2014.12.03 | 東京新聞 | トルコ軍の地上投入検討か 対イスラム国、米紙報道 | <1501-120301> Washington Post紙が2日、米国とトルコが IS への対処をめぐり、シリア北部にトルコ軍特殊部隊 を送り込み、米軍がその誘導で IS を空爆する共同作戦を検討していると報じた。 トルコとの国境沿いに穏健な反体制派武装勢力の拠点となる安全地帯をつくり出すことを想定している。 |
2014.10.30 | Yahoo | 時事通信記事 「国外クルド人部隊、シリア進出=北部の要衝攻防戦」 |
<1411-103005> ロイタ通信が、イラクのクルド人治安部隊 Peshmerga が30日、IS からアインアルアラブ(クルド名 コバニ)を防衛するため、トルコ南部の国境検問所を経て現地に入ったと伝えた。 シリアの IS に対する空爆を伴う軍事行動開始後、国外の地上兵力が作戦に合流するのはこれが初めてである。 |
2014.10.29 | Yahoo | 時事通信記事 「打倒『イスラム国』へ増援本格化=イラクのクルド部隊も―シリア北部」 |
<1411-102903> IS の攻勢で陥落の危機に直面するシリア北部アインアルアラブ(クルド名コバニ)に29日、シリア反体制派武装組織『 自由シリア軍』が展開を開始し、地元クルド人勢力の反転攻勢に向けた増援の動きが本格化した。 在英のシリア人権監視団によると、シリア人の戦 闘員50名がトルコ南部からコバニに向けて越境した。 AFP通信は、自由シリア軍の150名が28日から29日にかけて シリアに向かったと伝えている。 一方、同じくコバニに向かうイラクのクルド人治安部隊 Peshmerga も、トルコ南部のシリア国境付近に到着した。 |
2014.10.28 | Yahoo | 時事通信記事 「クルド部隊、シリアへ出発=トルコも越境容認―イラク」 |
<1411-102801> AFP通信が、イラクのクルド人自治区の治安部隊ペシュメルガ (Peshmerga) の戦闘員150人以上が 28日、IS の攻勢が続くシリア北部のクルド人の町アインアルアラブ(クルド名コバニ)に展開す るため、自治区の中心都市アルビルにある基地を出発したと伝えた。 出発した部隊は陸路トルコ経由で現地入りを目指すが、これとは別に一部が空路でトルコに入りするため、全体では 200人を超える規模になるという。 |
2014.10.27 | Aviation Week & ST | F-35 missile in development | <1412-102701> Lockheed Martin社がトルコの Rocketsan社と、F-35 の機内弾庫に搭載可能な SOM CM である SOM-J を開発する。 SOM-J は1,000-lbと SOJ より小型で、射程は100nm以上になる。 |
2014.10.22 | Defense News | Erdogan says US airdrops to Kobane 'wrong' | <1411-102208> トルコのエルドアン大統領が22日、米国によるシリアのコバニに対する武器弾薬の空投補給を不適切と非 難した。 米軍の投下物資は IS やトルコが認めていない PYD と手に渡っているという。 トルコは同国南東部で自治を求めるクルド人武装組織 PKK と過去30年にわたり戦っており、PYD はシリアの PKK と見なしている。 |
2014.10.20 | Yahoo | AFP=時事記事 「トルコが方針転換、イラク系クルド人部隊のコバニ移動を支援」 |
<1411-102006> トルコ政府が20日、イラク北部クルド人自治区の治安部隊ペシュメルガ (Peshmerga) が、トルコを経由 してシリア北部の町アインアルアラブ(クルド名コバニ)で ISIL と闘うクルド人部隊に合流することを 認めていることを明らかにした。 トルコ政府はこれまで、クルド人部隊が国境を移動することを阻止してきたが、方針を大きく転換した。 |
2014.10.20 | 毎日新聞 | トルコ治安部隊がイスラム国戦闘員逮捕 領内で銃撃 | <1411-102005> 英テレグラフ紙が19日、シリアとの国境に近いトルコ南部ウルファで16日夕、ISIL の戦闘員がシリア の穏健反体制派幹部を銃撃したと報じた。 銃撃されたのは、シリア北部のアインアルアラブ(クルド名コバニ)で ISIL と戦闘を続けるシリアの穏健反体制派のリーダで、ISIL の戦闘員はシリア側に 拉致しようとしたが、警備中のトルコ治安当局に逮捕された。 |
2014.10.20 | 朝日新聞 | トルコ、非常任理事国落選に衝撃 外交見直し迫る論評も | <1411-102004> 国連安全保障理事会の非常任理事国選挙でトルコが惨敗した。 国内では選出が確実視されていただけに衝撃が広がってい る。 屈辱的敗北の原因は、周辺国との間で摩擦を生んだ近年の外交政策にあるとして、その見直しを迫る論評も出始めた。 もくろみが外れた理由について、欧州のある外交関係者は、ISIL へのトルコの対応が間違いなく影響 したと説明している。 |
2014.10.14 | Yahoo | 時事通信記事 「クルド武装組織に空爆=和平推進に打撃―トルコ」 |
<1411-101403> トルコのメディアが14日、トルコ軍が13日に同国南東部にある反政府武装組織クルド労働者党 (PKK) 関連の目標に相次い で空爆を加えたと伝えた。 トルコ政府と PKK の和平プロセスが始まった2013年以降、こうした攻撃が行われるのは初めてとみられる。 |
2014.10.13 | Defense News | Turkey denies deal with US on Anti-IS strikes | <1411-101304> トルコ政府が13日、シリア国内の ISIL を爆撃する米国に、トルコの空軍 基地の使用を認めたとの報道を強く否定した。 但し、シリアの反政府勢力に対する訓練を行うことは認めた。 |
2014.10.13 | Yahoo | 時事通信記事 「トルコが施設使用『同意』=対イスラム国作戦で―米大統領補佐官」 |
<1411-101301> ライス国家安全保障担当米大統領補佐官が12日、イラクとシリアで勢力を広げる ISIL 掃討作戦のため、 米軍など有志連合の部隊がトルコ国内の施設を使用することにトルコが同意したと明らかにした。 |
2014.10.11 | 朝日新聞 | 『イスラム国』へ単独軍事作戦、トルコ外相『非現実的』 | <1411-101104> トルコのチャブシオール外相が9日、アンカラで NATO のストルテンベルグ事務総長と ISIL 対応をめぐり会談したのち、 トルコだけで地上作戦を率いると期待するのは現実的ではないと述べ、トルコ単独でシリアへ軍を派遣して ISIL と交戦することを否定した。 |
2014.10.11 | Yahoo | 時事通信記事 「トルコ、シリア反体制派を支援へ=基地使用も容認か―米と合意」 |
<1411-101103> 米国務省が ISIL との戦いに関し10日、トルコがシリア反体制派の戦力強化を 支援することに合意したと発表した。 米軍のチームが来週前半にアンカラを訪問し、これまで米軍に認めていなかったトルコ領内 の基地使用などをめぐりトルコ軍当局と話し合うという。 米軍は現在、サウジアラビアで11~17ヵ月かけて計5,000人のシリア反体制派に訓練を施す計画を立てているが、今回の合意でトルコも訓練や装備供与に何らかの形で貢献 することになる。 |
2014.10.08 | Jane's Defence Weekly | Ankara approves cross-border ops against IS | <1411-100807> トルコ議会が10月2日、IS と戦う米国主導の連合軍に参加するため、イラクとシリアに部隊を派遣 することを承認した。 また合わせて、トルコ国内を外国軍隊が使用することも承認した。 |
2014.10.08 | Yahoo | 産経新聞記事 「イスラム国クルド攻撃が飛び火、トルコ各地でデモ 衝突で14人死亡」 |
<1411-100805> ISIL がシリア北部のクルド地域への攻勢を強めるなか、トルコ各地では7日から8日にかけ、政府の 消極的な ISIL 対策に抗議するクルド人らのデモが発生した。 デモはクルド政党の人民民主党 (HDP) などが呼びかけたもので、クルド人 が多い南東部の各都市や首都アンカラ、最大都市イスタンブールなどで起きた。 デモ隊は政府に対し、ISIL の攻勢にさらされているシリア北部のクルド人の町アイン・ア ラブ(註:クルド名コバニ)を見殺しにしようとしているなどと非難した。 クルド人はトルコ南東部からシリア北部、イラク北部、イラン西部などにまたがる地域に住む2,500万~3,000万の民族で、国家を持たない民族とし ては世界最大規模である。 全体の75%がイスラム教スンニ派、残りはシーア派などを信奉している。 |
2014.10.07 | Yahoo | 時事通信記事 「近く地上作戦か=シリア派兵『必要』―トルコ大統領」 |
<1411-100706> トルコ軍が近く地上作戦に踏み切る可能性がある。 トルコのエルドアン大統領が7日、シリアの対トルコ国境地帯で勢力を拡大する ISIL への対応について、問題は空爆では解決しないと述べ 、シリア側への派兵の必要性を重ねて強調した。 |
2014.10.01 | Yahoo | ロイタ通信記事 「『イスラム国』掃討、トルコ国会が他国軍の基地使用承認か」 |
<1411-100106> トルコ政府が9月30日、イラクとシリアのテロ組織の攻撃に対し軍事行動を拡大する案を国会に 提出した。 2日の国会で承認を求める。 法案は必要に応じて国境を越えた軍事行動のためトルコ軍を派遣し、他国軍にトルコ駐留を許可することを求めるとしている。 トルコは ISIL の攻撃に対抗するためシリアとイラクに軍を投入するほか、他国軍にトルコの基地 使用を認める可能性がある。 |
2014.09.30 | Yahoo | 時事通信記事 「シリア派兵へ準備=対『イスラム国』、米作戦を支援―トルコ」 |
<1410-093002> トルコ政府は ISIL 掃討のため、シリア領内への地上部隊派遣を 視野に準備を進めている。 シリアのクルド人住民を中心に難民が急増し、トルコ領内の国境付近で混乱が広がったためで、これまで距離を置いてきた米主導の空爆作戦を側面支援する形になるとみら れる。 |
2014.09.29 | 東京新聞 | トルコ:『イスラム国』弱体化ならクルド系勢い 対応苦慮 | <1410-092901> トルコ政府が ISIL への対応でジレンマを抱えている。 国境付近の安定化を図りたい半面、 ISIL の弱体化が進めば、対立するシリア内のクルド系武装勢力が勢力を盛り返しトルコ国内のクルド人勢力と共闘を図る懸念もある。 米国は空爆でトルコ駐留米軍基地使用など軍事的な連携強化を要求しており、トルコは週明けにも 改めて対応を協議する。 これに対し国連総会出席のため訪米したトルコのエルドアン大統領は、我々は、必要であればいかなることもやると米軍主導の空爆を歓迎し、軍事的支 援を提供する用意もあると述べたが、その詳細は明らかにしていない。 地元メディアは、大統領が述べた軍事的支援は、後方支援や情報共有にとどまる可能性が高いと伝えてい る。 |
2014.09.27 | NHKニュース | シリア・トルコ国境地帯 住民と治安部隊衝突 | <1410-092705> シリア北部では ISIL が少数民族のクルド人が居住する村を次々と制圧 するなど攻勢を強め隣国トルコとの国境地帯に迫っており、これを受けて、今月19日以降、15万人に上るクルド人などがトルコ側に避難する 事態になっている。 こうしたなか、トルコのスルチでは26日、トルコ側にいるクルド人がシリア側のクルド人の町を助けようと呼びかけて数千人が国境地帯に押し寄 せ、一部が国境線を越えようとしたり石を投げたりしたため警備に当たっていた治安部隊が放水車や催涙弾で応戦して 衝突となった。 |
2014.09.27 | Yahoo | 時事通信記事 「シリア戦線でも台頭=対イスラム国、在トルコ組織参戦―クルド勢力」 |
<1410-092704> イラク北部での ISIL との戦闘で中心的な役割を果たすクルド人勢力が、シリアでも軍事的に存在感 を増しつつある。 トルコ南部のクルド人住民の証言によれば、トルコの武装組織『クルド労働者党』 (PKK) メンバー が、シリアでイスラム国を食い止める役割を果たしている。 地元メディアによると、シリアのクルド人民兵組織である人民防衛部隊 (YPG) は25日に、北部アインアルアラブへの襲撃を 試みるイスラム国武装集団の動きを抑えた。 シリアから14万人を超えるクルド人らが国境を越えてトルコに避難するなか、同胞の PKK が逆にシリア側に入って YPG の支援に乗 り出した。 一方トルコ政府は、PKK がシリアで急速に存在感を増し、国内クルド人の間で求心力が高まる事態も警戒している。 |
2014.09.24 | Jane's Defence Weekly | Spain to send Patriots to Turkey | <1411-092403> スペインが、2015年1月にトルコから撤退するオランダの Patriot中隊に代わり、発射機6基、人員130名の Patriot 1個中隊をト ルコに派遣することで合意した。 |
2014.09.22 | Yahoo | 時事通信記事 「越境クルド人13万人=在トルコ組織、イスラム国に『宣戦』」 |
<1410-092203> トルコ副首相が22日、シリア北部で ISIL の脅威にさらされトルコに避難した クルド人を中心とする住民が、13万人を超えたことを明らかにした。 トルコで活動するクルド人武装組織『クルド労働者党』(PKK) は、ISIL と戦うためメンバーに対しシリ ア側への越境を呼び掛けた。 |
2014.09.19 | Defense News | Turks praise Spanish Patriot deployment | <1410-091901> オランダが8月、2012年以来トルコ南部の Adana に配置していた Patriot 2個中隊を撤収すると 発表したが、これに代わってスペインが複数(註:2個中隊と見られる)の Patriot 中隊と130名の兵員を トルコに派遣する決定をした。 部隊は1月にトルコに到着し、南に位置するシリアと南東に位置するイラクからの脅威に備える。 |
2014.09.17 | Jane's Defence Weekly | Turkey and Eurosam begin T-Loramids talks | <1411-091708> トルコのエルドアン大統領が9月7日に T-LORAMIDS の機種選定について、2013年9月に内定した中国の HQ-9 と は共同生産及び技術移転で折り合わず、代わりに Eurosam社と SAMP/T の交渉を開始していることを明らかにした。 |
2014.08.27 | Jane's Defence Weekly | Azerbaijan, Georgia, Turkey hold trilateral meeting | <1410-082702> アゼルバイジャン、グルジア、トルコの国防相が8月19日に会合を持ち 、3ヵ国の軍事協力について協議し、合同演習の実施などで合意した。 3ヵ国はカスピ海で産出したアゼルバイジャンのガスと石油をグルジアとトルコを経由して欧州に送る パイプラインを設置しているが、ウクライナやグルジアに対する最近のロシアの動きから危機感を高めている。 |
2014.08.26 | Defense News | Holland to terminate Patriot mission in Turkey | <1409-082608> オランダ国防省が26日、シリアによる弾道弾攻撃からトルコを護るため、2012年以来トルコ南部に派遣していた Patriot 2個中隊について、最早維持することが難しくなったと撤退の意向を示した。 トルコ南部にはオランダのほか、米国とドイツも2個中隊ずつ、合わせて6個中隊の Patriot が展開している。 |
2014.08.26 | Defense News | Turkey extends deadline in disputed air defense contract | <1409-082607> トルコが次期長距離 SAM (LORAMIDS) の機種選定を、12月31日へ再延期 した。 延期は昨年9月以来5度目になる。 |
2014.08 | International Defense Review | Selex to upgrade NATO air defence radars | <1410-080010> Selex ES社がトルコの RAT 31DL レーダ3基の改良を受注した。 改良では Mode 5 IFF や Link 11 が取り付けられる。 RAT31DL は距離440km、高度98,000ftを覆域とするレーダで、NATO の航空統制システム ACCS の一部として 5ヵ国が13基を装備している。 |
2014.08 | International Defense Review | Rocketsan shows HiSAR-A surface-to-air missile | <1410-080005> トルコの Roketsan社が、HiSAR 低/中高度 SAM の開発を2018年に完了する計画である。 2パルスロケットモータで推進する HiSAR には、射程2~10kmで射高30~5,000mの HiSAR-A と、 射程3~15kmで射高50~10,000mの HiSAR-O の二種類がある。 HiSAR-A はかつて T-LALADMIS、HiSAR-O は T-MALAMIDS と呼ばれていた。 |
2014.07.30 | 日経新聞 | 武器輸出、破談に中国の影 トルコと幻の1号案件 | <1408-073005> トルコ向けの戦車用エンジンの輸出はエルドアン首相が提案した、三菱重工とトルコの企業が合弁会社をつくり生産するというものだったが、トル コ側は日本が求めた第三国に輸出する際の事前同意を受け入れなかったため、2月に双方は協議の停止で合意した。 日本政府の関係者は中国要因がトルコと破談になった理由の一つだったと認めている。 トルコは中国との接近を強めており、トルコに供与した技術 が中国に流出するおそれは高まる。 |
2014.07.03 | Defense News | Turkey's disputed air defense contract awaits politics | <1408-070301> トルコ政府が、長距離防空/BMD システムの提案締め切り期限の数時 間前に、締め切り期限を8月30日に延期すると発表した。 これで昨年9月以来四回目の延期になった。 |
【註】 昨年9月に一旦中国の HQ-9 とされたトルコ LORAMIDS の機種決定は、欧米からの圧力で延期になったが、2014年1月末とされた再提案の提出 期限が、4月末に延期され、更に6月末に再延期されていた。 |
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2014.05.14 | Jane's Defence Weekly | Turkey recommits to F-35 programme | <1406-051407> トルコが5月6日、100機装備する計画であった F-35A 最初の2機を発注すると発表した。 この2機は Block 3F 型とし て LRIP-10 で生産され、2018年に取得することになる。 F-35A の採用を巡ってトルコは、2012年1月に2機を発注したが、その後の計画遅延とコスト上昇のため1年後に発注を延期していた。 |
2014.05.07 | Jane's Defence Weekly | Syrian SAMs harass Turkish F-16s | <1406-050723> シリアによるトルコ空軍への嫌がらせが続いている。 これはトルコ領空を哨戒飛行している F-16 に対しもS-75 (SA-2) や S-200 (SA-5) などの SAM がレーダをロックオンさせるもので、2013年11月に始まり、12月には120秒、1月には360であったものが、 2月には一旦やんだものの、3月になると1,700秒以上に急増している。 これはトルコ空軍の F-16 がシリアの MiG-23 を撃墜したことに対する報復とみられる。 |
2014.05.01 | Defense News | Turkey extends deadline for disputed air defense bidding | <1406-050105> 昨年9月に一旦 HQ-9 に決まったトルコの LORAMIDS はその後 PAC-3 と Aster-30 による再検討になったが、提案 の提出期限が6月30日に延期された。 それまでの提出期限とされてきた4月末も(註:1月末から)延期された日程であった。 |
2014.03.26 | Defense News | Turkey vows 'any measures' against Syria threats | <1404-032606> トルコ外相が26日に AFP の単独インタビューで、シリアに対し越境軍事作戦を含むいかなる措置 をとる用意があると述べた。 トルコは23日に、シリアの戦闘機を撃墜している。 トルコはシリア内戦勃発以来75万以上の難民を抱えているほか、シリア領内25kmにオスマン帝国初代オットマン国王の祖父であるスレイマン首長の 墓にトルコ国旗を掲揚し、若干名の部隊を配置しているが、ここがイスラム過激派 ISIL の脅威に晒されているという。 |
2014.03.24 | Yahoo | 産経新聞記事 「トルコ シリア軍機を撃墜 国境地帯『領空内に侵入』」 |
<1404-032401> トルコのエルドアン首相が23日、トルコ南部のシリアとの国境地帯で領空内に侵入したシリア軍機1機をトルコ軍機が 撃墜したことを明らかにした。 内戦下のシリアではここ数日、トルコ国境沿いの北西部ラタキア県でアサド政権側の軍部隊と反体制派武装勢力との 激しい戦闘が続いており、シリア軍機は反体制派への空爆作戦に従事していたとみられる。 トルコはシリア内戦が激化した2011年以降、反体制派を支援しており、武器供与も取り沙汰されている。 |
2014.03.18 | Yahoo | 時事通信記事 「クリミア住民投票認めず=タタール人代表と会見―トルコ」 |
<1404-031803> トルコのダウトオール外相が17日、トルコを訪問したクリミア・タタール民族会議議長とアンカラで共同記者会見して、ク リミア半島で行われた住民投票について合法性はなく認められないと述べ、トルコの立場を明らかにした。 クリミア・タタール語はトルコ語と同じテュルク系言語で、クリミア半島は長くオスマン帝国の影響下にあった。 18世紀後半にロシアがクリミア 半島を奪った際には、住民の多数派はタタール人だった。 その後タタール人はスターリンによってクリミア半島から追い出され、 現在では半島の人口の12%を占めるにすぎない。 |
2014.02.28 | 朝日新聞 | 日本とトルコ、戦車用エンジン共同開発は棚上げ | <1403-022806> 日本とトルコが検討していた戦車用エンジンの共同開発を巡り、トルコ防衛産業庁のバヤル次官は2月27日、 共同開発の棚上げで両国が合意したことを明らかにした。 ロイタ通信などによると、日本側から共同開発のエンジンを搭載した戦車の第三国への輸出は認められないとの連絡があったという。 |
2014.02.25 | Defense News | Allies intensify pressure on Turkey over China missile deal | <1403-022507> 昨年9月にトルコが中国製ミサイルの採用を決めたことに対する NATO 諸国からの再検討 圧力が増大している。 これについてトルコの調達当局者は、もし9月の決定を勧めれば西側諸国との関係は軍民にわたり危機的な状況になるとみている。 |
2014.02.25 | Defense News | Turkey's Roketsan, Azerbaijan discuss rocket launcher co-production | <1403-022506> トルコ国営 Rocketsan社がアゼルバイジャンと、同社製107mm及び122mm RLS T-107/122 の 共同生産の交渉を行っている。 |
【註】 トルコ人が一番好きな国である旧ソ連のアゼルバイジャンはトルコ民族の国家で、ソ連崩壊後に隣国アルメニア国内にある飛び地ナゴルノカラバフ自治州を巡り武力紛争を行っ た過去がある。 現在紛争は収まっているが、トルコとアゼルバイジャンの軍事的接近は、間に挟まれたアルメニアとの緊張を再び高める可能性がある。 |
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2014.02.12 | Jane's Defence Weekly | Turkey to receive Peace Eagle | <1404-021206> トルコが2000年に4機発注し、2007年に納入されることになっていた Boeing 737-700 を元にした AEW&C機 Peace Eagle の1番機が、2月21日に7年遅れで正式に納入された。 納入遅れの原因は搭載レーダとその他電子装置の不具合で、同様の納期遅延は同じく 737-700 AEW&C機である豪空軍の Wedgetail でも起こったが、 韓国の Peace Eye では起きていない。 |
2014.02.08 | Defense News | Boeing delivers 1st spy plane to Turkey; faces penalties | <1403-020802> トルコが Peace Eagle と言う名称で4機導入する Boeing 737-700 AEW&C 機の一号機が、 7年遅れでトルコに到着した。 同機は2月21日に正式に空軍へ引き渡され、運用試験が開始される。 |
【註】 トルコが導入する Boeing社社製 737-700 AEW&C 機は、オーストラリアが Wedgetail として6機導入したが、Northrop Grumman社の MESA レーダ及び BAE Systems社製 ESM 装置が、完成度、安定性、性能の点で問題があるとされ、3年以上遅れて2009年にようやく要求を満たしていると判定され 受領が開始さ、2012年に全機 IOC となった。 |
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2014.01.30 | Defense News | Turkey extends deadline for US, European missile bidders | <1402-013001> トルコが2013年9月に一旦中国の HQ-9 に決めたと発表した T-LORAMIIDS の 機種決定を1月末としていたたが、再度3ヶ月延長して4月末にした。 HQ-9 を第一候補とした9月時点でトルコは、Aster 30 を第二候補、PAC-3 を第三候補にしていた。 第四候補であった S-300/S-400 は候補から脱落していた。 |
2014.01.25 | Defense News | Turkey likely to OK indigenous fighter program | <1402-012502> トルコが国産戦闘機 TF-X 計画の推進を検討しており、3月開催とみられる首相も参加する防衛生産委員会で方針が決まると みられる。 トルコは共和国建国100周年となる2023年には初飛行させたいとしており、TAI社は既に3種類の概案を作成してい る。 この計画には海外企業の参画も検討されており、KAI社がその対象となっているのは公然となっている。 トルコは F-35 100機の取得も計画しているが、もし両計画が並行して進められると今後10年間の総経費は$50Bにもなるため、F-35 計画の推進は疑問 視されている。 |
2014.01.13 | Defense News | Turkish defense exports hit $1.4B record in 2013 | <1402-011303> 2013年におけるトルコの武器輸出は、契約額で前年比10%増の$1.4Bに達した。 2014年には44%増の$2B を見込んでいる。 2008年~2012年間におけるトルコの武器輸出は43%増加している。 2013年の輸出先は米国がトップになっている。 トルコの軍事生産は輸出が1/3を占め、その39%は T-129 攻撃へり、Hurkus 練習機、Anka UAV などを生産している TAI社 になっている。 |
2014.01.30 | Defense News | Turkey extends deadline for US, European missile bidders | <1402-013001> トルコが2013年9月に一旦中国の HQ-9 に決めたと発表した T-LORAMIIDS の 機種決定を1月末としていたたが、再度3ヶ月延長して4月末にした。 HQ-9 を第一候補とした9月時点でトルコは、Aster 30 を第二候補、PAC-3 を第三候補にしていた。 第四候補であった S-300/S-400 は候補から脱落していた。 |
2014.01.25 | Defense News | Turkey likely to OK indigenous fighter program | <1402-012502> トルコが国産戦闘機 TF-X 計画の推進を検討しており、3月開催とみられる首相も参加する防衛生産委員会で方針が決まると みられる。 トルコは共和国建国100周年となる2023年には初飛行させたいとしており、TAI社は既に3種類の概案を作成してい る。 この計画には海外企業の参画も検討されており、KAI社がその対象となっているのは公然となっている。 トルコは F-35 100機の取得も計画しているが、もし両計画が並行して進められると今後10年間の総経費は$50Bにもなるため、F-35 計画の推進は疑問 視されている。 |
2014.01.13 | Defense News | Turkish defense exports hit $1.4B record in 2013 | <1402-011303> 2013年におけるトルコの武器輸出は、契約額で前年比10%増の$1.4Bに達した。 2014年には44%増の$2B を見込んでいる。 2008年~2012年間におけるトルコの武器輸出は43%増加している。 2013年の輸出先は米国がトップになっている。 トルコの軍事生産は輸出が1/3を占め、その39%は T-129 攻撃へり、Hurkus 練習機、Anka UAV などを生産している TAI社 になっている。 |
2014.01.11 | Defense News | Turkey chases new defense deals in Asia | <1402-011103> トルコのエルドアン首相が、マレーシア、日本、シンガポールを訪問しているが、トルコはかねてから軍事技術に関して 、アジア強い関心を寄せており、2001年には韓国が T-155 SPH を$1Bで購入し、2007年には KT-1 初等練習機を$500Mで購入する契約を行っている。 今回の首相訪問に合わせて両国は、トルコの次期 MBT Altay に搭載する1,500馬力のエンジンを MHI と共同開発する件で協議した。 更にトルコはヘリ用エンジン、UAV、IR センサ、水上艦/潜水艦用燃料電池の開発についても、 FHI や KHI と協議している。 更に首相訪日間に、通信/放送衛星 TURKSAT 4A の引き渡しも行った。 TURKSAT 4A/4B は MELCO が製造したもので、2月 15日にカザフスタンからロシアの Proton ロケットで打ち上げられる。 |
2014.01.04 | 東京新聞 | トルコと戦車エンジン共同開発へ 武器輸出緩和で検討 | <1402-010403> 政府関係者が4日、政府が武器輸出緩和政策の一環として、トルコとの間で戦車用エンジンの共同開発に乗り出す方針を固 めたことを明らかにした。 国際共同開発への国内企業参加を条件付きで認めた2011年12月策定の防衛装備品の海外移転基準に基づく措置となる。 実際の開発は、三菱重工業とトルコ企業が合弁会社を設立して実施する方向で検討している。 |