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2025.05.24
 07:30
RBC Ukraine Russia sends Kalibr carriers to Black Sea after pause: strike capacity revealed <2506-052403>
 5月24日朝に、Kalibr CMを搭載したロシア艦が黒海で発見された。 ロシアは、これらのミサイル搭載艦を戦闘任務に就かせている。
 ウクライナ海軍によると、この地域でミサイル搭載艦が最後に記録されたのは2週間前の5月9日であった。
 ウクライナ海軍司令部は、24日06:00の時点で、Kalibrを搭載した2隻のロシア艦が黒海で発見され、合計で最大12発のCMを発射できると報告した。
 5月3日から5月10日まで、黒海ではロシアのミサイル搭載艦は記録されなかったが、5月9日にはこの地域に3隻のKalibr搭載艦を配置し、14発のミサイルを斉射した。
 ウクライナ海軍は、今朝、アゾフ海にロシア艦船はいないと報告した。
 彼らはまた、現在地中海で3隻のロシア艦が発見されており、そのうちの1隻はKalibr CMを搭載しており、合計で最大8発のミサイルが発射されていると付け加えた。
 さらに、司令部は、過去24時間以内に、ケルチ海峡を以下の艦船が通過したと通知した。
 ・黒海へ:10隻、そのうち8隻はボスポラス海峡に向かって進んだ。
 ・アゾフ海へ:7隻、そのうち5隻はボスポラス海峡から来た。
2025.05.23
 23:12
RBC Ukraine Romanian army chief identifies key threats posed by Russia <2506-052324>
 (註:ルーマニアの)
Digi24によると、ルーマニア国防総省参謀総長のヴラド大将が、ルーマニア軍はロシアによる多数の脅威を警告しており、その一部は黒海でのロシアの活動に関連していると述べている。
 彼は、ウクライナでの全面戦争が始まって以来、ルーマニアは主にロシアによって引き起こされた多くの危険に直面していると指摘した。
 ヴラド大将によると、ルーマニアではGPS信号のspoofingが定期的に発生しており、そのような攻撃は毎週記録されている。
 ヴラド大将は「我々はECMの問題に直面している。 それはGPS spoofingで、これは毎日ではないが、ほとんどの場合、毎週問題に遭遇している」と述べている。
 もう一つの課題は、黒海を漂流するロシアの機雷の出現だと指摘した。 「機雷の漂流はウクライナでの戦争が始まって以来続き、122個の機雷が発見されている。 また、海底ケーブルとパイプラインに関連する脅威もおきている」と付け加えた。
 ルーマニアからの米軍撤退の可能性について尋ねられたとき、ヴラド大将は「我々は準備ができている」と答えたが、これが起こるかもしれないという具体的な兆候はないことを強調した。
2025.05.23
 11:19
Reuters 通信

(Yahoo)

トルコ中銀、年末インフレ予想24%維持 悪化なら引き締め用意=総裁 <2506-052310>
 トルコ中央銀行が22日、年末時点のインフレ率予想を24%で据え置いたが、カラハン総裁はインフレが悪化すれば政策を引き締める用意があると述べた。
 カラハン総裁はイスタンブールで四半期インフレ報告書を発表し、中銀の措置によりインフレ期待の深刻な悪化が阻止されたほか、2025年いっぱいはインフレ鈍化が続くとの見通しを示した。
 中銀は4月、エルドアン大統領の最大の政敵であるイスタンブール市長の逮捕を巡って3月に生じた市場の混乱に対応し、政策金利を350ベーシスポイント(bp) 引き上げて46%とした。
 インフレ報告書では、中銀は年末時点のインフレ率予想中間値を24%に、2026年末は12%にそれぞれ据え置き、2027年末の予想は8%しはた。
 カラハン総裁は「インフレの大幅かつ持続的な悪化が予想された場合には、常に金融政策を引き締める用意ができている」と述べた。
2025.05.19
 07:49
Reurers 通信

(Yahoo)

ルーマニアのやり直し大統領選、親EU派勝利 極右候補に終盤逆転 <2506-051905>
 ルーマニアで18日に行われた大統領選の決選投票で、親EU派で中道派候補のダン首都ブカレスト市長、が極右政党ルーマニア人統一同盟のシミオン氏に勝利した。
 ほぼ終了した公式開票結果によると、ダン候補の得票率は54%、シミオン候補は46%で、投票率はこの25年間で最高となった。
 EU懐疑派でウクライナ支援打ち切りを唱えてきたシミオン候補は当初勝利を主張していたが、その後敗北を認めた。
 今回の選挙は2024年11月に実施された大統領選で、泡沫候補と目されていた極右の親露派のジョルジェスク候補予想外の首位に立った後、ルーマニア情報機関がロシアによる選挙介入の疑いを指摘し、憲法裁判所が無効宣言したためやり直しになったものである。
 4日の第1回投票では、トランプ米大統領にならって自国第一主義を掲げ、ジョルジェスク氏の「後継者」と自認するシミオン候補が1位を獲得したが、決選投票に向けた選挙戦の終盤でダン候補が猛烈な巻き返しを見せて形勢逆転につなげた。
 ダン候補は選挙戦で、汚職との対決やウクライナ支援継続、EU加盟国としての足場をしっかりと維持することなどを訴えてきた。
 ブカレストでは18日夜に、ダン候補の支持者らが「ロシアよ、忘れるな、ルーマニアはお前のものではない」と唱和した。
 ゼレンスキー宇大統領は「歴史的勝利」だとしてダン氏を祝福し、ソーシャルメディアに「隣国であり友人であるウクライナにとって、ルーマニアが信頼できるパートナーであることは重要だ」と投稿した。
2025.05.15
 15:56
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ軍事支援継続に反対 ブルガリア大統領が異論 <2506-051520>
 ブルガリアのラデフ大統領が14日に、17日からの訪日を前に首都ソフィアで共同通信と単独会見し、ロシアのウクライナ侵攻について「軍事的解決策はない」と述べ、欧州によるウクライナへの軍事支援継続に反対する考えを表明し、米国の和平仲介努力を評価し、欧州も外交交渉に協力するよう促した。
 ブルガリアの行政権は首相にあり、政府は親EUの外交路線を堅持してEUのウクライナ軍事支援強化にも賛成しているが、国家元首の異論は国内世論に一定の影響力を及ぼし得る。
 ラデフ大統領は、英仏など有志国が計画する戦闘終結後の平和維持部隊派遣に関しても「ロシアとNATOの衝突リスクを劇的に高める」として否定的な考えを示した。
 黒海に面するブルガリアは、ウクライナ侵攻で安全保障面だけでなくエネルギー価格や輸送費上昇など多大な経済的影響を受けていると指摘し「できるだけ早期の戦争終結が必要だ」と主張し、欧州が米国と歩調を合わせ、即時停戦を求めることが「終戦への鍵となる」と強調した。
【註】
 前空軍司令官のラデフ大統領は2016年に行われた大統領選挙で親露派の野党「社会党」の支持を受け、中道右派で与党の「欧州発展のためのブルガリア市民(GERB)」の候補ツァチェバ議会議長に大差をつけて勝利していた。
1612-111402 (Reuters 2016.11.14)】
2025.05.06
 05:25
Reuters 通信

(Yahoo)

ルーマニア首相が辞任表明 やり直し大統領選、極右首位 <2506-050602>
 ルーマニアで4日に実施されたやり直しの大統領選第1回投票で、極右野党で欧州懐疑派のシミオン候補が41%の得票率で首位となった。 連立政権の候補アントネスク候補は3位で決選投票に進めず、チョラク首相は5日に辞任を表明した。 閣僚らは大統領決選投票後に新たな多数派が形成されるまで、暫定的に留任する。 18日の決選投票では、シミオン候補と、無所属中道派で首都ブカレスト市長のダン候補が対決する。
 チョラク首相は、所属する中道左派・社会民主党の親欧州の連立からの離脱を表明した。 チョラク首相は党の会合後、記者団に「連立政権はもはや正当性を失った」とした上で、「いずれにせよ次期大統領は私を交代させるだろうという認識だ」と述べた。
 2024年12月1日の議会選で社会民主党は最多議席を得たものの、シミオン氏のルーマニア人統一同盟と他の2つの極右勢力が合わせて議席の1/3以上を獲得した。
 社会民主党は、中道のリベラル政党とハンガリー民族系の民族政党と連立を組み、EUとNATOの加盟国として西側寄りの路線を維持するため協力していた。
 ルーマニアはEU内で最大規模の財政赤字を抱えており、抜本的な財政改革を実施しない限り投資適格級を下回る格付けとなる可能性がある。
2025.05.05
 10:12
共同通信

(Yahoo)

ルーマニア極右党首が決選投票へ やり直し大統領選 <2506-050507>
 ルーマニアで4日に実施されたやり直しの大統領選第1回投票は即日開票され、暫定開票結果によると、第2党で極右政党のルーマニア人統一同盟シミオン党首(38)が約4割を得票し、1位となるのが確実となった。
 2位はブカレストのダン市長(55)で、1位と2位による決選投票は18日に実施される。
 選挙は、泡沫と目されていた極右で親ロシア派の無名候補、ジョルジェスク氏(63)がTikTokを駆使し予想外の首位となったが、情報機関がロシアによる選挙介入の疑いを指摘し、異例の再実施となった。
 シミオン候補は2024年11月の選挙で、TikTokを駆使して予想外の首位となり、情報機関がロシアによる選挙介入の疑いを指摘され、憲法裁判所が無効を宣言ジョルジェスク氏の「後継者」を自任している。
2025.05.05
 06:24
時事通信

(Yahoo)

ルーマニアでやり直し大統領選 不正疑惑候補は不在 <2506-050501>
 ルーマニアで4日にやり直し大統領選挙の第1回投票が実施されたが、いずれの候補者も過半数に届かず、上位2人による18日の決選投票に持ち越される見通しになった。
 選管によると、開票率約90%の段階で、2024年11月の第1回投票で、泡沫候補と位置付けられながらも首位に立ったが選挙不正の疑いが持たれ出馬が認められなかったジョルジェスク氏と支持層が重なる極右政党ルーマニア人統一同盟のシミオン党首が、4割ほどの得票でリードし、2割前後の与党候補アントネスク元上院議員ブカレスト市長のダン候補が追う展開となっている。
 ジョルジェスク氏は「ルーマニア第一」を掲げ、中国系アプリTikTokで存在感を示し急浮上した後、選挙資金の不正利用や「ロシアの関与」が指摘され、捜査対象となった。
 一方、欧州の右派勢力と親和的なトランプ米政権は、選挙無効の判断に公然と疑義を唱え、波紋を広げた。
2025.05.04
 17:54
テレ朝 News

(Yahoo)

ルーマニアで“やり直し”大統領選挙 ロシア介入疑惑候補は排除 <2506-050408>
 ルーマニアで大統領を選ぶやり直しの選挙が行われている。 大統領選の投票は日本時間の4日13:00に始まった。
 ルーマニアはウクライナの隣国で2024年11月に行われた大統領選では、ほぼ無名だった極右のジョルジェスク候補がSNSを活用して首位になったが、ロシアがジョルジェスク候補を支援していたという疑惑が出たこともあり、憲法裁判所は選挙を無効にした。
 今回の選挙には候補者11人が乱立し、ジョルジェスク氏は出馬していないが、世論調査では極右政党の党首がトップとなっている。
2025.05.02
 07:25
RBC Ukraine Russia deploys over a dozen ships in Black Sea: Salvo of Kalibr missiles named <2506-050203>
 5月2日朝に黒海で多数のロシア艦船が発見された。 ウクライナ海軍はこれはウクライナにとって砲撃の脅威をもたらすと報告している。
 キエフ時間06:00現在、ロシアは黒海に15隻の艦船を配置している。 これらのうち、5隻はKalibr CMを装備しており、合計で最大34発の一斉射撃能力がある。
 一方、アゾフ海では敵艦は発見されていないが、地中海で3隻の敵艦が発見されており、そのうちの1隻はKalibr搭載艦で、合計で最大8発の一斉射撃能力を持つ。
2025.03.12
 10:00
朝日新聞

(Yahoo)

ルーマニアやり直し大統領選、親ロ派候補の立候補却下 憲法裁が決定 <2504-031206>
 ロシアの干渉が指摘されたため、5月に大統領選のやり直しが予定されているルーマニアで11日、やり直し前の選挙で首位を獲得した極右のジョルジェスク氏の立候補が認められないことが決まったと地元メディアが報じた。
 ロシア寄りの主張を掲げるジョルジェスク氏は2024年11月の大統領選第1回投票で、TikTokを駆使した選挙活動を展開し、無名候補から一躍首位に躍り出たが、ロシアの選挙への干渉が指摘されるなどして12月に、憲法裁判所が選挙を無効と判断していた。
 ルーマニアの中央選挙管理局は3月9日に、ジョルジェスク氏が「選挙の手続きに違反した」として立候補を却下したため同氏は選管の決定に対し憲法裁判所に異議を申し立てたが、11日に憲法裁は訴えを退けた。
2025.03.10
 09:27
毎日新聞

(Yahoo)

ルーマニア大統領選、極右の有力候補が出馬禁止へ 米国は反発か <2504-031015>
 欧米メディアが一斉に、ルーマニア中央選管が9日に大統領選の最有力候補と目されていた極右政治家のジョルジェスク氏の出馬を認めないと決めたと報じた。 ジョルジェスク氏は2024年11月に行われた大統領選の第1回投票で首位となり決選投票へ臨むはずだったが、SNSを通じた世論操作が行われていた疑いが浮上したため選挙自体が無効とされ、5月にやり直す異例の展開となっていた。
 一方、トランプ米政権は選挙の無効判断を批判してきたため、ウクライナ情勢への対応で溝が広がる欧米関係が、ルーマニア大統領選を巡ってさらに混迷する可能性もある。
 ジョルジェスク氏はルーマニアも加盟するNATOに懐疑的で、プーチン露大統領を「愛国者」とたたえるなど、言動が物議を醸してきた。 ただ、トランプ政権は、大統領選を無効にしたことをバンス副大統領が「表現の自由」に違反すると批判するなど、ジョルジェスク氏を間接的に支持してきた。
 国内の世論調査でも4割と高い支持率を誇るジョルジェスク氏は、5月の大統領選への出馬を7日に届け出たが、中央選管は過去の言動などが過激思想を禁じた法律に違反しているとして認めなかった。
 出馬禁止を受け、ジョルジェスク氏はXに「欧州は今や独裁制となり、ルーマニアは圧制下にある」と投稿した。 トランプ政権下で政府効率化省(
DOGE)を率いる実業家イーロン・マスク氏もXで「中央選管の決定はクレージーだ」と批判した。
   英Financial Times紙によると、ジョルジェスク氏が中央選管に抗議した場合、憲法裁判所が12日までに出馬の可否を最終判断する。
2025.03.10
 07:48
時事通信

(Yahoo)

選管、極右候補の出馬認めず 5月のやり直し大統領選 ルーマニア <2504-031006>
 ルーマニアの中央選管が9日、2024年11月の大統領選第1回投票で首位となった極右候補のジョルジェスク氏について、2025年5月に行われるやり直し選挙への候補者登録を認めないと発表した。 理由は明らかにしていない。 憲法裁判所は、ロシアが選挙に介入したとする訴えを受けて第1回投票を無効と判断していた。
 ジョルジェスク氏はプーチン露大統領信奉者だったとされ、EUやNATOには否定的な立場で、第1回投票でほぼ無名だった同氏がトップに立って以来、ルーマニアは政治的混乱に陥っている。
2025.02.27
 02:00
RBC Ukraine Romania to shoot down Russian drones, corresponding law approved <2503-022702>
 ルーマニアがロシアのUAVを撃墜する法律が承認される。
 ルーマニア上院がは2月26日に、空域管制に関する法案を可決した。 この法案はDigi24や他のメディアが報じたように、軍が領空に不法に侵入したUAVを撃墜することを認める手続きを規定している。
 この法案は、国内空域の使用を制御するための措置を確立し、有人航空機とUAVの両方による空域の不正使用を防止および対抗する責任を負う当局と機関を指定している。
 法案によると、ルーマニアの国境を不法に越え、許可なくルーマニアの領空を飛行するUAVは、ルーマニアまたはNATOの軍隊により飛行を制御できない場合、破壊または無力化される可能性がある。
2025.02.27
 15:20
RBC Ukraine Pro-Russian presidential candidate Georgescu detained in Romania <2503-022617>
 ルーマニアでは、公共の扇動罪と憲法秩序に反する犯罪に関連して、数十件の捜索が行われている。 
RFE/RL元大統領候補のジョルジェスク氏も拘束されたと報じている。
 親露派の政治家ジョルジェスク氏の側近であるポトラのグループは法執行措置の目標だった。 Digi24によると、ジョルジェスク氏も検察庁に拘束され、尋問のために連行されたという。
 2024年11月の大統領選挙では、ジョルジェスク氏が23%の支持を得て第1回投票で勝利した。 彼は極右の親露派政治家と見なされている。 特に大統領府は選挙への外部からの干渉を主張した。
 最終的に、憲法裁判所は選挙結果を無効とし、2025年5月4日に新たな選挙を予定した。
2025.02.23
 09:54
時事通信

(Yahoo)

黒海の機雷掃海演習参加 昨秋、海自隊員10人派遣 ウクライナ支援・防衛省 <2503-022307>
 米海軍や防衛省への22日の取材で、海上自衛隊が2024年秋に、ブルガリア沖の黒海で行われた対機雷戦を重視した多国間演習に隊員10名を派遣し、ウクライナや米国と機雷掃海訓練を実施していたことが分かった。
 ウクライナ南部とロシアに支配されたクリミア半島は黒海に面しており、黒海は欧州と西アジアの間に位置しており、世界的な穀物輸出国であるウクライナのシーレーンだが、2022年のロシア侵攻後、敷設されていた機雷が漂流して商船の安全が脅かされている。 NATO加盟国はウクライナの機雷掃海能力向上を目指しており、海自もノウハウを共有することで支援した。
 演習は「黒海の航行の自由」などを目的にしたSea Breezeで、NATO加盟国も参加して、欧州で定期的に実施されている。 海自は2021年にオブザーバーとして初参加し、2023年には実際に訓練を行う隊員1人を英国での演習に派遣した。 2024年9月ブルガリア・バルナ沖の黒海で行われた対機雷戦の演習には10名を派遣し、米軍やウクライナ軍などと機雷の水中処分や潜水訓練を実施した。
 防衛省は「演習参加は日本とウクライナの防衛交流進展の観点から意義深いと認識している。 訓練を通してウクライナの機雷掃海技量も高まる」としている。
 米海軍によると、ロシアの侵攻後、黒海では120個以上の浮遊機雷が見つかり、うち約8割がウクライナ近海だった。 国連専門機関である国際海事機関(IMO)は「浮遊機雷について2022年に加盟国に発出した注意喚起は維持されている」としており、影響の長期化も懸念される。
 英国やオランダはウクライナへの掃海艇供与を決めたが、地中海などから黒海につながるトルコの海峡は国際条約に基づき、ロシアの侵攻後は軍艦通過が認められず、引き渡しに至っていない。
 海自の掃海能力は高く、湾岸戦争後の1991年にはペルシャ湾に掃海艇部隊が派遣された。 海自が国際貢献として行う掃海は、憲法が禁止する武力行使にならないよう、完全な停戦とともに、遺棄機雷の認定や、沿岸国の同意といった条件を満たす必要がある。
 政府・与党関係者は「厳しい安全保障環境を背景に日本とNATO、ウクライナの関係は深まっており、停戦が実現すれば自衛隊が参画可能な復興支援があるのか、欧州の動向も見ながらさまざまな選択肢を議論することになる」と話した。
2025.02.22
 01:13
Kyiv Independent Bulgarian parliament votes against deploying troops to Ukraine <2503-022201>
 欧州の指導者たちは、和平解決の可能性としてウクライナに平和維持軍を派遣する議論を増やしているが、ブルガリア議会は2月21日、ウクライナへの軍事力のいかなる配備も停止することを求める拘束力のない宣言圧倒的多数で賛成票を投じた。
 ブルガリアは、和平交渉の可能性を理由に、12月にウクライナとの安全保障協定の締結から撤退した。 ブルガリア軍は、同盟と国際的なコミットメント以外でウクライナで軍事行動を行うことはできない、と宣言には書かれている。
 ただ、この宣言は、ブルガリア軍が国連、EU、NATOや欧州安全保障協力機構(OSCE)が主導するミッションに参加する可能性は排除していない
2025.02.11
 00:06
共同通信

(Yahoo)

ルーマニア大統領が辞任へ 選挙やり直しで留任に批判 <2503-021101>
 ルーマニアのヨハニス大統領が10日、12日に辞任すると明らかにした。 2024年11月の大統領選第1回投票泡沫と目された候補者TikTokを活用した選挙運動を展開して首位となり、憲法裁判所が無効を宣言して選挙のやり直しを命じたため、ヨハニス大統領の任期が2024年12月まで延長されたが、留任を批判が高まっていた。 2024年の大統領選にはロシアによる介入の可能性が指摘された。
 やり直しの大統領選第1回投票は5月4日に行われる予定。
 地元メディアによると、大統領の職務停止を求める議会の採決が11日に行われる予定だった。
2025.01.22
 15:12
乗りもの
ニュース

(Yahoo)

ロシア軍のヘリ部隊「無人ボート」に撃墜されて以降活動が激減?“歴史的な攻撃”の影響強く <2502-012206>
 ウクライナ国防省の公式ニュースサイト
Army Informが1月15日、黒海上空でロシア軍ヘリコプターの往来が減っている可能性があるとの見解を示した。 これは、プレテンチュク軍報道官が同国の公共放送メディアに話したことで明らかになった。
 プレテンチュク報道官は「新たな危険を考慮して、ヘリコプターの使用の激しさは減少したが、依然として敵はCUAV戦闘を完全に放棄することはないが、その激しさは減少した」と発言している。
 プレテンチュク報道官が話す「新たな危険」とは、USVのMagura V5で、このUSVは2024年12月に黒海上空R-73 AAMを用いてMi-8 2機を撃墜しており、以降ロシアの軍用ヘリの往来が減少している。
 なお、このUSVによる撃墜を、ウクライナ国防省は「歴史的な攻撃」と発表している。
 ただ、1月の黒海は嵐の季節ということで、ロシア黒海艦隊の動きも活発ではないが、その後は艦隊と連動してヘリコプター部隊の動きも再び活発化する可能性もある。
2025.01.12 Stars & Stripes

(Yahoo)

Tens of thousands protest in Romania’s capital against annulled presidential race <2502-011209>
 ルーマニアの首都で、それまで無名であった候補者が予期せず最有力候補として浮上した後、大統領選挙を無効にするという先月の最高裁判所の決定に反対して、数万人が抗議した。
【関連記事:2501-121802 (TBS 2024.12.18)】
 ブカレストのデモ参加者の多くは青、黄、赤のルーマニア国旗を振り、他の人々は「民主主義はオプションではない」や「我々は自由な選挙を望んでいる」などのスローガンが書かれたプラカードを振り回した。 また、大統領選の第2回投票からの再開を求める声も多かった。
 この抗議行動は、憲法裁判所が12月8日の決選投票のわずか2日前に選挙を無効にするという前例のない動きをした1ヵ月後に行われた。
 先月無効とされた大統領選は、欧州連合とNATO加盟国を混乱に陥れ、第1回投票の再集計を含む他の論争が続いている。
 新しい日付は、5月4日に予定されている第1回投票で投票を再実施するように設定されている。
 50%以上の票を獲得した候補者がいない場合、決選投票は2週間後の5月18日に行われる。
 ジョルジェスク候補が新しい選挙に参加できるかどうかはまだ明らかではない。
2025.01.10
 16:59
RBC Ukraine Leader of Bulgarian party declares ‘claims’ to Southern Bessarabia: Ukraine reacts <2502-011013>
 物議を醸しているブルガリアの親露派政党Vazrazhdane (Revival) 指導者のコスタディノフが、オデッサ地域の一部をめぐるブルガリアの「主張」をでっち上げた。
 このような声明は、露大統領府の言説を助長するものだと、在ブルガリア・ウクライナ大使館はFacebookで延べている。
Veselyi の位置 (Google Map)】
 コスタディノフは、「ブルガリア人南ベッサラビア(オデーサ地方の南部)の人口の大多数を占めている」と主張し、したがって「この地域をブルガリアに戻すこと以上に論理的なことはない」と主張した。
 ウクライナは崩壊しつつあり、失敗したウクライナ国家の運命を決定する将来の和平会議で、ブルガリアはベッサラビアに対する主張をしなければならないと物議を醸す政治家は付け加えた。