2011年の SMD に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2011.11.28 Aviation Week & ST Aerojet clinches SM-3 deal <1201-112802>
 Raytheon社が SM-3 Block UA が使用する TDACS の開発担当に Aerojet社を指名した。 事前設計審査 (PDR) は年内に行われる。
 SM-3 Block UA の TDACS は Block TB 搭載型を大型化したものである。
2011.09.22 Yahoo 毎日新聞記事

「防衛省、海上配備型迎撃ミサイル 開発期間を2年延長」

<1110-092203>
 防衛省が22日、米国と共同開発している SM-3 Block UA について、2014年度まで9年間の予定だった開発期間を2年程度延長 すると発表した。 精度向上のため設計や試験をさらに重ねる必要があるとして日米間で合意した。
【註】
 SM-3 Block UA は既に、2014年から発射試験、2018年配備と報じられており、開発は2014年で終わっていないことは明らかになっていた。
【関連記事:1102-010514 (JDW 2011.01.05)】
2011.09.12 Aviation Week & ST SM-3 fizzles <1110-091201>
 米 MDA が9月1日、SM-3 TB 初の迎撃試験を行ったが失敗した。  SRBM 標的は575哩離れた Kauai島から発射され、その90秒後に Lake Erie から SM-3 TB が発射された。
 SM-3 TB には囮などを識別する二波長 IR シーカが搭載されているほか、運動性を高める TDECS が採用されて いる。
2011.09.07 Jane's Defence Weekly SM-3 failed to hit target during test, says US MDA <1111-090702>
 SM-3 Block TB初めての発射試験が9月1日に行われたが、SRBM 標的の迎撃に失敗した。  次回の試験は2012年の7月か8月に行われる。
2011.09.01 MDA HP Sea-based Missile Defense test conducted <1110-090102>
 SM-3 Block TB 初の迎撃試験が9月1日に行われたが迎撃に失敗した。
 SM-3 Block TB は、SRBM 標的の発射90秒後に CG-70 Lake Erie から発射された。
【註】
 SM-3 Block TB は陸上発射型 (Aegis Ashore) にも使われるため、この試験失敗で開発が遅れれば、米 BMDS の欧州配備計画 (PAA) に 遅れが出る可能性もある。
2011.08.22 Aviation Week & ST Missile defense test in 2012 <1110-082201>
 米 MDA が2012年1/四半期に、2基の試験用 STSS 衛星の情報を射撃諸元とした Aegis による迎撃試験を行う。
 2009年に打ち上げられた2基の STSS は Northrop Grumman社製で、SM-3 TB の主センサに位置づけられている。
2011.06.15 Jane's Defence Weekly Tokyo confirms move to export SM-3 <1109-061507>
 防衛省が6月3日、SM-3 Block UA の輸出について、防衛大臣声明として、二つの条件を満たせば認めると発表した。
2011.06.15 Jane's Defence Weekly Busy June for Raytheon's Standard Missile family <1109-061502>
 SDACSTDACS に替えた SM-3 Block TB は、6月に納入され、 夏の終わりに発射試験が開始される。 艦載配備は2015年以前になる。 一方、陸上発射型の試験施設は Kauai 島の PMRF に建設中で、2014年初めに試験が開始され、2015年に PAA 配備される。
 SM-3 Block UA は6ヶ月以内に事前設計審査 (PDR) を完了し、2018年に最初の発射試験 が行われる。
 また AMRAAM のシーカを大きくしたシーカを搭載する SM-6 の発射試験が6月23日に行われる。
2011.06.13 Aviation Week & ST End game <1107-061309>
= SM-3 の発展型に関する4頁の記事 =

 SM-3 Block UB の胴径は、Mk 41 に許容される限界の27吋になる可能性が大きい。
2011.06.01 Jane's Defence Weekly Japan moves closer to SM-3 export accord <1109-060104>
 日本政府は、米国が求めている SM-3 Block UA の第三国への輸出について、間もなく合意 する見通しである。
2011.06 International Defence Review Light up the sky: Aegis IRBM intercept test proves EPAA Phase 1 capability <1107-060027>
= Aegis BMD FTM-15 に関する記事 =
 標的には Lockheed Martin社製 LV-2 IRBM 標的が使用された。
2011.06 Jane's Misilles & Rockets Three companies selected to study Standard Missile SM-3 Block UB system <1107-060013>
 米 MDA が、2013年12月まで行われる SM-3 Block UB概念設計及 び計画立案契約に、Boeing、Lockheed Martin、Raytheon の三社を選定した。 Northrop Grumman社も提案書を提出していたが選考から 漏れた。
 SM-3 Block UB は MRBM、IRBM、ICBM を発射初期に迎撃しようとするもので、2020年配備完了を目指す PAA Phase 4 の柱になる。 このため Block UB には現在の SM-3 に比べて急速燃焼するロケットと 運動能力の高い EKV が求められている。
2011.06 Jane's Misilles & Rockets GAO sees further risks in missile-defence projects <1107-060009>
 米会計検査院 (GAO) が4月13日に公表した報告書で、MDA が進めている BMD 計画の三点について疑念を表明している。
 一点目GMD についてで、現在配備されている初期型プロトタイプ GBI に代わるべく進めている CE-U は、二度とも試験に失敗している。
 二点目Aegis Ashore で、今までの Aegis BMD の試験は 3.6.1 バーションと SM-3 Block TA で行われてのに対し、Aegis Ashore では 4.0.1 及び 5 と Block TB で行われるのに、その性能確認なしで調達を開始しようとしている。
 三点目試験実施についてで、標的の不具合による試験の遅延が2006年以来発生しており、2010年にも続い ている。
2011.06 Jane's Misilles & Rockets Aegis tested against IRBM-class targets <1107-060004>
 DDG-77 O' Kane が4月15日、IRBM 標的SM-3 Block TA で迎撃した。 同艦は標的の発射地点から 3,700kmに位置していた。 標的は Wake島に配置された AN/TPY-2 レーダが捕捉追随して、そのデータがハワイ Hickam AFB に配置された C2BMC に送られ、そこから O' Kane に送られた。 また2009年に打ち上げられた2基の STSS も、標的発射から迎撃までのステレオデータを取得した。
 この試験により米 BMDS欧州配備 (EPAA) の効果が実証された。 EPAA Phase 1 の一翼を担う CG-61 Monterey は、3月31日に地中海の指定海域に到着した。
2011.04.27 Jane's Defence Weekly US Navy pushes ahead with Europe BMD tests <1107-042701>
 米海軍が4月15日、SM-3 Block TA による IRBM 標的迎撃に初めて成功し、BMDS の 欧州配備 (EPAA) に道を開いた。 標的は Kwajalein島から発射され、Wake島に配備された AN/TPY-2 レーダが これを捕捉追随し、その情報に基づいて Aegis 3.6.1 を装備した DDG-77 O' Kane が、標的発射の11分後に SM-3 を発射した。
 EPAA の初期段階となる Aegis の配備完了は2011年末で、3月7日にはこれに参加する CG-61 Monterey が Norfolk 海軍基地を出航した。
2011.04.15 MDA News Sea-based Missile Defense flight test results in successful intercept <1105-041503>
 SM-3 Block TA による IRBM 標的の迎撃試験が15日に行われ、迎撃に成功した。 標的はハワイの南西2,300哩にある Kwajalein島から発射され、 Wake島に配置された AN/TPY-2 レーダが捕捉したデータが、ハワイ西方海域に配置された DDG-77 O'Kane に送られ、標的発射11分後 に SM-3 が発射された。
 この成功で欧州への BMDS 配備計画である PAA の能力が確認された。
2011.04.07 MDA News Missile Defense Agency awards contracts to support concept definition and program planning for the Standard Missile 3 (SM-3) Block IIB program <1105-040702>
 米 MDASM-3 Block UB概念設計及び計画作成段階に、Boeing、Lokheed Martin、 Raytheon の三社を選定した。 それぞれの契約額は$41.1M、$43.3M、$42.7Mである。
 SM-3 Block UB は2020年配備完了を目指す PAA 計画 Phase 4 の核心となるもので、 MRBM/IRBM 及び ICBM の迎撃を目指す。
2011.04 Jane's Missiles & Rockets MDA sets out its goals for 2011-12 <1106-050015>
= FY11〜FY12の米 MDA の計画 =
=迎撃試験=
GMD
 2010年12月に失敗した迎撃試験 FTG-06a を再行する FTG-06b はFY12まで行われない。
THAAD
 FY12に2発の SRBM 標的に対する2発の射撃試験 FTT-12 が行われる。
SM-3
 AN/TPY-2 レーダを用いた SM-3 BlockTA のリモート射撃試験 (FTM-15) 及び、初めての SM-3 BlockTB の迎撃試験 (FTM-16) が行われる。
=調達、配備=
GMD
 MDA はFY12に$8.6Bを要求しており、GBI 6発を調達し、5発の生産を継続する。 これで GMD の初期配備は完 了する。
THAAD
 FY11で25発を配備し、2015年までに更に24発を取得し、68発と発射機6機を調達する。
SM-3
 FY11で SM-3 BlockTA 19発と SM-3 BlockTB 1発を取得し、2015年までにTA 6発と TB 12発を取得し、TB 46発を調達する。
2011.03 International Defence Review Enhanced SM-3 test <1104-030017>
 TDACS の点火を含む SM-3 Block TB の地上での模擬交戦試験が行われ成功した。
2011.02.21 Aviation Week & ST Damage control <1104-022105>
= FY12米国防予算に於けるミサイル防衛/防空関係の解説記事 =
 米国防総省が MEADS の配備を取りやめる決定をした。 これは2014年としていた MEADS の生産開始が少なく とも4年遅れて2018年以降になることと、そのための経費増が$1.16Bになることによる。 MEADS の生産開始は1990年代 中頃には2007年とされ、その後2004年に2014年に延期されている。 Lockheed Martin社は MEADS で開発した技術は、すでに PAC-3 や THAAD に生かされているとしている。
 日本が第二段、第三段ロケットとノーズコーンの開発を担当している SM-3 Block UA について MDA 長官が日本の 防衛当局者に対し、もし日本が生産契約に署名しないのであれば、米国が単独で生産すると、1月3日に文書で警告した。
2011.02.10 韓国東亜日報

インターネット

『 06年のテポドン2号、迎撃しようとした』元米国防長官が回顧録で証言 <1103-021001>
 ブッシュ政権で国防長官を務めたラムズフェルド氏が8日に発売された回顧録で、2006年7月4日の米国独立記念日に発射された Taepo Dong-2 が米国に向けられた場合、直ちにミサイルで迎撃する迎撃命令の権限をブッシュ大統領から委任 されていたことを明らかにした。
 しかし Taepo Dong-2 は発射後42秒で落下したため、迎撃ミサイルは発射されなかった。
2011.02 International Defence Review Aegis prepares for expanded capability in 2011 <1103-020027>
 Aegis BMD は2010年末までに21隻の米艦と4隻の海上自衛隊艦に装備され、年内に更に3隻の 米艦がこれに加わる。 現在の Aegis BMD 艦には Aegis BMD 3.6.1 がインストールされているが、近く次世代のソフト Aegis BMD 4.0.1 が加わり、更に Aegis BMD 4.0.1 ACB12 の開発も進められている。
 Aegis BMD 4.0.1 の試験は2010年に行われたが、2011年中頃に行われる迎撃試験 FTM-16 で確認されたのち2011年末ま でに品質確認を終わる。
2011.02 International Defence Review MDA mulls new ICBM interceptor options <1103-020021>
 米 MDA は2010年7月に、SM-3 Block UBNGAM改称 した。 NGAM は2020年頃に配備され、ICBM への対処能力も求められ、Aegis BMD 5.1 が使用 される。 MDA はブースタ径を21吋としながらも上部セクションがやや大きくなるとして、キャニスタの形状は変わるものの Mk 41 VLS からの発射を求めている。
 これに対し各社が提案を準備しているが、 Boeing社は Mk 41 には入らないとしており、Lockheed Martin社は現有システムの 1.5倍の能力が求められると見ている。
2011.01.24 Aviation Week & ST Testy systems <1103-012401>
= 米 BMD 2011年の展望 =
 IRBM 標的に対する SM-3 Block TA の試験がFY11の3/四半期に行われ、SM-3 Block TB の 最初の発射試験も年内に計画されている。
 DSP 衛星に代わる SBIRS は4月30日に打ち上げられる。
2011.01.05 Jane's Defence Weekly Aiming high <1102-010514>
= SMD の今後に関する6頁の記事 =
 Aegis BMD システムの今後
Aegis BMD baseline version 4.0.1:現有の最新型
Aegis BMD baseline version 4.0.1 ACB 12OA
Aegis BMD baseline version 5.0:4.0.1 に MMSP を付加
Aegis BMD baseline version 5.1:SM-3 Block UA 対応
 また SM-3 ミサイルについては
SM-3 Block TA:現有の最新型
SM-3 Block TBTDACS を採用、2011年から発射試験
SM-3 Block UA:2014年から発射試験、2018年配備
SM-3 Block UB:2020年代に装備化、PAA 計画の目玉
2011.01 Jane's Missiles & Rockets Rival teams bid for NG Aegis Missile <1102-010012a>
 Boeing、Lockheed Martin、Northrop Grumman の各社は既に、SM-3 Block UB とも呼ばれている NGAM の提案書 を提出している。 NGAM には SRBM/MRBM、IRBM に加えて、ICBM 対処能力も求められている。
 2010年7月29日に企業に対して行われた説明会で MDA は NGAM の全長は SM-3 Block UA と同じであるが、本体の胴径はブースタの53cm より太くなるとしていた。 10月12日に呈示された図から推測すると本体の胴径は59cm位になる。
 開発の初期となる32ヶ月段階は2011年に開始される。
<1102-010012b>
 10月12日に行われた Atlantic Council で MDA 長官が、今後行われる2回の複数目標迎撃試験の概要を明らかにした。
FTO-01
 MRBM 2目標、SRBM 1目標への同時対処で、FY12に実施
FTO-15
 SRBM 1目標、MRBM 1目標、IRBM 2目標、ICBM 1目標への対処で、GMD も参加してFY15に実施
2011.01 Jane's Missiles & Rockets 'Kirishima' scores Japan's third BMD 'kill' <1102-010008>
 護衛艦 きりしま が10月29日に、迎撃試験 JFTM-4 で、射程1,000kmの弾頭分離型弾 道弾を模した Orbital Science社製の MRT 標的の迎撃に成功した。