年 月 日
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出 典
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標 題
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要 旨
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2022.12.31 09:26 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ベラルーシ、ミサイル着弾で批判 ウクライナ、参戦に警戒 |
<2301-123110>
ベラルーシ国営Belta通信によると、同国の国防省は29日午前にウクライナ方面から飛来したS-300を迎撃し、破片が南西部ブレスト州の畑に落下したと発表した。 ベラルーシ外務省は駐在するウクライナ大使を召還し抗議した。
ウクライナは、ベラルーシがウクライナへの批判を強めていることから、一方的な主張を展開してロシア軍と共に侵攻する根拠にするのではないかと警戒している。 |
2022.12.31 07:30(17:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, December 30 |
<2301-123109>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月30日の戦況 =
ロシア軍が12月29日から30日の夜にイラン製UAVを使用してキーウを攻撃した。
ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナ線で攻撃を続けた。
ウクライナ軍はルハンシク州のロシア軍集結地を攻撃した。
ロシア軍は、アウディーイウカ地域とバクムットで攻撃を続けたが、ロシアの攻撃速度は前日に比べて鈍化した可能性がある。
ロシアの情報筋は、ロシア軍がザポリージャ州で攻撃を行ったとした。 |
2022.12.31 02:00 |
日経新聞 |
ロシア軍の消耗顕著に 兵器損失、ウクライナの3倍か |
<2301-123102>
ウクライナ侵攻が長引き、ロシア軍の戦力が低下してきた。 ロシア軍は29日朝にウクライナ全土で大規模なミサイル攻撃を実施したが、これまでに発射されたミサイル数は確認されただけで549発と、ロシアの年間生産量の6年分を3ヵ月で使い切った計算で、ミサイルの備蓄は急減している。
米欧による先端技術部品の輸出禁止でロシアのミサイル生産能力も落ちていて、ウクライナ軍はあと2~3回の大規模攻撃でロシア軍のBMの備蓄が尽きるとの見方がある。
兵器の損失も膨らみ続けていて、民間の軍事情報サイトOryxの24日時点のリストによると、破壊されたりウクライナ側に渡ったりしたロシア側の装備品は8,500品目で、ウクライナ側のほぼ3倍になっている。 直近の1ヵ月でロシア軍は240両を超える戦車と装甲車を失ったという。
ウクライナはロシアが核使用に踏み切れないとみて同国本土への直接攻撃を強める構えだが、偶発的に西側との全面戦争にエスカレートするリスクも残る。 |
2022.12.30 07:30(17:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, December 29 |
<2301-123004>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月29日の戦況 =
ロシア軍は、ウクライナの重要インフラに対して新たな大規模ミサイル攻撃を実施した。
ラブロフ露外相は、ロシアがウクライナとの真の停戦交渉を行うことを望まないことを繰り返した。
ウクライナの軍事情報局 (GUR) のブダノフ長官がウクライナでの戦闘は行き詰まっていると述べた。
クレムリンは、反対派を排除するために、政府に広範な権限を曖昧な条件で与えるため法律を操作し続けている。
ウクライナが繰り返すロシア国内深くの目標に対する打撃は、UAVに対するロシアの防空の能力限界を露呈し、自国領を護れないという批判を招いている。
ウクライナ軍はクレミンナの近くで反撃を続け、ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナ線に沿って限定攻撃を行った。
ロシア軍は、アウディーイウカ地域とバクムット周辺で攻撃を続けており、戦果を挙げる可能性が高い。
ロシア軍はヘルソン州で防衛を継続した。 |
2022.12.30 04:53 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ベラルーシのミサイル撃墜、ロシアの策略か ウクライナが示唆 |
<2301-123001>
ウクライナが国防省は声明で29日に、ベラルーシが自国領内で撃墜したミサイルについて、ロシアがウクライナ侵攻にベラルーシを参戦させるために行った策略であった可能性を示唆した。
声明では、ベラルーシへのミサイル飛来がロシアの「意図的挑発」であった可能性は排除できないと指摘し、ロシアが発射したCMにベラルーシ領空での迎撃を誘発するような経路を取らせた可能性があるとした。 |
2022.12.29 22:14 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシアのミサイル69発中54発「迎撃」 ウクライナ軍 |
<2301-122917>
ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将が29日、初期情報によると本日発射されたミサイルは69発に上ったがCM 54発が撃墜されたと述べた。 キーウ市当局も同日、同市に向けて発射されたミサイル16発を全て撃墜したと発表していた。 同市の軍当局はSNSに「キーウ上空でミサイル16発が記録されたが、16発全てが撃墜された」と投稿した。 ただ、ミサイルの破片で民家3軒と自動車1台が損傷したという。
大統領府顧問ポドリャク氏は先に、120発以上が発射されたとしていた。 |
2022.12.29 21:50 |
時事通信 (Yahoo) |
ベラルーシ、ウクライナから発射のミサイル迎撃と発表 |
<2301-122916>
ベラルーシ国防省が29日、ウクライナ領内から10:00頃に発射されたミサイルを防空システムで迎撃したと発表した。 ウクライナおよびポーランドと国境を接する西部ブレスト州の村でその残骸が見つかり、初期調査段階で残骸は「ウクライナ領内から発射されたS-300の破片とみられるとしている。
ロシアによるウクライナ侵攻後、ロシアの主要同盟国であるベラルーシがこのような報告をしたのは初めてである。 |
2022.12.29 17:37 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ各地にミサイル120発以上、キーウやリビウで爆発 |
<2301-122914>
ウクライナで29日朝に各地でロシアのミサイル攻撃があり、首都キーウなど複数の都市で爆発音が響いた。
ウクライナ空軍は、ロシアが夜間のUAV攻撃に続き、多方向からCMで攻撃しているとした。 ポドリャク大統領顧問は120発以上のミサイルが飛来したと述べた。 |
2022.12.29 15:10 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍司令部が市内離れる、民間人も退去 ルハンスク州要衝クレミンナ |
<2301-122912>
ウクライナ東部ルハンスク州のハイダイ知事が28日にTV局との会見で、ロシア軍との攻防が続く同州の要衝クレミンナ市の戦況に触れ、同市に来ていたロシアの民間人全員が業務を中断して退去したと報告した。 またロシア軍司令部もクレミンナから他の集落へ移ったと説明した。 市に派遣されていた医師や修理要員ら民間人が携わっていた全ての業務が中止や凍結され、全員がロシア領内へ向かったなどと述べた。
今春以降、クレミンナを占領しているロシア軍は、クレミンナを失えばロシア軍はセベロドネツク市に展開する部隊への補給に支障が出る事態となる。 |
2022.12.29 12:58 |
BBC News (Yahoo) |
戦闘はこう着状態に ウクライナ情報総局長、BBCに話す |
<2301-122908>
ウクライナ国防省情報総局長のブダノフ少将がBBCの取材に対し、現在ウクライナでの戦闘はウクライナとロシアのどちらも大きく前進できずにいる膠着状態にあると話した。 この間、ウクライナ政府は西側各国からの先端兵器の提供を待っているところだという。
ウクライナ軍が11月にへルソン市を奪還して以降、最も激しい戦闘は東部ドネツク州のバフムート周辺で行われてきたが、それ以外の場所では、ロシア軍はもっぱら防戦態勢をとっている様子だという。 その一方、全長1,000kmにわたる前線においてウクライナ軍の地上部隊の動きは、冬の寒さの影響でペースを落としている。
ブダノフ局長は、かなりの被害を受けたロシア軍は今では完全に行き詰まり状態にあるとし、ロシア政府は今後さらに徴集兵の動員を発表すると決めたようだと話した。
それでもウクライナ軍は今も複数の場所で前進するための物資が不足していると、局長は付け足した。 |
2022.12.29 10:15(20:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, December 28 |
<2301-122905>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月28日の戦況 =
バクムットに対するロシアの攻撃は、おそらく最高潮に達している。
ロシア軍はルハンシク州での決戦の準備をしているようで、2023年の冬にザポリージャ州で新たな攻撃を行う可能性は低い。
ロシアは、ウクライナがロシアのウクライナ領併合を受け入れることを主張することで、ウクライナとの停戦交渉を行う意図がないことを示し続けている。
ロシアは、Patriotの供与を米露関係悪化の拡大としているが、ISWはロシアがNATOとの大規模な紛争に故意に拡大しようとはしないと確信している。
ウクライナ軍はクレミンナへの反撃を続け、ロシア軍は失地回復のために反撃を続けている。
Kreminna の位置 【(Google Map)】
ロシア軍は、バクムット、ドネツク市周辺、およびドネツク州西部で攻撃を続けた。
ロシア軍はヘルソン州とザポリージャ州で防御と部隊交代を続けた。 |
2022.12.28 16:36 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア軍、ヘルソンで砲撃 ベラルーシから軍機発進との情報 |
<2301-122809>
ウクライナ軍によると、ロシア軍が28日未明までの24時間でヘルソンの非軍事目標に33発のロケット弾を発射した。 ロシア軍はヘルソン近郊のドニエプル川西岸の人口密集地を砲撃しているという。 ロシアは民間人への攻撃を否定している。
このウクライナ軍発表をロイタは独自に確認できていない。
ウクライナの軍事アナリストによると、ロシア軍は先月放棄したヘルソンへの攻勢を強めている。
ウクライナ当局によると、28日朝には全土で空襲警報が発令された。 SNSでは警報はベラルーシからロシア機が飛び立ったことを受けたものとの情報が飛び交っているが、ロイタはこの情報を確認できていない。 |
2022.12.28 15:09 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ東部クレミンナ、ロシアが「大量の予備兵」を投入 |
<2301-122808>
ウクライナ東部ルハンスク州の軍政トップのハイダイ氏が27日、同州リシチャンスク北西のクレミンナ市で激しい戦闘が続いていると述べた。 ロシア軍は現地に兵力を投入しているという。
ハイダイ氏によれば、ロシア軍は大量の死傷者を出しているものの、クレミンナを失えば、全ての防衛線が崩壊するとして、大量の予備兵と装備を投入して、常に兵力の回復を行っているという。
CNNは、ロシア側の死傷者数について、独自に確認できていない。 |
2022.12.28 10:00(20:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, December 27 |
<2301-122505>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月27日の戦況 =
ラブロフ露外相が、米国とウクライナがロシアの要求を受け入れるまで、ロシアは軍事的解決策を追求し続けると述べた。
ウクライナ軍は、ISWが以前に評価したよりもウクライナ北東部でより多くの戦果を上げた可能性がある。
バクムット地域とアウディーイウカ~ドネツク市地域でのロシアの攻撃が最高潮に近づいている可能性がある。
ロシア軍はウクライナ南部で要塞化の取り組みを続けている。 |
2022.12.27 17:01 |
CNN (Yahoo) |
ロシア外相、「併合」4州めぐりウクライナに最後通告 |
<2301-122707>
ロシア国営TASS通信が、ラブロフ外相が26日にウクライナがロシア政府の「新しい領土」に関する提案を受け入れなければならず、受け入れられない場合にはロシアが軍事行動を起こすと述べたと報じた。
ロシアは9月にウクライナのルハンスク、ドネツク、ザポリージャ、ヘルソンの4州で偽の住民投票を実施した後、これらの地域の併合を主張したが、完全な支配下には置けていない。
プーチン露大統領は先週、併合した4州について「極めて複雑」な状況にあると認めていた。 |
2022.12.27 13:00(23:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, December 26 |
<2301-122705>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月26日の戦況 =
プーチンは、エリート層のなかでウクライナ戦争への支持の欠如を懸念している可能性があり、彼らの財産の国有化する準備をしている可能性がある。
ロシアのミルブロガー世界で、ロシアのはるか後方にある軍事目標に対するウクライナの攻撃は、頭痛の種になっているす。
ロシア軍とウクライナ軍は、スヴァトーブ~クレミンナ線で交戦をを続けている。
ウクライナの情報筋は、ウクライナ軍がクレミンナの近くで戦っていると報告した。
ロシアの情報筋は、ロシア軍がバクムットの北東で限定的ながら戦果を上げたとしている。
ロシア軍はドネツク市の西郊外への攻撃を続けている。
ウクライナ軍当局者は、ロシア軍がザポリージャ州で攻撃は陽動のため部隊を集中させている可能性があり、ロシア軍がヘルソン州で西岸に到達するために小規模な偵察活動を実施しようとしていることを示唆した。 |
2022.12.27 09:40 |
産経新聞 (Yahoo) |
東・南部で激戦続く バフムト方面、ロシア軍の攻勢に陰りも |
<2301-122704>
ウクライナ軍参謀本部が26日、24~25日にかけて南部ヘルソン州と東部ルガンスク州のロシア軍部隊の密集地域を攻撃し、合わせて300名を死傷させたと発表した。 また露軍は負傷兵の増加に苦しんでおり、各地の民間病院を接収して治療を施しているとも指摘した。
一方、露国防省は26日、最激戦地のバフムト方面を含む東部ドネツク州でウクライナ軍170名を死傷させたと主張した。
東部や南部で激戦が続いているが、バフムト方面では露軍の攻勢が弱まりつつあるとの観測も出ている。 これに対しウクライナ軍は、バフムトで露軍に損害を強いつつ、南部ザポロジエ州やヘルソン州、ルガンスク州などで反攻の機会を伺っているとの観測が強い。 |
2022.12.27 07:59 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ、前線の状況「厳しい」 ゼレンスキー氏演説 |
<2301-122703>
ウクライナのゼレンスキー大統領が毎日夜に放送されているビデオ演説で26日、ドンバス地域の前線における状況は「困難かつ苦痛」であり、国の全ての「強さと集中力」が必要だと訴え、バフムト、クレミンナなどドンバス地域の都市は、最大限の力と集中力を必要とすると述べた。
現地の状況は困難かつ苦痛で、占領軍は前進するために利用可能な全てのリソースを投入しているなどとした。 |
2022.12.26 20:18 |
朝日新聞 (Yahoo) |
またロシア本土の基地へ攻撃か、3人死亡 ウクライナ側は関与認めず |
<2301-122611>
ロシア国防省が26日、南部エンゲリスの空軍基地で「ウクライナのUAVを撃墜した」と発表した。 残骸が基地に落下し、軍人3人が死亡したとしている。 この空軍基地には5日にもUAVが飛来したとされており、ロシア本土への攻撃が続いた可能性がある。 TASS通信によると、26日の攻撃では航空機への被害はなかった。
エンゲリスの基地は、ウクライナへのミサイル攻撃にも使われているとされるTu-95を配備する航空部隊の拠点でウクライナとの国境からは450km以上離れている。 ウクライナ側は攻撃への関与を認めていない。 |
2022.12.26 10:10 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア南部の空軍基地で爆発と報道 |
<2301-122606>
ウクライナのメディアが26日、ロシア南部サラトフ州のエンゲリス空軍基地で2回爆発があったと報じた。
詳細は不明だが、現場ではサイレン音が鳴り響いたという。 |
【註】
エンゲリス空軍基地では12月5日にもUAVとされる空襲があった。
【Engels空軍基地の位置 (Google Map)】
【関連記事:2301-120514 (ロイタ 2022.12.05)】 |
2022.12.26 04:31 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア軍の弾薬不足続く インフラ攻撃限定と英分析 |
<2301-122603>
英国防省が25日までの戦況分析で、9月に部分動員を発令したロシアは10月以降に数万人の予備役をウクライナに投入し、兵員不足は改善されつつあるが、弾薬不足が依然として要因となり、攻撃が限定的になっている可能性があるとの見方を示した。
ロシア軍はCMが不足し、ウクライナへのインフラ攻撃を週1回前後に限定しているとみられほか、前線の防御だけでもかなりの砲弾やロケット弾を消費していることが「ロシア軍の弱点」と指摘した。
一方ウクライナ軍は25日にロシア軍将校らの会議が開かれていた拠点を攻撃し、約70人が負傷したと主張している。 |
2022.12.26 00:00 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
クリスマスも脱ロシア…ウクライナ正教会、1月7日から12月25日へ祝祭変更を容認 |
<2301-122601>
人口の7割がキリスト教東方正教会の信徒とされるウクライナで、ロシア正教会と明確に一線を画す脱ロシアの動きが加速していて、ウクライナ正教会は24日にロシア正教会と同じ1月7日に祝ってきたクリスマスの祝祭を12月25日に営むことを容認した。
地元メディアなどによると、ウクライナ正教会は24日、国内のギリシャ・カトリック教会とのトップ会談で、クリスマスや復活祭など教会暦の改革に向けた作業部会を設置することで合意した。 ウクライナ正教会が将来、ロシア正教会と同じユリウス暦(旧暦)の変更に踏み切る可能性が出てきた。
ウクライナ正教会は、ソ連崩壊後の1991年の独立以降もロシア正教会の管轄下にあったが、2014年のロシアによるクリミアの併合を受けて2018年に独立した。 |
2022.12.25 09:00(19:00 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 24 |
<2301-122503>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月24日の戦況 =
ロシア軍はバフムートとアウディーイウカ周辺で攻撃を継続しているが、バフムート地域での攻撃ペースを維持するのに苦労する可能性があり、作戦を一時停止しようとしている可能性がある。
ロシア軍は、クレミンナ~スヴァトーブ線に沿って失地を回復するため、限定的な攻撃を続けている。
ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ周辺で攻撃を継続した。
ロシアのSPETSNAZ(註:特殊部隊)が、ドニプロ河西岸のヘルソン州におけるウクライナの防衛を調査するためドニプロ河デルタを偵察している可能性がある。
ロシア軍は、Grad MRLでヘルソン市の住宅地を攻撃し、少なくとも10人が死亡、55人が負傷した。 |
2022.12.25 05:05 |
共同通信 (Yahoo) |
東部激戦地でロ軍90人死亡 ウクライナ、攻撃非難 |
<2301-122502>
ウクライナメディアのUkrains'ka Pravdaによると、ウクライナ軍の報道官が24日、ロシア軍が制圧を目指す東部ドネツク州バフムトでロシア軍兵士90人以上が死亡し、約100人が負傷したと明らかにした。 ロシア側はバフムトに戦力を重点配置して激戦が続いている。
報道官は、ロシア軍側から同日「砲やMBT、MRLによる225回の攻撃があった」と述べた。 ロシア軍はあらゆる手段でバフムト戦線での進軍を試みているが「損失が続いており、ウクライナ軍の防衛を突破することはできない」と強調した。 |
2022.12.24 23:59 |
時事通信 (Yahoo) |
10項目の和平案具体化 ウクライナ、対ロ圧力狙う 米紙 |
<2301-122415>
Wall Street Journal紙が24日までに、ウクライナのゼレンスキー政権が、11月に提示した10項目の和平案の具体化を進めていると伝えた。 ロシアによる侵攻開始1年の2023年2月24日ごろの公表を目指しているという。
ただ、10項目はウクライナの領土回復やロシア軍の撤退など、ロシアが受け入れられないものばかりで、和平案は対露圧力の強化が目的とみられる。 |
2022.12.24 22:01 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ウクライナ南部ヘルソンに攻撃、7人死亡 大統領「殺人」と非難 |
<2301-122414>
AP通信がウクライナ当局が24日、ヘルソン市中心部らロシア軍の攻撃があり、7人が死亡し少なくとも58人が負傷したと明らかにしたと報じた。 うち16人は重傷という。
ゼレンスキー大統領はTelegramで、攻撃された場所は軍事施設ではないとしたうえで、「脅迫と快楽を目的とした殺人だ」と非難した。 |
2022.12.24 21:46 |
朝日新聞 (Yahoo) |
クリスマスイブの人混み狙いロシアが砲撃か ヘルソン州で8人死亡 |
<2301-122413>
InterFax Ukrine通信が、ウクライナ南部ヘルソン州の検察が24日、ロシア軍の砲撃によるヘルソン市での死者が少なくとも8人にのぼると明らかにしたと報じた。 検察当局は、クリスマスイブの24日朝に地元住民が最も多く集まる場所が狙われたとみており、声明で「住宅、行政施設、車両などの民間インフラも被害を受けた」と指摘した。
ウクライナ大統領府の高官は、負傷者も多数に上っており、「少なくとも16人は重体だ」とSNSで明らかにした。 |
2022.12.24 11:30(21:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 23 |
<2301-122411>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月23日の戦況 =
ISWは、ロシア政府が多分キーウを狙ってベラルーシから新たな攻撃を行うという、最も危険な行動方針 (MDCOA) の準備を少なくとも2022年10月以降続けていると見ている。 ロシアの著名なミルブロガーは、冬から春にかけてMDCOAが実行される可能性を強調しているが、ISWはこのMDCOAについて可能性は低いと評価してる。
ロシア軍は明らかに、ルハンシク州北西部での攻撃の準備を行っている。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシア軍が冬の攻撃失敗するのを利用して2023年2月に和平案を提示する準備をしていると伝えられている。
プーチン露大統領が新たに公の場へ登場しているのは、彼がロシアでの彼の人気とイメージ低下を懸念するようになったことを示している可能性がある。
ロシア軍は、12月22日から23日にかけて、ウクライナ北部と北東部で少なくとも2回の威力偵察を実施した。
ウクライナ軍は、過去72時間にわたってバフムート市の東と南で戦果を上げた可能性がある。
ロシア軍は、ドニプロ河東岸のヘルソン州とザポリージャ州で防御陣地を強化して、ウクライナ南部で防衛作戦を実施している。
ウクライナのパルチザンは、占領地のロシア当局者を目標にし続けている。 |
2022.12.24 10:44 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ロシア侵略で壊滅状態の南部マリウポリ周辺に新たな1万300基の墓か…AP分析 |
<2301-122409>
AP通信が22日、ウクライナ南部マリウポリ周辺で3~12月にかけて衛星やドローンの画像などを活用して地面が掘り返された場所を詳しく調べ、少なくとも10,300基の墓が新たに作られたとの分析結果を報じた。
報道によると、新しい墓は50,000㎡ル以上の範囲に作られており、画像を分析したところ、露軍が重機で長い溝を掘り、埋め戻されていたことも分かった。 墓には数字が記された小さな札があり、書かれた数字などから複数の遺体が埋葬されているとみられるものもあったという。
マリウポリでは2万人以上が死亡したとされるため、集団墓地の調査経験がある専門家は「墓の数は必ずしも殺害された人数と一致しない」と指摘している。 |
2022.12.24 07:11 |
時事通信 (Yahoo) |
北朝鮮、ロシア側に武器納入 米、核開発の資金源と警戒 |
<2301-122407>
米政府高官が22日、ウクライナ侵攻に加担するロシアの民間軍事会社Wagnerに北朝鮮が武器を売却したと明らかにした。 侵攻開始後、北朝鮮がロシアに武器を提供したことが確認されたのは初めてで北朝鮮が武器売却で得た資金により核やミサイル開発が進む恐れもある。
米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官によると、北朝鮮は11月にWagnerが使用する武器をロシアに搬入し代金も支払われており、カービー調整官は「さらなる搬入を懸念している」と表明した。
グリーンフィールド米国連大使も声明を出し、武器売却による資金獲得は北朝鮮の核やミサイル開発の進展につながると非難し、ロシアと北朝鮮が国連決議に違反しているとして、安全保障理事会で問題提起する構えを示した。 国連安保理決議は北朝鮮との武器の輸出入を禁止している。 |
2022.12.24 00:41 |
Defense News |
Latvia's Atlas Dynamics to open drone production plant in Ukraine |
<2301-122402>
ラトビアのUAVメーカであるAtlas Dynamics社がウクライナ軍を支援するため2023年早期にUAVの研究開発施設をウクライナに開設し、その後生産施設も開設する。
Atlas Dynamics社はウクライナ戦争開始以来300機のAtros Pro三ロータUAVをウクライナに納入しており、1月中旬までに更に75機を納入するという。 |
2022.12.23 18:46 |
共同通信 (Yahoo) |
南部ヘルソンでロ側150人死亡 ウクライナが攻撃強化か |
<2301-122316>
ウクライナ軍参謀本部が22日、ロシアが実効支配する南部ヘルソン州のドニエプル川東岸にあるカホフカの飛行場を20日に攻撃し、ロシア側の約150人が死亡したと主張した。
東岸の黒海に面した地区への攻撃では約140人が負傷したとしている。 ウクライナ側が東岸進出に向け攻撃を強めている可能性がある。
一方ウクライナ警察は22日、ヘルソン州のドニエプル川西岸で、奪還以後に332人の死亡を確認したと明らかにした。 州内でロシア軍による戦争犯罪の捜査が8,000件以上進められており、ウクライナ人を拷問した部屋が7ヵ所新たに見つかったという。 |
【註】
Google Earthで見る限り、Kaxobka市及びHoba Kaxobka市周辺に飛行場は見当たらない。
【Kaxobka市及びHoba Kaxobka市周辺】 |
2022.12.23 09:00(19:00 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 22 |
<2301-122306>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月22日の戦況 =
プーチン露大統領は、ウクライナのゼレンスキー大統領を対等で主権のある相手として扱うことを拒否し続けており、さらにウクライナとの真剣な交渉に興味がないことを示している。
プーチンの言い方は、主権国家としてのウクライナを否定する情報操作の一部である。
ロシア軍はクレミンナ~スヴァトーブ線に沿って限定攻撃を続け、ウクライナ軍はクレミンナ地域で反撃を続けている。
ロシア軍はバフムートとアウディーイウカ地域で攻撃を続けた。
ロシア軍は、ウクライナの反撃を恐れて、ヘルソン州とクリミアの治安対策を強化している。 |
2022.12.23 08:56 |
産経新聞 (Yahoo) |
ウクライナ「露戦死者10万人突破」 露支配集落の首長死亡 |
<2301-122305>
ウクライナ軍参謀本部が22日、ロシアが2月にウクライナ侵攻を開始して以降、露軍の戦死者数が10万人を超えたと発表した。 また、これまでに露軍のMBT 3,000両とIFV 6,000両、野砲2,000門を破壊したとした。
これに対しショイグ露国防相は9月下旬時点で、露軍の戦死者数を5,937名で、ウクライナ軍の戦死者は6万人、負傷者は6万人としている。
ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は今月、自軍の戦死者数が10,000~13,000名で、負傷者はそれ以上だと説明しており、戦死者数は双方の発表内容が大きくかけ離れており、実態は判然としない。
米統合参謀本部議長ミリー陸軍大将は11月上旬時点で、双方でそれぞれ10万人が死傷したとの見方を示している。 |
2022.12.23 01:55 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
G7、ウクライナ防空能力強化で緊密に連携=独外相 |
<2301-122302>
ベーアボック独外相が22日にベルリンで記者団に対し、主要7ヵ国 (G7) がウクライナ防空能力強化に向け、より緊密に連携すると述べた。
ベーアボック外相は、米国がウクライナに対するPatriot供与を決定したことを歓迎すると表明し、防空能力で人命が救われるため、ウクライナに対する一段の兵器供与が検討されていると語った。 |
2022.12.23 01:25 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシア軍、23・24日に大規模ミサイル攻撃計画か ウクライナ報道 |
<2301-122301>
ウクライナのニュースメディアUkrains'ka Pravdaが22日、同国の情報機関の話として、ロシア軍が23日か24日に大規模なミサイル攻撃を計画していると報じた。
報道によると、ロシア軍はTu-95 8~14機、Tu-22M3 3機、Iskander 4発と、Kalibrを含むCM 67発を用意しているという。 そのほかUAVによる攻撃が行われる可能性もあるとしている。 |
2022.12.22 14:35 |
日経新聞 |
一部の共和議員に拍手なし ゼレンスキー氏が米国で演説 |
<2301-122210>
21日に米議会で演説したウクライナのゼレンスキー大統領は党派を超えた上下両院議員の大きな拍手に包まれた。
しかし、議員の反応には濃淡もあった。 ウクライナ支援に否定的な共和党のFreedom Caucus(自由議連)の一部議員は演説中にほかの議員たちの拍手に同調しなかった。
ウクライナ支援に慎重な共和党下院のマッカーシー院内総務は演説中のスタンディングオベーションで、早々に腰を下ろす場面が目立った。 マッカーシー院内総務は「ウクライナは支援するが、白地の小切手を支持したことはない」とメディアに言い切った。 2023年1月の新会期で下院議長就任を目指しており、党内の視点も意識したようである。 |
【註】
Freedom Caucusは米議会下院の共和党保守派の議員連盟で、2022年の中間選挙前には34名が所属していた。 |
2022.12.22 13:55 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ゼレンスキー氏、米共和党の支援消極派に協力訴え 新議会控え |
<2301-122209>
ウクライナのゼレンスキー大統領が米議会の上下両院合同会議で21日行った演説で、支援に消極的な下院共和党議員に協力の必要性を訴えた。
バイデン政権はロシアの侵攻以降、軍事、人道、財政などの分野で$50Bの支援をウクライナに提供し、議会は今週$44.9Bの追加支援を承認するとみられているが、共和党が下院の多数派になる来年1月以降も支援が続くかどうかは不透明なため、ゼレンスキー大統領は演説の冒頭、民主党と共和党の双方に向けて演説していることを強調し、ウクライナの戦いはより大きな善のためだとし、これまでの支援について全ての米国民に感謝すると述べた。
しかし、共和党強硬派の一部は支援を打ち切り、資金がどのように使われているか検証するよう求めている。 |
2022.12.22 11:02 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア元副首相が負傷、ウクライナ東部の砲撃で=通信社 |
<2301-122207>
ロシアの通信社によると、ウクライナ東部ドネツク市で21日にロゴジン元露副首相と親露派勢力ドネツク人民共和国のホツェンコ首相がウクライナ軍の砲撃によって負傷した。 TASS通信によると命に別状はない。
側近らがロシアの通信社に語ったところによると、2人はドネツク郊外のホテルが高精度兵器の砲撃を受けた際に負傷した。 ホテルにいたロシア国会議員は、砲撃は情報を元に行われたとの見方を示した。 ロゴジン元副首相は親露派支配地域で軍に助言する役割を担っている。 |
2022.12.22 09:00(19:00 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 21 |
<2301-122205>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月21日の戦況 =
ショイグ露国防相は、一連の広範なロシア軍の改革を提案したが、現在の紛争に間に合う可能性は非常に低い。
プーチン大統領が目標を達成できなかったことから、国内での信頼を取り戻し2年目の戦争継続しようとする政権を危うくしている。
ロシアの核発言は、恐らく国民にアピールし、西側を威嚇しようとするものであり、核兵器を使用しようとするものではない。
ウクライナのゼレンスキー大統領は12月21日にワシントンDCを訪問した。
ロシア軍とウクライナ軍は、スヴァトーブ~クレミンナ線で交戦を続けている。
ロシア軍はバクムットとドネツク市地域で攻撃を続けた。
ウクライナ当局者は、ロシア軍がドニプロデルタ諸島を確保しようとして失敗したことを確認した。
ロシア当局は、パルチザン活動を抑圧し、パルチザンの支援者を抑えるため、法執行機関の取り締まりを強化した。 |
2022.12.22 03:44 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ大統領がワシントン到着 米、パトリオット供与表明 |
<2301-122202>
ウクライナのゼレンスキー大統領を乗せた米軍用機が21日、ワシントン近郊のアンドルーズ空軍基地に着陸した。 TV像によると、滑走路では多数の高官らが同氏を迎えた。 ゼレンスキー大統領はこの後、ホワイトハウスでバイデン大統領と会談し、議会で演説する。
米政府は同氏の訪問に合わせ、初となるPatriotの供与を含む$1.85Bのウクライナ軍事支援を表明した。 |
2022.12.21 18:19 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ベラルーシのロシア軍、ウクライナ国境へ移動か 独立系調査グループ |
<2301-122111>
ベラルーシで軍の動きを監視する独立系調査グループのハユン・プロジェクトが20日にTelegramに、同国に駐留するロシア軍がウクライナ国境方面に向け、車両や人員を移動させていると投稿した。
ハユンによると、ベラルーシ中部のポロンカ駅から20日、戦車23両や給油車8両、輸送車両9両などがウクライナとの国境方面へ移動した。 前日の19日にも北部ザスロノボ駅から戦車20両超や輸送車両16両が中部に向けて移動したという。 同駅からはウクライナとの国境に近い地域への移動も伝えられている。
ロシアは2月の侵攻開始時と同様に、再びベラルーシからウクライナを攻撃する可能性が指摘されており、ウクライナ側は警戒を強めている。 |
2022.12.21 10:00(20:00 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 20 |
<2301-122106>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月20日の戦況 =
ISWは、ロシアがベラルーシからウクライナ北部へ向けて侵攻する可能性は極めて低いと見ているが、最も危険な可能行動として引き続き観察している。
ゼレンスキー大統領のバフムート訪問は、プーチン大統領を戦争指導者としているロシア政府の情報戦を弱体化させた。
ロシア軍はスヴァトーブ~クレミンナ線に沿って限定反撃を行った。
ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ地域で攻撃を続けた。
ロシア軍は、ヘルソン州のドニプロ河東岸の防御陣地を強化している。
プーチン大統領は、ロシアの治安機関に対し親ウクライナのパルチザン活動への対抗強化を命じた。 |
2022.12.21 09:40 |
CNN (Yahoo) |
米、爆弾用精密誘導装置「JDAM」をウクライナに供与へ パトリオットも |
<2301-122105>
複数の米当局者が、米国がウクライナにJDAMを供与する見通しであることを明らかにした。
JDAMは無誘導弾に装着する精密誘導システムで、米当局者は早ければ今週中にも対ウクライナ安全保障支援に盛り込まれる見通しだとしているが、提供される数や種類については明らかにしなかった。
誘導爆弾は戦闘機から投下するが、ロシアの防空システムを考慮するとこれは非常に難度が高い。 |
2022.12.21 07:38 |
日経新聞 |
ゼレンスキー氏、21日にワシントン訪問へ 米メディア |
<2301-122103>
米メディアが20日、ウクライナのゼレンスキー大統領が21日にワシントンを訪れる見通しとなったと報じた。 バイデン米大統領や米議会関係者などと会談するほか、上下両院の合同会議で演説するとみられている。
ゼレンスキー大統領は今年2月にロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来国内にとどまっており、今回が侵攻後で初の外遊となる。 |
2022.12.20 19:40 |
時事通信 (Yahoo) |
ウクライナ、東部で激しい攻防 24時間で空爆60回 |
<2301-122015>
ウクライナ軍参謀本部がfacebookで20日、過去24時間にウクライナ全土でロシア軍による空爆が60回、ミサイル攻撃が4回、MLR攻撃が80回以上行われたと発表した。 一方、ウクライナ側もルガンスク州やドネツク州の10ヵ所でロシア軍の攻撃を撃退しており、東部を中心に激しい攻防が続いている。
ウクライナ軍参謀本部は、ロシア軍がウクライナ南部のザポロジエ州とヘルソン州でドニプロ川東岸に沿ってウクライナ軍の拠点と民間インフラへの砲撃を続けているとした。 |
2022.12.20 19:13 |
AFP=時事 (Yahoo) |
プーチン氏、併合4州の状況は「極めて困難」 |
<2301-122013>
プーチン露大統領が「国家治安部隊員の日」に際して20日、ロシアが併合したと主張するウクライナのドネツク、ルガンスク両人民共和国と、ヘルソン州、ザポリージャ州の4州について、「極めて困難な」状況にあるとの認識を示した。
大統領は、情報活動に対抗する戦いにおいて「最大限の冷静さと戦力の集中」が必要だと訴えるとともに、「外国の情報機関の活動を完全に抑え込み、直ちに反逆者やスパイ、妨害工作員を特定することが重要だ」と強調した。 |
2022.12.20 11:30(21:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 19 |
<2301-122010>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月19日の戦況 =
ベラルーシのルカシェンコ大統領は、12月19日にロシアとベラルーシの統合に譲歩を強要するプーチン大統領の圧力をそらした可能性がある。
ロシア軍は、12月18日から19日にかけて、Shahed-131とShahed-136 突入攻撃型UAVでキーウを攻撃した。
元ロシア軍で司令官で、情報分野で批判的な声を上げたロシアの著名なミルブロガーのガーキンが、戦争におけるロシア軍全体の動きについて厳しい批判を書いた。
ドネツク人民共和国 (DNR) は、行政手順の基本についてロシア占領当局と衝突し、ウクライナのさまざまな占領政権間の緊張を示唆していると伝えられている。
Wagner Gp.が、最近採用され訓練が不十分な囚人の素養に対応するため、残虐行為を中心に攻撃モデルを構築した可能性がある。
ロシア軍は、ウクライナ軍がルハンシク州のロシアの後方陣地を攻撃目標にしたとして、スヴァトベ~クレミンナの線に沿って限定的な攻撃を続けている。
ロシア軍が12月18日にバクムットの南を失ったため、バクムットとドネツク市の近くで攻撃を続けた。と伝えられた。
ウクライナ当局は、ロシア軍がヘルソン州のドニプロ河東岸地域から一部の部隊を下げていると報告した。
ロシアの占領当局は、占領地内の移動を制限し、社会的脅迫戦術をとっている。 |
2022.12.20 10:05 |
産経新聞 (Yahoo) |
ゼレンスキー氏「ロシアが自爆ドローン250機を追加調達」 |
<2301-122007>
ウクライナのゼレンスキー大統領が19日に、ラトビアでこの日開かれた北欧諸国などが参加する英国主導の軍事枠組みである合同遠征軍 (JEF) の首脳会合でオンライン演説し、ロシアがイランから自爆型UAVのShahed 250機を新たに調達し、34機をウクライナの電力インフラを攻撃目標とした同日未明の攻撃で使用したと明らかにした。
ウクライナ軍などによると、同日未明に首都キーウなどにShahedを使った露軍の攻撃があり、30機を撃墜したが、一部が電力インフラに命中した。
ウクライナ国防省情報総局の高官は17日に、ロシアがイランからShahedを追加調達したとする諜報結果を公表したが、調達した機数は明らかにしなかった。
米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官は9日時点で、ロシアがこれまでにイランから数百機のShahedを調達したとの見方を示していた。 |
2022.12.20 02:46 |
時事通信 (Yahoo) |
ロシア・ベラルーシ首脳、緊密さ強調 ウクライナ巡る言及なし |
<2301-122002>
プーチン露大統領が19日に国防相と外相を伴ってベラルーシを訪問した。 ベラルーシにウクライナ侵攻に参加するよう圧力をかけるのではないかとの懸念が出ているが、ルカシェンコ大統領との共同記者会見でウクライナ侵攻に関連する質問は出ず、両首脳は両国間の緊密な経済、防衛関係を強調しただけで、ウクライナ侵攻についてはほとんど触れなかった。
ベラルーシ反体制派の間でロシアがベラルーシを吸収もしくは併合するのではないかとの懸念が出る中、プーチン大統領は「ロシアは何かを吸収する意図は持っていないし、そうしたことに何の適切性もない」とし、不特定の「敵」がロシアのベラルーシとの統合を阻止しようとしていると述べた。 |
2022.12.19 21:58 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシア国防省、西部州で米国製ミサイル迎撃と主張 |
<2301-121914>
ロシア国防がSNSに19日、ウクライナと国境を接する西部ベルゴロド州上空で、防空システムが米国製のHARMミサイルを迎撃したと投稿した。
【Belgorod 州の位置 (Google Map)】
ウクライナ侵攻開始から約10ヵ月が経過したが、ロシア側によるこうした主張は前例がほぼないとみられている。
ロシア側は、同州はウクライナからの攻撃を頻繁に受けていると主張している。 |
2022.12.19 09:53 |
Breaking Defense |
Send the Ground-Launched Small Diameter Bomb to Ukraine |
<2301-121907>
ロシアは12月13日に、ロシアが占領したウクライナ領土から撤退するよえう求めたウクライナの和平提案を拒否し、代わりに現実を受け入れて占領地にロシアに割譲するよう求めた。 このため米国はウクライナへの武器供与を倍増させる必要に迫られた。
米国はPatriot 1個中隊のほか、射程150km、弾着精度1mのGLSDBをウクライナに供与することになりそうである。
Saab社とBoeing社が共同開発したGLSDBは、単価$40,000のGBU-39 SDB 113kg精密誘導(註:拡張翼装着)爆弾に弾頭を外したM26ロケット(註;MLRS 及び HIMARS の発射するロケット弾)を組み合わせたもので、M142 Himars及びM270 MLRSAから発射する。 |
2022.12.19 09:34 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ドイツから軍用トラック40台、スロベニア |
<2301-121906>
スロベニア軍がウクライナ軍にM-55S MBTを供与した見返りに、ドイツ軍からRheinmetall MAN社製8×8車40両を受領した。 |
【註】
M-55S1 MBTはスロベニアがイスラエルのRafel社の協力でT-55 MBTを改良したMBTで105mm/51口径砲を搭載している。 |
2022.12.19 04:00(14:00 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 18 |
<2301-121904>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月18日の戦況 =
ウクライナ中央軍事情報局 (GUR) のユソフ代表が、ロシア軍がイラン製UAVの新しいバッチを受け取り、BMの取得についてイランと交渉を続けていると報告した。
ウクライナとロシアの情報筋は、スヴァトーブ~クレミナ線に沿って戦闘が続いたと報告した。
ウクライナとロシアの情報筋は、バクムット郊外と市の北東と南で進行中の戦闘を報告した。 ロシア国防省は、ロシア軍がソレダールの北東にあるドネツク州のヤコブリフカを占領したとした。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がバクムット近くからロシア軍を排除したとした。
ウクライナ当局者は、ロシア軍がヘルソン州のドニプロ河岸から部隊を配置転換しているが、ロシア軍が撤退しているか否かを判断するのは時期尚早であると述べた。 ロシア軍とウクライナ軍は、ドニプロ河を渡って定期に砲撃とロケット弾攻撃を続けている。
ウクライナ軍は、ウクライナ軍が12月16日にザポリージャ州のロシア軍集結地2箇所と2箇所の弾薬庫を攻撃し、150人の人員を負傷させ、10品目の装備を破壊したと報告した。
メリトポリのフェドロフ市長は、ロシア軍がメリトポリにDragon's Teeth対戦車構築物を設置していると述べた。 |
【註】
Dragon's Teethとは、MBTやIFVなどの前進を阻止するため構築された鉄筋コンクリート製のビラミット状構築物で、第二次世界大戦中にドイツ軍がジークフリート線で広く使用した。 |
2022.12.19 05:56 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア軍、東岸から一部撤退か 南部州、ウクライナ軍分析 |
<2301-121903>
ウクライナ軍参謀本部が18日までの戦況分析で、ロシア軍が南部ヘルソン州のドニエプル河東岸にある2つの町から撤退を開始したとの見方を示した。 ロシア軍が11月に西岸ヘルソンから撤退したのち両軍は川を挟んでにらみ合う形となっていたが、ウクライナ軍特殊部隊は今月3日にドニエプル河東岸に橋頭堡を確保したとする動画を公開した。
参謀本部は13日にも東岸地域の別の集落からロシア軍が撤退したことを確認したと主張し、ISWは撤退は後方の守りを固めるためのものだとの見解を示していた。 |
2022.12.18 |
Jane's Defence Weekly |
Russia 'almost certainly' employing Su-57s against Ukraine, says UK MoD |
<2303-121804>
ウクライナ国防相が1月9日に更新した情報開示で、ロシア空軍が遅くとも2022年6月にはウクライナ戦にSu-57を投入していると見ていることを明らかにした。
最近の民間衛星画像からロシア空軍の第929飛行試験場のあるウクライナ国境から450kmにあるAkhtubinsk航空基地で5機のSu-57が確認されている。
ロシア空軍は2022年12月に10機のSu-57を受領し、更に飛行試験用の機体10機を発注している。 |
2022.12.18 11:10 |
AFP BB |
ロシア「外国製兵器の搬入阻止」 ウクライナ大規模空爆で |
<2301-121802>
ロシア国防省が17日の定例会見で、ウクライナ全土に停電と断水をもたらした前日の大規模攻撃について、同国への外国製兵器の引き渡しを阻止する戦果も挙げたと主張した。
会見では、「ウクライナ軍の指揮系統、軍産複合体、それを支えるエネルギー施設に対し、高精度兵器で大規模攻撃を行い、目標は達成され全目標に命中した。 攻撃の結果、外国製の武器弾薬の搬入を妨害し、交戦地域への増派を阻止し、ウクライナ企業による武器生産と修理を停止させた」とした。 |
2022.12.18 07:30(17:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 17 |
<2301-121801>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月17日の戦況 =
バフムート周辺でロシア軍が進めている攻撃が、ドネツク人民共和国軍とWagnel Gp.軍との間での断絶を更に大きくしている。
米CIAが今までのISWの見解通り、ロシア政府がウクライナとの停戦交渉に真剣に取り組んでいないと評価している。
ウクライナ軍はスヴァトーブとクレミンナの近くで反撃を行い、ロシアの後方地域を攻撃し続けている。
ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ-ドネツク市の近くで攻撃を続けた。
ウクライナ当局は、ロシア軍がドニプロ河東岸の罠にウクライナ軍を引き込もうとしている可能性があると警告した。 |
2022.12.17 08:00(18:00 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 16 |
<2301-121704>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月16日の戦況 =
プーチン露大統領が19日にベラルーシのミンスクで開催される会議で、ルカシェンコ大統領にウクライナでのロシアをさらに支援するよう圧力をかける可能性が高いが、ルカシェンコはすでにこの要求をそらす準備をすでに行っている。
プーチン大統領のミンスクへの訪問は、ベラルーシ領からの新たな攻撃を行おうといる可能性がある。
プーチン大統領は、ウクライナへの本格的な侵攻を開始する前に、ロシア経済へ及ぶ悪影響について最悪のシナリオを無視したと伝えられている。 このためロシアは、経済的課題に直面し続けている。
ロシア軍はスヴァトーブとクレミンナ、及びバクムットとアウディーイウカ~ドネツク市で攻撃を続ける一方、ドニプロ河東岸で防御態勢をとり続けている。
ロシアの占領当局は、負傷したロシア兵を治療し、占領地で活動しているロシア軍を支援するために、民間インフラを接収し続けている。 |
2022.12.17 05:30 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシア軍、ウクライナに76発のミサイルを発射 各地で緊急停電 |
<2301-121702>
ウクライナ各地が16日朝に再び大規模なミサイル攻撃を受け、住宅や電力施設が破壊されて少なくとも2人が死亡したほか、ウクライナ全土で緊急停電した。
ウクライナ軍総司令官によると、ロシア軍は76発のミサイルを発射し、うち60発が撃墜されたという。 |
2022.12.16 21:05 |
日経新聞 |
ロシア、2月にも大規模攻撃か 動員兵訓練 |
<2301-121614>
英Guardian紙が15日、ウクライナのレズニコフ国防相が同紙との対談で、ロシア軍が2023年2月にも新たな大規模攻撃を開始する準備をしていると述べたと報じた。
プーチン大統領が9月に命じた部分動員で招集した30万人のうち、半数の15万人が訓練を既に開始しているが、準備には最低3ヵ月かかるとの見方を示した。
ザルジニー総司令官も英Economist誌に、ロシア軍が20万人の兵士を訓練中で、大規模攻撃は2023年1月末から3月に行われる可能性があると指摘し、首都キーウ制圧を狙う可能性についても言及した。 |
2022.12.16 14:30 |
日経新聞 |
Finacial Times: 「ロシアは戦争目的を果たせず」 英国軍参謀総長 |
<2301-121612>
英国国防参謀総長のラダキン海軍大将が14日にロンドンで講演し、ウクライナ戦争でロシア軍は弾薬が不足するなどの困難に陥っているため敗勢が強まり、自由世界は勝利を収めつつあると語った。
ラダキン大将は、ロシアは戦争の目的を何一つ達成できておらず今後も実現できないと述べ、ウクライナ侵攻はロシアにとって不利になる一方だと強調した。 |
2022.12.16 10:08 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ、占領下のドネツク州に14年以降で最大の攻撃 ロシア任命の当局者 |
<2301-121608>
ウクライナ東部ドネツク州でロシアが任命した首長のクレムジン氏がTelegramで、ウクライナ軍が07:00に分離主義勢力の占領下にある東部ドネツク州に対し、2014年以降で最大規模となる攻撃を実施したことを明らかにした。 東部ではこれに先立ち激しい戦闘が起きていた。 クレムジン氏の15日の説明によると、BM-21 Grad MRLからロケット弾40発を市内に向けて発射され、市中心部の主要交差点が攻撃を受けたという。
一方、ロシア軍もウクライナ南部ヘルソン市に対して夜間に新たな攻撃を仕掛け、南部の戦況は一段と激しさを増した。 |
2022.12.16 09:30(19:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 15 |
<2301-121605>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月15日の戦況 =
ロシアは、2023年冬にウクライナに対して、おそらくキーウに対して新たな攻撃を行うための準備している可能性がある。 ただ、このような攻撃が成功する可能性は非常に低い。 また現時点では、ロシアによるベラルーシ正面からの攻撃は差し迫っていない。
ISWはベラルーシ軍がウクライナでの戦闘に参加しないと見ているが、ロシア軍はベラルーシ領土から攻撃する準備をしている可能性がある。
ウクライナ軍がクレミンナとスヴァトーブで反撃を続けいると伝えられている。
ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ地域で攻撃を続けている。
ロシア軍はドニプロ河南で防御している。
ロシアの将校達はウクライナで大きな損失を被り続けている。
ウクライナのパルチザンがザポリージャ州ベルジャンシクの変電所を攻撃した。 |
2022.12.16 05:32 |
Bloomberg (Yahoo) |
ロシアが1月にも再度キーウ攻め込む恐れ-軍総司令官 |
<2301-121604>
ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将が、ロシア軍は1月にも再び首都キーウ制圧を試みることは「疑いようがない」と警告した。 ザルジニー大将によれば、ロシア軍はベラルーシ側から攻め込む可能性がある。
またダニロフ国家安全保障国防会議書記は、ロシア軍が2ヵ月にわたるエネルギー施設への攻撃で使用したタイプのミサイルは急速に底をつきつつあると指摘した。 |
2022.12.16 04:20 |
Bloomberg (Yahoo) |
ロシアはミサイル消耗、大規模攻撃あと最大4回-ウクライナ国防幹部 |
<2301-121602>
ウクライナのダニロフ国家安全保障国防会議書記が14日の対談でロシアのミサイル備蓄について、「ロシアがこれまでにどれだけ消耗しているかは分かっている。 ウクライナのエネルギーインフラを徹底的に破壊したような大規模なミサイル攻撃を仕掛ける余力は、ロシアにはあと3回~4回分しか残っていない」と語った。 |
2022.12.17 05:30 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシア軍、ウクライナに76発のミサイルを発射 各地で緊急停電 |
<2301-121702>
ウクライナ各地が16日朝に再び大規模なミサイル攻撃を受け、住宅や電力施設が破壊されて少なくとも2人が死亡したほか、ウクライナ全土で緊急停電した。
ウクライナ軍総司令官によると、ロシア軍は76発のミサイルを発射し、うち60発が撃墜されたという。 |
2022.12.16 21:05 |
日経新聞 |
ロシア、2月にも大規模攻撃か 動員兵訓練 |
<2301-121614>
英Guardian紙が15日、ウクライナのレズニコフ国防相が同紙との対談で、ロシア軍が2023年2月にも新たな大規模攻撃を開始する準備をしていると述べたと報じた。
プーチン大統領が9月に命じた部分動員で招集した30万人のうち、半数の15万人が訓練を既に開始しているが、準備には最低3ヵ月かかるとの見方を示した。
ザルジニー総司令官も英Economist誌に、ロシア軍が20万人の兵士を訓練中で、大規模攻撃は2023年1月末から3月に行われる可能性があると指摘し、首都キーウ制圧を狙う可能性についても言及した。 |
2022.12.16 14:30 |
日経新聞 |
Finacial Times: 「ロシアは戦争目的を果たせず」 英国軍参謀総長 |
<2301-121612>
英国国防参謀総長のラダキン海軍大将が14日にロンドンで講演し、ウクライナ戦争でロシア軍は弾薬が不足するなどの困難に陥っているため敗勢が強まり、自由世界は勝利を収めつつあると語った。
ラダキン大将は、ロシアは戦争の目的を何一つ達成できておらず今後も実現できないと述べ、ウクライナ侵攻はロシアにとって不利になる一方だと強調した。 |
2022.12.16 10:08 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ、占領下のドネツク州に14年以降で最大の攻撃 ロシア任命の当局者 |
<2301-121608>
ウクライナ東部ドネツク州でロシアが任命した首長のクレムジン氏がTelegramで、ウクライナ軍が07:00に分離主義勢力の占領下にある東部ドネツク州に対し、2014年以降で最大規模となる攻撃を実施したことを明らかにした。 東部ではこれに先立ち激しい戦闘が起きていた。 クレムジン氏の15日の説明によると、BM-21 Grad MRLからロケット弾40発を市内に向けて発射され、市中心部の主要交差点が攻撃を受けたという。
一方、ロシア軍もウクライナ南部ヘルソン市に対して夜間に新たな攻撃を仕掛け、南部の戦況は一段と激しさを増した。 |
2022.12.16 09:30(19:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 15 |
<2301-121605>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月15日の戦況 =
ロシアは、2023年冬にウクライナに対して、おそらくキーウに対して新たな攻撃を行うための準備している可能性がある。 ただ、このような攻撃が成功する可能性は非常に低い。 また現時点では、ロシアによるベラルーシ正面からの攻撃は差し迫っていない。
ISWはベラルーシ軍がウクライナでの戦闘に参加しないと見ているが、ロシア軍はベラルーシ領土から攻撃する準備をしている可能性がある。
ウクライナ軍がクレミンナとスヴァトーブで反撃を続けいると伝えられている。
ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ地域で攻撃を続けている。
ロシア軍はドニプロ河南で防御している。
ロシアの将校達はウクライナで大きな損失を被り続けている。
ウクライナのパルチザンがザポリージャ州ベルジャンシクの変電所を攻撃した。 |
2022.12.16 05:32 |
Bloomberg (Yahoo) |
ロシアが1月にも再度キーウ攻め込む恐れ-軍総司令官 |
<2301-121604>
ウクライナ軍総司令官のザルジニー陸軍大将が、ロシア軍は1月にも再び首都キーウ制圧を試みることは「疑いようがない」と警告した。 ザルジニー大将によれば、ロシア軍はベラルーシ側から攻め込む可能性がある。
またダニロフ国家安全保障国防会議書記は、ロシア軍が2ヵ月にわたるエネルギー施設への攻撃で使用したタイプのミサイルは急速に底をつきつつあると指摘した。 |
2022.12.16 04:49 |
TBS News (Yahoo) |
併合4州の発展計画とりまとめ指示 プーチン大統領ロシア領として統合推し進める姿勢 |
<2301-121603>
プーチン露大統領が15日、上下両院の議長や主要閣僚らが参加した会議で、欧米の制裁を経済戦争と表現して欧米のもくろみは失敗したと主張し、アジアや中東、南米やアフリカなどの非欧米諸国へのエネルギー輸出が拡大したなどとして、今年のGDP成長率はマイナス2.5%に収まる見通しだと強調した。
そのうえで、一方的に併合を宣言したウクライナの4州について、現地の生活水準を引き上げるための発展計画をまとめるよう指示し、ロシア領として統合を推し進める姿勢を示した。 |
2022.12.16 04:20 |
Bloomberg (Yahoo) |
ロシアはミサイル消耗、大規模攻撃あと最大4回-ウクライナ国防幹部 |
<2301-121602>
ウクライナのダニロフ国家安全保障国防会議書記が14日の対談でロシアのミサイル備蓄について、「ロシアがこれまでにどれだけ消耗しているかは分かっている。 ウクライナのエネルギーインフラを徹底的に破壊したような大規模なミサイル攻撃を仕掛ける余力は、ロシアにはあと3回~4回分しか残っていない」と語った。 |
2022.12.15 19:29 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ロシア軍 A50 空中警戒管制機、ベラルーシに飛来…連携しウクライナに揺さぶりか |
<2301-121509>
ベラルーシの独立系軍事監視団体「ガユン」が14日、ロシア軍のA-50 AEW&C機や軍用車両60両などが、ここ数日の間にベラルーシ入りしたと明らかにした。
ガユンによると、A-50の飛来が確認されたのは、ロシアがウクライナ侵略を開始した2月以来で、MiG-31も確認されており、ウクライナへの攻撃に投入される可能性を指摘した。 露国防省は12日に露軍兵士がベラルーシで雪上演習に取り組む動画を公開した。
ベラルーシ軍も13日、有事に備えるとして特別検閲を開始しており、両国が連携してウクライナへの揺さぶりを強める狙いとみられる。 |
2022.12.15 11:08 |
AP (Yahoo) |
ロシア東部戦線の戦果を発表 ウクライナ戦術群司令部砲撃 |
<2301-121505>
ロシア国防省が12月14日、ここ数週間で東部戦線ロシア軍の主要目標の一つとなっていた、ウクライナ東部ボジアーネの集落を制圧したと発表した。
【Vodiane の位 (Google Map)】
露国防省によると、ウクライナ兵最大50名が死亡、戦車1両、装甲車3両、ピックアップトラック4両が破壊されたという。
ボジアーネは、ドネツク州のブフレダールの北東10kmに位置する集落で、バフムートと並んで、ロシア軍が制圧を目指していた。
【Vuhledar の位置 (Google Map)】
露国防省はまた、ドネツク州クラマトルスク地区のリマンにある、ウクライナ戦術群司令部を砲撃したことを明らかにしたが、キーウからは何の反応もなく、AP通信もロシア国防省の主張を確認できていない。 |
2022.12.15 10:34 |
BBC News (Yahoo) |
アメリカ、ウクライナに地対空ミサイル「パトリオット」供与の見通し 米報道 |
<2301-121504>
複数の米メディアが13日に、米国がウクライナに対して近くPatriotを供与する見通しであることが明らかになったと報じた。 複数の当局者によると、バイデン大統領が今週中にも供与について発表する可能性が高い。
ウクライナではロシア軍の攻撃で民間人が死亡し、大規模な停電が続いており、ウクライナは以前から西側諸国に対し、さらなる防空支援を求めてきた。 |
2022.12.15 08:30(18:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 14 |
<2301-121503>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月14日の戦況 =
ウクライナ当局は、ロシア軍が2023年の初めに大規模な攻撃を開始しようとする可能性があると予測している。
ウクライナの防空部隊は、ロシア軍が12月14日の攻撃で発射したすべてのUAVを撃墜した。
ロシア政府はウクライナ政府に対し、宗教の自由と報道の自由を抑圧しているとした情報操作を強化する可能性がある。
ウクライナ軍が反撃を続ける一方、ロシア軍はスヴァトーブとクレミンナ地域で攻撃した。
ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ地域で攻撃を続けた。
ロシア軍はヘルソン州のドニプロ川の南で防御を続けている。
ウクライナのパルチザンは、ウクライナ軍が攻撃目標を決めるのを支援している。 |
2022.12.15 05:02 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ロシアの補給橋爆破、ウクライナのレジスタンス関与…「クリミア付近まで進軍」視野 |
<2301-121501>
ウクライナ軍参謀本部が13日、南部ザポリージャ州の露軍占領地域に対するウクライナ軍のミサイルなどを使った過去数日の攻撃で、露軍司令部をはじめ複数の拠点を破壊したと発表した。
ウクライナ軍の大統領府顧問は10日、露軍が兵站拠点にしている主要都市メリトポリを奪還すればクリミア付近まで進軍が可能になると述べ、奪還に向けた作戦開始を示唆していた。 メリトポリの市長は12日に、ロシアからの重要な補給路となっているクリミアへの橋で爆発が発生し、住民の抵抗運動が関与したと指摘した。 さらにウクライナとの国境に近い露西部ブリャンスク州でも13日に爆発が発生し、ウクライナ軍が露軍基地にミサイルで攻撃した可能性が取りざたされている。
ウクライナのエネルギー施設を断続的に集中攻撃している露軍は、14日にキーウ中心部や周辺に自爆型UAVを発射した。 ウクライナのゼレンスキー大統領は、UAV 13機全てをSAMで撃墜したと発表した。 |
2022.12.14 |
Jane's Defence Weekly |
Ukraine strikes deep into Russia |
<2303-121409>
ウクライナが12月5、6日にロシア領内数百㌔に位置する空軍基地を攻撃し、航空機や施設に損害を与えると共に、負傷者も出ている。
5日に攻撃されたEngels-2航空基地は国境から600kmに位置し、Tu-95やTu-160の基地になっている。 同日攻撃された500km離れたRyazan-Dyagilevo航空基地はTu-22MやIl-78空中給油機が基地にしている。
6日に攻撃されたKursk基地は250kmにあり、特定機種は常駐していない。 |
2022.12.14 19:15 |
CNN (Yahoo) |
親ロシア派司令官、核兵器なければウクライナの NATO を打ち破れず |
<2301-121412>
ドネツク州の親露派武装勢力のホダコフスキー司令官が13日にロシア国営メディアに対して、ロシアのリソースには限りがあり、ウクライナで核兵器を使用することなくNATOのブロックを打ち破ることはできないと述べた。
ホダコフスキー司令官は、ロシアは西側諸国全体と戦っているため、ウクライナの戦争が次に拡大するのは「核」だけだとした。 そのうえで、我々にはNATOのブロックを通常の方法で打ち破るリソースはないが、我々にはそのために核兵器があると述べた。
ロシア大統領府は公にはホダコフスキー司令官の発言について反応していない。 |
2022.12.14 15:49 |
日経新聞 |
Finacial Times: 空戦激化、払底するウクライナ軍の迎撃弾備蓄 |
<2301-121409>
ロシア軍は2ヵ月前からウクライナの電力網を攻撃し続けているが、ウクライナ政府によると直近の5日の爆撃では、ロシアが撃ったミサイル70発のうち、10発しかウクライナの防空網を突破することができなかった。 ウクライナ側が主張する87%の迎撃率は、同国の防空システムの有効性が高まっていることの証しだが、それらのシステムは西側の最新機器と技術による改良で強化されているものの主に旧ソ連時代のものである。
しかしウクライナは憂慮すべきスピードで弾薬を消費していて、ロシアの精密誘導ミサイルの備蓄が急減する一方で、ウクライナのSAMも残り少なくなるという弾薬の消耗戦になっている。 |
2022.12.14 10:53 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ占領地はロシア領 「現実」受け入れよとロシア大統領府 |
<2301-121407>
ロシア大統領府のペスコフ報道官が13日、ウクライナ侵攻で占領した地域を同国政府がロシア領と認めない限り、紛争解決に向けた進展はないとの見解を示した。
ぺスコフ氏は記者団に対し、「現実はロシア連邦が新たな領土を獲得した」ということであり、その点に納得しない限り「いかなる進展もあり得ない」と述べた。 |
2022.12.14 08:30(18:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 13 |
<2301-121406>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月13日の戦況 =
12月13日にベラルーシ軍の特別検閲が急に行われたが、ベラルーシ軍がウクライナを攻撃する可能性は依然として低い。 ウクライナ当局も、12月13日の時点でベラルーシがウクライナに侵攻する可能性は低いと見ている。
イスラエルの高官は、イランは国連制裁の切っ掛けとなるのを避けるために、ロシアに提供する予定のミサイルの射程を制限していると述べた。
ウクライナの諜報機関は、1990年代にウクライナがロシアに移送したミサイルでウクライナを攻撃していると報告した。
米国当局は12月13日、国防総省がPatriotをウクライナに送る計画を最終決定したと述べた。
ロシア軍はスヴァトーブとクレミンナの近くで限定攻撃を行った。
ロシア軍はバクムット内でわずかに前進し、アウディーイウカとヴフレダールの近くで攻撃を続けた。
ロシア軍は、占領下のヘルソン州の後方陣地を強化し続けているため、ドニプロ川南の一部地域から撤退している可能性がある。
過去数日間ウクライナ軍がメリトポリ近くのロシア軍への砲撃が増える中、ウクライナ軍がザポリージャ州メリトポリの橋を崩落させた可能性がある。 |
2022.12.14 03:08 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、ウクライナへのパトリオットミサイル提供で最終調整=政府当局者 |
<2301-121403>
複数の米政府当局者の話で13日、米政府がウクライナにPatriotを提供する方向で最終調整していることが分かった。 当局者は匿名を条件に、オースティン国防長官の承認とバイデン大統領の署名を待っている段階で、早ければ15日にも発表される可能性があると述べた。 また、Patriotがウクライナに輸送される前にドイツでウクライナ軍の訓練が行われる可能性が高いとの見通しを示した。
ただ、現時点ではウクライナに提供されるPatriotの種類のほか、提供数などの詳細は明らかになっていない。
ロシアのメドベージェフ前大統領はこれまでにNATOに対しウクライナにPatriotを提供しないよう警告しており、米国が提供すればロシアは事態のエスカレーションと見なす可能性がある。 |
2022.12.14 01:11 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ベラルーシが大規模即応演習、南部の軍部隊を警戒態勢 |
<2301-121402>
ベラルーシが13日、南部での戦闘態勢の強化を含む臨時検閲の実施を発表した。 ロシアと経済的、軍事的に密接に連携しているベラルーシが、先週実施した「テロ対策の演習」を含む軍の一連の動きから、ウクライナではベラルーシが侵攻に参加するのはないかとの懸念が高まっている。
ベラルーシ国家安全保障会議のボリフォヴィチ書記は国防省が発表した声明で、全ての作戦司令部が実質的に臨時検閲に参加するが「ベラルーシの国境沿い、もしくは国内」でのいかなる戦争拡大にも最初に対応する部隊が当初参加すると表明し、その一環としてある特定の部隊に「南部国境の目標」を確保する任務が付与されたとし、この任務はロシアがウクライナで実施している「特別軍事作戦」の分析から派生したものと説明した。
ベラルーシ国防省はこれに先立ち、今回発表された演習の一環として、部隊は「指定された地域」に迅速に移動し、ベラルーシ西部と東部のネマン川とベレジナ川に橋を架けると発表していた。 |
2022.12.14 00:05 |
日経新聞 |
ウクライナ、ロシア制圧地域の5割超奪還 英国防省分析 |
<2301-121401>
英国防省が13日までに、ウクライナがロシアが侵攻後に制圧した地域の54%を奪還したとの分析を発表した。
英国防省は戦況分析で、ロシアは東部のドネツク州やルガンスク州、南部のザポロジエ州やヘルソン州への支配拡大を依然として目指していると推定したが、これらの地域を奪還できる打撃部隊を編成する可能性は極めて低いとして、目的を達成することは困難だと指摘した。 |
2022.12.13 20:00 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ロシア軍の弾薬、来年初頭に枯渇か…米軍高官「イランや北朝鮮からの調達狙っている」 |
<2301-121314>
米軍高官が12日に記者団に対し、ロシア軍の砲弾やロケット弾の在庫が減少し、2023年初頭にも枯渇する公算が大きいとの分析を明らかにした。 高官は、イランや北朝鮮などに接触し、信頼できる弾薬を得ようとしていると語った。
ウクライナ国防省情報総局の幹部が12日のNew York Times紙との対談で、露軍がウクライナへの攻撃に使用しているミサイルについて、ロシアが侵略開始後にCMを約360発製造したとの見方も示し、ミサイル攻撃が当面続く可能性に警戒感を示した。 |
2022.12.13 19:47 |
CNN (Yahoo) |
東部ドネツク州の前線、状況は「難しい」 親ロ派幹部 |
<2301-121313>
ロシア国営RIA Novosti通信がウクライナ東部ドネツク州の親露派で自称「ドネツク人民共和国」のトップであるプシーリン氏が同州前線の状況について「難しい」と述べたと報じた。 プシーリン氏によれば、ロシア軍は前進を続けているものの、望むような速さではないという。
プシーリン氏は、激しい戦いが続くバフムートとその周辺の状況についても言及し、ロシアの民間軍事会社Wagnelの傭兵がバフムートの北東16kmに位置する集落を掃討し、バフムートに大規模な攻勢をかけるのに必要な状況を整えているという。
ドネツク市は2014年以来、親露派が占拠しているものの、ウクライナ軍は依然として市から数㌔離れた位置にとどまっていて、ドネツク州の多くの地域を支配下に置いている。 |
2022.12.13 17:05 |
CNN (Yahoo) |
東部バフムート、激しい戦闘も「持ちこたえている」 ウクライナ軍 |
<2301-121310>
ウクライナ軍報道官はTelegramへの投稿で東部のバフムート市について、周囲で激しい戦闘が行われているものの、バフムートは持ちこたえていると述べた。
【Bakhmut の位置 (Google Map)】
ウクライナのゼレンスキー大統領は先ごろ、ウクライナ軍が東部のドンバス地方の前線で厳しい状況に置かれているとの認識を示していた。 |
2022.12.13 10:51 |
AP (Yahoo) |
露軍占領下メリトポリで爆発 ウクライナ軍の HIMARS 砲撃 |
<>2301-121308>
ウクライナ南部ザポリージャ州で12月10日、ロシア軍占領下にあるメリトポリで大きな爆発があった。 ロシアが任命した同州の知事はTelegramに、HIMARSが市外のレクリエーション施設に着弾し2人が死亡、10人が負傷したと投稿した。
【Melitopol の位置 (Google Map)】
これに対して、メリトポリのフョードロフ市長は地元住民からの情報として、攻撃されたのはロシア軍基地で、占領軍200名が死亡したとみられると話している。
メトロポリは、11月にヘルソン市を放棄したロシア軍が、へルソン州の「新州都」を設けたヘニチェスクから約90km北に位置しており、ウクライナとロシアの2つの市政府が、互いに正当性を主張し合っている。 |
2022.12.13 09:20 |
産経新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍、ルガンスク州要衝奪還へ前進 2集落を解放 |
<2301-121306>
ウクライナのメディアが、志願兵でつくる特別部隊Krakenが12日にSNSを通じ、ウクライナ軍が東部ルガンスク州の要衝スバトボの北方に位置する集落2ヵ所をロシア軍から奪還したと発表したと報じた。 ガイダイ州知事はこの日までに、州内の要衝クレミンナにもウクライナ軍が数㌔地点まで接近していると明らかにした。
【Svatove の位置 (Google Map)】
部隊が奪還を発表したのは、東部ハリコフ州内のルガンスク州との州境に近い集落2ヵ所で、ルガンスク州でこれまでに10ヵ所以上の集落を奪還したウクライナ軍はスバトボとクレミンナを奪還した上で、露軍が7月上旬に全域の制圧を宣言した同州の中心都市セベロドネツクやリシチャンスクの解放を目指している。
ただ、ガイダイ知事は「露軍がルガンスク州内を要塞化している」と指摘し、州での反攻は容易ではないとの認識も示した。
一方露軍は現在、全域の制圧を目指すドネツク州の要衝バフムト方面で攻勢を強化しており、ウクライナ軍参謀本部によると、この方面で連日激戦が続いている。 露軍はバフムトを制圧し、州の中心都市クラマトルスクの制圧を狙う構えである。 |
2022.12.13 09:00(19:00 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 12 |
<2301-121305>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月12日の戦況 =
ロシア軍は、ハリコフとルハンシク州の州境近くでウクライナの反撃に対する防御を強化し、ドネツク州での限定攻撃を支援するために、ウクライナ東部での態勢強化を続けている。
ロシアのウクライナでの戦争による経済的な負担が、プーチン大統領の世界での地位を弱体化させ続ける可能性が高い。
ロシア国防省は、ゲラシモフ参謀総長が交代したか、または間もなく交代するという噂を、彼が一時的に職務を停止しているものの、ショイグ国防相の補佐をまだしていると公式に否定した。
ウクライナのレズニコフ国防相が、路面凍結で機動戦が可能になったのち、ウクライナは2022年から2023年の冬に反撃を継続する予定であるとしたISWの見方を肯定した。
米国政府高官は、この冬に反撃作戦を実施するウクライナの能力と意図に関する評価を修正している可能性がある。
ロシア軍は、ウクライナ軍がルハンシク州の後方を攻撃したため、スヴァトーブとクレミンナの近くで限定攻撃を続けている。
ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃し、ドネツク市の南西で防御している。
ウクライナ軍は、ウクライナ南部の重要な地上通信線 (GLOC) に沿ったロシアの装備等と兵站拠点を引き続き攻撃目標にしている。
ロシア軍は黒海沿岸のクリミア半島北部水祭を強化している。
ロシア軍はクリミアのロシア軍を維持するのに十分なインフラを欠いている可能性がある。 |
2022.12.13 07:15 |
CNN (Yahoo) |
メリトポリのロシア軍、市内で「再配置」 退避中の市長が発言 |
<2301-121304>
ロシアの占領下にあるウクライナ南部メリトポリのフェドロフ市長が12日、ウクライナのTV局との対談で、市内のロシア軍が先週末のウクライナ軍による攻撃を受けて「再配置」を進め、パニック状態に陥っているとの見解を示した。 フェドロフ氏は証拠を示さずに「彼らは軍の部隊を他の場所に移して隠そうとしている」と述べた。
フェドロフ氏は市外に退避している。
【Melitopol の位置 (Google Map)】 |
2022.12.13 03:17 |
毎日新聞 (Yahoo) |
岸田首相、ウクライナに250万ドルの無償協力を表明 G7首脳会議 |
<2301-121302>
岸田首相が13日未明にオンライン形式で開催された主要7ヵ国 (G7) 首脳会議に出席し、ロシアによる侵攻が続くウクライナに対し、$2.5Mの無償資金協力を表明した。
国際機関を通じて発電機やソーラー・ランタンを提供する意向も示し、補正予算措置として、ウクライナや周辺国に対し$500Mの支援を決定したと説明した。 |
2022.12.12 13:45 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ベラルーシ、ウクライナ産穀物通過を容認 バルト海から輸出=国連 |
<2301-121204>
国連の報道官が、ベラルーシが9日にウクライナ産穀物をリトアニアの港から輸出するためベラルーシ領土を経由することを無条件で容認すると国連に伝えたことを明らかにした。
同報道官によると、ベラルーシのアンブラゼビッチ外務次官が9日にニューヨークでグテレス国連事務総長と面会し、ウクライナ産穀物の通過に前提条件はないと伝えた。 同時に、現在制裁の対象となっているベラルーシ産肥料の輸出再開を求める政府の立場も改めて説明したという。
ベラルーシは6月に自国の産品もバルト海沿岸の港から輸出が認められるなら、ウクライナ産穀物の通過に応じるとしていたが、ウクライナはこの提案を受け入れなかった。
ベラルーシは昨年から今年にかけて西側の厳しい制裁を受け、バルト海の港からの肥料輸出が滞っている。 |
2022.12.12 12:44 |
BBC News (Yahoo) |
ウクライナ軍、ロシアの雇い兵組織「ワグネル」の拠点攻撃か ルハンスク州知事が発表 |
<2301-121203>
ウクライナ東部ルハンスク州のハイダイ知事が11日、ウクライナ軍がロシアの雇い兵組織Wagnerの本部を攻撃したと発表した。 ハイダイ知事が11日、ルハンスク州カディフカ(註:別名Stakhanov)にあるロシアの雇い兵組織Wagnerの拠点となっているホテルが攻撃を受け、ロシア側が大きな損失を被ったと説明した。
【Kadiyevka (Stakhanov) の位置 (Google Map)】
医療の不足から、生存しているWagner部隊の少なくとも50%は死亡するとみているとした。
BBCはこのホテルにWagnerがいたかどうか独自に検証できていない。 |
2022.12.12 11:00(21:00 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 11 |
<2301-121201>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月11日の戦況 =
ロシア国防省が12月11日、ゲラシモフ参謀総長が解任されたという噂を否定し、辞任したとした。
ウクライナとロシアの情報筋は、悪天候の中でスヴァトーブ~クレミンナ線に沿ってライマンの近くで戦闘が続いていると報告した。
ロシアのミルブロガーは、ロシア軍がヘルソン正面からクピャンスク方向に200品目以上の装備を移動させたとし、衛星画像ではルハンシク州の露軍T-90 MBTが西に向かっているのが見られる。 ウクライナの当局は増強されたロシア軍部隊は今のところ脅威ではないないと述べた。
【Kupyansk の位置 (Google Map)】
ロシアとウクライナの情報筋がバクムット周辺での戦闘が続いていると報告していたとおり、ロシア軍がわずかなに占領地域を拡大した。
ウクライナ軍東部軍報道官が、ロシア軍が部隊運用を戦術大隊戦術グループ (BTG) からより小さな攻撃に適した突撃部隊に変更したと述べた。
ロシアとウクライナの情報筋が、ウクライナ軍がロシア軍の主要兵站路にあるスカドフスク、ホラプリスタン、オレシキー、ヘルソン州のノヴァカホフカを砲撃したとした。
【Skadovsk
Hola Prystan
Oleshky
Nova Kakhovka の位置 (Google Map)】
ロシアとウクライナの情報筋は、ウクライナ軍がザポリージャ州のメリトポリにあるロシア軍の基地を砲撃したと報告した。 ある情報筋はこの砲撃で最大200名のロシア兵が死亡したと主張した。
ウクライナのパルチザンが、クリミアのソビエトでロシア軍兵舎を焼いたのは自分たちと主張している。 |
2022.12.11 20:35(Yahoo) |
時事通信 |
ロシア兵舎火災、2人死亡 パルチザン関与主張、ドローン説否定 クリミア |
<2301-121104>
ウクライナ南部クリミア半島の町ソビエツキーで10日朝、ウクライナ侵攻のため動員兵が集められたロシア軍の兵舎が火災に見舞われ、親露派がSNSで伝えたところによると、2人が死亡したという情報がある。
【Sovietsky の位置 (Google Map)】
ウクライナの一部メディアは火災について「UAV攻撃が原因」と報じていたが、ウクライナ人と先住民族タタール人のパルチザンを名乗る団体Ateshが同日夜、声明を出し「計画に成功した」と、人為的に火を付けたと主張した。 |
2022.12.11 08:40(18:40 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 10 |
<2301-121102>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月10日の戦況 =
タイムズが、匿名の米国防筋が国防総省はもはやウクライナに、ロシアの軍事目標を攻撃することを控えることを主張していないと述べたと報じた。
ロシア軍は、前週よりも多くのイラン製UAVを使用して、ウクライナのインフラに対する攻撃を実施した。
ロシア軍が、ウクライナ軍砲兵をドネツク市が射程に入らない距離に遠ざけることができなかったため、ドネツク州の親露派指導者からの支持を失う可能性がある。
ロシア当局が占領地の行政体制を管理するためにチェチェンの官僚と軍を更に投入している。
ウクライナ軍はスヴァトーブへの反撃を継続し、ロシア軍とウクライナ軍はクレミンナの近くで交戦した。
ロシア軍は、バクムットとアウディーイウカ~ドネツク市地域に向かって前進し、ドネツク州西部で防御しようとしている。 |
2022.12.10 18:08 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア戦死者1万人の名前確認 動員兵4百人、BBC調査 |
<2301-121005>
英BBC放送ロシア語版が9日、ウクライナ侵攻で死亡したロシア兵10,002名の名前を確認したと報じた。うち約400名は9月の部分動員令による招集兵だったという。 ロシアの独立系メディアMedia Zonaなどと合同でロシア各地の墓地や記念碑を調査し裏付けた結果としており、確認できた死者数は、実際の死者の4~6割程度と推定している。
BBCによると、HIMARSなどによりロシアの指揮所への攻撃が可能になったことから戦死者には精鋭部隊や将校も含まれており、将官4名、大佐49名が死亡したとしている。 |
2022.12.10 08:45(18:45 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 9 |
<2301-121004>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月9日の戦況 =
ロシア軍はスヴァトーブの近くに防御線を確立した。 ロシア軍とウクライナ軍はクレミンナの近くで交戦した。
ロシア軍はバクムットとアウディーイウカの近くで攻撃を続けている。
ロシア軍は、ドニプロ川のヘルソン市西の島に陣地を構築した可能性がある。
ウクライナ南部のロシア軍装備等と兵站拠点に対するウクライナ軍の阻止作戦は、ロシア軍及びその兵站路に打撃を与えると共に、ロシアの士気をより広範に低下させた可能性がある。 |
2022.12.09 20:34 |
時事通信 (Yahoo) |
ロシア空軍基地から16機消える 爆撃機、ドローン攻撃受け退避か |
<2301-120920>
ロシアの独立系メディアが8日、5日のUAV攻撃で攻撃目標となったロシア本土の空軍基地2ヵ所から、少なくとも16機が姿を消したと報じた。
国外で紹介された衛星写真を基に攻撃の前後で比較すると、UAV攻撃でTu-22が損傷した写真がインターネット上に投稿されているリャザニ州のディアギレボ空軍基地では、爆撃機9機と別の軍用機の少なくとも計10機が衛星写真から見えなくなった。
一方、サラトフ州のエンゲリス空軍基地を捉えた衛星写真では、攻撃を受けた後にTu-95 6機が減っていた。 |
2022.12.09 15:44 |
共同通信 (Yahoo) |
ウクライナで徴兵逃れ横行 「富裕層にあっせん」 |
<2301-120914>
ロシアの侵攻を受け総動員令が出ているウクライナで、徴兵逃れが横行している。 富裕層向けに兵役免除の証明書入手をあっせんする「脱徴兵ビジネス」に関与する20代男性が9日までに実態を明かした。 男性は「武器を手にしたくない人に選択肢を提供している」と正当化するが、抜け穴拡大を恐れる当局は取り締まりに力を入れる。
男性はウクライナ中部の医大生で、仲介の依頼があれば68万~136万円程度で仲間の医師がいる徴兵事務所などで検査を受けてもらい、心臓病などを装った診断書を軍に提出し、兵役免除の証明書、通称「ホワイトチケット」を入手できるという。 |
2022.12.09 12:57 |
TBS News (Yahoo) |
ザポリージャ原発の敷地内にロ軍がロケット砲配置 「挑発の準備をしている」原発運営企業が指摘 |
<2301-120911>
ウクライナ国営原子力企業Energoatom社が8日、ロシア軍がザポリージャ原発の敷地内にMRL数両を持ち込み、第6原子炉の近くにある使用済み燃料保管庫の隣に配置したとして、ザポリージャ原発で挑発の準備をしていると指摘しました。
Energoatom社は、ロシア軍が燃料保管庫を盾にして、ドニプロ川の対岸の町を攻撃する可能性が高いと見ている。 |
2022.12.09 08:57 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、2.75億ドルのウクライナ軍事支援準備 対無人機用装備など |
<2301-120907>
関係筋の話やロイタが入手した文書で8日、米国は$275Mのウクライナ向け軍事支援を準備しており、新たにC-UAV用の防空装備などが含まれることが分かった。 このほか、HIMARS用ロケット弾や155mm砲弾、HUMVEE、発電機も含まれる見通しという。 これらの支援には、議会の承認なしに国内余剰兵器の移送を許可する緊急時大統領在庫引き出し権 (PDA) が使用される。
米国はロシアによる2月24日のウクライナ侵攻以降、ウクライナに$19.1B相当の軍事支援を行っている。 |
2022.12.09 08:40(18:40 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 8 |
<2301-120906>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月8日の戦況 =
ショルツ独首相がロシアの核エスカレーションのリスクは低いと述べた。
米統合参謀本部議長のミリー大将が、冬期間にウクライナで戦闘が激化する可能性があると述べた。
ウクライナ当局は、ロシア軍がザポリージャ原発 (ZNPP) をさらに軍事化したと述べた。
ウクライナ東部でのウクライナの反撃が続く中、ロシア軍はスヴァトーブ近くの陣地を強化しクレミンナの近くで反撃を行った。
ロシア軍は、バクムットとアウディーイウカ~ドネツク市地域を攻撃し続けた。 |
2022.12.08 20:52 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシア、クリミア住民を反逆容疑で拘束 「損害もたらす情報伝えた」 |
<2301-120820>
ロシアのInterFax通信が、同国の連邦保安局 (FSB) が8日、同局やロシア国防省の施設に関する情報をウクライナ側に伝えたとして、クリミア半島の住民2人を国家反逆容疑で拘束したと報じた。 2人はセバストポリの住民で、今年2月にロシア軍がウクライナに全面侵攻を始めた後に国家(ロシア)の防衛能力に損害をもたらす情報を伝え、報酬を受け取った疑いがかけられたという。
FSBはうち1人を「ウクライナのイデオロギーの支持者」で、2016年から情報機関であるウクライナ保安局 (SBU) と協力関係にあったとし、拘束されたもう1人の住民から通信アプリで情報を伝えられていたとした。 |
2022.12.08 19:51 |
時事通信 (Yahoo) |
ロシアが民間人441人殺害 ウクライナ侵攻初期 国連 |
<2301-120819>
国連人権高等弁務官事務所 (OHCHR) が7日、ロシアがウクライナへの侵攻を始めた2月24日から4月6日までの6週間に、首都周辺のキーウ州など3州で少なくとも441人のウクライナ民間人を殺害したとする報告書を公表した。 戦争犯罪の可能性がある即決処刑による殺害も確認されたが、ロシアが調査や訴追を開始した兆候はないという。
特に死者が多かったのはキーウ州ブチャで、73人の殺害が確認された。OHCHRは、3州での実際の死者数はさらに多いとみており、調査を続けている。
死者のうち100人を詳しく分析した結果、57人が即決処刑だった。 報告書は「捕虜の人道的待遇を定めたジュネーブ条約の重大な違反である戦争犯罪に相当する可能性があることを強く示している」と非難した。 |
2022.12.08 16:44 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア軍、ベラルーシで戦術軍事演習に参加 |
<2301-120815>
ロシアが8日、ロシア軍がベラルーシでの戦術的な軍事演習に参加していると発表した。 ロシア国防省は西部軍管区の部隊がベラルーシで集中的な戦闘訓練を行っているとの声明を発表した。
ロシアがベラルーシに対しウクライナ戦争への関与を強めるよう圧力をかけていると懸念されている。
ベラルーシのルカシェンコ大統領は参戦しないとしているが、過去に軍に対し、ロシア軍と共にウクライナ国境付近に展開するよう命じたことがある。 |
2022.12.08 15:27 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
プーチン氏「ロシアの核戦力は他の保有国より進んでいる」…「脅威は高まっている」 |
<2301-120814>
プーチン露大統領が7日、侵略するウクライナをめぐって核戦争の「脅威は高まっている」と述べた。 「核は防衛手段として考えているが、我々に向けて攻撃があれば対抗する」とも主張し、苦戦が続く中、ウクライナを支援する米欧を改めて牽制した。
ロシアの核戦力について他の核保有国よりも進んでいると語り、ロシアが優位にあると主張したうえで、我々は保有する全ての手段によって国益を守ると強調した。 |
2022.12.08 12:05 |
CNN (Yahoo) |
ドイツ、ウクライナに自走榴弾砲18台供与へ |
<2301-120813>
ドイツが更新したウクライナに搬送する兵器のリストで、RCH 155 155mm SPH 18両を供与する計画であることが明らかになった。 リストによれば、搬送は「準備・実行」の段階にある。 ドイツとオランダはすでにウクライナに対して、PzH2000 SPH 14両と数千発の弾薬を供与している。
製造したKrauss-Maffei Beckman社によれば、RCH155はPzH2000を改良したもので、自動化や乗員の安全性を向上させた。 ドイツ政府は9月にRCH155のウクライナへの供与について、合法的な道筋をつけていた。
ドイツはまた、追加でC-UAVセンサと妨害電波発生装置100基や運搬車両7両などを供与する。 |
2022.12.08 10:19 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ隣接州で防衛線強化 知事が現地視察 ロシア |
<2301-120812>
ウクライナと国境を接するロシア西部クルスク州と、ベルゴロド州の知事は7日までに、防衛線の建設状況を視察したと明らかにした。
英国防省は7日のウクライナ侵攻に関する定例会見で、ロシア側の防衛線強化は「愛国心の高揚」が狙いだが、ロシアの政治指導者の間には「ウクライナからの侵攻の脅威が現実味を帯びている」とみる向きもあるとの見解を示した。 |
2022.12.08 10:00 |
毎日新聞 (Yahoo) |
占領下のマリウポリは今 衛星画像で見えるロシア軍の活発な動き |
<2301-120811>
BBCが、ロシアが占拠している南東部の港湾都市マリウポリで、露軍の軍事施設とみられる大型の建物が新たに建設されていることが、Maxar社が撮影した衛星画像で明らかになったと報じた。 反転攻勢を強めるウクライナ軍に対し、露軍の劣勢ぶりが伝えられているが、ロシアは支配下にある地域では影響力を強めようとしている模様である。
Maxar社が11月末に撮影したマリウポリの衛星画像では、屋上にロシア語でАРМИЯ РОССИИ(ロシア軍)と書かれた大規模な施設が新たに造られた様子が確認された。
春の戦闘で破壊された劇場では周りに新たに囲いが設置された。 空爆で一部が破壊されていた集合住宅はその後、完全に解体されたことが確認された。
BBCによると、露軍が修理不可能な住宅を解体し、新たな建物を造ろうとしている可能性があるという。 |
2022.12.08 09:44 |
CBS News |
Intense fighting underway in eastern Ukraine as both sides suffer heavy losses |
<2301-120810>
ウクライナ軍参謀本部が12月7日、ロシア軍がウクライナ東部で攻勢を強めているため、ウクライナの都市や集落の20ヵ所程度が激戦地になっていることを明らかにした。
このためロシア軍は毎日100名程度が損耗しており、ウクライナ軍にも損害が出ているという。
こうした中、ゼレンスキー大統領が前線を訪問し兵士を激励した。 |
2022.12.08 09:00(19:00 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 7 |
<2301-120809>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月7日の戦況 =
プーチン露大統領は、ウクライナでの征服戦争が長期にわたるのに備えている。
ストルテンベルグNATO事務総長はISWの以前からの主張どおり、2022年から2023年の冬の作戦停止がロシアに有利であるとコメントした。
ロシア軍が3週間ぶりにShahed-136 UAVを使用した。
ベラルーシにウクライナでの戦争に参加するよう圧力をかけるロシアがベラルーシ軍と摩擦を引き起こしている可能性がある。
ロシア軍は、ハリコフ東部とルハンシク州西部で攻撃速度を上げている可能性が高い。
ロシア軍は、バクムットとアウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を続けた。
ロシア軍は、ヘルソン州東部で防御しながら部隊の配備変更を続けている。
独立系のロシアのメディアは、ロシア当局の否定声明にもかかわらず、動員が継続されていると報じている。
ロシア占領当局は、ドネツク州のマリウポリをロシア軍の後方軍事および兵站基地に変えている可能性が高い。 |
2022.12.08 07:08 |
時事通信 (Yahoo) |
ソ連製ドローン転用か ウクライナ軍、ロシア防空網突破 |
<2301-120805>
ウクライナ軍によるとみられるロシア本土の空軍基地へのUAV攻撃では、防空網を突破し内陸の奥深くまで500km以上も進入しており、ウクライナ軍が保有する航続距離150kmのトルコ製Bayraktar TB2では不可能なため、ソ連時代に開発された無人偵察機の改良型が使用されたという見方が出ている。 ロシア国防省は発生当日の5日、ウクライナ軍の攻撃とすぐさま「ソ連製のUAVで攻撃された」と発表した。
ロシアの政権系メディアによれば、Tu-141無人偵察機が転用されたとみられている。 ウクライナのメディアによると、Tu-141はソ連時代にウクライナ北東部ハリコフの工場で生産され、1979年から使用されており、もともと航続距離400kmだったが、2014年のロシアによる軍事介入後、改良されて航続距離が1,000kmまで延び再投入されたとされる。
ウクライナの国営防衛企業Ukroboronprom社は10月に、航続距離1,000kmのUCAVの開発が最終段階にあると明らかにした上で「年末までにウクライナ人も敵ロシアも驚かせる」と宣言していた。 |
【註】
Tu-141 無人偵察機
・全 長: 14.33m
・翼 端 長: 3.88m
・全備重量: 6,215kg
・巡航速度: 1,000km/h
・航続距離: 1,000km
・実用上昇限度:6,000m
|
2022.12.08 07:01 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ南部、東部でロシアの攻撃続き死傷者 イラン製ドローン14機撃墜 |
<2301-120807>
ウクライナ南部のヘルソン州とザポリージャ州、東部ドネツク州などで6日から7日にかけてロシア軍の攻撃が続き、民間人の死傷者が報告された。
ウクライナ軍はこの間に、イラン製Shahed-136 UAV 14機を撃墜したと発表した。 さらにロシア製Orlan-10 UAV 1機と、未確認の2機も撃ち落としたという。
CNNは真偽を独自に確認できていない。 |
2022.12.08 03:28 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、ウクライナの主権を尊重 兵器の使用巡る決定含め=高官 |
<2301-120803>
ロシア国防省が5日、モスクワ南東リャザニ州と南部サラトフ州の空軍基地2ヵ所がウクライナのUAVで攻撃され、6日にも3ヵ所目のロシア飛行場がUAV攻撃を受けたと発表したが、ウクライナはこれらの攻撃への直接の関与を認めていない。
米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官は7日、ロシアとウクライナの戦争の拡大を懸念しているとしつつも、米国がウクライナに供与した兵器をどのように使用するかを巡る決定を含め、米国はウクライナの主権を尊重すると言明した。 |
2022.12.08 02:47 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ベラルーシ、「テロ対策演習」で軍移動へ ウクライナ警戒 |
<2301-120802>
ベラルーシ領内からウクライナに向けて新たな攻撃を仕掛ける可能性があるの懸念が高まっている。
ベラルーシ国営Belta通信が7日、同日から8日にかけてテロ対策演習を目的に同国軍の部隊および装備を移動させると報じた。 どの地域が影響を受けるのか、どのような形で演習が行われるのかは明らかにしなかった。
期間中は特定の公道や地域を通る市民の移動などが制限されるほか、訓練目的の模造兵器の使用も計画されているという。 |
2022.12.07 21:22 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシア国防省が不用意な発表か ウクライナの攻勢裏付けたと米で指摘 |
<2301-120717>
戦争研究所 (ISW) が6日、ウクライナ軍が北東部ハルキウ州で僅かにに前進したようだとする分析を公表した。 ウクライナ軍は9月に同州の大半を奪還したが、ロシアの支配下にある州東部でも反転攻勢を広げている可能性があるという。
ウクライナ軍参謀本部は5日、ハルキウ州東部の三つの集落周辺で、ウクライナ軍の陣地がロシア軍から砲撃を受けたと発表した。 ロシア国防省も同日、州東部の別の集落にあるウクライナ軍の司令部を攻撃したと発表した。
ISWはロシア国防省の発表について、ウクライナ軍がこの集落をすでに制圧したことを不用意にも示してしまっていて、ウクライナ軍の発表も踏まえ、同軍が州東部で支配地を広げている可能性があると結論づけている。 |
2022.12.07 20:33 |
時事通信 (Yahoo) |
ロシア内陸部に相次ぐ攻撃 ウクライナ、能力誇示 |
<2301-120716>
ウクライナに隣接するロシア中部クルスク州の飛行場で6日に、燃料タンクがUAVによる攻撃で炎上した。 5日にはロシア中部サラトフ州の重爆撃機が30機以上駐留する戦略的に重要な拠点エンゲリス空軍基地がUAV攻撃され、ウクライナ各地へのミサイル攻撃に使用されるTu-95 2機が損傷した。 この基地はウクライナから600km以上離れている。 またモスクワに近いリャザニ州のディアギレボ空軍基地でも5日に燃料輸送車が爆発して3人が死亡した。
ロシア内外では、内陸部の空軍基地が相次いでウクライナのUAV攻撃を受けたことで衝撃が広がっている。 |
2022.12.07 10:30(20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 6 |
<2301-120707>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月6日の戦況 =
ウクライナ軍は最近ハリコフ州北東部で戦果を上げた可能性が高く、ロシア軍は限定的な攻撃でウクライナの反撃から防御している。
ロシア軍はバフムートとアウディーイウカの近くで攻撃を続けた。
ロシアの情報筋は、ロシア軍がバフムートの近くでわずかに前進したと主張しているが、ロシア軍は都市を包囲できていない。
ロシア当局は、橋桁が修理されたケルチ海峡橋について安全性であると思わせるに情報操作を行っている可能性が非常に高い。
ロシア外務省報道官は5日、ロシアがザポリージャ原発からの撤退または管理権を別の関係者に移す準備をしているという噂を否定した。 |
2022.12.07 07:31 |
CNN (Yahoo) |
「ロシアの高精度ミサイルの在庫はほぼ枯渇」 ウクライナ国防省高官 |
<2301-120706>
ウクライナ国防省情報総局長のブダノフ氏がウクライナのTVで、ロシアが高精度のミサイルをほぼ使い果たし、これまでのところイランからBMを受け取っていないとの見方を示した。
「だが我々が現在目の当たりにしているように、ロシア軍は在庫が完全に尽きるまでミサイルを使うことを決めた。 これはロシアにとって愚かなことで、現地の軍はこの問題に気づいている」と指摘した。
ただブダノフ氏は「ロシア軍が現在使用しているミサイルの数に比べると極めて少ないが、新しいミサイルを製造している。 何種類かの高精度ミサイルのみが製造されている」と説明した。
CNNはロシア軍のミサイルの在庫について確かめることはできない。 |
2022.12.06 18:44 |
共同通信 (Yahoo) |
ウクライナ、攻撃関与認める 米紙報道、ミサイル拠点 |
<2301-120614>
ロシアの空軍基地2ヵ所で計3人が死亡した5日のUAV攻撃について、New York Times紙が同日、ウクライナ政府高官が自国の関与を認めたと報じた。 基地はウクライナのインフラに対するミサイル攻撃の出撃拠点になっていたとされる。 同紙はこれまでで最も明確なロシア領土への攻撃だとした。
無人機攻撃を受けたモスクワ南東リャザニ州のジャギレボ空軍基地と南部サラトフ州のエンゲリス空軍基地はTu-160やTu-95などロシアの主力長距離戦略爆撃機が配置され、いずれの基地もウクライナ国境から約500km離れている。 |
2022.12.06 18:24 |
日テレ News (Yahoo) |
ロシア国内の空軍基地にドローン攻撃か ウクライナ軍が関与を示唆 |
<2301-120613>
ウクライナ空軍は5日、SNSで「リャザン州。 何が起きた?」とのコメントとともに、損傷した軍用車両と戦闘機の写真を公開し、関与を示唆した。 また、ウクライナ側は「ロシアのクルスク州の空軍基地近くの燃料タンクが攻撃された」とする州知事のコメントをSNSで紹介し、黒煙と炎があがる6日早朝のものとみられる映像も公開した。 ウクライナ側による新たな攻撃の可能性もある。
【Kursk州の位置 (Google Map)】
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は5日、ロシア軍による70発のミサイル攻撃があり、4人が死亡したと明らかにした。 |
2022.12.06 17:48 |
CNN (Yahoo) |
ロシア空軍基地攻撃、ウクライナの新型ドローン開発に注目集まる |
<2301-120611>
ロシアの空軍基地2ヵ所に対する攻撃について、ロシア国防省はウクライナのUAVによって実施されたとし、ロシアの防空システムがUAVを撃墜したとも主張しているが、衛星画像や写真からは、リャザン州の基地にいるロシア軍機に一定の損害が出たことがうかがえる。
このことからウクライナによる長距離UCAV開発の取り組みに注目が集まっている。
ウクライナ国防省は一連の爆発について公式にコメントしておらず、ウクライナ政府は長距離UCAVが保有兵器に加わったことを認めていないが、国営兵器メーカUkroboronprom社はここ数週間、新型長距離UAVの完成が近いと複数回示唆していた。
Ukroboronprom社は10月にFacebookでUAVの構造の一部とみられる画像を公開し、航続距離1,000km、搭載重量75kgで、最終仕上げを行っているとの説明を添えていた。 1ヵカ月後の11月24日には別の投稿を行い、UAVの試験が次段階に入り、参謀総長のために電子戦の環境下での飛行試験の準備をしていると述べた。 さらに12月3日には、同社の広報がウクライナのTVに対して「様々な段階の試験が成功裏に完了した」と明らかにした。 |
2022.12.06 05:25 |
AFP BB |
ロシア飛行場2か所に「ウクライナの無人機攻撃」 3人死亡 |
<2301-120605>
ロシア国防省が、ロシア南西部の航空基地2ヵ所で5日にウクライナによるUAV攻撃があり、3人が死亡したと発表した。
攻撃を受けたのは、リャザニ州のジャギレボ航空基地とサラトフ州のエンゲリス航空基地で、国防省によると同日朝にウクライナの旧ソ連製UAVが飛来し迎撃されたが、残骸が飛行場に落下し爆発し、ロシア兵3人が死亡、4人が負傷し医療施設に搬送された他、航空機2機が軽度の損傷を受けた。
また国防省は同時に、同国軍がモスクワ時間の同日15:00(日本時間同9時)頃に「ウクライナ軍の指令システムおよび関連する防衛と通信、エネルギー、軍事施設に対する大規模な攻撃」を実施し「17の目標すべてに命中した」と発表した。 |
2022.12.06 05:00(15:005 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 5 |
<2301-120604>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月5日の戦況 =
ロシア軍がスヴァトーブ~クレミンナ線に沿ってウクライナの攻撃から守り続けた。
ロシア軍はバクムット周辺で徐々に戦果を上げ続けたが、まだ都市を包囲しておらず、アウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を実施した。
ロシア軍がドニプロ川西岸にある20以上の集落を砲撃し、ヘルソン市を攻撃し続けた。 |
2022.12.06 04:57 |
朝日新聞 (Yahoo) |
空軍基地の爆発は「ウクライナ軍のドローン攻撃」 ロシア国防省 |
<2301-120603>
InterFaxが、ロシア国防省が5日、ロシア国内2ヵ所の空軍基地で同日あった爆発について、ウクライナ軍のUAV攻撃だったと発表したと報じた。 攻撃されたのはモスクワ南東部のリャザン州とロシア南部サラトフ州にある空軍基地で、UAVはいずれも撃墜したが、その破片の落下や爆発で軍用機2機が損傷し、3人が死亡し、4人がけがをしたとしている。 同省はロシアの長距離爆撃機を狙ったとみている。
ロシアの独立系メディアは同日、サラトフ州の空軍基地がUAV攻撃され、Tu-95 2機が損傷したと報じた。 またリャザン州の空軍基地では、タンクローリーが爆発して3人が死亡したと報道されていた。 いずれもウクライナ国境から400km以上離れた場所で、事実だとすれば国内のかなりの距離まで侵入を許したことになる。 |
2022.12.06 04:57 |
時事通信 (Yahoo) |
ミサイル破片が落下 モルドバ |
<2301-120602>
モルドバ警察が政府系サイトを通じて5日、ウクライナ国境に近い北部で、ミサイルの破片を発見したことを公表した。 モルドバでは10月末にもウクライナが迎撃したロシアのミサイルの破片が北部の村に落下したことがある。
ウクライナ外務省報道官は声明を出し「ロシアのミサイル攻撃は、ウクライナだけでなく近隣国の安全保障にも大きな脅威を突き付けている」と訴えた。 |
2022.12.05 23:52 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ全土にロシアのミサイル、2人死亡 キーウ州4割停電 |
<2301-120515>
ウクライナ各地で5日にロシア軍による新たなミサイル攻撃があり、大規模な停電が発生している。 南東部ザポロジエ州では住宅にミサイルが撃ち込まれ、少なくとも2人が死亡、子どもを含む3人が負傷したという。 北部キーウ州のクレバ知事によると、攻撃によって同州の40%で電力がストップしている。 また南部オデーサ州では電力が失われたため断水しているほか、ミコライウ市周辺では火災発生の恐れから停電が実施されているという。
ウクライナ空軍によると、ロシア軍が5日に発射したミサイル70発超のうち60発超を撃ち落とした。 また政府当局者によると、キーウ市に向けて発射された10発のミサイルのうち9発が撃墜された。 |
2022.12.05 23:47 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア空軍2基地でウクライナのドローン攻撃、3人死亡=国防省 |
<2301-120514>
ロシア国防省が5日、国内の空軍基地2ヵ所でウクライナのUAV攻撃があり、軍事要員3人が死亡し4人が負傷したほか、航空機2機が軽い損傷を受けたと発表した。
ロシア国防省の発表に先立ち、ロシア通信 (RIA) は、モスクワの南東185kmに位置するリャザン州の空軍基地で燃料車両が爆発し、3人が死亡、6人が負傷したと報じていた。
【Ryazan州の空軍基地 (Google Map)】
また、サラトフ州知事は同州のエンゲルス空軍基地で「大きな衝撃音と閃光」があったとのSNS投稿を認めた上で、Telegramに「住宅エリアで緊急事態が発生したわけではない。 民間インフラに被害はなかった」と投稿し、「軍事施設での出来事に関する情報は法執行機関によって確認されている」とした。
エンゲルス基地はモスクワの南東730kmに位置し、ロシアの空輸核戦力を収容する2つの戦略爆撃機基地の1つである。
【Engels空軍基地 (Google Map)】
リャザン州およびサラトフ州はともにウクライナから数百マイル離れている。 |
2022.12.05 20:38 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシアの出撃、1日300回→数十回に 冬の天候影響?英国防省分析 |
<2301-120511>
英国防省が5日、ロシア軍の爆撃機などによる出撃回数が減少していると発表した。 同省によると、3月には1日に最高300回ほど出撃していたが、現在では数十回に減少している。
同省は、出撃回数が減っている理由は、ウクライナの防空システムの脅威、ロシアの航空機が飛行できる時間が限られるようになったこと、天候の悪化の3点を挙げ、「ロシアの地上攻撃戦術は視覚的な識別と無誘導弾に大きく依存しているため、天候の悪い冬の間はロシア空軍の地上攻撃は少ないだろう」とした。
ロシア軍は戦闘で60機以上の固定翼機を失っていて、すでに多数の爆撃機を失い、最新式の装備にも乏しいことから、今後も低調のままではないかとみている。 |
2022.12.05 13:40 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
マクロン仏大統領がロシアへの「安全保障」提案、ウクライナ反発 |
<2301-120505>
マクロン仏大統領が仏TV局TF1との対談で、、ロシアがウクライナ戦争終結に向けた協議に合意した場合、西側諸国はロシアの安全保障の必要性を考慮すべきとコメントしたことを巡って、ウクライナやバルト諸国などが一斉に批判した。
マクロン大統領は「ロシアが交渉のテーブルに戻る際、どのように保証を与えるか」を考える必要があるとも述べた。 |
2022.12.05 08:15(18:15 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 4 |
<2301-120504>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月4日の戦況 =
ウクライナ当局がウクライナ軍が冬期間に反撃を継続することを示唆した。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がクレミンナとスヴァトーブの方向に反撃を続けていると報告した。
ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ周辺で攻撃を継続している。 |
2022.12.04 21:17 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍、ドニプロ川東岸奪還へ近く攻勢か…州知事が住民に避難呼びかけ |
<2301-120411>
ウクライナ南部ヘルソン州の知事が3日、ドニプロ川東岸で戦闘が激化する恐れがあるとして、東岸住民に避難を呼びかけた。 州知事は、ウクライナ軍が奪還した西岸への避難を促しており、普段は住民に禁じているドニプロ川の渡河を、3~5日の日中は認めた。
ウクライナ軍南部方面軍報道官も4日に公共放送で「ドニプロ川東岸も解放しなければならない。 地元住民はウクライナ軍が近くにいることを知っている」と述べ、反攻を計画していることを示唆した。 ウクライナ軍の特殊部隊は3日、東岸でウクライナ国旗を掲げ、橋頭堡を確保したとの動画をSNSに投稿した。
ウクライナ軍が、東岸奪還に向けた反転攻勢に近く乗り出す可能性がある。 |
2022.12.04 15:50 |
Abema Times (Yahoo) |
ウクライナ軍特殊部隊、ロシアが実効支配するヘルソン州東部に“到達” 国旗を掲げる動画を公開 |
<2301-120406>
ウクライナ軍はロシア軍が実効支配するへルソン州の東部に到達し、国旗を掲揚したとする動画を公開した。
ウクライナ軍特殊部隊のCarlsonが3日、兵士らがへルソン州のドニプロ川をはさんだ東側に到達したとする動画をSNSに公開した。 場所はへルソン市の対岸だとしていて、国旗は前の晩に掲げたという。
戦争研究所 (ISW) は、「これが事実ならば、ウクライナ軍がへルソン州の東部で作戦を開始する糸口になる可能性がある」と指摘している。 |
2022.12.04 11:44 |
共同通信 (Yahoo) |
「大規模な兵力と火力を投入」ロシア軍が前進の可能性 東部ドネツク州・バフムトめぐり激しい攻防 |
<2301-120405>
英国防省が3日にTwitterで、激しい攻防が続くウクライナ東部ドネツク州の要衝バフムトでロシア軍が前進した可能性が高いことを明らかにした。 ロシア軍はドネツク州バフムト周辺の前線でおよそ15kmにわたって大規模な兵力と火力を投入し、南側に前進した可能性が非常に高いという。
一方で、ロシアにとって「得られる成果に釣り合わないほど高くついている」と分析し、「バフムトの占領は政治的な目的になった可能性がある」と指摘している。
バフムトについてウクライナのゼレンスキー大統領は、「最も激しく苦しい状況だ」として、前線で戦う兵士に感謝の意を示した。 |
2022.12.04 08:00(18:00 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 3 |
<2301-120404>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月3日の戦況 =
ウクライナ軍はドニプロ川のヘルソン市対岸に到達したと伝えられている。
ウクライナ東部の状況は冬が始ったことで、戦闘推移が速くなっている可能性がある。
ロシアとベラルーシの国防相がミンスクで会談し、二国間安全保障関係をさらに強化した可能性がある。
ウクライナ軍はクレミンナの北西に前進し続けている可能性が高い。
ロシア軍は、バフムート周辺、アウディーイウカ~ドネツク市地域、ドネツク西部とザポリージャ州東部で攻撃を続けている。
ロシア当局はロシアの協力者をオレシキーから避難させたと伝えられた。
【Oleshky の位置 (Google Map)】
プーチン大統領が10月31日に部分動員の正式な終了を発表したにもかかわらず、ロシア国家警備隊 (Rosgvardia) が動員が継続していることを確認した。 |
2022.12.04 03:24 |
日経新聞 |
ベラルーシ大統領、ロシア国防相に「条約義務果たす」 |
<2301-120403>
ベラルーシ国営Belta通信によると、ショイグ露国防相が3日にベラルーシの首都ミンスクを訪問し、ルカシェンコ大統領やフレニン国防相と会談した。 ルカシェンコ大統領は会談で「ベラルーシは公開された実際の条約に基づいてすべきことをする」と強調した。 発言の詳細は不明だが、両国は連合国家を形成し軍事同盟も結んでいる。
ウクライナや欧米諸国は、ベラルーシが侵攻作戦に加わる可能性があるとの警戒を強めている。
2日に行われたロシアのプーチン露大統領とルカシェンコ大統領が電話協議では、経済問題のほか、ウクライナへの軍事侵攻を巡る状況や合同部隊についても協議した。 |
2022.12.03 17:10 |
共同通信 (Yahoo) |
クリミア半島含む領土奪還支持 リトアニア外相 |
<2301-120313>
リトアニアのランズベルギス外相が1日に共同通信との面談に応じ、ウクライナはクリミア半島を含めロシアから領土を奪還するつもりだと指摘し、支持する考えを強調した。
また、制裁で凍結されたロシア資産をウクライナ支援に活用する案や将来的なウクライナのNATO加盟に賛同を示した。 |
2022.12.03 15:00 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナへのミサイル攻撃、1週間ほぼなしの「異変」 |
<2301-120312>
ウクライナ空軍報道官が2日、ロシア軍による首都キーウや州都などへのミサイルやUAV攻撃が過去1週間ほぼ途絶えている珍しい状態が続いていると報告した。
大きな被害が生じたミサイル攻撃などは、70発のALCMがウクライナ全土の標的を襲っていた11月23日以降、記録されていないとした。
報道官は地元TVの取材に、ロシア軍がイランから調達した攻撃型UAV Shahedを使い尽くしたことが一因の可能性があると述べた。 注文して受け取っていた分を既に使い切ったとし、「追加分として1700機程度を新たに発注した懸念が出ている」とも述べた。 |
2022.12.03 11:00(21:00 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 2 |
<2301-120307>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月2日の戦況 =
ラブロフ露外相は西側との交渉の基礎として、2月24日の侵略前に行ったのとまったく同じ要求を繰り返し、ペスコフ報道官はウクライナ領土のロシアへの併合を認めるようさらに要求した。
ウクライナ軍が防空に成功にもかかわらず、ロシア軍は依然としてウクライナのエネルギーインフラに脅威を与えている。
西側からの追加防空システムがロシアに対し、ウクライナのインフラに対するロシアの空爆に疑問を持たせようとしている。
ロシア当局は、ザポリージャ原発 (ZNPP) の非軍事化に条件を付けているが、ロシアはこれに従わない可能性が高く、脅威を排除または減少させることはない。
ウクライナ軍がクレミンナの南西と北西に局地的な突破口を開いた。
【Kreminna の位置 (Google Map)】
ロシア軍はバフムート地域で僅かに前進を続け、アウディーイウカ~-ドネツク市地域で攻撃した。
ロシア軍は、ウクライナ軍の砲撃により、ウクライナ南部の後方地域への部隊配置に苦労している可能性がある。 |
2022.12.03 06:25 |
日テレ News (Yahoo) |
ザポリージャ州のロシア軍一部撤退か ウクライナ軍が明らかに |
<2301-120305>
ウクライナ軍統合参謀本部が2日、南部ザポリージャ州でロシア軍の部隊の一部に撤退する動きがみられると明らかにした。 また、これらの地域の行政職員を避難させる準備を進めているとしている。
こうしたなかロシアの独立系メディアMedusaが2日、ロシアがザポリージャ原発をウクライナか国際原子力機関 (IAEA) に引き渡す可能性があると報じているた。
ザポリージャ原発をめぐってはウクライナの原子力企業Energoatom社もロシア軍が撤退準備を進めている兆候があるとしているが、これまでのところロシア側は原発からの撤退を否定している。 |
2022.12.03 04:55 |
共同通信 (Yahoo) |
ウクライナ南部の原発撤退検討か ロシア、原油輸送保証引き換えに |
<2301-120303>
ロシアの独立系メディアMedusaが2日にプーチン政権に近い複数の消息筋の話として、ウクライナが同国経由のロシア産原油と天然ガスの欧州向けパイプライン輸送を保証した場合、引き換えにロシアがウクライナ南部ザポロジエ原発から軍を撤退することを検討していると報じた。
ロシアは2月の侵攻開始後もウクライナ領内のパイプラインを通じ原油などを欧州に輸出しており、消息筋は原油とガスの輸出は「国家財政に重要だ」と説明したという。 |
2022.12.03 03:45 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ南部ドニエプル川東岸の「避難」拡大=親ロシア派当局 |
<2301-120302>
ウクライナ南部ヘルソン州の親露当局が2日、ドニエプル川東岸の市民の移住拡大の一環として、カホフカ地区からの移動困難者の避難を開始すると発表した。
【Kakhovka の位置 (Google Map)】
カホフカ当局によると、寝たきりの人や体の不自由な人は南東のゲニチェスク地区に移されるという。
【Henichesk の位置 (Google Map)】 |
2022.12.02 22:24 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ウクライナ側の戦死者、1万~1万3000人…露軍は南部の数か所の集落から撤退か |
<2301-120208>
ウクライナ軍報道官によると、ロシア軍が南部ザポリージャ州の集落数ヵ所から撤退を開始している模様という。 最近の州内での戦闘で、露軍の軍事施設や弾薬庫などを破壊したとしている。
またゼレンスキー大統領は1日のビデオ演説で、ロシアとの捕虜の交換でウクライナ軍兵士ら50人が解放されたと発表した。 これまでに1,300人以上が解放されたとしている。 |
2022.12.02 18:11 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ウクライナ大統領府、自軍の戦死者「1万~1万3千人」…EUの「10万人」に反論 |
<2301-120207>
ウクライナのポドリャク大統領府顧問が1日に地元TVとの会見で、ウクライナ軍の戦死者について10,000~13,000人と述べ、ウクライナ軍の死者が10万人と述べたEU欧州委員会のフォンデアライエン委員長に反論した。
フォンデアライエン委員長は11月30日にウクライナ兵10万人と民間人2万人が死亡したと述べたが、その後EUは公式発表から削除している。
ミリー米統合参謀本部議長も11月上旬に、露軍とウクライナ軍の死傷者数がそれぞれ10万人を超えたとの見方を示していた。 |
2022.12.02 11:15 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナへの「パトリオット」供与の判断は「時期尚早」 NATO事務総長 |
<2301-120203>
ストルテンベルグNATO事務総長が1日にベルリンで行われた同国のショルツ独首相との共同記者会見で、、ドイツからポーランドに提供されたPatriotをウクライナに移すというポーランドからの提案について、結論を出すのはまだ時期尚早だと述べた。
ストルテンベルグ事務総長は「ポーランドの領空を守るためにドイツが提供した3個FUのPatriotについての議論と、ウクライナへのさらなる防空支援の問題は分けて考えることが重要だと述べた。 |
2022.12.02 11:00(21:00 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, December 1 |
<2301-120202>
= 戦争研究所が HP に掲載した12月1日の戦況 =
ロシア軍は、スヴァトーブ~クレミンナ線に沿ったウクライナの反撃からの防御を続けている。
ロシア軍はバフムート周辺で逐次成果を上げ続け、アウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を行った。
【Bakhmut の位置 (Google Map)】
ザポリージャ州でのロシア軍の動きは、ウクライナ軍の砲撃の増加で重要地域を守れないことを示唆している可能性がある。
ロシア軍は、ザポリージャ州とドニプロ川の東岸での防衛を支援するためにクリミアに予備軍を保持している。 |
2022.12.01 18:26 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシア軍、バフムート周辺で戦力消耗か 米分析「攻略の利点超える」 |
<2301-120112>
ウクライナの戦況をめぐり戦争研究所 (ISW) が11月30日、ロシア軍がウクライナ東部ドネツク州バフムート周辺で戦力を消耗しているとする分析を公表した。 ロシア軍は5月下旬以降、一貫して同方面に戦力を注いできたが、得られた戦果は少ないという。
ISWは、ロシア軍がバフムート方面に注力することで、他の地域でウクライナ軍が反攻しやすくなる可能性があるとしている。 |
2022.12.01 18:00 |
CNN (Yahoo) |
米、ウクライナ軍訓練の大幅拡充を検討 月間2500人の案も |
<2301-120111>
多数の米政府当局者が12月1日までに、バイデン米政権がウクライナ軍を対象にした米軍による訓練計画の大幅な拡充を検討していることを明らかにした。
ドイツにある米軍基地での訓練では人数を月間最大2,500名まで飛躍的に増やす案も含まれている。 |
2022.12.01 13:39 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ向け高性能地対空ミサイル、レイセオンに発注=米政府 |
<2301-120109>
米国防総省が30日、ウクライナに供与するNASAMS 6個FU、$1.2B相当をRaytheon社に発注したと発表した。
米国はウクライナにNASAMS 8個FUを供与することになっており、11月に2個FUがウクライナ側に引き渡された。 残りも順調にいけば数ヵ月内に納入される見通しである。
バイデン政権が表明したウクライナ向け軍事支援は$19.3B以上に上る。 |
2022.12.01 10:00(20:00 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 30 |
<2301-120106>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月30日の戦況 =
ロシア軍はバフムート周辺で、作戦上重要でない集落を無駄に攻撃する以前の失敗を繰り返している。
ロシアの国営原子力企業Rosenergoatom社が、ザポリージャ原発の新しい取締役を任命した。
ロシアの世論調査では、ロシア国民がウクライナ戦争への厭戦意識が広がっていることを示している。
ロシア軍は、スヴァトーブ~クレミンナ線に沿ったウクライナの反撃から防御する努力を続けている。
ロシア軍はバフムート周辺で徐々に戦果を上げ、アウディーイウカ~ドネツク市地域で攻撃を続けている。
ウクライナ当局者は、ウクライナ軍がキンバーン岬で作戦を行っていることを認めた。
【Kinburn 岬の位置 (Google Map)】 |
2022.12.01 09:26 |
時事通信 (Yahoo) |
「ウクライナ大飢饉」はジェノサイド 旧ソ連時代、独議会が認定 |
<2301-120105>
ドイツ連邦議会(下院)が11月30日、ソ連が90年前にウクライナで人為的に起こしたとされる大飢饉ホロドモールについてジェノサイドと認定する決議を賛成多数で可決した。
【関連記事:2212-112603 (ロイタ 2022.11.26)】
決議は、ホロドモールでウクライナ人数百万人が犠牲となったとし、「不作の結果でなく、スターリン以下のソ連指導部に責任がある」と認めた上で、「飢餓による意図的な集団殺害」と糾弾した。 |
2022.11.30 14:40 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
NATO、ウクライナの電力復旧支援で合意…新たな防空システムも供与 |
<2212-113015>
NATOの外相理事会が30日までの日程で29日にルーマニアの首都ブカレストで始まった。 ロシア軍からエネルギー施設へのミサイル攻撃を受けたウクライナに対し、電力施設の復旧を支援し、新たな防空システムを供与することで合意した。
会合に参加したブリンケン米国務長官は29日、ウクライナの電力網の回復と維持のため、変圧器などの支援に$53M以上を拠出すると表明した。 ドイツやノルウェーなども冬季対策で支援する方針を示している。
NATOは、ロシアから圧力を受ける非加盟国のジョージアやモルドバへの支援拡大策も協議した。
一方、ウクライナが申請したNATO加盟についてストルテンベルグ事務総長は、慎重な姿勢を崩さなかった。 |
2022.11.30 14:06 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ウクライナに5兆円超の追加支援、バイデン大統領が議会に年内の承認要請 |
<2212-113014>
バイデン米大統領が29日にホワイトハウスで上下両院の与野党指導部と会談し、ウクライナ支援や新型コロナウイルス対策にあてる追加予算を年内に承認するよう要請した。 年明け以降に共和党が下院で多数派となる前に早期承認を目指す。
Washington Post紙によると、バイデン政権は15日にウクライナ支援を柱とする$47.7Bの追加予算の承認を議会に求めた。 このうち、ウクライナへの武器供与や人道支援に$37.7Bをあてるとしている。 |
2022.11.30 13:48 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシアのインフラ攻撃は「成功しないだろう」と英外相 前線では雨と寒さが兵士を悩ます |
<2212-113013>
NATO外相会合が29日に初日の協議を終えて声明を発表し、ウクライナへの支援強化やロシアの砲撃によって大きな被害を受けたエネルギーインフラ修復の援助を表明した。
ストルテンベルクNATO事務総長は、ロシアが冬の寒さを「戦争の武器」として利用していると述べたが、クレバリー英外相はNATOがウクライナを支え続けるため、ロシアのインフラ攻撃は「成功しないだろう」との見通しを示した。 |
2022.11.30 09:59 |
産経新聞 (Yahoo) |
ウクライナ東部要衝バフムトに露軍接近か 「現在の最激戦地」 |
<2212-113011>
ウクライナ部隊の将校が11月29日、東部ドネツク州の要衝都市バフムト方面が現在の最激戦地と指摘する一方、ドネツク州の親露派武装勢力トップは28日にバフムトの包囲が近いと主張した。
戦争研究所は、露軍の一定の前進がみられるものの、露軍が同市の包囲に成功する保証はないと分析している。 |
2022.11.30 09:41 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍、ドニプロ川西岸の全集落に砲撃 |
<2212-113010>
ウクライナ当局者が29日、ウクライナ南部ヘルソン州でロシア軍がドニプロ川西岸の全ての集落に対して砲撃を行っていると明らかにした。 砲撃の対象となっている集落には最近になってウクライナ軍によって解放された場所も含まれている。
ヘルソン州議会の議員は記者会見で、ロシア軍がヘルソン市とドニプロ川沿いの全ての集落に対して砲撃を継続していると述べた。 同議員によれば、死傷者は出ていないものの、主要なインフラに対する攻撃は続いている。 |
2022.11.30 08:30(18:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 29 |
<2212-113009>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月29日の戦況 =
ロシア軍が11月29日にバクムット周辺で若干の成果を上げたが、ロシアの情報筋が主張する速度でロシア軍が前進した可能性は低い。
英国国防省がISWの過去の見解どおり、ロシア軍が過去3ヵ月間に大隊戦術群 (BTG) の展開を停止した可能性が高いと報告した。
ウクライナ軍がスヴァトーブとクレミンナ周辺で反撃したたため、ロシア軍はスヴァトーブ周辺で防御を続けている。
ロシア軍は失地回復のために、クレミンナの西で限定攻撃を続けた。
ロシア軍はシヴェルスクとアウディーイウカの近く、及びドネツク州西部で攻撃を行った。
ウクライナ軍がウクライナ南部のロシア軍集結地を攻撃しているため、ロシア軍はヘルソン州東部の防御陣地を強化し続けている。 |
2022.11.30 06:07 |
CNN (Yahoo) |
米、ウクライナに防空システム「パトリオット」提供を検討 国防省高官 |
<2212-113008>
米国防総省高官が29日に記者団に、ウクライナ軍の防空能力を支援するためPatriotの提供を検討していることを明らかにした。
この高官は、ウクライナの防空は米国の「最優先事項」だと同高官は付け加えたうえで更に、「ウクライナがロシアの攻撃に耐えられるよう、あらゆる可能な支援策を検討しており、米国ができること、同盟国やパートナー国ができることを精査し、有用な策の組み合わせを検討している」と述べた。 |
2022.11.30 03:49 |
South China Morning Post |
Russia firing unarmed missiles to deplete Ukraine air defence, US military official says |
<2212-113002>
英国軍事情報筋が26日にロシア軍が核弾頭を外した核CMをウクライナ戦争で使用していると発表したのに対し、匿名を前提にした米軍当局者が11月28日、ロシア軍は核CMの核弾頭を下ろしてバラストに代えてウクライナに打ち込み、ウクライナの防空システムを射耗させるのに使用していると述べた。 |
2022.11.29 19:02 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
NATO、ウクライナ支援縮小せず=事務総長 |
<2212-112913>
ストルテンベルグNATO事務総長が29日にルーマニアのブカレストで演説し、NATOがウクライナ向け支援を縮小することはないと表明し、電力などが不足するウクライナへの越冬支援を増やすよう呼びかけた。
29日開幕のNATO外相会議では、防空システム、弾薬など軍事支援の強化のほか、燃料、医薬品、冬の装備など非軍事支援についても協議する。 |
2022.11.29 11:04 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ロシア軍のミサイル攻撃、97%が民間施設対象…1万6000発のうち軍施設は500発だけ |
<2212-112909>
ウクライナのレズニコフ国防相が28日に自身のTwitterで、ロシア軍によるミサイル攻撃の97%は民間施設を目標としたものだったと非難し、「我々はテロ国家と戦っている」と強調した。
レズニコフ国防相によると、露軍によるミサイル攻撃は2月の侵略開始以降の9ヵ月で16,000発以上に上り、このうち軍施設を狙ったのは500発だけで、12,000発超は郊外や村落に落ちた。 1,900発は住宅、250発は橋などの輸送基盤、220発はエネルギー施設を狙ったものだった。 |
2022.11.29 08:30(18:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 28 |
<2212-112907>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月28日の戦況 =
ロシアが11月27日と28日にバクムット周辺のいくつかの集落を占領したとの主張は、ロシアによるバクムットの差し迫った包囲の前兆ではない。
11月にロシア軍をベラルーシへ配置は、ロシア軍の訓練と情報戦を実施するためである可能性がある。
ロシア軍は来週、ウクライナ全土で新たなミサイル攻撃を実施する可能性が高いが、これは攻撃頻度を増大すのではなく維持する程度の可能性が高い。
ロシアの情報筋か゜、ウクライナ軍がクレミンナの西で反撃を続けたと報告したため、ロシア軍はスヴァトーブ周辺のウクライナの反撃に備えている。
ロシア軍はバクムットの南で徐々に成果を上げている。
ロシア軍はヘルソン州東部で引き続き陣地を強化し、安全を確立しようとしている。
ウクライナ軍は、ロシア軍とウクライナ南部の重要な兵站線に沿って攻撃をしている。 |
2022.11.29 07:09 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア軍、南部ヘルソン州を過去1週間で258回砲撃=ゼレンスキー氏 |
<2212-112906>
ウクライナのゼレンスキー大統領が28日、ロシア軍がウクライナ南部ヘルソン州の30ヵ所の集落を過去1週間で258回砲撃したと発表した。 また、ヘルソンの北西にあるミコライウ市への給水施設をロシア軍が破壊したと明らかにした。
ロシア軍はヘルソン州のドニエプル川西岸から撤退したが、対岸の新たな地点からヘルソン市などに対する砲撃を続けている。 |
2022.11.29 06:57 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍のザポリージャ原発からの撤退、親ロシア派が否定 |
<2212-112904>
ウクライナの親露派勢力が、ロシア政府がウクライナ中南部のザポリージャ原発からの撤退を計画しているとの見方について「積極的に偽情報を拡散させている」と否定した。 親露派当局はSNSへの投稿で、「この情報は現実に即していない」とし、ザポリージャ原発は依然としてロシア軍の支配下にあると述べた。
ウクライナ国営原子力企業Energoatom社のコティン総裁は27日に、ザポリージャ原発を占拠しているロシア軍が撤退する可能性があるという情報を受け取ったと明らかにしていたが、国際原子力機関 (IAEA) はコティン総裁の主張を裏付ける情報を発表していない。 |
2022.11.28 18:35 |
共同通信 (Yahoo) |
ウクライナの渡河想定、ロシア軍 米分析、ドニエプル川東岸に塹壕 |
<2212-112810>
戦争研究所が27日、ウクライナ南部ヘルソン州のドニエプル川東岸を拠点とするロシア軍が、ウクライナ軍の渡河を想定して地上戦に備えている可能性が高いと指摘した。
衛星写真などから、ロシア側は河口のキンブルン半島へのウクライナ軍の上陸は防げないと判断していると分析し、半島と陸続きの内陸部に塹壕を掘り防衛線を築こうとしているとした。
東部ドンバス地域とクリミア半島を結ぶ陸路を保持したいロシアにとって、ドニエプル川東岸部の死守は至上命令とされ、ウクライナ軍が東岸への渡河に成功すれば、全体の戦局に影響しそうである。 |
2022.11.28 17:35 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米国防総省、ウクライナに射程150キロの爆弾システム供給案検討 |
<2212-112809>
米国防総省は、豊富にあるロケットに取り付けられた安価な小型精密爆弾をウクライナに供給するというBoeing社提案を検討している。
複数の業界筋によると、Boeing社が提案しているのは地上発射型小直径爆弾GLSDBと呼ばれるシステムで、早ければ2023年春に供給される可能性がある。
米国は射程297kmのATACMSの提供は拒否しているが、射程150kmのGLSDBならウクライナはこれまで届かなかった重要な軍事目標を攻撃でき、ロシアの後方地域をかく乱することができるようになると見ている。
GLSDBはスウェーデンのSaab社とBoeing社が2019年から共同開発生産している。 これはGBU-39 SDBとM26ロケットモーターを組み合わせたもので、どちらも米国に豊富な在庫がある。 米国と同盟国の武器在庫が縮小し、需要増への対応に苦慮する中、この案ならウクライナ側はロシアとの戦線のはるか後方への攻撃が可能となる。 |
【註】
GLSDBはGPS誘導の有翼滑空爆弾GBU-39/B SDB-1にM26 MLRSのロケットモータを装着したもので、重量600-lb、全長391cm、胴径9.5inで、翼を開帳すると翼端長は63.3inになる。 射程は前方150km以上、後方70kmである。
【関連記事:2001-120012 (IDR 2019.12)】 |
2022.11.28 07:30(17:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 27 |
<2212-112806>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月27日の戦況 =
ウクライナの参謀本部は、スヴァトーブ~クレミンナ線のロシア軍がクピャンスク周辺で防御し、クレミンナの西で攻撃を行っていると報告した。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がスヴァトーブとクレミンナに対する反撃を続けたと報告した。
ロシア軍はアウディーイウカ周辺で攻撃を続けた。 ウクライナ軍参謀本部は、ウクライナ軍が11月27日にバクムット周辺での攻撃を撃退したとの報告がないことから、ロシア軍がその地域で前進した可能性があるとした。
ロシア軍は、ドニプロ市、クルィヴィーイ・リーフ、ザポリージャ市を打撃した。 |
2022.11.28 07:13 |
時事通信 (Yahoo) |
英国防省、ドネツク州でロシアに多大な損害 ウクライナ東部、攻防の焦点 |
<2212-112805>
英国防省が27日公表の最新のウクライナ情勢分析で、ロシアは東部ドネツク州中南部地域を今後の攻撃拠点として重視しているもようだが、状況を打破するだけの質を誇る部隊を集めることは困難だとの見方を示した。 同地域での攻防では、ロシア海軍歩兵部隊に多大な被害が出ているという。
英国防省は、ウクライナ軍、ロシア軍とも同地域に戦力を投入しているものの、双方の支配領域は過去2週間ほぼ変化していないとしたうえで、「ロシアが作戦上の局面打開に必要な質を備えた兵力を集結させることは恐らくできない」と分析した。
ウクライナ軍参謀本部は27日、ドネツク州などで前日の戦闘だけで600人のロシア兵が死亡したと推計した一方、ロシアが来月10日から追加動員を計画しており、準備を進めているとの情報を入手したと発表した。 |
2022.11.28 04:24 |
毎日新聞 (Yahoo) |
「ロシア軍がザポロジエ原発から撤退の可能性」ウクライナ原子力企業 |
<2212-112803>
ウクライナの国営原子力企業Energoatom社のコティン総裁が27日に国営TVで、ロシア軍が占拠を続ける南部ザポロジエ原発からロシア同軍関係者らが撤収する可能性があるとの見方を示した。
ロイタ通信によるとコティン総裁は「ここ数週間、ロシア軍関係者が退去の準備をしている兆候があるとの情報が入ってきている」と述べた。 「ロシアのメディアでは、原発を明け渡し、国際原子力機関 (IAEA) の管理に移すべきかもしれないとする報道がとても多い」とも語った。 |
2022.11.27 05:45(15:45 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 26 |
<2212-112703>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月26日の戦況 =
ウクライナでの作戦の進展は、戦域全体が凍結するため、今後数週間で上がる可能性がある。
ロシア当局は、ウクライナの子どもたちをロシアに強制連行し続けている。
ロシア当局は、Wagnerのプリゴジン氏の影響力の高まりに対抗しようと、ロシア軍を強化しようとしている可能性がある。
ロシア軍は、ウクライナのインフラに対する攻撃で核弾頭型のKh-55 CM(註:通常弾頭型はKh-555)から核弾頭を外して使用している可能性が高く、ロシア軍の高精度兵器の枯渇を浮き彫りにしている。
ロシア軍は、スヴァトーブ~クレミンナ線で行われているウクライナ軍の反撃に対する防御を継続している。
ロシア軍はバクムットとアウディーイウカの方向で攻撃を続けた。
ロシア軍はヘルソン州東部に防御陣地を構築し続けている。 |
2022.11.26 18:23 |
共同通信 (Yahoo) |
米兵器、ポーランドで修理 ベラルーシ参戦観測を否定 |
<2212-112616>
米New York Times紙が25日、ウクライナを支援する米欧州軍が、供与した兵器の修理拠点をポーランドに設置したと報じた。 戦闘で損傷するなどして、米欧が供与した350門の榴弾砲は1/3が不稼働という状況が続いており、修理拠点の整備が急務になっていた。
また、ウクライナ国防省情報総局は25日に、ベラルーシが対ウクライナ戦に近く参戦するとの観測について「情報は誤りで、現在ベラルーシには任務を遂行できる攻撃部隊が存在しない」と否定した。 |
2022.11.26 17:53 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア、子ども1万人を強制移住 人権団体「戦争犯罪」指摘 |
<2212-112615>
ウクライナ政府は26日までに、ロシアが侵攻後に制圧地から強制移住させたウクライナ人が子どもだけで11,461人に上り、329人が行方不明との統計を発表した。
ロシア側はウクライナの攻撃から身を守るための「避難」と正当化してプロパガンダにも利用しているるが、人権団体は「戦争犯罪」と非難している。 |
2022.11.26 11:31 |
朝鮮日報 (Yahoo) |
ウクライナ当局「自爆ドローンの使用法、ロシア軍に教えたイラン人教官を暗殺」 |
<2212-112609>
ウクライナ国家安全保障国防会議のダニーロフ書記が24日に英Guardian紙の取材に応じ、クリミアでロシア軍にイラン製自爆UAVの使用法を指導しているイラン人を攻撃して処断したと主張した。 正確に何人が攻撃対象になったかは明かさなかった。
ダニーロフ書記はさらに「このイラン人らはロシアが不法占領したわれわれの領土に来て、ロシアに協力し、わが国への破壊行為に参加した」とし、「これからも戦争に関与するイラン人は追加で標的になるだろう」と警告した。 |
2022.11.26 11:00(21:00 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 25 |
<2212-112607>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月25日の戦況 =
フォーブスの調査によると、ウクライナでの戦争がロシア連邦の年間予算に深刻な影響を及ぼしている。
あるウクライナ当局者が、ウクライナ軍がクリミアでイランの軍事顧問を殺害し、イラン軍を攻撃目標にすると警告したことを確認した。
ロシア軍指導部が、ロシアがウクライナでの戦争に勝つために500万人を動員する必要があると述べた文書を回覧しているもようである。
ロシア軍はスヴァトーブの北西で失地回復のため限定反撃を行った一方、ロシアの情報筋はウクライナ軍がクレミンナへの反撃を続けたとした。
ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ地域で攻撃を継続しているが、ロシアはバクムット地域での進展の欠如の責任をそらすための情報を操作している可能性がある。
ロシア軍は、ヘルソン州のドニプロ川の南と、クリミアとヘルソン州南部を結ぶ重要な補給路の周辺で防御を強化している。
ロシアの情報筋と当局者は動員の可能性を否定しながら、おそらく2回目の部分的な動員を試みようとしている。 |
【註】
11月25日のISWの定期レポート(11月24日版)はなかった。 |
2022.11.26 10:25 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ、ロシアのインフラ攻撃で数百万人が「極度の苦境に」 国連 |
<2212-112606>
国連人権高等弁務官事務所 (OHCHR) のトゥルク人権高等弁務官が25日の声明で、ウクライナの重要エネルギーインフラへのロシアの度重なるミサイル攻撃により、数百万人のウクライナ人が「極度の苦境と悲惨な生活状況に陥っている」との認識を示した。
トゥルク高等弁務官はさらに「全体として、この状況は国際法人道法上の重大な問題を提起する。 国際人道法では、個々の攻撃目標につき具体的かつ直接的な軍事的利益がなくてはならないと定めている」とも述べた。 |
2022.11.26 04:48 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
独議員、スターリン時代のウクライナ大飢饉「ジェノサイド」認定呼びかけ |
<2212-112603>
ソ連のスターリンが1930年代にウクライナで引き起こされた人為的な大飢饉「ホロドモール」について、ドイツの与野党議員がジェノサイドと認定する文書を用意していることがロイタが入手した草案で分かった。 ドイツのメディアは、この文書は来週に連邦議会下院で審議され、可決される見通しと報じている。
草案は、スターリン統治下のソ連が飢餓と抑圧を通じて、農民だけでなくウクライナの文化と言語をも支配、抑圧しようとしたと指摘し、現在の視点からすると、歴史的、政治的にジェノサイドの分類に当てはまるとし、独連邦議会はこうした見方に賛同するとしている。
スターリンは1932年11月、農業の集団化を進める中、穀倉地帯ウクライナの農村から作付けに必要な種子を含む全ての穀物のほか家畜などの徴収を行い、数百万人もの人々が餓死した。
ホロドモールについては、これまでにルーマニア、アイルランド、モルドバなどがジェノサイドと認定している。 |
2022.11.26 00:40 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
独、防衛システムのウクライナ派遣で同盟国と協議 |
<2212-112601>
ドイツ政府報道官が25日にベルリンで報道陣に対し、ポーランドからの要請を受けPatriotをウクライナに派遣することを同盟国と協議していることを明らかにした。 ストルテンベルグNATO事務総長がそのような動きに反対しない可能性を示唆したことが背景にある。
ポーランドのドゥダ大統領は25日にリトアニアでの記者会見で、軍事的な観点からはPatriotはポーランド領内も守れるようにウクライナに配備するのが最善だとの考えを示し、どこに配備するのかは「ドイツが決めることだ」と言及した。 |
2022.11.25 23:28 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナへのパトリオット配備はドイツ次第 NATO 総長 |
<2212-112508>
ポーランドがドイツに対し、Patriotをウクライナに送るよう要請したことについて、ストルテンベルグNATO事務総長は25日、ドイツが決定することだとの見解を示した。
ストルテンベルグ事務総長は、Patriotを配備してポーランドの防空を強化するというドイツの申し出を歓迎すると表明した一方で、ウクライナに特定の武器を送る計画は「国家による決定」だと強調した。
ランブレヒト独国防相は24日に、ポーランドからの提案については、NATOと協議する必要があると述べていた。 また独政府報道官は25日、ポーランドの提案にどう対処するか、現在同盟諸国と協議中だと説明した。 |
2022.11.25 01:23 |
AFP=時事 (Yahoo) |
迎撃ミサイルシステムをウクライナに ポーランド、独に要請 |
<2212-112501>
ポーランドのブワシュチャク国防相が23日にTwitterで、ドイツに対しポーランドに配備予定のPatriotについて、ウクライナの自衛を支援するためウクライナの西側国境に配備できるよう、ウクライナに送ることを要請したと投稿した。
先週、ウクライナ国境に近いポーランド東部の村にミサイルが着弾し2人が死亡したことを受けて、ドイツ政府は今週に入り、ポーランド上空の防衛支援を発表していた。
【関連記事:2212-112104 (ロイタ 2022.11.21)】 |
2022.11.24 20:50 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシア、「併合」のウクライナ4州で旅券8万冊発給 |
<2212-112420>
ロシア政府は24日、プーチン大統領が「併合」を発表したウクライナ4州の住民に対し、8万冊以上のロシアのパスポートが発給されたと明らかにした。 |
【註】
ロシアは侵攻開始直前に「パスポートを70万人に配布する」としていた。
【関連記事:2203-021405 (日経 2022.02.14)】
また6月には「ドネツク州とルハンシク州では2019~2022年に72万人がロシアのパスポートを受領している」としていた。
【関連記事:2208-071306 (Forbes 2022.07:13)】 |
2022.11.24 17:16 |
CNN (Yahoo) |
侵攻後に撃ち込まれたミサイルは4700発以上、ウクライナ |
<2212-112416>
ウクライナのゼレンスキー大統領が24日にフランス語圏諸国で構成する国際組織での演説で、ロシア軍が侵攻を開始以降今月20日時点で、ウクライナ国内に撃ち込んだミサイルは4,700発以上に達すると述べた。
一方、ウクライナ軍は23日にSNS上で、ロシア軍が23日にウクライナの重要インフラ施設へ70発もの大規模なミサイル攻撃を仕掛けたが、このうち51発を撃墜し、攻撃型UAV 5機も撃墜したと述べた |
2022.11.24 08:45(18:45 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 23 |
<2212-112414>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月23日の戦況 =
ロシア軍は、ウクライナの重要なインフラに対して、別の一連の大規模なミサイル攻撃を実施した。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がクレミンナとスヴァトーブの方向に反撃を続けたとした。
ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ周辺で攻撃を続けた。
ロシア軍はヘルソン州のドニプロ川の東岸で防御を続けた。
ロシア軍と占領当局は住民を強制移住させ、彼らの財産を没収し続けた。 |
2022.11.24 06:59 |
AP News |
Power outages in Ukrainian cities, Moldova after new strikes |
<2212-112411>
ロシアが11月23日にウクライナの送電網に更なるミサイル攻撃を行い、都市の電力を遮断すると共に、モルドバへの電力供給も停止させた。 |
2022.11.24 05:26 |
時事通信 (Yahoo) |
ウクライナに追加武器支援 米、560億円規模 |
<2212-112408>
米政府が23日、ウクライナへの$400M規模の追加武器支援を発表した。 HIMARSの追加弾薬や200台以上の発電機などを供与する。
2月のロシアのウクライナ侵攻開始以来、米国による武器支援の総額は$19B以上となった。 |
2022.11.24 04:46 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシア軍に「著しい」砲弾不足 米国防長官 |
<2212-112406>
オースティン米国防長官が23日、ロシア軍はウクライナ侵攻当初から兵站に苦戦してきたとし、ウクライナ軍により軍需品の保管施設が攻撃されたため、利用可能な弾薬の残量に若干の問題が生じ始めたと述べた。
ロシア軍は、地上部隊の進軍前に大量の砲弾を撃ち込むなど、砲撃に大きく依存した作戦を展開しているが、オースティン長官はそのような作戦を維持できるような弾薬が残っているかどうかはわからないと述べた。
また、ロシアの精密誘導弾の供給が9ヵ月間にわたる侵攻で著しく減少していると言明し、マイクロチップなどの輸出入制限のため、弾薬を早急に補填することができないとの見方を示した。 |
2022.11.24 02:37 |
Defense News |
US to send anti-drone machine guns, air defense ammunition to Ukraine |
<2212-112404>
米国防総省が11月23日、ウクライナに対し$400Mの追加支援を行うと発表した。
支援内容はHIMARS用ロケット弾、HARM、155mm誘導砲弾(註:excalibur)200発、UAV撃墜用IR照準サイト付き重機関銃150丁、120mm迫撃砲弾10,000発、Humvee 150両、軽戦闘車両100両以上、小火器弾2,000万発以上が含まれている。 |
2022.11.24 00:01 |
Breaking Defense |
UK increases Ukrainian military support, delivers first helicopter |
<2212-112401>
スナク英首相がキーウを訪問し£50M ($60M) にのぼるウクライナへの追加支援を発表した。
11月23日に発表された計画では、砲弾10,000発の追加支援のほか中古のSH-3 Sea Kingヘリ1機も初めて含まれている。
このため英海軍は10名のウクライナ軍要員と技術者に対し6週間にわたる訓練を実施してきたという。 |
2022.11.23 18:45 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシア、イラン製ドローンをほぼ使い切った可能性 英国防省が分析 |
<2212-112311>
英国防省が23日、ロシアは9月以降に数百機のイラン製UAVをウクライナに対する攻撃に使い、ウクライナ軍の拠点や電力網のほか、最近では医療施設も標的にしているとし、ミサイルの不足を補うためにUAVを使っていると英国防省は分析した。 その上で11月17日ごろから、自爆型のUAVによる攻撃が報告されておらず、保有していたUAVをほぼ使い切ったと見ている。
英国防省は一方、ロシアが追加供給を模索しているとも指摘し、自国でミサイルを製造するよりも早く外国からUAVを調達する可能性があるとしている。 |
2022.11.23 10:30(20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 22 |
<2212-112309>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月22日の戦況 =
ロシア政府は、ベルゴロド州での偽旗攻撃の準備をしている可能性がある。
【Belgorod州の位置 (Google Map)】
ロシア軍は高精度ミサイルの兵器を大幅に使い果たしたが、それでもウクライナのインフラを脅かす可能性がある。 また高精度兵器の備蓄補充に苦労している可能性がある。
ベラルーシの首相はイランを訪問し、経済協力と安全保障関係の可能性について話し合った。
ロシア軍の動きからロシア軍がザポリージャ東部とドネツク州西部の陣地を強化している可能性が高いことを示唆している。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がスヴァトーブ~クレミンナ線に沿って反撃作戦を続けたとした。
ロシア軍はバクムットとアウディーイウカ付近を攻撃し続けている。
クリミア占領当局は、半島のロシアの兵站線 (GLOC) に対するウクライナ軍の攻撃とキンバーン岬での戦闘に不安を高めている。
【Kinburn岬の位置 (Google Map)】 |
2022.11.23 07:41 |
産経新聞 (Yahoo) |
ゼレンスキー大統領「拠点1800ヵ所超を奪還」 残りは2千ヵ所 |
<2212-112307>
ウクライナのゼレンスキー大統領が22日にフランスの地方自治体首長らの会合でオンライン演説し、ウクライナの都市や集落など3,700ヵ所以上の拠点が露軍に一時的に占領されたものの、これまでに1,800ヵ所以上を奪還したと明らかにした。
一方で「解放しなければならない拠点がなお2,000ヵ所残っている」と指摘し、領土解放を続ける意思を表明し、国際社会に支援を求めた。 |
2022.11.23 03:26 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
クリミア半島で対空防衛システム作動、ドローン2機撃墜=知事 |
<2212-112304>
ロシアから派遣されているクリミア半島セバストポリのラズボザエフ知事が22日にSNSで、対空防衛システムが作動し、2機のUAVを撃墜したことを明らかにした。 |
2022.11.23 01:35 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ情勢のエスカレーションに備える必要=独首相 |
<2212-112303>
ショルツ独首相が22日、ウクライナ情勢がエスカレートする可能性に備える必要があるという認識を示した。 ショルツ首相は「戦争の進展状況や目に見えて拡大しているロシアの失敗を踏まえると、われわれは情勢のエスカレーションに備えなければならない」とし、インフラの破壊も含まれる可能性があると述べた。
さらに、今月初めの中国訪問で、ウクライナでの核兵器使用への反対姿勢を習国家主席と共同で明示したことには価値があったと述べた。 |
2022.11.22 09:45(19:45 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 21 |
<2212-112203>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月21日の戦況 =
2日間の砲撃でザポリージャ原発は広範な被害を受けた。
ロシア政府が情報統制を強化している。
ウクライナ諜報機関はロシア軍特殊部隊がベラルーシの重要なインフラへの偽旗攻撃を計画していると報告したが、ベラルーシ軍にウクライナでの戦争に参加するよう圧力をかけることに失敗する可能性が高く、ISWはベラルーシ軍が戦争に参加する可能性は低いと評価している。
あるウクライナ当局者が、ウクライナ軍がムィコラーイウ州のキンバーンスピットで作戦を行っていることを認めた。
ウクライナ軍は、気象条件が悪化するなか、ウクライナ東部で反撃を続けている。
ロシア軍はバクムットとアウディーイウカの近くで攻撃を続けた。
ウクライナ軍がウクライナ南部のロシア軍の集積所を攻撃し続けている間に、ロシア軍はドニプロ川の南でヘルソン州で防御準備を行い要陣地を強化し続けている。 |
2022.11.21 11:53 |
朝鮮日報 (Yahoo) |
ウクライナ国防次官「クリスマスまでにクリミア半島に進撃、来春には終戦」 |
<2212-112107>
英ロンドンを訪問しているウクライナ国防次官のハウリロウ退役少将が19日、英Sky Newsとの会見に応じ、ウクライナ軍がクリスマスまでにクリミア半島に進撃し、来春には戦争を終わらせることができると主張した。
ハウリロウ次官は「ロシア国内で予期せぬ大きな変動が起き、ウクライナに有利な環境が生じる可能性も排除できない」とし、「たとえそうした事件がなくても、ウクライナ軍が年末までにクリミアに到達することができるだろう」と述べた。 ただ、ロシアのウクライナ侵攻から1年目となる来年2月24日までに戦争が終わるかという質問には「現実的にそれよりは時間がかかるだろう」としながらも、「個人的には春が終わる前にこの戦争が終わりそうだと感じている」と答えた。 |
2022.11.21 10:30(20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 20 |
<2212-112106>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月20日の戦況 =
ウクライナ中央軍事情報局 (GUR) は11月20日、ベラルーシ軍にウクライナでの戦争に参加するよう圧力をかけるために、ロシア軍の特殊部隊がベラルーシの重要なインフラ施設への偽旗攻撃を計画していると報告した。 ウクライナ軍参謀本部は、ベラルーシ突入部隊を観察していないとしているが、ISWはベラルーシ軍がウクライナに侵攻する可能性は低いと引き続き見ている。
ロシアとウクライナの情報筋は、11月20日にスヴァトーブ~クレミンナ線に沿って進行中の戦闘を報告した。
ロシア国防省は、ルハンシク州のノボセリフスケ地域にウクライナ軍が集結していると主張した。 ロシア国防省は以前にも集落に対するウクライナの攻撃を撃退すると主張しており、この主張は、ウクライナ軍が集落に前進したことを示している可能性がある。
ロシア軍は、バクムット、アウディーイウカ、およびドネツク西部の方向で攻撃を続けている。
ウクライナ当局は、ロシア軍がドニプロ川の東岸から他正面に一部の部隊を移動させたが、依然としてヘルソン州南部で重要な部隊を維持していると報告した。
ウクライナとロシアの情報筋は、砲撃がザポリージャ原発 (ZNPP) のインフラに損害を与えたと報告した。 あるロシアのミルブロガーは、砲撃は工場の南にあるロシアが支配する地域から行われたと主張したが、ほとんどのロシアの情報筋はウクライナを非難している。 |
2022.11.21 09:49 |
共同通信 (Yahoo) |
東部ドネツク州で最激戦 ロシア軍、南部の兵力転用か |
<2212-112105>
ウクライナのゼレンスキー大統領が20日夜のビデオ演説で、東部ドンバス地域で激しい戦闘が続いたと語った。 ロシア軍は今月、南部ヘルソンから撤退後、一部兵力を東部に移動させたとみられている。 ゼレンスキー氏は「最激戦はドネツク州で起きている」とし「東部だけでロシアからの砲撃が1日に約400回あった」と主張した。
ルガンスク州ではウクライナ軍が徐々に前進しており、南部では防衛線を維持し、ロシア軍の戦力を計画的に破壊していると明らかにした。 |
2022.11.20 18:43 |
時事通信 (Yahoo) |
ザポロジエ原発に砲撃か ロシア侵攻で市民8300人超犠牲 ウクライナ |
<2212-112008>
国際原子力機関 (IAEA) のグロッシ事務局長が20日に声明を発表し、ウクライナ南部ザポロジエ原発で19~20日に砲撃によるとみられる十数回の爆発が起きたと明らかにした。
IAEAによると、爆発は原発敷地内とその周辺で発生した。 放射能漏れは起きておらず、原子炉の安全に影響はないものの、いくつかの建物や設備が損壊した。
グロッシ事務局長は「まったく受け入れられない」と述べ、「実行者が誰であれ、直ちにやめるべきだ」と強調した。 |
2022.11.20 15:33 |
共同通信 (Yahoo) |
ドニエプル渡河巡り攻防 ロシア軍、東岸半島の上陸阻止 |
<2212-112005>
ウクライナ南部ヘルソン州では、ウクライナ側が西岸地域を奪還したドニエプル川を挟んでロシア、ウクライナ両軍が対峙し、ロシア側が住民と部隊を移動させた東岸への進撃を図るウクライナ側が、東岸の最西端にあるキンブルン半島上陸を狙う一方、ロシア軍は阻止する構えである。 ドニエプル川河口に位置するキンブルン半島の先端は、対岸の港町オチャコフから数㌔しか離れていない。
ロシア軍撤退後の11日に西岸にウクライナ軍はヘルソン市に入ったが、ドニエプル川の橋は破壊され、東岸への進攻は容易ではない。 |
2022.11.20 10:30(20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 19 |
<2212-112004>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月19日の戦況 =
伝えられるところによると、ロシア軍は占領下のルハンシク、ドネツク、ザポリージャ州東部で、ヘルソン州からの部隊と動員兵で陣地を強化している。
米国の情報当局者が、ロシアとイランの当局者が11月初旬にイランのUAVをロシア国内で製造する契約を締結したと述べた。
ウクライナ軍は、スヴァトーブ~クレミンナ線で反撃を続けている。
ロシア軍はバクムット周辺で多大な損害を出しているにもかかわらず、バクムット、アウディーイウカ、およびドネツク市の西周辺で攻撃を続けている。
ロシア軍は、ケルチ海峡橋が一部使用不可能になってるなか、ウクライナ南部の兵站線周辺を強化している。
ロシアの囚人の数は、おそらくWagner Gp.の大規模な採用により、2022年1月以降6.5%減少した模様である。 |
2022.11.20 08:36 |
共同通信 (Yahoo) |
南部ヘルソン、拘束や不明多数 226人と米報告書 |
<2212-112002>
ロシアによる戦争犯罪の証拠を収集する米国務省の関連団体紛争監視団が18日、ロシアが併合を宣言したウクライナ南部ヘルソン州に関する報告書を発表し、226人が拘束されたり行方不明になったりしたと明らかにした。
報告書によると、226人はウクライナの政府関係者や治安当局者、市民社会の指導者らで、実際はこれよりはるかに多数に上ると分析している。 |
2022.11.19 23:41 |
朝日新聞 (Yahoo) |
スナク英首相がゼレンスキー大統領と初会談 83億円の防空支援表明 |
<2212-111911>
スナク英首相が19日、首相に就任後初めてウクライナの首都キーウを訪問しゼレンスキー大統領と会談した。
スナク首相は新たな防空支援を提供することを表明した。 英首相府の発表によると、125門の対空砲や数十基のレーダ、C-UAV装置など£50Mに上る。
11月初めに発表した1,000発以上の新型SAMの支援に続くものだという。 |
2022.11.19 18:30 |
CNN (Yahoo) |
ロシア、戦略戦術や作戦遂行の目的ほぼ全てで失敗 米軍首脳 |
<2212-111909>
米統合参謀本部議長のミリー陸軍大将が19日に、ウクライナ支援を協議する関係諸国との国際会合後にオースティン米国防長官と共に臨んだ記者会見で、ロシアはウクライナ戦争で全ての目標達成に失敗しているとの戦況判断を示した。
ミリー大将は、ロシアがウクライナ全土の制圧、その後のウクライナ東部ドンバス地方の支配固めを重視する戦略への転換、中南部ザポリージャ州や南部ヘルソン州の占領を狙う作戦など侵攻開始時での目標達成に失敗したと指摘した。 |
2022.11.19 14:45 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ向け兵器の残存量手薄に、製造能力にも問題 米 |
<2212-111908>
問題の詳細を直接知り得る立場にある3人の米政府当局者が19日までにCNNの取材に、ウクライナへ提供する米国の高性能兵器の一部で、残りが少なくなっていることを明かした。
米政府当局者の1人は、一部の兵器の備蓄量は9ヵ月間に及ぶウクライナへの支援により減少の一途にある現状から、引き渡すことができる在庫の余剰分にも限りがあるとした。
ウクライナの提供要請に応える上で残存量に懸念が生じている兵器には155mm榴弾やStingerが含まれる。
更にARM、GMLRSやJavelinの追加の生産能力への疑念も出ているという。 米国はこれら兵器などの生産能力の強化に動いている。 |
2022.11.19 10:30(20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 18 |
<2212-111907>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月18日の戦況 =
ロシア軍は、ウクライナ軍がスヴァトーブ~クレミンナ線に沿って反撃を続けるのに対抗して、ルハンシク州の後方地域を強化すると共に、失地を回復しようとしている。
ロシア軍は、バクムットとアウディーイウカの近く、およびドネツク州西部で限定攻撃を続けた。 |
2022.11.19 07:40 |
朝鮮日報 (Yahoo) |
英国防省「ロシア軍、最大60キロ後退して防衛線を構築」 |
<2212-111906>
英国防省が定例の情報ブリーフィングで18日、ドニプロ川西岸から撤収したロシア軍は、占領地全域で兵力の再整備、再編成、防御準備を続けていると明かした。 更に、部隊はクリミア半島の国境付近やドネツク州~ルハンスク州間のシベルスキー・ドネツ川付近に新たに塹壕線を構築したとし、これらの地域の一部は現在の戦線より最大で60km後方に位置しており、ウクライナ軍のさらなる主要突破に備えていることを示唆するとコメントした。
また「ロシアはヘルソンから撤収した兵力の一部を、ドネツク州のバフムト村付近で攻勢を強化拡大するため、再配置を試みる可能性がある」との見方を示した。 |
2022.11.18 10:30 |
Forbes (Yahoo) |
ロシア軍連隊、わずか12日間の戦闘で徴集兵2500人を失ったと報じられる |
<2212-111805>
ウクライナ軍の第92機械化旅団が、ドンバス地方のセベロドネツクから北西に48km離れたロシアが占領している町スバトボの近くで、ロシアの徴集兵で編成され前線に押し出された第362自動車化狙撃連隊を、前線投入と同時に殺害している。 第362自動車化狙撃連隊と姉妹連隊の第346連隊は、ウクライナの第92機械化旅団のセベロドネツクへの進軍を止めることはできないまでも、遅滞させるためスバトボ周辺の戦線を維持するよう命令されている。
【Svatove の位置 (Google Map)】
スバトボへの配属はロシアの徴集兵にとってまさに死刑宣告で、連隊はわずか12日間で兵力の半分にあたる2,500人を失ったと、ある徴集兵が傍受された通話で話した。 |
2022.11.18 09:45(19:45 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 17 |
<2212-111804>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月17日の戦況 =
ヘルソン州東部のロシア軍は、ウクライナ軍の阻止作戦に対して部分的に脆弱である可能性がある。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がスヴァトーブ~クレミンナ線に沿って反撃を続けているとした。
ロシア軍はバクムット、アウディーイウカ、ドネツク市の南西周辺で攻撃を続けている。
ウクライナ軍は11月17日に、ヘルソン州の東岸とザポリージャ州の後方にあるロシアの装備と部隊の集結地を引き続き攻撃目標にしている。 |
2022.11.18 08:15 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍、ドニプロ川東岸の防御陣地を強化か |
<2212-111803>
ウクライナ軍南方作戦司令部によると、ロシア軍はドニプロ川東岸に置く防御線の増強を続けるとともに、部隊の再編成を行っている。
ロシア軍はドニプロ川東岸へ撤退したが、カホフカ周辺のロシア軍陣地を目標にウクライナの砲撃は続いていているが、カホフカの町でロシア軍はインフラ施設に爆発物を仕掛け、携帯電話の中継塔を破壊していると同司令部は説明した。
ロシア軍の砲撃は中部ドニプロペトロフスク州のミリブカ、マルハネッツ、ニコポルなど川を挟んでさらに北の地域に対して続けられたという。
また、黒海ではロシアは展開する海軍のCM搭載艦を増やして現在は3隻で、うち1隻は水中におり、Kalibr 24発による一斉射撃が可能だという。 |
2022.11.18 06:49 |
ハンギョレ新聞 (Yahoo) |
ロシアと NATO の戦争? 緊迫の7時間半…恐怖に包まれた欧州 |
<2212-111802>
15日19:40にロシアのミサイルがポーランド領土に落下し2人が死亡したというAP通信の速報が流れ、欧州全体が驚愕した。 「本当にロシア軍が撃ったミサイルがポーランドを攻撃したのか」(BBC)など、主要海外メディアは全欧州と世界を破滅へと導く戦火の拡大という不吉なシナリオを頭の中から消そうと努め、速報に速報を重ねた。
北大西洋条約第5条は、「一国に対する攻撃は、加盟国すべてに対する攻撃」とみなして対応せよとはっきり示しているため、ロシアがポーランドに意図的な攻撃を加えたのなら、NATO加盟国は力を合わせて立ち向かわなければならない。 それは、この9ヵ月間のロシアとウクライナ戦争が、ロシアとNATO戦争へと拡大することを意味した。
最初の報道が流れてから7時間半後のバリ時間で16日09:53、中部欧州標準時で16日02:53にG20サミットに出席していたバイデン大統領が口を開き、「軌跡から見てロシアから発射されたものではないようだ」と述べた。 その後ストルテンベルグNATO事務総長が記者会見を開き、「ロシアの攻撃を防ごうとしたウクライナ防空システムのせいで発生したもの」とし「ロシアもNATOを攻撃する意図はないようだ」という「予備結論」を下した。
全世界を第3次世界大戦の恐怖に陥れたポーランドのミサイル事態が終わった瞬間だった。 |
2022.11.18 06:00 |
時事通信 (Yahoo) |
ロシア、オランダ裁判に反発 マレーシア機撃墜で終身刑 |
<2212-111801>
ロシア外務省が17日に声明で、オランダの裁判所が2014年に起きたマレーシア航空機撃墜事件でロシアの元情報機関員ら3人に終身刑を言い渡したことに対し、「公正な裁判の原則を無視した」と遺憾の意を表明し、審理と判決の根底には「オランダなどの合同捜査チームが唱えるロシア関与説を確定するという政治的要請があった」と反発した。 裁判は、ロシアが引き渡しに応じないため被告人不在で行われた。
これについてウクライナのレズニコフ国防相はTwitterで、判決を歓迎しつつもロシア側は悔い改め、罰を受ける用意がないと非難し、ロシアへの勝利によってのみ判決の履行が可能になると強調した。 |
2022.11.17 18:01 |
朝日新聞 (Yahoo) |
「侵攻後、最大の攻撃」と英分析 ウクライナに長距離ミサイル80発 |
<2212-111717>
英国防省が17日、ウクライナ全土で15日にあったロシア軍のミサイル攻撃について、最大で80発が長距離ミサイルによるもので、主に電力インフラを標的としたとする分析を公表した。 |
2022.11.17 10:30(20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 16 |
<2212-111712>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月16日の戦況 =
Wagner Gp.の資金提供者であるプリゴジンは、野心的な政治的目標を追求する可能性が高く、超国家主義社会の中心人物としての地位を確立し続けている。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がスヴァトーブとクレミンナの方向で反撃を続けているとした。
ロシア軍はバクムットとアウディーイウカの近く、およびドネツク州西部で攻撃を続けた。
ウクライナ軍は、ウクライナ南部のロシア軍と兵站線を攻撃し続けている。
ルハンシク州とドネツク州におけるロシア軍の士気と心理状態が非常に低いとの複数の報告がある。
ロシア当局は、占領地の代理役人をロシア当局に置き換え、住民を強制的に移住させ、占領地域をロシアと統合する努力を続けている。 |
2022.11.17 10:19 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ベラルーシ、ウクライナ国境近くで無人偵察機を撃墜 |
<2212-111710>
ベラルーシが16日、ウクライナから飛来したUAVを撃墜したと明らかにした。 南部ピンスクの国境警備隊は、国境まで100mの地点で、ベラルーシ領内に入ってきた4ロータUAVを発見し、銃で撃墜したとしている。
国営Belta通信は、南東部ゴメリも今月、UAVを撃墜したと報じている。 |
2022.11.17 08:35 |
毎日新聞 (Yahoo) |
米軍高官「ウクライナ、軍事的勝利は当面ない」 政治解決に期待 |
<2212-111709>
米統合参謀本部議長のミリー陸軍大将が16日の記者会見で、ロシアのウクライナ侵攻に関して「ロシアがウクライナ全土を征服するという戦略目標を実現できる可能性はゼロに近いが、ウクライナが軍事的に勝利することも当面ないだろう」と指摘した。
ミリー大将は「防衛に関して、ウクライナ軍は大成功を収めているが、攻撃に関しては、9月以降にハリコフ州とヘルソン州で成功したが、全体から見れば小さな地域で、ウクライナ全土の20%を占領するロシア軍を軍事的に追い出すことは非常に難しい」と指摘した。
その上で「ロシア軍は大きなダメージを受けており、政治的判断で撤退する可能性はある」と述べ、攻勢に出ているウクライナにとっては交渉の好機だとの考えを示した。 |
2022.11.17 06:22 |
時事通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍「迎撃態勢」認める ポーランド着弾当時 米報道 |
<2212-111706>
CNN TVが米当局者の話として16日、ポーランド東部にミサイルが着弾した問題を巡り、ウクライナ軍がその時間帯に現場周辺でSAMによりロシア軍が発射したミサイルの迎撃を試みていたと米国に認めていた。 ロシア軍が15日にウクライナ全土をミサイル攻撃していた。
現場で見つかった残骸とこのSAMが同じものかは不明だが、米国はNATOの情報を補完する重要な状況証拠の一つと見なしている。 |
【註】
ウクライナのSAMによる迎撃で機体に損傷を受け、予めセットされていた目標への飛翔ができなくなったロシアのミサイルが本来の目標から外れ、、ポーランドとの国境を越えてプシェボドフ集落を目標と誤認し突入した可能性も考えられる。 |
2022.11.17 03:10 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ポーランド爆発原因、ウクライナのミサイルでない=ゼレンスキー氏 |
<2212-111704>
InterFax通信が、ウクライナウクライナのゼレンスキー大統領が16日に、ポーランド東部で2人が死亡した爆発の原因はウクライナのミサイルではないと確信していると述べたと報じた。
ゼレンスキー大統領は「極めて信頼度の高い」ウクライナ軍からの報告に基づいて、爆発はロシアのミサイルによるものとの結論に至ったとし、「原因がウクライナのミサイルでなかったことに疑う余地はない」と述べた。
また、ウクライナは当然、爆発現場への立ち入り調査に参加する権利を有しているとの見解を示した。 |
2022.11.17 01:38 |
日テレ News (Yahoo) |
ポーランドにミサイル落下…ウクライナ軍の「S-300」? 専門家“制御不能で国境越え…” |
<2212-111703>
ポーランドに15日に落下したミサイルは、ウクライナ軍のS-300である可能性が高いことが明らかになった。 ポーランドに落下したミサイルについて、ロシア国防省はウクライナ軍のS-300だと主張している。
専門家によると、ウクライナ西部を狙ったロシア軍のミサイルの迎撃を試みたものの、トラブルで制御不能になり、国境を越えた可能性が高いという。 |
2022.11.17 00:16 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍の攻勢受けたロシア軍、ドニプロ川東岸で後退か…一部地域から住民退避 |
<2212-111702>
ウクライナ軍南部方面軍報道官が15日に地元TVに対し、同国南部ヘルソン州のドニプロ川東岸で防御を固めるロシア軍が河岸から15~20kmまで後退していると述べた。 西岸地域の奪還に成功したウクライナ軍は攻勢を強めており、東岸の一部地域からは住民が退避を始めている。
TASS通信などによると、ロシアが同州に設置した「政府」が15日、カホフカ水力発電所のダムに近い東岸の都市から行政職員も退避したと明らかにした。
また、ロシアが任命した同州の「暫定知事」は15日にロシア国営TVに対し、同発電所が発電を停止したと説明した。 同州の「政府」関係者はミサイル攻撃で「大規模な損傷」を受け、復旧に1年以上かかる可能性もあるとした。 |
2022.11.17 00:15 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ポーランドの爆発に「ロシアの痕跡」の証拠=ウクライナ国防幹部 |
<2212-111701>
ウクライナ国家安全保障国防会議のダニロフ書記が16日、ポーランド東部で発生した爆発についてポーランド政府とNATOはウクライナの迎撃ミサイルが原因としているが、ウクライナは「ロシアの痕跡」を示す証拠を持っていると述べた。
ダニロフ書記はどのような証拠に基づいたのか詳細は明らかにしていない。 |
2022.11.16 18:52 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ迎撃ミサイルが着弾と米大統領、NATO は緊急会合開催 |
<2212-111621>
NATOが16日、ポーランドのウクライナ国境近くに15日にミサイルが着弾し2人が死亡したことを受けて緊急会合を開く。
NATO関係者によると、バイデン米大統領は着弾したのはウクライナの迎撃ミサイルだったと主要7ヵ国 (G7) とNATO加盟国に伝えた。
RIA通信によると、ロシア国防省は16日、ポーランドが公開した残骸の写真から、専門家がウクライナ空軍のSAMだと特定したと表明した。 |
【註】
東方向から飛んでくるロシアの経空脅威に対して発射されたウクライナのSAMが西に飛んでポーランドに落ちたとは考えにくい。 また、もし何らかのトラブルでウクライナのSAMが西に飛んだとしても、殆ど人気のない地域で人的損害を出すとは考えづらい。 |
2022.11.16 13:35 |
CNN (Yahoo) |
NATO、ポーランド着弾のミサイルをレーダーで追跡 |
<2212-111619>
NATO軍関係者が15日、同日にポーランド上空を飛行していたNATOの航空機が、同日ポーランドに着弾したミサイルをレーダで追跡していたことをCNNに明らかにした。 このミサイル追跡の情報はNATOとポーランドに提供されたと語ったが、ミサイルを発射した主体や発射地点に関する情報ついては語らなかった。
NATOの航空機はロシアのウクライナ侵攻以降、ウクライナ周辺で定期的に監視活動を行っている。 |
2022.11.16 12:30(22:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 15 |
<2212-111618>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月15日の戦況 =
ロシア軍は開戦以来、ウクライナの重要なインフラに対して大規模なミサイル攻撃を実施し、おそらく高精度兵器の相当部分を射耗してしまったようである。
ポーランド政府は、ロシア製ミサイルと思われるものが、ウクライナとの国境から6km以内のポーランドに着弾したと発表した。
伝えられるところによると、ロシア軍司令官は焦りから既定のヴーレダール方向への攻撃計画を無視し、訓練不十分な援軍をパヴリフカへの難しい攻撃に投入し、ロシアの軍事指導部への批判の原因をつくった。
【Vuhledar の位置 (Google Map)】
【Pavlivka の位置 (Google Map)】
ロシア人が動員問題への不満を表明するためにSNSをほ活用し、組織化されたオンライン反戦運動を高めた可能性がある。
ロシアの情報筋によると、ウクライナ軍がスヴァトーブとクレミンナの方向に反撃を続け、ルハンシク州後方のロシアの兵站線を攻撃しているとした。
【Svatove の位置 (Google Map)】
【Kreminna の位置 (Google Map)】
ロシア軍はバクムット、アウディーイウカ、ヴフレダール付近で攻撃を続けた。
クリミアからウクライナ南部へのロシア軍の兵站線はかなり劣化している。
物資が減少するロシア軍は、ベラルーシから装備の供給を続けている。 |
2022.11.16 11:56 |
テレ朝 News (Yahoo) |
ポーランドの着弾 ウクライナが迎撃のミサイル残骸が落下か |
<2212-111617>
ポーランドに着弾したミサイルについてポーランドのジャーナリストは関係者の情報として、ウクライナが迎撃したミサイルの残骸が落下した可能性が高いと報じている。 |
【註】
事件現場のPrzewodów村付近はGoogle Earthで見ると広大な田園地帯に小さな集落がポツン、ポツンと点在する地域で、残骸が落下する可能性があるのはほぼ畑の中で、村落に落下する可能性は極めて低いと思われる。 しかも人の近くに落ち2人が死亡する可能性は皆無に近い。
とすると、このミサイルは集落か車両を目標にして突入したはずである。
更に落下物が爆発し2人が死亡したとの報道からすると、残骸ではなく、弾頭が爆発したと見るのが合理的である。
【Przewodów 周辺の空中写真 (Google Earth)】 |
2022.11.16 11:40 |
毎日新聞 (Yahoo) |
「ロシアからとは考えにくい」ポーランド着弾ミサイルでバイデン氏 |
<2212-111616>
バリ島で開かれた主要7ヵ国(G7)とNATOの首脳会合の終了後の16日に、滞在先のバリ島で記者団の取材に応じたバイデン米大統領が、ポーランド東部での爆発について、「ミサイルの軌跡から考えるとロシアから発射されたとは考えにくい」と述べた。
「爆発の調査でポーランドを支援することで合意しており、何が起きたか正確に把握するつもりだ」とも強調した。 |
2022.11.16 11:03 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ドイツ、ウクライナへの提供兵器をスロバキアで修理 近く開始へ |
<2212-111615>
ランブレヒト独国防相が15日、ウクライナに提供した兵器の点検修理を行うためスロバキアに拠点を設置すると明らかにした。 拠点設置はドイツが資金を提供するもので、交渉は9月に開始され、ウクライナ支援のため両国とも迅速な合意を目指したという。
スロバキア側によると、修理作業は数週間以内に開始され、榴弾砲や防空システムが主となる。
またEUの訓練任務の一環として、来年6月までにウクライナ兵5,000名をドイツ国内で訓練する計画だと述べた。 |
2022.11.16 06:48 |
Defense News |
White House requests $38 billion more in Ukraine aid |
<2212-111610>
米大統領府が11月15日に議会に対し、$38Bにのぼるウクライナ支援の承認を求めた。
この要求が通れば米国のウクライナ支援は1年経たずして$100Bを越えることになる。 |
2022.11.16 03:19 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア、ウクライナ主要都市にミサイル100発 撤退加速の兆しも |
<2212-111601>
ロシア軍が15日、ウクライナ南部ドニエプル川からの撤退加速の兆候を見せる一方、ウクライナの各都市にミサイル攻撃を行った。 ウクライナ空軍の報道官によると、ロシア軍は夕方までにウクライナに100発のミサイルを発射したという。 今回のミサイル攻撃はウクライナ侵攻で最も激しいもので、主要な10都市で空襲警報が鳴り響き、爆発が発生した。
こうした中、ヘルソン州第2の都市ノバ・カホフカでロシア設置の行政機関が、務めている職員が数千人の住民とともに避難したと発表した。
【Nova Kakhovska の位置 (Google Map)】 |
2022.11.15 13:57 |
CNN (Yahoo) |
ロシアのミサイル攻撃は「小康状態」 ウクライナ空軍 |
<2212-111509>
ロシアによるウクライナへのミサイル攻撃は10月に激しく継続して行われたが、ウクライナ空軍はミサイル攻撃に小康状態がみられると明らかにした。
空軍の報道官によれば、依然として前線の町にはロケット砲やS-300 SAMによる攻撃が行われており、弾道軌道の種類のミサイルも発射しているという。
ロシア軍は12日には爆撃機から複数のKh-22を発射して攻撃を行ったという。
報道官は「過去1週間、CMやShahed UAVの使用を目撃していない。 ロシア軍は兵器不足から大規模な空爆を継続的に実施できなくなっている」と述べた。
Iskander SRBMやKh-555、Kh-101などのCM、特にKalibr CMが不足しているとみられるという。 報道官によれば、10月にはKalibr CMは15回使用されたが、Kalibr CMは素早く製造して配備するということができないという。 |
【註】
・Kh-22: 1950年代初期に開発された射程600kmのCM。 NATO名AS-4
・S-300: 露軍の主力長距離SAM。 BMやCMに比べて高価、弾頭は対空用。
・Kh-555: 1978年に初飛行したKh-55 (AS15) の通常弾頭型
・Kh-101: Kh--555の後継として開発されたステルスCM。 Kh-102は核弾頭。
・Kalibr: 3M-14、533mm魚雷発射管から発射できる露軍の主力CM |
2022.11.15 11:56 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナにとって今後数か月が「試練」 NATO事務総長 |
<2212-111507>
ストルテンベルグNATO事務総長が14日、ウクライナにとって今後数か月が試練になると述べ、ロシアの軍事力を過小評価するべきではないと警告した。
ストルテンベルグ事務総長は、プーチン露大統領の狙いは、ウクライナに寒くて暗い冬を迎えさせることだ」と指摘したうえで、ロシアを過小評価する過ちを犯してはならないと述べ、ロシア軍は大きな軍事力と兵力を保持していると警鐘を鳴らした。 |
2022.11.15 10:30(20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 14 |
<2212-111506>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月14日の戦況 =
ロシア軍はドネツク州での攻撃を強化し、バクムット周辺とドネツク市の南西に進出したと主張した。
ロシア国防省が、ヘルソン州西岸からの撤退したロシア軍が11月13日と14日にドネツク州で戦果を拡大したことから、ドネツク州での作戦を強化しているを強調している可能性がある。
ロシアのミルブロガーは、ゼレンスキー大統領が11月14日にヘルソン市を訪問したことから、前日よりもヘルソン州西岸からのロシア軍撤退を批判している。
ウクライナ軍はスヴァトヴェ~クレミンナ線で反撃を続け、ビロホリフカの近くでロシア軍と交戦した。
【Bilohorivka の位置 (Google Map)】
ロシア軍はハリコフ州北東部での失地回復に失敗した。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がキンバーンスピットへの襲撃に失敗したと主張した。
【Kinburn Spit の位置 (Google Map)】 |
2022.11.15 07:15 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍、メリトポリ市を「巨大な軍事基地」に |
<2212-111504>
ウクライナ南部ザポリージャ州メリトポリのフェドロフ市長がTelegramへの投稿で13日、ロシア軍が占領中に同市を「巨大な軍事基地」に変えたと述べた。 メリトポリにはヘルソンやザポリージャ州トクマクからロシア軍が到着しているという。
【Melitopol の位置 (Google Map)】
フェドロフ市長は「メリトポリ市の周辺に要塞が建設されている」と述べ、ロシア軍は接収した地元の住宅や学校などで暮らし、住宅地に軍装備品が配備されているという。
更に民間人はメリトポリの飛行場周辺への接近を禁じられているという。 |
2022.11.15 05:05 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
EU、対ウクライナ兵器提供80億ユーロ 米の45%=ボレル上級代表 |
<2212-111503>
EUの外相に当たるボレル外交安全保障上級代表がブリュッセルで行った記者会見で14日、EUおよびEU加盟国がこれまでにウクライナに提供した兵器と装備の合計は少なくとも€8B ($8.27B) に達したと明らかにした。
ボレル外上級代表は、EUの支援は米国が行った支援の45%に相当するとし、EUはロシアを国際的に孤立させる取り組みを継続すると述べた。 |
2022.11.14 21:20 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシア、ヘルソンは今も自国領土と主張 ゼレンスキー氏の訪問後 |
<2212-111407>
ウクライナのゼレンスキー大統領が14日にウクライナ南部のヘルソン市を訪問した。
ロシア大統領府報道官は14日、ゼレンスキー大統領のヘルソン訪問については「コメントを差し控える」とした上で、「周知の通り、この土地はロシア連邦の一部だ」と強調した。 |
2022.11.14 17:10 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ロシア軍、東部ドネツク州に注力か ゼレンスキー氏「戦闘激化」 |
<2212-111405>
ウクライナのゼレンスキー大統領が14日、ウクライナ軍が奪還した南部ヘルソン州の州都ヘルソン市を訪れて部隊を視察し戦果を誇示した。 大統領は13日のビデオ演説で、露軍が撤退する際に破壊したヘルソン市の水や電気などのインフラの復旧を急いでいることを明らかにし、ヘルソン州内で226の集落で治安を回復しつつあり、当局が400件以上に及ぶロシア軍の戦争犯罪の捜査に乗り出したことにも言及した。 さらに13日は合計5州で露軍からミサイル攻撃や空爆を受けたことを明かし、東部の「ドネツク州で、戦闘が激しくなっている」と述べた。
一方、ヘルソンで撤収を余儀なくされたロシア軍は東部ドネツク州で激しい戦闘を続けており、東部の占領地域の拡大に注力する様相を見せている。 ロシア国防省も13日に、ドネツク州中部にあるマイオルスク村を占拠したほか、他方面の戦闘でウクライナ軍を撃退したと発表した。 |
2022.11.14 11:43 |
TBS News (Yahoo) |
「全ての殺人者を見つけて責任を追及する」ゼレンスキー大統領 ロシアによる400件以上の戦争犯罪を明かす ヘルソン州 |
<2212-111403>
ウクライナのゼレンスキー大統領が、ウクライナ軍が反転攻勢を続ける南部ヘルソン州について、「ロシアによる400件以上の戦争犯罪の記録があり、民間人と軍人両方の遺体が発見されている」と指摘し、「全ての殺人者を見つけて、責任を追及する」と強調した。
こうしたなかロシアの独立系メディアのメドューザが、軍事会社Wagnerの元戦闘員が裏切り者として処刑された疑いがあると報じた。 この元戦闘員はウクライナで投降した際に、「ウクライナ側として戦う」などと話したという。
これに先立ちSNS上には元戦闘員が処刑される様子を撮影したとする動画が投稿されている。 処刑動画の投稿は、見せしめの狙いもあるとみられる。
元戦闘員は殺人罪で服役中、Wagnel創設者のプリゴジン氏に勧誘され、戦闘員になったという。 プリゴジン氏はこの件について「犬は犬死にする」などとコメントし、関与を示唆している。 |
2022.11.14 10:26 |
テレ朝 News (Yahoo) |
ウクライナ軍 南部で攻勢強める 先週一週間で179の町や村を解放 |
<2212-111402>
ウクライナ軍は13日、7日から13日の一週間だけで南部へルソン州とミコライウ州で179の町や村を解放したと発表した。
一方、ザポリージャ州知事はロシア軍がへルソン州の方向などからザポリージャ州のメリトポリに移動していると述べた。 周辺に防御陣地を構築しているとの情報も出ている。
またゼレンスキー大統領は、ロシア軍かが東部ドンバス地方について攻撃のペースを弱めず、激しい戦いが続いているとしながらも「我々の防衛ラインは突破させない」と強調している。 |
2022.11.14 05:30(15:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 13 |
<2212-111401>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月13日の戦況 =
ベラルーシに駐留するロシア軍は、ベラルーシ人との間で社会的緊張を生み出している。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がクレミンナとスヴァトーブで反撃しているとした。
ウクライナ軍は、ヘルソン州のドニプロ川西岸の確保を強化し続け、東岸ベリスラフの南50kmのチャプリンカにあるロシア軍基地を攻撃した。
【Chaplynka の位置 (Google Map)】
ロシア軍はバクムット、アウディーイウカ、ヴフレダールの方向を攻撃し、ロシア国防省はロシア軍がバクムットの南東にあるマヨルスクを占領したとした。
ロシア軍はザポリージャ州とドニプロペトロウシク州の最前線の集落を砲撃し続け、Iskanderでザポリージャ市を攻撃した。
ロシア軍と占領当局はメリトポリ、ザポリージャ州で男性を強制動員し、市内に塹壕と防御陣地の建設を強制している。
ウクライナ当局は、ロシア軍がドニプロ川東岸から撤退し、ザポリージャ州のメリトポリとドネツク州のマリウポリに部隊と装備を集結させていると述べた。 |
2022.11.13 09:30(19:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 12 |
<2212-111301>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月12日の戦況 =
ロシアの情報筋はウクライナ軍がクレミンナとスヴァトーブの方向に反撃を続けているとした。
ロシア軍はバクムット、アウディーイウカ、ヴフレダールの方向に攻撃を続けている。 |
2022.11.12 18:39 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ウクライナ、ヘルソン州都奪還へ 隣接ミコライウ州も解放 |
<2212-111211>
ウクライナのゼレンスキー大統領が11日、ヘルソン市に軍の特殊部隊が市内に入り、軍本隊も市近郊に迫っていることを明らかにした。 大きな痛手を受けたロシアだが、撤収に合わせ、ヘルソン州内のダムや橋などインフラの破壊を試みたとも伝えられている。
ウクライナメディアが、ヘルソン州の西隣にある南部ミコライウ州の知事も11日、州内のほぼ全ての地域がロシア軍から解放されたと明らかにしたと報じた。 |
2022.11.12 17:46 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシア軍、10月下旬にはヘルソンから撤退開始か 英国防省が分析 |
<2212-111210>
ロシア軍がヘルソン市からの撤退完了を発表したのは11日で、撤退を命じてからわずか2日後であったことから、英国防省は12日、ロシア軍のヘルソン市からの撤退作業は先月下旬に始まっていた可能性があるとの分析を公表した。
ウクライナのレズニコウ国防相は当初、撤退には最低でも1週間はかかると見ていたが、英国防省によるとヘルソン市の親露派が市民に避難を促した10月22日の時点で既に軍の撤退が開始されいた可能性があるという。 ロシア軍が市民の避難に合わせ、民間人の服を着た兵士や装備品を退避させていたと考えるのが現実的だとしている。 |
2022.11.12 17:32 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナの電力危機、最も脆弱なのは首都含む2州 |
<2212-111209>
ウクライナの国営電力企業Ukrenergoが12日までに、ロシア軍によるエネルギー関連施設への波状攻撃を受け電力供給が最も脆弱な地域は首都キーウの州と北東部ハルキウ州になっているとの現状認識を示した。
同社のCEOは7日に地元TV局で、5波にわたる大規模攻撃と多数の小規模攻撃により給電を実施できる状況は厳しいとの見方を表明している。 |
2022.11.12 14:40 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、東部ルハンスク州の一部戦線で前進 |
<2212-111208>
ウクライナ軍が反転攻勢を仕掛ける東部ルハンスク州の主要都市セベロドネツクの行政当局幹部がウクライナのTV局の取材に答えた。 この幹部によると、ウクライナ軍は同州スワトベ市やさらに北へ離れた地域の周辺で一定の戦果を得ている。
スワトベの西方や南方へ前進しており、ロシア軍の弾薬庫なども破壊しているという。 ただ、ルハンスク州の全ての最前線では交戦が続いているとした。
【Svatove の位置 (Google Map)】
同州クレミンナ市、ルビージュネ、セベロドネツクにリシチャンスク市はいずれもスワトベからは南方に位置し、ロシア軍が今年の春と夏に激しい戦闘などの末に掌握していた。 ウクライナ軍は現在、これら4地域から数哩以内に進出しているという。
ロシアはルハンスク州の一方的な併合を宣言している。 |
2022.11.12 13:26 |
Newsweek (Yahoo) |
日露戦争に並ぶ屈辱...ロシア国営TV、へルソン撤退に「歴史的敗戦」引用し悲壮ムード |
<2212-111207>
ロシア国営TVで11月9日に放送された番組冒頭で番組MCが、本来ならば米中間選挙について番組内で議論する予定だったが、ヘルソン撤退というより重大な事態が発生したと深刻な面持ちで説明したのち、ロシア軍部隊をドニプロ川西岸帯域から撤退させると発表したショイグ国防相の映像を紹介した。
MCはロシアが過去に携わった戦争に言及し、「我々は日露戦争に負けた」と、彼は1905年にロシア帝国が直面した屈辱の敗北を挙げると、「第一次世界大戦にも負けた。 大戦のさなかでも革命が起きて、1914年から1918年まで続いた長い戦争に、我々は負けた」と続けた。 |
2022.11.12 10:05 |
CNN (Yahoo) |
セバストポリのロシア艦隊への攻撃、ウクライナが初めて認める |
<2212-111206>
ウクライナ政府のクラウドファンディングサイトで、「2022年10月29日に海軍のUSVがロシア艦を攻撃し3隻を損傷させた。この中には、ロシア黒海艦隊の旗艦であるフリゲート艦Admiral Makarovも含まれていたことを初めて認めた。 ロシアは掃海艇が損傷したことを認めたが、それ以外の艦艇については被害を認めていない。 Admiral Makarovが大きく損傷したことを独立した立場から確認した情報はない。
クラウドファンディングの目標は、こうしたUSV 100隻からなる艦隊を編成し、自国海域の防衛やロシア艦船の出港の阻止、商船の保護、秘密任務の実施に使われるとしている。 USV 1隻のコストは$250,000と推計されている。 |
2022.11.12 08:00(18:00 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 11 |
<2212-111204>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月11日の戦況 =
ウクライナ軍は、ヘルソン州のドニプロ川西岸の奪還を完了し、11月11日にヘルソン州全域を獲得し、今後数日間かけて西岸の支配を強化するであろう。
ロシアのミルブロガーは、ロシア軍のドニプロ川左岸への撤退についてロシア国防相の声明を批判したが、一般的に落ち着いた態度をとった。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がルハンシク州クレミンナとスヴァトーブへの反撃を継続し、ルハンシク州後方のロシア兵站を目標にしたとしている。
ロシア軍は、バクムット、アウディーイウカ、ヴフレダール周辺で攻撃を続けた。
ウクライナ軍は、ザポリージャ州へのロシア軍集結地を攻撃目標にし続けた。
Wagner Gp.の資金提供者であるプリゴジンは、ロシア領土へのウクライナによる侵攻の脅威がないにもかかわらず、ベルゴロド州とクルスク州(註:ロシア西部でウクライナと接する州)で並行した防御線を構築し続けている。
ウクライナのパルチザンはロシアの占領当局を攻撃目標にし続けている。 |
2022.11.12 07:50 |
時事通信 (Yahoo) |
ヘルソンのダム破壊 ロシア軍撤退「焦土作戦」か ウクライナ |
<2212-111203>
Maxar社が11日に公表した衛星画像で、ウクライナ南部ヘルソン州のカホフカ水力発電所のダムの一部が破壊された様子が明らかになった。
New York Times紙によると、ヘルソン市周辺からのロシア軍撤退に伴い変化が見られたが、ウクライナ軍が奪還しても利用できなくする焦土作戦の可能性がある。 |
2022.11.12 03:31 |
Bloomberg (Yahoo) |
ウクライナ軍がヘルソン市入り、ゼレンスキー大統領は奪還を宣言 |
<2212-111202>
ウクライナ軍がヘルソン市内に入った。 ヘルソン市中心部の広場に市民が集まりウクライナ国旗を振り、ウクライナ軍兵士を歓迎する様子がSNSに投稿されている。 ウクライナ国防省情報総局は軍のヘルソン入域を確認し、ゼレンスキー大統領はTelegramで、今では「ウクライナの」支配下にあると宣言した。
プーチン大統領は撤退についてこれまで公にコメントしておらず、ペスコフ大統領報道官は、撤退が「スロビキン司令官の提案で、ショイグ国防省が決定した」と記者会見で説明し、撤退決定からプーチン氏を切り離そうと努めている。 |
2022.11.12 00:49 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、南部ヘルソン市奪還=国防省情報総局 |
<2212-111201>
ウクライナ国防省情報総局が11日にヘルソン市に入り、ロシア軍が侵攻開始直後の3月から占領していた同市を取り戻したと明らかにした。
情報総局はヘルソン市に残っているロシア兵に対し投降を呼びかけている。 |
2022.11.11 19:48 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍、ヘルソン州でドニプロ川西岸からの撤退完了 同国国防省が発表 |
<2212-111112>
ロシア国防省が11日にTelegramの公式チャンネルで、、ロシア軍が05:00にウクライナ南部ヘルソン州のドニプロ川西岸地域からの撤退を完了したと発表した。
ただ、ウクライナ軍が市内に入ったことを示唆する情報はない。 |
2022.11.11 18:36 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ヘルソンでドニエプル川東岸への唯一の橋崩壊=ウクライナ公共放送 |
<2212-111111>
ウクライナ公共放送が11日に地元住民の話として、ウクライナ南部のヘルソン州で、ドニエプル川を親露派が支配する東岸に渡る唯一の橋であるアントノフスキー橋が崩壊したと報じた。 公共放送が公開した写真では、橋の全ての部分が崩れてなくなっている。
ロシアは9日にドニエプル川の西岸から東岸に撤退すると表明しているが、現時点で崩壊の原因は不明である。 |
2022.11.11 15:38 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
かつての激戦地マリウポリはいま 増え続ける墓標 |
<2212-111110>
マリウポリでは侵攻直後から数ヵ月間にわたり激しい戦闘が続いた結果、かつて人口43万人だった町は徹底的に破壊され、現在では推計で数万人にまで減少した。
BBCの分析によると、ロシアが侵攻して以来、マリウポリ郊外の墓地には4,600基以上の墓が建てられ、さらにここ数ヵ月で1,500基増えたという。 |
2022.11.11 13:01 |
BBC News (Yahoo) |
ウクライナ軍、南部ヘルソン市周辺で大きく前進 ロシア軍撤退命令後 |
<2212-111109>
ウクライナ軍が10日、ロシアが自軍に撤退命令を出した南部ヘルソン州の州都ヘルソン市周辺で大きく前進したと発表した。 ウクライナ軍によると、ヘルソン市の北50kmに位置する町スニフリウカを奪還したという。 ウクライナ政府も、ヘルソン市近郊の2つの前線でロシア軍を大きく押し戻し、場所によっては7km前進したと主張している。
【Snihurivka の位置 (Google Map)】
ロシア国防省の発表は同国の大きな後退を示すものだと見なされているが、ウクライナ当局は懐疑的で、撤退命令が罠である可能性があると警告している。 ヘルソンからのロシア軍の大規模撤退を直ちに示す証拠は得られていない。 |
2022.11.11 12:28 |
朝日新聞 (Yahoo) |
韓国、ウクライナ向けの弾薬を米国に売却へ 秘密の取引、米紙が報道 |
<2212-111108>
Wall Street Journalが10日、韓国政府が米国との秘密の取引を通じ、ウクライナ向けの弾薬を初めて売却すると報じた。 同紙によると10万発の155mm砲弾を米国が韓国から購入しウクライナに提供する。韓国の李国防相が11月上旬にオースティン米国防長官と会談した際に、弾薬の売却に原則合意したという。
韓国は殺傷性のある兵器をウクライナに提供していないと公言しているが、米国への売却という形で支援の実現に動いたとみられる。 |
2022.11.11 10:00(20:00 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 10 |
<2212-111105>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月10日の戦況 =
ロシア軍が11月10日にドニプロ川東岸に撤退しウクライナ軍がヘルソン州で着実に前進したが、ロシアの撤退は完了するまでに時間がかかるため、ウクライナ軍の前進には特にヘルソン市周辺で事前に準備されたロシアの防衛線に阻まれ、ヘルソン州全体で戦闘が続くであろう。 ただウクライナは主導権を握っており、ヘルソンでの大勝利を確実にしつつある。
ISWは、ウクライナでの戦闘が冬の天候のために停止または膠着状態に入るとの西側の誤った予測を評価していない。
ウクライナ空軍司令部広報官が、ロシア軍はウクライナのインフラに対する攻撃のペースを遅らせる可能性が高いと述べた。
ウクライナ軍は、スヴァトーブ~クレミンナ線で反撃を続けている。
ロシア軍は、バクムット、アウディーイウカの近く、およびドネツク西部で攻撃を続けた。
ロシア軍はクリミアとウクライナ南部に第二線の防御陣地を構築し始めた。 |
2022.11.11 07:18 |
時事通信 (Yahoo) |
南部ヘルソン「焦土作戦」か ロシア軍、撤退でインフラ破壊 |
<2212-111104>
ウクライナ南部ヘルソン州の州都ヘルソン市の地元メディアが10日に住民の話として、9日に撤退命令を受けたロシア軍がヘルソン市で、電気や暖房などのインフラを破壊した疑いがあると報じた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は10日夜のビデオ演説で、南部戦線から「良いニュースがある」と紹介し、41集落がロシア軍から解放され、ウクライナ国旗が戻ったと強調した。 |
2022.11.10 |
Stars & Stripes |
Pentagon pledges another $400M for Ukraine; aid includes ammo, Stinger missiles and Avenger systems |
<2212-111016>
米国防総省が11月10日、ウクライナに対する砲弾やHIMARS用ロケット弾など、新たな$400Mの軍事支援を発表した。
今回の支援ではCMや低空飛行航空機に対処するAvengerが含まれている。 Avengerは現在4両が輸送中であることから、ウクライナは間もなく受領すると見られる。
この他にHAWK SAMやHMMWV車100両、擲弾発射筒数百丁、2千万発の小火器弾などが含まれている。 |
2022.11.10 19:35 |
CNN (Yahoo) |
ヘルソン撤退は補給線の維持断念が理由、ロシア軍司令官 |
<2212-111014>
ロシア軍のウクライナ侵攻作戦総司令官のスロビキン上級大将が9日、ドニプロ川西岸からのロシア軍撤退に関連し、「ヘルソン市や隣接する複数の集落が現在陥っている戦況では十分な補給や必要な機能維持などが見込めない」ことが理由になったとの見解を示した。
総司令官は「ウクライナ軍が今年8月から10月にかけてヘルソンで失った兵員は9,500人以上」とも説明し、ロシア側の損失より7~8倍多いとも付け加えたが、この主張の独自の立証はあり得ない状況となっている。
最近、2ヵ所の前線で突破を果たしてヘルソン市へ躙り寄っていたウクライナ軍に対し、ロシア軍は同川東岸にある陣地の強化を始めていた。 |
2022.11.10 18:58 |
時事通信 (Yahoo) |
兵士20万人以上死傷か ロシアとウクライナ 米軍推計 |
<2212-111013>
英BBC放送が米統合参謀本部議長のミリー大将が9日にニューヨークで講演し、2月のロシアによるウクライナ侵攻開始以来、ロシア兵の死傷者が10万人を超え、ウクライナ兵を含めれば20万人以上が死傷したとする推計を明らかにしたと報じた。
ミリー大将は、ロシア軍の死傷者は優に10万人を超え、ウクライナ側も恐らく同じだろうとし、民間人の死者も約4万人に上ると推定した。 その上で、交渉を通じた停戦実現には「戦争での勝利は軍事的手段によって達成できないかもしれず、他の手段を検討すべきだという相互認識が必要だ」と述べた。 |
2022.11.10 18:49 |
CNN (Yahoo) |
新たな最新型防空兵器がウクライナに到着、西側諸国が提供 |
<2212-111012>
ウクライナのレズニコウ国防相が10日までにSNS上で、西側の同盟国が提供した新たな防空兵器がウクライナ国内に到着したと報告した。 国防相はパートナー国への謝意を表明し、「ノルウェー、スペインと米国」の国名に触れた。
米国は今年の夏、高性能のNASAMSのウクライナへの供与を約束し、2個システムの迅速な引き渡しも示していた。 |
2022.11.10 12:47 |
Wall Street Journal (Yahoo) |
米政権、ウクライナに最先端ドローン提供せず |
<2212-111009>
ウクライナ政府や米議会超党派グループからの要請にもかかわらず、バイデン米政権はウクライナにMQ-1C Gray Eagle UAVを提供しない決定をした。
ウクライナ政府は数ヵ月にわたり最新兵器の提供を要請しているが、今回の決定は、米政府が提供をいとわない兵器に限度があることを示すもので、米当局者や事情を知る複数の関係者によると、MQ-1Cを提供すれば米国がロシア国内の拠点を攻撃できる武器を提供しているというシグナルをロシア政府に送ることになり、対立が激化しかねないと米国防総省は懸念して要求を拒否した。 |
2022.11.10 11:47 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍のヘルソン州での撤退、チェチェン首長が称賛 |
<2212-111008>
チェチェン共和国のカドイロフ首長が、ロシア国防省がヘルソン州の一部で軍を撤退させた決断について支持を表明した。 カドイロフ氏は、ウクライナ侵攻を統括するスロビキン総司令官が、包囲されていた1,000人の兵士を救ったと述べた。
カドイロフ首長はロシア国防省とウクライナ侵攻の指揮官をたびたび批判していた。 |
2022.11.10 11:15(21:15 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 9 |
<2212-111007>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月09日の戦況 =
ロシア国防省が、11月9日にドニプロ川西岸のロシア軍に東岸への撤退を開始するよう命じた。
ヘルソンの戦いは終わったわけではないが、ロシア軍はウクライナの反撃を完全に止めようとせず逐次に渡河してウクライナ軍を遅滞させる新段階に入った。
ロシアのミルブロガース界での主流は、ロシアが9月中旬にハリコフ州からの惨めな撤退をしたことを教訓に、スロビキン(註:特別軍事作戦総司令官)の命令を支持している。
ロシアのパトルシェフ国家安全保障会議長官が11月9日にテヘランでイランの高官と会談し、イラン製BMの売却やその他の協力について協議する可能性がある。
ロシアとウクライナの情報筋は、スヴァトーヴェ~クレミナ高速道路とルハンシク州のビロホリフカに沿って戦闘が続いていると報告した。
ウクライナ軍はヘルソン市の北東で国土を回復し、阻止作戦が成功している。
ロシア軍は、バクムット、アウディーイウカ周辺、およびドネツク州西部で攻撃を続けている。
ロシア占領下のヘルソン州副首長ストレモソフ氏が、ロシア軍がヘルソン州の西岸からの撤退を発表した日に自動車事故で死亡した。 |
2022.11.10 10:44 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシアがヘルソン撤退を発表 ドローン攻撃急増に、ウクライナが「独自兵器」で対抗 8割撃墜か |
<2212-111006>
ショイグ露国防相が9日にヘルソン市から撤退しドニエプル川東岸に防御線を構築するよう命令したが、ウクライナ側によると、民間インフラ施設を狙ったUAV攻撃が急増している。 これに対しウクライナ側は独自のC-UAVを開発し、およそ8割の確率で撃墜しているという。
ウクライナ国家警備隊は民間の技術者と協力して、改造された軍用車に機関銃を搭載した独自の対空兵器を作って対抗している。 |
2022.11.10 02:19 |
日経新聞 |
ロシア軍、ヘルソン州西岸の橋を爆破か 撤退準備の見方 |
<2212-111003>
国営通信社Ukrinformなどウクライナのメディアが9日、、ロシア軍がヘルソン州のドニエプル川西岸地域にある支流の橋を次々と爆破していると報じた。 東岸に撤退する準備に入ったとの見方が出ている。 Ukrinformはヘルソン州議会議員の話として、ロシア軍が西岸の橋すべてを爆破していると報じた。
一方、ロイタ通信は9日、橋の爆破はロシア軍ではなくウクライナ軍の破壊工作によるものだとする軍事専門家の見方を伝えた。 西岸のロシア軍と東岸に駐留するロシア軍とを分断する狙いがあるという。 |
2022.11.10 00:33 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシア、軍にヘルソン撤退を命令 ウクライナ南部 |
<2212-111002>
ショイグ露国防相が軍に対し9日、ヘルソン市からの撤退を命じた。 ウクライナの反転攻勢を受けるロシアにとって大きな打撃となる。
ロシアのTV局は、ショイグ国防相がウクライナでの特別軍事作戦を指揮するスロビキン総司令官と開いた協議の様子を放送した。 総司令官がヘルソン市から撤退しドニエプル川左岸に防衛線を構築するという難しい決断を提案すると、国防相は「部隊の撤退を開始せよ」と述べた。
だがウクライナ側は、ロシアの発表について懐疑的な見方を示しており、ポドリャク大統領府顧問はTwitterに「ロシアが戦わずにヘルソンから撤退する兆候はない」と投稿し、ショイグ国防相の命令を「演出されたTV声明」と呼び、ロシアの発表が策略である可能性を示唆した。 |
2022.11.10 00:28 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ南部ヘルソン州、親ロ派幹部が交通事故死 |
<2212-111001>
ウクライナ南部ヘルソン州の「副知事」を名乗る親露派のストレモウソフ氏が9日、ヘルソン州で車に乗って移動中に交通事故死した。
ロシアが任命したヘルソン州の責任者サルド氏が死亡を確認した。 |
2022.11.09 21:43 |
CNN (Yahoo) |
ロシア、主力戦車の半数を喪失か 精密誘導兵器も大半消耗 米国防次官 |
<2212-110907>
米国防総省で政策を担当するカール次官が8日にジョージワシントン大学で記者団の取材に答え、、ロシアがウクライナとの戦争でMBTの半数を失い、精密誘導兵器の半数超を使い果たした可能性が高いとの見解を示した。
またロシアは開戦以来、数万人の死傷者を出したとの見解を示し、これはソ連がアフガニスタンで被った損失に比べ桁違いに多いと指摘した。
カール次官はロシア大統領府にとってこの戦争は大きな戦略的失敗になったとも指摘し、ロシアは開戦時よりも弱体化した状態で戦争を終えることになるとの見通しを示した。 |
2022.11.09 09:45(19:45 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 8 |
<2212-110903>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月08日の戦況 =
イランの情報筋がロシアの合意なしに、ロシアの国家安全保障会議のパトルシェフ書記が11月8日にテヘランに到着し、イラン製BMのロシアへの売却を打診していた可能性が高いと発表した。
Wagner Gp.軍が傀儡軍やロシア軍より優れていると主張するため、ドンバスでの成果を誇張している。
ウクライナ軍はルハンシク州のスヴァトベの北西でわずかな成果を上げた可能性が高く、ロシアの情報筋はウクライナ軍がクレミンナへの攻撃を強化したとしている。
ロシア軍は、バクムット、アウディーイウカ周辺、およびドネツク州西部で攻撃を続けた。
ロシアの兵力増強が主にロシアの地方政府の予算に不均衡な財政的負担をもたらし、国民の反発を引き起こしている。
ヘルソン州のロシア占領当局は、ドニプロ川の西岸での通信を遮断することで住民を州の西部から追い出そうとしている可能性がある。 |
2022.11.08 10:00 |
Forbes (Yahoo) |
「大砲を買うか、棺桶を買うか」ロシア海軍歩兵隊は過去最悪の損失に苦しむ |
<2212-110810>
ロシア海軍歩兵隊が11月4日までに、ウクライナ東部でのウクライナ陣地への2日間にわたる攻撃で兵士63人を失ったとされている。 これは規模が小さいロシア海軍歩兵隊にとって1990年代のチェチェン紛争以前にさかのぼっても、明らかに一つの軍事作戦としては最悪の損失になる。
ロシアの海兵隊である「海軍歩兵」はウクライナ軍との8ヵ月にわたる消耗戦を経て残った最高の部隊に含まれていた。 |
2022.11.08 09:30(19:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 7 |
<2212-110809>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月07日の戦況 =
ロシア太平洋艦隊の第155海軍歩兵旅団から報告された大規模な損失と不適切な指揮についての多くのミルブロガーからの抗議に応えて、国防省が11月7日に珍しく声明を発表した。
プリゴジン(註:Wagnerの創始者)やカディロフ(註:チェチェン共和国首長)などロシアのシロヴィキ派は、厳密に戦争に勝つためではなくロシアと占領下のウクライナでの個人的な利益を得るため影響力を高めている。
ロシア軍は高精度兵器の備蓄を使い果たし、莫大な航空損失を被っており、ウクライナの重要なインフラに対するロシア軍の組織的な作戦は現在のペースを維持するのに苦労する可能性がある。
ロシア軍はハリコフ州北東部の国境にウクライナ軍を拘束しようとしている。
ロシアの情報筋が、ウクライナ軍がスヴァトーブ方向で反撃を続けたとした。 またウクライナ軍がヘルソン州方向に集結していると報告した。
ロシアの情報筋が、ロシア軍がクレミンナの西で失地回復のために限定攻撃を行ったとした。 また傀儡軍とWagner Gp.軍がビロホリフカの郊外に入ったと主張した。 更にロシア軍はバクムット周辺、アウディーイウカ-ドネツク市地域、およびドネツク州西部で攻撃を続けている。
ウクライナ軍は、ザポリージャ州のロシアの集結地域に対して限定的な阻止攻撃を行った。 |
2022.11.08 08:43 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア軍、南部ヘルソンで家屋占領し市街戦準備 ウクライナ主張 |
<2212-110807>
ウクライナ軍が7日、ヘルソン市でロシア軍が民間人が退避して空き家となった家屋を占拠して市街戦の準備をしていると主張した。 ロシアはウクライナ軍の攻勢を理由にヘルソンの住民らに退避を勧告してきた。
ロシア軍については、民間人の家屋を占拠して民間人の服を着用して、屋内で市街戦に向け態勢を強化していると指摘している。
またロシア兵は住民やインフラ施設に対して略奪や窃盗を働き、機器や食料、車をロシアに運んでいるとした。 |
2022.11.08 07:26 |
CNN (Yahoo) |
ロシアが購入のイラン製ミサイル、発射場で破壊の可能性 ウクライナ軍 |
<2212-110805>
ウクライナ空軍の報道官は、ロシアが購入したと報道されているイランのBMへの対応に、西側諸国から新たに供与された防空システムが寄与するだろうと述べた。
その上で、ウクライナがイラン製のBMを発射直前に破壊するかもしれないとの見方を示した。 ミサイル発射はロシア国内から行われる可能性が高い。
報道官によれば、イランのBMは射程が300kmと700kmで、ウクライナにとってロシアは侵攻当初からIskanderを使用していることから目新しくないという。 |
2022.11.08 06:45 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
東部ドネツク、毎日数百人のロシア兵が戦死=ウクライナ大統領 |
<2212-110804>
ウクライナのゼレンスキー大統領が7日、東部のドネツク地域はなお戦闘の中心地になっており、毎日数百人のロシア兵が戦死していると述べた。
東部ドネツク州ではバフムトとアウディーイウカが戦闘の中心地になっている。
【Bakhmut の位置 (Google Map)】
【Avdeyevka の位置 (Google Map)】 |
2022.11.08 01:21 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア国防省、ウクライナ東部で甚大な損失との報告を否定 |
<2212-110802>
ロシア国防省が7日、ロシア海軍の歩兵部隊がウクライナ東部で甚大な損失を被ったと報告する公開書簡について、内容を否定すると共に、ロシア軍は逆に進撃したと表明した。
この公開書簡はロシアの太平洋艦隊第155海兵旅団が極東沿海地方のコジェミャコ知事に宛てたもので、軍事ブログGray Zoneが内容を公表したもので、ドネツクの南西でウクライナ軍に対する「理解しがたい」攻撃に投入されたとし、4日間で300人の死傷者が出たほか、装備の半分が失われたと指摘している。 更に指揮官を名指しした上で、自身のキャリアアップにしか興味がなく、部下を「肉」のように扱うと非難した。
これについて国防省は声明で、多くの人命と装備が失われたとの主張を否定し、旅団長が無能だったとの主張も明確に否定して、10日間で海兵隊はウクライナ軍の防衛域内に5km以上前進したと表明した。
一部のロシアの軍事ブロガーはSNS上で50万人を超えるフォロワーを持ち、9月にウクライナ軍に北東部の大部分を奪還されて以降、ロシア軍の指揮官に対する批判を強めている。 |
2022.11.07 09:32 |
日経新聞 |
ロシア予備役500人超死亡 ウクライナ |
<2212-110705>
ロシアの独立系メディア複数が6日までに、ウクライナ東部ルガンスク州で、動員令によって招集されたロシア中部ボロネジ州の予備役で編成された1個大隊が、3日間続いたウクライナ軍の砲撃でほぼ全滅し、500人以上が戦死した可能性が高いと報じた。
生存者や親族の証言を総合すると、11月1日に「領土防衛隊」として前線の15km手前に到着し、隊員らは深夜に前線へ展開し塹壕を掘るよう命じられたが、スコップは多くて「30人に1本」しかなく、手で掘らざるを得なかったという。
部隊は武器も殆ど装備していなかったといい、証言によって幅はあるが、560~570人規模とされる部隊のうち「無傷の29人、負傷した12人を除く全員が死亡し、生存者は31人だった」などと伝えられている。 |
2022.11.07 09:30(19:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 6 |
<2212-110704>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月06日の戦況 =
ロシアのミルブロガーが、ロシアの第155海軍歩兵旅団がドネツク州のパブリフカへの最近の攻撃で深刻な損失を受けたと強調している。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がスヴァトーブとクレミンナの方向に反撃を続けたとした。
ロシアの反体制派筋は、ルハンシク州マキイフカ近郊でのウクライナの砲撃で、1日で最大500人のロシア人動員兵が殺害された可能性があるとした。
ヘルソン州で、ロシア軍がドニプロ川の西岸で防御陣地を強化し続ける一方、ウクライナ軍はロシアの兵站阻止作戦を続けている。
ロシア軍はバクムット、アウディーイウカ、ヴフレダールの近くで攻撃を行った。 ロシアの情報筋は、ロシア軍がバクムット近くのウクライナの防衛線を突破し、アウディーイウカの南で僅かな成果を上げ、ドネツク州西部のパブリウカの近くに食い込んだままであると主張した。
ウクライナ人職員が、11月5日にザポリージャ原発 (ZNPP) への2本の外部電力線を修理し、11月3日に砲撃にり切れていた施設の電源が電力供給を再開した。
ロシアの占領当局は、ヘルソン州での民間人の強制移住を正当化するため、カホフカ水力発電所に対するウクライナ軍の攻撃にによる危険を引き続き持ち出している。 |
2022.11.07 07:34 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ヘルソン州のダム破損、ウクライナ軍が砲撃=ロシアメディア |
<2212-110703>
ロシア国営メディアが救急当局の情報として6日、ウクライナ南部へルソン州のロシア占領下にあるノバカホフカダムが、ウクライナ軍による砲撃で損傷したと報じた。
TASS通信によると、HIMARSから発射されたロケット弾がダムの水門に命中して破したという。 ロイタはこの報道を確認できていない。
ロシアとウクライナは10月以降、ダムを破壊して下流域を浸水させ、ヘルソン市周辺に大きな被害をもたらす計画を立てているという非難の応酬を繰り返している。 |
2022.11.06 08:30(18:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 5 |
<2212-110602>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月05日の戦況 =
DNRのホダコフスキー軍司令官が、ロシアの友軍相撃が5月中旬以降のロシアの総損失の最大60%を引き起こした可能性があると述べた。
ウクライナ軍がスヴァトーブ~クレミンナの線に沿って反撃していると伝えられた。
ロシア軍はバクムット周辺を攻撃し続け、何らかの前進をした。
ロシア軍はアウディーイウカ~ドネツク市地域とドネツク西部で失敗した攻撃を続けている。
ロシア軍がヘルソン州で強制避難を続け、ヘルソン住民の80%以上が避難したと伝えられている。 |
2022.11.05 19:39 |
朝日新聞 (Yahoo) |
展示品「ロシアの占領軍が略奪」 ウクライナ南部の美術館が訴え |
<2212-110509>
ウクライナメディアのKyiv Independentが5日、ヘルソン州のヘルソン美術館が、ロシア占領軍に美術品を略奪されたとSNSへの投稿で訴えたと報じた。
報道によると、ロシアの占領軍とその協力者たち40人前後の集団がは10月31日から11月3日にかけて、適切な梱包などをしないまま目に付いたものすべて、手の届くものすべてを持ち去ったという。 一部は武装していた。 |
2022.11.05 18:39 |
共同通信 (Yahoo) |
IT軍、対ロシア攻撃「成功」 標的8000、偽情報を阻止 |
<2212-110508>
ウクライナのデジタル転換省のデュビンスキー次官が5日までにオンラインで共同通信の単独インタビューに応じ、偽情報の拡散を阻止するためIT軍がロシアの防衛産業や大統領府に近いメディアなど約8千に上る目標にサイバー攻撃したと明らかにした。 ロシア政府系天然ガス企業ガスプロムやクレムリンへの攻撃は「成功した」と言う。
ウクライナのIT軍は正規の軍ではなく身元を特定できない集団で、推定215,000名の規模と見られている。 |
2022.11.05 11:15(21:15 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 4 |
<2212-110505>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月04日の戦況 =
ロシア軍は動員兵を活用してドネツク攻勢を再開しようとしているようであるが、作戦に及ぼす大きな成果を達得られないと見られる。
ロシア軍はヘルソン州での敗走を回避するため、ドニプロ川西岸からの秩序ある撤退をしようとしている。
ロシアの兵力増強による多額の出費が引き続きロシア経済に重くのしかかり、社会的緊張を生み出す可能性が高い。
イランは、イラン製の兵器へのロシアの依存を利用して、核計画に関するロシアの支援を要求している可能性がある。
ロシア軍は、深刻な士気問題に対応するために、脱走兵に対して極端な措置を行っている可能性がある。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がクレミンナとスヴァトーブの方向に反撃を続けたと見ている。
ロシア軍はヘルソン州で既存および新規の防御線を構築し続けている。
ロシア軍はバクムット、アウディーイウカ、ドネツク市周辺で攻撃を続けている。 |
2022.11.05 06:32 |
時事通信 (Yahoo) |
ウクライナに戦車90両提供 米とオランダがチェコ保有分改修 |
<2212-110503>
米蘭政府が4日、チェコが保有するT-72 MBT 90両を改修した上でウクライナに提供すると発表した。 米とオランダはこれに光学や通信機能などを追加する改修を施して供与するという。
ロシアの侵攻開始以降、米国がウクライナに戦車を提供するのは初めてである。 |
2022.11.05 06:13 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、ウクライナに追加軍事支援 4億ドル |
<2212-110502>
米国防総省が4日、ウクライナ向けに$400Mの追加軍事支援を発表した。改修されたT-72 MBTやHAWK SAMなどが含まれる。
シン報道官によると、チェコから供給されるT-72 45両やHAWKミサイルの一部の改修費用を手当てするという。 |
2022.11.04 17:15 |
日経新聞 |
Finacial Times:ウクライナの無人水上艇攻撃、海戦は新時代に |
<2212-110423>
10月29日にUSVがロシアの黒海艦隊基地を急襲し、ロシア軍の弱点をあらわにした。 一部の専門家はこのUSV攻撃が海戦の新時代を開いたと述べている。
ロシア国防省によると、クリミア半島のセバストポリにある黒海艦隊基地がUSV 7隻とUAV 9機の攻撃を受け、掃海艇1隻と港湾設備の一部に軽微な損傷を受けたものの、すべて撃墜したという。
だが、攻撃の様子を映した出所不明の動画を見た複数の海事専門家は、ウクライナが入手の容易な最新技術を使ってロシアの軍事的優位を相殺できることを証明したと話す。
軍事専門家は、複数のUSVが防御の堅い軍港を長距離攻撃したことで「海戦の未来像が垣間見えた」と語る。
ネットに投稿された動画には、USVがロシア黒海艦隊の主力フリゲート艦Admiral Makarovに向けて直進する様子が映っていた。 港内を走るUSVが目標を探すかのように急激に方向転換する映像もあった。 別の動画にはロシア軍がUAVを撃墜しようと必死に砲火を浴びせている映像もある。
複数の船舶を沈めたとするウクライナ側の主張は間違いだと指摘する専門家もいるが、ロシアのSNS上にはAdmiral Makarovが損傷したとの複数の報告が寄せられている。 |
2022.11.04 15:12 |
Breaking Defense |
Refurbished Soviet tanks, HAWK missiles and more Phoenix Ghost drones coming soon to Ukraine |
<2212-110420>
米国防総省が11月4日、修復したソ連製MBT、UAV、SAM、装甲車両など$400M相当をウクライナに供与すると発表した。
この支援で中心となるのはチェコが保有するT-72B 45両で、米国が費用を負担して改修する。 T-72Bの供与にはチェコとオランダが同意しており、オランダはチェコが同じくウクライナに供与する別のT-72B 45両の改良を行う。 これには$90Mがかかる。 これら90両のMBTは早ければ2022年12月に引き渡しが開始される。
このほかの大きな供与品は改修したMIM-23 HAWKシステムで、HAWKシステムについてはスペインが10月に発射機4基の供与を決めており、米国がミサイルを提供する。
以下はこの他の主な供与品目である。
・Phanix Ghost UAV 1,100機
・装甲河川艇40隻
・M1117装甲警備車250両の改修費 |
2022.11.04 11:15(21:15 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 3 |
<2212-110414>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月03日の戦況 =
ヘルソン州北西部からの一部ロシア部隊の撤退が続いているが、ロシア軍がヘルソン市を守るかどうかはまだ不明である。
ロシア軍はドネツク州西部で、狭小でかつ作戦上重要でない地積を獲得するための攻撃に、新たに動員された兵員を投入している。
ロシアの報道機関は、ロシア中央軍司令官のラパン上級大将の解任について報道が矛盾し混乱している。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がクレミンナとスヴァトーブの方向で反撃しているとした。
ロシア軍がバクムット、アウディーイウカ、ドネツク市周辺で攻撃を続けている。
ロシア軍は、主要装備の補給で著しい問題に直面している。 |
2022.11.04 09:22 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ避難民約1400万に、「数十年で最大規模」 国連 |
<2212-110412>
国連難民高等弁務官事務所 (UNHCR) のグランディ高等弁務官が2日、ロシアのウクライナ侵攻がこの数十年で発生したものとしては最速かつ最大の避難民を生み出しており、2月24日以来、1,400万人が家を追われたと声明で述べた。
国連はロシア軍によるエネルギーインフラへの攻撃でウクライナの人々が直面する厳しい冬や、戦争で家を追われた多くの人々について懸念を強めている。 |
2022.11.04 09:08 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア高官、南部ヘルソン州で撤退示唆 ウクライナなお警戒 |
<2212-110411>
ヘルソン州を実効支配するロシア当局者が3日、ロシア軍がドニエプル川西岸から撤退する可能性が高いと述べた。 ただ、ウクライナ側や欧米の専門家はロシアの撤退に慎重な見方を示しており、撤退を装った罠の可能性に警戒している。 ウクライナ南部軍司令部報道官は、ロシアの罠である可能性があるとしていると述べた。
一方、オースティン米国防長官は3日、ウクライナ軍はロシア軍からヘルソン市を奪還できるとの見方を示した。
ロシアはこれまで、プーチン大統領が9月末にロシアへの「併合」を宣言した同地域からの撤退を強く否定していたことから、実際に撤退が行われればロシアにとっては大きな後退で、侵攻の転換点になる。
同地域には侵攻開始後にロシアが無傷で占領したヘルソン市や、ドニエプル川にはクリミア半島への灌漑用水を供給している巨大なダムがある。 |
2022.11.04 07:52 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア軍、ヘルソン撤退の動き ウクライナ側「わな」を警戒 |
<2212-110406>
ウクライナ南部ヘルソン州の州都ヘルソン市でロシア軍の撤退の動きがあり、地元メディアは3日にロシア軍の装備や検問所がなくなったと報じているが、ウクライナ側はロシアが市街戦を仕掛けて有利に戦うための「わな」である可能性があるとして警戒を強めている。
ヘルソンの地元メディア「モスト」は3日、「ロシアの軍用車両が市内で激減した」とする住民の証言を報じた。 ロシア国旗が撤去された行政庁舎の写真がネット上に出回ったほか、ヘルソン州のロシア側「行政府」幹部がヘルソンのドニエプル川西岸から軍部隊が離れる可能性が高いと述べた。 |
2022.11.04 06:06 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア軍機破壊、アフガンの倍 ウクライナ軍総司令官 |
<2212-110405>
ウクライナ軍のザルジニー総司令官が3日、同国侵攻をロシアが始めてからの約8ヵ月で、ロシア軍機278機を破壊したと明らかにした。
旧ソ連は約10年に及んだアフガニスタン侵攻で118機を失ったとし「アフガンの二倍だ」と述べた。
冷戦下の1979年にソ連はアフガンに親米政権が樹立されることを危ぶみ侵攻したが、1989年に撤退した。 |
2022.11.04 05:26 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米国防長官、ウクライナ軍はヘルソン奪還可能と確信 |
<2212-110404>
オースティン米国防長官が3日、ウクライナ軍はロシア軍からヘルソン市を奪還できるとの見方を示した。 ヘルソン地域を巡っては、ロシア側の当局者がドニプロ川西岸からロシア軍が撤退する可能性があると述べている。
ウクライナ軍は10月初めにロシア軍の前線を突破しドニプロ川に沿って軍を進めてきたが、ロシア軍が仕掛けた可能性のある罠を警戒してこのところ進軍速度は減速している。 |
2022.11.04 04:53 |
毎日新聞 (Yahoo) |
IAEA、ウクライナに未申告の核活動兆候なし 「汚い爆弾」 |
<2212-110403>
国際原子力機関 (IAEA) が3日、ウクライナが放射性物質をまき散らす汚い爆弾を使用する恐れがあるとするロシアの主張を受けてウクライナの施設を調査した結果、未申告の核活動や核物質の兆候は確認されなかったと発表した。
IAEAの声明によると、調査はロシアの主張を否定するウクライナ政府が要請した。 対象となる3施設にIAEAの査察官を派遣し検証活動を実施した。 査察官らは関連施設に自由に出入りすることができる状況で検証したという。
汚い爆弾を巡っては、ロシアが自ら使用して、ウクライナに責任を負わせる偽旗作戦の可能性もあると指摘されている。 |
2022.11.03 18:28 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシア軍、1日40両以上の装甲車を喪失か 英国防省が分析公表 |
<2212-110318>
英国防省が3日、ロシア軍が10月中旬にウクライナの反攻を前に、1日に一個大隊の装備に匹敵する40両以上の装甲車両を喪失していたとする分析を公表した。 ロシア軍はここ数週間でベラルーシ軍から100両以上のMBTとIFVを補充したという。
英国防省は、ウクライナに派遣されているロシア兵が、古いIFVに不満を抱いており、「アルミ缶」と表現していると指摘した。 |
2022.11.03 10:30(20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 2 |
<2212-110309>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月02日の戦況 =
ロシアの情報筋は、ロシア軍はスヴァトーブとクレミンナの方向に反撃をし続けるウクライナ軍を拘束するために攻撃を実施したとした。
ロシア軍はドニプロ川沿いで防御を続け、ウクライナ軍は阻止作戦を続けている。
ロシア軍はバクムットとドネツク市の近くで攻撃を続けている。 |
2022.11.03 10:29 |
朝鮮日報 (Yahoo) |
ロシア軍、一日950人戦死…撤退中に転覆する装甲車も |
<2212-110308>
ウクライナが10月30日、わずか一日でロシア軍に950名の死者が出たとした。 これはロシアによるウクライナ侵攻が始まって以来、一日のロシア軍の死者数としては最多で、 ウクライナ軍は同30日、ロシア軍の戦死者はウクライナ侵攻開始以降、少なくとも71,200名に達するとした。
またウクライナ軍の攻撃から逃れる途中だったロシア軍の装甲車両が転覆する映像が公開された。 ロシアは訓練を十分に受けていない招集兵らを前線に送り込んでいるため事故が頻発している。
英国国防省は、ロシアは動員令によって招集した兵士数万人をウクライナの前線に配置したものの、そのほとんどはまともな軍装を身に付けていないと指摘している。
英国国防省は10月31日午前のブリーフィングで「9月の時点でロシアの将校らは、最近招集された予備役兵らが武器も持たずに前線に到着することを懸念していた」と説明した。 ロシアのメディアは、訓練をほとんど受けずに前線に配置された予備役兵らが大勢戦死していると報じた。
ロシアの軍事専門家ルージン氏は、ロシア軍は大規模な徴兵を予測できていなかったため、数万人に達する予備役兵を訓練させる能力がないと指摘した。 |
2022.11.02 20:09 |
TBS News (Yahoo) |
ウクライナ産穀物の輸出合意「履行を再開」ロシア国防省発表 |
<2212-110218>
ロシア国防省は声明を出し、ウクライナ産の穀物輸出をめぐる合意の履行を再開すると発表した。 ウクライナ側から「航路の利用は合意に基づく場合に限る」とする回答を書面で得たとしている。
ロシアはこれまで合意の履行を再開するためにはウクライナが航路を軍事利用しないと保証することが必要だと主張していた。 |
2022.11.02 12:29 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
あるウクライナの町の占領から解放まで、ロシア軍内部文書が語る「真実」 |
<2212-110211>
2022年9月にロシア軍はウクライナ東部の小さな町、バラクレヤから敗走したが、そこにはロシア軍が駐留していた数多くの痕跡が残されていた。
その1つが町外れにある古びた車両修理工場に設置したロシア軍の司令部で、内部には大量の文書が放置されており、そこからは占領から敗走に至るまでに経緯が、詳細に記されていた。
【Balakiya の位置 (Google Map)】
ロイタが文書を発見したのはここの地下壕で、これら文書の1,000頁以上を閲覧した。 文書によると敗北に至る数週間、ロシア軍は情報活動と電子戦で苦境に置かれていた。 彼らは市販のUAVを使い、操作する兵士は訓練を受けておらず不慣れだったうえ、ウクライナ側の通信を妨害する機器はたびたび故障した。 |
2022.11.02 10:41 |
朝鮮日報 (Yahoo) |
ウクライナ軍、撤退したロシア軍が遺棄した機関銃に大笑い |
<2212-110210>
米国とウクライナの関係に必要な民主的価値、反腐敗システム、強い国防力の重要性などについて研究している非営利組織変化の風研究グループ (WCRG)の関係者が10月31日にツイッターを通して「後退するロシアの兵士が、1910年式のPM1910重機関銃を残置していった」という書き込みと共に動画を公開した。
1分ほどの動画には、ロシア軍の遺棄した兵器を調べるウクライナ兵の様子が収められていて、昔の武器が珍しいらしく、あちこち触ってみて、実際に武器を持っていたずらっぽく笑う姿も捉えている。
PM1910は水冷式で、今日でも依然として使用可能だという。 |
2022.11.02 10:30(20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, November 1 |
<2212-110209>
= 戦争研究所が HP に掲載した11月01日の戦況 =
南部軍管区 (SMD) の第8諸兵科連合軍司令官モルドビチェフ中将が、中央軍管区 (CMD) 司令官ラパン上級大将と交代したと伝えられた。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がスヴァトーブとクレミンナの方向で反撃したとした。
ウクライナ軍はロシア軍は防御準備を続けているヘルソン州で反撃した。
ロシア軍はバクムット周辺とドネツク市周辺で攻撃を続けている。 |
2022.11.01 16:42 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア、ウクライナ南部ヘルソンの避難区域を拡大 |
<2212-110108>
ヘルソンを占領しているロシア当局者が31日、ウクライナがカホフカダムを攻撃してこの地域を浸水させる可能性があるとの主張を繰り返し、ドニプロ川流域からの避難区域を拡大すると述べた。
ロシアが任命したヘルソン州の責任者サルド氏はTelegramへの投稿で、民間人への避難命令対象地域を15km広げ、さらに7つの集落を含めるとし、「ウクライナがカホフカ水力発電所への大規模なミサイル攻撃を準備しているという情報」があるとした。
ウクライナ側はこれを否定し、ロシアが攻撃の自作自演を検討しており、それをウクライナとその西側支援国になすりつける兆候だと訴えた。 |
2022.11.01 11:00(21:00 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, October 31 |
<2212-110106>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月31日の戦況 =
ロシア軍はヘルソン市周辺の陣地構築をしながらも、ドニプロ川西岸から撤退を続けている。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍が10月30日と31日にハリコフ州北東部とスヴァトーブ~クレミンナ線に沿って反撃し続けているとした。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がヘルソン州で10月30日と31日に反撃を続けていると報告した。
ウクライナ軍の阻止作戦がドニプロ川を越えて潜入するロシア軍に損害を与えていると伝えられている。
ロシア軍は10月30日と31日にバクムット周辺で攻撃を続けた。
【Bakhmut の位置 (Google Map)】
ロシアの情報筋は、ロシア軍が10月30日と31日にアウディーイウカ~ドネツク市地域で逐次前進したとしたが、ISWはこれを確認できない。
ヘルソン州のロシア占領当局は、ロシアルーブルと一緒にウクライナグリブナの使用を許可すると発表し、ヘルソンでの数ヶ月にわたるルーブル化に失敗を示した。 |
2022.11.01 02:06 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
モルドバ、ロシア大使館職員を「好ましくない人物」に指定 |
<2212-110101>
モルドバ外務省が31日、在キシナウ露大使館の職員をペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)に指定し国外退去を通告した。
外務省はロシア大使に対し、「隣国ウクライナへのミサイル攻撃は安全保障上のリスクを高め続けており、わが国の市民は戦争の壊滅的な結果をますます感じているうえ、ウクライナのエネルギーインフラへの攻撃は、モルドバのエネルギー安全保障への脅威を増大させている」と伝えたという。
これに対し、ロシアの報道機関はロシア外務省の見解として、ロシアはモルドバの動きに対応すると報道している。 |
2022.10.31 20:58 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナが迎撃のロシア軍ミサイル、モルドバの村に落下 死傷者なし |
<2211-103109>
モルドバ政府が31日、ウクライナの防空システムが迎撃したロシア軍のミサイルが、自国北部のウクライナ国境に近いナスラブチャ村に落下したと発表した。 モルドバ内務省によると、現時点で被害者は報告されていないがナスラブチャ内の複数の民家の窓ガラスが割れたとしている。
ウクライナは同日、ロシア軍が国内各地の電力及び水道施設を目標にCM 50発以上を撃ち込んだと発表した。 |
2022.10.31 19:13 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシア動員兵の銃、ほぼ使用不可能か 英国防省が分析、保存状態悪く |
<2211-103108>
英国防省が10月31日に発表した戦況分析で、新たに動員されたロシア兵に渡されている小銃が、1959年に初めて導入されたAKMと呼ばれる小銃の可能性があると述べた。 多くは保存状態が悪くほとんど使用不可能な状態とみられるという。
英国防省によると、動員兵がAKMを使っているとみられ、正規軍の大半が使用しているAK-74Mなどの銃とは銃弾が異なるため、ロシア側は戦線に2種類の弾薬を届ける必要が生じるという。 |
2022.10.31 15:44 |
AFP=時事 (Yahoo) |
黒海艦隊攻撃、「穀物回廊」の民間船からと主張 ロシア |
<2211-103106>
ロシアが30日、同国がウクライナ産穀物の輸出合意の履行停止に踏み切った理由としている黒海艦隊へのUAV攻撃について、破壊したUAVの残骸を回収したところ、穀物回廊の民間船から発射された疑いがあると主張した。
またUSVの残骸を海中から回収したところカナダ製の航行モジュールが見つかったとし、軍の専門家が現在調査中としている。 ロシア軍はさらに、USV 1隻の航行受信記録を調べたところ、ウクライナ南部オデーサ近辺の海岸を出港していたことが分かったとした。 |
2022.10.31 09:30 |
Forbes (Yahoo) |
かつて NATO の脅威だった飛び地防衛のロシア第11軍団 1.2万人が消滅 |
<2211-103105>
カリーニングラード防衛のためロシア海軍は6年前に軍団を新編したが、ウクライナ戦争がロシアにとって非常に不利になり始めたとき、ロシア政府はカリーニングラードから第11軍団を引き上げウクライナに投入した。 そしてウクライナ軍は直ちにその軍団を壊滅させた。
戦略的に重要な海に沿った2つのNATO加盟国に挟まれているその軍団は、ロシア軍に世界戦争における優位性をもたらすはずだったが、第11軍団の結成、展開、壊滅はロシアのウクライナにおける戦争の悲話以上に大きいことを物語っている。 |
2022.10.31 07:00(17:00 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, October 30 |
<2211-103102>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月30日の戦況 =
未確認のロシアからの報告によると、ロシア南部軍管区第8諸兵科連合軍司令官のモルドビチェフ中将が、10月30日の時点で中央軍管区 (CMD) 司令官としてラパン准将と交代した。 ロシアの情報筋は、ラパン准将がCMDの指揮から完全に排除されたのか、それともウクライナで活動しているロシアの作戦「中央軍グループ」の指揮から抜けただけなのかについて矛盾した報告を続けている。
ロシア国防省とロシアの情報筋によると、ロシア軍がハリコフ州のペルショトラヴネヴェ、タバイウカ、ベレストーブに対するウクライナの攻撃を撃退した。
ウクライナの情報源と位置情報によると、ロシア軍がルハンシク州クラスノリチェンスケのクラスナ川に架かる橋を破壊した。 ロシアのミルブロガーは、ウクライナ軍が橋を破壊したと非難している。
ロシアの占領当局者は、ロシア軍がビロゼルカとチョルノバイウカで防御しヘルソン市を守る計画をしていると述べた。
【Bilozerka の位置 (Google Map)】
【Chornobaivka の位置 (Google Map)】
一方、ウクライナ軍当局者は、ロシア軍がドニプロ川の西岸のある地域から砲兵部隊を撤退させ、他の方向を強化する準備をしていると報告した。 また、数百名のロシア国家親衛隊兵がチェチェン共和国からヘルソン州南西部のカランチャクに配置されたと報告した。
【Kalanchak の位置 (Google Map)】
ロシア軍はヘルソン州のベリスラフ・ライオンでウクライナの陣地を砲撃し続けているが、ウクライナとロシアの双方からの情報源は乏しい。
【Beryslav Raion の位置 (Google Map)】
ロシアの情報筋は、ロシア軍が10月30日にドネツク国際空港の北西4kmのヴォディアネを占領したと主張した。 ウクライナ軍参謀本部の夕方の報告はロシアの攻撃を撃退したとしておらず、ロシアの主張が正しい可能性がある。
ロシアの情報筋は、ロシア軍が10月30日にドネツク州のヴフレダールの南西2kmにあるパヴリフカを占領したと報じた。 ただ、一部のロシアの情報筋は、10月30日の時点でロシア軍がパブリフカの半分しか支配していないと主張している。 ウクライナ軍参謀本部の夕方の報告はロシアの攻撃を撃退したとしておらず、ロシアの主張が正しい可能性がある。
ロシア軍はムィコラーイウ州のオチャキフでKh-59 CMを発射した。 ロシアの情報筋はロシア軍がオチャキエフの軍事インフラを標的にして破壊したとした。 |
2022.10.31 06:02 |
NHK News |
ロシア軍 ウクライナ南部ヘルソン方面に4万人規模の部隊集結か |
<2211-103101>
ウクライナ軍は30日に、東部ドネツク州の10地区でロシア軍を撃退したと発表したほか、南部ヘルソン州ではヘルソン市に向けて部隊を進めているとみられるなか、ウクライナのメディアは29日にウクライナ軍の情報部門トップの見方として、ロシア軍がヘルソン方面に4万人規模の部隊を集結させていると報じた。
その多くは空挺部隊などの精鋭で、ヘルソンの解放には11月末までかかる可能性が高いとしていて、予断を許さない情勢が続いている。
ヘルソン州をめぐっては、ウクライナのレズニコフ国防相も25日にNHKとのインタビューで、ロシア軍が中心都市ヘルソンとその周辺に部隊を集めていると指摘していした。 |
2022.10.30 |
Defense Update (Yahoo) |
Coordinated Drone Attack Targets the Russian Black Sea Fleet at Sevastopol |
<2211-103007>
ロシア国防省が、10月29日にクリミア半島のセバストポリで露海軍黒海艦隊の艦艇や民間船がウクライナのUAVなどで攻撃されたと発表した。
露国防省によると、攻撃にはUAV 9機とUSV 7隻が使われたが、UASは4隻を艦船が撃破し3隻を岸から撃沈した。 公開された映像によるとロシア艦周辺を高速で移動するUSVをMi-8ヘリが機銃掃射すると共に、艦砲の射撃も行われた。
露国防省は、攻撃は英国の支援を受けウクライナ海兵隊第73特殊作戦部隊が実施したという。
この攻撃がロシアが主張するようにミコライウのチャキフから行われたとすると、USVは波の荒い外洋を150km以上航行したことになる。
【Ochakiv の位置 (Google Map)】
|
2022.10.30 09:36 |
読売新聞 (Yahoo) |
クリミア港湾で無人機攻撃、黒海艦隊の旗艦が損傷か…露国防省「穀物輸出の合意停止」 |
<2211-103004>
ロシア国防省が29日、クリミア半島西部セバストポリの港湾一帯で、露海軍黒海艦隊の艦艇や民間船がウクライナのUAVなどで攻撃されたと発表した。 これについてウクライナ軍は否定も肯定もしていない。 露国防省によると、攻撃にはUAV 9機とUSV 7隻が使われ、損害は掃海艇1隻などにとどまったとしている。
ウクライナ軍情報機関はSNSで、沈没した巡洋艦Moskvaに代わって黒海艦隊の旗艦になったフリゲート艦が損傷したとの見方を示した。
TASS通信などによると、この攻撃を受け、露国防省は黒海経由でのウクライナ産穀物の輸出に関する国連などとの四者合意の参加停止を表明した。 |
2022.10.30 09:30(19:30 EST) |
ISW |
Russian offensive 1campain assessment, October 29 |
<2211-103003>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月29日の戦況 =
ウクライナ軍が10月29日にセバストポリ近くでロシア黒海艦隊のGrigorovich級フリゲート艦をUSVで攻撃した模様である。
ロシア政府が南部軍管区司令官のラーピン上級大将を解任した。 南部軍管区司令官はウクライナ作戦における中央軍司令官でもあった。
ウクライナ軍はクレミンナ~スヴァトーブの線で獲得した地域を確保するとともに、逆襲を行っている。
ウクライナの諜報機関は、ヘルソン州の防衛に依然として練度の高いロシア軍が当たっているとした。
ロシア軍はドニプロ川西岸に防御陣地を強化している。
ロシア軍はウクライナ軍の攻撃を受けて、バクムット地域での攻撃速度を遅くした可能性がある。
ロシアの情報筋は、ロシア軍がヴフレダール地域で攻撃を開始したとしている。
ロシア軍はドネツク市周辺でわずかな成果を上げた可能性がある。 |
2022.10.29 22:50 |
時事通信 (Yahoo) |
クリミア軍港に無人機攻撃 ロシア艦隊掃海艇が損傷 ウクライナ |
<2211-102917>
TASS通信によると、クリミア半島の軍港セバストポリで29日にUAVやUUVによる攻撃があった。
親露派のラズボジャエフ市長は、ウクライナ軍によるものと断じた上で、この攻撃は最大規模だったと指摘した。
ロシア国防省は、UAV 9機とUUV 7隻が攻撃で使用されたと発表。 掃海艇などが損傷を受けたものの、UAVをすべて撃墜したと表明した。 ラズボジャエフ市長は、ウクライナ側に被害状況や迎撃能力が漏れ伝わる恐れがあるとして、監視カメラの稼働停止を命じた。
ロシア国防省は、ウクライナで活動する英国の軍事顧問が計画したテロ攻撃だと主張し、更に英軍事顧問は9月に起きたロシアとドイツを結ぶ天然ガスパイプラインNordstreemの破壊工作にも関わっていると決め付けた。 ロイタ通信によると、英国防省の報道官は「途方もないうそだ」と述べ、関与を否定した。 |
2022.10.29 17:17 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシア、戦果を誇張か 米研究所「劣勢続き、虚偽の発表で見せかけ」 |
<2211-102914>
米シンクタンク戦争研究所 (ISW) が28日、ロシアがウクライナ東部ドネツク州での戦果を誇張している可能性が高いとする分析を公表した。 北東部や南部でロシアの劣勢が続くなか、虚偽の発表で戦果を誇張しているという。
ISWによると、ロシア軍は士気の向上などを狙い、同州の要衝バフムート方面で大きな戦果を得たと主張しているが、ロシア軍はバフムートのウクライナ側拠点に向けてわずかに前進したが、その速度は非常に遅く、多大な犠牲を伴っていると指摘し、ロシア軍はバフムートを含めた全ての前線で目立った戦果を得ていないとしている。 |
2022.10.29 16:45 |
CNN (Yahoo) |
米、ウクライナ向け兵器の闇市場への横流し対策を実施 |
<2211-102913>
米国務省は29日までに、ウクライナへ供与した兵器が犯罪人らの手に渡ることを阻止する対策を実施しているとし、その内容を明かした。
同省のプライス報道官は、ウクライナ側も受け取った防衛装備品の適切な保護や管理を約束しているものの、「米国はこれら兵器が悪しき人物らに流出することを警戒し続けている」と指摘した。 |
2022.10.29 16:29 |
朝日新聞 (Yahoo) |
「ロシア軍死者は7万人以上」 ウクライナ軍が見解 |
<2211-102912>
ウクライナ軍参謀本部は29日の戦況報告で、ロシアによる侵攻が2月に始まって以来、ロシア軍の死者数が7万人を超えたとの見方を示した。 報告によると、今月29日時点でのロシア軍兵士の死者数は70,250名となったという。
一方、ロシア側は9月21日時点で死者数を5,937名としている。 |
2022.10.29 16:07 |
AFP=時事 (Yahoo) |
セバストポリに襲来の無人機「全機撃墜」 ロシア任命市長 |
<2211-102911>
ロシア軍のセバストポリ軍港が29日未明にUAVによる攻撃を受けたものの全機撃墜し、攻撃を退けることに成功したと、ロシアに任命されたラズボザエフ市長が明らかにした。
ラズボザエフ市長はTelegramで、今日04:30ら数時間にわたりセバストポリのさまざまな防空システムがUAVによる攻撃を退けたが、UAVは全機撃墜したと述べた。 |
2022.10.29 14:56 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、東部ルハンスク州での進撃が減速 |
<2211-102909>
ウクライナ東部ルハンスク州のハイダイ知事が28日にウクライナのTV局取材で戦況について、同州の同国軍の前進は悪天候と、ロシア軍の数千人規模の動員兵の展開や激しい抗戦が理由でその速度が緩やかになっていると述べた。 |
2022.10.29 14:54 |
時事通信 (Yahoo) |
ロシア軍、前線で「防衛態勢」 人員・訓練不足が影響か 英分析 |
<2211-102908>
英国防省が28日のウクライナ侵攻戦況報告で、ロシア軍が過去6週間に前線の大半の地域で長期的な防御態勢の構築を進めていたことを発表した。
一方、ウクライナ軍の発表によれば、南部ヘルソン州からの民間人の避難を完了させたロシア軍は、民間人が立ち去った地域に1,000名の部隊を送り込み、地元住民が暮らしていた住居を占拠している。 |
2022.10.29 10:30(20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 28 |
<2211-102906>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月28日の戦況 =
ロシア軍は、バクムット、ドネツク州、または最前線の他の場所で大きな進展を見せていない。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がクレミンナとスヴァトーブの方向に反撃したとした。
ロシア軍は、ヘルソン州のドニプロ川の岸に動員された要員を配置し、防御陣地を構築し続けている。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がヘルソン州北西部で反撃したとした。
ロシア軍がドネツク州で攻撃を続けている。
ロシアの占領当局は、11月1日の秋季徴兵で color=red>ウクライナ民間人の強制動員を合法化するために、10月30日までに占領地域のウクライナの民間人にロシア市民権を強制することを計画している。 |
2022.10.29 09:30 |
Forbes (Yahoo) |
ロシア軍、引っ張り出してきた旧式戦車「T-62」をほぼ無傷で戦場に放置 |
<2211-102905>
ウクライナ軍との戦いで1,000両以上のMBTを失ったロシア軍は今夏、備蓄していた数百両のMBTを再使用し始めた。 1950年代に設計され、1960年代から生産されたT-62は、1980年代にソ連軍からほとんど退役し、数千両単位で倉庫に保管されている。
修理や若干の改良を行っても老朽化した戦車はあまりうまく機能せず、ウクライナ軍が反攻を開始したヘルソン州では、T-62の乗員が放棄する傾向が顕著になっている。
ウクライナ軍は、自軍でT-62大隊を編成することができるほどのT-62を奪取したものの実際に編成するかはわからないが、スロベニアがウクライナ側に改良されたとはいえT-62よりもさらに旧式のM-55を提供したとき、ウクライナ当局は断らなかったという事実は注目に値する。 |
2022.10.29 06:09 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、東部ルガンスク州の前線地域で主要な道路を掌握 |
<2211-102904>
ウクライナが28日、反転攻勢を進めている東部でロシア軍が占領した地区2箇所を結ぶ主要な道路をウクライナ軍がほぼ掌握したと発表した。
ウクライナ軍は現在、東部ルガンスク州で東に向けて進撃しており、ロシア占領下にある同州のスバトベとクレミンナの奪還を目指している。
ルガンスク州のガイダイ知事は国営TVに対し、ウクライナ軍はスバトベからクレミンナに至る道路を実質的に支配下に置いたと述べた。
ロシア側の当局者は26日、クレミンナとスバトベで激しい戦闘があったと明らかにしていた。 クレミンナはスバトベの南方45kmにあり、共に9月以降に戦闘の前線になっている。 |
2022.10.29 03:13 |
AFP=時事 (Yahoo) |
親ロ派、ヘルソン市民の退避完了 ウクライナが奪還に向け進軍 |
<2211-102902>
2014年にロシアがウクライナから併合したクリミア半島の親露派当局首長のアクショノフ氏が27日夜にSNSへの投稿で、ウクライナ南部ヘルソン州の州都ヘルソン市で28日までに、親露派当局が組織した住民退避が完了したと発表した。
東部と南部で大きな戦果を上げたウクライナ軍は、ヘルソン市を含むドニエプル川右岸一帯の奪還に向けた激戦に備えている。 |
2022.10.28 |
Stars & Stripes |
US sends more military aid to Ukraine that includes ammunition, mines and satellite antennas |
<2211-102815>
米国防総省がウクライナに対し総額$275Mの24回目となる援助を行う。
この援助にはExcalibur 155mm誘導砲弾500発、155mm遠隔操作対戦車地雷2,000発、対戦車兵器1,300基以上、小火器弾2億7,500万発、HIMARSなどが含まれている。 |
2022.10.28 14:02 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍、東部ルハンスク州で前進 知事がSNSに投稿 |
<2211-102812>
ウクライナ東部ルハンスク州のハイダイ知事が28日に戦況について、スバトベとクレミンナの周辺でウクライナ軍が前進しているとSNSに投稿した。 クレミンナは6月にロシア軍が制圧した要衝セベロドネツクから北西20kmにある。
ウクライナメディアによると、ウクライナ軍の前進の速度は緩やかだという。
また、ハイダイ知事は投稿で「ロシア軍がウクライナ軍に奪還された村をロケット砲で砲撃し続けている」という。 |
2022.10.28 10:32 |
産経新聞 (Yahoo) |
ロシアのヘルソン撤退示唆は「情報戦」 ゼレンスキー氏、露軍包囲目指す |
<2211-102809>
ウクライナ侵略で焦点化している南部ヘルソン州の攻防を巡り、同国のゼレンスキー大統領は、ロシア軍が州都ヘルソンを含むドニエプル川の西岸地域からの撤退を示唆していることについて「情報戦だ」と指摘した。その上で、ウクライナ軍は露軍をヘルソン市で包囲することを目指していると明らかにした。 イタリアメディアとのインタビューでの発言を27日にウクライナメディアが伝えた。
ゼレンスキー大統領は露軍の情報戦の目的について、ウクライナ軍をヘルソン州に引き付け、他の戦線での劣勢を打開することだと指摘した。露軍はヘルソン市に精鋭部隊を残すなど同市を離れる動きを見せていないとした上で、「露軍はウクライナ軍が成功した場合、包囲されることを知っている。 われわれはそれを目指している」と述べた。 |
2022.10.28 09:30(19:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 27 |
<2211-102808>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月27日の戦況 =
ロシア高官が、ウクライナを支援する西側の商業衛星を攻撃目標にする可能性があると脅迫した。
ロシアの情報筋が、ウクライナ軍がハリコフ州北東部とクレミンナ~リシチャンシクの線に沿って反撃したと張した。
ロシア軍はヘルソン州のドニプロ川東岸に沿って防御準備を行っている。 またロシアの情報筋によると、ウクライナ軍がヘルソン州で限定攻撃を行った。
ロシア軍はドネツク州で攻撃を続けている。
ロシア軍がロシアで働く外国人に動員通知を送った。
プリゴジンのWagnel Gp.は、空中戦能力をさらに発展させ、ロシア軍と同等のより複雑な装備を保有している可能性がある。
ロシアと占領行政当局が、ロシア占領地域で住民の携帯電話を押収し始めた。 |
2022.10.28 09:07 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、ウクライナに2.75億ドルの追加軍事支援用意=関係筋 |
<2211-102806>
米政府関係筋が27日、ウクライナ向けに$275Mの追加軍事支援を用意していることを明らかにした。 ロシア軍に対する反攻を支援する弾薬やHIMARSが含まれるとみられ、早ければ28日にも発表する。 米国によるウクライナへの安全保障支援は$17.6Bに上っている。
米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官はCNNとの対談で、ウクライナに対する追加の武器供与が間もなく発表されると述べたが、支援の詳細についてはコメントを控えた。 複数の米当局者によると、政府は現在保管している旧式のHAWK SAMをウクライナに送ることを検討している |
2022.10.27 09:30(19:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 26 |
<2211-102705>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月26日の戦況 =
ロイタ通信が調査したバラクリヤからのロシア文書は、ロシア軍の劣悪な状態に関する以前のISW評価を裏付けている。
ヘルソン州のロシア占領当局者は、ドニプロ川西岸からのロシア軍撤退の情報統制を緩和しようとしている。
ロシア軍は、ウクライナ軍をウクライナ北部国境に貼り付けようとしようとしている。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がスヴァトーブの西で反撃したとしている。
ロシア軍はヘルソン州のドニプロ川の西岸と東岸で防御陣地の構築を続けている。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がヘルソン州北西部で反撃し続けているとした。
ロシア軍はドネツク州で攻撃を行った。
ヘルソン州のロシア占領当局は、ドニプロ川の西岸から住民を移住させ続けている。 |
2022.10.27 08:50 |
産経新聞 (Yahoo) |
露軍、ヘルソン市死守の方針か 前線に戦力増強 |
<2211-102704>
ヘルソン州でウクライナ軍の反攻が停滞しつつある。 背景にはヘルソン市を含むドニエプル川の西岸地域を放棄する可能性が指摘されてきた露軍が、西岸地域でも兵力を増強していることがあるとみられる。 露軍はヘルソン市などで市街戦の準備を進めており、同市を死守する方針を固めたもようである。
ウクライナメディアの26日の報道によると、同国のレズニコフ国防相はFOX Newsとの対談で、天候の悪化によりヘルソン州での反攻速度が落ちていると認めた。 ウクライナのマリャル国防次官も26日に同州を含む各方面でウクライナ軍が防御戦闘を行っていることを認めたが、それは今後の攻勢再開に向けた過程の一つだと説明した。 |
2022.10.27 08:39 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
東部ドンバスで激しい戦闘、ロの戦術「狂気」=ウクライナ大統領 |
<2211-102703>
ウクライナのゼレンスキー大統領が26日、東部ドンバス地域の2つの重要な町周辺でロシア軍が狂気じみた戦術を展開しているとした上で、繰り返される攻撃にウクライナ軍は持ちこたえていると述べ、前線から朗報があるだろうとも語ったが、詳細は明らかにしなかった。
ドネツク市郊外のアウディーイウカと、さらに北東に位置するバフムトの周辺で最も激しい戦闘が起きているとした。 |
2022.10.26 18:54 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシアの反戦団体、線路を破壊か ベラルーシ南部と結ぶ主要路線 |
<2211-102607>
英国防省が26日に発表したウクライナ情勢の分析で、ロシア西部ブリャンスク州で線路が何らかの爆発によって損傷し、ロシア国内の反戦団体が犯行を主張していると指摘した。 同団体が自らの行為だと主張する鉄道インフラへの破壊工作は6月以降、この件を含め6件起きているという。
英国防省やロシア紙ベドモスチによると、ブリャンスク州の線路が損傷する事件は24日、隣国ベラルーシとの国境から15km離れた村のそばで起きた。線路はロシアとベラルーシ南部を結ぶ主要な路線で、この件についてストップ・ザ・ワゴンズと名乗るロシアの反戦団体が自らの犯行だと主張しているという。
英国防省によると、ロシア軍はウクライナへの部隊派遣を主に鉄道輸送に頼っているが、33,000km以上に及ぶ鉄路大半が人気のない地域に敷かれているため、攻撃から守るのは非常に難しいとしている。 |
2022.10.26 09:00(19:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 25 |
<2211-102609>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月25日の戦況 =
ロシアのシロヴィキ派は、ウクライナ戦争に不満を表明し続けており、プーチン大統領が戦争前に同派を説得するのに苦労した可能性がある。 ウクライナでの戦争に関するプーチンとシロヴィキ派との対立は、ロシアの権力構造におけるシロヴィキ派の重要性を示している。
ロシアの占領当局は、ヘルソン州での避難はより大きな移住計画の一部であると主張している。
レバダの世論調査は、ウクライナでの戦争に関連する社会的影響にもかかわらず、ロシア政府に対するロシア国民の感情は根本的に変わっていないことを示唆している。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍が10月25日にスヴァトーブの西とクレミンナで攻撃を行ったとした。
ロシア軍はドニプロ川の東岸への後退と防御陣地の構築を続けた。
ロシア軍はドネツク州で攻撃に失敗した。
ウクライナのパルチザンは、ロシア占領下のザポリージャ州で占領責任者を攻撃目標にしている。 |
2022.10.26 04:37 |
Defense News |
Ukraine-bound NASAMS are in US hands now: Raytheon |
<2211-102604>
Raytheon社のNASAMS計画責任者が10月25日に、ウクライナへ送るNASAMS 2個FUを陸軍へ納入したと発表した。
米国は数週間以内にこの2個FUをウクライナに引き渡せるが、残りの6個FUにはさらに時間がかかりそうである。 |
2022.10.25 20:51 |
産経新聞 (Yahoo) |
ロシア軍、ウクライナで略奪か 撤退時に文化財も |
<2211-102507>
ロシア軍の苦戦が伝えられるウクライナ南部へルソン州で、露軍や親露派勢力が現地の文化財や住民の資産などを略奪しているとの情報が相次ぎ浮上している。
露軍部隊はすでに同州のドニエプル川西岸から撤退を開始しており、占領地を離れる前に「価値のあるものをすべて奪っている」とウクライナ側は批判している。 |
2022.10.25 15:30 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米政府、旧式防空装備「ホーク」のウクライナ移送を検討=当局者 |
<2211-102506>
複数の米当局者がロイタに、米政府が現在保管している旧式のHAWKをウクライナに移送することを検討していることを明らかにした。
バイデン政権は国内余剰兵器の移送を許可する緊急時大統領在庫引き出し権 (PDA) を活用する見通しである。 |
2022.10.25 14:24 |
BBC News (Yahoo) |
ロシア軍、ヘルソンに増派で守りを強化か ウクライナが見方を変更 |
<2211-102505>
ウクライナのブダノフ情報総局長が24日に、南部の要衝ヘルソン市について、ロシアが守り抜こうとして部隊を増派している可能性があると述べた。 ウクライナはこれまで、ヘルソン市からロシア部隊が撤退する可能性があるとしていた。
このところ、ウクライナがドニプロ川に沿って同市へと前進しておりロシアへの圧力を強めているが、ブダノフ総局長はロシア軍が増援をしており、道路で防御戦の準備を進めているとした。 |
2022.10.25 10:30(20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 24 |
<2211-102503>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月24日の戦況 =
ロシア政府は、ウクライナが2日連続で汚い爆弾を使って偽旗攻撃を行う準備をしていると非難する情報戦を展開化した。
ウクライナ軍事情報局 (GUR) のブダノフ先任少将が10月24日、ウクライナの重要インフラに対するロシアのテロ攻撃の影響は弱まっていると述べた。
プーチン露大統領がウクライナの4州を併合したことで、ウクライナの奪還戦闘激化するしたことで、ロシア政府内の分裂に火をつけた。
ロシア軍はヘルソン市を防衛する準備をしている可能性が高く、一部のロシア軍がヘルソン州北部から撤退したとの報告にもかかわらず、ヘルソン州北部から完全には撤退していない。
ウクライナ参謀本部が、ウクライナ軍がルハンスク州でカルマジニフカ、ミアソジャリフカ、ネフスケ、ドネツク州でノボサドヴェを占領したことを確認した。
クルスク州が10月23日にウクライナとの国境で強化された2本の防御線の建設完了を発表した。 おそらくウクライナの機械化部隊によるロシア侵攻の危険性が全くないので、国内のロシア人を狙ったものとみられる。
Wagner Gpの財務責任者プリゴジン氏が、ロシア軍がバフムート付近で後退しているため、Wagner Gpの戦闘進展が遅いことを認めた。
ウクライナ軍が、10月23日から24日にかけてザポリージャ州前線付近に集結したロシア軍部隊を攻撃し続け、10月22日にはエネルホダール付近でロシア軍を攻撃した。
ロシアの占領軍が、ウクライナの前進に先立ってロシア軍の状況を民間人が知ることを制限しようと、ヘルソン市の通信システムを遮断した。 |
2022.10.25 09:57 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍、ヘルソン市防衛に新部隊投入 ウクライナ国防省幹部 |
<2211-102502>
ウクライナのニュースメディアUkrayinska Pravdaが、国防省情報総局トップのブダノフ氏が、ロシア軍がヘルソン市に対するウクライナ軍の新たな攻撃に備えるため、新たに部隊を投入していると明らかにしたと報じた。 ブダノフ氏はロシアのこうした行動について、ウクライナ軍がヘルソン市の東に位置するカホウカダムを奪還し、包囲されることを恐れたためだと説明した。
ブダノフ氏によれば、ロシアは、負傷者や現金、ロシアが設置した行政当局や金融機関を市外に移動させる一方で、さらに部隊を投入していた。 |
2022.10.25 04:23 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア「重大な結果」、「汚い爆弾」と核兵器いずれの使用でも=米政府 |
<2211-102501>
米国務省のプライス報道官が24日、ロシアが放射性物質をまき散らすことを目的とした汚い爆弾もしくは通常の核兵器のいずれを使用しても重大な結果に直面するという認識を改めて示した。
ロシアはウクライナが汚い爆弾を使用する可能性があると主張しているが、西側諸国はロシアが戦争をエスカレートさせるための偽旗作戦の可能性があるとして警戒している。 |
2022.10.24 18:00 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ、イラン製無人機の撃退に「徐々に成功」 英国防省 |
<2211-102405>
英国防省が24日、イラン製のShahed-136 UAVを使ったロシア軍の攻撃を撃退するウクライナの試みが徐々に成功しているとの最新の分析結果を公表した。
同省は、ゼレンスキー大統領を含む公的な情報源は、攻撃の最大85%が撃墜されていると主張していると言及し、次第に効果的になっているウクライナの防空機能を突破しようと、ロシア側がUAVを大量消費している可能性があるとの見方を示した。
またUAVは備蓄が不足しつつあるロシア製長距離精密兵器の代替として利用されている可能性があるとも指摘した。 |
2022.10.24 09:29 |
産経新聞 (Yahoo) |
ウクライナのエンジン大手トップ逮捕 露に協力か |
<2211-102403>
ウクライナメディアが、ウクライナ保安庁 (SBU) が23日にロシアに軍事装備を違法に供給したとして、ウクライナの世界的航空エンジン企業Motor Sich社トップのボグスラエフ氏と同社幹部を反逆罪で拘束したと発表したと報じた。
SBUによると、ボグスラエフ容疑者らは露国営軍事企業と共謀し、「東アジアや中東、欧州に供給する」との名目で、戦闘ヘリ用エンジンを輸出したが、実際は露軍に供給されていたという。
Motor Sich社を巡っては、50%を超す株式が中国企業に取得されていたことが2020年までに発覚し、中国による軍事技術の取得を警戒する米国は中国企業に制裁を発動した。 ウクライナも2021年3月に中国による買収を阻止するためMotor Sich社の国有化を決定していた。
【関連記事:2104-033103 (産経 2021.03.31)】 |
2022.10.24 07:30(17:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 23 |
<2211-102402>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月23日の戦況 =
ドニプロ川東岸へのロシア人避難の現地からの情報流出を制限するため、ロシア当局は10月22日にヘルソン市のインターネットアクセスを遮断した可能性が高い。
ロシアの情報筋は、ロシア軍が北西ヘルソン州でウクライナの攻撃を撃退したとした。
ウクライナとロシアからの情報では、ウクライナ東部のシヴェルスク、ソレダール、バフムート、アヴディイフカ、マリンカの近くで戦闘が起きた。 ロシア国防省は、ロシア軍がドネツク州西部でのウクライナ軍の攻撃を撃退したとした。
ロシア筋は、ウクライナ軍がクレミンナとスヴァトヴェの方向で反撃したとした。
ロシア軍はザポリージャ市、ムィコラーイウ市、ムィコラーイウ州の他の地域をShahed 136 UAVとS-300 SAMで攻撃した。 ウクライナの情報筋は、ロシア軍がニコポルとマルハネツをMLRで攻撃したと報じた。
ウクライナ空軍司令部報道官は、ウクライナ軍が9月13日以来Shahed-136 UAV 273機を撃墜したと主張した。
ウクライナ政府筋は、イラン人教官が報告されたクリミアに加えてベラルーシでも、ウクライナの北部と西部に対するShahed-136 UAVでロシア軍を支援したと報告した。
ロシアの報道機関は、ロシア軍はウクライナ軍の前進を遅らせるためのカホフカ水力発電所の破壊についてウクライナを非難する準備を進めている可能性が高い。
ロシアの情報源は、クルスク州(註:ウクライナとの国境に接するロシアの州)における防衛陣地の構築について広く議論している。
【Kursk の位置 (Google Map)】 |
2022.10.24 05:00 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ウクライナが「汚い爆弾」計画 ロシア国防相、仏英トルコに懸念伝達 |
<2211-102401>
ショイグ露国防相が23日、英仏土国防相と相次いで電話協議し、ウクライナ政府が汚い爆弾(ダーティーボム)を使用する可能性について懸念を伝えた。
汚い爆弾とは放射性物質を含んだ爆弾で、ロシア国営メディアも同日にウクライナが製造の最終段階にあると報じた。 |
【註】
ウクライナが自国国土を放射線汚染させるとは考えにくいことから、ロシアがウクライナで汚い爆弾をしようとしているか、するぞとの威嚇である可能性がある。 |
2022.10.23 22:00 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシア軍、続くヘルソンからの撤退 車・衣服…途中で住民から略奪か |
<2211-102304>
ウクライナ軍参謀本部が22日、ロシア軍がヘルソン州から撤退を続けており、州内の陣地2ヵ所から完全に姿を消したと発表した。 同参謀本部によると、ロシア軍はドニプロ川西岸からフェリーなどで東岸へ退避し、住民の車や衣類などを略奪する様子も見られるという。
ロシア軍の一部がヘルソン市での市街戦を計画しているとの情報もあるという。 |
2022.10.23 09:00(19:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 22 |
<2211-102302>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月22日の戦況 =
ロシア軍がウクライナのインフラに対する大規模な攻撃を続けているが、この攻撃がウクライナの戦闘意欲を蝕む可能性は低いものの、冬季間に経済的、人道的課題を抱えることになるであろう。
ヘルソン州の占領当局は10月21日に民間人に対し東への避難を命じた。 ヘルソン市からの住民避難でロシア軍はカホフカ水力発電所 (HPP) ダムを爆破し易くなるだろう。
プリゴジン(註:Wagnerを創設した実業家)が進めている防御要塞Wagner Lineの建設は、ルハンスク州中央部を通ってベルゴロドまで限られた能力で広がっている。
プリゴジンの言動は必ずしもロシア政府の方針と一致していないが、政府の方針に不満を抱いているロシアの国家主義者はプリゴジンを慕っている。
ロシアの情報筋は、10月22日にクレミンナとスヴァトーヴェをウクライナが反撃したと報告している。
ロシア軍は、10月22日にハリコフ州、ルハンスク州、ドネツク州で失地回復のため限定的な攻撃を行ったが、前進を確認できていない。
クリミア占領当局がインフラと軍事物流の撮影を禁止した。 ロシアの補給拠点と補給路を目標にしたウクライナの攻撃が続いているためと思われる。
ロシア軍と占領当局は、10月22日にロシア占領下のウクライナ住民の移動を制限し、検問所の管理を強化し続けている。 |
2022.10.22 10:00(20:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 21 |
<2211-102206>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月21日の戦況 =
ヘルソン州西部からのロシアの撤退が始まった。 ロシア軍は今後数週間にわたって撤退を続けるつもりである可能性が高いが、ウクライナ軍が攻撃を仕掛けた場合、順調に撤退するのに苦労するかもしれない。
ロシア軍は、ヘルソン市からの撤退を隠蔽し、ウクライナ軍がヘルソン州奥深くまでロシア軍を追撃するのを防ぐために、カホフカ水力発電所 (HPP) のダムを爆破しようとする可能性が高い。
ロシアとウクライナの情報源は、国境沿いのハリコフ市の北東、スヴァト~ヴェ-クレミンナ前線、リシチャンスクの西で戦闘が行われた報告している。
【Lysychansk の位置 (Google Map)】
ウクライナの南部作戦司令部が、ロシア軍がドニプロ川を渡って装備を輸送する際に、ウクライナの民間人を人間の盾として使用していると強調し、ロシアの情報源はヘルソン市からのフェリーを待っている民間人の列を示す映像を公開した。
ロシア軍はドネツク州で攻撃を続け、フリャイポレの西とムィコラーイウ州で毎日砲撃を行っている。
【Hulyaipole の位置 (Google Map)】 |
2022.10.22 09:58 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ベラルーシ大統領「われわれに戦争は必要ない」 |
<2211-102205>
ベラルーシのルカシェンコ大統領が21日、西部の軍事施設で国産UAVを視察した際、ロシアのウクライナ侵攻に参戦しない意向を示した。
大統領は国産UAVについて、ウクライナとの国境に配備する可能性があるとする一方、「これらUAVがウクライナで使われるのは望ましくない。 ウクライナ国民は同胞なのだ」と述べた。 また、ベラルーシは国産UAVを「誰にでも」販売するとも述べた。
さらに「われわれはどこにも行くつもりはない。 現在ベラルーシで戦争は起きていないし、われわれに戦争は必要ない」として、いかなる戦争にも関与しない意向を示した。 |
2022.10.22 09:40 |
CNN (Yahoo) |
傭兵集団ワグネル、対戦車防御施設を建設 衛星画像で判明 |
<2211-102204>
Maxar衛星画像から、ロシアの支配下にあるウクライナ東部の町ヒルスケに、全長2km弱の対戦車障害物が建設されていることが明らかになった。
【Hirs'ke の位置 (Google Map)】
対戦車障害物は4列に並ぶコンクリート製のピラミッドで構成されており、ロシアはこれによりウクライナの車両や戦車の東進を防ぐことを期待している。 防御施設の後方には大きな塹壕もある。
欧州宇宙機関 (ESA) の衛星画像からは、塹壕の掘削が2ヵ所に分けて行われたことがうかがえ、1ヵカ所目は9月25日から、2ヵ所目の掘削は9月30日~10月5日の間に行われたとみられる。
現地から報道したロシアの2つのメディアは傭兵集団Wagnerに触れ、この障害物をWagner線と呼んでいる。 |
2022.10.22 01:57 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
EU、23年に月額15億ユーロのウクライナ支援実施へ=欧州委員長 |
<2211-102202>
ウクライナ支援について討議された2日目のEU首脳会議後の記者会見で、欧州委員会のフォンデアライエン委員長が21日、EUは2023年に月額€1.5Bのウクライナ支援を実施すると発表した。 ウクライナにとって予測可能で安定した収入を持つことは非常に重要だとし、ウクライナ政府が必要とする基礎経費は月額€3B~4Bと推定しているとした。
また、EUはウクライナの水道や電力などの再確立を支援する方法も検討していると語った。
EUの今年のウクライナ支援額は€19Bだが、今回の首脳会議では2023年を視野に入れた。 |
2022.10.22 00:43 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ、南部で88集落奪還 親ロ派はヘルソン市「要塞化」宣言 |
<2211-102201>
ウクライナ大統領府のティモシェンコ副長官が21日にSNSで、南部ヘルソン州で88の集落を奪還したと発表した。 ウクライナ政府は先週、同州で75の町や村を解放したと発表していた。
一方の同州の親露派当局は同日、州都ヘルソン市の防衛力を強化し要塞化すると宣言した。 前日には、同州から約15,000人を退避させたと発表していた。 |
2022.10.21 22:42 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ロシア軍、南部ヘルソンのドニプロ川西岸から大規模撤退の動き |
<2211-102118>
英国防省が20日、ロシア軍がウクライナ軍の反転攻勢を受け南部ヘルソン州で、ドニプロ川西岸から大規模な撤退を計画しているとの分析を発表した。 英国防省は露軍が浮橋を使って装備をドニプロ川東岸に運ぶ衛星写真も公開した。
ウクライナ軍幹部は20日の記者会見で、露軍が戦闘経験豊富な兵士だけを東岸に移し、最近招集された動員兵をヘルソン市に残そうとしているとの見解を明らかにした。
一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は20日に、露軍が占拠する同州のカホフカ水力発電所のダムに爆発物を設置したとの情報があることを明らかにし、破壊して人為的に洪水を起こす可能性を警告した。 |
2022.10.21 19:49 |
産経新聞 (Yahoo) |
露、ベラルーシ合同部隊が始動 ウクライナを威嚇 |
<2211-102115>
InterFax通信が、ベラルーシの国防省が20日に露軍との合同部隊が活動を開始し、国境地帯で露空軍機による哨戒飛行を行ったと発表したと報じた。 ベラルーシ国防省によると、合同部隊には露軍から最大9,000人の兵員とMBTやIFVなど470両が加わる。
場所は不明だが、ウクライナに隣接する南側か、NATO圏に接する西側国境だとみられ、東部や南部の戦線で劣勢に立つロシアがベラルーシの参戦を示唆してウクライナを威嚇し、戦力を分散させる思惑だとの観測が強い。 |
2022.10.21 12:50 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍、南部反攻の阻止に注力 ウクライナ軍参謀本部 |
<2211-102111>
ウクライナ軍参謀本部のフロモウ副参謀総長が21日までに、ロシア軍の最優先任務は南部前線を維持することだとの見解を示した。 ドニプロ川両岸では最近、戦闘が起きている。
副参謀総長によると、ロシア軍は部分的動員第1陣の助けを借りつつ、ヘルソンに向かうウクライナ軍の前進を止めるため塹壕を構築したり増援を投入したりする策を講じている。 副参謀総長はまた、ロシア軍はヘルソン州に40個以上の大隊戦術群を展開していることも示唆した。 |
2022.10.21 10:32 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシア軍、ウクライナ南部のダムに爆発物 ゼレンスキー氏「破壊されれば大惨事」 |
<2211-102109>
ウクライナのゼレンスキー大統領が20日、ロシア軍が支配下に置く南部ヘルソン州のカホウカ水力発電所とそのダムに爆発物を仕掛けたと非難した。 大統領はダムが破壊されれば、北クリミア運河はたやすく消滅し大惨事になると述べた。
カホウカ水力発電所のダムは、ドニエプル川にあり、ダムは現在ロシア軍の支配下にあるが、ウクライナ軍がそう遠くない距離まで迫っている。 |
2022.10.21 10:30(20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 20 |
<2211-102108>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月20日の戦況 =
ロシアは、カホフカ水力発電所 (HPP) に対する偽旗攻撃の準備を続けている可能性が高い。
【Kakhovka 水力発電所の位置 (Google Map)】
ウクライナ軍の前進が切迫していることから、ロシア軍はドニプロ川西岸から軍と占領当局を離脱させようとしている可能性が高い。
米大統領府は10月20日、ロシア軍がウクライナの民間人や民間インフラをUAVで攻撃するのを支援するため、イラン軍の要員がクリミアに派遣されていることを確認した。
ウクライナがハリコフ州の1.8%を除く全てを奪還したというウクライナの報告にもかかわらず、ロシア筋はロシア軍は10月20日にハリコフ州北東部で陣地を固めていると主張している。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍が阻止作戦実施のためヘルソン州北部に前進したと見た。
ロシアの情報源はバフムートを確保したとしているが、これは偽情報の可能性が高い。
ロシアの地方政府とロシア国防省は、軍事行政の失敗についてお互いを非難し続けている。 |
2022.10.21 08:04 |
朝日新聞 (Yahoo) |
クリミア橋の爆発「命令していない」 ウクライナ大統領が関与を否定 |
<2211-102105>
ウクライナのゼレンスキー大統領が20日、カナダのTV局との対談で、クリミア半島とロシアを結ぶクリミア橋の爆発への関与を否定した。 ロシア側はウクライナによるテロと主張しており、双方の言い分の対立が続く。
ゼレンスキー大統領は8日に起きたクリミア橋の爆発について「私の知る限り、我々は絶対に命令していない」と発言し、ロシア内部での軍や特殊部隊などの主導権争いが爆発の原因とする見方を示し、ロシア内の複数の部門がどこが中心になるかを決めようとしていると述べた。 |
2022.10.21 05:40 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ベラルーシからの攻勢の恐れ「高まる」 ウクライナ |
<2211-102103>
ウクライナ軍のフロモウ副参謀長が20日に会見で、ロシアとベラルーシの軍事政治指導部による攻撃的な発言が激化しているとし、北方戦線でのロシア軍による攻勢再開の脅威が高まっていると述べた。 ポーランドなどの国々からの軍備供給路を断つために、ベラルーシ西部から攻勢がかけられることもあり得るとした。
ベラルーシとロシアは先週、合同部隊を新たに結成すると発表し、ベラルーシの国営Belta通信が国家保安委員会(KGB)が20日に「ウクライナ領土からの情報活動やベラルーシ領空を侵犯しようとする試みが毎日のように増加している」と主張している。 |
2022.10.21 04:01 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、イラン軍人がクリミアでロシア軍を支援と断定=国務省報道官 |
<2211-102102>
米国務省のプライス報道官が20日、イランの軍人がウクライナ南部のクリミアで、イランがロシア軍に提供したUAVを操作してウクライナ全域に対する攻撃を支援していたと米政府が断定したと明らかにした。
また、ロシアがイランからSAMなどの高度な通常兵器を入手しようとする可能性を懸念していると述べた。 |
2022.10.20 |
Jane's Defence Weekly |
Kyiv teases new long-range response to Russian 'suicide drone' attacks |
<2301-102003>
ウクライナの防衛企業Ukroboronprom社が、10月17日にロシアがイラン製遊弋弾を使用した数時間後に、ウクライナ政府が長距離打撃手段を開発したことを明らかにした。
コノシスタムは射程が1,000kmで75kgの弾頭を搭載できるという。 |
2022.10.20 11:31 |
朝鮮日報 (Yahoo) |
ウクライナ「ロシア軍の巡航ミサイル4基とイラン製ドローン10機を撃墜」 |
<2211-102011>
AP通信などが、ウクライナ政府がロシア軍が19日午後にウクライナの複数の地域に対してミサイル攻撃を行い、破壊されたウクライナの電力施設に対して再び攻撃を加えたが、ウクライナ軍はCM 4発とイラン製のUAV 10機を撃墜したと発表したと報じた。 |
2022.10.20 10:46 |
AP News (Yahoo) |
ザポリージャ原発制圧の試み ロシア軍が上陸部隊を撃退 |
<2211-102010>
ロシア国防省は10月19日、ウクライナ南部のザポリージャ原発を奪還しようとしたウクライナ軍を、ロシア軍が撃退したと発表した。 同国防省によると、ウクライナ軍は19日早朝、37隻のボートでドニプロ川左岸にある同原発を確保しようと上陸を試みたが、ロシア軍がこれを阻止し、上陸部隊を撃退したという。
AP通信は同国防省の主張を独自に確認できていない。 |
2022.10.20 10:30(20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 19 |
<2211-102009>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月19日の戦況 =
ロシア当局は、計画されたロシアの撤退とヘルソン州における重要な領土の喪失を正当化するために、情報を操作している可能性が高い。
ロシア軍は、カホフカ水力発電所 (HPP) に偽旗攻撃を行うための情報を操作している。 ロシア軍は、ダムを破ることで、ドニプロ川の右岸からの撤退を覆い隠し、川を渡るウクライナの進軍を阻止したり遅らせたりできると考えているかもしれない。
ロシア軍はハリコフ州北東部で失地回復のため限定攻撃を続けている。
伝えられるところによれば、ロシア軍とウクライナ軍はクレミンナ~スヴァトーヴェ地域で戦闘を続けている。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍が北西ヘルソン州で新たな攻撃を行ったと主張している。
ロシア軍当局者は、ロシア占領地のウクライナ住民を、ロシア軍のための労働や戦闘に強制的動員している。 |
2022.10.20 04:58 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ヘルソン市民退避は「強制移住」 ウクライナ当局者 |
<2211-102004>
ウクライナ南部ヘルソン州のフラニ副知事が19日、同州の親露派当局が発表した州都ヘルソンからの市民退避は強制移住に等しいと非難した。 |
2022.10.20 01:00 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
イスラエル、空爆警報で協力申し出もウクライナはミサイルを要望 |
<2211-102002>
イスラエルが19日にウクライナに対し、民間人向けの空爆警報システムの開発支援を申し出た。 ロシア軍がウクライナで自爆型UAVを使用したことを受け、これまで人道支援に限定するとしていた方針を軟化させた。
イスラエルは、主にイランなどからの攻撃を想定して迎撃ミサイルを配備しているほか、ミサイルが発射された場合にサイレンや携帯電話で市民に避難を呼びかけるレーダネットワークを有する。 イスラエル国防省報道官は、同様の早期警戒技術がウクライナにも提供される可能性があると述べた。
しかし、ウクライナ大使は警報システムではなくC-UAVの提供を要望しており、これに対しイスラエルのガンツ国防相は、ウクライナへの武器供与は行わないことを明言していると述べた。 |
2022.10.20 00:29 |
AFP=時事 (Yahoo) |
キーウで「ロシアのロケット弾撃墜」 市長 |
<2211-102001>
ウクライナの首都キーウのクリチコ市長が19日にTelegramで、同市上空に飛来したロシアのロケット弾数発を防空システムが撃墜したと発表した。
これに先立ち、AFP記者は市中心部で複数の大きな爆発音を聞いていた。 |
2022.10.19 20:55 |
CNN (Yahoo) |
欧州委員長、ロシアのインフラ攻撃を「戦争犯罪」と非難 |
<2211-101917>
EU行政トップのフォンデアライエン欧州委員長が19日に欧州議会での演説で、ロシア軍がウクライナでエネルギーインフラを集中攻撃していることは純然たるテロ行為であり、戦争犯罪にあたるとの見方を示した。 |
2022.10.19 20:55 |
時事通信 (Yahoo) |
ウクライナ4州に戒厳令 ロシア大統領 |
<2211-101916>
プーチン露大統領が19日に安全保障会議で演説し、ロシアが「併合」したウクライナ東部南部4州に戒厳令を敷く大統領令に署名し、上院に承認を求めた。 |
2022.10.19 20:29 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ軍、イラン無人機223機撃墜 9月中旬以降 |
<2211-101915>
ウクライナ軍が19日に声明で、9月13日にウクライナの領土で初めてイラン製Shahed 136を撃墜して以降、同種のUAV 223機を撃墜したとしている。 |
2022.10.19 19:07 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ親ロ派当局、南部ヘルソン市から避難開始 |
<2211-101914>
ロシアが併合を発表したウクライナ南部ヘルソン州の親露派当局が19日にロシア国営TVに対し、ドニプロ川の東岸へ向けて「当局全体が既に移動を開始している」と述べた。
また親露派当局は同日、「ヘルソンでは、ドニプロ川対岸への住民の計画移送が開始された」とソーシャルメディアに投稿し、ロシアのTV局Rossiya 24は、フェリーを待つ人々を捉えた映像を放送した。
ロシア政府がヘルソン州「知事」に任命したサリド氏は、避難者の正確な数は不明としながらも、ヘルソン州内の住民のうち最大4割が、戦闘を回避して移動するとしている。 親露派当局は同日先に、ウクライナ軍による反攻を理由に、市民約5万人を避難させると発表していた。 |
2022.10.19 13:27 |
AP News (Yahoo) |
海陸からエネルギー施設爆撃 ロシア国防省が映像を公開 |
<2211-101910>
ロシア国防省報道官が10月18日、ロシア軍が海陸から長距離精密兵器で、ウクライナの軍事およびエネルギー施設、さらに外国製兵器の弾薬庫を攻撃したことを明らかにし、全ての目標に命中したと発表した。
同報道官はまた、ロシア軍がハルキウ州でホロビフカの集落に進出したと公表し、この際ロシア軍はウクライナ国家警備隊第1作戦旅団に著しい損害を与えたと述べた。 さらに、ハルキウ州、ドネツク州、ヘルソン州でロシア軍の防御戦を突破しようとしたウクライナ軍を阻止したと述べた。 |
2022.10.19 10:30(20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 18 |
<2211-101908>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月18日の戦況 =
ベラルーシは、ロシアのウクライナ侵略を支援するために領土と領空を提供し続けているが、戦争に参加する可能性は非常に低いままである。
ロシア軍はウクライナの重要な民間インフラに対し空爆、ミサイル攻撃、UAV攻撃を行っている。
ロシア軍はウクライナの反撃で莫大な損失を被ったにもかかわらず、ハリコフ州北部で限定攻撃を行い、ロシア軍が依然としてハリコフ州で領土拡張の野望を持っていることを示唆しているようだ。
ロシア筋はロシア軍がハリコフ州北東部で失地回復ために限定攻撃を行ったと主張した。
ロシア筋はウクライナ軍がヘルソン州の前線全体で反撃していると述べた。
ウクライナ軍はヘルソン州中央部にあるロシアの補給路 (GLOC) と弾薬庫を攻撃し続けている。
ロシア軍がバフムートとアヴディイフカの近くで攻撃を続けた。
ロシア当局はケルチ海峡橋への攻撃後、クリミア経由の兵站能力の低下に対処するのに苦労している。 |
2022.10.19 09:43 |
朝日新聞 (Yahoo) |
戦争が終われば「ロシアから一部地域が分離する」 ウクライナ軍幹部 |
<2211-101907>
ウクライナ国営通信Ukrinform社が18日、国防省のブダノフ情報総局長が「戦争は来夏までに全て終わるだろう」との見通しを国内メディアの対談で示したと報じた。
ブダノフ総局長はヘルソン州を念頭に、「我々は今年の年末までに大きな進展を遂げる。 すぐにわかるだろう」と強調し、そのうえで、「クリミア半島を含む1991年の国境線まで到達することがなによりも重要だ」と語った。
また、戦争が終結した際には「ロシア連邦で一部の地域が連邦から離脱するだろう」と指摘し、それはコーカサス地方から始まるとの考えを示した。 ブダノフ氏は「ロシアには領土問題がたくさんあり、ロシア連邦の『連邦』は、ただの名前にしか過ぎず、政権が崩壊したとたんにすべて崩壊する」と述べた。 |
2022.10.19 07:52 |
産経新聞 (Yahoo) |
ロシア軍、南部ヘルソン州放棄も 総司令官が示唆 |
<2211-101906>
TASS通信が、ウクライナ侵略を続けるロシア軍総司令官のスロビキン上級大将が18日、南部ヘルソン州でウクライナ軍の攻勢により困難な状況が発生しているとし、状況次第では容易ではない決断も排除しないと述べたと報じた。
ヘルソン州の少なくとも一部地域を放棄する可能性を示唆したもので、仮にヘルソン州の主要地域を喪失した場合、露軍の劣勢がさらに加速する見通しだ。
スロビキン上級大将は、ウクライナ軍のHIMARSを使った攻撃でヘルソン州内の橋などが破壊され、輸送路が使用不能になっているとし、作戦全体に関しても「軍は早急に前進するのではなく、敵の攻勢を打ち砕く戦略をとっている」と主張し、守勢に回っていることを暗に認めた。
さらに、TASS通信によるとヘルソン州の親露派勢力幹部は18日、ウクライナ軍の攻撃に備えた措置だとして同州の一部地域の住民を別の地域に避難させると発表した。 |
2022.10.19 06:13 |
共同通信 (Yahoo) |
ヘルソン州で一部住民退避と親ロ派トップ |
<2211-101904>
ロシアが併合を宣言したウクライナ南部ヘルソン州の親露派トップが18日にビデオ声明で、ウクライナ軍の攻撃から市民を守るためとして、州内のドニエプル川西岸地域からの住民退避を決定したことを明らかにした。 |
2022.10.19 00:37 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ロシアの「核の傘」、一方的併合のウクライナ東・南部4州に適用…大統領報道官 |
<2211-101901>
TASS通信によると、ロシアの大統領報道官は18日、ロシアが一方的な併合を強行したウクライナ東部と南部4州が核戦力による保護対象になるかどうか記者団から問われ、「ほかのロシア領と同様の安全が確保される」と答えた。
4州はロシアにとって不可分の領土だと主張し、ロシアに統合する作業が進展していると述べた。 |
2022.10.18 10:30(20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 17 |
<2211-101803>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月17日の戦況 =
ロシア軍が10月17日にウクライナ全土の住宅地や重要インフラ施設をUAVとミサイルで攻撃した。
ロシアはイランからUAVとミサイルを入手し、ますます消耗しつつある備蓄を補おうとしてようである。
ロシアの情報筋は、10月16日と17日にスヴァトーヴェの北西でウクライナの反撃について論議している。
【Svatove の位置 (Google Map)】
ロシア筋は、ウクライナ軍が10月16日と17日にヘルソン州で反撃を行っているとしている。
ロシア軍は10月16日と17日にドネツク州で攻撃を行った。
ウクライナ軍は、10月16日と17日にザポリージャ州に集中させたたロシア軍を攻撃している。
ロシアはザポリージャ原発 (ZNPP) を完全に支配し続けている。 |
2022.10.18 09:33 |
朝鮮日報 (Yahoo) |
ウクライナ軍、13時間でロシア軍ドローン37機撃墜 |
<2211-101801>
ウクライナのキーウ市長がロシア軍が16日からウクライナ全域にイラン製の自爆UAVを大量に飛ばし、17日の昼ごろまでにキーウだけで28機が飛来したことを明らかにした。 キーウ上空に飛来したイラン製のShahed-136 UAVはその多くが上空で撃墜された。
ウクライナ国防省によると、ロシア軍がウクライナ全土に飛ばしたUAVの総数は現時点で把握できていないが、17日朝までの13時間に37機が撃墜されたという。 これはキーウ市が正午に発表した内容よりも最新の状況で、キーウに飛来した28機のうち撃墜されたものも全て含まれた数字のようだ。 |
2022.10.17 19:54 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア軍、ウクライナのインフラに大規模攻撃=国防省 |
<2211-101711>
ロシア国防省が17日、ウクライナ全土の軍事目標とエネルギーインフラに対し、高精度兵器を使った大規模な攻撃を実施したと表明した。 ミサイルは指定された全ての目標に命中したという。 南部ヘルソン州の防衛を破ろうとしたウクライナの試みも阻止したとしている。
ウクライナのモナスティルシキー内相によると、ウクライナの複数の都市では17日にロシアによる空襲で数人が死亡した。 |
2022.10.17 11:25 |
テレ朝 News (Yahoo) |
ロシア ウクライナ南部で銀行などの「国家機関」避難を開始 |
<2211-101708>
ウクライナ国防省報道官が16日、ロシアがへルソン州で銀行などの「国家機関」を他の地域に避難させ始めたと発表した。 銀行や年金機構の従業員や資産をクリミア半島に移しているとみられる。 親露派は先週すでに住民に対し避難を呼び掛けている。
ウクライナのゼレンスキー大統領は16日、東部ドネツク州のソルダルとバフムトで激しい戦闘が行われていると明らかにした。 |
2022.10.17 07:31 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ東部、2つの町周辺で激しい戦闘=ゼレンスキー大統領 |
<2211-101705>
ウクライナのゼレンスキー大統領が16日にビデオ演説で、東部ドンバス地域にあるソレダルとバフムトの2つの町周辺で激しい戦闘が起きていると述べた。
バフムトはドネツク州を前進するロシア軍の攻撃目標となっており、ソレダルはバフムトのすぐ北に位置する。
【Bakhmut の位置 (Google Map)】
【Soledar の位置 (Google Map)】 |
2022.10.17 06:45(16:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 16 |
<2211-101703>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月16日の戦況 =
複数のロシア筋はヘルソン方面でのウクライナの新たな攻撃を報告しているが、ウクライナ軍は戦況について全くの沈黙を維持している。
ウクライナ軍当局者は10月16日、ロシア軍は過去数日間にバフムート近郊のいくつかの町を占領したと虚偽の主張をしているが、ウクライナ軍はロシアの攻撃に対して戦線を維持していると述べた。 ロシア軍は、ウクライナ北東部と南部で損失が続く中、少なくとも1ヵ所では成果を上げていると自画自認するために、バフムート地域での前進の主張を偽造している可能性が高い。
ウクライナの情報筋は、ヘルソン市のロシア占領当局者がウクライナのパルチザンに対する摘発を強化し、主要な資材と要員をクリミアに退避させていると報じた。 |
2022.10.16 19:14 |
時事通信 (Yahoo) |
ロシア石油施設、「砲撃で火災」 ウクライナとの国境近く |
<2211-101609>
ロシアからの報道によると、ウクライナと国境を接するロシア南部ベルゴロド州の石油貯蔵施設で15日に火災が発生した。 同州のグラトコフ知事は通信アプリで、砲撃によるものだと主張した。 グラトコフ知事は、数日にわたりベルゴロド州にウクライナ軍の砲撃が行われているとし、16日にも新たな砲撃があったと訴えた。
ベルゴロド州はウクライナ北東部ハリコフ州に隣接する。 ウクライナ側は関与を明言していない。 |
2022.10.16 18:03 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ウクライナ、親ロシア派本拠を攻撃か 東部ドネツクで幹部が被害報告 |
<2211-101608>
ロシア国営RIA Novostiが、2014年からウクライナ東部ドネツク市を占拠し支配する親露派幹部は16日、市中心部が16日朝にウクライナ軍の砲撃を受け、親露派が本拠とする市役所庁舎が被害を受けたと明らかにしたと報じた。
砲撃は市役所庁舎がある行政地区だけでなく、ドネツク市中心部の広い範囲に及んだという。 |
2022.10.16 16:33 |
CNN (Yahoo) |
イラン製ドローン無力化へ、ウクライナが新技術開発 |
<2211-101607>
ウクライナのレズニコウ国防相が16日までに、ロシアが投入しているイラン製の攻撃型UAVを無力化する新たな技術を開発していることを明らかにした。
国防相はロシアが現在保有するこれらUAVを300機と推定し、さらに数千機の追加調達をもくろんでいるとも判断したうえで、ロシアがより多くのUAVを獲得する事態への準備をしなければならないとし、その脅威を封殺するためのシステムを開発中とした。 細部まで分解して内部に搭載している「電子頭脳」の種類などを特定し、様々な対抗措置を検討しているとした。
ウクライナ軍南部作戦管区の報道担当者によると、ロシア軍はイラン製の自爆攻撃型UAVを集団で投入し、ウクライナ軍の防空態勢の探知などを進めている。 これらUAVをウクライナ全土で用いており、南部だけでなく北部からも飛ばしているという。 |
2022.10.16 10:30(20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 15 |
<2211-101605>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月15日の戦況 =
ロシアはウクライナ人の強制連行を行っているが、これはジェノサイド犯罪の防止及び処罰に関する条約の明らかな違反に加えて、意図的な民族浄化キャンペーンに相当する可能性が高い。
ロシアはイランとArash-2 UAVの供給に関し新たに契約した可能性がある。
ロシア軍はクレミンナの西で反撃を続けている。
ロシア筋はがウクライナ軍がヘルソン州北部全域で反撃を開始したとしている。
ロシア軍はドネツク州での攻撃を続けた。
ウクライナ軍がザポリージャ州とドネツク州南部のロシア軍補給路 (GLOC) に位置するロシア軍を攻撃した可能性が高い。 |
【註】
Arash-2はKian-2と良く似た形状の全長<約4.5m、翼端長3.5~4mのデルタ翼亜音速UAVで、レーダ捕捉機能と破壊の能力がありSEADとして使えるという。
Arash-2はターボジェットで推進するKian-2と異なりプロペラで推進する。
Kian-2は航続距離1,000km以上と言う。 |
2022.10.16 07:06 |
時事通信 (Yahoo) |
ウクライナ南部州都、近く奪還か ロシア「大敗北」も、動員急ぐ |
<2211-101603>
英Finacial Times (FT) 紙が14日に欧米の国防当局者の見通しとして、「ウクライナ軍が早ければ今月後半にもヘルソン市を奪還する可能性がある」と報じた。 ロシアにとって大敗北(米国防総省)になるという見方もある。
ヘルソン州を支配する親露派幹部は13日、ウクライナ軍の反撃が続いているとして、希望する住民にロシア本土への避難を呼び掛けるとともに、プーチン政権に協力を要請した。 訴えはロシア国営TVでも放映された。
現地でロシア軍が劣勢であると暗に認めたもので、FTがウクライナ軍による早期奪還の可能性を伝えたのはそのためである。 折しも、ロシア本土とクリミア半島を結ぶ橋が爆破され、地続きであるヘルソン州へのロシア軍の補給ルートが損害を被ったと指摘されている。 |
2022.10.15 15:42 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア、併合地域の維持困難も ヘルソン州で住民退避勧告 |
<2211-101511>
ウクライナ軍の攻撃が続いている南部ヘルソン州を実効支配する親露派「行政府」幹部のストレモウソフ氏が15日に通信アプリにビデオ声明を投稿し、州内のドニエプル川西岸地域の住民に安全な場所への退避を呼びかけた。
同州ではロシア側支配地域は9割を超えていたが、ウクライナ軍が攻勢を強化していることから、ロシア側は併合地域を維持できなくなる可能性がある。
ウクライナ政府はロシア側による住民退避の動きに反発し、ヘルソン州のフラン議員は14日のオンライン記者会見で、退避はロシア側への強制送還だと訴えた。 |
2022.10.15 11:54 |
日経新聞 |
米国、ウクライナに追加武器支援 1100億円規模 |
<2211-101509>
米政府が14日、ウクライナに$725Mに相当する追加の武器支援を決めたと発表した。 HIMARSや155mm榴弾などが柱で、ARMや軍用車両も含む。
ロシアによる侵攻が始まった2月24日以降、米国が約束した安全保障に関する支援の総額は$17.6Bに達する。 |
2022.10.15 10:40 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ウクライナ検察「ロシア軍の戦争犯罪は4万件」…責任追及へ国際社会に協力訴え |
<2211-101508>
ウクライナ検察が14日、ロシアが侵略を始めてから捜査の対象となっている露軍の戦争犯罪が4万件に達したと発表した。 ウクライナ軍の反転攻勢で9月以降、露軍が撤退した地域では残虐行為が相次いで発覚した。
ウクライナ検察によると14日までの捜査件数は4万40件に上り、1週間前から1,394件増えた。 ウクライナは露軍の責任追及に協力するよう国際社会に求めている。 |
2022.10.15 09:00(19:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 14 |
<2211-101506>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月14日の戦況 =
ウクライナと西側の当局者は、ベラルーシのルカシェンコ大統領が「対テロ作戦」センタを開設したという報道を流しているが、ウクライナへの侵略の兆候は見られないと述べている。
プーチン大統領は10月14日、ウクライナに対するさらなる大規模攻撃の追加の必要性は今のところないと述べた。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がクピャンスクの東にある北東ハリコフ州で反撃を行っているとしている。
ロシア軍が失地を回復するため、クレミンナの西で限定攻撃を行った。
ロシア軍が失地を回復するため、北西ヘルソン州で限定攻撃を行った。
ロシア軍はバフムートとドネツク市周辺を攻撃している。
ロシア当局は、ドネツク州南部のロシア兵站線に対するウクライナの攻撃に対し懸念を表明した。 |
2022.10.15 07:47 |
時事通信 (Yahoo) |
高精度ミサイル3分の2消費 ロ軍の弾薬欠乏深刻 ウクライナ分析 |
<2211-101505>
ウクライナのレズニコフ国防相が14日、ロシア軍が軍事侵攻を開始した2月以降、保有していた高精度ミサイルの2/3を射耗したとの見方を示した。 特に地上発射型ミサイルの備蓄は侵攻前の14%程度にまで低下したと分析している。
レズニコフ国防相はTwiterで、ロシア軍はウクライナ侵攻前に1,844発の高精度ミサイルを保有していたが10月12日時点の残存数は609発で、「民間施設の攻撃に高精度ミサイルを使った結果、軍事施設を攻撃する能力を低下させた」と述べた。 |
2022.10.15 05:30 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ軍、ロシア南部を攻撃 変電所が炎上 |
<2211-101504>
ウクライナと国境を接するロシア南部ベルゴロド州のグラトコフ知事がTelegramに14日、州都ベルゴロドの変電所がウクライナ軍による攻撃を受けて火災が発生し、22:00頃ごろに鎮火したが電力を復旧させるまで最大4時間かかると発表した。
ロシアは先週、国境を接する同国の領土でウクライナ軍による砲撃やミサイル攻撃が増加していると批判していた。 |
2022.10.14 23:20 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
NATO、「スカイシールド」構築へ…ロシアに対抗し兵器共同購入・欧州のミサイル防衛強化 |
<2211-101422>
NATOが13日まで2日間行われた国防相理事会で、ウクライナへの支援強化とともに兵器を共同購入して欧州のミサイル防衛を強化するEuropean Sky Shield Initiativeで合意した。
Sky Shieldは、ドイツ主導の欧州15ヵ国が合意したもので、参加国は防空設備やミサイルを共同で購入し、兵器の適所配置や相互運用性を高め、IAMD網を強化する。
【14 NATO Allies and Finland agree to boost European air defence capabilities (NATO 2022.10.13)】 |
2022.10.14 19:35 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
冬までに大幅な領土奪還できない場合、現状維持狙うロシア軍には「大きな成果」…米で指摘 |
<2211-101417>
CNNが13日、ウクライナ軍が戦況が膠着することが予想される冬までに大幅な領土奪還ができない場合、現状維持を狙う露軍には大きな成果となると指摘した。
ウクライナ政府は13日、反転攻勢を本格化させた9月以降にウクライナ軍は、ハルキウ州で502集落、ロシアが一方的な併合を強行した東部ドンバス地方で50集落、南部ヘルソン州で75集落の合わせて627集落を露軍から奪還したと発表した。
露政府は13日、露軍が本土から南部クリミアへの主要な補給路としてきたクリミア大橋の全面復旧は来年7月になるとの見通しを明らかにした。 |
2022.10.14 16:15 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア部隊、ウクライナ東部要衝バフムトに向け前進=英国防省 |
<2211-101414>
英国防省が14日、ロシアの部隊が過去3日間でドネツク州東部の戦略的要衝バフムトの中心部に向かって前進したとの見方を示した。 同市の南の村にも進出している可能性が高いという。 バフムトはスラビャンスクとクラマトルスクに通じる主要道路沿いに位置する。
【Bakhmut の位置 (Google Map)】
国防省はロシアの民間軍事企業Wagner社が現在もバフムトの戦闘に深く関与している公算が大きいとの見方を示した。 ドンバス州中部でロシア軍は攻撃を続け、前進は非常に遅いペースと指摘した。 |
2022.10.14 13:45 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ、1ヵ月で600超の集落解放 ヘルソン州など |
<2211-101411>
ウクライナの被占領地域再統合省が13日、同国軍が過去1ヵ月で600以上の集落を奪還したと明らかにした。
戦略的に重要なヘルソン州では75の集落を、ウクライナ軍が9月に反攻を進めた北東部ハリコフ州では502の集落を解放したという。 東部のドネツク州では43、ルガンスク州では7つの集落を解放した。
ロイタは戦況を独自に確認できておらず、ウクライナ軍や大統領府の確認も現時点で得られていない。 |
2022.10.14 13:03 |
AP News (Yahoo) |
ウクライナがロシア領内砲撃? 露軍ミサイル誤爆との見方も |
<2211-101410>
ロシア国営TVが10月13日、ウクライナ軍のミサイル攻撃を受けたというロシア南部ベルゴロドにある高層集合住宅の映像を公開した。 その衝撃で外壁のコンクリートが剝がれ、近くに駐車してあった車の屋根とボンネットを直撃したという。 ベルゴロドから直近のウクライナ国境までは35kmしかない。
ベルゴロド州知事は、建物はウクライナの砲撃を受けたというが、国営TVはミサイルの破片が建物の屋根に落下したと主張している。
これに対して、ウクライナ政府関係者は砲撃の事実を否定したうえで、国境沿いのウクライナの町や村に対するロシア軍の一連の攻撃でミサイルが目標を外れて、自国領内の建物を誤爆したのではないかとの見方を示した。 |
2022.10.14 11:15(21:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 13 |
<2211-101408>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月13日の戦況 =
ロシア軍は10月13日、ウクライナの重要インフラへの攻撃を続けた。
ロシア軍の士気、規律、戦闘能力のますます低下は、地域によっては攻撃の一時的な停止につながっている可能性がある。
ウクライナ軍はスヴァトーヴェの北西で勝利を収めた。
【Svatove の位置 (Google Map)】
ロシア軍はクレミンナに対するウクライナの攻撃を予期して、防御態勢を継続している。
ウクライナとロシアの情報筋は、ロシア軍がヘルソン州北部と北西部で陣地を奪還しようとしていると述べた。
ケルチ海峡橋の損傷は、ウクライナ南部へのロシアの物資と人員の移動を妨げ続けている。
ロシア軍はドネツク州で攻撃を続け、バフムートの南で一部が前進をしたと主張した。 |
2022.10.14 07:25 |
CNN |
ロシア、ヘルソン州の住民避難を支援へ ウクライナの攻勢受け |
<2211-101405>
フスヌリン露副首相が13日、ウクライナ軍がヘルソン州奪還へ攻勢を続ける中、同州の占領地域の住民の避難をロシア軍が支援すると発表した。 この発表は、ヘルソン州の親露派トップがロシアに支援を要望したことを受けたもので、こうした動きはロシア軍がウクライナ軍の前進に直面して苦戦していることを示す証拠である。
ウクライナ軍は、ロシアが侵攻初期に占領した地域を奪還するという目標をもって前進を続けており、米国とウクライナの当局者は9月に、年内にヘルソン州全域を奪還する考えを明らかにしている。 |
2022.10.14 06:30 |
CNN (Yahoo) |
NATO、ウクライナに対ドローン装備を提供へ |
<2211-101406>
ストルテンベルグNATO事務総長が13日、NATO国防相理事会後にウクライナにC-UAV装備を提供すると述べた。 ロシアがウクライナに対し自爆型UAVの使用を増やしたため、ウクライナがNATO加盟国に供給するよう要請したことを受けた措置となる。
ストルテンベルグ事務総長「NATOは間もなくウクライナにC-UAV装備を届ける。 何百基ものC-UAV装置でロシア製やイラン製のUAVを無力化できる。」と説明した。 |
2022.10.14 05:56 |
時事通信 (Yahoo) |
ロシア戦犯の裁判可能 訴追は「証拠収集後」 国際刑事裁判所 |
<2211-101403>
国際刑事裁判所 (ICC) のカーン主任検察官が記者団に13日、ロシアのウクライナ侵攻に伴う戦争犯罪行為について、ロシア人容疑者をICCに送致することは可能との見解を示した。
ロシアはICCに加盟していないが、カーン主任検察官はウクライナでの戦争犯罪をICCで審理することに「管轄面の障害はない」と指摘し、「ウクライナ国内で裁判を開けない理由があり、その必要があるなら、ウクライナと協力することになる」と語った。 |
2022.10.14 01:13 |
TBS News (Yahoo) |
英国 防空ミサイルなど新たな支援策発表 |
<2211-101401>
英政府が13日、ウクライナに対し米国が供与するNASAMSで使用するAMRAAMを数週間以内に供与すると発表した。 そのほか、すでに提供している数百基の防空システムのほか、情報収集と後方支援のためにUAVや榴弾砲18門も供与する。
英政府はまた、NATOによるウクライナへの支援パッケージに対し、£10Mを拠出するとしている。 |
2022.10.13 23:50 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ヘルソン州親ロ派、ロシアに住民避難の支援要請 |
<2211-101319>
ウクライナ南部ヘルソン州の親露派首長が13日にロシアに対し、民間人の州外への避難を支援するよう要請した。 同州でウクライナ軍による反攻が進んでいることを示すものとみられる。
ロシア政府がヘルソン州の「知事」に任命したサリド氏はTelegramに「ヘルソン州のすべての人々に、希望するならばミサイル攻撃から身を守るため、他の州に逃げるよう提案した」と投稿し、住民の避難先は2014年にロシアが併合したクリミア半島や、ロシア南部になると述べた。 |
2022.10.13 21:28 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ軍、ロシア南部ベルゴロド州を砲撃 知事 |
<2211-101318>
ウクライナと国境を接するロシア南部ベルゴロド州の知事は13日、同州がウクライナ軍による砲撃を受け、集合住宅が損壊したほか、弾薬庫が爆発したと発表した。
同州知事はTelegramに、「ウクライナ軍がベルゴロドを砲撃した。 グブキン通りの集合住宅が被害を受けた」と投稿した。 ソーシャルメディアで拡散している一般市民が撮影した画像には、高層ビルから黒煙が立ち上り、がれきが周囲に散乱している様子が捉えられている。
知事はその後Telegramへの投稿で、州内の村でウクライナ軍の砲撃により弾薬庫が爆発したが、死傷者が出たとの情報はなく、住民は安全な場所に避難させられているとした。
【Belgorod の位置 (Google Map)】
これについてウクライナのポドリャク大統領府顧問は自国軍の関与を否定し、ロシア軍がウクライナのハルキウを砲撃しようとしたものの、何らかの不具合で失敗したとの見方を示した。
ロシア側はこれまで繰り返しウクライナ側がベルゴロド州を砲撃したと主張し、ウクライナに進撃する根拠としている。 |
2022.10.13 15:10 |
AP News (Yahoo) |
ロシア軍陣地に残されたもの ヘルソン州の一部から退却 |
<2211-101317>
ウクライナ軍南部作戦管区司令部が10月12日、ヘルソン州で新たに5つの集落を奪還したと発表した。
ウクライナ軍によって突破されたばかりのロシア軍陣地には、兵士らの戦闘靴や衣類から食料、弾薬まで残されていた。 |
2022.10.13 10:20 |
産経新聞 (Yahoo) |
仏、ウクライナに防空システム供与 自走榴弾砲「カエサル」6両も追加 |
<2211-101314>
マクロン仏大統領が12日に国営TVの対談で、ウクライナに防空システムを供与すると表明した。 大統領は、UAVやミサイルによる攻撃に対する防衛が必要だと述べ、ウクライナへの軍事支援としてレーダやミサイル、防空システムの供与に言及した。
さらに、ウクライナにCAESAR SPH 6両を追加供与する方針も明らかにした。 デンマークに納入される予定だったもので、同国と協力して移転を決めたと述べた。 フランスはすでにCAESAR 18両をウクライナに供与している。 |
2022.10.13 09:46 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ兵、奪還した南部ヘルソン州の集落に国旗 |
<2211-101313>
ロイタは衛星写真から、ウクライナ兵がロシア軍から奪還した村で国旗を掲げるているのは南部ヘルソン州のアルハンヘルスケと確認した。 兵士は戦略上重要なインフレツィ川沿いにあるこの町を奪還したと述べたが、ロイタは撮影時期の確認できなかった。
ゼレンスキー大統領は10月5日にヘルソン州でアルハンヘルスケなど3集落を奪還したと発表していた。
【Arkhanhel's'ke の位置 (Google Map)】 |
2022.10.13 09:45(19:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 12 |
<2211-101312>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月12日の戦況 =
ロシア軍がShahed-136 UAVの操法訓練のため、イランイスラム革命防衛軍 (IRGC) 隊員をロシア軍占領地域に投入した可能性がある。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がスヴァトーヴェとクレミンナに対する反撃を続けており、ロシア軍はこの地域で防御しているとしている。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がヘルソン州の北西と西部で攻撃を行っているとしている。
ロシア軍はバフムートとアヴディイフカ周辺で攻撃を行った。
ロシア軍はザポリージャ州西部の前線を強化している可能性が高い。 |
2022.10.13 08:19 |
時事通信 (Yahoo) |
ロシア軍の損害「9万人以上」 内部情報、異例の報道 |
<2211-101309>
ウクライナ侵攻で苦戦するロシア軍の人的損害について、ロシアの独立系メディア「バージニエ・イストーリー」が12日、ロシア連邦保安局 (FSB) など情報機関の現役将校とOBの話として戦死傷者と行方不明者で計9万人以上に上っているとみられると報じた。
欧米当局は概ね同等の推計を示していたが、ロシアの内部情報が明るみに出るのは極めて異例である。 |
2022.10.13 06:00 |
日経新聞 |
ウクライナ軍、南部へルソンで一部地域を奪還 |
<2211-101307>
ウクライナメディアなどが12日、ウクライナ軍が南部ヘルソン州で5つの集落を奪還したと報じた。 |
2022.10.12 15:12 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ、2日間のミサイル攻撃でエネルギーインフラ3割損傷 |
<2211-101218>
ウクライナのエネルギー相が11日にCNNの対談で、エネルギーインフラの30%が10日と11日のロシアのミサイル攻撃を受けたと述べた。
連日の攻撃で一部で停電が発生し、ウクライナ政府は市民に節電を呼びかけている。 |
2022.10.12 10:15(20:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 11 |
<2211-101214>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月11日の戦況 =
ロシア軍が2日連続でウクライナ全土で大規模なミサイル攻撃を行った。
ロシアはベラルーシの貯蔵基地から弾薬やその他の物資を搬出している可能性が高いが、これはロシア軍がベラルーシから地上攻撃しようとするものではない。
ロシア筋は、ウクライナ軍がオスキル川の東、クレミンナ~スヴァトヴェの方向に反撃を続けていたとした。
ロシア筋は、ウクライナ軍がヘルソン州北部と西部で攻撃を続けているとした。
ウクライナ軍は、ヘルソン州内のロシア軍と兵站施設と集中地域を攻撃目標に阻止作戦を継続している。
ロシア軍はドネツク州で攻撃を続けた。
クリミアのジャンコイでの爆発に関するロシアの報告は、ケルチ海峡橋の爆発に続いてクリミアでさらなる兵站能力を失ったことに対するパニックを示した。
【Dzhankoy の位置 (Google Map)】 |
2022.10.12 07:17 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍、21発のミサイルを迎撃 |
<2211-101212>
ウクライナ軍参謀本部が11日、ロシア軍が同日ウクライナ全土に対して行った攻撃がCM 30発とMLRによる攻撃25回などにのぼったと発表した。
ウクライナ軍はこのうち、ミサイル21発を撃墜し、UAV 11機を破壊したという。 |
2022.10.12 05:54 |
日経新聞 |
ドイツの最新鋭防空システム、ウクライナに正式供与 |
<2211-101208>
独Spiegel誌が11日、ドイツ政府がウクライナへの供与を表明していたIRIS-T SLMが同国に引き渡されたと報じた。 今回の引き渡しは最初の1個FUで、ドイツ政府は2023年にかけて4個FUを供与する方針を明らかにしていた。
IRIS-TはドイツのDiel社製で、有効射程は40km、高度20kmで、戦闘機やヘリのほか、CMなども迎撃できるという。 |
2022.10.12 05:45 |
時事通信 (Yahoo) |
ロシア軍、損害甚大 プーチン氏判断に「欠陥」 英情報機関トップ |
<2211-101206>
通信傍受や暗号解読などを担う英情報機関の政府通信本部 (GCHQ) のフレミング長官が11日にロンドンでの講演で、ウクライナに侵攻するロシア軍が甚大な人的物的損害を被り、消耗しているとの見方を示した。
また、攻撃に使える武器も枯渇しつつあるとし、プーチン大統領の戦略決定には欠陥があると断定した。 |
2022.10.12 05:24 |
日経新聞 |
ロシア、2日間でミサイル100発超発射か ゼレンスキー氏 |
<2211-101205>
ウクライナのゼレンスキー大統領が11日夜のビデオ演説で、11日朝にかけてロシア軍が28発のミサイルを発射し、ウクライナ軍がうち20発を迎撃したと明らかにした。
大統領は10日に84発が発射され、43発を迎撃したと説明していたことから、2日間で100発超がウクライナに発射された可能性がある。 |
2022.10.12 04:15 |
Wall Street Journal |
ウクライナ防空に弱み、露ミサイル攻撃で露呈 |
<2211-101211>
西側の軍事専門家が、ロシアによるウクライナへの大規模なミサイル攻撃は、市街地におけるウクライナのミサイル防衛能力がいかに脆弱かを露呈させたと指摘している。
ウクライナの弱みはこうした大規模なミサイル攻撃を受けた場合にどの国も直面するであろう技術的な課題に起因すると言えそうだが、ウクライナにとっては西側からの先端防空システムの提供が遅れていることも要因の一つとなっている。
米国防総省はこれまで、2ヵ月以内にNASAMS 2個FUをウクライナに供与すると明らかにし、さらに6個FUを振り向ける計画だが、国防総省、業界幹部のいずれも、実際に到着するまでには少なくとも1年半かかる可能性があるとの考えを示している。 |
2022.10.12 04:13 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、対ウクライナ地対空ミサイルシステム輸送を加速=NSC 広報官 |
<2211-101204>
米国家安全保障会議 (NSC) のカービー戦略広報調整官が11日、ウクライナへのNASAMSの輸送を加速させていると明らかにした。
カービー調整官は記者会見で、NASAMSをできるだけ早くウクライナに輸送したいと考えているとし、最初の2個FUをごく近い将来にウクライナに届けると述べた。 |
2022.10.11 20:21 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ西部リビウに連日のミサイル攻撃、一部で停電 |
<2211-101125>
ウクライナ西部リビウで11日に前日に続き重要インフラを狙ったロシアのミサイル攻撃があり、被害を受け一部で停電が発生している。 リビウ市長はSNSへの投稿で「ミサイル攻撃のため市内の30%が一時的に停電している」と述べた。
ロイタ記者によると現地時間正午過ぎに市内で3回の爆発があった。 |
2022.10.11 15:51 |
産経新聞 (Yahoo) |
バイデン政権「高性能防空システム」供与確約 ウクライナ支援を加速 |
<2211-101119>
バイデン米大統領が10日、ロシア軍がウクライナの首都キーウを含む同国各地にミサイル攻撃を行ったことを受けゼレンスキー大統領と電話会談し、高性能防空システムを供与することなどを改めて約束した。
バイデン政権はこれまでに、米首都ワシントンの防空にも使用されているNASAMS 8個FUをウクライナに供与することを承認しており、国防総省は9月下旬時点で最初の2個FUが同国に到着するまでには2ヵ月を要するとの見通しを示し、残り6個FUの引き渡しまでには更に長期間が必要としている。
しかし、露軍が今回ウクライナ各地に大規模なミサイル攻撃を行ったことでウクライナの防空体制強化をめぐる議論がさらに高まるのは確実で、供与の迅速化を求める声が強まることも予想される。 |
2022.10.11 14:48 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナが EU への電力輸出停止、ロシアによるインフラ攻撃で |
<2211-101118>
ウクライナのエネルギー省が10日に声明で、国内のエネルギーインフラが本日、火力発電所と変電所がロシアのミサイル攻撃を受けたとして、EUへの電力輸出を停止すると発表した。
ウクライナは6月、最大のエネルギー輸出先となっているEUに年内に€1.5B ($1.45B) の電力を輸出する意向を示していた。 |
2022.10.11 11:30(21:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 10 |
<2211-101116>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月10日の戦況 =
ロシア軍は、ウクライナの20以上の都市対し大規模なミサイル攻撃を行った。 プーチン大統領は、協調ミサイル攻撃はケルチ海峡橋での爆発に対する報復だと主張した。
ロシアとベラルーシの地上軍がベラルーシからウクライナを攻撃する可能性は低いままである。
ウクライナ軍は10月10日現在、ルハンスク州西部の200㎢以上を奪還した可能性が高い。
ロシア軍がヘルソン州北西部で最近失った占領地を奪還しようとしたが失敗し、急遽動員された部隊で近くの陣地を強化した。
ロシア軍はドネツク州で攻撃を続けた。
ロシアと占領政府当局者は、最大4万人の住民をヘルソン州からロシア占領下のクリミアとロシア連邦に移動させる準備をしている。 |
2022.10.11 10:07 |
CNN (Yahoo) |
ロシアの攻撃で14人死亡、97人負傷 ウクライナ当局 |
<2211-101114>
ウクライナの緊急対応当局が、10日にロシアが行った首都キーウなどに対する攻撃によって、少なくとも14人が死亡し、97人が負傷したと明らかにした。 ウクライナ軍によれば、約20ヵ所の集落が攻撃を受けた。
ウクライナ軍参謀本部によれば、ロシア軍は84回を超えるミサイル攻撃や空爆による攻撃を行った。 ウクライナ側は、ミサイルやUAVを56回迎撃したと主張している。 |
2022.10.11 10:03 |
CNN (Yahoo) |
ロシアによるミサイル攻撃、「戦争を根底から変えた」 マクロン氏 |
<2211-101113>
マクロン仏大統領が訪問先のマイエンヌ市で記者団に対し、ロシア軍が10日にウクライナ全土でミサイル攻撃を行ったことに対し、ロシア軍による民間人への意図的な攻撃を非難した。
マクロン大統領は、「これは、この戦争の本質を根底から変えるものだ」と述べた。 |
2022.10.11 07:22 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシアは「自暴自棄になりつつある」 EU 議長が民間人攻撃を非難 |
<2211-101108>
ミシェルEU首脳会議常任議長(大統領)がロシア軍がキーウ市街地などウクライナ全域にミサイル攻撃をしたことについて10日に声明を発表し、「民間人を無差別に標的にすることは戦争犯罪だ」とし、最も強い言葉で非難すると述べ、ロシアがこうした攻撃に出ることは「自暴自棄になりつつあることを示している」と指摘した。 |
2022.10.11 07:11 |
朝日新聞 (Yahoo) |
イスラエル首相、ロシアを名指しで非難 キーウなどへのミサイル攻撃 |
<2211-101107>
イスラエルのラピド首相が10日に自身のTwetterから、ロシアがウクライナ全土にミサイル攻撃したことについて、市民に対するロシアの攻撃を強く非難すると投稿した。 地元Jerusalem Post紙は、同国の首相によるこのようなロシアへの批判は初めてと報じている。
イスラエルは、ロシアがシリアに強い影響力を持つことなどから、自国の安全保障上のリスクを考慮して、欧米主導の対露制裁には加わっておらず、ウクライナのゼレンスキー大統領がIron Domeを提供するよう再三求めてきたが応じてこなかった。 6月まで首相だったベネット氏は、ロシアとウクライナの間の「仲介外交」を試みていた。 |
2022.10.11 07:04 |
CNN (Yahoo) |
巡航ミサイル84発、8州のインフラに直撃 ウクライナ当局 |
<2211-101106>
ウクライナ当局が、10日に84発のCMが同国に向けて発射され、攻撃用UAVによる被害も発生したことを明らかにした。 これらの兵器のうちCM 43発とUAV 13機が破壊されたと付け加えた。
ウクライナ軍参謀本部は同日14:00の時点で、ロシア側が84発のCMと24機のUAVを使用したと発表した。 UAVのうち13機はイラン製のShahed 136だとしている。 |
2022.10.11 06:46 |
日テレ News (Yahoo) |
国連総会・緊急特別会合始まる 一方的“4州併合”非難決議の採択目指す 「ロシアによる違法な併合は国際法の下では何の効力もない」と明記 |
<2211-101105>
ロシアがウクライナの4つの州を一方的に併合したことを非難する決議の採択を目指し、国連総会の緊急特別会合が日本時間11日04:00から始まった。
緊急特別会合では、60ヵ国以上が演説を行った上で、ロシアによる一方的な併合を非難する決議案の採決が行われる。
総会決議に法的拘束力はないが、国際社会の総意としての意味を持つため、何ヵ国が賛成するかが焦点となる。 |
2022.10.11 03:06 |
朝日新聞 (Yahoo) |
メドベージェフ前ロシア大統領を指名手配 ウクライナ保安局が発表 |
<2211-101104>
ウクライナ情報機関の保安局 (SBU) が10日、ウクライナの領土保全を侵害したとして、前ロシア大統領のメドベージェフ国家安全保障会議副議長をウクライナの刑法110条にのっとり、指名手配リストに載せたと発表した。
メドベージェフ副議長は最近も、クリミア橋の爆発に対して徹底的な報復を求めるなど、ウクライナに対する強硬な姿勢で知られる。 ほかにロシア連邦保安局 (FSB) のボルトニコフ長官やロシア外務省のザハロワ報道官らプーチン政権の幹部が指名手配されているという。
刑事訴追されれば、終身刑になることもあるという。 |
2022.10.11 01:18 |
日経新聞 |
米欧50ヵ国、12日に国防相会合 ロシア報復で対応協議 |
<2211-101103>
米国防総省が10日、12日にブリュッセルで米欧の国防相らがウクライナへの追加の軍事支援を話し合う国際会議を開くと発表した。 50ヵ国ほどが出席する見通しで、ロシアがクリミア橋の爆発をうけて報復攻撃を開始したのを踏まえ、ウクライナの防衛力強化を検討する。
ロシアによるウクライナ侵攻を受け、4月に設けた西側諸国の国防相による会合を開くのは次回が6回目で、NATO加盟30ヵ国のほか、NATOに加盟を申請したフィンランド、スウェーデンも初めて招待する。 これまでインド太平洋地域から日本やオーストラリアも参加している。
引き続き12~13日にはNATO国防相会議も開く。 |
2022.10.11 00:57 |
AFP BB |
ウクライナ攻撃のミサイルが領空通過 モルドバ、ロシアを非難 |
<2211-101102>
モルドバが10日、ウクライナを攻撃目標としたロシアのCMが領空を通過したことを受け、説明を要求するためにロシア大使を召喚したと発表した。
ポペスク外務・欧州統合相はTwitterへの投稿で、今朝黒海のロシア艦からウクライナに向けた発射されたCM 3発がモルドバの領空を通過したことから、ロシア大使を呼び出し説明を求めるよう指示したと述べた。 ロシアがウクライナ各地の都市で民間施設を攻撃したことに愕然としているとし、ロシアは殺戮を止めなければいけないと訴えた。 |
2022.10.11 00:11 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ミサイル攻撃で11州のエネルギー施設被害…キーウ4地区にも着弾、5人死亡50人負傷 |
<2211-101101>
ウクライナ国営通信などによると、キーウで10日朝に同市内の4地区に露軍のミサイルが着弾し、少なくとも5人が死亡、50人が負傷した。 露軍による首都へのミサイル攻撃は今年6月下旬以来とみられ、ウクライナ当局は、博物館や子供の遊び場などが攻撃を受けたと説明した。
同国の国防次官は、露軍は10日に全土で80発以上のミサイルを発射し、このうち約半数を迎撃したと述べた。 10日には、キーウ以外でも東部や西部の主要都市などで露軍の攻撃が相次ぎ、ウクライナの首相は10日に11州でエネルギー関連施設が被害を受けたと明らかにした。 |
2022.10.10 |
Stars & Stripes |
Strikes on Ukraine raise pressure on allies to send advanced air defense |
<2211-101009>
10月10日のウクライナに対するロシアの攻撃を受け、西側同盟国はウクライナに対するより高度な防空システムや長射程兵器の提供を検討し始めている。 ウクライナ軍はロシアが発射した83発のミサイルの内43発を撃墜したという。
ドイツ国防省は10日、ウクライナへの提供を約束したIRIS-T 4個システムの最初の1個システムが数日以内に到着すると述べている。 米国防総省は9月末にNASAMS 2個システムの提供を発表している。 ウクライナはフランスのSAMP/Tに関心を持っていると言う。
フランスはデンマークから受注していたCAESAR SPカノン榴弾砲18門をウクライナに転用して提供する。 |
2022.10.10 20:56 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシア、「ベラルーシからイラン製無人機で攻撃」 ウクライナ軍 |
<2211-101008>
ウクライナ軍が10日、ロシア軍が同日ウクライナ各地で実施した攻撃について、その一部はベラルーシから送られたイラン製UAVによるものだったと発表した。
ウクライナ軍はFacebookに、ロシア軍がベラルーシ領内とクリミア半島からの攻撃でイラン製Shahed 136を使用し、UAV 9機を破壊したと主張した。 |
2022.10.10 18:38 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ大統領「ロシアの標的はエネルギー施設」 ミサイル75発か |
<2211-101007>
ウクライナのゼレンスキー大統領が、10日朝に国内の複数の都市で相次いだロシアによるミサイル攻撃について、エネルギーインフラ設備を攻撃目標としたものだったとの見方を示した。
ゼレンスキー大統領によると、中部ドニプロ、ビンニツァ、西部イバノフランコフスク、南部ザポリージャ、東部ハルキウ州やスムイ州も攻撃を受け、西部リビウでも報告されている。 イラン製Shahed UAVを用いた攻撃もあったとしている。
今回の一連の空爆について、ウクライナ軍のザルジニー総司令官は、少なくとも75発のミサイルをキーウと南部および西部の複数の都市に向けて発射したと発表し、このうち41発は防空部隊が撃墜したことを明らかにした。 |
2022.10.10 18:28 |
時事通信 (Yahoo) |
ベラルーシ、ロシアと合同部隊展開 「ウクライナ領から攻撃」警戒 |
<2211-101006>
ベラルーシ国営ベルタ通信が、ルカシェンコ大統領が10日の軍治安機関との会合での発言として、、ロシアのウクライナ侵攻を背景としたNATOとの緊張に鑑み、ロシアと合同の地域部隊を展開することで合意したと明らかにしたと報じた。
ルカシェンコ大統領はこの中で、非公式チャンネルで、ウクライナ領からベラルーシに攻撃があるという警告を受けたと主張して、対応の必要性を訴えた。 |
2022.10.10 14:59 |
AFP=時事 (Yahoo) |
キーウで爆発音3回 |
<2211-101004>
クリミア半島とロシアを結ぶ橋で爆発が起きたウクライナの首都キーウで、10日08:15頃に大きな爆発音が3回発生したとAFP記者が伝えた。
爆発の1時間以上前には空襲警報が鳴り響いた。 |
2022.10.10 11:35(21:35 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 9 |
<2211-101002>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月9日の戦況 =
ウクライナ軍はオスキル ルヴェルの東、ルハンスク州方面へ前進を続け、ステルマキフカ(スヴァトヴェの西18km)に進んだ。
【Oskil の位置 (Google Map)】
【Stel'makhivka の位置 (Google Map)】
ロシア軍はハリコフ州とロシア国境のブルダカとライマンの北東にあるテルニーへの攻撃に失敗した。
ロシア筋は、ロシア軍がテルノヴィ ポディ(ヘルソン市の北西30km)の方向に攻撃しようとしたと報告し、ウクライナの情報源は、ロシア軍がヘルソン州北部で新しく占領した集落を、ウクライナ軍が砲兵、MLRS、空爆で攻撃し続けていると報告した。
【Ternovi Pody の位置 (Google Map)】
ウクライナの情報筋は、ウクライナ軍がバフムートとアヴディイフカ地域で30回以上の攻撃を撃退したと報告した。
ロシア軍はドネツク市の南西を攻撃をしたが失敗した。
ロシア軍はCMでザポリージャ市の住宅地を攻撃した。 |
2022.10.09 16:45 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍、補給路を変更 クリミアの橋爆発受け |
<2211-100906>
ロシア国防省が8日、クリミア半島への橋で起きた爆発を受け、ウクライナ南部ヘルソン州や中南部ザポリージャ州に展開するロシア軍部隊への補給は海路や陸路を通じて行う方針を示した。
ロシア軍は両州の部隊への補給路としてこの橋に大きく依存してきたが、ケルチ海峡に架かる橋の道路と鉄路の使用不能の期間がどれほど長くなるのかは不明となっている。 |
2022.10.09 15:03 |
朝日新聞 (Yahoo) |
クリミア橋の崩落、衛星写真で明らかに 半島とロシア結ぶ橋爆発 |
<2211-100905>
Maxar社が8日、クリミア半島とロシアを結ぶクリミア橋で8日早朝に起きた爆発後の橋を撮影した衛星写真を公開した。
公開された衛星写真から、クリミア橋の一部が崩落している様子がはっきりと確認できる。 また、併設された鉄道でも火災が発生し、黒煙が上がっている。 |
2022.10.09 14:15 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、東部要衝のバフムトで激戦=ゼレンスキー大統領 |
<2211-100904>
ウクライナのゼレンスキー大統領が8日、ロシアが制圧を目指しているウクライナ東部の戦略的要衝バフムト付近で、非常に激しい戦闘が行われていると述べた。 ゼレンスキー大統領はビデオ演説で、「特にバフムト方面のドンバスで陣地を維持しているが、極めて困難で厳しい戦闘となっていると述べた。
ロシア軍は、スラビャンスクとクラマトルスクに通じる主要道路にあるバフムトの制圧を何度も試みている。 スラビャンスクとクラマトルスクは、ロシア側がまだ完全に占領できていないドンバス地方に位置する。 |
2022.10.09 12:30(22:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 8 |
<2211-100903>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月8日の戦況 =
ケルチ海峡橋で起きた大規模な爆発は橋に深刻な損害を与えた。
クレムリンは、ロシア航空宇宙軍司令官スロヴィキン陸軍大将を、ロシアのウクライナ作戦司令官に任命した。
ロシアの情報筋によると、ウクライナ軍がハリコフ州とルハンスク州で反撃している。
ロシア軍はヘルソン州北部で防御陣地を強化している。 ロシア軍はバフムート、アヴディイフカ、ドネツク市西の集落を攻撃している。
伝えられるところによれば、ウクライナ軍はイラン製Shahed-136 UAVの撃墜を続けている。
ロシアと占領下の当局者は、ロシア占領地の民家からウクライナの子供達を拉致し続けている。 |
2022.10.08 22:21 |
日経新聞 |
クリミア橋、無残に崩落 炎上げる貨物列車 |
<2211-100812>
ロシアメディアが伝えた交流サイトに投稿された映像では、クリミア橋道路橋の橋桁は爆発による火災で一部が崩落しており、並行する鉄道橋に止まった貨物列車が激しく炎を上げ続けていた。
ロシアの政府系TVによると、クリミア半島と対岸のロシア本土をつなぐフェリーが代替の移動手段として運航を開始した。
爆発物の専門家は英BBC放送に、橋はウクライナ側が確保している地域から160km以上離れており、橋の破損の状況から火災はミサイルなど空からの攻撃によるものではなく、無線を使い爆破した可能性があるとも指摘した。 |
2022.10.08 16:06 |
BBC News (Yahoo) |
クリミアとロシアを結ぶ唯一の橋で火災 3人死亡とロシア当局 |
<2211-100809>
ロシア当局によると、クリミア半島ロシア間のケルチ海峡にかかる橋梁で8日朝に橋の道路部分でトラックが爆発し、並行する鉄道橋で列車の燃料輸送車両に火が燃え移った。 トラックの爆発で道路の一部が崩落し、近くの車両にいた3人が死亡したという。 ロシアは、鉄道橋の部分は8日夜には通行が再開するとしている。
ロシアはこれまで、装備品などをウクライナへ運び込むためにこの橋を使ってきており、ロシア軍の補給拠点を集中的に攻撃してきたウクライナ軍にとって、この橋は重要な攻撃目標だったとされている。
ウクライナの大統領顧問ポドリヤク氏はTwetterに橋の道路部分が崩落した写真を投稿し、トラック爆破がウクライナによるものとは直接は認めなかったものの、違法なものはすべて破壊されなくてはならず、盗まれたものはすべてウクライナに返還されなくてはならないと書いた。 |
2022.10.08 15:43 |
時事通信 (Yahoo) |
クリミア橋で爆発、ウクライナ関与か 3人死亡、「テロ」捜査開始 ロシア |
<2211-100808>
TASS通信などによると、ロシアの国家テロ対策委員会などは、ロシア本土とクリミア半島を結ぶ自動車鉄道橋のクリミア橋で8日早朝に本土側からのトラックが爆発したのが原因で火災が発生し、3人が死亡したと発表した。
現地から伝えられた映像では、燃料輸送列車の一部が火災を起こし、自動車橋が崩落した様子がうかがえる。 クリミア橋は、ロシアが先に併合した南部ヘルソン州に至る補給ルートで、ロシア軍が苦戦する戦況にも影響を与えそうである。
一方、ウクライナのメディアは関係筋の話として、爆発に情報機関のウクライナ保安局(SBU)が関与したと報じた。 |
2022.10.08 11:15(21:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 7 |
<2211-100807>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月7日の戦況 =
ウクライナ軍は、ルハンスク州西部のクレミンナ~スヴァトーヴェ道路沿いで反撃を継続した可能性が高い。
ロシア軍はヘルソン州北部に防御陣地を構築し、ウクライナとロシアからの情報源ではヘルソン市の北と北西で戦闘が進行中という。
ロシア軍はドネツク州で攻撃を続けている。 |
2022.10.08 06:55 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア軍から解放のウクライナ東部で集団墓地、遺体180体との情報 |
<2211-100805>
ウクライナ東部ドネツク州のキリレンコ知事が7日、ロシア軍から奪還したドネツク州リマンで集団墓地が発見されたことを明らかにした。
埋葬されている遺体の数は不明というが、(註:ウクライナ国営)Ukrinform通信は警察当局者の情報として、この墓地に180体の遺体が埋葬されていると報じた。 |
2022.10.08 03:24 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ゼレンスキー大統領「北方領土は日本の領土」 国際社会に行動訴え |
<2211-100803>
ウクライナのゼレンスキー大統領が7日夜のビデオ演説で、「ウクライナは、ロシア占領下にある北方領土を含む日本の主権と領土の一体性を尊重することを確認した」と述べ、国内の関連文書に署名したとし、各国にも同様の対応を求めた。
ウクライナ議会もこの日、同じ内容の決議をした。 |
2022.10.08 01:22 |
AFP=時事 (Yahoo) |
親ロ派、バフムート周辺掌握と発表 ウクライナ東部 |
<2211-100802>
ウクライナ東部ドネツク州の親露派武装勢力が7日、ロシア軍の火力支援を受けて同州バフムート周辺の村々を掌握したと発表した。
【Bakhmut の位置 (Google Map)】
ウクライナ軍が反攻に成功し始めて以降、ロシア側が占領地を拡大したと主張したのは初めてである。 バフムート市はウクライナ支配下にある工業都市で、ここ数週間にわたりロシア軍の砲撃を受けていた。 |
2022.10.08 00:04 |
時事通信 (Yahoo) |
「北方領土は日本のもの」 ウクライナ議会決議 |
<2211-100801>
ウクライナ最高会議(国会)が7日、北方領土を「ロシアによって占領された日本の領土」と認める決議を採択した。 決議は「北方領土に関する日本の立場を支持する」と宣言した上で、日本に帰属するという法的地位を定めるため、あらゆる手段を講じるよう国際社会に呼び掛けた。
決議は、旧ソ連圏で一般的な「クリール諸島(北方領土と千島列島)」という表現は使っていない。 ロシアによる侵攻をめぐり日本からの支援を評価するとともに、対ロシアで共同戦線を張るよう日本に呼び掛ける狙いもありそうである。 |
2022.10.07 21:20 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ウクライナ、戦車の半数超をロシアから鹵獲か 練度低いロシアの失敗 |
<2211-100712>
英国防省が7日、侵攻が始まって以来、ウクライナ軍がロシア軍から鹵獲した戦車が少なくとも440両に上るとの見方を公表した。 このほか650両の装甲車も鹵獲したとみられるという。 同省によると、ロシア軍からの鹵獲品がウクライナ軍の装備のなかで大きな割合を占めていて、現在装備している戦車の半数以上が鹵獲したものの可能性があるという。
同省は、ロシア軍の練度の低さを指摘、今後も重火器を失い続ける可能性が高いとした。 |
2022.10.07 16:29 |
朝日新聞 (Yahoo) |
「ロシア軍が撤退時にダム破壊」 焦土作戦? 周囲では洪水に |
<2211-100708>
ウクライナ軍参謀本部が6日の戦況報告に、東部ドネツク州の都市ライホロドクの周囲が洪水に見舞われていると記した。 ロシア軍が撤退の際にダムを破壊したためとしており、ウクライナ軍による奪還が進む地域では、ロシア軍がインフラなどを破壊する焦土作戦に出ていると指摘している。
【Raihorodok の位置 (Google Map)】
参謀本部はまた、ロシア軍が撤退時に大量の行政文書などを破壊しているとも報告した。 ルハンスク州の都市では行政の歴史文書が特に狙われたという。 |
2022.10.07 08:15(18:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 6 |
<2211-100704>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月6日の戦況 =
ウクライナ軍はクピャンスク近郊のハリコフ州北東部で反撃し、10月6日にルハンスク州西部のクレミンナ~スヴァトーヴェ道路沿いのロシア軍を圧迫している可能性が高い。
ロシア軍はヘルソン北東部で戦線が崩壊しためヘルソン州北部に防衛陣地を構築している可能性が高い。
ロシア軍は10月6日にドネツク州で攻撃を続け、バフムート周辺で徐々に前進した可能性が高い。
ロシア軍は10月6日、フリャイポレの西、ドニエプロペトロフスク州とムィコラーイウ州で、砲撃、空爆、ミサイル攻撃を継続した。
ウクライナの抵抗活動本部が10月6日、ロシア軍がロシア占領下のクレミナとルハンスク州スタロビルスクでウクライナ国民の強制動員を開始したと報告した。 |
2022.10.07 04:28 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ザポロジエ原発はウクライナの施設=IAEA 事務局長 |
<2211-100702>
国際原子力機関 (IAEA) のグロッシ事務局長が6日、IAEAはウクライナのザポロジエ原子力発電所をウクライナの施設とみなしていると述べた。
プーチン露大統領は5日に、ザポロジエ原子力発電所を監督下に置き、連邦財産にすることをロシア政府に命じる法令に署名している。 |
2022.10.06 23:53 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、東・南部州で前進 ロシア軍制圧地域の奪還続く |
<2211-100614>
ウクライナ軍幹部のグロモフ氏が6日、東部ハリコフ州でウクライナ軍が2週間で55km前進したと発表した。 ロシア軍が制圧していた93地域を奪還し、2,400㎢超を確保したという。 ロイタは、グロモフ氏の発言を独自に確認していない。
ゼレンスキー大統領も6日のビデオ演説で、今月1日以降に南部ヘルソン州で500㎢超と数十の集落を奪還したと明らかにし、東部でも一段の軍事的成功を収めたと述べた。 |
2022.10.06 21:53 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍「400平方キロ以上を奪還」と発表 南部ヘルソン州 |
<2211-100613>
ウクライナのニュースサイトUkrayinska Pravdaがウクライナ軍の広報担当者の話として6日、ウクライナ軍が今月に入ってから、南部ヘルソン州で400㎢以上を奪還したと報じた。 |
2022.10.06 12:33 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、東部ルハンスク州に進軍 SNS に画像 |
<2211-100610>
SNSに5日に投稿された複数の画像によると、ウクライナ軍は東部ドネツク州から隣接するルハンスク州に入り、同州の少なくとも一つの村落を奪還した。 3月の開戦以来、ウクライナ軍がルハンスク州に進駐するのは初めてである。
写真には、ルハンスク州の州境に位置するフレキウカ村で、ウクライナ軍の部隊が道路標識の周りに立ったり腰を下ろしたりする様子が映っている。
【Hrekivka の位置 (Google Map)】 |
2022.10.06 10:00(20:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 5 |
<2211-100608>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月5日の戦況 =
ロシア軍が6月以来初めてShahed-136 UAVでキエフ州を攻撃した。
ウクライナ軍が過去48時間で大きな成果を上げた後、ヘルソン州北部で再編成し体制を立て直した可能性が高い。
ロシアの情報筋は、ヘルソン市の北西、西、北東でのウクライナ軍が攻撃準備を行っていると報告した。
ロシア軍は10月5日、ドネツク州で攻撃を続けた。 |
2022.10.06 04:57 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ、東部ルガンスク州の一部奪還 知事が発表 |
<2211-100604>
ウクライナ軍が5日、東部ルガンスク州の一部を奪還したと発表した。 ウクライナ軍は最近、隣接するドネツク州や南部戦線で前進を続けている。
ルガンスク州のハイダイ知事はTelegramに、ルガンスク州の奪還が本格的に開始され、いくつかの集落はすでにロシア軍から奪還されてウクライナ国旗が掲揚されていると投稿した。
ウクライナは、東部ハルキウ州のほぼ全域を支配下に置いたことにより、親露派武装勢力の拠点であるルガンスク州への進軍が可能となっていた。 |
2022.10.06 03:24 |
毎日新聞 (Yahoo) |
プーチン氏、占領下ザポロジエ原発を「国有化」 大統領令に署名 |
<2211-100603>
ロイタ通信が、プーチン露大統領が5日に露軍の占領下にあるウクライナのザポロジエ原発について、ロシアの国有資産と位置づける大統領令に署名したと報じた。 |
2022.10.06 02:25 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
OECD、ウクライナを加盟候補国として承認 |
<2211-100602>
経済協力開発機構 (OECD) のコーマン事務総長が、ウクライナ政府からの要請を受け、加盟38ヵ国がウクライナを加盟候補国として承認することを決定したと発表した。
声明によると、今後加盟国はウクライナ加盟を巡る協議を開始し、加盟に向けたロードマップの草案を作成することを検討するというが、加盟候補国は贈収賄防止や税制、環境、統計などの分野でOECDの基準を自国の政策に導入したりすることが求められるため、加盟に向けた手続きは複雑で長期にわたる可能性がある。 |
2022.10.05 16:53 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、ルガンスク州境に迫る=英国防省 |
<2211-100514>
英国防省が5日、ウクライナ軍が北東部ハリコフ州を流れるオスキル川を越えてロシア側の防衛地帯に最大20km進攻し、ルガンスク州スバトボに向かっていると見られることを明らかにした。
ウクライナ軍は今後、ルガンスク州のスバトボとクレミンナを結ぶ道路を攻撃できる可能性が非常に高いという。
【Svatove の位置 (Google Map)】
【Kreminna の位置 (Google Map)】 |
2022.10.05 12:00(22:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 4 |
<2211-100511>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月4日の戦況 =
ウクライナ軍はヘルソン州で大きく前進し続け、ハリコフとルハンスク州でも前進を続けた。
ウクライナ軍は10月4日、ヘルソン州北部で大きく前進し、その地域でまばらに配置されたロシア戦線を崩壊させ始めた。
ウクライナ軍は10月4日、スヴァトーヴェの西にあるハリコフ州東部で前進を続け、オスキル川を越えたルハンスク州におけるロシア陣地を圧迫している。
ロシア軍は10月4日、フリャポレの西、ドニエプロペトロフスク州とムィコラーイウ州で砲撃、空爆、ミサイル攻撃を続けた。 またドネツク州で攻撃を続けた。
ロシア連邦政府は、動員経費のかなりの部分を地方予算から賄うよう命じた。
プーチン大統領の部分的な動員が、追加部隊を生み出すためにロシアの治安部門を疲弊させている。 |
2022.10.05 09:35 |
産経新聞 (Yahoo) |
ウクライナ「10集落を奪還」 ヘルソン州で反攻進む |
<2211-100510>
ウクライナのゼレンスキー大統領が4日のビデオ声明で、ロシアが併合を宣言した南部ヘルソン州で8つの集落を奪還したと発表した。 ウクライナ軍の発表を加えると、4日に同州で奪還が公表されたのは10集落に上る。
大統領や軍が同州での奪還を発表したのは、リュビモフカ、クレシチェノフカ、ゾロタヤ・バルカ、ベリャエフカ、ウクラインカ、ベリカヤ・アレクサンドロフカ、マラヤ・アレクサンドロフカ、ダブイドフ・ブロド、アルハンゲリスコエ、スタロセリエ-の10集落である。
【Khreschenivka の位置、
Bilyaivka の位置、
Arkhanhel の位置 (Google Map)】 |
2022.10.05 05:51 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシア軍、ウクライナ南部で占領地縮小 国防省が地図公表 |
<2211-100505>
ロシア国防省は4日、ウクライナ南部ヘルソン州を占領する部隊がここ数日で重要地域からの撤退を強いられたことを示す地図を公表した。 同省の定例報告に含まれた地図では、ドニエプル川西岸のドゥドチャヌイ村がもはやロシア軍の支配下にはないことが示されている。 同地域では、ロシア軍がウクライナ侵攻初期に掌握した領土の奪還に向け、ウクライナ軍が攻勢を強めている。
さらに東部ハルキウ州では、10月に入ってからのウクライナ軍の反攻により、ロシア軍がオスキル川西岸から撤退したことも判明した。
ウクライナ軍は4日、ヘルソン州のロシア軍は士気を失っており、弾薬庫や橋を破壊しながら後退していると発表した。 ゼレンスキー大統領も、自国軍が南部で急速かつ強力に進撃しており、ヘルソン州を含む南部や東部で今週、数十の集落を奪還したと述べた。 ウクライナ軍は、数週間前からヘルソン州で徐々に領土を奪還していたが、進撃のペースはここ数日間で加速している。 |
2022.10.05 05:41 |
Defense News |
Pentagon sending Excalibur guided artillery, more HIMARS to Ukraine |
<2211-100504>
米国防総省が10月5日、HIMARS 4両の追加やExcalibur GPS誘導砲弾など$625Mにのぼるウクライナへの追加支援を発表した。
今回の援助にはHIMARS 4両のほかMaxxPro MRAP車200両、155mm砲弾75,000発以上、M982 Excalibur 500発以上、RAAM対戦車散布地雷1,000発以上などが含まれている。 |
【註】
Excalibur GPS誘導砲弾には初期型のIncreament Ⅰaのほか、既に生産を完了したⅠa-2、Ⅰb、着弾角度を選択できるようにして射程延伸を可能にしたExcalibur B、SAL誘導装置を取り付け移動目標も攻撃できるExcalibur Sなど各種があり、どれがウクライナに送られるかは不明である。 |
2022.10.05 05:38 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア軍、ウクライナ東・南部で急速に撤退のもよう |
<2211-100502>
ロシア国防省が4日に発表したウクライナの戦況地図から、ウクライナが反撃を強める東部南部地域からロシア軍が急速に撤退している様子が示された。 国防省は定例会見で撤退については言及しなかったものの、ロシア軍の動きを示す地図は、ロシア軍が支配地域が前日から大幅に縮小した。
東部ではロシア軍の防衛線がルガンスク州境まで撤退したもようで、ハリコフ州ではロシア国境近辺の一部の小地域を除き、ロシア軍が撤退したことを示している。 南部のヘルソン州でもロシア軍の防衛線が後退した。 |
2022.10.05 04:17 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ザポロジエ原発所長、解放後も復職せず 後任は未定= IAEA |
<2211-100501>
国際原子力機関 (IAEA) が4日、ロシアが占拠するウクライナ南部ザポロジエ原子力発電所のムラショフ所長が、拘束から解放された後も復職しないことを明らかにした。
IAEAは声明で「ムラショフ氏は現在ウクライナの支配地域に家族とともにおり、同原発での職務を継続することはないと理解している。 後任はまだ決まっていない」とした。 |
2022.10.04 21:33 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、東部ルハンスク州に進軍 親ロ派当局者」 |
<2211-100419>
親露派が自称する「ルガンスク人民共和 (LPR)」の軍事指導者マロチコ氏が3日にTelegramで、ウクライナ軍がLPRとの行政上の境界を越え、リシチャンスク方面に足場を築いたと述べた。 ウクライナ軍は9月末に同州のビロホリウカ村を奪還している。
親露派のジャーナリストによると、ウクライナ軍は同州のスバトベやクレミンナに向けて攻勢を続けており、「ボロバ地域の我々の勢力に脅威が迫ったことを受け、ゼレベツ川の戦線まで今夜退却することが決まった。」と述べた。 |
2022.10.04 16:11 |
BBC News (Yahoo) |
チェコ、クラウドファンディングでウクライナ軍に戦車を購入 |
<2211-100416>
チェコで、ウクライナ軍に供給する戦車を購入するためのクラウドファンディングが行われ、$1.3M超が集まった。
「プーチンへの贈り物」と題されたキャンペーンには、チェコ国防省と在チェコ・ウクライナ大使館が協力しており、ソ連時代のT-72 MBTを現代化したThomasを購入し、ウクライナに送ろうと1万1,288人が参加した。
チェコのチェルノホヴァ国防相は、10月7日に70歳の誕生日を迎えるプーチン大統領に「ふさわしい贈り物」になったと冗談をTweetした。 |
2022.10.04 15:37 |
AP News (Yahoo) |
ポーランド製155ミリ自走砲 リマン奪還作戦に威力発揮 |
<2211-100415>
ポーランドからウクライナ軍に供与されたSPHが東部ドンバス地域で威力を発揮している。
ウクライナ軍が要衝リマンと鉄道拠点クピャンクスをロシア軍から奪還した際、リマンの南50kmに位置するバフムート方面からロシア軍が反撃してくるリスクが高かったが、それを阻止した一助が、ポーランドからウクライナに供給されたAHS Krab 155mm SPHだといわれている。
韓国製K9 SPHの車体に、英国製砲塔を組み合わせたポーランド製のAHS Krabは、ロシアの2S19 Msta-S 152mmSPHに比べ機動性が高く、陣地に入ってからすぐに戦えると前線から戻ったウクライナ兵の評価が高い。 |
2022.10.04 12:18 |
日テレ News (Yahoo) |
反転攻勢…ゼレンスキー大統領「ハルキウ州で450以上の集落を奪還」 |
<2211-100412>
ウクライナのゼレンスキー大統領が3日、反転攻勢を強める北東部ハルキウ州で「9月に開始された防衛作戦で奪還した集落はハルキウ州だけで450以上だ」と述べた。
米国防総省高官は3日、ロシア軍の追加動員についてウクライナでの戦闘に投入された兵士は、現段階ではまだ少数にとどまっているとの分析を明らかにしている。
こうした中、ロシア軍との捕虜交換で解放されたアゾフ連隊の司令官らがトルコで家族と再会した。 |
2022.10.04 11:00(21:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 3 |
<2211-100409>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月3日の戦況 =
ウクライナ軍は、過去24時間でライマン周辺とヘルソン州北部で前進した。 敗退したロシア軍はかつてロシア有数の精鋭部隊と見られていた。
プーチン大統領は、ベルドニコフ中将を西部軍管区司令官に任命した。
ロシアは拘束していたザポリージャ原子力発電所の所長を解放した。
ウクライナ軍はオスキル川~クレミンナの線をルハンスク州州境に向けて前進した。 ヘルソン州北部でも前進した。 |
2022.10.04 10:41 |
BBC News (Yahoo) |
ウクライナ部隊、南部ヘルソンで前線を突破 東部でも前進 |
<2211-100408>
ロシア軍と親露当局が3日、ウクライナ軍が南部ヘルソンでドニプロ川岸のロシア軍防御線を突破したことを明らかにした。
ロシアが任命したヘルソン当局トップのサルド氏によると、ウクライナ軍は前線だった地点の南30kmにあるドニプロ川沿いの町ドゥドチャニ付近で突破したという。 ロシアの一部報道も、ウクライナ軍がドゥドチャニを制圧したとしている。
【Dudchany の位置 (Google Map)】
サルド氏によると、ウクライナ軍の2個大隊がヘルソンの東70kmにある港湾都市ノヴァ・カホフカのカホフカ水力発電所を目指したという。
【Kakhovka水力発電所の位置 (Google Map)】
ロシア国防省報道官は、数の上で優勢なウクライナ戦車部隊がドニプロ川沿いの前線となっていたゾロタヤ バルカ村の南に深いくさびを打ち込んだとしたうえで、この時の戦闘で、ロシア軍はウクライナ兵約130人を殺したと主張した。
ロイタ通信によると、ウクライナは、ドニプロ川西岸にいる約25,000人のロシア軍の補給路を断とうとしているという。 |
2022.10.04 06:34 |
CNN (Yahoo) |
リマンから押し戻されたロシア軍、「現状維持」のためクレミンナへ移動 米軍高官 |
<2211-100403>
米軍の高官の1人が、ウクライナのリマンから撤退したロシア軍は、東に位置する町クレミンナに向けて後退したとみられることを明らかにした。
【Kreminna の位置 (Google Map)】
同高官は、ロシア軍が兵站拠点として使用していたリマンの奪還は作戦上相当な成果と評価し、現状は前線に展開するロシア軍部隊の補給能力に影響を及ぼし、その範囲はハルキウ州からドネツク州バフムートへと下り、南部ヘルソンにまで至るとしている。 |
2022.10.04 06:12 |
FNN Prime (Yahoo) |
ロシア 主力部隊の司令官解任 ウクライナ軍が重要都市奪還 |
<2211-100402>
ロシアのメディアが3日、ロシア軍を構成する5個の軍管区の1つでロシアがウクライナ侵攻の主力部隊である西部軍管区の司令官を解任し新しい司令官に交代したと報じた。
今のところ、ロシア国防省の公式発表はない。 |
2022.10.04 04:15 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、ウクライナに6.25億ドル追加支援 ハイマース4基など=関係筋 |
<2211-100401>
関係者2人が3日、ロイタにバイデン政権のウクライナに対する$625M規模の追加軍事支援策にはHIMARS 4両などが含まれる見込みであることを明かした。 早ければ4日に発表されるという。
今回の支援策は国内余剰兵器の移送を許可する緊急時大統領在庫引き出し権 (PDA) に基づく支援策で、このような支援はウクライナ軍が大きな戦果を得た9月中旬以降で2回目となる。 PDAを活用することによりHIMARS 2両とそのロケット弾、耐地雷伏撃防護車両 (MRAP) 200両、榴弾砲弾、地雷を今後数日内にウクライナに送ることができる。
匿名の関係者は、支援策の金額や内容は直前で変更される可能性があるとした。 |
2022.10.03 19:12 |
共同通信 (Yahoo) |
ウ軍、南部ヘルソン2集落を奪還 トルコで軍艦進水式 |
<2211-100312>
ゼレンスキー大統領のオレナ夫人がtweeterで、トルコで建造中のコルベット艦の進水式に出席したことを明らかにした。
トルコは停戦交渉を仲介するなどロシア、ウクライナ双方と良好な関係を維持するが、同艦の建造は侵攻前にウクライナ側と合意していた。 |
2022.10.03 14:00 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、南部で「前進」 米国防長官 |
<2211-100309>
オースティン米国防長官が2日に放送されたCNNとの単独インタビューで、ウクライナ軍が南部ヘルソン州で前進しており、ロシア軍の侵攻に対して反攻を続けていると語った。
オースティン長官は、戦場での力学に変化が生じているのを目の当たりにしていると指摘し、ウクライナ軍は東部ハルキウ州で非常にうまくやっているとしたほか、ヘルソン州でも速度は少し遅いものの前進を続けていると述べた。 |
2022.10.03 12:15(22:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 2 |
<2211-100306>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月2日の戦況 =
ウクライナ軍はライマンの東と北東の集落を奪還し続け、ドネツク州のトルスケを奪還した。
ロシア筋は、ロシア軍はライマンの北東の陣地から撤退し、クレミンナ周辺とR66スヴァトーヴェ~クレミンナ高速道路沿いを陣地にする可能性が高いとしている。
ウクライナ軍はクピャンスクの東の集落に前進し続け、ハリコフ州のキシャリフカを奪還した。
ロシア軍はバフムート、ヴィイムカ、アヴディイフカ周辺での攻撃に失敗した。
ウクライナ軍はヘルソン州北部で反撃を再開し、ゾロタ・バルカとクレシチェニフカに陣地を確保した。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍もシェフチェキフカとリュビミフカを奪還し、ロシア軍をミカイリフカ周辺の新しい防御陣地に押しやったと主張した。
ロシア軍は、イラン製Shahed-136 UAVでクリヴィーイ・リーとムィコラーイウ州を砲撃し続けた。 |
2022.10.03 07:18 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ゼレンスキー氏、ウクライナ軍がヘルソン州の2集落解放と表明 |
<2211-100302>
ウクライナのゼレンスキー大統領が2日に毎晩恒例の演説で前線での成果について、ヘルソン州の小集落、アルハンヘルスケとミロリュビフカを奪還したと表明した。
ウクライナ軍はライマンを奪還し、10月1日現在には周辺集落を掃討している可能性が高い。
【Arhanhelska の位置 (Google Map)】
【Myroliubivka の位置 (Google Map)】
ロイタは、ゼレンスキー大統領発言の真偽を現時点では確認できていない。 |
2022.10.03 05:10 |
日経新聞 |
ドイツ、ウクライナに榴弾砲を追加供与 北欧諸国と連携 |
<2211-100301>
ランブレヒト独国防相が独メディアとのインタビューで2日、ドイツ政府がウクライナに新たに榴弾砲16門を2023年に供与することを明らかにした。 ウクライナに供与される榴弾砲はスロバキア製のZuzana 2(註:155mm装輪SPH)で、€90Mを超える規模の支援はデンマークとノルウェーの両国と共同出資する。
また提供を表明していたIRIS-T SAMも近く発送される。 |
2022.10.02 20:30 |
時事通信 (Yahoo) |
東部要衝リマン奪還を宣言 戦果誇示し攻勢強化へ ウクライナ大統領 |
<2211-100206>
ウクライナのゼレンスキー大統領が2日にTelegramで、東部ドネツク州の要衝リマンからロシア軍を完全に排除したと宣言した。
ソーシャルメディアには、リマン中心部にある自治体庁舎とされる建物にウクライナ国旗を掲げる兵士らの動画が投稿された。 |
2022.10.02 11:44 |
BBC News (Yahoo) |
ザポリッジャ原発所長をロシアが拘束 ウクライナ当局が発表 |
<2211-100204>
ウクライナ国営の原子力企業Energoatom社が1日、ザポリッジャ原発のムラショフ所長が9月30日午後4時ごろ、同原発から近隣の町エネルホダルに車で向かっていたところをロシア軍に拘束されたと発表した。 |
2022.10.02 09:00(19:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, October 1 |
<2211-100203>
= 戦争研究所が HP に掲載した10月01日の戦況 =
ウクライナ軍はライマンを解放し、10月1日現在には周辺集落を掃討している可能性が高い。
【Stavky の位置 (Google Map)】
【Yampil の位置 (Google Map)】
ロシアは、ザポリージャ原発 (ZNPP) の法的責任を継承しようとしている可能性が高い。
ウクライナ軍はヘルソン州で反撃作戦を継続し、今後の前進のための準備をしている。
ロシア軍はドネツク州のバフムートとアヴディイフカ地域で攻撃を行った。
ロシア軍は、南部のウクライナ軍の後方地域を継続して砲撃している。 |
2022.10.02 08:50 |
毎日新聞 (Yahoo) |
「より思い切った作戦を」親露派のチェチェン首長、小型核使用を主張 |
<2211-100202>
ロシアのプーチン政権に近い露南部チェチェン共和国のカディロフ首長が1日にTelegramへの投稿で、露軍に小型核を使用し戦況を改善するように求めた。
カディロフ首長は「個人的な意見」と前置きした上で、ロシアはより思い切った作戦を取る必要があるとしたうえで、ロシアとウクライナ国境付近に戒厳令を敷き、小型核を使用すべきだと主張した。 |
2022.10.01 22:29 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア軍5千人、包囲から撤退 ウクライナ、東部で戦果 |
<2211-100107>
ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事が1日、ウクライナ軍が東部ドネツク州リマンに陣取るロシア軍5,000人以上を包囲し退却路をほぼ遮断したと表明した。 ロイタ通信によると、ウクライナ軍は1日にリマン市内で戦闘が開始されたと説明した。
ウクライナ軍にとって大きな戦果で、ルガンスク州西部の人口約9万人のリシチャンスクを奪還できる可能性が高まった。
ロシア国防省は1日、包囲されるのを避けるため部隊がリマンから撤退したと発表した。 |
2022.10.01 10:30(20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 30 |
<2211-100105>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月30日の戦況 =
ウクライナ軍は今後72時間以内にライマンを確保するか包囲する可能性が高い。
ウクライナ軍はヘルソン州での戦況に関して沈黙しているが、ウクライナ軍はロシア軍を陣地貼り付けさせていると述べた。
ロシア軍はドネツク州で攻撃を継続している。 |
2022.10.01 01:47 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア軍に「脆弱性」、突如崩壊はない=英軍トップ |
<2211-100101>
英国防参謀総長のラダキン海軍大将が30日にワシントンで記者団に対し、ウクライナに侵攻しているロシア軍に脆弱性が増大している兆候が出ているとの見方を示した。
いっぽうで、戦闘の推移は緩慢なためロシア軍が突然崩壊することはないとし、ウクライナ軍とロシア軍のバランスが大きく変化することはない」との見方も示した。 |
2022.09.30 23:52 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ウクライナが NATO に加盟申請を表明 ゼレンスキー氏「決定的な一歩」 |
<2210-093013>
ロイタ通信によると、ウクライナのゼレンスキー大統領が9月30日にTelegramで、正式にNATOに加盟申請すると表明した。
シュミハリ首相はゼレンスキー大統領らとともに申請に向けた書類に署名したと明らかにした。 |
2022.09.30 22:48 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
プーチン大統領、ウクライナ4州併合条約署名 演説で戦況触れず |
<2210-093012>
プーチン露大統領が30日、先の「住民投票」でロシアへの編入を圧倒的多数で支持したウクライナ東部と南部のルガンスク、ドネツク、へルソン、ザポロジエ4州の親露派代表と併合条約に署名し併合を宣言した。 署名された併合条約に基づくと、ロシアがまだ制圧していない地域も含め、ウクライナ領の22%がロシアに併合されることになる。
ウクライナと西側諸国は併合には正当性がなく、承認しないとしており、開始から7ヵ月が経過したロシアによるウクライナ侵攻は予測不可能な新局面に入った。 |
2022.09.30 17:03 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ南部でロシアが人道支援の車列攻撃、23人死亡 ロシア側は否定 |
<2210-093009>
ウクライナ南部ザポリージャ州の知事が30日、人道支援に向かっていた民間人の車列がロシア軍の砲撃を受け、少なくとも23人が死亡、28人が負傷したと発表した。 全員が地元の民間人だという。
一方、同州の親露派当局は、攻撃はウクライナ軍によるものだとし、ロシア軍の関与を否定した。 親露派はTelegramに「ウクライナ兵がまたテロ行為をした」と投稿し、ウクライナ側によるものだと主張した。 |
2022.09.30 10:30 |
Forbes (Yahoo) |
ロシアの核攻撃は黒海の島が標的になる可能性、専門家が警告 |
<2210-093007>
プーチン露大統領が核兵器の使用を含むあらゆる手段でロシアの領土を防衛すると宣言したことから、世界中で核戦争への懸念が高まっているが、一部の専門家はロシアがウクライナ軍に対して、あるいは軍の拠点を破壊するために、短距離型の戦術核兵器を投入する可能性が最も高いと語っている。
戦術核兵器についてKings College Londonの専門家ソーントン博士は、プーチンが最初の攻撃でウクライナの都市を標的にする可能性は極めて低く、犠牲者を出すことを避けるだろうと述べている。 その攻撃目標がどこになるかを予測するのは難しいが、プーチンは戦争の初期にロシアが占領し、その後奪還されてウクライナの抵抗の象徴となった黒海に浮かぶスネーク島を念頭に置いている可能性があると指摘した。 |
2022.09.30 09:30(19:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 29 |
<2210-093006>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月29日の戦況 =
ベラルーシが新たに動員されたロシア兵を収容する準備をしているかもしれないが、ロシアに代わってウクライナでの戦争に参加する可能性は低いままである。
ウクライナ軍は、ライマンのロシア軍包囲をほぼ完了し、ドロビシェブ~ライマンのロシア軍を支援する重要な補給路 (GLOCS) を分断した可能性が高い。
ウクライナ軍は、ヘルソン州でのウクライナ軍の動きについて沈黙したが、ロシア軍がヘルソン州前線を強化するため新たに動員された部隊を展開していると述べた。
ウクライナ軍は、ヘルソン州にあるロシア軍の兵站、輸送、軍事施設を砲撃し続けている。
ロシア軍はドネツク州で攻撃を続けている。
ロシア軍は、ウクライナ南部でイラン製Shahed-136 UAVの使用を増やした可能性が高い。
ロシアの独立系世論調査機関Levada Centerは、ロシア人のほぼ半数が動員を心配しているが、ロシアの軍事行動に対する支持は44%にわずかに低下しただけだという。 |
2022.09.30 07:30 |
Forbes (Yahoo) |
ロシア軍、わずか1、2日訓練しただけの召集兵を前線に送り込んでいる |
<2210-093005>
ロシア陸軍はわずか1日か2日訓練を受けただけの召集兵をウクライナの前線に送り込んでいる。 なかには全く訓練を受けていない兵士もいる。
戦争研究所 (ISW) は「1日か2日の訓練を受けただけの召集兵がロシアを強化するとは思えない」としている。 |
2022.09.30 06:53 |
NHK News |
ロシア プーチン大統領 ウクライナの2州を独立国家と承認 署名 |
<2210-093004>
プーチン露大統領が29日、ウクライナの南東部ザポリージャ州と南部ヘルソン州を独立国家として一方的に承認する大統領令に署名した。
2月には東部のドネツク州とルハンシク州を独立国家として一方的に承認しており、プーチン大統領はこれらを根拠に30日に4つの州を併合する文書に調印する構えである。 |
2022.09.29 19:30 |
共同通信 (Yahoo) |
ドネツクでウクライナ反攻が加速 動員令、ロシア国境で混乱 |
<2210-092909>
戦争研究所 (ISW) が28日、ウクライナ東部ドネツク州でウクライナ軍が反攻を加速し、北部リマン周辺で領土の奪還を進めつつあると指摘した。
隣接するルガンスク州の知事はリマンでの攻防がルガンスク州での反転攻勢の鍵を握ると指摘しており、大きな戦果につながる可能性がある。 |
2022.09.29 09:30(19:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 28 |
<2210-092905>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月28日の戦況 =
ロシアは、これまでロシアで最強戦闘部隊と考えられていた部隊を含む部隊の損耗を補填するために、動員されたものの訓練を受けていない新兵を投入している。
ウクライナ軍は9月28日、ライマン周辺で大きな前進を続け、ゼレナ~ドリーナ~コロディアジ弧に沿ってヤンピル周辺で前進した。
ウクライナ軍は、9月28日のヘルソン州でのウクライナの具体的な行動に関して沈黙を維持していたが、ウクライナ軍は南軸に沿って陣地を固めるために、不特定の場所で陣地戦を実施していると述べた。
ロシア軍はドネツク州での攻撃に失敗した。
ロシア当局は、国外に逃亡しようとする何十万人ものロシア人男性に対処するために、ロシア国境地域へのロシア市民の移動を制限し始めている。 |
2022.09.29 06:10 |
Defense News |
New Ukraine aid will buy 18 HIMARS and weapons to 'disrupt' drones |
<2210-092903>
米国防総省が9月28日、HIMARS 18両やC-UAV装置を含むウクライナ向け装備$1.1B相当を企業に発注した。 これらは中長期の支援でウクライナが入手するのは6~24ヶ月後になる。
支援品目には対砲対空の多機能レーダ20基やHumvee、トラック、各種装備の牽引車などの車両300両以上も含まれる。 |
2022.09.28 20:34 |
日経新聞 |
米供与の防空システム未達 大統領受領発言は誤訳 |
<2210-092817>
米国防総省報道官が27日、米国がウクライナへの供与を表明したNASAMSはウクライナ側にまだ渡っていないと説明した。
CBS TVが25日放送の番組でゼレンスキー大統領がNASAMSを受け取ったと発言したとされたが、ロイタ通信によると、CBSが通訳の間違いだったと認めた。
報道官はNASAMSの到着には2ヵ月ほどかかるとの見通しを示した。 |
2022.09.28 13:44 |
CNN (Yahoo) |
ゼレンスキー氏、ウクライナ軍が「前進」 詳細は明かさず |
<2210-092815>
ウクライナのゼレンスキー大統領が27日、ウクライナ軍が前進していると明らかにした。 ただし、詳細は明らかにしなかった。
ゼレンスキー大統領は夜の会見で、前線に関して朗報があるとし、詳細は省くが、ウクライナ軍は前進しており、領土の解放を行っていると述べた。 |
2022.09.28 13:13 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ大統領、親ロ派地域の「国民守る」 住民投票受け |
<2210-092814>
ウクライナのゼレンスキー大統領が27日、親露派が東・南部4州で実施したロシアへの編入の是非を問う「住民投票」で賛成票が圧倒的多数を占めたと発表されたのを受け、親露派支配地域の国民を「守る」と表明した。
ゼレンスキー大統領は「人々は銃を突き付けられて投票用紙への記入を強制された」として、「偽の住民投票の結果とされる数字は、あらかじめ用意されたものだ」と主張した。 |
2022.09.28 10:53 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ウクライナが奪還した東部ハルキウ、ロシアが「報復」攻撃…インフラ施設損傷・停電も |
<2210-092811>
ロイタ通信によると、ロシア軍が27日にウクライナ軍に奪還された東部ハルキウ州を攻撃した。 州都ハルキウの市長は同日にSNSで、計4回の攻撃でインフラ施設が損傷し、市内の一部で停電が起きていることを明らかにした。 ウクライナ当局は、ウクライナ軍の反転攻勢で支配地域からの撤退を余儀なくされた露軍による報復との見方を示している。
地元メディアによると、南部オデーサ州でも同日に露軍によるミサイル攻撃があり、ウクライナ軍が2発を迎撃した。 |
2022.09.28 10:30(20:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 27 |
<2210-092810>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月27日の戦況 =
ロシア軍は、新たに動員した西部軍管区の部隊を、事前の訓練なしにヘルソン州とハリコフ州の前線に投入していると伝えられている。
ウクライナ軍はオスキル川の東岸で陣地を固めており、ライマン郊外でさらなる前進を遂げている。
ウクライナ軍は南部で、ロシア軍の補給路 (GLOC) 、特に艀の検問所を建設するロシアの動きを妨害している。
ロシア軍はバフムート周辺とドネツク市の西で攻撃に失敗し続けた。
ロシア軍は、ウクライナ軍のクリヴィーイ・リー飛行場に深刻な損害を与え、ウクライナ南部全域で常時空爆とミサイル攻撃を続けた。
【Kryvyi Rih の位置 (Google Map)】
ロシア当局は、ロシア国境に検問所を設置し、ロシアから逃れて強制動員を避けようとしているロシア人男性を強制的に動員している。 |
2022.09.28 00:05 |
Defense News |
Congress to vote on $12.3 billion Ukraine aid package |
<2210-092801>
米議会が9月27日、2022年3回目となる$12.3Bにのぼるウクライナ向け支援を公表した。 そのうち$7.5Bは軍事援助、$4Bは経済民生支援である。
軍事援助$7.5Bの内$3Bは装備等の供与、$2.8Bは在欧米軍の強化、$1.5Bはウクライナへ放出した武器等の補充である。 その中には$540Mの弾薬補充も含まれている。 |
2022.09.27 13:25(23:25 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 26 |
<2210-092706>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月26日の戦況 =
ウクライナ軍はライマンの北とオスキル川の東岸で前進した。
ウクライナ軍は、南部の反攻阻止作戦の一環として、ロシアの兵站線 (GLOC) を攻撃し続けた。
ロシア軍はバフムート周辺とドネツク市の西で攻撃を続けた。
ロシア軍は、ウクライナ軍とウクライナ南部の都市を攻撃するために、イラン製UAVを使い続けた。 |
2022.09.27 11:02 |
CNN (Yahoo) |
プーチン氏の核の威嚇、「はったりと思わず」 ゼレンスキー氏 |
<2210-092705>
ウクライナのゼレンスキー大統領は25日に放送された米CBSの番組の中で、プーチン露大統領が核兵器の使用を示唆して威嚇していることについて、現実になるかもしれないとの見方を示した。
ゼレンスキー大統領は番組の中で、「もしかしたら、昨日は、はったりだったのかもしれないが、今は現実になるかもしれない。 彼がはったりを言っているとは思わない」と語った。 |
2022.09.26 13:13 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、東部前線でロシア軍を撃退 |
<2210-092611>
ウクライナ軍が25日に声明で、ウクライナが実効支配する地域の東端に近いクラマトルスク市近郊のソレダルなどの集落がある地域でロシア軍の攻撃を撃退したと明らかにした。 ウクライナ軍はまた、ザポリージャ州の東部で、ロシア軍の兵器などを砲撃したと発表した。
【Kramatorsk の位置 Google Map)】
【Soledar の位置 Google Map)】
ウクライナ軍参謀本部によれば、ザポリージャ州のロシア軍施設に攻撃を行った結果、フリアイポレの地域でロシア軍の兵器や装備品約10品目を破壊したほか、トクマク市の近郊ではS-300を破壊した。
【Tokmak の位置 Google Map)】 |
2022.09.26 08:00(18:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 25 |
<2210-092607>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月25日の戦況 =
ロシア軍は、2021年秋にロシア戦闘軍予備役(ロシア語の頭字語はBARS)と呼ばれる計画を開始し、10万人の志願者を訓練して予備役にするとしているが、大部分が失敗し2月のロシア侵攻までに目標のほんの一部しか達成していない。
ロシア軍は、BARSの募集と並行して正規予備軍の一部を非自発的に動員した。 侵攻前の召集に関する詳細は乏しいが、西側当局者は、ロシア軍が侵攻する前に部隊に登録した数万人の予備役兵を招集したと報告したと見ている。
動員の3番目は小規模で、2022年3月上旬に何千人もの予備役兵が損失補填ために召集されたという報告が浮上している。
プーチン大統領は6月に国民を動員する第4の取り組みを開始し、7月に志願兵大隊の結成を呼びかけた。 この結果多くの志願兵大隊が編成され、その内の一部はウクライナで戦ったが貧弱ではある。 |
2022.09.26 05:47 |
日経新聞 |
ウクライナ、米国から中距離地対空ミサイルを受領 |
<2210-092602>
ウクライナのゼレンスキー大統領が25日に放送されたCBS TVとの対談で、米国からNASAMSを受領したと明らかにした。
米政府は8月24日にウクライナに対して$2.98Bの軍事支援をすると発表したが、この支援策にNASAMSも含まれていた。 ロイタ通信は、ウクライナがNASAMSの受領を明らかにしたのは初めてだと報じた。 |
2022.09.25 11:00(21:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 24 |
<2210-092510>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月24日の戦況 =
ウクライナ軍はハリコフ州とルハンスク州の州境とライマン北西に沿って前進し続けた可能性が高い。
ウクライナ軍当局者は、ウクライナ南部で継続中のウクライナの阻止作戦が、ロシアの戦闘能力を劣化させていることを示唆した。
ロシアの情報筋は、ウクライナ軍がヘルソン州で作戦を行った地域をヘルソン州北部、インヒューレツ川近くのヘルソン州西部、およびムィコラーイウ州とヘルソン州の州境近くのヘルソン市北西の3ヵ所と特定した。
ロシア軍はバフムート、ドネツク市周辺、ドネツク州西部を攻撃した。 |
2022.09.25 07:19 |
時事通信 (Yahoo) |
ロシア、占領地域でも動員か ウクライナ侵攻開始7ヵ月 |
<2210-092503>
ウクライナのゼレンスキー大統領が23日のビデオ演説で、ロシアがウクライナの占領地域でも動員の準備を進めていると主張した。
占領地域の編入に向けた「住民投票」など強硬手段に打って出たロシアに対し、国際社会からの反発が一段と強まっている。
ゼレンスキー大統領は、ロシアが自国内だけでなく現在支配しているウクライナ南部クリミア半島や他の地域でも、犯罪的な動員を行おうとしているとし、クリミアでは先住民族タタール人が密集して住む地域で、多数の男性を動員しようとしていると述べた。 |
2022.09.24 15:00 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、新たに村落奪還 陣地も強化 東部戦況 |
<2210-092404>
ウクライナ軍参謀本部が23日、同国東部のドネツク、ルハンスク両州と北東部ハルキウ州の州境が交わる地域で攻勢を強化し続け、ドネツク州では新たな村落を奪還したとの最新の戦況を報告した。
新たに奪回したのはヤツキウカ村でオスキル川の東岸に位置する。 オスキル川の西岸地域はハルキウ州イジューム市を含めウクライナ軍による今月初旬の反攻の急襲作戦で取り戻していた。
【Yats'kivka の位置 (Google Map)】 |
2022.09.24 12:00(22:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 23 |
<2210-092403>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月23日の戦況 =
ロシアの部分動員令は、発令後大衆の憤りを生み出し、動員された予備軍はプーチン大統領の期待した任務を達成できないと見られる。
抗議行動、徴兵事務所に対する攻撃や破壊行為は、部分動員令発令後の48時間以内にロシア全土で発生している。
ウクライナ軍はライマンの北と北西に前進した。 ウクライナ軍はヘルソン州で奪還作戦を継続しているが、進展に関して沈黙を維持している。
ロシア軍はバフムート近郊とドネツク市の北西での攻撃に失敗した。
ウクライナ軍はイラン製のMohajer-6 UAVをオデサ近くの黒海で撃墜した模様である。 |
2022.09.23 14:58 |
時事通信 (Yahoo) |
親ロ派の「住民投票」開始 ウクライナ東・南部併合か |
<2210-092307>
TASS通信が、ウクライナ東部ドンバス地方と南部ヘルソン、ザポロジエ両州のロシア支配地域で23日、ロシア編入に向けた「住民投票」が開始されたと報じた。 現地の親露派は先進7ヵ国 (G7) など国際社会の批判を無視し、27日まで実施する。
27、28両日中に暫定結果を公表する見通しである。 |
2022.09.23 10:15(20:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 22 |
<2210-092303>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月22日の戦況 =
強引な部分的な動員はほとんど利益が得られないうえ、国内の大きな反発を引き起こしている。
ウクライナ軍はハリコフとルハンスクの州境沿いで限定反撃を継続し、9月22日にはライマンへの攻撃を継続した可能性が高い。
ウクライナ軍当局者は、9月22日のヘルソン州での攻撃について沈黙を維持した。
ロシア軍は9月22日、ドネツク州で限定攻撃を行った。
ロシア軍は9月22日、フリャイポレ西部で確認された地上攻撃を行わず、ザポリージャ州西部全域で日常的な攻撃を続けた。
【Zaporizhia の位置 (Google Map)】
ロシア占領当局者は、ロシアが占領ウクライナ領土を違法に併合した後、ウクライナ人がロシア軍に動員される可能性が高い。 |
2022.09.23 08:23 |
CNN (Yahoo) |
戦争犯罪あったと考える「合理的根拠ある」 ICC 検察官が安保理で報告 |
<2210-092302>
国際刑事裁判所 (ICC) のカーン主任検察官が22日に国連安保理の会合で、調査のためにウクライナを3回訪問した結果、疑われている戦争犯罪が行われたと考えていると述べた。 |
2022.09.22 20:00 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍の戦果に慎重姿勢も諜報共有の拡大評価、米分析 |
<2210-092218>
米国防総省当局者が22日までに、ウクライナ軍が同国東部、西部の両戦線で最近得た戦果に関連し、米国の支援を受けたウクライナ軍による巧みな作戦の遂行の結果とみられるとの判断を示した。
背景要因の一つとして、ウクライナ側が過去数ヵ月間、米国との情報共有に積極性を見せていたことに触れ、結果的に戦闘現場での作戦立案で米当局者がウクライナ側を手助け出来ることにつながったとした。 |
2022.09.22 11:30(21:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 21 |
<2210-092209>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月21日の戦況 =
プーチン露大統領が発表した部分的な動員は、今後数ヵ月間の戦争の経過に実質的な影響を及ぼさないだろう。 またロシアは、もしウクライナが反撃作戦を継続するならば核兵器を使うと明白な脅迫をしていない。
ウクライナ軍はライマン周辺で攻撃作戦を継続した可能性が高い。
ウクライナ軍は、ヘルソン州内のロシアの兵站、部隊、輸送手段に対する阻止作戦の一環として、ヘルソン市の北と東に攻撃を行った。
ウクライナとロシアからの情報は9月21日に戦闘地域として、ヘルソン市の北西、インハレツ川岸のウクライナ橋頭堡近く、ヘルソン州とドニエプロペトロフスク州境南のヴィソコピリヤ周辺の3ヵ所を特定した。
【Vysokopillia の位置 (Google Map)】 |
2022.09.22 10:35 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシアとウクライナが捕虜交換、侵攻後最大の約300人 |
<2210-092208>
ロシアとウクライナが21日、300人を対象とする捕虜交換を実施した。
ロシアのウクライナ侵攻開始以降最大の規模で、外国人の雇い兵10人や東部マリウポリで長期にわたりロシア軍に抵抗したウクライナ部隊の指揮官らも含まれた。 |
2022.09.21 |
Jane's Defence Weekly |
US unveils USD675 million weapons package for Ukraine |
<2211-092102>
9月9日にドイツRamstein航空基地で開かれたウクライナ支援国会議の終了後、オースチン米国防長官が新たな$675Mのウクライナ支援計画を公表した。
支援内容には数量非公開のM142 HIMARS弾、155mm対戦車地雷遠隔啓開弾1,000発、105mm榴弾砲4門と105mm弾36,000発、装甲HMMWV 100両、小火器弾1,500万発、対装甲システム5,000以上などが含まれている。 |
2022.09.21 19:47 |
AFP BB (Yahoo) |
ロシア軍、ウクライナでの死者5937人 国防相 |
<2210-092114>
ショイグ露国防相がTV放映された会見で21日、2月にウクライナに侵攻して以降の死者は5,937名に上ったと発表した。
ロシア政府が軍の犠牲者数に言及するのはまれである。 |
2022.09.21 15:03 |
時事通信 (Yahoo) |
独、スロベニア介し武器供与 ウクライナに旧ソ連戦車 |
<2210-092110>
ドイツ政府が20日、スロベニアがソ連製の戦車28両をウクライナに供与すると発表した。 ドイツはその見返りとしてスロベニアに40両の軍用トラックなどを送る「武器交換」を実施するという。
ウクライナはドイツ政府にLeopard MBTの供与を重ねて求めているが、ショルツ政権は応じていない。 しかし、欧州最大の経済大国であるドイツには戦車を供与すべきだとの圧力が強まっている。 |
2022.09.21 10:45(20:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 20 |
<2210-092107>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月20日の戦況 =
ルハンスク州、ドネツク州、ヘルソン州、ザポリージャ州のロシアが任命した占領当局者は9月20日、ロシアへの編入に関する「国民投票」を9月23日~27日に行うと発表した。
ウクライナ軍は、ヘルソン州のドニプロ川を渡る兵站線 (GLOC) を再確立しようとするロシア軍を阻止している。
ロシア軍は、シヴェルスキー・ドネツ川沿いのウクライナの陣地を脅かすため、ハリコフ州とルハンスク州のウクライナの水力発電所を攻撃目標にしている可能性が高い。
ロシア軍は9月20日、ドネツク州で攻撃を行った。
ロシア軍は9月20日、フリャイポレ西での攻撃を行わず、ザポリージャ州全域で日常的な砲撃を続けた。 |
2022.09.21 08:54 |
CNN (Yahoo) |
ドネツク州の要衝リマン、ウクライナ軍への抵抗続く 親ロ派幹部 |
<2210-092105>
ウクライナ東部ドネツク州の親露派「ドネツク人民共和国」の幹部は、ウクライナ軍の2個大隊がリマン市の北方から進攻しようとしたが、ドネツク人民共和国幹部によれば攻撃は撃退されウクライナ軍はかなりの損失を被ったという。 同幹部はロシアのTVに対して、南側からのウクライナ軍による攻撃も撃退したと述べた。
ウクライナ軍は9月に入って北東部ハルキウ州で急速に侵攻しており、リマン市はウクライナ軍に3方向から包囲されており、同市の防衛は主にドネツク人民共和国の民兵が担っている。 |
2022.09.21 08:12 |
乗りものニュース (Yahoo) |
「返してほしけりゃ白旗上げな」ロシア自慢の新型戦車T-90Mを捕獲 ウクライナ |
<2210-092104>
ウクライナ軍参謀本部が9月19日に公式twitterで、ロシアのT-90Mを東部ハルキウ州で鹵獲したことを明らかにした。 画像は外観だけでなく車内の様子も含まれており、無傷の状態の運転席周りや液晶パネルなどを確認することができる。
T-90Mは2021年8月よりロシア陸軍に引き渡しが始まった最新のMBTで、原型であるT-90はT-72の近代化改修型として1990年代前半に登場したが、1990年代にロシア経済は混迷の度合いを深めたことから、T-90の量産とロシア陸軍への本格配備は2000年代以降にずれ込んだ。 |
2022.09.20 22:38 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア編入へ住民投票、ウクライナ東・南部で23─27日 |
<2210-092017>
ウクライナの親露派支配地域やロシア軍の占領地域が20日、ロシアへの編入の是非を問う住民投票を23~27日に実施すると表明した。
親露派勢力の「ルガンスク人民共和国」と「ドネツク人民共和国」に加え、南部ヘルソン州にロシアが設置した行政機関、および南部ザポロジエ州のロシア軍占領地域が、24時間の間に相次いでロシアへの編入の是非を問う住民投票を実施すると表明した。
ロシアはこうした動きを後押ししており、実際に編入されれば西側諸国に対する直接的な挑戦となり、紛争が急激にエスカレートする恐れがある。 |
2022.09.20 14:51 |
BBC News (Yahoo) |
ウクライナ東部ドネツクで爆発、多数死傷 南部の原発付近にミサイル |
<2210-092013>
ウクライナ東部ドネツク市でロシアの支援を受ける市長が、19日に爆発が相次ぎ、13人が死亡し、けが人も出たことを 明らかにした。
ドネツクは2014年からロシアの代理当局が支配し、ウクライナからの分離派が権力を握っている。 ウクライナ軍が同市を攻撃していると繰り返し非難している。
ウクライナ当局はコメントしていない。 ウクライナ東部地域では分離派が権力を握っているため、独立した実態の検証はできない。
東部ルハンスク州のハイダイ知事は、ウクライナ軍の戦車が浮橋を渡る映像を公開し、北東部の最前線とされるオスキル川東岸をウクライナが制圧したと説明した。 |
2022.09.20 11:35(21:35 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 19 |
<2210-092009>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月19日の戦況 =
ウクライナ軍がオスキル川を渡り、ライマン~ヤンピル~ビロホリフカ線に沿って、限定的局地的な攻撃を継続している可能性が高い。
【Lyman の位置、Yampil の位置、Bilohorivka の位置 (Google Map)】
ロシア軍はバフムートの南で攻撃を続けた。
ウクライナ軍は、ヘルソン州にあるロシア軍、輸送、兵站資産を攻撃し続けている。
ウクライナとロシアからの情報から、9月19日に戦闘が行われている3ヵ所を、ヘルソン市の北西、インヒューレツ川岸のウクライナ軍橋頭堡近く、オルヒネ近くのヘルソン州北部と特定した。
【Olhine の位置 (Google Map)】
ロシアが新編することができる志願兵部隊の規模は縮小している可能性が高い。 |
2022.09.20 09:47 |
産経新聞 (Yahoo) |
ウクライナ「集落を奪還」 ドンバスでも攻防激化へ |
<2210-092008>
ウクライナに侵略したロシアが制圧を宣言している東部ルガンスク州のガイダイ知事が19日、ウクライナ軍が同州の主要都市リシチャンスク西方10kmの集落ベロゴロフカを露軍から奪還したとSNSで発表した。 知事は「ルガンスク州の解放はハリコフ州より困難になる」とした上で、それでもウクライナ軍がルガンスク州で本格的な反撃を近く開始するとの見通しを語った。
ウクライナ軍の反攻に遭い、東部ハリコフ州から事実上の撤退を表明したロシアは、主目標とする東部ドンバス地域全域の制圧に注力する方針だが、ウクライナのゼレンスキー大統領はドンバスでも奪還作戦を行うとしており、今後、ドンバスを巡る戦闘の激化が予想されている。 |
2022.09.20 09:28 |
朝日新聞 (Yahoo) |
欧州安保協力機構の2人に自由はく奪13年 親ロシア派 |
<2210-092007>
ロシア国営TASS通信が19日、ウクライナ東部ルハンスク州の親露派勢力が名乗る「ルガンスク人民共和国最高裁判所」が19日に欧州安保協力機構 (OSCE) のスタッフ2人に「国家反逆罪」で13年の自由剝奪を言い渡したと報じた。
2人は地元の住民で、ロシアの侵攻開始までウクライナ東部紛争の停戦監視に当たったOSCE監視団で通訳などとして働いていた。 親露派は2人が監視団で働く間に集めた軍事情報を米軍や米中央情報局 (CIA) に渡したなどとして、今年4月に拘束していた。
OSCEは声明で判決を非難し、2人の即時解放を求めている。 |
2022.09.20 08:56 |
CNN (Yahoo) |
米、将来的にはウクライナに戦車供与の可能性も |
<2210-092006>
米国の軍幹部が、米国が将来にはウクライナに対して戦車の供与を行う可能性があることを明らかにした。 しかし、訓練や保守整備の問題から直近の戦闘では選択肢になっていないとした。
米国は現在、HIMARSが使用しているGMLRSより射程の長い兵器の供与を検討していないが、当局者はそうした兵器が今後、選択肢となるかどうかは明言していない。 |
2022.09.20 08:30 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍東進、大統領「占領者パニック」 ドンバスで反攻へ |
<2210-092005>
ドンバスの親露派指導者はロシア編入に向けた住民投票の速やかな実施を呼びかけるなど、ウクライナの勢いに神経をとがらせている兆候も見られるが、ウクライナ側によると、ウクライナ軍はロシアが放棄した領域まで部隊を東進させ、ドンバス地域のロシア軍に反攻する態勢を整えつつある。
現在ロシア軍の支配下にあるルガンスク州のガイダイ知事は、ウクライナ軍が同州ビロホリフカ村を完全に掌握し、州全体を奪還するための戦闘態勢を整えていると述べた。 |
2022.09.20 07:41 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ、ロシア軍戦闘機55機撃墜 米空軍幹部 |
<2210-092004>
在欧米空軍司令官のヘッカー大将が19日にワシントンでの会議で、ロシアによるウクライナ侵攻開始以降にウクライナの防空システムが55機のロシア軍戦闘機を撃墜したと発言した。 ロシアがウクライナで制空権を確立できたことは一度もないとの認識も示した。
その結果、ロシアが航空機でウクライナ領土に深く入り込むことはまれな状況となり、長距離ミサイルを撃ち込む攻撃が続いている。 英国防省も19日、ロシア軍が侵攻開始以降に戦闘機55機を失ったと発表した。 そのうち4機は過去10日間に失われた可能性が「非常に高い」としている。 |
2022.09.20 07:16 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、東部ルハンスク州の村を解放 同州軍政トップ |
<2210-092003>
ウクライナ東部ルハンスク州軍政トップのハイダイ氏が19日にTelegramで、同州の村ビロホリウカが完全にウクライナ側の支配下に入ったことを明らかにした。 CNNの取材班はビロホウリカに入り、ロシアの戦車や装甲兵員輸送車が破壊されているのを目撃した。
【Bilohorivka の位置 (Google Map)】
ウクライナ軍は作戦初期の5月にビロホリウカ付近で2つの舟橋を爆破し、ドネツ川を渡ろうとするロシア軍を食い止めたことがあった。
7月にはウクライナ軍参謀本部が、ビロホリウカやベレストベ付近で威力偵察の試みを撃退し、ロシア軍兵士が損害を被って退却したと発表していた。 |
2022.09.20 02:48 |
日テレ News (Yahoo) |
南ウクライナ原発“露軍がミサイル攻撃”ゼレンスキー大統領「全世界を危険にさらしている」 |
<2210-092001>
ウクライナ南部の南ウクライナ原発で19日、原子炉から300mほどの場所にロシア軍によるミサイル攻撃があったとウクライナの原子力企業Energoatom社が発表した。
【南ウクライナ原発の位置 (Google Map)】
衝撃で施設内のガラス窓が100枚以上割れたほか、送電線から一時的に切り離されたという。 |
2022.09.19 |
Stars & Sriptes |
Germany to provide 4 additional mobile howitzers to Ukraine |
<2210-091910>
ドイツ国防相が9月19日、ウクライナへ更に4門のPzH2000 SPHと弾薬を供与すると述べた。
ウクライナへは今までにドイツから10門、オランダから8門のPzH2000 SPHが送られている。 |
2022.09.19 16:53 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ、北東部ハリコフ州でさらに進軍 反攻で新たな戦果 |
<2210-091908>
ウクライナ軍が18日、ハリコフ州を南北に流れるオスキル川の東岸に進出したと発表した。 オスキル川はドンバス地方の親露派支配地域ルガンスクを通るドネツ川と南方で合流しており、ハリコフ州での反攻で新たな重要な戦果となる。
ウクライナ軍はTelegrsmで、「オスキル川を渡った。 昨日から東岸を支配している」と明らかにした。 ルガンスク州のガイダイ知事は「ルガンスク地域はすぐ隣で、占領解除はそう遠くない」とTelegrsmに投稿した。
ロイタは戦況について独自に確認できていない。 |
2022.09.19 12:35 |
共同通信 (Yahoo) |
核使用なら「重大な結果」 米大統領、ロシアに警告 |
<2210-091906>
バイデン米大統領が18日放映のCBS TVの対談で、ウクライナ侵攻で劣勢に立たされているロシアが化学兵器や戦術核兵器を使えば、米国も対応策を取り「重大な結果を招くことになる」と警告した。 「ロシアが何をするかによって対応策を決める」と述べ、具体策は明らかにしなかった。
バイデン大統領はロシアのプーチン大統領が化学兵器や戦術核を使用すれば「第2次大戦後なかった状況へと戦争を変質させる」と指摘し「使ってはならない」と3回繰り返した。 使用に踏み切れば、ロシアはさらに国際社会で孤立すると牽制した。 |
2022.09.19 11:35(21:35 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 18 |
<2210-091905>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月18日の戦況 =
ウクライナ軍がハリコフ州のオスキル川東岸の橋頭堡を確保しているが、ロシアはウクライナ軍をここで阻止しようとしている。
ロシア軍の防衛線が9月初めにハリコフで崩壊し混沌とした撤退したため、ヘルソン州西のロシア軍は統制のとれた撤退で防御が可能な位置まで後退しようとしている可能性がある。
9月18日に発表された評価によると、複数のロシアの装甲部隊および機械化部隊が壊滅的に破壊された可能性が高い。 特にハリコフでのウクライナ軍の反撃で、人的にも物質的にも壊滅的な損失を被った。 |
2022.09.19 09:29 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米軍トップ、戦況劣勢受けたロシアの反応に備え警戒強化呼びかけ |
<2210-091904>
米統合参謀本部議長のミリー陸軍大将が18日にウクライナを支援するポーランド軍の基地を訪問し、ロシアがウクライナでの戦況の劣勢を受けてどのように反応するかは依然として不明だと述べ、米軍に警戒強化を命じた。 基地ではロシアの攻撃に備えたPatriotなどの防空システムを視察した。
ミリー大将は基地訪問後ワルシャワで、欧州に駐留する米軍への脅威が高まっているというわけではないとした上で、戦争では次に何が起こるか分からないものだと述べた。
ミリー大将に同行した記者団は、基地の名称や場所を公表しないよう要請した。 |
2022.09.19 09:28 |
共同通信 (Yahoo) |
ウクライナ、東部で進軍 ロシア軍、増援足りず守備が脆弱 |
<2210-091903>
ウクライナ軍が18日、東部ハリコフ州を南北に流れるオスキル川の両岸の支配をロシア軍から奪還したと発表し、川に架設した臨時の橋を戦車が渡る動画を公開した。
ISWは、ロシア軍が同州と東部ルガンスク州に大規模な増援部隊を送れず、ウクライナ軍の反攻に対して守備が脆弱だと分析した。
東部ドニエプロペトロフスク州のレズニチェンコ知事は、ニコポリで18日にロシア軍の激しい砲撃により住民2人が死亡、3人が負傷したと発表した。 ニコポリはロシア軍が占拠するザポロジエ原発からドニエプル川を挟んで対岸に位置する。 |
2022.09.18 15:45 |
CNN (Yahoo) |
ロシア使用の極超音速兵器、効果は「ほぼなし」 米国防総省 |
<2210-091805>
米国防総省のヒックス副長官が18日に諜報や国家安全保障に関する会合でウクライナ戦況に触れ、ロシア軍は一部の極超音速兵器をウクライナ戦争に投入したものの軍事的な効用はほぼなかったとの見方を示した。
オースティン米国防長官は3月にCBS TVとの会見で極超音速ミサイルの威力などに触れ、「戦局を一変させるようなものとしてはみていない」とも指摘していた。 |
2022.09.18 14:20 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍、南部ヘルソン州で退路を準備 ウクライナ主張 |
<2210-091803>
ウクライナ軍が17日時点での戦況分析で、ロシア軍が南部ヘルソン州からの退路構築を準備していると報告した。
ウクライナ軍参謀本部報道官は、ロシア軍が同州カホウカ市内を流れるドニプロ川で渡河ルートを設けるため列車車両の9両を沈めたと述べた。 ヘルソン州の前線地帯でドニプロ川を渡河する全ての経路を封じるウクライナ軍の作戦が成功しているため、「占領者たちは退路を用意している」とSNS上で断じた。 |
2022.09.18 11:30(21:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 17 |
<2210-091801>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月17日の戦況 =
ロシア軍はハリコフ州でのウクライナの反撃に対する防衛よりも、ドネツク市とバフムート周辺での無意味な攻撃を優先し続けている。
ウクライナ軍はライマンの南西にある集落を奪還し、この地域での陣地を拡大し続けている可能性が高い。
【Lyman の位置 (Google Map)】
ロシア軍はバフムートとアヴディイフカ周辺を攻撃したが失敗した。
【Bakhmut の位置 (Google Map)】
【Avdiivka の位置 (Google Map)】
ウクライナ軍はヘルソン州で阻止作戦を続けている。
ウクライナの情報筋は、ザポリージャ州南部のロシア軍の装備と兵站に対する広範なパルチザン攻撃を報告した。 |
2022.09.17 10:00(20:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 16 |
<2210-091708>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月16日の戦況 =
ウクライナ・レジスタンス・センターが、ロシア軍が9月17日から9月20日の間に占領地域で偽旗攻撃を行う可能性があると警告した。
ウクライナ軍は9月16日にクピャンスク市全域を占領し、オスキル川の東で攻撃を継続している。
【Valuyki の位置 (Google Map)】
ウクライナ軍がおそらくHIMARSを使用して、ヘルソンのロシア占領本部を攻撃した。 また南部反撃の準備としてヘルソン州の3地域で演習を行っている。
9月16日のルハンスク人民共和国 (LNR) 検事総長と次官の暗殺は、ロシアからの情報が早かったことから、ウクライナのパルチザンが行ったものではないことを示唆している。 |
2022.09.17 04:18 |
AFP=時事 (Yahoo) |
集団墓地の遺体、99%に暴行の痕 ウクライナ当局 |
<2210-091704>
ウクライナ軍が奪還した北東部ハルキウ州イジューム郊外の森で見つかった集団墓地についてシネグボウ州知事はSNSへの投稿で、「掘り起こされた遺体の99%に暴力による死亡の痕跡が見られた」と発表した。 後ろ手に縛られた遺体が複数あったほか、首にロープを巻かれていた人もいたと説明し、「これらの人々は明らかに拷問、処刑された」とした。
現場のAFP記者もこれに先立ち、掘り起こされた遺体のうち少なくとも1体が手を縛られた状態だったことを確認していた。 |
2022.09.17 00:30 |
日テレ News (Yahoo) |
「ほとんどが民間人」露軍から奪還のイジュームに集団墓地 |
<2210-091703>
ウクライナがロシア軍から奪還した北東部イジュームで、集団墓地が見つかった。 ゼレンスキー大統領は、「400体以上の遺体が発見された」とした上で、拷問の痕があるものや、子供の遺体もあるとしている。
ウクライナ警察はほとんどが民間人だとしていて、戦争犯罪がなかったかなど捜査を進めるとしている。 |
2022.09.17 00:16 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシアの軍事備蓄、当初想定より少ない可能性=独国防相 |
<2210-091702>
ランブレヒト独国防相が14日に行われたロイタとのインタビューで「ロシア軍はこれまでに兵力と装備の両面で大きな損失を被っていて、多くの装備を修理する必要があり、十分な人員を新たに確保するのに苦労しているとも指摘したうえで、ロシア軍の残存兵力が実際どの程度あるのかは、われわれが当初考えていたよりもかなり少ないと思うとし、ロシア軍の備蓄が想定より少ないことが明らかになるかもしれないと述べた。
同時に「ロシアは敗北から程遠く、まだ様々な軍事的選択肢を持っている」とも述べ、楽観視はできないとした。 |
2022.09.16 23:36 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ東部ルガンスクの親ロ派幹部、爆発で死亡 |
<2210-091620>
ロシアに占領されたウクライナ東部ルガンスク州で親露派ルガンスク人民共和国の報道官がTelegramに、16日に爆発があり分離派政権の検事総長と次官が死亡したと投稿した。
また、ロシアから派遣されたザポリージャ州の親露派当局は、ここ数日、砲撃が激化していると伝えられているヘルソン市の市庁舎をウクライナ軍が砲撃し、死者1人、負傷者1人を出したと非難した。 |
2022.09.16 21:57 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ、奪還の東部で10か所の「拷問部屋」発見 |
<2210-091618>
Interfax-Ukraine通信が、ウクライナ国家警察クリメンコ長官が16日、ロシア軍から奪還したハルキウ州の集落で「少なくとも10ヵ所の拷問部屋が存在する」と説明したと報じた。 長官はロシア軍による戦争犯罪の可能性について捜査するため、この1週間で204件の刑事手続きを開始したと述べた。
AFP取材班は、ウクライナ高官が集団墓地が見つかったと発表した後、ロシア軍から奪還した東部イジューム近郊の森で数百の墓を確認している。 |
2022.09.16 17:21 |
産経新聞 (Yahoo) |
米ウクライナ追加軍事支援 860億円 東南部反撃を後押し |
<2210-091614>
ブリンケン米国務長官が15日、ウクライナに対し$600Mの追加軍事支援を行うと発表した。 バイデン政権発足後の支援の総額は$15.8Bに上る。
ロイタ通信によると、HIMARSや155mm砲弾などが中心で、ウクライナ軍向けの教育訓練にも投じられるという。 |
2022.09.16 15:37 |
日経新聞 |
Financial Times:ドイツ与党、政府に「ウクライナへ戦車供与」求める |
<2210-091612>
ウクライナへのSPHやSPAAGを供与しているドイツ政府は15日、MRL 2基とAPC 50両を追加提供すると発表したが、武器供与についてショルツ首相は慎重な姿勢を保っていてMBTの供与には踏み込まなかった。 ランブレヒト国防相は12日に、西側製MBTをウクライナ軍に供与している国はなく、「我が国は連携する国々との間で、ドイツが単独でそうすることはないとの了解に至っている」と述べ、従来の方針を改めて示していた。
ウクライナへのMBTの供与を拒むドイツのショルツ首相に再考を求める圧力が高まっていて、連立与党からも政策を疑問視する声が上がっている。
ベーアボック外相も独紙に14日、新鋭戦車に関しては連立政権内で、そして国際的に協調して決断を下さなければならないと語り、政策転換の可能性を示唆した。 |
2022.09.16 11:30(21:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 15 |
<2210-091610>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月15日の戦況 =
ウクライナ軍はウクライナ東部で反撃を継続している。
ロシアとウクライナの情報から、ウクライナの攻撃はハリコフ市の北西、インハレツ川岸のウクライナ橋頭堡付近、ヘルソンとドニエプロペトロフスクの州境の南で行われていると見られる。
ロシア政府は、ウクライナ侵攻が始まって以来、旧ソ連諸国に駐留していたロシア軍の大部分をほぼ確実に投入しており、これらの国々におけるロシアの影響力を弱めている可能性が高い。
ロシアの占領当局者とミルブロガーは、ウクライナ軍がクリミア半島のキンズバーン岬に上陸したとした。
【Kinsburn Spit の位置 (Google Map)】
ロシアの傀儡であるドネツク人民共和国 (DNR) は、ウクライナの反撃に先立ってその行政担当者が逃げるのを止めようとしている可能性が高い。 |
2022.09.16 09:56 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍、ドネツク州では依然前進を試みる ウクライナ軍発表 |
<2210-091607>
ウクライナ軍参謀本部が15日、ロシア軍は東部ドネツク州では依然として前進を試みているものの阻止されているとの認識を示した。
ウクライナ軍は「敵は引き続きドネツク州全域を占領することに注力していて、接触線沿いにある我々の陣地を砲撃し、別の方面では部隊の再編を試みている」と指摘した。
CNNは参謀本部の主張について独自に検証できていない。 |
2022.09.16 05:18 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ドイツ、ウクライナに多連装ロケットシステム追加提供=国防相 |
<2210-091605>
ランブレヒト独国防相が15日、ウクライナに対しMARS Ⅱ MRL 2基とロケット弾200発を追加的に提供すると明らかにした。
このほかDingo APC 50両も提供する。 |
2022.09.16 04:41 |
Defense News |
Under pressure, Germany pledges more military aid to Ukraine |
<2210-091603>
ドイツがウクライナに、MARS Ⅱ MRL 2基とロケット弾200発及びDingo APC 50両を提供すると共に、ギリシャに元ドイツ軍が装備していて現在企業に保管されているMarder IFV 40両を提供して、同国が保有しているソ連製BMP-1 IFV 40両をウクライナへ提供する。
これらはウクライナが要求しているLeopard 1 MBTとMardere IFVへの代替えである。 |
2022.09.16 01:30 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
防空システムがウクライナの優先事項=ゼレンスキー大統領 |
<2210-091601>
ウクライナのゼレンスキー大統領が15日、フォンデアライエン欧州委員会委員長との共同記者会見で、ロシアの攻撃からウクライナの都市や町を守るために防空システムが優先事項と述べた。
また、イスラエルから防空システムが供給される可能性について、ウクライナはまだ前向きな回答を得ていないと指摘し、米国とドイツが確約した防空システムもまだウクライナに到着していないと述べた。 |
2022.09.15 18:26 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍を長期支援の検討開始、終戦以降も見据え 米国防総省 |
<2210-091516>
米国防総省当局者の3人が15日までに、国防総省がミリー統合参謀本部議長を中心に、ウクライナ軍を詳細に分析し、同軍をロシアとの軍事衝突後も含め中長期的に支える方策をまとめていることを明らかにした。
国防総省高官は、今回の作成作業はウクライナ軍の将来の姿を見据えているとし、中長期的にウクライナが取り組むべき問題点への解決策を見い出すことを狙っているとした。 |
2022.09.15 16:13 |
CNN (Yahoo) |
撤退のロシア軍の略奪行為はびこる、ウクライナ東部や南部 |
<2210-091514>
ウクライナ軍が15日までに、ロシア軍が北東部ハルキウ、東部ルハンスクの両州から撤退する際に略奪行為を広範に行っていると報告した。 ウクライナ軍参謀本部によると、スタロビルスク、ルハンスクを結ぶ高速道路ではルハンスクへ向かう車線でロシア軍兵士らが運転する複数のトレーラートラックが目撃された。 積んでいたのは約300台の自家用車で、大半はハルキウ州のナンバープレートを付けていた。
略奪は南部でも起きているとし、ポロヒ市周辺ではロシア軍が自家用車を盗んでいるとした。 ヘルソン州ノバカホウカでは住民が一時退避した集落で家具や家電製品を大量に持ち出し始めたという。
また、中南部ザポリージャ州メリトポリ市のフェドロフ市長は、同州での盗品をクリミア半島へ運ぶため、ロシア軍兵士が車庫に侵入し、自家用車を強奪していると述べた。
CNNはウクライナ軍参謀本部などが主張する略奪の発生を独自に確認出来ていないが、ハルキウ州やロシアが以前占領していた地域で略奪が多発していたことを示す証拠はこれまで出ていた。 |
2022.09.15 12:49 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍、クリミア半島に移動の兆候 ウクライナ軍が指摘 |
<2210-091512>
ウクライナ軍南部作戦管区の報道官が会見で14日、ロシア軍がウクライナ南部の一部地域からクリミア半島に移動している兆候が見られると明らかにした。
報道官は、「我々はロシアがクリミアに逃げて再編を図っているのを目にしており、そう理解している」と説明し、軍の装備品が集まれば大きな攻撃目標になるため、今より対応は簡単になると指摘した。
これに先立ち、南部ザポリージャ州メリトポリのフェドロフ市長が13日、ヘルソンからクリミアに入るチョンガルの検問所ではすでに装備品の列が確認されていると述べていた。 フェドロフ市長によると、ロシア兵は盗品をザポリージャ州からクリミアに運ぶため、車庫に侵入して民間人の車を盗んでいるという。
CNNは市長の主張や、ロシア軍がチョンガルを通って脱出しているとの情報について独自に検証できていない。 またSNSではそうした動きを捉えた動画は公開されていない。 |
2022.09.15 12:31 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍からの砲撃、一部地域で大きく減少 ウクライナ軍 |
<2210-091511>
ウクライナ軍が15日までに、ハルキウ州で反転攻勢を成功させて以降、同州でのロシア軍による砲撃が大きく減少していると明らかにした。
しかし、ウクライナ軍参謀本部によれば、ドネツク州での砲撃は続いており、特にバフムートやアウディーイウカではそうだという。 ザポリージャ州の集落に対しても砲撃が行われているという。 ウクライナ軍はミコライウやヘルソン方面へ向けて国土の奪還を目指しているが、ロシア軍の抵抗に直面している。 参謀本部はまた、ドネツク州の複数の方面で、ロシア軍による進攻を食い止めたと述べた。
ウクライナ軍によれば、ロシア軍はS-300を占領地の後方、さらにロシアの領土へと撤収させようとしている。 ウクライナがHARMを獲得して以来、ロシア軍の防空システムは、より損傷を受けやすい状況となっている。 |
2022.09.15 10:15(20:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 14 |
<2210-091506>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月14日の戦況 =
Wagner Gp.の金融家プリゴジンは、ウクライナにおけるロシアの特殊軍事作戦の顔になりつつある。
ロシア軍は、ウクライナ軍がインフレツ川を渡って活動するのを妨害するため、ドニプロペトロフスク州のウクライナの水力発電所を目標にして砲撃した可能性が高い。
【Dnipropetrovsk州の位置 (Google Map)】
東ハリコフ州におけるウクライナ軍の反撃はロシア軍を弱体化させ続け、ロシアの砲兵と防空を脅かしている。
ロシアとウクライナからの情報では、ヘルソン州北部、ヘルソン州西部、ヘルソン市の北西部でウクライナの攻撃が報告されたが、大きな進展の報告はなかった。
ロシア軍はバフムート周辺とドネツク市の北西と南西で攻撃を続けた。 |
2022.09.15 08:31 |
産経新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍、ヘルソン州「要衝を奪還」 南部でも反撃進む |
<2210-091505>
ウクライナメディアが、ウクライナ南部ヘルソン州当局者が14日、ウクライナ軍が州都ヘルソン市から北西15kmに位置する要衝キセリョフカを露軍から奪還したと発表したと報じた。
【Kyselivska の位置 (Google Map)】
ISWは12日に衛星写真データに基づき、キセリョフカからは露軍部隊の大半が撤退したとしており、キセリョフカを喪失した場合、露軍はヘルソン市の防衛が困難になると分析していた。
ウクライナ国防省情報総局は14日、露軍はヘルソン市周辺に増援部隊を派遣しようとしているものの、士気の低下や人員不足により成功していないことを明らかにした。 |
2022.09.15 03:19 |
Bloomberg (Yahoo) |
ロシアが民間施設攻撃強化か、政府内に衝撃と挫折感-関係者 |
<2210-091502>
ウクライナ北東部ハルキウ州からのロシア軍の突然の撤退は、ロシアの愛国的ブロガーの批判を招き、それが主流派の政治家にも広がった。 だがロシア軍は依然としてウクライナのドンバス地方で重要拠点を確保しており、南部のヘルソン周辺地域で激しい戦いを続けている。 ウクライナがクリミアとロシア本土を結ぶ補給路の遮断に成功した場合、クリミアを守るためロシアが軍の再配置に動く兆しも見られる。
事情に詳しい関係者は部外秘の話だとして匿名で、ロシア大統領府内では戦況の劇的な変化に衝撃を受けて挫折感がますます支配的となり、戦闘を激化させ戦線から遠く離れたウクライナ領のインフラに対する攻撃を強めることへの決意が膨らんでいると語った。
ロシアは公式には民間施設を目標にしていることを否定しているが、ロシアはウクライナの発電所を攻撃し、11日には広範な地域で停電を発生させた。 |
2022.09.14 |
Jane's Defence Weekly |
Biden seeks more aid for Ukraine |
<2211-091404>
米バイデン政権が9月2日に議会に対し、ウクライナに対する軍事及び経済支援として$11Bの支出を要求した。 この中には国防総省の備蓄から$4.5Bをウクライナ向けに放出する分も含まれている。 また軍事、情報の支援として引き続き$2.7B、ウクライナ政府に対する戦争継続の経費$4.5Bも含まれている。 これらの経費は10月1日に始まった1Q/FY23で支出される。
米議会は5月にウクライナに対する$40Bの支援を承認している。 |
2022.09.14 21:51 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ロシア軍「拷問部屋」で40日間拘束され電気ショック…ゼレンスキー氏は東部要衝を訪問 |
<2210-091420>
ハルキウ州の警察幹部が13日にSNSを通じ、イジューム北方のバラクレヤで露軍が地元住民を拘束し拷問したとみられる施設の存在を確認したと明らかにした。 露軍がバラクレヤで建物の地下にウクライナ軍に協力したなどの疑いで地元住民を常時約40人拘束し、拷問を加えていたという。
New York Times紙はウクライナがハルキウ州と南部ヘルソン州での「二正面」の領土奪還作戦を数ヵ月前から米国と協議していたと報じた。
ウクライナ大統領府顧問は13日にCNNに対し、ウクライナ軍がドネツク州北部にある鉄道輸送の拠点リマン奪還に注力しており、進軍速度は落ちるとの見通しを示した。 ウクライナは10月頃から路面がぬかるみ戦車の走行に適さない雨期を迎えるため、双方の攻防は天候にも左右される。 |
2022.09.14 20:15 |
共同通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、南部も反撃 ロシア世論、「敗退」に動揺 |
<2210-091418>
ウクライナのゼレンスキー大統領が14日、東部ハリコフ州の要衝イジュムを訪問し戦果を誇示した。
ロシア通信が、ロシア軍のザポロジエ州軍民行政府の幹部が14日に、ウクライナ軍が同州の前線にかつてない規模の大部隊を集結させていると述べたと報じた。
ロシア国防省は当初、ハリコフ州からの撤退を再配置と説明したが、ロシア国内では敗退との受け止め方が広がり、TV番組などで激論も交わされている。 ウクライナの脅威が強調され、世論が動揺している。 |
2022.09.14 18:38 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、領土8000平方キロを解放 ゼレンスキー氏 |
<2210-091417>
ウクライナのゼレンスキー大統領が13日の演説で、ウクライナ軍が今月に入り解放した土地は8,000㎢に上ると明らかにし、約半分の地域では依然として安定化の措置が進められているという。 |
2022.09.14 13:43 |
AP News (Yahoo) |
「ネズミみたいに逃げた」 ウクライナ空挺隊が映像公開 |
<2210-091413>
ウクライナ陸軍第25独立シチェスラフ空挺旅団は9月13日、ロシア軍から奪還した同国北東部のハルキウ州で撮影した映像を公開した。
映像の中で、ウクライナ軍空挺隊員は「ロシア軍は戦車から友軍兵士まで置き去りにして退却した」と語った。 逃げる際に足手まといになる負傷した友軍兵士を撃つこともあったという。
一方のロシアは、ハルキウ州から部隊を撤退させたことを認めている。 |
2022.09.14 13:37 |
日経新聞 |
Finacial Times:ウクライナ軍、東部奪還でも「厳しい戦い」 |
<2210-091412>
米軍幹部の1人は12日、ロシア軍がハリコフ周辺の制圧地の大半を明け渡したうえで北方と東方に撤退したと話し、多くの部隊が国境を越えてロシア側に戻ったと明らかにし、ウクライナ政府は6,000㎢を奪還したと発表した。 ロシア軍が装備を放棄して撤退したという報道について、この米軍幹部は「ロシアの指揮系統が混乱している可能性がある」と語った。
それでも米軍関係者は、ウクライナ側の領土奪回が速やかに進んだからといって目先の戦況の見通しが根底から覆されたわけではないとくぎを刺し、ウクライナにとって厳しい戦いは終わっていないと慎重な見方をしている。 |
2022.09.14 12:15(22:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 13 |
<2210-091410>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月13日の戦況 =
ロシア政府はこの戦争で初めてハリコフ州での敗北を認めた。 ロシア政府は、プーチン大統領から非難をそらし責任を彼の軍事顧問に帰している。
ハリコフ州周辺のウクライナの反撃成功で、ロシア軍人、占領当局、ミルブロガーがパニックに陥っている。
ウクライナ軍がドネツク州北部のライマン~ヤンピル~ビロホリフカ線に沿って攻撃を継続している可能性が高く、オスキル川を渡って限定攻撃を行っている可能性がある。
【Lyman の位置、Yampil の位置、Bilohorivka の位置 (Google Map)】
【Oskil River の位置 (Google Map)】
ロシアとウクライナからの情報では、ウクライナ軍が南部での反撃の一環として、ヘルソン州の3つの地域で演習を行っていることを示した。
ロシア軍はバフムートの南で逐次前進し、ドネツク州全域で攻撃を続けた。 |
2022.09.14 08:55 |
産経新聞 (msn News) |
バイデン政権、台湾安全保障法案巡り議会と協議=ホワイトハウス |
<2210-091407>
ウクライナメディアが、ロシアの占領下にある南部ザポロジエ州メリトポリのフェドロフ市長が13日にSNSを通じ「露軍が市内からクリミア半島に向けて逃走を始めた」と述べたと報じた。 露軍が同市を放棄した場合、南部でのウクライナ軍の反攻が進展する可能性がある。
メリトポリはアゾフ海に近い南部の要衝で、露軍が侵攻開始直後に制圧したが、ロシア側要人を狙ったパルチザンによる武力闘争が伝えられていた。 |
【註】
ヘルソン市にあったロシア軍司令部が、ヘルソン州で重要補給路上にある橋梁が破壊されたことからメリトーポリ市に後退したと8月15日に報じられていた。
【2209-081507 (朝鮮 2022.08.15)】
【2209-081406 (Abema 2022.08.14)】 |
2022.09.14 05:11 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、奪還した4000平方キロの領土を完全支配=大統領 |
<2210-091403>
ウクライナのゼレンスキー大統領が13日、ウクライナはロシア軍から奪還した4,000㎢を超える国土を完全に統治していると表明し、4,000㎢を安定化させているとした。
ゼレンスキー大統領は12日、最近の反転攻勢で6,000㎢以上の国土を奪還したと表明したが、当局者は国土奪還と完全な安全確保とを区別する必要があるとの見方を示している。 |
2022.09.14 03:28 |
日経新聞 |
ロシア軍、東部ルガンスク州から一部撤退 地元知事表明 |
<2210-091405>
ウクライナ東部ルガンスク州のガイダイ知事が13日、ロシア軍が同州のクレミンナ市から撤退したと通信アプリに投稿した。 ロシア軍はウクライナ東部に攻撃を集中させた後の4月中旬に同市を制圧し、7月にルガンスク州全域の制圧を宣言していた。
【Kreminna の位置 (Google Map)】
ガイダイ知事は通信アプリへの投稿で「13日の時点でクレミンナ市は空っぽで、ロシア軍は同市を放棄していた」と表明した。 同市の隣のドネツク州リマンでの攻防が、ルガンスク州での反転攻勢のカギになるとの見解を示した。 |
2022.09.14 02:51 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍の反攻加速、「転機」か判断は尚早=西側当局者 |
<2210-091401>
西側当局者が匿名を条件に13日、ウクライナ軍が反転攻勢を強め、東部を中心に国土を奪還していることについて、戦争の転機になるか判断するのは時期尚早との見方を示した。
当局者は「ロシア軍の撤退の性質について議論が続いているが、参謀本部が命令した撤退であり、軍の完全な崩壊ではない公算が大きい」とし、「戦争の転換点か判断するのは尚早」と指摘し、「ロシア軍が防御を容易にするために戦線を短縮し、そのために占領地を犠牲にしたという点で、良い決断をしたことを考慮する必要がある」と述べた。
その上で、ロシア軍は複数の前線で攻撃にさらされているため直ちに失土を取り戻そうとはせず、今後ハリコフを取り戻そうとする可能性はあるとの見方を示した。 |
2022.09.13 23:51 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ、北東部反攻で3800平方キロの領土奪還 過去1週間で |
<2210-091318>
ウクライナ国防省のマリャル次官が13日、ウクライナ北東部ハリコフ地方で奪還した国土は9月6日以降で3,800㎢に上ると述べた。 ゼレンスキー大統領は、9月1日以降にウクライナ南部と東部の合計で6,000㎢以上の国土を解放したと述べたが、これにはマリャル次官が言及した数値も含まれている。
マリャル次官はTVで、ロシア軍から奪還した国土には300以上の集落があり15万人が現在住んでいるとしたうえで、「作戦は進行中で、目的はハリコフ地方の完全な解放であり、近い将来、これが実現すると信じている」とした。 |
2022.09.13 22:18 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシア軍、全ての前線で「大規模攻撃」開始と発表 |
<2210-091317>
ロシア国防省はウクライナ情勢をめぐる13日の定例会見で「ウクライナ軍に対し全正面で空軍、ミサイル部隊、砲兵部隊が大規模な攻撃を行っている」と述べた。 同省の声明によると、東部ドネツク州のスラビャンスクとコンスタンチノフカ周辺に拠点を置くウクライナ軍に対し精密誘導弾攻撃を開始したという。
【Slavyansk の位置 (Google Map)】
【Kostiantynivka の位置 (Google Map)】 |
2022.09.13 17:05 |
毎日新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍の奪還地域、6000平方キロ以上 ルガンスク一部解放 |
<2210-091316>
ウクライナが反転攻勢を強めており、南部ヘルソン州を占領したロシア軍の一部が降伏交渉を開始したとも伝えられ、東部ではロシアに制圧されたルガンスク州の一部集落が解放されている。
ルガンスク州のガイダイ知事は12日にTelegramで、ウクライナ軍の反撃により州内のロシア軍が自国へ逃げ始めたと述べ、更に一部の集落を奪還したことも明かした。
ロシア軍は7月上旬にルガンスク州を完全制圧したと宣言していたが、隣接するハリコフ州でウクライナ側が勢いを増していることに合わせて、ルガンスクでもウクライナ軍が攻撃に転じている。 |
2022.09.13 16:42 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシア軍の最精鋭部隊がハルキウ撤退 「戦力回復できず」英国防省 |
<2210-091315>
英国防省が13日、ウクライナ北東部ハルキウ州から撤退したロシア軍のなかにはロシア軍の誇る精鋭部隊の一つで西部軍管区に属する第1親衛戦車軍が含まれていたとする分析を公表した。 第1親衛戦車軍は首都を防衛しNATO軍と交戦になった場合に反撃を主導する役割を担っていたという。
英国防省によると、第1親衛戦車軍は侵攻初期に大きな打撃を受け、ウクライナ軍の反攻の前に十分に戦力を回復することができていなかった。 英国防省はこの部隊を含む西部軍管区の勢力が劣化したため、ロシア軍の対NATO戦力は著しく弱体化したと指摘し、ロシアが戦力を再建するには何年もかかるだろうと述べた。 |
2022.09.13 15:55 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍が民間人殺害か、検察が捜査開始 ウクライナ・ハルキウ州 |
<2210-091314>
ウクライナ北東部ハルキウ州の検察は、地元住民によるfacebookへの投稿でロシア軍が複数の村人を殺害したとの報告を受けたことから、捜査を開始したと明らかにした。
検察によれば、当局者が今月11日に自宅の敷地内に埋められていた3人ともう1人はアスファルト工場の敷地内に埋められていた1人の合わせて4人の遺体を発見したが、全ての遺体に拷問の形跡があったという。
検察は初期の捜査の結果として、犠牲者はロシア軍に殺害されたとの見方を示した。 |
2022.09.13 15:22 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア、ハリコフ州の大部分から撤退命令か=英国防省 |
<2210-091313>
英国防省が12日、ロシアがウクライナ東部ハリコフ州のオスキル川以西の州全域から軍の撤退を命じた可能性が高いと発表した。
同省は「ウクライナの急速な成功はロシアの全体的な作戦計画に大きな影響を与える」とtweetした。 |
2022.09.13 11:51 |
CNN (Yahoo) |
ドイツ供与の武器、ウクライナ東部の戦闘で効果 ショルツ首相 |
<2210-091312>
ショルツ独首相がイスラエルのラピド首相との共同記者会見で12日、ドイツがウクライナに供与した兵器について非常に効果的で、ウクライナ東部で現在行われている戦闘で効果を発揮していると述べた。
ショルツ首相は、Gepard AASPGやSPH、MARS MRLなどドイツが供与した兵器が東部の戦闘で結果を変える可能性があるという事実に貢献しているとの見方を示した。
ドイツはウクライナに対してIRIS-T SAMシステムを供与しているが、ウクライナは同システムの増強を決めたという。 ウクライナ政府は更に近代化された戦車などを要求しているが、ランブレヒト独国防相はMarder IFVやLeopard MBTなどの供与は拒否し続けている。 |
2022.09.13 10:45(20:45 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 12 |
<2210-091310>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月12日の戦況 =
ウクライナ軍はヘルソン州で劇的な前進を続け、この地域におけるロシア軍の士気と戦闘能力を確実に低下させている。
ロシア軍は、ここのところのロシア軍の損害と士気低下のために、新編部隊のウクライナへの投入を中断している可能性がある。
ロシア軍はハリコフ州東部で、ウクライナ軍が成果を挙げていることから新たな前線を強化できず、逃げるか他の翼に再展開している。
ウクライナ軍は、ヘルソン州内のロシア軍と陣地を攻撃し続け、おそらく着実に彼らを弱体化させている。
ウクライナによるイズユムの奪還は、イズユム~スロヴィャンスク道沿いで砲撃を行うロシア軍の能力を低下させた可能性が高い。
国際原子力機関 (IAEA) は、ザポリージャ原子力発電所 (ZNPP) の第2予備送電線の復旧を発表した。
ウクライナの徹底的な反撃はロシアの行政能力を損ない、占領地域のロシアは補給路の遙か後方に後退させられている。 |
2022.09.13 10:37 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア軍の撤退続くウクライナ東部、地雷除去部隊が爆発物を処理 |
<2210-091309>
ウクライナ軍が南部と東部でロシア軍に対する反転攻勢を強め、多くの集落を奪還していて、前線にあった集落には住民が戻り始めており、ウクライナの地雷除去部隊は9月12日、東部ハリコフの北にあるロシアとの国境付近で、ロシア軍が残した爆発物の除去を開始したと発表した。
除去部隊によると、対人地雷の除去に当たったのはロシア国境から約7kmにあるウディ村で、ロシア軍の拠点が5~10ヵ所発見され、ロシア軍拠点近くで発見したという地雷や爆発物が、近くの町に並べられた。
【Udy の位置 (Google Map)】 |
2022.09.13 08:02 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ロシア軍、ウクライナ東部ハリコフ付近からほぼ撤退=米政府高官 |
<2210-091307>
米軍当局者が12日、ロシア軍がウクライナ東部ハリコフ付近からほぼ撤退し、兵士の多くが国境を越えてロシアに戻ったと明らかにした。 米国はロシア軍が撤退に伴い装備を放棄しているという報告を受けており、「ロシアの指揮統制の乱れを示している可能性がある」という。
ウクライナ軍は南部と東部で反転攻勢を強めており、同国軍当局によると、過去1日で20以上の町や村を奪還し、南部ドネツク州ではバフムトとマイオルスクの重要地域でロシアの進軍を阻止したという。 また、バフムトについてはロシア軍が依然として戦力を集中させているとの認識を示し、かなりの砲撃と空爆が続いていると語った。
【Bakhmut の位置 (Google Map)】 |
2022.09.13 06:11 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、南・東部で反攻加速 ロシアはハリコフ攻撃継続 |
<2210-091306>
ウクライナ軍がロシア軍が制圧していた南部と東部で反転攻勢を強め、多くの集落を奪還したことで、12日は前線にあった集落に住民が戻り始めた。
ただこの日も、ロシア軍による東部ハリコフ市へ砲撃が続き、ハリコフ市長によると少なくとも1人が死亡したほか、市内の電力と水道の供給が途絶えた。 |
2022.09.13 05:20 |
AFP BB |
反攻は対ロ戦の「第3段階」 ウクライナ、6千平方キロ奪還と発表 |
<2210-091305>
仏Le Monde紙の取材に応じたウクライナのレズニコフ国防相が12日、西側諸国からの武器供与により現在行っている反攻は、領土奪還を目指し南部と北部で始まった第三段階だと言明した。
ゼレンスキー大統領は同日、同国軍が東部と南部で今月奪還した国土は6,000㎢に上ると発表し、われわれはさらに進撃していると語った。 |
2022.09.12 19:10 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ兵はロシアの8倍、先週のハリコフ州の反攻=ロ当局者 |
<2210-091206>
ウクライナ東部ハリコフ州に駐在するロシア側当局者が12日、ウクライナ軍がハリコフ州で行った大規模な反転攻勢について、ウクライナ軍の兵力はロシア軍および親露派の8倍だったとの見方を示した。
この当局者はロシア国営TVで、ウクライナ軍はロシアがこれまでに制圧した同州北部の集落を奪還してロシアとの国境に迫り状況は刻々と厳しくなっていると述べ、約5,000人の民間人がロシアに避難し、ロシアのベルゴロド州との国境は現在閉鎖されていると語った。
ロイタは、戦況に関する発言が事実かどうか確認できていない。 |
2022.09.12 14:18 |
AP (Yahoo) |
ウクライナ軍イジューム奪還 ロシア軍は急ぎ拠点から撤退 |
<2210-091205>
ウクライナ軍が9月11日、ドンバス地域の玄関口ともいえるイジュームを奪還した。 ウクライナ軍の反転攻勢に包囲を恐れたロシア軍は、イジュームを占拠していた部隊を撤退させたが、相当数の武器や弾薬を残して退却した。
そのハルキウ州では11日、第93独立国土防衛旅団が建物の屋根にウクライナ国旗を掲げ、ボルシュコワでは第127独立国土防衛旅団の兵士が、地面に広げられたロシア国旗を踏みにじるなど、勝利を味わっていた。
一方、イジューム市内の広場を背景にした映像では、第95国土領土防衛旅団の兵士が、ハルキウ市の北でロシア国境沿いのホプティウカでは第130独立国土防衛旅団の兵士がグループ写真に収まるなど、ウクライナ軍によるハルキウ奪還を証明していた。 |
2022.09.12 12:00(22:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 11 |
<2210-091204>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月11日の戦況 =
ウクライナ軍は迅速な反撃でハリコフ州のほぼ全域を奪還した。
ウクライナ当局は9月11日、ザポリージャ原発で稼働中の最後の原子炉を停止した。
ロシア国防省は、ロシア軍がハリコフ州最東端を除くすべての地域から撤退していることを確認した。
ロシアのミルブロガーは、オスキル川をロシアがハリコフ州東部の陣地から撤退した後の新しい最前線と定義した。
ウクライナ軍は、国境のすぐ南にあるヴォフチャンスクとヴェリキー ブルルクに前進した。
【Vovchansk の位置 (Google Map)】
【Velykyi Burluk の位置 (Google Map)】
ロシア軍はアヴディイフカとバフムート地域で限定攻撃を行った。 |
2022.09.12 11:01 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、東部で反転攻勢続く ロシア軍は補給拠点から撤退 |
<2210-091203>
反転攻勢を続けるウクライナ軍が11日、ロシア軍が東部ルハンシク州の補給拠点スバトボから撤退したと発表した。 スバトボは、ドネツク州との境界に沿った10日時点の前線から40kmほど北に位置し、ロシア軍が前線への補給拠点にしていた。
【Svatove の位置 (Google Map)】
ウクライナ軍参謀本部は声明で、ロシア軍がトラック4両と装甲車20両、住民から盗んだ車20台で逃走したと述べた。 CNNはこの情報を独自に確認できていない。
ハルキウ州の軍政幹部は国内TV局とのインタビューで、すでに40以上の集落を正式に解放したと述べた。
ウクライナ軍のザルジニー総司令官は11日、今月に入ってから奪還した国土は3,000㎢を超えると述べ、ハルキウ州から南方と東方だけでなく北方にも進撃して、ロシア国境から50kmの位置に迫っていると述べた。 CNNはこの情報についても独自に確認していない。 |
2022.09.11 17:30 |
CNN (Yahoo) |
南部でも攻勢続き戦果、集落を解放 ウクライナ軍 |
<2210-091108>
ウクライナ軍参謀本部が南部ヘルソン州の戦況について10日、東部ハルキウ州と同様にロシア軍にさらなる損害を与えたと発表した。
最新の戦況分析で、南部のミコライウ、ヘルソン両州や東部ハルキウ州でロシアが占領していた集落を解放したとしたが、ウクライナ軍兵士の安全確保のため集落などの詳細は追って公式情報で伝えるとした。
同参謀本部はまた、ロシア軍の第106空挺師団がウクライナ軍による過去24時間の攻撃で約60名を失ったとし、ロシア軍司令官はほかの部隊を呼び集め、第1軍団の再編成を図っているとした。
一方、ウクライナ軍の南部作戦管区は、チェチェン共和国からロシア軍の1,300名の増援部隊がヘルソン州に到着したとも明かした。 |
2022.09.11 16:30 |
CNN (Yahoo) |
ロシア兵士、軍服捨て私服姿で逃走か 東部ハルキウ州 |
<2210-091107>
ウクライナ軍参謀本部が9日時点での戦況分析で、東部ハルキウ州で大きな損害を受けたロシア軍の一部兵士が軍服を脱ぎ捨てて私服姿になり、地元住民らの間に紛れ込んで脱走を試みる事例を報告した。
私服に着替えた脱走兵はロシア本土への帰還を求めており、これらの脱走は1日あたり15件以上把握されたともした。 |
2022.09.11 14:51 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシア、戦争捕虜に拷問 国連監視団の調査拒否 |
<2210-091106>
国連ウクライナ人権監視団のボグナー団長が11日までに、ロシアが拘束した戦争捕虜に虐待や拷問を加えていることを確認したと発表した。 ロシアは監視団に捕虜収容施設の調査を認めていないと批判し、水や食料、医療が適切に提供されていない施設があると訴えた。
ボグナー団長によると、ロシアは多くのウクライナ人捕虜に対し家族に収容場所や健康状態を伝えることも禁じている。 妊娠した女性らも拘束しており、人道的見地から即時解放するよう求めた。 |
2022.09.11 13:30(23:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 10 |
<2210-091105>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月10日の戦況 =
ハリコフ州のウクライナ軍は、ロシアの北部ドンバスでの防御線を崩壊させており、ウクライナ軍は、今後48時間以内にイズユムを奪還する可能性が高い。
ロシア国防省が9月10日にバラクリヤ~イズウム線からの撤退を発表しが、露国防省は的確な情報を説明できなかった。
ウクライナ軍は、ハリコフ州北東部、イズウムの北部郊外、ライマンの南と南西の郊外のロシアとの国境から15~25kmまで前進し、クピャンスクの西半分を占領した。
ロシア軍はヘルソン州で陣地を強化しているが、ウクライナ軍は陣地攻撃を行い、ロシアの兵站線に対する阻止作戦を継続している。
ロシア軍はハリコフ市の北、バフムートの南、ドネツク市の西で限定上攻撃を行った。 |
2022.09.11 11:39 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、北東部イジュームに進撃 ロシア軍撤退 |
<2210-091104>
ウクライナ軍が10日、ハルキウ州で反転攻勢を進め、ロシア軍が拠点としてきたイジュームに進撃した。 現地からの情報によると、ロシア軍は同市からの撤退を余儀なくされた。 現地からの動画や衛星画像には、ウクライナ軍が前線を越えてロシア軍の司令拠点や弾薬庫、燃料庫を攻撃する場面が写っている。 ウクライナ軍は10日、イジュームの北50kmに位置するクピャンスクの奪還も発表した。
ウクライナ陸軍の報道官は声明で、ロシア軍が武器や弾薬を残して敗走し、市中心部は解放されたと宣言した。
ロシア軍の動きを伝えるTelegramは、ロシア軍がクピャンスクから撤退するなか、住民らはウクライナの報復を恐れ、隣接する東部ルハンスク州で親露派が名乗る「ルガンスク人民共和国」へ逃げ出したと伝えているが、SNSには解放された地区の住民がウクライナ軍部隊を歓迎する様子が投稿されている。
ウクライナ軍はさらに、ドネツク州とルハンスク州の境界付近でも反撃を開始し、ルハンスク州のハイダイ知事によると、焦点となるのはウクライナ側が州内で最後まで維持しながら7月にロシア軍に制圧された拠点都市リシチャンスクであるという。
【Lysychansk の位置 (Google Map)】 |
2022.09.11 02:00 |
朝日新聞 (Yahoo) |
ロシア軍、イジューム撤退へ ウクライナ軍が要所を奪還 |
<2210-091101>
ウクライナ軍が10日、ハルキウ州のロシア軍占領地への攻撃を進め、同軍が補給基地とする町を奪還した。 これを受けてロシア国防省は同日夕、これまでロシア軍が同州で東部制圧を狙うための重要拠点としてきた都市イジューム周辺から部隊を撤退させると発表した。
ウクライナ軍が奪還したのはハルキウ州東部の交通の要所クピャンスクで、ロシア軍はこの町を2月にウクライナ侵攻を始めた直後に占領下に置き、州内の他の占領地への補給基地の役割を持たせてきた。 |
2022.09.10 21:16 |
共同通信 (Yahoo) |
ウクライナ進軍、要衝迫る 東部ハリコフ、奪還急拡大 |
<2210-091013>
ウクライナ軍が10日、東部ハリコフ州の要衝イジュム市の入り口に到達した。 ウクライナメディアがイジュム市の入り口で国旗を掲げる兵士の動画を掲載し、ロシア軍が既に撤退していたとも報じた。
州内では10日にウクライナ保安局(SBU)が重要拠点クピャンスクに特殊部隊が進軍したと発表したほか、シネグボフ知事がバラクレヤの奪還を宣言した。
ウクライナ軍の反攻を受けてロシア軍は部隊の増派を迫られ守勢に立たされているが、補給路が断たれたロシア軍は拠点の崩壊につながる可能性も指摘される。 |
2022.09.10 20:02 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍がハリコフで防衛線突破、ロシア側は児童施設砲撃で報復か |
<2210-091012>
ウクライナ東部ハリコフ州に駐在するロシア当局者が9日にロシア国営TVで、ウクライナ軍が同地域でロシア軍の防衛線を突破し実質的な勝利を収めたとの見方を示し、 ロシア側が公式にウクライナによる反攻を認めた。 また、同州のイジュムやクピャンスクなどロシア支配下にある3都市から市民が避難していることを明らかにした。
これについて、ロシア大統領府はコメントしていない。
こうした中、ハリコフ市のテレホフ市長はTelegramへの投稿で、ハリコフ市中心部にある子どものための美術センタと学校のほか、民間住宅が9日にロシア軍によるロケット弾攻撃を受け、子ども3人を含む少なくとも10人が負傷したと明らかにした。 |
2022.09.10 19:08 |
産経新聞 (Yahoo) |
ハリコフ州幹部「要衝を奪還」 露軍、総崩れも |
<2210-091011>
ウクライナのゼレンスキー大統領が9日のビデオ声明で、東部ハリコフ州で30ヵ所以上の集落を露軍から奪還したと発表した。 同州の幹部は10日にSNS上でクピャンスクを露軍から解放したと表明した。 今後、露軍の防衛線が崩壊する可能性も指摘されている。
米ISWは9日、ウクライナ軍が同州内で2,500㎢を奪還したと分析し、ウクライナ軍は既にクピャンスク郊外まで達していおり、更に前進を続けて今後数日間でイジュム周辺の露軍は孤立する可能性が高いとした。
英国防省も10日、露軍はウクライナ軍の反攻に衝撃を受けているとし、ウクライナ軍がハリコフ州の複数の都市を包囲して、州の重要都市イジュム周辺で露軍を孤立させているほか、クピャンスクも奪還する可能性があるとの見方を示していた。
TASS通信によると、ハリコフ州の占領地域にロシアが設置している暫定統治機関トップが9日、ウクライナ軍の攻撃が激化しているとして、イジュムやクピャンスクから住民避難を開始したと明らかにした。 |
2022.09.10 16:15 |
CNN (Yahoo) |
ロシア掌握のヘルソン、年末までの奪還狙う ウクライナ軍 |
<2210-091009>
複数の米政府高官とウクライナ政府当局者が10日までにCNNの取材に、ウクライナ軍がヘルソン州などで踏み切った反転攻勢で、今年年末までに占領地の大半を奪還する大がかりな目標を据えていることがを明らかにした。 南部で先週みられた反攻の規模はロシア軍の侵攻開始以降、最も大規模な地上攻撃ともなった。
出回った映像の位置情報や衛星画像の分析では、前線から後方に離れた指揮統制拠点、弾薬庫や燃料貯蔵庫などへの攻撃が継続的に仕掛けられ、米政府高官はロシア軍の補給路の破壊で一定の戦果を収めたと分析し、ドニプロ川西岸に現在配置されているロシア軍への補給遮断や孤立化を狙った戦術とも述べた。 |
2022.09.10 15:30 |
CNN (Yahoo) |
反攻の南部ヘルソンでロシア軍脱走兵が増加、ウクライナ軍 |
<2210-091007>
ウクライナ軍参謀本部が9日、「ロシア軍のモラルや精神状態は大きく悪化しており、脱走兵の人数も増えている」と、同軍が反転攻勢を進める南部ヘルソン州でロシア軍の脱走兵が増えていると主張した。 脱走兵の増加を示す特定の証拠には触れなかった。
参謀本部はまた、ウクライナ軍の戦闘機が東部ドネツク州や南部で10回以上の空爆などを実施したとも報告した。 ウクライナ空軍の出撃はここ数週間、活発化の兆しがあり、ロシア軍の防空部隊を探索し攻撃出来る米国製ミサイルの駆使を反映しているともみられる。
さらに、ウクライナ軍南部作戦管区はロシア軍の兵力や装備品の集積拠点をたたく作戦は続行しているとし、ドニプロ川西岸に展開する部隊への補給路としてロシア軍が設けた、ノバカホウカ地区にある仮設橋梁とダリウカ地区の浮橋も攻撃しているとした。 |
2022.09.10 13:15(23:15 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 9 |
<2210-091006>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月09日の戦況 =
ウクライナ軍は9月9日現在、ハリコフの反撃でハリコフ州で推定2,500㎢を奪還した。
ウクライナ軍はクピャンスク郊外に到達し、9月9日現在、北西、北、北東、南東からイジウムに向け前進しており、今後数日以内にイジウムへのロシア軍の補給路 (GLOCS) を分断する可能性が高い。
ウクライナ軍は、フルシフカの北、ハリコフ州北東部のヴェリキ ブルルクにあるロシアの兵站拠点に向かって前進した可能性がある。
【Velykyi Burluk の位置 (Google Map)】
ロシア軍はハリコフ市の北、東翼を越えて攻撃を行った。
ウクライナ軍は、ロシアのGLOCSを阻止し、ロシアの士気を落とすなど、ウクライナ南部で反撃作戦を継続している。 |
2022.09.10 05:07 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシアがハルキウ州に援軍 ウクライナ、30集落の奪還発表 |
<2210-091003>
ロシアが9日、ウクライナ北東部ハルキウ州に援軍を派遣すると発表した。 ロシア国営メディアは、ウクライナ侵攻の象徴であるZの文字が描かれた戦車や支援車両、大砲の列が舗装道路や未舗装路を走行する映像を流した。
ウクライナ軍は侵攻したロシア軍に対する大規模な反攻を続けており、同州でこれまでに30以上の集落を奪還したとしている。 |
2022.09.10 00:17 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍、東部の「20以上の集落奪還」…米国防長官「主導権握りつつある」 |
<2210-091001>
ウクライナ軍幹部が8日の記者会見で、東部ハルキウ州でロシア軍から20以上の集落を奪還したと発表した。 露軍は南部の占領地域への反転攻勢に備え主力を転用したため、ウクライナ軍の東部での奇襲が成功した形になっている。 オースティン米国防長官は8日、「ウクライナ軍が戦闘の主導権を握りつつある」と述べた。
ウクライナ軍参謀本部は9日、ハルキウ州では露軍の占領地域に3日間で最大50km前進したと発表した。 戦車部隊が素早い前進に貢献しているとされ、周到に準備された作戦とみられる。 |
2022.09.09 13:00(23:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 8 |
<2210-090904>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月08日の戦況 =
ハリコフ市~イズウム線でのウクライナの成功は、ロシア軍に亀裂を生じさせ、ロシアの指揮に5月中旬のロシア川渡河失敗以来の自信喪失を与えている。
ハリコフ州のウクライナ軍は、9月8日にクピャンスクにあるロシアの主要兵站経路から20km以内に前進した。
ウクライナ軍は今後72時間以内にクピャンスクを占領する可能性が高く、イズウムへのロシアの地上通信線 (GLOC) を完全には切断しないものの打撃を与えるだろう。
ウクライナ軍は、ヘルソン州のロシアのGLOC、指揮統制所、弾薬庫に対し砲撃を続けている。
ロシア軍は東翼全域で限定攻撃を行った。 |
2022.09.09 10:36 |
CNN (Yahoo) |
南部反攻を進めるウクライナ軍、北東部ハルキウでもロシアに反撃 |
<2210-090903>
ウクライナ北東部ハルキウ州では、ウクライナ軍による予想外の反攻を受けたロシア軍が守勢に回ることを余儀なくされ、親露派の当局者が避難を呼び掛ける事態となっていた。
ハルキウ州クプヤンシクではロシアが据えたガンチェフ市長が避難を呼び掛けた。 クプヤンシクは絶え間なくウクライナ軍のロケット攻撃を浴びているという。
【Kupyansk の位置 (Google Map)】
ウクライナ当局者は北東部の攻勢についてコメントを控えているものの、CNNが位置情報を確認した動画からは、ウクライナ軍が7日にクプヤンシクから50kmほどの町に入ったことがうかがえる。 ハルキウ州の情勢についてはロシア当局者も沈黙を保っている。
ハルキウ州での作戦に先立ち、南部ではヘルソン市付近で戦闘が激化していた。 |
2022.09.09 02:02 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ、西側供与の武器で絶大な戦果=米軍幹部 |
<2210-090901>
ミリー米統合参謀本部議長が8日、ドイツのRamstein空軍基地で開催されたウクライナ支援を巡る防衛幹部らの会議に出席し、ウクライナは西側諸国提供の最新兵器で絶大な戦果を挙げていると述べた。 HIMARSだけでロシア軍の400ヵ所以上に打撃を与えるなどしているという。
この会議でオースティン米国防長官は、バイデン米大統領がウクライナ向けに$675Mの追加軍事支援を承認したことを明らかにした。
またこれとは別に、ブリンケン米国務長官がキーウを訪問し、ウクライナのほかロシアの脅威にさらされる中東欧諸国18ヵ国に対する$2.2Bの支援を実施すると表明した。 |
2022.09.08 21:48 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナに970億円の追加軍事支援、榴弾砲など 米 |
<2210-090817>
米政府が8日、ウクライナに対し榴弾砲など$675Mに上る追加軍事支援を実施すると発表した。 追加支援には105mm榴弾砲や、GMLRS砲弾などが含まれる。
ただ、ウクライナが供与するよう要求している射程300kmのATACMSについては、ミサイルがロシア領内に着弾して戦線拡大の懸念があるとして、米政府は供与を拒んでいる。 |
2022.09.08 20:00 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ、複数地点でロシア軍撃退 北東部と南部の反攻については沈黙 |
<2210-090814>
ウクライナ軍参謀本部が8日午前に最新の戦況に触れ、複数の地域でロシアの攻勢を撃退したと明らかにした。 ウクライナ軍がザポリージャ州の村にあるロシア軍基地を火砲で攻撃したとも明らかにしたものの、北東部や南部の戦線で進行中の反攻については情報を盛り込まなかった。
参謀本部によると、ウクライナ軍は陣地を維持して敵の進軍を防いでおり、東部ドネツク州のコンスタンチノフカやマヨルスクなどの地域でロシア軍の撃退に成功したという。 参謀本部はまた、各地の戦場でロシアの激しい砲撃があったとも報告した。 |
2022.09.08 19:00 |
CNN (Yahoo) |
ロシア軍の S300 ミサイル武器庫を破壊、ウクライナ主張 |
<2210-090813>
ウクライナのゼレンスキー大統領が8日までに、ロシア軍がS-300を保管している武器庫を破壊したと報告した。 大統領はMLRSの成果だとロケット砲旅団の戦士たちをたたえた。
一方、ウクライナ国防省情報総局も8日までに、中南部ザポリージャ州にありロシア連邦保安局 (FSB) が使っている基地を攻撃したと報告した。 場所は同州カミアンカ・ドニプロウスカ地区で、ロシア軍はこの基地内にある建物1棟にザポリージャ州で画策する住民投票用の投票用紙も収納していたとした。
カミアンカ・ドニプロウスカ地区での爆発の発生は一般公開の情報でも流れたが、CNNはウクライナ国防省情報総局が主張した内容は独自に立証出来ていない。 |
2022.09.08 12:18 |
BBC News (Yahoo) |
ウクライナ、クリミア半島のロシア軍基地への攻撃認める 否認から一転 |
<2210-090811>
ウクライナ国営Ukrinform通信が ウクライナ軍総司令官のザルジヌイ陸軍大将の話として7日、8月9日に複数の爆発に揺れたサキ軍事基地を含む、クリミア半島の多数の軍事施設に向けてウクライナ軍のロケット弾が発射されたと報じた。 攻撃をめぐっては1ヵ月もの間、誰が関与しているのか不明のままだった。
ザルジヌイ大将は、ウクライナへの攻撃を開始するのにロシアが使用する基地を攻撃し、ロシア軍の戦闘機10機を不稼働状態にしたと主張した。 |
2022.09.08 11:30(21:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 7 |
<2210-090810>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月07日の戦況 =
ウクライナ軍は、イズウム~ハリコフ地域からロシア軍転用された配備の隙を巧みに利用して領土を奪還してロシアGLOCを脅かしており、ロシアの士気低下反応を促している。
プーチン露大統領は、ザポリージャ原発の状況に関する国際原子力機関 (IAEA) の9月6日の報告書を否定しようとしている。
ウクライナ軍は、ヘルソン州内のロシア軍兵站拠点、人員と装備の集結地、輸送網、指揮所を攻撃し続けた。
ロシア軍はハリコフ市の北、スロヴィャンスクの北西、シヴェルスクの北東、バフムートの南と北東、ドネツク市の北西を攻撃した。
ウクライナ軍は9月6日から7日にかけて、ハリコフ州南東部での威力偵察的な攻撃でイズウムの北西400㎢を奪還した。 |
2022.09.08 11:28 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ロシアへの子ども強制移送「信ぴょう性高い」 国連 |
<2210-090809>
ケフリス国連人権担当事務次長補がウクライナに関する安全保障理事会の会合で7日、「保護者がいない子どもがロシアの占領地や本国に強制的に移送されているとの主張は信憑性が高い」と述べたた上で「ロシア当局が保護者がいない子どもに対する国籍付与手続きを簡略化し、ロシア人家庭に養子縁組させる事態を懸念している」と語った。
また、ロシア軍は占領地でウクライナ人を「選別」し、多数の人権侵害を行っているとも指摘し、着衣を脱がされての身体検査や、経歴や家族関係、政治信条、ロシアへの忠誠心などに関する詳細な尋問、携帯端末の検査、個人情報の取得、写真撮影、指紋採取といった事例が確認されていると説明した。
ウクライナ政府や軍に近いと判断された結果、拷問を受け、ロシア国内の流刑地や収容所に強制移送された事例もあるという。 ケフリス事務次長補は、「特に懸念されるのは、女性や少女が『選別』中に性的虐待を受ける恐れがあることだ」と述べた。 |
2022.09.08 08:23 |
産経新聞 (Yahoo) |
ウクライナ、東部ハリコフ州でも反撃 集落奪還と発表 |
<2210-090808>
ウクライナメディアが、ウクライナ軍が7日に東部ハリコフ州バラクレヤ周辺の集落ノバヤ・グサロフカを露軍から奪還したとする動画をSNSで公開したと報じた。
【Balakliya の位置 (Google Map)】
これに先立ち、米戦争研究所 (ISW) は6日付の戦況報告で、ウクライナ軍がバラクレヤ方面で反攻を展開し、バラクレヤに近い集落ベルボフカを奪還したとみられるほか、ノバヤ・グサロフカなどでも露軍を後退させたもようだと分析していた。
一方CNNは7日、「ウクライナ軍が年内にヘルソン州の大半を奪還する目標を立てている」とする米当局者とウクライナ当局者の話を伝えた。 |
2022.09.08 06:20 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍の前進、「ゆっくりだが意味ある」と米高官 |
<2210-090804>
米国防総省で政策を担当するカール次官が7日にイベントで、「ウクライナ軍はゆっくりだが意味ある前進をしており、南部ではウクライナ側の方がロシア側よりもうまくいっているのは確かだ」と述べた。 |
2022.09.08 06:18 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、東部ハリコフ州で集落を奪還=ゼレンスキー大統領 |
<2210-090803>
ウクライナのゼレンスキー大統領が7日の夕方のビデオ演説で、東部ハリコフ州から良いニュースがもたらされたとし、ウクライナ軍がロシア軍から複数の集落を奪還したと明らかにした。
大統領は南部に展開するロシア軍に対する攻撃に成功したウクライナ砲兵隊を称えた。 |
2022.09.08 05:01 |
日経新聞 |
クリミア半島の基地攻撃認める、ウクライナ軍総司令官 |
<2210-090802>
ウクライナ国営Ukrinform通信社が7日に報じた寄稿で、ウクライナ軍のザルジニー総司令官が7日、クリミア半島で最近起きたロシア軍の航空基地の爆発について、ウクライナ軍が攻撃したことを認めた。
クリミア半島西部のロシア軍の航空基地では8月9日に複数回の爆発があり戦闘機が破壊されたが、この爆発についてウクライナが攻撃に関与したとの見方が強まっていたものの、これまで同国は公式に認めていなかった。 |
2022.09.08 02:17 |
JSF (Yahoo) |
クリミアのサキ飛行場への打撃はミサイルによるものとウクライナ軍の公式発表 |
<2210-090801>
9月7日にウクライナ軍のザルジニー総司令官とザブロツキー中将の連名で発表された「軍事作戦を遂行するための見通し - 2023年:ウクライナの見解」という声明文で、8月9日に行われたクリミア半島のノヴォフェドロフカにあるサキ飛行場への攻撃はミサイルによって行われたと言及した。
サキ飛行場は現在のウクライナ支配領域から最短で200km離れており、ウクライナ軍が保有する射程90kmのHIMARSのM31誘導ロケット弾や射程120kmのTochka U(註:SS-21)SRBMでは届かないはずである。 |
2022.09.07 23:29 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ウクライナ、東部ハルキウ州でも反攻…ロシア軍が南部へ戦力移動との分析も |
<2210-090708>
ロイタ通信が7日、南部で反転攻勢に乗り出しているウクライナ軍が、東部ハルキウ州でも反撃を開始したと報じた。 ウクライナ軍が8月29日に開始した反攻が広範囲に及んでいる可能性がある。
ロイタ通信によると、東部ドネツク州の親露派武装集団幹部は6日、露軍が占拠するハルキウ州バラクレヤに対し、ウクライナ軍が激しい攻撃を始めたとSNSに投稿した。 バラクレヤは、露軍がドネツク州攻略の拠点としているハルキウ州イジュームに近く、奪還されれば、イジュームを防衛することも難しくなるという。 ウクライナ大統領府幹部も反攻を認めた。
ウクライナ軍は6日、南部ヘルソン、ザポリージャ両州でも露軍拠点への攻撃を強めており、戦場の主導権がウクライナに移り始めているようだ。 |
2022.09.07 20:00 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ軍、ハルキウ東方に進軍か 最近までロシア占領の町に兵士の姿 |
<2210-090707>
ウクライナ軍が同国ハルキウの東に前進している。 CNNが位置情報を確認したSNSの動画には、最近までロシア軍に占領されていた町にウクライナの兵士がいる様子が映っている。
ウクライナ軍がこの町で地歩を固めることができれば、隣接するバラクレヤを占領するロシア軍を包囲することが可能になる。 ウクライナ、ロシア双方の情報によると、バラクレヤでは自称「ルガンスク人民共和国」の民兵やロシア国家親衛隊の兵士が守備に就いており、こうした民兵や兵士の置かれた状況は危うくなっている可能性がある。
【Balakliya の位置 (Google Map)】
CNNはこうした情報を独自に検証できていない。 この地域でのウクライナの攻勢に関しては、ロシア政府もウクライナ政府も言及していない。 |
2022.09.07 12:00(22:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 6 |
<2210-090706>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月06日の戦況 =
ウクライナ軍は、ハリコフ州南部で威力偵察的な反撃を行い複数の集落を奪還した。 ロシア軍がヘルソンでのウクライナの反撃に対応するため、この地域から部隊を転用したことを受けたとみられる。
ウクライナ軍は、ヘルソン州全域のロシアの兵站拠点、輸送手段、人員と装備の拠点、統制点への攪乱攻撃を実施している。
ロシア軍はバフムートの南で逐次前進し、ドネツク市の北、北西、南西で攻撃を続けた。 |
2022.09.07 09:48 |
毎日新聞 (Yahoo) |
IAEA、ザポロジエ原発視察報告書公表 「保護区域」設置を提案 |
<2210-090704>
国際原子力機関 (IAEA) が6日、ロシア軍が占拠しているウクライナ南部ザポロジエ原発で行った視察の報告書を公表した。 報告書はグロッシIAEA事務局長率いる視察団が1日に同原発入りし、視察した結果を52頁にまとめたもので、物理的な損傷の状況や安全性、職員の労働環境などを調査した。
報告書によると、原発内では砲撃により核燃料や放射性廃棄物を収容する建物のほか、使用済み核燃料の保管施設周辺にある放射能監視システムなどに複数の損傷が確認されたが、現時点で「放射性物質が拡散する恐れを示す兆候は見つかっていない」とした。
そのうえで、原発の状況に対する「重大な懸念」は依然として変わらないと強調し、紛争が終結するまでの暫定措置として、域内の安全が確保される「保護区域」の早期設置を求めた。 |
2022.09.07 08:50 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、ロシアの巡航ミサイル5発を撃墜=大統領 |
<2210-090703>
ウクライナのゼレンスキー大統領が6日夜の定例演説で、ウクライナ軍が同日午前にロシア側のCM 5発を撃墜したと発表した。 ゼレンスキー大統領は、ウクライナ軍がロシアのKh-101 6発のうち5発を撃墜し、うち4発は南部で撃墜したと明らかにした。 だが、先に当局者が示唆していた東部での作戦進展には言及しなかった。
これに先立ち、東部のハリコフとイジュームの間にあるバラクリア周辺での戦闘状況がソーシャルメディア上で投稿されていた。 イジュームはロシアが兵力の補充に使う鉄道の要衝とされる。
ロイタはこれらの事実を独自に確認できておらず、ロシアからの回答もない。 |
2022.09.07 04:36 |
Defense News |
Ukraine arms maker finds export interest in 'combat-proven' missiles |
<2210-090702>
ウクライナの防衛企業Ukroboronprom社によると、実戦で成果を挙げている同国製兵器に多くの国が関心を持っているという。
それによるとSkif携帯型ATGMは世界10ヵ国へ、Corsar(右図)は6ヵ国に輸出しているという。
Ukroboronprom社傘下のLuch設計局によると、誘導ロケット弾を発射する(註:胴径300mm、弾頭250kg、射程70km/30km/141km)Vilkha MRLには中東の某国から、4月14日に巡洋艦Moskvaを撃沈したNeptune ASCMには極東の国が関心を示しているという。 |
2022.09.06 21:25 |
CNN (Yahoo) |
ヘルソン州の親ロシア派当局者、ウクライナ軍の激しい攻撃を報告 |
<2210-090609>
ロシアメディアが6日までに、ドニプロ川に面する町ノバカホウカの周辺で激しい攻撃があったと報じた。 ロシアを後ろ盾とするノバカホウカ行政府は5日、町がまたしてもウクライナ軍のロケット弾による攻撃を受けており、空襲警報が鳴るのは一日に8回目だと述べた。 ロシア国営RIAノーボスチ通信は行政府のトップの話として、夜間に74発のミサイルが飛来し、午前中にも砲撃が続き、道路や水力発電所に着弾したという。
【Nova Kahovka の位置 (Google Map)】
ノバカホウカには戦略上重要な水力発電所やドニプロ川を渡る橋が存在する。 この橋はウクライナ軍の空爆や火砲による攻撃を頻繁に受け、現在は通行不能になっているとみられている。 |
2022.09.06 12:30(22:30 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 5 |
<2210-090604>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月05日の戦況 =
ウクライナ軍の反撃は、ウクライナ南部におけるロシアの兵站と行政能力を目に見えて劣化させている。
ウクライナ軍は、ウクライナの反撃の進展に関して作戦上の沈黙を維持したが、ヘルソン州中部のロシア軍連絡線 (GLOCs) を更に破壊したと公表した。
ロシア軍はシヴェルスクの東、バフムートの北東と南、ドネツク市の北西郊外に沿って攻撃を行った。
ウクライナの特殊部隊がエネルホダール地域のロシアのFSB (Federal Security Service) 基地に対して限定攻撃を実施した。
【Enerhodar の位置 (Google Map)】
ザポリージャ原発の6号炉はウクライナの電力網から切り離された。 |
2022.09.06 11:52 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ、複数の地点でロシア軍を撃退 |
<2210-090603>
ウクライナ軍参謀本部が5日夜、ロシア軍による複数回の攻勢を撃退したほか、ウクライナ東部クラマトルスクでロシア軍を押し返したことを明らかにした。 参謀本部はまた、ビロホリウカなどの地域でロシア軍の攻撃を撃退することに成功したと述べた。
ウクライナ軍はヘルソン州やハルキウ州で長距離砲による砲撃が成功し、クピャンスクではロシア軍に100名を超える死傷者が出たほか、戦闘車両2両台を破壊した。 更にヘルソン市では30名以上のロシア兵やMBT 3両などに攻撃を加えた。 |
2022.09.06 10:06 |
CNN (Yahoo) |
ウクライナ侵攻のロシア、戦略的目標を「何も達成していない」 英国防相 |
<2210-090602>
ウォレス英国防相が5日に英下院で、ロシアが戦略的目標を何一つ達成していないと述べた。 ウォレス国防相は、ロシアがウクライナ侵攻で装備と人員を大量に失い続けているとし、こうした損失がロシアの将来的な軍事上の有効性に長期的な影響を及ぼすとの見方を示した。
ウォレス国防相は「現在までに25,000名を超えるロシア兵が命を落としたと推定される」と指摘したほか、負傷者や捕虜となったもの数万名と報じられている逃亡兵などを加えれば死傷者などは8万人を超えると述べた。 |
2022.09.05 22:37 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ軍、南部で複数の集落を奪還と発表 |
<2210-090509>
ウクライナ軍南部司令部は4日夜、侵攻初期に掌握された南東部ヘルソン市の弾薬庫と指揮所を破壊したとFacebookに投稿した。
ゼレンスキー大統領も同日の定例会見で、南部で集落二つと東部で一つを奪還したと発表した。 ただし、集落の名前は公表しなかった。
政権幹部のティモシェンコ氏はTwitterに、ヘルソン州北部の集落ビソコピッリャにウクライナ国旗が掲揚されている写真を投稿した。 ヘルソン州は、ほぼ全土がロシア軍に占領されている。
米戦争研究所 (ISW) は報告書で「ウクライナ軍の反転攻勢は、南部と東部で検証可能な成果を挙げている」としている。
南部司令部は空爆や砲撃でロシア軍の部隊の移動と兵站を混乱させることを目指しているとしている。 |
2022.09.05 12:00(22:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 4 |
<2210-090506>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月04日の戦況 =
ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナ軍がウクライナ南部の集落2ヵ所とドネツク州の集落1ヵ所を解放したと発表した。 ISWはドネツク州の集落とヘルソン州の集落の1つの解放を独自に確認した。
ウクライナ軍は、ロシア軍の連絡線 (GLOC)、弾薬庫、および重要地点を攻撃した。
ウクライナによるヴィソコピリヤの解放は、一部のロシア人ミルブロガーの間で否定的な議論を呼んでいるが、ロシア国防省は、クライナ軍は前進に失敗したと主張した。
【Vysokopillya の位置 (Google Map)】
ドネツク人民共和国 (DNR) 第1軍団第127連隊は、物資不足のために戦闘を拒否したと伝えられている。
ウクライナ軍はドネツク州のシヴェルスキー・ドネツ川左岸の領土を取り戻した。
ロシア軍はバフムートの北東とドネツク市の西で限定攻撃を行った。
ロシア軍は、ザポリージャ州の後方地域にある主要な連絡線 (GLOCS) で装備等を移動させていると伝えられている。 |
2022.09.05 10:34 |
讀賣新聞 (Yahoo) |
ウクライナ軍、南部と東部で3集落を奪還…大統領府長官「一歩一歩」と写真投稿 |
<2210-090504>
ウクライナのゼレンスキー大統領が4日、ウクライナ軍が南部で2ヵ所と東部ドネツク州で1ヵ所、計3ヵ所の集落を露軍から奪還したと宣言した。 ゼレンスキー氏もビデオ演説で奪還した集落の詳細には触れなかった。
大統領府長官や副長官は4日にそれぞれのSNSに、自国兵士が建物の屋上でウクライナ国旗を掲げる写真を投稿した。 大統領府長官は「一歩一歩」とのメッセージを付けた。 写真は、東部ドニプロペトロウシク州と隣接するヘルソン州北部の集落で撮影されたとみられている。 |
2022.09.05 08:29 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ、EU から支援金50億ユーロを週内に受領=首相 |
<2210-090503>
ウクライナのシュミハリ首相が訪問先のドイツでシュタインマイヤー大統領との会談に先立ち4日、今週中にEUから€5B ($4.98B) のマクロ金融支援を受ける予定だと述べた。 シュミハリ首相は声明で、金融支援はウクライナ経済の安定、軍隊の支援、暖房シーズンへの備えに役立つとの見方を示した。
首相はまた、ドイツがこの秋にウクライナに対し高性能の防空システムを供給する見込みだと明らかにした。 |
2022.09.05 07:57 |
産経新聞 (Yahoo) |
ウクライナ、集落1ヵ新たに奪還 南部ヘルソン州 |
<2210-090502>
ウクライナ大統領府のイエルマーク長官が4日、同国軍が奪還作戦を進める南部ヘルソン州の集落1ヵ所を露軍から新たに奪還したことを示す写真をSNSに投稿した。
ウクライナは8月下旬にヘルソン州など南部での奪還作戦の本格化を示唆し、これまでに同州の複数の集落を奪還したとされるが、露軍に情報を与えて有利にさせないためとして、奪還作戦の進展については詳細を公開しない方針である。 |
2022.09.04 10:00(20:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 3 |
<2210-090405>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月03日の戦況 =
ウクライナ当局者が、現在行っているウクライナ軍の反撃は、領土全域を直ちに奪還することを狙ったものではなく、南部のロシア軍と兵站を意図的に劣化させる組織的な作戦であると直接述べた。
ウクライナ軍当局は、ウクライナ軍がヘルソン~ムィコラーイウに沿って攻撃を続けており、ロシアの連絡線 (GLOC)、装備と人員の集中箇所、兵站拠点を集中して攻撃していると報告した。
一方ソーシャルメディアの映像は、ヘルソン州西部と中央部でウクライナの攻撃が効果を上げている証拠を示している。
ロシアのミブロガー (miblogger) は、ウクライナ軍がヘルソン州西部、インフレーツ川沿い、ヘルソン北部のドニエプロペトロフスク州境沿いで戦っているとしている。
ロシア軍はバフムートの北東と南、ドネツク市の北と南西で限定攻撃を行った。
ウクライナ軍は、ロシア軍が進めようとしている増援を妨害するために、西ザポリージャ州で接触線に沿って局地攻撃を行っている可能性がある。 |
2022.09.04 06:32 |
NHK News |
ウクライナ軍 支配地域奪還へ一定の成功の見方も 攻防激化 |
<2210-090401>
ウクライナ軍が、8月下旬からヘルソン州など南部を中心に反転攻勢を続けており、ウクライナ軍が一定の成功をおさめたという見方が出ている。 ウクライナ空軍は、黒海からロシア軍が発射したKalibr CM 5発を撃墜したと公表した。
英国防省は「ウクライナ軍がヘルソン州の三方面に攻撃を集中させ、戦術的な奇襲はある程度、成功した可能性が高い」と分析したうえで、ロシア軍は増援部隊をどこに配置するか判断を迫られていると指摘している。
一方、ロシア国防省は3日「ウクライナは失敗を続け、戦車や戦闘機、兵士など多くの損害を受けた」として、ウクライナ軍を撃退しているとする主張を繰り返している。 |
2022.09.03 16:18 |
共同通信 (Yahoo) |
ロシアの船舶拠点や弾薬庫破壊 ウクライナ軍、南部で勢い |
<2210-090309>
CNNが2日、ウクライナ軍が南部ヘルソン州でロシア軍がドニエプル川を渡るために利用している門橋の拠点を破壊したと報じた。 ロシア軍の弾薬庫を破壊したほか、戦闘機も撃墜し、ロシア軍に打撃を与えたとしている。
New York Times紙も2日、ウクライナ軍がヘルソン州の州都ヘルソンに向けて北西と南西から攻撃し、激しい抵抗に遭いつつも一部の陣地を回復したと報じた。 ウクライナ軍が砲撃を強化しているほか、反ロシア勢力がゲリラ戦も展開しているという。 |
2022.09.03 11:47 |
CNN (Yahoo) |
ロシア、南部ヘルソン州で大きな損失 ウクライナ軍が主張 |
<2210-090308>
ウクライナ軍が最新の作戦状況として、ロシア軍が南部ドニプロ川の渡河に使っていた門橋(註:数隻の船を連結した上に橋板を載せ渡し船として使用する渡河資材)を破壊したと明らかにした。
ウクライナ軍南部作戦管区によると、ヘルソン州ベリスラフ地区にある村の近郊で、ミサイル部隊や砲兵部隊が渡河用の門橋に効果的な攻撃を加え、敵軍が集中している他の2地域も攻撃した。 ベリスラフ地区ではこれより前、ロシアの弾薬集積所やSu-25を破壊したという。
【Berislav の位置 (Google Map)】
CNNはウクライナの主張を独自に検証できていない。 |
2022.09.03 11:00(21:00 EST) |
ISW |
Russian offensive campain assessment, September 2 |
<2210-090307>
= 戦争研究所が HP に掲載した9月02日の戦況 =
独立系の世論調査では、ロシア人の過半数がウクライナにおけるロシアの戦争をいまだに支持していることが示された。
ロシアと親露派武装勢力は、ウクライナ軍の反撃が彼らナを衰弱させると主張して彼らの守りを固めている。
ウクライナ当局者は、ヘルソン州で陣取り戦が進行中で、ウクライナ軍がヘルソン州南部と中央部全域でロシアの連絡線 (GLOC)、兵站拠点、増援に対し攻撃を続けていると報告した。
ロシア軍はバフムートの南と北東、ドネツク市の西と北の郊外で攻撃を行った。
ロシア軍はウクライナ軍の後方地域を攻撃し続けており、ドンバスとクリミアのロシア後方地域から装備を推進して南翼を強化している可能性がある。
ウクライナの情報によると、ロシアはシリア、アルメニア、タジキスタン、ナゴルノ・カラバフとカザフスタンへの派遣を支援している部隊から、さらに300,000~350,000名を転用するくことができると主張しているが、これらの数字はそれら地域での作戦を支援するために必要であることから正確ではない。 |
2022.09.03 03:55 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ウクライナ軍、ザポロジエ原発周辺のロシア拠点を攻撃 |
<2210-090302>
ウクライナ軍が2日、ザポロジエ原発に近いエネルゴダル周辺にあるロシア軍の拠点に対する攻撃を行ったと発表した。
【Enerhodar の位置 (Google Map)】
ウクライナ軍はfacebookに、ケルソンとエネルゴダルの周辺地域で、ウクライナ軍の正確な攻撃により、ロシア軍の砲3門と弾薬庫などを破壊したことが確認されたと投稿した。
ウクライナ軍が特定の攻撃目標について詳細を明らかにすることはほとんどないため、今回の発表は異例である。 |
2022.09.03 00:00 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
IAEA 調査官2人がザポロジエ原発に常駐=ロシア大使 |
<2210-090301>
ロシア国営RIAノーボスチ通信が、在ウィーン国際機関ロシア代表部のウリヤノフ大使によると、国際原子力機関IAEAの調査官2名がザポロジエ原発に常駐すると報じた。 |
2022.09.02 17:47 |
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