2024年の報道 2023年の報道 2022年の報道 2021年の報道 2020年の報道 2019年の報道 2018年の報道 2017年の報道 2016年の報道 2015年の報道 2014年の報道 2013年の報道 2012年の報道 2011年の報道 2010年の報道 2009年の報道 2008年の報道 2007年以前の報道 年 月 日 出 典 標 題 要 旨 2025.07.08 10:58 RBC Ukraine Russia signals Türkiye it's open to new Ukraine talks <2508-070808> ロシアがトルコに新たなウクライナ交渉に前向きな姿勢を表明した。 Anadoluは、トルコのフィダン外相が、ロシアがウクライナとの3回目の交渉の用意があることを表明したと述べたと報じている。 「ロシアは、3回目の交渉の準備ができていると述べた。 フィダン外相は会談後にラブロフ露外相と、我々は現在、ウクライナ側からの返答を待っており、彼らとの接触は進行中だ」と述べた。 トルコの外相は、ロシアは「交渉開始前にいくつかの問題を解決したい」と付け加えた。 彼の意見では、具体的な結果を達成するためには、交渉チームはまだ働く必要があるという。 2025.07.05 17:02 Wall Street Journal Turkish police detainh tree more mayors from party opposed to Erdogan <2508-070512> トルコ警察、エルドアンに反対する政党の更に三人の市長を拘束 国営通信社によると、汚職捜査の一環として、市長を含む合計15人が拘束されたという。 イスタンブール—トルコ警察は土曜日、3つの主要都市の野党系市長を拘束し、今年初めのイスタンブール市長の逮捕に続き、レジェップ・タイイップ・エルドアン大統領の政敵に対する弾圧を拡大した。 政府は、今回の拘禁は、野党が支配する自治体の汚職疑惑に対する捜査の一環であると述べた。最大野党である共和人民党(CHP)の幹部は、容疑に異議を唱えている。 2025.06.20 08:34 産經新聞(Yahoo) アルメニア首相が「敵対国」トルコを異例の訪問 へ 「ロシア離れ」政策の一環か <2507-062007> アルメニアのパシニャン首相は20日、トルコを訪問し、同国のエルドアン大統領と会談する。両国は19世紀末から20世紀初頭にかけてオスマン・トルコ帝国で起きたとされる「アルメニア人虐殺」などを背景とした歴史的対立から国交を結んでおらず、パシニャン氏のトルコ訪問は異例だ。今回の動きは、アルメニアが近年進める「ロシア離れ」政策の一環だとみられる。 アルメニアメディアによると、同国議会のシモニャン議長は17日、パシニャン氏のトルコ訪問を「歴史的だ」と評価。アルメニアの指導者がトルコの招待で同国を訪問し、首脳会談を行うのは初めてだとした。会談では両国関係が幅広く協議される予定だという。 アルメニアは4世紀にキリスト教を国教とした「世界最古のキリスト教国」だが、イスラム勢力に支配される時代が長かった。オスマン帝国の一部だった19世紀末と20世紀初頭には、トルコとロシアの対立などを背景に2度にわたりアルメニア人の虐殺が発生。アルメニアはトルコが150万人のアルメニア人を殺害する「ジェノサイド(集団殺害)」を行ったと主張してきた。トルコはジェノサイドを否定し、両国間には遺恨が続いてきた。 1980年代後半以降も、アルメニアは係争地ナゴルノカラバフの支配権を巡って隣国アゼルバイジャンと後ろ盾であるトルコと対立。両国はイスラム教国で、言語・民族的つながりも深い。アルメニアはロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」(CSTO)に加盟し、アゼルバイジャンとトルコを牽制してきたが、2020年、カラバフを巡る紛争でトルコに支援されたアゼルバイジャンに事実上敗北したほか、23年にはアゼルバイジャンの再進攻を受け、カラバフを喪失した。 30年間以上に及んだカラバフ紛争の終結に伴い、パシニャン氏はアゼルバイジャンやトルコとの関係修復を模索。23年にはエルドアン氏の3期目の大統領就任式に出席するためトルコを訪問し、同国のチャブシオール外相(当時)と会談した。今年始めには「ジェノサイド」の真相を再検証すべきだとの考えも示した。 パシニャン氏は一方で、ロシアとCSTOに対しては「紛争でアルメニアを支援する義務を果たさなかった」と批判し、距離を置く姿勢を強めてきた。パシニャン氏は24年、アルメニアがCSTOへの参加を凍結したと表明。欧米諸国との軍事協力にかじを切った。 2025.06.19 10:28 AFP=時事(Yahoo) トルコ大統領、イランを擁護 イスラエル外相は反論「分をわきまえろ」 <2507-061917> トルコのエルドアン大統領がイスラエルとイランの交戦6日目の18日に、イスラエルによる空爆に直面するイランには「正当な」自衛権があると述べた。 エルドアン大統領は「イランがイスラエルの暴虐と国家テロから自国を守ることは、極めて自然で、正当かつ合法的な権利だ」と述べた。 エルドアン大統領は「われわれはイスラエルによるイランへのテロ攻撃を注視している。 わが国のすべての機関は、これらの攻撃がトルコに及ぼし得る影響について、厳戒態勢を取っている」と述べ、更に「われわれはあらゆるシナリオに備えている。 われわれを試そうとするべきではない。 わが国はこの地域(中東)において、他国の領土を奪う意図は全くない」と付け加えた。 これに対し、イスラエルのサール外相は鋭く反論し、シリアと南北に分裂したキプロス島の北部にトルコ軍が駐留している点を指摘した。 トルコはキプロス北部を実効支配している。 サール外相はXで、「帝国主義的な野心を隠さずシリア北部に侵攻し、キプロス北部を不法占拠している人物が、道徳と国際法の名の下に発言するとは、皮肉にもほどがある」と投稿し、「もう少し分をわきまえるといいだろう」と付け加えた。 2025.06.14 14:41 AFP=時事(Yahoo) トルコ大統領、イスラエルの「山賊行為」を非難 <2507-061415> トルコのエルドアン大統領は13日、イスラエルによるイラン攻撃を受けて、イスラエルが世界を「破滅」に引きずり込もうとしていると警告し、イスラエルの「山賊行為」を止めるよう国際社会に強く求めた。 イスラエルを声高に批判し、パレスチナの大義を熱烈に支持するエルドアン氏は、イスラエルがイランに一連の空爆を実施した後、イスラエルが「中東、特に(パレスチナ自治区)ガザ地区を血と涙と不安定さに沈める戦略を、非常に危険な段階にまで推し進めている」と非難した。 「われわれの隣国イランに対するイスラエルの攻撃は、国際法を無視した明白な挑発行為だ」「国際社会は、世界と地域の安定を標的とするイスラエルの山賊行為に終止符を打たなければならない」と続けた。 さらに、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相率いる政権が「無謀で侵略的、そして無法な行為によって、中東と世界全体を破滅へと引きずり込もうとしている」と訴えた。 2025.06.13 12:23 乗り物ニュース 「トルコ初の国産戦闘機」なんと輸出国も決定! エルドアン大統領が発表、生産開始はいつ? <2507-061312> トルコのエルドアン大統領は2025年6月12日、トルコ航宇宙産業(TAI)が開発する国産戦闘機「KAAN(カーン)」を48機、インドネシアに輸出する契約を結んだと発表した。 この契約は、エルドアン大統領が訪問中のインドネシアで開催された防衛産業博覧会「インド・ディフェンス2025」に合わせて締結されたもので、「KAAN」としては初の輸出契約となる。 「KAAN」は、2011年6月にTFXプロジェクトとして開発が始まり、2024年2月21日に初飛行を行った。アメリカ製のF-22「ラプター」やF-35「ライトニングII」、F-22やSu-57と同じ第5世代戦闘機といわれるロシアのSu-57などと同様に、いわゆる第5世代戦闘機に分類されるとされている。 同機は現在も開発中で、量産には至っていませんが、エルドアン大統領は「KAANの生産にはインドネシアの現地能力も活用される」と述べ、インドネシアが何らかの形で生産に関与する可能性を示唆した。ただし、金銭面の詳細や今後の具体的な計画については明らかにされていない。 なお、トルコは「KAAN」の量産開始を2028年と予定しており、輸出もそれ以降になると見込まれている。 2025.05.12 15:33 共同通信(Yahoo) トルコのクルド武装組織が解散表明 <2506-051212> トルコで非合法武装組織クルド労働者党(PKK)に近いメディアが、40年以上にわたり反政府武装闘争を続けてきたPKKが12日に解散を発表したと報じた。 2025.05.12 15:29 Bloomberg(Yahoo) クルド反政府組織が武装解除に合意、40年にわたるトルコとの闘争に幕 <2506-051211> トルコの反政府武装組織であるクルド労働者党 (PKK) が、トルコに対して自治権を求めた40年にわたる闘争を終結させるため、武装解除に合意した。 NATO加盟国であるトルコが同地域における大国としての地位の確立を目指す上で歴史的な一歩となる可能性がある。 2025.05.12 07:55 TBS News(Yahoo) トルコ・エルドアン大統領がプーチン大統領と電話会談「ウクライナとの直接交渉の提案を歓迎」 <2506-051205> エルドアン土大統領が11日にプーチン露大統領と電話会談し、ウクライナとの直接交渉をトルコで再開するというプーチン大統領の提案を歓迎すると表明した。 トルコ大統領府によると、エルドアン大統領はプーチン大統領との電話会談で、「恒久的な解決につながる交渉を主催する準備がある」と伝えた。 また、エルドアン大統領は、マクロン仏大統領とも電話会談を行い、「ウクライナとロシアの戦争終結について、歴史的な転換点を迎えた。 あらゆる貢献をする用意がある」などと述べたという。 2025.05.02 11:57 Reuters 通信(Yahoo) トルコ、メーデーのデモ参加者数百人拘束 <2506-050210> トルコ警察が1日、イスタンブールでメーデーの抗議デモ参加者らが集会禁止に違反して市中心部のタクシム広場へ行進しようとしたとして、数百人を拘束し、一部をバスで連行した。 タクシム広場は長年にわたり、あらゆる抗議活動が禁止されている。 労働組合や非政府組織 (NGO) は、イスタンブール市長でエルドアン大統領の政敵であるイマモール氏の拘束を巡ってイスタンブール全域で抗議デモや行進を呼びかけ、ここ数週間大規模なデモが相次いでいる。 イェルリカヤ内相は、警察が合わせて409人を拘束し、このうち407人がイスタンブールで拘束されたと説明した。 また、抗議活動は78県で行われ、総計286,584人が参加したという。 トルコでは毎年、国際メーデーに集会が開催されているが、近年は警察が介入するケースが増えていて、2024年に警察は、タクシム広場への行進を試みた200人以上を拘束した。 1977年には、この広場で行われたメーデーのデモで34人が死亡している。 2025.04.19 16:45 RBC Ukraine Germany stops exporting Eurofighter to Türkiye <2505-041910> Handelsblatt紙が、ドイツはイスタンブール市長イマモオールの逮捕により、Eurofighter Typhoon機のトルコへの輸出を阻止することを決定したと報じている。 メディアによると、現在のドイツ連邦政府は、Eurofighter Typhoon 約30機のトルコへの売却を阻止している。 Handelsblatt紙は、この情報を問題に関する政府の秘密の議論に精通したいくつかの情報源から入手した。 マスコミは、ドイツ政府関係者の間では、トルコの野党指導者イマモオール氏の逮捕が、輸出許可に反対する決定の重要な理由と呼ばれていると書いている。 エルドアン大統領の政治的ライバルが汚職で告発されていることは注目に値するが、Handelsblatt紙が報じている通り、トルコの野党は、これを政治的陰謀と表現している。 このため、トルコのエルドアン大統領は、ベルリン政府から、トルコ民主主義に対する攻撃と厳しい批判を受けている。 イスタンブールのイマモオール市長とその他100人以上が2025年3月にトルコで拘束された。 その中には市長の顧問であるオングン氏と彼の選挙運動のディレクターであるシャヒン氏がいた。 被拘禁者たちは汚職の罪で告発され、イスタンブール市長が所有する会社であるイマモオール建設の資産も差し押さえられた。 イマモオールは野党共和人民党の代表であり、2028年の大統領選挙で現大統領エルドアンの主要なライバルの1人と見なされていることが知られている。 2025.04.11 10:55 Breaking Defense Indonesia eyes joining Turkish 5th-generation fighter jet program KAAN <2505-041114> 「インドネシアが、トルコ産業界と共に、第五世代戦闘機KAAN(註:KAANとは、チュルク語を起源とする男性名詞で「支配者」や「王の中の王」という意味)の開発と潜水艦の開発に参加したいと考えている」と、インドネシア大統領はトルコのカウンターパートとの記者会見で述べた。 インドネシアのプラボウォ・スビアント大統領は、10日にアンカラでトルコのエルドアン大統領と会談した後、トルコの第五世代戦闘機計画KAANへの参加に自国が関心を持っていると述べた。 インドネシアのアナタラ通信社によると、「インドネシアは、トルコ産業界と共にKAAN第五世代戦闘機の開発と潜水艦の開発に参加したいと考えている」と、インドネシア大統領は記者会見で述べた。 注目度の高いKAANは、トルコ航空宇宙産業 (TAI) が開発中で、トルコがロシアからS-400 SAMを購入した後、米国のF-35計画から追放されたトルコの対応と見られているが、(TAI社は、KAANに関するスビアント大統領の発言について、Breaking Defenseにコメントすることを拒否した。 スビアント大統領は、トルコとインドネシアの関係が深まるなか、エルドアン大統領との共同記者会見で発言した。 また、トルコのメディアによると、両国は10日に「文化、災害管理、メディア」に関する3つの協定に署名したが、これは2月に署名された13の協定に続くものである。 トルコのメディアはスビアント大統領が記者会見でが言ったことを引用し「我々はさらに強力なパートナーシップを望んでいる」と報じた。 TAI社によると、KAANは2024年2月に初飛行を成功裏に完了し、高度8,000ft、速度230ktに達した。 2機目と3機目の試作機は「2025年末から2026年初めにかけて飛行する予定で、これらの試作機を徹底的に試験する」と、TAIのゼネラルマネージャー、デミログル氏は2月の取材でBreaking Defenseに語った。 彼はその際、同社は「多くの試験を行い、2028年から2029年の時間枠でトルコ空軍に最初の生産を提供できるようにする必要があるため、テスト期間を短縮する」ことを計画していると述べた。 当時、デミログル氏は取材でBreaking Defenseに対し、多くの国がKAANプログラムへの参加に興味を持っていると語ったが、具体的な内容は明言せず、「これらのことには多くの時間とハイレベルな決定が必要だ」と述べた。 国産の先進戦闘機を生産する能力は、トルコの防衛産業の国有化を彼のリーダーシップの重要な部分に据えたトルコのエルドアン大統領の大きな後押しだった。 デミログル氏は、第五世代戦闘機と表現されるKAANは第六世代の機能を持つと述べ、同社はKAANとトルコのUAVメーカーBaykar社との間の有人無人チーム化コンセプトに取り組んでいると付け加えた。 【註】 インドネシアは韓国KAI社のKF-21 Boramae開発にも参画し、分担金の支払いでもめており、この計画とKAANを並行して進めるつもりなのか? 【関連記事:2406-050910 (中央 2024.05.09)】 2025.04.09 13:27 産経新聞(Yahoo) トルコがシリアと軍事協定締結を模索か イスラエルは空爆で警告、中東の新たな火種に <2505-040916> シリアを巡るトルコとイスラエルの対立が深刻化してきた。 イスラエル軍は4月初めにシリア国内の軍事基地を空爆したが、シリア暫定政府と軍事協定を結んで軍駐留を計画するトルコを牽制する狙いだったという見方が浮上した。 シリアを舞台とする地域の軍事大国同士の駆け引きは、中東の新たな火種となりつつある。 イスラエル軍は2日、シリア中部ハマやホムスなどにある少なくとも3ヵ所の基地を空爆した。 Reuters通信によるとトルコはここ数週間、軍の視察チームをこれらの基地に派遣して滑走路や格納庫、インフラなどの状態を調べていた。 一部の基地は空爆により滑走路や管制塔が破壊され、使用不能になったもようである。 シリア暫定政府は2024年末にアサド前政権の打倒に貢献したイスラム過激派のシリア解放機構(HTS)が主導しており、トルコのエルドアン政権も前政権とは敵対しており、暫定政府と親密な関係にあるとされる。 イスラエルのカッツ国防相は、空爆はシリアの保護国化を図るトルコへの警告だと述べた。 イスラエルはトルコがシリアにロシア製SAMやUAVを配備し、制空権を握りかねないと警戒していたとの指摘もある。 トルコ、イスラエルともシリアには軍事的に関与してきた。 トルコはシリア北東部の少数民族クルド人の民兵組織について、自国内のクルド人の非合法武装組織の分派とみなし、越境攻撃を行ってきた。 1967年にシリアの要衝ゴラン高原を占領したイスラエルは前政権の崩壊後、残された軍事施設や兵器が暫定政府などに利用されるのを防ぐとして、シリアをたびたび空爆している。 イスラエルのメディアによると、トランプ米大統領は7日、自身はエルドアン大統領と良好な関係にあると述べ、会談したイスラエルのネタニヤフ首相に「トルコとの間に問題があるなら私が解決できる」と調停を申し出た。 一方のエルドアン大統領は8日も「拡張主義」などとしてイスラエル批判を続け、「シリアの安定に向けて責任を全うする」と関与を継続する姿勢を強調した。 2025.03.28 15:20 Reuters 通信(Yahoo) イスタンブール市長の弁護士、トルコ当局が拘束=野党議員 <2504-032811> トルコ最大野党の共和人民党 (CHP) のオゼル議員が28日、当局がエルドアン大統領の最大の政敵であるイマモール・イスタンブール市長の弁護士を拘束したことを明らかにした。 イマモール市長は汚職の疑いで23日に身柄を拘束されている。 オゼル議員は、ペリバン弁護士が「でっち上げの理由」で拘留されたとXに投稿した。 詳細については明らかにしていない。 イマモール市長はペリバン弁護士の即時釈放を要求した。 「トルコ当局は民主主義に対するクーデターでは飽き足らず、その犠牲者が自らを守ることも許せないのだ」とXに記した。 2025.03.28 13:43 Reuters 通信(Yahoo) 米国務長官、トルコに懸念伝達 イスタンブール市長逮捕受け <2504-032807> ルビオ米国務長官が27日、トルコ・イスタンブールのイマモール市長逮捕を受けた抗議活動や拘束について、同国のフィダン外相に懸念を伝えたと明らかにした。 25日にワシントンでフィダン外相と会談したルビオ長官は、会談後に「トルコにおける最近の逮捕や抗議活動について懸念を表明した」とⅩに投稿したが、トルコ外交筋はそうした描写に異議を唱えていた。 ルビオ長官は記者団に「われわれは事態を注視し、懸念を表明している。 特に、緊密な同盟国の統治にこのような不安定さが生じるのは好ましくない」と述べた。 トルコでは、エルドアン大統領の最大の政敵であるイマモール市長の逮捕を受け、過去10年で最大規模の反政府デモが広がり、全土で多数の人が拘束されている。 トルコのイェルリカヤ内相によると、19日の抗議デモ発生以降に1,879人が拘束された。 2025.03.28 04:56 Reuters 通信(Yahoo) トルコ、抗議デモ参加者約1900人を拘束 海外の非難も一蹴 <2504-032802> トルコ政府が27日、イスタンブールのイマモール市長逮捕を受けて行われている抗議活動を巡り、フランスなど海外からの非難について「偏見のある」発言を拒否すると一蹴した。 イェルリカヤ内務相によると、19日に抗議活動が発生して以来、1,879人が拘束された。 マクロン仏大統領はこの日、トルコ政府が自由に対する「組織的な攻撃」を行っていると非難して遺憾の意を表明し、「欧州は欧州の安全保障に対する責任を果たし、自らが行った約束を尊重して民主主義の道を歩み続けるトルコを必要としている」と述べた。 人権団体は、デモ隊を解散させる際に警察が過剰な力を使ったとされる件についてトルコ政府に調査を求め、政府に平和的な抗議活動を許可するよう要請した。 これとは別に、トルコ当局は27日、英BBC Newsのローウェン記者を「公共の秩序への脅威」だとして国外退去処分とした。 同記者は抗議デモを取材しており、当局に17時間拘束されていた。 2025.03.28 02:12 Reuters 通信(Yahoo) トルコ、抗議デモ取材のBBC記者に国外退去処分 4局に罰金も <2504-032801> トルコ当局が27日、英BBC Newsのローウェン記者を「公共の秩序への脅威」だとして国外退去処分とした。 同記者はイスタンブールのイマモール市長が汚職容疑で逮捕・収監されたことへの抗議デモを取材しており、当局に17時間拘束されていた。 BBC NewsのターネスCEOは今回の措置を「極めて憂慮すべきこと」だとして、トルコ側に問題提起する意向を示した。 国外退去となったローウェン記者は「非常に苦痛だ」と述べ、報道の自由は民主主義にとって不可欠だと強調した。 一方、トルコのメディア監視機関は、イマモール市長の汚職事件に関する報道で違反があったとして4つの放送局に制裁金を科したと明らかにした。 SZC TVは10日間の放送停止を命じられ、違反が繰り返されれば免許取り消しの対象となる可能性があるとも警告している。 イマモール市長はトルコ国内で人気が高く、一部の世論調査ではエルドアン大統領をリードするなど強力な政敵とされる。 逮捕容疑について否認している。 イマモール市長とその支持者らは、事件化は政治的な動機によるものだとして批判し、大規模な反政府デモにつながり、トルコ国内でこれまでに約1,900人が拘束された。 2025.03.26 11:59 Reuters 通信(Yahoo) トルコで連日抗議デモ、過去10年で最大規模 集会禁止でも続行へ <2504-032609> トルコ・イスタンブールのイマモール市長逮捕を受け、過去10年で最大規模の抗議活動が連日行われる中、参加者らは警察との衝突や当局による拘束にもかかわらず反政府デモを続ける構えである。 エルドアン大統領は24日に、こうした「ショー」は終わると一蹴したが、先週のイマモール市長拘束以降、数十万人の市民が毎晩、トルコ各地で広場や路上、大学のキャンパスに集まり、「反エルドアン」のスローガンを叫ぶとともに、イマモール市長の釈放や正義などを訴えている。 集会禁止措置にもかかわらず、デモは夜遅くまで行われ、警察は警棒や催涙スプレーを使用して1,400人以上を拘束している。 イスタンブールのサラチャネ公園で毎晩行われている大規模デモでは、多くの人が野党指導者らの演説に声援を送った。 最大野党の共和人民党 (CHO) は25日が同公園でのデモ最終日になるとしているが、参加者らは抗議活動を毎日続けるとReutersに語った。 CHPのオゼル党首は他の場所で集会を続けるとしている。 エルドアン大統領は25日、「われわれの街を恐怖に陥れ、この国を混乱の地に変えようとする者に行き場はない。 彼らが選んだ道は行き止まりだ」と述べた。 2025.03.25 05:41 日テレ News(Yahoo) トルコでデモ隊の抗議活動続く 1133人拘束、警察官123人ケガ <2504-032502> トルコのイスタンブール市長が汚職の疑いで逮捕されたことを受け、デモ隊の抗議活動が続いており、トルコ内務省は5日間にわたるデモで1,133人が拘束され、123人の警察官がけがをしたと発表した。 トルコでは、エルドアン政権と対立する野党所属のイスタンブール市長のイマムオール氏が23日に、汚職の疑いで逮捕されたことを受け、野党支持者らの抗議活動が続いている。 イマムオール市長は容疑を否認していて、SNSに「我々はトルコの崇高な民主主義を代表している」などと投稿した。 野党はイマムオール市長が解放されるまで戦い続ける構えで、混乱が続くことが予想される。 2025.03.24 13:06 Reuters 通信(Yahoo) トルコで抗議行動拡大、裁判所がエルドアン氏「最大の政敵」収監決定 <2504-032409> エルドアン大統領の最大の政敵であるイスタンブールのイマモール市長が拘束されたことを受け、トルコ各地で数千人の市民による抗議活動が広がっている。 警察は23日に一部の参加者に催涙スプレーを発射するなど、デモ隊と衝突したため、参加者ら300人以上が拘束された。 裁判所は23日、正式な裁判開始前にイマモール氏を刑務所へ収監することを決定し、容疑は「犯罪組織の設立・指導、賄賂の受領、横領、個人情報の違法記録、財政調査に関連した公共入札の不正操作」としている。 また、テロへの関連容疑もかけられているが、今回は含まれなかった。 エルドアン大統領の最大の政敵であるイマモール氏への処置は、政治的で民主主義に反するとして、野党や欧州諸国、数万人の市民から非難の声が強まっている。 トルコでは数ヵ月にわたって野党議員らへの法的な取り締まりや解任が続き、選挙に向けて野党を封じ込める政治的意図があるとの批判が出ている。 イマモール氏は自身の容疑について「想像を絶する誹謗中傷」と否定した。 政府は捜査が政治的動機によるものではなく、司法は独立していると主張した。 首相と大統領を22年間歴任してきたエルドアン氏への反発が強まりつつある。 警察はデモ隊を排除するため、催涙スプレーや催涙ガス、放水銃などを使用したのに対し、抗議者らはマスクを着用し、傘や段ボールで身を守った。 最大野党・共和人民党は大統領選候補としてイマモール氏を認定するか投票を実施し、党員・非党員ら150万人近くが23日に全国の投票所に集結し、賛成票を投じたという。 裁判所は今回の汚職捜査で、イマモール氏のほか少なくとも20人が拘束されたとしている。 2025.03.23 21:30 RBC Ukraine Ankara mayor calls for snap presidential elections in Türkiye <2504-032310> トルコのアンカラ市長でトルコ野党のヤヴァシュ氏が、トルコでの大統領選挙の繰り上げ実施を呼びかけた。 トルコの日刊紙Cumhuriyetはアンカラのヤヴァシュ市長が、イスタンブール市長イマモオールの逮捕を背景に声明を発表したと報じている。 特に、トルコのエルドアン大統領の主要な政治的ライバルであるイスタンブールのイマモオール市長は今日逮捕された。 ヤヴァシュ氏は、これが起こらなければ、トルコの主要野党の予備選挙で、早期の大統領選挙の候補者を決定するためのこれほどの騒ぎはなかっただろうと指摘した。 「もし今日、これらのイベントが行われていなかったら、おそらくこれほど多くの参加者が出ることはなかったであろう。 言い換えれば、何か違法なことをすると、その反応は非常に大きいのである」とアンカラ市長は述べた。 ヤヴァシュ市長は、トルコの早期選挙がトルコの模範となることを期待し、「相手をつまずかせる」ことは民主的ではないと付け加えた。 アンカラ市長は「解散総選挙の時はすでに来ている。 なぜなら、これらの若者は誰も生まれてから異なる政府を見ていないからです」と要約した。 逮捕に加えて、野党イスタンブールのイマモオール市長は、今日職務を停止された。 これは総務省が発表したものである。 2025.03.22 17:38 共同通信(Yahoo) 大統領の「政敵」を正式に逮捕 トルコ・イスタンブール市長 <2504-032210> トルコの地元メディアが、裁判所が23日に、イスタンブールのイマモール市長を汚職容疑で正式に逮捕したと報じた。 市長はエルドアン大統領の最大の政敵で、野党は強く反発している。 一方、イマモール市長が所属する国政最大野党の共和人民党(CHP)は23日、2028年に予定される大統領選の党候補を選ぶ予備選を実施しており、イマモール氏を選出する見込みである。 トルコ警察は19日、イマモール氏を汚職とテロ関連の疑いで拘束した。 イマモール氏は両容疑を否認している。 2025.03.19 15:40 Reuters 通信(Yahoo) トルコ大統領の政敵を拘束、「クーデター」と野党反発 通貨最安値 <2504-031915> トルコ検察が19日、エルドアン大統領の最大の政敵であるイスタンブール市長のイマモール氏を汚職やテロ組織への資金提供などの容疑で拘束した。 イスタンブール市長を2期務めるイマモール氏を巡っては、犯罪組織への関与、贈収賄、入札不正など2件の容疑で捜査が行われていた。 同氏はXで公開した動画で、圧力に屈することなく諦めないと述べた。 主要野党の共和人民党 (CHP) は20年以上にわたり権力の座に就くエルドアン大統領への対抗馬として、イマモール氏を次期大統領選候補に近く選ぶ予定だったが、CHPは「次期大統領へのクーデター」だと反発している。 イスタンブール検察は声明で、市当局の入札に絡む犯罪に関与した容疑者がジャーナリストや実業家など計100人に上ると発表し、また別の捜査で、イマモール氏とその他6人がトルコと西側同盟国にテロ組織と指定される武装組織クルド労働者党 (PKK) への支援容疑で起訴されたと発表した。 ニュースを受けてトルコリラは12%急落し、対ドルで過去最安値を付けた。 イスタンブール大学は18日、イマモール氏の学位を不正行為を理由に抹消したと発表した。 トルコでは大学の学位がなければ大統領選に立候補できない。 イマモール氏は54歳で、イスタンブール市長として人気が高く、一部の世論調査では支持率でエルドアン氏をリードしている。 同国では野党関係者に対する法的な取り締まりが全土で強化されており、野党を封じ込める政治的な意図があるとの批判が出ている。 2025.03.03 09:49 Reuters 通信(Yahoo) シリア弱体化狙うイスラエル、米にロシア基地存続働きかけ <2504-030319> Reutersの複数の関係者への取材で、イスラエルが2月にトランプ米政権へ、シリア暫定政権の弱体化と中央集権化の阻止を働きかけていたことが分かった。 シリア暫定政権の後ろ盾がイスラム主義色の強いトルコ与党を率いるエルドアン大統領のためで、イスラエルはトルコの影響力拡大を防いで国境の脅威を排除したい考えである。 関係者らによるとイスラエルはこの一環として、トルコに対抗するためロシア軍がシリア領内に持つ2ヵ所の基地の存続を米国側に求めた。 一連の要望のうち主要な論点はWhite Paper(政策提言書)として複数の高官に配布された。 イスラエルは、アサド政権打倒を牽引した過激派のシリア解放機構 (HTS) への不信感を公然と表明しており、ネタニヤフ首相は2月23日にシリア南部におけるHTSや暫定政権に関係したいかなる勢力の存在も容認しないと言明し、同地域の非武装化を訴えた。 この発言に先立つ2月上旬にはサール外相が、イランによるヒズボラの再建活動をトルコが支援していると懸念を表明し、さらにシリア領内のイスラム主義グループがイスラエルに対する新たな戦線を構築していると指摘していた。 一方、エルドアン大統領は2024年に、イスラム諸国はイスラエルについて「拡張主義の脅威が高まっている」と指摘し、連携するべきだと表明していた。 2025.03.01 19:29 毎日新聞(Yahoo) クルドPKKが即時停戦を宣言 創設者の釈放を要求 <2504-030120> トルコからの分離・独立を目指し武装闘争を続けてきた非合法組織のクルド労働者党(PKK)が1日、創設者オジャラン氏の呼びかけに応じ、即時停戦を宣言したとPKK系の通信社が報じた。 停戦が実現すれば、40年以上にわたる紛争が終結し、トルコや中東地域の安全保障に影響を与える可能性がある。 PKKの声明によると、攻撃を受けない限り、すべての敵対行為を停止するとした一方で、武装解除はオジャラン氏の指導の下でしか実現できないとし、投獄されているオジャラン氏の釈放を求めた。 PKKはクルド人国家の樹立を求めて1984年から武装闘争を展開し、4万人以上が犠牲になった。 イラク北部のクルド人自治区などにも拠点を築いている。 終身刑を受けて服役中のオジャラン氏は2月27日、PKKに武装解除と解散を呼びかける声明を発表した。 2025.02.28 06:15 共同通信(Yahoo) 対トルコ武装闘争終結を クルド指導者、解散要求 <2503-022802> トルコの非合法武装組織クルド労働者党(PKK)指導者のオジャラン受刑者が27日、PKKに武装解除と解散を要求し、トルコ政府に対して40年以上続けてきた武装闘争の終結を呼びかける声明を発表した。 指導部が応じればエルドアン政権との緊張緩和に向けた転換点となるが、10年前の同趣旨の呼びかけは失敗しており実効性は不明である。 声明は政治的な「環境が整った」として、政治システムを通じた民主主義の実現を訴えた。 PKKに近いクルド人系野党、人民平等民主党(DEM)議員らが記者会見して発表した。 与党の極右政党党首が2024年10月に、PKKの解散を条件として、オジャラン受刑者の仮釈放の可能性に言及し、これを受けてDEM議員らが2024年12月以降に3度、同受刑者に接見して調整していた。 Reuters通信によると、シリア北東部を実効支配するクルド人勢力主体の民兵組織シリア民主軍(SDF)司令官は「われわれとは関係ない」と述べ、解散に否定的な姿勢を示した。 2025.02.27 18:20 Kyiv Independent Turkey considers sending peacekeepers to Ukraine, Bloomberg reports <2503-022716> Bloombergが2月27日、トルコが潜在的な平和維持軍の一部としてウクライナに軍を派遣することに前向きな姿勢を示していると、この問題に詳しい情報筋を引用して報じた。 Bloombergによると、トルコのエルドアン大統領は、2月初めにアンカラで行われた別々の会談で、ゼレンスキー大統領とロシアのラブロフ外相と可能性について話し合った。 Bloombergは、ロシアはウクライナのNATO軍に公然と反対しているが、トルコの提案に対する具体的な回答を与えていないと報じた。 露大統領府のペスコフ報道官は2月20日、ロシアはNATO諸国が平和維持軍の配備の可能性について話し合っていることを懸念していると述べた。 情報筋はBloombergに、トルコはそのような任務のための全ての協議と準備に直接関与しない限り、参加しないと語った。 2025.02.19 21:30 共同通信(Yahoo) トルコ国会議長がトランプ氏批判 ガザ移住構想「提案資格なし」 <2503-021912> 来日したトルコのクルトゥルムシュ国会議長が東京都内で19日までに取材に応じ、ガザ住民の域外移住構想を掲げるトランプ米大統領に対し「提案する資格はない」と批判し、「ガザはパレスチナ人が祖先から引き継いできた祖国だ」と訴えた。 ガザ戦闘を巡り、トルコはイスラエルを強く非難しており、クルトゥルムシュ議長は、ガザ戦闘で多数の民間のパレスチナ人が犠牲になったことを挙げ、「国際社会が見ている中でジェノサイド(大量虐殺)が行われた」と強調し、ネタニヤフ政権を「国際法を無視するギャングだ」と断じた。 パレスチナ問題の「本質はイスラエルの占領にある」と指摘し、イスラエルに対して1967年の第3次中東戦争で占領したヨルダン川西岸などから撤退するよう求め、パレスチナ国家樹立への支持も表明した。 2025.01.08 10:52 AFP=時事(Yahoo) シリアのクルド戦闘員標的に軍事作戦警告 トルコ外相 <2502-010804> トルコのフィダン外相が7日、シリアのアサド大統領失脚後、「無血」の政権移行に向けトルコが求める条件が受け入れられない場合、クルド人勢力に対する軍事作戦を開始する可能性があると警告した。 フィダン外相はCNNトルコに対し、クルド人民兵組織のクルド人民防衛部隊(YPG)がトルコ側の要求を受け入れなければ、「必要なことを行う」と語った。 具体的に何を指すか問われると「軍事作戦」だと答えた。 YPGはISIS掃討作戦において西側諸国から重用されているが、トルコとしては、自国内で非合法化されているクルド労働者党(PKK)とつながりがあるとみている。 PKKはトルコ政府とは数十年にわたり敵対関係にあり、同国およびその西側同盟国からはテロ組織と認定されている。 フィダン外相は、「外国から来たテロリスト戦闘員はシリアを去り、PKK指導部も去らなければならない。 残りの幹部は武器を置き、新体制に参加するべきだ。 これは無血で問題のない移行のためだ」と述べた。 米国がYPGを支援しているにもかかわらず、トルコはシリアに介入するかとの質問には、「過去にアフリン、ラスアルアイン、タルアビヤドで行ったことがある」と語り、シリア北部での軍事作戦に言及し、「それはわが国の国家安全保障が要求することで、他に選択肢はない」とし、新たな軍事作戦を躊躇しない考えを強調した。
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