地極超音速CMが5発Kinzhal極超音速ASMが11発だった。 このほかKh-101 CMが最多の113発を占め、UAVは48機だった。
 露軍は最近、エネルギー施設などを狙ったミサイル攻撃を強化しており、ウクライナ側は防空システムの支援を訴えている。
2024.04.02
 10:01
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシアとウクライナ、互いの無人機撃墜主張 黒海上空で <2405-040213>
 ロシアとウクライナが1日、黒海上空互いのUAVを撃墜したと主張した。
 ロシア国防省はTelegramへの投稿で、防空部隊が「テロ攻撃」を行おうとしていたウクライナのUAV 6機を迎撃したと発表した。 ロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ知事はTelegramに、防衛部隊が19個の飛行体を撃墜したと投稿した。
 一方、ウクライナ空軍報道官は国営TVで、同国軍がロシアの高機能UAVのForpostを撃墜したと語った。 軍事資料によると、Forpostはイスラエルが何十年も使用していたUAVのロシア版で、高度5kmで16時間連続監視が可能だという。 ウクライナ軍南部作戦司令部報道官は、オデーサ州からザポロジエ州までの地域で、過去24時間に200機以上のISR UAVを確認したと述べた。
2024.04.02
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍、大規模な突撃で戦車12両を一気に失う 過去最大級の損害 <2405-040210>
 ロシア軍がウクライナ東部アウジーウカの西方で3月30日に行った突撃は、ロシアがウクライナで拡大して25ヵ月あまりたつ戦争で、戦車を用いた攻撃としては過去最大級だった可能性がある。
 その結果、ロシア軍は自軍の戦車に過去最大の損害を出したため、煙が晴れると、ロシア軍が投入した戦車の1/3が道路に残されていた。 ロシア側が大損害を被ったこの攻撃は、3年目に入ったこの戦争の互いにぶつかり合う2つの動向を浮き彫りにした。
 2月半ばにアウジーウカを占領してから今回の攻撃までの数週間、ロシア軍の連隊や旅団は、廃墟と化している同市の西にある村々を攻撃するのに、歩兵を主に用いていたのは、アウジーウカの攻略に向けた数ヵ月にわたる攻撃で
MBTIFVなどを何百両と失い戦闘車両不足に陥っていたためとみられる。
 それがここ数日で変わり、ウクライナのシンクタンク、防衛戦略センター(CDS)は3月29日の戦況評価で「アウジーウカ方面では、敵は戦車を含む装甲車両を再び使用し始めた」とし、その翌日、ロシア軍の1個ないし2個大隊分の装甲車両がアウジーウカ西方の村トネニケ近辺に突っ込み、多数が遺棄される結果になった。
 他方、こうした大規模で重武装のロシア軍部隊をウクライナ側が撃退できたことは、もうひとつの動向を示している。 ウクライナ軍の旅団は主要な弾薬の供給不足に苦しみながらも、なお苛烈な防衛ができるということだ。 こうした防衛は地雷や大砲、対戦車ミサイル、そして爆薬を搭載したFPV とUAVを組み合わせて行われることが多い。
2024.04.02
 08:50

(18:50 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 1 2024 <2405-040209>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月1日の戦況 =
 60 Minutes(註:米 CBS TV)、Insiderder Shpiegelによる共同調査は、クレムリンが10年間、米国内および国際的に、米国政府要員を直接標的にした持続的な運動キャンペーンを展開してきたことを強く示唆している。
 ロシア対外情報局 (SVR) が、3月22日のクロッカス市庁舎テロ攻撃にウクライナを関与させる取り組みを強化しており、ISISの犯行や攻撃への関与を否定している。 ロシア当局は、クロッカス市庁舎襲撃事件を受けて、ロシア国内の移民社会に対する取り締まりを強化している。  ロシア軍は最近、4月1日に全線で陣地での攻防が続く中、アウディーイウカ付近とヘルソン州の東岸で前進が確認された。
2024.04.01
 20:24
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、キーウ攻撃で今年「ツィルコン」5発使用 ウクライナ軍指摘 <2405-040106>
 ウクライナ軍が1日にTelegramで、ロシアが2024年に入りウクライナの首都キーウへの攻撃で極超音速CM Zirconを5発使用したと明らかにした。 また、キーウは2024年に入り180回以上のミサイル攻撃やUAV攻撃を受けたと述べた。
 ロシアによると、Zirconは艦上発射型CMで、射程は1,000km、Mach 9以上で飛翔できる。 プーチン大統領はZirconを比類のない次世代兵器の一部と位置付けており、2月29日の年次教書演説でZirconを実戦で使用したことを認めた。
2024.04.01
 06:57
Reuters 通信

(Yahoo)

世銀、ウクライナに15億ドル支援 日本と英国が資金拠出 <2405-040102>
 ウクライナのシュミハリ首相が29日にX(Twitter) に、世界銀行の制度下$1.5Bの支援を確保したと投稿した。 シュミハリ首相が投稿したところによると、支援は日本が$984M英国が$516Mを拠出する。
 ウクライナは社会的および人道的ニーズと復興関連の財政支出に充てる。
 ウクライナ財務省によると、海外から確保した資金は2024年に$10.2B、全面戦争になってからは$83.8Bに拡大し、国際支援による資金は、社会支出に優先的に振り向けられている。
2024.03.31
 17:19
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナに装甲車「数百両」新たに供与へ 仏国防相 <2404-033108>
 ルコルニュ仏国防相は30日夕発行のTribunus紙に掲載された面談記事の中で、同国はウクライナへの新たな軍事支援パッケージの一環として、
APC数百両とSAMを供与する方針だと述べた。
 フランス軍は現在、一部は製造から40年以上経過した既存のAPCを、新型のGriffonへの換装を進めているが、ルコルニュ国防相は、旧型のAPCもなお運用可能だとし、「2024年中と2025年の早い時期に数百両供与することを検討している」と述べた。
 また、SAMP/T用のミサイルAster 30の供与も増やす方針という。 さらにルコルニュ国防相は、「遠隔操作可能な武器弾薬の開発が近いうちに終わり、今夏ウクライナへの供与を開始する」と話した。
2024.03.31
 16:00
Kyiv Post Ukrainian Police Identify Over 100 Russian Soldiers Who Committed War Crimes in Bucha <2404-033107>
 ウクライナ警察が、2022年2月のロシアの全面侵攻開始時にブチャに侵攻したロシア兵1,000名以上を特定しているが、その中には戦争犯罪を犯したとする100名以上が含まれている。
 Ukrinformは、国家警察の捜査官は数百人の目撃者や被害者に聞き取り調査や、数百件の尋問、事件現場で実験や調査を行い、監視カメラから数T Byteものデータを調査したと報じた。
 ウクライナ国家警察は3月31日にFacebookに、28日間占領下に置かれた街で行われた、子どもを含む民間人の誘拐、拷問、強姦、略奪、殺害は、ロシア軍がそこで犯したことの全てではないが、ウクライナ警察は国際刑事裁判所 (
ICC) のため、これらの戦争犯罪を慎重に記録したと投稿した。
2024.03.31
 09:00
Forbes

(Yahoo)

クリミアのロシア航空部隊、Su-27戦闘機を立て続けに2機失う <2404-033105>
 ロシア軍第38航空連隊の拠点は、ロシア占領下のクリミア半島のセバストポリ近郊にあるベルベク空軍基地で、セバストポリはウクライナ南部の前線から240kmしか離れておらず、一帯は頻繁にウクライナ側の攻撃にさらされてきた。 にもかかわらず、同連隊のSu-27は大きな被害を免れていた
 ところが、1980~1990年代に製造されたSu-27PとSu-27SMが2021年時点で計25機ほど配備されていた同連隊は、ここ1週間でこれを2機失った可能性がある。 損失したうちの1機は自軍の過失によるものだったもようだが、ウクライナ軍が23日夜に行った大規模なミサイル攻撃では、ロシア海軍の艦艇4隻と通信拠点に加え、ベルベク空軍基地にも被害が出、ウクライナのシンクタンクである防衛戦略センター(CDS)によると、ウクライナ軍はStorm Shadowと国産のNeptune CMを計40発発射し、一部が第38航空連隊の施設に命中した。 その結果、Su-27 1機が破壊され、他2機が損傷したとCDSは報告している。
 事実と確認されれば、ロシア軍にとってこの戦争で初めてのSu-27の損失となる。
 その理由は最近までSu-27が失われなかったのは、ロシア軍はSu-30やSu-34、Su-35をウクライナ攻撃に送る一方、Su-27は戦闘から遠ざけてきたからである。
2024.03.31
 08:55

(18:55 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 30 2024 <2404-033104>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月30日の戦況 =
 ゼレンスキー大統領が、米国の安全保障支援の遅れにより、ウクライナは戦場の主導権を放棄せざるを得なくなり、戦場の主導権に異議を唱えることなく、ウクライナの防衛能力を脅かし続けることを余儀なくされていると述べた。
 ロシアによる3月22日のミサイル攻撃により、ハリコフ州にある最大級の火力発電所が破壊されたが、これは米国の安全保障支援の遅れが続き、ウクライナの防空網を弱体化させ、ウクライナのエネルギー網に重大な損害を与えるロシアの能力を高めていることによる。
 ロシア軍は技術的・戦術的な適応を示しており、ドネツク州の前線でUGVの使用を増やしている。
 ロシア軍は、ウクライナのUAV攻撃の脅威を軽減するために機動射撃グループを結成していると報じられているが、短期的にはこれらのグループを必要な規模で配備するのに苦労する可能性が高い。
 3月22日のクロッカス市庁舎襲撃事件を受けて、ロシア当局は移民に対する法的圧力をエスカレートさせ国外追放を増やし、移民が自発的にロシアを離れるよう促している。  3月30日には戦域全体で陣地での攻防が続いた。
2024.03.31
 07:16
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア、新型戦車を失うのが怖い? 英「戦場に現れず」と分析 <2404-033102>
 英国防省が、ロシアによるウクライナ侵攻から2年以上が経過したが、ロシアの最新鋭戦車であるT- 14 Аpmataが実戦投入されていないとの分析を明らかにした。 破壊された場合の威信低下を恐れているとみられる。
 Аpmataは、乗員の安全性を高めた無人砲塔や高性能レーダ装置を備えた戦車で、英国防省はこの戦車について3月20日の公式X (Twitter) で、ウクライナの戦場には配備されていないことが確認されたと指摘した。 その理由として、ロシア軍は戦車喪失によって「評判に傷がつく」事態を懸念していると分析した。 動画も投稿し、字幕で「Аpmataはどこ?」と問いかけた。
 TASS通信によると、メドベージェフ前露大統領は2月にАpmataについて「新しい戦車であり、まだ十分に試験されていない。 安価な戦車ではない」と述べ、実戦に使用していないことを示唆した。
 Аpmataはロシアの閲兵式などには度々登場している。
2024.03.31
 06:58
時事通信

(Yahoo)

インドと台湾、経済で急接近 半導体、供給網で思惑一致 <2404-033101>
 インドと台湾が急接近している。 戦略物資の半導体技術が欲しいインドと、同国を中国に代わるサプライチェーンの移転先候補と位置付ける台湾側の思惑が一致し、経済的な結び付きを強めている。
 13日にインドで行われた半導体3工場のオンライン起工式モディ首相が「注目すべきは、台湾からの友人が参加してくれたことだ」と強調した。 台湾の半導体受託製造大手、力晶積成電子製造(PSMC)が3工場のうち一つを技術支援しており、台湾外交部政務次長(副大臣)が式典にリモート出席した。
 PSMCはインド大手財閥タタ・グループの傘下企業と提携し、西部グジャラート州に「国内初」となる半導体製造工場を整備し、ウエハー換算で月5万枚の生産を見込んでいる。
 IT産業に強みを持つインドは、製造業の集積を目指し「メーク・イン・インディア」政策を推進するモディ政権に対し、一方の台湾は経済安全保障の観点から、中国に代わってインドや東南アジアとの関係強化を目指す「新南向政策」を掲げる。
 現在インドには日系企業の1/6程度だが、Apple社製品の生産を請け負う鴻海精密工業などの台湾企業228社が進出し、高い技術力で存在感を高めている。
2024.03.30
 20:51
Bloomberg

(Yahoo)

ウクライナとインドの外相、和平案について協議-貿易拡大も議題に <2404-033012>
 ウクライナのクレバ外相が、ロシアとの紛争への支援強化を引き続き各国に呼びかける中で、インド外相との協議では和平案についての話し合いが焦点になったと明らかにした。
 2日間の日程でインドを訪問しているクレバ外相は29日、インドのジャイシャンカル外相と会談した。 ウクライナ政府高官によるインド訪問はロシアによる侵攻後初めてとなる。
 クレバ外相は、ウクライナ全土からのロシア軍の撤退を求める構想に言及し、「われわれは平和の公式とその実現に向けた次のステップに特に関心を払った」と説明した。
 ジャイシャンカル外相は、クレバ外相との会談では現在進行中の紛争とその広範な影響に焦点が当てられ、両者は「その中でのさまざまな構想について意見交換した」とX (Twitter) への投稿で明らかにした。 双方はまた、政府間会議で貿易を拡大する方法についても協議した。
2024.03.30
 11:30

(21:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 29 2024 <2404-033008>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月29日の戦況 =
 ロシア大統領府が支配する組織で、ロシアが行うハイブリッド戦争の一翼を担うとして知られるロシア正教会モスクワ総主教庁 (ROC MP) が3月27日と28日にモスクワで世界ロシア人民評議会を開催し、ウクライナでの戦争とロシアの拡張主義の将来をめぐるより広範な民族主義的イデオロギーを形成する明らかな努力として、イデオロギー的および政策的文書を承認した。
 ROC MPが、ウクライナにおけるロシアの戦争に関するロシア大統領府のレトリックを強め、ロシアのウクライナ侵攻をいかなる種類の戦争とも公式に組み立てることを慎重に避けてきたロシア当局にとって、実存的で文明的な聖戦として投げかけた。
 ROC MPは、ロシアMirの成文化を求めており、クレムリンのロシア国家の概念にウクライナ人とベラルーシ人を正式に組み入れることに対する国民の支持を測っているのかもしれない。
 ウクライナ軍最高司令官のシルスキー大将は、西側諸国の支援遅れによる物資不足がウクライナ軍を圧迫し、ウクライナに戦略的防衛を強いていると強調した。
 ロシア軍は、ウクライナの重要インフラに対する攻撃目標を水力発電所にまで拡張したとみられる。
 ロシアは3月28日の国連の対北朝鮮制裁の遵守状況を追跡する監視パネルを延長する国連安保理の年次決議に拒否権を行使した。
 クレムリンは、3月22日のクロッカス市庁舎襲撃事件の後、Telegramに過激派のコンテンツをさらに検閲するよう圧力をかけることに成功したようで、ロシアの情報空間内の重要な関係者に圧力をかけて、クレムリンが自国の利益のために行動する能力があることを浮き彫りにした。
 ロシア軍はバフムート、アウディーイウカ、ドネツク市付近、ドネツク・ザポリージャ州の国境地帯での前進が確認され、3月29日には全戦線で陣地での攻防が続いている。
 ロシア占領当局は、占領下のウクライナに対する支配を強化するため、クリミア・タタール人に対するものを含め、法執行機関による取り締まりを続けている。
2024.03.29
 22:34
Kyiv Independent Ukraine puts Transnistria's chief negotiator on wanted list <2404-032915>
 3月29日に公開されたウクライナ内務省のウェブサイトの情報によると、モルドバでロシアの占領下にある沿ドニエストル地域の首席交渉官であるイグナティエフ氏を指名手配リストに載せた。
 イグナティエフ氏は、オデーサ州のコトフスク市(現在のポディリスク)で生まれ、ウクライナとロシアの両方の市民権を持っており、2016年からは、モルドバのロシア支配地域である沿ドニエストルの外交関係を率いている。
 ヴィーンヌィツャ州のウクライナ保安庁 (SBU) は、イグナティエフ氏が「ウクライナの国境や領土を変更するよう公に呼びかけた」ことと「侵略国家と占領当局に協力した情報活動」で非難され、1月に尋問のために召喚したが、イグナティエフ氏はSBUの召喚状に応じなかった
 ウクライナ政府のデータベースによると、沿ドニエストルの首席交渉官はロシアが支配するティラスポリにとどまっており、拘束されることはなかった。
 2012年から2015年まで、イグナティエフ氏はモルドバとウクライナの国境の非武装地帯で活動し、モルドバ、沿ドニエストル、ロシアの三国間平和維持軍および統合軍事指揮機構である統合管理委員会会員であった。
2024.03.29
 21:18
Defense One Giving ATACMS to Ukraine no longer as risky, says Joint Chiefs chairman <2404-032914>
 ウクライナは2021年から米国にATACMSの供与を求めてきたが、米大統領府は少なくとも公的には一貫して抵抗してきた。 しかし、潮目が変わりつつあるのかもしれない。 3月28日、統合参謀本部議長のブラウン大将は記者団に「エスカレーションのリスクは、おそらく当初ほど高くない」と語った。
 2022年9月のロシアの声明は、そのような兵器をウクライナに提供することは、その射程がウクライナがモスクワを目標にすることを可能にするため、「レッドライン」を越えるとした。 当時、統合参謀本部議長だったミリー大将は、当時、Defense Oneに「学界やシンクタンク、その他の分析機関の人々は、ロシアの軍事ドクトリンがいわゆる実存的リスクに関連していることを指摘し、ウクライナにそのような兵器を供与すれば、ロシアに核対応を強いたり、NATOの同盟国を攻撃するきっかけになったりする可能性があると述べていた。
2024.03.29
 19:33
Kyiv Independent Zelensky appoints eх-security council secretary Danilov as ambassador to Moldova <2404-032912>
 ゼレンスキー大統領が3月29日に、国家安全保障国防会議書記であったダニロフ氏を次期駐モルドバ大使に任命した。
 ゼレンスキー大統領は、2020年からその職に就いていたキシナウ駐在のシェフチェンコ大使を解任した日に、ダニロフ氏の任命を発表した。
 ダニロフ氏は3月26日に4年以上の在任期間を経て解任され、数日後にゼレンスキー大統領は、元長官は外交分野で働くことになると述べた。
【関連記事:2404-032612 (共同 2024.03.26)】
2024.03.29
 19:21
Kyiv Post ANALYSIS: Dissecting Russia's Most Recent Massed Missile and Drone Strike on Ukraine <2404-032911>
 ウクライナの防空部隊は3月29日の朝、ロシアがウクライナ全土に向けて発射した約100発のミサイルとUAVに対して、一晩中厳しい戦いを繰り広げ、ロシアの攻撃の大部分を撃墜したが、BMは迎撃できなかった
 ウクライナ軍の発表によると、ロシア連邦は28日~29日に一晩で99発の長距離兵器をウクライナに向けて発射した。 推定58~60発は、イランが輸出したプロペラ駆動のShahed UAVだった。 キエフ・ポスト紙がレビューしたオープンソースの防空報告書によると、ロシアの攻撃計画立案者は、Shahed UAVを使ってウクライナの薄い防空網を探り、可能であれば拡散させた。
 ロシアの攻撃は、21基 (または23基) のKh-101/Kh-555 CMと、カスピ海上空を飛行していたTu-95MCから発射された少数のハイテクのKh-59 CMであった。 ウクライナ側は、ロシア国内の奥深くで離陸から発射地点まで、ミサイルがウクライナ国土の2/3を横断する飛行を追跡したとみられる。
 ミサイルの約半分は南部のウクライナの送電網を狙い、残りの半分は東部の送電網を狙ったとみられる。
 ウクライナ空軍報道官によると、ロシアのMiG-31K 3機がロシア中部リャザン州を離陸し、3発のKinzhalを発射するために高度を上げた。
 ロシアはKinzhalを極超音速ASMと呼んでいるが、この兵器は500kgの弾頭を持つIskander-M (NATO:SS-26) SSMを航空機から発射するように改造し、理論的にはMach 10に近い速度で飛行する一般的なCMの約10倍の速さで飛行できると説明している。 これらのミサイルは、ウクライナ西部のストリー市近郊にあるウクライナの発電所を狙ったものだった。
2024.03.29
 17:02
Kyiv Post Zelensky Says 5-7 Patriot Systems from US Would Unblock the Sky Over Ukraine <2404-032909>
 ゼレンスキー大統領が、3月29日に放送されたCBSの取材で、「米国製の5~7個
FUのPatriotシステムが、ウクライナの産業基盤を護っている」と述べた。 しかしゼレンスキー大統領は、米国はまだPatriotシステムをウクライナに送っておらずキーウのPatriotシステムは他の国からもたらされたと明らかにした。
 ゼレンスキー大統領は「われわれは米国の多大な支援に感謝しているが、ここにあるPatriotシステムは米国から来たものではなく、$1.5B~$2Bがこれらのシステムとミサイルに割り当てられたが、システム自体は異なる国から来たと述べた。  大統領は「仕事や学校があれば、働く機会を得られ、子どもたちが安全に学校に通えるようになった」とした。
2024.03.29
 12:07
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ外相、インドにロシアとの関係再考促す=FT紙 <2404-032905>
 Financial Times紙が29日、28日にニューデリーを訪問したウクライナのクレバ外相がインドに対し、ロシアとの緊密な関係はソビエト連邦時代の遺産に基づくものだとし、ウクライナ支援に向け再考するよう促したと報じた。 クレバ外相は、貿易や技術分野でウクライナとの関係を強化することでインドが得られるものは多いとし、ウクライナの戦後復興におけるインド企業の役割に言及した。
 インドとの貿易を回復させ、ウクライナ産ひまわり油など農作物の輸出再開すると共に、インド産品の輸入拡大を進めたいとしたほか、インド製重機の輸入に関心があるとも述べた。
 伝統的にロシアと経済や防衛面で深い結び付きがあるインドは、2022年にロシアがウクライナに侵攻した際にはロシアへの批判を控えた。
2024.03.29
 10:45

(20:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 28 2024 <2404-032904>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月28日の戦況 =
 ウクライナは現在、ロシア軍が前線全体で大きな戦果を挙げるのを阻止しているが、米国の安全保障支援の遅れが続けば、非線形で、場合によっては指数関数的に、ロシアの作戦成功の脅威が拡大する可能性が高い。 ウクライナの防空網の劣化が、ロシア軍が非線形的に作戦上の変化をもたらす可能性のある最も有効な手段の1つとなり得る。
 ロシアが国境沿いで日和見主義的ではあるが限定的な攻撃をする能力は、ロシアにウクライナの人的資源と物資を制約するさらなる機会を与えるが、西側の援助提供と人的資源の課題に対処するためのウクライナの取り組みは、そのようなロシアの努力の影響を和らげるだろう。
 プーチン大統領は、ウクライナへの西側諸国のさらなる軍事援助を阻止し、NATOに対抗する姿勢を強めるロシア軍から注意をそらすため、ロシアで進行中の反射的統制キャンペーンの一環として、センセーショナルな発言を続けている。
 プーチンの3月27日の発言は目新しいものでも驚くべきものでもなく、あからさまな誤報や偽情報ではなく、欧米の情報空間を常に圧倒していることを最もよく示している。
 当然のことながら、ロシア調査委員会は3月22日のクロッカス市庁舎攻撃を、ウクライナと西側諸国に結びつけ、ウクライナでの戦争に対する国内の支持を増やそうと、市庁舎攻撃を結びつける証拠を持っていると主張した。
 プーチン大統領は、クロッカス市庁舎襲撃事件後、ロシア社会の民族的緊張が高まっていることに懸念を表明し、国内の関心を民族的緊張からそらすため、事件についてウクライナと西側諸国を非難している可能性がある。
 ロシアの製油所に対するウクライナのUAV攻撃により、ロシアはベラルーシからガソリンを輸入せざるを得なくなったと報じられている。
 独立した調査によると、死亡したWagner Gp.の首領であったプリゴジン氏に関連する国際的な情報操作は、プリゴジン氏の死後、プリゴジン氏と関係のあるメディア企業や組織をロシア政府が公然と閉鎖したにもかかわらず、活発に活動していた。
 クレムリンがアルメニアを見捨てた後、ナゴルノ・カラバフを失ったアルメニアがロシアとの安全保障関係から距離を置き続ける中、ロシア政府高官はアルメニア指導部に対する非難を強めている。
 ロシア軍がドネツク市近郊で前進したことを確認した。
 ロシアは、ウクライナで使用するBMやその他の兵器の北朝鮮からの調達を続けている。
2024.03.28
 07:10

(17:10 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 27 2024 <2404-032805>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月27日の戦況 =
 国連ウクライナ人権監視団 (HRMMU) が3月26日、ウクライナの人権状況に関する第38回報告書を発表し、ロシアによる占領地およびウクライナ捕虜に対する国際人権・人道法の組織的違反に関するISWの長年の評価を確認した。
 ロシア当局は、クロッカス市庁舎襲撃事件に続く、より広範なロシアに対するテロリスト攻撃を米国と西側諸国を結びつけており、ウクライナでの戦争に対する国内の支持を高めるため、西側とウクライナの脅威とされるものに関するレトリックを強める可能性が高い。
 ロシア当局は、3月22日のクロッカス市庁舎襲撃事件を受けて、当局が移民社会に対するより厳しい措置を提案したことを受け、移民に対する法的圧力を強めている。
 ロシア軍が3月27日にアウディーイウカ付近とドネツク市南西部での前進が確認された。
2024.03.27
 23:39
Kyiv Independent Reuters: Russia turns to Belarusian gasoline amid decreasing domestic supplies <2404-032716>
 Reuters通信が3月27日、名前を伏せた貿易・業界筋4人の話として、ロシアの石油精製所に対する最近のウクライナの攻撃での不足を回避するため、ロシアがベラルーシからのガソリンの輸入を増やしていると報じた。
 ここ数週間、ウクライナ軍はロシアの石油産業に損害を与えるため、一連のUAV攻撃を行った。 同通信は先に、ロシアの製油所7ヵ所がUAV攻撃を受け、全体の約7%にあたる4,600,000tの石油精製能力を停止したと報じていた。
 Reuters通信によると、ロシアは今まで燃料の輸出国であったが、最近は混乱により海外から燃料を購入し、3月1日にはガソリンの輸出を禁止した。 また、2人の業界関係者がReutersに語ったところによると、ロシアとベラルーシの政府と石油会社の間で、さらなる輸入に関する協議が進められているという。
 同通信によると、ロシアは3月前半に3,000tのベラルーシ産ガソリンを購入したが、2月には590t1月にはゼロであった。
2024.03.27
 23:32
Kyiv Independent Air Force: Ukraine can down Zircon hypersonic missile with Patriot, SAMP/T <2404-032715>
 ウクライナ空軍のイェブラシュ報道官が3月27日に、ウクライナ空軍はロシアの3M22 Zircon極超音速CMを撃墜できる防空システムを保有していると発表した。
 彼の声明は、ロシア軍が3月25日のキーウへの攻撃でZirconを使用し、少なくとも2人が負傷したと主張した後に出された。 空軍は、発射されたミサイルの種類を特定するために、残骸の調査を続けているという。
 Zirconの速度はMach 8〜9、時速10,000km/hだがイェブラシ報道官によると、終末弾道ではMach 4.5に減速するため、その時点ではSAMP/TやPatriotなどの
ATBMで撃墜可能と述べた。
 イェブラシュ報道官は、ロシアがZirconを使用してウクライナの防空システムを試験している可能性を排除しておらず、その使用は他のロシアのミサイルの不足を示している可能性があると述べた。  ロシアは2月7日の全面侵攻開始以来初めて3M22 Zirconでウクライナを攻撃し、少なくとも5人が死亡、50人以上が負傷したと報じられている。
2024.03.27
 16:58
AP 通信

(Yahoo)

ウクライナ武器弾薬の国産化 迫撃砲弾生産量は昨年の40倍 <2404-032712>
 どんな優位性でも必要としているウクライナにとって明るい材料としては、小規模ながら成長著しい防衛産業がある。 国産の武器弾薬の急増が戦況を変える一助になることを期待して、政府はここに資金を投入している。
 米国や欧州諸国が武器やその他の援助を提供するなか、巨大なロシア軍に対抗するため、この1年でその努力は急激に強化された。
 ウクライナ政府は2024年に国産兵器を開発・購入するために、ロシア侵攻前の20倍以上になる$1.4B近い予算を計上した。 更にもうひとつの大きな変化が、武器の大部分が民間の工場から購入されるようになったことである。 ウクライナ全土に設立されたこれらの兵器工場が、何十年もの間国営企業が独占してきた産業を引き継いでいる。
 ウクライナ西部で2023年に操業を開始した民間の迫撃砲工場は、月に2万発の砲弾を製造している。 ウクライナの迫撃砲弾の生産量は2023年の40倍榴弾砲弾の生産量は約3倍になった。
 現在、国防産業の約80%は民間の手に委ねられているが、これは1年前と同じ状況であり、ロシアの国営国防産業とは対照的である。
2024.03.27
 12:26
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、製油能力14%消失 ドローン攻撃で=ロイター試算 <2404-032707>
 Reutersの試算で26日、ウクライナによるUAV攻撃を受け稼働を停止したロシアの製油所の生産能力が製油能力全体の14%が失われ日量124,580t(90万バレル)に達したことが明らかになった。 国内向けガソリンやディーゼルの生産能力は日量86,8701tと、全体の9.8%が失われた。
 稼働を停止した主要な製油所には、石油大手LUKoil社のノルシ製油所やボルゴグラード製油所のほか、石油大手Rosneft社のクイビシェフ製油所やトゥアプセ製油所、リャザン製油所が含まれる。 ただ、ノルシやリャザンは4月末、トゥアプセは5月末に再稼働する見通しである。
2024.03.27
 10:20

(20:20 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 26 2024 <2404-032704>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月26日の戦況 =
 ベラルーシのルカシェンコ大統領が、クロッカス市庁舎の襲撃犯はもともとウクライナではなくベラルーシに向かって逃げたと述べ、ウクライナの関与に関するクレムリンの言説を直接損なうものであり、そもそもなぜ攻撃者がベラルーシに向かったのかという疑問をかわすためかもしれないと述べた。
 プーチン大統領と他のクレムリン高官は、クロッカス市庁舎襲撃事件について一貫した主張を維持するのに苦労しているようで、クレムリンが情報操作と諜報活動や法執行機関の失敗という現実とを調和させる方法を完全には理解していないことを示している。
 モルドバ憲法裁判所は3月26日、クレムリン傘下のショル党を禁止する判決を覆したが、これにより、親露派のモルドバ勢力がショル党を中心に再結集し、モルドバが同党に課した以前の禁止令の影響を覆す可能性が高い。
 ウクライナ当局は3月26日、ウクライナ軍が3月23日~24日の夜に、ロシア軍が2014年に鹵獲捕したウクライナ海軍艦への攻撃に成功したと発表した。
 西側メディアが実施した別の調査では、ロシア軍がウクライナで Starlink端末を使用している可能性があることが判明した。
 ロシア軍は3月26日にクレミンナとバフムート付近での前進が確認された。
2024.03.27
 08:30
Forbes

(Yahoo)

ウクライナのドローン、前線から800km離れた製油所を攻撃 ロシアは防空に苦慮 <2404-032703>
 ウクライナのUAVが23日未明に、ロシア西部サマラ州の製油所を攻撃し、火災が発生して同日朝まで続いた。 ウクライナはロシア国内の石油関連施設に対する攻撃を拡大させており、その最新の事例である今回攻撃があったサマラ州はウクライナ東部の前線から800km以上も離れていて、これまでで最も遠距離のものだった。
Camapa州の位置 Google Map)】
 ウクライナ国防省情報総局は、ロシア西部の製油所や石油貯蔵施設を過去1年で十数ヵ所攻撃し、3月中旬に行った3施設への攻撃では、ロシアの石油精製能力を一時12%低下させたと報じられている。
2024.03.26
 23:49
Kyiv Independent Slovenia to join Czech ammunition initiative for Ukraine <2404-032615>
 3月26日、チェコのリパフスキー外相が3月26日に記者団に対し、スロベニアチェコのウクライナ向け砲弾供給計画に加わると述べた。
 この構想は、チェコのパヴェル大統領が2月に、ウクライナが50万発の155mm砲弾と30万発の122mm砲弾をヨーロッパ外で確認し、必要な資金さえ提供されれば購入してウクライナに送ることができると述べたことで設立された。
 チェコのフィアラ首相は3月12日、この構想は既に30万発の砲弾の購入資金を確保し、さらに20万発のオプションも取り付けたと述べた。
 スロベニアはこのイニシアチブに€1M($1.08M) を差し出す計画であると、Radio Prague Internationalがスロベニアの通信社Staを引用して報じた。
2024.03.26
 22:55
Kyiv Independent French minister: Paris to soon deliver 78 Caesar howitzers, increase shell supplies to Ukraine <2404-032614>
 AP通信が3月26日、ルコルニュ仏国防相の発言を引用して、フランスはまもなくウクライナにCaesar榴弾砲78門を供給できるようになり、ウクライナの最も緊急な要求を満たすために砲弾の増産も行っていると報じた。
 ルコルニュ国防相は1月に、ウクライナにCaesar榴弾砲78門の資金を提供する計画を提示していたが、3月26日の記者会見で、フランス、ウクライナ、デンマークはフランスがCaesar榴弾砲を「迅速に引き渡す」ことを可能にする合意に達したと述べた。
 これとは別に、フランスは既にCaesar榴弾砲30門をウクライナに納入していた。
 ルコルニュ国防相によると、同国は2024年に155mm砲弾の生産を2023年の3万発から大幅に増加した8万発ウクライナに供与する計画で、「2024年には、ウクライナに8万発、自国軍に2万発の155mm砲弾を含む10万発の155mm砲弾の目標を達成できるだろう」とルコルヌ氏は記者会見で述べた。
2024.03.26
 19:11
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ、安保会議書記を解任 態勢立て直す狙いか <2404-032612>
 ウクライナ大統領府が26日、政府で安全保障政策の中枢を担うダニロフ国家安全保障国防会議書記を解任する大統領令を発表した。 解任の理由は明らかにしていないが、ゼレンスキー大統領は2月に軍総司令官を解任しており、戦況が停滞する中、長期戦に向け態勢を立て直す狙いがありそうである。
 26日に発表された別の大統領令によると、後任には対外情報局長官のリトビネンコ氏を任命した。
2024.03.26
 08:15

(18:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 25 2024 <2404-032602>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月25日の戦況 =
 イスラム国ホラーサーン (IS-K) による3月22日のモスクワのクロッカス市庁舎襲撃事件は、ロシアの情報機関と法執行機関の明らかな失敗であり、現在入手可能なオープンソースの証拠を説明するのに、ロシア国家の内外での陰謀論は必要ない。 クレムリン当局者とロシアの超国家主義者が、IS-Kが犯した可能性が非常に高い攻撃についてウクライナを非難することに固執し続けることは、ロシア国内の治安と市民の命を犠牲にしている可能性がある。
 ロシア軍西部軍管区 (WMD) の解体レニングラード軍管区 (LMD) とモスクワ軍管区 (MMD) の再建を行っているロシア国防省が、アバチョフ中将がレニングラード軍管区 (LMD) 副司令官に就任したことを確認した。
 ウクライナ当局は、3月23日夜にセバストポリに対するウクライナ軍の攻撃は、当初の報告よりも多くの黒海艦隊艦船を攻撃目標とし、より多くの損害を与えたと述べた。
 3月25日にロシア軍がアウディーイウカ近郊での前進したことを確認した。
2024.03.25
 17:36
Ukrainska Pravda Ukraine's air defence has downed over 2,000 Russian cruise and ballistic missiles since start of full-scale invasion – Defence Ministry <2404-032512>
 ウクライナ国防省がX (Twitter) に、ロシアの全面侵攻開始以来2,000発以上のロシアのCMとBMを撃墜したが、さらに多くの防空システムが必要であると投稿した。
2024.03.25
 17:14
Kyiv Independent Defense Ministry: More than 2,000 Russian missiles downed over Ukraine since start of all-out war <2404-032511>
 ウクライナ空軍によると、クリミア半島から発射された2発別々のBMは、3月25日に複数の爆発の後、キーウ上空で撃墜された。 ソロミアンスキー地区とペチェールシク地区ではがれきが落下し、後者の3階建ての建物が損傷し、少なくとも2人が負傷し、8人が衝撃で倒れたという。
 ウクライナ国防省が3月25日、全面侵攻開始以来、ウクライナ軍がロシアのCMとBMを2,000発以上撃墜したと発表したが、ウクライナ空軍の元報道官イフナト氏によると、ロシアは全面戦争以来、2月22日現在でウクライナに対して8,000発以上のミサイルと4,600機以上のUAVを発射している。
2024.03.25
 16:48
Kyiv Independent Russian equipment losses in Ukraine surpass 15,000, says Oryx OSINT group <2404-032510>
 
OSINTのOryxが3月24日、ロシア軍がウクライナへの全面侵攻開始以失った車両、航空機、海軍艦艇、兵器システムが15,000点を超えたと発表した。
 この数字には、戦車2,856両、ヘリコプタ135機、固定翼機106機、水上艦艇20隻、潜水艦1隻が含まれているが、Oryxはオープンソースから取得した視覚的に確認されたデータのみを公開しているため、ロシアの損失の実際の数ははるかに多い可能性がある。
2024.03.25
 13:25
Kyiv Independent Navy: Russian warship Ivan Khurs might be damaged in Ukraine's March 23 missile attack on Crimea <2404-032507>
 ウクライナ海軍報道官が、クリミア半島に対する3月25日のウクライナのミサイル攻撃でYamalAzovの2隻の揚陸艦の他に、情報収集艦Ivan Khursに損害を与えた可能性があると述べた。
 海軍報道官は
RFE/RLラジオ局の取材に対し、情報収集艦Ivan Khursの損傷程度に関する情報を検証していると語った。
 ウクライナ軍情報局 (HUR) によると、Yamalは「重大な損傷を受けた」という。
2024.03.25
 10:13
Reuter 通信

(Yahoo)

ロシアが10万人の兵力準備とウクライナ司令官、今夏に攻勢も <2404-032505>
 ウクライナ陸軍司令官のパブリュク中将が22日、ロシアが10万の兵力を準備しているとし、今夏にウクライナでの新たな攻勢か部隊の補強に充てる可能性があるとの見方を示した。 「これは攻勢を仕掛けるとは限らない、おそらく戦闘能力を失った部隊を補強するためだろうだが、初夏に攻撃作戦を実施する幾らかの部隊を新偏する可能性がある」と述べた。
 ロシア国防相は20日、2024年末までに2個軍と30個部隊を新設することで軍備を増強すると表明していた。
2024.03.25
 07:45

(17:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 24 2024 <2404-032503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月24日の戦況 =
 ウクライナ軍が3月23日夜にセバストポリにある黒海艦隊の通信センター、石油貯蔵所を攻撃し、揚陸艦2隻に少なくとも部分的に損傷を与えたと報じられている。
 ロシア軍は2月23日~24日に、ウクライナのエネルギーインフラに対して、主にウクライナ南部と西部を標的に、UAVやミサイルによる攻撃を相次いで行った。
 ロシア軍はドネツク州チャシウ・ヤール郊外に接近していると報じられているが、今後数ヵ月のうちに包囲や占領で入植地を脅かす可能性は低い。
Chasiv Yar の位置 (Google Map)】
 チャシフ・ヤールの掌握は、ロシア軍がそれを達成できれば、限定的ではあるが、少なからぬ戦果をもたらすだろう。
 ISISのAmaq通信が3月23日、3月22日のクロッカス市庁舎襲撃事件に関与した襲撃者の視点から撮影されたとされる映像を公開した。
 ロシア軍は最近、バフムート、アウディーイウカ、ドネツク市付近で前進が確認されたが、3月24日には全戦線で陣地での攻防が続いている。
2024.03.25
 07:32
Reuter 通信

(Yahoo)

ロがウクライナに大規模攻撃、ミサイル1発はポーランド領空を侵犯 <2404-032502>
 ウクライナ当局は西部リビウの重要インフラが24日未明にロシアのミサイル攻撃を受けたことを明らかにした。
 ウクライナによると、ロシアは57発のミサイルとUAVを発射し、首都キーウも攻撃目標となった。 空軍によると、防空システムはミサイル29発のうち18発と攻撃型UAV 28機のうち25機を撃墜した。 キーウの軍当局者は、未明に首都と近郊の上空で防空システムが12機のUAVを破壊したと述べた。 被害は軽微にとどまったという。
 リビウ州のコジツキー知事は重要インフラに攻撃があったとし、極超音速ミサイルKinzhalが使用されたと指摘した。 エネルギー省はリビウ州の重要エネルギー施設への攻撃で設備が炎上し、停電が起きたと発表した。 知事と同じ施設に言及したのかは不明である。
 ポーランドはロシアのCM 1発が一時、領空に入ったとした。 ポーランド軍はリビウ州に発射されたロシアのCMがポーランドの領空を侵犯したと発表した。 軍報道官は、ミサイルがポーランド領空を39秒間飛行し領空に2km入った後、ウクライナ側に戻ったと述べた。
 ポーランド政府はロシアに説明を求めるとした。
2024.03.25
 01:49
JSF

(Yahoo)

ロシア海軍揚陸艦「ヤマル」と「アゾフ」をウクライナ軍が巡航ミサイルで撃破か <2404-032501>
 3月23日~24日の夜、ウクライナ軍がセヴァストポリに対して大規模なミサイル攻撃を仕掛けた。 空襲の最中にロシア側は10発以上を撃墜と主張したが、ウクライナ側はロプーチャ級大型揚陸艦YamalAzovの2隻への攻撃が成功したと主張した他に、黒海艦隊の通信センターと幾つかのインフラ施設を攻撃したとしている。
元となった記事 (Defense of Ukraine)】
2024.03.24
 11:29
Kyiv Independent Ukraine confirms striking 2 large Russian landing ships in occupied Crimea <2404-032407>
 ウクライナ軍は3月24日深夜、占領下のクリミア半島でロシアのロプチャ級揚陸艦YamalAzovの2隻を攻撃したと発表した。 ウクライナ軍によると、この攻撃ではクリミア半島にある黒海艦隊のインフラの一部とロシア軍の通信センターにも命中した。 両艦の破壊の程度はまだ明らかではない。
 ここ数ヵ月、ウクライナは占領下のクリミア半島への攻撃を強めているほか、黒海周辺のロシア軍施設等を攻撃目標にしている。
同艦隊のウェブサイトによると、98名の乗組員を擁するYamalと87名の乗組員を擁するAzovは、ロシア黒海艦隊の第197揚陸旅団に所属し、艦隊の演習や訓練に積極的に使用されている。
2024.03.24
 07:45

(17:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 23 2024 <2404-032406>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月23日の戦況 =
 ロシア当局は、少なくとも133人の民間人を殺害したと報告した3月22日のクロッカス市庁舎コンサート会場襲撃事件に関与した4人の襲撃者と他の7人を逮捕したと主張した。 ISWは、ISISがクロッカス市庁舎襲撃に関与した可能性が非常に高いと評価しているが、クレムリンは証拠もなくすぐにウクライナの関係者をクロッカス市庁舎攻撃に結びつけようとしたが、ウクライナが攻撃に関与したと公式に非難するにはまだ至っていない。
 ロシアの情報筋は、3月22日~23日の夜にサマーラ州にあるロシアの石油精製所に対するUAV攻撃を成功させたとウクライナの関係者を非難した。
 ロシアは、インドへのS-400 2個システムの納入について、S-400システムの生産制限、ウクライナのUAV攻撃からロシアの都市や戦略的企業を守るための防空システムの必要性の高まり、ロシアとインドの関係悪化の報道などにより遅れていると報じられている。
 ロシア軍はアウディーイウカ市とドネツク市付近、西部ザポリージャ州で前進が確認された。
2024.03.23
 22:47
Kyiv Independent Russia claims missile attack on Sevastopol in occupied Crimea <2404-032314>
 セバストポリのロシア傀儡政権代表のラズヴォザエフ氏が3月23日22:40に、3月23日夜のまだ続いている攻撃攻撃でセバストポリ上空で「10発のミサイルが撃墜された」と主張した。 この発表はTelegram Channelで、セバストポリで爆発と煙が上がっているとし住民に避難所にとどまるよう促した。
 Kyiv Independentはこの主張を検証できなかった。 ウクライナ当局は通常、クリミア半島での攻撃とされるものについてコメントしない。
 ラズボザエフ氏は、市内のオフィスビル、5階建ての建物、ガス管、道路、家屋が被害を受けたと述べた。
2024.03.23
 12:10

(22:10 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 22 2024 <2404-032307>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月22日の戦況 =
 ロシア軍が3月21日~22日の夜に、ウクライナの全面侵攻開始以来最大規模で、エネルギーインフラに対するUAVとミサイル複合攻撃を実施した。
 ウクライナのエネルギー施設に対するロシアの攻撃は、ウクライナの防衛産業能力の低下を狙っている可能性があり、ロシア軍はウクライナのSAM足を利用して、ウクライナのエネルギー網を崩壊させようとしている可能性が高い。
 ロシア軍は2024年春まで攻勢を継続し、2024年夏に予定されている攻勢に備えているとみられるが、ロシア軍はウクライナ国内の複数方面で同時に大規模な攻勢作戦を開始するのに苦戦するとみられる。
 ウクライナ軍司令部は前線部隊の部隊交代を優先しているようだが、ウクライナ軍の上級将校が希望しているように、ウクライナ軍が2024年に局地的にでも主導権を握るには、追加の人員を投入する必要がある。
 ロシアの独立系メディアVerstkaが、ロシア軍司令部は兵力を増強すれば、ハリコフ市を包囲する将来の攻撃作戦を実施できるようになると見ていると述べたと報じた。
 イスラム国 (IS) が、3月22日夜にモスクワ郊外のコンサート会場で起きた銃乱射事件と爆破事件の犯行声明を出した。
 ロシア軍は最近、クレミンナ、アウディーイウカ、ドネツク市、ドネツク・ザポリージャ州の州境付近で前進が確認されたが、接触線全体では陣地での攻防が続いている。
2024.03.23
 11:42
乗りもの乗りもの
 ニュース

(Yahoo)

ロシア軍の進撃ペースが鈍化?「激戦地での大損害」が影響か 英国防省が指摘 <2404-032306>
 英国防省が3月21日、ロシア軍がウクライナ東部のドネツク州での作戦に注力しているものの、進撃ペースは直近の数週間で鈍化していると発表した。
 同国防省によると、ロシア軍はドネツク市の北西に占領地を拡大しようとしており、複数の村落で戦闘状態にある可能性が高いが、ロシア軍は僅かな戦果を上げた一方、激戦となったアウディイウカ攻略作戦で多大な損害を被ったため、進撃速度が遅くなっていると指摘している。
 ただ、ウクライナ軍も兵員や軍需品の不足により、陣地を保持する能力が制限されているため、戦況は依然として不安定な状況にあるとの見解も示している。
2024.03.22
 21:34
Kyiv Independnet UK announces more air defense systems, surveillance drones for Ukraine <2404-032215>
 英国国防省が3月22日、新たな偵察UAVと防空システムを提供するウクライナへの軍事支援として、さらに£60M ($75.5M)を発表した。
 英国防省はX (Twitter) への投稿で、「英国が管理するウクライナ国際基金からの新たな£60Mの軍事支援パッケージは、ウクライナ軍を支援するための高度な新しい監視UAVを提供する。 また防空システムを提供するための£20Mも含まれる」と述べた。  現時点では、これ以上の詳細は明らかにされていない。
2024.03.22
 20:18
朝日新聞

(Yahoo)

ハンガリー首相、プーチン氏に再選祝う書簡送付 「協力強化の用意」 <2404-032214>
 ハンガリーのメディアが21日に同国政府の報道官の話をもとに、オルバン首相がロシア大統領選で5選を決めたプーチン大統領に再選を祝う書簡を送ったと報じた。 オルバン首相は書簡のなかで「ハンガリーとロシアの協力は相互尊重に基づいており、困難な地政学的な状況においても重要な議論を可能にする」と表明し「国際法に制限されない分野での協力を強化する用意がある」として、両国の対話の重要性を強調した。
 オルバン首相は、エネルギーで依存関係にあるロシアに融和的な姿勢を取り、2023年10月にプーチン大統領と北京で会談するなど首脳間の関係を維持し、ウクライナへの武器供与を拒否し、即時停戦と和平交渉の開始を求めている。
2024.03.22
 20:02
Reuter 通信

(Yahoo)

ウクライナにポーランドなどが緊急電力供給、ロシアの攻撃受け <2404-032213>
 ウクライナ国営送電企業のUkrenergo社ロシアの攻撃でエネルギーインフラが損傷したため、ポーランド、ルーマニア、スロバキアから緊急支援を受けていると発表した。
 ポーランドの送電会社PSEは22日06:00 GMTから11:00 GMTまでUkrenergoに300MWの電力を供給すると明らかにした。 PSEの広報担当者は「その後の供給はウクライナのニーズとわれわれの能力次第だ」と説明した。
2024.03.22
 17:36
Reuter 通信

(Yahoo)

ロ軍、ウクライナのエネ施設に戦争開始以来最大の攻撃 ダムも被害 <2404-032210>
 ロシア軍が22日、ウクライナのエネルギーインフラに対する戦争開始来最大規模のミサイルやUAV攻撃を仕掛けた。 ウクライナによると、同国最大のダム「ドニプロHES」が被害を受け、各地で少なくとも5人が死亡したほか、7地域の100万人以上が停電に見舞われている。 ウクライナの水力発電公社ウクルヒドロエネルホ社によると、南東部ザポロジエ州にあるドニプロHESが攻撃を受けたが、決壊の恐れはないという。
 ウクライナ空軍によると、ロシアは88発のミサイルと63機のUAVを発射したが、撃墜されたのはそれぞれ37発と55機で、ミサイルに関しては従来より撃墜率が低下しており、撃墜が困難な極超音速BMの使用が拡大している可能性がある。
2024.03.22
 10:30
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ、スペインからレオパルト2戦車を20両追加取得へ 問題は納期 <2404-032207>
 ウクライナはいずれスペインからLeopard 2A4 MBTを追加で取得できる見通しになった。 スペインの防衛ニュースサイトInfo Defensaが20日に報じたところによると、防衛装備の取引を管理するスペイン政府の委員会は、スペイン軍で使用されていたLeopard 2A4のうち20両をウクライナに移転することを承認済みという。
 報道どおりなら、ウクライナがNATOの支援国から取得するLeopard 2A4は合計で74両に増える。 うち40両はすでにウクライナ軍第33独立機械化旅団に配備されている。 第33旅団はウクライナ南部で1年近くにわたり、交代せずに戦闘を続けている。 オランダの
OSINT分析サイトOryxの集計によれば、同旅団のLeopard 2A4はこれまでに少なくとも8両が撃破され、ほか9両が損傷したり、少なくとも一時的に遺棄されたりしている。
 スペインの動きに先立ち、ドイツとオランダはウクライナ向けにLeopard 2A4を新たに14両準備していた。 これらとスペインからの20両を得られれば、第33旅団は戦車大隊の戦力を完全に回復でき、さらに余りが出るため、2個目の戦車大隊の編成も可能かもしれない。
2024.03.22
 09:25
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ側のロシア人義勇兵部隊、越境攻撃継続を表明 <2404-032206>
 ウクライナ側に付いて戦うロシア人義勇兵部隊の連合が21日、ロシアへの大胆な越境攻撃を継続すると宣言した。
 義勇兵部隊は、ロシア西部ベルゴロド、クルスク両州を越境攻撃した後、ウクライナの首都キーウで記者会見を開催し、重武装した戦闘員が戦車で国境を越え、ロシア軍の車両や兵士を攻撃したり、建物を破壊したりする動画を公開し、声明で「われわれの闘争は続いており、間もなく他の都市にも進撃する」と述べた。
 連合に参加するロシア義勇軍団の指導者ニキーチン氏White Rexと呼ばれる民族主義者で、極右勢力やサッカーのフーリガンとのつながりを持つ。
 連合には、穏健保守主義を掲げる自由ロシア軍団も加わっている。 自由ロシア軍団は先月死亡した反体制派指導者ナワリヌイ氏の支持者を勧誘しようとしている。
 最近創設されたシベリア大隊も連合に参加している。 シベリア大隊はシベリア連邦管区の少数民族や急進左派の活動家で構成されている。
2024.03.22
 08:35

(18:35 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 21 2024 <2404-032204>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月21日の戦況 =
 ロシア軍は3月20日~21日に、キーウ市に大規模なミサイル攻撃を実施した。
 ロシア国防省が3月21日、カバンツォフ中将がロシア北方艦隊司令官代行に就任したと発表した。
 Bloombergが3月20日、クレムリンに近いある情報筋が、親ウクライナのロシア軍がベルゴロド州に侵攻したことで、ロシア軍は前線からベルゴロド州に兵力を転用せざるを得なくなったと報じたが、ISWはそのような主張を認めていない
 米国の制裁により、最近カザフスタンの2つの銀行が二次制裁を防ぐためにロシアのMir国家決済システムの使用を禁止したため、ソ連崩壊後の国々の金融セクターに影響を与え続けている。
 最近、全戦線で陣地での攻防が続いているが、3月21日にはロシア軍がバフムート近郊とドニプロ河東岸 (左岸) のヘルソン州での前進が確認された。
2024.03.21
 18:52
Kyiv Indeependent Russia continues to redeploy Black Sea Fleet from Crimea, Ukraine promises ‘new steps’ to target it <2404-032116>
 ウクライナ軍情報部 (HUR) が3月21日に発表したところでは、ロシアは黒海艦隊をクリミア半島から比較的安全なノヴォロシースクに再配置し続けている。
Novorossiysk の位置 (Google Map)】
 国営TVのユソフ報道官は、黒海艦隊司令部のインフラと艦船を本格的に移動されていると述べた。 ノヴォロシースクへの再配備は続いているが、海軍力なしでは占領されたクリミアを完全に離れることはできないと彼は言い、そうでなければそれは退却を意味するだろうと付け加えた。 ロシアは2023年9月22日にセバストポリの司令部をミサイル攻撃するなどのウクライナ軍による攻撃の後、黒海艦隊の再配備を開始した。
 10月1日と3日の衛星画像は、ロシアがフリゲート艦Admiral MakarovAdmiral Essenを含む少なくとも10隻を、セヴァストポリからロシア沿岸に移し、Storm Shadowなどの射程外にあるノヴォロシースクに移動させたことを示している。
 しかし、それ以来、艦隊は黒海で艦船を失い続けており、最近ではウクライナ国産のMagura V5 USVに攻撃された哨戒艦Sergey Kotovが沈没した。
2024.03.21
 17:32
産経新聞

(Yahoo)

ロシア軍、キーウに大規模ミサイル攻撃 ウクライナが全て撃墜 12人負傷 <2404-032113>
 ウクライナ空軍によると、首都キーウに21日早朝、ロシア軍の大規模なミサイル攻撃があったが、ウクライナ空軍は露軍が発射した31発のミサイル全てを撃墜した。 ウクライナ空軍によると、露軍はこの攻撃でIskander-M SRBMとKinzhal空中発射型極超音速CMをそれぞれ1発ずつ使用し、残のり29発は通常の
ALCMだった。
 キーウ市当局は、落下した破片などにより市民12人が負傷したが、死者は出ていないという。 露軍によるキーウへの大規模ミサイル攻撃は約1ヵ月半ぶりとなる。
2024.03.21
 11:00
Forbes

(Yahoo)

フィンランドがウクライナに舟艇供与、ドローンに狙われる渡河部隊を支援 <2404-032108>
 ルーマニアのヨハニス大統領が同国議会に宛てた書簡で、フィンランドがウクライナに供与する舟艇がルーマニア領を通ることを明らかにした。 書簡ではの舟艇移送の支援策を協議している。
 フィンランドが供与する舟艇の数や種類については明らかになっていないが、ウクライナ軍はこれらの舟艇でドニプロ河左岸(東岸)のクリンキ集落に物資を運ぶ補給線を強化する。 クリンキでは2023年10月以来、ウクライナの海兵らが狭い橋頭堡を守っている。
 フィンランド海軍は上陸用舟艇を、排水量32tのJehu型を12隻、排水量14tのJurmo型を38隻(別途17隻を建造中)、排水量10tのUisko型を20隻ほどと、多数保有している。
 数十年前に建造されたUisko型は、新しいJehu型とJurmo型の投入にともないフィンランドで退役しつつあり、Uisko型がウクライナへの供与で最有力候補と見られている。
2024.03.21
 08:30

(18:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 20 2024 <2404-032107>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月20日の戦況 =
 ロシアの金融、経済、軍事に関するいくつかの指標は、ロシアがNATOとの大規模な通常戦争の準備を進めていることを示唆しているが、それは差し迫ったものではないが、一部の西側アナリストが当初想定していたものよりも短い期間で行われる可能性が高い。
 ロシア軍は、ウクライナでの戦争を支援すると同時に、将来のNATOとの大規模な紛争に備えて、ロシアの通常戦力を長期的に拡張するための構造改革を続けている。
 GURは3月20日、サラトフ州のロシア空軍基地に対してUAV攻撃を実施したと報じられており、ロシア国内でのウクライナのUAV攻撃がロシアの軍事資産と経済生産に対して限定的な非対称効果を達成していることがさらに示唆されている。
 モルドバ自治区ガガウジアの親露派の関係者が、2022年のロシアによるウクライナへの全面侵攻に至るまでの数年間、ウクライナに関するロシアのこれまでの主張に沿った主張をしており、モルドバを不安定化させるためのクレムリンのより広範なハイブリッドな取り組みの一環である可能性が高い。
 ロシア軍は3月20日にクレミンナとドネツク市の近くで前進が確認された。
2024.03.21
 04:08
毎日新聞

(Yahoo)

ポーランド外相 ウクライナに西側兵士駐留「公然の秘密」 <2404-032102>
 独DPA通信が20日に報じた取材で、ポーランドのシコルスキ外相が、西側諸国の兵士がウクライナにいることは「公然の秘密」だと述べ、長距離CMの運用に英仏の兵士が従事しているとほのめかしたショルツ独首相の発言を追認した。 DPAによると、シコルスキ外相は「ショルツ首相が言ったように、ウクライナにはすでに大国の軍隊が駐留している」と述べた。
 ウクライナからのTAURUS CMの提供要請を拒んでいるショルツ政権は2月下旬にTAURUSを供与しない理由として「英仏がしているような目標制御などはドイツではできない」と発言し、英国から「ミサイル提供に消極的なことから目をそらすために仕組まれた目に余る情報の乱用だ」と批判を浴びていた。
2024.03.21
 03:55
共同通信

(Yahoo)

ロシア西部州への侵入認める 国防省、残存部隊を壊滅と発表 <2404-032101>
 ロシア国防省が20日、ウクライナ国境にある西部ベルゴロド州南西部のコジンカ村にいたウクライナ側の残存部隊を壊滅させたと発表した。
Kozinka村の位置 (Googlke Mao)】
 プーチン政権と敵対しウクライナ軍と共闘するロシア義勇軍団は19日に、コジンカへの侵入に成功したと主張し、動画も公開していたが、ロシア側はこれまで、西部での越境攻撃の試みを全て撃退したと主張しており、ロシア領内への侵入を認めたことになる。
2024.03.20
 11:24
Ukrinform ロシアはウクライナに対して北朝鮮ミサイルを10回は使用=米国務省 <2404-032006>
 米国務省のチョン・パク北朝鮮担当特別副代表がVOAの取材で、ロシアはウクライナへの攻撃の際に少なくとも10回は北朝鮮製ミサイルを使用したと発言した。
 チョン氏は、米国は過去数年の北朝鮮のロシアとの活動、兵器開発、接近の水準を大いに懸念していると発言した。
2024.03.20
 10:00
Forbes

(Yahoo)

砲弾発射数3倍に回復するウクライナ軍、ロシア軍の損耗加速へ戦術練る <2404-032005>
 チェコ国防省で国防政策と戦略部門を統括するイレシュ氏が2月18日、ミュンヘン安全保障会議で「非西側諸国」で砲弾80万発の備蓄を見つけたと明らかにし、聴衆を驚かせた。 $1.5Bを確保できればチェコがこれらの砲弾を購入し、砲弾の枯渇するウクライナに送ることができるとされていた。 ミュンヘンでの会議から3週間後の3月8日、チェコのパベル大統領は、$1.8Bとされる砲弾調達の財源を18ヵ国からの資金拠出で確保したと発表した。 18か国に米国は含まれない。
 破滅的な事態につながりかねないウクライナ軍の砲弾不足は、米議会のロシアに融和的な共和党議員たちが2023年10月に米国によるウクライナへの追加援助を妨害し始めたことに起因する。
2024.03.20
 07:15

(17:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 19 2024 <2404-032003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月19日の戦況 =
 アルメニア中央銀行は、アルメニアが米国の二次的制裁下に置かれるのを防ぐため、ロシアのMir国家決済システムの使用を禁止すると報じられている。
 モルドバの親露派は、モルドバを不安定化させるためのより広範なクレムリンのハイブリッドの取り組みを支援する努力を続けている。
 ウクライナの欧州の友好国は、ウクライナに軍事支援を提供するための重要な主導権を立ち上げる努力を続けている。
 ロシア軍は、北方艦隊司令官モイセーエフ提督がエフメノフ提督の後任としてロシア海軍の最高司令官代行に就任したことを確認した。
 ロシア軍が3月19日にアウディーイウカ近郊で前進したことが確認された。
2024.03.19 Stars & Sripes uropean Union pushes ahead with a plan to buy weapons for Ukraine with frozen Russian asset profits <2404-031917>
 EUが、凍結されたロシアの資産がもたらす利潤ウクライナのために武器を購入する計画を推し進める。
 3月18日にブリュッセルの欧州理事会で開かれたEU外相会議に出席するEUのボレル外交政策委員長(EUの外相)が24日、ロシアのウクライナ侵略やベラルーシ、中東情勢について協議する。
 EU高官が19日に、欧州で凍結された数十億ユーロのロシア資産から生み出された利潤を、ウクライナへの武器やその他の資金の提供に充てる計画を推し進めていると述べた。
2024.03.19
 23:21
テレ朝 News

(Yahoo)

ロシア・ベルゴロド州で戦闘激化 死傷者増え知事が子どもの集団疎開を指示 <2404-031916>
 ウクライナと国境を接するロシア西部のベルゴロド州では戦闘の激化で、ここ1週間の死傷者が114人に上っていて、州知事が子どもの集団疎開を指示した。 ロシア国防省は攻撃を撃退しているとしているが、州知事によるとこの1週間で民間人16人が死亡し、98人が負傷した。
ベルゴロド州の位置 (Google Map)】
 ウクライナとの国境に近い町では連日、ミサイル警報が鳴り続き、ウクライナ側に付いて戦うロシア人義勇兵の自由ロシア軍団などがロシア側に侵入を試みるなど、地上戦を繰り広げているとみられている。 ロシアの軍事ブロガーは「航空、砲兵、戦車、多くのUAVが関与する本格的な軍事作戦が行われている」としている。
2024.03.19
 10:35

(20:35 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 18 2024 <2404-031906>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月18日の戦況 =
 マクロン仏大統領が最近提案した、西側諸国の軍隊をウクライナに派兵するという提案に対し、プーチン大統領はNATO要員は既にウクライナにいると主張した。
 プーチン大統は、ロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長が、ウクライナ国家としての地位を完全に排除し、ロシア連邦に吸収するという呼びかけに合致する形で、ウクライナの緩衝地帯という考えを改めて強調した。
 プーチン大統領は、3月18日にベルゴロド州への越境襲撃を続ける親ウクライナ義勇軍ロシア国民で構成されていることを認めた
 ロシア外務省報道官が、ウクライナが3月17日に沿ドニエストル軍の基地に対してUAV攻撃を行ったと根拠なく非難した。 親露派の分離独立共和国である沿ドニエストルは、モルドバの不安定化を狙ったクレムリンのハイブリッド作戦の一環である可能性が高い。
 ロシア軍は最近、西部ザポリージャ州でわずかに前進が確認された。
2024.03.18
 18:54
Reuter 通信

(Yahoo)

スイス主催のウクライナ和平会議、中国が参加検討 <2404-031812>
 中国が18日、スイスが計画しているウクライナ和平会議に参加することを検討すると明らかにした。 会議はウクライナ戦争の終結を目指すもので、数ヵ月中の開催が計画されている。
 中国の王駐スイス大使がスイスNeue Zürcher Zeitung紙の取材で明らかにした。
2024.03.18
 09:30
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍、7tの改造自爆ドローンを再び使用 越境インフラ攻撃に投入か <2404-031810>
 ウクライナロシア領内深くの目標の攻撃に使える兵器を見つけ出そうと、冷戦時代の古い兵器の備蓄をさらに探しているようだ。 1970年代にソ連で開発され40年前に退役したTu-141/143偵察UAVをどこかで誰かが見つけたらしい。
 Tu-141やTu-143は簡素で大きくて不格好なUAVながら、使い方次第では有効な攻撃兵器になる。 ウクライナ軍はこれまでも、これらのUAVを攻撃用に改造して使っており、1年ほど前にも使用が確認されていた。
 SNSのユーザーは最近、ウクライナと国境を接するロシア西部ブリャンスク州で撮影されたとされるTu-143の残骸の写真を新たに取り上げている。
 ウクライナ側はこのところ、ウクライナに近いロシア領内の石油施設などのインフラ狙った遠距離攻撃作戦を続けており、このTu-143もそれに用いられたと見られる。
2024.03.18
 07:00

(17:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 17 2024 <2404-031806>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月17日の戦況 =
 マクロン仏大統領が、ウクライナと欧州の安全を確保するために欧州諸国がウクライナのロシアに対する勝利を支援し続ける必要性を強調した。
 ウクライナ国家保安庁 (SBU)、特殊部隊 (SOF)、無人システム部隊が3月16日~17日に、クラスノダール地方にあるロシアの石油精製所に対するUAV攻撃を成功させたと報じられている。
 モルドバを内部から不安定化させることを目的としたロシアのハイブリッド作戦が進行中とされる中、モルドバの親露分離共和国である沿ドニエストルの軍事基地に対し、誰かが3月17日にUAVを発射した。
 ベルゴロド州への越境襲撃が続く中、ロシア人の親ウクライナ義勇軍がベルゴロド州国境地帯のロシア行政庁舎を占拠したと報じられている。
 ロシア国防省が、黒海艦隊をウクライナの攻撃から守る一環として黒海艦隊司令官を交代させた可能性がある。
 ロシア軍はアウディーイウカとドネツク市の近くで前進が確認された。
2024.03.18
 00:15
Kyiv Independent Ukraine war latest: 12 Russian oil refineries reportedly hit in recent attacks by Ukraine <2404-031801>
 3月17日の主な出来事。
・メディア: ウクライナによる最近の攻撃でロシアの製油所12社の攻撃に成功
・プーチンがロシアの不正選挙に「勝利」したと暫定結果を示した。
UAVがロシアが支配下に入れている沿ドニエストルの軍事基地を攻撃したと報じられている。
・クバンの住民は、町で爆発音を聞き、地元の工場が燃えていると報告した。
 情報筋がUkrainska Pravdaにウクライナ保安庁 (SBU) のUAVがロシアの石油精製所12ヵ所への攻撃に成功したと語った。 ロシアのTelegram News Channel Bazaによると、スラビャンスク・ナ、レニングラード州の製油所を攻撃した。
 ロシアのメディアは、火災はウクライナのUAV攻撃によって引き起こされた可能性が高いと報じた。 地元住民はニュースチャンネルのオストロジュノに、5機以上のUAVが施設を攻撃したと語った。
 ここ数週間、ウクライナ軍はロシアの石油産業に損害を与えることを目的とした一連のドローン攻撃を開始した。ウクライナは、サマーラ州、リャザン州、カルーガ州、ニジニ・ノヴゴロド州 Bloombergが3月14日に、攻撃された施設ロシアの石油処理能力の約12%を占めていると報じた。
2024.03.17
 15:08
Ukrinform ロシア志願兵部隊「シベリア大隊」、露ベルゴロド近郊ゴルコフスキーに進軍 <2404-031706>
 ロシア国民の志願兵で構成され、ロシア政権との対決を宣言しているシベリア大隊がTelegram Channelで、チェチェン・イチケリヤ志願兵と共に、17日朝にロシア領近郊のゴリコフスキーに前進し、自治体の行政庁舎を占拠したと発表した。
Belgorodo の位置Gorkovskii の位置 (Google Map)】
 発表には、「ロシア解放戦力部隊は、チェチェン・イチケリヤ共和国の志願兵たちと共に、ロシア領ゴリコフスキーへ進入し、自治体行政庁舎を占拠した」と書かれている。
【註】
 チェチェン・イチケリヤ共和国とはチェチェン分離独立派による国際的に未承認の国家または武装勢力で、ロシアに対して二度のチェチェン紛争で武力抵抗を行ない、2022年からのロシア連邦軍によるウクライナ侵攻ではウクライナのゼレンスキー政権側で戦っている。
2024.03.17
 07:20

(17:20 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 16 2024 <2404-031701>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月16日の戦況 =
 ウクライナ国家保安庁 (SBU) が3月16日、サマーラ州にあるロシアの製油所3ヵ所に対してUAV攻撃を成功させたと報じられている。
 ロシア人の親ウクライナ派義勇兵は、ベルゴロド州とクルスク州への限定的な越境襲撃を続けている。
 ロシア当局はプーチン大統領の「個人銀行家」とされるコワルチュク親子をロシア大統領府内の役職に任命した。
 G7が3月15日、イランに対し、BMや関連技術をロシアに移転しないよう警告する共同声明を発表した。
 ロシア軍はアウディーイウカ近郊とドネツク州とザポリージャ州の州境地帯での前進が確認された。
2024.03.16
 10:50

(20:50 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 15 2024 <2404-031609>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月15日の戦況 =
 十分な装備を誇ったウクライナ軍は、ロシア軍の大規模な攻勢でロシア軍がわずかな前進をも阻止できることを示しており、物資不足が和らげば、ウクライナが前線をさらに安定させ、今夏に報じられているロシアの攻勢を撃退する準備をできることを疑う理由はない。
 今後数ヵ月でロシア軍が大きな戦果を得る恐れがあるが、ロシア軍が今春の攻撃でも同様な戦果を得る恐れがないわけではない。
 ウクライナの防空システムとミサイルの不足は、迅速に対処しなければ今後数週間のうちに、後方と前線の両方でロシアの攻撃に対するウクライナの防御能力を大幅に低下させる可能性が高い。
 欧州の高官は、ウクライナでのロシアの勝利は、ロシアがNATOの安全保障に戦略的脅威をもたらすことになると強調した。
 ロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長はラトビアの主権に疑問を呈し、メドベージェフの「和平方式」の下でウクライナの完全殲滅とウクライナのロシアへの吸収を呼びかけたことを受けて、ラトビアのリンケヴィッチ大統領を脅した。
 マクロン仏大統領は3月15日、西側諸国の軍隊をウクライナに派兵する可能性を排除していないが、現在の状況ではそれを必要としていないと述べた。
 プーチン大統領は3月15日、ウクライナ領土からロシア国境地域への限定的な襲撃の継続を否定した。
 ウクライナ軍はカルーガ州にあるロシアの製油所に対しUAV攻撃を行ったが、最近のウクライナによるロシア製油所への攻撃はロシア国内の石油価格の高騰を引き起こしたと報じられている。
 3月15日のロシア大統領選挙の投票初日を妨害する試みを、数人のロシア人が限定的に行なった。
 ロシア軍は最近クピャンスクとアウディーイウカ付近、西部ザポリージャ州での前進が確認された。
2024.03.16
 06:53
時事通信

(Yahoo)

ウクライナ支援で結束演出 武器供与へ協力確認 独仏ポーランド <2404-031604>
 ショルツ独首相が15日、ベルリンを訪れたマクロン仏大統領、ポーランドのトゥスク首相とロシアの侵攻を受けるウクライナ支援について協議し、武器供与やウクライナ軍需産業の強化に向けて協力する姿勢を打ち出した。
 ショルツ首相は会談後の共同記者発表で、「共通の目標はウクライナが効果的に自衛できるようにすることだ」と強調したが、これまで拒んできた射程500kmのTaurus供与の有無には触れなかった
2024.03.16
 01:47
Kyiv Independent EU to transfer 4.5 billion euros to Ukraine <2404-031602>
 EUで予算・行政を担当するハーン欧州委員が3月15日にX(Twitter)で、ウクライナは来週、4年間にわたるUkraine Facility計画Sを通じて、EUから€4.5B ($4.9B) を受け取ると発表した。
 ハーン委員は「われわれはウクライナを支持し、これによってわれわれの安全保障にも投資する。 これは大金だがウクライナ国民がヨーロッパのために払った犠牲に比べれば何でもない」と述べた。
 ウクライナは今後数ヵ月でさらに€1.5B ($1.6B) を受領する。
 EU理事会は2月28日、ウクライナに計上された€50B ($54B) の融資と多額の支援パッケージにゴーサインを出し、Ukraine Facility計画の正式採用を決めた。
2024.03.15
 23:18
Kyiv Independent SBU has repelled almost 10,000 cyberattacks since 2022 <2404-031519>
 ウクライナ情報機関の保安局 (SBU) のサイバー責任者が3月15日の放送で、2022年に全面戦争が勃発して以来、約1万件のサイバ攻撃を撃退しており、毎日さらに多くの攻撃が発生していると述べた。
 サイバー攻撃は、ロシアとウクライナの双方が採用する戦術行動としてますます一般的になっている。
 2021年にウクライナで記録されたサイバ攻撃はわずか1,400件だったのに、2023年に2022年とほぼ同程度の約4,500件のサイバ攻撃を受けている。
2024.03.15
 16:52
Ukrinform 日本との安保協定は近く締結される=ウクライナ大統領府副長官 <2404-031515>
 ウクライナのジョウクヴァ大統領府副長官が15日、ウクライナと日本の間の二国間安全保障協定近い将来締結されるとし、それは「かなり強力なもの」となるだろうと発言した。
 外政を担当するジョウクヴァ大統領府副長官が外政シンクタンク「新欧州センター」が主催した第4回ウクライナ日本フォーラム「特別グローバル・パートナーシップ ロシア戦争の文脈におけるウクライナと日本」でのスピーチで発言した。
 ジョウクヴァ副長官は、「2023年に日本との間で二国間協議を複数回行ったが、日本側との間で協議過程を公開しないことで合意していると発言した。
2024.03.15
 10:15

(20:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 14 2024 <2404-031508>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月14日の戦況 =
 ロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長が、ウクライナ国家の完全殲滅と、彼が婉曲的に「和平の公式」と呼ぶロシア連邦への併合を呼びかけた。
 ウクライナ軍総司令官のシルスキー大将は3月14日、前線に長期にわたって配置されてきた一部のウクライナ部隊が配置転換を開始したと述べた。
 ロシア軍は現在、進行中のロシアの攻勢速度を維持し、戦闘を激化させるため、ウクライナ東部での戦闘に予備部隊を投入している可能性がある。
 しかし、ロシアが大きな戦果を挙げることができるかどうかは、依然として西側のウクライナ支援の水準に依存しており、西側の安全保障支援の遅れが続くと、ロシアが作戦で大きな戦果を得る可能性が高まるだろう。
 ウクライナ領土からロシア国境地域への襲撃が続けば、ロシアは風評被害と資源コストのどちらを支払うかの選択を迫られる可能性が高い。
 ロシア軍は戦域全体で陣地攻防が続く中、3月14日にアウディーイウカ西部とザポリージャ州西部に前進した。
2024.03.15
 07:02
時事通信

(Yahoo)

ロシア勝利なら「欧州の信用ゼロ」 ウクライナ侵攻 マクロン仏大統領 <<2404-031507>
 マクロン仏大統領がTV取材に対して14日、ロシアが侵攻を続けるウクライナに勝利すれば、「われわれにもう安全はない。 欧州の信用はゼロになる」と述べ、ウクライナ軍の劣勢が伝えられる現状への強い危機感を表明した。
2024.03.15
 04:26
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ戦争の結末、今春から夏にかけて決まる= EU外相 <2404-031505>
 EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表が14日にワシントンでの会合後に記者団に、ウクライナ戦争の結末今春から夏にかけて決まるとの見方を示し、新たな支援を早急に確保する必要があると訴えた。
 ボレル上級代表は「今後数ヵ月が決定的になる。 専門家の多くが今夏にロシアの大規模な攻撃を予想しており、ウクライナは11月の米大統領選の結果まで待つことはできない」とし、ウクライナ支援に向けた欧州の取り組みについて「スピードを上げ、支援を拡大しなければならない。 だから防衛産業の能力を高めている」とし、米国にも同じことが言えると指摘した。
2024.03.15
 02:14
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO加盟国、ウクライナ支援に「政治決断」を=事務総長 <2404-031503>
 ストルテンベルグNATO事務総長が14日、NATO加盟国はロシアの侵攻を受けているウクライナに対する支援を行うための経済力を持っているにもかかわらず十分なことを行っていないとし、各国に対し「政治的決断」を呼びかけた。
2024.03.15
 00:45
Kyiv Independent Stoltenberg: Russia has lost over 350,000 troops in Ukraine <2404-031502>
 ストルテンベルグNATO事務総長が3月14日の記者会見で、「ロシアはわずかな戦果のために非常に高い代償を払っている」と語った。 ロシアは全面侵攻が開始以来、ウクライナで350,000名以上の兵士を失ったと述べた。
ストルテンベルグ氏の推計は、死傷したロシア兵の総数を指しており、これまでの戦争で315,000名以上のロシア兵が死傷したと主張する米当局者の推計と一致している。  ロシアの死傷者数の推定値は大きく異なり、ウクライナ参謀本部によると、3月14日現在ロシアはウクライナで427,840人を失ったとしている。
2024.03.15
 00:28
Kyiv Independent Ukraine war latest: Ukrainian units begin rotation after fighting 'for a long time,' Syrskyi says <2404-031501>
3月14日の主な動向:
 ・ウクライナ軍総司令官のシルスキー大将が「長い間」戦ってきた部隊の配置転換を開始したと述べた。
 ・ウクライナ軍が、ロシア軍偵察部隊がドニプロ河を渡河しようとしたが失敗し撤退を余儀なくされたと述べた。
 ・ロシア軍がザポリージャ、ドネツク地区への攻撃を強化している。
 ・ロシアは、反プーチン民兵の襲撃が続く中、ベルゴロド州クルスクで戦闘が行われた。
 ・ブルガリアが、ウクライナ待望の
APCウクライナに向かったことを確認した。
2024.03.14
 23:15
Kyiv Independent Le Monde: France examining idea of sending troops to Ukraine since June 2023 <2404-031420>
 マクロン仏大統領が2月26日に、西側諸国のウクライナ派兵は「排除できない」と発言し、米国や欧州の同盟国、ストルテンベルグNATO事務総長は声明から距離を置くことになったが、Le Monde紙が3月14日に、フランス当局は2023年6月以降、ウクライナ派兵を極秘裏に検討していたと報じた。
 Le Monde紙によると、マクロン大統領の発表即興ではなく、戦略的メッセージだったという。 それにもかかわらずショルツ独首相とバイデン大統米領は「マクロン大統領の言葉遣いに唖然とした」と報じられている。
2024.03.14
 22:09
Kyiv Independent Bulgaria confirms long-awaited armored personnel carriers headed to Ukraine <2404-031419>
 ブルガリアのタガレフ国防相が3月14日、、数ヵ月の遅れの後、100両のブルガリア
APCが鉄道でウクライナに向かっていることを確認した。
 タガレフ国防相は当初、2月2日にAPCがウクライナに向かう途中であると述べていたが、ブルガリア国防省がNATOに輸送費用の負担を求めていたため、引き渡しが遅れたという報道が2月20日に流れた。
 ブルガリア議会は2023年12月8日に装甲車と武器、補用部品の無償提供を含む、ウクライナへの軍事支援の2つのトランシェを承認していた。
2024.03.14
 22:04
Kyiv Independent Rheinmetall plans to open at least 4 plants in Ukraine <2404-031418>
 AFP通信が3月14日に報、Rheinmetall社が砲弾、軍用車両、火薬、対空兵器を生産する工場をウクライナに少なくとも4ヵ所設立する計画だと報じた。
 これは、弾薬不足と米国からの供給の減少の中で、ウクライナの防衛生産を後押しする可能性がある。
 AFP通信によると、Rheinmetall社のCEOであるパペルガー氏が、同社の2023年業績のプレゼンテーションで、「ウクライナは現在、当社にとって重要なパートナーであり、年間€2B~€3B ($2.18B~$3.27B)の可能性があると見ている」と述べた。
2024.03.14
 21:04
Kyiv Independent Anti-Kremlin militias warn of new attacks, again call on civilians to evacuate <2404-031417>
 反プーチンの戦闘員が3月12日にロシアのベルゴロド州とクルスク州越境侵攻を開始し、複数の集落でロシア軍と衝突したとされている。
 ロシア自由軍団シベリア大隊ロシア義勇軍団はこの夜にTelegram Channnelで声明を発表し、3月14日21:00から3月15日07:00まで回廊を維持することを保証した。
2024.03.14
 19:48
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナがロシア各地に2日連続の無人機攻撃…製油所で大規模火災、エネルギー施設狙ったか <2404-031416>
 Reuters通信によると、ウクライナ軍が13日にロシア各地に2日連続の大規模なUAV攻撃を行った。 露西部リャザン州と南部ロストフ州の製油所で一時火災が発生し、施設の稼働が停止した。 ロシア経済を支えるエネルギー施設を集中的に狙ったとみられる。
 12日のUAV攻撃では露西部ニジニーノブゴロド州の石油大手ルクオイルの製油所でも大規模な火災が発生した。 Bloomberg通信によると、攻撃を受けた製油所3ヵ所の石油精製能力は、ロシア全体の12%を占める。
2024.03.14
 09:45

(19:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 13 2024 <2404-031407>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月13日の戦況 =
 ロシア軍アウディーイウカ西部に前進する速度は最近鈍化しているが、ロシア軍は同地域での攻撃を好きなタイミングで強化する能力を保持している可能性が高い。
 ウクライナは、3月12日~13日に、ロシア国内のエネルギーインフラと軍事施設に対して大規模なUAV攻撃を行いった。
 親露派モルドバ自治区のガガウジアのエフゲニア・グツル知事が3月13日、ロシア国内のロシア当局者との最近の会談が、ガガウジアとロシアの経済関係の深化につながり、ロシアはモルドバを不安定化させ、モルドバのEU加盟を阻止する取り組みの一環として、これを利用することを望んでいる可能性が高い。
 ロシア情報筋によると、ロシア軍は3月12日夜と13日朝にベルゴロド州とクルスク州で、親ウクライナ派ロシア義勇軍団 (RDK)、ロシア自由軍団 (LSR)、シベリア大隊による限定的な越境侵攻を撃退した。
 ロシア軍が3月13日に全戦線で陣地での攻防を続け、アウディーイウカ近郊での前進が確認された。
 ロシア当局は大統領選挙を前に、動員された兵士の妻や母親の抗議行動を監視する取り組みを続けている。
2024.03.14
 07:27
Reuters 通信

(Yahoo)

EU、ウクライナへの軍事支援提供で合意 50億ユーロ <2404-031404>
 EU加盟国が13日、紛争予防や平和維持能力の向上をめざす基金
EPFの見直しの一環として、ウクライナへの軍事支援に€5B ($5.48B) を提供することに合意した。
 EU加盟27ヵ国大使が数ヵ月にわたる協議の末、EPFの見直しを巡り合意したもので、EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表は合意を受け「EUがウクライナを支援するというメッセージは明確だ」と短文投稿サイトのX (Twitter) に投稿した。
 ウクライナのクレバ外相は「共通の勝利の達成に向けた欧州の団結と決意が示された」とし、「EU外務理事会で最終的に決定されることを期待している」と述べた。
2024.03.13
 13:22
Reuters 通信

(Yahoo)

EU のロシア凍結資産、27年までに150億─200億ユーロの利益発生へ <2404-031315>
 EU高官が、ロシアのウクライナ侵攻後にEU内で凍結された資産について、世界的な金利動向にもよるが、2027年までに税引き後で€15B~€20Bの利益が発生する可能性が高いと述べた。
 利益の一部と税収はEUから定期的にウクライナに送金される可能性が高いが、ロシアの報復で国際金融システムが不安定になる恐れがあり、資金の一部は予備費として西側諸国で保管する。
 西側諸国で凍結されているロシア資産の約70%はベルギーの証券集中保管機関Euroclearで保管されているが、Euroclearにはロシア中央銀行が保有する各種証券やキャッシュが€190B相当保管されている。
2024.03.13
 13:09
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、2夜連続でロシア各地にドローン攻撃=知事 <2404-031314>
 ロシアの複数州の知事が13日、ウクライナが2夜連続でロシアの複数の州をUAVで攻撃したことを明らかにした。  ウクライナと国境を接するベルゴロド州ではグブキン町で複数の家屋が損傷し、ガス供給ラインが損傷していくつかの村で停電が起きた。 同州のグラトコフ知事はSNSを通じ、ウクライナが発射した4機のUAVが上空で破壊され、落下した破片で被害が出たと説明した。
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 また、シェベキノ町ではウクライナ軍の攻撃で男性1人が負傷し、同町と近隣の村の送電線が損傷したという。
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 同じくウクライナと国境を接するクルスク州のスタロボイト知事は、ウクライナが発射したUAV 4機を防空システムが破壊したと明らかにした。
 ロシア南部のボロネジ州知事によると、ウクライナのUAV攻撃を撃退するために防空システムが数回作動したが、攻撃による「民間施設への影響」はなかった。
Voronezh州の位置 Google Map)】
 ロシア国防省によると、ウクライナは12日にロシア各地を少なくとも25機のUAVとロケット、ミサイルで攻撃し、大規模な製油所で火災が発生した。
2024.03.13
 10:00

(20:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 12 2024 <2404-031309>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月12日の戦況 =
 ロシア人で組織された親ウクライナ派ロシア義勇軍団 (RDK)、ロシア自由軍団 (LSR)、シベリア大隊が3月12日朝、ベルゴロド州とクルスク州への限定的な越境侵攻を実施した。
 New York Times紙が、ロシア軍とウクライナ軍の電子戦能力の長所と短所が異なると報じた。
 サリバン米国家安全保障問題担当大統領補佐官が3月12日、ウクライナに対する$300M相当の緊急軍事支援パッケージを発表した。
 プーチン政権は国際法に反して、NATO加盟国や旧ソ連諸国の当局者に対して、ロシアの裁判所が管轄権を持たない自国の領土内でとられた行動に対して、ロシア連邦法を執行する権利を主張し続けており、これらの国々の主権を事実上否定している。
 アルメニアのパシニャン大統領は、アルメニアがロシアの安全保障関係から距離を置き続けているため、CSTOがアルメニアの一定の期待に応えられない場合、アルメニアはロシア主導の集団安全保障条約機構 (CSTO) を離脱すると述べた。
 ロシア軍はバフムート、アウディーイウカ、ドネツク市付近で前進が確認され、3月12日には全戦線で陣地での攻防を続けている。
 プーチン政権は増税を検討していると報じられており、ウクライナでの戦争に資金を供給するための連邦予算収入を増やす取り組みの一環として行われる可能性が高い。
2024.03.13
 05:17
TBS News

(Yahoo)

“資金枯渇”のバイデン政権が“弾薬不足”のウクライナに3か月ぶりの武器支援を発表 契約を見直し資金確保 <2404-031303>
 バイデン政権が弾薬不足に直面するウクライナへ3ヵ月ぶりに$300Mの武器供与を発表した。 支援予算は枯渇したままだが、これまでの支援の契約を見直し資金を確保したとしている。
 バイデン政権が新たに発表したのは日本円で440億円規模で、HIMARS用の弾薬などが含まれる。
 サリバン大統領補佐官は「今回の支援でウクライナが攻撃を続けられるのはわずかな期間だけだ」と強調し、議会に対して追加支援に必要な法案を速やかに可決するよう改めて訴えた。
2024.03.13
 04:39
Bloomberg

(Yahoo)

ウクライナがドローン波状攻撃、製油所炎上-ロシア反政府部隊も侵入 <2404-031302>
 ウクライナがロシアの製油所などにUAVによる波状攻撃を仕掛けた。 また、プーチン大統領に戦禍をもたらすことを決意する反政府部隊が国境を越えてロシア領内入りし、激しい戦闘が起きていると報告された。
 ロシア国防省はTelegramで、12日未明にモスクワを含む7ヵ所の地方でウクライナのUAV計25機を防空システムが撃墜したと発表した。 地方当局がTelegramで発表したところによると、同日のそれ以降もいくつかの地方で攻撃は続いている。
 ロシア石油大手Lukoil社は同日、ニジニーノブゴロド州に保有するノルシ製油所で事件があり、操業を停止したと説明した。 この発表の直前、同州のニキーチン知事がTelegramで、ノルシ製油所がUAV攻撃を受けて炎上したと明らかにしていた。 サンクトペテルブルクからあまり離れていないスルグトネフテガスのキリシ製油所の付近にも攻撃があったが、製油所自体に損傷は生じていないという。
 これとは別にロシア国防省と連邦保安局 (FSB) は、ウクライナからロシアのベルゴロド州とクルスク州に武装集団が侵入しようとしたが、戦車や砲撃、戦闘機で応戦し、撃退したと発表した。
 ロシア側は「ウクライナのテロ集団」が戦車や装甲車両でベルゴロド州を攻撃したと非難し、武装集団の最大60人を殺害したと主張した。 クルスク州では「破壊工作・偵察集団」が4回攻撃を仕掛けてきたが、「甚大な損失」を負わせて撃退したという。 SNSによると、「ロシア志願兵部隊」「シベリア大隊」「自由ロシア軍」を名乗る3つのロシア反政府部隊が越境攻撃を行ったと主張した。 3部隊はウクライナ側に立って戦い、戦争をロシア領内に拡大させてプーチン体制を打倒すると宣言している。
2024.03.13
 00:25
Reuters 通信 反プーチン武装集団がウクライナから越境攻撃、ロシアは撃退主張 <2404-031301>
 反プーチン政権の武装集団「自由ロシア軍」が12日、ウクライナからロシア西部に向けて戦車で越境攻撃を行ったと発表した。
 ウクライナ側は自由ロシア軍は単独で行動していると発表したが、ロシア大統領選挙を数日後に控えた攻撃はウクライナが支援していると広くみられている。 自由ロシア軍の広報担当者は「これは作戦の初日に過ぎない」とし、3月17日のロシア大統領選挙を控え「最も興味深いことはまだこれからだ」と述べた。
 自由ロシア軍によると、ウクライナと国境を接するロシアのクルスク地方のテトキノ村を完全に掌握したほか、ロシアのAPCを破壊した。 今回の攻撃はプーチン政権を敵視する武装集団「ロシア義勇軍団」やプーチン政権の打倒を目指して祖国を離れたロシア人志願兵を中心とする「シベリア部隊」と共に行われたという。
 バラノフスキー氏は、今回の攻撃によってロシアはクルスク地方を防衛するために予備兵力を投入せざるを得なくなり、ウクライナ東部のウクライナ軍に対するロシアの攻撃が緩和される可能性があると述べた。
 一方、ロシア国防省は、今回の攻撃を撃退し退却させたと発表した。
2024.03.12
 18:38
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、ロシア各地をドローン攻撃 大規模製油所で火災 <2404-031225>
 ロシア国防省によると、ウクライナは12日にロシア各地を少なくとも25機のUAVや9発のミサイルで攻撃し、ロシア当局者によると大規模な製油所で火災が発生している。 ロシア国防省は、モスクワ、レニングラード、ベルゴロド、クルスク、ブリャンスク、トゥーラ、オリョールなどの上空でウクライナのUAV 25機を撃墜したと発表した。
 ロシア当局者によると、石油大手Lukoil社のNorsi製油所で火災が発生するなど、エネルギ施設が攻撃を受けた。 Norsi製油所は国内のガソリンの11%を生産している。
 またロシアで2番目に大きい製油所があるキリシの郊外でもUAVが撃墜された。
2024.03.12
 17:00
CNN

(Yahoo)

ロシア軍の新たな滑空爆弾、前線のウクライナ軍に多大な被害もたらす <2404-031222>
 ロシア軍が、ウクライナ軍の防衛を破壊し、前線の均衡を崩す強力な空中からの爆弾を使い始めた。 ソ連時代の基本的な兵器を幅15mのクレーターを生み出す滑空爆弾に改造することでそれを実現している。 爆弾はFAB-1500で重さは1.5t、その約半分が爆薬だ。 ウクライナの防空網の大部分にとって圏外である60~70kmの距離から戦闘機によって上空から投下される。
 FAB-1500は、ロシアがウクライナでどのように戦争を戦っているかを示す新たな事例であり、領土を奪う前に大規模な破壊を引き起こしている。
 ドネツク州の前線にいるウクライナ軍第46空中機動旅団の兵士がCNNの取材に答え、以前は砲撃だけだったが、現在はFAB-1500を使い始めたと語っていた。
2024.03.12
 15:21
Kyiv Post ‘Russian Advance Has Been Halted’ – War in Ukraine Update for March 12 <2404-031221>
 ゼレンスキー大統領が12日、ロシアの西進が止まったと述べた。
 国営メディアのUkrinformが11日に報じた動画では、ロシア軍の指揮所として使われているタンカーがウクライナのUAVによって破壊される様子が映っている。
 ウクライナ空軍司令官のオレシュチュク大将が「敵の指揮所に対する戦闘を成功させたパイロットに感謝する」とTelegramに投稿した。
 ウクライナ軍は、攻撃の時刻や場所、目標船について、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
2024.03.12
 14:33
Ukrinform ロシア自由軍団、露クルスク州チョトキノのコントロール獲得を報告 <2404-031220>
 ロシア国民の志願兵からなるロシア自由軍団がTelegram Channelで、ウクライナ側で戦うロシア自由軍団が12日、ロシア領を前進した際にウクライナ領と隣接する人工4,000人のクルスク州チョトキノを確保したと発表したと報じた。
 発表には、「クルスク州チョトキノは、ロシア解放戦力の完全な統制下にあり、プーチン軍は町を素早く去って陣地を後にし、重火器を放り出している」と書かれている。
2024.03.12
 11:58
Ukrinform NATO加盟国の軍人がウクライナで支援活動を行うことは国際ルールに違反しない=チェコ大統領 <2404-031218>
 欧州ニュースサイトのEuractivが、チェコTVビ局への取材時の発言として、パヴェル大統領NATO加盟国軍人がウクライナ国内で支援活動を行ったとしても、それが国際ルールに違反することはないと主張したと報じた。
 パヴェル大統領は、NATO軍が直接ウクライナ領で支援活動を行うことはどんな国際ルールにも違反せず、それは実施可能だと発言した。
2024.03.12
 11:26
Kyiv Post Infiltrate Inside Russia With Tanks, Claiming to Have Captured One Village <2404-031217>
 ロシア自由軍団が13:24に公式Telegram Channelを通じて、クルスク州のティオトキノ村が反クレムリン志願兵の支配下に置かれたと報じられたと発表した。 声明には「プーチン軍は陣地を放棄し、重装備を残して村から素早く脱出する」と書かれている。
Tyotkino の位置 Google Map)】
 ウクライナとロシアは毎日、互いの国境地域をUAVで攻撃しているが、ロシア国民がウクライナから侵攻はまれである。
 この作戦に参加するのは、ロシア自由軍団 (LSR)、ロシア義勇軍団 (RDK)、およびシベリア大隊に所属する志願兵で、ロシア自由軍団はSNSを通じてクルスク州にあるティオトキノ村でロシアの装甲軍用車両を破壊したと主張した。
 シベリア大隊と呼ばれる別の一群はSNSで「約束通り、我々はロシアの地に自由と正義をもたらす」と述べた。 ロシア自由軍団の代表はKyiv Postへのコメントで、現在ロシアの領土で戦闘が行われていることを認めた。
2024.03.12
 10:07
産経新聞

(Yahoo)

露義勇兵組織、ロシアに越境攻撃 集落2カ所制圧と報告 露国防省は完全否定 <2404-031215>
 プーチン露政権の打倒を掲げてウクライナ側で参戦している複数のロシア人義勇兵組織が12日、ウクライナ国境と接する露西部クルスク州とベルゴロド州に越境攻撃を行い、クルスク州の集落チョトキノを制圧したとSNSで報告し、チョトキノから露軍兵が敗走する様子を撮影したとする動画も公開した。
 義勇兵の取りまとめ役とされる元露下院議員のポノマリョフ氏も12日に、義勇兵組織がベルゴロド州の集落ロゾバヤ・ルドカを制圧したとSNSで報告した。
 一方、露国防省は同日、両州でウクライナ側のテロ部隊が越境攻撃を試みたものの露軍が全て撃退し、越境を許さなかったと主張し。 テロ部隊が234人の人員やブラッドレー米国製IFV 3両などを喪失したとも主張した。
2024.03.12
 09:51
Reuters 通信

(Yahoo)

前線「過去3カ月よりずっと良い」、ロの進軍停止=ゼレンスキー氏 <2404-031214>
 ウクライナのゼレンスキー大統領がフランスのBFM TVの取材で11日、侵攻を続けるロシアとの戦闘について、前線の状況が過去3ヵ月に比べずっと良くなっていると述べ、先月の東部アブデーフカ掌握後はロシア軍の前進が止まっているとした。 ロシア軍機に非常に効率的に対抗し、東部の状況を立て直してロシア軍の進軍を食い止めたと説明した。
 大統領はまた、武器が不足しているが戦略的配置が改善したと語った。 ただ新たな兵器の供給がなければ状況は再び変化するとの認識を示した。
2024.03.12
 08:59
Bloomberg

(Yahoo)

ロシアに「勢いシフトしつつある」、ウクライナ侵攻-米情報機関 <2404-031211>
 11日に開かれた米上院情報特別委員会の公聴会で、情報機関トップらがウクライナ情勢について、情勢の行き詰まりによってロシアに「勢いがシフトしつつある」と指摘した。 「この行き詰まりは、戦略面でのロシアの軍事的優位につながっており、ロシアに有利な方向に勢いがますますシフトしつつある」とした。
 米国が直面する主要な「世界的脅威」に関して年1回のプレゼンテーションを行ったもので、ロシアは2023年終盤以降、継続的かつ漸進的に戦果を上げており、ウクライナに対する米国と同盟国からの今後の軍事支援に関する不確実性が恩恵になっているとの見解を示した。
 中央情報局 (CIA) のバーンズ長官は「ウクライナ人は勇気と不屈さを失いつつあるのではない。 彼らは弾薬を切らしつつあり、われわれは彼らを助けるための時間切れになりつつある」と証言した。
2024.03.12
 08:15

(18:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 11 2024 <2404-031109>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月11日の戦況 =
 ウクライナ軍の情報担当者は、ISWの以前の評価と一致するロシアの兵力生成と防衛産業能力を評価した。
 ロシアの防衛生産能力の増強は、労働力不足、武器等の備蓄の減少、制裁により入手できなくなった軍用品や軍民両用品を完全に補えないことなど、中長期的には持続可能ではない可能性がある。  北朝鮮の兵器のロシアへの海上輸送は、2024年2月中旬以来の一時停止していたが再開されたようである。
 ウクライナ軍筋は、ロシア軍がザポリージャ方面で化学物質を充填した手榴弾の使用を増やしており、化学兵器禁止条約に違反する可能性があると指摘した。
 モルドバ外務省は、ロシアがロシアの大統領選挙中に親露派モルドバ分離地域の沿ドニエストルで投票所を開設するという主張に対して、駐モルドバのヴァスネツォフ露大使を召喚した。
 ロシア、中国、イラン海軍が3月11日~15日に、オマーン湾で合同海上安全保障演習を実施する。
 ロシア外務省が、西側諸国がアルメニアを対露攻撃の道具として利用する意向だと主張し、ロシアとの安全保障関係から距離を置こうとするアルメニアの取り組みを批判する情報操作を著しく拡張している。
 プーチン大統領が3月11日、大統領選挙に先立ちロシア当局が「外国の代理人」とみなす行為者をさらに制限し、ロシアの情報空間の支配を強化することを可能にする法案に署名した。
 フランスは、西側諸国の軍人をウクライナに派遣する可能性に前向きな国々の連合を構築する用意があると報じられている。
 ロシア軍がクレミンナ、バフムート、ドネツク市付近での前進が確認された。
2024.03.12
 03:36
毎日新聞

(Yahoo)

トランプ氏はウクライナに「一銭も払わない」 ハンガリー首相 <2404-031202>
 Reuter通信が、8日に米国でトランプ前米大統領と会談したばかりのハンガリーのオルバン首相が地元メディアの10日放送の取材に対し、トランプ氏が11月の大統領選で返り咲きを果たした場合、ウクライナに「一銭も払わない。 だから、戦争は終わる」と述べたと報じた。
 トランプ前米大統領はロシアの侵攻を受けるウクライナについて、仮に自身が就任すれば「24時間以内に戦争を終わらせる」と主張しているが具体策は明かしていない。
2024.03.12
 03:00
Bloomberg

(Yahoo)

ウクライナ、2000キロの防衛線構築を急ぐ-「ペースは良好」と大統領 <2404-031201>
 ゼレンスキー大統領がシュミハリ首相の報告を受けた後に11日、ウクライナは2,000kmに及ぶ三層から成る防衛線の構築を急いでいることをTelegramに投稿して明らかにした。  英国防省はX (Twitter)に投稿した防衛最新情報で10日、竜の歯と呼ばれる対戦車障害物や溝、塹壕、地雷原などでウクライナが防御を強化するのはほぼ確実だとし、現在攻勢に出ているロシアの前進や局地的勝利を利用する能力が、防衛線の拡大で弱められる公算は大きいと論じた。
 この取り組みは3年目に入った戦争の勢いの変化を物語るもので、ロシア軍が前進する一方で、ウクライナ軍は弾薬の備蓄が縮小し、西側が供給した兵器を駆使した2023年の反転攻勢も実を結ばなかった。
 Xで公表されたフランスのBFM TVの取材(抜粋)によると、ゼレンスキー大統領は「ウクライナが持ちこたえる限り、フランス軍はフランス領内にとどまるだろう」と語った。 ゼレンスキー大統領はまた、フランス軍がウクライナに展開し、戦闘に参加する必要性を否定した。
 ただ、ロシアがNATO加盟国の一つでも侵略すれば、フランス軍はNATO域内の戦闘に加わる可能性があるだろうと警告し、このシナリオは「別の問題」だとしてNATO加盟国が共同で決定する問題だと指摘した。
2024.03.11
 09:30
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ海兵隊、ドニプロ川の別地点でも渡河 ロシア側は新型ミサイルで反撃 <2404-031104>
 ウクライナの海兵隊はクリンキで持ちこたえているだけでなく、2つ目の橋頭堡を築くために、時々ほかの地点でもドニプロ河を渡河している。 それはロシア側がウクライナの海兵がいる場所を特定して攻撃することから分かる。 ロシア側によるその報告を通じてウクライナ側の最新の渡河作戦が明らかになる。
 直近で海兵隊はクリンキの西30kmほどのアントニウスキー橋付近でドニプロ河を渡河し、かつて保養地だった集落ダチに潜入した。 ウクライナのシンクタンクである防衛戦略センター (CDS) の8日の戦況評価によると、海兵はダチの複数のダーチャ(別荘)で陣地を保持している。
2024.03.11
 09:00

(19:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 10 2024 <2404-031103>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月10日の戦況 =
 ウクライナ軍高官は、ロシア軍が改良型滑空爆弾でウクライナを攻撃していることを確認した。
 ロシア軍司令部は、エフメーノフ提督を北方艦隊司令官のモイセーエフ提督に交代させ、ロシア海軍最高司令官に任命したと発表した。
 ロシア占領当局は、3月14日まで続くロシア大統領選挙の期日前投票を3月10日に開始した。
 1,000隻以上の民間船が黒海のウクライナの「穀物回廊」を通過したが、回廊に対する国際社会の信頼を損なうロシアの執拗な取り組みにもかかわらず、船舶はウクライナの「穀物回廊」を通過した。
 ロシア軍は3月10日に戦線全体で陣地攻防が続ける中、バフムートとアウディーイウカ付近での前進が確認された。
2024.03.11
  05:22
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ、前線で防御強化 英分析、戦車障害物や塹壕 <2404-031102>
 英国防省が10日、ウクライナが前線の複数の地域で防衛拠点の構築を加速させているとの分析を発表した。 竜の歯と呼ばれる対戦車障害物や塹壕、地雷原をつくり、防御を固めているという。
 ロシア軍は、侵攻を開始した2022年の後半から前線の防衛を強化し、両軍が前線の防御を固める展開となっており、英国防省は消耗戦の特徴を示していると分析している。
2024.03.11 台北時報 US and Japan mull defense deal that could aid Ukraine <2404-031101>
 読売新聞が10日、日本と米国がウクライナにより多くの軍需品を供与し、アジアの国が米国の軍艦や戦闘機を修理する方法を増やすために、軍事装備品で協力することを検討していると報じた。 同紙は匿名の政府筋の話として、4月10日にワシントンで開かれる岸田首相とバイデン米大統領の首脳会談に合わせて協定をまとめようとしている。
 首脳会談の重要なテーマは、日本が米国の軍備備蓄を広げる手助けをする方法を見つけることである。 米国の武器メーカーは、侵略するロシア軍を撃退するため、米国がウクライナに約束した砲弾から防空システムに至るまで、あらゆる兵器の供給に逼迫している。
2024.03.10
  23:18
Kyiv Independent Media: Commander of Russian Navy replaced <2404-031011>
 ロシアの報道機関Fontankaが3月10日に匿名の情報源を引用して、ロシア海軍司令官のエフメーノフ提督がモイセーエフ提督に交代したと報じた。 モイセーエフ提督は以前、ロシア北方艦隊の司令官を務めていた。
 このニュースは、12月現在でロシアの黒海艦隊の約20%が2023年破壊されたとの報道の中で報じられた。
2024.03.10
  21:12
Kyiv Independent Russian media: St Petersburg airport suspends operations after drone attack <2404-031010>
 ロシア国営通信社RIA Novostiが、サンクトペテルブルクのプルコヴォ国際空港が3月10日に、近くでUAV攻撃を受けたとされた後に数時間にわたって運用を停止したと報じた。
 レニングラード州のドロズデンコ知事は、プルコヴォ空港の南にあるフォルノヴォソ村の近くでドローンが撃墜され、地上に死傷者は出ていないと報告した。
ウクライナ当局は、この攻撃とされるものについてコメントしていない。
 ウクライナと国境を接するロシア地域はたびたびUAV攻撃を受けいてるが、サンクトペテルブルクがUAV攻撃の目標になることはめったにない。 フォルノソボはロシアとウクライナの国境から800km以上離れている。
2024.03.10
  20:06
Kyiv Independent Military: Russia steps up use of poisonous chemicals in Ukraine <2404-031008>
 ウクライナ軍のタヴリア軍の報道官が3月10日、ロシア軍は前線で有毒化学物質を入れた弾薬の使用を増やしていると、ウクライナの国営通信社であるUkrinformに語った。 ロシア軍は過去1週間で、UAVから窒息ガスや催涙ガスを入れた手榴弾を約50回投下しており、過去1日だけで15発の弾薬が投下されたと記録されているという。
 ウクライナ軍参謀本部は27日、2022年2月から2023年12月にかけて、ロシアが有毒化学物質を含む弾薬を使用した事例を400件以上記録したと発表した。 ほとんどはK-51、RGR、Drofa-PMなどの手榴弾を使用してUAVから投下すると報告されている。
2024.03.10
  18:00
Kyiv Independent This Week in Ukraine S2E9 – How Ukraine downs Russian planes <2404-031006>
 Kyiv Independentのラパティナ主幹に、民主主義防衛財団のロシア問題副主任のハーディー氏が加わったThis Week in Ukraineは、毎週金曜日にYouTubeとオーディオプラットフォームで公開されている。
 This Week in Ukraineは、Kyiv IndependentのTikTok監督のラヴロワがホストを務める番組で、マーシャ(ラヴロワ)は毎週、編集局の同僚たちとウクライナの最も差し迫った問題について話し合っていて、シーズン2第9話では、ウクライナがわずか1ヶ月で12機以上のロシア軍機を撃墜したと報じられたことを論じている。
How Ukraine downs Russian planes (You Tube)】
2024.03.10
  13:35
Kyiv Post Russia strikes blow against Ukrainian air defense – but was it Patriot or S-300? <2404-031005>
 ロシアの軍事ブロガーWrong_SideがTelegram Channelに9日午後、ドネツク州のポクロフスクの西の道路を走行中のウクライナ軍防空部隊に対するIskander攻撃だと主張する動画を注釈付きで投稿した。
 ロシアのTelegram Channelに9日午後、ドネツク州でウクライナのS-300を破壊するミサイル攻撃を示すビデオが登場した。 同氏によると、この車列は3基のS-300PS発射装置、1基のレーダ、2両の護衛車両で構成されていた。
 このブロガーは2時間後、別のロシアの軍事ブロガーLostArmourを引用して、ビデオ映像をさらに分析し、攻撃が実際に2基のPatriot
AFU発射装置を破壊したと結論付けたと述べた投稿を更新した。
2024.03.10
 10:00
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍連隊、アウジーウカ西方で最後の大攻勢か 1日で車両84両失う <2404-031004>
 
OSINTアナリストのパーペチュア氏が、1日に数十両の新たに大破したロシア軍の車両と、同様に破壊された少数のウクライナ軍の車両を確認した。 この数は、独立系OSINTサイトのOryxが開戦からの700日間で数えた両軍の車両損失数と一致している。 Oryxの集計ではロシア軍は14,000両ウクライナ軍は5,000両を失った
 パーペチュア氏は2月3日に、ロシア軍70両、ウクライナ軍33両と、1日としては最多となる103両の撃破または放棄された車両を確認したが、3月2日にパーペチュア氏が確認した車両は97両で、うち84両がロシア軍のものだった。 ロシア軍が1日に失う平均の4倍で、ウクライナ軍の損失1日平均の2倍だったという。
2024.03.10
 07:55

(17:55 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 9 2024 <2404-031003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月9日の戦況 =
 ウクライナ軍は3月8日~9日に、ロストフにUAV攻撃を行い、ロシアのA-50の改修と近代化を行うロシアの航空機工場を攻撃した可能性がある。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がウクライナ東部でPatriotを破壊したと主張するために、3月9日のロシアの攻撃の映像を広く流布したが、これらの主張はまだ確認されていない
 米政府高官がCNNに、ロシアは2022年にウクライナで「戦術的または戦場的」核兵器の使用を検討しており、同時期にロシアは西側諸国を狙った集中的な情報操作を行って、ロシアが西側諸国のウクライナ支援を阻止するためにウクライナに対して核兵器を使用する可能性があるとしていたと語った。
 アルメニア政府高官が、ロシアとアルメニアの関係悪化を受け、アルメニアはEUへの加盟を検討していると述べた。
 ゼレンスキー大統領が、ウクライナと同盟国が和平案を策定し、トルコがウクライナでの戦争のための独自の交渉仲介を推進し続けている場合にのみ、ウクライナはロシアとの交渉に前向きであると述べた。
 ロシア軍は3月9日に戦線全域で陣地戦闘が続く中、クレミンナとアウディーイウカの近くで前進が確認された。
 OSINT研究者が衛星画像を分析し、ロシアが戦車戦略備蓄の25〜40%を屋外貯蔵施設から取り出したと報告していると評価したが、ISWはこの報告を独自に検証することはできない。
2024.03.09
 11:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍最強の第47旅団、ロシア軍の進撃を食い止める <2404-030904>
 アウジーウカの廃墟から弾薬不足のウクライナ軍第110独立機械化旅団を3週間前に駆逐したロシア軍は勢いに乗って、第110旅団やアウジーウカの北方に配置されていた第47独立機械化旅団など、この方面のウクライナ軍部隊が西方のより防御しやすい場所に後退するなかロシア軍は数km前進した。 これはロシア軍が過去1年にウクライナで遂げた最大の前進だったが、ロシア軍がアウジーウカの西方でウクライナ側の新たな防衛線を突破し、防備の手薄な後方、さらには主要な人口集中地へと進撃する見込みは今月潰えた。 第47旅団をはじめとするウクライナ軍部隊が再び向きを変え、ロシア側に反撃し、いくつかの場所では逆襲さえしたからだ。
 もっとも、ウクライナ側も大きな損害を出し、
OSINTパーペチュア氏が確認したところでは、米国製装甲車両を装備している第47旅団は、M1 Abrams MBT 3両M2 Bradley IFV少なくとも4両、Assault Breacher戦闘工作車2両など、保有する装甲車両の10%近くを失った
 それでも、アウジーウカの北西8kmほどにある村ベルディチ方面で抵抗する第47旅団は、被った損害よりもはるかに多くの損害をロシア側に与えた。 ベルディチに向かう道路には、ロシア軍の戦車や歩兵戦闘車、BTR-80などのAPCの残骸が散乱している。 ロシア軍兵の遺体が大量に散らばっているのはいうまでもなく、その数は数百体にのぼるかもしれない。
 それ以上に重要なのは、第47旅団やその南で戦う近傍の旅団などウクライナ側が、ロシア軍第2諸兵科連合軍と第41諸兵科連合の進撃を食い止めたことで、アウジーウカを陥落させた後の2週間に勢いを駆って西進し、ステポベ、ラストチキネ、セベルネといった村や集落を制圧したロシア軍は、それはウクライナ側がこれらの村落を守る選択をせず、さらに西のベルディチやオルリウカ、トネニケといった村に向かうことにした結果だった。
2024.03.09
 08:35

(18:35 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 8 2024 <2404-030903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月8日の戦況 =
 一部のロシア軍は、アウディーイウカを占領するロシアが最後の数週間に戦術能力を向上させ、限定的な戦術的奇襲を利用した可能性があり、ロシア軍の一部部隊がウクライナでの作戦で戦術的に適応している可能性があることを示唆している。
 国際原子力機関(IAEA)理事会は、ロシアによるザポリージャ原発からの撤退を求める決議を承認し、ロシアのIAEAなどの国際機関を利用して原発占拠を正当化しようとする取り組みを弱体化させた。
 女性が従軍することを奨励するウクライナの取り組みは、ウクライナが戦争努力のためにより広範な動員基盤を利用することを可能にし続けている。
 ロシアの情報空間は、親露派のモルドバ自治区ガガウジアのグツル知事をめぐる最近の報道に力を入れており、モルドバの不安定化を狙ったプーチン政権の言説をより多く広めている。
 最近のロシア国営世論調査によると、プーチン政権はプーチン大統領を人気者として描き、3月の選挙をプーチン大統領の次の任期を正当化するために利用するために、プーチン大統領のあらかじめ決められた支持レベルを80%前後にすることを目指している。
 ロシア軍は3月8日に全戦線で陣地での攻防が続く中、アウディーイウカ近郊での前進が確認された。
 BBCロシア放送とロシアの反体制系Mediazonaが8日、2022年2月の全面侵攻開始以降にウクライナで少なくとも46,678名のロシア兵が死亡し、過去2週間で少なくとも1,555名の死亡が確認されたとの共同報告を発表した。
 ヘルソン州ベルジャンスクで3月6日、ウクライナのパルチザンとみられる不特定の人物がロシア占領軍高官を暗殺した。
2024.03.08
 21:55
Kyiv Independent Estonian FM announces imminent signing of security agreement with Ukraine <2404-030825>
 エストニアのツァクナ外相は3月8日にリトアニアのビリニュスでの共同記者会見で、主要7ヵ国 (G7) のウクライナ支援共同宣言に基づく安全保障に関する二国間協定に署名する計画であると述べた。
 ウクライナ、バルト三国、フランスの外相は3月8日に会談してウクライナへのさらなる支援について協議し、ツァクナ外相は「我々は、エストニアとウクライナの間で、長期的なコミットメントのための二国間協定に署名するつもりであり、エストニアはGDPの1.4%をウクライナに注ぎ込み、勝利を支援してきたが、今後も継続していく」と述べた。
2024.03.08
 20:15
TBS News

(Yahoo)

英 ウクライナに無人機供与を発表 1万機以上 <2404-030823>
 キーウを訪れゼレンスキー大統領らと会談したシャップス英国防相が7日、ウクライナに1万機を超えるUAVを供与すると発表した。
 供与されるUAVはFP型と呼ばれるタイプや監視用、海上用などで、拠出する額は£325M (600億円)になるという。
2024.03.08
 19:53
Kyiv Independent Polish FM: 'NATO forces presence in Ukraine is not unthinkable' <2404-030822>
 ポーランドのシコルスキ外相が、ウクライナにNATO軍が駐留する可能性排除しないと述べた。 このコメントは、最近マクロン仏大統領が西側諸国の軍隊をウクライナに派遣することは将来「排除できない」と述べたことを受けてのものだが、米国と多くの欧州の同盟国はマクロン大統領の発言から距離を置いている。
 シコルスキ外相は「ウクライナにNATO軍が駐留することは考えられないことではない」と述べ、マクロン大統領の構想を高く評価していると述べた。
 シコルスキ外相はまた「プーチン大統領が恐れているのは、我々がプーチンを恐れていないからだ」と付け加えた。
2024.03.08
 14:48
Kyiv Post Russian milbloggers irate at Kremlin ‘Lies’ about Dnipro bridgehead as Kyiv troops gain ground <2404-030817>
 ロシア国営メディアが2月に、ドニプロ河を挟むウクライナの粘り強い橋頭堡は排除されたと報じたが、橋頭堡はさらに大きくなったようである。
 ショイグ国防相が2月21日にプーチン大統領に、ロシア軍がヘルソン市近くのドニプロ河東岸でウクライナ海兵隊が占領している陣地を制圧したと報告している様子が全国TVで放映された後、ロシアの軍事ブロガーや愛国的なウェブサイトは数週間にわたって騒然となっていた。
 10月中旬に初めて確認されたクリンキー村周辺の橋頭堡は、独立系報道によればショイグ国防相の公式な主張とは裏腹に、西岸から小型ボートで補給されたウクライナの精鋭海兵隊の数百人の隊員が依然として布陣している。
【註】
 ドニプロ河<東岸には上流側から第大37海兵旅団の一部(主力は西岸)、第38海兵旅団主力、第36海兵旅団第501海兵大隊が上陸し、橋頭堡を確保している。
 第36海兵旅団の主力は西岸で第37海兵旅団主力より更に北方に位置している。
 この体制は2023年以来変わっていない。
ドニプロ河両岸の OB (Military Land) 2024.03.08)】
2024.03.08
 08:25

(18:25 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 7 2024 <2404-030813>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月7日の戦況 =
 リトアニアは、ロシアにはウクライナでの戦争の現在のテンポを維持し続ける能力があり、短期的には軍事力を徐々に拡大する能力を持っている可能性が高いと評価している。 またリトアニアは、ロシアが軍事的手段でウクライナを征服するという長期目標を放棄する可能性は低いと評価している。 リトアニアは、ロシアがウクライナで戦争を繰り広げながら、長期的にNATOとの対決の準備を進めていると評価した。
 スウェーデンは3月7日にNATOに正式に加盟し、32番目の加盟国となった。
 モルドバの自治区で親露派のガガウジアグツル知事は3月7日、ロシア大統領府のキリエンコ副長官と会談し、モルドバがグツル知事を刑事犯として間もなく法廷に持ち込むと述べた。
 中国の王外相が3月7日にロシアとウクライナの和平交渉を改めて呼びかけた。 ロシアは、西側諸国の譲歩を促すことを目的とした長年の情報操作を促進するために、このような呼びかけを引き続き利用する可能性が高い。
 ロシア軍はクピャンスクとドネツク市付近で前進が確認され、3月7日には全戦線で陣地での攻防を続けている。
2024.03.08
 07:57
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ前総司令官、駐英大使就任へ ゼレンスキー氏が承認 <2404-030810>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が7日、2月に更迭したザルジニー前総司令官を駐英大使に充てる人事を承認した。
 ザルジニー陸軍大将はロシアの侵攻に反攻する軍を指揮し、国民的英雄と見なされてきたが、2月に解任されていた。
2024.03.08
 07:46
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ大統領らを意図的に標的か、ロのミサイル着弾で=高官 <2404-030809>
 ウクライナのゾフクバ大統領外交顧問は、南部オデーサを訪問していたゼレンスキー大統領とギリシャのミツォタキス首相の近くにロシアのミサイルが着弾したことについて、両国の代表団を意図的に狙った可能性があるとの認識を示した。 関係者によると、着弾したのは両首脳から600~800m離れた場所だった。
 ゾフクバ顧問はCNN Liveの取材に対し「実際のところわれわれから500mも離れておらず、大統領や外国からの賓客の代表団に向けられたものであることを否定できない」と述べた。
 一方、ロシアはこの見方を否定し、メドベージェフ安全保障会議副議長は、代表団を目標にしたものではなかったと表明した。 ロシア国防省も6日の声明で、ウクライナ軍の
USV格納庫を攻撃したと説明し、「目標は達成された」としている。
2024.03.08
 07:27
Abema Times

(Yahoo)

ウクライナの陸軍司令官 「今年中に反転攻勢へ」 <2404-030808>
 ウクライナ陸軍司令官のパブリュク大将が現地メディアの取材で6日、「今年中にロシアへの反転攻勢を行うため」の準備をしていると語った。 パブリュク大将は反転攻勢を行うために一部の部隊を前線から撤退させるなど、体制を再構築していると明らかにした。  ゼレンスキー大統領は2月、ロシアが5月か夏に新たな攻撃準備をしているとの見通しを示す一方、ウクライナ側にも新たな反転攻勢の計画があることを示唆していた。
2024.03.08
 07:00
時事通信

(Yahoo)

ウクライナへ80万発供給 欧州外からも砲弾調達 チェコ主導 <2404-030806>
 AFP通信が、チェコのパベル大統領が7日にウクライナに対して早ければ数週間以内に80万発の砲弾を追加供給できると発表したと報じた。 チェコ主導で欧州を中心に資金を募り、欧州外からも含めた弾薬確保を目指していた。
 パベル大統領は「何か根本的な問題がなければ、数週間以内に届く可能性がある」と述べた。 18ヵ国が資金提供を約束し、必要額を確保したという。 総額や調達先は明らかにしていないが、これまでにカナダやデンマークのほか英独仏などが協力を申し出ている。
2024.03.07
 23:07
Ukrainska Pravda Lithuania sends 155-mm munitions to Ukraine <2404-030717>
 リトアニアのアヌシャウスカス国防相が3月7日、リトアニアは「ウクライナが今最も必要としているもの」を送っていると強調した。
 リトアニアは、軍事装備や武器の送付に加え、負傷した兵士の訓練、治療、リハビリ、専門家の助言、ウクライナの支援基金への寄付など、ウクライナの防衛に貢献している。
 ドイツのキール世界経済研究所は、リトアニアがGDPの1.8%に相当するウクライナ支援を行っていると推定しており、リトアニアはウクライナに対する世界最大の支援国となっている。
 リトアニアの首相を2度務めたクビリウス欧州議会議員は、リトアニア政府内にウクライナ支援を調整する省庁やその他の機関の創設を提案している。
2024.03.07
 09:16
ABEMA Times

(Yahoo)

ロシア軍がウクライナで戦術変更 航空戦力を多用 <2404-030707>
 New York Times紙が5日、ウクライナ東部で前進を続ける最近のロシア軍の戦術について、これまで控えていた航空戦力を活用した戦術が航空作戦を強化する方向に変化しており、前線での『より積極的』な航空支援が部隊の前進に役立っていると報じた。
 ロシア軍は地上部隊の進むルートを確保するため、爆撃機を前線近くまで接近させ、ウクライナの陣地に強力な誘導爆弾などを投下する戦術を増やしている。 この航空機を使った戦術は、ウクライナ東部のアウディイフカの戦闘でも多用され、大きな効果があったという。
 しかし、この戦術では、航空機が前線に接近するため撃墜されるリスクが増大するが、ISWは「ロシア軍は航空機損失の増加を容認しているようだ」と述べている。
2024.03.07
 08:23
産経新聞

(Yahoo)

ロシア西部の燃料タンクで2日連続火災 「ウクライナ軍のドローン攻撃」と主張 <2404-030705>
 ウクライナと国境を接するロシア西部クルスク州のスタロボイト知事が6日、州内のミハイロフスキー精鉱工場の燃料・潤滑油貯蔵タンクが同日に2回にわたりウクライナ軍のUAV攻撃を受け、火災が発生したとSNSで発表した。 死傷者は出ていないとした。 所有企業によると、同工場はロシアと旧ソ連圏で最大の鉄鉱石精製工場の一つである。
 ウクライナメディアによると、同国国防省の消息筋は「露軍兵站の弱体化を狙った作戦だった」と攻撃を認めた。
 これに先立つ5日にも、クルスク州に隣接する露西部ベルゴロド州の非常事態当局が、州内の燃料貯蔵タンクで火災が発生したと発表し、露オンラインメディアMashは消息筋の話として、燃料貯蔵タンクがウクライナ軍のUAV攻撃を受けたと報じた。 負傷者はなかったという。
2024.03.06
 07:20

(17:20 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 6 2024 <2404-030704>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月6日の戦況 =
 ウクライナ地上軍司令官のパブリュク中将が3月6日、ウクライナ軍が主導権を握り2024年に反攻すると述べた。
 ロシア軍は、ゼレンスキー大統領がギリシャのミツォタキス首相と会見したオデーサ市を攻撃するなど、3月5日から6日にかけて比較的大規模なUAVやミサイル攻撃を実施した。
 プーチン政権は、ウクライナに対する西側の支援を弱め、西側のウクライナ支援を阻止するため、核の威嚇などの情報操作を続けている。
 国際原子力機関 (IAEA) のグロッシ事務局長とロシアのプーチン大統領が6日にソチで、ザポリージャ原発の安全保障核不拡散問題について議論した。
 プーチン大統領は3月6日、モルドバの親露派自治区ガガウジアのグツル知事と会談し、ガガウジアに対するロシアの支援を強調した。
 モルドバは3月6日、冷戦時代の欧州通常戦力 (CFE) 全廃条約を停止した。
 ウクライナ軍情報総局 (GUR) が3月6日、クルスク州の鉱山・加工工場をUAV攻撃したと報じられている。
 アルメニアは、ロシア主導の集団安全保障条約機構 (CSTO) への参加を縮小する以外に、ロシアとの二国間安全保障協力を縮小するための限定的な措置をとっているようである。
 ロシア軍のクピャンスク市とドネツク市付近、西部ザポリージャ州での前進が確認された。
2024.03.07
 00:32
共同通信

(Yahoo)

ゼレンスキー氏の近くに攻撃 ロシア軍ミサイル、5人死亡 <2404-030702>
 ゼレンスキー大統領がギリシャのミツォタキス首相と会談するため訪問していた南部オデッサ港周辺で6日、ロシア軍によるミサイル攻撃があり、ウクライナメディアによると、5人が死亡した。 ゼレンスキー大統領は、攻撃による爆発を目撃したというが両首脳は無事だった。
 ギリシャメディアによると、ギリシャ訪問団がいた場所から200mの地点で爆発が起きた。 ミツォタキス首相はゼレンスキー大統領との記者会見で、オデッサ港で空襲警報と爆発音を聞いたと、「ここで本当の戦争が起きていると思い知らされた」と述べた。
2024.03.06
 18:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍の虎の子兵器 HIMARS、ついにロシア軍に撃破される <2404-030616>
 ロシア軍は長らく攻めあぐねてきたウクライナ軍のHIMARSのうち1基をついに撃破した。 ロシア軍のUAVは前線から40kmほど離れたウクライナ東部ドネツク州ニカノリウカ村の樹林帯近くにHIMARSと、随伴する支援車両がとまっているのを見つけた。
 Iskander SRBMがHIMARS車両の近傍に着弾しこの車両が炎上したため、発射機に装填されていた227mmのM30またはM31ロケット弾が周囲の熱により誘爆したもようである。 攻撃でHIMARS部隊の隊員に死傷者が出たのかは不明である。
 ウクライナ軍でHIMARSを運用する唯一の部隊である第27ロケット砲兵旅団は通常、夜明け頃か夕暮れ時に行動し、射撃任務に就いていない間は車両を移動させ続けたり、地形など利用して隠したりしているのに、撃破されたHIMARSが白昼、目立つ場所に停車していた理由もわからない
2024.03.06
 11:13
AP News

(Yahoo)

黒海艦隊の大型哨戒艦を撃沈 ウクライナのハイテク無人艇 <2404-030610>
 ウクライナのハイテク
USVが3月5日、黒海でロシア海軍哨戒艦を撃沈したと発表した。 ウクライナ国防省情報総局によると、ウクライナで設計、建造、爆薬を搭載した特殊部隊のUSV Magura V5が5日夜にケルチ海峡付近で、黒海艦隊の大型哨戒艦Sergei KOTOVに体当たりして撃沈した。  CMを搭載している哨戒艦は少なくとも2回爆発した。
 ウクライナ当局によれば、ウクライナを攻撃するロシア軍ミサイルの20%は黒海から発射されているが、ロシア艦隊を撃退することで艦隊が黒海沿岸から遠ざかり、ウクライナが穀物輸出回廊を設置できるようになったという。
 ウクライナの主張に対して、ロシア当局からのコメントはない。
2024.03.06
 10:15

(20:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 5 2024 <2404-030607>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月5日の戦況 =
 ウクライナは3月4日~5日の夜に、ケルチ海峡沖で黒海艦隊のProject 22160大型哨戒艦Sergei Kotovを撃沈した。
 ロシアの軍事ブロガーはSergei Kotovの沈没に反応して、ロシア軍司令部の対応の欠如を非難し、ロシア軍機構の官僚的惰性に対するより広範な批判を展開した。
 ロシア軍は、ウクライナ軍がここ数週間で複数の戦闘爆撃機を撃墜したにもかかわらず、ウクライナで比較的大量の滑空爆弾攻撃を続けているようである。
 国際刑事裁判所 (ICC) が、ロシアの戦争犯罪に関与したとして、ロシアの上級司令官2名に逮捕状を発行したが、ICCがロシア軍司令官を起訴するのは初めてである。
 ロシア軍はウクライナの捕虜を、ウクライナと独自の捕虜交換を行っている可能性のあるロシアの準軍事組織などに売るための「闇市場」を運営していると報じられている。
 モルドバ情報治安局のムステアタ長官が3月5日、ロシアがモルドバを不安定化させ、EU加盟を阻止することを目的とした複数年にわたるハイブリッド作戦を開始したと述べた。
 ロシア軍はドネツク市近郊での前進が確認され、3月5日には全戦線で陣地での交戦が続いている。
 ロシアの法執行機関は、占領下のクリミアでクリミア・タタール人に対する取り締まりを強化している可能性が高い。
2024.03.06
 01:57
FNN Prime

(Yahoo)

ロシア黒海艦隊の哨戒艇撃破 ウクライナ軍発表 <2404-030601>
 ウクライナ国防省情報総局が5日、ロシアが実効支配するクリミア半島周辺で、黒海艦隊の哨戒艇Sergei KOTOV
USVで攻撃して損傷を与えたと発表し、動画を公開した。
 また、ロシアの軍事ブロガーはSNSで戦闘の様子を公開した。 哨戒艇には65人が乗っていたとみられ、ウクライナ当局によると7人が死亡し、6人が負傷した。
 黒海艦隊は、ウクライナにミサイル攻撃を仕掛けるほか、ロシア軍の物資や人員の運搬を担っている。
2024.03.05
 23:43
Reuters 通信

(Yahoo)

国際刑事裁、ロシア軍司令官2人に逮捕状 ウクライナ戦争犯罪の疑い <2404-030518>
 ハーグの国際刑事裁判所 (
ICC) が5日、ウクライナで戦争犯罪に関与した疑いで、ロシア軍の司令官2人に逮捕状を発行したと発表した。
 逮捕状が出たたのはコビラシュ中将とソコロフ海軍大将で、ICCは「少なくとも2022年10月10日から2023年3月9日までの間に2人の指揮下にあった部隊がウクライナの電力インフラに対して行ったミサイル攻撃の責任を負っていると確信するに足る合理的な根拠がある」とし、ウクライナの送電網への攻撃は軍事的な利点を超える過剰な民間人の被害をもたらしたとした。
 ウクライナのポドリャク大統領府顧問は、ICCの逮捕状発行は「極めて象徴的」とし、「ロシアが計画的かつ大規模な戦争犯罪の責任を回避することは絶対にできないことは明らかだ」と述べた。
 ICCは2023年3月にプーチン露大統領に対し、ウクライナでの戦争犯罪の責任を問う逮捕状を発行している。
2024.03.05
 23:25
Kyiv Independent Ukraine war latest: Ukraine sinks Russian patrol vessel near Crimea; ICC issues arrest warrants for 2 Russian commanders <2404-030517a>
 ウクライナ軍情報局 (HUR) が3月5日、ロシアの黒海艦隊の哨戒艦Sergey Kotovが、HURが行った夜間の攻撃で被弾し破壊されたと発表した。
 Project 22160型哨戒艦のSergey Kotovはケルチ海峡付近にいたと報じられているが、国産のMagura V5
USVに攻撃され艦尾と左右に損傷を受けた。 ロシア艦への攻撃の報告は、占領下の半島で夜間に爆発があり、その間、ケルチ橋が閉鎖された後に実施された。
 ウクライナ軍の諜報機関はその後、予備データによると、ロシア人水兵7名が死亡し、6名が負傷し、乗組員52名が退避した可能性があると報告した。
<>2404-030517b>
 国際刑事裁判所 (
ICC) が3月5日、2022年から2023年にかけてウクライナの電力インフラを攻撃した容疑で、コビラシュ中将とソコロフ海軍大将のロシア軍司令官2名に逮捕状を発行したと発表した。
 「容疑者2人は、少なくとも2022年10月10日から少なくとも2023年3月9日までに、指揮下の部隊がウクライナの電力インフラに対して行ったミサイル攻撃の責任を負っていると信じるに足る合理的な根拠がある」と裁判所は述べた。
 ロシアは2022年10月10日、ウクライナに向けて84発のミサイルと24機のUAVを発射したが、これは冬季間にウクライナの重要インフラを標的とした長期にわたる壊滅的な攻撃の第1弾となった。
2024.03.05
 15:17
Kyiv Independent Deputy minister: Ukraine can produce 150,000 drones per month <2404-030512>
 戦略産業省のフヴォズディアル副大臣が3月5日の放送で、ウクライナには毎月15万機のUAVを生産する能力があり、年末までに200万機を生産できる可能性があると述べた。
 ゼレンスキー大統領は2023年12月19日の年末の記者会見で、ウクライナは国内のUAV生産を強化しており、2024年には100万機を生産する予定だと述べていた。
2024.03.05
 14:00
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナの新たな防衛線に攻勢 <2404-030510>
 ウクライナ軍が東部の要衝アウジーイウカから撤退した後、ロシア軍は迅速に前進して、ウクライナの新たな防御線に挑戦しており、ウクライナ政府の前線での戦術と勢いについて、懸念が強まりつつある。
 ウクライナ軍は2月17日にアウジーイウカからの撤退を発表し、陣地を同市の西に移した。 小さな集落3ヵ所がロシア軍に占領されたものの、ウクライナ政府はそうした集落について防衛する意図はなかったと主張している。
2024.03.05
 11:36
AP News

(Yahoo)

ロシア軍を阻止する東部戦線 国産砲弾生産量は前年比42倍 <2404-030508>
 ウクライナ東部ドネツク州の東部戦線では、2023年5月にロシア軍に占領されたかに見えたバフムートを中心に、戦線を維持するウクライナ軍が頑強に抵抗、ロシア軍の前進を食い止めている。
 第28独立機械化旅団は、2023年2月からバフムートの戦線に投入され、ロシア軍の前進を阻止しているが、巧みに偽装された塹壕の迫撃砲陣地も、ロシア軍の圧力を感じ始めているという。
 迫撃砲部隊の指揮官によると、常に戦術を替えるロシア軍に対して、迫撃砲部隊は一年以上同じ場所を保持しているという。 同旅団は国産の120mm迫撃砲弾を使用しているため、供給が遅れている西側の武器弾薬の影響はうけていない
 ウクライナ当局の発表によると、2023年の60mmをはじめ82mm、さらに120mm迫撃砲弾の国内生産量は、前年比42倍に増加している。 ウクライナ軍に足りないのは航空支援だという。
2024.03.05
 08:15

(18:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 4 2024 <2404-030505>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月4日の戦況 =
 ロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長が、ウクライナ領土の奥深くにまで拡大するロシアの広範な領土目標を示した。
 ウクライナ軍情報総局 (GUR) が3月4日、サマーラ州チャパエフスク近郊のチャパエフカ川に架かるロシアの鉄道橋で、正体不明の人物が爆発物を爆発させ、深刻な損傷を与えたと報告した。
 ロシア当局は、西側諸国のウクライナへの軍事援助を阻止するために、ウクライナへのTAURUSミサイルの供与について議論しているドイツ軍将校のリークされた録音を利用している。
 ロシア軍はバフムート、アウディーイウカ、ドネツク市付近で前進したのが確認され、全前線で陣地での攻防を続けている。
 ロシアのメディアは3月4日、ロシア軍がStorm-Z囚人部隊をStorm-V囚人部隊に置き換えたが、これは囚人を囚人専用の部隊に送り込むのではなく、ロシア正規軍に配置する仕組みである。
2024.03.05
 00:09
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア南部で鉄道橋爆破、一部運休 ウクライナ「爆発を確認」 <2404-030501>
 ロシア南部サマラ州の国営鉄道会社が4日、鉄道橋で爆発が発生し、一部の区間で列車の運行が休止していると明らかにした。 サマラは首都モスクワの南東850kmの地点にある重工業の中心地で、爆発は4日未明にサマラ近郊のチャパエフカ川に架かる鉄道橋で発生した。
Camapa の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍情報部は、爆発が起きた路線は付近の工場で製造された弾薬を含む軍事物資の輸送に利用されていると主張し、声明で爆発の発生を確認したが、責任は認めなかった。  ウクライナ軍情報部は、同橋は当面利用できなくなると見方を示している。
 Reutersはウクライナ側の主張を独自に確認できていない。
2024.03.04 Stars & Stripes Explosion at rail bridge deep inside Russia shows Ukraine’s reach <2404-030415>
 ウクライナの軍事情報機関であるGURが3月4日、ウクライナ国境から約650哩離れたロシアのサマーラ州の鉄道橋で06:00頃に爆発が発生したと発表しました。
 前進するロシア軍に苦戦するウクライナ軍が、敵陣の奥深くにあるインフラを攻撃目標とした最新の作戦が成功したとみられる弾薬輸送に使われたロシアの鉄道橋の爆発について、ウクライナの工作員が関与していることをほのめかした。
2024.03.04
 23:03
Kyiv Independent Ukraine, Spain start talks on security guarantees <2404-030414>
 ウクライナ大統領府が3月4日に、ウクライナとスペインが先進7ヵ国 (G7) のウクライナ支援共同宣言に基づく安全保障に関する二国間合意の交渉を開始したと発表した。
 スペインとウクライナの当局者は、今後の協力内容について、さらなる合意への協議行程に合意した。
 これまでに30カ国以上が参加を宣言しており、英国、ドイツ、フランス、デンマーク、イタリア、カナダ、オランダはすでにウクライナとの二国間協定に署名している。
2024.03.04
 19:05
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ、黒海「浄化作戦」加速 露軍艦艇相次ぎ撃沈 攻撃力と兵站弱体化狙う ウクライナ侵略2年 <2404-030408>
 ウクライナが黒海の「浄化作戦」を加速させている。 ウクライナ軍は2月に
USV攻撃で露軍艦艇2隻を撃沈したと発表したが、過去2年間で露黒海艦隊の艦艇の1/3を無力化したとも報告した。 ウクライナの狙いは、露軍のミサイル攻撃能力を低下させるとともに、露軍の兵站を弱体化させて劣勢にある地上戦での戦況の改善につなげることだとみられている。
 ウクライナ軍は2月1日と14日、露ミサイル艇と大型揚陸艦をそれぞれ1隻ずつ撃沈したと報告し、USVが両艦艇に体当たりして爆発する様子を撮影した動画も公開した。
 攻撃に使われたUSVは侵攻後にウクライナが開発したMagura V5で、Magura V5はこれまでも揚陸艦や哨戒艦など複数の露軍艦艇を撃沈しており、2023年8月には大型揚陸艦も損傷させたとされる。
 ボート型の艇体に爆薬を積んだMagura V5は製造費が1隻$27,000程度と有人艦に比べて安価な上、小型高速で捕捉されにくいという。
2024.03.04
 14:57
Ukrinform フランスが露・ウクライナ全面戦争開始以降にウクライナに提供した装備品一覧を公開 <2404-030406>
 フランス軍事省が4日、ロシアの全面侵略戦争開始から2023年12月31日までにウクライナ軍に供与した€2.6B以上の武器、機材、物資の一覧を公開した。
 発表には、「フランスがウクライナに供与した軍事装備は合計で€2.625Bに上る。 これに
EPFに渡された€1.2Bが加わるため、2022年2月24日から2023年12月31日までの総額では€3.8B以上の支援となる」と書かれている。
 提供された装備品の中には、155mm榴弾砲TRF-1 6門Caesar 155mm SPH30両120mm迫撃砲10門が含まれている他、AMX-10RC装輪偵察車38両、戦闘用・医療用装甲輸送車250両も掲載されている。
 防空システムはCrotal NGが2個Mistral SHORAD 6個SAMP/T 1個システム、CM200レーダ1基であるが、それぞれのミサイル数は非公開となっている他、SCALPの数も機密扱いとなっている。
 さらに、UAV探知機10基機、偵察用UAV 160機、小火器、弾薬(手榴弾105,000個、12.7mm機銃弾1,740,000万発、155mm砲弾30,000発の提供も報告されている。
 また、発表には、10,000名のウクライナ軍人がポーランドとフランスでフランス軍による訓練を受けたことが報告されている。
2024.03.04
 13:00
Forbes

(Yahoo)

ロシアは戦闘機も捨て駒に? ウクライナ軍、1日1機ペースで撃墜続ける <2404-030405>
 ウクライナ空軍が2日、ロシア空軍のSu-34を新たに2機撃墜したと発表した。 ウクライナ側が過去2週間に撃墜したと報告したロシア軍機は、これでSu-34 12機Su-35 2機A-50
AEW&C機1機計15機に達した。
 ウクライナ軍による連続撃墜は、ウクライナ側の防空部隊の勇敢さと技能、そしてソ連時代の古いレーダやミサイルと西側の最新レーダやミサイルを組み合わせた独自の統合防空システムの有効性を示すものである一方で、その裏には、できるだけ早い間にできるだけ大きな損害をウクライナ側に与えようとロシア側が躍起になっているという事情もある。 ウクライナ側がこれほど多くのロシア軍機を撃ち落としているのは、ロシア側が軍用機の爆撃出撃をかつてないほど増やしていることが一因である。
 ウクライナの軍事専門家コバレンコ氏によると、ロシア空軍は2月29日にウクライナ前線でSu-34やSu-35、Su-25を150回あまり出撃させたが、これ以前にロシア軍機による爆撃が最も激しかったのは全面侵攻直後のキーウ方面への進撃時で、ロシア軍機によるこの日の1日の延べ任務回数は当時をさらに10回ほど上回り過去最多になったようである。
2024.03.04
 07:15

(17:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 3 2024 <2404-030402>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月3日の戦況 =
 中国とトルコがウクライナでの和解に向けた独自の交渉の場を追求し続けているのを、ロシアはウクライナに対する国際的支援の継続を阻止することを目的とした独自の情報操作を促進するために利用している。
 最近のロシアの航空損失が比較的多いためウクライナ東部におけるロシアの航空作戦は大幅に減少しているようだが、この活動の減少がいつまで続くかは不明である。
 西側諸国の安全保障支援の遅れているため、ウクライナのエネルギーインフラはロシアの攻撃に対してより脆弱になる可能性が高い。
 アウディーイウカ周辺で活動するロシア軍は、訓練を受けた要員と訓練を受けていない要員で攻撃的な地上作戦を行うことに適応しているようである。
 ドイツ当局は、ロシアが西側諸国、特にドイツがウクライナに追加の軍事援助を送るのを阻止することを目的とした情報操作を行っていることを確認した。
 ロシア反テロ委員会 (NAK) は3月3日、ロシア連邦保安庁 (FSB) がイングーシ共和国のカラブラクで局地的な対テロ作戦を実施したと発表した。
 3月3日、戦域の至る所で陣地戦闘が続いた。
2024.03.03
 17:34
Kyiv Post Russian momentum stalling somewhat west of Avdiivka <2404-030309>
 ロシア軍はアウディーイウカを越えてさらに西進する試みを続け、3月3日にベルディチオルリフカトネンケを攻撃したが、タヴリア正面部隊の報道官はウクライナのTVビで成功は限定的だったと語った。
Berdychiの位置Orlivkaの位置Tonenkeの位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍は2月17日に補給路が深刻な打撃を受け弾薬を使い果たしたため、ウクライナ軍総司令官のシルスキー大将は、アウディーイウカからの撤退を命じた。 確認はできないが、ある著名な軍事ブロガーは、この間のロシア軍の損失を16,000名としている。
2024.03.03
 16:24
Kyiv Independent UK Defense Ministry: Average number of daily Russian losses reaches new high in February <2404-030308>
 英国防省が3月3日の報告で、2月のロシア軍の推定死傷者数1日あたり約983名と、全面侵攻開始以来最高を記録した。 同省によると、死傷者数の増加はほぼ確実にロシアの大規模消耗戦を反映しており、「人命の面では犠牲を払ったが、その結果、前線におけるウクライナの陣地への圧力が高まった」  英国防省が発表したロシア軍の1日平均損失の推移によると、全面侵攻開始以来、死傷者数は増加の一途をたどっていて、2022年の1日平均損失件数が最も多かったのは、11月の559件であったが、この数字は2023年に着実に増加し、1日の平均損失額が最も多かったのは12月の967件であった  英国防省は、全面侵攻開始以来、355,000名以上のロシア軍兵士が死傷したと推定している。 ロシア政府は軍人の損失に関するデータを一切公表していない。見積もりはソースによって異なり、ウクライナ軍参謀本部が3月3日に発表した発表では、ロシア軍の死傷者数を416,800名と見ている。
2024.03.03
 08:05

(18:05 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 2 2024 <2404-030306>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月2日の戦況 =
 ロシア軍は、ウクライナ東部、おそらくアウディーイウカとドネツクの市境沿いで戦果を追求するため、航空機の損失が増大するリスクを冒すことをいとわないようである。
 北朝鮮製兵器のロシアへの海上輸送は、2月中旬に一時停止されたようである。
 ラブロフ露外相が、トルコのエルドアン大統領が最近提案したロシアとウクライナのための交渉を主催するという提案を拒否した。
 ラブロフ露外相が、モルドバを不安定化し、モルドバのEU加盟を阻止することを狙ったアンタルヤ外交フォーラムを利用するロシアのハイブリッド作戦の準備をしている可能性が高い。
 ロシア政府高官はる、ロシア主導の集団安全保障条約機構であるCSTOへのアルメニアの参加が減ったことを認めており、これまでCSTOから距離を置こうとすアルメニアの努力を無視しようとしていたロシアの対応に明かな変化が見られた。
 プーチン政権は、3月1日に行われたロシアの野党指導者ナワリヌイ氏の葬儀をロシア国民が見守る中、モスクワでの反戦感情の表明をほぼ許可したようである。
 ロシア軍は3月2日、クレミンナ、アウディーイウカ、クリンキー付近での前進が確認された。
2024.03.02
 13:52
Kyiv Independent UK Defense Ministry: Russia likely grounds its A-50 aircraft fleet <2404-030207>
 英国防省が3月2日の報告書で、ロシアは2機目のA-50
AEW&C機が撃墜された後、ウクライナでの作戦を支援するためにA-50の飛行を停止した可能性が高いと述べた。 ウクライナ空軍報道官は2月27日、ウクライナ軍は2月23日以降、数日間A-50を探知していないと述べた。
 A-50は、防空システム、誘導ミサイルの探知、ロシアの戦闘機の目標の調整など、ウクライナでの戦争で重要な情報を提供していた。
2024.03.02
 13:31
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、東部の2集落を解放と発表 映像公開 <2404-030206>
 ウクライナ陸軍第3独立強襲旅団が29日、東部ドネツク州クラスノホリフカの町に前進し、そこにいた数十名のロシア軍部隊を一掃したと発表し、映像を公開した。
 この発表は、最近ロシア側に陥落した東部アブデーフカの西に位置する集落オルリウカから、ロシア軍を追い出したとする発表に続くものだが、ゼレンスキー大統領は、西側からの援助が滞っているため、ロシア軍の攻撃を撃退するのに必要な装備や弾薬が不足していると述べている。
 Reutersは、この映像の撮影場所を独自に確認することができたが、撮影日時については確認できなかった。
2024.03.02
 08:15

(18:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 1 2024 <2404-030203>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月1日の戦況 =
 2022年4月にイスタンブールで行われたロシアとウクライナの和平交渉の詳細が報じられていることから、ロシアはウクライナが今後ロシアの攻撃から自国を守ることができなくなるという解決を一貫して想定してきたことが示されており、ロシアはウクライナの「非軍事化」を求める声の下でその目標を追求し続けている。
 報じられている条約草案の詳細は、ロシアが西側諸国にウクライナの主権について譲歩するよう促す意図があったことを示唆している。
 ロシア政府高官が3月1日にモルドバ自治区親露派指導者のガガウジアと会談し、モルドバによる弾圧と受け止めているガガウジアに対するロシアの支援を強調した。
 ロシア軍は3月1日に、アウディーイウカ市とドネツク市付近で前進が確認された。
2024.03.02
 05:45
時事通信

(Yahoo)

オランダ、ウクライナと安保協定 3200億円の軍事援助 <2404-030201>
 ウクライナのゼレンスキー大統領とルッテ蘭首相が1日、ウクライナ第二の都市である北東部ハリコフで会談し、安全保障協定に署名した。
 ゼレンスキー大統領がSNSで、年内にウクライナに€2Bの軍事援助を供与する内容であることを明らかにした。
2024.03.01
 22:52
Kyiv Independent Kuleba: Russia excluded from Danube Commission due to its attacks on Odesa Oblast <2404-030121>
 ウクライナのクレバ外相が3月1日、ドナウ川の自由な航行を発展させる国際政府間組織「ドナウ委員会」からロシアが追放されたと述べた。
 欧州委員会は2023年12月にウクライナのオデーサ州を含むドナウ川下流域への継続的な攻撃ベオグラード創設条約の原則に違反しているとして、ロシアに脱退を求める決定を採択している。
2024.03.01
 13:42
Kyiv Post FT reports western forces in Ukraine, HUR says ‘foreigners here, but only voluntarily’ <2404-030114>
 マクロン仏大統領が「ウクライナへの派兵を排除できない」と発言したことを受け、Finacial Times (FT) 紙は欧州の国防高官の発言を引用して、西側諸国の特殊部隊がすでにウクライナに駐留していると報じたが、欧州の国防当局者はFT紙に西側諸国の特殊部隊が現在ウクライナに駐留していると述べ、誰もが知っていることを示唆した。 ウクライナ国防省傘下情報総局 (HUR) はこの問題に触れることを回避している。
 「ウクライナに西側の特殊部隊がいることは誰もが知っているが、彼らはそれを公式に認めていないだけだ」と匿名の情報筋はFTに語った。
 HURの報道官はKyiv Post紙の取材に対し、西側諸国がウクライナに特殊部隊を派遣しているという主張を肯定も否定もしなかったが、他国の市民がウクライナで戦うのは、自発的に、そして彼らの同意によってのみであると述べるにとどまった。
2024.03.01
 12:32
Ukrinform ウクライナ情報当局、ロシアによる特殊作戦「マイダン3」を警戒 <2404-030113>
 ウクライナ国防省情報総局のユソウ氏は、ロシアがウクライナに対して今年の3~5月に実現を目指すとする特殊作戦Maidan 3には、クレムリンがセルゲイ・キリエンコ露大統領府第一副長官やウラジスラフ・スルコフ元大統領補佐官などを関与させること決めていると発言した。 ユソウ氏は、ウクライナへの特殊破壊作戦、コードネームMaidan 3に関与させる人物のリストには、キリエンコ露大統領府第一副長官、スルコフ元大統領補佐官の他、ウクライナで国家反逆罪を犯してロシアへ逃亡した人物や、現在ウクライナ国内にいる人物も含まれていると発言した。
2024.03.01
 08:39
Kyiv Post Kyiv confirms drone attack on Russia's Belgorod damaged Pantsyr-S1 missile system <2404-030108>
 ウクライナのUAV 4機がロシアのベルゴロドを攻撃し爆発を起こし、ロシアの自走式SAMと砲のシステムPantsir-S1に損害を与えたと報じられている。
Belgorod の位置 (Google Map)】
 ウクライナ情報総局 (HUR) 筋がKyiv Post紙に語ったところでは、HURが運用しているとみられるUCAVがロシアのベルゴロド州で攻撃を行い、Pantsir-S1に損害を与えた。
 Astra(註:ロシアの独立系メディア)のTelegram Channelによると、攻撃は2月29日にグレイヴォロンスキー地区のゴロヴキーノ村の近くで発生した。
Golovchino の位置 (Google Map)】
 伝えられるところによると、4機のUAVがこの地域を攻撃目標として爆発を起こし、ロシアのPantsir-S1システムに損害を与えた。 さらに、Astraによると、この攻撃でロシア兵2人が負傷した可能性が高いという。
 1994年に開発されたPantsyr-S1は、その開始以来大幅な近代化を経た地上の対空システムである。
2024.03.01
 04:45
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍、東部要衝で6キロ前進 英国防省分析 <52404-0301025>
 英国防省が2月29日、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州の要衝アブデーフカの西方で攻勢を強めているとの分析を発表した。 ロシア軍はアブデーフカを制圧した17日以降、中心部から約6km前進し、複数の集落を掌握したとみられるとした。  ウクライナ軍のシルスキー総司令官は29日、東部の前線を訪問したと明らかにした。 アブデーフカ周辺ではロシア軍が防衛線を突破するため攻勢を仕掛け、ウクライナ側は困難な状況に置かれているとの認識を示した。
2024.02.29
 22:38
Ukrainska Pravda German Chancellor gives new reason not to give Taurus missiles to Ukraine: It could hit somewhere in Moscow <2403-022920>
 ショルツ独首相が2月29日にドレスデンの住民との会合で、TAURUS長距離CMをウクライナに供与しないという新たな主張を示した。
 ショルツ首相は、最大射程500kmのTAURUSは「使い方を間違えれば、ロシアのどこか特定の目標を攻撃できる」兵器だと述べた。
2024.02.29
 22:30
Kyiv Independent Ukraine war latest: Ukraine downs 3 Russian Su-34 jets in 1 day <2403-022919>
 ウクライナ軍が2月29日にSu-34 3機を撃墜した。 空軍報道官によると最初の1機は01:00に、残りの2機は09:00頃にアウディーイウカとマリンカで撃墜された。  ロシア軍は2月だけでSu-34を12機失った。 1月にはA-50
AEW&C機1機を失っている。
2024.02.29
 21:27
Defense News European states gather Soviet-style artillery rounds for Ukraine <2403-022918>
 欧州の国々がウクライナに供与するため海外から数十万発の122mm砲弾を調達しており、専門家によるとこの動きは、戦争の重要な時期に侵攻するロシア軍に対するウクライナの弾薬不足を埋めるのに役立つという。
 ドイツ政府が2月に発表したウクライナ向けの最新の軍事パッケージには、ソビエト標準口径砲弾の12万発以上が含まれていた。 Der Spiegel紙は、ヨーロッパにおけるこの種の弾薬の主要生産国であるブルガリアに砲弾が発注されたと報じた。
 
CSISのカンシアン国際安全保障問題上級顧問は、「ウクライナが装備する砲のほとんどは、まだソ連時代のもので、規格は122mm、130mm、152mmだったので、この口径の弾薬をより多く入手することは価値がある」と述べた。
 ミュンヘン会議ではチェコ共和国のパヴェル大統領が155mm砲80万発122mm砲30万発を含む100万発近くの弾薬を海外から調達できたと述べていた。
2024.02.29
 15:59
Kyiv Independent British MP says Scholz revealed sensitive information on UK military support to Ukraine <2403-022913>
 Telegraph紙が2月28日、エルウッド英下院議員は、ショルツ独首相が記者団に対し、英国とフランスが誘導ミサイルでウクライナを支援しているとに述べた際、「目に余る情報活動の乱用」と非難したと報じた。 ショルツ首相は2月26日に、ウクライナにTAURUSを供与する可能性を再び否定した。
 最大射程が500kmのTAURUSは、ウクライナが2023年5月に兵器の取得要請を提出して以来、広範な議論の対象となっている。
 ショルツ首相はTAURUSミサイルをウクライナに供与することに反対しているが、その理由はこの動きがドイツを戦争に引き込むことを恐れているからだという。
 ウクライナは、英国のStorm Shadowやフランス製のSCULPなど、他の長距離ミサイルも受け取っている。
2024.02.29
 14:37
Kyiv Post Reported Killed by Ambush on Small Boat Landing in Crimea <2403-022912>
 クリミア半島を占領しているロシア軍海岸防衛隊が29日、ウクライナで最も高度に訓練され熟練したウクライナ軍第73海軍特殊作戦センターの特殊作戦部隊を待ち伏せし、20名を殺害して勝利を収めた。 早朝の交戦は、クリミア半島の南東海岸にある狭い砂嘴であるテンデロフスキー島の近くで行われた。
 ロシアの情報筋によると、秘密の海上攻撃を専門とするウクライナ軍第73連隊の兵士を乗せた5隻の小型ボートが、砂浜に近づき上陸を試みたが、ロシア軍部隊は「短い戦闘」の後、上陸用舟艇3隻を撃沈し、少なくとも20名のウクライナの特殊部隊員を殺害したと述べている。
 ロシア軍事ブロガーのドブロホドは、ロシアバルチック艦隊の特殊作戦歩兵が待ち伏せ攻撃を行い、UAV攻撃で2人が負傷したと述べた。 他の親露派の軍事ブロガーは、ウクライナのボート1隻が脱出し、ボート1隻と捕虜1人が捕らえられたと主張した。
2024.02.29
 12:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍、ドニプロ川左岸でじわじわと前進 国旗の掲揚合戦も <2403-022909>
 ウクライナ軍の東部の防御拠点だったドネツク州アウジーウカ市を2週間前に攻略したロシア軍は、市の西方にある複数の集落へと前進を続けている。
 その一方で、ある方面ではウクライナ軍が、ほんの少しずつではあるものの前進を続けている。
 半年前、ウクライナ海兵隊の部隊は南部ヘルソン州で広大なドニプロ河をボートで渡河し、東岸のクリンキ村に橋頭堡を築いた。 第35独立海兵旅団を中心とする部隊は現在、クリンキ周辺以外はロシア側の支配下にある左岸でなおこの村を保持しているばかりか、西に1.5kmほど離れたコザチラヘリ村へ向けて徐々に前進している。
 戦闘は通りや建物単位で繰り広げられている。 ある区画をどちら側が支配できるかは、その上空に飛ばせるUAVの数で決まることが多い。 ウクライナ側がクリンキ一帯で、ロシア側のUAV操縦士を殺害した直後にとくに大きな前進を遂げているのは、理由のないことではない。
2024.02.29
 10:17
産経新聞

(Yahoo)

エストニア首相、ウクライナ支援に「全ての選択肢を」 欧米派兵否定すべきでないと強調 <2403-022907>
 エストニアのカラス首相が2月28日放送の英Sky News TVの取材で、ウクライナの勝利に貢献するためには「全ての選択肢を考慮すべきだ」と述べ、欧米諸国による自国の地上部隊のウクライナ派兵を排除すべきでないとの考えを明らかにした。
 地上部隊の派遣をめぐっては、マクロン仏大統領が26日に将来的に排除しないとの考えを示したのに対し、スナク英首相ら米欧の首脳や高官からは派兵に否定的な見解が相次いだが、カラス首相の発言は、こうした米欧の態度に直接反論するものである。
2024.02.29
 10:15

(20:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 29 2024 <2403-022905>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月29日の戦況 =
 ウクライナは、西側諸国の安全保障支援の遅延が続いた場合、2024年夏にロシアの領土が大幅に拡大する可能性を懸念していると報じられている。
 プーチン大統領が2月29日の連邦議会での演説で、次期大統領としての任期はウクライナにおけるロシアの軍事的成功によって決まるが、社会的経済的福祉の停滞や減少を犠牲にするものではないと、ロシア国民を納得させようとした。
 プーチン大統領は連邦議会での演説で、交渉や核による威嚇について聞き飽きた言い回しで、情報操作を推し進めるためにこの演説に西側の注意を引く可能性が高い。
 プーチン大統領は、2月28日、親露派のモルドバ分離独立地域である沿ドニエストルの代議員会議からの要請に応じなかったが、この無回答はロシアに、後日いくつかの可能行動方針 (COA) を与えている。
 ウクライナ軍は2月28日と29日にウクライナ東部でさらにSu-34 3機を撃墜した。
 アルメニアのパシニャン首相が、ロシアがアルメニアのCSTO不参加を認めることを拒否したため、ロシア主導のCSTOはアルメニアの安全保障に対する脅威であると述べた。
 ロシア軍は2月29日、陣地での戦闘が続くなか、アウディーイウカ近郊での前進が確認された。
 ロシア国営防衛企業集団のRostec社のチェメゾフ社長が2月29日、ロシア軍がより多くのA-50を必要としているため、RostecはA-50 AEW&C機を計画外で生産すると述べた。
2024.02.28
 21:09
Ktiv Independent Third Assault Brigade says it knocked out Russian forces storming Krasnohorivka <2403-022820>
 ウクライナ軍第3突撃旅団が2月28日、クラスノホリフカ市を襲撃するロシア軍を撃退したと述べている。 ウクライナ第3突撃旅団の副旅団長は、2月17日のアウディーイウカからのウクライナ軍の撤退とその後の3つの村へのロシア兵の撤退に対する反撃と呼んだ。
Krasnohorivka の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍によると、ロシア軍は27日にクラスノホリフカの南東部を攻撃し、町に入っていた。
 第3突撃旅団の第1突撃大隊と第2突撃大隊は、ロシア軍を町から一掃し、足場を固めるのを阻止する戦闘を行った。
2024.02.28
 16:49
Ktiv Independent Bulgarian defense minister: Bulgaria to send 100 armored vehicles to Ukraine 'in few days' <2403-022817>
 ブルガリア国防相が28日、ブルガリアは数日中にウクライナに
APC 100両を送ると述べた。 ブルガリア議会は2023年12月に、内務省の備蓄からウクライナにAPC 100両を武器や補用部品とともに無償で供給することを承認した。
 APCを派遣する決定は、ブルガリアのラデフ大統領の拒否権を覆さなければならなかった。
2024.02.28
 

19:15 (09:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 28 2024 <2403-022811>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月28日の戦況 =
 モルドバの親露派分離地域である沿ドニエストルは、2月28日に第7回沿ドニエストル代議員会議を開催し、モルドバに対する幅広い行動をロシアが拡大させ即時かつ長期的に追求できる行動を正当化する根拠を提供することを目的とした一連の決定を採択した。
 プーチン大統領は、2月29日のロシア連邦議会での演説沿ドニエストルの要求に応じる可能性があるが、クレムリンは沿ドニエストル代議員が求めている拡支援の内容をまだ示していない。
 ロシアは、沿ドニエストル代議員会議の決議を利用して、一連の可能な行動を正当化することができる。
 ウクライナ軍は、占領下のドネツク州にあるロシア軍の集結地に対して別の攻撃を行ったと報じられ、ロシアの軍事ブロガーの間で再び怒りを呼び起こし、ウクライナによるHIMARSの使用に関する懸念が再浮上した。
 ロシアは、2024年3月の大統領選挙を前に、ロシアの情報空間の支配を強化するため「外国の代理人」(註:スパイと同義語)と見なす活動家の取り締まりを続けている。
 2008年から2014年にかけて流出したロシア軍の機密文書に基づいているとされるFinancial Timesの調査は、ロシアが主張する戦術核兵器の使用基準を概説している。
 トルコと中国は、ウクライナでの和解に向けて、独自の交渉の場を追求しているようで、ロシアは交渉と戦争に関する長年の言説をさらに推し進めるために、これを利用する可能性が高い。
 ロシア軍はスバトベ、アウディーイウカ、ドネツク市付近での前進が確認された。
2024.02.28
 05:00
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナへの派兵案、マクロン大統領発言が NATO 加盟国に波紋 <2403-022803>
 ウクライナへの地上部隊の派遣の可能性を示唆したマクロン仏大統領の発言が波紋を呼んでいる。 ウクライナを支援する西側諸国の首脳らは派兵の可能性を相次いで否定し、ロシア側は西側諸国による地上部隊の派遣が戦争をさらにエスカレートさせるとして警告した。
 マクロン大統領は欧米30ヵ国の首脳らをパリに招いて、ウクライナ支援の連携強化を話し合う会議を開いた26日、会議後の記者会見で、欧米諸国によるウクライナへの地上部隊の派遣の可能性を問われ、「正式な形での派兵についての合意はなかったが、何ごとも排除されるべきではない」と発言し、「フランスが派兵に賛成でないとは言っていない。 会議で派兵は選択肢として議論された」と述べた。
 これに対して、会議に出席したショルツ独首相は27日の声明で、「欧州やNATOからウクライナに地上軍や兵士が派遣されることはない」と否定した。 現地メディアによると、NATO加盟が決まったスウェーデンのクリステション首相も「現時点ではまったく関係ない」と述べた。 ウクライナを率先して支援してきた英国やポーランドも派兵を否定した。
2024.02.27
 23:56
Ukrainska Pravda UK armed forces chief: Ukraine will be at disadvantage on battlefield for several more months <2403-022723>
 英国軍司令官であるラダキン海軍大将が、ウクライナ軍は弾薬不足に陥り、西側諸国がさらなる支援に同意するまでの数か月間ロシアとの戦争で不利になると考えている。
2024.02.27
 21:01
Kyiv Independent Ukraine war latest: Ukraine withdraws from 2 more villages near Avdiivka, downs 2 Russian warplanes in single day <2403-022722>
 ウクライナのタヴリア群報道官が2月27日に国営TVで、ウクライナ軍が2月27日にアウディーイウカ近郊のステポヴェ村とセヴェルネ村から撤退したと述べた。
 この2個村は、2月26日にロシア軍に占領されたラストチキンの北に位置しています。 本格的な侵攻が始まる前は合わせて約100人が住んでいた。
2024.02.27
 19:51
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO 部隊のウクライナ派遣、ロシアと衝突へ=ぺスコフ報道官 <2403-022721>
 マクロン仏大統領が26日に、欧州諸国がウクライナに地上部隊を派遣する可能性について、現時点で各国間で合意が得られていないものの、将来的には排除しないとの考えを示したことに対し、ロシア大統領府のペスコフ報道官は27日、NATOがウクライナに部隊を派遣すれば、NATOとロシアの衝突は避けられなくなると警告した。
ペスコフ報道官はマクロン大統領の発言に関する記者の質問に対し「NATO加盟国がウクライナに部隊を派遣する可能性を議論するという事実そのものが非常に重要な新しい要素だ」と指摘し、実際に部隊を派遣した場合、ロシアとNATOが直接衝突するリスクはどうなるかとの質問に「その場合は可能性ではなく、直接的な衝突の必然性について話す必要があるだろう」と答えた。
2024.02.27
 19:22
Ukrainska Pravdat 110th Brigade which defended Avdiivka leaves on rotation: "First time in two years" <2403-022720>
 Facebookに投稿された記事によるとアウディーイウカを防衛した第110独立機械化旅団部隊交代のため移動した。 旅団は、これが全面侵攻開始以来、初めての部隊交代であることをほのめかしている。
 第110旅団は、アウディーイウカ市、ミルノフラド市、ポクロフスク市の軍政とアウディーイウカコークス工場の経営陣に感謝の意を表した。
2024.02.27
 17:26
Kyiv Post Swedish Politician Predicts Fast Decision on Gripen Fighters to Ukraine <2403-022716>
 ウクライナ空軍は、スウェーデンの象徴的なGripen戦闘機の獲得に向けて順調に進んでいるように見えるが、スウェーデンはやる気があるようだが、実現すれば約1年かかるだろう。
 スウェーデンの野党・社会民主党・中道党のデミロク党首は月曜日、スウェーデンがNATO加盟への最後のハードルを乗り越えた今、与党保守政権に対しハイテク戦闘機JAS39 Gripenをウクライナに移転する計画早急に進めるよう求めた。
スウェーデン議会は、まだ決定されていない強力な戦闘機の数をキエフに引き渡すことを進めることを概ね支持しており、確固たる決定が間もなく下されるはずだと、月曜日に地元メディアが広く報じたコメントでデミロク党首は述べた。
2024.02.27
 15:50
Kyiv Independent Air Force: Ukraine downs 2nd Russian Su-34 aircraft in single day <2403-022714>
 ウクライナ軍は2月27日14:00にこの日2機目のSu-34を撃墜した。 1機目の撃墜は同日早くに報告されていた。
 ロシア軍は2月21日にSu-34 1機19日にSu-35S 1機18日にSu-34 1機を、更に17日にはSu-34 2機とSu-35を撃墜しており、ロシアは2022年2月24日の侵攻開始以来340機を失ったことになる。
2024.02.27
 10:00

(20:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 27 2024 <2403-022708>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月27日の戦況 =
 スウェーデンは、2月26日にハンガリーがスウェーデンの加盟申請を正式に承認したことを受け、NATOに加盟する。
 プーチン大統領は2月26日、モスクワ軍管区(MMD) とレニングラード軍管区 (LMD) を正式に再建する2つの法令に署名し、ロシア軍の大規模な再編と改革の取り組みを成文化した。
 MMDとLMDの再編は、短中期的にはウクライナにおけるロシアの作戦に対する支配を強化し、長期的にはNATOに対する将来の大規模な通常戦争に備えるという並行した目的を支援するものである。
 ゼレンスキー大統領は2月25日にロシアが2024年5月下旬から夏にかけて開始する新たな攻勢を準備していると述べたが、これはロシア軍が戦域全体の主導権を取り戻し、主導権を握っている限り、いつでもどこでも攻撃作戦を遂行できるというISWの評価と一致している。
 ロシア軍参謀総長のゲラシモフ上級大将は、ロシアがドネツク州アウディーイウカを占領した後、ロシア軍との戦闘を続けているウクライナ侵攻第58諸兵科連合軍 (CAA) の指揮所を訪問したと報じられている。
 EU首脳15人を含む20ヵ国以上の首脳が2月26日にパリで会合し、ウクライナへの弾薬供給増額について議論した。
 ドイツは2月26日、ウクライナへの新たな軍事支援パッケージを発表した。
 モルドバの親露派分離地域である沿ドニエストルの消息筋がロシアの独立系メディアVerstkaに対し、沿ドニエストルは2月28日にティラスポリで開かれる代議員会議でロシアへの編入を要請する予定はないと語ったと報じられている。
 ロシア軍は接触線全体で陣地での交戦を続けており、クレミンナ、バフムート、アウディーイウカ付近で前進が確認された。
 ロシアは2023年1月から9月の間に、兵器技術を含む制裁対象の抵触しそうな欧州製品€450M ($488M) 相当を輸入したと報じられている。
2024.02.27
 08:22
時事通信

(Yahoo)

部隊派遣の可能性、排除せず ウクライナに 仏大統領 <2403-022707>
 マクロン仏大統領が26日に欧州20ヵ国余りの首脳・閣僚が参加してパリで開かれたウクライナ支援会合後の記者会見で、ウクライナへの軍事支援として、将来は部隊を派遣する可能性を「排除すべきでない」と述べた。 ただ、現時点で西側にそうした意見の一致は見られないとも強調した。
 米欧は新たな世界大戦を回避するため、ロシアとの直接対決に踏み込まない方針で、マクロン大統領も「戦争を拡大させてはならない」と繰り返してきたが、この日は「ロシアが勝利しないよう、あらゆる必要なことを行う」と主張した。
2024.02.27
 07:43
Reuters 通信

(Yahoo)

ロ軍、ウクライナで米製戦車を初めて破壊=ロシア設置当局 <2403-022705>
 ロシアがウクライナ占拠地域に設置した傀儡政権が26日、ロシア軍がAbrams MBTが炎上している様子とされる動画をSNSに公開し、初めてAbramsを破壊したと発表した。
 国営ロシア通信 (RIA) によると、ロシア大統領府のペスコフ報道官が「わが軍の兵士らは当初から、これらの戦車が他の戦車と同様に破壊されると言っていた」と述べた。
 Reutersは現時点でこれを検証できていない。
2024.02.27
 07:29
Bloomberg

(Yahoo)

ウクライナへの長距離巡航ミサイル供与、ショルツ独首相が否定 <2403-022706>
 ショルツ独首相が26日、Taurus CMをウクライナに供与することは、ドイツが対露戦争当事国の一つになるため認められないとの立場を示した。
 DPA通信が、ショルツ首相がはベルリンで主催した会議で、「このシステムが到達する標的とドイツの兵士が、いかなる地点や場所であっても結び付けられてはならない」と述べた。
 発言内容はショルツの 報道担当が配布した文書に基づく。
2024.02.26
 11:46
AFP=時事

(Yahoo)

反攻計画、ロシアに漏れていた ゼレンスキー大統領 <2403-022606>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が25日、同国軍が2023年始めた反転攻勢の作戦計画が事前にロシア側に漏れていたとの見方を示した。 ゼレンスキー大統領はキーウでの記者会見で、反攻開始前にロシア大統領府の机上にはわれわれの計画書がすでにあったと語った。 ただし、リークについての詳細は明らかにしていない。
 ウクライナは2023年、西側から数十億㌦規模の武器支援を受けて反攻作戦を開始したが、ロシア軍の防衛線を突破できず、目立った戦果を上げられなかった。
2024.02.26
 09:07
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ兵器生産、昨年3倍増 今年は弾薬拡大方針=戦略産業相 <2403-022605>
 ウクライナのカミシン戦略産業相が25日にTV放送された会議で、2023年の兵器生産が3倍に拡大し、現在では国内防衛産業に国営・民間企業500社が携わっていると明らかにした。 2024年は弾薬の生産を大幅に増やす計画だと述べた。
 またフェドロフ・デジタル担当相は別の演説で、ロシア軍との戦場で使用されているUAVの90%はウクライナで生産されていると明らかにした。
2024.02.26
 06:40

(16:40 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 25 2024 <2403-022604>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月25日の戦況 =
 2月25日に投稿されたUAVによる映像には、ロシア軍がバフムート近郊で明らかな戦争犯罪を犯している様子が映っている。
 ロシアの情報社会は、最近のA-50 AEW&C機の損失に敏感に反応し、これらの航空機の配備と防御の問題が大きな懸念事項であることを示唆している。
 ウクライナ軍情報総局 (GUR) のブダノフ中将が、ロシアは2月25日現在イランから長距離ミサイルを受け取っていないと述べた。
 ロシア軍は2月25日に全線で陣地での戦闘を続いているが、バフムートとクリンキー付近での前進したことが確認された。
 ウクライナ人権オンブズマンのルビネツ氏が2月25日、ロシアが28,000人以上のウクライナ国民をロシアの刑務所に収監していると述べた。
2024.02.26
 05:53
讀賣新聞

(Yahoo)

ゼレンスキー氏、ロシア軍の攻勢「5月にも」…ウクライナ軍死者は3.1万人と公表 <2403-022602>
 Reuter通信によると、ウクライナのゼレンスキー大統領が25日にキーウで記者会見を開き、ロシア軍の攻勢が「夏の早い時期か、5月にも行われる」との見通しを示した。
 ゼレンスキー大統領は、露軍との戦闘で31,000名のウクライナ兵が死亡したことを明らかにした。
2024.02.26
 03:46
Bloomberg

(Yahoo)

ウクライナ軍の戦死者は3万1000人、ゼレンスキー大統領が明かす <2403-022601>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が25日、2年前に始まったロシアによる軍事侵攻でこれまでにウクライナ軍の戦死者は31,000人に上ると明らかにした。
 $60Bのウクライナ戦争支援を含む米国の緊急予算案は1ヵ月以内に成立が必要だとも強調した。
2024.02.25
 20:56
Kyiv Independent Zelensky: Russia preparing offensive for early summer <2403-022507>
 ゼレンスキー大統領が2月25日にキーウで開かれ、ウクライナの高官が集まりウクライナの将来について話し合ったYear 2024フォーラムで、ロシアは春か夏の初めにウクライナで攻撃を開始する準備をしていると述べた。
2024.02.25
 09:00

(19:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 24 2024 <2403-022504>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月24日の戦況 =
 ロシアの反体制派メディアが、2022年2月に全面侵攻が始まって以来、ウクライナで75,000人以上のロシア兵が死亡したと推定している。
 ウクライナの特殊部隊が2月23日から24日にかけて、ロシア最大の冶金工場にUAV攻撃を実施した。
 ウクライナの報道によると、2月23日にA-50 AEW&C機が撃墜されたことで、戦域内の他の場所でのロシア軍の航空作戦を一時的に停止した。
 ロシア軍はバフムートとアウディーイウカ付近、西部ザポリージャ州で前進が確認された。
 インドがロシアに対し、ウクライナでロシアのために戦っているインド国民の早期除隊を求めている。
2024.02.25
 08:19
時事通信

(Yahoo)

ウクライナに「揺るぎない支援」 <2403-022503>
 岸田首相が25日未明に先進7ヵ国 (G7) 首脳TV会議に出席し、終了後に発表された首脳声明は「ウクライナに対する揺るぎない支援」を強調した。
2024.02.25
 07:09
時事通信

(Yahoo)

「間接支援」で対米ミサイル供与 政府、反撃能力の整備急ぐ ウクライナ侵攻2年 <2403-022501>
 欧米各国の援助が鈍る中、ロシアはミサイルやUAVによる攻撃を強化しており、ウクライナは防空装備などの支援を訴えていることから、日本政府はウクライナ援助で備蓄が減った米国へのSAMを供与することで「間接的な軍事支援」を進める構えである。 日本のミサイル供与には、戦闘機やCMに対処するPAC-2に加え、BMを迎撃するPAC-3も含める方針である。
 政府は2023年12月に防衛装備移転三原則の運用指針を改定し、外国企業の技術を使うライセンス生産の完成品について、ライセンス元国への輸出を容認し、同時に自衛隊のPatriotを米国へ有償供与する方針を打ち出した。
2024.02.24
 22:14
Ukrainska Pravda Russians occupy Lastochkyne near Avdiivka <2403-022413>
 ロシア軍はアウディーイウカの西にあるラストチキン村を占領した。
Lastochkyne の位置 (Google Map)】
 DeepStateによると、ロシア軍はラストカインを占領し、シーヴェルネオルリフカに圧力をかけ続けている。
Siverne の位置Orlivka の位置 (Google Map)】
 DeepStateのブニアトフは自身のTelegram Channelで、ウクライナの部隊は兵站経路が封鎖されるのを避け、部隊を撤退させるためにラストチキンから撤退しなければならなかったと報告した。
2024.02.24
 18:15
Ukrinform ウクライナ、イタリアとカナダと安保協定に署名 <2403-022411>
 ゼレンシキー大統領が24日、キーウを訪れたメローニ伊首相トルドー加首相安全保障分野の協定に署名した。
2024.02.24
 12:00
Forbes

(Yahoo)

拡大するウクライナ空軍唯一の爆撃機旅団、問題はミサイル不足 <2403-022408>
 ウクライナ空軍唯一のSu-24部隊である第7戦術航空旅団のSu-24による対艦攻撃は際立っていおり、ロシア黒海艦隊の揚陸艦2隻コルベット艦1隻、古い練習船1隻、クリミアの乾ドックに入っていた潜水艦を単独で爆破または撃沈している。
 ウクライナ空軍は英空軍の古い爆撃機で使われていたパイロンをSu-24に取り付け、射程320kmのStorm ShadowScalp-ERを搭載して、ロシア軍の補給基地や司令部、橋、防空拠点、艦船を攻撃してきた。
 空軍はこれまで大きな損失を被っているにもかかわらずSu-24の不足は懸念はないが、高性能の弾薬についてはそうではない。
2024.02.24
 10:18
讀賣新聞

(Yahoo)

侵略開始2年、国連総会でロシア非難決議の採択なし…ウクライナ外相は和平案への支持訴え <2403-022406>
 国連総会が23日にロシアによるウクライナ侵略開始から2年に合わせた会合を開き、米欧各国はロシアの侵略を非難したが、対露非難決議は採択されなかった
 ウクライナが非難決議案の提出を見送ったためで、2023年のように多くの支持を得られないと判断したとみられる。 侵略1年に合わせた2023年の国連総会では、対露非難決議が141ヵ国の賛成で採択された。
2024.02.24
 08:30

(18:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 23 2024 <2403-022404>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月23日の戦況 =
 ウクライナ軍が2月23日夜にロシア軍のA-50 AEW&C機を撃墜したと報告した。  ゼレンスキー大統領がウクライナ軍が将来の反攻作戦を計画していると述べたが、西側諸国の支援の遅れはこれらの作戦に不確実性と制約をもたらし続ける可能性が高い。
 ウクライナを拠点とするOSINT組織Frontelligence Insightが2月22日、ロシア軍がロシアとウクライナの国境付近や占領下のウクライナにミサイルや弾薬を保管し、ロシアの兵站線を短縮・強化していると報じた。
 ウクライナ当局は、モルドバの親露派分離地域である沿ドニエストルの当局が2月28日にロシア併合の是非を問う住民投票を呼びかけたとの報道に対し、ロシアが沿ドニエストルからウクライナを地上攻撃する可能性は低いと述べた。
 ウクライナ軍がクレミンナ近郊で前進したのが確認され、ロシア軍はクレミンナ、バフムート、ドネツク市近郊で前進が確認された。
 ウクライナ軍情報総局 (GUR) のスキビツキー副総司令官が2月23日、ロシアがミサイル増産を続けているが、国際的な制裁がロシアのミサイルの品質を低下させていると述べた。
2024.02.24
 03:13
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア軍、アブデーフカ制圧受け西進 西側供与の兵器破壊=国防省 <2403-022401>
 ロシア国防省が23日、ロシア軍はアブデーフカを制圧した後に西方に向けさらに前進していると明らかにした。
 露国防省によると、ロシア軍はこの1週間でStorm ShadowやPatriotなど西側諸国がウクライナに供与した多くの兵器を破壊したとしている。
 Reutersは戦況を独自に確認できていない。
2024.02.23
 22:25
Ukrainska Pravda Russian A-50 was downed with S-200 anti-aircraft system <2403-022311>
 ウクライナ国防情報局 (DIU) によると、国防軍がソ連製のS-200(註:SA-5)SAMでロシアのA-50
AEW&C機を撃墜した。
2024.02.23
 21:01
Ukrainska Pravda Ukraine's Defence Intelligence posts final flight path of downed Russian A-50 – map <2403-022309>
 ウクライナ国防情報局 (DIU) が、ウクライナ空軍が2月23日に撃墜したロシアのA-50
AEW&C機の最後の飛行経路を公開した。
 墜落したA-50U航空機の速度と高度の急激な低下が、エイスクの町の近くで観察されたと報じられている。
2024.02.23
 20:26
Kyiv Independent Air Force: Ukraine shoots down another Russian A-50 aircraft over Azov Sea <2403-022307>
 ウクライナ空軍司令官のオレシュチュク大将が、空軍が2月23日夜にアゾフ海上空でロシアのA-50
AEW&C機を撃墜したと発表した。 オレシュチュク大将は20:00頃にTelegramに投稿し、「結果を保証してくれたすべての人々」に感謝の意を表した。 ウクライナの軍事情報機関も、空軍との共同作戦の結果、撃墜したことを確認した。
 ウクライナ国防省情報総局 (HUR) は後に、航空機はカネフスコイ地区の北50kmでロシア軍の飛行場があるエイスク市の近くで撃墜されたと述べた。
Yeysk市の位置 (Google Map)】
 ロシア国営RIA Novosti通信社は数分後に、「クラスノダール地方のカネフスコイ地区で正体不明の航空機が墜落した」と報じ、その後2機の航空機がこの地域に墜落し、墜落現場で大規模な火災が発生したと報じた。 21:00の3回目の更新では、実際には墜落に巻き込まれた航空機は1機だけだったとした。
 カネフスコイ地区はアゾフ海の海岸に位置し、ウクライナの前線から200km離れている。
 ウクライナ空軍はこれに先立ち、1月14日にもアゾフ海上空でロシアのA-50を撃墜していた。
2024.02.23
 05:11
時事通信

(Yahoo)

伊、ウクライナと安保協定 英独仏に続き署名へ <2403-022301>
 ANSA通信が、タヤーニ伊外相が22日にウクライナとの安全保障協定数日内にまとまり、署名が行われる運びだと議会で明らかにしたと報じた。
 G7は2023年にウクライナの安全を2国間協定で長期的に保証すると宣言し、英国は2024年1月、ドイツフランスは2月16日にそれぞれウクライナと取り決めを交わした。
 イタリアは2024年の先進7ヵ国 (G7) 議長国で、侵攻2年の24日にウクライナのゼレンスキー大統領も参加するG7首脳のTV会議を主催する。
2024.02.22
 17:37
Kyiv Independent Denmark signs 10-year security agreement with Ukraine <2403-022215>
 デンマークのフレデリクセン首相が2月22日の記者会見で、デンマークはウクライナへの安全保障支援に関する10年間の協定に署名したと述べた。
 デンマーク外務省は声明で、安全保証はデンマークのウクライナ基金によって賄われ、ウクライナ基金はこれまでにDKK69B ($10B) 以上をこの計画に割り当てていると述べた。
 英国、ドイツ、フランスはウクライナと同様の協定を締結しており、ノルウェー、オランダ、イタリアも同様の協定に近く署名するとしている。
2024.02.22
 15:30
Reuters 通信

(Yahoo)

焦点:消耗するウクライナ軍、兵力も弾薬も不足 ロシア軍の優位鮮明に <2403-022212>
 対ロシア戦争が3年目に突入する中、ウクライナ軍の第59歩兵旅団は、戦うための兵力と弾薬が尽きつつあり、厳しい現実に直面している。
 ある小隊長によると、旅団の兵員数は、死亡や負傷、老齢や病気による除隊が相次ぎ、残存している将兵は60~70%と推定される。
 ロシア軍の攻撃で多くの死傷者が出ている上、東部戦線は季節外れの気温上昇で凍土がぬかるみと化して兵士の健康を蝕み、事態は一段と悪化している。
2024.02.22
 10:50
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、1週間でロシア軍戦闘機7機撃墜 ゼレンスキー氏が主張 <2403-022208>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が21日夜の演説で、同国軍が過去7日間でロシア軍戦闘機7機を撃墜したと明らかにした。
 ロシアはこの事案について、公にコメントを出していない。
 ウクライナ軍参謀本部が同日報告したところによると、2022年2月のウクライナへの全面侵攻以降、ロシア軍が失った航空機は338機だという。
 CNNはこれらの数字を独自に検証できていない。
2024.02.22
 10:30

(20:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 21 2024 <2403-022207>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月21日の戦況 =
 著名な独立系ロシア人軍事ブロガーのモロゾフ氏は、アウディーイウカ周辺でロシア軍の死傷者率が高いという報道を削除するようロシア軍司令部が命じたのを拒否し、2月21日に自殺したと報じられている。
 ウクライナ当局者は、アウディーイウカから撤退する際にロシア軍が数百人のウクライナ兵を捕虜にした可能性があるというNew York Times紙の報道を否定した。
 ドネツク州ヴォルノヴァーハ近郊の無防備なロシア軍訓練場に対するウクライナのHIMARS攻撃は、かなりの死傷者を出した可能性が高く、露超国家主義者の軍事ブロガー社会を刺激した。
 イランの消息筋は2月21日にReutersに対し、イランが1月上旬に数百発のSRBMをロシアに提供したと述べた。
 ロシア軍がアウディーイウカ、ドネツク市、ロボティネ、クリンキー付近で前進したことが確認された。
2024.02.22
 10:13
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア戦死者約4万5000人の身元確認 メディア <2403-022206>
 英BBCのロシア語版とロシア語メディアのMediazonaがボランティア班と共に、、2022年2月のウクライナへの侵攻開始後に死亡したロシア兵約45,123名の身元を特定したと報じた。
 両国は戦死者数を極めて慎重に扱っており、ウクライナ侵攻への批判を禁止しているロシアは2022年以降、戦死者数を公表していない。
2024.02.22
 09:58
Reuters 通信

(Yahoo)

東部アブデーフカ近隣へのロシア軍の侵攻続く=ウクライナ兵 <2403-022205>
 アブデーフカ郊外に新たな陣地を構えているウクライナ軍兵士らが、アブデーフカを掌握したロシア軍が近隣の町への攻撃を続けていることを明らかにした。
 現地のウクライナ部隊幹部は21日、「アブデーフカ前線の状況は極めて明確で、ロシア軍は力の限り前進するだろう」とTelegramに投稿した。
2024.02.21
 20:34
時事通信

(Yahoo)

ウクライナ兵数百人が捕虜か 東部激戦地からの撤退で <2403-022113>
 New York Times紙が20日、ウクライナ軍がアウディイウカから撤退する際に数百名の兵士がロシア軍の捕虜となったか、行方不明になった可能性があると報じた。 事実であれば、ウクライナ軍の士気低下につながる可能性がある。
 報道によると、欧米の政府高官や戦場の兵士の話として、ウクライナ軍の防衛線の崩壊に伴う混乱で850~1,000名の兵士が捕虜か行方不明になったと推定されている。 正確な人数の把握には時間がかかる可能性があるという。
2024.02.21
 18:30
共同通信

(Yahoo)

ロシア大統領、戦果拡大を指示 ドネツク州全域制圧狙う <2403-022111>
 プーチン露大統領が20日にモスクワでショイグ国防相と会談し、ロシア軍によるウクライナ東部ドネツク州の要衝アブデーフカ制圧は「疑う余地のない成果だ」と述べ、戦果拡張を指示した。
 ロシアはドネツク州全域の制圧を狙っており、プーチン氏が通算5選を目指す3月の大統領選を前に攻勢を強める構えである。
2024.02.21
 16:47
Kyiv Independent Russia used 2 Zircon hypersonic missiles in Feb. 7 attack, expert says <2403-022109>
 キ-ウ科学研究所のルービン所長が2月21日の取材で、ロシアが2月7日の大規模な攻撃で3M22 Zircon極超音速巡航CMを2発発射したと述べた。
 ルーヴィン所長は
Vechirniy Kyivの取材で、防空軍がZircon 1発を撃墜し市の東岸のドニプロフスキー地区に落下し、もう1発がキエフ州のヴィシェベ上空で撃墜され野原に落ちたと述べた。
 ロシアによると、600~1,500kmMach 9で飛翔する弾頭重量300~400kgのZirconはASCMとして設計され、2023年初頭からロシア軍が装備している。
 ただルーヴィン所長によれば、ミサイルは飛行の最終段階ではロシアが主張する10,000km/hキロではなく2,500km/hで飛翔したうえ、精度には大きな疑問があり、防空網に迎撃され目標には届かなかったと述べた。 更に、400kgの爆薬を搭載したASCMが持つべき破壊力は見当たらなかったと、ロシアの主張を疑っている。
2024.02.21
 13:02
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ国営武器製造会社、独メーカーと防空システムで協力 <2403-022106>
 ウクライナ国営の武器製造企業Ukul Obolon Prom社が、Airbus社、BAE Systems社、Leonard社によるミサイル合弁企業であるMBDA独社と防空システムで協力すると発表した。 MBDA独社の広報担当者は、UASへの対策が焦点だと述べた。
 提携の可能性のある分野には研究・開発、生産、投資が含まれるという。
2024.02.21
 10:45

(20:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 20 2024 <2403-022105>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月20日の戦況 =
 ショイグ露国防相はロシア軍がドニプロ河東岸のクリンキーを完全に制圧したと主張したが、入手可能なオープンソースの視覚的証拠とウクライナとロシアの報告は、ウクライナ軍がこの地域で橋頭堡を維持していることを示唆している。
 New York Times紙が、ウクライナ軍がアウディーイウカから撤退した際に、何百名ものウクライナ兵が「行方不明」になった可能性があると報じた。
 全正面で陣地での攻防が続いているが、ロシア軍のアウディーイウカ西方への前進が確認された。
2024.02.21
 09:54
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア使用の北朝鮮ミサイル、部品75%が米国関連 日本製品も <2403-022103>
 英国の民間研究機関である紛争兵器研究所が20日、ロシア軍が1月にウクライナで使用した北朝鮮製のKN-23かKN-24だとみられるBMの残骸を分析した結果、部品の75.5%は米国企業の関連製品だと判明したと明らかにした。 75%以上は2021~2023年に製造された可能性が高いことも判明した。
 同研究所の調査員は、1月2日にウクライナ東部ハリコフで使用されたミサイルの部品計290点を検証した結果、部品に記されたロゴマークや製品番号から、日米独とシンガポール、スイス、中国、オランダ、台湾の8ヵ国と地域の26社を関連企業として特定した。
 ドイツの11.9%、シンガポールの3.%に次いで、日本企業の関連製品も3.1%含まれており、経済制裁の抜け穴の存在が改めて浮き彫りになった。
2024.02.20
 23:21
Ukraiska Pravda Operational Command South denies Shoigu's claim about seizure of bridgehead on Dnipro's left bank <2403-022020>
 ロシアがヘルソン州左岸のクリンキー村を掃討したというショイグ露国防相の主張を、ウクライナPivden(南部)作戦戦略司令部が否定した。
Krynky の位置 (Google Map)】
 南部作戦戦略司令部は声明で、侵略国の軍事的・政治的指導部は、ドニプロ川左岸の橋頭堡を掃討したと主張したとし、ロシア軍はヘルソン州東岸の攻撃に失敗し、事実の操作と改ざんに訴えたと公式に報告した。
 司令部は、ウクライナの南部防衛軍が陣地を維持し続けてロシア側に大きな損失を与え、ロシア軍は日中に1回攻撃を試みたが大きな損失を被って撤退したていると報告している。
2024.02.20
 15:34
CNN

(Yahoo)

ロシアの戦闘機2機、東部で撃墜 ウクライナ空軍発表 <2403-022014>
 ウクライナ空軍が19日、東部でロシアの戦闘機2機を撃墜したと発表した。 撃墜された2機はSu-34とSu-35で、これ以外の詳細は公表されていない。
 ウクライナ東部では17日にも、Su-34 2機とSu-35 1機の計3機撃墜されていたという。
2024.02.20
 14:37
Kyiv Independent Kyiv says it will 'firmly respond' if Moscow attempts to involve Transnistria in the war <2403-022013>
 ウクライナ外務省が、ロシアが支配する沿ドニエストル地方をウクライナへの侵略に巻き込み、モルドバの状況を不安定化させようとするいかなる試みにも、断固として対応すると述べた。
 沿ドニエストルはモルドバの一部として国際的に認められているが、ロシア軍は、ロシア系住民の保護を口実に侵攻した1990年代初頭から沿ドニエストルを占領している。 これに対してモルドバは、沿ドニエストルにおけるロシアの軍事駐留を非合法とし、ロシア軍の撤退を求めている。
 沿ドニエストルの親露指導者クラスノセルスキーは1月22日、モルドバからの挑発とされるものへの反撃だと主張し、軍事演習の強化と即応態勢の強化を呼びかけた。
2024.02.20
 11:31
Reuters 通信

(Yahoo)

ロ軍のスターリンク利用阻止を、ウクライナがスペースXに要請 <2403-022011>
 ウクライナのフェドロフ副首相兼デジタル転換相が19日、マスク氏率いるSpace X社に対し、ロシア支配地域で同社通信衛星サービスStarLink利用を阻止するよう求めたと明らかにした。
 StarLinkはロシアとのビジネスは一切行っていないとしているが、ウクライナ国防省のブダノフ情報総局長は2月にWall Street Journal紙の取材で、ロシアの民間企業が仲介業者から購入した物を入手してウクライナに侵攻したロシア軍がStarLink端末数千台を利用していると述べた。
2024.02.20
 10:38
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、アブデーフカ失陥後に新防衛線構築でロ軍撃退 <2403-022009>
 ウクライナ軍が19日、アブデーフカ失陥後新たな防衛線を構築してロシア軍の攻撃を撃退し続けていると明らかにした。 ウクライナ軍のタルナフスキー准将は通信アプリに「軍は幾つかの新しい防衛線を築き、攻勢を意図するロシア軍の撃退に成功している」と書き込んだ。
 ロシア軍は現在、部隊を再編してアブデーフカで残敵を掃討しつつ、既に占領しているマリンカ付近や、ウクライナ側が保持している南西側の複数の村落付近で攻撃を行っている。
2024.02.20
 09:18
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍は圧倒的戦力差に苦境…ドニプロ川の渡河作戦「兵力100倍のロシア軍と後方の川、少しも引き下がれない自殺任務」 <2403-022008>
 ウクライナ軍は、ロシア軍との圧倒的な戦力差で苦境が続いている。 ドニプロ河の渡河作戦はまさに「背水の陣」での戦いで、前方は兵力100倍の露軍、横は地雷原、後方は河と、少しも引き下がれない自殺任務である。 ドニプロ河東岸沿いの村クリンキは、ウクライナ軍にとって露軍が占領している地域奪還に向けた橋頭堡である。
 ウクライナ軍はクリミア半島に通じる露軍の補給路断絶を狙った2023年6月からの大規模な反転攻勢では南部ザポリージャ州からの突破に失敗しており、ここは新たな突破口として期待されている。
2024.02.20
 09:15

(19:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 19 2024 <2403-022007>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月19日の戦況 =
 ロシア軍はアウディーイウカの掌握の際に、ウクライナの情報空間にパニックを引き起こしウクライナ軍の士気を弱めるためサイバー攻撃を実施した可能性がある。
 ロシア軍がアウディーイウカを占領した後、アウディーイウカ近郊でのロシア軍の攻撃速度は劇的に遅くなったと報じられている。
 ウクライナ当局は、ウクライナ軍が2月19日朝、ウクライナ東部でSu-34とSu-35S 1機ずつを撃墜したと報告した。
 米大統領府が、議会がウクライナへの安全保障支援を可決した場合に長射程型のATACMSの供与を検討していると報じられている。
 UAE首長国の銀行が、西側諸国の二次制裁のリスクを理由に、2023年9月にロシア企業との取引の一部を制限し、ロシア国民の口座を閉鎖し始めたと報じられている。
 アルメニアのパシニャン首相が、ロシアとアルメニアの関係悪化を背景に、アルメニアはロシアのウクライナへの全面侵攻を支持していないと繰り返した。
 ロシア軍のドネツク市近郊と西部ザポリージャ州での前進が確認された。
 ロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長が2月19日、ロシア国防省が2024年1月1日以降、53,000名以を採用したと主張した。
2024.02.20
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍が見つけた勝ち方「滑空爆弾による猛爆」、防げる兵器は1つだけ <2403-022006>
 ロシア空軍はウクライナで戦争を拡大して2年近くの間、不十分な訓練や粗雑な兵器、中央統制の文化がネックとなり、地上部隊を支援するのに苦慮してきたが、最近になってアウジーイウカ方面で変化がみられた。
 ここ数週間、アウジーイウカに対しロシア軍機は40kmほど離れた場所から衛星誘導の滑空爆弾を大量に投下してきた。 こうした航空支援を受けてロシア軍の地上部隊は、ウクライナ軍の第110独立機械化旅団を撤退させた。
 ロシア軍は空から地上部隊を効果的に支援するため今後は他の戦域でも同じ戦術を用いるだろう。 ISWはアウジーイウカでの滑空爆弾作戦は「前線のあらゆる場所でロシア側の作戦が変化する先駆け」と位置づけている。
 ロシア側は重量250kg500kg、あるいは1,500kgのKAB滑空爆弾FAB滑空爆弾に翼と衛星誘導装置を取り付けた簡易型の滑空爆撃能力を開発した。 ロシア空軍のSukhoi戦闘爆撃機は高高度を高速で飛行して、40km離れた目標に向けてKABを2発以上投下できるようになった。 前線から40kmというのは、ウクライナ側のSAMによって迎撃されるリスクを完全には排除できないものの、軽減するには十分な距離である。
2024.02.19
 15:07
Kyiv Independent NBC: Biden administration considering supplying Ukraine with long-range ATACMS missiles <2403-021912>
 NBC Newsが2月19日に匿名の米当局者を引用して、議会が新たな資金パッケージを承認すれば、バイデン政権がウクライナに長射程型のATACMSを送る用意があると報じた。
 米国は2023年10月に射程165kmの旧型ATACMSをウクライナに供与したが、ATACMSの新型は最大300kmで今のところウクライナには提供されていない。
2024.02.19
 14:31
AFP=時事

(Yahoo)

中国外相、ロシアには「殺傷兵器売らず」 ウクライナに伝える <2403-021911>
 中国外務省が18日、中国の王外相が17日にミュンヘンで開かれた安全保障会議でウクライナのクレバ外相に、中国はロシアにウクライナ侵攻に使用する殺傷兵器を売却しないと伝えたことを明らかにした。
 外務省によると王外相はクレバ外相に、中国は「状況を利用したり、紛争地域やその当事者に殺傷兵器を売却したりしない」とクレバ氏に語ったという。
2024.02.19
 14:08
Kyiv Independent Media: Ukraine may receive first F-16 jets in June <2403-021910>
 Foreign Policy誌が2月18日にリトアニアのアヌサウスカス国防相と匿名の欧州当局者の発言として、ウクライナは2024年6月に最初のF-16を受け取る可能性があると報じた。
 オランダ、デンマーク、ノルウェー、ベルギーはウクライナに米国製の第4世代戦闘機を数十機供与すると約束しているが、正確なスケジュールは今のところ不明のままで、ウクライナ空軍報道官はTVで、6月受領開始を肯定も否定もできないと述べた。
2024.02.19
 13:00
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍、最新の T-90 戦車を一度に4両失う 攻勢の裏で損害ますます拡大 <2403-021909>
 ロシア軍第3軍団の所属とみられる突撃部隊が15日かその前日、ウクライナ東部ドネツク州アウジーイウカ市から北へ100kmほど離れたテルニー村の周辺を守るウクライナ軍部隊を攻撃した。
 使われた兵器から推測すると部隊はおそらく大隊規模で、T-80BVMT-90Mを少なくとも6両、BMP-2
IFVなど戦車以外の戦闘車両を少なくとも4両、サーモバリック弾頭のロケット弾を発射できるTOS-1 MRL 1両などを擁していた。
 注目されるのは、これほどの数のT-90Mが一度に同じ場所にお目見えしたのは、知られる限りめてだったが、最新型のT-90Mもまたロシアの旧式戦車と同じようにいとも簡単に爆破され、ウクライナ軍の第60、第63両独立機械化旅団のUAVによる猛襲を受けた突撃部隊は、テルニーの南東3kmかそこらで動けなくなった。
2024.02.19
 10:00

(20:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 18 2024 <2403-021905>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月18日の戦況 =
 ウクライナ軍がアウディーイウカからそう遠くないところに新たな防衛線を構築できる可能性が高く、この地域がロシア軍の攻勢の頂点となる可能性が高い。
 ウクライナ当局は、占領下のドネツク州でロシアが捕虜に関するジュネーブ条約に違反したとされる2件の事例を調査している。
 Washington Post紙が、プーチン政権が2023年1月以降にウクライナのメディアに偽情報を広めるための大規模な取り組みを画策していると報じ、偽のTelgram Channelを使用してウクライナの情報空間に潜入するロシアの情報操作に関する最近のウクライナの公式報告を裏付けている。
 デンマークのフレデリクセン首相が2月18日、ウクライナに砲兵システムを供与すると発表した。
 2月18日に全正面で陣地の攻防が続いているなか、ロシア軍のザポリージャ西部での前進が確認された。
2024.02.19
 08:18
産経新聞

(Yahoo)

ロシア軍がザポロジエ州でも前進か ウクライナ軍の防衛線を突破と報道、南部でも優勢示唆 <2403-021902>
 ウクライナの大手軍事メディアDeep Stateが18日、露軍がザポロジエ州の集落ロボティネの南側まで前進し、集落への進入を試みていると報じた。 また、ロボティネ東方の集落ベルボベの南西方向でも露軍がウクライナ軍の防衛線を突破したため、ウクライナ軍が撃退のための戦闘を続けているという。
Robotyne の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍は2月17日に弾薬不足などを背景に東部ドネツク州のアブデーフカの放棄を決定したが、ロボティネ方面での露軍の前進は、露軍が東部だけでなく南部でも優勢になりつつあることを示唆した。
2024.02.18
 23:58
Kyiv Independent Brutal Battle for Avdiivka brings Russia's first major victory in 2024 <2403-021815>
 ロシアのアウディーイウカ占領は、ロシアにとって9ヵ月ぶりの大きな成果だが、ウクライナは独自の問題を露呈した。 重要な戦闘陣地の要塞化が間に合わわず、アウディーイウカを防衛する第110自動車化狙撃旅団は、必要な増援を送られなかった。 更に撤開始が遅れた。
 一方、ロシアにとっては、推定数万名の犠牲の下に、戦略的重要性がほとんどない都市を占領した。
 アウディーイウカの占領は、来るべき大統領選挙に先立って、プーチンの宣伝のために価値があり、作戦は主に政治的な目的によって推進された。
2024.02.18
 23:57
Kyiv Independent Ukraine war latest: Ukraine says it repelled Russian offensive in Zaporizhzhia Oblast <2403-021814>
 ウクライナ軍西部作戦司令部が2月18日、17日にザポリージャ州でロシア軍の攻勢を破り、70人の兵士が死亡、80人が負傷したと発表した。
 この攻勢には30品目の装備とかなり多くの敵兵が関与した。
 報告書によると、ウクライナはMBT 3両を含むロシア軍の装備18品目を破壊した。
2024.02.18
 22:16
Kyiv Independent Military: Russian forces try to storm Ukrainian positions in Kherson Oblast <2403-021813>
 ウクライナ軍参謀本部の発表によると、ロシア軍はドネツク州のアウディーイウカ撤退が発表された翌日の2月18日にドニプロ河西岸にあるウクライナ軍陣地への攻撃を14回試みた。
 参謀本部の声明によると、ウクライナ軍はラストチキンとペルボマイスケ近くのアウディーイウカ方面への3回の攻撃を撃退した。 声明はまた、ウクライナ軍がザポリージャ州のロボティネ州で7回の攻撃を撃退したとした。
 ウクライナは前日にザポリージャ州でロシア軍の攻撃に反撃し、兵士70人が死亡、80人が負傷し、ロシア軍の装備品18点を破壊したと発表した。 同州はロシア軍に一部占領されたままで、ロシア軍は西部地域での攻勢を再開している。
 戦争研究所 (ISW) は、西側諸国が援助を遅らせ続ければ、ロシア軍は他の地域で同じ戦術を繰り返す可能性があると報告した。
2024.02.18
 20:23
Ukrainska Pravda Russians actively assault Ukrainian positions on left bank in Kherson Oblast – General Staff <2403-021812>
=ウクライナ軍参謀本部夕報=
 過去24時間以内に、56件の戦闘衝突が発生した。 ロシア軍は合計で3回のミサイル攻撃33回の空爆を行い、
MLRによる攻撃は64回、ウクライナ軍と集落の陣地を攻撃した。
ドニプロ河東岸のヘルソン州: ロシア軍はウクライナ軍の陣地への攻撃を14回試みた。
ヴォルィーニ戦線とポリシア戦線: 作戦状況に大きな変化はなかった。
シベルスクとスロボジャンシチナの前線: ロシア軍がハリコフ州のビルフヴァトカ集落付近を空爆し、チェルニーヒウ州の集落約20ヵ所を砲撃した。
クピャンスク戦線: ロシア軍は攻撃しなかった。 空爆はハリコフ州のペトロパブリフカとボロワの集落の近くで開始され、ハリコフ州の集落約10ヵ所が砲撃された。
ライマン戦線: ウクライナ軍はテルヌイの集落近くと、ロシア軍がドネツク州のヴィムカから南東に7回突破しようとしたロシア軍の攻撃を撃退した。
 ロシア軍は、ルハンシク州のビロホリフカとドネツク州の集落近くでも空爆を開始しルハンシク州の集落10ヵ所以上を砲撃した。
バフムート戦線: ロシア軍が優位を確保しようとしたドネツク州の集落の近くで、ウクライナ軍は4回のロシア軍の攻撃を撃退した。
 ドネツク州では、10ヵ所近くの集落がロシア軍の砲撃を受けた。
アウディーイウカ戦線: ウクライナ軍がドネツク州のラストチキンとペルボマイスケの集落付近でロシア軍の3回の攻撃を撃退した。ロシア軍はまた、ドネツク州のジェランネ、オルリフカ、セメニフカの集落付近でも空爆を開始した。ドネツク州のノヴォカリノヴェ、ノボバフムティフカ、ステポヴェ、ラストチキン、シエヴィエルネ、ペルボマイスケなど約20の集落に砲撃と迫撃砲による攻撃が行われた。 マリンカ戦線: ウクライナ軍がドネツク州の集落で12回にわたりウクライナの防衛線を突破しようとしたロシア軍を抑止し続けている。
ノヴォパヴリフカ戦線: ロシア軍は攻撃しなかった。 ドネツク州では約10ヵ所の集落が砲撃された。
ザポリージャ戦線: ウクライナ軍がザポリージャ州のロボティネ集落付近でロシア軍の攻撃を7回撃退した。
 ロシア軍はザポリージャ州のマラ・トクマチカ集落付近でも空爆を開始した。 ザポリージャ州の集落20ヵ所以上を砲撃した。
ヘルソン戦線: ロシア軍はドニプロ川東岸の陣地からウクライナ部隊を追い出す試みを続け、この1日でウクライナ軍の陣地を14回攻撃した。 ヘルソン州とムィコラーイウ州の集落が砲撃をされた。
 ロシア軍はまた、ヘルソン州の集落付近でMLRによる攻撃を仕掛けた。
ウクライナ空軍: 先日空軍機が、ロシア軍が集中している地域4ヵ所に攻撃を開始した。
 ウクライナ空軍の部隊がSu-34を破壊した。
ロケット部隊と砲兵部隊: ロシア軍の統制点3ヵ所と弾薬庫を攻撃した。
2024.02.18
 14:45
Bloomberg

(Yahoo)

英米、ウクライナに AI 搭載無人機の供与目指す-関係者 <2403-021808>
 事情に詳しい関係者が、英国が米国など各国と協力してウクライナにAI搭載の新たなUAV数千機を供与する方向で取り組んでいることを明らかにした。 UAVは目標に同時に群がることができるという。 無人機は数ヵ月以内にウクライナに送られる可能性があるが、遅れもあり得る。
 AI搭載のUAVは大規模に展開して互いに通信することで、人間が操縦することなく敵地を狙うことができるという。
2024.02.18
 10:00
Forbes

(Yahoo)

ロシア「1日に砲弾1.5万発」でウクライナ打倒と試算 現在1万発 <2403-021806>
 エストニア国防省によれば、ロシア軍は2022年2月にウクライナに対する戦争を拡大した最初の数ヵ月に榴弾砲数千門で1日6万発を撃った。
 ロシアは、2025年にウクライナ軍を打倒しウクライナでの戦争に勝利するためには1日あたり15,000発必要とが試算しているが、この数はロシア軍が現在ウクライナで1日に発射している砲弾数よりも5,000発多く、ロシアが1日に生産している砲弾数よりも9,000発多い。
 この不足分を補うためにロシアは国内で長期備蓄されている古い砲弾300万発の一部を再び使用できる状態にすることか、イランや北朝鮮からこれまでに取得した200万発程に加えてさらに確保する2つの選択肢がある。
 どちらもいうほど簡単なことではないことから、英王立防衛安全保障研究所 (
RUSI) の新たな報告によれば、ロシア軍は2025年に主力砲弾である152mm弾の大幅な不足に直面するとみられている。
2024.02.18
 09:10

(19:10 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 17 2024 <2403-021805>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月17日の戦況 =
 ショイグ露国防相が、ウクライナ軍がアウディーイウカから撤退した可能性が高いため、ロシア軍がドネツク州アウディーイウカの完全支配を確立したと宣言した。
 ロシア軍はアウディーイウカを占領するための攻勢最終日に地上部隊への近接航空支援を提供することができる一時的に限定的かつ局地的な航空優勢を確立したとみられたが、これはロシア軍がウクライナで初めてのことである。
 西側諸国の安全保障支援の遅れは、ウクライナの防空体制にさらなる大きな制約をもたらした可能性があり、ロシア軍はウクライナで近接航空支援を実現できた可能性がある。
 ウクライナ軍は2月17日、ドネツク州上空でロシアの戦闘機3機 (Su-34 2機、Su-35 1機) を撃墜したと報じられているが、アウディーイウカからの撤退を援護するため乏しい防空戦力を投入した可能性が高い。
 米司法省が2月17日、ウクライナのエネルギーインフラを修復するため、米国が没収したロシアの資金$500,000をエストニアに送ったと発表した。
 ロシア軍はバフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ザポリージャ州西部での前進が確認された。
2024.02.18
 07:22
共同通信

(Yahoo)

バイデン氏「米議会の不作為」 ウクライナの東部要衝撤退 <2403-021804>
 バイデン米大統領が17日にウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、ウクライナ軍がアブデーフカから撤退を余儀なくされたのは「米議会の不作為の結果だ」と述べ、下院はウクライナ支援を含む緊急予算案を早急に可決すべきだと強調すると共に、ウクライナ支援継続への決意を伝達した。
2024.02.17
 20:00
Newsweek

(Yahoo)

ロシアのミサイル工場で大規模爆発...巨大な火球が映る衝撃映像 <2403-021714>
 ロシア中部ウドムルト共和国ヴォトキンスク兵器工場敷地内で2月7日、巨大な爆発が起きたと伝えられている。 核兵器の部品やBMを製造するこの兵器工場上空の巨大な火球が映る動画が撮影された。 死傷者が出たかどうかは分かっていない。
 爆発したこの工場はウドムルト共和国の首都イジェフスクから50kmほどの場所にあり、RS-24 Yars ICBMなどを製造している。
Izhevsk の位置 (Google Map)】
 ロシア政府は緊急事態を否定しているが、住民が撮影した動画には、この場所の上空に巨大な火球が上がり、空が照らし出された様子が映っていた。 火災の前に爆発音が聞こえたという住民の証言もある。
 ロシア国営TASS通信によると、地元の緊急事態庁は爆発の原因について予定されていたロケットエンジンの試験だったと発表したが、米政府が資金提供するメディアの自由欧州放送 (RFE/RL) は、そうした試験の予定は通常であればロシア緊急事態省のウェブサイトに掲載されているが、今回は掲載がなかったと指摘した。
2024.02.17
 17:16
Kyiv Independent Air Force commander: Ukraine downs 3 Russian warplanes <2403-021712>
 ウクライナ空軍司令官のオレシュチュク中将が2月17日、ロシアのSu-34 2機とロシアのSu-35 1機を撃墜したと発表した。
 ウクライナ軍参謀本部は2月17日、2022年2月24日に全面侵攻を開始して以来、ロシアは330機以上の航空機を失ったと報告した。
 戦争研究所 (ISW) は2023年12月に、ロシアが航空機の損失の増加により航空戦略を変更し、ロシア空軍の出撃回数を減らした兆候があると発表していた。
2024.02.17
 16:18
Kyiv Independent Dutch PM: Netherlands actively working on bilateral security guarantees for Ukraine <2403-021711>
 ルッテ蘭首相が2月17日にKyiv Independent紙に、オランダはウクライナの安全保障に関する二国間協定について積極的に検討していると語った。
 今週初めにゼレンスキー大統領はマクロン仏大統領と安全保障協力に関する二国間協定に署名し、2月16日にはショルツ独首相と、1月にはスナク英首相と同様の協定に署名した。
 また、ノルウェーのストーレ首相は2月16日にNorway通信に対し、今後数週間のうちにウクライナと安全保障に関する二国間協定に署名する予定だと述べた。
2024.02.17
 15:10
Kyiv Independent Alleged drone factory catches fire in Russia's Izhevsk <2403-021709>
 ロシアのウドムルト共和国イジェフスク市の工場で2月17日に大規模な火災が発生したと、地域緊急通報システムが発表した。 ロシアのメディアは以前、この場所にあるショッピングモールがUAV工場に変わったと報じていた。
 ウドムルト共和国の緊急通報システムはTelegramで、施設の火災は夜間に発生3,500㎡以上に広がったと述べた。 消防隊員が午前中に消火活動を行い、死傷者は出なかったという。 ロシア当局は、この企業が洗剤や消毒剤の製造に関与していたと主張したが、救急隊は、火災が発生した理由を明らかにしていない。
 
RFE/RLのロシア語放送が地元メディアを引用して報じたところによると、2023年9月にこの場所にあるショッピングモールがIzhevsk無人システム研究・生産会社に引き渡された。 地元メディアのUdmurtia Against Corruptionは、ここでGranat-4 UAVを組み立てる計画を立てていたと報じている。
 Kyiv Independentは、いずれの主張についても検証できない。
2024.02.17
 10:00

(20:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 16 2024 <2403-021707>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月16日の戦況 =
 ウクライナ軍はアウディーイウカからの撤退を開始しており、ロシア軍はウクライナ軍の完全撤退を妨害することに注力している。
 ウクライナ軍はアヴディビカからの秩序ある撤退を行うために反撃を行わなければならない可能性があり、ウクライナ軍の撤退を妨害しようとするロシアの取り組みは、ますます消耗戦になる可能性がある。
 ドイツとフランスが2月16日、ウクライナとの二国間安全保障協定に調印した。
 ロシアの独立調査機関によると、ほとんどのロシア人はロシアのウクライナでの戦争に無関心でこの戦争について考えることを避けているという。
 投獄されていた野党政治家ナワリヌイ氏の死亡が2月16日に報じられたことに対するロシアの反応は比較的控えめだった。
 ロシア軍はバフムートの北西、アウディーイウカ近郊のクピャンスク~スバトベ~クレミンナの線で前進が確認された。
 プーチン大統領は自らを戦時中の有能な指導者として振る舞っている。
 ロシアが支配するウクライナの裁判所は、ウクライナの捕虜に厳しい判決を下し続けている。
2024.02.17
 01:36
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、ロシアの北朝鮮製ミサイル使用を確認 「精度に疑問」 <2403-021701>
 ウクライナのコスチン検事総長が16日、ロシアが2023年12月30日以降に少なくとも24発の北朝鮮製のBMをウクライナに向けて発射したと明らかにした。
 発射された24発のミサイルのうち、「比較的」正確だったのは石油精製所と飛行場への攻撃に使用された2発だけだったとし、「ミサイルの精度に疑問がある」と語った。
2024.02.16
 23:49
Kyiv Independent Commander: Russia 'throws all reserves' to attacks against Avdiivka <2403-021620>
 アウディーイウカで交戦するTarnavskyi部隊を指揮するタルナフスキー大将が2月16日、アウディーイウカで激しい戦闘が続く中、ロシアはアウディーイウカへの攻撃にすべての予備役を投入し、他の正面から部隊を転用していると述べた。
 占領下のドネツクからわずか数㌔のところにあるアウディーイウカは、2023年10月以降、モスクワ軍が同市を包囲して占領することを目指しており、ロシア軍の攻撃が激化している。 最近の報告によると、この正面はますます悲惨な状況になっている。
 タルナフスキー大将によると、ウクライナ軍は2月16日に20回の空爆と150発以上の砲撃を伴うロシア軍の攻撃30回を撃退したという。 タルナフスキー大将は、1月1日以来ロシアは20,000名以上の兵士、199両の戦車、481両の装甲戦闘車両を失ったと述べた。
2024.02.16
 23:18
Kyiv Independent France to provide artillery, air defense package to Ukraine <2403-021619>
 ゼレンスキー大統領が2月16日、マクロン仏大統領との共同記者会見で、2024年に€3B ($3.2B) の軍事支援を提供する安全保障協力に関する二国間協定に署名したと発表した。
 ゼレンスキー大統領は「今回は、われわれが今までに受けて北強力な軍事支援とは別の防衛パッケージで、パッケージの詳細を伏せながらも、Caesar砲や防空の追加強化のための砲弾であるという。
2024.02.16
 22:14
Kyiv Independent Reuters: War in Ukraine has cost Russia up to $211 billion, US official says <2403-021617>
 匿名を条件に米国防総省高官がロイタに2月16日、ロシアによるウクライナへの全面侵攻により、ロシアはウクライナでの部隊の装備、展開、維持に最大$211Bかかったと推定されていると述べた。 更にこの高官は、ロシアが武器売却の中止や延期で$10B以上を失ったとも述べた。
 2022年2月にロシアによる全面侵攻が始まってから約2年が経過したが、ロシアはこの戦争で2026年までに予想される経済成長で$1.3Tの損失を被ったと指摘した。
 国防省高官と、ロシア軍は開戦以来403,000名の兵士を失ったと主張するウクライナ軍参謀本部の主張と異なり、315,000名のロシア軍兵士が死傷したと見ている。 また黒海で少なくとも20隻の中型から大型のロシア海軍艦艇と1隻のロシア船籍タンカーを破壊または損傷したとし、ウクライナ参謀本部の報告と一致しているようだと述べた。
2024.02.16
 22:01
Kyiv Independent Zelensky, Macron sign security agreement between Ukraine, France <2403-021615>
 ゼレンスキー大統領とマクロン仏大統領が2月16日にパリのエリゼ宮で行われた記者会見で、安全保障協力に関する二国間協定に署名したと発表した。
 これは、2023年7月のG7諸国の合意に基づいてウクライナが締結した3番目の二国間安全保障協定で、2月16日にショルツ独首相とベルリンで、1月にはスナク英首相とキーウで同様の協定に署名している。
2024.02.16
 21:52
Kyiv Independent Germany hands over shells, drones, armored vehicles, other aid to Ukraine <2403-021614>
 ドイツ政府が2月16日、ウクライナに155mm砲弾3,990発
APC 18両、WiSENT地雷除去戦車3両、その他の支援物資を引き渡したと発表した。
 今回の支援には、Vector 10機RQ-35 Hiedrun 35機Primoco ONE 10機Songbird 7機など、大量の偵察UAVが含まれていた。 ウクライナはまた、Dachs工作車1量、地雷除去摺9台、国境警備隊車両4量、LEDライト500個、IT機器500器も受領した。
2024.02.16
 19:52
Ukrainska Pravda US House of Representatives introduces bill with less aid for Ukraine <2403-021612>
 共和党と民主党の米国下院議員8人が2月16日に、問題の行き詰まりを打開するために、ウクライナ、イスラエル、台湾に$66.3Bの軍事援助を割り当てる法案を提出した。
 この超党派の法案は、議会のウクライナ支援超党派議員団の共同議長である共和党のフィッツパトリック氏によって始められ、上院で可決された$95Bの支援パッケージの縮小版である。 下院の対案は、上院の法案に盛り込まれたウクライナとガザへの数百億㌦の人道・経済支援を削除し、上院のパッケージの軍事部分を保持するものである。
 法案には国境警備を強化する条項も含まれており、米国の国境を強化せずにウクライナへの支援を提供することに賛成しない共和党員に配慮している。
2024.02.16
 18:36
Kyiv Independent 3rd Assault Brigade says it wiped out 2 Russian brigades at Avdiivka <2403-021611>
 最近アウディーイウカに派遣されたウクライナ軍第3突撃旅団が2月16日にSNSで、15,000名のロシア軍と対峙しており、ロシア軍の第74および第114自動車化狙撃旅団を事実上一掃した。
 部隊の報告によると、ロシア軍は4,200人が死傷したと推定されている。
2024.02.16
 14:14
Kyiv Post Ukraine withdraws from position south of embattled Avdiivka as Kremlin infantry advances <2403-021610>
 東部ウクライナ軍のタルナフスキー大将が2月16日にSNSで、ロシア軍との激しい戦闘が激化しているアウディーイウカ市南郊外の陣地から撤退すると発表した。
 ウクライナ軍はロシア軍の砲撃を伴う猛攻で数百㍍の後退を余儀なくされ、15日にロシア軍がアウディーイウカの重要な陣地を占領した。
 第1軍団の歩兵は、夕方までにチェブラーシカ・ゼニト陣地からすべて撤退し、市の南西郊外にあるウクライナの塹壕と要塞の砦に対する数週間にわたる攻撃を終わらせたと伝えられている。
2024.02.16
 10:35

(20:35 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 15 2024 <2403-021607>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月15日の戦況 =
 ロシア軍がアウディーイカで戦術的な方向転換を行っており、ウクライナ軍が集落に構築した陣地から撤退せざるを得ない状況を作り出している可能性が高い。 ウクライナ軍はまだ集落から完全に撤退しておらず、ロシア軍が現在のロシアの漸進的な前進以上の戦果を得るのを阻止し続けている。
 ロシア軍はアウディーイウカを占領しようとしているが、包囲作戦を成功させることができないことを浮き彫りにしている。 ロシアがアウディーイウカを占領する可能性は作戦上重要ではなく、プーチン政権に政治的勝利をもたらすだけであろう。
 ウクライナ治安部隊は、クルスク州の石油貯蔵所に対するUAV攻撃に成功したと報じられている。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がロシア黒海艦隊司令官ソコロフ大将を正式に解任し、参謀長のピンチュク中将と交代させたとした。
 米国主導有志連合のウクライナ防衛支援会同 (Ramstein format) 構成国の一部が2月14日にブリュッセルで開催された第19回会合の後、ウクライナを支援するため、防空連合を正式に発足させ、UAV連合と地雷除去連合を結成することに合意した。
 ストルテンベルグNATO事務総長が2月15日にブリュッセルで行われたNATO国防相会議後に、NATOとウクライナがポーランドに共同分析・訓練・教育センターを設立すると発表した。
 ロシア軍がクピャンスク、バフムート、アウディーイウカ、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯で前進が確認された。
2024.02.16
 07:16
Wall Street Journal ロシア軍のスターリンク使用、数千台規模=ウクライナ情報当局トップ <2403-021605>
 ウクライナ国防省情報総局のブダノフ局長が取材に対し、ロシア軍がウクライナで米Space Xの衛星ネットサービスStarLinkの端末を数千台使用しており、占領地域でかなり長期にわたりネットワークが機能していることを明らかにした。
 一方、ウクライナ政府は2023年に、42,000台のStarLink端末を軍、病院、企業、支援団体で使用していると明らかにしている。
2024.02.16
 02:34
毎日新聞

(Yahoo)

NATO がウクライナとの共同訓練センター ポーランドに新設へ <2403-021601>
 NATOが15日にブリュッセルで国防相会議を開き、ウクライナを支援するためNATOとウクライナによる「共同分析・訓練・教育センター」を開設することで合意した。 共同分析・訓練・教育センターは、既にNATOの訓練施設があるポーランド中部ビドゴシュチに設置され、ウクライナ軍とNATO軍が一緒に訓練するほか、ウクライナがロシアとの戦闘で得た情報を共有し分析する。
 これまでは原則的に加盟国が個別に行ってきたウクライナ軍兵士への訓練をNATOとして実施し、対ロシアでの連携を強化する。
2024.02.15
 23:55
Kyiv Independent World Bank to disburse $500 million for Ukrainian businesses in 2024 <2403-021511>
 ウクライナ経済省の報道機関が2月15日、世界銀行とウクライナが2024年にウクライナのビジネスを支援するプロジェクトに$500Mを投入することを目指していると報じた。
 この問題は、同省のチームと世界銀行ウクライナ・モルドバ局のバネルジ局長が率いる世界銀行ミッションとの会合で議論された。
2024.02.15
 22:25
時事通信

(Yahoo)

ロシア西部にロケット砲撃、6人死亡 <2403-021509>
 ロシア国防省によると、西部ベルゴロドに15日、
MLRを使ったウクライナ軍の攻撃があった。 ロシア保健省などはTelegramで、子供を含む6人が死亡、17人が負傷し、商業施設や住宅が被害を受けたと明らかにした。
Belgorod の位置 (Google Map)】
 ベルゴロドは国境に近く、ウクライナ第2の都市である北東部ハリコフへの攻撃拠点となっていて、2023年12月下旬にもウクライナ軍が攻撃し、25人が死亡した。
2024.02.15
 18:36
Kyiv Independent Stoltenberg: Ukraine to receive 1 million drones from allies in 2024 <2403-021507>
 ストルテンベルグNATO事務総長が2月15日にブリュッセルで行われたNATOとウクライナの理事会後の記者会見で、同盟国は2024年中にウクライナに100万機のUAVを供与する計画だと述べた。
 ウクライナ当局は、ロシアでの戦争における無人システムの重要性を繰り返し強調しており、ゼレンスキー大統領はウクライナが2024年に国内で100万機のUAVを生産することを目指していると述べている。
2024.02.15
 15:27
Kyiv Independent Explosion reportedly occurs at military plant in Russia's Altai region <2403-021505>
 ロシアのアルタイ地方の地元メディアが2月15日に住民の話を引用して、ビイスク市の工業地帯で弾薬を生産する軍事工場などで爆発が起きた可能性があると報じた。 ロシア中南部に位置するビスク市は、ウクライナとの国境から3,000km以上離れている。
 Shibirusukī Express紙によると、ビイスクの住民は爆発音を聞き、煙の柱が街の上に立ち上る様子を目撃し、「強力な爆風」が発生したと報じている。 またある住民は取材に対し、爆発はEU、米国、ウクライナ、日本が制裁対象とするアルタイ連邦研究生産センター (FRPC) の工場で発生した可能性があると語った。
Biysk の位置 (Google Map)】
 FRPCアルタイは、ロシアの国営宇宙機関ROSCOSMOSの一部で、この施設では、弾薬、ロケットエンジン用の固体推進剤、産業用の爆薬などを製造している。
 ビイスク市のシチグレフ市長はTelegramで爆発を「衝撃音」と呼び、工場で起きている「技術的プロセス」の一部だと主張し「心配する理由はない」と述べたが、爆発がどの施設で起こったかは特定しなかった。
2024.02.15
 09:50

(19:50 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 14 2024 <2403-021503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月14日の戦況 =
 ウクライナ軍は2月13日から14日にかけての夜、クリミア半島南岸沖の黒海でロシア黒海艦隊揚陸艦の撃沈に成功した。
 ウクライナは、高度なシステムや装備を使用することで、人員と物資におけるロシアの優位性を相殺する努力を続けていると報じられているが、西側諸国の安全保障支援の遅れが続くと、これらの努力が損なわれるだろう。
 ロシアはウクライナよりも多くの人的資源と物資を投入することに重点を置いているが、技術革新を通じた優位性も追求している。
 エストニア対外情報局が、ロシア軍が現在進めている再編と増強の取り組みは、フィンランドや広範なNATO同盟に対するロシア軍の体制を強化することを目的としていると述べた。
 プーチン政権は、2014年と2022年のウクライナ侵攻前にロシアが行ったのと非常によく似た情報操作をモルドバに対して行っており、モルドバに対するロシアの攻勢を正当化するための準備をしている可能性がある。
 ストルテンブルクNATO事務総長が2月14日、NATO加盟国に対する軍事攻撃の差し迫った脅威は見ていないと述べたが、ハイブリッド攻撃の一定のリスクがあると指摘した。
 ロシアのペスコフ報道官が、ロシアがウクライナでの紛争の凍結を提案したという最近の西側報道を否定した。
 ロシアは宇宙空間での対衛星兵器を開発していると報じられている。
 ロシア軍は接触線全体で陣地戦闘が続く中、バフムート、マリンカ、クリンキー付近で前進が確認された。
2024.02.14
 17:37
Bloomberg

(Yahoo)

ウクライナ、クリミア近くでロシアの揚陸艦破壊-軍が発表 <2403-021414>
 ウクライナ軍参謀本部が14日午前にFacebookで、ウクライナ軍と軍情報部門がクリミアのアルプカ近くでロシア海軍揚陸艦Caesar Kunikovを破壊したことを明らかにした。
 ロシアが2022年2月にウクライナへの侵攻を開始して以降、同国軍はこれまでにロシアの水上艦艇24隻と潜水艦1隻を破壊している。
2024.02.14
 15:04
Kyiv Post Ukrainian naval victory: robot drones blast, sink major Russian warship <2403-021411>
 2月14日朝、ウクライナ軍の
USV 3隻が、クリミアのリゾート地アルプカ沖合に接近していたロシア黒海艦隊最大の重攻撃艦Caesar Kunikovを攻撃し撃沈した。
Alupka の位置 (Google Map)】
 Caesar Kunikovは、ライトを灯してまっすぐ航行しているように見え、甲板には乗組員が見える。 動画には、少なくとも6隻のUSVがロシア艦の右舷/右側に100m以内に接近している様子が映っている。
 最初の攻撃は06:00過ぎに行われ艦は炎上し1時間後に沈没したことが、近くのビーチで撮影されSNSで公開された静止画や動画で明らかになった。
 ウクライナ国防省情報総局 (HUR) の映像からは、ウクライナのUSVのうち何隻がロシア艦に衝突したのかは明らかではないが、艦中央部で大きな爆発が1回示されている。 その後のUSVによる攻撃や接近は目標艦の左舷/左側に移動し、ジグザグに接近するUSVもあった。
 最初の攻撃から1時間以上経った07:15頃にCaesar Kunikovで激しい爆発が起こった映像が、近くのビーチから記録されたようだ。
2024.02.14
 09:10

(19:10 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 13 2024 <2403-021407>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月13日の戦況 =
 米議会上院ウクライナに$60Bの安全保障支援を提供する追加歳出法案を可決した。
 ロシアの情報筋は、2月13日にドネツク州セリダブ近郊で行われたロシア軍の攻撃でのウクライナの死傷者を意図的に誇張している。
 プーチン政権は、NATO加盟国の政府高官が自国の領土内で公務を遂行する際に取った行動について、ロシア連邦法を執行する権利を主張している。
 ロシア軍はクレミンナ近郊とザポリージャ州西部で前進が確認され、全正面で陣地での攻防を続けている。
 英国際戦略研究所 (IISS) が2月12日、ロシアは新型車両を生産するほか保管車両を再稼働させることで、少なくとも2~3年は現在の車両損失率を維持できる可能性が高いと報告した。
2024.02.14
 04:13
ロイタ通信

(Yahoo)

IMF、ウクライナ経済支援の信託基金新設 6500万ドル調達へ <2403-021403>
 国際通貨基金 (IMF) が13日、今後5年間のウクライナの経済・金融改革を支援するための新たな信託基金「ウクライナ能力開発基金」を正式に設立したと発表した。 供与国からの$65Mの資金調達を目指すという。
 基金はウクライナの首都キーウで設立され、初期資金はオランダ、スロバキア、ラトビア、日本、リトアニアから供与された$16.5Mで、初期の計画ではウクライナでの改革の中核分野を支援するために$27.5Mの拠出が予定されているという。
2024.02.14
 02:21
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナで3000両超の戦車喪失=国際戦略研究所 <2403-021402>
 英シンクタンク国際戦略研究所 (
IISS) が13日に公表した世界の軍事情勢を分析した報告書Militaly Ballance 2024によると、ロシアがウクライナで喪失した戦車は3,000両以上に達した。 これは2022年のウクライナ侵攻開始前に保有していた主力戦車の総数に相当するという。
 過去1年間では推定1,120両の戦車を喪失したが、ここ1年間で1,000~1,500両の戦車を前線に投入したとみられるとした。 尤も、前線に投入された戦車のうち新造されたものはせいぜい200両で、大半が旧式戦車を改修したものだという。
2024.02.14
 00:00
Defense News Senate passes Ukraine, Israel, Taiwan aid amid Trump-fueled opposition <2403-021401>
 米議会上院が2月13日に徹夜の議事を経て、ウクライナ、イスラエル、台湾に対する大統領の$95Bの対外援助支出要求を可決し、法案に関するほぼ1週間の議論を締めくくった。
 上院で70対29で可決されたこの法案は、トランプ前大統領の反対で下院では苦戦を強いられている。
2024.02.13
 19:26
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍、侵略で戦車3000両損失「残りは状態が悪いか部品が外されている」…国際戦略研究所 <2403-021311>
 英国際戦略研究所 (
IISS) が13日、Military Ballance 2024を発表し、ウクライナ侵略の長期化に伴い、ロシア・ウクライナ両軍で損失が拡大しているが、ウクライナは米欧などの支援で損失分を穴埋めし、戦力を維持しているとしている。
 報告書によると、2023年時点で露陸軍が保有する実戦投入可能な主力戦車は1,750両で、2022年の1,800両から50両減少した。 ウクライナ侵略前の2021年は2,927両だった
 IISSは、ロシア軍が侵略開始以降に3,000両以上のMBTを失ったと分析した。 戦車や大砲などの損失は保管していた旧型兵器で補っているが、「残りの兵器の多くは状態が悪いか、部品が取り外されているとみられる」と指摘し、すぐに実戦投入できない兵器が相当数含まれるとの見方を示した。
 ウクライナ陸軍の2023年の戦車保有数は937両で、前年の953両から微減にとどまった。 NATO各国からの戦車提供が寄与した。
2024.02.13
 16:02
Kyiv Postt High-tech US air defense system makes combat debut, cold war rockets get new life vs. Iran drones <2403-021308>
 ウクライナでの使用がこれまで確認されていなかった大量の突入UAVを排除する米国製のレーザー誘導防空システムが、今月初めに西部オデーサ地域の上空でShahed 136 UAVを撃墜したと報じられた。
 ウクライナ海軍が軍事情報プラットフォームOSINTechnical公開したの映像によると、ウクライナの砲手が発射したSAMが目標に接近して近接信管を爆発させ、50kgの高性能爆薬を積んだUAVを撃墜した。
 動画には、朝鮮戦争時代に設計された無誘導ロケット弾であるHydra 70ロケット弾に誘導装置を追加した兵器である
APKWSをウクライナ軍が初めて公に確認したものである可能性が高い。
【註】
 Hydra 70は本来地対地、空対地兵器であるが、UAVに対してであればSAMとしても利用可能なことが実証された。
2024.02.13
 13:52
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア、対ウクライナで優勢に ノルウェー情報機関 <2403-021306>
 ノルウェー情報部が他の治安機関と共同でまとめ12日公表した年次報告で、ウクライナに侵攻するロシアの兵力について、兵員数で圧倒している上、中国や北朝鮮などからも物資の供与を受けており、優勢を強めつつあるとの見方を示した。
 情報部トップは記者団に対し、この紛争において現在のロシアは1年前より優勢になっているとし、ウクライナの約3倍の兵力動員が可能だとした。
 また、ロシアは「制裁に想像以上にうまく対処」しており、中国や北朝鮮、イラン、ベラルーシからも軍事支援を得ており、特に中国からは「機械類や車両、電子機器、予備部品」を調達していると説明している。
2024.02.13
 08:10

(18:10 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 12 2024 <2403-021303>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月12日の戦況 =
 ウクライナ軍情報総局が、レバノンのヒズボラとイスラム革命防衛軍が、シリアのシャイラト空軍基地ロシアのUAV操縦士を訓練していると報告した。
 EUが凍結されたロシアの資産をウクライナ支援に利用する可能性に向けて具体的な措置を講じ始めている。
 ウクライナ軍がクレミンナ市とドネツク市付近、ザポリージャ州西部での前進が確認され、ロシア軍はクピャンスクとクレミンナ付近で前進したことが確認された。
 聯合ニュースが2月12日、北朝鮮が開発した240mm MLRをロシアに輸出する可能性があると報じた。
2024.02.12
 22:52
Kyiv Independent Russia used Zircon hypersonic missile for first time, experts say <2403-021205>
 キーウ科学研究所のルーヴィン所長が2月12日、ロシアが全面侵攻開始以来初めて2月7日に3M22 Zircon極超音速
ASCMで攻撃したと述べた。
 ルーヴィン所長はミサイル残骸とされる映像を添えたTelegram Channelへの投稿で、いくつかの破片に3L22の型番が記されており、操舵機構のボルトには26という数字が刻まれていたと述べ、これは、部品や破片のマーキング、部品や部品の識別、関連するタイプの武器の特徴によって証明されているとしている。
2024.02.12
 08:35

(18:35 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 11 2024 <2403-021202>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月11日の戦況 =
 ロシア軍は、占領下のドネツク州ツァーリ列と呼ばれる長さ30kmの防壁を建設したとみられ、将来のウクライナ軍の攻撃に対する防衛線として機能している可能性がある。
 ウクライナの軍事専門家は、ロシアの防衛産業はロシア当局が描くほど生産的ではないが、依然としてロシアの戦争努力を維持する能力があると指摘した。
 ロシア軍はアウディーイウカ近郊とザポリージャ州西部で前進が確認され、全正面でで陣地での攻防が続いている。
 CNNは2月11日、ロシアがウクライナで戦うために15,000人ものネパール人を採用したが、その多くがウクライナ前線に派遣される前に、劣悪な環境と十分な訓練の欠如に不満を漏らしたと報じた。
2024.02.11
 08:10

(18:10 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 10 2024 <2403-021101>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月10日の戦況 =
 ゼレンスキー大統領がシャプタラ中将の後任としてバルヒレヴィチ少将をウクライナ軍参謀総長に任命した。
 2月9日に公開されたUAVの映像には、ロシア軍がバフムート方面のクリシチイウカ近郊でウクライナ人捕虜を処刑する様子が映っていた。
 ロシア軍はクレミンナとアウディーイウカ付近で前進が確認された。
 動員されたロシア兵の親族の抗議行動は、動員兵を支持するより広範な社会運動の復活を抑圧するプーチン政権の取り組みにもかかわらず、ロシア全土で活動を続けている。
2024.02.10
 08:40

(18:40 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 9 2024 <2403-021003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月9日の戦況 =
 西側諸国の支援の遅れウクライナの現在の砲不足を悪化させているとみられ、長期にウクライナの防衛に影響を与える可能性がある。
 ウクライナは2月9日、クラスノダール地方の製油所2ヵ所に対するUAV攻撃を成功させたと報じられている。
 ウクライナ軍は、ロシア軍が化学兵器禁止条約に違反してウクライナで化学兵器の使用を増やしていると報告している。
 Bloombergが2月9日、米国議会が支援を阻止し続けた場合に備えて、ウクライナが国際通貨基金 (IMF) からの資金を確保するため、経済改革を検討していると報じた。
 ロシア軍はクレミンナ、バフムート、アウディーイウカ付近で前進し、接触線で陣地の攻防を続けている。
2024.02.10
 01:38
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、化学兵器の使用急増 1月だけで200回超=ウクライナ <2403-021001>
 ウクライナが9日、ロシア軍による有毒化学物質を装填した弾薬の使用が、2024年1月だけで200回以上に上り急増していると非難した。 ウクライナ軍関係者はTelegramで「ロシアによる有毒化学物質を装填した弾薬の使用は815件記録され、このうち2024年1月のみで229件に上る」と明かした。
 これとは別に、南東部の作戦を指揮するタルナフスキー准将はTelegramで8日、ロシア軍が化学物質クロロピクリンを装填した弾薬をUAVで運んでいると指摘した。
 ロシアはウクライナでの化学兵器の使用を否定すると同時にウクライナ軍が化学兵器を使用していると非難しているが、ウクライナ側も否定している。 双方とも証拠を出しておらず、ロイタはどちらの側による使用も確認できていない。
2024.02.09
 21:28
Kyiv Indendent Danilov: No Ukrainian POWs on crashed Russian Il-76 aircraft <2403-020906>
 ウクライナ国家安全保障国防会議のダニロフ書記が2月9日に公開されたBabelの取材で、1月24日に撃墜されたロシアのIl-76にはロシアの主張にもかかわらずウクライナ人捕虜はいなかったと語った。 ダニロフ書記は取材で「捕虜はそこにいなかったと断言できる」と語った。
 ロシアのベルゴロド州で墜落したIl-76にロシアは65人のウクライナ人捕虜を交換のために輸送していたと主張しているが、撃墜された航空機に捕虜が乗っていたという証拠を提示していない
 ロシアが主張を広め始めた後、ウクライナはロシアに殺害された捕虜の遺体を本国に返すよう要求したが、ロシア政府はこの訴えに応じなかった。 ロシアはまた、赤十字国際委員会が墜落の状況を調査するのを阻止したと報じられている。
2024.02.09
 12:45

(22:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 8 2024 <2403-020905>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月8日の戦況 =
 ゼレンスキー大統領が2月8日、より広範な軍事指導者の交代の一環として、ウクライナ軍最高司令官としてザルジニー陸軍大将に代えて地上軍司令官のシルスキー大将を任命した。
 プーチン大統領習国家主席と2月8日に定例の電話会談を行い、ロシアが望むイランや北朝鮮のような対露二国間関係を支持することに中国が躊躇していることを強調した。
 ウクライナ軍情報総局 (GUR) がロシア国防省に対してサイバー攻撃を行い、ロシア軍が多数のFPV UAVを自律飛行するのを阻止したと報告した。
 ロシアとウクライナの情報筋の一部がは、ロシア軍が占領下のウクライナでStarlinkを使用していると主張している。
 ウクライナ軍がクレミンナ近郊で前進したのが確認され、ロシア軍はクレミンナ、アウディーイウカ、ドネツク市付近で前進が確認された。
2024.02.09
 01:46
Bloomberg

(Yahoo)

ウクライナ軍のザルジニー総司令官が退任、大統領と反目 <2403-020901>
 ゼレンスキー大統領との確執が過去数週間にわたってささやかれてきたウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将が退任した。 ザルジニー大将が自ら辞任したのか、解任されたのか今のところ明らかでないが、ゼレンスキー大統領はザルジニー大将との会談後にソーシャルメディアに、軍の指導部刷新を推進すると表明していた。
 ゼレンスキー大統領はX (Twitter) への投稿で、ザルジニー大将はチームの一員に残るとしつつ、「そのような刷新をすべき時がやって来た」と説明し、さらにTelegramで、陸軍司令官のシルスキー大将が後任の総司令官になると明らかにした。
2024.02.08
 20:16
時事通信

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナ東部で大規模攻勢 大統領選控え、戦果急ぐ <2403-020815>
 AFP通信が、ウクライナ東部ドネツク州アウディイウカ市のバラバシュ市長が8日にロシア軍が同市に大規模攻勢を仕掛けていると語ったと報じた。
 3月の大統領選で通算5選を目指すロシアのプーチン大統領は、ウクライナでの戦果を誇示するため、要衝アウディイウカの制圧を急いでいるもようである。
2024.02.08
 10:10

(20:10 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, February 7 2024 <2403-020809>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月7日の戦況 =
 ロシア軍は2月7日朝、2024年で2番目に大規模UAVとミサイルの複合攻撃を実施した。
 ロシアは2月7日の攻撃でキーウ市を目標にしたが、これは2024年に入ってから3度目で、特にボレルEU高等弁務官のキーウ訪問と重なった。
 ロシア軍は、全正面で陣地攻防が続く中、ホルリフカの西とドネツク州とザポリージャ州の州境地域で確実に前進した。
2024.02.08
 10:06
共同通信

(Yahoo)

米上院、緊急予算案を否決 ウクライナ支援再開できず <2403-020808>
 米上院は7日、バイデン民主党政権が求める不法移民対策とウクライナ支援を含む$118Bの緊急予算案を否決した。 共和党のトランプ前大統領が反対し、承認阻止に向けて同党議員に圧力をかけていたためで、ロシアの侵攻を受けるウクライナにとって命綱の軍事支援の再開は暗礁に乗り上げている。
 不法移民対策は11月の大統領選の主要争点で、民主、共和両党で駆け引きが続いている。
2024.02.08
 05:51
共同通信

(Yahoo)

東部に北朝鮮ミサイルか 短距離弾道弾2発と警察 <2403-020803>
 ウクライナ東部ハリコフ州の警察幹部が7日、ロシア軍が同日朝の攻撃で州内に発射したミサイル5発のうち2発について、残骸を調べた専門家の暫定的な分析結果として北朝鮮のSRBM KN23だったとの見方を示した。
 米国のウッド国連次席大使は6日に国連安全保障理事会の会合で、ロシアが北朝鮮から供与されたBMを少なくとも9回、ウクライナに向けて発射したと述べた。 ロシアが北朝鮮のミサイルを使って攻撃を激化させるとの懸念が広がっている。
【註】
 北朝鮮のKN-23を38 NorthはロシアのIskanderと酷似しているとの分析を公表している。
 ウクライナのGrom、韓国の玄武-2、ロシアのIskander、北朝鮮のKN-23の外観はほぼ同じである。
【関連記事:1906-051405 (産経 2019.05.14)】
2024.02.08
 02:14
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、南西部でウクライナ発射のロケット弾とドローンを撃墜 <2403-020801>
 ロシア国防省が7日、南西部ベルゴロド州上空でウクライナが発射したロケット弾7発とUAV 2機を撃墜したと発表した。 ベルゴロド州のグラトコフ知事によると、2人が負傷した。
Belgorod州の位置 (Google Map)】
 ロケット弾はチェコ製のMLR Vampireで、2023年12月下旬のベルゴロド市への攻撃で使用されたのと同じ型だという。
【註】
 チェコはウクライナにT-72M1、BVP-1などとともにソ連規格の122mmロケット弾を40発を搭載するMLR RM-70 Vampire 20両を供与していた。  RM-70 Vampireが発射する122mmロケット弾は射程が20kmであるため、「ベルゴロド州を攻撃」といっても、国境線付近にしか届かない。  尤もRM-70 Vampireは、M270 MLRSが発射するNATO規格の227mmロケット弾も発射できる。
2024.02.07
 15:45
共同通信

(Yahoo)

ウクライナに大規模攻撃 キーウで2人死亡、停電も <2403-020706>
 ロシア軍が7日、ウクライナ各地に大規模攻撃を行った。 攻撃があったのは朝の通勤時間帯で、キーウ市当局は市や周辺の上空で約20発のミサイルを迎撃したと発表した。
 ウクライナメディアによると、首都キーウでは迎撃されたミサイルの破片が住宅に落下し火災が発生した。 ゼレンスキー大統領は少なくとも2人が死亡し、10人以上が負傷したと明らかにした。 市内の一部では停電が起き、暖房施設も損傷した。
 ウクライナ軍によると、CMやBM、UAVを組み合わせた波状攻撃だった。
2024.02.07
 11:30

(21:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 6 2024 <2403-020704>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月6日の戦況 =
 米国の欧州とアジアの同盟国は、ウクライナ支援の取り組みを大幅に強化している。 欧州のパートナーがウクライナへの支援を強化し続ける中、ウクライナの防衛産業基盤の構築を支援するためには、短中期的に米国の支援提供が引き続き不可欠である。
 米陸軍は、議会修正歳出法案が可決されれば、2024年と2025年にウクライナ向けの155mm砲弾と砲弾部品の米国国内生産を大幅に増やす計画である。
 ロシア当局は、ウクライナで使用するShahed UAVを輸入するため、イランに年間$4.5Bを支払っていると報じられている。
 ロシアは北朝鮮の資産凍結を解除し、ロシアがウクライナで使用するミサイルや砲弾と引き換えに、北朝鮮が国際的な制裁を回避するのを支援していると報じられている。
 プーチン政権は、バルト三国とジョージアに対するハイブリッド作戦の可能性について、情報収集を続けている。
 全正面で体で陣地での攻防が続いているなか、ロシア軍はバフムート、アウディーイウカ、ドネツク市の南西部付近で前進が確認された。
2024.02.07
 07:00
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ、敵に「国民の誇り」塩奪われる…露が岩塩鉱占領で輸出国から輸入国に <2403-020702>
 ウクライナが、欧州有数の岩塩鉱がある東部ドネツク州の激戦地バフムト近郊ソレダルロシア軍に占領されたため、塩の純輸出国から輸入国に転落し、アフリカから安価な塩の輸入を始めた。
Soledar の位置 (Google Map)】
 ウクライナはロシアによる侵略まで塩の純輸出国で20ヵ国以上に輸出していた。 欧州最大級の製塩所があるソレダルの塩は、国内生産の90%以上を占めていた。
2024.02.07
 05:36
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、ドローン専門部隊創設へ 「戦況根本的に変える」 <2403-020701>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が6日、ウクライナ軍にUAV専門の部隊を創設する大統領令に署名した。
 ウクライナ軍はこれまでも、ロシア軍との戦いを進めるにあたりUAVは必要不可欠と主張しており、フェドロフ・デジタル変革相はUAVの投入で「戦場の状況が根本的に変わった」として、「ロシア軍の攻撃を阻止し、ウクライナ軍の反撃を支援するの効果的だ」と述べた。
2024.02.06
 23:20
Kyiv Independent Ukraine is about to get new US long-range bombs. How will it use them? <2403-020611>
 ウクライナが最近入手した
GLSDBは、今にも実戦に登場する。 PoliticoはGLSDBの第一陣が早ければ1月31日にウクライナに到着する予定だったと報じたが、軍はまだ確認していない
 GLSDBはBoeing社とSaab社の発案によるもので、その名前が示すように地上発射機の汎用性と小型誘導爆弾の費用対効果と精度を組み合わせようとする試みである。
 弾頭の炸薬量は20kg未満だが、150kmの射程、高い回避力安価な単価、そして複数の角度から攻撃する能力は、高価な西側のミサイルを使い果たすことなく、敵の後方にある価値の高い目標を攻撃できる。
 現在、ウクライナが保有している今日距離火力は、射程165kmのATACMSと250kmのStorm Shadow/SCALPだけだが、いずれも単価が$1Mと$2.5Mと高価なため、ウクライナは最優先目標にのみ使用している。
2024.02.06
 14:18
Kyiv Post A third of Russia's Black Sea Fleet out of action, Ukraine claims <2403-020606>
 ウクライナ軍参謀本部戦略通信部 (AFU) が2月6日にTelegramで、ロシアの全面侵攻が始まって以来、ウクライナ軍はロシア黒海艦隊の1/3を運用不能にしたと発表した。
 AFUがまとめたデータによると、ウクライナの作戦により、ロシアの水上艦艇24隻と潜水艦1隻が無力化された。
2024.02.06
 10:40

(20:40 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 5 2024 <2403-020604>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月5日の戦況 =
 プーチン政権唯一の反戦ロシア大統領候補であるナジェジディン氏の予想以上の人気から、2024年3月の大統領選挙出馬を許可しない可能性がある。
 プーチン政権はロシアの民間企業を密かに国有化していると報じられている。
 全正面で陣地の攻防戦が続くなか、ロシア軍はクピャンスク、クレミンナ、アウディーイウカ、バフムートの北東付近で前進が確認された。
2024.02.06
 09:30
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍重装備に1日で最悪級の損失 ウクライナ、逆境に屈せずドローンで猛反撃 <2403-020603>
 ロシア軍はウクライナで戦争の705日間に、戦車や歩兵戦闘車、榴弾砲、その他の重火器を1日平均19両を撃破か遺棄、もしくは鹵獲され失ってきたが、ロシア軍は2月3日に少なくとも54両失い、更に16両を損傷して、ロシアにとってこの戦争で最悪の日の1つになった。
 ウクライナ側の損害は主に軍が補給用に使用していたものとみられる輸送車両や民間車両が占めており、撃破、遺棄、もしくは鹵獲された車両等の数は9両にとどまり、戦闘車両の損失はMBT 2両(T-64の撃破と遺棄が各1両)、APC 1両(遺棄)だったが、ロシア側はMBT 16両、IFV/APC 29両も失っている。
2024.02.06
 03:23
Defense News Netherlands halts F-16 sale to US firm, will send to Ukraine instead <2403-020602>
 オランダ国防省は、フロリダ州レイクランドに本拠を置く、米空軍の訓練で仮想敵機を提供しているDraken International社とF-16 12機を売却する交渉をしていたが、2023年に同社との交渉が頓挫したため、オランダはF-16 6機を同社に売却する計画を中止し、代わりにウクライナへの引き渡しに備える。
 この合意により、苦境に立たされているウクライナへ引き渡されるオランダからのF-16は24機に増えるという。
2024.02.05
 21:25
共同通信

(Yahoo)

地上戦膠着、領土26%占領 ゼレンスキー氏 <2403-020517>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が4日放送のイタリア国営RAI放送の取材で、欧米による武器支援が予定より遅れたため「地上戦は膠着している」と述べた。 勝利には砲弾だけでなく最新の軍事技術が必要と改めて強調した。
 24日で侵攻2年となるが、現時点でウクライナの領土26%がロシアの占領下にあると訴えた。
 ゼレンスキー大統領は、ロシアがウクライナ以外の国に侵攻する可能性があると強調し、「NATOが即応するという保証はない。 欧州の軍隊は戦争の準備ができていない」との見解を示した。
2024.02.05
 18:33
朝日新聞

(Yahoo)

侵攻反対のロシア大統領選候補、登録拒否へ 無効な署名が基準超か <2403-020514>
 ロシア中央選管の作業グループが、ウクライナ侵攻への反対を掲げて大統領選への立候補を目指すナジェージュジン氏が提出した署名に誤りが多いとして、登録拒否を勧告したことが5日に分かった。
 中央選管は7日に正式決定する予定だが、立候補が認められるのは難しい情勢となった。
2024.02.05
 17:28
産経新聞

(Yahoo)

「主導権は完全に露軍に移った」プーチン氏、ウクライナに降伏要求 「戦勝」へ自信深める <2403-020513>
 ウクライナを侵略するプーチン大統領が最近、ウクライナに事実上の降伏を促すなど強気の発言を繰り返している。 背景には、前線で露軍が優位に立ったとの認識やウクライナ支援を巡る欧米諸国の足並みの乱れから、ロシアの「戦勝」が近づいているとの自信を深めていることがあるとみられる。
 プーチン大統領はゼレンスキー政権が対露交渉を否定していることについて1月16日、「彼らが交渉したくないならそれでいい。 だが、ウクライナ軍の反攻は失敗し、主導権は完全に露軍に移った」と主張し、「このままではウクライナは取り返しのつかない深刻な打撃を受けるだろうが、それは彼らの責任だ」と述べ、ウクライナは早期に降伏すべきだとの考えを示した。
2024.02.05
 17:00
Forbes

(Yahoo)

ロシアが要衝に戦車500両の大軍集結 ウクライナはドローン数千機で迎え撃つ <2403-020512>
 ウクライナ軍東部司令部によると、ロシア軍はウクライナ東部ハルキウ州の都市クピャンスク方面に戦車500両、その他の戦闘車両600両以上、榴弾砲数百門、兵員40,000から成る大規模な野戦軍を集結させている。
 この野戦軍が何を目指しているのは、クピャンスクを含め、ハルキウ州でロシア軍が2022年に一時支配しその後ウクライナ軍の反転攻勢で奪還された地域を再占領することで、ウクライナのシンクタンク防衛戦略センターは、ロシアで大統領「選挙」が行われる2024年3月までにドネツク州とルハンスク州の全域およびオスキル川までのハルキウ州を占領する計画と見ている。
 これに対しウクライナ軍はクピャンスクと周辺の集落を、北正面に第3独立戦車旅団、南正面に第4独立戦車旅団など10個前後の旅団の一部または全てで防衛し、20,000名規模と戦車などの戦闘車両や榴弾砲数百を擁するかなり大きな部隊を配置している。
 ただ、ウクライナ側にとって問題は人員や車両ではなく弾薬で、155mm砲弾の主要な供与国の米国が、米議会でロシア寄りの共和党議員は2023年秋にウクライナへの援助を断ち切ったことである。
2024.02.05
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 4 2024 <2403-020505>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月4日の戦況 =
 ロシアの防衛産業の能力はこれを拡大するための継続的な努力にもかかわらず、ロシアの予備兵力を完全にサポートできる可能性は低い。
 ゼレンスキー大統領は4日、ドニプロペトロウシク州のロボティネとドニプロペトロウシク州のウクライナ東部空軍司令部を視察した。
 ロシアの軍事ブロガーは、ドネツク州ノボミハイリフカ近郊で最近行われたロシアの機械化部隊の攻撃が失敗に終わったことを受けて、ロシア当局がロシア軍にUAVと電子戦システムを適切に装備していないと批判し続けている。
 プーチン大統領の権威主義体制が、ロシアの軍事的・政治的現実に関する正確な情報を受け取ることを妨げているという権威主義のジレンマに直面し続けている。
 ロシア軍は、全戦線で陣地攻防戦が続く中、バフムート、アウディーイウカ、マリンカ付近での前進が確認された。
2024.02.05
 07:43
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ大統領、軍司令官など複数高官の交代検討 <2403-020504>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が4日に放送されたイタリア国営放送RAIの取材でで、軍司令官を含む複数の高官の交代を検討していると明らかにした。 ロシアとの戦闘指揮を巡って対立してきた軍総司令官のザルジニー陸軍大将を近く解任するとみられている。
 ゼレンスキー大統領はRAIにザルジニー大将について聞かれると、「ウクライナを率いるべき人物の問題だ」とした上で、「リセットが必要だ。 軍部だけでなく、複数の国家指導者の交代について話している」と語った。
2024.02.04
 09:50

(19:50 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 3 2024 <2403-020404>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月3日の戦況 =
 プーチン政権は、モスクワで2月3日に動員された兵士の妻による抗議行動を監視したが、政権に反対する広範な社会運動の復活の可能性を抑圧する可能性が高い。 ソ連時代の1980年代後半から1990年代初頭にかけて、ロシア兵の親族による社会運動の影響を経験しており、プーチン政権は同様の運動が影響力を及ぼす前に、同様の運動を先制的に監視し、信用を失墜させることを狙っている可能性が高い。
 ロシア軍事ブロガーは、最近ドネツク州ノボミハイリフカ近郊で失敗した、ロシア機械化部隊による攻撃に固執し続けるロシア軍の適応能力に問題を示している。
Novomykhailivka の位置 (Goolge Map)】
 ウクライナが2月3日、ヴォルゴグラード州のLukoil社の製油所に対してUAV攻撃を実施した。
 ウクライナの攻撃により、ロシアによるLancet滞空索敵弾の生産が一時的に鈍化したと報じられている。
 陣地争奪戦が続く中、ウクライナ軍はがバフムート近郊で前進したことが確認された。
2024.02.03
 23:23
Kyiv Independent Germany, France reportedly to sign security agreements with Ukraine within weeks <2403-020309>
 ウクライナ大統領府は2月3日、今後数週間のうちにフランスがウクライナとの安全保障協定に署名する予定だと発表した。 ステファニシナ副首相は2月2日、Frankfurter Allgemeine Zeitungの取材で、ドイツとの合意もほぼ完了していると述べた。
 G7と他複数の友好国は、二国間条約を通じてウクライナに安全の保証を提供することを約束した。 英国は1月12日にスナク首相がキーウを訪問した際に、二国間条約締結を最初に最終決定した。
2024.02.02
 09:50

(19:50 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 2 2024 <2403-020305>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月2日の戦況 =
 ロシア軍はアウディーイウカ近郊とドネツク州とザポリージャ州の州境地帯で前進を確認したが、2月2日には全線で陣地での攻防が続いている。
2024.02.03
 07:20
毎日新聞

(Yahoo)

ウクライナ司令官が方針転換示唆 ドローンやサイバー攻撃重視へ <2403-020304>
 ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将が1日公表されたCNNへの寄稿で、今後5ヵ月間で無人兵器やサイバー戦を核とした新たな戦術システムを整備する方針を示した。
 米欧から支援が減少することを想定し、ロシアに勝利するためには「より安価で、現代的で、効率が高い無人技術」が最優先になるとしている。
 ザルジニー大将は、国際的な対露制裁網には弱さがあるため、ロシアは軍産複合体を動員して、消耗戦を続けることができていると指摘し、軍への動員では人口が多いロシアが有利だとも述べた。
 その上で、時代遅れの固定観念は捨てて、戦場での作戦を総合的に設計し直さないといけないと強調し、無人兵器とサイバー戦を組み合わせた作戦や、デジタル空間や無線電子環境で優位に立つことの重要性を指摘した。
 ロシアとウクライナの戦争では、陸上、空中、水上、水中の各領域で無人兵器が多用されてきたが、ザルジニー大将は戦術転換の加速が戦況好転の鍵になるとみている。
2024.02.03
 06:50
Kyiv Independent Fire breaks out at Russian refinery in Volgograd <2403-020303>
 地元のボチャロフ知事がTelegramで2月3日夜、ヴォルゴグラードの石油精製所で火災が発生したと報告した。
 「一夜にして、防空システムと電子戦システムがヴォルゴグラード地域の領土に対するUAV攻撃を撃退した」とボチャロフ知事は述べた。 その結果、1機が落下し、ヴォルゴグラード製油所に火災が発生したという。
Volgograd の位置 (Google Map)】
2024.02.02
 0940

19:40( EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 01 2024 <2403-020203>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年2月1日の戦況 =
 ウクライナ軍は1月31日夜から2月1日にかけて、占領下のクリミア半島近海でロシア黒海艦隊の艦船を攻撃し沈没させることに成功した。
 EUは、2024年から2027年までのウクライナへの財政支援パッケージを全会一致で承認した。
 EUのボレル外務・安全保障政策上級代表は、EUは2024年3月までに約束した100万発の砲弾をウクライナに送ることはできないが、2024年末までにこの約束を果たす予定であると述べた。
 ロシア軍はクピャンスク、アウディーイウカ、ドネツク市付近で前進が確認され、2月1日には全線で陣地での攻防が続いている。
 トルコの銀行は、米国の二次経済制裁の脅威により、ロシア企業の口座を閉鎖し始めたと報じられている。
 プーチン露大統領が、今後6年間でウクライナの占領地をロシアに統合するロシアの計画を強調した。
2024.02.02
 00:17
ロイタ通信

(Yahoo)

米、イラクとシリアのイラン関連施設攻撃を承認 時期は天候次第 <2403-020201>
 CBS Newsが1日に米当局者の情報として、1月28日にシリアと国境を接するヨルダン北東部の米軍基地にUAVによる攻撃があり、米兵3名人が死亡し少なくとも34名が負傷したのをうけ、イラクとシリアにある複数のイラン関連施設に対する数日間にわたる攻撃計画を承認したと報じた。
 4人の米政府高官によると、この攻撃に使われたUAVはイラン製だとみられている。 また関係筋によると、イランの革命防衛隊はシリアから幹部を引き揚げているという。
2024.02.01
 19:39
Bloomberg

(Yahoo)

EU、ウクライナに8兆円支援実施で合意-ハンガリーが反対撤回 <2403-020113>
 EU加盟国首脳はウクライナに€50Bの金融支援パッケージを実施することで合意に達した。
 ハンガリーのオルバン首相はこれまでの反対を取り下げた。
 当初の計画から2ヵ月程度遅れたものの、戦争で荒廃したウクライナに重要な支援が提供されることになる。
2024.02.01
 10:05

(20:05 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 31 2024 <2403-020107>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月31日の戦況 =
 ウクライナ軍が1月31日、クリミア半島セバストポリにあるベルベク飛行場のロシア軍を攻撃した。
 EUが2024年3月1日までにウクライナに100万発の砲弾を提供するという約束を果たすため、EU加盟国にウクライナへの弾薬供給を強化するよう求めていると報じられた。
 プーチン政権モルドバのEU加盟を阻止し、モルドバに対する将来のロシアの侵略を正当化する努力を続けた。
 ウクライナ軍情報総局が、ロシア国防省の通信サーバーに対してサイバー攻撃を行ったと報告した。
 エストニア国防軍司令官のヘレム陸軍大将が、バルト海地域での最近のGPS妨害の背後にロシアがいる可能性があると述べた。
 ロシア軍は1月31日にバフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市南西部で前進が確認され、全線で陣地での攻防が行われた。
2024.02.01
 07:40
共同通信

(Yahoo)

ロシア、アブデーフカの一部制圧 プーチン氏、進軍継続表明 <2403-020105>
 プーチン露大統領が1月31日にモスクワで、激戦地となっているウクライナ東部ドネツク州アブデーフカの一部ロシア軍が制圧したと述べた。
Avdeyevka の位置 (Google Map)】
 3月に行われる大統領選を前にプーチン大統領は選挙運動員らとの会合に出席し、ドネツク州のロシア側支配地域「ドネツク人民共和国」の中心都市ドネツクへの攻撃拠点になっているアブデーフカの制圧は「最優先課題の一つだ」と述べた。
2024.02.01
 00:35
Kyiv Independent Ukraine war latest: 207 Ukrainian POWs return home; Ukraine says Russian airbase in Crimea struck <2403-020101>
 ウクライナ空軍司令官のオレシュチュク大将が1月31日にTelegramで、クリミア半島にあるバルベク航空基地を攻撃したと述べた。
Balbek航空基地の位置 (Google Map)】
 セバストポリの北数㌔に位置している航空基地で、同日午後に爆発が起きる様子を映した動画が地元のTelegram Channelに投稿された。
 Ukrainska Pravda紙は軍関係者の話として、空軍基地への攻撃はSculp/Storm Shadowを使って行われたと報じた。
 オレシュチュク大将は1月6日にウクライナ空軍がセバストポリの北50kmにあるサキ空軍基地への攻撃に成功したと述べていた。 ウクライナ軍はまた、1月4日にセバストポリ近郊のロシア軍指揮所ペルボマイスケ村近くの弾薬庫への攻撃が成功したと報告していた。
Pervomayskoye の位置 (Google Map)】
2024.01.31
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 30 2024 <2402-013106>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月30日の戦況 =
 予想されたロシアの2024年冬春の攻勢がハリコフ州とルハンスク州の州境地域で進行している
 ロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長が、係争中の千島列島に対するロシアの権利を主張する一方で、日本に対して攻撃的で扇動的な発言をしたが、これはおそらくインド太平洋における米国の同盟体制に対抗して、ロシアが中国を支持していることを示すためのクレムリンの取り組みの一環とみられる。
 ロシアの反体制派筋は、1月30日にロシアで広範囲にインターネットが停止したのは、国家主権による主権インターネットを確立しようとしたと見た。
 プーチン政権は2024年3月のロシア大統領選挙に向けて、ロシアの情報空間の支配を強化する取り組みを強化しており、主権インターネットもその一つと見られる。
 ロシア軍は1月30日に全線で陣地での攻防が続く中、バフムートとホルリフカ付近での前進が確認された。
 英国防省は、ロシアが少なくとも月に100両のMBTを生産できるため戦場での損失を補うことができ、ロシア軍が当面の間現在の作戦を継続できると報告した。
2024.01.31
 07:43
共同通信

(Yahoo)

米、新型精密爆弾提供へ ウクライナに長距離打撃力 <2402-013103>
 ニュースサイトPoliticoが30日、米国防総省が試験に成功した新型の長距離精密爆弾を、ウクライナに提供すると報じた。 新型長距離精密爆弾とはBoeing社製の地上発射型爆弾で射程は145kmだが米軍は装備していない
 31日にも戦場に届く見通しで、供与済みの長距離兵器とともに、ロシア軍の後方支援部隊やウクライナ南部クリミア半島にある海軍基地への攻撃に使われるとみられる。
2024.01.31
 05:13
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、クリミアのロシア軍基地を攻撃 ロシアは無人機11機撃墜 <2402-013101>
 ウクライナ軍が30日にTelegramで、ウクライナ軍が30日午前にクリミア半島ラズドリノエ集落の近くにあるロシア軍の防空レーダ基地を攻撃したと発表した。
Razdol're の位置 (Google Map)】
 一方、ロシア通信 (RIA) はロシア軍がクリミア上空でウクライナが発射したUAV 11機を撃墜したと報じた。ロシア側によると、ウクライナが発射したUAVはベルゴロド、ブリャンスク、カルーガ、トゥーラの上空でも撃墜されたという。
 セバストポリのラズボジャエフ市長もTelegramで、セバストポリに対する攻撃に伴う被害はなかったとした。
2024.01.30
 22:43
Kyiv Independent Military intelligence claims it shut down Russian Defense Ministry server <2402-013019>
 ウクライナの軍事情報機関 (HUR) が1月30日に、ロシア国防省の特殊通信サーバーをサイバー攻撃しダウンさせたと発表した。 モスクワにあるサーバーを使用していたロシア国防省の部隊間の情報交換が出来なくなったという。 21:24現在、攻撃は継続中と報じられている。
 攻撃に使用されたソフトウェアは、ロシア連邦保安庁によって国家の情報セキュリティ基準に準拠していると承認され、軍を含むロシアの公共部門のさまざまな戦略施設にダウンロードされたと報告されている。
2024.01.30
 21:49
Kyiv Independent Politico: Ukraine may receive first new long-range bombs from US this week <2402-013018>
 
Politicoが米政府高官と事情に詳しい他の3人の関係者を引用して、米国が1月31日に新型長距離爆弾の第一陣をウクライナに供与すると報じた。
 供与される地上発射型SDB (GLSDB) は射程160kmで、ウクライナの長距離能力を拡大することができると報じられている。
 GLSDBの引き渡しは2023年2月に初めて発表され、当初の推定では2023年後半にウクライナに到着する予定だった。
 Boeing社とSaab社が開発したGLSDBは米軍は装備していないが、ウクライナに配備されているHIMARSを使用して発射できる。 空中発射型もある。
 ロシアは2023年3月にGLSDBを撃墜したと主張したが、米当局者はロイタに対し、これらの兵器はこれまでにウクライナに引き渡されていないと述べた。
【註】
 GLSDBは米軍が既に多用している最大投弾距離60nm (109km) のGBU-39 250kg遊弋誘導爆弾にM26 MLRSのロケットモータを装着したものである。
【 GLSDB 関連記事:2001-120012 (IDR 2019.12)】
2024.01.30
 17:21
ロイタ通信

(Yahoo)

ハンガリーとウクライナが早期首脳会議で一致 外相会談、関係修復を模索 <2402-013014>
 ハンガリーのシーヤールトー外相が29日にウクライナの首都キーウを訪問し、クレバ外相やイエルマーク大統領府長官らと会談した。 会談では、ウクライナ国内のハンガリー系少数民族の権利保護に向けた委員会を設置することでも合意した。 ハンガリー政府は少数民族が母語の使用を制限され、ウクライナ語教育を強制されているなどと主張し、ウクライナ政府に対応を求めていた。
 イエルマーク長官によると会談では、ハンガリーのオルバン首相とウクライナのゼレンスキー大統領との首脳会談を可能な限り早期に実現させる方向で両国が一致した。
2024.01.30
 15:50
Wall Street Journal 日本製砲弾、英経由のウクライナ提供計画に暗雲 <2402-013013>
 日本製の弾薬を英国経由でウクライナに提供する計画に暗雲が垂れ込めている。 提案されていた計画は、日本企業がBAE Systems社からライセンスを得て生産している155mm砲弾だが、事情に詳しい関係者によればこの計画は暗礁に乗り上げている。
 欧米各国はウクライナ向けにさらに多くの弾薬を供与しようとしているものの、その中でも問題となっているのが、標準化されているとみられていた砲弾に互換性がない場合があることだという。
2024.01.30
 09:49
ロイタ通信

(Yahoo)

ハンガリー、ウクライナ支援容認を表明 EU 緊急首脳会議控え <2402-013009>
 ハンガリーが29日、€50B ($54B) のウクライナ支援を含むEU予算見直し案を容認する姿勢を示した。 これまで反対していたが、譲歩に転じた。
 EUは2月1日の緊急首脳会議でウクライナ支援を協議するが、2023年12月の首脳会議ではハンガリーのオルバン首相が反対し合意に至らなかった。
 Financial Times英紙は28日、今週の首脳会議でハンガリーがウクライナ支援に拒否権を行使した場合、同国経済に打撃を与える方針を記したEU文書の内容を報じていた。
2024.01.30
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 29 2024 <2402-013006>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月29日の戦況 =
 ウクライナ国防省が1月29日、ウクライナ軍最高司令官のザルジニー大将の辞任または解任に関する噂を否定した。
 ロシアは、ウクライナのUAV攻撃がロシア国内で続く中、後方深くの防空網を再構築している可能性がある。
 プーチン大統領とベラルーシのルカシェンコ大統領が1月29日に経済協定や技術協定に署名し、ベラルーシを連邦国家構想にさらに引き込もうとしている。
 ロシア軍は、クレミンナとアウディーイウカの近く、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯に前進した。
2024.01.30
 00:24
Kyiv Independent Ukraine war latest: Kyiv denies Russia captured village in Kharkiv Oblast <2402-013002>
 ウクライナ軍が1月29日、クピャンスクの南東20kmに位置するハルキウ州の小さな村タバイウカを占領したというロシアの主張を否定した。 ウクライナ地上軍報道官はTVで「敵は既にタバイウカを占領したと主張しているが、この集落からそう遠くない場所で戦闘が起きている」と語った。
 同報道官によると、ウクライナは同地域でのロシア軍の攻撃を撃退し続けており、シンコフカ、タバイウカ、テルヌイ、ヤンポリフカ周辺で10回の攻撃を撃退している。  戦争研究所 (ISW) は1月27日にロシアの軍事ブロガーによると、ロシア軍第47戦車師団は全面侵攻前に34人が暮らすタバイウカを占領したが、「この主張を裏付ける証拠は確認されていない」と報告した。
 これに先立つ1月21日、ロシアはタバイウカの南東4kmにあるハルキウ州とルハンスク州の州境界近くの村、クロフマルネも制圧したと主張した。
2024.01.29
 23:46
産経新聞

(Yahoo)

ハンガリーとウクライナの外相が会談 EU のウクライナ支援など協議 <2402-012918>
 ハンガリーのシーヤールトー外相が29日にキーウを訪問し、ウクライナのクレバ外相やイエルマーク大統領府長官らと会談し、親露姿勢をとるハンガリーのオルバン政権が、EUによる€50Bのウクライナ支援を含む予算見直しに反対している問題などについて協議した。
 オルバン政権の高官は会談前、同国がウクライナ支援にEU予算を使用することを原則として容認する姿勢に転じたことを交流サイトで明らかにした。
2024.01.29
 22:56
産経新聞

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナ東部の集落を新たに制圧と主張 今月3ヵ所目、攻勢維持か <2402-012917>
 露国防省が29日、露軍がウクライナ東部ハリコフ州の集落タバエフカを制圧したと発表した。 これに先立ち、一部のウクライナメディアも28日、露軍がタバエフカを制圧したもようだと報じていた。
Tabaivka の位置 (Google Map)】
 事実であれば、東部での露軍による集落制圧は1月に入って3ヵ所目で、戦局は全体的に膠着状態にあるものの、戦力で勝る露軍が徐々に優勢を築きつつあるとの観測が強い。
 一方、ウクライナメディアEspresoは29日、ウクライナ軍の報道官が「タバエフカを巡る戦闘は続いている」とし、同集落の陥落を否定したと伝えた。
 タバエフカは露軍が制圧を狙うハリコフ州の要衝クピャンスクの南西20kmに位置する。 露国防省は21日にタバエフカの南に位置する集落クラフマリノエの制圧を発表し、ウクライナ軍もクラフマリノエの陥落を認めていた。
Kupiansk の位置 (Google Map)】
2024.01.29
 21:52
Kyiv Independent FT: EU agrees to set aside billions in profits from frozen Russian assets <2402-012916>
 Financial Times紙が1月29日に文書草案を引用して、EUが凍結されたロシア中央銀行の資産から数十億ユーロを確保し、それをウクライナに移転できるようにする道を開くことに合意したと報じた。 EUは12月12日に、ロシア中央銀行の凍結資産によって生み出された€15B ($16.2B) を差し押さえ、ウクライナに移転する計画を提案していた。
 欧州委員会は、この計画により年間€3B ($3.2B)、2023年~2027年に€15Bが生み出されると推定している。
 この計画は、€191B ($205B) のロシア資産を保有するベルギーを拠点とする金融決済会社であるEuroclearに最も直接的な影響を与える。
2024.01.29
 11:05
AP News

(Yahoo)

露連邦捜査委員会が映像公開 ウクライナ兵とは判明せず <2402-012907>
 ウクライナ兵捕虜を載せたロシア軍輸送機が1月24日にウクライナとの国境付近のベルゴロド州で墜落し74人が死亡したが、ロシア連邦捜査委員会は25日に捕虜がIl-76に乗り込むと主張する映像を公開した。 映像には、駐機場に待機する輸送機のそばに横付けされたトラックから降りた人が、輸送機に乗り込む様子が捉えられているが、この映像からウクライナ兵捕虜とは確認できない。
 別の映像では、墜落現場とされる場所で同委員会の捜査員が、遺体が収められた収納袋を閉じるところが映っているが、遺体そのものは映っていない。
 ウクライナ軍情報部は、この日捕虜交換が行われる予定だったが、当該機に捕虜が乗っていたかは不明だとしている。
2024.01.29
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 28 2024 <2402-012906>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月28日の戦況 =
 ロシア政府は、モルドバがEUや西側へ組み込まれるのを阻止するため、モルドバを不安定化させる準備を続けている。
 ロシア政府は、マリ、ブルキナファソ、ニジェールの西アフリカ3ヵ国が経済共同体 (ECOWAS) からの脱退するのを利用して、ロシアの影響力を拡大しようとしている。
 匿名のインド政府筋が、インドにとって最大の武器供給国であるロシアがウクライナでの戦争でインドに軍需品を提供する余力がないため、ロシアから距離を置きたいと考えていると述べた。
 ロシア軍は、戦域全体で陣地の攻防が続くなか、クレミンナとアウディーイウカの近くまで前進した。
 ロシアの情報筋によると、2023年12月にロシア政府が独自の志願兵隊を結成することを認める法律を採択したことを受け、ロシア国家親衛隊RosgvardiaはWagner Gp.の残党と新たに採用された志願兵で第1義勇軍団を新編する。
2024.01.28
 18:36
毎日新聞

(Yahoo)

ウクライナ国防省高官、軍需企業幹部と59億円横領 砲弾調達巡り <2402-012812>
 ウクライナ情報機関の保安局 (SBU) が27日、砲弾の調達を巡り、国防省高官と軍需企業幹部による総額UAH1.5B(59億円)の横領が発覚したと発表した。 同国では汚職体質の改善が長年の課題で欧米による支援の支障となる懸念があるため、政府が対策強化を進めている。
 事件に関与したとして、政府当局は国防省と同社の在職者を含む計5人に対し、法的手続きの第1段階となる通知を出した。うち1人は出国しようとして拘束された。
 SBUの発表によると、国防省と軍需企業リビウ工廠が侵攻開始から半年後の2022年8月に砲弾10万発の調達契約を締結したが、砲弾が納入されないまま購入費は国防省から前払いされ、一部は国外の軍需企業に送金された。
2024.01.28
 14:00
Forbes

(Yahoo)

石油・ガスをドローンで「起爆」 ウクライナ、ロシア国内施設を次々攻撃 <2402-012809>
 ロシア南部クラスノダール地方トゥアプセにあるロシア石油大手Rosneft社の製油所で1月24日深夜から25日未明にかけ、火災が発生した。 携帯電話で撮影された映像には夜空高くまで上がる炎が映っている。 Telegramのニュースチャンネルによると、火災が発生する直前にUAVが製油所を直撃したのが目撃されたという。
 ロシアではこのほかにも、石油・ガス施設に対する攻撃とみられるものが相次いでいて、1月19日にはロシア西部ブリャンスク州でウクライナとの国境に近い町クリンツィにあるRosneft社の大型石油貯蔵施設の貯蔵タンク4個が炎上した。
 その2日後の21日には、同じくロシア西部サンクトペテルブルクの西に位置するウスチルガのガス基地で爆発を伴う大規模な火災が発生した。 施設運営者は、火災が「外部要因」で引き起こされたと説明している。 親露派のTelegram Channelによると、ロシア軍は火災の発生前に3kgの爆薬を積んだ翼端長6mのUAVを撃墜したという。
2024.01.28
 07:55

(17:55 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 27 2024 <2402-012804>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月27日の戦況 =
 ロシア軍は1月26日と27日にUAVやミサイルによる限定的な攻撃を実施した。
 ロシア軍は1月27日に、接触線全線で陣地の攻防が続くなか、クピャンスク、クレミンナ、アウディーイウカ付近で前進が確認された。
 英ウェブサイトのTelegrapgが匿名の西側当局者の話を引用して1月26日、ロシアはGDPの40%をウクライナでの戦争に費やしており、これはロシアの保健と教育への支出を上回っていると報じた。
2024.01.27
 16:46
Kyiv Independent Kuleba: Ukraine, Lithuania agree on joint drone production <2402-012713>
 ウクライナのクレバ外相が1月27日、キエフで行われたリトアニアのランズベルギス外相との記者会見で、両国はウクライナのUAV生産拡大の共同措置を決定したと述べた。
 クレバ外相の発表は、最近ゼレンスキー大統領がリトアニアを訪問し、各国首脳が
C-UAVを含む共同防衛生産に関する新たな協定に署名し、リトアニアもウクライナへの€200M ($219M) の長期支援を承認したことに続くものである。
2024.01.27
 15:49
Kyiv Independent Military intelligence: Senior Russian officials were supposed to be on Il-76 flight but did not board <2402-012711>
 ウクライナ軍情報局報道官が
RFE/RLに1月25日、ロシア政府高官が1月24日に墜落したIl-76に搭乗するはずだったが、最後の瞬間に搭乗が許可されなかったと述べた。
 報道官によると、ウクライナの情報機関は露軍人や政治家の高官が何人か搭乗するはずだったが、露連邦保安庁 (FSB) から他の輸送手段を使うよう指示されたと見ている。
2024.01.27
 13:42
Kyiv Independent UK Defense Ministry: Avdiivka unlikely to fall into Russian hands in coming weeks <2402-012709>
 英国防省は1月27日の戦況報告書で、ロシア軍がアウディーイウカの防衛線を迂回しようとしているにもかかわらず、ウクライナ軍は少なくとも今後数週間は同市を防衛しようとしている可能性が高いと述べている。
 ロシア軍は2023年10月にアウディーイウカへの攻撃を強化し、占領下のドネツクからわずか数㌔の都市を包囲しようとして大きな損失を被ったと報じられている。
 ロシア軍はアウディーイウカに、要塞化された正面を避けインフラの地下道を通って市街地に侵入しようとしていると報じられているが、英国国防省は、これは2023年10月から試みられている潜入方法だと述べている。
 今週初めに、ロシア軍が南部からウクライナの防衛線に攻め込み始めたとされ、アウディーイウカ周辺の状況が悪化したという報道が浮上したが、ウクライナ軍の主要な補給路はまだ無傷のままでウクライナ軍が局地的な反撃を行っており、アウディーイウカは今後数週間ウクライナの支配下にとどまる可能性が高いと見られる。
2024.01.27
 12:09
中央日報

(Yahoo)

プーチン大統領、米国にウクライナ終戦を非公式打診 <2402-012708>
 Bloomberg通信がEST 25日、ロシア大統領府に近い複数の人物を引用し、プーチン大統領が2023年12月に仲介人を通して米政府当局者にウクライナ戦争の終戦に向けた対話をすることができるという意思を表明したと報じた。
 Bloombergによると、匿名を求めたこの人物らは、プーチン大統領がウクライナの中立国化放棄案を考慮する用意があることを示唆したと伝えた。 また、ウクライナのNATO加盟反対も撤回する可能性があるが、ロシア軍が占領したウクライナ領土に対するロシアの統制権は認めるべきだと強調した。
 ロシア大統領府のペスコフ報道官は26日の記者会見で、ウクライナのNATO加盟反対撤回の可能性など水面下交渉報道に関する記者の質問に対し「間違った報道で、全く事実でない」と強く否認し、米政府当局者も全面的に否認した。
 米国家安全保障会議のワトソン報道官は「ロシアの立場に変化があることを知らない」とし「ロシアとの交渉、いつ、どうするかはウクライナの決定にかかっている」と述べた。
 ロシア政府が休戦メッセージを送ったという報道は今回が初めてではなく、2023年12月にNew York Timesはロシアの元官僚を引用し、ロシア側が2023年9月から複数の外交チャンネルを通じて休戦交渉に関心があるという信号を送ったと報じた。
2024.01.27
 10:13
讀賣新聞

(Yahoo)

捕虜乗せたとされるロシア軍輸送機墜落、真相は依然不明…ウクライナは「人間の盾」の可能性指摘 <2402-012706>
 TASS通信によると、プーチン露大統領が26日に露南西部ベルゴロド州での露軍Il-76の墜落について、「意図的かミスかは分からないが、ウクライナ軍が撃墜したのは明らかだ」と主張した。
 これに対しウクライナ側は、関与について肯定も否定もしていない
 露側の主張通り、ウクライナ人の捕虜が多数搭乗していたかどうかを含め、輸送機が墜落した真相は不明な点が多い。
2024.01.27
 10:10

(20:10 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 26 2024 <2402-012705>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月26日の戦況 =
 ロシアと米当局者は、プーチン大統領が西側と取引する意思があるという噂を否定した。
 1月24日にベルゴロド州で起きたロシアのIl-76墜落事故の状況は不明のままである。
 EUは近くウクライナに€5Bを提供する。
 ロシアは2023年に$1.7B相当の高度なマイクロチップと半導体を主に西側から輸入したと報じられており、ロシアからそのような技術を奪うことを目的とした西側の制裁を回避している。
 ロシア軍はアウディーイウカ近郊で前進し、戦域全体で陣地の攻防を続けている。
2024.01.27
 08:03
Kyiv Independent Washington Post: US war plans for Ukraine don't foresee retaking lost territory <2402-012704>
 Washington Post紙が匿名の情報筋の話として1月26日、バイデン政権は2024年にウクライナ軍がロシアから領土を大きく奪還するとは見てていないが、ウクライナ支援の長期計画に取り組んでいると報じた。
 新しい計画では、領土の奪還に重点を置かず、代わりにロシアの新たな進撃をかわし国の防衛と経済を強化することに焦点を当てることを目指しているという。
2024.01.26
 20:52
Kyiv Independent Ukraine war latest: Russia blocks international commission from investigating Il-76 crash, Ukraine says <2402-012612>
 ウクライナは、1月24日にロシアのベルゴロド州で起きたIL-76墜落事故の事実関係を立証するため国際的な調査を求めているが、事故を調査の国際委員会をロシアは拒否している。
 ウクライナ軍情報局 (HUR) の報道官は1月26日、ロシアはIl-76墜落に関する情報を赤十字国際委員会に国際調査のためにまだ伝えていないと述べ、ウクライナ人捕虜に関するそのような情報は公開されるべきであり、特に侵略国は赤十字国際委員会に伝えられるべきであるが、知る限り現段階ではそのような情報は赤十字国際委員会に転送されていないと述べた。
2024.01.26
 17:42
Ukrainska Pravda Putin says over 600,000 Russian troops are fighting in Ukraine <2402-012610>
 プーチン露大統領が、ウクライナにおけるロシア軍は617,000名だと述べた。
2024.01.26
 11:27
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ捕虜輸送機の墜落、ロシア側は事前に警告と主張 ウ大統領「命を弄んでいる」と非難 <2402-012607>
 捕虜のウクライナ兵士を乗せたロシア軍輸送機の墜落を巡り、カルタポロフ露上院議員が25日、ウクライナ軍の情報機関は情報機関は同機が撃墜された空域に入る15分前に警告を受けていたと述べた。
 この主張は、同機の飛行について何も知らされていなかったとするウクライナ軍情報部の声明と矛盾する。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は、墜落について国際的な調査を求めるとともに、ロシアが「捕虜の命を弄んでいる」と非難した。
2024.01.26
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 25 2024 <2402-012605>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月25日の戦況 =
 ウクライナとロシア当局は、1月24日にベルゴロド州で起きたロシアの軍用輸送機IL-76墜落事故について刑事捜査を開始した。
 ロシア軍は1月24日~25日にミサイルやUAVによる攻撃を行った。
 ウクライナ保安庁が、1月24日~25日にクラスノダール地方トゥアプセにあるロスネフチ製油所へのUAV攻撃を成功させたと報じられている。
Tuaps の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はウクライナでの化学兵器の使用を増やしていると報じられている。
 全正面で陣地攻防が続くなか、ロシア軍が1月25日にアウディーイウカ近郊での前進が確認された。
 Bloombergが1月24日、ロシアの労働力不足により民間部門の賃金が軍人の給与と競合するほど上昇した結果り、兵役の魅力がさらに低下している可能性が高いと報じた。
2024.01.25
 12:29
Ukrinform ドイツとウクライナは安全保障合意に近付いている=ショルツ独首相 <2402-012509>
 Ukrinformの特派員がショルツ独首相が24日にベルリンで行った記者会見での発言として、ウクライナとの安全保障合意に近付いていると発言したと報じた。
 ショルツ首相は、ゼレンシキー大統領と意見交換を行っていることを認め、24日もゼレンシキー大統領と電話会談を行ったとし、さらに近日中にもう1度対話を行うと述べた。
 また首相は、24日の電話会談では両国が準備を行っている「安全保障パートナーシップ」問題につき多く話し合ったと発言した。
2024.01.25
 10:20

(20:20 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 24 2024 <2402-012507>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月24日の戦況 =
 ロシアの軍用輸送機Il-76が1月24日にベルゴロド州で墜落した。
 陣地の攻防は戦域の至る所で続いた。
2024.01.24
  19:10
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ、東部アウジーイウカの防衛で危機的局面 重要陣地あわや喪失 <2402-012413>
 ウクライナ東部ドネツク州アウジーイウカ方面の前線では過去10年、この都市のすぐ南にある旧ソ連空軍の古い掩蔽壕などからなる施設群ゼニトが、ロシア軍に対するウクライナ側の防御の要となってきた。 ゼニトがもし陥落すれば、10年にわたりしぶとく抵抗を続けてきたアウジーイウカの守備隊は、ついに撤退を強いられるおそれがある。
 ロシア軍は22日、コンクリートの迷路のようなこの防御拠点の遮断にかつてなく近づいた。 今回ロシア軍はゼニトの確保に失敗したが、守るウクライナ軍は弾薬が枯渇しつつあることから次は成功するかもしれない。
 弾薬枯渇の原因は周知の通り、米国のバイデン政権がウクライナ向けの$61Bの予算の承認を、米議会下院でロシア寄りの共和党議員が何ヵ月も拒んでいるからで、これに対しロシア軍はイランと北朝鮮から新たな補給を受け続けている。
2024.01.24
  18:56
TBS News

(Yahoo)

ロシア軍の輸送機が墜落 ウクライナ捕虜65人含む全員死亡 ミサイルで撃墜の見方も <2402-012412>
 ロシア国防省が、露軍の輸送機がウクライナから発射されたミサイルで撃墜されたと発表した。
 輸送機にはウクライナ兵の捕虜65名を含む74名が搭乗し、捕虜交換のためベルゴロド州に向かっていたということで、地元州知事は乗っていた全員が死亡したとしている。
2024.01.24
 10:30
Forbes ウクライナ軍のレオパルト2戦車が「絶滅」の危機 部品不足で修理進まず <2402-012407>
 ウクライナ軍は西側諸国から最初の供与分としてドイツ製Leopard 2 MBT 71両を受領したが、ロシアとウクライナの戦争で使われている兵器の損失を調べている団体Oryxによると、その後1年にわたる激しい戦闘でうち少なくとも12両を撃破されて失ったが、ウクライナ軍がLeopard 2の維持に苦慮しているのは、撃破による損失が主な理由ではなく、ウクライナ軍は軽易な損傷を修理して前線に復帰させるうえで問題を抱えているのだ。
 Leopard 2をどれだけ早く再生できるかは、もっぱら部品の入手しやすさにかかっているが、ウクライナ軍では部品の入手が難しい状態が続いている。
2024.01.24
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 23 2024 <2402-012405>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月23日の戦況 =
 西側諸国は1月23日にドイツのラムシュタイン空軍基地で開催された第18回ウクライナ防衛支援会同で、ウクライナへの支援とウクライナの防衛産業基育成への意思を改めて表明した。
 NATOが1月23日、ウクライナに追加支援を送るほかNATOの備蓄を補充するためとみられる20万発以上の砲弾を発注した。
 ロシア軍は1月22日~23日に、ウクライナの防空網を突破する新たな攻撃パッケージとみられるミサイル攻撃を行った。
 ラブロフ露外相は、ロシアと中東諸国との関係を深める取り組みの一環として、イランのアブドラヒアン外相、パレスチナ自治政府のマリキ外相と会談した。
 ロシアのバルチック艦隊が、NATOが実施しているSteadfast Defender 2024演習に対抗して沿岸ミサイル演習を実施している。
 ロシア軍は全戦線で陣地攻防が続く中、クレミンナ、アウディーイウカ、1月23日にドネツク市付近での前進が確認された。
2024.01.23
 22:22
Kyiv Independent Defense Ministry after Ramstein summit: Ukraine to receive more long-range weapons <2402-012322>
 1月23日にラムシュタインで開催された18回目のウクライナ支援会議ののちウクライナ国防省高官が、同盟国が2024年にウクライナに対し、前線と後方のでロシア軍を効果的に攻撃してその兵站拠点を破壊するために必要なより多くの兵器を提供すると述べた。 同省の報道資料によると、この会議では、ウクライナに長距離攻撃能力の追加供給などが約束された。
 ウクライナ軍は、米国が供与したATACMSと英国が供与したStorm Shadowを使用して、奥深くにあるロシアの軍事施設や装備を攻撃している。
2024.01.23
 16:40
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシアが大規模攻撃、キーウなど標的 18人死亡 インフラにも被害 <2402-012320>
 ウクライナ当局者が23日、ロシア軍がウクライナに対し大規模な攻撃を行い、少なくとも18人が死亡し多数の負傷者が出たほか、エネルギーインフラも被害を受けたことを明らかにした。
 攻撃は早朝に行われ、首都キーウや東部ハリコフが主な攻撃目標となった。
 ウクライナ空軍は、ロシアが発射したミサイル44発のうち22発を迎撃したと発表した。 キーウ当局者はこのうち20発は首都上空で撃ち落とされたとしている。
2024.01.23
 11:07
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア西・南部は「ウクライナ人居住地」 ゼレンスキー氏が大統領令 <2402-012311>
 ゼレンスキー大統領が22日、ロシア西・南部について「歴史的にウクライナ人が居住してきた」と認定する大統領令に署名した。 大統領令は「歴史的にウクライナ人が居住してきたロシア連邦の領土について」と題され、西部のブリャンスク、クルスク、ベルゴロド3州と、南部のボロネジ、ロストフ両州およびクラスノダール地方を挙げた。
 一方のロシアはこれに強く反発している。
 ロシア政府は、2022年から続けているウクライナ侵攻について、同国に住むロシア民族を守るためのものと主張し、プーチン大統領はウクライナ人の国は存在しないと繰り返している。
2024.01.23
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 22 2024 <2402-012306>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月22日の戦況 =
 ポーランドのトゥスク首相が1月22日にキーウを訪問し、ウクライナに対するポーランドの新たな防衛パッケージを発表した。
 ロシアが占領しているメリトポリで、ロシア兵とチェチェンのAkhmat-Vostok部隊が口論になったとされる映像は、チェチェン軍がウクライナでのロシアの作戦に貢献していないという批判を再燃させた。
 ロシアの当局者や情報関係者は、ゼレンスキー大統領が1月22日に署名したロシア国内のウクライナ系住民に関する法令を歪曲して伝えることで、ロシアのウクライナ侵攻をさらに正当化しようとしている。
 ロシア軍はアウディーイウカの南とドネツク市の西で前進が確認され、接触線全体で陣地での攻防が続いている。
2024.01.22
 19:41
Kyiv Independent Umerov: Belgium pledges $665 million in military aid to Ukraine in 2024 <2402-012214>
 ウクライナのウメロフ国防相がベルギーのデドンデル国防相との電話会談後の1月22日、ベルギーが2024年にウクライナに€611Mの軍事支援を提供することを約束したと述べた。 この数字は、全面戦争が始まって以来、ベルギーがウクライナに提供した総額である€496Mを上回る
 ベルギーは、ウクライナ軍人にF-16の操縦訓練を目的とした7月に設立された戦闘機連合の創設国11ヵ国の1国で、3月から9月にかけてF-16戦闘機2機と訓練要員50人をデンマークに派遣すると発表した。
 ベルギー外務省のウェブサイトによるとベルギーは2025年末までにウクライナへの支援に€1.7B ($1.8B) を割り当てている。
2024.01.22
 18:34
Ukrainska Pravda Ukraine's Ground Forces Commander: Situation on Sivershchyna and Bakhmut fronts is very tense <2402-012212>
 ウクライナ軍地上軍司令官のシルスキー中将がTelegramで、東部シヴェルシチナとバフムートの戦線では、ロシア軍が野砲、迫撃砲、攻撃用UAVを広範囲に配備して攻撃を行うなど、非常に緊迫した状況が続いていると述べた。
2024.01.22
 08:18
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ、ドローン攻撃認める ロシア燃料ターミナル火災 <2402-012204>
 複数のウクライナメディアが消息筋の話として21日、ロシア北西部レニングラード州の燃料基地で21日未明に起きた火災について露軍に燃料を供給している基地を破壊するため、ウクライナ軍特殊部隊がUAV攻撃を行ったと報じた。
 TASS通信によると、火災を受けて基地を運営する露天然ガス大手Novatek社は施設の稼働を一時停止した。
 Novatek社は「外部要因」で火災が発生したと説明しているが、露国防省は21日時点でUAV攻撃の有無についてコメントしていない。
2024.01.22
 07:40
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア巨大製油輸出施設の操業停止、ウクライナのドローン攻撃で火災発生か <2402-012202>
 ロシア天然ガス大手企業Novatek社が21日、サンクトペテルブルク西方170kmのフィンランド湾で運営している巨大製油輸出基地の一部の操業停止を余儀なくされたと発表した。 ウクライナのメディアによるとUAV攻撃に伴い火災が発生したという。
 この基地は、天然ガスコンデンセートを軽質ナフサの分留や重質ナフサの分留、灯油、軽油などに分離精製処理し、国際市場向けにタンカーへ積み込む施設で、操業停止がいつまで続くかや、停泊中のタンカーの隻数、今後の市場への影響などは現段階では分かっていない。
 サンクトペテルブルク周辺の地域では、当局が重要インフラへの攻撃に対する厳しい警戒態勢を敷き、治安部隊や警察などはいかなるUAVを検知した場合でも破壊するよう命令された。
 InterfaxUkraine通信は複数の関係筋の話として、基地の火災はウクライナ側が行った特殊作戦が原因だと報じた。 関係筋の一人は「この基地は燃料を精製してロシア軍にも供給する敵にとって重要な施設で、基地の攻撃成功は敵に経済的な打撃を与えるだけでなく、ロシア軍の燃料補給にも重大な支障を生じさせる」と説明したという。
2024.01.22
 05:55

(15:55 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 21 2024 <2402-012201>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月21日の戦況 =
 ウクライナ軍がレニングラード州とトゥーラ州の目標に対するUAV攻撃に成功したと報じられており、ウクライナのUAV攻撃を繰り返すことで、ロシアが予想される飛行経路に沿って重要な施設等を防御するSHORADの配備が修正される可能性がある。
 モルドバが、2023年12月下旬に演習を実施した際に、沿ドニエストルのロシア平和維持軍がUAVの不適切な使用を含む多数の違反行為を行ったと非難した。
 ロシア軍はアウディーイウカ近郊で前進し、接触線で陣地での攻防が続いている。
2024.01.21
 22:32
Kyiv Independent Mediazona confirms identities of over 42,000 Russian soldiers killed in Ukraine <2402-012112>
 ロシアの独立系メディアMediazonaBBCロシアと共同で、2022年2月にロシアによるウクライナへの全面侵攻開始以来、殺害されたロシア兵42,284名の氏名を確認した。
 Mediazonaが前回2023年12月29日の更新以来1,685名のロシア兵の氏名が死傷者リストに追加されている。
2024.01.21
 21:31
Kyiv Independent General Staff: Russia has lost 376,030 troops in Ukraine <2402-012110>
 ウクライナ軍参謀本部が1月21日、ウクライナでロシアは376,030人の兵士を失ったと発表した。 この数字には、ロシア軍が過去1日だけで被った760人の死傷者が含まれている。
 報告書によると、ロシアはMBT 6,181両IFV 11,466両、車両と燃料タンク11,862両、砲8,875門MRL 968両防空システム655基、航空機331機、ヘリ324機、UAV 6,936機、水上艦艇23隻、潜水艦1隻を失った。
2024.01.21
 21:23
時事通信

(Yahoo)

ガス施設炎上、ドローン攻撃か ウクライナから1000キロ ロシア北西部 <2402-012109>
 ロシア北西部レニングラード州ウスチルガにある同国天然ガス大手Novatek社の施設で21日未明に火災が発生した。 Novatek社は「外的要因」で炎上したとし、複数の現地メディアはUAV攻撃の結果だという見方を報じた。
 ウスチルガはドイツに至る海底ガスパイプラインNordostream 2の拠点で、ウクライナの首都キーウから1,000km以上も離れているが、ロシア国防省は18日にレニングラード州にUAVが飛来したと発表し、ウクライナ国防省情報総局も攻撃を実行したと自国メディアに認めた経緯があることから、21日の火災に関しても、ウクライナが関与を唱える可能性がある。
【関連記事:Ust-Luga の位置 (Google Map)】>
【註】
 ウスチルガや先にUAV攻撃を受けたサンクトペテルスブルグはウクライナから1,000km以上離れていることに加え、その間ロシアや同盟国ベラルーシの上空を飛行する必要があり、この攻撃がウクライナによるとすれば、ロシアの防空網の欠陥をさらけたことになる。
【関連記事:2402-011907 (共同 2024.01.19)】>
2024.01.21
 15:12
Kyiv Independent Explosions reported in occupied Sevastopol <2402-012106>
 地元メディアとロシア占領当局が、1月21日にセバストポリで複数の爆発があったと報じた。 
RFE/RLのクリミア放送局の現地特派員によると、午後の早い時間に3回ほどの爆発音が聞こえた。
 その直後、ロシアが任命したセバストポリ市当局長官のロズヴォジャエフ氏は、近くの海上で空中標的が撃墜されたと報告した。 ロシア国防省は同日遅く、ウクライナのミサイル2発がクリミア半島西海岸上空で撃墜されたと主張した。
 全面戦争が進展するにつれ、クリミア半島の軍事施設やロシアインフラは、ウクライナの長距離UAVやミサイル攻撃に対してますます脆弱になっている。
2024.01.21
 06:15

(16:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 20 2024 <2402-012104>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月20日の戦況 =
 ロシアが、ウクライナでの戦争の財政を負担するために石油収入への依存度を高めるなか、ロシアから中国へのエネルギー輸出は2023年に大幅に増加した。
 EUで域内市場を担当するブルトン欧州委員が1月20日、EUは2024年末までに130万~140万発の砲弾を生産する能力を持ち、砲弾の大半をウクライナに届けると述べた。
 ロシア軍は、接触線全面で陣地攻防を続けつつ、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯で前進が確認された。
2024.01.20
 10:15

(20:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 19 2024 <2402-012013>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月19日の戦況 =
 ロシアは、北朝鮮への依存度が高まる影響を緩和するため、韓国との関係を修復しようとしている。
 バシコルトスタン共和国では、投獄されている著名なバシコルト活動家を支持する抗議行動が続いているが、クレムリンは抗議行動の規模が大きいという報道を否定した。
 プーチン大統領は、ロシア帝国とソビエト連邦の旧領土の財産を含む、海外でのロシア財産の調査、登録、法的保護に資金を割り当てる法令に署名した。
 ロシア軍はクピャンスクの南東で前進が確認され、ウクライナ軍は最近、接触線全正面で陣地の攻防が続く中、ウクライナ軍がクピャンスクの南東に陣地を奪還した。
2024.01.19
 18:15
産経新聞

(Yahoo)

中国首相、ゼレンスキー大統領と会談拒否か ダボス会議閉幕へ 戦争終結見通せず <2402-011915>
 開催中の世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)が19日に閉幕する。
 初めて対面出席したゼレンスキー大統領はロシアとの協力を強化する中国に対し和平案の協議への参加を要求したが中国の李首相の会談は実現しなかった
 中国側が拒絶したとの見方もあり、世界経済に影を落とす侵略の終結が見通せない。
2024.01.19
 16:41
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア西部石油基地で火災、ウクライナのドローン撃墜で=当局者 <2402-011913>
 ロシア西部ブリャンスク州のボゴマズ知事が19日、ウクライナのUAVを撃墜した際に石油タンクで火災が発生したと明らかにした。 負傷者はなく、消火活動が行われているという。
 TASS通信によると、火災が発生している現場は1,000㎡で、ロシア通信 (RIA) は特殊消防列車が現場に到着したと報じた。 SNSに投稿された真偽未確認の映像には、貯蔵タンクのようなものが暗闇の中で燃えている様子が映っていた。
Bryansl の石油施設 (Google Map)】
 国防省がウクライナのUAV 1機を妨害電波で撃墜したが、積んでいた弾薬がクリンツィ町の石油備蓄施設の敷地に落下したとTelegramに投稿した。 ブリャンスク州の他の地域では、防空部隊がさらにウクライナのUAV 2機を撃墜したという。
2024.01.19
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 18 2024 <2402-011910>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月18日の戦況 =
 最近ポーランドとバルト海地域で起きた広範囲にわたるGPSの混乱にについてロシアの電子戦による可能性についての憶測が飛び交っている。
 ウクライナのロシア軍が砲兵力に優れているとのウクライナの発言が続く中、フランス国防省は1月18日にウクライナへの支援を強化する砲兵連合を立ち上げたと発表した。
 ウクライナのパルチザンの報告と衛星画像が、2023年12月下旬にウクライナの攻撃によりセバストポリ近郊でロシアのTarantul 級コルベット艦が沈没したことを確認した。
 ウクライナ軍情報総局が1月18日、レニングラード州のロシア軍施設へのUAV攻撃に成功したと報じられている。
 EU議会が、ハンガリーのオルバン首相ウクライナへの追加軍事支援を求めるEUの投票に拒否権を行使した後、最終的にハンガリーの投票権を停止する法手続きの別のステップを承認することを投票で決定しました。
 ロシア軍は、バフムート、アウディーイウカ、ドネツク州とザポリージャ州の州境付近で前進が確認され、接触戦で陣地の攻防が続いている。
2024.01.19
 07:39
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、国産無人機でサンクトペテルブルク攻撃 1250キロ飛行 <2402-011909>
 Interfax Ukraine通信が18日、ウクライナで武器生産を統括するカミシン戦略産業相がスイスのダボスで、ウクライナ国産UAVが昨夜、1,250km飛行してサンクトペテルブルクを攻撃したと述べたと報じた。 サンクトペテルブルクはウクライナ国境の最も近い地点からでも850km離れている。
 ただロイタは独自に情報を確認できていない。
 ウクライナ軍関係筋は先に、サンクトペテルブルクの石油関連施設を「この地域における取り組みの新たな段階」の一環として攻撃したとロイタに述べていた。
2024.01.19
 06:07
共同通信

(Yahoo)

プーチン氏別荘上空を飛行 無人機、石油施設攻撃か <2402-011907>
 ウクライナメディアのRBCがウクライナ当局者の話として18日、国防省情報総局が特殊作戦としてロシア北西部サンクトペテルブルクの石油施設にUAV攻撃を行い、1機がプーチン大統領所有とされる別荘の上空を飛行したと報じた。
 ロシア国防省は同日、サンクトペテルブルクに隣接するレニングラード州にUAVが飛来したため迎撃したと発表した。 ロシアメディアは、サンクトペテルブルクの石油施設にUAVの破片が落ちたと報じた。
2024.01.19
 00:45
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナ東部の集落制圧=国防省 <2402-011901>
 ロシア国防省が18日、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州の集落ベセレを制圧したと発表した。 ただ詳細は明らかにしていないが、同名の人口100人の集落がバフムトの北東20kmの地点にある。
 ロイタは戦況を巡る情報を独自に確認できていない。
2024.01.18
 16:54
Ukrainska Pravda Ukraine's Defence Intelligence comments on St Petersburg oil depot attack <2402-011813>
 ウクライナ国防情報局のユソフ代表がUPの放送で、1月17日から18日にかけてサンクトペテルブルクの石油貯蔵所に対するUAV攻撃は、破壊手段の新たなレベルと質を示していると考えていると述べた。 レニングラード州では以前にも爆発があったが、今回は地理的にも破壊手段的にも新しいレベルで、サンクトペテルブルクとレニングラード州にある軍事施設にも影響する可能性があると述べた。
 ユソフ代表は、いつものように肯定も否定もしないとした上で、攻撃用UAVはロシアの領土から発射された可能性があるが、これは確かではないと付け加えた。
2024.01.18
 16:36
Kyiv Independent European Parliament backs resolution calling for suspending Hungary's EU voting rights <2402-011812>
 欧州議会 (MEP) のサルヴァマー上級議員によると、欧州議会は1月18日に欧州理事会と加盟国に対し、ハンガリーの投票権を停止するよう求める決議案を、賛成345、反対104、棄権29で可決した。 この決議は、ハンガリーがEU条約第7条2項に基づくEUの価値観の「重大かつ持続的な違反」を犯しているかどうかを調査するよう欧州理事会に求めている。
 サルヴァマー上級議員は1月初めに、ハンガリーの「法の支配の侵食」とEUの合意形成を阻む妨害的な行動を理由に、加盟国権の一部を剥奪する請願書を提出していた。
 決議は加盟27ヵ国中26ヵ国が同意した場合、第7条3項に基づくハンガリーの議決権を含む加盟国権の一部を停止することができるが、今週初めにハンガリーのオルバン首相に近いとされるスロバキアのフィコ首相が、ハンガリーのEUの権利を制限しようとするいかなる試みにも反対すると述べた。ブラチスラバの反対は、第7条2項に関する合意を妨げる可能性がある。
2024.01.18
 16:14
Kyiv Independent Military intelligence: Russia has modernized its Kh-101 missiles <2402-011811>
 ウクライナ軍情報局のスキビツキー報道官が、ロシア軍がKh-101 CMを近代化したと述べ、これらのミサイルは2022年に使用されたものとはまったく異なると付け加えた。
 スキビツキー報道官はダボスでの公開討論会で、このミサイルには、電子戦システム、防護装置、
DIRCMなどがすでに搭載されていると述べた。
 Kh-101は射程5,000km委譲の戦略ALCMで、ロシア軍がウクライナの都市や民間インフラを攻撃するために使用している。
2024.01.18
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 17 2024 <2402-011806>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月17日の戦況 =
 ウクライナの諜報機関関係者は、ロシア軍はウクライナで複数方向で同時攻撃を行うのに必要な予備戦力を欠いていると報告した。
 ウクライナは、ウクライナで改造して製造したFrankenSAMを初めて装備した。
 ドイツとフランスは1月16日、ウクライナへの追加軍事支援を発表した。
 バシコルトスタン共和国のバイマクでは、ロシアの裁判所が著名な活動家バシコルトに有罪判決を下したことを受けて、大規模な抗議行動が勃発し、ロシア政府の迅速な対応と、ロシアの超国家主義者コミュニティからの反発を招いた。
 ロシアのウズベキスタン人社会指導者に対するロシアの軍事ブロガーの苦情が広まったため、ロシア調査委員会は犯罪捜査を開始した。 超国家主義的な情報社会が外国人排斥と反移民に向けて結集するにつれて、ロシア政府は軍事ブロガーの要求に応えなければならないと感じている可能性があることを示唆している。
 米国による二次的経済制裁の脅威は、トルコとロシアの金融関係に大きな影響を与えていると報じられている。
2024.01.17
 23:15
Kyiv Independent German parliament rejects motion to deliver Taurus missiles to Ukraine <2402-011721>
 ドイツ連邦議会は1月17日、キリスト教民主同盟 (CDU) とバイエルン州キリスト教社会同盟 (CSU) がウクライナにTaurus CMを供与する提案を拒否したと発表した。 動議は反対485人、賛成178人、棄権3人で否決された。
 Bild紙は10月に、ショルツ首相がウクライナへのTaurus CMの供与に反対しているのは、この動きがドイツを戦争に引き込むことを恐れているからだと報じているが、ウクライナは英国のStorm Shadowやフランス製のSCALPなど、他の長距離ミサイルも受け取っている。
2024.01.17
 23:06
Kyiv Independent Minister: Ukraine uses FrankenSAM hybrid system for first time, downs Russian kamikaze drone <2402-011720>
 カミシン戦略産業相が1月17日、ダボスで開催された世界経済フォーラムの会場で、米国とウクライナの共同計画FrankenSAMでロシアのShahed UAVを撃墜したと述べた。 カミシン戦略産業相は、FrankenSAMが9kmの距離から初めて突入型UAVを撃墜したと語った。
 ソ連時代のSAMシステムと米国製の新型ミサイルとレーダを組み合わせたFrankenSAMは、ウクライナが当面ロシアとの戦いを継続するための手段となっている。
 AP通信は、米国の技術者がウクライナと協力して、米国が大量に備蓄しているRIM-7 Sparrowを発射できるように、多数保有するBuk(註:SA-11)を改造すると報じていた。
 Kamyshin戦略産業相によると、FrankenSAMの構想のもと、5件の開発が進められていて、すべてのシステムはすでに戦場に配備されている。
【関連記事:2311-102817 (NYT 2023.10.28)】
2024.01.17
 14:28
ロイタ通信

(Yahoo)

アングル:現状は「積極防衛」、ロシア消耗狙うとウクライナ司令官 <2402-011715>
 ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将がロイタの取材に答え、戦況が変化してウクライナ側が大躍進できる望みが薄れた現実を明確にした。 シルスキー大将は「われわれの拠点を維持し、敵に最大限の損害を与えて消耗させることだ」と語った。
 ウクライナ軍ナンバー2のシルスキー大将は冷静沈着で、メッセージに曖昧さはない。
 当初は夏の反転攻勢が大いに期待されていたが、ウクライナ側は一部地域で初期に数㌔前進するにとどまり、その後ロシア軍が他の地域で押し返した。
2024.01.17
 09:30
時事通信

(Yahoo)

ウクライナと安保協定へ フーシ派空爆は不参加 仏大統領 <2402-011708>
 マクロン仏大統領が16日の記者会見で、ウクライナへの追加軍事支援としてSCALP CM 40発を供与すると明らかにした。 また、2月には2国間の安全保障協定締結に向け、ウクライナの首都キーウを訪問する。
 ウクライナのゼレンスキー大統領とスナク英首相は12日に安保協定に署名している。
 一方、マクロン大統領は米英両軍によるイエメンのフーシ派支配地域に対する空爆について不参加を決定したと表明した。 イスラエルとハマスの軍事衝突に揺れる中東情勢が一段と緊迫化するのを回避するのが理由だという。
2024.01.17
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 16 2024 <2402-011706>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月16日の戦況 =
 ロシアの戦術航空作戦がアゾフ海付近で減少していると報じられており、1月14日夜にウクライナ軍がロシアのA-50を破壊し、ロシアのIl-22空中指揮所航空機に深刻な損害を与えたことで、ロシアの航空能力が低下している可能性がある。
 報道によると、少なくとも中国国有銀行2行が、ロシアの取引先との関係をの見直しを命じ、制裁対象となっているロシア企業や防衛産業と関係のある企業との関係を断ち切ろうとしている。
 ロシア軍はクレミンナとバフムート付近で前進が確認され、接触線全線で陣地の攻防戦を続けている。
2024.01.16
 18:28
Kyiv Independent Israel participates in Ukraine's peace formula discussions for first time <2402-011616>
 イスラエルのブロツキー駐ウクライナ大使が1月16日、イスラエルの代表がウクライナの和平案に関する議論に初めて参加したと述べた。 ブロツキー大使によると、イスラエルの国家安全保障会議の副議長がダボスで開催される世界経済フォーラムに先立って行われた会談に参加した。
 領土保全の回復、ウクライナからのロシア軍の完全撤退、戦争犯罪者の責任追及などが含まれている10項目のウクライナの和平案は、西側同盟国の間で幅広い支持を得ている。
 イスラエルとロシアの関係は、2023年10月にハマスとの戦争が始まって以来ますます悪化しており、ラブロフ露外相はイスラエルの行動を厳しく批判し、ガザのハマスに対するイスラエルの爆撃作戦は国際人道法に違反していると述べている。
2024.01.16
 12:33
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア南部都市が非常事態宣言、ウクライナ無人機攻撃で子ども2人負傷 <2402-011609>
 ロシア南部の都市ボロネジ市のクステニン市長が16日、ウクライナによるUAV攻撃で建物数棟が損壊し、子ども2人が負傷したことを受け非常事態を宣言した。
 人口100万人のボロネジ市はウクライナ国境から250km離れた場所にあり、同市近郊にはロシアの空軍基地があり、ウクライナ空爆に投入しているSu-34が配備されている。
Voronezh の位置 (Google Map)】
 ロシア国防省は、ボロネジ州上空で夜間にUAV 5機を破壊し、他に3機を撃墜したと発表。 隣接するベルゴロド州でもUAV 4機を迎撃したと述べた。
 ウクライナ側から今のところコメントは出ていない。
2024.01.16
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 15 2024 <2402-011607>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月15日の戦況 =
 ウクライナは14日夜、ウクライナ軍がロシアのA-50 AEW&C機を破壊し、Il-22空挺指揮所航空機に深刻な損害を与えたと発表した。
 ウクライナ情報機関の高官は、ロシア軍が毎月の人員損耗に等しい数の兵員を生み出すことができることを確認しており、これはロシア軍がウクライナで定期的な兵員交代を行うえるというISWの評価と一致している。
 ウクライナ軍情報総局のスキビツキー副長が、ロシア軍がウクライナの防空網を突破するためにミサイルやUAVを組み合わせた攻撃を続ける可能性が高いが、国際的な制裁がロシアのミサイルとUAVの生産を制限していると指摘した。
 ゼレンスキー大統領が1月15日にスイスに到着し、19日まで開催されるダボス世界経済フォーラムで、ウクライナの和平計画とウクライナへの支援について世界の首脳と協議する。
 北朝鮮の崔外相を含む北朝鮮代表団が17日までロシアを公式訪問するため、14日にモスクワに到着した。
 ロシアとイランは軍事技術協力をさらに発展させるため、大規模な国家間条約に署名する準備をしている。
 ロシア軍はドネツク市の西とクリンキー付近で前進が確認されたが、接触線全体では陣地攻防戦が続いている。
2024.01.16
 01:34
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア機撃墜、味方の誤射の可能性 ロシア独立メディア「暗黒の日」 <2402-011602>
 ウクライナ軍が15日にロシア軍のA-50
AEW&C機と空中指揮機Il-22を撃墜したと明らかにしたが、ロシアの独立系メディアはロシア軍のSAMによる誤爆の可能性を報じた。 撃墜が事実ならロシア軍にとって「新たな暗黒の日になる」との声も出ている。
 ロシア国防省からは両機に関する公式な発表はないが、ロシアの独立系メディアが報じた帰還したIl-22の写真では機体には損傷が多くみられるものの、ウクライナ側の主張に誤りがあると報じている。
 独立系メディアInsiderは情報筋の話として、A-50が撃墜され乗員も死亡したと報じた一方、「ロシア軍が、ウクライナ軍が発射したミサイルを撃墜しようとして目標を誤ったようだ」との軍事専門家の見方も紹介した。
2024.01.15 Janes Ukraine conflict: Russia has lost 90% of its equipment in Krynky due to shortage of EW, UK MoD says <2402-011516>
 英国国防省が1月12日に発表した情報によると、ロシアはヘルソン州クリンキーで装備の90%を失ったとされているが、これは同地域でウクライナ軍がUAVにより攻撃していることによるもので、ロシアの電子戦装備の不足が敗因とみられる。
 ウクライナの軍事ブロガーとウクライナ軍の第501独立海兵歩兵大隊が投稿した動画には、BMP-3
IFVや、MBT、TOS-1 MLRと思われるものなど、ロシア軍装備がクリンキーで破壊されている様子が映っている。
2024.01.15
 21:19
時事通信

(Yahoo)

ロシア早期警戒機を撃墜 アゾフ海でウクライナ軍 <2402-011514>
 ウクライナ軍が15日、アゾフ海上空でロシア軍のA-50
AEW&C機を撃墜したと明らかにした。
 ザルジニー総司令官はTelegramでIl-22空中指揮機も撃ち落としたと主張したが、空軍報道官がFacebookで内容を一部訂正し、攻撃を受けたIl-22はロシア南部クラスノダール地方に帰投したとみられるものの、空軍報道官によると修復は不可能だという。
 現地メディアによると、ロシア軍機2機に対して攻撃が行われたのは14日夜で、A-50は南部ザポロジエ州沖、Il-22は南部ヘルソン州沖で被弾した。
2024.01.15
 20:38
Kyiov Independent Switzerland plans to allocate over $1.7 billion for Ukraine's recovery <2402-011512>
 
ArmyInformが1月15日にスイスのアヘルド大統領の発言を引用して、スイスが国際協力戦略に基づき、2025年から2028年の間にウクライナの復興活動にCHF1.5B ($1.75B) を割り当てる計画だと報じた。 アヘルド大統領はゼレンスキー大統領が首都ベルンを訪問した際にこれを発表した。
 スイスは、長期中立政策を理由にウクライナへの軍事援助を拒否しながらも、ウクライナに経済的、人道的、政治的支援を提供してきた。
2024.01.15
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 14 2024 <2402-011504>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月14日の戦況 =
 ロシアの情報筋は、ロシア軍はウクライナ東部と南部の地面が凍りついた数週間後に新たな攻撃を開始する準備をしていると主張した。
 ロシア軍は、ウクライナの防空網を突破するため、ミサイルやUAVを組み合わせた攻撃の試験と評価を続けている可能性が高い。
 クピャンスク~クレミンナの線、バフムートとアウディーイウカ付近、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部、ドニプロ河東岸で陣での攻防が続いた。
 スウェーデン国防資材本部が1月14日、ウクライナを支援するため155mm砲弾の生産と納入を増やすことでノルディック弾薬会社 (Nammo) と合意したと発表した。
2024.01.14
 23:32
Kyiv Independent Zelensky: 'Good news' on air defense systems to come soon <2402-011407>
 ゼレンスキー大統領が1月14日夜の演説で、防空システムに関する朗報を発表する準備をしていると発表した。
 大統領はこのコメントについて詳しく説明しなかったが、近い将来にウクライナがより多くの防空システムを受け取ることをほのめかした可能性が高い。
 この発表はスナク英首相が1月12日にキーウを訪問し、£250M ($320M) の軍事支援パッケージを約束した数日後に行われた。
2024.01.14
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 13 2024 <2402-011402>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月13日の戦況 =
 ロシア軍は1月12日から13日にかけての夜、最近のロシアの攻撃パッケージと同様に、中型UAVやミサイルでの攻撃と空爆を行った。
 ロシア軍はウクライナで化学兵器の使用を増やしていると報じられており、ロシアが締約国である化学兵器禁止条約に明らかな違反が続いている。
 ロシア軍は、クレミンナとアウディーイウカ付近で前進が確認された。
 ロシア軍は、現在進行中の大規模な軍制改革の一環として、諸兵科連合の地上部隊である空襲旅団を編成している可能性がある。
2024.01.13
 23:29
Kyiv Independent Estonian PM: 'Europe has supported Ukraine more than US' <2402-011310>
 ロシアと国境を接する人口僅か130万人のバルト三国の小国エストニアは、GDPの1.4%以上にあたる€500M相当のウクライナ支援を行っており、主要な支援国の1つとなっている。
 1月11日にゼレンスキー大統領がエストニアを訪問した際には今後4年間でウクライナ支援に€1.2Bを割り当てることを約束した。
= カラス、エストニアの首相とのビデオ通話取材記事 =
Kyiv Independent: ドナルド・トランプが米国大統領選挙に勝利した場合し米国の支援が減少した場合、ウクライナに十分な支援を提供できると思いますか? Kaja Kallas:  欧州は米国よりもウクライナを支援してきた。 米国議会の共和党や民主党の議員と話をすると、ウクライナ支援に対する強い支持がある。 民主、共和両党には、ウクライナを支援し続けるという強い政治的意思があると信じている。
2024.01.13
 17:00
CNN

(Yahoo)

豪州、米英のフーシ空爆を人員提供で支援 加やオランダなども <2402-011308>
 マールズ豪国防相が12日、米英が前日に実施したイエメンのフーシ派拠点に対する空爆豪州が人員の補充面などで支援したことを明らかにした。 また空爆を支持する決定は軽々しく下されたわけではないともし、豪州は規範に準じた国際秩序を重んじるいかなる行動も支持し続けると説いた。
 今回の空爆を支援した諸国についてはスナク英首相が11日の声明で、オランダ、カナダ、バーレーンが空爆自体には直接参加しない補助的な役割を担ったことも明らかにしていた。
2024.01.13
 11:00
Forbes

(Yahoo)

米国がウクライナに渡した兵器、10億ドル分が「行方不明」 盗難の恐れも <2402-011307>
 米国防総省が11日に米国などがウクライナに供与した兵器について、約$1B分が適切に追跡されていないとする報告書を公表した。
 国防総省監察総監がまとめた報告書の編集済み版によると、米国と同盟諸国からウクライナに送られた$1.69Bの兵器のうち、$1Bの在庫管理が未処理となっている。 政府のデータベースで当該在庫について「完全な説明責任を果たせない」ことが原因とみられるという。
 米議会がウクライナ向け追加予算をめぐって紛糾するなか、これらの兵器は盗まれたのではないかという疑念も出ている。
2024.01.13
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 12 2024 <2402-011304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月12日の戦況 =
 ウクライナと英国は、2023年7月のG7によるウクライナ支援の共同宣言に基づき、二国間安全保障協定に署名した。
 米国家安全保障会議のカービー報道官が1月11日、米国はウクライナへの安全保障支援を停止し、米議会が資金拠出を承認するまでウクライナへの支援を再開しないと述べた。
 ウクライナのディジタル相が、ウクライナが2024年に100万機のUAVを生産する能力に自信を表明した。
 ロシアがモルドバを不安定化させるため、ロシアが支援する分離独立共和国沿ドニエストルで偽旗作戦の準備をしている可能性がある。
 ロシア軍は、全正面で陣地戦が続く中、バフムートの北東、アウディーイウカの北西、ドネツク市の南西、ヴェルボヴェの西、ドニプロ河東岸でわずかな前進が確認された。
2024.01.13
 05:34
時事通信

(Yahoo)

英ウクライナが安保協定 防衛強化へ「持続的支援」 <2402-011302>
 スナク英首相が12日にウクライナの首都キーウを訪れてゼレンスキー大統領と会談し、安全保障協力に関する2国間協定に署名した。 防衛協力強化協定では、ロシアによる侵略が繰り返された場合に英国が「迅速で持続的な支援」を提供することを約束した。
 先進7ヵ国 (G7) 首脳は2023年7月にウクライナの安全保障を長期的に支援するため各国が2国間協議を行うとする共同宣言を発表しているが、英政府によると協定締結に至ったのは英国が初といい、情報共有やサイバー安保、軍事訓練、防衛産業などの分野で英国が支援を続けることが示された。
2024.01.12
 09:25

(19:25 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 11 2024 <2402-011206>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月11日の戦況 =
 ウクライナの氷点下の気候作戦を制約している可能性が高いが、今後数週間で地面が凍結するため、機械化された機動戦に有利な地形を作り出す可能性が高い。
 ラトビアとエストニアが1月11日、ウクライナへの新たな軍事支援パッケージを発表した。
 ECの国防産業報道官が1月11日、EU加盟国は2024年春までに年間100万発の砲弾を生産できるようになるが、ウクライナへの砲弾の供給は個々の加盟国が決めることを明らかにした。
 ウクライナ軍とロシア軍は、全接触線で陣地攻防を続けた。
 TASS通信が1月10日、ロシア軍が2024年に航空機と艦艇を追加配備し、極超音速ミサイルKinzhalとZirconの増産を行うと報じた。
2024.01.12
 02:01
Defense News Estonian military robot maker weighs production in Ukraine <2402-011202>
 エストニアのMilrem Robotics社が、ウクライナで
UGVを生産することを検討しているが、現在同社はUAEのEdge Gp.が所有していることから、UAEとロシアとの関係を厄介にする可能性がある。
 2023年12月にキーウで開催された第1回国際防衛産業フォーラムでMilrem社は、技術移転を促進するためにウクライナ企業と協力協定を締結したと発表した。 対象にはMilrem社のTHeMIS UGVの現地生産があがっていた。
 同社は1月11日の声明で、1月現在15両のTHeMIS UGVをウクライナ軍に納入したと発表した。
2024.01.11
 19:52
Kyiv Independent Latvia announces new aid for Kyiv, including artillery, munitions, helicopters <2402-011107>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が1月11日早朝、バルト諸国歴訪の最後にラトビアに到着した。
 ラトビアのリンケヴィッチ大統領はゼレンスキー大統領との共同記者会見で11日、「本日、私はウクライナ大統領に、榴弾砲155mm砲弾対戦車兵器、ロケット、手榴弾、ヘリコプター、UAV、通信機器、発電機、その他の機器を含む次の支援パッケージについても伝えた」と述べた。
2024.01.11
 10:00
Forbes

(Yahoo)

無謀な突撃繰り返すロシア部隊、出撃車両の9割は戻らず ウクライナ南部 <2402-011103>
 ウクライナ南部でドニプロ河東岸に位置するクリンキウクライナ軍が確保した橋頭堡に向け、ロシア軍が
MBTIFV10両を向かわせたが、戻ってきたのは1両だけであった。
 あるロシア人ブロガーは「われわれの側には、失敗から学ばず、クリンキに装備を運ぶ愚か者が何人かいる」と投稿し、「そこに運ばれた装備の90%は戻ってこない」と指摘した。
 ウクライナ軍第35独立海兵旅団は死傷者を出しているが、ロシア軍の第810海軍歩兵旅団、第104親衛空挺師団、及び陸軍の連隊の死傷者ははるかに多い。
2024.01.11
 08:55

(18:55 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 10 2024 <2402-011102>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月10日の戦況 =
 クレムリンは、ロシアが支援するトランスニストリアの分離独立共和国の関係者に、モルドバを不安定化させるためのクレムリンの取り組みの一環として、沿ドニエストルで偽旗作戦の準備を指示している可能性がある。
 クレムリンはまた、黒海西海岸沿いのウクライナの穀物輸出を弱体化させるために、沿ドニエストルを利用してモルドバを不安定にしようとする取り組みを復活させている可能性がある。
 イランは、ロシア軍がウクライナに対して使用する新型のShahed UAVを開発したと報じられており、間もなくロシアにSSMと共に提供すると見られる。
 EU域内市場担当委員のブルトン氏は、EUは2024年春までにウクライナに100万発の砲弾を供給できると述べた。
 リトアニアは1月10日、ウクライナへの€200M ($220M) の新たな長期軍事支援パッケージを発表した。
 ロシア軍はバフムートの南西とドネツク市の南西とドニプロ河東岸で前進し、接触線全体の陣地で攻防を続けている。
 ロシア海軍総司令官エフメーノフ大将が1月10日、ロシア艦隊の5個海軍歩兵旅団を海軍歩兵師団に、カスピ海小艦隊の海軍歩兵連隊を海軍歩兵旅団に再編する計画であると述べた。
2024.01.10
 09:35

(19:35 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 9 2024 <2402-011003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月9日の戦況 =
 ロシア軍がハルキウ州の重要な部分を短期的にも占領する作戦を実施できない可能性が高いにもかかわらず、ロシアの情報筋はロシア軍がハルキウ州で大規模な攻勢作戦を行い、ベルゴロド州との「緩衝地帯」を作るという要求を繰り返している。
 モルドバを威嚇する最近のクレムリンとロシアメディアは、モルドバの親露分離主義指導者を勇気づけ、モルドバに政情不安と分裂の種を蒔こうと試みている可能性が高い。
 Bloombergが12月16日、ウクライナ、G7、インド、トルコ、サウジアラビアなどの国の関係者がサウジアラビアのリヤドで会合を開き、ロシアとの交渉に向けたウクライナの状況への支持を固めたと報じた。
 ロシア軍はドネツク市の南西で前進が確認され、接触線全域で陣地の攻防を続けた。
2024.01.10
 05:00
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナ・G7・グローバルサウス、サウジで先月協議か 米報道 <2402-011001>
 Bloomberg通信が複数の関係者の話として9日、ウクライナG7、グローバルサウスの一部の国が2023年12月に、ロシアとの和平交渉に向けたウクライナ側の条件などについて、水面下で協議をしていたと報じた。 ただ、目立った議論の進展はみられなかったという。
 Bloombergによると、この協議は2023年12月16日にサウジアラビアのリヤドで催され、インドやトルコなど各国の安全保障担当の高官が集った。 ロシアは招かれず中国やブラジル、UAEは参加しなかったという。
2024.01.09
 15:12
乗りもの
 ニュース

(Yahoo)

「鋼鉄の獣」ついに姿現す!ウクライナ待望の戦車「M1エイブラムス」が到着 国防省が動画公開 <2402-010908>
 ウクライナ国防省が1月7日にM1A1 Abrams MBTの動画をX(Twitter)で公開した。 動画では、ウクライナ兵を乗せたM1A1が泥道を走行する様子を紹介している。
 米国はM1の最新型であるM1A2をウクライナに供与する予定だったが供給に時間を要するため、予備として保管されていたM1A1を引き渡す方針に変更した。
 M1A1は31両がウクライナに供与されることが決まっており、改修によってM1A2に近い能力が付与されている。
2024.01.09
 11:00
Forbes

(Yahoo)

ロシア海軍、増強に苦慮 艦船を新造してもウクライナが破壊 <2402-010906>
 大型艦を持たないウクライナ海軍がロシア海軍艦を撃沈したり爆破したりしているためロシア海軍が増強に苦慮している。
 ロシア海軍は2023年にわずか6,300t増やし、年末の総トン数は2,152,000tだった。 同年にフリゲート艦やコルベット艦、掃海艇、潜水艦を新造して17,700t増やすはずだったが、ウクライナ軍が11,400tの黒海艦隊艦を破壊した。
 2023年に建造した艦船とほぼ同量のトン数を失ったロシア海軍は、維持がやっと、あるいは縮小している。
2024.01.09
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 8 2024 <2402-010904>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月8日の戦況 =
 ウクライナ当局は、1月7日から8日にかけての夜にロシアがウクライナに対してミサイルとUAVによる大規模な攻撃を相次いだ後、防空システムの強化の必要性を強調した。
 ウクライナ軍砲弾の不足と不十分な電子戦能力などの装備不足による戦場の困難に適応している。
 ロシア当局は、ウクライナの民間人を違法にロシアに拉致し、起訴、捜査、裁判、弁護士との接見、釈放日の指定なしに、流刑地や公判前拘禁施設に拘禁していると報じられている。
 ロシアの内部情報筋によると、ロシア当局はWagner Gp.に代わる義勇軍団の責任者と報じられていたロシア軍参謀本部第一副長官のアレクセーエフ中将を解任した。 ただISWは、2023年秋のアレクセーエフ中将の解任も、義勇軍団に不均衡な影響を与えている砲弾不足の報告も確認できていない。
 ロシア軍はドネツク市とヴェルボーヴェ近郊で前進が確認されており、接触線全正面で陣地攻防を続けていている。
 ウクライナ抵抗活動センターが8日、2023年12月現在ウクライナに45万名以上のロシア軍人がいると報告した。
2024.01.09
 06:25
共同通信

(Yahoo)

ミサイル攻撃に報復示唆 45人負傷、ゼレンスキー氏 <2402-010903>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が8日のビデオ声明で、各地にこの日あったロシア軍のミサイル攻撃で4人が死亡、45人が負傷したと明らかにし「テロ国家はわれわれの返答を知るだろう」と述べ、報復を示唆した。
 ロシア、ウクライナ双方の攻撃は2023年末以降に激化しており、報復の連鎖が懸念される。
 8日の攻撃は東部ハリコフ州や南部ザポロジエ州、西部フメリニツキー州などにあったが、ウクライナ軍が迎撃に成功したのはミサイル計51発のうち18発にとどまった。
2024.01.09
 06:18
CNN

(Yahoo)

ロシア・ベルゴロド州、住民の移住を支援 ウクライナ軍の攻撃頻発で <2402-010902>
 ウクライナと国境を接するロシア・ベルゴロド州のグラドコフ知事が、最近頻発しているウクライナ軍による致命的な攻撃に不安を感じている市民について、移住を支援すると約束した。 ベルゴロド州では、ウクライナ軍による攻撃が相次いでいる。 2023年12月下旬には、ベルゴロド市への攻撃少なくとも25人が死亡した。
 ウクライナの人々には大きな影響を与えたものの、かつては遠い存在だった戦争がロシア国内にもたらす危険性を珍しく認めるものとなった。
2024.01.08
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 7 2024 <2402-010802>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月7日の戦況 =
 ロシア軍は1月6日から7日にかけて、ウクライナに対してミサイルやUAVによる攻撃を相次いで行った。
 ウクライナ空軍報道官が、デンマーク国防省がウクライナへのF-16 6機の最初の引き渡しを最大6ヵ月遅らせているという報道を否定した。
 ロシア軍はドネツク市の西と南西で前進が確認され、全正面で陣地攻防が続いている。
 ウクライナの戦況監視団が1月7日、ロシア軍は武器と人員の不足官僚的な問題を理由に、モスクワとレニングラードの新たな軍管区設立の期限を少なくとも2度延期したと述べた。
2024.01.07
 21:01
讀賣新聞

(Yahoo)

上川外相がウクライナ訪問、ゼレンスキー大統領と会談…ドローン検知装置の供与表明 <2402-010708>
 上川外相が7日にキーウでゼレンスキー大統領やクレバ外相と会談し、外相会談で
C-UAV監視システムなどを供与するため、NATO信託基金に$37Mを拠出する方針を表明した。
 上川外相はまた越冬支援として、可動式ガスタービン発電機5基の供与と、変圧器7基の輸送支援を行うことも表明した。 更に女性や子供に対する教育や保健医療、シェルター整備の支援も実施する考えを示した。
2024.01.07
 11:11
時事通信

(Yahoo)

上川外相がウクライナ訪問 連帯の姿勢アピール <2402-010705>
 上川外相が7日未明にウクライナを訪問し、キーウでクレバ外相らと会談して引き続き支援に取り組む方針を伝える。 戦闘の長期化で欧米に支援疲れが目立つ中、復旧復興に向けて日本が寄り添う姿勢を現地から内外に示すのが狙いである。
 2022年2月の侵攻開始後、岸田内閣の閣僚以上によるウクライナ訪問は3例目で、岸田首相が2023年3月にキーウでゼレンスキー大統領と会談したほか、9月には林外相(当時)も訪れた。
2024.01.07
 05:53
時事通信

(Yahoo)

F16 戦闘機、引き渡しは4~6月 ウクライナに19機 デンマーク <2402-010701>
 AFP通信が、デンマーク国防省が6日にウクライナへの軍事支援として供与を決めていたF-16の引き渡しが、4~6月になるとの見通しを明らかにしたと報じた。 国防省は、提供するのは19機で、ウクライナ軍に対する操縦などの訓練完了後になるとした上で、現在のスケジュールに基づくと、2Q/2024年になるはずだとした。
 ウクライナ政府はNATO加盟国にF-16の供与を要請し、デンマークとオランダが2023年8月に応諾していた。 AFPによると、オランダは42機の引き渡しを予定しベルギーやノルウェーも提供を申し出ている。
2024.01.07
 05:50

(15:50 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 6 2024 <2402-010704>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月6日の戦況 =
 ウクライナ軍は、クリミア半島にあるロシア軍に対して数日間の攻撃を行っており、半島全体で複数の目標への攻撃に成功している。
 デンマーク国防省は6日、ウクライナへのF-16 6機の初納入を最大6ヵ月延期すると発表した。
 ロシア軍とウクライナ軍は1月6日、全正面で陣地攻防を続けた。
2024.01.06
 19:05
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ、クリミアの露軍基地を攻撃 空軍司令官が投稿 <2402-010606>
 ウクライナ空軍司令官のオレシチュク中将が6日朝、クリミア半島のサキ航空基地を攻撃し、全目標を破壊したとSNSで報告した。 攻撃後のサキ航空基地だとする写真も投稿した。 ウクライナは4日にもクリミアの露軍拠点を攻撃している。
 ウクライナメディアによると、サキ航空基地にはSu-24やSu-30が配備され、南部方面に展開する露軍部隊を航空支援している。
 露国防省はこれに先立つ5日夜~6日未明にクリミアやクリミアに近い黒海上空でウクライナ軍のミサイル4発とUAV 5機を撃墜したと主張していたが、損害には言及しなかった。
2024.01.06
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 5 2024 <2402-010604>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月5日の戦況 =
 ロシア軍は今後数週間のうちにハルキウ州クピャンスクの占領に向けた取り組みを強化し、ウクライナ東部の他の場所で攻撃活動を担当するロシア軍よりも劣悪な部隊をこの地域に配置する可能性がある。
 ウクライナ軍は1月4日から5日にかけて、クリミア半島とクラスノダール地方のロシア軍を目標に、UAVやミサイルによる攻撃を行ったと報じられている。
 ロシア軍は1月5日夜、ウクライナの前線地域に対してShahed 131/136 UAVとミサイルによる攻撃を実施した。
 ドイツは1月4日、ウクライナへの新たな軍事支援パッケージを発表した。
 ロシア軍アウディーイウカ近郊での前進が確認され、全正面で陣地攻防を続けている。
 国際的な制裁が、ロシアでのSu-34生産が妨げられていると報じられている。
2024.01.05
 11:36
Abema News

(Yahoo)

ロシアが北朝鮮から入手した弾道ミサイルを初使用 米政府高官 <2402-010508>
 米政府高官が、ロシアがウクライナに向けて北朝鮮から入手したBMを初めて使用したことを明らかにした。
 カービー戦略広報調整官によると、ロシアは北朝鮮から複数のBMと発射機を受け取り、少なくとも1発を12月30日にウクライナに向けて発射したと述べた。 北朝鮮製のBMは、1月2日にも複数発がウクライナに向け発射されたという。
 北朝鮮はBM提供の見返りに、ロシアに戦闘機やSAMなどの先端技術の軍事支援を求めているとしている。
2024.01.05
 07:20

(17:20 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 4 2024 <2402-010505>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月4日の戦況 =
 ウクライナ軍は、クリミア半島で少なくとも1ヵ所ロシア軍目標を攻撃したと報告したが、ロシア当局者や軍事ブロガーは、ウクライナの攻撃は失敗したと主張している。
 米国家安全保障会議のカービー報道官は4日、ロシアが北朝鮮から入手したBMをウクライナに向けて発射し、イランからも同様のミサイルを入手する努力を続けていると述べた。
 キルギスはWagner Gp.の一員としてウクライナ戦争に参加したとして、キルギス国民に懲役5年の判決を言い渡した。
 ロシア軍はクレミンナとアウディーイウカ付近で前進したことが確認され、接触線の全正面で陣地攻防が続けている。
2024.01.04
 21:49
Kyiv Independent Germany sends Skynex air defense system, other military aid to Ukraine <2402-010411>
 ドイツ政府が1月4日、ウクライナにSkynex防空システムMarder IFV 10両、Leopard MBT用弾薬などを引き渡したと発表した。
 今回の供与にはTRML-4D対空監視レーダ2基、UAV捕捉装置30セット、IRIS-T SLM用ミサイル、GO12戦場監視レーダ10基なども含まれている。
2024.01.04
 20:41
Ukrainska Pravda Germany supplies Ukraine with missiles for IRIS-T SLM air defence systems, Marder infantry fighting vehicles in new aid package <2402-010410>
 ドイツ政府が1月4日に、ウクライナに対し新たに供与された軍事援助のリストを発表した。
 ・Leopard 2A6 MBT用弾薬(数量非公開)
 ・Marder IFV ×10
 ・IRIS-T SLM用ミサイル
 ・TRML-4D対空監視レーダ×2
 ・Skynex
SPAAG
 ・155mm砲弾×9,000発以上
 ・Wisent 1地雷啓開車×2、Beaver戦車渡橋×1
 ・UAV捕捉装置×30
 ・その他
2024.01.04
 18:46
Kyiv Independent Military: Ukrainian strike hits Russian command post in Crimea <2402-010409>
 ウクライナ軍が1月4日、15:00頃にクリミア半島のセバストポリ近郊にあるロシア軍の司令部を攻撃したことを明らかにした。 ウクライナ軍は、攻撃目標となった施設や戦果についての詳細は明らかにしていない。 ここ数ヵ月、クリミア半島ではウクライナ軍の攻撃が急増している。
 1月4日午後に(註:ウクライナの公共放送)Suspilne Newsはクリミア住民の話を引用して、セバストポリで複数の爆発音が聞こえ、エフパトリアでも非常に強い爆発音が聞こえたと報じた。
 ロシア国防省は、ロシア軍がクリミア半島上空でウクライナのミサイル10発を撃墜したと主張した。 セバストポリのロシア占領政府のラズボジャエフ長官は、この攻撃を最近で最大と呼んだ。 ラズボジャエフ長官によると、ミサイルの残骸が海辺近くの家屋に落下し、男性が負傷したほか、セバストポリの他の地域でも負傷したという。
 Kyiv Independent紙は、これらの主張のどれも検証できなかった。
2024.01.04
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 3 2024 <2402-010404>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月3日の戦況 =
 ロシアとウクライナは1月3日に、2023年8月以来の公式捕虜交換を行ったが、これまでで最大の捕虜交換となった。
 ウクライナのシュミハル首相は1月3日、ウクライナは2024年に防衛産業の生産量を6倍に増やす計画だと述べた。
 ウクライナのクレバ外相が1月3日、ロシアによるウクライナへの大規模な空爆を受けて、NATO・ウクライナ理事会が緊急会合を開くと発表した。
 カザフスタンのトカエフ大統領が1月3日に公開されたインタビューで、カザフスタンをロシアから遠ざけようとする最近の努力にもかかわらず、ロシアをカザフスタンの主要なパートナーであり同盟国と表現した。
 ロシア軍はアウディーイウカとドネツク市付近で前進が確認され、接触線全体で陣地攻防が続いた。
 ドネツク人民共和国 (DNR) のVostok大隊が1月3日、同隊はRosgvardiaの隷下として活動しており、ロシア軍がDNR内務省のKaskad戦闘部隊を解散したと報じられても影響を受けないと述べた。
2024.01.03
 10:20

(20:20 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 2 2024 <2402-010303>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年1月2日の戦況 =
 ロシア軍は12月31日から1月2日にかけて、ウクライナの後方地域深部に対してUAVやミサイルによる大規模な攻撃を相次いで実施しており、そのうちの1回は12月29日に使用されたものと同様の攻撃パッケージを使用している。
 ロシア軍がウクライナの防空能力に適応しようとする可能性が高いため、西側諸国のウクライナへの防空システムとミサイルの供与は、ウクライナにとって引き続き重要である。
 ノルウェー政府は1月1日、ノルウェーの防衛関連企業がウクライナ政府に直接武器や防衛関連製品を販売することを許可すると発表した。
 トルコ政府は1月2日、戦争が続く限り、英国がボスポラス海峡経由でウクライナに掃海艇2隻を輸送することを認めないと発表した。
 ロシア軍が、バフムートの北西と南西、アウディーイウカの北西、ドネツク市の南西にあるスバトベ~クレミンナの線でわずかな前進したことが確認された。
2024.01.02
 17:45
Kyiv Independent Forbes estimates Jan. 2 mass attack cost Russia nearly $620 million <2402-010205>
 ロシアが1月2日にウクライナに対し、少なくとも99発の各種ミサイルと35機のShahed UAVで攻撃を行ったが、Forbesはこの攻撃には$620M以上がかかったと推計している。
 ウクライナ空軍はUAVの全機と、Kh-101/555/55 CM 72発Kalibr CM 3発Kh-47M2 Kinzhal
ALBM 10発を撃墜したと報告した。 この他に、Iskander BMやS-300/S-400 SAMをBMとして使用したもの12発や、Kh-31P ARM 4発も撃墜したという。
 ForbesはKh-101 CMの単価を$13M、Kalibr CMを$6.5M、Kinzhalを$15M、Iskanderを$3M、Shahed 136 UAVを$50,000と見ている。
2024.01.01
 07:10

(17:10 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 31 2023 <2402-010101>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月31日の戦況 =
 ロシア軍、特にロシア空挺部隊が複数の正面で、歩兵を多用した攻撃で大きな損失を被っていると報じられている。
 ロシア軍とウクライナ軍は全正面で陣地攻撃と防御を行ったが、12月31日時点で勢力地図の変更は確認されていない。