2012年の SMD に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2012.12.19 Jane's Defence Weekly USN ships monitored North Korean launch <1302-121903>
 北朝鮮の発射したロケットは、日韓米の艦船が追随した。
 このうち米海軍は、CG 67 Shiloh、DDG 65 Benfold、DDG 62 Fitzgerald のほか、ミサイル射場計測艦 T-AGM 23 Observatory Island も追随に 成功した。
2012.11.07 Jane's Defence Weekly Mixed results for US ballistic missile test <1212-110707>
 10月25日に FTI-01 統合 BMD 演習が行われたが、DDG-62 Fitzgerald2目標中1目標の撃墜に失敗した。
 FitzgeraldSM-2 を用いた CM 標的の撃墜には成功したが、SM-3 Block 1A による SRBM 標的の迎撃には 失敗した。
2012.10.29 Aviation Week& ST Three intercepts for new missile exercise <1212-102901>
 米 MDA が10月24日に、THAAD、PAC-3、Aegis が参加した統合 BMD 演習 FTI-01 を Kwajelein 環礁と太平洋 Reagan 試験場で実施したが、5目標に対し3目標しか撃墜できなかった。 失敗した2目標はいずれも Aegis に対してで、 ARAV SRBM 標的と、CM に見立てた BQM-74 標的を、SM-3 Block TA が撃墜できなかった。
 一方 PAC-2 は SRBM 標的と CM に見立てた MQM-107 標的を、THAAD は C-17 から投下発射された MRBM 標的を撃墜した。
2012.10.25 MDA HP Ballistic Missile Defense System engages five targets simultaneouslyd during largest missile defense flight test in history <1211-102505>
 米 MDA と陸海空軍が、史上最大規模統合 BMD 演習 FTI-01 を Kwajalein Atoll/Reagan Test Site で実施し、ほぼ同時に飛来する MRBM、SRBM、CM 標的合わせて5目標と交戦して 4目標を撃墜した。
 陸軍の第32防空 MD 司令部所属の THAAD は、初めての MRBM 標的撃墜に成功した。 使用された標的は長射程型 LRALT (E-LRALT) で、C-17 から投下発射された。
 第94防空 MD 司令部所属の PAC-3 は、Meck 島から発射された SRBM 標的と、海面上を飛来する CM 標的を撃墜した。
 DDG-62 FitzGerald は、SRBM 標的及び海面上を飛来する CM 標的と交戦したが、SRBM 標的に向けられた SM-3 Block 1A は正常に飛翔した ものの、迎撃ができなかった。
2012.08.13 Aviation Week & ST New vector <1209-081306>
 SM-3 Block UA はFY14に発射試験開始が計画されていたが、昨年末に行われた審査で Aerojet社製の DACS欠陥が発見され、MHI社が担当している第三段ロケットとノーズコーンにも問題点があったため、 発射試験が2016年にまで延期された。 このため$1B近くの経費が Raytheon社に支払われ、最終設計審査 (CDR) は2013年 4月に行われ、予定どおり2018年に装備する。
【註】
 右図で Phase 3 (by 2018) で SM-3 Block UA とされているのは Blocl T と同じで、まちがいである。 正しくは Phase 4 (by 2021) にある Block UB とほぼ同じ外観の筈 である。
2012.08.01 Jane's Defence Weekly Raytheon to finish SM-3 Block UA <1209-080105>
 Raytheon社が、SM-3 Block UA 開発の最終契約を受注した。 契約額は$925Mで2014年に発射試験が開始される。
 SM-3 Block UA は当初、EPAA BMD の Phase 3 として2018年に配備される。
2012.08 Jane's Missiles & Rockets USN SM3 achieves second intercept <1209-080010>
 米海軍と MDA が6月26日、弾頭分離型標的の迎撃をめざした SM-3 Block TB の試験に成功した。
2012.07.04 Jane's Defnse Weekly SM-3 Block TB scores second successful interception <1208-070409>
 米海軍が6月27日、SM-3 Block TB の迎撃試験に成功した。 Block TB の迎撃試験は3回目で、2回目の成功になる。
 国防総省によると、2013年更に2〜3回の迎撃試験が計画されている。
2012.07 Jane's Missiles & Rockets Officials evaluate and assess SM-3 Blobk 1B's first interception <1208-070013>
 米 MDA が5月10日、SM-3 Block TB による初の迎撃試験 FTM-16 Event 2a に成功した。  この試験で CG-70 Lake ErieAegis BMD 4.0.1 を装備していた。
 SM-3 Block TB は第二世代の SM-3 で、TDACS のほか、二色 IR シーカ、改良型信号処理装置などを搭載している。
2012.06.27 MDA HP Second-generation Aegis Ballistic Missile Defense System completes second successful intercept flight test <1207-062704>
 米 MDA と海軍が26日、SM-3 Block TB の迎撃試験を行い、Kauai 島から発射された弾頭分離型標的 の迎撃に成功した。 SM-3 を発射した CG-70 Lake Erie は SM-3 Block TB 用に開発された Aegis BMD 4.0.1 を用いている。 SM-3 Block TB は EPAA の第二段階で、2015年に Aegis Ashore としてルーマニアに配備される。
 今回の試験成功で Aegis BMD は、28回中23回目の成功したことになり、BMD 全体でも2011年以来、68回の迎撃試験で54回目の成 功となった。
2012.06 Jane's Missiles & Rockets O'Reilly outlines US missile defence plans <1207-060021>
= 米 BMDS 開発計画に関する記事 =
GMD
 2010年10月に失敗した改良型 EKVCE-2 は、今年後半に非迎撃の発射試験が行われ、結果が悪ければ今後の 試験は従来型の CE-T で行う。
SM-3 Block UB
 Block UB は米本土を攻撃する ICBM の迎撃能力を持つが、IRBM も迎撃するため、最高高度に達する前の迎撃 (pre-apogee intercept) 能力を付与す る。
SM-3 Block TB
 FY13に、STSS 衛星の情報で射撃する初めての試験を行う。
PTSS
 今後10年間、米本土及び同盟国の BMD を支える PTSS 衛星計画を進める。
2012.05.16 Jane's Defence Weekly Evolved SM-3 makes first interception <1207-051604>
 米国が5月9日、EPAA として2015年にルーマニアに配備を開始しようとしている SM-3 Block TB の迎撃試験に成功 した。 SM-3 Block TB は二色 IR シーカTDACS の採用により、 迎撃可能範囲を拡大して いる。
 2011年9月に失敗した前回の試験でも TDACS の機能は期待通りであった。
2012.05.09 Jane's Defence Weekly Germany considers SM-3 BMD capabilities <1207-050905>
 ドイツ海軍参謀長が4月27日、ドイツ海軍が SM-3 を Type 124 フリゲート艦に装備することを明らかにした。 このためのレーダ改修費は EUR60Mで、ミサイルを含む総改修費はEUR800Mにのぼる。 蘭海軍もEUR250Mをかけて Smart-L レーダを長距離型に改造し BMD 能力を付与した が、SM-3 の採用は行っていない。
 英、仏、伊などその他の NATO 諸国は、Aster 30 Block 1 及び Block 2 による BMD を計画してい る。
2012.05.09 MDA HP Second-generation Aegis Ballistic Missile Defense system completes successful intercept flight test <1206-050907>
 米 MDA が9日、SM-3 Block 1B の迎撃試験を行い、Kauai島から北西に向けて発射された SRBM 標的 弾の迎撃に成功した。 SM-3 Block 1B を発射した CG-70 Lake Erie は第二世代の Aegis BMD である Aegis BMS 4.0.1 を搭載してい た。
【関連記事:1110-090102 (MDA HP 2011.09.01)】
 今回の試験は Block 1B 初の迎撃成功で Aegis BMD としては過去27回の中22回目の成功になる。 また2001年以来の BMD 全体では、 67回中53回目の迎撃成功になる。
2012.04.23 Aviation Week & ST Double-barreled defense <1206-042304>
 SM-3 Block UB 搭載予定の KV が、現在 GMDGBI に搭載している KV ょり小型であ ることから、共和党議員が GBI に SM-3 Block UB 用 KV を複数搭載する案を提唱している。
 複数弾頭の GMD 計画 MKV は、2009年にゲーツ国防長官が中止を決めている。
2012.03 International Defence Review Interest mounts in Aegis BMD <1205-030024>
 各国が Aegis BMD 駆逐艦に関心を持っている。 日本がは旧型の Aegis 搭載艦を Aegis BMD に改装するほか、サウジが Aegis BMD 駆逐艦を検討している。 同様にブラジルも関心を持っている。
2012.02.22 Jane's Defence Weekly US DoD outlines FY13 BMD budget request <1204-022207>
 FY13の BMD 予算要求はFY12の$10.4Bを若干下回る$9.7Bである。 このうち SM-3 Block TB の 開発及び生産が$1.3Bを占める。
 THAAD は新設中隊数と TPY-2 の調達数がらされるが、それでも$778Mで38発が調達される。  Patriot は$778Mで PAC-3 弾84発が調達され。38基の発射機が PAC-3 の発射可能に改良される。
 GMD は$903Mで26発の GBI が Ft. Greely と Vandemberg AFB に配備される。 SBX レーダは維持が非常に高額である ことから退役する。
2012.02.01 Jane's Defence Weekly Cruisers, catamarans take hit in US budget cuts <1203-020104>
 パネッタ米国防長官が1月26日、Ticonderoga級巡洋艦7隻と Whidbay Islsnd級揚陸艦 (LSD) 2隻の退役を早めること を明らかにした。 Ticonderoga級巡洋艦のうち6隻には BMD 能力がなく、1隻には船体に亀裂を生じている。
【註】
 Ticonderoga級巡洋艦のうち、 CG-47 Ticonderoga 〜 CG-51 Thomas S. Gates の5隻は、Aegis 艦でありながら Mk 41 VLS ではなく Mk 26 二連装発射 機を装備しているため BMD 能力はない。
2012.02 International Defence Review USN remaps Aegis rollout <1204-020007>
 Lockheed Martin社は今年後半に Aegis Weapon System (AWS) Baseline 9A 及び 9C の搭載を 開始する。 9B は計画中止になった。
 Baseline 9ACOTS インフラを使用するもので、Advanced Capability 12 計画の元 に CG-62 Chancellosville に取り付けられる。 9A では SM-6 の射撃も可能になる。
 Baseline 9C は DDG-53 John Paul Jones に取り付けられる。
2012.02 International Defence Review US pushes ahead with enhanced Aegis BMD <1204-020006>
 Lockheed Martin社は Aegis BMD Baseline 4.0.1 の認証を2012年の早期に取り付け、2012年後半には Aeleigh Burke 級駆逐艦へのインストールを開 始すると見込んでいる。 Baseline 4.0.1 は SM-3 Block TB の射撃を可能にするが、昨年行われた Block TB の射撃は失敗に終わった。
 Aegis BMD の第三世代となる Aegis BMD 5.0 はプログラム開発の半分を完了しており、2012年9月には駆逐艦 John Paul Jones へのインス トールが開始される。 SM-3 Block UA の射撃iには Baseline 9(公式には Advanced Capability 12システム が必要になる。
2012.02 Jane's Missiles & Rockets Raytheon awarded further SM-3 development contract <1203-020006>
 米 MDASM-3 Block UA開発継続のため、$241M追加する契約を行った。 SM-3 Block UA は米 BMDS の欧州配備計画 (EPAA) 第三段階の柱になっている。
 SM-3 Block UA は2018年までに Aegis 巡洋艦/駆逐艦に装備し、SRBM 〜 IRBM を迎撃することになっているが、全米科学者協会 (FAS) が9月に作成した報告書で、SM-3 Block UA/UB は、中露の ICBM を迎撃する能力を持っていると忠告して いる。 Block U を装備した Aegis艦を北西大西洋北東太平洋に配置すれば、中露の ICBM 弾頭を迎撃できるという。