2020年のトルコ情勢に関する報道

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要             旨
2020.12.21 Defense News Ukraine to buy Turkish warships, co-produce drones <2101-122109>
 トルコとウクライナが12月15日、トルコ製ステルスコルベット艦4隻をウクライナに$1Bで売却することで合意した。 合意では合わせてトルコ製武装UAVのウクライナへの技術移転でも合意した。  トルコ国営STM社は2018年にパキスタン海軍へMILGEMコルベット艦4隻を輸出した実績がある。
2020.12.21 讀賣新聞

(Yahoo)

自治州巡る戦闘でドローン猛威、衝撃受けるロシア…「看板商品」防空ミサイル網が突破される <2101-122103>
 アゼルバイジャン領ナゴルノ・カラバフ自治州を巡る戦闘で、アルメニア軍に圧勝したアゼルバイジャン軍がUAVを駆使ロシア製のSAM網も突破しため、露軍は衝撃を受けている。
 両国は今まで兵器をロシアに依存してきたが、旧ソ連製の旧式兵器が多いアルメニアに対し、アゼルバイジャンはイスラエル製やトルコ製の比重を高め、多角化を図っていた。 今回の戦闘では、イスラエル製自爆型UAVのHarpyや新型ミサイルを多用した。 また米戦略国際問題研究所 (
CSIS) が今月公表した分析によると、トルコ製UAVのTB-2の活躍が目立ったという。
 戦闘での被害を分析した専門家グループによると、アルメニア側S-300など26基T-72 MBT 130両以上破壊されたが、アゼルバイジャンのUAV損失は25機にとどまったという。
2020.12.14 Defense News US sanctions NATO ally Turkey over purchase of Russian missile defense system <2101-121407>
 トランプ政権が12月14日にNATOの同盟国であるトルコに対し、ロシアからのS-400導入を理由にした制裁を発動した。
 制裁は2017年に制定した
CAATSA法に基づいて行われた。
2020.12.14 Defense News Turkey, Ukraine seeking broader space cooperation <2101-121406>
 トルコの産業技術相と防衛工業会会長が11月30日にウクライナ首相と会見し、宇宙及び衛星技術で協力することで合意し協定に署名した。
2020.12.11 日経新聞 米、トルコに制裁発動へ ロシア製ミサイル導入で <2101-121104>
 米主要メディアが10日、トランプ米政権S-400の導入を進めるトルコに対し、近く独自の制裁を発動する方針を固めたと報じた。 トランプ大統領がポンペオ国務長官から提案された制裁内容を既に認めたという。
 制裁はトルコの防衛産業を対象とするものにとどまる見通しで、トルコのエルドアン大統領や金融機関を対象にした強硬な制裁は見送られるもようだが、制裁が実行されれば、来年1月の米政権交代を前に両国関係が一段と冷え込みそうである。
2020.12.11 TBS News

(Yahoo)

アゼルバイジャンで戦勝パレード、トルコ大統領も出席 影響力誇示 <2101-121102>
 アゼルバイジャンで10日にアルメニアとの戦闘に勝利したことを祝うパレードが行われ、トルコのエルドアン大統領も出席した。
 パレードには両国の兵士3,000名以上が参加して、戦闘に大量に投入されたトルコ製のUAVなどが披露され、旧ソ連圏でのトルコの影響力拡大を見せつける形となった。
2020.12 International Defence Review Turkish armed USV development unveiled <2101-120012>
 トルコのAre造船所とMeteksan社が共同で、2018年から自社経費よるULAQ
USVの開発を行っていて、基本設計を2018年に終え2019年には構想を決定して6月に建造を開始した。 12月には進水2021年初めには実射試験に入る計画である。
 全長11mで2,000kgを積載できるULAQは速力35kt215nmの航続距離を持ち、射程8kmのIR誘導Cirit 70mmミサイル4発の発射機と、レーザ誘導の長距離L-UMTASミサイル2発を搭載する。 何れのミサイルもRoketsan社製である。
2020.11.19 Defense News Turkey in talks with South Korea to salvage Altay tank program <2012-111906>
 トルコが国産Altay
MBTの量産遅延を解決するため韓国のHyundai Rotem社と交渉を行っている。 生産を担当するBMC社は2019年10月に、2年以内に配備できると述べていた。
 韓国ではK2 Black Panther MBTで同様の経験がある。
 K2では最初の100両斗山 (Doosan) 社製1,500馬力エンジンS&T Dynamics社製変速機を組み合わせて生産されていたが、変速機が耐久試験中の2016年末に故障したため、2次生産ではドイツRENK社製の変速機が採用されている。
2020.10.30 Jane's 360 Turkish armed USV development breaks cover <2011-103006>
 トルコのAres造船とMeteksan社が10月28日に国産初のULAQ
USV計画を公表した。 ULAQ USVは12月に進水し2021年初期に実射試験を実施する計画である。
 全長11m、重量2tのULAQ USVはIR誘導で射程8kmの70mmロケット弾Ciritの4連装発射機L-UMTASの2連装発射機を装備し、速力35kt、航続距離215nmの性能を持つ。
 またMCMに特化した小型や、長距離対艦ミサイルを装備する大型USVの計画も進めている。
2020.10.25 朝日新聞

(Yahoo)

トルコ大統領「マクロン氏は精神治療を」 仏は大使召還 <2011-102502>
 トルコのエルドアン大統領が24日、イスラム教に対する考え方をめぐり、フランスのマクロン大統領には精神の治療が必要だと発言した。 これに対し仏政府は駐トルコ大使を召還するなど猛反発している。
 AFP通信によると、今月、パリ郊外で中学教員が殺害されたテロ事件では「トルコは弔意を送ってこなかった」と仏大統領府が批判するなど、なじりあいの様相になっている。
2020.10.17 時事通信

(Yahoo)

ギリシャ「トルコが干渉」 ナゴルノ紛争 <2011-101702>
 ギリシャのデンディアス外相が16日にアルメニアを訪れ、トルコが紛争に干渉していると訴えた。 また、ギリシャとアルメニアは「共通の問題を抱えている。 それはトルコだ」と強調した。
 ギリシャトルコとは歴史的に関係が悪い。
2020.10.17 時事通信

(Yahoo)

トルコの挑発非難 東地中海問題 EU首脳会議 <2011-101701>
 ギリシャと管轄権を主張し合う東地中海トルコが資源開発のための探査船を今週再派遣したことについてEU首脳会議が16日に声明を出し、トルコに対し「新たな一方的で挑発的な行動は遺憾だ」と非難し、緊張緩和に取り組むよう求め、2日間の日程を終了した。
 EUは12月の首脳会議で再度、この問題を協議する。
2020.10.13 ロイタ通信

(Yahoo)

トルコ、東地中海ガス田巡る「挑発」やめるべき=独外相 <2011-101303>
 マース独外相が13日、トルコは東地中海のガス田権益を巡る挑発を慎むべきと述べた上で、EU加盟国としてドイツはキプロスとギリシャ側の立場だとした。
 同外相はこの後、キプロスとギリシャに向かう予定である。
2020.10.12 ロイタ通信

(Yahoo)

トルコ探査船、東地中海で調査実施へ 緊張高まる恐れ <2011-101201>
 トルコ海軍が11日遅く、東地中海の海底資源を巡りトルコとギリシャが対立している問題で、探査船Oruçreisによる東地中海の調査を10月22日まで実施する方針を示した。
 Oruçreisは、別の船舶と共同で、ギリシャ領カステロリゾ島の南方の海域などで作業を進めることから、ギリシャとの緊張が高まる公算が大きい。
2020.10.10 時事通信

(Yahoo)

停戦は恒久解決にならず トルコ、アルメニアに撤退要求 <2011-101007>
 トルコ外務省がナゴルノカラバフをめぐるアゼルバイジャンとアルメニアの停戦について10日に声明を出し、捕虜や遺体の交換のためで、恒久的な解決策ではないと強調した。
 その上で、ナゴルノカラバフを実効支配するアルメニアに対する最後の機会だと述べ、直ちに係争地から撤退するよう要求した。
2020.10.08 Stars & Stripes Turkey's Russian air defense system may have tracked allied F-16s, US senators say <2011-100804>
 米上院議員2名が10月7日にポンペイオ国務長官に書簡を送り、トルコがロシアから導入したS-400を用いて地中海上で活動しているNATO機に対してレーダ照射を行っていると非難すると共に、トルコがS-400をNATOの戦術データリンクに結んでいる可能性があり、同盟国の情報がロシアへ渡る恐れがあると指摘した。
 この件についてギリシャのメディアは8月に、演習を終えて帰投するギリシャ空軍のF-16 1機がトルコのS-400からレーダ照射を受けたと報じている。
2020.10.08 時事通信

(Yahoo)

少数派首長の大半解任 トルコ、内政も強硬路線 <2011-100803>
 2019年3月のトルコ統一地方選挙の首長選で勝利したクルド系野党である国民民主主義党(HDP)の65人のうち、8日までに48人がテロに関与した疑いなどで当局に解任され、選挙で選ばれていない代理人に交代させられたことが、複数のHDP関係者の話で分かった。
 関係者によると、現時点でHDPの首長が職務を続けているのは6自治体しかなく、首長が就任後に解任された48自治体のほか、6自治体では選挙で最多得票を果たしたものの、政府の介入で当選が認められず、いずれも次点だったエルドアン大統領与党の公正発展党(AKP)の候補者が職に就いた。
2020.10.07 時事通信

(Yahoo)

開戦、トルコが原因 アゼルバイジャンに軟化要求 アルメニア首相 <2011-100701>
 アルメニアのパシニャン首相が6日、9月27日の開戦から10日目を迎えたナゴルノカラバフをめぐる戦闘について、トルコが関わってこなければ始まることはなかったと強調してアゼルバイジャンの背後にいるトルコを非難した。
2020.10.02 AFP=時事

(Yahoo)

アゼルバイジャンにシリアから「イスラム過激派」 仏大統領、トルコに説明要求 <2011-100202>
 マクロン仏大統領が2日、シリアのイスラム過激派トルコを経由してアゼルバイジャン入りしているとして、トルコに説明を求め、トルコの行動に立ち向かうよう全加盟国に呼び掛けた。 マクロン大統領によると、シリア北部アレッポからトルコのガジアンテプを経由して、シリアのイスラム過激派300人がアゼルバイジャン入りしたことが情報報告によって示されたという。
 マクロン大統領はEU首脳との会合後、越えてはならない一線を越えており容認できないとして、トルコのこうした行動に立ち向かうようすべての加盟国に求めると述べた。
2020.10.01 NHK ロシア外務省 「シリアやリビアからよう兵」 戦闘激化を懸念 <2011-100107>
 ロシア外務省が、アゼルバイジャンとアルメニアの戦闘にシリアやリビアから違法な武装集団が送り込まれているとの懸念を示した。 今回の戦闘では、アゼルバイジャンとアルメニアがそれぞれ、相手国が中東の紛争地帯で活動してきた戦闘員を傭兵として送り込んでいると非難し合ってきた。
 シリア人権監視団は9月30日から1日に、アゼルバイジャン傭兵として送り込まれたシリア人は850名に上り、さらに数百名が準備をしていると指摘した。 これらの傭兵は油田地帯や国境を守るということでアゼルバイジャンに送り込まれたが、実際にはアルメニアとの戦闘に参加しており今までに28名が死亡したという。
 さらにアルメニア側で戦っているシリア人もいるとの情報も寄せられている。
2020.10.01 ロイタ通信

(Yahoo)

アルメニアとアゼルの戦闘巡り、NATO同盟国が対立 <2011-100101>
 アゼルバイジャンとアルメニアの間で勃発したナゴルノカラバフ地域を巡る戦闘が激化し、NATO同盟国のフランスとトルコが対立する事態となっている。 トルコのチャブシオール外相は30日、要請があればアゼルバイジャンを軍事支援するとした一方、アルメニア人が多く住むフランスのマクロン大統領は、トルコの発言を好戦的と非難している。
 アルメニアは、トルコに撃墜されたとするSu-25の写真をネットに掲載したのに対して、トルコは撃墜を否定しアゼル側は2機が山に墜落したと反論している。
 ナゴルノカラバフ国際法上はアゼルバイジャン領だが、1991年の旧ソ連崩壊時に独立を宣言しアルメニア系住民が実効支配する自治州になっている。
2020.09.30 AFP=時事

(Yahoo)

アルメニア、トルコ戦闘機が自国機撃墜と主張 ナゴルノカラバフ衝突 <2010-093001>
 アルメニア国防省が29日、ナゴルノカラバフをめぐるアゼルバイジャンとの戦闘で、アゼルバイジャンを支援するトルコのF-16がアルメニア軍のSu-25 1機を撃墜したと発表した。 アルメニア国防省報道官は、トルコ機はアルメニア機を撃墜した際、アゼルバイジャン機がアルメニアの民間人居住地を爆撃するのを支援していたと述べた。
 トルコはこの主張を全面的に否定している。
2020.09.29 時事通信

(Yahoo)

アルメニアの「占領」が元凶 ナゴルノ紛争でトルコ大統領 <2010-092901>
 トルコのエルドアン大統領が28日にイスタンブールで演説し、アルメニアとアゼルバイジャンによる交戦が激化したナゴルノカラバフ紛争をめぐり、問題は占領から始まったもので、アルメニアが占領地から去れば平和が戻ると述べ、ナゴルノカラバフからアルメニアが手を引くという解決策以外は受け入れられないという認識を示した。
2020.09.28 時事通信

(Yahoo)

「傭兵」撤収を要求 トルコ国防相、アルメニアに <2010-092804>
 ロイタ通信が、トルコのアカル国防相が28日にアルメニアとアゼルバイジャンの交戦が続くナゴルノカラバフ情勢をめぐり、アルメニアが外国からの傭兵やテロリストを現地に送り込んでいると主張し、直ちに撤収させるよう求めた。
2020.09.13 時事通信

(Yahoo)

対トルコ、軍備増強 仏から戦闘機、総兵力拡充 ギリシャ <2010-091301>
 東地中海で資源開発をめぐりトルコと対立を深めているギリシャのミツォタキス首相が12日、「軍を強化する時が来た。 国を守る断固とした計画を推進する」と宣言した。
 フランスからRafale 18機を購入するほか、フリゲート艦4隻、海軍ヘリ4機を新たに入手し、対戦車砲、魚雷、ミサイルを増強すると共に、現在140,000名の総兵力を15,000名増員する。
2020.09.11 時事通信

(Yahoo)

EU南部諸国、トルコに制裁警告 東地中海の資源開発めぐり <2010-091101>
 フランスをはじめとするEUの南部7ヵ国が10日にコルシカ島で首脳会議を行い、ギリシャやキプロスと東地中海の資源開発をめぐり対立するトルコに対し、撤収しなければEUによる制裁を科すと警告する共同声明を発表した。
 声明は、トルコが対話の道を歩むことなく一方的な活動を終えなければ、EUは24日と25日に行われる首脳会議で制裁措置のリストを作成する準備ができていると警告した。
2020.09.09 Jane's Defence Weekly AFRICOM says, 7,000 Syrian fighters in Libya <2011-090919>
 米監察総監室 (
OIG) が8月28日に行った報告によると、米アフリカ軍 (AFRICOM) がリビアにシリアからの戦闘員7,000名いると見積もっている。
 そのうち5,000名がGNA2,000名がLNAに所属しているという。 またAFRICOMによると、GNAに属しているシリア兵はトルコのSadat社に雇われており、一方LNAのシリア兵はロシアに雇われている。
2020.09.07 AFP=時事

(Yahoo)

トルコ軍、北キプロスで軍事演習 EUは自制求める <2010-090708>
 トルコ軍が6日、キプロス島北部にあり世界でトルコのみが独立を承認している北キプロス・トルコ共和国年次演習を開始した。 東地中海では、ギリシャが領有権を主張する東地中海の海域でトルコが天然ガスや石油の探査を強行したことで、著しく悪化している。
 トルコのエルドアン大統領は5日、「政治と外交の言葉を理解するか、戦場で苦い経験をして理解するか、二つに一つだ」とギリシャに警告し、緊張感は一層高まった。
2020.09.07 日経新聞 トルコ 「脱アタチュルク」エルドアン大統領の思惑 <2010-090701>
 トルコのエルドアン政権下で、「建国の父」として絶対的存在とされてきたアタチュルクの記念行事や建築物などの歴史的遺産を縮小、廃止する動きが相次いでいる一方で進むオスマン帝国時代への再評価は、社会のイスラム主義化や親欧米外交からの転換を象徴している。
 2014年にエルドアン大統領が首都アンカラに建設した自身の大統領宮殿は、アタチュルクが市民の憩いの場として国に寄贈した緑地を敷地にしている。 イスタンブールのアタチュルク空港は2019年4月に新たにできたイスタンブール空港に空の玄関口としての役割を譲ったなど、「アタチュルク」の名前を冠した施設は徐々に姿を消しつつある。
2020.09.05 時事通信

(Yahoo)

トルコに「脅迫停止」要求 ギリシャ <2010-090501>
 ギリシャのミツォタキス首相が4日に、ギリシャ入りした中国の楊共産党政治局員と会談した際に、東地中海の権益争いで対立を深めるトルコに対し、脅迫をやめれば話し合いを始められると発言した。
2020.09.03 Stars & Stripes Russia will hold naval exercise in Mediterranean, Turkey says <2010-090304>
 トルコ海軍が9月2日、ロシア海軍東地中海で、9月8~22日と17~25日の2度にわたり演習を行うと発表した。 トルコはロシアに対し、ギリシャKastellorizo島沖とキプロスのKarpas半島沖でトルコ調査船が行っている探査活動に支障がないよう要求したという。
Kastellorizo島の位置 (Google Map)】
Karpas半島の位置 (Google Map)】
 この演習は米国が何十年も続けてきたキプロスへの禁輸を緩和した直後に行われる。
2020.09.02 Jane's Defence Weekly EU prepares options against Turkey's military stance in the Mediterranean <2010-090217>
 東地中海におけるギリシャとトルコの緊張がここ数ヶ月、過去数十年間で最高に高まっており、ドイツのクランプカレンバウアー国防相が8月26日に、状況は望まない方向に進展する可能性があると警告している。
 8月26日にはキプロスフランスギリシャイタリアキプロス南東海域で3日間の演習を開始した。 ギリシャ紙は8月21日にUAEのF-16 4機クレタ島のSouda基地にギリシャ軍との共同訓練のため飛来したと報じたが、Souda基地には8月13日からフランスがRafale 2機を派遣している。
2020.09.02 Defense News Ukraine and Turkey in talks to bolster industrial cooperation <2010-090216>
 ウクライナの副首相が8月28日にトルコを訪問し、両国の防衛企業の提携について話し合った。 トルコによるとウクライナはAn-178輸送機の共同生産を提案したという。
 話し合いの焦点は航空機用エンジンの開発で、トルコはTK-Xの開発を行っているものの同国防衛産業の弱点はエンジンの開発生産能力にあるとみられている。
2020.09.02 時事通信

(Yahoo)

米、キプロス武器禁輸解除へ トルコ猛反発 <2010-090208>
 ポンペオ米国務長官が1日、キプロス共和国のアナスタシアディス大統領と電話会談し、30年以上継続している武器禁輸を一時解除する方針を伝えた。 米国務省によると、FY21の1年間、非殺傷の防衛物資などの禁輸を解除する。
 キプロス島北部の北キプロス・トルコ共和国を唯一承認するトルコは「南北に分断する島の均衡を無視している」と猛反発している。
2020.08.29 NHK 東地中海 トルコ軍機がギリシャ軍機を追尾 偶発的な衝突懸念 <2009-082903>
 トルコとギリシャ双方が主権を主張する東地中海の海域周辺の上空で、トルコ軍機がギリシャ軍機を追尾し、偶発的な衝突が起きないか懸念が出ている。
 東地中海では、トルコがガス田の探査を推し進めているのに対し、ギリシャは周辺でフランスなどとともに今月28日まで3日間の軍事演習を行った。 こうした中、トルコ国防省はガス田の探査をしている海域に27日、ギリシャ軍の戦闘機が近づいたため、トルコ軍の戦闘機が対応したと発表した。 また、トルコが公開した軍機のコックピットからギリシャ軍機を撮影したとする映像から、ロイタ通信はトルコ軍機がギリシャ軍機を追尾したと報じている。
2020.08.29 日経新聞 ベラルーシに近く制裁へ EU外相会合、対トルコでも準備 2009-082901>
 EUが28日の外相会合で、ベラルーシのルカシェンコ大統領の6選に関連し、政権による大規模な不正があったとして、20人程度を対象に近く資産凍結などの制裁を科すことで合意した。 また東地中海でガス田開発を進めるトルコへの制裁準備を進めることでも一致した。 EUのボレル外交安全保障上級代表は会合後の記者会見で、ベラルーシ関連の制裁対象者は20人にのぼると明らかにした。
 トルコについては、ギリシャやキプロスも権益を主張する海域でトルコがガス探査に踏み切ったのにギリシャなどが反発し、フランスやイタリアも参加して軍事演習を実施するなど同地域の緊張が高まっている。
 具体的にはトルコ政府関係者EU域内への移動制限資産凍結に加え、トルコ船舶のEU内の寄港を禁ずる措置などを検討している。 実際に制裁に踏み切るかどうかは9月下旬に開くEU首脳会議で決める。
2020.08.27 ロイタ通信

(Yahoo)

トルコ、東地中海で砲撃訓練実施へ ギリシャとの緊張高まる <2009-082704>
 トルコ海軍が27日、南部イスケンデルン沖で9月1~2日に砲撃訓練を行うと発表した。 トルコは地中海東部で何度か軍事演習を行っており、ギリシャとの緊張が高まっている。
İskenderun の位置 (Google Map)】
 フランスは26日、同海域でイタリア、ギリシャ、キプロスと軍事演習を開始した。
2020.08.26 Jane's Defence Weekly Mediterranean moves <2010-082616>
= ロシアとトルコ、リビア情勢に関する8頁の記事 =
 ・Battle for Tripol
 ・Turkey intervenes
 ・Bayraktar's revenge
 ・Russian doubles down
 ・Egyptian posture
 ・EEZ issues
 ・Sirte stand-off
2020.08.26 Jane's Defence Weekly Turkey continues to chart easterb Med area disputed with Greece following ship collision <2010-082605>
 
AISのデータによると、トルコ海軍のフリゲート艦Kemalreisが8月12日にギリシャ海軍のフリゲート艦Limnos衝突したの後も、トルコは13日~20日の間、東地中海で地質調査船Oruç Reisによる調査を続行している。
 8月16日にはトルコは、掘削船Yavuzが8月18日から9月15日までの間、キプロス沿岸で爆破を伴う掘削を行うとの航行警報テレックス (Navtex) を発した。
2020.08.19 Jane's Defence Weekly France reinforces military presence in Eastern Mediterranean <2010-081902>
 トルコが8月10日に、ギリシャとキプロスに挟まれた海域海洋調査船と2隻の補助船が10~23日に爆破を伴う海底調査を行うとした航行警報テレックス (
NAVTEX) を発したのを受け、マクロン仏大統領が8月12日に近く東地中海に軍を増派することを明らかにした。
 仏大統領府は12日、この問題でマクロン大統領がギリシャのミツォタキス首相と会談したと発表した。
 仏国防省は13日、クレタ島Soudaに配備していたRafale戦闘機2機を10~12日に演習が行われているキプロスに同日中に派遣すると共に、続いてヘリ空母Le Tonnerreも派遣すると発表した。 Le Tonnerreはベイルートでの爆発事故でレバノンを支援するため陸軍工兵隊350名と海軍の爆発物処理部隊を載せている。
2020.08.14 NHK ギリシャとトルコ 地中海に艦艇を派遣 緊張高まる <2009-081402>
 ギリシャとトルコが、東地中海で天然ガス採掘をめぐって双方が海域の領有権を主張し対立しているが、トルコが今月10日からこの海域にあるギリシャ領のカステロリゾ島の南に資源開発のため派遣した調査船を、トルコ軍が提供した写真では艦艇5隻が囲むのが確認された。
 これに対してギリシャも現地に艦艇を派遣しているということで、ギリシャ国防省の高官によると、12日には調査船を監視していたギリシャの艦艇とトルコの艦艇が衝突しそうになる事態にもなったという。
2020.08.13 Jane's 360 France reinforces military presence in Eastern Mediterranean <2009-081306>
 トルコが8月10日に、ギリシャとキプロスに挟まれた海域海洋調査船と2隻の補助船を10~23日に派遣するとした航行警報テレックス (NAVTEX) を発したのを受け、マクロン仏大統領が8月12日に近く東地中海に軍を増派することを明らかにした。
 仏大統領府は12日、この問題でマクロン大統領がギリシャのミツォタキス首相と会談したと発表した。
 仏国防省は13日、クレタ島Soudaに配備していたRafale戦闘機2機を10~12日に演習が行われているキプロスに同日中に派遣すると共に、続いてヘリ空母Le Tonnerreも派遣すると発表した。
2020.08.13 ロイタ通信

(Yahoo)

トルコとギリシャ、対話で解決目指す 地中海エネルギー探査問題 <2009-081302>
 トルコとギリシャが12日、地中海のエネルギー探査をめぐって対立している問題について、対話を通じて解決する考えを示した。
 トルコは10日に軍艦の護衛で問題の地中海域に探査船を派遣した。 一方ギリシャはその数日前、エジプトとの間で周辺海域の画定に関する合意に署名していた。
【関連記事:1803-022001 (AP 2018.02.20)】
2020.08.12 Jane's Defence Weekly Turkey to train a third of Somali army <2010-081213>
 トルコ国営アナトリア通信がトルコの駐ソマリア大使の話として8月4日、トルコが最終的にソマリア陸軍の1/3を訓練することになると報じた。 ソマリアが15,000~16,000名の陸軍を目指しているのに対しトルコは5,000名の訓練を行う約束をしている。 現在4番目の大隊の訓練を行っており、完了すれば2,500名の訓練が終了することになる。
 トルコはまた既に600名の警察官の訓練も行っており、現在更に400名の訓練を実施している。
2020.08.11 産経新聞 トルコ、東地中海で海底探査再開  ギリシャ「違法」と反発 <2009-081102>
 トルコのエルドアン大統領が10日、トルコの探査船東地中海での海底資源探査を再開したと発表した。 トルコ海事当局によると、探査期間は10日から23日まで、海域はトルコ南方でキプロス島とギリシャの間に位置する。 現場はギリシャとトルコそれぞれが自国の大陸棚と主張する海域で、ギリシャ外務省は違法行為と反発し、ギリシャを支援するEUを巻き込み、対立が激化している。
 同様の探査が7月に予定されていたが、ドイツの仲介で中断し、歩み寄りの兆しも出ていたが、今月6日にギリシャとエジプトが周辺の海域で2国間の排他的経済水域 (EEZ) 画定に合意したと発表し、トルコが猛反発していた。
2020.08.07 時事通信

(Yahoo)

エジプト・ギリシャ、EEZ画定でトルコけん制 東地中海で対立 <2009-080703>
 エジプトとギリシャが6日、東地中海での両国間の排他的経済水域 (EEZ) を画定する合意文書に署名した。 同海域で採掘される石油・天然ガスの開発などで協力を深める狙いだが、東地中海での影響力拡大を図るトルコはすぐさま反発している。
 エジプトとギリシャは、イスラエルやキプロスなど域内国を巻き込み資源開発での協力枠組みを構築しているが、トルコ排除の姿勢を鮮明にしている。 更にエジプトはリビア内戦でトルコと対立関係にある勢力を支援しており、ギリシャは歴史的にトルコとの関係が悪い。
2020.08 International Defence Review Turkey unveils turbojet engine for anti-ship missile <2009-080010>
 トルコ産業技術相が6月19日、が中距離対艦ミサイルに使えるターボジェットエンジンTEI-TJ300の試験に成功したことを明らかにした。 TJ-300を搭載する対艦ミサイルは全長3.2m、重量300kgという。 またこのエンジンは重量1,300kg級UAVの動力としても使えるという。
 TJ300は重量が30kgで推力は400hpで、Mach 0.9高度5,000ftまで使用可能という。
2020.07.28 Breaking Defense Don't let Turks & Russians carve up Libya <2008-072808>
 今日トルコとロシアが対立しているリビアでは、地理的にも歴史的にも同様の戦いが繰り広げられている。
 WWⅡではロンメル将軍率いるドイツ軍と英国軍が戦闘を繰り広げているが、古代にはプトレマイオス王朝とカルタゴが、中世には西ローマ帝国と東ローマ帝国がここで戦っている。
 現在はトルコとムスリム同胞団が支援するトリポリを拠点とするGNAと、ロシア、エジプト、UAE、フランスとその他諸国が支援するトブルクを拠点とするLNAが戦っている。
2020.07.21 Defense News It's official: US Air Force to buy Turkish F-35s <2008-072110>
 トルコはF-35A 100を装備する計画であったが、ロシアからのS-400購入を譲らなかったことから2019年7月にF-35計画から排除されている。 トルコ向けのF-35Aは既に最初の分が生産ラインを出てアリゾナ州のLuke AFBとフロリダ州のEglin AFBトルコ要員の訓練に使用されており、トルコ向けの24機が生産のいずれかの段階にあった。
 このため米国務省は7月20日にトルコ向けのF-35Aを米空軍が買い取るとトルコに通知した。 空軍は$862MでF-35A 8機を買い取ると共に、更にトルコ仕様の6機を米空軍仕様に改造する。
2020.07.20 時事通信

(Yahoo)

対リビア武器密輸国に制裁検討 内戦泥沼、仏伊独3ヵ国が警告 <2008-072001>
 泥沼化したリビア内戦を受け、フランス、イタリア、ドイツの3ヵ国首脳が18日付で共同声明を出し、国連安保理によるリビアへの武器禁輸を破る国に対し、制裁を検討する用意があると警告した。 情勢次第ではEUの提案としてさらに圧力をかける構えである。
 共同声明は密輸国を名指ししていないが、首都を拠点にする暫定政権を支えるのはトルコで、仏独伊対土のNATO加盟国同士で亀裂が深まりそうである。
2020.07.19 Military Times Pentagon report: Turkey sent up to 3,800 fighters to Libya <2008-071903>
 米国務省の監察官が報告書で、トルコシリアの戦闘員3,500~3,800名リビアへ送り込んだことにより、リビアの戦況が変化したと結論づけている。
2020.07.16 Jane's 360 UK officials highlight challenges of Eastern Med operations <2008-071603>
 英戦略軍司令官のサンダース大将が7月15日にAir & Space Power協会の会議で、シリアにおけるロシアのA2/AD装備配備西側に対する挑戦として注目されると述べた。 サンダース大将はロシアのS-400BastionKilo級潜水艦、Krasukha-4電子戦装置、及び恐らくIskander-MなどのA2/AD装備展開をロシアのマルチドメイン作戦の良い例として示した。
 またウォレス英国防相も同じ会議で、トルコシリアとリビア電子戦装置やUAV及び精密誘導武器を使用しているのはロシアの動きに対する画期的な行動であると賞賛した。
2020.07.15 Jane's Defence Weekly Turkish air defence defeated in Libya <2009-071509>
 国籍不明機が7月4~5日の夜にリビア西部のAl-Wattiyah航空基地を空爆した。 Maxa衛星の画像によると、同基地の滑走路南側には7月3日にトルコSentinelレーダとHAWK SAM 2個中隊を配置していることが確認されている。
Al-Wattiyah 航空基地の位置 (Google Map)】
 GNAを支援しているトルコはUAEがPansyr-S1を配備していたAl-Wattiyahに対しUAV攻撃を行いLNAから奪取していた。
2020.07.15 ロイタ通信

(Yahoo)

トルコと米の大統領が電話会談、リビアでの協力強化で一致 <2008-071506>
 トルコ大統領府が14日、エルドアン大統領とトランプ米大統領リビア情勢に関して電話で会談し、両国の協力を強化して安定化の継続を目指すことで一致したことを明らかにした。
 トルコが支持している国際的にも認知されたリビア暫定政府が戦っている東部に拠点を置く武装組織リビア国民軍 (LNA) は、UAE、エジプト、ロシアが支援している。
2020.07.01 Jane's Defence Weekly Turkey deploys Hisar-O SAM to Syria <2009-070111>
 トルコが6月22日、シリアのIdlib近郊に射程が25kmある国産のHisar-O中距離SAMを配備したことを明らかにした。 Hisar-OはHAWK SAMの後継であるが、3月にはIdlib南5kmにHAWK 1個中隊が展開していたのが確認されていた。
 Hisar SAMには短距離型のHisar-Aもある。
2020.06.24 Jane's Defence Weekly France says Turkeish Navy is blocking enforcement of Libyan arms embargo <2008-062411>
 フランス外務省が6月17日、国連のリビアへの武器禁輸の履行をトルコ艦が妨害したと非難した。
 フランス国防省によるとリビアへ武器を輸送している疑いのある貨物船をフランス海軍フリゲート艦Courbetが臨検しようとしたところトルコ海軍のフリゲート艦から3度にわたりレーダ照射を受けたという。 リビアへの武器輸送が疑われたのはタンザニアの旗を掲げた貨物船Cirkinであったという。
 またギリシャのメディアによると、6月10日に国連リビアへの武器禁輸作戦Operation Iriniを遂行していたEuropean Naval Forceに参加していたギリシャ海軍のフリゲート艦Spetsaiが武器輸送が疑われる貨物船を護衛していたトルコのフリゲート艦2隻に遮られたという。
2020.06.24 Jane's Defence Weekly Turkish military conducts long-range Mediterranean exercise <2008-062402>
 トルコ空軍が6月11日に地中海中部往復4,000kmに及ぶ長距離飛行演習を実施し、地中海中部での航空能力を誇示した。 演習には17機の航空機のほかフリゲート艦とコルベット艦8隻も参加した。
 空軍機ではF-16、KC-135R、Boeing 737 AEW&C、CN235M-100及びC-130輸送機が参加した。
 F-16はAIM-120とAIM-9を搭載して4隻のフリゲート艦上空を飛行し、その間に空中給油も行われた。
2020.06.23 産経新聞 仏大統領、トルコのリビア介入を強く非難 NATO 「脳死」に再言及 <2007-062302>
 フランスのマクロン大統領が22日、トルコのエルドアン政権が内戦中のリビアへの介入を強めていることに対し、「容認できないトルコの振る舞いに対し、最も厳しい態度を取る」と極めて強い言葉で非難した。 マクロン大統領は昨年、NATO加盟国であるトルコによるシリア侵攻を強く非難し、同盟国を統制できないNATOを脳死状態にあると指摘して物議を醸したが、今回も脳死の明らかな証拠の一つと言及した。
 フランスメディアによると、フランスは今月、地中海でリビアへの武器禁輸違反が疑われた輸送船を臨検しようとした仏艦に対し、トルコ艦がレーダを照射したとNATOのテレビ会議で非難している。
2020.06.09 Breaking Defense Unanswered Israeli Air Strikes Against Syria Raise S-400 Questions <2007-060910>
 トルコがロシアから$1B以上かけてS-400を購入するが、ロシア製SAMの効果に疑問の声がでいる。
 イスラエルは2019年シリアでヒズボラを支援するイランを対象に200回以上の空爆を行っており、2020年になってもイスラエルによる空爆が継続している。 最近ではシリア人権監視団によると6月4日の空爆で9名以上が死亡し、この内5名の国籍が不明という。
 これに対しシリアは2020年だけでも1,000発以上のSAMを発射しているが、大した成果を上げていない
2020.06.04 Stars & Stripes Syria activists: After three months, Russian strikes hit Idlib <2007-060405>
 ロシア軍機が6月3日早く、シリア北西部Idlib県近く過去3ヶ月で初めて反政府勢力への空爆を行った。
 ロシアとトルコは3月上旬以来この地域での停戦を行ってきた。
2020.06.04 時事通信

(Yahoo)

暫定政権「首都掌握」宣言 トルコ介入で軍事的優勢 リビア <2007-060403>
 ロイタ通信などが、リビアの暫定政権が4日に拠点とする首都トリポリを全て掌握したと宣言したと報じた。 暫定政権は3日までにLNAが占拠していたトリポリ南方の空港を奪還しリビア国民軍(LNA)も撤退を認めた。
 2019年4月に首都への進軍を開始したLNAが、近郊の要衝を制圧するなど激しい攻防が続くが、暫定政権側はトルコの軍事支援で勢力を盛り返した。 トルコは地上戦に加えてUAVによる攻撃も行ったという。
2020.06.02 NHK リビア内戦 シリアから「よう兵」1万人超 “貧困者を搾取” <2007-060201>
 リビアでは独裁政権の崩壊後に国が分裂し、西部の首都トリポリを拠点とする暫定政府と、東部の軍事組織が激しい戦闘を続けていて、それぞれの勢力を周辺国などが支援している。
 シリア人権監視団はこの戦闘について1日、シリア人1,1600人が傭兵としてリビアに送り込まれていると発表した。 傭兵はリビアの暫定政府側を支援しているトルコによって月額$2,000の報酬で送り込まれており、すでに351人が死亡しているが、このうち20人は18歳未満の子どもだとしている。
2020.05.29 Air Force Times B-1Bs complete Bomber Task Force mission with Ukrainian, Turkish aircraft for the first time <2006-052904>
 サウスダコタ州Ellsworth AFBの第28爆撃航空団所属のB-1B 2機が5月29日に初めてウクライナのSu-27及びMig-29、トルコのKC-135と欧州及び黒海上空を飛行した。
 B-1BはポーランドのF-16及びMiG-29、ルーマニアのF-16及びMiG-21、更にギリシャ機、北マケドニア機と黒海上空を飛行した。 この飛行には英空軍Mildenhall基地に駐留する米空軍第100空中給油航空団のKC-135とトルコIncirlik基地所属のトルコ空軍のKC-135が随行した。
2020.05.24 AFP=時事

(Yahoo)

ロシア対トルコの代理戦争、舞台はリビアへ 多数のシリア人傭兵 <2006-052403>
 シリアでは内戦の停戦合意によってロシアが支援するアサド政権軍と、トルコが支援する反体制派の戦闘が減少しているが、それと入れ替わる形で両国出身の傭兵たちは今度はリビアで戦闘を続けている。
 シリアで反体制派の一部を支援しているトルコは、リビアでは国連の承認を受けた国民統一政府 (GNA) を支援している。 これに対しシリアでアサド大統領とその政権軍を支援しているロシアは、リビアでは東部を拠点とする軍事組織を率いるハフタル司令官を支援している。 リビアに科された武器禁輸措置を監視している国連の専門家らは報告書で、地上の情報源から推測するとハフタル司令官の作戦を支援するシリア人傭兵は2,000人未満と推測している。
2020.05.06 時事通信

(Yahoo)

ロシア製ミサイルの稼働延期 コロナで経済打撃、米制裁回避模索 トルコ <2006-050602>
 トルコのS-400の導入に米国が強く反発している問題で、トルコ政府は当初4月に予定していた運用開始を延期した。 COVID-19の影響で経済が大きな打撃を受ける中、米国が制裁に踏み切る事態を回避しようと模索しているとみられる。
 S-400のトルコへの搬入は2019年7月に始まり、エルドアン大統領は今年3月5日にロシアでプーチン大統領と会談したのちに、S-400の機材を全て入手しており、4月から機能し始めると表明したが、その後トルコではCOVID-19感染が一気に拡大して経済活動は冷え込んでいる。
2020.05.04 Jane's 360 VBIED attack in Turkish-controlled northern Syria underlines threat posed by likely fringe Kurdish militants <2006-050401>
 トルコの支配下にあるシリアのAfrinで4月28日に自動車爆弾 (
VBIED) により53人以上が殺害され、50人以上が負傷した。
 この事件についてトルコ当局はYPGの仕業としているが、犯行の手口からクルド武装組織Ghadab al-Zaytounの犯行のようである。
Afrin の位置 (Google Map)】
2020.03.25 Jane's Defence Weekly Russia negotiates delivery of more S-400s to Turkey <2005-032506>
 ロシアとトルコS-400の追加売買交渉を行っていることをロシア当局者が3月16日にTVで明らかにした。
 S-400の売却でロシアにとってトルコ武器輸出額で5位の顧客になっている。
2020.03.18 Jane's Defence Weekly Russia claims Turkey only damaged two Syrian Pantsir-S1 air-defence systems <2005-031810>
 ロシア国防省が、2月27日から8日間に渡りトルコが行った攻撃でロシア製のPantsir-S1防空システム2両が破壊されたと発表した。 一方トルコのエルドアン大統領は3月10日、Idlibへの攻撃を阻止するためトルコがUCAVによる攻撃を行い、シリア軍のPantsir 8両を破壊したと述べた。
 ただロシア国防省によるとIdlibでシリア軍を援護しているPantsir-S1は4両以下であったという。
2020.03.17 Jane's 360 Egypt accuses Turkey of sending extremists to Libya <2004-031704>
 エジプトが3月15日に国連安保理に書簡を送り、トルコがリビア国民合意政府 (GNA) を支援するためアルカイダやISなどの過激派を送り込んでいると非難した。
 それによるとトルコはスルタン・ムラービト師団や自由シリア軍のアル・ハムザ師団から戦闘員を募り、月額$1,500~$2,000の報酬でリビアへ派遣しているという。
2020.03.16 産経新聞

(Yahoo)

ロシアとトルコ、イドリブで共同警備開始 シリア内戦は10年目に <2004-031601>
 ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領は5日にシリア北西部Idlib県を東西に貫く高速道路M4の南北それぞれ6kmを緩衝地帯とし、共同パトロールを行うことで合意したのを受け、15日にロシア軍とトルコ軍による共同パトロールが行われた。 両国はパトロールを通じて停戦の定着を目指す。
 シリア内戦は15日で10年目に突入したが、イドリブではたびたび停戦が破られており、収束はなお見通せない。
2020.03.11 Jane's Defence Weekly Turkish UAVs played substantial role against Syrian army in Idlib province <2005-031101>
 シリアのIdlibで、停戦が発効する3月5日~6日にかけての深夜トルコシリア政府軍に対しUAVによる攻撃を行った。 これは2月27日にシリアの攻撃でトルコ側に34名の犠牲が出たことへの報復で、トルコ国防省によるとシリア側で数百名が負傷し、戦車や装甲車両及び砲など数十両を破壊したという。
 ただ、この戦闘でトルコは少なくとも4機をシリア側の防空システムにより撃墜されており、トルコの能力が疑問視されている。
2020.03.11 ロイタ通信

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米がミサイル売却を提案、ロシア防衛システムの見送りが条件=トルコ <2004-031101>
 トルコのエルドアン大統領が、米政府からS-400を運用しないと約束すればPatriotを売却するとの提案を受けたと明らかにした。 トルコ政府はこれまで、来月にS-400の運用を開始すると表明してきており、2人のトルコ政府当局者はロイタに、トルコは米側の提案を検討しているがS-400に関する方針に変更はないと語った。
 米国防総省によると、エスパー国防長官はS-400を返還しない限りトルコがPatriotシステムを受けとることはないとの立場だという。
2020.03.06 Jane's 360 Turkish UAVs played leading role in Idlib battle <2004-030604>
 シリアで2月27日にトルコ兵34名が殺害された報復として、3月5~6日の深夜に停戦が発効するまでの8日間にトルコは広範囲でUAVを使用し、数百名のシリア人を殺害し、数十両の戦車、装甲車、砲を破壊したとしているが、少なくとも4機を失い、シリアの対空火力に対する能力が疑問視されている。
 攻撃にはBayraktarTB2武装UAVが使用され、Hatay空港から発進したとみられる。
Hatay Airport の位置 (Google Map)】
2020.03.06 東京新聞 シリア停戦、アサド政権が優位に 交通網支配でトルコ譲歩 <2004-030603>
 トルコとロシアの合意で6日に停戦が始まったシリア北西部Idlib県では、重要な交通網の支配を巡りトルコが譲歩アサド政権が優位を固めた。
 合意では、Idlib県を走る道路M4に沿って幅12kmの安全地帯を設け、ロシア軍とトルコ軍がパトロールする。
2020.03.06 ロイタ通信

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シリア政府軍に報復攻撃、停戦合意発効前に=トルコ国防省 <2004-030602>
 トルコ国防省が6日、シリア北西部Idlib県で、トルコ軍への攻撃に対する報復としてロシアとの停戦合意発効前の5日に、シリア政府軍にUAV攻撃を行ったと発表した。 トルコ国防省によると、攻撃によってシリア政府軍の21名を殺害した。
 エルドアン大統領とプーチン大統領は同日、Idlib県で6日から停戦することで合意し24:00に発効したが、攻撃は16:00前後に実施したという。
2020.03.05 Stars & Stripes Russia, Turkey announce cease-fire in northwestern Syria <2004-030509>
 ロシアとトルコの大統領が、シリア北西部で3月5日深夜から停戦することで合意したと発表した。
 また、Idlib県を東西に走る国道沿いに安全地帯を設けることでも合意した。
2020.03.05 Jane's 360 Images suggest China has begun fitting indigenous WS10 engine into J-10C fighters <2004-030508>
 中国国営CCTVが3月2日、Shenhang-Liming社製WS10シリーズのエンジンを搭載したJ-10の映像を流した。 映像はJ-10Cと見られ、搭載されているのはWS10Bと見られる。
 2018年以来薬300機製造されているJ-10は全てロシア製のSaturn AL-31FNターボファンエンジンを搭載している。
2020.03.05 AFP=時事

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シリア・イドリブ県でロシア軍が空爆、民間人15人死亡 <2004-030507>
 シリア人権監視団、シリア反体制派の最後の拠点となっている北西部Idlib県で5日、ロシア軍による空爆があり、子ども1人を含む民間人少なくとも15人が死亡したと発表した。 それによると、5日00:00過ぎにマーラトミスリン郊外の国内避難民が集まる場所が空爆された。 負傷者の多くが重体で、死者数は増える恐れがあるという。
Maaret Misrin の位置 (Google Map)】
 空爆が実施された同日には、モスクワを訪れたトルコのエルドアン大統領がプーチン大統領とイドリブ県内の状況について協議している。
2020.03.05 産経新聞

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ロシアとトルコが首脳会談 プーチン氏「対話必要」 <2004-030506>
 シリアでアサド政権軍とトルコ軍の戦闘が続くなか、政権側の後ろ盾であるロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領が5日にモスクワで首脳会談を行った。 プーチン大統領は冒頭、状況は私たちの対話を必要とするほど緊張しているとしたのに対し、エルドアン大統領も会談での決定が状況を緩和するだろうと応じたが双方の隔たりは大きく停戦で合意できるかが焦点である。
 ロシアはシリア内戦の過程で同国内に新たな軍事基地を得ており、アサド政権の意向に反するようなトルコの提案を受け入れるのは困難とみられる。 アサド政権とロシアは、トルコがイドリブの反体制派武装勢力の武装解除を約束通り進めず、難民流入の防止を名目に実効支配を進めていると批判してきた。
2020.03.04 ロイタ通信

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米、トルコへの武器供与を表明 シリア北西部の戦闘で <2004-030402>
 シリア北西部ではロシアがシリアのアサド政権軍を支援する一方、トルコは反体制派を支援して両国の対立が深まっている。 ロシアとトルコはいずれも、直接衝突は避けたいとしているが、ロシアのプーチン大統領とトルコのエルドアン大統領が停戦合意を目指して行う会談が数日後に予定される中、直接衝突の可能性は高まっている。
 こうしたなか、シリア担当のジェフリー米特別代表が3日、トルコがIdlibでの戦闘で必要とする弾薬や軍装備品を供与する用意があると表明した。
2020.03.03 ロイタ通信

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シリア北西部の要衝に政権軍が再び進軍、トルコは攻撃継続を警告 <2004-030302>
 シリアのアサド政権軍が2日、反体制派の拠点である北西部Idlib県の要衝サラケブに再び進駐した。 シリア国営テレビの記者によると、反体制派の撤退を受け、アサド政権軍は同市内をパトロールしているという。
Saraqeb の位置 (Google Map)】
 シリア人権監視団は、反体制派はサラケブを奪還することを狙っており、反体制派筋は同市の西部で衝突が継続していると述べている。 また反体制派を支援するトルコはアサド政権軍への攻撃を継続する考えを示した。
2020.03.03 NHK トルコ ギリシャの国境に11万人超の難民 シリア男児が死亡 <2004-030301>
 トルコはEUとの合意にもとづいてシリアなどからの難民を国内に留めてきたが、シリア北西部を中心に内戦が激化し、新たに95万人もの避難民が発生したことから、トルコはこれ以上の受け入れはできないとして先週、難民がヨーロッパへ向かうのを容認する姿勢に転じた。 このためトルコ政府によると11万7,000人余りがヨーロッパを目指しトルコを出国したが、ギリシャやブルガリア側の検問所は閉じられたままで、大勢の難民がそのはざまで立往生している。
【関連記事:2004-030101 (時事 2020.03.01)】
2020.03.02 AFP トルコがドローン攻撃、シリア軍兵士19人死亡 紛争拡大・移民危機に懸念 <2004-030203>
 シリア人権監視団が、トルコが1日にシリア北西部のIdlib県にUAVで攻撃を実施し、シリア政府軍の兵士19人が死亡したことを明らかにした。  同監視団によると、19人の兵士はジャバル・ザーウィヤ地域での軍車列およびマーラトヌマン市付近の基地を狙った攻撃で死亡した。
Jabal al-Zawiya の位置 (Google Map)】
Maaret al-Numan の位置 (Google Map)】
2020.03.01 AFP トルコ、シリアで軍事作戦を展開中と発表 ロシアとの衝突は望まず <2004-030103>
 トルコのアナトリアが1日、アカル国防相が「Idlibにおける2月27日の憎むべき攻撃を受け、Spring Shield作戦が成功裏に続けられている」と発言したと報じた。
 ただ同相はロシアとの衝突を望んだり意図していないとも述べた。
2020.03.01 時事通信

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アサド政権軍機2機を撃墜 トルコ軍が攻撃強化 シリア北西部 <2004-030102>
 トルコ国防省が、シリア北西部Idlib県の上空で1日に、トルコ軍がトルコ側に攻撃を加えようとしていたアサド政権軍のSu-24 2機を撃墜したと発表した。
 国営シリア・アラブ通信は「パイロットはパラシュートで脱出し、無事だ」と報じている。
2020.03.01 時事通信

(Yahoo)

難民1万人超、ギリシャ国境へ トルコ大統領「門開いた」 シリア情勢で欧州に圧力 <2004-030101>
 トルコ西部ギリシャとの国境に2月28日以降、トルコに滞在するシリア難民ら1万人以上が押し寄せ、強引に越境を図ろうとする動きが出ている。
 エルドアン大統領は29日の演説で「ギリシャ側に通じる国境の門を昨日開いた。 難民ら18,000人が越境したと思う。」と語った。 国際移住機関(IOM)によると、対ギリシャ国境付近には少なくとも13,000人が集結しているがギリシャは受け入れを拒否しており、難民らは国境地帯で立ち往生を余儀なくされている。
2020.02.29 産経新聞

(Yahoo)

トルコ国防相「200ヵ所に報復攻撃」 <2003-022901>
 シリア北西部Idlib県でアサド政権軍の空爆によりトルコ軍兵士33名が死亡したのを受け、トルコのアカル国防相は2月28日に、同国が報復として政権軍の施設など200ヵ所を攻撃し、ヘリコプタや戦車、弾薬倉庫を破壊したと述べた。
 一方、アサド政権の後ろ盾であるロシアのラブロフ外相は29日、軍事的緊張の緩和が必要だという点でトルコ側と一致したと述べたが、戦闘が収束するかは不透明である。
2020.02.28 ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、シリア沖に艦船2隻派遣 空爆巡り「トルコの対応不備」指摘 <2003-022803>
 2月27日にシリア北西部Idlib県で、アサド政権軍の空爆トルコ軍兵士33名名が死亡し、同地域で2月に死亡したトルコ兵士は54名となった。 トルコは28日に報復攻撃を実施した。
 RIA通信の28日の報道によると、ロシア軍はトルコ軍と常時連絡をとりあっているが、27日の攻撃については、事前に対象地域にトルコ軍兵士がいるという連絡はなかったと述べ、この空爆にロシア軍は参加しておらず、もしトルコ軍がいると知っていたら、トルコ兵の防護に全力をあげていたと主張したという。
 インタファクス通信は28日に、CMを搭載したロシア黒海艦隊の2隻がシリア沖に派遣されると報じた。
2020.02.28 産経新聞 シリアの空爆でトルコ兵29人死亡 エルドアン氏、報復決定 内戦、重大局面に <2003-022801>
 シリア反体制派最後の拠点、北西部イドリブ県で7日、アサド政権軍トルコ軍部隊を空爆しトルコ当局によると兵士29名が死亡した。 政権軍との衝突が激しくなって以来、トルコ側にとって最大の被害となった。
 エルドアン大統領は緊急治安会議を開催し、アサド政権に報復することを決めた。 戦闘の激化は必至でシリア内戦は重大局面を迎えた。
2020.02.26 Jane's Defence Weekly Libyan National Army says it mounted attack on Turkish arms ship in Tripoli <2004-022610>
 リビア国民軍 (LNA) が2月18日、トリポリ港で陸揚げされているリビア国民合意政府 (GNA) にトルコが送った武器弾薬を17日にロケット弾で攻撃したと発表した。
 GNAによるとこの攻撃で3人が死亡し5人が負傷した。
【註】
 リビア内戦では、首都トリポリを握る国民合意政府 (GNA) のシラージュ暫定政権をカタールやトルコが支え、これをイスラム組織「ムスリム同胞団」系の勢力と見なすエジプト、サウジアラビア、UAEが東部ベンガジを中心にしたハフタル将軍率いる軍事組織であるリビア国民軍 (LNA) を支援しているとみられている。
2020.02.21 Jnae's 360 Turkish-backed counterattack fails in Idlib <2003-022104>
 トルコが支援するシリアの反政府勢力が2月20日にAl-Nayrabで、トルコから支給されたM114榴弾砲(註:155mm砲、自衛隊も装備していた)の火力支援を受けACV-15(註:トルコ製水陸両用戦闘車)及びM113
APCアサド軍に攻撃をかけた。 この攻撃はトルコ軍のT155榴弾砲中隊とT-122 Sakarya MLRS火力支援も受けた。
 これに対しロシアはSu-24による空爆で反撃し、攻撃は失敗した。 この2日前にロシアは複数のSu-24がロシア南部からイランを経由してシリアに増強されていた。
2020.02.21 時事通信

(Yahoo)

トルコ兵含む27人死亡 アサド政権と反体制派が交戦 シリア北西部 <2003-022101>
 内戦が続くシリアの北西部Idlib県で20日、アサド政権の部隊とトルコが支援するシリア反体制派が交戦し、シリア人権監視団によるとトルコ兵2名を含む27人が死亡した。 シリア人権監視団によると、Idlib県のナイラブ一帯にトルコ軍の支援を受ける反体制派が攻撃を仕掛けたため政権側が応戦し、衝突は数時間にわたって繰り広げられた結果、トルコ兵のほか反体制派武装組織の14人、政権側の11人がそれぞれ死亡した。
Al-Nayrab の位置 (Google Map)】
 これによりトルコと、アサド政権の後ろ盾であるロシアの間で緊張が高まる恐れがある。
2020.02.20 Stars & Stripes Turkish soldiers killed in Syria amid threats of escalation <2003-022002>
 シリア北部で反政府勢力を支援していたトルコ兵2名が20日、アサド政権側の空爆で死亡した。 これでシリアでのトルコ兵の死亡は少なくとも15名になった。
 トルコのエルドアン大統領は2月12日に、もしこれ以上のトルコ兵が死亡または負傷することがあれば、トルコはシリア全域で作戦を実施すると述べていた。
2020.02.20 ロイタ通信

(Yahoo)

トルコ大統領、シリアでの軍事作戦開始は「時間の問題」と警告 <2003-022001>
 トルコのエルドアン大統領が19日、シリアのアサド政権軍が反体制派の拠点である北西部Idlib県に進攻するのを止めるため、トルコ軍が軍事作戦を開始するのは時間の問題だと警告した。
 トルコ軍は既にIdlibに多数の兵士を投入し、追加の部隊をシリアとの国境に向けて移動させており、トルコ軍とアサド政権軍全面衝突する可能性が高まっている。
2020.02.14 産経新聞

(Yahoo)

シリア・トルコ衝突で緊迫 最後の牙城イドリブで攻防 <2003-021403>
 シリア内戦で反体制派の最後の牙城となっている北西部Idlib県で、アサド政権軍と反体制派を支援するトルコ軍の戦闘が激化している。
 アサド政権が全土の掌握を急いでいるのに対し、トルコは難民流入の抑止などを名目にシリア北部で緩衝地帯を広げる狙いだとみられる。
2020.02.11 時事通信

(Yahoo)

アサド政権軍、南北貫く道路制圧 2012年以来、攻勢強化へ シリア <2003-021106>
 在英のシリア人権監視団が11日、アサド政権軍がシリアの南北を貫く幹線道路M5を2012年以来初めて完全に制圧したと明らかにした。 監視団によれば、政権軍はIdlib県近郊で反体制派が支配していたM5の一部を新たに攻略した。 これに対し、アサド政権軍と衝突が続くトルコ軍の増援部隊もIdlib県に到着しているという。
 M5はダマスカスからIdlib県を通り、北部の商都アレッポを結ぶほか、南部ダルアー県からヨルダンにもつながっている。 M5による軍用車両など物資の移動が容易になれば、反体制派を駆逐してシリア全土の掌握を目指すアサド政権の攻勢が一段と強まると見られる。
2020.02.11 日経新聞 トルコ、シリア政権に反撃 115ヵ所標的 <2003-021102>
 シリアIdlib県で10日にアサド政権軍による砲撃を受けてトルコ兵士5人が死亡し5人が負傷したのに対しトルコ軍は同日、大規模な報復攻撃を実施した。
 トルコ国防省によると、政権側115ヵ所を攻撃し、戦車などを破壊し101人を殺害した。
2020.02.10 時事通信

(Yahoo)

トルコ兵5人死亡 アサド政権の進軍続く シリア北西部 <2003-021006>
 シリアのアサド政権軍は10日、北西部Idlib県で進軍を続け、トルコ国防省によるとトルコ軍の拠点が攻撃を受け、兵士5人が死亡した。
 トルコのメディアによると、攻撃があったのはシリア北部の中心都市アレッポと同県中心部を結ぶ道路が通る要衝タフタナズの近辺で反体制派が制圧した政権軍の旧空軍基地があり、トルコ軍はここで軍事拠点の構築を進めているという。
Taftanaz の位置 (Google Map)】
2020.02.10 ロイタ通信

(Yahoo)

トルコはシリア・イドリブの軍事拠点増強、行動の用意ある=高官 <2003-021003>
 トルコ高官が9日、シリア政府軍の急速な進撃を食い止めるためIdlibに多くの部隊や軍装備品を送ったとしたうえで、あらゆる選択肢がテーブル上にあると述べた。
 トルコがシリア領内に持つ12ヵ所の軍事拠点の内いくつかはシリ政府ア軍に包囲されているため、これを増強する
MBTAPCなどを運ぶ車両部隊がすでにシリア入りしていて、8日には軍用車両300両がIdlib入りし、今月の総数は1,000両に達したという。
2020.02.10 朝日新聞

(Yahoo)

防衛装備庁の情報流出か 三菱電機へのサイバー攻撃で <2003-021005>
 防衛省が10日夜、三菱電機の社内ネットワークが大規模なサイバ攻撃を受けた問題で、流出した可能性のある情報の中に防衛装備品に関する機微な情報が含まれていたと発表した。 三菱電機側から新たに報告を受け、判明したという。
 問題が発覚した1月の段階では、同省は「機微情報の流出はなかったと三菱電機から報告を受けていると説明し、同社も「防衛・電力・鉄道などの社会インフラに関する機微な情報、機密性の高い技術情報や取引先に関わる重要な情報は流出していないことを確認した」としたが、覆される可能性が出てきた。
2020.02.08 時事通信

(Yahoo)

アサド政権、さらに要衝制圧 反体制派拠点イドリブ県 シリア <2003-020802>
 シリア国営メディアが8日、アサド政権軍が反体制派最後の拠点となっている北西部Idlib県の要衝サラケブを制圧したと報じた。 サラケブは、首都ダマスカスと北部アレッポを結ぶ幹線道路と、地中海岸の西部ラタキアとアレッポを結ぶ幹線道路が合流する交通の要衝で、政権軍は今月初めに町を包囲し、敗走した反体制派が残した爆発物や地雷などの除去を進めていた。
Saraqeb の位置 (Google Map)】
 政権軍は1月下旬に、同県の主要都市Maarrat Numanを反体制派から奪還しており、それに続く戦果となる。
2020.02.05 時事通信

(Yahoo)

トルコ、アサド政権に撤退要求 月末が期限、軍事行動示唆 シリア北西部 <2003-020502>
 トルコのエルドアン大統領が5日、シリア北西部Idlib県で攻勢を強めるアサド政権軍に対し、月末までにトルコが同県内に設置した12ヵ所の監視所の外側まで撤退するよう要求した。
 その上で、撤退が実現しなければトルコが自ら行動する必要が生じると述べ、新たな軍事行動に踏み切ることを示唆した。
2020.02.04 産経新聞

(Yahoo)

トルコとシリア政権側が衝突 双方の死者計21人 <2003-020402>
 シリアの反体制派武装勢力が最後の拠点とする北西部Idlib県で3日、アサド政権側による砲撃トルコ軍兵士ら8名が死亡した。 これに対してトルコ軍が報復作戦を行い、シリア人権監視団によると政権側兵士13名が死亡した。
 トルコは2018年に、アサド政権の後ろ盾であるロシアとの間でIdlibに非武装地帯を設けることで合意し、監視任務などのために部隊を駐留させているが、トルコのエルドアン大統領は、Idlib情勢が「収拾不能」になったとして、作戦継続の意向を示した。
2020.02.04 ロイタ通信

(Yahoo)

トルコ、シリア北西部でアサド政権軍に報復攻撃 対ロ関係影響も <2003-020401>
 トルコが3日、シリア北西部Idlib県でトルコ軍兵士が攻撃され5名が死亡したため、報復としてシリアのアサド政権軍に攻撃を行ったと発表した。 トルコ国営アナドル通信によるとアカル国防相が、トルコ軍が54ヵ所で報復攻撃を行い、シリア政府軍の兵士76名を無力化したと発表した。
 これについてシリア人権監視団は、トルコの報復でシリア政権軍兵士13名が死亡したとしているが、シリア国営テレビは、政府軍に死者は出ていないと報じた。
2020.02.02 Stars & Stripes Turkish military convoy crosses into rebel-held northwestern Syria <2003-020204>
 シリア政府軍停戦に違反してIdlib県と近くのAleppo近郊に侵攻したのに対抗して、トルコ軍の大車両縦隊が武装勢力が支配するシリア北西部に入った。
 シリア人権監視団によると、シリアに入ったトルコ軍車両は195両にのぼるという。
2020.01.28 ロイタ通信

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欧州・中東での大規模サイバー攻撃、トルコ関与の可能性=関係筋 <2002-012801>
 複数の欧米安全保障当局者が、欧州および中東地域で発生した大規模なサイバ攻撃に、トルコ政府が関与していた疑いがあるとみられることを明らかにした。 ロイタがインターネットの公開記録を確認したところによると、サイバ攻撃を受けたのは政府省庁、大使館、セキュリティーサービス、企業など30以上の組織・団体で、キプロス政府およびギリシャ政府の電子メールサービスやイラク政府の国家安全保障担当補佐官なども含まれるという。
 米英当局者は、このサイバ攻撃はトルコの利益のために行われ、国家が支援するサイバ空間でのスパイ活動とみられる特徴があると指摘したが、攻撃を行った個人または団体は不明とした。/td>
2020.01.20 日経新聞 東地中海のガス田が火種 イスラエル開発にトルコ反発 <2002-012004>
 東地中海の天然ガス開発を巡り、周辺国の主導権争いが激しくなっており、イスラエルは15日に沖合で採掘したガスパイプラインでエジプトに供給し始め、一部をエジプトの施設で液化して欧州に輸出する。 さらにイスラエルはギリシャなどとパイプライン建設で合意している。
 東地中海では2010年前後からガス田の発見が相次ぎ、イスラエルやエジプト、キプロスが開発を進めた。 EUは天然ガスの4割をロシアに依存しており、調達先を多角化するため地中海のガスに注目している。
 これに対してトルコが反発し、この計画を妨げるようにリビア暫定政権と組んで地中海に排他的経済水域 (EEZ) を設定した。 トルコがリビア内戦への介入を強めた背景ともなり、地域の火種になっている。
2020.01.13 Defense News Turkey invites Malaysia to join its TF-X future fighter jet program <2002-011303>
 トルコ国営TAI社TF-X開発計画へのマレーシアの参加を働きかけている。 TAI社は昨年、TF-Xの共同生産でアジアのある国と
MoUを結んだとしていた。
 TAI社はこの他に、インドネシア、パキスタン、バングラデッシュ、カザフスタンなどにも計画参加を呼びかけている。
2020.01.02 Jane's 360 Turkish observation post surrounded in Syria <2002-010201>
 シリア国営SANA通信が12月26日に、シリア軍がIdlib県の村Al-Surmanを奪取した映像を報じた。 このことからトルコ軍がシリア北部に設置した監視哨の1ヵ所が、トルコが支援する武装勢力と繋がる北方を分断され、シリア軍に包囲されていることが明らかになった。
Al-Surman の位置 (Google Map)】