2011年以降のジョージア(ロシア名グルジア)情勢に関する報道

2010年の報道  2009年の報道   2008年の報道  2007年以前の報道

 
年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2024.10.18
 02:00
RBC Ukraine EU summit effectively announces halt of Georgia's accession to union <2411-101801>
 EU首脳会議ジョージアのEU加盟手続き事実上停止したと発表した。
 最新の欧州理事会サミットが10月17日に開催された。 欧州理事会のウェブサイトに掲載された会議の結論文書によれば、ジョージアのEU加盟手続きは事実上停止された。
 この文書は、欧州理事会が、ジョージアの人々が欧州で歩む道を支援するEUの用意があることを再確認すると述べているが、それはまた、欧州連合が設立された価値観と原則と矛盾するジョージア政府の行動に対して深い懸念を表明している。
 「欧州理事会は、ジョージアの行動方針がジョージアの欧州への道を危険にさらし、事実上の加盟手続きを停止させることを想起し、それはジョージアに対し、欧州統合の基本原則に沿った、民主的で包括的かつ持続可能な改革を採用するよう求めている。 欧州理事会は、引き続き状況を注意深く監視していく」と文書には書かれている。
 さらに、欧州理事会は、同国で予定されている議会選挙が、国際基準の下で自由かつ公正に行われ、国際的および国内のオブザーバーが妨げられることなくアクセスできるようになると希望している。
 また、同文書は、自由で独立したメディアを保護する必要性を強調し、国際的に認められた国境内でのジョージアの主権、独立、領土保全に対するEUの揺るぎない支持を再確認している。
2024.10.04
 10:32
讀賣新聞

(Yahoo)

ジョージアで反 LGBT法が成立、ロシアに追随し同性婚など禁止…EU 加盟遠のく <2411-100410>
 AP通信によると、3日にジョージアで性的少数者 (LGBT) などの権利を制限する法律が成立した。 LGBTへの規制は6月成立した外国から一定の資金援助を受ける団体を規制する「外国の代理人法」に続き、ロシアに追随する動きであることから、ジョージアが目指すEUへの加盟が遠のくのは確実な情勢である。
 成立したLGBT規制法は与党「ジョージアの夢」が法案を提出し、賛成多数で可決したため、親欧米派のズラビシビリ大統領が署名を拒否したが、与党寄りの議長の署名で成立した。
 ジョージアは多くの国民がEU加盟を支持する一方、LGBTの権利拡大など欧米のリベラルな価値観への抵抗もある。 規制法は10月26日の議会選に向け、与党が保守層の支持を固める狙いもあったとみられる。
 ロシアでも2023年に、最高裁が性的少数者に関する市民運動を過激派の活動と認定し、禁止する判決を下している。
2024.09.27
 13:55
AFP=時事

(Yahoo)

ロシアへの抵抗は「無責任」 ハンガリー首相顧問、無抵抗降伏論唱え炎上 <2410-092716>
 ハンガリーのオルバン首相の政治顧問が、ハンガリーはロシアによる侵攻を受けても、ウクライナのように防衛戦争をしなかっただろうと述べ、26日に批判を浴びた
 政治顧問のオルバン・バラージュ氏は、1956年に発生した「ハンガリー動乱」がソ連の介入を受けて圧倒的な軍事力で鎮圧されたのを受け、ハンガリーは「慎重」であるべきことを学んだと述べた。 オルバン・バラージュ顧問はオルバン・ビクトル首相の親族ではない。
 バラージュ顧問は親政府紙Mandinerが25日に公開した動画で、「1956年のことに基づけば、われわれはおそらくウクライナのゼレンスキー大統領が2年半前にしたようことはしなかっただろう。 なぜなら、それは無責任だからだ」と主張した。
 「彼がウクライナを防衛戦争へと導いたのは明らかで、大勢が死亡し、領土も失われた。 これは彼らの権利、主権国家の決定であり、そうすることはできる。 だが、もしわれわれが助言を求められていたら、勧めなかっただろう。 1956年にわれわれは慎重であるべきこと、そして非常に大切なハンガリー国民の命を無駄にしてはならないことを学んだ」と続けた。
2024.09.24
 21:54
Kyiv Independent Russia continues construction of naval base in occupied Abkhazia, Ukraine hints it will be legitimate target <2410-092412>
 ロシアは占領下の(註:ジョージア領)アブハジアで海軍基地の建設を続けており、ウクライナはそれが正当な攻撃目標になることを示唆している。
 2023年10月にゼレンスキー大統領は、ウクライナはロシアの黒海艦隊が駐留する場所であればどこでも攻撃すると述べたが、これにはロシアが駐屯地を置き、海軍基地を建設していると噂されているジョージアの占領地域も含まれる可能性があることを示唆している。
 大統領は当時「我々はどこにでも彼らに手を差し伸べる」と言ったが、この発言はジョージア全土に波紋を広げ、戦争がまもなくジョージアに影響を及ぼし、ジョージアはウクライナとその戦いから距離を置くのに長い道のりを歩んできたという懸念を高めた。 それ以来、ロシアは基地の建設を加速させただけであり、それは南コーカサス地方の小さな国を、より広範な紛争に引きずり込む可能性を秘めている。
 伝統的に占領下のクリミアに駐留していたロシアの黒海艦隊がウクライナの攻撃に打撃を受け大部分が撤退を余儀なくされたため、ロシアはウクライナのUAVやミサイルからさらに離れた安全な港を探し求めている。
 ウクライナが支配する最も近い領土から南東に70km以上に位置するオチャムチレは、現在のウクライナの長距離能力の多くからは、ほとんど手の届かない場所に、ロシアに新たな海軍基地を提供する可能性を秘めている。
2024.08.30
 17:00
朝日新聞

(Yahoo)

ロシア「米国がカラー革命計画」 ジョージア総選挙支援で情報工作か <2409-083018>
 ロシア国営TASS通信が、米国がジョージアに「カラー革命」を仕掛けようとしていると報じた。 ロシア情報機関の対外情報庁(SVR)が26日、10月に実施されるジョージアの総選挙ロシア寄りの姿勢を強める与党の勝利を防ぐために米国がそのような計画を準備していると主張した。
 カラー革命は2000年代に旧ソ連諸国で起きた民主化運動で、2014年に親露の政権を退陣させたウクライナの政変につながり、ロシアにとっては「米欧の陰謀」の象徴である。
 今回、SVRはジョージアでの米国の計画を、ウクライナの「マイダン革命」になぞらえて「トビリシ・マイダン」と呼んでいる。 総選挙での不正を訴えて政権交代運動をあおり、警察などが暴力行為をするよう仕向けようとしていると強調するが、SVRはそれに対抗する外交的、経済的な手段を準備中だとしている。
2024.08.21
 15:52
Kyiv Indepedent Georgia's ruling party to seek constitutional ban of chief opposition party <2409-082109>
 ジョージアの与党「ジョージアの夢」が8月20日、最大野党の統一国民運動 (UNM) が来るべき選挙で議会の過半数を確保した場合に、違憲と宣言しようとすると述べた。
 2012年以来権力の座に就いている「ジョージアの夢」は、長い間、UNMとその元指導者で元大統領のサアカシュヴィリを悪者扱いしてきた。 ジョージアの夢が政権を握った後に出国し、短期間ウクライナのオデッサ州の知事を務めたサアカシュヴィリ元大統領は、政治的動機があると主張して2021年からジョージアの刑務所に収監されている。
 「ジョージアの夢」はFacebookに投稿した声明で、「ジョージアの夢」は、「政治システムを質的に改善するためには、憲法上の過半数を獲得する必要があるり、これは、集団的なUNMを政治から排除しなければ達成できない」と強調した。
 「コレクティブUNM」という文言は、「ジョージアの夢」の役員により政治的反対派をUNMの旗の下に一括にする試みとして定期的に使用されてきた。
 「憲法上の過半数を獲得した時点で、UNMとそのすべての系列団体または後継政党が違憲と宣言される結果となる法的手続きを開始する」と声明は続けた。
2024.08.08
 05:50
共同通信

(Yahoo)

ロのジョージア占拠非難 衝突16年で米国務長官 <2409-080806>
 ロシアとジョージアによる2008年の軍事衝突から16年となり、ブリンケン米国務長官は7日の声明で「今日に至るまでロシアはジョージアの領土の20%を支配している」と非難し、ジョージアの主権と領土保全を支持する米国の立場は揺らがないと強調した。
 ブリンケン長官は、紛争前の位置まで軍を撤収させるようロシアに求めた。 ジョージア領内の南オセチアとアブハジアの独立をロシアが承認していることも批判した。
2024.07.20
 18:07
Kyiv Independent Most Georgians see Russia as enemy, survey shows <2408-072006>
 ジョージア国民のほとんどロシアを自国の主要な敵と見なしており、コーカサス研究リソースセンター (CRRC) が、アルメニアとジョージアでCRRC が毎年実施する社会経済問題と政治的見解の調査コーカサスバロメーター調査によると、この数字は例年と比較して増加している。
 世論調査は4月16日から5月13日にかけて、ロシアの代理人と地元の協力者が支配する占領地域を除くジョージアの全地域で実施された。調査には約1,509人が参加した。
 調査によると、回答者の69%がロシアをジョージアの主な敵だと考えている。 2021年の同様の調査では、その数は66%だったが、2019年は49%、2017年は40%、そして2012年には35%であった。
 調査参加者の4%が米国を敵とみなし、2%がトルコを敵とみなしている。 ジョージアに敵はいないと考える人の数は、過去12年間変わらず4%だった。
 現在、ジョージアの主な友好国はどこかという質問に対しては、ほとんどの回答者が米国24%、アゼルバイジャン8%、ウクライナ7%を選んだ。
2024.07.15
 22:29
Kyiv Independent Georgian president appeals to Constitutional Court on law on 'foreign agents' <2408-071511>
 ジョージアのムスキラゼ大統領秘書官が7月15日、ズラビシュヴィリ大統領ジョージア憲法裁判所に、外国代理人に関する法律に反対する動議を提出したとブリーフィングで述べた。
 ムスキラゼ秘書官によると、グルジア大統領はこの法律をめぐって、この法律はジョージア憲法第78条に反し違憲であると初めて憲法裁判所に上訴した。
「この訴訟は、憲法が保障するいくつかの基本的権利を侵害する法律のいくつかの条項に異議を唱えている。この訴訟で、大統領は法律の停止と最終的な廃止を要求している」とムスキラゼは述べた。
 彼女は当初、クレムリンを批判する人々を弾圧するために使われる抑圧的なロシアの法律を反映しているとして、外国からの資金提供を受けている組織を外国の代理人と呼ぶことを義務付ける法案に拒否権を発動したが、与党ジョージアン・ドリーム党が多数を占めるグルジア議会は、5月28日、84人の議員が賛成票を投じ、大統領の拒否権を封じた。
 
RFE/RLの「コーカサスのこだま」プロジェクトによると、グルジアの国選弁護人レヴァン・ヨセリアーニ氏や、非政府組織、様々なメディアも、憲法裁判所に同様の訴訟を起こす予定だという。
2024.07.06
 02:37
Kyiv Independent US pauses military exercises with Georgia as relations with Tbilisi deteriorate <2408-070601>
 米国防総省は7月5日、ジョージアとの二国間関係を総合的に評価した結果、ジョージアとのNoble Partner合同演習を無期限に延期したと発表した。 国防総省は、この決定は「軽々しく」行われたものではないと述べた。 Noble Partnerは当初、7月25日から8月6日までジョージアで行われる予定だった。
 米国政府は、ジョージア議会が外国からの資金提供を受けている組織に「外国代理人」のレッテルを貼ることを義務付ける物議を醸す法案を可決した直後の5月30日に、ジョージアとの関係の全面的な見直しを開始した。
 米国は6月6日に、ジョージア政府高官に対する制裁の第一弾を発動し、「ジョージアの民主主義を損なう責任がある、または共謀した」個人に渡航制限を課していた。
2024.06.25
 04:09
共同通信

(Yahoo)

EU、ジョージア援助凍結も スパイ法発効受け <2407-062502>
 EUのボレル外交安全保障上級代表が24日にルクセンブルクでの外相理事会後に記者会見し、ジョージアで外国から資金提供を受ける団体やマスメディアを事実上のスパイと見なす法律が6月発効したことを受け、ジョージアとの関係縮小や資金援助の凍結を検討する考えを示した。
 EU加盟を目指すジョージアは「加盟候補国」となっているが、ボレル氏は「政府が行動を変えなければ、EUの道を進むことはできない」と強調し、法律を撤回しなければ加盟は困難になると警告した。
2024.06.21
 07:25
Reuters 通信

(Yahoo)

ジョージアの EU加盟、「スパイ法」成立で事実上凍結= EU大使 <2407-062107>
 EUのジョージア駐在ヘルチンスキ大使が19日、外国から一定以上の資金提供を受ける団体やマスメディアを事実上のスパイと見なす「スパイ法」がジョージアで今月成立したことを受け、同国のEU加盟手続きは事実上停止したと述べた。
 ジョージアの通信社Inter Pressによると、EU大使はスパイ法が「ジョージアの発展見通しにマイナスの影響を与えた」と指摘し、EU加盟プロセスは「事実上停止し、事実上凍結されている」と述べた。
2024.06.06
 23:10
Kyiv Independent US imposes 'first tranche' of sanctions against Georgian officials <2407-060613>
 米国務省のミラー報道官が、6月6日にジョージア政府高官に対する制裁の第一弾を実施したと発表した。
 ミラー報道官によると、制裁の最初の措置では、与党ジョージアン・ドリーム党の党員、他の国会議員法執行機関その他の民間人を含む数十人の渡航が禁止された。
 渡航禁止措置は、氏名不詳の個人の家族にも及ぶ。
2024.05.28
 16:22
時事通信

(Yahoo)

外国スパイ法再可決・成立 大統領の拒否権無効化 ジョージア議会 <2406-052815>
 ジョージアからの報道によると、同国議会本会議が28日、外国の資金提供を受けるNGOなどを事実上「スパイ」と見なす法案について、過半数の賛成により再可決し、ズラビシビリ大統領が発動した拒否権を無効化するもので、同法は成立した。
 議会前には採決に反対する数千人のデモ隊が集結し、警官隊と衝突して混乱した。
 法案は、ロシアに融和的な与党「ジョージアの夢」が14日に採決を強行して可決された。 親欧米派の野党は、プーチン政権下のロシアのような弾圧につながると訴え、連日抗議デモを展開。親欧米派のズラビシビリ氏も法案成立に必要な署名を拒んでいた。
 ジョージアは2008年にロシアと軍事衝突して領土を奪われ、22年にはロシアによる侵攻の標的になったウクライナに追随してEUへの加盟を申請したが、EUは民主化に逆行すると法案を批判しており、成立によりEU加盟プロセスも頓挫しそうである。
2024.05.19
 00:36
共同通信

(Yahoo)

ジョージアでスパイ法案に拒否権 親EUのズラビシビリ大統領 <2406-051901>
 TASS通信が、ジョージアのズラビシビリ大統領が18日に外国から資金提供を受ける団体を事実上スパイと見なす法案に拒否権を発動したと明らかにしたと報じた。 議会は過半数の賛成で拒否権を覆すことができる
 ズラビシビリ大統領は親EUの立場で、議会が14日採択した法案はロシアのプーチン政権が反対派排除に使う法律に類似しているとして、野党側は抗議デモを継続しており、ジョージアが加盟を目指すEUや米国も懸念を示している。
2024.05.15
 05:25
朝日新聞

(Yahoo)

ジョージア議会「ロシア法」可決 大統領「拒否権」明言も政権強行 <2406-051502>
 ジョージア議会が14日、外国から資金提供を受ける団体を規制する法案を可決した。
 同法案に反対する親欧米派勢力は、民主主義が脅かされると批判して連日、抗議デモを実施。
 大統領も拒否権を行使する構えだが、政権は再可決により成立させる方針である。
2024.05.11
 23:14
Kyiv Independent Tens of thousands rally in Tbilisi to protest Georgia's 'foreign agents' bill <2406-051112>
 
Deutsche Welleが5月11日、約5万人が政府の「外国代理人」法案に反対してグルジアの首都をデモ行進したと報じた。
 この法案は、まだ第3読会で可決されていないが、外国からの資金提供を受けている組織には「外国代理人」のレッテルを貼ることを義務付けている。 この法律は、クレムリン政権を批判する人々を取り締まるために使われた抑圧的なロシアの法律を反映しており、反対派からは「ロシア法」と呼ばれている。
 RFE/RLが報じたところでは、デモ隊はヨーロッパ広場に到着し、5月12日と13日からグルジアの国会議事堂で夜を過ごすと述べた。
 議員らは5月13日~14日に、第3読会で法案を審議する予定で、与党ジョージアン・ドリーム党が多数を占める議会は、過去2回の読会ですでに法案を可決している。
2024.05.06
 16:37
共同通信

(Yahoo)

ジョージア、スパイ法案巡り緊迫 EU加盟に暗雲 <2406-050607>
 ジョージア情勢が緊迫している。 外国から資金提供を受ける団体を事実上スパイと見なす法案が、ロシアの法律と同じだとして野党の抗議デモが拡大し、法案撤回を求める欧米にコバヒゼ首相が反発して、ジョージア情勢が緊迫し、政権が目指してきたEU早期加盟に暗雲が漂い始めた。
 法案は予算の20%以上を外国の資金に頼る非政府組織(NGO)やマスメディアを法務省に登録させ、資金提供先や収支を申告させる内容で、政府は2023年も同様の法律制定を目指したが、プーチン政権に批判的な個人や団体を「外国のエージェント(代理人)」に指定し言論を制限するロシアの法律との類似性を指摘する野党側が猛反対した。
 政府は「外国の代理人」の呼称を「外国の利益のため活動する組織」と修正して議会に再提出し、4月に基本採択した。5月半ばの成立を目指している。
 与党「ジョージアの夢」はEU加盟を掲げつつロシアとの正常な関係維持も訴えているが、野党は2008年にロシアと軍事衝突した当時の大統領、サーカシビリ氏の「統一国民運動」が反露姿勢を明確にしている。
2024.05.02
 21:41
時事通信

(Yahoo)

ジョージアで数万人デモ NGO監視法案に反対 <2406-050228>
 ジョージアで1日、外国から資金を受けるNGOなどに登録を義務付ける「外国の影響」法案が議会の第2読会(3段階審議の2番目)を通過した。 法案成立には、第3読会通過を経て大統領が署名する必要がある。 成立すれば、資金の20%以上を外国から受け取っているNGOやメディアは、「外国勢力の利益を追求する組織」として登録するよう義務付けられる。
 与党「ジョージアの夢」が4月9日に提出「外国の影響」法案は、反対意見を封じるロシアの抑圧的法律に似た内容だと批判されている。
 AFP通信の記者によると、これを受け議会前に数万人が抗議のため集結し、議会中庭に陣取った警官隊が催涙ガスなどを使用した。
2024.05.02
 07:00
朝日新聞

(Yahoo)

「ロシア法」めぐり対立激化 旧ソ連のジョージア、連日の抗議デモ <2406-050206>
 ジョージアで、外国から資金提供を受ける団体への規制法案をめぐる対立が激化している。 野党などは、政権の意に沿わない団体の活動が制限され、民主主義がないがしろにされると反発してデモを連日開くが、政権は月内の成立へ強硬姿勢を貫く構えだ。
 4月30日夜に首都トビリシ中心部で開かれたデモは、数千人の参加者が議会前の通りを封鎖して「ノー、ロシア法」などと声を上げた。
 深夜近くになると、周囲を警備していた警察が、催涙ガスや放水銃を使用し、一部の参加者を拘束したため、デモ隊も瓶を投げるなどして抵抗し、混乱が続いた。
 AFP通信によると、同社カメラマンもゴム製の警棒で殴打されたという。
2024.05.02
 02:01
RBC Ukraine Head of European Commission on protests in Tbilisi - Georgia stands at crossroads <2406-050203>
 欧州委員会のフォン・デア・ライエン委員長のTwitterによると、委員長はグルジアの首都トビリシで物議を醸している外国代理人法が議会で採択された後も、大規模な抗議行動を解散させようとする法執行官による試みが続いている状況に反応し、トビリシ路上での暴力を非難すると述べ、出来事を大きな懸念を持って見守っていると述べた。
 グルジア社会に怒りの波を引き起こし、EUから批判されたグルジアのロシアの法律について、彼女はグルジアの人々が自国のヨーロッパの未来を望んでいることを指摘し、岐路に立たされているグルジアは欧州への道を歩み続けるべきだと強調した。
2024.04.17
 11:25
CNN

(Yahoo)

首都で衝突、国会では乱闘 「外国の代理人」法案めぐり ジョージア <2405-041705>
 ジョージアの首都トビリシで16日、激しい論議が続く「外国の代理人」法をめぐってデモ隊と警官隊が衝突した。 国会で審議されている同法案は、ロシア政府が反体制派の弾圧に利用している法律になぞらえて「ロシア法」と呼ばれ、野党や西側諸国が批判を強めている。
 与党「ジョージアの夢」は2023年、抗議運動が相次いだことを受けて法案をいったん取り下げていたが、今回、再び国会に提出した。
 法案は外国から資金提供を受ける組織に対して「外国の代理人」としての登録を義務付ける内容で、違反すれば罰金が科せられる。 この内容については、基本的な自由の制限を狙ったものだとして人権団体も批判していた。
 ジョージアのズラビシビリ大統領は16日に、「トビリシで2夜連続、ロシア法に反対する大規模抗議運動」とSNSに投稿し、「国民の意思に反し、パートナーの抗議を押し切ってこの法案を押し通そうとする当局の主張はあからさまな挑発であり、不安定化をはかるロシアの戦略だ」と述べ、大統領に法案が送られた場合は拒否権を発動すると宣言した。
 法案を推進している与党ジョージアの夢は国会で過半数を制しており、大統領の拒否権を覆すこともできる。
2024.03.18
 08:15
Reuter 通信

(Yahoo)

ジョージア領南オセチア、ロシア編入に向け協議= RIA <2404-031808>
 ロシア通信 (RIA) が17日、ジョージア領で親露派が分離独立を求め南オセチアは、ロシアへの編入に向け同国政府と協議していると報じた。
 ロシアは2008年、ジョージアの親露系住民を守るとの口実南オセチアとアブハジアに軍を投入し、これらの地域の独立を承認した。 欧米諸国はロシアが一方的に南オセチアとアブハジアを併合したと非難し、ジョージア政府は2地域の返還を求めている。
 RIAによると、南オセチア議会のアルボロフ議長はロシアへの編入を問う住民投票についての質問に、この問題についてロシア当局と緊密に協議していると説明し、「ロシアと共にロシアへの編入について考えがまとまれば、われわれはそれを実行する」と述べた。
2024.02.08
 22:57
Kyiv Independent Georgian parliament appoints new PM, Defense Minister <2403-020817>
 ジョージア議会が、ガリバシヴィリ首相の後任として、グルジアの夢党の元議長であるコバヒゼ氏を新首相に任命した。
 就任演説でコバヒゼ新首相は、経済成長、教会の保護、出生率の向上が在任中の主要な優先事項であると宣言した上で、ロシアとの戦争を回避したグルジアの夢党の努力に感謝した。
 ガリバシヴィリ前首相は、グルジアの夢の議長としてのコバヒゼの前職を引き継ぐ。
 与党のグルジアの夢党は、ロシアとウクライナに対する全面戦争について、ガリバシビリ前首相が2023年5月にロシアの全面戦争の責任の一端はウクライナにあると発言し、広範な批判を浴びた。 また、グルジアの夢の代表は、ロシアを独裁国家と宣言した10月13日の欧州評議会 (PACE) 議員会議決議に賛成票を投じなかった
【註】
 これに対しズラビシビリ大統領は、ロシアによるウクライナ侵攻開始以降、ウクライナ支持の立場を鮮明にし、政府はロシアに接近し過ぎだと繰り返し批判している。
 また彼女は、親露派支配地域アブハジアにロシアが海軍基地の建設を計画していることにも強く反対している。
【関連記事:2403-020703 (AFP 2024.02.07)】
2024.02.07
 10:31
AFP=時事

(Yahoo)

ロシアによる海軍基地建設計画に反対 ジョージア大統領 <2403-020703>
 ジョージアのズラビシビリ大統領が6日、同国の親露派支配地域アブハジアにロシアが海軍基地の建設を計画していると報じられていることについて、黒海の安全保障に脅威をもたらすとして反対する姿勢を示した。
 ズラビシビリ大統領はこの日に議会で演説し、「ロシアは黒海のわが国領海に対立を持ち込み、黒海の戦略的な展望に脅威をもたらそうとしている」と訴え、ロシアは「ジョージアに対するハイブリッド戦争で新たな攻撃を始めた」とも警告した。
 大統領は主に象徴的な役割にとどまるが、ズラビシビリ大統領はロシアによるウクライナ侵攻開始以降、ウクライナ支持の立場を鮮明にし、政府はロシアに接近し過ぎだと繰り返し批判している。
2023.12.30
 17:59
Ukrainska Pravda Russia starts building naval base in occupied Abkhazia <2401-123009>
 ロシアがジョージアから奪ったアブハジアのオチャムチラに海軍基地を建設し始めているという情報は伝えられていたが、既に艦艇の移動が始まっている。
【関連記事:2311-102305 (Ukrinform 2023.10.23)】
 1週間前には1隻もいなかったオチャムチラの港に、12月28日にTelegram ChannelのOko Gora + News and Analyticsに掲載された12月26日の写真には約50隻の船舶が停泊していたことを示していた。
2023.12.14
 22:45
Kyiv Independent Zelensky speaks with Moldovan, Georgian counterparts following EU decision <2401-121418>
 EUのミシェル大統領がは12月14日に、EU首脳ウクライナとモルドバに加盟候補国としての地位を与えることで合意し、「優先事項が解決されれば、グルジアにも加盟候補国としての地位を与える用意がある」と発表した。
 ウクライナとモルドバは2022年6月に加盟候補国として認められ、その後ウクライナはEUとの加盟交渉を開始するために満たすべき7つの要件を示されていた。
 ゼレンスキー大統領は14日にモルドバのサンドゥ大統領グルジアのズラビッチビリ大統領会談したと、ゼレンスキー大統領はサンドゥ大統領に祝辞を述べ、EUの決定を共同の勝利と呼んだとSNSに投稿した。
2023.12.14
 19:44
Kyiv Independent BREAKING: European Council agrees to open accession talks with Ukraine, Moldova <2401-121415>
 EUのミシェル大統領が12月14日、欧州理事会ウクライナとモルドバとの加盟交渉を開始することに合意したと発表した。 またジョージアにも候補国の地位が与えられた。
 2日間行われた首脳会談でハンガリーのオルバン首相が交渉の開始を阻止するのではないかと懸念されたが、採択に対しオルバン首相は事前の合意通り一時的に退室したという。
 ウクライナとモルドバは2022年6月に加盟候補国として認められ、その後ウクライナにはE加盟交渉を開始するために満たすべき7つの要件が提示された。
2023.10.27
 23:43
産経新聞

(Yahoo)

アルメニアとアゼルバイジャンが首脳級会談 平和条約協議か <2311-102717>
 TASS通信がジョージア政府の発表として27日、アルメニアのパシニャン首相アゼルバイジャンのアサドフ首相が、仲介役を務めたジョージアの首都トビリシ近郊で会談したと報じた。 協議内容は明らかにされていないが、アルメニアとアゼルバイジャンの将来的な平和条約締結問題などが議題になった可能性がある。
 両国の首脳級会談は、アゼルバイジャンがナゴルノカラバフのアルメニア系組織を降伏に追い込んで以来、初めてとみられる。
2023.10.05
 23:10
時事通信

(Yahoo)

ジョージア親ロ派地域に基地新設へ 黒海艦隊の分散化計画か <2311-100515>
 ロシアIzvestia紙が5日、ジョージアの親露派支配地域アブハジアにロシア海軍基地が新設されると報じた。
 「アブハジア共和国大統領」のブジャニヤ氏が「私たちは協定に署名し、近い将来に黒海沿岸のオチャムチラに恒久的な基地ができる」と語ったという。
Ochamchire の位置 (Google Map)】
2023.07.11
 11:40
AFP=時事

(Yahoo)

NATO 加盟見通し不透明、ロシア利するだけ ジョージア議会議長 <2308-071108>
 ジョージアのパプアシビリ議会議長が10日、同国が目指すNATO加盟の行方は不透明であり、そうした事態はロシアを利するだけだとの考えを示した。 NATOは2008年のルーマニアでの首脳会議で、ジョージアとウクライナについて将来の加盟国と宣言したが、正式な加盟手続き入りは認めなかった
 パプアシビリ議長は与党を代表して声明を出し、当時のNATO決定について「矛盾するものでありあいまいさを残した結果、ロシアに地政学的な好機をもたらすことになり、状況を一段と悪化させている」と指摘し、ジョージアがNATOに加盟していれば、2008年のロシアによるジョージアへの軍事進攻は回避できていただろうと述べた。
2023.05:11
 00:04
Kyiv Independent Media: US warns of sanctions if Georgia resumes direct flights to Russia <2306-051101>
 ジョージアのAccent Newsが5月10日、米国務省がジョージアに対し、ロシアとの直行便を再開すればジョージアは経済制裁の対象になると警告したと報じた。  ジョージアの経済省次官はAccent Newsに、直行便の再開はロシアに住むジョージア人の帰郷に役立つと述べた。 ロシアとの往来は現在陸路で行われており、毎月数千台の車両が国境を横断しているという。
2023.03.13
 23:44
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシア軍、ザポリージャ州・メリトポリ一帯で防衛態勢を強化…主要補給路の確保図る <2304-031313>
 ロシア軍がウクライナ南部ザポリージャ州のメリトポリ一帯で、露軍が防衛態勢を強化し、ウクライナ軍の反転攻勢に備える姿勢を鮮明にしている。 補給拠点となっているメリトポリが奪還され、露本土とクリミアが分断される事態を強く警戒しているとみられる。 同州は露軍がメリトポリなど南側の7割を占領し、州都ザポリージャなど北部の3割をウクライナ軍が守っている。
 露側の「州幹部」は9日、露軍の動員兵部隊がザポリージャ州に到着したとSNSに投稿し、態勢強化を強調した。 露軍がメリトポリ北方で、防衛線を延長していることも衛星写真で確認された。 ISWは11日に「露軍が主要な補給路を確保しようとしている」と指摘した。 州幹部は11日にTASS通信に、ウクライナ軍が7万人の兵力を集中させていると語り、ウクライナによる反転攻勢への危機感を示した。
2023.03.13
 20:02
Newsweek

(Yahoo)

デモ隊に放水銃の攻撃、ジョージア「ロシアそっくり法案」はなぜ今だったのか <2304-031311>
 ジョージアはロシアと国境を接しながらも、一時は強力な親欧米路線を取っていたが近年の政治にはロシアの影がちらつく。
 国民の大多数はEU・NATO加盟を希望しており、最近の世論調査ではEU加盟支持が75%NATO加盟支持が69%に達した。 それだけに一般市民の間ではロシアに対する警戒感が強い。
 ロシアでは2012年に外国代理人法が施行されたときに、多くの市民団体が活動休止に追い込まれた。 2021年には、ロシアの人権団体メモリアルが最高裁から解散命令を受けた。 ジョージアでも同じことが起こるのではという危機感が、トビリシでの大規模デモにつながった。
 近年、ジョージアの民主主義は空洞化が目立つようになった。 国家権力の抑制と均衡が乏しくなり、与党「ジョージアの夢」が異例の存在感を示すようになった。 その設立者である大富豪イワニシビリは現在公職には就いていないが、舞台裏から政府に大きな影響を及ぼしていると広くみられている。
2023.03.13
 14:11
Ukrinform ジョージア首相の非難にウクライナ外務省がコメント 「敵を探す場所を間違えている」 <2304-031308>
 ウクライナ外務省報道官が13日にfacebook上で、ジョージア首相によるあたかもウクライナ政権がジョージアで国家転覆を準備しているかのような批判を強く否定した。
 報道官は、過去数日にジョージア政権がロシアのプロパガンダとほとんと同じ内容で、ウクライナがジョージアで国家転覆を準備しているとか、ロシアとの戦争に引き込もうとしているとか、内戦の扇動のために勢力を送り込んでいるとウクライナを非難したと指摘し、ジョージア首相と同国議会幹部が、ウクライナに対する非友好的な発言を行ったと指摘した。
2023.03.10
 20:07
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシアはジョージア情勢を注視、挑発行為を懸念=大統領府 <2304-031016>
 ロシア大統領府のぺスコフ報道官が10日、米国がジョージアの反ロシア感情を煽っていると批判し、ロシアはジョージア情勢を大きな懸念と共に注視していると述べた。 だが証拠は示さなかった。
 ジョージア議会は10日に「外国の代理人」に関する法案を、過去10年にわたってロシアで言論弾圧に使用された法律に類似しているとの批判し否決した。
 ぺスコフ報道官はジョージアの状況にロシアは関与していないとする一方、ジョージアのズラビシビリ大統領が今週、米国を訪問していたことが重要と指摘し、誰かの「見える手」がまたもや反ロシア的な要素を加えようとしていると主張した。
2023.03.10
 18:37
ロイタ通信

(Yahoo)

ジョージア議会、「外国人代理人」法案を否決 抗議デモ受け <2304-031014>
 ジョージア議会が10日、3日間にわたる激しい抗議デモを引き起こした「外国の代理人」に関する法案を否決した。 これに先立ち、与党「ジョージアの夢」は同法案を撤回すると発表していた。
 法案は資金の20%以上の提供を国外から受けている団体外国の代理人としての登録を義務付け、未登録の団体には多額の罰金を科す内容だった。
 反対派は、この法案が2012年にロシアで制定され言論弾圧に使用された法律に類似していることから、将来目標であるEU加盟が遠のくと懸念し批判していた。
2022.06.17
 06:40
Bloomberg

(Yahoo)

欧州委、ウクライナとモルドバに EU 候補国の地位付与推奨へ <2207-061705>
  EUの行政執行機関である欧州委員会が、ウクライナとモルドバEU加盟候補国としての地位を与えることを推奨する。 候補国の地位付与の最終決定にはEU加盟全27ヵ国の承認が必要で、加盟手続きは多数のステップや条件があり、通常は10年以上を要する。
 事情に詳しい複数の関係者によれば、欧州委は17日に意見を公表する見込みで、法の支配や司法、汚職防止に関して両国が将来満たさねばならない条件を設定する。 特定の条件を満たせば、ジョージアにも候補国の地位を与えることを推奨する見通しだという。
2022.05.31
 16:53
AFP=時事

(Yahoo)

南オセチア、ロシア編入の住民投票中止 <2206-053108>
 ジョージア親露派支配地域の南オセチアで「大統領」を自称するガグロエフ氏が30日、7月17日に予定されていたロシアへの編入の是非を問う住民投票を中止したと発表した。 その上で南オセチアとロシアの統合に向けロシア側との協議を遅滞なく進めるよう指示を出した。
 5月初めの「大統領選」でカグロエフ氏に敗れた前任ビビロフ氏は13日、ロシアへの編入は南オセチアの長年の願いだとして住民投票の実施を認める文書に署名していた。
2022.05.14
 04:24
AFP=時事

(Yahoo)

ジョージアの分離派地域、7月にロシア編入問う住民投票 <2206-051404>
 ジョージアの分離独立派地域、南オセチア「大統領」ビビロフ氏が13日、ロシア編入の是非を問う住民投票を7月17日に実施すると発表した。 南オセチア「大統領府」の発表によると、ビビロフ氏は住民投票を実施する法令に署名した。
 ビビロフ氏は、南オセチアで今月実施された「大統領選」で敗北したが、ロシアは当選した対立候補のガグロエフ氏対露関係の「継続」に期待を表明している。
2022.05.10
 09:01
讀賣新聞

(Yahoo)

親ロシア派支配の南オセチア、「ロシア編入」白紙…「大統領選」で編入提案の現職敗北 <2206-051010>
 ジョージアから一方的に分離独立を宣言している親露派支配地域南オセチア共和国で8日に「大統領選」決選投票が行われた。 TASS通信などによると、ロシアへの編入手続き開始を提案していた現職のビビロフ大統領が敗れ慎重派の野党党首のガグロエフ氏の勝利が確実となった。 ビビロフ大統領は、選挙後にロシアへの編入を問う住民投票を実施する意向を示していたが、ロシアによる併合は白紙となる。
 南オセチア共和国中央選管の中間集計(開票率約97%)では、ガグロエフ氏が得票率54%で、ビビロフ氏は43%にとどまった。 4月実施の第1回投票は、過半数を上回る得票率の候補者がおらず、上位2人で決選投票が行われた。
2022.04.01
 07:48
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ジョージアからウクライナへ部隊を再配置中=英国防省 <2205-040107>
 英国防省が31日、ロシアがウクライナ侵攻を強化するためジョージアから部隊を再配置していると発表した。
 1,200~2,000名複数大隊戦術群に再編しているという。
2022.04.01
 01:52
AFP=時事

(Yahoo)

南オセチア、ロシア編入へ住民投票 ジョージアは非難 <2205-040103>
 ジョージアからの独立を宣言している親露派地域の南オセチアの指導者ビビロフ氏が3月30日、同地域が4月10日に実施する「大統領選挙」の直後にロシア編入の是非を問う住民投票を行うとした。
 ロシアは2008年にジョージアとの間で起きた軍事衝突の後、南オセチアとアブハジアの親露派2地域を独立国家として承認し、以降、現地に軍を駐留させている。
 これに対しジョージアのザルカリアニ外相は翌31日、欧州人権裁判所 (ECHR) が南オセチアをロシアの占領地域と認定しており、占領下の領土での住民投票には法的効力がないと指摘し、容認できないと非難した。
2022.03.25
 11:10
AERA

(Yahoo)

ウクライナを支援する義勇兵「ジョージア軍団」の高い戦力 ロシアのしたたかな手口は見破られていた <2204-032509>
 ジョージア出身の慶應義塾大学SFC研究所上席所員のゴギナシュヴィリ博士は、ウクライナ世界中から2万人の義勇兵の応募があったといわれているが、その国際部隊の中核を担うのがジョージア人部隊、通称ジョージア軍団だと述べている。
 ジョージア軍団司令官のマムラシュビリ氏は14歳のとき将校だった父親とともにロシア軍と戦い、2008年にロシアがジョージアに侵攻した際にも参戦した非常に経験豊富な軍人で、ロシアがクリミア半島を併合した2014年にジョージア軍団を創設した。
 ゴギナシュヴィリ博士は、今回ロシア軍と戦っているジョージア人は非常に多く、元国防相が一人の兵士として戦っているほか、現職の国会議員も義勇兵として加わっていると述べた。
2022.03.03
 11:40
中日スポーツ

(Yahoo)

ロシアと領土問題抱えるジョージアがEU加盟を申請へ 14年前にはウクライナと同様に侵攻受け紛争に…「当然のご決断」と激励相次ぐ <2204-030314>
 レジャバ駐日ジョージア大使が3日にツイッターを更新し、「ジョージア政府が本日EU加盟申請することを発表致しました」とジョージアの国旗と欧州旗の絵文字を添えて報告した。
 現在ロシアと領土問題を抱えている旧ソ連構成国のウクライナ、ジョージア、モルドバは昨年、EU加盟の意思を公に表明しており、ウクライナは1日にEU加盟を申請している。
2021.12.16 ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナなど旧ソ連3カ国、EU加盟の意思表明 <2201-121601>
 旧ソ連構成国のウクライナ、ジョージア、モルドバの3ヵ国が15日にブリュッセルで開かれた東方パートナーシップ首脳会議EU加盟に向けた意思を表明し、加盟交渉の開始を要請した。 ただ現時点では、ロシアが攻撃姿勢を示した際は支援するとの保証を得られるにと留まると見られている。
 旧ソ連の6ヵ国のうちEU加盟の意思を表明したジョージア、モルドバ、ウクライナロシアとの領土問題を抱えている。 アルメニアとアゼルバイジャンの首脳は今回の東方パートナーシップ会議に出席したがEU加盟は求めておらず、ベラルーシのルカシェンコ大統領は出席していない。
2021.12.11 ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ウクライナ NATO 加盟確約撤回を要請 EU は侵攻なら代償と警告 <2201-121104>
 ロシアが10日、ウクライナとジョージアの将来NATO加盟を巡る2008年の確約撤回するよう要求し、同時にNATOに対しロシアと国境を共有する国に兵器を配備しないと確約するよう求めた。 ロシアはNATOがウクライナを加盟させ、ロシアを攻撃するミサイルを同国に配備する方向に動いているとし、欧州安全保障の根本的な利益のために、「ウクライナとジョージアは将来NATOに加盟する」とした2008年の確約は撤回される必要があるとした。
 これに対し、ストルテンベルグNATO事務総長は、NATOの姿勢は変わらないと強調し、あらゆる国が自国の道を選択する権利を有することは基本原則で、NATOとウクライナの関係を決定するのはNATO加盟30ヵ国とウクライナであり、大国が他国の行動を支配するシステムをロシアが再構築しようとしていることは容認できないと述べた。
2021.10.18 Defense Nwes US, Georgia sign military training pact amid Russian threat on the Black Sea <2111-101803>
 トビリシを訪問したオースチン米国防長官が10月18日にブルチュラゼ国防相と会談し、ロシアと最前線で対峙する東方の同盟国を支援するため、米国主導の軍事訓練を延長する合意に署名した。
2021.08.05 Defense News Aerospace startup gets $60M from the US Air Force to build hypersonic passenger plane <2109-080506>
 現在民航機で7時間かかるニューヨーク~パリ間を90分で飛行する、世界初となるMach 5で飛翔し再使用可能な超高速人員輸送機の研究を進めている米空軍が8月5日、7月30日にジョージア州のHermeus社と$60Mの契約を行ったことを明らかにした。
 この契約で同社は同社のQuarterhorse機を元にした3機を試作し、実大の再使用可能な推進装置を製造する。 試作1号機は操縦手のリスク低減のため無人機になる。
 Aviation International Newsが2020年11月に同社が縮小型エンジンを試作し試験中で、実大型の開発を開始していると報じている。
2021.07.26 Jane's 360 Georgia outlines defence procurement priorities <2108-072611>
 ジョージア国防相が7月22日、2030年を目指した国防調達の優先事業計画"Action Plan of the Georgian Defence Force 2020-30"を公表した。 計画では2021年に米国からJavelin
ATGMを導入すると共に、優先度の高い事業としてUAV新型砲兵システムのほか、軍事インフラの整備を挙げている。
 またポーランド南アフリカ企業と国防省直営Delta STC社とで合弁企業を2022年に設立し、小型から大型までのUAVを生産してISTAR能力の向上を機刈るという。
2020.07.20 Navy Times NATO Black Sea exercise kicks off as Moscow puts its regional forces on alert <2008-072008>
 NATOが7月26日に黒海で、年次演習Sea Breeze 2020を開始した。 その前日に黒海のロシア軍は警戒態勢に入っている。
 演習には米国のほか、ブルガリア、ジョージア、ノルウェー、ルーマニア、スペイン、トルコなど2,000名以上が参加している。 この演習に参加する米海軍駆逐艦Porterは19日に黒海に入った。
2020.02.21 NHK ジョージアへのサイバー攻撃 アメリカなどがロシアを非難 <2003-022103>
 ジョージアでは昨年10月に政府や民間企業や報道機関などが一斉にサイバ攻撃を受け、ジョージア政府は米英と共に原因を調査してきたが、ジョージア外務省が20日にサイバ攻撃を仕掛けたのはロシア軍の参謀本部情報総局だったと調査の結果を明らかにした。 サイバ空間での戦いが、欧米諸国とロシアの新たな火種となっている。
 ロシア軍参謀本部情報総局はロシアの情報機関の一つで、軍事や外交に関する情報収集や、特殊作戦を行うほか、近年はハッカー集団を育成し、背後で指揮しているとされ、欧米諸国は懸念を強めている。
2019.08.01 Stars & Stirips US troops help train Georgian and Ukrainian forces amid tension with nearby Russia <1909-080106>
 14ヵ国から3,300名以上が参加した最大規模の年次演習Agile Spiritジョージアで開始された。 この演習には米陸軍第2騎兵連隊から1,500名と同人数のジョージア軍のほかウクライナを含む12ヵ国から合わせて300名が参加している。
 この演習はロシアを仮想敵として近代兵器を使用し、サイバー戦や接近戦など、ロシアがウクライナや2008年にアブハジア、南オセチアなどジョージア国土の20%を占領した2008年の戦争経験に基づいている。 Agile Spirit演習を行っているViziani訓練場は南オセチアから50哩の位置にある。
2019.07.15 NHK 旧ソビエト ジョージアでロシア抗議デモ 1か月近くおさまらず <1908-071501>
 ジョージアで先月20日、首都トビリシにある議会で現地を訪れたロシアの下院議員がロシア語で演説したことをきっかけに大規模な抗議デモに発展し200人以上がけがをした。 ロシアへの反発を背景に拡大した抗議デモは規模は縮小しているものの、1ヶ月近くたった今も収まっていない。
 14日は、トビリシの議会前で野党勢力や支持者の若者などおよそ200人が参加する集会が開かれNATOへの加盟などを訴えた。
2019.04.05 NHK NATO ウクライナなどとの軍事協力強化 ロシアに対抗 <1905-040503>
 NATOが4日に、設立から70年となるのを記念してワシントンで外相会議を開き、ロシアが併合したクリミア周辺で軍事力を増強し、脅威がさらに高まっているとして、非加盟国ウクライナや黒海沿岸のジョージアとの間で、海軍の訓練や合同軍事演習などの軍事協力を強化することを決めた。
2019.04.03 Jane's Defence Weekly Georgia to place ever-greater emphasis on territorial defence against Russia <1905-040315>
 ジョージアが防衛力強化に力を入れ、2019年国防費GEL870M ($322M) の24%を装備購入に充てるという。
 また設立後4年経過して旧式となったNATO-ジョージア訓練評価センタをあらたな指揮幕僚訓練センタとして2021年に開設する。
2019.03.28 Jane's 360 Georgia pushing out in all defence areas to boost its chances for NATO membership <1904-032811>
 17年近いジョージアの努力にかかわらず同国のNATO加盟一部加盟国の反対実現していないが、3月23~26日にNATOが企画した報道関係者のツァーで同国国防当局者は、同国のNATO加盟に積極的でない国々との二国間協議を進めていると述べた。
2019.03.18 アフロ

(Yahoo)

B-52 戦略爆撃機英本土に飛来 NATO ―ジョージア軍事演習控え <1904-031806>
 ルイジアナ州バークスデール空軍基地の第2爆撃航空団所属のB-52が3月18日からジョージアで始まるNATOとジョージアの合同演習を前に、2003年のイラク戦争以降初めて英本土に飛来した。
 ジョージアでは2008年に南オセチアを巡ってロシアとの間に11日間にわたる紛争(南オセチア紛争)が勃発して以来、NATOへの加盟を模索している。
2019.02.22 Stars & Stripes US soldiers help Georgians develop their national defense <1903-022208>
 2008年に国土の1/5にあたる南オセチア州とアブハジア州を実質的にロシアに取られたジョージア米国の力を借りて軍の強化を行っている。 米陸軍第1歩兵師団の1個軽歩兵大隊Georgia Defense Readiness Programの一環としてトビリシ北側の中部ジョージアで同国軍の訓練を開始している。
 その前には駆逐艦Donald CookがBatumiに寄港し同国沿岸警備隊との訓練を行うなど黒海で活動している。
2019.01.22 Stars & Stripes US destroyer arrives in tense Black Sea region as Russia watches closely <1902-012207>
 米海軍の駆逐艦Donald Cookが、1月20日にダーダネルス海峡を通過して黒海に入り21日にジョージアのバツーミに入港した。
Batumi の位置 (Google Map)】
 昨年11月にウクライナ艇3隻と乗員24名がケルチ海峡で拿捕されたのを受けたもので、1月上旬には第22海兵遠征隊を載せた揚陸艦Fort McHenryも黒海に入っている。 米駆逐艦が黒海に入るのは2018年8月のCarney以来である。
2018.08.08 Stars & Stripes US military exercise in Georgia on anniversary of war with Russia <1809-080805>
 グルジア戦争の10周年記念を迎えるジョージアで、米、英、独、仏、ポーランド、ノルウェー、トルコ、リトアニア、エストニアのほか、ウ クライナ、アゼルバイジャンも参加した年次演習 "Noble Partner" が7月30日から2週間の予定で行われている。
 この演習には在欧米陸軍から第2騎兵連隊と第1機甲旅団戦闘団の兵員1,170名と、Stryker 28両、Bradley 12両、Abrams 5両など車両 140両、更にジョージア州兵からApache及びBlackhawkヘリ9機が参加している。
 この演習に対しロシアのメドベーエフ首相は7日、NATOとジョージアが危険な戦争を目論んでいると非難した。
【註】
 NATO未加盟国であるジョージアで行われるこの演習にウクライナが参加しているのは理解できるが、旧ソ連邦構成国でカスピ海に面するアゼルバイジャンが参加してい るのは奇異に感じるが、トルコ系民族の国家である同国はジョージアと国境を接しており、トルコ、ジョージアと組めばナゴルノ・カラバフを巡り対立するアルメニアを 包囲することができる。 アルメニアはトルコとの関係も良くない。
コーカサス各国の位置関係 (Google Map)】
2018.06.13 Jane's Defence Weekly Georgia reveals Python SAMs with Ground Master 200, 400 mobile air defence radars <1808-061312>
 ジョージア国防省が5月31日に、ネット上で同国防空軍創立23周年記念を報じた中で、Rafael社製Python SAMと ThalesRaytheon社製GroundMaster 200及び400移動型対空レーダの画像を公表した。 Jane'sは2016年11月にジョージアが2015年中頃に Mistral 3 SAMとGroundMaster 200レーダを導入したと報じていたが、Pythonを装備しているのが報じられたのは初めてである。  GroundMaster 200と400はそれそれ捕捉距離が200km、400kmで、いずれもPythonの射程の4倍/8倍の捕捉距離を有する。
2016.05.07 Defense News Russia: NATO aims to 'destabilize' Caucasus with Georgia drills <1606-050703
 ロシア外務省が6日、近くジョージアで行われる合同演習に対し、NATOが コーカサス地方の不安定化を画策していると非難した。
 Noble Partnerと呼ばれるこの演習は、5月11日から米、英、ジョージア軍1,300名が参加してトビリシ近郊のVaziani基地で2週間にわたり行われ 、米軍はM1A2
MBTを陸揚げして参加させる。
2016.02 International Defence Review Georgia funds new air defences <1603-020003>
 ジョージア(グルジア)議会が数百万ユーロで防空システムを整備する予算を承認した。
 これにより同国は、TRS Ground Master 200 3DレーダとMistral 3短距離SAMを装備する。
2016.01.29

インターネット

ジョージア紛争 国際刑事裁、露を捜査 戦争犯罪の可能性 <1602-012901>
 ハーグの国際刑事裁判所(
ICC)の予審裁判部が27日、2008年に起きたジョージア(グルジア)紛争 の際、人道に対する罪や戦争犯罪が行われた可能性があるとした主任検察官が昨年10月に申請した捜査許可申請を認め捜 査開始を決めた。 予審裁判部は、2008年7月1日から10月10日にかけ、殺人や強制移住、迫害などの人道に対する罪、市民への攻撃、平和維持活動への攻撃など戦争 犯罪が行われたと信じるに足る理由があるとした。
 主任検察官が行った捜査許可申請によると、南オセチア軍が支配地域や緩衝地帯からジョージア人13,400〜18,500人を追放し、うち51〜113人を殺害し、5,000軒以上の民 家を破壊する戦争犯罪を行った疑いがある。
2015.11.12 Yahoo 産経新聞記事

「日・ジョージア国防相が初会談 防衛交流の覚書交わす」

<1512-111203>
 中谷防衛相が12日、ジョージア(グルジア)のヒダシェリ国防相と防衛省で会談し、 防衛交流を推進する覚書を交わした。
 中谷防衛相は、これまでジョージアとの防衛関係の往来はほとんどなかったが、両国の防衛交流が活発になることを期待していると述べ 、ヒダシェリ国防相は戦略的な協力関係を進めたいと応じた。
2015.11.04 Jane's Defence Weekly Analysis: Georgia no closer to NATO membership despite rhetoric <1512-110403>
 ジョージア(グルジア)が NATO 加盟に意欲を持っているが、トルコのような確かな支援国はあるものの、 加盟28ヶ国の同意を得るのにはほど遠い
 困難にしている理由はジョージアがロシアとの係争を抱えているためで、同国国防相も既に加盟している小国とは状況が 違うことを認めている。
2015.10.20 産経新聞

インターネット

ジョージア分離独立地域で、ロシア編入の住民投票実施か 南オセチア大統領「歴史的な選択しなければ」 <1511-102004>
 タス通信などが、ロシアがジョージア(グルジア)からの独立を認めた南オセチアのチビロフ大統領は19日にロシアのスルコフ大統領補佐官と会談 し、歴史的な選択をしなければならないと述べ、ウクライナ南部クリミアと同様にロシアへの編入を問う住民投票の実施を望む 意向を表明したと伝えた。
 編入に向けた動きについて、ロシア大統領報道官は20日、チビロフ大統領からは住民投票についての具体的な発言はなかったとしたうえで、南オセチアはロシアと外交関係を 持つ独立国だと述べ、編入に消極的な見解を示した。
2015.08.27 Defense News NATO opens training center in Georgia amid Russia tensions <1509-082704>
 ジョージア(グルジア)の首都トビリシ郊外に設立した NATO の訓練センタが27日に開所した。  開所式出席のため26日にトビリシ入りしたストルテンベルグ事務総長は、この施設はジョージア軍と NATO 軍の訓練に使用されると述べた。
 ジョージアはかねてから NATO 加盟を希望しており、来年ワルシャワで開かれる NATO 首脳会議で、加盟の前段階である Membership Action Plan (MAP) 参加が承認されることを望んでいる。
 ただ専門家は、ロシアの反発からウクライナ情勢の更なる緊迫を恐れる NATO 諸国が、来年ジョージアの NATO 加盟を認めるかは疑わしいと見ている。
【註】
 NATO の MAP には現在、以下の国々が参加している。
 ・1999年 マケドニア
 ・2009年 モンテネグロ
 ・2010年 ボスニア・ヘルツェゴミナ
NATO HP における MAP の説明
 ただ、今回の訓練センタ開所は、NATO 軍人(部隊)が、訓練名目でありジョージアに常駐することに意味がある。
2015.07.13 Defense News Georgia signs air defense deal with MBDA <1508-071303>
 ジョージア(グルジア)が10日、MBDA社と最先端システムを購入する契約を行った。 ジョージ アは6月にも ThalesRaytheonSystems社地上防空レーダと指揮統制装置の契約を行っている。
 MBDA社との契約内容は公表されていないが、国防相は NATO と連携して防空を確たるものにすると、MBDA社から SAM を購入することを示唆した。
2015.06.24 Jane's Defence Weekly Thales wins Georgian air-defence deal <1508-062401>
 ジョージア(グルジア)が ThalesRaytheonSystems社に数百万ユーロで防空システムを発注した。
 システムは SkyNiew C4I システム、GM200 レーダ、及び Crotale NG SAM で構成される模様であ る。
2015.05.30 産経新聞

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ウクライナ、ジョージア元大統領を南部の州知事に任命 <1506-053004>
 ウクライナのポロシェンコ大統領が30日、2004~2013年にジョージア(グルジア)大統領を務めた急進 的親欧米派サーカシビリ氏にウクライナ国籍を付与し、南部オデッサ州の知事に任命する大統領令に署名した。
 オデッサ州では親露派が根強く、ポロシェンコ政権は反露姿勢の鮮明なサーカシビリ氏の起用で抑え込みを図る狙いとみられる。
2015.05.20 毎日新聞

インターネット

ロシア:南オセチア統合、条約法案提出 クリミアに続き <1506-052004>
 プーチン大統領が19日、ジョージア(グルジア)領内の南オセチアをロシアに統合する条約の批准法案をロシア下院に提 出した。 条約は議会で批准される見通しで、昨年3月のウクライナ南部クリミア半島に続き、ロシアが他国領を支配下に置くことになる。
 20日に下院が公表した批准法案は、南オセチア治安部隊のロシア軍への編入や関税システムのロシアへの統合、人の行き来の自由化を規定し、さ らに南オセチア住民のロシア国籍取得の簡素化や年金、教育の提供を盛り込んでいる。 統合期間は25年だが延長可能としている。 一方、行政や 議会の統合についての規定はない。
2015.05.01 Defense News Georgia PM appoints pro-west defense chief <1506-050105>
 ジョージア(註:ロシア名グルジア)のガリバシヴィリ首相が5月1日、ジョージアの NATO 加盟をにらみ、 新国防相に親西欧強硬派を任命した。
 NATO は2008年(註:ロシアが侵攻した年)に、ジョージアが将来 NATO に加盟することに合意しており、昨年には Substantive Packege を提供している。
2015.04.14 東京新聞

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グルジアの国名「ジョージア」に 法改正で呼称変更 <1505-041302>
 旧ソ連のグルジアの国名呼称をジョージアに変更する「在外公館の名称・位置ならびに在外公館勤務外務公務員給与法改 正案」が14日の衆院本会議で全会一致により可決成立した。 今月中に施行される。
2015.03.31 Military Times Georgian president: Nation must deepen EU, NATO ties <1504-033104>
 ジョージア(ロシア名グルジア)大統領が31日に議会への声明で、今後とも NATO 及び EU との 関係を強化するとの意思を示した。
2015.03.18 Defense News Putin signs treaty integrating South Ossetia into Russia <1504-031803>
 プーチン大統領が、1990年代にジョージア(ロシア名グルジア)から分離独立を宣言し、2008年にジョージアと戦争を起こ した南オセチアを、実質的に併合する条約に署名した。 今後、南オセチアは軍事と経済の両面でロシアの支配下に入ると共に、ロシアの市民権を容易 に得られるようになる。
 同様の条約は昨年、アブハジアとも交わしている。
2014.11.25 毎日新聞

インターネット

露アブハジア:軍事同盟署名 グルジアは反発 <1412-112502>
 プーチン大統領とグルジア北西部の親露派分離独立地域『アブハジア共和国』の大統領が24日にソチで会談し、 軍事面を含む同盟条約に署名した。 条約は相互軍事援助や合同部隊の創設し、アブハジアとグルジア境界の共同警備強化な どを規定すると共に、アブハジア住民の給与や年金をロシア並みに引き上げるようロシアが財政支援することも盛り込まれている。
 アブハジアを国家承認しているロシアは、主権国同士の対等な条約としているが、グルジア政府はクリミアに続いてアブハジアを併合しようとしていると反発を強めている。
2014.10.22 毎日新聞

インターネット

ウクライナ情勢:ジョージア(グルジア)大統領記者会見、露に危機感 <1411-102201>
 ジョージア(グルジア)のマルグベラシビリ大統領が21日に東京で会見し、ロシアがクリミア半島を一方的に編入したことについて、 ロシアによる侵略であり、国際的に一致して対応すべきだと訴えた。 ロシアが2008年にジョージア(グルジア)と武力衝突を起こし、同国領内のアブハジアと南オセ チアへの支援を進めていることにも言及し、ロシアによる占拠から併合へと移り変わっていると危機感を強調した。
2014.10.14 Defense News US warship arrives in Georgia as tensions rise over Ukraine <1411-101404>
 米海軍第6艦隊の旗艦である Blue Ridge級指揮艦 LCC 20 Mount Whitney が14日、ジョージア(ジョージア(グルジア))沿岸警 備隊との定例訓練のため、同国の Batumi に入港した。 5日間停泊する予定である。
2014.10.06 読売新聞

インターネット

『ジョージア』に変更へ…ジョージア(グルジア)の要請に応じ <1411-100602>
 政府は、ジョージア(グルジア)の国名表記を、同国からの要請に応じてジョージアに変更する方針を固め、必要な法改正を検討する。
 ロシア語の表記が起源のジョージア(グルジア)と呼んでいるのは、ロシアなど旧ソ連圏と中国、日本などだけだという。
2014.08.27 Jane's Defence Weekly Azerbaijan, Georgia, Turkey hold trilateral meeting <1410-082702>
 アゼルバイジャンジョージア(グルジア)トルコ国防相が8月19日に会合を持ち 、3ヵ国の軍事協力について協議し、合同演習の実施などで合意した。
 3ヵ国はカスピ海で産出したアゼルバイジャンガスと石油をジョージア(グルジア)とトルコを経由して欧州に送る パイプラインを設置しているが、ウクライナやジョージア(グルジア)に対する最近のロシアの動きから危機感を高めている。
2014.06.25 Defense News NATO offers Georgia closer ties <1407-062505>
 ラスムッセン NATO 事務総長が25日、ジョージア(グルジア)の NATO 加盟はウェールズで開かれる首脳会議の議題にはならないと、年内加盟はな いとながらも、より密接な協力を行うと述べた。
 NATO 加盟国首脳は、2008年のロシアとジョージア(グルジア)の紛争時に、ジョージア(グルジア)はいずれ NATO に加盟するとして、準加盟の地位を付与しているが、旧ソ連諸国 の NATO 加盟を嫌うロシアに配慮した結果、ジョージア(グルジア)の加盟は実現していない。
2014.03.31 Yahoo 時事通信記事

「ロシア軍、ジョージア(グルジア)でも態勢強化=米下院委員長」

<1404-033102>
 米下院情報委員会委員長が30日にロシア軍の動向について、二つの問題が同時進行しており、ロシアはジョージア(グルジア)からの独立を宣言している 南オセチアにも最新装備を移動させている」と述べ、ウクライナのほかジョージア(グルジア)をにらんだロシア軍の態勢強化も進みつつあ ると懸念を示した。
2013.11.17 Yahoo 時事通信記事

「新大統領が就任=サーカシビリ政権に幕―ジョージア(グルジア)」

<1312-111701>
 ジョージア(グルジア)で、10月の大統領選で当選した野党連合のマルグベラシビリ新大統領が17日に就任した。
 2008年のジョージア(グルジア)紛争時を含め10年近く権力の座にあったサーカシビリ大統領は退任し、政権交代が完了した。
2013.10.28 Yahoo 読売新聞記事

「ジョージア(グルジア)、大統領にロシア融和派…得票率62%」

<1311-102802>
 ジョージア(グルジア)大統領選が27日に投票を終了し開票が行われた結果、ロシアとの関係改善をめざすマルグベラ シビリ氏が得票率62%で当選を決めた。
 安全保障や政治、経済で米欧陣営への参加をめざし約10年にわたりロシアと敵対したサアカシビリ大統領の時代は終わり、ジョージア(グルジア)は米欧との協調 を優先しながら対露関係の修復に踏み出す。
2013.06.26 Defense News NATO says Georgia getting closer to membership <1307-062608>
 ジョージア(グルジア)を2日間訪問していた NATO のラスムッセン事務総長が26日にイヴァニシヴィリ首相と共同記者会見し、同国の NATO 正式加盟について、解決すべき問題が残っているが、加盟は間近であると述べた。
 ジョージア(グルジア)は、アフガンに駐留する NATO の ISAF に、1,500名を派遣している。
2012.11.11 Yahoo 読売新聞記事

「『露がサイバー攻撃』ジョージア(グルジア)、ウイルスで反撃」

<1212-111102>
 ジョージア(グルジア)政府が、国外から仕掛けられたサイバ攻撃に対し、独自に開発したウイルスを使って反撃 したとの報告書を公表した。 同政府は、ロシアの情報機関が関与していることが分かったとしている。
 ジョージア(グルジア)政府はサイバ攻撃により、米国や NATO に関する文書が盗み取られていたが、昨年3月に気付いた政府は、ウイルス付きの偽文書を盗ま せる作戦を展開し、偽文書を盗んだ攻撃者のパソコンを遠隔操作型ウイルスで監視し始めた。