年 月 日 出 典 標 題 要 旨 2023.12.30 17:59 Ukrainska Pravda Russia starts building naval base in occupied Abkhazia <2401-123009> ロシアがジョージアから奪ったアブハジアのオチャムチラに海軍基地を建設し始めているという情報は伝えられていたが、既に艦艇の移動が始まっている。 【関連記事:2311-102305 (Ukrinform 2023.10.23)】 1週間前には1隻もいなかったオチャムチラの港に、12月28日にTelegram ChannelのOko Gora + News and Analyticsに掲載された12月26日の写真には約50隻の船舶が停泊していたことを示していた。 2023.12.28 Janes First Romanian ex-Royal Navy Sandown-class minehunter arrives in country <2401-122812> ルーマニアが英国から2隻購入する旧英海軍Sandown級掃海艇の1隻目が4,500nmの航海を経て、12月9日にルーマニアのコンスタンツァ港に入港した。 【註】 ルーマニア海軍は、基準排水量450tで30mm機関砲1門を装備する2007年7月に英海軍で就役したSandown級掃海艇1隻を2021年8月に購入している。 2023.11.20 19:35 Kyiv Independent NATO members nearing deal on joint Black Sea mine-clearing force <2312-112008> Bloombergが11月20日、NATO加盟国のブルガリア、トルコ、ルーマニアが、それぞれの領海に漂流する機雷の問題に対処するため、合同掃海部隊の創設について合意に近づいていると、この計画に詳しい匿名の当局者の話として報じた。 関係筋によると、それぞれの国防次官臣は22日に会談する予定だという。 ロシアの全面侵攻が始まって以来、黒海の同盟国による共同行動は初めてとなる。 【註】 「合同掃海部隊」とは、今までそれぞれの国が実施してきた自国領海内あるいは更にEEZ内で実施してきた掃海活動を、3ヵ国で組織的に実施するものと見られる。 2023.11.14 04:40 共同通信(Yahoo) 黒海臨時航路に100隻 8月以降、穀物輸出継続 <2312-111403> ブリンク駐ウクライナ米大使がTwitter(X)で、ウクライナが8月に設けた黒海の臨時航路を利用した貨物船が計100隻に達したことを明らかにした。 総計370万㌧の食糧や物資を輸送したという。 ウクライナ産穀物の輸出合意からロシアが7月に離脱し、穀物輸出を続けるためウクライナが独自に設けた臨時航路は、従来よりも沿岸近くルーマニア領海を通過してトルコに向かう航路で、陸上の防衛システムで安全を保証している。 2023.10.24 01:39 Kyiv Independent Moldova, Romania to conduct joint military exercises <2311-102402> モルドバ国防省が、同国軍とルーマニア軍が10月23日から11月3日までの予定でMoldova 2023 JCET演習を開始したと発表した。 モルドバは2009年からJCETに参加している。 2023.10.15 04:46 共同通信(Yahoo) ロシア黒海艦隊、戦力を移動 東方向、防御強化か <2311-101502> 英国防省が14日、ロシア黒海艦隊が8、9月のウクライナの攻勢を受け、防御態勢を強化しているとみられるとの分析を発表した。 ミサイル艦や潜水艦などを司令部があるセバストポリからロシア南部ノボロシースクなど東に移動させているという。 ウクライナは、ロシアの拠点となってきたクリミア半島への攻撃を拡大する構えで、ウクライナメディアによると10月13日にはロシアのミサイル艦をUSVで攻撃し、11日にも哨戒艦を攻撃していた。 ウクライナはUAVやミサイルによる攻撃などで黒海の北西部では主導権を握ってきたが、英国防省は黒海艦隊がCMでウクライナを攻撃しており、今後も黒海東部からミサイル攻撃を継続するとみられると指摘した。 2023.10.12 22:54 Kyiv Independent Ukrainian, Bulgarian defense ministers sign memorandum on security cooperation <2311-101230> ウクライナのウメロフ国防相が10月12日にTwitterで、ブルガリアのタガレフ国防相と会談して二国間安全保障協力に関する覚書に署名したと投稿した。 覚書では、「サイバー防衛、戦略通信、軍事技術の支援」など、各種安全保障関連分野での二国間協力の範囲を拡大するとしている。 ブルガリアのラデフ大統領は、2021年の大統領選挙でクリミア人をロシア人と呼ぶほどの親露派で、ウクライナに大規模な防衛支援を提供することに一貫して反対してきたが、ブルガリア議会が12月にウクライナへの武器供給を承認した。 デンコフ首相の下で6月初旬に発足した新政府は、ウクライナがロシアの侵略を撃退するのを支援するために積極的な措置を講じ、ブルガリアはウクライナに弾薬や装甲兵員輸送車などのさまざまな軍事用ハードウェアを直接送ってきた。 2023.10.05 23:10 時事通信(Yahoo) ジョージア親ロ派地域に基地新設へ 黒海艦隊の分散化計画か <2311-100515> ロシアIzvestia紙が5日、ジョージアの親露派支配地域アブハジアにロシア海軍基地が新設されると報じた。 「アブハジア共和国大統領」のブジャニヤ氏が「私たちは協定に署名し、近い将来に黒海沿岸のオチャムチラに恒久的な基地ができる」と語ったという。 【Ochamchire の位置 (Google Map)】 2023.09.30 23:13 時事通信(Yahoo) ロシアのドローン侵入か ルーマニア <2310-093008> ルーマニア国防省が30日に声明を出し、ロシアがウクライナ攻撃のために発射したUAVの一部がルーマニア領空に侵入した恐れがあると発表した。 ウクライナとの国境に近いルーマニア東部ガラツィに向かって「領空侵犯を示す兆しをレーダーが捉えた」と主張した。 【Galati の位置 (Google Map)】 ルーマニア領には墜落していないとみられるが、捜索を続けている。 2023.09.29 20:38 Ukrainska Pravda Russia jams GPS of ships in our territorial waters – Romania's top general <2310-092909> ルーマニア軍参謀総長が、ロシアが黒海のルーマニア領海に対しGPS妨害を行っているため船舶の衝突の危険に晒されていると述べた。 【註】 ルーマニア領海に対するGPS妨害の狙いは、ウクライナが発表した臨時海路での航行妨害と見られる。 臨時海路はルーマニア、ブルガリア、トルコの領海を経てボスポラス海峡に至るもので、ここを通過する船舶をロシアは直接攻撃できない。 【関連記事:2310-092710 (Ukrinform 2023.09.27)】 2023.09.29 20:09 Kyiv Independent Reuters: Romania moves air defense systems to border with Ukraine <2310-092908> ロイタ通信が9月29日に、ルーマニアが防空部隊をウクライナ国境に展開させると共にF-16 4機を展開させ、飛行禁止空域を拡大したと報じた。 これは9月上旬以来ウクライナのドナウ河河畔を攻撃したロシアの破片がルーマニアに落ちていることに対応したもので、ルーマニアの駐NATO大使は落下を少なくとも3回と述べた。 ルーマニアのヨハニス大統領は21日、ロシアUAVの侵入は意図したものではないと思うが許しがたいと述べた。 2023.09.26 20:28 時事通信(Yahoo) F35 ステルス戦闘機32機を購入へ ウクライナ隣国のルーマニア <2310-092616> ルーマニア国防省が26日、F-35を32機購入する計画を発表した。 購入手続きを年内に開始できるよう議会に働き掛けているが、契約締結は2024年以降、引き渡しが始まるのは2030年以降となる見通しである。 ウクライナと650kmにわたり国境を接しているルーマニアは、ロシアのウクライナ侵攻を注視しており、2022年は国内総生産 (GDP) 比2%だった国防費を、今年は2.05%に引き上げていた。 【註】 ルーマニアは2013年にポルトガルからF-16 12機を購入しており、2019年にはF-16A/B 5機を追加購入する交渉をしていた。 更に2021年にはノルウェー空軍から中古のF-16 32機を購入している。 【関連記事:2201-121310 (DN 2021.12.13)】 2023.09.26 18:29 時事通信(Yahoo) ロシア黒海艦隊、能力低下 「象徴的戦力を弱体化」 英分析 <2310-092615> 英国防省が26日、ウクライナ軍の大規模攻撃で被害を受けたロシア海軍黒海艦隊について、能力が低下する公算が大きいという見方を示した。 英国防省は、ロシアの被害は深刻ながらも限定的だと分析したが、艦隊はCM発射など中核任務の遂行能力を残している半面、ウクライナ軍にとってはロシアの象徴的、戦略的な戦力を弱体化できる証明になったと指摘した。 2023.09.19 23:48 Defense News Sea Breeze players wrap up Black Sea drill, first series since war <2310-091911> 米英仏やウクライナを始じめブルガリア、ルーマニア、トルコが参加するSea Breeze海軍演習が9月11~15日に黒海で行われた。 演習は1997年から行われSea Breeze 2023は22回目になるが、ロシアのウクライナ侵攻後では初めてになる。 2023.09.19 21:43 共同通信(Yahoo) ウクライナ南部港から穀物船出港 ロシアの合意離脱後に初めて <2310-091908> ウクライナのクブラコフ副首相兼インフラ相が19日にFacebookへの投稿で、オデッサ州のチョルノモルスク港から小麦を積んだ民間貨物船が黒海に出港したと明らかにした。 ウクライナ当局は16日、民間貨物船2隻が臨時回廊を通ってチョルノモルスク港に入港したと発表していた。 臨時回廊はNATO加盟国のルーマニアやブルガリアの沿岸を通る。 ロイタ通信などによると、ロシアの穀物輸出合意離脱後、ウクライナが設けた臨時回廊を通じて入港した貨物船が穀物を積んで出港するのは初めてである。 2023.09.18 22:11 AFP=時事(Yahoo) ブルガリア、爆発物搭載の無人機を爆破処理 黒海沿岸 <2310-091808> ブルガリア国防省が18日、領内で初めて爆発物を搭載したUAVが黒海に面した町で見つかり、海軍の専門班が爆破処理を行ったと発表した。 同省によると、17日にチュレノボのホテル関係者から、大型のUAVのような物体が打ち上げられていると通報があり、専門班が調査した結果、UAVの残骸に82mm迫撃砲弾が取り付けられているのが見つかった」という。 砲弾の状況から動かすのは不可能と判断され現場で爆破処理をしたという。 タガレフ国防相は報道陣に対し、「われわれは当然、ロシアがウクライナに仕掛けた戦争に関連するものだとみている」と述べた。 ウクライナ侵攻開始以降、ブルガリア海軍は領海内で見つかった機雷4個の爆破処理を行っているが、爆発物を搭載したUAVが発見されたのは今回が初めてである。 2023.09.14 23:23 朝日新聞(Yahoo) ロシア戦闘機が英偵察機を撃墜未遂 ミサイル2発、命中せず 英報道 <2310-091414> 英公共放送BBCが3人の西側当局者の話として、ロシア軍戦闘機が2022年9月に約30名を乗せた英空軍偵察機を撃墜しようとしていたと報じた。 この撃墜未遂は2022年9月29日に黒海上空で偵察任務に就いていた英軍機が、ロシア軍の戦闘機2機と接近した際に発生した。 ロシアは「技術的な誤動作」と説明していたが、実態は偵察機を狙ってAAMを発射していたという。 BBCによると、ロシア軍の操縦士の1人は地上から「目標を捕捉した」といった趣旨の通報を、ミサイルの発射許可が出たと思い込みミサイルを発射したが、英軍機に命中することはなかった。 このロシア軍操縦士は、発射許可など出ていないと考えた別の操縦士から怒鳴られたが、さらに2発目を発射したという。 2023.09.10 16:18 AFP BB ロシア無人機の残骸、ルーマニアでまた発見か <2310-091007> ルーマニア国防省が9日、ウクライナとの国境付近でロシアのUAVのものとみられる残骸を新たに発見したと発表した。 同省は、海軍部隊が地元当局からの情報提供を受けてプラウル(註:ドナウ川を挟んだウクライナのイズマユール対岸)一帯を捜索したところ、ロシア軍が使用しているものに類似したUAVの一部残骸が見つかったとしている。 2023.09.09 00:47 Kyiv Independent UK planes guard Ukrainian grain ships in Black Sea <2310-090901> ロシアが7月に黒海での穀物輸出合意から離脱し、オデーサ州の穀物搬出施設への攻撃を繰り返しているのを受け、英首相官邸が9月7日に穀物輸送にあたる船舶を防護するため航空機を黒海に派遣していると発表した。 2023.09.07 01:24 ロイタ通信(Yahoo) ロシア無人機の部品、ルーマニア領土に落下した可能性=国防相 <2310-090701> ルーマニアのティルバル国防相が6日、ロシアのUAV部品がルーマニア領土に落下した可能性があると述べた。 ウクライナが4日、ロシア軍がウクライナ南部オデーサ州のドナウ川沿いのイズマイル港をUAV攻撃した際、ロシアのUAVがルーマニアの領土に落下し爆発したと発表したのに対し、ルーマニアは自国領土は攻撃されていないとしていた。 2023.09.05 01:57 ロイタ通信(Yahoo) ロシア無人機、NATO 加盟国ルーマニアで爆発 ウクライナ主張 <2310-090503> ウクライナ外務省のニコレンコ報道官がFacebookで4日、ロシア軍がウクライナ南部オデーサ州のドナウ川沿いのイズマイル港をUAVで攻撃した際に、ロシアのShahed UAVがNATO加盟国であるルーマニアの領土に落下し爆発したと発表した。 一方、ルーマニア国防省はロシアのUAVがルーマニアの領土に落下したという情報を断固否定するとし、「ロシアの攻撃手段がルーマニアの領土や領海に直接軍事的脅威を与えたことはない」とした。 ロイタはどちらの発表も独自に検証できていない。 2023.08.16 18:36 ロイタ通信(Yahoo) コンテナ船が黒海人道回廊を利用、オデーサ港出港=ウクライナ高官 <2309-081611> ウクライナ政府が黒海の人道回廊を利用してコンテナ船が16日にオデーサ港を出港したと発表した。 船は香港船籍で、ロシアによるウクライナ侵攻前の2022年2月23日から同港に停泊していたと明らかにした。 2,114個のコンテナに30,000t以上の貨物を積んでいたという。 ウクライナのクブラコフ副首相は人道回廊について「ロシアの侵攻時にウクライナのチョルノモルスク、オデーサ、ピプデンニの港に入港していた船舶を避難させることを主な目的として使用される」と説明した。 2023.08.16 14:56 ロイタ通信(Yahoo) 銃を構えた兵士が操舵室に… ロシア国防省、黒海で貨物船臨検した際の映像公開 <2309-081608> ロシア国防省が15日、13日に黒海を航行中だったパラオ船籍の貨物船に対し臨検を行った際の映像を公開した。 映像には乗組員が甲板上でひざまずき、両手を後頭部で組まされている様子や、銃を構えた兵士が船に乗り込み、操舵室に入る様子が映っている。 ロシア軍は、この貨物船に対し威嚇射撃も行っている。これについてロシア側は、停船を命じたが従わなかったためだと説明している。 2023.08.14 07:33 時事通信(Yahoo) 黒海で貨物船に威嚇射撃 ウクライナは非難、穀物拠点行き ロシア <2309-081402> ロシア国防省が13日、黒海南西部で同日朝にパラオ船籍の貨物船を停止させるため、露海軍警備艦が威嚇射撃を行ったと発表した。 貨物船は、ウクライナ南部オデッサ州のドナウ川沿いにある穀物輸出拠点イズマイル港が目的地だった。 ウクライナのポドリャク大統領府顧問はTwitterで「海賊行為」に当たるとロシアを非難した。 2023.08.14 06:25 Bloomberg(Yahoo) ロシア海軍が黒海で貨物船に警告発砲、停船強制し検査-国防省 <2309-081401> ロシア国防省が、13日に露海軍が黒海を航行していた貨物船に対し、停船させ臨検するため警告発砲したことを明らかにした。 ウクライナのイズマイル港に向かっていたパラオ船籍の貨物船は13日早朝に南西海域でロシア海軍の警備船に遭遇し、ロシア海軍は臨検のため停船を命じたが貨物船側が応じなかったため発砲したとロシア国防省は説明した。 ロシアが7月に重要な穀物輸出合意から離脱して以来、こうした事例は初めてである。 2023.08.13 21:41 Ukrainka Pravda(Yahoo) Russians spread disinformation about ship inspection and warning shots in Black Sea <2309-081308> 国際的な情報機関のInformNapalmが、ロシアが黒海で貨物船Sukru Okanを警告射撃で停船させ臨検を行ったとの偽情報を流したと報じた。 この出来事を目撃した他船の船員がInformNapalmに提供した情報によると、ロシア国防省は船の検査が成功したと嘘をついたと述べ、Sukru Okanはるロシアの停船要求に従わず、トルコの領海に向かって進路を変えたと述べた。 またヘリの接近も警告射撃もなかったという。 2023.08.03 21:09 Kyiv Independent Romania investigating reports of Russian drone debris falling on its territory <2309-080308> ルーマニア国防省が8月3日、ウクライナのオデーサ州を攻撃したロシアのUAV 1機が、ウクライナと国境を接するルーマニア領内のチャタルキオイに墜落したとの報を受け調査を開始したと発表した。 ただ空軍は報じられた事実を示す証拠は見つけられなかったようである。 【Ceatalchioi の位置 (Google Map)】 チャタルキオイのセルネガ市長はDigi 24 Newsを通じて、ウクライナのイズマイールに向かうロシアのUAVが2日に上空を通過し、その内の1機が林に墜落したと述べた。 【Izmail の位置 (Google Map)】 2023.08.03 09:30 Forbes(Yahoo) 民間船3隻が黒海を問題なく通行 ロシアの妨害宣言は虚勢か <2309-080304> イスラエル籍とギリシャ籍及びトルコ・グルジア籍の貨物船3隻が7月30日に黒海を航行し、ドナウ川河口にあるウクライナの穀物輸出港の1つに入港した。 イスラエル籍とギリシャ籍の船舶はボスポラス海峡から北に、トルコ・グルジア籍の船舶はトルコ北部から西に航行した。 ロシアは7月にウクライナ産穀物の黒海経由の輸出を保障する合意から離脱し、ウクライナの港への船舶の航行を阻止する構えを見せていた。 2023.07.27 07:18 時事通信(Yahoo) NATO、黒海で監視強化 ロシアの威圧に対抗 <2308-072706> NATOが26日、黒海経由のウクライナ産穀物輸出合意から離脱したロシアがウクライナ南部の港湾都市や穀物貯蔵施設などに攻撃を続けていることは「黒海の安定にとって大きなリスク」と批判し、黒海で対潜哨戒機やUAVを使った監視・偵察活動を強化する方針を明らかにした。 ロシアは7月17日が期限だった輸出合意の失効後、ウクライナの港湾に向かう全船舶を「潜在的に軍事物資を積んでいると見なす」と宣言し、21日には黒海で演習を行うなど、ウクライナや欧米への威嚇を強めている。 2023.07.26 21:37 共同通信(Yahoo) ロシア、船舶航行妨害を準備か 黒海艦隊の配置態勢変更と英 <2308-072611> 英国防省が26日、ウクライナ産穀物輸出合意を離脱したロシアの黒海艦隊がウクライナ封鎖の準備として、艦船の配置態勢を変更したとする分析を発表した。 ロシア哨戒艇がウクライナに向かう民間船舶の航行を妨害する任務に就く現実的な可能性があるとした。 ロシアは7月、ウクライナの港に向かう全船舶が軍事関連物資を積んでいると見なすと表明しており、穀物積み出し港があるオデッサなどへの攻撃を強めている。 ウクライナも同様の対抗措置を取ると宣言しており、黒海周辺の緊張が高まっている。 2023.07.26 19:35 日経新聞 「ロシア軍、黒海南部に軍艦配置」英国防省 <2308-072609> 英国防省が26日、ロシア軍がコルベット艦Sergei Kotovを黒海南部に配置し、ボスポラス海峡とウクライナ南部オデッサを結ぶ航路を哨戒していると発表した。 ウクライナに向かう民間船舶の拿捕を目的とする可能性があり、海域での衝突リスクが高まるとの分析を示した。 2023.07.25 01:23 Kyiv Independent Romania condemns Russian attacks on Ukraine's Danube ports <2308-072503> ロシア軍は7月24日の夜に、ルーマニア国境からわずか200mにあるドナウ河沿いの港町オデッサ州イズマイールとレニをShahed-136 UAVで攻撃した。 空爆により数人が負傷し、穀物貯蔵ユニットが損傷した。 ウクライナ南部作戦司令部は、ウクライナ軍がUAV 3機を撃墜したと発表した。 これに対しルーマニアのヨハニス大統領がTwitterでの声明で、ロシア軍の攻撃をエスカレーションと呼び非難した。 【ウクライナ Reni の位置 (Google Map)】 2023.07.21 20:10 朝日新聞(Yahoo) 食料輸出協定離脱のロシア、黒海で拿捕やミサイル発射の演習 <2308-072121> ロシア国防省が21日、黒海艦隊が黒海で演習を行ったとしSNSで動画を公開した。 InterFax通信によると、演習では艦隊の船舶と航空機が合同演習を行い、航行禁止海域に侵入した船を拿捕する訓練も行ったという。 黒海北西部の演習場ではASCMの発射訓練を行い、標的船に命中させたとした。 2023.07.16 19:50 毎日新聞(Yahoo) ブルガリア、ロシア製原子炉のウクライナへの売却交渉を開始 <2308-071605> ブルガリア政府が、北部ベレネで建設を進めていたベレネ原発のロシア製原子炉などの設備について、ウクライナに売却する交渉を開始した。 ロシアによるウクライナ侵攻の影響で、建設継続のめどが立たなくなったためで、買い手としてロシア製原発を使用してきたウクライナが浮上した。 ウクライナのゼレンスキー大統領は7月6日にブルガリアを訪問してデンコフ首相と会談し、両国間で原子力を含めたエネルギー分野での協力に関する覚書を交わした。 2023.05:21 06:12 乗りものニュース(Yahoo) ルーマニア議会 M1「エイブラムス」の購入予算を可決 時代遅れのソ連系戦車を更新へ <2306-052102> ルーマニア議会下院国防公安国家安全保障委員会が5月18日に、国防省が要求していた米軍が使用したM1A2 Abrams MBT 1個大隊分の54両の購入について予算を承認した。 ルーマニア陸軍には現在、T-55 100両とT-55を基に独自開発したTR-85を200両、その改良型であるTR-85M1を50両を装備しているが、これらは周辺諸国が保有するLeopard 2などと比べると旧式で、性能的に見劣りするものであったことから、M1A2 Abramsの導入となった。 2023.03.16 20:30 時事通信(Yahoo) 無人機衝突の動画公開 ロシア主張を否定 米軍 <2304-031621> 米軍が16日、黒海上空でロシア軍機と衝突し墜落した米軍のUAVが撮影した動画を機密解除し公開し、「衝突していない」とのロシア側の主張を否定した。 公開されたのは43秒間の動画で、米軍機の後方からロシアの戦闘機が燃料を放出しながら接近する様子が収められている。 次の接近の際に映像伝送が一時中断し、その後にUAVのプロペラが損傷しているのが見える。 米軍によると、ロシアのSu-27 2機がUAVに燃料を投棄したり、前方を遮ったりするなどの危険な妨害行為をしたという。 これに対しロシア国防省は声明で「ロシアの戦闘機は衝突していない」とし、主張が食い違っていた。 2023.03.16 07:47 Military Times US releases video of Russian jet dumping fuel on its drone <2304-031604> 米国防総省が3月16日、米国のMQ-9 UAVをロシアのSu-27が撃墜した証拠とする42秒間のビデオを公開した。 【VIDEO: Russian jet downs U.S. intelligence drone】 2023.03.15 08:22 CNN(Yahoo) ロシア、戦闘機と米軍ドローンの「接触」を否定 <2304-031505> ロシア国防省が14日、ロシア軍の戦闘機が米軍のMQ-9 Reaperと衝突したとされる問題で声明を出し、自国の戦闘機は「搭載兵器を使っておらず接触もしていない」と明らかにした。 露国防省は「ロシア軍の空域管制システムは14日朝、クリミア半島近くの黒海上空をロシア国境の方向へと飛行している米国のMQ-9を検知した。 UAVは応答装置を切って飛行しており、特別軍事作戦のために設けられた一時的な空域の境界を侵犯した。」と述べた。 露国防省によると、ロシア軍の戦闘機が侵入機特定のために緊急発進したところ、モスクワ時間09:30頃頃にMQ-9は急な動きをした結果、制御不能な状態に陥り、海上に墜落したと述べた。 【註】 MQ-9はプロペラが機体の最後部に配置されており、その直前にはプロペラの径より大きな3枚の尾翼がある。 もし米軍が主張するようにMQ-9のプロペラにSu-27が接触したとすれば、速度の速いSu-27は当然MQ-9の後方から接近したことになるが、そうすれば必ずMQ-9の尾翼中央部に激突し完全な空中衝突状態になり、Su-27側にも飛行不能なほどの大きなダメージがあったはずである。 こうしてみると「露戦闘機がMQ-9のプロペラに接触」との米側の主張には無理があるように思える。 また無人で飛行しているMQ-9がどうして「プロペラに接触」と断定できたのについても疑義が残る。 2023.03.15 02:34 朝日新聞(Yahoo) 米軍無人偵察機とロシア軍機が黒海上空で衝突 ロシア側が飛行妨害か <2304-031502> 米軍が14日、黒海上空でロシア軍のSu-27 2機が米国のMQ-9 UAVの飛行を妨害し、うち1機がUAVのプロペラに接触したため、米軍はMQ-9を自ら公海上で撃墜せざるをえなくなったと発表した。 米欧州軍によると14日07:00過ぎにMQ-9が黒海上空の国際空域で通常任務をしていたという。 衝突前にもロシア軍機はUAVの前を飛行したり、UAVに向けて燃料放出をしたりしていたという。 2023.01.18 12:57 AP News(Yahoo) AWACS 3機をルーマニアに配備 NATO がロシア軍の活動を監視 <2302-011806> NATOがロシア軍の活動監視を目的にルーマニアに配備するAWACSの第一陣が1月17日、ブカレスト近郊のオトペニ空軍基地に到着した。 到着したのは、配備が決まった3機の先陣で、30ヵ国で構成される軍事同盟の領域内で、数週間にわたって偵察任務を遂行することになっている。 AWACSは、NATO領域付近のロシア軍機を監視するため、東ヨーロッパとバルト海空域で定期的なパトロールを行ってきたが、ロシアのウクライナ侵攻以降、NATOはルーマニア、ハンガリー、ブルガリア、スロバキアに多国籍戦闘群を追加派遣するなど、この地域での戦力強化を図っている。 NATOが「空の目」と呼ぶ早期警戒管制機は、通常ドイツ西部のガイレンキルヒェン航空基地を拠点とする14機編成の早期警戒管制任務部隊に所属している。 2023.01.04 Jane's Defence Weekly Kongsberg to supply Romania with NSM coastal defence <2303-010408> Raytheon社がKongsberg社にNOK1.3B ($136.2M) でルーマニアにFMSで売却するNSM CDSを発注した。 ルーマニアは初のNSM CDS装備国になる。
(Yahoo)