2023年のウクライナ情勢に関する報道

2022年の報道   2021年の報道  2020年の報道   2019年の報道  2018年の報道   2017年の報道  2016年の報道
2015年の報道  2014年の報道   2013年の報道  2012年の報道   2011年の報道  2010年の報道   2009年の報道  2008年以前の報道

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                             
年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2023.12.31
 19:03
讀賣新聞

(Yahoo)

G7、経済制裁で凍結のロシア資産3000億ドル差し押さえ検討…ウクライナ復興支援に充てる案 <2401-123106>
 先進7ヵ国 (G7) がウクライナ侵略に伴う経済制裁で凍結しているロシアの資産$300Bについて、差し押さえを検討している。
 財政状況が悪化しているウクライナの復興支援などに充てる案が浮上しており、ロシアのウクライナ侵略開始から2年になる2月下旬に予定される首脳会合での合意を目指している。
2023.12.31
 18:06
Kyiv Independent Air Force: Patriot air defense systems have already shot down 15 Kinzhal missiles <2401-123105>
 ウクライナ空軍報道官が12月31日に国営TVで、空軍は5月4日にPatriotで初めてKh-47 Kinzhal BMを撃墜して以来、今まで15発を撃墜したと述べた。
 ウクライナは4月に米国とドイツから最初のPatriot 2個
FUの供与を受け、10月にはドイツが追加FUを供与するとしている。
【註】
 Kh-47 Kinzhalは9K720 Iskander-M (SS-26) をMiG-31に搭載して発射するALBMで、地上から発射するIskanderと違い始めから高度と速度が与えられていることから射程は大幅に伸びるがそれ以外の性能はIskanderと代わらないと思われる。
2023.12.31
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 30 2023 <2401-123104>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月30日の戦況 =
 ウクライナ軍が12月29日から30日にかけての夜にロシア国内を目標とした大規模な攻撃を行ったと報じられている。
 ロシア軍は、12月29日のロシア軍の大規模攻撃以来、12月30日にはウクライナに対するミサイルやUAVによる攻撃の回数を減らした。
 ロシアは、モルドバでロシア語話者が脅迫され、その保護者としてロシアを陥れることで、モルドバを不安定化させることを狙った情報操作をし続けている。
 ロシア軍はクレミンナ、バフムート、アウディーイウカ付近で前進したことが確認され、陣地防御を全正面で続けた。
2023.12.31
 05:00
共同通信

(Yahoo)

ロシア西部に砲撃18人死亡 ウクライナ全土攻撃報復か <2401-123102>
 TASS通信などが、ウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州に30日、ウクライナ軍の激しい砲撃があり、ロシア非常事態省は子どもを含む18人が死亡、111人が負傷したと発表したと報じた。 ロシアは国連安全保障理事会の緊急会合開催を要請した。
Belgorod の位置 (Google Map)】
 ロシア国防省報道官は、MRLなどから多数のロケット弾が撃ち込まれ、迎撃できなかったものが着弾したと発表。 クラスター弾も使われたとし必ず報復すると表明した。
 ロシアによる29日のウクライナ全土一斉攻撃に対する報復の可能性がある。
2023.12.30
 17:58
Bloomberg

(Yahoo)

ロシア国防省、ウクライナのドローン32機撃墜と発表-モスクワなど <2401-123008>
 ロシア国防省が30日、モスクワを含む4ヵ所ウクライナのUAV 32機を撃墜したと発表した。 ロシアの主要地域などへの攻撃としては過去数ヵ月で最大規模となる。
 これに先立ちウクライナ軍は、28日夜から29日午前にかけてのロシア軍によるミサイル122発、UAV 36機での激しい攻撃で、少なくとも30人が死亡し、160人が負傷したと明らかにしていた。
2023.12.30
 14:37
AFP=時事

(Yahoo)

ポーランド、ロシアのミサイルが領空通過と発表 <2401-123007>
 ポーランド軍は、ロシアのミサイルが29日に領空を通過したと発表した。
 ミサイルはウクライナから侵入し再びウクライナに向かったという。 ポーランド軍は、ミサイルの信号が途絶えた場所を地上からも捜索したとしている。
2023.12.30
 08:35

(18:35 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 29 2023 <2401-123004>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月29日の戦況 =
 ロシア軍が12月29日朝、ウクライナへの全面侵攻開始以来最大規模のミサイル攻撃やUAV攻撃を実施した。
 現在のロシアのミサイルとUAVの備蓄と生産量では、ロシア軍が定期的に大規模なミサイル攻撃を行うことはできないが、一定量のUAV攻撃は可能と見られ、これが最近のロシアの攻撃パッケージのパターンを説明することができる。
 ロシア軍は最近、バフムートの北東とアウディーイウカの南で前進が確認され、接触線全体で陣地防御を続けている。
2023.12.30
 07:41
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア大型揚陸艦の爆発で兵士70人以上が死亡か 独立系メディア <2401-123003>
 ロシアの英字メディアMoscow Timesが29日、「ウクライナ南部クリミア半島の港で爆発したロシア黒海艦隊揚陸艦Novocherkasskについて地元メディアが黒海艦隊報道担当の情報として、74名が死亡したと報道したが、その後地元メディアの記事は削除されたとの情報を報じた。
 Moscow Timesによると、黒海艦隊の拠点セバストポリのTV局NTSが一時、「ウクライナ軍によるNovocherkasskへの攻撃で、74名の乗組員が死亡し27名が負傷したことが、インターネット上に残った黒海艦隊の公式情報から判明した」と報じていた。
2023.12.30
 02:55
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシアのミサイル、ポーランド領空を数分間飛行の公算=軍司令官 <2401-123001>
 ポーランド軍司令官が29日、ロシアのミサイルがポーランド領空に侵入し3分弱程度飛行後にウクライナ領空に戻った可能性があると明らかにした。
 これについてストルテンベルグNATO事務総長はNATO加盟国であるポーランドとの連帯を表明した上で、状況を注意深く監視していると述べた。
 また米大統領府では、バイデン大統領も状況を注視しており、国家安全保障問題担当のサリバン米大統領補佐官はポーランドの高官と電話で協議したという。
2023.12.29
 22:06
Kyiv Independent Ukrainian hackers claim Ukrainian strike on Russian ship killed 74 soldiers <2401-122910>
 ウクライナのハッカー集団Cyber Resistanceが12月29日、ロシア海軍黒海艦隊の電子メールを盗み見た結果、ロシア海軍揚陸艦Novocherkasskへのウクライナ軍の攻撃で74名が死亡し、27名が負傷したと発表した。
 Cyber Resistanceによると、このメールはロシアの国営TV ChannelのRossiya 1に送られたもので、噂によればグループは数ヵ月にわたりそのメールボックスを監視していたようである。
2023.12.29
 18:48
Kyiv Independent Zelensky visits Ukrainian positions in Avdiivka amid fierce fighting <2401-122909>
 ゼレンスキー大統領が12月29日、ロシアが占領しているドネツクからわずか数㌔東方の町を包囲しようとする中、包囲されつつある町アウディーイウカに展開するウクライナ軍第110独立機械化旅団の陣地を視察した。
 大統領府は、旅団長が大統領に戦場の状況とウクライナ軍の活動について説明したとしている。
2023.12.29
 18:44
Ukrainska Pravda UK announces supply of hundreds of anti-aircraft missiles to Ukraine after massive Russian attack <2401-122908>
 ロシアが12月28日から29日にかけて行ったウクライナへの大規模な攻撃を受け、シャップス英国防相はX (Twitter) でウクライナに数百発の英国製SAMを提供すると発表した。
2023.12.29
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 28 2023 <2401-122905>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月28日の戦況 =
 ロシアは捕虜に関するジュネーブ条約に違反して、ウクライナ兵捕虜で編成された大隊をウクライナの前線に投入していることが確認された。
 捕虜に関するジュネーブ条約に対するロシアの明らかな違反の最近の事件は、今や悪名高い第76親衛空中機動師団の部隊が捕虜の虐待に関与している可能性が高い。
 ウクライナ軍は、ロシア軍がウクライナに全面侵攻を開始して以来、7,400発のミサイルと3,900機のShshed UAVを発射したことを明らかにした。
 ロシアの敷設した機雷は黒海で民間船舶を脅かし続けているが、黒海人道回廊を民間船舶が使用するのを阻止することはできないだろう。
 米国防総省は12月27日、ウクライナに対する$250Mの軍事支援パッケージを発表した。
 ウクライナ軍はバフムート近郊で前進を確認したが、おそらくこれは先週の出来事であろう。
 ロシア軍はアウディーイウカの北西、マリンカ近郊、フリャイポレの南で前進が確認された。
2023.12.29
 05:06
共同通信

(Yahoo)

全土一斉攻撃、26人死亡 最大規模、産科病院も標的 <2401-122902>
 ロシア軍は29日、キーウを含むウクライナ各地の都市を最大規模に一斉攻撃した。 ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将は、Shahed UAVのほか、S-300やS-400 SAM、Kinzhal極超音速ミサイル、Iskander-M
TBMなど158発の攻撃があったとし、110発以上を撃墜したと主張した。
 ウクライナ大統領府高官によると、26人が死亡し、120人以上が負傷した。ゼレンスキー大統領は、産科病院や教育施設、商業施設が攻撃を受けたと述べ強く非難した。
 また、ロイタ通信によると、ポーランド軍当局者が29日にロシアのミサイルが一時、ポーランド領空を通過した可能性があると述べた。 通過したのは3分以内で、その後ウクライナ側に戻ったという。
【註】
 ロシアのミサイルがポーランド上空を通過してウクライナへ至ったと言うことは、ロシアがミサイルをカリーニングラードか、バルト海の艦船から発射した可能性を示唆している。
2023.12.28
 20:57
Kyiv Independent UK Defense Ministry confirms Ukrainian strike 'completely destroyed' Russian landing ship <2401-122811>
 ロシア国防省は12月26日、クリミア半島のフェオドシヤ港に停泊していたロシア海軍揚陸艦Novocherkasskが攻撃で「損傷」したと主張したが、英国防省は28日にウクライナが同艦を「完全に破壊した」と否定した。
 ロシア海軍は開戦以来、これで3隻のLSTを失ったことになる。
2023.12.28
 13:47
Kyiv Independent Prosecutors: Russia's 76th Airborne Division likely linked to execution of Ukrainian POWs in Zaporizhzhia Oblast <2401-122809>
 ウクライナ検事総長室が
RFE/RLラジオ局に12月28日、ザポリージャ州で最近行われたウクライナ人捕虜の処刑を映したビデオを検証した結果、ロシア軍第76空挺師団が殺害に関与している可能性があると考えていることを明らかにした。
 検事総長室の調査によると、動画に映っているウクライナ兵はロボティネの東でロシア軍に捕らえられ1時間後に殺害された。
2023.12.28
 12:31
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア揚陸艦撃沈、前後の画像公開 <2401-122807>
 Maxar社が27日、クリミア半島フェオドシヤ港で26日にウクライナ軍に撃沈されたロシア海軍揚陸艦Novocherkasskの攻撃前後の様子を捉えた衛星画像を公開した。
2023.12.28
 10:11
讀賣新聞

(Yahoo)

米、ウクライナに355億円の追加軍事支援…今回で財源は枯渇か <2401-122804>
 米政府が27日にウクライナに$250Mの追加軍事支援を行うと発表したが、$61Bのウクライナ支援予算を含む追加予算措置は共和党内の慎重論などから承認の見通しが立っていないため、今回で米国のウクライナ支援に向けた財源は枯渇する可能性がある。
2023.12.28
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 27 2023 <2401-122803>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月27日の戦況 =
 12月27日に公開されたウクライナのUAV映像には、西部ザポリージャ州のロボティネ近郊でロシアがウクライナ人捕虜を処刑する様子が映っている。
 ロシア軍は最近、西部ザポリージャ州で前進し、2023年夏の反攻でウクライナ軍が占領した陣地を奪還したが、これはウクライナ軍が冬の間、ロボティネ付近のより防御しやすい陣地に撤退した後とみられる。
 2023年6月6日にカホフカ水力発電所ダムが破壊されたことで、反攻を支え用としたウクライナ軍のドニプロ川の渡河が延期されたと報じられた。
 ウクライナのタヴリースク部隊の司令官タルナフスキー准将が、12月27日に公開されたBBCの取材に対し、ウクライナでの継続的な課題と将来の領土奪還の必要性について説明した。
 ウクライナ当局は12月27日、ウクライナの防衛産業の2023年の増産を強調し、ウクライナ国内のUAV生産能力の予測を発表した。
 ロシア軍は12月27日夜にShahed-136/131 UAVで攻撃を行った。
 12月26日に撮影したクリミア半島の衛星画像では、黒海艦隊艦に対するウクライナの攻撃が成功した衛星画像では、攻撃が周辺の港湾インフラに損害を与えたことを示している。
 ロシア国営世論調査センターが行った世論調査では、ロシア国民が国営TVへの信頼感をますます失い、ニュースを求めてSNSなどインターネットに目を向けていることを示した。
 プーチン大統領とラブロフ外相は12月27日にインドのジャイシャンカル外相と会談し、ロシアとインドと公益の重要姓について確認した。
 ロシア軍は、バフムート、アウディーイウカ、ドネツク市、ヴェルボヴェ付近で前進したことが確認され、接触線全面で陣地防御を続けている。
2023.12.27
 23:38
Kyiv Independent Ukraine war latest: Military says Russia trying to bypass Avdiivka, avoid fighting within city <2401-122707>
 ウクライナ南東部で戦うウクライナ軍のタヴリア正面部隊を率いるタルナフスキー准将が12月27日に公開されたBBCウクライナの取材で、ロシア軍はアウディーイウカへの攻撃を続けているが、同市を迂回しようとしていると述べた。
 ロシアは10月初旬にアウディーイウカへの攻撃を強化し、占領下のドネツク市からわずか数㌔のところにある前線の町を包囲しようとして大きな損失を被ったと報じられている。
2023.12.27
 22:35
Ukrainska Pravda US announces new US$250 million aid package for Ukraine <2401-122706>
 米国が12月27日、今年最後となるウクライナへの軍事支援パッケージ$250Mを発表した。
 パッケージにはNASAMSシステム、HIMARSシステム、155mm/105mm砲弾、Stinger、TOW、Javelin、AT-4などの対戦車ミサイル等も及び小火器弾1,500万発が含まれている。
2023.12.27
 18:13
Kyiv Independent Zelensky: Ukraine triples weapons production in 2023 <2401-122705>
 ゼレンスキー大統領が12月27日にウクライナの防衛産業関係者との会合で、ウクライナは2023年に装備品と兵器の国内生産を前年比で3倍に増やしたと述べた。
 米国など主要友好国からの軍事支援をめぐる不確実性が高まる中、ウクライナは自国の兵器生産能力の増強を模索している。
2023.12.27
 11:35

(21:35 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 26 2023 <2401-122702>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月26日の戦況 =
 ロシアがドネツク州のマリンカを占領する可能性は、ロシアにとって戦術的価値があまりなく、ロシア軍が作戦上重要な前進した前兆ではないが、ロシア軍はウクライナ東部前線で多くの正面でウクライナ軍に圧力をかけており、ロシア軍が徐々に戦術的前進を進める可能性がある。
 ウクライナ軍は12月26日、ロシア黒海艦隊艦を破壊し、クリミア半島フェオドシヤの港湾インフラに損害を与える可能性のあるミサイル攻撃に成功した。
 ロシア軍は12月26日、避難する民間人が集まっていたヘルソン市の鉄道駅を攻撃した。
 ロシア軍はドニプロ河東部で作戦のテンポを下げたと報じられているが、これはウクライナ軍がロシア軍機を数機撃墜したことによりロシアの航空活動が減少したことに関連しているとみられる。
 EAEUCIS加盟国が、12月25日と26日にサンクトペテルブルクで一連の会合を開いた。
 クレムリンとの関係が深い著名なロシアの軍事ブロガーが、フィンランドは「第二のウクライナ」になりつつあると主張し、ウクライナとフィンランドに類似点を生み出し、ロシアがウクライナでの戦争をはるかに超える将来の領土的目標を持っていることをさらに示唆している。
 ロシア軍は、クピャンスク、アウディーイウカ、マリンカ、ロボティネ付近で前進したことが確認され、接触線全体で陣地防御を続けた。
2023.12.27
 09:40
テレ朝 News

(Yahoo)

ウクライナ軍 激戦地の東部マリンカから事実上の撤退 <2401-122701>
 ロシア軍が制圧を主張するウクライナ東部のマリンカについて、ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将が、部隊を郊外に後退させたと明らかにした。 事実上の撤退とみられる。
 ロイタ通信などによると、ウクライナ軍のザルジニー大将は26日に侵攻が開始以来初の記者会見で、マリンカの町は「もはや存在していない」と述べ、部隊を北部の郊外に移動させたと撤退を示唆した。
 また、激しい攻防が続くアウディイフカについても2ヵ月から3ヵ月以内に占領される恐れがあるとの見方を示した。
2023.12.26
 22:44
Kyiv Independent Media: 2 Russian vessels left Feodosia in occupied Crimea after Ukraine's strike <2401-122611>
 ロシア国防省は12月26日未明にフェオドシヤに停泊中の揚陸艦Novocherkasskがウクライナのミサイル攻撃で損傷したことを確認した。 これについてウクライナ空軍司令官は、同艦は12月26日未明に攻撃を受けたと発表したが、現場の映像から損傷ではなく破壊されたことを示唆した。
 
RFE/RLのCrimea.Realitiesは12月26日、ウクライナ軍が港を攻撃した数時間後に2隻のロシア艦船がフェオドシヤを出港したと報じた。
2023.12.26
 16:48
BBC News

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ東部マリインカ制圧と発表 ウクライナは否定 <2401-122609>
 ショイグ露国防相が25日、ロシア軍がウクライナ東部の要衝マリインカを制圧したとプーチン大統領に報告した。
 ショイグ国防相は、ロシアの支配下にあるドネツク市の郊外にある強力に要塞化された地域を、急襲部隊が占領したと報告した。
Marianka の位置 (Google Map)】
 しかしウクライナ軍報道官は、「マリインカをめぐる戦いは」続いていると述べ制圧を否定している。
2023.12.26
 15:21
Kyiv Independent UK minister: Destruction of Russian ship proves there's no stalemate in war <2401-122607>
 シャップス英国防相が12月26日、ウクライナが黒海でロシア艦船を攻撃したことは、戦争に膠着状態がないことを証明していると述べた。
 ウクライナの陸上攻勢は大きな進展は得られなかったが、海軍大国ではないウクライナは黒海でにもかかわらず、目覚ましい成功を収めており、ロシアの全面侵攻が始まって以来、黒海艦隊のロシア艦船を繰り返し攻撃しており、ヒーピー英軍事相が10月に黒海におけるロシア海軍を機能的敗北と表現した。
2023.12.26
 12:50
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、クリミアの港空爆でロ強襲揚陸艦を破壊 3人死傷 <2401-122605>
 ウクライナ空軍が、クリミア半島の黒海沿岸の港町フェオドシヤを26日未明に空爆し、ロシア軍の強襲揚陸艦Novocherkasskを破壊したと発表した。 ウクライナ空軍は声明で、26日02:30頃にフェオドシヤ港をCM攻撃し、ロシア軍黒海艦隊の大型強襲揚陸艦Novocherkasskを破壊したと表明したが証拠は示していない。
Feodosia の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍の発表前にロシアが任命したクリミアの首長が、ウクライナ軍の攻撃によりフェオドシヤの港湾区域で火災が発生したがすぐに鎮火したと述べていた。 InterFax通信は、ロシア国防省がウクライナの戦闘機がCMをでフェオドシヤを攻撃し1名が死亡、2名が負傷し、Novocherkasskが損傷したと表明したと報じた。
【註】
 記事では大型強襲揚陸艦Novocherkasskとしているが、強襲揚陸艦には必須の飛行甲板もない基準排水量2,200t、満載時排水量4,080tのRopucha級中型揚陸艦で、満載時排水量44,447tの米海軍America級や、満載排水量21,500tの仏海軍Mistral級とは比べものにならない。
 同級艦は2022年3月に2隻がウクライナ軍のミサイル攻撃で損傷し、2023年8月に1隻が大破している。 また2022年3月には別級の揚陸艦が撃沈されている。
2023.12.25
 10:11
Ukrinform ウクライナ軍、露軍の戦闘機 Su30SM 等の撃墜を報告 <2401-122503>
 ウクライナ空軍がTelegram Channelで25日、Shahed UAV 28機、Kh-59 ASM 1発、Kh-31P
ARM 1発、Su-34とSu-30SM各1機を撃墜したと発表した。
 これに先立ち、ウクライナ空軍司令官は24日夜、南部にてSu-34 1機撃墜したと発表していた。
2023.12.25
 07:35

(17:35 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 24 2023 <2401-122502>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月24日の戦況 =
 EUのボレル外務上級代表が、プーチン大統領はウクライナでの限定的な領土的勝利には興味がなく、最終的な勝利まで戦争を続けると述べた。
 ロシア軍は、12月21日から22日にかけてウクライナ南部でSu-34 3機が撃墜されて以降、航空活動と滑空爆弾の使用を減らしていると報じられている。
 ロシア軍は12月23日から24日にかけてUAVやミサイルによる攻撃を行った。
 ウクライナのウメロフ国防相が12月24日に公開された取材で、持続可能な防衛産業基盤確立のための取り組みについてさらに詳しく説明した。
 ロシア軍はクレミンナ近郊とアウディーイウカ近郊で前進が確認されており、全正面で陣地防御を続けている。
 ロシアが新たに編成した第104空挺師団第337空挺連隊は、クリンキー近郊のドニプロ河東岸で活動しているが、損失を被り続けている。
2023.12.24
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 23 2023 <2401-122405>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月23日の戦況 =
 黒海艦隊第810海軍歩兵旅団は、ウクライナ軍に対してロシアが加盟している化学兵器禁止条約に明らかに違反して化学兵器を使用していることを確認した。
 OSINTのアンダーソン氏による最近の分析によると、ロシア軍は黒海艦隊装備の大部分をセバストポリから移動させた、セバストポリには限定的な海軍しかいないとしている。
 ロシア軍はクピャンスクとクレミンナ付近、バフムートの北東、ドネツク市の南西、ヘルソン州のドニプロ河東岸で前進が確認され、接触線全体で陣地防御を継続した。
 ロシアの国営Rostec傘下のUAC社のスリュサール社長が12月19日のTV取材で、UACは2024年と2025年に新型機の生産を含め、戦闘機の生産を増やすと述べた。
2023.12.23
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 22 2023 <2401-122303>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月22日の戦況 =
 ウクライナ2023年末までにF-16の第一次分を受け取る可能性が非常に高い。
 ロシア航空宇宙軍が12月21日から22日にかけてウクライナ南部でSu-34 3機を失ったと報じられている。
 バイデン米大統領が12月22日、ロシアの制裁回避を助長する銀行やその他の金融機関に制裁を科す権限を米財務省に与える大統領令に署名した。
 ロシア軍はバフムートの北東と南西、アウディーイウカの南西で前進したことが確認され、接触線全体で陣地防御を続けた。
2023.12.23
 05:20
共同通信

(Yahoo)

ウクライナへ最初の18機を準備 オランダの F16 供与 <2401-122301>
 オランダのルッテ首相がX(Twitter) で、22日にウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、ウクライナが待望するF-16の供与を巡り、最初の18機を引き渡す準備を始めると表明したことを明らかにした。 ゼレンスキー大統領はX(Twitter) に「オランダ政府の決定に謝意を伝えた」と投稿した。
 引き渡しはオランダ外務省の輸出許可と、ウクライナが人員やインフラの基準を満たすことが条件となる。
 オランダは11月7日、ウクライナ人操縦士の訓練のために5機をルーマニアの拠点に送るなど供与に向けて動いてきた。
2023.12.22
 17:37
Kyiv Independent Air Force: Ukraine downs 3 Russian Su-34 supersonic aircraft <2401-122209>
 ウクライナ空軍司令官が12月22日、南部戦線でロシアのSu-34 3機を撃墜したと発表した。
 ウクライナはSu-34が撃墜された正確な場所を明らかにしていないが、Radio Svobodaはロシア軍のTelegram Channelがヘルソン州のクリンキー近郊で撃墜されたとしたと報じた。
Krynky の位置 (Google Map)】
 Su-34は2023年4月にロシアのベルゴロドで誤爆し2人が負傷したほか、9月にロシアの国営メディアはがヴォロネジに墜落したと報じている。
【註】
 Su-34はSu-24の後継となる並列複座でMTOWが38t~45tの大型戦闘爆撃機である。
2023.12.22
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 21 2023 <2401-122207>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月21日の戦況 =
 ロシア軍は12月20日から21日にかけてUAV攻撃を実施した。
 日本が米国のPatriot備蓄と英国の砲弾貯蔵庫を補充するために、防衛装備品の輸出政策を見直す準備をしていると報じられている。
 ロシア外務省は、日本政府が防衛装備品の輸出規制を変更する決定を阻止するために、自衛隊がが関与する日本での演習に反対した。
 ウズベキスタン外務省は、元ロシア下院副議長の超国家主義者プリレピンがウズベキスタンの一部を併合すべきだと示唆したことを受け、駐ウズベキスタン露大使を召喚した。
 ロシア軍がクレミンナ、バフムート、アウディーイウカ付近で前進し、全前線で陣地防御を続けた。
2023.12.22
 05:15
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、侵攻開始以降ウクライナに7400発のミサイル 1600発迎撃 <2401-122203>
 ウクライナ空軍が21日、ロシアが2022年2月の全面侵攻開始以降、ウクライナに対し7,400発のミサイルを発射し、ウクライナ軍はこのうち1,600発を撃墜したと明らかにした。
 ロシアがこれまでにウクライナへの攻撃に投入したイラン製のShahed UAVは3,700機で、このうち2,900機を撃墜したという。
2023.12.22
 04:11
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア「軍事計画に減速」の兆候=ウクライナ大統領 <2401-122202>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が21日、ウクライナはロシアの軍事計画と活動が減速しつつある兆候があるという認識を示した。 ゼレンスキー大統領は夜のビデオ演説で、こうしたことはウクライナ軍事情報機関 (HUR) の報告書に記載されているとしたが、ロシアの防衛産業に関して述べたのか、それともより広い意味でのロシアの戦術や目的について述べたのか、現時点では明らかになっていない。
 ウクライナ軍参謀本部はこの日の夕方に発表した報告書で、1,000kmにおよぶ前線に沿ってロシア軍の攻撃が止む気配はないとし、またウクライナ南部タウリヤ地区の軍司令官は20日に、ロシア軍による砲撃が激化していると報告している。
2023.12.21
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 20 2023 <2401-122103>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月20日の戦況 =
 ミシュスチン露首相が12月20日に北京で中国の習国家主席と二国間経済協力について協議した。
 ロシア軍はバフムトの北方への前進を確認し、彼我接触線全体を確保し続けた。
2023.12.20
 10:15

(20:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 19 2023 <2401-122007>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月19日の戦況 =
 クピャンスクの北東、バフムートの北、アウディーイウカの南西でロシア軍の前進が確認され、彼我接触線全体で交戦を続けた。
2023.12.20
 09:52
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ軍、「45万~50万人」追加動員要請 ゼレンスキー氏 <2401-122006>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が19日、同国軍が45万~50万人の追加動員を要請していると明らかにした。 大統領は、要請を受け入れるにはさらなる議論が必要だと述べた。
 ウクライナ軍関係者はAFPに対し、再び攻勢に転じたロシア軍と戦う新兵の補充に苦労していると述べた。
2023.12.19
 21:19
Kyiv Independent Zelensky: Ukraine to receive new Patriot air defense systems this winter <2401-121910>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が12月19日、ウクライナはこの冬に複数のPatriotを新たに受領すると述べた。 ただ受領数は明らかにしなかった。
 ウクライナは2023年春に米国とドイツからPatriot 2個システムの供与を受け、12月上旬にはドイツからさらに1個システムのPatriotを受領している。
2023.12.19
 20:30
Kyiv Independent Zelensky: Ukraine to produce 1 million drones next year <2401-121909>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が12月19日、ウクライナが2024年にUAV 100万機を生産すると述べた。 カミシン戦略産業相は10月に、ウクライナがすでに月産数千機でUAVを生産しており、月産数万機の生産能力を目標としていることを明らかにしている。
 シュミハル首相は、200社以上のウクライナ企業がUAVの開発を行っており、生産の大幅な増加と技術革新を促進していると述べた。
2023.12.19
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 18 2023 <2401-121902>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月18日の戦況 =
 砲弾の不足と西側諸国の支援の遅れが重なり、ウクライナ軍は物資の供給に支障をきたし、今後のウクライナの反攻作戦を遅らせる可能性がある。
 ロシア国防省が、4個輸送航空隊を新編すると報じられているが、これは既存の輸送航空隊を再編成するに過ぎない可能性が高い。
 EUがロシアに対し第12次の制裁を採択した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ザポリージャ州西部で攻撃を続け、ドネツク市の南西への前進を確認した。
2023.12.18
 23:39
Kyiv Independent Ukraine war latest: Military scales down some operations over foreign aid shortages <2401-121815>
 ウクライナ軍の東部戦線で指揮を執っているタルナフスキー准将が12月18日にロイタに対し、海外からの援助が減少していることから砲弾が不足し、戦線を縮小せざるを得なくなっていると述べた。
 特にソ連製122mm砲及び152mm砲の砲弾が不足しているという。
2023.12.18
 12:31
ロイタ通信

(Yahoo)

欧州は防衛力強化必要、30年までに軍事的脅威の可能性=独国防相 <2401-121806>
 ピストリウス独国防相がドイツWelt紙の取材で、2030年までに新たな軍事的脅威が生じる恐れがあるとして、欧州は防衛能力の確実な強化を急ぐ必要があると述べた。
 ピストリウス国防相は、ロシアがウクライナ侵攻継続のため兵器を大幅増産する一方、バルト海諸国やジョージア、モルドバが脅威をもたらしているとし、さらに米国はインド太平洋地域に焦点を合わせていくため欧州に対する軍事面の関与を縮小する可能性があると分析したうえで、「われわれ欧州諸国はわれわれ自身の大陸の防衛を確保するため取り組みを強化しなければならない」と述べた。
 また欧州は、米国で新たなウクライナ支援の合意成立しなかった場合には欧州が埋め合わせる必要が生じる可能性があると認識していると述べた。
2023.12.18
 11:15

(21:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 17 2023 <2401-121805>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月17日の戦況 =
 プーチン大統領が、表向きはロシアがNATOにもたらす脅威に関する懸念を払拭するとした声明で、フィンランドとより広範なNATO同盟を威嚇した。
 ロシア政府がNATOに対する敵対的な意図について繰り返し発言していることは、ロシアがウクライナで勝利した場合のロシアの潜在的な将来の軍事能力と相まって、西側の安全保障にとって信頼できる、そしてコストのかかる脅威となっている。
 ロシア軍は16日から17日にかけて、ウクライナに対してミサイルやUAVによる攻撃を相次いで行った。
 ロシア軍は17日、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ西部で攻撃し、一部地域で前進した。
2023.12.17
 12:00
Forbes

(Yahoo)

アウジーイウカ攻防は「ドローン戦」に ロ軍、中隊を2日で35回攻撃 <2401-121704>
 ロシア軍が、ウクライナ東部アウジーイウカに2023年春に配置されたウクライナ軍第53独立機械化旅団の中隊の陣地に向けて、爆薬を積んだUAVを2日間で35機も突入させた。 100名ほどが立て籠もる陣地周辺に、900g程度の機体に450gほどの爆薬を載せたUAVが、82分に1回のペースで襲撃したということ。
 ロシア軍はアウジーイウカへの2ヵ月にわたる攻撃で、北と南でそれぞれ1.5km程度前進し、町の南東にある工業団地も占領した可能性があるが代償は大きく、車両を数百両失ったほか、米情報機関の推計では13,000名が死傷した。
 その結果ロシア軍は戦術を変更し、歩兵を直接徒歩でアウジーイウカに向かわせるようになったが、これらの歩兵はウクライナ軍の戦車やM2 Bradrey
IFVに撃滅されることもあったため空からの攻撃に重点を移し、さらに多くの自爆UAVや、擲弾を投下する大きめのUAVを投入するようになった。
2023.12.17
 10:10

(20:10 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 16 2023 <2401-121703>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月16日の戦況 =
 ウクライナ軍は、ドニプロ河東岸で戦闘を続けている。
 ロシア軍は12月15日から16日にかけて、ウクライナ全土でShahed-136/131 UAVによる攻撃を夜通し行った。
 Financial Times紙がは12月17日、G7が凍結したロシア資産をウクライナの資金に充てることを検討しているようだと報じた。
 ロシア軍は16日、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部のクピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊で攻撃し、一部地域で前進した。
 ロシアの軍事ブロガーは、ロシアはある時期にProject 22350 Admiral Gorshkov級フリゲート艦を少なくとも10隻保有すると主張している。
【註】
 2018年に一番艦のAdmiral Gorshkovが就役した基準排水量4,450tのProject 22350 Admiral Gorshkov級フリゲート艦は、2023年までに3隻が就役し、現在7隻が建造中で、2023年に船台建造が開始された最後の2隻は2029年に就役する計画になっている。
2023.12.17
 05:11
共同通信

(Yahoo)

無人機攻撃、93%を迎撃 大統領「防空態勢が作動」 <2401-121702>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が16日の声明で、ロシアは今週イラン製Shahed UAV 112機で攻撃してきたが、このうち約93%に当たる104機を撃墜したと明らかにし、欧米から供与された防空システムが完璧に作動していると強調した。
 ウクライナ空軍は16日、15日夜から16日朝にかけて、Shahed 31機がロシアの3地点から飛来したが、うち30機をキーウ州、ドニエプロペトロフスク州、南部のヘルソン州、ザポロジエ州などで撃墜したと発表した。
2023.12.16
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 15 2023 <2401-121603>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月15日の戦況 =
 ロシア軍は12月14日から15日にかけてミサイルやUAVによる攻撃を相次いで行った。
 フィンランドは12月15日、人為的な移民危機を画策するロシアのハイブリッド戦争が続く中、フィンランドとロシアとの国境検問所を再び閉鎖した。
 ドイツが12月14日、ウクライナへの新たな軍事・人道支援パッケージを発表した。
 ロシア軍は、クピャンスク近郊、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の国境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を続け、複数の地域で前進したことを確認した。
2023.12.15
 19:51
Kyiv Independent Umerov: Ukraine to focus on domestic arms production in 2024 <2401-121511>
 ウクライナのウメロフ国防相が12月15日にウクライナと英国の防衛産業会議で、ウクライナは2024年の兵器国産化を目指していると述べた。
 ハブリリュク国防次官は先に、ウクライナは特に防空に重点を置いたミサイル、武器、その他装備品の生産を2024年に数倍に増やす計画であると述べていた。
2023.12.15
 12:45

(22:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 14 2023 <2401-121506>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月14日の戦況 =
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を続け、一部地域で前進した。
2023.12.15
 04:47
時事通信

(Yahoo)

EU、ウクライナ加盟交渉開始で合意 反対のハンガリーは棄権 <2401-121501>
 ミシェルEU大統領が、EUが14日にブリュッセルで開いた首脳会議ウクライナのEU加盟に向けた交渉に入ることで合意したことを、記者団に明らかにした。
 交渉入りに反対していたハンガリーは棄権した。 ハンガリーのオルバン首相はX(Twitter) への投稿で、交渉開始を「悪い決定だ」と批判し、加盟国が最終判断を下す際、棄権したと明らかにした。
2023.12.14
 22:45
Kyiv Independent Zelensky speaks with Moldovan, Georgian counterparts following EU decision <2401-121418>
 EUのミシェル大統領がは12月14日に、EU首脳ウクライナとモルドバに加盟候補国としての地位を与えることで合意し、「優先事項が解決されれば、グルジアにも加盟候補国としての地位を与える用意がある」と発表した。
 ウクライナとモルドバは2022年6月に加盟候補国として認められ、その後ウクライナはEUとの加盟交渉を開始するために満たすべき7つの要件を示されていた。
 ゼレンスキー大統領は14日にモルドバのサンドゥ大統領グルジアのズラビッチビリ大統領会談したと、ゼレンスキー大統領はサンドゥ大統領に祝辞を述べ、EUの決定を共同の勝利と呼んだとSNSに投稿した。
2023.12.14
 22:18
Kyiv Independent German drone manufacturer to open R&D center in Ukraine <2401-121417>
 技術情報サイトのDOUが12月14日、ドイツのUAVメーカーであるQuantum Systems社ウクライナに研究開発拠点を開設すると報じた。
 Quantum Systems社は高度な
ISR UAV Vectorを製造しており、ドイツ政府は今までにウクライナへVectorを152機提供している。
2023.12.14
 19:44
Kyiv Independent BREAKING: European Council agrees to open accession talks with Ukraine, Moldova <2401-121415>
 EUのミシェル大統領が12月14日、欧州理事会ウクライナとモルドバとの加盟交渉を開始することに合意したと発表した。 またジョージアにも候補国の地位が与えられた。
 2日間行われた首脳会談でハンガリーのオルバン首相が交渉の開始を阻止するのではないかと懸念されたが、採択に対しオルバン首相は事前の合意通り一時的に退室したという。
 ウクライナとモルドバは2022年6月に加盟候補国として認められ、その後ウクライナにはE加盟交渉を開始するために満たすべき7つの要件が提示された。
2023.12.14
 19:28
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ無人機9機、モスクワ近郊で撃墜 ロシア国防省 <2401-121414>
 ロシア国防省が14日、モスクワに向かっていたウクライナのUAV 9機を撃墜したと明らかにした。 同省は、カルーガ州とモスクワ州上空で警戒中だった防空部隊がウクライナのUAV 9機を迎撃したと発表した。
 この日は、ウクライナ侵攻開始以降では初めてとなるプーチン大統領による年末会見が開かれる予定で、UAV攻撃に関する発表は、その数時間前に行われた。
2023.12.14
 11:21
AP 通信

(Yahoo)

新設の「シベリア旅団」が訓練 既に東部戦線で実戦を経験 <2401-121406>
 ウクライナ領土防衛部隊の外国人軍団に半年前に新設され、祖国ロシアと戦おうというロシア市民で編成されたシベリア旅団が、キーウ近郊の訓練施設で義勇兵の訓練を実施している。
 ウクライナ軍によると、旅団は既に東部戦線の激戦アウディーイウカの戦いを経験しているという。 さらに、旅団は今後数ヵ月で数百名の戦闘員を抱える見通しだという。
 旅団はロシア連邦出身者で編成されており、義勇兵の中にはチュルク系のヤクート人や、モンゴル系のブリヤート人もおり、入隊が許可される前に約1年間の徹底的な検査を受ける。
 シベリア出身という義勇兵は、「現ロシア政府は、国民から膨大な機会と未来を奪った」と入隊の理由を教えてくれた。 また、最近までアルメニアに住んでいたというモスクワ出身の義勇兵は「ロシアが戦争をしているのなら、自分はロシアと戦わなければ」という理由で旅団に加わったという。
2023.12.14
 10:45

(20:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 13 2023 <2401-121405>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月13日の戦況 =
 ロシア軍は12日から13日にかけて、UAVやミサイルによる攻撃を相次いで行った。
 ロシア軍参謀本部とつながりのあるロシアのハッカーグループと、ロシアと連携するハッカーグループが、ウクライナの携帯電話会社Kyivstar社へのサイバー攻撃に関与したと主張している。
 ゼレンスキー大統領は13日、ノルウェーのオスロで開催された第2回ウクライナ・北欧首脳会議に出席した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムートの北と近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西、ドネツク州とザポリージャ州の州境沿い、ザポリージャ州西部で攻撃を続け各正面で前進した。
2023.12.14
 05:12
Defense News Norway to provide more air defense systems to Ukraine <2401-121403>
 ノルウェー政府が12月13日に声明で、ウクライナへNOK335M ($31M)相当の
NASAMS追加供給すると発表した。
 ノルウェーが提供するのは、かつて提供したのと同数の発射機8基と射撃指揮装置 (FDU) 4基という。
2023.12.13
 18:03
日経新聞 ウクライナでサイバー戦激化 過去最大級の通信障害発生 <2401-121315>
 ウクライナとロシアのサイバー戦が激しさを増している。 12日にはウクライナの通信最大手Kyivstar社が大規模なサイバー攻撃を受け、インターネットや携帯電話のサービスがダウンした。
 Kyivstar社の発表によると、ロシアの犯行とみられる大規模なサイバー攻撃によって同社のITインフラの一部が破壊された。
 ウクライナ側もロシアの政府関連のシステムへのサイバー攻撃を強化している。
2023.12.13
 17:25
Kyiv Independent Scholz: Germany's 2nd Patriot to be deployed in Ukraine by this year's end <2401-121314>
 RBC Ukrianeがシュルツ独首相が12月13日に、ドイツがウクライナへの譲渡を決めていた2番目のPatriot年内に引き渡しを完了し運用に入ると述べたと報じた。
 ドイツと米国は3月に、ウクライナへPatriot 2個システムを譲渡しているが、シュルツ首相は秋に2個システム目のPatriot譲渡を発表していた。
2023.12.13
 10:43
AP News

(Yahoo)

炭鉱ボタ山にウクライナ国旗 ドンバス地方の戦略拠点占領 <2401-121309>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が12月12日にSNSで、ウクライナ軍が東部ドンバス地方の戦略的重要拠点を占領したことを明らかにした。
 ウクライナ軍が占領した拠点は、ドネツク市の北にある炭鉱の街ピブデンネ付近の前線を見下ろすボタ山ので、ウクライナ陸軍第24独立機械化旅団が頂上に国旗を掲げた。
 ボタ山は時には100mを超える高さになることもあり、ドネツク州とルハンシク州に点在する数百のボタ山は、四周を見渡せることから、重要拠点となっている。
Pivdenne の位置Horlivka の位置 (Google Map)】
 ピブデンネのボタ山を制圧すれば、ホルリウカ方面の前線一帯を制圧できる可能性がある。
2023.12.13
 09:35

(19:35 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 12 2023 <2401-121308>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月12日の戦況 =
 ロシア軍は12月12日、相次いでUAVやミサイルによる攻撃を行った。
 ウクライナ当局は、ロシアの特殊部隊が12月12日にウクライナの携帯電話会社Kyivstar社に大規模なサイバー攻撃を行った可能性があると述べた。
 ロシア軍は12月12日、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域で前進した。
2023.12.13
 08:12
Ukrinform ロシア軍、弾道ミサイル10弾でキーウを攻撃 全弾撃墜も、破片落下で負傷者50人強 <2401-121307>
 ロシア軍が13日未明にキーウをBM 10発で攻撃したが、ウクライナ軍は全弾撃墜した。
 しかしクリチコ市長は、破片の落下により53名が負傷し、その内20名が病院へ搬送され、残りの33名は現場で治療を受けたことを明らかにした。
2023.12.13
 04:09
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍の死傷者31.5万人、ウクライナ紛争で=関係筋 <2401-121303>
 関係筋が明らかにした機密解除された米情報機関の報告書によると、ウクライナ紛争でロシア軍の死傷者がこれまでに315,000名に達した。 ロシアがウクライナ侵攻に踏み切った2022年2月時点のロシア軍事要員は36万人規模で、そのほぼ87%に相当するとみられる。
 関係筋によると、報告書はまたロシア軍は兵士のほか、多くの装甲車両を失っており、ロシア軍の近代化が18年間後退したと評価しているという。
2023.12.12
 20:55
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナ南部で「大きく前進」 ロシア側当局者 <2401-121212>
 ロシア側当局者が12日、ウクライナ南部ザポリージャ州でロシア軍が大きく前進したと主張した。
 ロシア政府がザポリージャ州の占領地域に設置した行政当局トップのバリツキー氏がTelegramに、「われわれの部隊は、ノボポクロフカの北東に向かって大きく前進した」と投稿した。 ノボポクロフカは、ウクライナ軍が夏に奪還したロボティネから東に2km離れた場所に位置する。
Novopokrovka の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍は12日の日次報告でザポリージャ州について、ノボポクロフカの西などで「防衛軍が敵の攻撃を3度撃退した」と発表していた。
 ロシア軍は侵攻初期から同州の大部分を占領しているが、州都ザポリージャ市はウクライナの支配下にある。
2023.12.12
 07:50

(17:50 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 11 2023 <2401-121204>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月11日の戦況 =
 ロシア軍は12月10日から11日にかけて、ウクライナに対してミサイルやUAVによる攻撃を相次いでった。
 英国がウクライナへの追加の海上支援を発表し、英国とノルウェーによるウクライナ海軍の支援を提供を目的とした連合を主導した。
 プーチン大統領が、西側諸国を脅かすロシアの能力を拡大強化するため、世界規模でロシア海軍能力を拡大する意向を表明した。
 ロシア軍は11日、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西部、西部ザポリージャ州で攻撃し、一部地域で前進した。
 ウクライナ軍当局者は、ロシア軍が最近、アウディーイウカ近郊機械化部隊による攻撃を強化したと述べた。
2023.12.11
 18:54
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシアが高性能ミサイルを温存していた可能性、厳寒期に向けエネルギー施設を集中攻撃 <2401-121107>
 ロシア軍が7日、カスピ海上空の重爆撃機から少なくとも16発のミサイルを発射し、キーウと周辺を攻撃した。 2ヵ月半ぶりに命中精度が高い
ALCMを使用した可能性が高い。 露軍は、冬場に集中的に重要インフラを攻撃するため、ミサイルを温存していたとみられる。
   7日の攻撃では、ウクライナの防空システムが大部分のミサイルを撃墜したが、市民1人が死亡した。 ロイタ通信によると、露軍は11日にもキーウにミサイル攻撃を行い、ウクライナ軍がBM 8発を撃墜し、落下した破片で市民4人が負傷した。
   英国防省は10日、露軍がウクライナのエネルギー関連施設を狙った攻撃を始めた可能性が高いとの分析を発表した。 厳寒期に電気や暖房を使えなくすることで、市民の戦意低下を狙ったものと見られる。
2023.12.11
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 10 2023 <2401-121102>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月10日の戦況 =
 露外務省のザハロワ報道官が、ウクライナにおけるロシアの目標は変わっていないと強調し、ウクライナの政治的降伏を求めるクレムリンの要求と、ロシアの軍事的領土的要求に対するウクライナの受け入れを繰り返した。 また戦争解決の必要条件として、ウクライナが「ロシア領」から軍隊を撤退させることをの要求し、ロシアが不法に併合した4州全体を支配する意思を示した。
 ロシア軍は12月9日と10日にウクライナに対してミサイルやUAVによる小規模な攻撃を実施した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を続け、一部地域で前進した。
2023.12.11
 04:20
NHK News ロシア 派兵で戦死の兵士急増 サハリンで慰霊碑の除幕式 <2401-121101>
 ロシア極東のサハリン州からウクライナに派兵され戦死した兵士が、この2ヵ月間に急増したことが地元の知事が発信する情報で明らかになった。
 ロシア政府は、ウクライナへの軍事侵攻に参加した兵士などの死者数をほとんど明らかにしていないが、サハリン州のリマレンコ知事は州内から派兵された兵士が亡くなるたびに名前や階級などをSNSに投稿し追悼している。
 この情報を集計したところ2022年は、毎月の死者の平均が8名だったのが、2023年に入ってから増加し、10月には36名11月には43名急増したことがわかる。
2023.12.10
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 9 2023 <2401-121003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月9日の戦況 =
 ロシア軍は、2024年3月のロシア大統領選挙を前に主導権を掌握し維持するために、秋から冬にかけて最も厳しい天候の時期に、前線の複数の正面で攻撃している可能性が高い。
 反対にウクライナ軍はこの厳しい天候と進行中のロシアの攻勢作戦を利用して、反攻作戦を実施していない前線の一部で防御陣地を強化し戦力を温存しているようである。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、クレミンナ付近に前進した。
2023.12.09
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 8 2023 <2401-120904>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月8日の戦況 =
 ロシア軍は12月7日から8日にかけて、ウクライナに対してミサイルやUAVによる攻撃を相次いで行った。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、アウディーイウカ付近とザポリージャ州西部で前進が確認された。
2023.12.08
 17:58
日経新聞 ウクライナに「F16を5〜10機供与」 ノルウェー首相 <2401-120812>
 来日したノルウェーのストーレ首相が7日に都内で日本経済新聞の取材に応じ、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの軍事支援について、F-16をおよそ5~10機供与すると述べた。
 ノルウェーはルーマニアへの売却分を含めて57機のF-16を保有している。
2023.12.08
 10:00
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナへの支援表明額、8~10月は前年比87%減 独研究所 <2401-120807>
 ドイツのKiel世界経済研究所が7日、各国が2023年8~10月に新たに表明したウクライナへの支援額は€2.11Bで、前年同期に比べて87%減ったと発表した。 ロシアによるウクライナ侵攻が始まる前の2022年1月下旬以降、3ヵ月ごとの合計額では最低となり、支援疲れが浮き彫りになった。
 同研究所は、42の支援国と機関が表明した財政、軍事、人道の支援額を集計しているが、過去3ヵ月で新たに支援を表明したのは20の支援国と機関にとどまった。 米国やEUも表明が少なかったと指摘した。
2023.12.08
 09:00
Fobes

(Yahoo)

ウクライナ、自走りゅう弾砲を国内生産 ただし課題は砲弾の確保 <2401-120806>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が4日、ウクライナで最も多くの装甲戦闘車両を生産する東部ハルキウ州の牽引車工場が2S22 Bohdana装輪
SPHを月産6両で生産しており、2024年中に少なくとも72門を生産すると述べた。
 重量28t、6輪駆動の2S22は、ウクライナ軍が装備するソ連製の122mmや152mmの砲弾ではなくNATO標準の155mm弾を使うため、外国の弾薬備蓄を頼ることができるが、ウクライナを支援する国々の備蓄も減っており、補充の試みは政治的な障害にぶつかっている。
2023.12.08
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 7 2023 <2401-120805>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月7日の戦況 =
 ロシア軍はウクライナの戦線全体で、ロシアが現在新たな兵力を補充している速度に近い割合で損失を被っている可能性がある。
 米国防総省は、12月6日から7日にかけてワシントンD.C.で開催された防衛産業国際フォーラムで、ウクライナに対する新たな安全保障支援パッケージと共同武器生産の合意を発表した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州のザポリージャ州の州境地帯で攻撃を継続し、アウディーイウカ付近までわずかに前進した。
 ロシア当局は、動員されたロシア軍関係者の親族からの訴えを退け続けている。
2023.12.08
 08:04
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、国内での砲弾共同生産で米企業と合意 <2401-120804>
 ウクライナのカミシン戦略産業相が7日にTV放送で、ワシントンで2日間にわたって開催されたウクライナと米国の防衛会議を受け、ウクライナは国内で米企業2社と155mm砲弾を共同生産することで合意したと発表した。 ただ同相は、ウクライナはそのような砲弾を生産したことがなく、生産開始までに最低でも2年、最長で3年かかると述べた。
 両国は防空システムや弾薬の生産でウクライナ軍の緊急需要を満たすため、兵器の共同生産と技術データ交換を加速させる趣意書に署名した。
2023.12.08
 00:17
Kyiv Independent Ukraine, US sign statement of intent on co-production of weapons <2401-120801>
 米国防総省の発表によると、ウクライナと米国の当局者が両国間の重要兵器の共同生産とデータ交換に関する意向表明に署名した。
 合意文書によると、当面ウクライナは戦場で必要とする装備の生産能力を受領し、長期的には軍事生産能力の増強を図ると報じられている。
 これによりウクライナが保有している旧式の防空システムと西側諸国の装備品と組み合わせるための技術データをウクライナに提供するという。
2023.12.07
 12:15
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、米に THAAD や F18 戦闘機の供与要請=文書 <2401-120708>
 ウクライナ国防省当局者が6日、米政府当局者や防衛産業幹部が出席したワシントンで開かれた非公開の会合で、ロシアとの戦闘で必要とする兵器リストを提示した。
 リストには既に供与を受けているAbrams MBTや、これまでにも要請したF-16機、ATACMSなどに加え、C-17、C-130、Apatch 攻撃ヘリ、Black Hawk多用途ヘリなどが含まれ、更にF/A-18、THAAD、GA社製UAV 3種も含まれている。
2023.12.07
 08:50

(18:50 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 6 2023 <2401-120704>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月6日の戦況 =
 ロシア軍は12月5日から6日にかけて、ウクライナに対して特に大規模なUAV攻撃を実施した。
 モスクワの第2西部軍地方裁判所は、2022年4月にロシア領内へのウクライナの攻撃を防げなかったとして、防空部隊将校2人に過失で有罪判決を下した。
 ロシアは、ロシアとフィンランドとの国境でのロシアのハイブリッド戦が失敗したため、ロシアにたどり着いた移民を兵員として動員しよもうとしていると報じられている。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃続け、アウディーイウカ近郊で前進した。
2023.12.07
 07:24
Ukrinform 米国、総額1億7500万ドルの新たな対ウクライナ安全保障支援を発表 <2401-120703>
 米国が6日、HIMARS弾などからなる、ウクライナに対する$175Mの武器装備を提供する新たな安全保障支援を発表し、米国防省が同日に今回の供与品のリストを公開した。
 ・AIM-9M、AIM-7
 ・HIMARS用追加弾薬
 ・155mm/105mm砲弾
 ・AGM-88
HARM
 ・TOW ATGM
 ・Javelin ATGM、AT-4
 ・小火器弾薬400万発以上
2023.12.06
 19:13
ロイタ通信

(Yahoo)

ハンガリー与党、ウクライナの EU加盟交渉に反対する決議案提出 <2401-120614>
 ハンガリーの与党が6日、ウクライナのEU加盟に関する協議開始を政府が支持しないよう求める決議案を議会に提出した。
 EUは来週首脳会議を開催するが、オルバン首相はウクライナとの加盟交渉開始について合意できない可能性があるとして、この問題を議題にすべきではないと主張している。
2023.12.06
 14:19
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ東部アブデーフカへの攻撃継続 <2401-120609>
 ロシア軍が5日、アブデーフカ制圧に向けた戦闘を続行した。 アブデーフカのウクライナ軍トップのバラバシュ氏はロシア軍の工場への侵入を許していないとする一方、中心部以外の「工業地帯」で戦闘が激化していることを認めた。
 ロシア軍事ブログRybarはロシア軍がアブデーフカの北5kmにある村の周辺を新たに確保したと伝えた。 ロシアは10月中旬以降、ドネツクのロシア占領地域に近く大規模なコークス工場で知られるアブデーフカに焦点を当ててきた。
 アブデーフカのウクライナ軍はラジオ放送で、ウクライナ軍が町の北西にあるステポベ村を制圧したと明らかにした。
 ウクライナは南部オデーサ地域への攻撃に向かっていたロシアのSu-24をスネーク島近くの黒海上空で撃墜したと発表した。
2023.12.06
 09:36
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍、東部の激戦地で前進 英国防省分析、攻勢を強化 <2401-120606>
 英国防省が5日、ロシア軍がウクライナ東部のマリンカで前進し、市街地をほぼ制圧したとみられると分析した。 英国防省によると、ウクライナ軍はマリンカの一部地域で勢力を維持しているという。 マリンカはウクライナ東部で紛争が始まった2014年から最前線となっていた。
【関連記事:2401-120207 (産経 2023.12.02)】
 ロシア軍は目標とする東部ドンバス地方の全制圧に向け、攻勢を強めている。
2023.12.06
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 5 2023 <2401-120605>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月5日の戦況 =
 ウクライナ軍は12月4日から5日にかけて、クリミア半島にあるロシア軍の目標に対するUAV攻撃に成功したと報じられている。
 ロシア軍は12月4日夜~5日夜にウクライナの民間インフラにミサイルやUAVによる攻撃を相次いで行った。
 プーチン大統領は12月6日にUAEとサウジアラビアを訪問し、7日にイランのライシ大統領をロシアに迎える予定で、湾岸諸国に対するロシアの立場を強化することに焦点を当てた外交的働きかけの可能性が高い。
 アルメニアは、ロシア主導の集団安全保障条約機構 (CSTO) から事実上離脱している模様である。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、アウディーイウカ付近で前進した。
2023.12.05
 14:18
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ高官「別の戦術に移行」 反攻の見直し示唆 <2401-120506>
 ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問が4日、X (Twitter) で戦術上の調整が現在求められているとし、「われわれはある地域で守り、ある地域で攻撃するという別の戦争戦術に移行している」と述べ、その上で兵器の国内生産を増やすことや、「新たな攻撃作戦」に必要な重要装備の供与に向けた友好諸国との交渉に、全ての国家資源を振り向けているとした。
 ウクライナは6月に反攻作戦を開始したものの、目立った領土の奪還には至らないまま戦局が膠着の度を増す中、ポドリャク顧問はウクライナが短期間で成果を挙げようとした反攻を見直し、さらなる戦争の長期化に備える方針を示唆した。
2023.12.05
 09:35
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ、反転攻勢「失敗」 米紙報道、想定外れ戦況が膠着 <2401-120502>
 Washington Post紙が4日、ウクライナがロシアに対して6月に始めた反転攻勢について、当初の想定が外れて戦況が膠着し、全体として失敗していると特集記事で報じた。
 また、作戦方針や開始時期を巡り、最大支援国の米国と摩擦が生じていたとしている。
 同紙はプーチン大統領が支配地域を完全に吸収できると確信しているとも分析した。
2023.12.05
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 4 2023 <2401-120501>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月4日の戦況 =
 ロシアヴォロネジ州のグセフ知事が12月4日、ロシア軍第14軍団副司令官のザバツキー少将がウクライナで死亡したことを確認した。
 ロシア軍は12月4日、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域で前進した。
2023.12.04
 21:36
AFP BB ロシア軍将官死亡、州知事発表 自軍埋設の地雷踏んだ可能性も <2401-120416>
 露ボロネジ州のグセフ知事がTelegramに4日、北方艦隊のザバドスキー少将が「特別軍事作戦」の任務中に死亡したと投稿した。
 知事は死亡した状況には触れなかったが、複数のTelegram Channelは軍関係者の話として、ザバドスキー少将は11月末に前線から離れた場所で地雷を踏み死亡したと報じた。
 ロシア軍が以前埋設した地雷だった可能性があるという。
【関連記事:2312-112908 (Kyiv Ind. 2023.11.29)】
2023.12.04
 19:55
AFP BB ロシア軍、ウクライナ東部アウディーウカへの攻撃回数減少 町長 <2401-120414>
 ウクライナ東部ドネツク州アウディーウカのバラバシ町長が3日、ロシア軍による過去24時間の攻撃が減ったことを明らかにした。
 バラバシ町長はその要因として、悪天候に加えロシア軍の大きな人的・物的損失士気の低下という三つを挙げた上で、「攻撃に志願するロシア人が減っている。 命令を拒否をする人も増えている」と述べた。
 AFPはバラバシ町長の主張について、裏付けを取れていない。
2023.12.04
 11:03
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、動員体制に見直し必要=ゼレンスキー大統領 <2401-120409>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が定例のビデオ演説で1日、具体的な戦果を出すためのシナリオについて「特に動員の問題に関連しており、ウクライナの誰もがこの分野で変革が必要だと理解している」と強調し動員体制の見直しが必要だと述べた。
 大統領府補佐官は国営TVで今週、前線に十分な人数を確保するために部隊の巡回配置が必要と訴え、多くの旅団が50代の兵士で占められていると語った。
 一方、ロシア大統領府は1日、プーチン大統領が軍の最大兵員数を17万名増やす大統領令に署名したと発表した。 これにより軍の正規軍は132万名となる。
2023.12.04
 07:25

(17:25 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 3 2023 <2401-120407>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月3日の戦況 =
 ウクライナの防空網が、ロシア軍が滑空爆弾によるスタンドオフ攻撃に大きく依存する動機付けになっていると報じられている。
 ロシア軍は12月2日と3日の夜にミサイルとUAVによる攻撃を相次いで開始した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、アウディーイウカ近郊に前進した。
2023.12.03
 16:06
Kyiv Independent Official: Russia has lost over 7,200 troops, 530 units of military equipment over past week <2401-120306>
 ウクライナのパヴリューク第一国防次官が12月3日、11月27日からの1週間におけるロシア軍の損害が人員7,210名、装備品534点であると述べた。 人員の損害には負傷者930名も含まれている。
 この1週間でロシア軍は戦車62両
APC 117両、砲75門MRL 6両対空システム5個、車両144両などを失ったという。 またUAV 94機も失った。
2023.12.03
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 2 2023 <2401-120304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月2日の戦況 =
 悪天候により、ウクライナとロシアの戦闘は前線全体でペースを落とし続けているが、完全に停止したわけではない
 ロシア軍は12月1日から2日にかけて、ウクライナ南部をShahed 136/131 UAVで攻撃した。
 ウクライナと国際原子力機関 (IAEA) の当局者は、ザポリージャ原発が12月1日から2日にかけての夜に5時間半にわたってすべての外部電源から完全に切り離され、ロシアの占領下で8回目の完全停電となったと報告した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃続け、アウディーイウカ近郊に前進した。
2023.12.03
 01:35
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナ、ロシア極東のシベリア鉄道の橋など「爆破」 BBC報道 <2401-120302>
 BBCが1日にウクライナ治安部隊幹部の話として、ウクライナがシベリア鉄道の関連施設を11月末に爆破したと報じた。
 爆破されたのは、ロシアと中国の国境付近を走るバイカル・アムール鉄道トンネルや橋で、爆発は11月29日と30日に発生し、報道によると燃料タンクや線路などが損傷した。
 BBCは、爆発による損傷の程度は「確認できていない」とする。
2023.12.02
 10:51
Kyiv Independent Rheinmetall aims to start production of armored vehicles in Ukraine in 2024 <2401-120208>
 Rheinmetall社CEOが12月2日にドイツのビジネス誌WirtschaftsWocheの取材に対し、2024年夏からウクライナで装甲車両を生産する計画であると述べた。
 最初のFuchs
APCは、関連する契約に署名してから2024年夏の終わりまでにウクライナで生産され、最初のLynx AFV2025年までにウクライナで生産される。
 現在、最初のLynx 10両はドイツとハンガリーの工場で製造されているが、ウクライナで既存の工場を借りて改造して稼働させ、かなりの数を生産できる状態になると言う。
 CEOはRheinmetall社借用するウクライナの工場は非常によく保護されているようで、ウクライナの工場の安全性については心配していないと語った。
2023.12.02
 09:58
産経新聞

(Yahoo)

ロシア軍、東部マリインカ制圧と主張 ウクライナ軍苦戦か <2401-120207>
 ロシアのオンラインメディアMashが1日、ウクライナ東部ドネツク州の州都ドネツク市近郊の小都市マリインカを制圧したと主張する露軍現場部隊のビデオ声明をSNSに投稿した。
Mar'inka の位置 (Google Map)】
 事実であれば、東部戦線でのウクライナ軍の苦戦を示唆することになる。
2023.12.02
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 1 2023 <2401-120206>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年12月1日の戦況 =
 ゼレンスキー大統領とウクライナ軍最高司令官のザルジニー大将は、ウクライナの戦域周辺の防衛と要塞を強化する意向を示したが、現在および将来の防衛措置の議論にザポリージャ州を含めなかったことは注目に値する。
 ウクライナの情報機関が12月1日にロシア極東のバイカル・アムール鉄道で別の列車を損傷させたと報じられている。
 プーチン大統領が12月1日に、ロシア大統領市民社会人権評議会の構成を変更し、数人のメンバーを解任して反体制派の著名なメディア関係者を任命した。
 ロシアの情報筋は、ロシア兵が前線地域で個人用電子機器やメッセージアプリを使い続けているため、ロシア軍が危険に晒されていると不満を漏らした。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西部、ザポリージャ州西部で攻撃を継続し、一部地域で前進した。
2023.12.02
 07:44
産経新聞

(Yahoo)

ロシア、南部ヘルソン州で戦力増強 クリミア方面への突破警戒か <2401-120205>
 英国防省が11月30日、露軍が新編した第104親衛空挺師団を前線に派遣し始めたとみられると分析した。 担当地域はウクライナ軍が10月にドニエプル河を渡河して確保した南部ヘルソン州になる可能性が高いとしている。 露軍は、ウクライナ軍がクリミアへの突破口を開くことを警戒し、戦力を増強しているとみられる。
 英国防省は一方で、同師団は訓練が不十分で精鋭とされる露軍の空挺部隊の基準に達していないもようだとも指摘した。
 露軍事メディアは11月29日、東岸の集落クルインキ周辺で300~400名規模のウクライナ部隊が露軍と戦闘を続けていると報告した。 同川東岸はロシアが実効支配する南部クリミア半島に接する重要地域である。
Krynky の位置 (Googe Map)】
 一方、ウクライナ軍はクリミア方面に圧力をかけることで露軍の戦力を分散させ、反攻を進める南部ザポロジエ州や東部ドネツク州での戦局の膠着を打破する狙いだとみられている。
2023.12.02
 04:08
毎日新聞

(Yahoo)

ゼレンスキー大統領、反転攻勢で「期待通りの結果得られず <2401-120203>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が11月30日にAP通信の取材に答え、6月に始めた反転攻勢について「期待通りの結果を得られなかった」と語った。
 ゼレンスキー大統領は、要望した兵器のすべてを受けられなかったと述べ、米欧の軍事支援が追いつかず地上部隊が不利な状況に置かれたとの認識を示した。
2023.12.02
 00:04
Kyiv Independent Mediazona confirms the identity of more than 38,000 Russian soldiers killed in Ukraine <2401-120201>
 ロシアの独立系メディアMediazonaが12月1日にBBCロシアと共同で、ロシアによるウクライナへの全面侵攻が始まって以来、戦死したロシア兵38,261名の氏名をオープンソースの調査で確認した。
 11月17日の前回更新以降、1,200名多いのロシア兵の名前が死傷者リストに追加された。
2023.12.01
 18:11
ロイタ通信

(Yahoo)

EU とウクライナ、加盟交渉前に戦略的提携を=ハンガリー首相 <2401-120114>
 ハンガリーのオルバン首相が1日にEUに対しウクライナの加盟交渉を開始する前に、まず戦略的パートナシップ協定を締結すべきだとの認識を示した。
 EU欧州委員会は、最終的な条件が満たされ次第、ウクライナのEU加盟交渉を開始するよう勧告している。 EU首脳は勧告を受け入れるか12月中旬に決定するが、決定にはEU加盟27ヵ国の全会一致の賛成が必要で、ハンガリーが障害になる可能性がある。
2023.12.01
 17:34
Kyiv Independent Swiss government estimates $8.8 billion worth of Russian assets frozen inside the country <2401-120112>
 スイス経済省が12月1日、対露制裁の一環としてロシアの資産$8.8Bを凍結したと発表した。 この数値は変更される可能性があり、より正確な数値は2Q/2024年末に決定される。
 スイスはまた、ロシア中央銀行の外貨資産$8.4Bを差し止めた。
 中立国のスイスは、全面侵攻開始以来、ウクライナへの経済人道支援を行ってきたが、軍事支援は控えてきた。 スイスの法律では第三国から供給された場合でも、戦闘地域へのスイスの武器の輸出を禁じている。
 全面侵攻以来、法律を変えようとする試みは、スイス議会で繰り返し否決されてきた。
2023.12.01
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 30 2023 <2401-120105>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月30日の戦況 =
 最近のロシアの世論調査によると、ウクライナでの戦争を全面的に支持するロシア人の数は2023年2月からほぼ半減し、ウクライナからのロシア軍の撤退を支持する数は支持しない人よりも多くなっている。
 ロシア軍は11月29日と30日にウクライナにミサイルやUAVによる攻撃を複数回実施し、民間インフラを攻撃した。
 ウクライナ保安庁が、11月29日夜に東シベリア鉄道の爆発に関与したと報じられている。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃したが前進は確認されなかった
 ウクライナ軍観測筋は、ロシアが2ヵ所に長期保管していた武器や装備品を使用して約4ヵ月で2個戦車大隊を編成する計画だが、これは即使用可能な武器や装備が不足していることを示していると述べた。
2023.12.01
 05:14
共同通信

(Yahoo)

ロシア極東の鉄道で爆発 ウクライナ関与と報道 <2401-120104>
 ウクライナメディアが情報筋の話として11月30日、ロシア極東ブリャート共和国の鉄道トンネルで爆発があり、ウクライナ保安局が関与していたと報じた。 ロシアは軍事物資の輸送に鉄道を利用していた。
 爆発はウクライナから4,000km以上離れた場所で、貨物列車が走行中に四つの装置が爆発したというが、装置が仕掛けられた場所は不明である。
 ロシア鉄道は、29日にも貨物列車の燃料タンクから煙が上がっていることに職員が気づき、車両を停止したと発表しており、被害は調査中だとした。
2023.11.30
 11:42
乗りもの
 ニュース

(Yahoo)

「5分で一気に5機撃墜!」ウクライナ空軍報道官 パトリオットミサイルの重要性訴える <2312-113006>
 ウクライナ空軍報道官が11月27日、米独から供与されたPatriot部隊が、5月13日のロシアのブリャンスク州上空において敵機を撃墜した件の詳細が報じられた。
 報道官は、Patriot部隊が5月の戦闘でSu-34、Su-35、Mi-8MTPR-1、Mi-8 2機の計5機を5分以内に撃墜したとを明らかにした。 この件に関しては、戦闘後にロシア側の報道でSu-34とSu-35が相次いで撃墜されたことが報じられており、ウクライナ側の誤認ではなく、事実の可能性が高いとみられる。
 この戦闘後、Patriotの脅威を恐れたロシア軍はしばらく同地や黒海上空での航空機での軍事行動を控えたという。
2023.11.30
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 29 2023 <2312-113003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月29日の戦況 =
 ドニプロ河東岸で防衛するロシア軍が指揮系統を確立できていないことは明らかで、ロシア軍の士気と戦闘能力は低下し続けている。
 ロシア軍のドニプロ部隊は、最近配置された疲弊した部隊や新編部隊などが多く、これが指揮系統混乱の原因になっている可能性がある。
 ロシアがハイブリッド戦の一環としてフィンランドとの国境で移民危機を作為しようとしているのに対応して、ポーランドがフィンランドに軍事顧問を派遣することを検討していると報じられている。
 ロシア外務省は11月28日、ロシアが日本との核削減協定を破棄したことを正式に発表した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃したが前進は確認されていない
2023.11.29
 23:52
Kyiv Independent Ukraine war latest: Russian general, 5 high-ranking officials reportedly killed in Ukraine <2312-112908>
 ロシア軍第14軍団副軍団長のザヴァツキー少将がウクライナで地雷で死亡したと報じられた。
 ロシアはウクライナでの高官の死亡報道についてほとんどコメントしないが、ロシアの独立系メディアMediazonaは最近、全面侵攻以降に殺害されたロシア軍少将5名の名前を確認した。
 ウクライナの国家抵抗センターも11月29日、ザヴァツキー少将とは別にロシアが占領するヘルソン州のユヴィレイネ村への攻撃で、少なくとも5人のロシア高官が殺害されたと報じた。
2023.11.29
 23:51
Kyiv Independent Media: France to finalize bilateral security agreement with Ukraine by start of 2024 <2312-112907>
 ロイタ通信が11月29日、フランス外務省のルジャンドル報道官が記者会見で、フランスは今後数ヵ月以内にウクライナとの二国間安全保障協定を締結すると述べたと報じた。 ロイタ通信は外交筋の話として、2024年初頭の可能性が高いと報じた。
 フランスは3月23日に初めて、ウクライナに安全保証を提供する用意があると発表していた。
2023.11.29
 09:45

(19:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 28 2023 <2312-112903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月28日の戦況 =
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、クピャンスクとアウディーイウカ付近に前進した。
 チェチェン共和国のカディロフ首長が11月27日、チェチェンはロシア国防省隷下に2個連隊と1個大隊ロシア国家親衛隊隷下に1個大隊新編したと発表した。
2023.11.28
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 27 2023 <2312-112803>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月27日の戦況 =
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ・クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃したが前進は確認されなかった
 ロシア海軍副司令官のアスタポフ中将が11月27日、ロシア海軍が戦闘能力を高めるため、海軍歩兵旅団を師団に再編していることを認めた。
 ウクライナのパルチザンは、占領下のウクライナ全土でロシア占領分子を標的にしている可能性が高い。
2023.11.27
 22:49
Kyiv Independent Ukraine war latest: Russia reportedly suffers 'some of highest' casualty rates over past 6 weeks <2312-112715>
 英国防省が11月27日、ロシア軍は過去6週間でウクライナで最も高い率で死傷者数を出している可能性が高いと報告した。 同省は、アウディーイウカに対する攻撃が主に原因だと述べている。
 同省はウクライナ軍参謀本部の発表を引用して、11月27日までにロシアはウクライナで325,580名の兵士を失っており、11月にはロシア軍の損失は1日平均931人に達したと報告した。
 英国防情報部は、最新情報には兵員の損失とは戦死者と戦傷者の合計で、その方法論を検証することはできないが、数字はもっともらしいと書かれている。
2023.11.27
 17:55
Kyiv Independent Media: Ukraine hits aircraft factory in Russia's Smolensk <2312-112712>
 (註:ウクライナのインターネットメディア)Hromadskeが11月27日にウクライナ軍事情報局 (HUR) からの情報として、ウクライナ軍がロシア西部スモレンスクの航空機工場を一晩で攻撃したと報じた。 HURはHromadskeに対し、攻撃とされるものの詳細を明らかにしていない。
 スモレンスクはモスクワの南西400kmで、ウクライナの国境から300kmに位置している。
Smolensk の位置 (Google Map)】
 ロシア国防省は、ロシア軍が23:00頃にスモレンスク州上空でウクライナのUAVを迎撃したと主張したが、Telegramの現地チャンネルはスモレンスクで11月26日深夜に爆発音が聞こえたと報じた。 スモレンスク州知事代行は、インフラへの被害や死傷者はいないと主張した。
2023.11.27
 17:20
Kyiv Independent Russian media: Russian company imports aircraft, helicopter parts from Ukrainian factories <2312-112711>
 ロシアの独立系ニュースメディアImportant Storiesが11月27日に発表した調査によると、ロシア軍の航空機やヘリコプターの修理に使われる補用品は、ウクライナの複数の工場から輸入されたようである。 税関のデータによると、モスクワを拠点とする補用品の代理店であるAvia FED Service社は、2022年2月から2023年7月の間にロシアの航空機部門に$7.3M相当の補用品を供給したと報じられている。
 Important Storiesは、これらの半分以上となる$4.2Mはウクライナからのものであるとみている。 この数字には、ハリコフのFED機械製造工場からのAn-124修理部品$1.4M相当が含まれていると報じられている。
 Important Storiesによると、かつては同社の売上高の70%をロシアが占めていたが、ロシアがクリミアとドンバスを占領した後、2014年に同工場は「ロシアへのすべての配送を正式に停止した」という。 調査の結果、部品を供給している他の工場には、ザポリージャの航空機エンジンメーカーMotor Sich社が含まれていることがわかった。
 2022年10月にはMotor Sich社のボフスライエフ社長が、反逆罪とロシアとの協力の容疑で逮捕され、同社の元対外経済活動責任者も逮捕された。
 Important Storiesは、Kharkiv Aggregate設計局、キエフのRadar社とArtem社の工場、フランス、米国、英国の企業も納入したようだと報じている。
2023.11.27
 13:03
Kyiv Independent UK Defense Ministry: Russian casualty rates 'some of highest' over last 6 weeks <2312-112708>
 英国防省が11月27日、ウクライナに侵攻したロシア軍は、主にアウディーイウカに対する攻撃により、過去6週間で最も高い死傷率に見舞われている可能性が高いと発表した。 同省はウクライナ軍参謀本部の報告を引用し、ロシア軍の損失は11月中だけで1日平均931名に達したと述べた。
 ロシア軍にとって今までで最も死傷者が出たのはバフムート市への攻撃がピークとなった2023年3月で、同省は最新の情報更新でロシア軍によるには1日平均776名であった。
2023.11.27
 12:07
Kyiv Independent FT: Turkish exports of military-linked goods to Russia soar in 2023 <2312-112706>
 Financial Timesが11月27日、ロシアの軍事生産に必要な物資のトルコからの輸入が2023年になって急増していると報じた。
 トルコからの供給は米国が重要と指定しているマイクロチップなど45品目で$158Mにのぼるという。 これは2022年の3倍にあたる。
2023.11.27
 09:56
日経新聞 ロシア、戦闘機3機撃墜主張 ウクライナ防空の弱さ露呈 <2312-112703>
 ロシア国防省が26日の戦況説明で、過去24時間ウクライナ軍の戦闘機3機を撃墜したほか、ウクライナ東部と南部でUAV 機53機を撃墜したと発表した。
 ロシア軍は、ヘルソン州のウクライナ側支配地域であるドニエプル川西岸上空でSu-27を2機、ドニエプロペトロフスク州の上空でMiG-29 1機SAMで撃墜したという。
2023.11.27
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 26 2023 <2312-112702>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月26日の戦況 =
 ロシア軍は11月25日から26日にかけて、ウクライナ一帯にUAV攻撃を実施した。
 ウクライナ軍情報総局ロシア領内で大規模なUAV攻撃を行ったと報じられており、ロシア占領当局はウクライナ軍がドネツク州で攻撃を仕掛け、広範囲にわたる停電を引き起こしたと非難した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を続け、一部地域で前進した。
2023.11.26
 13:20
Ukrainska Pravda Russia moves air defence systems from "NATO-encircled Kaliningrad" to battlefield in Ukraine – UK intelligence <2312-112604>
 欧州Pravdaが11月26日、英国国防情報局が、ロシアがウクライナとの戦争での損耗補填として、11月にカリーニングラードから防空システムを移動させたことを示唆したと報じた。
 これは11月にロシア軍輸送機が異常な動きを見せたことによるもので、英情報当局はロシア軍がウクライナで10月下旬にS-400に損失を被ったため、カリーニングラードからS-400を移したと見ている。
2023.11.26
 12:30
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍、旧ソ連設計トーチカ弾道ミサイルの発射を半年ぶりに再開 <2312-112603>
 1991年にソ連軍がウクライナから引き上げた際、500発ものTochka(註:OTR-21、SS-21)
TBMが残されたが、ロケットの固体燃料は長持ちしないためロシア軍の侵攻直前には、ウクライナ軍の使用可能なTochkaの備蓄は90発にまで減っていた。
 開戦1年後には、ウクライナ軍は使用可能なTochkaをほぼ使い果たし、2023年夏には、ウクライナ軍で唯一のTochkaを装備する部隊である第19ミサイル旅団がTochkaを発射した形跡を見ることは稀になっていたが、半年後の11月中旬にロシア西部ベルゴロド州で見つかったウクライナ軍のTochkaの残骸を写した写真がネット上に流れた。 国境からロシア側に数kmほど離れたところにある軍事目標へのロケット攻撃未遂を示すもので、その2日前にはロシアが占領しているウクライナ東部ドネツク州に展開するロシア軍を狙った別のTochka攻撃があったと報じられた。
 ウクライナは長い間、欧州で最大級のロケット産業を擁していた。 国営Yuzhmash社が南部ドニプロに持つ広大な複合施設では、宇宙産業や軍用のさまざまなロケットやロケット部品を生産していた。
 Tochkaは主にロシアの機械工学設計局が生産を手掛けていたが、Tochkaは精巧な作りのミサイルではないためYuzhmash社がソ連崩壊後にTochkaの部品を独自に製造することに何の問題もなかった。
 発射重量2tのTochkaは射程120kmで500kgの弾頭と慣性誘導を搭載している。
2023.11.26
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 25 2023 <2312-112602>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月25日の戦況 =
 ロシア軍は11月24日から25日にかけてShahed 131/136 UAVの改良型を使用して、全面侵攻開始以来最大規模のUAV攻撃を開始した。
 ゼレンスキー大統領は11月25日、西側諸国が黒海での穀物回廊を守るため、ウクライナに艦船を移管させることで合意したと発表した。
 アルメニアのパシニャン首相が、最近のロシアとアルメニア関係の悪化からロシアはアルメニアへの武器輸出契約を履行していないと述べ、アルメニアに輸出する武器をロシアが保有できるようにする代替案を提示した。
 ロシア軍は11月25日、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、ドネツク市の西と南西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域で前進した。
2023.11.25
 18:06
共同通信

(Yahoo)

過去最大のロシア軍無人機攻撃 ウクライナ全土に75機 <2312-112505>
 ウクライナ空軍が25日、同日未明にロシア軍による75機のUAV攻撃が全土にあり、74機を撃墜したと発表した。 2022年2月の侵攻開始以来で飛来数は過去最大という。
 うち50機が首都キーウに飛来し、撃墜した破片により幼稚園や集合住宅で火災が起き、キーウ州では16,000世帯が停電した。 クリチコ市長によると最大規模であった。
2023.11.25
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 24 2023 <2312-112504>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月24日の戦況 =
 ウクライナ当局は、ロシア軍が11月22日にアウディーイウカへの新たな攻撃を開始したと報告したが、10月に発生した以前の攻撃よりも機械化能力が低下している可能性が高い。
 ウクライナを支援するラムシュタイン会議は、11月22日に開催された第17回のオンライン会議で、ウクライナの防空能力をさらに発展させる決意を表明した。
 11月23日にベラルーシのミンスクで開かれた集団安全保障条約機構 (CSTO) の集団安全保障理事会にプーチン露大統領は出席したが、アルメニアは最近のCSTOの行事や演習を欠席し続けている。
 中国国営建設会社を含む中国企業は、ロシアとクリミアをつなぐ海底トンネルの建設計画に協力していると報じられている。
 ロシア軍は、スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を行い、一部の地域ではわずかに前進した。
2023.11.25
 06:49
共同通信

(Yahoo)

ロシア、クリミアに海底トンネル 中国企業と秘密裏に計画か <2312-112503>
 Washington Post紙が24日、ロシアと中国の政府系企業がウクライナ南部クリミア半島とロシア本土を結ぶ海底トンネルの建設計画を秘密裏に話し合っていると報じた。
 ウクライナ保安庁が傍受したメールの内容から明らかになったという。
 ウクライナ侵攻が長期化する中、中国への依存を強めるロシアの動きが浮き彫りとなった。
2023.11.24
 20:58
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア軍、東部アウディーウカを「全方向から」攻撃 町長 <2312-112410>
 ウクライナ東部アウディーウカ町長のバラバシ氏が24日、ロシア軍から3度目の大規模攻撃を全方向から受けていると明らかにした。 町長はロシア軍はアウディーウカに対し誘導爆弾やクラスター弾を使用しており、連日30~40回の「大規模」攻撃があると述べた。
 また、多くの歩兵が派遣されているほか、大型兵器は舗装道路を工業地帯への攻撃に向かっているという。
2023.11.24
 14:14
時事通信

(Yahoo)

ロシア、要衝に大部隊投入 歩兵重視に転換か ウクライナ東部 <2312-112406>
 AFP通信が23日にウクライナ軍関係者の話として、ロシア軍がアウディイウカ周辺に大規模な部隊を投入していると報じた。
 ウクライナ軍の大隊幹部はAFPの取材に、ロシア軍は歩兵部隊を重視する作戦に転換してアウディイウカを奪取する機会を狙っているとし、ウクライナ軍が半分包囲されていると認めたが、同地を守り抜く十分な部隊を有していると強調した。
2023.11.23
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 22 2023 <2312-112304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月22日の戦況 =
 米国家安全保障会議のカービー報道官が11月21日、イランがロシアに滑空爆弾を供給しており、イランがSRBMをロシアに供与する準備をしている可能性があると報じた。
 Bloombergが11月21日、EUがウクライナに対する安全保障上のコミットメントを強化する計画を提案したと報じた。
 ロシア軍は11月21日から22日にかけて、ミサイルやUAVによる攻撃を行った。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、ホルリフカ北西、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の境地帯、ザポリージャ州西部、ドニプロ河東岸で攻撃を続け、シンキウカの東で前進した。
Synkivka の位置 (Google Map)】
2023.11.22 Military Land Invasion Day 637 – Summary <2312-112216>
= Left Bank Front Invasion Day 637 =
 
2023.11.22
 20:26
Kyiv Indeoendent Germany hands over 20 Marders, demining tank, other aid in latest delivery to Ukraine <2312-112214>
 ドイツ政府が11月22日、ウクライナへMarder
IFV 2両、Wisent-380地雷除去戦車155mm砲弾2,380発、及びその他の支援物資を引き渡したと発表した。
 これでドイツは軍民の備蓄から80両のMarder IFVをウクライナに供与したことになる。
 また、Warthog救急車5両、他の救急車2両、Hx81トラクター2両とセミトレーラー2両、各種輸送車両9両も供与した。 ウクライナはさらに2,428台の暗号電話機も受領している。
2023.11.22
 16:25
Kyiv Indeoendent Lithuania delivers small arms ammunition, winter equipment to Ukraine <2312-112210>
 リトアニア国防省が11月22日、リトアニアがウクライナ軍に7.6mm小火器弾、遠隔起爆装置、冬季装備を供与したと発表した。
 同省の声明によると、リトアニアはすでにウクライナに€500M ($543M) の軍事援助を提供している。 リトアニアは11月10日にウクライナにNASAMSを供与したと発表した。
2023.11.22
 10:09
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、アブデーフカで兵力投入削減 攻撃減少=ウクライナ軍 <2312-112207>
 ウクライナ軍報道官がアブデーフカの戦況について21日、ロシア側の兵力や武器の投入が減少しているとの見方を示した。 報道官は、地上攻撃や空爆が減少していると指摘したが、侵略者はアブデーフカを包囲する計画を放棄していないとも述べた。
 ロシア国防省はアブデーフカの南側の集落を攻撃しているとしたが、詳細は明らかにしていない。
2023.11.22
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 21 2023 <2312-112206>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月21日の戦況 =
 ロシア軍は11月20日から21日にかけてと21日に、ドネツク州の病院を含む港湾や民間インフラを目標にミサイル攻撃やUAV攻撃を行った。
 ピストリウス独国防相が11月21日にキーウを訪問した際、ウクライナへの新たな軍事支援パッケージを発表した。
 アルメニア国防省は、アルメニアがウクライナに武器を供給する計画があるというロシアの主張を否定した。
 ロシア軍は11月21日、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域で前進した。
2023.11.21
 21:46
Kyiv Independent Media: European Parliament to open office in Ukraine <2312-112107>
 Euractivが11月21日、欧州議会がウクライナ政府高官の要請を受け、ウクライナに事務所を開設することに合意したと、11月20日に承認された欧州議会事務局の文書を引用して報じた。
 欧州議会は、米国や英国などEU圏外でも連絡事務所を設置している。
2023.11.21
 20:07
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ、サイバー防衛トップと副官を解任 横領容疑 <2312-112106>
 ウクライナ政府が20日、汚職取り締まり強化の一環として、サイバ防衛を担当する国家特殊通信情報保護局 (SSSCIP) のシチホリ局長とゾラ副局長が解任されたと発表した。 ゼレンスキー大統領は、EUの要請を受けて汚職の取り締まりを強化し、収賄の疑いのある高官を相次いで解任している。
 反汚職当局によると、シチホリ局長は2020~2022年にハードウエアおよびソフトウエア購入費算を不正流用してUAH62M(2億5,000万円)の政府資金を横領した疑いで調査中だという。
2023.11.21
 16:08
Kyiv Independent ABC News: US shell deliveries to Ukraine have dropped over 30% since Hamas' Oct. 7 attack <2312-112105>
 ABC Newsが11月21日、匿名のウクライナ当局者がABC Newsに、10月7日にイスラエルとハマスの紛争が始まって以来、米国によるウクライナへのNATO規格155mm砲弾の供給は30%以上減少したと語ったと報じた。
2023.11.21
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 20 2023 <2312-112103>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月20日の戦況 =
 ロシアとフィンランドの国境におけるロシアのハイブリッド戦術は、2021年にロシアとベラルーシがポーランド国境で移民危機を引き起こしたのと似ており、NATOの不安定化を狙っている可能性が高い。
 米国防総省は、11月20日にオースティン国防長官がキーウを訪問した際に、ウクライナに対する新たな安全保障支援パッケージを発表した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域ではわずかに前進した。
2023.11.20
 20:56
Kyiv Independent US announces $100 million military aid package for Ukraine <2312-112009>
 米国防総省が11月20日、ウクライナに対する最大$100Mの新たな軍事支援パッケージをバイデン米大統領が承認したと発表した。
 新たな支援パッケージにはStinger MANPADS、HIMARS弾、155mm/105mm砲弾、Javelin及びAT-4対戦車弾小火器弾300万発が含まれるという。
2023.11.20
 08:15

(18:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 19 2023 <2312-112003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月19日の戦況 =
 ロシア軍は11月18日から19日にかけて、キーウ州、ポルタヴァ州、チェルカースィ州を中心にUAV攻撃を行った。
 ロシア軍は19日、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、西部ザポリージャ州で攻撃し、一部地域で前進したと報じられている。
2023.11.19
 15:41
Kyiv Independent Official: Ukraine destroys over 700 units of Russian military equipment, 7,000 troops in past week <2312-111907>
 ウクライナのパヴリューク第一国防次官が11月19日、過去一週間でウクライナ軍は、ロシア軍に装備711品目と7,029名の将兵を失わせたと発表した。
 失った装備には戦車86両
APC 185両MLR 17両対空装備8基、車両170両などが含まれるという。 またUAV 123機、航空機1機も破壊した。
 これより先の同日に参謀本部は、ロシア軍が侵攻開始以来318,570名を失ったと発表している。
2023.11.19
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 18 2023 <2312-111901>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月18日の戦況 =
 ロシア軍は11月17日から18日にかけて、ウクライナに対しUAV攻撃を実施した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を続け、アウディーイウカ市とドネツク市付近に前進した。
2023.11.18
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 17 2023 <2312-111805>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月17日の戦況 =
 ウクライナ当局は、ウクライナ軍がドニプロ河東岸に橋頭堡を築き、西岸からの砲射程外にロシア軍を追い出す戦闘を行っていると述べた。
 ロシア軍は、ウクライナ軍の反攻でザポリージャ州西部での教訓を、ヘルソン州での現在の防御戦に生かしているようである。
 ウクライナ当局は、ウクライナ軍が10月7日にドニプロ河東岸での戦闘を開始して以来、ロシア軍は1個旅団に相当する死傷者を出したと報告し、ロシア軍はウクライナの他の地域からヘルソン州に戦闘力を移すことを余儀なくされたと報じられている。
 ロシア軍は11月16日から17日にかけて、ウクライナに対してUAVやミサイルによる攻撃を相次いで行った。
 ゼレンスキー大統領は、イスラエルとハマスの戦争がウクライナの砲弾供給に悪影響を及ぼしていると述べた。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を継続し、何ヶ所かで前進した。
2023.11.18
 04:17
TBS News

(Yahoo)

徴兵逃れ ウクライナから2万人出国 英 BBC 報道 <2312-111802>
 BBCが、ロシアによる侵攻が始まって以降、徴兵を逃れるためウクライナからおよそ2万人の男性が出国したと報じた。
 隣接するポーランドやルーマニアなど5ヵ国の不法入国の記録から判明したもので、危険な川を泳いで渡ったり、暗闇にまぎれて徒歩で国境を越えたりしているという。 また、健康上の理由がある場合、徴兵が免除されることから診断書を偽造して出国しようとするケースも相次いでいるとしている。
 BBCは、さらに21,000人以上の男性が出国を試みたものの失敗し、ウクライナ当局に拘束されたと報じている。
2023.11.18
 02:30
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、南部ロシア支配域に複数の橋頭堡 ドニエプル川渡河 <2312-111801>
 ウクライナ軍参謀本部報道官が17日、ウクライナ軍ドニエプル河東岸の陣地からロシア軍を押し出し、複数の橋頭堡を築いたと発表した。 ウクライナ海軍は、複数の橋頭堡を築き、ドニエプル河東岸で作戦を実施したと表明。
 ゼレンスキー大統領はこの日、ウクライナ軍がドニエプル河で高速艇などを使った作戦を実行している様子を撮影した画像をTelegramに投稿した。
 ロシアが任命したヘルソン州の責任者サルド氏は15日、ウクライナ軍がドニエプル河の渡河に成功し、ヘルソン州のロシアが支配する地域に入ったと認めていた。
 ウクライナ軍のこの日の発表に対し、ロシアは今のところ反応していない。
2023.11.17
 20:30
Kyiv Independent 15 Russian warships destroyed, 12 damaged, Ukraine's navy says <2312-111713>
 ウクライナ海軍報道官が11月17日、ロシアの全面侵攻開始以来ウクライナ戦争で、黒海で15隻のロシア艦が破壊され、12隻が損傷したと報告した。
 ロシアの全面侵攻が始まって以来、ウクライナ軍は黒海艦隊の艦船を繰り返し攻撃し、英国のヒーピー国防省国務相黒海におけるロシア海軍は機能的敗北したと表現した。
2023.11.17
 18:20
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍、アウディーイウカのウクライナ軍拠点に迫る…制圧されれば補給線断たれる恐れ <2312-111711>
 英国防省が16日、ロシア軍アウディーイウカで、クライナ軍の守備拠点があるコークス工場に迫っているとの分析を発表した。 アウディーイウカの戦況を左右するとみられる。
 ISWが16日に発表した露軍事ブロガーの情報に基づく分析によると、露軍はウクライナ軍を南北から挟撃する形で前進している。
2023.11.17
 16:05
Kyiv Independent Ukrainian Marines: Russia has suffered close to 3,500 casualties in Dnipro River battles <2312-111708>
 ウクライナ海兵隊が11月17日、ドニプロ河での戦闘ロシア軍は1,200名以上が戦死し、3,500名の兵士と数十の装備を失ったと発表した。
 海兵隊は、11月16日現在、この地域でロシア軍が1,216人の戦死、2,217人の負傷者を出し、戦車24両装甲車48両火砲89門、その他の車両135両、
MRL9両、舟艇14隻を失ったと発表した。
2023.11.17
 10:45

(20:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 16 2023 <2312-111707>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月16日の戦況 =
 ロシア軍は11月15日から16日にかけて、ウクライナに対してミサイルやUAVCによる攻撃を相次いで行った。
 ロシア安全保障会議のパトルシェフ書記が11月16日、中央管区上空の防空を強化していると発表したが、これはウクライナが最近、冬季に後方地域のロシア補給路に対する阻止作戦を実施する意図を暗示していることに対応したものと思われる。
 ウクライナは、ロシアによるザポリージャ原発の占領が続いているため、設備やメンテナンスの不具合が発生し、発電所の安全が脅かされていると述べた。
 元ロシア第6空軍兼防空軍司令官のスビリドフ中将が11月15日、スタヴロポリ地方の自宅で死亡しているのが発見された。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ロボティネ近郊、ヴァシリフカ北東で攻撃続け、アウディーイウカ近郊に前進した。
2023.11.16
 17:52
Kyiv Independent Ukraine's secret 'Black Box' project revealed to be long-range attack drone <2312-111615>
 ウクライナの軍事有志団体Come Back Aliveが11月16日、ウクライナの秘密軍事技術計画Black Boxは、航続距離800kmの長距離攻撃型UAV Beaverであることを明らかにした。
 Black Box計画は、ウクライナの軍事情報機関 (HUR)、Come Back Alive基金、ウクライナのブロガーであるラチェンコフが共同で進めてきた。
 計画の詳細は11月16日の発表まで秘密にされていたが、HURは過去にそれが何であるかを示唆していた。
2023.11.16
 17:01
日経新聞 ウクライナ、渡河作戦で3拠点確保 補給路を一部遮断 <2312-111614>
 Wall Street Journal紙が15日、作戦に参加した兵士の話としてウクライナ軍が南部ヘルソン州のドニエプル河の渡河作戦で、ロシア支配地域の3ヵ所に拠点を確保したと報じた。 ロシア軍の補給路を一部遮断したものの、兵力では劣勢に立たされており、十分な部隊と装甲車を東岸に移送できるかが焦点となる。
 ISWは15日の戦況分析で、ウクライナ軍が東岸で通常よりも大規模な作戦を実施したと指摘した。
 ウクライナ軍南部作戦司令部のフメニュク報道官は、ロシア軍を河岸から3~8km先まで押し戻していると表明しているがロシア軍も激しく抵抗しており、一進一退が続いているもようである。
2023.11.16
 09:45

(19:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 15 2023 <2312-111608>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月15日の戦況 =
 ウクライナ政府は、ロシアが穀物やその他の重要な食料を輸送する黒海回廊の航行を阻止しようとしているなか、黒海回廊を通る民間船舶に補償を提供する保険を国際保険会社と合意した。
 最近のロシアの世論調査によると、ロシア人の約半数がウクライナでの戦争とロシアの和平交渉への支持を維持している。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃作戦を行い、一部地域で進前進した。
2023.11.16
 09:41
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍の死者は3万人超か、市民団体が調査報告公表 <2312-111607>
 ウクライナの市民団体が、2022年2月のロシアによる侵攻でこれまでにオープンソースを通じて死亡が確認できたウクライナ兵は24,500名、総数は30,000名を超えたとする調査結果を発表した。 今回の報告はウクライナ誌に掲載され、執筆した歴史家らは行方不明としてされる15,000名の多くが死亡したとみられることから、実際の死者数はさらに多いとの見方を示した。
 New York Times米紙は8月に、匿名の米当局者の発言として、ウクライナの総死者数は70,000名近くと報じていた。 ロイタは数字を独自に確認できていない。
 ウクライナ政府は死者数の公表は戦闘の弊害になる可能性があるとして国家機密として扱っている。
2023.11.16
 08:13
Kyiv Independent General Staff: Russia has lost 315,620 troops in Ukraine <2312-111605>
 ウクライナ軍参謀本部が11月16日朝、2022年2月24日に全面侵攻を開始して以来、ロシアはウクライナで315,620名の兵士を失ったと発表した。 この数字には、ロシア軍が過去1日だけで被った1,130名の死傷者が含まれている。
 ロシア軍はまた、戦車5,388両装甲戦闘車10,121両、車両と燃料タンク10,060両、火砲7,683門
MRL 892両防空システム585基、固定翼機323機、ヘリ324機、UAV 5,689機、艦艇22隻潜水艦1隻を失ったと述べた。
2023.11.16
 00:29
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、南部のロシア支配地域入り ロシア当局者が認める <2312-111601>
 ロシア当局者が15日、ウクライナ軍がドニエプル河を渡河し、ヘルソン州でロシアが支配する地域に入ったと認めた。 ウクライナ軍は小規模なグループで活動しており、ロシアはこれを阻止するために援軍を送ったとしている。
 ロシアが任命したヘルソン州の責任者サルド氏は、ウクライナ軍がドニエプル河の渡河に成功したと認めたが、ウクライナ軍は大きな損害を被っているとしている。
2023.11.15 Military Land Invasion Day 630 – Summary <2312-111511>
= Left Bank Front =
 
2023.11.15
 11:45
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ向け砲弾、EU 目標100万発は未達の見通し=独国防相 <2312-111506>
 EU国防相会議のためたブリュッセルを訪問したピストリウス独国防相が記者団に14日、EUが2024年3月までにウクライナに100万発の砲弾を供給する目標を達成できないという見通しを示した。 同相は2023年3月に12ヵ月という期限で目標を設定したことにも疑問を呈した。
 欧州の閣僚で目標未達になると公の場で認める発言は同相が初めてである。
 当局者の間では生産能力が不十分という見方が出ている。
2023.11.15
 08:20

(18:20 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 14 2023 <2312-111505>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月14日の戦況 =
 ロシア軍は、ウクライナ東部で複数正面での同時攻撃を実施することで、ウクライナから主導権を取り戻そうとしている可能性が高いが、ウクライナ軍が重要な地域で戦闘力を維持しているため、ロシア軍が主導権を完全に取り戻すことができるかどうかは依然として不明である。
 ウクライナ大統領府のイェルマーク長官が11月13日、ウクライナ軍がドニプロ河東岸に足場を築いたと述べた。
 ロシア軍は11月13日から14日にかけて、ウクライナの後方地域に対してミサイル、航空機、UAVによる攻撃を行った。
 ロシア軍は14日、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃作し、一部地域で前進した。
2023.11.14
 08:55

(18:55 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 13 2023 <2312-111405>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月13日の戦況 =
 ロシアの国営メディアが、ドニプロ河東岸でロシア軍がドニプロ川のさらに東の陣地に再編成したという報道を発表し、ロシア軍司令部やロシア国営メディアが、東岸で進行中のウクライナ軍の作戦に対するロシアの対応について、調整された情報ラインを確立できなかったことを示唆している。
 TASS通信とRIA Novostiの報道の原因や状況がどうであれロシアのメディア社会が、ドニプロ河東岸で何が起きているのかについて、いまだにまとまっていないと見ている。
 ロシアの軍事ブロガーは、ロシアの後方地域に対するウクライナの攻撃ではなく、ウクライナの軍事施設等に対するロシアの攻撃をより強調しているが、報告されているロシアの攻撃の大部分はウクライナの民間施設に影響を与えているのに対し、報告されたウクライナの攻撃の大部分はロシアの軍事施設等に影響を与えている。
 ブリンク駐ウクライナ米大使は、ロシアが回廊の使用を阻止しようとする努力が続くなか、11月13日に100隻目の民間船が黒海回廊を出港したと述べた。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を継続し、一部地域で前進した。
2023.11.14
 04:40
共同通信

(Yahoo)

黒海臨時航路に100隻 8月以降、穀物輸出継続 <2312-111403>
 ブリンク駐ウクライナ米大使がTwitter(X)で、ウクライナが8月に設けた黒海の臨時航路を利用した貨物船が計100隻に達したことを明らかにした。 総計370万㌧の食糧や物資を輸送したという。
 ウクライナ産穀物の輸出合意からロシアが7月に離脱し、穀物輸出を続けるためウクライナが独自に設けた臨時航路は、従来よりも沿岸近くルーマニア領海を通過してトルコに向かう航路で、陸上の防衛システムで安全を保証している。
2023.11.13
 20:42
Kyiv Independent US purchases 60 Gepard anti-aircraft guns from Jordan to send to Ukraine <2312-111312>
 オランダのDe Telegraaf紙が11月13日、米国防総省がヨルダンからGepard
SPAAG 60両を買い上げてウクライナに供与すると報じた。
 このGepardは2013年にオランダがヨルダンに€21Mで売却したもので、10年足らずで転売されるという。
2023.11.13
 20:13
Kyiv Independent Hungarian FM: Budapest will block next tranche of EU military aid for Ukraine unless it receives 'guarantees' <2312-111311>
 ハンガリーメディアのMagyar Nemzetが、シヤルト外相が11月13日にハンガリー企業が
EPFの国際戦争支援国リストに追加されないという保証を得られない限り、EPF支援でのウクライナへの軍事援助の次の支払いを支持しないと述べた。
2023.11.13
 19:10
Kyiv Independent Germany to provide Ukraine with 2 more IRIS-T air defense systems <2312-111310>
 駐ウクライナ独大使が11月12日、ウクライナにIRIS-T SAM 2個システムを追加提供すると述べた。
 IRIS-Tには射程が40kmのIRIS-T SLM12kmのIRIS-T SLSがあるが、ドイツ政府は10月27日にIRIS-T SLMシステムとミサイルを提供すると発表していた。
2023.11.13
 05:55

(15:55 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 12 2023 <2312-111302>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月12日の戦況 =
 ウクライナは、占領下のウクライナとロシアの後方地域で、ロシア軍、兵站、その他の重要な軍事施設に対する攻撃を強化しているようである。
 ロシア軍は11月12日、ウクライナ南部を狙って限定的なミサイル攻撃を実施した。
 ロシア軍は、クピャンスク~クレミンナの線、バフムート近郊、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を続けた。
 ウクライナ軍は11月12日、ドニプロ河の東岸でわずかに前進した。
2023.11.12
 08:15

(18:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 11 2023 <2312-111201>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月11日の戦況 =
 ロシア軍は11月10日から11日にかけてウクライナに対し、52日ぶりにキーウ州で大規模なミサイルとUAV攻撃を実施した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、アウディーイウカ付近に前進した。
2023.11.11
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 10 2023 <2312-111107>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月10日の戦況 =
 ウクライナ軍情報総局が10日、ウクライナのUSVがクリミア半島でロシア黒海艦隊の揚陸艇2隻を撃沈したと発表した。
 ロシアの軍事ブロガーは、ドニプロ河東岸からウクライナ軍を追い出せなかったロシア軍の失敗に過剰反応し続けている。
 ロシア軍はウクライナに対して10月、予想される大規模な冬季攻撃作戦に先立ち、9月よりも大幅に小規模で頻度の低いUAV攻撃を行った。
 ロシア軍は11月10日、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西部、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し一部地域で前進した。
2023.11.11
 08:44
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、露揚陸艇2隻撃沈 クリミア西部 <2312-111106>
 ウクライナ国防省情報総局が10日、クリミア半島西部のウズカヤ湾で
USV攻撃により露海軍揚陸艇2隻を撃沈したと発表し、沈没したことを示す写真も公表した。 同情報総局は、2隻が黒海海域で防空任務についていたと指摘し、今回の喪失により露軍の防空力がさらに低下するとした。
 一方ウクライナメディアは、ウクライナ軍のザルジニー総司令官が10日に、ドネツク州アブデーフカの攻防戦で、1ヵ月に露軍に10,000名の人的損害を与えたほか、装甲戦闘車両350両Su-25 7機を撃破したと明らかにしたと報じた。
2023.11.11
 01:03
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナによるドニエプル川東岸での橋頭堡建設を阻止 <2312-111101>
 ロシア国防省が声明で10日、ロシア軍がドニエプル河東岸とその近隣諸島で橋頭堡を築こうとするウクライナ軍の試みを阻止し、この1週間で500名のウクライナ兵を殺害したと発表した。 ロシア国防省の声明によると、ウクライナ南部ヘルソンで戦闘が発生したという。
 ロイタはロシア国防省の声明で発表したこの情報を独自に確認することはできていない
2023.11.10
 23:39
FNN Prime

(Yahoo)

ロシア揚陸艦をドローンで攻撃 <2312-111012>
 ウクライナ軍が10日、クリミア半島でロシア黒海艦隊の揚陸艇2隻を攻撃したと発表し、映像を公開した。 揚陸艇には海兵隊員と車両が載っていたという。
 ロシア側から被害に関する発表はまだない。
2023.11.10
 23:28
Ukrinform ウクライナ軍情報機関、クリミアで破壊した露軍揚陸艇が沈没したと報告 <2312-111010>
 ウクライナ国防省情報総局が10日、追加情報収集により、クリミアのヴジカ湾でロシア軍の小型揚陸艇アクラ型とセルナ型の2隻の破壊を確認したと発表した。 情報総局によると、アクラ型はすぐに沈没し、セルナは救助が試みられていたが沈没したという。
 それ以前に情報総局は、10日未明ウクライナ軍がクリミアにてロシア軍の揚陸艇2隻を攻撃したとのみ発表していた。
2023.11.10
 21:09
Kyive Independent Lithuania delivers NASAMS launchers to Ukraine <2312-111008>
 リトアニア国防省が11月10日、ウクライナに追加のNASAMS 1個システムを提供したと発表した。
 NASAMSは2022年11月からウクライナに装備されている。
2023.11.10
 08:55

(18:55 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 9 2023 <2312-111004>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月9日の戦況 =
 ロシア軍は、ヘルソン州で進行中のウクライナ軍の作戦に対応するため、西部ザポリージャ州で防御を行いながら部隊を転用するため、ウクライナ東部での攻撃を維持するのに苦労している可能性が高い。
 ロシア軍はここ数日、バフムート方面で威力偵察的な局地攻撃を開始している可能性が高い。
 ロシア軍は8日、オデーサ市近郊で民間船を攻撃した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ方面、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を継続し、クピャンスク近郊で前進した。
2023.11.10
 08:35
Forbes

(Yahoo)

ウクライナの「秘密兵器」PTS-2水陸両用車が渡河作戦で活躍 近く架橋決行も <2312-111003>
 2022年末以来、ウクライナ軍ドニプロ河東岸のロシア軍陣地に対し、攻撃を加えてはすばやく撤収する襲撃を繰り返してきたが、10月19日にはウクライナ海兵隊第38独立海兵旅団の部隊と伝えられる渡河部隊がドニプロ河東側にとどまり、10日後もまだ左岸に留まり橋頭堡を確保した。
 海兵隊の部隊は1980年代の古いPTS-2水陸両用輸送車に装甲車を積載して河を往復しており、PTS-2が甲板に装甲車を載せてドニプロ河を渡河している映像がネット上に出回った。
 PTS-2はソ連で1960年代に開発されたPTSを改良したもので、MT-T牽引車の車台を元に、T-64の走行装置、T-72のエンジンを組み合わせている。 歩兵75名あるいは装甲車などの車両を1両輸送できる。 ウクライナ軍は2022年以前の時点でPTS-2を15両前後保有していたと伝えられる。
2023.11.10
 04:32
共同通信

(Yahoo)

ロシアの防空システム弱体化 最新鋭兵器損失と英分析 <2312-111002>
 英国防省が9日、ロシアクリミア半島などに配備していたS-400を数基を失ったため配備変更を余儀なくされているとの分析を発表した。
 国内の重要拠点に配備したS-400を配備変更する可能性があり、防空システムの弱体化はほぼ確実だと指摘した。
2023.11.09
 19:07
Kyiv Independent Russia claims Ukrainian Neptune missile downed over Black Sea <2312-110909>
 ロシア国防省が9日、ロシア軍が17:40頃にクリミア半島海岸近くの黒海上空でウクライナ軍のNeptune対艦ミサイルを撃墜したと主張した。
 Neptuneは射程300kmのウクライナ製で、2022年4月14日にロシアのS-400を破壊し、ロシアの黒海旗艦Moskvaを撃沈したと報じられている。
 ウクライナはこの件についてコメントしていない。
2023.11.09
 12:31
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナの EU 加盟、「残り3つの条件達成すれば交渉開始を」=欧州委 <2312-110906>
 EUの執行機関である欧州委員会が11月8日、ウクライナのEU加盟交渉について、最終的な条件が満たされ次第開始するよう提言した。 欧州委の報告書によると、ウクライナは正式な加盟交渉を開始するための7つの条件のうち4つを満たしている。
 EU首脳は欧州委の提言を承認するか、12月中旬に決定するが、決定にはEU加盟27ヵ国の全会一致の賛成が必要で、ハンガリーが障害になる可能性がある。
2023.11.09
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 8 2023 <2312-110903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月8日の戦況 =
 ウクライナ軍は8日、バフムート近郊と西部ザポリージャ州で反攻を続けた。
 ロシア軍は8日、ドネツク州西部、ザポリージャ州西部のクピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク州西部、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域で前進した。
 ロシアが、エジプト、パキスタン、ブラジル、ベラルーシなど、以前に装備品を販売した国から部品を入手しようとしていると報じられている。
2023.11.09
 05:34
共同通信

(Yahoo)

ロシア、民間船をミサイル攻撃 1人死亡、乗組員3人負傷 <2312-110902>
 ウクライナ軍が8日、オデッサ州の港リベリア船籍の商船が入港する際にロシア軍が発射したミサイルが命中し、1人が死亡しフィリピン国籍の乗組員3人や港湾職員が負傷したたと発表した。
 この船は中国に鉄鉱石を輸送する予定だった。
2023.11.08
 23:09
Ukrinform New Slovak government rejects $43 million military aid package for Ukraine <2312-110817>
 スロバキアのメディアが11月8日、9月に30日に発足した新政権が、前政権がウクライナに約束した€40.3M ($43.2M) の軍事援助の引き渡しを拒否したと報じた。
2023.11.08
 19:12
共同通信

(Yahoo)

ウクライナとの加盟交渉を勧告 EU、開始時期明示せず <2312-110814>
 EU欧州委員会が8日、ウクライナのEU加盟交渉を始めるかどうかを判断する報告書を公表し、加盟国に条件付きで交渉開始を勧告した。
 欧州委は加盟に向けたウクライナの取り組みを評価し、さらなる改革継続が必要だとして、焦点の開始時期は明示しなかった。
2023.11.08
 18:43
Kyiv Independent Germany's Rheinmetall to supply Ukraine with 100,000 mortar shells <2312-110813>
 Rheinmetall社が11月8日、ドイツ政府からウクライナ向けの120mm迫撃砲弾100,000発を受注したと発表した。
 ウクライナへの引き渡しは間もなく開始され、今後2年間続けられる。
2023.11.08
 16:02
Ukrinform 欧州委員会、ウクライナとモルドバとの EU 加盟交渉開始を勧告 ゼレンシキー大統領も歓迎 <2312-110811>
 EU欧州委員会が8日に欧州理事会に対し、EU拡大に関する年次報告でウクライナとモルドバとの間でEU加盟交渉を開始することを勧告した。
 フォンデアライエン委員長は、「マイダン後の10年間、同国はロシアの侵略戦争によって引き起こされた甚大な困難と悲劇に直面し続けているが、ウクライナ国民たちは、彼らにとって存亡のかかっている戦争を戦っている間ですら、自らの国を改革しており、憲法裁判分野と高等司法評議会選考における基本的進展は達成され、市民生活へのオリガルヒの影響力を制限することができ、新しいメディア法を採択し、少数民族問題で進展を達成することができたと強調した。
【註】
 ユーロマイダンとは、ウクライナで起きた市民運動のことで、2013年11月にキーウにある独立広場におけるデモ活動に始まり、2014年のマイダン革命では、親露派のヤヌコーヴィチ大統領の追放をもたらした。
2023.11.08
 07:40

(17:40 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 7 2023 <2312-110803>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月7日の戦況 =
 ロシア筋によると、ウクライナ軍はドニプロ河東岸に限られた数ながら装甲車を移動させ、東岸でほぼ大隊規模の軽歩兵部隊で通常よりも大規模な地上戦を実施している。
 ウクライナ軍は7日、バフムート近郊と西部ザポリージャ州で反攻した。
 今まで楽観論を述べてきた著名なロシア人戦争支持派ミルブロガーがロシア軍の能力について、戦争について比較的悲観的な評価を表明し、ロシアが勝利するためには、ロシア経済と防衛産業基盤を戦時体制に完全に移行する必要があると強調した。
 ケルチにあるロシアの造船所に対する11月4日のウクライナの攻撃は、黒海艦隊艦艇に大きな損害を与えた。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州東部と西部で攻撃を展開し、一部地域で前進したと報じられている。
2023.11.07
 08:50

(18:50 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 6 2023 <2312-110703>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月6日の戦況 =
 ロシア軍が11月5日夜と11月5日から6日にかけてウクライナ南部の後方地域に対してミサイルやUAVによる攻撃を行い、5日にはヘルソン州の目標に対して過去最大規模の滑空爆弾攻撃を行った。
 ロシアのミサイル生産が以前の予測よりも急速に増加したと報じられたため、ロシア軍は、精密打撃ミサイルの備蓄を増やしたとみられる。
 ウクライナ軍はバフムート近郊と西部ザポリージャ州で反攻した。
 ロシア軍は11月6日にクピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州東部、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域で前進した。
2023.11.07
 00:41
Bloomberg

(Yahoo)

ウクライナ軍事支援でスロバキアが軟化-民間企業による輸出阻止せず <2312-110701>
 9月30日に行われたスロバキアの議会選で、ウクライナへの軍事支援打ち切りを訴えて勝利した中道左派スメルを率いたフィツォ新首相が6日にウクライナへの軍事支援について、民間の製造業者による武器や弾薬の供給を政府として阻止することはないと述べ、トーンを和らげた。
2023.11.06
 21:14
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア軍、東・南部で前線突破に「失敗」 ウクライナ軍 <2312-110608>
 ウクライナ軍報道官が6日の国営TVの取材で、ロシア軍が先週ウクライナ東部および南部で前線突破を試みたものの、失敗に終わったと発表した。 報道官は「敵は複数の方面に同時攻撃を行っている」と述べた。
 また同報道官によると、ロシア軍はウクライナが2023年に入り支配権を回復した南部ザポリージャ州ロボティネ付近でも陣地回復を試みたが成功していないという。
 一方ロシア国防省は前日の5日、ロボティネ付近でウクライナの攻撃を撃退したと発表した。
 AFPは、どちらの主張についても真偽を確認できていない。
2023.11.06
 09:30
Forbes

(Yahoo)

最強のりゅう弾砲がついにウクライナ戦線に出現、スウェーデン供与 <2312-110604>
 スウェーデン政府は1月に、Strv122 MBTCV 90 IFVBgbv 90戦車回収車Archer 155mm SPHなど、ほぼ1個旅団分に相当する装甲車両ウクライナに提供すると発表した。
 だが、Strv122とCV 90、Bgbv 90は第21機械化旅団に装備されたが、Archer SPHは含まれていなかった
 スウェーデンがArcher SPHの供与を約束してから10ヵ月でようやく前線に投入されている写真がある。アーチャーは自走式で、155mm砲を搭載している。
2023.11.06
 07:13
共同通信

(Yahoo)

防空システム供与加速訴え 大統領、米と共同生産も <2312-110602>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が5日にNBC TVの取材で、制空権を握るロシアに対抗するため、各国に防空システムの供与を加速するよう訴えた。
 防空システムを米国と共同生産する案を検討しているとも説明した。
2023.11.06
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 5 2023 <2312-110603>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月5日の戦況 =
 ウクライナ軍は11月4日、ケルチにあるロシアの造船所への攻撃に成功し、海軍艦艇に損害を与えたとみられる。
 ウクライナ軍は11月5日、クリミア半島南部のロシア軍後方地域への攻撃を強化したと報じられている。
 ウクライナのゼレンスキー大統領はNBCの取材で、戦争は膠着状態ではないと繰り返した。
 ウクライナ軍はバフムト近郊で攻撃を継続し、11月5日にはザポリージャ州西部とドニプロ河東岸で前進したことが確認された。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域で前進した。
2023.11.06
 00:36
Ukrinform 「ウクライナが戦時下に行った改革に感動している」=フォンデアライアン欧州委員長 <2312-110601>
 ウクライナを訪問中のフォンデアライエンEU欧州委員長がゼレンシキー大統領との会談後共同記者会見で4日、ウクライナはEU加盟への道において次の段階に移行することができるとの確信したと発言した。
 委員長は、司法制度改革、オリガルヒ(大富豪)抑制、資金洗浄との闘いにおいて多くの節目となる改革が達成されたと述べた。
2023.11.05 Military Land Invasion Day 619 – Summary <2312-110510>
= Avdiivka Front includes the vicinity of Avdiivka =

 

2023.11.05
 14:52
Kyiv Independent Military: Ukraine damages Russian cruiser 'Askold' in Crimea <2312-110507>
 ウクライナ海軍のリジェンコ大佐が、Radio Free Europe/Radio Liberty (RFE/RL) の取材で、11月5日に公開された衛星画像が11月4日のウクライナがクリミアのケルチに対して行ったCM攻撃で損傷を与えたのはKalibr CMを8発装備するAskold(註:1,000t未満のコルベット艦)であったことを明らかにした。
 ウクライナ空軍司令官のオレシュチュク中将は4日にCM攻撃でロシア艦に損傷を与えたことを明らかにしていたが、艦名は公表していなかった。
 ロシア国防省はケルチの造船所が15発のCM攻撃を受け、その内の13発を撃墜したと発表した。
2023.11.05
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 4 2023 <2312-110505>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月4日の戦況 =
 ロシア軍は11月3日と4日にウクライナに対してミサイルやUAVによる攻撃を相次いで行った。
 ウクライナ軍は4日、バフムート近郊と西部ザポリージャ州で攻撃を継続した。
 ロシア軍は、バフムートの南北、アウディーイウカ周辺、ドネツク市の西と南西、ヴフレダル近郊、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州の東部と西部で、クピャンスク州スバトベ州クレミンナの線で攻撃し、各正面で前進した。
 BBCとロシアの野党メディアMediazonaが、2022年2月24日から2023年11月3日までに、ウクライナでの戦争で少なくとも35,780名のロシア軍人が死亡し、最近2週間だけでも923名が死亡したことを確認した。
2023.11.04
 21:41
Ukrainska Pravda Ukraine's Air Force hits Kerch plant where Russian Kalibr missile carrier was docked <2312-110416>
 ウクライナ空軍司令官のオレシュチュク中将がTelegramで、空軍機がケルチ市を攻撃し、Kalibr CMを搭載する最新鋭艦を撃沈したことを明らかにした。
Kerch の位置 (Google Map)】
 また11月4日に空軍の防空部隊がIskander-K CM 3発を撃墜したことも明らかにした。
【註】
 Iskanderは9P78-1 TELから9M723 Iskander-M TBM (SS-26) や、9M728 GLCMを発射する。
2023.11.04
 20:41
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍、欧州最大規模「コークス工場」の掌握狙いか…ウクライナ側が音声通信を傍受し判明 <2312-110414>
 ロイタ通信によると、アウディーイウカの当局者が3日放送の国営TVで、露軍の次の目標は中心部に隣接する巨大なコークス工場の掌握だと明かした。 露軍の音声通信の傍受で判明したという。 ISWも3日、露軍がアウディーイウカの北側で前進したのを確認した。
Avdeyvskiy Cone Plant の位置 (Goole Map)】
 欧州最大規模とされるコークス工場は、ウクライナ軍が要塞化しているとみられるが、露軍が工場を制圧すれば、中心部への補給路を断つことにつながることから、当局者は「地面が乾き、前進が可能になれば、いつでも攻撃は始まる」と語り、露軍の大規模攻撃が近く始まる可能性を示唆した。
2023.11.04
 19:27
産経新聞

(Yahoo)

欧米、ウクライナに停戦促す動き 米 NBC 報道 <2312-110413>
 NBC Newsが複数の米当局者らの話として4日、ウクライナを支援する欧米諸国がウクライナ側と停戦について「ひそかに」協議を開始したと報じた。
 NBCによると、停戦に関する欧米とウクライナの協議は、50ヵ国以上が参加した10月のウクライナ支援国会合の中で行われた。 ウクライナがロシアに一定の譲歩をする見返りに、NATOがウクライナの安全を保証し、ロシアの再侵略を防ぐ案が浮上しているという。
 ウクライナ軍の反攻が進まず戦局が膠着していることや、ウクライナ軍の疲弊、イスラエルとハマスとの交戦などを背景に、欧米側のウクライナ支援の余力が低下していることが背景だとしている。
2023.11.04
 08:35

(18:35 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 3 2023 <2312-110407>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月3日の戦況 =
 ロシア軍は11月3日、ウクライナ全土で特に大規模なUAV攻撃を実施した。
 米国防総省は11月3日、ウクライナの防空体制の強化を主な目的としたウクライナへの新たな軍事支援パッケージを発表した。
 シリアのWagnerが、レバノンのヒズボラに提供することに同意したPantsir-S1防空システムをシリアに渡したと報じられている。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西部と南西部、ヴフレダル近郊、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域で前進した。
2023.11.03
 10:15

(20:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 2 2023 <2312-110305>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月2日の戦況 =
 ロシア情報筋によると、ウクライナ軍が11月1日にヘルソン州を統括するロシア軍司令部Dneprにミサイル攻撃を行った。
 ウクライナ軍はバフムート近郊で前進し、11月2日に西部ザポリージャ州で攻撃を続けた。
 韓国が、北朝鮮がロシアへの武器弾薬の移転を増やしていると報じられており、これまでに100万発以上の砲弾を届けたと報じられている。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西・南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域で前進した。
2023.11.02
 23:08
Kyiv Independent Ukraine war latest: Russia suffers heavy losses near Vuhledar; US sanctions 200 targets involved in Russian war effort <2312-110215>
 ゼレンスキー大統領が11月2日、ドネツク州のヴフレダルへのロシアの進撃をウクライナ軍が撃退したと述べた。 その結果ロシア軍は、数十両の車両と多数の死傷者を含む大きな損失を被ったという。
Vuhledar の位置 (Google Map)】
 占領下のドネツク市の南西に50kmに位置するウクライナ軍が支配するヴフレダルは、2023年初頭にロシア軍が大きな敗北を喫した場所であり、攻撃部隊は数千名と100両以上の装甲車を失ったと報じられている。
2023.11.02
 22:05
Ukrainska Pravda US prepares new US$425 million military aid package for Ukraine <2312-110214>
 ロイタ通信が2名の米政府高官の話として、米バイデン政権が11月3日に総額$425Mのウクライナへの支援パッケージを発表すると報じた。
 パッケージにはレーザ誘導の
C-UAV弾のほか、NASAMS、HIMARS用のミサイルや、105mm/155mm砲弾、TOW ATGM、Claymore対人地雷、小火器、重車両が含まれが、ロイタによると長射程ATACMSは含まれていない
2023.11.02
 21:10
Kyiv Independent Top Republicans push for longer-range weapons for Ukraine <2312-110213>
 ロイタ通信が11月2日、米議会上院と下院の共和党有力議員4名がバイデン大統領に対し連名で、ウクライナに長射程兵器を提供するよう求めた。
 バイデン政権は漸くウクライナにATACMSを提供し、ウクライナ軍が10月17日にウクライナ領内のロシア軍航空基地の攻撃に使用したが、米国が提供したのは射程300kmのATACMSではなく165kmの旧型であった。
2023.11.02
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, November 1 2023 <2312-110205>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年11月1日の戦況 =
 ウクライナ軍は11月1日、バフムト近郊と西部ザポリージャ州で攻撃を続けた。
 ショイグ露国防相が、ウクライナ軍がドニプロ河東岸で活動し続けているとするプーチン大統領の主張を繰り返した。
 ロシア軍は10月31日夜から11月1日にかけて、主にポルタヴァ州を目標に比較的大規模なUAVやミサイル攻撃を実施した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート方面、アウディーイウカ付近、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を継続し各正面で前進した。
2023.11.02
 08:31
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍総司令官が危機感、戦局こう着でロシア軍再建の時間与える恐れ <2312-110203>
 クライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将が1日、Economist誌への寄稿記事で、ロシアとの戦争が一進一退の消耗戦に移行しつつあり、このままではロシア側に兵力再建の時間を与えてしまう危機感を表明した。
2023.11.01 Janes Ukraine conflict: Integration of Taurus into Ukrainian aircraft and training would take at least six months <2312-110116>
 Taurus社のクノップフCEOが、Taurus KEPD 350
ALCMをウクライナ軍のSu-24に搭載するには数ヵ月かかり、その使用のための乗組員の訓練には3~4ヵ月かかるとJanesを含む報道陣に語った。
 クノップフCEOによると、F-16に搭載するのには、1年から1年半かかるという。
2023.11.01
 22:10
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア軍が今年最大の砲撃、24時間で100集落以上 ウクライナ内相 <2312-110114>
 ウクライナのクリメンコ内相が1日、ロシア軍が過去24時間に10州の118の集落に対し砲撃を行ったと発表した。 24時間に攻撃を受けた町村の数としては2023年最大の規模だったという。
 現地当局によると、東部ハルキウ州と南部ヘルソン州でそれぞれ1人が死亡した。 また、東部ドニプロペトロウシク州知事は州内の都市ニコポリでロシア軍によるUAV攻撃があり、女性1人が死亡し、4人が負傷したと明らかにした。
2023.11.01
 18:55
日経新聞 ウクライナ、兵器の自前調達へ 防衛産業の構築急ぐ <2312-110111>
 ウクライナが、西側の支援国への依存を減らすために、国内防衛産業の構築を模索している。
 ウクライナのシュミハリ首相が、「世界中で弾薬が枯渇しており、ここウクライナで生産すべきだということは理解している」と述べた。
2023.11.01
 06:45

(16:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 31 2023 <2312-110106>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月31日の戦況 =
 ウクライナ軍は10月31日、バフムート近郊と西部ザポリージャ州で攻撃を継続した。
 ロシア軍は10月31日にミサイルやUAVによる攻撃を行った。
 ロシア当局は、占領下のドネツク州でウクライナ人家族を殺害した容疑者2人を拘束した。
 ロシア情報筋によると、ウクライナ軍は10月30日にセバストポリなどに対し、各種ミサイルで攻撃を行った。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を継続し、アウディーイウカ付近に前進した。
2023.10.31
 14:49
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、黒海沿岸へ穀物輸送急増 新たな輸出回廊が機能 <2311-103110>
 ウクライナの鉄道当局者がFacebookで30日、黒海の新たな穀物輸出回廊が機能しており、オデーサ地方の港湾に穀物を輸送する貨物車が急増していると明らかにした。 投稿によると、貨物車はここ1週間で50%増加し、2,676両から4,032両になった。
 黒海が事実上封鎖されたことからウクライナは、8月にアフリカやアジア向け船舶のために人道回廊を開設し、ウクライナ南西沿岸からルーマニア領海を経てトルコに至る黒海航路も使用されることになった。
2023.10.31
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 30 2023 <2311-103105>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月30日の戦況 =
 ドネツク州ヴォルノバハで、所属不明のロシア兵がウクライナ人家族を殺害したと報じられ、ウクライナの占領地域に蔓延する暴力の脅威的な環境がさらに浮き彫りになった。
 ウクライナ軍は30日、バフムート近郊と西部ザポリージャ州で前進を確認した。
 ロシア軍は、主に囚人で構成された突撃部隊Storm-Zを、歩兵を中心とした接近戦の激しい正面での攻撃に投入し続けている。
 ロシア軍は10月30日、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西・南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、西部ザポリージャ州で攻撃し一部地域で前進した。
2023.10.30
 18:37
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍兵士、ウクライナ東部で相次ぎ投降…「犠牲いとわない攻撃」で士気低下か <2311-103011>
 ウクライナメディアによると、ウクライナ軍報道官が29日、ロシア軍が攻勢を続けるアウディーイウカで露軍兵士の投降が相次いでいると明らかにした。 報道官は「露軍の司令官は、威圧や暴力で兵士を無理やり戦わせている」と指摘した。
 アウディーイウカでは、露軍が犠牲をいとわない攻撃を展開し、10月10日以降、推計で5,000名を超す死傷者が出ているが、戦況を知らされないまま戦場に送り込まれた兵士が多数いるため戦闘を拒否する露軍兵士が続出しているという。 報道官は「前日だけで約10名のロシア兵が投降した」と述べた。
 米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官も26日の記者会見で、露軍がアウディーイウカなどで「命令に従わない兵士を処刑しているという情報がある」と述べ、兵士たちの士気は低下しているという。
 駐米露大使館はSNSへの投稿で、カービー報調整官の発言について「とんでもないウソだ」と反発した。
2023.10.30
 17:05
共同通信

(Yahoo)

「ロシア戦争犯罪10万件」 先端技術で容疑者特定 <2311-103009>
 ウクライナのコスチン検事総長が30日までにキーウで共同通信と単独会見し、ロシアによる10万件以上の戦争犯罪が記録されたと明らかにした。
 米IT大手と協力し、先端技術を使って戦争犯罪に関与した容疑者の特定を急いでいるとし、既に約450人の身元を割り出したと説明し、侵略を実行したプーチン大統領を裁く国際特別法廷を設置すべきだと訴えた。
 Microsoft社とデータ解析大手Palantir社と覚書を締結して協力関係を構築している。
2023.10.30
 10:30
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍がウクライナのレオパルト2をさらに2両撃破か、1週間で計5両 <2311-103005>
 ロシア軍がウクライナ軍のLeopard 2 MBTをさらに2両撃破したようである。
 ウクライナ軍は1週間で、4両目と5両目のLeopard 2を失ったことになる。
2023.10.30
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 29 2023 <2311-103004>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月29日の戦況 =
 ダゲスタン共和国や北コーカサス地方での反ユダヤデモは、ロシアにおける民族間・宗教間の緊張の高まりを浮き彫りにしている。  ロシアの超国家主義者たちは、反ユダヤ主義のデモがダゲスタンや北コーカサスからロシアの他の地域に広がるのではないかと懸念を表明した。
 ロシアの軍事ブロガーは10月29日、空挺部隊司令官のテプリンスキー上級大将が、マカレビッチ上級大将の後任としてヘルソン方面で活動するロシア軍ドニエプル部隊の司令官に就任したと主張した。
 ウクライナ軍は10月29日、バフムート近郊と西部ザポリージャ州で攻勢をかけ、バフムート近郊で前進した。
 New York Times紙が、米国が2023年秋にウクライナにハイブリッド防空システム(註:FrankenSAM)を送ると報じた。
 誰かが著名なロシア空挺軍関連の軍事ブロガーを閉鎖した可能性がある。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベの線、バフムート近郊、アヴディブフカ近郊、ドネツク市の西と南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を続けドネツク市の西に前進した。
 ロシアの軍事ブロガーは、ロシア軍がウクライナに新しい電子戦データステーションシステムの配備を開始したと主張した。
 ロシア軍関係者は、占領下のウクライナで凶悪犯罪を犯し続けている。
2023.10.30
 09:28
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍人、民家で9人殺害か 明け渡し拒否、当局捜査 <2311-103002>
 ロシア連邦捜査委員会が、ロシアが併合を宣言したウクライナ東部ドネツク州の親露派ドネツク人民共和国支配地ボルノバハの民家で29日までに、子供も2人を含む市民9人が射殺された事件を、殺人容疑で捜査を始めたと発表した。 ロシア独立系メディアAstraは29日にロシア軍人の犯行だとの見方を報じた。
 ウクライナ最高会議人権委員会のルビネツ氏は29日、家主の男性がウクライナ侵攻に参加するロシア南部チェチェン共和国の部隊に家を明け渡すのを拒んだため殺害されたとの情報があると指摘し、「ウクライナ市民が多数虐殺されたキーウ近郊ブチャなどでの拷問と同じだ」と通信アプリで非難した。
2023.10.29
 20:32
時事通信

(Yahoo)

ウクライナ提唱の和平案協議 東部アウディイウカで攻防続く <2311-102905>
 地中海のマルタで28日、ウクライナが提唱する和平案「平和の公式」について議論する各国政府高官による国際会議が開かれた。 ゼレンスキー大統領によれば、66ヵ国が参加した。 平和の公式は、ロシア軍の撤退や領土の回復など10項目で構成され、会議ではこのうち食料供給や核・原子力の安全の確保などを重点的に議論した。 ロシアは平和の公式を実現不可能だとして拒否している。
 一方、ドネツク州アウディイウカ周辺では両軍の攻防が続いており、ウクライナ軍参謀本部は28日もロシア軍が突撃を試みたが失敗したと主張した。
 英国防省は「ロシア軍は恐らく最大8個旅団をこの地域に投入している」と分析しているが、死傷者が非常に多く、ロシア国内でも軍の戦術を批判する声が上がっていると指摘した上で、政治指導者の要求に軍が応えられていないとし、「ロシアの軍事的・政治的課題は戦争を通じて何も変わっていない」と述べた。
2023.10.29
 09:50

(19:50 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 28 2023 <2311-102904>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月28日の戦況 =
 Wagner Gp.の残党がアウディーイウカ方面で戦っているロシア軍の部隊で戦っているようである。
 ウクライナ軍は28日にバフムート近郊と西部ザポリージャ州で攻撃を続けた。
 ロシア軍は10月27日から28日にかけて、ドニプロペトロウシク州に対してミサイル攻撃を行った。
 ロシア軍は、クピャンスク~スバトベ~クレミンナの線、バフムート近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市の西と南西部、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地帯、ザポリージャ州西部で攻撃を行い、一部地域で前進した。
2023.10.29
 09:30
Forbes

(Yahoo)

積み重なるロシア兵の屍、「孤塁」アウジーイウカを守る第110旅団の死闘 <2311-102903>
 ウクライナ東部ドネツク市のすぐ北西にあるアウジーイウカ周辺に対して、ロシア軍の3個旅団が攻撃を仕かけたが、この攻撃は拘束 (fixing) 作戦と見られる。 ISWも早くも11日時点で「ウクライナはアウジーイウカへの攻勢について、ロシア側による拘束作戦だと認識しており、この軸に追加兵力を投入する公算は小さい」と分析していた。
 ロシア軍はこの攻撃で他正面でのウクライナ軍を引き剥がし、こちらに張り付けることを目論んだが、これまでロシア側の狙いどおりにはなっていない。
 ウクライナ軍によるアウジーイウカへの増援は、確認できるものではザポリージャ州のメリトポリに向かう軸の反転攻勢を主導していた第47独立機械化旅団の1個もしくは2個大隊だけである。
 より大きな兵力のロシア軍部隊による連続攻撃に持ちこたえているアウジーイウカにいるウクライナ軍の数個旅団の1つは、この町の北面に配置された第110独立機械化旅団で、2,000名規模の第110旅団はウクライナ軍で最も経験豊富な部隊というわけでもなければ、最も装備の充実した部隊でもないが、この旅団は現時点でウクライナ戦争において最も過酷で最も重要な仕事をしていると言っても過言ではない。 他戦線からの増援を受けずにアウジーイウカを死守することで、ウクライナ軍の反転攻勢を停止させずにしている。
2023.10.28
 21:49
Ukrainska Pravda Russian losses on Tavriia front increase again <2311-102815>
 タヴリア作戦戦略軍のタルナフスキー司令官がタヴリア戦線におけるロシア軍の損失は再び増加し始めていて、ウクライナの守備隊は10月28日に529名のロシア兵を殺害した。
Tavriia の位置 (Google Map)】
 それによるとロシア軍は日中に戦車7両装甲戦闘車9両砲1門、UAV 11機、特殊装備1基、SAM 1基の装備と、弾薬36品目が破壊された。
2023.10.28
 13:06
Kyiv Independent Umerov: Russia has lost 4,000 soldiers in battle for Avdiivka <2311-102809>
 ウクライナ国防省によると、ウメロフ国防相が10月28日にオースティン米国防長官との電話会談で、アウディーイウカでのロシア軍の損失は4,000名にのぼると述べた。
 ゼレンスキー大統領は前日、ロシアがアウディーイウカを占領しようとして少なくとも1個旅団を失ったと述べた。
2023.10.28
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 27 2023 <2311-102806>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月27日の戦況 =
 ウクライナ軍は10月27日にドニプロ河の東岸を僅かに前進すると共に、バクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、10月26日から27日の夜にミサイルとUAVにゆよる攻撃を行った。
 ロシア当局が捕虜に関するジュネーブ条約に違反して、ウクライナ軍人捕虜にウクライナで志願兵として戦うよう強制した可能性がある。
 ロシア軍は10月27日にアウディーイウカ周辺で攻撃を続けたが前進は確認されなかった。 米国国家安全保障会議のカービー報道官は10月26日に、ロシア軍はアウディーイウカ近郊で行った最近の攻撃で数千名の死傷者を出し、少なくとも125両の装甲車両を失ったと述べた。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近くのドネツク市南西、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ西部で攻撃し、バクムットの近くで前進した。
2023.10.28
 05:52
共同通信

(Yahoo)

ロ空軍、ミサイル攻撃抑制 英分析、インフラ狙う準備 <2311-102804>
 英国防省が27日、ロシア空軍の長距離爆撃機部隊がウクライナに対し
ALCM攻撃を1ヵ月以上控えているとの分析を発表し、ミサイルを温存して冬場に電力インフラを狙う準備をしているとの見方を示した。
 その上で、イラン製のUAVを併用したインフラ攻撃を繰り返す恐れがあると警告した。
2023.10.27
 19:13
ロイタ通信

(Yahoo)

EU、ウクライナ支援で亀裂 ハンガリーとスロバキアが難色 <2311-102716>
 EUがウクライナに向こう4年間で€50B ($53B) 支援する案を大筋で支持したが、全会一致が必要となる12月の詳細合意を前にハンガリーとスロバキアが難色を示し、EU内に亀裂が生じていることが明らかになった。
 EUはブリュッセルで開催された首脳会議2日目に「ウクライナとその国民に必要な限り、強力な財政・経済・人道・軍事・外交支援を提供し続ける」と明記する声明を採択した。 EU欧州委員会は6月に2024~2027年にウクライナに€50Bを支援することを提案している。
2023.10.27
 17:37
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア南部の原発付近にウクライナの無人機、攻撃阻止とロ国防省 <2311-102715>
 ロシア国防省が27日、南部クルスク州の原子力発電所付近ウクライナのUAV攻撃を阻止したと発表した。 複数の国内メディアによると、爆発で核廃棄物貯蔵施設の正面が損傷した。 負傷者や被害はなく、放射線レベルも正常で、原発は通常通りに稼働しているとしている。
 同省によると、クルスク原発があるクルチャトフ付近で26日夜にUAV 1機を撃墜した。 同原発は別の声明でUAV 3機による攻撃が阻止されたと表明した。
 治安情報に詳しい国内メディアのBAZAとSHOTによると、UAV 2機は爆発に失敗したが、3機目は核廃棄物貯蔵施設の付近で爆発した。
2023.10.27
 10:15
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ、レオパルト2戦車を続けて3両失う 主力旅団入れ替えの影響か <2311-102709>
 ウクライナ軍はここ数日で、貴重なLeopard 2 MBTを立て続けに3両失った。 
OSINTアナリストのパーペチュア氏によると、今週オンラインに出回った動画で、南部ザポリージャ州でLeopard 2A4が2両損傷し、ほか1両は遺棄されたことが確認されたという。
 ウクライナ軍が6月上旬に反転攻勢に出て以来、西側から供与された戦車の損害としては最も大きなものになった。
2023.10.27
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 26 2023 <2311-102707>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月26日の戦況 =
 アウディーイウカ周辺のロシア軍の大幅な装備喪失は、長期的にロシアの攻撃能力を損なう可能性がある。
 ウクライナ軍はドニプロ河東岸のヘルソン州をわずかに前進し、バクムットの近くとザポリージャ州西部で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ周辺、ドネツク市南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域で前進した。
2023.10.27
 05:32
時事通信

(Yahoo)

「ロシア軍、命令不服従なら処刑」 米高官が指摘 <2311-102705>
 米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は26日の記者会見で、ロシア軍は10月11日ごろからウクライナ東部ドネツク州のアウディイウカ周辺で激しい攻撃を行っているが、ウクライナ軍がロシアの戦車部隊を撃退し、多くの死傷者が出ていると述べ、訓練や装備が不足した部隊を動員し、人海戦術を取っていると指摘した。
 その上で「ロシア軍指揮官が兵士を処刑すると脅しているという情報もある」と述べ、ウクライナに侵攻しているロシア軍について「命令に従わない自軍の兵士を処刑している」との見方を明らかにした。
2023.10.26
 21:35
Uktainska Pravda Ukrainian deputy police chief's wife is holding on to her Russian passport <2311-102615>
 ウクライナの調査報道機関Bihus.Infoが、ウクライナ国家警察のティシュレク副長官の妻が今年の夏の時点でロシアのパスポートを破棄しておらず、ティシュレク自身も車を運転してロシアの犯罪組織のリーダーが所有する物件に滞在しているのが目撃されていたことを確認した。
2023.10.26
 19:55
Kyiv Independent US announces $150 million aid package for Ukraine <2311-102613>
 米国防総省か10月26日、NASAMS用やHIMARS用の追加ミサイルのほかRIM-9M、Stinger、Javelin、暗視装置、寒冷用装備など総額$150Mのウクライナ向けの武器供与を発表した。
2023.10.26
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 25 2023 <2311-102606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月25日の戦況 =
 ウクライナ軍はザポリージャ州西部でわずかに前進し、10月25日にバクムット近郊で攻撃を続けた。
 ロシア軍は10月25日にアウディーイウカの近くで攻撃し、前進が確認された。
 ロシアの情報筋は10月25日、ウクライナ軍ドニプロ河東岸のヘルソン州で通常よりも大規模な作戦を再開し、東岸の複数の地域で陣地を維持していると主張した。 しかし、ウクライナ軍が東岸で大規模な作戦を再開したと主張しているのはほんの一握りのロシアの情報源だけである。
 ロシア国防省は、10月25日にクズメンコ中将がロシア東部軍司令官であることを確認した。
 ロシア軍は、ドネツク市の南西、バクムット近くのクピャンスク~スヴァトーヴェの線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ西部で攻撃したが前進は確認されなかった
2023.10.26
 07:23
中央日報

(Yahoo)

ロシア国防省「ウクライナの ATACMS ミサイルを初めて撃墜」 <2311-102604>
 ロシア国防省が25日、ウクライナのATACMSを初めて撃墜したと明らかにした。 ロシア国防省がATACMS迎撃に成功したと明らかにしたのは初めてである。
 ロシア国防省はこの24時間でATACMS 2発、SSMに改造されたS-200 1発、
HARM 2発、HIMARS 2発などを迎撃したと発表した。
2023.10.26
 07:08
讀賣新聞

(Yahoo)

露軍兵員死傷「5日で2400人」、ドネツク攻防は空爆主体に…ウクライナ報道官 <2311-102603>
 ロイタ通信によると、ウクライナ軍の報道官が24日、露軍が攻略を狙う東部ドネツク州アウディーイウカ方面で、多数の戦闘車両を使った地上部隊による攻撃を減少させ、航空攻撃中心に切り替えたとの見方を示した。
 露軍は記録的な損失が伝えられており人海戦術を修正したとみられるが、この報道官はドネツク州での露軍兵員の損失に関し「過去5日間で死傷者が2,400名に上っている」と主張し、大半がアウディーイウカ周辺だと説明した。 露軍が誘導爆弾による空爆を増やす一方、地上部隊は少人数になったとも述べた。
 ウクライナ軍は2014年の親露派武装集団との紛争勃発後、アウディーイウカ死守のため地雷を敷設するなど要塞化を図ってきており、露軍はアウディーイウカ攻略に失敗し続けている。
2023.10.25 Military Land Invasion Day 609 – Summary <2311-102525>
= Avdiivka Front includes the vicinity of Avdiivka =

 
2023.10.25
 09:32
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、独防衛大手ラインメタルと合弁会社設立 <2311-102508>
 ウクライナのシュミハリ首相が24日にベルリンで開かれたドイツ・ウクライナのビジネスフォーラムで、Rheinmetall社との間で合弁会社を設立したと発表した。 Rheinmetall社は声明で、同社の合弁会社に対する出資比率は51%だと明らかにした。 新会社はウクライナ国内で運営されるという。
 新会社はウクライナを支援するため西側諸国から送られた戦車や武器の修理などを手がけるほか、Rheinmetall社が製造する重要な機器のウクライナ国内での製造も支援する。
【関連記事:2308-071117 (CNN 2023.07.11)】
2023.10.25
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 24 2023 <2311-102507>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月24日の戦況 =
 ウクライナ軍は10月24日、ウクライナ東部と南部で反撃を続け、バクムットの南とザポリージャ州西部で前進した。
 ロシアはShahed-131/136 UAVより安価で軽量な国産UAVで補完しているようである。
 ゼレンスキー大統領が10月24日の演説で、黒海とウクライナの一時的な穀物回廊に対するロシアによる支配の低下を強調した。
 ロシア軍は10月24日にアウディーイウカの近くで攻撃し、アウディーイウカの北東で前進したことが確認された。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がヘルソン市の東30kmでドニプロ河から2kmにあるクリンキーで拠点数ヵ所を確保し、ドニプロ河の東岸への限定的な攻撃を続けたと主張した。
Krynky の位置 (Google Map)】
2023.10.25
 00:31
Kyiv Independent Record Russian armor, personnel losses in failed attempt to take Avdiivka by storm <2311-102502>
 冬の到来を前にした10月9日、ロシア軍がウクライナ東部アウディーイウカ市で大規模な攻勢に出た。 アウディーイウカ市は2014年にドネツク州がロシア軍に占領された際にも持ちこたえてきた緊要なウクライナ軍の拠点で、ロシア軍はここに数十両の装甲車両と数千名の歩兵と砲兵、航空戦力を投入してきたが、2週間に及ぶ戦闘の結果ロシア軍はアウディーイウカ市の確保に失敗した。
 にもかかわらず僅かな戦闘中断の後ロシアは19日に再び攻勢をかけまた同じ失敗をした。
 ウクライナ軍参謀本部によるとこの日だけでロシア軍は兵員1,380名戦車55両
IFV 120両を失った。
2023.10.24
 08:06
Kyiv Independent General Staff: Russia has lost 295,510 troops in Ukraine since Feb. 24, 2022 <2311-102404>
 ウクライナ軍参謀本部が10月24日、ロシアが全面侵攻以来295,510名を失ったと発表した。 この中には前日に負傷した810名も含まれている。
 報告によるとロシアは戦車5,105両装甲戦闘車9,669両、油送車を含む車両9,447両、砲7,081門
MRL 828門、対空火器552、固定翼機320機ヘリ324機、UAV 5,363機、艦艇20隻を失ったという。
2023.10.24

 07:15 (17:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 23 2023 <2311-102408>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月23日の戦況 =
 ロシア軍が2024年にウクライナで必要とする砲弾は、2022年に比較して国内生産が低水準ではあるものの、北朝鮮からの輸入で補完されるため、十分な量を維持できる可能性が高い。
 ロシア軍はアウディーイウカ周辺で攻撃し、アウディーイウカの北東で前進したことが確認された。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がドニプロ河東岸のヘルソン州からウクライナ軍を押し戻したと主張したが、ウクライナ軍は東岸に拠点を維持していると述べている。
 ロシア軍は、10月22日から23日の夜にミサイルとUAV攻撃を行った。
 ウクライナ軍は、バクムット近郊とザポリージャ州西部で戦闘が続く中、10月23日にバクムットの南で前進した。
 ロシア軍は、クピャンスク近郊、スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、ドネツク市南部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃施し、一部の地域で戦果を挙げたことが確認された。
2023.10.24
 07:06
時事通信

(Yahoo)

ロシア軍の損失膨らむ 冬場控え東部で激戦 ウクライナ軍は渡河 <2311-102407>
 ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州で総攻撃を仕掛けている。 戦場の冬季入りを目前に控え、ウクライナの攻勢をくじいておくのが狙いで、22日も同州アウディイウカなどで激戦が繰り広げられた。 ウクライナ軍は徹底抗戦で踏みとどまっているためロシア軍の損失が膨らんでいるもようである。
 ウクライナ側の情報では、ロシア軍はアウディイウカ周辺で過去1週間に推計5,000~6,000人の兵士が戦死した。 ISWは22日にロシアが前線に部隊の増派を続けていると指摘し、ウクライナのポドリャク大統領府顧問は、ロシアには「自軍は人的損害を気にせずに戦える」と示す狙いがあると分析している。
 一方、ヘルソン州ではウクライナ軍がドニエプル河を渡河し、ロシアに占拠された東岸に拠点を設けたと伝えられる。 クリミア半島とロシア本土を結ぶ「陸の回廊」の分断に向け一歩前進した。
 ただ、TASS通信によると、ロシア軍は22日の戦闘でウクライナ軍部隊を撃退したと主張していることから、ウクライナが橋頭堡を東岸に確保したかは予断を許さない。
2023.10.24
 00:39
Kyiv Independent Military intelligence: 400,000 Russian soldiers occupy Ukrainian lands <2311-102401>
 ウクライナ軍情報部門の報道官が10月23日にKYIV24 TVで、現在ウクライナ領内に400,000以上のロシア軍がいると述べた。
2023.10.23
 15:05
Ukrinform ロシア軍は艦船の一部をクリミアから占領下ジョージア領へと移動させようとしている=宇情報総局 <2311-102305>
 ウクライナのスキビツィキー情報総局副局長がApostrophe TVの取材で、ロシア軍が黒海艦船の一部をウクライナ領クリミアからロシア領ノヴォロシースクの港へと移動させたが、同港には全ての艦船を停泊させることができないことから、ロシアが占領するジョージア領の港も利用することを決めたと発言したとTelegramで述べた。
 さらに副局長は、現在ロシアが占領しているジョージア領アブハジアにおいて浚渫などの関連作業を行っり、港湾インフラの再建を行ったりした。と発言した。
2023.10.23
 10:42
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍の死傷者24万~29万人か…英国防省が推計、「ワグネル」は含まれず <2311-102304>
 英国防省が22日、2022年2月のロシアによるウクライナ侵略開始以降、ロシア軍の死傷者が24万~29万名に達したとの推計を明らかにした。 このうち15万~19万名が死亡もしくは戦闘に復帰できない重傷を負ったという。 この推計にはWagner戦闘員は含まれていない
 ロシア軍は10月になって、ドネツク州アウディーイウカへの大規模攻撃を仕掛けているが、ウクライナ軍の激しい抵抗で大きな損失を被っている模様である。
2023.10.23

 06:45 (16:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 22 2023 <2311-102302>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月22日の戦況 =
 ロシア軍は、10月19〜20日でのアウディーイウカ正面での機械化部隊による突撃が失敗したにもかかわらず、増援部隊を投入している。
 ウクライナ軍は10月22日、バクムット近郊とザポリージャ州西部で反撃を続けた。
 ロシア軍は10月22日にウクライナに対してミサイルとUAVによる攻撃を行った。
 ロシアの著名なミルブロガーである前線の司令官は、ロシアのトップダウン検閲を批判した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディ~イウカ-ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃を行い、10月22日に一部の地域で前進した。
2023.10.22
 15:30
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、ロシア占領地への渡河作戦開始か ヘルソン州 <2311-102205>
 ロシア政府系の軍事ブロガーが22日までに、ウクライナ軍がドニプロ河を渡河し東岸地区への進撃を図っているとみられると述べた。
 この軍事ブロガーは20日、ドニプロ河東岸での戦闘は河沿いにあるクリンキー村近くで起きているとし、ウクライナ軍はロシア軍が支配する河岸地域で主導権を握るため予備役兵を投入し、足がかりを築こうとしているとの見方を示した。
Krynky の位置 (Google Map)
 ロシアのブロガーたちは今週になり、ウクライナ軍が渡河し一部はロシア軍の防御を突破したと報じていた。 東岸に位置するピシチャニウカを含む二つの村へ迫っているともしていた。
Pishchanivka の位置 (Google Map)
 ウクライナは渡河作戦について公式なコメントは発表していない。
 ただ、東岸地域への攻撃は以前も試みていて、6月にはアントニウスキー橋近くのロシア軍の占領地で拠点の構築を初めて果たしていた。 夏の間は複数の攻撃を行ってもいた。
2023.10.22

 06:45 (16:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 21 2023 <2311-102201>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月21日の戦況 =
 ウクライナ軍は、過去数日間にアウディーイウカに対するロシアによる強力な攻撃を撃退し、この地域のロシア軍にさらに大きな人員と装備の損失を与えた可能性がある。
 ロシア軍は、ドニプロ河東岸のヘルソン州でウクライナ軍を阻止するため、陣地への補給および陣地の強化に苦労している。
 ウクライナ軍は10月21日、バクムット近郊とザポリージャ州西部で反撃を続けた。
 ロシア軍は、おそらく冬期にさらなる打撃を行うため、ウクライナの防空の盲点を見つけようと、ウクライナの後方地域へミサイル、GB、UAVを組み合わせ航空攻撃をしている可能性がある。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンのナ線、バクムット周辺、アウディーイウカ周辺、ドネツク市の南西、ドネツク-ザポリ州とジャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃を続け、複数正面で前進した。
2023.10.21
 06:00

(16:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 20 2023 <2311-102101>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月20日の戦況 =
 ロシア軍は10月20日にアウディーイウカの近くで新たな攻撃を開始しわずかに前進した。 ロシア軍は大量の物資と人員の損失にもかかわらず、この地域での攻撃を続けている。
 ウクライナ軍は10月20日、ドニプロ河東岸のヘルソン州で大規模な地上作戦を継続し、東岸の集落を確保したことが確認された。
 ロシアとウクライナの情報筋は、ドニプロ河東岸のヘルソン州の東岸を守るロシア部隊は、他正面のロシア軍よりも能力が比較的低いことしている。
 ウクライナ軍はバクムット近郊とザポリージャ州西部で反撃を続けたが、前進は確認されなかった
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ周辺、ドネツク市の西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域で僅かに前進した。
2023.10.20
 12:44
BBC News

(Yahoo)

ウクライナ軍、ロシア占領のドニプロ川東岸に部隊進めたか <2311-102009>
 ウクライナ軍参謀本部が19日朝、 過去24時間のうちにロシア軍が南部へルソン州のピシュチャニヴカ村を空爆したと報告した。
Pishchanivka の位置 (Google Map)】
 その付近にウクライナ軍の部隊がいるかは、明らかにしなかったが、ピシュチャニヴカ村はドニプロ河の東3kmにあることから、部隊がドニプロ河を渡河してロシア支配地域へ進んだという情報を事実上認めた。 ISWは、ウクライナ軍がドニプロ河から東へ4km進んだとの見方を示している。
 ロシアミルブロガーのWarGonzoは19日、ドニプロ川の東岸で戦っているウクライナ軍の部隊は、イギリスで訓練されたと書いた。
 ウクライナ軍はこれまでも何度か、ドニプロ河を東へ越える小規模な作戦を散発的に実施しているものの、今回の渡河作戦とその後の前進は、さらに大規模な渡河作戦に備えて、支配地域を拡大するのが目的と推測されている。
2023.10.20
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 19 2023 <2311-102007>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月19日の戦況 =
 ロシアの情報筋は、10月19日にドニプロ河東岸のヘルソン州でウクライナ軍が行った通常よりも大規模な戦闘について議論を続けているが、ウクライナ軍がドニプロ河岸とアントニフスキー鉄道橋の近くで一部を確保した可能性がある。
 10月18日に公開された衛星画像は、ルハンシク市の飛行場に対するATACMSによる攻撃が10月17日にヘリ数機に損傷を与えた可能性が高いことを示唆している。
 ウクライナ当局は10月19日、ロシア軍がアウディーイウカ近郊で大量に車両を失ったなか、ウクライナ軍が過去10日以内にドネツク州で5機のロシアの固定翼空機を撃墜したと報告した。
 ウクライナ軍は10月19日の反撃で、バクムットの南とザポリージャ州西部で前進したと伝えられている。
 ラブロフ露外相が10月19日に平壌で北朝鮮の崔外相と会談したが、北朝鮮から軍需品を追加調達するロシアの進行中動きと見られる。
 ロシアのミルブロガーは、ウクライナ軍が攻撃を進めているため、ロシアは予備軍を損耗させているとを見ている。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの、バクムット周辺、アウディーイウカ周辺、ドネツク市の南、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域で前進した。
2023.10.20
 00:20
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、米供与の長射程ミサイルを定期的に取得の予定=外相 <2311-102002>
 ウクライナのクレバ外相が19日、今後も米国からATACMSを定期的に受け取ると述べた。 これは9月下旬にワシントンで行われたゼレンスキー大統領とバイデン大統領の会談で合意された結果だとした。
 供給されたミサイル数は公表されていないが、New York Times紙によると、現時点で20発だという。
2023.10.19
 21:12
時事通信

(Yahoo)

クリミア橋防衛、ロシアの「負担」に ウクライナの攻撃で 英国防省分析 <2311-101915>
 英国防省が19日のウクライナ戦況報告で、ウクライナ南部クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア橋について、多方面での防御が必要とされ、ロシアにとって安全保障上の大きな負担になっていると指摘した。
 ロシア軍は橋の防衛のため、他地域に配備するはずの防空システムや要員を割くことになり、ロシアの戦力はそがれている。 英国防省は「この巨大で脆弱な建築物を守るというロシア治安部隊の自信は、ウクライナ軍の巧妙な作戦によって揺らいでいる」と分析した。
 クリミア橋は繰り返しウクライナの攻撃を受けている。
2023.10.19
 10:20
ロイタ通信

(Yahoo)

米支援案、ウクライナ600億ドル・イスラエル100億ドル=関係筋 <2311-101910>
 事情に詳しい関係筋が18日、バイデン米政権ウクライナに対する$60Bの追加支援とイスラエルへの$10Bの支援を検討しており、20日にも米議会に追加予算の承認を要請する見通しであることを明らかにした。
 関係筋は17日に、バイデン米大統領がイスラエル、ウクライナ、台湾の防衛支援やメキシコとの国境管理強化のための支出を含む$100Bの追加予算の承認を議会に要請する方向で検討していることを明らかにしていた。
2023.10.19
 10:03
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、黒海艦隊司令部都市でミサイル撃墜 被害なし=市長 <2311-101909>
 ロシアが18日、ロシア黒海艦隊司令部が置かれているウクライナ南部クリミアのセバストポリでミサイルを撃墜したと、ラズボジャエフ市長がTelegramに投稿した。 死傷者やインフラへの被害はなかったという。
 国防省はその後、クリミア半島でS-200 SAM(註:SA-5)の改良型2発を撃墜したと発表したが、ロイタは発表を独自に確認できていない。
2023.10.19
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 18 2023 <2311-101908>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月18日の戦況 =
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍の2個海軍歩兵旅団のおそらく中隊規模の部隊が、10月17〜18日にドニプロ河を越えてヘルソン州の東岸を攻撃したと主張した。
 ロシアの情報筋は、ドニプロ河東岸のヘルソン州でウクライナ軍が進めている動きについて明白な懸念を表明し、これらの活動をウクライナの大きな作戦の一部と見なした。
 ISWは、ドニプロ河東岸のヘルソン州でのウクライナ軍の活動きについて、ウクライナ軍が東岸に橋頭堡を作成したと見ていない
 ウクライナ軍はウクライナ東部と南部で反撃を続け、バクムット州の近くとザポリージャ州西部で前進したと伝えられている。
 10月17日の衛星画像には、ベルジャンシク飛行場へのATACMS攻撃がロシアの航空機と飛行場施設に損害を与えた可能性が高いことを示唆しているが、ISWはまだ被害の程度を確認できていない。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ方向、ドネツク市南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、アウディーイウカの南で前進した。
2023.10.18
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 17 2023 <2311-101813>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月17日の戦況 =
 ウクライナが、10月17日に初めて占領下のウクライナでロシアを攻撃するために米国が提供したATACMSを使用した。
 ウクライナのATACMSは、ロシアにとって作戦上重要な飛行場を攻撃し、ロシアの航空機の一部を最前線から遠く離れた飛行場に撤退させる可能性がある。
 ATACMSの登場はまた、後方地域にあるロシアの弾薬庫に脅威をもたらし、ロシア軍は既存の基地を強化するか、さらに基地を分散させるかの選択を余儀なくされる可能性がある。
 ロシアの情報筋はATACMSに対する恐怖を示しており、ロシアの意思決定に影響を与える可能性がある。
 ウクライナ軍は反撃を続け、バクムットの近くとザポリージャ州西部で前進した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ周辺く、ドネツク市の南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部に沿って攻撃を続け、特定の正面で前進した。
2023.10.18
 02:23
ロイタ通信

(Yahoo)

米供与の長射程ミサイル「ATACMS」初使用=ウクライナ大統領 <2311-101803>
 CNNが複数の匿名の米政府当局者の話として、米国がウクライナにATACMSを秘密裏に引き渡したと報じ、Wall Street Journalはウクライナ軍が17日にロシア軍に対し初めてATACMSを使用したと報じた。
 ウクライナ軍はこの日、ロシア軍が制圧しているウクライナ東部と南部の飛行場を攻撃し、ヘリやSAM発射機などを破壊したと発表した。 具体的には、ルガンスク市とベルジャンスク市の近郊にある飛行場に「正確に狙いを定めた」攻撃を行ったと明らかにした。 ただ、ウクライナ軍がATACMSを使用したとの報道については言及していない。
 ゼレンスキー大統領は恒例のビデオ演説で17日、米国から供与されたATACMSをウクライナ軍が使用したと明らかにし「米国に感謝する。 バイデン大統領との合意が履行されている。 ATACMSSは極めて正確だ」と述べた。
 ロシア国防省はこの攻撃についてコメントしていないが、多くのロシアの軍事ブロガーは今回の攻撃に言及し、ATACMSによる攻撃でロシア軍が兵士と装備を失ったと述べている。
2023.10.17
 22:33
Kyiv Independent Ukraine war latest: Ukraine uses ATACMS for first time to strike airfields in Russian-occupied territory <2311-101719>
 ウクライナ軍が米国から供与されたATACMSを初めて使用した攻撃をザポリージャ州のベルディアンスクとルハンスク州に対して行い、ヘリ9機とSAM 1基を破壊すると共に死傷者数十名の損害を与えたと発表した。
 また米欧州アフリカ軍が、ウクライナに供するAbrams MBT 31両全ての引き渡しを完了したと発表した。
2023.10.17
 15:07
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、ロシア掌握の飛行場に夜間攻撃成功と発表 <2311-101710>
 ウクライナ軍が17日、ロシア軍が掌握するルガンスク市とアゾフ海の北岸に位置するザポロジエ州の港湾都市ベルジャンシク市近郊の飛行場とヘリに対する夜間攻撃を成功させたと発表した。
Berdyansk の位置 (Google Map)】
 一方、ロシア側当局者は、ロケット弾を迎撃したとしてベルジャンシクへの攻撃は成功していないと主張している。
 ロイタはこれらの情報を独自に確認できていない。
2023.10.17
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 16 2023 <2311-101704>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月16日の戦況 =
 ロシア軍は、アウディーイウカ戦線でのドネツク人民共和国軍による攻撃を支援するために、中央軍管区の少なくとも2個旅団を投入した可能性がある。
 ウクライナ軍は10月16日、バクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナ線、バクムット方向、アウディーイウカ周辺、ドネツク市の南西、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域で前進した。
 Royal United Services Institute (RUSI) が、10月16日に進行中の北朝鮮のロシアへの武器輸送に関する詳細を報告した。
2023.10.16
 16:47
日経新聞 ロシア、黒海のミサイル拠点拡大 フリゲート艦戦闘配備 <2311-101613>
 ウクライナ軍が16日にTelegramで、ロシア軍が黒海においてKalibr CMを搭載したフリゲート艦2隻を戦闘配置につけたと公表した。 潜水艦などを含めKalibrの発射プラットフォームが20に達する可能性があるとし、ミサイル攻撃の危険性がさらに高まっていると指摘した。
 英国防省は、ロシアの黒海艦隊がCMでウクライナを攻撃しており、今後も黒海の東部から攻撃を継続すると見ている。
2023.10.16
 13:21
讀賣新聞

(Yahoo)

クリミア大橋の復旧工事が完了、4車線通行が再開…ロシア軍の住宅やインフラへの攻撃で4人死亡 <2311-101606>
 露TASS通信が14日、クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア大橋の復旧工事が完了し、4車線での通行が再開されたと報じた。 予定より18日早い復旧という。
 クリミア大橋は7月に攻撃を受けて一部車道区間が完全に破壊され、ウクライナの情報機関が米メディアに対し、攻撃が海軍との合同作戦だったことを認めていた。
2023.10.16
 09:25
共同通信

(Yahoo)

ロシア、前線補給で鉄道建設 英国防省分析 <2311-101605>
 英国防省が15日、ロシアが前線の補給に活用するため、ロシアの支配下にあるウクライナ東部ドネツク州マリウポリにつながる鉄道を新たに建設していると分析した。 現在ある鉄道網はウクライナ軍の攻撃を受け脆弱化しているためで、ロシア軍は鉄道で弾薬や燃料、人員などを前線に輸送すると見られる。
 英国防省は新たな鉄道の建設について、南部ザポロジエ州の前線へ物資を届ける際の輸送時間を短縮する狙いだとした。
2023.10.16
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 15 2023 <2311-101603>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月15日の戦況 =
 ロシア軍は10月15日にアウディーイウカを包囲するため攻撃を続けたが、この地域でのロシアの前進速度が低下した模様で、まださらなる戦果を上げていない。
 プーチン大統領は、ドネツク州のアウディーイウカ周辺でのロシアの前進への期待を抑えようとしている可能性がある。
 ロシアの情報筋も、アウディーイウカ周辺のロシアの攻撃作戦の見通しについて、当初の楽観的な見方を見直そうとしている。
 しかし、ロシア軍は短期的にはこの速度で攻撃を継続する可能性があり、現時点で決定的な突破口を達成したり、アウディーイウカを包囲したりする可能性は低いにもかかわらず、この地域のウクライナ軍にとって脅威であり続けるであろう。
 ウクライナ軍は10月15日、バクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を続け、バクムットの南でわずかに前進した。
 ロシア軍は10月15日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域で前進した。
 ロシアのミルブロガーは、ロシア軍が現在後方地域に新しい師団で構成されるかなりの予備力を持っていると主張しているが、これらの部隊が現時点で完全に配置される可能性は非常に低い。
2023.10.15
 19:20
時事通信

(Yahoo)

ウクライナ軍高官、東部戦況「著しく悪化」 ロ大統領、反転攻勢対応に自信 <2311-101509>
 ウクライナ軍陸軍司令官のシルスキー大将が14日、北東部ハリコフ州クピャンスクから東部ドネツク州リマンにかけての前線の情勢について、ここ数日で著しく悪化していると認めた。 また、ロシア軍はクピャンスク包囲を狙っているとの見方も示した。
 プーチン露大統領も国営TVの取材で、ウクライナ軍の反転攻勢に強力な防戦で対応していると表明し、クピャンスクやドネツク州アウディイウカといった地名も挙げつつ、「わが軍はほぼ全ての正面でかなり広い地域で持ち直している」と強調した。
2023.10.15
 06:25

(16:25 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 14 2023 <2311-101504>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月14日の戦況 =
 米国とウクライナの当局者が10月12日と13日に、アウディーイウカ周辺でのロシアの攻撃を予想し、防御に自信を表明した。
 ロシアの情報筋は、アウディーイウカ周辺でのロシア軍の成功の見通しとウクライナ軍の能力の現状について意見が分かれたままである。
 ウクライナ軍は10月14日、ウクライナ東部と南部で反撃戦を続け、ドネツク市の西に進んだ
 ロシア黒海艦隊は、主要な乾ドックがセヴァストポリにあるため、ロシア艦艇に対するウクライナの攻撃があるも、セヴァストポリに何隻かを残置している。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線に、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部で前進した。
2023.10.14
 10:08
Ukrinform

(Yahoo)

ルッテ蘭首相、ウクライナ南部オデーサを訪問 防空システムミサイルの供与発表 <2311-101411>
 ルッテ蘭首相が13日にオデーサを訪問してゼレンシキー大統領と会談し、ウクライナへPatriotのミサイルを提供すると発表した。
2023.10.14
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 13 2023 <2311-101410>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月13日の戦況 =
 ドネツク州アウディーイウカ地域で進行中のロシアの攻撃は10月13日に、市内周辺で行き詰まっていると伝えられた。
 ロシア軍司令部は、アウディーイウカ周辺のロシアの作戦に関するロシア情報筋の議論を制限しているようである。
 ウクライナ軍は10月13日、バクムット近郊とザポリージャ州西部で反撃した。
 ロシア軍は、UAV攻撃やミサイル攻撃、および局地的な襲撃でウクライナの重要インフラ施設を攻撃し続けている。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット、アウディーイウカ、ドネツク市の周辺、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部で攻撃を続け、複数のな正面で前進した。
2023.10.13 Janes Ukraine conflict: Western countries pledge more air-defence equipment <2311-101322>
 10月11日にNATO本部で開かれたウクライナ支援国会議 (
UDCG) に参加したゼレンスキー大統領が、砲や砲弾と共に更なる陸上防空装備の供与を求めた。
 会議後オースチン米国防長官は、ドイツが追加のPatriotシステムとPatriotミサイル及びIRIS-T 2個システムの追加、スペインがHAWKシステムとその他防空装備、ブルガリアがS-300の供与を表明したと述べた。  英国はC-UAV用にTerrahawk Paladin VSHORADを提供している。
2023.10.13 Stars & Stripes Ukraine hits Russian navy ships with sea drones <2311-101321>
 Sea Babyと呼ばれているウクライナの試作
USV2日間で2隻のロシア艦を攻撃し損傷を与えた。
 攻撃したのは黒海艦隊のコルベット艦Buyan哨戒艇Pavel Derzhavinで、ウクライナの国家安全保障局当局者は、ウクライナ海軍との共同作戦により、10月13日にセヴァストポリ港でBuyanに損傷損傷を与えたと述べた。
 親露ブロガーのRybarは10月13日に、Pavel Derzhavinはその朝、セバストポリ港外て攻撃されプロペラが損傷したと報告した。
【註】
 Buyanについて、記事ではmission carrierとかmissile carrierとしているがmissile corvetの誤りと思われる。
2023.10.13
 11:07
Ukrinform ロシアは冬季のウクライナ攻撃のためにミサイルを増やしている=英国防省 <2311-101309>
 英国防省が13日、ロシア空軍の長距離航空機が9月21日以降ウクライナに対して、すでに21日間攻撃を行っていないとし、それは冬季の重要インフラへの攻撃に向けてミサイルを温存していることを示している可能性があると指摘した。
 このような休止は異常なことではなく、類似の攻撃休止は2023年3月9日から4月28日まで、51日間にわたって確認されていると指摘されている。
 また、現在、ロシアは、昨冬の一連のウクライナの重要インフラ破壊攻撃後に、AS-23(註:Kh-38/Kh-38M ASM)の備蓄がほとんど尽きている可能性もあるとしている。
2023.10.13
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 12 2023 <2311-101305>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月12日の戦況 =
 ロシア軍は、10月10日にドネツク州のアウディーイウカ周辺で重要かつ継続的な攻撃を開始した可能性があり、ISWは初期にこれらの攻撃はウクライナ軍をこの場に拘束するための限定的な動きであるとしていた見方を修正している。
 ロシア軍は10月12日現在、アウディーイウカ周辺で大きな突破口を確保しておらず、市内のウクライナ軍を直ちに分断する可能性は低い。
 衛星画像は、ロシア軍がアウディーイウカ周辺の攻撃作戦で少なくとも大隊戦術群 (BTG) 相当の装甲車両を失った可能性が高いことを示している。
 ロシアの情報空間は、アウディーイウカでのロシアの成功を誇張している可能性が高い。
 ウクライナ軍はバクムット近郊とザポリージャ州西部で反撃を続け、10月12日に両正面で前進したと伝えられている。
 ロシア軍は10月11日から12日の夜、ウクライナ南部の港湾インフラとハリコフ州の重要インフラをUAV攻撃した。
 ロシア軍は、クピャンスク近郊、スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ近郊、ドネツク市周辺、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域で前進した。
2023.10.13
 06:44
Bloomberg

(Yahoo)

米国防総省、イスラエルに「アイアンドーム」用ミサイル第1弾を供与 <2311-101304>
 米国防総省当局者が匿名を条件に、イスラエルにIron Domeの迎撃弾Tamirの第一陣をイスラエルに置かれていた米軍の備蓄から供与したことを明らかにした。
 これに続いて今後、他の場所にある米軍の備蓄から追加で供与されると話した。
 TamirはイスラエルのRafael社がアリゾナで生産されたRTX (Raytheon) 社の部品を使って製造している。
2023.10.12 Military Land Ongoing expansion of National Guard <2311-101235>
 ウクライナでは軍だけが武力組織ではなく、内務省も2022年のロシアの全面侵攻以降に国家防衛隊の中に新たな部隊を編成している。
 例えば内務省の攻撃警備隊に国土防衛突撃旅団を編成している。 攻撃警備隊には更に規模の大きな国土警備旅団も編成されている。
2023.10.12 Stars & Stripes Pentagon's 'FrankenSAM' program cobbles together air defense weapons for Ukraine <2311-101234>
 米国防総省が数ヶ月前から、ウクライナの防空を強化するFrankenSAM計画を進めている。
 FrankenSAMは世界中のSAMを寄せ集めて急拵えする計画で、ソ連時代のBuk発射機からRIM-7を発射したりする。
2023.10.12
 22:54
Kyiv Independent Ukrainian, Bulgarian defense ministers sign memorandum on security cooperation <2311-101230>
 ウクライナのウメロフ国防相が10月12日にTwitterで、ブルガリアのタガレフ国防相と会談して二国間安全保障協力に関する覚書に署名したと投稿した。 覚書では、「サイバー防衛戦略通信軍事技術の支援」など、各種安全保障関連分野での二国間協力の範囲を拡大するとしている。
 ブルガリアのラデフ大統領は、2021年の大統領選挙でクリミア人をロシア人と呼ぶほどの親露派で、ウクライナに大規模な防衛支援を提供することに一貫して反対してきたが、ブルガリア議会が12月にウクライナへの武器供給を承認した。
 デンコフ首相の下で6月初旬に発足した新政府は、ウクライナがロシアの侵略を撃退するのを支援するために積極的な措置を講じ、ブルガリアはウクライナに弾薬や装甲兵員輸送車などのさまざまな軍事用ハードウェアを直接送ってきた。
2023.10.12
 22:44
Ukrainska Pravda Explosion occurs in Russia's Bryansk, local authorities report about drone <2311-101228>
 ロシア・ブリャンスク州知事がTelegramで、UAV 1機が飛来したが電子戦装置で撃墜され、落下途中に爆発したと述べた。
Bryansk の位置 (Google Map)】
 その後ロシア国防省が、UAV 2機を撃墜したと発表した。
【註】
 電子戦装置によるECMで制御を失い墜落したUAVが、落ちる途中で爆発したとは考えにくい。
 ECMではなく対空火力で撃墜されたか、ECMで制御を失ったUAVが墜落し、搭載していた爆薬が爆発したと考えるのが自然と思う。
2023.10.12
 08:15

(18:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 11 2023 <2311-101210>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月11日の戦況 =
 アウディーイウカ近郊で進行中の局地的なロシアの攻撃は、ウクライナでの戦術的な戦場の教訓を生かしたロシア軍の能力を示している可能性がある。 しかし、これらの戦術レベルの成功は、必ずしもロシア軍のより広い作戦上および戦略上の戦果につながる可能性は低い。
 ウクライナ軍はバクムット近郊とザポリージャ州西部で反撃を続け、10月11日に両正面で前進したと伝えられている。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、10月11日に一部の地域で前進した。
2023.10.12
 05:11
ロイタ通信

(Yahoo)

米、ウクライナ追加軍事支援を発表 最大2億ドル <2311-101205>
 米国防総省が11日、ウクライナに最大$200M相当の追加軍事支援を実施すると発表した。
 声明によれば、追加支援には防空装備や対戦車兵器などが含まれるという。
2023.10.12
 01:19
Defense News Belgium agrees to send F-16s to Ukraine, but not before 2025 <2311-101201>
 F-16のウクライナへの供与で揺らいでいたベルギーが10月11日、2025年以降に供与すると発表した。 機数は明らかにしていない。
 但し、最終決定は2024年5月に行われる選挙で誕生する次期政権に委ねられる
2023.10.11
 22:53
Defense News Germany to send Ukraine $1B in air defense tech, plus more tanks <2311-101120>
 ドイツ国防省が10月10日、€1B ($1.1B) にのぼるウクライナ向けの冬季戦パッケージの第2弾を発表した。
 これは9月に公表した€400Mに続くもので、Patriot 1個
FUIRIS-T 2個システム、Leopard 1 A5 10両Gepard 3両のほか、救急車、装甲車や、特殊部隊用装備€20Mなどが含まれている。
2023.10.11
 20:56
朝日新聞

(Yahoo)

スロバキア、ウクライナ軍事支援反対の第1党が連立政権樹立で合意 <2311-101117>
 ロイタ通信などが、9月末のスロバキア議会の前倒し総選挙第1党になった左派のスメルが11日、第3党になった「声」と民族主義政党の「スロバキア国民党」の2党と連立政権をつくることで合意したと報じた。
 ウクライナをめぐって選挙戦で軍事支援を停止し、ロシアへの経済制裁にも反対すると訴えていたロシアに融和的な姿勢をみせるスメルはウクライナへの軍事支援に反対しているが、連立に参加する中道左派「声」外交政策の継続を求めており、ロイタ通信によると「声」の党首のペレグリニ元首相は10日に、「もし外交政策の方向性を変えようとするならば、政府の一員になるのをやめる」と述べた。 このため外交政策が大きく変わらない可能性もある。
 これに対しスロバキア国民党はスメル以上にロシア寄りとされ、同じくウクライナへの軍事支援停止を訴えていたことから、ウクライナ支援がどこまで変わるかは不透明である。
2023.10.11
 20:18
産経新聞

(Yahoo)

NATO 国防相会合 ベルギー、F16 をウクライナ供与へ <2311-101116>
 ウクライナへの支援強化策に加え、ハマスによるイスラエル攻撃への対応などについて話し合うNATO国防相会合が、11日にブリュッセルで2日間の日程で始まった。 初日はウクライナのゼレンスキー大統領が出席した。 2日目の会合にはイスラエルのガラント国防相がオンラインで参加する。
 ベルギーのデドンデ国防相は11日、同国が保有するF-16を2025年にウクライナに供与を開始すると述べた。 初日に設定された米国主催のウクライナ防衛支援関係国会合や、NATOとウクライナが連携強化を目指す「ウクライナ理事会」などの場で正式表明される。
 F-16の供与はオランダとデンマークが8月に決めている。
2023.10.11
 09:55
AFP=時事

(Yahoo)

10億円横領容疑、国防省高官2人拘束 ウクライナ <2311-101108>
 ウクライナ政府が10日、防弾チョッキの購入費用UAH250M(10億円)を横領した疑いで国防省の高官2人を拘束したと明らかにした。 2人は現在、勾留中だという。
 国家捜査局は、2人は低品質の防弾チョッキを他国に発注したとしている。
2023.10.11
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 10 2023 <2311-101106>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月10日の戦況 =
 ロシア軍は10月9日にドネツィク州アウディーイウカ地域とザポリージャ州西部のオリヒフ南西部で局地的な攻撃を開始したが、これはウクライナ軍をロボタイン地域から遠ざけることを目的としている可能性が高い。
 ウクライナ軍参謀本部は、ロシア軍の3個大隊がアウディーイウカ方向に攻撃を行ったことを確認し、ISWはその地域での戦闘の映像を観察したが、この記事の執筆時点でこれらの主張されたロシアの前進の確認を観察していない。
 ウクライナ軍は、バクムット近郊とザポリージャ州西部で反撃を継続し、ドネツクとザポリージャ州の州境地域で前進を確認した。
 ロシア軍の指導部は、第58諸兵科連合軍司令官に再び交代させた可能性があり、ザポリージャ州西部で進行中のロシアの指揮統制の問題を示唆している。
 ゼレンスキー大統領は、ウクライナの穀物の輸出のためにモルドバとルーマニアを通る新しい回廊を開く計画を発表した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、10月10日に一部の地域で前進した。
2023.10.11
 06:54
時事通信

(Yahoo)

ウクライナ東部で総攻撃 包囲進むアウディイウカ ロシア軍 <2311-101104>
 ウクライナのメディアなどが10日、ロシア軍が東部ドネツク州アウディイウカに同日朝から総攻撃を行っていると報じた。
Avdeyevka の位置 (Google Map)】
 親露派の拠点都市ドネツクから北に15kmの最前線に位置するアウディイウカは、ロシア軍による包囲が進んでおり、州内の激戦地になぞらえて「第2のバフムト」と化する恐れがあると懸念されている。
2023.10.10
 22:47
Ukraiska Pravda Rheinmetall to produce 150,000 shells for Ukraine <2311-101026>
 Rheinmetall社が、ウクライナへ2029年までに155mm榴弾10万発以上を、€1.2Bで送る合意に基づく第3弾として、155mm榴弾とDM 121
HE弾を受注した。
2023.10.10
 07:15

(17:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 9 2023 <2311-101010>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月9日の戦況 =
 ウクライナ軍は反撃を継続し、10月9日にザポリージャ州西部とバクムット近郊で前進したと伝えられている。
 ロシア軍はザポリージャ州フリャイポールの南で局地的な攻撃を開始し、おそらくウクライナの反撃に対抗して、南部軍を再編成した可能性があると伝えられている。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、10月9日に一部の地域で前進した。
 ウクライナ軍は、ドネツク州西部とザポリージャ州西部のバクムット近郊で攻撃を継続し、一部の地域で前進したと伝えられている。
2023.10.09
 22:16
Ukrainska Pravda Finland allocates EUR 92 million for Ukraine and countries affected by Russian aggression <2311-100915>
 フィンランド外務省が10月9日、ロシアの侵略に晒されているウクライナとモルドバに€92Mの追加支援を行うと発表した。
 この支援は世界銀行
IDAの危機基金 (Crisis Fund) を通じて行われる。
2023.10.09
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 8 2023 <2311-100907>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月8日の戦況 =
 ロシアは大規模な軍事改革の一環として、レニングラード軍管区を形成する準備を進めている。
 ウクライナ軍はバクムット周辺で反撃を継続し、10月8日にザポリージャ州西部で僅かに前進した。
 ロシア軍はロボタイン~ヴェルボーブ地域での地雷設置を強進めており、ザポリージャ州西部から離れた地域にウクライナ軍を固定しようとしている。
 戦略国際問題研究所 (CSIS) が、プーチン大統領が9月12〜17日に北朝鮮の金総書記と会談して以来、北朝鮮とロシア間の鉄道交通量が劇的に増加したことを衛星画像から確認した。
 ロシア軍は、10月8日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境に沿って攻撃を継続し、一部の地域で前進したと伝えられている。
 プラハを拠点とするロシア語メディアのCurrent Timeが10月8日にロシア軍内の脱走事件の数が増加していると報じた。
2023.10.08
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 7 2023 <2311-100804>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月7日の戦況 =
 ウクライナ軍は10月7日、バクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を継続し、両正面で前進したと伝えられている。
 ロシア軍は、10月6日から7日の夜に、ウクライナの後方地域と港湾インフラをミサイル攻撃した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、10月7日に一部の地域で前進したと伝えられている。
2023.10.07
 14:10
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア国防相、スホイ34戦闘爆撃機の増産命令 <2311-100702>
 ショイグ露国防相は6日、ノボシビルスクの航空機工場を訪問した際Su-34の増産を命じた。
 ロシアは戦時経済に軸足を移し、2024年予算案で国防費を68%増額した。 これは国内総生産 (GDP) 比約6%に相当し、社会政策費を上回る。
【註】
 Su-34はSu-24の後継となる並列複座の重戦闘爆撃機で、最大離陸重量 (MTOW) が45tと、Su-27ファミリの他機種の30t~34tに比べて大型で、ロシアが、どちらかと言えば特殊なこの戦闘機の増産に力を入れている点が注目される。
 機内には30mm砲と180発の砲弾を搭載し、12ヶ所のパイロンに最大8,000kgの武装ができる。 機内燃料だけでの航続距離は4,500kmである。
2023.10.06 Janes US approves possible Patriot sale to Spain <2311-100625>
 米国防安全保障協力局 (
DSCA) が10月4日、$2.8Bと見積もられるスペインへのConf3 PatriotのFMSでの売却を国務省が承認したと議会に通知した。
【註】
 スペインがウクライナにMIM-23 HAWK 6個システムをウクライナに供与と報じられている。 これはPatriotの装備でHAWKが不要になったためと思われる。
【関連記事:2311-100513 (Kyiv Independent 2023.10.05)】
2023.10.06
 19:58
Kyiv Independent Netherlands announces new $100 million package to support Ukraine <2311-100623>
 オランダが10月6日、ウクライナへの€102M ($108M) の支援を公表した。
 この内€60M ($64M) は復興支援、€30M ($32M) はガスや電力などの冬季に向けた支援、€7M ($7.4M) はウクライナ支援のためのIMFへの拠出、€5M ($5.3M) はロシアから奪還した地域でのインフラ復旧に充てられる。
2023.10.06
 13:53
Ukrinform 米国防総省幹部、米議会の承認がなくてもウクライナ支援を継続する手段はあると指摘 <2311-100616>
 米国防総省のヒックス副長官がBloombergの取材に対し、議会がバイデン政権の最新の提案承認しなくても米国にはウクライナへの軍事支援を継続する選択肢があると発言した。
 同時に副長官は、国防総省は他の分野に割り当てられた資金の振り替えを行うことはまだ検討していないとも発言した。
2023.10.06
 11:47
ロイタ通信

(Yahoo)

焦点:ロシア軍懲罰部隊「ストームZ」、弾薬も食料もなく前線投入 <2311-100613>
 ロシアでは2023年、飲酒をとがめられた新兵や命令に背いた兵士更に受刑者など軍紀違反者や民間の犯罪者ら数百人が、Storm Zと呼ばれるの懲罰部隊に投入され、ウクライナの前線に派遣されている。
 Storm Zというのはロシア軍で使われている俗称で、突撃部隊を意味するStormと、ロシア軍がウクライナ侵攻の象徴として使う「Z」を組み合わせたものである。
【Storm Z 部隊の動きに関する記事:2311-100407 (ISW 2023.10.04)】
 ザポロジエで第22179部隊に所属していた約20名のStorm Z部隊は扱いに耐えかね、前線に戻れという命令を拒否した上、6月28日には処遇への不満を示す動画を撮影した。 この動画で兵士の1人は「私たちがいた前線には、弾薬が補給されなかった。 水も食料もなかった。 負傷者は搬送されず、遺体は今も放置されている。 実行する価値もないような恐ろしい命令を下される。 われわれは戦闘続行を拒否する」と語った。
2023.10.06
 11:15

(21:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 5 2023 <2311-100612>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月5日の戦況 =
 ウクライナ軍はバクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を継続し、10月5日に前進したと伝えられている。
 ロシア軍は、第41軍の部隊と第810海軍歩兵旅団の部隊をヘルソン方向に転用した可能性がある。
 ロシア軍はハリコフ州のフロザをミサイル攻撃し、ウクライナ全土で一晩のUAV攻撃に続いて、10月5日に51人が死亡した。
 ロシアアブハジア小規模だが恒久的な海軍基地を建設すると伝えられている。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃したが、10月5日には前進しなかった
2023.10.06
 05:54
時事通信

(Yahoo)

ウクライナの EU 加盟に否定的 前欧州委員長「社会が腐敗」 <2311-100610>
 ウクライナが目指すEUへの早期加盟について、ユンケル前EU欧州委員長が5日付のドイツ有力紙Augsburger Allgemeine Zeitungで、「社会全体が腐敗している国で、加盟に向けた準備はできていない」と述べ、否定的な見解を示した。 ユンケル氏は、ウクライナに早期加盟の可能性があると約束すること自体が「EUにもウクライナにとっても良いことではない」と指摘し、大幅な国内改革が必要だと訴えた。
 同国は、ロシアによる侵攻に伴いEU加盟を申請した。
2023.10.06
 05:52
時事通信

(Yahoo)

独、パトリオット追加供与へ 長距離ミサイル見送り ウクライナ支援 <2311-100609>
 ショルツ独首相が5日にウクライナのゼレンスキー大統領とスペインのグラナダで会談し、Patriotの追加供与を約束した。 冬季の暖房需要を踏まえ、エネルギー施設を狙うロシア軍の攻撃を防ぐためという。
 一方、ウクライナ側が求めているTAURUS CMの供与は目処は立っていない
 独メディアによると、TAURUSの射程は500kmでロシア領内に届くため、ショルツ首相はロシアへの攻撃に使われる可能性を懸念し、技術的な制限の方法や、軍事支援の国内ルールとの整合性を慎重に検討しているという。
2023.10.06
 03:41
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア大統領、反攻開始以来のウクライナ損害を9万人超と推定 <2311-100606>
 プーチン露大統領が5日、ウクライナは6月上旬に反攻を開始して以来、9万人以上の兵力を失ったと述べた。
 また、ウクライナ軍は557両の戦車と1,900両の軍用車両車を失ったと述べた。
2023.10.06
 02:36
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナの EU 加盟に反対せず=プーチン氏 <2311-100604>
 プーチン露大統領が5日、ウクライナのNATO加盟はロシアの安全保障を脅かすため常に反対してきたが、ウクライナのEU加盟には反対しないと述べた。
2023.10.06
 01:45
日経新聞 ウクライナ、穀物巡る東欧3カ国の WTO 提訴中断 <2311-100603>
 ロイタ通信がウクライナメディアを引用して、ウクライナのカチカ通商代表が訪問先のブリュッセルで5日、同国産穀物の輸入を独自に規制した東欧3ヵ国に対する世界貿易機関 (WTO) への訴訟手続きを中断すると発表したと報じた。
2023.10.05
 23:33
Kyiv Independent UK to provide Ukraine with $600 million in winter support payments <2311-100516>
 スナク英首相が10月5日、ロシアの全面侵攻開始後2度目の冬を迎えるウクライナに、世界銀行への£500M ($600M) の債務保証を行う人道支援を発表した。
 この他に英国は国連に、シェルターや冬季衣料供給の費用として$41M、電力供給資金として$12Mを拠出する。
2023.10.05
 20:09
Kyiv Independent Ukraine to receive more Hawk air defense systems from Spain <2311-100513>
 スペイン政府が10月5日、ロシアが爆撃している民間施設や新たに設置された黒海回廊を防護するため、MIM-23 HAWK 6個システムを更にウクライナに供与すると発表した。
2023.10.05
 13:58
Kyiv Independent Japan to aid Ukraine in restoring agriculture <2311-100510>
 ウクライナ政府と日本政府が10月5日、ウクライナの農業復興で合意した。
 ワーキンググループの最初の会合は10月下旬に開かれる。
2023.10.05
 10:04
CNN

(Yahoo)

ロシアの防空システム「S400」を破壊、ウクライナ当局が主張 <2311-100508>
 ウクライナの情報筋が、ウクライナ保安局 (SBU) のUAVが4日未明、ウクライナと国境を接するロシア南西部ベルゴロド州にあるS-400を破壊したことを明らかにした。
Belgorod州の位置 (Google Map)】
 情報筋はCNNに対し、ベルゴロド州で夜間に爆発が起きた原因はSBUがS-400を攻撃したからだと述べた。 情報筋によれば、ロシア側が投稿した動画には、S-400があった場所で20回程度爆発が起き、同時に近隣の集落で停電が発生したことが示されている。
 ウクライナは9月、クリミア半島でもS-400を破壊していた。
2023.10.05
 08:08
CNN

(Yahoo)

バルト海の港に穀物輸送回廊、ウクライナ・ポーランド・リトアニアが合意 <2311-100507>
 ウクライナの農務省が3日、ウクライナとポーランド、リトアニアの関係閣僚が3日に行ったビデオ会議で、ウクライナとポーランド、リトアニアが輸出を加速させるために、ウクライナ産穀物の国境検査の一部について、ウクライナとポーランドの国境から、バルト海に面したリトアニアのクライペダ港に移すことで合意に達したことを明らかにした。
 ウクライナ農務省は声明で、「今後2日間、ウクライナとポーランドの国境からリトアニアのクライペダ港へ向かう全ての農作物の貨物について、獣医学的、衛生的、植物検疫的な検査が移管され、これによってポーランド経由の移送が速まる」と述べた。
2023.10.05
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 4 2023 <2311-100505>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月4日の戦況 =
 ロシア軍は最近、セヴァストポリ港からクラスノダール地方のノヴォロシースク港に黒海艦隊艦船を数隻移動させた。
Novorossiysk の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍はバクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を続け、10月4日にわずかに前進した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、クレミンナの近くで僅かに戦果を挙げた。
2023.10.05
 06:29
CNN

(Yahoo)

米、押収のイラン製武器をウクライナに引き渡し CNN EXCLUSIVE <2311-100504>
 米中央軍が4日、押収したイラン製の弾薬100万発以上をウクライナ軍に引き渡したと発表した。 中央軍によると、弾薬は2日に引き渡された。 声明には「米政府はイランのイスラム革命防衛隊 (IRGC) に対する司法省の民事没収請求により、7月20日にこれらの弾薬の所有権を得た」とある。
 司法省は3月に、海軍がイエメンに輸送中の船から押収した100万発の同国製の弾薬や数千発のロケット推進弾の没収を模索していると発表した。 声明によると、これらは中央軍の海軍部隊が2022年12月9日に航行していた無国籍の木造船から押収したもので、国連安保理決議2216号に反して、IRGCからイエメンの反政府武装勢力へと移送中だったとしている。
2023.10.05
 04:10
Ukrinform ウクライナ情報総局、クリミア上陸作戦の実施を報告 <2311-100501>
 ウクライナ国防省情報総局がTelegramで、隷下の特殊部隊が4日にクリミア半島に上陸し、ロシア占領者を攻撃したと発表した。
 発表では、ウクライナ国防省情報総局Timur特殊部隊隊員がクリミア半島に上陸し、ロシア側に対して砲火を加えたとしている。
2023.10.04 Stars & Stripes Germany to supply air defenses for Kyiv to protect grain routes <2311-100418>
 消息筋によるとドイツがウクライナの穀物輸出をロシアの攻撃から防護するため、防空装備の追加供与を計画している。
 ドイツが年内の供与を計画しているのはIRIS-T 1個システムの追加とGapard
SPAAG 12両以上で、更なるIRIS-Tも検討している。
 これらはウクライナ南岸に配備され、ルーマニアへ向かう貨物を援護する。
2023.10.04
 23:15
Ktiv Independent Ukraine war latest: Kyiv says special forces conduct operation in occupied Crimea <2311-100416>
 ウクライナ国防省情報総局 (HUB) が10月4日、ウクライナ軍特殊部隊がクリミアで地上戦を行い、HUBのエンブレムがついた国旗を立てたと発表した。
 ウクライナメディアのHromadskaはHUBの発表を引用し、部隊はロシア軍に甚大な損害を与え、既に帰還したと報じた。  Ukrainska Pravdaはウクライナ軍にも損害が出たと報じている。
2023.10.04
 10:40

(20:40 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 3 2023 <2311-100407>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月3日の戦況 =
 ロイタが10月3日に、ロシア軍が緊要な正面にウクライナ軍に対し逆襲するためStorm-Z部隊を送り込んでいると報じた。
 ウクライナ軍は10月3日、バクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を続けた。
 ロシア軍は10月2日から3日の夜にUAVとミサイルによる攻撃をした。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域で前進したと伝えられている。
 ロシアで政府に批判的な報道機関Verstkaが、占領しているヘルソン州、ザポリージャ州、ドネツク州、ルハンシク州における全ての占領当局者は、ほぼ半数がロシア出身であることを明らかにした。
2023.10.04
 07:45
CNN

(Yahoo)

ウクライナへ提供する弾薬「枯渇寸前」 NATO 当局者らが警告 <2311-100406>
 NATOと英国の当局者は3日、西側諸国がウクライナに提供する弾薬が枯渇しつつあり、増産する必要があると警告した。
 NATOのバウアー軍事委員長は同日、ワルシャワ安全保障フォーラムでの討議の中で弾薬の備蓄が底を尽きつつあると発言し、防衛産業界が生産を大幅に増強する必要があると述べた。
2023.10.04
 05:43
共同通信

(Yahoo)

ロシア、クリミア半島沖でウクライナのミサイル撃墜=国防省 <2311-100403>
 ロシア国防省が3日夜、ロシアの防空システムがクリミア半島沖の黒海北西部上空でウクライナ製のNeptune
ASCMを撃墜したと発表した。
 ロシアが任命した地元知事は、撃墜されたUAVの破片による住居への被害を報告した。 クリミア半島のセバストポリでロシア側のトップを務めるラズボジャエフ氏によると、UAVの破片がアパートの屋上に落下したが、負傷者はいなかったという。
2023.10.04
 01:52
ロイタ通信

(Yahoo)

米・同盟国首脳、ウクライナ支援巡り電話会談=ホワイトハウス <2311-100401>
 米大統領府が3日、ウクライナ支援継続を巡る協調についてバイデン大統領と同盟諸国、EU、NATO首脳らが電話会談を行ったことを明らかにした。
 会談には日本のほか、カナダ、ドイツ、イタリア、ポーランド、ルーマニア、英国、フランス、NATO、欧州委員会、欧州理事会の首脳が参加した。
2023.10.03
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 2 2023 <2311-100304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月2日の戦況 =
 ウクライナ軍は、10月2日にザポリージャ州西部とバクムット近郊で反撃を続け、ドネツク州と~ザポリージャ州の州境地域でわずかに前進した。
 ロシア軍は9月にウクライナの穀物と港湾インフラに対し記録的な数のUAV攻撃を実施したが、10月1日から2日の夜にもウクライナに小規模なShahed-131/136 UAVによる攻撃を行った。
 ロシア軍は、クレミンナ近郊、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、10月2日に一部の地域で前進したと伝えられている。
2023.10.03
 01:14
ロイタ通信

(Yahoo)

EU、ウクライナに最大50億ユーロの支援を提案=ボレル上級代表 <2311-100302>
 EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表が2日にウクライナのクレバ外相との共同記者会見で、ウクライナに対し欧州平和ファシリティーの2024年度の新たな複数年枠として最大$5Bの支援を提案したことを明らかにした。 年内に合意に達したい考え。
2023.10.03
 00:13
Kyiv Independent Germany delivers ammunition, other equipment to Ukraine <2311-100301>
 ドイツが10月2日、ウクライナへ40mm砲弾32,000発以上と、通信装置、Leopard MBT複数両、路外走行車数十両、衛星通信端末100基、点滴キット1,000セット以上、Beaver渡河橋1両、Wisent 1地雷原啓開車2両などを供与すると発表した。
2023.10.02
 23:35
Kyiv Independent Denmark allocates $14 million to purchase ammunition for Ukraine <2311-100210>
 デンマーク国防省がウクライナへ155mm砲弾100万発を供与するEUの計画第二段階にDKK100M ($14M) を拠出する。
2023.10.02
 19:50
時事通信

(Yahoo)

EU、キーウで外相会議 ウクライナ「支援疲れ」払拭狙う <2311-100208>
 EUとウクライナの外相会議が2日にウクライナの首都キーウで開かれ、ボレル外交安全保障上級代表(外相)は会見で、防衛・財政面でのウクライナ支援の継続を改めて明言した。
 侵攻が長引く中、EUが会議の開催地にキーウを選んだ背景には、東欧の加盟各国で目立つ「支援疲れ」への懸念を払拭する狙いがあったとみられる。ボレル氏は「EUは結束を保っている」と主張した。
 同国のEU加盟を認めることが「安全保障上、最も強力な約束だ」とも訴えたが、実現の時期には触れなかった。
2023.10.02
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, October 1 2023 <2311-100204>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年10月1日の戦況 =
 ロシア軍は、ザポリージャ州西部でのウクライナによる攻撃に対する防御の一環として、ロボタイン地域で反撃を実施している。 ロボタイン以南の状況は流動的である。
 ロシア軍は、9月30日から10月1日の夜にウクライナに対してUAV攻撃した。
 ロシア軍は、クピャンスク~ライマンの線、バクムット付近、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃を続け、ザポリージャ州西部でわずかに前進した。
2023.10.02
 01:14
共同通信

(Yahoo)

英、ウクライナ派兵計画はなし 首相「今すぐではない」 <2311-100202>
 シャップス英国防相がウクライナ兵士の訓練ウクライナで実施する検討をしていると明らかにしたと英メディアが9月30日報じたが、スナク首相は1日、ウクライナでの訓練の可能性について「今すぐではない」と指摘し、「現在紛争が行われている国に英国兵を送ることはない」として派兵を否定した。
2023.10.02
 00:37
日経新聞 英国、ウクライナで軍事訓練検討 海軍協力も <2311-100201>
 英メディアが9月30日、シャップス英国防相が、英軍によるウクライナ兵に対する訓練をウクライナで行うことを検討していると明らかにしたと報じた。
 シャップス国防相はまた、ウクライナ産穀物の黒海経由の輸出について「国際水域のため、海軍国家である英国は支援し、助言もできる」と協力を示唆した。
 更に防衛産業の現地生産も検討しており、一段の支援に踏み込むとみられる。
2023.10.01
 16:45
CNN

(Yahoo)

ウクライナの兵器製造資金、来年は2235億円に 今年の7倍 <2311-100106>
 ウクライナのシュミハリ首相が9月30日、兵器や軍需品の製造に2024年は2023年と比べ7倍の$1.5Bを充てる計画を明らかにし、2024年の国家予算案の中に含まれるとした。
 ウクライナ軍は国産のミサイルやUAVを投入する作戦を進めている。
2023.10.01
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナの新兵器「潜水ドローン」 水中からロシア艦艇の弱点狙う <2311-100104>
 ウクライナ海軍は2014年に、保有していた唯一の潜水艦で1970年代に建造されたZaporizhzhiaを退役させたため、海中からの脅威がなくなった黒海艦隊は、主に対空・対地戦を想定した組織に再編され、本格的な対潜戦に備えた体制ではなくなったという。
 しかし、ウクライナの兵器開発グループAmmo Ukraineが8月下旬、
UUV試作艇Marichkaを公開した。
 Marichka全長5.5mの魚雷のようなUUVで、おそらくINSによって航行する。 数百kgの爆薬を積んで1,000km近く航続し、ロシアの軍艦の最も脆弱な部分を攻撃できる。
2023.10.01
 07:33
産経新聞

(Yahoo)

「世界初のドローン艦隊を創設」 ゼレンスキー氏 <2311-100102>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が9月30日に首都キーウで開かれた「第1回防衛産業フォーラム」で演説し、同国が世界初の
USV艦隊を創設すると表明した。 ボート型の船体に爆薬を搭載したUSVは軍艦より安価なうえ、小型高速のため発見され難い。 ウクライナのUSV製造費は1隻$250,000だとされる。
 ウクライナはロシアの海軍力に打撃を与え、自国へのミサイル攻撃の脅威を低下させるとともに、黒海の制海権回復につなげる思惑だとみられる。
 また、NATO規格と同じ155mm砲弾の生産も開始したことも明らかにした。
2023.10.01
 07:15

(17:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 30 2023 <2311-100103>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月30日の戦況 =
 ウクライナ軍は9月30日、ザポリージャ州西部とバクムット近郊で反撃を継続した。
 クレムリンは、ロシアが併合したと主張するウクライナの領土の範囲をまだ明らかにしていないようで、併合から1年経ってもロシア政府と占領当局者の間で混乱が続いている。
 ロシア軍は、9月29日から30日の夜に、主にヴィーンヌィツャ州をUAV攻撃した。
 ロシアのミルブロガーは9月30日、露軍司令部がミルブロガーからの反発を受け、露軍第205自動車化狙撃旅団の旅団長を解任したと主張した。
 ロシア軍は、クピャンスク、クレミンナ、バクムット近傍、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃し、アウディーイウカ~ドネツク市の線でわずかに前進した。
 ロシア当局は、ロシアのパスポートを持っている占領下のウクライナの市民を徴兵し始めた。
2023.09.30 Military Land Invasion Day 584 – Summary <2310-093009>
= Military Land が掲載した2023年9月30日のザポリージャ正面の戦況 =
 ウクライナ軍がノヴォプロコピフカの北東郊外に入ったが、最終的に攻撃は撃退されウクライナ軍は北に撤退した。
 ロシア軍は、前線から45km後方のビルニャンスク付近で車両を運ぶウクライナの列車を攻撃した。
 ウクライナ軍参謀本部からは発表がなかった。
2023.09.30
 17:36
共同通信

(Yahoo)

キーウで防衛産業フォーラム開催 250社が参加、現地生産強化へ <2310-093005>
 ウクライナ政府が29日に首都キーウで国際防衛産業フォーラムを開催し、戦略産業省によると約30ヵ国から250社以上が参加した。
 ウクライナは欧米の武器供与に頼る一方、自国の防衛産業を強化して欧米企業を誘致して現地生産を加速させたい考えで、ゼレンスキー大統領は冒頭で「自由の世界のための武器庫をつくっている」と演説し、協力を呼びかけた。
 外国企業はこれまでに、独Rheinmetall社がウクライナの国営軍需企業Ukul Obolon Prom社と合弁会社設立で合意したほか、トルコのUAVメーカーBayraktar社も生産や修理の拠点を設ける。
 ゼレンスキー大統領によると、9月の訪米時にバイデン大統領と武器の共同生産で合意し、ウクライナの戦略産業省が2,000社以上の米企業と協定を締結した。
2023.09.30
 10:15

(20:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 29 2023 <2310-093004>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月29日の戦況 =
 ウクライナ軍は9月29日、ザポリージャ州西部とバクムット地域で反撃を継続した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺く、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、9月29日に一部地域で前進した。
2023.09.30
 05:09
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ用弾薬共同発注 EU加盟7カ国、在庫も補充 <2310-093001>
 ロイタ通信が29日、EU加盟国の兵器開発など軍事協力を推進する欧州防衛庁 (EDA) が、EUに加盟する7ヵ国がロシアの侵攻を受けるウクライナへの軍事支援の強化と、支援により枯渇した自国の備蓄を補充するためにEDAを通じた弾薬の共同発注を開始したと明らかにしたと報じた。
 EUは2023年3月の外相理事会でウクライナ向けの弾薬を共同購入する計画に合意し、1年以内に155mm砲弾を100万発供与する方針を示した。
2023.09.29
 23:37
Ukrainska Pravda Russian media: over 33,000 Russian soldiers killed in war with Ukraine <2310-092911>
 BBCとロシアの独立系ニュースサイトMediazonaが、ウクライナでの戦争の本格的な侵略が始まって以来、少なくとも33,236人のロシア兵が戦死し、そのうち3,836人が動員兵であったことを明らかにした。
 更に、7月のウクランナ軍の反攻開始以来、将官2名大佐11名など234名の将校を含む少なくとも2,448名の将兵が戦死したという。
2023.09.29
 09:20

(19:20 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 28 2023 <2310-092903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月28日の戦況 =
 ウクライナ軍は9月28日、バクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を継続した。
 ロシア軍は最近、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線での攻撃テンポを下げた
 ロシアの航空活動は、ハリコフ州、ルハンシク州、ヘルソン州でますます活発になっている反面、ウクライナ軍が反撃している反面、ザポリージャ州西部では活動が弱まっている。
 ロシア軍は、9月27日から28日の夜にUAV攻撃した。
 ロシア軍は、バクムット近くのクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の国境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃したが戦果は確認されなかった
2023.09.28
 09:45

(19:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 27 2023 <2310-092803>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月27日の戦況 =
 ウクライナ軍は9月27日、バクムット近郊とザポリージャ州西部でわずかに前進した。
 ロシア軍は9月27日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃したが戦果は確認されなかった
 ウクライナのパルチザンは、占領下のウクライナでのロシアの兵站を混乱させ続けている。
2023.09.27
 20:39
Kyiv Independent Bulgarian parliament approves providing Ukraine with S-300 missiles <2310-092717>
 ブルガリアの独立系メディアSofia Globeが9月27日、同国国会が使用しなくなったS-300 SAMをウクライナに供与することを議決したと報じた。
 供与されるS-300の数量は明らかにされていないが、今後修理されてウクライナに送られる。
2023.09.27
 12:38
Ukrinform ウクライナの臨時海路をすでに7隻が利用=海軍 <2310-092710>
 ウクライナのプレテンチューク海軍報道官が26日、ロシアが黒海穀物回廊合意から離脱した後にウクライナが発表した臨時海路につき、すでに7隻の民間船が同海路を利用してウクライナの海洋港を出港したと報告した。
 報道官は、臨時海路を通り出港する船はその後ルーマニア、ブルガリア、トルコの領海に入り、ボスポラス海峡に到達するため、そこへの攻撃はNATO加盟国の領海への攻撃となるために、ロシアは踏み切れないと述べた。
2023.09.27
 10:35

(20:35 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 26 2023 <2310-092709>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月26日の戦況 =
 ウクライナ軍が9月26日もザポリージャ州西部で攻撃作戦を続けたため、Verboveの戦況は依然として不明である。
 ロシア軍第58諸兵科連合軍の第42自動車化狙撃師団隷下のある疲弊した部隊がノヴォプロコピフカ地域で反撃を増加させいることは、ウクライナがこの地域での反攻を担当したロシア軍空挺部隊をやや疲弊させた可能性を示唆している。
 露軍第42自動車化狙撃師団の部隊はトクマクまで後方広くに配置されていることから、ロシア軍が人員をウクライナ南部に厚く配置していないことを示唆していると伝えられている。
 ザポリージャ州西部でウクライナの反撃から守るロシア第42親衛自動車化狙撃連隊内の部隊で民族間の対立が起きているようである。
 ロシア軍は、9月25日から26日の夜に、ウクライナの港と軍事目標に対してShahed-131/136 UAVによる攻撃を実施した。
 ロシアと西側の情報筋は、ロシア国防省が黒海艦隊司令官のソコロフ中将が9月26日の会議に出席したとされる映像を投稿したことで、ソコロフ中将が生きていると主張しているが、現時点では状況は不明である。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で攻撃し、9月26日に一部地域で前進したと伝えられている。
2023.09.27
 09:55
Ukrinform 国際司法裁判所でウクライナ対ロシアのジェノサイド容疑口頭弁論再開 露は裁判権の不在を主張 <2310-092706>
 ハーグの国際司法裁判所 (
ICJ) が25日、「集団殺害罪の防止及び処罰に関する条約」(通称「ジェノサイド条約」)に基づいたジェノサイド容疑に関連して、ウクライナがロシアの軍事行動停止などを求めて起こした訴訟3日目の口頭弁論を開いた。
 口頭弁論では、シュリギン駐蘭ロシア大使がロシアを代表して発言し、「ロシアはICJに対して、ウクライナがロシアに対して、本件審理の一環で提出したいかなる要求も審理する裁判権がないことを発表し、それが受け入れられないことを認めるよう求める」と発言した。
【註】
 国際司法裁判所 (ICJ) はニューヨークに所在しない唯一の国連の主要機関としてオランダのハーグにおかれた国連の司法機関で、1946年にそれまでの常設国際司法裁判所にとってかわって活動を開始した。
 一方国際刑事裁判所 (ICC) は法律的にも機能的にも国際連合から独立した常設の裁判所で、国連システムの一部ではない。
2023.09.27
 00:59
Kyiv Independent Ukraine war latest: Another Russian command post reportedly hit; Supposedly dead Russian general shown alive <2310-092702>
 ウクライナ軍が9月25日にロシア黒海艦隊司令官のソコロフ中将がセヴァストポリにある艦隊本部への攻撃で殺害されたと報告したが、ロシア国防省は翌日、ソコロフ中将がビデオてショイグ国防相を交えた会議に参加したと主張する映像を公開した。
 ウクライナ軍のHIMARSによるヘルソン州攻撃でフロマドケのメディアが9月26日、露軍第70自動車化狙撃師団の将校少なくとも8名が死亡し、7名が負傷したと報じた。
 このメディアは攻撃のあった時期は特定していないが、Radio Free Europe/Radio Libertyは攻撃があったのはヘルソン市南東30kmのラデンスクで、Ukrainska Pravdaは9月18日としている。
Radensk の位置 (Google Map)】
2023.09.26
 21:17
共同通信

(Yahoo)

ロシア、司令官参加の映像公開 ウクライナが死亡発表 <2310-092617>
 ウクライナ軍は25日に、クリミア半島のセバストポリにある黒海艦隊司令部への22日の攻撃で、ロシア黒海艦隊司令官のソコロフ中将ら将校34名が死亡し、105名が負傷したと発表したが、ロシア国防省は26日に、ショイグ国防相らが出席した会議にソコロフ中将がオンライン参加しているように見える映像を公開した。
 TASS通信によると、ペスコフ大統領報道官は26日、ソコロフ氏が死亡したとの情報について「国防省からの情報はない。われわれが言うことは何もない」と記者団に述べ、確認を避けた。
2023.09.26
 18:29
時事通信

(Yahoo)

ロシア黒海艦隊、能力低下 「象徴的戦力を弱体化」 英分析 <2310-092615>
 英国防省が26日、ウクライナ軍の大規模攻撃で被害を受けたロシア海軍黒海艦隊について、能力が低下する公算が大きいという見方を示した。
 英国防省は、ロシアの被害は深刻ながらも限定的だと分析したが、艦隊はCM発射など中核任務の遂行能力を残している半面、ウクライナ軍にとってはロシアの象徴的、戦略的な戦力を弱体化できる証明になったと指摘した。
2023.09.26
 12:43
Ameba Times

(Yahoo)

ロシア黒海艦隊34人死亡 「司令官死亡は偽情報」とロシアが反論 <2310-092612>
 ウクライナ軍はロシア黒海艦隊司令部へのミサイル攻撃で、司令官を含む34名が死亡したと発表したが、ロシア側は司令官の死亡は「偽の情報だ」と反論している。
 ロシアのメディアはロシア軍の関係者の話として「黒海艦隊の司令官は当時、施設にいなかった。 偽の情報だ」と司令官が死亡したことを否定した。
2023.09.26
 12:09
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナ占拠地域で残酷な拷問 死者も=国連調査委 <2310-092611>
 国連のウクライナ調査委員会が25日、ロシア軍が占拠した地域で残酷な拷問を行い死者が出ていると報告した。 調査委のモーセ委員長はジュネーブの国連人権理事会で、占拠地域におけるロシア軍の拷問が広範かつ組織的に行われていたことを示すさらなる証拠を得たと説明し、被害者を死に至らしめるほどの残虐な拷問も行われたと述べた。
 ヘルソン州の占領地域でロシア兵は19歳から83歳までの女性に性的暴行を加え、家族が近くにいる中で性的暴行を加えるケースもあったという。
 モーセ委員長はまた、ウクライナ軍による違反行為も少数あったと指摘した。
2023.09.26
 08:35
ロイタ通信

(Yahoo)

ハンガリー系住民の権利回復までウクライナ支持せず=オルバン首相 <2310-092608>
 ハンガリーのオルバン首相が議会で25日、ウクライナのハンガリー系住民の権利が回復されるまで、国際的ないかなる問題においてもウクライナを支持しないと述べた。
 ハンガリーはウクライナが2017年に学校で少数言語の使用を制限する法律を可決したことを受け、15万人のハンガリー系住民が教育などで母国語を使用する権利が制限されていると主張し、対立している。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は2019年の当選後、特に宗教と言語の分野で少数派の権利を保護する法案を用意する必要があると述べていた。
2023.09.26
 07:50

(17:50 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 25 2023 <2310-092607>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月25日の戦況 =
 ザポリージャ州西部ではウクライナの攻撃が9月25日も続いているが、ヴェルボーブの戦況は依然として不明である。
 ウクライナの特殊作戦部隊は9月25日、セヴァストポリにある黒海艦隊司令部に対する攻撃艦隊司令官のソコロフ中将を含む34名の将校が死亡したと報告した。
 ウクライナ軍は9月24日にUAVで、クルスク州のハリノ飛行場とロシア連邦保安庁の建物を攻撃したと伝えられた。
 ゼレンスキー大統領は9月25日、米国が提供するAbrams MBTがウクライナに到着したことを確認した。
 ロシア軍は、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で攻撃したが失敗した。
 ウクライナ軍は、バクムット近郊、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃したが、戦果は確認されなかった
2023.09.26
 01:57
ロイタ通信

(Yahoo)

米製戦車「エイブラムス」がウクライナに到着=ゼレンスキー氏 <2310-092605>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が25日にTelegramで、Abrams MBTがウクライナに到着したと述べた。
 ただ到着した戦車の数は明言しなかった。
2023.09.26
 00:25
Kyiv Independent Overcoming setbacks, NATO-trained brigade breaches Surovikin line in Zaporizhzhia Oblast <2310-092602>
 西側からの戦車の供給が遅々としている間に、ロシアは衛星画像で見るような防御線を構築していたが、海外で訓練されたウクライナ軍第47機械化旅団にようやく前進する時が来た。
 一年前に新規に編成されたMaguraと呼ばれている第47機械化旅団が背負った期待は、オリヒフ南への前進を主導し、トクマクとメリトポリの主要都市に達することである。
2023.09.26
 00:06
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア黒海艦隊司令官を「殺害」、先週の攻撃で=ウクライナ特殊部隊 <2310-092601>
 ウクライナ特殊作戦部隊が25日、セバストポリにあるロシア黒海艦隊司令部に対する22日の攻撃で、同艦隊司令官のソコロフ中将が死亡したと発表した。
 ロシア国防省はソコロフ中将の死亡を巡るロイタの取材に対し、今のところ応答していない。  ロシア国防省は同司令部が少なくとも1発のウクライナ軍のミサイル攻撃を受け、軍人1名が行方不明になっていると発表していた。
 ウクライナ特殊作戦部隊はこの日「ロシア黒海艦隊司令部に対する攻撃で同艦隊司令官を含む34名の将校が死亡し、105名が負傷した。 司令部の建物は復旧できない状態にある」とTelegrqmに投稿した。
 ウクライナ特殊作戦部隊が死傷者の数をどのようにして確認したのかは現時点で分かっていない。
2023.09.25
 21:01
時事通信

(Yahoo)

ロシア黒海艦隊司令官を「殺害」 22日の攻撃で ウクライナ <2310-092512>
 ウクライナ軍が声明で25日、セバストポリにあるロシア海軍黒海艦隊司令部への22日の攻撃で艦隊司令官を殺害したと発表した。
 声明では「司令官を含む将校34名を殺害し、105人を負傷させた」と述べ「司令部は修理不能だ」としている。
2023.09.25
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 24 2023 <2310-092507>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月24日の戦況 =
 ロシア軍3個師団の部隊は、ザポリージャ州西部のオリヒフ地域に突出したウクライナの攻撃に対して強固に防御している。
Orikhiv の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍は9月24日現在、オリヒウの突出部3方向に沿って攻撃している。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍が9月22日にヴェルボーブに侵入し、24日の時点で装甲車両で集落を攻撃し続けたと報告している。
 ロシアの情報筋によると、ウクライナ軍はヴェルボーブの北を攻撃しており、ノヴォフェドリフカに配置されている露軍第56 VDV連隊をヴェルボーブ地域の他の連隊から分断する可能性がある。
 ロシア軍は、南に準備された防御陣地に後退するという戦術的に妥当な行動方針を取らず現在地を保持しようとしているため、かなりの戦闘力を費やし続けているようである。
 ロシアの軍司令部は、持ちこたえて時間を稼ぐように命じているかもしれないが、クレムリンがそのようにして稼いだ時間を何に活用しようとしているのは不明である。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で攻撃を継続した。
2023.09.25
 09:05
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ GDP、第2四半期は前年比19.5%増 <2310-092504>
 ウクライナ統計当局によると、2Qの国内総生産 (GDP) は前年同期比19.5%増加した。 前期比では0.8%増だった。
2023.09.24
 23:19
Kyiv Independent Power outage reported in St. Petersburg airport <2310-092418>
 サンクトペテルスブルグで大きな爆発音と閃光がした1時間後に停電したとの複数の投稿がTelegramに寄せられた。
 市中心から23km南方にあるプルコヴォ空港では国内線の出発ロビーでは電力供給が中断され建物内に非常灯が点灯したという。
2023.09.24
 20:44
讀賣新聞

(Yahoo)

ザポリージャ戦線、ウクライナが「第3防衛線」突破…車両の通過も可能に <2310-092416>
 ウクライナ軍の反転攻勢を指揮するタルナフスキー准将が23日にCNNの取材で、ザポリージャ戦線で露軍が構築した第三防御線を突破し前進を続けていると述べた。
 タルナフスキー准将によると、ウクライナ軍が要衝のトクマク奪還に向けた足がかりとなるロボティネ近郊の村ベルボベでの戦闘で露軍の第三防御線を破ったと明かし、大きな突破口になるとの見方を示した。
 ISWなどは21日に、ウクライナ軍が露軍第三防御線の一部を突破した可能性を指摘していた。 現場の指揮官はWashington Post紙に対し、歩兵はすでに2~3週間前に第三防御線を越えており、最近になって車両の通過も可能になったと語った。 激しい露軍の抵抗で、ウクライナ軍の前進はゆっくりしたものという。
2023.09.24
 17:30
CNN

(Yahoo)

ワグネル戦闘員、「至る所に出現」 ウクライナ軍司令官 <2310-092413>
 ウクライナ南部戦線で反転攻勢を指揮するタルナフスキー准将か24日までに、ロシアのWagner戦闘員が前線の至る所に姿を現し続けていることを明らかにした。
 ロシア政府は反乱に失敗したWagnerのプリゴジン首領が8月に飛行機墜落で死亡したのち、Wagnerを内部に取り込む動きを見せているともされる。
2023.09.24
 11:34
BBC News

(Yahoo)

ロシア黒海艦隊司令官ら重傷、海軍会合に合わせクリミアを攻撃=ウクライナ軍 <2310-092406>
 ウクライナ軍が23日、クリミアのロシア黒海艦隊司令部に対する22日のミサイル攻撃について短い声明を発表した。 ロシア海軍当局者の会合に合わせて実施したと説明し、黒海艦隊の幹部を含む数十人が死傷したと主張したが、詳細は明らかにしなかった。
 セヴァストポリに拠点を置くロシアの黒海艦隊は同国海軍で最強の艦隊とみられている。
 ウクライナ国防省情報総局長は、ロシア軍司令官2名が重傷を負ったと述べた。 ロシア政府は22日に攻撃で兵士1人が行方不明になったと明らかにしている。
 BBCは戦闘に関する双方の主張の多くを、独自に検証できていない。
2023.09.24
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 23 2023 <2310-092405>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月23日の戦況 =
 ISWは、ウクライナ軍がザポリージャ州西部のヴェルボーブ西のロシア軍野戦要塞を突破したと判断しつつある。
 ただしウクライナ軍は、ヴェルボーブの近くに設置されたロシアの防御陣地全て制圧したわけではない
 ウクライナ軍はザポリージャ州へ深く侵入しており、ロボタインのすぐ南1.5kmにある最前線の村、ノヴォプロコピフカを攻撃している。
Novoprokopivka の位置 (Google Map)】
 ザポリージャ州西部でのウクライナの反撃で、ロシア黒海艦隊の第810海軍歩兵旅団が壊滅した可能性がある。
 ウクライナ高官は、バクムットにおけるウクライナ軍の目的ロシア軍をこの場に拘束することであることを認めた。 ウクライナ軍がバクムットにロシア軍を拘束することは、クピャンスクの最前線への圧力を緩和している可能性がある。
 クライナ軍情報部長は、セヴァストポリのロシア黒海艦隊司令部に対する22日の攻撃でロシアの上級司令官を負傷させたと述べた。
 ロシア軍は、9月22日から23日の夜にミサイルとUAVで攻撃した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ-クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ-ドネツク市の線、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃したが、9月23日に前進は確認されなかった
2023.09.24
 06:30
共同通信

(Yahoo)

クリミア半島住民に避難呼びかけ ウクライナ軍、攻撃強化 <2310-092402>
 ウクライナのベレシチュク副首相が23日、ウクライナ南部クリミア半島に住むウクライナ人に避難を呼びかけた。
 ベレシチュク副首相は住民に「ウクライナ側の地域か第三国で半島の解放を待ってほしい」と訴えた。
2023.09.23
 17:47
朝日新聞

(Yahoo)

黒海艦隊攻撃で「幹部含む数十人の死傷者」 ウクライナ特殊作戦部隊 <2310-092312>
 ウクライナの特殊作戦部隊がSNSに23日、ウクライナ軍による22日のセバストポリでのロシア黒海艦隊司令部への攻撃で、幹部を含む数十人が死傷したと投稿した。 BBCは英仏から提供されたStorm Shadow/SCULP CMが使われたと報じている。
 投稿によると、ロシア海軍の幹部が会議のために集まっている情報をウクライナ空軍に提供し攻撃が実施されたという。 ロシア側は攻撃を受けたことを認めているが、死傷者については明らかにしていない。
 ウクライナ国防省情報総局トップのブダノウ氏はVOAのウクライナ語放送の取材に対し、「少なくとも9人が死亡し、16人が負傷した」とコメントした。 VOAは黒海艦隊のソコロフ提督が死傷者に含まれているかどうかも確認したが、回答はなかったという。
 ウクライナ軍は、2014年に併合されたクリミア半島の奪還をめざして大規模攻撃を続けていて、13日にロシアの揚陸艦と潜水艦を、14日にはロシアのS-400を破壊していた。
2023.09.23
 17:05
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、南部ベルボベ村で「突破口開いた」 前線指揮官 <2310-092311>
 ウクライナ軍南部方面指揮官のタルナフスキー准将が22日、隷下部隊がベルボベ村で敵陣を突破したことを明らかにし、今後さらに大きな突破口が開けるだろうと予告した。
 タルナフスキー准将はCNNの取材に「ベルボベ近郊の左側面で突破口が開いた。 我々はさらなる前進を続ける」としたが、前進が予想より遅いことは認めた。
 ウクライナの当局者からはここ数週間、南部前線で進展が生まれつつあることをうかがわせる発言が相次いでいて、ザポリージャ州にあるロシア軍の防衛拠点の第一線を突破し、南部前線沿いに広がる要塞化された塹壕網に接近している兆候が出ていた。
 一方、ロシアがザポリージャ州の占領地で任命した当局者は戦況について異なる見解を示している。
 CNNはどちらの戦況報告についても検証できていないが、入手可能な動画に基づくオープンソースの分析からは、ウクライナ軍の一部がベルボベ村付近にあるロシアの主要防衛線を突破したことがうかがえる。
2023.09.23
 15:00
Forbes

(Yahoo)

南部で塹壕突破したウクライナ部隊、次に待つのは危険な平野横断 <2310-092310>
 ロシアに占領されているウクライナ南部ザポリージャ州のメリトポリまで伸びる80kmの軸に沿って攻勢をかけているウクライナ軍の旅団は、べルボベの西、トクマクの北に広がるロシア軍の主要な防衛線を突破した。
 第82空中強襲旅団
IFVはここ数日で防衛線の一番外側にある塹壕の周辺を走破して竜の歯と呼ばれる対戦車障害を縫うように通り抜けべルボベに向かって前進した。 べルボベではロシア軍の3個連隊と特殊作戦部隊、予備部隊が必死の防衛戦を展開している。
 スロビキン・ラインと呼ばれる第一線の突破はウクライナ側にとって困難なものだったが、ウクライナ軍の車両部隊と歩兵は、同ラインの外側の塹壕からべルボベ村の端まで1.6kmにわたって広がる身を隠す場所がほぼない平野に出た。
 そこではウクライナ軍部隊がべルボベに入り、最西端の建物で安全を確保するまで、ロシア軍のUAVに監視される中を少なくとも1.6km東に進まなければならず、その間にロシア側はUAVに搭載された小型爆弾や、UAVの支援を受けた砲でウクライナ部隊を容易に攻撃できる。
2023.09.23
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 22 2023 <2310-092306>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月22日の戦況 =
 ウクライナ軍が9月22日にセバストポリのロシア海軍黒海艦隊司令部をUAVとCMで攻撃し、深刻な損害を与えた。
 ウクライナ軍が9月22日にバフムートの南で前進すると共に、ザポリージャ州西部でも躍進していると報じられた。
 米国防総省が9月21日に$325Mにのぼるウクライナへの支援を発表した。 また間もなくATACMSをウクライナに供与すると報じられている。
 ウクライナ軍当局はWagner Gp.ケルソン州の占領地域で活動しているとの報道をきっぱりと否定した。
 ロシア軍は、クピャンスク地域、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク州西部で攻撃施し、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域で前進したと伝えられている。
 ロシア政府は、2024年の国防費をRUB4.4T ($46B) 増やす計画であると伝えられている。
2023.09.23
 03:13
ロイタ通信

(Yahoo)

米、ウクライナに長距離ミサイル「ATACMS」供与へ=報道 <2310-092302>
 NBC Newsが22日に米複数の米政府当局者と議会関係者の話として、バイデン米大統領がウクライナのゼレンスキー大統領に対し、米国はウクライナにATACMSを供与すると伝えたと報じた。
 この報道に関するロイタの取材に対し、米国防総省は今のところコメントしていない。
2023.09.22
 21:49
AFP=時事

(Yahoo)

クリミア海軍司令部にミサイル攻撃、兵士1人死亡 ロシア側発表 <2310-092211>
 ウクライナ南部クリミア半島の黒海艦隊司令部が22日にウクライナ軍によるミサイル攻撃を受け、少なくとも1名の軍人が死亡したとロシア側が発表した。 ロシア国防省は防空システムでミサイル5発を撃墜したと主張した。
 ロシア側が貨物船の安全な運航を保証する合意から離脱して以降、ウクライナ、ロシア両軍共に黒海およびその周辺での攻撃を強化している。
2023.09.22
 11:30
Forbes ウクライナに供与のレオパルト1A5戦車、一部は故障した状態で到着 <2310-092206>
 デンマークが、現在使用していないLeopard 1A5 MBT 30両をウクライナに追加供与すると表明した。 今後数ヵ月以内にベルギー、デンマーク、ドイツから引き渡されるLeopard 1A5の総数は200両近くに上る。
 1980年代にドイツで開発された105mm砲を備えるLeopard 1A5は装甲は最も厚い箇所でも70mmしかなく防御力には優れているとはいえない。 防御性能は2000年代に開発されたLeopard 2A6の1/10という。
 だが、40年前に製造されたLeopard 1の少なくとも一部は供与前にドイツで改修を施されたにもかかわらず修理の行き届いていない状態だとの懸念すべき情報がある。 壊れた戦車を走らせることはできない。
 独Spiegel誌によれば、ウクライナは状態が悪いという理由でLeopard 1 10両の受け取りを拒否したという。
2023.09.22
 10:55

(20:55 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 21 2023 <2310-092205>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月21日の戦況 =
 ウクライナの装甲車両がザポリージャ州西部でロシアの防御層の最深層を超えて活動しているが、ISWはまだウクライナ軍がロシアの防御層を完全に突破したと見なすことは出来ない
 ウクライナ軍はクリミアで、ロシア軍のサキ航空基地UAVとミサイルで攻撃し、ロシアの航空機に損害を与えた可能性がある。
 衛星画像は、ウクライナ軍が9月20日にクリミアにある黒海艦隊司令部の第744通信所も攻撃したことを示しているす。
 ロシア軍は、9月20日から21日の夜にウクライナに対して特に大規模なミサイル攻撃をしたが、これはゼレンスキー大統領の米国訪問に対応した可能性がある。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃したが前進しなかった
2023.09.22
 09:22
Wall Street Journal

(Yahoo)

ウクライナ軍装甲車、ロシア防衛線を突破 <2310-092204>
 ウクライナ軍が南東部でロシアの主要防衛線を装甲車で突破した。 3ヵ月半に及ぶ反転攻勢でウクライナはロシア軍の占領地域を二つに分断することを目指しており、重要な節目となる。
Verbove の位置 (Google map)】
 南東部ザポロジエ州のベルボベ村付近で、ウクライナ軍は塹壕やコンクリートで構築された「竜の歯」と呼ばれる対戦車防御陣地を突破し、装甲車両が通り抜けられるようになったと、現地のウクライナ空挺部隊の将校が語った。
 今回の防衛線突破の規模は小さく、現地では激しい攻防が続いており、ロシア軍は砲撃を強化し反撃しているため、ウクライナ側では多くの死傷者が出ている。
 公開情報に基づく分析では、ウクライナ軍車両に対する砲撃が映されたロシアの動画防衛線突破を裏付けるものとみられている。
2023.09.22
 05:51
時事通信

(Yahoo)

「武器送らず」発言火消し ポーランド、ウクライナ支援継続を強調 <2310-092202>
 AFP通信が、ポーランドのドゥダ大統領が21日に地元メディアで、ウクライナへの武器供与停止を表明したモラウィエツキ首相の発言について、「自国のために購入している新しい兵器は送らないという趣旨だろう」と述べ、火消しを図ったと報じた。
2023.09.21
 19:47
Kyivindependent Germany delivers another military aid package to Ukraine <2310-092117>
 ドイツ政府が9月21日、ウクライナに新に衛星通信設備などを供与すると発表した。 供与するのは衛星通信端末17基、アンテナハブ1基、HX81 8×8トラクタ 4両、Zetrosトラック12両、及びWISENT 1地雷啓開車用部品などである。
 一方Spiegel紙は9月19日、ドイツからのLeopard 1A5 10両の提供申し入れを、ウクライナがその整備能力がないことを理由に断ったと報じた。
2023.09.21
 18:59
時事通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、クリミアの飛行場を攻撃 ロシア軍は各地にミサイル <2310-092115>
 ウクライナのメディアが、同国の情報機関・保安局(SBU)筋の話として、ウクライナ軍は20日夜から21日未明にかけ、クリミア半島のサキ航空基地を攻撃し、ロシア側に深刻な打撃を与えたと報じた。 サキ航空基地には戦闘機が少なくとも12機配備され、UAVの関連施設もあったという。
 ウクライナ軍はこのところ、同半島にあるロシア軍の施設に対する攻撃を繰り返し、サキ航空基地はこれまでも攻撃目標になってきた。
2023.09.21
 16:13
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、 ウクライナを大規模空爆 エネルギー施設に被害 各地で停電 <2310-092111>
 ロシア軍が21日、キーウを含むウクライナ各地に大規模な空爆を行い、全土でエネルギー・インフラ施設が被害を受けた。 ウクライナ政府当局者によると、空爆で2人が死亡したほか少なくとも18人が負傷した。
 この日の空爆は過去数週間で最も規模が大きく、ウクライナ当局者は冬季を前にロシア軍がウクライナの電力網を目標に新たな空爆を開始したとの見方を示している。 昨冬はロシア軍の重要インフラに対する度重なる空爆で大規模な停電が引き起こされ、何百万人もの人々が厳しい寒さにさらされた。
2023.09.21
 15:25
ロイタ通信

(Yahoo)

ベルギー、ウクライナへの F16 供与検討 欧州3カ国に続き <2310-092110>
 ベルギーのデクロー首相が、ウクライナにF-16を供与する可能性について検討していると明らかにした。
 同国はF-16をF-35に換装する作業を進めているが、ベルギー国防省はF-16についてウクライナが実戦で使うには古すぎると述べていた。
 国連総会出席のためニューヨークを訪問中のデクロー首相は20日、ウクライナがパイロットの訓練などにF-16を利用できる可能性があるとし、国防省に検討を指示したと公共放送VRTに語った。
 F-16のウクライナへの供与は、ノルウェー、デンマーク、オランダが表明している。
2023.09.21
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 20 2023 <2310-092109>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月20日の戦況 =
 ウクライナ軍は9月20日、バクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、9月19日から20日にかけて、ウクライナに対してShahed UAVによる攻撃を再び実施した。
 ウクライナの主要軍事情報局 (GUR) が、ウクライナの妨害工作員が9月18日にモスクワ近郊のチカロフスキー航空基地でロシアの戦略航空機に損害を与えたと報告した。
 ショイグ露国防相が、イランのライシ大統領がロシアへのUAV提供を拒否した翌日の9月19日、テヘランでイランのバゲリ参謀総長と会談し、ロシアとイランの軍事協力について話し合った。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェの線、バクムット周辺く、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で攻撃したが戦果は確認されていない
2023.09.21
 10:09
Kyivindependent 38 of 44 Russian cruise missiles downed by Ukraine overnight <2310-092108>
 ウクライナ軍参謀本部が、9月21日にロシアがキーウなどをKh-101/Kh-555/Kh-55 CM 44発で攻撃したが、このうち38発をウクライナ軍が撃墜したと発表した。
 またS-300 SAM 6発の攻撃もあったという。
2023.09.21
 09:31
CNN

(Yahoo)

空軍基地に攻撃、軍用機3機損傷か モスクワ近郊 <2310-092106>
 ウクライナ国防省情報総局が20日、モスクワ近郊の飛行場が18日に攻撃を受けたと明らかにした。 「未確認の工作員が航空機2機とヘリコプター1機を爆破した」としている。
 同局によると、攻撃を受けたのはモスクワから北東30km離れたところにあるチカロフスキー空軍基地で、「未確認の人物が厳重に警備されている飛行場に爆発物を仕掛け、ロシア空軍第354特殊部隊連隊に所属するAn-148Il-20、モスクワ州上空でUAVの撃墜を行っていたMi-28Nを爆破した」と説明した。
 機体の損傷の程度から、早期の修復は見込めないとの見方も示した。
 ロシアの一部のメディアは18日、チカロフスキー空軍基地付近での火災を報じたが詳細には触れていない。
2023.09.21
 09:13
ロイタ通信

(Yahoo)

クリミアと黒海上空でウクライナ無人機19機破壊、ロシア軍が発表 <2310-092105>
 ロシア国防省が、20日から21日にかけての夜間にウクライナによるテロ攻撃の試みを、対空部隊が黒海とクリミア半島上空でウクライナのUAV 19機を破壊し、さらに他の地域上空でも3機を破壊したと発表した。
 黒海とクリミア以外で破壊した3機はロシア中南部のクルスク、ベルゴロド、オルロフ地域の上空で撃墜したという。
2023.09.21
 00:47
ロイタ通信

(Yahoo)

09210047 ウクライナ軍、セバストポリのロシア黒海艦隊司令部を攻撃 <2310-092101>
 ウクライナ軍が20日、クリミア半島のセバストポリ近郊にあるロシア黒海艦隊司令部を同日朝に攻撃したと発表した。 ウクライナ軍は攻撃は成功したとしているが、詳細は明らかにしていない。
 ロシアが送り込んだセバストポリの「知事」はこの日、セバストポリに対するミサイル攻撃を阻止したと表明している。
2023.09.20
 22:43
Defense News New UK defense chief pledges more air-defense, strike weapons for Kyiv <2310-092009>
 9月20日にドイツのラムステイン航空基地で開かれたウクライナ支援国会議で、新しく就任したシャップス英国防相が、AIM-120 AMRAAMStarstreakなどウクライナの防空能力強化の装備支援を公表した。
 また支援にはStorm Shadow CMやM270
MLRSも含まれている。
2023.09.20
 22:09
Kyiv Independent Reuters: Planned $325 million US military aid package for Ukraine not to include ATACMS <2310-092008>
 ロイタが9月20日、ゼレンスキー大統領が訪米するのに合わせて米政府が$325Mの援助を公表すると報じた。
 今回の援助には155mm砲用クラスター弾Avenger
SHORAD、AT4対戦車兵器、HIMARS用GMLRS弾、Javelin ATGMなどが含まれるが、ウクライナが熱望しているATACMSは含まれないという。
2023.09.20
 09:56
共同通信

(Yahoo)

占領地にロシア軍20万~30万 米統参議長、反転攻勢厳しく <2310-092004>
 米統合参謀本部議長のミリー陸軍大将か19日、ウクライナ軍の反転攻勢を評価しつつも「占領地域に展開する200,000~300,000のロシア軍を追い出すのは、ウクライナ軍にとって厳しい仕事だ」と述べ、今後も困難な戦いが続くとの認識を示した。
 ミリー大将はドイツのラムシュタイン米空軍基地で開いたウクライナ防衛支援の関係国会合での記者会見で「ウクライナ軍は54%の占領地域を解放したが、まだ先には多くの仕事が残っている」と指述べた。
2023.09.20
 08:50

(18:50 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 19 2023 <2310-092003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月19日の戦況 =
 ロシア軍は9月19日にウクライナの後方地域に対し、Shahed-131/-136 UAVとBMによる攻撃を行った。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で攻撃したが、9月19日には前進しなかった
 ウクライナ軍は9月19日に少なくとも2正面で攻撃し、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線とザポリージャ州西部で前進した。
2023.09.19
 23:48
Defense News Sea Breeze players wrap up Black Sea drill, first series since war <2310-091911>
 米英仏やウクライナを始じめブルガリア、ルーマニア、トルコが参加するSea Breeze海軍演習が9月11~15日に黒海で行われた。
 演習は1997年から行われSea Breeze 2023は22回目になるが、ロシアのウクライナ侵攻後では初めてになる。
2023.09.19
 21:43
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ南部港から穀物船出港 ロシアの合意離脱後に初めて <2310-091908>
 ウクライナのクブラコフ副首相兼インフラ相が19日にFacebookへの投稿で、オデッサ州のチョルノモルスク港から小麦を積んだ民間貨物船が黒海に出港したと明らかにした。 ウクライナ当局は16日、民間貨物船2隻が臨時回廊を通ってチョルノモルスク港に入港したと発表していた。 臨時回廊はNATO加盟国のルーマニアやブルガリアの沿岸を通る。
 ロイタ通信などによると、ロシアの穀物輸出合意離脱後、ウクライナが設けた臨時回廊を通じて入港した貨物船が穀物を積んで出港するのは初めてである。
2023.09.19
 13:26
AP通信

(Yahoo)

バフムート包囲へさらに前進 ウクライナ軍が高地を奪還 <2310-091905>
 クウクライナ軍が9月17日、東部戦線の最激戦地となったバフムートの南にある、クリシュチウカ村を奪還した。 バフムート都市圏に属するクリシュチウカ村は、ロシア軍が占領するバフムートの南8kmにあり、すぐ南隣のアンドリーウカ村の奪還から日を置かずに、ウクライナ領土防衛隊の旅団と第80独立空中強襲旅団、さらに第5独立強襲旅団の混成部隊によって奪還された。
 この村の高台からは、ロシア軍が占領しているバフムートの町と兵站ラインを見渡すことができ、ウクライナ軍が町を包囲する新たな機会が生まれた。
 ウクライナ国防省のマリャル次官は、クリシュチウカは解放されたが、ロシア軍はまだ失われた陣地を取り戻そうとしていると述べた。
2023.09.19
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 18 2023 <2310-091903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月18日の戦況 =
 ウクライナ軍当局者によると、ウクライナがバクムットの南にあるクリシチイウカとアンドリーウカを奪還したことで、バクムットの南の地域でのロシアの防御能力が低下した可能性がある。
 ウクライナ軍の反撃は、ザポリージャ州西部におけるロシア軍で重要な部隊の特に深刻な弱体化をもたらした可能性がある。
 バクムットの南における最近のウクライナの前進は、この地域でもロシア軍部隊が同様に弱体化したのに対応した可能性がある。
 ロシア軍は、9月17日から18日の夜に、黒海沿岸および後方地域をShahed-131/136 UAVおよびCMで攻撃した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境、およびザポリージャ西部で攻撃し、9月18日に一部の地域で前進した。
 ウクライナ軍は、少なくとも2正面で攻撃し、9月18日にザポリージャ西部で前進した。
2023.09.18
 21:48
読売新聞

(Yahoo)

ウクライナ政府、国防次官6人全員を解任…当日朝に戦線情報を発信していた次官も <2310-091807>
 ウクライナ政府が18日、マリャル国防次官ら国防次官6人全員の解任を閣議で決定したと発表した。 理由は明らかにしていないが、国防省では調達などを巡る汚職疑惑が相次いで発覚し、9月上旬には国防相が事実上更迭され、新たにウメロフ氏が国防相に就いていた。
 ロイタ通信によると、2021年から国防次官を務めていたマリャル次官は戦争犯罪など国際法の専門家で、反転攻勢の進展について頻繁に情報を発信しており、18日朝も戦線の様子を伝えていた。
 ニュースサイトUkrainska Pravdaはウクライナ政府高官の話として、ウメロフ国防相の要請を受けて全ての国防次官が自発的に辞表を提出したと報じた。
2023.09.18
 12:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍の精鋭旅団が猛攻、バフムート近郊のロシア軍旅団が全滅 <2310-091806>
 ウクライナ軍旅団が8月中旬に、ウクライナ南部メリトポリに向かうルートの要衝であるベルボベでロシア軍の防衛線を突破したため、ロシア軍は温存していた最後の精鋭師団である第76親衛航空突撃師団をウクライナの東部から南部へと振り向けたが、この配置転換により東部に展開するロシア軍は機動性のある予備兵力を失った結果、ウクライナ軍は9月15日かその直前にアンドリーウカを奪還した。
 アンドリーウカへの攻撃を行ったウクライナ軍の第3強襲旅団の旅団長は、「電撃作戦の結果、アンドリーウカのロシア軍の第72自動車化狙撃旅団は包囲され、主力部隊から切り離され壊滅した」と述べている。
 2日間にわたる激しい戦闘で、第3旅団は第72自動車化狙撃旅団ほぼすべての歩兵を殺害したと主張し、ロシア軍の死傷者と捕虜は1,000名以上にのぼった可能性があるとした。
2023.09.18
 07:35

(17:35 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 17 2023 <2310-091804>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月17日の戦況 =
 ウクライナ軍は9月17日にバクムットの南にあるクリシチイウカを奪還し、バクムット方向の他の場所で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、9月16日から17日の夜に、ウクライナ南部でShahed-131/136 UAVとCMで攻撃した。
 ロシア軍は9月17日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク~ザポリージャ州地域で攻撃し、一部の地域で前進した。
 ウクライナ軍はまた、ザポリージャ州西部で反撃を継続した。
2023.09.18
 06:01
共同通信

(Yahoo)

激戦地バフムト周辺また奪還 ウクライナ軍、前進続く <2310-091802>
 ウクライナ国営Ukrinform通信が、陸軍司令官のシルスキー大将が17日にウクライナ軍がバフムト南方の集落クレシチェエフカを奪還したと発表したと報じた。
 バフムトはロシアが5月に制圧した交通の要衝で、Ukrinformは17日に、ウクライナ軍の東部担当報道官の話として、ロシア軍がバフムト方面に52,000名を集結させていると報じており、さらなる戦闘の激化が懸念される。
2023.09.18
 06:01
共同通信

(Yahoo)

激戦地バフムト周辺また奪還 ウクライナ軍、前進続く <2310-091801>
 ウクライナ国営Ukrinform通信が、ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将が17日に、ウクライナ軍がバフムト南方の集落クレシチェエフカを奪還したと発表したと報じた。 ウクライナ軍は15日に同じくバフムト南方の集落アンドレーエフカ奪還を発表したばかりで、シルスキー大将は「クレシチェエフカはロシアを排除し解放された」とした。
 バフムトはロシアが5月に制圧した交通の要衝で、周辺で激戦が続いており、Ukrinformはウクライナ軍の東部担当報道官の話として17日に、ロシア軍がバフムト方面に52,000名を集結させていると報じている。
2023.09.17
 22:11
日経新聞 ロシア軍、要衝の防衛強化 南部ザポロジエ州、英分析 <2310-091705>
 英国防省が17日、ウクライナ南部ザポロジエ州の要衝トクマク周辺ロシア軍がここ数日、防衛線を強化しているとみられるとの分析を発表した。
 検問所や対戦車障害物を設置、新たな塹壕を掘っているもようだという。 ウクライナの反転攻勢に対するロシアの懸念の高まりを示していると指摘した。
 ISWは16日に、ウクライナ軍の前進でロシア軍はザポロジエ州西部では防御強化を迫られ、東部ドネツク州から有力部隊を転用しているとみられると発表した。
 一方、ウクライナの国営Ukrinform通信は17日にウクライナ軍の東部担当報道官の話として、ロシア軍がドネツク州の激戦地バフムト方面に52,000名を集結させていると報じた。
2023.09.17
 19:23
Kyiv Independent Canada pledges nearly $25 million to bolster Ukraine's air defense <2310-091704>
 カナダのブレア国防相が9月17日、ウクライナへ防空装備を供与する英国主導の連合国としてCAD33M ($24.4M) の装備を拠出すると発表した。
 この英国主導連合はロシアからのミサイルやUAV攻撃を防ぐため6月に結成されたもので、米英蘭、デンマークなど数ヵ国が加盟し、数百発の短距離や中距離のSAMと関連装置のウクライナへの供与を行う。
 カナダのトルドー首相は6月にCAD500M ($369M) の軍事支援を表明していた。
2023.09.17
 08:25

(18:25 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 16 2023 <2310-091702>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月16日の戦況 =
 ウクライナ軍は9月16日にバクムット方向への攻撃を継続し、この地域で戦果を挙げ続けた。
 ロシアの司令部はザポリージャ州西部でのウクライナ軍の前進への対処を優先し、バクムットの南から比較的精鋭な部隊をさせている可能性がある。
 ウクライナ軍も9月16日にザポリージャ州西部で前進し、ロシアの防御陣地に侵入し続けた。
 9月16日のウクライナ軍のUSV攻撃で、ロシア船が損害を受けた可能性がある。
 ウクライナ当局は9月16日、黒海のウクライナ回廊を使用して民間船が初めてウクライナの港に到着したことを確認した。
 ロシア軍指導部は、モスクワを含むロシアの都市へのUAV攻撃に対する防空の失敗を認めずに、汚職容疑を口実に防空当局者を解任している可能性がある。
 ロシア軍は9月16日にクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ西部で攻撃し、一部の地域で前進した。
 ウクライナ軍は9月16日に少なくとも2正面で攻撃し、バクムットの近くとザポリージャ州西部で前進した。
2023.09.17
 06:01
共同通信

(Yahoo)

東部ハリコフ州で2人死亡 ロシア軍は巡航ミサイル備蓄か <2310-091701>
 英国防省が16日、ロシア軍が今冬にウクライナの電力インフラを攻撃するためCMを備蓄している可能性があると分析した。 ロシア軍は昨冬も同様にインフラを破壊した。
 その後、CMの生産を増強する一方で、発射を減らしていると指摘した。
2023.09.16
 09:30
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍、3週間でクリミアの S-400 防空システム2基破壊 残り3基 <2310-091606>
 ロシア空軍は黒海艦隊を守るため、2022年2月にウクライナに侵攻する前の数年間で、S-400 SAM 5個システムをクリミア半島に配備したが、ウクライナ海軍はここ1ヵ月足らずの間に、そのうちの2個システムを破壊した。
 8月23日にまずクリミア半島北西部のタルクハンクト岬にあるS-400が、9月14日には58km南のエフパトリアにあるS-400が攻撃を受けた。
2023.09.16
 08:20

(18:20 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 15 2023 <2310-091605>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月15日の戦況 =
 ウクライナ軍は9月14日にバクムット地域のアンドリーウカを奪還し、9月15日にバクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃を続けた。
 ウクライナ軍海軍が9月14日、黒海でロシア船にUSV攻撃を行った。
 ロシア軍は、9月15日にウクライナの後方地域を目標にShahed-131/-136 UAVで攻撃した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で攻撃し、9月15日に一部の地域で前進した。
 ロシア占領当局は、占領下のウクライナ南部とロシアおよび占領下のクリミアを結ぶ兵站線線 (GLOC) を強化する努力を続けている。
2023.09.16
 07:42
テレ朝 News

(Yahoo)

ウクライナ クリミア半島のロシア防空システムを破壊と発表 <2310-091603>
 ウクライナ海軍が14日、CM 2発でロシア軍がクリミア半島に配備しているS-400の破壊に成功したと発表した。
 ウクライナ軍は13日にもセバストポリの造船所で修理中の揚陸艦と潜水艦を破壊するなどクリミア半島のロシア軍への攻撃を強めている。
2023.09.16
 02:18
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナの海上ドローン、ロシアのミサイル艦を攻撃=関係筋 <2310-091601>
 ウクライナの関係者が15日にロイタに、14日にウクライナの
USVがセバストポリ軍港の入り口でロシアの小型ミサイル艦Samumの後部右側を攻撃し大きな損傷を与えたと述べた。 攻撃を受けたミサイル艦は片側に傾き、修理のために曳航されたという。
 ロシア国防省は14日の声明でSamumに対するウクライナの攻撃を認めたうえで、USVを迎撃し破壊したと発表した。
 ロイタは独自にこの発言を確認できていない。
【註】
 ミサイル艦Samumは外観から見て、側面を固定板にした一種のACVであるSESと見られる。
 もしSESであれば側板に損傷を受け空気が漏れてしまうと浮上できなくなり、SESとしての航行は出来なくなる。
2023.09.15
 08:40

(18:40 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 14 2023 <2310-091503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月14日の戦況 =
 ウクライナ軍はザポリージャ州西部とバクムット周辺で攻撃を継続し、9月14日にバクムットの南に前進したと伝えられている。
 ウクライナ軍は9月14日、クリミアの占領下のエフパトリア近くのロシアの防空システムを攻撃し、ロシアの防空システムに欠陥がある可能性があることを示唆した。
Yevpatoria の位置 (Google Map)】
 ロシア軍は9月14日にウクライナの港湾インフラを目標にしたShahed-131/136によるUAV攻撃を実施した。
 ロシアの第7親衛空中突撃 (VDV) 師団第247 VDV連隊の連隊長ポポフ大佐が、ウクライナでの戦闘で戦死したと伝えられた。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で攻撃し、9月14日に一部の地域で前進した。
 ウクライナ軍もアウディーイウカ~ドネツク市で前進した。
2023.09.15
 05:19
時事通信

(Yahoo)

ウクライナに事務所開設 本部以外で最大 国際刑事裁判所 <2310-091502>
 オランダのハーグに本部を置く国際刑事裁判所 (
ICC) が14日、ウクライナの首都キーウに事務所を開設したと発表した。 ICCは、ロシアによる戦争犯罪の捜査で、ウクライナとさらなる連携強化を図る。
 ウクライナのコスチン検事総長はX (Twitter) で事務所開設について歓迎した。 コスチン検事総長によれば、ウクライナ事務所はICC本部以外で最大規模だという。
2023.09.15
 04:00
共同通信

(Yahoo)

デンマークに F35 が到着 退役 F16 がウクライナへ <2310-091501>
 AP通信が、デンマークが発注していたF-35 4機が14日に初めて到着したと報じた。 退役するF-16と換装され、退役するF-16の一部はウクライナに供与される。
 デンマークのフレデリクセン首相は、ウクライナにF-16を19機供与すると表明しており、F-35受領後、年明け前後に6機を供与する見通しとなっている。
2023.09.14
 18:57
時事通信

(Yahoo)

クリミアで防空システム破壊 ウクライナ軍、攻撃継続 <2310-091411>
 ロイタ通信がウクライナ情報筋の話として、ウクライナ軍が14日にクリミア半島でUAVとミサイルによる攻撃を行いロシアの防空システムを破壊したと報じた。 ウクライナ側はUAVで防空システムのレーダーやアンテナを攻撃した後、CM 2発を発射したという。
 ロシア国防省も、14日にクリミア上空でロシア軍の防空システムがウクライナのUAV 11機を撃墜し、「テロ攻撃の試みは失敗した」と表明した。
2023.09.14
 16:40
聯合ニュース

(Yahoo)

北朝鮮提供の兵器をロシアがウクライナ戦で使用 「前々から確認」=韓国高官 <2310-091408>
 韓国大統領室高官が14日、北朝鮮製ロケット弾のロシアへの供給の有無を記者団に問われ、「北が提供した兵器ウクライナ戦争でロシアによって使われたということは、前々からわれわれが確認していた事項だ」と述べた。
2023.09.14
 08:40

(18:40 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 13 2023 <2310-091404>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月13日の戦況 =
 ウクライナ軍が9月13日にセヴァストポリ軍港にミサイル攻撃を行い、揚陸艦、Kilo級潜水艦、港湾インフラに損害を与えた。
 ウクライナ軍は、9月13日にザポリージャ州西部とバクムット周辺の2正面で反撃し、両正面で前進したと伝えられた。
 ロシア軍は、9月12日から13日の夜に、スームィ州とオデッサ州をShahed-131/136 UAVで攻撃した。
 プーチン大統領は、ロシアと北朝鮮との関係拡大がロシアの既存の制裁回避計画を危険にさらす可能性があることを懸念している可能性が高い。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の国境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃したが前進は確認されていない
 ウクライナ中央軍事情報局 (GUR) が、GURとウクライナのパルチザンが9月12日にザポリージャ州エネホダルのロシア占領パスポート事務所にUAV攻撃を行っていることを示す映像を公開した。
2023.09.14
 07:36
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ反転攻勢、東部で攻撃激化に直面=国防次官 <2310-091403>
 ウクライナのマリャル国防次官が13日に国営TVで、反転攻勢を進める部隊が東部の前線ロシア軍の新たな反撃に直面していると明らかにした。
 マリャル次官によると、ウクライナ軍は数ヵ月にわたり防衛を続けてきた東部アブデーフカと近郊のマリンカに対する新たな攻撃に直面している。
Avdiivka の位置 (Google Map)】
 ウクライナの反転攻勢はアゾフ海へ南下しながら集落を奪還するとともに、5月にロシア軍に占領された東部バフムト周辺を奪還することに重点を置いている。
 バフムト奪還作戦では「安定した成功」を収めているという。
 南部については、9月に奪還したロボティネを確実に支配下に置いているとしつつ、周辺では非常に激しい戦闘が続いているが、前進を遂げているとも述べた。
2023.09.13
 19:40
CNN

(Yahoo)

ウクライナ、セバストポリの艦船修理工場に大規模攻撃 火災発生、24人負傷 <2310-091309>
 ロシア国防省とウクライナの双方が、ウクライナ軍が13日未明にクリミア半島セバストポリ軍港の艦船修理施設に対して大規模攻撃を仕掛けたことを明らかにした。
 ロシア国防省は、ウクライナ軍がセバストポリ市にあるオルジョニキーゼ艦船修理工場に対しCM 10発で攻撃したが、CM 7発を迎撃し、黒海艦隊の航行中の艦船に対しUSV 3隻を送り込んだが、哨戒艇がすべてのUSVを破壊したと主張した。 ただ、修理中の艦船2隻がCM攻撃で損傷したことは認めた。
 ロシアが任命したセバストポリのラズボジャエフ市長も、大規模攻撃があったことを確認し、ミサイル攻撃で火災が発生し24人が負傷したことを明らかにした。 投稿された現場のものとされる映像と写真には、巨大な黒煙や激しい炎が上がる様子が捉えられている。
 ロシアの非公式軍事ブロガーの一人によれば、乾ドックで修理中だった通常動力潜水艦(註:Kilo級Rostov Na Donu大型揚陸艦Minskの2隻が損傷したというが、こうした証言について独自に検証することはできていない。 また別の非公式アカウントは、攻撃にはStorm Shadowが使用されたと主張した。
 一方、ウクライナ空軍司令官のオレシチュク中将は、空軍操縦士の「素晴らしい戦闘行為」に感謝の意を表明した。
2023.09.13
 07:42
CNN

(Yahoo)

ロシア艦隊、黒海の一部で活動できず 石油掘削施設の周辺 ウクライナ軍発表 <2310-091305>
 ウクライナ海軍報道官が12日、ウクライナが奪還したクリミア半島沖にある石油・ガス掘削施設Boyka Towersの周辺で、ロシア軍の黒海艦隊が活動できなくなっていると明らかにした。
 ロシアの航空機は依然として現地で存在感を示し、空からの脅威がまだあるが、ウクライナ軍が沿岸に配備している砲や
MANPADS、ミサイルシステムにより、ロシア艦はBoyka Towersに近づくことができないと述べた。
2023.09.13
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 12 2023 <2310-091304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月12日の戦況 =
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ西部で攻撃し、9月12日に一部の地域で前進した。
 ウクライナ軍は9月12日に少なくとも2正面で攻撃し、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で前進した。
2023.09.13
 05:56
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、ザポロジエ原発付近をドローン攻撃=ロスアトム <2310-091303>
 ロシア国営原子力企業Rosatom社のリハチョフ総裁が12日、ロシアが占拠するザポロジエ原子力発電所の近くにあるエネルホダルにウクライナ軍が11日にUAVによる攻撃を行ったと明らかにした。 リハチョフ総裁によると、UAV 6機は全て破壊された。
Enerhodar の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍事情報当局GURは12日、エネルホダルに対するUAV攻撃の映像を公開し、ロシアがパスポート発行に利用している建物のほか、ロシア軍将校が駐在している場所などを攻撃したとした。
 ロイタはGURの発表や映像を独自に確認できていない。
2023.09.13
 05:00
朝日新聞

(Yahoo)

スウェーデン、戦闘機「グリペン」の供与を本格検討 ウクライナへ <2310-091302>
 スウェーデンの公共ラジオが12日、同国政府がGripenのウクライナへ供与を本格的に検討し始めたと報じた。 ただ、実現しても、実戦で使われるようになるのは時間がかかるとみられる。
 報道によると、スウェーデン政府は14日にも軍に対し、自国の防衛能力に影響を与えないか、代替機はどれほど早く手に入るか、ウクライナ側の訓練をどうすべきかなどを調べるよう指示するという。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は8月、スウェーデンでクリステション首相と会談し、その後の会見でGripenの提供を受けることについて協議をしたと明らかにしていた。
2023.09.12
 20:49
Kyiv Independent Reuters: Cargo plane manufacturer Antonov moves to drone production <2310-091214>
 ロイタ通信が9月12日、国営Ukroboronpom (Ukrainian Defense Industry) の発表として、ウクライナの輸送機メーカAntonov社がUAVの生産に乗り出すと報じた。
2023.09.12
 19:28
Kyiv Independent Denmark to send Ukraine $830 million military aid package <2310-091212>
 デンマーク国防省が9月12日、ウクライナへDKK5.8B ($830M) の装備を供与すると発表した。
 新たな支援パッケージにはMBT、IFV、対空砲も、弾薬などが含まれ、2023~2025年に引き渡されるという。
2023.09.12
 17:02
Ukrinform 独ラインメタル社、ウクライナに野外病院を納入 <2310-091210>
 ドイツRheinmetall社が12日、ドイツ国防省が子会社 (RMS) がウクライナに野外病院設備を納入したと発表した。
 発表によれば、ドイツ国防省が1年前にRMS社に、野外病院システムと関連保守サービス、訓練に関する契約を€9Mで発注していたという。
 野外病院システムは、32床と集中治療用ベッド8床からなり、滅菌設備の整った手術室、レントゲン装置、CT撮影機材、検査室、医薬品、医療隊員の休憩室が揃っているという。
2023.09.12
 15:31
AP 通信

(Yahoo)

ウクライナ軍東部戦線で前進 バフムート方面で高地を確保 <2310-091209>
 ウクライナ国防省のマリャル次官が述べたところによると、ウクライナ軍はドネツク州でバフムートのすぐ南にあるオプチネを奪還し、さらに南のクリシチウカとアンドリーウカに向けて前進しているという。
Opytne の位置Klishchiivka と Andriivka の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍はバフムートを制圧するため、周辺部の高地に火砲陣地を確保しようとしており、マリャル次官によれば、クリシチフカとアンドリーウカでしたという。
2023.09.12
 10:55
AP 通信

(Yahoo)

黒海の石油採掘施設を奪還 ウクライナ軍特殊部隊 <2310-091207>
 ウクライナ国防相が、オデーサとクリミア半島の中間にある石油と天然ガスの洋上採掘施設を、ウクライナ軍特殊部隊がロシアから奪還したことを明らかにした。 Boyka Towersと呼ばれる採掘施設は、2014年のロシアによるクリミア半島併合から1年後の2015年以降ロシア軍に占拠されていた。
 ウクライナ国防相の情報総局が発表した声明では、Boyka Towersはエネルギー目的に利用されただけでなく、全面侵攻の際にはヘリコプターや電子戦装置を配置する基地としても使われたという。
 ロシア人軍事ブロガーによれば、Boyka Towersは1年以上無人だったといい、先月ウクライナ軍特殊部隊が実施した奪回作戦は、その後の部隊の配備に繋がっていないという。
2023.09.12
 09:50
CNN

(Yahoo)

ウクライナへの長距離ミサイル供与、バイデン氏が近く最終決定下す見通し 情報筋 <2310-091205>
 当該の議論に詳しい人物がCNNに、バイデン米大統領がウクライナに初めて
ATACMSを供与する最終決定を近く下す見通しであることを明らかにした。
 現在、米国がウクライナに供与した兵器の最大射程は150kmだがATACMS射程は300kmである。 この措置は、国務省と国防総省がウクライナ側の数ヵ月にわたる要請を受けて推奨していた。
 米当局者らはかねて、長距離ミサイルがロシアに向けて発射されれば、戦争が激化しかねないとの懸念があったため供与に積極的ではなかった。
 バイデン政権はこれまで、HIMARSやPatriot、Abrams MBTといった兵器のウクライナへの供与を当初拒んできた経緯があるが、これらの兵器は全て最終的に供与されている。
2023.09.12
 06:15

(16:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 11 2023 <2310-091204>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月11日の戦況 =
 ウクライナ軍は9月11日にドネツク州とザポリージャ州で反撃し、バクムット州の近くとザポリージャ州西部で前進したと伝えられている。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、9月11日に一部の地域で前進した。
 ウクライナ軍は9月11日に少なくとも1正面で攻撃し、バクムット付近、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で前進した。
 ウクライナと英国の軍当局者が9月11日、ロシア軍は2023年末までに400,000名以上を動員しようとしていると報告した。
2023.09.12
 01:03
Defense News Germany orders 40 Marder combat vehicles for Ukraine <2310-091202>
 ドイツ政府がウクライナに供与するMarder
IFV 40両のオーバーホールをRheinmetall社に発注している。 ドイツは2022年にMarder 40両の供与を表明し、2022年春にオーバーホールに取りかかっていた。
 Marderは1970年代からドイツ陸軍が装備しているIFVで、このオーバーホールでドイツ陸軍が現在装備しているMarder 1A3と同じ仕様になる。
2023.09.11
 23:52
Kyiv Independent UK says Russia targeted civilian cargo ship in Black Sea <2310-091112>
 英国外務省が、ロシア軍が8月24日に黒海のオデッサ港民間貨物船に対し攻撃したとする新たに入手した情報を明らかにした。
 報告書によると、ウクライナは黒海艦隊から発射され港に向かってきたKalibr 2発を含むロシアのミサイルを撃墜した。
 ロシアの意図された標的は、港に停泊しているリベリア船籍の貨物船であったという。
2023.09.11
 22:11
AFP=時事

(Yahoo)

黒海の石油プラットフォーム奪還 ウクライナ情報総局 <2310-091111>
 ウクライナ国防省情報総局が11日、黒海にあり、2015年以降ロシア側が支配していた石油と天然ガスの採掘施設を奪還したと発表した。 通称Boyka Towersと呼ばれるこのプラットフォームは、クリミア半島とオデーサ州の中間付近に位置する。
 さらに、「作戦のある段階で、ウクライナの特殊部隊舟艇とロシアのSu-30の間で戦闘が起き、Su-30は被弾して退却を余儀なくされたことを明らかにした。
2023.09.11
 15:33
Ukrinform ウクライナ、クリミア近海の天然ガス・石油掘削リグのコントロールを特殊作戦で奪還 <2310-091105>
 ウクライナ国防省情報総局が11日、同局部隊が特殊作戦により黒海海上のクリミア近海に設置されているガス石油掘削リグ、通称Boyka Towersを奪還したと発表した。
 発表には「ウクライナ国防省情報総局部隊が奪還したのは、掘削プラットフォームのPetro HodovaletsとUkraina、及び掘削リグのTavridaとSyvashである」と書かれている。
 さらに、特殊作戦部隊は作戦遂行時に、NAR対ヘリ無誘導弾や、船舶を監視するNevaレーダも鹵獲したという。
 今回の作戦の際、ウクライナの特殊作戦部隊の舟艇がロシアのSu-30と交戦し、Su-30は被弾して退却を余儀なくされたと書かれている。
2023.09.11
 14:50
AFP=時事

(Yahoo)

人道支援NGO車両に攻撃、救援活動従事者2人死亡 ウクライナ東部 <2310-091103>
 ウクライナ東部ドネツク州で9日、人道支援組織の活動家ら4人が乗る車両が攻撃を受け、カナダ人とスペイン人の救援活動従事者が死亡した。
 ウクライナ国防省は、人道支援NGOのRoad to Reliefに所属するスペイン出身のイグアルさんとカナダ出身のイナットさんが、ロシア軍の攻撃を受けて死亡したと発表した。
2023.09.11
 06:06

(16:06 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 10 2023 <2310-091101>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月10日の戦況 =
 ウクライナ軍はザポリージャ州西部のロボタインの南で前進したほか、9月10日にバクムットの近くでも前進したと伝えられている。
 ロシア軍は、9月9日から10日の夜に、キーウ州に対しShahed-131/-136でUAV攻撃した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ-クレミンナの線、バクムット周辺く、アウディーイウカ~ドネツクの市線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域を奪還したと伝えられている。
 ウクライナ中央情報局 (GUR) 報道官のスキビツキー少将が9月10日、ロシア軍は占領地域に420,000万以上の部隊のほか、ロシア国家警備隊やその他の部隊や組織を投入していると述べた。
2023.09.10
 23:57
Kyiv Independent Maliar: Ukraine, Sweden aim to jointly produce 1,000 combat vehicles <2310-091012>
 ウクライナのマリアール国防次官が9月10日、ウクライナとスウェーデンCV-9
ACV 1,000両を共同生産する計画であると発表した。 マリアール次官は、両国がこの問題について合意したと述べたが、生産計画の詳細は明らかにしなかった。
 マリアール次官によると、最初のCV-90は2023年夏に到着してすでにドネツク州のライマン近くの最前線に送られている。
2023.09.10
 18:47
Ukrainska Pravda Biden may soon authorise supply of ATACMS missiles to Ukraine – Financial Times <2310-091009>
 Financial TimesがEuropean Pravaの報道を元に、匿名のバイデン政権高官が米国が間もなく
ATACMSをウクライナに供与すると述べたと報じた。
 英国のStorm ShadowやフランスのSCALPより強力なATACMSの供与は、議会で両党から強く要求されていた。
2023.09.10
 16:18
AFP BB ロシア無人機の残骸、ルーマニアでまた発見か <2310-091007>
 ルーマニア国防省が9日、ウクライナとの国境付近でロシアのUAVのものとみられる残骸を新たに発見したと発表した。
 同省は、海軍部隊が地元当局からの情報提供を受けてプラウル(註:ドナウ川を挟んだウクライナのイズマユール対岸)一帯を捜索したところ、ロシア軍が使用しているものに類似したUAVの一部残骸が見つかったとしている。
2023.09.10
 15:28
Kyiv Independent Military: Southern forces liberate another 1.5 square kilometers near Robotyne <2310-091006>
 Tavriaと別称されているウクライナ南部方面軍が9月10日、ロボティネで過去24時間に1.5㎢を奪還したと発表した。
 それによるとウクライナ軍砲兵は過去24時間に1,391回交戦して、ロシア兵72名が死亡、149名が負傷、5名が捕虜になり、戦車3両を含む27装備品を破壊したという。 またロシア軍の補給拠点6ヵ所も破壊したという。
2023.09.10
 15:16
時事通信

(Yahoo)

一晩でキーウに無人機32機飛来、25機撃墜 ウクライナ軍 <2310-091005>
 ウクライナ軍が10日、キーウとその周辺に一晩でUAV 32機が飛来し、うち25機を撃墜したと発表した。 残り7機についての説明はなかった
 これより前にキーウ市軍政当局トップのポプコ氏はTelegramで、「まとまった数のUAVが多方向から首都に飛来した」と述べていた。
 キーウに滞在しているAFP記者によると、爆発音が10回程度聞こえたという。
2023.09.10
 07:12
共同通信

(Yahoo)

南部で「ロシア部隊消耗」 英分析、ウクライナ軍前進 <2310-091002>
 英国防省が9日、ウクライナ軍が8月下旬に奪還した南部ザポロジエ州ロボティネの東方で「何層にも重なったロシアの主防衛線に突入し、徐々に前進しながらロシア軍を消耗させている」との分析を発表した。
 分析では、ロシア軍が他正面からロボティネ周辺に部隊を移動させているが、ウクライナ軍が東部ドネツク州バフムトの南方でも部隊を維持していることから、南正面へのロシア軍の部隊移動別正面での攻撃を制限している可能性があるとしている。
2023.09.10
 06:30
毎日新聞

(Yahoo)

ウクライナ反攻3カ月 露軍の防衛線突破、要衝トクマク奪還が焦点に <2310-091001>
 ウクライナ軍が南部ザポロジエ州でロシア軍の第一防衛線を複数地点で突破したとされ、膠着状態にあった戦況が徐々に動きつつある
 反転攻勢に備え、ロシア軍が同州に築いた主要な防御線は3本とされ、地雷原や戦車の走行を阻む溝、障害物などから成る強固なラインだが、ウクライナ側は8月末に第一防御線の一端がある同州の集落ロボティネを奪還したと発表し、9月1日にはマリャル国防次官が第一防御線を複数地点で突破したと明らかにした。
 ウクライナ軍は第二防御線の攻撃に入った模様で、南部戦線司令官のタルナフスキー准将は「露軍は時間と資源の6割を第一防御線の構築に割いた」と推定し、第2防衛線に敷設された地雷は限定的で、ウクライナ軍に有利に働くとみる。
2023.09.10
 05:55

(15:55 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 9 2023 <2310-091003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月9日の戦況 =
 ウクライナ軍は9月9日に、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部で前進を確認し、バクムットの南で前進したと主張した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ西部で攻撃し、9月9日に一部の地域で前進した。
2023.09.09
 23:41
Kyiv Independent General Staff: Ukrainian forces make gains near Robotyne, Klishchiivka <2310-090911>
 ウクライナ軍参謀本部が9月9日、ドネツク州のクリシチイウカ南側とザポリージャ州のロボタイン南側戦果を挙げたと報告した。
 ウクライナ軍第3突撃旅団の副団長は8日にラジオ局に対し、バフムートの南に位置するクリシチイウカの半分以上を制圧したと述べた。 【
Klishchiivka の位置 Google Map)】  参謀本部によると、その日の戦闘は26回行われ、ロシア軍は2発のミサイル攻撃、29回の空爆、MLR 14発の斉射を行った。
 これにより、ルハンシク州では20以上の集落がロシアの砲撃に見舞われ、ザポリージャ州でも20以上の集落が、ドネツク州では35以上の集落が攻撃された。
2023.09.09
 23:11
Kyiv Independent Russian official: 3 drones downed over Crimea <2310-090910>
 ロシアが不法占拠しているクリミアで任命した知事が9月9日、クリミア半島で3機のUAVを撃墜したと述べた。
 クリミアに対するウクライナの無人機攻撃は増加しており、ウクライナ保安庁は8月16日、7月17日にクリミア橋を
USVで攻撃したと発表した。 8月24日にはウクライナ地上軍がクリミアに上陸し国旗を掲げた。
2023.09.09
 18:24
Ukrinform ウクライナ・日本両国外相、「安全の保証」に関する二国間合意締結協議の暫定スケジュールに合意 <2310-090908>
 ウクライナと日本の外相が9日、NATO首脳会議時に採択されたG7首脳宣言に基づき、安全の保証に関する二国間合意の締結に関する協議の暫定行程につき一致した。
 クレーバ外相は、記者から日本からの「安全の保証」はどのようなものになるかとの質問に、それもまた協議の対象だと答え、「日本側から最初の提案が渡され、私たちはそれに追加していくことで、接点を定める」と説明した。
2023.09.09
 11:01
TBS News

(Yahoo)

林外務大臣がウクライナ訪問 ブチャ視察後に外相らと会談へ 楽天G・三木谷社長ら企業関係者も同行 <2310-090906>
 林外相がウクライナを訪問した。 日本の閣僚によるウクライナ訪問は3月に電撃訪問した岸田首相に続き2人目になる。
 日本政府は、ウクライナの復旧復興に向けて不発弾を処理するクレーン付きトラックを20両以上供与すると発表する見通しで、今回の訪問には楽天グループの三木谷社長など民間企業の幹部も同行し、ウクライナ政府や企業との意見交換を予定し、復興支援において、デジタルや医療の分野で民間企業の関与を促す狙いがある。
2023.09.09
 09:40
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ南部原発周辺で攻撃増 IAEAが脅威再警告 <2310-090905>
 CNN TVが8日、国際原子力機関 (
IAEA) の専門家が、過去1週間に欧州最大のザポロジエ原発周辺で戦闘が増加しており「核の安全への潜在的な脅威」が増したと改めて警告したと報じた。
 IAEAのグロッシ事務局長の声明によると、専門家は「過去1週間にわたり、多数の爆発音を聞いた」とした。
2023.09.09
 09:05

(19:05 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 8 2023 <2310-090904>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月8日の戦況 =
 ロシア軍はさらに、電子戦装置の配備を増強しようとしていると伝えられた。
 ウクライナ軍はザポリージャ州西部のバクムットの南とロボタインの南に前進し続けたが、9月8日に確認された戦果は得られなかったと伝えられた。
 ロシア軍は、9月7日から8日の夜にオデッサ州を目標としたShahed-131/136 UAV攻撃を行った。
 ラブロフ露外相は、黒海での穀物輸出合意に戻るつもりはないと言明している。
 ロシア外務省が、アルメニア政府がロシアとの数十年にわたる安全保障関係に疑問を呈している最近の動きに直接対応した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェの線、バクムット近郊、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃したが、9月8日に前進は確認されなかった
2023.09.09
 05:43
ロイタ通信

(Yahoo)

マスク氏、ウクライナのスターリンク使用要請を拒否 「ロ攻撃を意図」 <2310-090903>
 イーロン・マスク氏が自身のX (Twitter) に、2022年に同氏が率いる宇宙開発企業Space Xの衛星通信サービスStarLinkをクリミアの港湾都市セバストポリで使用したいとするウクライナ側の要請を拒否していたと投稿した。
 CNNが報じた来週発売される同氏の伝記の抜粋によると、マスク氏は2022年にクリミアの沿岸付近でStarLinkネットワークの停止を命じていた。 ウクライナ側からセバストポリまでStarLinkを稼働させるよう緊急要請があったが、これには停泊中のロシア艦隊を攻撃するという明らかな意図があったとみられ、重大な戦争行為と紛争の激化に明確に加担することになるため拒否せざるを得なかったとした。
2023.09.08
 17:26
日経新聞 対ウクライナ支援、欧州が米国を上回る 長期資金供与で <2310-090809>
 欧州各国がロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援を加速させており、ドイツのキール世界経済研究所の2022年1月から23年7月末までの期間を対象にした調査によると、EUの加盟国や機関が約束した支援総額は5月末から倍増し、初めて米国を上回った
 欧州内で米国などでくすぶる支援疲れへの危機感が広がり、中長期の資金支援を打ち出したことが主因である。
2023.09.08
 09:52
日経新聞 米国、ウクライナに軍事支援 2日連続で表明 <2310-090805>
 米国防総省が7日、ウクライナに対する最大$600Mの追加軍事支援を発表した。 6日にも支援を発表したばかりで、2日連続の表明となった。
 支援するのは米軍の備蓄からではなく、企業や友好国に新たに発注する。
2023.09.08
 07:58
ロイタ通信

(Yahoo)

イスラエルのウクライナ支援を協議、両国首脳が会談 <2310-090804>
 ウクライナ大統領府が、ゼレンスキー大統領が7日にイスラエルのネタニヤフ首相と会談し、ロシアの侵攻を受けるウクライナをイスラエルがどのように支援できるかについて話し合ったと発表した。
 イスラエル首相府は、ゼレンスキー大統領との会談ではイスラエルのウクライナ人難民の受け入れを含む支援の継続や、民間防空システムの開発支援の進展について協議したと発表した。
 ネタニヤフ首相はユダヤ教敬虔派の巡礼者が今月、ウクライナ中部の聖地ウマニに集まる際に安全を確保するよう求めた。 ユダヤ系のゼレンスキー大統領は、ウクライナは巡礼者を喜んで迎えるが、防空壕の収容人数が11,000人なのに対し、最大50,000人が集まる可能性を見込んでいると述べ、協調して対応する必要性を訴えた。
 シリアにあるイラン拠点への空爆実施を、シリアに影響力を持つロシアに容認してもらう必要があるイスラエルは、ウクライナに人道や外交的支援を提供しているが、兵器は供与していない
2023.09.08
 07:15

(17:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 7 2023 <2310-090803>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月7日の戦況 =
 ウクライナ軍は9月7日にバクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃し、両正面でさらに戦果を挙げた。
 ISWはウクライナの反撃が2023年に成功を収める可能性があるとし続けていたが、実際にはロシアの防御陣地は堅固で強く保持される可能性がある。
 ロシア軍は9月6日から7日にかけて、スームィ州とオデッサ州に対してShahed-123/131 UAVで大規模に攻撃した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナ線に沿って、バクムット方向、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃をしたが、9月7日には前進は確認されなかった
2023.09.07
 07:05

(17:05 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 6 2023 <2310-090703>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月6日の戦況 =
 ウクライナ軍はバクムット州とザポリージャ州西部で反撃し、9月6日にザポリージャ州西部で戦果を挙げた。
 ウクライナとロシアの情報筋が、ロシア軍事産業は精密兵器の補給を継続することに加えて備蓄を補充するという課題に直面していると報告している。
 ロシア軍は、9月5日から6日にかけて、ウクライナに対して大規模なミサイルとUAVによる攻撃を実施した。
 ブリンケン米国務長官が予告なしに9月6日ののキエフを訪問し、ウクライナに対する追加の$175Mの軍事支援パッケージを発表した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネストク市の線、およびザポリージャ州西部で攻撃し、9月6日に一部の地域で前進した。
 ウクライナ軍は、9月6日に少なくとも2正面で攻撃し、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で前進した。
2023.09.07
 01:24
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア無人機の部品、ルーマニア領土に落下した可能性=国防相 <2310-090701>
 ルーマニアのティルバル国防相が6日、ロシアのUAV部品がルーマニア領土に落下した可能性があると述べた。
 ウクライナが4日、ロシア軍がウクライナ南部オデーサ州のドナウ川沿いのイズマイル港をUAV攻撃した際、ロシアのUAVがルーマニアの領土に落下し爆発したと発表したのに対し、ルーマニアは自国領土は攻撃されていないとしていた。
2023.09.06 Military Land Invasion Day 560 – Summary <2310-090616>
= Zaporizhzhia Front includes the Zaporizhzhia Oblast =
・ウクライナ軍がヴェルボーブ近郊で戦果を挙げた。
・ウクライナ軍歩兵部隊がロボタインを越えて前進し、集落南境界に到達した。
ロシア軍がカミャンスケの南測地域を放棄したためウクライナ軍が占領した。
2023.09.06
 23:16
Ukrinform ブリンケン米国務長官、10億ドルの新たな対ウクライナ支援を発表 <2310-090615>
 キーウを訪問しているブリンケン米国務長官が、ウクライナに対する新たな$1B相当の支援を発表した。 今回の支援には、$175Mの追加防空支援、$100Mの長期軍事支援、$300Mの奪還した地域における治安回復・維持活動への支援が含まれているという。
 今回発表された支援の主な内容は以下のとおりである。
 ・防空システムを支援する装備品
 ・HIMARSの追加弾薬
 ・155mm / 105mm砲弾
 ・81mm迫撃砲と弾薬
 ・Abrams MBT用120mm劣化ウラン弾
 ・TOW
ATGM
 ・Javellin ATGMおよびAT-4
 ・300万発以上の小火器弾
2023.09.06
 18:46
CNN

(Yahoo)

ロボティネ村からの軍撤退は「戦術的」 ロシア任命の州知事代行 <2310-090612>
 ロシアが任命したウクライナ南東部ザポリージャ州のバリツキー知事代行が5日にTV取材で、ロシア軍はウクライナ軍にロボティネ村を明け渡した後、村から戦術的に撤退したとの認識を示した。
 知事代行は、ロボティネは「大規模な長期の戦闘の結果、もうほとんど存在していないとし、この集落が残っているのは地図上だけだ」と述べ、更地となった村を守るのは得策ではないため、ロシア軍は標高が高い丘に退却したという。
 CNNは、ウクライナ軍がロボティネ村付近のロシア軍の防御を突破し、現在は一帯での戦果を拡大することに注力していると報じていた。
2023.09.06
 12:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍、チャレンジャー2戦車を初めて失う <2310-090609>
 英国から供与されたウクライナ軍のChallenger 2 MBT初の損失が生じた。
 ウクライナ軍第82空中強襲旅団に所属するとみられる1両が、南部ザポリージャ州ロボティネ郊外の道路脇で炎上している様子を撮影した動画が4日にネット上に出回った。
2023.09.06
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍のバイラクタル無人機部隊が劇的復活 ロシアには不吉な兆候 <2310-090607>
 ここ数ヵ月間ウクライナの空からほぼ姿を消していたウクライナ軍のBayraktar TB-2 UAVが再び戦闘に戻ってきた。
 3日にネット上に公開された複数の動画には、ロシア軍の占領下にあるウクライナ南部でTB-2がロシア軍の哨戒艇や補給トラックを空爆する様子が映っている。
 ロシアが支配していると言われている空域へのTB-2の進入は、9ヵ月前にロシアの防空網によってひどく損耗した70機規模のTB-2部隊を、ウクライナがなんとか再建したということと、ウクライナ南部の広い範囲で、ロシア軍の防空網が徐々に弱まってきているということを意味する。
2023.09.06
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 5 2023 <2310-090606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月5日の戦況 =
 ウクライナ軍はザポリージャ州西部で前進を続けている。
 ドネツク州とザポリージャ州の州境地域でのウクライナの反撃は、ロシア軍第7警備隊山岳空挺師団の部隊を拘束し、この部隊がザポリージャ州西部の緊要地域に部隊移動するのを阻止した可能性がある。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線て、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、9月5日に一部地域で前進した。
 ウクライナ軍は9月5日に少なくとも2正面で攻撃し、バクムット周辺、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で前進した。
2023.09.06
 01:43
Defense News Germany ships first batch of new Gepard ammo to Ukraine <2310-090604>
 ドイツがGapard
SPAAG用35mm弾のウクライナへの供給を開始した。 ドイツは300,000発の提供を決め、年内に40,000発を引き渡す。
 ドイツはGepard SPAAG 46両を提供するとしたが、その装備を15年前に終了しているため弾薬の備蓄はゼロであった。 スイスが35mm弾の提供を拒んだためRheinmetall社が保有するIFV用の35mm弾をGepard用に改造し、数ヶ月遅れで提供することになった。
2023.09.06
 01:10
毎日新聞

(Yahoo)

「ウクライナ軍の損失、3カ月で6.6万人」ロシア国防相が主張 <2310-090602>
 InterFax通信が、ショイグ露国防相が5日にウクライナ軍の反転攻勢が始まって以降、敵の損失は66,000名を超えると国防省幹部との電話協議で述べたと報じた。
 また、相手側が7,600の兵器を失ったとも指摘し、この3ヵカ月間の反攻の間に目標を達成できずに多大な損失を被っていると話したという。
2023.09.05
 19:03
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナの反転攻勢、全ての戦線で失敗=ロシア国防相 <2310-090514>
 ショイグ露国防相が5日、ウクライナの反転攻勢は完全に失敗しているとの見方を示したが、ロシア軍が占領する南部ザポロジエ州の一部で情勢が緊迫しているとも指摘した。
2023.09.05
 18:30
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ 爆弾をのせられる戦闘ドローン「SkyKnight」を製造 <2310-090519>
 ウクライナ国防省がTelegramのアカウントで、SkyKnightと名付けられた
UCAV製造することを発表した。
 8月19日に明らかになったこの新しいUAVは、戦闘の用途に最適化されたもので、それぞれデュアルローターを装備した4本の脚を特徴とする、 前面にあるセンサー・パッケージには下向きのカメラと並んでおり、爆弾は本体の下に搭載できるという。
 SkyKnightの搭載能力はこのサイズのUAVにしてはかなり重い2.5kgで、従来の手榴弾の数倍になる。
 専門家はこの搭載能力の潜在的な効果と壊滅的な影響力から、戦車、装甲車、砲、その他のシステムから移動中や塹壕内の歩兵部隊まで、ロシア軍と確認されたあらゆる目標に対して使用できるという。
2023.09.05
 16:00
CNN

(Yahoo)

ウクライナ国防相人事、クリミア・タタール人を起用へ 反攻の重大局面で <2310-090512>
 ウクライナのゼレンスキー大統領次期国防相にクリミア・タタール人のウメロウ氏を起用する方針を明らかにした。 ウメロウ氏は政権与党「国民のしもべ」の党員ではなく、野党のリベラル小政党に所属する。
 クリミア・タタール人のウメロウ氏は1982年に中央アジアのウズベキスタンで生まれた。 ウズベキスタンはスターリンによって大勢のタタール人が強制移住させられた国で、クリミアに移り住んだのは子どもの頃、ソ連末期のことだった。
 2022年にはForbesの取材で、自身の出自が捕虜問題の取り組みに影響を与えたと説明し、「私はクリミアの父祖の地への再定住を生き延びた。 統合がどのようなものか、一時占領がどのようなものかを身をもって知っている」などと語っていた。
2023.09.05
 13:06
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ政府、東部と南部で反攻順調と発表 大統領も前線視察 <2310-090508>
 ウクライナ政府が4日、ロシア軍への反攻により東部戦線でさらに領土を奪還し、南部でも前進していると表明した。
 マリャル国防次官によると、ウクライナ軍はこの1週間で、5月にロシア軍に占領された東部の都市バフムト周辺の3㎢を奪還した。 ウクライナは6月上旬に反攻を開始して以来、バフムト周辺の47㎢の領土を奪還したという。
 詳細は不明だが南部ザポロジエ州のノボダニリフカ村とノボプロコピフカ村の方面で戦果があった。
 ロシア側はウクライナ軍の前進を確認していない。 ロイタはこの情報を独自に確認できていない
2023.09.05
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 4 2023 <2310-090506>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月4日の戦況 =
 ザポリージャ州西部でのウクライナの前進に先立って、ウクライナの軽歩兵はロシアが構築した対戦車溝や対戦車障害物を超えた位置まで前進している。 ISWはウクライナ軍がこれらの地域で重機なしでロシアの防御層を突破したとは思えない
 ロシア砲兵の限られた能力とウクライナの対砲兵砲撃の優越により、RUSIはロシア軍が彼らの教義どおりに戦えていないと報告した。
 ロシア軍は9月3日から4日の夜にドニプロペトロウシク州とオデッサ州でUAV攻撃を実施した。
 国連の独立国際調査委員会のモース委員長は9月4日、委員会はまだロシアがウクライナで大量虐殺を行っていると結論付けていないと述べた。  ロシア軍はクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州部の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、9月4日に一部の地域で前進した。
 ウクライナ軍は9月4日の攻撃で、バクムットの近くとザポリージャ州西部に前進した。
 ショイグ露国防相は9月4日、ロシア軍が9月に予定していたZapad-2023合同戦略演習を開催しないと発表した。
2023.09.05
 05:27
Defense News Finland's Patria weighs making combat vehicles in Ukraine <2310-090504>
 フィンランドがドイツとスウェーデンに次いで、ウクライナに装甲車両メーカPatria社の生産拠点を作る。
 ポーランドのモラヴィエツキ首相は4月にTwitterで、ウクライナがポーランドから供与される装甲車両100両をPatria社に発注したと発表していた。 ポーランドはPatria社のRosomaks 8x8装輪
AMVライセンス生産している。
2023.09.05
 01:57
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア無人機、NATO 加盟国ルーマニアで爆発 ウクライナ主張 <2310-090503>
 ウクライナ外務省のニコレンコ報道官がFacebookで4日、ロシア軍がウクライナ南部オデーサ州のドナウ川沿いのイズマイル港をUAVで攻撃した際に、ロシアのShahed UAVがNATO加盟国であるルーマニアの領土に落下し爆発したと発表した。
 一方、ルーマニア国防省はロシアのUAVがルーマニアの領土に落下したという情報を断固否定するとし、「ロシアの攻撃手段がルーマニアの領土や領海に直接軍事的脅威を与えたことはない」とした。
 ロイタはどちらの発表も独自に検証できていない。
2023.09.04
 12:57
CNN

(Yahoo)

石油貯蔵施設で火災 ロシア・サンクトペテルブルク <2310-090405>
 ロシア緊急事態省がTelegramに、サンクトペテルブルクの石油貯蔵施設で発生した火災が鎮火したと投稿した。 SNSに投稿された映像には、爆発音が鳴り響き、大きな黒煙が上がる様子が映っていた。
 緊急事態省によると、火災の通報があったのは現地時間の10:59で、80m×10mの格納庫が炎上し、焼失面積は800㎡に及んだ。
 出火原因は現時点で不明だが、過去にはロシアの石油貯蔵施設などのインフラがウクライナ侵攻に関連して攻撃目標にされている。
2023.09.04
 11:35
CNN

(Yahoo)

ウクライナ東部で激しい戦闘、ロシア軍が追加戦力を投入 <2310-090404>
 ウクライナ軍報道官が3日、ウクライナ東部のドネツク州とルハンスク州の一部で、ロシア軍との激しい戦闘が続いていると明らかにした。
 報道官によれば、ロシア軍は2日にウクライナ軍陣地に対して570回の砲撃を行ったほか、航空機による攻撃も実施した。 報道官によれば、ロシア軍はハルキウ州から州境を越えたルハンスク州の集落を攻撃しており、ロシア軍の狙いはこの集落の高台からウクライナの防御線を突破することだという。
 報道官によれば、過去24時間に5回の砲撃戦が行われたが、ロシア軍はいずれの戦闘でも成功せず、126名のロシア軍兵が死亡したほか、UAV 7機や弾薬庫が破壊されたという。
 ウクライナ軍は、同地域の二つの主要都市にちなみ戦闘が行われている場所をクピャンスク・リマン区域と呼んでいる。 ロシア軍はウクライナ軍の反攻を撃退するために数千名の部隊を追加投入している。
 クピャンスク近郊での戦闘は激しさを増しており、過去数週間に市民が避難を余儀なくされている。
2023.09.04
 09:13
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ大統領、国防相更迭へ <2310-090403>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が3日に解任したレズニコフ国防相の後任として、クリミアの少数民族タタール人で国有財産基金のトップであるウメロフ氏を指名した。
 就任には議会での承認が必要となる。
2023.09.04
 08:05

(18:05 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 3 2023 <2310-090402>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月3日の戦況 =
 ウクライナ軍将校達が、ウクライナ前進のすぐ前方とさらに南にあるロシアの防御陣地の突破は、ウクライナ軍にとってそれほど困難ではないかもしれないと述べた。
 ウクライナ軍当局者は特に、前進正面は地雷原が疎らなため、今までより楽に前進することができると述べた。
 ウクライナ軍は反撃を継続し、9月3日にバクムット周辺とザポリージャ州西部で前進した。
 複数のロシアの情報筋が、ウクライナ軍はドニプロ河の左岸で占領下のヘルソン州で活動し続けているとした。
 ロシア軍は9月3日にオデッサ州で、ウクライナの港湾施設をUAV攻撃した。
 ロシア軍がクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク西部、ドネツク州と-ザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、9月3日に一部の地域で前進した。
2023.09.04
 04:13
TBS News

(Yahoo)

ドナウ川の港湾にロシア軍がドローン攻撃 ウクライナ産穀物の輸出ルート <2310-090401>
 ウクライナ南部で3日、ロシア軍によるUAV攻撃があり、ウクライナ産穀物の輸出ルートとなっているドナウ川の港湾インフラが被害を受けた。 オデーサ州の当局者は3日、3時間半にわたってロシア軍のUAV攻撃があり、2人が負傷したと明らかにした。
 ウクライナ軍はUAV 22機を撃墜したとしているが、ドナウ川の港湾インフラが被害を受けたという。
2023.09.03
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 2 2023 <2310-090303>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月2日の戦況 =
 ウクライナ軍は9月2日に少なくとも1正面で攻撃し、バクムット近郊、ドネツク州西部、ザポリージャ州西部で前進した。
 ウクライナ軍は9月2日にザポリージャ州西部で反撃し前進したと伝えられている。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびザポリージャ州西部で攻撃し、9月2日に一部の地域で前進した。
2023.09.02
 08:15

(18:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, September 1 2023 <2310-090207>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年9月1日の戦況 =
 ウクライナ中央軍事情報部 (GUR) のブダノフ長官が、ロシア軍がウクライナ南部でのウクライナ軍の反撃に対処するため、現在ルハンシク州正面にいる新編された予備軍第25諸兵科連合軍 (25CAA) を横に移動させて再配置しようとしていると報告した。
 第25諸兵科連合軍は、以前に報告された2023年12月の予定配備日前に急遽配置されたことを考えると、戦闘能力を発揮する可能性はい。
 ロシアの再配置は、短期的な必要性によるもので、長期的な再編成計画を妨げている。
 ウクライナ軍は9月1日にバクムット近郊とザポリージャ州西部で攻撃し前進した。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線に沿って、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃したが戦果は確認されていない
2023.09.02
 06:42
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ戦争「ロシア国内に移行段階」、攻撃増加へ=大統領府顧問 <2310-090205>
 ウクライナのポドリャク大統領府顧問が1日、ロシア国内でのUAV攻撃は増加していくとの見方を示し、こうした攻撃が頻発していることはウクライナの戦争が徐々にロシア国内に移行していることを示していると述べた。
 ポドリャク顧問はキーウでロイタの取材に応じ、ウクライナはロシア軍に占領された地域への攻撃を強化しているとし、ロシア国内でも工作員やパルチザンによる攻撃が増加するとした上で「敵対行為が徐々にロシアの領土に移行する段階に入っている」と語った。
2023.09.02
 04:46
TBS News

(Yahoo)

ウクライナ南部戦線「注目すべき進展があった」と米高官が明らかに <2310-090204>
 米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官が1日、南部ザポリージャ州での戦闘で、「これまでの72時間でウクライナ軍による注目すべき進展があった」ことを明らかにした。
 南部の都市ザポリージャからウクライナ軍が南に向かって反転攻勢を進める中で、「ロシア軍の第二防御線に対して、いくつかの戦果を挙げた」としている。
2023.09.02
 00:26
Ukrainska Pravda Targets 1,500 km away in Russia are no problem now – Ukraine's Security Council Secretary <2310-090202>
 ウクライナ国家安全保障防衛評議会のダニロフ長官が、ウクライナは2020年から長距離ミサイルを開発しており、また多くの民間企業がUAVの開発に参画しており、今や700kmどころか1,500km遠方も攻撃できると述べた。
 更に長官は、ウクライナ軍はロシアの軍事施設だけを攻撃しており、石油施設などへの攻撃はウクライナが関与していないロシアのパルチザンなどが行っているとも述べた。
2023.09.01 Janes Ukraine conflict: Switzerland to provide remote-controlled mine-clearing vehicle to Kyiv <2310-090121>
 スイス連邦国防市民防衛スポーツ省 (
DDPS) が8月29日にDigger財団から、ウクライナに贈る遠隔操縦地雷除去車1両を受領したと発表した。
 納入されたのはNPOの同財団が開発したD-250と呼ばれる人道支援装置で、当該車両と運搬車、3年分の予備部品を含めてCHF1.2M ($1.36M) で、9月にVan for Life財団がウクライナの国家緊急事態省に贈与される。
2023.09.01
 22:30
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、ロシア軍防衛線の一端を突破か 中南部でさらに前進 <2310-090119>
 ウクライナ国防省が8月30日、同国軍が反転攻勢の焦点である中南部ザポリージャ州で前進を続けていると発表した。 国防省は部隊が南に前進しているともしており、要衝トクマクをめざす作戦も続いているとみられ、2ヵ月間の攻防の末に奪還した同州西部ロボティネ村から南、東方向へ進み、ロシア軍の陣地に迫ったとみられる。
 Wall Street Journal紙は31日、ウクライナ軍が南のアゾフ海までの間に設けられたとされるロシア軍の防衛線の一端を突破したと報じた。
2023.09.01
 20:22
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア空港への無人機攻撃、国内から ウクライナ情報局長 <2310-090117>
 ウクライナのブダノフ情報局長が1日、複数の輸送機が損傷を受けてた8月末のロシア西部プスコフ州の空港に対するUAV攻撃について、ロシア国内から実施されたものだったと発表した。
 プスコフ州は、西はエストニアとラトビア、南はベラルーシと国境を接しており、今回攻撃を受けた空港は、ウクライナから700km離れている。
2023.09.01
 19:00

(06:00 EST)

Defense One Russian malware steals data from Ukrainian troops' phones: report <2310-090115>
 米
CISA、FBIの他、英National Cyber Security Centre、NZ National Cyber Security Centre、加Centre for Cyber Securityを始めとする海外の組織が纏めた報告書から、Sandwormと呼ばれるロシア国営のサイバ戦組織が、Infamous Chiseマルウェアウクライナ将兵のAndoroid端末に送り込み、居場所や動きを監視していることが分かった。
2023.09.01
 16:04
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、編入したウクライナ4州で地方選挙 支配の既成事実化か <2310-090113>
 ロシアが2022年に一方的に編入を宣言したウクライナ4州(ドネツク、ルガンスク、ザポロジエ、へルソン)で31日、ロシアが設置した当局が地方選挙を開始した。
 支配を既成事実化する狙いがあるとみられる。
2023.09.01
 14:17
時事通信

(Yahoo)

越境攻撃のウクライナ兵死亡か=ロシア、「破壊工作者」と主張 <2310-090112>
 ロシア西部ブリャンスク州のボゴマズ知事が8月31日にSNSに投稿し、ウクライナの特殊部隊が30日に対ウクライナ国境から40kmに位置するナフリンスキー地区を越境攻撃し、「軍関連やエネルギーインフラ施設へのテロ攻撃を実行しようとした」と主張した。
2023.09.01
 11:11
BBC News

(Yahoo)

ウクライナ国防省高官、ロシア空港へのドローン攻撃実施を認める <2310-090109>
 ウクライナ国防省の高官がBBCに、ロシア北西部プスコフの空港で8月30日にIl-76 4機が破壊され2機が損傷したUAV攻撃について、ウクライナによるものだったことを明らかにした。 現地報道は、ウクライナ国防省の情報総局 (GUR) が関わったと伝えていたが、同省の高官は今回、この報道が正しいと認めた。
 ウクライナ当局は今までロシアでの攻撃については口を閉ざしていたが、UAV攻撃が活発化するにつれ、それらがウクライナによる戦争行為の一環だと認める姿勢を、以前より見せるようになっている。
2023.09.01
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍、南部ベルボベ周辺で第1防衛線を突破 <2310-090107>
 ロシア軍はウクライナ南部で2023年春から初夏にかけて、スロビキン上級大将の指揮のもと、ウクライナ軍の反転攻勢を見越して三重の防衛線を急遽構築した。
 工兵部隊と民間請負業者はコンクリート製の対戦車障害物をばらまき、塹壕を掘り、何十万個という地雷を埋め、スロビキン・ラインと称される世界でもほとんど類を見ない強固な要塞を築いた。
 ウクライナ軍は6月4日に反攻を開始したが、ロシア軍が防衛線の北側に設けた地雷原が最大の理由でこれまで南部と東部の主要な攻勢軸でわずか数kmしか前進できていなかったが、8月30日かその少し前、ウクライナ空挺軍第82空中強襲旅団が、ザポリージャ州の集落ベルボベ周辺で第一防御線を越えた。
 ロシア陸軍第100偵察旅団が30日に投稿したUAV映像には、地雷原を処理するウクライナ兵に向けて砲撃が行われる様子が映っている。 第100偵察旅団はこの映像を戦場での勝利を示す証拠とみなしているのかもしれないが、砲撃が加えられている場所をよく見ると、そこはスロビキン・ラインの一番外側の塹壕の内側、つまりロシア側が守備していた場所である。
2023.09.01
 08:15

(18:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 31 2023 <2310-090106>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月31日の戦況 =
 ウクライナ軍は8月31日にドネツク州バクムット近郊とザポリージャ州西部で反撃し、両正面で前進したと伝えられている。
 ウクライナのゼレンスキー大統領が8月31日、ロシア軍縦深の後方地域に対するウクライナの攻撃能力を向上するため、国内で長距離ミサイルを生産すると強調した。
 ロシア当局はおそらく、批判的なミルブロガー達を沈黙させるため、ロシア軍の信用を傷つけたという名目で集中取り締まりを行い、著名な超国家主義者のミルブロガーを逮捕した。
 ロシア軍は最近、ロシア国防省を批判した3人のロシア人ミルブロガーの拘留を命じたため、ロシア情報筋の一部で反発を引き起こした。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊のアウディーイウカ~ドネツク市ので反撃したが、8月31日にドネツク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部で反撃に失敗した。
2023.09.01
 06:19
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍の反転攻勢、南部戦線で徐々に前進 <2310-090105>
 ウクライナ軍が8月31日、先週掌握した南部ザポリージャ州ロボティネ村の南側と東側で前進したと明らかにした。
 ウクライナ軍参謀本部は「ノボダニリウカ・ノボプロコピウカ方面で陣地を固めており、特定された敵に砲撃を加え、対砲兵射撃を行っている」と戦況を説明した。
 同方面で戦っている第46旅団によると、戦闘はロボティネ村の4km南に位置する小さな集落ノボプロコピウカ北側の周辺部に移った。 同集落はロシア軍の要塞に近い。
 同旅団はまた、ウクライナ軍の部隊がベルボベ村の西端にも拠点を構えているとTelegramで明らかにした。 ロシア軍の防衛線に極めて近いところで戦闘がすでに行われているという。
Novodanylivka 位置Novoprokopivka 位置Verbove 位置 (Google Map)】
 同軍の前進についてはロシアの軍事ブロガーも指摘していて、ザポリージャ州の親露派知事は、ウクライナ軍の2個強襲部隊がベルボベ郊外の防衛線を突破しようとして壊滅させられたと語った。
 ロシアの最も著名なブロガーのWarGonzoは、ウクライナ軍は西からべルボベに向かって前進したが、ロシア軍は「べルボベ郊外で防衛を維持している」とした。
2023.09.01
 01:06
ロイタ通信

(Yahoo)

英防衛大手 BAE、ウクライナ現地法人設立 兵器供給強化で契約 <2310-090101>
 BAE Systems社が31日、ウクライナに現地法人を設立し、同国政府と兵器と装備品の供給強化に向けた契約に調印したと発表した。
 ウクライナのゼレンスキー大統領はBAEのウッドバーンCEOとの会談後、「ウクライナの防衛に最も役立つ兵器はウクライナで生産されるべきだ」とTwitterに投稿した。
2023.08.31
 19:35
産経新聞

(Yahoo)

ロシア首都へドローン攻撃「日常化」 市民は「戦争」自覚 <2309-083121>
 ロシアの首都モスクワで、UAV攻撃が日常化しつつある。 8月29~30日にはモスクワ州を含む6州が過去最大規模となるUAV攻撃を受けた。
 ロシア側によると、8月モスクワを目標としたUAV攻撃は少なくとも11回に上り、4回だった7月から大きく増加した。 7月30日には市内の高層ビル群モスクワ・シティのビルにUAVが衝突して火災が発生したが、モスクワ・シティは8月1日と23日にも攻撃目標となり、一部のビルが損傷した。 7~8月にモスクワ方面に飛来したUAVは計20機を超え、死者は報告されていないが負傷者が出ている。
 モスクワへのUAV攻撃は、露国民に侵略当事者であることを自覚させ、厭戦機運を高めることを狙ったウクライナの心理作戦だとの見方が強い。 モスクワ市民からは「以前は戦争は人ごとだったが、そうでなくなった」との声も出るなど、攻撃は露国民の意識に一定の変化を与えている。
 露国防省は一連のUAVを無力化していると主張し、落下したのは撃墜したUAVの破片や電波妨害で制御を失ったUAVだとして、戦争に疑問を抱く国民が増える事態を避けようとしている。
2023.08:31
 16:26
Ukrinform ダニーロウ宇安保会議書記、ウクライナ国産長射程ミサイルの発射動画を公開 <2309-083118>
 ウクライナのダニーロウ国家安全保障国防会議 (NSDC) 書記が31日にTwitterで、ウクライナ国産長射程ミサイルの発射動画を公開した。
 ダニーロウ書記は、試験は成功しておりセヴァストーポリが待っていると書き込んだ。
 ゼレンシキー大統領は同日にTelegramで、射程700kmの長射程兵器の運用に成功したと報告していた。
2023.08.31
 16:06
日経新聞 ウクライナ軍、南部でさらに進軍か 米シンクタンク分析 <2309-083117>
 ISWが30日、ウクライナ軍が南部ザポロジエ州のベルボベ村方面に向けて前進していると分析した。 BBCによると同村の周辺で火災が発生し、ロシア軍とウクライナ軍の戦闘が起きている可能性がある。
 ベルボベは28日にウクライナが奪還を表明したロボティネ村の東方に位置し、ロシア軍の防衛拠点の一つと見られる。
Verbove の位置 (Google Map)】
 ISWはベルボベ郊外においてウクライナ軍が活動しているとし、ロシア軍が守勢と見ている。
2023.08.31
 15:55
Defense One Ukraine could get '5th-gen' AMRAAM weapons in 3 years <2309-083116>
 ウクライナが装備している
NASAMSは最新型ではないAIM-120 AMRAAMを使用しているが、3~5年以内に最新型のAIM-120C-8を採用することが出来るようになる。  Raytheon社が8月31日、F-15Cから発射するAIM-120C-8の最新の試験が6月実施されたことを明らかにした。
2023.08.31
 12:59
テレ朝 News

(Yahoo)

ウクライナ軍の「段ボール製ドローン」16機出動 ロシア軍機5機などに攻撃 <2309-083111>
 ウクライナメディアによると、ウクライナ軍オーストラリア企業が製造した使い捨ての段ボール製UAV 16機を使い、Su-30やMiG-29などのロシア軍機に体当たり攻撃した。
 紙と輪ゴムなどでできているため、畳んだ状態で輸送できコストが低く、組み立ても簡単レーダで察知されにくく、出撃したUAVのうち、ロシア側に迎撃されたのは3機に留まっている。
 製造した企業ににると、120kmの飛行と自力での着陸が可能で、危険な場所へ補給を届けられるほか、偵察用などにも改造されているということです。
2023.08.31
 11:01
AP News

(Yahoo)

ドローンによる夜間波状攻撃 ロシア領内深くの標的を直撃 <2309-083110>
 ロシア当局とメディアが8月30日、ウクライナがロシア北西部の奥深くで4時間以上にわたり、軍事施設などを標的にUAVによる夜間波状攻撃を行ったと報じた。 開戦以降ロシア領内への攻撃としては最も大規模となったが、負傷者などは報告されていない。
 ロシア国営TASS通信が当局の話として伝えたところによると、複数のUAVがエストニアとラトビアとの国境近くの飛行場を攻撃して大規模な火災が発生し、Il-76輸送機4機が損壊した。 ウクライナ国境から北に700km、モスクワから西に700km離れたプスコフの飛行場は、一晩の攻撃で最も大きな被害を受けた。
 その他に標的となった地域は、モスクワの南400kmにあるオリョール、同じく南200kmのリャザンとカルーガ、さらにウクライナと国境を接するブリャンスクも攻撃された。
 UAVがウクライナ国内から発射されたものか、ロシア国内から発射されたものか、AP通信は確認できていない。
2023.08.31
 10:40
讀賣新聞

(Yahoo)

戦闘拒否するロシア軍兵士相次ぐ、給与アップで入隊勧誘か <2309-083109>
 英国防省が30日、ロシア軍で戦闘への参加を拒否する兵士が相次いでいるとの分析を明らかにした。 露軍の士気の低さを示すものだとし、訓練不足の兵士を大量に前線に投入して穴埋めしている可能性を指摘した。
 英国防省によると、露軍事裁判所は8月25日に兵士2名に対し、ウクライナの前線への帰還命令に従わなかったとして有罪判決を出した。 戦闘拒否で有罪判決を受ける兵士は週100名近くに上っているとの露独立系メディアの報道を引用し「このペースが続けば、1年で5,200名が有罪になる。 訓練不足や戦意の欠如を反映しているのだろう」との分析を示した。
 29日に発表した分析では、露軍が兵士の給与を引き上げ、ウクライナで兵役に就く下級兵士の給与が、露国内の平均給与の2.7倍を超えていると指摘した。
2023.08.31
 10:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナのレオパルト2戦車、損失は71両中5両のみ 反攻開始から3ヵ月 <2309-083108>
 ウクライナ軍が南部と東部で待望の反転攻勢を開始してから13週間経つが、その間にLeopard 2 MBT 71両のうち、失ったのはわずか5両だけである。
 69tのLeopard 2は頑丈なため、これまでに少なくとも10両が損傷したが、ウクライナ軍はポーランドとドイツの車両基地で損傷車両を修理し、戦線に復帰させている。
 更に重要なのは、破壊されたLeopard 2 5両の乗員20名のほぼ全員が、車両が燃えたり爆発したりする前に脱出した可能性がある点である。
2023.08.31
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 30 2023 <2309-083107>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月30日の戦況 =
 ウクライナ軍が8月29日から30日の夜にプスコフ州のロシアの飛行場UAV攻撃Il-76 4機を破壊したと伝えられた。
 ウクライナの偵察隊と見られる軽歩兵が8月30日にヴェルボーブ近くのロシアの野戦要塞東部に侵入した。
 ロシア軍は8月30日にクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し前進したと伝えられている。
 ウクライナ軍は8月30日に少なくとも2正面で攻撃し、バクムット近郊、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で前進した。
 クリミアを拠点とするパルチザングループAteshが8月29日にヘルソン州ノヴァカホフカにある統一ロシア党本部で爆発物を爆発させることに成功したと主張した。
2023.08.31
 07:35
中央日報

(Yahoo)

ロシアの屈辱…段ボール製ドローンの攻撃で戦闘機5機が損傷 <2309-083106>
 ウクライナ軍が段ボール製のUAVを利用してロシア飛行場で戦闘機5機に損傷を与えたと明らかにした。 SBUは「今回の攻撃に動員されたUAVは16機で、このうち3機が撃墜されたと説明した。
 米Businese Insiderが29日、ウクライナ保安庁 (SBU) が26日に現地メディアであるKyiv Postに「ロシア西部クルスク飛行場でMiG-29 1機Su-30 4機を攻撃し、Panteir SAMS-300 SAMの一部損傷させたと発表したと報じた。
 ロシア空軍の動向を伝える親露ブロガーの@FighterbomberはTelegramに「今回の攻撃はオーストラリアが提供した段ボール製UAVを使った初めての攻撃」としながら「もし、このUAVが電動ならウクライナ領土から飛来することは不可能だったはず」と予想した。
 オーストラリア政府は2月に、ウクライナにUAVを毎月100機ほど提供すると発表していた。
 ForbesやIndustry Tapなどは4月に、オーストラリアのシステムエンジニア企業SYPAQ Systems社が段ボール製UAVのPPDS (Precision Payload Delivery System) をウクライナ軍に供与したと報じた。
 前方にプロペラを持つ翼端長2mのこのUAVは、GPSを使って自律飛行するため遠隔操縦が不要120km飛行できる。 搭載能力は5kgで、弾薬・食糧・医薬品を空中輸送したり敵陣に小型爆弾を投下したりすることができる。
 箱形にパッケージングされて輸送されて現場で簡単に組み立てることができ、レーダに捕捉されにくいという。 また、単価が$670~$3,350と安く、戦場で大量消耗に適している。
2023.08.30 Janes Ukraine conflict: Germany buys back Swedish IRIS-T missiles to supply to Kyiv <2309-083019>
 ドイツがウクライナへ供与するためスウェーデンに売却した
IRIS-T SLS 200発を買い戻す。 買い戻した短距離用のIRIS-T SLSはDiehl社で中距離用のIRIS-T SLMに改造されウクライナに供与される。
 ウクライナはドイツから供与されたIRIS-T SLMを一晩に13発発射している。
2023.08.30
 22:11
Ukrainska Pravda Drones attacked Russia and Crimea over 190 times this year − BBC <2309-083018>
 2023年になってウクライナロシア本土やロシアが占領しているクリミアに対して190回以上にわたりUAVによる攻撃を行っている。 中でも8月29~30日ロシアの6州に対して行った攻撃は最大規模であった。
 BBCによると2023年にウクライナのUAV攻撃はウクライナとの西側国境近いロシアのブリャンスク州、ベルゴロド州、クルスク州、およびロシアに占領されたクリミアに集中している。
 また黒海のロシア海軍基地に対するUSV攻撃は12回に及んでいる。
 更にウクライナとの国境から450km離れたモスクワ州へのUAV攻撃も数回行われている。
 BBCは2月にモスクワから100km離れた地点で墜落したUAVがウクライナ製のUJ-22に似ていると報じていた。 このUAVは自動飛行により800kmを飛べるという。
2023.08.30
 20:02
Kyiv Independent Media: At least 24 aircraft in Russia, Belarus, Crimea destroyed or damaged by Ukraine over full-scale war <2309-083016>
 ロシアは現在ウクライナ戦に436機の軍用機を投入しているが、全面侵攻開始以来ロシア、ベラルーシ、クリミアのロシア軍の航空基地は少なくとも6回の襲撃を受け、少なくとも24機を失っている。
 中でも2022年8月9日にクリミアのサキ空軍基地への襲撃ではSu-30SM 4機とSu-24M 7機を失った。
 2022年12月5日のサラトフ州とリャザン州のエンゲルス2空軍基地とディアギレボ空軍基地に対するUAV攻撃ではTu-22M3 1機とTu-95 2機を破壊した。
 ベラルーシのマチュリシキー飛行場では駐機していたA-50
AEW&C機1機が、現地のパルチザンにより破壊された。
 最近では8月30日にプスコフ市の軍用飛行場でIl-76 4機か破壊され、その他の2機が損傷を受けたという。
2023.08.30
 16:55
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、ヘルソン州で火砲や弾薬が「不足」 ロシアの軍事ブロガー <2309-083015>
 7万人以上のフォロワーを持つロシアの著名な軍事ブロガーが25日、クライナ南部ヘルソン州の部隊から火砲による支援が不足していると告げられたと投稿し、ウヘルソン州のロシア軍に対する火砲や弾薬の支援が不足していると明らかにした。 このブロガーによれば、旅団長や偵察大隊長は火砲による支援やUAVもなく兵士を送り込んだ結果、ロシア兵士がまとめて殺害されているという。
 別のブロガーは27日の投稿で、ロシア軍の第205旅団が軍と国の憂慮すべき警告に直面していると弾薬不足に言及した。 このブロガーは、プリゴジンの乱で物事が前進して変化が始まるという確信があったものの、3ヵ月が経過したがまだ何も変化がないと述べた。 プリゴジン首領は死亡する数ヵ月前に、弾薬不足をめぐりロシア当局者を批判していた。
 別のブロガーは28日、ロシア軍で拡大している問題について指摘し、ヘルソン州で戦っている第205旅団はドニプロ河の中洲を占領するよう命令されたものの、弾薬や食料、火砲による支援、偵察が不足していると返答したという。
2023.08.30
 16:40
共同通信

(Yahoo)

ロシア6州に無人機攻撃 ウクライナ、最大規模か <2309-083013>
 TASS通信などによると、29日深夜から30日未明にかけて、ロシア北西部プスコフ州やウクライナ国境の西部ブリャンスク州、モスクワ州など6州にウクライナのUAV攻撃があった。 2022年2月の侵攻開始以来、ロシア領内に向けられたUAV攻撃としては最大規模とみられる。
 プスコフ州西部の空港では、駐機していた軍のIl-76が少なくとも2機損傷し火災を起こし、同空港は終日、民間機の発着を取りやめた。
 ブリャンスク州には4機以上のUAVが飛来し、撃墜された1機が連邦捜査委員会の建物にぶつかり屋根などが損傷した。 ボゴマス州知事はテレビ塔が狙われたと表明した。
2023.08.30
 13:59
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、1日あたり約40機の偵察用ドローン失う <2309-083010>
 ウクライナ政府高官が29日に地元メディアで、軍や治安部隊が平均して1日あたり40~45機の偵察用UAVを失っていることを明らかにした。 この高官によれば、失われたUAVの中にはMavicの他に、Matriceなど国内外で製造された大型UAVも含まれている。
 高官によれば、できる限り多くのUAVを提供できるよう最善を尽くしており、市場で入手可能なUAVはほとんどすべてを購入しており、これまでに22,000機以上の攻撃用UAVの契約が結ばれ、すでに15,000機がウクライナ軍に納入されている。
2023.08.30
 11:47
BBC News

(Yahoo)

ロシア北西部の空港にドローン攻撃、軍用輸送機が損傷=報道 <2309-083009>
 ロシアの複数の報道によると、同国北西部ペスコフの空港で29日にUAVによる攻撃があり、軍用輸送機が損傷した。
 TASS通信は当初、救急当局の話として、Il-76 4機が被害を受け、うち2機は炎上したと報じた。 国営RIA通信もその後、2機が炎上したと報じた。
2023.08.30
 10:45

(20:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 29 2023 <2309-083008>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月29日の戦況 =
 ウクライナ軍が8月29日にドネツィク州のバクムットとザポリージャ州西部のロボタイン付近に前進した。
 ロシアの情報筋は、ザポリージャ州東部と西部におけるロシアの脆弱性に対する懸念を表明し続けた。
 米国国務省が8月29日にウクライナに対する新たな軍事援助パッケージを発表した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃したが確認された前進はなかった
2023.08.30
 08:31
産経新聞

(Yahoo)

露当局者、交通の要衝トクマクから脱出 ウクライナ軍前進に危機感か <2309-083007>
 ウクライナ側地域に退避中のウクライナ軍が奪還を目指す南部ザポロジエ州の主要都市メリトポリのフェドロフ市長が29日、地元住民から提供された情報だしてメリトポリの北方に位置する交通の要衝トクマクから「露占領当局者らが脱出を始めた」とSNSで報告した。
 ウクライナ国防省は28日にトクマク北方の集落ロボティネ(註:北北東20km)の奪還を発表しており、次の目標はメリトポリへの進出ルート上にあるトクマクの奪還だとみられている。
 トクマクは鉄道交通の拠点で、ウクライナ軍が奪還に成功した場合、露軍の補給が乱れる可能性がある。 露当局者の退避が事実であれば、ウクライナ軍の前進に対するロシアの危機感が示された。
2023.08.30
 03:20
ロイタ通信

(Yahoo)

米、新たなウクライナ軍事支援を発表 防空ミサイルなど2.5億ドル <2309-083001>
 ブリンケン米国務長官が29日、ウクライナに対する$250Mの新たな軍事支援を発表した。 医療車両や追加的な地雷除去装置のほか、対空ミサイル(註:AIM-9M)、HIMARS弾薬、300万発を超える小火器弾薬などが含まれる。
 2022年2月のロシアによる全面侵攻開始以降、米国はウクライナに対し$43Bを超える軍事支援を実施し、議会は民主・共和両党がウクライナ支援を支持しているが、トランプ前大統領を支持する一部の共和党議員の間では支援縮小を呼びかける声も出ている。
2023.08.29
 14:32
時事通信

(Yahoo)

クリミア攻撃に「西側同意」 ウクライナ主張、巡航ミサイル投入 <2309-082907>
 ウクライナのポドリャク大統領府顧問が28日、2014年から南部クリミア半島を占領するロシア軍への攻撃強化について、後ろ盾の西側友好諸国から同意を得られていると地元TVで述べた。
 1年前はやめてくれと言われたが、今やコンセンサスがあるとも述べた。
2023.08.29
 11:43
中央日報

(Yahoo)

ウクライナ、探知困難な水中ドローン公開…戦争の勢力図を変えるか注目 <2309-082904>
 ウクライナが
USVに続きUUVを開発した。
 英TelegraphやNaver Newsなどの外信が27日、初の無人艇旅団を創設したウクライナ海軍が最近Marichkaという新たなUUVを公開した。 全長6m、幅1mで、行動半径は1,000kmに及ぶと報じた。
 このUUVは水上艦艇、潜水艦、沿岸要塞、橋脚を攻撃するように設計されており、弾頭に代えて貨物を輸送したり偵察も遂行できる。
 Marichkaは今後、ロシア黒海艦隊だけでなく、主要インフラや施設を目標とした作戦に活用されるものとみられ、戦争の構図を変えることができるか注目されている。
2023.08.29
 09:10

(19:10 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 28 2023 <2309-082903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月28日の戦況 =
 ウクライナ当局は、ウクライナ軍がザポリージャ州西部とバクムット近郊で前進を続け、ロボタインを奪還したことを正式に認めた。
 ロシア軍司令部は、ウクライナの反撃に対して脆弱な位置を守るため、空挺部隊を投入している。
 ウクライナの情報当局者は、ロシア軍が2023年夏に高精度ミサイルをわずかに補充した可能性があることを示唆した。
 ウクライナ当局は、ロシア軍が2023年秋にウクライナの重要インフラに対するより広範な作戦を再開する可能性があると述べたが、ロシアは2022年~2023年の冬季規模の作戦を維持するに足るミサイルを補充していない可能性が高いと評価した。
 ウクライナ当局は、今後のロシアの打撃作戦は、少数のミサイルと大量のUAVを使用する新しい戦法を採用する可能性があると分析している。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク西部で攻撃したが確認された前進はなかった。
 ウクライナ中央軍事情報局が8月28日に、ザポリージャ州で占領下のエネホダル(註:ザポリージャ原発のある町)にあるチェチェンAkhmat-1 Rosgvardia治安憲兵隊の兵舎でパルチザンが爆破したと報告した。
 ウクライナの情報当局者は、ロシア軍が2023年夏に高精度ミサイルをわずかに補充した可能性があることを示唆した。 ウクライナ中央軍事情報局報道官は8月28日にロシア軍の射程500km以上のミサイル備蓄は585発であると述べた。
 レズニコフ国防相がロシアのミサイル備蓄に関する数値を公式に公表したのは、2022年10月頃から2023年3月までの重要なインフラを対象としたロシアの打撃作戦下の2023年1月上旬であった。
 報道官は、2023年1月に国防相が示した数値と比較した、ロシアのミサイル備蓄の新しい数値を次のように公表した。
 ・Iskander BMとCM 270発(+126発)
 ・Kalibr 洋上発射CM 140発(+81発)
 ・Kh-100/Kh-101/Kh-55/Kh-555 CM 約100発(-18発)
 ・Kinzhal ALBM約75発(+22発)
 ・Kh-22/32 150発(-12発)
2023.08.28
 18:30
Forbes

(Yahoo)

押されるロシア軍がたまらず予備投入 失敗なら大損害の「全賭け」に <2309-082808>
 ロシア軍はウクライナ南部ザポリージャ州の戦線への増援を急いでいる。 増援部隊はロシア空挺軍の第76親衛空挺師団から送られる模様で、第76親衛空挺師団は2023年初めにロシア軍が現在も限定的な攻撃を続けている東部ルハンスク州西部の都市クレミンナ方面を攻撃したのを最後に、実戦から遠ざかっていた
 米外交政策研究所のリー氏によれば、第76親衛空挺師団は「おそらくロシア最高の師団で比較的消耗が少ないという。 同師団の再投入は、ウクライナ軍が南部と東部の複数の軸で同時に始めた反転攻勢が、ここにきて勢いを増していることを物語る。
2023.08.28
 11:05
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、南部で前進 ロシア軍は東部で攻勢 <2309-082803>
 ウクライナ軍が27日、南部ザポリージャ州で前進したほか、ロシア軍が東部クピャンスク市の周辺地域に対する攻撃を強化していると明らかにした。
 南部ザポリージャ州のウクライナ軍の報道官が、ウクライナ軍はロボティネ近郊へと前進を続けていることを明らかにした。 ウクライナ軍はロボティネの南に位置する別の集落ノボプロコピウカと、北のマラトクマチカへ向けて前進しているという。
Robotyne 位置Novoprokopivka 位置Malatokmachka 位置 (Google Map)】
 東部のバフムート方面では、ウクライナ軍が依然として攻撃を行っており、1mずつ前進している。
 報道官によれば、ロシア軍は反撃に出て失った陣地を取り戻そうとしているものの成功しておらず、同地域におけるロシア軍の戦術は事実上変化していないという。
2023.08.28
 10:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ海軍、改良対艦ミサイルでクリミア攻撃 ロシア軍のS-400破壊 <2309-082802>
 ウクライナ海軍がクリミア半島西部に配備されているロシア空軍のS-400を爆破した際、Neptune対艦ミサイルを対地攻撃モードで使用したと報じられている。
 ウクライナのLuch設計局は、対地攻撃モードを備えているロシアのKh-35対艦ミサイルをモデルにしてNeptuneを設計した。
 ロシア軍はクリミアに侵攻した2年後の2016年に、クリミア西部のタルクハンクト岬にS-400を配備した。
 S-400やBastion
ASCMなどタルクハンクト岬にある兵器は、ウクライナが2023年に長距離攻撃能力を拡大して以来、攻撃対象の主な候補となっていた。
【関連記事:2103-011308 (JDW 2021.01.13)】
2023.08.28
 08:35

(18:35 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 27 2023 <2309-082801>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月27日の戦況 =
 ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部で前進したと伝えられている。
 ロシア軍は8月26日~27日の夜間にミサイル攻撃し、キエフ州のウクライナの飛行場を攻撃目標にしたと伝えられた。
 ロシア調査委員会は8月27日にWagner Gp.のプリゴジン首領が、23日の飛行機墜落事故で死亡した遺伝子検査した10名の中に確認されたと発表した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州西部、ザポリージャ州西部で攻撃したが前進は確認されなかった
2023.08.27
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 26 2023 <2309-082701>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月26日の戦況 =
 ウクライナ軍はザポリージャ州西部でさらに戦術的に重要な戦果を挙げており、複数のウクライナとロシアの情報筋は、ウクライナ軍がウクライナと米国の情報筋がロシアの最も堅い正面と見ていたを突破して前進していると報告した。
 ウクライナ軍は現在、これまでのロシア防御陣地より弱い可能性がある次のロシア軍防御陣地に接近している。
 ウクライナの情報筋は、ロシア軍がルハンシク州のクレミンナ地域からザポリージャ州西部のロボタイン地域に比較的精鋭な部隊を転用したとみている。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク州西部で攻撃したが前進は確認されていない
2023.08.26
 20:44
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ、南部2方面で前進 ロシアは東部で作戦強化か <2309-082608>
 CNN TVが25日、ウクライナ軍が南部でロシア軍の複数ある防衛線の一部を突破し、要衝トクマクに向け前進しているとみられると報じた。
 英国防省は26日、ウクライナの反転攻勢で東部バフムトや南部で圧力を受けているロシア軍が、今後2ヵ月以内に東部ドネツク州リマンからハリコフ州クピャンスクにかけて作戦を強化する可能性があるとの分析を発表した。
 TASS通信によると、ロシア国防省はモスクワとその周辺に26日未明にUAV攻撃があったが、空軍が破壊したと発表した。
2023.08.26
 11:10
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、南部前線で突破口拡大か 要衝トクマク接近をうかがう <2309-082606>
 ウクライナ軍がザポリージャ州の南部戦線でロシアの防御線を一部突破したことを示す兆候が強まっていて、戦略的要衝トクマクに向かう動きを拡大させている。 ウクライナ軍参謀本部は25日、ノボプロコピウカ村に向かう地域と、その東にある小集落オチェレツバテの方面でさらなる戦果を挙げたと発表した。
Novoprokopivka の位置Ocheretuvate の位置 (Google Map)】
 ロシアの複数の軍事ブロガーが伝える戦況からは、南部の一部地域でロシア軍の前線の状況が厳しくなっていることがうかがえる。
 最も著名なブロガーのひとりWar Gonzoは、ウクライナ軍がロボティネに足場を築きノボプロコピウカを攻撃していて、村は激しい砲撃にさらされているとした。
 ロシア軍第58諸兵科連合軍とつながりを持つブロガーRogoz at the frontは、敵の装甲車が集結していると報告し、「敵は決定打を加えるべく戦力を集結している。 彼らはまずベルボベ、そしてトクマクに到達する必要があるが、我々は持ちこたえている」とした。
 別のブロガーOtryyady Kadyrovtsyも、「ロボティネ地域で激しい戦闘が続いており、敵は砲撃の援護を受けて急速に前進している」と伝えた。
 一方で、ウクライナが多大な損失を被っているとの報告もある。 ロシア国防省は、直近の戦闘でウクライナ兵110名が死亡したほか、ウクライナに供与された西側の装甲車を破壊したと主張した。
2023.08.26
 10:56
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ、ロシアの防衛線突破 米報道、クリミア攻撃強化 <2309-082605>
 CNN TVが25日、反転攻勢を進めるウクライナ軍が南部でロシア軍の第1防衛線を突破し、南部ザポロジエ州の要衝トクマクに向け前進しているとみられると報じた。 南進するにつれ、クリミア半島への攻撃を強化していると指摘した。
 ウクライナ軍参謀本部は25日、ザポロジエ州の2方面で前進したと発表した。 ウクライナ軍は、アゾフ海付近の重要都市メリトポリに通じるロボティネに前進したことを公表していた。
2023.08.26
 09:55

(19:55 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 25 2023 <2309-082603>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月25日の戦況 =
 ウクライナ軍はザポリージャ州西部のロボタイン近郊で反撃を続け、8月25日に前進したと伝えられた。 ロシアのミルブロガーはこの地域での援軍と部隊交代がないことに懸念を表明した。
 ロシアの部隊がドニプロ河デルタの或る島支援が不十分なため重大な損失を被ったという報告に対し、ロシア情報筋の一部はロシア軍事司令部に対し怒りをあらわした。
 ウクライナのUAVが8月25日に、クリミアにあるロシア軍部隊を攻撃した可能性がある。
 ロシア軍は8月25日にクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州西部で攻撃し前進した。
 ウクライナ軍は8月25日に少なくとも2正面で攻撃し、ザポリージャ州西部で前進したと伝えられている。
2023.08.26
 05:04
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナ東部で再編成 攻勢再開か=ウ陸軍司令官 <2309-082601>
 ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将が25日、ロシア軍は攻勢再開に向けロシアが支配しているウクライナ東部で再編成していると述べた。
 Telegramの自身のチャンネルで「敵はクピャンスクおよびリマン方面での1ヵ月にわたる激戦と多大な犠牲を経て、兵力と手段を再編成する同時にロシア連邦領土から新たに編成された旅団と師団を投入している」と指摘し、これらの措置の主な目的は「戦闘能力のレベルを上げ、積極的な攻撃作戦を再開する」ことだとした。
 ロシア軍の再編成の詳細は明らかにしなかったが、ロシア軍は砲撃や空爆を続けているとした。
2023.08.25 Janes Ukrainian crews to receive training on Dutch minehunters <2309-082514>
 8月12日~23日にキーウで開かれたInternational Crimea Platformでオロンレンラン蘭国防相が、オランダが3月にウクライナに供与すると発表したAlkmaar級掃海艇2隻の乗組員訓練が9月に開始されることを明らかにした。
 オランダはこくほかにUAV捕捉レーダM3自走浮橋も供与するという。
2023.08.25
 22:36
Ukeainska Pravda Ukraine's Security Service and Armed Forces launch drone strike on Russian brigade in Crimea, dozens of casualties reported <2309-082512>
 ウクライナ軍は8月25日にウクライナ保安当局 (SSU) と共同で、ロシア黒海艦隊の第126旅団を一群のUAVで攻撃した。
 攻撃したのはロシア軍が一時占領しているペレヴァルネ村で、弾薬庫やロシア軍の装備が致命的に損傷し、ロシア兵数十名が死傷したと言う。
【註】
 第126旅団が黒海艦隊の沿岸防衛旅団であれば、Bastion又はBal ASCMSを装備していた可能性があり、もしこれが破壊されるとロシア黒海艦隊が黒海北部の制海権を失う可能性がある。
2023.08.25
 20:57
Kyiv Independent Media: Military intelligence confirms strike on Russia's 126th Coastal Defense Brigade <2309-082510>
 ウクライナ軍情報部門の広報官がSNSのLigaで、クリミアを占領しているロシア軍の第126沿岸防衛旅団を8月25日に攻撃したと発表した。  攻撃したのはシンフェロポリ地区のペレヴァルネ村で、ドニプロ河西岸から270km東岸でウクライナが確保している地域から300km以上離れている。
Perevalne の位置 (Google Map)】
 報道官によると今回の攻撃はクリミアに対する最初のものではなく、ウクライナ軍情報部長は今やクリミアの何処へでも攻撃できると述べたとした。
2023.08.25
 18:09
AFP BB クリミアで無人機42機撃墜 ロシア国防省 <2309-082515>
 ロシア国防省が25日にTelegramで、クリミア半島周辺でウクライナ軍のUAV 42機を撃墜したと発表した。
 同省はUAV 9機をクリミア上空で破壊し、さらに33機を
ECMで墜落させたと投稿した。
2023.08.25
 09:50

(19:50 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 24 2023 <2309-082503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月24日の戦況 =
 ウクライナ軍は8月24日、ザポリージャ州西部のロボタイン地域でロシアの第2防御線に接近し、ロシアの防衛線の突破口をさらに拡大した。
 ウクライナ南方作戦司令部報道官が、ロシア軍がヘルソン州からザポリージャ州へ兵力転用を行っていると報告し、ウクライナ軍がこの地域のロシアの防御衛線をさらに弱体化させたことを示唆した。
 ロシア軍が8月24日に、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ザポリージャ州西部で攻撃し、前進したと伝えられている。
 ウクライナ軍は8月24日に少なくとも2正面で攻撃し、バクムットの近くとザポリージャ州西部で前進した。
2023.08.25
 02:46
Ukrinform U.S. quantum tech firm teams with Australia to develop GPS alternative <2309-082501>
 ウクライナのゼレンシキー大統領が24日、ウクライナ国防省傘下情報総局の部隊による被占領下ウクライナ領クリミア上陸特殊作戦につき、ウクライナ側に損耗は出ていないと述べつつ、同時にクリミア解放について話すのは時期尚早だとも発言した。
 情報総局の発表には、「8月24日未明にクリミアで、ウクライナ海軍の支援を受けた上でウクライナ国防省情報総局の作戦が行われ、特殊部隊が船でオレニウカマヤクの地区の岸へと上陸した」と書かれている。
Maiak の位置 (Google Map)】
 さらに、ウクライナ軍部隊が占領軍部隊と交戦した結果、敵は人員に損耗を出し機材は破壊されたが、ウクライナ軍には損耗を出さず、現場を離れたとしている。
2023.08.24
 23:53
ロイタ通信

(Yahoo)

ノルウェー、ウクライナに F16 供与へ 3ヵ国目 <2309-082419>
 ノルウェーのストーレ首相が24日にウクライナの首都キーウで行ったゼレンスキー大統領との会談で、F-16をウクライナに供与すると発表した。 供与する機数や引き渡しの時期などの詳細は追って発表するとした。
 ノルウェーはオランダとデンマークに続き、ウクライナへのF-16供与を表明した3番目の国なる。
 ストーレ首相はまたSAMなどの供与も発表した。
2023.08.24
 21:00
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、クリミア半島に一時上陸か 「目的は達成された」 <2309-082418>
 ウクライナの公共放送Susplineなどによると、ウクライナ国防省情報総局報道官が24日、同局の部隊が海軍と共同でクリミア半島に上陸し、特別作戦を行ったと述べた。 ロシアの一部メディアも、同半島西端のタルハントゥト岬付近で戦闘があったとしている。 報道官は「目的は達成され、特別作戦は続いている。 我々はすべての詳細は明らかにしない」と述べた。
【関連記事:2309-082402 (FNN 2023.08.24)】
 Telegram上の地元の情報チャンネルは、タルハントゥト岬近くで同日05:00頃に爆発音が響いたと報じた。 岬にはロシア空軍の通信技術部隊基地や防空システムのレーダ拠点があるという。
 別のロシアの情報チャンネルは、ウクライナ兵らは10名ほどで間もなく岬からボートで去ったとしている。
2023.08.24
 19:02
Kyiv Independent Germany delivers Patriot missiles to Ukraine in new weapons package <2309-082417>
 ドイツ政府が8月24日、Patriotを含むウクライナへ新たな支援発表した。 この中には新型のUAV捕捉装置8基の他RQ-35 Heidrun偵察UAV(註:手投げ発進のminiUAV)などが含まれている。 また小火器弾3,100万発、UAV捕捉装置90基も供与される。
 ドイツは8月17日にもIRIS-T SAM 2個システムと155mm砲弾4,500発を供与しており、ドイツの供与は2022年に€2B ($2.17B)、2023年には€5.4B ($5.85B) にのぼっている。
2023.08.24
 11:20

(21:20 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 23 2023 <2309-082411>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月23日の戦況 =
 Wagnerのプリゴジン首領と投資者のウトキン氏が、ロシア軍がトヴェリ州上空でWagnerの航空機を撃墜されたため死亡したと伝えられた。
 プーチン大統領がロシア軍司令部にプリゴジンの搭乗機を撃墜するよう命じたことがほぼ確実である。
 ザポリージャ州西部のロボタインとその周辺でのさらなる戦術的に重要なウクライナ軍の戦果は、この地域でのロシア防御線の突破口を拡大し、ロシアの第2防衛線を脅かしている。
 ウクライナ軍が8月23日にクリミアでロシアのS-400を攻撃した可能性がある。
 ロシア軍は8月23日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット地域のアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃したが前進は確認されなかった
2023.08.24
 01:24
FNN Prime

(Yahoo)

ウクライナ軍 クリミアの地対空ミサイルシステム破壊 大規模攻撃布石か <2309-082402>
 ウクライナ国防省の情報部門が23日に、ウクライナ軍がロシア軍が南部クリミア半島に配備したS-400 SAMを破壊したと発表した。 破壊したS-400はクリミア半島の西部タルハンクト岬近くのオレニフカ村付近にあった。
Olenivka村の位置 (Google Map)】
 ウクライナ国防省は「敵がクリミアで持っているSAMの数が限られていることを考慮すると、占領軍にとって痛手だ」と強調したうえで「クリミア半島の奪還に向けた今後の展開に影響を与えるだろう」としていて、今回の攻撃がウクライナ国防省の高官が示唆したクリミア半島への大規模攻撃の布石となる可能性がある。
2023.08.23
 11:08
AP News

(Yahoo)

南部ザポリージャ州の村占領 ウクライナ第47独立機械化旅団 <2309-082305>
 ウクライナ国防省が8月22日、同国軍が南部ザポリージャ州ロボティネ村に取り残された住民を救出し、村を解放したと公表した。
 ウクライナ軍タブリア作戦戦術グループのタルナウスキー司令官によれば、Bradley IFVに先導されたウクライナ軍部隊がロボティネ村に前進し、ロシア軍の砲撃に備え6人の住民を退避させた後、村を占領したという。
 また、マリャル国防次官も「ウクライナ軍部隊は計画的な戦闘を遂行して敵を撃破、ロボティネ村を解放した」と述べた。
2023.08.23
 09:52
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ無人機4機撃墜、モスクワ近郊と西部ブリャンスク州で=ロシア <2309-082304>
 ロシア当局が22日未明、軍がモスクワ近郊とウクライナと国境を接している西部ブリャンスク州上空でウクライナのUAVそれぞれ2機を撃墜したと明らかにした。
 TASS通信によると、この攻撃でモスクワの空域は一時閉鎖され、主要空港3ヵ所で離発着が止まった。
2023.08.23
 09:45

(19:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 22 2023 <2309-082303>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月22日の戦況 =
 8月22日の時点でウクライナ軍は、ザポリージャ州西部のロボタインとその周辺で前進を続けた。
 ロシア軍は、ザポリージャ州西部のオリヒフ方向に、戦域内の他の場所から小規模ながら部隊を転用しているようである。
 ウクライナ軍の複数正面での攻撃は、ロシア軍部隊をその場に拘束して部隊転用を阻止しているため、ウクライナ軍を単一軸に集中させるよう求めることは問題がある。
 ロボタイン地域でロシア軍の第1防御線を突破したウクライナ軍は、第1線よりも比較的脆弱な可能性のある第2防衛線に対する攻撃の開始に近づいている。
 ロシア軍は、最近ウクライナがドネツク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部で前進したことを懸念しているようである。
 ロシア軍は8月22日にクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ西部で攻撃し、一部の地域で前進した。
 ウクライナ軍は8月22日に少なくとも2正面で攻撃し、バクムットの近くとザポリージャ州西部で前進した。
2023.08.22
 23:55
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、黒海要衝の島付近でウクライナ軍乗せた軍艦破壊と主張 <2309-082216>
 ロシア国防省が22日、黒海の要衝ズメイヌイ島(スネーク島)東方沖で、ロシア戦闘機がウクライナ軍の隊員を乗せた米製軍用高速艇を破壊したと主張した。 高速艇には「ウクライナ軍上陸グループ」が乗っていたと説明したもののさらに詳細な説明はなく、ロイターは内容を独自に確認できなかった。
 ウクライナ国防省はコメント要請にすぐには応じなかった。
2023.08.22
 20:58
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、南部重要集落に到達 地雷原突破に光 <2309-082215>
 ウクライナのマリャル国防次官が22日、ウクライナ軍が南部ザポロジエ州で露軍の支配下にある集落ラボティノに入り、住民の避難作業を開始したとSNSで発表した。 マリャル次官は、集落内ではなお戦闘が続いているとしている。
Robotyne の位置 (Google Map)】
 ラボティノは、メリトポリなどへの進出ルート上にあり、ウクライナ軍の一定の前進が示された。
2023.08.22
 17:52
CNN

(Yahoo)

ロシア、ウクライナの無人機4機を撃墜と発表 モスクワとブリャンスクで <2309-082214>
 ロシア国防省が22日、モスクワ近郊と西部ブリャンスク州ウクライナ軍のUAV 4機を撃墜したと発表した。
 国防省は、ブリャンスク州で防空システムが2機を発見して電子戦兵器で妨害し、墜落させたと主張。 モスクワ州でも2機を破壊したと述べた。 死傷者は出ていないという。
 モスクワ市長はTelegramに、2機は同市の北西に位置するクラスノゴルスクで迎撃され、南西方向のチャスツィでもUAV 1機が撃墜されたと投稿した。
 ロシア航空当局は22日にモスクワの全空港を一時的に閉鎖したが、その後発着が再開している。
2023.08.22
 12:37
CNN

(Yahoo)

ウクライナ大統領、オランダ供与の F16 戦闘機は42機 <2309-082212>
 ウクライナのゼレンスキー大統領はオランダへの訪問後20日にTwitterで、オランダがウクライナに対して供与を約束したF-16は42機だと明らかにした。 オランダのルッテ首相は20日、オランダがF-16を42機保有していると述べたものの、何機をウクライナに供与するのか明確な数字は示していなかった。
 ゼレンスキー大統領はオランダ訪問の後にデンマークを訪問し、フレデリクセン首相と会談した。 フレデリクセン首相は、デンマークがウクライナに対しF-16を19機供与すると明らかにした。
2023.08.22
 12:26
Ukrinform ブルガリアは10月初めにウクライナにソ連式装甲車の供与を始める=ブルガリア国防相 <2309-082211>
 ブルガリアのタガレフ国防相が21日、同国によるウクライナへのソ連製装甲車の供与は9月末から10月初めにかけて始まると発言した。
 ウクライナ南部オデーサを訪問したタガレフ国防相がウクライナのレズニコウ防相との共同記者会見時に発言した。
 タガレフ国防相は、ブルガリアはウクライナに対して100両のソ連製装甲車の提供を提案したと発言した。
2023.08.22
 10:55
Ukrainska Pravda Two Tu-22 bombers attacked by drones and destroyed at Russian Soltsy aтd Shaikovka airfields <2309-082210>
 ソルツィ飛行場とシャイコフカ飛行場への攻撃の結果、Tu-22M3 2機が完全に破壊され、他の2機の航空機も損傷した。
・出典: ウクライナ・プラウダの防衛情報情報源
・引用: Tu-223M3 2機が完全に破壊され、他の2機の航空機がわずかに損傷した。
・詳細: 情報筋によると、飛行場はロシア連邦の領土からの4ロータUAVにより攻撃された。
・背景: ロシアのTelegram Channelが8月21日朝、カルーガ州の飛行場でウクライナ軍のUAVによる攻撃を報告した。 未使用の航空機が損傷したと伝えられた。
 州知事は、UAV攻撃はキロフスキー地区で撃退され、インフラストラクチャへの死傷者やその他の損傷はなかったと主張した。
 ロシア連邦のノヴゴロド州の軍用飛行場が8月19日にUAVに攻撃され、少なくとも1機の航空機が損傷したと報告されている。
2023.08.22
 10:36
Ukrainska Pravda Soltsy airfield likely attacked from Russian territory – UK intelligence <2309-082209>
 英国国防情報局がロシアのノヴゴロド州のソルツィ飛行場でTu-22M3を破壊したUAV攻撃は、ロシアの領土から行われた可能性があることを示唆している。
・出典: 英国国防省、欧州プラウダの報告
・細部: 英国国防情報局が述べたように、回転翼UAVでは、ロシア国外からソルツィ施設に到達出来る可能性は低い。
・引用: これはLRA飛行場への少なくとも3回目の成功した攻撃であり、国内の奥深くにある戦略的場所を保護するロシアの能力について再び疑問を投げかけている。
・詳細: 英国国防情報局はまた、ロシアがウクライナで不正確なKh-22重対艦ミサイルを発射するためにTu-22M3を頻繁に使用し、無誘導爆弾でマリウポリを集中的に爆撃したと指摘した。
2023.08.22
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 21 2023 <2309-082208>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月21日の戦況 =
 ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境とウクライナ東部での反撃を継続しながら、8月20日から21日にかけてザポリージャ州西部のロボタイン内および東部で戦術的に大きな戦果を挙げた。
 ロシアのミルブロガーは、ロシア軍が装備を欠いており、最前線全体に沿って士気が低いことを示し続けている。
 ロシア国防省は、現在ヘルソン州で防御しているより部隊より戦闘効果がある部隊を重要な正面に再配置できるようにするために、おそらく部隊の改編をしている。
 ロシア軍は、クレミンナ、バクムットの近く、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃し、バクムット近郊で前進した。
2023.08.22
 09:33
産経新聞

(Yahoo)

戦闘機「グリペン」のウクライナ供与否定 スウェーデン 将来には含み/td> <2309-082207>
 英Guardian紙が、スウェーデンのクリステション首相が21日に地元メディアで、19日に同国を訪問したウクライナのゼレンスキー大統領から供与を求められたGripen戦闘機を現時点で供与する予定はないと明らかにしたと報じた。
 クリステション首相は一方で「将来のことは何も排除しない」とし、将来的な供与に含みも持たせた。
2023.08.22
 01:51
TBS News

(Yahoo)

ロシアの戦略爆撃機ドローン攻撃で完全に破壊か 独立系メディア報道 <2309-082201>
 ロシアの独立系メディアMoscow Timesが20日、北西部ノブゴロド州の軍用飛行場で19日にウクライナのUAV攻撃戦略爆撃機を初めて完全に破壊されたと報じた。 Moscow Timesは、ネット上で拡散しているTu-22M3が炎上する様子だとする画像をSNSに投稿している。
 これに先立ち、ロシア国防省は19日、軍用飛行場へのUAV攻撃により駐機場で火災が発生し、航空機1機が損傷したと発表していた。
2023.08.21
 16:01
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ高官、東部の戦況「厳しい」 ロ軍と激しい攻防 <2309-082111>
 ウクライナのマリャル国防次官が21日、東部ハリコフ州の戦況が厳しいとの認識を示した。 ただロシアの攻撃を退けており、バフムトの南でこの1週間で新たに3㎢を奪還したと説明した。
 マリャル氏は国営TVに「クピャンスク方面の状況は厳しい」とし、「わが軍の部隊に自信を持っているが、現地の要員にとって非常に厳しい状況だ。敵も前進していない」と語った。  ウクライナ軍は先週、ハリコフ州の町クピャンスクに向かって攻撃していると指摘していた。
2023.08.21
 12:28
BBC News

(Yahoo)

ロシア、ウクライナが南西部の鉄道駅にドローン攻撃と主張 モスクワへの攻撃は阻止と <2309-082109>
 ロシア国内でUAV攻撃があったという主張は、ここ数ヵ月でその頻度を増している。 ウクライナ側は特定のUAV攻撃について関与を主張していない。
 ロシアが20日、ウクライナと国境を接する南西部クルスク州の鉄道駅がウクライナのUAV攻撃を受け、5人が負傷したと発表した。 同様にウクライナと国境を接するロストフ州にもUAV攻撃があったが、負傷者は報告されていない。
 ロシアはまた、モスクワに向かっていたUAV 1機を阻止したとしている。 このUAVは人口の少ない場所へ墜落したという。
2023.08.21
 08:50

(18:50 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 20 2023 <2309-082107>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月20日の戦況 =
 ウクライナ軍は、少なくとも2正面で反撃し、ロボタイン近郊で前進した。
 ロシアの縦深地域に対するウクライナの攻撃は、ウクライナの意図通りロシアの情報社会に不満を生み出し、ロシアの軍事司令部に対する批判を引き起こしている。
 ロシアの後方地域に対するウクライナ軍の攻撃は、侵攻したロシア軍の士気を低下させている。
 オランダとデンマークF-16をウクライナに提供することを確認したが、いつかは特定しなかった。
 ロシア軍は8月20日にクピャンスク、クレミンナ、バクムット、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃施し、バクムットの近くでわずかに前進した。
2023.08.21
 08:27
Bloomberg

(Yahoo)

ウクライナ、NATO 加盟国から F16 -デンマーク19機供与 <2309-082106>
 デンマークのフレデリクセン首相は、同国のF-16 30機のうち19機をウクライナに譲渡すると述べ、6機が新年近くに同国を離れる可能性があるとし、現在70人強のウクライナ兵士がデンマーク国内で訓練を受けていると語った。
2023.08.21
 08:00
朝日新聞

(Yahoo)

最初の6機は「今年末までに」ウクライナへのF16提供、デンマーク <2309-082104>
 AFP通信などが、デンマークのフレデリクセン首相が20日、同国からウクライナに19機のF-16を提供する方針を明らかにしたと報じた。
 最初の6機は2023年末までにウクライナに送り、2024年に8機2025年に5機を提供する意向という。
2023.08.21
 07:27
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナの無人機がモスクワなど4州を攻撃、5人負傷=ロシア <2309-082103>
 ロシアが20日、ウクライナのUAVがモスクワを含む4州を攻撃したと発表した。 この攻撃で5人が負傷し、モスクワの空港2ヵ所を利用する航空便に迂回が必要になるなど影響が出た。
 ロシア国防省によると、ウクライナと国境を接するロシアのクルスク州、ロストフ州、ベルゴロド州がUAV攻撃され、モスクワ州ではUAVを妨害して無人地帯に墜落させた。
 ロシア国防省はその後、ベルゴロド州へのUAV攻撃を2度阻止したと発表した。
2023.08.21
 00:01
産経新聞

(Yahoo)

F16 計42機、ウクライナに供与へ オランダとデンマーク 訓練完了後 <2309-082101>
 ロイタ通信が、オランダのルッテ首相が20日に同国を訪問したウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、オランダとデンマークがF-16を供与すると表明したと報じた。
 ゼレンスキー大統領は供与数は計42機だとし、時期はウクライナ軍操縦士に対する操縦訓練の完了後になるとした。
2023.08.20
 23:46
朝日新聞

(Yahoo)

オランダとデンマーク、ウクライナに F16 提供へ アメリカ製戦闘機 <2309-082008>
 ロイタ通信などが20日、オランダのルッテ首相が同国を訪問したウクライナのゼレンスキー大統領との会談後の共同記者会見で、同国がデンマークと共同で近くウクライナにF-16を提供することを明らかにしたと報じた。  バイデン米大統領は5月に広島で開かれたG7首脳会議で、欧州の同盟国がF-16をウクライナに提供するのを認める方針を表明していたが、提供が約束されたのは初めてである。
2023.08.20
 22:45
Ukrainska Pravda US significantly increases production of 155-mm shells to provide to Ukraine – WP <2309-082007>
 米国がウクライナへ提供する155mm砲弾の増産を進めている。 それまで月産14,000発であった155mm弾の生産を、2022年2月に$2.26Bで月産20,000発に引き上げ、間もなく月産28,000発になろうとしている。 更に2025年秋には年産1,000,000発に引き上げられる。
 問題は炸薬となるTNTで、米国は既にTNTの生産を止めIMXに切り替えている。 このため米国は海外にTNTの提供を求めている。
【註】
 IMX (Insensitive Munitions eXplosives) とは米陸軍がTNT (Tri-Nitro Tolene) に代えて砲弾の炸薬として採用している高性能低感度爆薬である。
 安全性は高くなるが価格も1.5倍程度に高くなる。
2023.08.20
 16:02
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、スウェーデン戦闘機供与巡る協議開始 両国首脳が会談 <2309-082005>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が19日、訪問先のスウェーデンでクリステション首相と会談し、会談後の記者会見でスウェーデン製Gripen戦闘機の供与に関する協議を開始したと明らかにした。
2023.08.20
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 19 2023 <2309-082003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月19日の戦況 =
 ロシア軍は、一晩中チェルニーヒウ市をShahed UAVで攻撃した後、8月19日に市中心部をミサイル攻撃をした。
 ロシア筋は、ウクライナ軍が8月19日にノヴゴロド州のソルツィ空軍基地をUAV攻撃し、戦略航空機に損害を与えたと主張した。
 ウクライナ軍は8月19日に少なくとも3正面で反撃し、アウディーイウカ~ドネツク市の線に沿ってとザポリージャ州西部で前進した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃し、8月19日に一部地域で前進した。
2023.08.20
 02:26
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ戦争、両軍の死傷者50万人に迫ると米推計= NYT <2309-082002>
 New York Times紙が18日に米政府当局者の話として、ロシアによる2022年2月のウクライナ全面侵攻開始以降、ロシア軍とウクライナ軍の合計の死傷者数は50万人に上ると推計されていると報じた。
 New York Times紙によると、ロシア軍の死傷者は30万人に近づいており、このうち死者は最大12万人、負傷者は17万~18万人に達しているもようで、ウクライナ軍の死者は約7万人、負傷者は10万~12万人と推計されるとしている。
2023.08.19
 18:39
Kyiv Independent Ukraine, Sweden sign 'statement of intent' to start joint production of CV90 armored vehicles <2309-081912>
 ゼレンスキー大統領スウェーデン訪問中にスウェーデンのクリスターソン首相と会談し、CV90
ACVの生産、運用、訓練及び支援における協力を強化するとするSoIに署名した。
 この訪問は、スウェーデン議会が8月17日に、軍需品、交換部品、車両を含むSEK3.25B ($300M) のウクライナへの軍事援助の移転を承認したと発表した後に行われた。
 パッケージには、CV90とArcher SPH用弾と交換部品、地雷除去装置などが含まれている伝えられている。
2023.08.19
 18:15
CNN

(Yahoo)

ウクライナが重視するクリミア攻撃、米政権内では懐疑的な見方も <2309-081911>
 ウクライナはこのところクリミア半島へのミサイル攻撃を強化して、ロシアの兵站や補給の妨害を図っているが、米政権内ではこの戦略に懐疑的な見方も出ている。
 米軍やバイデン政権当局者の一部にとっては、クリミア攻撃は良くいっても集中のさまたげ、悪くいえば貴重なリソースの無駄遣いでしかないとし、多くの専門家はここにきて、ウクライナが複数の攻撃軸に戦力を薄く分散させすぎているとの見方を示している。
 国防総省の高官はCNNに対し、「クリミア攻撃はロシアのバランスをやや崩したが、決定的な効果は出ておらず、反転攻勢だけに焦点を絞った方が、おそらく誰にとっても良い結果になる」と指摘している。
2023.08.19
 17:30
CNN

(Yahoo)

ロシア軍攻撃ヘリ、外国製のハイテク利用が判明 ウクライナ <2309-081910>
 ウクライナのイエルマーク大統領府長官が19日までに、同国内で最近撃墜されたロシア軍の攻撃型ヘリKa-52外国製の半導体やプロセッサーを使って製造されていたことが判明したと述べた。
 その上で、ロシアの攻撃ヘリは西側あるいはアジア諸国で製造される「ハイテク部品」を取り込んでいると指摘し、チップ、プロセッサー、フラッシュメモリー、通信変圧器や他の部品はKa-52の運用や修理に必要なものだとし、「ロシアへの制裁は強化される必要がある。 ロシアの軍産複合体が技術入手を図る術を断ち切るべきだ」とも強調した。
2023.08.19
 08:28
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、南部で前進 「主要都市奪還困難」との見方も <2309-081906>
 米CBS Newsが18日、ウクライナ軍が反攻の主軸である南部ザポロジエ州で露軍の地雷原を突破し、同州の都市トクマクを占領している露軍の第1防衛線と交戦を始めたもようだとする米当局者の見解を報じた。 トクマクはウクライナ軍が奪還を目指すアゾフ海沿岸地域の主要都市メリトポリへの進出ルート上にある。
Tokmak の位置 (Google Map)】
 ただ、ザポロジエ州では露軍が重層的な防衛線を構築しているため、CBSは「トクマクを奪還し、さらにメリトポリ方面に前進するのはウクライナ軍にとって困難な任務になるだろう」と指摘している。
2023.08.19
 08:20

(18:20 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 18 2023 <2309-081905>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月18日の戦況 =
 Washington Post紙が8月17日、米国の情報機関ウクライナの反撃はザポリージャ州西部のメリトポリに到達できず、クリミアへのロシアの陸橋を切断するという主要な目的を達成できないと分析したと報じた。
 別々な狙いでいくつかの前進軸に沿って進行中のウクライナの反撃全体の成功について評価を行うのは時期尚早である。
 ウクライナ軍は8月18日に少なくとも3正面で攻撃し、ザポリージャ州西部のロボタインの近くでさらに前進したと伝えられている。
 ウクライナ南部作戦司令部報道官が、8月6日のウクライナ攻撃の後にロシア当局がチョンハル橋を修理したというロシアの主張に異議を唱えた。
 ロシア軍は8月18日にクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アヴィウドカ~ドネツク市の線、およびドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃し、一部の地域で前進した。
2023.08.19
 04:53
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、南東部の要衝メリトポリ奪還の公算小さい=米当局者 <2309-081903>
 米政府当局者が19日、ウクライナ軍が現在進める反転攻勢で、南東部ザポロジエ州の要衝メリトポリを奪還できる公算は小さいとの見方を示した。
Melitopol の位置 (Google Map)】
 米政府当局者は情報機関の報告に基づき、ウクライナ軍の反転攻勢の進展が当初の予想より遅れているとの米国の見方とおおむね整合していると述べた。
 メリトポリは鉄道を含めた交通の要衝で、ロシアは2022年2月のウクライナ全面侵攻開始直後の3月に制圧した。
2023.08.18
 17:46
時事通信

(Yahoo)

貨物船がイスタンブール通過 ウクライナから出航 <2309-081812>
 16日にウクライナ南部オデッサを出航した貨物船が18日に黒海からボスポラス海峡を通過したことをトルコ国防省が確認した。
 穀物輸出合意から離脱したロシアによる黒海での運航妨害が懸念されていたが、特段のトラブルはなかった
2023.08.18
 16:43
時事通信

(Yahoo)

モスクワにまたドローン墜落 新都心近く、負傷者なし <2309-081810>
 ロシア国防省によると、モスクワ中心部に18日未明にUAV 1機が飛来し、防空システムで妨害を受けて墜落した。 ソビャニン市長よると、新都心「モスクワ・シティ」に隣接する展示場に落下したが、負傷者はいないという。
 国防省は、市内のほか郊外にもUAVが飛来したと主張している。
2023.08.18
 13:42
TBS News

(Yahoo)

アメリカの F16 戦闘機のウクライナへの供与 デンマークとオランダによる供与を正式に承認 アメリカ国務省 <2309-081809>
 米国務省報道官が17日、デンマークとオランダによるF-16のウクライナへの供与正式に承認したことを明らかにした。 ウクライナの操縦士が訓練を完了次第、速やかに機体が供与できるよう手続きを進めるとしている。
 ただ、F-16の操縦訓練には、ウクライナのパイロットが英語で専門用語を習得する必要があることなどから時間がかかる見通しで、実際に供与が行われるのは2024年夏以降になるとの見方も出ている。
2023.08.18
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 17 2023 <2309-081805>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月17日の戦況 =
 ドネツク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部の小さな集落付近でウクライナ軍が最近、ロシアの防衛線の構造から戦術的に重要な前進をした可能性がある。
 ロシア軍は、ロボタインやウロザインなどの集落を保持するために多大な努力、資源、人員を捧げたにもかかわらずウクライナが前進したことは、ロシア軍の防御が広範で劣化している可能性がある。
 ロシア軍がヘルソン州のチョンハル橋の状態について行った報告で、ウクライナの攻撃でクリミアへの主要な兵站線 (GLOC) が11日間混乱したことが明らかにされた。
 ロシア軍は8月17日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃し、一部の地域で前進した。
 ウクライナ軍は8月17日に、少なくとも3正面で反撃し、バクムットの近くとザポリージャ州西部で前進した。
2023.08.17
 23:25
Ukrainska Pravda 2 IRIS-T missile systems have arrived in Ukraine – Zelenskyy <2309-081714>
 ドイツが8月17日にウクライナにIRIT-T発射機2基を追加供与した。
2023.08.17
 21:24
Kyiv Independent Czech minister: Ukraine may receive remaining Czech Soviet-made helicopter gunships <2309-081713>
 チェコのCNA通信が8月17日、ウクライナへMi-24V/35攻撃ヘリを追加供与すると報じた。
 チェコは2023年までソ連製のMi-24V/35攻撃ヘリを13機保有していたが、7月に米国からUH-1YとUH-1Zを合わせて20機導入することを明らかにしている。 ここで余剰となるソ連製の攻撃ヘリをウクライナに供与することとなり、2022年に明らかにされていない機数をウクライナに供与した。 観測筋はその機数を少なくとも4機と見ていた。
2023.08.17
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 16 2023 <2309-081703>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月16日の戦況 =
 ウクライナ軍は8月16日に少なくとも3正面で反撃し、ザポリージャ州西部とドネツク州とザポリージャ州の州境で前進した。
 ウクライナ軍が公開したウクライナの報告とビデオからウクライナ軍が8月16日にドネツク州とザポリージャ州の州境にあるウロジャインを奪還したことが確認された。
 ロシア軍は8月15日16日の夜、主にオデッサ州の穀物と港湾インフラを標的に、ウクライナに対してUAV攻撃した。
 海上交通を阻止しようとするロシアの試みを回避するためウクライナが黒海に開設した臨時回廊を、8月16日に最初の民間船が通過した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃したが前進は確認されなかった
2023.08.16
 18:36
ロイタ通信

(Yahoo)

コンテナ船が黒海人道回廊を利用、オデーサ港出港=ウクライナ高官 <2309-081611>
 ウクライナ政府が黒海の人道回廊を利用してコンテナ船が16日にオデーサ港を出港したと発表した。 船は香港船籍で、ロシアによるウクライナ侵攻前の2022年2月23日から同港に停泊していたと明らかにした。 2,114個のコンテナに30,000t以上の貨物を積んでいたという。
 ウクライナのクブラコフ副首相は人道回廊について「ロシアの侵攻時にウクライナのチョルノモルスク、オデーサ、ピプデンニの港に入港していた船舶を避難させることを主な目的として使用される」と説明した。
2023.08.16
 18:30
CNN

(Yahoo)

ロシア発射のミサイルに外国製半導体 ウクライナ高官が指摘 <2309-081610>
 ウクライナ大統領府のイエルマーク長官がTelegramで15日、ロシアが発射したミサイルに制裁で禁輸対象になっているはずの外国製半導体が使われていたと指摘した。 イエルマーク長官は、前夜から15日朝にかけて撃ち込まれたのは2023年にロシアで製造されたミサイルだと指摘したうえで、4月製造のKh-101から30個の外国製半導体が見つかったと言明した。
 長官は、ウクライナが「パートナー諸国と協力し、定期的に連絡を取っており、パートナー国の政府は半導体のメーカー、サプライヤーとも協力している」と強調した。
2023.08.16
 14:56
ロイタ通信

(Yahoo)

銃を構えた兵士が操舵室に… ロシア国防省、黒海で貨物船臨検した際の映像公開 <2309-081608>
 ロシア国防省が15日、13日に黒海を航行中だったパラオ船籍の貨物船に対し臨検を行った際の映像を公開した。 映像には乗組員が甲板上でひざまずき、両手を後頭部で組まされている様子や、銃を構えた兵士が船に乗り込み、操舵室に入る様子が映っている。
 ロシア軍は、この貨物船に対し威嚇射撃も行っている。これについてロシア側は、停船を命じたが従わなかったためだと説明している。
2023.08.16
 12:10
CNN

(Yahoo)

スウェーデン、ウクライナに460億円の追加支援 <2309-081605>
 スウェーデン国防省゛15日、ウクライナに$315Mの追加支援を行うと発表した。 同省は声明で、ウクライナからすでに供与したCV-90
IFVとCV-122 MBTの部品の要望があったと明らかにした。 その要望に応えるべく、$120M相当を一定期間提供するという。
 第13弾となる今回の支援パッケージには、$200M弱相当の輸送車両や緊急用物資、地雷除去機の供与も含まれるという。
2023.08.16
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 15 2023 <2309-081603>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月15日の戦況 =
 ウクライナ軍は8月15日に少なくとも3正面で反撃し、ルハンシク州とザポリージャ州西部で前進したと伝えられている。
 ロシア軍は、8月14日から15日の夜に、主にウクライナの後方地域に対して大規模なミサイル攻撃を実施した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃し、スヴァトヴェとバクムットの近くで前進したと伝えられている。
 主にウロジャイン近郊で戦っているロシアのVostok大隊が8月15日に、ロシア軍がウロジャインを完全に失ったのは歩兵と装備の不足だと非難したが、ISWはロシア軍が町から完全に撤退したという事実をまだ観察していない。
 ロシア連邦直属の志願兵部隊Bashkortostan連隊がウクライナに配置されたと伝えられた。
2023.08.15
 20:40
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ軍事資源「ほぼ枯渇」 ロシア国防相 <2309-081511>
 ショイグ露国防相がモスクワで100ヵ国以上の代表を招いて開催された国際安全保障会議で15日、ウクライナの軍事資源について、西側諸国から支援を受けているにもかかわらずほぼ枯渇しているとの見方を示した。
 ショイグ国防相は「西側からの広範な支援にもかかわらず、ウクライナ軍は結果を出せておらず、戦闘の暫定結果にはウクライナ側の軍事資源がほぼ枯渇していることが表れている」と述べた。
 ウクライナ側が東部バフムート周辺の一部を奪還したと発表した一方、ロシア側はハルキウ州クピャンスク周辺で前進したと主張している。
2023.08.15
 13:14
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、南東部で「一定の成功」 前線全体で激戦 <2309-081510>
 ウクライナのマリャル国防次官が8月14日に戦況について、激しい戦闘が続いているとしながらも、南東部の一部でウクライナ軍の前進に一定の成果があったと報告した。
 ウクライナの第3独立突撃旅団が公開したこの動画には、兵士らが塹壕にライフルを撃ち、手榴弾を投げ込む様子が映っている。
2023.08.15
 09:30
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ海兵隊、ロシアが支配するマリウポリに接近中 <2309-081509>
 ウクライナ軍の戦車が、ウクライナ支配地とロシアが占領するマリウポリとの間にある次の難所であるウロジャイネに入った。 8月11日にネット上に出回ったUAV映像には、ウクライナ海兵隊の第35旅団に属するとされる少なくとも3両の戦車が、ウロジャイネの南北に伸びる3本の幹線道路のうち中央の道路を南下しながら発砲している様子が映っている。
 この突撃部隊には、今回は航空機による空からの支援があった。 戦車による攻撃と同時期に撮影されたと思われる別の映像では、
JDAMだとウクライナが主張する2発が、戦車からわずか数百㍍南にあるロシア軍の拠点とみられる建造物を爆破している。 ウクライナ空軍はJDAM-ERを搭載できるようMiG-29の一部を改良している。
 ウクライナ海兵隊の第35旅団を含む最前線の4個旅団は、モクリ・ヤリー川流域の攻勢を維持するために南側戦線の幅16kmの一帯に集中している。
2023.08.15
 09:19
産経新聞

(Yahoo)

欧米、来春反攻を検討 ウクライナ支援の長期化予期 米紙報道 <2309-081508>
 Wall Street Jpurnal紙が13日、ウクライナを支援する欧米諸国来年春の攻勢について既に検討を始めていると報じた。 同紙は「このことは、欧米側が戦闘の長期化を予期していることの表れだ」と指摘した一方で、欧米諸国には有権者が泥沼化した戦争への支援に嫌気がさす事態への懸念があるとも報じた。
 露軍の防衛線は強固で、現時点でウクライナ軍が短期的に反攻の成果を得ることは困難になっているとしたうえで、2024年半ばまでにウクライナは欧米側からF-16を供与される可能性があるほか、高性能UAVなどさらに高性能な兵器も供与される可能性があるとし、時間の経過に従ってウクライナ軍の保有兵器が充実し、兵器への習熟や戦術も進展することで、露軍に勝利できる可能性が高まるとの期待が欧米諸国にあると伝えた。
2023.08.15
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 14 2023 <2309-081507>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月14日の戦況 =
 ウクライナ軍は8月14日に少なくとも2正面で反撃し、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域で前進したと伝えられている。
 ロシア軍は、8月13日から14日の夜にオデッサ州に対しミサイルとUAVによる攻撃を実施した。
 米国が8月14日、ウクライナに対する新たな$200Mの安全保障支援パッケージを発表した。
 ウクライナ軍は、クピャンスクの近く、スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、バクムットの近くで前進した。
 ロシア軍は、クピャンスク近郊、スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、クピャンスク近郊で前進した。
2023.08.15
 05:30
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア南部ダゲスタンで爆発、少なくとも5人死亡=タス通信 <2309-081505>
 TASS通信が災害医療センターの話として、ロシア南部ダゲスタン共和国の首都マハチカラで14日夜にガソリンスタンドで爆発が発生し、少なくとも5人が死亡し10人が負傷したと報じた。
 地元の救急隊によると500㎡で火災が発生し、ロシア通信 (RIA) は当局者の話として、新たな爆発や火災発生の恐れがあると報じている。
2023.08.15
 00:27
ロイタ通信

(Yahoo)

米、ウクライナに2億ドルの追加安全保障支援=国務省 <2309-081502>
 米政府が14日にブリンケン国務長官の声明で、ウクライナに$200M相当の新たな安全保障支援を行うと発表した。 新たな支援には防空用の弾薬、砲弾、地雷除去装置などが含まれると明らかにした。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は夕方の演説で、新たな支援にはPatriot、HIMARSやJavelionなどが含まれると述べた。
2023.08.15
 00:24
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、南東部で「一定の成功」 前線全体で激戦=当局者 <2309-081501>
 ウクライナのマリャル国防次官が14日にロシアとの戦況について、前線全体で激しい戦闘が続いているとしながらも、南東部の一部でウクライナ軍に一定の戦果があり前進したと報告した。
 マリャル次官は、ロシア軍が敷設した地雷などでウクライナ軍の前進が妨げられているなかでも、ウクライナ軍はドネツクの南西96kmの地点にあるスタロマイオルスク周辺で前進し、ロシア軍に圧力をかけていると述べた。
Staromaiorsk の位置 (Google Map)】
 マリャル次官によると、激しい攻防戦が続いた東部ドネツク州バフムト周辺でウクライナ軍は先週、5.2㎢を奪還したが、ロシア軍は東部クピャンスクのほか、ドネツク州の要衝リマンの周辺で攻撃を続けており、再編成を行っていると明らかにした。
2023.08.14
 21:47
AFP=時事

(Yahoo)

EU、ウクライナに砲弾22万発提供 100万発供与計画の一環 <2309-081418>
 EUが先週末、ウクライナへの支援策として砲弾100万発を供与する計画の第1弾として、223,800発を提供したと発表した。 EU報道官は11日、長距離自走砲弾や精密誘導弾、迫撃砲弾など223,800発と、各種ミサイル2,300発を供与した」と明らかにした。
 ただし、初回の供与は当初の予定から1ヵ月遅れており、一部の加盟国からは2024年春までに1,000,000発を調達するという目標の達成自体を疑問視する声も上がっている。
 EU加盟諸国は2023年に入り、12ヵ月で砲弾1,000m000発をウクライナに供給する€2B(3,200億円)計画に合意していた。
2023.08.14
 11:29
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、南部でロシア軍の戦線突破目指す=ロシア側幹部 <2309-081408>
 ウクライナ南東部ザポロジエのロシア支配地域幹部ロゴフ氏は、隣接する東部ドネツク州の西部でウクライナ軍がロシア軍の戦線を突破しようとしていると述べた。
 同氏は「過去2週間にわたる激しい戦闘の末、敵はウロジャイネの北部に足場を築いた」とし、明らかにさらに南への進軍を目指していると指摘した。 ウロジャイネの南部はロシア軍が依然として支配しているとも述べた。
Urozhaine の位置 (Google Map)】
 ロシア東方軍管区報道官は、ウクライナ軍がウロジャイネと川を挟んで反対側にあるスタロマイオルスケの方角を攻撃しようとし損害を被っていると述べた。
2023.08.14
 08:45
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、ドニエプル川東岸に進出 ロシア軍少佐を捕虜に <2309-081407>
 ウクライナメディアが、ウクライナ軍南部方面部隊報道官の地元TVでの発言を13日、同国軍部隊がロシア軍の支配下にあるヘルソン州のドニエプル河東岸に進出し、露軍を攻撃していることを明らかにしたと報じた。
 一方、露オンラインメディアは同日、東岸の集落カザチイ・ラーゲリで戦闘が起き、露軍の少佐がウクライナ軍の捕虜になったと報じた。
Kozachelaher の位置 (Google Map)】
 ISWも8日以降、東岸にウクライナ軍が進出したとみられると分析していた。 ISWは12日にウクライナ軍が東岸に一定の陣地を確保したとみられるものの、現時点で東岸に本格的な拠点を確保したと評価するには時期尚早だと指摘した。
 ウクライナ軍は現在、反攻の主軸である南部ザポロジエ州で露軍の防衛線に直面し前進が停滞するため、ヘルソン州で東岸に進出して露軍の戦力をザポロジエ州から分散させるための陽動作戦を展開している可能性がある。
2023.08.14
 07:33
時事通信

(Yahoo)

黒海で貨物船に威嚇射撃 ウクライナは非難、穀物拠点行き ロシア <2309-081402>
 ロシア国防省が13日、黒海南西部で同日朝にパラオ船籍の貨物船を停止させるため、露海軍警備艦が威嚇射撃を行ったと発表した。 貨物船は、ウクライナ南部オデッサ州のドナウ川沿いにある穀物輸出拠点イズマイル港が目的地だった。
 ウクライナのポドリャク大統領府顧問はTwitterで「海賊行為」に当たるとロシアを非難した。
2023.08.14
 06:25
Bloomberg

(Yahoo)

ロシア海軍が黒海で貨物船に警告発砲、停船強制し検査-国防省 <2309-081401>
 ロシア国防省が、13日に露海軍黒海を航行していた貨物船に対し、停船させ臨検するため警告発砲したことを明らかにした。
 ウクライナのイズマイル港に向かっていたパラオ船籍の貨物船は13日早朝に南西海域でロシア海軍の警備船に遭遇し、ロシア海軍は臨検のため停船を命じたが貨物船側が応じなかったため発砲したとロシア国防省は説明した。
 ロシアが7月に重要な穀物輸出合意から離脱して以来、こうした事例は初めてである。
2023.08.14
 05:20

(15:20 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 13 2023 <2309-081404>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月13日の戦況 =
 ウクライナ軍は8月13日に少なくとも2正面で反撃し、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部で前進したと伝えられている。
 ISWは、ロシア軍がウロザインから完全に撤退したという確認を観察しておらず、現在ロシア軍は少なくとも集落の南部に陣地を維持している可能性が高い。
 ロシアの艦が、オデッサ州のイズマイール港に向かう途中の民間貨物船を強制的に停止して捜索した。  ロシア軍はクピャンスク~スヴァトヴェの線、バクムットの近く、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で失地を回復しようと攻撃し、一部の地域で前進したと伝えられている。  ウクライナ軍は、クピャンスク~スヴァトヴェの線、クレミンナの近く、バクムットの近く、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、いくつかの地域で前進したと伝えられている。
2023.08.13 Military Land Invasion Day 536 – Summary <2309-081403>
= Donetsk Front =
 ウクライナ軍は前進し、ウロザインの中心部に到着した
Urozhaine の位置 (Google Map)】
 ロシア軍が砲兵の援護の下でウロザインから撤退したようである。
 以上からロシア軍はウロザイン集落から完全に撤退した模様である。
2023.08.13
 21:41
Ukrainka Pravda

(Yahoo)

Russians spread disinformation about ship inspection and warning shots in Black Sea <2309-081308>
 国際的な情報機関の
InformNapalmが、ロシアが黒海貨物船Sukru Okanを警告射撃で停船させ臨検を行ったとの偽情報を流したと報じた。
 この出来事を目撃した他船の船員がInformNapalmに提供した情報によると、ロシア国防省は船の検査が成功したと嘘をついたと述べ、Sukru Okanはるロシアの停船要求に従わず、トルコの領海に向かって進路を変えたと述べた。 またヘリの接近も警告射撃もなかったという。
2023.08.13
 15:49
CNN

(Yahoo)

ウクライナ海兵隊900人、英国での訓練終了 独立の軍種に <2309-081307>
 英国防省が13日までに、半年間のウクライナ軍支援計画の一環として、ウクライナの海兵隊900名が英海兵隊や英陸軍特殊部隊による訓練を終え帰国の途に就いているとの声明を発表した。 英国防省によると、英特殊部隊が水陸両面作戦を指導し、ゴムボートを使っての海岸急襲などの訓練が実施された。 英国がこの種の訓練をウクライナへ提供したのは初めてとし、ウクライナ海兵隊は作戦立案や急襲の実行を昼夜こなすようになったとも述べた。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は今年5月に、海兵隊を独立の軍種にし兵力を拡大させる意向を示していた。
2023.08.13
 10:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナに大量のレオパルト1戦車、その数200両に <2309-081304>
 ウクライナ軍はLeopard 1A5 MBT 200両を手に入れようとしている。 ドイツ政府は2月にLeopard 1A5をウクライナに輸出することを承認した。 かつてLeopard 1を装備していたドイツ、デンマークとオランダはウクライナに代わって少なくとも135両のLeopard 1A5の購入改修費用を負担する計画である。
 ウクライナ軍乗員のLeopard 1A5操作訓練はドイツで今春開始し、7月下旬に最初の10両がウクライナに到着した。
2023.08.13
 09:07
讀賣新聞

(Yahoo)

パイロットの英語力に難…ウクライナ軍の F16 操縦訓練、完了は24年夏以降にずれ込むか <2309-081303>
 Washington Post紙が11日、米欧がウクライナ軍事支援として実施するF-16の操縦訓練について、完了時期が2024年夏以降にずれ込む見通しだと報じた。 ウクライナはF-16の早期供与を求めているが、訓練の遅れが戦況に影響する可能性がある。
 ウクライナは当初、8月にも訓練が始まり2024年3月までにF-16を投入できると期待していたが、最近になってウクライナの要員32名のうち8名しか英語力がないことが判明し、その8名も英語で専門用語などを習得する必要があると判断された。 欧州で教官の確保が難航したこともあり、訓練開始は何度も延期されているという。
 同紙によると、第1陣となるウクライナ空軍のパイロット6名は英国で4ヵ月間、英語でF-16の専門知識を学ぶ必要があり、実機訓練は早くて2024年1月からとなり、約半年かかると見込まれる。
 米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は11日、欧州で訓練の対応ができなくなった場合、米国が訓練を受け入れる用意があるとの考えを示した。
2023.08.13
 05:45

(15:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 12 2023 <2309-081302>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月12日の戦況 =
 ロシアのミルブロガーは、以前のウクライナの襲撃と違いウクライナ軍がドニプロ河東岸に残留していることを認めたが、ISWはまだ橋頭堡を確保したと認めていない
 ウクライナ軍は8月12日、少なくとも2正面で反撃し、ザポリージャ州とドネツク州の州境界で戦術的に意味ある前進を行ったと伝えられている。
 ウクライナ軍が8月12日にケルチ海峡橋を2発のミサイルで攻撃すると共に、占領下のクリミアをUAV攻撃を開始したと伝えられている。
 ロシア軍は8月12日にクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ザポリージャ州とドネツク州の州境界で攻撃したが、確認された戦果は得られなかった
2023.08.12
 21:36
Kyiv Independent Ukrainians advance 16-20 kilometers in 'tactically significant' move <2309-081209>
 ロシアとウクライナからの情報によると、ウクライナ軍は南部沿岸に向け、ロボタインスタロマイオルスケ2正面で戦術的に価値ある前進を遂げた。
 ウクライナ軍偵察隊が集落に入り、ロボタイン近傍では対砲兵戦を行っている。
Robotyne の位置Staromaiorske の位置 (Google Map)】
 ISWによるとウクライナ軍は16~20kmを確保した模様という。
2023.08.12
 21:05
朝日新聞

(Yahoo)

クリミア橋にウクライナ軍がミサイル攻撃 ロシア国防省が発表 <2309-081208>
 ロシア国防省が12日、ウクライナ南部クリミア半島とロシア本土をつなぐクリミア橋付近ウクライナのミサイルを撃墜したと発表した。 同省はクリミア橋は損傷がないとしている。
 また国防省は、クリミア橋付近で同日15:00頃に、再びウクライナ軍のミサイルを撃墜したと発表した。 同日13:00頃に続く2度目の橋を狙った攻撃で、いずれもソ連製のS-200 SAMを改造したミサイルが使われたとしている。
 同半島で「首長」を名乗る親露派アクショノフ氏は、ウクライナ軍のミサイル3発が時間をおいて撃墜されたとしている。
2023.08.12
 10:30
CNN

(Yahoo)

ロシアが「キンジャル」発射、F16 訓練予定のパイロット狙う ウクライナ空軍 <2309-081207>
 ウクライナ空軍が11日、ロシアがF-16の訓練を近く受ける予定のウクライナ軍パイロットらを狙いKinzhalを発射したと主張した。
 空軍報道官がウクライナのTVに語ったところによると、Kinzhal 4発のうち1発は迎撃され、他の3発は軍飛行場の近くに着弾したという。
 ここ数ヵ月、ウクライナ軍の飛行場は絶えずロシアの攻撃目標になっている。 最も頻繁に狙われているのはウクライナ西部のスタロコスティアンティニフ飛行場だが、11日早朝の攻撃で目標とされたのは、西部イワノ・フランキウスク州にあるコロミヤ飛行場だった。
2023.08.12
 09:45

(19:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 11 2023 <2309-081206>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月11日の戦況 =
 ウクライナ軍ザポリージャ州西部で戦術的に重要な前進をし、8月11日に少なくとも3正面で反撃が続く中、ロボタインの郊外に到達した。
Robotyne の位置 (Google Map】
 ウクライナの反撃でザポリージャ州西部を防御しているロシア軍を横移動することを余儀なくさせているようで、そこへのウクライナ軍の攻勢がロシアの防衛を著しく低下させている可能性がある。
 ウクライナ軍との戦闘がロシア軍を前線の特定の正面に固定しているため、部隊を主要正面へ横移動するというロシアのやり方は、全体としてロシアの防衛線をさらに弱体化させる可能性がある。
 ロシア軍のさらなる劣化がウクライナ軍に突破口形成の機会を生んでいる。
 クピャンスクの北東で攻撃を強化しているロシア軍は、ウクライナ軍を緊要地形から排除する可能性がある。
 ロシア軍は8月11日にウクライナに対しミサイル攻撃を実施し、先週2度にわたり攻撃したウクライナの飛行場を攻撃目標にした。
 ロシア軍は8月11日にクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃し、一部の地域で前進した。
 ロシアがイラン製のShahed-131 /-136 UAVの改良型であるGeran-2 UAVの生産を開始した。
2023.08.11 Janes Ukraine conflict: Biden seeks USD13.1 billion in more Ukraine defence aid <2309-081109>
 バイデン政権が議会に対し8月10日に、ウクライナへの軍事支援$13.1Bの承認を求めた。 内訳は$9.5Bがウクライナ軍への武器等供与とウクライナへ供与した米軍備蓄の補充で、$3.6Bが軍事、情報、その他の支援になる。
 人道支援や経済支援を含めると、これでウクライナへの支援総額は$24Bを越えることになる。
2023.08.11
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 10 2023 <2309-081105>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月10日の戦況 =
 ウクライナ軍は少なくとも3正面で反撃し、8月10日にドネツク州とザポリージャ州の州境地域で前進した。
 ロシアのミルブロガーが、ロシア軍がウクライナでウクライナの車両を破壊したという主張を捏造または装飾したとしてロシアの軍を非難した。
 ロシア軍は、8月9日~10日にかけて、ウクライナに対しミサイルとUAVによる攻撃をした。
 ロシア軍は8月10日、バクムット近くのクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、何ヶ所かで前進した。
2023.08.11
 07:00
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍、ハリコフ州へ攻勢 ウクライナ、一部住民退避 <2309-081104>
 ロシア国防省が10日、ウクライナ東部ハリコフ州クピャンスク方面で攻勢を続け、前線で優位を確保したと発表した。 TASS通信によるとハリコフ州政府は同日、クピャンスク周辺37地区の住民を安全な場所に退避させる決定をした。
 ロシアはウクライナ軍が大規模反攻を開始した前後から、ウクライナ軍の反撃に遭い2022年9月に撤退を余儀なくされたハリコフ州への攻勢を再び強化し、州都ハリコフや同州イジュムにつながる幹線道路が集まるクピャンスクへの攻撃を強めている。 同州に隣接するロシア西部ベルゴロド州への越境攻撃を阻止する狙いがある。
2023.08.11
 03:35
TBS News

(Yahoo)

ウクライナ海軍 民間船舶のための臨時航路設置を発表 <2309-081101>
 ウクライナ海軍が10日、黒海の港を発着する民間船舶のための臨時航路が設置されたと発表した。 数日以内に最初の船舶が航行する予定だという。
 ロシアが黒海を通じたウクライナ産穀物の輸出に関する合意を停止したことで滞っている穀物の輸送などに使われるという。
 ウクライナ海軍は臨時航路について、ウクライナが国際海事機関 (
IMO) に対し提案していたもので、IMO理事会はロシアに対し国際条約を遵守し、商用船の航行を脅かすことをやめるよう求めた。
 ただ、ウクライナ海軍は「全ての航路でロシアによる軍事的脅威や機雷の危険が残っている」としていて、実効性は不透明である。
2023.08.10
 21:52
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ、ロシアへの無人機攻撃強化か…SNS で資金集め航続1000kmの最新鋭機生産 <2309-081016>
 ロシア国防省はウクライナが10日未明にモスクワ方面に発射したUAV 2機を撃墜したと発表した。 モスクワを攻撃目標にしたUAVの飛来は2日連続で、ウクライナが露本土へのUV攻撃を強化しているとみられる。
 モスクワ市長によると、10日未明にモスクワ南西のカルーガ州と、モスクワの中央環状道路付近にUAVが1機ずつ飛来した。 TASS通信などによると、UAV攻撃の影響でモスクワ南郊のドモジェドボ、ブヌコボ両国際空港が離着陸を一時停止した。 ドモジェドボ空港から10km離れた自動車修理施設では10日未明に大規模な火災が発生し、UAV攻撃の可能性が指摘されている。 露国防省によると、クリミア半島セバストポリ方面にも10日未明にUAV 11機が飛来したという。
 露軍に比べて航空戦力で劣るウクライナ軍はロシアの侵略開始前から、UAVの積極活用に取り組んできており、ウクライナ政府は2022年5月に装備や復興などの資金を民間に募るサイトUnited 24を開設し、8月4日時点でUAV 4,100機、USV 18隻を購入した。
 7月末のモスクワへの攻撃で使用したと指摘されるBeaverは最大航続距離1,000kmの最新鋭国産機で、価格は推計UAH4M(1,500万円)とされるが、SNSで購入資金を集めた。
 ウクライナは部品を調達して自国でUAVを製造しており、生産体制は軌道に乗っているとみられる。
2023.08.10
 20:26
日テレ News

(Yahoo)

モスクワ近郊の工場で大規模爆発 砲弾にドローン? メディアが伝える情報は… <2309-081014>
 モスクワの北東50kmに位置する町にあるロシア治安部隊用の光学機器を製造する工場で9日に爆発が起き、少なくとも1人が死亡、56人がケガをした。 原因については様々な情報が飛び交っている。
 地元メディアが工場が花火会社に貸していた倉庫で発生したと報じました一方、独立系メディアは付近で砲弾のようなものが見つかったと報じ、さらに別のメディアは、爆発現場付近で爆発直前にUAVを見たという目撃情報を報じている。
2023.08.10
 19:00
CNN

(Yahoo)

米国民の過半数、ウクライナへの追加援助に反対 CNN 世論調査 <2309-081013>
 ウクライナに対する軍事援助などについてCNNが米調査機関SSRSに委託して実施した世論調査の結果、10日までに米国民の55%が連邦議会はさらなる資金援助を提供すべきではないとし、逆の意見は45%だったことがわかった。
 51%は米国は既に十分な援助をしたとし、一層の支援を促したのは48%だった。
2023.08.10
 11:30
日経新聞 防衛技官ら500人増員要求へ サイバーや装備開発を重視 <2309-081005>
 防衛省がサイバー防御や防衛装備の研究開発を担う技官や事務官の定員を増やす方針で、令和6年度予算案の概算要求で500人程度の増員を盛り込む調整に入った。
 防衛省によると、500人規模は要求ベースで近年では過去最多の水準になる。
2023.08.10
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 9 2023 <2309-081003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月9日の戦況 =
 ウクライナ軍は、少なくとも3正面で反撃し、8月9日に一部地域で前進した。
 ロシアの情報筋は、8月9日にモスクワのザゴルスク光学機械工場の近くで爆発について特にほとんどのロシアの情報筋は、不十分な安全規制が原因でウクライナによるものであった可能性があるとは見ていない。
 ロシア軍は、スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット地域、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部、スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムットの北、ザポリージャ州西部で攻撃した。
 8月9日に公開された映像は、8月8日にヘドニプロ河東岸にあるコザチラヘリ近くのウクライナの侵入は小規模な襲撃であった可能性が高いというISWの分析を裏付けている。
 ロシア軍はカザフスタンからロシアに軍装備を移送させている可能性があるが、ISWはこれらの報告を確認する兆候を観察していない。
2023.08.09
 23:10
Kyiv Independent Ukraine war latest: Germany transfers 2 Patriot launchers to Ukraine in latest aid package <2309-080923>
 ドイツ政府が8月9日、Patriot 2個システムをウクライナに追加供与したと発表した。 ウクライナにはドイツから1個、米国から1個の合わせて2個システムを供与していることが確認されている。
 ドイツはこの他にBV200車10両、155mm発煙弾6,500発以上、Vector UAV 4機、セミトレーラとトラクター6両ずつ、その他が含まれている。
2023.08.09
 21:40
Kyiv Independent Russian official claims fire in military facility in Russia's Stavropol Krai <2309-080920>
 ロシアのスタヴロポリ地方ゲオルギエフスク地区のザイツェフ地区長が現地時間8月9日18:60にTelegramで、ゲオルギエフスクの軍事施設で火災が発生したと主張した。
Stavropol Krai の位置 (Google Map)】
 ザイツェフ地区長は火災の原因を気温の上昇による自然発火としているが、Kyiv Independentはその主張を確認できていない
 ザイツェフはウクライナのドネツク州との国境から600kmの距離にあり、8月9日にはその前に、ロシアのメディアがモスクワの北東にあるセルギエフポサドの町にある工場での爆発したと報じている。 この爆発はロシアにUAV攻撃があった数週間後に起きた。
2023.08.09
 15:35
CNN

(Yahoo)

ウクライナ反攻、欧米支援国に届く情報は厳しさ増す 「最も困難な局面」 <2309-080915>
 ウクライナの反転攻勢が始まって数週間が経過したが、最新の情報について報告を受けた米高官や欧米当局者4人がCNNに、欧米当局者の間ではウクライナ軍の領土奪還能力に関して厳しい見方をする傾向が強まっていることを明らかにした。
 上級外交官の一人は「今後2~3週間は引き続き、戦果を挙げるチャンスがあるかどうか見極める時間が続くだろうが、紛争のバランスを変えるほどの戦果を本当に挙げられるかと言えば、その可能性は極めて低いと思う」と語った。
 欧州でウクライナ軍装甲部隊の訓練に当たる米軍幹部と会談し帰国した米民主党クイグリー下院議員は、「我々に寄せられている報告は厳しい内容で、ウクライナが直面する課題について思い知らされている」とし、「今回の戦争で最も困難な局面に差し掛かっている」との見方を示した。
2023.08.09
 14:54
ロイタ通信

(Yahoo)

モスクワ郊外でドローン2機撃墜、ロシア発表 ウクライナを非難 <2309-080914>
 ロシア国防省が、モスクワ市郊外の2ヵ所ウクライナ軍による2機のUAV攻撃の試みがあったが2機は防空システムで撃墜したと発表した。
 モスクワのソビャニン市長は、2機のうち1機は国際空港のある市南郊ドモジェドボで撃墜し、あと1機は市西郊の高速道路の近くで撃ち落としたと述べた。
2023.08.09
 14:20
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、穀物輸出で新計画 ドナウ川河口で積み替え <2309-080912>
 ウクライナの港湾当局が8日、穀物輸出の新たな手段として、ドナウ川河口付近で別の船に積み替えて輸出する計画に着手したと明らかにした。
 政府がドナウ川の港の一つを正式に拡張する決議を採択したとFacebookで発表した。 ウスチドゥナイスク港イズマイル港からパナマックス船への穀物の積み替えを行うため、ビストロエ河口付近を停泊地に追加した。 これにより、港湾施設ではなく停泊中に別の船に物資を積み替えることが可能になる。
 当局は、この方法によりドナウ川での積み替えがどの程度増えるかについては言及していない。
2023.08.09
 10:22
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍のミサイル、ドネツクの「司令部に命中」…ウクライナ「既に3回同じ主張」 <2309-080911>
 露軍が7日にウクライナ東部ドネツク州ポクロウシクをミサイルで攻撃し、ロイタ通信などによると9人が死亡し、80人以上が負傷した。 時間差攻撃で救助要員の被害拡大を狙ったという批判への反論とみられる。 ウクライナのゼレンスキー大統領はIskanderが使われたとの見方を示している。
 これについて露国防省は8日、「ウクライナ軍の前線司令部に命中させた」と発表した。
 前線司令部を狙ったとする露軍の主張に対して、ウクライナ軍報道官はUkrainska Pravdaの取材で、「露軍によるプロパガンダで、ロシア側は既にこの司令部を破壊したと3、4回主張している」と反論した。
2023.08.09
 09:19
ロイタ通信

(Yahoo)

欧州で中古戦車に脚光、ウクライナ支援で各国から強い需要 <2309-080909>
 取引に関わった業者が8日、かつてベルギーが所有していた中古のLeopard 1 MBT数十両が、ウクライナ軍への供与のため、欧州の別の国によって購入されたと語った。
【関連記事:2309-080816 (Kyiv Independent 2023.08.08)】
 ベルギー政府から5年以上前にLeopard 1を購入した防衛企業OIP社のCEOはロイターに、50両の戦車全てを欧州の別の国に売却したと語った。 価格は明かせないという。
 ベルギーのデドンデ国防相は、ベルギー政府がウクライナに送るためLeopard 1の買い戻しを検討したが、不当な価格を提示されたことを明らかにしている。
 OIP社CEOはSNS LinkedInに「われわれは公正な市場価格を提示し、それを喜んで受け入れる動きがあったということだ」と書き込んだ。
2023.08.09
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナの巡航ミサイル爆撃機、ロシア軍が破壊試みも度々失敗 <2309-080908>
 ウクライナ空軍の第7戦術航空旅団が装備している40年前のSu-24が強力な長距離攻撃兵器になった。 ロシアが2022年2月24日にウクライナに本格侵攻したとき、同旅団はSu-24M戦闘爆撃機とSu-24MR偵察機を数十機保有していた。
 侵攻後の最初の1年でSu-24 17機がロシア軍に破壊され、乗員数十人が犠牲になったが、ウクライナ空軍は引退したパイロットを呼び戻し、保管所に放置されていた多くのSu-24の一部を復活させることで、同旅団の戦力をなんとか維持した。
 ところが今春には、英国が供与したStorm Shadowが同旅団の役割を大きく変えた。 英国とウクライナの技術者らは、Su-24MとSu-24MRをStorm Shadowを2発搭載できるように改造した。
 このミサイルを手にした第7旅団は、もはや厳重に防衛されている標的を攻撃するためにその上空を飛行しなくてもよくなり、ウクライナ側が支配する比較的安全な空域を飛行しながら攻撃を仕掛けることができる。 これにより同旅団の損失は大幅に低下し、2022年には平均して月に1、2機を失っていたのが、2023年になってから損失はほぼ皆無である。
2023.08.09
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 8 2023 <2309-080907>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月8日の戦況 =
 ウクライナ軍はドニプロ河を渡河して小規模な襲撃を行い、ドニプロ河東岸に上陸したようであるが、東岸に拠点を確保したかどうかは不明である。
 ISWは、コザチロパンまたは他の東岸集落の近くに拠点を確保したことを自ら視認するか観察しない限り、ドニプロ河東岸の状況を慎重に見極め続ける。
 ロシア軍は8月8日にクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ドネツク州西部で攻撃作戦を実施し、一部地域で前進した。
 ウクライナ軍は8月8日に少なくとも2正面で反撃し、スヴァトーブの近くで前進した。
 ロシアは、ウクライナでの装備の損失を補うために、ソビエト時代の装備の備蓄から補充し続けている。
2023.08.09
 05:57
共同通信

(Yahoo)

反転攻勢「非常に困難」とゼレンスキー氏 <2309-080903>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が8日、領土奪還に向けた反転攻勢について「望んでいたよりも遅く、全てが非常に難しい」との見解を示した。
 その上で「後退はしない。 主導権はウクライナが握っている」とも述べ、進軍を続けると強調したと地元メディアが報じた。
2023.08.09
 02:01
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、戦闘システムへのロシアの不正アクセス阻止 <2309-080906>
 ウクライナ保安局 (SBU) が8日、ロシアのハッカーによるウクライナ軍の戦闘情報システムへの不正アクセスの試みを阻止したと発表した。 背後にSand Wormとして知られるロシアのハッカー集団がいたとしているとされ、SBUはウクライナ軍の位置や移動、技術支援に関する機密情報へのアクセスを試みる動きを阻止したという。
 ロシアによるウクライナ全面侵攻開始以降、ウクライナは政府や軍機関のほか、エネルギー部門に対するサイバー攻撃の増加を報告しているが、ロシアは関与を繰り返し否定している。
2023.08.09
 02:35
Kyiv Independent US official: US to announce new military aid for Ukraine <2309-080902>
 ロイタ通信が8月8日に米当局者2人の話として、ウクライナに今週末に$200Mの軍事援助を行うと報じた。
 米国務省のミラー報道官は8日、この援助に
ATACMS含まれているのかにいては言及しなかった
2023.08.08
 23:39
Kyiv Independent Media: Rheinmetall purchases 50 Leopard 1 tanks, will supply 30 to Ukraine <2309-080816>
 ベルギーのOIP社Leopard 1 50両を売却した売り渡し先は今まで明らかにされていなかったが、Handelsblatt紙が8月8日、に売り渡し先がRheinmetall社であると報じた。 Leopad 1は整備されたのち、その内の30両がウクライナに送られるという。
 ベルギーのDe Standaard紙は7日に売却先がRheinmetall社であると暴露していた。
2023.08.08
 10:33
CNN

(Yahoo)

米戦車「エイブラムス」の第1陣、ウクライナ移送を正式承認 <2309-080805>
 米陸軍調達部門幹部のブッシュ氏が7日、ウクライナに供与するAbrams MBTの第1陣について、先週末に移送が正式承認されたと明らかにした。
 ブッシュ氏は記者団との会見で、今後Abramsは欧州に送られたのちにウクライナに向かうとしたうえで、弾薬や予備部品、燃料装置、修理施設も合わせたフルパッケージを送る方針だと明らかにした。
 米国は5月にウクライナ要員に対する操作訓練をドイツで開始し、ウクライナに供与する31両については、数ヵ月にわたって輸送に向けた整備が進められていた。
2023.08.08
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 7 2023 <2309-080803>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月7日の戦況 =
 ウクライナ軍は、8月7日に少なくとも2正面で反撃した。
 ウクライナでの戦争終結のための和解について中国とロシアとの不一致の高まりは、8月5〜6日にサウジアラビアのジッダで開催された会談で明らかになったと伝えられている。
 ロシア軍は8月7日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境沿い、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域で前進した。
2023.08.07
 14:49
Ukrinform ドイツ最大与党議員、ウクライナへの長射程ミサイル供与可能性を排除せず <2309-080708>
 ドイツ最大与党の社会民主党の関係者が、同国がスウェーデンと共同開発したTAURUS CMのウクライナへの供与可能性を排除しない発言を行っている。
2023.08.07
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 6 2023 <2309-080705>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月6日の戦況 =
 ウクライナ軍が8月6日に、クリミアとヘルソン州を結ぶロシアの占領下にある重要な地上連絡線 (GLOC) に沿った2ヵ所主要な道路橋を攻撃し、ロシア軍は道路交通を短い東部ルートからより長い西部ルートに変更させた。
 重要なロシアのGLOCに沿った橋に対するウクライナの攻撃は、反撃作戦における決戦に備えたの阻止作戦の一部である。
 ロシア軍は8月5日~6日の夜に、ここ数かヵ月で最大規模となるミサイルとUAVの攻撃を実施した。
 ウクライナ当局は、2022年2月24日にロシアがウクライナへ侵攻を開始して以来、ウクライナの防空部隊が3,500機の経空脅威を破壊したと述べた。
 ウクライナ軍は、8月6日に少なくとも2正面で反撃した。
 ロシア軍は8月6日に、クピャンスク~スヴァトヴェ-クレミンナの線、バクムットの近く、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ザポリージャ州とドネツク州の州境地域、およびザポリージャ州西部で攻撃し、一部の地域で前進した。
2023.08.07
 06:57
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ併合を不承認、中国含む和平案巡る会合一致…ロイター報道 <2309-080702>
 ロイタなどが、サウジアラビアで5、6両日に開かれたロシアによるウクライナ侵略の終結に向けた道筋を模索する関係国の会合が、ウクライナの主権と領土の一体性の尊重を和平の中核に据える方針で一致したと報じた。
 成果文書の発表は見送られたが、中国を含む参加国がロシアによるウクライナ領土の併合を承認しない原則的な立場を確認したことになる。
 イタリアCorriere della Sera紙によると、ウクライナが2022年11月に提示した10項目の和平案の主要項目について協議する作業部会も設置される見通しとなった。
 ウクライナが露軍の全面撤退を前提とした自らの和平案固執しない立場を示したほか、サウジなど複数の参加国が独自の和平案を提案したとの報道もある。 会合は安全保障担当の高官や首脳の特使らが出席し非公開だった。
2023.08.07
 06:31
共同通信

(Yahoo)

クリミアの補給路を攻撃 ウクライナ軍、ミサイルか <2309-080703>
 ウクライナ軍は6日、ロシアが実効支配するウクライナ南部のクリミア半島とヘルソン州を結ぶ二つの橋を攻撃したと明らかにした。 ウクライナは半島東部とロシア本土を結ぶクリミア橋を7月にも攻撃しており、ロシア軍の補給路に打撃を与える狙いとみられる。
 ロシアが半島を併合して創設した「クリミア共和国」のアクショーノフ首長は6日、半島北部とヘルソン州をつなぐチョンガル橋にミサイル1発が命中し、自動車道が損傷したと通信アプリに投稿した。
 ヘルソン州のロシア側行政府トップ、サリド氏はStorm Shadowが使われたとし、穴が開いた路面の写真を公開した。
2023.08.07
 02:29
毎日新聞

(Yahoo)

ヘルソン州とクリミア半島を結ぶ橋で複数の爆発 <2309-080701>
 ロイタなどによると、クリミア半島の親露派幹部らが6日に、ウクライナ南部ヘルソン州とクリミア半島を結ぶ二つの橋を狙った攻撃があり、複数の爆発があったと明らかにした。 親露派幹部はウクライナ軍がStorm Shadowを用いて攻撃したと主張している。
 報道によると、橋やガスのパイプラインが損壊したほか、橋の上にいた市民1人が負傷したとしている。 ウクライナ軍はロシア軍の補給路を狙った攻撃を繰り返しており、その一環とみられる。
 一方、ロシア軍も連日、ウクライナ各地に空爆を続けていて、ウクライナ国営Ukrinform通信などによると、5日には東部クピャンスクで輸血センターがミサイル攻撃を受け、少なくとも2人が死亡した。 5日夜から6日朝にかけては西部フメリニツキー州の空軍基地などを狙ったロシア軍の空爆もあり、近くの建物で火災が起きたという。
Khmelnytskyi州の位置 (Google Map)】
2023.08.06
 19:54
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナ領土の一体性「和平の根幹」 中国参加の会議で一致 報道 <2309-080608>
 AFP通信が欧州の情報筋の話として、サウジアラビア西部ジッダで開かれ約40ヵ国が参加したロシアが侵攻するウクライナの和平を議論する国際会議が5日、ウクライナの領土の一体性と主権が和平の根幹であるとの点で一致したと報じた。 AFP通信によると、議論は非公開で、成果文書は発表されなかった。
 会議は6月にデンマークのコペンハーゲンで行われた1回目の会議を受けて、ウクライナとサウジが各国の国家安全保障担当の高官らを招待して開かれ、欧米のほかGlobal Southと呼ばれる新興途上国も参加し、前回不参加だった中国が加わり、BRICS 5ヵ国のうちロシアを除く4ヵ国が顔をそろえた。
 ロシア抜きで行われたことをめぐり、ブラジルの代表からは「真の和平を求めるならばロシア政府を巻き込む必要がある」との発言があったという。
 日本からは山田外務審議官が出席した。 外務省によると、今後も引き続き議論を継続することで一致したという。
2023.08.06
 18:34
時事通信

(Yahoo)

「黒海艦隊に大打撃」 ロシア艦、深刻な損傷 英国防省分析 <2309-080607>
 英国防省が5日の戦況分析で、ウクライナによる
USV攻撃を受けたロシア海軍揚陸艦Olenegorsky Gornyakについて「深刻な損傷を受けたことはほぼ確実だ」と指摘した。
 黒海艦隊はクリミア半島のセバストポリ軍港を拠点としていたが、侵攻初期のウクライナ軍の反撃を受けて、潜水艦などをノボロシスクに退避させていたことから、ノボロシスク付近への攻撃を阻止できなかったことも含め黒海艦隊に大打撃だと分析した。
 英国防省によると、Olenegorsky Gornyakは全長113m、(註:満載時)排水量3,600tで、損傷後の映像では30゚~40゚傾いており制御不能な状態を示しているという。
 元ウクライナ海軍高官はロイタに対し、揚陸艦に到達したUSVは740km航続したと推定され、海軍による攻撃の射程が大きく広がっていることから、ロシア海軍は戦力配置の見直しを余儀なくされる可能性もあると主張した。
2023.08.06
 11:51
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ無人艇、ロシア海軍基地を攻撃…大型揚陸艦から黒い液体 <2309-080603>
 TASS通信が5日、ケルチ海峡ロシアの貨物船がウクライナの
USV攻撃を受けたと報じた。 クリミアと露本土を結ぶクリミア大橋の通行も一時遮断されたという。 TASS通信によると、ケルチ海峡への攻撃では貨物船の機関室が損傷した。
 露西部クルスク州でもUAVによる攻撃があり、行政庁舎などが損壊した。
 4日には、露南部ノボロシスク港近くの露海軍基地がUSVで攻撃され揚陸艦が標的となった。 ニュースサイトUkrain Pravdaは攻撃後の揚陸艦を捉えた衛星写真を基に、黒い液体が確認できるとして、揚陸艦が燃料漏れを起こすほどに損傷している可能性があるとした。
2023.08.06
 09:22
共同通信

(Yahoo)

ロシア南部6港は危険地域と警告 ウクライナ、攻撃加速か <2309-080602>
 ウクライナ政府が5日までに、黒海に面するロシア南部クラスノダール地方のノボロシースクやソチなど6ヵ港の海域が軍事的脅威下にあると宣言し、ロシア側に危険地域だと警告した。 ウクライナがロシア領での攻撃を加速させる可能性がある。
 5日にはロシアが実効支配するクリミア半島と本土の間に位置するケルチ海峡の南方を航行していたロシアのタンカーSIG
USVによるとみられる攻撃を受け、損傷した。
2023.08.06
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 5 2023 <2309-080601>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月5日の戦況 =
 ウクライナ軍は8月4日、黒海で2日連続ロシアの石油タンカーをUSVで攻撃した。
 ウクライナ当局は、7月17日以降ウクライナの主要港であるオデッサに対するロシアの攻撃が続いていることに対する対応として、黒海にあるロシアの港の近くで船舶を攻撃する可能性があると海事通報を出した。
 ウクライナ水上攻撃は、大規模な反撃作戦の準備目的とした阻止作戦の一部である可能性がある。
 ウクライナ軍はロシア軍をバクムット地域に引き寄せ、そこでのテンポの遅い攻撃により彼らを拘束している。
 ウクライナ軍は8月5日、ウクライナ南部で小規模な攻撃を行ったが、これは後方地域でのロシアの兵站と司令部機能を妨害するための攻撃パターンの一部である。
 ロシア軍は、クピャンスク北東のスヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット地域のアウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、スヴァトヴェ~クレミンナの線とアウディーイウカ~ドネツク市の線で前進した。
 ウクライナ軍は、スヴァトヴェ~クレミンナ線に沿って、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州西部、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、スヴァトヴェ~クレミナ線で前進した。
2023.08.05
 23:27
時事通信

(Yahoo)

サウジでウクライナ和平会合開幕 米中印が参加 <2309-080515>
 サウジの国営TVが、ロシアによるウクライナ侵攻終結の主要原則に関する合意につながるとウクライナ政府が期待を寄せる協議が5日、サウジアラビア西部ジッダで2日間の日程で始まったと報じた。
 協議には、米中やインドをはじめ約40ヵ国の高官が参加している。
2023.08.05
 14:45
CNN

(Yahoo)

ロシア軍艦船への攻撃は保安局、海軍の合同作戦 ウクライナ筋 <2309-080513>
 ウクライナ関係筋がCNNの取材で4日、ロシア南部黒海沿岸ノボロシスク港で同日起きた揚陸艦Olenegorsky Gornyakへの攻撃についてウクライナ保安局と海軍の合同作戦だったことを明らかにした。
 攻撃に使われたのはTNT 450kgを積んだ
USVで、攻撃で深刻な損傷を被り任務遂行が出来なくなったとも述べた。 Olenegorsky Gornyakには100名が乗艦していたとした。
 ロシア国防省は4日、USV 2隻がノボロシスク海軍基地を狙ったが、ロシア艦への攻撃を阻止したとの声明を発表していた。
2023.08.05
 12:49
ロイタ通信

(Yahoo)

クリミア半島沖でロシアタンカー損傷、ウクライナがまた無人艇攻撃 <2309-080512>
 クリミアのロシア側当局者が、ケルチ海峡で5日未明にロシアのタンカーがウクライナの
USVによる攻撃を受けたことを明らかにした。
 TASS通信は当局の話として、海峡の南側でタンカーが損傷して機械室が多少の被害を受け停泊していると報じた。 ロシア南部ノボロシースク港の海難救助当局によると、タンカーは自力で航行できず、タグボートを派遣した。
 ロシア側の当局者は、5日の攻撃ではクリミアとロシア本土を結ぶケルチ橋とは無関係だと述べた。
 ロシアでは前日、ノボロシースク海軍基地がウクライナのUSVによる攻撃を受け海軍艦1隻が大きな被害を受けたばかりである。
2023.08.05
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍が旧式車両を多数損失 南部戦線で「賭け」に出る <2309-080511>
 6月4日に始まった反攻ではこれまでに、ウクライナ軍がいくつかの前線で数km前進し、東部ドンバス地方バフムートの周辺で戦果が得られたが、ウクライナ南部ザポリージャ州の前線のすぐ南に位置し、20km南のトクマクと道路でつながっているロシアが占領しているロボティネの町では、ロシア軍の3個自動車化狙撃連隊、2個特殊部隊旅団、複数の予備大隊が有利な場所を押さえている
 そのためウクライナ軍の第47、65、118の3個機械化旅団は、わずかな前進のためにも損失を被る状態となっている。
Robotyne の位置 (Google Map)】
 特に7月下旬にロボティネ近郊で行われた攻勢は多くの損失を生み、この方面での戦闘が非常に厳しいことを浮き彫りにした。 第118機械化旅団は、ロボティネの北東数kmにある交差点を突破しようとした際、BMP IFVを少なくとも4両MBTを2両、その他の車両を少なくとも1両失った。
 第118機械化旅団に何が起こったのかはっきりしないが、同じ前線でのこれまでの戦闘、特に第47機械化旅団が6月初旬にロボティネ北方で実施し大きな損失を生んだ複数の攻撃から察するに、ロシア軍の地雷と砲撃により前進を阻まれ、生き残った乗員たちは車両を捨てて、死傷者と共に撤退することを強いられたのだろう。
2023.08.05
 08:05

(18:05 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 4 2023 <2309-080510>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月4日の戦況 =
 ウクライナ軍は、8月3日~4日の夜にクリミアとクラスノダール地方で、ロシアの兵站と港湾施設に対してUAV及びUSVによる攻撃を実施した。
 ウクライナ軍は8月4日に少なくとも3正面で反撃した。
 ロシア軍は8月4日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線沿い、バクムット近郊、ザポリージャ州とドネツク州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、一部地域で前進した。
2023.08.05
 07:43
共同通信

(Yahoo)

ロシア揚陸艦への攻撃を示唆 黒海の軍港、ゼレンスキー大統領 <2309-080508>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が4日、ノボロシースクの軍港でロシア軍の揚陸艦を攻撃したことを示唆した。
 ロシア側は撃退したとしているが、損傷して傾いた揚陸艦がタグボートで曳航される様子を撮影したとされる動画や写真がインターネットに出回った。 ロイタ通信によると、揚陸艦は損傷が激しく、戦闘任務に就けない状態となった。 軍揚陸艦を捉えた衛星写真では損傷して油が漏れているように見える。
2023.08.05
 02:18
TBS News

(Yahoo)

ザポリージャ原発 3・4号機の原子炉建屋から爆発物確認されず IAEA立ち入り調査 <2309-080505>
 国際原子力機関 (IAEA) が4日、ウクライナ南部のザポリージャ原発について「3号機と4号機の原子炉建屋の屋根を調査した結果、爆発物は確認されなかった」と発表した。
 ザポリージャ原発をめぐっては、ウクライナ軍が「3号機と4号機の屋根に爆発物に似た物体が設置された」と発表し、緊張が高まっていた。
2023.08.05
 02:04
Kyiv Independent Explosions reported near Crimean Bridge, potentially damaging Russian chemical tanker <2309-080503>
 ロシア関連のTelegramで、8月5日早朝にクリミア橋近くで爆発があったと報じられた。 ロシアの情報では爆発は橋本体で起きたものではないという。
 Moscow TimesはTelegramで、爆発はケルチ海峡を通過中のケミカルタンカーSIGで起きたという。
2023.08.05
 01:46
日テレ News

(Yahoo)

ウクライナ 露艦艇に無人艇で攻撃か ロイター通信が“深刻な被害受け他船に引航”映像公開 <2309-080502>
 ウクライナの情報当局が4日、黒海沿岸でロシア艦を
USVで攻撃し、大きな損害を与えたと明らかにした。 ロイタ通信などによるすと、黒海沿岸のノボロシースク近くでウクライナの保安当局と海軍が共同で攻撃を行ったという。
 ウクライナのUSVが撮影したとされる映像でUSVは、ロシア海軍の揚陸艦に向かって進んで体当たりしたのちに途切れた。 ウクライナ側は、USVが爆薬450kgを積んで体当たりし、ロシアの揚陸艦は大きく破損したとしている。
 ロシア側はウクライナのUSV 2隻を撃退し、死傷者や被害はなかったと主張しているが、ロイタ通信この揚陸艦が深刻な被害を受けて、他の船に曳航されているとする映像を公開している。
2023.08.04 Stars & Stripes Ukrainian official says drones hit naval ship in Russian port; it's the latest attack inside Russia <2309-080418>
 ウクライナが8月4日に黒海におけるロシアの主要港湾であるノヴォロシースク港を
USVで攻撃戦闘艦に損傷を与え、更にロシアの海上交通を数時間にわたり遮断した。
 ウクライナの保安当局によると損傷を受けたのは揚陸艦Olenegorsky Gornyakで、AP通信によると同艦からオイルが漏れ出しているという。 Planet Labの衛星画像でも攻撃の数時間後に僚艦に横付けされているのが確認されている。
  ロシアは黒海艦隊に戦闘艦50隻と潜水艦7隻を保有している一方で、ウクライナ海軍は開戦以来その80%以上を失ったとされている。
2023.08.04
 22:52
Kyiv Independent Official: Ukrainian forces break through Russian first line of defense in south <2309-080416>
 ウクライナのマリアール国防次官が8月4日、ウクライナ軍が南部戦線でロシアの防御陣地の第一線を突破したと述べた。
 ウクライナ当局者によるとウクライナは南部戦線を重視しているのに対し、ロシア軍は東部戦線に努力を集中しているという。
2023.08.04
 19:17
時事通信

(Yahoo)

ロシア艦、水上ドローンで損傷か ウクライナが攻撃 <2309-080415>
 ロシア国防省によると、黒海に面した南部クラスノダール地方ノボロシスクの海軍基地で4日未明にウクライナ軍の
USVによる攻撃があった。
 ロシア側はUSVを発見し破壊したと主張したが、揚陸艦Olenegorsky Gornyakが損傷したという情報が広まっている。
 ウクライナ保安局 (SBU) 関係者は4日に自国メディアに対し、海軍と協力して攻撃に成功したと説明した。 SNSにはUSVの搭載カメラが捉えた衝突の瞬間や、攻撃後に大きく傾いた揚陸艦が曳航される様子の動画が投稿された。
2023.08.04
 18:51
Defense News Israel orders tens of thousands of 155mm artillery shells from Elbit <2309-080414>
 New York Times紙が、米国がイスラエル砲兵用に同国に備蓄していたM107-A3 155mm榴弾30,000発を回収してウクライナへ送ると報じたのを受け、イスラエルはElbit Systems社に155mm榴弾数万発を発注した。
2023.08.04
 13:18
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、ロシアの黒海主要港に無人艇攻撃 被害なし=ロシア当局 <2309-080408>
 ロシア国防省が4日、南部の黒海沿岸のロシアの主要貿易港であるノボロシースク港に近いロシア海軍基地ウクライナの
USVによる攻撃を受けたが、ロシアの艦がUSVを破壊したと発表した。
Novorossyysk 軍港の衛星写真 (Google Earth)】
 ノボロシースク港を石油輸送拠点とするCaspian Pipeline Consotium社によると、当局が全ての船舶の移動を一時的に禁止した。 施設に被害はなく、タンカーへの石油積み込み作業は続けているという。
2023.08.04
 08:30
Forbes

(Yahoo)

ポーランド製の歩兵戦闘車、ウクライナに初めて姿現す <2309-080404>
 7月30日にネット上に出回った動画には、スウェーデン供与のCV90
IFVとBgbv90 ARVのほかに、ポーランド製のKTO Rosmak8輪式IFV 2両が走行している様子が映っていた。
 ポーランド政府が4月にウクライナへのRosmak 200両の供与を発表して以来、Rosmakがウクライナで確認されたのは初めてで、第21機械化旅団はスウェーデンから供与された車両を、ポーランドから調達した車両で補完している可能性がある。
 Rosmakは乗員3名、搭乗員8名で重量25t、Strykerと同じ30mm機関砲を装備し最高時速100kmの性能を持つ。
2023.08.04
 08:21
朝日新聞

(Yahoo)

ロシアのドローン使用は計2千機近く ゼレンスキー大統領が明らかに <2309-080403>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が3日夜のビデオ演説で、ロシアがウクライナへの攻撃に使用したUAVが少なくとも2,000機近くに上ることを明らかにした。
 ゼレンスキー大統領は演説で、ロシアがこれまでに少なくとも1,961機のイラン製Shahed自爆型UAVをウクライナに向けて発射したと述べた。ウクライナ側による撃墜については「残念ながらすべてではない」として、防空システムの強化に向け、各国のウクライナ大使が駐在先の政府に支援を働きかけていると話した。
2023.08.04
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 3 2023 <2309-080402>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月3日の戦況 =
 ウクライナ軍は8月3日、少なくとも3正面で反撃し、一部の地域で前進したと伝えられている。
 ロシア軍は8月3日、主にキーウを標的にUAV攻撃を実施した。
 ロシア国防省は、ロシア空挺部隊司令官テプリンスキー上級大将の8月2日の演説を、おそらくウクライナでのロシアの死傷者を開示したため削除した。
 ロシア軍は8月3日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット近郊、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃し、一部の地域で前進した。
 ウクライナ軍は8月3日にクレミンナとヴーレダールの近くで前進したと伝えられた。
2023.08.03
 21:09
Kyiv Independent Romania investigating reports of Russian drone debris falling on its territory <2309-080308>
 ルーマニア国防省が8月3日、ウクライナのオデーサ州を攻撃したロシアのUAV 1機が、ウクライナと国境を接するルーマニア領内のチャタルキオイに墜落したとの報を受け調査を開始したと発表した。 ただ空軍は報じられた事実を示す証拠は見つけられなかったようである。
Ceatalchioi の位置 (Google Map)】
 チャタルキオイのセルネガ市長はDigi 24 Newsを通じて、ウクライナのイズマイールに向かうロシアのUAVが2日に上空を通過し、その内の1機が林に墜落したと述べた。
Izmail の位置 (Google Map)】
2023.08.03
 11:42
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍が強固な防衛線、前進はせず=ウクライナ当局 <2309-080305>
 ウクライナ軍は6月に反転攻勢を開始して color=red>アゾフ海に向かって南下し南部のロシア支配地域とクリミア半島を結ぶ橋を破壊し、東部の要衝バフムトの周辺地域も奪還したとしている。
 ウクライナのマリャル国防次官は、ロシア軍はバフムト地域でウクライナの前進をかなり執拗に止めようとしたが成功していないと述べた。
 しかしウクライナ当局者によると、ロシア軍は地雷原で防衛線を築いて守りを固めており、ウクライナ軍の東進や南進を困難にしている。 ウクライナ国家安全保障国防会議のダニロフ書記は、敵が多くの地雷を埋めて防衛の準備を行ってきたと指摘した。
 ロシア側は、東部ドネツク地方でウクライナ軍による12回にわたり攻撃を撃退したと発表した。 ロシアの国防相は、ウクライナ軍がドネツク州の南部と北部の複数地域で前進を試みたが失敗したと述べた。
2023.08.03
 09:30
Forbes

(Yahoo)

民間船3隻が黒海を問題なく通行 ロシアの妨害宣言は虚勢か <2309-080304>
 イスラエル籍ギリシャ籍及びトルコ・グルジア籍貨物船3隻が7月30日に黒海を航行し、ドナウ川河口にあるウクライナの穀物輸出港の1つに入港した。 イスラエル籍とギリシャ籍の船舶はボスポラス海峡から北に、トルコ・グルジア籍の船舶はトルコ北部から西に航行した。
 ロシアは7月にウクライナ産穀物の黒海経由の輸出を保障する合意から離脱し、ウクライナの港への船舶の航行を阻止する構えを見せていた。
2023.08.03
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 2 2023 <2309-080303>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月2日の戦況 =
 ロシア軍空挺部隊司令官のテプリンスキー上級大将が、2023年末までに2個空挺連隊を新編して第104空挺師団を再建すると発表した。
 テプリンスキー上級大将の発表は、7月中旬にWagner Gp.と提携したとして逮捕されたという噂について、彼がその地位とロシア国防省の支持を維持していることを示している。
 ウクライナ軍は少なくとも3正面で反撃し、8月2日にバクムットの近くで前進したと伝えられた。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーブの線、クレミンナ近郊、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃し、一部地域で前進した。
2023.08.02
 08:15

(18:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, August 1 2023 <2309-080206>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年8月1日の戦況 =
 ロシア国防省は、ウクライナが8月1日にUUVで黒海艦隊哨戒艇2隻を攻撃したとしてウクライナを非難した。
 おそらくウクライナが8月1日の早朝にモスクワ市をUAV攻撃した。
 ベラルーシのヘリコプター1機が8月1日にポーランド領空を侵犯したと伝えられた。
 ウクライナ軍は少なくとも3正面で反撃を継続し、8月1日にバクムットの近くで前進したと伝えられた。
 ロシア軍は8月1日、バクムット近くのクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線と、アウディーイウカ~ドネツィク市の線、及びドネツク州とザポリージャ州の州境地域、ザポリージャ州西部で攻撃し、ある程度前進した。
 ウクライナ軍は8月1日にクレミンナとバクムットの近くで前進した。
2023.08.02
 01:51
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、クリミア半島セバストポリで無人機撃墜=当局者 <2309-080202>
 ロシアの占領下にあるクリミア半島セバストポリのラズボジャエフ市長が1日にTelegramで、セバストポリ上空でUAVを撃墜したと発表した。
 これに先立ち、ロシア国防省はセバストポリ南西340kmにいたロシア艦2隻がウクライナのUAV 3機に攻撃されいずれも破壊したと発表した。
2023.08.01
 18:18
CNN

(Yahoo)

ウクライナの子ども70万人、侵攻開始後にロシアに移送 ロシア高官 <2309-080112>
 ロシア大統領府で子どもの権利を担当するリボワベロワ大統領全権代表が7月30日、ウクライナでの戦争が始まって以降、ウクライナの子ども70万人余りがロシアに移送されたと明らかにした。
 報告書によれば、養護施設や親の保護がない生徒1,500人がロシアに移送された。 ロシアの占領下にあるドネツク州からは288人の子どもが到着し、その後、里親に引き取られたという。
 リボワベロワ代表に対しては、国際刑事裁判所 (ICC) が3月に子どもたちを違法に移送した戦争犯罪に関与した疑いで逮捕状を出している。
2023.08.01
 16:38
CNN

(Yahoo)

メドベージェフ前大統領、ウクライナの反攻成功なら「核使用」も <2309-080110>
 前露大統領のメドベージェフ国家安全保障会議副議長が7月30日、ウクライナの反攻が成功すれば、ロシアは核兵器の使用を余儀なくされる可能性があると述べた。
 メドベージェフ副議長は2022年9月に、ウクライナからロシアに編入された領土を防衛するために戦略核兵器が使われる可能性があると発言したこともあった。
【註】
 今まで強硬な発言を繰り返してきたメドベージェフ前大統領が、「ウクライナの反攻が成功すれば」と発言したことが注目される。
2023.08.01
 13:03
ロイタ通信

(Yahoo)

トルコ軍需企業、ウクライナで無人機の整備拠点建設に合意 <2309-080108>
 ウクライナ国防省が31日、トルコの軍需企業Baykar Makina社UAVの修理や整備を行うサービス拠点をウクライナに建設する計画をまとめた協定書に調印したと発表した。
 複数のウクライナのメディアは7月になってから、カミシン戦略産業相の発言としてBaykar社がウクライナで同社製Bayraktarを生産する工場建設を既に開始したと報じている。
 ウクライナは国内でのUAV生産を大幅に増やし、対ロシア戦向けにUAV部隊を創設したいと考えており、ウクライナのメーカーはUAVの生産を急速に拡大している。 UAV部隊計画の責任者であるフェドロフ副首相は先週、1万人強のオペレーターが1万機以上で訓練を積んでいると明らかにした。
2023.08.01
 13:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍、対空ミサイルを対地に改造 ロシア都市攻撃に使う <2309-080107>
 ウクライナ政府がより射程の長い兵器の供与を支援国に求める一方で、ウクライナ空軍は6月以前のどこかの段階で、旧式のS-200が使用するV-860弾やV-880弾の指令誘導装置をGPS誘導装置換え地対地ミサイルに改造したとみられ、この改造ミサイルを使ってロシア国内の目標を攻撃し始めた。 ウクライナに対して西側諸国から遠距離打撃兵器が供与される場合でも、ロシア国内の目標に使用してはならないという条件がつけられる。
 7月28日には、ウクライナとの国境から30km、前線からは160kmほどの距離にある黒海に面する都市タガンログにS-200改造ミサイルが撃ち込まれた。
 S-200改造ミサイルによる攻撃は、7月9日に最初にウクライナとの国境から180km離れたロシア西部ブリャンスク州の工業用地に撃ち込まれ確認された。
【註】
 S-200はNATOコードでSA-5と呼ばれている1967年に配備が開始された全長10m以上、発射重量7t以上、弾頭重量200kg以上の大型SAMで、SAMとしての射程は300kmである。
 推進は液体燃料で4本の固体燃料ロケットブースターで発射される。
2023.08.01
 12:27
AFP BB モスクワに再び無人機攻撃、前回と同じビルに衝突 <2309-080106>
 モスクワのソビャニン市長がTelegramに1日、ウクライナによるUAV攻撃を先週末に受けた市内のビルが再び攻撃されたと明らかにした。
 市長は「モスクワに飛来したUAV数機を撃墜した。 1機は先週末と同じビルに衝突し、21階の一部が損壊した」と投稿した。
2023.08.01
 07:15

(17:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 31 2023 <2309-080105>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月31日の戦況 =
 ウクライナ軍は7月31日に少なくとも3正面で反撃した。
 ウクライナ大統領府のイェルマク首席補佐官が7月30日、ウクライナと米国が8月6~13日の週にウクライナに安全保障を提供する協議を開始すると述べた。
 ロシア軍は、スヴァトーヴェ~クレミンナの線とアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃し、ルハンシク州で戦果を挙げたと主張した。
 ウクライナ軍はバクムットの近くで反撃を続けた。
 ウクライナ軍は、ドネツク州西部とザポリージャ州西部で反撃を続けた。 ロシア軍はドネツク州西部とザポリージャ州西部で小規模に反撃した。
2023.07.31
 15:35
CNN

(Yahoo)

サウジアラビア、ウクライナの和平会議主催へ 西側諸国や発展途上国が参加 <2308-073110>
 ウクライナ大統領府のイエルマーク長官が30日、サウジアラビアが主催する西側諸国や発展途上国も参加する和平会議で、ゼレンスキー大統領が掲げる和平案「平和の公式」に対する各国首脳顧問による会議の準備を進めていると述べた。
 会議には、ウクライナと西側諸国のほか、インドやブラジルなど主要な発展途上国も参加するがロシアは参加しないという。
 ゼレンスキー大統領は、インドネシアのバリで2022年開催されたG20サミットで、10項目からなる和平案を明らかにしていた。
2023.07.31
 11:20
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、北東部でロ軍の攻撃に抵抗 一部で前進=国防次官 <2308-073108>
 ウクライナのマリャル国防次官が31日、同国北東部がロシア軍の激しい攻撃に晒されているがウクライナ軍が抵抗を続け、一部地域では損失を出しながらもロシア軍を押し返していると述べた。
 ウクライナは南部で200㎢を奪還したが、ロシア軍の部隊と地雷によって前進が限定的になっているという。
2023.07.31
 10:30
Forbes

(Yahoo)

ロシアの新型高性能ミサイル、ウクライナ反攻の脅威に <2308-073107>
 ウクライナ軍がザポリージャ州で攻勢を強める中、ロシア軍が長射程の新型高性能ミサイルを搭載した攻撃ヘリKa-52で反撃している。
 英国防省が7月27日に発表した最新の情報分析によると、ザポリージャ州の戦線で最も効力を発揮しているロシアの兵器システムの一つがKa-52で、シリアでの戦闘経験を通じて開発された新型のKa-52Mが配備されているという。
 Ka52はレーザー誘導の
ATGMである射程10kmのVikhrと6kmのATAKAを搭載でき、いずれも直接照準方式だが、Ka-52Mは射程15kmのLMURを搭載する。
 赤外線画像と衛星航法を組み合わせて誘導されるLMURは、射手が赤外線探知装置で標的を捕捉して発射する他に、射手が相手の視界に入らない場所から指定した座標に向かってミサイルを発射したのち、ミサイルのIRカメラを介して目標にロックできるモードを有している。
2023.07.31
 06:45

(16:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 30 2023 <2308-073104>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月30日の戦況 =
 ウクライナ軍は、少なくとも3正面で反撃し、一部の地域で前進したと主張した。
 ロシア軍は、スヴァトーヴェ~クレミナの線とアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃したが、これらの地域で戦果は確認されなかった
 ウクライナ軍はバクムットの南西と北西で攻撃し、この方向に戦果を挙げたと主張した。
 ウクライナ軍はドネツク州西部とザポリージャ州西部で攻撃し、わずかに前進したと主張した。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍が反撃し、ドネツク西部とザポリージャ州西部で失地を回復したと主張した。
2023.07.30
 23:13
讀賣新聞

(Yahoo)

ザポリージャ原発4号機、高温停止状態に…ウクライナ当局が100度以下の「冷温停止」要求 <2308-073016>
 国際原子力機関 (
IAEA) が29日、ロシアが占拠しているザポリージャ原発4号機について、原子炉が100゚Cを上回る高温での停止状態に移行したと発表した。 IAEAの発表では、ロシア側は排水処理に使う蒸気を発生させる目的で、原子炉を高温に保つ措置を取っているため、IAEAはボイラーを設置するように働きかけているという。
 ウクライナ側は原子力災害のリスクを下げるため、原子炉6基すべてを100゚C以下の冷温停止に戻すよう要求している。
 同原発では、原子炉の冷却に必要な外部電源や冷却水の確保が戦闘で不安定な状況が続いている。
2023.07.30
 14:26
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、最新型無人艇を初公開 ロシア軍艦船狙う <2308-073011>
 ウクライナ軍がCNNに、同国が開発した最新型とする遠隔操作式の
USVを初公開した。 黒海内に展開するロシア軍艦船への攻撃に使われる。
 このUSVは300kgの爆発物の搭載が可能で、800km離れた海域にいる目標艦への攻撃が可能という。 ウクライナ海軍のUSVは今月中旬、クリミア半島とロシア本土を結ぶ橋の攻撃にも使われた。
2023.07.30
 12:44
AFP=時事

(Yahoo)

モスクワに新たな無人機攻撃、ビルに軽微な被害 <2308-073010>
 ロシア国防省が30日未明、モスクワがウクライナのUAV 3機に攻撃されたと明らかにした。 うち1機は郊外で撃ち落とし、残り2機は制圧したがオフィスビルに衝突したという。
 国営TASS通信は、市内のブヌコボ国際空港で航空便の離発着が停止され、他の空港に振り向けられると報じた。
2023.07.30
 08:53
時事通信

(Yahoo)

サウジアラビア、ウクライナ和平で会合 8月5、6日にジッダで開催 米紙 <2308-073008>
 Wall Street Journal紙が29日、サウジアラビアが8月5、6両日に同国西部ジッダで、ロシアのウクライナ侵攻和平に関する協議を主催すると報じた。
 同紙が外交筋の話として伝えたところによると、会合にはウクライナや西側諸国のほか、インドやブラジルといった主要新興国など30ヵ国の高官が参加する。
 もう一方の当事国であるロシアは不参加という。
2023.07.30
 05:40

(15:40 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 29 2023 <2308-073005>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月29日の戦況 =
 ウクライナ軍は、少なくとも3正面で反撃し、7月29日に一部の地域で前進した。
 ウクライナ軍が7月28日と29日にクリミアでロシアの軍事および兵站資産を攻撃にした可能性がある。
 ロシア軍は7月28日夜にドニプロペトロウシク州ドニプロ市にミサイル攻撃を行った。
 ロシア軍は、スヴァトヴェ~クレミンナの線とアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃し、スヴァトーヴェ~クレミンナの線で前進したと主張した。
 ウクライナ軍は、スヴァトーヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線で反撃し、バクムット周辺で前進した。
 ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域とオリヒフの南に沿って攻撃し、ドネツク州とザポリージャ州の州境に沿って前進した。
 ロシア軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域とオリヒフの南で攻撃したが、確認または主張された前進はなかった
2023.07.30
 00:06
Kyivindependent Ukrainian military confirms striking bridge between Kherson Oblast and Crimea <2308-073001>
 ウクライナ軍戦略通信局が、クリミア半島とケルソン州を繋ぐチョンハル橋を攻撃したと発表した。
 発表はロシアがケルソン州で任命した代理人が、クリミアのジャンコイとヘルソン州のヘニチェスクを結ぶ鉄道をCMで攻撃したとしてウクライナを非難した直後に行われた。
Chonhar Bridge の画像 (Google Earth)】
 ロシアの代理人はStorm Shadow 12発で攻撃されたがロシア軍が全て撃墜したが、若干の損傷を受けたと述べた。
 ロシア国防省はウクライナのCM 7発を撃墜したと発表した。
【関連記事:2307-062308 (BBC 2023.06.23)】
2023.07.29
 17:00
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍が北朝鮮製の武器使用? ロシアから「奪った」、英報道 <2308-072907>
 Financial Times紙が29日、ウクライナ軍が北朝鮮製のロケット弾を使用していると報じた。 報道によると、北朝鮮製のロケット弾が使用されたとされるのはバフムート近郊で、ソ連時代に作られたロケットを操作するウクライナ軍の部隊が同紙の取材に応じたという。 ウクライナ軍砲兵部隊の指揮官は同紙に、北朝鮮製の弾薬は不発率が高く暴発の可能性があるため好まれなかったと述べ、大半が1980~90年代に製造されたものだという。
 ウクライナ国防省はロシア軍から奪ったものであると、同紙の取材に対し示唆したという。 北朝鮮によるロシアへの武器提供をめぐっては、米国が武器取引があるとの見方を示しているが、北朝鮮は否定している。
2023.07.29
 10:14
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍の南部戦線司令官、反転攻勢で一定の成果と報告 <2308-072906>
 ウクライナの反転攻勢がより積極的な新局面に入りつつあるとみられるなか、南部戦線を指揮するウクライナ軍司令官のタルナフスキー准将が29日までに、自身の部隊がロシア軍の撃退に一定の成果を挙げていると報告した。
 タルナフスキー准将は「防衛軍は組織的に敵を押し返しており、一定の成功を収めている」と述べ、さらにウクライナ軍が27日に制圧を主張した南東部の村を挙げ、「特にドネツク州のスタロマイオルスケを奪還し、陣地を固めているところだ」とした。
 タルナフスキー准将が指揮する地域には激しい戦闘が進行中だというドネツク、ザポリージャ両州の南部が含まれている。
2023.07.29
 09:50

(19:50 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 28 2023 <2308-072905>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月28日の戦況 =
 ウクライナ軍は少なくとも3正面で反撃し、7月28日にバクムットの近くで前進したと伝えられている。
 黒海でのロシア海軍の態勢は、海上封鎖を宣言することなく、ウクライナの港に事実上の封鎖をしようとしている可能性がある。
 ロシア軍は7月28日にバクムット近くのスヴァトベ~クレミンナの線とドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃し、一部の地域で前進した。
 ウクライナ軍は7月28日に少なくとも3正面で反撃し、バクムット近くのスヴァトーヴェ~クレミンナの線と、ドネツク州とザポリージャ州の州境で前進したと伝えられている。
2023.07.29
 05:14
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア南部上空にウクライナのミサイル、サマラの石油精製所で爆発 <2308-072902>
 ロシア軍が28日、ウクライナとの国境に近いロシア南部ロストフ州のタガンログの上空でウクライナのミサイルを迎撃したと発表した。 ミサイルの破片が民間人が負傷し、建物を損壊したとしている。
Taganrog の位置 (Google Map)】
 同州のゴルベフ知事によると、博物館のほかカフェが被害を受け、住宅の窓ガラスも吹き飛んだ。 9人が負傷して病院に搬送されたが、死者は出ていないという。
 この件に関してウクライナは今のところ反応していない。
 これとは別に、ロシア南西部サマラ州の州都サマラで、国営石油企業Rosneft社が保有する石油精製所で爆発が発生した。 爆発は爆弾によるものとの見られる。 大きな被害はなく、死傷者も出ていないという。 TASS通信は、爆発に関与したと疑われる人物が拘束されたと報じた。
Camapa の位置 (Google Map)】
2023.07.28
 18:56
日経新聞 米国、9月にウクライナに戦車エイブラムス供与 米報道 <2308-072814>
 米ニュースサイトのPoliticoが27日、米国が9月にウクライナにAbrams MBTを供与すると報じた。 供与予定の全31両の第1陣として6〜8両がウクライナに送られるという。
 バイデン米大統領は1月下旬にAbramsをウクライナに提供する方針を発表しており、8月にドイツに送り整備を経てウクライナに到着する。
 一方ロシア国防省によると、露空軍が28日に首都郊外のモスクワ州で、ウクライナ軍のUAV 2機を打ち落としたとロイタ通信などが報じた。
2023.07.28
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 27 2023 <2308-072807>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月27日の戦況 =
 ウクライナ軍は7月27日に少なくとも3正面で反撃し、一部の地域で戦果を上げたが、ザポリージャ州西部のオリヒフの南で機械化部隊による攻撃は続けていないようである。
 米国当局者は、ザポリージャ州西部でのウクライナの反撃作戦の7月26日の増加は、ウクライナの重要な作戦の一部であるとすることに慎重な見方を示した。
 ロシアは、7月26日から27日にかけて、オデッサ州とウクライナ後方地域のウクライナの港湾インフラに対して打撃した。
 ロシア軍は7月27日にクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線、バクムット、アウディーイウカ~ドネツク市の線、およびドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃したが、確認された前進はなかった。
 ウクライナ軍は7月27日、バクムットの南、ザポリージャ州のドネツク州の州境地域、およびザポリージャ州西部で前進した。
2023.07.28
 08:30
Forbes

(Yahoo)

クリミアのロシア軍補修拠点をウクライナのSu-24が巡航ミサイルで叩く <2308-072805>
 ウクライナ南部クリミア半島の北部ジャンコイから南へ1.5キロメートルほど下ったノボステプネという場所に、ロシア軍の車両置き場(車廠)があり、ウクライナ南部で戦闘を行っているロシア軍部隊は、損傷した車両をここに送って修理している。
Dzhankoi の位置 (Google Map)】
 ロシアの複数の情報筋によると、24日にこの車廠がウクライナ空軍のSu-24から発射されたStorm Shadow 1発による攻撃を受けたが、どのくらいの数の車両があったのかは定かではなく、何両が破壊されたのかも不明である。
2023.07.28
 07:00
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、東部ドネツク州の集落を奪還 大統領がビデオ公開 <2308-072802>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が27日、東部ドネツク州のスタロマイオルスケ村をロシア軍から奪還したと表明するウクライナ軍兵士のビデオを公開した。 ビデオではウクライナ軍兵士が第35旅団と領土防衛部隊が任務を果たし、スタロマイオルスケ村を解放したと語っている。
Staromaiorske の位置 (Google Map)】
 ロイタはこのビデオの位置情報を独自に確認できていない。
 プーチン露大統領はこの日、南部でのウクライナ軍の攻撃が激化していると述べている。
2023.07.27 Stars & Stripes On southern front, Ukrainian forces aim to smash through Russian defenses <2308-072728>
 ウクライナのマリアール国防次官が、5月にロシア軍に落とされたウクライナ東部の都市バクムットの南でウクライナ軍が徐々に前進していると述べた。 市の北では、ウクライナ軍が敵の攻撃を撃退していると言う。
 ゼレンスキー大統領は27日遅くにTelegramで、ウクライナの第35旅団の兵士がドネツク地域のスタロマオルスケ村を奪還したと主張している様子を示した。
 ウクライナ当局は26日、ウクライナ軍がアゾフ海に達するため、南東ザポリージャ地域のオリヒフの南に前進し、ロシアが建設したクリミアへの橋を切断し、ロシア軍と装備の移動能力を制限すると述べた。
 ロシアとウクライナの当局者はまた、オリヒフの南6哩にあるロボタイン周辺で激しい戦闘が起こっていると述べた。 ISWはウクライナ軍がザポリージャ州で大規模に機械化部隊を投入したとしていることから、ウクライナはロシアがオリヒフに設置した防衛線を突破したとみられる。
2023.07.27
 23:45
テレ朝 News

(Yahoo)

ウクライナ軍、ロシア防御線を突破 米シンクタンク分析 <2308-072727>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が26日、「前線で非常に良い結果が得られた」と述べた。 詳細は明らかにされていないが、反転攻勢でウクライナ軍が大きな戦果を挙げたことを主張していると見られる。
 またISWは26日、ウクライナ軍が南部のザポリージャ地域で大規模な反撃を行い、ロシア軍の防御陣地を突破したようだと指摘した。
 一方、プーチン大統領は27日、ウクライナ軍はザポリージャ地域で攻撃を強化したが成功しなかったと改めて主張した。
2023.07.27
 18:32
日経新聞 ウクライナ復興支援、安保分野でも 政府が新制度で調整 <2308-072721>
 政府がウクライナに防衛装備品やインフラを無償提供する調整に入る。 ロシアによる侵攻が長引くウクライナの復旧・復興へ可能な支援の手段を広げる。
 共通の価値観を持つ同志国向けの新たな仕組みを適用する方向だが、殺傷能力がない物品のみを提供する原則は維持し、戦闘で使う防衛装備品は念頭に置いていない。
 軍用の通信システムの提供や、軍民両用の港湾・空港などインフラ施設の整備を想定する。
2023.07.27
 14:30
Bloomberg

(Yahoo)

ウクライナ軍、南部で反転攻勢の大規模作戦に着手-米当局者 <2308-072715>
 米当局者が軍事作戦の詳細情報であるとして匿名で、ウクライナ軍は南部で大規模作戦に着手したことを明らかにした。
 ゼレンスキー大統領は26日夜、詳細は語らなかったものの、ウクライナを守る人全てに栄光あれ!前線の兵士たちはきょう素晴らしい戦果を上げたと述べ、ウクライナ軍が大掛かりな作戦を進めている可能性を裏付けた。 ロシア当局者もウクライナによる大規模攻撃を報告した。
 ISWザポリージャ州西部ウクライナ軍は高度に機甲化されて反転攻勢に乗り出し、攻撃に備えていたロシアの防御線を突破したとみられると分析した。 ただ、ウクライナ軍の攻撃と損害の規模に関するロシアの情報源の見方は分かれているため、攻撃の結果ははっきりしないと説明した。
 New York Times紙は先に、匿名の米国防総省当局者2人を引用して、ウクライナが反転攻勢の猛攻を開始したと伝えていた。
 ただウクライナ大使館員は匿名で、ロシアの侵攻に対する戦いでは前線のさまざまな場所で長期にわたって数多くの作戦が行われることになるとし、反転攻勢の一部を決定的な戦いと決めつけるべきではないと指摘した。
2023.07.27
 14:16
時事通信

(Yahoo)

米沿岸警備隊、パプアに展開 中国に対抗、監視強化 <2308-072714>
 パプアニューギニア訪問中のオースティン米国防長官が27日に首都ポートモレスビーで記者会見し、米沿岸警備隊をパプアに展開すると明らかにした。
 米国とパプアは5月に、米軍がパプア国内の港や空港を利用できるようにする防衛協力協定を結んだ。 米沿岸警備隊の展開もこれに基づく措置で、排他的経済水域 (EEZ) 内での漁船の違法操業などに対処する。
 中国が太平洋島嶼地域で影響力を拡大していることを踏まえ、同地域での海洋活動に対する監視を強化する狙いがあるが、オースティン長官は「われわれはパプアに恒久的な軍事基地を求めるつもりはない」とも表明し、米中の覇権争いに巻き込まれることを警戒するパプアに、一定の配慮を示した。
2023.07.27
 11:52
毎日新聞

(Yahoo)

ウクライナ、反転攻勢の主要作戦着手 ザポロジエで攻撃 米報道 <2308-072712>
 New York Times紙が26日、反転攻勢を進めるウクライナ軍が南部ザポロジエ州で決戦を開始したと報じた。 米欧諸国から装備供与と訓練を受けた数千名規模の部隊を新たに投入し、クリミア半島奪還を視野にロシアの実効支配地域を東西に分断する狙いがある。
 報道によると、ウクライナ軍は6月に東部と南部の3方面で反転攻勢を開始したが、ロシア側が防備を固めていたこともあり、大きな戦果にはつながっていないが、今回はウクライナ軍が拠点を置くオリヒウ付近に、これまで温存してきた予備戦力を投入し、大量の地雷や塹壕が張り巡らされたロシアの防御線の突破を図っている。
 TASS通信によると、ロシア国防省報道官は26日、「ウクライナ軍の3個大隊が戦車部隊の増援を得て、26日朝からオリヒウ周辺で激しい攻撃を再開した」としたが、ロシア側が応戦し撃退したとしている。 交通の要衝トクマクとオリヒウの中間に位置するロボティノ付近でも、ウクライナ軍の攻撃を退けたとした。
2023.07.27
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 26 2023
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月26日の戦況 =
 ウクライナ軍は7月26日にザポリージャ州西部で重要な機械化部隊による反撃を開始し、オリヒフの南にある事前に準備されたロシア陣地を突破したようである。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍の攻撃とウクライナの損失の両方の規模に関して異なる主張を展開し、ウクライナ側の実際の損失は不明確なままである。
 西側とウクライナの当局者は、ロボタインへの攻撃はウクライナの反撃作戦の転換を示すと示唆した。
Robotyne の位置 (Google Map)】
 ロシア軍は7月26日の夜に主にウクライナの後部地域を狙った大規模なミサイル攻撃を実施した。
 ロシアの黒海艦隊は、民間船の臨検を行うため、態勢を強化している。
 ロシア軍は7月26日、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナ線、バクムット、アウディーイウカ~ドネツク市の線、ドネツク州西部、ザポルジア州西部で攻撃し、前進した地域もある。
 ウクライナ軍は7月26日に少なくとも3正面で反撃し、一部地域で前進した。
 ウクライナ軍筋は、ロシア軍がロシア製のShahed UAVを使用し始めたと報告した。
2023.07.27
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ、国産の防空システム準備か 「試験で上々の成果」と地元議員 <2308-072710>
 NATO議員会議のウクライナ代表団トップを務めるチェルニエウ氏は、ウクライナには独自の最新防空システムがあると地元メディアに語り、試験では上々の成果を収めているとも明かしている。
 ウクライナ国産のSD-300はS-300の代わりになりうるもので、開発を手がけた国営Luch設計局は、ロシアが2022年2月に全面侵攻を始める前、このSAMシステムを積極的に売り込んでいた。 当時、SD-300は量産できる状態になかった。 チェルニエウ氏がSD-300について語っているという保証はないが、別の中距離SAMのことを言っているのだとすると、それが何なのか不明である。 いずれにせよ、ウクライナがもつ防空関係の最良のリソースを結集して設計されているのがSD-300である。
 SD-300ミサイルにはウクライナの防衛電子機器企業Radionics社製ではないかと思われる独自のアクティブレーダーシーカーが搭載されている。
2023.07.27
 08:14
ロイタ通信

(Yahoo)

ゼレンスキー氏「前線で非常に良い結果」、近く詳細公表へ <2308-072708>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が26日、前線で非常に良い結果が得られていると述べ、近く詳細を公表する考えを示した。 大統領は反転攻勢について、自身が望むよりゆっくり進んでいると繰り返し述べていた。
 米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官は26日の記者会見で、反転攻勢のペースが仮に十分でないとしても、膠着状態ではないとの認識を示し、「ウクライナ軍は前進している」として、前進を続けるために必要な機材と能力を確保できるよう米政府として取り組むと述べた。
2023.07.27
 07:18
時事通信

(Yahoo)

NATO、黒海で監視強化 ロシアの威圧に対抗 <2308-072706>
 NATOが26日、黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意から離脱したロシアがウクライナ南部の港湾都市や穀物貯蔵施設などに攻撃を続けていることは「黒海の安定にとって大きなリスク」と批判し、黒海で対潜哨戒機やUAVを使った監視・偵察活動を強化する方針を明らかにした。
 ロシアは7月17日が期限だった輸出合意の失効後、ウクライナの港湾に向かう全船舶を「潜在的に軍事物資を積んでいると見なす」と宣言し、21日には黒海で演習を行うなど、ウクライナや欧米への威嚇を強めている。
2023.07.27
 01:08
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍が南部で前進、1700機の無人機が前線に=高官 <2308-072701>
 ウクライナのマリャル国防次官が26日、ウクライナ軍は南部で徐々に前進していると述べた。 マリャル国防次官は、ウクライナ軍はロシア軍が占拠している南部のメリトポリやベルジャンスクで前進しているほか、東部バフムトでも反転攻勢に成功しているとし、2022年に奪還した東部リマンなどでもロシア軍の侵攻を引き続き撃退しているとした。
 また、ウクライナのフェドロフ副首相は反攻支援に向け1,700機のUAVが前線に届けられるとした。
2023.07.26 Military Land Invasion Day 518 – Summary <2308-072613>
 ロシア軍ロボタインの東でウクライナの車両を砲撃したとしたことから、ウクライナ軍がこの地域まで進出したことが明らかになった。
 ウクライナの参謀本部からの、ロシア軍の攻撃を撃退したとの報告はない。
2023.07.26
 21:37
共同通信

(Yahoo)

ロシア、船舶航行妨害を準備か 黒海艦隊の配置態勢変更と英 <2308-072611>
 英国防省が26日、ウクライナ産穀物輸出合意を離脱したロシアの黒海艦隊ウクライナ封鎖の準備として、艦船の配置態勢を変更したとする分析を発表した。 ロシア哨戒艇がウクライナに向かう民間船舶の航行を妨害する任務に就く現実的な可能性があるとした。
 ロシアは7月、ウクライナの港に向かう全船舶が軍事関連物資を積んでいると見なすと表明しており、穀物積み出し港があるオデッサなどへの攻撃を強めている。
 ウクライナも同様の対抗措置を取ると宣言しており、黒海周辺の緊張が高まっている。
2023.07.26
 19:35
日経新聞 「ロシア軍、黒海南部に軍艦配置」英国防省 <2308-072609>
 英国防省が26日、ロシア軍がコルベット艦Sergei Kotovを黒海南部に配置し、ボスポラス海峡とウクライナ南部オデッサを結ぶ航路を哨戒していると発表した。
 ウクライナに向かう民間船舶の拿捕を目的とする可能性があり、海域での衝突リスクが高まるとの分析を示した。
2023.07.26
 09:20

(19:20 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 25 2023 <2308-072606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月25日の戦況 =
 ウクライナ軍は、少なくとも3正面で反撃し、7月25日に前進した。
 ロシア軍は、7月24日から25日にかけて、ウクライナ後方地域でShahed UAVによる攻撃を行った。
 ロシア軍は、スヴァトヴェ、クレミンナ、バクムット地域、アウディーイウカ~ドネツク市地域、ザポリージャ~ドネツク州境近くで攻撃し、スヴァトヴェ、クレミンナ、バクムットの近くで前進したと主張した。
 ウクライナ軍は、ザポリージャ州とドネツク州の州境に沿って、クレミンナ、バクムット地域、アウディーイウカ~ドネツク市地域、ザポリージャ州西部の近くで攻撃し、バクムット地域、ザポリージャ州とドネツク州の行政境界に沿った一部の地域、およびオリヒフの西で前進した。
2023.07.26
 09:18
共同通信

(Yahoo)

ドイツ軍「ウクライナ軍に問題」 反転攻勢遅れの要因、機密文書で <2308-072605>
 ドイツ大衆紙Bildが25日、ドイツ軍が機密文書の中で、ロシアの侵攻を受けるウクライナ軍について部隊構成や指揮系統の問題を抱えていると指摘したと報じた。 同紙はウクライナの反転攻勢が遅れている要因の可能性があるとしている。
 ウクライナ側は、反転攻勢が予定通り進んでいないことについて、欧米の武器供与が十分でないことが理由だと主張している。
2023.07.26
 09:08
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナ東部で2キロ進撃と発表 <2308-072604>
 ロシア国防省が25日、同国軍がウクライナ東部ドネツク州方面の前線で、最大2km前進したと発表した。 国防省は、同国軍がウクライナ東部リマン方面で4kmにわたる前線を最大2km押し戻したと主張し、その一環として、セルギーウカ村を制圧したとしている。
 ロシア側の狙いは、ウクライナ側に対しリマン戦線の防衛に兵を割かせ、バフムートなどのロシア軍が制圧した都市への前進を断念させることにあるとみられている。
2023.07.26
 09:00
Forbse

(Yahoo)

ロシア軍も反攻、ウクライナ北東部で M-55S 戦車撃破 <2308-072603>
 ロシア軍がウクライナ軍の反攻阻止を試みている。 ロシア軍はウクライナ北東部のロシア占領下にあるスバトベのすぐ西からクレミンナ郊外まで伸びる64kmの線に沿って多方面から攻撃を仕かけた。 この結果についてISWはロシア軍が「主張する前進」と表現した。
 ロシア軍による攻撃の犠牲となったのは、スロベニアから初めて供与された戦闘車両M-55S MBTとみられ、完全に損壊したようである。
 スロベニアは2022年秋に、保有していたM-55S 28両すべてをウクライナに提供した。 重量36t、乗員4名のこの戦車は元々、1950年代半ばに製造されたソ連のT-55 MBTをイスラエルが1990年代に改良したものである。 M-55Sはアクティブ装甲が追加されているが防御力は低いものの、英国製の105mm砲とイスラエル製の優れた火器管制装置を備えている。
2023.07.26
 06:35
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、東部バフムート周辺で前進 <2308-072602>
 ウクライナの当局者らが25日、ウクライナ東部バフムート南側にいるロシア軍が大きな損失を被り、ウクライナ軍の激しい砲撃を受けて後退したようだと明らかにした。
 ロシア人の軍事ブロガーも同様の見解を伝えている。
 ウクライナ軍東部方面軍報道官は同日、アンドリーウカ村近くでのウクライナ軍の前進について、バフムートを包囲してロシア軍を追い出すという計画の一環だと説明した。
2023.07.26
 01:51
Ukrinform スペイン、ウクライナに主力戦車4両と装甲兵員輸送車10台等を発送 <2308-072601>
 スペイン国防省が24日、ウクライナに新たな人道・軍事支援を発送したと発表した。 軍事支援にはLeopard 2A4 MBT 4両や、M113
APC 10両、各種支援戦闘車両、民生用救急車なども含まれる。
 スペインは、これまでにウクライナにLeopard 2を6両供与している。
2023.07.25
 20:19
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナの無人機攻撃、黒海で撃退 ロシア国防省 <2308-072512>
 ロシア国防省が25日、黒海で哨戒艇Sergei Kotovに対し夜間に行われたUAV 2機による攻撃を撃退したと発表した。
 この発表によると、哨戒艇が配置されていた位置は、セバストポリ南西370km付近で、Sergei Kotovは1kmまで迫っていたウクライナ側のUAVを通常兵器で破壊し、任務を継続しているという。
2023.07.25
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 24 2023 <2308-072507>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月24日の戦況 =
 ウクライナ軍が7月24日、モスクワのロシア国防省付近でUAV攻撃を行った可能性が高い。
 ウクライナ軍は占領下のクリミアにあるロシアの軍事施設を攻撃し、7月24日に一時的にクリミア経由のロシア兵站を混乱させた可能性がある。
 ロシアは、7月23~24日にかけて、オデッサ州のウクライナの港湾インフラに対してUAV攻撃を実施した。
 ウクライナ軍は7月24日に少なくとも3正面で反撃し、一部でで前進したと伝えられている。
 ロシア軍は、クピャンスクt~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット地域、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃し、クレミンナの南で僅かに戦果を挙げた。
 ウクライナ軍は、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線及び、バクムット地域で攻撃し、バクムット地域で前進したと伝えられている。
 ロシア軍はドネツク州西部で攻撃したが、確認または主張された戦果は得られなかった
 ウクライナ軍はドネツク州西部とザポリージャ州西部で攻撃し、オリヒウ地域で前進したと伝えられている。
2023.07.25
 01:23
Kyiv Independent Romania condemns Russian attacks on Ukraine's Danube ports <2308-072503>
 ロシア軍は7月24日の夜に、ルーマニア国境からわずか200mにあるドナウ河沿い港町オデッサ州イズマイールレニShahed-136 UAVで攻撃した。 空爆により数人が負傷し、穀物貯蔵ユニットが損傷した。 ウクライナ南部作戦司令部は、ウクライナ軍がUAV 3機を撃墜したと発表した。
 これに対しルーマニアのヨハニス大統領がTwitterでの声明で、ロシア軍の攻撃をエスカレーションと呼び非難した。  
ウクライナ Reni の位置 (Google Map)】
2023.07.24 Military Land

(Yahoo)

Invasion Day 516 – Summary <2308-072416>
ザポリーシャ正面
 ロシア軍のUAVがロボタイン集落の北東で、ウクライナ軍のBradley IFVに対し攻撃していることから、ウクライナ軍がこの地域で前進していることが窺える。
ウクライナ軍参謀本部発表
 特になし
2023.07.24
 20:49
AFP=時事

(Yahoo)

モスクワ無人機攻撃、ウクライナ軍の「特殊作戦」 国防筋 <2308-072415>
 ウクライナの国防筋がAFPに24日、ロシアの首都モスクワで同日に発生したUAV攻撃について、ウクライナ軍情報機関による特殊作戦だったことを明らかにした。
 ウクライナはこの前日、港湾都市オデーサへのロシアによるミサイル攻撃を受け報復するとしていた。
2023.07.24
 18:43
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ軍、南・東部でさらに16平方キロ奪還 <2308-072413>
 ウクライナのマリャル国防次官が24日にTV放送されたコメントで、ウクライナ軍が先週、先週南部で12.6㎢、バフムート一帯で4㎢、合わせて16㎢の領土を新たに奪還したと発表した。
 マリャル次官によると、ロシア軍が東部ハルキウ州クピャンスク一帯で、ウクライナ軍部隊をオスキル川の対岸へ押し戻そうと攻撃を仕掛けているという。
Kupiansk の位置 (Google Map)】
2023.07.24
 18:28
Abema Times

(Yahoo)

ウクライナ国防相 2024年7月に NATO 加盟を目指す <2308-072412>
 ウクライナのレズニコフ国防相がCNNの取材に対し、「我々はこの戦争に勝ち、勝利はNATOの利益になるだろう。 なぜなら、我々は真の欧州の東の盾になったからだ」と述べたうえで、ウクライナがNATOに加盟する時期は、2024年7月のNATO首脳会議を念頭に入れていることを明らかにした。
2023.07.24
 15:23
共同通信

(Yahoo)

無人機攻撃でクリミアの弾薬庫被害とロシア <2308-072410>
 ロシアがウクライナ南部クリミア半島に創設した「クリミア共和国」のアクショーノフ首長が24日、半島北部ジャンコイの弾薬庫がUAVによる攻撃を受け被害を受けたと明らかにした。
 一方UAV 11機を迎撃したとしている。
Dzhankoi の位置 (Google Map)】
2023.07.24
 14:57
Ukrinform ウクライナ軍使用の独製戦車レオパルト2の修理についてドイツとポーランドが合意 <2308-072409>
 ドイツ政府が24日、ウクライナ軍による前線での使用で損傷したLeopard 2A4 MBTの修理に関して、ポーランドとの間で合意に至ったと発表した。 ドイツとポーランドの間では、ウクライナの供与された独製戦車のポーランド領での修理を巡って、とりわけ修理費用に関する協議が難航していた。
 これに先立ち、ドイツ企業において、Leopard 2A5と2A6の修理がすでに始まっていることが発表されていた。
2023.07.24
 14:20
Abema Times

(Yahoo)

ロシア軍の攻撃で世界遺産に被害 ユネスコが非難「戦争犯罪に当たる」 <2308-072407>
 ロシア軍による攻撃でウクライナ南部オデーサにある世界遺産が被害を受け、ユネスコが「歴史的建築物へのロシア軍の度重なる攻撃は非常に遺憾最も強い言葉で非難する」と声明を発表した。 また、「意図的な文化遺産の破壊戦争犯罪に当たる可能性がある」と指摘し、数日中に調査員を派遣して被害状況を調べるという。
 一方、ロシア国防省は「ウクライナのSAMが落ちた」と主張している。
2023.07.24
 14:02
CNN

(Yahoo)

モスクワにドローン攻撃、大きな被害なし 市長が発表 <2308-072406>
 モスクワのソビャーニン市長がTelegramを通し、市内の非居住用建物2棟が24日04:00頃にUAVによる攻撃を受けたと発表した。 建物に大きな被害はなく、死傷者も出ていないという。
 国営TASS通信は、UAV 1機が高層のオフィスビルに命中したと報じた。 さらに24日朝に市内の路上でUAVの残骸が見つかり、道路が閉鎖されているが、死傷者の報告はないと報じた。
 CNNは報道の内容を独自に確認できていない。
 モスクワでは5月にもUAV攻撃があり、建物2棟が損壊し2人が負傷したが、ウクライナは直接の関与を否定した。 ウクライナ軍がロシア本土への攻撃を公に認めたことはほとんどない。
2023.07.24
 11:30
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍の旧式歩兵戦闘車、わずか数日で18両が撃破される <2308-072405>
 
OSINTサイトOryxのアナリストは19日、これまでに破壊されたBMP-1の集計結果を発表した。 それによるとロシア軍はウクライナ南部などでの最近の激戦で、1日あるいは数日間にBMP-1 IFVを少なくとも18両失った。 BMP-1は1960年代に開発された旧型だが18両の損失は大きい。
 ウクライナ側に最近生じた最大級の損失は、6月8日に南部ザポリージャ州で地雷原突破を試みた際に起きたが、この時に遺棄を余儀なくされたM2 Bradlry IFVは17両で、ウクライナは後に、地雷原迂回と地雷の除去に成功し、M2の多くを含む損傷車両を回収できるようになった。
 ロシア側は砲撃によって押しつぶされ、爆発物を搭載したUAVによって内側から破壊され、地雷によって突き上げられた、完全に破壊されていて回収できる状況にない
2023.07.24
 10:17
ロイタ通信

(Yahoo)

NATO ウクライナ理事会、26日開催 黒海の安全保障巡り <2308-072404>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が23日のビデオ演説で、新設されたNATOウクライナ理事会は26日に会議を開き、黒海の安全保障について協議することを明らかにした。 ゼレンスキー大統領は、ウクライナの防衛力強化に向けた協議が今後1週間に予定されているとも語った。 防空システムや砲、長距離兵器を含む新たな支援策が準備されているという。
 NATOのルンゲスク報道官は22日、ゼレンスキー大統領がストルテンベルグ事務総長に会議を要請したとし、黒海経由のウクライナ産穀物輸出を巡るロシアの合意履行停止後の状況について協議すると述べていた。 ルンゲスク報道官によると、会議は大使レベルで行われ、穀物輸出回廊の運営について話し合う。
2023.07.24
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 23 2023 <2308-072403>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月23日の戦況 =
 ウクライナ軍は7月23日に少なくとも3正面で反撃し前進した。
 ロシア軍は7月22日から23日にかけて、オデッサ市の港湾インフラと市内中心部ミサイル攻撃し、民間地域に深刻な被害を与えた。
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナの線で攻撃を続け、戦術的に重要な戦果を挙げたと伝えられている。
 ウクライナ軍は、スヴァトーヴェ~クレミンナの線とバクムット地域で反撃を続け、バクムット近郊で戦果を挙げたと伝えられている。
 ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ~ドネツク市で攻撃を続けたが前進しなかった。
 ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部で反撃を継続し前進した。
 ロシア軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域で小規模な攻撃を実施した。
2023.07.23
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 22 2023 <2308-072301>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月22日の戦況 =
 ウクライナ軍は7月22日に少なくとも3正面で反撃を続けた。
 ゼレンスキー大統領は、ウクライナの反撃作戦はまもなくテンポを速める可能性があり、反撃作戦の遅れは物資が限られていることに一部起因していると述べた。
 ウクライナ当局は7月22日、クリミアのロシアの石油貯蔵所と弾薬庫を攻撃するなどのウクライナの阻止作戦は、ロシアの兵站と対砲兵戦能力を低下させており、ウクライナを有利にしている可能性が高いと述べた。
 ウクライナ南部のウクライナの海運と農業インフラに対するロシアの打撃は沈静化しているか、一時的である可能性がある。
 ウクライナ軍は、クピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線とバクムット地域で攻撃したが戦果を挙げていない
 ロシア軍は、クピャンスクとバクムット地域、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃し、クピャンスク地域で前進したと主張した。
 ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部で攻撃したが前進していない
 ロシア軍はドネツク州とザポリージャ州の州境地域で攻撃したが、確認または主張された前進は行われなかった
2023.07.22
 21:01
朝日新聞

(Yahoo)

クリミアで弾薬庫爆発、半径5キロの住民避難 ウクライナ攻撃認める <2308-072213>
 ウクライナ南部クリミア半島で首長を名乗る親露派幹部アクショノフ氏が22日、ウクライナ軍がクリミアをUAVで攻撃し、弾薬庫が爆発したとSNSに投稿した。 アクショノフ氏は、クリミア中央部のクラスノフバルジースキー地区の弾薬庫が攻撃によって爆発したが、大きな損害や負傷者は確認されていないとし、半径5km以内の住民の避難と鉄道の運行停止を決めたという。
Krasnogvardeysk の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍戦略広報局もSNSで「石油施設と弾薬庫を破壊した」と述べ、攻撃を認めた。
 ロシアが軍事拠点化したクリミアをめぐっては、17日にクリミア橋で爆発があり、19日にも弾薬庫が爆発した。
2023.07.22
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 21 2023 <2308-072209>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月21日の戦況 =
 ウクライナ軍は7月21日に少なくとも3正面で反撃し、一部の地域で戦果を挙げた。
 ロシア軍がクピャンスク、クレミンナ、バクムット地域、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃し、クピャンスクとクレミンナ地域で前進したと伝えられている。
 ウクライナ軍は、バクムット地域、およびクピャンスク-スヴァトーヴェ~クレミンナの線とアウディーイウカドネツク市の線で反撃し、バクムット地域で前進した。
 ロシア軍は、ドネツク州西部、ドネツク西部~ザポリージャ州東部、オリヒフ南部で小規模な攻撃を実施し、オリヒフの南に前進したと伝えられている。
 ウクライナ軍は、ドネツク西部~ザポリージャ州東部地域とザポリージャ州西部で反し、ドネツク西部~ザポリージャ州東部地域で戦果を挙げた。
2023.07.22
 08:30
Forbes

(Yahoo)

60年前の英戦車「チーフテン」 ウクライナが近く入手か <2308-072207>
 ウクライナ軍が間もなく、英国製の旧型戦車Chieftainを入手するかもしれない。
 ウクライナ人ジャーナリストのボチカラ氏が18日、英国内で撮影されたとみられる動画を投稿し、塗装が半分施され整備が行われている戦車の前に立ち、この車両を含む戦車が間もなくウクライナに搬入されると説明した。 ボチカラ氏はこの戦車を、1980年代に開発されたChallenger 1と説明しているが間違いで、動画に映っているのはChallenger 1よりずっと以前の1960年代に開発されたChieftainである。
 Chieftainは時代遅れではあるものの、無用の長物というわけではない。 英軍事アナリストのドラモンド氏はTeitterへの投稿で、Chieftainはソ連製のT-54やT-55、T-62、T-64、T-72に総合的に勝ると指摘している。
2023.07.22
 05:26
ロイタ通信

(Yahoo)

米の対ウクライナ追加軍事支援、早ければ25日発表へ 最大4億ドル <2308-072203>
 3人の米政府高官が21日、早ければ25日もウクライナに対する最大$400M相当の追加軍事支援を発表すると述べた。
 高官によると、今回の支援にクラスター弾は含まれていないが、Stryker数両、地雷除去装置、NASAMS用弾(註:AIM-120 AMRAAM)、HIMARS用弾、Javelin、Patriot弾、Stinger弾が含まれるという。
 今回の支援は、緊急事態に対応するために議会の承認なしに大統領が備蓄されている防衛用品などを迅速に移転できる権限 (
PDA) を利用したものだが、まだ最終決定されておらず、変更される可能性もある。
 米国による対ウクライナ軍事支援策はロシアの侵攻開始以降43件目となり、総額は$41Bを超えることになる。
2023.07.21
 21:38
時事通信

(Yahoo)

旧式戦車、初の引き渡し ウクライナ支援 独 <2308-072122>
 ドイツ政府が20日、旧型のLeopard 1 MBT 10両を初めてウクライナに引き渡したことを明らかにした。
 独政府は2月にオランダとデンマークと協力してLeopard 1 MBTを供与すると表明しており、年内に80両を引き渡し、最終的には2024年前半までに110両を供与する。
2023.07.21
 20:10
朝日新聞

(Yahoo)

食料輸出協定離脱のロシア、黒海で拿捕やミサイル発射の演習 <2308-072121>
 ロシア国防省が21日、黒海艦隊が黒海で演習を行ったとしSNSで動画を公開した。 InterFax通信によると、演習では艦隊の船舶と航空機が合同演習を行い、航行禁止海域に侵入した船を拿捕する訓練も行ったという。
 黒海北西部の演習場では
ASCM発射訓練を行い、標的船に命中させたとした。
2023.07.21
 10:50
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、世銀が15億ドル融資へ 日本政府が保証=首相 <2308-072112>
 ウクライナのシュミハリ首相が20日、世界銀行から$1.5Bの融資を受けると発表した。 日本政府が保証を提供するという。 シュミハリ首相はTweetで、世界銀行と国際金融公社 (IFC) がウクライナの新たな計画に$8B強を投じる計画であることも明らかにした。
 世界銀行と友好国はこれまでにウクライナに対して$34Bの支援を打ち出し、ウクライナは既にこのうち$22B余りを受け取っているという。
 ウクライナは財政赤字の穴埋めを海外からの資金支援に頼っている。
2023.07.21
 09:50

(19:50 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 20 2023 <2308-072108>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月20日の戦況 =
 ウクライナ軍は、少なくとも3正面で反撃し、7月20日に前進したと伝えられている。
 Wagnerv Gp.はウクライナで80%の死傷者率と28%の戦死率に苦しんでいると伝えられている。
 ロシア軍は7月20日の時点で、クピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナの線、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な攻撃を続け、クピャンスク~スヴァトベ-クレミンナ線を前進した。
 ウクライナ軍は、クピャンスク東方、クレミンナ近郊、バクムット近郊、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な攻撃を続け、7月20日にバクムット近郊で戦果を上げた。
 ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャの州境、オリヒウ南部のヴフレダール近郊で攻撃を継続し、7月20日にドネツク西部とザポリージャ州東部、ザポリージャ州西部で僅かながら領土を奪還した。
 ロシア軍は7月20日、ドネツク州とザポリージャ州の州境にあるウクライナ軍陣地への攻撃に失敗した。
2023.07.21
 08:14
ロイタ通信

(Yahoo)

EU、ウクライナ軍事支援の基金創設を協議 4年間で200億ユーロ <2308-072107>
 EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表が20日のEU外相理事会で、今後4年間のウクライナへの武器、弾薬など軍事支援に充てる€20B ($22.4B) の基金を設けることを提案した。
 ボレル上級代表は理事会後の記者会見で、既存の欧州平和ファシリティ (
EPF)にウクライナ専用枠を設け、年間最大€5Bの支援4年間実施できるようにすることを提案したと説明した。
 EPFは2021年に創設され、紛争の阻止、平和構築、国際的な安全保障強化のための行動に資金を提供することを目的とした基金で、規模は当初の€5.7Bから€12Bに拡大した。
2023.07.21
 06:12
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ザポロジエ原発施設屋根への調査まだ許可せず= IAEA <2308-072106>
 国際原子力機関 (IAEA) が20日、ロシア軍が占拠するウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所について、爆発物などが仕掛けられていないか確認するために立ち入りが必要とした施設の屋根などへの立ち入り調査ロシアがまだ承認していないと明らかにした。
 IAEAはこの日、約1週間ぶりに声明を発表し、「IAEAの専門家はこの1週間、ザポロジエ原発で追加調査を行ったが、これまでのところ軍事用の重装備のほか、爆発物や地雷は確認されていない」としたが、原子炉の建屋の屋根への立ち入り調査は許可を待っている状態だとした。
2023.07.21
 05:52
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、ロシアに対抗措置 黒海航行船「軍事運搬」と見なす <2308-072105>
 ロシアが19日に、黒海経由の穀物輸出合意(黒海イニシアティブ)の履行停止に伴う措置として、モスクワ時間20日00:00以降、黒海沿岸のウクライナの港に航行する全ての船舶軍事物資を運搬している可能性のある船舶と見なすと表明したのに対しウクライナ国防省は20日、首都キーウ時間21日00:00以降、黒海沿岸のウクライナの港やロシア支配地域の港に向かう全ての船舶を軍事関連物資を運搬している可能性のある船舶と見なすと発表した。
 ウクライナ国防省はまた、黒海北東部とウクライナのケルチ・イェニカル海峡を危険水域として、現地時間20日05:00から航行を禁止した。
2023.07.21
 01:48
Ukrinform ウクライナ空軍、ロシア軍使用のミサイル「オニクス」が撃墜困難な理由を説明 <2308-072103>
 ウクライナ空軍司令部報道官が20日にTV番組で、ロシア軍がウクライナ南部攻撃にて使用しているOnix CMは高速かつ低空で飛来するため、ウクライナの保有する防空システムでは撃墜が困難だと発言した。
 同報道官はOnixについて、対艦用でMach 2.6で飛翔し、高高度を飛翔後目標に突入する際には高度10m~15mを飛翔するため、現在ウクライナにある防空システムでは撃墜することはまず不可能だと述べた。
 更にKh-555はもう製造していないのが明らかだが、Kh-101は月産100発の割で製造している。 Kh-22は古いソ連製のミサイルもあるが250発は保有していた。 だが既に150発を射耗したと述べた。
【註】
 P-800 Onixはラムジェット推進の超音速対艦CMで、NATOコードではSS-N-26/SSC-5と呼ばれている。 また輸出仕様は Yakhont、陸上発射型はBastion、空対艦型はKh-61と呼ばれ、Bastionは北方領土への配備も報じられている。
 また、Yakhontをインドと共同生産しているのがBrahMosと呼ばれ、フィリピンも採用を決めている。
2023.07.21
 00:30
Kyiv Independent Ukraine war latest: Russian forces in Bakhmut 'semi-encircled,' says Ukrainian military commander <2308-072101>
 ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将が7月20にBBCに対し、バフムートのロシア軍を包囲しつつあると述べた。
2023.07.20
 18:55
CNN

(Yahoo)

ウクライナ勝利を「楽観視」、ロシア軍失速 英MI6長官 <2308-072008>
 英対外情報部 (MI6) のムーア長官が19日にプラハでの演説で、ロシア軍が戦場で失速していることなどを要因に挙げ、ウクライナがロシアに勝利するとの楽観的に判断していることを明らかにした。 長官は「ウクライナが1ヵ月で奪還した領土は、ロシアが1年で占領した地域より多い」と指摘し、「ロシア軍が弾みを取り戻す見通しはほとんどないようにみられる」と述べた。
 ただ、ウクライナは6月に踏み切った反転攻勢は一部に出ていた見立てより厳しい局面にあり、ロシア軍の防御線の突破は数十㌔でなく数百㍍単位で測られる前進となっている。
2023.07.20
 10:50

(20:50 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 19 2023 <2308-072003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月19日の戦況 =
 ロシア軍が7月19日に、ウクライナ南部の港湾と穀物インフラに対して大規模なミサイルとUAVの攻撃を開始し、ウクライナの穀物輸出を妨げようとしている。
 南アフリカ大統領府は、プーチン大統領が8月にヨハネスブルグで開催されるBRICSサミットに出席しないと発表した。
 クリミア南東部の占領下のキロフスキー・ライオン(イスラム・テレク・ライオン)のロシアの訓練場での爆発により、7月19日にクリミア東部とセヴァストポリを結ぶタブリダ高速道路のロシアによる使用が中断された。
Kirovskyi Raion (Islam Terek Raion) の位置 (Googlr Map)】
【註】
 ロシア軍の弾薬集積地などが攻撃されたKirovskyiの場所は、7月19日に2308-071914で示したKirovskeとは別の場所であることが分かった。
 ウクライナ軍は7月19日に前線の少なくとも3正面で反撃し、これらの地域で戦果を挙げた。
 ウクライナ軍は、クピャンスク地域、クレミンナ近郊、バクムット地域、およびアウディーイウカ~ドネツク市の戦で攻撃し、バクムットの近くで戦果を挙げた。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線、バクムット地域、アウディーイウカ~ドネツク市の戦、およびドネツク西部~ザポリージャ州東部地域で攻撃を続け、アウディーイウカ~ドネツィク市の線で僅かに戦果を挙げ、ドネツク西部~ザポリージャ州東部地域では僅かに前進したと伝えられた。
 ウクライナ軍は、ドネツク西部~ザポリージャ東部地域とザポリージャ州西部で反撃し、両正面で戦果を挙げたと伝えられている。
 ウクライナのクリミアを拠点とするパルチザン組織Ateshが、7月14日に占領下のヘルソン州でロシア軍の車両縦隊に対する攻撃に成功した。
2023.07.20
 04:58
ロイタ通信

(Yahoo)

米、ウクライナに13億ドルの追加軍事支援 防空システムなど <2308-072002>
 米国防総省が19日、NASAMS 4個システムのほか、152mm砲弾、地雷除去装置、UAVなどを含む、ウクライナに対する$1.3Bの安全保障追加支援を発表した。
 米国はFY23にウクライナ安全保障支援計画
USAIの下でウクライナに対し$10.8B超の安全保障支援を7回に分けて実施しており今回は8回目となる。
 FY22にはUSAIの下で$6.3Bの安全保障支援を実施した。
【註】
 支援に含まれる152mm砲弾は、ソ連時代から続くロシアの砲体系の中核を成す各種152mm砲用の砲弾で、旧共産圏諸国及びフィンランドが保有しているか保有していた。  米国は155mm砲弾の備蓄不足から、ソ連時代の152mm砲の活用を考えている可能性がある。
2023.07.20
 01:13
ロイタ通信

(Yahoo)

ロ、ウクライナに向け航行の全船舶「軍事運搬船」と見なすと警告 <2308-072001>
 ロシア国防省が19日、モスクワ時間20日00:00時(19日21:00 GMT)から、黒海沿岸のウクライナの港に航行する全ての船舶を軍事物資を運搬している可能性のある船舶と見なすと表明した。 黒海経由の穀物輸出合意(黒海イニシアティブ)の履行停止に伴う措置としている。
 国防省は声明で、黒海の国際水域の南東部と北西部を航行危険水域と宣言するとし、ウクライナの港に向かう船舶が登録されている国をウクライナ側に付く紛争当事者と見なすと表明した。
2023.07.19
 23:43
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、黒海沿岸の港湾を空爆 6万トンの穀物失われる <2308-071918>
 ウクライナのソルスキー農業政策食料相が19日、オデーサ州のチョルノモルスク港が夜間にロシアの攻撃を受け、穀物輸出施設が大きな被害を受けたほか、貯蔵されていた大量の穀物が失われたと明らかにした。
Chornomorske の位置 (Googlr Map)】
 ソルスキー農業相によると、夜間の空爆で失った穀物の量は60,000tで、黒海穀物輸出合意のもと60日前に出荷されるべき穀物だったという。 またウクライナ最大のヒマワリ油生産輸出業者の施設などが大きな被害を受けたという。
 ウクライナは、ロシアによる港湾施設への空爆は意図的で計画的なものだと非難している。
 被害を受けた施設の完全な修復には少なくとも1年かかるとし、穀物輸出施設に対するロシアの攻撃は 「ウクライナに対するものではなく、全世界に対するテロ行為だ。 世界の食料安全保障が再び危険にさらされている」と非難した。
2023.07.19
 22:05
産経新聞

(Yahoo)

クリミアの露演習場で火災 ウクライナ、攻撃認める <2308-071917>
 ウクライナ南部クリミア半島のアクショノフ首長が19日、同日早朝にクリミア東部の演習場で火災が起き、近隣住民2,000人超を避難させる計画だとSNSで発表した。
 一方、ウクライナ国防省情報総局のブダノフ局長は同日SNSに、クリミアでの作戦が成功したと投稿し、ウクライナによる攻撃だったことを認め、露軍は大損害を受けたが隠しているとも指摘した。
2023.07.19
 20:49
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ国防相、外国軍基地の設置を可能にする憲法改正を提案…ロシアの反発必死 <2308-071915>
 ウクライナのレズニコフ国防相が17日、地元メディアへの寄稿で、NATOへの加盟に向け自国内に外国軍基地の設置を可能にするための憲法改正を提案した。
 レズニコフ国防相は「NATO加盟までの移行期間が始まった」と題した寄稿で、外国軍基地の設置を禁じる憲法の条文を削除する必要性を訴えた。 ウクライナの加盟が簡単に実現しない場合でもNATO加盟国が軍事基地を設置して部隊を常駐させれば、ロシアに対する抑止力になるとの計算があるとみられる。
2023.07.19
 20:23
CNN

(Yahoo)

ロシア軍施設で「武器庫」の爆発続く クリミア <2308-071914>
 ウクライナ南部クリミア半島にあるロシア軍施設で火災が発生し、武器庫とされる建物で大規模な爆発が続いた。 SNSに投稿された動画には、クリミア半島東部キロフスク郡の施設で爆発が次々と起きる様子が映っている。
Kirovske の位置 (Googlr Map)】
 Telegramの有力チャンネルGray Zoneは、ウクライナ軍がStorm Shadowで攻撃した可能性を示唆したが、公式の裏付けはない。 クリミアのウクライナ人らによる地下組織Ateshは火災発生を歓迎する一方、責任を否定した。 Telegramのロシア軍系チャンネルRybarは、04:00頃に最初の爆発音が聞こえたと報告した。
 ロシア国営TASS通信によると、爆発音は6時間後になっても続いた。 クリミア議会のトップはロシア国営メディアに、完全な鎮火までには2日かかる可能性があると述べた。
2023.07.19
 16:36
FNN Prime

(Yahoo)

ロシア軍施設で爆発・火災 クリミア「住民2000人が避難」 <2308-071910>
 ウクライナのクリミア半島にあるロシア軍の弾薬庫が爆発し火災が起きた。 実効支配しているロシア側の事実上の知事などによると、クリミア半島東部で19日早朝、弾薬を保管していた倉庫が爆発し激しく炎上した。
 この爆発により「4つの集落の住民2,000人以上が避難することになっている」としている。
2023.07.19
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 18 2023 <2308-071908>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月18日の戦況 =
 7月18日のケルチ海峡橋攻撃は、ウクライナ南部ロシア軍の兵站に直ちに影響を及ぼしている可能性がある。
 ロシア軍は、表面上ケルチ海峡橋攻撃に対する報復として、ウクライナ南部のウクライナ軍施設を打撃した。
 ウクライナ軍は、ロシアの攻撃増加に対し少なくとも3正面で反撃し、7月18日にハリコフ州とルハンシク州の州境での戦果を主張した。
 Telegraphは、ベラルーシのルカシェンコ大統領とベラルーシ当局ウクライナの子供たちの強制連行に積極的に関与していると結論付けた。
 ロシア軍は、クレミンナ南西のクピャンスク~スヴァトベの線と、バクムットとアウディーイウカ~ドネツク市で攻撃を継続したが、全ての正面で僅かに占領地を拡大しただけだった。
 ウクライナ軍はバクムット周辺で反撃を続け、バクムットの北に前進した。
 ウクライナ軍は、ドネツク西部~ザポリージャ東部とザポリージャ州西部で反撃し、僅かに前進したと伝えられている。
 ロシア軍はドネツク西部~ザポリージャ州東部で小規模な攻撃を実施し、ザポリージャ州西部で僅かに前進した。
2023.07.19
 07:50
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ反攻、徐々に前進 南部の集落で戦闘開始 <2308-071907>
 ウクライナ国防省広報官が18日、東部ドネツク州西部の集落スタロマイオルスコエまでウクライナ軍が到達し、露軍と市街戦を開始したと明らかにした。 ISWも16日、ウクライナ軍がスタロマイオルスコエ周辺で一定の前進に成功したと分析していた。
Staromayorske の位置 (Goole Map)】
 同集落は反攻の主軸の一つである南部ザポロジエ州方面に位置しており、ウクライナ軍が徐々にだが着実に前進していることが示された。
2023.07.19
 06:12
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ北東部、ロシアは前進と表明 主張に大きな相違 <2308-071904>
 ウクライナ北東部の戦況について18日、ロシアは軍が前進していると表明した一方、ウクライナは北東部で主導権を握ったと発表した。
 ロシア国防省報道官は、ロシア軍は北東部ハリコフ州の重要な鉄道分岐点であるクピャンスク方面に向けて最大2km前進したと表明した。
 一方、ウクライナのマリャル国防次官は、この地域の主導権はウクライナ軍に移ったとし「ロシア軍のクピャンスク方面への攻勢は、現時点では成功していない。 戦闘は続いているが、ウクライナ軍が主導権を握っている」と述べた。
 双方の主張が大きく食い違う中、ロイタは独自に戦況を確認できていない。
2023.07.19
 03:04
ロイタ通信

(Yahoo)

米、13億ドルの対ウクライナ追加軍事支援近く発表=当局者 <2308-071901>
 複数の米政府当局者の話で、米国がウクライナに対する$1.3Bの追加軍事支援を近く発表することが分かった。 防空システムのほか、UAVや弾薬などが含まれるという。
 米国はこれまでにウクライナに対し$10.8Bを超える軍事支援を実施しており、今回明らかになった追加支援が実施されれば8弾目となる。
 また、ウクライナを支援する同盟国の集まりである「ウクライナ防衛コンタクトグループ」が18日にオンライン会合を開いた。
2023.07.18
 19:45
産経新聞

(Yahoo)

ロシアがクリミア橋攻撃で「報復」 <2308-071815>
 ロシア国防省が18日、クリミア橋が17日未明に受けた攻撃に対する報復だとして、南部オデッサの軍事関連施設などにミサイル攻撃を行ったと発表した。
 これに対し、ウクライナ空軍は18日、露軍が発射したミサイル6発を全て撃墜したと発表し、撃墜時の破片で1名が負傷したとした。
2023.07.18
 15:57
共同通信

(Yahoo)

クリミアに無人機28機攻撃とロシア国防省 <2308-071812>
 ロシア国防省が18日、クリミア半島で18日未明にUAV 28機による攻撃があり、いずれも撃退したと発表した。
 17日にはクリミアとロシア本土を結ぶ橋が攻撃を受けていた。
2023.07.18
 13:47
AP News

(Yahoo)

ウクライナ版シールズの登場 ドニプロ川でロシア軍を攻撃 <2308-071809>
 ウクライナ特殊作戦軍が7月13日、隷下の特殊部隊の高速艇が南部へルソン州のドニプロ河で、ロシア軍監視所がある中洲を攻撃する映像をfacebookに投稿した。 攻撃に参加したのは、特殊作戦軍隷下の第73海軍特殊作戦センターの通称Sealsと呼ばれる特殊部隊で、ドニプロ河の中洲をUAVで偵察中にロシア兵を発見した。
 この場所が妨害電波発信源である可能性が高いことから、2隻の高速艇で夜中の内に中洲に接近し、夜明けを待って攻撃することになり、攻撃の様子は、自軍のUAVやその他の通信手段を使って、遠隔地から監視調整されたという。
 攻撃に投入されたのは、米国から供与された10隻のWillard Sea Horse特殊艇の2隻に分乗した、完全装備の特殊部隊員20人で、この高速艇には古野電気製の航法装置を搭載している他、前方に7.62mm機関銃を装備している。
 この作戦でSealsの高速艇はロシア軍監視所から、15~20mの至近距離に接近し、水上から機銃掃射した。 ロシア軍の砲撃を受けたが、損害はなかった。
2023.07.18
 10:39
ハンギョレ

(Yahoo)

韓国、ウクライナに地雷除去機を供与…「殺傷兵器は供与しない」 <2308-071806>
 韓国がロシアと戦争中のウクライナに地雷探知機と地雷除去装置の支援を拡大する方針を繰り返し明らかにした。
 韓国軍が保有している地雷除去装備としては、携帯用新型地雷探知機
POMINS-2や 、MICLICK600障害物開拓戦車MV4無人遠隔化地雷除去装置などがある。
 POMINS2とMICLICは、ロープのようにつなげた線形爆薬を発射して地雷を除去する。 障害物開拓戦車と無人遠隔化地雷除去装置は、本体に付いたショベルや粉砕機などで地雷を掘って除去する。
 韓国政府はウクライナに、韓国が開発した携帯用新型地雷探知機や地雷探知用無人捜索車などの支援を検討しているという。
2023.07.18
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 17 2023 <2308-071805>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月17日の戦況 =
 ウクライナ軍は、ハリコフ州~ルハンシク州の州境でロシアの攻撃が増加したことを背景に、7月17日に少なくとも3正面で反撃を継続した。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトーブの線で積極的に攻撃し、わずかな戦果を挙げた可能性がある。
 ロシア軍は、クレミンナの南西と南、バクムット周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な攻撃を続けた。
 ウクライナ軍はバクムット地域で反撃を継続し、ドネツクとザポリージャの州境近くで前進した。
 ロシア軍はドネツク州西部で小規模な反撃を行った。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がザポリージャ州西部のオリヒフ地域で攻撃に失敗したと主張した。
 ロシア反体制メディアのVerstkaは、ロシア当局が戦争の開始以来、少なくとも8名のロシア軍司令官を再任せずに解任されたと報告したが、これはISWの見方とほぼ一致している。
2023.07.18
 09:51
CNN

(Yahoo)

ロシア、クピャンスク一帯に兵士10万人余を集結 ウクライナ軍報道官 <2308-071804>
 ウクライナ東部方面軍報道官が17日、ロシアが10万名あまりをハルキウ州クピャンスク一帯に集結させ、ウクライナの守備の突破を図っていると明らかにした。
Kupiansk の位置 (Google Map)】
 報道官は「敵はリマン~クピャンスク方面に非常に強力な部隊を集結させ、人員10万超、戦車900両超、MRL 370基超を投入している」とし、空挺部隊や自動車化部隊のほか、追加支援として戦闘予備役兵や領土部隊、ストームZ中隊も動員されていると明らかにした。
【註】
 ネット情報によるとストームZ中隊とは「特に複雑な戦闘任務の遂行に際して即時作戦的に使用するため、通常の陸軍軍団単位構造の外に一時的に創設される独立した合同戦術複合武器中隊」と定義している。
 Storm Z中隊(100名)の編成は以下の通りという。
 ・中隊本部
 ・捕獲隊(10名)× 4
 ・火力支援隊(10名)× 4
 ・戦闘工学班(5名)
 ・偵察班(8名)
2023.07.18
 00:01
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、黒海の航行安全保証取り消し 国際海事機関に通達 <2308-071801>
 ロシア大統領府が17日、黒海からウクライナ産穀物を安全に輸出させることを主な目的とする国際合意「黒海イニシアティブ」への参加を一時停止したと発表した。 TASS通信は、ロシアの国連当局者がこの日、参加停止の決定は最終的なもので、これ以上の協議は予定されていないと述べたと報じている。
 ロシアは国連の専門機関である国際海事機関 (IMO) に対し、黒海からウクライナ産穀物を安全に輸出させることを主な目的とする国際合意「黒海イニシアティブ」への参加をロシアが停止したことを受け、ロシアによる黒海での航行安全保証が取り消されると通達した。
 ロイターが入手したロシアのIMO宛ての書簡の抜粋によると、ロシアはこのほかに、ロシアに対する攻撃が続いていることを踏まえ、ウクライナによる脅威を無力化するために必要な対策を積極的に取るとも表明した。
2023.07.17
 23:00
Forbes

(Yahoo)

クリミア橋で爆発、ウクライナが無人艇で攻撃か ロシア軍の補給に影響も <2308-071712>
 クリミア半島とロシア本土を結ぶクリミア橋で17日に爆発があったと相次いで報じられ、通行止めの措置がとられた。 ウクライナメディアのRBC Ukraineは同国保安局 (SBU) 筋の情報として、ウクライナ海軍と情報機関による
USV攻撃だったと報じている。
 ウクライナのジャーナリストらは、橋の一部が大きく損傷した様子とされる画像をtwitterで共有している。 AP通信によると、ロシア側当局は男女2人が死亡し、その娘が負傷したと発表した。
 戦略的に重要であるクリミア橋は昨年10月にも、ウクライナ軍による攻撃で損傷していた。
2023.07.17
 14:16
共同通信

(Yahoo)

クリミア橋で路盤が破損、2人死亡 <2308-071707>
 InterFax通信によると、ロシアが実効支配するクリミア半島と本土を結ぶクリミア橋で17日、路盤の一部が破損し、男女2人が死亡した。
 原因は調査中という。
2023.07.17
 13:52
聯合ニュース

(Yahoo)

ウクライナに殺傷武器支援せず 韓国国防部「方針変わらない」 <2308-071706>
 韓国国防部が17日、ウクライナへの軍需品支援の拡大に関し、殺傷能力のある兵器を供与しないとする方針を改めて示した。
 韓国の尹大統領はウクライナを訪問しゼレンスキー大統領と会談したが、5月にも日本の広島で会っている。 国防部のハギュ報道官は「5月の首脳間の会議以降、ウクライナ側からの要請で地雷除去機、緊急搬送車などの積極的な支援を検討した」とし、7月初めに携帯型の地雷探知機と防護服の提供を決定して輸送機で送ったと説明した。
2023.07.17
 13:11
Taiwan News

(Yahoo)

100 Hawk missile launchers from Taiwan could bolster Ukraine's air defenses <2308-071705>
 7月14日に台湾で退役したPhase Ⅲ MIM-23 Hawkを米国経由でウクライナに供与すると報じられた【
2308-071408 (TN 2023.07.17)】が、Forbesが台湾に備蓄された発射機100基がウクライナへ送られると報じた。
 ウクライナは開戦時ソ連製SAMを50個中隊保有していたが、戦闘でS-300発射機60基とBuk発射機15基を失ったと見られている。
【註】
 HAWK中隊は普通6基の発射機を装備することから、100基の発射機とは16個中隊分(96基)に相当する。 HAWK大隊は4個中隊で編成されており、発射機100基とはHAWK 4個大隊分の装備になる。
2023.07.17
 12:52
讀賣新聞

(Yahoo)

クリミア大橋で複数回の爆発音、一部損傷し通行止め…首長は SNS に「緊急事態発生」 <2308-071704>
 TASS通信などによると、クリミアと露本土を結ぶ全長19kmのクリミア大橋の一部が17日に損傷し通行止めになった。 地元メディアは17日03:00過ぎに橋で複数回の爆発音が聞こえたと報じている。
 ロシアが任命したクリミアの「首長」はSNSに17日、大橋の一部で「緊急事態が発生した」と投稿した。 クリミア大橋はウクライナに侵略する露軍の重要な補給ルートで、2022年10月に爆発が発生している。 ウクライナの国防次官は8日、2022年10月の爆発にウクライナ軍が何らかの形で関与したことを認めている。
 露国防省は、ウクライナ軍が7月9日にクリミア大橋の破壊を狙ってミサイルを発射し、露軍が着弾を阻止したと発表した。
2023.07.17
 10:55

(20:55 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 16 2023 <2308-071702>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月16日の戦況 =
 ウクライナ軍は、少なくとも3正面で反撃したが、限られた戦果しか得られなかったと伝えられている。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトーブの線で攻撃したが前進は確認されなかった
 ロシア軍はクレミンナの近くで攻撃を続け前進した。
 ウクライナ軍は引き続き、占領下のルハンシク州のロシア軍後方を攻撃している。
 ウクライナ軍はバクムットの近くで反撃を続け、前進したと伝えられている。
 ロシアとウクライナの情報筋は、一部のチェチェン軍がバクムット地域に配置されたことを確認した。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な攻撃を続けたが前進しなかった。
 ウクライナ軍は、ドネツクとザポリージャの州境で反撃したが、僅かな戦果しか得られなかった。
 ウクライナ軍はザポリージャ州西部で反撃したが、この地域での前進は確認されなかった。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がアントニフスキー橋近くのドニプロ河東岸で活動を続けているが、ロシアもウクライナも前進していないとした。
 ロシア当局は、ウクライナ軍が7月15日から16日にかけて、セヴァストポリ近くの黒海で無差別のUAV及びUSV攻撃を行ったと非難した。
 Lancet遊弋弾を生産しているロシアのZalo Aero Groupが、自動照準装置を備えた新世代UAVの生産と、海外での生産を拡大する方針を発表した。
 Wagner部隊は、ロシア・ベラルーシ連合部隊に統合されと伝えられた。
2023.07.16
 19:50
毎日新聞

(Yahoo)

ブルガリア、ロシア製原子炉のウクライナへの売却交渉を開始 <2308-071605>
 ブルガリア政府が、北部ベレネで建設を進めていたベレネ原発のロシア製原子炉などの設備について、ウクライナに売却する交渉を開始した。 ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、建設継続のめどが立たなくなったためで、買い手としてロシア製原発を使用してきたウクライナが浮上した。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は7月6日にブルガリアを訪問してデンコフ首相と会談し、両国間で原子力を含めたエネルギー分野での協力に関する覚書を交わした。
2023.07.16
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 15 2023 <2308-071603>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月15日の戦況 =
 ロシアの情報筋は7月15日、ロシア軍司令部が第106親衛空挺師団師団長セリバーストフ少将を解任したと報じた。
 セリバーストフ少将の解任は、ロシア軍司令部による粛清の一環である可能性があり、ウクライナにおけるロシアの指揮系統の腐敗が加速している可能性がある。
 ウクライナ軍は7月15日に前線の少なくとも3正面で反撃したが僅かな戦果しか得られなかったと伝えられている。
 ロシア軍がスヴァトーブの近くで攻撃し、ある程度占領地を拡大した。
 ウクライナ軍はバクムットの南側で僅かに前進したが、ロシアの情報筋はロシア軍がバクムット南北の側面で僅かに前進をしたと伝えられている。
 ロシア軍はドネツク市~アウディーイウカの線で小規模な攻撃を続けたが、占領地の拡大はなかった。
 ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境で反撃を続けたが、僅かな戦果しか挙げられなかったと伝えられている。
 ウクライナ軍は反撃を続け、ザポリージャ州西部で僅かに前進をしたと伝えられている。
2023.07.16
 06:28
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ、兵器2割損失 クラスター弾で反攻加速へ <2308-071601>
 New york Times紙が15日、ロシアの侵攻を受けるウクライナが大規模な反転攻勢の開始から2週間で、前線に投入した
MBTAPCなどの兵器のうち最大2割を失ったと報じた。 同紙によると、6月にウクライナ軍はLeopardを含むMBT 20両以上を失った。
 戦術を変え、前進を急ぐよりも長射程ミサイルの使用などに重点を置くことで、損失率は1割程度に減ったという。
2023.07.15
 14:17
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、進軍は「それほど迅速ではない」 反攻で苦戦 <2308-071507>
 ウクライナ大統領府のイェルマーク長官が14日、東部と南部の領土をロシア軍から奪還する反転攻勢の進展は遅々たる歩みにとどまっていると認めた。
 続けて「問題が起きそうなら、われわれは公表する。 粉飾するつもりはない」とも述べた。
2023.07.15
 13:30
Forbes

(Yahoo)

スウェーデン供与の戦車、ウクライナについに姿現す 反抗広げる可能性も <2308-071505>
 スウェーデンからウクライナに供与された戦車がついにお目見えした。 場所は不明だがLeopard 2A5をベースにしたStrv122少なくとも6両が、12日にネット上に出回った動画内で確認された。
 乗員4名、重量62tのStrv122は、タングステンやセラミックを使った装甲に120mm滑腔砲、ハイテク射撃統制を備える。
 今週、NATO加盟のめどが立ったスウェーデンは1月から2月にかけて、Strv122
MBT 10両のほか、40mm機関砲を搭載したCV90 IFV 50両Archer 155mm SPH 8門などをウクライナに供与すると発表していた。
2023.07.15
 06:45

(16:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 14 2023 <2308-071502>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月14日の戦況 =
 ベラルーシ政府と独立系筋は7月14日、以前にアフリカに派遣されていたWagner Gp.の教官がベラルーシの訓練場に到着したことを確認した。
 ウクライナ軍は7月14日、少なくとも3正面で反撃を継続し、一部の地域で戦果を挙げたと伝えられている。
 ロシア軍は7月14日にウクライナ全土をShahed UAVで攻撃をした。
 ロシア軍とウクライナ軍は、スヴァトーブ~クレミンナの線で戦闘を続けた。
 ウクライナ軍は攻撃を続け、バクムット周辺で前進したと伝えられている。
 ウクライナ軍とロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な戦闘を行った。
 ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境で反撃を続けたが、僅かな戦果しか得られなかったと伝えられた。
 ウクライナ軍はザポリージャ州西部で反撃を継続し、この方向では前進したと伝えられた。
2023.07.14
 20:49
Ukrinform ブルガリア、ウクライナに装甲車100台供与 <2308-071409>
 ブルガリアが14日、ウクライナに対するこれまでで最大となる軍事支援パッケージで装甲車100両の供与を発表した。  今回の決定は、ブルガリア政府によるウクライナに対する初の重火器供与の公式決定だという。
2023.07.14
 17:58
Taiwan News Taiwan's Hawk missiles reportedly being sent to Ukraine via US <2308-071408>
 China Times紙が7月14日、台湾で6月に退役したPhase Ⅲ MIM-23 Hawk米国に売却し、米国がウクライナに供与すると報じた。
 2022年10月にはスペインがウクライナにHAWKの供与を開始しており、1月にはイスラエルが米国からHAWKのイスラエルへの供与を求められている。
2023.07.14
 10:50

(20:50 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 13 2023 <2308-071406>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月13日の戦況 =
 第58混成軍の元司令官ポポフ少将が音声で、ザポリージャ州西部の最前線の問題について上官に不満を表明したとしてショイグ国防相が彼を解任したと主張した。
 ウクライナ軍は7月13日、最前線の少なくとも3正面で反撃を継続し、一部の地域で戦果を挙げた。
 ロシア軍は7月13日にウクライナ全土でShahed UAVによる攻撃を行った。
 ロシアとウクライナの情報筋は、クレミンナの近くで陣地争奪戦を行ったとした。
 ウクライナ軍はバクムット周辺を攻撃し前進したと伝えられている。
 ウクライナ軍とロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で交戦し続けている。
 ウクライナ軍は、ドネツク州西部で小規模な攻撃を実施し、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域で反撃したと報告した。
 ウクライナ軍は反撃作戦を継続し、7月13日の時点でザポリージャ州西部で若干の戦果を挙げた。
2023.07.14
 06:00
ロイタ通信

(Yahoo)

ワグネル、現在はウクライナで重要な役割果たさず=米国防総省 <2308-071402>
 米国防総省のライダー報道官が13日にWagnerについて、現在はウクライナでの軍事作戦に重要な形で参加していないと明らかにした。
 ロシア国防省は12日、Wagnerが保有する兵器のロシア正規軍への引き渡しが完了しつつあると明らかにしており、兵器引き渡しが事実なら、ウクライナ侵攻で大きな役割を果たしてきたWagnerが戦闘から撤退しつつあることを示すこれまでで最も具体的な動きになる。
2023.07.13
 18:00
Ukrinform 独、ウクライナに新たな軍事支援を供与 <2308-071312>
 ドイツ政府が12日、政府広報室ウェブサイト上の対ウクライナ供与装備品一覧を更新した。 新たに供与されたものは以下のとおりである。
Gepard
SPAAG 6両累計40両)と弾薬6,000発
・155mm榴弾3,230発
・155mm発煙弾1,184発
IRIS-T SAM用レーザー照準装置10基と発射指揮ユニット10基
Biber架橋戦車1両と同用戦車橋1基
・国境警備車両5両
・HX81 8×8牽引車1両
・セミトレーラー4両
・40mm弾24,192発
・Vector UAV用予備部品パッケージ2セット
2023.07.13
 10:30
Forbes

(Yahoo)

「4倍返し」でロシアの大砲を破壊、ウクライナは砲撃戦に勝利しつつある <2308-071308>
 ロシアがウクライナで全面戦争に乗り出してから1年5ヵ月、そしてウクライナが待望の反転攻勢を始めてから1ヵ月あまり経つなか、ウクライナ軍は重要な戦いに勝利しつつある。
 戦場でどちらが勝つかは砲撃戦で決することが多いが、ウクライナがロシアに対する反攻を開始してから、戦闘車両に関しては両軍とも同程度の損害を出している一方、砲の損害は不均衡になっている。
 ウクライナ軍とロシア軍はザポリージャ州とドネツク州南部で共に戦闘車両を確認できるだけで150両強失っているが、砲の損害は両軍の間で偏りがある。 観測筋によると、ウクライナの反抗開始後にロシア側が榴弾砲やロケット砲を32門破壊されているのに対して、ウクライナ側の損害は8門にとどまっている。
 ロシアは開戦時に榴弾砲やロケット砲をおよそ5,000門保有し、ウクライナの保有数はその1/3だったが、1年半近くにわたって激戦が続くなかで、ロシアの砲での優位性は崩れてきている。 ウクライナ軍はこの間、ロシア軍の榴弾砲やロケット砲を600門破壊されたのに対し、破壊されたウクライナ軍の砲は200門にとどまっている。
2023.07.13
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 12 2023 <2308-071307>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月12日の戦況 =
 ウクライナ軍は7月12日、少なくとも3正面で反撃し、一部の地域で戦果を挙げたと伝えられている。
 ロシア軍は7月12日、ウクライナ全土でShahed UAVによる攻撃を実施した。
 ロシア国防省は、Wagner Gp.が武器と装備をほぼ完全に引き渡したと発表した。
 ロシア軍とウクライナ軍が、クピャンスク~-スヴァトーブの線で小規模な戦闘を行ったと伝えられた。
 ロシア軍とウクライナ軍はクレミンナ地域で小競り合いを続けたが、ロシア軍は僅かな戦果しか得られなかったと伝えられている。
 ウクライナ軍はバクムット地域で反撃を続けた。
 ロシア軍とウクライナ軍が、アウディーイウカ~ドネツク市の線で交戦した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がドネツク州西部で小規模な攻撃を行ったと主張した。
 ウクライナ軍は、ザポリージャ州とドネツク州の州境で反撃を続けた。
 ウクライナ軍は、ザポリージャ州西部で機械化突撃部隊による小規模な作戦を続けた。
2023.07.13
 06:21
共同通信

(Yahoo)

米大統領、長射程ミサイル供与を検討 <2308-071306>
 バイデン米大統領が12日、ATACMSをウクライナに供与することを検討していると記者団に認めた。
 具体的な供与時期については明らかにしなかった。
2023.07.12
 21:29
時事通信

(Yahoo)

ウクライナに装甲車追加供与 豪 <2308-071213>
 アルバニージー豪首相が12日、ウクライナのゼレンスキー大統領と訪問先のリトアニアで会談し、ウクライナへの追加支援として豪州製Bushmaster装甲車30両を供与すると伝えた。
 Bushmasterの提供は累計で120両となる。
2023.07.12
 18:11
時事通信

(Yahoo)

岸田首相、対無人機検知システムを提供 ウクライナ支援、NATO会合で演説 <2308-071212>
 岸田首相が12日午前にリトアニアの首都ビリニュスで開催中のNATO首脳会議に出席して演説し、ウクライナへの支援策としてUAVを監視する対無人航空機検知システムの供与を表明した。 首相は、3月にウクライナを訪問した際、NATOの信託基金を通じた殺傷能力のない装備品支援に$30Mの拠出を伝えており、今回の供与はこの枠組みを活用する。
 演説で首相は、欧州とインド太平洋地域の安全保障は不可分だと主張し、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドのアジア太平洋パートナー国(AP4とNATOの連携強化に取り組む決意を示した。
2023.07.12
 13:08
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、東部バフムート周辺で「前進」 <2308-071209>
 ウクライナ軍は東部バフムート周辺で、さらに前進したと発表した。 ウクライナ軍第3独立強襲旅団は、ロシア軍第83空中襲撃旅団の部隊をバフムート近郊で撃破し、さらに1km余りの領土を奪還したと述べた。 ウクライナ軍の前進によってバフムート周辺の高台を制圧し、同市を砲撃の範囲内に収めたという。 ウクライナ軍当局者はロシア軍をバフムート市内に閉じ込め、南側と北側で陣地を確保することが目的だと述べた。
 一方ロシア側は、さらに東部に位置するリマン市周辺での戦果を主張している。 ロシア国防省は、砲撃によってリマン周辺でM777榴弾砲を破壊したと述べた。
2023.07.12
 10:15

(20:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 11 2023 <2308-071206>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月11日の戦況 =
 ウクライナ軍は7月11日に少なくとも3正面で反撃し、一部で戦果を挙げた。
 占領下のザポリージャ州ベルジャンシクにあるロシア軍第58諸兵科連合軍 (CAA) の指揮所に対するウクライナのStorm Sahdowによる攻撃で、ロシア南方軍管区副司令官のオレグツォコフ中将が戦死したと伝えられた。
 ロシア軍参謀総長のゲラシモフ上級大将が、ザポリージャ州西部でウクライナの反撃が続く中での部隊交代について懸念を表明した第58CAA司令官ポポフ少将を解任したと伝えられた。
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナの線で攻撃し、占領地を拡大した。
 ウクライナ軍は、バクムットの北部と南部の郊外で反撃を続けた。
 ロシア軍は、ドネツク市~アウディーイウカにあるウクライナ陣地への攻撃を開始した。
 ロシア軍とウクライナ軍は、ザポリージャ州とドネツク州間の州境に沿って交戦を続けた。
 ウクライナ軍は、ザポリージャ州西部オリヒフの南で反撃を続けた。
2023.07.12
 08:43
CNN

(Yahoo)

ロシア軍指揮官がウクライナで死亡の報道 これまでで最も高位の将官か <2308-071205>
 ロシア軍のツォコフ中将がウクライナで戦死したと報じられていることがわかった。 ウクライナで死亡した将官としては最も高位の人物のひとりとみられる。 Telegramのロシア人チャンネルMilitary Informerは、ベルジャンスク近くの第58陸軍予備軍指揮所へのStorm Shadowによる攻撃で、南部軍管区副司令官のツォコフ中将が戦死したと載せた。
 独立系アナリストやCNN独自の集計によると、侵攻開始以来の戦闘で、ロシア軍は10名の将官を失っている。
 ウクライナ当局者は、ベルジャンスクにあるロシア軍本拠地へのミサイル攻撃でツォコフ中将が死亡したと明らかにしたが、CNNはツォコフ中将の死亡を確認できていない。
2023.07.12
 07:49
CNN

(Yahoo)

ウクライナ空軍への F16戦闘機訓練、11ヵ国が支援 <2308-071204>
 ウクライナのレズニコウ国防相が11日、NATO首脳会議が開催されているリトアニア首都ビリニュスからtweetし、「ウクライナ空軍へのF-16訓練のための連合が結成され、パートナーの11ヵ国とウクライナが規約をまとめた覚書に署名した。 ここに至るまでに際立った指導力を発揮したデンマークとオランダに特に感謝したい」とした。
 ただ、これまでのところ、ウクライナへのF-16供与を約束した国はない
2023.07.12
 07:46
産経新聞

(Yahoo)

「ウクライナ軍の反攻失敗」「死傷2万6千人超」 ロシア国防相、クラスター弾使用にも言及 <2308-071203>
 露国防省が、ショイグ露国防相11日にウクライナ軍が反攻を開始した6月上旬以降の約5週間で26,000人以上の死傷者を出し、戦車など3,000点以上の兵器を失ったとし、「反攻はどの方面でも目標を達成していない」と主張したと発表した。
 ショイグ国防相はまた、米国がウクライナへの供与を発表したクラスター弾について、実際に供与されればロシアも使うと警告した。
2023.07.12
 07:11
CNN

(Yahoo)

「ウクライナの未来は NATO に」 首脳会議で宣言 <2308-071202>
 NATOが11日にリトアニアの首都ビリニュスで首脳会議を開き、ウクライナの加盟の推進を宣言に盛り込んだ。
 加盟する31ヵ国による共同宣言は「ウクライナの未来はNATOにある」とし、「加盟国が同意し、条件が整えばウクライナをNATOに迎え入れる」と述べた。
2023.07.12
 00:22
Bloomberg

(Yahoo)

NATO、ウクライナは条件整った際に加盟招請へ-手続き免除も <2308-071201>
 NATO加盟国は11日にビリニュスで始まった首脳会議で、ウクライナに対し条件が整った時点で加盟を招請すると約束し、迅速に加盟を実現させるため加盟希望国に通常義務づける加盟行動計画 (
MAP) をウクライナには免除するなど、手続きを簡素化する方針も示した。
 これでウクライナには、NATO加盟国から全面的な軍事的保護を受けられる具体的な見通しが約束されたことになるが、ゼレンスキー大統領が求めていた明確な行程表が示されるには至らなかった。 これに先立ちゼレンスキー大統領はtwitterで、加盟への具体的な行程表が設定されなかったとしてNATOを批判していた。
2023.07.11
 23:52
Ukrinform 世界最大のウクライナ貨物機「ムリーヤ」2機目は「秘密の場所」で建造中=アントノウ社総裁 <2308-071119>
 独Bild紙が、ウクライナAntonov社のハウリロウ総裁が7日に、ロシアが破壊した世界最大の輸送機An-225 Mriyaに代わる、新たな機体がもうすぐ現れると発言したと報じた。
 ハウリロウ総裁は、「新しい機体の作業は秘密の場所で、未完であった2機目の機体に破壊された機体の部品と新しい部品を用いて行われている」と発言した。
 An-225 Mriyaは、2022年2月にロシア軍のウクライナ全面侵攻で、キーウ州ホストメリ飛行場への空爆が行われた際に焼失していた。
2023.07.11
 18:22
CNN

(Yahoo)

独ラインメタル、ウクライナで装甲車工場を12週間以内に開設 <2308-071117>
 Rheinmetall社のパッペルガー最高経営責任者 (CEO) がCNNの単独取材で、向こう12週間以内に、ウクライナに装甲車の工場を開設する方針であることを明らかにした。 工場はウクライナ西部に建設されるという。 パッペルガーCEOは、Rheinmetall社が工場で働くウクライナの人々を訓練すると述べた。
 Rheinmetall社は、ウクライナの国営防衛企業Ukul Obolon Prom社と提携して工場を運営する。 両社は5月にウクライナの防衛科学技術力の向上で合意していた。
 Rheinmetall社は今年に入り独地元紙に対し、ウクライナに€200Mで戦車工場を開設して、年間400両の戦車を生産したいとの意向を明らかにしていたが、パッペルガーCEOはCNNの取材に対し、ウクライナの工場では、TPz Fuchs
APCの生産と修理を行うと述べた。
2023.07.11
 12:11
ロイタ通信

(Yahoo)

ワグネル、反乱時にロシア核兵器貯蔵基地に接近か <2308-071111>
 Wagnerが6月24日の反乱でモスクワへ向けて北上していた際、複数の車両が東へ外れてボロネジ州の核兵器貯蔵基地Voronezh 45の方向に向かったことが、インターネットに投稿された動画や現地住民の話で明らかになった。
 ワグネル車両の軌跡は同基地から100kmの地点で途絶え、ロイタはその後に何が起きたのかを確認できなかったが、ウクライナのブダノフ国防省情報総局長はロイタの単独取材で、Wagner戦闘員はその後も前進し、核兵器貯蔵基地の核兵器貯蔵施設門前まで到達したものの、門が閉ざされていたため中に入れなかったと話した。 Wagnerの意図は、反乱の勝算を高めるために旧ソ連時代の小型核兵器を抑えることだったと説明した。
 ロシアの占領下にあるウクライナ東部の消息筋は、この事態をロシア政府は憂慮し、ベラルーシのルカシェンコ大統領を仲介役とする反乱終結を後押しする要因になったと述べた。
 西側の当局者らは、ロシア軍が貯蔵する核兵器が反乱の際に危険にさらされることはなかったと繰り返し述べている。
2023.07.11
 11:49
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ、バフムート周辺の高地奪還と発表 <2308-071110>
 ウクライナのマリャル国防次官が10日にtelegramで、反転攻勢を進めるウクライナ軍がバフムート周辺の主要な高地を奪還したことを明らかにした。
2023.07.11
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 10 2023 <2308-071105>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月10日の戦況 =
 ウクライナ軍は7月10日に少なくとも3正面で反撃した。
 チェチェン共和国のカディロフ首長アフマト特殊部隊バクムット方面に配置されたと主張したが、地元のウクライナ司令官チェチェン軍に遭遇したことを否定し、これらのチェチェン部隊がウクライナでのロシアの作戦に重要な正面で貢献していないことを示唆した。
 ロシア軍とウクライナ軍は、クピャンスク~スヴァトーブ~クレミンナの線とバクムット方向で交戦した。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃した。
 ウクライナ軍は7月10日、ザポリージャ州西部オリヒフの南で反撃した。
2023.07.11
 04:00
Military Land Invasion Day 502 – Summary <2308-071103>

 ウクライナ軍第47機械化旅団隷下部隊がロボタイン集落に向け更に前進した。

2023.07.10
 22:23
讀賣新聞

(Yahoo)

クリミア大橋にウクライナがミサイル、ロシアは着弾阻止と発表…長距離攻撃が活発化か <2308-071012>
 ロシア国防省が、ゲラシモフ参謀総長が10日の軍幹部らとの会合でウクライナ軍が9日にクリミア大橋をミサイル攻撃したが、露軍が着弾を阻止したとゲラシモフ参謀総長が10日の軍幹部らとの会合で明らかにしたと発表した。 クリミア大橋への攻撃は、ウクライナ軍がS-200 SAM(註:SA-5)を地上攻撃用に改造して攻撃に使ったという。
 9日には露南部ロストフ州の軍用空港や西部カルーガ州もS-200で攻撃され、4発のミサイルのうち2発を迎撃し、2発を電子戦装置で無力化したという。
2023.07.10
 19:07
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ軍、さらに14平方キロを奪還 <2308-071009>
 ウクライナが10日、ロシア軍に対し反転攻勢を強める自国軍が先週、南部と東部で合わせて14㎢の領土を新たに奪還したと発表した。 ウクライナ軍報道官は国営メディアに対し、「ウクライナ南部では先週、10㎢以上の領土が奪還された。 バフムート一帯では、ウクライナ軍が4㎢を解放した」と述べた。
 ウクライナ政府は先に、先月の反攻開始から合わせて193㎢を奪還したと発表していた。
2023.07.10
 16:29
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア軍の死者4万7千人か アフガン侵攻の3倍、独立メディア推測 <2308-071007>
 ロシア独立系メディアのMeduzaが10日、独立系メディアMedia Zoneや研究者と計算した結果、2022年2月のウクライナ侵攻開始以来、ロシア軍の死者が47,000人に上るという推測を発表した。 ソ連時代に10年間続いたアフガニスタン侵攻の3倍で、ロシアになってからのチェチェン紛争の9倍だとしている。 重傷者を含めた兵力の損失は少なくとも125,000人になるとみている。
 侵攻でのロシア兵の死者について、ロシア国防省の発表は2022年9月の5,937人が最後だが、Meduzaは「世論の反発を招きかねないという理由だけでなく、ウソが政権の基本戦略になっている」と批判し、ロシアの損失に関する最初の信頼できる評価だとしている。
2023.07.10
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 9 2023 <2308-071002>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月9日の戦況 =
 ウクライナ軍は7月9日に少なくとも3正面で反撃した。
 ロシア軍は、スヴァトーブの北とクレミンナの南で小規模な攻撃を実施した。
 ウクライナ軍とロシア軍は、バクムット地域で交戦を続けている。
 ロシア軍とウクライナ軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で交戦し、7月9日の時点でロシア軍が前進した。
 ウクライナ軍はドネツク州とザポリージャ州の州境地域で前進を続け、ザポリージャ州西部で反撃を続けた。
 ロシア軍がドニプロ河の東岸ヘルソン州でかつて水没した地域を復活させたと伝えられている。
2023.07.09
 15:18
日テレ News

(Yahoo)

クリミア橋爆発 ウクライナ「先制攻撃だった」関与を公式に認める <2308-070904>
 ウクライナのマリャル国防次官が8日、2022年10月に起きたウクライナ南部のクリミア橋爆発は「先制攻撃だった」として関与を公式に認めた
 クリミア半島とロシアを結ぶクリミア橋はトラックに積まれた爆弾が爆発して橋が一部崩壊した。 プーチン大統領はウクライナによるものだとして報復攻撃を行ったが、ウクライナ側は関与について認めていなかった。
 こうした中、次官は8日に自らのSNSに「大規模戦争の日々500日」とする投稿を行い、「ロシアの兵站を混乱させるため、クリミアの橋に先制攻撃を仕掛けた」と関与を認めた。
2023.07.09
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 8 2023 <2308-070903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月8日の戦況 =
 ウクライナ軍は7月8日に少なくとも3正面で反撃した。
 米国は7月7日、クラスター爆弾を含むウクライナ向けの新たな軍事援助パッケージを発表した。
 ロシア軍は、7月7日~8日の夜にウクライナの産業およびインフラ施設に対して、Shahed-131/136 UAVとミサイルで攻撃した。
 ロシア軍はハリコフ州とルハンシク州の州境とクレミンナ南部で攻撃を行い、ウクライナ軍は占領下のルハンシク州後方深くにあるロシア軍の集結地への攻撃を継続している可能性が高い。
 ウクライナ軍とロシア軍はバクムット周辺で交戦した。
 ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な攻撃を行った。
 ロシア軍とウクライナ軍は7月8日、ザポリージャ州とドネツク州の州境に沿って交戦した。
 ウクライナ軍はザポリージャ州西部で反撃を続けた。
2023.07.09
 00:40
Ukrinform 米国防総省、クラスター弾含む新たな対ウクライナ軍事支援を発表 <2308-070901>
 米国防総省の政治問題担当コール次官が7日、
DPICMクラスター弾を含む$800Mにのぼる新たな対ウクライナ支援を発表した。
 同日国防総省発表した今回供与される装備品の一覧は以下のとおりである。
 ・Patriot弾
 ・AIM-7 AMRAAM
 ・Stinger
 ・HIMARS弾
 ・155mm砲31門
 ・DPICMを含む155mm砲弾、105mm砲弾
 ・Bradley 32両
 ・Stryker 32両
 ・Javelin
   その他
2023.07.08
 18:32
共同通信

(Yahoo)

バフムトで再び激しい攻防と分析 英国防省、ウクライナ軍成果と <2308-070805>
 英国防省が8日、過去1週間のウクライナ反転攻勢で、バフムト方面が再び激しい攻防の舞台になっているとの分析を明らかにした。 英国防省は、バフムトの北と南の両面でウクライナ軍が着実に戦果を得ているとし、ISWも7日の戦況分析で、ウクライナ軍の発表を基に「戦術的に重要な進展」と評した。
 英国防省は、ロシア軍は「士気の低下や反撃能力が限られていることで、苦闘している可能性が高い」と言及し、ロシア指導部にとってバフムトの確保は政治的にも重要だが、部隊増派の余地は少ないとの見方を示した。
 一方、ロイタ通信によると、政策担当のカール米国防次官は7日、ウクライナ軍の反転攻勢について、一部の人々の希望より進展は遅いが、判断は時期尚早だと発言した。 「ウクライナ軍はロシアの前線の弱い部分を探っており、真の評価は弱点を見つけた際にどれだけ素早くそこを突けるかだ」と述べた。
2023.07.08
 14:31
時事通信

(Yahoo)

ウクライナの民間人死者9170人超 ロシア侵攻後 国連 <2308-070803>
 国連人権高等弁務官事務所 (OHCHR) が7日、ロシアによるウクライナ侵攻開始から500日を前に公表した報告書で、侵攻が始まった2022年2月24日から今年6月末までにウクライナで死亡が確認された民間人が9,177人、負傷者は15,993人に達すると明らかにした。
 戦闘が激しい地域の実情把握が困難なため、「実際の市民の死傷者数ははるかに多い」と指摘した。
2023.07.08
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 7 2023 <2308-070801>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月7日の戦況 =
 ウクライナ軍はバクムット地域で戦術的に重要な戦果を挙げ、7月7日にその他3正面で反撃を続けた。
 ロシア軍はロシア東部軍集団のほぼ全力をウクライナ南部に投入したと伝えられている。
 ロシア東部軍集団のほぼ全力と南部軍管区 (SMD) 部隊の多くを南部に配置転換しようとしていることは、南部における防御態勢が脆弱である可能性があることを示唆している。
 ロシア軍は7月6日~7日に、ウクライナの後方地域に対して一連のミサイルとUAVの攻撃を実施した。
 ロシア軍とウクライナ軍は、ハリコフとルハンシク州の州境で戦闘を続けた。 またドネツク州西部で交戦した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍が7月7日にザポリージャ州西部で新たな反撃を開始したと主張した。
 ロシアは占領したザポリージャ原発 (ZNPP) 施設への国際監視員のへのアクセスを制限し続けている。
2023.07.07
 17:01
共同通信

(Yahoo)

核使用で「即座に終戦」 ロシア前大統領が威嚇 <2308-070710>
 ロシア前大統領のメドベージェフ安全保障会議副議長は7日までに、ウクライナ侵攻に関し「全ての戦争は即座に終わらせられる。 平和条約を結ぶか、1945年に米国が核兵器で広島と長崎を破壊したのと同じことをするかだ」と述べ、核兵器が使用される可能性に触れて威嚇した。
【註】
 メドベージェフとは、2008年に2任期が切れて大統領の座を降りなければならなかったプーチンが、一旦名目だけの大統領に据え、2012年に再び大統領に就くため利用した、謂わばプーチンのアバターであることから、メドベージェフの発言はプーチンの代弁である可能性もあり、注意を要する。
2023.07.07
 10:25

(20:25 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 6 2023 <2308-070706>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月6日の戦況 =
 ウクライナ軍は7月6に少なくとも3正面で反撃している。
 ロシアのミルブロガーは、ウクライナ南部でのロシアの防御は厳しい局面にあり、ロシアの情報源が報じていた程うまくいっていない可能性があると主張した。
 ロシア軍とウクライナ軍は、スヴァトーブ~クレミンナの線で交戦した。
 ウクライナ軍が7月6日の時点でバクムットの南西に前進していることが目視確認された。
 ロシア軍がバクムットとアウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を続けた。
 ウクライナ軍がザポリージャ州とドネツク州の州境に沿って、およびザポリージャ州西部で反撃した。
2023.07.07
 05:33
Bloomberg

(Yahoo)

バイデン米大統領、ウクライナにクラスター爆弾供与へ-反対押しのけ <2308-070704>
 バイデン米大統領がウクライナのゼレンスキー大統領からの要請に応え、同国にクラスター爆弾を提供することに同意した。
 バイデン政権は7日に発表する新たな包括的軍事支援の一部として、軍縮を訴える団体や人権活動家らは、民間人に危害が及ぶとして懸念している
DPICM爆弾の供与を表明する。
2023.07.06
 18:37
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア「ウクライナの子ども70万人滞在」 ローマ教皇、解決に意欲 <2308-070611>
 プーチン露政権が戦闘地域から500万人がロシアに避難し、70万人の子供が含まれると説明し始めた。
 一方、ロシアを訪問したローマ教皇特使のズッピ枢機卿は4日、ウクライナに子どもを帰還させる「仕組み」づくりに取り組む意欲を表明した。 ロシアがウクライナの子どもたちを移送した疑いが指摘される中、ローマ教皇庁の仲介でこの問題が協議される可能性が出てきた。
2023.07.06
 10:25

(20:25 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 5 2023 <2308-070606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月5日の戦況 =
 ウクライナ軍は7月5日に5つの正面で反撃し、一部の地域で戦果を挙げたと伝えられている。
 ウクライナ軍が7月5日の夜間と日中に前線全体で、ロシアの後方陣地に対し一連のミサイル攻撃を実施したと伝えられている。
 クレムリンは、6月24日のWagner Gp.の反乱の後、ロシアでの武装反乱のリスクが潜在していることを懸念している。
 Financial Times紙が、3月下旬に中国の習国家主席がモスクワを訪問した際に、プーチン大統領がウクライナで核兵器を使用すると脅迫することに対して警告したと報じた。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトーヴェの線で攻撃を続け、クレミンナ周辺でウクライナ軍と小競り合いを続けた。
 ウクライナ軍はバクムット地域で攻撃を成功させた。 ロシアのミルブロガーは、ウクライナ軍がバクムットの南西7kmのクリシチイウカ近くの緊要な高地を確保したと報告した。
 ロシア軍とウクライナ軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で戦闘を続けた。
 ウクライナ軍は、ドネツィク州とザポリージャ州の州境地域とザポリージャ州西部で攻撃を続けた。
 ウクライナ当局者は、ウクライナ軍がドニプロ河東岸に陣地を維持していることを確認した。
2023.07.05 Jane's Defence Weekly Franco-Italian SAMP/T deployed and operational in Ukraine <2309-070508>
 マクロン仏大統領が6月19日、仏国防相と伊国防相が2月3日にウクライナへの供与を決めていたSAMP/T既にウクライナに引き渡されoperationalになっていることを明らかにした。
 ウクライナは2月1日にThales社にGM200レーダを発注している。
2023.07.05
 13:30
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍は次々と重迫撃砲を投入するもウクライナ軍が即座に破壊 <2308-070508>
 ロシアの巨大な2S4 Tyulpan 240mm
SPMウクライナ戦場に続々と出現しているが、姿を現すやすぐに破壊されている。
 2S4 Tyulpanは現在世界で使用されているものの中で最大の迫撃砲だが、1959年から1988年まで生産され、最後の1両ですら生産から45年が経過している2S4 Tyulpanの展開は、ロシア軍の火砲がますます逼迫し、生き残る可能性が低い旧式の兵器に頼っていることの表れかもしれない。
2023.07.05
 10:35

(20:35 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 4 2023 <2308-070507>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月4日の戦況 =
 ウクライナ軍は前線の少なくとも4正面で反撃し、7月4日に前進した。
 ロシアとウクライナは、7月5日にザポリージャ原子力発電所 (ZNPP) の状況を取り巻く舌戦をエスカレートさせ、ロシアは偽旗攻撃の準備をしているなどZNPP周辺の無責任な行動でウクライナを非難することことを狙っている模様だが、現時点でロシアがZNPPで放射線事故を引き起こす可能性は低いままである。
 ロシアは、NATOに対する準備を整えるため、北方艦隊の一部として新しい諸兵科連合軍を結成していると伝えられている。
 ロシア国防省は、ウクライナ軍が7月4日にロシアのモスクワ州とノバヤモスクワUAV攻撃を行ったと主張した。
 ロシアは、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線とクレミンナの南で小規模な攻撃を実施した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で小規模な攻撃を行ったと主張した。
 ロシア軍とウクライナ軍は、バクムット地域での戦闘を拡大させた。
 ロシア軍は7月4日、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシア軍とウクライナ軍はドネツク州西部で交戦した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がザポリージャ州西部のオリヒフの近くで反撃したと主張した。
2023.07.05
 08:43
産経新聞

(Yahoo)

「ロシア軍、原子炉建屋に爆発物」ウクライナが警告 ザポロジエ原発 <2308-070505>
 ウクライナ国防省情報総局が4日、ロシア軍の占拠下にある南部ザポロジエ原発の原子炉建屋2棟の屋根に同日、爆発物とみられる物体が設置されたとSNS上で発表した。 情報総局は、爆発物が爆発しても原子炉は損傷しないとみられるものの、露軍が原発への攻撃を偽装してウクライナを非難する口実にする可能性があると警告した。
 ゼレンスキー大統領も4日のビデオ声明で、原発への爆発物の設置について言及し、露軍が爆発物を爆発させるかどうかは不明だとしつつ、「いずれにせよ原発に危険をもたらしている唯一の存在はロシアだということを世界は認識せざるを得ない」と述べた。
2023.07.04
 22:17
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、5月にパトリオットでロシア軍機4機を撃墜…越境攻撃を初確認 <2308-070408>
 ウクライナ空軍が3日公表した動画で、ウクライナ軍が5月13日に露西部ブリャンスク州を飛行中の露軍機4機をPatriotで撃墜していたことが明らかになった。
 5月13日の攻撃では露軍のヘリ2機と戦闘機2機がほぼ同時に墜落し、乗員全員が死亡したとされるが5機を撃墜したとの見方もある。
 Patriotによる越境攻撃の確認は初めてで、ウクライナと米欧との摩擦の火種になりかねない。
2023.07.04
 14:06
ロイタ通信

(Yahoo)

モスクワ州でドローン3機撃墜=通信社 <2308-070406>
 複数のロシア国内通信社が非常事態省関係者の話として、モスクワ州上空で4日早くに少なくとも3機のUAVが撃墜されたと報じた。 TASS通信によると、同省関係者は「現時点の情報によると、異なる時刻にUAV 3機がモスクワに向かっていた」と指摘していた。 隣接するカルーガ州でも1機が撃墜されたという。
 ロシア通信 (RIA) によると、大統領府の南西30kmの村で2機が撃墜され、1機はカルーガ州で撃墜された。 別の1機はモスクワの西63kmに位置する町で撃墜されたという。
 現時点で負傷者や被害は報告されていない。
2023.07.04
 12:30
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍、地雷原で損傷した西側供与の戦闘車両25両の回収開始 <2308-070405>
 ウクライナ軍が6月8日に、南部ザポリージャ州マラトクマチカ南方の地雷原を突破しようとして失った西側供与の戦車、戦闘車両、工作車両など少なくとも25両の回収作業に着手した。
 ウクライナの工兵が7月1日にSNSに公開した短い動画からわかる回収作業状況は、2つの事実を物語っている。
 1つは、ウクライナ軍がマラトクマチカからロボティネを経てトクマクへ向かう軸線に沿って十分に前進し、回収作業班が安全に活動できるようになったということ。
 もう1つは、ウクライナ軍が6月8日に損失したM2 Bradley IFV 17両Leopard 2A6 MBT 4両Leopard 2R工兵車3両Wiesent工兵車1両などのうち、いくつかは修復可能だと考えていることで、一部を修復できればウクライナ軍第33独立機械化旅団と第47独立機械化旅団が南部反攻作戦の4日目にマラトクマチカ南方で受けた損害の一部は軽減できる。
2023.07.04
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 3 2023 <2308-070404>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月3日の戦況 =
 ウクライナ軍は、少なくとも3正面で反撃し、7月3日にわずかに前進した。
 ロシアのミルブロガーは、ドニプロ河東岸のヘルソン州でウクライナの活動を掌握しさらなる前進を防ぐために、ドニプロ河で小型船と機器を増やすよう求めている。
 ロシア軍は、7月3日の夜間と日中にウクライナの後部地域をUAVとミサイルで攻撃した。
 ウクライナ軍とロシア軍がスヴァトーヴェ~クレミンナの線とクレミンナの南で小規模な交戦を続けた。
 ロシア軍とウクライナ軍はバクムット地域で交戦した。
 ウクライナ軍がドネツク州西部、ドネツク~ザポリージャ州の州境近く、およびザポリージャ州西部で小規模な攻撃を続けたと伝えられた。
 ロシアの公式筋は、ロシア軍がアントニフスキー橋近くのドニプロ河東岸のヘルソン州に対するすべてのウクライナの攻撃を撃退したと主張し続けている。
2023.07.04
 07:35
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、18万人超の兵士を展開 東部の主要な前線2カ所に <2308-070402>
 ウクライナ軍の報道官が3日、ロシア軍が18万名超の兵力をウクライナ東部の主要な前線リマンとクピャンスクの2ヵ所に展開していると明らかにした。 報道官によれば、リマンとクピャンスクには12万以上のロシア軍がおり、空挺部隊や機械化部隊、陸軍の予備兵などからなる「かなり強力な集団」だという。 また、バフムートの前線には5万名がいると述べた。 マリャル国防次官はSNSへの投稿で、バフムート近郊で頻繁に衝突が発生し、状況は激しく変化していると述べた。
 ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将は3日、ロシア軍が反撃のため部隊を移動させて状況を不安定化し、ウクライナ側に損失を与えてウクライナ軍の兵站を混乱させようとしているという。
2023.07.03
 22:30
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナ反転攻勢、ロシアの塹壕一時占拠か 親ロシア派が明らかに <2308-070311>
 ウクライナザポリージャ州の親露派幹部が3日、ロシア軍が占領下に置く同州西部の集落ロボティネ周辺で前日、同軍が築いた防衛ラインがウクライナ軍の攻撃を受けたとSNSに投稿した。 一時的にロボティネ西郊の塹壕がウクライナ軍に占拠されたが、ロシア軍が砲撃で反撃し、ウクライナ軍を撤退させたという。
Robotyne の位置 (Google Map)】
 ロボティネは、ウクライナ軍が掌握する都市オリヒウの南12kmに位置し、ロシア軍にとってはザポリージャ州南部の占領地を守る重要な位置にあり、塹壕や地雷原でウクライナ国内の占領地に1,000km以上にわたって築かれた防御線の中でも最も厳しい態勢が敷かれるとされる地域の一部である。
2023.07.03
 16:10
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、1週間で37.4平方キロ奪還 激戦続く=国防次官 <2308-070306>
 ウクライナのマリャル国防次官が3日にtelegramで、東部と南部戦線について、ウクライナ軍が少しずつ前進しており、過去3週間で37.4㎢の領土を奪還したと述べた。 同次官は東部戦線では過去1週間で9㎢、南部戦線では28.4㎢を奪還し、南部戦線でこれまでに158.4㎢を奪還したという。
 ロシア軍はドネツク州のリマン、アブデーフカ、マリンカ方面を攻撃しているという。 ロシア側は週末、バフムトを取り囲む集落やそれより南部の地域でウクライナの攻撃を撃退し、北東部でウクライナ軍を抑え込むのに成功したと報告していた。
 ロイタは、どちらの報告も確認できていない。
2023.07.03
 11:02
日経新聞 ウクライナ軍の渡河成功か、東部で激戦続く 英国防省 <2308-070304>
 英国防省が1日、27日から両軍の攻防が続いていたドニエプル河東岸のヘルソン州にウクライナ軍が展開しているとの見方を示した。 米CNNなどによると、ウクライナ軍がドニエプル川東岸に橋頭堡を確保した可能性がある。
 一方、ロシア当局者は1日にtelegramで、ウクライナ軍を東岸から一掃したと主張した。 奇襲攻撃によってウクライナ軍の拠点などを占領したており、東岸にウクライナ軍の橋頭堡はないとも述べた。
 英国防省によると、ロシア軍ドニエプル河周辺の防衛にあたっていた部隊の一部をウクライナの反転攻勢が強まる南部ザポロジエ州に移動させている可能性が高い。
 ISWは1日、ロシア側が「ウクライナ軍がドニエプル河東岸のヘルソン州へ上陸する懸念を強めているとの見方を示した。
2023.07.03
 09:01
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、東部でロ軍の攻撃に直面 南部に進展=国防次官 <2308-070303>
 ウクライナのマリャル国防次官がtelegramで2日、ウクライナ軍が東部ドネツク州のアブデーフカとマリンカの近辺で前進しているロシア軍の攻撃に抵抗し、北東部ではロシア軍がルガンスク州スワトボへの攻撃を開始し激しい戦闘が行われ非常に難しい状況になっているが、ドネツク州の激戦地バフムトの周辺や南部では、攻勢が進展していると述べた。
 一方、ロシア側はバフムトを取り囲む集落やそれより南部の地域でウクライナの攻撃を撃退し、北東部でウクライナ軍を抑え込むのに成功したと報告していた。
 ロイタは、どちらの報告も確認できていない。
2023.07.03
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 2 2023 <2308-070301>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月2日の戦況 =
 ウクライナ軍は7月2日に6正面で反撃し、これらの地域の何らかの戦果を挙げたと伝えられた。
 ロシア軍は7月2日にウクライナ南部とキーウをUAVとミサイルの攻撃した。
 ロシア軍とウクライナ軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線で陣地攻撃と防御を続けている。
 ウクライナ軍とロシア軍は、バクムット周辺とアウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な戦闘を続けた。
 ウクライナ軍はドネツク州西部で小規模なな攻撃を行い、7月2日現在、前進していると伝えられている。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍とウクライナ軍がドネツク西部とザポリージャ州東部州境地域で小規模な交戦を行ったと主張した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍は7月2日現在にアントニフスキー橋近くドニプロ河東岸のヘルソン州で若干の地歩を確保しているとした。
2023.07.02
 23:07
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍がドニプロ川東岸に拠点か…ワグネルに制圧された露軍部隊、汚名返上のため死守 <2308-070208>
 英国防省が1日、ロシア軍が占拠するドニプロ河東岸にウクライナ軍が橋頭堡を確保した可能性が高いとの見方を示した。 ウクライナ軍は6月23日頃から東岸に展開し、27日頃から2022年11月に爆破されたアントノフ大橋付近で戦闘が起きている。
 これに対しロシア側幹部は7月1日、ウクライナ軍を東岸から撤退させたと主張した。 東岸を守る露軍部隊は、Wagnerの部隊が制圧した露南部ロストフ・ナ・ドヌーにある露軍南部軍管区司令部の所属とされ、ISWは1日に部隊は汚名返上のため、東岸の死守が至上命令になっているとの分析を示した。
【註】
 橋頭堡とは上陸作戦に於いて、最初に上陸した部隊は後続部隊が安全に上陸出来るようにするため、銃、機関銃や対戦車砲などの直射火器が届かない範囲を確保するが、これを橋頭堡と呼ぶ。
2023.07.02
 16:59
ロイタ通信

(Yahoo)

ゼレンスキー氏、ザポロジエ原発に「深刻な脅威」 爆発警戒 <2308-070207>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が1日にキーウを訪問したスペインのサンチェス首相との共同記者会見で、ロシア軍が占拠するザポロジエ原発について、引き続き深刻な脅威があるとし、ロシア側が局所的な爆発を引き起こす可能性に警戒感を示した。
 ウクライナ軍情報機関はこれまでに、ロシア軍が同原発に地雷を仕掛けたとの見方を示している。
2023.07.02
 16:40
CNN

(Yahoo)

反乱発生前、ワグネルにウクライナ従軍の拒否通告 ロシア <2308-070206>
 ロシア国営TASS通信とRIA Novosti通信が、ロシア下院のカルタポロフ国防委員長が2日までに、Wagnerのプリゴジン首領が武装蜂起を起こす前、ウクライナでの「特別軍事作戦」への参加はもはや認められないと通告されていたことを明らかにした。
 同委員長によると、プリゴジン首領は国防省によるWagnerへの資金援助は今後止められるとも告げられていたという。
2023.07.02
 14:22
CNN

(Yahoo)

ワグネルの戦死者「2.1万人」 ゼレンスキー氏 <2308-070205>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が1日、スペインのサンチェス首相による首都キーウ訪問に合わせた同国メディアとの記者会見で、同国東部でWagnerの戦闘員少なくとも21,000名を殺害したと述べた。
 ゼレンスキー大統領はこの中で、Wagnerが最強の部隊を配置した東部だけで戦死者は21,000名に上り、80,000名が負傷したと主張した。
 CNNはこの発言の真偽を確認できていない。
2023.07.02
 09:06
毎日新聞

(Yahoo)

ダム決壊被害のウクライナ南部で戦闘再開か 英国防省分析 <2308-070203>
 英国防省は1日、ロシア軍が占領しているドニエプル河東岸のヘルソン州で、6月下旬以降にウクライナ軍と露軍による激しい戦闘が起きているとの分析を発表した。
 6月上旬に同州のカホフカ水力発電所のダムが決壊して以降、ドニエプル河周辺は多くの建物に浸水被害が出ていたが、排水作業が進んで水位が下がったことから、戦闘が再開されたとみられる。
2023.07.02
 07:15

(17:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, July 1 2023 <2308-070202>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年7月1日の戦況 =
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍が7月1日に少なくとも4正面で反撃したと主張した。
 統合参謀本部議長のミリー大将将軍は、ウクライナの反撃作戦には西側が予想していたよりも時間がかかることを認めた。
 ロシアの当局者と情報筋は、ロシア軍が7月1日にドニプロ河東岸ヘルソン州で小規模なウクライナ軍の上陸を撃退したと主張した。
 ロシア軍はバクムット周辺での戦闘のためウクライナの他の地域から部隊を転用している可能性がある。
 ロシア軍は、スヴァトーブ~クレミンナの線で小規模な攻撃を続けた。
 ウクライナ軍はバクムット周辺で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、バクムット地域で小規模な攻撃を実施しながら空挺部隊をバクムット地域に移動させた。
 ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な攻撃を続けた。
 ロシア軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境で最近ウクライナ軍が確保した地域に反撃を続けた。
 ウクライナ軍はザポリージャ州西部で反撃作戦を続けた。
 ケルチ海峡橋でロシアがセキュリティーを強化しているため、クリミアへのロシアの兵站活動に遅れが出ている可能性が高い。
2023.07.01
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 30 2023 <2308-070106>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月30日の戦況 =
 ウクライナ軍は6月30日に少なくとも3正面で反撃した。
 ウクライナ最高司令官ザルジヌイ大将は6月30日、ウクライナ軍がリソース不足にもかかわらず、ウクライナ東部と南部で前進し続けていると述べた。
 ロシアの情報世界は、ロシア軍ドニプロ河東岸のヘルソン州からウクライナ軍の小部隊を排除できなかったことを非難している。
 ウクライナの諜報機関は、ロシア軍と当局者が、おそらく施設での故意の事故に備えて、ザポリージャ原発 (ZNPP) を徐々に離れていると報告した。 しかしロシア軍がZNPPで故意に事故を引き起こす可能性は低く、ロシアは意図的に放射線事故の脅威を利用している可能性がある。
 ロシア軍とウクライナ軍は、クピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で戦闘を続けた。
 ウクライナ軍は反撃を続け、バクムット地域で若干戦果を挙げた伝えられている。
 ウクライナ軍とロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で小競り合いを続け、ウクライナ軍は6月30日時点で前進した。
 ウクライナ軍は、ザポリージャ州西部とドネツク州とザポリージャ州の州境で反撃を続けた。
2023.07.01
 09:20
CNN

(Yahoo)

南部の橋で激しい戦闘 ロシア任命知事、ウクライナ兵30人死亡と主張 <2308-070104>
 ウクライナ南部ヘルソン州のアントニウスキー橋周辺で、ロシア軍とウクライナ軍による激しい交戦が起きている。 ウクライナがドニプロ河東岸のロシア支配地域にある戦略的に重要な領域を押さえたとの情報もあるが、ロシアが任命した当局者はこれを否定した。
 ただ、ロシアの軍事ブロガーは30日、ロシア軍が東岸からウクライナ兵を排除しようとして失敗したとし、「我々の側に死傷者が出ていて、現在も敵は東岸に引き続き小規模な橋頭堡を確保している状況だ」と述べた。 ブロガー2人によれば、ウクライナの戦闘員は橋の下に隠れており、ロシア軍は彼らに向けミサイルやロケット弾を発射しているという。
 ロシアが任命したヘルソン州のサルド知事はtelegramで30日、ドニプロ河を渡ったウクライナ兵に対するミサイル攻撃で多数の死傷者が出ており、アントニウスキー橋付近にIskanderが着弾し、戦闘員少なくとも30名が死亡、十数名が重傷を負ったと主張した。
 CNNはウクライナ側の死傷者に関する知事の主張を確認できていないが、橋の南側を捉えた動画には、橋に新たな損傷が生じ、高架道路全体が破壊されている様子が映っている。 動画の位置情報は確認済みである。
 ウクライナ軍がドニプロ河東岸に橋頭堡を確立する中、一帯では1週間近くにわたり激しい戦闘が続いている。
2023.07.01
 07:00
朝日新聞

(Yahoo)

ロシアの凍結資産31兆円 EUがウクライナ復興費用に活用検討へ <2308-070102>
 EUが6月29~30日にブリュッセルで首脳会議を開き、ウクライナの復興費用としてEU内で凍結されているロシア資産を活用する案について検討するよう、執行機関の欧州委員会に求めた。 フォンデアライエン欧州委員長は、会議後の会見で「ロシアによるウクライナの大規模な破壊行為加害者が責任を負わなければならない」と述べた。
 ロイタ通信などによると、EUは2022年2月のウクライナ侵攻を受け、ロシア中央銀行が国外に保有していた資産€200B(31兆5,000億円)以上を凍結したとされる。 この資産から生じる利子を復興支援に充てる案が検討されているが、加盟国の中には、法的根拠を明確にすべきだとの声があるという。
 欧州委は問題点を早急に詰め、具体策を近く示すとしている。
2023.06.30
 20:41
共同通信

(Yahoo)

ロシア占拠原発から退避開始か ワグネル撃墜、侵攻に影響 <2307-063021>
 ウクライナ国防省情報総局が30日、ロシア軍が占拠しているザポロジエ原発から、ロシア国営原子力企業Rosatom社の職員が退避を始めたとの情報を公表した。 ウクライナ人従業員も7月5日までにクリミア半島へ退避するよう勧告されたという。 退避の理由は明らかにしていないが、ゼレンスキー大統領はロシアが同原発でテロを準備しているとの見方を示している。
 一方でRosatom社の総裁顧問はTASS通信に、「監視を減らしておらず、活動を続けている」と述べ、ウクライナ側の主張を否定した。
2023.06.30
 16:52
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、ほぼ全戦線で主導権を握ったか 米シンクタンク分析 <2307-063018>
 戦争研究所 (ISW) が29日、ロシア軍の侵攻を受けるウクライナ軍がほぼ全戦線で主導権を握ったとの見方を示した。
 ウクライナ軍参謀本部は29日に、東部バフムート方面で「戦略的主導権」を握ったと発表したほか、ザルジニー総司令官やマリャル国防次官も同様の発言をしていた。 ウクライナ軍は同日、ウクライナ中南部ザポリージャ州西部など2地域でも前進したという。
 ISWは、ウクライナ軍がこうした発信をすることで、戦況での優位性をさらに強めようとしている可能性を指摘した。
2023.06.30
 10:24
産経新聞

(Yahoo)

南・東部で最大1.5キロ前進に成功 ウクライナ軍の反攻作戦 <2307-063011>
 ウクライナのマリャル国防次官が29日にSNSを通じ、南部ザポロジエ州方面でウクライナ軍がアゾフ海沿岸の港湾都市ベルジャンスク方向に1.3km前進したほか、東部ドネツク州バフムト方面でもウクライナ軍が1.5kmの前進に成功したと明らかにした。
 ウクライナメディアによると、ウクライナ軍幹部もバフムト周辺で同国軍が防御から攻勢に転じているとし、露軍が制圧を宣言したバフムト市内でも戦闘が起きているとした。
 一方、露国防省は29日、ドネツク州やザポロジエ州などでウクライナ軍を撃退し、多数の損害を与えたと主張した。
2023.06.30
 10:03
毎日新聞

(Yahoo)

ワグネル撃墜の露軍機、「重要な役割」のイリューシン 英分析 <2307-063010>
 英国防省が29日、Wagner部隊が撃墜した露軍機は、空中での指揮・統制機能や無線中継を担うIl-22Mだったとの見方を示した。
 同機はウクライナ侵攻で重要な役割を果たしてきたため、今回の撃墜でロシア軍の空と陸の作戦に悪影響を及ぼすと見ている。
2023.06.30
 10:00
Forbes

(Yahoo)

戦闘車両不足のウクライナ軍、装甲トラクターを改造して前線へ <2307-063009>
 ロシアの武力侵攻が始まった時点で、ウクライナ軍は1,200両のIFVを保有していたが、1年4ヵ月にわたる激闘を経てこのうち600両近くが失われた。
 ウクライナを支援する諸国は、800両のIFVを供与すると約束しているため、ウクライナ軍が装備するIFVは開戦時わり200両増える計算になるが、2022年2月に本格的な戦闘が始まって以来、ウクライナ軍は新たな旅団を数十個立ち上げ、同時に既存の旅団を増強して軽装備の戦闘車を重装備に置き換える動きも進めていることから、ウクライナ軍ではIFVが大幅な不足状態にある。
 一方で、ウクライナにはソ連で開発されたディーゼル駆動のMT-LB汎用軽装甲牽引車が数多く存在することから、ウクライナの軍事産業が、8人乗り型のMT-LBを改造してIFVに仕立て上げている。
2023.06.30
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 29 2023 <2307-063008>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月29日の戦況 =
 ウクライナ軍参謀本部は、ウクライナ軍がバクムット方向で戦略的主導性を掌握し、現在この地域で広範な攻撃を行っていると述べた。
 ウクライナ軍は、前線の少なくとも2正面で攻撃を実施し、6月29日に戦果を挙げたと伝えられている。
 ロシア軍とウクライナ軍は、クレミンナの南で小規模な交戦を続けた。
 ウクライナ軍はバクムット地域での反撃を強化し、前進したと伝えられている。
 ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の戦で小規模な攻撃を続けた。
 ロシア軍はウクライナの反撃に先立ち5月初旬に、占領下のザポリージャ州のトクマク郊外にダムを建設した。
 ロシアのロシア戦闘予備軍 (BARS) 情報筋は、ロシア軍がドニプロ河の東岸のある地域に装備を移動しているとした。
 クリミアに本拠を置くAteshパルチザン組織は、ロシア軍がクリミア北部の主要なインフラを守るためにアルミャンスクでの部隊を強化していると述べた。
Armyansk の位置 (Google Map)】
 ロシア国防省が非正規軍を国防省隷下に統合する取り組みの一環として、ロシアのコサック兵団と契約を結んだと伝えられている。
2023.06.30
 01:25
ロイタ通信

(Yahoo)

米、ウクライナ長距離ミサイル巡る決定ない 国防総省が報道を否定 <2307-063003>
 Wall Street Journal紙が29日、米欧当局者の話として米国によるウクライナへの長距離ミサイル供与の承認が間近に迫っていると報じた。
 これについて米国防総省のライダー報道官は29日、ウクライナに対する
ATACMS供与で、近く何らかの決定があるとは承知していないと述べた。
2023.06.29
 14:44
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナへの武器供与、米国民の65%が支持=世論調査 <2307-062909>
 ロイター/イプソスの世論調査によると、米国人の過半数がウクライナへの武器供与を支持しており、それが中国などの競合国に対し国益と同盟国を守る意志を示すことになると考えている。
 26~27日に実施した調査では、武器供与の支持は65%で、5月の46%から大きく上昇した。 支持政党別では民主党が81%で、共和党は56%、無党派は57%だった。
2023.06.29
 13:38
Bloomberg

(Yahoo)

中立国スイス、ウクライナ向けの戦車約100両売却計画を却下 <2307-062908>
 スイス政府はRUAG社が予定していた100両近い戦車の売却を阻止した。 これらの戦車はウクライナがロシアとの戦争で使用する予定だった。
 申請が却下されたのは、現在イタリアに保管されているLeopard 1 96両で、これらの戦車はドイツで改修され、ウクライナに送られる予定だった。
 スイス政府は、売却申請は適用される法律に反するとし、スイスは中立国であり、紛争地域向けの武器販売を承認することはできないと説明している。
2023.06.29
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 28 2023 <2307-062903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月28日の戦況 =
 ロシアの情報筋は、Wagnerの反乱がすでにロシアの指揮構造に広範な影響を及ぼしていると推測した。
 ロシア当局が6月28日にスロビキン陸軍上級大将を逮捕し、クレムリンに不誠実と見なされる人物を一掃するつもりである可能性があると伝えられている。
 ベラルーシは、6月28日にベラルーシにロシアとベラルーシに合同訓練センターを設立することに関する合意を正式に批准した。
 ショイグ露国防相が6月28日にイラン軍参謀総長のバゲリ少将と電話会談した。
 未確認の報告によると、ロシア軍憲兵がシリアでWagner Gp.の司令官を拘留したとされている。
 ウクライナ軍は少なくとも4正面で反撃した。
 ロシア軍とウクライナ軍は、クレミンナ、バクムットの近く、およびドネツク州西部で交戦した。
 ロシア軍は6月27日の夜にドネツク州のクラマトルスクで民間インフラを打撃した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がザポリージャ州西部で反撃を継続し、6月27日と28日にヘルソン州のアントニフスキー橋近くのドニプロ河東岸で威力偵察を行ったと主張した。
【註】
 威力偵察とは、敵に攻撃を仕掛けてその反応を見ることで敵情を探る戦術行動で、あくまでも情報取得の活動で本格的な攻撃とは区別される。
2023.06.28 Janes Ukraine conflict: Skynex air-defence system to be delivered to Kyiv by end of 2023 <2307-062825>
 Rheinmetall社が6月27日、ウクライナは2023年中にSkynex
SHORAD/VSHORAD 2門を納入すると発表した。
 Rheinmetall社が海外からSkynex 2門を受注し2024年初めに納入すると発表した同日の2022年12月9日に、ドイツのHandelsblatt紙はドイツ政府当局者の話としてウクライナへ納入すると報じていた。 この際同社はJanesに、ウクライナからの発注を否定していた。
【註】
 SkyNexはRheinmetall社に吸収されたスイスの元Oerlikon社が開発したトラックへの搭載が可能なMk3 35mm対空機関砲とレーダ及びSky Master FCSから成るシステムで、2016年に発表されていた。
2023.06.28 Janes Ukraine conflict: Netherlands orders Leopard 2A4 tanks for Kyiv <2307-062824>
 Rheinmetall社が6月27日、オランダとデンマークからウクライナへ送るLeopard 2A4 14両を受注したと発表した。 両国国防省は4月20日にLeopardをウクライナへ供与すると発表していた。
 両国のLeopard 2A4はRheinmetall社でオーバーホールされ、2024年1月に納入が開始される。
2023.06.28
 21:13
AFP=時事

(Yahoo)

リトアニア、地対空ミサイルシステム購入 ウクライナに供与へ <2307-062821>
 リトアニア政府が28日、ウクライナに供与するためにノルウェー製のNASAMS 2個システムを購入したと発表した。 ウクライナに3か月以内に到着するという。
この発表は、リトアニアのナウセーダ大統領がウクライナのゼレンスキー大統領と会談するためキーウ入りしたタイミングで行われた。
2023.06.28
 14:40
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍指揮官、プリゴジン氏の反乱計画を事前に認識=米紙 <2307-062814>
 New York Times紙が米情報機関の説明を受けた米政府高官の話として27日、ロシア軍首脳がWagnerのプリゴジン首領による武装反乱の計画を事前に知っていたと報じた。
 同紙によると、この軍首脳は2022年10月から2023年1月までウクライナ侵攻を統括した前総司令官のスロビキン上級大将で、1月にショイグ国防相はゲラシモフ軍参謀総長を最高司令官に任命し、スロビキン上級大将を副司令官としていた。
 米情報当局の説明を受けた政府高官らは、スロビキン上級大将がプリゴジン首領の計画を支援したかどうかを把握しようとしているという。 また、他のロシア軍指揮官らがプリゴジン首領を支援した可能性も示されているという。
2023.06.28
 13:44
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ産穀物、ほぼ全量をドナウ川経由で輸出する準備必要=港湾局 <2307-062812>
 ウクライナ港湾局が27日、ロシアが黒海の穀物輸送回廊の運営を事実上妨害しているため、ほぼ全ての穀物輸出をドナウ川経由で行う準備を整える必要があると述べた。
 ロシアは7月18日に期限を迎える黒海の穀物輸送回廊の合意延長について、一連の要求が満たされない限り延長には応じないと警告している。
2023.06.28
 11:01
Abema Times

(Yahoo)

ウクライナ軍、侵攻前から親ロシア派勢力に実行支配されていた地域を奪還か イギリス国防省 <2307-062808>
 英国防省が27日、ウクライナ軍がドネツク州で前進し、2014年以降に親露派勢力に実効支配されていた地域を、ウクライナ軍が奪還した可能性が高いという見方を示した。
 英国防省は「ドンバス全域でのウクライナ軍の同時多発的な攻撃が、この地域で活動するドネツク人民共和国軍とロシア南部のチェチェン共和国部隊を疲弊させた可能性が高い」と指摘した。
2023.06.28
 10:50

(20:50 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 27 2023 <2307-062807>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月27日の戦況 =
 ウクライナ軍は少なくとも4正面で反撃し、6月27日に戦果を挙げたと伝えられている。
 ロシア軍とウクライナ軍は、スヴァトーヴェの北西とクレミンナの南に小規模な交戦を続けた。
 ウクライナ当局は、ウクライナ軍がロシアでの武装反乱を利用して、6月27日現在バクムット地域での反撃を強化していることを示唆した。
 ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域で反撃を続けた。
 ロシアのミルブロガーは、ヘルソン市の南に進出しようとしているウクライナ軍に懸念を表明した。
2023.06.28
 06:29
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア軍、民間人800人以上を拘束 9割以上を拷問虐待、国連調査 <2307-062804>
 ウクライナで活動する国連の人権監視団のボグナー団長が27日、国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)が発表した報告書を元に、2022年2月にウクライナに侵攻を開始して以来、ロシア軍が800人以上の民間人を恣意的に拘束し、うち77人を処刑したと発表した。 国連が詳細に調べることができた事例では、9割以上が拷問や虐待を受けていたという。
 OHCHRの調査団は70回に及ぶ収容施設への訪問と1,000人以上を対象にした聞き取り調査を実施したという。
2023.06.27
 13:43
Kyiv Independent Czechia provides 76 IFVs, 24 tanks to Ukraine in 2023 <2307-062715>
 ラジオプラハが6月27日、チェコが2023年の1月から5月の間にウクライナに対し、MBT 24両IFV 76両
ATGM 645発を供与したと報じた。
 チェコはこの他に対空システム用車両16両、砲弾57,000発、SAM 144発、CBR防護装置なども供与している。
2023.06.27
 12:00

(22:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 26 2023 <2307-062711>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月26日の戦況 =
 プーチン大統領は6月26日に演説を行い、できるだけ多くのWagner戦闘員にロシア軍に加わるよう説得しようとしたことから、クレムリンは、ロシアがウクライナでの作戦やその他の国際的な関与を維持するためにWagner軍を維持することを目指していることを示した。
 Wagner Gp.の将来は不透明だがプリゴジンは含まれない可能性が高く、また独立の組織として残らないとみられる。
 ウクライナ軍は反撃を継続し、6月26日の時点で前線の少なくとも2正面で前進した。
 ロシア軍は、スヴァトーブの北西とクレミンナの南に小規模な攻撃を実施した。
 ウクライナ軍とロシア軍はバクムット周辺で交戦を続け、ウクライナ軍は6月26日の時点で前進したと伝えられている。
 ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な攻撃を実施した。
 ウクライナ軍とロシア軍はドネツク州とザポリージャ州の州境付近で小競り合いを続け、ウクライナ軍は6月26日の時点で戦果を挙げた。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がザポリージャ州西部で小規模な地上攻撃を続けたとした。
 衛星画像によると、ウクライナ軍は6月26日現在、ドニプロ河東岸のヘルソン州アントニフスキー橋の近くの地点を確保していることが確認された。
 ロシア下院は、民間軍事会社 (PMC) が囚人を募集することを禁止する法律を可決した。
2023.06.27
 10:32
AFP=時事

(Yahoo)

ワグネルのモスクワ進軍、安保上の問題露呈 プリゴジン氏 <2307-062709>
 Wagnerのプリゴジン首領が26日、Wagner部隊のモスクワへ向けた進軍により、ロシアが国内での非常に深刻な安全保障上の問題を露呈したと指摘した。
 Wagner部隊は、進路上にある空軍基地など全ての軍事施設を制圧しながら、モスクワまで200kmの地点まで迫ったと語った。
2023.06.27
 10:00
AP News

(Yahoo)

ウクライナ軍東部戦線で前進 集落解放でロシア軍に圧力 <2307-062708>
 ウクライナ国防省が6月26日、陸軍第31独立機械化旅団第2機械化大隊が、ドネツク州とザポリージャ州の州境に近いリブノピルで集落を奪還したことを明らかにした。  マリャル国防次官もtelegramに、「リブノピルが我が軍の支配下に戻った。 さあ、前進だ」と投稿している。
2023.06.27
 07:36
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、前線の全区域で前進=ゼレンスキー大統領 <2307-062707>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が26日、前線の拠点を視察したのちに列車からビデオ演説し同国軍が前線の全ての正面で前進したと明らかにした。
2023.06.27
 07:00
朝日新聞

(Yahoo)

プーチン氏、ワグネル存続認めず 「首謀者は犯罪行為、分裂企てた」 <2307-062706>
 Wagnerのプリゴジン首領による反乱をめぐり、プーチン大統領が26日夜に国民に向けてTV演説を行い、プリゴジン首領の名指しは避けつつ、「反乱の首謀者は犯罪行為や国の分裂、弱体化を企てた」と厳しく批判した。
 演説ではWagner戦闘員についてウクライナ侵攻への貢献をたたえる一方、「国防省などと契約し、ロシアの兵役を続ける機会がある。 ベラルーシにも行ける。 選択はあなたたちにある」と述べ、実質的にWagnerの存続を認めない考えを示した。
2023.06.27
 06:57
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、東部ドネツク州に注力 ウクライナ軍発表 <2307-062705>
 ウクライナ軍参謀本部は26日に、ロシア軍は引き続きリマンやバフムート、マリンカ方面などウクライナ東部ドネツク州の都市への攻撃に注力していると明らかにした。
 日中に35回以上の戦闘が行われたという。
2023.06.27
 03:03
ロイタ通信

(Yahoo)

プリゴジン氏、沈黙破る 「政府転覆意図せず」 米は関与否定 <2307-062703>
 Wagnerのプリゴジン首領は26日、武装蜂起後初めて沈黙を破ってtelegramに11分の音声声明を投稿し、政府を転覆させる意図はなかったとのコメントを発表した。
 プリゴジン首領は進軍の目的をワグネルの破壊を回避し、ウクライナに対する特別軍事作戦で過ちを犯した者の責任を追及するためだったという認識を示した。
2023.06.27
 02:23
ロイタ通信

(Yahoo)

米、早ければ27日に対ウクライナ追加軍事支援発表へ 最大5億ドル <2307-062702>
 米国が早ければ27日にも、ウクライナに対する$500Mにのぼる追加軍事支援を発表する予定と当局者が述べた。
 今回の支援策にはBradley IFV 30両Stryker APC 25両が含まれるほか、HIMARS弾、Javelin
ATGM、Stinger MANPADS、Patriot弾が含まれるという。
 ただ支援策はまだ最終決定されておらず、変更される可能性もあるという。 ホワイトハウスは現時点でコメント要請に応じていない。
2023.06.26 Janes Russian Air Force suffers significant losses in Wagner mutiny <2307-062617>
 ロシア空軍が6月24日にWagnerの攻撃により、Ka-52 1機、Mi-8 4機、Mi-35 1機、Il-22 1機撃墜され、合わせて29名を失った。
2023.06.26
 23:28
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、南東部で9番目の集落を奪還 「130平方キロを解放」 <2307-062616>
 ウクライナのマリャル国防次官が26日、反攻開始初期に奪還した複数の集落のすぐ西側に位置するリブノピル村の制圧に成功したと発表した。
Rivnopil の位置 (Google Map)】
 これによりウクライナは、6月に9集落を奪還したとみられる。 次官によると、反攻開始以来ウクライナは南部で130㎢を奪還した。 奪還時期は明言しなかった。
2023.06.26
 20:23
時事通信

(Yahoo)

ウクライナに車両を追加支援 豪 <2307-062615>
 アルバニージー豪首相が26日、ウクライナに装甲車28両と特殊作戦用車両14両、トラック、トレーラーなど軍用車両70両の追加支援を行うと発表した。
 総額はAUD110M(106億円)になる。
2023.06.26
 20:00
ロイタ通信

(Yahoo)

EU、ウクライナ軍事支援で基金35億ユーロ増額 <2307-062613>
 EUのボレル外交安全保障上級代表が26日、ウクライナ向けの軍事支援に利用されている基金
EPF上限を€3.5B ($3.8B) 引き上げ€12B超にすることで合意し、加盟国政府に要請したことを明らかにしていた。
 EUはウクライナ向け軍事支援としてEPFからすでに€4.6Bを割り当てている。
2023.06.26
 17:23
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ南部の戦況、この1週間でほとんど変化なし=国防次官 <2307-062610>
 ウクライナのマリャル国防次官が26日、同国南部の前線でロシア軍からさらに領土を奪還したが、戦況はこの1週間ほとんど変っていないと述べた。
 一方で、リマン、バフムト、アブデーフカ、マリンカを含む東部の前線では、この1週間に250回の戦闘が繰り広げられ、「まだ激しい戦闘が続いている」とした。
2023.06.26
 14:00
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、東部バフムート周辺で前進 ロシア側の死者20人と発表 <2307-062609>
 ウクライナ軍が25日、ドネツク州で直近2日間にロシア軍と20回以上交戦したと発表した。 参謀本部によると、ロシア軍からは1日のうちに計25回の空爆があった。 またロシア軍が1ヵ月前から突破をめざしているハルキウ州のクピャンスクでは激しい砲撃を受けた。 だが参謀本部は、ロシア側による新たな占領地の拡大をすべて阻止したと主張している。
 ウクライナ軍東部方面部隊報道官は、この1日にバフムートの南方と北方で600~1,000m前進し、ロシア軍の200名近くが死亡し、さまざまな装備が破壊されたと述べた。
 CNNはウクライナ軍による発表の真偽を確認できていない。
2023.06.26
 12:23
CNN

(Yahoo)

ワグネルが撃墜したロシア軍機か SNSに残骸の画像 <2307-062608>
 Wagnerが撃墜したとされるロシア軍機の動画と画像がSNS上で公開された。 現場はロシア南部の農村部で、機体の残骸に書かれた文字から、ロシア空軍の空中司令・通信本部としても使われるIl-22と判明した。 墜落の原因は不明だが、その瞬間をとらえた動画は、ミサイルかロケット弾で撃墜されたことを示している。
 ロシアの軍事ブロガーは24日、10名を乗せたIl-22がWagner部隊に撃墜されたと述べた。 ロシア国防省はIl-22の損失を認めるコメントを出していない。
 またロシア国営TVのChannel 1の記者によれば、南西部ボロネジ近郊で航空機が墜落しWagnerのプリゴジン首領が乗員の遺族に補償金の支払いを申し出た。
 プリゴジン首領は墜落機に言及していないが、これとは別に24日にロシアの戦闘ヘリが撃墜されたと発表し、25日にはボロネジ州で墜落したとされるロシア軍のKa-52攻撃ヘリの残骸の動画が流れた。 ロシア軍事ブロガーの1人は、このヘリがWagnerに撃墜され、乗員が死亡したと主張した。
2023.06.26
 12:02
テレ朝 News

(Yahoo)

プリゴジン氏“消息不明” ベラルーシ政府、到着未確認か <2307-062607>
 モスクワへの進撃を停止したWagnerのプリゴジン首領が消息不明となっていて、各国が動向を注視している。
プリゴジン首領はロシアのロストフ州を24日夜に出発して以降、広報担当も連絡が取れていないとしていて、消息不明になっている。
2023.06.26
 08:56
ロイタ通信

(Yahoo)

武装反乱のプリゴジン氏、代理見つかるまで処罰保留か=英国防専門家 <2307-062605>
 プーチン大統領が国軍に武力で立ち向かう者は処罰すると述べていたが、Wagner首領のプリゴジン処遇は明らかになっていない
 英King's Collegeのミロン研究員は、アフリカなどで展開しているとみられるワグネル部隊の代理指導者が見つかるまで処罰を保留するとの見方を示した。
2023.06.26
 08:28
産経新聞

(Yahoo)

「ワグネル反乱、前線に影響せず」 ウクライナ軍、東部で1キロ前進 <2307-062604>
 ウクライナ軍東部方面部隊報道官が25日、バフムト周辺でウクライナ軍が最大1km前進し、露軍に400名の損害を与えたと発表した。 報道官はWagnerの武装反乱は前線の戦況に影響を与えていないとも説明した。
 ウクライナ軍は現在、ザポロジエ州方面とバフムト方面で反攻を行っており、ザポロジエ州方面では露軍の支配下にある重要都市メリトポリやベルジャンスクの奪還を目指しているとみられる。
 バフムト方面では露軍に打撃を与え、露軍が主目標とするドネツク州全域の制圧を阻止する構えである。
2023.06.26
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 25 2023 <2307-062603>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月25日の戦況 =
 Wagner軍は6月25日、ロストフの陣地とモスクワへの経路から撤退し続けているが、クレムリンがWagner戦闘員をどう活用するかは不明のままである。
 ウクライナ軍は、少なくとも3正面で反撃を続けている。
 ウクライナで作戦を行っているロシア軍の能力はWagnerの武装反乱でも影響を受けていないようである。
 ウクライナ中央軍事情報局 (GUR) のブダノフ長官が6月23日、ロシア軍がザポリージャ原発への攻撃の準備を終えたと警告した。
 ロシアが国境を越えてスームィ州に、攪乱偵察隊を侵入させようとした。
Sumy Oblast の位置 (Google Map)】
 ロシア軍は、スヴァトヴェ、バクムットの近く、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な地上攻撃を続けた。
 ロシア軍とウクライナ軍は、ドネツク西部とザポリージャ州西部で小規模な交戦を行った。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がヘルソン州のアントニフスキー橋の近くに陣地を維持していると主張した。
Antonivskyi橋の位置 (Google Map)】
2023.06.26
 06:22
FNN Prime

(Yahoo)

ウクライナ軍 東部戦線で前進 ロシア軍士気“低下”米分析 <2307-062602>
 ウクライナの国防次官が24日、東部の部隊がバフムトを含む複数の方面に向けて攻撃を開始し、全正面で前進がみられていることを明らかにしたが、英国防省も戦況分析で、ウクライナ軍が東部と南部を中心に大規模攻撃を展開していて、徐々にではあるが重要な地域で着実に作戦を進めているとの見方を示した。
 ロシア軍も東部で攻撃に向けた準備を進めているとの情報もあるが、ISWはWagnerの武装反乱が前線で戦っているロシア軍兵士の士気を、ほぼ間違いなく低下させるだろうと分析している。
2023.06.25
 22:45
時事通信

(Yahoo)

ワグネル反乱でロシアに亀裂 ウクライナ侵攻は「戦略的失敗」 米国務長官 <2307-062512>
 ブリンケン米国務長官が25日にCNN TVなどで、Wagnerの反乱によってロシア国内で以前にはなかった亀裂が現れていると述べ、対ロシア反転攻勢を続けるウクライナを利するとの見解を明らかにした。
 ブリンケン長官は反乱について、ロシアの内政問題とした上で、プーチン大統領の権威やウクライナ侵攻の前提そのものに疑問を投げ掛けたとし、今後数日から数週間で事態がさらに展開するとの見通しも示し、侵攻が「全くの戦略的失敗だった」と断じた。
2023.06.25
 12:00

(22:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 24 2023 <2307-062510>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月24日の戦況 =
 ロシア大統領府が6月24日遅く、ベラルーシのルカシェンコ大統領が、Wagnerのプリゴジン首領がロシアで刑事告発されることなくベラルーシに移るという取引をしたと発表した。 Wagner戦闘員の一部は、ロシア国防省と契約を結んで、Wagner構成員は武装反乱への関与に対して起訴されることはない。
 Wagnerはロストフナドヌにあるロシア南方軍管区本部を包囲し、モスクワ市から330km以内まで進んだが、Wagner軍はまもなく基地への撤退を開始すると伝えられ、プリゴジン首領がロストフナドヌを出発する様子の映像を流した。
 ルカシェンコが仲介した合意では、Wagnerは新たな組織の一部として残ることができるものの、プリゴジン首領率いる独立した組織としては排除される可能性が非常に高い。
 ロシア軍は、Wagnerの武装反乱にもかかわらず、6月24日にここ数ヶ月で最大規模のミサイル攻撃を開始した。
 ウクライナ軍は前線の少なくとも正面で反撃を実施し、6月24日に前進したと伝えられており、接触線以外でも戦闘を続けた。
2023.06.25
 11:02
AFP=時事

(Yahoo)

ワグネル進軍、歓迎するロシア住民 <2307-062508>
 ロシア軍指導部の打倒を宣言したWagnerが24日、モスクワへと向けた進撃を停止したが、一時掌握していたロシア南部軍管区司令部などが置かれるロストフ州の州都ロストフナドヌーでは、地元住民から歓迎される様子が見られた。
 Wagner隊員は地元住民と言葉を交わした他、写真撮影にも応じていた。 また、Wagnerのロゴが入った旗を掲げ進軍を歓迎する男性や、隊員と抱擁を交わす少年の姿もあった。 プリゴジン首領は24日、部隊が「発砲を伴わずに」南部軍管区司令部に入ったと明らかにし、地元住民の支持も得ていると主張していた。
2023.06.25
 09:53
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、ロシアに多方面攻撃 国防次官が発表 <2307-062507>
 ウクライナのマリャル国防次官がtelegramで24日、Wagnerの武装蜂起で混乱するロシア軍に対し、東部の部隊が同日にバフムート、ヤヒドネなど数ヵ所で複数の方向に攻撃を仕掛けたと発表した。 マリャル次官は全方面で前進があると述べたが、それ以上の詳細には言及しなかった。
 次官はまた、ウクライナ南部で激しい戦闘が続いていて、ロシア軍は守勢に回り、ウクライナ軍の動きを必死に阻止しようとしていると主張した。
2023.06.25
 09:36
CNN

(Yahoo)

ワグネルの戦闘員、基地に戻り軍と契約へ ロシア大統領府 <2307-062506>
 ロシア大統領府のペスコフ報道官が、Wagnerのプリゴジン首領との間で結ばれたWagner部隊のモスクワへの進撃中止に関する合意の詳細を明かし、希望する者はロシア国防省と契約することになると述べた。 ペスコフ報道官は、Wagner戦闘員が進軍に参加したことで法的措置を受けることはないとも語った。
 大統領府はウクライナの前線での「彼らの英雄的な行動にいつも敬意を払っている」とした。
 プリゴジン首領は方針転換した合意についてほとんど詳細を明らかにしていない。
2023.06.25
 07:25
毎日新聞

(Yahoo)

プーチン大統領、軍事蜂起のプリゴジン氏を反乱罪に問わず <2307-062505>
 ペスコフ大統領報道官が国営メディアで、プーチン大統領はWagnerが武装蜂起した問題について24日にプリゴジン首領を反乱罪に問わない決定を下したことを明らかにした。
 プリゴジン首領がモスクワへの進撃停止と事態の沈静化に同意したためという。
2023.06.25
 06:49
産経新聞

(Yahoo)

ワグネル撤収を発表 プリゴジン氏はベラルーシへ <2307-062504>
 ロシアのプーチン政権に対して反乱を起こしたWagnerのプリゴジン首領が24日夜、流血の事態を回避するためとして、モスクワまで200kmの距離に到達していたWagner部隊を野営地に引き返させるとSNSで表明した。 ウクライナに戻るとみられる。
 これに先立ちベラルーシのルカシェンコ大統領プリゴジン首領と会談し、ワグネル部隊の移動を停止させることで合意したと発表した。
 TASS通信は24日、露司法当局がプリゴジン首領への刑事訴追手続きを停止し、プリゴジン首領はベラルーシに向かうと報じた。
 露メディアによると、Wagner部隊は24日夜に占拠していた南部ロストフ州などから撤退を始め、露正規軍との大規模な衝突が起きる事態は回避された。
2023.06.25
 02:56
日テレ News

(Yahoo)

プリゴジン氏「流血避けるため部隊を戻す」ワグネル部隊の移動停止に同意か <2307-062502>
 ベラルーシ外務省が、ベラルーシのルカシェンコ大統領がWagnerのプリゴジン首領との交渉を行った結果、プリゴジン首領が部隊の移動を停止することに同意したと発表した。  ロイタ通信によると、プリゴジン首領も「流血を避けるため、部隊を戻す」とのメッセージを表明したという。
 Wagnerは24日、ロストフナドヌーにあるロシア南部軍管区司令部を占拠したほか、部隊の一部がモスクワから南におよそ500kmに位置するボロネジを通過し、モスクワに向かって北上していると報じられていた。
Voronezh の位置 (Google Map)】
2023.06.25
 01:04
毎日新聞

(Yahoo)

モスクワで「外出禁止令」 ワグネルの部隊に備える措置か 英BBC <2307-062501>
 BBCによると、モスクワ市当局が24日に市民に向けて当面は外出を控え、週明け26日月曜日も仕事を休むよう呼びかけた。 Wagner部隊がモスクワに向けて移動していることに備える措置だとみられる。 モスクワ市当局は「対テロ作戦」の実施を宣言した。
 ワグネルはロシア南部ロストフ州の軍拠点などを掌握した後、一部の精鋭部隊を電撃的にモスクワに向かわせている模様である。
2023.06.24
 23:17
毎日新聞

(Yahoo)

ワグネル創設者「大統領の要求には屈しない」 ロシア軍と戦闘始まる <2307-062417>
 Wagnerのプリゴジン首領が23日にtelegramで、ウクライナ侵攻に加わるワグネル部隊の拠点がロシア軍の攻撃を受けたと批判し「正義の行進」を行うと宣言し、翌日に露南部ロストフ州に入り州都ロストフナドヌーの南部軍管区司令部を制圧した。 これに対しプーチン大統領は24日にTV演説でWagnerの行動を「反乱」と指弾し容認しない姿勢を強調した。
 プリゴジン首領はプーチン氏の演説後にtelegramで「大統領は大きな間違いを犯した。 誰も大統領の要求には屈しない」と訴え、従わない姿勢を強調し、「我々は愛国者だ」とも述べ、露西部など一部で鎮圧する露軍とWagnerの戦闘が始まった。
2023.06.24
 18:15
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、河川巡視艇隊を創設 戦略河川ドニプロ川を防衛 <2307-062416>
 ウクライナ軍が、ドニプロ河の警備や防衛を担う河川巡視艇隊を創設した。
 今まではソ連時代の装備品や戦闘用に改造した民間船舶などを装備していたが、米国やNATO加盟国、他の支援国からの援助も最近取り付けた。
 米国防総省によると、米国だけで河岸警備任務に適した哨戒艇62隻を供与し、その中にはSeaArk Dauntless型哨戒艇の少なくとも18隻が含まれるとした。
 SeaArk Dauntless型哨戒艇は全長10m、速力35ktで、機関銃3丁と40mm擲弾発射筒も装備しいる。
【註】
 ウクライナは独自でGurza-M (Viper-M) 型ミサイル搭載河川哨戒艇20隻の建造を進めており、6月に8番艇を就役させた。
【関連記事:2307-061214 (Janes 2023.06.12)】
 Gurza-M型哨戒艇は全長23m、幅4.8m、排水量54t、速力25ktで、ウクライナ製のBM-5M.01 Katran-M CIWS 2基を前後に装備している。  Katran-M CIWSはZTM-1 30mm機関砲を中心に、Baryer SSM 2発、KBA-117 (AG-17) 30mm擲弾発射筒、KT-7 7.62mm機銃、902V type 81mm発煙発射筒6本とEO照準装置から成る。
2023.06.24
 16:44
ロイタ通信

(Yahoo)

プーチン氏「武装蜂起」鎮圧すると表明、ワグネルトップは投降拒否 <2307-062415>
 プーチン露大統領が24日に緊急TV演説を行い、Wagnerの武装蜂起を反逆に当たるとして鎮圧する方針を国民に説明した。
 これに対しWagnerのプリゴジン首領はすぐに反応し、音声メッセージで投降する考えはないと表明した。
2023.06.24
 16:32
ロイタ通信

(Yahoo)

ワグネル、南部の司令部占拠 ロ軍ヘリが南西部で部隊攻撃 <2307-062414>
 Wagnerのプリゴジン首領が24日にソーシャルメディアに投稿した動画で、Wagner部隊がロシア南部ロストフナドヌーを占拠したと表明した。 ロシアのショイグ国防相とゲラシモフ軍参謀総長に面会に来るよう要求した。
 動画はプリゴジン首領の広報担当者が投稿したもので、プリゴジン首領は自らの現在地についてロストフにあるロシア軍南部軍管区司令部だと説明した。 また、市内の軍関連施設は全てワグネルの支配下にあると述べた。
 この動画では、プリゴジン首領に行動を思いとどまるよう呼びかけるビデオを公表していたロシア軍のアレクセーエフ中将がプリゴジン氏と一緒に映っていた。
2023.06.24
 14:21
日テレ News

(Yahoo)

ワグネル、ロシア南部ロストフの空港と軍事施設を占拠か プリゴジン氏がメッセージ投稿 <2307-062413>
 Wagnerのプリゴジン首領が、ロシア南部の主要都市ロストフにある空港と軍事施設を自らの部隊が占拠したとの声明をSNSに投稿した。
 Wagnerはウクライナ侵攻でロシア軍に協力して戦闘に加わっていたが、最近では戦闘の方針をめぐってロシア国防省との対立が深まっており、こうした中でプリゴジン首領は23日、ロシア軍から攻撃を受けたと主張した上で「全力で対抗する」などと述べていた。
2023.06.24
 13:26
毎日新聞

(Yahoo)

ワグネル創設者が「正義の行進」宣言 ロシア軍と武力衝突の可能性 <2307-062412>
 Wagnerのプリゴジン首領が23日にtelegramで、ウクライナ侵攻に加わるWagner部隊の拠点がロシア軍の攻撃を受けたと批判して正義の行進を行うと宣言し、24日には部隊をロシア南部ロストフ州入りさせたと表明した。
 TASS通信によると、連邦保安庁 (FSB) は23日、プリゴジン首領が「武装反乱を呼びかけた」として捜査を開始した。 また報道によると、FSBはWagnerの兵士にプリゴジン首領の拘束を呼びかけ、モスクワの警備体制が強化されているが、ロシア軍とワグネル部隊の武力衝突に発展する可能性も出てきた。
 ロイタ通信などによると、プリゴジン首領はロシア軍に対して「徹底的にやる準備はできている」と述べた。 また、Wagnerの兵士を阻止するために配置されたロシア軍兵士が道を譲ったと主張し、「我々の部隊はあらゆる場所で国境を越えている」とした上で「邪魔するものはすべて破壊する」と警告した。 タス通信などによると、ロストフ州のゴルベフ知事も同日、住民に中心部に近づかないよう呼びかけた。
 ペスコフ大統領報道官によると、プーチン大統領もプリゴジン首領の発言を含む現在の状況について説明を受けており、「必要な措置が取られる」と語った。 ただしプリゴジン首領はプーチン大統領に対する直接的な批判はしていない。
2023.06.24
 13:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ、工兵車レオパルト2Rの半数失うも他の特殊車両で地雷原に対応 <2307-062411>
 ウクライナ軍第33機械化旅団第47強襲旅団の部隊が、6月8日にウクライナ南部ザポリージャ州マラトクマチカの南に広がる地雷原に突入したことは世界中で大きく報じられたが、これらの旅団はその日、保有するものの中で最高の車両、Leopard 2A6 MBT 1両M2 Bladrey IFV 10数両Leopard 2R工兵車を3両を失った。
 なかでもフィンランドが供与したLeopard 2Rの損失は最も注目すべきもので、失った3両はウクライナ軍が装備する同型車の半分を占めていた。 Leopard 2RはフィンランドのPatria社が地雷を除去し、塹壕を埋め、土手を崩せるよう設計した。
2023.06.24
 12:47
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア反政権派の元石油王、プリゴジン氏の支持呼び掛け <2307-062410>
 ロンドンで亡命生活を送っているロシアの元石油王で反政権派のホドルコフスキー氏が24日、ロシア軍指導部の打倒を宣言した同国のWagnerのプリゴジン首領を、大統領府を敵に回すと自分で決めた以上、たとえ極悪人であろうと支援することが重要だと訴え、支持するよう国民に呼び掛けた。
 ホドルコフスキー氏はSNSで、「今すぐ支援しなければならない。 必要なら、われわれも戦う」と投稿した。
2023.06.24
 12:32
AFP=時事

(Yahoo)

ロシアが放射性物質漏れ画策 ウクライナ、国民に冷静な対応呼び掛け <2307-062409>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が今週、ロシア軍が占拠しているザポリージャ原発放射性物質の漏出を伴うテロ攻撃を画策していると主張したのを受け、ウクライナ保健省は22日夜にパニックを起こして安定ヨウ素剤を買いだめしないよう国民に呼び掛けた。 保健省は、安定ヨウ素剤の誤った服用による副作用について警告し、命に関わる恐れもあると強調した。
 ロシア大統領府は「うそ」だと否定したが、ゼレンスキー大統領の発言を受け、多くのウクライナ国民が警戒を強め、多くの薬局で安定ヨウ素剤の需要が急増した。
2023.06.24
 10:48
Ukrinform ウクライナ軍、露軍巡航ミサイルを41弾撃墜 <2307-062408>
 ウクライナ空軍は、24日未明のロシア軍のミサイルと自爆型UAVの攻撃の際に、41発のCMと2機の自爆型UAVを撃墜したと報告した。
 発表には、「6月24日未明、敵はウクライナ領に対して、カスピ海方面のTu-95MSとTu-22M3 10機からKh-101/Kh-555
ALCM 40発、北方、南方、東方からは8機の航空機からKh-22 9発、黒海海上からはKalibur CM 2発、Shahed 136/131自爆型UAV 2機で攻撃した」と書かれている。
 ウクライナ軍は、Kh-101/Kh-555は40発全てを撃墜Kaliburは1発撃墜、Shahedは全2機を撃墜したと書かれている。
2023.06.24
 10:45

(20:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 23 2023 <2307-062407>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月23日の戦況 =
 Wagnerのプリゴジン首領が、6月23日に武装反乱を開始したようであるが、ロシア大統領府はプリゴジン首領の行動に反対しているようである。
 プリゴジンは、ロシア国防省に対して真に武装反乱を行うつもりである可能性がある。
 ロストフ・ナ・ドヌのロシア軍南部軍管区司令部に対するWagnerの攻撃は、ウクライナでのロシアの戦争遂行に大きな影響を与えるであろう。
Rostov-on-Don の位置 (Google Map)】
 プリゴジン首領が明らかに武装反乱を開始したのは、Wagner軍に対する彼の支配を維持するためであると見ている。
 プリゴジン首領の意図は、ロシア軍の上級将校と軍人からの忠誠を得ることであった可能性が高いが、Wagner所属のスロヴィキン陸軍大将武装反乱の呼びかけを非難したことを考えると、彼は十分な軍事的な支援を確保する可能性は低い。
 Wagner Gp.が国防省を脅かすことができたとしても、プーチン大統領がプリゴジンに同意して国防省を倒す可能性は非常に低い。
 ウクライナ軍は6月23日に前線の少なくとも2正面で反撃した。
 ロシア軍は6月23日、主にフメリニツキー州のウクライナ飛行場を目標に、ウクライナに対してミサイルとUAV攻撃を実施した。
 ロシア軍はクピャンスク地域で小規模な攻撃を続け、ロシア軍とウクライナ軍はクレミンナの南で小競り合いを続けた。
 ロシア軍はバクムット地域で確認された攻撃を実施しなかった。
 ロシア軍とウクライナ軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な戦闘を続けた。
 ロシア軍とウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境地域での交戦を続けた。
 ウクライナ軍はザポリージャ州西部で反撃を続けた。
2023.06.24
 10:35
AFP=時事

(Yahoo)

ワグネル部隊、ロシアの軍用ヘリ撃墜 プリゴジン氏 <2307-062406>
 Wagnerのプリゴジン首領が24日朝、Wagner部隊がロシアのヘリ1機を撃墜したと発表した。
 プリゴジン首領は新たな音声メッセージで、「Wagner部隊は民間人の車列を銃撃したヘリを撃墜した」と述べた。 プリゴジン首領は、民間車両に交じって移動していたWagner部隊への空爆をゲラシモフ参謀総長が命じたと非難している。
 プリゴジン首領の主張については検証できていない。
2023.06.24
 09:18
ロイタ通信

(Yahoo)

ワグネル創設者、ロシアに進軍と表明 ウクライナから南部へ部隊 <2307-062405>
 Wagnerのプリゴジン首領が24日にtelegramに音声を投稿し、Wagner軍がウクライナから国境を越えてロシア南部ロストフに入ったと表明した。
 プリゴジン首領は、部隊の進路を妨げるものは誰であろうと撃破すると述べ、ロシア軍と徹底的に対峙する用意があると発言した。
2023.06.23
 20:54
AFP BB ロシア軍、ウクライナ軍の反攻受け「後退」 ワグネル創設者 <2307-062313>
 Wagnerのプリゴジン首領が23日、ロシア軍ウクライナ東部と南部でのウクライナ軍による反転攻勢を受けて後退していると述べた。
 プリゴジン首領はSNSに、「ロシア軍はザポリージャとヘルソンの前線で後退しており、ウクライナ軍はロシア軍を押し返している」と投稿した。
2023.06.23
 12:58
BBC News

(Yahoo)

ウクライナ、クリミア半島と結ぶ橋を攻撃か 英長距離ミサイルを使用とロシア <2307-062308>
 ウクライナ南部ヘルソン州とクリミア半島を結ぶチョンハル橋が22日にミサイル攻撃を受けた。
 チョンハル橋は並行する2本の橋からなるが、ロシアが任命したヘルソン州トップのサルド氏によると、2本とも損傷した。 サルド氏が投稿した複数の画像では、2本の橋の片方にぽっかりと穴が開いていることがわかる。 同氏は、すぐに修復作業が行われ、車両は一時的に別のルートを通ることになるとしている。 ロシアに任命されたヘルソン州の別の当局者は、修復作業は数週間かかる可能性があるとしている。
 チョンハル橋はクリミア半島からウクライナ本土南部の前線への最短ルートで、ロシア占領下の都市メリトポリへと続く重要な連絡路でもある。 メリトポリは今月初めにザポリッジャ州で始まったウクライナの反転攻勢の攻撃目標のひとつだと考えられている。
 ウクライナ軍報道官はウクライナの国営TVで、狙いはロシアの補給路寸断だと述べた。 ウクライナ軍情報当局者は、さらなる攻撃が続くだろうと述べた。
2023.06.23
 09:30

(19:20 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 22 2023 <2307-062304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月22日の戦況 =
 ウクライナ軍は少なくとも3正面で反撃を継続し、6月22日に戦果を挙げたと伝えられている。
 ショイグ国防相が、軍再編の一環として新たな軍団を編成して西部軍管区を増強すると共に、予備軍を6月末までに編成すると発表した。
 ロシア国防省が7月1日の期限までに、志願兵部隊を完全に正規軍に組み入れる可能性は低い。
 ゼレンスキー大統領は、ウクライナの諜報機関がロシア軍がザポリージャ原発 (ZNPP) で妨害活動を行う準備をしていると見ていると述べた。
 ウクライナ軍は、ウクライナ南部のロシア軍兵站線の攻撃を強化している可能性がある。
 ロシア軍とウクライナ軍は、クピャンスク~スヴァトーブの線で戦闘を続け た。
 ウクライナ軍はクレミンナの近くで反撃を続けた。
 ロシア軍はバクムットの近くで小規模な上攻撃を行った。
 ロシア軍とウクライナ軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な戦闘を行った。
 ウクライナ軍とロシア軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境で交戦し続けた。
 ウクライナ軍はザポリージャ州西部で反撃した。
2023.06.23
 09:27
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍を犯罪者リストに、ウクライナで昨年子供136人殺害=国連 <2307-062303>
 ロイタが、グテレス国連事務総長が22日に国連安全保障理事会への報告書で、ロシアが2022年にウクライナで136人の子どもを殺害したと非難し、ロシア軍をグローバル犯罪者リストに加えたことを確認した。 国連はまた、ロシア軍とその関連グループが518人の子どもに傷害を負わせ、学校や病院を480回攻撃し、さらに91人の子どもを人間の盾にした。
 報告書はまた、ウクライナ軍も80人の子どもを殺害し、175人の子どもに傷害を負わせたほか、学校と病院に212回の攻撃を行ったことも確認したが、ウクライナ軍はグローバル犯罪者リストには入っていない。
2023.06.22
 15:10
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ経由のロシア産ガス供給、来年停止も= FT <2307-062212>
 ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相が、Financial Times紙の取材で、同国経由で欧州にロシア産ガスを供給する契約が2024年末で期限切れになり、供給が停止する可能性があると述べた。 ウクライナ経由のロシア産ガス供給は欧州のガス輸入全体の5%近くを占める。
 2019年に締結したウクライナを経由する契約の契約期間は5年間で、ウクライナとロシアが契約更新で合意する可能性は低いという。
 ロシア国営Gazprom社が2022年に、ウクライナ経由でモルドバ向けに輸送しているロシア産ガスの供給を削減すると警告したのを受け、欧州のガス価格が値上がりした。
 ハルシチェンコ・エネルギー相は、欧州は過去に同様な供給減少にLNGなどの代替輸入でに対応しており、一段の供給削減への備えは比較的できているとの見方を示した。
2023.06.22
 14:10
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、ヘルソン州とクリミア結ぶ橋にミサイル攻撃 <2307-062210>
 ウクライナ南部ヘルソン州のロシア支配地域とクリミア半島の当局者が22日、両地域を結ぶチョンガル橋がウクライナのミサイル攻撃を受け、通行できなくなっていることを明らかにした。
 チョンガル橋は、2014年にロシアが一方的に併合したクリミアと本土を結ぶ数少ない橋の一つで半島と大陸を結ぶ狭い地峡の代わりとなっている。
Chongar Strait の位置 (Google Map)】
 ロシアが任命した同州のサルド知事によると、Storm Shadowで攻撃された可能性が高い。 クリミアのアクシヨノフ知事は、橋の通行がいつ再開できるかを判断するため専門家が現場を調査していると述べた。
 RIA通信によると、ロシアの調査チームは、ウクライナ軍がミサイル4発を発射したと伝えた。 そのうちの一発の残骸にはフランスで製造されたという表示があったという。
2023.06.22
 13:13
CNN

(Yahoo)

東部ドネツク州で激戦続く、南部で前進と主張 ウクライナ軍 <2307-062209>
 ウクライナ軍参謀本部が22日までに、ロシア軍が引き続きリマンやバフムート、アウジーイウカ、マリンカといった地域に重点を置くなか、東部ドネツク州で激しい戦闘が続いているとの見解を示した。 参謀本部によれば、これらの地域では過去1日の間にロシアが複数の攻勢を仕掛け30回を超える交戦が起きたものの、不成功に終わったという。
 ウクライナ軍参謀本部と南部の統合軍のタルナフスキー司令官は、ザポリージャ方面やヘルソン方面ではロシア軍は守勢に回り、ウクライナ軍が前進していると述べた。
 タルナフスキー司令官はtelegramで南部の町タブリナに触れ、過去1日の間に死傷した敵の規模はほぼ3個中隊に相当し、ウクライナは敵の装備品68品目を破壊、損傷させ、我が軍は組織的に敵を陣地から駆逐しつつ前進していて、成功はすでに明白になっていると説明した。
 ウクライナ軍第3強襲旅団の旅団長はバフムートの戦況について、ロシア軍は失った陣地の一部を回復しようと試みたものの、不成功に終わったとの見解を示した。
2023.06.22
 11:23
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア国防省は「国民を欺いている」 ワグネル創設者 <2307-062207>
 Wagnerのプリゴジン首領が21日に広報を通じて発表した音声メッセージで、ロシア国防省は真実を語っておらず、実際にはウクライナ軍に領土を奪われていると非難した。
 また、ウクライナ軍はすでにドニプロ河を渡河しようとしていると警告し、こうした事実は国民の目から完全に隠されており、気付いた時にはクリミア半島もウクライナの手に渡っていることだろうと訴えた。
2023.06.22
 08:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 21 2023 <2307-062204>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月21日の戦況 =
 ウクライナ軍は6月21日に前線の少なくとも3正面で反撃した。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアの効果的な防御によりウクライナ軍の反撃が予想よりも遅れていることを認めた。
 ウクライナのUkroboronprom社が6月20日、ウクライナが航続距離1,000kmのUAVを製造し、試験に成功したと発表した。
 ロシア軍とウクライナ軍がクピャンスク~スヴァトーブの線で交戦している。
 ウクライナ軍はクレミンナの近くで反撃を続けた。
 ロシア軍とウクライナ軍がバクムット地域とアウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な交戦を続けた。
 ウクライナ軍は、ドネツクとザポリージャ州の間の州境で小規模な攻撃を実施した。
 ロシア軍とウクライナ軍は、ザポリージャ州西部で小規模な攻撃を実施した。
 ロシア軍は、黒海艦隊の一部として新しいアゾフ海軍区を編成した伝えられている。
2023.06.21
 17:42
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍、東部で攻勢に ウクライナ、防戦認める <2307-062109>
 ウクライナのマリャル国防次官が20日、東部ドネツク州北部のリマンやハリコフ州クピャンスク方面など複数の地域でロシア軍が攻勢に出ていると述べ、ウクライナ軍が防戦に回っているとの認識を示した。
2023.06.21
 08:37
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア、精鋭の空挺部隊を東部戦線に増派…ウクライナの南部反攻を妨害か <2307-062105>
 ウクライナのマリャル国防次官が19日、ロシア軍ハルキウ州東端クピャンスクからドネツク州の要衝リマン方面に延びる戦線に精鋭の空挺部隊などを増派して攻撃を強化しているとSNSで述べた。
 大規模な反転攻勢を展開するウクライナ軍が南部に戦力を集中するのを妨害する狙いとみられる。
2023.06.21
 06:15

(16:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 20 2023 <2307-062104>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月20日の戦況 =
 ウクライナ軍は6月20日に前線の少なくとも2正面で反撃した。
 ロシア軍は6月20日にウクライナにミサイルとUAVでの攻撃を実施した。
 ロシア軍はクレミンナの近くでやや激しい攻撃を行った。
 ロシア軍とウクライナ軍はバクムット付近で交戦を続けた。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ウクライナ軍は、ザポリージャ州とドネツク州の州境で反撃した。
 ウクライナ軍はザポリージャ州西部で小規模な攻撃を続けた。
2023.06.21
 06:02
ロイタ通信

(Yahoo)

飛行距離1000キロの国産ドローン配備に成功=ウクライナ <2307-062103>
 ウクライナ国営軍事企業Ukul Obolon Prom社が20日、航続距離1,000kmの国産UAVの配備に成功したと発表した。
 広報担当者は、ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将ら軍幹部と撮影した写真をfacebookに投稿し、この写真はUAVが1,000kmの飛行に成功した後に撮影したものとした。
 ただ詳細には触れておらず、UAVの試験飛行を意味するのか部隊配備されたことを意味するのかは不明である。
2023.06.20
 19:59
AFP=時事

(Yahoo)

ハンガリーが捕虜との連絡妨害 ウクライナ主張 <2307-062021>
 ウクライナ外務省が19日、ロシアからハンガリーに引き渡されたハンガリー系ウクライナ人捕虜11人との連絡を、ハンガリー政府が妨害していると非難した。
 ロシア正教会は6月、ハンガリー系少数民族が住むウクライナ西部ザカルパッチャ州出身の捕虜の一行をブダペストに移送したと明かした。 同州にはハンガリー系少数民族約10万人が暮らしている。
 ウクライナ外務省報道官はfacebookへの投稿で、捕虜は隔離されており「ウクライナの外交官はここ数日、自国民と直接連絡を取るためにあらゆることを試みたがかなわなかった」と主張した。
 ハンガリーは、ウクライナ侵攻開始後もロシアとの関係を維持している。
2023.06.20
 10:57
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍、数千人規模を要衝バフムトなどに転戦か…ウクライナ軍の反攻激しい地域へ増援 <2307-062015>
 英国防省が19日、ロシア軍がウクライナドニプロ川東岸に配置していた数千名規模の部隊を、ザポリージャ州やドネツク州の要衝バフムトに移動させ始めた可能性が高いとの分析を明らかにした。 分析によると、ウクライナ軍の反転攻勢が激しい地域への増援が目的で、空挺部隊や海軍歩兵部隊も含まれるとみられる。
 ヘルソン州のカホフカ水力発電所ダムが決壊し、洪水を引き起こしたことで、ウクライナ軍がドニプロ河を渡河してロシアが占領する東岸に攻撃を仕掛ける可能性が低くなったと判断した模様である。
 ただ、ウクライナ軍がドニプロ河の水位が下がった15日に東岸への上陸を試み、露軍と銃撃戦になったとの報道がある。 ウクライナ軍関係者は渡河する橋頭堡を築き始めたと明らかにしており、露軍の転戦部隊は出はなをくじかれた可能性もある。
2023.06.20
 10:24
AP News

(Yahoo)

ウクライナ南部戦線でも戦果 ザポリージャ州で集落を解放 <2307-062013>
 ウクライナ軍で最も精強な部隊の一つとされる第128独立山岳強襲旅団第2独立歩兵大隊が6月18日に南部ザポリージャ州で、プヤティハートキ集落をロシア軍から解放した。
Pyatykhatky の位置 (Google Map)】
2023.06.20
 09:50
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、ドンバス地域東部でウクライナ軍の反攻撃退と主張 映像公開 <2307-062012>
 ロシア国防省は19日に動画を公開し、ウクライナによる反攻が集中して行われている地域の1つのドンバス地域東部のノボドネツク村でウクライナ軍の攻撃を撃退したと主張した。
Novodonets'ke の位置 (Google Map)】
 同省によると、ロシア太平洋艦隊の海軍歩兵隊が夜間攻撃を撃退し、ウクライナの装甲車を破壊したという。
 ロイターは戦況を独自に確認できなかった。
2023.06.20
 09:42
Ukrinform ロシア軍、ウクライナを自爆型無人機で攻撃 防空システムが35機中32機撃墜 <2307-062011>
 ウクライナ空軍がtelegramで、ロシア軍が20日未明にウクライナ各地を自爆型UAVで攻撃したが、飛来した35機中32機を撃墜したと発表した。 35機の内30機のShahedは空軍が、残り2機は陸軍が撃墜したという。
 他方、西部リヴィウでは重要インフラにUAVが着弾した。
2023.06.20
 08:31
ロイタ通信

(Yahoo)

欧州5ヵ国、仏製防空システム共同調達で合意文書締結=関係筋 <2307-062008>
 関係筋が19日、フランス、ベルギー、キプロス、エストニア、ハンガリーの5ヵ国がフランス製Mistral SAM(註:
MANPADS)の共同調達に関する合意文書に署名したことを明らかにした。
 関係筋によると、5ヵ国はパリで開かれた欧州大陸全体での防空能力強化の取り組みに関する国防相会合の冒頭で文書に署名した。
2023.06.20
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 19 2023 <2307-062006>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月19日の戦況 =
 ウクライナ軍は6月19日に、少なくとも3正面で反撃し戦果を挙げた。
 ロシア軍は6月19日にウクライナ南部をUAVとミサイルで攻撃した。
 ブリンケン米国務長官が、中国政府がロシアにウクライナで使用する殺傷兵器を提供しておらず今後も提供しないことを繰り返したと報告した。
 Lockheed Martin社がNATO諸国がウクライナに送ることに同意すれば、ウクライナがF-16を飛行させ維持するのを支援する準備ができていることを示した。
 ロシア軍はクピャンスク地域で戦果を上げ、スヴァトーヴェ~クレミンナの線で攻撃を続けた。
 ウクライナ軍が反撃を続ける一方で、ロシア軍はバクムットの近くで小規模な攻撃を行った。
 ロシア軍とウクライナ軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線に小規模な戦闘を行った。
 ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境に沿って小規模な攻撃を行った。
 ウクライナ軍はザポリージャ州西部で小規模な攻撃を行った。
 ロシアの情報筋は、ザポリージャ州占領当局者を乗せた車がクリミア占領下のシンフェロポリで爆発したと主張した。
Simferopol の位置 (Google Map)】
2023.06.20
 07:21
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、爆薬搭載の戦車を遠隔で「爆破」 新しい戦術か <2307-062005>
 ロシア国防省はSNSへの投稿で、大量の爆薬を搭載した戦車を遠隔操作して、ウクライナの拠点を破壊したと発表した。 戦車には3.5tのTNT爆薬と、100kgの炸薬を充填した爆弾5個を搭載したと説明した。 ロシア軍の新たな戦法とみられる。
 戦車の準備と攻撃を行った指揮官によれば、戦車は操縦士が手動でウクライナ側へと向け、ウクライナ軍から300m離れた場所で飛び降り、戦車がウクライナの陣地に近づくと無線で爆発させたという。
2023.06.20
 04:28
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、欧米軍需企業の生産拠点誘致で協議 <2307-062003>
 ウクライナのボイエフ戦略産業次官が19日、UAVを含む兵器の生産を強化するため、ウクライナ国内への生産拠点誘致を巡りドイツ、イタリア、フランスなどの軍需メーカーと交渉中だと明らかにした。
 今後数ヵ月以内に契約を結ぶ可能性があるという。
2023.06.20
 03:11
毎日新聞

(Yahoo)

NATO、ウクライナ早期加盟の本格議論しない方針 7月の会議 <2307-062002>
 ストルテンベルグNATO事務総長が19日にショルツ独首相と会談した後の共同記者会見で質問に答え、7月にリトアニアで開かれる首脳会議では、ウクライナの早期加盟を受け入れるための本格的な議論はしない方針を示した。
 NATOは7月の首脳会議にウクライナのゼレンスキー大統領を招く方針だが、ゼレンスキー大統領は加盟に向けた具体的な進展が示された場合のみ出席する考えを示している。
2023.06.20
 01:29
Kyiv Independent Macron says SAMP/T air defense systems 'deployed and operational' in Ukraine <2307-062001>
 マクロン仏大統領が6月19日、イタリアと共同でウクライナに供与したSAMP/T SAMが既にウクライナに展開しoperationalになっていると述べた。
 SAMP/Tはウクライナに対するBMの大規模攻撃に備えて2月に供与が決まっていた。
2023.06.19
 20:16
讀賣新聞

(Yahoo)

プーチン氏を恐れる部下から誤った情報提供か、ウクライナ反攻巡る戦況報告に疑念が再燃 <2307-061910>
 プーチン大統領がウクライナ軍の大規模な反転攻勢について積極的に発言し、自ら情報戦を主導しているが、不正確な情報もありプーチン大統領への戦況報告が的確かどうかという疑念が再燃している。 ロシアのウクライナ侵略をめぐっては、プーチン大統領の機嫌が悪くなることを恐れる部下が誤った情報を提供していると指摘される。
 プーチン大統領は16日にサンクトペテルブルクの国際会議の全体会合でウクライナ軍Patriotについて、「露軍はキーウ付近で5個セットを破壊した」という趣旨の発言をしたが、ウクライナに配備されているPatriotは2個セットである。
2023.06.19
 18:28
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、南部で新たな集落奪還と表明 2週間で113平方キロ <2307-061909>
 ウクライナ軍が19日、ロシアが占領するザポロジエ州の集落ピャチハトキを奪還したと表明した。 過去2週間で113㎢の領土を奪還したとしている。
 ロシア側が任命したザポロジエ州の当局者は18日、ウクライナ軍がピャチハトキを奪還したが、その後は押し戻されて現在「グレー」エリアになっていると述べた。
 ウクライナのマリャル国防次官は、同国軍が過去2週間で最大7km前進し、8個集落を解放したとtelegramに投稿した。
 英国防省は19日、ロシアがこの10日間にドニプロ河東岸の部隊をザポロジエやバフムトに配置替えし始めたもようだと指摘した。 カホフカダム決壊に伴う洪水で、ウクライナ軍による大規模な渡河作戦の可能性が低下したとロシアが考えている可能性があるという。
2023.06.19
 16:20
CNN

(Yahoo)

ウクライナ南部の前線で「最も激しい戦い」 ゼレンスキー氏 <2307-061908>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が18日の定例報告で、南部の前線で最も激しい戦闘が行われていると述べたほか、東部でロシア軍を撃退しているウクライナ軍をたたえ、ウクライナ軍が前進していると述べた。 ウクライナ軍参謀本部は18日に、ロシア軍がリマンやバフムート、アウジーイウカ、マリンカといった方面に引き続き戦力を集中していると述べた。
 ゼレンスキー大統領は、Patriotがひとつも破壊されておらず、過去1週間約30発のミサイルと約50機の攻撃型UAVを破壊したと述べた。 ウクライナ空軍はロシア軍への攻撃を、過去1週間で100回以上実施したという。
 ウクライナによる反転攻勢の序盤は、ロシア軍の防衛線を試すような攻撃と一定の前進がみられたものの、大きな突破口は開けていない
 ロシア国防省は18日、ウクライナ軍は南部のザポリージャ州の方面で最も活発に前進していると述べた。
2023.06.19
 09:48
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、新たに南部の集落を奪還か 露国防省は否定 <2307-061904>
 ウクライナ軍の反攻作戦の主要方面の一つであるザポロジエ州の南側を占拠する親露派勢力幹部のロゴフ氏が18日、同州の集落ピャチハトキがウクライナ軍に奪還されたとSNSで明らかにした。
 ただ、露国防省はほぼ同時刻に、「ピャチハトキに対するウクライナ軍の攻撃を撃退した」とする現場部隊の報告をSNSで発表するなど、情報が錯綜している。
2023.06.19
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 18 2023 <2307-061903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月18日の戦況 =
 ウクライナ軍は6月18日に少なくとも4ヵ所の前線で反撃を続けたが、領土の奪還は限られていた。
 ウクライナ軍は、今後の作戦に向け戦術を再評価するために、反撃を一時停止している可能性がある。
 EU域内市場委員が6月18日、EUがウクライナへの武器の供給を加速していると発表した。
 ロシア軍は、スヴァトーブの北とクレミンナの南に小規模な攻撃を行った。
 ロシア軍とウクライナ軍は、バクムット周辺とアウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な交戦を行った。
 ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州間の州境で反撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がザポリージャ州西部でのウクライナの反撃を撃退し続けていると主張した。
2023.06.19
 08:22
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、前線3カ所で激戦と発表 ウクライナ大統領「反攻順調」 <2307-061902>
 ロシア政府が18日にウクライナの前線3ヵ所で激しい戦闘があったと発表した。 一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は自国軍が敵の前進を阻止し、反攻が順調に進んでいるとの認識を示した。
 ロシア側が任命したウクライナ南部ザポロジエ州の当局者によると、ウクライナ軍は同州の集落ピャチハトキを奪還し、ロシアの砲撃にさらされながらそこで守りを固めている。一方、ロシア国防省の日報は前線の3ヵ所でウクライナの攻撃を撃退したとしているが、ピャチハトキには言及しなかった。 ロシアの軍グループBoctokによる別の声明では、ウクライナはこの集落の奪取に失敗したという。
 ウクライナ軍参謀本部による夜の報告も、ピャチハトキには言及していない。 ウクライナは先週の反攻開始時にピャチハトキ付近の集落であるロブコベとさらに東方のドネツク州の複数の集落を奪還したと発表した。
Piatykhatky の位置 (Google Map)】
 ロイターは、戦況を独自に確認できていない。
2023.06.18
 22:02
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア、内陸国境州に地対艦ミサイル配備…小型でレーダー検知しにくく「新たな脅威」 <2307-061813>
 ウクライナ空軍報道官が15日、最近露軍がウクライナ北部と接する露西部ブリャンスク州に射程260kmのKh-35地対艦ミサイルを発射するBal-Eを配備したことを確認したと発表した。
 地上の目標にも発射できるBal-Eが発射するKh-35は小型でレーダが検知しにくいため、新たな脅威と位置付けた。 Bal-はE既に南部ミコライウ州などで使われていると明らかにしたほか、南部クリミアに配備されているとの情報もある。
 米欧が供与した防空システムをキーウ一帯にくぎ付けにし、ウクライナ軍の東/南部での大規模な反転攻勢を妨害する狙いとみられる。
2023.06.18
 17:43
時事通信

(Yahoo)

港湾都市近郊の武器庫破壊 ウクライナ軍、反攻の成果強調 <2307-061810>
 ウクライナのメディアが18日、ウクライナ軍がロシアの占領下にあるヘルソン州の港湾都市ヘニチェスク近郊の村で大規模な武器庫を破壊したと発表したと報じた。
 この中で当局者は、部隊が大きな打撃を与えて武器庫は炎上したとし、ウクライナ側に飛来する砲弾は減少することになると作戦の成果をアピールした。
Henichesk の位置 (Google Map)】
 ヘニチェスクはヘルソン州の主要都市で、ロシア側当局は2022年11月にウクライナ軍の攻撃で州都ヘルソンからの撤退を余儀なくされた後、アゾフ海に面するヘニチェスクを臨時州都と位置付けている。
 事実なら、ウクライナ軍が占領地の深い部分で反転攻勢を進めていることを示す。
2023.06.18
 16:57
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシアが爆発物仕掛ける、カホフカダム破壊で証拠発見= NYT <2307-061809>
 New York Times紙が16日に複数のエンジニアと爆発物の専門家の話として、ロシア支配地域にあるカホフカダムが6月に破壊されたのはロシアが仕掛けた爆発物によるものであることを示す証拠があると報じた。
 同紙は調査の結果、ダムのコンクリート基盤を通る通路に置かれた爆発物が爆発したことを示唆する証拠が見つかったと報じ、「この証拠はダムが、これを管理する側であるロシアが仕掛けた爆発物によって損傷したことを明確に示している」とした。
2023.06.18
 14:53
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア兵の死者、名前確認分だけで2.5万人 英BBCなど独自調査 <2307-061807>
 Kyiv Independentが18日、BBCロシアの独立系メディアMediazonaによる独自調査で、2022年2月のウクライナ侵攻以降に死亡し名前が確認できたロシア兵が25,000名に達したことが分かったと報じた。
 BBCとMediazonaによると、2022年2月からの15ヵ月間で死亡したロシア兵25,528名の名前を確認したという。 両社はロシア国内の地方当局が発表する訃報SNSに投稿された情報をもとにウクライナでの戦死者の名前を調査し、定期的に人数を発表しており、実際の死者数はこれよりはるかに多いとしている。
 Mediazonaによると、ロシア国防省は地元当局に戦死者数が明らかにならないよう、訃報を公表しないように働きかけている可能性もあるとして、名前などのデータは、ボランティアがロシア各地の墓地を訪問して得たという。
2023.06.18
 10:59
毎日新聞

(Yahoo)

ウクライナ支援向けで米に砲弾提供「できない」 木原官房副長官 <2307-061805>
 木原官房副長官が18日にフジテレビ「日曜報道」に出演し、日本政府がウクライナ支援に向けて米国に砲弾の提供を検討しているという海外メディアの報道について「日米間でそういった合意があるということは承知していないし、今の防衛装備移転三原則、運用指針の下ではこういったことはできない」と述べた。
 一方で「2022年に改定した国家安全保障戦略とその中で防衛装備移転三原則、その運用指針も見直しを検討するとなっていて与党で検討いただいており、議論を見守って、やるべきことがあれば見直してやらせていただく」とも語った。
2023.06.18
 10:53
毎日新聞

(Yahoo)

ウクライナ「南部で戦術的成功」 ロシア優位との見解も 続く激戦 <2307-061804>
 ロシアの侵攻を受けるウクライナのマリャル国防次官が17日にtelegramへの投稿で、ウクライナ軍が南部で戦術的な成功を収め、最大2km前進したと明らかにした。 マリャル次官によると、南部ではウクライナ軍が複数の集落を奪還し、少しずつ前進を続けているという。
 一方、英国防省は17日、ロシア軍が前線から100km離れた空港に攻撃ヘリ20機以上を追加配備したとし、ヘリによる地上攻撃によりロシア軍が「南部で一時的に優位に立っているとみられる」と分析している。
2023.06.18
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 17 2023 <2307-061802>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月17日の戦況 =
 ウクライナ軍は少なくとも4正面で反撃を続けている。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミナの線で小規模な攻撃を実施し、ウクライナ軍はクレミンナの西と南で局地的攻撃を行ったと伝えられている。
 ロシア軍とウクライナ軍は、バクムット地域とアウディーイウカ~ドネツクの線で小規模な交戦を続けた。
 ロシア軍は、おそらく6月16日にヴーレダールの近くで占領地を拡大し近くを攻撃し続けた。
 ウクライナ軍は、ドネツク西部とザポリージャ州東部の州境界近くで反撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がザポリージャ州西部での攻撃を強化したと主張した。
2023.06.17
 21:20
讀賣新聞

(Yahoo)

ドニプロ川の渡河作戦、東岸で銃撃戦…ウクライナが反撃拠点の橋頭堡目指す <2307-061709>
 ウクライナ軍関係者が16日、ウクライナ軍がノバカホフカに橋頭堡を確保する作戦を開始したとSNSで明らかにした。
Nova Kakhovka の位置 (Google Map)】
 16日のロシアIzvestiya紙現地報道によると、東岸を占領する露軍との銃撃戦は15日夜にノバカホフカで起きた。 カホフカ水力発電所ダムの決壊で洪水被害を受けた地域だが、当時、水は引いていたという。 ウクライナ軍は大規模反攻でドニプロ河を渡河して東岸に上陸してクリミア方面に前進するシナリオが取りざたされていたが、ダム決壊で先送りを余儀なくされていた。
 ウクライナ軍南部方面部隊報道官は16日、露軍が東岸に部隊を戻し始めたと指摘した。
 ウクライナ陸軍司令官は16日にバフムトを巡る攻防に関し、ウクライナ軍が前進を続けており、露軍が部隊をバフムトに増強し続けているとSNSで明らかにした。
 ウクライナ国防次官は16日、ウクライナ軍が反攻で奪還を目指す拠点都市が集中するザポリージャ州一帯の二つの戦線では、露軍の航空戦力と火力の優勢を認めつつ、「それぞれ2km前進し、戦術的な成功を収めている」とSNSに投稿した。
2023.06.17
 15:11
時事通信

(Yahoo)

ウクライナ、さらに進軍か 高官「南部で最大2キロ」 <2307-061708>
 ウクライナ軍は16日、南部などでロシアに対する反転攻勢を継続した。
 ウクライナのマリャル国防次官は通信アプリで「南部では各方面で最大2km前進している」と説明し、ISWも「前線の少なくとも3地域で戦果を挙げたと報告されている」とした。
 反転攻勢の本格化から1週間以上が過ぎた。 ウクライナのゼレンスキー大統領は国民向け演説で「最も重要なのはわれわれの前進だ」と強調した。
2023.06.17
 12:00
Forbes

(Yahoo)

スウェーデンの CV90 歩兵戦闘車、ウクライナに到着 反攻に参加へ <2307-061706>
 ウクライナ軍が同国南部でロシア軍に対する反転攻勢を開始してわずか4、5日後、スウェーデンに派遣されていたウクライナ軍兵士が、数ヵ月間にわたるCV 90
IFVの操法訓練を終了した。
 ウクライナ軍は、南部ザポリージャ州で開始したロシア軍に対する攻勢で、すでに多数のM2 Bladrey IFVを失っていることから、このタイミングは重要である。
 CV 90は重量37t、乗員3名で、40mm砲を搭載している。
2023.06.17
 07:15

(17:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 16 2023 <2307-061705>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月16日の戦況 =
 ウクライナ軍は6月16日、前線の少なくとも3正面で反撃を続け、戦果を挙げたと伝えられている。
 ロシア軍は6月15日~16日にかけて、CMと突入UAVでキーウとクルィヴィーイ・リーフを攻撃した。
 アフリカ16ヵ国の首脳は、共同平和使節団として、6月16日にキーウでゼレンスキー大統領と会談した。
 ロシア大統領府は、発表された計画に沿ってロシアがロシア管理下の戦術核弾頭をベラルーシに移送し始めたと主張した。
 ロシア軍はスヴァトベ~クレミンナの線を小規模攻撃した。
 ロシア軍とウクライナ軍は、バクムットの近くとアウディーイウカ~ドネツク市の線で交戦した。
 ウクライナ軍はヴーレダール地域で攻撃を続けた。
Vuhledar の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境近くで反撃を続け、この地域で戦果を挙げたと伝えられている。
2023.06.17
 08:00
共同通信

(Yahoo)

ロシア将校2000人超死亡か 英報道、兵士高年齢化も <2307-061704>
 BBC放送が16日、BBCとロシアの独立報道機関などによる調査の結果、ウクライナ侵攻で死亡したロシア将校が2,100名以上に上ることが判明したと報じた。 中佐以上では少なくとも242名という。 戦闘機の操縦士は少なくとも159名が死亡した。
 ロシア兵の死者数が増える中、高年齢化や訓練の未熟さが徐々に目立つようになっていて、侵攻開始当初の戦死者は20歳前後の職業軍人が多かったが、最近3ヵ月は動員兵や民間軍事会社ワグネルの戦闘員が増加し、刑務所から動員された30代半ばの男性といったケースも顕著になっている。
2023.06.17
 05:49
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ理事会設置へ NATO 協議枠組み格上げ <2307-061702>
 ストルテンベルグNATO事務総長がブリュッセルで15~16日に開かれたNATO国防相会合閉幕後の記者会見で16日、ロシアの侵攻を受けるウクライナとの協議の枠組みを現在の委員会から理事会へ格上げする方針を示した。
 ウクライナのNATOへの早期加盟は困難だが、理事会の設置について政治的にウクライナをNATOに近づけることが目的だとしている。
2023.06.17
 00:06
Kyiv Independent Defense Ministry: Ukraine advances 2 kilometers in multiple directions <2307-061701>
 ウクライナのマリャル国防次官が戦況報告で16日、ウクライナ軍が複数の正面で2km程度前進していると述べた。 ただ、軍は防勢作戦と攻勢作戦を合わせて行っているという。
 マリャル次官は14日にはドネツク州とザポリージャ州の数ヵ所で200~500m前進していると述べていた。 また11日には6.5km前進して90㎢を奪回し、ロブコベ、レバドネ、ノボダリフカ、ネスクチネ、ストロジェヴェ、マカリフカ、ブラホダトネの7ヵ村を解放したと述べていた。
2023.06.16
 19:55
時事通信

(Yahoo)

ウクライナ首都にミサイル攻撃 使節団到着に合わせ <2307-061615>
 ウクライナ軍が16日、首都キーウ上空でロシアのミサイル12発を撃墜したと発表した。 撃墜されたのは、Kinzhal 6発Kalibur 6発で、さらに
ISR UAV 2機も破壊したという。
 キーウにはこの日、アフリカ諸国首脳らの使節団が到着して、和平について会談が行われるのを前にした攻撃だった。
2023.06.16
 12:42
CNN

(Yahoo)

ロシアの「キンジャル」をパトリオットで破壊、ウクライナ軍指揮官が振り返る <2307-061608>
 ウクライナ軍がロシアのKinzhal 6発をPatriotで撃墜した時の様子について、Kinzhalを撃破したことは後になるまで分からなかったという。
 撃墜した第96 SAM旅団のヤレメンコ旅団長はウクライナ国防省のウェブサイトに、Kinzhalを撃墜したのに気付いたのは、専門の分析官が残骸を調査した後だったと語った。
2023.06.16
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 15 2023 <2307-061605>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月15日の戦況 =
 ウクライナ軍は少なくとも3方向で反撃を続け、6月15日に戦果を挙げたと伝えられている。
 ロシア軍は6月15日早朝にウクライナ全土をUAVとミサイルで攻撃した。
 西側諸国は、今後数ヵ月以内にF-16と追加のLeopard MBTをウクライナに提供する可能性がある。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線で小規模な攻撃を続けた。
 ウクライナ軍とロシア軍はバクムット付近で交戦し、ロシア軍は6月15日に占領域を広げた。
 ウクライナ軍とロシア軍がアウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な交戦を行ったと伝えられた。
 ロシア軍とウクライナ軍はドネツク州西部で交戦した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がザポリージャ州西部で攻撃を続けたと主張した。
2023.06.16
 07:45
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍の航空出撃増加と英分析 <2307-061604>
 英国防省が14日、ウクライナ軍の反転攻勢に対しロシア軍が南部戦線で地上部隊を支援するため、航空出撃をここ2週間で増やしていると指摘した。
 ウクライナのマリャル国防次官は14日、航空戦力や砲撃力はロシア軍が優勢だと認め「極めて厳しい戦闘条件下で進撃している」と強調した。
2023.06.16
 06:41
時事通信

(Yahoo)

防空ミサイルを追加供与 欧米4ヵ国、ウクライナに <2307-061603>
 米、英、オランダ、デンマークの各国防当局が15日、ウクライナに共同でSAMを追加供与すると発表した。
2023.06.16
 02:47
毎日新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、進軍減速か ロシアは戦闘機出撃を増加 <2307-061602>
 ウクライナ軍が15日、同国南部や東部でロシア軍に対する反転攻勢を続けたが、航空戦力を駆使するロシア軍もウクライナの戦車などを破壊しており、14~15日のウクライナの前進速度は落ちている可能性がある。
 ウクライナのマリャル国防次官は14日にtelegramで、「極めて激しい戦闘の中、前進している」と述べる一方、航空戦力や砲撃力はロシア軍が優勢だと認めた。 英国防省も14日、ロシア軍がこの2週間でウクライナ南部上空への戦闘機の出撃を増やしていると指摘した。
 英BBC放送は15日、「反転攻勢でロシア軍が逃走する」といった楽観論に西側高官が警告を発したと伝えた。 高官は、ロシア軍が「十分に準備した防衛陣地」を構築していると指摘し、既にウクライナ側は多大な犠牲を出しており、現時点で「前進速度は遅い」と述べたという。
2023.06.15
 15:37
Wall Street Journal

(Yahoo)

日本、米への砲弾提供を協議 ウクライナ支援で <2307-061509>
 ウクライナの対ロシア反転攻勢の支援に向け、日本が米国に砲弾を提供する方向で協議している。 殺傷能力のある武器の輸出を長年抑制してきた日本にとって、大きな方針転換である。
 13日に155mm砲弾を含むウクライナ向けの新たな軍事支援の提供を発表した米国は自国の備蓄から相当量を引き出しており、自国の軍事態勢を損なうことなくウクライナを支援する方法を模索している。
 協議に詳しい複数の関係者によると、日本は長年の安全保障同盟の一環として日米が弾薬の共有を可能にする2016年の協定に基づき、155mm砲弾を米国に供給することを検討している。 これらの砲弾は、ウクライナの戦力を支援する米国の在庫に充てられるという。
 Wall Street Journalは先日、韓国は既に米国経由でウクライナに数十万発の155mm砲弾を提供することで合意していると報じた。
2023.06.15
 14:08
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ攻勢、前線の防空能力が課題 <2307-061506>
 ウクライナがロシアに対し開始した反転攻勢は、ドネツク州で集落の奪還が続く一方、ザポロジエ州オレホフ周辺の前線では一進一退の状況が続いている。 露軍の航空攻撃に前進を阻まれているもようで、ウクライナの防空システムキーウなどのミサイル防衛にくぎ付けとなり、前線の防空能力の低さに悩まされているとみられる。
 ウクライナは欧州で訓練を終えた兵士で編成した旅団をザポロジエ州に配置したが、8日からオレホフ周辺で開始した攻勢は目立った戦果が確認されていない。 部隊が投入したLeopard 2 MBTやBladrey IFVが破壊された映像が露側から流れるなど苦戦も伝えられている。
2023.06.15
 11:15
Forbes

(Yahoo)

ウクライナは過去から学ぶ、20年前の米軍の戦術でロシア軍を突破 <2307-061504>
 ウクライナ南部ザポリージャ州と東部ドネツク州ではウクライナ軍が3本か4本の軸に沿って前進しているが、モクリ・ヤリー川沿いの軸ではウクライナ軍はただ前進しているのではなく、雷のような速さで駆け抜けている。
 ヴェリカノヴォシルカという町からマカリフカまで南北に走る未舗装の道路を高速で進んでいる第35独立海兵旅団米軍の戦術を活用している。
Velyka Novosilka の位置Makarivka の位置 (Google Map)】
 2003年4月のイラク侵攻では初期に米陸軍第3歩兵師団の大隊はM1 Abrams MBT 29両、M2 Bladrey IFV 14両、M113 APC数両でThunder Run都市攻撃Task Forceを編成し、計画されていたバグダッドへの複数旅団の連合攻撃が始まる数日前にバグダッドに突入した。
 ウクライナ軍第35海兵旅団がモクリ・ヤリー川沿いでThunder Runを開始して1週間以上が経過したが、8日と9日間の激しい戦闘で同旅団はいくつかの村を奪還し、直近では6月12日にマカリフカを奪還した。
2023.06.15
 10:28
テレ朝 News

(Yahoo)

一日でウクライナ兵1000人以上殺害…ロシア側が主張 ウクライナ軍が反転攻勢強めるドネツク州などで <2307-061503>
 ロシア国防省は14日、過去24時間にウクライナのドネツク州とザポリージャ州方面でウクライナ兵800名以上を殺害し、戦車20両なども破壊して大規模な反転攻勢を撃退したと強調した。 ドネツク州の別の方面でも205名以上を殺害したと主張した。  一方、ウクライナのマリャル国防次官はロシア側の情報に対して「ウクライナ兵の士気の低下を狙っている」と非難した上で、ロシア兵の死傷者についてドネツク州のバフムト方面ではウクライナ兵の9倍近く、ザポリージャ方面ではおよそ5倍になっていると主張した。
2023.06.15
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 14 2023 <2307-061502>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月14日の戦況 =
 ウクライナ軍は少なくとも3方向で反撃を続け、6月14日に戦果を挙げた。
 ロシアからの情報では、ウクライナ軍がルハンシク州のクレミンナ近くの西部軍管区第20諸兵科連合軍 (CAA) の師団を、第20CAA司令官が指示する間に攻撃したと、ロシアのミルブロガーの間で不満を引き起こしたとした。
 ロシア軍は6月14日、ウクライナ全土でミサイルとUAVで攻撃した。
 ロシア軍は、クピャンスク方向とクレミンナの南で限定攻撃した。
 ウクライナ軍とロシア軍はバクムット地域で交戦を続けた。
 ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模なな攻撃を続けた。
 ウクライナ軍はドネツク州とザポリージャ州の州境近くで反撃を続け、6月14日の時点でこの地域で戦果を挙げたと伝えられている。
 ウクライナ軍は6月14日にザポリージャ州西部で小規模な攻撃を続けた。
2023.06.15
 01:50
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ東部の解放集落、ロシア兵の死屍累々 <2307-061501>
 ウクライナがロシアから奪還した東部地域では、ロシア兵の遺体や焼け焦げた装甲車などが散乱し、戦闘の激しさを物語っている。
 奪還されたばかりの東部ドネツク州ストロジェベ村に入る道にはロシア兵の遺体が列をなしている。 道路沿いに並ぶ家は砲撃で激しく損傷した。村は静まり返っており、住民の姿は見えない
2023.06.14
 20:34
Kyiv Independent General Staff: Russia launches 37 airstrikes in past 24 hours <2307-061414>
 ウクライナ軍参謀本部が6月14日の定例会見で、ロシア軍が過去24時間に37ソティーの航空攻撃32発のロケット弾攻撃を行ったと述べた。 この攻撃ではKh-22 6発Kalibr 4発及びShahed UAV 10機が投入されたという。
 ウクライナ軍もロシア軍の集中した地域に12回の空爆を実施した。
 前線ではライマン、バクムット、アウディーイウカ、マリンカで激戦となり、過去24時間で39回の衝突が起きた。
 ウクライナ軍もロシア軍の集中地域やSAM陣地など11ヵ所、及び電子戦の拠点3ヵ所ミサイル攻撃や砲撃を行ったという。
2023.06.14
 19:44
Kyiv Independent Netherlands to purchase 4 radars to bolster Ukraine's air defense <2307-061413>
 オランダ国防省がウクライナに供与するVERA-EG対空レーダ4基を€150M ($162.9M) で発注した。 VERA-EGレーダは捕捉距離400km、精度20mの性能を持つ。
 オロンレン国防相は6月12日にロイタの取材に対し、ウクライナ向けのF-16の調達とパイロットの養成のための国家連合構築に合意したと述べた。
 ウクライナはポーランドから14機、スロバキアから16機のMiG-29の供与を受けているが、更に48機以上のF-16を要求している。
2023.06.14
 16:05
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、マカリフカ奪還の様子だとする映像公開 <2307-061410>
 ウクライナ軍は13日、海兵隊部隊がドネツク地方のマカリフカに入った際のものだとする映像を公開した。 映像では、第137独立海兵大隊の旗を掲げた一団が、村を掌握したと話している。
 ロイタは、この映像がマカリフカであることを確認したが、いつ撮影されたものであるかは独自に検証できなかった。
 ウクライナ側は11日、ザポロジエ州との境にあるドネツク州のブラホダトネ、ネスクフネ、マカリフカを同軍が掌握したと発表していた。
2023.06.14
 14:39
CNN

(Yahoo)

NATO事務総長、ウクライナが「前進」 <2307-061408>
 ストルテンベルグNATO事務総長が13日、ロシアに対する反攻を進めるウクライナ軍が攻撃によって前進を維持していると述べ、西側諸国による継続的な支援の必要性を強調した。
2023.06.14
 10:35

(20:35 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 13 2023 <2307-061405>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月13日の戦況 =
 ウクライナ軍は少なくとも3正面で反撃を継続し、6月13日にさらに一部を奪還した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナのザポリージャ州でのミウクライナ軍のサイル攻撃でロシア東部軍管区第35混成軍参謀長のゴリャチェフ少将が戦死したとした。
 ロシア軍は6月13日にウクライナ全土でミサイルとUAVによる攻撃を行った。
 ロシア軍はクレミンナ戦線を攻撃し続けたが、クピャンスク~スヴァトーブの線では攻撃しなかった。
 ウクライナ軍はバクムットの北と南の側面で前進を続け、ロシア軍はバクムットの近くで反撃を開始した。
 ロシア軍アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続け、ドニプロ河東岸のヘルソン州から増援部隊を移動させている。
 ロシア軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境界近くで限定攻撃を行った。
2023.06.14
 10:02
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍が奪還した集落にロイターのカメラが入る、反転攻勢による前進を確認 <2307-061404>
 ロイタのカメラが13日にウクライナ軍が奪還したドネツク州のネスクチネに入り、反転攻勢による同軍の前進を初めて独自に確認した。 ロシア政府は、この村やほかの集落が陥落したことを公式に認めていない
 ウクライナ国土防衛隊員は、ここは1年半前からロシアの占領下にあったが、3日前に奪還したと話した。
2023.06.14
 09:30
Forbes

(Yahoo)

反攻での損失続くウクライナ、戦車などの大幅な追加供与訴え <2307-061403>
 ウクライナ軍は、ロシア軍に対する反転攻勢開始から9日が経過する中、供与を約束されたLeopard 2 MBT 85両のうち少なくとも4両を失ったが、さらなる損失を予期している。
 5日にザポリージャ州とドネツク州の少なくとも3正面で攻撃を開始したウクライナ軍は、MBTやIFV、工兵車を失い続けている。 損失ペースは専門家にとっては想定の範囲内だが、それ以外の人々を驚かせている。
 マラトクマチカ南郊にあるロシアの地雷原突破を試みた8日の攻勢は、特に大きな損失を生んだ。 第33機械化旅団第47強襲旅団はこの際、13両中4両のLeopard 2A6 MBT、109両中16両のM2 Bladrey IFV、6両中3両のLeopard 2R工兵車を瞬く間に失ったとされる。
 メルニク外務次官はドイツのNTVに対し、独政府がウクライナへの供与を表明しているLeopard 2の数を現在の18両から3倍の54両に増やすべきだとし、ウクライナ軍はさらに多くのMBTやIFVなどの機甲車両を緊急に必要としていると語った。
2023.06.14
 07:12
Defense News

(Yahoo)

Lawmakers want US to provide Army tactical missiles to Ukraine <2307-061402>
 米議会軍事委員会が政府に対し、ウクライナの強い要求にもかかわらずバイデン政権が抵抗している、射程300kmの
ATACMSウクライナに供与することを強く求めており、6月12日に公表されたFY24 NDAAでは$80M以上を計上している。
 その上で委員会は国防長官に対し、年末までにATACMS利用の可能性とウクライナ支援計画 (USAI) 活用の可能性について報告を求めている。
 バイデン政権はATACMSの提供について、米国の備蓄が枯渇することと、ウクライナがロシア本土に向け使用することを危惧している。
2023.06.13
 20:16
AFP=時事

(Yahoo)

独戦車や米歩兵戦闘車、ウクライナで鹵獲 ロシア国防省 <2307-061310>
 ロシア国防省が13日、Leopard MBTやBladrey
IFVをウクライナで鹵獲したと主張し、複数のLeopardとBladreyを兵士が調べている動画を公開し、「これらが戦利品だ。 ザポリージャ州のウクライナ軍の装備だ」と主張した。
 その上で、車両の一部はエンジンが作動したことから、短時間の戦闘でウクライナ軍が陣地から逃げ出したことが示唆されていると指摘した。
2023.06.13
 12:05
Breaking Defense US sending more Stryker, Bladrey vehicles to Ukraine as counteroffensive underway <2307-061309>
 米国防総省がウクライナに対する40回目となる武器供与パッケージ$325Mを発表した。
 今回はBladrey
IFV 15両、Stryker APC 10両の他、HIMARS弾、NASAMS弾、Javelin ATGMなどのミサイルと、155mm、105mm砲弾が含まれている。
2023.06.13
 11:47
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、米国製装甲車両16両失う 諜報分析 <2307-061308>
 オープンソースの情報分析サイトOrixのヤノフスキ氏が、ウクライナ軍はここ数日、米国から供与された装甲車両16両を失ったことを明らかにした。
 直近の数日間でBradrey
IFV 16両が、破壊、損傷、放棄されたという。 これは米国がウクライナ政府に供与した109両の15%近くに相当する。
 同サイトはロシアによる侵攻が始まった2022年2月24日以降、ウクライナでの軍装備損失の目に見える証拠を収集している。
 一方ウクライナ軍は、自軍の部隊が東部ドネツク州で3つの村落をロシアから奪取したと発表している。
2023.06.13
 10:53
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナの F16 訓練、夏の開始目指す 有志国で=オランダ国防相 <2307-061307>
 オロングレン蘭国防相がロイタの取材で、ウクライナ軍パイロットへのF-16の訓練を早ければ今夏に開始する可能性があるとの見方を示した。 供与への第一歩となる。
 オロングレン国防相は、F-16の導入が短期的には戦争に影響を与えないが、ウクライナをNATOにより近づけることになり、それは将来にとって非常に重要と語った。
2023.06.13
 07:20

(17:20 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 12 2023 <2307-061304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月12日の戦況 =
 ウクライナ軍は6月12日に前線の少なくとも3正面で反撃を続けた。
 ロシア軍は、6月11日にドネツク州西部のヴレミフカ突出部近くでウクライナが戦果を挙げた後、6月12日に反撃を開始したと伝えられている。
 ロシアのミルブロガーは、悪天候でロシアの航空機が飛行できないことが、ドネツク州とザポリージャ州の州境近くでのロシアの防御を妨げていると主張した。
 ロシア軍はクレミンナの南で限定攻撃を行った。
 ウクライナ軍とロシア軍は、バクムット周辺で小規模な交戦をした。
 ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で限定的な攻撃を行った。
 ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境近くを攻撃し、6月12日の時点で戦果を挙げた。
 ロシアの情報筋が、ウクライナ軍がオリヒウの南西に小規模な反撃を実施したと報告した。
2023.06.13
 05:23
日経新聞 ウクライナ反攻、7集落を奪還 ダム決壊で戦闘激化 <2307-061302>
 ウクライナのマリャル国防次官が12日にTelegramで、ザポロジエ州とドネツク州でロシア軍が支配していた南東100kmの一帯で90㎢を制圧し、3つの集落を奪還したと語った。
 すでにドネツク州南部のブラホダトネなど4つの集落をロシア軍から奪い返しており、7つの集落を奪還したことになる。
2023.06.13
 02:34
毎日新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、ロシア占領下から「解放した集落五つに」反転攻勢で <2307-061301>
 ウクライナ国営Ukrinform通信によると、ウクライナ軍が12日に新たにドネツク州のストロジェネザポロジエ州ノボダリフカの2集落を奪還したという。 これで奪還した集落は5ヵ所となった。
Storozheve の位置Novodarivka の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍は11日、ドネツグ州のブラホダトネなど3集落を解放したと発表しているが、これらの集落はいずれもドネツク、ザポロジエ両州の境界付近に位置する。 ウクライナ軍には、ロシアが2014年から実効支配するウクライナ南部のクリミア半島とロシアを結ぶ補給路などを断ち、半島を孤立化させる狙いがあるとみられる。
2023.06.12 Military Land Invasion Day 474 – Summary <2307-061215>
・第35海兵旅団がストロジェヴェ村を奪還した。
・ウクライナ志願兵の第7大隊Areyがネスクフネを奪還した。
・マリアール国防次官がマカリフカ村落の奪還を発表した。
・第4戦車旅団のブラホダトネノボドネツケの間でロシア軍陣地を襲撃した。
・マリアール国防次官が翌日、レバドネ村の奪還も発表した。
・ウクライナの参謀本部は、マリンカとブラホダトネで攻撃を撃退したと報告した。
2023.06.12 Janes Ukraine commissions Gurza-M riverine patrol craft Bucha <2307-061214>
 ウクライナGurza-M (Viper-M) ミサイル搭載河川哨戒艇8番艇Buchaを就役させた。
 Buchaは20隻が計画されているGurza-M級の一隻で、ドナウ川流域と黒海、アゾフ海に展開する計画であったが、キーウ付近のドニプロ河で哨戒任務に就く。
2023.06.12
 15:23
テレ朝 News

(Yahoo)

ロシア軍が新たにウクライナ東部のダムを破壊か 川の両岸で浸水発生 ウクライナ軍「反転攻勢に影響はない」 <2307-061210>
 ウクライナ軍幹部が11日に地元メディアの取材に対して、ロシア軍がドネツク州とザポリージャ州の境界に位置するダムを破壊したと発表した。 ダムの決壊により川の両岸で浸水が発生しているというが、被害の状況は明らかになっていない。
 ただ、「ウクライナ軍の反転攻勢に影響はない」と強調した。
2023.06.12
 12:30
AP 通信

(Yahoo)

ウクライナ無人艇撃破と主張 ロシア国防省が映像を公開 <2307-061209>
 ロシア国防省か6月11日、黒海でウクライナの
USVによる攻撃を撃退したと主張する映像を公開した。
 同国防相は声明で、「黒海南東部海底に施設された2本の天然ガスパイプラインの状況を監視、安全確保」に当たっていたロシア海軍黒海艦隊の偵察艦をウクライナ軍の6隻のUSVが目標としたと発表した。
 AP通信は独自にこの主張を確認できておらず、ウクライナ当局もコメントしていない。
2023.06.12
 09:43
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、独製主力戦車「レオパルト」など破壊と発表 <2307-061205>
 ロシア国防省が11日、過去48時間にLeopard MBT少なくとも7両とBradrey
IFV 5両を破壊したと発表した。
 ロシア側は、過去24時間に主要な3方面でウクライナ軍の攻撃十数回を撃退し、南部ザポロジエ地方では装甲車列を破壊したと発表し、同地方でウクライナ軍の戦車をUAVで攻撃したとする動画を公開した。
 ロイタは、こうした発表の真偽を確認できていない。  一方、ロシアの軍事ブロガーによると、ウクライナがロシアの防衛線を一時突破したという。 それによるとウクライナ軍はドネツク州ヴェリカノボシルカ南方でロシアの防衛線の一部を突破し、複数の村を一時的に奪還したという。
Velyka Novosilka の位置 (Google Map)】
2023.06.12
 08:40

(18:40 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 11 2023 <2307-061204>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月11日の戦況 =
 ウクライナ軍は、少なくとも3ヵ所で反撃し、6月10日と11日に領土を奪還した。
 ウクライナ軍は、ドネツク州西部とザポリージャ州西部で目視確認された前進を行い、ロシアの情報筋はそれを確認したが軽視しようとしている。
 マリャル国防次官が、ロシア軍が最も戦闘能力の高い部隊ヘルソンの正面からバクムットとザポリージャ正面に移動させていると述べた。
 ロシア軍は、6月10日~11日にかけて、ウクライナ東部の国境地域に対し限定的なUAV攻撃を実施した。
 ロシア軍はクレミンナの南で限定的な攻撃を続けた。
 ウクライナ軍とロシア軍は、バクムット周辺とアウディーイウカ~ドネツク市の線で小規模な交戦を続けた。
 ウクライナ軍が6月10日現在、ドネツク州とザポリージャ州の州境近く、およびザポリージャ州西部で戦果を上げている。
 ロシアのミルブロガーは、ザポリージャ州の前線に降った雨が今後数日間でウクライナの作戦を遅らせる可能性があると主張した。
 チェチェン共和国が、市販の中国製装甲車両を装備した新たなアフマト・ロシアとアフマト・チェチェンの2個連隊を編成したと伝えられた。
 ウクライナのパルチザンを含む妨害工作員が占領下のヘルソン州とクリミアの鉄道に対し、2ヵ所でのIED攻撃を行ったと伝えられた。
2023.06.12
 00:21
Kyiv Independent Ukraine war latest: Ukraine liberates at least 3 settlements in Donetsk Oblast <2307-061202>
= 6月11日の戦況 =
 ウクライナ軍がドネツク州でブラホダトネ、ネスクチネ、マカリフカの3個集落を奪還した。
・第129地域防衛旅団の第7自動車化歩兵大隊が11日にネスクチネを奪還した。
・同日に第68独立Jaeger旅団がブラホダトネを奪還した。
・更に国防次官がマカリフカを奪還したと発表した。
Blahodatne の位置Neskuchne の位置Makarivka の位置 (Google Map)】
2023.06.12
 00:20
Kyiv Independent International Criminal Court starts investigation into destroyed Nova Kakhovka dam <2307-061201>
 ゼレンスキー大統領が6月11日、国際刑事裁判所 (
ICC) が6月6日にカホフカダムをロシアが破壊したことを受け、すでに調査を開始したと述べた。
2023.06.11 Military Land Invasion Day 472 – Summary <2307-061105>
= ザポリージャ正面の戦況 =
ウクライナ軍がステプノヒルスクの南にあるロブコヴェに入った。
ウクライナ軍は更にロブコヴェの南に進出し近くの地域を確保した。
ロシアの自爆UAVがマラ・トクマチカの南東でウクライナ軍の輸送車列を攻撃したことから、ウクライナ軍がノボポクロフカに進出していることが明らかになった。
Mala Tokmachka の位置Novopokrovka の位置 (Google Map)】
2023.06.11
 23:55
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ、東・南部で複数集落を奪還か 反攻進む <2307-061104>
 ウクライナ軍が11日、ドネツク州の集落ブラゴダトノエを露軍から奪還したと発表した。
 露オンライン軍事メディアも同集落から露軍が撤退したと報じたほか、ザポロジエ州の集落ロブコボエもウクライナ軍に奪還されたもようだと報じた。
 一連の前進は、ウクライナ軍が開始したとされる大規模な反攻作戦の一環である可能性が高い。
Blagodatnoye の位置Lobkove の位置 (Google Map)】
2023.06.11
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 10 2023 <2307-061102>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月10日の戦況 =
 ウクライナ軍は6月10日に前線の少なくとも4正面で反撃した。
 ザポリージャ州のロシア軍は、ウクライナ軍の攻撃に対し戦術原則通りの防御を続けている。
 ロシアのミルブロガーは、ウクライナの攻撃を阻止するための鍵として、優れたロシアの電子戦 (EW) 能力を強調し続けている。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍は西側提供の優れた暗視装置を備えた装備により有利な夜間攻撃を行っていると主張した。
 ロシアの情報筋はウクライナに対する防御において、僅かに軍管区レベルが装備しているTOS-1AサーモバリックMLRの役割を強調しているが、ウクライナ軍は最近これらの主要システムの少なくとも2基を破壊した。
 ロシア軍は、6月9日~10日の夜にミサイルとUAVでウクライナ飛行場を攻撃した。
 ロシア軍はクピャンスクの北東にわずかに前進し、クレミンナの近くで攻撃を続けた。
 ロシア軍とウクライナ軍はバクムット地域で交戦を続けた。
 ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で限定攻撃を続けた。
 ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の州境近くで限定攻撃を続けており、6月10日現在この地域でわずかに戦果を挙げている。
2023.06.11
 06:42
共同通信

(Yahoo)

ロシア防衛線を一部で突破か ウクライナ軍、戦況が新局面に <2307-061101>
 英国防省が10日、ロシアの侵攻を受けるウクライナ軍が過去48時間に、同国の東部と南部で大規模な作戦を実施したとの分析を公表した。 ゼレンスキー大統領はロシアに対する反転攻勢が始まっていることを認めており、戦況は新たな局面を迎えている。
 英国防省は「いくつかの地域では前進し、ロシア軍の第一防衛線を突破した可能性が高い」とした。 英国防省の分析によると、ロシア側は自軍が設置した地雷原を通って撤退し、犠牲者を出している部隊もある。
 ウクライナメディアによると、ウクライナ軍東部方面部隊の報道官は10日、バフムト周辺で「1日に最大1,400m前進できた」と述べた。
2023.06.10
 23:27
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍、反攻全て撃退と発表 欧米供与の兵器「破壊」 <2307-061014>
 ロシア国防省が10日の戦況説明で、過去24時間もウクライナ東部ドネツク州や南部ザポロジエ州ウクライナ軍の大規模な攻勢が続いたが、全て撃退したと発表した。
 同省報道官は、両州でLeopard 4両を含むMBT 9両とBladrey
IFV 5両を含む戦闘車両11両を破壊し300名を殺害したと述べた。
 さらに、バフムト周辺でもウクライナ軍が攻撃を実施したがロシア側防衛線を突破できず230名の死者を出したと述べた。
2023.06.10
 22:11
共同通信

(Yahoo)

ゼレンスキー氏、反転攻勢認める 自信示し「指揮官みな楽観的」 <2307-061013>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が10日、ウクライナで反攻と防御の軍事行動が取られていると述べ、ロシアに対する反転攻勢を開始したことを初めて認めた。
 作戦に自信を示し「私は毎日、ザルジニー軍総司令官や、前線の司令官達と連絡を取っているが皆楽観的だ。 プーチン大統領にそう伝えてほしい」と語った。
2023.06.10
 20:26
日経新聞 カナダ首相がキーウ訪問 「戦闘機連合」参加表明 <2307-061012>
 トルドー加首相が10日にウクライナのキーウを電撃訪問し、ゼレンスキー大統領と会談した。 トルドー首相は共同記者会見で、欧米諸国による戦闘機供与や運用に向けた「戦闘機連合」に参加すると表明し、追加の軍事支援も発表した。
 トルドー首相のキーウ訪問は、2022年2月のロシアのウクライナ侵攻開始以降2回目である。
2023.06.10
 14:00
Fobes

(Yahoo)

ウクライナ軍の独製レオパルト2戦車をロシア軍が初めて撃破 <2307-061011>
 ロシア軍が初めてLeopard MBTを撃破した。 ウクライナ南部のザポリージャ市から南東に56km離れたノボポクロフカの周辺で、ロシア軍が6月7日昼間に行ったウクライナ軍の車列への砲撃では少なくとも1両のLeopard 2 MBTが破壊されたようだ。 ロシア軍はUAVがとらえたLeopard 2が破壊される様子の映像をSNSに投稿した。
Novopokrovka の位置 (Google Map)】
 砲撃があったとき、Leopard 2や他の装甲車両はロシア軍が占領しているノボポクロフカや近くのマラ・トクマチカの郊外の舗装されていない道路をかなり窮屈な列で走行していた。
2023.06.10
 09:50

(19:50 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 9 2023 <2307-061008>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月9日の戦況 =
 ウクライナ軍は6月9日現在、少なくとも4ヵ所の前線域で反撃を継続し、バクムット周辺とドネツク西部でさらに戦果を上げた。
 プーチン大統領は6月9日にウクライナの反撃が始まっていることを認め、ウクライナ軍には攻撃能力があり、ウクライナの反撃を軽視する以前のクレムリンの取り組みとは異なっていると述べた。 逆に、ロシアの情報社会の多くは、6月9日にウクライナ軍が西側から提供された装備を失い反撃に失敗したと主張した。
 ロシア軍は6月8日~9日の夜にウクライナ全土をミサイルとUAVで攻撃した。
 別々の複数情報源が、6月6日のカホフカ水力発電所 (KHPP) ダム破壊は内部からの爆発による可能性が高いとする証拠を報告した。
 米大統領府が6月9日、イランがロシアのタタールスタン共和国エラブガにUAV製造工場を建設するのを支援していることを明らかにし、イランとロシアの軍事協力が拡大していることを強調した。
 ロシア軍参謀総長のゲラシモフ上級大将が6月9日、劉中国中央軍事委員会 (CMC) 統合幕僚監部長とロシアと中国の軍事協力の強化について話し合った。
 国際制裁を回避し続けているロシアは、軍事生産に必要な主要な西側のマイクロチップと電子機器の入手を回復したと伝えられている。
 ウクライナの報告書は、ロシア当局がクリミア北部からの撤退を準備している可能性があると述べている。
2023.06.10
 08:30
朝日新聞

(Yahoo)

「米スパイ衛星が爆発探知」と米紙報道 ウクライナのダム決壊 <2307-061007>
 New York Times紙が米政府高官の話として9日、決壊したカホウカダムについて、IRセンサーを備えた複数の米国の衛星が、大規模爆発と矛盾しない熱をダムの決壊直前に検知したことを高官が明らかにしたという。
 米国の情報分析の専門家はダム破壊にロシアが関わっていると疑っているものの、どの国が破壊したかについて、明確な証拠は持ちあわせていないという。
 ダムの決壊をめぐっては、ウクライナとロシア両国が、相手の責任によるものだと互いに非難している。
2023.06.10
 05:19
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ南部で激戦、反撃開始を示唆か 西側の装甲車を目撃 <2307-061006>
 ロシアとウクライナの双方が9日、ウクライナ南部の戦線で激しい戦闘があったと発表した。 前線からの独立した報道がほとんどなく、ウクライナ側からの発言も乏しいため、ウクライナがロシアの防衛網を破って侵入しているか確認はできていない
 ただ、複数の軍事ブロガーが、ドイツや米国の装甲車が初めて目撃され、ウクライナが予告していた反撃の開始を示唆したと指摘した。
 戦争賛成派のロシア人ブロガーは、ロシアとクリミア半島を結ぶ陸橋の中間地点にある、ウクライナ南部ザポロジエ州オリヒウ付近で激しい戦闘があったと記述した。 この地域はウクライナ側にとっての最も有力な目標の一つとみられている。
 ロシア国防省は、オリヒウの南で2回、さらに東部ドネツク州ヴェリカ・ノボシルカ付近で4回、ウクライナの攻撃を撃退したと述べた。 南部戦線は、ウクライナ軍が進攻を試みることが広く予想されている。
 ウクライナのマリャル国防次官はヴェリカ・ノボシルカで戦闘が続いており、ロシア軍はオリヒウで積極的な防衛を展開しているとだけ述べた。
2023.06.10
 05:05
朝日新聞

(Yahoo)

「現代的な兵器が足りない」プーチン氏、異例の発言 現地報道 <2307-061004>
 TASS通信が、プーチン大統領が9日に報道陣に対し、ウクライナの反転攻勢で「確かに現代的な兵器が足りない」と述べたと報じた。 その上で「防衛産業は急速に発展しており、もちろん直面している課題は解決されると確信している」と述べ、生産体制の増強など改善を進めるよう促した。
 プーチン大統領が軍事的に厳しい状況にあるのを認めるのは異例である。
2023.06.10
 03:43
Bloomberg

(Yahoo)

米国防総省、ウクライナの長期防衛に21億ドル増額を表明 <2307-061003>
 米国防総省が9日、ウクライナ向けの長期的な武器供与パッケージとして$2.1Bを追加するとした。
 提供するのは防空システムや砲弾、UAV、レーザ誘導ロケット弾だが、多くは新たに契約して生産しなければならないため、数ヵ月あるいは数年間は納入されない。
2023.06.10
 01:08
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア西部3都市でドローン攻撃、ボロネジ州非常事態宣言 ウクライナ国境近く <2307-061002>
 ウクライナ国境から180kmに位置したロシア西部のボロネジで9日、集合住宅がUAVによる攻撃を受けた。 大きな被害は出ていないものの、ウクライナ東部国境に近いロシア西部で攻撃が頻発している。
Voronezh の位置 (Google Map)】
2023.06.09
 21:18
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ反攻、NATO 首脳会議を前に戦果アピールか…米紙「米欧の支持つなぎとめる意図」 <2307-060915>
 ウクライナ軍が大規模な反転攻勢に本格的に着手したのは、7月のNATO首脳会議を前に、米欧からの長期的な軍事支援取り付けに一定の戦果が必要と判断した面がある。
 Washington Post紙が8日、ウクライナ軍の大規模反攻には、領土奪還とともに米欧からの支持をつなぎとめるという意図があると指摘した。 ウクライナのゼレンスキー政権は反攻で決定的な勝利を得られなければ、米欧からの支援が停滞し、ロシアとの停戦交渉を求める圧力が強まると警戒している。
2023.06.09
 20:46
Abema Times

(Yahoo)

ロシア軍が“撃破”したのは世界最強の戦車? 農業車両? プリゴジン氏が画像付き解説 <2307-060914>
 ロシアが6月6日、攻撃を受けた車両が爆発しているウクライナ軍との戦果を報じる映像を公開し、ショイグ露国防相はLeopardなどを撃破したと発表したが、ロシア側がLeopardと主張する車両には大きな車輪のようなものが映っており、戦車とは形が異なるようにも見える。
 この映像についてはロシア国内からも疑問の声が上がっており、Wagnerのプリゴジン首領はSNSで「農業用のコンバインだ」と指摘し、「ロシアの野郎どもは戦車をコンバインに偽装することを覚えたらしい」と皮肉を述べた。
2023.06.09
 17:26
ロイタ通信

(Yahoo)

ザポロジエ州で激しい戦闘、ウクライナの戦車13両破壊=ロシア軍 <2307-060912>
 ロシア軍によると、9日にウクライナ南部ザポロジエ州で激しい戦闘があり、この戦闘でウクライナの戦車13両を破壊し、ドネツク州でも8両を破壊した。 ロシアの軍事ブロガーによると、ザポロジエ戦線ではオリヒフ付近で激しい戦闘があった。
 ロイタはロシア軍の発表を独自に確認できていない。
2023.06.09
 17:24
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシアの破壊工作グループがダム爆破、証拠通話を傍受=ウクライナ <2307-060911>
 ウクライナ保安局が9日、カホフカ水力発電所のダムロシアの破壊工作グループが爆破したことを証明する通話を傍受したと発表した。
 同局はtelegramのチャンネルに、証拠とする2人の男がダム破壊についてロシア語で話し合っているとみられる1分半の音声データを投稿した。
2023.06.09
 11:32
AP 通信

(Yahoo)

発電所に砲撃の形跡見られず 決壊したウクライナのダム <2307-060909>
 ロシアは、カホフカダムの決壊と発電所の破壊は砲撃によるものだとして、ウクライナを非難しているが、AP通信が6月7日にUAVから撮影した空撮映像には、決壊したカホフカダムと水力発電所施設、そしてその下流に広がる洪水地帯が映っているものの、破壊された発電所施設には、映像で見る限り、焼け跡や破片の跡なと砲撃の形跡は見られない
 ウクライナ軍が支配する西岸に比べ、ロシア軍が1年以上にわたって占領している発電所を含む東岸一帯は低地で、洪水に対しては脆弱である。
2023.06.09
 11:05
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、「強固な抵抗」に苦戦 ロシア軍の戦線への攻撃で損失被る 米当局者 <2307-060908>
 高位の米当局者2人がCNNに、ウクライナ軍が同国東部での戦闘予想を上回るロシア軍の抵抗に遭い、装備と兵士の損失に見舞われていることを明らかにした。 損失はロシア軍の戦線突破を図る最初の攻撃の中で、過去数日のうちに発生した。 米当局者の1人は、損失は相当の規模と説明し、米国が供与した
MRAP車も複数失われたとした。
 ウクライナ軍はバフムート周辺複数のロシア軍部隊を制圧することに成功したが、ATGMや、迫撃砲で武装したロシア軍は強固に抵抗し、深く掘った塹壕の中で持ちこたえている。 地雷原によってウクライナ軍の装甲車両にも大きな損害が出ているという。
 いずれの米当局者も、これらの損失がウクライナの計画するより広範な反転攻勢に影響を及ぼす見込みはないと述べたが、米国並びに西側の当局者らはかねて、反転攻勢には時間がかかると予想し、ウクライナ軍の兵員や装備は西側の供与したシステムを含め、高いリスクにさらされることを想定していた。
2023.06.09
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 8 2023 <2307-060907>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月8日の戦況 =
 ウクライナ軍は、6月7日~8日の夜にザポリージャ州西部で限定的な攻撃を実施したが、ロシア軍はこの攻撃に耐え、6月8日の時点で元の場所を奪還したと伝えられている。
 ロシア国防省は、ウクライナの攻撃に坦々と、攻撃を撃退して失地を回復したとして南部軍管区部隊を称賛した。
 ロシアの情報筋は、6月8日の攻撃に対してロシアが主張した成功した理由を、ロシア軍の電子戦システム、航空支援、および地雷の効果的な使用を称賛した。
 ロシア軍は、オリヒフの南西に対するウクライナの攻撃に対し、定められた戦術原則を実行したようである。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーブの線とクレミンナ周辺で限定攻撃を続けた。
 ウクライナ軍はバクムット周辺で限られた戦果しか得られず、ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で限定攻撃を行った。
 ウクライナ軍は、ドネツク州とザポリージャ州の間の州境界に対して限定上攻撃を継続した。
2023.06.09
 07:30
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、反攻本格化 ドイツ製戦車投入と英紙報道 <2307-060904>
 Financial Times紙がウクライナの軍人や西側政府高官の話として8日、ドイツが供与したLeopardをウクライナ軍が戦場に投入し、ロシア軍への反転攻勢を本格化させたと報じた。 ショイグ露国防相は反転攻勢が既に始まりLeopardも投入されたと発表していたが、これを裏付けた。
 決壊で洪水を引き起こしたカホフカ水力発電所のダムについて、ウクライナ水力発電企業のシロタ総裁は8日、ザポロジエ原発の取水に必要な水位を下回ったと述べ、ダムからの水の流出は今後も7~8日間続くとの見通しを示した。
2023.06.09
 05:34
毎日新聞

(Yahoo)

「ウクライナ軍が反転攻勢開始」と米報道 ウクライナ側は否定 <2307-060905>
 Washington Post紙とNBC Newsが8日、ロシアの侵攻を受けるウクライナ軍が大規模な反転攻勢を開始したと、いずれもウクライナ軍から情報を得たとして報じた。
 これに対しウクライナのダニロフ国家安全保障国防会議書記は8日に反転攻勢開始との見方を否定し、「我々が反転攻勢を始めた時は、全員がそのことを知ることになるだろう」と述べた。
2023.06.09
 01:10
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍が大規模反攻に着手と米報道…メリトポリ奪還も視野か <2307-060902>
 Washington PostとNBC Newsが8日にウクライナ軍高官からの情報として、ウクライナ軍が大規模な反転攻勢に本格着手したと報じた。
 ショイグ露国防相は、ウクライナ軍が8日未明に南部ザポリージャ州で露軍防衛線の突破を図ったと発表した。 州西部オリヒウ(註:オレポポ)南方の露軍陣地で激しい戦闘があったという情報もある。 オリヒウは露軍の補給拠点メリトポリの北方80kmにあることからウクライナ軍が大規模反攻でメリトポリ奪還も視野に入れているとの見方が広がっている。
Orikhiv の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍は4日以降、東部ドネツク州南西部からザポリージャ州東部までの南ドネツク戦線で攻勢を強化していて、アゾフ海沿岸のマリウポリベルジャンシク奪還に向けた動きとみられる。 成功すれば、南部クリミアと露本土を分断させることになる。
 ウクライナ軍はLeopard 2 MBTなど米欧諸国から兵器の供与を受け、12個旅団を編成するなど大規模な反転攻勢の準備を進めていた。
2023.06.09
 00:33
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ南部の大規模攻撃でウクライナ軍撃退=国防相 <2307-060901>
 ショイグ露国防相が8日、ウクライナの南部ザポロジエ地方で一晩に4回にわたってウクライナ軍を撃退し、ウクライナ軍は大きな損害を伴って撤退を余儀なくされたと発表した。
 国防相は声明で「ウクライナ軍が8日01:30にザポロジエ方面の防衛線を突破しようとし、第47独立機械化部隊の11,500名、武装車両150両を投入したが、わが軍の偵察部隊により適時に発見され、わが軍の砲兵隊と航空部隊が対戦車兵器を使って食い止めるための攻撃をしたと述べた。
 更に、ウクライナは
MBT 30両とIFV 11両を失い、最大350名が犠牲になったと主張し、7日中にウクライナが受けた損害については、さらに高い数字を示した。
 ロシアや欧米の関係者の一部は、ウクライナがロシア軍への反攻を今週始めたと示唆していたが、ウクライナ政府は公式に認めていない。
 ロイタは、ショイグ国防相の証言を独自に確認できていない。 ウクライナ国防省からも状況について直ちにコメントを得ることはできなかった。
2023.06.08
 17:48
時事通信

(Yahoo)

退役戦闘機をウクライナへ 豪、FA18供与を調整 <2307-060811>
 複数の豪メディアが8日、オーストラリア政府が、豪空軍で退役したF/A-18をウクライナに供与する方向で関係国と調整に入ったと報じた。
 豪空軍は、40年使用してきたFA-18を順次退役させF-35への換装を進めており、退役するFA-18 41機は米国で訓練機に転用されるか解体される予定になっていたが、防空強化を望むウクライナで活用することが有意義と判断した。
2023.06.08
 10:45

(20:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 7 2023 <2307-060806>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月7日の戦況 =
 ウクライナ当局は、ウクライナ軍がドニプロ河東岸のヘルソン州に上陸することを恐れて、ロシア軍がKHPPダムを破壊したと非難し続けた。
 ロシア軍と占領当局は、ヘルソン州の洪水にかなりの混乱しており、それによって占領地域の民間人への危害を悪化させています。
 ロシア軍はクレミンナ周辺で攻撃を続けた。
 ウクライナ当局は、ウクライナ軍が6月7日時点でバクムット方向を攻撃しているとした。
 ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で限定的な攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍が6月7日にドネツク州とザポリージャ州の間の州境界を攻撃したと主張し続けた。
2023.06.08
 09:29
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、バフムト近郊で「攻勢に転じ最大1100m前進」 映像公開 <2307-060804>
 ウクライナ軍の第3独立強襲旅団が6月6日、バフムト近郊で撮影したロシア軍への襲撃の様子だとする映像を公開した。 同国軍は7日にバフムト近郊においてこの24時間で最大1,100m前進したと主張した。
 旅団はM113
APB、M224 60mm迫撃砲、戦車、航空偵察が連携した結果ロシア軍を最大1,100m押し戻したという。
マリャル国防次官はtelegramで、同地域において守勢から攻勢に転じたと述べた。  ロイタは、戦況について独自に確認することができなかった。
2023.06.08
 07:00
朝日新聞

(Yahoo)

独戦車を撃破→実はトラクターか ロシア発表にプリゴジン氏ら批判 <2307-060803>
 ショイグ露国防相が6日、ドイツが提供したウクライナ軍のLeopard 2などを撃破したと発表した後、映像を見たロシアの軍事ブロガーやWagnerのプリゴジン首領が「農業用トラクターだ」などと批判し、2022年に撮影の映像との見方まで出る事態となっている。
 これまでもロシア国防省の発表には疑問の声が出ていたが、さらに不信感を強める事態になりそうである。
2023.06.08
 06:53
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナの反転攻勢は「初期段階」「専門家間で異論ない」…クリミアとロシア本土の分断目指す <2307-060802>
 ロシアのウクライナ侵略を巡り、米政治専門紙
Politicoが6日、ウクライナ軍が大規模な反転攻勢の「初期段階」に入ったと報じた。 米統合参謀本部議長のミリー陸軍大将はAP通信で6日に、戦闘は長期化すると述べた。
 ウクライナ軍が4日以降、ドネツク州南西部とザポリージャ州に延びる南ドネツク戦線で攻勢に転じたことを踏まえたもので、ウクライナ軍が領土奪還作戦に移行するかどうかが焦点となる。 ウクライナ軍は、大規模反攻でクリミアと露本土との分断を目指しており、4日以降に攻勢を強化している地域は、奪還対象の有力候補と取り沙汰される港湾都市のマリウポリやベルジャンシクまで100km程度の距離である。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は6日、カホフカ水力発電所のダム決壊は反転攻勢に影響しないと明言した。 ドニプロ河の東岸地域に上陸して、クリミア半島を脅かすシナリオが当面、消えたことを示唆した可能性がある。
2023.06.08
 06:09
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナのダム決壊でロシア軍が優位に=親ロ派当局者 <2307-060801>
 ロシアが任命したウクライナ南部ヘルソン州の責任者のサルド氏が7日、ヘルソン州で6日に起きた大型ダムの決壊はロシア軍に戦術的優位をもたらしたと語った。 サルド氏は「軍事的には、状況は作戦面でも戦術面でもロシア軍に有利に働いた」と指摘し、ダム決壊とそれに伴う洪水により、ロシアはこの地域での防衛が容易になるとの見方を示した。
 一方、米国拠点のシンクタンク
CNAのロシア軍専門家コフマン氏は「カホフカダム軍事活動が行われるであろう場所から少なくとも160km離れている」とし、ウクライナの当面の反攻計画に支障をきたすとは考えにくいと述べた。
 また、ロシアの戦線が大幅に短縮されたわけでもなく、洪水によってロシアが支配している側の塹壕の第一線もおそらく破壊されるとの見通しを示した。
2023.06.07
 14:41
BBC News

(Yahoo)

ワグネル創設者、ロシア軍の主張を一蹴 ウクライナ東部での攻撃めぐり <2307-060711>
 ロシア正規軍とWagnerの対立が新たに浮き彫りになり、両者の長年の緊張が一段と高まっている。
 Wagnerのプリゴジン首領は5日、東部ドンバスでのウクライナ軍に対し大きな損害を与えたというロシアの主張を一蹴し、ロシアの主張は「単純に乱暴でばかげたSFだ」と述べた。
 これに対し、ロシア国防省は6日にこの主張を再び強調し、ウクライナ側で3,700名の犠牲者が出たとした。
 これに対しウクライナ軍は5日、同州での大規模攻撃の情報はなく「偽」の情報にはコメントしないと述べた。
2023.06.07
 12:54
CNN

(Yahoo)

ウクライナ反攻、開始の兆候 東部で戦闘が大幅に増加 <2307-060708>
 NATO当局者が6日、欧米当局者がウクライナによるロシアへの大規模な反転攻勢について、始まった兆候を目撃していると考えていることを明らかにした。
 ウクライナ軍がロシア軍防衛線の弱点を探っており、過去48時間の間に東部での戦闘が大幅に増加しているという。
 NATO当局者や欧州の情報当局者がCNNに、形成作戦とも呼ばれる初期の攻撃は少なくとも2週間前から行われていたが、ウクライナ軍はこの数日、砲撃や地上攻撃で突破が可能なロシア陣地の脆弱な地域を見つけ始めたことを明らかにした。
 ただ、ウクライナ南部のロシア軍の占領下にあるダムが破壊され、洪水によって避難が始まったことで、ウクライナ側の計画の一部が複雑になる可能性があるという。
 西側当局者によれば、ダムの決壊によって、ウクライナ軍がドニプロを渡河してロシア軍の陣地を攻撃することがより困難になる可能性がある。 また、ダムの決壊によって、ウクライナ政府は人道的な必要から人的物的資源を投入する課題がすでに発生している。
2023.06.07
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 6 2023 <2307-060707>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月6日の戦況 =
 6月6日未明のカホフカ水力発電所 (KHPP) ダムの損傷により、ヘルソン州のドニプロ河デルタ、河川湿地、河口、海岸線の集落が大規模に氾濫した。
 国際原子力機関 (IAEA) とウクライナ当局は、カホフカ貯水池の水位の低下がザポリージャ原発 (ZNPP) の安全性に影響を与えることはないとした。
 ウクライナ当局は、ロシア軍が意図的にKHPPダムを破壊したと述べ、ロシア当局はウクライナ軍がKHPPダムを破壊したと非難したが、ISWは6月6日にKHPPで何が起こったかについての明確な証拠をまだ観察していないため、この発表時点では責任の独立した評価をできない。
 ウクライナ当局は、ダムの損傷とその後の洪水がウクライナの反撃準備を妨げないと断言した。
 ロシア軍は、6月5日~6日の夜にウクライナ全土で別の大規模なミサイル攻撃を実施した。
 ロシアの情報筋は、親ウクライナの全露義勇軍団 (RDK) とロシア軍団の自由 (LSR) が6月6日の時点でベルゴロド州の国境集落から撤退したと主張した。
 ロシア軍はスヴァトベ~クレミンナの線で限定攻撃した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がバクムットの北と南西で地上攻撃を続け、ロシア軍がアウディーイウカ~ドネツクの線で限定攻撃したと主張した。
 ウクライナ軍はドネツク南西部とザポリージャ州東部で攻撃を続けた。
2023.06.07
 05:34
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナのダム破壊、1.7万人が避難 米政府「多数死亡の恐れ」 <2307-060702>
 ウクライナ南部ヘルソン州のロシア支配地域にあるカホウカ水力発電所のダムが6日に攻撃を受けて決壊した問題で、地元当局が周辺の1都市と24村で洪水が発生し17,000人が避難を強いられていることを明らかにした。 米政府は「多数の死者が出た可能性が高い」としており、人道危機の発生が懸念されている。
 ウクライナ政府は、ダムの破壊はロシアがウクライナの攻勢を妨害するために行ったものだと主張する一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官は「ウクライナ側の意図的な破壊工作」を主張している。
2023.06.06
 20:46
テレ朝 News

(Yahoo)

ウクライナでダム破壊 IAEA「ザポリージャ原発には緊急のリスクなし」と発表 <2307-060620>
 ウクライナ軍が6日、ドニプロ河にあるカホフカ水力発電所のダムをロシア軍が破壊したと発表したが、IAEA(国際原子力機関)がザポリージャ原発の安全性には差し迫ったリスクはないとの見解を明らかにした。
 IAEAによると、破壊を受けてザポリージャ原発に冷却水を供給している貯水池の水位が毎時5cm低下しているが、近くには数ヵ月分の供給に十分な水量を保つ別の貯水池があるということで、安全性に差し迫ったリスクはないと判断している。 IAEAはこの池を破壊しないよう呼び掛けている。
2023.06.06
 16:21
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍がキーウ空爆、全てのミサイル迎撃とウクライナ当局 <2307-060615>
 ロシアは6日未明にキーウを空爆した。 ウクライナ当局によると、防空システムによって20発以上のCMは全て撃墜され、死傷者は出ていない。
 ロイタはこの情報を独自に確認できていない。
 目撃者によると、6日00:00過ぎから4時間以上にわたりキーウ市内に空襲警報が発令される中、防空システムのような爆音が何度も聞こえたという。
2023.06.06
 14:31
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ南部のロ支配地域でダム破壊、洪水が発生 互いを非難 <2307-060614>
 ウクライナとロシアの両軍によると、ウクライナ南部のロシア支配地域にある巨大なカホフカダムが6日に破壊され、SNSに投稿された真偽不明の複数の動画では、ダムの周囲で激しい爆発が相次いでいる様子が映っているほか、破壊されたダムから水があふれ出して周辺で洪水が発生した。
 カホフカダムは高さ30m、長さ3.2kmで18㎦の貯水池を持ち、カホフカ水力発電所の一部としてソ1956年に建設され、クリミア半島やザポロジエ原発にも水を供給している。 国際原子力機関 (IAEA) は同原発に安全上のリスクは当面ないが状況を注意深く監視しているとし、同発電所の責任者も現時点で原発に対する脅威はないとした。
2023.06.06
 12:48
CNN

(Yahoo)

ロシア、戦車28両と装甲戦闘車109両を破壊と発表 ドネツク州戦況 <2307-060613>
 ロシア国防省が6日、ウクライナ軍が5日にドネツク州南部で前進を試みたものの、大きな損害を被り攻撃を停止したと発表した。 ロシア国防省はまた、ロシア軍がLeopard 2 MBT 8両を含む戦車28両装甲戦闘車109両を破壊したと主張した。
 ロシア国防省は5日にも、ウクライナ軍の大規模攻勢を撃退したと発表していた。  ロシア国防省がtelegramで明らかにしたところによると、ウクライナ軍は今回、陸軍部隊や強襲航空部隊、戦術航空部隊、ミサイル部隊、火砲、重サーモバリックシステムによる複合兵器攻撃を受けたという。
 CNNは今回の発表について独自に検証できていない。 ウクライナ国防省にコメントを求めたものの、今のところ返答はない。
2023.06.06
 12:32
CNN

(Yahoo)

ウクライナ、ロシア国内で破壊工作員養成か <2307-060612>
 米国の諜報に詳しい多くの人々がCNNに、ウクライナが養成した工作員と同調者のネットワークが、ロシア国内にある目標に対して破壊工作を行っているとの見方を明らかにした。 ウクライナはこの工作員らに、攻撃を実施するためのUAVも提供しているという。
 米当局者らは、ロシア国内にいるこれらの親ウクライナの工作員が5月初めにクレムリンを狙ったUAV攻撃を行ったとみている。 攻撃に使用したUAVはロシア国内から飛ばされており、ウクライナからモスクワへ飛行したものではなかった。 米当局者2人はCNNの取材に答え、いずれのUAV攻撃においても米国が供与したUAVが使用された証拠はないと述べた。
 米当局者らは、ウクライナが工作員の組織複数をロシア国内で展開していると考えている。 これらの組織には、ウクライナへの同調者とこの種の戦争に熟達した工作員が混在しているという。 ウクライナは組織に対し、自国製のUAVを供給しているとみられる。
2023.06.06
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 5 2023 <2307-060609>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月5日の戦況 =
 ロシアとウクライナの当局者は、ウクライナが反撃を開始したとしている。
 ウクライナ軍がバクムットの北と南西で限定的な攻撃に成功した。
 全露義勇軍団 (RDK) は6月5日現在、ベルゴロド州のロシア国境集落活動を継続していると主張した。
 チェチェン共和国のカディロフ首長が、チェチェン軍はベルゴロド州での襲撃から防御する準備ができていると主張した。
 ロシアの黒海艦隊は、クリミアでの兵站の混乱を防ぐため、物資をロシア本土に移送しようとしている。
 ロシア軍はハリコフ市の北東で威力偵察を繰り返し、クピャンスクの北東とスヴァトーヴェ~クレミンナの線で限定的な攻撃を続けたと伝えられている。
 ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で限定攻撃を続けた。
 ウクライナ軍はドネツク西部とザポリージャ州東部で攻撃を続け、ある程度の戦果を挙げた。
 ウクライナ軍は、ウクライナ南部全域でロシアの後方陣地を砲撃し続けている。
2023.06.06
 09:35
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、「大規模攻撃を撃退」のロシア発表を否定 <2307-060608>
 ロシア軍は5日に声明で、ウクライナ兵250人を殺害し、複数の装甲車を破壊したと述べたが、十分な証拠は示さなかった
 この発表に対しウクライナ軍報道官はCNNに5日、ドネツク州で大規模攻撃があったという情報はないと反論した。
 ウクライナとロシアは互いに、世論を動かし敵軍を混乱させるための情報戦を展開しているが、ロシアはウクライナ側の損失を誇張する傾向がみられる。
 CNNは事実関係を独自に確認できていない。
2023.06.06
 08:30
産経新聞

(Yahoo)

ロシア人義勇兵組織、露西部の集落を制圧か <2307-060607>
 ウクライナ侵略を続けるプーチン政権の打倒を掲げウクライナ軍と共闘しているロシア人義勇兵組織ロシア義勇兵軍団が5日、露西部ベルゴロド州の集落ノーバヤタボルジャンカを支配下に置いたとSNSで発表した。
 国営ロシア通信によると同州のグラトコフ知事も同日、「われわれは現在、ノーバヤタボルジャンカに入れない」と述べ、集落の支配権を失ったことを暗に認めた。  ロシア人義勇兵組織はこれまでに同州への越境攻撃を複数回にわたり実施し4日にも越境作戦を行い、複数の露軍兵を捕虜にしたと発表した。
2023.06.06
 07:52
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍、原発取水ダム爆破か ウクライナ南部 <2307-060606>
 ウクライナ軍の南部作戦司令部が6日、ロシア軍がドニプロ河のカホフカ水力発電所のダムを爆破したとfacebookで主張した。 被害程度を調べているという。
 欧州最大のザポロジエ原発はダムの貯水池から冷却水を取水している。
2023.06.06
 07:01
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、複数の方面で攻勢 国防次官 <2307-060604>
 ウクライナのマリャル国防次官が5日にTV番組で、ウクライナによる攻勢が「複数の正面で行われている」と明らかにした。 マリャル次官によると攻勢はバフムート以外でも起きており、5日の戦況はウクライナ軍にとって成功だったという。
 これより前に、同次官はtelegramで、ウクライナ軍が攻勢をかけてバフムート市周辺の複数の方面で前進したと発表し、同市の北と南西にそれぞれ位置する複数の集落でも攻勢が実施されていると明らかにした。
 ウクライナ軍東部方面部隊報道官も同日にTVで、同軍による攻撃が「バフムートの南と北の側面で」展開していると述べた。 報道官によれば、敵は激しく抵抗したものの、ウクライナ軍の空挺部隊と機械化部隊が複数の集落に向けて前進を果たし、前線の様々な地点で300mから1km前進したという。
 CNNはこの戦況報告を確認できていない。
2023.06.05
 23:55
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍が反攻とのロシア側の発表を否定=マリャル国防次官 <2307-060511>
 ウクライナのマリャル国防次官が5日にtelegramで、ウクライナが反攻を開始したとのロシア側の発表はバフムト周辺での敗北から注意をそらすためと述べ、ウクライナ軍が前線沿いの一部地域で攻撃行動に移行しているが、これが大規模な作戦の一部との指摘は否定した。
2023.06.05
 22:51
共同通信

(Yahoo)

「バフムト近郊、奪回された」 ワグネル創設者、ロシア軍批判 <2307-060510>
 ワグネルのプリゴジン首領が5日、ロシア国防省が完全制圧を宣言したバフムトに近いベルホフカの一部がウクライナ軍に奪回されたと述べ、ロシア軍の対応を批判した。
Berkhivka の位置 (Google Map)】
 プリゴジン首領はtelegramへの投稿で、軍がベルホフカの住民保護を名目に部隊の再配置を行い、戦略上の重要地点を放棄した結果、軍は「敗走している。 恥だ」と非難し、前線に来て敗走を食い止めるようショイグ国防相とゲラシモフ参謀総長に要求した。
 ロシア国防省は5月21日にバフムトを完全制圧したと発表したがウクライナ側は認めていない。
2023.06.05
 08:08
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナの大規模攻撃を阻止 兵士250人殺害=国防省 <2307-060504>
 ロシア国防省が5日未明、ドネツク州でウクライナによる大規模な攻撃を阻止し、数百名の親ウクライナ部隊を殺害したと発表した。
 同省はウクライナが4日朝に南ドネツク正面の5ヵ所6個機械化部隊2個戦車部隊による大規模な攻撃を開始したとし、ウクライナ軍250人を殺害したほか、戦車や歩兵戦闘車16両の、装甲戦闘車21両破壊したとしている。
 ロシア軍がtelegramに投稿した動画では、複数の軍用車両が空から攻撃を受ける様子が確認できる。 また攻撃を受けた地域にウクライナ侵攻の総司令官を務めるゲラシモフ参謀総長がいたことも明らかにした。
 ロイタは発表の真偽を確認できていない。
 現時点でウクライナ側はコメントしておらず、この攻撃がウクライナによる領土奪還に向けた大規模な反転攻勢の開始を意味するかどうかは不明である。
2023.06.05
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 4 2023 <2307-060503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月4日の戦況 =
 全露義勇軍団 (RDK) とロシア自由軍団 (LSR) が、6月4日にベルゴロド州へ限定的な襲撃を実施し、ロシア国境集落で活動を継続していると伝えられている。
 ベルゴロド州のグラドコフ知事は、捕らえられたロシア人捕虜の交換について交渉するというRDKとLSRの要求に応えた。
 ベルゴロド州での限定襲撃に対するロシアの報告の混乱は、ロシアの指導部がこ越境襲撃にどのように対応するかをまだ決定していないことを示唆している。
 ベルゴロド州での限定的な襲撃と越境砲撃は、ロシア軍指導部に対する批判の焦点になりつつある。
 ロシア軍は6月4日、ウクライナをイラン製のUAVとCMで4日連続攻撃した。
 Wagner Gp.のプリゴジン首領が6月4日、ウクライナ軍がバクムット南西部を奪還した可能性があるとし、市南西郊外に陣地を確保しているとするウクライナ側の報告を支持した。
 ウクライナ軍とロシア軍はいずれも、クピャンスク~スヴァトーブの線を確保をしたと主張している。
 ロシア軍はバクムットとマリンカ周辺で限定攻撃を行った。
 ウクライナ軍は局地的な攻撃を実施したが、ドネツク州西部とザポリージャ州東部で限られた戦果しか得られなかったと伝えられている。
2023.06.04
 17:31
CNN

(Yahoo)

終戦後に「ロシアの再侵攻」阻む枠組み必要、NATO 事務総長 <2307-060409>
 ストルテンベルグNATO事務総長がオスロで開かれた非公式外相会合後の記者会見で4日、ウクライナでの戦争が終結してもロシアが再び侵攻を企てる歴史の繰り返しを阻むため、NATOはウクライナへの支援を続けるとの見解を示した。
 事務総長は「我々全員は戦争の最中にウクライナをNATOの正規の加盟国にすることは出来ないことで意見が一致している」とした上で、「戦争が終えた時に起き得る事態への準備をする必要がある」と述べ、ロシア軍が再編成を進め再び攻撃に踏み切るようだと述べた。
2023.06.04
 16:00
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア西部国境地域へ攻撃相次ぐ 住民4000人超が避難 <2307-060408>
 ウクライナへの「特別軍事作戦」を続けるロシアが、6月に入り西部国境地域を相次いで攻撃されており、特にウクライナに隣接するベルゴロド州の被害が大きく、3日も少なくとも2人の死者を出した。 被害を避けるため、既に同州の4,000人を超す住民が国内の別の地域に避難し、ロシア政府は安全確保を急ぐ構えを示している。
 ベルゴロド州のグラトコフ知事は4日にtelegramで、同日未明に州西部のシェベキノ地区などが砲撃されたと明かした。 この地区では3日もウクライナ軍に砲撃され、住民2人が死亡し、2人が負傷しており、2日にも同州南部の町ソボレフカなどが砲撃を受け、4人死亡との発表が出ていた。
 これまでもベルゴロド州はウクライナ軍による砲撃やUAV攻撃の脅威にさらされてきたが、最近は武装集団による襲撃も伝えられている。 ロシア国防省は1日、武装集団が3回にわたりシェベキノ周辺への侵入を試みたが、いずれも撃退したと発表し、ウクライナ軍のテロ攻撃だと非難している。
 ベルゴロド州では5月22日にも侵入してきた武装集団の攻撃で住民2人が死亡した。
2023.06.04
 06:30

(16:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 3 2023 <2307-060405>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月3日の戦況 =
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトーヴェの線と、クレミンナの北西と南に限定的な攻撃を続けた。
 ロシア正規軍が、6月3日の時点でバクムットのWagner軍と大幅に交代した可能性がある。
 ロシア軍は、マリンカ近くのアウディーイウカ~ドネツク市の線への攻撃を集中した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がドネツク州西部で限定的な攻撃を続けたと主張した。
 ロシア軍はヘルソン州に防御陣地を完成させるための努力を続けた。
2023.06.04
 05:53
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍、戦略の幅狭まる ワグネル撤退で、英分析 <2307-060403>
 英国防省が3日、バフムトの前線からWagnerの部隊が撤退したことを受け、ロシア軍が前線に正規軍を配置していると指摘し、結果としてロシア軍が取り得る戦略の幅が狭まっているとの分析を明らかにした。
 英国防省は、ロシア軍がバフムト方面に空挺部隊も投入していると説明した。 空挺部隊は侵攻前まで精鋭と見なされていたが、ウクライナでの戦闘で深刻な失敗に関わったとされる。 ウクライナ軍報道官は3月に、バフムトで攻勢をかけていたWagnerが多くの人員を失ったため、ロシア軍の空挺部隊が戦闘で果たす役割が増大しているとの認識を示していた。
2023.06.04
 00:06
時事通信

(Yahoo)

ベルゴロド州に展開の用意 ワグネル <2307-060401>
 Wagnerのプリゴジン首領が3日、ウクライナと国境を接するロシアのベルゴロド州に部隊を展開させる用意があると表明した。
 プリゴジン首領はTelegramを通じ「ベルゴロド州で起きていることを国防省が止めないなら、その時はわれわれがロシア領を守る」と強調した。 ベルゴロド州のグラトコフ知事は2日、迫撃砲やロケット弾による500回に及ぶ越境攻撃を受けたと訴えていた。
2023.06.03
 20:39
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ国防相、中国の停戦仲介「必要ない」 <2307-060310>
 ウクライナのレズニコフ国防相が3日、シンガポールで開催中のアジア安全保障会議(シャングリラ対話)で登壇し、ロシアによる侵略を巡って中国が停戦の仲介に乗り出していることについて、「必要ない」と述べた。
 レズニコフ国防相は、停戦の仲介役として複数の国が名乗りを上げているが、「ほとんどはロシアの利益のためのようだ」と述べた上で、「法の支配ではなく、力の支配が広がってもいいのか」と強調し、国際社会に戦闘継続に向けた支援を呼びかけた。
2023.06.03
 16:50
CNN

(Yahoo)

ロシア兵損失は侵略開始以降で20万8000人、ウクライナ軍 <2307-060309>
 ウクライナ軍東部作戦管区広報官が3日までに、ロシア軍兵士の死者数は2022年2月の侵略開始以降208,000名に達し、侵攻当初に投入された17万名以上を上回る損失を被ったと主張した。 CNNはこれら数字の真偽を独自には確認出来ていない。
 ロシア軍が侵攻で失った兵員の人数は情報源によってばらつきがあり、バイデン政権は5月に2022年12月以降に生じた死傷者は10万名以上と報告したが、ロシア大統領府の報道担当者は当時、この数字を否定し、米国が「何らかの正しい数字を示し得る方途は絶対にない」とも反論していた。
 ロシアのショイグ国防相は2022年9月、死亡したロシア兵は6,000名以下としていたが、露国防省はこれ以降、新たな数字を公表していない。
2023.06.03
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 2 2023 <2307-060307>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月2日の戦況 =
 ロシアミルブロガーの一部は、ベルゴロド州の状況を利用してロシアの指導者を批判し続けているが、大方は最近の襲撃を重視していない。
 ロシア軍は、6月2日~2日の夜に、ウクライナに対しCMとUAVによる攻撃を行った。
 露参謀本部動員局長のブルディンスキー上級大将が、ショイグ国防相のかねてからの提案に従い、ロシア軍が2023年末までに新たに2個の軍管区を編成すると発表した。
 ロシア軍はクピャンスクとクレミンナの方向で攻撃を続けた。 ロシア軍はマリンカで攻撃を行った。
Marinka の位置 (Google Map)】
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がドネツク州西部で限定的な反撃を行い領土を奪還したと主張した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナが占領下のザポリージャ州ベルジャンシクの港湾地域をStorm Shadowで攻撃したと主張した。
2023.06.03
 06:58
ロイタ通信

(Yahoo)

キーウ周辺に36回の空爆、ロシア西部にウクライナから砲撃 <2307-060306>
 ウクライナ軍が2日にtelegramで、キーウ周辺で夜間にミサイルやUAV 36発/機を撃墜したが、落下した破片により2人が負傷し、住宅5棟が被害を受けたことを明らかにした。
 一方、ロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ知事は2日、ウクライナが国境付近の町を砲撃し4人が死亡したと明らかにした。 国境に接する町シェベキノでは、工業施設で火災も発生したという。
 ロシア国防省は1日に、ベルゴロド州に侵入してきた「親ウクライナ派武装勢力」を撃退したと発表した。 侵入は1週間で2回目となる。 ウクライナは関与を否定している。
 ベルゴロド州の攻撃を実行したと主張する自由ロシア軍団は、自らを自由世界の一員となるロシアを作るためプーチン政権と戦うロシア人であるとしている。 また反プーチン政権のロシア義勇軍とともに、ウクライナの命令ではなく自らの力で攻撃するロシア人有志であると述べている。
2023.06.03
 05:44
日経新聞 ロシア軍「国境防衛と攻撃のジレンマに」 英国防省分析 <2307-060304>
 ウクライナの戦況を分析している英国防省がTwitterに2日、ウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州に攻撃が続いているため、攻撃用ヘリや
MRLなどあらゆる兵器を自国内に配備せざるを得なくなっていると指摘し、国境地域の防衛とウクライナの占領地域の戦線のどちらを強化するか深刻なジレンマに直面していると投稿した。
2023.06.03
 00:11
ロイタ通信

(Yahoo)

米国務長官、ロシアのウクライナ領掌握正当化する和平案を警告 <2307-060301>
 ブリンケン米国務長官が2日に訪問先のヘルシンキで行った演説で、ロシアによるウクライナの領土の掌握を正当化するような和平構想に対する警戒感を示し、「公正で耐久性のある」和平に向けた取り組みは説明責任と復興に対応したものでなければならないとの考えを示した。
 また、米国は国連憲章の原則を順守している限り、いかなる構想も歓迎すると表明し、「ブラジルや中国を含むいかなる国の取り組みも、公正で永続的な和平への道に役立つなら支持する」と述べた。
2023.06.02Janes Ukraine to receive Starlink services under US deal <2307-060219>
 米国防総省が6月1日、ウクライナに提供する衛星通信StarlinkをSpaceX社に発注したと発表した。 ただ発注価格や契約の時程などについては発表しなかった。
 SpaceX社はウクライナのフェドロフ副首相の要請を受け2022年2月から衛星画像を提供しておりウクライナにとって“game changer”になっている。
2023.06.02Janes Ukraine conflict: Ukraine orders 300 UAVs <2307-060218>
 ウクライナが5月31日、ドイツQuantum-Systems社に電動VTOL (e-VTOL) UAV Vector 300機を追加発注したと発表した。
 Vector eVTOL UAVは翼端長2.8m
MTOW 7.4kgで、NextVision社製Nighthawk2-UZまたはTrillium Engineering社製HD40-LV EO装置を搭載でき、捜索救難や国境監視などのISRに適している。
2023.06.02
 23:21
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ大統領、戦争終結まで NATO 加盟「不可能」と承知 <2307-060217>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が2日にキーウでエストニアのカリス大統領と行った共同記者会見で、NATO加盟がウクライナにとって最善の安全保障になるとしながらも、ウクライナに対しロシアが戦争を仕掛けている間は、ウクライナのNATO加盟は不可能であることは承知していると述べた。
2023.06.02
 22:31
Ukrinform ウクライナはクリミアを今年奪還するかもしれない=ウォレス英国防相 <2307-060216>
 ウォレス英国防相がWashington Post紙の取材に対し、ロシアが必要な装備を使い果たした2023年中にプーチンが違法に併合したクリミア半島をウクライナが奪還する現実的可能性があると発言した。
2023.06.02
 18:26
Newsweek

(Yahoo)

ロシアの「竜の歯」、ウクライナ「反転攻勢」を阻止できず...チャレンジャー2戦車があっさり突破する映像を公開 <2307-060213>
 近いうちにウクライナが反転攻勢に打って出ると言われる今、ロシア軍はウクライナ国内の占領地域に戦車などの前進を食い止めるための防御用障害物「竜の歯」を設置しているが、Twitterにはウクライナ軍の戦車が「竜の歯」をやすやすと突破する様子を捉えた動画が投稿され、その障害物も実際にはほとんど効果がないかもしれない。
【「竜の歯」関連記事:2305-042201 (讀賣 2023.04.22)】
2023.06.02
 10:51
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ拠点のロシア人武装組織、露西部に再進入し大規模攻撃…プーチン大統領の威信に傷 <2307-060210>
 ウクライナに拠点を置く二つのロシア人武装組織が1日にウクライナと国境を接する露西部のベルゴロド州に進入し、国境付近で露軍と交戦したとSNSに投稿した。 進入攻撃を行ったのはロシア義勇軍団自由ロシア軍団で、自由ロシア軍団はSNSに露軍の弾薬庫や軍用車両を砲撃で破壊したとする動画を投稿し、露軍に投降も呼びかけた。
 地元州知事によると武装組織は断続的な砲撃も行った。 州都ベルゴロドにはUAV攻撃もあった。
 武装組織の大規模な進入攻撃は5月22日以来で、国境警備の強化を指示していたプーチン大統領の威信が傷ついた。
2023.06.02
 09:00
朝日新聞

(Yahoo)

ゼレンスキー氏、NATO 加盟までの安全保障要請 モルドバで会合 <2307-060209>
 EU加盟国と非加盟国で構成する欧州政治共同体の会合が1日にウクライナのゼレンスキー大統領も参加してモルドバで開かれ、ロシアの侵攻を受けるウクライナのNATO加盟が実現するまでの間の安全保障をウクライナに提供するよう求めた。
 ロイタ通信によると、ゼレンスキー大統領は「ウクライナのNATO加盟への明確な招待と、加盟が実現するまでの間のNATOからの安全保障が必要となる」と訴えたという。
2023.06.02
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, June 1 2023 <2307-060208>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年6月1日の戦況 =
 ロシア軍は、5月31日~6月1日の夜と6月1日の日中に、ウクライナに対して新たなミサイル攻撃を実施した。
 全露義勇軍団 (RDK) とロシア自由軍団 (LSR) の部隊が、6月1日にベルゴロド州への襲撃を実施したと伝えられた。
 ロシア軍はクピャンスクの北東とスヴァトーヴェの北西で攻撃した。
 バクムット正面でのロシアとウクライナの戦闘は6月1日現在も低調で、ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で限定的な攻撃を行った。
 ロシア軍の南翼での攻撃は確認されなかった。
 ロシアの占領当局は、占領地での地方選挙を9月10日に行なうと発表した。
 ウクライナのコスティン検事総長が5月31日、ロシア軍が子どもに対し犯したとする2,900件以上の犯罪を調査していると発表した。
2023.06.02
 06:26
共同通信

(Yahoo)

米国防総省、衛星通信契約 スターリンク、資金拠出 <2307-060207>
 米国防総省が1日、ウクライナの防衛を支える目的で人工衛星を使ったSpace X社のインターネット接続サービスStarlinkと契約したと明らかにした。 Space X社はこれまでもウクライナでサービスを提供してきたが、多大な維持コストを理由に資金拠出を求めていた。
 国防総省は、衛星を使った通信がウクライナの通信ネットワークの中核だと、ウクライナ軍の司令部と前線の間で情報の送受信に利用されるなど、Starlinkが重要な役割を果たしてきたことを踏まえ、通信手段の維持を支援する考えを強調した。
2023.06.02
 05:00
朝日新聞

(Yahoo)

NATO「ロシア侵略の悪循環を止める」 ウクライナ安保枠組み議論 <2307-060204>
 NATOが1日にノルウェーの首都オスロで非公式外相会合を開き、ロシアによる侵攻が続くウクライナへの軍事支援について議論し、ストルテンベルグ事務総長が7月にリトアニアで開く予定のNATO首脳会議で、ウクライナの長期的な安全保障の枠組みを議論する考えを示した。
 ストルテンベルグ事務総長は記者会見で「ロシアが再び侵略を繰り返す悪循環を止める必要がある」と指摘し、ウクライナに安全を保障する枠組みを検討すべきだと強調した。
 また、消耗戦は補給の戦いだとも述べ、首脳会議では弾薬などの支援を続け、強化していくことが主な課題になるとした。
2023.06.02
 04:42
ロイタ通信

(Yahoo)

NATO、ウクライナに明確な安全保障表明する必要=仏大統領 <2307-060203>
 モルドバのブルボアカで開かれた欧州政治共同体 (
EPC) の首脳会議に出席したマクロン仏大統領が1日、7月にリトアニアの首都ビリニュスで開催されるNATO首脳会議で、ウクライナに明確かつ強力な安全保障を表明する必要があると述べた。
 EPC首脳会議にはウクライナのゼレンスキー大統領も出席し、ウクライナがNATOに当面加盟できない場合は明確な保証を求めると述べていた。
 マクロン大統領は、ウクライナの安全保障を巡りドイツと緊密に協力していると述べ、6日からドイツを訪問して7日にポツダムでドイツのショルツ首相と協議会談することを明らかにした。
2023.06.02
 01:30
毎日新聞

(Yahoo)

NATO、ウクライナへの安全保障協力で新枠組み協議 非公式会合 <2307-060202>
 NATOが6月1日までの2日間、ノルウェーのオスロで非公式の外相会合を開いた。 外相らは、7月にリトアニアで開かれるNATO首脳会議で主要議題になるとみられるウクライナに対してNATOが長期的な安全保障を提供する枠組みについて協議した。
 ストルテンベルグ事務総長は1日、会合終了後の記者会見で「ウクライナでの戦争が終わった後にもウクライナの安全を将来にわたって保障するための取り決めを確保することが必要だ」と述べた。 ただ、具体的にどのような枠組みになるかは未定という。 ウクライナはNATO加盟を求めているが、加盟国内に慎重論は根強く、早期加盟へのハードルは高い。
 Wall Street Journal紙は、NATOがイスラエルとの関係をモデルにした安全保障協定を検討していると報じた。 イスラエルはNATOには加盟していないものの、緊密な関係にある米国から多額の軍事支援を得ている。
 マクロン仏大統領は5月31日、「NATOはウクライナについて、イスラエルへの安全保障と正式な加盟国の間に位置する」案を検討すべきだとの考えを示した。
2023.06.02
 00:49
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ側からの越境攻撃を撃退、「戦闘員30人死亡」=ロシア <2307-060201>
 ロシア国防省が1日、ウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州に侵入してきた親ウクライナ派武装勢力を撃退したと発表した。 ロシア国防省によると、この日は同州シェベキノ周辺で3回の越境攻撃を撃退した。 30人以上のウクライナ側戦闘員が死亡し、4両の装甲車が破壊されたとし、ウクライナが「テロ組織」を使って民間人への攻撃を試みていると非難した。
 同地域では激しい砲撃とUAVによるものとみられる攻撃があり、一部民間人が避難したという。
 ベルゴロド州では5月22日にも、ウクライナ側から侵入したとみられる武装集団による攻撃があった。
2023.06.01
 19:49
CNN

(Yahoo)

スウェーデン、ウクライナに国産戦闘機の訓練検討 要請あれば <2307-060114>
 スウェーデンのヨンソン国防相が5月26日にCNNの取材に、ウクライナ人が同機の操縦訓練を受けるとしたスウェーデン公共放送SVTの報道に答え、ウクライナが求めるのならGripenを対象にウクライナ人操縦士の訓練提供を検討する用意があるとの考えを示した。
 ただヨンソン国防相は、「現段階ではウクライナにGripenを提供しない」とも釘を刺した。
2023.06.01
 17:50
ロイタ通信

(Yahoo)

ゼレンスキー氏がモルドバ訪NATO 加盟意欲表明 欧州首脳会議 <2307-060112>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が1日、欧州政治共同体 (
EPC) の首脳会議が開催されているモルドバを訪問し、ウクライナはNATOの一員となる用意があり、加盟承認を待っていると述べた。 またEUへの加盟にも意欲を示した。
 マクロン仏大統領が設立を提唱したEPCはEU加盟27ヵ国非加盟国20ヵ国で構成され、モルドバのサンドゥ大統領は2回目となる今回の首脳会議を、ウクライナとの国境から20kmの距離にあり、親露派が実行支配するトランスニストリア地域にも近いブルボアカの城で開催し、ウクライナがロシアに対する反転攻勢を見据える中、ウクライナとモルドバへの支持をアピールする場となった。
2023.06.01
 16:21
Defense One Pentagon buying Musk's Starlink for Ukraine <2307-060110>
 イーロン・マスク氏と米国防総省の関係はギクシャクしているが、ウクライナでSapce X社の衛星通信が不可欠として、6月1日に同社に衛星通信サービスを発注した。
 現在4,000基の衛星でStarlink網を構成しているSpace X社のマスク氏は、数ヶ月間ウクライナに20,000基の衛星端末を提供してきた。
2023.06.01
 12:58
CNN

(Yahoo)

ウクライナ南部ザポリージャ州、ロシア支配下の街で連続爆発 <2307-060107>
 ウクライナ南部ザポリージャ州の親露派当局者が、前線に近いポロヒで連続して爆発が発生したことを明らかにした。 ポロヒに対しては定期的にウクライナ軍による砲撃が行われており、先週はウクライナ軍が配電所に砲撃を行ったため停電が発生したという。
 ザポリージャ州に位置するポロヒは、多くの専門家がウクライナによる反転攻勢の焦点となるとみている。
Polohy の位置 (Google Map)】
2023.06.01
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 31 2023 <2307-060103>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月31日の戦況 =
 ロシア軍司令部は、Wagner Gp.軍のバクムットからの撤退を受けて、チェチェン共和国のカディロフ首長軍にウクライナでの攻撃を開始するよう命じた可能性がある。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナの南で上攻撃を行った。
 ロシア軍は、バクムット周辺とアウディーイウカ~ドネツク市の線で限定的な攻撃を実施した。
2023.06.01
 07:40
時事通信

(Yahoo)

米、ウクライナに追加軍事支援 <2307-060102>
 米政府が5月31日にウクライナに対し、$300Mの追加軍事支援を行うと発表した。
 PatriotやHIMARS弾(註:
GMLRS)などが含まれる。
2023.05.31
 21:26
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナの「最後の軍艦」破壊と主張 <2306-053118>
 ロシア軍が定例会見で31日、オデーサ港に停泊していたウクライナ海軍の最後の主要艦である中型揚陸艦Yuri Olefirenkoを5月29日に破壊したと主張した。
 AFPはこの主張について独自に裏付けを取れていない。
 ウクライナ海軍報道官は、コメントを差し控えるとした。
【註】
 Yuri Olefirenkoは排水量1,192tで、双連30mm砲2門、18連装140mmロケット弾発射機2基、Stela-3 4連装発射機2基などを装備している。  1971年にソ連海軍で就役し、1996年からウクライナ海軍の所属になっている。
2023.05.31
 18:07
時事通信

(Yahoo)

「5月に入り主導権失う」 ロシア軍の現状分析 英国防省 <2306-053116>
 英国防省は31日にウクライナに関する戦況分析で、5月に入ってロシア軍は次第に戦争の主導権を失うようになったと指摘した。 ロシア各地やウクライナのロシア占領地域では、攻撃を受けたという報告が相次いでいる。
 ロシアの治安当局は31日、ウクライナ東部ルガンスク州のロシア占領地域の村に夜間、ロケット弾4発が撃ち込まれ少なくとも5人が死亡したと主張した。 HIMARSを使った攻撃だとしている。
 ロシア国内でも、モスクワに30日にUAV 8機が飛来したほか、西部ベルゴロド州で砲撃があった。 ベルゴロド州では、22日にウクライナから武装勢力が侵入し戦闘が起きている。  ロシア南部クラスノダール近郊のアフィプスキー製油所もUAVによるとみられる攻撃を受け火災が発生した。
ロシア領内での攻撃に関し、ウクライナ政府は「直接的な関与」を否定している。
2023.05.31
 17:59
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナに「国境越えて武力示威する権利ある」 英外相が見解示す <2306-053115>
 クレバリー英外相が30日に訪問先のエストニアで会見し、ウクライナには国境を越えて軍事目標を設定する自衛権があるとの見解を示した。
 会見で英メディアの記者が、ロシア軍によるUAV攻撃が連日のように続く中、ウクライナがモスクワへ反撃する正当な権利を有すると考えるかと質問したのに対し、クレバリー外相は一般論とした上で、「国境を越えた軍事目標は、国家の自衛権の一部として正当であると国際的に認められている」と語り、「ウクライナには当然、自国内で自衛する正当な権利があり、ウクライナに向けられるロシアの軍事力を弱めるために、国境を越えて武力を示威する権利も有している」とも述べた。
2023.05.31
 12:58
AFP=時事

(Yahoo)

米、ロシア領内への攻撃支持せず <2306-053111>
 米政府が30日、モスクワの高層住宅などへのUAV攻撃を受け、ロシア領内への攻撃を支持しない立場を明確にした。
 国務省報道官は「米国は一般論としてロシア領内への攻撃を支持しない。 われわれはウクライナによる領土の奪還に向け、装備や訓練を提供することに注力してきた」と述べた。
2023.05.31
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 30 2023 <2306-053107>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月30日の戦況 =
 ロシア軍はクピャンスクの北東とスヴァトーヴェの北西で限定的な地上攻撃を行い、ロシアの情報筋はロシア軍がクレミンナの南で攻撃を行ったと主張した。
 バクムット正面のロシアとウクライナの戦闘烈度は、5月30日現在も低いままである。
 ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線への攻撃で僅かに前進した。
 ロシア軍の南翼での攻撃は確認されなかった。
2023.05.31
 02:45
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア侵攻に伴うウクライナ医療機関への攻撃1000件超= WHO <2306-053102>
 世界保健機関 (WHO) が30日、ロシアによるウクライナ国内の医療機関への攻撃は1,004件に上り、WHOがあらゆる紛争で記録した中で最多と発表した。
 声明では「WHOが検証した、過去15ヵ月間の本格的な戦争における1,004件の攻撃は、医療従事者と患者の双方を含む少なくとも101人が死亡した」とした。
2023.05.30
 14:13
ロイタ通信

(Yahoo)

モスクワにドローン攻撃、8機全て破壊=ロシア国防省 <2306-053009>
 ロシア国防省が「今朝ウクライナがモスクワにUAV 8機で攻撃を仕掛けたが全て撃墜された」と発表した。 モスクワ南西部で02:00~03:00GMT(日本時間11:00~12:00)に大きな爆発音がしたと市民が証言し、UAV 1機が撃墜され煙が上がっている様子の動画も紹介されている。
 モスクワ市長によると、2人が負傷しこのうち1人が病院に運ばれたが死者の報告はない。
2023.05.30
 11:32
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍の反転攻勢、「タイミングは決まった」とゼレンスキー氏 <2306-053008>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が29日夜の演説で、ウクライナ軍による反転攻勢の時期に関する決定が下されたことを明らかにした。
 ただ具体的にいつ反転攻勢を開始するのかは明言しなかった。
2023.05.30
 10:26
ロイタ通信

(Yahoo)

キーウ、過去24時間で3度目の攻撃 少なくとも1人死亡・4人負傷 <2306-053005>
 ウクライナの当局者が30日早く明らかにしたところによると、キーウで過去24時間で3度目の攻撃が異なる方向から波状で行われ、少なくとも1人が死亡、4人が負傷した。
 キーウの当局者らによると、ロシアは30日未明に市内への新たな大規模攻撃を開始し、ウクライナ軍がUAV 20機以上を撃墜した。
2023.05.30
 08:15

(18:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 29 2023 <2306-053004>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月29日の戦況 =
 ロシア軍がウクライナに対し、5月28日~29日の夜と29日の日中にCMとイラン製UAVで攻撃を行った。
 ロシアは5月28日にベラルーシにさらに少なくとも1個中隊のS-400を配備した。
 元ロシア副国防相のミジンツェフ上級大将が現在Wagner Gp.の副司令官として活動していることが確認された。
 ロシア軍はクピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定的な攻撃を実施した。
 バクムットとその周辺でのロシアの攻撃速度は著しく低下したままである。
 ロシア軍は、特にマリンカに焦点を当てて、アウディーイウカ~ドネツク市の線で限定的な攻撃を続けた。
Marinka の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はドネツク州西部で限定的な攻撃を行い、マリウポリの要塞を増強している。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がザポリージャ州でウクライナ軍の偵察部隊を撃退したと主張した。
 ベラルーシのルカシェンコ大統領は5月29日現在、入院していない可能性が高い。
2023.05.30
 06:04
ロイタ通信

(Yahoo)

米のパトリオットミサイルなら100%迎撃が可能=ウクライナ大統領 <2306-053002>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が29日、Patriotを使用すれば100%の迎撃率を確保できると述べた。
 ウクライナ軍によると、この日の日中の攻撃でロシアが使用した11発のミサイルは全て撃墜した。
2023.05.29
 17:16
讀賣新聞

(Yahoo)

「併合」4州、ロシアが地方選挙実施へ法案…国境を「ゆがめた」地図には罰則 <2306-052913>
 ロシア上院が24日、ロシアが一方的に併合したウクライナの東部と南部の4州で州知事と地方議会選挙の実施を可能とする改正法案を可決した。 今秋に「地方選」を行い、併合領土との一体性を誇示する狙いがあるとみられる。  下院では、ロシアの「領土保全」に反する地図を禁止する法案も審議されている。 独立系メディアのMeduzaなどによると、地図の作製者が国境を「意図的にゆがめた」場合に罰金を科す内容などが検討されており、併合されたウクライナ領土や北方領土などが対象に浮上しているという。
2023.05.29
 15:15
Ukrinform ロシア軍、キーウを弾道ミサイルで攻撃 全弾撃墜 <2306-052911>
 ウクライナ空軍がTelegramで、ロシア軍が29日11:30頃にキーウに対してIskander-M
TBMIskander-K CM、合わせて11発北方から発射して攻撃したが、ウクライナ空軍が全弾を撃墜したと発表した。
2023.05.29
 14:56
AP

(Yahoo)

自走榴弾砲で露軍側面を砲撃 守勢に立たされるロシア軍 <2306-052910>
 ウクライナ軍による大規模な反転攻勢が始まるという情報が独り歩きしているが、ドネツィク州ではバフムートを占領したロシア軍が部隊の再編成と兵員の補充に追われ、攻撃の手を緩めているといわれている。
 ロシア軍の側面を攻撃するウクライナ軍は、ドイツから供与されたPzH2000
SPHでロシア軍部隊を砲撃しているが、前線の兵士は反転攻勢を前に、入手できるのであれば、どんな兵器でもほしいという。 反転攻勢を前に、東部戦線のウクライナ軍はバフムート郊外の20㎢を解放し、ロシア軍の側面を脅かしている。
 ロシア軍は東から南に弧を描く長い戦線全域で、ウクライナ軍の反撃に備えてはいるが、攻勢の正面がどこになるのか、いつ始まるのかなどは分かっておらず、心理的に守勢に立たされている。
2023.05.29
 13:29
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、ドイツに長距離巡航ミサイル「タウルス」の供与要請 <2306-052909>
 ドイツ国防省の報道官が27日、ウクライナが射程500kmのTAURUS
ALCMの供与を要請したことを明らかにした。
 Storm Shadowsと類似の機能を持つTAURUSはMBDA社が製造している。
【註】
 記事にはMBDA社製のTAURUS ALCMとあるが、正しくはMBDA社の兄弟会社でドイツDASA社とスウェーデンBofors社が設立したTAURUS GmbH社製のKEPD 350ミサイルである。
2023.05.29
 13:12
CNN

(Yahoo)

領土の一体性、欧州も支持 ウクライナ外相 <2306-052908>
 先ごろ欧州を歴訪した中国特使がウクライナに対し、紛争終結の方途としてロシアによる領土の獲得を受け入れるよう促したとの報道が出ていたが、ウクライナのクレバ外相は、同国での戦争について、欧州の同盟国はウクライナ政府と足並みをそろえていると述べた。
 クレバ外相がFacebookに投稿した動画によれば、西側諸国の外相はクレバ外相に対し、中国特使との話し合いでそのような動きを受け入れることはなかったと断言したという。
2023.05.29
 10:02
Ukrinform 露軍再び大規模ミサイル攻撃 ウクライナ軍、ミサイル37弾、無人機29機撃墜 <2306-052906>
 ロシア軍が29日未明に再び同国に対してミサイルと
AUAVで大規模攻撃を行った。 ウクライナ軍は、CM 37発AUAV 29機を撃墜した。
 発表によれば、ロシア軍が攻撃に使ったミサイルとUAVは以下のとおりである。
 ・Kh-101/Kh-555 40発:カスピ海方面のTu-95MSから
 ・Shahed-136/131 AUAV 35機
 また、ウクライナ軍が撃墜したのは、CM 37発、AUAV 29機、ISR UAV 1機と発表された。
2023.05.29
 08:30
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナ、ロシアのドローン58機を撃墜 イランに制裁科す動きも <2306-052905>
 ウクライナ軍参謀本部が28日夜、キーウなどで前日深夜から攻撃を始めたロシア軍のUAVについて、59機のうち58機を撃墜したと発表した。
 参謀本部によると、ロシア軍は27日深夜から28日にかけて、キーウを含む広範囲に91回の空爆を加えたほか、ウクライナ軍の陣地や人口密集地を
MLR25回攻撃した。
2023.05.29
 08:11
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナが石油施設をドローン攻撃、砲撃で2人死亡=ロシア <2306-052904>
 ロシア当局とメディアが、ウクライナが27日にロシア国内の石油パイプライン施設をUAVで攻撃したことを明らかにした。 地元当局によると、ウクライナとの国境から500km離れたエロヒノ村近くにUAVが墜落した。
 ロシアKommersant紙によると、モスクワの北西に位置するトベリ州でUAV 2機が世界最大級の石油パイプラインDruzhbaに供給する施設を攻撃した。 Druzhbaはソ連時代に建設され、日量200万バレル以上の送油能力を持つが、ウクライナ侵攻を受けて欧州がロシア産エネルギーへの依存を低下しようとする中で利用が減少している。
 一方、ベルゴロド州のグラトコフ知事は、ウクライナの砲撃により少なくとも1人が死亡し、送電線も被害を受けたとしている。 クルスク州でも地元知事が、砲撃により1人が死亡したことを明かした。
2023.05.29
 07:40
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ「英ミサイル全て命中」 ロシアの「迎撃」主張を否定 <2306-052903>
 ウクライナメディアが地元テレビでの発言として、レズニコフ国防相が英国から供与されたStorm Shadowについて28日、「これまでに発射された100%が目標に命中した」と明らかにしたと報じた。
 露国防省はいままで10発以上のStorm Shadowの迎撃に成功したと発表していたが、レズニコフ国防相は露国防省の主張を否定した。
2023.05.29
 05:00

(15:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 28 2023 <2306-052902>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月28日の戦況 =
 ロシア軍は、5月27日から28日にかけて、戦争開始以来最大規模のShahed UAV攻撃を行った。
 バクムット周辺でのロシア軍の攻撃速度は著しく低下している。
 ロシア軍はクピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定的な攻撃を実施した。
 ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の正面で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍はウクライナ南部の地域を砲撃し続けた。
2023.05.28
 19:50
毎日新聞

(Yahoo)

プーチン大統領、国境地帯の警備強化指示 相次いで攻撃されたと主張 <2306-052809>
 ウクライナへの「特別軍事作戦」を続けるプーチン大統領が28日にビデオ声明を出し、国境地帯の警備強化に当たるように治安機関に指示した。
 ロシアはウクライナとの国境地帯が相次いで攻撃されたと主張しており、対応策を急がせているとみられる。
 ロシア西部では27日、ウクライナ側から攻撃されたとの発表や報道が相次いだ
 ベルゴロド州の知事はウクライナ領内から砲撃を受け、住民1人が死亡、3人が負傷したと明かした。クルスク州の国境地帯も砲撃を受け、住民1人の死亡が伝えられている。 複数のロシアメディアによると、トベリ州でもウクライナまで延びる石油パイプラインの施設がUAVによる攻撃を受けたが、迎撃したという。
 ベルゴロド州では22日に武装集団が住宅や工場などを攻撃し、避難時の死者も含めて2人が死亡し、13人が負傷するという戦闘が起きていた。
2023.05.28
 12:45
時事通信

(Yahoo)

キーウへドローン攻撃 侵攻後で最大規模 ウクライナ <2306-052806>
 ウクライナ軍が、28日未明にかけてキーウなどにロシア軍のイラン製UAV 54機が飛来し、52機を撃墜したと発表した。 このうち40機以上はキーウ上空で破壊された。 AFP通信は、今回の空襲で少なくとも2人が死亡したと伝えた。
 キーウへのドローン攻撃としては、ロシアが侵攻を開始した2022年2月以降で最大規模だとしている。
 またハリコフ州知事は28日、国境近くの集落がロシアの空爆や砲撃を受けたとTelegramに投稿し、同日までに2人が死亡したと発表した。
 一方、TASS通信は、ウクライナ国境に近いロシア南部クラスノダールの製油所にUAV数機が接近したが撃ち落とされ、製油所への影響はないと報じた。
2023.05.28
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 27 2023 <2306-052804>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月27日の戦況 =
 ロシア軍は、Wagner軍のバクムット撤退を援護するためにドネツク人民共和国 (DNR) 軍を派遣している可能性がある。 この結果アウディーイウカ~ドネツクの線でのロシアの攻撃速度が低下する可能性がある。
 ロシア軍はクピャンスクの北東とクレミンナの南に限定攻撃を続けた。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で失敗した攻撃を再開した。
 ウクライナ軍は、ザポリージャ州南部後方の兵站拠点を攻撃し続けた。
 ウクライナ中央軍事情報局 (GUR) が5月26日、ロシア軍がザポリージャ原発で放射線の危険を引き起こすために大規模な挑発を行う準備をしていると警告した。
 ロシア法務省が5月26日に「母と妻の評議会」を外国代理人指定し、活動を抑制しようとしている。
【註】
 母と妻の評議会 (Council of Mothers and Wives) はロシアのウクライナ侵攻に関与したロシア軍人の親戚によって2022年に設立された組織で、ロシア復興国民連合と提携しているという。
2023.05.28
 07:57
FNN Prime

(Yahoo)

ロシア国境付近で爆発相次ぐ中、ウクライナ軍総司令官 反転攻勢開始を示唆 <2306-052803>
 ベラルーシやバルト三国と国境を接するロシア西部の石油パイプライン管理棟が爆発した。 ロシア西部プスコフ州知事によると、27日朝に州内の石油パイプラインの管理棟が2回のUAV攻撃を受け破損したという。
 このほか、ロシア西部の国境周辺では石油タンクなどの爆発が相次いでいて、ロシアは、ウクライナ側から攻撃を受けたとの主張を繰り返している。
2023.05.28
 07:03
共同通信

(Yahoo)

南部港湾都市で爆発相次ぐ ウクライナの長距離攻撃か <2306-052801>
 ウクライナメディアが、27日にロシアが併合したウクライナ南部ザポロジエ州の港湾都市ベルジャンスクで複数の爆発があったと報じた。
 前線から100km以上離れており、ウクライナ軍の攻撃だった場合、長距離兵器を使った可能性がある。
 アゾフ海に面する同市では25日にも爆発が伝えられ、ウクライナ軍は21日にも同市のロシア軍拠点を攻撃したと表明していた。
 ベルジャンスクは大規模反攻を控えるウクライナ軍が奪還を視野に入れているとされる。
2023.05.27Military Land Invasion Day 458 – Summary <2306-052707>
 侵攻458日目の戦況
 ・Sloboda Front
 ・Siverskyi Donets
 ・Bakhmut Front
 ・Bakhmut City
 ・Avdiivka Front
 ・Donetsk Front
 ・Zaporizhzhia Front
 ・Kherson Front
2023.05.27
 20:33
時事通信

(Yahoo)

ウクライナ総司令官「領土取り戻す時」 反転攻勢を宣言か <2306-052706>
 ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将がTelegramに27日、「われわれのものを取り戻す時が来た」と述べると共に、ロシア軍との戦闘に臨むウクライナ軍の映像を投稿した。
 ロシアに占領された領土を奪還するための大規模な反転攻勢の開始を宣言した可能性がある。
 反転攻勢の時期を巡っては、ウクライナ政府内部や専門家の間でも見解が分かれているが、ポドリャク大統領府顧問は25日にイタリアの公共放送RAIの取材に、大規模な反転攻勢は「既に始まっている」と発言していたが、軍トップが表明したのは今回が初めてとみられる。
2023.05.27
 09:32
産経新聞

(Yahoo)

「中国、領土放棄型の停戦を提案」ウクライナ情勢で米紙報道 <2306-052704>
 Wall Street Journal紙が26日に欧米側の関係者の話として、ウクライナや欧州を歴訪している中国の李ユーラシア事務特別代表が、これまでに面会した欧州各国の当局者に「欧州は米国から離れ、ウクライナ国内の占領地域の保有権をロシアに残す条件で即時停戦を呼び掛けるべきだ」とする立場を示したと報じた。 報道が事実であれば、ウクライナの領土保全を軽視し、ロシア寄りの立場をとる中国の姿勢が改めて示された。
 欧州側は「露軍の撤退なしでの停戦は国際的利益にかなわない。 欧州を米国から引き離すのは不可能だ」と李代表の提案を拒否したという。
 中国は2月に発表した「ウクライナ危機の政治解決に関する中国の立場」と題した文書の冒頭で「各国の主権や独立、領土保全は適切に保障されるべきだ」と指摘していた。
2023.05.27
 09:02
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、占領下のマリウポリにミサイル攻撃 ロシア任命の市長が主張 <2306-052703>
 ロシアの占領下にあるウクライナ南部マリウポリでロシアが任命した市長によると、ウクライナ軍が26日に同市を長距離ミサイル2発で攻撃した。 親露派が自称する「ドネツク人民共和国」の当局者はこれに先立ち、市内での爆発はウクライナのロケット攻撃によるものだとの見方を示していた。
 SNSに投稿された動画の映像についてCNNは、アゾフスターリ製鉄所で撮影されたことを確認した。
 マリウポリのウクライナ側市長の顧問であるアンドリュシェンコ氏もテレグラムで26日の爆発に言及し、攻撃を受けた現場ではロシアの緊急要員が対応に当たっており、混乱した様子だという。
 アンドリュシェンコ顧問は「攻撃はアゾフスターリの敷地に対して行われた」とし、「彼らはあの場所に基地を設置し、一緒に弾薬集積所も設置した」としている。
 ロシア軍は製鉄所の近くに弾薬集積所も設置しているということについてCNNはこの主張を独自に検証できていない。
 ウクライナは今回の攻撃に関して関与を表明していない。
2023.05.27
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 26 2023 <2306-052702>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月26日の戦況 =
 ウクライナの情報筋は、Wagner軍はまだバクムットに存在しているが、市周辺のロシアの攻撃速度は低下し続けていると主張している。
 バクムットの側面に対するウクライナ軍の限定的な反撃の成功は、バクムットにおけるロシア軍の増援を複雑化する可能性がある。
 ロシア軍が5月25日と26日にウクライナ全土でミサイルとUAVで大規模に攻撃した。
 ロシア軍はクピャンスクの北東とスヴァトーヴェ~クレミンナの線で限定攻撃戦を続けた。
 ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツクの戦で限定攻撃を続けた。
 ロシア軍はウクライナ南部のウクライナの陣地を砲撃にし続けた。
 ロシアは、ウクライナと国境を接するロシアの地域を守るため新たに志願兵部隊を編成している。
2023.05.26
 23:40
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア占領下の港湾都市で複数回爆発…ウクライナ軍が「ストームシャドー」で攻撃か <2306-052612>
 ウクライナでロシア軍の占領下にある港湾都市ベルジャンシクで、ロシアが任命したザポリージャ州の「幹部」が、25日夜に大規模な爆発が複数回発生したことを明らかにした。 ベルジャンシクは前線から100km離れており、英国に供与された射程200kmのStorm Shadowで露軍の基地を攻撃したとみられる。
 ウクライナ大統領府顧問は25日にSNSで、ウクライナ軍の大規模な反転攻勢に関し、「敵の補給拠点の集中的な破壊が含まれる」と説明しており、本格的な奪還作戦の開始に向けた攻勢の可能性がある。
 複数の露メディアによると、ロシアが2014年に併合したクリミア対岸の露南部クラスノダール中心部では26日にUAV攻撃による爆発が起きた。 露西部ベルゴロド州でも、国営Gazprom社の建物で爆発があった。
 一方、24日の黒海での露海軍黒海艦隊の情報収集艦に対する
USV攻撃はウクライナが関与を認め、ウクライナ国防省がSNSに動画を投稿した。
2023.05.26
 15:13
AP

(Yahoo)

ドイツ製ゲパルト自走対空砲 キーウ防空に目覚ましい戦果 <2306-052611>
 ロシア軍が5月に入ってから頻繁にUAV攻撃を繰り返しているが、ウクライナ軍が5月25日にキーウを狙ったロシア軍のShahed-136/131 12機を撃墜したと発表した。
 この日の空爆は大規模で、7波に分かれてキーウ上空に飛来したが、ウクライナ軍の防空システムがすべて探知、撃墜した。
 ウクライナ軍統合軍司令官ナエフ中将によると、空軍のSAM部隊と戦闘機などウクライナ軍のミニ諸兵科連合がこの攻撃の撃退に関与したという。
 ウクライナ軍北部作戦管区には、ドイツ製のGepard
SPAAGが配備されておりこれまで目覚ましい戦果を挙げている。
2023.05.26
 10:45
日経新聞 ウクライナ、欧米と安保協定締結へ 長期の軍事支援 <2306-052610>
 Wall Street Journal紙が、ウクライナは欧米各国と武器や軍事関連技術の供給を長期にわたって受ける安全保障協定を締結する見通しで、リトアニアの首都ビリニュスで7月に開催されるNATO首脳会議で協議すると報じた。
 米国はNATOに加盟していないイスラエルとも同様の協定を結んでいる。
2023.05.26
 07:30
CNN

(Yahoo)

ウクライナの無人艇、ロシア偵察艦に衝突か 映像公開 <2306-052608>
 ロシアが黒海に展開する情報収集艦イワン・フルス
USVに体当たりされたとみられることが新たな映像で明らかになり、ウクライナの攻撃を阻止することができたというロシアの主張と矛盾している。
 ウクライナ国防省が25日にSNSで公開しCNNが分析した映像はUSVに設置されたカメラで撮影されており、USVが情報収集艦に高速で近づき体当たりする直前の様子を映しているとみられる。
 CNNの分析では、この大型の船はイワン・フルスである可能性が高いと結論づけた。 映像にはUSVの先端部も映っており、ロシア国防省が25日に投稿した映像に映っているUSVと似ている。 ウクライナ国防省の映像は情報収集艦までもう数㍍というところで途切れている。
2023.05.26
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 25 2023 <2306-052607>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月25日の戦況 =
 露ベルゴロド州のグラドコフ知事が、ロシア当局が5月24日現在、ベルゴロド州に7個領土防衛大隊を創設したと発表したが、これはおそらく5月22日の全露親ウクライナ派のベルゴロド州襲撃後のロシア国境地域の防衛態勢とするためであろう。
 ロシアが5月24日~25日の夜に、ウクライナ全土で大規模なShahed-131/136 UAVによる攻撃を行った。
 ロシア軍はクピャンスクの北東とクレミンナの南で限定的な攻撃を続けた。
 Wagner軍が市内の最前線の地域から撤退を開始したなか、ロシア軍はバクムット周辺で限定的な攻撃を続けた。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がクリミア上空で6機のUAVを撃墜したと主張した。
2023.05.26
 06:49
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ大統領府顧問、大規模な反転攻勢「すでに数日間続いている」「集中的な戦い」 <2306-052606>
 ウクライナのポドリャク大統領府顧問がイタリア国営放送RAIの24日放映の取材で、ウクライナ軍の大規模な反転攻勢「すでに数日間続いている」と述べ、ロシア側に対する領土奪還作戦が始まっていることを認めた。 1,500kmに及ぶ境界線での集中的な戦いだと語り、対象地域など詳細は明らかにしなかった。
 両軍の配備状況に詳しい有力軍事SNSの
Military Landは24日、ウクライナ軍が大規模な反攻のために新たに編成した12個旅団の前方配置が始まったとし、第88機械化旅団が東部ハルキウ州の戦線に展開していることを確認したとしている。
2023.05.26
 06:16
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナはロシア国内で米製兵器を使うべきでない=米軍トップ <2306-052604>
 米統合参謀本部議長のミリー陸軍大将が25日、以前からウクライナに対し、米が提供する装備を使用してロシア領内で攻撃を行わないよう求めてきたと述べた。
 ウクライナと国境を接する地域にウクライナ側から侵入してきた戦闘員らが米国製の装備を使用していたとするロシア側の非難を受け、ミリー大将はSNS上に投稿された車両や装備品の画像を調査しているとした。
 ロシア国防省が公開した破壊された車両とされる映像には、米国製のHUMVEEなどが写っていた。
2023.05.26
 04:02
ロイタ通信

(Yahoo)

米、ウクライナ向け追加軍事支援発表へ 最大3億ドル 弾薬中心 <2306-052602>
 関係筋2人が25日、米国がウクライナに対する$300Mの追加軍事支援を発表する計画ことを明らかにした。 早ければ26日に発表される可能性があるものの、メモリアルデーの連休明けになる可能性もあるという。
 新たな支援は弾薬が中心で、HIMARS向けの
GMLRS弾も含まれる。
2023.05.25
 18:09
ロイタ通信

(Yahoo)

ワグネルがバフムトから撤退開始、ロ軍に明け渡し=プリゴジン氏 <2306-052518>
 Wagnerのプリゴジン首領が25日にTelegramで公開した動画で、バフムトから部隊を撤退させ始め、ロシアの正規軍と交代しつつあると明らかにした。 プリゴジン首領は「今日25日の05:00から6月1日まで、大半の部隊は後方に移動する予定で、軍に陣地を明け渡している」と述べた。
 戦闘服姿のプリゴジン首領は動画で、正規軍が事態に対処できない場合はWagnerの部隊がバフムトに戻る用意があると述べた。
2023.05.25
 13:19
AP

(Yahoo)

美しい街を"破壊"しただけ 「バフムートの戦い」終わらず <2306-052515>
 ロシア軍によるバフムートの占領宣言にもかかわらず、ウクライナ軍指導部は戦いは終わってはいないという。 マリアー副国防相は5月23日、ロシア軍が制圧したと主張するバフムート市外で、ウクライナ軍がわずかながら前進していると述べた。
 副国防相によると、ウクライナ軍は依然として市の南西部郊外を制圧しており、ロシア軍の側面でも戦闘が続いているとしたうえで、ロシア軍はバフムートの包囲に失敗しただけでなく、市周辺の高台の一部を失い、ウクライナ軍が郊外を制圧したことで、ロシア軍の存在が難しくなっていると付け加えた。
2023.05.25
 12:58
ロイタ通信

(Yahoo)

アングル:ウ軍反転前に防衛線かく乱か、ロシアへの越境攻撃 <2306-052514>
 ウクライナ領からロシア西部ベルゴロド州に武装集団が侵入する事態が起きたことで、ロシアはウクライナが大規模な反転攻勢に対する準備を進めている最中に前線から部隊を移動させざるを得なくなったと、軍事専門家は解説する。 ウクライナ側は武装集団による攻撃への関与を一切否定しているが、専門家らはウクライナ軍と連携しているのはほぼ間違いないとみている。
 英国王立防衛安全保障研究所 (
RUSI) の専門家は「ウクライナ側はロシアを別正面におびき寄せて隙間を作ろうとしているもので、ロシア側は増援部隊を送らざるを得なくなっている」と指摘している。
 今回侵入した場所は、ドンバスの戦闘中心地から遠く、北部ハルキウの前線からも160km離れている。
2023.05.25
 10:41
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシアでさらなる越境攻撃を予告、親ウクライナ武装集団 <2306-052512>
 親ウクライナ派武装集団のロシア義勇軍団 (RVC) 指揮官のカプスチン氏がロシアとの国境に近いウクライナ北部にある非公開の場所で24日に記者団の前に姿を見せ、今週初めにウクライナ領からロシア西部ベルゴロドで2日間にわたる攻撃を行ったと明らかにした。
 また、さらなる作戦を計画していると述べた。
2023.05.25
 10:36
Ukrinform ウクライナ防衛戦力、露軍発射の自爆型無人機36機全て撃墜 <2306-052511>
 ウクライナ空軍が25日にTelegramで、未明にロシア軍が飛ばしたShahed-136/131自爆型UAV 36機を全て撃墜したと発表した。
2023.05.25
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 24 2023 <2306-052510>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月24日の戦況 =
 ロシア軍は、クピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定的な攻撃を続けた。
 ロシア軍は、バクムット郊外とアウディーイウカ~ドネツク市の線で限定的な攻撃を続けた。
 ロシア軍は、FAB-500爆弾(註:500kg汎用爆弾)でウクライナ南部のウクライナ陣地を爆撃している。
2023.05.25
 07:14
Abema Times

(Yahoo)

プリゴジン氏 ウクライナ侵攻批判「目的ない」 <2306-052508>
 Wagnerのプリゴジン首領が23日に公開された取材報道でウクライナ軍について、「ロシアが非武装化しようとした結果、世界最強の軍隊の一つになった」と称賛する一方で、ウクライナ侵攻については「同族の戦いで目的がない」と批判した。
2023.05.25
 07:08
時事通信

(Yahoo)

ウクライナ当局が関与か ロシア大統領府攻撃 米報道 <2306-052507>
 New York Times紙が24日、今月初旬にモスクワのクレムリンにUAV攻撃があったとロシアが主張していることに関し、米政府関係者がこの攻撃がウクライナ当局によって計画された可能性が高いとみていると報じた。
 米政府はウクライナが国境を越えてロシアを攻撃することに懸念を抱いており、同紙は「バイデン米政権を不安にさせるものだ」と指摘した。
2023.05.25
 02:15
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア国防省「ウクライナ無人艇が黒海で偵察艦に攻撃」動画公開 <2306-052506>
 ロシア国防省が24日、黒海で天然ガスのパイプラインの警備に当たっていたロシア海軍哨戒艦に対し、ウクライナ軍が3隻の
USVによる攻撃を仕掛けたと発表した。 哨戒艦はUSVを砲撃により破壊し、通常通り任務を続けているという。
 発表によると、攻撃があったのはボスポラス海峡の北東140km付近で、トルコの排他的経済水域 (EEZ) 内だったという。
 ロイタ通信によると、哨戒艦が警備していたのは、天然ガスをロシアからトルコに送る2本のパイプラインだった。
2023.05.25
 01:45
Kyiv Independent Russia's Kinzhal missile is not hypersonic. Nor is it invincible <2306-052505>
 ウクライナ軍は5月にロシアがMiG-31Kから発射したKh-47M2 KinzhalをPatriotで撃墜したが、かねてから極超音速ミサイルだと宣伝していたKinzhalは単なるIskanderの空中発射型に過ぎなかった。
 Mach 5を超える速度はIskanderを含む多くのBMの速度であり第2次大戦時のV-2でもそうであった。
 極超音速ミサイルと呼ばれるミサイルは高速であるだけでなく、極超音速でマヌーバが出来ることにある。
2023.05.25
 00:46
Kyiv Independent US approves $285 million sale of NASAMS air defense system to Ukraine <2306-052503>
 米国防安全保障協力局 (
DSCA) が5月24日、ウクライナにNASAMSと関連機材を$285Mで供与することが承認されたと発表した。
2023.05.25
 00:19
Ukrinform ロシア領に進軍したロシア人部隊、記者会見開催 死者なしと主張 <2306-052502>
 ロシア領ベルゴロド州へ進撃した後にウクライナ領へ帰還したロシア自由軍団ロシア志願兵軍団が24日にウクライナ北部のロシアとの国境付近で記者会見を開き、両部隊はロシア領に42km進んだと主張した。
 ロシア志願兵軍団の指揮官カプスチン氏は、同部隊はベルゴロド州のいくつかの自治体を1日間支配したとし、本作戦の活発な局面は今も別の形で続いていると述べた。
 その他に記者会見では、ベルゴロド州の戦闘で両部隊から死者は出ておらず、負傷者が2名出ただけだと主張した。
2023.05.25
 00:05
朝日新聞

(Yahoo)

バフムートの戦闘で「戦闘員2万人死亡」 ワグネル創設者が明かす <2306-052501>
 ロシアの独立系メディアASTRAなどが24日、Wagnerのプリゴジン首領が親プーチン派の政治活動家ドルゴフ氏による取材で、バフムートでの戦闘で戦闘員2万人以上を失ったことを明らかにしたと報じた。
 プリゴジン首領によると、受刑者約5万人を戦闘員として採用し、うち約2割が戦闘で死亡し、ほかの形で契約した戦闘員もほぼ同数が死亡したという。 負傷者も1万人程度いるという。
 また、プリゴジン首領はウクライナ軍側の死者を5万、負傷者を5万~7万と見積もった。
 バイデン米大統領は21日、ロシアはバフムートの戦闘で10万人を失ったとしていた。
2023.05.24
 22:11
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ軍総司令官「負傷」か ロシア報道、ウクライナは反論 <2306-052417>
 国営ロシア通信が24日、ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将5月初めに前線で負傷して開頭手術を受け、今後の任務継続が困難な見通しだとのロシア治安当局筋の話を報じた。 一方、ウクライナ国家安全保障国防会議のダニロフ書記は24日、ザルジニー大将が同日ゼレンスキー大統領に報告を行ったと表明し、事実上反論した。
 ロシア通信によると、ウクライナ軍内の複数の消息筋から得た情報としてザルジニー大将は5月初めにヘルソン州内の陣地でロシア軍のミサイル攻撃を受け、破片で頭蓋骨に多数の傷を負ったためキーウの病院で手術を受けた。
2023.05.24
 19:56
毎日新聞

(Yahoo)

ウクライナに陸自トラックや高機動車など引き渡し 防衛省で式典 <2306-052416>
 防衛省が24日、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの自衛隊車両などの引き渡し式を市ケ谷の同省で開いた。
 21日に広島で開かれた日ウクライナ首脳会談に基づき、陸上自衛隊の1/2トントラックや高機動車など車両100両と、非常用糧食のビーフシチュー3万食を供与した。
2023.05.24
 19:21
CNN

(Yahoo)

ロシア南西部ベルゴロド州へのドローン攻撃、9人負傷 州知事 <2306-052414>
 ロシア南西部ベルゴロド州のグラトコフ知事が24日、同州への夜間のUAV攻撃で9人が負傷し、病院に搬送されたと明らかにした。 前日には反プーチン大統領を掲げる勢力が同州で攻撃を実施したと主張していた。
 ウクライナと国境を接するベルゴロド州では、一連のUAV攻撃により車や住宅、建物が損傷する被害が発生しており、グラトコフ知事は23日はベルゴロドにとって「平穏な夜」とは言い難い状況だったと説明している。 ただ知事によれば、ロシアの防空システムがUAVの大半を撃退した。
2023.05.24
 17:40
Ukrinform 駐独ウクライナ大使、独製戦車「レオパルト1」110両のウクライナへの供与を発表 <2306-052412>
 マケイェウ駐独ウクライナ大使が24日にTeitterに、ウクライナがまもなくLeopard 1 110両が供与されると書き込んだ。
2023.05.24
 12:48
AP

(Yahoo)

依然戦闘が続くバフムート ウクライナ軍司令官が映像公開 <2306-052409>
 ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将が23日にSNSで、「バフムート方面。 戦闘行動中のSIGNUM。 戦闘は継続中。 守備隊は側面攻撃に成功」と投稿し、バフムートの最前線でロシア軍と戦うウクライナ軍兵士の映像を公開した。
 ウクライナのマリアー副国防相によると、ロシア軍とWagnerの双方が占領したと主張するバフムートでは、ウクライナ軍がロシア軍を攻撃し、ウクライナ軍は23日の時点で依然として町の南西郊外で前線を維持し、ロシア軍に側面攻撃を継続しているという。
 勝利宣言はしたものの、ロシア軍は5月に入って同市の南北で数㌔をウクライナ軍に奪回されたことで、ここにきて数千名規模の部隊をバフムートに増派した。
2023.05.24
 11:23
AFP=時事

(Yahoo)

「ウクライナに勝ち目なし」 ハンガリー首相 <2306-052408>
 ハンガリーのオルバン首相がカタールで開かれた会合で23日、ロシアの侵攻は「外交の失敗」の帰結だと主張しウクライナに戦場での勝ち目はないと語り、ロシアとの紛争を終わらせるには米国の介入が必須だとの持論を展開した。 右派の同首相はウクライナ紛争について、これまでプーチン大統領を非難したことはない
 オルバン首相は「戦場での解決の試みが奏功していないのは明らかだ。 現実と数字、周囲の情勢、さらにNATOに派兵の意思がないことを見れば、戦力で劣るウクライナが戦場で勝てないのは明白だ」と述べた。
2023.05.24
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 23 2023 <2306-052406>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月23日の戦況 =
 ロシア当局は、ベルゴロド州での対テロ作戦を終了し、5月23日にこの地域で親ウクライナ全露義勇軍団 (RDK) とロシア自由軍団 (LSR) を撃破したと主張した。
 ロシア軍は、5月23日の時点でRDKとLSR部隊を少なくともコジンカ国境集落に押し込み、おそらくロシア領土から追い出した可能性がある。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定的な攻撃を実施した。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、計画されたウクライナの反撃に先立って、ウクライナ南部で防御作戦を続けた。
2023.05.24
 09:58
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア、ウクライナからの越境部隊を「撃退」 <2306-052405>
 ロシア国防省が23日、ウクライナから侵入した武装集団を空軍機と火砲を投入して撃退したと発表した。
 国防省は、ロシア領内での武力行使はウクライナ侵攻を開始して以降初めてだと認めた上で、残党をウクライナ領内まで押し戻し、攻撃を継続して殲滅したと述べた。
2023.05.24
 09:50
ロイタ通信

(Yahoo)

ベルゴロド州の戦闘2日目、襲撃グループがロ軍の兵員輸送車を奪取か 映像公開 <2306-052404>
 ロシア義勇軍が22日、ロシアのベルゴロド州コジンカで、ロシア軍の
APC奪取したとして映像を公開した。 ベルゴロド地方での戦闘は2日目に入ったが、ロシア当局は、ウクライナから武装した戦闘員が侵入したとしている。
 22日の襲撃には装甲車が使用されたとみられ、ウクライナ戦争開始以来、ロシア国内で起きた襲撃としては最大規模のものとなった。 襲撃部隊は、国境の町コジンカと複数の町を占拠したと主張した。
 ただ、襲撃に加わった戦闘員の数や所属、衝突の規模など詳細は独自に確認することはできなかった。
2023.05.24
 09:12
Abema Times

(Yahoo)

ロシア国防省「ウクライナ支持するロシア人部隊を撃退」 <2306-052403>
 ロシア国防省が23日、ロシア西部で戦闘を続けていたウクライナを支持するロシア人部隊を撃退したと発表した。 国防省は「侵入した70人以上のテロリスト、
IFV 4両、ピックアップトラック5両を撃破した」と発表した。
 独立系メディアは、「鎮圧のため陸軍4,200名と戦闘車両60両などが投入された」と報じていて、ウクライナへの侵攻後、ロシア国内で最大規模の地上戦が行われたとみられる。
2023.05.24
 07:32
ロイタ通信

(Yahoo)

EU、ウクライナに砲弾22万個供与 目標達成可能=ボレル上級代表 <2306-052402>
 EUのボレル外交安全保障上級代表(外相)がブリュッセルで開かれたEU国防相会議で23日、EUはウクライナへの弾薬供給を強化するために2ヵ月前に開始した計画の下で、これまでに22万発の砲弾を供与したと述べた。 またミサイル1,300発も供与したと発表した。
 ボレル上級代表はまた、1年以内に100万発の弾薬を供給する目標について、一部加盟国が実現不能として支持していないものの、達成は可能との見方を示した。
2023.05.23
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 22 2023 <2306-052305>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月22日の戦況 =
 全露親ウクライナ義勇軍団 (RDK) とロシア自由軍団 (LSR) の部隊が5月22日にベルゴロド州を襲撃した。 ウクライナ当局は、攻撃を認識していると述べたが、ウクライナ軍による直接の関与を否定した。
 Wagnerのプリゴジン首領が、Wagner軍が再編成と訓練のため6月1日以降2ヵ月間、ウクライナの最前線全域から撤退すると述べた。
 ウクライナ当局は、5月22日にバクムットとその周辺で限定的な戦闘が続いたと述べた。
 ロシア軍は、5月21日~22日の夜に、ウクライナのインフラに対して大規模なUAVとミサイルの攻撃を行った。
 ロシア軍はクピャンスク方向への限定攻撃を続けた。
 ロシア軍はアウディーイウカ地域でわずかな戦果を挙げたが、ドネツク州西部では攻撃が確認されなかった。
2023.05.23
 10:05
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、バフムトを南北から挟み撃ちか ロシア軍の包囲を目指す <2306-052304>
 ウクライナ軍が22日、ロシア軍の包囲を試みてバフムトの北部と南部で前進を続けていると発表した。
 専門家は仮にロシア軍がバフムトを制圧したとしていても、同市にインフラは残っておらず、ロシア軍が同市を維持しながら西進するのは極めて困難だとの見方を示した。
2023.05.23
 03:48
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ武装集団、ロシア領内に侵入=州知事 <2306-052302>
 ウクライナ国境に近いロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ知事が22日、ウクライナの破壊工作集団がロシア領内に侵入したが、ロシア軍がこれを退けているとした。  ロシア治安当局と関連するTelegram Channelバザは、ウクライナの装甲車がグライボロン国境検問所に進入する様子を映したとされる空撮映像を公開した。
 一方、ウクライナ国内メディアは軍情報機関の話として、ロシアの反体制派による攻撃だったと報じた。
 ロイタはこの報道を確認できず、ウクライナ軍からのコメントも得られていない。
2023.05.22
 22:44
産経新聞

(Yahoo)

露義勇兵部隊、露領内に進入か ウクライナ隣接州で「爆発」 <2306-052216>
 ウクライナに接するロシア西部ベルゴロド州のグラドコフ知事が22日にTelegramで、ウクライナ軍の破壊工作グループがロシア領内に侵入し、露軍と治安部隊が応戦中だと主張した。 また、州内でUAVによる攻撃で爆発も起きたが、被害は確認されていないとした。
 これに先立ち、ウクライナ軍に外国人義勇兵として参加する自由ロシア軍は同日朝にTelegramで、「自由を守るために武器を取った。 クレムリンの独裁政治を終わらせるときが来た」と投稿し、午後にはウクライナ国境に近い同州コジンカ地区を解放したと、前線部隊が同州グライボロン地区に入ったと書き込んだ。
 ウクライナ軍のロシア人義勇兵は、3月にもウクライナ国境に接する露西部ブリャンスク州に進入し、治安部隊との間で銃撃戦となっている。
2023.05.22
 22:08
讀賣新聞

(Yahoo)

ザポリージャ原発を要塞化、ロシア軍が地雷や塹壕…駐留2500人超え <2306-052215>
 ウクライナ国営原子力企業Energoatom社が16日にSNSで、ロシア軍が占拠を続けるザポリージャ原発に駐留する露軍が2,500名を超え、欧州最大規模の原発を要塞化したと批判している。 露軍兵士は原発に残る職員より多いという。
 ロイタによると、露軍は周囲に塹壕や地雷を敷設し、建物には射撃スペースやUAVを妨害するネットを設置し、職員が妨害や反旗を翻す事態を警戒しているとみられる。
2023.05.22
 21:17
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア、ドローンなどで東部ドニプロ攻撃 ウクライナ軍発表 <2306-052214>
 ウクライナ軍が22日、東部ドニプロが前夜にロシア軍のミサイル16発と攻撃UAV 20機による攻撃を受けたと発表した。 参謀本部はFacebookへの投稿で、防空システムによりUAV全機およびCM 4発を破壊したと公表した。
 ロシア軍によるウクライナへの夜間攻撃は5月に入って以降増加しており、特にキーウが攻撃目標となっている。
2023.05.22
 13:13
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、最前線から100キロの露軍部隊本部を攻撃…長射程兵器を使用か <2306-052211>
 ウクライナ軍が21日、ロシア軍の占領下にある南部ザポリージャ州の港湾都市ベルジャンシクの露軍司令部を攻撃し損害を与えたと発表した。 ベルジャンシクは戦闘の最前線から100km離れており、長射程兵器を使用した模様である。 ベルジャンシクはウクライナ軍が大規模な反転攻勢で奪還を目指す候補地として取りざたされている。
Berdyansk の位置 (Google Map)】
【Berdyansk 関連記事:2306-050806 (BBC 2023.05.08)】
 ウクライナ軍は使用した兵器については明らかにしていないが、露軍側はウクライナ軍が射程250kmのStorm Shadowを使ったと主張している。
 一方、ウクライナ陸軍司令官は21日に、露国防省が全域制圧を宣言したバフムト周辺の最前線を視察したとSNSで発表した。 司令官はバフムト周辺での反撃で成果を上げており、奪還の機会がくると強調した。 ウクライナ側はバフムトの陥落を認めていない。
2023.05.22
 13:06
乗りもの
ニュース

(Yahoo)

ウクライナ軍へ渡る自衛隊車両3車種どんなもの? 外国軍への供与は史上初 100台規模で <2306-052210>
 防衛省は5月21日にウクライナ政府からの要請を踏まえ、新たに自衛隊車両を100両程度を提供することを決めたと発表した。
 一旦防衛省へ納入された自衛隊向けの車両が、戦闘中の外国軍へ提供されるのは事実上初めてで、提供されるのは1/2tトラック、高機動車、資材運搬車の3種類である。
2023.05.22
 11:02
CNN

(Yahoo)

ウクライナ陸軍司令官、バフムートの大半は支配下にないと認める <2306-052207>
 ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将が21日に声明で、ウクライナ軍がバフムートの大半を支配していないと認めたが、同市を取り囲む態勢を維持しているという。
 シルスキー大将は、「我々が支配しているのはバフムートのわずかな部分だが、その防衛の重要性は変わらない。 それにより状況が変われば我々に同市に入る機会を得られ、それは必ず起きる」と述べた。
 一方、ゼレンスキー大統領や政府当局者はロシア側の主張を否定し、ウクライナ軍は同市最西端の小さな地域を維持していると述べていた。
 CNNは戦地の状況を独自に検証できていない。
2023.05.22
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 21 2023 <2306-052204>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月21日の戦況 =
 Wagnerのプリゴジン首領は、バクムットで完全に勝利したと主張した。
 Wagner部隊がバクムット市の西部行政境界を確保した可能性が高いが、ウクライナ軍はバクムット郊外での反撃を優先し続けている。
 ISWはかねてから、Wagnerの攻撃は市街地での数ヵ月にわたる消耗戦で限界に達する見ており、現在の枯渇状態でWagnerがバクムットを越えて戦い続ける可能性は低い。
 バクムット確保としたロシアの発表は、クレムリンの国内向け発表とロシアの超国家主義ミルブロガー社会の報道との間の乖離をますます大きくしている。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東とクレミンナの南で限定攻撃を続けた。
 ロシア軍はドネツク市~アウディーイウカの線で攻撃を続けたが、検証可能な前進はない。
 ウクライナ軍がザポリージャ州ベルジャンシクの飛行場にあるロシア司令部をStorm Shadowで攻撃したと報じられた。
 チェチェン共和国のカディロフ首長が、5月20日現在ウクライナにチェチェンからの7個連隊と4個大隊を投入しているとした。
2023.05.22
 08:28
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍報道官「ワグネルを包囲し全滅させるだろう」 バフムト陥落を改めて否定 <2306-052203>
 ウクライナ軍東部方面軍報道官が21日、ロシア国防省が制圧したと主張したバフムトについて、市内の南西部をなおウクライナ軍が確保しているとし、改めてバフムトの陥落を否定した。
 同報道官は、バフムト市内にはWagner部隊が展開しているが、同市郊外で前進しているウクライナ軍がWagnerを遅かれ早かれ包囲し全滅させるだろうとも述べた。
2023.05.22
 08:06
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、ロシアのバフムト制圧否定 郊外で進軍 <2306-052201>
 ロシア政府が20日、バフムトを完全に掌握したと発表したが、ウクライナ軍は21日にバフムトの一部をまだ支配しており、状況が変われば市内への前進が可能になると説明し、郊外で前進しておりロシア軍を包囲しつつあると述べた。
 ウクライナのマリャル国防次官も、ウクライナ軍がバフムトの工業施設やインフラ施設などを防衛していると述べた。
2023.05.21
 20:42
共同通信

(Yahoo)

ウクライナへ自衛隊車両と非常食提供を伝達 <2306-052110>
 岸田首相がゼレンスキー大統領との会談で、トラックなど100両規模の自衛隊車両と、3万食の非常用糧食を提供すると述べた。
 ウクライナ軍負傷兵の自衛隊中央病院への受け入れを決定したとも述べた。
2023.05.21
 18:15
毎日新聞

(Yahoo)

米大統領、517億円の追加軍事供与 ゼレンスキー氏と会談 <2306-052108>
 バイデン米大統領がG7サミットが開かれた広島市で21日にウクライナのゼレンスキー大統領と会談した。 21日発表された新たな軍事支援は、HIMARS弾、155mm砲弾、Javelinなどで、米軍の備蓄から拠出される。
 この際バイデン大統領は新たに$375M相当の弾薬や装備品をウクライナに供与すると表明した。 またゼレンスキー大統領が求めていたF-16の欧州各国からの供与を容認し、ウクライナ軍操縦士の訓練を支援する方針も直接伝えた。
2023.05.21
 09:19
CNN

(Yahoo)

ウクライナに F16 提供なら「甚大なリスク」 ロシアが欧米に警告 <2306-052106>
 ロシア国営TASS通信が20日、グルシコ外務次官は欧米諸国に対し、ウクライナが求めているF-16を供与した場合は甚大なリスクに直面することになると警告したと報じた。
 グルシコ次官はこの動きに対し、それは欧米自体にとって莫大なリスクを伴うもので、わが国はこの件を考慮に入れて計画を立てており、設定した目標を達成するために必要な手段はすべて手中にあると警告した。
2023.05.21
 08:35
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア政府、要衝バフムト「解放」発表 ウクライナ側は反応なし <2306-052105>
 ロシア政府が20日、バフムトを完全に掌握したと発表した。 ロシア国防省は「南部軍の砲撃と航空支援を受けたWagnerの攻撃により、アルチェモフスク(バフムトのロシア名)の解放は完了した」との声明を発表した。 これに先駆けWagnerのプリゴジン首領が同都市を制圧したと主張し5日以内にバフムトから部隊を引き揚げ、廃墟と化した都市をロシア軍に引き渡すとしている。
 ウクライナ政府は、まだ戦闘が続いているとしてプリゴジン首領の主張を否定していたが、ロシア政府の声明に対してはまだ反応がない
2023.05.21
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 20 2023 <2306-052104>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月20日の戦況 =
 Wagnerのプリゴジン首領は、5月20日にバクムット市での勝利を宣言し、5月25日に市から撤退する意向を発表した。
 ウクライナ軍は、バクムットの北側と南側で圧力をかけ続けている。
 Wagner軍は、ウクライナの反撃に備えるロシア正規軍を混乱させることなく、バクムットから整斉と撤退出来る可能性は低い。
 ロシア正規軍は、Wagner軍がバクムットに残っている場合でも、増援部隊をバクムット正面に投入する必要があると見られる。
 ロシア軍は5月19日~20日の夜にShahed UAVでキエフ州を攻撃した。
 サリバン米国家安全保障補佐官が5月20日、ロシア領土攻撃に使用しないことを条件に、米国はF-16を含む戦闘機をウクライナに供与することに同意すると述べた。
 ロシア軍はクレミンナ地域で限定的な攻撃を続けた。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 Washington Post紙が5月19日にウクライナ軍司令官の話として、ウクライナ軍特殊作戦部隊がドニプロ河東岸のヘルソン州を攻撃しているが、まだ拠点を確保できていないと報じた。
2023.05.21
 06:43
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍、バフムト制圧へ兵力増派…ウクライナ軍報道官「戦闘は続いている」 <2306-052103>
 英国防省が20日、ロシア軍がバフムトで兵力を増強したとの分析を明らかにした。 Wagnerのプリゴジン首領は20日にSNSでバフムト市全域を制圧したと主張したが、ウクライナ軍報道官は戦闘は続いていると述べ陥落を認めていない
 ウクライナ国防次官は19日、露軍側が数千名を増派してバフムト市内全域の制圧を試みていると指摘し、バフムト周辺でのウクライナ軍の戦闘について「ペースはやや落ちたが、前進が続いている」と述べた。
 露軍は20日にキーウを3日連続で攻撃し、ウクライナ空軍によると露軍は19日夜~20日未明に自爆型UAV 20機を投入したがウクライナ軍が全機を撃墜した。 20日に投入された18機は全てキーウが攻撃目標だったという。 ウクライナ軍のSAMを消耗させ反転攻勢を遅らせる狙いとみられる。
 一方TASS通信は、ウクライナ軍が20日、露軍の占領下にあるマリウポリを複数のミサイルで攻撃したと報じた。 露軍が基地にしている空港などで爆発が発生したとの情報もある。
2023.05.21
 02:08
TBS News

(Yahoo)

要衝バフムト「完全に制圧」 ロシア民間軍事会社ワグネル創設者が主張 ウクライナ側は否定 <2306-052101>
 Wagnerのプリゴジン首領が20日にWagner戦闘員たちの前でロシア国旗を手にする動画をSNSに投稿し、バフムトを完全に制圧したと主張した。 プリゴジン首領はウクライナ軍との戦闘が224日間続いたとし、今後は部隊を休ませるため、Wagnerは25日にバフムトを離れロシア軍に引き継ぐと述べた。
 一方、ロイタ通信によると、ウクライナ軍報道官はプリゴジン首領の主張を否定し、「ウクライナ軍の部隊はバフムトで戦闘を続けている」と強調した。 ウクライナのマリャル国防次官はSNSで「ウクライナ軍はバフムトの南西の地域で防衛を続けている。 バフムトでは激しい戦闘が続いていて危機的な状況だ」としている。
2023.05.20
 10:00
共同通信

(Yahoo)

欧州4国、F16 訓練承認を歓迎 英蘭とベルギー、デンマーク <2306-052004>
 米国がウクライナ軍の操縦士へのF-16の訓練実施を承認したことについて、英国とオランダ、ベルギー、デンマークの4ヵ国は20日までに歓迎する声明を発表した。
 米メディアによると、オランダ、ベルギー、デンマークはF-16を所有し、英国は所有していないもののF-16のウクライナへの供与や運用に向けた「戦闘機連合」創設を支援する立場で、夏にもパイロットの訓練を始める意向を示している。
 英国のスナク首相はTwitterで「ウクライナのために、米国、オランダ、ベルギー、デンマークと協力する予定だ」と表明した。
2023.05.20
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 19 2023 <2306-052003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月19日の戦況 =
 ウクライナ当局者が、ロシア軍は利用可能な予備兵力の殆どをバクムット地域に投入し、ウクライナ軍の反撃を遅らせたと述べた。
 バクムット近郊でのウクライナ軍の反撃はロシア軍に包囲される恐れを排除し、ウクライナ軍の狙い通りロシア軍に乏しい兵力を局所的な反撃対処に廻すことを余儀なくさせた。
 ロシア軍は、5月18日~19日の夜にウクライナ全土に対しUAVとミサイル攻撃を実施した。
 バイデン大統領は5月19日にG7首脳に、米国はF-16やその他の第4世代機でウクライナ軍操縦士を訓練するための共同の取り組みを支援すると通知したと伝えられている。
 クレムリンは2023年に国家予算の非公開費目からRUB3.1T ($38.7B) を捻出して戦争資金とし、ウクライナの占領地を維持しようとしていると報じられている。
 ウクライナの情報筋は、ロシア連邦軍参謀本部の2個旅団が、妨害活動と挑発に対抗するためにクルスク州の国境地域に配置されたと報告した。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がクピャンスク~スヴァトーブの線で攻撃を続けたと主張した。
 ロシア軍はバクムット地域で地上攻撃を続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃速度をわずかに上げた。
 ウクライナ当局は、ロシア軍がロシア占領下のザポリージャ州で防御準備として畑を灌水させていると述べた。
 ロシア安全保障理事会のメドベージェフ副議長が、ロシア軍が2023年1月1日以降に志願兵隊117,400名を契約要員を採用したと主張した。
2023.05.20
 09:15
CNN

(Yahoo)

占領下のマリウポリで爆発の情報、ロシア軍基地で発生か ウクライナ側当局者 <2306-052002>
 ロシアの占領下にあるウクライナ南東部マリウポリで19日夜に爆発が報告された。 これについてアンドリュシチェンコ市長顧問がTelegramで、ロシア軍の基地で発生したものだとの見方を示した。 アンドリュシチェンコ氏自身はマリウポリ市内にはいないが、やはり占領地域の外に拠点を置いているマリウポリ市議会も同様の見解を示した。
 市議会はTelegramで「マリウポリの住民が3回の大きな爆発を耳にした」とし、暫定的な情報として爆発は市内の空港にあるロシア軍基地で発生したと述べ、遠方で煙や炎が立ち上る様子を捉えた短い動画を公開した。 市議会はさらに「動画から判断する限り、この情報が確認されれば、敵は相当な損害を被ったはずだ」としている。
 CNNは当局者らの発言について独自に確認できていない。 またロシアが据えた地元行政府はまだ今回の爆発や原因についてコメントしていない。
 マリウポリはウクライナ南部に展開するロシア軍の準備拠点となっており、ロシア軍の車列が頻繁に通過しており、市内にはロシア兵150名あまりが駐留し主に防空任務についているという。
2023.05.20
 02:20
朝日新聞

(Yahoo)

欧州からウクライナへの F16 戦闘機提供、米は容認方針 <2306-052001>
 複数の米高官が、バイデン政権欧州の同盟国などがF-16をウクライナに提供することを認める方針を決めたことを明らかにした。 米国自身は当面、提供の予定はないという。
 F-16の提供時期は不明だが、近く予想されるウクライナ軍による反攻作戦には間に合わない見通しである。
 ウクライナ軍は旧ソ連製装備品のらNATO標準装備への置き換えを進めており、戦闘機も長期的には欧米製に切り替えることが見込まれてきた。
 ウクライナは以前からF-16など欧米製戦闘機の供与を求めてきたのに対し、オランダなどF-16を保有する一部の国は提供の検討を示唆していた。
2023.05.19
 23:39
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍が巡航ミサイルをキーウへ発射、5月10回目の攻撃…パトリオットは「完全復旧」 <2306-051917>
 ウクライナ空軍などによると、ロシア軍が19日に自爆型UAV 22機Kalibur CM 6発をキーウなどに発射した。 ウクライナ軍はUAV 16機とミサイル3発を撃墜したという。 露軍によるキーウへの攻撃は2日連続で、5月に入ってから10回目となった。
 キーウ周辺に展開しているPatriotは露軍のミサイル攻撃で損傷していたが、米国防総省副報道官は18日の記者会見で、損傷は軽微で完全復旧したと明らかにした。
2023.05.19
 18:20
毎日新聞

(Yahoo)

アラブ連盟首脳会議 ゼレンスキー氏対面で出席 訪日前にサウジに <2306-051916>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が広島市で開催中の主要7ヵ国首脳会議(G7サミット)に21日に出席する途中でサウジに立ち寄り、19日にサウジアラビアのジッダで開かれたアラブ諸国21ヵ国による地域協力機構のアラブ連盟首脳会議にも参加して、ロシアのウクライナ侵攻を巡り多くのアラブ諸国が中立的立場を追求する中、改めて支持の拡大を訴えた。
 ゼレンスキー氏はアラブサミットで「ウクライナ人が戦争を選んだのではない。 だが、外国や植民者には屈しない」と演説し、ロシアが占領中のクリミア半島はウクライナのイスラム文化の中心だと説明して、「イスラム教徒らを守るためにも支援を求めたい」と呼びかけた。
2023.05.19
 13:50
日テレ News

(Yahoo)

ゼレンスキー大統領あす日本へ 当初はオンライン予定も…水面下で訪日模索 狙いは… <2306-051913>
 複数の日本政府関係者によると、ウクライナのゼレンスキー大統領が20日に日本を訪れ、21日にG7広島サミットに出席することがわかった。
 当初、ゼレンスキー大統領はオンラインで参加する予定であったが、水面下では自らが日本を訪れG7首脳らに直接、支援などを訴えることを模索し、今日19日になって移動手段の確保など調整が整い、日本訪問とサミット参加が決まった。
 日本政府関係者は、サミット参加の狙いについて「インドやグローバルサウスの国々に対し、直接、自分の言葉で支援を訴えることができる」と説明している。
2023.05.19
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 18 2023 <2306-051908>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月18日の戦況 =
 ウクライナ軍がバクムット周辺で戦術的主導権を取りし、5月18日の反撃で重要な戦果を挙げた。
 Wagnerのプリゴジン首領が5月18日、バクムットで北側と南側を失ったためバクムットのウクライナ軍を包囲できないことを認めた。 このためプリゴジンとワグナー系のミルブロガーは、バクムットとその周辺での軍事的失敗についてロシア正規軍を非難している。
 ロシア軍が5月17日~18日の夜にウクライナ全土で大規模なミサイル攻撃を実施し、キーウを攻撃目標としたのは5月初旬以来9回目となった。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナ線に沿って限定攻撃を実施した。
 ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市の線で限定攻撃を実施した。
 おそらくウクライナのパルチザンがクリミアでロシアの鉄道を攻撃した。
2023.05.19
 08:30
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍がバフムート南西部を「支配」、国防次官が SNS 投稿 <2306-051907>
 英Guardianが、ウクライナのマリャル国防次官が18日夜にドネツク州の激戦地バフムートの南西部をウクライナ軍が確保しているとSNSに投稿したと報じた。
 ウクライナ軍はバフムート一帯でロシア軍の攻撃を退けて特定の計画のための時間を稼ぐ一方、南部の複数の地点で1kmほどの前進を果たしたという。
2023.05.19
 06:43
CNN

(Yahoo)

ロシア攻撃で損傷のパトリオット修復 米国防総省 <2306-051905>
 米国防総省が18日、キーウへのロシア軍のミサイル集中攻撃で損傷したPatriotが完全に復旧して運用可能な状態になったことを明らかにした。
2023.05.19
 06:25
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍旅団、激戦地バフムート西郊で前進と主張 <2306-051904>
 バフムートとその周辺でロシア軍との激しい戦闘が続くなか、ウクライナ軍部隊が19日までにバフムート西郊外で前進したと明らかにした。 ウクライナ軍第3独立強襲旅団旅団長によると、今後の反転攻勢を前にした直近の攻撃で、幅2km、奥行き700mにわたって突破し強力な陣地を確保したという。 ウクライナは、少なくともロシア兵50名が殺害され、100名超が負傷し、さらに4名が捕虜としてとらえられたと主張している。 同旅団によると、この地域における敵の予備兵は大幅に減少したという。
 CNNは同旅団の主張を独自に検証できていない。
 また、ロシア軍の激しい攻撃にもかかわらず、ウクライナ軍はここ数日でバフムート周辺のいくつかの地域で前進したと主張している。 ウクライナ軍第46独立空中強襲旅団はTelegramで、バフムート南部に広がる農村地域の奪還できそうな領土と、バフムートからスロビアンスクに向かって北西に走る幹線道路近くの村々に注力していることを明らかにした。
 ロシアWagnerのプリゴジン首領は18日、ロシア軍部隊がバフムート北部から退却したためWagnerが無防備になったと主張した。 だがプリゴジン首領によると、バフムートにいるWagnerの戦闘員は引き続き同市の西端に沿った通りや建物を占領しているという。
2023.05.19
 04:14
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、バフムトで後退 ウクライナ軍とワグネルの双方が指摘 <2306-051903>
 ウクライナのマリャル国防次官が18日にTelegramで、「ロシア軍は予備軍の大部分をバフムトに集結させ態勢を強化した」とし、ロシア軍はバフムト市で一日中攻撃を続けたが、ウクライナ軍はこれを撃退したとし、ウクライナ軍はバフムト南西部を制圧しているほか、いくつかの地点で1km前進したとしているとした。
 ウクライナ軍が前進する中、バフムト作戦を主導してきたWagnerとロシア正規軍との亀裂が浮き彫りになりつつある。 Wagnerのプリゴジン首領は18日に音声で、ロシア正規軍はバフムト北方へ最大570mの地点まで撤退し、Wagner陣地の側面をウクライナ軍に露出させたとした。
 ロシア国防省は、ここ1週間でバフムト近郊から一部撤退したことを認めている。
2023.05.18
 19:18
TBS News

(Yahoo)

ウクライナ南部・クリミアで貨物列車が脱線 けが人なし 独立系メディアは「爆発によるもの」報道 <2306-051820>
 クリミアの親露派幹部が18日朝、穀物を積んだ貨物列車が脱線したと発表した。  ロシア情報機関の連邦保安局 (
FSB) が調べを進めているという。
 クリミアの鉄道当局は「妨害行為のため脱線した」としているが、複数の独立系メディアは脱線は爆発によるものだと報じている。
 今月上旬にはウクライナと国境を接するロシア西部ブリャンスク州で2日連続で貨物列車が脱線していて、爆発装置が仕掛けられたとみられている。
2023.05.18
 18:35
CNN

(Yahoo)

ウクライナ全土に空襲警報 ミサイル30発の29発を撃墜 <2306-051819>
 ウクライナ当局が18日、同日未明に全土規模で空襲がありキーウや他州で爆発音が響いたと報告した。 キーウのクリチコ市長がSNSでドニプロウスキーなど複数の地区で爆発が発生したと述べた。
 ウクライナ空軍はロシア軍による17日夜からの一連の攻撃で撃ち込まれたCMは30発とし、そのうち29発を無力化したとの声明をSNS上で発表した。 これら攻撃は数波にわたり、海上、空中や地上からの発射を組み合わせて異なった方向から仕掛けられ、攻撃型UAVの2機と
ISR UAV 2機も撃墜したとつけ加えた。
 ウクライナ軍の南部作戦管区はオデーサ州の港湾都市オデーサの産業施設に18日未明にロシア軍のミサイル1発が着弾し、1人が死亡、2人が負傷したことを明らかにした。
2023.05.18
 13:05
CNN

(Yahoo)

ロシアが弾薬の消費拡大、ウクライナ防空システムの「圧倒」狙いか 米当局者 <2306-051818>
 米当局が、ロシア軍が通常よりも多くの弾薬を消費することで、ウクライナ側の防空システムを圧倒し、混乱を引き起こそうとしているとの見方を示していることがわかった。 事情に詳しい当局者によれば、ロシア軍は一度に様々な方面から、より大規模な空襲を実施しており、キーウや他の重要な場所の指令部や管理センターを標的としているという。
 ウクライナ軍幹部によれば、ロシアは16日にKinzhal、Kalibur、Iskander集中攻撃を北、南、東から行ったが、当局者によれば、ロシア側は精密攻撃が行える弾薬の供給に限りがあるため、攻撃の拡大がウクライナに有利に働く可能性さえあるという。
2023.05.18
 12:11
CNN

(Yahoo)

ワグネル戦闘員、バフムートで前進続ける トップが主張 <2306-051815>
 Wagnerのプリゴジン首領が18日までに、Wagner戦闘員がバフムートで前進したことを明らかにした。
 プリゴジン首領がTelegramに投稿した内容によると、Wagnerはバフムートで260m以上前進したが、戦闘地域を囲む形で残る複数の建物は、依然としてウクライナ軍が占拠した状態だという。
 プリゴジン首領はロシア軍の空挺部隊が撤退したことを理由に挙げ、残ったウクライナ軍を包囲するのは現状不可能だとした。
2023.05.18
 11:52
CNN

(Yahoo)

地対空ミサイル「パトリオット」、機材二つがロシアの攻撃で損傷 米当局者 <2306-051814>
 米当局者によると、ウクライナに配備されているPatriotが16日にロシアによる攻撃を受けて損傷したが、システムは停止しなかったことを明らかにした。
 システムはロシア軍のKinzhal極超音速ミサイルやKalibur CMなどによる集中攻撃によのも発電機と電子機器の一部が損傷したという。 米当局者3人によれば損傷は最小限で、そのうちの1人は軽微な損傷だと述べた。
 システムはロシア軍による攻撃中も機能し続けたという。
2023.05.18
 10:30
ロイタ通信

(Yahoo)

ハンガリー、EU のウクライナ軍事支援基金阻止も OTP 銀巡り <2306-051811>
 ハンガリーのシーヤールトー外相が17日、ウクライナ政府が戦争支援者リストからハンガリーのOTP銀行を削除しない限り、EUによる次回の対ウクライナ軍事支援資金対ロシア制裁阻止する考えを示した。
 ハンガリーは今週、EUが運営する基金の欧州平和機関 (
EPF) からウクライナ軍事支援に追加で€500Mを充てる案に反対していた。 EU加盟国政府がウクライナに供与した武器や弾薬の費用を請求できるようにするものだが、ハンガリーは承認の条件として、バルカン半島や北アフリカなど他地域にも資金を充てるよう保証を求めた。 だがEU外交官によると、非公開の場では、ウクライナがOTP銀行をブラックリストに指定していることが反対の主な理由であることを明確にしたという。 EU当局者は、ブラックリストの対象がOTP全体かロシア支店のみか確認を進めるなど問題解決に取り組んでいると述べた。
2023.05.18
 09:27
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、バフムト周辺で前進 ロシア部隊投入続く=報道官 <2306-051809>
 ウクライナ軍報道官が同国TVで17日、バフムト周辺でさらに前進を遂げたと明らかにした。 この日は一部で500m前進したと述べた。
 一方でロシア側が空挺部隊を含む新たな兵力投入を続けていて、ロシア側に弾薬不足の兆候は見られないとし、「敵はあらゆる兵器を使ってバフムトを制圧しようとしており、何らかの暫定的な成功を収めようと空挺部隊を中心に新たな部隊を投入している」と語った。
 ロシア側はこれについてコメントしていないが、RIA Novosti通信はロシア軍がバフムト西部制圧に向けて戦闘を続けているとする国防省の発表を報じた。
2023.05.18
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 17 2023 <2306-051808>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月17日の戦況 =
 ロシアとウクライナの当局者は、5月17日にバクムットの近くでの限定的な反撃が続いていることを認めた。
 ウクライナ当局は、地形の特徴がウクライナ軍のドニプロ河渡河攻撃の制約になっていると報告した。
 米国は、ロシア国防省が5月16日にキーウへのロシアのミサイル攻撃がPatriotを破壊したと主張したが、システムは稼働していると報告した。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線を限定攻撃した。
 ロシア軍はバクムットで逐次戦果挙げ続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍はウクライナの反撃を恐れドニプロ河西岸とデルタの島々を砲撃し続けた。
2023.05.18
 08:24
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ支援の戦闘機連合、独は積極的に貢献できない=国防相 <2306-051807>
 ピストリウス独国防相が17日、ウクライナへの戦闘機供与を支援する英国の取り組みに関して、ドイツには積極的に貢献するための訓練能力も適切な軍備もないと述べた。
 英国は今週開催された欧州首脳会議で、オランダと協力してウクライナへの戦闘機供与に向け国際的な連合を創設すると明らかにし、ウォレス英国防相は「技術を公開するかどうかはホワイトハウス次第だ」と述べた上で、ウクライナへの戦闘機供与を望む国に対して英国はできる限りの支援をするとした。
2023.05.18
 04:34
ロイタ通信

(Yahoo)

EU、ウクライナ支援で基金35億ユーロ追加案 外相が提示 <2306-051804>
 匿名のEU関係者が17日、EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表が、ウクライナ向け軍事支援で使用されている基金
EPFに€3.5Bを追加することを提案したと述べた。 EUはウクライナ向け軍事支援としてEPFから既に€4.6Bを割り当てている。 ボレル代表の提案は加盟国政府の承認が必要となるが、EU加盟国は2022年12月に必要に応じて基金を増額することで合意している。
 2021年に創設されたEPFは途上国の軍装備品購入を支援するものだが、2022年2月のロシアのウクライナ侵攻を受け、ウクライナへの武器供与でも活用することが決まった。
2023.05.18
 00:36
FNN Prime

(Yahoo)

ウクライナ負傷兵 日本に受け入れへ 自衛隊中央病院で <2306-051801>
 日本政府がウクライナを支援するため、ウクライナの負傷兵を自衛隊中央病院で受け入れる方向で調整しており、浜田防衛相が18日にウクライナのコルスンスキー駐日大使と面会し、支援について直接伝えることにしている。
 政府関係者によると、ウクライナからの要請を受けて6月にもウクライナの戦場で負傷した兵士数人を自衛隊中央病院に受け入れ、リハビリなどを行う方向で調整している。
2023.05.17
 22:34
讀賣新聞

(Yahoo)

米政府、ウクライナ供与の「パトリオット」損傷を認める…ロシア軍の「飽和攻撃」で <2306-051713>
 米政府当局者がWashington Post紙の取材で16日、ウクライナ軍がキーウ周辺で展開するPatriotがロシア軍のミサイル攻撃で損傷したことを認めた。 ウクライナの迎撃能力を上回る大量のミサイルを撃ち込む飽和攻撃で、露軍がPatriotの破壊を狙ったとの見方が出ている。 New York Times紙は16日に複数の米当局者の話として、Patriotは「あらゆる脅威に対して対処可能だ」と報じ、深刻な損傷ではないことを示唆した。
 露国防省は16日に露軍のKinzhalがキーウのPatriotを直撃したと発表していた。 これに対しウクライナ軍参謀本部は、露軍が16日未明に発射したKinzhal 6発やS-400 SAMを含む25発を全て迎撃したと発表していた。
 ただ、キーウのウクライナ軍関係者は16日、「攻撃は20分余りで、前例のない集中度だった」とSNSで明らかにした。 米国の専門家はWashington Postに「ロシアは複数の軌道を描く様々なミサイルを投入し、洗練された複雑な攻撃を行った」と指摘した。
2023.05.17
 21:12
Kyiv Independent Ukraine war latest: Patriot missile system suffers minor damage, US officials tell CNN <2306-051712>
 CNNが5月17日に米政府当局者の話として、米国がウクライナで損傷したPatriot調査するチームを16日に派遣したが、システムの中核となるレーダは損傷しておらず、修理のため後送しない模様だと述べた。 
2023.05.17
 08:20
ロイタ通信

(Yahoo)

欧州、ウクライナ侵攻でロシアの責任追及へ 損害登録制度発表 <2306-051707>
 人権などの問題に取り組む国際機関の欧州評議会が16日にアイスランドで開いた首脳会議で、ロシアにウクライナ侵攻の責任を問う方針を表明し、ロシア軍が与えた損失と損害を記録する枠組みを発表した。
 会議では、ロシアの侵攻で生じた損害、損失、傷害に関する証拠や主張を記録する「損害登録」の仕組みを発表し、ロシア国内やウクライナのロシア占領地域に連れ去られた子どもを巡る問題などへの対応も検討した。
 46ヵ国が加盟する評議会首脳会議開催は第2次世界大戦後の設立以来4回目で、ショルツ独首相やマクロン仏大統領、スナク英首相が出席して17日まで開く。 ウクライナのゼレンスキー大統領もビデオ演説する。
 仏大統領府は、ウクライナ国民への支援で欧州評議会開発銀行 (CEB) の活用が検討されているとした。
2023.05.17
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 16 2023 <2306-051706>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月16日の戦況 =
 ロシアは5月15日~16日の夜に大規模なUAVとミサイル攻撃を実施した。
 ロシアとイランは、二国間の軍事経済協力の強化を続けている。
 ロシア軍はルハンシク州での配備を強化するためにベラルーシから人員と装備で増強していると伝えられている。
 ロシア軍は、クピャンスク-スヴァトーベ~クレミナの線で攻撃に失敗したにもかかわらず攻撃を続けた。
 ロシア軍は5月16日の時点でバクムット内でわずかな戦果を上げ、アウディーイウカ~ドネツク市の線で限定的な攻撃を続けている。
 ロシア軍は、予想されるウクライナの反撃に先立ち、ドニプロ河東岸のヘルソン州を確保することでパニック状態にある。
2023.05.17
 07:50
テレ朝 News

(Yahoo)

ウクライナに「航空戦闘能力供与」の国際的な連合を構築へ 英とオランダの首相が合意 <2306-051705>
 英首相官邸によりると、16日にスナク英首相はルッテ蘭首相と会談し、ウクライナに航空戦闘能力を提供するために国際的な連合を結成することで合意した。 ゼレンスキー大統領は15日までに伊、独、仏、英を相次いで訪問した際、F-16導入に向けた戦闘機連合の結成を各国に呼び掛けていた。
 国際的な連合は操縦士の訓練からF-16の購入に至るまで、支援を提供するとしている。 英仏は操縦士の訓練を表明したが、今回はさらに踏み込んだ支援の表明となった。
 一方、米国はF-16の配備まで約1年半かかるため現実的ではないとして、供与に慎重な立場である。
2023.05.17
 06:03
時事通信

(Yahoo)

ロ攻撃でパトリオット損傷か 米報道、ウクライナ確認せず <2306-051703>
 CNN TVが、米当局者が16日にロシア国防省がキーウへの攻撃でPatriot 1個システムを破壊したと主張したことに関し、損傷したもようだと認めたと報じた。
 完全には壊れていないというが、修理が現地で可能か、回収の必要があるか、損傷の程度について調査中であるという。
 ウクライナには2個システムのPatriotが配備されている。
2023.05.17
 03:14
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ軍、バフムート周辺20平方km奪還と発表 <2306-051701>
 ウクライナのマリャル国防次官が16日、バフムート周辺で同国軍が20㎢の領土をロシア軍から奪還したと発表した。
 マリャル次官はSNSへの投稿で、「過去数日間で、われわれの部隊がバフムート近郊の北と南の20㎢を解放した。 同時に、敵軍はバフムート市内で若干前進しており、砲撃で街を完全に破壊している」と述べた。
2023.05.16
 13:46
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、未明にキーウ空爆 ウクライナ「異例の激しさ」も全ミサイル撃墜 <2306-051609>
 ロシア軍が16日未明にキーウを複数回にわたり空爆した。 市当局者はUAVやCMを使った異例の激しい空爆が行われ、おそらくBMも使用されたとの見方を示した。 その後、ウクライナ軍は未明に発射されたミサイル18発全てを撃墜したとし、うち6発は極超音速ミサイルだったと述べた。
 キーウへの空爆は5月に入って8回目で、キーウ市の軍管理当局責任者は「異例の頻度で最も短時間に最多のミサイル攻撃があった」とTelegramに投稿した。
 ウクライナ軍は、ミサイル18発、Shahed UAV 6機、
ISR UAV 3機をウクライナ国内で撃墜したことを明らかにした。
 撃墜したミサイルは航空機から発射されたKinzhal 6発、黒海の艦船から発射されたKalibur CM 9発Iskander 3発としている。
2023.05.16
 12:13
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア防衛費、1─2月は前年比282%増の260億ドル=財務省 <2306-051608>
 ロシア財務省の予算ポータルサイトによると、1~2月の国防支出前年同期比282%増えてRUB2T ($26B) に達し、ウクライナ戦争による国防費の膨張ぶりが明らかになった。
 露政府は2023年の国防費としてRUB4.98Tを計上しており、1~2月だけで40%強を使用したことになる。
2023.05.16
 08:35

(18:35 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 15 2023 <2306-051605>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月15日の戦況 =
 ウクライナ当局は、バクムットとその周辺での最近の局地的な反撃でのウクライナ軍の戦果は限られていることを認めた。
 ロシア国防省が、5月15日にStorm Shadowを初めて迎撃したと主張した。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がハリコフ州のマシュティフカを占領し、オスキル川の西岸に橋頭堡を確保したと主張したが、ISWはこれらの主張を画像や映像で確認していない。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で攻撃を開始し、ドネツク市近くで限定攻撃作戦を実施した。
 ウクライナの諜報機関は、ウクライナ南部で152,000名のロシア軍が、ウクライナの反撃に備えた防御準備を続けていると報告した。
 ロシア当局と占領当局は、ウクライナ人を占領地からロシアに強制移住させる準備を続けている。
2023.05.16
 03:42
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア側支配のルガンスクで爆発、親露派幹部が重傷、市民1人死亡 <2306-051601>
 独DPA通信などがロシアメディアの情報として、ロシアが併合を宣言したウクライナ東部のルガンスク州で爆発があり、親露派武装勢力「ルガンスク人民共和国」の「内相」を務めるコルネット氏が重傷を負ったと報じた。
2023.05.15
 19:12
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ加盟に向けた複数年計画の合意に期待= NATO 事務総長 <2306-051512>
 ストルテンベルグNATO事務総長が15日に7月にリトアニア首都ビリニュスで開催されるNATO首脳会議で、ウクライナのNATO軍事基準への移行を支援するための複数年にわたる計画について合意することに期待を示した。
 ストルテンベルグ事務総長は「コペンハーゲン民主主義サミット」にビデオ形式で参加し「ウクライナが旧ソ連時代の基準や装備からNATO基準の装備に移行し、NATOと完全に相互運用できるようにする方法に関する複数年のプログラムで合意できると期待している」とし、「こうした合意はウクライナがNATO加盟に向けて前進する助けになる」と述べた。
2023.05.15
 19:10
テレ朝 News

(Yahoo)

ウクライナへ更なる軍事支援 英仏が表明 長距離攻撃無人機も <2306-051511>
 英仏がウクライナにさらなる軍事支援を行うことを表明した。
 ゼレンスキー大統領はフランスを訪問してマクロン大統領と会談を行い、会談後の共同声明でフランスはウクライナに対し今後数週間以内に数十両の装甲車や軽戦車を供与するとともに、ウクライナ兵を訓練すると明らかにした。
 また、英政府はウクライナに200km(註:航続距離か行動半径か不明)を超える新型長距離UAV数百機を供与すると発表しました。
2023.05.15
 12:41
CNN

(Yahoo)

ロシア軍機4機、ウクライナ国境付近で墜落か <2306-051507>
 ロシアのメディアなどによると、ロシア西部のウクライナ国境付近で13日にロシア軍の戦闘機とヘリコプター合わせて4機が墜落したとみられるが、SNS上で位置情報が確認された動画には、国境から50kmのブリャンスク州クリンツィでヘリコプター少なくとも1機が墜落する場面が映っている。 またクリンツィから25km離れた村で航空機1機が墜落し、黒煙が立ち上る場面の動画も確認された。
 ロシアKommersant紙は4機の墜落を伝えたうえで、ほかにも複数のヘリコプターが撃墜された可能性があると報じた。
 同紙によれば、戦闘機はウクライナのチェルニヒウ州を爆撃する途中で、ヘリコプターは戦闘機が撃墜された場合の救助のため派遣されたが4機はいずれも帰還せず、パイロットらは死亡したという。
 この報道の真偽は確認されていないが、Telegramには「慎重に計画されたウクライナ側の作戦」を指摘する投稿もあった。
 これまでにロシア領で同時に複数のロシア軍機が墜落した前例はないことから、専門家はロシア軍が遠距離からの誘導爆弾を多用していることを受け、ウクライナ軍が対空防衛線を前進させた可能性があるという。
2023.05.15
 07:52
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ、バフムト周辺で陣地10カ所以上奪取か 露軍大佐2人戦死 <2306-051503>
 ウクライナのマリャル国防次官が14日、バフムト周辺「陣地10ヵ所以上を露軍から奪取した」とSNSで発表した。 マリャル次官は13日に「ウクライナ軍がバフムト方面で2方向から前進している」と説明していた。 バフムトは一時、露軍による制圧が近いとの観測が強まったが、最近はウクライナ軍が同市や周辺で反撃し、露軍を後退させているとみられている。
 露国防省は14日、バフムト方面でウクライナ軍が大規模な攻撃を試みているとした上で、「全て撃退し、防衛線は破られなかった」と主張した一方、バフムト方面で部隊指揮を担っていた大佐2名が戦死したとも明らかにした。
 ウクライナメディアが14日、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問がドイツメディアの取材に対し、バフムト方面での反撃について、同国軍が近く着手するとの観測が出ている本格的な反攻作戦の序章だと述べたと報じた。
 露国防省は14日、バフムト方面でウクライナ軍が大規模な攻撃作戦を試みているとした上で、「全て撃退し、防衛線は破られなかった」と主張した一方、バフムト方面で部隊指揮を担っていた大佐2名が戦死したとも明らかにした。
2023.05.15
 05:00

(15:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 14 2023 <2306-051502>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月14日の戦況 =
 ロシア軍は5月13日~14日の夜に一連のUAVとミサイル攻撃を実施した。 ロシア軍による毎日のUAVとミサイル攻撃は、ウクライナ軍の反撃能力を一時的に低下させることを目的としている可能性がある。
 ウクライナ軍は5月14日、バクムット周辺で反撃を続けた。
 ロシア軍はクピャンスクの北東、クピャンスク~スヴァトーヴェの線で攻撃を行った。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で限定的な攻撃を続けているが、バクムットまたはその周辺では更なる戦果を上げていない。
 ロシア軍は、ウクライナ南部のフリャイポールの西を砲撃し続けた。
2023.05.15
 03:19
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア軍司令官2人死亡、バフムトでウクライナ前進か <2306-051501>
 ロシア国防省が14日、バフムト近郊旅団長ら軍幹部2名がウクライナ軍の攻撃により死亡したと発表した。バフムトではウクライナ軍が本格的な反攻に転じたとの見方が強まっており、戦闘が激化しているとみられる。 露国防省の発表によると、死亡したのは現地で指揮を執っていた旅団長と別の部隊の副司令官で、いずれもウクライナ軍の攻撃を受け撃退を試みていたという。
 バフムトではウクライナ軍が少しずつ前進している模様で、マリャル国防次官は13日にTelegramで、ウクライナ軍がバフムト郊外の2方面で前進を続けていると明らかにした。
2023.05.14
 21:03
共同通信

(Yahoo)

ロシア戦闘機墜落、関与を否定 ウクライナ軍 <2306-051409>
 ウクライナ軍報道官が14日にウクライナのTVで、ロシア西部ブリャンスク州上空付近を飛行していたロシア空軍の戦闘機とヘリコプターの墜落への自国軍の関与を否定し、ロシア軍の防空システムが撃墜したとの見方を示した。 報道官は、墜落したのは戦闘機2機とヘリコプター3機の計5機だとも述べた。
 ロシアのKommersant紙は13日に、ウクライナと国境を接するブリャンスク州でSukhoi戦闘機2機とMi8ヘリコプター2機が墜落し、乗員全員が死亡したと報じ、ウクライナ側による攻撃との見方が出ていた。
2023.05.14
 15:14
CNN

(Yahoo)

パトリオット狙った極超音速ミサイルを逆に撃墜、ウクライナ <2306-051407>
 米政府当局者は14日までに、ロシア軍がウクライナに供与されたPatriotの破壊を狙いKinzhal極超音速ミサイルによる攻撃を仕掛けたものの失敗し、逆にパトPatriotに撃ち落とされていたことを明らかにした。
 米当局者の1人は、ウクライナのPatriot操作員は5月4日に行われたKinzhalに対し異なる方向に複数のミサイルを発射し迎撃したと説明した。
2023.05.14
 14:42
共同通信

(Yahoo)

ロシア領攻撃、内部で提案 ゼレンスキー大統領、米報道 <2306-051406>
 Washington Post紙が13日に情報機関の通信傍受記録が含まれた同紙が入手した機密文書を元に、ウクライナのゼレンスキー大統領が今年初めにロシア領内の都市の占領や軍部隊への攻撃を側近に持ちかけていたことが分かったと報じた。 ロシアとハンガリーをつなぐ石油パイプラインの爆破も提案していた。
2023.05.14
 12:10
テレ朝 News

(Yahoo)

東部バフムトで反撃強化か ウクライナ軍「一部地域で前進」 <2306-051404>
 ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将が13日、「我々は前線の一部地域で前進しており、敵は装備や人員を失っている」と自身のSNSに投稿し、反撃の成果をアピールした。
 13日に発表されたイギリス国防省の分析では、ロシア軍部隊がバフムト南部から撤退し、ウクライナ軍が少なくとも1km領土を奪還したという。
 ロシア国防省は12日、バフムト北部の一部地域でロシア軍が撤退したことを認めている。
2023.05.14
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 13 2023 <2306-051403>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月13日の戦況 =
 ウクライナ軍はバクムット地域で反撃を続け、未確認ながら5月13日にバクムット市の南西で若干の戦果を挙げたという。
 ロシア軍は、5月12日~13日の夜間にShahed-131/136 UAVによる攻撃を実施した。
 ロシアのメディアが、5月13日にMi-8 2機Su-34及びSu-35各1機ブリャンスク州で墜落したと報じた。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍が5月12日と13日にStorm Shadow CMでルハンシク州のロシア軍後方の兵站地域を攻撃した。
 ベラルーシのルカシェンコ大統領が5月13日にミンスクの大統領病院に入院したと報じられた。
 ロシア軍は、クパンスクの北東とスヴァトーヴェの北西で限定攻撃を続けた。
 ロシア軍はバクムット市内で僅かに戦果を上げ、アウディーイウカ~ドネツクの戦で限定的な攻撃を続けた。
 ロシア軍は、フリャイポレの西にあるウクライナ軍のウクライナ軍陣地を砲撃した。
Hulyaipole の位置 (Google Map)】
2023.05.14
 00:31
産経新聞

(Yahoo)

ロシア西部の州で戦闘機とヘリ、相次ぎ墜落 <2306-051401>
 TASS通信が緊急事態当局者の話として、ウクライナ国境に近いロシア西部ブリャンスク州で13日、Su-34 1機Mik-8 2機が相次いで墜落し乗員は全員死亡したと報じた。 墜落したSu-34は2機との情報もある。
 露当局はウクライナ軍に撃墜された可能性もあるとして墜落原因を調査している。
2023.05.13
 23:22
時事通信

(Yahoo)

ロシア軍4機、同時撃墜か ウクライナ国境、破壊工作説も <2306-051322>
 ロシア経済紙Kommersantによると、ウクライナと国境を接するブリャンスク州で13日、ロシア軍のSu-34Su-35Mi-8 2機の計4機が墜落した。 同じ時間帯に撃墜されたもようで、保守系メディアの情報では、乗員合わせて9名が死亡したという。 TASS通信などによれば、Su-34の乗員2名は緊急脱出できなかった。また、Su-34とヘリ1機の墜落現場は50kmしか離れていない。
 ウクライナが大規模な反転攻勢を予告し前線で戦闘が激化していることから撃墜の可能性が高いとみられているが、それぞれのミサイルがウクライナ領とロシア領のどちらから発射されたかを巡り、情報が交錯している。 州内で「破壊工作員」が
MANPADSを使った可能性も排除できず、警備が強化されたと伝えられる。
 これまでウクライナ軍がUAVでロシア空軍基地を攻撃したとみられる例はあるが、クリミア半島を除きロシア領内で飛行中の軍用機の撃墜が疑われる例はほとんどなかった。
2023.05.13
 21:45
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア南部で戦闘機Su34が墜落と報道 同じ日にヘリコプターも <2306-051319>
 ロシア国営TASS通信が13日、ウクライナと接するロシア南部ブリャンスク州でSu-34が墜落したと報じた。 原因は調査中という。
 同州ではこの日にヘリコプターも墜落し、乗組員2人が死亡したという。
 ブリャンスク州では11日にボゴマース知事が、同州にある石油最大手Rosneft社の石油貯蔵基地がウクライナ軍のUAV攻撃を受け貯蔵タンクが一部損傷したとSNSに投稿した。 別の街の行政庁舎もUAV攻撃を受けたとしているが、いずれも負傷者はいなかったという。
2023.05.13
 20:31
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナが東部で反撃、ロシア軍司令部で大規模爆発…英ミサイル「ストーム・シャドー」か <2306-051318>
 TASS通信などによると、ウクライナ東部ルハンスク州の州都ルハンスク市の中心部で12、13の両日、露軍の司令部などで大規模な爆発が起きた。 州都は最前線から100km後方にあり射程80kmのHIMARSでは届かない。
 露国防省は13日、ウクライナが英国から供与を受けたStorm Shadowを使ったと主張し非難した。 露側の地元「当局」は12日の爆発に関し、現場付近でStorm Shadowの刻印が入った部品などが見つかったとする写真も公表した。 英国防相は11日にウクライナに提供済みだと発表していた。
2023.05.13
 17:47
時事通信

(Yahoo)

独、4000億円の追加兵器供与 ウクライナ反転攻勢後押し <2306-051317>
 欧米メディアが一斉に13日、ドイツ政府がウクライナに対して歩兵戦闘車 (
IFV) などを含む€2.7Bの新たな軍事支援を決めたと報じた。
 追加供与するのは、Marder IFV 20両IRIS-T SAM 4個システムLeopard 1旧型MBR 30両などで、2022年2月の侵攻開始以来最大規模という。
 独Spiegel誌によると数週間から数ヵ月以内にウクライナに送られる計画で、近く見込まれるウクライナ軍の反転攻勢を後押しする。
2023.05.13
 17:45
CNN

(Yahoo)

メリトポリで親ロシア派狙った暗殺未遂が続発、裁判所トップも <2306-051316>
 ロシア軍の占領下にあるウクライナ中南部ザポリージャ州でロシアが任命したバリツキー「知事」が13日までに、メリトポリ市でロシア側が据えた裁判所長を狙った暗殺未遂事件が11日に起きたとSNS上で明らかにした。
 同市ではここ数週間、ロシア側に同調した要職者を対象にした暗殺や同未遂事件が複数回発生し、先週にはメリトポリの警察幹部が爆弾の爆発に巻き込まれて負傷し、4月27日には別の警察幹部が手製の爆発物による攻撃を受け死亡していた。
2023.05.13
 12:43
AFP=時事

(Yahoo)

独防衛機器大手、ウクライナで軍用車両の整備・修理支援へ <2306-051310>
 Rheinmetall社が12日、ウクライナの国営軍事企業UkrOboronProm社との合弁会社を設立し、ウクライナに供与された軍用車両の整備・修理を同国内で行い、いずれは製品も共同生産すると発表した。 合弁会社は7月半ばから稼働する見通しである。
 Rheinmetall社のパッパーガーCEOは「ウクライナに一刻も早く、効率的に支援を届ける」ようにしたいとしている。
 経済紙Handelsblattは、ウクライナ国内で戦車を製造する準備も進められていると報じており、パッパーガーCEOは3月に取材に対し、ウクライナに戦車工場を建設する協議を進めていると述べていた。
2023.05.13
 10:05
CNN

(Yahoo)

ロシア国防省、バフムート北郊での後退を認める <2306-051307>
 ロシア国防省が日次の情報更新で12日、「防御の安定性を高めるため、ロシア軍部隊がマロイリノフカ方面の戦線を占領した」と述べバフムートの北郊からロシア軍が後退したことを認め、より有利な防御陣地に移動したと主張している。
 国防省は、これにより「ベルヒフカ貯水池の有利な条件」を利用できるようになるとしているが、実質的には数㌔の領域を失ったと認めたことになる。
Myronivka の位置 (Google Map)】
 今回の発表に先立ち、ロシア国防省は11日深夜に異例の声明を出し、ウクライナ軍がバフムート周辺の前線を突破したとの報道を否定していた。
 Wagner首領のプリゴジン氏は国防省の発表に反応し、「これは逃亡であって、再編とは呼べない」と指摘し、後ほどさらなる詳細を公表すると約束した。
 ウクライナの国防次官は12日、ウクライナ軍が過去1週間でバフムート周辺のロシア軍を2km押し返すことに成功したと述べた。
2023.05.13
 08:15

(18:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 12 2023 <2306-051306>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月12日の戦況 =
 ウクライナ軍が5月12日の局地的な反撃バクムットの北西に戦果を上げている。
 ウクライナと米国の当局者は、ウクライナ軍はまだ計画された反撃を開始していないと述べた。
 ブリゲティ駐南アフリカ米国大使が、2022年12月に南アフリカがロシア船に弾薬と武器を積み込んだのは、中立を宣言した南アの立場と矛盾するとと非難した。
 ロシア国防省は、ハリコフ~ルハンシクの線でのウクライナが反撃したのではとする情報社会間の疑念から気をそらし、和らげようとしている。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で限定攻撃を続けている。
2023.05.13
 08:07
時事通信

(Yahoo)

「逃げたのはワグネル」 ロ軍抵抗、創設者が偽情報か ウクライナ軍 <2306-051304>
 米CNN TVが12日にウクライナ軍の現場指揮官への取材で、バフムトで反転攻勢に出たことを認めた上で、Wagnerの戦闘員らが真っ先に逃げ出し、ロシア正規軍は抵抗したと報じた。
 Wagner首領でロシア国防省と対立するプリゴジン氏は弾薬不足が解消されないと主張し、Wagnerを翼側で支援するロシア軍が配置転換名目で逃亡していると告発していたが、ウクライナ軍指揮官の証言が事実とすれば、これらの発言が偽情報だった可能性がある。
2023.05.13
 06:12
乗りものニュース

(Yahoo)

ウクライナ 独自開発の最新戦車「オプロート」を量産へ 大規模攻勢への下準備か? <2306-051303>
 ウクライナ国防省が5月12日に国産戦車OplotをUkroboronprom社にに発注すると発表した。
 Oplotは、既存のT-80UDをベースにウクライナが開発した重量50t超のMBTで、何度も改良が加えられているため複数の型が存在し、主砲だけ見てもロシア規格の125mm滑腔砲とNATO規格の120mm滑腔砲の2種類が存在している。
 このたびウクライナ国防省が発注する型は、砲塔上面に大型の旋回式監視装置を装備している改良型のBM Oplotと呼ばれる型のようで、この型は2021年2月に数両が調達され閲兵式に姿を見せているほか、すでにロシア軍との戦いにも投入されている模様である。
 Oplotはウクライナ以外では唯一タイが採用しており、50両を装備している。
2023.05.13
 05:17
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア軍、バフムート近郊から「逃亡」 ワグネル創業者 <2306-051302>
 ロシアWagner首領のプリゴジン氏が12日、同国の正規軍がバフムート近郊の拠点から逃亡していると述べた。
 ロシア国防省はこの直前、バフムート北方の防御を強化するために部隊を配置転換したと発表していたが、プリゴジン氏はSNSに投稿した音声メッセージで、「これは再編成とは呼べない。 逃亡だ」と指摘し、さらに別の動画メッセージで、国防省の部隊はバフムートの北方と南方から「単に逃げた」とし、「部隊の翼側は失敗し、正面は崩壊している」と述べた。
2023.05.13
 01:03
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、東部でのウクライナ軍の攻勢撃退=ロシア国防省 <2306-051301>
 ロシア国防省が12日に声明で、ウクライナ軍がドネツク州ソレダル方面で攻勢を強めたが、ロシア軍が撃退したと発表した。 声明ではウクライナ軍は1,000名を超える部隊と40両の戦車を投入し、95kmにおよぶ前線で26回の攻撃を試みたが、ウクライナ軍部隊による攻撃は全て撃退され、ロシア軍の防衛ラインに突破口を開くことは出来なかったとした。
Soledar の位置 (Google Map)】
 一方、戦術的な理由によりロシア軍が一部の前線からやや後退したことも示唆した。 ロシア軍が一部地域の前線からやや後退し、バフムトの北西に位置するベルホフカ貯水池近くでより有利な陣地を確保したという。
 ウクライナのマリャル国防次官が12日に、ウクライナ軍が今週バフムト周辺で2km前進し、その間に陣地は一切放棄していないと述べた。
 バフムトへの攻撃で主力となっているロシアWagner首領のプリゴジン氏は、ロシア国防省の発表は実際にはロシア軍が逃げ出した敗走と指摘し、ウクライナはバフムトとチャソフヤールを結ぶ重要な補給路を完全に掌握したほか、有利な高台を押さえたという。 また、ロシア軍がこれ以上陣地を失えばウクライナ軍がバフムトを徐々に包囲する恐れがあるとした。
 プリゴジン氏は、弾薬や装備は不足しているものの、Wagner部隊はバフムトで前進を続けており、さらに20棟ほどの建物を占拠すればバフムトを完全に掌握できると述べた。
 ロイタは戦況について独自に確認できていない。
2023.05.12
 19:08
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ、バフムート周辺で一部領土奪還と発表 <2306-051213>
 ウクライナのマリャル国防次官が12日にソーシャルメディアへの投稿で、バフムート周辺の領土の一部を奪還したと発表した。 マリャル次官は「敵は兵士を大量に失い、わが軍はバフムート付近で2km前進したが、われわれは今週、一つの拠点も失っていない」と述べた。
 一方、ロシアは11日夜にバフムート周辺の支配地を失ったという報道は事実と異なるとし、ウクライナ軍の前進を否定した。
 ISWは12日に公表した分析で、ウクライナ軍が「バフムート近郊での局地的反撃で、ロシア軍の前線の一部を突破した可能性が高い」としている。
2023.05.12
 17:08
共同通信

(Yahoo)

米「最強戦車」、初秋までに供与 訓練用エーブラムス、ドイツ到着 <2306-051212>
 オースティン米国防長官が11日に上院歳出委員会小委員会の公聴会で証言し、ウクライナ兵の訓練に使うAbrams MBTがドイツに到着したと明らかにした。 米国はAbrams 31両をウクライナに提供する方針で、オースティン長官は初秋までに引き渡せるとの見通しを示した。
 AP通信は米政府当局者の話として、訓練用のAbramsが先週末にドイツに運び込まれ、ドイツ南部の基地に向かっていると報じた。 当初計画より2週間ほど早いという。 訓練は2~3週間後に始まる。
 米国が提供するAbramsはウクライナ軍の仕様に合わせて用意している。
2023.05.12
 13:36
BBC News

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ軍の前進を否定 東部の前線 <2306-051207>
 Wagner首領のプリゴジン氏は、ロシア正規軍がバフムート周辺の拠点を放棄したと非難し、ロシアの軍事ブロガーらは、いくつかの地域で11日にウクライナ軍の前進や部隊の移動があったとしたが、ロシア国防省は11日、ウクライナ東部の前線でウクライナ軍が前進したとする親露派の報告を否定した。 ロシア国防省は声明で、「前線のいくつかの地点で『突破』があったと、Telegramで個々に宣言されているが、現実と一致しない」と主張した。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、反攻の開始は時期尚早だとBBCなど公共放送局の取材で述べた。 ゼレンスキー大統領は、「手持ちの兵器でも前進し成功できると思うが多くの人を失うことになることから待つ必要があり、まだもう少し時間が必要だ」と話した。
2023.05.12
 11:43
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、反攻に向けた「形成」作戦を開始 米軍高官 <2306-051206>
 米軍や欧米当局の高官がCNNに、ウクライナ軍が予想されるロシア軍への反転攻勢を前に、準備段階に当たる形成作戦(註:Shaping Operation)を開始したことを明らかにした。
 形成作戦の内容には、部隊の進軍に備えて戦場の状況を準備するため、武器集積所や指揮所、装甲車、火砲を攻撃することが含まれる。 大規模な連合作戦の前に行われる標準的な戦術となっている。
 ウクライナが2022年夏に南部と北東部で反攻を仕掛けた際にも、事前に航空攻撃で戦場を形成する作戦が行われた。 米軍高官によると、こうした形成作戦は、予定されるウクライナの攻勢の主要部分の前に何日も続く可能性があるという。
 ゼレンスキー大統領は11日公開の欧州の複数の公共放送との取材で、「現状の装備でも前進して成功を収めることは可能だが、多くの人命が失われることから容認できない」とし、そのうえで「我々にはもう少し時間が必要だ」と説明して、ウクライナがまだ待っている装備品として戦車を含む装甲車両を挙げた。
2023.05.12
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 11 2023 <2306-051204>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月11日の戦況 =
 ウクライナ軍がバクムット周辺での局地的な反撃でロシアを何ヵ所かを突破した可能性がある。
 ウクライナ軍はバクムット周辺で局地的な反撃を続けたと伝えられた。
 バクムット周辺の翼側にロシア軍が強力でない部隊を配置していることは、ロシア国防省がウクライナ軍を包囲することを放棄したことを示唆している。
 ゼレンスキー大統領は、約束された軍事援助を待っているため、ウクライナ軍の反撃開始には時間を要すると述べた。
 匿名のクレムリン情報筋は、Wagner Gp.首領のプリゴジンの最近の言動は、ロシアの「最高指導者を深刻に混乱させている」と述べた。
 ロシア国防省は、Patriotがが5月4日の夜にKinzhalを撃墜したというウクライナと米国の報告を否定した。
 ロシア占領下のクリミアで、ロシア占領当局はウクライナ正教会への弾圧が続き、シンフェロポリのウクライナ正教会大聖堂を押収した。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定攻撃した。
 ロシア軍は、フリャイポールの西とヘルソン州のウクライナの陣地を砲撃した。
 プリゴジンが要求する1日あたり80,000発の砲弾を供給するためには、ロシアは開戦前の13倍以上になる年産2千9百万発の砲弾を生産する必要がある。
2023.05.12
 04:38
ロイタ通信

(Yahoo)

ワグネル部隊、バフムト周辺で追い詰められる=プリコジン氏 <2306-051203>
 Wagner首領のプリゴジン氏が11日、バフムト周辺でWagner部隊が追い詰められており、多大な犠牲を払って占拠した拠点が失われていると述べた。
 バフムト周辺のWagner部隊を守るのはロシア正規軍の仕事だと主張し、「Wagner部隊を巡る状況は最悪の予測シナリオ通りに進んでおり、数ヵ月にわたり同志の血と命をかけて占拠したあらゆる領土は今、戦うことなく捨て去られている」とした。
 これに先立ち、ロシア国防省は空挺部隊がバフムト西側で進軍を支援し、ウクライナ軍を足止めしていると発表した。
 ロイタは戦況について独自に確認できていない
2023.05.11
 19:46
ロイタ通信

(Yahoo)

英国、ウクライナに長距離巡航ミサイルを初供給 射程250キロ超 <2306-051117>
 英政府が11日、英国がウクライナにStorm Shadow長距離CMを供給したことを明らかにした。 ミサイルは既にウクライナに向けて輸送されている。
 ウクライナはかねてから長距離ミサイル提供を要請していたが、英米など同盟国からの支援はこれまで短距離兵器に限られていたため、長距離ミサイルを提供するのは英国が初めてである。
 ウォレス英国防相は議会で、ウクライナ政府から同ミサイルをウクライナ領内だけで使用しロシア領内には使わないという確約を得たという。
 Storm ShadowはMBDA社製の長距離
ALCMで、射程は250km以上である。
【註】
 SCALP EG/Storm Shadowは英仏共同開発のCMでフランス型はSCALP EG、英国型はStorm Sahdowと呼ばれ、2002年から装備されている。
 全長5.1m、翼端長3m、胴径48cm、発射重量1.3tで、重量450kgのBROACH二段配置侵徹弾頭を搭載し、マイクロターボジェットエンジンで高度30~40mをMach0.8~0.95で560km飛翔する。 但し、輸出仕様では射程250km以上となっている。
 輸出型の射程を250km以上としているのは射程300km以上のミサイルの輸出を制限したMCTRを考慮してと見られる。
 Tornado、Mirage 2000、Rafale、Typhoonなどの戦闘機の他、MiG-29にも搭載できる。
2023.05.11
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 10 2023 <2306-051110>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月10日の戦況 =
 ウクライナ軍は5月9日にバクムット周辺で限定的な反撃を成功させた。 ロシア軍はバクムット地域で続く消耗戦攻撃で戦闘能力が落ち、ウクライナ軍による局地的な反撃に対する防御力が低下している可能性がある。
 米国防総省は、ウクライナ軍がPatriotでロシアのミサイルを撃墜したことを確認した。
 バイデン政権はウクライナへ新たに$1.2Bの軍事援助パッケージを発表した。
 ロシア軍とWagner軍は、Wagnerが5月10日深夜にバクムット周辺から撤退するというWagner首領プリゴジンによる脅しにもかかわらず、10日に攻撃を続けた。
 ロシア軍はクピャンスクとクレミンナと、アウディーイウカ~ドネツクの線で攻撃した。
 ロシア軍は、ヘルソン州とザポリージャ州のウクライナ軍陣地を空爆した。
2023.05.11
 06:23
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、バフムート付近で反撃に成功と主張 <2306-051106>
 ウクライナ軍が10日、バフムート近くで反撃に成功し、ロシア軍に大きな損失を与えたと明らかにした。
 ウクライナ軍第3強襲旅団長は「ロシア軍の第72旅団の部隊は打ち負かされた」とTelgramに投稿された動画で述べた。 同旅団長によると、ロシア軍の第72旅団の第6、第8中隊はかなりの数の装甲戦闘車両とともに完全に破壊されたという。 また、多数のロシア兵捕虜がとらえられ、バフムート周辺での戦闘で主要な役割を果たしているWagnerの第3強襲部隊が大きな損失を被ったことを明らかにした。
 旅団長はまた、ウクライナ軍の攻撃により幅3km、奥行き2.6kmにわたる地域がロシア軍から完全に解放されたと述べたが、正確な位置は示さなかった。
 ウクライナ軍東部方面部隊報道官は、戦闘はまだ続いているものの敵はこの地域で大きな損失を被っているとし、203名が死亡し216名人が負傷したという。
2023.05.11
 05:12
共同通信

(Yahoo)

ロシア、原発作業員退避準備か ザポロジエ、3千人超 <2306-051108>
 ウクライナ原子力企業Energoatom社が10日、ザポロジエ原発を占拠するロシアが、原発が立地する都市エネルゴダールから職員ら3,100人の退避を準備しているとの情報があると発表した。 ロシア側には原発の運転を維持する能力がないことが証明されたとし「熟練した人材が破滅的に不足している」と指摘した。
Enerhodar の位置 (Google Map)】
 欧州最大のザポロジエ原発では6基の原子炉停止状態にあるが、しばしば外部電源を喪失し周辺への攻撃による大事故が懸念されてきた。
 ロシアはザポロジエ原発を軍事拠点化していると指摘される。 ウクライナは5月中にも大規模反攻を開始するとみられ、原発の周辺地域を含めて戦闘激化の可能性がある。
2023.05.11
 03:59
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、ロシアがバフムト前線から後退と表明 <2306-051104>
 ウクライナ軍が10日、バフムトからロシア歩兵旅団を撃退したと発表した。 ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将も、ウクライナ軍の反撃の結果バフムトの一部でロシア軍が最大2km後退したと明らかにした。 ただ、詳細は明らかにしなかった。
 Wagner首領のプリゴジン氏もロシア側は撤退しているとしており、ウクライナ側はこれを裏付けるものとしている。 プリゴジン氏は9日、ロシア軍がバフムトから退いているとし、第72旅団が3㎢を失い、Wagnerは500人の戦闘員を失ったと述べていた。
 ロシア政府は第72旅団がバフムト南西部郊外の陣地を放棄したとの報道についてコメントしていない。 ロイタは現地の状況を独自に確認できていない
2023.05.10
 15:59
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナの防衛システム、米欧のミサイルやレーダーに統合へ…米が1600億円追加支援 <2306-051016>
 米政府が9日、ウクライナに対する$1.2Bの追加軍事支援を発表したが、今回の支援には防空システムや弾薬のほか、米欧の防空ミサイルやレーダをウクライナの防衛システムに連接するための装置の供与も含まれている。
 米軍の備蓄ではなく、新たに調達するもので、国防総省報道官は9日の記者会見で「侵略を長期的に抑止するためのウクライナ軍の能力を構築するものだ」と強調した。
2023.05.10
 09:35
CNN

(Yahoo)

ウクライナが計画する反転攻勢、決定的な現状打破にはならず 英外相 <2306-051009>
 ウクライナを巡って近くロシアに対する反攻が行われるとの見方が広がっているが、訪米中のクレバリー英外相が9日、ウクライナは大きな勇気と抵抗を示しているが、映画のような反転攻勢を期待するべきではないと指摘した。
2023.05.10
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 9 2023 <2306-051007>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月9日の戦況 =
 Wagner首領のプリゴジンは、ロシア国防省が砲弾の飢餓を解決できなかったにもかかわらず、以前に述べた期限である5月10日までにバクムットから撤退しないと発表した。
 プリゴジンが5月5日に行った撤退するとの脅しを行わなかったことは、彼がロシア国防省を頼りにしていることを示している。
 ロシア軍は5月8日~9日の夜にウクライナに対して新たな大規模ミサイル攻撃を実施した。
 ロシア軍はクピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍はバクムット市内で僅かに戦果を上げ続け、アウディーイウカ~ドネツクの戦で限定的な攻撃を続けた。
 ロシア軍はフリャイポールの西とヘルソン州のウクライナの陣地を攻撃目標にした。
Hulyaipole の位置 (Google Map)】
2023.05.10
 06:53
CNN

(Yahoo)

「弾薬供給は要求の10%」 ワグネル創設者、ロ軍上層部を非難 <2306-051006>
 Wagner首領のプリゴジン氏が9日、ロシア軍上層部がWagner戦闘員を支援せずバフムート近くの前線維持にも失敗したと非難した。
 プリゴジン氏は「ロシア国防省のある部隊が陣地を放棄し我々の側面の一つから逃げ出したため、幅2km近く、奥行き500mほどにわたって前線が空白になったが、どうにかワグネルがその穴を埋めた」と述べた。 さらに、弾薬が十分に供給されればWagnerがバフムートを制圧できるだろうが、ロシア政府は当初の約束を撤回したと指摘した。
 プリゴジン氏によると、政府は弾薬供給を7日に約束したことから、同氏は翌8日朝に政府がワグネルの求めるもの全て」を供給するとの命令を出したと述べたが、その後供給されたものは要求のわずか10%だったという。
 同氏は我々はあからさまにうそをつかれたと述べ、責任はゲラシモフ参謀総長にあるとした。
2023.05.10
 06:20
ロイタ通信

(Yahoo)

米国、ウクライナに12億ドルの追加軍事支援 <2306-051005>
 米国防総省が9日、ウクライナに防空システムや弾薬などを含む$1.2Bの追加軍事支援を行うと発表した。 武器の購入には「ウクライナ安全保障支援計画 (
USAI) の資金が充てられる。
 FY23でこれまで、米国はウクライナにUSAIに基づく$5Bの軍事支援を4回に分けて提供した。 FY22には$6.3B相当を充当している。
2023.05.10
 01:26
Kyiv Independent Russian brigade flees Bakhmut <2306-051001>
 ウクライナ軍第3突撃旅団が5月9日、ロシア軍の第72独立自動車化狙撃旅団が撤退したことを確認した。 第3旅団はバフムートの戦いで64名のロシア兵を殺害したという。
 第72旅団の撤退はウクライナ側の発表以前にWagner首領のプリゴジン氏が、第72旅団が500名の遺体を残置して撤退したと発表していた。
2023.05.10
 01:26
Kyiv Independent Russian brigade flees Bakhmut <2306-051001>
 ウクライナ軍第3突撃旅団が5月9日、ロシア軍の第72独立自動車化狙撃旅団が撤退したことを確認した。 第3旅団はバフムートの戦いで64名のロシア兵を殺害したという。
 第72旅団の撤退はウクライナ側の発表以前にWagner首領のプリゴジン氏が、第72旅団が500名の遺体を残置して撤退したと発表していた。
2023.05.09
 15:54
Ameba Times

(Yahoo)

ワグネル創設者、ウクライナ東部バフムトで「部隊が前進」「2.37平方キロメートルを残すのみだ」 <2306-050916>
 Wagner首領のプリゴジンが8日にSNSに音声を投稿し、バフムトでWagner部隊が様々な方向へ280m前進しており、ウクライナ側が維持する地域が僅か2.37㎢を残すのみになっていると述べた。
 プリゴジン氏は5日に弾薬の供給が途絶えていることを理由に、「10日に部隊をバフムトから撤退させる」と表明したものの、7日の投稿ではロシア国防省から「戦闘を続けるために必要な武器や弾薬の供与を約束された」として、バフムトでの戦闘を継続する意向を示していた。
2023.05.09
 14:22
AP

(Yahoo)

ロシアが自爆ドローン夜間空襲 キーウでは35機を全機撃墜 <2306-050915>
 ロシアが対独戦勝記念日を翌日に控えた5月8日夜、ウクライナ全土に対してイラン製自爆UAV約60機による夜間攻撃を敢行した。 キーウでは3時間にわたって空襲警報が鳴り響いたが、35機の自爆UAVは全てウクライナの防空システムによって撃墜された。 キーウでは撃墜されたUAVの破片で5人が負傷した。
 キーウ西部のズビアトシンスキー地区では、UAVの残骸が2階建てのアパートに落下し、別の破片が駐車してあった車に当たって炎上した。 撃墜されたUAVの被害を受けた高層アパートを視察したクリチコ市長は「防空システムのおかげで、自爆UAV 35機はすべて撃墜された」と述べた。
2023.05.09
 14:09
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシアがキーウに巡航ミサイル、全て撃墜=ウクライナ当局者 <2306-050913>
 ウクライナ当局者によると、ロシアが対ナチスドイツ戦勝記念日に当たる9日にキーウに向けて15発のCMを発射したが、防空システムに全て撃ち落とされた。
 これまでのところ、今回のCM攻撃による死傷者は確認されていないという。
2023.05.09
 12:48
AP

(Yahoo)

巡航ミサイルは命中せず自爆 オデーサにミサイル攻撃8発 <2306-050910>
 ウクライナ空軍報道官が5月8日朝のTV番組で、ロシア軍がオデーサに向けて爆撃機から最大8発のCMを発射したことを公表した。 同報道官によると、ソ連時代に製造されたCMのうち何発かは、目標に到達する前に自爆するか海に落下したという。
 ウクライナの南部作戦管区が8日にfacebookに投稿したところによると、この日はCMの他にUAVによる空襲もあり、食糧倉庫1棟と黒海沿岸の複数のリクリエーション施設が被弾・炎上したが、けが人などは報告されていない。
2023.05.09
 11:12
Ukrinform ウクライナ防衛部隊、ロシア軍発射のミサイルを25弾中23弾撃墜 <2306-050908>
 ウクライナ軍総司令官のザルジュニー陸軍大将がTelegramで、ロシア軍が9日未明にウクライナ各地を25発のCMで攻撃したが、ウクライナ軍はこの内23発を撃墜したと発表した。
 ザルジュニー大将は、「敵はウクライナ領を海上発射と空中発射のCMで攻撃した。
 5月8日22:00頃に敵は8発のKaliburを黒海のミサイル艦からウクライナ東部地域に発射したが、8弾全てを撃墜したと述べた。
 5月9日04:00前に第2波攻撃が行われ、17弾のKh-101/Kh-555カスピ海方向上空のTu-95MS 4機から発射されたが、中部空軍が14弾南部空軍が1発、計15発のKh-101/Kh-555を撃墜したことを明らかにした。
2023.05.09
 07:19
CNN

(Yahoo)

ヘルソン州黒海沿岸の都市、ロシア側行政府が大部分撤退 ウクライナ軍 <2306-050905>
 ウクライナ軍が、ロシア軍に占領されたヘルソン州黒海沿岸のスカドフスクで、ロシア側が設置した行政府の大部分が撤退したと発表した。
Skadovsk の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍によると、スカドフスク地区及びスカドフスク市の行政府は活動を停止し、占領者は6日夜に文書や備品など公的機関の財産を車に積み、7日朝に家族とともに同地を離れたという。 軍の声明によれば、近隣の複数の村でも同様の動きが起きているという。
 ウクライナ軍参謀本部は、ロシア側は海路を利用してロシア軍占領地に文書や略奪品を運ぶ計画だと主張した。
2023.05.09
 06:30

(16:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 8 2023 <2306-050906>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月8日の戦況 =
 ロシア軍が5月7日~8日の夜に大規模なミサイルとUAVによる攻撃を実施した。
 ロシア占領下のトランスニストリア(註:沿ドニエステル共和国)が「平和維持軍」を増強するようロシアに求めた。
 プーチン大統領は、戦勝記念日のパレードを利用して、中央アジアにおけるロシアの継続的な影響力を示そうとしている。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナ線に限定攻撃を実施した。
 ロシア軍は5月8日の報告の中で、Wagner軍の攻撃強化、アウディーイウカ~ドネツク市の線での攻撃継続、バクムット内でわずかな前進を挙げた。
 ロシアの占領当局は、ヘルソン州とザポリージャ州の後方地域で民間人を強制的に避難させ続けているた。
2023.05.09
 04:58
ロイタ通信

(Yahoo)

ワグネルに弾薬供給開始、バフムト制圧に前進=プリゴジン氏 <2306-050903>
 Wagner首領のプリゴジン氏が8日、バフムトの制圧に向け前進するために必要な弾薬の供給を受け始めたと明らかにした。
 プリゴジン氏は弾薬の供給を受け始めているとし、今日130m前進し前進を続けているとSNSに音声情報を投稿した。
2023.05.08
 23:27
産経新聞

(Yahoo)

ロシアが自爆ドローン60機投入 対独記念日前にウクライナ各地攻撃 <2306-050812>
 プーチン露政権が重視する第二次大戦の対ドイツ戦勝記念日の9日を控えて攻勢を強め、8日未明にかけウクライナ各地を自爆UAVやミサイルによる大規模攻撃を実施した。
 ロイタ通信によると、投入された自爆UAVは大規模爆撃が再開された4月末以降最大となる60機に上り、ウクライナ側によるとキーウでは飛来したUAV 36機全てを撃墜したが、破片の落下などで5人が負傷した。
 オデッサでは食料施設がミサイル攻撃で延焼して3人が負傷し、ウクライナメディアによるとヘルソン州では露軍の砲撃によって9人が負傷した。
 一方、露側は実効支配する南部クリミア半島でウクライナ側のUAV 22機を破壊したと主張した。
2023.05.08
 11:54
BBC News

(Yahoo)

ザポリッジャ原発の近隣住民、避難指示で「とんでもないパニック」 ウクライナ当局 <2306-050806>
 ウクライナ軍参謀本部は7日、同国南部にある欧州最大のザポリッジャ原発に近い町の住民にロシア軍が避難を指示したことから、住民がロシア占領地域の都市に避難していると発表した。 「とんでもないパニック」が起きているとするウクライナ当局者もいる。  ザポリッジャ州の大半を占領しているロシア軍は、同州エネルホダルや前線に位置する18地域で住民に避難を命じている。 ウクライナ軍参謀本部によると、住民らはロシア占領地域内のベルディアンスクプリモルスクに避難するよう指示されているという。
Enerhodar の位置Berdyansk の位置Premorsk の位置 (Google Map)】
 ザポリッジャ州メリトポリを脱出しているフェドロフ市長は6日、数千台の車が移動を始め、5時間の渋滞が発生したと述べ、民間人で構成されているとされる避難の車列の2/3は同地域から撤退するnt color=red>ロシア軍だと主張している。 ただ、この主張が事実かどうかBBCは検証できていない。
2023.05.08
 09:48
ロイタ通信

(Yahoo)

ワグネルが撤退方針を撤回 ウクライナ、9日前にバフムト陥落目指すとみて警戒 <2306-050805>
 Wagner首領のプリゴジン氏が7日、ロシア政府がさらなる武器供給を約束したとして、バフムトからの撤退方針を転換し攻撃を継続する可能性を示唆した。
 ロシアはバフムトを他の都市への侵攻の足掛かりとして重視しており、同市をめぐる攻防はこの戦争で最も激しいものとなっている。 数ヵ月に及ぶ攻防で、両軍とも数千人の死者が出ているとみられる。
 一方、ウクライナが大規模な反攻に向け準備を進める中、ロシア側当局者は、ロシアが支配下に置いたザポロジエ原発の周辺から住民の退避を進めている。 国際原子力機関 (IAEA) は原発周辺の状況は「予測不可能」で「危険」だと警告している。
2023.05.08
 08:25

(18:25 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 7 2023 <2306-050804>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月7日の戦況 =
 ロシア軍は、クピャンスクの北東とクレミンナの南に限定攻撃を続けた。
 ロシア軍は5月7日の時点でバクムットでいくらかの戦果を挙げ、アウディーイウカ~ドネツクの線での限定攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍が5月6日~7日の夜にクリミアで23機のUAVを飛行させたと主張した。
2023.05.08
 07:46
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、9日までのバフムト制圧狙い砲撃激化=ウクライナ軍幹部 <2306-050803>
 ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将がTelegramで7日、ロシア軍がバフムトへの重火器による砲撃を激化させ先端装備の使用を増やすと共に、部隊を再編して、ロシアの対独戦勝記念日に当たる5月9日まで制圧することを依然望んでいると述べた。
 ロイタは、この報告の真偽を確認できていない。
2023.05.08
 05:34
朝日新聞

(Yahoo)

「ロシア国防省から弾薬供給」 ワグネル創設者、撤退中止は明言せず <2306-050802>
 ロイター通信などが、Wagner首領のプリゴジン氏が7日にSNSへの投稿で、「ロシア国防省から作戦継続に必要な弾薬や武器の供給を約束された」ことを明らかにしたと報じた。 プリゴジン氏は7日の投稿で、撤退を中止するかどうか明言していない。
 プリゴジン氏は5日、弾薬供給の遅れに不満を示し、10日にバフムートから撤退すると表明し、6日にはチェチェン共和国のカドイロフ首長に戦闘を引き継ぐ意向を示していた。
 バフムートを訪れたウクライナ軍のシルスキー司令官は7日、「ロシア軍が砲撃の強度を高め、部隊を再編成している」とSNSに投稿し、ロシア軍がバフムート制圧を諦めず、あらゆる手段を講じているとした。
2023.05.07
 20:50
時事通信

(Yahoo)

IAEAが警告=「予測不能で危険」―ザポロジエ原発 <2306-050706>
 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長が6日に声明を出し、ウクライナ南部ザポロジエ原発について「状況がますます予測不能になり、危険性が高まっている」と警告した。
2023.05.07
 06:30

(16:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 6 2023 <2306-050705>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月6日の戦況 =
 Wagner Gp.の首領プリゴジンとチェチェン共和国のカディロフ首長が5月6日に、チェチェンAkhmat軍がバクムットのWagner軍と交代する意向を表明した。
 CNNが、ここ数ヶ月間ロシアの電子妨害がウクライナのHIMARSの効果を下げていると報じた。
 ロシア軍は、クパンスクの北東とクレミンナ地域で限定的な攻撃を続けた。
 ロシア軍はバクムット市内で僅かに戦果を上げ続けた一方、ウクライナ軍はアウディーイウカの南西で限定的な反撃を成功させた可能性がある。
 ロシアの占領当局は、ウクライナ軍がHrim-2 SRBMでクリミアを攻撃したと主張した。
【註】
 Hrim-2 Gromはウクライナが開発した射程400~500km、弾頭重量500kgの固体燃料、単段推進SRBMで、開発が行われていることは2014年にキーウで開かれた兵器展で公表され、2017年にはTELの写真が公表されていた。 2016年にサウジアラビアが開発費として$40Mを提供していた。
 2019年には試作品の2発が製造されサウジアラビアで試験が行われ、2022年の配備開始が計画されていた。
 2022年8月9日にロシアとの戦線から220kmロシア側にあるクリミアのサキ航空基地で起きた爆発について、複数のメディアはHrim-2 Gromによると報じていた。
【サキ航空基地襲撃に関する報道:2209-081001 (ロイタ 2022.08.10)】
2023.05.07
 07:14
日テレ News

(Yahoo)

露民間軍事会社ワグネル、ウクライナ東部要衝バフムトに大規模攻撃開始 「10日に撤退」表明も短期間の制圧可能とみて <2306-050704>
 10日にバフムトから撤退すると表明しているWagnerが、短期間での制圧が可能とみて大規模な攻撃を開始した。 ロシアメディアによると、Wagnerは隣の町からバフムトにつながるウクライナ軍の補給路に対して大規模な攻撃を開始したという。
 Wagnerの首領プリゴジン氏は6日には新たな声明を投稿し、あとわずかで町全体を占領できる可能性があるとして、攻勢をかけていることを明らかにしたが、Wagnerが撤退した場合でもチェチェン共和国のカディロフ首長が率いる民兵が戦闘を引き継ぐことを表明している。 こうした動きに、ロシア国防省は反応していない。
 一方、5日にはショイグ国防相が軍事施設を視察する動画を公開して必要な武器と装備を継続して補給するよう指示した。 9日の戦勝記念日を前にした混乱を収める狙いがあるとみられる。
2023.05.06Stars & Stripes Ukraine downs Russian hypersonic missile with US Patriot <2306-050610>
 ウクライナ空軍が5月6日に、ロシアがMiG-31Kから発射した極超音速ミサイルKh-47 Kinzhalを4日にPatriotがキーウ上空で撃墜したと発表した。 これはPatrio初の戦果発表で、ウクライナ軍が゛初めて極超音速ミサイルを撃墜した発表でもある。
 Kh-47 KinzhalはMach10の速度で射程は2,000kmという。
2023.05.06
 23:05
Kyiv Indipendent Mayor: Traffic jam between Russian-occupied Melitopol and Crimea due to evacuation <2306-050608>
 ロシアに占領されているザポリージャ州メリトポリから退避しているフェドロフ市長が5月1日、メリトポリとクリミアの間のチョンハル検問所で退避しようとする車列が渋滞5時間待ちになっていると述べた。
Chonhar の位置 (Google Map)】
2023.05.06
 14:25
CNN

(Yahoo)

米供与のハイマース、ロシアの電波妨害で精度低下 ウクライナは対策強いられる <2306-050607>
 ロシアがHIMARSに対し電波妨害を駆使してGPSによる誘導を狂わせ、目標への命中を阻止しているケースがここ数ヵ月で増えていることを、この問題について報告を受けた複数の関係者がCNNに明らかにした。
 米英やウクライナの情報筋5人によると、ここ数ヵ月にロシアの集中的な妨害によりHIMARSの有効性は低下している。 米国やウクライナの当局者は巧妙さを増すロシアの電波妨害に対抗するため、HIMARSのソフトウェアを変更する方法を模索することを余儀なくされているという。 米国防総省のある当局者は「絶えずイタチごっこが続いている」と説明し電波妨害への対策が見つかっても、ロシアはその対策に対抗する措置を繰り出してくると指摘した。
 GPSへの妨害は誘導砲弾Excaliburや誘導爆弾JDAMのようなスマート兵器にも影響を与えうる。 国防総省の流出文書によるとJDAMは特に妨害の影響を受け易いという。
2023.05.06
 10:30
CNN

(Yahoo)

ワグネルのバフムート撤退、「転換点」となる可能性 ウクライナ軍報道官 <2306-050606>
 ウクライナ軍報道官が6日までに、Wagnerが10日にバフムートから撤退する方針を決めたことに言及し、同市を巡る戦闘の転換点になり得るとの認識を示した。
 Wagner首領のプリゴジン氏は5日にTelegramへの投稿で戦闘員に多くの死傷者が出ていることに触れ、十分な弾薬を供給しなかったロシア国防当局の既得権益層に責任があると主張し、正規軍の参戦を求めているが、ウクライナ軍報道官はWagnerが信じがたい損耗を出した理由について、絶えず肉弾攻撃を仕掛けるという愚かな行動が原因だと分析し、プリゴジン氏が撤退を望んでいるのは、バフムートを巡る戦闘でWagnerが壊滅に近い状態に追い込まれているからだとの見方を示した。 Wagnerの損耗が現在の1日100名を超えるペースで続いた場合、人員を補充する方途はなく、Wagnerはバフムート近郊で壊滅すると見ている。
2023.05.06
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 5 2023 <2306-050605>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月5日の戦況 =
 ロシア国防省は、ウクライナ軍の反撃に対する防御の準備を優先してバクムット攻勢の優先順位を下げたようであり、Wagner Gp.と首領のプリゴジンの立場を困難にした。
 ロシア占領当局は避難を装ってザポリージャ州の民間人70,000人をロシア占領地後方に強制移住させると発表した。
 ロシア軍はクレミンナとアウディーイウカ付近で地上攻撃を行い、バクムット内でわずかな戦果を上げた。
 ロシアのミルブロガーは、ウクライナ軍がバクムットの近くで限定的な反撃を行ったと主張した。
2023.05.06
 06:51
日経新聞 ロシア、ザポロジエで住民7万人避難 反攻に緊張 <2306-050604>
 TASS通信が、ウクライナ南部ザポロジエ州のロシア側行政府トップのバリツキー氏が5日、ウクライナ軍の攻撃が強まっているとして、前線に近い18地区から子どもや高齢者、病気療養者らを一時避難させると発表したと報じた。
 行政府幹部によると、対象者は7万人に上るという。
2023.05.06
 01:35
Bloomberg

(Yahoo)

バイデン政権、台湾への5億ドルの武器供与取りまとめ中-関係者 <2306-050602>
 事情に詳しい複数の関係者が、バイデン米政権台湾に$500Mの武器供与をまとめつつあることを明らかにした。 ウクライナへの武器輸出を加速させるのに利用してきたFast Track権限を初めて使うという。 米国防総省と大統領府にコメントを求めたが、返答は得られていない。
 非公開情報であることを理由に匿名で語った関係者によると、検討されている内容には、大統領引き出し権限 (
PDA) として知られる制度に基づいて既存の備蓄兵器などを台湾に送ることが含まれるが、対象となる具体的な装備については明らかにされていない。
 PDAを利用すれば、しばしば長期化する兵器の契約や製造のプロセスを回避することが可能になる。 米議員らによると、台湾への売却が承認された$19B相当の武器引き渡しが滞っている
2023.05.05
 18:09
ロイタ通信

(Yahoo)

ワグネル、10日にバフムト撤退表明 「弾薬なければ滅びる運命」 <2306-050514>
 Wagner首領のプリゴジン氏が5日、軍参謀総長、国防省、プーチン大統領に宛てた書面の声明で、部隊を10日にバフムトから撤退させると表明し「撤退するのは、弾薬がなければ無意味に滅びる運命にあるからだ」と述べた。
 撤退は、ロシアの対独戦勝記念日の翌日というタイミングでプーチン大統領にとっては打撃となる。 ロシア大統領府は、声明について、ウクライナでの「特別軍事作戦」に関わるとしてコメントを差し控えた。
 Wagnerはバフムト攻略を先導する形で戦い、3週間前にはバフムトの80%以上を制圧したと主張していた。
2023.05.05
 16:52
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア南部の製油所に連日の無人機攻撃、再び火災=タス通信 <2306-050513>
 TASS通信が5日に当局の情報として、ロシア南部のイルスキー製油所が2日連続UAVの攻撃を受け火災が発生したと報じた。 RIA Novostiは、人的被害はなく火災は鎮火したと報じた。
 イルスキー製油所はクラスノダール地方の黒海沿岸の港ノボロシースクの周辺にあり、年間精製能力は660万㌧という。
Novorossiysk の位置 (Google Map)】
2023.05.05
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 4 2023 <2306-050506>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月4日の戦況 =
 ロシアは5月4日にウクライナに対して別のShahed-131/136による攻撃を実施した。
 ロシア当局は、5月3日のクレムリンへのUAV攻撃を使用して、9日の戦勝記念日パレードの中止を拡大している可能性がある。
 ヘインズ米国家情報長官は、ウクライナの反撃の成功に関係なく、ロシア軍は軍需品と人員不足のために2023年に大規模な攻撃を行うことができない可能性が高いと述べた。
 ロシアとインドがルピーでの取引を停止したと伝えられた。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がクレミンナの南で占領地域を拡大したと主張した。
 ウクライナ軍はバクムットの南西で限定的な反撃を行った模様である。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がザポリージャ州でウクライナ軍を撃退したと主張した。
2023.05.05
 03:40
日経新聞 米軍トップ「ロシア停戦に1〜2年」 合理的判断に時間 <2306-050501>
 ミリー統合参謀本部議長が2日公開の米メディアの取材で、ロシアが侵攻を続けるウクライナとの停戦になお1〜2年かかる可能性があると指摘した。
 主戦論が残るプーチン政権内部に政治的な制約があるため、合理的な判断に時間を要するとの認識を示した。
2023.05.04
 20:49
AFP=時事

(Yahoo)

飛来した無人機24機中18機撃墜 ウクライナ軍発表 <2306-050417>
 ウクライナ空軍はTelegramへの投稿で、Shahed-136及びShahed-131などのUAVが一晩で24機来襲したが、自軍は他の防空部隊と協力し、18機を撃墜したと明らかにした。
 またキーウの軍政当局トップのポプコ氏は、暫定情報ではあるが「防空部隊が敵のミサイルやUAVをすべてキーウ上空で破壊した」とし、キーウへの攻撃が試みられたのは5月だけで3回目で、今回の攻撃は2023年に入ってから最も激しかったと述べた。 墜落した無人機の破片は市内に散乱したものの、負傷者はいないという。
2023.05.04
 19:05
Abema Times

(Yahoo)

ロシア国内でドローンによる攻撃が相次ぐ 南部の製油所で4機が攻撃とタス通信 <2306-050413>
 ロシア国営TASS通信が4日、ロシア南部クラスノダール地方の製油所が、UAV 4機による攻撃を受けたと報じた。 貯蔵タンクで火災が発生したが、けが人は確認されていないという。
Krasnodar Krai の位置 (Google Map)】
 また、南部ロストフ州の知事は4日に自身のSNSで、ロストフ州内の製油所にUAVの墜落があったと明らかにするなど、ロシア国内でUAVによる攻撃が相次いでいる
Rostov州の位置 (Google Map)】
2023.05.04
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 3 2023 <2306-050407>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月3日の戦況 =
 ロシアは、ウクライナがクレムリンをUAV攻撃したと非難した。 ロシアは、国民に戦争が国内に迫っていると見せて動員を正当化するため、この攻撃を演出した可能性がある。
 クレムリンは、戦争に対する国内の支持を高めるため、ウクライナの反撃に先立って他の偽旗作戦を実施し、偽情報を増やすことを計画している可能性がある。
 Wagner Gp.頭領のプリゴジンは5月3日、おそらく情報社会の不安を利用してWagnerに対するロシア軍の支援の強化を求めるため、ウクライナの反撃がすでに始まっていると根拠なく主張した。
 ロシア軍は5月2日~3日の夜にShahed-131/136によるUAV攻撃を実施した。
 ロシア軍はクレミンナの付近で限定攻撃を続けた。 バクムットとその周辺では戦果を上げ続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、ドニプロ河西岸のヘルソン州に対して激しい空爆と砲撃を実施した。
2023.05.04
 05:41
日経新聞 ウクライナ軍、南部で攻撃 反転攻勢へ威力偵察か <2306-050405>
 ロシアのTASS通信ウクライナ軍が3日、ロシアが一方的に併合を宣言している南部ザポロジエ州のオレホフを攻撃したと報じた。 その後、ウクライナ軍は撤退したという。 反転攻勢を目的とした威力偵察との見方が出ている。
Orehovo の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍の反転攻勢をめぐっては、Wagnerの首領プリゴジン氏も3日にTelegramで、「反撃はもう始まっていると思う」とコメントしていた。
2023.05.04
 02:02
朝日新聞

(Yahoo)

クレムリン攻撃、ゼレンスキー大統領が否定「自国の領土内で戦う」 <2306-050401>
 クレムリンを狙ってウクライナによるUAV攻撃があったとロシア大統領府が発表したことについて、ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、「私たちは自国の領土内で戦う。 自分たちの地域や都市を守っている。 武器を十分に持っていない」と述べた。
2023.05.03Stars & Stripes Ukraine to receive another $300M in weapons, ammunition and equipment in new US aid <2306-050318>
 米国が5月3日に、ウクライナに、榴弾砲、Hydra-70空対地ロケット弾、小火器弾など以下の品目$300Mを供与すると発表した。
• HIMARS
• 155mm榴弾砲
• 155mm砲弾
• 120mm, 81mm and 60mm迫撃砲弾
• 光学誘導有線ミサイル
• AT-4、Carl Gustaf対戦車弾
• Hydra-70空対地ロケット弾
• 小火器弾
• 障害処理弾
• 住輸送車両及びトレーラ
2023.05.03
 22:21
時事通信

(Yahoo)

EU、砲弾増産に750億円 ウクライナ支援加速へ 欧州委案 <2306-050314>
 EU欧州委員会が3日、域内の砲弾生産能力の拡大を図る法案を発表した。 防衛関連企業に対し、EU予算から€500Mを拠出し、ウクライナへの砲弾供与を加速させる。
 域内市場を担当するEUのブルトン欧州委員は記者会見で、欧州の砲弾生産能力について「12ヵ月以内に年間100万発まで引き上げることができるだろう」と強調した。
 6月末までの法案成立を目指す方針も示した。 今後、加盟国と欧州議会で承認されれば施行される。
2023.05.03
 11:01
朝鮮日報

(Yahoo)

ロシア紙「ウクライナ軍に反転攻勢の徴候…今月9日に決行か」 <2306-050307>
 ロシアの日刊紙Московский комсомолец (MK) が2日、5月9日のロシアの戦勝記念日にウクライナが反転攻勢を開始する可能性があることがわかったと報じた。 現地の軍事政治研究センターで責任者を務めるクリンチェビッチ氏はMK紙の取材に対し「ウクライナ軍は5月9日の戦勝記念日にロシア領土深くに入る込む大規模な挑発を準備している」と述べた。
 MK紙はまた、現地の専門家は「ウクライナの反転攻勢によりロシアの都市を狙った小規模なテロ攻撃が数十回行われる可能性がある」とも予測していると報じた。
 New York Timesも1日付で「ウクライナによる反転攻勢が近い徴候が相次いで捕捉された」と報じた。 NYTは「この徴候には双方の軍事攻撃強化、ロシア軍による防衛陣地の移動、ウクライナと接するロシア西部の都市で発生した爆発による列車脱線事故なども含まれる」と伝えている。
 ウクライナのレズニコフ国防相も4月28日に国営TVに出演し「反撃の準備は最後の段階に入ったており、その方法や位置、時期については指揮官たちが決めるだろう」と述べ、反転攻勢を予告した。
2023.05.03
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 2 2023 <2306-050306>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月2日の戦況 =
 中国、インド、ブラジルなどのロシア友好国を含む国連加盟国は、4月26日にロシアをウクライナへの侵略者と見なす決議を採択することを決議した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァト~ヴェ-クレミンナの線で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍はバクムット周辺で戦果を上げたが、市内では前進しなかった。
 ロシア軍はアウディーイウカ~-ドネツクの線で限定攻撃を続け、ロシアの情報筋はウクライナ軍がアウディーイウカ地域で限で局所的な反撃を行ったと主張した。
 ウクライナ軍は、ヘルソン州のドニプロ河デルタの島々とその周辺で活動し続けている。
2023.05.03
 07:37
時事通信

(Yahoo)

2日連続で列車脱線 「爆発」「破壊工作」主張 ロシア <2306-050303>
 ウクライナと国境を接するロシアのブリャンスク州で2日、前日に続いて貨物列車が脱線し、直後にボゴマズ知事が「線路で爆発物が炸裂した」と再び主張した。 地元メディアによると、関係筋は「同じ破壊工作グループの仕業の可能性がある」と指摘したが、詳細は不明である。
 1日はウクライナやベラルーシとの国境近くで石油製品や建材などを輸送する貨車7両と機関車が脱線して一部が炎上し、2日は貨車20両が脱線した。 2日は火災は起きなかったが、積んでいた硫黄や硝石などが流出したという情報がある。 現場は州都ブリャンスク郊外で、前日に比べて都市部に近いが、けが人は伝えられていない。
2023.05.02
 09:20
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア兵の死傷者、22年12月以降に急増 ウクライナ侵攻で米分析 <2306-050209>
 米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官が1日の記者会見で情報機関の分析として、ウクライナに侵攻するロシア側の兵士と戦闘員の2022年12月以降の死者数が2万人以上、負傷者数が8万人以上にのぼるとの見方を示した。
 ロシアはウクライナ東部ドネツク州バフムトの攻略を目指しており、ここ数ヵ月で死傷者数が加速度的に増加しているとみられる。
2023.05.02
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, May 1 2023 <2306-050208>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年5月1日の戦況 =
 ロシア軍は、4月30日から5月1日の夜にウクライナに対して大規模なミサイル攻撃を実施した。
 米大統領府は5月1日、バクムットに対するロシアの攻撃は失敗したと評価した。
 ロシア国防省は、ロシア国防副大臣のミジンツェフ上級大将をクズメンコフ上級大将に交代させたことを認めた。
 軍はスヴァトーブ~クレミナの線で攻撃した。 またバクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃した。
 ウクライナ当局は、ワグナーグループと他のロシア軍がバクムットでの攻撃作戦のペースを維持するのに苦労していることを示しました。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がドニプロ河を越えて襲撃していると主張し続けている。
2023.05.02
 05:35
時事通信

(Yahoo)

ロシア、死傷者10万人 ウクライナ要衝バフムトの戦闘 米高官 <2306-050205>
 米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官は1日の記者会見で、ウクライナ東部ドネツク州の激戦地バフムトを巡る戦闘だけで2022年12月以降、ロシア側の死傷者が10万人を超えたと推計した。 死者は2万人を上回ったとみられる。 カービー調整官は「ロシアの攻勢は失速しており、失敗した」と結論付けた。
 カービー調整官はまた、第2次大戦の激戦での米軍の死者数と比較し「この数字は驚くべきものだ」と指摘したうえで、死者の約半数はWagnerの戦闘員で、その大半が受刑者で十分な戦闘訓練を受けていなかったとも述べた。
2023.05.02
 03:49
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシアで貨物列車が爆発・炎上、西部の国境州 死傷者なし <2306-050202>
 ウクライナと国境を接するロシア西部ブリャンスク州で1日に爆発が起こり、貨物列車が脱線した。 ボゴマズ州知事がSNSに画像を投稿した。 死傷者はいないという。
 ボゴマズ州知事が示した事件現場は、ロシアとウクライナの国境から北に60kmの地点で、知事は誰が攻撃を行ったかについては言及しなかったが、ロシア当局によると、ウクライナとベラルーシ両国と国境を接するこの地域では、ロシアによるウクライナ全面侵攻開始以降、親ウクライナ派の破壊工作グループによる複数の攻撃が発生している。
 これとは別に、サンクトペテルブルクがあるレニングラード州のドロズデンコ知事は1日、夜の間に送電線が爆破され、近くで爆発物が発見されたと明らかにした。 ロシア連邦保安局 (FSB) が現場検証を行っているという。
2023.05.02
 00:05
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ軍需施設にミサイル攻撃 「目的達成」 <2306-050201>
 ロシア国防省が1日に声明で、前夜から未明にかけてウクライナの武器庫や弾薬工場などの軍の拠点にミサイル攻撃を実施し、所定の標的全てに命中したと発表した。
 声明では「夜間にウクライナの軍需産業施設に対し高精度の長距離空中・海上発射ミサイルで攻撃を行った」とし、「攻撃の目的を達成し、ウクライナ軍の弾薬、武器、装備品の製造業務が中断された」と述べた。
 ウクライナ当局はこの日、この3日間で2回目となるロシアによるミサイル攻撃があり、東部では大規模な火災が発生し少なくとも34人が負傷し住宅数十棟が損害を受けたと発表していた。
2023.05.01
 17:00
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、バフムトの一部陣地から撤退=ウクライナ司令官 <2306-050111>
  ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将がTelegramでの声明で1日、バフムトでウクライナ軍の反撃によりロシア軍が複数の陣地から撤退したと明らかにした。 ただ状況は依然として困難としている。 シルスキー大将は4月30日に前線を訪問した際に「状況は非常に困難だが一部の地区ではわれわれの部隊の反撃を受けて敵はいくつかの陣地から去った」と述べたという。  ウクライナ軍はバフムトからドネツクの西に位置するマリンカまでの東部戦線の一部で敵の攻撃を36回以上撃退したと明らかにした。
Mar'inka の位置 (Google Map)】
2023.05.01
 15:24
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、ロシアの巡航ミサイル18発中15発を迎撃 <2306-050110>
 ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将が1日、北極圏やカスピ海方面からロシアのCM 18発が飛来し、ウクライナ空軍がそのうち15発を迎撃したと発表した。
 ザルジニー大将は声明で、02:30頃にロシアが戦略爆撃機を使ってウクライナを攻撃した。 ロシアのムルマンスク州オレネゴルスク地域にTu-95が9機カスピ海にはTu-160 2機がいたと述べた。
2023.05.01
 12:00

(22:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 309 <2306-050107>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月30日の戦況 =
 ウクライナの参謀本部は、ロシア軍が4月30日にクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線における攻撃をしなかったと報告した。
 ウクライナ国家警備隊報道官が、ロシア軍は多くの砲を使用しているが、バクムットとマリンカに比べてクピャンスクとライマンの方向での砲撃は少ないと述べた。
 ロシア軍は4月30日にバクムットとその周辺、およびアウディ~イウカ-ドネツク市の線で攻撃をした。
 ウクライナ東部軍報道官のチェレヴァティ大佐は、ウクライナ軍は引き続きバクムットへの兵站経路にアクセスできると報告した。
 ロシアのミルブロガーは、ロシア軍がバクムットでWagner軍と共同作戦を実施したエリート部隊で、空挺部隊に新に複数の旅団を編成したと主張した。
2023.05.01
 11:45
Ukrinform チェコはソ連によるクリミアからのクリミア・タタール人追放のジェノサイド認定を検討する=チェコ大統領 <2306-050106>
 チェコのパヴェル大統領が4月30日にライナ訪問後の記者会見でUkrinformの特派員に、1944年のソ連政権によるクリミアからクリミア・タタール民族全体を追放した政策を、同民族に対するジェノサイドとして認定する問題をチェコ議会と協議する意向を示した。
 ソ連は1944年にクリミア・タタール民族全体をクリミア半島から中央アジアに追放した。 ソ連公式のデータでは、追放されたクリミア・タタール人の数は18万3,144名だが、クリミア・タタール人側はそれ以上の20万〜40万人が追放されたと主張しており、また追放後の最初の1年半で民族全体の46%が死亡したと言われている。
2023.05.01
 11:39
ロイタ通信

(Yahoo)

ウ軍、バフムトへの補給路を維持 ワグネルは一部撤退を示唆、150メートル前進に「94人犠牲」 <2306-050105>
 ウクライナ軍が29日にバフムトへの主要補給路を依然として確保していると表明した。 東部ウクライナ軍報道官は、「命の道」と呼ばれるチャソフヤールからバフムトに至る17kmの区間は、まだウクライナ側の支配下にあると述べた。 ロシア軍は、バフムトをを他都市への進軍の足掛かりにしたいとして10ヵ月かけて前進を試み、戦闘は路地ごとや家ごとに行われた。
Chasiv Yar の位置 (Google Map)】
 一方Wagnerの首領プリゴジン氏は29日、ロシア軍がさらに弾薬を送らなければバフムトから部隊の一部を撤退すると警告した。 プリゴジン氏はWagner部隊がバフムトで100~150mほど前進したと明らかにしたが、この過程で94名の戦闘員が犠牲になったという。 Telegramで公開された音声でプリゴジン氏は、より多くの弾薬があれば、ワグネルの損失は1/5程度で済んだと語っている。
2023.05.01
 11:19
ロイタ通信

(Yahoo)

未明のウクライナ全土にミサイル攻撃、大規模火災で34人負傷 <2306-050104>
 ロシア軍が1日未明、ウクライナ全土に3日間で2回目となるミサイル攻撃を行った。 東部の地区で大規模な火災が発生し、当局者によると34人が負傷、住宅数十棟が損害を受けた。
 ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将はSNSに「02:30頃にロシアの侵略者が戦略航空機からウクライナを攻撃した」と投稿した。
 キーウ市当局は、首都に向けられたミサイルは全て破壊され、現時点で民間人に死傷者はなく、住宅やインフラの損害も報告されていないとSNSで発表した。 当局者によると、キーウ州では防空システムが作動した。
 ウクライナ軍は、防空部隊がロシア軍のミサイル18発のうち15発を破壊したと発表した。 広範な被害を受けたのは東部の都市パウロフラードだけだった。
Pavlohrad の位置 (Google Map)】
 パウロフラードは一晩で2回攻撃され、工業企業1社、集合住宅19棟、民間ビル25棟などが被害に遭った。 議会議長のルカシュク氏は、攻撃により集合住宅19棟、住宅25棟、学校3箇所、幼稚園3箇所、さらにいくつかの商店が被害を受けたと述べた。
 また、地元議会関係者によると、ロシアは中部ドニエプロペトロフスクを含む地域にもミサイルを発射したため、防空部隊はミサイル7発を撃ち落とした。
Dnepropetrovsk の位置 (Google Map)】
 ザポロジエのロシアが任命した当局者はパウロフラードの火災の画像を投稿し、ロシア軍が軍事目標を攻撃したと指摘した。
2023.05.01
 06:50
中央日報

(Yahoo)

ウクライナ、ロシア艦隊の燃料タンク10基破壊…「春の大攻勢」信号弾 <2306-050101>
 クリミアでウクライナ軍のUAV攻撃によりロシア軍の燃料庫が炎上するなどウクライナの反撃が強まっている。 APとロイタ通信などが4月29日、この日午前クリミア南西部のセバストポリの燃料庫がウクライナ軍のドローン攻撃を受けた後に爆発し大規模な火災が発生したと報じた。 西側メディアは「今回の攻撃はウクライナが予告した今春の大攻勢に対する信号弾」と報じた。
 ウクライナ軍当局は今回の攻撃の実行の有無を明らかにしていないが、「容量4万㌧の燃料タンク10基以上が破壊された」と主張した。 今回の攻撃は前日ロシア軍がキーウをはじめとしてドニプロ、クレメンチュクなどウクライナ全域をミサイルで攻撃し25人の死亡者が発生した直後に行われた。
2023.04.30
 06:25

(16:25 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 29 <2305-043003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月29日の戦況 =
 Wagnerの首領プリゴジンは、ロシア軍司令部が更に弾薬を提供しない場合にはWagner軍をバクムットから撤退させると脅迫した。 プリゴジンはまたクレムリンに、ウクライナ東部で防御に移るよう説得を続けた。 プリゴジンは更におそらく皮肉を込めて、4月27日に解任されたと伝えられている副国防相のミミジンツェフ兵站上級大将に、Wagner軍の第一副司令官の地位を提供した。
 ウクライナ軍か4月29日にMugin-5 UAVが波状でセヴァストポリの石油貯蔵施設を攻撃したと伝えられた。
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナの線で限定攻撃を行った。
 ロシア軍はバクムットで限定的な戦果益を上げ、アウディーイウカ~ドネツク市の線でも攻撃を続けた。
 ロシア国防省は、ロシア軍がウクライナのヘルソン軍指揮所に対して海上からのミサイル攻撃を行ったと主張した。 ウクライナ当局はこれまでのところこの主張を確認していない。
【註】
 Mugin-5 UAVは福建省厦門のMugin社製の全ファィバー製の機体で、全長3.5m、翼端長5m、機体重量33.4kg、MTOW 90kg、搭載能力25kg、巡航速度120km/h、滞空能力7時間、価格は$9,499である。
2023.04.30
 00:52
日テレ News

(Yahoo)

クリミア半島で燃料タンクが大規模火災「神による罰だ」露の黒海艦隊が使用の燃料か…4万トン焼失 <2305-043002>
 クリミア半島の南西部セバストポリの地元知事が、ウクライナ側のUAV 2機が燃料タンクに突入したことで29日に火災が発生したことを明らかにした。
 ロイタ通信はウクライナ軍関係者の話として、タンクにあったのはロシアの黒海艦隊の燃料だったとした上で、4万㌧が失われたと報じている。
2023.04.29
 21:53
テレ朝 News

(Yahoo)

クリミア 石油施設で大規模火災  「ドローン攻撃」ウクライナ関与か <2305-042909>
 ウクライナ南部クリミアの軍港都市セバストポリで石油貯蔵施設で激しい火災が起きた。
 ロシアが任命したラズボジャエフ市長は29日、火災はUAV 2機の攻撃によるものだと明述べた。 関係者によると、少なくとも4機のUAVが攻撃し、2機が命中したとみられる。 人的被害はないものの、鎮火には相当な時間を要するという。
 ウクライナは今回の火災についてコメントしていない。
2023.04.29
 17:29
AFP BB クリミアの燃料貯蔵施設で火災、ドローン攻撃か <305-042907>
 ウクライナ南部クリミア半島の燃料貯蔵施設で29日に大規模な火災が発生した。 UAV攻撃によるものとみられる。
 ロシアが任命したセバストポリ市長のラズボザエフ氏はTelegramに、港湾都市セバストポリのカザチヤ(Kazachya)湾に面した燃料貯蔵施設で火災が起きた」と投稿した。
Kazachya湾の貯油施設衛星画像 (Google Map)】
 現時点での情報ではUAV攻撃によるものとみられるとしている。
2023.04.29
 14:30
CNN

(Yahoo)

ウクライナの反攻準備「ほぼ完了」、後は実行命令待ちと国防相 <2305-042906>
 ウクライナのレズニコウ国防相がオンライン上の情勢説明で8日、ロシア軍に対する反転攻勢の準備が終わりつつあるとの見解を述べた。
 反攻に投入される兵器を既に確保したのかとの質問には、米国が提供を約束したAbrames MBTは間に合わないLeopard 2とChallengerは届いたとし、Leopard 1もこの後に到着すると述べた。
 様々な型式の装甲車両を多数保持しているとし、Bladrey IFV、Marder IFVやStryker APCなどに言及した。
2023.04.29
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 28 <2305-042903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月28日の戦況 =
 ロシア軍が4月27日の夜、ウクライナの後方地域に対して一連のミサイル攻撃を開始した。
 ロシア国防省が、バルチック艦隊司令官のリイナ大将が太平洋艦隊司令官に異動した後、ボロビョフ中将をバルチック艦隊の新しい司令官に任命したことを確認した。
 ロプーチン大統領が、ウクライナの占領地域の居住者のロシアへのさらなる大規模な強制移住を成文化する法令に署名した。
 ロシア軍はクレミンナ付近で攻撃を続け、4月28日の時点でクレミンナの北西に逐次前進している。
 ロシア軍は、コスチャンティニフカ~チャシフヤール~バクムットを結ぶ高速道路T0504線に対する圧迫を強めている。
2023.04.28
 22:25
共同通信

(Yahoo)

ロシア国防省は28日の戦況説明で、27日夜から <2305-042814>
 ロシア国防省は28日の戦況説明で、27日夜から28日朝にかけウクライナ各地で同国軍の予備部隊の拠点を精密誘導ミサイルで攻撃したと発表した。
 全ての目標を破壊し、ウクライナ軍による前線への人員補充を阻止したとしているが、具体的な地名には触れていない。
2023.04.28
 19:05
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナの集合住宅にミサイル攻撃 多数の死傷者 キーウにも攻撃 <2305-042813>
 ロシア軍が28日早朝、キーウや中部の都市ウマニなどのほか、ウクライナ南部にも大規模なミサイル攻撃を仕掛け、ウマニでは10歳の子どもを含む少なくとも17人が死亡し、多数のけが人が出ている。
 ウクライナ国営通信社Ukrinformなど現地報道によると、ウマニでは集合住宅と倉庫の2ヵ所が攻撃を受け、ドニプロでは2歳の女児と31歳の女性が死亡したという。 キーウも約50日ぶりにミサイル攻撃を受け、ウクライナ側の発表によると、撃墜したミサイルなどの破片でキーウの北西部地区の送電線が切断された。
 ウクライナ軍のザルジニー総司令官は28日、ロシア軍は04:00頃にカスピ海上空からTu-95で23発のCM攻撃を行ったが、そのうち21発とUAV 2機を撃墜したとSNSに投稿した。
2023.04.28
 14:06
BBC News

(Yahoo)

親ロシアに転じた警察署長、爆弾で暗殺か ウクライナで抵抗が活発化 <2305-042812>
 ウクライナ南部のロシア占領下の都市メリトポリから避難中の市長が27日、メリトポリで05:20頃に爆破事件があり、ロシアがメリトポリを制圧後にロシアへの協力者に転向した警察署長のミシチェンコ氏がが死亡したことを明らかにした。
 同市周辺ではウクライナ軍とは別の抵抗活動が活発化しているとされ、関連が指摘されている。
2023.04.28
 11:24
CNN

(Yahoo)

ウクライナ南部のロシア支配地域、複数の場所で爆発の報告 <2305-042807>
 当局の報告やSNS上の目撃証言によれば、ウクライナ南部にあるロシア占領地域複数の場所で27日に激しい爆発が発生した。
 Telegramへの投稿によればヘルソン州の町でドニプロ河に面する重要な水力発電施設があるノバカホフカやその近郊で複数の爆発があった。 Telegramへの投稿の一つでは「ノバカホフカで攻撃音が聞こえ、何かが燃えている」とし、「煙が見える。 爆発音のような音も聞こえた」とも述べている。
 CNNはどの目標が攻撃を受けたのか確認できていないが、ロシアが任命したノバカホフカの地元当局は、ウクライナ軍の砲撃で電力供給が断たれていることを明らかにした。
 ザポリージャ州メリトポリでは大きな爆発音が聞こえたことを同市のフェドロフ市長が明らかにした。 メリトポリはロシアの占領下にある都市で、前線から離れたロシア軍の拠点になっている。
 ロシアが任命したザポリージャ州占領当局の高官によると、集合住宅の入り口付近で
IEDが爆発したが、建物はやや損傷したものの、死傷者は出ていないという。
2023.04.28
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 27 <2305-042806>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月27日の戦況 =
 ロシア軍はクピャンスク方面で防御体勢を取るためクレミンナ近郊での攻撃を制限した。
 ロシア軍はバクムット市内及びその周辺で確認された戦果利益を上げなかったが、増援の予備部隊をバクムット地域に移動させている可能性がある。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、ウクライナ軍の反撃から守るために、ザポリージャ原発でさらに配備を強化している。
 ウクライナのパルチザンは、4月26日~27日に占領地で別々に3回の襲撃を実施した。
2023.04.28
 06:47
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、クリミア北部の基地から装甲車を移動か 衛星画像 <2305-042805>
 CNNが確認した最近の衛星画像によると、ロシア軍がクリミア半島の北部に設けていた重要な基地から装甲車両を移動させたようだ。 ヘルソン州との境に近く、メドベージフカ村近隣にある基地にはかなりの数のロシア軍の装甲車があった。
Medvedevka の位置 (Google Map)】
 EUの人工衛星Sentinel 2が1月21日にとらえた画像にはロシア軍の大量の装備品が映っていた。 2月11日のMaxar社の高解像度画像では戦車や大砲の一部などを含む数十もの装甲車両が確認できる。 そうした車両の大半は新たに撮影されたSentinel 2の画像では基地から消えている。
2023.04.27
 21:15
朝日新聞

(Yahoo)

NATO加盟国、ウクライナへの戦車提供は230台に 約束の98% <2305-042711>
 AP通信によると、ストルテンベルグNATO事務総長が27日、NATO加盟31ヵ国がすでにウクライナに引き渡した装甲車両は1,550両戦車は230両にのぼり、各国が提供を約束したうちの98%が引き渡されたことになるという。 ストルテンベルグ事務総長は、加盟国がほかに「膨大な量の弾薬」をウクライナに提供し、同国の九つ以上の旅団の計約3万名の兵士を訓練したとも明かした。
 New York Times紙などは、流出したとされる米国の機密文書をもとに、ウクライナが領土奪還作戦のために12個旅団を新編し、うち9個旅団が欧米各国で訓練を受けていると報じていた。
2023.04.27
 20:45
共同通信

(Yahoo)

中国に対ロ軍事協力の停止要請 ウクライナ大統領 <2305-042710>
 ウクライナ大統領府が27日までに、ゼレンスキー大統領が26日に中国の習国家主席と行った電話会談で、ロシアへの軍事協力を停止するよう求めたと発表した。 ゼレンスキー大統領は習主席に「全ての国がロシアへの協力を控える重要性」を強調し、武器供与も含まれると指摘した。 またいかなる支援であっても、ロシアは侵攻継続のために使うとも述べた。
 中国は2月iウクライナを巡り「全面的停戦」や「和平対話の開始」など12項目の提案を発表したが、ロシア軍のウクライナ領からの完全撤退は盛り込まなかった。
2023.04.27
 18:00
CNN

(Yahoo)

ウクライナ、ロシア内陸部深くへの攻撃計画否定 侵攻後1年で <2305-042708>
 ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問が27日までに、同国がロシアの侵攻から1年経過した今年2月24日に首都モスクワを含めたロシアの内陸部深くへの攻撃を計画していたとのWashington Post紙の報道を否定した。
2023.04.27
 13:25
CNN

(Yahoo)

現在のロシア地上部隊、ウクライナ開戦時より「規模大きい」 米軍司令官 <2305-042707>
 米欧州軍司令官のカボリ陸軍大将が26日に上院軍事委員会で証言し、「ロシア地上軍は今回の紛争でやや劣化したが、現在の規模は開戦時よりも大きい」と述べ、ウクライナでの戦争で損失を被っているものの、依然として豊富な戦力が残っているとの見解を示した。
 空軍が失った航空機は80機にとどまり、まだ戦闘機と戦闘爆撃機が合わせて1,000機残っているという。 海軍が失った艦船は1隻のみである。
 米空軍州兵がリークしたとされる軍の機密文書からは、ロシアの地上部隊が戦争のどの場所に投入されたのかがうかがえる。 2月と3月の日付が入った文書によると、戦闘可能な544個大隊のうち、ウクライナ戦争に投入されたのは527個大隊で、このうち474個大隊は既にウクライナ入りしているという。
 文書の一つでは、ウクライナで戦死したロシア兵の数を35,000~43,000名と推計している。
2023.04.27
 11:30
Fobes

(Yahoo)

「偽衛星信号」でロシアのドローンを誤誘導 ウクライナの新たな電子戦が奏功 <2305-042706>
 ウクライナでは双方が相手のUAV攻撃を阻もうとJamming(妨害)を多用しているが、ウクライナが偽の信号で衛星誘導システムを欺くSpoofingでロシアのUAVを次々に墜落させている。
 これまでは電子戦による
C-UAVとしてJammingで制御信号を妨害し操縦を不可能にするいう方法と、GPSをはじめとするGNSSの周波数に干渉し使えなくするという方法が用いられてきたが、新にGNSS信号のSpoolingによるC-UAVも行われているとみられることが、ロシア側の報告からわかった。
 ロシアの支援を受ける民兵組織が運営するNovorossiya支援調整センターは1月14日の記事で、ロシアのある部隊でUAVの損失率が異様に高くなったことを報告している。
2023.04.27
 09:58
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ「露戦力は37万人」「最終目標は国家破壊」 <2305-042705>
 ウクライナ国防省広報部が26日、現時点で露軍が369,000名をウクライナに派遣していると発表した。 広報部は、露軍の目下の目標はドネツク州全域を制圧することだとした上で、「ロシアは独立国家としてのウクライナを破壊するという最終目標を放棄しておらず、そのために力でウクライナに交渉を迫ろうとしている」と指摘した。
 また露軍が48個旅団、122個連隊、戦車など5,900の兵器を戦線に投入しているとした。
2023.04.27
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 26 <2305-042704>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月26日の戦況 =
 ロシアの民間軍事会社 (PMC) 間の競争は、バクムットで激化している可能性がある。
 中国の習国家主席はゼレンスキー大統領との会話の中で、主権と領土保全の相互尊重がウクライナと中国の関係の基礎であると述べた。
 ウクライナの情報筋は、ロシア軍がクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で攻撃を実施しなかったと報告した。
 ロシア軍はバクムット市内とアウディーイウカの北で戦果を上げた。
 ロシアの情報筋は、ロシア連邦保安局 (FSB) がクリミアでの攻撃を阻止したと主張した。
2023.04.27
 07:38
共同通信

(Yahoo)

アゾフ連隊、再建急ぐ 対ロシア反攻へ、米紙報道 <2305-042703>
 Washington Post紙が26日、ウクライナ内務省系の軍事組織アゾフ連隊が、ロシアに対する大規模な反転攻勢に備えて、これまでの戦闘被害からの再建を急いでいると報じた。 反攻は5月にも実施されるとみられており、アゾフ連隊が主要な役割を担う可能性もある。 同紙によると、ウクライナ政府はアゾフ連隊について、ロシア側が実効支配する地域を奪還する作戦を支援する6つの攻撃部隊の一つに指定したという。
 アゾフ連隊は、激戦地となったドネツク州南部マリウポリでロシア側と戦い、アゾフスターリ製鉄所構内に立てこもり、2022年5月にロシア軍に制圧されるまで、最後まで抵抗した。
2023.04.27
 04:41
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍に反攻に必要な兵器提供、支援継続=米欧州軍司令官 <2305-042701>
 米欧州軍司令官カボリ陸軍大将26日に米議会下院軍事委員会の公聴会で、ロシア軍に対する反攻作戦に間に合うようウクライナ軍は必要な兵器を手に入れることができると述べた。
 カボリ大将はウクライナに確約した戦闘車両の98%以上がすでに供与されたと言及した上で、「ウクライナに必要な物資を提供したと確信している。 今後も活動を維持するための支援を継続する」と述べた。
2023.04.26
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 25 <2305-042607>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月25日の戦況 =
 ウクライナ軍当局者は4月25日、ウクライナ軍がロシア占領下のドニプロ河東岸でのロシア軍との対砲兵戦画期的な成果を挙げたとした。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がスヴァトーブ~クレミナの線で限定攻撃を行ったとした。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けている。
 ロシアのミルブロガーは、ウクライナ軍がドニプロ河東岸のヘルソン州に恒久的な陣地を構築したことを強く否定した。
 ウクライナレジスタンスセンターは、ウクライナのパルチザンがオレシキー近くのロシア軍の検問所を爆破したと報告した。
Oleshky の位置 (Google Map)】
2023.04.26
 06:30
CNN

(Yahoo)

ロシアの「最上級の協力者」が退避開始、ザポリージャ州の町で ウクライナ当局 <2305-042606>
 ウクライナ当局者によると、ロシアの占領下にある南部ザポリージャ州のいくつかの町で退避が進められている。 ウクライナが支配しているニコポリ地区軍政トップのエフトゥシェンコ氏は、ドニプロ河対岸のロシアが占領している地域の住民の話として、退避用のバスが到着し始めたと述べた。
 エフトゥシェンコ氏のTelegramへの投稿によると、若い家族がカミアンカドニプロウスカの集落からの退避を申し込もうとしたが「行政が拒否した」という。 同氏は退避を申し込んだ家族とロシアが支援する行政との間で交わされたものとされているメッセージを公開した。 やり取りの中で家族は「残念ながら、行政の決定によりこれらのバスの座席はすでに予約されているため、現時点で登録できるものはない」と告げられた。
 同氏は「これまでのところ最上級の協力者だけが退避しており、その他の人々はウクライナ軍を待っている」と述べた。
Nikopol の位置Kam'yanka-Dniprovs'ka の位置 (Google Map)】
2023.04.26
 03:15
毎日新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、5月にも大規模軍事作戦か 米紙報道 <2305-042603>
 New York Times紙が24日に米当局者の話として、ウクライナ軍が早ければ5月にも大規模な作戦を開始すると報じた。 作戦はアゾフ海沿岸を含むウクライナ南部で展開される可能性が高いという。
 同紙によると、ウクライナ軍は作戦に向け5万名の兵力を持つ12個隊を4月末までに準備しており、そのうち9個隊を米国とNATO軍が訓練したという。
 米当局者は同紙に対し、米国やNATO加盟国が作戦に向け、ウクライナ側に多くの火器や弾薬を供給したとした上で、今回の作戦が決定的な成功を得られない場合、欧米諸国はウクライナへの支援を減少させ、ウクライナには紛争を凍結、または終了させるため、ロシアと真剣に交渉するよう圧力がかかる可能性があると指摘した。
 一方、ウクライナ軍広報官は25日、ウクライナ側が過去3日間で、ロシア軍が占領しているウクライナ南部ヘルソン州のドニエプル河東岸で目覚ましい戦果を挙げ、露軍の戦車や戦闘用車両、対空防衛システムなどに打撃を与えたと主張し、近い将来、さらなる攻撃を仕掛けることを示唆した。
 ISWは22日、ウクライナ軍がドニエプルt河東岸に陣地を構え、補給路を確立した可能性があるとの分析を発表している。
2023.04.25
 23:15
産経新聞

(Yahoo)

ロシア、最新鋭戦車「アルマタ」をウクライナ投入 <2305-042517>
 情報筋の話として国営ロシア通信が25日、ロシア軍が最新鋭のArmata
MBT(註:T-14)を作戦地域に投入したと報じた。 現時点では最前線での戦闘には参加せず、ウクライナ軍の拠点に対する砲撃などを行っているという。
 露軍は技術が漏洩する恐れなどから、最新鋭の装甲を装備したArmata MBTをこれまで実戦投入してこなかったとされるが、ウクライナ軍が米欧諸国から供与されたMBTを実戦投入することを見越し、米欧製戦車に対抗できるとされるArmataを投入した可能性がある。
 露メディアによると、アルマタは2015年5年の閲兵式で初公開され、その後も性能試験が続けられていた。 露国防省高官は2021年11月に、同年末までに20両が引き渡されると表明し、現時点までの生産数は数十両程度だとされている。
【関連記事:2302-011911 (時事 2023.01.19)】
2023.04.25
 19:06
共同通信

(Yahoo)

欧州戦車の修理拠点設置が活発化 隣国ポーランド、消耗に備え <2305-042514>
 ロシアの侵攻を受けるウクライナが近く大規模な反攻を計画しているとされるなか、
MBTの供与を表明した欧州各国が、隣国ポーランドなどに修理拠点を設ける動きを活発化させている。 ウクライナ国内に製造工場を設ける計画もあり、塹壕を新たに掘削するなど前線の防備を強化しているとされるロシア軍との戦闘の長期化を見据え、兵器の消耗に対応する狙いがある。
 反攻の主力になるとみられるLeopard 2は計80両以上の供与が表明され、ドイツやポーランドなどから40両以上が既にウクライナに引き渡された。
2023.04.25
 13:31
BBC News

(Yahoo)

ウクライナ軍、ドニプロ川東岸に拠点か 南部のロシア掌握地域 <2305-042509>
 ウクライナ軍がドニプロ河東岸のヘルソン州に拠点を確保したとする報告が出ている。
 ISWが23日に公表した報告によると、ロシアの軍事ブロガーが同日、「ウクライナ軍の前進を確認するのに十分な、位置情報を伴う映像と文字報告」を投稿した。 その投稿からは、ウクライナ軍がドニプロ河東岸のオレシキーの北西部で活動していることがうかがえるという。 ISWは、ウクライナ軍の前進の規模や意図を分析できるだけの情報はないとした。
Oleshky の位置 (Google Map)】
 BBCウクライナ語は軍関係者の話として、ヘルソン市付近でドニプロを渡る特定の動きがあったと伝えているが、ウクライナ軍はこうした動きが事実か明らかにしていない。 一方、ロシアは否定している。
2023.04.25
 13:17
CNN

(Yahoo)

ウクライナ当局、ロシア軍が南部メリトポリ付近に「強力に集結」 <2305-042508>
 ウクライナ南部メリトポリのフェドロフ市長が25日までに、ロシア軍が同市周辺に強力に集結しているとの見解を明らかにした。 市長はウクライナのTVで、メリトポリの被占領地域でロシア軍の二つの部隊が「極めて強力に集結している」との見解を示した。 市長自身はメリトポリ市内にいない。  フェドロフ市長によると、一方の部隊はロシア軍が多数の娯楽施設やホテルなどを制圧しているアゾフ海沿岸のキリリウカに展開して輸送拠点として使用しており、アゾフ海沿岸の別の場所にあるプリモルスキーポサドにも小さな基地を置いているという。 前線に近いビルマクでも同様の状況になっているという。 この地域は今後数週間でウクライナによる反転攻勢の焦点となる可能性がある。
Kirylivka の位置Prymorsk の位置Bilmak の位置 (Google Map)】
 CNNはフェドロフ市長の主張について独自に検証できていない
2023.04.25
 11:29
Ukinform ウクライナ軍、ヘルソン州での活動の成果を報告しつつ、引き続き「静寂」を要請 <2305-042507>
 ウクライナ軍南部司令部報道官のフメニューク氏が24日にTV番組「統一ニュース」に出演し、ウクライナ軍が過去3日間に南部方面ての戦闘活動でかなり強力な成果を出しているとし、ウクライナ側は毎日13〜20両の敵を破壊することができていると発言した。
 フメニューク氏は、ドニプロ河東岸の敵の火砲を掃討しているとし、ウクライナ軍人はロシア軍の榴弾砲、戦車、装甲車、防空システムを破壊していると補足した。
 同時に同氏は改めて、情報面での静寂を呼びかけた。
2023.04.25
 09:51
共同通信

(Yahoo)

2月にモスクワ攻撃計画か 米要請で中止、機密文書 <2305-042506>
 Washing Postが2流出した米機密文書を基に4日、ウクライナ国防省がロシアの侵攻から1年となる2023年2月24日にロシアへの大規模攻撃を計画していたと報じた。 モスクワも攻撃対象に含まれていたとされ、ロシアの報復による戦闘激化を懸念した米国の要請によってウクライナ側は計画を中止したという。
 ウクライナ国防省のブダノフ情報局長が、侵攻から1年に合わせて「情報局の総力を結集し、大規模攻撃を準備」するよう部下に指示した。 対象はモスクワのほか、黒海に面するロシアの港湾都市ノボロシースクだったとみられる。
2023.04.25
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 24 <2305-042505>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月24日の戦況 =
 ロシアのミルブロガーが、プーチン大統領が4月20日に追加の軍指揮官交代を命じたと推測した。
 ウクライナ軍が4月24日早朝にセヴァストポリにあるロシア黒海艦隊の基地に対してUSV攻撃を行った可能性がある。
 Wall Street Journalが4月24日、ロシア船がウクライナで戦うロシア軍に補給するためにカスピ海を越えイランの弾薬を輸送していると報じた。
 ウクライナ軍は4月24日現在、クレミンナの南で僅かに戦果を上げ、ルハンシク州の後方地域にあるロシアの兵站路を引き続き攻撃している。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けている。
 一部のロシア筋は、ウクライナ軍がドニプロ河東岸のヘルソン州に永続的な陣地を構築したという他のロシアのミルブロガーからの主張を否定した。
2023.04.25
 07:38
中央日報

(Yahoo)

モスクワ付近で爆発物積んだドローン発見…地域の戦勝記念行事が中止に <2305-042503>
 24日のAFP、ロイタ通信によると、モスクワの中心から東に50kmの距離にあるボゴロドスキーのスキン市長が「住民が地域内の森で爆発物が積まれたウクライナのUAVを発見した」とTelegramで明らかにした。 スキン市長はUAV発見を受け、5月9日に開催する予定だった地域の戦勝記念行事を中止にすると報じた。
 戦勝記念日は旧ソ連が第2次世界大戦でナチスドイツを相手に勝利した日で、ロシアと一部の旧ソ連地域ではこの日を記念して軍事パレードなどを行ってきた。
【註】
 毎年恒例の国威発揚行事である「不滅の連隊」行進を中止した理由を「安全のため」とした理由を裏付けたつもりであろうが、UAVを「ウクライナの」とした根拠は不明で、「林の中で発見」にも無理があり、もしそうだとしてもたった1機のUAV発見で全国規模の国家行事を中止する理由としては不自然である。
【関連記事:2305-041814 (テレ朝 2023.04.18)】
2023.04.24
 20:33
時事通信

(Yahoo)

ウクライナが「一時奪還」 南部のドニエプル川東岸 <2305-042410>
 ISWが24日に、ウクライナ軍がドニエプル河東岸のロシア軍支配地域の一部に前進し、初めて陣地を得たと報告した。 ただ、ロシアの軍事ブロガーの情報によると、奪還は一時的だったもようで、ISWは「ロシア軍は支配する都市部の防衛を優先し、河岸付近は無人にしていた可能性がある」と分析している。 ウクライナ軍が一時的に前進した情報があるのは、ヘルソン州でロシア軍が強固な守りを築いていたはずの東岸の2地区で、ウクライナ軍は自国メディアに「沈黙が必要だ」と述べ、否定も肯定もしなかった。 ロシア通信によると、ヘルソン州の親露派政治家トップのサリド氏は「偽情報」だと反発した。
 ウクライナの大規模反転攻勢がいつ始まるかが焦点だが、ウクライナとロシアの双方軍はバフムトだけでなく前線一帯で攻撃を仕掛けて相手の兵力を分散させる神経戦が展開されているとみられる。
2023.04.24
 13:18
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、クリミアの黒海艦隊への無人機攻撃を撃退=国防省 <2305-042407>
 ロシア国防省が24日、クリミア半島セバストポリ港に駐留する黒海艦隊に対する
USV 3隻による攻撃を同日03:00頃に撃退したと発表した。 ただ、ロイタはこの情報を独自に確認できていない。
 これに先立ち、ロシアが任命したセバストポリのラズボザエフ知事は、ロシアの黒海艦隊がセバストポリ港に対するUSV攻撃を撃退したと明らかにしていた。 ラズボザエフ知事はSNSで、最新情報によるとUSV 1隻が破壊され、もう1隻は自爆したと述べ、被害は報告されておらず市内は現在、静かだという。
 ロシアのInterFax通信によると、同港の旅客フェリーの運航は停止している。 交通当局は運航停止の理由を明らかにしていない。
2023.04.24
 11:49
ロイタ通信

(Yahoo)

要衝バフムトで爆発、煙広がる ウクライナ軍がドローン映像公開 <2305-042403>
 ウクライナ軍第93機械化旅団が22日、バフムトでUAVが撮影したとする映像を公開した。 映像の字幕には、第93機械化旅団の戦車がバフムトで敵陣に砲撃と書かれている。
 ロイタは、映像に映っている建物や道路が、この地域の衛星画像と一致しているのを確認したが、撮影日は確認することはできていない。
 一方ロシア国防省は23日、バフムトでロシア軍が前進したと表明した。
2023.04.24
 10:15

(20:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 23 <2305-042402>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月23日の戦況 =
 ウクライナの参謀本部が、ロシア軍が4月23日にクピャンスク~スヴァトーブ~クレミンナの線で攻撃しなかったと報告した。  ウクライナのセベロドネツク・ライオン政権の長ヴラセンコ氏は、ロシア軍がセヴェルドネツクやルハンシク州の他の大都市の周辺に要塞を建設していると報告した。
 ウクライナ軍参謀本部は、ロシア軍人とWagner戦闘員が、ルハンシク州のスタニツィアルハンスカで銃撃戦を行ったと報告した。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けている。ウクライナ軍のタヴリスク統合報道官ドミトラシキフスキー大佐は4月23日に、ロシア軍が全力をアウディーイウカ方向に集中させ、ドネツク方向に28回の攻撃を行ったと報告した。
Avdeyevka の位置 (Google Map)】
 4月23日に公開された画像は、ウクライナ軍がヘルソン州のドニプロ河東岸にあるオレシキーの北西の地域で活動していることを示している。 だがヘルソン州占領管理局長のサルドは、23日の時点でウクライナ軍が東岸に橋頭堡を確立したことを否定した。
Oleshky の位置 (Google Map)】
 ベラルーシの軍事報道機関は、ベラルーシ軍はロシアが1993年~1996年にベラルーシから発射機を撤去する前に核兵器を配備していた基地に、ロシアの戦術核兵器を配備する計画であるとした。
2023.04.23
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 22 <2305-042302>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月22日の戦況 =
 ロシアのミルブロガーが、ウクライナ軍が4月22日の時点にドニプロ河東岸のヘルソン州に陣地を構築したとする地域の映像と報告文書を提供したが、陣地の規模や意図はわからない。
 ロシアの戦闘爆撃機が4月21日にFAB-500爆弾2発でベルゴロドを誤爆したが、そのうちの1発が不発であった可能性がある。
 ロシア軍は、クピャンスク~-スヴァトベ~クレミンナの線とシヴェルスクの近くで限定的な攻撃を実施した。
 ロシア軍は4月22日もバクムット周辺で前進を続けたが、ロシア軍は市内の迂回作戦を完了出来ていない。
 ロシア軍はアウディーイウカからドネツクの戦で攻撃を継続し、ドネツク州西部で限定攻撃を実施した。
2023.04.22
 09:45

(19:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 21 <2305-042206>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月21日の戦況 =
 ロシア軍は新たなShahed UAVの補給を受け、25日ぶりにキーウを目標とした攻撃を行った。
 バルチック海艦隊の司令官であるリイナ大将が太平洋艦隊の指揮を執ったと伝えられた。
 ロシアの戦闘爆撃機が4月20日に誤ってベルゴロドを爆撃した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線で限定的な攻撃を実施した。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で前進し続けたが、ロシア軍は市内の迂回行動を達成できていない
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク戦線で攻撃を継続し、ドネツク州西部で限定的な攻撃を実施した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がヘルソン州のドニプロ河東岸に陣地を確保したと主張した。
 ロシア当局はウクライナの反撃に備えて、アラバトスピットの兵站能力と保安対策を強化している。
Arabat Spit の位置 (Google Map)】
2023.04.22
 06:53
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア国防省、バフムト西部で攻撃と表明 <2305-042203>
 ロシア国防省が21日にバフムトでの戦闘状況について、ウクライナ軍がまだ保持しているバフムト西部でロシアの攻撃部隊が攻撃を続けていると表明した。
 ウクライナは、バフムト攻防戦でロシア軍が激しい戦闘の末に若干の前進を見せたとしながらも、状況は制御下にあるとの見方を示している。
2023.04.22
 04:30
朝日新聞

(Yahoo)

米戦車は数週間でドイツに ウクライナ兵士を訓練 戦闘機提供は慎重 <2305-042202>
 ウクライナへの軍事支援を話し合う米国主催の各国国防相会議が21日にドイツ西部ラムシュタイン米空軍基地で行われ、オースティン米国防長官は終了後の記者会見で、Abrams MBTが数週間後にドイツに到着し、ウクライナ軍兵士への訓練を始めることを明らかにした。
 会見に同席したミリー米統合参謀本部議長は、ウクライナへの米戦闘機の提供について問われると、「操縦士の訓練などに長い時間が必要で、ウクライナ空軍をロシア空軍に匹敵するまでに成長させるには多くの努力が必要があるため、その政策的な選択は今後行われるか否かは分からない」と述べ、依然として慎重な姿勢を示した。
 その上で「今すぐ必要なのは防空だ」と強調した。
2023.04.22
 00:10
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍が800キロの「防衛線」…ウクライナ軍の反転攻勢に備え <2305-042201>
 ロシア軍が、ウクライナ軍が計画する大規模な反転攻勢に備えて占領地域への前進を妨害する防衛線の構築を急いでいる。
 スペインのEl Pais紙が17日に衛星写真などの分析に基づき、防衛線が全長800kmに及ぶと報じた。 同紙などによると、露軍は2022年夏頃から東部ドンバス地方から南部ザポリージャ、ヘルソン両州まで1,000kmにわたる戦闘の最前線付近に本格的に始めた塹壕の掘削には、深さ1.5mの直線や曲線を1時間に800m掘削可能とされる専用工作車両BTM-3を投入し、ウクライナ人も動員しているとされる。
 英国防省は12日、露軍がザポリージャ州の主要都市メリトポリを守るため、120kmに及ぶ3段構造の防衛線を構築したとの分析を明らかにした。戦車の進軍を防ぐ塹壕、地雷原、「竜の歯」と呼ばれる高さ1.2mのコンクリート製障害物を設置する構造という。
 ただ、防衛線の維持には兵員や兵器が不可欠とされ、消耗が著しい露軍が十分に配置できるかどうかは不透明である。
2023.04.21
 14:06
ロイタ通信

(Yahoo)

独、ポーランド・スロバキアへのパトリオット配備年内に終了 <2305-042107>
 独メディアFunkeが独国防省報道官の発言として、ポーランドとスロバキアへのPatriot配備を年内に完了すると明らかにしたと報じた。 ポーランドでは6月スロバキアでは年末に配備終了する予定で、両国には通知済みという。
 2022昨年11月にウクライナが発射したとみられる迎撃ミサイルがポーランド領内に着弾し2人が死亡したことを受け、ドイツはポーランドの防空強化を支援するためPatriotの提供を申し出た。 スロバキアには2022年3月以降、NATO東部の防衛強化を目的に加盟国からPatriotが配備されている。
 ドイツは冷戦時代にPatriotを36個
FU保有していたが、現在は11個FUに減少している。
2023.04.21
 10:40
産経新聞

(Yahoo)

露西部の都市で爆発 2人負傷 露軍機から弾薬落下 <2305-042105>
 TASS通信が、ウクライナとの国境に近いロシア西部ベルゴロド州の州都ベルゴロドで20日夜に爆発が起き、同州のグラドコフ知事によると複数の住宅が損傷し、民間人2人が負傷したと報じた。 露国防省は爆発について、露軍のSu-34から弾薬が誤って落下したのが原因で、負傷者はなかったと発表した。
 これとは別にグラドコフ知事は同日昼、ウクライナでの軍事作戦の開始以降、ウクライナ軍の砲撃やUAV攻撃により、ベルゴルド州で民間人30人が死亡し123人が負傷したと主張した。 グラドコフ知事の主張によると、ウクライナ軍からの砲撃は2,200回以上で、UAV攻撃は300回以上に上っており、3,000戸以上の住宅や600以上のインフラ施設が損傷したと主張した。 ロシア側はこれまでも同州を攻撃をしているとしてウクライナを非難してきた。
2023.04.21
 09:46
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナの NATO 加盟、今は決定の時でない=独国防相 <2305-042104>
 ストルテンベルグNATO事務総長が20日に初めてウクライナを訪問し、7月にリトアニアの首都ビリニュスで開催するNATO首脳会議にゼレンスキー大統領を招待し、会議ではウクライナのNATO加盟申請と強固な安全保障が主要議題になると述べたが、ピストリウス独国防相は20日にウクライナのNATO加盟について独公共放送ZDFで、早急に決定することに反対の立場を示した。
 その上で、ドイツのラムシュタイン米空軍基地で21日に開くウクライナ支援国会合について、NATOやEUへの加盟を巡る議論は行わないとした。
2023.04.21
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 20 <2305-042103>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月20日の戦況 =
 ロシア政府が4月14日に予告なしに始まった太平洋艦隊への臨戦態勢検閲の最中に、太平洋艦隊司令官アヴァキヤンツ大将を降格させた。
 ロシアの著名なミルブロガーは、ロシア軍が空挺部隊、海軍歩兵、スペツナズをウクライナの最前線で歩兵として使用していることを批判した。
 ロシア軍はクレミンナ地域で限定攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がスヴァトーブの北西で偵察活動を続けていると主張した。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、アウディーイウカ~ドネツクの線、およびドネツク州西部で攻撃を続けている。
 ロシア軍は、ウクライナの反撃の可能性を懸念して、ウクライナ南部で防御準備を続けている。
2023.04.20
 07:34
Wall Street Journal ウクライナ、トルコに貨物船拿捕を要請 国内で盗まれた穀物輸送か <2305-042008>
 ウクライナ政府がトルコ政府に対し、数千㌧の穀物を積んだパナマ籍船Bomustafa Oを拿捕するよう要請していたことが明らかになった。 Wall Street Journalが確認した通信文書から、ウクライナ検察はBomustafa Oには同国内のロシア占拠地域から盗まれた穀物が積まれていると主張していたことが明らかになった。
 出荷記録や通信文書によると、Bomustafa Oは大麦19,000tを積んで17日にトルコ黒海沿岸のサムスンに到着したが、ウクライナ検察はその数日前にトルコ当局に通信文書で同船の拿捕を求めていた。
 トルコの外務省と司法省は今のところコメント要請に応じていない。
2023.04.20
 05:03
日経新聞 ドイツ、ウクライナにパトリオット引き渡し <2305-042005>
 ドイツ政府が19日までに、ウクライナにPatriotを引き渡したと発表した。 ウクライナメディアによると、ドイツのほか、米国とオランダからもPatriotが到着したもようである。
 ドイツはこれまでにIRIS-Tを含め、軍事支援を順次進めてきている。 独政府は4個システムIRIS-Tを供与する方針で、南ドイツ新聞によると2個目も到着した。
2023.04.20
 02:20
Defense News US pledges a new $325 million arms shipment to Ukraine <2305-042001>
 米国防総省が、ロシアのウクライナ侵攻以来36回目となる$325Mにのぼるウクライナ支援パッケージを計画している。 今回で支援額は累計$36.1Bにのぼることになる。  支援品目はHIMARS用弾の他、155mm/105mm砲弾、対戦車地雷/ミサイル、AT-4対戦車兵器、地雷原処理装置、900万発以上の小火器弾などに及んでいる。
2023.04.19
 20:06
時事通信

(Yahoo)

米迎撃ミサイルが到着 ロシアの空爆けん制 ウクライナ <2305-041911>
 ウクライナのレズニコフ国防相が19日にTwitterで、Patriotがウクライナに到着したことを明らかにした。 米国やドイツ、オランダがウクライナにPatriotを供与すると表明していたが、到着が確認されたのはこれが初めてである。
 レズニコフ国防相はどの国から届いたかについては言及していないが、ドイツ政府は18日にPatriotを「既にウクライナに送った」と発表していた。
2023.04.19
 19:50
CNN

(Yahoo)

新型兵器の製造に困難抱えるロシア、旧型投入で継戦能力維持か CSIS報告書 <2305-041909>
 戦略国際問題研究所 (
CSIS) の新たな分析でもロシア軍は戦場での損耗と西側諸国からの制裁により勢いを失った状況にあるが、ロシア政府は引き続きウクライナでの戦争を引き延ばすだけの戦力を保持しているとの見方が明らかになった。 西側当局者は18日に行われた状況説明でロシアの戦車について、1948年に導入されたT-55も戦場に送り込んでいると明らかにした。
 CSISの試算によれば、ロシア軍はこれまでの戦闘で戦車や車両、砲、UAVといった主要な装備を1万品目近く喪失した一方で、冷戦期及びそれ以前の装備の備蓄を活用してこれらの損失を埋め合わせることは可能だという。 その場合、先端的な装備という観点からロシア軍の質は低下する公算が大きいと、CSISの報告書は述べている。
 報告書では、ロシアが戦争開始から1年で失ったとみられる戦車の数を1,845両から3,511両と推計し、特に2013年に初めて投入された比較的新型のT-72B3 MBTの被った損害が甚大だったとしている。 オランダに拠点を置くオープンソースの情報サイトOryxは、今週の時点で500両以上のT-72B3が破壊、損傷した状態もしくは放棄、鹵獲された様子を捉えた証拠をつかんでいると述べている。
 CSISの報告書によると、ロシアのある戦車工場の生産能力は1産20両だが、ロシアはウクライナであらゆる型式の戦車を毎月平均150両近く喪失している。
2023.04.19
 15:52
Ukrinform ウクライナ軍は反転攻勢の開始を発表しない=マリャル宇国防次官 <2305-041906>
 ウクライナのマリャル国防次官が19日にTV番組「統一ニュース」に出演時した際、ウクライナ国民は防衛戦力が反転攻勢の開始を発表する日が来るのを待つべきではないと述べ、そもそもすでにある種の行動は行われていると発言した。
 マリャル次官は、「ウクライナ軍が『今から反転攻勢を始める』と述べるような日は来ない。 なぜならそれは秘密情報だからだ戦時下ではあり得ない。と発言した。
2023.04.19
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 18 <2305-041902>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月18日の戦況 =
 ロシア不滅の連隊中央本部が、おそらく戦死者数についての公の議論を逸らすため、毎年恒例の不滅の連隊戦勝記念日の行進を中止した。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定的な攻撃を実施した。
 ロシア軍はバクムットで戦果を上げ続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃した。
2023.04.18
 13:34
CNN

(Yahoo)

スロバキア、ウクライナへのミグ29戦闘機の供与を完了 <2305-041807>
 スロバキアのナジ国防相が17日、MiG-29 13機のウクライナへの搬送を完了したと発表した。
 一部はウクライナ軍の操縦士がスロバキアに入り、機体をウクライナへ空路で運び、残りの9機は陸路で搬送した。
2023.04.18
 09:03
CNN

(Yahoo)

ロシア国防省、バフムートの2地区を奪取と主張 <2305-041805>
 ロシア国防省が18日までに、ウクライナ東部バフムートの戦況に触れ、強襲部隊が市中央部と北西部の2地区を奪取したと明らかにした。 国防省は奪取した場所についてこれ以外の詳細を明らかにしていない。
 ウクライナ軍参謀本部はこれに先立ち、敵がバフムート西郊と南西郊の2地域付近で攻撃を仕掛けたものの不成功に終わったと述べていた。 参謀本部は17日午前に更新した情報で、「バフムートでは激しい戦闘が進行中だ」とも述べた。
 CNNは露国防省の主張について独自に検証できていない
2023.04.18
 08:02
CNN

(Yahoo)

スロバキアもウクライナ産穀物の輸入停止 ポーランド、ハンガリーに続き <2305-041804>
 ポーランドとハンガリーが安価な農産物の急増を受けてウクライナからの穀物など食糧品の輸入を禁止したばかりだが、スロバキアの政府報道官がCNNの取材に対し17日、ウクライナ産穀物の輸入を一時停止したと明らかにした。
 ロシアはウクライナに侵攻した時点で、ウクライナ産の穀物をアフリカや中東に輸出するために使われていた港湾や海上輸送路を封鎖したため、飢餓の拡大を懸念したEUは、世界市場への流通を促すため、ウクライナ産の穀物に対する関税を停止した。 以来、ウクライナ産の穀物がポーランドに流入したが、大部分は同国内に滞留して価格を押し下げ、ポーランドの農家が多額の損失を被っている。
2023.04.18
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 17 <2305-041803>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月17日の戦況 =
 モスクワ市裁判所が、ロシアの野党活動家カラ・ムルザ氏に、ウクライナでの戦争への批判に対し大逆罪で懲役25年の刑を宣告した。
 中国の李国防相が4月16日にプーチン大統領と会談し、中露軍事交流と協力強化を約束した。
 ロシア軍は、クパンスクの北東とクレミンナの南で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍はバクムットでさらに戦果を収め、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシア軍はウクライナ南部で防御準備を続けている。
2023.04.17
 12:34
ロイタ通信

(Yahoo)

ポーランドとハンガリーがウクライナ産穀物禁輸、自国農業保護のため <2305-041706>
 EUの執行機関である欧州委員会が4月16日、ポーランドとハンガリー自国の農業保護のためウクライナ産穀物など食品の輸入禁止を発表したことについて、一方的な行動は容認できないと非難した。
 ロシアによる侵攻で黒海の港が封鎖され、安価なウクライナ産穀物が中欧諸国に滞留しており、地元農家の打撃となっていて、今年議会選挙が実施される予定のポーランドでは、この問題は農村部での支持が高い与党「法と正義 (PiS)」にとって政治的課題となっている。
 同様の動きはブルガリアにもみられ、国営ブルガリア通信 (BTA) は16日、同国もウクライナ産の穀物輸入禁止を検討中とのゲチェフ農相の発言を伝えている。
2023.04.17
 11:28
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍武器、中国製部品の使用増加=ウクライナ高官 <2305-041705>
 ウクライナ大統領府高官が、ロシア軍がウクライナで使用している武器の中に中国製の部品が以前よりも多く使用されていることが確認されたとことを明らかにした。 大統領府高官によると、戦場から回収された武器の中にはさまざまな電子機器が含まれているが、欧米製部品は少なくなり、代わりに中国製が増えているという傾向がある。
 ウクライナ政府はNORINCO社をサプライヤーの一つとして挙げたが、何を供給しているかは明らかにしなかった。
2023.04.17
 11:11
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍特殊部隊、ブラックホークヘリコプターの訓練を実施 <2305-041704>
 ウクライナ国防省が16日に声明で、ウクライナ軍の特殊部隊前線地域で米国製のUH-60 Black Hawkの訓練を行っており、すぐにでも効果を発揮するとの見通しを示した。
 ウクライナの国営メディアはヘリコプタ技師の発言を引用し、操縦士がBlack Hawkの信頼性や操作のしやすさ、戦場での生存能力に感銘を受けたと報じた。
 国防省によれば、Black Hawkは、現在ウクライナ軍が使用しているMi-8やMi-24よりもほぼすべての面で性能が勝っているという。
2023.04.17
 04:30

(14:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 16 <2305-041701>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月16日の戦況 =
 ロシア軍司令部は、ウクライナ作戦の責任空挺部隊に転嫁しているようである。
 Wagner Gp.はその損失を補填するために、動員兵にWagnerとの契約に署名するように強制しようとしている可能性がある。
 ロシア軍はクレミンナの南で限定攻撃を行った。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けている。
 ロシア軍はウクライナ南部で砲撃の頻度を高めたと伝えられた。
2023.04.16
 09:04
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ・バフムトで新たに2つの地域を奪取と発表 ロシア国防省 <2305-041602>
 ロシア国防省が15日、Wagnerバフムトで新たに2つの地域を占領したと発表した。 ウクライナ軍は退去しながらインフラを破壊していると発表し、確執が表面化していたWagnerの戦果を強調した。
 英国防省も14日に「ロシア軍とWagnerが協力関係を強化した」との見方を示していて、長期間の攻防が続いてきたバフムトの戦況が変わる可能性が出てきている。
2023.04.16
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 15 <2305-041601>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月15日の戦況 =
 Wagner首領のプリゴジンがロシア政府にウクライナとの戦争を終わらせるよう求めたという西側の報告は不正確で、あるロシアの情報社会運営者もプリゴジンのエッセイを誤解して、一部のロシアのミルブロガー間の亀裂をさらに露呈している。
 ロシア軍はクレミンナの近くで限定攻撃を行い、クピャンスク方向で占領地を守る準備をしている可能性がある。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の正面で攻撃作戦を続けた。
2023.04.15
 18:03
時事通信

(Yahoo)

「停戦理想も合意不可能」 ウクライナ反攻に備え ワグネル創設者 <2305-041506>
 Wagner首領のプリゴジン氏が14日にウクライナ侵攻の現状認識に関する長文をSNSで発表した。 ロシアがウクライナ侵攻で東部南部一帯を占領していることを踏まえ「作戦の終了を発表しロシアが計画した結果を達成したと周知することが、理想的な選択肢」と主張した。
 一方で「敵との合意は不可能で戦うのみだ」と述べ、ウクライナ軍の反転攻勢に備えるよう訴えた。
 プリゴジン氏はロシア国防省と衝突し、刑務所で戦闘員を募集する権限を奪われるなど、影響力を失いつつあるとされており、こうした文書を出すのは社会の注目を集める狙いがありそうである。
2023.04.15
 12:10
CNN

(Yahoo)

ロシア特殊部隊スペツナズ、ウクライナ戦争で著しい戦力低下か 米紙報道 <2305-041504>
 Washington Post紙が14日、インターネット上に流出した米情報機関の機密文書をもとに、ロシア特殊部隊スペツナズがウクライナでの戦争により著しい戦力低下していると報じた。 同紙によると、一連の文書はSNS Discordを通じて入手されたもので、スペツナズの第346旅団はほぼ全滅状態で、活動できるのは「派遣された900名のうち125名のみ」だという。
 CNNは一連の文書を確認しておらず、その内容について検証できていない
2023.04.15
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 14 <2305-041503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月14日の戦況 =
 ロシアは、4月16~18日に中国李国防相のモスクワ訪問に先立ち、ロシアを中国との対等な防衛パートナーと見なそうとしている可能性がある。 その一環としてロシアの海軍力を誇示するためにロシア太平洋艦隊演習を開始した可能性がある。
 ロシアはまた、太平洋艦隊の戦闘準備検閲を使用して、5月19~21日のG7会議に先立って日本のウクライナに対する更なる支援を阻止しようとしている。
 ウクライナ軍がルハンシク州で後方地域を攻撃したため、ロシア軍はクレミンナ地域で限定攻撃を続けた。
 ロシア軍はバクムットで前進を続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を行った。
2023.04.15
 08:31
産経新聞

(Yahoo)

ワグネルトップ「停戦すべき時が来た」 ロシア軍の敗北にも言及 <2305-041502>
 Wagner首領のプリゴジン氏が14日にSNS上で、プーチン政権は軍事作戦の終了を宣言すべき時だとする声明を発表した。 同氏はまた、露軍は東部ドネツク州全域の制圧とする主目標を達成できそうもないうえ、ウクライナ軍の反攻で敗北する可能性があるとも警告した。
 バフムトを巡る攻防で露軍側の主力を担当したWagner首領のプリゴジン氏は露軍側の戦力低下を認識し、作戦の終結を求めた可能性がある。 ただ、プーチン政権は「軍事作戦は目標達成まで続ける」としており、現時点で停戦に動く可能性は低いとみられる。
 プリゴジン氏は声明で、ロシアはウクライナ領の重要地域を占領し、露本土と実効支配するクリミア半島を結ぶ陸路も確保するなど十分な戦果を達成したと指摘し、2023年2月24日時点の前線を停戦ラインとすべきだと主張しし、停戦しない場合には露軍はウクライナ軍の反攻で占領地域を奪還され、威信も失う恐れがあると指摘した。
 更に、ウクライナはかつてロシアの一部だったかもしれないが、今は国民国家だとも述べ、ウクライナはロシアの一部だとするプーチン露大統領の持論に暗に異を唱えた。
2023.04.14
 16:58
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、バフムトから一部撤退 ロシア再攻勢=英情報機関 <2305-041408>
 英情報機関が14日、ロシア軍がバフムトで再び攻勢を強め、2日にわたって激しい砲撃を行ったため、ウクライナ軍が一部地域からの撤退を余儀なくされているとの見方を示した。
 ウクライナ軍はバフムトの西地区を維持しているが、48時間前からロシア軍の非常に激しい砲撃を受けているとした。 また、ウクライナ軍は重大な補給の問題に直面しているが、明け渡さざるを得なくなった陣地から秩序ある撤退を行っているとの見方を示した。
 ロシア軍とWagner部隊の連携が改善し、Wagnerの部隊はバフムト中心部での前進に照準を合わせており、ロシアの空挺部隊は街の側面への攻撃により援護しているという。
2023.04.14
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 13 <2305-041405>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月13日の戦況 =
 ウクライナの分析では、ロシア軍が現時点で複数の正面での同時攻撃を実施できないというISWのかねてからの分析を認めている。
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナの線で限定的な攻撃を続けている。
 ロシア軍はバクムットで戦果を上げ続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けている。
 ロシア軍は、ウクライナ軍の反撃に備えて、ウクライナ南部での陣地を強化し続けている。
2023.04.13
 15:23
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア、3層構造の防御陣地120キロ…南部メリトポリでウクライナの反転に備え <2305-041309>
 英国防省が12日、ロシアがウクライナ南部ザポリージャ州で、露軍が占拠する主要都市メリトポリを守るため120kmにわたる三段から成る防御陣地を構築したとする分析を示した。 三段の防御陣地は最前線の部隊から離れた場所で後方部隊が二段に分かれて控える隊形を指すとみられる。
 ISWも11日、同州で露軍の特殊部隊が展開している可能性を指摘した。
 同州で今後、ウクライナ軍の反転攻勢が行われる可能性が高いとみて、露軍は防衛態勢の強化を急いでいる模様である。
2023.04.13
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 12 <2305-041301>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月12日の戦況 =
 ロシア軍はクレミンナの近くで限定攻撃を行った。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツクの線で攻撃を続けた。
 ロシア軍は占領下のザポリージャ州とクリミアで防御陣地を建設し続けている。
2023.04.12
 15:12
AP

(Yahoo)

反転攻勢に備えるクリミア 要塞化された半島の衛星画像 <2305-041212>
 クリミアの親露派指導者アクショノフ首長は4月11日に記者団に対し、ロシア軍はクリミア半島を要塞化し、ウクライナの反攻を撃退するのに十分すぎる兵員と装備を準備していると述べたうえで、「敵を過小評価することはできないが、準備はできており惨敗にはならない」と断言した。
 Maxarの衛星写真には、ウクライナとクリミア半島を結ぶ北東部のメドベジェフカ付近に掘られた、塹壕やその他の要塞が構成する複雑な網目模様が写っており、ウクライナの攻撃の可能性に対するロシアの懸念がうかがえる。
メドベジェフカの位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍は、ロシアとクリミアの間の陸上回廊を突破して、ザポリージャからメリトポリとアゾフ海を目指す可能性が高く、そうなればロシア軍が分断される可能性があるが、アクショノフ首長はウクライナ軍は地雷原や対戦車壕などの障害物に遭遇する可能性が高く、ロシア軍は広範な塹壕システムによって強固に守られていると反論し、ウクライナ軍がロシア軍を撃退するのは困難であろうと述べた。
2023.04.12
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 11 <2305-041203>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月11日の戦況 =
 ロシア軍はクピャンスクの北東に展開しているようで、クレミンナの南の森林地帯で戦果を上げている。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃した。
2023.04.12
 01:42
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ東部バフムトの8割以上を支配=ワグネル創設者 <2305-041201>
 Wagner首領のプリゴジン氏が11日にTelegramで動画を公開し、バフムトの80%以上を制圧していると述べた。 プリゴジン氏がバフムトの地図を示し、自軍が包囲を続けている様子を紹介したうえで、赤ペンで小さな地域を示し「ここでは戦闘が続いている」と述べた。 Wagnerはバフムトでの戦闘を主導している。
 一方、ウクライナ東部軍司令部報道官はこれを否定し、バフムトは敵の優先目標で非常に困難な状況にあるとしながらも、ウクライナ政府は自軍が包囲されることは認めないと述べた。
2023.04.11
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 10 <2305-041103>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月10日の戦況 =
 ロシア軍はスヴァトベ~クレミンナの線で限定的な攻撃を行った。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で占領地を広げ続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシア軍はヘルソン州とザポリージャ州で防御準備を続けた。
2023.04.11
 02:32
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍「バフムト75%以上制圧」、親ロ派指導者が表明 <2305-041101>
 ウクライナ東部の親露派支配地域「ドネツク人民共和国」の指導者を名乗るプシリン氏がバフムトを訪問したとする自身の映像をTelegramに投稿し、この訪問後ロシアの国営TV Russia 24に対し75%以上がロシア軍部隊の支配下にあると断言できる」と述べた。 ただ、バフムトの陥落について語るのは時期尚早との考えも示した。
 ロイタは、プシリン氏が投稿した映像が撮影された場所や日時を独自に確認できていない
2023.04.10
 11:47
Wall Street Journal ウクライナ、5月にも対空ミサイル枯渇か 流出資料で警告 <2305-041007>
 SNSに流出した米国防総省のものとされる資料から、ウクライナのSAMが枯渇ロシアがウクライナの制空権を5月にも掌握する可能性があることが明らかになった。
 Wall Street Journalでは内容や7日に明らかになったさらに多くの資料を確認しているが、本物かどうかを独自に確認することはできなかった。
 ウクライナ空軍報道官のイーナト大佐は、流出文書に含まれる情報の信憑性について、ウクライナでは機密情報であることからコメントはできないと述べた。 一方でウクライナの防空システムが深刻な問題に直面していることを確認し、欧米のパートナー国による支援の加速を必要としていると続けた。
2023.04.10
 08:20
産経新聞

(Yahoo)

ロシア、特別部隊を編制 ウクライナに供与の米欧製戦車に対抗 <2305-041004>
 TASS通信が、露軍高官が9日にウクライナに供与されるMBTに対抗する特別部隊を編成したと発表したと報じた。 ロシアは従来、「ウクライナ軍が米欧製MBTを投入しても戦況は変えられない」と主張していたが、ウクライナ軍が反攻を本格化させることを警戒しているもようである。
 同高官によると、部隊には狙撃兵や携帯型
RPGを装備した兵士、自爆型UAVの操縦士らが含まれるという。 特別部隊の規模や配備される場所は明らかになっていない。
 ウクライナのレズニコフ国防相によると、米欧製戦車は4月~5月中に投入される可能性があるという。
2023.04.10
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 9 <2305-041003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月9日の戦況 =
 ウクライナ軍のタヴリスク方面報道官ドミトラシキフスキー大佐が、ロシア軍がザポリージャ正面第113個大隊戦術群 (BTG)、ドネツク正面第205 BTGを投入したと述べた。
Tavriisk の位置 (Google Map)】
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線で攻撃した。 ウクライナ東部軍報道官は、これらの方向に7回の交戦があったと述べた。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃した。 東部軍報道官は、ロシア空挺部隊がバクムットに現れたと述べた。
 ロシア軍は4月9日にバクムット南部でわずかに戦果を上げた可能性が高い。
 ロシアのミルブロガーは、ウクライナ軍がザポリージャ州西部で威力偵察を実施したと主張した。
2023.04.09
 16:30
CNN

(Yahoo)

送電網襲ったミサイルやドローンの数は1200余、ウクライナ <2305-040904>
 ウクライナの国営電力企業Ukrenergo社が8日、同国のエネルギー関連インフラの破壊を狙ってロシア軍が投入したミサイルやUAVの数はこれまで1,200を超えるとの声明を発表した。 これら攻撃が起きた期間には具体的に触れなかった。
 同社によると、発射されたミサイル1,200発のうち250発が自社の施設に着弾し、ウクライナの主要な送電網の43%に損害があり、全ての火力発電所や水力発電所も程度の差こそあれ損壊などを被ったとした。
2023.04.09
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 8 <2305-040903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月8日の戦況 =
 ウクライナとロシアの情報筋が4月8日にロシア軍による攻撃の減少について討議し、ロシアの攻撃全体が頂点に近づいているというISWの評価を支持した。
 ウクライナのエネルギーインフラを破壊するためロシアが行ったミサイル攻撃は決定的に失敗したため、ロシアは攻撃を停止したようである。
 ロシア国防省は、スームィ州での偽旗攻撃を準備している可能性がある。
Sumy 州の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はスヴァトベ~クレミンナの線で限定攻撃を行った。
 ロシア軍はバクムット周辺で戦果を上げ続けているため、その功績の評価をめぐりWagnerとロシア正規軍が対立しているようである。
 ロシアの情報筋は、カホフカ湖を渡河攻撃するなど、ウクライナ南部におけるウクライナ軍の可能行動についての見積もりを行っている。
2023.04.08
 13:29
Ukrinform ウクライナ、電力の輸出を再開 <2305-040810>
 ウクライナのエネルギー省がTelegramで、エネルギー相が7日に余剰電力の輸出を再開する手続きを開始するための指示を出したと発表した。
 エネルギー相は、ウクライナの電力システムは関係者の努力と国際パートナーのおかげでほぼ2ヵ月間、消費制限なく稼働し最も困難な冬は通り抜けており余剰もある。 次のステップは、電力輸出の開始であり、それにより破壊された電力インフラの不可欠な復旧と損傷したシステム修理のための追加的財政リソースを得られるようになると述べた。
2023.04.08
 11:23
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍がバフムト中心部に到達か、英国防省分析…局地的「戦果」狙いの可能性 <2305-040809>
 英国防省が7日、ロシア軍が2022年5月頃から攻略を図っている東部ドネツク州の要衝バフムト情勢に関し、露軍が市内中心部に到達した可能性が高いとの分析を明らかにした。
 英国防省は露軍側が前進した要因として、露軍が正規軍を増強して砲兵部隊を効果的に活用していることを挙げた。 攻略作戦の主力を担ってきたWagnerと露国防省は確執が伝えられているが、最前線では関係が改善している可能性があるとの見方も示した。
 露軍が1月に始めた東部ドンバス地方での攻勢拡大は多大な犠牲の割に成果が上がっておらず、局地的な「戦果」獲得を狙っている可能性がある。
2023.04.08
 09:44
産経新聞

(Yahoo)

バフムトの鉄道駅巡り激戦か 英「ロシア軍、勢い回復」 <2305-040807>
 英国防省バフムトに関し7日、3月末以降、前進が停滞していた露軍が、ここ数日で再び勢いを取り戻したと、露軍が市中心部まで進出しているもようだと分析した。 ISWも6日、露軍が市中心部で一定の前進を遂げているとの見方を示した。
 一方、Wagner首領のプリゴジン氏は7日、バフムト中心部の鉄道駅を巡ってウクライナ軍との激しい戦いが起きているとSNSで述べた。
2023.04.08
 07:30

(17:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 7 <2305-040806>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月7日の戦況 =
 ウクライナの当局者は、ロシアの航空部隊が航空機の損失と高精度兵器が枯渇した可能性から戦術を変更していると報告した。
 ロシア軍はスヴァトベ~クレミンナの線で限定攻撃を行った。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で前進を続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、占領下のザポリージャ州とヘルソン州で防御陣地を構築し続けている。
2023.04.08
 03:27
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、黒海穀物輸出合意から離脱の可能性を警告 <2305-040802>
 ロシアが7日、国連とトルコが仲介した黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意に関し、ロシアの農産物輸出への障害が除かれない限り、離脱する可能性があると警告した。
 トルコの首都アンカラでの協議で、障害を取り除くことが5月以降の合意延長の必要条件になることを確認した。 ラブロフ露外相は協議で、西側諸国が農産物輸出の障害を取り除こうとしない場合、ロシアは合意から離脱する可能性があると言及した。
2023.04.07
 18:45
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、バフムト中心部を制圧した可能性=英情報機関 <2305-040717>
 英情報機関が7日、バフムトの中心部をロシア軍が占領した可能性が高く、ウクライナ軍の西からの補給路が危うくなっているとの見方を示した。
 英情報機関は「ロシアはさらに前進して町の中心部に到達し、バフムトカ川の西岸を押さえた可能性が高い」と分析し、ウクライナ軍の西からの重要な補給路は「深刻な脅威にさらされているようだ」との見方を示した。
 ウクライナ軍東部方面軍報道官は、ウクライナ軍はバフムトの状況を掌握しており、ロシアの意図を理解していると述べた。 「状況は難しく敵はバフムトを占領するために最大限の努力を払っているが、相手は深刻な損失を被っており、戦略的成功には至っていない」と語った。
2023.04.07
 15:08
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ支援関連法が成立 最大6850億円を拠出 <2305-040713>
 ウクライナへの財政支援に向けて世界銀行グループが新設する基金に、政府が最大6,850億円を拠出できる改正関連法が7日に参院本会議で可決成立した。 改正国際協力銀行法も同日、可決成立した。
 国際金融機関がウクライナの電気や水道といったインフラ事業者などに貸し付けを行う際に、JBICが債務を保証できる。
 5月の先進7ヵ国首脳会議(G7広島サミット)を前に、議長国としてウクライナ支援での国際貢献をアピールする狙いがある。
2023.04.07
 12:01
AP

(Yahoo)

ウクライナがドネツクを攻撃 ロシア任命の首長代行が確認 <2305-040711>
 ロシア国営通信社RIA Novostiが4月6日、ロシアが併合を宣言したウクライナ東部ドネツク人民共和国の州都ドネツクにある修理工場に対するウクライナ軍の砲爆撃で、少なくとも4人が死亡したことを明らかにした。 修理工場の従業員によれば、合計4回のミサイル攻撃があったという。
 この砲爆撃は、ロシアが任命した同人民共和国のプシリン首長代行と、ロシア調査委員会によって確認された。
2023.04.07
 09:58
時事通信

(Yahoo)

ロシア国境また侵入か 「ウクライナの破壊工作」 <2305-040709>
 ロシア国防省が6日、ウクライナと国境を接するブリャンスク州のスルチョフスク村に同日朝、「ウクライナ軍の破壊工作グループ15人以上が侵入を試みた」と発表した。 ロシア側と交戦となり、損害を受けてウクライナ側に撤退したという。 同州のボゴマズ知事も先に、侵入事件の発生を明らかにした。
 これに関し、ウクライナの影響下にあるとされるロシア義勇軍団は6日、Telegramに侵入を認める声明と動画を投稿し、「住民にパンフレットを配り、交戦中は隠れているよう呼び掛けた」と表明した。
2023.04.07
 06:30

(16:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 6 <2305-040706>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月6日の戦況 =
 ベラルーシのルカシェンコ大統領とプーチン大統領は4月5日と6日にモスクワで会談したが、ルカシェンコ大統領はロシアの戦争にベラルーシをさらに関与させるつもりはないことを示す定型的な言い回しをした。
 ロシア軍の指揮官は、戦力が低下した殆どのロシア軍部隊を強化するために、市街戦専門のStorm Zと呼ばれる中隊規模部隊を編成していると伝えられている。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線で攻撃を行った。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ウクライナ当局は、ロシア軍が他の地域を犠牲にすれば、前線の優先地域で必要な砲撃規模を維持できると見た。
 ロシア軍はウクライナの反撃を恐れて、占領下のクリミアから装備をウクライナ南部の他の場所に再配備させた可能性がある。
2023.04.07
 05:00
日経新聞 ウクライナと機密共有 23年度に安全保障で協定締結視野 <2305-040704>
 日本とウクライナは秘密の保持を前提に外交防衛当局間での軍事技術、戦術データを共有する情報保護協定の締結交渉に入った。
 将来の武器支援をにらんだ環境整備の意義もあり、岸田首相は3月21日のウクライナ訪問で、ゼレンスキー大統領と協定の締結をめざす方針を確認した。 政府は令和5年度内の締結を視野に入れる。
2023.04.07
 04:17
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、東部バフムト死守 天候回復なら反攻も <2305-040702>
 ウクライナのイェルマク大統領府長官が6日、バフムトで引き続き市街戦が行われていることを明らかにした。 また、ウクライナ軍は天候が回復し次第、反攻を開始する準備ができたと述べた。 イェルマク長官は「市街戦が続いており、敵の包囲攻撃は失敗している」とした。 同地での戦闘を担うWagner首領のプリゴジン氏も、市の西部で戦闘は続いていると明らかにした。
 ゼレンスキー大統領は5日に、バフムトから撤退する可能性を示唆していた。
2023.04.06
 15:08
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ反転攻勢の「切り札」となるか、総勢4万人の部隊を新たに編成 <2305-040613>
 ウクライナで内務省が採用して新設した部隊「鋼の国境」旅団はウクライナ軍には属さないが、総勢4万名からなる新しい8個強襲旅団の1つだという。
 この部隊は、ウクライナが近く実施する見通しのロシアに対する反転攻勢に投入され、西側の最新戦車や国外で訓練を受けた数千名の新兵で強化されたウクライナ正規軍部隊とともに戦うことになる。
 「鋼の国境」は、現在はロシア占領下にあるマリウポリの防衛にあたった国境警備隊の元司令官で、一時捕虜となったが捕虜交換で解放されたパディテル氏が率いている。
2023.04.06
 10:58
AP

(Yahoo)

ポーランドから軍事経済協力 ウクライナに装甲兵員輸送車 <2305-040608>
 ポーランドを公式訪問中のウクライナのゼレンスキー大統領が4月5日にワルシャワで、モラビエツキ首相の案内で新たに供給される
APCを視察した。
 軍事協力の一環として、ウクライナはポーランドからRosomak APCをはじめ、M120 Rak 120mm SPMPiorun MANPADSなどの供与を受ける。
【関連記事:2305-040203 (時事 2023-04-02)】
【註】
 M120 Rakはポーランドが2006年に開発を開始し2017年から装備している車載型の120mm施条迫撃砲で、装軌車搭載型のSMG 120/M120Gと装輪車搭載型のSMK 120/M120Kがある。
 Piorun (Grom-M) はソ連が開発した9K38 Iglaを元にポーランドで生産されたMANPADSである。
2023.04.06
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 5 <2305-040606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月5日の戦況 =
 ゼレンスキー大統領が、ウクライナ軍は必要に応じて包囲を避けるためにバクムットから撤退すると述べたが、ISWはまだそうする必要があると見ていない
 プーチン大統領は4月5日、グレチュシキン上級大将を緊急事態省の副長官から解任した。
 ロシア軍とウクライナ軍は、クピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で交戦を続けている。
 ロシア軍はおそらくバクムットとその周辺で戦果を上げ、アウディーイウカ~ドネツク市の線に沿って攻撃を続けた。
2023.04.06
 08:29
CNN

(Yahoo)

バフムートで激戦続く、ロシアは完全制圧試みる ゼレンスキー氏が撤退の可能性示唆 <2305-040605>
 ロシア軍が完全制圧を狙うウクライナ東部バフムートの戦況について、ウクライナ軍と現地の兵士は激しい戦闘が続いている状況だと明らかにした。
 ウクライナ軍参謀本部は戦況報告で、「敵はバフムートの完全制圧を試みており、市への攻撃を続けている」とし、「敵はボフダニウカとイワニウスケ付近で攻勢を掛けたものの、成功しなかった。 ウクライナの守備隊は過去1日で15回、敵の攻撃を撃退した」と述べた。
 一方ゼレンスキー大統領はポーランドのドゥダ大統領と会談した際、「私にとって最も重要なのは兵士を失わないことだ」と前置きしたうえで、「状況が激しさを増し、包囲によって人員を失う可能性が出てくれば、現場の将官が適切で正しい決定を下すだろう」と述べた。
2023.04.06
 05:20
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ大統領、バフムト撤退の可能性示唆 ポーランドで会見 <2305-040603>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が5日、訪問先のポーランドで行ったドゥダ大統領との共同記者会見で、バフムトから撤退する可能性を示唆した。
 ゼレンスキー大統領はバフムトがまだロシア軍の手に落ちてはいないと明言したが、包囲される危険がある場合は兵士らを守るために「相応の」決定を下すと述べた。 またゼレンスキー大統領は、欧米のパートナーからより多くの弾薬供給を受ければ、バフムトやその他の地域でより早く反撃することができるようになると述べた。
2023.04.06
 04:18
TBS News

(Yahoo)

ポーランド 旧ソ連製の戦闘機をウクライナにさらに供与 あわせて14機に <2305-040602>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が5日にポーランドの首都ワルシャワを訪問し、ドゥダ大統領と会談した。
 ドゥダ大統領は会談後の共同会見で、すでに4機供与しているMiG-29を更に10機を提供することを明らかにした。
2023.04.05 Jane's Defence Weekly Leopard 2A6 and Challenger 2 MBTs arrive in Ukraine <2305-040519>
 ドイツ、ポルトガル、英国が提供するMBTがウクライナに到着し始めた。
 3月27日にはポルトガル国防相がLeopard 2A6 3両がリスボンでウクライナに引き渡されたとTweetした。 翼28日にはドイツ国防省がLeopard 2A6 18両Büffel戦車回収車2両が弾薬や補用品と共に同日、ウクライナに着いたと発表した。
 また28日にはウクライナの国防相が、英国からのChallenger 2を受領したとtweetした。
 ドイツ国防省はMarder
IFV 40両が既にウクライナに入ったことを明らかにした。
2023.04.05 Jane's Defence Weekly Slovakia transfers MiG-29s to Kyiv <2305-040518>
 スロバキアのナ国防相が3月23日、ウクライナに供与するMiG-29の最初の4機が引き渡され、Sliač航空基地からウクライナのある場所に飛び立ったと発表した。
2023.04.05
 14:48
CNN

(Yahoo)

バフムート西側の高地、ウクライナ軍が「掌握」 <2305-040509>
 ウクライナ東部バフムートで数週間にわたり従軍しているウクライナ軍兵士が5日までに、バフムートの西側に位置する高地の街チャシブヤールはウクライナ側が掌握していると述べた。 この兵士は過去にもCNNの取材に答えたことがあり、所属は第45独立空中強襲旅団だという。
Chasiv Yar の位置 (Google Map)】
 この兵士によれば、チャシブヤールは周囲よりも高い位置にあるため特に大口径の火器の砲撃で有利で、このため街はウクライナとロシアの両軍にとって重要だという。
2023.04.05
 10:46
ロイタ通信

(Yahoo)

バフムトで攻防続く、ウクライナ側が死守の構え ロ軍戦果急ぐ <2305-040506>
 ウクライナでは5日もバフムトとその南に位置するアブデーフカ戦闘の中心となっており、ウクライナ軍によると過去24時間でロシア軍の45回に上る攻撃を撃退した。 また、ロシア軍部隊や指揮所に7回の空爆も行ったという。
Avdeyevka の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍参謀本部はfacebookで、バフムトでロシア軍の猛攻撃が続いており、過去24時間で少なくとも20回の攻撃を退けたと報告し、過去24時間にロシア軍がUAVによる17回の攻撃も含め28回の空爆を行ったとし、そのうち14機を撃墜したと説明した。 また、アブデーフカについてもロシアの砲撃で壊滅的な被害が出ているという。
 Wagnel首領のプリゴジン氏は数日前に、「法的」な観点からロシアがバフムトを占拠したと発言したが、ウクライナ側はこれを繰り返し否定している。
2023.04.05
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 4 <2305-040504>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月4日の戦況 =
 ロシア軍はスヴァトベ~クレミンナの線で限定攻撃を行った。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、噂されている南方向へのウクライナの反撃に対する準備を続けている。
 ロシアの占領当局は、ウクライナの占領地域からの撤退計画を準備しているというウクライナの報告を否定した。
2023.04.05
 08:22
共同通信

(Yahoo)

ウクライナへ継続的に1兆円支援 林外相、クレバ外相に伝達 <2305-040502
 林外相が4日に訪問先のブリュッセルでウクライナのクレバ外相と会談し、日本政府がこれまで発表した総額約$7.6Bの支援について切れ目なく着実に行うと伝達した。
 岸田首相による3月のウクライナ訪問にも言及し、自らの4月1~2日の中国訪問についても説明した。
 クレバ氏は首相のウクライナ訪問を評価し、「極めて象徴的で、ウクライナと国際社会への重要なメッセージになった」と語った。
2023.04.04
 21:23
Ukrinform 米国防総省、総額26億ドルの新たな対ウクライナ安保支援パッケージを発表 <2305-040406>
 米国防総省が4日、ウクライナに対する$2.6Bの新たな安全保障支援の提供を発表した。 今回の提供される主要装備は以下のとおりである。
 ・Patriot弾
 ・NASAMS弾
 ・HIMARS弾
 ・155mm/105mm榴弾砲弾
 ・120mm迫撃砲弾
 ・120mm/105mm戦車砲弾
 ・25mm弾
 ・Javellin ATGM
 ・TOW ATGM
 ・擲弾銃400丁と擲弾20万発
 ・戦車渡橋
 ・戦車回収車11両
 ・重油送車61両、燃料トレーラー105両
 ・重輸送車10両とトレーラ10両
 ・C-UAV 30mm砲車9両
 ・対空監視レーダ
2023.04.04
 14:27
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、ドローン17機中14機を破壊 ロ軍が夜間攻撃 <2305-040405>
 ウクライナ軍がTelegramで4日、ロシア軍が夜間に発射したイラン製UAV 17機のうち14機を破壊したと発表した。 13機は同国南西部オデーサの上空で破壊したという。
 ウクライナ軍司令部は、おそらくアゾフ海東部沿岸地域からの攻撃と思われると発表した。
2023.04.04
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 3 <2305-040403>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月3日の戦況 =
 Wagnerの戦闘員はバクムット中心部でさらに前進し、4月2日の夜にバクムット市庁舎を占拠した。
 ロシアの治安機関は、ロシアからの脱出を阻止するため、高官や国営企業幹部のパスポートを没収し続けていると伝えられている。
 ロシアの情報筋は4月3日、露軍空挺部隊部隊が初めてTOS-1Aサーモバリック砲を受領したと報告した。
 ロシア軍は、バクムット、アウディーイウカ、ドネツク市とその周辺、およびドネツク州西部で攻撃を続けた。
【註】
 サーモバリック (thermobaric) 弾は機体爆薬 (FAE: Fuel Air Explosive) 弾と似た効果の弾頭/爆弾で、FAEの様な2段燃焼式ではなく、単段燃焼爆弾である。
 サーモバリック弾ではアルミなどを添加してfuel-richになった炸薬の燃焼は従来型HEの爆轟に比べゆっくりと長時間進むみ、周辺の酸素を大量に消費して酸欠による殺傷効果も狙っている。 2段燃焼式のFAEと異なり単段燃焼爆弾で、ナパーム爆弾とは全く別物である。
 米軍もBLU-118/Bサーモバリック爆弾を装備している。
2023.04.04
 01:09
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ「バフムトはロシア占拠から程遠い」、ワグネルの主張否定 <2305-040401>
 ウクライナ軍東部方面軍報道官がロイタの電話取材に対し3日、バフムトはロシア軍の占拠からは程遠いとし、Wagnerがロシア国旗を掲げたと主張する行政庁舎についてどこに旗を掲げたのかは不明で、ロシア軍はバフムトを占拠したと偽っていると述べた。
 Wagner首領のプリゴジン氏は2日夜、同社の兵士らがバフムト市内の行政庁舎にロシア国旗を掲げたと主張した。
2023.04.03
 21:19
時事通信

(Yahoo)

ウクライナにまた旧ソ連戦闘機 ポーランドが引き渡し <2305-040312>
 ポーランドが3日、ウクライナにMiG-29を複数引き渡したと明らかにした。 引き渡しは4機が予定されていた。
 ウクライナにはこれまでに、スロバキアからMiG-29 4機が到着したことが分かっている。 スロバキアは3月に13機を供与すると発表しており、残る9機も近く提供する見通しだという。
 ただ、ウクライナが要求している欧米製の戦闘機供与のめどは立っていない。
2023.04.03
 12:23
AP

(Yahoo)

新規編成ドローン迎撃部隊 ウクライナがメディアに公開 <2305-040309>
 ウクライナ軍が4月1日、キーウの北西郊外に位置するホストメリで、西側メディアに新規編成の
C-UAV部隊を公開した。
 ウクライナ軍はピックアップトラックの荷台に機関銃を設置した即応チームを活用してきた。 一組4人編成のC-UAVチームは、UAV発見から15分以内に予想される現場に急行、荷台に設置されたM-2重機関銃とStigerでUAVを撃ち落とす。 ウクライナ人ビジネスマンが、海外で見つけたピックアップトラックを購入して改造資金を提供し、迎撃部隊が誕生した。
 開戦当初は第2次世界大戦中の機関銃を使用していたが、現在は西側から供与される重機関銃に代わり、軍は全国規模の迎撃網を構築する構想を練っている。
2023.04.03
 10:45

(20:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 2 <2305-040306>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月2日の戦況 =
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナの線で限定的な攻撃を続けた。 ロシアの情報筋は、ロシア軍がクレミンナの北西でわずかな戦果を上げたと主張した。
 ロシア軍はバクムットとその周辺を攻撃し続けた。 ISWが以前に分析したように、ロシア軍はバクムット北部のアゾム工場を押収した可能性が高い。 ウクライナ軍は4月2日に工場にミサイル攻撃を実施した。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。 タヴリスク地域のウクライナ軍報道官は、ロシア軍がドネツク方面のある場所から撤退したと述べた。
 ウクライナ軍は、ザポリージャ州メリトポリの鉄道駅に対し先週3回目となるHIMARSによる攻撃を実施した。
 英国国防省は、20万人のロシア軍死傷者の一部が、過度のアルコール摂取や小火器の誤操作など、戦闘外の規律と訓練の不足によるものであると見ている。
2023.04.03
 09:17
AFP=時事

(Yahoo)

バフムートの「市庁舎制圧」 ワグネル創設者 <2305-040304>
 Wagner首領のプリゴジン氏がTelegramで2日、バフムートの市庁舎をワグネル部隊が制圧し、「法的な意味で」同市を掌握したと主張した。
 プリゴジン氏は3月20日に、Wagnerがバフムートの70%を掌握したとしていた。
2023.04.03
 07:07
時事通信

(Yahoo)

ウクライナに欧州の主力戦車集結 「戦場に違い生む」 40両超到着、領土奪還狙う <2305-040303>
 ロシアの侵攻を受けるウクライナが切望してきた西側諸国のMBTが続々と集まり始めている。 英国やドイツなど10ヵ国超が供与に加わった「戦車連合」からは40両以上が到着した。 主軸を担うのはLeopard 2で、ポーランドやカナダ、ノルウェー、スペインなどの保有国が供与に参加し、全体で独政府が目標とした2個戦車大隊分の60両前後を超える見通しである。
 ドイツなどで実施されたウクライナ兵に対する習熟訓練はおおむね終了している。
2023.04.02
 16:45
CNN

(Yahoo)

長射程ミサイル供与せず、他の選択肢検討 米統合参謀本部議長 <2305-040206>
 米統合参謀本部議長のミリー陸軍大将が2日までに軍事関連メディア
Defense Oneとの会見で、ウクライナへATACMSは提供しないが、戦場でより遠い目標への攻撃が可能な兵器供与の選択肢を検討していることを明らかにした。 他の兵器の一例としてUAVに言及した。
 現有のATACMSは数が少なくなっており、米軍としては重要兵器の在庫分を必要な水準で維持しなければならないとの事情にも触れた。
 英国にもいくつかのシステムがあり、ウクライナ側にもう少し射程が長いものを引き渡すことを模索しているとした。
【註】
 MGM-140 ATACMSは、冷戦末期に対戦車誘導子弾を複数搭載して来襲するソ連の大戦車軍団を遠方で撃破することを狙い開発されたが、冷戦終了後にその主目的を失い、クラスタ弾や侵徹単弾頭弾搭載型が、INF条約に触れない長射程弾として装備されてきたことから、保有弾数は限られていたと見られる。
2023.04.02
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, April 1 <2305-040205>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年4月1日の戦況 =
 ロシア、ウクライナ、および西側の情報筋は、3月31日までにドネツク州とルハンシク州のすべてを占領するというクレムリンのロシアの冬期攻勢は目標達成ができなかったと述べた。
 ロシア軍はスヴァトベ~クレミンナの線で限定的な攻撃を行った。
 バクムット市内またはその周辺でロシア軍の戦果は確認されなかったが、アウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシア軍は占領下のウクライナ南部で防御陣地を構築し続けている。
 ロシアは4月1日に開始した半年に1回の徴兵は2016年以来最大の規模となった。
2023.04.02
 07:42
共同通信

(Yahoo)

ロシアの作戦「失敗は明白」 英国防省分析、統括司令官任命後 <2305-040204>
 英国防省が4月1日、ロシアは参謀総長のゲラシモフ上級大将が異例の人事で1月に作戦の統括司令官に任命したことから、ロシア軍が大規模攻勢に出るとの見方が強まっていたが、東部ドンバス地域の完全制圧を目指した作戦は「失敗したことが明白になった」との分析を発表した。
 英国防省は、ロシアがドンバス地域の戦線数万人の死傷者を出しながら、制圧した地域は僅かだと指摘し、2022年9月の部分動員令で多数の予備役を投入し、人員を増強したが「ほぼ無駄に終わった」とした。
2023.04.02
 07:19
時事通信

(Yahoo)

軍用車両100台注文 ポーランドに ウクライナ <2305-040203>
 ポーランドのモラウィエツキ首相が1日に南部カトウィツェ近郊のKTO Rosomakの工場を視察した際、3月31日にウクライナからRosomak装輪装甲車100両を受注したことと明らかにした。
【註】
 Rosomak装輪装甲車はわが国も採用を決めたフィンランドPatria社製のAMVをポーランドのKTO Rosomak社がライセンス生産した8×8装輪装甲車で、乗員3名のほか兵員12名が搭乗でき、最大作土100km/h、航続距離600~850kmの性能で、渡航能力もある。
2023.04.02
 06:41
日テレ News

(Yahoo)

“ロシアによる侵攻を正当化”「ウクライナ正教会」大主教を自宅軟禁処分に <2305-040202>
 複数のロシアメディアが、ウクライナ正教会ペチェルスカヤ大修道院のパベル大主教がロシアによるウクライナ侵攻を正当化したとして、1日にウクライナの裁判所により自宅軟禁の処分を言い渡されたと報じた。
 ロシアメディアによると、パベル大主教はロシアによるウクライナ侵攻を正当化したとなどして、2ヵ月の自宅軟禁の処分を言い渡された。 パベル大主教は、ロシアに協力して宗教的な対立をあおったとして、ウクライナ保安庁から告訴されていた。
 ペチェルスカヤ大修道院は11世紀に造られ、モスクワ総主教庁系の大主教がトップについていたが、ウクライナ侵攻後は信者の多くがモスクワから独立した支部を結成し、3月29日には、モスクワ総主教庁系に大修道院からの立ち退きを求めるデモが起きる事態となっていた。
2023.04.01
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 31 <2305-040109>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月31日の戦況 =
 プーチン大統領が3月31日、潜在的な反西側連合を促進しようとする新しいロシア外交政策概念を承認した。
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナの線で上攻撃を続けている。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツクの最前線に沿って攻撃作戦を続けた。
2023.03.31
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 30 <2304-033105>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月30日の戦況 =
 プーチン大統領が3月30日、4月1日から7月15日までの間に、147,000名を徴兵する半年ごとの春期徴兵を開始する法令に署名した。
 西側当局は、Wagner Gp.とロシア正規軍バクムット地域でかなりの人員を失った可能性が高いと報告した。
 ロシア連邦保安庁 (FSB) は、スヴェルドロフスク州エカテリンブルクでWall Street Journalの特派員をスパイ容疑で逮捕した。
 ロシア軍が、クピャンスクの北とスヴァトーブ~クレミンナの線で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍が、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の戦で攻撃した。
2023.03.31
 06:14
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシアのミサイル6発、ウクライナ東部ハリコフに着弾=知事 <2304-033102>
 ウクライナ東部ハリコフのシネグボウ知事が30日、同地域に少なくとも6発のロシア製ミサイルが着弾したと明らかにした。
 これまで得られた情報によると、着弾したのはS-300 SAMである可能性が高く、ハリコフに近いロシア南部ベルゴロド地方から発射されたとみられる。
2023.03.30
 20:41
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ国防相、大規模な反転攻勢は「複数地域で4月か5月」…レオパルト2投入へ <2304-033011>
 ウクライナのレズニコフ国防相がエストニア公共TVの取材で、大規模な反転攻勢に関して「軍参謀本部が複数の地域での作戦を計画している」と述べ、4月か5月にロシアからの領土奪還に着手する見通しを示した。
 レズニコフ国防相は、反転攻勢の開始時期は天候に左右される面があるとも述べ、Leopard 2を投入すると語った。
2023.03.30
 17:15
CNN

(Yahoo)

ウクライナ陸軍司令官が自ら赴き陣頭指揮、バフムート防衛 <2304-033010>
 ウクライナ陸軍がSNS上への28日の投稿で、バフムートの攻防に触れ、陸軍司令官のシルスキー大将が同市防衛の陣頭指揮を執っていることを明らかにした。
 陸軍司令官は絶えず前線に赴いて指揮下の部隊と共におり、他の司令官と共に敵を阻止する反撃などを調整しているとした。
2023.03.30
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 29 <2304-033005>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月29日の戦況 =
 ウクライナのレズニコフ国防相が3月27日、ウクライナ軍は気象状況を見て4月または5月に反撃を開始する計画であると述べた。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線で限定攻撃を行った。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の正面で攻撃を続けた。
 ベラルーシ国防省は、予備役登録者を再訓練するための計画が進行中であると報告した。
2023.03.30
 07:14
CNN

(Yahoo)

クリミアのロシア航空基地付近から黒煙 ウクライナがドローン攻撃か <2304-033004>
 SNSに29日に投稿された動画などによると、クリミア半島にあるロシア軍の飛行場またはその付近で爆発か火災があったとみられる。 動画にはクリミア中部シンフェロポリ市の航空基地がある地域から黒煙が上がっている様子が映っている。
Simferopol の位置 (Google Map)】
 ロシアがクリミアの首長に任命したアクショノフ氏はTelegramに「UAVがシンフェロポリ地域で撃墜された」と投稿した。 UAVは畑に墜落し死傷者や損壊はなかったという。 クリミア首長顧問は、ウクライナ軍が航空基地を攻撃しようとジェットエンジンのStrizh UAV (註:Tu-141)を使った可能性が高いとの見方を示した。
 この件について、ウクライナ側からの公式コメントは出ていない。
2023.03.30
 02:31
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシアのワグネル派遣部隊、東部バフムトで被害=創設者 <2304-033002>
 Wagnerの首領プリゴジン氏が29日、バフムトを巡る戦闘でウクライナ軍だけでなくWagnerの部隊にも深刻な被害が出ていると明かした。
 ロシア当局によると、ロシア軍はバフムト内の路上での戦闘でまだ攻勢を保っているが、数週間前に見込まれていたようにバフムトを包囲しウクライナ軍を撤退させるような段階には今のところ至っていない。
 英軍情報当局は29日、ウクライナ軍がバフムトの主要な補給路の一つからロシア軍を押し戻すことに成功したと発表した。
2023.03.30
 00:09
ロイタ通信

(Yahoo)

ドイツ、新たに120億ユーロの対ウクライナ軍事支援で合意 <2304-033001>
 ドイツ連邦議会の予算委員会が29日、ウクライナに対し新たに€12B ($13.01B) の軍事支援を実施することで合意した。
 新たな軍事支援は国防省および外務省の予算外歳出として、2023年に€3.2B、2024年~2032年に€8.8Bの支援が実施される。
2023.03.29
 17:52
Ukrinform ロシアのウクライナでの兵力損耗は22万人以上=ウォレス英国防相 <2304-032910>
 ウォレス英国防相がロンドンでスウェーデンのヨンソン国防相との共同記者会見で29日、「私が見た米国の最新データによれば、ウクライナにおけるロシア人死傷者数は22万人を超えている」と発言した。
2023.03.29
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 28 <2304-032905>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月28日の戦況 =
 Wagner軍は、バクムット北部のAZOM工業団地を占領し、市内で戦果を上げ続けている可能性がある。
 ロシアとウクライナの情報筋は、クズメンコ中将がムラドフ上級大将に代わって東部軍管区司令官になると推測した。
 Wagner首領のプリゴジンは、ロシアメディアでの彼の影響力を利用して、ロシアの2024年大統領選挙の候補者として売り込んでいる可能性がある。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で攻撃を続けている。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびアウディーイウカ~ドネツク市の線に沿って攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がザポリージャ州で局地攻撃を行ったと主張した。
 プーチン大統領が、占領下のウクライナで勤務するロシア国家警備隊員の年齢上限を2026年1月1日まで撤廃する法令に署名した。
2023.03.29
 06:50
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、東部でロシア軍を1日に24回撃退 <2304-032903>
 ウクライナ軍が28日の戦況を報告で、ドネツク州とルハンスク州の数ヵ所に激しい戦闘が集中しており、ウクライナ軍がロシア軍の前進の試みを数多く退けたとした。
 ウクライナ軍参謀本部は「ビロホリウカ、バフムート、アウディイウカ、マリンカの町やその周辺が引き続き戦闘の中心地となっており、ウクライナ軍はこれらの地域で敵の攻撃をこの1日で24回退けた」と説明した。
2023.03.28
 21:07
共同通信

(Yahoo)

ポルトガルの3両も引き渡し レオパルト2戦車 <2304-032820>
 ポルトガル国防省が27日にTwitterで、供与を表明していたLeopard 2 3両を既にウクライナ側に引き渡したことを明らかにした。
2023.03.28
 16:28
BBC News

(Yahoo)

ドイツ、戦車をウクライナに引き渡し イギリスの戦車も到着 <2304-032814>
 ドイツ国防省が27日、Leopard 2をウクライナに引き渡したと発表した。 引き渡されたのは最新型の18両でウクライナ兵は操縦などの訓練を受けてきた。 ただ、ウクライナ政府はLeopard 2の到着についてまだコメントを出していない。
 ウクライナの報道によると、英国が供与を表明していたChallenger 2もウクライナに届いた。 ウクライナ政府はChallenger 2の初回分が届いたとしている。
2023.03.28
 10:31
AP

(Yahoo)

ウクライナ軍が反転攻勢か 東部戦線「バフムートの戦い」 <2304-032809>
 ウクライナ軍参謀総長は25日、ウクライナ軍がバフムートでロシア軍を押し戻していると述べ、英軍事情報筋もロシア軍が防御態勢に移行しているようだと指摘している。
 ロシアが正規軍とWagnerの傭兵を投入して、三方からウクライナ軍に迫っていた7ヵ月にわたる「バフムートの戦い」は、ロシアのウクライナ侵攻における最も長期間の戦いとなっている。
2023.03.28
 09:41
Ukrinform ウクライナ、ロシア軍発射の自爆型無人機15機中14機を撃墜 <2304-032808>
 ウクライナ軍参謀本部がfacebookに投稿した28日06:00時点での状況報告で、28日未明にロシア軍が15機で攻撃を仕掛けたShahed-136自爆型UAVのうち14機を撃墜したことを明らかにした。
2023.03.28
 09:36
CNN

(Yahoo)

バフムートの戦況、「最も激しい局面に」 ウクライナ陸軍トップ <2304-032807>
 ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将が、バフムートでのロシア軍との戦闘が最も激しい局面に入ったとの見方を示した。 戦いは膠着状態が続いているが、他の戦場で大きな勝利を収めることができていないロシアはバフムート攻略を進めている。
 国防省によれば、シルスキー大将はウクライナ軍を強化するための決定を下したという。
2023.03.28
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 27 <2304-032806>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月27日の戦況 =
 3月27日のロシア東部軍管区司令官ムラドフ上級大将の解任についての噂は、ロシアの情報空間で控えめで冷笑的な反応を生み出した。
 ロシア軍はスヴァトーブ周辺でわずかな戦果を上げ、クピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で攻撃を続けている。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で攻撃を続け、バクムット市内で戦果を上げた。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続けた。
 ロシア当局は、不規則な編成の新しい志願兵大隊を編成している。
 ウクライナのパルチザンは、ドネツク州マリウポリの占領法執行官に対してIED攻撃を行った。
2023.03.28
 00:20
共同通信

(Yahoo)

独から主力戦車18両到着 レオパルト2、ウクライナに <2304-032803>
 Spiegel誌が27日、ドイツからLeopard 2 18両がウクライナに引き渡されたと報じた。
 ドイツ政府は1月にLeopard 2のウクライナ供与を決定し、ドイツ国内でウクライナ兵に対する操法訓練も行われた。
 ドイツ政府は保有国による供与も認めており、ドイツからの18両を含めポーランドやカナダ、スペインなどから計70両が供与される見通しで、これまでにポーランドから14両がウクライナに引き渡されている。
2023.03.27
 11:04
BBC News

(Yahoo)

ウクライナのドローン、ロシア西部で撃墜=ロシア国防省 <2304-032707>
 ロシア国防省が26日、同国西部でウクライナのUAVを撃墜したと発表した。 同省によるとウクライナ国境から400kmモスクワの南220kmに位置するトゥーラ州の町キレエフスクで同日、UAVを墜落させた。 ロシアの警察当局によると、爆発物を積んだTu-141とみられるUAVが15:20に撃墜され、町の中心部には大きなクレーターができたという。
 ウクライナはまだコメントを出していない。 これに先立ち、ウクライナの自爆型UAVがロシアの民間人を攻撃したとの見方が出ていたが、ウクライナはこれを否定した。
2023.03.27
 06:30

(16:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 26 <2304-032703>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月26日の戦況 =
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナの線に対して限定攻撃を行った。 ウクライナ東部軍報道官のチェレヴァティ大佐は、ロシア軍とウクライナ軍がクピャンスク~ライマンで10回にわたり交戦したと述べた。
 ロシア軍はバクムットとその周辺をへの攻撃を続け、市内でわずかな戦果を上げた。 ロシアの情報筋はWagner軍がバクムット北部のアゾム工場を掃討したと主張した。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続け、マリンカ内でわずかな戦果を上げた。 ウクライナの情報機関は、Wagner軍がアウディーイウカに達する可能性があると述べた。
 ロシア軍はザポリージャ州、ヘルソン州、ドニプロペトロウシク州の地域に対して定期な砲撃を続けた。 ウクライナ南部軍の報道官は、ウクライナ南部のロシア軍はミサイルとUAVが不足していると述べた。
 ロシアの情報筋は、アウディーイウカ地域で活動する不正規編成の第1 Wolves攪乱偵察旅団Uragan志願兵大隊を編成したと報告した。
 ウクライナ軍参謀本部は、ザポリージャ州ベルジャンシクのロシア占領当局が地元に、4月1日までにから移動するため手段を要求していると報告した。
2023.03.27
 00:44
共同通信

(Yahoo)

ウクライナが無人機攻撃か ロシア西部、3人負傷 <2304-032701>
 TASS通信によると、ウクライナ国境に接していないロシア西部トゥーラ州の町キレエフスクで26日、住宅がウクライナのUAVによる攻撃を受け爆発、3人が負傷した。 地元治安当局者は、ソ連時代に開発された偵察用UAVのTu-141が使われたとの見方を示した。
Kireyevsk の位置 (Google Map)】
 Tu-141は2022年12月、モスクワ南東リャザニ州と南部サラトフ州の空軍基地計2ヵ所が攻撃された際にも使われた可能性が指摘されている。
2023.03.26
 22:43
読売新聞

(Yahoo)

ウクライナの兵器輸入、世界3位に…ロシアの輸出はシェア16%に低下 <2304-032608>
 ストックホルム国際平和研究所 (
SIPRI) の兵器移転に関する分析で、2022年ウクライナに引き渡された通常兵器が世界の兵器輸入全体の8%を占め、国別で3番目の規模だったことが明らかになった。 供与を含む2022年のウクライナの兵器輸入は、カタール (10%) とインド (9%) に次ぐ3位で、2021年の63位から大幅に上昇した。
 ウクライナはNATO仕様の兵器への切り替えを進めていることから今後も高水準の輸入が続くとみられ、世界有数の兵器輸出国だったウクライナは、ロシアの侵略で「輸入大国」に転じた。
 一方兵器輸出では、ロシアの世界シェアが低下傾向にあり、2018~2022年と2013~2017年の5年間を比べると、世界シェアが22%から16%に低下した。
2023.03.26
 12:02
BBC News

(Yahoo)

ウクライナ反攻、兵器の追加供与なければ「開始できない」とゼレンスキー氏 読売新聞に <2304-032607>
 ゼレンスキー大統領が25日付読売新聞の取材で、西側の同盟国から追加の軍事支援が届くまでは、ロシアに対する反攻を開始できないとの考えを示した。 ゼレンスキー大統領は、追加の戦車や砲、M142 HIMARSがなければウクライナ部隊を前線に送り出すことはできないと述べた。
 また、ウクライナ東部の戦況は「良くない」とした。
2023.03.26
 12:00

(22:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 25 <2304-032606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月25日の戦況 =
 プーチン大統領は陳腐化した情報操作を刷新するため、ロシアが7月1日までにベラルーシに戦術核兵器を配備すると発表し、別の情報操作を開始した。
 ロシア正規軍は、攻撃が過早に頂点に達するのを防ぐために、バクムット周辺のWagnerの攻撃に参加する可能性がある。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で限定攻撃を行った。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で攻撃を続け、市内の限られた土地を占領した。
 ロシア軍がドニプロ河東岸のノヴァカホフカで大規模な部隊交代を実施したと伝えられた。
2023.03.26
 09:55
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍、バフムトで失速か 英国防省分析、人員損失激しく <2304-032604>
 英国防省が25日、ウクライナ東部バフムトでロシア軍が激しい人員損失により失速しているとの戦況分析を発表した。 ロシア軍はバフムトの南部に位置するアブデーフカや東部ルガンスク州のクレミンナ、スワトボ方面に力点を移し守りに転じているという。
 バフムトではウクライナ軍にも多数の犠牲が出ていると指摘した。
 これに対し、ウクライナ軍東部軍報道官は、バフムトではまだ攻撃が続いていると強調し、さらなる分析が必要だとした。
2023.03.26
 02:25
朝日新聞

(Yahoo)

捕虜の即決処刑や拷問 国連がロシア、ウクライナ双方に戦争犯罪指摘 <2304-032601>
 国連人権高等弁務官事務所 (OHCHR) が24日、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻の開始以来、両軍が拘束した捕虜を即決処刑した事例が、少なくとも40件あったとする報告書を公表した。 報告書によると、ロシア側による捕虜15人の即決処刑を確認した。
 両国に捕虜の適切な取り扱いと戦争犯罪にあたる行為の処罰を求めている。
2023.03.25
 17:23
CNN

(Yahoo)

ウクライナへのパトリオット提供、時期早めて実行へ 米 <2304-032511>
 米国防総省が25日までに、ウクライナへのPatriot供与時期が当初より早まる見通しを明らかにした。 複数の同省当局者によると、オクラホマ州Ft. Shillでのウクライナ軍65名人を対象にした訓練は今後数日内に終了する予定で、今月21日時点での見通しでは65名は追加訓練を受けるため欧州へ移動するとした。
 ウクライナニ供与されるPatriot 2個システムのうち1個は米国、残り1個はドイツとオランダが供与し、今後数週間内にウクライナへ引き渡されるという。
2023.03.25
 11:51
Abema Times

(Yahoo)

英供与の自走榴弾砲 ウクライナ兵が初射撃訓練 <2304-032507>
 英国で訓練を受けているウクライナ兵が24日に、供与されるAS-90 155mm
SPHを初めて射撃する様子が公開された。
英国はウクライナにAS-90 32両の供与を決めている。
2023.03.25
 09:32
CNN

(Yahoo)

バフムート巡る戦闘、前線で依然「最も困難」 ウクライナ軍総司令官 <2304-032505>
 ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将が24日、英軍参謀長のラダキン海軍大将と電話会談し、バフムートを巡る戦闘の難しさを強調した。
 ザルジニー大将はTelegramに、ラダキン大将との会談の概要を投稿し、前線全体の作戦状況について伝えバフムート方面の戦況が最も困難だと言及し、さらにウクライナの防空の強化についても議論したと述べ支援に謝意を示した。
2023.03.25
 06:30

(16:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 24 <2304-032503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月24日の戦況 =
 一部の著名なロシアのミルブロガーは、効果のない人海戦術的な正面攻撃でロシア軍をヴーレダールに拘束し続けているとしてロシア軍司令部を批判した。
Vuhledar の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で限定的な攻撃を行った。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で戦果を上げ、アウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を実施した。
 英国防省が2月24日、ベラルーシのブレストにある第230訓練場から少なくとも1,000名のロシア兵をロシアに転属させたと報告した。
2023.03.24
 11:30

(21:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 23 <2304-032407>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月23日の戦況 =
 Bloombergが、ロシア軍が人員と軍需品の供給を削減したことから、プリゴジンがWagnerの作戦を縮小する準備をしていると報じた。
 ウクライナ当局は、ロシア軍が複数正面で大規模同時攻撃を実施できないと見たISWの分析通りと見ている。
 ロシア軍のミサイル攻撃が減少しており、高精度ミサイルの備蓄が枯渇していることを示している。 このためミサイル攻撃をウクライナの軍事施設に集中し始めている。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍は、バクムット市とその周辺およびアウディーイウカ周辺の地域を攻撃し続けている。
 ウクライナ軍は、ヘルソン州のドニプロ河を越えて襲撃し続けている。
 ロシアで4月1日に行われる春期徴兵に先立って、ベラルーシ駐留ロシア軍がロシアに撤退した。
2023.03.24
 09:22
Abema Times

(Yahoo)

ウクライナへの600億円余りの追加支援 地雷除去の建機など供与へ <2304-032405>
 岸田首相が23日の参議院予算委員会で、ウクライナに対する600億円余りの追加支援について、地雷の除去がれきの処理のため車両や建設用機械を提供する考えを示した。
 また、外務省は、ロシアによるインフラ施設への攻撃などで不足するエネルギーの確保に向け、ガスタービンや移動用の変電設備などの支援を行うと明らかにした。
2023.03.24
 03:12
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、近く反転攻勢 バフムトでロシア軍失速=陸軍司令官 <2304-032402>
 ウクライナのシルスキー陸軍司令官が23日、ロシア軍の大規模な冬の攻勢はバフムトを陥落させられないまま失速しているとし、ウクライナ軍は「極めて近いうちに」反転攻勢を開始すると述べた。
2023.03.24
 00:30
ロイタ通信

(Yahoo)

スロバキア、ウクライナにミグ29戦闘機4機を引き渡し <2304-032401>
 スロバキア国防省が23日、ウクライナへの戦闘機供与の第一陣としてMiG-29 4機を引き渡したと発表した。
 スロバキアはポーランドとともに、ウクライナへの戦闘機供与を表明しており、スロバキアは13機を供与する予定で、残りも数週間以内に引き渡される。
2023.03.23
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 22 <2304-032303>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月22日の戦況 =
 ロシア軍がウクライナで3月21日から22日にかけて実施したUAVとミサイルによる攻撃が限定的であったことが、ロシア軍が精密ミサイル不足に苦しんでいることを示した。
 ショイグ国防相が3月22日に、ロシアの防空軍を増強すると述べた。 またショイグ国防相は、千島列島の1箇所に対艦ミサイルを配備すると発表し、ウクライナを支援する日本に警告した。
 バクムット周辺でロシアの作戦速度が落ちていることから、西側はロシア軍が他の方向に攻撃を開始しようとしている可能性があると見ている。
 ロシア軍は装甲車両の大幅な損失を補うために、T-54やT-55をウクライナに投入している可能性がある。
 ロシア軍はスヴァトベ~クレミンナの線で限定的な攻撃を行った。
 ロシア軍はバクムット市内でわずかに占領地域を拡大し、バクムットとその周辺、およびドネツク市郊外で攻撃を続けた。
 ウクライナ当局は、ウクライナ軍がドニプロ河東岸地域を掃討していると述べた。
【註】
 T-54は第二次世界大戦中に開発され1946年制式化された戦車で、その改良型T-55は1958年に登場し、1970年代後半まで生産された。
2023.03.22
 21:50
TBS News

(Yahoo)

ウクライナ・ゼレンスキー大統領 激戦地バフムトを訪問 兵士激励の映像公開 <2304-032212>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が戦闘が続く東部の要衝バフムト方面の部隊を訪問したとして、映像を公式SNSで日本時間の22日夜に公開した。
 ロシア軍がバフムトへの攻勢を強め激しい攻防が続くなか、兵士たちを激励しつつ徹底抗戦する姿勢を強調する狙いもあるとみられる。
2023.03.22
 21:20
CNN

(Yahoo)

IMF、ウクライナに2兆円の金融支援へ <2304-032211>
 国際通貨基金 (IMF) が21日、ロシアによる侵攻で経済難に陥っているウクライナに対し$15.6Bを融資することで合意に達したと発表した。
 ウクライナとIMFが合意した4年計画の一環として、IMF理事会の承認を得たうえで提供される。
2023.03.22
 19:20
CNN

(Yahoo)

ウクライナ訪問の岸田首相、殺傷能力のない装備品の支援に40億円 <2304-032210>
 NHKが、ウクライナの首都キーウを電撃訪問した岸田首相がゼレンスキー大統領との共同記者会見で21日、殺傷能力のない装備品の供与支援に$30Mの資金を拠出すると表明したと報じた。
2023.03.22
 18:08
讀賣新聞

(Yahoo)

ドイツ製戦車レオパルト2、ウクライナに8両到着…供与のノルウェー軍「占領地奪還に重要」 <2304-032208>
 ウクライナにLeopard 2の供与を表明しているノルウェー軍が20日、8両がウクライナに到着したと発表した。
 ウクライナ兵の操縦訓練はポーランドで行われており、訓練終了後、前線に投入される。
2023.03.22
 11:16
テレ朝 News

(Yahoo)

「力による領土取得は容認できない」ロシア軍の無条件撤退を要求 日ウクライナ首脳が共同声明 <2304-032205>
 ウクライナを訪問した岸田首相はゼレンスキー大統領と会談し、ロシア軍の無条件の撤退要求などを盛り込んだ共同声明を発表した。
 共同声明で両首脳は「ロシアによる違法な侵略を可能な限り最も強い言葉で非難した」と強調し、ウクライナ全土からの「即時かつ無条件の撤退」を要求した。
 また、この侵略がヨーロッパだけでなくインド太平洋地域でも直接的な脅威となっているとの認識を示し、「力による領土の取得は容認できない」とした。
2023.03.22
 09:45

(19:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 21 <2304-032202>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月21日の戦況 =
 Wagner Gp.は、囚人との6ヵ月の契約が終了するため、今後数週間で囚人のほとんどを失う可能性がある。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線で限定攻撃を続けた。
 ロシア軍はバクムット市内及びその周辺で確認された戦果を挙げられず、ドネツク市郊外で攻撃を続けた。
2023.03.22
 07:03
CNN

(Yahoo)

米、旧型のエイブラムス戦車をウクライナに供与 今秋までに <2304-032201>
 米国防総省のライダー報道官が21日、米国がウクライナに供与するM1 Abrams MBTについて、これまでの計画を変更して改良型のM1A2に代わりM1A1を31両送ると発表した。
 ライダー報道官は記者会見で、この変更により供与時期を大幅に早め、今秋までにウクライナに届けることができると説明した。
2023.03.21
 22:13
讀賣新聞

(Yahoo)

クリミア北部でロシア軍巡航ミサイル破壊、列車で輸送中 <2304-032118>
 ウクライナ国防省情報総局が20日、クリミア北部ジャンコイで、露軍のKalibr CMが列車で輸送中に破壊されたと発表した。だったという。
 ウクライナ軍は関与を認めていないが、ウクライナ軍による攻撃との指摘も出ている。
【註】
 この記事では「ウクライナ軍は関与を認めていない」としているが、CNNは13:43に「ウクライナ国防省が20日に発表」と報じている。
【関連記事:2304-032105 (CNN 2023.03.21)】
2023.03.21
 18:09
TBS News

(Yahoo)

「何が起きているかよくわからない」記者団同行の外務省担当者も混乱 岸田総理のウクライナ電撃訪問 <2304-032115>
 インドを訪問中だった岸田首相ウクライナ行きについては、記者たちを煙に巻いていた。 同行記者にも知られぬよう準備は極秘で進められ、岸田首相は政府専用機を使わずにプライベートジェットでポーランドに向かったものと思われる。
 岸田首相はウクライナ訪問について、「まだ何も具体的に決まったものはない。引き続き検討を続ける」と述べていないが、日本時間の昼前、状況が一変し「岸田総理がウクライナを電撃訪問」との速報が流れた。
 インドに同行していた記者団が、外務省の担当者に説明を求めたが、「現時点で私も何が起きているか、率直なところよくわからない」と述べた。
2023.03.21
 14:01
日テレ News

(Yahoo)

岸田首相、ウクライナ“極秘”訪問 プライベートジェットから深夜に列車へ <2304-032112>
 岸田首相がウクライナを電撃訪問している。 岸田首相は、日本時間07:40頃にプライベートジェットでポーランド東部のジェシュフにある空港に到着した。 到着15分後には岸田首相が乗った黒色のセダンを含め、少なくとも5台の車列が空港内を走る様子を確認することができた。
 その後1時間かけて国境付近にあるプシェミシル駅へと移動した。
2023.03.21
 13:43
CNN

(Yahoo)

ウクライナ、クリミアでロシア軍のミサイルを破壊と発表 <2304-032111>
 ウクライナ国防省が20日深夜、クリミア半島でロシアのCMを破壊したと発表した。 発表によると、クリミア半島北部の町ジャンコイでの攻撃が列車で輸送中だったミサイルに命中した。
 ロシアがクリミアの首長に任命したアクショーノフ氏は、攻撃を受けてジャンコイの防空システムが稼働したことを認め、1人が負傷、建物2棟が損壊したと述べた。
 ジャンコイには、ロシアがクリミア半島に置く重要な軍用飛行場のひとつがあり、ウクライナ南部に展開するロシア軍部隊への鉄道、道路の補給拠点として重要な役割を果たしている。
2023.03.21
 10:36
共同通信

(Yahoo)

クリミアに無人機攻撃か 「ロシアのミサイル数発破壊」 <2304-032109>
 ウクライナ国防省情報総局が20日、クリミア半島の北部ジャンコイで爆発があり、鉄道輸送中だったロシアのCM数発が破壊されたと発表した。 同情報総局はウクライナ側の攻撃であることを示唆した。
Dzhankoy の位置 (Google Map)】
 ジャンコイ近郊にはロシア軍の空軍基地があり、周辺はクリミア半島で最大の軍事拠点化しているという。
2023.03.21
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 20 <2304-032108>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月20日の戦況 =
 中国の習国家主席がプーチン大統領と会談し、ロシアと中国の関係についてプーチンが望むよりも控えめなビジョンを提供した。
 ウクライナ中央情報局 (GUR) 報道官は、ロシアの大規模ミサイル攻撃の頻度が減少したと述べた。
 イスラエルがウクライナ向けC-UAV jamming装置の輸出を許可承認したことに対するおそらく報復として、ロシアは、国連安全保障理事会にシリアでのイスラエルの空爆について協議するよう要請した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍とロシア軍がクピャンスクの北東で交戦したと主張した。
 ロシア軍はスヴァトーブとクレミンナの近くで攻撃を続けた。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で前進を続けている。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市の線で攻撃を続け、アウディーイウカの近くでわずかに戦果を上げた。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍が防御要塞を構築し、ザポリージャ州でのウクライナの威力偵察を撃退していると主張している。
 ロシアの情報筋は、クリミア半島シンフェロポリのガスパイプラインの近くで誰かが仕掛けた爆発物が爆発したとを非難した。
 プーチン大統領が、ハイテク工業品を入手することが困難であることを認めた
 ウクライナのパルチザンが、3月17日にロシアが任命したヘルソン州の未決囚亜拘留施設所長をIEDで殺害した。
2023.03.21
 06:53
ロイタ通信

(Yahoo)

プリゴジン氏、ウクライナ軍の大規模攻撃を警告 ロ国防相に書簡 <2304-032107>
 Wagner首領のプリゴジン氏が20日に公開したショイグ国防相宛ての書簡で、ウクライナ東部のロシア軍本体からWagner部隊を切り離す目的ウクライナ軍による攻撃が差し迫っていると警告した。
 プリゴジン氏は書簡で大規模な攻撃が3月下旬から4月上旬に計画されているとし、Wagner部隊がロシア軍の主力部隊から切り離されないよう、あらゆる措置を取るよう要請した。
2023.03.21
 05:40
時事通信

(Yahoo)

ノルウェーから8両到着 独戦車、ウクライナに <2304-032105>
 AFP通信が、ノルウェーが20日にウクライナに供与を決めたLeopard 2 8両ウクライナに到着していると明らかにしたと報じた。
 既にポーランドが14両を引き渡したと発表しており、今後も提供を申し出ている各国からの引き渡しが続く見込みだ。
2023.03.21
 05:21
ロイタ通信

(Yahoo)

EU、ウクライナに100万発の砲弾供給で合意 うち10億ユーロは共同購入 <2304-032103>
 EUが20日にブリュッセルで外務防衛閣僚会議を開催し、向こう1年間ウクライナに100万発の砲弾を供給する€2Bの計画に合意した。 エストニアのペフクル国防相は記者団に対し「ウクライナに155mm弾薬100万発供給する政治的合意に達した」と述べた。
 合意された計画はEUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表の提案に基づくもので、ウクライナに供給する砲弾は備蓄の砲弾€1Bに加え、共同購入する€1Bで、共同購入先は、EUおよびEUと経済的に密接な関係にあるノルウェーの企業に限定される。
2023.03.21
 05:20
ロイタ通信

(Yahoo)

米、対ウクライナ追加軍事支援を認可 3.5億ドル=国務長官 <2304-032102>
 ブリンケン米国務長官が20日、米国がウクライナに対し追加で$350規模の軍事支援を認可すると発表した。
 今回の軍事支援にはHIMARSおよび榴弾砲弾薬、Bladrey
IFV用弾薬、HARMなどが含まれるという。
2023.03.20
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 19 <2304-032001>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月19日の戦況 =
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナので限定攻撃作戦を続けている。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺でロシアの攻撃を続け、バクムットの北西6kmのボフダニフカ付近で僅かに戦果を挙げた可能性がある。
 ロシア軍はドネツク市郊外で攻撃を続け、アウディーイウカの北西約10kmにあるベルディチに向かって前進した可能性がある。
Berdychi の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はウクライナ南部全体に防御要塞を建設した。
2023.03.19
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 18 <2304-031902>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月18日の戦況 =
 ロシア軍は、3月17日から18日の夜に、Shahed-136 UAV 16機でウクライナを攻撃した。
 BBCとロシアの反政府系報道機関が、ロシア軍が少なくとも合計35,000人の死者157,000人の負傷者を出したと推定している。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線で限定撃を実施した。
 ロシア軍は、バクムットとその周辺、およびドネツク市郊外で攻撃作戦を続けた。
 ロシア軍は、占領下のクリミアとその近くの地上連絡線 (GLOC) に沿って防御要塞を建設し続けている。
2023.03.18
 15:34
BBC News

(Yahoo)

バフムートで激戦続く 双方が大きな損失与えたと主張 <2304-031813>
 ウクライナ東部バフムートをめぐって激戦が続いており、ウクライナとロシアの双方が12日、相手に多大な損害を与えたと主張した。
 ゼレンスキー大統領は12日、毎夜恒例のビデオ演説で、「3月6日から1週間足らずの間に、バフムート地区だけで1,100人以上の敵兵殺害に成功した。 ロシアにとって取り返しのつかない損失が、バフムート近くで発生した」と述べた。 また、1,500人のロシア兵が重傷を負い、戦闘不能になっていると付け加えた。
 一方、ロシア国防省は、ロシア軍が過去24時間220人以上のウクライナ兵を殺害したと発表した。
 BBCは、双方の発表内容を確認できていない。
2023.03.18
 09:09
共同通信

(Yahoo)

ロシア、バフムトの7割支配主張 ウクライナ東部、戦況膠着 <2304-031810>
 ロシア国営TVが、ウクライナ東部ドネツク州の親露派ドネツク人民共和国の幹部が17日、激戦が続く要衝バフムトの6~7割をロシア軍が支配下に置いたと主張したと報じた。 バフムトにはロシアの正規軍のほかWagnerが戦闘員を投入して猛攻をかけたが、ウクライナ軍が防衛し膠着が続いている。
 英国防省は17日の分析で、バフムト周辺のロシア軍が戦闘力を消耗し、1月以降で最低水準の局地攻撃を展開していると指摘した。
 ゼレンスキー大統領は17日に最高司令官会議を開き、バフムトなどウクライナ東部の前線での部隊強化に向け協議したと発表した。
2023.03.18
 08:25

(18:25 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 17 <2304-031807>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月17日の戦況 =
 ベラルーシのルカシェンコ大統領が、ベラルーシの産業がロシアの電子部品を供給していることを確認したことから、ベラルーシがロシアへの制裁を回避する支援する可能性があるというISWの分析通りになった。
 セルビアがロシア制裁を拒否したことについてヴチッチ大統領の論調が軟化している。
 国際刑事裁判所が3月17日、プーチン大統領と子供の権利担当委員ベロワに、ウクライナの子供をロシアへ強制連行したことを含む戦争犯罪の容疑で逮捕状を発簡した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーベ~クレミンナの線を越えた攻撃を実施した。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で攻撃を続けた。
 ロシア軍はドネツク市郊外で攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がウクライナ南部の最前線でウクライナ軍を撃退したと主張した。
2023.03.18
 06:04
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍バフムト完全包囲狙う、多方面から攻撃=ウクライナ陸軍司令官 <2304-031804>
 ウクライナ陸軍司令官シルスキー大将が17日にバフムトについて、ロシア軍は完全包囲を狙い複数の方向からウクライナ軍の防衛線を突破しようとしていると述べた。
 シルスキー大将は「バフムトは今も対立の中心地になっており、戦闘は続いている」とし、「ロシア軍はあらゆる戦力を駆使して複数の方向から防衛線を突破し、バフムトを完全に包囲しようとしている」と述べた。
2023.03.17
 18:46
時事通信

(Yahoo)

スロバキアも戦闘機供与へ ウクライナ支援加速 <2304-031707>
 欧米メディアによると、スロバキアのヘゲル首相が17日、ウクライナにMiG-29 13機を引き渡すことを政府として承認したと発表した。 引き渡しの時期は不明だが、既に供与を決めたポーランドに続く動きで、欧米諸国によるウクライナに対する兵器支援が加速する。
 スロバキアは2022年夏にMiG-29を退役させF-16に置き換えることを決めていた。
2023.03.17
 08:15

(18:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 16 <2304-031705>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月16日の戦況 =
 西側の通信社が、中国企業ロシアの実体が不明な相手軍用及び軍民両用の機器を販売したことを確認した。 これらの取引は小規模がさいように見であるが、ロシアの防衛産業基盤への負担を軽減し、西側による半導体素子のロシアへの販売の制限を回避する可能性がある。
 ポーランドのドゥダ大統領が、ウクライナに29機のMiG-29 4機を供与すると述べた。
 ナゴルノ・カラバフに派遣されているロシアの「平和維持軍」ウクライナに転用するというロシアの決定は、アルメニアに対するロシアの影響力を弱める。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で前進を続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線及びドネツク州西部で攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がザポリージャ州で局地攻撃を行ったと主張した。
 ウクライナの情報筋は、ロシア軍が黒海で海軍を増強したと報告した。
2023.03.16
 22:26
時事通信

(Yahoo)

戦闘機、初のウクライナ供与へ ソ連製、数日中に4機 ポーランド <2304-031623>
 欧米メディアによると、ポーランドのドゥダ大統領が16日、ウクライナに対しMiG-29 4機を数日中に引き渡すと明らかにした。 ドゥダ大統領は4機に加えて準備中のものがあるとも語り、追加供与の可能性を示唆した。 自国軍はF-35などを補充するという。
 MiG-29は既にウクライナ軍が使用しており、戦況に与える影響は限定的とみられ、ウクライナが切望している米欧製の戦闘機供与につながるかは不透明である。
2023.03.16
 21:23
時事通信

(Yahoo)

ロシア当局庁舎で火災・爆発 1人死亡、ウクライナ国境近く <2304-031704>
 ウクライナと国境を接するロシア南部ロストフ州の州都ロストフナドヌーにある連邦保安局 (FSB) 国境警備隊の庁舎敷地内で16日に爆発を伴う火災が発生した。 TASS通信によれば、1人が死亡し、2人が負傷した。 弾薬庫が爆発したとの情報があり、黒煙が立ち上る映像がインターネットに投稿された。 現地メディアによると、電気系統のトラブルが原因の可能性があるという。
 一方、プーチン政権はかねてから「ウクライナの破壊工作」の脅威を煽っており、国境地帯で警戒レベルを高めている。
2023.03.16
 19:50
CNN

(Yahoo)

ウクライナ激戦地でロシア軍機を撃墜、侵攻後に計304機 <2304-031619>
 ウクライナ陸軍司令官のシルスキー大将が15日、イエルマーク大統領府長官の発言を受け、バフムート上空でウクライナ軍第93機械化旅団がロシア軍のSu-25攻撃機を撃墜したと発表した。 イエルマーク長官がSNSに掲載したSu-25の墜落場面ともみられる動画には、白色のパラシュートもみられ、パイロットが脱出したことを示唆した。
 CNNは司令官や長官の主張を独自に検証できていない。
 ウクライナ外務省によると、ロシアの侵攻開始後、ウクライナ軍が撃墜したロシア軍用機などは2023年3月15日までに少なくとも304機に達した。
2023.03.16
 10:44
CNN

(Yahoo)

バフムートでロシア軍がわずかに前進も「大きな犠牲」 米軍トップ <2304-031608>
 米統合参謀本部議長のミリー陸軍大将が15日にバフムートの戦況について、ロシア軍は僅かに前進をしているが大きな犠牲を伴っていると述べた。
 ミリー大将によると、バフムート市内とその周辺では現在、激しい戦闘が展開されており、他の前線では「砲火がかなり飛び交っているものの、ウクライナ軍、ロシア軍双方に大きな前進はみられない」という。
2023.03.16
 09:42
毎日新聞

(Yahoo)

ドイツ製戦車レオパルト計150両供与へ 9カ国がウクライナと約束 <2304-031607>
 ウクライナの防衛を協議する関係国会合が15日にオンライン形式で約50ヵ国の国防幹部らが参加して開かれ、スウェーデンが10両のLeopardをノルウェーがNASAMSの提供を表明した。
 オースティン米国防長官が冒頭に、これまでに9ヵ国が150両のLeopard MBをウクライナに供与することを約束したと明らかにした。 9ヵ国の詳細は明らかにしなかった。
2023.03.16
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 15 <2304-031606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月15日の戦況 =
 ウクライナでのロシア軍の作戦ペースは、前週と比較して落ちているようである。 一方、バクムットに対するWagner Gp.の攻撃は最高潮に近づいているようである。
 プーチン大統領は3月15日にモスクワで、シリアのアサド大統領と会談した。
 ロシア軍の攻撃はスヴァトーブの北西で確認されなかったが、スヴァトーブ~クレミンナの線では限定攻撃を実施した。
 ロシア軍はバクムットとその周辺で前進を続け、アウディーイウカ~ドネツク市の線に沿って攻撃した。
 ロシアのミルブロガーは、ウクライナ軍がヘルソン州のカホフカ貯水池全域で攻撃しようとしたと主張した。
 クレムリンは国防省に対し、4月1日から40万人の志願兵を募集するよう命じたと伝えられた。
2023.03.15
 20:20
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ激戦地でロシア側が白リン弾使用か AFP取材班が目撃 <2304-031512>
 バフムートに近いチャシウヤールで14日16:45頃、ロシア軍の陣地の方から無人地帯に向かって2回にわたり白燐弾が発射されるのをAFP取材班が目撃した。 これにより道路の両側の草木が燃え、サッカー場ほどの面積が焼けた。 延焼した土地から約200m先には複数の民家もあった。
 白燐弾は民間人への使用が禁止されている焼夷弾だが、1980年の特定通常兵器使用禁止制限条約 (CCW) では、軍事目標に対する使用は認められている。
2023.03.15
 12:23
CNN

(Yahoo)

オランダ、ウクライナに掃海艇供与へ <2304-031508>
 オロングレン蘭国防相が14日、ウクライナに対して掃海艇2隻
C-UAVレーダ、M3自走浮橋を送ると明らかにした。 オロングレン国防相は掃海艇の供与について、黒海の安全や欧州の安全保障、世界の食料安全保障に寄与すると述べた。
 数日間にわたり、ウクライナのレズニコウ国防相とウクライナ南部のミコライウやオデーサを訪問したオロングレン国防相は、沿岸の防御の強化や海上の安全性の重要性、穀物運搬船の保護について協議を行った。
 また蘭国防省は声明で、ベルギーや他の同盟国と協力して、ウクライナ軍に対して掃海艇の訓練を行う計画の概要を明らかにした。
2023.03.15
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 14 <2304-031503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月14日の戦況 =
 ポーランドのモラヴィエツキ首相が3月14日、ポーランドは4~6週間以内にMiG-29をウクライナに供給できると述べた。
 ウクライナの情報筋は、ロシア軍ウクライナ軍を北部国境地域に拘束するため、国境沿いに防御線を構築し続けていると報告した。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東、スヴァトーブ~クレミンナの線で限定攻撃した。
 ロシア軍はバクムット市内で前進し、アウディーイウカ~ドネツク市の最前線に沿って、そしてドネツク州西部で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、ロシアが占領するザポリージャ州後方地域の要塞化を続けている。
 ウクライナのパルチザンがIED攻撃でノヴァカホフカ占領軍政権の副長官を負傷させた。
2023.03.15
 00:56
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、東部の要衝バフムト防衛継続へ 「戦略的に最重要」 <2304-031501>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が14日にバフムトの攻防戦を巡り軍幹部との会合を開き、防衛を継続することを確認した。  大統領府は声明で、大統領は政府高官や軍司令官らとバフムトの状況について討議したとし、「全員がバフムトの防衛を継続する共通の立場を表明した」とした。
 ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将は、バフムトの防衛は戦線全体の防衛の安定化に向けた鍵になるとし、戦略的に最も重要との考えを示した。
2023.03.14
 12:12
ロイタ通信

(Yahoo)

バフムト周辺でロシア兵1100人超殺害か、「取り返しのつかない損失」とウ大統領 <2304-031411>
 ウクライナ東部バフムトをめぐる攻防が激しさを増していて、Wagnerを中心とするロシア側はバフムトの東側を制圧したが、全体の包囲には至っていない。 ウクライナ軍の現地司令官は13日、バフムトを占拠しようとする敵の試みはすべて撃退したと述べた。
 ロシア側からも激しい戦闘の報告が寄せられていて、Wagner首領のプリゴジン氏は12日に状況は「非常に厳しい」と明かした。
 一方、12日夜に演説したウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア軍に大きな損害が出たとの見方を示した。
2023.03.14
 10:50
CNN

(Yahoo)

ロシア国防省、ワグネルの影響力を削ぐためバフムートを利用か ISW <2304-031409>
 ISWの12日の発表によると、3月7日前後にウクライナ軍がバフムート東部から退却して以降、ロシアの前進ペースは落ちているという。 このためISWは、ロシア国防省はWagnerの戦力を低下させプリゴジン氏の力を弱めるために、バフムートへの攻撃を利用している可能性が高いとの見方を示した。
 ISWはロシア国防省について、Wagneの精鋭部隊と囚人部隊の両方を意図的に消耗させるためにこの機会を利用している可能性が高いと分析し、プリゴジン氏の力を弱め、政権内で影響力拡大を図る同氏の野心をくじく狙いがあると指摘した。
2023.03.14
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 13 <2304-031406>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月13日の戦況 =
 ロシアのミルブロガーは、ロシア軍がバクムットでの攻撃に固執しているため、ウクライナ軍の戦闘能力に関するロシアの情報社会での懸念が高まっているようである。
 ロシア軍は、新編された突撃隊をさまざまな状況下でさまざまな方法で採用していると伝えられている。
 ウクライナのヴェレシュチュク副首相が、ロシアが2,161人のウクライナ人孤児をロシアに不法連行したことを確認した。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトヴェ~クレミンナ線の全面で攻撃を続け、クピャンスクの北東とシヴェルスクの東でわずかに戦果を上げた。
 ロシア軍はバクムット市とその周辺で前進を続けたが、3月13日の時点でバクムット市の迂回包囲できていない
 ウクライナ軍は、ドニプロ河東岸のヘルソン州に対して襲撃を続けている。
2023.03.14
 02:45
ロイタ通信

(Yahoo)

国際刑事裁、ロシア人数人の逮捕状請求へ ウクライナ戦争犯罪=関係筋 <2304-031401>
 国際刑事裁判所 (
ICC) がロシアによるウクライナ侵攻に関連し、ロシア人数人に対する逮捕状を近く請求する可能性があることが13日、複数の関係筋の話で分かった。
 関係筋によると、ウクライナからロシアへの子供の連行のほか、ウクライナの民間インフラを目標とした攻撃に関連して、ICCの検察官が予審判事に対し数人のロシア人に対する逮捕状の発行を承認するよう求める。 ICCが逮捕状を請求する具体的な個人は特定できていないほか、逮捕状請求の時期も不明で、この件に関してICC検察官はコメントを控えている。
2023.03.13
 23:44
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍、ザポリージャ州・メリトポリ一帯で防衛態勢を強化…主要補給路の確保図る <2304-031313>
 ロシア軍がウクライナ南部ザポリージャ州のメリトポリ一帯で、露軍が防衛態勢を強化し、ウクライナ軍の反転攻勢に備える姿勢を鮮明にしている。 補給拠点となっているメリトポリが奪還され、露本土とクリミアが分断される事態を強く警戒しているとみられる。 同州は露軍がメリトポリなど南側の7割を占領し、州都ザポリージャなど北部の3割をウクライナ軍が守っている。
 露側の「州幹部」は9日、露軍の動員兵部隊がザポリージャ州に到着したとSNSに投稿し、態勢強化を強調した。 露軍がメリトポリ北方で、防衛線を延長していることも衛星写真で確認された。 ISWは11日に「露軍が主要な補給路を確保しようとしている」と指摘した。 州幹部は11日にTASS通信に、ウクライナ軍が7万人の兵力を集中させていると語り、ウクライナによる反転攻勢への危機感を示した。
2023.03.13
 14:11
Ukrinform ジョージア首相の非難にウクライナ外務省がコメント 「敵を探す場所を間違えている」 <2304-031308>
 ウクライナ外務省報道官が13日にfacebook上で、ジョージア首相によるあたかもウクライナ政権がジョージアで国家転覆を準備しているかのような批判を強く否定した。
 報道官は、過去数日にジョージア政権がロシアのプロパガンダとほとんと同じ内容で、ウクライナがジョージアで国家転覆を準備しているとか、ロシアとの戦争に引き込もうとしているとか、内戦の扇動のために勢力を送り込んでいるとウクライナを非難したと指摘し、ジョージア首相と同国議会幹部が、ウクライナに対する非友好的な発言を行ったと指摘した。
2023.03.13
 12:18
CNN

(Yahoo)

バフムートへの供給網、依然として「機能」 ウクライナ軍司令官 <2304-031305>
 ウクライナ軍司令官が12日、東部バフムートを出入りするための兵站路は依然として機能していると明らかにした。
 航空偵察部隊司令官によれば、天候による制約はあるものの、現時点では兵站路は機能していて弾薬の供給は難しいものの可能で、負傷者を避難させたり増援を送り込んだりすることもできるとしている。
2023.03.13
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 12 <2304-031304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月12日の戦況 =
 ロシア外務省のザハロワ報道官がは3月12日、ISWが11日に報じたクレムリンの内紛を認めた彼女のコメントは虚偽であり、情報攻撃であると主張した。
 イラン国営メディアが3月11日、イランがロシアからSu-35を購入する契約を締結したと発表した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナの線で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍はバクムットの近くで攻撃作戦を続けたが、都市周辺の迂回、包囲をできていない。 ロシアのミルブロガーは、Wagnerの戦闘員がバクムットの北西11kmのオリホヴォヴァシリフカを一部または全部を占領したと主張したが、プリゴジンはWagnerの戦闘員が集落を確保していないと述べた。
Orikhovo-Vasylivka の位置 Google Map)】
 ロシア軍はアウディーイウカの近くとドネツク市の西郊外に沿って攻撃した。 ロシアのミルブロガーは、ロシア軍がアビウカ北9kmのクラスノホリフカに入ったと主張したが、ISWはこれらの主張の視認していない。
Avdiivka の位置Krasnohorivka の位置 Google Map)】
 ロシアのミルブロガーは3月12日、SPETSNAZ軍の脱走率が高いと主張した。 ロシアのミルブロガーは、SPETSNAZ部隊は完全編成されておらず、過去10年間充分な給与を受け取っていたにもかかわらず、一部のSPETSNAZ司令官が脱走したと主張した。 ISWにはこれらの主張を独自に確認していない。 これらの精鋭部隊から指揮官が脱走した可能性は低いようである。
 英国国防省は3月12日、ロシア東部地域出身軍人のウクライナでの死亡率がモスクワ市出身者の最大40倍で死亡していると報告した。 英国国防省は、カザフ人とタタール人の少数民族がアストラハン州のロシア軍人の死傷者の75%を占めていると報告した。
2023.03.12
 14:26
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ特殊部隊「クラーケン」、ロシア領内の監視塔2ヵ所破壊 <2304-031206>
 ウクライナの志願兵で構成する特殊部隊クラーケン (Kraken Regiment) が11日にSNSを通じ、隣接するロシア西部ブリャンスク州とクルスク州にあるロシアの監視塔を2ヵ所破壊したと発表した。 Krakenは東部ハルキウ州を拠点とする特殊部隊で、ウクライナ国防省の情報総局と連携している。
 Krakenは3月5日にも、ブリャンスク州内の監視塔を自爆型UAVで破壊したと発表していたが、今回はKrakenの対戦車部隊が関与したとし、破壊した監視塔について、露側が国境付近のウクライナ領内を監視していたと説明した。  ウクライナのニュースサイト
Kyiv Independentは、今回の攻撃にはATGM使われたとの見方を示した。
2023.03.12
 10:33
CNN

(Yahoo)

ワグネル社トップが前進を主張 「バフムート市中心まで1.2キロ」 <2304-031205>
 激戦が続くバフムートで11日、Wagnerの首領プリゴジン氏が市役所ビルから1.2kmの場所に立つ自身の動画を投稿し、Wagner部隊はさらに前進していると主張した。 ブリゴジン氏は動画の中で「煙が出ている1.2km先の5階建てビルが市役所だ」と指差し、「ここはウクライナ軍が北から反撃を仕掛けると予想される場所だ。 戦闘員たちがわれわれの側面を固めることが重要だ」と語った。
 ウクライナ東部方面軍報道官は同日、国内TVの取材に対し、バフムート市内では直近24時間以内に20回を超える戦闘があったとし、ロシアの攻撃集団の大半がWagner戦闘員で、ロシア軍の空挺部隊がこれを支援しているとの見方を示した。
 英国防省によると、ロシア側の部隊はすでに市東部の大半を掌握し、中央を流れる川が現在の前線になっている一方、ウクライナ軍は市西部を維持してロシア側部隊の前進を阻止し、ロシア側に多数の死者が出た区域もあるという。
2023.03.12
 07:12
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ陸軍「反攻遠くない」 バフムト防衛で時間稼ぎ <2304-031201>
 ウクライナ陸軍が、シルスキー陸軍司令官が11日にバフムトを防衛するため近く反転攻勢を目指す考えを示唆したと発表した。 兵員を集めて反攻開始まで時間を稼ぐ必要があるが、そう遠くないと述べた。
 ウクライナ軍参謀本部は、バフムトでロシア側が絶え間なく攻撃を続けたがウクライナ軍は多くを撃退したと発表した。 ロシアは全域制圧を目指すドネツク、ルガンスク両州の境界線に向けドネツク州のリマンやアブデーフカ、マリンカ方面に猛攻をかけている。
2023.03.12
 05:30

(15:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 11 <2304-031203>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月11日の戦況 =
 ロシア軍は3月11日にバクムット市内前進が確認されなかった
 ロシア外務省報道官のザハロワが暗黙のうちに、クレムリン内でに内紛があり、クレムリンが情報の統制をできなかったことと、プーチン大統領がこれを修正できないことを認めた
 ウクライナの情報筋は、ウクライナ軍がスヴァトーブに向け前進したと報告している。
Svatove の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はザポリージャ州の要塞を強化し続けている。
2023.03.11
 22:37
Ukrinform ウクライナのロケット弾「ヴィリハM」、反攻時に実戦試験へ <2304-031112>
 ウクライナの長射程ロケット弾Vilkhaは4種類が製造されており、ウクライナ軍の反攻作戦時に実戦での試験が行われることが見込まれている。
 Vilkhaとはウクライナの300mm
MLRで、ソ連製のSmerch MRLを元に国内防衛産業の15社の連携により開発された。 現在、戦場で使用されているVilkhaは射程70km、弾頭重量250kgで、M270 HIMARSが発射するMLRS弾の射程は92kmだが弾頭重量は9kgとVilkhaの1/3である。
 改良型のVilkha-Mは射程110kmで弾頭170kgであるため、すでにHIMARSとMLRSから発射するM30/M31 GMLRS弾を凌駕している。
 更なる改良型Vilkha-M1は弾頭重量が236kgの場合は射程110~120kmで、Vilkha-Mと同じ170kgの弾頭では150kmであるという。
 また射程200kmのVilkha-M2も開発されている。
2023.03.11
 18:31
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナ、独自開発のロケット弾を実戦投入か…米提供「HIMARS」上回る射程110キロ <2304-031109>
 ウクライナ国営通信が9日にウクライナ軍事産業の業界団体幹部の話として、独自に開発した長射程ロケット弾Vilkha-Mをロシアとの戦闘に投入していると報じた。 射程は110kmでHIMARSの80kmを上回る。 更に大規模な反転攻勢に向け、射程150kmと200kmの改良型の開発を急いでいるという。
 Vilkha-Mは、ソ連製の
MRLを基に開発し、高精度の誘導も可能だとしている。 戦闘での初投入は2022年5月で、HIMARSでは届かない露軍施設への攻撃で使用してきたとみられる。 配備数や場所は不明だがアゾフ海沿岸部の攻撃などで使用された可能性が指摘されている。
 ウクライナ側は、大規模反転攻勢に向けて米欧に長射程兵器の支援を求めているが、米政策研究機関「民主主義防衛財団」は先月、米国が支援を表明した射程150kmのGLSDBの供与は今年秋以降になるとの見通しを示した。
2023.03.11
 10:53
共同通信

(Yahoo)

ロシア進軍、破壊広範囲に バフムト「状況悪化」 <2304-031105>
 ウクライナのマリャル国防次官が10日、ロシア軍が攻勢を強めるバフムトについて「状況は悪化している」とSNSで窮状を訴えた。 マリャル次官は「敵は防衛を突破しようとしている」と危機感を示した。
 New York Times紙によると、戦闘による破壊が広範囲に及び、特に町の東側で被害が甚大なことが衛星画像で明らかになった。 Maxar社が公開した衛星画像では集合住宅や橋、工場が破壊された。
2023.03.11
 07:15

(17:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 10 <2304-031102>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月10日の戦況 =
 ロシア軍は、現在の前線から遠く離れた後方地域や戦闘のない地域防御線を構築し続けている。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がスヴァトーブ~クレミンナ線で限定攻撃を行ったと主張した。
 ロシア軍はバクムット市東部を掃討し、アゾム金属加工工場から800m以内のバクムット北西部に前進した。
 ロシア軍はドニプロ河デルタの島々で偵察活動を続けている。
2023.03.10
 22:13
AFP=時事

(Yahoo)

世界最大の航空機破壊めぐり製造企業幹部拘束 ウクライナ保安局 <2304-031018>
 ウクライナ保安局 (SBU) が10日、ロシアによる侵攻開始直後にAn-225 Mriyaが破壊された件に関連して、Antonov社幹部ら2人を拘束したと発表した。
 SBUによると、Antonov社幹部は2022年1~2月に、ウクライナ軍が空港に防御設備を作ることを拒否し、軍関係者の敷地内への立ち入りを拒んだ
 ウクライナ軍の合法的な活動を妨害した罪で有罪になれば、15年以下の禁錮刑が科される可能性がある。
2023.03.10
 15:59
共同通信

(Yahoo)

ウクライナに戦闘機供与へ スロバキアとポーランド <2304-031013>
 スロバキアのナジ国防相が9日、8日のEU国防相会合でポーランドとウクライナにMiG-29を供与する方針で合意したことを明らかにした。 ポーランドのドゥダ大統領はCNN TVの取材で「ポーランドはMiG-29を引き渡す準備ができている」と述べた。
 スロバキアは10機の引き渡しが可能で、ポーランドは約30機を保有しているという。
 ウクライナは既にMiG-29を保有しており、同型機の提供を受ければ運用しやすい。
2023.03.10
 15:24
AP News

(Yahoo)

多種多様なミサイルを発射 露軍ウクライナ攻撃のナゾ <2304-031012>
 バフムートへの今回の攻撃は、高価なミサイルを多用した点で異例であり、ロシアがなぜ今このような数と種類のミサイル攻撃を実施したのかという難しい問題を提起している。
 ウクライナは、発射された81発のミサイルのうち34発を撃墜したと発表したが、通常より低い撃墜率となったのは、今回の攻撃には迎撃不能な3種類の新型ミサイルが使用されたためだという。
 ウクライナが撃ち漏らしたのは、確認されているだけでKh-47M2 Kinzhal極超音速空対地ミサイル6発で、KinzhalはIskanderを航空機から発射できるように改良されたものである。  これに加えて、Kh-22 6発、さらに対地攻撃用に改良されたS-300 SAM 13発がウクライナの迎撃網をかいくぐったとされる。
2023.03.10
 14:41
BBC News

(Yahoo)

ロシアのインフラ攻撃戦略、なぜうまくいっていないのか <2304-031011>
 ウクライナ各地の電力インフラが9日にロシアの組織的な攻撃を受けた。 こうした攻撃はほぼ1ヵ月ぶりで、ここ数週間に電力施設が散発的に狙われることはあったが、2022年10月上旬にインフラへの攻撃が始まって以降で、組織的なインフラ攻撃がない期間としては最長となっていた。 ロシアのインフラ攻撃は散発的になっており、その傾向が顕著になっている。
 西側政府の関係者らは、インフラへの効果的な攻撃に必要な精密誘導兵器、特にミサイルが、ロシア軍で不足していることがうかがえるとしている。 ある政府関係者は今週初め、ロシアはまとまった攻撃のために多数の精密兵器をそろえるのに時間がかかっていると述べた。
2023.03.10
 13:48
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍のミサイル「前例ないほど多様」、地対空など目的外も使用…兵器不足でかきあつめたか <2304-031009>
 ロイタ通信によるとウクライナ空軍報道官は、ロシア軍が9日にウクライナ全土へ1月以降最大規模となるミサイル攻撃を実施したことに関連し、「過去に前例のないほど多様なミサイルを使った」と述べた。 SAMなど目的外の兵器もか掻き集めた状況もうかがわれ、ウクライナ国防省情報総局報道官は、ミサイルの不足が背景にあるとの見方をRBC Ukraine通信に示した。
 発射された81発のうち、Kh-101とKh-222 CMが28発Kalibr CMが20発S-300 SAM が13発で、極超音速ミサイルKinzhal 6発Kh-22Kh-31Kh-59などだった。
2023.03.10
 10:46
BBC News

(Yahoo)

ロシアが極超音速ミサイル使用、ウクライナ各地に大規模攻撃 <2304-031008>
 ウクライナ各地に大規模なミサイル攻撃が続いており、9日には少なくとも9人が死亡したが、ロシア国防省報道官は9日、極超音速ミサイルシステムKinzhal(註:Iskander
ALBM 型と見られている)を含む高精度長距離兵器が、ウクライナの軍事インフラの重要な部分を直撃したと説明した。
 ロシアは侵攻開始直後の数ヵ月を除き、極超音速ミサイルKinzhalを使っていなかったと報じられていた。
2023.03.10
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 9 <2304-031007>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月9日の戦況 =
 ロシア軍はバクムットの北西に進んだ可能性があり、バクムット付近での攻撃速度が上がる可能性がある。
 バクムット東部でのWagner Gp.の攻撃は一時停止したようである。
 ロシア軍はヴーレダール周辺での攻撃を再開する準備をしている可能性があるが、人員と弾薬の補給の継続問題がロシア軍の前進を制限し続ける可能性が高い。
Vuhledarの位置 (Google Map)】
 ロシア軍内で、戦術的な利益がほとんど見られないヴーレダール近郊でのコストのかかる攻撃を進めようとしている可能性がある。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナ線の全面で攻撃を続けている。
 ロシア軍はドネツク市の郊外とヴーレダールの近くで攻撃を続けた。
2023.03.10
 07:12
時事通信

(Yahoo)

ロシア軍に手詰まり感 「バフムト制圧」でも ウクライナ東部 <2304-031003>
 米戦争研究所が、ロシア軍がバフムトの東側を制圧したもようだと指摘し、Wagnerも8日に東側の制圧を宣言した。 ゼレンスキー大統領は7日に「別の都市への侵攻ルートを開きかねない」と完全撤退を否定しているが、仮にバフムトが陥落した場合でも、ロシア軍部隊はさらなる進軍に不十分と見積もられ、手詰まり感が漂う。
 ロシア軍は2月上旬、ドネツク州ウグレダル周辺で防衛線の突破を図ろうとしたが、逆に戦車や装甲車を多数破壊されたとされる。
2023.03.09
 23:48
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ戦争2年間継続可能=リトアニア軍情報部門 <2304-030919>
 リトアニア軍の情報部門トップが9日にビリニュスで記者団に対し、ロシアにはウクライナでの戦争を2年間継続するのに十分な資源があると述べた。
 ロシアがどの程度長く戦争を続けられるかは、イランや北朝鮮などからの支援にも左右されるとしながらも、ロシアが現在持っている戦略的予備力、装備、弾薬、軍備を見れば、現在の勢いで2年間は戦争を継続できると述べた。
2023.03.09
 18:44
BBC News

(Yahoo)

ウクライナ各地に大規模ミサイル攻撃、死傷者も ザポリッジャ原発は電源喪失 <2304-030916>
 ウクライナの広い範囲で9日にロシアによる大規模なミサイル攻撃があり、少なくとも9人が死亡した。 80発以上が撃ち込まれた様子で、北東部ハルキウから南部オデーサ、西部ジトーミルまでの各州に及びキーウへの攻撃も報告されている。
 ロシアが支配する南部のザポリッジャ原子力発電所では電力供給が失われたとみられている。
 ウクライナ軍は、ロシアが81発のミサイルを発射したと発表し、ここ数週間で最大規模の攻撃となった。 一方で、CM 34発と、イラン製Shahed UAV 8機のうちの4機を撃墜したとしている。
2023.03.09
 14:14
日経新聞 ロシアの弾薬自国調達「数カ月で困難に」 米情報機関 <2304-030913>
 米議会上院情報委員会が8日に開いた公聴会に出席したヘインズ国家情報長官が8日、ウクライナ侵攻を続けるロシアが現状の規模で攻撃を続ければ数ヵ月以内に自国で弾薬を調達するのが難しくなるとの認識を示した。
 米欧はロシアへの武器供給を遮断するため、中国を含む第三国が軍事支援に回らないよう圧力を強める。
2023.03.09
 09:45

(19:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 8 <2304-030911>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月8日の戦況 =
 Wagner Gp.首領のプリゴジン氏が3月8日、ロシア軍がバクムット東部全域を占領したと発表した。 しかしロシア軍がバクムットを占領しても、バクムットを突破口とできる可能性は低いままである。
 ドイツとポーランドの当局者は、ドイツとポーランドがLeopard 2 28両を3月にウクライナに納入すると発表した。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で攻撃を続けている。
 ロシア軍は3月8日にバクムット周辺で攻撃を続けたが、市内迂回には成功していない
 ロシア軍はドネツク市郊外に沿って攻撃作戦を続けた。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍が3日連続でドニプロ河デルタ諸島に上陸したと主張した。
2023.03.09
 07:04
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、24時間でロシア兵「100人超死亡」 東部バフムートの戦闘で <2304-030908>
 ウクライナ軍東部方面軍報道官が8日、バフムートでの戦闘で100人を超えるロシア兵過去24時間で死亡したと明らかにした。
 同報道官によると、7日にはバフムート市内とその周辺でロシア軍による砲撃が102回、戦闘攻撃が72回あったが、ロシア軍は前進して戦術的な勝利を収めることができなかったという。
2023.03.09
 06:44
CNN

(Yahoo)

バフムートの陥落「数日内の可能性も」 NATO 事務総長 <2304-030906>
 ストックホルムでEUの国防相会合が開かれるのを前に、ストルテンベルグNATO事務総長が8日、バフムートが今後数日内に陥落する可能性を排除できないと述べた。
 ストルテンベルグ事務総長はさらに、陥落は必ずしもこの戦争の転換点となるわけではないとし、ロシアを過小評価すべきでないことを強調しているだけとの見解を示した。
 Wagner首領のプリゴジン氏は同日にバフムート市の東部を掌握したと主張したが、プリゴジン氏の主張をCNNは確認できていない
2023.03.09
 06:40
ロイタ通信

(Yahoo)

米下院議長、ゼレンスキー氏のウクライナ訪問の招待を辞退= CNN <2304-030905>
 CNNが、マッカーシー米下院議長(共和党)が8日、ウクライナを訪問する計画はないとし、ゼレンスキー大統領からのウクライナへの招待を辞退したと報じた。
 ロシアによるウクライナ侵攻開始以降、米国はウクライナに対し$32B近い支援を実施しているが、共和党議員の一角は追加支援に難色を示しており、マッカーシー下院議長も「白紙の小切手」は切らないという認識を示している。
2023.03.09
 01:13
時事通信

(Yahoo)

共同購入に1400億円活用 対ウクライナ砲弾供与 EU外相提案 <2304-030901>
 ウクライナではロシアによる侵攻長期化の影響で、特に砲弾の枯渇が課題となっているが、ボレルEU外交安全保障上級代表(外相)がストックホルムで開催された国防相会議で8日、ウクライナへの迅速な砲弾供与に向け、軍事や防衛を目的とする基金の€1B(1,400億円)を活用して共同購入を行うことを提案した。
 会議を前にウクライナのレズニコフ国防相は、侵攻を続けるロシアに対抗するため、防空システムのほか「100万発の砲弾が必要だ」として、€4B相当の追加支援を西側諸国に求めた。
2023.03.08 Jane's Defence Weekly Combined arms <2305-030806>
= ウクライナに供与された主要武器に関する5頁の記事 =
・Coalition of the willig
・US follows suit
・Combined arms effect
2023.03.08
 20:08
日経新聞 ポーランド、戦車10両ウクライナに供与 修理拠点も整備 <2304-030814>
 ポーランドのブワシュチャク国防相が7日、Leopald 2 MBT 10両今週中にウクライナに送ると表明した。 ポーランドは計14両の提供を約束しており、2月中に4両がウクライナに到着している。
 ロイタ通信によると、ブワシュチャク国防相は7日の記者会見で、ウクライナに渡した戦車の修理やそれに必要な部品の生産を行う拠点をポーランドに置く方針も明らかにした。
2023.03.08 Jane's Defence Weekly UAE to receive first exports of Norinco AR3 lanunchers <2305-030805>
 2月20~24日に開かれたIDEX展でUAE
NORINCO社からAR3 MRLをAED902M ($245M) で購入することが明らかになった。 NOTINCO社にとってAR3初の輸出契約になる。
 AR3は2個のキャニスタ発射機を搭載でき、それぞれにはFire Dragon 140 INS/衛星誘導300mmミサイル5発か、Fire Dragon 280 370mmミサイル4発を装填できる。
 また射程290km、弾頭重量480kg、CEP=30mのFire Dragon 480 750mm TBMも2発搭載でき、UAEが現在装備している弾頭重量230kgのM57 ATACMSを凌ぐことになる。
2023.03.08
 19:02
共同通信

(Yahoo)

中国、ウクライナに2千万円寄付 <2304-030813>
 中国外務省副報道局長が8日の記者会見で、中国がウクライナにある原子力施設の安全対策のために国際原子力機関 (IAEA) を通じて€200,000(2,900万円)の寄付をすることを決めたと明らかにした。
 毛副局長はロシアによるウクライナ侵攻に関しては「対話を促し、政治的解決を支持する」と、従来の立場を繰り返した。
2023.03.08
 17:47
時事通信

(Yahoo)

ウクライナへの武器輸出反対 「法順守」強調 スイス大統領 <2304-030812>
 スイスのベルセ大統領が7日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対するスイスの武器輸出について、引き続き反対する意向を表明した。
 戦地への武器再輸出を禁じる法律を順守し、ドイツやウクライナなどの要請を改めて拒否した。
2023.03.08
 17:46
時事通信

(Yahoo)

要衝バフムトの「東部制圧」 ロシア側主張、陥落の危機 ウクライナ <2304-030811>
 Wagner首領のプリゴジン氏が8日にTelegramに音声メッセージを投稿し、バフムトの東部を制圧したと主張した。 事実なら、徹底抗戦を訴えるウクライナ側にとって打撃となる。
 プリゴジン氏はこの中で、バフムトを南北に流れる川の東岸をワグネルが完全に支配下に置いたとした。 ショイグ露国防相は7日、バフムト制圧によりウクライナ軍の防衛ラインからより深い位置での作戦が可能になると述べ、攻略の重要性を改めて強調していた。
2023.03.08
 17:22
ロイタ通信

(Yahoo)

ポーランドの対ウクライナ武器輸出、部品生産国の韓国が承認 <2304-030810>
 韓国防衛事業庁の幹部が8日、ポーランドが2022年に韓国製部品を使用したKrab
SPHをウクライナに供与したことについて、韓国政府が輸出を許可したことを初めて認めた。 韓国政府はこれまで、輸出を正式に許可したかどうかコメントを控えていた。
 Krav SPHは、韓国製K-9自走砲の車台に英BAE Systems社製砲塔、仏Nexterネクス社製155mm砲、ポーランドの射撃統制装置を組み合わせてポーランド企業が製造した。 ポーランドはロシアのウクライナ侵攻を受けて2022年5月に18両のクラブをウクライナに供与している。
2023.03.08
 15:31
Ukrinform 2022年中に EU からウクライナへの帰国者数は1100万人=欧州委員 <2304-030809>
 EUで内務を担当するヨハンソン欧州委員が、2022年、ウクライナからEUへ入国したウクライナ国民は1,600万人で、その内1,100万人がウクライナへ戻り、他の100万人がさらに他の国へ移動し他結果、400万人が難民としてEU内に留まっていると述べた。
2023.03.08
 11:44
BBC News

(Yahoo)

ウクライナ東部バフムート、ロシアの死傷者は最大3万人=西側当局 <2304-030806>
 西側の複数当局者が、ウクライナ東部の前線となっているバフムート市で、2022年夏に戦闘が始まって以降、2万~3万人のロシア兵が死傷しているとの見解を示した。
 この戦闘の規模と、同市の戦略的価値とは全く釣り合いが取れていないとしている。
2023.03.08
 10:15

(20:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 7 <2304-030805>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月7日の戦況 =
 ロシア軍は、ウクライナ軍が3月7日にバクムト東部から統制とれた撤退をしたため、バクムトカ川東岸のバクムット市東部を占領した可能性がある。
 ゼレンスキー大統領は3月7日に、ロシア軍はドンバスの主要都市を占領する経路を啓開したと述べたが、ISWはロシア軍はバクムットの占領を利用して戦果を拡張する能力を欠いており、バクムットの占領が頂点になる可能性が高いと分析している。
 ロシア軍はバクムットを超えて前進するために必要な機械化部隊を欠いている可能性が高く、バクムット攻撃に投入された突撃隊は機動戦を行うことができない可能性が高い。
 ロシアの独立世論調査機関Levada Centreは、戦争への明白な支持ではないにしても、ロシア人は動員回避のために国を去った者に対しの51%がて否定的に感じているという世論調査結果を発表した。
 ヘッカー米空軍大将が3月6日、米国がウクライナにJDAM-ER誘導爆弾キットを提供したことを確認した。
 ロシア軍は、クピャンスク~スヴァトーヴェ~クレミンナ線で限定攻撃を実施した。
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市線に沿って地上攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がドニプロ河を越えてヘルソン州で作戦を行おうとしていると主張した。
2023.03.08
 09:41
CNN

(Yahoo)

ゼレンスキー氏が警鐘、ロシアがバフムート掌握なら東部でさらに進軍 撤退否定 <2304-030804>
 ウクライナのゼレンスキー大統領がCNNの単独取材に応じ、ロシア軍がバフムートを掌握すればウクライナ東部の主要都市の制圧につながる「開けた道」を手にすることになると警告し、包囲されたバフムートにウクライナ軍をとどまらせた自身の判断を擁護した。
 ロシアの数週間に及ぶ攻撃を受け、バフムートは陥落寸前の状態にあるが、ウクライナ軍幹部はバフムートの防衛を続ける方針で一致していると強調した。
2023.03.07
 12:45

(22:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 6 <2304-030708>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月6日の戦況 =
 捕獲したロシア軍の教程では、ロシア軍は市街戦で新編成の突撃隊を投入すると伝えられている。
 ロシア軍は、精密ミサイルの不足が続く中、新型の誘導爆弾を使用した。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナの近くで攻撃を続けている。
 ロシア軍はバクムットで占領地域を拡大したが、まだ市街地を包囲したりウクライナ軍を撤退させていない
 ロシア軍はアウディーイウカの近くとドネツク市の西で攻撃を続けた。
Avdiivka の位置 (Google Map)】
 ロシア軍は、ヘルソン州のドニプロ河デルタでの火力統制を維持するのに苦労している。
 ロシアの軍司令部は、ウクライナでの戦闘がますます接近戦になっているにもかかわらず、それに対応する装備を行っていない
2023.03.07
 09:55
CNN

(Yahoo)

ウクライナ、ロシア領内の監視塔を破壊 軍が発表 <2304-030706>
 ウクライナ軍が6日、ウクライナと国境を接するロシア西部ブリャンスク州監視塔をUAVで破壊したと明らかにした。 ウクライナ軍がこうした攻撃を認めるのは異例である。
 ウクライナ国防省情報総局の部隊KrakenがTelegramへの投稿で、Kraken特殊部隊の偵察要員が、自爆型UAVを使ってブリャンスク州にある自律型監視塔を破壊したと述べた。
2023.03.07
 07:21
CNN

(Yahoo)

バフムートでの兵士死亡数、ロシアがウクライナの5倍か NATO 推計 <2304-030705>
 当局者がCNNに、NATOの情報部門の推計によればウクライナ東部バフムートの戦闘で死亡した兵士の数は、ロシア兵はウクライナ兵の少なくとも5倍に上ることを明らかにした。
 匿名を求めた当局者は、5:1という数字はあくまで諜報に基づいた推計だとしている。
2023.03.07
 07:14
CNN

(Yahoo)

バフムート防衛、ウクライナにとって「大きな戦略的成功」 政府高官 <2304-030704>
 ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問が7日までに、東部ドネツク州バフムートの防衛で目標を達成したと述べ、ウクライナ軍にとって大きな戦略的成功だとの認識を示した。
 そのうえでポドリャク顧問は、たとえどこかの時点で軍指導部がより有利な位置まで撤退する決定を下すとしても、ウクライナ軍にとってバフムート防衛は、将来の勝利の基礎となる大きな戦略的成功になるとの認識を示した。 ただ、まだ撤退が決まったわけではないと注意を促し、軍指導部はバフムート防衛を続ける考えで一致していると説明した。
2023.03.07
 00:27
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍トップ、バフムト防衛継続を支持=ゼレンスキー氏 <2304-030701>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が6日、東部ドネツク州の激戦地バフムトを巡る協議で、軍が防衛継続を支持したと明らかにした。
 大統領府はこれに先立ち、ゼレンスキー大統領がバフムトの状況について上級指揮官と協議し、ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将と陸軍司令官のシルスキー大将が「防衛作戦の継続、およびバフムトでのウクライナ軍の強化に賛成した」と明らかにしていた。
 ゼレンスキー氏は恒例の夜の演説で「両司令官は撤退ではなく防衛強化を支持した」とし、バフムトで戦うウクライナ軍の支援を指示したと明らかにした。
2023.03.06
 11:43
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、ワグネルとの接触拒否か バフムト撤退なら戦線崩壊も <2304-030604>
 Wagner首領のプリゴジン氏が5日、ロシア軍司令官に弾薬の補給が早急に必要だとする書簡を送ったが、6日08:00にはWagnerの代表が司令部への入館許可を取り消され、出入りを拒否されたという。
 Wagner首領のプリゴジン氏は5日に公開された動画で、Wagnerがバフムトからの後退を余儀なくされれば戦線全体が崩壊すると警告した。
 ロイタは動画の撮影場所や時期について独自に確認できていない。
2023.03.06
 10:25

(20:25 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 5 <2304-030602>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月5日の戦況 =
 ウクライナ空軍司令部とウクライナの報道機関Defense Expressが、ロシア軍がUPAB-1500V爆弾を使用し始めたと報告した。
 ロシア軍はクレミンナの北西と南に限定攻撃を続けた。
 ロシア軍はアウディーイウカの近くとドネツク市の西郊外を攻撃した。 ロシアの情報筋は、ロシア軍がドネツク市の北西8kmにあるペルボマイスケに前進したと主張した。
 ウクライナの参謀本部が、ロシア軍がザポリージャとヘルソン方面で攻撃へ移行しようとしていると報告しているが、 ISWはロシア軍がザポリージャ州やヘルソン州で本格的な攻撃を開始しようとをしているという兆候を察知していない
 ウクライナのリトビノワ副検事総長は、ロシアが16,000人の子供を国外に連行したが、そのうち307人がウクライナに戻ったと報告した。
 ウクライナのゼレンスカ大統領夫人は、ウクライナの検察官がロシア軍がウクライナ市民に対して犯した性的暴行の171件を調査していると報告した。
【註】
 UPAB-1500Vは1.5tの滑空爆弾で1,010kgの侵徹弾頭を搭載し、INS及び衛星誘導で40km飛翔する。
 2019年のMAKS展で初めて公表された。
2023.03.06
 00:01
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍が東部ハルキウ州に再進軍か、産婦人科病院に砲撃…住民が強制退避を開始 <2304-030601>
 ウクライナ東部のハルキウ州知事が5日、同州東端のクピャンスクで4日深夜から5日朝にかけて、ロシア軍による住宅などを狙った激しい砲撃があり、住民1人が死亡したと発表した。
 クピャンスクでは露軍の砲撃が激化し、一部住民の強制退避が始まっている。 露軍は、2022年に撤退したハルキウ州への再侵攻を狙っているとみられる。
Kupyansk の位置 (Google Map)】
2023.03.05
 14:22
AFP=時事

(Yahoo)

独防衛大手、ウクライナで戦車製造を検討 2か月以内に決定 <2304-030508>
 Rheinmetall社最高経営責任者 (CEO) のパッパーガー氏が4日に公開されるRheinische Post紙が取材した記事で、ウクライナ国内に戦車工場を建設する協議を進めていて、2か月以内に決定される見通しであることを明らかにした。
 パッパーガーCEOによると、€200Mを投じて年間最大400両の戦車を生産する計画で、建設予定地は防空システムでロシアの攻撃から守られている場所になるという。  ウクライナは、戦車600~800両が早急に必要だとしている。
 パッパーガーCEOによれば、Rheinmetall社は現在、主にチェコとスロバキア向けでロシア製との入れ替え用およびウクライナ向けとなる250両近くの戦車の生産に着手している。
2023.03.05
 12:28
Ukrinform 英国はウクライナに当初発表の2倍の主力戦車を提供する=駐英ウクライナ大使 <2304-030507>
 ウクライナのプリスタイコ駐英大使が、ゼレンシキー宇大統領が英国を訪問した際に、英国がウクライナに14両提供するChallenger 2 MBTの数を、当初発表の2倍にすることで合意に至ったと述べた。
2023.03.05
 10:24
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、バフムト放棄観測を否定 「郊外で戦闘中」 <2304-030505>
 ウクライナ軍東部方面軍報道官が5日までにCNN TVに、半年間以上にわたって激戦が続いてきた東部ドネツク州バフムト市の戦況について「戦闘の中心はより郊外に移っているが、市はウクライナ軍の支配下にある」と述べ、ウクライナ軍が近く同市を放棄するとの観測を否定した。
バフムトをめぐっては、Wagner首領のプリゴジン氏が3日、「実質的に包囲した」と主張し、ウクライナ政府高官は最近、「ウクライナ軍が戦略的撤退を決定する可能性がある」と述べていた。
 ロイタ通信は4日までに、ウクライナ軍のUAV部隊の指揮官が、バフムト市からの「即時撤退を命じられた」と述べる動画をSNSに投稿したと報じている。
2023.03.05
 09:33
毎日新聞

(Yahoo)

ウクライナ東部バフムト ロシアが包囲網狭める 防御脆弱に 英分析 <2304-030504>
 英国防省が4日、ドネツク州の要衝バフムトで包囲網を狭めるロシアに対し、ウクライナ軍の防御が脆弱な状態にあるとの分析結果を公表した。
 同省によると、ロシアは正規軍とWagnerがバフムト北郊で前進し、市内の一部と周辺でウクライナ軍との激しい戦闘が続いている。 ウクライナ軍は精鋭部隊を増強するなどしているが、ロシアによる3方向からの攻勢に対し、防御が手薄になっているという。 また、ウクライナ軍の主要な補給路を含む二つの橋が破壊されたことで、補給能力も低下しているという。
 ロイタ通信によると、ウクライナ軍幹部はfacebookに4日、ロシアがバフムト包囲を試みたが失敗したと投稿したが、ウクライナ側にとって戦況は厳しくなりつつあるとみられる。
2023.03.05
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 4 <2304-030502>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月4日の戦況 =
 ロシア軍は、バクムットの特定の地域に対して迂回作戦を行うのに十分な位置的優位性を確保したようだが、ウクライナ軍をまだ撤退させておらず、すぐに同市を包囲することはできない可能性がある。
 迂回作戦の目的は、敵に準備された防御陣地を放棄させることであり包囲の目的とは異なる。 ロシア軍はバクムットでウクライナ軍を包囲するつもりだったようだが、ウクライナ軍司令部は包囲される危険を冒すのではなく、撤退する可能性が高い。
 ショイグ露国防相は、ドネツク州西部で東部軍管区司令官のムラドフ上級大将と会談し、ヴーレダール周辺のロシアの損害の程度と、この方向へのさらなる攻撃の可能性を分析した可能性がある。
Vuhledarの位置 (Google Map)】
 中国政府ロシアが武器販売協議を公表したことについてクレムリンに腹を立てていると伝えられている。
 カルタパロフ露下院防衛委員長がロシア企業に対し、UAV攻撃を避けるため独自の防空システムを購入するよう奨励した。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナ線で攻撃を行っている。
 ロシア軍はバクムットを包囲、ドネツク州で攻撃を行うための努力を続けた。
 ウクライナの情報筋は、ロシア軍がウクライナ南部での攻撃を準備していると報告し続けている。
2023.03.04
 17:36
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナ軍、激戦地バフムートで「厳しい圧力下にある」 英国分析 <2304-030407>
 英国防省が4日にバフムートの攻防で、ウクライナ軍が戦闘の激化に伴って厳しい圧力下にある」とする分析を公表した。
 同省によると、ロシア側はバフムートの北郊で前進し、ウクライナ軍は3方面から攻撃に晒されているため精鋭部隊を投入して増援を図っているが、バフムートへの補給路は次第に狭まりつつあるという。
2023.03.04
 12:27
Ukrinform ウクライナ西部リヴィウで国際司法会議開催 ロシアの戦争犯罪・侵略犯罪追及を確認 <2304-030406>
 ウクライナ西部のリヴィウで3日、国際司法会議「正義のための団結」が開催され、ゼレンシキー大統領、カーン国際刑事裁判所 (
ICC) 主任検察官各国の検事総長が出席した。
2023.03.04
 10:35
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、引き続き東部バフムートの包囲を試みる ウクライナ軍 <2304-030405>
 ウクライナ軍参謀本部が2日夜の戦況報告で、ロシア軍が引き続き東部ドネツク州バフムートの包囲を試みているとした。
 参謀本部は「特にバフムート北郊に位置する集落バシウキウカデュボボ・バシリウカ、バフムート近郊で、我々の守備隊が攻撃を多数撃退した」と述べた。
Berkhivka州の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はバフムート北郊のリマンや、ドネツク州の他の町に対しても砲撃を仕掛けたという。 ハルキウ州クピャンスクの近郊、ルハンスク州クレミン、同州ビロホリウカでも攻撃が報告された。
 南部ザポリージャ州とヘルソン州では「ロシアは守勢に回っており、攻勢再開に向け陣地の改善を図って」いる状況で、ロシアは15の集落に対して砲撃を実施し、民間人の死傷者が出ているという。
 一方、ウクライナ軍もこの24時間で、敵の人員や装備品に対する攻撃を実施した。 参謀本部は「我々の守備隊が敵のSu-34とZALA UAVを撃墜した」と述べ、ロシアの戦闘機とUAVを1機ずつ撃墜したとするウクライナ空軍の先の主張を確認したが、CNNはこの主張について独自に確認できていない
2023.03.04
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 3 <2304-030403>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月3日の戦況 =
 ロシア軍はドネツク州で攻撃を続け、ウクライナ軍はバクムットの少なくとも一部からの撤退の準備をしているように見える。
 ロシアは、ブリャンスク州での3月2日の状況について情報を統制し続けており、何が起きたかを明らかにできない。
 プーチン大統領は、ブリャンスク州から報告された状況について、ロシア安全保障理事会との緊急会議で取り上げなかった。
Bryansk州の位置 (Google Map)】
2023.03.04
 04:57
ロイタ通信

(Yahoo)

米、対ウクライナ追加軍事支援を発表 4億ドル <2304-030402>
 米国が3日、ウクライナに対する$400Mの新たな軍事支援を発表した。 ブリンケン国務長官によると、今回の軍事支援は緊急時大統領在庫引き出し権 (
PDA) によるもので、HIMARS、榴弾砲、Bladrey IFV用の弾薬戦車橋などが含まれている。 春の攻勢に備えた備蓄拡大を目的とした弾薬が中心だが戦車橋が含まれるのは初めてである。
 英王立防衛安全保障研究所 (RUSI) のワトリング上席研究員は、戦車橋は攻撃的な作戦にのみ極めて重要になるとし、ウクライナが自国の領土を引き続き奪還できるように米国が準備していることを示すと述べた。
2023.03.03
 17:34
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ・バフムト、ロシア軍が実質的に包囲=ワグネルトップ <2304-030312>
 Wagner首領のプリゴジン氏が3日に公開された動画で、ウクライナ軍のバフムトへのアクセスは1本の道路だけになり、バフムトはロシア軍によって実質的に包囲されていると述べ、ゼレンスキー大統領に撤退を命じるよう促した。
2023.03.03
 11:29
AP News

(Yahoo)

鹵獲戦車で侵入ロシア軍砲撃 ウクライナ領土防衛隊が撃退 <2304-030309>
 初めて編成された1年前には兵器らしい兵器は何もなかったウクライナ軍第127独立領土防衛旅団第225大隊が3月2日、ウクライナ北東部ハルキウ州でウクライナ軍陣地を砲撃していたロシア軍迫撃砲小隊を攻撃した。 この攻撃でロシア兵4人が死亡、3人が負傷した。
 第225大隊は航空偵察部隊から、装甲車でウクライナ領内に侵入した約30名のロシア兵がウクライナ軍陣地を砲撃しているという情報を入手したため、ロシア軍から鹵獲したT-64 MBTでロシア軍小隊を砲撃し撃退した。
2023.03.03
 09:32
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、バフムートで攻勢継続 ウクライナは撃退試みる <2304-030308>
 ウクライナ軍参謀本部が2日夕の戦況報告でし、バフムート一帯でロシア軍の攻勢が続いていると明らかにし、ウクライナ軍はバフムート近郊やドネツク州の周辺地域で攻撃の撃退を試みているという。  参謀本部によると、この24時間にロシア軍はザポリージャやバフムートの西5kmに位置するチャシフヤールにロケット攻撃を実施した。
2023.03.03
 09:20
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ側、バフムトの西方に新たな防衛線設置か ロシアが攻勢強める <2304-030307>
 ウクライナ軍参謀本部が2日、ロシア軍はバフムトに向けて前進を続けていると述べた。 ロシア軍の進撃を恐れ、付近の村々から住民の避難が続いている。
 こうしたなか、バフムトの西にあるチャシフヤールでは、重機を使って新たな塹壕を掘る様子が見られた。 新たな防衛線の一部とみられる。
Chasiv Yar (Google Map)】
2023.03.03
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 2 <2304-030306>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月2日の戦況 =
 クレムリンは、3月2日にロシアのブリャンスク州で国境侵攻を行ったとしてウクライナを非難したが、ウクライナ当局はこれを否定した。
 ショルツ独首相が3月2日、ドイツはウクライナに安全保障を提供することについて同盟国と交渉していると述べたが、提案された保証の詳細については明らかにしなかった。
 ロシア当局は、長年ロシアの勢力圏にしてきたセルビアでの影響力が喪失していることを懸念しているようである。
 ロシア軍は、クピャンスクの北東での限定攻撃とクレミンナ周辺の攻撃を続けている。
 ロシア軍は、バクムット周辺、ドネツク市の西部郊外、およびドネツク州西部で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、バクムットを南西からも包囲するのを一時止め、代わって北東部の攻撃に集中してウクライナ軍に市街地からの撤退を促している可能性がある。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がクリミアで2機のウクライナのUAVを撃墜したとした。
2023.03.03
 07:06
CNN

(Yahoo)

ワグネルの兵士、バフムート市内に進軍か トップが動画公開 <2304-030304>
 Wagnerの首領プリゴジン氏が2日、Wagnerの兵士がバフムート市内にいるところをとらえたものだとする動画を公開した。
 CNNがバフムート東部で撮影されたものだと確認した動画には、戦闘服姿の兵士らが大きく損壊した建物の屋上でWagnerの旗を掲げている様子が映っている。
2023.03.02
 20:37
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、バフムート市内で前進 陥落近づくか <2304-030218>
 ウクライナ軍や米シンクタンクの分析によると、ロシア軍がウクライナ東部の激戦地バフムートの市内で前進している。
 ウクライナ軍参謀本部は2日、「バフムートの方向に敵が進軍している」と発表し、ロシア軍が同市郊外でなく市内に存在することを示唆した。 ISWはロシア軍が「バフムート市内を進み、市周辺で地上攻撃を続けている」と述べている。
2023.03.02
 20:05
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、バフムートで「猛烈に抗戦」 ワグネルのトップが認める <2304-030216>
 Wagnerの首領プリゴジン氏が1日夜にCNNの番組で再生されたTelegramの音声メッセージの中で、東部の要衝バフムートウクライナ軍は猛烈な戦闘を繰り広げていることを明らかにした。
 プリゴジン首領は、ウクライナ軍は予備役をバフムートに追加投入し、全力を挙げてこれを保持しようと数万人のウクライナ兵が猛烈に攻撃を退けていて、殺される人間は日々増えていると述べた。
2023.03.02
 19:29
ロイタ通信 ウクライナ破壊工作グループがロシアに侵入、交戦中=通信社 <2304-030215>
 ロシア国営タス通信が治安当局者の話として2日、ウクライナと国境を接するブリャンスク州でウクライナの破壊工作グループが二つの村に潜入し、国境から1km足らずのLubechanye村の商店で人質を取り、ロシア軍と交戦していると報じた。
Bryansk州の位置 (Google Map)】
 これに先立ちブリャンスク州のボゴマズ知事はTelegramに、ウクライナの破壊工作偵察グループがLubechanyeに侵入し、自動車に発砲した結果住民1人が死亡したと投稿した。 またウクライナ軍がUAVによる攻撃を行い、国境付近の別の地域を砲撃したと指摘した。
2023.03.02
 19:10
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシアの戦死者は最大7万人、第2次大戦後のロシア・ソ連の全作戦の死者数超える <2304-030214>
 米政策研究機関の
CSISが2月27日に発表した分析で、ウクライナに侵略しているロシアの正規軍兵士や戦闘員らの死者数が最大7万名で、ソ連が第2次世界大戦後に関わった全ての軍事作戦の合計戦死者数を超えたとする推計を明らかにした。
 CSISが朝鮮戦争からウクライナ侵略まで、ソ連とロシアによる17の軍事行動での露側の戦死者数を比較したところ、ウクライナ侵略開始までの戦死者数は49,300名だった。
 ウクライナ侵略での戦死者数は、Wagnerの戦闘員や親露軍側のウクライナ兵も含め6万~7万名と見積もった。
2023.03.02
 11:42
Ukreinform スロバキア、ウクライナへのソ連製戦闘機10機提供を検討=報道 <2304-030208>
 AP通信がスロバキアのナド国防相の発言として、スロバキア政府がウクライナにMiG-29 10機提供することを検討していると報じた。 最終決定は数日、あるいは数週間以内に下されることが見込まれているという。 ゼレンシキー大統領は、2月のブリュッセルでのEU首脳会談時にスロバキアのヘゲル大統領に直接要請していた。
 スロバキアが同意した場合、同国はNATOで初めてこの要請に応じる国となる。
2023.03.02
 11:22
讀賣新聞

(Yahoo)

ドネツク州戦車戦、ロシア軍が「130両損失」…ウクライナ外相「冬のテロに打ち勝った」 <2304-030207>
 New York Times紙が1日、ウクライナ東部ドネツク州ウフレダルでの戦闘で、ロシア軍が少なくとも130両の戦車や装甲車を失ったとみられると報じた。 露軍は同州の要衝バフムトで攻勢を強めているとみられる一方で、戦闘で多大な損失を被っている可能性がある。 州都ドネツク南西のウフレダルは、露本土と南部クリミアを結ぶ露軍の主要な補給路の北側に位置しており、露軍が攻略を本格化させていた。
Vuhledarの位置 (Google Map)】
 同紙によると、その周辺の平原で約3週間にわたって戦車戦が繰り広げられ、ウクライナ軍は隊列を組んで進む露軍戦車を待ち伏せて、Javellin ATGMなどで大きな打撃を与えたという。 同紙は、ロシア軍は侵攻初期に数百両の戦車を失ったのと同じ過ちを犯したと指摘した。
2023.03.02
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, March 1 <2304-030205>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年3月1日の戦況 =
 Politicoが、セルビアのヴチッチ大統領ロシアとの緊密な関係を再考しているようであり、Wagner Gp.がセルビアで行っている募集と政府転覆転覆の取り組みに拍車をかけていると報告した。
 ロシア軍はベルゴロド州で国境の陣地を強化している。
Belgorod州の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はバクムット市内で前進し、バクムット周辺とアウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を続けている。
 ロシア軍はクピャンスク~スヴァトベ~クレミンナの線で攻撃を続けた。
 ロシア軍はウクライナ南部で防御を続けている。
2023.03.02
 07:09
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、バフムート撤退の決定は下していない 報道官 <2304-030204>
 ウクライナ軍東部方面軍報道官が1日にCNNの取材に対し、東部のバフムートから撤退する決定は下していないと明らかにした。
 報道官は、「領土維持の必要性よりも人員や作戦状況への脅威の方が大きいことが分かれば、我々はそれ兵員の撤退を行うが、パニックにならず組織的な形で実施する」と述べた。 さらに「この状況で撤退の必要性があるかどうかを判断するのは司令部だけで、その後、参謀会議で関連する決定が下される」と説明したうえで、「今のところそうした決定は下されていない」とした。
 ロシア軍はバフムートに激しい攻撃を仕掛けているものの、ウクライナの当局者は2月28日に同市が包囲されていないことを明らかにしていた。
2023.03.02
 06:58
CNN

(Yahoo)

クリミアへの大規模ドローン攻撃を防衛 ロシア国防省 <2304-030203>
 ロシア国防省が1日、UAVを使ったウクライナのクリミアへの大規模な攻撃ロシア軍が防いだと声明で明らかにした。
 声明には「ウクライナのUAV 6機が防空システムにより撃墜された。 これとは別の4機が電子戦で活動不能になった」とある。
 露国防省は2月28日に、ロシア南部クラスノダール地方とアドイゲヤ共和国への攻撃を試みたウクライナのUAVを電子戦システムが制圧したと発表し、モスクワ州当局は、ウクライナのUAV 1機が同州コロムナの近郊に墜落したと主張したが、UAV画像の撮影場所は特定されていない。
2023.03.01
 15:10
共同通信

(Yahoo)

東部要衝バフムト、戦略的撤退も ウクライナ高官、米CNNに <2304-030113>
 ウクライナのロドニャンスキー大統領顧問がCNN TVの取材で2月28日、東部ドネツク州の要衝バフムトの戦況について「ウクライナ軍は必要になれば戦略的に撤退する。 無為に兵士を犠牲にできない」と述べた。
 一方で、政策担当のカール米国防次官は同日、短期的に戦況は大きく動かないとの見通しを示した。
2023.03.01
 11:34
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍兵士4000人超、米国や同盟国で訓練 <2304-030111>
 米軍幹部が米下院の軍事委員会で、米国や同盟国で訓練を受けているウクライナ軍兵士は4,000名余りに上ることを明らかにした。
 それによれば、部隊単位の訓練は欧州全域で行われており、オクラホマ州Ft. Sillで行われているPatriotの訓練は間もなく終了し、ウクライナ軍にとって最初のPatriot部隊の訓練がもうすぐ完了するとした。 Patriotの訓練が終了する可能性のある時期について国防総省が明言するのは初めてである。
【註】
 オクラホマ州Ft. Sillには陸軍野戦砲兵学校と、テキサス州Ft. Blissから移駐してきた陸軍防空砲兵学校がある。 また防空砲兵学校を支援する3個大隊からなる第31防空砲兵旅団も駐屯している。
2023.03.01
 10:01
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍がバフムトの包囲強める、ウクライナ軍は徹底抗戦「われわれはあきらめない」 <2304-030110>
 ウクライナ東部のバフムト掌握を切望するロシア軍が28日、数週間にわたって続けてきた包囲作戦をさらに強化していがウクライナ軍は徹底抗戦の構えである。 ウクライナ軍によると、ロシア側はバフムト周辺の集落を砲撃し、かつて人口7万人だった同市は、数ヵ月にわたる激しい戦闘の末、廃墟の町と化している。
 同市周辺ではロシア軍とWagner軍が、ウクライナ軍の補給線を断ち、降伏あるいは撤退させようとしている。 バフムトを占拠すれば、ロシアにとって半年超ぶりの大きな戦果となり、ロシアが一方的に併合を宣言した4地域の1つであるドネツク地方の、未占領都市奪取への道が開かれることとなる。
 バフムト市が危機に瀕する一方、米国防総省高官は28日、ロシア軍が短期的に占領地を大きく拡大することはないとの見通しを示した。
2023.03.01
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ軍、不揃いの供与戦車で「混成大隊」編成 <2304-030108>
 クリスターソン瑞首相が先週、ウクライナへのLeopard 2 MBTの供与を決めた他国に追随し、スウェーデンもLeopardファミリーに加わると発表した。
 スウェーデンが供与する10両は、ドイツとポルトガルが供与する戦車と同じ部隊に配備される予定で、ドイツ国防省はこれを「混成ウクライナ大隊」と呼んでいる。
 ウクライナ軍が異なる種類の戦車を同じ大隊に配備しなければならないのは、欧米からまとまった数の戦車を調達できていないことがある。
 ドイツが18両ポルトガルが3両供与するLeopard 2A6は、強力な55口径120mmの滑腔砲を搭載している一方、スウェーデンが供与するStridsvagn(Strv)122Leopard 2A5の派生型で44口径120mmの滑腔砲を搭載している。 Strv122は世界トップクラスの戦車ではあるもののLeopard 2A6より砲の射程が短く、効果的な砲撃には敵にかなり近づかなければならない。
2023.03.01
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 28 <2304-030107>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月28日の戦況 =
 ロシアは、戦場での具体的な戦果が得られていないことから目をそらし、予想されるウクライナの反撃に先立って西側の戦車などの援助提供を遅らせるために、偽旗情報作戦を拡大しているようである。
 政策担当のカール米国国防次官が、米国はロシア軍がウクライナで核兵器を使用する兆候を掌握していないと述べた。
 ロシア軍はスヴァトーブとクレミンナの近くで限定攻撃を行い、クレミンナの北では僅かに前進をした可能性があるす。
 ロシア軍はバクムット北部で戦果を上げ、バクムット周辺とアウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を続けている。
 ゼレンスキー大統領は、ウクライナの子供たちの強制連行に関与した109人のロシア人を処罰するウクライナ国家安全保障防衛評議会の決定を制定した。
2023.03.01
 08:21
CNN

(Yahoo)

ロシア軍がバフムートに激しい攻撃、包囲には至らず ウクライナ軍 <2304-030106>
 ウクライナ軍の指揮官など2月28日、ロシア軍が東部バフムートに激しい攻撃を加えているものの、掌握には至っていないとの認識を示した。
 ウクライナ軍第28旅団旅団長のマドヤル大佐がTelegramで、ここ24時間ロシア軍は持てる力を全て駆使して砲撃を行っているが、地上戦では成功を収めておらず、空からの攻撃でそれを補っている状況だと述べた。
 マドヤル大佐はまた、他のウクライナの情報筋と同様、バフムートは包囲されていないとの見方を示しし、バフムートに入る道路は依然として危険な状況で、敵の射撃統制下には入っていないものの、攻撃にさらされたり、被弾したりする可能性があると述べた。
 ウクライナ軍第10独立山岳強襲旅団の報道官はウクライナTVの取材に、ロシアの部隊は最大20名からなり、ウクライナの陣地を突破しようと試みているが、「我々は全ての攻撃を撃退している」と述べた。
 ウクライナ軍参謀本部は2月28日の戦況報告で、バフムート北郊と西郊の複数の集落で攻撃を撃退したことを明らかにした。
2023.03.01
 02:51
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、短期的に大きな戦果挙げられず 前線膠着=米国防省当局者 <2304-030102>
 政策担当のカール米国防次官が下院公聴会で28日、「今後数週間から数ヵ月の間に小規模な動きが見られる可能性はあるが、ロシア軍がウクライナを席巻し大きな領土を獲得できると示唆するものは何もない」と述べ、ロシア軍が短期的に大きく占領地を拡大できるとは予想していないと述べた。
 またウクライナが供与を要請しているF-16については、 既存の機体の納入でも1年半から2年新造の機体ではさらに数ヵ月かかるとし、戦闘機について「ウクライナは有優先事項としているが、上位3位の優先事項とはしていない」と述べた。
 バイデン大統領はウクライナに対する戦闘機供与を現時点では否定している。
2023.03.01
 00:01
ロイタ通信

(Yahoo)

モスクワ南東で無人機墜落、被害なし 知事「民間施設標的」と主張 <2304-030101>
 ロシアモスクワ州のボロビヨフ知事が28日、モスクワ市中心部から110kmのコロムナ近郊の天然ガス施設付近にUAVが墜落したと発表した。 「民間インフラ施設」が狙われたと主張し、連邦保安局 (FSB) が対応しているとしたが、被害はなく住民への危険もないという。
 これに先立ち、ロシア国防省は、ウクライナ軍が南部クラスノダール地方とアドイゲヤ共和国の民間インフラ施設に向け攻撃用UAVを発射したが、
C-UAVシステムにより2機とも制御不能となり、1機は野原に墜落し、もう1機も経路を外れ目標への被害はなかったとした。
 ウクライナはロシア国内での攻撃について公に認めていないが、コロムナで墜落したUAVがウクライナによるものだとすれば、ロシアのウクライナ侵攻以来、モスクワに最も接近したUAV攻撃未遂となる。
2023.02.28
 17:47
共同通信

(Yahoo)

子ども連行1万6千人特定 ウクライナ当局、ロシア化を懸念 <2303-022809>
 ロシアがウクライナの子どもを連れ去っている問題で、ウクライナ当局が16,000人超について身元を特定したことが28日までに分かった。
 この問題を担当する、子どもの人権に関する大統領顧問ヘラシムチュク氏は共同通信の取材に、違法な養子縁組や国籍変更でロシア化を進めていると懸念し、ジェノサイドだと非難し、国際社会に支援を訴えた。 またロシアから取り戻した子ども307人の聞き取りなどから「連行は計画的だ」と指摘した。
2023.02.28
 10:31
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍の巡航ミサイル枯渇、現在は保有100発以下か…ウクライナ国防省分析 <2303-022805>
 ウクライナ国防省情報総局が27日、ウクライナを侵略するロシア軍のCMが枯渇し、露軍がミサイル攻撃の戦術を見直しているとの分析を明らかにした。 それによると、露軍が保有する高精度のCMは現在100発以下にまで減少している。 露軍は全てのミサイルを合わせると数千発を保有しているとみられているが古いミサイルが多く、実戦で使用可能なCMは一部だという。 ロシアのミサイル製造能力は月30~40発以下で、情報総局は「製造量以上にミサイルを使い果たしている」と指摘した。
 侵略開始1年となる24日に露軍が大規模なミサイル攻撃を準備しているとの見方もあったが、実施しなかったのは、ミサイルの枯渇が要因だった可能性がある。
 一方、Ukrainska Pravdaは、ウクライナ空軍の報道官は27日、露軍が26日夜から27日未明にかけて仕掛けたUAV攻撃について、ウクライナの防空システムを疲弊させるために行ったとの見方を明らかにしたと報じた。 露軍は少なくとも14機のUAVをキーウなどに飛ばし、11機をウクライナ軍が撃墜した。 ウクライナ軍の迎撃ミサイルの発射地点などを把握する目的があったとみられる。
2023.02.28
 10:15

(20:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 27 <2303-022804>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月27日の戦況 =
 ウクライナ側が捕獲したロシア軍の操典では、新しい突撃戦法を実施していると伝えられている。 突撃隊の戦法はさらに、ロシア軍がバクムットでWagner Gp.が行った戦術を採用しようとしている可能性がある。
 ウクライナ当局は、ロシア軍がルハンシク州の最前線に沿って集中させ戦闘を拡大させていると述べた。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナの近くで攻撃を続けている。
 ロシア軍はドネツク州の戦線全面で攻撃を続け、ロシアの情報筋はWagner軍がバクムットの北で占領地域を拡大したと主張した。
 ロシア軍は、すでに限られた精密攻撃の弾薬備蓄を使い続けている。
 ロシア当局は、全ての社会的支援措置が3月1日に占領地で発効すると発表した。
2023.02.27
 21:26
日経新聞 ウクライナ南東部マリウポリで爆発相次ぐ 英国防省分析 <2303-022712>
 英国防省が27日、ロシアが占領するウクライナ南東部マリウポリの弾薬庫などで爆発が報告されているとの分析を公表した。 分析によると、爆発が起きているのは空港の弾薬庫や燃料庫とロシアが軍事拠点として使用している製鉄所などで、親露派勢力が21日以降に少なくとも14回の爆発を報告しているとした。
 マリウポリはロシア軍とウクライナ軍の前線から80km離れている。
2023.02.27
 12:38
CNN

(Yahoo)

米高官、クリミア半島奪還の支援は明言せず <2303-022710>
 サリバン国家安全保障担当米大統領補佐官がCNNの取材に対し、ウクライナがロシアに対する勝利の条件としてクリミア半島の奪還を決断した場合、バイデン政権がウクライナを支援するかどうかについて明言しなかった
 サリバン補佐官はCNNの番組で仮定の質問には立ち入らないとし、「最終的にクリミア半島で何が起きるのかは、ウクライナの人々が米国からの支援を受けて決定することだ」と述べた。 また、現在直面しているのは東部と南部での反攻であり、米国はウクライナに手段を提供していると述べた。
 サリバン補佐官はMBCの番組で米国がクリミア半島奪還に関してウクライナを支援するかどうか質問された際も、現時点で最も重要なのはウクライナに南部と東部の領土を奪還するための手段を提供することだと繰り返した。
2023.02.27
 11:15

(21:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 26 <2303-022708>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月26日の戦況 =
 ウクライナ中央情報局のスキビツキー副局長が、ウクライナ軍は春に行う反撃の準備を完了しており、ウクライナの戦略目標はウクライナ南部でクリミアとロシア本土を結ぶロシアの戦線に楔を打ち込むことであると述べた。
 バーンズ米CIA長官が2月25日、中国の指導部ロシアへの殺傷兵器の提供を検討していると確信しているが、最終決定を下していないと述べた。
 ロシア軍は、スヴァトーブの北西とクレミンナの近くで失敗した作戦を実施し続けている。
2023.02.27
 08:28
ロイタ通信

(Yahoo)

ワグネル創設者、バフムト郊外の村制圧と表明 ウクライナ側認めず <2303-022703>
 ロシアWagnerの首領プリゴジン氏が、Wagner部隊が25日にウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトの北に位置するヤヒドネ村を制圧したと音声メッセージで明らかにした。 しかし、ウクライナ軍参謀本部の25日の報告では、バフムト近郊の村々は依然としてウクライナの支配下にある。
 プリゴジン氏は24日バフムト郊外のベルホフカ村を制圧したと表明していた。
 ウクライナの軍事専門家ジダーノフ氏はYou Tube番組で、ベルホフカがロシア軍の支配下に置かれたと述べた。
 ただ、ウクライナ軍参謀本部の報告では、ロシア軍はベルホフカを含むバフムト郊外の村々の攻略に失敗した。 ヤヒドネには言及していないが、バフムトの南と西にある村を含む18の集落がロシア軍によって砲撃されたとしている。
Yahidne の位置Berkhivka の位置 (Google Map)】
2023.02.27
 08:03
ロイタ通信

(Yahoo)

ゼレンスキー氏、軍上級司令官を解任 理由は不明 <2303-022702>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が26日、東部でロシア軍との戦闘を指揮するモスカリョフ上級司令官を解任した。 理由は明らかにしていない。
 モスカリョフ上級司令官は侵攻開始直後の2022年3月から同職を務めてきた。
2023.02.26
 19:56
時事通信

(Yahoo)

ロシア軍の精鋭部隊「能力低下」 破壊された車両の画像公表 英国防省 <2303-022606>
 英国防省が26日、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州の激戦地に展開した精鋭部隊の第155独立親衛海軍歩兵旅団に所属する車両とみられる複数の装甲車両が破壊された衛星画像を公表した。 画像はドネツク州西部ウグレダル近郊を9日に撮影したもので、ロシア車両10両の破壊が確認された。
 同省は、精鋭部隊が作戦遂行能力は「ほぼ確実に大幅低下した」と強調した。
Vuhledar の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍はその後、ロシア精鋭部隊が「ほぼ壊滅」したと主張したが、英国防省はロシアが部隊の立て直しを図るため経験の浅い兵士らを動員しているとの見方を示した。
2023.02.26
 11:11
Kyiv Independent German defense minister: NATO countries could transfer 62 Leopard 2 tanks to Ukraine <2303-022605>
 ピストリウス独国防相がドイツラジオ局Deutschlandfunkの取材で26日、NATO加盟各国がウクライナに合わせて62両のLeopard 2 MBTを送ると述べた。
 ピストリウス国防相は、潜在的には西側はウクライナに300両以上供与する能力があるとも述べた。
2023.02.26
 09:10
産経新聞

(Yahoo)

露軍、チェチェンの特殊部隊増員か バフムト周辺で戦闘続く <2303-022604>
 ウクライナ軍が25日、東部ドネツク州の要衝バフムトと周辺で戦闘が続き、露軍が同市の制圧と包囲に主な努力をさいていると発表した。 ウクライナ軍参謀本部は同日、露軍が動員兵の脱走や戦闘放棄を防ぐため、露南部チェチェン共和国の特殊部隊最大200名をバフムト方面に増員したと明らかにした。 ウクライナ軍当局などによると、露軍はこれまでも自軍兵の降伏や逃亡を後方から監視する「督戦部隊」を配置している。
 一方、Wagnerの首領プリゴジン氏は同日にSNSで、バフムトから北に数㌔の集落1ヵ所を新たに制圧したと主張した。
 また、複数の露主要メディアは25日、ウクライナ軍がバフムト近くの貯水池を破壊したとする動画を公開した。 Wagnerも同様の情報を確認したとしており、ウクライナ軍が露軍の足止めを狙った可能性もあるが、真偽は不明である。
2023.02.26
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 25 <2303-022603>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月25日の戦況 =
 英仏独が、ウクライナがNATOに加盟する代わりに、加盟国より低いレベルの保護を受けるNATO・ウクライナ協定を準備していると伝えられている。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナの近くで攻撃を続けている。
 ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ周辺でわずかに占領地域を拡大し、ドネツク州の最前線全体で攻撃を続けている。
 ロシア軍は、ザポリージャ州の最前線での戦闘に苦労し続けている。
 ロシア軍は戦場で多大な損失を被り続けており、一部のミルブロガーは、死傷者の規模を認識していないとしてロシア国防省を批判するようになった。
2023.02.26
 07:16
共同通信

(Yahoo)

東部要衝バフムトで攻防激化 司令官訪問、ロシア軍中心部迫る <2303-022601>
 ウクライナ軍で東部作戦を指揮するシルスキー陸軍司令官が25日、ロシア軍の猛攻が続く東部ドネツク州の要衝バフムトの指揮所を訪れ部隊の状況を確認し、現場指揮官から報告を受けた。
 ウクライナ軍参謀本部のグロモフ准将が23日、ロシアが当面はバフムト制圧を狙い、夏までにドンバス地域制圧を目指している可能性が高いと指摘していた。
 ロシア通信によると、Wagnerの現地司令官は25日、バフムト中心部まで2km以内に迫っているとし、「ウクライナ軍は市を防衛する構えだが、一部で退却が始まっている」と主張した。 ただウクライナ軍が兵員を前線に投入して人的損失を補っており、思うように前進できないと認めた。
 ロシア軍はWagnerの部隊と共に、鉄道や幹線道路の結節点であるバフムトを3方向から包囲し攻勢をかけている。 Wagnerの首領プリゴジン氏は24日、バフムト郊外7kmの集落ベルホフカを制圧したと表明した。
Berkhivka の位置 (Google Map)】
2023.02.25
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 24 <2303-022505>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月24日の戦況 =
 ロシア政府は、占領しているモルドバのトランスニストリアでの偽旗作戦の可能性がある動きを強めている。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナの近くで攻撃を続けている。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍ある空挺部隊少なくとも2分割して別々の前進軸に投入したことを確認した。
 ロシア軍はバクムット周辺でわずかに前進し、ドネツク州の最前線全体で攻撃を続けている。
 ウクライナ当局は、ロシア軍がドニプロ河東岸のヘルソン州脅威に晒されるかもしれないと示唆した。
 ロシアは、(註:モルドバ駐留)ロシア平和維持軍を増強しようとしている。
 ロシアの情報筋は、ドネツク人民共和国 (DNR) の司令官の失策への責任をロシア軍正規軍に転嫁しようとした可能性がある。
 ウクライナのパルチザンが、クリミアのポシュトーブ近くで鉄道の分岐線を爆破した可能性がある。
Poshtove の位置 (Google Map)】
2023.02.25
 04:50
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ、欧米製戦車を初受領 ポーランドの「レオパルト2」 <2303-022503>
 ポーランドが24日、Leopard 2 MBT 4両をウクライナに引き渡した。
 この日ポーランドのモラウィエツキ首相はキーウを訪問してさらなる戦車の供与を約束したほか、同国軍に対してF-16の飛行訓練を実施すると表明した。
 同日にはスウェーデンも、ウクライナに対して10両前後のLeopard 2と防空システムを供与すると発表した。
2023.02.24
 23:05
共同通信

(Yahoo)

レオパルト2、初の引き渡し ポーランドが4両 <2303-022414>
 ポーランド通信が、ドゥダ大統領が24日にLeopard 2 MBTを初めてウクライナに引き渡したと明らかにしたと報じた。
 ポーランドのモラウィエツキ首相は同日、ウクライナの首都キーウを訪問してゼレンスキー大統領と共同記者会見し、4両を既に引き渡したと述べた。
2023.02.24
 19:10
Ukrinform ドイツはウクライナへの主力戦車「レオパルト 2」提供数を14両から8両に増加する=独国防省 <2303-022412>
 ドイツ国防省が24日にTwiteerで、ウクライナに提供するLeopard 2 MBTの供与数を14両から18両に増やすと発表した。
 発表では、ピストリウス独国防相は、ウクライナに追加でLeopard 2A6を国防省の備蓄から引き渡すことを決定したとし、これによりドイツはポルトガルスウェーデンと共にウクライナ軍大隊の装備を用意したと書かれている。
2023.02.24
 19:00
毎日新聞

(Yahoo)

米、ウクライナに追加軍事支援 この1年では4兆3000億円超に <2303-022411>
 米政府が24日、$2Bの対ウクライナ軍事支援を新たに表明した。 この1年間の米国の軍事支援は$32Bを超えた。 国防総省によると、新たな軍事支援は戦闘の長期化を見据えたもので、装備品は新規発注納入された段階でウクライナに供与する。
 ウクライナの反撃に寄与しているHIMARSの弾薬155mm榴弾などを補給するほか、攻撃用や情報収集用のUAVや
CUAVシステム地雷除去や通信保全装置などを供与する。
 過去1年間に米国が表明した軍事支援には、HIMARS 38基155mm榴弾砲232門砲弾200万発以上、Javellin ATGM 8,500発などが含まれる。
 1月に供与を決めたM1A2 Abrams 31両の引き渡し時期は未定で、米陸軍によると2024年以降になる可能性もある。
 今後、ウクライナから要望がある射程300kmのATACMSやF-16の供与に踏み切るかどうかも注目される。
2023.02.24
 10:35
CNN

(Yahoo)

ウクライナへの戦闘機供与、西側諸国が非公開協議 オランダ外相 <2303-022408>
 フックストラ蘭外相が23日CNNとの対談で、西側戦闘機のウクライナへの供与についてEUとNATOの加盟国が非公開協議を行っていると明らかにした。
 フックストラ外相はウクライナへの兵器供与の遅れについて、後から考えればもっと早く協議を始めるべきだったと振り返った。
2023.02.24
 10:22
時事通信

(Yahoo)

偵察ドローンをウクライナに供与 豪 <2303-022407>
 オーストラリア政府が24日、ロシアによる侵攻から1年が経過したウクライナを支援するため、偵察用UAVを供与すると発表した。 費用はAUD33M(30億円)である。
 マールズ国防相は声明で「ウクライナ軍がロシアの不当な侵略と戦い続ける中で、監視・偵察能力の向上につながる」と強調した。
2023.02.24
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 23 <2303-022406>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月23日の戦況 =
 クレムリンは、ロシアのウクライナへの本格的な侵略の1周年を前に、チェルニーヒウ州とモルドバでの偽旗作戦の準備をしているようである。
Chernihiv州の位置 (Google Map)】
 Wagner首領のプリゴジンは、ロシア国防省がロシア情報社会からのプリゴジンへの強い支援を受け、2月23日にWagner Gp.の砲弾要求を完全に満たしたと発表した。
 ロシア軍はスヴァトーブとクレミンナの近くで攻撃を行った。
 ロシア軍は、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市地域、およびドネツク州西部で攻撃を続けた。
 ロシアは、ケルチ海峡橋の道路補修を予定より早く完了したと発表した。
2023.02.24
 03:15
Deefnse News Tanks might not reach Ukraine this year, US Army secretary says <2303-022404>
 ドイツがウクライナにMBTを供与するのに躊躇していたため、バイデン米大統領が1月にAbrams MBT 31両を供与すると発表したが、当初数週間から2ヶ月かかるとしていたが、陸軍長官が2月23日に1年半から2年かかり年内の供与は無理と述べた。
 Abrams MBTについては2022年にポーランドが改良型のM1A2 250両を発注しているが、1月に116両を追加発注した。
【註】
 米海兵隊はForce Design 2030計画に基づき、M1A1 Abrams MBT 200両を2020年に退役させ陸軍に管理替えしたはずで、これをウクライナに供与できたはずなのに、新造のM1A2の供与になぜこだわっているのかが疑問である。
【関連記事:2010-081204 (JDW 2020.08.12)】
 因みに、Force Design 2030では砲兵も21個中隊から5個中隊へ削減されたため16個中隊分の96門が不要になったことから、ウクライナに供与されたM777 155mm牽引榴弾砲90門は、海兵隊が使わなくなった砲がそのままウクライナへ供与された可能性がある。
2023.02.23
 21:25
AFP=時事

(Yahoo)

フィンランド、レオパルト戦車供与へ <2303-022313>
 フィンランドのサボラ国防相が23日、Leopard 2を改造した地雷処理車3両をウクライナに供与すると発表した。 サボラ国防相は記者会見で、砲を下ろし地雷やその他の爆発物の除去用に特殊改造したLeopard 2で、機関銃は装備されているが砲はなく、地雷除去に特化していると述べた。
 支援には兵器の使用と維持管理に関わる訓練も含まれるという。
2023.02.23
 19:22
ロイタ通信

(Yahoo)

モルドバ、ウクライナが侵攻計画とのロシアの主張否定 <2303-022311>
 モルドバ政府が、ウクライナが偽旗作戦を展開して、モルドバ東部トランスニストリア地域の親露派沿ドニエストル共和国に侵攻する計画だとするロシアメディアの報道を否定し、国民に平静を呼びかけた。 モルドバ政府はTelegramで、ロシア国防省の主張を「確認しない」と表明した。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は先週、ウクライナを侵略したロシアが次に狙うのはモルドバとの見方を示している。
2023.02.23
 15:32
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナがモルドバ東部侵攻を計画と非難=RIA <2303-022308>
 ロシア通信 (RIA) が、ロシア国防省が23日にウクライナが偽旗作戦を展開して、モルドバ東部トランスニストリア地域の親露派沿ドニエストル共和国に侵攻する計画だと非難したと報じた。 露国防省はウクライナが侵攻の口実として、トランスニストリアからのロシア軍兵士による攻撃に見せ掛けた偽旗作戦を計画していると主張した。 また、TASS通信はガルージン外務次官の発言として、西側がモルドバ政府に対し、トランスニストリアの政権との連絡を全て停止するよう指示したと報じた。
 モルドバのサンドゥ大統領は今月、ロシアが外国の妨害工作員を使ってモルドバの指導者を失脚させ、トランスニストリアを戦争に巻き込もうとしていると非難した。
2023.02.23
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 22 <2303-022306>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月22日の戦況 =
 ウクライナの諜報当局は、ロシアがウクライナでの新たな攻勢作戦を維持するために必要な戦闘力を欠いていると分析している。
 ロシア軍は、クピャンスク~ライマン線での攻撃速度を上げようとしている可能性がある。
 ロシア軍はドネツク州の全正面で攻撃を続け、バクムット周辺で僅かに占領地域を拡大した。
 ロシアと占領当局は、ロシア軍がドニプロ河東岸のヘルソン州とクリミアでの防御に焦点を合わせていることを公示し続けている。
 米国の諜報当局者は、プーチン大統領がはるかに多くを動員する可能性があると述べた。
2023.02.22
 15:00
讀賣新聞

(Yahoo)

戦争犯罪「調査と訴追」明記へ、国連総会提出の決議案で初…ウクライナ侵略1年で <2303-022213>
 ウクライナがロシアの侵略1年に合わせて22、23日に国連総会に日本や欧米など50ヵ国以上が共同提案国として名を連ねて提出する決議案に、戦争犯罪に対する「公正で独立した調査と訴追」が明記されることが21日に分かった。 ウクライナ侵略に関する過去5回の国連総会決議には、戦争犯罪に対する「調査と訴追」が盛り込まれたことがなく、今回初めて明記されることになる。
 過去5回の国連総会決議はいずれも賛成多数で採択され、2022年3月の露軍の即時撤退などを求める決議は141ヵ国の賛成で採択されており、提案国は今回の決議でも同数程度の賛成を確保したい考えである。
 決議案ではこのほか、
 ・露軍による重要インフラや学校、病院などへの攻撃の即時停止
 ・露軍の完全かつ無条件の撤退
 ・捕虜の交換や民間人の帰還
などが盛り込まれている。
2023.02.22
 10:31
Ukrinform

(Yahoo)

ベルギー、ウクライナ軍人への無人潜水艇の操縦訓練実施 <2303-022206>
 ウクライナ軍がベルギー国防相の発表をもとにTelegramで、ベルギー国防省がEUによるウクライナ軍の訓練計画の一環として、間もなく供与される
UUVの操作訓練をウクライナ軍人に対し行っていることを明らかにした。
 訓練を受けるウクライナ軍人の一行は、2月上旬にベルギーに到着したという。
2023.02.22
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 21 <2303-022205>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月21日の戦況 =
 ロシア軍は、スヴァトーブの北西とクレミンナの近くで限定攻撃を続けた。 ウクライナ軍はクレミンナの近くで限定的な反撃を行ったと伝えられている。  ロシア軍はバクムットとその周辺で戦果を上げ続け、アウディーイウカの近くで攻撃を続けている。  ウクライナ当局は、ロシア軍がウクライナ南部の後方地域を要塞化し続けていると報告した。
2023.02.22
 09:45
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍の戦車は数年で枯渇か 残された最終手段とは <2303-022204>
 ある試算によると、ロシア軍は2、3年後に戦車を使い果たす恐れがある。 ロシア軍は、侵攻先のウクライナにT-90、T-80、T-72の戦車2,500両を投入したが、この1年の激戦で1,600両以上を失った。
 ロシア政府は戦車メーカーのUralvagonzavod社Omsktransmash社損失分の補填を命じたが、両社は新しい戦車を大量生産する能力も部品も不足しているため、できることには限界がある。 ロシアNovaya Gazeta紙によると、同国の防衛産業は現在、戦車の年産能力が250両以下である。
 このままでは1,600両を補填するため1,350両を増産するには、備蓄されている旧式戦車を使うしかない。 問題はこれらの戦車の大半が野晒しにされ、金属が錆び、ゴムが損傷し、傷つきやすい光学機器が劣化した状態で保管されていることである。
 ロシア軍が使用可能な戦車を何両保有しているかについて、Novaya Gazeta紙は8,000両の保管戦車があると推定しているが、あるアナリストが公開情報に基づき行った分析では、戦時備蓄としてT-72、T-80、T-90が10,000両あるとされた。
2023.02.22
 07:47
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ大統領、東部前線「動かず」と強調 ロシア側は前進を主張 <2303-022202>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が21日にビデオ演説で、ウクライナ軍はロシアの絶え間ない攻撃で強い圧力にさらされているものの、東部の前線で防衛を続けていると述べた。 演説に先立ち、軍幹部との会議で前線に関して詳細な報告を受けたという。
 激しい戦闘が続く東部ドネツク、ルガンスク両州で、ロシア軍は非常に大きな損失を被っているが全く攻撃を弱めていないとし、ウクライナ軍はあらゆる手を尽くして抵抗しているとした。
 一方ロシア国防省は、同州の要衝バフムトでロシア軍部隊が過去2日間だけで2.5km前進したと主張した。
2023.02.21 Stars & Stripes US is giving Ukraine a long-range GPS-guided bomb that can hit targets miles away <2303-022112>
 米国が2022年12月21日に発表した$1.85Bのウクライナ支援の中で「精密打撃弾」とされていたのはBoeing社製の長距離型
JDAMである投弾距離45哩のJDAM-ERであることが分かった。
 JDAM-ERは500-lb~2,000-lbの各種通常爆弾に装着できる。
【註】
 JDAM-ERは、通常爆弾に取り付けて誘導爆弾化するJDAMに拡張翼を取り付け、投弾距離を伸ばすもので、Boeing社は豪Ferra社の拡張翼を採用している。
 このJDAM-ERを豪空軍は採用したが、米国で採用したとの話は聞いていない。 同様の長距離型JDAMは韓国でも開発していた。
【関連記事:1306-050010 (JMR 2013.05)】
 JDAM-ERを供与したこともさることながら、ウクライナがJDAMを搭載し投下の管制を行い投下できる戦闘機を保有していることが明らかになった。
2023.02.21
 21:10
Ukrinform メローニ伊首相、ウクライナへの3種の防空システム提供を発表 <2303-022111>
 キーウを訪問したメローニ伊首相がゼレンシキー大統領との会談後の共同記者会見で21日、ウクライナへの新たな軍事支援パッケージを発表した。 今回の支援ではSAMP/Tに加え、Sky Guard防空システムとSpikeも提供される。
 またメローニ首相は、さらに地雷除去でもウクライナを支援すると述べた。
2023.02.21
 19:52
Newsweek

(Yahoo)

東部のロシア軍精鋭部隊は戦闘不能、主力戦車も1年で半分喪失、このままではロシア大攻勢は不発に終わる?(英米専門家) <2303-022109>
 英国防省は2月20日の日次報告で、ロシア側に多くの死傷者が発生していると指摘し、特にドネツク州のバフムトやウフレダールでこの傾向が強く、精鋭とされる第155および第40海軍歩兵部隊が非常に多くの人員を喪失した結果、戦闘不能に陥っている可能性が高いと指摘している。
 ロシア軍は、侵攻開始から1年となる2023年2月24日の節目に合わせて戦果を誇示する政治的な圧力に直面しているとも指摘した。
 英国防省の高官は「ロシアは、開戦1年目の節目に合わせて、バフムトを掌握したと主張する可能性が高いが、これは戦場での現状を無視した宣言になる」と語り、この春の大規模作戦で巻き返しができなければ、「ロシア上層部内部の緊張が増すだろう」と指摘した。
 英国防省とは別の西側の分析でも、ロシア軍は装備の更新に問題を抱えており、ルハンスク州における冬季の攻撃作戦でも、優勢を得るための装備等が欠けているとみられるとの見解を示した。
2023.02.21
 18:21
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍が国境付近に集結、安保上の脅威=ベラルーシ国防省 <2303-022108>
 ベラルーシ国防省が21日にTelegramで、「現在、ウクライナ軍の大規模部隊がベラルーシとの国境直近に集結している」とし「武力による挑発の可能性が長期にわたって高まっており、国境を巡る紛争に発展する可能性がある」とした。 「適切に対応するための措置」を取るが、抑制して行動するとの方針を示した。
 ロイタは現時点で国境付近の状況を確認できていない。
2023.02.21
 10:45

(20:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 20 <2303-022105>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月20日の戦況 =
 ロシア軍はスヴァトーヴェ~クレミンナ線で攻撃を続けている。  ロシア軍は、バクムット周辺、アウディーイウカ~ドネツク市地域、ドネツク州西部で攻撃を続けている。
2023.02.21
 05:25
共同通信

(Yahoo)

米、軍事支援617億円 ハイマース弾薬追加 <2303-022103>
 米国防総省が20日、ウクライナへの$460Mの新たな軍事支援を発表した。 HIMARS用の弾薬Javellin
ATGMを追加する。
 追加支援は他に対空監視レーダや榴弾、暗視装置、医薬品などが含まれる。
2023.02.20
 21:53
共同通信

(Yahoo)

米大統領迎える空襲警報、キーウ 厳戒態勢、雰囲気物々しく <2303-022021>
 バイデン米大統領が20日にウクライナの首都キーウを電撃訪問した。 両国首脳は大統領府での会談後、多数の警官が警戒する修道院へ向かった。 ゼレンスキー大統領と共に訪れた中心部の聖ミハイル黄金ドーム修道院の周囲は朝から広範囲に道路が封鎖された物々しい雰囲気で、「要人訪問」とのうわさは流れたが、誰が来るのか明かされない中、各国の報道関係者が多数待ち構えていた。
 それに合わせるかのように空襲警報が発令された。 ベラルーシで2空港からロシア戦闘機が飛び立ったための措置で、首都に被害は報告されていない。
2023.02.20
 20:50
朝日新聞

(Yahoo)

レーダーに映る「3機の米偵察機」 バイデン氏、鉄路で秘密裏に出発 <2303-022020>
 バイデン米大統領のウクライナ訪問はまさに電撃だった。 バイデン大統領は元々、20日夕方にワシントンを出発し、21日朝にポーランドの首都ワルシャワに到着する予定だったが、New York Timesによると実際には18日夜にワシントンを出発し、ポーランドとの国境から列車で数時間かけてキーウに到着したという。
 同紙は「キーウへの訪問は、セキュリティー上の懸念から秘密裏に行われた」と報じている。
 一方、Insider Newsは、航空機の飛行状況を記録するFlight Radar 24のデータから、3機の米空軍偵察機がポーランドとウクライナの国境を旋回しているとTwitterに投稿していた。
2023.02.20
 19:09
産経新聞

(Yahoo)

バイデン大統領がキーウを電撃訪問 <2303-022018>
 CNN TVによると、バイデン米大統領が20日にウクライナの首都キーウを電撃訪問した。
 バイデン大統領はロシアのウクライナ侵略1年を24日に控え、21~22日にポーランドを訪問するとしていた
2023.02.20
 17:30
時事通信

(Yahoo)

ウクライナ戦争、春から夏に重大局面 ロシア大統領選控え <2303-022015>
 ロシア軍のウクライナ侵攻は、来年2024年3月の大統領選を控えロシアは秋に「政治の季節」に入ることから、今年春から夏にかけて重大局面を迎えそうである。
 一方のウクライナ側も、長期戦は不利とみて、今年を「決戦の年」と位置付けており、夏までの展開が、その後の戦況を左右することになるだろう。
2023.02.20
 14:39
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ当局者680人を戦争犯罪で訴追=タス通信 <2303-022010>
 TASS通信が20日、ロシア連邦捜査委員会のバストルイキン委員長の話として、ロシアが民間人に対する武器使用など戦争行為について定める国内法に違反した罪でウクライナの当局者680人を訴追したと報じた。
2023.02.20
 13:30
CNN

(Yahoo)

ザポリージャ原発で専門家の作業妨害、ウクライナがロシアを非難 <2303-022009>
 ウクライナの外務省が19日、ロシアがザポリージャ原発で国際原子力機関 (IAEA) の専門家作業を妨害したと非難した。 現在ザポリージャ原発はロシア軍の占領下にある。
 IAEAは2月に入り軍事活動が増えたために、原発に常駐する専門家チーム交代できない状態にしたと明らかにしていた。 IAEAによれば、2022年9月以降、専門家のチームは1ヵ月交代で施設に滞在していた。
2023.02.20
 12:35
CNN

(Yahoo)

ウクライナの利用可能な弾薬「非常に少ない」 EU 外交トップが警告 <2303-022007>
 EUのボレル外交安全保障上級代表が19日、ウクライナが利用可能な弾薬の備蓄が非常に少なくなっており、欧州はこの不足を早急に解決する必要があると警告した。 ボレル上級代表によれば、弾薬の問題は数週間のうちに解決する必要がある。
 ボレル上級代表はミュンヘン安全保障会議で、弾薬の状況が悪化するなか、各国がウクライナへの戦車供与に関する決定に時間をかけすぎていると述べた。
 CNNは先に、ウクライナの弾薬消費量は、米国やNATO生産できる量を上回っていると報じていた。
2023.02.20
 10:26
ロイタ通信

(Yahoo)

メローニ伊首相、20日にキーウでゼレンスキー氏と会談へ=関係筋 <2303-022006>
 関係筋が19日、メローニ伊首相が20日にウクライナの首都キーウを訪問し、ゼレンスキー大統領と会談することを明らかにした。
 イタリアではウクライナ侵攻を巡って右派連立政権内の摩擦や世論の分断があるものの、メローニ首相はウクライナを断固支持する姿勢を示してきた。
2023.02.20
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 19 <2303-022004>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月19日の戦況 =
 国家安全保障、防衛、諜報に関するVerkhovna Rada委員会の委員であるヴェニスラフスキー氏が、ロシア軍は既に全ての戦闘準備部隊をルハンシク州とドネツク州、およびザポリージャ州の一部の前線に配置していると述べた。
 ウクライナ軍が供与が約束されたMBT 320両のうち、4月までに西側が提供する50両だけを最前線に配備できるようになると伝えられている。
 ロシア国防省は、ドネツク人民共和国 (DNR) の第1軍団ルハンシク人民共和国 (LNR) の第2軍団ロシア軍の正規軍であることを確認し、DNR軍事司令部広報官や他のLNRやDNR司令官を解任したという非難を否定した。
 ロシア国防省が対立するプリゴジンの再任を拒否したのに対し、チェチェン共和国のカディロフ首長プリゴジンを公に称賛した。 カディロフ首長はまた、軍を離れたのち彼自身の準軍事会社を設立するかもしれないことを示した。
 クリミア半島のケルチ海峡橋での10月30日の爆発に関するロシア調査委員会のバストリキン委員長が、ウクライナの特殊部隊がテロ攻撃を計画し、実行したことを証明していると主張した ウクライナ軍が攻撃を行ったのでれば攻撃はテロではなく合法的な軍事作戦であっただろう。
 ロシアのミルブロガーが、ロシア軍が国境を越えてハリコフ州に入り、国境の集落を占領したと主張した。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナの近くで攻撃を続けた。 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がクレミンナの西と北西の最前線を強化しているとした。
 ロシア軍は、バクムットの北部郊外と東部郊外で僅かに戦果を挙げた可能性がある。 著名なロシアのミルブロガーは、弱体化したWagner Gp.の部隊が、力不足のためにバクムット地域での攻撃の範囲を狭めていると主張した。
 ロシア軍はドネツク市の西部郊外とヴフレダール周辺で攻撃を続ていると伝えられた。
 ロシアのミルブロガーは、ロシア軍がザポリージャ州のノボダニリフカの近くで局地攻撃を実施し、Wagner Gp.の戦闘機がザポリージャ州のメリトポリに到着したことを映像を流して強調した。
 ウクライナ軍当局者は、ロシア軍が兵站上の理由から配備されたS-300を修理できずロシアに後送しなければならないと報告した。
2023.02.20
 07:54
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ東部でロシア軍に「極めて重大な」損失=大統領 <2303-022003>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が19日、ロシア軍に東部ドンバス地域のウグレダル付近で「極めて重大な」損失を与えていると述べた。
Vuhledar の位置 (Google Map)】
 ゼレンスキー大統領は数ヵ月前から戦闘が集中しているドンバス地域の複数の町に言及し、「ロシアがドンバスのバフムト、ウグレダル、マリンカ、クレミンナでより多くの損失を被るほど、より早くこの戦争をウクライナの勝利で終わらせることができるだろう」と述べた。
2023.02.19
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 18 <2303-021904>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月18日の戦況 =
 ハリス米副大統領が2月18日、ロシアがウクライナで人道に対する罪を犯したと米国が判断したと発表した。
 ウクライナ当局は、ドネツク州全体で大規模な攻撃を行うロシア軍の能力に疑問を呈し続けている。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナ地域で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、バクムット周辺、ドネツク市の西部郊外、およびドネツク州西部で攻撃を続けた。
 ロシア軍は占領下のザポリージャ州で防御陣地を強化し続けている。
2023.02.18
 17:17
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍大規模攻撃「兆候なし」 英国防相、侵攻1年合わせ <2303-021805>
 ウォレス英国防相が17日にFinancial Timesの取材に答え、ロシア軍がウクライナへの侵攻開始から1年となる2月24日に合わせて大規模攻撃を行うとの懸念が高まっていることについて「いまのところその兆候はない」と述べ、否定的な見方を示した。
 ウォレス英国防相はまた、最近、東部ドネツク州のウグレダルでは3日間で3,000名が戦死するなど甚大な人的被害を出しながら、ロシア側には戦術を改善する様子がみられないと指摘した。
2023.02.18
 09:19
TBS News

(Yahoo)

要衝バフムト隣接の集落「制圧」ロシア側主張 侵攻1年向けなりふり構わない攻勢でロシア側も被害拡大か <2303-021803>
 ロシアがウクライナ東部の要衝バフムトに隣接する集落を制圧したと主張している。 Wagnerの首領プリゴジン氏は17日、SNSにWagnerの旗を掲げる戦闘員らの画像とともに、バフムトの北側に隣接する集落について、Wagner部隊の完全な支配下にあると制圧を主張した。 プリゴジン首領は16日にはSNSで、バフムトについて「3月か4月までに包囲するだろう」と述べている。
 こうした中、BBCはロシア語サイトで、ロシア側の死者がこの2週間だけで1,600名あまりにのぼるとしてこれまでの5倍のペースだとする分析結果を公表した。 ロシアが戦果をアピールしようとなりふり構わず攻勢を強めている可能性がある。
2023.02.18
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 17 <2303-021801>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月17日の戦況 =
 ロシア国防省が公表した4人の軍管区司令官の名前を見ると、ウクライナ侵攻の開始当時の指揮官が全て交代している。
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナ線で攻撃を続けている。
 ロシア軍は、バクムット周辺、ドネツク市~アウディーイウカ地域、およびドネツク州西部で攻撃を続けている。
 ヘルソン州のノヴァ・カホフカ近郊でロシアとウクライナが交戦していすることから、ロシア軍がドニプロ河岸近くの陣地に配置している可能性が高い。
 英国防省は、ロシアのウクライナ侵攻が始まって以来、ロシア軍は最大20万人の死傷者を出した可能性が高いと報告した。
 プーチン大統領は2月17日、占領地をロシアの法的、経済的、行政的構造に統合するためのさまざまな法律に署名した。
2023.02.17
 19:38
時事通信

(Yahoo)

ロシア側死者「4万~6万人」 ワグネル受刑者半数死傷か 英分析 <2303-021708>
 英国防省が17日の戦況分析で、ロシア軍とWagnerの死傷者が175,000~200,000名に上る可能性が高いと指摘した。 このうち死者は40,000~60,000名という。 ロシア側の死傷者は部分動員令が出された2022年9月以降に大幅に増加した。 砲撃が主な死傷の要因とみられる。 また、Wagnerはその半数が死傷した可能性があると推定している。
 現代戦の水準としては負傷者に対する死者の割合が高く、「軍の大半で極めて初歩的な医療しか提供されていないのが原因であることはほぼ確実だ」と分析した。
2023.02.17
 11:17
CNN

(Yahoo)

ワグネルの砲兵、ロシア国防省に弾薬の追加供給を要請 <2303-021705>
 ロシアWagnerの砲兵らが16日にTelegramで、ロシア国防省にウクライナでの戦闘に使う弾薬を追加供給するよう訴えた。 傭兵一人は投稿した動画で、現在の我々は弾薬の補給を完全に断たれた状態にある」と述べ、榴弾砲や対戦車砲、迫撃砲の弾薬不足を訴えた。
 Telegramの動画や説明文では、Wagnerの戦闘員の居場所について詳細を明かしていない。
 今回の動画を受け、プリゴジン氏は砲兵らを「素晴らしい戦闘員」にして英雄だと称賛し、国防省に要請に応じるよう求めたが、国防省は今のところ要請に反応していない。
2023.02.17
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 16 <2303-021703>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月16日の戦況 =
 ロシア軍は2月16日、ウクライナ全土のインフラ施設に対して一連のミサイル攻撃を実施した。
 ウクライナでロシア軍は空軍の投入を増やしているが、ウクライナ軍空域での航空作戦を劇的に増加させる可能性は低いと伝えられている。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナの近くで攻撃を続けた。
 ロシア軍は、バクムット周辺、ドネツク市の西部郊外、およびドネツク州西部で攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がヘルソン州のドニプロ河に沿って偵察活動を続けていると主張した。
 ロシア国防省は刑務所での募集を続けていると伝えられている。
 ロシアの占領当局は、占領地域をロシアの法制度に組み入れようとし続けている。
 ベラルーシのルカシェンコ大統領は、ウクライナまたは西側がベラルーシを攻撃した場合、ベラルーシ軍がウクライナを攻撃するというかねてからの論理を繰り返している。
2023.02.17
 07:00
CNN

(Yahoo)

「攻撃受けない限り参戦なし」 ベラルーシ大統領 <2303-021702>
 ベラルーシのルカシェンコ大統領が16日に首都ミンスクで会見し、同国が攻撃されない限りウクライナへの軍隊派遣はあり得ないと述べた。
 ルカシェンコ大統領は「ベラルーシに侵略しようとしない限り、我々がウクライナに軍隊を送ることはない」と明言しながらも、「だがロシアが法的、道徳的そして政治的にベラルーシの同盟国であることを忘れてはならない」と釘を刺した。
 大統領によると、ロシアがウクライナで一緒に戦争を始めることを「頼んできたことはない」という。
2023.02.17
 6:30
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、一晩でミサイル36発 ウクライナ東部で1人死亡 <2303-021701>
 ウクライナのドニプロペトロウシク州軍政トップによると、16日03:00頃に同州パブロフラードが攻撃を受け、1人が死亡し、7人が負傷した。
 ウクライナ軍総司令官のザルジニー大将によると、ロシア軍は現地時間16日01:40から03:45までの間に36発のCM、ASM、
ASCMを発射した。 そのうちCM 14発とASM 2発がウクライナ軍によって撃墜された。
 ザルジニー大将は「今回の攻撃にはロシア西部クルスク州とカスピ海水域からのTu-22M3Tu-95MS、ウクライナ南部メリトポリ周辺からのSu-35、黒海水域のCM搭載艦が使われた」と述べた。
2023.02.16
 15:08
AFP=時事

(Yahoo)

独、スイスを非難 ゲパルト用砲弾のウクライナへの供給拒否で <2303-021606>
 ハーベック独副首相が15日、スイスがGepard
SPAAG用砲弾のウクライナへの供給を拒んでいると非難した。
 ドイツはロシアに侵攻されたウクライナへの軍事支援の一環として、Gepardとその砲弾を供与したが、砲弾の国内生産量には限りがあるため、スイスに同国製砲弾のウクライナへの供与を承認するよう求めている。 しかし、スイスはこれを認めれば中立性を損なう恐れがあるとして拒否した。
 ストルテンベルグNATO事務総長は13日、ウクライナの弾薬消費速度はNATO諸国の生産速度を上回っていると警告した。
2023.02.16
 11:56
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ軍、バフムート「堅守」 ゼレンスキー氏 <2303-021605>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が同国を訪問中のスウェーデンのクリステション首相との共同記者会見で15日、東部バフムート付近の戦況が最も厳しいと認めた上で、同国軍がロシア軍の進撃を食い止めていると述べた。
2023.02.16
 10:15

(20:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 15 <2303-021604>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月15日の戦況 =
 プーチン大統領が2月21日に予定されているロシア連邦議会への演説で、ウクライナでの戦争の更なる拡大新しい動員計画、その他の重要な政策発表する可能性は低い。
 ロシア軍はスヴァトーヴの北西、スヴァトーヴェ~クレミンナ線に沿って攻撃を続けている。
 ロシア軍は、バクムット周辺、ドネツク市の西部郊外、およびドネツク州西部で攻撃を続けている。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がヘルソン州のドニプロ河東岸に陣地を保持している可能性があることを示唆しているが、ISWはその事実を確認していない
2023.02.16
 04:13
TBS News

(Yahoo)

ロシア戦車4割減 ウクライナ侵攻で戦力喪失 英研究所が分析 <2303-021601>
 国際戦略研究所 (
IISS) が15日に公表したMilitary Ballance 2023によると、ウクライナへの侵攻を続けるロシア軍ではて膨大な損失が生じ、ロシア軍が保有する実戦使用が可能なMBTは2,000両と、前年と比べて4割減った。
 ウクライナ侵攻で多くのMBTを失い、代替品として旧式装備を投入せざるを得なくなったと指摘している。 また、6%から8%の戦闘機の損失が出たとみられ、背景には情報不足や過度に楽観的な情勢分析があったとしている。
 一方、中国については、軍事予算が前年比で7%増え、過去最大になったと分析し、戦闘機の数を増やし、国産ジェットエンジンを搭載した新型軍用機の配備も始めるなど、空軍力の強化を進めているとみている。
2023.02.15 Jane's Defence Weekly US to supply first GLSDBs to Ukraine <2304-021503>
 米国防総省報道官のライダー准将が2月3日、ウクライナへ供与される$2.17Bの援助に、初めて
GLSDBが含まれることを明らかにした。 但し、その数量については明らかにしなかった。
 今回の援助にはM1A2 Abrams MBT、Bladrey IFV及びMIM-104 Patriot 1個FUも含まれる。 更にC-UAVシステムや防空用発電機、HAWK 2個FU対迫レーダ20基、IR照準具付き機関銃190丁も含まれる。
 この他に2022年に供与されたRQ-20 Puma UAVの追加や、総額$425M似のぼる155mm砲弾、120mm迫弾、HIMARS弾、181両のMRAP車やJavelin ATGM、対戦車ロケット弾も供与される。
2023.02.15
 18:11
CNN

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ国境付近に航空機を集結か 英紙報道 <2303-021510>
 英Finacial Times紙が14日、NATO加盟国の間で共有されている情報として、ロシアがウクライナ国境付近に航空機を集結していると報じた。
 一方、オースティン米国防長官はNATO国防相会議に出席した後の記者会見で同日、今のところロシアが大規模空襲に向けて航空機を集める様子はみられないと述べた。
 そのうえで、ロシア軍に相当な数の航空機と大きな残存戦力があることは承知しているとして、ウクライナの防空能力をできる限り強めるために全力を尽くす必要があるとの認識を示した。
2023.02.15
 15:59
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナのルガンスク州で防衛線突破と発表 <2303-021509>
 ロシア国防省がTelegramで15日、ロシア軍がウクライナ東部ルガンスク州の一部でウクライナ軍の防衛線を突破したと発表した。ルガンスク州のどの地域で攻撃が行われたかは明らかにしなかった。 「攻撃中にウクライナ軍は以前占領した線から最大3km後退した。 ウクライナ軍の第2防衛線はロシア軍の突破を阻止することができなかった」という。 ロイタは戦況を確認していない。
 ロシア軍は現在、南部のヘルソン州とザポロジエ州の大部分、ルガンスク州のほぼ全域、州都を含むドネツク州の半分以上を押さえている。
 ウクライナ軍は15日朝の定例発表でルガンスク州における深刻な後退に言及せず、バフムトやウグレダルを含む20以上の集落で攻撃を撃退したと発表した。
2023.02.15
 15:03
Ukrinform

(Yahoo)

ロシアは自軍の97%をウクライナでの戦争に投入=英国防相 <2303-021508>
 ウォレス英国防相が15日、ロシアは自国軍の97%をウクライナ戦争に投入したと発言した。
 ウォレス英国防相は、ロシアはウクライナの防衛を突破するだけの戦力を結集できていないとと指摘し、「我々はロシア軍の前進努力だけ見ており、それはロシア軍に多大な代償を払わせている。 現在我々はロシア軍の97%がウクライナにいると見積もっている」と発言した。
 更に、ウクライナに投入されたロシア軍の損耗率が非常に高く、潜在戦闘力は40%まで低下し、同国の戦車のおよそ2/3が破壊されるか破損していると指摘した。
2023.02.15
 10:15

(20:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 14 <2303-021507>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月14日の戦況 =
 オースティン米国防長官は2月14日、ウクライナ防衛支援54ヵ国が長期にわたりウクライナを支援し続けることを示唆した。 しかしWashington Post紙は、米国当局がウクライナに、ウクライナに対する西側当局者の個人的な見解としての安全保障援助は有限であると報じた。
 ロシア軍は2月14日にクピャンスク方向とスヴァトーブ~クレミンナ線で攻撃を続けている。 またバクムット周辺とドネツク市西部郊外にでも攻撃を続けた。
 2月14日にドネツク州西部、ヘルソン州、ムィコラーイウ州、ザポリージャ州西部でロシア軍の攻撃は確認されなかった
 ロシア北西部コラ半島のロシアの地上部隊は、ウクライナ侵攻前の1/5に減少していることは、クレムリンがNATOの軍事的脅威を懸念していないという、かねてからのISWの分析と合致している。
Kola 半島の位置 (Google Map)】
 ウクライナ人とタタール人のパルチザンが、2月10日にノバカホフカでロシア軍人2名と特殊部隊員2名を乗せた車に対してIED攻撃を実施したと伝えられた。
Nova Kakhovkaの位置 (Google Map)】
2023.02.15
 09:48
讀賣新聞

(Yahoo)

ドイツ製「レオパルト2」、ノルウェーがウクライナに8両供与へ <2303-021506>
 ノルウェー政府が14日、軍の備蓄などからLeopard 2 MBT 8両をウクライナに供与すると発表した。 またLeopard 2の保有国がポーランドで行うウクライナ軍部隊への訓練にも参加するという。
 このほか、弾薬や整備部品取得のためNOK250M(33億円)をEUの基金を通じて支援する。
2023.02.15
 01:45
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、バフムトで前進 制圧されるかは不明=米 NSC 調整官 <2303-021502>
 米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官が14日、ウクライナ東部の要衝バフムトについて、ロシア軍がここ数日で前進しているとしながらも、バフムトがロシア軍に制圧されるかはまだ分からないと述べた。
 カービー調整官は記者団の質問に答える形で、バフムトがロシア軍に制圧されたとしても「戦争全体に戦略的な影響は及ばない」との見方を示した。
2023.02.15
 01:42
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、春にもロシア軍に攻勢=米国防長官 <2303-021501>
 ブリュッセルで始まったNATO国防相会合に出席オースティン米国防長官が14日、ウクライナが春にもロシア軍に対する攻勢をかけるとの見方を示した。
 ロシア軍については、戦場に多くの新兵を投入しているものの、多くは訓練不足で装備も整っていないとし、現時点ではロシアが大規模な空爆のために戦闘機を集結させている兆候はないとも述べた。
2023.02.14
 12:30

(22:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 13 <2303-021404>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月13日の戦況 =
 プーチン大統領は、露海軍歩兵がドネツク州のヴフレダール周辺で壊滅的な死傷者を出し続けているが、ロシア国防省を支持し続けている。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナの近くで攻撃を続けた。
 ロシア軍はバクムット周辺で僅かに前進し、ドネツク州の最前線全体で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、ザポリージャ州西部でウクライナ陣地の攻撃に失敗したが、この地域での陣地を強化し続けている。
2023.02.14
 07:05
時事通信

(Yahoo)

ロシア軍が「大攻勢」開始か 戦果急ぐ、ウクライナ正念場 <2303-021402>
 ウクライナのゼレンスキー政権が、ロシア軍の大規模攻勢が既に始まりつつあるとの認識を示している。 ウクライナ東部ドネツク州の重要拠点バフムト周辺では、ロシア側の包囲が一段と進行しており、西側諸国のMBTが今春ウクライナ軍に配備されるまでが正念場とみられ、激しい攻防が続きそうである。
 2月24日の侵攻開始1年を控え、プーチン大統領は21日に年次教書演説を予定しているがり、ロシアが当初最低ラインとして目指したドネツク州の完全制圧は進んでいないことから戦果を急いでいるもようである。
 ウクライナのダニロフ国家安全保障国防会議書記は11日に地TVに「ロシア軍は始めたと言わないだけで、既に大攻勢に出ている」と述べた上で「われわれは撃退している」とたが、朝鮮半島分断のようなシナリオを念頭にプーチン政権で「二つ目のウクライナをつくる計画が進行中だ」と警戒を促した。
2023.02.13
 23:08
時事通信

(Yahoo)

ロシアの大規模攻撃「始まった」 NATO事務総長 <2303-021317>
 ストルテンベルグNATO事務総長が13日の記者会見で、春以降との観測が強まっていたロシアによるウクライナへの大規模攻撃について既に始まっているとの認識を示した。
 また、12日にはNATOのホームページがサイバー攻撃に遭ったことも明らかにした。
2023.02.13
 22:05
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア軍、精鋭の旅団5千人を東部での戦闘で失った可能性 米サイト <2303-021316>
 ウクライナメディアのKyiv Independentが13日、米政治専門サイトPOLITICOが12日にウクライナ東部ドネツク州ブフレダールをめぐる戦闘で、ロシア軍が精鋭の第155海軍歩兵旅団全体を失った可能性があると報じた。
 ウクライナ国防軍の地区報道官がPOLITICOに語ったところによると、指揮官を含む多数の敵軍がブフレダールとマリンカ近くで撃退されたと述べた。
 旅団は5千人で構成されるが、そのほとんどが死傷または捕虜になったと見積もっているという。
Vuhledar の位置Mar'inka の位置 (Google Map)】
 また、「第155旅団は3回人員を補充しなければならなかった。 最初が首都キーウ近郊のイルピンとブチャの後、ドネツク近郊で敗北したときが2度目で、今回ブフレダール周辺で旅団のほぼ全体が破壊された」と話した。
2023.02.13
 16:31
産経新聞

(Yahoo)

ロシア軍、大規模攻勢「既に開始」 規模は限定的か <2303-021312>
 ウクライナ国家安全保障防衛会議のダニロフ書記が、同国や米欧諸国が警戒している露軍の2~3月の大規模攻勢について既に始まったとの見方を示した。 ただ、ダニロフ氏やウクライナ国防省は、露軍には戦力不足により想定されたほどの攻勢を行う余力がないと指摘した。 ISWも露軍の攻撃能力に懐疑的な見方を示した。
 露軍は現在、プーチン大統領が年次教書演説を行う今月21日までに東部ドネツク州バフムトを制圧したい思惑だとされ、攻勢を強めており、ウクライナメディアによると10~11日にバフムト周辺では過去最多となる54回の戦闘が発生している。
 英国防省や戦争研究所は、露軍がバフムト周辺で限定的に前進しているものの、相当の損害も被ったとみており、軍事情報サイトOryxによると8~10日だけで露軍が戦車36両を喪失したことが確認された。
2023.02.13
 15:44
BBC News

(Yahoo)

ロシア軍が「少しずつ優勢に」 ウクライナ東部バフムート周辺で徐々に支配地域を拡大 <2303-021311>
 ウクライナのゼレンスキー大統領は東部のバフムートを「我々の要塞」と呼んでいるが、ロシア軍はこの6ヵ月、バフムートを占領しようとしてきた。
 ウクライナ側はいま、ロシア軍がバフムートを破壊すべく猛攻を強めているとみている。
2023.02.13
 15:15
CNN

(Yahoo)

東部に記録的な砲撃、ロシア側は「消耗」 ウクライナ軍報道官 <2303-021309>
 ウクライナ軍東部管区報道官はTV局との対談で12日、東部ドネツク州リマンとルハンスク州方面への砲撃は連日、記録を更新していて、直近24時間で砲撃は424回戦闘は23件に上ったと話した。 バフムートだけでは48回の攻撃と、19件の衝突があったという。
 同報道官によれば、要衝バフムート方面が引き続き主な標的となっており、前線沿いでは各種ロケット砲による攻撃が167回、部隊の衝突が41件に上り、ロシア軍が失った兵士は212名、負傷兵は315名に達した。 ただCNNは死傷者の人数を独自に確認できていない。
 ロシアはウクライナ軍の消耗を狙っているのかという質問に対し、同報道官は逆に「ウクライナ東部の防衛部隊は、敵が大規模攻撃を実行できないよう消耗させている」と主張し、ロシア軍を疲弊させ、兵員や装備の損失を与えている結果として、ロシア軍側の戦闘の質や心理状態に明らかな影響が出ているとの認識を示した。
2023.02.13
 10:59
Ukrinform ロシア軍は優先的に防衛する方面を決めかねている=英国防省 <2303-021305>
 英国防省が13日、ロシア軍はウクライナ軍の攻勢がウクライナ南部ザポリッジャ州と東部ルハンシク州いずれの防衛を優先するかを決めかねていると指摘した。
 英国防省がTwitterに掲載した情報機関の報告には、2月7日時点のオープンソースの画像から、ロシアがウクライナ南部ザポリッジャ州中央部、特にタラシウカ村近くにて、防衛拠点を追加的に強化しているのがわかっていると書かれている。 さらに、2月8日には、ロシアはザポリッジャ州のヴァシリウカとオリヒウの間に防衛拠点を設置したという。 その上で、現在のロシアの作戦上の焦点は東部ドンバス地方中央部に向けられているにもかかわらず、以前同様に伸び切っている前線の重要地点の防衛を懸念していると指摘している。 同省は、ザポリッジャ州とルハンシク州の継続する防衛地点強化、人員の投入がそのことを示していると伝えた。
 現在、ウクライナにおえるロシアの前線は1,288kmになっており、占領するザポリッジャ州ではそれは192kmになっているという。
 同省は、「ザポリッジャ州でウクライナ軍が突破すれば、ロシアの露ロストフ州とクリミアを結んでいる『陸の回廊』の存続が危ぶまれることになる。ウクライナがルハンシク州で成功すれば、ロシアの公言するドンバス地方の『解放』という目的はさられに損なわれることになる。 どちらの脅威に抵抗の優先度を与えるかを決めることが、ロシアの作戦計画立案者にとっての主要なジレンマとなっているようだ」と指摘した。
2023.02.13
 10:45

(20:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 12 <2303-021304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月12日の戦況 =
 英国国防省は、ウクライナ参謀本部から入手した統計から、ロシア軍が侵略当初の数週間以来最も多くの死傷者を出した可能性があり、先週1日平均824人の死傷者を出したと報告した。 ただ英国国防省は、ウクライナ軍参謀本部がロシアの死傷者を数えた方法を検証できない。
 ウクライナ中央軍事情報局は、ウクライナでShared UAVを操作するクルド語とペルシア語の会話を傍受したと発表し、ロシア軍がウクライナでイラン製UAVを操作するためにクルド人の傭兵を使用している可能性があると述べた。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がスヴァトーブの北西で攻撃を継続しているとし、クレミンナ周辺で攻撃を続け、その地域で23回の戦闘が報告した。
 ロシア軍はバクムット、アウディーイウカ、ヴフレダール周辺で攻撃を続けた。
 Wagner Gp.首領のプリゴジンが、Wagner軍がバクムットの北にあるクラスナホラを占領したと主張した。 プリゴジンはまた、Wagner軍がバクムットの半径50km以内にある唯一のロシア軍であると誤情報を流した。
 ウクライナ当局はISWの事前分析と同様に、ヘルソン州のロシア軍本格的な攻撃を開始する能力を欠いていると報告した。
 ロシアの情報筋は、ロシアが占領下のマリウポリに黒海艦隊基地を建設する可能性があるとした。
2023.02.12
 15:57
CNN

(Yahoo)

スイス、自国製対空砲のウクライナ向け再輸出承認を拒否 <2303-021203>
 スイス経済省経済事務局が12日までに、スイスの戦争物資の関連法に抵触することを理由にスペイン政府によるスイス製対空砲のウクライナへの再輸出の承認申請を退けたことを明らかにした。 同局の報道担当者は、デンマークとドイツも2022年、同様の要請を寄せたが同じ理由で拒絶したと述べた。
 スイスには同国製の兵器や他の戦争物資の再輸出を厳しく制限する連邦法がある。 スイス国会では現在、同法の規定を緩和するため今月3日に提出された法案が審議されている。
2023.02.12
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 11 <2303-021202>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月11日の戦況 =
 ウクライナ軍当局者と戦争を支持するロシアの国家主義者は、現在の状況でドネツク州で大規模な攻撃を開始しようとしているロシア軍の能力を軽く見ている。
 ドネツク州ヴフレダール周辺でのロシア軍の報告された成功と失敗は、ロシア軍が決戦を開始できるというロシアの超国家主義者の信念を弱めた可能性がある。
 バクムット地域における限定的ではあるが明らかななロシアの前進と、他の場所で有意義な前進をしていないことによる差は、ロシア軍が急速な前進を確保できないというミルブロガーとウクライナの見方通りである可能性がある。
 ロシア軍はスヴァトーブとクレミンナの近くで攻撃を続けているが、引き続きドネツク州での攻撃作戦を優先している。
 ロシアの占領当局は、占領下のザポリージャ州の北にあるカホフカ貯水池で放水している可能性が高い。
【註】
 カホフカ貯水池は、Hoba Kakhovkaにあるダムでドニプロ河をせき止めた人工湖で、カホフカ水力発電所の水源であると共にクリミアへの給水路である北クリミア運河の起点にもなっている。
2023.02.11
 17:01
毎日新聞

(Yahoo)

ウクライナ東部前線 ロシア軍、一部地域で前進か 英国防省分析 <2303-021108>
 英国防省が10日、ロシア軍が一部地域で前進に成功したとの分析を発表した。 英国防省の情勢分析は、ロシアのWagner部隊が7日以降にウクライナ東部ドネツク州北部にあるバフムト近郊の前線を2~3km前進させたとした。 1月下旬から攻撃を続けている同州南部ウグレダルの近郊でも、ロシア軍が支配地域を拡大したと見ている。
Ougledar の位置 (Google Map)】
 InterFax通信によると、ロシア国防省報道官が10日、ドネツク州などを中心にして、ウクライナ軍の戦車や装甲車、榴弾砲などを破壊し、125名のウクライナ兵を殺害したなどと発表した。 具体的な前線での前進には触れていないが、ドネツク州での戦果を印象づけている。
 一方、ISWは8日、ロシア軍がドネツク州に隣接するルガンスク州を直近の最大の攻撃目標に定め、攻撃を開始した公算が大きいとの分析を発表した。 州西部のスワトボとクレミンナを結ぶ地域に3個師団を投入し、攻撃を活発化させているとの見方も示している。
2023.02.11
 11:25
CNN

(Yahoo)

ロシア占領下のメリトポリで複数の爆発、双方の当局者が報告 <2303-021106>
 ウクライナ当局と親露派当局の双方が、ロシアの占領下にあるウクライナ南部メリトポリで10日夜に複数の爆発が発生したことを明らかにした。 ウクライナ軍はここ数週間、市の奪還を目指してメリトポリに対する攻撃を繰り返している。
Melitopol の位置 (Google Map)】
 親露派軍民行政府の一員ロゴフ氏はSNSで、「市内で一連の爆発音が聞こえた。 今晩2度目だ」と述べ、ウクライナ軍が重火器やMLR/a>で攻撃したと主張している。
2023.02.11
 09:49
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ オランダに F16 供与要請 蘭国防省「同盟国と協議」と慎重 <2303-021105>
 ウクライナ政府がTwitterで10日、オランダ政府に対し保有するF-16の供与を要請したと発表した。 オランダは要請を受けたことを認める一方、即時の提供は難しいという立場を示した。
 オランダのオロングレン国防相は地元TVビで、米国やほかの同盟国と協議が必要だであり、影響についても見極めねばならないと述べた。 戦闘機の他国への移転には、米国の承認が必要になる。
2023.02.11
 07:00

(17:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 10 <2303-021104>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月10日の戦況 =
 ロシア軍は、ウクライナ全土で大規模なミサイルとUAVでの攻撃を開始した。
 ロシアのミサイルがNATO領土上空を飛行したとのことが戦況の拡大を引き起こす可能性は非常に低く、ISWはプチン大統領がNATOとの直接の紛争のリスクを冒すことを望まないこと分析し続けている。
 ドネツク州ヴフレダール近郊でロシアが攻撃に失敗したとの最近の映像は、ロシア動員兵の訓練不十分を露呈した。
Vuhledar の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はスヴァトーブの北西とクレミンナ周辺で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、バクムットとアウディーイウカ~ドネツク市地域、およびドネツク州西部で攻撃を続けた。
 ロシア軍がザポリージャ州で限定攻撃を行ったと伝えられた。
2023.02.10
 19:43
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、キーウなどのインフラ攻撃 ミサイルがモルドバ領空侵犯 <2303-021014>
 ウクライナでは10日にキーウを含む各地でロシア軍のミサイル攻撃があり、ウクライナ空軍はロシアがCM 71発を発射し、うち61発を撃墜したと発表した。 南東部のザポロジエには1時間に少なくとも17発のミサイルが撃ち込まれ、地元当局者によると2022年2月の侵攻開始以来最も激しい攻撃だった。
 ウクライナ軍司令官は、Kalibr 2発黒海から発射され、モルドバとNATO加盟国のルーマニア領空を通過してウクライナに着弾したと指摘した。 ゼレンスキー大統領はTelegramに投稿した動画でこれらミサイルはNATOと集団安全保障に対する挑戦だと訴えた。
 ルーマニア国防省は、ミサイルは国境から北東に35km程度離れたモルドバ領空を飛んだと指摘した。 一方、モルドバはミサイルの領空侵犯を確認、ロシア大使を呼び出した。
2023.02.10
 10:00
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、東部ルハンスク州で攻勢 ウクライナの当局者が明かす <2303-021008>
 ウクライナ東部のルハンスク州軍政トップのハイダイ氏が、ロシア軍はルハンスク州で攻勢をかけているものの、これまでのところ「大きな戦果」は挙げていないことを明らかにした。
 ハイダイ氏はTelegramでのTV対談で、確かな戦闘の激化が既に始まっていると結論でき、これはロシアがかねて計画していた全面攻勢の一環と言って差し支えないと指摘した。
 ロシア軍の圧力は、占領下にある北東部の都市クレミンナ一帯を起点としている。 ウクライナ軍は数回にわたりクレミンナとその北のスバトベとを結ぶ主要な道路の寸断を試みており、そこが過去数ヵ月間の前線となっているが、ハイダイ氏によれば、ウクライナ軍は現地でロシア軍による攻撃を何度も撃退し、今のところ突破は許していない。難しい状況だが、現地は依然としてウクライナ軍の守備隊が抑えているという。
 ロシア軍による攻撃の増加は、ウクライナ軍参謀本部も定期的な最新情報の中で把握している。
2023.02.10
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 98 <2303-021006>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月9日の戦況 =
 Wagner Gp.の首領プリゴジンは、囚人の募集を完全に停止したと発表した。
 ロシア政府は、ウクライナでの長引く戦争に備えてロシアの防衛産業基盤を強化する措置を追求しているす。
 Wagner Gp.とつながりのある著名なロシアのミルブロガーが、軍服調達スキャンダルをめぐってショイグ国防相の解任を求めた。
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナ線で攻撃を続けた。
 ロシア軍はドネツク州西部とアウディーイウカ~ドネツク市地域で限定攻撃を実施し、バクムット周辺で攻撃を続けた。
 ロシア軍はザポリージャ州で限定攻撃を実施した。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がドネツク人民共和国 (DNR) の志願兵部隊をロシア軍に統合されたと主張した。
2023.02.10
 06:05
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナへの攻撃強めるもよう 数日中に=伊国防相 <2303-021003>
 クロゼット伊国防相が9日、ロシアがウクライナ侵攻で「今日そして数日中に攻撃を強めるようにみられる」とし、ウクライナの自衛支援に向け同国と連携しているという認識を示した。
2023.02.09
 23:19
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア、ルハンスク州で大反攻…州知事「最大限の激しさ」 <2303-020919>
 ウクライナ東部ルハンスク州の知事が8日、ドネツク州との州境に近いクレミンナ方面でロシア軍の攻撃が最大限の激しさを見せているとSNSに投稿した。 ルハンスク州知事は9日も「露軍がウクライナ軍の防衛線の突破を図っているが、めぼしい成果を上げていない」と強調した。
 ISWは8日、露軍がルハンスク州で、大規模攻撃を開始したとみられるとした。
 TASS通信によると、ロシアが一方的に任命したドネツク州「暫定知事」が7日、露軍が包囲を試みるバフムト周辺から一部の部隊が北上し、リマン攻略の足がかりをつかもうとしていると述べた。
 露軍はバフムトとリマンを掌握し、ウクライナ軍が確保しているドネツク州の主要都市に南北から迫るシナリオを描いているとみられる。
2023.02.09
 12:35
CNN

(Yahoo)

戦車「チャレンジャー2」、来月ウクライナに到着 英首相 <2303-020912>
 スナク英首相が8日、Challenger 2 MBTの第一陣が2月にウクライナに到着すると述べた。
 スナク首相は、英国を訪問したウクライナのゼレンスキー大統領とともに記者会見を行い、Challenger 2が戦場に向かっているとし、ウクライナ兵が全力で訓練を受けていると述べた。
 英国はウクライナに対してChallenger 2を14両供与することを約束していて、1月にChallenger 2の供与を3月末までに完了させるとの見通しを示していた。
2023.02.09
 12:14
ロイタ通信

(Yahoo)

スペースX、衛星通信通じたウクライナ軍の無人機操縦を制限 <2303-020910>
 米宇宙開発企業Space X社のショットウェル社長が8日、ロシアとの戦争でウクライナ軍がUAV操縦に同社の衛星通信サービスStarlinkを利用するのを防ぐ措置を取ったと明らかにした。 具体的な対応措置については触れなかった。
 同社は、ウクライナ軍にブロードバンド通信を提供してきたStarlinkについて決して兵器化する意図はなかったがし、ウクライナは想定外に、またいかなる合意にも基づかない方法でこれを利用したと述べた。
 ショットウェル社長は、StarlinkをUAV操縦に使うことはウクライナ政府と結んでいる契約の範囲を超えているとし、契約はロシアの侵攻によって影響を受けた病院、銀行、家庭にブロードバンドインターネットを提供するといった人道目的のためだと語った。
2023.02.09
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 8 <2303-020909>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月8日の戦況 =
 ロシア軍はウクライナでの主導権を取り戻し、ルハンシク州で次の大規模な攻撃を開始した。
 ウクライナ軍がこの地域でこれまでのところロシア軍の前進を阻んできたのに対し、ロシア軍がこの地域での攻勢に少なくとも3個師団を投入したことから、ロシアの攻勢が始まったことが分かる。
 ドネツク人民共和国 (DNR) 人民民兵は、ロシアの攻撃に先立って疲弊したDNR部隊を強化するため、ロシアの砲兵大隊を統制下に入れたと伝えられている。
 動員されたロシア軍の要員をDNR軍組織にの配属したと報告されていることも、ロシアの軍事司令部がDNR軍とルハンシク人民共和国 (LNR) 軍ロシア軍に統合することを示唆している可能性があるが、重大な困難に直面する可能性もある。
 ロシア軍はバクムット周辺で攻撃を行い前進を続けた。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西で攻撃行動を続け、クレミンナ近郊での攻撃作戦を強化した。
Svatove の位置 Google Map)】
 ロシア軍は、アウディーイウカ~ドネツク市地域とドネツク州西部で限定攻撃を行った。
 ロシア軍とウクライナ軍は、ドニプロ河デルタキンバーンスピット小規模な小競り合いと偵察活動を続けている伝えられた。
Kinburn Spit の位置 (Google Map)】
2023.02.09
 09:47
ロイタ通信

(Yahoo)

ゼレンスキー氏、戦闘機供与を仏独に訴え パリで首脳会談 <2303-020907>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が8日にマクロン仏大統領とショルツ独首相との夕食会のためパリに到着し、ウクライナに重火器や最新の戦闘機を供与するよう仏独に訴えた。
 9日にはブリュッセルに移動しEU首脳会議に出席する。
2023.02.09
 07:00
CNN

(Yahoo)

英、ウクライナへの戦闘機供与を検討中と当局者 現地報道 <2303-020905>
 英PA Media通信が、英首相官邸報道官が8日に戦闘機をウクライナに供与するかどうかを英国は積極的に検討中だと述べたと報じた。 ウォレス国防相はどの航空機をウクライナに供与できるかを調べているが、首相官邸は戦闘機の供与についてはまだ決定していないとの姿勢を維持しているという。
 同通信によると報道官は、「英国の戦闘機を供与するかどうかの決断はまだ下されておらず、他国でも所有する戦闘機について進行中の議論があり、そうした戦闘機の中にはウクライナ軍のパイロットが操縦に慣れている機種に似ているものもある」と語った。
2023.02.09
 04:17
ロイタ通信

(Yahoo)

マレーシア機撃墜、プーチン氏関与の「形跡」 証拠得られず捜査打ち切り <2303-020903>
 親露派勢力が支配していたウクライナ東部上空で2014年7月にマレーシア航空機が撃墜された事件で、国際検察当局はプーチン露大統領撃墜に使われたロシアのミサイルシステムのウクライナでの使用を承認した明らかな形跡があったと発表した。
 ただ、プーチン大統領のほかロシア政府高官の関与を示す決定的な証拠は得られなかったため、捜査は一旦打ち切られた。
2023.02.09
 02:09
ロイタ通信

(Yahoo)

戦車「レオパルト2」大隊、3ー4月にウクライナに供与=独国防相 <2303-020902>
 ピストリウス独国防相がウクライナに対するLeopard 2 MBT供与について8日、西側諸国は31両で構成される最初の大隊を3~4月に引き渡せるとの見方を示した。
 ドイツ、オランダ、デンマークは7日、旧型のLeopard 1を産業界の在庫から修復してウクライナに提供するための資金を確保する方針を表明している。
2023.02.09
 00:27
ロイタ通信

(Yahoo)

英、NATO 仕様の戦闘機訓練を確約 ウクライナ大統領が訪英 <2303-020901>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が8日に英国を訪問しスナク首相と会談したほか、英議員らを前に演説を行い、ロシアの侵攻に対する西側諸国の軍事支援の拡大を呼び掛けた。 英国はNATOの最新戦闘機でウクライナ軍パイロットを訓練すると確約し、西側の軍事的支援の象徴的な一歩となった。
 ゼレンスキー氏の訪英は、2022年12月の訪米に次ぎロシアの侵攻開始以降2回目の外国訪問で、9日にはブリュッセルを訪問してEU首脳会議に出席する。
2023.02.08
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 7 <2303-020807>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月7日の戦況 =
 おそらくロシア軍司令部は、十分な戦闘力がない状態大規模な攻勢を行い、ドネツク州を征服をしようとしている可能性がある。
 ロシア愛国者の情報社会は、ロシアが迅速かつ多正面での決戦を期限内に維持できないことに対する懸念を表明している。
 ロシア国営Gazprom社が、国営の準軍事組織を正規軍化して民間軍事企業を弱体化させようと、独自の民間治安部隊を創設している可能性がある。
 ロシア軍はスヴァトーブとクレミンナの近くで限定攻撃を行った。
 ロシア軍はバクムット周辺で上攻撃を続けている。
 南翼のロシア軍は占領地拡大をしていない。
2023.02.08
 10:18
AP News

(Yahoo)

M2ブラッドレー歩兵戦闘車 ウクライナ向け第一陣船積み <2303-020806>
 ウクライナ軍参謀本部が2月6日、米国の積出港で船積みされる、同国向けのM2 Bladrey
IFV第一陣の映像を公開した。 米国輸送軍は、$285Mの軍事援助協定の一環として、60両を超えるBladreyをウクライナに引き渡す。
 Bladreyはウクライナ軍の戦力を大きく強化すると見られているが、訓練や兵站網の確立が必要なため、前線に投入されるまでには数ヵ月かかると見られる。
2023.02.08
 09:45
ロイタ通信

(Yahoo)

ロ軍死者が1日で最多1000人超、ウクライナ発表 東部で戦闘激化 <2303-020805>
 ウクライナ軍が7日、ロシア軍の死者数過去24時間で1,030人に上ったと発表した。 侵攻開始後で最多で、この2日間の死者数は1,900人になったとしている。
 これまでのロシア側の死者を、ウクライナ軍は133,190人と主張する一方、ロシアはウクライナ軍の1月の死者が6,500人に上ったとしている。
 ウクライナも最近は詳細な戦況をほとんど明らかにしていないが、こうした主張は塹壕戦が激化しているという双方の説明と一致する。
2023.02.08
 07:05
時事通信

(Yahoo)

ロシア軍の前進、限定的 経験不足の部隊に非現実的目標 英分析 <2303-020804>
 英国防省はウクライナ侵攻を巡る7日の戦況報告で、ロシア軍が1月上旬から反転攻勢を試みているものの軍事物資が不足し、限定的な前進にとどまっていると分析した。
 大規模攻勢への警戒感が強まっているが、ロシアが今後数週間で戦況を大きく左右するほどの部隊を編成できる見込みは薄いという見方も示した。
 ロイタ通信によれば、ロシアのメディアは6日ら、ロシア軍がドネツク州の町ニコラエフカを掌握したと伝えたが実態は不明で、少しでも戦果を誇示したい宣伝戦の可能性もある。
Nikolaevka の位置 Google Map)】
2023.02.08
 05:48
ロイタ通信

(Yahoo)

独蘭デンマーク、ウクライナ向けに戦車100両を購入 <2303-020803>
 オランダ政府が7日、オランダ、デンマーク、ドイツウクライナ向けLeopard 1A5 MBT 100両を購入すると発表した。
 オロングレン蘭国防相は国営放送NOSとの対談で、Leopard 1はやや旧型だが、ウクライナでの戦闘に間違いなくまだ使えると述べた。
2023.02.08
 04:14
Bloomberg

(Yahoo)

ドイツなど旧式戦車最大178台供給へ、ロシアは進軍主張 <2303-020802>
 ドイツ、デンマーク、オランダの3ヵ国国防相が7日に合同声明を発表し、ウクライナに旧型のLeopard 1A5 MBT 178両を訓練や交換用部品、弾薬を含めた支援パッケージとして供給し、最初の一部数ヵ月以内ウクライナに到着すると述べした。  キーウを電撃訪問したピストリウス独国防相の発言として公共放送ZDFが報じたところによれば、戦車の供給は段階的に行われ、夏までに20~25両が届き、2024年初めまでに100両以上が供給されると説明した。
 一方、ショイグ露国防相は、バフムトの制圧を目指した戦いで同国軍が前進に成功していると述べた。 またロシア政府は中央銀行に対し、景気見通しについてより前向きなトーンを発し、金融緩和の用意があることを示唆するよう求めた。 ロシア中銀は今年最初の金融政策会合を控えており、政府当局者は年内に金利は低下する可能性があるという明確なメッセージを中銀に送ってもらいたい意向だと、事情に詳しい関係者が明らかにした。
2023.02.08
 02:22
ロイタ通信

(Yahoo)

独、ウクライナに戦車「レオパルト1」178両の輸出承認=関係筋 <2303-020801>
 ドイツ政府関係筋が7日、安全保障会議がウクライナにLeopard 1 MBT 178両を供与することを承認したとのSpiegel誌の報道を確認した。 供与する数は従来よりも上乗せされたという。 Spiegel誌は、一部は今夏に届けられるものの、大部分は来年になると報じている。
 これに先立ち、Leopardを製造するRheinmetall社のパッペルガーCEOは、ウクライナにLeopard 1を年内に20~25両2024年に88両提供すると述べていた。
2023.02.07
 18:40
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ東部で兵力増強 「15日以降に攻撃」観測 <2303-020712>
 侵攻開始から1年となる2月24日前後にロシアが「象徴的な」理由で大規模な攻勢を開始する可能性があるとウクライナ側は予想している。
 ルガンスク州のガイダイ知事は、ウクライナ東部でロシアが兵力を増強していると指摘した。 ガイダイ知事はウクライナのTVに「ロシアの予備軍が次々とこちらに配置され、装備が持ち込まれている」とし「2月15日以降いつでも攻撃があり得る」と述べた。
 一方、英国防省は7日、戦況に大きな影響を及ぼし得る戦力ロシアが数週間以内に用意できる公算は小さいとの見方を示した。
2023.02.07
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 6 <2303-020704>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月6日の戦況 =
 ウクライナ当局は、ロシア軍が2月中旬から下旬にウクライナ東部で決戦に出る準備をしていると分析している。
 有能なロシアの民族主義者は、2月下旬に攻撃を成功させるロシアの能力に懐疑的な見方を表明している。
 ショルツ独首相は、ドイツの戦車の提供がロシアの安全を脅かすというプーチン大統領の誤った論理を否定した。
 ロシア政府はWagner Gp.首領プリゴジンのロシアにおける正当性と権威を否定してる。
 ロシアの民族主義世界の情報でもプリゴジンの魅力も、バクムット周辺のWagnerによるの攻撃の戦果を過剰評価も、低下している可能性がある。
 イランに対する武器等の供給に対する西側の制裁失敗で、ロシアがイランから戦闘UAVを取得した可能性がある。
 ロシア軍は2月4日から6日の間にクピャンスクの北東で戦果を上げた可能性が高く、ロシアの情報筋はロシア軍が2月5日と6日にスヴァトーブ~クレミンナ線の以前位置まで西進したと主張した。
 ロシアは、ロシア軍が2月3日にビロホリフカを占領したと主張しているが、ウクライナ軍は2月6日現在、ルハンシク州のビロホリフカに陣地を維持している。
Bilohorivka の位置 Google Map)】
 ロシア軍はバクムットの北東と南で攻撃を続けたが、2月6日現在、集落を包囲していない
 ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市地域で限定攻撃を行った。
Avdiivka の位置 Google Map)】
 ウクライナ軍はドニプロ河の渡河を試している。
 ロシア当局と占領当局は、ドンバスでのロシア軍増強を隠蔽するため警備を強化している可能性がある。
2023.02.07
 09:08
共同通信

(Yahoo)

ロシア、10日以内に大攻勢も ゼレンスキー氏、対応協議 <2303-020703>
 Financial Times紙がウクライナの軍事顧問の話として6日、ロシア軍の大攻勢が10日以内にあり得るという「非常に堅い情報」をウクライナが得たと報じた。
 ゼレンスキー大統領は軍のザルジニー総司令官、国防省のブダノフ情報局長らと会い、ロシアの攻勢の可能性やバフムトの状況などについて対応を協議した。
 地元メディアが、ウクライナ国防省幹部は「今年春や夏に東部や南部の戦線を増強するためロシアは1月に、30万~50万人を徴兵しようとした」とした上で、ロシア軍が侵攻をやめる意思はないとの考えを示したと報じた。
2023.02.07
 08:43
AFP=時事

(Yahoo)

ワグネル創設者、自らバフムート空爆と主張 ウクライナ大統領に「決闘」挑む <2303-020702>
 Wagnerの首領プリゴジン氏が6日、ウクライナ東部ドネツク州のバフムートを自ら戦闘機で空爆したと明らかにした。 プリゴジン氏は、暗闇を飛ぶ機内でヘルメットと酸素マスクを着用した動画をSNSに投稿し、「われわれはバフムートを空爆し、着陸するところだ」と語った。
 さらに、翌日もMiG-29に乗り込むと宣言し、ウクライナのゼレンスキー大統領に対し、バフムート上空での空中戦に参加するよう呼び掛け、「あなたが勝てばアルテモフスク(バフムートのロシア名)はあなた方のものだ。 負ければ、われわれはドニエプル河まで進撃する」と述べた。
2023.02.07
 07:20
CNN

(Yahoo)

東部バフムート、天然の防御で「難攻不落の」要塞に ウクライナ軍司令官 <2303-020701>
 ウクライナ陸軍のシルスキー司令官はTelegramで6日、東部の都市バフムートは高台や丘に囲まれ、街自体が敵にとって罠になっているなど、この地域ならではの地理的な特徴があり、天然の防御により難攻不落の要塞になっているとの見方を示した。
  シルスキー司令官によると、ウクライナ軍は天然の地形に沿って障害物を設置したことで、地域を難攻不落の要塞にし、数千人の敵が死亡する状況になっているという。
2023.02.06
 21:48
朝日新聞

(Yahoo)

ロシアがクリミア半島に新たな基地建設か 専門家「衛星画像で判明」 <2303-020610>
 UkrInformが6日、公開情報を解析するOSINTの専門家で、American Enterprise公共政策研究所のアフリック氏がTwitterに、クリミア半島にロシア軍の新たな基地が建設されたと投稿したと報じた。
 アフリック氏は、クリミア半島北部の2022年10月18日と2023年1月21日の衛星画像を比較し、「ロシア軍は2022年末ごろに基地をつくり、ヘリポートと要塞化した外壁ができたことがわかる」としている。
2023.02.06
 19:31
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナの教育を恐れるロシア軍、占領地域で教師の家に押し入りか <2303-020609>
 ウクライナのメディアKyiv Independentが6日、ロシア軍の占領下にあるウクライナ中南部ザポリージャ州メリトポリ市のフェドロフ市長は「ロシア軍が教師の家に押し入り、オンライン授業のための電子機器を奪っている」と述べたと報じた。
 フェドロフ市長はロシア軍は「占領地にいる人々が、ウクライナのカリキュラムでオンライン授業を受けることを恐れている」とし、教師に対して「学校に来て、ロシアのカリキュラムに従って子どもに教えるよう強制している」とも述べた。
 市長によると、22校のうちオンライン以外で授業をしているのは10校だけで、市教育局の職員2,900人のうち、ロシア軍への協力に同意したのは300人足らずだという。
2023.02.06
 15:42
乗りもの News

(Yahoo)

カナダ供与の「レオパルト2」戦車 ポーランド到着 ウクライナ兵の訓練開始へ <2303-020608>
 アナンド加国防相が2月6日に自身の公Twitterで、ウクライナに供与したLeopard 2 MBTの最初の1両ポーランドに到着したと発表した。
 ポーランドへの輸送はカナダ空軍のC-17で行い、他のNATO加盟国とともに、近日中にLeopard 2の操法に関する教育訓練をウクライナ兵に対して開始するとしている。
 加政府は1月26日に、Leopard 2 MBT 4両をウクライナに供与すると発表しており、その際に弾薬やスペアパーツも一緒に提供するほか、ウクライナ兵に対する操法訓練についても第三国で行う用意があり、そのために必要なカナダ軍将兵の派遣も実施すると明言していた。
2023.02.06
 10:38
CNN

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナの本を焼却か 東部の実効支配地域 <2303-020605>
 ウクライナの国民抵抗センターが5日にSNSに投稿した声明で、、ロシア軍がウクライナ東部ルハンスク州の図書館や学校で、ウクライナの本を押収し焼却しているとみられることを明らかにした。
 ルハンスク州の一部地域では、ウクライナの文学作品が地元のボイラー室で大量に焼却された事例が記録されているという。
2023.02.06
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 5 <2303-020604>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月5日の戦況 =
 現在ウクライナの(更迭される可能性がある)レズニコフ国防相が、ウクライナ当局はウクライナ侵攻記念日2月24日の前にロシアが攻勢に出る可能性を予測していると述べたが、ハリコフ市の近くにロシアの戦闘群はいないと述べた。
 ショルツ独首相が、ウクライナは西側が提供した武器でロシア領土を攻撃することはないと述べた。
 米当局者が、ロシアとイランがウクライナでの戦闘用に最大6,000機のUAVを製造する工場をロシア国内に建設する計画であると述べた。 ロシアの情報筋は、ロシアの武器メーカLobaev Arms社がこれらのUAVの開発と生産を開始しているとしている。
 ロシア軍はクレミンナ地域で攻撃を続けており、ロシアのミルブロガーはロシア軍が最近スヴァトーブの北西で新たな攻撃を開始したとした。
 ロシア軍はバクムット周辺で攻撃を続けた。 ロシアのミルブロガーは、Wagner Gp.の首領プリゴジンがウクライナ軍がバクムットから撤退していないとしているとした。 ISWは引き続き、ロシア軍がバクムットからウクライナ軍を撤退をさせることができていない可能性が高いと分析している。  ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がヴーレダール方向に予備隊を移動させているとし続けている。
Vuhledar の位置 (Google Map)】
 衛星画像によると、ロシア軍が2022年10月18日から2023年1月21日の間にクリミア北東部のアラバトスピットに要塞を建設した。
Arabat Spit の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍参謀本部は、ロシア軍が占領下のルハンシク州で負傷兵を治療するためにロシアから医療要員を投入し続けていると報告し、ロシア軍がルハンシク州で攻勢撃の準備をしているというISWの分析を支持した。
2023.02.06
 07:23
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナのレズニコフ国防相が交代へ、次官に汚職疑惑 <2303-020603>
 ウクライナのゼレンスキー大統領に近い有力議員アラカミア氏がTelegramで5日、レズニコフ国防相が交代することを明らかにした。 ゼレンスキー氏が進める人事刷新の一環で、後任には国防省のブダノフ情報総局長が就任し、レズニコフ氏は別の職務に異動する。
 レズニコフ氏は戦時下の汚職を強く批判してきたが、ここ数週間は自身が率いる国防省で食料契約を巡る汚職疑惑が浮上し、解任された国防次官が捜査を受けているほか、別の次官も辞職した。
2023.02.06
 06:30
毎日新聞

(Yahoo)

各国のウクライナ支援、15兆円超 米独の戦車供与にロシア反発 <2303-020602>
 ロシアの侵攻が続くウクライナに対し、西側諸国は相次いで支援を表明した。
 キール世界経済研究所(ドイツ)のまとめでは、2022年11月20日時点までの支援表明額は、軍事支援・人道支援・財政支援の3分野を合わせて少なくとも計€108Bに上る。
2023.02.05
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 4 <2303-020503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月4日の戦況 =
 ロシアが挑もうとしている決戦の攻撃目標が、ドネツク西部~ザポリージャの最前線からザポリージャ市である可能性は低い。
 ロシア軍は、ドネツク州の州境まで到達してザポリージャ市を制圧するために必要な、複数の同時大規模攻撃作戦を維持する能力あるとは思えない
 ロシア国防省は、ウクライナでのロシアの不正規軍をロシアの正規軍に再構築して統合するための取り組みを開始した。
 ウクライナ東部での大規模な攻撃の準備と合わせて大幅な組織改編を行うという露国防省の決定は、プーチン大統領が承認し、参謀総長ゲラシモフ陸軍上級大将が遂行しているものと見られる。
 ロシアとウクライナは、63人のロシア人捕虜と116人のウクライナ人捕虜を交換した。
 ロシア軍はスヴァトーブの北西で限定攻撃を実施し、クレミンナ周辺で攻撃を続けた。
 ロシア軍はバクムットとヴフレダール周辺で攻撃を続けたが、ドネツク市の西部郊外に沿った攻撃ではペースが遅くなっている。
 ウクライナ軍は、ドニプロ河東岸のヘルソン州でロシア軍を引き続き砲撃している。
2023.02.04
 17:00
日経新聞 ロシア、クリミア攻撃なら「あらゆる武器で反撃」 <2303-020417>
 米政府が3日に、射程が150kmとクリミア半島が射程に入る
GLSDBウクライナ供与を決めたことに対し、メドベージェフ露安全保障会議副議長が4日、ロシアが一方的に併合したクリミア半島などが攻撃されればあらゆる種類の武器で反撃する用意があると述べ、核兵器使用の可能性も排除しない考えを示して脅し、ウクライナによるクリミア攻撃を強く牽制した。
2023.02.04
 16:30
CNN

(Yahoo)

長距離ミサイルでロシアを攻撃せず、ウクライナ国防相が約束 <2303-020416>
 ウクライナの国営メディアUkrinformによると、EUの行政執行機関である欧州委員会との会合でレズニコウ国防相が4日までに、同盟国に求め続けている長距離ミサイルが供与された場合、ロシア領内への攻撃には使わないことを保証する用意があるとの考えを示した。
 他国に対しウクライナによるSAMの支援も要望し、PatriotSAMP/Tを調達する必要性を強調すると共に、米NASAMSIRIS-Tのさらなる提供も促した。
2023.02.04
 15:13
AFP=時事

(Yahoo)

没収したロシア資産をウクライナ支援に転用 米容認 <2303-020415>
 米メディアが、3日に行われた訪米中のウクライナのコスチン検事総長との会談でガーランド米司法長官が、没収していたロシアの資産をウクライナ支援に転用することを認めたと報じた。
 転用されるのは、2022年4月に制裁逃れの罪で起訴されたロシアオリガルヒ(新興財閥)のマロフェーエフ被告の押収資産で、米国務省に譲渡され、ウクライナ国民の支援金として使われるという。
 コスチン検事総長は没収された資産のうち$5.4Mを復興費に充てると述べた。
2023.02.04
 13:21
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍の死傷者「20万人近くに」、ワグネル戦闘員は「消耗品」…米政府高官 <2303-020414>
 New York Times紙が、米政府関係者らがロシアによるウクライナ侵略で露軍の死傷者数が20万人に近づいているとの分析を明らかにしたと報じた。 東部ドネツク州の要衝バフムトを巡る激しい攻防により、死傷者の増加が加速しているという。
 米政府高官によると、両軍はバフムト周辺で毎日数千発の砲弾を撃ち合っており、それぞれの死傷者は1日数百人に上る。 特に露軍では、正規軍の前面に立たされたWagnerの戦闘員が、ウクライナ軍による砲撃を受けて死傷者数が急増しているという。
 高官らは、露軍はワグネルの戦闘員を消耗品として使い、ウクライナ軍の弾薬を枯渇させるのが狙いと分析している。
2023.02.04
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 3 <2303-020411>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月3日の戦況 =
 バイデン政権は2月2日、ウクライナへのHIMARS用弾を含む$300Mの軍事援助パッケージを発表した。
 ロシア軍はスヴァトヴェ~クレミンナで攻撃を続け、クレミンナ近郊での攻撃を強めた。
 ロシア軍はバクムット周辺で攻撃を続けた。
 ロシア軍のウクライナ南部での占領地拡大は確認されていない。
 西側当局は、ロシア軍がウクライナでの戦争で約20万人の死傷者を出したと推定していると伝えられている。
2023.02.04
 05:41
共同通信

(Yahoo)

中距離防空システムを供与 仏伊共同でウクライナに <2303-020406>
 フランス国防省が、ルコルニュ仏国防相が3日、クロゼット伊国防相電話会談し、両国で開発したMAMBA中距離SAMシステム(註:=SAMP/T)を今春ウクライナに共同で供与することを最終決定したと発表した。
2023.02.04
 05:09
ロイタ通信

(Yahoo)

米、ウクライナに長距離兵器供与へ 射程距離151キロ=国防総省 <2303-020404>
 米国防総省が3日、ウクライナに対する新たな$2.175Bの支援
GLSDBと呼ばれる長射程のロケット弾が含まれると明らかにした。
【 GLSDB 関連記事:2301-121907 (BD 2022.12.19)】
 GLSDBの射程はHIMARSの約2倍となる151kmで、ウクライナ東部のロシア軍の全ての供給ルートのほか、クリミアの一部も射程内に入る。
 露大統領府のペスコフ報道官は米国防総省の発表についてロシア通信 (RIA) に対し、プーチン大統領が前日にボルゴグラードで行った演説を忘れてはならないと述べた。 プーチン大統領は前日の演説で、Leopard 2をウクライナに供与する決定を非難した上で、核兵器を含むあらゆる兵器を使用する用意があると改めて表明していた。
【註】
 GLSDBは有翼滑空小径誘導爆弾GBU-39/B SDB-1にM26 MLRSのロケットモータを装着したもので、射程は前方150km以上、後方70kmであるという。
 2019年9月にBoeing社とSaab社が実施した3回目の発射試験は、ISO標準コンテナに組み込まれた発射機から発射されたGLSDBは射場の制約から130km飛翔したという。
【関連記事:2301-121907 (BD 2022.12.19)】
2023.02.03
 22:37
AFP=時事

(Yahoo)

旧式のレオパルト1戦車、ウクライナへの輸出承認 独政府 <2303-020316>
 独政府報道官は3日の記者会見で、Leopard 1に関する質問に対し、「輸出許可証が出されたことを確認する」と述べた。
 現在ドイツを含めて欧州各国の軍隊で運用されているLeopard 2の前身となる1960年代に装備が始まったLeopard 1について、所有する企業からウクライナに供与したいとの要望が政府に出されていた。
 Sueddeutsche Zeitung紙は、生産企業2社がLeopard 1数十両を改修してウクライナに送ることを希望していると報じた。 ただ、弾薬入手に問題があるるという。
2023.02.03
 21:38
AFP=時事

(Yahoo)

ノルウェー、新世代レオパルト戦車54両購入へ <2303-020315>
 ノルウェーが3日、新世代のLeopard 2A7 54両を購入すると発表した。 さらに18両の追加購入もあり得るとしている。 新型レオパルトは、2026~2031年に納入される。
 これによりノルウェーは、老朽化しつつあるLeopard A4 36両の入れ替えが可能となる。 ノルウェーは2001年にオランダから旧型Leopard 52両を購入したが、現在は36両のみが使用可能となっている。
 Leopard A4の一部はウクライナに寄贈される予定という。
2023.02.03
 15:29
日経新聞 Financial Times: バフムト攻防、ロシアの攻勢でウクライナが窮地に <2303-020312>
 ウクライナ東部バフムトでの戦闘が転換点に近づいている。 ウクライナ側の支配下にある同市を制圧し、プーチン大統領にとって2022年初夏以来となる大きな勝利をつかもうとするロシア軍は新たな兵力を続々と投入している。
 8ヵ月にわたる激しい戦闘を経てロシア軍は現在、三方向からバフムトに迫り、ウクライナ側の主要補給ルートを攻め立てている。 ウクライナ政府は防衛に伴う代償について、苦渋の選択に直面している。
2023.02.03
 12:00
CNN

(Yahoo)

ウクライナ、領土解放に向け強襲旅団を編成へ 内相代行 <2303-020309>
 ウクライナのクリメンコ内相代行が2日、ロシアに奪われた領土の解放を目的とする強襲旅団の編成を開始したとの声明を発表した。
 それによると、強襲旅団は現職の警察官、国境警備隊員、国家親衛隊員から構成され、志願者だけからなる部隊になるという。
2023.02.03
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 2 <2303-020305>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月2日の戦況 =
 ウクライナの情報当局者はウクライナ東部でのロシアの攻撃について、プーチン露大統領がロシア軍に3月までにドネツク州とルハンシク州を占領するよう命じたとする、ISWが見積もったロシア軍の最も可能性の高い可能行動を支持したと述べた。
 ロシア当局は、ルハンシク州におけるロシア軍の新たな配置を秘匿するため、占領下のルハンシク州でのSNSを遮断した。
 ウクライナのレズニコフ国防相はISWのロシア軍に対する可能行動見積もりを支持し、ロシア軍が差し迫った攻撃のために大幅に多くの人員を動員した可能性があることを示唆した。
 ロシアとウクライナの情報筋は、ロシア軍がスヴァトーブ地域で攻勢を準備している可能性があることを示唆した。
Svatove の位置 (Google Map)】
 ロシア軍は2月2日にクレミンナ地域で攻撃を強化した。
 ロシア軍はバクムットの北東と南西に対し攻撃を続けた。
 ロシア軍と占領当局は、過激派運動に関与しているという容疑でクリミア・タタール人を特定し、逮捕しようとしている
2023.02.03
 06:49
NHK News EU ロシアの戦争犯罪を証明する「国際センター」設置へ <2303-020302>
 フォンデアライエンEU委員長らが2日にキーウに到着し、ゼレンスキー大統領と会談し、その後の記者会見でフォンデアライエン委員長は「この憎むべき罪を犯しているロシアに法廷で責任を負わさなければならない」と述べ、ロシアによる戦争犯罪を証明するための国際センターをオランダのハーグに設置すると明らかにした。  センターではウクライナなどと連携して訴追に必要な証拠の収集などを行うとしている。
2023.02.02
 13:31
BBC News

(Yahoo)

ロシア軍が2月24日に大規模攻撃を計画か、ウクライナ国防相が警告 <2303-020207>
 ウクライナのレズニコフ国防相が1日、ロシアが新たな大規模攻撃の準備を進めており、早ければ侵攻開始から丸1年となる2月24日にも仕掛けてくる可能性があると警告した。 レズニコフ国防相によると、ロシア政府50万人規模の部隊を招集し、侵攻開始から丸1年の節目に何かを試みる可能性があると述べた。 23日にはロシア軍をたたえる「祖国防衛者の日」を控える。
 プーチン露大統領は2022年9月に軍歴のある予備役約30万人の部分的動員を行うと発表し、国の「領土保全」を確保するために必要だと説明したが、レズニコフ国防相は、実際に動員されウクライナに配置された人数はこれよりずっと多く、50万人に上るかもしれないと示唆した。
2023.02.02
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, February 1 <2303-020205>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年2月1日の戦況 =
 ウクライナ当局はISWの最も可能性の高いロシア軍の行動見積もりを支持し、2月か又は3月にドンバスで決戦に出ると警告している。
 プーチン露大統領は、ウクライナ軍を北部国境地帯に拘束するため、ウクライナ北東部に対し国境を越えた攻撃を準備しているように国内情報を操作している可能性がある。
 ロシア軍はバクムットの北東と南西に攻撃を続けた。
 ロシア軍は、2月1日にスヴァトーブ~クレミンナ線で失地回復のため限定攻撃を続けている。
 ロシア軍は、ウクライナ軍がヘルソン州のドニプロ河デルタで島々を奪取するのを防ぐのに失敗した任務を遂行し混乱し続けている。
 クリミアのパルチザンは、1月30日に占領下のクリミアでIED攻撃を行った可能性がある。
2023.02.02
 03:21
日経新聞 ウクライナ南部で「もっとも激しい爆撃」 英国防省分析 <2303-020202>
 英国防省が1日に発表したウクライナの戦況分析で、同国南部のドニエプル河沿いで、今回の紛争における最も激しい砲撃が起きていると指摘した。 ロシア軍がドニエプル川東岸から、西側の沿岸に位置するへルソン市への砲撃を続けているという。
 英国防省はヘルソンについて、ロシアの意図ははっきりしないものの、市民の士気の低下やウクライナからの反撃回避が目的の一部だろうと分析している。
 一方、ウクライナ国防省は、2月から3月にかけて戦争が非常に活発な時期に入るとの見方を明らかにした。
2023.02.01
 16:50
CNN

(Yahoo)

ロシア空挺部隊、バフムートでワグネル戦闘員に合流 アゾフ連隊元幹部 <2303-020111>
 ウクライナのアゾフ連隊元幹部のゾリン氏が1月31日、東部バフムートを巡る戦闘でロシア軍の空挺部隊が民間軍事会社Wagnerの雇い兵に合流していることを明らかにした。 ゾリン氏は戦場で戦っているわけではないが、ウクライナ兵と連絡を取り、補給面の支援を行っている。
 ゾリン氏はTelegramで、バフムート地区で以前はまずWagnerの雇い兵の受刑者が突撃を行い、その後Wagnerのエリートが続いていたが、現在は空挺部隊も戦闘に参加していることを明らかにした。
 ウクライナ軍の他の指揮官もここ数日、ゾリン氏と同様の見方を示しており、ロシア正規軍の兵士がバフムートを巡る戦闘でWagnerを支援していると指摘している。  CNNはこうした主張について独自に確認できていない。
2023.02.01
 14:41
時事通信

(Yahoo)

イスラエル首相、ロシア・ウクライナ仲介に意欲 軍事支援も検討 <2303-020109>
 イスラエルのネタニヤフ首相が1月31日放送のCNN TVのインタビューに答え、ウクライナへの軍事支援を検討中だと明らかにした上で、同国とロシアの仲介役を務めることに意欲を示した。
 ネタニヤフ首相は、Iron Domeなどをウクライナに提供する可能性を問われ、「それについて考えているところだ」と述べた。 イスラエルは、敵対するイランへの攻撃を黙認しているロシアとの関係もあり、ネタニヤフ首相はこれまでウクライナ支援に踏み込んでいない。
2023.02.01
 10:15

(20:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 31 <2303-020108>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月31日の戦況 =
 ISWは、ロシア軍がバクムットでウクライナ軍を突然包囲できる可能性は非常に低いと見ており、バクムットの陥落が差し迫っているとは見ていない
 ロシア軍司令部は、ロシア軍の能力をドネツク州とその戦域で急速に前進すると過大評価している。
 ロシアの正規軍は、疲弊したWagner部隊をバクムットからザポリージャ州の最前線に移す可能性がある。
 ロシア国防省は、ロシア軍が都市を占領すると想定して、バクムット近くのWagner部隊に代わって唯一の司令部を組織しようとしている可能性がある。
 ウクライナ当局は、今後数ヵ月以内にロシアの攻撃が差し迫っている可能性が高いというISWの分析を支持し続け、さらにウクライナ軍がそれ以上の反攻を開始を計画していることを示唆した。
 著名なロシアのミルブロガーは、ネットワークを通じてウクライナでのロシアの軍事的失敗を暴露し続けている。
 ロシアは、国内の弾圧を正当化するためにテロ対策法を武器にし続けています。
 ロシア軍は1月31日、スヴァトーブ~クレミンナで失地回復のため限定攻撃を続けた。 ロシア軍はドネツク州の最前線に沿って攻撃を続けた。
 ロシア軍は、ヴーレダール周辺での局地攻撃から、ウクライナ東部の他の場所で大きな戦果を得る可能性は低い。
2023.02.01
 07:50
ロイタ通信

(Yahoo)

米、20億ドル強のウクライナ軍事支援用意 長距離砲も=関係筋 <2303-020107>
 米当局者2人がロイタに31日、米国が$2B強の対ウクライナ軍事支援を用意しており、より長距離のロケット弾も初めて盛り込まれる見込みであることを明らかにした。 週内にも発表される見通しで、Patriotの関連装備品や精密誘導兵器、Javellin
ATGMも含まれる見込みだという。
 当局者の1人は、支援のうち$1.725Bウクライナ安全保障支援計画 (USAI) の下で提供されると語った。 これにより国の備蓄からではなくメーカーから兵器を調達することが可能になる。 USAI基金の活用に加え、米国の備蓄から兵器の提供を可能にする「緊急時大統領在庫引き出し権」を活用して$400M強相当を支援する見通しで、これにはMRAP耐地雷伏撃防護車、GMLRSや砲弾が含まれる見込みである。
 計画では新たに射程150kmの地上発射型小直径爆弾 (GLSDB) を調達する。 米国はATACMS(射程279km)については供与を拒んできたが、GLSDBにりウクライナはこれまで届かなかった重要な軍事目標を攻撃したり、戦線の後方でロシアを攪乱乱できるようになる。
 ロイタは2022年11月にBoeing社がウクライナへのGLSDBの供給を提案していると報じていた。
2023.02.01
 06:08
日経新聞 ロシア・ウクライナ、開戦直後に衛星妨害 米宇宙軍分析 <2303-020105>
 米宇宙軍作戦部長のサルツマン大将が31日にロシアによるウクライナ侵攻に関し「開戦直後から双方が衛星活動を攻撃した」と指摘した。 「宇宙がいかなる現代戦争でも重要な側面であるとこれまでより思いを強くした」と述べた。
 サルツマン大将は両軍が開戦後すぐに相手の指揮統制を弱体化させる目的で電波妨害などを試みたと言及した。
2023.02.01
 05:19
ロイタ通信

(Yahoo)

仏、ウクライナに榴弾砲「カエサル」追加供与 パイロット訓練も検討 <2303-020104>
 フランスが31日、ウクライナに対する軍事支援の一環として、Caesar
SPH 12門を追加供与するほか、フランス戦闘機の操縦をウクライナのパイロットに訓練することを検討すると発表した。 フランスはすでにウクライナにCaesar 18門を供与している。
 ルコルニュ仏国防相はパリでウクライナのレズニコフ国防相と会談したのち、フランス軍はポーランドに150名を派遣し、1ヵ月に600名のウクライナ兵を訓練すると明らかにした。
2023.02.01
 02:14
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、要衝バフムトへの供給ライン維持=報道官 <2303-020101>
 ウクライナ軍のチェレバティ報道官31日、ロシアはチャシフヤールからバフムトに通じる道路の遮断に失敗したとし、ウクライナ軍が補給に利用している道路は遮断されておらず、バフムトのウクライナ軍には必要なもの全てが供給されていると述べた。 ただ、ロシアは引き続きバフムトを攻撃の主な焦点としているとの見方を示した。
 バフムトではウクライナ軍とロシア軍に加え、軍事会社Wagnerが数ヵ月にわたり激しい消耗戦を繰り広げており、ロシアはこの日バフムト近郊の集落ブラゴダトノエを制圧したと表明している。
 ロイタはウクライナとロシアの双方の発表を独自に確認できていない。
2023.01.31
 19:00
日経新聞 ギリシャ首相「レオパルト2供与せず」 トルコ抑止優先 <2302-013118>
 来日したギリシャのミツォタキス首相が31日、欧米諸国がウクライナに
MBTの供与を相次いで表明するなかで「ギリシャは戦車を提供しない」と述べた。 ギリシャはLeopard 2 MBTを装備しれているが、東地中海の権益などを巡って対立するトルコへの抑止力として保持する考えを示した。
 日経新聞の取材に応じたミツォタキス首相は、ウクライナにはAPCなど多大な軍事支援をしており、今後も継続するつもりだと強調した一方で、Leopard 2に関してはトルコとの関係も念頭に、自国の防衛力を犠牲にするわけにはいかないと説明した。
 英シンクタンク国際戦略研究所 (IISS) によるとギリシャはLeopard 2を350両以上保有しており、ドイツに次いで2番目に多い。 ドイツが供与を認めたことで、ポーランドやノルウェー、カナダなどが相次いでLeopard 2をウクライナに送ることを表明している。
2023.01.31
 13:02
讀賣新聞

(Yahoo)

ウクライナへ F16 戦闘機、ポーランドは「用意ある」…バイデン氏は「ノー」 <2302-013111>
 ポーランドのモラウィエツキ首相が30日、NATOで合意を得られれば、F-16をウクライナに供与する用意があると表明した。
 ウクライナの大統領府長官は30日にSNS上で、「F-16の提供に向けて働きかけており、ポーランドから前向きなシグナルが出ている」と期待感を示した。
 ただ、核の脅しを繰り返すロシアを刺激するのを避けたい米独は供与を否定していて、バイデン米大統領は30日にウクライナへのF-16供与を「ノー」と答えた。
2023.01.31
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 30 <2302-013109>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月30日の戦況 =
 西側、ウクライナ、ロシアの情報筋は、ロシア軍の攻撃が差し迫まり、攻撃の準備をしていることを示し続けており、今後数ヵ月以内の攻撃が最も可能性の高いと見るISWの評価と合っている。
 ウクライナ軍がスヴァトヴェ北西で反撃を実施したため、ロシア軍はクレミンナの西で失地回復の攻撃を続けた。
 ウクライナ軍は、ルハンシク州後方地域でのロシア軍集結地を攻撃し続けた。
 ロシア軍はドネツク州の最前線で攻撃を続けた。
 ロシア軍はバクムットの近くで僅かに占領地を拡大した。
 ロシア軍のザポリージャ州での攻撃確認されなかった
 ロシア軍と占領当局は、過激派やテロ活動の反露感情をと結びつけるために、クリミアのタタール人を反露の過激派、或いはテロリストと結びつけて攻撃している。
2023.01.31
 07:47
時事通信

(Yahoo)

F16 戦闘機は供与せず 米大統領明言、ウクライナに <2302-013107>
 米国などが
MBTの供与を発表したことで、次の武器支援は戦闘機だとの見方が強まっているが、バイデン米大統領は30日にホワイトハウスで記者団の取材に応じ、ロシアの侵攻を受けるウクライナにF-16を供与しないと明言した。
2023.01.31
 05:47
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナへの戦闘機供与「排除せず」 仏大統領 <2302-013105>
 マクロン仏大統領がルッテ蘭首相と30日にハーグで会談後に開いた記者会見で、ウクライナに対する戦闘機供与の可能性について問われると、「原則として排除されるものはない」と言明し、排除しない方針を示した。 ただし、供与決定にはウクライナからの要請が必要だとした。
 オランダ政界でも最近、ウクライナにF-16を提供する案が浮上しているが、ルッテ蘭首相はマクロン大統領と同じく供与に慎重な姿勢を示した。
2023.01.31
 03:12
ロイタ通信

(Yahoo)

豪仏、ウクライナ向け砲弾を共同製造へ 防衛面で協力強化 <2302-013103>
 フランスとオーストラリアが30日、ウクライナに供給する砲弾を共同で製造すると発表した。
 ルコルニ仏国防相はマールズ豪国防相との会談後、両国はウクライナを支援するために数千発の155mm砲弾の製造で協力することに合意し、1Q/2023年に供給を開始するとした。 オーストラリアが火薬を供給し、フランスのNexter社が砲弾を製造するという。
 オーストラリアは2021年にフランスとの次期潜水艦共同開発契約を一方的に破棄したが、2022年に解決金を支払うことで和解している。
2023.01.31
 02:34
ロイタ通信

(Yahoo)

「クリミア二度とウクライナ領にならず」、クロアチア大統領がEU非難 <2302-013102>
 クロアチアのミラノビッチ大統領が30日、クロアチアがウクライナに軍事支援を提供することに反対姿勢を示し、2014年にロシアが「併合」したクリミアについて、二度とウクライナの領土の一部にはならないと発言した。
 ミラノビッチ大統領は記者団に対し、西側諸国によるウクライナへの軍事支援について「極めて不道徳だ」とし、ドイツがウクライナに戦車を供与することで、ロシアは中国に接近すると警告し、クリミアが再びウクライナの一部になることはないのは明らかだと述べた。
 クロアチアはEU加盟国だが、ミラノビッチ大統領はこれまでも西側諸国のウクライナ政策を批判し、反EU姿勢ハンガリーのオルバン首相や、ボスニア・ヘルツェゴビナのセルビア人指導者ドディック氏らと足並みを揃えている。
2023.01.31
 01:23
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ、ドローン生産に年内5.5億ドル投資へ=国防相 <2302-013101>
 ウクライナのレズニコフ国防相が30日、同国軍が2023年にUAV生産に向け$550Mを支出する計画で、すでに国内メーカーと16件の供給契約を締結したと明らかにした。
 ウクライナはトルコやノルウェー製UAVの供給を受けているが、国産化を進めており、先週軍内にUAV製造会社を設立する計画を発表した。
2023.01.30
 14:20
ロイタ通信

(Yahoo)

独ラインメタル、砲弾大幅増産の用意あり= CEO <2302-013006>
 Rheinmetall社CEOのパッペルガー氏がロイタとの対談で、ウクライナと西側諸国の強い需要を満たすため、砲弾の生産を大幅に増やす用意があると述べた。 またHIMARSの生産をドイツ国内で始める可能性があることも明らかにした。
 パッペルガーCEOは120mm戦車砲弾について、年間で世界全体の需要を上回る24万発を生産できるとし、155mm砲弾については、年産を45~50万発に増強できるとした。 2022年の生産実績は双方とも6万~7万発だったという。
 パッペルガーCEOは近くピストリウス新国防相と会談する予定で、この会談で武器調達の加速と長期的な武器供給の拡大に関する協議を開始することを目指している。
2023.01.30
 12:12
乗りもの News

(Yahoo)

「戦車運ぶトレーラーも必要!」 重量物運搬車 ウクライナへ大量供与 ドイツ <2302-013005>
 ドイツ政府が1月27日、Leopard-2A6M
MBTの供与と合わせて、これを運搬するトラクター78両セミトレーラー86両の軍用トレーラー(重量物運搬車)も供与することを明らかにした。
 軍用トレーラーはMBTだけでなく、SPHIFVAPC、装甲ブルドーザー、その他大型重機などを運ぶことが可能で、故障などにより修理が必要になった際も動かすためには不可欠である。
2023.01.30
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 29 <2302-013003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月29日の戦況 =
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍クゼミフカの近くで反撃を続けたとした。
Kuzemivka の位置 (Google Map)】
 ウクライナ当局は、ウクライナ軍がクレミンナの西と南にロシアの限定攻撃を撃退し続けたと報告した。
 プリゴジンがWagner軍が12月29日にブラホダトネを占領したと発表した。
 ロシア軍は、バクムットとドネツク市~アウディーイウカ地域で攻撃を続けている。
 ウクライナ当局は、ウクライナ軍がポビエダとヴフレダールの近くでの攻撃を撃退したと報告した。 ロシアの情報筋は、ヴフレダールの西と東で戦闘が進行中であると主張した。
Pobieda の位置Vuhledar の位置 (Google Map)】
 ロシアの情報筋は、1月29日に20日連続でザポリージャ州でのロシアの攻撃について報告しなかった。 ウクライナ軍はスヴィトロドリンスケの橋をHIMARSで攻撃した。
Svitlodolynske の位置 Google Map)】
 ロシア軍は、ヘルソン市やドニプロ河西岸の集落を定期的に砲撃した。 ヘルソン州行政顧問のクラン氏は、ロシア軍がベリスラフへの砲撃に焼夷弾(註:サーモバリック弾と見られる)を使用したと報告した。
Beryslav の位置 Google Map)】
 ウクライナ軍参謀本部は1月29日も、ベラルーシのロシア軍が打撃群を編成しているのを確認していないと繰り返した。
2023.01.30
 10:07
ロイタ通信

(Yahoo)

ドイツの防衛費、もはや不十分 戦闘機供与はあり得ない=国防相 <2302-013001>
 ピストリウス独国防相が27日付の南ドイツ新聞との対談で、€100B ($108B) の特別防衛基金について、要求を満たすにはもはや十分でないと述べた。 年間の国防予算についても€50Bから引き上げる必要があるとの見方も示した。
 さらに、ウクライナに供与するLeopard 2
MBT 14両の代わりも含め、防衛装備品を補充する必要があると指摘し、ウクライナが次の軍事支援として求める戦闘機について供与はあり得ないと否定した。
2023.01.29
 19:43
産経新聞

(Yahoo)

ロシア・ワグネル「バフムト近郊の集落制圧」 東部で攻勢継続か <2302-012908>
 ウクライナ侵略で露軍側で参戦している露民間軍事会社Wagnerの首領プリゴジン氏が29日、東部ドネツク州の要衝バフムト近郊の集落ブラゴダトノエを同社部隊が制圧したとSNSで主張した。
Blahodatne の位置 Google Map)】
 露軍側は今月、バフムト近郊ソレダルの制圧を発表し、ウクライナ軍も同市からの撤退を認めるなど、露軍側の攻勢が続いているもようである。
2023.01.29
 08:00

(18:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 28 <2302-012903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月28日の戦況 =
 Wanger Gp.の攻撃が1月12日頃にソレダールの占領で最高潮に達し疲弊した後、ロシアの正規軍がWagner軍と交代する可能性がある。
 ロシア軍はおそらく、ドンバスで計画されている決戦に出る前にウクライナ軍が主導権を取り戻すのを防ごうとしている。
 ロシア軍は、バクムット周辺のWagner軍への依存度を低下させることで、Wagner Gp.首領のプリゴジン氏の影響力を低下させている可能性が高い。
 ロシア軍は、ドネツク西部とザポリージャ州東部でウクライナ軍を拘置しながら、複数の主要な攻撃を維持するのに必要な戦闘力を欠いている可能性がある。
 ロシア軍指導部が誤った自己能力見積もりに基づいて、再び攻撃作戦を計画している可能性がある。
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナの線で失地回復のため限定反撃を続けていると伝えられている。
 ウクライナ軍はルハンシク州でロシア軍の後方地域を攻撃し続けている。
 ロシア軍は、バクムットとアウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を続けると共に、ドネツク州西部のヴーレダール近くで局地攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ザポリージャ州でのロシアの攻撃を1月28日まで続けて報告していない
2023.01.29
 07:06
時事通信

(Yahoo)

ウクライナへ戦闘機供与か 戦車に続き、紛争激化懸念 欧米諸国 <2302-012901>
 ウクライナへ欧米諸国が主力戦車の提供に踏み切ったことで、次の段階の支援として戦闘機供与が浮上している。 ウクライナ国防相顧問は25日、戦闘機が次の大きなハードルと述べ、戦況に影響する可能性の高いF-16などが手に入れば戦場での価値は巨大だと提供を改めて呼び掛けた。
 戦闘機に関しては、米独とも現段階では供与計画を否定しているが、英Financial Times紙によれば欧州防衛当局者の間で既に初期段階の協議が進められ、Lockheed Martin社もF1-6増産を準備中で、オランダの閣僚も議会で保有するF-16の提供検討を表明するなど、英Sky Newsは「かつて不可能とみられたF-16のウクライナ上空飛行は今ならあり得る」と報じている。
2023.01.28
 22:49
朝日新聞

(Yahoo)

「マキイウカの悲劇」でのロシア兵死傷者は300人以上か 英分析 <2302-012812>
 英国防省は28日、ウクライナ東部ドネツク州マキイウカで年始に起きた廠舎への攻撃で、ロシア兵の死傷者数が300名以上に及ぶ可能性が高いとする分析を公表した。
Makiivka の位置 (Google Map)】
 ロシア軍の支配地域にあるマキイウカでは1日未明、ロシア軍が使用していた廠舎が攻撃を受け、多数の死者が出た。 ロシア国防省は死者数を89名としたが、ウクライナ側はロシア兵の死者は400名、負傷者300名と主張し、マキイウカの悲劇としてロシアメディアでも報道された。
 英国防省が推計した死傷者300名以上のうち、死者もしくは行方不明者が大半を占めるとみられるとし、「ロシアの公式発表には偽情報があふれている」と述べた。
2023.01.28
 14:30
CNN

(Yahoo)

独国防相、ウクライナへの戦闘機供与を除外 <2302-012811>
 ピストリウス独国防相が27日に南ドイツ新聞の取材で、ドイツが戦闘機をウクライナ政府に引き渡すことになるのかどうか問われ「問題外だ」と答えた。
 ウクライナのレズニコウ国防相は25日にCNNの取材に対し、西側諸国に望む兵器支援の中に戦闘機が含まれていることを明らかにしていた。
2023.01.28
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 27 <2302-012810>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月27日の戦況 =
 露大統領府当局者がBloombergに、プーチン大統領が早ければ2月か3月に攻勢に出る準備をしている可能性があると述べた。
 ロシアの反体制派が、ロシア当局が被占領下のヘルソン州から占領下のクリミアに子どもたちを移送しているのを目撃した。
 ロシア当局は、1月26日にザポリージャ原子力発電所 (ZNPP) の近くで爆発があったとの報告を否定した。
 ロシア軍司令部は、新たな攻撃に先立つ情報統制としてゲラシモフ将軍の指示で、ミブロガーによる最前線の報道を制限しようとしている可能性がある。
 ウクライナ軍は1月26日と27日とにクレミンナ近郊で反撃した。
 ロシア軍は、バクムット周辺、ドネツク市西部郊外、ドネツク州西部で攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍が1月27日にザポリージャ州で局地攻撃を継続したと報告しなかった。
2023.01.28
 09:15
産経新聞

(Yahoo)

ドネツク州で激戦続く ロシア軍、損害度外視で攻勢か <2302-012809>
 ウクライナ軍東部方面部隊のチェレバティ報道官が27日、最前線である東部ドネツク州の要衝バフムトや同州西部の小都市ウグレダルで、両市の制圧を狙うロシア軍と防衛するウクライナ軍の戦闘が続いていると発表した。
Ugledar の位置 (Google Map)】
 チェレバティ報道官によると、ウグレダル周辺で露軍は過去24時間に322回の砲撃を実施、58回の近接戦闘が起き、ウクライナ軍が露軍兵300名を死傷させ、MBTIFV計7両を破壊したとした。 バフムト方面でも露軍を撃退し続けているとした。
 一方TASS通信は、同州の親露派武装勢力幹部が27日、露国営TVで「ウグレダルの一角を露軍が占拠した」と主張した。
 ウクライナ国防省は、露軍が3月までに同州全域の制圧をプーチン大統領から命じられ、損害を度外視して攻勢を強めているとの観測を示している。
2023.01.28
 07:23
讀賣新聞

(Yahoo)

ワグネルより正規軍、ロシアが精鋭「空挺軍」集中投入…総司令官交代で積極攻勢に <2302-012807>
 ロシア軍が年明け以降、精鋭の空挺部隊をウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトなど激戦地に投入している。 ゲラシモフ参謀総長の総司令官就任を機に、戦況を好転させるための集中投入のようで、これまでの主戦力だったWagnerの雇い兵に代わり正規軍を再び重視し始めたとの指摘も出ている。
 バフムト防衛にあたるウクライナ軍の報道官が25日、露軍がバフムト市内に侵入しようと試みており、1日に40回近い戦闘があったと指摘した。 露軍はここへ来て、バフムト攻防戦での積極攻勢が目立つ。
 その背景にあるのが、空挺部隊の投入とみられている。 地元ニュースサイトUkrain Pravdaは今月下旬に、1月2日に空挺部隊の兵士がバフムトに入ってから砲撃の質が一変したと伝え、露軍の戦法が効率的になったと指摘している。
2023.01.28
 05:05
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナに供与確約の戦車、現時点で321両=駐仏大使 <2302-012805>
 ウクライナのオメルチェンコ駐仏大使が27日、ウクライナに対しこれまでに戦車321両の供与が確約されたと述べた。
 ただ国別の供与数については明らかにしなかった。
2023.01.28
 05:04
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ前線の状況、なお「極めて深刻」=ゼレンスキー大統領 <2302-012804>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が27日夜のビデオ演説で、前線の状況は依然として極めて深刻であり、特にロシアが攻勢を強めている東部ドネツク州で顕著と述べた。
 またドネツクのウグレダールとバフムトで大きな戦闘があったとし、「占領軍はわれわれの拠点を襲うだけでなく、意図的かつ計画的に周囲の町や村を破壊している」と指摘した。
2023.01.28
 01:12
ロイタ通信

(Yahoo)

ポーランド、ウクライナに戦車60両追加供与へ <2302-012801>
 ポーランドのモラウィエツキ首相が27日、ウクライナに対しこれまでに表明したLeopard 2
MBT 14両に加え、自国製の戦車を含む60両を追加供与すると明らかにした。
 モラウィエツキ首相はカナダのCTV Newsの取材に対し「ポーランドは半年前に250両の戦車を供与した」とし、「現在、60両の近代的な戦車供与する用意がある。 このうち30両はPT-91だ」と述べた。 PT-91はT-72をベースにポーランドが開発した戦車1990年代から装備されている。
 ポーランドのオシエパ国防次官によると、ポーランドが供与するLeopard 2がウクライナに届くまでに3ヵ月かかる。
2023.01.27
 18:03
時事通信

(Yahoo)

「戦車連合」は12カ国 ウクライナ大統領、軍事支援に謝意 <2302-012716>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が26日夜のビデオ演説で、ウクライナへの戦車供与を発表するなどした戦車連合は12ヵ国になったと述べ、国際社会の軍事支援拡大に謝意を示した。
 この中で、ゼレンスキー大統領は26日に戦車提供を発表したカナダに言及し、ロシアの地上部隊を撃退する強力な手段になり得る米欧の主力戦車の重要性を強調した。
2023.01.27
 14:38
ロイタ通信

(Yahoo)

欧米の戦車、ロシアを「はるかに凌駕」 問題は戦略=英軍事アナリスト <2302-012712>
 ドイツと米国がウクライナに
MBT供与を決めたことが、対露戦における転換点になり得るとの見方が出ている。
 英国王立防衛安全保障研究所 (RUSI) の欧州安全保障担当研究員アーノルド氏によると、Leopard 2でもAbramsでもChallengerでも、火力と防御力の点でロシアの戦車を圧倒しているという。 戦車戦では最初の1発が重要で、光学兵器や安定性にも優れており、移動しながらの攻撃にも適し、位置情報管理にも優れる。
 ただ、すぐに戦場へ投入するのか、訓練後に時間をかけて統合し夏に使用するのかなど戦略を決めるのが重要だという。
2023.01.27
 14:28
CNN

(Yahoo)

米、改良型の「M1A2」を供与へ ウクライナ向けエイブラムス戦車 <2302-012710>
 米国防総省のシン副報道官が26日、ウクライナに供与するAbrams
MBTの型式について、M1A1の改良型であるM1A2になると確認した。 M1A2は旧式のM1A1を大幅改良したもので、A1がアナログなのに対し、A2はデジタル化に加え、攻撃力も大幅に強化されている。
 副報道官によると、米国にこの戦車の余剰備蓄はなく、ウクライナへの供与には数ヵ月を要する見通しだという。
【註】
 1981年に装備を開始したM1A2 AbramsにはイスラエルRafael社製のTrophy APSが装備されており、飛来するATGMRPGを着弾直前に撃墜できる。
 これに対しT-72は1971年にソビエト連邦で開発された戦車で、T-80もT-72とほぼ同時期の1975年より生産が開始された。
 湾岸戦争後開発されたT-90は湾岸戦争の教訓を元にT-72を改良した改良型に過ぎない。
2023.01.27
 11:00

(21:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 26 <2302-012705>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月26日の戦況 =
 ロシア軍は1月26日、ウクライナ全土で新たな大規模な一連のミサイルとUAVによる攻撃を行った。
 米国財務省は、Wagner Gp.がウクライナ国外での事業を再活性化する取り組みを対象とした新しい制裁を発表した。
 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がクレミンナの近くで反撃を再開したとした。
 ロシア軍は、バクムット周辺、ドネツク市の西部郊外、およびヴフレダール地域で攻撃を続けている。
 ロシアのミルブロガーは、ロシア軍がザポリージャ州で限定的かつ局地的な攻撃を続けたと主張しているが、ウクライナ当局は、ザポリージャ州のロシア軍が本格的な攻撃を実施していないと報告した。
 Wagner Gp.は、過去数ヵ月にわたってウクライナ東部での攻撃で、重大な損失を被ったた可能性がある。
2023.01.27
 07:51
CNN

(Yahoo)

戦車「レオパルト2」、3月末までにウクライナに ドイツ国防相 <2302-012704>
 ピストリウス独国防相が26日、Leopard 2
MBTを3月末までにウクライナに送る計画を明らかにした。
 Leopard 2供与の発表までになぜそんなにも時間がかかったのかと問われたピストリウス国防相は「我々は躊躇していたのではなし、同盟国と今何をするのが最善なのかを協議していた。 それは時間を要することだ」と正当化した。
2023.01.27
 06:12
日経新聞 カナダも戦車4両供与 ウクライナにレオパルト2 <2302-012702>
 アナンド加国防相が26日、保有するLeopard 2
MBT 4両をウクライナに供与すると明らかにした。 今後数週間での供与を見込んでいる。
 ドイツが同戦車を保有する他国による提供を承認する方針を示したことを受けた措置で、欧米各国が相次ぎ戦車をウクライナに送る方針を発表するなか歩調を合わせた。 またウクライナ兵が戦車を扱えるようカナダ軍が訓練を施すとしている。
2023.01.27
 04:03
日経新聞 英、戦車供与「3月末に」 来週からウクライナ兵訓練 <2302-012701>
 ロイタ通信など英メディアが、チョーク英国防調達担当閣外相が26日の英議会下院で、同国がウクライナへ供与するChallenger
MBTを3月末ごろにウクライナに届ける意向を表明したと報じた。 チョーク閣外相は、ウクライナ兵への操縦や部隊運用、修理に関する訓練は1月30日から始める予定だと述べた。
 英政府は14日にChallenger 14両AS-90 SPH約30両を供与すると表明している。
2023.01.26
 15:03
Ukrinform ウクライナ空軍、ロシア軍の無人機・ミサイル攻撃に対する撃墜数を報告 <2302-012610>
 ロシア軍がウクライナに対し、25日夜~26日朝にUAVとCMによる大規模攻撃を行った。 これに対しウクライナ空軍は26日にTelegramて、アゾフ海東岸から発射されたShahed UCAV 24機を撃墜したと報告した。
 また空軍は、1月26日に敵はウクライナの重要インフラ施設に対する大規模ミサイル攻撃を行ったが、10:45時点で47発のミサイルを破壊した。 発射されたミサイルはKh-47 2発Kh-101/Kh-555 40発Kalibr 9発Kh-59 4発の合わせて55発で、Kh-59は4発中3発を撃墜した。
2023.01.26
 14:57
AP News

(Yahoo)

NATO軍ルーマニアで即応訓練 仏は戦車を含む600人を派遣 <2302-012609>
 ロシアとウクライナの攻防戦が続く中、フランス陸軍は1月25日、ルーマニアで実施されたNATO戦闘群による即応性の向上を目指す演習に、600名の戦闘部隊を派遣した。 同国南東部スムルダンの演習場で実施された演習には、フランスのAMX-56 Leclerc
MBT 4両を含む200両が参加した。
 マクロン仏大統領は22日、Leclercをウクライナに供与する可能性について、軍事大臣に検討を指示したと報じられている。
2023.01.26
 14:00
日経新聞 Financial Times: ロッキード、ウクライナへ F16 供与準備 米独は否定 <2302-012608>
 ウクライナと最も密接な欧州諸国の一部が戦闘機の供与に向けて再び動き出すなか、Lockheed Martin社はF-16を供給する準備ができていることを明らかにした。 Lockheed Martin社CEOは、現在の紛争を支援するために第三国移転を選択する国の補充にうまく対応できるよう、のF-16の生産を増強すると述べた。
 米大統領府は、ロシア領への攻撃に使われる恐れがあるとして、F-16の供与を求めるウクライナの訴えを退けている。 米国製戦闘機の販売や第三国移転については米政府の許可が必要で、欧州諸国はバイデン米政権の支持を得る必要がある。 Lockheed Martin社自身は、ウクライナへの軍用機供与に関する協議に直接関与していない。
2023.01.26
 11:45

(21:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 25 <2302-012607>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月25日の戦況 =
 ロシア軍はルハンシク州で決戦を開始するため、全前線で散発的に攻撃を行い、ウクライナ軍を分散させようとしている可能性がある。
 ロシア軍は、ルハンシク州に配置した部隊に焦点を移し、バクムットに集中しているWagner Gp.から離れようとしている。
Luhansk州の位置Bakhmut の位置 (Google Map)】
 ロシア政府とロシアのミルブロガーは、西側からウクライナへ提供される戦車ロシアの見通しを脅かしている可能性が高いことことから、これをを軽視していると見せかけようとしている。
 ロシア軍は、ロシア軍がクレミンナの近くで限定攻撃を続けたため、ウクライナ軍がスヴァトーブの近くで反撃したと主張した。
 ウクライナ軍はクレミンナ周辺で前進した可能性が高い。
 ウクライナ当局は、ウクライナ軍がソレダールから撤退したことを認めた。
 ロシア軍は、バクムットとアウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を続け、ロシア軍はヴフレダールの近くで局地攻撃作戦を続けたと伝えられている。
 ロシア軍はザポリージャ州の最前線で小規模な攻撃を続け、ウクライナ軍をザポリージャ州に拘束しようとしている可能性が高い。
2023.01.26
 09:25
毎日新聞

(Yahoo)

ヨーロッパ各国も戦車供与を表明 ウクライナ「できる限り多く」 <2302-012605>
 ドイツのショルツ政権がLeopard 2
MBTのウクライナへの供与を発表したことを受け、欧州各国は25日に戦車の提供に協力する意向を相次いで表明した。 最も早く供与の意向を表明していたポーランドは14両を提供するという。
 ロイタ通信によると、ロブレス西国防相は地元メディアに対し、同国が保有するLeopard 2を提供する意向を表明し、ウクライナ軍に操縦方法を訓練するほか、装備の維持についても協力する方針を示した。 ルッテ蘭首相も、ドイツから借りているLeopard 2を購入した上で、ウクライナに提供することを検討するという。 ノルウェーのグラム国防相も、戦車の提供に協力する意向を示した。
 欧州では十数ヵ国がLeopard 2を合わせて2,000両以上保有している。
2023.01.26
 06:23
CNN

(Yahoo)

戦車「レオパルト2」80両、西側諸国から供与 ドイツ与党 <2302-012603>
 ドイツ与党の社会民主党 (SPD) が25日、ウクライナを支援する西側諸国がLeopard 2
MBT 80両をウクライナに供与すると明らかにした。
 同党はTwitterで、2個大隊分のLeopard 2A6 80両が速やかに送られると述べ、これらのうち14両はドイツ連邦軍の備蓄から提供され、加えてドイツ政府は他国が所有するレオパルトのウクライナへの供与を認めると付け加えた。
 一方、米国は同日、M1 Abrams MBT 31両を供与すると発表し、英国もすでにChallenger 2 14両の供与を表明している。
2023.01.26
 05:41
時事通信

(Yahoo)

欧州人権裁、ロシアの責任巡る審理決定 14年のマレーシア機撃墜 <2302-012602>
 マレーシア航空MH17便2014年にウクライナ東部の親露派支配地域上空で撃墜された事件で、欧州人権裁判所は25日に審理に入ることを決めた。
 オランダ政府が2020年、事件で重要な役割を果たしたとしてロシアを提訴したもので、欧州人権裁はロシアによる欧州人権条約違反があったかどうかを判断する。
 ロシアは一貫して、事件への関与を否定しているが、欧州人権裁は事件現場が当時ロシアの支配下にあったと指摘し、ロシアが親露派武装勢力の軍事戦略に「大きな影響力があった」とも説明した。
2023.01.26
 02:04
時事通信

(Yahoo)

米、ウクライナに戦車供与 武器支援、新段階に バイデン氏、欧州4首脳と電話会談 <2302-012601>
 米政府が25日、ロシアの侵攻を受けるウクライナにAbrams
MBT 31両を供与すると発表した。
 バイデン米大統領は同日、ショルツ独首相、スナク英首相、マクロン仏大統領、伊メローニ首相と電話会談し、ウクライナ支援の継続で一致した。
 ドイツもLeopard 2 MBTの提供を決めたばかりで、欧米諸国によるウクライナへの武器支援は新たな段階に入った。
2023.01.25
 20:01
ロイタ通信

(Yahoo)

ドイツ、ウクライナにレオパルト戦車供与へ 他国の供給も許可 <2302-012515>
 ドイツ政府が25日、Leopard 2
MBTをウクライナに供与すると発表した。 ポーランドなどのパートナー国が保有する同戦車の供給も認める
 ウクライナでLeopard 2 2個大隊を早急に編成することが目標とし、ドイツは第一段階として備蓄からLeopard 2 14両を輸出する。 ドイツでのウクライナ軍の訓練も近く開始するほか、後方支援や弾薬も提供する。 ランブレヒト独国防相によると、ドイツの戦車は3~4ヵ月で準備が整う見通しである。
2023.01.25
 19:53
Bloomberg

(Yahoo)

ドイツ、ウクライナに戦車「レオパルト」供与へ-同盟国と100台超 <2302-012514>
 ドイツ同盟国と協力してLeopard 2
MBTをウクライナに100両以上供与すると表明した。
 ドイツ政府が25日の声明で、まず第一弾として連邦軍が保有するLeopard 2A6 14両提供することを明らかにした。 声明によると、ドイツとそのパートナー国は合計112両の提供を目指し、ドイツは同盟国によるLeopard再輸出で必要な承認も付与する。 訓練は近くドイツで始まる。 物流管理と弾薬、保守管理も提供する。
 ピストリウス国防相によると、最初の戦車は3ヵ月以内にウクライナに到着する可能性があるが、国防担当者は来月にもロシア軍の攻勢が始まると警告しており、これには間に合わない公算が大きい。
2023.01.25
 14:38
時事通信

(Yahoo)

戦車供与、ドイツが決定へ 米も前向き ウクライナ支援加速 <2302-012512>
 欧米メディアがドイツ政府が24日にLeopard 2
MBTをウクライナに供与する方針を固めたと報じた。 また他国による供与も認める。 一方、米国もこれに合わせてAbrams MBTを提供する方向で検討しており、決定されれば、兵器支援が一気に加速する。
 報道によると、米独政府は早ければ25日にも正式発表する。
 独Spiegel誌によると、ドイツからは十数両が供与される見通しである。 ポーランドは24日に14両についてウクライナへの引き渡し手続きに入った。 Abramsは数十両が送られる可能性がある。
 いずれもウクライナ兵の習熟訓練や整備に時間が必要で、実際に戦地に配備されるまでは数ヵ月を要する見込みと言う。
2023.01.25
 13:57
CNN

(Yahoo)

米、主力戦車「エイブラムス」30両をウクライナに供与へ 週内にも発表か <2302-012511>
 事情に詳しい当局者2人が、バイデン米政権がAbrams
MBT約30両をウクライナに供与する計画の最終調整を行っており、早ければ週内にも発表される可能性があることを明らかにした。
 米国は、少数の戦車回収車も供与するという。 戦車回収車は、戦場での戦車の修理や、戦場から戦車を移動させて別の場所で整備や修理を行うために使われる。
2023.01.25
 11:30

(21:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 24 <2302-012510>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月24日の戦況 =
 NATO加盟国はウクライナに近代的なMBTを送ると伝えられている。
 ロシアの報道機関RBKが1月23日、ショイグ露国防相がクゾブレフ上級大将を南部軍管区(SMD)司令官に、ニキフォロフ中将を西部軍管区(WMD)司令官に任命したと報じた。
 ロシア軍はスヴァトヴェ~クレミンナ線でて限定的な攻撃を続け、ウクライナ軍はクレミンナの近くで反撃を続けたと伝えられている。
 ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ~ドネツク市地域で地上攻撃を続け、バクムット近くでわずかに前進した。
 ロシアの情報筋は、バクムットで進展が得られなかったことから、ロシア軍がヴーレダール周辺で攻撃を開始したと主張した。
Vuhledar の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はザポリージャ州で限定的かつ局地的な攻撃を続けた可能性が高いが、占領地を拡大しなかった可能性が高く、ザポリージャ州占領当局の以前の占領地拡大主張をさらに弱めている。
 ウクライナの特殊部隊は、1月23〜24日にヘルソン州のドニプロ川を越えた襲撃を実施した。
 ロシアの軍事産業は、UAVと遊弋弾の生産を増やしていると伝えられている。
2023.01.25
 11:18
CNN

(Yahoo)

米国と同盟国、ウクライナに戦術変更要求 春に向けバフムートから南部へ攻勢の転換促す <2302-012509>
 米国とウクライナの複数の当局者がCNNに、米国と西側諸国の当局者らはウクライナに対し、戦闘の焦点を数ヵ月にわたって激戦が続く東部の要衝バフムートから移し、南部での攻勢を優先させるよう強く求めていることを明らかにした。 その際戦術も変更し、最近西側諸国が供与を約束した新たな装備の利点を活用するべきだとした。
 過去6ヵ月近く、ロシア軍と対峙したウクライナ軍は、バフムートで一進一退の攻防を繰り広げ、分離主義勢力が制圧するドネツクとルハンスクの間に位置する同市は激しい砲撃に遭い、ほぼ破壊し尽くされた状態にある。
 西側の情報機関の高官は先週、バフムートについて、インフラの破壊により軍事的な魅力は低下したと述べていた。
 ゼレンスキー大統領と会談した米国のファイナー大統領副補佐官、シャーマン国務副長官、カール政策担当国防次官は、ウクライナによる戦術変更を支援したいと提言し、バフムートでの消耗戦から離れ、機甲化した機動作戦による戦闘形態に照準を合わせる考えを示唆した。 米国と欧州諸国が最近、英国の戦車14両を含む数百台の装甲車両をウクライナに供与したが、これは上記の戦術変更を念頭に置いたものだと当局者らは指摘した。
2023.01.25
 05:18
Bloomberg

(Yahoo)

米国、戦車「エイブラムス」供与へ-ドイツも提供と独誌 <2302-012506>
 事情に詳しい関係者が、米国がM1 Abrams
MBTのウクライナへの提供を発表する見通しだと明らかにした。 ドイツに戦車提供を応じさせる取り組みの一環で、米国として長く維持していた立場を転換する。
 ピストリウス独国防相が、ショルツ首相はLeopardのウクライナ供与を巡り同盟国と協議しており、数日以内に供与を承認する可能性があると述べた。 事情に詳しい関係者によると、ドイツ政府はポーランドが求めたLeopardのウクライナへの再輸出を25日にも承認する見通しである。
 ストルテンベルグNATO事務総長は、予想されるロシアの攻勢に対して「ウクライナが先回りできるようにする必要がある」と同盟国に呼び掛けた。
2023.01.25
 03:34
時事通信

(Yahoo)

独、主力戦車供与へ レオパルト2、ウクライナに 兵器支援加速、ロシアの反発必至 <2302-012505>
 独メディアが一斉に、ドイツ政府が24日、Leopard 2
MBTをウクライナに供与する方針を固めたと報じた。 他国による引き渡しも認める。
 すでにポーランドが自国軍の保有する戦車供与の手続きに入っているほか、フィンランドなど他の保有国もウクライナへの供与に前向きな姿勢を示しており、兵器支援が加速することになる。
 ロシアは春にも大規模な攻勢を仕掛けるとみられているため、ウクライナはMBTの供与を強く求めていた。
 ただ、実際に戦地に配備されるまでにはウクライナ兵の訓練に時間がかかるため決定が急がれていた。
2023.01.25
 01:50
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ原発から軍装備品発見されず= IAEA 事務局長 <2302-012503>
 ロシア対外情報局 (SVR) が23日に、ウクライナが西側から供与された武器を国内の原子力発電所に保管していると非難したのに対しウクライナ側は事実ではないと否定していたが、国際原子力機関 (IAEA) のグロッシ事務局長は24日、ウクライナ国内の原子力発電所から軍装備品は発見されなかったと明らかにした。
 グロッシ事務局長は欧州議会に対し、IAEAはウクライナの全ての原発施設にスタッフを常駐させており、24日に軍装備品が保管されているか検査を命じたところ、発見されなかったと説明し、これら施設で違法行為や非常に危険なことが行われているという非難を覆したのは今回が2回目と述べた。
2023.01.25
 01:29
TBS News

(Yahoo)

ベラルーシ大統領「ウクライナから不可侵条約締結の提案」 否定的な姿勢示すも詳細は不明 <2302-012502>
 ロシアメディアなどによると、ルカシェンコ大統領は24日、ウクライナから互いに領土を侵さないことを約束する不可侵条約締結の提案があったと述べた。 詳しい内容や提案の時期については触れておらず、詳細は不明である。
 ルカシェンコ大統領は「なぜそうした提案があったのかわからない。 一方ではウクライナ領土に軍を送るなと言いながら、他方でベラルーシの過激派を武装させている」などと主張し、否定的な姿勢を示している。
2023.01.24
 23:32
時事通信

(Yahoo)

チェコ外相「他国分は許可を」 戦車供与、独に要請 <2302-012414>
 ブリュッセルでのEU外相理事会後、チェコのリパフスキー外相が23日ロイタ通信の取材に、Leopard 2
MBTのウクライナへの供与について、せめて他国保有分だけでも独政府は許可してほしいと述べた。
2023.01.24
 20:22
CNN

(Yahoo)

ヘルソン撤退を仕切ったロシア軍将官、作戦指揮官解任か 英国防省 <2302-012412>
 英国防省が、ヘルソン市からのロシア軍の撤退を仕切ったテプリンスキー上級大将が、主要な作戦指揮官の役割を解任された可能性が高いことを明らかにした。
 英国防省によると、テプリンスキー上級大将は昨年11月に比較的成功を収めたドニプロ川西岸からの撤退を統裁した有能で現実的な指揮官としてロシア国内で称賛を集めているという。 テプリンスキー上級大将はロシア空挺部隊の司令官でもあるが、引き続きこの役割を務めるかどうかは不明である。
 英国防省はテプリンスキー上級大将の解任について、ロシア軍内の対立の表れである可能性を指摘した。 今月上旬にゲラシモフ参謀総長がウクライナ侵攻の総司令官に任命されて以降、ロシアの作戦は停滞しており、「ゲラシモフ上級大将が自らの権威の浸透を図る中、テプリンスキー上級大将の解任はロシア軍上層部で続く対立の新たな兆候である可能性が高い」としている。
2023.01.24
 11:45

(21:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 23 <2302-01210>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月23日の戦況 =
 ウクライナの諜報機関は、ロシア軍が2023年の春または初夏の攻勢に向け準備をしていると分析し、ロシア軍が今後数か月以内に決戦に出る可能性があるというISWの見方を認めた。
 Wagner Gp.が過度に囚人の採用に依存依存していることが、Wagnerの戦闘力に影響を及ぼしているようである。
 ロシア軍は、スヴァトーブ~クレミンナ線で失地回復のため限定攻撃を続けている。
 ウクライナ軍はロシア軍が占領しているルハンシク州でロシア軍の集結地域を攻撃した。
 ロシア軍はバクムット周辺とドネツク市の西部郊外で攻撃を続けた。
 ロシア軍は、過去72時間にザポリージャ州で攻撃に失敗した可能性がある。
2023.01.24
 10:04
CNN

(Yahoo)

ロシア、前線補強で数万人の兵を送る 米軍関係者 <2302-012409>
 米軍幹部が23日、ロシアがウクライナで前線を補強するため、この数ヵ月間で新たに数万人の兵士を送り込んだとの見方を示した。 ただ、こうした兵士は不十分な装備と訓練で戦場に急派されたため、戦況にほとんど変化をもたらさなかったという。 ロシアが送り込んでいるは組織された新部隊ではなく既存部隊の交代や補充のためで、この幹部によるとこれらの兵士は昨年秋の30万人の新兵動員令後に戦場に入り始めた。
 米統合参謀本部議長のミリー陸軍大将は20日に、ロシア側の死傷者は10万人を優に超えるとの見方を示した。
2023.01.24
 09:13
ロイタ通信

(Yahoo)

独製戦車レオパルト、ウクライナに139両供給可能─メーカー=報道 <2302-012408>
 独Rheinmetall社の広報担当者はメディアグループRNDに対し、必要ならばウクライナにLeopard 139両を引き渡すことが可能と述べた。 同社が4~5月までにLeopard 2A4 29両を引き渡し、年末か来年初めに同型を22両追加供給することが可能と語った。
 これに加え、旧式のLeopard 1を88両供給できると述べた。
2023.01.24
 03:18
Defense News Italy confirms Samp-T missile-defense donation to Ukraine <2302-012405>
 イタリアがウクライナにSAMP/Tを供与する準備ができた。 これはタジーニ外相の報道官がCorriere della Sera紙に明らかにした。
 イタリア陸軍は2013年からSAMP/Tを装備しており、現在5個SAMP/T中隊が編成されており、今年の予算で6番目の中隊が編成される。
 SAMP/Tは有無人航空機のほかCMや
TBMを撃墜できるが、イタリアではまだ装備数が少ないことから、専門家は豊富に装備している古いSkyguard-Aspideを供与するのではと見ていた。
2023.01.24
 01:01
ロイタ通信

(Yahoo)

EU、追加ウクライナ軍事支援承認 ドイツ戦車供与巡る圧力高まる <2302-012401>
 EUが23日にブリュッセルで開いた外相会合で、€500M ($542M) の対ウクライナ軍事支援を承認したことを当局者が明らかにした。 対ウクライナ支援第7弾となる。
 先週20日にドイツ西部のラムシュタイン米空軍基地で開かれたウクライナ軍事支援を巡る関係国会議では、焦点となっていたウクライナへのLeopard 2
MBT供与は決定に至らなかったが、多額の支援実施は確約した。
 輪番制のEU議長国を務めるスウェーデンとチェコの当局者によると、この日の会合でウクライナの軍事訓練に向けた€45Mの追加支援も承認された。
2023.01.23
 19:51
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナへの戦車供与、独承認なしで可能=ポーランド首相 <2302-012310>
 ポーランドのモラウィエツキ首相が23日、ドイツ政府による再輸出承認がなくても、他国と連携してLeopard 2
MBTをウクライナに供与することが可能だとの考えを示した。 首相は記者団に「再輸出の許可を求めるが、これはあまり重要ではなく、承認が得られなくても他国と連携して戦車をウクライナに移送する。 現時点では少なくとも少数の国による連携を構築することが、われわれの条件となる」と述べた。
 ベーアボック独外相は22日に、ポーランドがウクライナに対するLeopard 2の供与を望めば、ドイツ政府は阻止しないとの立場を示している。
2023.01.23
 19:06
時事通信

(Yahoo)

ポーランド、ドイツ戦車供与を正式申請へ 米国から加勢の動き <2302-012309>
 ポーランドのモラウィエツキ首相が23日、独政府に自国軍が保有するLeopard
MBTをウクライナへ引き渡す許可を正式に申請すると発表した。 欧州諸国が保有するLeopardは計2,000両程度で、製造国である独政府がポーランドの申請を認めれば他の保有国が続き、ウクライナへの供与が加速する可能性がある。
 ベーアボック独外相は22日に、ポーランドから正式な要請があれば「道をふさぐことはしない」と容認する姿勢を示唆していた。 ただ、ショルツ首相は同日の記者会見で「武器供与は米国やフランスとの緊密な協議が引き続き重要だ」と従来の主張を繰り返した。 ショルツ政権を支える連立与党間の温度差も表面化しており、ポーランドの申請が承認されるかは予断を許さない。
 独政府が決定を先延ばしする中、供与を後押しする動きも活発化している。 マッコール米下院外交委員長(共和党)は22日、ABC TVの取材で「米国が戦車一両でも差し出せば、ドイツはLeopardを解放する」と述べ、米国として戦車を提供するようバイデン政権に要請した。
2023.01.23
 15:00
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア凍結資産、EU がウクライナ再建に利用検討へ= FT <2302-012307>
 ミシェルEU大統領がFinancial Timesとの対談で、2022年11月に没収したロシア中央銀行の資産$300Bをウクライナの再建に利用する方向で協議を進めるようEU各国首脳に求めたと述べた。
2023.01.23
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 22 <2302-012305>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月22日の戦況 =
 ロシア軍が1月22日にスヴァトーブ-クレミンナの線で失地回復のため限定攻撃を続けた。 ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がルハンシク州カディーイウカの産業施設をHIMARSで攻撃したと主張した。
Kadiivka の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はバクムットとドネツク市~アウディーイウカ地域で攻撃を続けた。
 ロシアの情報筋は1月22日、ロシア軍がザポリージャ州で2方向の攻撃を継続し行い、主攻はフリャイポールとオリヒフとした。
 タヴリスク正面防衛軍のウクライナ合同報道センターの責任者は、1月22日にロシア軍はザポリージャ方面に大規模な戦闘はないと述べた。
HulyaipoleOrikhivTavrisk の位置 (Google Map)】
2023.01.23
 06:51
時事通信

(Yahoo)

仏、戦車供与「排除せず」 装甲車に続くウクライナ支援検討 <2302-012303>
 マクロン仏大統領が22日、エリゼ条約(仏独協力条約)調印60周年記念式典に出席するためパリを訪れたドイツのショルツ独首相との共同記者会見で、ウクライナへの軍事支援としてLeclerc
MBTを供与する選択肢は排除されないと述べた。
 仏メディアによると、Leclercは保有数に限りがあるうえ改修中の車両が多く、仏政府は必ずしも提供に積極的ではないという見方もある。
2023.01.23
 04:48
毎日新聞

(Yahoo)

ザポロジエ州で砲撃戦 露が「優勢」と主張もウクライナは否定 <2302-012301>
 ウクライナ南部ザポロジエ州で、ウクライナ、ロシア両軍が砲撃を繰り返していて、ロシア国防省は22日にロシア軍がザポロジエで陣地を拡大させるなど戦況が有利に進んでいると主張したが、ウクライナ側は否定している。
 ロイタ通信によると、ロシア国防省は22日「ザポロジエでの攻撃作戦で、東部軍管区の部隊がより有利な地点を確保した」と主張し、ウクライナの戦闘車両や榴弾砲、HIMARSなどを破壊し、ウクライナ側に死傷者が出たとしているが、ウクライナ側は「ロシアの主張は誇張だ」と反論している。
 英国防省は21日、ザポロジエ州ではロシア、ウクライナ両軍が大規模な部隊を投入し、砲撃戦や小競り合いを繰り返しているものの、大規模な攻勢は回避されているとの分析を示した。
 ウクライナ南部では、ロシア軍が昨年11月にヘルソン市から撤退して以来、双方とも足踏み状態が続いている。
2023.01.22
 09:45

(19:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 21 <2302-012203>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月21日の戦況 =
 バクムットでのウクライナ軍の防衛は、ウクライナが多大な損失を被ったが、戦略的に有意義である可能性が高い。
 Sun紙は、米諜報機関がウクライナでのロシア軍の死傷者の総数を1月20日現在で188,000名と推定しており、47,000名が戦死した可能性があることを示唆していると報じた。
 ロシア軍がスームィ州北東部に小規模な偵察活動を行った。
Sumy州の位置 (Google Map)】
 ロシア軍は、スヴァトーブからクレミンナ線で失地回復のための限定攻撃を続けている。
 ロシア軍はバクムット周辺とドネツク市の西で地上攻撃を続け、バクムット周辺で徐々に戦果を上げている可能性が高い。
 ザポリージャ州ロシアの占領当局者ロゴフ氏が1月20日に大規模な占領地拡大を主張したが、21日時点で入手可能なオープンソースの証拠は、ロシアの情報操作の一部である可能性が高いことを示している。
 ロシアのミルブロガーは、ロシア軍が軍の中核的機能維持に携帯電話や秘匿されていない民間技術に依存し続けていることを、作戦安全保障 (OPSEC) の重大な違反を非難している。
2023.01.21
 19:54
朝日新聞

(Yahoo)

ためらうドイツに戦車提供を求めて一斉ツイート バルト3国の外相ら <2302-012109>
 バルト三国の外相が21日09:30頃ほぼ同時に、ドイツがウクライナへの供与をためらっているLeopard 2
MBTの提供を求め一斉にTweetした。
 Tweetは3者とも同じ文章で、「ロシアの侵略を止め、ウクライナを支援し、欧州の平和を回復するために必要だ」とし、ドイツに対し、速やかにLeopard 2を提供するよう要請した。
2023.01.21
 18:30
CNN

(Yahoo)

レオパルト2戦車、ウクライナでの戦争に重要な理由 <2302-012108>
 なぜドイツはウクライナ支援に二の足を踏んでいるのか? NATO加盟国の一部にはドイツへのいら立ちも広がっており、他の欧米諸国に比べドイツはウクライナ支援の動きが遅いとの一部の見方を補強する結果になっている。
 ドイツの新国防相にピストリウス氏が任命された人事を巡っても、過去の対露姿勢を理由に疑問視する声が上がっている。
 ポーランドのモラビエツキ首相は、ピストリウス国防相が以前に対露制裁の緩和を支持していたこと、シュレーダー元首相と近い関係にあることに言及した。 シュレーダー元首相は侵攻開始後もロシアとのつながりを断たなかった点が問題視され、ドイツ議会にある事務所の使用停止に追い込まれた。
2023.01.21
 17:15
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍、ポーランドでドイツ製戦車の訓練へ=国防相 <2302-012107>
 ウクライナのレズニコフ国防相が20日、同国軍がポーランドでLeopard 2
MBTの訓練を行うと述べた。
 同日開かれたウクライナへの軍事支援を巡る関係国会議は、焦点となっていた同戦車の供与決定には至らなかった。
2023.01.21
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 20 <2302-012106>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月20日の戦況 =
 チェチェン共和国カディロフ首長は明らかに、チェチェン人戦闘員のウクライナ戦争への関与宗教的な理由に結びつけ、彼の権力基盤を築き上げている。
 米国の諜報機関も、ISWが長い間主張してきたロシア国防省とWagner Gp.の間の抗争を確認した。
 プリゴジンがWagner Gp.の法的承認を求めていることも、ロシア政府内でのさらなる派閥化を引き起こす可能性がある。
 ロシアのTelegramでは、プーチンがロシアの空挺部隊司令官のテプリンスキー上級大将を解任したとしているが確認されていない。
 ロシア軍とウクライナ軍はスヴァトーブとクレミンナの近くで交戦していると伝えられている。
 ロシア軍はドネツク州の全前線で攻撃を続けており、ロシアの情報筋は、ロシア軍がバクムットを包囲したと誤った主張をしている。
 ザポリージャ州のロシア軍は、占領地を拡大したとの最近の主張にもかかわらず、長期的には防衛準備をしている可能性がある。
2023.01.21
 03:14
ロイタ通信

(Yahoo)

米、ウクライナに攻撃待つよう提言 武器供与完了まで=政府高官 <2302-012102>
 米政権の高官が20日、ウクライナに対し米国による新たな兵器供給と訓練が完了するまで、ロシア軍に対し大規模な攻撃を展開することを控えるよう提言したことを明らかにした。
 国防総省は19日に、Bladrey
IFV59両Stryker ICV 90両が含まれる最大$2.5Bの新たなウクライナ向け軍事支援を発表したが、Abrams MBTはコスト高で維持が難しいという理由から、現時点では供給しない決定を維持しているとした。
 20日にドイツ西部のラムシュタイン米空軍基地で開かれたウクライナ支援国会議では、焦点となっていたウクライナへのLeopard 2 MBTの供与決定には至らなかった。 ピストリウス独国防相は、独政府がウクライナへのLeopard 2供与を一方的に妨げているという見方を否定した上で、同盟国間で合意があれば、独政府は迅速に行動する用意があると言明した。
2023.01.21
 02:14
Bloomberg

(Yahoo)

ドイツの戦車供与、NATO 加盟国と合意なら速やかに可能-国防相 <2302-012101>
 ドイツ政府はLeopard 2
MBTのウクライナ供与についてまだ決定していないが、ドイツのピストリウス新国防相はNATOの同盟国と合意できれば速やかに動くことが可能だと明らかにした。
 ドイツのラムシュタイン米軍基地で20日に米国防長官の主催で開かれたウクライナ支援国防相会議の会合後にピストリウス国防相は記者団に対し、戦車供与で同盟国間の「統一した姿勢」はまだ成立できていないが、ドイツ政府は可能な限り速やかに決定を下すと述べた。
 春に見込まれる戦闘激化に備えて重戦車の提供を求める圧力がショルツ独首相には強まっている。
2023.01.20
 23:45
テレ朝 News

(Yahoo)

ドイツ ウクライナへの戦車供与 結論見送り <2302-012008>
 ロイタ通信によると、ウクライナへの武器支援を巡る会議に参加していたピストリウス独国防相は20日午後、ドイツ製戦車の供与について「すべてのメリットとデメリットを慎重に検討しなければいけない」と述べた。
 最終的な結論には達していないとみられ、同盟国と引き続き協議する姿勢を強調している。
2023.01.20
 10:30

(20:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 19 <2302-012006>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月19日の戦況 =
 クレムリンの高官は、ベラルーシの国家指導部とのハイレベル会議を引き続き行っている。 ウクライナに対する攻撃の準備をしている可能性があるが、ベラルーシからのロシアの攻撃は今後数週間中にはないと見られる。
 2023年後半にロシアがベラルーシから攻撃する可能性あり得るが、2023年初頭のベラルーシからのウクライナに対する新しいロシアの攻撃は可能性は低い。
 超国家主義のロシアのミルブロガーは、ロシア軍がベラルーシからウクライナを攻撃するという案に反対している。
 ラブロフ露外相は、欧州安全保障協力機構 (OSCE) を攻撃し、クレムリンが第三次ミンスク合意を支持するすることはないとした。
 ルカシェンコは、ベラルーシをロシアが支配する連邦国家内の主権国家に組み入れることで、クレムリンとのバランスをとろうとしている。
 ロシア政府は、ウクライナ軍がロシア軍が占領しているクリミアを攻撃できる武器を受け取った場合、戦争がエスカレートすると吹聴し続けている。
 ロシア政府支持者の過激派は再び核エスカレーションの脅迫で、ウクライナに追加の軍事援助を提供する西側の政策立案者を怖がらせようとしている。
 プーチン大統領は、おそらくWagner Gp.首領プリゴジンの影響力を減らそうとしており、プリゴジンの敵側にますます味方している。
 プリゴジンがWagner Gp.の主張する戦果彼の立場を高めるために使用していることで、ロシア国防省との対立を深めている可能性がある。
 ロシア参謀総長のゲラシモフ上級大将は、Wagner Gp.はロシア軍に属しておらず、そうでない証拠があるのにかかわらず、ロシア軍はWagner Gp.と協力していないと公言した可能性がある。
 ウクライナ軍はスヴァトヴェの近くで反撃を続け、ロシア軍はクレミンナの近くで限定攻撃を行ったと伝えられている。
 ロシアの情報筋は、ソレダール、バクムット、アウディーイウカ周辺で進められているロシアの攻撃で、クリシチイウカを確保したと主張した。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がザポリージャ州で局地攻撃を実施したと主張した。
2023.01.20
 09:43
時事通信

(Yahoo)

欧州11カ国、ウクライナに「前例なき支援」=主力戦車や重火器など <2302-012005>
 英国やポーランド、バルト3国など欧州11ヵ国が19日、ウクライナを援護するため、主力戦車や重火器を含む前例のない支援一式を提供すると約束した。
2023.01.20
 09:15
時事通信

(Yahoo)

米、3200億円追加支援 ウクライナに戦闘車供与 <2302-012004>
 米政府が19日、ウクライナに対する最大$2.5Bの追加武器支援を発表した。 ウクライナ側が求めていたAbrams
MBTは含まれなかった
 今回の支援には、Bladrey IFV 59両Stryker ICVT 90両輸送防護車 (MRAP) 53両などが盛り込まれた。
2023.01.20
 02:07
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナで敗北してもなお脅威= NATO 高官 <2302-012002>
 NATOのバウアー軍事委員長(註:オランダ海軍大将)が19日、ロシアがウクライナで敗北したとしてもロシアはNATOにとって脅威であり続けると述べた。 ロシアの軍隊、装備、弾薬は全て戦争によって消耗したが、NATO諸国はロシアが軍事力を再建して一段と強化すると予想しており、「今後のわれわれの計画に影響を与える可能性が高い」とした。
 ロシアが軍隊を再建し改善するのに必要な期間についてNATOが分析するには時間を要するとした。
2023.01.20
 00:52
ロイタ通信

(Yahoo)

ポーランド首相、独承認なしでウクライナに戦車提供の可能性示唆 <2302-012001>
 ポーランドのモラウィエツキ首相が18日遅く、ドイツ政府による再輸出承認がなくても、広範な支援の一部としてLeopard
MBTをウクライナに提供することが可能との考えを示した。 同首相は自国メディアに対し「同意は二の次だ。 早期に同意を得るか、そうでない場合は必要なことはわれわれが自らやる」と述べた。
 ただ19日には、独政府の態度はかたくな再輸出承認を得ることにはやや悲観的かつ懐疑的だとも述べた。
 一方、独政府筋は19日、どの国からもウクライナ向け戦車再輸出の承認要請を受けていないと述べた。
2023.01.19
 23:55
Ukrinform ドイツ議会、ウクライナへの戦車提供の可否巡り激論も、支持に至らず <2302-011914>
 ドイツ議会が19日、保守系野党会派CDU/CSUがウクライナに対してLeopard 1 / Leopard 2
MBTの提供を提案したが、独議会全ての会派が激しい議論を交わすも、議論の末、結論は出ず、本件を外務委員会へ送り再協議することに全ての会派が同意した。
 審議ではCDU/CSUの他、与党3党会派が、ウクライナに対する武器提供継続を支持した。 反対したのは極右のAfDと左派党の2会派であった。
2023.01.19
 19:01
時事通信

(Yahoo)

ロ軍、主力戦車の投入検討か 宣伝戦が主目的 英分析 <2302-011911>
 英国防省が19日、ロシアがウクライナの戦場にT-14
MBTの投入を検討しているとの分析を公表した。 昨年12月下旬撮影の人工衛星画像によると、ロシア南部の訓練場付近で少なくとも2両のT-14が確認された。
 T-14には開発の遅れや製造上の問題などが付きまとってきた経緯があるためで、さらにロシア軍の他の戦車よりも大きく重く、兵站面で課題があると見られいることから、英国防省は、T-14の投入はロシアにとって危険性の高い決定になるだろうと見ている。 また同省はT-14は生産数が少なく、ロシア軍の司令官は戦闘においてこの戦車を信用しないだろうから、仮に配備されたとしても、宣伝のために使うのが第一の目的だろうと強調した。
2023.01.19
 15:41
共同通信

(Yahoo)

ロシア軍、近く大規模攻勢か 参謀総長を統括司令官に任命 <2302-011910>
 今月11日にショイグ国防相が参謀総長のゲラシモフ上級大将を現地の統括司令官に任命する異例の人事を断行したことから、ロシアの専門家の間では、欧米がウクライナへの供与を決めた戦車などの重火器が前線に届く前に大規模攻勢に出ると見ている。
 2012年11月に中央軍管区司令官から参謀総長に就任したゲラシモフ上級大将は、非正規軍やサイバー攻撃を駆使した宣戦布告なしの戦闘で敵を圧倒するハイブリッド戦争のロシアでの発案者とされ、その理論は「ゲラシモフ・ドクトリン」とも呼ばれている。
2023.01.19
 14:01
CNN

(Yahoo)

米、大規模な対ウクライナ支援を決定へ ストライカー戦闘車両を初供与か <2302-011908>
 米国がウクライナに対する$2.5B相当の大規模軍事支援を最終決定する見通しであることが分かった。 Stryker
ICVが初めて盛り込まれるという。 情報筋の一人によると、支援内容はまだ最終決定していないものの、週内に発表される可能性がある。
 このほか、耐地雷伏撃防護車両 (MRAP) もリストに含まれているという。 米国は既に500両近いMRAPをウクライナに送る約束をしている。
 国防総省で政策を担当するカール次官は18日に記者団に対し「我々が検討しようとしているのは、機甲、機械化部隊の妥当な組み合わせだ」と述べた。
 ただ、ウクライナが繰り返し要請してきたM1 Abrams MBTATACMSは今回の発表には盛り込まれない見通しで、HIMARSの弾薬を追加供与するとみられている。
 米国の対ウクライナ安全保障支援では1月上旬に発表された$3B超のものが過去最大で、それ以前には2022年12月下旬に発表された$1.85B規模の支援が最大だった。
2023.01.19
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 18 <2302-011906>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月18日の戦況 =
 Wagner Gp.の首領プリゴジンのロシア国防省と大統領府に対する発言は、攻撃的でますます大胆になっている。
 プリゴジンとロシアの他の著名な声は、報復を恐れることなくプーチン大統領を批判している。
 ロシア軍は、クレミンナの近くで失地回復のため、限定反撃を続けた。
 ロシア軍は、ソレダール、バクムット、アウディーイウカ、ドネツク市の近くで攻撃を続けた。
 ロシアの国防省は、ソレダー地域での戦果について、Wagner Gp.の活躍を軽視しようとし続けている。
 ウクライナ当局は、ロシア軍が大規模な攻勢か防御のためにザポリージャ州に集結していると見ている。
 ロシア軍がウクライナ南部で日常的と見える砲撃に焼夷弾(註:サーモバリック弾のことか)の使用を増やしていることは、ロシア軍の通常砲弾が不足している可能性が高いというISWの最近の見方を裏付けている。
 ウクライナとロシアの情報筋は、ロシアが第2波動員の準備をしている可能性が高いことを引き続き示している。
2023.01.19
 08:40
日経新聞 米国防総省高官、ウクライナへ戦車供与に慎重 防空優先 <2302-011905>
 米国防総省で政策を担当するカール次官が18日、記者団にウクライナへの武器支援をめぐり「最優先は防空のままだ」と強調し、Abrams
MBTの供与について「その準備はできていない」と語り、慎重な姿勢を示した。
 カール次官はAbrams供与に慎重な理由について「とても高価で複雑な装備品であり訓練が難しい」と説明した。 「ウクライナが修理・補修できないシステムは送らない」とも言及した。
 バイデン政権はウクライナ向けの追加武器支援を近く発表する予定だが、Abramsが含まれる可能性は低い。
2023.01.19
 06:47
毎日新聞

(Yahoo)

英国防省、ウクライナ軍が激戦地ソレダルから「撤退」と分析 <2302-011904>
 英国防省が18日、ウクライナ軍がソレダルから16日までに撤退した可能性が高いとの分析を示した。 ロシア国防省が13日にソレダル制圧を発表し、ウクライナ側は戦闘継続を主張している。 ウクライナ軍ソレダルより西に新たな防衛線を構築した模様という。
 英国防省によると、ロシアのソレダル侵攻は同州北部の交通の要衝であるバフムトを拠点とするウクライナ軍の包囲作戦の助攻で、侵攻部隊は主にWagner Gp.で構成されている。 ロシアはバフムト攻略を目指して攻勢を強めており、今年1月以降はバフムトの南部と東部を激しく砲撃してウクライナ軍の補給路を圧迫している。
 ソレダル制圧は、2022年夏以降多くの地域で劣勢に立たされていたロシアにとって久しぶりの戦果となるが、全体の戦況への影響は限定的とみられる。 戦争研究所 (ISW) も12日の戦況分析で、ソレダル制圧がバフムトの包囲に直結しないとの見方を示している。
2023.01.19
 05:55
ロイタ通信

(Yahoo)

独、ウクライナへの戦車供与許可せず 米の同様の措置必要=新聞 <2302-011903>
 Wall Street Journalがドイツ政府高官の情報として18日、ドイツ政府米国が自国製の戦車をウクライナに供給することに合意しない限り、同盟国によるウクライナへの独製の戦車供与を許可しない方針であると報じた。
2023.01.19
 05:44
時事通信

(Yahoo)

ウクライナに装甲車200台 国防相がキーウ訪問 カナダ <2302-011902>
 アナンド加国防相が18日にウクライナのキーウを訪問し、ウクライナに対し
APC 200両を追加供与すると明らかにした。
 提供するのはカナダRoshel社製Senatorで、総額CAD90M(86億円)相当で、カナダ政府は「ウクライナからの具体的な要請に応じた」と強調した。
2023.01.18
 17:49
時事通信

(Yahoo)

米、イスラエルで備蓄の武器供与 砲弾消耗のウクライナへ 報道 <2302-011811>
 New York Times紙が17日、ウクライナがロシアとの戦闘で消耗した砲弾の補給を緊急に必要としているため、米国がイスラエル内に備蓄している武器を供与していると報じた。
 イスラエルには、米国が中東の紛争で利用するための武器や弾薬が備蓄され、米国はイスラエルが緊急時にこの備蓄兵器を利用することも認めている。
 イスラエル軍の報道官は「米国側の要望に基づき、一定程度の装備品がイスラエル内の備蓄から米国防総省に移転されている」と明言した。 また米政府当局者も、米国の弾薬メーカーが増産できるようになるまで、海外の備蓄兵器を利用すればウクライナは弾薬不足をしのげるとした。
2023.01.18
 15:17
CNN

(Yahoo)

大型兵器供与の決定、プーチン氏への「明確なメッセージ」 英外相 <2302-011808>
 クレバリー英外相が17日、英政府がウクライナに対して戦車も含めた大型兵器の供与を決定したことについて、プーチン露大統領に「非常に明確なメッセージ」を伝える必要があったからだと述べた。
 またプーチン大統領について、英国が「仕事が終わるまで」ウクライナに対して「戦略的な忍耐力」を持ち続けることを理解すべきだと述べた。
2023.01.18
 13:41
CNN

(Yahoo)

ウクライナへの軍事支援、「強化」が必要 欧州委員長 <2302-011807>
 EUのフォンデアライエン欧州委員長が17日にCNNの取材に答え、西側諸国がウクライナに送る軍事支援と装備の水準を強化する必要があると述べ、ドイツにある米軍ラムシュタイン空軍基地で20日に開かれる「ウクライナ防衛コンタクトグループ」の会議で、大きな進展があることを望むと述べた。
 ドイツに対してはここ数日、軍事支援の水準について圧力がかかっていて、英国はドイツに対し、Leopard 2
MBTをウクライナに送るほか、他国のLeopard 2の供与も認めるよう求めている。
 フォンデアライエン委員長は、ロシアに対する制裁の第10弾が近く実施されるとも明らかにした。
2023.01.18
 12:57
AP News

(Yahoo)

AWACS 3機をルーマニアに配備  NATO がロシア軍の活動を監視 <2302-011806>
 NATOロシア軍の活動監視を目的にルーマニアに配備する
AWACSの第一陣が1月17日、ブカレスト近郊のオトペニ空軍基地に到着した。
 到着したのは、配備が決まった3機の先陣で、30ヵ国で構成される軍事同盟の領域内で、数週間にわたって偵察任務を遂行することになっている。
 AWACSは、NATO領域付近のロシア軍機を監視するため、東ヨーロッパとバルト海空域で定期的なパトロールを行ってきたが、ロシアのウクライナ侵攻以降、NATOはルーマニア、ハンガリー、ブルガリア、スロバキアに多国籍戦闘群を追加派遣するなど、この地域での戦力強化を図っている。
 NATOが「空の目」と呼ぶ早期警戒管制機は、通常ドイツ西部のガイレンキルヒェン航空基地を拠点とする14機編成の早期警戒管制任務部隊に所属している。
2023.01.18
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 17 <2302-011804>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月17日の戦況 =
 ショイグ露国防相が1月17日、2023年から2026年の間に大規模な軍改革を実施するというプーチン大統領の指示を実施すると発表した。
 プーチン大統領は、数日中、おそらく1月18日にも第二波の動員を発表する可能性がある。
 セルビアのブチッチ大統領Wagner Gp.に対しにセルビアでの採用を中止するよう求めた。
 ロシア軍はクレミンナの近くで限定攻撃を続け、ウクライナ当局はロシア軍がルハンシク州で決戦の準備をしている可能性があることを示唆した。
 ロシア軍はドネツク州で攻撃を続けている。
 ロシアの情報界は、ソレダー周辺でのロシア軍の戦術的戦果をを作戦上重要なものにまつりあげるのに苦労している。
 ヘルソン州のロシア軍は、ウクライナ軍の砲撃により、ドニプロ河東岸のヘルソン州での兵站を維持するのに苦労し続けている。
 ロシアの占領当局者は、プーチン大統領1月18日にウクライナでの戦争に関連する「重要な声明」を出すとした。
2023.01.18
 07:19
ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ軍総司令官、「緊急に必要な」支援を米軍トップに伝達 <2302-011803>
 ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将がポーランドで17日、ミリー統合参謀本部議長と初めて会談し、緊急に必要な兵器や装備の概要を伝えたと明らかにした。
 ザルジニー大将は昨年12月に、英Economist誌との対談で、ロシア軍を撃退するには
MBT 300両IFV600~700両砲500門が不可欠だとの考えを示していた。
2023.01.17
 20:35
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア軍、2026年までに150万人体制に増強へ <2302-011715>
 ショイグ露国防相が17日に国防省幹部との会議で、プーチン露大統領2026年までロシア軍を150万人に増強する方針を決定したことを明らかにした。
 ショイグ国防相は2022年12月に、現在115万人規模の軍の定数を150万人まで増強すべきだとの考えを示しており、この提案を受け、プーチン大統領が定数増員を決定した。
 ウクライナ侵攻開始以来、兵員不足問題に直面したロシアは、100万の兵力を2022年8月増員したが、その後5ヵ月弱でさらなる増員を決めたことになる。
2023.01.17
 19:07
日経新聞 ウクライナ支援、ドイツの戦車供与が焦点 20日に会合 <2302-011712>
 ドイツ西部のラムシュタイン米空軍基地で20日に、ウクライナの防衛支援を協議する関係国会合が開催され、米国のオースティン国防長官などが参加する。
 米欧が軍事支援を急ぐのは、ロシアが地上戦で攻勢をかけている背景がある。 地上戦の行方を左右する戦車の数ではロシアがウクライナを圧倒しており、米欧の支援が迅速に届くかが戦況を大きく左右するため、ウクライナへの軍事支援では
MBTの供与が焦点になっている。
 ポーランドがドイツ製の主力戦車Leopard 2の供与を表明する中、ドイツの承認に注目が集まっており、新たな独国防相に17日任命されたピストリウス氏は着任直後から難しいかじ取りを迫られる。
2023.01.17
 09:15

(19:15 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 16 <2302-011706>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月16日の戦況 =
 ロシア政府は、Wagner Gp.首領プリゴジンのWagnerだけがドネツク州のソレダールを確保したという主張に異議を唱え続けている。
 ロシア軍は、ウクライナ軍がクレミンナ周辺で攻撃を続けたため、スヴァトーブ周辺とクピャンスク方向に失地回復のために局地的な攻撃を続けた。
 ロシア軍はバクムットの北でさらに占領地域を拡大し、クリシチイウカ近くのバクムットの南で攻撃を強化している可能性がある。
 ロシア軍はアウディーイウカとドネツク市の近くで攻撃を続けた。
 ロシア軍は、ドニプロ河東岸ヘルソン州に部隊を集中し、ロシアとウクライナ南部の間の新しい兵站線を確保しようとしている。
2023.01.17
 05:49
ロイタ通信

(Yahoo)

英、独政府に許可要請 ウクライナへの戦車レオパルト供与巡り <2302-011705>
 ウォレス英国防相が16日に、Leopard
MBTのウクライナへの供給許可するよう独政府に要請した。 ウォレス外相は議会で「ポーランドは明らかにLeopard供与に前向きで、フィンランドも同じ考えと報じられている」とした上で、「独政府の決断にかかっている」と語り、ドイツの行動は他国によるウクライナへの支援を促すことになり、ドイツの単独行動にはならないと強調した。
 16日に辞意を表明し、ショルツ首相に受理されたランブレヒト国防相は、ロシアのウクライナ侵攻を受け€100Bの特別基金が認められたにもかかわらず、独連邦軍の早期増強に失敗したと批判されていた。
2023.01.16
 11:47
ロイタ通信

(Yahoo)

独、補修済みレオパルト2戦車を来年にもウクライナ供与可能=メーカー <2302-011605>
 ドイツのBild紙が、Rheinmetall社CEOが補修を終えたLeopard 2
MBTを早ければ来年にウクライナに引き渡すことが可能だとした一方、補修を始めるには発注の確認が必要だと表明したと報じた。
 Rheinmetall社CEOは、少なくとも同社保有のLeopard 2 22両とLeopard 1 88両を補修するには、完全に分解して組み立て直すことが必要になるため、全体で数億ユーロがかかると説明した。 同社にはIFV 100両の在庫もあるが、使用できるようにするにはやはり7~8ヵ月の補修が必要になるという。
 ドイツは今月、ウクライナへのIFV 40両の供与を発表したが、ウクライナ政府はLeopard 2のようなもっと重量級の車両を要請していた。 ドイツ軍には現在、Leopard 2は350両しかない。
【註】
 Bild紙は欧州で最も発行部数の多い日刊タブロイド紙で有名人のゴシップなどを多く取り入れているため、記事の信憑性を疑問視する向きも多い。
2023.01.16
 09:45

(19:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 15 <2302-011603>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月15日の戦況 =
 ウクライナ軍参謀本部は、ウクライナ軍がルハンシク州のマキイフカとビロホリフカの近くでロシアの攻撃を撃退したと報告した。
 ロシアの情報筋は、ロシア軍がソレダーの掃討を終え、集落の北、西、南西にあるウクライナの陣地を攻撃したとした。 ウクライナの情報筋は、ロシア軍が1月15日にドヴォリチキア近くのソレダールの西にある鉱山を占領したと報告した。
 ロシア軍はバクムットとその北、東、南、南西の地域を攻撃し続けた。 ロシア軍は、アンドリーフカ近くのバクムットの南西で僅かに前進した。
 ウクライナのヘルソン州軍事顧問クラン氏が、ロシア軍が占領下のヘルソン州での存在感を高め、Wagner Gp.軍の一部がヘルソン州に到着したと述べた。
 ヘルソン州のロシア占領責任者サルドは、ヘニチェスク~アラバトスピット橋の修復により、占領下のヘルソン州へのロシアの兵站が改善されたと主張した。
 ロシアの軍人が、おそらく動員への抵抗に対する同士討ちで、ロシアのベルゴロド州でロシア兵が駐屯していた建物手榴弾を爆発させたと伝えられた。 ロシアの情報筋は、手榴弾攻撃が3人を殺害し、10人の動員兵を負傷させたと報告した。
Belgorod州の位置 (Google Map)】
2023.01.15
 18:14
時事通信

(Yahoo)

モルドバにまたミサイル破片 大統領「ロシアを強く非難」 <2302-011504>
 モルドバ北部の国境地帯で14日、落下したミサイルの破片が見つかった。
 現地メディアによると、警察当局は「ロシア軍によるウクライナ攻撃に絡んでモルドバ領内に落下するのは昨年10月と12月に続き3回目だと指摘した。
2023.01.15
 09:59
共同通信

(Yahoo)

英、主力戦車14両供与へ ウクライナに数週間以内 <2302-011503>
 英首相官邸が14日、数週間以内にChallenger 2
MBT 14両をウクライナに供与する方針を発表した。
 首相官邸によると、Challenger 2の供与に続き、30両前後のAS90 SPHを投入することも検討している。
2023.01.15
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 14 <2302-011502>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月14日の戦況 =
 ロシア軍が1月14日、ウクライナの重要インフラに対しミサイル攻撃の2波開始した。
 Wagner首領のプリゴジンは、ソレダルを奪取するというWagner Gp.の役割を利用して政治的地位を高め、ロシア軍を間接的に批判した。
 ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナの線でて限定的な反撃を続けた。
 ロシア軍がソレダル周辺、バクムット、アウディーイウカ地域で攻撃を続け、ウクライナ軍がソレダールの集落内でまだ地点を確保している可能性はほとんどなくなった
 ロシア軍はヘルソン州のドニプロ川東岸で最前線を強化して防御を行っている。
 ヘルソン州のロシア占領当局は、住民をロシアに強制的に移住させる措置を継続している。
2023.01.14
 21:30
CNN

(Yahoo)

ロシアがソレダル掌握に躍起になる理由 <2302-011408>
 ロシアが13日に軍によるソレダルの制圧を発表したものの、ウクライナ政府はこの主張を否定した。
 ロシア軍が実際にソレダルを奪取した場合、ドンバス地方における数ヵ月ぶりの戦果となる。 戦場で屈辱的な後退が続く中、プーチン大統領にとって幾分前向きなニュースとなる可能性がある。
 ソレダルの軍事的重要性は乏しく、おおむね象徴的なものにとどまるが、制圧が確認されれば、ロシア軍や傭兵会社Wagnerは昨年夏以降に目標としてきた近郊のバフムートに注力することが可能になる。
 Wagnerの首領である新興財閥のプリゴジン氏にとっても、ソレダル制圧は広報戦略上の勝利となりそうだ。 プリゴジン氏はロシア国防省による特別軍事作戦の進め方を批判する場面がしばしば見られる。
2023.01.14
 11:23
共同通信

(Yahoo)

IAEAトップ、ウクライナ訪問 来週、全原発に専門家配置目指す <2302-011405>
 国際原子力機関 (
IAEA)が13日の声明で、ロシアが侵攻したウクライナの全ての原子力施設に専門家を配置するため、グロッシ事務局長がウクライナを来週訪問すると発表した。
 ウクライナには1986年に事故が起きたチェルノブイリ原発のほか、ザポロジエ、リブネ、南ウクライナ、フメリニツキーの4原発があり、攻撃によって大事故が起きることが懸念されている欧州最大のザポロジエ原発には既に専門家が常駐している。
2023.01.14
 10:45

(20:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 13 <2302-011404>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月13日の戦況 =
 ロシア国防省が1月13日、ロシア軍が1月12日夜にソレダールを確保したと発表した。 Wagner Gp.について言及していなかった国防省の最初の発表が、ロシアの情報界内で大きな反発を引き起こしたため、国防省はWagnerの実績を認めたる2回目の発表をすることを余儀なくされた。
 Wagner Gp.首領のプリゴジンは、ソレダールでの勝利を自分のの権威を高めるためめる手段として利用しようとしている可能性が高い。
 プーチンは、プーチンとロシア国防省に忠実なミルブロガーの幹部を育成し、プリゴジンの野望を抑える措置を講じている可能性がある。
 ロシア軍はスヴァトヴェ~クレミンナ線で限定的な反撃を行ったが、ウクライナ軍はクレミンナの近くで反撃を続けたと伝えられている。
 ロシア軍は、ソレダール、バクムット、アウディーイウカ周辺で攻撃を続けた。
 ウクライナ諜報機関は、ロシア軍がそのうち200万人に増員しようとしていると報告した。
 ウクライナのパルチザン攻撃で、ロシアは戦力を最前線から後方地域に移動し続けている。
2023.01.14
 04:28
Bloomberg

(Yahoo)

ロシア国防省、ソレダル攻撃はワグネル主導と認める <2302-011402>
 ロシア国防省が、ウクライナ東部バフムトの北東に位置するソレダルを制圧したと主張し、その後の声明でソレダル制圧作戦を民間軍事会社Wagnerが主導していたことを認めた
 ただウクライナはまだ戦闘を続けているとして制圧を否定しているが、現地で取材するCNNの取材班ウクライナ軍が組織的に撤退しているのを目撃したと報じた。
2023.01.14
 00:00
TBS News

(Yahoo)

ウクライナ東部ソレダル制圧とロシア国防省発表 要衝バフムトに攻勢へ 民間軍事会社「ワグネル」の主張と食い違いも <2302-011401>
 ロシア国防省が13日、ウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムト近郊にあるソレダルを12日夜に制圧したと発表した。 ソレダルの制圧によりバフムトにいるウクライナ軍への補給路を断ち、封鎖が可能になるとしていて、ドネツク州での攻勢継続のために重要だと主張している。
 ソレダルをめぐっては、民間軍事会社Wagnerの首領プリゴジン氏が11日にWagnerの部隊のみで全域を制圧したと主張していたが、国防省は今回の発表で軍による集中砲撃の結果制圧したとしていて、両者の主張には食い違いもみられる。
 一方、ウクライナ側は戦闘が続いているとして、制圧を否定している。
2023.01.13
 21:21
産経新聞

(Yahoo)

ウクライナ国境に防空システム増強 ベラルーシ <2302-011305>
 ベラルーシの独立系メディアが12日、衛星写真を基にウクライナ国境に接する南東部ゴメリ州ジャブロフカの軍用飛行場にロシア製のS-300やPantsir、対空レーダなどが新たに配備されたと報じた。
 ベラルーシ国防省は8日に国内各地の航空基地で16日から2週間にわたり露軍との合同演習を実施するとし、一部の露軍部隊がベラルーシ入りしたと発表した。 ウクライナ軍は12日時点で、ベラルーシが攻撃部隊を編成している兆候は見られないとしているものの、ベラルーシが露軍側に立って参戦に踏み切る可能性は排除できないとみて警戒を続けている。
2023.01.13
 19:52
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ東部ソレダル制圧とロシア国防省 <2302-011304>
 TASS通信によると、ロシア国防省が13日、激戦が続いていたウクライナ東部ドネツク州のソレダルを12日夜に制圧したと発表した。
2023.01.13
 11:12
乗りものニュース

(Yahoo)

「勇敢な守護者へ」性能向上型T-72戦車 チェコからウクライナへ大量引き渡し <2302-011303>
 チェコ国防省が1月10日、ウクライナ向けに行っていたT-72
MBTの修復および能力向上工事が完了し、TREVA-30戦車回収車とともに同国へ引き渡すと発表した。 前日9日には、チェコのフィアラ首相らが、T-72の修復・改良作業を行っている企業を視察していた。
 同国での報道などによるとウクライナへは能力向上型のT-72B 90両が引き渡される予定だという。
2023.01.13
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 12 <2302-011302>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月12日の戦況 =
 ロシア軍は1月11日にソレダールを占領した可能性が高いが、この小規模な勝利がバクムット差し迫った包囲の前兆となる可能性は低い。
 ロシア軍とウクライナ軍はスヴァトーブ~クレミンナの線で交戦していると伝えられた。
 ロシア軍は、バクムット、アウディーイウカ周辺、ドネツク市の西で攻撃を続けている。
 ロシア軍はドニプロ川の東岸で防御を続けている。
 ロシア当局と占領当局は、占領地からロシア連邦へのウクライナ市民の大量強制移住の準備をしている可能性がある。
 ウクライナ戦域軍のゲラシモフ司令官の3人の参謀長の一人に任命されたロシア地上軍最高司令官サリュコフ上級大将が、ロシアとベラルーシの合同地域軍群 (RGV) の演習を統裁するためベラルーシに入った。
2023.01.12
 18:49
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア兵100人以上をソレダル方面で殺害か ウクライナ軍が発表 <2302-011217>
 ウクライナ特殊作戦軍が12日にSNSで、東部ドネツク州ソレダル方面で、ロシア兵100人以上をミサイル攻撃などで殺害したと発表した。 発表によると、同軍はロシア兵が集中していた場所を特定し、ミサイル攻撃や砲撃を加えて、兵士らを殺害したとしている。
 ソレダルをめぐっては、ロシアの民間軍事会社Wagnel首領のプリゴジン氏が11日に全域の掌握を主張したが、ウクライナ側は否定している。
2023.01.12
 15:09
AP

(Yahoo)

厳しい局面迎えるウクライナ 東部戦線の戦況は膠着状態 <2302-011215>
 ウクライナ東部ドネツク州の東部戦線では、ロシア軍の砲爆撃が日を増して激化しており、ウクライナ陸軍第28独立機械化旅団は、連日厳しい局面を迎えている。 バフムートの最前線では、ロシア軍の無差別砲撃に対して、ウクライナ軍はフィンランドから供与された120mm迫撃砲で目標を厳選して応戦している。
 ソレダルを巡る戦いも11ヵ月に及ぶこの侵略戦争で最も激しく、また最も犠牲を払った地上戦の一つといえよう。
 ロシア軍はソレダルに対し最初はWagnelの傭兵部隊を送り込んだが、ウクライナ軍の猛反撃で多大な損害を被ってから、高度に訓練された歩兵や降下兵、特殊部隊などの精鋭部隊を投入するに至って、ウクライナ側も消耗、損害が出始め、現段階で厳しい局面を迎えている。
2023.01.12
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 11 <2302-011210>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月11日の戦況 =
 ロシア国防省が1月11日、ウクライナでの戦争のためのロシアの指揮構造の大規模な改造の一環として、参謀総長のゲラシモフ上級大将が戦域司令官に就任すると発表した。
 ゲラシモフの任命は、おそらく2023年にロシアが決戦に出ようとしている可能性がある。
 プリゴジン(註:Wagnerの創始者)とシロヴィキ派(註:ロシアの強硬派)のお気に入りであるスロビキン上級大将の上にゲラシモフ上級大将を置いた人事は、ロシア国防省の優位性を主張するための政治的決定であった可能性が非常に高い。
 ロシアの防衛産業が軍需品不足を解決できないでいることは、ウクライナ東部で作戦を維持するロシア軍の妨げになる可能性がある。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は、ベラルーシからのロシアの新たな攻撃はまずありそうもないと繰り返し述べた。
 最近前進しているにもかかわらず、ロシア軍は依然としてソレダルを完全に占領しておらず、ソレダルを完全制圧できないロシア軍がバクムットを占領する可能性は低い。
 ウクライナ軍がクレミンナの近くで反撃を続け、ルハンシク州の後方を攻撃したため、ロシア軍はスヴァトーブの近くで抵抗を続けている。
 ウクライナ当局は、ウクライナ軍の砲撃によりロシア軍がウクライナ南部で主要な装備等を後送して兵站網を再構築していると報告した。
 ショイグ露国防相が防衛産業基盤を改善する計画を発表した。
2023.01.12
 03:59
ロイタ通信

(Yahoo)

ポーランド、ウクライナに独製戦車「レオパルト」を供与へ <2302-011206>
 ポーランドのドゥダ大統領が11日、ウクライナにドイツ製Leopard
MBTの供与を決定したことを明らかにした。
 ウクライナ政府はLeopard 2などの供与を求めており、今回の決定は西側諸国によるウクライナ支援の大幅な拡大を意味する。
 Leopardの再輸出には独政府の承認が必要になる。
2023.01.12
 00:31
Breaking Defense Ukraine gets its tanks: Poland sending Leopard 2, and other nations may follow <2302-011203>
 1月11日にリヴィウで開かれたウクライナ、ポーランド、リトアニア3ヵ国の首脳会談で、ポーランドのデュダ大統領が、ウクライナへLeopard 2
MBTを供与することを明らかにした。
 IISSによるとポーランドはLeopard 2を242両装備しており、ウクライナへはそのうち12両程度が送られると見られる。
2023.01.11
 16:49
朝日新聞

(Yahoo)

ウクライナへの軍事支援、ロシアの国防予算に匹敵か 現地報道 <2302-011112>
 ロシア国営TASS通信が11日、ロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来、ウクライナが西側諸国から受け取った軍事支援額は、ロシアの国防予算に匹敵すると報じた。
 タス通信は公式発表や報道などを元に調査したとし、諸外国や国際組織によるウクライナへの支援額の合計は$150.8B以上で、ロシアの2022年年間予算$55.5B2.7倍を超えたと報道。 そのうちの$48.5Bが軍事的な用途に使用され、同年のロシアの国防費$51.1Bに近いとしている。
2023.01.11
 10:04
時事通信

(Yahoo)

ウクライナに地対空ミサイル 防空システム初の供与 カナダ <2302-011109>
 カナダ政府が10日、米国からNASAMSを購入してウクライナに供与すると発表した。 トルドー加首相が10日、バイデン米大統領とメキシコ市で会談した際に購入の意思を伝えた。
 CAD460M相当で、カナダからウクライナへの防空システム提供は初めてである。
2023.01.11
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 10 <2302-011108>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月10日の戦況 =
 ロシアのメディアが1月10日、ロシアが敗退した2022年9月に中央軍管区司令官兼ハリコフとドネツク州北部のロシア軍司令官であったラピン上級大将ロシア地上軍の参謀長に任命されたと報じた。
 ラパン上級大将任命のニュースは、侵攻以前に分裂していたロシアの情報空間にさらなる混乱を引き起こした。
 ウクライナ軍参謀本部は、1月10日にベラルーシがウクライナ北部国境近くのロシア軍と、ウクライナ北部へのロシアの攻撃準備の可能性を示しているが、ISWは現時点ではこの行動方針はありそうもないと評価している。
 ウクライナ軍は、スヴァトーブ~クレミンナの線で戦果を挙げている。
 ロシア軍はドネツク州の最前線で攻撃を行いソレダー周辺で成果を上げたが、集落を占領していない。
 クレムリンは、ロシア当局が部分的動員の第二波の準備をしているとの見方を否定している。
 ロシアの占領当局は、占領地での効果的なパルチザン活動の封じ込めに苦労している。
2023.01.11
 09:40
CNN

(Yahoo)

ソレダルの戦況、「危機的」とウクライナ軍兵士 死者数把握できず <2302-011107>
 ウクライナ東部の町ソレダルで戦うウクライナ兵の1人が11日までにCNNの取材に答え、戦況について「危機的」とした上で、死者があまりに多く「誰も人数を数えていない」のが実情だと明かした。
Soledar の位置 (Google Map)】
 この兵士が所属するのはウクライナ軍の先頭に立ってソレダルを防衛している第46独立空中強襲旅団で、ロシア軍と傭兵会社Wagnerによる大規模な攻撃に直面している。
 CNNは安全上の理由から、この兵士の身元を特定していない。
2023.01.11
 09:19
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ、独に圧力 レオパルト戦車供与めぐり <2302-011106>
 ウクライナのクレバ外相が10日、予告なしに同国を訪問したドイツのベーアボック外相に対し、ドイツが戦車の供与を拒否しているため人命が犠牲になっていると訴えた。 クレバ外相は「決断に時間がかかればかかるほど、死者が増える」として、ウクライナはドイツのLeopard
MBTを受け取ることになると確信しているし、ドイツ政府もいずれ決定を下してLeopardをウクライナに供与することになるとうすうす理解していると思うと述べた。
 ドイツは5日、ウクライナへの軍事支援として、Marder IFVを供与することで米国と合意したが、ウクライナが求めるLeopard MBTの提供は拒否している。
2023.01.11
 07:24
ロイタ通信

(Yahoo)

ロ軍事会社、ウクライナ東部ソレダル制圧と発表 戦闘継続=通信社 <2302-011104>
 複数のロシア通信社が、ロシアの民間軍事企業Wagnel社トップのプリゴジン氏が10日、自社の部隊がウクライナ東部ソレダルを制圧したと明らかにしたと報じた。 ただ、戦闘は続いているという。 ロシアの通信社によると、プリゴジン氏は声明で、Wagnel部隊がソレダル全域を掌握したとした上で、中心部では市街戦が行われていると述べた。
 一方ウクライナは同日、ロシアの猛攻にもかかわらず、ウクライナ軍はまだ持ちこたえているとしていた。
2023.01.11
 06:31
CNN

(Yahoo)

ロシアの砲撃、一部で75%減少と米当局者ら 苦境の表れか <2302-011105>
 ロシアがウクライナに侵攻して11ヵ月目に入る中、米国とウクライナの当局者らはロシアの砲撃がピーク時に比べて大幅に減少しており、場所によっては75%減っているところもあるとCNNに明らかにした。
 両国の当局者らはその明確な理由をまだ把握していないが、ロシアが供給の少なさから砲弾の割り当てを制限しているのか、あるいはウクライナ軍の効果的な攻撃に直面し、広範にわたる戦術の見直しの一環の可能性もある。
2023.01.10
 21:36
Newsweek

(Yahoo)

ロシアの最新鋭戦闘機は怖くてウクライナ上空に飛べない──英国防省 <2302-011014>
 英国防省が1月9日に発表した最新の報告書で、ロシア軍が2022年夏以降、Su-57をウクライナ侵攻のために配備していることはほぼ間違いないものの、その任務はロシア国内に限定されてきた可能性が高いと、述べた。 代わりにロシア軍は、ロシア側から長距離ミサイルをウクライナに発射するためにSu-57を用いていると考えられるという。
 このようにSu-57を国境の外に出さないという運用方針は、ロシア政府がSu-57がウクライナで危険にさらされる可能性を恐れていると見ている。
2023.01.10
 16:46
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナ東部ソレダルの大半を制圧の公算=英国防省 <2302-011009>
 英国防省が10日、ロシア軍と民間軍事会社Wagnerの部隊が過去4日間の戦術的な前進の結果、ウクライナ東部ソレダルの大半を制圧した公算が大きいとの見方を示した。 英国防省はロシア軍がバフムトを北から包囲し、ウクライナ軍の補給路を混乱させることが狙いと分析した。
 ウクライナ当局によると、ロシア軍はこのところ要衝バフムトの近くに位置するソレダルへの攻撃を強化している。
2023.01.10
 10:14
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、バフムト近郊で攻勢強める ワグネル傭兵投入か <2302-011007>
 ウクライナ当局は、ロシア軍が東部ドンバス地域ソレダルへの攻勢を強め、民間軍事会社Wagnerの傭兵が大規模攻撃を仕掛けていると明らかにした。 ウクライナのマリャル国防次官は、ロシア軍によるソレダル攻撃を一旦は撃退したものの、直ちに多数のWagner部隊が投入され、大量の砲弾や
MRLなどを用いて攻勢をかけていると述べた。
 Wagnerの創設者のプリゴジン氏は7日、この地域を掌握する意義は地下の洞窟状の採掘トンネル網にあり、多数の部隊だけでなく戦車や兵器も収容できると述べた。
 ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、バフムトとソレダルは大きな被害を受けながらも持ちこたえているとし、ソレダルの兵士の強靭さにより、ウクライナは追加の時間と力を得たと述べた。
2023.01.10
 08:30

(18:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 9 <2302-011006>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月9日の戦況 =
 Wagner Gp.の創始者であるプリゴジンは、ソレダーでのWagner Gp.の成功を利用して、戦闘部隊としてのWagner Gp.を売り込んでいる。
Soledar の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はドネツク州の最前線で攻撃を行い、ソレダールとバクムット周辺で戦果を上げた。
 ロシア軍とウクライナ軍は、スヴァトーブ~クレミンナで交戦している。
 ウクライナのパルチザンは、ルハンシク州の後方地域でロシアの重要な兵站線を攻撃目標にしている可能性がある。
 ロシア軍はヘルソン州の東岸で陣地を強化し続け、ザポリージャ州にも防御陣地を建設し、装備を輸送し続けている。
 ロシアとウクライナの情報筋は、動員の第2波が差し迫っているか進行中である可能性があることを示した。
2023.01.10
 07:20
中央日報

(Yahoo)

ロシア「東部・北部のウクライナ軍拠点砲撃…150人以上射殺」 <2302-011004>
 TASS通信が、コナシェンコフ露国防省報道官が9日の会見で、前日にウクライナ北部のハルキウ州クピャンスクなどに集結していたウクライナ兵と装備をミサイルで攻撃したことを明らかにしたと報じた。 この攻撃で50人以上が射殺され、該当部隊の火力にも損害を与えたという。
 コナシェンコフ報道官はロシア軍がウクライナ東部のリマン地域にも前日に砲撃を加えてウクライナ軍60人以上が死亡したと明らかにした。 この攻撃でウクライナ兵力に損失が発生しただけでなく、装甲車3両や輸送車両3両なども破壊されたと伝えた。
 また、前日ドネツク南部地域にもロシア軍の砲撃を受けたウクライナ軍が戦力を損失し、該当地域では兵力40人以上が死亡して装甲車2両や輸送車両3両が破壊されたと報じた。
 続いて開戦以降にウクライナ軍の戦闘機367機ヘリ200機UAV 2,856機SAM 400基
MBTおよび装甲車7,460両MRL 972両野砲および迫撃砲3,793門特殊軍用車量7,978両が破壊されたと説明した。
2023.01.09
 23:57
共同通信

(Yahoo)

英が主力戦車提供を検討か ウクライナ支援で初と報道 <2302-010909>
 英Sky News TVが9日、英政府がウクライナにロシア軍との戦闘のためChallenger 2 MBTの提供を検討していると報じた。 英政府はMBT 10両の提供を検討中で、数週間前から協議が続けられているという。 英政府が正式に決定すれば、ゼレンスキー大統領の求めに応じ西側のMBTを初めて供与する国になるとしている。  英国の動きは西側の対ウクライナ支援の重要なステップアップを意味し、ドイツを含むほかのNATO加盟国に追随を促すことになる。
2023.01.09
 20:39
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍部隊がベラルーシに移動、「陽動作戦」か…合同軍事演習でウクライナに圧力 <2302-010907>
 ベラルーシ国防省が8日、ロシアとベラルーシの航空部隊による合同演習が実施されると発表したが、ロシアは演習を通じてベラルーシに部隊を集めウクライナへの圧力を強める狙いとみられる。
 発表によると、演習はベラルーシ軍の空軍と防空部隊の全ての飛行場と演習場で実施される。 参加規模や投入される軍用機など詳細は明らかにしていないが、8日には演習に参加する露軍部隊の一部がベラルーシ入りしたと説明した。
2023.01.09
 14:44
産経新聞

(Yahoo)

ロシア・ベラルーシ空軍が合同演習へ ウクライナ威圧か <2302-010906>
 ベラルーシ国営Belta通信が、ベラルーシ国防省が8日、同国内で16日から2月1日にベラルーシ空軍と露航空宇宙軍の合同演習を実施すると発表したと報じた。
 両国は演習名目でウクライナ国境付近に戦力を集め、ウクライナに北部国境からのベラルーシ参戦を警戒させて、戦力を分散させようとしているとの見方が強い。
2023.01.09
 13:30
Abema Times

(Yahoo)

ミサイル攻撃でロシア「600人以上殺害した」の発表 ウクライナ側「死者はいない」と否定 <2302-010905>
 ロシア国防省がウクライナ東部にあるウクライナ軍の兵舎をミサイルで攻撃し、600人以上を殺害したと発表したが、ウクライナ側は死者はいないと否定している。
 東部クラマトルシクの市長は8日に、ロシア軍の攻撃で学校など2ヵ所、マンションなど8棟が被害を受けたとしたが犠牲者はいなかったとしている。 ウクライナ軍もロシア軍の発表はまったくのデタラメだと否定している。
2023.01.09
 07:40
産経新聞

(Yahoo)

ロシアの「ウクライナ兵600人殺害」主張、虚偽の疑い強まる <2302-010903>
 露国防省が8日、ウクライナ東部ドネツク州マキエフカの露軍拠点に対する昨年末のウクライナ軍の攻撃で多数の露軍兵が死亡したことへの報復だとしして、ウクライナ兵1,300人超が滞在していたクラマトルスクの学生寮2ヵ所をミサイル攻撃600人超を殺害したと主張したが、ウクライナメディアによると、クラマトルスク市当局は露国防省の発表に先立ち、7日深夜に露軍のミサイル攻撃があったものの、大きな被害はなかったと発表していた。
 攻撃を受けたとされる学生寮を訪れたフィンランド人記者は8日にTwitterを通じ、付近にミサイル着弾の痕跡はあったが、学生寮は損傷しておらず、周辺住民の誰も救急車などを見ていなかったと報告し、「ロシアの発表よりウクライナの発表の方が信用できる」と指摘した。 ロイタも同様の記事を配信した。
 英Sky Newsは「露国防省の主張はほぼ確実に噓だ」と指摘し、露国防省は国内世論を考慮した報復成功というプロパガンダを行ったとの見方を示した。
 ウクライナ軍は昨年末のマキエフカへの攻撃で400人の露軍兵が死亡したと発表したが、露国防省は89人が死亡したと主張しており、露軍が自軍の損害を認めるのは異例だった上、実際の死者数はさらに多かったとの見方が強い。
2023.01.09
 05:45

(15:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 8 <2302-010902>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月8日の戦況 =
 ウクライナのダニロフ国家安全保障防衛評議会長官が1月8日、ロシアがイラン製UAVの国内生産を開始する予定であると述べた。
 ロシア軍は1月8日にスヴァトーブ~クレミンナ線に沿って失地回復のため反撃を続けた。 ルハンシク州のハイダイ首長は1月8日、ロシア軍がバクムット地域からクレミンナ地域に複数の大隊を移動させたと述べた。
 ロシア軍はバクムット周辺とドネツク市の西部郊外に沿って攻撃を続けた。 ウクライナの公式筋は、ウクライナ軍がバクムット近くのロシアの陣地を占領したと報告したが、ウクライナ東部軍は1月8日にロシア軍はソレダールを占領していないと述べた。 著名なロシアのミルブロガーは、ロシアがバクムットを包囲する可能性について異なる意見を述べた。
 チェチェン共和国のカディロフ元首が1月7日、300人のChechen Akhmat-1 OMON (註:Special Purpose Mobile Unit) 要員がウクライナに派遣されたと述べた。
 ウクライナ当局が、ロシア軍が1月7日から8日にかけて、ヘルソン市の民間インフラを焼夷弾で攻撃したと報告した。
 ロシアの占領当局は、1月8日にルハンシク州でパルチザンがガスパイプラインを掘り起こしてして妨害した可能性が高いと主張した。
2023.01.09
 01:07
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア「ウクライナ兵600人殺害」と発表 ウ軍「プロパガンダ」 <2302-010901>
 ロシア国防省が8日、ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクでウクライナ軍が兵舎として使っている建物をミサイル攻撃し、600人以上の兵士を殺害したと発表した。
 一方、現地で取材する欧米メディア「そのような兆候はない」と報じ、ロシア側の発表に疑問を投げかけている。
 ロイタは、攻撃を受けたとされるウクライナ軍の兵舎を現地で取材班が確認したが「ミサイル攻撃を受けた形跡は見られず、遺体や血の痕もない」と報じた。 CNNの取材班も現地を訪れたが、多数の死傷者が出た様子は無かったという。
 ウクライナ軍の現地の報道官はBBCに対し、ロシアの主張はプロパガンダだと述べた。
2023.01.08
 22:07
テレ朝 News

(Yahoo)

ロシア国防省「ウクライナ軍を東部ドネツク州で攻撃600人以上殺害」ロイター <2302-010804>
 ロシア国防省が8日、ウクライナ東部ドネツク州クラマトルシクにあるウクライナ軍の建物2ヵ所をミサイル攻撃し、600人以上を殺害したと発表した。 当時、建物にはウクライナ軍1,300人以上がいたと主張している。
Kramatorsk の位置 (Google Map)】
 今回の攻撃について、ロシア国防省は先日の80人以上の死者を出したウクライナ軍によるドネツク州マキイウカのロシア軍の兵舎への攻撃に対する報復だとしている。
2023.01.08
 07:45

(17:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 7 <2302-010802>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月7日の戦況 =
 ロシア軍は、バクムット周辺とドネツク市の西部郊外に沿って攻撃を続け、ソレダールで僅かに前進したことが確認された。
 ソレダールでの最近のロシア軍の戦果は、バクムットの差し迫ったロシアの包囲の前兆ではない。
 ロシア軍はミサイルとイラン製UAVの在庫を使い果たしたと伝えられているが、当面はウクライナのインフラを大規模攻撃する可能性がある。
 ロシア軍とウクライナ軍は、スヴァトーブとクレミンナ周辺で交戦している。
 ウクライナと欧州諸国は、ロシアが準備をしている第2次動員が差し迫ったと警告している。
2023.01.07
 18:25
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシアの動員予備役30万人のうち「539人死亡」…BBC が独自集計 <2302-010706>
 英BBCが6日、ロシア語の独立系メディアなどと共同でウクライナ侵略を巡るロシア兵の死者を独自集計した結果、プーチン大統領が昨年9月に発令した予備役の部分的動員で招集された30万人のうち、539人の死亡が確認されたと報じた。
 このうち500人は派遣されたウクライナで死亡し、残りの39人は前戦に送られる前にロシア国内で訓練中の事故などが原因で死亡したという。
 この中には今月1日のウクライナ軍による東部ドネツク州の露軍臨時兵舎への攻撃は含まれていないといい、実際の死者数はさらに多いとみられる。
2023.01.07
 10:45

(20:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 6 <2302-010704>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月6日の戦況 =
 ロシア軍とウクライナ軍はクレミンナとスヴァトーブの近くで交戦を続けた。
 ロシアの情報筋は、バクムットとアウディーイウカ~ドネツク市周辺でロシアの攻撃が続いたため、ロシア軍ソレダールで戦果を上げたとした。
Soledar の位置 (Google Map)】
 ロシア当局と軍首脳部は、12月31日のマキイフカに対するウクライナ軍のHIMARS攻撃への対応に対する反発を受けている。
2023.01.07
 08:38
朝日新聞

(Yahoo)

「停戦中」ロシアがミサイル攻撃か 「これが本質」ウクライナが批判 <2302-010703>
 ウクライナ側によると、プーチン露大統領が一方的に自国軍に命じた「停戦」が始まった6日に、各地でミサイルなどによるロシア軍の攻撃があった。
 ウクライナ軍参謀本部によると、東部ドネツク州の民間施設などに対して6日に、ミサイル1発とロケット砲12発の攻撃があったという。 また、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は同日、ヘルソン市で消防署が砲撃されたとSNSに投稿し、「これが『ロシアの休戦』の本質だ。 沈黙を装い、背後から殺すのだ」とした。
2023.01.07
 04:08
AFP=時事

(Yahoo)

米、ウクライナに過去最大の軍事支援 3700億円規模 <2302-010702>
 米国が6日、ウクライナに対し過去最大となる$3B規模の軍事支援を行うと発表した。
 米大統領報道官によると、支援にはBladrey
IFV耐地雷防護装甲車 (MRAP)、自走榴弾砲 (SPH) などの供与が含まれる。
2023.01.06
 11:06
讀賣新聞

(Yahoo)

ドイツが慎重姿勢を転換、ウクライナに歩兵戦闘車「マルダー」供与へ <2302-010609>
 米仏
APCIFVウクライナに供与する方針を示したことを受け、ドイツもこれまでの慎重姿勢を転換した。
 ショルツ独首相が5日、Mardar IFVをウクライナに供与する意向を表明し、時期や台数は公表していないが、独Spiegel誌は最大40両となる見通しで、早ければ3月末までに最初の供与が開始されると報じた。 ドイツはPatriotも提供することも表明した。
2023.01.06
 10:00

(20:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 5 <2302-010608>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月5日の戦況 =
 プーチン露大統領が、ロシア正教会のクリスマスに合わせてロシア軍が36時間の停戦を行うと発表したことは、ウクライナの評判を落とすことを狙った情報操作である可能性が高い。
 ロシア軍はウクライナ軍がスヴァトーヴェ~クレミンナで反撃を続けたと主張し、失地回復のため限定的な反撃を行っている。
 ウクライナ軍は、ロシア軍がバクムット周辺とドネツク市の西で攻撃を続けたが、反撃を成功させたと伝えられている。
 ロシアのミルブロガーは、ザポリージャ州でロシアが成功していると主張し、攻撃衝力が限界に達しつつあるバクムット周辺でのロシア軍の動きを隠蔽しようとしている可能性がある。
 動員されたロシア兵死傷者のなかで非常に大きな部分を占めている可能性がある。
2023.01.06
 08:45
産経新聞

(Yahoo)

ゼレンスキー大統領「自軍の態勢整えようとしている」 露の一時休戦案、拒否の構え <2302-010607>
 プーチン露大統領が5日に、ウクライナの全戦線で休戦するようショイグ露国防相に命じ、ウクライナにも休戦に応じるよう求めたが、これに対しゼレンスキー大統領は「ロシアは休戦を利用し、ウクライナ軍の前進を止め、自軍の態勢を整えようとしている」と非難し、一方的な休戦案には応じない考えを示した。
2023.01.06
 06:40
日経新聞 ドイツ、ウクライナにパトリオット 米独首脳協議で連携 <2302-010606>
 ショルツ独首相とバイデン米大統領が5日に電話協議し、ロシアが侵攻を続けるウクライナへの軍事支援を話し合った。
 ドイツが米国と共同でPatriotを供与すると共に
IFVの提供でも一致した。
2023.01.06
 05:02
Defense News US and Germany pledge infantry fighting vehicles for Ukraine <2302-010605>
 バイデン米政権が1月5日、ウクライナへBladrey
IFV供与すると発表した。 ロイタは5日に供与されるのは50両と報じている。
 米陸軍は40年は経っている25mmチェーンガンとATGMを装備するBladreyを2,500両保有しているが、米陸軍は新装備に切り替えようとしている。
 一方フランスは105mm砲を装備するAMX-10 RC装輪軽戦車を供与する。
 更にドイツは装備してから50年以上経つMarder IFVを供与する。 最新型のMardarであれば20mm砲とATGMを装備している。
2023.01.06
 04:22
AFP=時事

(Yahoo)

米独、ウクライナに歩兵戦闘車供与で合意 <2302-010604>
 米政府が、バイデン米大統領とショルツ独首相は5日、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの軍事支援として、両国が
IFVを供与することで合意したと発表した。  米大統領府の発表によると、米国からはBladreyドイツからはMarder IFVが供与され、両国はウクライナ軍に対し使用法の訓練も提供する。
2023.01.06
 00:41
時事通信

(Yahoo)

プーチン氏、6日から36時間停戦 クリスマスで総主教提案「考慮」 トルコ仲介か、実現不透明 <2302-010602>
 プーチン露大統領がショイグ国防相に対し5日、6日12:00からウクライナ東・南部の前線全域で36時間の停戦に入るよう命じた。 ロシア正教会のキリル総主教は東方正教のクリスマス(7日)に合わせて6日12:00~8日00:00に停戦するよう「全当事者」に要請しており、大統領府は「総主教の提案を考慮」したと説明した。
 停戦の命令に先立ち、プーチン大統領は仲介役であるトルコのエルドアン大統領と電話会談した。 エルドアン氏は、ロシアによる「一方的な停戦の宣言」が和平に寄与すると強調した後、ウクライナのゼレンスキー大統領とも電話会談しており「クリスマス停戦」に応じるよう促した可能性がある。
2023.01.05
 17:27
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア兵、1日で800人死亡 東部激戦地などで=ウクライナ軍 <2302-010510>
 ウクライナ軍が5日、主に東部ドネツク州での戦闘でロシア兵が24時間で800人死亡し、航空機1機、ヘリコプター1機、戦車3両が破壊されたもたとの推計を示した。
 ウクライナ軍によると、ロシア軍はドネツク州でバフムトに戦力を集中させており、同州アウディーウカとハリコフ州クピエンスクでの攻撃は失敗に終わったという。
2023.01.05
 13:50
CNN

(Yahoo)

イラン製無人機、昨年9月以降に540機超を撃墜 ウクライナ軍 <2302-010509>
 ウクライナ軍が4日、2022年9月以降に撃墜したイラン製UAV Shahedが540機以上にのぼると明らかにした。 撃墜したCMは約500発だとした。
2023.01.05
 13:08
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍がクリミアに部隊再配置、ウクライナ側分析…戦闘は「3月に最も激しくなる」 <2302-010508>
 ウクライナ国防省が4日、ロシアがクリミア北部とウクライナ内陸部の支配地域をつなぐ陸路の維持を狙い、クリミアに部隊を再配置しているとの分析を示した。
 前線は、降雪が根雪にならない泥濘期で、地上部隊の移動が難しく膠着状態となっているため、露軍は地上戦が再び激化するまでに戦力の立て直しを急いでいる模様である。
 ABC Newsが4日に報じた対談でウクライナ国防省幹部は、春に本格的な反転攻勢を再開するとの見通しを示し、戦闘は3月に最も激しくなると述べた。 ロシアからの占領地奪還はクリミアや東部ドンバス地方など全土で起こると強調した。
2023.01.05
 12:49
CNN

(Yahoo)

ロシア、東部での攻勢に注力 ウクライナ軍当局者 <2302-010507>
 ウクライナ軍参謀本部が4日、ロシア軍がウクライナ東部のリマンやバフムート、アウディーイウカ方面への攻勢に注力していると明らかにした。 ウクライナ軍参謀本部によれば、ロシア軍はクピャンスク方面戦術的状況の改善を試みており、クピャンスクとリマン方面で、15ヵ所の集落が戦車や砲兵隊から砲撃を受けたと述べた。 またバフムートとアウディーイウカ方面では30余りの集落が砲撃を受け、過去1日で南部のザポリージャ州やヘルソン州では40以上の集落が攻撃された。
 一方ウクライナの国境警備当局は4日、バフムート方面でロシア軍の攻撃を撃退したほか、ロシア側の陣地に進攻したと明らかにした。 この戦闘でロシア軍の兵9人が死亡し、20人が負傷したほか、ウクライナ軍が300m前進したという。
 CNNはこうした戦況の主張について独自の確認ができていない。
2023.01.05
 09:30

(19:30 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 4 <2302-010506>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月4日の戦況 =
 動員された新兵のみで部隊を編成しても戦闘力にはならない
 ロシア国防省は、日報の様式を再び変更し、情報欄に重要ではない成功を氾濫させ、重大な軍事的失敗から気をそらそうとしている。
 ウクライナ中央軍事情報局長官が、ウクライナ軍が2023年春にウクライナ全土で大規模な反撃を開始すると述べた。
 ロシア軍は、ウクライナの重要インフラを攻撃するのにイラン製UAVへの依存を高めている。
 ウクライナ軍の打撃でルハンシク州のロシア軍兵站が損害を受けたため、ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナで失地回復の攻撃続けていると伝えられている。
 ロシア軍の攻勢が広範で限界に達している可能性があるという中で、ロシア軍はバクムット周辺で攻撃を続けている。 ロシア軍はドネツク市西郊外で攻撃を続けた。
 ロシア軍は1月4日、ヘルソン州で部隊を再編築し防御を続けた。
2023.01.05
 08:26
ロイタ通信

(Yahoo)

バイデン氏、ウクライナに歩兵戦闘車「M2 ブラッドレー」供与検討 <2302-010505>
 バイデン米大統領が4日、ウクライナへM2 Bladrey
IFVの供与を検討しているかとの記者団からウクライナへの新たな軍事支援としてM2 Bladrey IFVの供与を検討していることも選択肢に入っているかと聞かれ、「そうだ」と答えた。 ただバイデン大統領はウクライナ側が要望していたM1 Abrams MBTの供与には言及しなかった。
 米国がM2 Bladreyをどれぐらい供与するか現段階では不明だが、数日中に具体的な内容が発表される可能性がある。
【註】
 ウクライナへの武器供与は当初Stinger MANPADSやJavellin ATGMなどの個人装備ミサイル程度であったのが、2022年6月頃からHIMARSや155mm榴弾砲などの重火器が加わった。
 それが2023年になる頃からフランスがAMX-10RC IFV、米国がM2 Bladrey IFVなど機動打撃兵器が加わり始めたことで、ウクライナの戦い方に変化を生じようとしていることが推測される。
2023.01.05
 06:33
共同通信

(Yahoo)

春に対ロ大規模反攻か 情報局長「戦闘激化へ」 <2302-010503>
 ABC Newsが、ウクライナ国防省情報局長が4日までに対談で、同国に侵攻を続けるロシアに対する大規模な反攻を春に計画していると述べ、戦闘が3月に最も激しくなるとの見方を示したと報じた。
 またウクライナとの国境から離れたロシア領土内へのさらなる攻撃も示唆した。
2023.01.05
 04:20
ロイタ通信

(Yahoo)

仏、ウクライナに装輪装甲車供給へ <2302-010501>
 フランス当局者が、マクロン大統領がウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、ロシアとの戦争を支援するためフランス政府がAMX-10RC装輪装甲車を供与することを伝えたと述べた。
 当局者は、ウクライナ軍の支援に向け西欧製の装甲車が供給されるのは初めてとし、台数や時期などの詳細は明かさなかったが、他の戦闘車両の供与について協議を続けるとした。
2023.01.04 Jane's Defence Weekly Pentagon poised to deploy Patriot air-defence battery to Ukraine <2303-010401>
 米国防総省と大統領府が、Patriot 1個中隊をウクライナに展開させる結論に達した。
 展開する1個中隊はPAC-3 8発を搭載する発射機4基を装備する。
2023.01.04
 08:45

(18:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 3 <2302-010403>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月3日の戦況 =
 ロシア軍人の能力低下が国防省に対するミルブロガーの批判をさらに激化させた可能性がある。
 ウクライナ軍がルハンシク州でロシア軍兵站を攻撃し続けたため、ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナ線で限定的な反撃を続けた。
 ロシア軍はバクムットとアウディーイウカの近くで攻撃作戦を続け、ドネツク州西部で部隊を集結している可能性があるす。
 ウクライナ軍が1月2日現在、ドニプロ川デルタのヴェリキーポチョムキンスキー島陣地を構築したと伝えられた。
2023.01.04
 08:36
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、ロシア軍にさらなる大打撃与えたと主張 南部戦線で500人死傷か <2302-010402>
 ウクライナ軍参謀本部3日、ヘルソン州の町チュラキウカ近くに対して行った2022年12月31日の攻撃で、ロシア軍の兵士500人前後が死傷したとした。 南部で展開するウクライナ軍の報道官は、国内のTV放送で今回の攻撃について同軍による南部戦線での成果の一つと説明。 敵の位置を把握しているため今後さらなる攻撃が行われると述べた。
Chulakivka の位置(Google Map)】
 ロシア政府はチュラキウカに関する主張について、公にコメントしていない。 CNNはウクライナの主張を独自に確認できていない。  ただ多くの読者を抱えるロシア人軍事ブロガーが3日にTelegramに投稿した内容によると、ウクライナ軍が兵舎などロシア軍の複数の拠点をHIMARSの目標にしていることは否定できないという。 このブロガーは、ロシア軍に対して行われた12月の攻撃のリストにチュラキウカを狙ったものを加えている。
2023.01.03
 22:32
産経新聞

(Yahoo)

規則違反の私物携帯を探知か ロシア兵63人死亡の攻撃 <2302-010309>
 東部ドネツク州マケエフカで露軍兵士63人が戦死したとされた攻撃で、ISWは2日の報告書で地元当局者の話として、露軍兵士が規則に違反して私物の携帯電話を使用したため電波を探知され、ウクライナ軍の精密誘導攻撃を受けたと指摘した。
 ロイタ通信などによると、攻撃を受けたのは露側の実効支配地域にある職業訓練学校で、露軍兵士600人が建物内にいた。 露国防省によると攻撃にはHIMARSが使われ、6発のうち4発が着弾した。 近くに弾薬が保管されていたため被害が拡大したとの情報もあり、ロシアの国会議員らで軍の対応を批判する声が出ている。
 一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は2日のビデオ演説で、新年に入り露軍のイラン製UAV 80機以上を撃墜したとし、露軍がさらなるUAV攻撃を計画しているとして警戒を呼びかけた。
2023.01.03
 10:21
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍の攻撃でロシア軍に多数の死傷者か、弾薬庫が爆発 <2302-010305>
 複数のSNSアカウントによると、ドネツク州マキイウカで1日未明にロシア軍の徴集兵が集まる専門学校に隣接した弾薬庫がウクライナのHIMARSによる攻撃を受け爆発しロシア軍に多数の死傷者が出た。
 ウクライナ軍はロシア軍の死者400人、負傷者300人と主張したが、直接的な関与には言及しなかった。 CNNは死傷者数や攻撃に使用された兵器を独自に確認できていないが、一部の親露派軍事ブロガーは、ロシア軍の死傷者数は数百人にのぼる可能性があると推定している。 ロシア国防省は2日に攻撃を受けたことを認め、ロシア兵63人が死亡したとした。
2023.01.03
 09:00

(19:00 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, January 2 <2302-010304>
= 戦争研究所が HP に掲載した2023年1月2日の戦況 =
 ロシアが12月31日から1月2日まで2夜連続で行ったUAV攻撃に対し、ウクライナ軍が全てのUAVを迎撃したと伝えられている。
 ウクライナに対するロシア軍の空爆及びミサイル攻撃は、ロシア政府にとって望ましい宣伝効果を挙げていない可能性がある。
 ウクライナが12月31日に行ったドネツク州マキイフカのロシア基地に対するHIMARS攻撃の戦果は、ロシアの情報社会で軍指導部に対して大きな批判を引き起こしている。
 ロシア国防省は、秘密保全欠如の責任をドネツク人民共和国と動員兵に押しつけようとしている可能性がある。
 ロシア軍は、一時的な停戦を行いスヴァトーブの北西で配備変更をしようとしたが失敗した。
 ウクライナ防衛戦略センタが、ロシア軍がハリコフ~シヴェルスクの最前線に人員を配置し続けていると報告した。
 ウクライナ当局は、ロシア軍が砲撃頻度を維持するのに苦労しながらも、東軸に沿って再配置していると報告した。
 ロシア軍はザポリージャ州で限定攻撃を試み、防御態勢を強化しようとしている。
2023.01.03
 01:03
讀賣新聞

(Yahoo)

東部ドネツクのロシア軍兵舎にロケット攻撃、63人死亡…侵略開始後で最大規模の被害か <2302-010302>
 ロシア国防省が2日、ウクライナ東部ドネツク市郊外にある露軍の拠点がウクライナ軍の攻撃を受け63名が死亡したと発表した。 露国防省は、ウクライナ軍がHIMARS 6発が兵舎として使用している建物に向け発射し、露軍は2発を迎撃したと発表した。 露軍兵士の死傷者には昨年秋の部分的動員で招集された動員兵が多く含まれていたとの情報がある。
 ウクライナ軍の情報機関は1日にSNSで、この拠点で昨年12月31日に露軍兵士400人が死亡し、300人が負傷したとしており、実際の死者数は63人を上回る可能性が高く、昨年2月24日の侵略開始以降、一度の攻撃による露軍兵士の被害としては最大規模との見方が出ている。
【註】
 HIMARSはM26 GMLRS弾を6発搭載しているので「6発発射」は通常の射撃で、ロシア側の言うように2発を迎撃したのであれば4発が着弾したことになる。
 ただ、M26 GMLRS弾の弾頭は200-lb(90kg)で、陸上自衛隊が装備している203mm榴弾砲の砲弾とほぼ同じ大きさであることから、この砲弾4発だけで63名が死亡とは考えにくく、砲弾の破裂で生起した火災や建物の瓦解に伴う下敷きによる可能性がある。
 ウクライナの発表のように死者400名、負傷者300名となると、HIMARSによる損害は全損害の一部と考えられる。
2023.01.03
 00:32
共同通信

(Yahoo)

ハイマースでロシア側63人死亡 国防省が発表 <2302-010301>
 ロシア国防省が2日に前日からの戦況発表で、ウクライナ東部ドネツク市北東にあるマケエフカに駐留していたロシア軍部隊にウクライナ軍のHIMARSによる攻撃があり、ロシア軍関係者63名が死亡したと発表した。
Makeevka の位置 (Google Map)】
 ロシア側がこれだけ多くの人的損害を認めるのは異例で、州内で双方の激戦が続いているとみられる。
 同時に、砲撃などによりドネツク州などで150名近くのウクライナ兵を殺害し、これとは別に東部ハリコフ州でも30名のウクライナ兵を殺害と発表している。
2023.01.02
 22:35
産経新聞

(Yahoo)

ロシア無人機の計80機超「撃墜」 ウクライナ当局 <2302-010204>
 ウクライナ軍が2日、ロシア軍による同日未明にかけてキーウなどがUAVによる攻撃を受けたが、約40機の露軍UAVを撃墜したと明らかにした。
 露軍は1日も未明からキーウとその周辺をUAVで攻撃し、キーウ州のクレバ知事によれば飛来したUAVは約30機で、インフラ施設を攻撃した。
2023.01.01
 10:55
CNN

(Yahoo)

ウクライナ軍、ミサイル12発とドローン1機を撃墜 <2302-010106>
 ウクライナ軍が12月31日、ロシア軍がカスピ海上空のTu-95と地上のIskanderから発射したCM 20発超のうち12発を撃墜したと明らかにした。
 Telegramに投稿された空軍司令部の声明には、20発のミサイルが発射されたが、そのうちの何基かはウクライナ領土に届かず、ロシア領内に落下したと書かれている。
 ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将も、CM 12発をキーウ州で6発ジトーミル州で5発フメリニツキー州で1発を撃墜したとTelegramで述べた。
 空軍司令部はまた、ロシア軍のUAV 1機も撃墜したと明らかにした。 このUAVはミサイル攻撃中に空中偵察を行い、ウクライナ軍の防空の位置を標定しようとしていたという。
2023.01.01
 09:45

(19:45 EST)

ISW Russian offensive campain assessment, December 31 <2302-010105>
= 戦争研究所が HP に掲載した2022年12月31日の戦況 =
 ロシア軍は火砲の弾薬の在庫を使い果たした可能性が高く、その結果ウクライナでの現在の作戦速度を維持するのに苦労するであろう。
 ロシア軍は、ウクライナの重要インフラを目標に新たなミサイル攻撃を開始したが、以前の大規模な攻撃と比較して強度は低下した。
 ロシア軍は、12月31日にスヴァトーブ~クレミンナ線に沿って失地回復のために限定反撃を続けている。
 ロシア軍は12月31日、バクムットとアウディーイウカ~ドネツク市周辺で攻撃を続けた。
 国際原子力機関 (IAEA) は、ザポリージャ原発 (ZNPP) が12月29日夕に最後に機能していたバックアップ電力線への接続を失ったと発表した。
 ロシア軍はザポリージャ州東部と南軸に沿って作戦を継続している。
 ウクライナのレズニコフ国防相が12月31日、ロシアが戒厳令を宣言して国境閉鎖して人員通過を阻止し、1週間程度後に別の動員を開始することを計画していると述べた。
 ロシアの占領当局は、ウクライナのパルチザン活動に対応して、占領地での法執行機関の取り締まりを強化し続けている。