年 月 日
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出 典
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標 題
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要 旨
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2019.12.05 |
Stars & Stripes |
Europe-based Army Strykers to receive anti-jamming systems |
<2001-120508>
ロシアなどが戦闘でGPS妨害を行うと見て、在欧米陸軍が300両以上装備しているStrykerにMAPSを搭載する計画である。 これによりGPSが妨害を受けてもStrykerは位置を評定して相互に通信が行えるようになる。
陸軍は11月にドイツで行ったDragon Ready演習で第2騎兵連隊のStryker 60両にMAPSを搭載してその効果を実証していた。 陸軍は今後Bradley IFV、M1 Abrams MBR、M109 Paladin SPHにもMAPSを搭載して行く計画である。
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2019.10.22 |
時事通信 (Yahoo) |
バルト3国に米軍戦車=「ロシアに警告」-リトアニア |
<1911-102201>
バルト三国のリトアニア東部のベラルーシ国境に近い町パブラデに21日、列車に載せられた米軍の戦車や軍用車両が続々と到着した。 米軍部隊による巡回駐留の一環で、500名の部隊がこれから半年間、リトアニアに駐留する。
【Pabrade の位置 (Googhle Map)】
リトアニアのカロブリス国防相は、米国はここにいるというロシアヘの警告で、抑止力がまた一つ加わったと強調した。 |
2019.10.07 |
Stars & Stripes |
Thousands of troops to take part in largest U.S.-led exercise in Europe since the Cold War, EUCOM says |
<1911-100704>
在欧米軍司令部が10月7日、2020年4月と5月に冷戦後最大規模の演習Defender Europe-20を実施すると発表した。
演習には10ヵ国から37,000名が参加しドイツとポーランドを舞台に行われる。 米軍からは1個師団司令部と3個戦車旅団とその他部隊数千名など合わせて20,000名が参加する。 |
2019.10.02 |
Jane's Defence Weekly |
US and Poland flesh out their defence co-operation |
<1912-100209>
トランプ米大統領とポーランドのデューダ大統領が9月23日に防衛協力の拡大に関する宣言に署名した。 この共同宣言は6月12日の共同宣言に立脚したもので、6月の宣言に基づいては4,500名の駐留米軍を1,000名増強している。
また米陸軍の前方師団指揮所及び合同訓練所の整備やMQ-9 Reaper飛行隊の進出用飛行場の整備、米特殊部隊や機甲旅団戦闘団 (ABCT) の駐留などが挙げられている。 |
2019.09.27 |
Stars & Stripes |
700 Marines arrive in Norway for six-month mission |
<1910-092706>
半年前からノルウェーに巡回駐留していた米海兵隊第8海兵連隊第1大隊に代わって第6海兵連隊第2大隊がノルウェー入りした。 2-6海兵大隊は北極圏にあるSetermoen陸軍駐屯地に本部を置き、SetermoenとVaernesに駐留する。
【Setermoen の位置 (Google Map)】
【Vaernes の位置 (Google Map)】
2017年初めに始まった米海兵隊のノルウェー駐留は当初300名規模であったがその後任務を広げ、現在では1個海兵遠征旅団並の大規模な武器等の備蓄を行っている。 |
2019.09.25 |
Jane's Defence Weekly |
US Air Force B-2s form strike packages with F-15Cs and Royal Air Force F-35s |
<1911-092507>
在欧米空軍副司令官が、米空軍のB-2及びF-15Cと英空軍のF-35Bが共同訓練を行ったと述べた。
ミシシッピー州Whiteman AFBを基地とする第509爆撃航空団のB-2が9月15日に英空軍のF-35Bと共同訓練を行った。 この訓練には英空軍Lakenheath基地に駐留している第48戦闘航空団のF-15Cも参加した。 |
2019.09.25 |
Stars & Stripes |
US tanks and troops headed to Lithuania for lengthy deployment |
<1910-092503>
Abrams MBT 30両、Bradley IFV 25両及び装輪車両70両と500名以上からなる米陸軍部隊が数日中にリトアニアに入る。 これは在欧米陸軍のAtrantic Resolve作戦の一環としての巡回配備で、リトアニア国防相によると先般演習のため同国に入った数個大隊と異なり、長期に駐留するという。
部隊はテキサス州Ft. Hoodに駐屯する第9騎兵連隊第1大隊で、10月に欧州に巡回配置される第1騎兵師団第2 ABCTの隷下部隊としてベラルーシとの国境に近いPabradeに駐屯する。
【Pabrade の位置 (Google Map)】 |
2019.09.24 |
Defense News |
US, Polish presidents sign pact to boost American military presence in Poland |
<1910-092404>
トランプ米大統領とポーランドのデューダ大統領が9月23日にニューヨークで、防衛協力に関する共同宣言に署名し、米軍のポーランド駐留が一歩前進した。 米軍は4,500名の駐留が認められているほか更に1,000名の追加派遣が検討されている。
両国は米軍がポーランド西部のPoznańに師団司令部を置くほか、同国中部のŁaskに空軍の空輸拠点とUAVの基地を置くなど、6ヵ所を使用することで合意している。
【Poznań の位置 (Google Map)】 |
2019.09.23 |
Stars & Stripes |
Russian prime minister calls U.S. plans for breaking Kaliningrad air defenses 'idiotic' |
<1910-092303>
米ウェブニュースBreaking Defenseが先週、在欧空軍司令官のハリギアン大将がワシントンでの記者との懇談会で、必要ならばロシアがカリーニングラードに配備した防空網 (IADS) を突破すると述べたと報じたのに対し、ロシアのメドベーエフ首相が米国は自分の防空能力不足を認識すべきだと一蹴した。 |
2019.08.28 |
Jane's Defence Weekly |
NATO's enhanced Foward Presence battlegroup uparmours in Latvia |
<1910-082806>
ラトビア軍が8月15日に、ラトビアに駐留するカナダ軍主力のNATO eFPに米陸軍とイタリア軍が7月に新たに機甲車両を投入したため2倍になったと発表した。
新たに投入されたのは米陸軍第1歩兵師団第1旅団に所属する第34連隊第2大隊の兵員70名とM1A2 SEPv2 Abrams MBT 12両でOperation Atlantic Resolve巡回配置として2ヶ月間駐留する。 また8月16日にはイタリア陸軍もAriete MBTとDardo IFVを派遣した。
一方駐欧米陸軍は8月16日、10月中旬の次の巡回配置では第1騎兵師団第2 ABCTの兵員3,500名以上とAbmras MBT 85両、Bradley IFV 135両、Paladin SPH 15門、及び第3歩兵師団第3戦闘航空旅団の1,700名とUH-60/HH-60 Black Hawk 50機、CH-47 Chinook 10機、AH-64 Apache 20機が派遣されるという。 |
2019.07.19 |
Army Times |
Army training, weapons money aimed at countering Russia in North Macedonia |
<1908-071907>
北マケドニアのNATO加盟が間近に迫るのに伴い米陸軍がDecisive Strike大規模演習を通じて同国軍の訓練にあたっている。 この演習は2ヶ月間に及び、24時間作戦も数回行われる。
演習には米陸軍第111歩兵連隊第1大隊が中心となり、第28歩兵師団の第56 Stryker旅団戦闘団 (BCT) が参加している。 |
2019.06.19 |
Jane's Defence Weekly |
Pentagon to send 1,000 additional troops and an MQ-9 Reaper squadron to Poland |
<1908-061902>
6月12日にホワイトハウスで会談したトランプ大統領とポーランドのドゥダ大統領が、米陸軍がポーランドに部隊を追加派遣して師団の前方指揮所を開設すると共に、空軍がMQ-9 Reaperの飛行隊を新たに派遣すると発表した。
追加派遣されるのは駐独または他の地域部隊1,000名で、これによりポーランド駐留米軍は5,500名になる。 ドイツには52,000名の米軍が駐留している。 |
2019.06.13 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米、ポーランドに軍1000人展開 ロシアの脅威に対抗 |
<1907-061301>
トランプ米大統領が12日、ロシアの脅威に対抗するためポーランドに米軍1,000名を展開すると表明した。 トランプ大統領はこの日、ポーランドのドゥダ大統領と会談し、両首脳は軍事協力に関する共同宣言に署名した。
ドゥダ大統領は共同会見で、ロシアの脅威への対抗や西側との連携強化に向け軍部隊の追加投入が必要と強調し、ロシアは常にわが国の領土の占領をうかがっていると語った。 |
2019.05.17 |
Stars & Stripes |
US and Finnish soldiers go head-to-head with Marines in mock armored vehicle battle |
<1906-051703>
米陸軍と海兵隊がフィンランド西部で5月6日~17日にフィンランド軍とArrow演習を実施した。
この演習ではStrykerを装備した米陸軍第2騎兵連隊の200名とLeopard 2 MBTを装備したフィンランド軍が、M1A1 MBTとLAV-25 LAVを装備した米海兵隊第4軽装甲偵察連隊第4戦車大隊の100名を対抗部隊に、模擬機甲接近戦を演じた。 |
2019.05.10 |
Defense News |
US and allies deploy missile defense off Scotland in high-end sea battle drill |
<1906-051006>
米海軍と同盟国海軍が5月10日にスコットランド沿岸で、実射を含むBMD演習Formidable Shield 2019を開始した。 この演習には艦船13隻と航空機10機以上が参加し、5月19日まで続けられる。 米海軍が駆逐艦2隻と輸送艦を参加させたほか、英仏伊欄西加とデンマーク、ノルウェーからも艦船が参加している。
一方米陸軍はバルカン半島有事を想定したImmediate Response演習を、15ヵ国、6,500名で10日に開始した。 またNATOは5月9日に、NATO条約第5条に基づく意思決定を焦点とした1992年以来12回目となるCrisis Management Exerciseを開始している。 |
2019.05.08 |
Jane's Defence Weekly |
US Army to increase troop rotations to Europe in 2020 |
<1907-050802>
米陸軍Future Command司令官ムーレイ大将が下院軍事委員会小委員会で5月1日、ロシアに対抗するため来年欧州における巡回配置を強化すると述べた。 3月には第1機甲師団から1,500名以上がポーランドに無通告展開をすると共に、2020年には欧州で師団規模演習 "Defender 2020" を実施するという。
また陸軍は中露との大規模戦闘に備えた装備の近代化も進めるとした。 |
2019.04.16 |
Stars & Stripes |
Poland, US closing in on deal to build 'Fort Trump,' sources say |
<1905-041609>
旧ソ連圏のポーランドに米軍が恒久駐留する話が実現に近づきつつある。 ポーランド恒久駐留は昨年9月のデュダ大統領との合意に基づくものでその際デュダ大統領は米軍駐留基地を"Camp Trump"と呼んだ。
秋にはトランプ米大統領がポーランドを訪問して駐留開始の式典に臨むと見られるが、建設にかかる$2Bと見られる経費負担の問題がまだ解決していない。 |
2019.04.15 |
Stars & Stripes |
USS Ross heads to the Black Sea as US and allies increase patrols |
<1905-041503>
米軍駆逐艦Rossが4月14日夜に黒海に入った。 米艦の地中海入りは今年で4回目になる。
NATOや米艦の黒海入りは昨年ケルチ海峡でウクライナ艇3隻が拿捕された事件以来増加し、2018年には2017年の80日間から120日間に増加しているが、今年は既に昨年と同じ日数に達している。 |
2019.04.06 |
Business Insider (Yahoo) |
B-52、ヨーロッパで訓練中 ― ロシアの爆撃機も対抗 |
<1905-040604>
B-52 6機が3月中旬にNATO同盟国との定期的な共同訓練のために欧州に展開し、このちの5機は先週にノルウェー海上空でノルウェー空軍のF-16と訓練を行った。
これほどのB-52が欧州に展開したのは2003年以来のことで、これに対してロシアはTu-160 2機が護衛にMiG-31を伴い、まさに同じ日に訓練を行った。 |
2019.03.19 |
Air Forth Times |
B-52 bombers are flying near Russian and Chinese waters this month |
<1904-031905>
米空軍のB-52が3月、太平洋と欧州で実戦を想定した訓練飛行を実施した。 このうち欧州では6機のB-52と400名の隊員が英空軍Fairford基地に派遣され、その内の4機がノルウェー海、バルト海、エストニア、地中海、ギリシャの上空を飛行した。
米空軍は2003年のイラク戦争時に17機の爆撃機をFairford基地に派遣したほか、2017年夏にはB-1、B-2、B-52それぞれ2機ずつを派遣したことがある。 |
2019.03.13 |
Jane's Defence Weekly |
More land, amritime, ISR assets needed to deter Russia, says EUCOM chief |
<1905-031306>
NATO軍最高司令官スカパロッティ米陸軍大将が3月5日に上院軍事委員会で、ロシアに比べて陸海の装備が不足していることに不安を感じると述べた。 |
2019.02.12 |
Military Times |
A new base in Poland wouldn't take US troops from Germany, US ambassador says |
<1903-021208>
米国の駐NATO大使が2月12日、米軍がポーランドに恒久駐留しても駐独米軍の規模を縮小することはないことを明らかにした。
現在ドイツに30,000名以上の米軍が駐留している。 |