年 月 日
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出 典
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標 題
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要 旨
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2018.12.05 |
Jane's Defence Weekly |
'Trident Juncture' CPX ends with certification of NRF |
<1902-120507>
NATO加盟29ヵ国のほかフィンランドとスウェーデン参加して行われたTrident Juncture 2018演習は50,000名以上の人員と、航空機250機、艦艇29隻、車両10,000両が参加し、2018年10月25日~11月7日の実働演習に引き続き、11月14日~23日にノルウェーの訓練施設JWCで3,500名が参加したCPXを行った。
CPXではVJTFを含むNRFの動きが確認された。 |
2018.12.05 |
Financial Times (日経新聞) |
ロシアの新パイプライン、ドイツで疑問広がる |
<1901-120503>
ドイツのキリスト教民主同盟 (CDU) 党首としてメルケル首相の後を継ぐ有力候補が、相次ぎ天然ガスパイプライン計画Nord Stream 2に疑問を投げかけ、アゾフ海におけるロシアの最近の行動を受け計画を再評価すべきだと主張している。 CDU幹事長で後継候補であるクランプカレンバウアー氏と、同じく後継党首の座を狙っているメルツ元院内総務もNord Stream 2について強い疑問を呈した。
Nord Stream 2が完成すると、ロシアはバルト海経由でドイツへ送る天然ガスの量を二倍に増やし、ウクライナを経由する従来ルートを迂回することができる。 反対派は、これによりエネルギー輸入の面での欧州のロシア依存が高まることを恐れている。 ドイツは中欧やバルト三国からの猛反対にもかかわらずプロジェクトを強く支持してきた。 |
2018.12.05 |
Jane's Defence Weekly |
NATO military options over Azov clash limited but other ways to pressure Russia available |
<1902-120501>
ロシアが11月25日にアゾフ海に入ろうとしたウクライナ艇3隻を拿捕した事件を受けNATOは、NATO海軍がケルチ海峡の橋を通過してアゾフ海に入るのは不可能なため、軍事的な対応を取るのは不可能としている。
その上でNATOは黒海に入れる艦船を増やすとしている。 |
2018.11.26 |
Aviation Week & ST |
Requirement begin shaping Frqnco-Geerman fighter plans |
<1902-112605>
独仏が2040年代の装備を目指して共同開発している将来戦闘機FCASは、2019年末までに要求の取り纏めを行うが難航が予想される。
ドイツはFCASに緊急発進、SEAD、電子攻撃などの任務を求めているのに対し、フランスは制空戦闘と核抑止任務を求めている。 |
2018.11.28 |
Jane's Defence Weekly |
EU to expand its military headquarters but bigger decision lies in money for operations |
<1901-112809>
EUがブリュッセルの軍指揮所(MPCC)の現在60名の人員を94名まで増員して2,500名規模の部隊を動かせるようにする。
MPCCはマリやソマリアで行っている軍事訓練などを担当しているが、更に強力な行動を起こすためには経費が問題になる。 6月にEUの安全保障の計画責任者モッゲリーニ氏が、EUの予算から独立した年間数十億ユーロのEPFの設立を提案している。 |
2018.11.28 |
Jane's Defence Weekly |
Growing list of PESCO projects to depend heavily on co-ordinated defence planning |
<1901-112808>
EUが11月19~20日にブリュッセルで会議を開き、恒久構造防衛協力(PESCO)に17個の計画を追加することを決めた。 これでEUの防衛協力計画は34個になった。
しかしながら2018年に€32.5Mである欧州防衛庁(EDA)の予算を2019年に€35Mに増額する案は認められなかった。 |
2018.11.21 |
Jane's Defence Weekly |
Luftwaffe sets out design drivers for next-gen fighter |
<1901-112104>
ドイツ空軍が2040年頃を目指している次世代戦闘機FCAS(フランスではSCAF)の要求性能等をまとめた。 |
2018.11.21 |
Jane's 360 |
France and Germany agree next-gen fighter design studies |
<1812-112108>
6月に独仏で共同開発することが決まった新型戦闘機 (NF) とも呼ばれている次世代戦闘機 (NGF) の開発について20日、試作機の設計が2019年に開始されることが明らかになった。
有人型のNF/NGFはNGWSとしてUAV群を従え、更に広範囲な兵器システムFCAS(フランスではSCAF)の一部としてEuro MALE UAVやUCAVと共に行動する。 |
2018.11.20 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ドイツ、サウジ記者殺害巡り18人の欧州渡航を禁止 武器売却凍結 |
<1812-112003>
ドイツが19日、サウジアラビア人記者カショギ氏の殺害に関与した疑いのある同国籍の18人について欧州の大部分への渡航を禁止した。 18人は欧州諸国を国境検査なしで自由に往来できる「シェンゲン協定」に加盟する26ヵ国に渡航できなくなる。
またサウジへの武器売却を凍結した。 この結果Lürssen社製巡視船や、Thales、Airbus、Lockheed Martinの各社などが参加する企業体が製造する対砲兵レーダ4基が主な影響を受ける。 |
2018.11.19 |
東京新聞 |
独仏「欧州軍」創設協力で一致 共通の防衛体制必要 |
<1812-111901>
ドイツのメルケル首相とフランスのマクロン大統領が18日にベルリンで会談した。 会談に先立ちメルケル首相は、マクロン大統領と共に提唱する欧州軍について創設に向けた協力体制を取ることで一致しているとの考えを示した。 マクロン大統領も、欧州に共通の防衛体制と安全保障が必要だと述べた。
フランスはかねてから欧州軍創設を提唱し、メルケル首相も13日の欧州議会で創設の意向を示しNATOと欧州軍は共存できるとしたが、トランプ米大統領は「米国に対抗する欧州自衛の軍だ」と反発している。 |
2018.11.14 |
時事通信 (Yahoo) |
ドイツ首相も「欧州軍」主張=フランスに同調、対米依存見直しへ |
<1812-111401>
ドイツのメルケル首相が13日、フランス東部ストラスブールの欧州議会で演説し、欧州軍創設を呼び掛けた。 メルケル首相は「真の欧州軍創設が重要だ」と訴え、欧州全体の防衛政策を統括する「欧州安全保障理事会」設置も提案した。
マクロン仏大統領の主張に同調し、欧州の両輪である独仏が足並みをそろえたもので、トランプ米政権が国際協調に背を向ける中、NATOを中心とした軍事面での過度な対米依存を見直す動きが欧州で強まっている。 |
2018.11.10 |
産経新聞 |
トランプ大統領訪仏 仏大統領の「欧州軍」構想は「侮辱」と批判 |
<1812-111001>
訪仏したトランプ米大統領がツイッターで9日、マクロン仏大統領が提案した欧州軍創設構想について、侮辱的な話だと強く批判した。
マクロン大統領は6日、真の欧州軍創設を決断しなければ、欧州を守れないとして、中国やロシア、さらにトランプ政権の米国からも私たちを守る必要があると述べていた。 |
2018.11.07 |
Jane's Defence Weekly |
Lithuanian Iron Wolf Brigade affiliated with German Army panzer division |
<1901-110706>
ドイツ陸軍とリトアニア陸軍の司令官が10月21日にビルニュスで、リトアニア陸軍のIron Wolf旅団をドイツ陸軍の戦車師団に編入する協定に署名した。 またリトアニア軍将校がドイツ陸軍戦車師団に配属されるという。 編入の狙いは主として共同訓練の実施にあるという。
ドイツ陸軍には第1と第10の2個戦車師団があるが、Iron Wolf旅団は当初NATOのeFPに指定されている第10戦車師団に編入される。 |
2018.11.07 |
Jane's Defence Weekly |
UK forces to receive GBP1 billion boost in spending |
<1901-110704>
ハモンド英財務相が10月29日、2020年3月までの国防費にGBP1B ($1.3B) を追加支出することを明らかにした。 |
2018.11.05 |
Jane's 360 |
'Trident Juncture' enters tactical phase |
<1812-110507>
NATO加盟31ヵ国と友好国から、50,000名の将兵と65隻の艦船及び8機の洋上哨戒機が参加して、10月から11月末までノルウェーを舞台に行われるNATOの陸海空合同演習Trident Junctionは、10月末に実員演習段階に入った。
実員段階を海軍は、5,000名ずつと30隻ずつで二手に分かれて行った。 |
2018.11.01 |
Jane's 360 |
Lithuanian Iron Wolf Brigade affiliated with German panzer division |
<1812-110106>
ドイツ陸軍とリトアニア陸軍の首脳が10月21日にヴィリニュスで、リトアニア陸軍のIron Wolf旅団をドイツ陸軍戦車師団に編入する合意文書に署名した。
また、リトアニア陸軍とドイツ陸軍の共同訓練を強化するため、リトアニア軍将校をドイツ陸軍第1及び第10戦車師団に配属することも明らかにした。 |
2018.10.25 |
Defense News |
NATO's biggest peacetime drill kicks off, angering Moscow |
<1811-102505>
NATOが25日、冷戦終結後最大規模の演習Trident Junction 2018を11月7日までの計画で開始した。 演習はスカンジナビアの某国領が仮想敵に侵略されたことに対する奪還作戦を想定しており、NATO加盟29ヵ国全てと非加盟国のフィンランド及びスウェーデンが参加してノルウェー中央及び東部、北大西洋、バルト海で行われ、将兵50,000名、艦船65隻、航空機150機、車両10,000両が参加している。
演習はロシアに事前通告され視察団も招待されているが、ロシアは強い不快感を示している。 |
2018.10.24 |
Jane's Defence Weekly |
Turky increases budget |
<1812-102411>
トルコの2018~2019年中期計画では、2019年度の国防予算に前年度を21.5%上回るTRY100B ($17.3B) を要求している。 |
2018.10.24 |
Jane's Defence Weekly |
Poland spends more on defence |
<1812-102410>
ポーランド議会下院財政委員会が10月15日、2019年の国防予算をPLN1.6B ($432M) 増額してPLN42.7Bとする(註:3.9%増)ことを承認した。 |
2018.10.24 |
Jane's Defence Weekly |
Portugal proposes budget increase to parliament |
<1812-102409>
ポルトガル政府が10月15日に議会に提出したFY19予算要求では、国防費に前年度を17.5%上回る€2.339B ($2.688B) が配当されている。 |
2018.10.24 |
Jane's Defence Weekly |
NATO's rapid reaction force coming into own as an interoperabiliry testbed |
<1812-102405>
NATOが10月25日から11月23日までノルウェーを舞台に実施しているTrident Junction演習 (TRJE18) では5,000名規模の急速即応部隊 (VJTF) を含む40,000名規模のNATO即応集団 (NRF) の評価が行われるが、冷戦時代以来最大の部隊間ではそのインターオペーラビリティが課題になる。 特に旅団や大隊レベルでの多国間連携が必要になる。 |
2018.10.20 |
毎日新聞 (Yahoo) |
マケドニア 国名変更に向け前進 改憲の審議開始を承認 |
<1811-102006>
マケドニア議会が19日夜、「北マケドニア」に国名を変更する憲法改正の審議開始を賛成80、反対39で承認した。 与党系議員は72人で、議会の2/3である80人の支持獲得が危ぶまれていたが、国名変更に反対する野党から造反者が出た。
憲法改正にはさらに2回の議決が必要になるが、マケドニアは国名変更に向けて前進した。 |
2018.10.19 |
時事通信 (Yahoo) |
サイバー攻撃へ制裁導入=ロシアなど念頭―EU首脳会議 |
<1811-101903>
EUが18日にブリュッセルで2日目の首脳会議を開き、ロシアなどを念頭に脅威が高まるサイバ攻撃への制裁措置を導入することで合意した。 会議で採択された総括文書は、ロシアの名指しを避けつつ化学兵器禁止機関 (OPCW) 攻撃を非難し、サイバ攻撃を抑止する手段を持つためEUとしての制裁措置の必要性を訴えた。
ロシアによるサイバ攻撃についてオランダは今月、OPCWが4月に露軍参謀本部情報総局 (GRU) による攻撃対象になったと発表しており、英国はGRUが世界中のサイバ攻撃に関与しているとしている。 |
2018.10.13 |
AFP=時事 (Yahoo) |
ウクライナ西部で大規模空軍演習、米英含め NATO 加盟国も参加 |
<1811-101303>
ウクライナ西部で、NATO加盟国の大規模空軍演習 "Clear Sky 2018" が19日まで開催されている。
700名の将兵が参加しており、その半数は米、英、オランダ、ポーランド、ルーマニアなどNATO加盟国である。 |
2018.10.09 |
Stars & Stripes |
Largest NATO drill in 16 years brings carrier, US forces to Norway |
<1811-100904>
ナポリにあるNATOのAllied Joint Force Commandが9日、10月25日~11月7日にノルウェーを舞台に行われる2002年以来最大規模のNATO演習Trident Junctionに米空母Harry S. Truman CSGが6,000名の将兵と共に参加すると発表した。 Harry S. Trumanは数週間前から欧州海域におり、アイスランド近海や北海を航行していた。
Trident Junction演習には45,000名の将兵と航空機150機、艦船60隻以上、車両10,000両が参加するが、Harry S. Truman CSGの追加参加で米軍の参加数は18,000名にのぼることになる。 |
2018.10.02 |
Jane's 360 |
NATO announces plans to counter Russian hybrid warfare |
<1811-100206>
NATO軍最高司令官 (SACEUR) であるスカパロッティ米陸軍大将が9月29日にワルシャワで開かれたNATO軍事委員会で、ロシアのハイブリッド戦略に対抗する新たな戦略として全政府対応方針 (WGA) を打ち出した。 |
2018.10.01 |
Defense News |
Macedonia just took a big step to becoming NATO's 30th member |
<1811-100106>
マケドニアで9月30日に行われた国名を北マケドニアに変更する国民投票で変更が承認されたことから、国名を巡るギリシャとの対立が解け、第30番目のNATO加盟国となることに道が開けた。 |
2018.10.01 |
毎日新聞 (Yahoo) |
マケドニア 国名変更の国民投票は不成立 |
<1811-100101>
マケドニアで9月30日に国名を「北マケドニア」に変更するかを問う国民投票が実施されたが、開票率98.6%で賛成票が90%以上に達したものの、投票率は36.8%にとどまり、憲法上の成立要件の50%を大幅に下回って不成立の見通しとなった。
このため国名変更を推進する与党と反対する野党がともに「勝利宣言」をする異例の事態となった。
【関連記事:1809-080701 (日経 2018.08.07)】 |
2018.09.28 |
Defense News |
With historic first F-35B landings on HMS Queen Elizabeth, the UK is back in the saddle of carrier aviation |
<1810-092806>
米東海岸沖を航行中の英海軍空母Queen Elizabethの甲板に25日にF-35B 2機が着艦して、英海軍では8年ぶりに戦闘機が空母に戻ってきた。 |
2018.09.26 |
Defense News |
France to bolster defense spending by $2 billion. Here’s the military equipment already on order |
<1810-092602>
フランス国防省が25日、2019年の国防予算に2018年から5%増額した€35.9B ($42.2B) を要求することを明らかにした。
これは対GDP比1.82%で、2019年度は2025年までに国防費の対GDP比を2%に引き上げるとした2019~2025国防予算法の初年度にあたる。 |
2018.09.20 |
Stars & Stripes |
Paratroopers fill the sky as war games start in Germany |
<1810-092004>
20ヵ国から5,500名以上が参加するNATO軍の合同演習 "Saber Junction" の冒頭である19日の日没時に、米陸軍第173空挺旅団戦闘団の1,000名がバイエルン州で米軍及びイタリア軍のC-130から降下した。
演習の計画主任は、18時間以内に3,000~4,000名の空挺旅団戦闘団を敵後方に降下させることができると述べている。 |
2018.09.17 |
Aviation Week & ST |
Germany seeks $70 billion for defense |
<1811-091702>
ドイツが2018年にGDPの1.2%である国防費を2019年には1.3%とし、2024年までに1.5%まで引き上げる計画である。
現在ドイツ軍装備の稼働率は低く、常時可動の戦闘機は全体の半分以下、ヘリは1/3である。 |
2018.09.12 |
NHK |
バルト海 天然ガスの新パイプライン整備 アメリカは反対 |
<1810-091205>
ロシア最大の政府系ガス会社ガスプロムが、西欧の大手エネルギー企業5社とともに、バルト海の海底に1,200kmの天然ガスのパイプラインNord Stream 2を来年末の稼働開始を目指して建設しており、今年7月にはバルト海での敷設工事が始まり、11日にその様子がNHKなど一部のメディアに公開された。 パイプラインの終点となるドイツの町、ルブミンの沖合10kmの洋上では、船からパイプを海底に沈める作業が24時間態勢で進められていた。
Nord Stream 2をめぐっては、ポーランド、バルト三国、米国などが「ヨーロッパのロシアへのエネルギー依存が強まることになる」として反対している。 |
2018.09.11 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
ドイツ、シリアでの軍事行動検討 連立の SPD は強く反対 |
<1810-091101>
ドイツ政府が10日、シリアへ軍を派遣する可能性について同盟国と協議していると明らかにした。 独大衆紙ビルトは、シリア政権が再び化学兵器を使った場合、ドイツ国防省が米国と英国、フランスとともに軍事行動に出ることについて、さまざまな選択肢を検討していると報じた。
ある関係筋は報道を追認した上で、ドイツが戦闘被害を調査したり空爆のために戦闘機を海外へ送り込む選択肢についてドイツと米国の当局者が前月、協議したと明かした。 こうした活動は1990年代に旧ユーゴスラビアで紛争が起きて以来のこととなる。
これを受け、連立与党の社会民主党 (SPD) からは強い批判が上がり、メルケル首相率いるキリスト教民主社会同盟 (CDUCSU) との連立政権に新たな亀裂が生じている。 |
2018.09.06 |
Marine Times |
24th Marine Expeditionary Unit will head to Norway to join 40,000 troops strong NATO exercise |
<1810-090606>
今秋遅くにNATOが行う過去10年間で最大規模の演習 "Trident Juncture" には米海兵隊が第24海兵遠征隊 (MEU) をノルウェーに派遣する。 今回の "Trident Juncture" は兵員40,000名、航空機100機、艦艇数十隻が参加し、ロシアとの国境近くで実施される。
26MEUが派遣された2015年の "Trident Juncture 2015" と異なり、今回は北極圏を舞台に実施される。 |
2018.09.05 |
Jane's Defence Weekly |
UK announces contingency plan funding for domestic GNSS alternative to Galileo |
<1810-090512>
英国が8月29日、EU離脱を見据えてGalileoに代わる独自の測位衛星 (GNSS) を開発する検討を£92M ($118M) かけて行うと発表した。 |
2018.09.05 |
Defense News |
Germany unveils growth plan for the Bundeswehr |
<1810-090502>
ドイツ国防省が今後10年以上にわたる大幅な防衛力増強計画を明らかにした。
それによると現在GDPの1%前後で年€40B程度の国防費を、中間段階の2024年までにGDPの1.5%になる€60B ($69B) に引き上げるという。 |
2018.08.29 |
Jane's Defence Weekly |
Equipment begins arriving in Norway for NATO exercise 'Trident Juncture' |
<1810-082907>
NATOの 'Trident Juncture' 演習に参加する部隊の装備がイタリアのRO/RO船でノルウェーに到着し、ノルウェー郷土防衛隊と国防兵站機構 (Defence Logistics Organisation) の手で卸下された。 |
【註】
ノルウェー郷土防衛隊とはノルウェー軍の一部で1946年に創設された予備軍である。
陸海空軍があるが殆どが地上軍で、平時の常備要員は600名ほどしかいないが、有事においては約83,000名の人員を動員できる。 |
2018.08.09 |
Stars & Stripes |
NATO's top general visits candidate member Macedonia |
<1809-080902>
NATO加盟を希望しているマケドニアが国名を北マケドニアにすることでギリシャと和解したのを受け、NATO軍最高司令官
のスカパロッティ米陸軍大将がマケドニアを表敬訪問した。
国名変更は9月30日に予定されている国民投票で決定される。 |
【註】
マケドニアのNATO加盟にはロシアが強く抵抗しており、ギリシャとロシアの外交問題に発展している。
【関連記事:1809-080701 (日経 2018.08.07)】 |
2018.08.08 |
Jane's Defence Weekly |
EU approves Operation 'Atalanta' headquarters move |
<1810-080805>
EU理事会が7月30日、ソマリア沖で行っているEU海軍 (EU NAVFOR) の海賊対策作戦 "Operation Atalanta" を2020年末まで継続する決定を行った。
またEU NAVFORの司令部を現在のロンドンのNorthwoodからスペインのRotaとフランスのBrestに移すことも決めた。 |
2018.08.08 |
Stars & Stripes |
US military exercise in Georgia on anniversary of war with Russia |
<1809-080805>
グルジア戦争の10周年記念を迎えるジョージアで、米、英、独、仏、ポーランド、ノルウェー、トルコ、リトアニア、エストニアのほか、ウ
クライナ、アゼルバイジャンも参加した年次演習 "Noble Partner" が7月30日から2週間の予定で行われている。
この演習には在欧米陸軍から第2騎兵連隊と第1機甲旅団戦闘団の兵員1,170名と、Stryker 28両、Bradley 12両、Abrams 5両など車両
140両、更にジョージア州兵からApache及びBlackhawkヘリ9機が参加している。
この演習に対しロシアのメドベーエフ首相は7日、NATOとジョージアが危険な戦争を目論んでいると非難した。 |
【註】
NATO未加盟国であるジョージアで行われるこの演習にウクライナが参加しているのは理解できるが、旧ソ連邦構成国でカスピ海に面するアゼルバイジャンが参加してい
るのは奇異に感じるが、トルコ系民族の国家である同国はジョージアと国境を接しており、トルコ、ジョージアと組めばナゴルノ・カラバフを巡り対立するアルメニアを
包囲することができる。 アルメニアはトルコとの関係も良くない。
【コーカサス各国の位置関係 (Google Map)】 |
2018.08.07 |
日経新聞 |
ロシア、マケドニアの NATO 加盟阻止へ工作活動 |
<1809-080701>
ロシアがマケドニアのNATO加盟を阻止しようと工作活動を拡大し、バルカン諸国を影響下に置こうとするロシアの野
望が浮き彫りとなっている。
ギリシャとマケドニアは6月に、マケドニアの国名を「北マケドニア共和国」に変更することで合意し、30年近い対立関係の
解消に動き出したが、ギリシャからの報道によると、ロシアの外交官はギリシャで極右勢力に資金を提供したり
、治安当局職員に賄賂を渡そうとしたりしたという。
これに対しギリシャは7月にロシアの外交官2人を追放し2人を入国禁止としたが、ロシア外
務省は報復措置として6日、モスクワに駐在ギリシャ外交官の国外追放を通告した。 |
2018.08.01 |
Jane's Defence Weekly |
UK confirms plan to keep 250 personnel in Germany |
<1809-080110>
英陸軍の250名が訓練施設や補給施設及び独英合同旅団に留まると共に、両国は共同でM3自走浮橋後継計画を進める。 |
2018.07.26 |
NHK |
EU独自の位置情報システム衛星打ち上げ成功 英と対立懸念も |
<1808-072601>
EUが25日、20年かけて開発を続けているGPSに頼らない独自の位置情報システムGalileo衛星4基を南米北部の仏領ギアナでから
打ち上げ成功した。 今回の打ち上げでシステムに必要な30基のうち26基を軌道に乗せたことになり、EUは
2020年の本格運用を目指したいとしている。
EUは、今後の計画からEU離脱を決めた英国を排除することを検討していて、英国と協議を進めている。 |
2018.07.25 |
Jane's Defence Weekly |
Europe 'to settle on one fihgter solution' |
<1809-072504>
欧州で2件の次世代戦闘機開発計画が進められようとしていることに対し、Eurofighter社のCEOが7月17日、欧州が単一機種
の戦闘機を装備するとの構想が先細りになりつつあると述べた。
Eurofighter Typhoonは623機が発注され既に542機が納入されており、約500機が独、伊、西、英で装備されている。 |
2018.07.25 |
Jane's Defence Weekly |
UK unveils Tempest fighter concept as part of new Combat Air Strategy |
<1809-072501>
Farnborough国際航空展の初日となる7月16日にウイリアムソン英国防相が新航空戦戦略 (CASS) を発表した。
その中で次世代戦闘機Tempestが実大モックアップと共に公表され、BAE Systems社を中心にMBDA社、Leonardo社、
Rolls-Royce社が参加したTeam Tempestが開発にあたることが明らかにされた。
実大モックアップからTempestの形状はデルタ翼の双発機で、F-22と似た機首形状であることが分かる。 |
2018.07.20 |
Military Times |
Pentagon announces $200 million in aid for Ukraine |
<1808-072003>
トランプ大統領がNATO加盟国であるモンテネグロを名指ししてその共同防衛義務に疑問
を呈した翌日、国防総省がウクライナに対する$200Mにのぼる追
加支援を再確認した。 $200Mはウクライナ軍の訓練、装備購入、訓練支援活動に当てられる。
この結果2014年にロシアがウクライナに侵攻して以来、米国の支援額の累計が$1Bに達した。 |
2018.07.19 |
時事通信 (Yahoo) |
米大統領、NATO集団防衛に疑問? =モンテネグロ介入なら「第3次大戦」 |
<1808-071901>
トランプ米大統領が18日放映のFOX TVのインタビューで、NATO加盟国のモンテネグロに対する集団防衛義務に疑問
を投げ掛けるような発言をした。 「モンテネグロが攻撃を受けたとして、なぜ私の息子が守りに行かねばならないのか」と問われた大統領は、「よく分かる。
私も同じことを言ってきた」と応じた。 モンテネグロに集団防衛で軍事介入すれば第3次世界大戦になるとも語った。
かねてから同盟軽視の姿勢が目立つだけに、他の加盟国からの信頼を揺るがしかねないと懸念する声が上がっている。 |
2018.07.18 |
Jane's Defence Weekly |
No final decision yet on UK defence review |
<1809-071801>
軍近代化計画 (MDP) について英国の閣議は閣僚の意見が分かれていてまだ決定することができ
ない状況である。
MDPの素案を見た国防当局者によると、計画では国防費に毎年£2B ($2.6B) が追加されることになっているという。 |
2018.07.17 |
日経新聞 |
英、次期戦闘機「テンペスト」開発へ 日本と連携も |
<1808-071701>
英国防省が16日、同日開幕したファンボロー国際航空展に合わせて次期戦闘機Tempestの開発計画を明らかにした。 2035年ま
での配備を目指して2020年末までに開発計画の概要を固める。
友好国との共同開発を検討しており、ウィリアムソン国防相は他国との共同開発を重視する考えを示した。 ロイタ通信によると、英空軍幹部は
スウェーデンや日本と開発に向けた話し合いをしたことを明らかにしている。 |
2018.07.16 |
Defense Update |
London set to develop a new fighter for the 2030s |
<1808-071605>
EUからの離脱Brexitを目指す英国が20年以内での装備化を目指す次世代戦闘Tempest構想を公表した。
Team Tempestに参加したのはBAE Systems、Leonardo、MBDA、
Rolls-Royceの各社で、それぞれの担当は以下の通りである。
・BAE Systems社: 機体と全体とりまとめ
・Rolls-Royce社: 推進装置
・Leonardo社: センサと搭載電子機器
・MBDA社: 搭載武器 |
2018.07.16 |
Defense News |
Britain reveals combat air strategy alongside new Tempest fighter jet design |
<1808-071603>
Farnborough航空展が開催され初日の16日、将来戦闘機Tempestの開発チームが発足した。 この日Team Tempestに参加
したのはBAE Systems、Leonardo、MBDA、Rolls-Royceの各社で、
スウェーデンやイタリアの参加も有力視されている。
この計画はFCAS TIとして英国の2015 SDSRに2025年までとして£2B ($2.6B) が計上
されている。 FCAS TIの開始により、2014年にフランスとの間で合意したFCASは終わった。
TempestにはレーザDEWなどの新機能やサイバ抗堪性などが求められている。 |
2018.07.13 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米大統領、NATO 加盟国の米国からの武器購入を支援する方針 |
<1808-071303>
トランプ米大統領が12日、NATO加盟国が米国から武器を購入する場合に支援
する用意があることを明らかにした。 大統領はNATO首脳会議後の記者会見で、会議の期間中に財政がさほど豊かでない一部の加盟国から米国製武器の購入支援を打
診されたと述べたが、国名は明かさなかった。
大統領は、これらの加盟国の武器購入を「米政府として多少は支援する」と発言した。 |
2018.07.13 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
NATO 加盟国、防衛費の対 GDP 比2%達成を確約=事務総長 |
<1808-071302>
ストルテンベルグNATO事務総長が12日、NATO加盟国が国防費の対GDP比を2%とする目標の達成を確約したことを明らかに
した。 ただトランプ米大統領が提案した4%の目標は確認しなかった。
同事務総長はCNNに対し、国防費の対GDP比率を2%とすることにコミットメントは得られていると表明すると共に、重要なことはより多くの資金を投じることでトランプ大
統領が今回の首脳会議で発した明白なメッセージを加盟国は理解していると述べた。 |
2018.07.12 |
日経新聞 |
米、ドイツのロシア産ガス輸入計画で制裁も |
<1808-071204>
トランプ米政権が11日、ドイツがロシアから大量の天然ガスを輸入する計画に関わる企業が経済制裁
の対象になりうるとの考えを示した。 欧州企業がすでに大型投資を実施しており、米国が実際に制裁を発動すれば米欧摩擦がさらに激しくなるのは必至である。
トランプ政権は2017年8月に成立した対露制裁強化法でロシアのエネルギーパイプライン計画に関わる投資をする
企業が制裁対象になりうると定めたが現在まではドイツなどの同盟国に配慮して発動が見送られてきたことに対し、政権内や米
議会の対露強硬派の間では制裁発動を求める声が根強い。 |
2018.07.12 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
トランプ米大統領、防衛費 GDP 比4%への拡大要請 NATO 首脳会議 |
<1808-071201>
トランプ米大統領が11日開幕したNATO首脳会議で、正式な提案ではないが加盟各国の
国防費をGDP比4%に引き上げるよう要請した。 トランプ大統領自身は、米国か欧州の防衛のために多額の支出を行う一方、貿易で多額の損失を出
しており、防衛支出の対GDP比率を直ちに2%に引き上げる必要があるとの考えを示した。
ブルガリアのラデフ大統領も記者団に対し、トランプ大統領が防衛費を対GDP比で2%に拡大する目標の達成だけでなく、4%という新たな目標を設定したと語った。 |
2018.07.11 |
Jane's Defence Weekly |
Risk rise in UK defence procurement programme |
<1809-071109>
英 IPA が2018年報告で、5大国防調達計画が達成不可能な状況にあると警告した。 こ
れは1件のみに赤旗を立てた前年の報告に比べ5倍に増えている。 5大計画とは以下の通りである。
・原潜用新原子炉: £1.5B
・Astute級原潜: £9.9B
・Marshall軍用ATC: £1.8B
・Protector UAV: £907M
・Warrior AFVの改良: £1.6 |
2018.07.11 |
Jane's Defence Weekly |
MEPs approve EU defence capability pilot budget, but long-term funding uncertain |
<1809-071107>
欧州議会 (MEP) が7月3日、欧州防衛産業開発計画 (EDIDP) に
€500M ($582M) を支出することを478対179で可決した。
EDIDP計画は2019年から2年間の試行が行われる各国の国防費のうち20%を共同予算とする計画で、中小国により高い
防衛力を保障すると共にPESCOの活動にも提供される。 |
2018.07.11 |
Jane's Defence Weekly |
Joint Expeditionary Force achives FOC |
<1809-071106>
英国が主導し9ヵ国が参加する連合部隊欧州介入構想(JEF)が、7月28日に開かれた9ヵ国
国防相会議で包括的合意 (CMOU) に署名しFOCになった。 CMOUでは意思決定手順や連
合軍指揮所 (SJFHQ) などで合意している。
JEFは2015年に英国が主導して始まった計画で、英国のほかノルウェー、スウェーデン、フィンランド、バルト三国
、オランダ、デンマークが参加し、10,000名以上の部隊を展開できる機構である。
ただNATOの緊急対応部隊NRFと違って待機部隊は常設されない代わり、定期的な合同訓練を行う。 |
2018.07.11 |
Jane's Defence Weekly |
EDA nations prepare to prove their commitments to PESCO |
<1809-071101>
欧州防衛機関 (EDA) が共同防衛における戦略共同のケースや
技術主導のシナリオついて定義づけを今秋に開始することを決めた。
これらのケースは、6月28日に開かれた参加27ヵ国の国防相会議で決まった、2035年以降を見据えた能力開発計画 (CDP
) の元になると共に、恒久構造防衛協力(PESCO)の指針にも使われる。 EDAの執行責任者は7月2日に、次に行われるPESCOの二回目の
会同は11月になると述べた。
【駐日欧州連合代表部の PESCO に関する頁】 |
2018.07.11 |
Defense News |
NATO has a new Baltic command structure |
<1808-071105>
NATO首脳会議の初日となる11日に、デンマーク、ラトビア、エストニアが
北方多国籍師団の創設文書に署名した。 この合意にはカナダ、英国、リトアニアも支援国として名を連ねている。
師団にはNATO軍からも300名以上が配属されてNATO軍の一部としてeFP大隊とも連携して活
動する。
師団は2~4個旅団からなり、司令部は9月にoperational、師団は2019年前半にIOC、2020年中頃
にFOCになる。 |
2018.07.11 |
時事通信 (Yahoo) |
米大統領、独を名指しで批判=天然ガス輸入をやり玉に―NATO首脳会議 |
<1808-071101>
トランプ米大統領が11日に行われたストルテンベルグNATO事務総長との会談で、ドイツによるロシア産天然ガスの購入
について、われわれがロシアから欧州を守ろうとしている中、ドイツはロシアに莫大な金を払っており非常に不適切だと
批判した。
トランプ政権は中・東欧に米国産天然ガスの売り込みを図っており、ドイツを名指しで批判した背景には競合するガス輸出計画があるとみられる。 |
2018.07.04 |
Jane's 360 |
German draft budget to propose defence funding increase |
<1808-070410>
ドイツ紙Handelsblattが3日、6日に財務相が公式発表する2019年度予算案で、国防費が2018年度の€38.5Bから名目
11.45%、実質10.24%上がって€42.9B ($49.9B) になると報じた。 |
【註】
我が国の防衛費は2017年が$48.31B(補正後)、2018年が$45.07Bと報じられている。
【関連記事:1807-051612 (JDW 2018.05.16)】 |
2018.07.03 |
産経新聞 |
EU 独自の防衛協力に米国の「壁」 テロ、露の脅威、ハイブリッド戦…課題は山積 |
<1808-070305>
EUが防衛面でも結びつきを強めており、今年3月のEU理事会は有志国で防衛協力を進める常設軍事協力枠組み
(PESCO)の行程表を採択し、昨夏にはEU域内で効率的な軍事投資を支援する欧州防衛基金 (
EDFも創設された。
ただEU独自の防衛力強化はNATOを主導する米国の利益に反する恐れがあるほか、加盟国間でも意見が一致しているとは
言い難く、EU独自の安全保障の先行きはいまだ流動的である。 イタリアやオランダなどは米国にとっては兵器の重要な
取引先で、EUが兵器を共有化し米国からの輸入が減ればEUと米国の関係に悪影響が生じる恐れがある。
加盟国内の意思疎通の問題もあり、EUの軍事力を他地域への影響力や政治的利益実現の手段にすることを望むフランスに対し、ドイツは純粋な域内防衛力にとどめるべき
だと考えている。 各国には兵器の共通化により自国の軍事技術やサプライチェーンに打撃が加えられることへの危惧や、要求が異なる軍事能力の共有化がどこまで可能か
を疑問視する声もある。 |
2018.06.28 |
東京新聞 |
NATO 防衛費増求める書簡送付 加盟国に米大統領 |
<1807-062804>
米Foreign Policy誌が27日、トランプ大統領が7月11、12両日にブリュッセルで開かれるNATO首脳会議を前に、
複数の加盟国に防衛費支出の増額を求める書簡を送ったと報じた。 |
2018.06.28 |
NHK |
仏 兵役導入見送り 16歳男女に1か月間の集団生活義務化 |
<1807-062801>
フランス政府は徴兵制度の復活について兵役の導入は見送り、代わりに16歳の男女に対し
1ヵ月間、寮での集団生活などを義務化する方針を明らかにした。
フランスの徴兵制度は15年以上前に廃止されたが、マクロン大統領は去年の大統領選挙でフランスへの帰属意識を高めるためなどとして、18歳
から21歳の若者を対象に、軍による訓練を中心とした1ヵ月間の兵役の義務化を公約に掲げていた。 |
2018.06.27 |
Jane's Defence Weekly |
UK parliamentarians call for defence spending increase towards 3% of GDP |
<1808-062701>
英議会下院軍事委員会が6月18日、国防費をGDPの3%に引き上げるべきとの勧告を政府に送った。
英国の国防費は1990年代中頃にはGDPの3%であったが、現在は2%を僅かに越える額になっている。 |
2018.06.26 |
時事通信 (Yahoo) |
英、EU離脱法が成立 |
<1807-062605>
英国のエリザベス女王が26日、上下両院で可決されたEU離脱法案を裁可し
同法は成立した。 これにより英国は来年3月にEUを離脱する。
U離脱法ではEU加盟の基礎となる欧州共同体法の廃止や、英国が現在受け入れているEU法の国内法化を定めている。 |
2018.06.26 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
欧州で新たな軍事部隊が発足、仏主導 英独なども参加 |
<1807-062603>
フランスが、英国などを含む軍事部隊「欧州介入構想」(註:(JEF)に参加する。 25日
にはルクセンブルグで式典が開催され、フランスとドイツ、ベルギー、英国、デンマーク、オランダ、エストニア、スペイン、ポルトガルが同意書に署名した。
JEFは、欧州の国境近辺で危機が発生した際に、NATOや米国なしに軍事行動を取ることを目指すEUの枠組み外の仕組み
で、域内の軍事政策について指揮を取りたいフランスとドイツが何ヵ月もの間、交渉を進めてきた。 英EU離脱後も英国を欧州防衛の一部にとど
めたい考えである。
【関連記事:1806-050907 (Jane's 360 2018.05.09)】 |
2018.06.25 |
Jane's 360 |
NATO certifies Bundeswehr's Panzerlehrbrigade 9 as Very High Readiness Joint Task Force |
<1807-062506>
ドイツ国防軍の第9機甲旅団が6月9~19日に行われた演習で、NATO即応部隊 (NRF) の
急速対応地上部隊 (VJTF(L)) としての認証を受けた。 この演習にはドイツ、オランダ、ノルウェーから1,700名
と80両以上の装甲車両が参加した。
【関連記事:1806-042512 (JDW 2018.04.25)】
兵力8,000名以上のVJTF(L)は独軍第9機甲旅団第93機甲大隊を軸に、ドイツ軍から5個大隊と医療部隊
、オランダ軍の第45装甲歩兵大隊、ノルウェー軍のTelemark大隊からなり、ドイツ軍は
Leopard 2A6 MBTとMarder IFV、ノルウェー軍はLeopard 2A4
MBTとCV9030 IFV、オランダ軍はCV9035 IFVを装備している。 |
2018.06.23 |
時事通信 (Yahoo) |
「ハイブリッド攻撃」に備え=軍事・非軍事併用の脅威―欧州 |
<1807-062303>
軍事力に加え、情報操作といった非軍事力を組み合わせたハイブリッド攻撃と呼ばれる攻撃に備え、欧州では防衛体制
の整備が進んでいる。 フィンランドは「欧州ハイブリッド脅威対策センタ」を主導、防衛の最前線とな
っている。
NATOの支援でヘルシンキに設置されたセンタは職員は十数人2017年に活動を開始し、EUやNATO加盟国から
16ヵ国が参加して調査分析と教育訓練に従事している。 |
2018.06.20 |
Defense Update |
Germany Joins France to Establish a Joint European Intervention Force |
<1807-062008>
ドイツが19日、フランスが主導し英、蘭が加盟しているEIIに加盟する基本合意書
に署名した。 これによりドイツとフランスの共同防衛が一段と進むことになる。
【EII に関する Foecast International の記事】
両国の防衛協力は2015年にドイツの戦車メーカKMW社とフランスのNexter社がKNDS基金を設立し、KMW社製Leopard 2
MBTの台車にNexter社製Leclerc砲塔を載せた戦車を試作した実績がある。
今回もまだ定義づけされていないが新世代MBTのMGCS開発が視野にある。 |
2018.06.20 |
Defense News |
Here's what the Czech military wants to buy with its record $4.5B modernization program |
<1807-062006>
チェコ陸軍参謀総長のオバタ中将が総額CZK100B ($4.5B) にのぼる軍近代化計画を明らかにした。 計画は
ソ連時代の兵器体系からの脱却を図るもので、2027年までにIFV 210両、SPH 50門
、多用途ヘリ12機、輸送機2機と、SHORADシステムや戦闘用UAVの整備も図る。
イスラエルElta社からEL/M-2084レーダ8基を購入する計画もあるが、この件は目下、憲兵隊が捜査中である。
チェコの2018年国防費は、前年度比12%増のCZK58.9Bである。 |
2018.06.20 |
時事通信 (Yahoo) |
独仏首脳、ユーロ圏予算創設で一致=EU首脳会議に提案へ |
<1807-062001>
ドイツのメルケル首相とフランスのマクロン大統領が19日にベルリン近郊で会談し、
ユーロ圏の共通予算創設を含めたEUの改革案に合意し、2021年までの予算実現を目指して28、29両日に開かれるEU首脳会議に提案する。
欧州経済の両輪である独仏の合意で、欧州の財政統合の強化で不可欠となる共通予算の実現が近づいた。 |
2018.06.19 |
Jane's 360 |
UK parliamentarians call for defence spending increase towards 3% of GDP |
<1807-061908>
英国議会国防委員会が18日、国防費をGDPの3%に引き上げるよう求めた "Beyond 2 per cent: A preliminary
report on the Modernising Defence Programme" と題する報告書を公表した。
それによると英国の国防費は1990年代中頃にはGDPの3%であったという。 |
2018.06.19 |
Jane's 360 |
Elta 3D air-defence radar excluded from NATO air-defence architecture |
<1807-061907>
NATOの防空C&C安全保障会議 (ASAB) が6月7日にチェコ政府に対し、同国が採用し
たIAI Elta社製EL/M-2084 3D MADRレーダについて、NATO加盟国製ではないことを理由にNATO
の防空システムに加入できないと通知した。
これに対しチェコ首相はカナダも同型レーダを採用していると強く反発している。 |
2018.06.13 |
Jane's Defence Weekly |
NATO ministers approve new standby deployment plan |
<1808-061303>
7月11~12日にブリュッセルで開かれるNATO首脳会議に先立ち7日に国防相会議が開かれ、緊急対応の時間短縮と規模拡
大を確認した。
中でも重要な決定は "30-30-30-30" 計画の承認で、有事には30日以内に30個機械化大隊
、30個飛行大隊、戦闘艦30隻を動員することを目指している。
"30-30-30-30"隊は東欧防衛の第三線で、まず最初は小規模な "Tripwire 大隊" があたり、二
番目には40,000名規模のNATO緊急対応部隊 (NRF) が対処する。 |
2018.06.08 |
Jane's 360 |
UK parliamentarians push for defence spending |
<1807-060804>
英国労働党の下院決算委員会委員長と保守党の国防委員長がメイ首相に書簡を送り、
国防費の更なる増額を要望した。 |
2018.06.08 |
時事通信 (Yahoo) |
NATO新司令部、米独に設置=対ロシア、即応体制も強化 |
<1807-060801>
NATOが7日の国防相理事会で、新設する二つの司令部を米バージニア州Norfolk
とドイツのUrumに置くことを決めた。 危機発生の際に30日以内に必要な部隊を動員する即応体
制を2020年までに整備することでも合意した。 |
2018.06.06 |
Defense News |
Here's how the US is preparing for a possible Russian attack in Europe |
<1807-060604>
マティス米国防長官が今週NATO加盟国の国防相と会合し、露地上軍の増強に対抗してNATOが "30-30-30-30" 計画
を2020年までに達成することを求める。
"30-30-30-30" 計画とは、30日以内に地上軍30個大隊、航空機30個飛行隊、艦船
30隻を動員可能にする計画であるが、最近のRand研究所の研究によると、英軍仏は1ヶ月以内にそれぞれ重旅団1個ずつを東
欧に派遣することは可能であるが、それを維持することは困難で、米軍の役割に期待するとしている。 |
2018.06.03 |
Army Times |
US-led NATO exercise starts in Baltics, Poland |
<1807-060304>
米国が主導してNATO加盟19ヵ国から18,000名が参加しポーランドやバルト三国を舞台に行わ
れる "Saber Strike 2018" が3日に開始され15日まで続けられる。 今回の演習にはNATOから6,000名が参加するほか、
非加盟国であるイスラエルも参加する。
一方リトアニア国防省によると同国最大の演習である "Thunder Storm" も
9,000名が参加して行われる。 |
2018.05.28 |
Stars & Stripes |
Poland says Russian gas pipeline is a 'new hybrid weapon' |
<1806-052807>
ポーランド首相がワルシャワで開かれたNATO議会で28日に、ロシアが進めているNord Stream 2
ガスパイプライン計画を「欧州安全保障に対する毒薬」と呼び、新たなハイブリッド兵器であると警告した。
Nord Stream 2はシベリアで新たに採掘した天然ガスをエネルギーが不足しているドイツに送り供給量を倍増しようとい
うものであるが、この計画を巡っては米国やEU加盟国の一部もポーランドと同じ立場に立っており、ドイツ・ポーランド間のようにEU内に亀裂が生
じている。 |
【註】
ドイツのメルケル政権は福島事故を受けて脱原子力に転じ、2011年7月に最も古い7基を閉鎖するとともに、運転中の9基も2022年までに段階的に閉鎖することを決めたため
、エネルギ事情が切迫している。 |
2018.05.25 |
Jane's 360 |
Japan's mission to NATO agreed |
<1806-052510>
北大西洋理事会が24日、日本から要求されている駐ベルギー大使館を兼NATO大使館とし、駐ベルギー大使を兼NATO大使
とする要求を承認した。
この問題は2017年10月にシュトルテンベルグNATO事務総長が訪日し安倍首相、河野外相、小野寺防衛相と会談した際に合意していた。 |
2018.05.16 |
Jane's Defence Weekly |
EU's next seven-year budget to include billions for defence R&T and capabilities |
<1807-051607>
(註:EUの政策執行機関である)欧州委員会が5月2日、次期 (2021~2027年) の中期予算枠組み
(MFF) において7年間の予算総額£1.279Tのなかで防衛費に£13Bを求めていることを明らかにした。 そのうち
£4.1Bは技術研究費、£8.9Bは欧州防衛基金 (EDF) に配当される。 |
2018.05.14 |
Stars & Stripes |
Germany eyes goal of 1.5 percent defense spending by 2025 |
<1806-051404>
ドイツ国防相が14日、同国の国防費を来年度にGDPの1.3%までに引き上げ、
2025年までに1.5%までに引き上げると述べた。 これはトランプ大統領が求めている2%に遠く及ばない。
メルケル首相はトランプ大統領に、2030年までに2%にまで引き上げると言っていた。 |
2018.05.09 |
Defense News |
Finland, Sweden and US sign trilateral agreement, with eye on increased exercises |
<1806-050909>
フィンランド、スウェーデン、米国の3ヵ国国防相が8日に米国防総省で、国防に関する協力関係を強化する
合意文書に署名した。 これら各国は今までも防衛協力に関する2ヵ国関係を持っていたが、2014年のロシアによるウクライナ併合をきっかけに、
より正式な協力関係を築いている。
ただフィンランドとスウェーデンは米国が防衛の柱としているNATOには加盟しておらず、米国が懸念している欧州の軍事産業を保護するPESCO
をEUの一員として支えている。 |
2018.05.09 |
Jane's 360 |
Exercise marks final validation of Joint Expeditionary Force |
<1806-050907>
英国が主導するJEFが今年後半に完全実働可能になるため、オランダ軍のJutland Dragoon
連隊、リトアニアのIron Wolf旅団、ラトビアの機械化歩兵旅団、英軍の空挺連隊第3大隊をはじめとする欧州9ヵ国が参加した最終演習
'Joint Warrior' が4月20日から5月5日の間に英国南部のSalisbury Plainで行われた。
JEFにはバルト三国、ノルウェー、デンマーク、フィンランド、スウェーデン、オランダと英国が参加している。 |
2018.05.02 |
Jane's Defence Weekly |
Eurofighter touts Typhoon as the pathway to FCAS |
<1806-050211>
Eurofighter社が2040年にFCASが就役するまでのつなぎとして性能向上型Typhoonを売り込
んでいる。 Typhoonは今までに623機を受注し536機を納入しており、ドイツがTornadoとTyphoonの後継として更に90機を購入する計画である。
能力向上型Typhoonはエンジンを推力が15%向上するEJ200に更新し、開発中のE-Scanレーダを搭載することで
SEAD能力を向上させ、更にTornadoが担っているECR任務も担当できるようになるという。 |
2018.05.02 |
Jane's Defence Weekly |
Government approve development of Franco-German future fighter aircraft |
<1806-050210>
独仏が共同開発する次世代戦闘機FCAS計画について両国政府が承認
したことを4月26日に公表した。
計画はAirbus社とDassault社が中心に進められ、2025年に試作機が初飛行し、2035~2040年
にEurofighter TyphoonとDassault Rafaleの後継として就役する計画である。 |
2018.04.26 |
Defense News |
France says it will consider letting UK join fighter aircraft partnership with Germany |
<1805-042606>
仏国防省によると、フランスはドイツと将来戦闘機FCAS開発計画を進めようとしているが、英国
の計画参加も検討している。
英国の計画参加の検討は1月19日に行われた英仏首脳会談以降進められているが、英仏が協同で進めてきた
UCAV開発計画は英国のEU離脱の影響で停止している。 |
2018.04.26 |
産経新聞 |
米、ドイツに国防費増額要請へ NATO 外相理事会で |
<1805-042605>
米国務省高官が25日、ブリュッセルで27日に開かれるNATO外相理事会で、ドイツなど加盟諸
国に国防費の増額を要請する方針だと明らかにした。 27日にワシントンで開かれる米独首脳会談でも増額問題が議題の一つとなる。
NATOは2014年に開かれた首脳会合で、加盟各国が2024年までに国防費を対GDP比で2%に引き上げ、国防費の20%を主要装備品の
購入に充てることなどで合意しているが、加盟28ヵ国のうち達成しているのは6ヵ国だけで、達成に向けた具体的な計画
を提示しているのは9ヵ国と、ドイツを含む13ヵ国は未達成である。 |
2018.04.25 |
Jane's Defence Weekly |
German 1st Panzer Division prepares to lead NRF high-readiness task force in 2019 |
<1806-042512>
ドイツ軍の第1戦車師団が2019年に発足するNATO急速展開部隊 (VJTF) の
地上部隊VJTF(L)の基幹になる。 VJTF(L)は3~5個戦闘大隊と支援部隊からなる旅団で、ドイツが陸軍4,000名と他軍から
1,000名、オランダ、ノルウェー、フランス、ベルギー、ルクセンブルグ、チェコ、ラトビア、リトアニア、米国が3,000名を派遣する。
VJTF(L)の基幹になるのは独陸軍第1戦車師団の第9戦車旅団に属する第93大隊、第3偵察大隊、
第130機甲工兵大隊、第141補給大隊と、PzH 2000 SPHやMLRSを装備する第325砲兵大隊で
ある。 |
2018.04.18 |
産経新聞 |
欧州委が交渉開始を勧告 西バルカン2国の EU 加盟めぐり |
<1805-041805>
EU欧州委員会が17日、加盟候補国である東欧のアルバニアとマケドニアの加盟交渉開始を勧告したと発表した。
両国など西バルカン諸国ではロシアなどの影響力拡大が懸念されており、加盟の展望を示すことでEUにつなぎとめる狙いがある。 |
2018.04.06 |
Defense News |
Germany, France to move ahead on sixth-generation combat aircraft |
<1805-040605>
2040年までにRafale及びTyphoonの後継となる次世代戦闘機を独仏で共同開発する計画は、両国国防相が5日にパリで会見
し、4月25~29日に開かれるベルリン航空展で、10ページに及ぶ共通要求書に両国が署名することで合意
したことで現実味を帯びてきた。 |
2018.03.29 |
Jane's 360 |
EU unveils military mobility plan to accelerate pan-European deployments |
<1804-032903>
欧州委員会が28日、11ページからなるNATOを支援する行動計画 "Action Plan on Military Mobility"
を公表した。 計画はNATOや欧州防衛庁 (EDA) と連携して数千万ユーロをかけて輸送インフラを改善しようと
いうもので、欧州委員会の輸送担当理事はこの計画がEU加盟国全てを対象とするもので 'Schengen' の軍事版ではないと述べている。 |
2018.03.29 |
産経新聞 |
EU、軍事版「シェンゲン」構築へ 部隊・兵器の域内輸送を迅速化 |
<1804-032902>
EUの欧州委員会が28日、NATOと連携してロシアの脅威に備えるため部隊や兵器の域内移動の迅速化に向けた
行動計画を公表した。 欧州諸国の国境検問を廃止し、自由往来を定めた協定になぞらえ、軍事版「シ
ェンゲン」と呼ばれる。
計画の中心は部隊や兵器輸送に関連する道路や橋、鉄道といったインフラ整備と規制及び事務手続きの簡略化するもので、今年半ばまでに必要な
基準をまとめ、優先すべき事業の選定などを行う。 インフラ整備にはEU予算からの拠出も検討する。
【関連記事:1511-102003 (毎日 2015.10.20)】 |
2018.02.28 |
Jane's Defense Weekly |
UK launches new Combat Air Strategy to identify future requirements, capabilities |
<1804-022805>
英国防相が2月21日に議会軍事選択委員会で、将来の航空戦力に対する要求を示す新たな "Combat
Air Strategy" を作成しようとしていることを明らかにした。
これは2017年に作成した産業政策方針と連携しており、EU離脱後を見据えたものとみられる。 |
2018.02.28 |
Jane's Defense Weekly |
UK flies Kaliningrad surveillance missions |
<1804-022804>
英空軍のSentinel R1が2度にわたりカリーニングラード周辺を偵察飛行した。 一度目は1月24日でADS-Bのトラポン
軌跡によると、カリーニングラードの南側及び北側境界とバルト海沿岸を飛行した。
二回目は2月15日に同じルートで行われたが、英空軍のRC-135が同行した。 |
2018.02.20 |
Yahoo |
AP 通信記事
「沿岸警備艇同士が衝突 トルコとギリシャ緊張高まる」 |
<1803-022001>
ギリシャとトルコがそれぞれ領有権を主張するエーゲ海のカルダク岩礁で2月12日午後10時30分過ぎ、双方の
沿岸警備艇同士が衝突した。 同岩礁の領有権を巡る両国間の緊張は1996年には戦争一歩手前まで高まった経緯があり、いままた
ギリシャによるキプロス島沖での天然ガス掘削を巡ってトルコが海軍艦艇を派遣するなど、両国の間で緊張が
高まっている。
映像からはこの事故が故意によるものか、行き過ぎた威嚇行動なのか、あるいは別の原因なのかは分からないが、ギリシャ警備艇に設置された2台の監視カメラ映像で
は、停泊中のギリシャ艇の船尾にトルコ警備艇が衝突したように見える。 |
2018.02.19 |
Jane's 360 |
Rheinmetall wins first European Defence Fund project |
<1803-021903>
Rheinmetall社19日、EUに新たに設立された欧州委員会防衛計画の初の案件である兵員装着シス
テム装具GOSSRAを受注したと発表した。 |
【註】
GOSSRAは兵士が装着する音声/データ通信、センサを含むソフトウェアや電子装置で、Rheinmetall社はドイツ軍向けのIdZ-ESを製造し、最近ではGladius 2.0システム
を発表している。
【GOSSRA に関する Rheinmetall社のページ】 |
2018.02.15 |
産経新聞 インターネット |
2司令部新設で合意 NATO 国防相理事会 |
<1803-021502>
ストルテンベルグNATO事務総長が、14日に開かれた国防相理事会で米欧間の海上輸送路防衛と欧州
域内での部隊や装備の移動の迅速化を担う二つの司令部の新設などで合意したことを明らかにした。 設置時期や場所、人員規模などに
ついては6月の国防相理事会で決定するという。
【関連記事:1712-110802 (MT 2017.11.08)】
海上輸送路防衛は米国、部隊移動はドイツが自国への司令部誘致を提案している。 ドイツのフォンデアライエン国防相は、ドイツは冷戦期の
最前線として後方支援の経験が豊富だと記者団に述べ、司令部のドイツ国内設置に意欲を示した。 |
2018.02.15 |
東京新聞 インターネット |
国防費目標、15ヵ国達成へ 米要請で NATO、24年に |
<1803-021501>
NATOが14日にブリュッセルで国防相理事会を開開き、ストルテンベルグ事務総長が米国が他国に求める
国防費のGDP比2%超の基準を今年は8ヵ国、2024年には少なくとも15ヵ国が達
成の見込みだと報告し、一層の努力を要請した。 |
2018.02.10 |
Yahoo |
産経新聞記事
「仏国防費、2025年に GDP 2% 予算縮小から反転」 |
<1803-021001>
フランス政府が8日、2019~2025年の国防7年計画を閣議決定した。 国防費を2025年にGDPの2%
に引き上げることを明記した。 2018年の国防費は€34.2Bだが、計画では国防費を2022年まで毎年€1.7B積み増して2023年に€44B、GDP比1.91%まで高め、2019~
2025年の国防費総額は€400Bを見込んでいる。
仏軍は2005~2015年に60,000名を削減したが、2025年までに6,000名を増員する計画で、このうち3,000名をサイバ
防衛、情報分野に配置する。 またそのほかに軍の緊急展開、情報収集力の強化に重点が置かれ、攻撃能力を持つUAV、攻撃型原潜、多目的フリゲート艦の装備などが
盛り込まれた。 核抑止では2023年までに€33Bを支出する。 |
2018.02.09 |
Yahoo |
時事通信記事
「仏、核兵器刷新へ4.9兆円」 |
<1803-020905>
パルリ仏国防相が8日、軍備増強に€300Bを支出する計画の一環として2025年までに€37B
を投じ、核兵器を刷新する方針を表明した。
国防相は、これまでの不足を埋め、近代的かつ持続的で、防衛力のある軍隊を築き上げると強調した。 |
2018.02.07 |
Yahoo |
時事通信記事
「EU、新加盟6カ国視野=西バルカン取り込み」 |
<1803-020701>
EU欧州委員会が6日、西バルカン地域の6ヵ国について、早期のEU加盟
実現を目指す計画を発表した。 加盟交渉で先行するセルビア、モンテネグロに対しては2025年の加盟目標
を明示した。
6ヵ国は、既にEU加盟候補国となっているセルビア、モンテネグロ、アルバニア、マケドニアの4ヵ国と、潜在的な
候補国と見なすボスニア・ヘルツェゴビナ、コソボの2ヵ国である。 |
2018.01.20 |
NHKニュース |
徴兵制復活へ 仏大統領表明 18~21歳の男女対象 |
<1802-012002>
フランスのマクロン大統領が軍の幹部らを前に演説を行い、15年以上前に廃止された徴兵制度を復活させ
る考えを示した。
相次ぐテロの脅威に備えるためなどとして18歳から21歳の男女に対し、1ヵ月間の兵役という形で導入を目
指すと見られる。 |
2017.01.17 |
Jane's Defence Weekly |
Turkey award contract to define missile system |
<1803-011706>
ハンガリー国防相が1月3日、総額HUF428B ($1.7B) の2018年国防費のうち30%をNATOの要
求に応じて装備品調達及び軍の近代化に当てると述べた。 |