その他の南アジア情勢に関する報道

2007年以前の報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2024.04.23
 02:52
Reuters 通信

 (Yahoo)

モルディブ議会選、大統領率いる親中派政党が圧勝=報道 <2405-042306>
 モルディブ地元メディアが22日、21日に実施された議会選挙で、ムイズ大統領が率いる人民国民会議 (PNC) が圧勝したと報じた。 従来の親インド外交路線から転換し中国寄りになるとみられている。
 モルディブ選挙管理委員会の仮集計やメディア予測によると、PNCは93議席中71議席を獲得し、連立政党と合わせて75議席を占める一方、主要野党のモルディブ民主党 (MDP) は65議席から激減し12議席にとどまる。
 インド太平洋地域での影響力を高めようと、中国とインドはそれぞれモルディブに接近してきたが、2023年の大統領選で当選したムイズ大統領は「インド第一」政策の終結を公約に掲げ、インドとの関係は緊張している。
 ムイズ政権は数十名のインド軍関係者にモルディブからの退去を要請しており、この動きはモルディブの中国へのシフトを加速させる可能性があるとの見方もある。
2024.04.10
 11:51
The News Lens

(Yahoo)

中国からの借金1位はあの国 トップ20上位はアフリカ勢もずらり <2405-041014>
 中国が推し進めてきた巨大経済圏構想「一帯一路」に参加した途上国が、インフラ開発などのために中国から巨額の資金を借り入れ、膨れ上がった対中債務の問題が指摘されて久しい。
 その融資残高の総額は、元金だけで$11T(約166兆円)とも推測されている。
 そんな中、米投資情報サイト
Insider Monkeyが、対中債務残高が多い国トップ20をまとめた。
 ・20位 アルゼンチン  $2.86B
 ・19位 モンゴル    $3.02B
 ・18位 ブラジル    $3.38B
 ・17位 コンゴ共和国  $3.42B
 ・16位 南アフリカ   $3.43B
 ・15位 カメルーン   $3.78B
 ・14位 コートジボワール$3.85B
 ・13位 ベラルーシ   $3.92B
 ・12位 カンボジア   $4.01B
 ・11位 エルアドル   $4.14B
 ・10位 ナイジェリア  $4.29B
 ・ 9位 エジプト    $5.21B
 ・ 8位 ラオス     $5.25B
 ・ 7位 バングラデシュ $6.05B
 ・ 6位 ザンビア    $6.08B
 ・ 5位 ケニア     $6.69B(1兆 142億円
 ・ 4位 エチオピア   $6.82B(1兆 339億円
 ・ 3位 スリランカ   $8.84B(1兆3,402億円
 ・ 2位 アンゴラ    $20.98B(3兆1,807億円
 ・ 1位 パキスタン   $26.60B(4兆 328億円
2024.03.14
 10:33
Reuters 通信

(Yahoo)

中国、モルディブ・スリランカ・ネパールと防衛協力強化 <2404-031409>
 中国軍代表団が13日に二国間の防衛協力強化に向けたモルディブ、スリランカ、ネパールへの訪問を終えた。 3ヵ国はインドが自国の影響圏と見なす地域で、代表団は4日から訪問していた。
 中国国防省は、代表団は二国間の防衛協力について掘り下げた議論を行い、さまざまな合意に達したと発表し、中国との「防衛協力がより深まった」とした。
2024.03.09
 21:52
毎日新聞

(Yahoo)

インド海軍、モルディブ近くに新基地を開設 親中派の政権を警戒 <2404-030908>
 インド海軍が3月にモルディブに近いインド南部ラクシャディープ諸島最南端に位置するミニコイ島で、新しい基地を使用し始めた。 インド海軍は同諸島の別の島にも既に基地を持ち、今回は2ヵ所目となる。
Minicoy島の位置 (Google Map)】
 モルディブでは2023年11月に親中派のムイズ大統領が就任し、中国への接近が進むことに対してインド側は警戒感を募らせており、新基地によってインド洋の監視や情報収集力を向上させる狙いがある。
2024.03.06
 07:06
時事通信

(Yahoo)

モルディブ、中国と「軍事援助」協定 インド軍撤収見据え、傾斜加速 <2404-030603>
 モルディブ国防省が4日、中国と軍事援助に関する協定を結んだと発表した。 駐留するインド軍部隊の撤収後を見据えた動きとみられ、親中派とされるムイズ大統領の下、中国への傾斜が加速している。
 モルディブ国防省はX (Twitter) で「中国がモルディブに無償で軍事援助を提供する協定に調印し、2国間関係を強化した」と投稿した。 内容の詳細は明らかにしていない。
 モルディブはアジアと中東などを結ぶシーレーンの要衝にあり、インド洋を自国の裏庭と位置付けるインドは中国の影響力拡大を警戒している。
 モルディブにはこれまで、近海の監視や救急搬送用の航空機運用などを担う80人超のインド兵が駐留していたが、2023年11月に就任したムイズ大統領はインド軍部隊を撤収させると明言した。
 当初、撤収期限は3月15日としていたが、その後両国の協議を経て5月10日となった。
2024.03.05
 17:49
時事通信

(Yahoo)

モルディブ、中国と「軍事援助」協定 <2404-030514>
 モルディブ国防省が4日、中国と軍事援助に関する協定を結んだと発表した。
 駐留するインド軍部隊の撤収後を見据えた動きとみられる。
2024.03.03
 16:06
CNN

(Yahoo)

ロシア軍のネパール人傭兵は最多1万5千人、傷心の帰国多く <2404-030307>
 CNNの取材に応じた多数の関係筋が、ロシア政府の勧誘に応じ同国軍に加わったネパール人が、3日までに最多で15,000人に達していることを明らかにした。
 ロシア政府は2023年に金銭的な好条件などを材料に外国人戦闘員の募集に乗り出していた。 月給は少なくとも$2000とし、ロシアの旅券獲得は審査期間を短縮して迅速に実現させることも保証していた。
2024.02.28
 07:07
時事通信

(Yahoo)

滞在ロシア人に出国要請 違法ビジネス関与に反発 スリランカ <2403-022808>
 スリランカの入国管理当局は、長期滞在中のロシアとウクライナの観光客に3月7日までに出国するよう要請した。
 地元メディアによると、スリランカ政府は侵攻の影響で母国への帰国便が停止したロシアとウクライナの国民に、30日間という観光ビザの期限の延長を認めてきたが、徴兵から逃れるため、帰国便再開後も現地にとどまる人は多かった。
 ロシアのウクライナ侵攻から2年がたち、航空便の運航が正常化したことを理由に挙げているが、背景には売春など違法なビジネスに関与するロシア人への反発もありそうである。
 しかし入管当局は2月22日、3月7日を期限に長期滞在者の出国を求める通達を出した。 入管幹部はAFP通信に「運航状況は通常に戻り、帰国は難しくない」と説明した。
2024.02.11
 19:53
Kyiv Independent CNN: Russia recruits 15,000 Nepalis to fight in Ukraine <2403-021103>
 CNNが複数の情報筋を引用して2月11日、ロシア軍がウクライナ戦に投入するため15,000人のネパール人を採用したと報じた。 ロシア政府は、$2,000の給料で外国人を軍に採用し、ロシア市民権を速やかに取得すると発表した。
 ネパール野党の国会議員で元外務相のパウディアル氏は前線から帰還した男性の証言を引用して、14,000人から15,000人のネパール人がウクライナで戦っていると述べた。
 一方、ネパール政府は、ロシア側でウクライナで戦っている国民は200人しかおらず、少なくとも13人が戦死し、4人が捕虜になったと主張している。
 CNNは、ネパール人や他の外国人がウクライナの前線に派遣される前に訓練しているロシアの訓練センター2ヵ所の位置を特定した。
2023.11.18
 12:37
AFP=時事

(Yahoo)

モルディブ新大統領、駐留インド軍撤収を明言 <2312-111806>
 モルディブのムイズ新大統領が17日、就任後初めての国民向けの演説で、モルディブには外国の軍事要員を一切駐留させないと強調し、インド軍について名指しこそしなかったが、選挙公約の実現を改めて表明した。
 公約では、インドの治安要員50~75名の撤収を掲げていた。
2023.11.15
 17:27
朝日新聞

(Yahoo)

バングラデシュ軍に警備艇提供 OSA適用2例目、抑止力向上を支援 <2312-111508>
 外務省が15日、同志国軍に防衛装備品などを提供する政府安全保障能力強化支援 (
OSA) で、バングラデシュ海軍に警備艇4隻(計5億7,500万円相当)を提供することで両国が合意したと発表した。
 日本は2023年4月にOSAを導入し、適用の正式決定は11月のフィリピンへの沿岸監視レーダー5基(計6億円相当)に続き2例目となる。
2023.10.27
 17:26
ロイタ通信

(Yahoo)

モルディブ、駐留インド軍撤収交渉を開始─次期大統領=BBG <2311-102714>
 Bloombergが27日、モルディブのムイズ次期大統領への取材記事で、駐留インド軍撤収に向けた交渉を開始したと明らかにした。
 モルディブでは70名のインド軍部隊が、インドが支援したレーダ基地と偵察機を維持し、艦艇によるモルディブの排他的経済水域の哨戒支援も行っている。
2023.10.01
 05:07
時事通信

(Yahoo)

モルディブ大統領選、親中派ムイズ氏が勝利 親インド路線見直しへ <2311-100101>
 モルディブで30日に大統領選の決選投票が行われ、野党候補で親中国派の首都マレ市長ムイズ氏がインド寄りのソーリフ現大統領を下し勝利した。 選管によると、得票率はムイズ氏が54%、ソーリフ氏は46%だった。
 現政権の親インド路線は見直しが予想され、アジアと中東を結ぶシーレーン上にあるモルディブは地政学上の要衝でもあるため、今回の選挙結果が南アジア情勢に与える影響は大きい。
2023.03.08
 05:39
時事通信

(Yahoo)

IMF、スリランカ支援承認へ 20日の理事会で <2304-030803>
 国際通貨基金 (IMF) が7日、事実上のデフォルトに陥ったスリランカに対する$2.9Bの金融支援承認に関し、20日に理事会を開催すると発表した。
 中国がスリランカの債務再編に同意したことを受けた。
2022.12.25
 22:47
時事通信

(Yahoo)

毛沢東主義派のダハル氏を新首相任命 与党連合分裂 ネパール <2301-122506>
 ネパールの新首相には、11月の下院選で最多の議席を得たネパール会議派(NCP)を率いるデウバ首相の続投が濃厚とみられていたが、与党連合内で首相の座を巡りデウバ氏と共産党毛沢東主義派(毛派)のダハル氏の交渉が決裂して25日に毛派が与党連合を離脱し、野党と組み下院で過半数を得る見込みとなった。
 このためバンダリ大統領は25日、毛派のダハル議長を新首相に任命した。
2022.11.21
 06:58
時事通信

(Yahoo)

米国が存在感、中国は警戒 、ネパール、綱渡りのバランス外交 <2212-112103>
 ネパールでは、2017年の前回下院選で団結し大勝した与党の親中派勢力が内紛の末に分裂し、2021年にインド寄りのデウバ政権に交代し、経済圏構想「一帯一路」の下に融資を通じ浸透を図ってきた中国の影響力が相対的に低下した。
 今年2月、協定署名から5年間棚上げされていた米政府機関「ミレニアム挑戦公社」(MCC)からの送電網や道路などの整備支援とされる$500Mの無償資金援助について、ネパールは議会の同意を経て最終決定した。
 ネパールの共産党系支持者は、援助が中国の台頭に対抗する米国の「インド太平洋戦略」の一環だと主張し、非同盟中立を基本としてきた国の主権を損なうとして、抗議活動を繰り広げた。
2022.09.10
 15:45
AFP=時事

(Yahoo)

スリランカ、新閣外相37人 公費の「無駄遣い」と国民は猛反発 <2210-091008>
 スリランカが8日、新たに閣外相37人を任命し、史上最悪の経済危機のさなかにある同国のソーシャルメディアでは公費の「無駄遣い」だと猛反発が起きている。
 新閣外相は全員、ゴタバヤ・ラジャパクサ前大統領が率いた連立政権の出身で、新閣外相の中にはラジャパクサ氏の甥も含まれており、潅漑を担当する。
 ラジャパクサ氏は7月にデモ隊に公邸を占拠されて国外逃亡したが、先週帰国した。
2022.08.16
 13:31
日経新聞 中国調査船「遠望5号」、スリランカに入港 米印が懸念 <2209-081602>
 スリランカのメディアが、中国の調査船遠望-5が16日、スリランカ南部のハンバントタに入港したと報じた。 同船は当初11日から17日まで停泊する予定だったが、「スパイ船」と疑うインド側の懸念を背景にスリランカが入港延期を要請した。 同国は13日になって、16日の入港を認める方針を明らかにしていた。
 遠望-5衛星などの観測任務に従事してきたとされるが、インドのメディアは同船が中国海軍の管理下にあるスパイ船だと報じており、インド外務省は7月下旬に同船の入港を巡り、インドの安全や経済的利益を守るうえで「必要なあらゆる手段を講じる」と警戒を示し、外相会談などを通じて懸念を伝えたとみられる。
 スリランカ外務省は8日に入港を延期するよう中国側に申し入れたと明らかにしたが、13日に「外交チャネルを通じて全ての関係者とハイレベルで広範囲な協議を実施した」と表明したうえで、16日から22日までの停泊を認めると発表していた。
 ハンバントタ港は最近まで政権の要職を占めていたラジャパクサ兄弟の地元にあり、中国からの投資で開発が進んだが、スリランカは債務返済に行き詰まり、2017年に同港の99年間の運営権を中国に引き渡した。 援助と引き換えに権益を失う「債務のワナ」の典型例と指摘されてきた。
2022.08.13
 20:57
時事通信

(Yahoo)

中国軍船の入港許可 米印懸念も圧力に抗しきれず スリランカ <2209-081310>
 スリランカ主要メディアが13日、同国政府が中国海軍の観測船遠望-5入港を許可したと報じた。
 同船をめぐっては、インドが「スパイ船」などと安全保障上の懸念を指摘したためスリランカは中国側に入港延期を求めていたが、多額の対中債務を抱え、中国の圧力に抗しきれなかったようである。
2022.08.10 Jane's Defence Weekly Bangladesh to procure Bayraktar TB2 but remains silent on numbers <2210-081008>
 バングラデッシュがトルコのBaykar社からBayraktar TB2 UCAVを購入する。 購入数については公表していない。
 全長6.5m、翼端長12m、
MTOW 700kgのBayraktar TB2は機外搭載の85kgを含めて150kgの搭載能力と、120ktの速力、18,000ftの実用上昇限度の性能を持つ。
 機外には4ヵ所のハードポイントがあり、Rocketsan社製MAM-L/MAM-C小型弾を搭載できる。
2022.08.07
 14:15
時事通信

(Yahoo)

スリランカ、中国に「スパイ船」の入港延期を要請 <2209-080705>
 スリランカ政府筋が、同国が中国に対して6日に調査測量船遠望-5のスリランカへの入港を無期限で延期するよう要請したことを明らかにした。 船舶の位置情報などを提供するmarinetraffic.comによると、遠望-5は中国江蘇省の江陰港から、スリランカ国内で中国が運営するハンバントタ港へ向かっており、11日に到着予定である。
 この船についてインドのCNN News 18軍民両用の諜報船だと報じ、特にICBM発射の衛星追跡を行うと報じ、インド政府がスリランカに圧力をかけたとしている。
2022.07.26
 08:51
ロイタ通信

(Yahoo)

スリランカ、中国に貿易・投資・観光への支援要請=駐中国大使 <2208-072603>
 スリランカのコホナ駐中国大使がロイタとのインタビューで25日、スリランカが持続的な成長を支えるため中国に貿易、投資、観光への支援を要請しており、$400Mの包括的な緊急援助に向けて交渉していると述べた。
 コホナ大使は、スリランカのウィクラマシンハ新大統領が訪中し、通商や投資、観光などの課題について話し合う予定だと述べた。 また、新政府の対中政策はこれまでと根本的に変わらないとの見通しを示した。
2022.07.20
 17:17
AFP=時事

(Yahoo)

スリランカ新大統領にウィクラマシンハ首相 「分断は今終わる」 <2208-072011>
 スリランカ議会で20日、ラジャパクサ前大統領の後任を選ぶ投票が行われ、ウィクラマシンハ首相が選出された。
 公式結果によると、ウィクラマシンハ氏が134票を獲得し、主要対立候補のアラハペルマ氏は82票だった。
2022.07.15
 19:44
ロイタ通信

(Yahoo)

スリランカ、首相が大統領代行に就任 20日に新大統領選出 <2208-071513>
 スリランカ議会のアベイワデナ議長が15日、国外に逃亡したラジャパクサ大統領の辞表を正式に受理し、ウィクラマシンハ首相が大統領代行に就任した。
 新大統領の選出は20日に行われる予定で、与党は新大統領候補にウィクラマシンハ氏を擁立するとみられるがまだ決定していない。
2022.07.15
 18:38
ロイタ通信

(Yahoo)

スリランカ、中国に40億ドルの支援要請 「合意を確信」= BBG <2208-071512>
 Bloomberg Newsが15日、スリランカのコホナ駐中国大使$4Bの支援取りつけを目指して中国と協議していることを明らかにし、「ある時点で」合意できるとの見通しを示したと報じた。
 コホナ大使は、今年期限を迎える$1Bの対中債務を返済するために、同額の融資を求めていると述べた。 また中国製品の輸入代金を支払うための$1.5Bの融資枠と、$1.5Bのスワップの発動を求めているという。
2022.07.15
 08:59
共同通信

(Yahoo)

スリランカ大統領辞任 経済危機で国外逃亡 <2208-071505>
 スリランカのアベイワデナ議会議長が15日、国外逃亡したラジャパクサ大統領の辞任を受理したと正式発表した。 13日に辞任予定だったが、国外逃亡のため先延ばししていた。 辞任を経て議会で新大統領の選任に向けた手続きが進むことになるが、20日に実施するとしていた投票はずれ込む可能性もある。
 地元メディアは14日にラジャパクサ大統領が逃亡先のシンガポールにあるスリランカ大使館を通じて、辞任に関する文書を議長側に送ったと報じており、議長側が文書に法的な問題点がないか精査していた。
2022.07.14
 13:46
BBC

(Yahoo)

スリランカ大統領代行、軍に秩序回復命じる 抗議者は首相府に突入 <2208-071412>
 大規模な抗議行動が広がっているスリランカで13日、抗議者が首相府に突入した。 抗議者が厳重な警備が敷かれた建物内に押し入ったのは、この1週間で2度目で、9日には大統領公邸に群衆が乱入し、ラジャパクサ大統領は13日未明に軍用機でモルディブへ脱出した。
 これに対しウィクラマシンハ首相は、秩序回復のため必要なことは何でもするよう軍に命じた。
 スリランカはここ数十年で最悪の経済危機に見舞われていて、多くの国民はラジャパクサ政権に責任があるとみており、5月に首相に就任したウィクラマシンハ氏についてもこの問題の一端を担っていると考えているため、ウィクラマシンハ首相が大統領代行に任命されると、ウィクラマシンハ氏も辞任すべきだと反発がさらに高まった。
2022.07.14
 13:19
Wall Street Journal スリランカ債務危機、問われる中国の貧困国融資 <2208-071411>
 スリランカがCOVID-19のパンデミック初期に多額の債務を抱え外貨準備が減少し始めた際、一部の当局者は国際通貨基金 (IMF) に救済を求めるべき時が来たと主張したが、スリランカの現旧当局者によると、同国にとって最大の債権国である中国は、当面はIMFの苦い薬を使わず、債務返済のために新たな借り入れを増やし続けるという魅力的な選択肢を提示したという。
 スリランカ政府はこれを受け入れ、2020年と2021年に中国の銀行から$3Bの新たな融資を獲得した。 この計画は今や破綻しスリランカを混乱に陥れた。
2022.07.14
 07:09
時事通信

(Yahoo)

「ラジャパクサ王朝」終焉か 親族は復権目指す スリランカ <2208-071405>
 スリランカは1983年に多数派シンハラ人の支配に不満を抱く少数派タミル人の武装勢力タミル・イーラム解放のトラ (LTTE) との内戦に突入したが、2005年に大統領に就任したシンハラ人のマヒンダ氏は弟のゴタバヤ氏を国防次官に据え、人権無視の掃討戦で2009年にLTTEを壊滅させた。
 泥沼の内戦を終わらせたスリランカは新時代を切り開くかに見えたが、ラジャパクサ政権は中国との関係を深め無謀な借金と無駄なインフラ建設に突き進んだ。 一時は経済成長をもたらしたかに見えたが、親族を要職に登用して独裁色を強め、潤う一族への不満は2015年、大統領選でマヒンダ氏に敗北をもたらした。
 2019年の大統領選にはマヒンダ氏に代わってゴタバヤ氏が出馬し、勝利後は一族への批判をかわすため無理な大減税を行ったため、対外債務の圧迫はもはや隠しようがなくなり、坂道を転げ落ちるようにゴタバヤ政権は崩壊した。
2022.07.13
 19:03
AFP=時事

(Yahoo)

スリランカのデモ隊、今度は首相府に突入 <2208-071313>
 スリランカのコロンボで13日、デモ隊が首相府になだれ込んだ。 目撃者がAFPに話したところによると、警察や軍が催涙弾や放水砲を使用したが止めることはできず、デモ隊は軍のバリケードを突破して首相府の敷地に入ると国旗を掲げたという。
 数時間前にウィクラマシンハ首相が大統領代行に指名されたばかりだった。
2022.07.13
 05:57
時事通信

(Yahoo)

ラジャパクサ大統領が国外脱出 スリランカ <2208-071305>
 スリランカの地元当局者が、ゴタバヤ・ラジャパクサ大統領が13日未明に軍用機で国外に脱出したことを明らかにした。
 モルディブへ向かったという。
2022.06.07
 17:24
ロイタ通信

(Yahoo)

スリランカ、50億ドル必要 中国に支援要請=首相 <2207-060706>
 スリランカのウィクラマシンハ首相が7日、基本的な生活水準を維持するために今後6ヵ月で$5Bが必要になると発言、必要不可欠な輸入品の代金を支払うため、人民元建てスワップ$1.5Bの条件について中国と再交渉していると述べた。
 首相は議会で、燃料輸入のために$3.3B、食料品のために$900M、調理用ガスのために$250M、肥料のために$600Mが今年追加で必要になると発言した。
2022.05.18
 17:43
ロイタ通信

(Yahoo)

スリランカ、きょうデフォルトへ 利払い猶予期間が終了 <2206-051810>
 スリランカは国債の利払い猶予期間が終了する18日に格付け会社からデフォルト(債務不履行)を宣告される見込みとなった。 2023年満期債と2028年満期債について4月18日の期限までに利払いができず、30日の猶予期間に入っていた。
 格付け会社S&Pは既に同国債の格付けを「デフォルト」に引き下げ、猶予期間中に支払いが行われない場合、外貨建て債発行体格付けも「D」になる可能性があるとしている。
 ウィジェセクラ電力エネルギー相は議会で、ガソリンを積んだ船が3月28日にコロンボの港に到着したが、政府はドルがないため支払えないと述べた。
2022.05.10
 01:53
ロイタ通信

(Yahoo)

スリランカ首相が辞任、夜間外出禁止令を発令 <2206-051002>
 スリランカのマヒンダ・ラジャパクサ首相が9日、史上最悪の経済危機の打開に向けた連立政権に道を開くために辞任した。 首相の辞任は、コロンボで与党支持者が反政府デモの陣営を襲撃し、警察に催涙ガスと放水銃で撃退された数時間後に発表された。 全国的な夜間外出禁止令も発令された。
 抗議デモの参加者は首相の弟、ゴタバヤ・ラジャパクサ大統領辞任も求めている。 大統領は先週、抗議行動が激化する中で非常事態宣言を出していた。
2022.04.28
 23:40
日経新聞 スリランカ全土で初のゼネスト 大統領一族の辞任要求 <2205-042819>
 深刻な経済危機に見舞われているスリランカで28日、ゴタバヤ・ラジャパクサ大統領や一族の辞任を求める声が強まるなかゼネストが実施された。 ここ数ヵ月間、食料や燃料、医薬品の極度の不足で抗議デモが広がっているが、全国規模のストは初めてである。
 ストには大統領一族が率いる政党と連携している労働組合を含め100を超える組合が参加し、最大都市コロンボの商業地区では労働者がデモ行進して「ゴタ(大統領)はうせろ」と気勢を上げた。
2022.04.12
 17:05
AFP=時事

(Yahoo)

スリランカ対外債務6兆円、不履行に <2205-041207>
 経済危機に直面しているスリランカが12日、$51Bの対外債務について、デフォルト(債務不履行)を宣言した。
 同国財務省は、今回の緊急措置は国際通貨基金 (IMF) から支援を受けられるようになるまでの間、すべての債権者に公平な対応を保証するためだと説明した。
 大手格付け会社は昨年、スリランカの格付けを引き下げた。 その結果、同国は輸入代金の返済に充当するための外貨調達が事実上、断たれている。
【関連記事:2205-040516 (ロイタ 2022.04.05)】
2022.04.06
 10:18
Bloomberg

(Yahoo)

スリランカ大統領、非常事態宣言数日で撤回-政治危機で辞任圧力 <2205-040611>
 スリランカラジャパクサ大統領が4月1日に発令したばかりの非常事態宣言を撤回した。 5日遅くの臨時官報によると、非常事態宣言は6日00:00に撤回される。 非常事態宣言はラジャパクサ大統領に、抗議デモ参加者の拘束や財産の差し押さえなど幅広い権限を付与するものだが、同大統領の辞任を求める声立法府で広がっている。
 連立政権に参加する11の政党は5日に無所属の立場で役割を果たすと表明し、大統領が所属する政党の一部議員も政権から距離を置くとしていて、定数225の議会で過半数割れとなる恐れもある。
 財務相など閣僚の辞任も相次ぎ、国際通貨基金 (IMF) からの支援獲得の鍵を握る外国の債券保有者との債務再編交渉も進めにくくなっている。 政治危機の深刻化を受け、外貨不足に伴う経済混乱で不可欠となっているIMFからの融資を巡る合意にも不透明感が増している。
2022.04.05
 19:43
ロイタ通信

(Yahoo)

スリランカ、与党連合から大量離脱 新財務相も1日で辞任 <2205-040516>
 経済危機に見舞われているスリランカで5日、少なくとも41人の議員が与党連合から離脱し、ゴタバヤ・ラジャパクサ大統領率いる政権は少数与党に転落した。
 弟のバシル・ラジャパクサ財務相に代わって新財務相に指名されたサブリ氏も、国際通貨基金 (IMF) の融資プログラムを巡る重要な交渉を控えわずか1日で辞任した。
多額の負債を抱える同国では食料、燃料、医薬品が不足。停電も長期化し、抗議デモが激化している。
 ラジャパクサ大統領は4日、閣僚を辞任させて挙国一致内閣の樹立を目指す方針を表明したが、野党はラジャパクサ大統領とマヒンダ首相の辞任を要求し、全政党が参加する挙国一致内閣の樹立にも反対している。
【註】
 
 スリランカでは、シリセナ大統領は2015年に中国一辺倒の外交政策をとってきたラジャパクサ前大統領に選挙で勝利して政権の座に付いたが、2018年にシリセナ大統領がウィクラマシンハ首相を突然解任し、親中派ラジャパクサ前大統領を新首相に据えていた。
【関連記事:1811-102703 (産経 2018.10.27)】
 しかし2019年11月の大統領選でゴタバヤ・ラジャパクサ元国防次官が当選し、親中派として知られる兄のマヒンダ・ラジャパクサ元大統領を首相に起用した。
【関連記事:1912-111703 (時事 2019.11.17)】
2022.04.04
 12:03
ロイタ通信

(Yahoo)

スリランカ、主要 SNS のアクセス停止 経済危機巡るデモ受け <2205-040406>
 インターネットサービスの障害を監視するNetBlocksが3日、スリランカ主要なSNSへのアクセスを規制していると明らかにした。
 NetBlocksによると、スリランカは全土規模でSNSを停止し、Teitter、Facebook、WhatsApp、Youtube、Instagramなどムへのアクセスを制限している。 コロンボの警察当局者はこの規制を確認した。
 スリランカは未曽有の経済危機に直面しており、政府の対応への不満から抗議デモが暴力化し、2日には政府が全土に非常事態を宣言外出禁止令を発動した。
2022.04.02
 18:29
産経新聞

(Yahoo)

親中スリランカで非常事態宣言 経済危機 <2205-040206>
 スリランカが1日、経済危機に反発する市民抗議活動が拡大していることを受け全土に非常事態を宣言した。 同日には最大都市コロンボで不満を抱いた市民が大統領官邸を襲撃し、50人が逮捕された。
 対中債務返済に苦しむスリランカ経済はCOVID-19流行による観光業の打撃や無計画な減税などもあって急速に悪化していて、外貨準備高は1月末時点で$2.3Bと2年間で7割落ち込んだ。 このため国内では発電用の燃料が足らず、3月31日には13時間の計画停電を実施した。 医療品不足も拡大している。
2021.11.25 時事通信

(Yahoo)

港湾建設、中国企業指名へ 日印から変更 スリランカ <2112-112502>
 AFP通信が24日、親中派として知られるスリランカのラジャパクサ政権が、コロンボ港のコンテナターミナル建設工事の発注先として中国国有企業を指名する方針だと報じた。 この計画は日印が出資して完成後も運営に関与する予定だったが、政権が今年2月に撤回を決めていた。
 スリランカは中東などと日本を結ぶシーレーンの要衝で、計画変更は中国の海洋進出にくさびを打ちたい日印両国にとって痛手となる。
2021.10.23 時事通信

(Yahoo)

ブータン、国境画定目指し中国と覚書 インドは接近に神経とがらす <2111-102302>
 ブータンが今月14日に中国と国境画定に向け覚書を交わした。 中国とブータンの国境は500kmで、中国は全体が未画定と主張しているため、両国は1984年以降24回にわたって国境画定に関する交渉を実施している。
 中国とブータンの間に外交関係がない現状は変わらないものの、インドでは軍事外交面でインドの強い影響下にあるブータンへの中国の接近に神経をとがらせている。
 インドの元駐中国大使は20日にネットを通じ開催された講演会で、中国が交渉を通じて中印ブータンの3ヵ国国境地帯の軍事的要衝をブータンから獲得し、インド領に肉薄しようと意図している可能性があると警鐘を鳴らした。
2021.07.08 日経新聞 中国、スリランカ「支配」を強化 高速道18年間保有へ <2108-070806>
 中国が主導するインフラ整備計画を巡り、同国によるスリランカの支配が強まってきた。 中国国有企業の中国港湾工程(CHEC)がスリランカで高架式の高速道を建設し18年間保有することになったもので、競争入札の過程が不透明なため親中のラジャパクサ政権の意向が働いた可能性がある。
 中国港湾工程は中国交通建設(CCCC)の子会社で、5月にはコロンボ郊外での延長17kmの高速道路の建設案件をスリランカ政府から受注した。 中国港湾工程は建設した高速道路を所有し、元本を回収して利益をあげ、18年後にはスリランカ政府に引き渡す建設・運営・譲渡(BOT)方式を採用する。 結果として中国港湾工程はスリランカで高速道路を所有する初めての外国企業になる。
2021.01.10 時事通信

(Yahoo)

ネパール共産党内紛、中国が仲裁 インドけん制、影響力保持に腐心 <2102-011001>
 ネパールで、与党共産党の内紛による分裂の危機に際し、中国が仲裁に乗り出した。 中国はインドを牽制するためネパールの共産系諸派をまとめ上げ、2017年の総選挙で勝利につなげた経緯があるが、最近の共産党分裂による影響力低下にいら立っている。
 ネパールのオリ首相は昨年12月20日、党内でのダハル議長との権力争いから下院を解散したため、同27日に中国共産党中央対外連絡部の郭業洲副部長ら代表団がネパールに派遣され、オリ、ダハル両氏と個別に会談した。
2021.01.04 日経新聞 米、スリランカへの4億ドル支援を撤回 対中傾斜けん制 <2102-010402>
 米国がスリランカへ提案していた$480Mのインフラ支援撤回した。 現政権下で急速に中国との関係を深めるスリランカへの牽制とみられるが、支援撤回はかえって中国への接近を促すことになりかねない。
 スリランカでは2019年11月の大統領選で当選したゴタバヤ・ラジャパクサ元国防次官が兄のマヒンダ・ラジャパクサ元大統領を首相に起用した。 マヒンダ氏は親中派として知られ、現政権下で中国の存在感は大きくなっている。
2020.12.13 読売新聞

(Yahoo)

イスラエルとブータン、国交樹立で合意 <2101-121304>
 イスラエル外務省が12日、イスラエルとブータンが国交を樹立することで合意したと明らかにした。
2020.11.23 共同通信

(Yahoo)

中国、ブータン領内に集落建設か 衛星写真でインド民放報道 <2012-112302>
 インド民放のNDTVが衛星写真を根拠に22日、中国がブータンの領内9km入った地点まで道路を造成は途中に集落も建設したと報じた。 現場は3ヵ国の国境地帯で、2017年に中国軍とインド軍がにらみ合ったドクラム高地の一角から東に10km以内という。
 ただブータンの駐インド大使はNDTVに対し、ブータンに中国の集落は存在しないと述べたという。
2020.09.29 日経新聞 米国とモルディブの防衛協力、インドにも利 <2010-092905>
 米国とモルディブが9月に防衛協定を結んだ。 インド洋に中国の影響力が強まったことで、2013年に両国の協定に反発したインド方針を転換し締結に反対しなかった。 米海軍分析センターのサマラヤケ氏は「インドが米モルディブ協定を支持するようになったのは、中国に対する脅威が高まったとの認識による明らかな変化だ」と指摘する。
 中国は広域経済圏構想一帯一路でモルディブやスリランカを重視し、影響力を拡大している。 モルディブでは親中派のヤミーン前大統領のもと、中国からの多額の借り入れでインフラ整備を推進したが、インドにとって裏庭と位置づける同地域への進出は大きな脅威となった。
2020.09.02 NNA

(Yahoo)

ココ諸島でハイブリッド発電、日系が受注 <2010-090206>
 ミャンマーのヤンゴン管区政府がココジュン郡区(ココ諸島)に建設する太陽光発電とディーゼル発電を組み合わせたハイブリッド発電所を、京セラコグループの現地合弁会社KCKM社が受注した。  ココ諸島の人口は1,000人で、海軍基地や刑務所がある。 KCKM社は300世帯を対象に500kWの太陽光発電システムとリチウム電池、ディーゼル発電を組み合わせたハイブリッド発電所を整備する。
 ココ諸島ではこれまでディーゼル発電で電気を賄っているため電力の利用は18:00~深夜に限られているが、ヤンゴン管区当局者によると、ハイブリッド発電所の建設で、電力が24時間使用できるようになる。
【註】
 ココ諸島は、アンダマン海とベンガル湾を隔てるアンダマン・ニコバル諸島の北側に位置しミャンマー領となっている軍事的要衝である。 因みに南半分はインド領となっている。
ココ島の位置 (Google Map)】
2020.08.12 Air Force Times B-2s deploy to Diego Garcia <2009-081206>
 米太平洋空軍が、ミズーリ州Whiteman AFBの第509爆撃航空団所属のB-2 3機が所要の人員と共にインド洋のディエゴガルシア島に飛来し、インド太平洋軍の隷下に入ったと発表した。
 前回インド太平洋軍へのB-2配備は2019年1月で、Whiteman AFBの第393爆撃飛行隊のB-2 3機がハワイPearl Harborに飛来し、ハワイ州兵空軍のF-22と行動した。
2020.08.07 NHK スリランカ議会選挙 親中政党勝利で中印の影響力争い激化か <2009-080705>
 5日に投票が行われたスリランカの議会選挙で、かつて中国寄りの政策を推し進めたマヒンダ元大統領が率いるスリランカ人民戦線が225議席のうち過半数の145議席を獲得して勝利した。
 マヒンダ元大統領は、大統領時代に大規模なインフラ整備など、中国寄りの政策を推し進めたことで知られ、現在は昨年11月に就任した弟のゴタバヤ大統領のもとで首相を務めている。
 一帯一路構想のもと中国がスリランカへの影響力を一層強める可能性がある。
2020.07.13 讀賣新聞

(Yahoo)

中国、ブータンで新たな領有権主張…インドに揺さぶりか <2008-071304>
 中国が6月以降、ブータン東部の領有権を新たに主張しているため、ブータンとその後ろ盾のインドは激しく反発している。 中国が領有権を主張し始めたのは、途上国の環境保護を支援する国際基金「地球環境ファシリティー」の席上で、ブータンが助成を申請した同国東部「サクテン野生生物保護区」について、中国代表が保護区は中国とブータンの国境画定協議で議題になっている紛争地域だとして異議を訴えた。 これに対し南アジア諸国代表は、保護区はブータン固有の領土であり過去に中国側が領有権を主張したことはないと反論した。
 中国とブータンは国交がなく、両国間の国境画定協議1984年から24回行ったが未画定のままである。 一連の協議で中国側が主張したのはブータン西部のドクラム地域と中部の領有権だけで、保護区のある東部については提起したことがないという。
2020.01.08 Jane's Defence Weekly China transfers two ex-PLAN frigates to Banfladesh Navy <2003-010811>
 中国海軍で退役したType 053H3フリゲート艦2隻バングラディッシュに引き渡たす式典が12月18日に上海で行われた。
 全長112m、幅12.4m、排水量2,200tのType 053H3は双連100mm砲1門と双連37mm砲4門を装備し、YJ-83対艦ミサイルとHHQ-7短距離SAMを装備しているが、YJ-83とHHQ-7はそれぞれC-802AとFM-90Nに換装されると見られる。
2020.01.07 Jane's 360 US to reportedly deploy bombers to Indian Ocean amid heightened tensions with Iran <2002-010708>
 イラン情勢が緊迫化するなか、CNNが1月6日、B-52H 6機が英領Diego Garciaに派遣されたと報じた。 CNNは、この6機が核搭載型なのか否かについては明らかにしていない。
 米空軍は
AFGSCの隷下にあるノースダコタ州Minot AFB所属第5爆撃航空団とルイジアナ州Barksdale AFB所属第2爆撃航空団、及びルイジアナ州兵空軍でBarksdale AFBに所属する第307爆撃航空団に76機のB-52Hを配備しているが、そのうち46機だけが核搭載型になっている。
2019.11.17 時事通信

(Yahoo)

親中派ラジャパクサ氏が勝利 与党候補破る スリランカ大統領選 <1912-111703>
 任期満了に伴い16日に実施されたスリランカ大統領選で選管は17日、ラジャパクサ前大統領の実弟ゴタバヤ・ラジャパクサ元国防次官が得票率52%超で勝利したと発表した。
 ゴタバヤ氏は、在任中にインドと距離を置き親中姿勢をあらわにしたラジャパクサ前大統領を首相に起用する方針である。
2019.10.23 Jane's 360 Nepali Army to receive USD21 million in assistance from China <1911-102306>
 ネパール国防相が10月21日にロイタ通信に対し、同国陸軍が中国から今後3年間で$21Mにのぼる災害救助物資の援助を受けることを明らかにした。
 この協定は、10月12日に習主席が中国国家主席として初めてネパールを訪問したのに続いて、同国国防相が中国を1週間訪問した際の10月20日に調印された。
2019.10.13 産経新聞

(Yahoo)

中国、ネパールに530億円支援へ 習近平氏、越境鉄道建設へ調査 <1911-101301>
 中国外務省が、習主席が13日にカトマンズでネパールのオリ首相と会談し、両国を結ぶ鉄道の事業化調査を開始したいと述べたと発表した。 水力発電開発を援助する考えも示したという。
 地元メディアによると、習主席はネパールの開発プロジェクトなどに2年間で560億ネパールルピー(530億円)を拠出する方針を表明した。
 政治の実権を持つ親中派のオリ首相が経済的なインド依存の脱却を図る中、中国は一帯一路構想の枠組みでインフラ開発を支援し、インドとの緩衝地帯のネパールで影響力を強めたい考えと見られる。
2019.08.23 Jane's 360 Sri Lanka commissions ex-Chinese navy frigate <1909-082309>
 スリランカが6月に中国から受領したType 053H2Gフリゲート艦が8月22日にコロンボで就役した。 全長11.7m、幅12.4m、満載時排水量2,286tのType 053H2Gは双連100mm砲1門を装備している。
【関連記事:1908-070904 (Jane 2019.07.09)】
2019.08.22 世界の艦船 P-3Cがモルディブ軍と親善訓練 <<1909-082205>
 海上自衛隊第2航空群第2航空隊(八戸)所属のP-3C 1機が7月22日、モルディブ東方空域モルディブ哨戒艇Shaheed Aliと親善訓練を実施した。
 主な訓練項目は、捜索救難、通信であった。
2019.07.09 Jane's 360 Former PLAN frigate arrives in Sri Lanka <1908-070904>
 スリランカ中国から購入した元中国海軍のType 053H2Gフリゲート艦が、7月8日にコロンボ港に入港した。
 Type 053H2Gは全長111.7m、全幅12.4m、満載時排水量2,286tで、中国海軍で1994年に就役しその後退役していた。
【註】
 スリランカには5月12日に、米国から供与された元沿岸警備隊のHamilton級警備艦がコロンボに入港している。
【関連記事:1907-052205 (JDW 2019.05.22)】
2019.07.08 AFP=時事

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スリランカ大統領、米との軍事協定拒否の意思 <1908-070801>
 スリランカのシリセナ大統領が6日、同国の港湾に対する米軍の自由なアクセスを可能とする軍事協定の締結を許さないと表明した。
 シリセナ大統領は、スリランカと米国の軍事的連携をさらに強化するために両国が交渉中の地位協定 (
SOFA) 案に反対しており、欧米寄りのウィクラマシンハ首相とは対立している。
2019.06.19 Jane's Defence Weekly Sli Lankan navy gets former PLAN frigate <1908-061912>
 スリランカ海軍が6月5日に中国から正式にType 053H2Gフリゲート艦受領した。 6月末にはスリランカに到着する予定である。
 この艦は1994年に中国海軍で就役し上海の中華造船 (Zhonghua Shipyard) で修理がなされていたもので、全長111.7m、全幅12.4m、満載時排水量2,286tで上海の中華造船 (Zhonghua Shipyard) である。
2019.05.22 Jane's Defence Weekly Ex-USCG cutter arrives in Sri Lanka <1907-052205>
 2018年8月27日にハワイでスリランカ海軍に供与された元米沿岸警備隊のHamilton級警備艦が5月12日にコロンボに入港した。
2019.05.20 日経新聞 コロンボ港、日印などで共同開発 中国にらみ <1906-052007>
 政府がインド、スリランカコロンボ港を共同開発する方針で、夏までに3ヵ国で覚書を交わし、令和元年度中にも着工する。 一帯一路を進める中国の動きをにらみつつ、日本が唱える自由で開かれたインド太平洋構想を後押しする。
 中国からの巨額融資で整備された南部のハンバントタ港は融資返済の見通しが立たず、99年間にわたって港湾や周辺用地が中国に貸与されることが決まっている。 日本政府関係者は、コロンボ港の整備が遅れると、その分の積み荷はハンバントタに移ることになりかねないと指摘している。
2019.04.30 Jane's 360 India restarts work on coastal radars in Maldives <1905-043005>
 モルディブで2018年末にヤミーン政権が倒れソリ政権に代わったのを受け、インドが4月上旬にモルディブに設置する沿岸監視レーダ (
CSRS) 計画の第二段階をINR6B ($85.7M) で再開した。
 ヤミーン政権は2016~2017年にCSRS計画を保留していた。
2019.04.07 NHK モルディブ議会選挙 インド寄りの与党勝利 中国依存から脱却へ <1905-040703>
 モルディブで任期満了に伴い6日に行われた議会選挙で、7日に発表された暫定開票結果れによると、定数87に対しソリ大統領与党のモルディブ民主党が60議席以上を獲得し、ヤミーン前大統領が率いる野党のモルディブ進歩党を大きく引き離して、単独で過半数を確保する見通しとなった。
 モルディブでは去年9月に行われた大統領選挙で、インドとの関係を重視するソリ大統領が、前のヤミーン大統領の外交政策は中国一辺倒だと批判して当選し政権が交代している。
2019.03.18 日経新聞 セーシェル副大統領、インドとの基地建設「断念」 <1904-031802>
 セーシェルのメリトン副大統領兼外相が、インドとの間で一旦合意した海軍基地の共同建設を断念したことを明らかにした。
 セーシェルの議会は与党が少数派で、多数派の野党が外国との共同建設に反対したためで、共同建設の見送りで両国の距離が広がれば、この地域で勢力圏の拡大を競うインドと中国の関係にも影響する可能性がある。
2018.12.17 日経新聞 インド、モルディブに融資枠14億ドル 中国をけん制 <1901-121703>
 インドのモディ首相が17日、ニューデリーを訪問中のモルディブのソリ大統領と会談し、同国への財政支援として$1.4Bの融資枠を設けると表明した。
 モルディブはヤミーン前政権下で中国から多額のインフラ資金を借り対外債務が膨らんでおり、インドは支援を通じて中国をけん制してモルディブを自国の影響圏に取り込む狙いがある。
2018.12.15 時事通信

(Yahoo)

ラジャパクサ氏が首相辞任=ウィクラマシンハ氏再登板も―スリランカ <1901-121501>
 スリランカで15日、議会で不信任決議が採択され、裁判所から首相としての権限を差し止められていたラジャパクサ首相が辞任した。
 AFP通信はシリセナ大統領がウィクラマシンハ氏の再登板に同意したという大統領派議員の発言を伝え、10月末にシリセナ大統領に首相を解任されたウィクラマシンハ氏が、16日にも首相に返り咲く可能性があると報じた。
【註】
 スリランカでは3年前に、シリセナ大統領が中国一辺倒のラジャパクサ前大統領に選挙で勝利してウィクラマシンハ氏を首相とした政権を樹立したが、大統領は10月末にウィクラマシンハ首相を解任しラジャパクサ前大統領を首相に指名したため、議会と大統領の対立が続いていた。
2018.12.13 Jane's 360 Carrier USS John C Stennis establishes temporary Sri Lanka air logistics hub <1901-121308>
 米海軍が空母John C Stennis搭載航空機の一時的な支援施設スリランカに設けた。 支援施設には滑走路や貯蔵施設が含まれている。
 活動範囲をインド太平洋地域に拡大しようとしている米海軍とってこのような後方施設は不可欠になる。
2018.11.21 日経新聞 ネパール外相、中国と鉄道建設 首都カトマンズ―チベット間 <1812-112107>
 ネパールのギャワリ外相は都内で日本経済新聞の取材に応じ、インフラ整備で中国との協力を拡大する意向を示した。 計画はカトマンズとチベットを結ぶ鉄道の建設が柱で、道路や通信も生かして結びつきを強める。 チベット自治区では中心都市ラサからネパールに至るルート上にあるシガツェまでは2014年に鉄道が開通しておりこれを延伸する。 地元報道によると、延伸距離は660kmになるという。
シガツェの位置 (Google Map)】
 外相は、今後1年半程度で実現可能性の詳細な評価を実施し、その後6年程度かけて建設すると述べ、初期調査の段階で見込まれる投資額は$2.5Bだが建設現場はヒマラヤ山脈など厳しい環境下にあるため経費は膨らむ可能性もあるとした。 中国の資金供与が大半となる見通しというがネパール政府も一部を負担する考えだという。
2018.11.21 産経新聞

(Yahoo)

「親中派」新首相誕生のスリランカ 政界混乱続く <1812-112106>
 スリランカで政界の混乱が深まっている。 10月26日にシリセナ大統領がウィクラマシンハ首相を突然解任し、親中派ラジャパクサ前大統領を新首相に据えたことが発端で、対立は泥沼化している。
 ラジャパクサ氏復権で再度の対中接近も予想され、中国とインドが主導権を争うインド洋の勢力図にも影響しかねない事態である。
【関連記事:1812-111305 (時事 2018.11.13)】
2018.11.20 ロイタ通信

(Yahoo)

モルディブ新政権、中国との FTA 撤回へ=与党幹部 <1812-112004>
 モルディブの新連立政権を率いるモルディブ人民主党のナシード党首がロイタとのインタビューで、新政権が中国と合意した自由貿易協定 (
FTA) を撤回する方針を明らかにした。
 モルディブはヤミーン前大統領の政権下で昨年12月に中国とのFTAに調印し、議会が野党の反対を押し切って批准していた。
2018.11.18 産経新聞

(Yahoo)

モルディブ新大統領が就任 脱「中国」掲げ当選、インドにインフラ整備で支援要請 <1812-111801>
 モルディブで17日に9月の大統領選で野党統一候補として勝利したモハメド・ソリ氏が新大統領に就任した。 就任式にはインドからモディ首相が出席し、ヤミーン前政権が進めたモルディブによる親中国路線からの脱却をアピールした。
 ソリ新大統領は式典で、インド洋の安定を維持するために役割を果たすと演説し、インドなど近隣諸国との関係を重視する姿勢を明らかにした。 就任式後の首脳会談でインドにインフラ整備での支援を要請した。
2018.11.13 時事通信

(Yahoo)

スリランカ最高裁、大統領の議会解散差し止め=前首相派の主張受け入れ <1812-111305>
 スリランカ最高裁が13日、シリセナ大統領が宣言した議会解散について差し止め命令を下した。 大統領に解任されたウィクラマシンハ前首相率いる統一国民党などが議会解散の無効確認を求め、最高裁に提訴していた。
 最高裁が前首相派の主張を受け入れ、大統領の決定を覆したことで、大統領は難しい立場に追い込まれることになる。
【関連記事:1811-102703 (産経 2018.10.27)】
2018.11.02 NHK モルディブ 元大統領が亡命先から帰国 親中国政策も見直しへ <1812-110203>
 モルディブで9月に行われた大統領選挙で、親インド派のソリ氏が現職で親中国派のヤミーン大統領をおさえて当選しましたたため、ヤミーン政権下で反テロ法違反の有罪判決を受けたあと、事実上国外に追放され亡命生活を送っていたナシード元大統領が1日に帰国した。 帰国は最高裁判所が先月にナシード氏に対する刑の執行を停止する決定を出したこと受けて実現した。
 親インド派のナシード氏は今回の選挙で側近のソリ氏を擁立してヤミーン大統領の中国一辺倒の外交政策や独裁的な政治手法を批判しており、ナシード氏は集まった数万人の支持者を前に、中国の資金によるプロジェクトを見直す考えを明らかにした。
2018.11.02 Record China 中国がインドの友好国ネパールへの軍事援助を大幅増―韓国メディア <1812-110201>
 聯合ニュースが10月31日に、中国が最近ネパールとの間で今後5年間で1億5,000万元(24億円)の軍事支援を行う覚書に署名したと報じた。 ネパールはインドの従来からの友好国であり、貿易やエネルギーなどの分野でインドに対する依存度が高かったがネパールとインドの関係に変化が生じ、ネパール政府はポカラ空港、キドン鉄道建設計画を中国と共同で推進しているほか、『一帯一路』構想にもさらに積極的に参加するなど、多くの親中政策に乗り換えるようになった。
 一方で、ネパールと中国の接近を警戒するインドは、モディ首相が5月に首相就任後3度目となるネパール訪問を行い、両国関係の強化に向けて力を注いでいる。
2018.10.31 日経新聞 亡命中のモルディブ元大統領、1日に帰国へ <1811-103102>
 モルディブの元大統領で、2016年に英国に政治亡命していたナシード氏が11月1日に2年9ヵ月ぶりに帰国する。
 最高裁が10月30日に反テロ法違反で禁錮13年の刑が確定していた元大統領の刑執行の留保を決めたことによるが、親中派で独裁色の強かったヤミーン現大統領が9月の大統領選で敗れ司法の正常化が進んでいる。
【関連記事:1811-101702 (時事 2018.10.17)】
2018.10.27 産経新聞

(Yahoo)

スリランカ政治混乱 大統領、議会停止を宣言 <1811-102703>
 スリランカシリセナ大統領が26日、ウィクラマシンハ首相を解任し新首相に2015年まで大統領を務めたラジャパクサ氏を指名したことを対し、ウィクラマシンハ首相は「議会は自分を支持している」とし首相続投を主張しており、大統領は27日に対抗措置として議会を11月16日まで停止させることを決め、政治的混乱が広がっている。
【註】
 シリセナ大統領は3年前に中国一辺倒の外交政策をとってきたラジャパクサ前大統領に選挙で勝利して政権の座に就き 、バランスのとれた外交を政策に掲げていた。
【関連記事:1804-031201 (NHK 2018.03.12)】
2018.10.17 時事通信

(Yahoo)

ヤミーン大統領がテレビ演説で退陣示唆=モルディブ <1811-101702>
 ロイタ通信によると、モルディブのヤミーン大統領が17日にTVで、公務から退く準備をしていると退陣を示唆した。
 ヤミーン大統領は9月23日の大統領選で敗北したが、大統領の出身政党モルディブ進歩党 (PPM) が選管の不正を訴えて最高裁に判断を委ねている。 最高裁はPPMの訴えを受け、14日から選挙の正当性の判断に入ったが結論は出ていない。
2018.10.08 NHK 海自最大の護衛艦「かが」 インド洋で初の合同訓練 <1811-100801>
 護衛艦かがインド洋で、スリランカ軍、インド軍初の合同訓練を行い、中国がインド洋での海洋進出を強める中、沿岸諸国との連携強化をアピールした。 訓練には、米海軍第7艦隊の将校もかがに乗り込み連携を確認したほか、海上でけが人が出たという想定で捜索救難の訓練も行った。
 かがは9月30日、護衛艦いなづまとともにスリランカのコロンボ港に寄港したあと、インド洋沖でスリランカ海軍との合同訓練を行ったのちかがは7日にインド海軍と合流した。 今後更に10日間ほどインド洋で訓練を行う予定で、潜水艦の追跡や砲撃など戦術面での連携を確認するという。
2018.10.07 日経新聞 中国「一帯一路」に誤算 親中政権の敗北相次ぐ <1811-100701>
 中国の一帯一路構想沿線各国で相次ぎ親中政権の敗北したのは中国による支援の債務問題に懸念が高まったのが原因で、習主席は経済支援の手法を見直すよう指示した。
 モルディブではヤミーン大統領が中国依存を深めて巨額債務を負ったうえ、不透明な建設資金が汚職の源になっているとの批判が出て大統領選で敗北した。 勝利したソリ氏の盟友であるナシード元大統領は選挙後、中国との契約事業は全て見直すと表明した。
 マレーシアでは5月の総選挙で、中国との経済協力を進めてきたナジブ首相が敗北し、マハティール新首相は中国企業が手掛ける鉄道建設などについて中止を通告し、8月に訪中した際には李首相に「新たな植民地主義は望まない」とクギを刺した。
 スリランカでも2015年に親中派大統領が敗北し、新政権は中国の融資で建設した大規模港湾開発凍結を要請した結果、債務免除と引き換えに港湾を中国企業に99年間貸し出すことになったことから、「債務のワナ」だとして中国への警戒が高まる端緒となった。
2018.09.24 産経新聞

(Yahoo)

モルディブ大統領選で野党候補勝利、親中の現職敗れる 「中国依存」転換へ <1810-092402>
 インド洋の島嶼国モルディブの大統領選で選挙管理委員会が24日、インドなどとのバランス外交を目指す野党モルディブ民主党 (MDP) のソリ候補が有効投票数の58.3%を獲得したことを明らかにした。
 親中派の現職ヤミーン大統領は2013年の就任後、中国から「一帯一路」を通じた支援を受け、首都マレに$200Mを投じた「中国モルディブ友好大橋」を建設するなどインフラ整備を次々と推進したが、ヤミーン大統領は敗れたためモルディブで進んだ中国依存政策が転換されることになる。
 更にヤミーン大統領は野党幹部や最高裁判事を拘束する強権政治も展開し、国内外から反発を招いていた。
2018.09.24 時事通信

(Yahoo)

モルディブ大統領選、野党候補が勝利宣言=親中派の現職敗北 <1810-092401>
 インド洋の島国モルディブで23日実施された大統領選で、野党統一候補のソリ氏が親中派の現職ヤミーン大統領との一騎打ちを制する見通しとなった。
 野党統一候補のソリ氏は24日、「国民の意思を受け入れ、円滑に政権を移譲するようヤミーン氏に呼び掛けたい」と述べ、勝利宣言を行った。
2018.09.11 NHK ベンガル湾周辺6ヵ国が合同軍事訓練 インド <1810-091102>
 インド洋のベンガル湾周辺にあるインドやスリランカ、タイなど6ヵ国軍による初の合同訓練がインドで行われていて、地域で影響力を強める中国をけん制する狙いもあるとみられる。
 この軍事訓練はインドの呼びかけで6ヵ国から200名が参加し、10日から7日間の日程でインド西部のプネで行われている。
2018.08.23 Jane's 360 Japan seeks to boost maritime security co-operation with Sri Lanka <1809-082308>
 スリランカを訪問中の小野寺防衛相が21日にシリセナ大統領と会見し両国の防衛協力、特に 海洋安全保障の協力強化を確認した。
 また大統領は日本政府がスリランカ沿岸警備隊にSLR1.8B ($11M) で警備艇2隻を供与することに謝意を示した。
2018.06.27 Jane's Defence Weekly Seychells withdraws offer for Indian base <1808-062709>
 セーシェルのファウル大統領が6月4日、1月27日にインドと取り交わした同国Assumption諸島にインド 軍の基地を設置するとの合意を破棄すると述べた。
 大統領は来年度予算でAssumption諸島に自国で沿岸警備隊の基地を建設する予算を組むと述べている。
2018.06.15 東京新聞 モルディブと海洋安保協力 外相会談で一致 <1807-061503>
 河野外相が15日にモルディブのアーシム外相と外務省で会談し、安倍政権が掲げる 「自由で開かれたインド太平洋戦略」のもと、海洋安全保障分野の協力を推進する方針で一致した。 モルディブの海上 保安当局の人材育成支援などを想定している。
 河野外相はインド洋の要衝に位置するモルディブの安定は海上輸送路の安定に貢献すると表明したのに対し、アーシム外相は日本との連携を強化したいと応じた。
2018.05.25 読売新聞

(Yahoo)

インド洋、円借款で港整備…海上交通の確保狙う <1806-052505>
 政府は、ミャンマースリランカバングラデシュインド洋沿岸3ヵ国 で、円借款による港湾の整備に乗り出す。 港を整備する候補地はミャンマー南東部ダウェイ、スリランカ北部トリンコマリー、バングラデシュ南 東部マタバリの3ヵ所で、ダウェイでは日本、ミャンマー、タイの3ヵ国共同で新港を建設する。 開発には数百億~2,000億円程度かかるとみられ、 新港の隣に経済特区を作ってバンコクからダウェイまでの幹線道路も整備し、新しい経済圏を生み出す。
 安倍首相が掲げる「自由で開かれたインド太平洋戦略」の一環で、アジアから中東、アフリカをつなぐシーレーンを確保する狙いがある。
2018.05.12 産経新聞

(Yahoo)

ネパールと協力強化で一致=中国の浸透阻止へインド首相 <1806-051202>
 インドのモディ首相が11日にカトマンズネパールのオリ首相と会談し、 鉄道や河川の整備を通じた両国の連結性強化農業分野での協力深化などで一致した。
 オリ政権が中国主導の「一帯一路」の枠組みを生かしてインフラ整備を進める方針を示すなか、インドとしてはネパールとの関係強化を通じて中国の浸透を防ぎたい考 えがある。
2018.04.18 Jane's Defence Weekly Chinese yard launches final Type C13B for Bangladesh <1806-041812>
 武昌造船所がバングラディッシュから受注したShadhinota級 (Type C13B) コルベット艦最終となる4番艦を進水させた。
 Type C13Bは中国海軍のType 056を元にした全長11m、全幅4.4m、排水量1,330tのヘリパッドを持つコルベット艦で速力25ktの性能を持ち、 76mm主砲、30mm
CIWS 2基、FL-3000N SAM 8セル発射機1基C-802 ASCM 4発を装備する。
2018.03.22 日経新聞 モルディブ、非常事態宣言を解除 中印衝突回避へ <1804-032202>
 モルディブヤミーン政権が22日、2月5日に発令した非常事態宣言を解除すると発表した。  一時は政権側を支持する中国と非難するインドの間で緊張が高まっていた。 解除の理由と して治安上の懸念がなくなったことを理由に挙げテイルが、政権側が中国からの支援に期待できなくなったという事情も覗える。
 今回、大統領が宣言解除を決めた背景には、インドや米国からの外圧もあったもようで、最大野党党首のナシード元大統領は、非常事態宣言は根拠がなく憲法違反と非 難し、インドに軍と特使を派遣するよう要請したため、インドはモルディブ周辺に艦船を増派した。
 インド政府筋によると、政権を支持する中国は数隻の艦船をモルディブ近海に派遣し、2月22日ごろに中国艦がインド艦から 50kmまで接近したためインドは、30kmにまで近づけば警報弾を撃つと警告した。 その結果中国艦は400kmまで退いたという。
2018.03.12 NHK スリランカ大統領 インフラ整備で日本に期待 <1804-031201>
 12日から来日し安倍首相と会談するスリランカのシリセナ大統領が、来日を前にしたNHKとの単独インタビュで、経済 圏構想「一帯一路」を掲げる中国の開発が国際社会の脅威にならないようくぎを刺すとともに、日本の開発には長年の友人で信頼できると述べ期 待を示した。
 シリセナ大統領は3年前に中国一辺倒の外交政策をとってきたラジャパクサ前大統領に選挙で勝利して政権の座に就き 、バランスのとれた外交を政策に掲げている。
2018.03.01 日経新聞

インターネット

「北朝鮮密輸にモルディブ登録の船舶」 野党が声明 <1804-030105>
 外務省が27日、24日に北朝鮮のタンカーとモルディブ船籍船Xin Yuan 18東シナ海で接舷しているのを海上 自衛隊の哨戒機が確認したと発表し、北朝鮮の瀬取りにモルディブの船が関与している疑いに言及した問題で、ヤミーン大統領 が28日付の声明で同国の関与を否定しているが、同国の野党モルディブ民主党は1日、その船が同国で登録されていることに加え、同国 のヤミーン大統領の親族と関係する船舶だとの調査結果を公表した。
 モルディブ民主党に所属する元閣僚性は日経新聞の取材に対し、モルディブ船籍の27隻とモルディブ人11人が北朝鮮の密輸にかかわっているとの情報があると話した。
2018.02.22 産経新聞

インターネット

「中国が土地を収奪している」 モルディブの野党指導者、対中批判強める 中国の手法は「債務のわな」 <1803-022202>
 政治的混乱が続くインド洋の国モルディブで、野党指導者のナシード元大統領「中国によって 土地が収奪されている」と批判を強めている。 中国に傾斜するヤミーン大統領を批判する思惑もあるが、不透明な土地取引が行われ、投資には高額の金利が課 されていると強引な中国の手法に警戒感を示している。
 ナシード氏によると、中国はモルディブで既に17の島々の権利を取得しているが、どれも手続きは 不透明だという。 中国は取得した島に$40Mを投資すると約束しているが、ナシード氏側は高金利であり、いずれモル ディブ側は返済に窮すると主張している。
2018.02.13 日経新聞

インターネット

中国「モルディブ元大統領の発言は捏造」 <1803-021306>
 中国外務省副報道局長が13日、政治混乱が深まるモルディブナシード元大統領「中国はモルディブを乗っ取る」などと発言していることについて「まったくの捏造でありでたらめでありばかげている」と厳し く批判した。
 2016年に英国に亡命し中国寄りのヤミーン現大統領と対立しているナシード氏は12日の日本経済新聞のインタビューで、中国はすでにヤミーン政権 下のモルディブから16以上の島々を買い取ったなどと指摘し、モルディブが巨額の負債を抱える中国への領土割譲に 追い込まれるとの見通しを示した。
【関連記事:1803-020601 (時事 2018.02.06)】
2018.02.06 Yahoo 時事通信記事

「モルディブで非常事態宣言=大統領と最高裁が対立」

<1803-020601>
 モルディブヤミーン大統領が5日、15日間の非常事態宣言を出した。 モルディブで は2013年にヤミーン大統領が就任後、野党政治家が弾圧や投獄されるなど混乱が継続している。
 今回の決定は大統領と最高裁の対立が背景にある。 最高裁は1日に獄中の野党政治家9人の釈放と、与党離党後に罷免された国会議員12人 の復職を命令したが、これでは国会で与野党が逆転してしまうほか、亡命したナシード元大統領(2015年に反テロ法違反罪で有罪)が今年 の大統領選で返り咲くことにつながりかねず、ヤミーン大統領は命令を拒否していた。
【註】
 ナシード前大統領は2012年2月に警察によるクーデタで辞任【関連記事:1301-121203 (Record China 2012.12.12)】 し、中国寄りとされるワヒード氏が大統領になったが、2013年の選挙でナシード氏が大統領に復帰していた。
【関連記事:1310-090801 (Record China 2013.09.08)】
2018.01.17 Yahoo 時事通信記事

「海保と印沿岸警備隊が合同訓練=スリランカなど初参加」

<1802-011701>
 海上保安庁インド沿岸警備隊が17日、インド南部チェンナイ沖で合同訓練を実 施した。 訓練は、巡視船つがる、インドの警備艦シャウリャのなど11隻や、双方のヘリコプタなどが参加し、 過去最大規模となり、船舶が海賊などに襲撃された事態を想定し、海と空から情報収集や追跡訓練などを行った。
 日印の合同訓練は16回目だが、今回は初めて中国が接近を図るスリランカとモルディブの当局者も参加した。
2017.06.07 Jane's Defence Weekly USCG transfers Hamilton-class cutter to Vietnam <1707-060709>
 米沿岸警備隊ベトナムに、退役したHamilton級警備艦1隻を供与した。 Hamilton 級警備艦はバングラデシュナイジェリア2隻ずつフィリピンに 3隻供与され、フィリピンではDel Pilarg級フリゲート艦として海軍が装備して いる。
 Hamilton級警備艦は全長115m、速力29ktで、76mm砲のほか20mm
CIWS、M242 Bushmaster砲などを装備している。
【関連記事:1309-080601 (時事 2013.08.06)】
2017.04.26 Jane's Defence Weekly ... and begins first-ever joint military exercise with Nepal <1706-042610>
 中国軍とネパール軍が4月16日、初めての合同演習'Sagarmatha Friendship 2017'を10日間の日程で開始した。
2017.04.12 Yahoo 毎日新聞記事

「安倍首相 共同訓練にスリランカも参加、大筋合意」

<1705-041204>
 安倍首相が12日に訪日中のスリランカのウィクラマシンハ首相と会談し、海上保安庁とインド 沿岸警備隊が実施している共同訓練スリランカ沿岸警備隊が加わることで大筋合意した。
 安倍首相は会談で、スリランカがシーレーンの要衝に位置することを踏まえ海洋協力を一層拡大したいと要請したのに対し、ウィクラマシンハ首相は海上保安当局 、防衛当局間の協力を具体化させたいと応じ、法の支配に基づく海洋秩序維持の重要性を両首脳で確認した。
2017.03.20 Stars & Stripes Island nation in Indian Ocean now a big draw for US, China <1704-032007>
 アジアで最も小さな国の一つであるインド洋の島国スリランカに、最先端施設を備えた港湾が存在する理由とは。  また中国がそれほど使われないHambontota港を人道支援目的を理由に建設し、 米軍が先月2週間近くもここに寄港した理由とは。
 現在インド洋には世界のコンテナ船の半分以上が航行し、貨物の1/3、石油の2/3が輸送されている。 そのシーレーンはマラッカ海峡を経て南シナ海に通じている。
2017.03.09 Yahoo 産経新聞記事

「スリランカ拠点は調印のめど立たず」

<1704-030902>
 スリランカ南部ハンバントタ港の権益中国企業へ長期貸与する計画が、 宙に浮いており、中国の「一帯一路」が壁に直面している。
 現地で反対運動や訴訟が起きているためで、スリランカ政府は1月初めの調印を目指していたが、予定から2ヶ月近くたってもめどは立っていない。
2017.01.19 Yahoo 産経新聞記事
「スリランカ、ハンバントタ港の株式貸与調印延期『今月末まで』 地域開発相」
<1702-011902>
 スリランカの地域開発相が18日、スリランカ南部ハンバントタ港株式の8割を中国企業に長期 貸与する合意文書の調印が延期されたことを明らかにした。
 スリランカ政府は当初、調印時期を今月初めとしていた。
2017.01.08 Record China スリランカ、中国企業の港湾管理に市民ら抗議、警察と衝突―英メディア <1702-010801>
 BBCの中国語ニュースサイトが8日、スリランカ中国資本による港湾や工業地帯の 建設に抗議する市民らが警察と衝突する騒ぎが起きたと報じた。 この騒ぎで、警察官3人を含む21人が負傷し、52人が身柄を拘束されたとい う。
 スリランカ政府は、中国の融資で建設が進められている南部のハンバントタ港について、中国企業が港の管理会社 の株式の80%を保有し、99年間の運営権を持つことで合意する見通しだと報じられている。
2016.12.22 産経新聞

インターネット

中国、ネパールが来年初の合同軍事演習 インド紙報道 <1701-122207>
 インド紙ヒンズーが22日、中国とネパールが来年2月に対テロで初の合同軍事演習を行うことで合意したと報じた。  ネパール国防省は報道を確認していないが、実現すれば、ネパールと安全保障や経済などで密接な関係を持つインドを刺激することになる。
 ネパールでは昨年9月に新憲法が制定され、直後に首相に就任したオリ 統一共産党議長は中国に接近している。 中国は大地震後、ネパールのインフラ整備支援を加速させ、カシミール地方などの領土問題で対立し、チベット亡命政 府の拠点があるインドに対抗している。
2016.12.04 Military Times 'Pride of the Pacific' trains new Sri Lankan marine corps <1701-120401>
 Camp Pendeleton(註:カリフォルニア州)駐屯の米海兵隊第11遠征隊がスリランカで、創設されたばかりの スリランカ海兵隊と3日間及ぶ共同訓練を実施し、基本的な事項を伝授した。 スリランカは米 海兵隊を手本に、将校7名、兵員150名からなる海軍歩兵隊を9月に創設した。
 米国にとって今回の訓練は、インド-アジア-太平洋地域における戦闘力強化を示すものになっている。
2016.04.11 Record China 中国がモルディブに港湾整備か、「インド洋における利益に直接影響」=インドメディアが懸念示す―中国メディア <1605-041104>
 インドのTimes of India紙が、中国がモルディブで港湾を整備すると報じた。 同紙によるとモルディブ政府は中国に対し、 ラーム環礁での港湾整備を許可するとみられている。 モルディブの元外相はGaadhoo島の名を挙げ、住民はすでに立ち退いており、中国 人による道路整備が進んでいると説明した。
 この島一帯はモルディブの重要な海上輸送ルートだが、同紙は、島の位置はインドにとっても非常に重要でインド洋における インドの権益に直接影響すると報じている。
 中国は過去にラーム環礁での軍事拠点整備を否定しているが、中国の施工チームの出現で中国の思惑に対する臆測が再 び広がっている。
【Gaadhoo島の位置:Google Map
2016.03.23 Jane's Defence Weekly Pakistan continues to pursue defence co-operation with Sri Lanka <1604-1605-032311>
 パキスタンスリランカへの軍事的接近を強め、1月にはJF-17 12機を$400Mで売却すると報 じられたが、2月にになって売却計画は保留になった模様である。
 これについてパキスタン政府当局者は3月17日、計画は遅れているものの破棄になったわけではないと述べた。
2016.03.22 産経新聞

インターネット

中国に初の中継港で合意 ネパールが脱インド依存 ネパールめぐって中印駆け引き活発化の可能性 <1604-032203>
 ネパール首相府によると、中国訪問中のオリ首相が21日、ネパールに物資を輸入するための中継港を中国に初めて 設置することで中国側と合意した。 首相府によると広東省広州市の港が検討されている。 ネパールは海外からの物資搬入をインド東部コルカ タ港に頼ってため、中継港を中国に設置してインド依存からの脱却を図ろうとしている。
 ネパールでは2015年9月に、親インドの少数民族が権利向上を求め数ヵ月にわたりインドとの国境を封鎖したため深刻な燃料不足に陥ったが、この封鎖はインドが支援し たともいわれている。
2016.01.20 Jane's Defence Weekly Indian pressure stalls Pakistani JF-17 sale to Sri Lanka <1603-012001>
 パキスタンスリランカに対しJF-17戦闘機を売り込もう としていることから、インドはスリランカに対し外交的、政治的圧力を強めている。 インドはスリランカを対中国、対 パキスタンに於ける安全保障上重要な国と見ており、選挙(註:2015年1月)で誕生したシリセナ新大統領と良好な関係を構築していた。
 パキスタンのシャリフ首相は1月4~7日にJF-17 10~12機を$400Mで売り込みを働きかけた。
【註】
 スリランカでは1月に行われた大統領選で、中国寄りであったラジャパクサ大統領を破り、中国依存を弱める方針のシリセナ氏が当選している。
【関連記事:1502-010901 (毎日新聞 2015.01.09)】
2016.01.06 Jane's Defence Weekly Pskistan pushes for JF-17 sale to Sri Lanka <1602-010613>
 パキスタンが最初の
JF-17M輸出商談をミャンマとまとめたのに続き、首相が1月 第1週にスリランカを訪問したのに合わせて、同国への売り込み攻勢を強めている。
 パキスタン空軍は2010年のBlock 1機以来、最初の飛行隊をoperationalにし、50機計画されているBlock 2の16号機をロールアウトさせている。  同空軍は最終的に250機を装備すると見られる。
2016.01.06 Defense News Pakistan signs JF-17 agreement with Sri Lanka <1602-010611>
 シャリフ首相のコロンボ訪問3日間の2日目となる5日、スリランカパキスタンから
JF-17 8機 購入することが明らかになった。 スリランカはJF-17を、Su-27、イスラエル製Kfir、中国製F-7の後継とする。
 この取引にはインドがTejas LCAを売り込みJF-17と競っていた。
2016.01.05 Defense News Pakistan seeks closer military ties with Sri Lanka <1602-010503
 パキスタンのシャリフ首相が5日にスリランカを公式訪問し、両国軍の共同運用の緊密化を確認 した。
 パキスタンは、2009年5月に集結したスリランカ軍のタミルイーラム解放の虎
LTTE掃討作戦の際に、主要な武器や航空機の供 給源であった。
2015.10.06 読売新聞

インターネット

公海航行の自由を重視…日・スリランカ首脳会談 <1511-100603>
 安倍首相が6日、スリランカのウィクラマシンハ首相と会談し、インド洋への影響を強める 中国を念頭に公海における航行の自由を重視することで一致した。
 また、日本が巡視艇の供与や人材育成などで、スリランカの海上保安能力の強化に協力することでも合意した。
【註】
 スリランカでは1月に行われた大統領選で、中国寄りであったラジャパクサ大統領を破り、中国依存を弱める方針のシリセナ氏が当選している。
【関連記事:1502-010901 (毎日新聞 2015.01.09)】
2015.09.04 Yahoo 産経新聞記事

「“ハネムーン楽園”モルディブに中国の影…憲法修正で軍事基地化に警戒感」

<1510-090403>
 モルディブで、外国人による土地所有認める憲法修正案を大統領が 承認した。 外国からの投資を呼び込むのが狙いだが、AFP通信によると中国が軍事基地を建設するとの警戒感が出ているという。
 野党議員は、モルディブがインドとの中国の覇権争いの前線になると不安視している。
【関連記事:1508-072603 (Record China 2015.07.26)】
2015.07.26 Yahoo Record China 記事

「モルディブ議会が外国人の土地購入認める法案をスピード可決、インドメディアは中国の戦略的拠点建設に警戒感―中国紙」

<1508-072603>
 モルディブ議会が外国人による土地購入可能とする憲法修正案を可決した。 モルディブはこ れまで外国人の土地購入を認めておらず、観光産業への依存度が高い同国が、海外から大規模な投資を呼び込むこと狙ったものである。
 これについてインドは、中国の戦略的拠点構築を後押しをするものと懸念を示している。 ある インド紙は、モルディブの東方を向いた政策転換が日増しに顕著になっており、中国の指導者が訪問してからはなおさら目立つとし、中国が掲げる海のシルクロード構想のパートナーになることを積極的に示しているとしている。 また 別のインド紙は今回の修正案が異例の早さで可決したと報じている。
2015.03.06 東京新聞

インターネット

スリランカ、中国支援の開発中断 埋め立て計画 <1504-030602>
 ロイタ通信が、スリランカ政府が5日に、コロンボの沖で中国の支援を受けて進んでいる埋め立て開 発計画の工事を中断すると決定したと報じた。 計画は契約などの透明性が欠けるとして、政府が2月に調査すると表明していた。
 1月に発足したシリセナ政権は前政権の中国依存路線からの転換を図っているが、中国との関係が急速に冷え込む可能性もある。
2015.03.02 産経新聞

インターネット

政権交代『スリランカ』を手繰り寄せる『インド』、じっと注視する『中国』 複雑化する南アジアパワーバランス <1504-030203>
 スリランカのシリセナ大統領が15日にインドを訪問し、両国関係の再構築 に乗り出した。 1月の大統領選で、中国への依存を深めたラジャパクサ前大統領を破ったシリセナ大統領は、 就任後初の外遊先にインドを選んだ。 3月には中国を訪問する予定で、バランス外交を進める意思を鮮明にしている。
 モディ印首相は会談後の共同記者会見で、両国は国防と安全保障での協力拡大で合意したと述べ中国を牽制し、3月にスリランカを訪問すること も表明した。 シリセナ大統領も両国の関係強化を訴えた。
2015.03.01 産経新聞

インターネット

スリランカ外相、中国潜水艦『将来寄港せず』 安倍首相訪問と重なった過去も <1504-030102>
 スリランカでは、ラジャパクサ前政権下で中国の潜水艦が2度にわたって コロンボに寄港し、一度は安倍晋三首相のスリランカ訪問と重なった。
 これについて訪中中のサマラウィーラ外相が28日の記者会見で、近い将来中国の潜水艦 がスリランカに寄港することは全くないと答えたとロイタ通信が伝えた。
2015.01.09 Yahoo 毎日新聞記事

「スリランカ 新政権に…外交政策転換、中国依存低減へ」

<1502-010901>
 8日投票されたスリランカ大統領選は、シリセナ元保健相が現職のラジャパクサ大統領を破り当選したと発表した。 シリセナ氏は9日に大統領に 就任した。
 ラジャパクサ前政権は中国の支援で大規模なインフラ整備を進めてきたが、新政権は中国依存を弱める方針で、スリランカの外交政策が転換する ことになりそうである。
2014.10.08 Jane's Defence Weekly Chinese submarine docks in Sri Lanka for first time <1411-100812>
 中国国防省が、ソマリアの海賊対策に向かう Type 039 宋級潜水艦が9月上旬に コロンボに寄港したと発表した。
2014.09.27 読売新聞

インターネット

中国潜水艦、スリランカに寄港…『軍港化』戦略 <1410-092703>
 複数のスリランカ軍関係者が本紙に、中国海軍の潜水艦が中国の支援で整備が進むスリランカのコロンボ港 に寄港していたことを明らかにした。 関係者によると、9月14日に中国の通常型の潜水艦1隻と艦船1隻がコロンボ港に入り、潜水艦のみが着岸して給油したという。
 中国の潜水艦がスリランカに寄港したのは初めてで、将来の軍港化を視野にスリランカなどインド洋諸国の港湾整備に協力し てきた中国の戦略が具体化していることを示す動きと見られる。
2014.09.17 NHKニュース 中国とスリランカ 海洋分野で協力 <1410-091703>
 南アジアを歴訪中の中国の習国家主席が、インド洋の島国モルディブを訪問したのに続いて16日にスリ ランカを訪問してラジャパクサ大統領と会談し、海上の安全保障をはじめ海洋分野の協力を進める協議の場を新たに 設けることや、自由貿易協定 (FTA) を早期に締結することで一致した。 中国は、スリランカ南部に新たな港の建設を支援 するなどインフラ整備に力を入れており、インド洋への進出を図るねらいもあるものと受け止められている。
 スリランカを巡っては、日本も今月上旬に安倍首相が現地でラジャパクサ大統領と会談して、海上の安全保障の分野など で協力を進めていくことで一致したばかりである。
2014.09.16 朝雲新聞

インターネット

海賊対処水上部隊18次隊、モルディブ沿岸警備隊と訓練 <1410-091604>
 アデン湾での海賊対処任務を終えて帰国途中の海上自衛隊18次隊が8月26日、インド洋のモルディブ東方海域で同国の 沿岸警備隊と親善訓練を行った。
 モルディブ沿岸警備隊からは哨戒艇が参加し、海自の2艦と共同で戦術運動訓練などを行った。
2014.09.16 Yahoo 産経新聞記事

「中国国家主席、モルディブを初訪問し国防での協力合意 印中対立のはざまで」

<1410-091601>
 モルディブを訪問した中国の習国家主席が15日にヤミーン大統領と会談した。 中国の国家主席がモルディブを訪問した のは初めてである。 両国は共同コミュニケを発表し、国防分野などで協力することで合意した。 また、モルディブは中国が進める『21世紀の海上 のシルクロード』建設を支持し、中国はマレの島と国際空港がある島を結ぶ橋の建設への資金援助を検討することを表明した。
 中国はインド洋周辺国家の港湾整備を支援し、関係を強化する真珠の首飾り戦略を進めており、中国と軍事的に対立するインドを刺激しているのに対し、インドとの関係を 重視するモルディブでは、中国による港湾整備への援助は行われていないものの、コミュニケには国防を含めたさまざまな分野で交流と協力をいっそう深めることが盛り込ま れた。
2014.09.07 毎日新聞

インターネット

日スリランカ首脳会談:海上安保強化を確認 巡視艇供与へ調査 <1410-090704>
 スリランカを訪問している安倍首相が7日にラジャパクサ大統領とコロンボの大統領府で会談し、中東から日本に至るシー レーンの航行の自由と安全確保が重要との認識で一致した。 大統領が沿岸警備能力向上への支援を求めたのに対し、首相は日本の巡視艇供与に向け て調査を開始することを約束した。 スリランカの要請を受け、国際協力機構 (JICA) による調査を実施する。
 日本は2008年にインドネシアに巡視船艇3隻を供与し、さらに首相の就任後には南シナ海で中国と対立するフィリピンに10隻ベトナムに6隻を提供することでも合意している。
2014.09.07 読売新聞

インターネット

スリランカに巡視船無償供与へ…首脳会談で合意 <1410-090703>
 スリランカを訪問中の安倍首相が7日にラジャパクサ大統領と会談し、同国の沿岸警備隊の能力向上のため、日本の 巡視船を無償で供与する方針を伝え、大統領も歓迎した。 シーレーンの安全確保を重視する日本は、東南アジア各国に巡視船の供与を進めている。
 会談では、両国間で海洋安全保障に関する協議を始めることや、海上自衛隊とスリランカ海軍の合同訓練を行う方針でも 一致した。
2014.08.24 東京新聞

インターネット

スリランカに巡視船供与へ 海上警備、中国けん制 <1409-082405>
 政府筋が24日、海賊対処などインド洋での海上警備能力向上のため、スリランカに巡視船を供与する方向で最終調整に入ったことを明らかにした。  安倍首相が9月上旬に予定するスリランカ訪問時に、ラジャパクサ大統領と会談し表明する見通しである。
 海洋安全保障分野での連携を通じ、スリランカと関係が深いとされる中国をけん制する狙いがある。
2014.05.12 Yahoo 新華網記事

「インドメディア、『中印がモルディブ海軍基地建造権の争奪戦を全力で展開中』―中国紙」

<1406-051204>
 インドメディアが、『中印がモルディブ海軍基地の建設権争奪戦を全力で展開中』と題した記事を掲載した。 インドがこの海軍基地の建造権を勝ち 取る可能性は高いが、中国も受注の意向を示している。
 中国はすでにスリランカパキスタンに港湾を建設しているほか、ミャンマー バングラデシュにも中国人が出現している。
2014.01.22 Defense News Maldives rejects military pact with US <1402-012204>
 モルジブのヤミーン新大統領が22日、米国から申し入れのあった軍事協力に向けた地位協定 (
SOFA) 締結交渉を、インドとの関係を考慮して打ち切ると述べた。
 モルジブの閣僚によると、米国は全長800kmにわたり1,192個の島々が点在する同国の2島に拠点を設けたいとしているが、米軍は既に同国南方700kmの 英領 Diego Garcia を拠点にしている。
【関連記事:1310-090601 (時事通信 2013.09.06)】
2013.12.02 Defense News India seeks closer Sri Lankan ties as Chinese presence grows <1401-120208>
 インド洋における中国の進出を警戒して、インドスリランカとの 関係を強めようとしている。
 インド海軍司令官が先週スリランカを5日間訪問し、スリランカ水兵のインドにおける訓練を提案した。
2013.11.16 Yahoo 時事通信記事

「守旧派ヤミーン氏が当選=独裁者の弟、イスラム色前面に―モルディブ大統領選」

<1312-111602>
 モルディブで16日行われた大統領選挙の決選投票で、2008年まで30年間にわたる独裁体制を敷いたガユーム元大統領の異母弟で、 守旧派モルディブ進歩党候補者のヤミーン氏がナシード前大統領を破って当選した。
 政情不安が続いていたモルディブは、次期大統領が選出されたことで混乱が収束に向かうと期待される半面、ヤミーン氏は PPM 党首を務めるガユーム元大統領の息のかかっ た人物だけに、民主化の流れが失われるとの懸念も出ている。
2013.11.16 Yahoo 時事通信記事

「現職大統領が国外脱出? =決選投票直前に―モルディブ」

<1312-111601>
 モルディブ大統領府が15日、ワヒード現大統領が大統領選挙決選投票を前にシンガポールに向けて出発したと明らかにし た。 選挙に伴う混乱を恐れて国外脱出を図ったのではとの臆測が飛んだと見られる。
 ワヒード氏は11日の任期満了後も大統領職にとどまっていたが、モルディブのテレビ局が15日に、録画された大統領の退任演説を放送した。
2013.11.10 Yahoo AFP=時事記事

「モルディブ大統領選、決選投票を延期 最高裁が命じる」

<1312-111003>
 モルディブの最高裁は、10日に予定されていた大統領選決選投票の延期を命じた。 2012年2月 のクーデターで辞任に追い込まれたナシード前大統領は、9日の投票で得票率46.93%で首位だったものの、当選に必要な50%に は届かなかったため、翌10日に決選投票が行われる予定だった。 投票日程は、第1回投票の前に候補者全員が同意していたが、最高裁は10日未明、投票開始予定時間の数時間 前という土壇場で決選投票の延期を決めた。
 ナシード氏は9月7日の最初の投票でも首位だったが最高裁が選挙結果を無効としている。 モルディブの大統領選挙が当局の介入で投票が中止され たのはここ2ヵ月で3度目となる。
【関連記事:1311-101904 (読売新聞 2013.10.19)】
2013.10.19 Yahoo 読売新聞記事

「モルディブ大統領選また延期…警察が中止させる」

<1311-101904>
 モルディブの選挙管理委員会は19日、この日に予定されていた大統領選の再選挙を延期すると発表した。 警察が最高裁 判所が示した再選挙実施の要件が満たされていないと判断し、当日朝に警官を選管事務所に動員するなどして、投票準備を中止 させたという。
 大統領選は、ナシード前大統領と現政権派の候補者らが争う構図で、有力候補のナシード氏の当選を阻止したい現政権側が、司法や警察に働きかけ て選挙を妨害しているとの見方が広がっている。
【註】
 ナシード前大統領は2012年2月に警察によるクーデタで辞任【関連記事:1301-121203 (Record China 2012.12.12)】し、 中国寄りとされるワヒード氏が大統領になったが、9月7日に行われた大統領選挙の一回目投票で、ワヒード大統領の獲得票は5%で最下位の4位だった。
【関連記事:1310-090801 (時事通信 2013.09.08)】
2013.10.08 Yahoo AFP=時事記事

「モルディブ最高裁、大統領選に無効判決 20日までに再投票へ」

<1311-100804>
 モルディブの最高裁判所が7日、9月7日に行われた大統領選挙一次投票の結果を無効とし、今 月20日までの再投票を命じる判決を下した。 9月に行われた投票ではナシード前大統領が勝利したが、対立候補が不正を申告していた。
 最高裁はまた、再投票で過半数を獲得する候補が出なかった場合には、11月4日までに決選投票を実施するよう命じた。
【関連記事:1310-090801 (時事通信 2013.09.08)】
2013.09.30 Yahoo NNN ニュース

「ミャンマーから中国、パイプライン全面開通」

<1310-093004>
 ミャンマーから中国内陸部につながる全長2,500kmの天然ガスパイプラインが、30日に全面開通 した。
 中国の国営テレビによると、全面開通したのはミャンマーのチャオピューから雲南省を経由し、広西チワン族自治区につながる天然ガスのパイプラインで、中国の天然ガ ス輸入量の1/4を輸送することができ、中国は中東地域から輸入する天然ガスを、海上交通の難所であるマラッカ海峡を経由せずに国内に輸送する ルートを確保したことになる。
2013.09.30 Yahoo 時事通信記事

「ミャンマーに初寄港=海自の練習艦隊」

<1310-093003>
 海上自衛隊の練習艦隊が30日、ミャンマーの最大都市ヤンゴン近郊のティラワ港に寄港した。 遠洋練習航海の一環で 立ち寄ったもので、海自艦艇がミャンマーに寄港するのは初めてである。
 今回の寄港は若手幹部の実習訓練とミャンマーとの友好親善が目的だが、海洋進出を活発化させている中国海軍をけん制する狙いもあるとみられ ている。
2013.09.08 Yahoo 時事通信記事

「28日に決選投票=前職ナシード氏、過半数届かず―モルディブ大統領選」

<1310-090801>
 モルディブの大統領選は7日投開票され、ナシード前大統領がトップに立ったが、当選に必要な過半数獲得には至らず、結 果は28日の決選投票に持ち越された。
 選管によると、開票終了時のナシード氏の得票率は45%で、2008年まで30年間独裁体制を築いたガユーム元大統領の弟ヤミーン氏が25%を獲得し2位に つけた。 現職のワヒード大統領は5%で最下位の4位だった。
2013.09.07 Yahoo 読売新聞記事

「中印の海洋戦略に影響も…島国の大統領選投開票」

<1310-090703>
 モルディブで7日に大統領選の投開票が行われ日本時間8日未明にも大勢が判明する見通しである。 昨年の政変で辞任した前大統領ナシード氏が返 り咲けるかどうかが注目されている。
 ナシード氏がインドとの関係を重視する一方、現職のワヒード氏は中国寄りとされ、選挙結果はインド洋やアラビア海での 中印の海洋戦略に影響する可能性がある。
【註】
 モルディブでは2012年2月に警察によるクーデタでナシード大統領が失脚した。 その後誕生したワヒード政権は、インド企業との空港建設契約を打ち切るなど中国寄りと見ら れる政策を打ち出し【1301-121203 (China Record 2012.12.12)】、中国がモルディブに潜水艦基地を建設する可能性がある とも報じられ【1304-032205 (Searchina 2013.03.22)】ている。
2013.09.06 Yahoo 時事通信記事

「モルディブと地位協定締結へ=米軍、インド洋で中国けん制―ナジム国防相と単独会見」

<1310-090601>
 モルディブ国防相は6日までに、米軍との相互協力に向けた初の地位協定締結に向けて 協議を進めていると語った。 パキスタンやスリランカで港湾開発に乗り出しインド洋進出を目論む中国をけん制する米国の狙いがあるとみら れる。
 米軍は現在、モルディブ南方に位置するインド洋の戦略的要衝ディエゴガルシア島に基地を置いているが、英国から借り受けたもので、2014年中に 期限延長の合意に達しなければ16年末で貸借期限が切れることから、モルディブとの地位協定が新たな拠点設置への布石になる可能性が高い。
2013.08.28 Yahoo Searchina 記事

「中国国防相がバングラデシュ陸軍参謀長と会談、協力強化に意欲」

<1309-082801>
 中国の常国防相が27日、訪中したバングラデシュ陸軍参謀長と会談した。 常国防相は、両国は親密で友好的な隣邦であり 、中国はバングラデシュとの関係を非常に重要視していると強調。
 また、中国軍はバングラデシュ軍と協力を深めて両国関係の発展を促し、地域の平和安定に貢献していきたいと考えていると述べた。
2013.08.07 Yahoo Searchina 記事

「わが国がスリランカの港に投資…焦った日印が競争に参入=中国」

<1309-080702>
 中国企業が投資し建設したスリランカのコロンボ国際コンテナターミナルが、5日に正式 運営を開始した。
 これについて Bloomberg は5日、同港は中国のスリランカにおける最大規模の投資プロジェクトで、中国は2005年より同国に対して$3.7B億ドル以上の投資と資金援助を行 っており、そのうちの大部分は港湾、高速道路、発電所の建設に充てられている。 インドと日本もスリランカの競争に加わったと報じた。
2013.07.30 Defense News India boosts defense ties with Myanmar <1308-073003>
 インドが、この地域で拡大している中国の影響力に対抗して、ミャンマへの接近を図ろうとし ている。
 インド海軍司令官とミャンマ海軍司令官は29日、インドがミャンマの哨戒艦建造を支援すると共に、要員の訓練をイン ド海軍の施設で行うことに合意した。
2013.07.29 NHK ニュース ミャンマーにパイプライン完成 <1308-072902>
 ミャンマーから中国へと通じる石油と天然ガスのパイプラインが完成した。 このパイプラインは、ミャンマーが軍事 政権下にあった2010年に建設が始まり、当時は両国の蜜月関係を象徴するものとされていた。
 パイプラインはミャンマー西部から中国の雲南省までの1,000km石油用天然ガス用の2本あ り、中国はエネルギ戦略の重要な新ルートに位置づけている。
2013.06.21 Rocord China ミャンマーを“失った”中国、反省するべきだ―英紙 <1307-062101>
 英 Financial Times紙が17日、中国はミャンマーを失ったとの記事を掲載した。 2年前までミャンマーは中国の従属国だったが、今では世界中の 投資家が参入しており、6月初めにミャンマーで初めて世界経済フォーラム(WWF)の会議が開催され、世界中から企業関係者が集まった。 しかしながら中国からの参加者は わずか16人にとどまった。
 中国側の傲慢さやミャンマーに対する軽視、さらには軍の干渉が、中国とミャンマーの関係を悪化させた要因だと考える向きもある。
2013.06.10 Yahoo 新華網記事

「中国と東南アジア・南アジアをつなぐ雲南省、交通インフラ整備急ぐ」

<1307-061001>
 雲南省はこの数年間、交通インフラの構築を加速させ、東南アジアや南アジアと繋がる国際交通路の整 備を急いでいる。
 現在、昆明とミャンマー、ラオス、ベトナムとを繋ぐ道路のうち雲南を走る区間は整備され、汎アジア鉄道の雲南区間の建設は急ピッチで進めら れている。 また、12箇所に空港を開設している。
2013.05.29 Yahoo Searchina 記事

「習主席、中国とスリランカの衛星事業協同プロジェクト調印式出席」

<1306-052905>
 中国の習国家主席が、訪中しているスリランカ大統領と28日、共同衛星事業に関する調印式に 出席した。
 式典では、中国の長城工業集団有限公司とスリランカの SupremeSAT社が、衛星事業および、衛星測位システム『北斗衛星導航系統』の協力協定 に調印した。
2013.04.15 Defense News Maldives officials visit India to discuss defense ties <1305-041505>
 モルディブの国防相が15日、昨年の政変以来初めてインドを訪問してインド国防相と会見し、両国の防 衛協力について話し合った。
 政変で追放された前政権は現政権よりインド寄りで、2009年8月にはインド洋に進出しようとしている 中国に対抗した二国間協定に署名し、モルディブ諸島の26の島に26基のレーダを設置してインドの沿岸防備部隊と連接 することで合意していた。
【関連記事:1302-012502 (新華網 2013.01.25)】
2013.04.03 Yahoo Searchina 記事

「バングラデシュ、中国から056型護衛艦を2隻調達か」

<1305-040304>
 米 AMI 国際海軍研究センタが、中国武昌船舶重工有限責任公司が2013年1月8日より、バングラデシュ海軍向けに Type 056 コルベット艦2隻の建造を開始し、バングラデシュの造船所も中国からの支援を受け、同型艦を2隻以上建造す る計画だと発表した。
 中国は4ヵ所の造船所で、毎月1隻のペースで Type 056 を大量に建造している。
2013.03.22 Yahoo Searchina 記事

「中国がモルディブで潜水艦基地を建設するとの噂=インド報道」

<1304-032205>
 インドのニュースサイト IBNLive が18日、中国がモルディブに潜水艦基地を建設する可能性があると伝えるなど、中国がモルディブに圧力をか けて海軍潜水艦基地の建設を認めさせようとしているという噂が、この数ヵ月にわたってエスカレートし続けている。 実際、中国政府はモルディブのマラオ島に潜水艦基 地を建設する検討をしてきた。
 中国は2008年より準備を始めており、マラッカ海峡に近い南シナ海の海南島に建設した潜水艦基地がすでに 稼働を始めている。
2013.01.25 Yahoo 新華網記事

「中国が周辺国と通信協力 インド『潜在的な威嚇』と警戒」

<1302-012502>
 インドの国防研究開発機関が昨年12月初頭、中国がモルディブに提供した$60Mの低金利融資と、中国の 通信会社、華為、中興などがネパールで投資を行うことを例に挙げ、中国がインド周辺地域でパートナー関係を発展させることは、インドと周辺国家の通信とイン ターネット通信に潜在的な危害をもたらすとする警告を発した。
【関連記事:1301-121203 (Record China 2012.12.12)】
2013.01.23 Yahoo 新華網記事

「『中国人は出て行け!』村民が抗議 中国・ミャンマーの合弁銅鉱山、開発中断続く」

<1302-012301>
 投資総額が$1Bを超える中国とミャンマー合弁銅鉱山 Letpadaung鉱山は、地元住民の抗議によ って 2ヵ月余り開発作業が中断している。 抗議行動は村民の土地補償金に対する不満を発端に、外部の政治勢力の介入も 伴って『軍をバックに 持つ会社を解散しろ』や『中国人は出て行け』といったスローガンを掲げ、政治問題化している。
2013.01.22 Defense News India, Myanmar seek closer ties with an eye on China <1302-012207>
 インド国防相が1月21~22日にミャンマーを訪問し、両国の陸海国境管理についての話し合いを 行った。 専門家は、インド洋進出を目指す中国に対する牽制と見ている。
 中国は既にミャンマーの Coco 諸島に軍事基地を設置している。
【関連記事:1003-021801 (朝鮮日報 2010.02.18)】
【関連記事:1002-012302 (産経新聞 2010.01.23)】
2012.12.12 Record China モルディブ政府、インド企業との空港建設契約を打ち切る=中国が影響力行使との指摘も―中国紙< <1301-121203>
 環球時報が11日、モルディブ政府がインド企業との空港建設契約を打ち切ったのは中国とは無関 係とモルディブ大統領が発言したとの記事を掲載した。 この決定はインドに大きな衝撃を与えており、インド政府はモルディブに対する経済援助をすべて中止すると警 告している。
 今年2月に警察によるクーデタで辞任したナシード前大統領は、契約打ち切りの背景には中国の影響があると主張している。
2012.11.28 Yahoo 時事通信記事

「中国の支援で衛星獲得=打ち上げ成功『新時代来た』―スリランカ」

<1214-112802>
 スリランカ大統領が28日、スリランカ初の通信衛星中国の支援で打ち上げたと宣言した。 衛星は中国四川省の西昌衛 星発射センタから打ち上げられ軌道に乗った。
 着々とインド洋進出を図る中国は、その入り口に当たるスリランカの主要支援国となっており、港湾や空港、幹線道路と いった重要なインフラ整備を次々に請け負っている。
【関連記事:0908-071403 (朝鮮日報 2009.07.14)】
2009.08.10 Yahoo 産経新聞記事

「ミャンマー地下施設、トンネルは800本? 北の核開発協力疑惑」

<0909-081001>
 1日付のオーストラリア紙がミャンマからの亡命者2人の証言として、軍事政権が北朝鮮の協力により 北部山岳地帯の地下に原子炉とプルトニウム抽出施設を極秘に建設していると報じた。 5年以内の核爆弾開発を目指しているという。  2人は核関連部隊に所属していたミャンマ軍将校らで、面識のない2人がほぼ同じ証言をしたという。
 さらに、韓国の週刊誌が亡命ミャンマ人などの証言をもとに報じたところによるとミャンマには600~800本のトンネルがあり、北朝鮮が2003年 から技術者を派遣して巨大な地下施設の建設を支援しているという。
2009.07.14 朝鮮日報
インターネット
中国が南アジアに港湾建設、インド洋進出狙う(上) <0908-071403>
 スリランカ南部のハンバントタでは中国の建設会社が大型港湾を建設 していて、2010年に第一期工事を終え、中国の軍艦や商船の寄港地として使用される。 建設費の85%は中国政府が支援 している。 スリランカ政府は今年春、中国の軍事、経済、外交的支援を受け、26年ぶりに反政府勢力 LTTE の制圧に成功し、中国は国連で 流血鎮圧を批判する西側の声を封じ込めた答礼として中国に同港の開発及び利用の権益を与えた。
 この結果中国はインドの目と鼻の先に寄港地を確保し、パキスタンからスリランカ、モルディブ、モーリシャス、東側のバングラデシュ、ミャンマーに至る 石油輸送ルートを確保しようとする『真珠の輪』戦略はインドを緊張させている。
朝鮮日報
インターネット
中国が南アジアに港湾建設、インド洋進出狙う(下)
2009.05.18 Yahoo 毎日新聞記事

「スリランカ 内戦が終結 政府軍『 LTTE 議長を殺害』」

<0906-051801>
 スリランカ国営テレビが18日、タミル人の反政府武装組織『タミル・イーラム解放のトラ (LTTE)』最高指導者が政府軍に殺害されたと伝え、政 府軍も国内全土を掌握したと戦闘の完全終結を宣言し、25年以上に及んだ内戦は、7万人以上の死者を出して終結した。
 LTTE は世界各地にタミル人ネットワークを築き、豊富な資金力で重火器類や航空機、船舶、小型潜水艇などを保有し、世界 最強のテロ組織と呼ばれていた。
【註】
 LTTE はチェコ Zlin社製 Z-143 軽飛行機を保有し、2007年には2機でスリランカ空軍基地を攻撃し、3名が死亡、16名が負傷した。 この攻撃は非正規軍の行った航空 攻撃で、今後武装組織等やテログループが行いうる戦闘形態として注目に値する。
【関連記事:0710-040402 (JDW 2007.04.04)】
2009.03.04 Jane's Defence Weekly Sri Lankan government scorns LTTE ceasefire offer <0904-030412>
 スリランカ政府が2月26日、LTTE からの停戦要求を拒否した。 国防省によると LTTE の支配地域は既に56k㎡にまで狭められている。
 LTTE は21日に Zin Z143 軽飛行機でコロンボ近郊の国際空港に対し自爆攻撃を行った。
【 LTTE の航空攻撃関連記事:0724-110711 (JDW 2007.11.07)】
2008.11.05 Jane's Defence Weekly LTTE air strikes hit facilities in Mannar, Colombo <0812-110502>
 タミルイーラム解放の虎 (LTTE) の2機の Z-143 機が、10月28日に Mannar 市街及び Colombo 近郊の発電所を攻撃 し、それぞれ2発ずつの爆弾を投下した。
【関連記事:0710-040402 (JDW 2007.04.04)】
 スリランカ空軍は Mannar 空襲の報を受け、中国製 F-7 を2機スクランブルさせたが、Colombo 付近で2機目を捕捉したものの、1機目は RCS が小さいためレーダがとらえられなかった。 LTTE は2機とも無事帰還したと発表した。
2008.08.20 Jane's Defence Weekly India fearful of China's upgrade plans for Coco Islands facilities <0810-082006>
 インドが、インド領アンダマン・ニコバル諸島の北にあるミャンマー領ココス諸島で、中国が基地を強化しているこ とに神経をとがらせている。 中国は通信基地の機能を強化するとともに、2ヵ所の新たなヘリポートを建設し、ミャンマー海軍用武器庫を拡張している。
【註】
 アンダマン諸島は最先端の「大ココ島」だけがミャンマー領で、アンダマン海とベンガル湾の間に位置しえマラッカ海峡出口を押さえる要衝だったため、戦争中は旧日 本陸軍がの1個大隊を配置していた。
 中国は994年6月から大ココ島(Great Coco Island)をミャンマーから賃借して、レーダー基地と軍港を建設している。
2008.05.07 Jane's Defence Weekly LTTE launches air raids on troops <0806-050710>
 タミルイーラム解放の虎 (LTTE: Liberation Tigers of Tamil Eelam) が4月27日払暁に、スリランカ北東部で LTTE 掃討に向かう部隊の 隊列を空襲した。 使用したのはチェコ製の Zlin Z-143 軽飛行機で、手製爆弾2発を投下した。
【関連記事:0710-040402 (JDW 2007.04.04)】
2008.04.16 Jane's Defence Weekly Myanmar is 'buying North Korean missiles', claim reports <0806-041607>
 4月4日のタイと日本での報道によると、ミャンマーが北朝鮮から中距離ミサイルを購入した模様である。 ミサイルの種類は明らかではない。  中国もミャンマーに航空機や艦船を輸出しているがミサイルは輸出していない。
 在韓米軍の次期司令官に予定されている Walter Sharp 中将が4月3日に、北朝鮮は自国用及び輸出用に800発のミサイルを備蓄していると述べた 。 また800発程度の Scud100発の No Dong を保有し、Taepo Dong 1/2 の開発も継続していると述べた。
2008.03.19 Jane's Defence Weekly Sri Lanka close to MiG-29 fighter aircraft purchase <0805-031907>
 スリランカがロシアと MiG-29 の購入交渉を行っている。 これは2007年3月にスリランカ空軍基地をタミルイーラム 解放の虎 (LTTE: Liberation Tigers of Tamil Eelam) が Zlin Z-143 で攻撃したことに対するもので、MiG-29SM 4機と MiG-29UB 1機が対象になっている。
【 LTTE による攻撃関連記事:0710-040402 (JDW 2007.04.04)】
 この契約には、2006~2007年にウクライナから購入した MiG-27 4機のオーバーホールも含まれている。