中央アジア情勢に関する報道

2007年以前の報道

                             
年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2023.12.05
 20:48
朝日新聞

(Yahoo)

中国、タリバンの大使を承認 「国際社会から排除されるべきでない」 <2401-120511>
 アフガニスタンを実効支配するタリバンが12月初めにカリミ氏が駐中国大使として正式に就任したと発表した。 発表によると、カリミ駐中大使は11月末に北京に入り、12月初めに中国側に信任状を提出した。
 ロイタ通信によると、タリバンが外国政府の大使承認を受けるのは2021年8月に権力を掌握して以来、めてである。
2023.11.18
 18:52
Kyiv Independent Media: Kazakhstan blocks Russian TV portal <2312-111809>
 カザフスタンのArbat Mediaが11月18日に報じたところでは、カザフスタン当局がカザフスタンでロシア国営TV局の番組を放送しているロシアのSputnik24の放送を停止させたと報じた。
 当局が挙げた放送停止の理由は、ロシアのTV局がカザフスタンでの営業許可を得ていなかったためで、放送停止命令は6月に署名されたと報じられている。
2023.11:03
 18:42
乗りもの
 ニュース

(Yahoo)

「ロシア製軍用機いらない!!」カザフスタンがいきなり117機売却へ ロシアとの関係変化の表れか <2312-110311>
 カザフスタン政府が2023年10月末、MiG-31、MiG-27、MiG-29、Su-24といったソ連時代の戦闘機と攻撃機117機オークションに出品した。 地元メディアの報道によると、売却先は国内の解体業者に限定され他国向けの売却は認めていない。
 これまでカザフスタンは、旧ソ連構成国の中では軍用機の高い稼働率を維持してきたとみられていたが、老朽化により使用不可能になった軍用機が増えていた。 比較的新しい戦闘機だったMiG-31も、2020年4月に事故を起こし飛行停止になるなどしていた。
 しかし突然の売却発表には、老朽化以外に、ロシアとの関係の影響も少なからずあったのではと予想するメディアもある。 この売却の決定は、カザフスタンがロシアに対しUAV、電子部品など106品目の供給を停止することを表明する直後のことで、この措置はこれまで旧ソ連の構成国としてロシア寄りとみられていたカザフスタンが大きな方針転換となっている。
 また、カザフスタンがGripenやRafaleに興味を持っているとの報道もあり、未だSu-30、MiG-31Bを装備しているが、将来は戦闘機が西側仕様になる可能性も出てきた。
2023.10.21
 12:28
AFP=時事

(Yahoo)

カザフ、対ロシア制裁による禁輸を否定 <2311-102103>
 カザフスタン貿易省が19日夜、西側諸国の対ロシア制裁の一環として、軍事転用可能な民生品106品目について、ロシアへの輸出を禁止するとの副貿易相の発言を否定した。
 現地メディアが同日、これに先立ち伝えたところによると、トレバエフ副貿易相は、「UAVとその電子部品、特殊装備、チップ」を含む106品目のロシアへの輸出を禁止すると述べていた。 だが、貿易省は夜になって、「正確ではない」として副貿易相の発言内容を否定した。
2023.10.19
 14:22
Ukrinform カザフスタン、106品目の対露輸出を禁止 <2311-101912>
 ウクライナのイェルマーク大統領府長官がTelegramで19日、カザフスタン政府が軍事的目的に使用可能な技術品を含む106品目ロシアに対し輸出禁止にしたと発表した。
 長官は、「カザフスタンが、UAVやマイクロエレクロニクス製品など、ロシア人が軍事目的に使用する可能性のある技術品を含む106品目のロシア連邦への禁輸を導入した」と書き込んだ。
 長官はまた、それらの品目はカザフスタンで製造されたものではないものの、ロシアが再輸出を通じて入手しようとしてきたものだったとした。
2023.10.16
 13:47
ロイタ通信

(Yahoo)

タリバン、「一帯一路」フォーラム参加へ 中国との関係強化 <2311-101607>
 アフガニスタンの商業産業省報道官がロイタに、タリバンが中国が17~18日に北京で開催する一帯一路フォーラムに参加することを明らかにした。 アジジ商業産業相代行が出席して大口投資家を招待するという。
 今回の会議は、中国の習国家主席が提唱する広域経済圏構想「一帯一路」の10周年に合わせて開かれるもので、タリバンは中国との関係を強化する。
 アフガンは2010年に国内に銅、金、リチウムなど推定$1T~$3T相当の未開発鉱床があると述べたが、現在の推定価値は不明である。
2023.10.11
 11:37
AFP=時事

(Yahoo)

アルメニア首相、プーチン氏出席予定のCIS首脳会議欠席へ <2311-101109>
 中央アジアのキルギスが10日、首都ビシケクで開かれる独立国家共同体 (
CIS) 首脳会議について、アルメニアのパシニャン首相が欠席の意向を伝えてきたことを明らかにした。
 会議にはプーチン大統領が出席の予定で、このところギクシャクしている両国の関係が一段と冷え込む可能性がある。
2023.10.07
 14:48
AFP=時事

(Yahoo)

カザフスタン、ロシア語より国語優先へ <2311-100703>
 カザフスタンが6日、メディアで使用する言語について、ロシア語よりカザフ語の割合を増やす方針を明らかにした。 カザフスタンの国語はカザフ語だが、ロシア語も公用語として広く話されている。
 バラエバ文化スポーツ相は首都アスタナで記者会見し、審議中のメディアに関する法案では、テレビとラジオで使用されるカザフ語の割合を50%から70%に増やすと規定されていると述べた。 議会はトカエフ大統領に忠実とみられ、可決される可能性が高い。
 同国では、ウクライナ侵攻が始まって以来、ロシアの影響力に否定的な見方が強まっている。
2023.09.24
 09:59
EPA=時事

(Yahoo)

中央アジア5カ国首脳と会談へ <2310-092404>
 ショルツ独首相が29日、ベルリンに中央アジア5ヵ国首脳を招いて会談する。
 EU加盟国が5ヵ国首脳を集めた形式の会談を行うのは初めてである。
2023.08.04
 10:21
Breaking Defense After Azerbaijan, will Pakistan also join Turkey's 5th generation fighter program? <2309-080405>
 トルコが12月の初飛行を目指して開発を進めている第五世代戦闘機KAAN計画に、イスタンブールで開催されたIDEF 2023展でアゼルバイジャンが参加を決めたことが公表されたが、その1週間後にパキスタンも計画参加を表明した。
2023.07.19
 21:40
Kyin Independent Washington Post: Kyrgyzstan supplying military parts to Russia, US could respond with sanctions <2308-071916>
 Washington Post紙が7月19日、キルギスタンの複数の企業が欧米の制裁を回避してロシアに、UAV部品、航空機部品、爆弾用の電子部品などを迂回輸出していると報じた。
2023.07.10
 05:35
時事通信

(Yahoo)

現職圧勝、独裁強化へ ウズベクで前倒し大統領選 <2308-071001>
 ウズベキスタンで9日、前倒しの大統領選が行われ、現職のミルジヨエフ氏が圧勝する見通しとなった。 憲法改正の是非を問う4月末の国民投票で、ミルジヨエフ氏が2037年まで事実上の「終身大統領」を続けることが可能となり、独裁が強まるとみられている。
【憲法改正関連記事:2305-043005 (時事 2023.04.30)】
 反体制派は弾圧され、選挙参加に必要な政党登録すら認められなかった
 選挙にはミルジヨエフ氏のほか、与党を支える「体制内野党」から形式的に元高官ら3人が出馬したが、欧米メディアによると、識者からは「史上最もグレーな選挙で、国民が名前も知らないような候補だ」と正統性を疑問視する声が上がっていた。
2023.06.26
 18:43
日経新聞 カザフスタン、ロシア撤退の欧米企業を誘致 400社招待 <2307-062611>
 カザフスタンがウクライナ侵攻を機にロシアからの撤退を決めた欧米企業の誘致に取り組んでいる。
 これまでもカザフスタンはロシア撤退企業を誘致する方針を示しており、現地メディアがアイダロフ外務次官は5月に「ロシアからの撤退を表明している企業401社に招待状を送った」と述べ、事業拠点をカザフスタンに移すよう促したことを明らかにしたと報じられていた。
 アイダロフ次官によると米国やドイツなどの欧米企業を中心に招待状を送り、67社から前向きな回答を得、25社がカザフスタンへの事業移転を進めているという。
2023.06.12
 11:39
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア版ダボス会議、カザフ大統領が欠席へ 昨年は侵攻批判 <2307-061207>
 カザフスタン政府が9日、6月14~17日に開かれるサンクトペテルブルク国際経済フォーラム (SPIEF) をトカエフ大統領が欠席すると発表した。 カザフ政府報道官は今年のSPIEF出席者について、副首相と副経済相のみと述べた。 大統領府はトカエフ大統領の欠席理由に関するコメントを控えた。
 SPIEFはダボス世界経済フォーラムのロシア版とも考えられているが、ウクライナ侵攻を受けて西側諸国の高官や財界人は出席を見送っている。
 トカエフ大統領は2022年のSPIEFに出席した際、プーチン大統領と共に立った壇上でカザフがウクライナ東部や旧ソ連諸国にある親露地域の独立を認めないと公言した。 世界最長の陸上国境でロシアと接しているカザフは、ロシアを戦略的パートナーと位置付けてきただけにこの発言には驚きが広がった。
2023.06.07
 05:37
時事通信

(Yahoo)

キルギスで「クーデター未遂」か 保安当局が30人超逮捕 <2307-060704>
 キルギスの保安当局が6日、クーデターを計画した疑いで30人以上を逮捕したと発表した。 保安当局は、暴動を準備していた集団を摘発し、5日に30人以上を逮捕した。
 キルギスでは1991年のソ連崩壊以降、汚職や縁故主義などを発端とする政治危機により、3人の大統領が辞職に追い込まれている。
2023.06.04
 18:00
日経新聞 天然ガス欧州へ「3割増見通し」 アゼルバイジャン高官 <2307-060410>
 アゼルバイジャンエネルギー省のアバソフ次官がバクーで日本経済新聞社の取材に応じ、2023年の欧州などへの天然ガス輸出がロシアによるウクライナ侵攻前の2021年に比べて3割近く増加する見通しを示した。
 アゼルバイジャンには、ガス調達先の多様化を進めるEUからの引き合いが強まっており、アバソフ次官は「欧州では発電用途のガス需要が大きい」と述べた。
2023.05.31
 11:34
ロイタ通信

(Yahoo)

カザフ産原油輸出、1─3月は7割欧州向け ロシア産代替で前年比増 <2306-053110>
 カザフスタン国家統計局が30日公表したデータによると、1~3月期の同国産原油輸出は、EU向けが71%を占め、前年同期の65%から比率が拡大した。
 EUが2022昨年12月5日にロシア産原油の輸入禁止措置を発動したため、欧州の製油所ではカザフ産がロシア産に代わる選択肢の一つになっている。 カザフ産原油は、西側の制裁対象に含まれていない。
 1~3月期はイタリア向けが38%増と前年同期の28%から拡大し増加率が最大となった。 このほかフランスとルーマニアもカザフ産の購入を増やした。
2023.05.29
 15:52
ロイタ通信

(Yahoo)

ベラルーシ大統領、ロ陣営参加なら核兵器提供示唆 カザフ「不要」 <2306-052912>
 ベラルーシのルカシェンコ大統領がロシアの国営TVが28日遅く公表した対談で、「われわれがロシア連邦と持っているのと同じ緊密な関係をカザフスタンなどが持つことに誰も反対しない」とし「もし心配なのであれば、ベラルーシ・ロシア連合国家に参加すればよい。」と述べた。 同氏はこれは自身の見解であり、ロシアの見解ではないとも発言した。
 ロシアによるウクライナの一部地域併合を認めていないカザフスタンは、ルカシェンコ大統領の呼びかけ拒否した。 大統領府によるとトカエフ大統領はTelegramで「彼の冗談にお礼を言う」と述べた上で、カザフスタンはすでにロシア主導の貿易圏であるユーラシア経済連合 (EAEU) に加盟しており、これ以上の統合は必要ないとした。
2023.05.28
 07:06
共同通信

(Yahoo)

イラン国境で部隊銃撃戦 アフガンと、3人死亡 <2306-052802>
 アフガニスタンとイランの国境で27日に双方の治安部隊による銃撃戦が起きた。 アフガンのタリバン暫定政権は同国で1人が死亡とし、国営イラン通信はイランで2人が死亡したと報じた。
 銃撃戦があったのは、アフガン南西部ニムルズ州の州都ザランジ近くの国境地域で、双方とも相手が先に攻撃を仕掛けたと非難している。 タリバン暫定政権は「事態は収束した。戦闘は望まない」と発表した。
 銃撃戦となった理由は不明だが、水不足に悩む両国は水資源を巡り緊張が高まっていた。
2023.05:26
 07:09
時事通信

(Yahoo)

旧ソ連ブロックにひび ベラルーシ核配備に批判 廃絶訴えるカザフ <2306-052605>
 ロシア主導の旧ソ連圏経済ブロックであるユーラシア経済同盟の一連の会合がモスクワで開かれ、加盟国の亀裂が一時、表面化した。
 カザフスタンのトカエフ大統領は24日のフォーラムで、連合国家創設を視野に入れるロシアとベラルーシに言及して、「今や核兵器まで共有しようとしている」と述べ、経済や安全保障での対等な関係を害していると苦言を呈した。
 カザフはロシアの勢力圏にとどまる一方で対中接近が著しく、トカエフ大統領は17日に中国を公式訪問して習国家主席と会談し、ビザの相互免除で合意したばかりで、巨大経済圏構想「一帯一路」の中で存在感を増している。
 またアルメニアのパシニャン首相は25日、モスクワ訪問の機会を利用してアゼルバイジャンのアリエフ大統領と会談を調整し、係争地ナゴルノカラバフを巡る緊張緩和を模索中だが、アルメニアは平和維持部隊を派遣するロシアの機能不全を訴えており、米国やEUの仲介も頼るようになった。
2023.05:25
 07:19
時事通信

(Yahoo)

国境でドローン禁止 キルギスとタジク <2306-052509>
 キルギス政府が24日、タジキスタンと国境を挟んでUAVを飛行させないことで合意したと発表した。 国境を巡って対立してきた両国が合意を結ぶことは珍しい。
 両国は2022年9月に国境を挟んで戦火を交え、約100人が死亡している。
2023.05:20
 20:00
テレ朝 News

(Yahoo)

中国の中央アジアへの影響力を強める“西安宣言” 「唐の時代の栄光」再び? <2306-052007>
 広島で開かれたG7首脳会議と同じタイミングで、陝西省の西安市で開催された、第1回の中国・中央アジア首脳会議(「西安首脳会議」と略)は19日に2日間の日程を終え、「西安宣言」を採択して閉幕した。
 中国は、面白いほどに古代王朝を前面に打ち出す演出で、中央アジアの国々に精力的にアピールする作戦を展開した。
2023.05:20
 13:35
時事通信

(Yahoo)

ワグネルに中国ヘルメット2万個 制裁回避でドローンや半導体 ロシア <2306-052006>
 先進7ヵ国首脳会議(G7広島サミット)が19日、ウクライナに関する首脳声明で「ロシアに武器を供給する第三者を阻止するための連携強化」をうたった。 西側メディアは19日、ロシアが2022年2月の侵攻開始後に制裁網をくぐり抜ける形で装備品を調達し続けていると報じた。
 英Finacial Times紙は、2022年12月にWagnerが系列企業を通じ中国からヘルメット2万個を$3Mで調達したと報じた。 輸出した浙江省杭州市の商社はゲーム用と主張し、Wagnerのプリゴジン首領は「系列企業の名前は聞いたことがない」とコメントした。 系列企業はアフリカで活動するWagner戦闘員制裁を回避して物資供給するのにも関与していたという。
 一方、独Spiegel誌などは調査報道で、カザフスタンが中国製UAV供給などの中継地になっていたと明らかにした。 あるロシア企業がカザフに現地法人を設立し、広東省深圳市のDJI社製UAVを購入した。
 また、ロシアは$18Mの半導体をカザフ経由で調達したが、Spiegelによるとドイツが供給元で富士通の半導体も含まれていたという。
2023.05:19
 13:03
AFP=時事

(Yahoo)

カザフ、対ロシア制裁違反疑惑を否定 <2306-051912>
 カザフスタン国営Kazinform通信が18日、アシムバエフ上院議長が「わが国の領土や企業をロシアの制裁逃れに利用させることはない。 わが国はロシアのウクライナ侵攻後に発動した西側の制裁に違反していない」と述べ、対ロシア制裁に違反しているとの疑惑を否定したと報じた。
 西側の制裁によってロシアが直接輸入できなくなった製品は、旧ソ連構成国中国トルコUAEの企業がまず輸入し、ロシアに再輸出していると疑われている。 例えば冷蔵庫やプリンター、電卓などでも、マイクロチップを抜き取られて兵器に転用される恐れがある。
2023.05:18
 12:39
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ紛争にロシア側で参戦、キルギス人傭兵に禁錮10年 <2306-051816>
 キルギスの首都ビシケクの裁判所が16日夜、ウクライナ紛争にロシア側で参戦したとして、32歳の男に傭兵行為の罪で禁錮10年の有罪判決を言い渡したと明らかにした。
 ロシアは現在、中央アジアの旧ソ連構成国出身者の傭兵採用を強化している。 現地メディアによると、ウクライナでここ数ヵ月、中央アジア出身者数十人が戦死している。 ほとんどはロシアの正規軍かWagnerの一員として参戦したという。
 男は参戦を否認しているが、裁判所は男が報酬として月給RUB180,000(31万円)とロシアのパスポートを約束され、2022年6~11月にウクライナ東部ドンバス地方に滞在していたと認定した。
2023.05:18
 07:59
時事通信

(Yahoo)

中国・カザフ査証免除 ロシア圏から「一帯一路」接近 <2306-051806>
 カザフスタンのトカエフ大統領が17日に中国を公式訪問して習国家主席と会談し、両政府はビザの相互免除を含む23の文書に署名した。
 トカエフ大統領は、旧ソ連外務省「チャイナスクール」(中国語研修組)出身で、訪中は18~19日の中国・中央アジア5ヵ国首脳会議に参加するためで、習主席は「今日の公式訪問は2国間協力の高い水準の反映であり、トカエフ大統領と中国の緊密な関係を裏付けるものだ」と評価し、ロシアの勢力圏にとどまってきたカザフが、巨大経済圏構想「一帯一路」を掲げる中国に一歩接近した。
2023.05:09
 03:52
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア、キルギスの軍事施設「開発」へ <2306-050902>
 ロシア大統領府が、プーチン露大統領が対独戦勝記念日閲兵式に出席するためモスクワを訪問したキルギスのジャパロフ大統領と8日に会談し、キルギス国内のロシア軍事施設を「開発」することで合意したと発表した。
 ロシアはキルギス国内に空軍基地や海軍施設などを保有している。
2023.05:09
 00:12
共同通信

(Yahoo)

パレードに旧ソ連圏首脳ら出席へ ロの戦勝記念日 <2306-050901>
 TASS通信によると、カザフスタン大統領府が8日にトカエフ大統領が同日からロシアを訪問し、9日にモスクワで開かれる対独戦勝記念日閲兵式に出席すると発表した。
 7日に訪露したキルギスのジャパロフ大統領のほかウズベキスタンのミルジヨエフ大統領、タジキスタンのラフモン大統領もパレードに出席する見通しで、アルメニア政府もパシニャン首相の参加を発表した。
2023.04.30
 17:22
時事通信

(Yahoo)

「終身大統領」へ改憲投票 ウズベク <2305-043005>
 ウズベキスタンで4月30日、大統領任期の制限を連続2期10年から連続2期14年に延ばすことを柱とする憲法改正の国民投票が実施された。
 2016年に就任して2期目のミルジヨエフ大統領は改憲に伴い、2026年大統領選で任期がリセットされ、2040年まで事実上の終身大統領でいることが可能になる。
2023.04.25
 14:59
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナでの戦闘に「ロマンはない」 カザフ政府、国民に不参加呼び掛け <2305-042511>
 カザフスタン外務省が24日、若いカザフ人男性がロシアのWagnerに加わるためウクライナに来たと話す動画がTelegramに投稿されたのを受け、ウクライナで戦うことにロマンはないとし、帰国後は長期の禁錮刑の対象になると警告して、国民に対しウクライナでの戦闘に参加しないよう呼び掛けた。
2023.02.28
 21:47
AFP=時事

(Yahoo)

米はカザフの主権を支持 ブリンケン国務長官 <2303-022813>
 カザフスタンを訪問したブリンケン米国務長官が28日、「米国はカザフの主権や独立性、領土の一体性を強く支持する」と表明した。 ブリンケン長官と面会したトカエフ大統領カザフの主権を支持するとの米側の姿勢に「謝意」を示した。
 中央アジア諸国は伝統的にロシアとつながりが強いが、ウクライナ侵攻を受け動揺が走っている。 プーチン露大統領は、ウクライナでロシア語話者が迫害されていると主張し、ウクライナ侵攻の理由の一つに挙げていることから、それなりの規模のロシア系住民を抱える中央アジア諸国は警戒を強めている。
 一方、先週採択された国連総会のウクライナからのロシア軍の即時撤退を求める決議案の投票では、旧ソ連構成国である中央アジア5ヵ国は全ての国が棄権した。
2023.02.28
 14:18
ロイタ通信

(Yahoo)

米国務長官、旧ソ連構成5カ国外相と会談へ 中央アジア到着 <2303-022808>
 ブリンケン米国務長官が28日に中央アジアに到着した。 カザフの首都アスタナで、カザフ、ウズベキスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタンの5ヵ国外相と個別に会談するほか合同で会合も開く。 更に長官はカザフスタンとウズベキスタンを訪問する予定で、バイデン米政権の高官としてこの地域を訪れるのは今回が初めてとなる。
 ロシアのウクライナ侵攻から1年が経過する中、地域の旧ソ連構成国5ヵ国の政府当局者と会談する。
2023.02.28
 02:42
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、独に対してカザフから原油供給開始 ポーランドには停止 <2303-022801>
 ロシアの複数の報道機関が、ロシア国営パイプライン企業Transneft社が27日、カザフスタンからDruzhba Pipelineを通じてドイツへの原油供給を始めたと報じた。
 カザフの石油パイプライン運営会社KazTransOil社は27日、Druzhba Pipeline経由でドイツに2万㌧の原油を出荷したと発表した。
 一方、経由地となっているポーランドへの原油供給は停止した。
2023.02.01
 02:15
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、ドイツにカザフスタン産原油供給へ 「ドルジバ・パイプライン」経由 <2303-020102>
 ロシア国営パイプライン会社のTransneft社が31日、欧州に繋ぐDruzhba Pipelineを通して、カザフスタンからドイツへの供給が2月に開始されると明らかにした。
 欧州はウクライナに侵攻しているロシアに対し制裁措置を導入しているがDruzhba Pipelineは対象外で、Transneft社はドイツに2月に20,000tのカザフスタン産原油を供給する契約で合意したとしている。
 また、TASS通信によると、同パイプライン経由でポーランドに500,000tの石油が供給された。
2022.12.28
 21:32
讀賣新聞

(Yahoo)

プーチン氏、CIS 8か国の首脳に指輪プレゼント…実際に着けたのはベラルーシ大統領だけ <2301-122813>
 ロシアの独立系メディアMedusaなどによると、27日にサンクトペテルブルクで閉幕した旧ソ連の独立国家共同体 (
CIS) 非公式首脳会議に出席した8ヵ国首脳に、プーチン露大統領が記念の指輪をプレゼントした。 指輪は中心部にCISのマークをあしらい「ロシア、新年おめでとう2023」の文字が透かし彫りになっている。
 ロシアは旧ソ連圏での影響力低下が指摘されており、「盟主」を自任するロシアを中心に加盟国が結集するとの願いを込めたとの観測も出ているが、Medusaは指輪を実際に着けたのはベラルーシのルカシェンコ大統領だけだったと報じた。
2022.12.28
 08:40
ロイタ通信

(Yahoo)

カザフスタン、1月にロシアの輸送管経由で独向け原油供給か=関係筋 <2301-122804>
 業界筋の2人が27日に、カザフスタンが2023年1月に自国産のKEBCO原油をロシアのドルジバ・パイプライン経由でドイツに供給する計画だということを明らかにした。
 関係者は、カザフ政府はロシア国営パイプライン運営会社Transneft'に対し、原油2万㌧の輸送許可を要請したと話している。 原油はカラチャガナク油田から供給されるもようである。
 今回の件について、カザフ・エネルギー省はコメントを控え、カラチャガナク油田の運営会社はコメント要請に応じていない。
2022.11.28
 23:37
AFP=時事

(Yahoo)

ロシア・カザフ首脳会談、協力関係を再確認 <2212-112813>
 カザフスタンのトカエフ大統領が28日、モスクワを訪問しプーチン露大統領と会談した。
 両国はウクライナ情勢をめぐり意見の相違が表面化していたが、歴史的につながりの深い両国の協力関係を改めて確認した。
2022.11.24
 08:17
時事通信

(Yahoo)

ロシア軍事同盟に不満 支配地域喪失のアルメニア <2212-112412>
 旧ソ連圏の集団安全保障条約機構 (
CSTO) 首脳会議が23日、アルメニアの首都エレバンで行われた。
 会議では主催国アルメニアのパシニャン首相が会議冒頭ナゴルノカラバフで2020年にアゼルバイジャンと衝突し、支配地域の多くを失ったと無為無策によりアルメニア内外で軍事同盟のイメージが「著しく損なわれた」と苦言を呈し、不満を盟主プーチン露大統領にぶつけ軍事同盟の在り方に不満を表明したとロイタ通信などが報じた。
2022.11.21
 18:14
毎日新聞

(Yahoo)

トカエフ・カザフスタン大統領が再選 中国・欧米との関係拡大へ <2212-112111>
 カザフスタンで20日に大統領選が投開票され、トカエフ大統領が再選を決めた。 トカエフ政権は2期目で従来以上に中国や欧米諸国などとの関係拡大を進めるとみられる。 カザフスタンは旧宗主国のロシアと関係を維持してきたが、ロシアによるウクライナ侵攻を巡り対露関係を冷却化させている。
 ウクライナ侵攻では、ウクライナ戦線への派兵要請を拒んだと報じられ、6月にはプーチン大統領が同席した経済会合で、ウクライナ東部の親露派勢力が独立国を自称する「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」について国家承認しないと明言した。 西側外交筋は、トカエフ大統領だけではなくカザフスタンの政治エリートもロシアと距離を取ろうと試みていると分析している。
2022.11.01
 08:40
ロイタ通信

(Yahoo)

カザフスタン、ロシア主導の経済連合に消極的=RIA <2212-110104>
 ロシア通信 (RIA) が31日にロシア上級外交官が、カザフスタンがユーラシア経済連合や大ユーラシア・パートナーシップのロシア主導プロジェクトへの熱意を失っていると述べたと報じた。
 旧ソ連構成国で2番目の経済大国であるカザフは、ウクライナ侵攻以来、ロシアと距離を置いている。 カザフ政府は平和を呼びかけ、ロシアがウクライナの一部を併合するために行った住民投票を認めないとしている。
2022.10.18
 10:24
時事通信

(Yahoo)

キルギス、ロシアに介入要請 タジクとの国境紛争 <2211-101802>
 キルギスの国営メディアが17日に高官の話として、キルギスのジャパロフ大統領が、隣国タジキスタンとの国境紛争解決のためプーチン露大統領に介入を要請したと報じた。
 高官は、ソ連崩壊の時点で国境を画定していなかったから問題が噴き出したとし、ソ連の後継国家はロシアでソ連時代の記録も地図もモスクワにあると述べた。
2022.10.16
 09:00
朝日新聞

(Yahoo)

「我々に敬意を」プーチン氏に異例の注文 同盟国、噴き出す不満 <2211-101604>
 タジキスタンのラフモン大統領が14日、カザフスタンの首都アスタナで開かれた独立国家共同体 (
CIS) など中央アジア諸国とロシアとの会議で、プーチン露大統領に「我々に敬意を払ってほしい」と異例の注文をした。 地元メディアによると、ラフモン大統領の発言14日の会議で飛び出し、「我々は1億人も2億人もいない。 しかし敬意は払われたい。 何か間違いを犯したのか。 挨拶をちゃんとしなかったのか」とプーチン氏に問いかけたという。
 ロシアは中央アジアなど旧ソ連地域を勢力圏と位置づけ盟主として振る舞ってきたが、ウクライナ侵攻で劣勢を強いられ想定外の事態を招いている。
2022.09.27
 22:37
AFP=時事

(Yahoo)

ジョージアとカザフ、ロシア人の入国が動員令後に急増 <2210-092707>
 ジョージアとカザフスタンの当局は27日、プーチン露大統領が部分的動員を発表して以来、ロシアからの入国者が数万人規模で殺到していると明らかにした。
 一方、中央アジアのカザフスタン政府も27日に、ロシアが動員令を発表して以降、ロシア人98,000人が入国したと発表した。 カザフのトカエフ大統領は同日、「ロシアから絶望的な状況により国を去らざるを得ない人が大半だ。 われわれは彼らの世話をし安全を確保しなければならない」と述べ、ロシア人の安全を確保すると表明した。
2022.09.22
 05:43
時事通信

(Yahoo)

11月20日にカザフ大統領選 政権基盤強化へ前倒し <2210-092204>
 カザフスタンのトカエフ大統領が21日、次期大統領選を11月20日に前倒しすると決めた。
 2019年にナザルバエフ前大統領から権力を継承し、本来の任期満了は2024年であるが、今年1月に反政府デモの混乱に乗じてナザルバエフ氏を失脚させたトカエフ大統領としては、勢いがあるうちに任期を延ばし、政権基盤を強化する狙いがある。
2022.09.19
 22:27
日経新聞 国境衝突、死者100人に キルギスとタジキスタン <2210-091909>
 ロシア通信などが、中央アジアのキルギスとタジキスタンの国境で14日に始まった治安当局間の銃撃戦で、キルギス保健省は19日に死者が59人、負傷者が160人を超えたと発表したと報じた。
 タジキスタン外務省は41人が死亡、30人が負傷したとしており、双方の死者は計100人に達した。
2022.09.16
 23:01
ロイタ通信

(Yahoo)

キルギスとタジキスタン、停戦で合意 国境衝突で死傷者 <2210-091619>
 キルギス大統領府が、キルギスのジャパロフ大統領タジキスタンのラフモン大統領が16日に上海協力機構 (SCO) 首脳会議が開催されているウズベキスタンで会談し、国境地帯での軍事衝突を巡り停戦と軍の撤収を命じることで合意したと発表した。
 キルギス国境警備隊によると、停戦は現地時間16:00に発効する。 タジキスタン当局も停戦で合意したことを確認した。
2022.09.16
 16:03
ロイタ通信

(Yahoo)

キルギス・タジク国境紛争激化、重火器投入 民間人の死者も <2210-091613>
 中央アジアのキルギスとタジキスタンの国境で今週始まった軍事衝突が激化している。 両国は16日、戦車や迫撃砲などの重火器を使用したと互いに非難した。 一連の衝突で民間人を含む少なくとも3人が死亡、27人が負傷している。
 キルギスの国境警備隊は、数ヵ所の前哨基地が16日早朝にタジキスタン軍の砲撃を受け、国境地帯の至る所で衝突が発生したと発表した。 タジキスタン軍は
MBTAPC、迫撃砲を使用しているとした。
 これに対しタジキスタンは、キルギス軍が重火器で前哨基地1ヵ所と7ヵ所の村を砲撃したと非難した。
2022.09.14
 15:35
ロイタ通信

(Yahoo)

キルギス・タジク国境で衝突、2人死亡 ロシア調停の用意表明 <2210-091415>
 中央アジアのキルギスとタジキスタン国境警備隊が14日に衝突し、双方の当局者によると少なくとも2名が死亡した。
 タジキスタンは、キルギスの国境警備隊が先に前哨基地に発砲砲撃したと主張し、タジキスタン側で国境警備隊員少なくとも2名が死亡し、民間人5人を含む11人が負傷したという。 キルギスの当局者によると、少なくとも兵士2名と民間人2人が負傷した。
 ウズベキスタン、およびタジキスタンと国境を接する南部のバトケン州の2ヵ所で交戦があったと明らかにした。 キルギスの国境警備隊は、国境が画定していない地域にタジキスタン側が陣取ったと非難している。
 両国はロシアの同盟国で国内にロシア軍の基地を持つが、国境問題を巡って頻繁に衝突しており、昨年は全面戦争寸前まで緊張が高まった。
2022.09.14
 06:59
時事通信

(Yahoo)

首都の名称、またアスタナに?  前大統領の影響力排除 カザフ <2210-091406>
 カザフスタンの大統領報道官が13日にfacebookで、トカエフ大統領が首都の名称について、2019年に自身の提唱でナザルバエフ前大統領のファーストネームに変更した「ヌルスルタン」から、元の「アスタナ」に戻す案に賛同したことを明らかにした。
2022.07.26
 11:20
Wall Street Journal プーチン氏目算に狂い、中央アジア諸国冷ややか <2208-072607>
 ロシアは今年初め、反政府デモが暴徒化していたカザフスタンに対して、2,000名規模の部隊を派遣し鎮圧に当たらせた。 その6週間後、ロシアがウクライナへの侵攻を開始すると、カザフには侵攻への支持を表明してロシアに恩返しする機会が訪れたが、カザフはそうしなかった。 カザフをはじめ、ロシア南部と国境を接する中央アジア諸国は、侵攻に対して中立な立場を維持した。
 旧ソ連圏諸国でロシアへの全面的な支持を表明しているのはベラルーシのみで、カザフは西側の対ロシア制裁履行すると確約し、ロシアを迂回したルート経由で欧州への石油輸出を拡大するとし、国防費の増強にも動いた。 これに加え、カザフを自国の勢力圏に引き込みたい米国からの訪問団を受け入れた。
2022.06.18
 07:44
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ東部の親ロ派承認せず カザフ大統領 <2207-061807>
 カザフスタンのトカエフ大統領が17日、プーチン大統領も参加したサンクトペテルブルクで開かれた国際経済フォーラムのパネルディスカッションで、2月のウクライナ侵攻開始直前にロシアが独立を承認したウクライナ東部の親露派ドネツク人民共和国ルガンスク人民共和国国家として承認しない考えを示した。
 トカエフ大統領は、国家の一体性と民族自決の権利は国際社会で互いに相反する価値観だと指摘し、仮に独立を求める世界中の民族全ての独立を認めれば、国連加盟国の数は現在の193から600以上にもなり「大混乱を招く」と指摘した。
2022.06.06
 05:28
時事通信

(Yahoo)

カザフスタン、国民投票で改憲案承認 前大統領の影響力排除 <2207-060602>
 中央アジアのカザフスタンで5日、憲法改正の是非を問う国民投票が行われ、改憲案は承認された。
 現行憲法は2019年に退任したナザルバエフ氏に初代大統領かつ「国父」として特別な地位を認めていたが、改憲案は関連の条文を削除し、長年権力を握り続けたナザルバエフ前大統領の影響力を排除する内容で、中央選管が6日発表した暫定結果によると、賛成が77.18%に上った。
2022.05.15
 14:04
AFP=時事

(Yahoo)

反タリバン勢力が反攻開始、住民多数避難 アフガン・パンジシール渓谷 <2206-051504>
 アフガニスタン北東部パンジシール渓谷の住民が14日、タリバンの統治に抵抗する武装勢力民族抵抗戦線(NRF)が攻勢を開始し、多数の民間人が避難していることを明らかにした。 NRFは先週、昨年8月以来初となるタリバンへの攻撃を開始したと発表した。 NRFとタリバンは共にこの数日で敵の戦闘員数十人を殺害したと主張している。
 パンジシール渓谷は、1980年代の旧ソ連軍による侵攻への抵抗の地として知られ、90年代後半の第一次タリバン政権時代にも抵抗勢力の拠点となった要衝で、当時抵抗勢力を率いた故マスード司令官の息子が指揮するNRFも昨年8月、同地に立てこもってタリバン政権復活に最後まで抵抗した。
2022.04.27
 05:00
日経新聞 苦悩深める旧ソ連諸国 対応割れたロシアの「裏庭」 <2205-042708>
 ロシアのウクライナへの侵攻に対し旧ソ連諸国が対応に苦慮している。 ロシアの非人道的な軍事行動には総じて否定的だが、反旗を翻せばロシアの反発は必至なため、目立った外交活動は控えざるを得ないのが実情のようである。
 ロシアを全面的に支持するのはベラルーシだけで、逆にすでに完全に西側陣営に入っているバルト三国以外で反ロシアを鮮明にして侵攻を非難しているのがジョージアとモルドバである。
 こうした各国の立ち位置を如実に示したのが、ロシアによるウクライナ侵攻を受けた一連の国連総会決議で、ジョージアとモルドバはいずれも賛成票を投じた。
 それ以外の国々は総じて、棄権、あるいは投票に参加しないで明確な態度表明を控えているが、国連人権理からロシアを追放する決議案には、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ウズベキスタンの中央アジア4ヵ国が反対に回った。
2022.02.27
 15:27
朝日新聞

(Yahoo)

カザフ、ロシアからの軍派遣要求を拒否 東部独立も承認せずと米報道 <2203-022710>
 NBC TVが当局者の話として27日までに、カザフスタンがロシアからウクライナ侵攻への軍派遣を求められたものの、要請を断っていたと報じた。
 また、ウクライナ東部の親ロシア派組織が自ら名乗る「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」の独立についても、カザフは承認していないと報じた。
2022.02.05 朝日新聞

(Yahoo)

騒乱への対応、習氏がカザフ大統領を支持 支援の意向伝える <2203-020506>
 中国の習国家主席が5日、カザフスタンのトカエフ大統領北京で会談した。 中国外務省の発表によると、1月に起きた騒乱を制圧して権力を完全に掌握したトカエフ大統領に対し、習主席は必要な支援を行う用意があることも伝えた。
 中国にとって、カザフスタンは一帯一路の要衝でもあり、習主席は地域安全保障についても意思疎通を強化したいとした。
2022.01.28 時事通信

(Yahoo)

国境で戦闘、2人死亡 キルギスとタジク <2202-012809>
 中央アジアのキルギスが27日、国境に展開した隣国タジキスタンの部隊がキルギス側を攻撃したと非難した。
 タジク当局は28日、衝突で2人が死亡したと発表した。
【註】
 キルギスとタジクの武力衝突は2021年5月にも発生し、キルギス側で36名、タジク側で19名が死亡した。
【関連記事:2107-051202 (JDW 2021.05.12)】
2022.01.19 産経新聞

(Yahoo)

カザフ前大統領が完全引退表明 騒乱後初めて姿 <2202-011901>
 カザフスタンの反政府騒乱で、公の場に姿を見せていなかったナザルバエフ前大統領が18日にビデオ声明を発表した。 2019年の大統領退任後も院政を続けたナザルバエフ氏は政界からの完全引退を表明した。
 ナザルバエフ氏は国家安全保障会議の終身議長の座にあったが、年初からの騒乱の中で5日にトカエフ大統領が議長職を引き継いだと発表され、ナザルバエフ氏の側近や親族の要職からの解任や拘束も続いた。
2022.01.12 AFP=時事

(Yahoo)

カザフ大統領、異例の前大統領批判 <2202-011205>
 カザフスタンのトカエフ大統領が11日、異例となるナザルバエフ前大統領批判を展開した。 トカエフ大統領は生中継された議員とのオンライン会議で、ナザルバエフ政権は「国際基準からみても富裕層」を創り出したと批判するなどナザルバエフ氏批判を次々と展開し、更に「国民に敬意を表し、体系的かつ日常的に国民を支援する時が来た」と訴え、「極めて大きな利益を出している企業」に国家資金を納めるよう求める意向を示した。
 ナザルバエフ氏は2019年に大統領の職を退任した後も、「国家指導者」という憲法上の地位にとどまり影響力を維持していた。
2022.01.11 ロイタ通信

(Yahoo)

カザフ、ロシア主導部隊が2日後に撤退開始 新首相選出 <2202-011108>
 カザフスタンのトカエフ大統領は11日、抗議デモ鎮圧のため先週派遣を要請した集団安全保障条約機構 (
CSTO) の平和維持軍の主要任務が終了したとして、2日後に撤退を開始すると表明した。 撤退は10日間で完了する見通しという。
 これに先立ち、大統領はスマイロフ前第1副首相を首相に任命し、議会下院は直ちに同氏を首相に選出した。
2022.01.11 ロイタ通信

(Yahoo)

カザフスタンを「外国テロリスト」から保護、ロ大統領が勝利宣言 <2202-011101>
 プーチン露大統領が10日、ロシアが主導する旧ソ連諸国の集団安全保障条約機構 (CSTO) の首脳会議で、政府に対する抗議デモが発生したカザフスタンを外国が後ろ盾するテロリストから守ることができたとして勝利を宣言した。
 同時に、他の旧ソ連諸国もCSTOが守ると表明した。
2022.01.09 共同通信

(Yahoo)

ロシア、カザフで軍事力誇示 旧ソ連圏の親ロ政権転覆阻止 <2202-010906>
 デモが暴徒化したカザフスタン情勢で、ロシア主導の集団安全保障条約機構 (
CSTO) が9日までに予定の部隊を投入し、治安維持のための本格的な展開を開始した。
 ロシアのTV各局は8日にデモ隊に一時占拠され旅客機の発着が停止されている最大都市アルマトイの国際空港に、大型輸送機で運ばれたロシア軍の兵士や戦車などが展開し、空港を支配下に置いたと現地から報じた。
 ロシアのプーチン政権は圧倒的軍事力を誇示してカザフの体制を擁護し、旧ソ連圏での親露政権転覆容認しない姿勢を鮮明にした。
2022.01.08 共同通信

(Yahoo)

ナザルバエフ氏に出国報道 カザフ、デモ受け動向臆測 <2202-010802>
 政府への抗議デモが拡大したカザフスタン情勢を巡り、地元メディアのオルダが7日に情報筋の話として、ナザルバエフ前大統領が出国したと報じるなど、前大統領の動向に注目が集まっている。
 デモでは隠然たる影響力を維持するナザルバエフ氏らへの不満が爆発しているが、同氏は公の場に姿を見せずさまざまな臆測を呼んでおり、出国したとの報道は行き先や理由は明らかにされておらず信憑性は不明である。
2022.01.08 讀賣新聞

(Yahoo)

カザフスタン前大統領、出国か…旧ソ連末期から実権掌握してきた「国父」 <2202-010801>
 カザフスタンのニュースサイト「オルダ」が7日に関係筋の話として、ナザルバエフ前大統領が家族と共に出国したと報じた。 行き先などは伝えていない。
 ナザルバエフ氏は、ソ連時代末期の1990年から政治実権を握り「国父」とされてきており、カザフで続いているデモでは2019年の大統領退任後も院政を敷いたナザルバエフ氏の政界引退を求める声が強まっていた。
2022.01.07 ロイタ通信

(Yahoo)

カザフ大統領、デモ隊は「テロリスト」 さらなる騒乱に射殺命令 <2202-010708>
 カザフスタンのトカエフ大統領が7日にデモ参加者を「無法者」や「テロリスト」と呼んだ上で、さらなる騒乱が起きれば射殺するよう命じた。
 その上で、対テロリスト作戦の一環として、法執行機関と軍隊に警告なしに射殺するよう命じたと表明した。
2022.01.07 ロイタ通信

(Yahoo)

カザフのウラン生産世界最大手、抗議デモの影響ない 輸出契約履行 <2202-010705>
 ウラン生産で世界最大手カザフスタン国営カザトムプロム社が6日、国内の混乱による生産や輸出への影響はないと発表した。 同社によると、カザトムプロム社の一次ウラン生産量は2020年の世界生産量の23%を占めた。
 カザフスタンでは燃料価格の値上げに抗議するデモが発生し、一部が暴徒化するなど混乱が起きているためウラン価格が上昇し、5日のスポット価格は11月30日以来の高値を記録した。
2022.01.07 時事通信

(Yahoo)

米、ロシア軍の動き注視 カザフ情勢、人権尊重求める <2202-010704>
 サキ米大統領報道官が6日の記者会見で、反政府デモで混乱が広がるカザフスタンロシア主導の平和維持部隊が派遣されたことについて注視していると述べた。
 サキ報道官は、カザフ政府によるロシア軍部隊の派遣要請正当なものかどうかについて疑問を持っていると表明した。
2022.01.07 日経新聞 カザフ抗議デモ、ロシアなどが安保機構部隊派遣 2500人 <2202-010703>
 InterFax通信などが、カザフスタンで発生した抗議デモに対し、ロシアに続きロシア主導の集団安全保障条約機構
CSTO加盟国が相次いでカザフスタンに部隊を派遣していると報じた。
 アルメニアやタジキスタンは6日から部隊派遣を始めており、各国が派遣する部隊の総勢は2,500名程度となる見通しでデモ鎮圧の動きが激化するとみられる。
2022.01.07 ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア主導組織、カザフスタンに部隊派遣 抗議デモに介入 <2202-010701>
 燃料価格引き上げに対する抗議デモの一部が暴徒化したカザフスタンの主要都市アルマトイの治安当局が6日、路上や主要広場でデモ隊と衝突し数十人が死亡したと発表した。 国営TVによると少なくとも13人の治安部隊員が死亡、そのうち2人は首が切断されたという。
 こうしたなか、トカエフ大統領はロシアなど旧ソ連諸国でつくる集団安全保障条約機構
CSTOに支援を要請した。 CSTO事務局はロシア空挺部隊の先遣隊がカザフに到着し、すでに与えられた任務を遂行し始めたと発表した。 派遣されるのはロシア軍のほかベラルーシ、アルメニア、タジキスタン、キルギスの部隊も含まれるというが、全体の規模は不明である。
2022.01.06 時事通信

(Yahoo)

英、カザフ混乱を非難 ロシア介入に欧州懸念 <2202-010612>
 トラス英外相が6日の下院答弁で、反政府デモをきっかけに混乱が拡大するカザフスタン情勢をめぐり「暴力行為と財産破壊を非難する」と表明した。
 トラス外相は「懸念しており、情勢を注意深くフォローしている。 どのような対応を取るべきか、同盟国とさらに調整する」と述べた。
2022.01.06 BBC News

(Yahoo)

カザフスタンで反政府デモが拡大、ロシア軍事同盟の支援を要請 <2202-010607>
 カザフスタンでは液化石油ガス(LPG)の急激な値上がりを背景に年明けから反政府デモが拡大していて、2日から国内各地で大規模な反政府デモが続いており、デモ参加者らは他の政治的な問題についても不満の声を上げている。
 デモの拡大を受け、カザフスタン全土に非常事態宣言が出され、トカエフ大統領は4日に内閣の総辞職を命じ、燃料費を元に戻すと表明したもののデモは鎮静化していない。  そうしたなか、トカエフ大統領は6日未明のTV演説で、ロシアと旧ソビエト連邦の構成国5ヵ国でつくる軍事同盟である集団安全保障条約機構 (
CSTO) に支援を要請したため、ロシア主導の軍事同盟が、カザフスタンに部隊を派遣することが明らかになった。
2021.12.05 AFP=時事

(Yahoo)

タリバン、投降したアフガン治安要員47人処刑か 欧米や日本が非難 <2201-120503>
 米国務省が4日、アフガニスタンのタリバン投降した前政権の治安要員を即決処刑したとの国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ (HRW) の報告を受け、日本など西側各国とタリバンを非難する声明を出し、早急な調査を求めた。
 共同声明には、米国、EU、英国、日本、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ルーマニア、ウクライナなどが名を連ねた。
2021.12.01 AP

(Yahoo)

タリバン対イスラム国の構図 アフガン東部で IS 協力者狩り <2201-120101>
 人権グループが11月30日、タリバンがアフガニスタン東部ナンガルハル州で、ISに協力している疑いがある市民狩りを始めていることを明らかにした。 同州のジャララバードでは30日にタリバン治安部隊がISのアジトを急襲、8時間におよぶ激しい戦闘が続いた。
 同情報筋の話では、タリバンは8月に政権に復帰以降、これまでに100人以上の元警察官や元情報関係者らを殺害するか始末しており、人権グループによると、元アフガニスタン軍兵士に対する報復も続いているという。 同グループによると、これまでに報復処刑が行われたのは4州だけだったが、同様のケースが他の州でも起きているという。
2021.11.20 時事通信

(Yahoo)

チュルク系諸国が結束強化 ウイグル族に期待、中国警戒も <2112-112007>
 トルコが主催するアゼルバイジャン、カザフスタン、キルギス、ウズベキスタンで構成されるチュルク評議会の首脳会議がイスタンブールで12日に行われ、同評議会を機構に格上げすることを決定した。 新設のチュルク諸国機構は、政治、経済など多方面での関係強化を謳い、評議会のオブザーバーとなっていたトルクメニスタンとハンガリーのほか、ウクライナなども参画を検討しているという。 エルドアン大統領は、太陽が再び東から昇り始める時期は近いと訴えた。
 新疆ウイグル自治区出身のウイグル族からはこの動きに歓迎の声が出ており、トルコに亡命したウイグル族の指導者トゥムチュルク氏は、チュルクが結束すれば中国の対抗措置を恐れず、異を唱えることも可能になるのではないか」と期待する。
 ただ、経済圏構想「一帯一路」を掲げる中国の影響力が浸透し、チュルク系各国では対中関係を重視する意見が経済界を中心に根強いため、機構を主導するトルコとしても、中国と露骨な対立は避けたいのが本音で、掛け声とは裏腹に慎重な対応を求められることになりそうである。
2021.11.18 ロイタ通信

(Yahoo)

「イスラム国」がアフガン全土に拡大、国際社会の支援必要=国連特使 <2112-111809>
 国連アフガニスタン支援団 (UNAMA) のライオンズ事務総長特別代表が17日、タリバンが実権を掌握した後のアフガニスタン情勢に関する調査結果国連安全保障理事会で発表し、ISIS系の組織であるイスラム国ホラサン州 (ISKP) が拡大しており、全土34県のほとんどに存在が確認されると説明した。
 特使は、ISKPは一時は首都と一部の県にのみ存在していたが現在はほぼ全県に存在し、活動が一段と活発になっていると説明し、タリバンはISKP拡大に歯止めをかけられておらず、対処の方法はISKP戦闘員と疑われる人物の超法規的拘束や殺害に強く依存しているとし、国際社会がもっと注目すべき領域だと述べた。
2021.11.10 朝日新聞

(Yahoo)

アフガン周辺国会議、インドが主催 ロシアやイランに続く動き <2112-111003>
 インド政府が10日、アフガニスタン周辺国外交安全保障担当幹部を招き、タリバンが権力を掌握したアフガニスタンの情勢を議論する会議を開いた。 ロシアやイラン、中央アジア5ヵ国が出席したが、中国とパキスタンは参加を見送った
 地域への影響力拡大を狙うロシアやイラン、パキスタンなど各国がアフガニスタンについての会議を主催するなか、インドはいずれにも招かれていないことから、自ら会議を開くことで地域大国としてアフガニスタンに関与していく姿勢を国際社会に示す狙いとみられる。
2021.11.08 時事通信

(Yahoo)

旧政府軍兵士らIS合流 タリバン、警戒強化 アフガン <2112-110801>
 Wall Street Journal紙が10月31日に複数のアフガン軍、治安関係者の証言として、タリバンが崩壊させた旧民主政権の政府軍兵士や情報機関員が、かつての同僚がISIS系武装勢力に合流しつつあると報じた。 まだ比較的少数とみられているが増加しつつあると警告している。
 軍事の専門知識や治安の機微に触れる情報がISIS系勢力に流れ込めば、組織の強化が飛躍的に進む恐れがある。
2021.11.03 Jane's Defence Weekly Kyrgyzstan to acquire Bayraktar TB2 from Turkey <2201-110311>
 キルギスタンが10月21日、トルコBaykar社製Bayraktar TB2 UAVを購入すると発表した。 Bayraktar TB2は間もなく引き渡されるという。
 またロシアからOrlan-10 UAVも購入したことを明らかにしたが、詳細は明らかにしなかった。
2021.11.02 AFP=時事

(Yahoo)

アフガン首都で軍病院襲撃 19人死亡、50人負傷 <2112-110205>
 アフガニスタンの首都カブールにあるのサルダル・モハマド・ダウド・カーン病院が2日に襲撃を受け、保健当局者によると少なくとも19人が死亡し50人が負傷した。 タリバンの報道担当者によると、バイクに乗った自爆犯が病院の入り口で爆弾を起爆させた後、武装集団が病院構内に入り銃撃に及んだ。 襲撃犯は全員死亡したという。 現地のAFPスタッフは最初の爆発から30分後に2度目の爆発音を聞いた。
 タリバンは国内の安定化を目指しているが、ISISのアフガン分派による攻撃が相次ぎ、多数の死者が出ている。 2日の襲撃については、現時点で犯行声明は出ていない。
2021.10.29 AFP=時事

(Yahoo)

中国、タジクの警察施設建設支援へ アフガンとの国境近く <2111-102901>
 匿名でAFPの電話取材に応じたタジキスタン議会の報道官が28日、同国下院がアフガニスタンとの国境に近い山岳地帯Gorno-Badakhshan自治州のIshkashim地区に中国の支援を受けて警察施設を建設する計画を承認したことを明らかにした。 報道官は、建設費用$8.5Bは全額中国側が負担し、完成後施設はタジク警察に引き渡されると説明した。 タジクの南東部には既に中国軍基地が1ヵ所あるとされており、新基地の建設は両国の安全保障関係の深まりを示している。
Ishkashim の位置 (GoogleMap)】
 中央アジア諸国はタリバン政権と協力関係を築いているが、タジクはタリバンに反発して直接の協議を避けている。 中国はタリバンと友好関係を築こうとする一方、アフガンに潜伏しているイスラム系少数民族ウイグル人の分離独立派が国境を越えて新疆ウイグル自治区に侵入して来ないよう取り締まりを求めている。
 中国外務省はこの件に関するAFPの取材に対し、中央アジアに中国の基地は一切ないと断言すると回答した。
2021.10.28 CNN

(Yahoo)

米の対アフガン軍事作戦の拠点、ウズベクやタジキスタン想定 <2111-102807>
 バイデン政権が米連邦議会議員に対して行った機密扱いの説明の詳細に通じる3人の関係筋が、米軍が完全撤退したアフガニスタンに対するテロ対策などでの越境作戦で、米国がウズベキスタンやタジキスタン軍事拠点を構築する有力候補地として見据えていることを明らかにした。 ただこの軍事拠点づくりについてはロシアのプーチン大統領や両国の政治家らからの反発が予想され、実現しない可能性もあるとした。
 米国務省のシャーマン副長官は今月、ウズベキスタンを訪問しミルジヨエフ同国大統領と会談後の声明によると、今後の対アフガン政策などについて協議した。
2021.10.26 産経新聞

(Yahoo)

中国外相、タリバンに支援申し出る <2111-102603>
 中国の王毅外相が25日に訪問先のカタールの首都ドーハで、タリバン暫定政権のバラダル第1副首相代行と会談した。 中国外務省の発表によると、王外相は「力の及ぶ限り人道支援物資を提供したい」と述べ、支援を申し出た。
 王外相は「米欧に対タリバン制裁を解除するよう促している」と強調する一方、米欧が懸念を示している女性の権利について「適切に保護することを望む」とくぎを刺した。 また新疆ウイグル自治区の独立派組織である東トルキスタン・イスラム運動 (ETIM)のアフガンでの活動取り締まることも求めた。
2021.10.25 AP

(Yahoo)

旧ソ連同盟国が軍事演習 イスラム過激派の脅威を想定 <2111-102501>
 アフガニスタン北部で国境を接するタジキスタンで10月24日、集団安全保障条約加盟の6ヵ国が参加して、アフガニスタンからの治安上の脅威に対処する軍事演習が行われた。
 ドゥシャンベにある同国最大の軍事基地で実施される1週間にわたる演習には、ホスト国タジキスタンをはじめ、ロシアアルメニアベラルーシカザフスタンキルギスから6,500名以上の将兵と700両の車両が参加した。
2021.10.22 Stars & Stripes Russian, Tajik troops hold joint drills near Afghan border <2111-102209>
 ロシア軍とロシア主導の集団安全保障条約機構構成国であるタジキスタン軍が、アフガニスタンから安全保障上の脅威に備えてタジキスタンとアフズニスタン国境の北方20kmに位置するMomirak射場で合同演習を実施した。
 この演習にはロシア側から5,000名の部隊と700両の装甲車両武装ヘリと共に参加した。
2021.10.21 テレ朝 News

(Yahoo)

ロシアでタリバン参加の国際会議 <2111-102101>
 アフガニスタンで事実上権力を掌握したタリバンが参加する国際会議「モスクワ・フォーマット」モスクワで開催され、タリバンの代表団のほか中国やパキスタンなどが参加した。 タリバンを承認していない米国は参加を見送った。 協議では安定的な政権移行やISISへの対応などが議論されたとみられる。
 また、タリバン側によると現在凍結されているアフガニスタン政府が米国など外国に保有する資産を巡り、参加国が凍結の解除を求めることで一致したという。
2021.10.15 AFP=時事

(Yahoo)

アフガン南部のモスクで自爆攻撃 41人死亡、多数負傷 <2111-101503>
 アフガニスタン南部カンダハルシーア派モスクで15日に自爆攻撃があり、医療当局によると少なくとも41人が死亡、70人前後が負傷した。 爆発が起きたのは週で最も人が集まる金曜礼拝の最中だった。
 犯行声明は今のところ出されていないが、1週間前にも北部クンドゥズシーア派モスクでた自爆攻撃があり、ISISが犯行声明を出していた。
2021.10.13 Jane's Defence Weekly Turkmenistan parades new equipment <2112-101309>
 トルクメニスタンで9月27日に行われた独立30周年記念閲兵式にセルビア製のLazar 3
APCや、MAN-M及びMAM-Mマイクロ誘導弾を装備した(註:トルコ製Bayraktar TB2 UAVなどが参加した。 またElbit社製SkyStriker遊弋索敵弾も公開された。
 そのほかに中国製Dongfeng Mengshi 4×4車3両に続いてロシア製KamAZ-63968 Taifun-K 6×6 MRAP車も見られた。
2021.10.09 朝日新聞

(Yahoo)

ISが犯行声明、自爆テロか 55人死亡のモスク爆発 <2111-100902>
 アフガニスタン北部クンドゥズ州にあるシーア派のモスクで8日昼に起きた爆発で、AFP通信は死者が少なくとも55人に達したと報じた。 自爆テロとみられて、ISISの支部組織が同日夜に系列のアマク通信を通じて犯行声明を出した。
 ISIS支部は、同国で実権を握ったタリバンと対立しているほか、少数派にあたるシーア派を異端視しており、各地で攻撃を続けている。
2021.10.09 TBS News

(Yahoo)

アフガニスタン北部のシーア派モスクで爆発 約200人死傷 <2111-100901>
 ロイタ通信によると、8日にアフガニスタン北部クンドゥズ州にあるシーア派のモスクで爆発があり、これまでに46人が死亡、140人以上が負傷した。
 多くの信者が集まる金曜礼拝が狙われたとみられ、今後、死傷者はさらに増える可能性がある。
【関連記事:2111-100603 (BBC 2021.10.06)】
2021.10.06 BBC News

(Yahoo)

タリバン、少数派ハザラ13人を殺害 10代少女も犠牲に=国際人権団体 <2111-100603>
 国際人権団体アムネスティ・インターナショナルが5日、アフガニスタンでタリバンが8月に10代の少女1人も含む少数派ハザラ人13人を殺害したと発表した。 犠牲者のうち9人はタリバンに投降した前アフガニスタン政府軍の兵士だったため、この殺害は戦争犯罪に当たるとみられるという。 ほかの2人は民間人で、タリバンが前政府軍の兵士たちの家族に発砲した際に撃たれたとされ17歳の少女も含まれる。
 ハザラはアフガニスタンで3番目に大きい民族で主にイスラム教シーア派であることから、スンニ派の多いアフガニスタンやパキスタンで長年にわたって差別と迫害を受けてきた。 タリバンが8月にアフガニスタンの実権を握って以降、ハザラ人を殺害したとして非難されるのは今回で2度目である。
2021.10.05 ロイタ通信

(Yahoo)

アフガン首都の爆発、IS が犯行声明 <2111-100502>
 アフガニスタンの首都カブールにあるモスクの入り口付近で3日に爆発が発生し複数の民間人に死傷者が出たことについて、ISISが4日に犯行声明を発表したことをもISISが運営するアマク通信が無料通信アプリ「テレグラム」で明らかにした。
2021.09.20 毎日新聞

(Yahoo)

タリバン車両の爆発相次ぐ IS系が犯行声明 戦闘員8人死亡か <2110-092002>
 AP通信などが、アフガニスタン東部ナンガルハル州ジャララバードで18、19両日にタリバンの車両を狙った爆発が相次いで起こり、ISIS系組織が19日に系列ニュースサイトで犯行声明を出したと報じた。 AP通信によると、両日の爆発では複数のタリバン戦闘員を含む少なくとも8人が死亡した。 またロイタ通信は、病院や目撃者からの情報として18日の爆発で20人が負傷したと伝えている。 爆発現場のナンガルハル州は、IS系組織が拠点を築いてきたことで知られる。
 ISIS系組織はタリバンと敵対関係にあり、8月にはカブール国際空港のゲートなどで自爆テロを起こし、米兵13人を含む170人以上が死亡した。
2021.09.19 AFP=時事

(Yahoo)

アフガンで爆発相次ぐ タリバン狙ったか <2110-091901>
 アフガニスタンのカブールなどで18日にタリバンを狙ったとみられる爆発が相次ぎ、タリバンの構成員ら少なくとも3人が死亡したとみられる。
 AP通信などによると、カブールで18日に止まっていた車が爆発し2人がケガをした。 また、東部のジャララバードでもタリバンの車両3台が相次いで爆発し、タリバンの構成員ら3人が死亡し、市民を含むおよそ20人がケガをしたという。
 いずれの爆発もタリバンを狙ったものとみられるが、犯行声明は出ていない
2021.09.17 日経新聞 旧ソ連・安保機構首脳会議 アフガン国境の防衛強化 <2110-091701>
 ロシアが主導する旧ソ連諸国の集団安全保障条約機構 (
CSTO) が16日にタジキスタンの首都ドゥシャンベで首脳会議を開き、タリバンが全土を制圧したアフガニスタンとタジクとの国境地域の防衛を強化することで合意した。 タジキスタンはアフガンと1,340kmの国境があり、同国の混乱で国境を越えてテロ組織などが流入する懸念が高まっている。
 CSTOはロシア、ベラルーシ、アルメニア、キルギス、カザフスタン、タジクが加盟する軍事同盟で、即応部隊の展開力を強めると共に、タジクで大規模な軍事演習を実施する。
2021.09.16 讀賣新聞

(Yahoo)

米国務・国防長官、アフガン早期撤収「反対していた」…バイデン氏は受け入れず <2110-091601>
 米メディアが14日、アフガニスタン駐留米軍の早期撤収にブリンケン国務長官とオースティン国防長官反対する意見をバイデン大統領に具申していたと一斉に報じた。 Washington Post紙の著名記者ウッドワード氏らが出版する新著で明らかにしたという。
 それによると、ブリンケン長官は今年3月のNATO外相理事会で同盟国とアフガン問題を協議し、早期撤収に反対する立場に転じた。 また、オースティン長官も同時期にバイデン長官に対し、米軍撤収を3~4段階に分けて行うべきだと提案していた。 両長官は同盟国の意見も踏まえ、アフガン政府とイスラム主義勢力タリバンによる和解協議の進展を促すため、米軍撤収を取引材料に使う考えだったが、バイデン大統領は受け入れずに4月に完全撤収を表明した。
2021.09.06 時事通信

(Yahoo)

タリバン「全土制圧」宣言 反対勢力は否定 アフガン <2110-090603>
 アフガニスタンで実権を掌握したタリバンが6日、反対勢力が最後の拠点としていた北東部パンジシール州を完全制圧したと発表し全土制圧を宣言した。 タリバンのムジャヒド報道担当者は6日の記者会見で、交渉での解決に全力を尽くしたが、妥結しなかったため武力を行使したと述べた。
 これに対し同州の反タリバン勢力のアフガン国民抵抗戦線 (NRFA) はツイッターで、タリバンの州制圧の情報は誤りで、われわれは複数の戦略的拠点で抵抗を続けていると反論した。 NRFAを率いるマスード氏も私は無事だとツイッターに投稿し、インターネットに投稿した動画で「国の尊厳、自由、平和のための全土蜂起」を呼び掛けた。
2021.09.06 ロイタ通信

(Yahoo)

タリバン、抵抗勢力の牙城パンジシール州を完全掌握と表明 <2110-090602>
 アフガニスタンのタリバンが6日、抵抗勢力の支配地域として残っていた北東部パンジシール州を完全に掌握したと表明した。 SNSにはタリバンのメンバーがパンジシール州知事庁舎の門の前に立つ写真が投稿されている。
 これについて反タリバン勢力、アフガニスタン民族抵抗戦線 (NRFA) を率いるマスード氏のコメントは得られていない
2021.09.05 テレ朝 News

(Yahoo)

アフガニスタン 反タリバン勢力の抵抗続く <2110-090501>
 アフガニスタンではタリバンが反タリバン勢力の最後の拠点である北東部の州に攻勢を強めているが、反タリバン勢力も抵抗し攻防が続いている。
 ロイタ通信などによると、タリバンと北東部パンジシール州を最後の拠点とする反タリバン勢力との間で4日も戦闘が続いている模様で、タリバンは州境の高地に到達したものの、反タリバン勢力に押し戻されたという。 反タリバン勢力は、旧タリバン政権に対抗して2001年に暗殺されたマスード司令官の息子、アフマド・マスード氏が率いている。
2021.09.04 讀賣新聞

(Yahoo)

タリバン、「一帯一路」のアフガン拡大要望…中国・パキスタン経済回廊 <2110-090405>
 タリバンのムジャヒド報道官が3日にパキスタンの首都イスラマバードで開かれた国際会議にオンラインで参加し、中国とパキスタンが進める大規模インフラ整備事業の中パ経済回廊 (CPEC) を、アフガンまで拡大するよう呼びかけた。 CPECは中国西部からパキスタン南西部グワダル港までの2,700kmの間に高速道路や発電所、港湾などを整備する計画で、中国の巨大経済圏構想一帯一路の中心事業に位置づけられている。
 米欧がアフガン支援の継続に慎重な姿勢を示すなか、タリバンは中パ両国にインフラ整備で協力を仰ぐ構えである。
2021.09.04 AFP=時事

(Yahoo)

タリバン、最後の抵抗勢力に猛攻 アフガン・パンジシール渓谷 <2110-090401>
 アフガニスタンの首都カブールから80kmの距離にあるパンジシール渓谷を拠点にタリバンに対する武力闘争を続ける抵抗勢力は3日、タリバンからの激しい攻撃に応戦していることを明らかにした。  3日夜にはパンジシールが陥落したとのうわさが広まり、カブール市内では祝砲が鳴り響いたがタリバンからの正式発表はなく、AFPの電話取材に応じた住民はパンジシール陥落の情報を否定している。
 両者による和平交渉は失敗し、国内のほぼ全域を制圧したタリバンは、パンジシールを掌握することで軍事作戦に終止符を打つことを目指している。
2021.09.02 テレ朝 News

(Yahoo)

中国、アフガン混乱の波及警戒 国境地域で軍事演習 <2110-090207>
 米軍の撤退でアフガニスタン情勢が不安定化するなか、混乱の波及を警戒した中国が国境地帯で、新疆ウイグル自治区に展開する
PLA部隊の実弾演習映像を公開した。 演習は標高5,000mの高地で行われ、砲兵部隊や防空部隊の作戦遂行能力を検証したという。
 中国PLAは8月にロシア軍との合同演習を行ったほか、11日からは中露に加えて中央アジアなどの諸国でつくる上海協力機構の合同演習にも参加する。
2021.09.02 CNN

(Yahoo)

パンジシールで戦闘再開、タリバンに抵抗の最後の州 アフガン <2110-090205>
 アフガニスタン北東部パンジシール州でタリバンの統治に抵抗する武装勢力が2日までに、パンジシール渓谷付近でタリバンとの戦闘が再開したと発表した。 タリバンの司令官もこの事実を認めた。
Panjshīr州の位置
 山地が多いパンジシールは同国で実権を握ったタリバンの手に落ちていない唯一の州で、この武装勢力は「アフガニスタンの反タリバン国家抵抗戦線 (NRF)」と名乗っている。 NRFの司令官はCNNの取材に、同州へつながるカワク峠で激しい戦いが続いているとしたうえで、タリバン側の攻撃を退けたと述べた。 タリバン側に数百人規模の死者が出たとも述べた。
2021.09.02 時事通信

(Yahoo)

タジク国境防衛、米が支援 <2110-090201>
 タジキスタンの米大使館が1日、アフガニスタンやウズベキスタンとの国境を防衛するためのタジク南西部の施設更新を米国が支援すると発表した。
 タジク国境警備隊が「さらに迅速に国境に展開し脅威に対応する」ことを目的とするという。
2021.08.31 CNN

(Yahoo)

米軍がアフガニスタンからの撤退を完了 <2109-083101>
 米中央軍司令官のマッケンジー海兵隊大将が米東部時間30日に、米軍がアフガニスタンからの撤退を完了したと発表した。
 マッケンジー大将は、最後のC-17がカルザイ国際空港を米東部時間30日15:29に離陸し、撤退完了と救出作戦の終了を宣言すると述べた。
2021.08.30 Military Times US defense system downed one rocket in Kabul attack <2109-083004>
 アフガニスタン・カブールの空港に8月30日にロケット弾5発が打ち込まれたが、そのうちの1発を米軍の
C-RAMが撃墜し、米軍に死傷者は出なかった。
 Kandahar航空基地には米軍がC-RAMシステム(註:Phalanx CIWSのトレーラ搭載型LPWS)を配備し、2018年1月18日には試射(右図)が行われている。
【関連記事:0521-100003 (IDR 2005.10)】
2021.08.30 時事通信

(Yahoo)

ロシア兵500人が演習 アフガン隣国タジクで <2109-083003>
 InterFaxが、緊迫するアフガニスタン情勢を受けタジキスタンに駐留するロシア軍500名演習を開始したとロシア中央軍管区が30日に発表したと報じた。 演習はアフガン国境に近い山岳地帯で行われた。 中央軍管区はまた、ロシア軍がタジクでS-300の発射訓練を実施したことも発表した。
 ロシアは中央アジア諸国を経由し、アフガンからイスラム過激派が自国に流入することを警戒しており、ロシア主導の集団安全保障条約機構(CSTO)は9月にキルギスで、10月にタジク合同演習を予定している。
2021.08.30 BBC News

(Yahoo)

カブール空港へロケット砲 米軍が迎撃か <2109-083002>
 カブールのカルザイ空港へ向けて30日朝にロケット弾5発が撃ち込まれ、米軍のBMDに迎撃されたという。 アフガニスタンの地元メディアは同日朝、カブール市内の自動車から発射され、市内を越えて空港の方向へ向かったと報じた。 31日までカブール空港を管理する米軍は、ロケット弾や迫撃砲を迎撃するシステムを配備している。 米大統領府はロケット砲撃があったことを認めた上で、米軍撤収期限の8月31日まで、退避支援活動は不断で継続すると述べた。
2021.08.29 テレ朝 News

(Yahoo)

中ロなど8ヵ国が合同軍事演習へ アフガン混迷の中 <2109-082902>
 アフガニスタン情勢への懸念が深まるなか、中国国防省は27日に上海協力機構加盟8ヵ国が9月11日からロシアで対テロ演習を行うと発表した。 市街地での銃撃戦やドローンによる襲撃への対応を想定し、中国メディアは現地に向かう中国軍の様子を伝えている。 演習には中国とロシアのほか、パキスタンウズベキスタンなどから合わせて4,000名の将兵が参加する。
 習国家主席とプーチン大統領は25日にアフガニスタン情勢による混乱が波及しないよう連携強化を確認している。
2021.08.28 BBC News

(Yahoo)

米軍、IS系「計画者」をドローン攻撃で殺害 カブール空港での退避続く <2109-082801>
 アフガニスタンのカブール空港で26日18:00頃、米英軍の兵士が空港に入る人たちの手続きをしていたゲートで自爆攻撃があり、複数の地元情報によるとこの攻撃による爆発で死者は170人に及ぶおそれがある。
Nangarhar州の位置 (Google Map)】
 これに対し米中央軍司令部は日本時間28日午前にIS-Kナンガルハール州UAVで攻撃し、計画者1人を殺害したと発表した。 IS-KとはIS系のアフガニスタン地元組織ISKPISISホラサン州ISIS-KあるいはIS-Kなどと呼ばれる)のことで、25日夜にカブール空港の入り口で起きた自爆攻撃については、このIS-Kが犯行声明を出している。
 バイデン米大統領は攻撃後の演説で、攻撃を忘れず許さず、責任者を追い込み代償を払わせると言明していた。
2021.08.25 Jane's Defence Weekly AAF aircrat relocated to Uzbekistan <2110-082501>
 8月15日にアフガニスタンがタリバンの手に落ちたことから、40機以上のアフガン空軍機ウズベキスタンのTermez空港へ脱出した。 16日にPlanet Labsの衛星がTermez空港を撮影した画像には21機の小型固定翼機と26機のへりが写っていた。 映っていたのはC-208 11機、A-29軽攻撃機10機、Mi-17 16機、Mi-25 5機、UH-60 5機で、17日には少なくとも3機のUH-60が確認されている。
 米議会報告書によるとアフガン空軍は6月末の時点でA-29 23機、AC-208 10機、C-130 3機、C-208 23機、Mi-17 32機、MD-530 43機、UH-60 33機を保有していた。
2021.08.23 時事通信

(Yahoo)

タリバン、北東部3地区を再制圧 政権樹立になお時間 アフガン <2109-082302>
 アフガニスタンで実権を掌握したタリバンの報道担当者は23日、反タリバン勢力が奪還した北東部バグラン州の3地区再制圧したと述べた。
 AFP通信によると報道担当者は、首都カブール北方のパンジシール州の渓谷反タリバン勢力を包囲したとも明かし、平和的な問題解決を試みていると、戦闘より交渉を優先する姿勢を見せている。
2021.08.23 時事通信

(Yahoo)

自衛隊機、アフガンに出発 邦人・現地スタッフ退避へ 外国人輸送は初 <2109-082301>
 政府は3日午前、首相官邸で国家安全保障会議(NSC)を開き、タリバンが実権を掌握したアフガニスタンに残る邦人や大使館などの現地スタッフ国外退避させるため自衛隊機を派遣する方針を確認し、岸信夫防衛相が自衛隊に派遣を命じた。 自衛隊法に基づく措置で、外国人の輸送は初めてとなる。
 第1陣となるC-2 1機は同日夕にカブール国際空港に向けて入間基地を出発した。 24日にはC-130 2機も出発し、隊員数百名も現地入りして準備が整い次第、輸送活動を開始する。
 輸送対象は、国際機関の日本人職員に加え、日本大使館やJICAのアフガニスタン人など現地スタッフで、家族も含め数百人規模になり、カブール国際空港から周辺国に向かう。
2021.08.22 テレ朝 News

(Yahoo)

自衛隊 アフガン派遣へ 現地スタッフ退避で <2109-082204>
 アフガニスタンでは大使館やJICA(国際協力機構)で働いている現地スタッフ20人余りが国外に退避できずにいるため、政府は退避させるため、C-2とC-130を派遣する方向で最終調整しており、23日にも行われる国家安全保障会議 (NSC) で最終決定し次第出発する。
2021.08.22 日テレ News

(Yahoo)

タリバン制圧の3地区を奪還 死傷者多数か <2109-082203>
 アフガニスタン地元メディアが21日、北部でタリバンが制圧していた3地区を地元勢力が奪還したと報じた。 アフガンでは、タリバンの支配が唯一及んでいない北東部のパンジシール州で、タリバンに組織的に抵抗する動きが出ていて、地元メディアによるとパンジシール州に隣接する北部のバグラン州で、タリバンに抵抗する勢力が3地区を奪還したという。
 タリバンが実権を掌握した後、支配地域が奪還されたのは初めてで、双方に多数の死傷者が出たもようである。
2021.08.20 共同通信

(Yahoo)

アフガン、反タリバン勢力が結集 市民デモも、兵力劣り支援求める <2109-082001>
 タリバンの制圧を逃れたアフガニスタン北東部反タリバン勢力が結集し始めた。 2001年に崩壊した旧タリバン政権に抵抗し暗殺された国民的英雄マスード司令官の息子と、暫定大統領を宣言したサレー第1副大統領が20日までに合流した。
 ただ、反タリバン勢力の拠点はタリバンに取り囲まれ補給路を断たれている上、兵力は推定2,000~3,000人で、75,000人と推定されるタリバンとの差は大きく、欧米諸国に武器や弾薬の支援を求めている。
Panjshīr州の位置
2021.08.19 朝日新聞

(Yahoo)

アフガン第1副大統領が「暫定大統領」宣言 闘争準備か <2109-081904>
 アフガニスタンの第1副大統領として政権を支えていたサーレ氏が、全国で唯一タリバンによって制圧されていない北東部パンジシール州に身を潜めていることが、複数の住民への取材でわかった。 タリバンが権力を掌握した後、サーレ氏は政権の崩壊を認めず、ツイッターで暫定大統領に就任したと宣言し、同州に避難した軍兵士や地元軍閥らと武装闘争の準備を急いでいるとみられる。
 パンジシール州の住民男性が15日に撮影して朝日新聞に提供した動画の一場面では、迷彩服を着た男たちが、装甲車を連ねて渓谷を進む。 男たちはタリバンの猛攻を受け守りが堅い渓谷に避難した政府軍兵士らで、住民によると19日までに数千人が全国から同州に逃げてきたという。 広場には軍用ヘリや軍用車が並んでいる。
2021.08.18 朝日新聞

(Yahoo)

ドイツ、アフガンへの援助停止へ「1セントも送らない」 <2109-081802>
 メルケル独首相が17日、力タリバンが権力を掌握したアフガニスタンに対して、現在の状況では開発援助はできないと述べ、一時的に停止する方針を明らかにした。 ドイツはアフガニスタンの援助に1,000名以上が関わっており、首相は「現地スタッフの退避を急いでいる」と述べた。 マース外相は先週、タリバンが完全に支配すれば、1セントたりともアフガニスタンには送らないとの考えを示していた。 ドイツはアフガニスタンに対する主要な援助国の一つで、他の援助国の方針にも影響を与えそうである。
 DPA通信によると、ドイツからアフガニスタンへの援助は今年、総額€430Mが予定され、インフラ構築のほか、地元警察の訓練、女性教育の向上などを目的としていた。
2021.08.16 時事通信

(Yahoo)

ウズベク、越境アフガン軍機撃墜 タジクは着陸許可 <2109-081606>
 InterFax通信によると、ウズベキスタン国防省が16日、15日に隣国アフガニスタンから不法に越境しようとしたアフガン軍機をウズベク領内で撃墜したと明らかにしたと報じた。 パイロット2名は重体という。
 一方、同じくアフガンの隣国タジキスタンは16日、複数のアフガン軍機のタジク南部の空港への着陸を許可した。 アフガン機から救難信号が発信されていたといい、100名超の兵士が到着した。
2021.08.16 共同通信

(Yahoo)

米大使館の退避作業完了 <2109-081604>
 CNN TVによると、アフガニスタンの首都カブールにある米大使館に掲げられていた米国旗が15日に降ろされ、職員らの退避が完了した。 大使館業務はカブールの空港にある施設で続ける。
2021.08.16 共同通信

(Yahoo)

タリバンが政権掌握、20年ぶり アフガン大統領国外脱出 <2109-081603>
 国外に脱出したアフガニスタンのガニ大統領が15日、駐留米軍の撤退完了を前に全土で猛攻を続けたタリバンが勝利したとする声明を発表し、タリバンによる政権掌握を認めた
 これにより民主政権は瓦解し、今後タリバン主導の国家づくりが進む。 タリバンが同国を支配するのは、2001年の米中枢同時テロ後の米英軍による攻撃で旧タリバン政権が崩壊して以来約20年ぶりになる。
 タリバンは旧政権時代、イスラム教の厳格な適用を掲げ、女性の権利をないがしろにするなど恐怖政治を敷いた。
2021.08.16 TBS News信

(Yahoo)

タリバン大統領府を掌握、空港では銃撃の報告も <2109-081602>
 ロイタ通信などによると、タリバンは15日にアフガニスタンの首都カブールにある大統領府を掌握した。 アルジャジーラTVは、大統領府の中にいる大勢のタリバン戦闘員の姿を報じている。 大統領府を掌握したことで、近くタリバンによる首都制圧の発表が行われる公算が高まっている。
 タリバンの広報官は、海外の外交官やジャーナリストらに対し「安全を保障する」との声明を発表しているが、現地の米大使館は空港で銃声が確認されたことから、厳重な警戒を呼びかけている。
2021.08.15 産経新聞

(Yahoo)

ガニ大統領国外へ脱出 タリバン、戦闘員に首都入り指示 <2109-081503>
 アフガン政府でタリバンとの和平交渉を担当するアブドラ国家和解高等評議会議長が、ガニ大統領が15日に首都カブールから国外に脱出隣国のタジキスタンに向かったことを明らかにした。 アブドラ議長は公開したビデオメッセージで、ガニ大統領を「元大統領」と呼んでおり、大統領は既に辞任している可能性がある。
 この結果2001年の米軍進攻後に成立したアフガンの民主政権は事実上崩壊した。
2021.08.15 FNN プライム

(Yahoo)

米・バイデン大統領 アフガニスタンに約5000人の米軍派遣発表 <2109-081502>
 バイデン米大統領が、アフガニスタンの首都カブールから民間人などを国外に避難させるため、5,000名規模の軍を派遣することを発表した。
 AP通信によると、タリバンはカブールまでわずか11kmの地区まで侵攻している。 このためバイデン大統領はカブールに残されている大使館員や民間人などを国外に退避させるために、これまで承認したものに加え、合わせて5,000名規模の軍を派遣することを発表した。
2021.08.14 毎日新聞

(Yahoo)

アフガンで大使館閉鎖や職員退避の動き相次ぐ <2109-081402>
 アフガニスタンタリバンが支配地域を急速に拡大し、陥落した州都は全34州の半数を超える18州となり、タリバンがカブールを制圧する可能性もでている。
 こうした中、米国や英国に続き各国がカブールに駐在する大使館職員の国外退避や、大使館の一時閉鎖の動きを加速させている。 ロイタによると、デンマークとノルウェーは大使館を一時的に閉鎖して職員を退避させることを決めた。 またドイツも現地に残る職員を最小限まで削減し、他の職員はチャーターで退避させる。 国連は現状では退避はさせていないものの、情勢を注視しているという。 米国と英国は大使館の職員らの退避を支援するため、軍の緊急増派を決めている。
2021.08.14 共同通信

(Yahoo)

アフガン政府を「全力支援」 NATOが緊急会合 <2109-081401>
 NATOが13日、アフガニスタン情勢の急激な悪化を受け、ブリュッセルで緊急会合を開催し、ストルテンベルグ事務総長が声明で、反政府武装勢力タリバンの激しい暴力に深い懸念を表明した上で、われわれの目的はアフガンの政府と治安部隊を全力で支援し続けることだと強調した。
 タリバンに対しては「武力で国を奪っても国際社会から認められないことを理解する必要がある」と警告した。
2021.08.13 ロイタ通信

(Yahoo)

英国防相「アルカイダ復活なら軍再派遣も」、アフガン情勢巡り <2109-081304>
 ウォレス英国防相が13日にLBCラジオで、アフガニスタンが国際武装組織アルカイダを再び保護し、西側諸国を脅かすようになれば、英国はアフガンに軍を再派遣すると述べた。
 駐留米軍の撤退に伴いタリバンは攻勢を続けており、地元当局者らが13日に明らかにしたところによると、同国第2の都市カンダハルと第3の都市ヘラートを制圧した。
2021.08.13 時事通信

(Yahoo)

アフガンに3000人増派 大使館員退去支援で 米軍 <2109-081302>
 米国防総省が12日、アフガニスタン各地でタリバンの攻勢が強まる中、在アフガン大使館員の撤収を支援するため、米軍3,000名を派遣することを明らかにした。 国防総省報道官によると、部隊は24~48時間以内に首都カブールの空港に展開する計画で、派遣はあくまで大使館員らの保護が目的だと強調した。
 これに先立ち国務省は大使館の人員縮小を発表したが、大使館は閉鎖せずにビザ発給などは継続する。
2021.08.03 時事通信

(Yahoo)

ロシア・ウズベク軍、演習開始 アフガン国境 <2109-080301>
 タス通信が、ロシア軍とウズベキスタン軍が2日、アフガニスタン国境の都市テルメズの軍事施設で合同演習を開始したと報じた。 演習は5日間の予定という。
 これとは別に両軍はタジキスタンのアフガン国境沿いでも5~10日、3ヵ国軍の合同演習を行う。
2021.07.29 毎日新聞

(Yahoo)

中国とタリバンが接近 米軍撤収後のアフガンに向け思惑一致か <2108-072904>
 アフガニスタンから8月末で米軍が完全撤収するのを前に力タリバンと中国が接近している。 28日には中国の王毅国務委員兼外相がタリバン幹部と天津で会談し、アフガン情勢の安定などについて意見交換した。
 タリバンがアフガン政府に攻勢をかけて支配地域を拡大するなか、米軍撤収後のアフガンでの影響力拡大を図りたい中国側と、中国からの支援を引き出したいタリバン側の思惑が一致した。
 会談で王外相は、タリバンはアフガンで決定的な力を持つ軍事、政治勢力であり、アフガンの和平、復興の過程で重要な役割を発揮することが見込まれると評価した。
2021.07.28 Jane's Defence Weekly Msocow opposed to the construction of US military bases in Central Asia <2109-072803>
 ラブロフ露外相が7月12日、米国が8月末にアフガニスタンから撤退した後に、米国とNATO軍が中央アジアに駐留することに強い反対を示した。  ラブロフ外相は一例にパキスタンを挙げたが、パキスタン首相はその可能性を否定したとし、次に集団安全保障条約機構(註:旧ソ連構成諸国による安全保障の条約機構)の一員でもあるウズベキスタンの可能性を挙げた。
2021.07.28 TBS News

(Yahoo)

中国が中央アジアへの外交攻勢活発化 その狙いは <2108-072802>
 タジキスタンを訪問している中国の魏国防相が27日にラフモン大統領と会談し、アフガン情勢について、テロ対応で連携することを確認した。 中国は王毅外相も今月、タジキスタンなどを訪問するなど、中央アジアの国々への外交攻勢を活発化させている。
 中国は、米軍の撤退完了が来月末に迫るアフガンでの存在感を高めるとともに、国境を接する新疆ウイグル自治区に反政府勢力タリバンの影響力が波及するのを防ぎたい考えがあるとみられる。
2021.05.12 Jane's Defence Weekly Tajikistan and Kyrgystan agree to ceasefire following border clash over resources <2107-051202>
 タジキスタンのメディアによれば、キルギスのバトケン州にあるGolovnoy給水施設をめぐり、28日に双方の住民の対立が激化し施設が破壊されタジク人7人が負傷した。 この小競り合いは29日に軍の衝突に発展し、キルギス側は36名が死亡、153名がが負傷し、タジク側も19名が死亡、88名が死亡した。
 両国は5月1日に停戦に合意し、5月9日までに112kmに及ぶ国境線を画定することで合意した。
2021.04.30 時事通信

(Yahoo)

キルギス、タジクの部隊衝突 国境地帯、死傷者も <2105-043003>
 キルギスとタジキスタンの国境地帯で29日に軍が衝突し、キルギス側は少女を含む3人が死亡、80人以上が負傷し、タジク側も死傷者が出ているもようである。 キルギス外務省は双方が29日夜からの停戦で合意したと発表している。
 キルギスのメディアによれば、キルギス南西部バトケン州にある給水施設をめぐり、28日以降、双方の住民対立が激化した。 タジク側は給水施設のある地域は自国領と主張し住民同士の投石が始まり、軍の衝突に発展した。
2021.04.30 時事通信

(Yahoo)

米、アフガンから撤収開始 NATOも足並み <2105-043002>
 米軍当局者が29日、アフガニスタン駐留米軍撤収を開始したと明らかにした。 米同時テロから20年の節目を迎える9月11日までに完全撤収する。
 NATO軍も足並みをそろえ、駐留部隊の撤収を開始した。
2021.04.15 毎日新聞

(Yahoo)

バイデン大統領、アフガン駐留米軍の完全撤収を正式表明 <2105-041501>
 バイデン米大統領が14日、アフガニスタンの駐留米軍を米同時多発テロから20年の節目となる9月11日までに完全に撤収させると正式に表明した。
 撤収に理想的な条件が整うのを期待しながら、駐留の延長や増派を繰り返すことはできないと述べたうえで、米国史上最長の戦争を終わらせる時だと訴えた。
2021.04.14 WoW! Korea

(Yahoo)

米軍に続きNATO軍も9月にアフガニスタンから20年ぶりに撤収=韓国報道 <2105-041409>
 ロイタ通信などが、バイデン大統領がアフガン駐在米軍の撤退方針を直接発表する予定だと報じたが、米軍に続きNATO軍も今年9月にアフガニスタンから撤退する見通しである。
 AFP通信によると、ドイツのクランプカレンバウアー国防相は公営ARD放送に出演し、NATO軍が米軍と共に9月にアフガンから撤収するものとみられると明らかにした。
2020.07.30 産経新聞 トルコがアゼルバイジャンと合同演習 衝突のアルメニア猛反発 <2008-073008>
 アゼルバイジャン北西部トブス周辺のアルメニアとの国境地帯で12日にアルメニアとの間で交戦が発生し、少なくとも20人が死亡し、両軍のにらみ合いが続いているが、アゼルバイジャンと同国を支援するトルコが29日にアゼルバイシャンとの大規模な合同軍事演習を開始した。 演習は8月10日までの予定で、砲兵などの地上部隊と航空戦力が参加する。
Tovuz の位置 (Google Map)】
 ロシアを後ろ盾とするアルメニアは「挑発行為だ」と猛反発しており、この地域の緊張がさらに高まる恐れがある。 アルメニアにはロシア軍基地があり、アルメニアは露主導の集団安全保障条約機構 (CSTO) に加盟している。
 プーチン露大統領は今月24日、アルメニアとアゼルバイジャンの衝突について「たいへん繊細な問題だ」と警戒心をあらわにした。
2020.07.29 Jane's Defence Weekly Armenia claims Azerbaijiani UAV kills <2009-072907>
 アルメニアが最近撃墜したというアゼルバイジャンのUAVを展示した。 展示されたのはBlueBird ThunderB 1機、Aeronautics Orbiter 3 2機、Hermes 200 1機である。
 アルメニアとアゼルバイジャンは7月17日に衝突した後、小火器や砲迫での攻撃を繰り返している。
 両国がUAVを使用していることは以前から報じられており、アゼルバイジャンはElbit社製SkyStriker索敵遊弋弾Orbiter 3 UAVを、アルメニアはX-55 UAVが報じられている。
2020.07.17 毎日新聞 アゼルバイジャン国防省「原発のミサイル攻撃」言及 アルメニアと国境紛争 <2008-071701>
 InterFax通信などが、アゼルバイジャン国防省が16日にアルメニアとの緊張が高まっていることで、われわれがアルメニアのメツァモール原発を高精度で攻撃できる最新ミサイルシステムを保有していることを忘れてはならないと警告したと報じた。  アルメニアのメディアが、アゼルバイジャンに対するダム攻撃の可能性に触れたのに対し、アゼルバイジャンはダム攻撃への対抗措置として原発攻撃の可能性に言及した。
2020.07.15 日経新聞 アゼルバイジャンとアルメニアが交戦、15人死亡か <2008-071502>
 アゼルバイジャンとアルメニアの間で戦闘があり、14日までの3日間で双方合わせて15人が死亡したもようである。
 両国軍の交戦は12日にアゼルバイジャン北西部のアルメニアとの国境地域で始まり、14日も銃撃や砲撃が続いた。 InterFax通信によると、14日までの戦闘でアゼルバイジャン軍に11名の死者が出た。 アルメニア軍でも4名が死亡したと報じられ、双方に負傷者も多数出ている。
2020.03.04 Jane's Defence Weekly Tajikistan parades newly acquired Chinese-made weapons and platforms <2005-030405>
 タジキスタンが軍創設27周年の2月21日、大量の中国製新型戦闘車両と武器を展示した。
 展示品にはVP11耐地雷車、Mengshi 4×4車、CS/VN3軽装甲車などの車両と、CS/SS4 82mm自走迫撃砲、Type W85 12.7mm機関銃、Type 56-3 7.62mm突撃銃、LR2 12.7mm銃などが含まれている。
 更にT-72B
MBT、D-30A牽引122mm榴弾砲、D-30A 122mm MRL、BTR-70M 8×8 APC、BRDM-2M 4×4偵察装甲車、Zu-23-2 23mm対空機関銃などソ連/ロシア製の装備も展示された。
2020.02.25 Jane's 360 Tajikistan parades newly acquired Chinese-made equipment <2003-022503>
 タジキスタンの首都ドゥシャンベで2月21日に行われた同国軍創立27周年記念式典で、大量の中国製武器等が公開された。
 この日に公開されたのはNORINCO社製VP11
MRAP車、NORINCO社製CS/VN3 装甲戦闘車、Shanabxi Baoji社製Tiger偵察車、Dongfeng社製4×4車などである。
2020.01 International Defence Review Uzbekistan conducs first FD-2000 air-defence test <2002-010009>
 ウズベキスタン陸軍が11月7日、防空部隊が標的機を目標にした初めて中国製のFD-2000中距離SAMの発射試験を行った映像を公開した。
 映像には
TEL 2基を装備した中隊が映っており、それぞれのTELには4発ではなく2発ずつのPechora-2Mミサイルが搭載されていた。
2019.11.22 Jane's 360 Uzbekistan conducts first FD-2000 air-defence test <1912-112206>
 ウズベキスタン陸軍が11月7日、同国防空軍が初めて実施したFD-2000中距離SAMの標的機に対する訓練の映像を公表した。
 映像にはFD-2000の
TEL 2基、HT-233捕捉レーダ1基、指揮統制装置のほかに、Pechora-2M(註:S-125-2M)の発射機2基とソ連時代のS-125(註:SA-3)も写っていた。
2019.10.02 Jane's Defence Weekly Russia's military and political aims converge at 'Centre 2019' <1912-100215>
= ロシア軍が今年実施した最大規模の Centre 2019 演習に関する2頁の記事 =
 ・Russian-led coalition
 ・Airborne capabilities
 ・Logistics challenge
2019.08.28 Jane's Defence Weekly 'Centre 2019' to involve 128,000 troops from seven nations <1910-082805>
 TASS通信が8月20日、Centre 2019演習がロシア、中国、パキスタン、インド、キルギスタン、カザフスタン、タジキスタン、ウズベキスタンの7ヵ国から128,000名以上と航空機600機、火砲450門が、またカスピ海小艦隊から艦艇15隻が参加して9月16~21日に開かれると報じた。  前回のCentre 2015はカザフスタンが参加し95,000名と170機だけの参加であった。
2018.09.03 産経新聞

(Yahoo)

カスピ海は湖か? 海か? 20年越しの論争が決着 権益めぐりイランが譲歩、背景に米の圧力 <1810-090304>
 カスピ海は湖と海では各沿岸国が得られる権益が大きく異なるため、20年以上にわたってロシア、イランなど沿岸5ヵ国 が論争を繰り広げてきたが、カザフスタンで8月12日に開催された5ヵ国首脳会議で、事実上「海」で決着した。
 湖であるとこれまで強硬に主張してきたイランが譲歩したためで、背景にはトランプ米政権によるイラン制裁再発動で懸念される国際的孤立を回避し、ロシアなどとの 関係強化を図る方が国益にかなうとの現実的判断があったとみられる。
2018.08.15 Jane's Defence Weekly Embryonic expansion <1810-081508>
= アゼルバイジャンの軍事産業に関する4頁の記事 =
 ・Opaity in defence
 ・Growing defence-industrial capabilities
 ・International partners
 ・Defence-industrial capabilities: Land
 ・Light weapons
 ・vehicles
 ・Air
 ・Sea
2018.08.13 日経新聞 中央アジアでも中国依存のワナ、トルクメン経済危機 <1809-081302>
 トルクメニスタンが国家収入の大半を占める天然ガスの輸出で中国依存を深める一方、中国への借金が膨らんで資金繰 りが悪化し経済危機に陥っていて、「一帯一路」の要衝と位置づけられる中央アジアでも中国頼みの「ワナ」が浮き彫り になってきた。
 国家収入の7割を天然ガス輸出に頼るトルクメニスタンは2009年にウズベキスタンカザフスタンを経由して 中国と結ぶパイプラインを開通させ、合わせてガス田開発やインフラ建設の資金を中国からの借金に頼り中国依存を強め た。 タジキスタンは4月に発電事業への$300Mの融資の見返りに中国企業に金鉱山の開発権を譲り渡した。  キルギスでは首都ビシケクの発電所事業を巡る政府と中国国有銀行の融資契約の中で、「中国側は債 務不履行の場合、あらゆる資産を要求できる」とする条項が含まれていると報じられており、鉄道建設の交渉でも中国側は融資の見返りに 資源権益を求めていると見られている。
2018.08.12 東京新聞 カスピ海の領有権解決 沿岸5ヵ国が協定署名 <1809-08120>
 ロシア、イラン、カザフスタン、アゼルバイジャン、トルクメニスタンのカスピ海沿岸5ヵ国の首脳会議が12日、各国沿岸から15nmを領海とし 、25nmの排他的漁業権を設定した「法的地位に関する協定」に署名した。
 5ヵ国首脳会議は2002年に始まり今回が5回目になる。
2018.06.29 Jane's 360 Azerbaijan parades SOM cruise missile <1807-062904>
 アゼルバイジャンのバクーで26日に開かれた毎年恒例のパレードで、Roketsan社(註:トルコ)製の
SOM CMが初め て公開された。
 射程250km以上、弾頭重量226kgのSOMには、原型であるGPS誘導のSOM-Aと、地形照合誘導と終末にIIR誘導を行うB1 及びB2型がある。
2018.06.20 Jane's Defence Weekly Azerbaijan desplays new long-range missile systems <1808-062003>
 アゼルバイジャン国防省が6月11日、ベラルーシからPolonez、イスラエルからLORA精密打撃SSMを購入したことを明らか にした。 バクー近くに新設された基地の画像にはPolonezの発射機が3両、LORAの発射機が少なくとも2両写っている。
 ロシアのKommersant紙は4月にアゼルバイジャンがPolonezを発注したことは報じていたがLORAを購入したことは初めて報じられた。
2018.04.10 Jane's 360 Caspian Flotilla rebasing likely to improve deployability in support of Russian security interests in the Middle East <1805-041006>
 ショイグ露国防相が4月2日、カスピ海小艦隊をAstrakhanから不凍港であるKaspiyskに移動させ、人員 も増強したと発表した。
Astrakhan の位置Kaspiysk の位置 (Google Map)】
 カスピ海小艦隊はCMを装備するコルベット艦10隻のほか砲艇6隻、揚陸艦艇8隻、掃海艇7隻で構成され、ロシア軍の南部軍管区に隷属している。
2017.10.25 Jane's Defence Weekly Exercise reveals Aaerbaijani Dana SPH and RM-70 MRL <1712-102505>
 アゼルバイジャンが9月18日に、人員15,000名、装甲車両150両、火砲120門が参加した5日間にわたる演習を開始 した。 この演習にはチェコで設計されたDana 152mm
SPHRM-70 Vampir 122mm 40連装MRLも参加した。 演習を報じた映像には少なくとも9両のDana SPHと8両のRM-70 Vampir MRLが写ってい た。 現地メディアによるとこれら2機種は2016年に購入したもので、初めての演習参加であるという。
 同国陸軍には複数のRM-70 Vampir中隊があったが2010年に全て退役している。 Czechoslovak Groupは2015年2月に改良型のRM-70 Vampirを公表していた。
2017.10.25 Jane's Defence Weekly US to deploy over 3,000 more troops to Afghanistan, says US defence secretary <1712-102501>
 マティス米国防長官が9月19日、トランプ大統領の戦略に基づき3,000名以上の米軍をアフガニスタンへ追加派遣 するとこを明らかにした。
2017.07.05 Jane's Defence Weekly Azerbaijian boosts anti-tank capabilities <1708-070518>
 アゼルバイジャン国防省が6月24日に公表した映像を見ると、少なくとも12両の9K123-1 Khrizantema-S
ATGM搭載車がロシアから引き渡されている。 同国は15両以上を2018年末までに受領する。
 これは2009~2010年に$5Bで行われた契約によるので、4月25日に40両のBTR-82A APCが納入されたのに次ぐ今年二番目の納入になる。
2017.06.16 Yahoo 毎日新聞記事

「米国 アフガン4000人増派へ 現政権下で最大規模」

<1707-061601>
 AP通信が米当局者の話として15日、国防総省がアフガニスタン米軍4,000名を増派する方針を固めたと報じ た。 週明けにマティス国防長官が発表する。 増派が決まればトランプ政権下では最大規模の派兵となる。
 今年2月の米上院軍事委員会でアフガン派遣司令官が数千名規模の派兵が必要と訴えた。 国防長官も米上院で6月、アフガンは危険な状態が続いており、テロ 組織を倒す必要があると発言していた。 米軍は現在8,400名を派兵しているが、テロが頻発するなど治安悪化に歯止めがかからない。
2017.02.27 産経新聞

インターネット

アゼルバイジャン兵5人死亡 ナゴルノカラバフでアルメニア人勢力と衝突 <1703-022707>
 アゼルバイジャン国防省が27日、アルメニア人勢力が実効支配するアゼルバイジャンのナゴルノカラバフ自治州で25日未明に 武力衝突が起き、アゼルバイジャン兵5名が死亡したと発表した。
 アゼルバイジャンはアルメニア側が攻撃したと批判したのに対し、ロイタ通信によるとアルメニア側はアゼルバイジャン軍が侵入してきたと応酬した。
2016.11.09 Jane's Defence Weekly Turkmenistan parades new UAVs <1701-110911>
 ウズベキスタンが10月27日に行われた独立記念式典パレードに、中国CASIC社製のWJ-600A/D
UCAVを参加させた。
 2010年の殊海航空展で初公開されたWJ-600には、ターボジェット型のWJ-600とターボファン型のWJ-600Aがあり、5時間の滞空能力がある。 武装としてはCM-502KG SAM 2発を搭載するほか、YZ-200レーザ誘導爆弾も搭載できると見られている。
2016.09.28 Jane's Defence Weekly Kazakhstan looks to start UAV assembly in 2017 <1611-092809>
 カザフスタン国営Kazakhstan Engineering社が9月16日、Elbit社Skylark及びHermes UAVのライ センス生産で合意したと発表した。 当初は年産5~10機の施設を建設するが、最終的には年産20機を目標にしいるという。
 カザフスタンはロシア製のIrkut-10 UAVを保有していると見られているほか、8月中旬には中国AVIC社の代表と接触している。 6月には同国 がWing Loong CUAVを2機保有していることが明らかになっている。
2016.09.28 Jane's Defence Weekly Armenian parade reveals Iskander ballistic missiles <1611-092805>
 アルメニアが9月21日に行われた独立記念日パレードで、
9K720 Iskander (SS-26)をはじめとする新装備を 公開した。
 Iskanderは発射機と弾薬補給車それぞれ2両ずつで、この他に9K58 Smerch 300mm MRL、Infauna電子戦装置、 Buk 2基、S-300なども公開された。
2016.08.31 Jane's Defence Weekly Crossroads of the Caucasus <1610-083112>
= Azerbaijian の軍事産業に関する4頁の記事 =
 ナゴルノ・カラバフを巡りアルメニアとの永い紛争を繰り広げているアゼルバイジャンは主要な産 油国であると共に、中央アジアとトルコ、東欧を繋ぐコーカサスで重要な位置を占めている。
国防支出の減少
 現在の原油価格安が大きく影響している。 政府はFY15予算で、原油価格を1バーレル$90と見込んでいたが実際には$55近くまで落ち込んでい る。 これによりGDPは-2.8%減少し、IMFは歳入不足を6%と見ている。
国際協力関係樹立の必要性
 アゼルバイジャンの軍事産業にとって鍵となるのは国際協力関係の樹立にある。
2016.05.24 Stars & Stripes US Pacific Command co-hosts peacekeeping drills in Mongolia <1606-052403>
 国連のGlobal Peace Operations計画の一環として40ヶ国から2,000名が参加して6月4日までウランバ ートル近郊で行われるKhaan Quest PKO演習の開会式が、22日に開催され、米大平洋軍司令官ハリス海軍大将が出席 した。
 この演習で米軍は、中国及びロシアの領土近くに部隊を展開させることになった。
2016.05.18 Jane's Defence Weely Four-day war: Nagorno-Karabakh conflict heats up <1607-051809>
= ナゴルノ・カラバフ紛争に関する2頁の記事 =
 5月5日まで4日間続いたナゴルノカラバフを巡るアゼルバイジャンとアルメニアの武力紛争は「4月戦争」と呼ばれ、 一旦沈静化したものの今後更に大規模な戦闘に発展する危険性を含んでいる。
 ・Prelude to war
 ・A failed blitzkrieg ?
 ・Media contrasts
 ・Outcomes
2016.05.04 産経新聞

インターネット

独立承認の法案協議へ ナゴルノ紛争でアルメニア <1606-050401>
 アルメニア政府が5日、ナゴルノカラバフ自治州の独立承認を求める野党が提出した法案を協議 する方針を決めた。 アルメニアはこれまで和平交渉に配慮し、独立を承認していなかったが、アルメニア外務省高官は3日、アゼルバイジャンが自治州に新たな軍事行動 を仕掛けた場合、承認を検討すると表明した。
 自治州ではアルメニア系住民が1991年にナゴルノカラバフ共和国として独立を宣言し、アルメニア国境までの領土一帯を占領したため、自治州は事実上 アルメニアの支配下にある。
【関連記事:1502-011415 (JDW 2015.01.14)】
2016.04.27 Jane's Defence Weekly Nagorno-Karabakh fighting was started by Armenia, says Azerbaijan <1606-042704>
 ナゴルノカラバフを巡る紛争でアルメニアが、先に仕掛けたのはアゼルバイジャンであると 非難したことに対し、駐英アゼルバイジャン駐在武官がこれを否定した。
 同武官によると、アルメニアはこの4日間の戦闘でアゼルバイジャン軍数百名が戦死し、戦車24両、ヘリ2機、UAV数機を破壊したとしているが、同国軍の損害は戦車1両 、Mi-24ヘリ1機、戦死31名であったと言う。
2016.04.13 Jane's Defence Weekly Harop makes combat debut in Nagorno-Karabakh <1606-041303>
 アゼルバイジャンナゴルノカラバフとの戦いに、IAI社製Harop/
Harpy-2を投入した。
 Haropは突入自爆型UAVで、巡航速度100kt、航続距離500kmの性能を持つが、LOSデータリンクで操縦できるのは 150kmまでである。
2016.04.13 Jane's Defence Weekly Nagorno-Karabakh clash left skewed results on battlefield, says Armenia <1606-041302>
 アルメニアが支援するナゴルノカラバフの副大統領が4月6日にブリュッセルで、アゼルバイジャンが周到な準備をした うえ4月1~4日に戦車、ヘリ、UAVで侵攻して来たと述べた。
 それによるとナゴルノカラバフ戦車14両を失い29名が死亡、26名が行方不明の損害を出し、 アゼルバイジャン側も戦車24両ヘリ2機、UAV数機を失ったという。 この戦いでアゼルバイ ジャンは死者数を30名と発表しているが、われわれは500名以上を確認したと言う。
2016.04.06 Yahoo 時事通信記事

「ナゴルノ紛争でロシア非難=アルメニアに『肩入れ』―トルコ大統領」

<1605-040602>
 トルコのエルドアン大統領が6日、アゼルバイジャンの係争地ナゴルノカラバフをめぐる紛争で、ロシアがアルメニアの側 に付いていると非難した。
 エルドアン大統領は、ロシアはトルコが紛争で一方に味方していると主張するが、そうしているのはロシアだと批判、ロシアはウクライナやジョージア(グルジア)で も一方に肩入れしてきたし、現在はシリアでやっていると強調した。
2016.04.06 東京新聞

インターネット

ナゴルノ衝突「停戦宣言」 アゼルとアルメニア系組織 <1605-040601>
 アゼルバイジャンのナゴルノカラバフ自治州を巡る軍事衝突で、アゼルバイジャンと自治州の大部分とアルメニア国境 までの一帯を実効支配するアルメニア系住民でつくる「ナゴルノカラバフ共和国」が5日、それぞれ停戦を宣言した。
 双方は停戦合意したとしているが、その後も共和国側はアゼルバイジャンから攻撃を受けたと主張しており、不安定な情勢が続いている。
2016.04.05 Yahoo ロイタ通信記事

「自治州戦闘激化なら全面戦争の恐れ=アルメニア大統領」

<1605-040503>
 アルメニアのサルキシャン大統領が、ナゴルノカラバフ自治州で発生しているアルメニア系自治州政府部隊とアゼルバ イジャン軍の戦闘が続けば、全面戦争に発展する恐れがあると警告した。
 サルキシャン大統領は首都で外交官らと協議を行い、これ以上戦闘が激化すれば、予測不能かつ不可逆的な結果を招き、全面戦争に発展する恐れがあると述べた。
2016.04.04 Yahoo 産経新聞記事

「アゼルバイジャン戦闘再燃、30人死亡 露・トルコ対立飛び火」

<1605-040402>
 アゼルバイジャン西部のナゴルノカラバフ自治州では3日、同国軍と自治州のアルメニア系武装組織による交戦が続き、 双方の死者は少なくとも30人に達した。 戦車や重火器を使用した本格的な衝突は1日夜に始まり、アゼルバイジャンは12人、アルメニア側は18人 が死亡したとしている。
 ナゴルノカラバフ自治州ではソ連末期に多数派のアルメニア系住民がアルメニアへの帰属変更を求めてアゼルバイジャンと対立し、両国の紛争に発展したが、ロシアの 支援を受けたアルメニア側が自治州の実効支配を確立した状態で、1994年にロシアの仲介で停戦が成立し大規模戦闘は収まっていた。 この紛争では3万人超が死亡したと される。
トルコとロシアを後ろ盾としており、シリア情勢をめぐる露土の対立が戦闘再燃に 影を落とす構図となっている。
【関連記事:1502-011415 (JDW 2015.01.14)】
2016.04.03 Yahoo 時事通信記事

「最後までアゼルバイジャン支援=トルコ大統領」

<1605-040303>
 トルコ大統領府が3日、訪米中のエルドアン大統領がアゼルバイジャンのアルメニア系住民居住地域ナゴルノカラバフ で起きた両国軍の衝突で、トルコがアゼルバイジャンを最後まで支援すると強調したことを明らかにした。
 トルコは文化的、言語学的にアゼルバイジャンに近い一方、アルメニアとはオスマン帝国時代のアルメニア人迫害をめぐり対立している。
【註】
 最近のトルコは、
  1. シリアのアサド政権やこれを支援するロシアと直接対峙
  2. 欧州へ流入するシリア難民の出発地
  3. ISILと戦うシリアのクルド軍との対立
  4. ウクライナと連携する黒海沿岸国
として、国際紛争の準主役になっているが、ここで新たに
  5. ナゴルノカラバフ紛争の黒幕
になろうとしている。
2016.04.02 Yahoo 時事通信記事

「係争地で戦闘、100人以上死亡か=アルメニアとアゼルバイジャン」

<1605-040202>
 アルメニアが事実上占領するアゼルバイジャンの係争地ナゴルノカラバフで2日未明、両国軍の戦闘が再発した。  100名以上の兵士が死亡した可能性があり、両国は相手が攻撃を始めたとして互いに非難している。 ロシアが仲介に乗り出したが、1994年の停戦合意後、最悪規模の人 的被害となる恐れがある。
 アルメニアは、アゼルバイジャンのヘリコプタ戦車などを破壊したと主張しているのに対し、アゼルバイジャンも ヘリが撃墜されたとしている。
【註】
 ヘリや戦車が投入され、100名以上の死者が出たとなると、小競り合いの域を出た本格的な局地戦と見ることができ、ナゴルノカラバフ戦争の再燃が懸念される。
2016.03.27 Yahoo 時事通信記事

「国境挟み一触即発=キルギスとウズベク」

<1604-032702>
 キルギスウズベキスタンの両軍が1週間以上、国境を挟んでにらみ合い、一触即発の危機を続けていた。 ウズベク 軍は18日、軍用車両や兵員を係争地周辺に展開し、キルギス軍も対抗し部隊を出動させていた。 しかし、ウズベク軍は26日に突然撤退したため、キルギスはキルギス側 も応じると表明し、いったんは収まった格好になっている。
 両国国境1,400kmのうち、フェルガナ盆地を中心に300kmが係争中で、隣国タジキスタンも加わって水争いなど小競り合い が絶えない。
2016.02.03 Jane's Defence Weekly Azerbaijan to cut spending by 40% <1603-020310>
 アゼルバイジャン財務省が2016年の国防費を39.7%削減することを示唆した。
 エネルギー価格の低迷を受け同国の国家予算は12.6%削減される。
2016.01.20 Jane's Defence Weekly Russia expands in Armenia amid tensions with Turkey <1603-012011>
 ロシアがトルコとの緊張が高まっていることから、アルメニアへの軍事的進出を強めている。 アルメニアは アゼルバイジャンとのナゴルノ-カラバフ紛争トルコとの関係を悪化させ、未だに両国間の 国交がない
 アルメニアのソ連/ロシア軍はソ連邦から離れた他の共和国同様に1992年に一度は撤退したが、ジョージア侵攻に際し 再び軍事進出し、2000年代初期にはMiG-29やS-300 SAMの存在が確認されている。
2015.02.04 Record China 中央アジアにもイスラム国の影、中国天然ガスパイプラインが危険な状況に―ロシア紙 <1503-020402>
 ロシアのニェザヴィーシマヤ・ガゼータ紙が3日、、トルクメニスタンとアフガニスタンの国境付近に
ISIL が出没 している影響で、中国の天然ガスパイプラインが危険な状況にさらされていると報じた。
 永世中立国であるトルクメニスタンは兵力削減を行っているため安全保障能力は低く、タリバンの小規模部隊にも対応できない状態だという。  このためウズベキスタンはトルクメニスタンが不安定の原因になっている。
2015.01.14 Jane's Defence Weekly Status quo challenged in Nagorno-Karabakh <1502-011415>
 ナゴルノ・カラバフ戦争が停戦してから20年以上経つが、アルメニアとアゼルバイジャンは主導権の確保を狙って 小競り合いを繰り返している。
 2014年8月上旬には境界線を挟んだ小戦争があり、11月12日にはアルメニア軍のヘリが撃墜されて27名が犠牲になった。 アゼルバイジャン側でも2014年に兵士37名が死亡 しており、2014年には1990年代以降最大の死者を出している。
【註】
 ナゴルノ・カラバフはアゼルバイジャンの西部にある地域でアルメニア人が多く居住している。 ソ連時代はナゴルノ・カラバフ自治州が設置されており、ソ連崩壊後の 1992年にアルメニアへの合流を求めてナゴルノ・カラバフ共和国として独立宣言したため、ナゴルノ・カラバフ戦争が勃発した。
 停戦後、ナゴルノ・カラバフ共和国は自治州時代の領域を越えてアルメニアと接するようになり、アゼルバイジャンの9%を実効支配するようになった。
2014.10.01 Jane's Defence Weekly Kazakhstan announces 36.6% rise in spending <1411-100123>
 カザフスタンが今後3年間国防費を36.6%増額する。
 これは急激な経済発展によるもので、対 GDP 比は2014年の0.97%から0.95%に低下する。
2014.09.10 Defense News Israel bolsters strategic ties with Azerbaijan <1410-091008>
 イスラエル国防相が10日、2日間の日程でアゼルバイジャンを訪問し、イランと国境を接する同国との戦略的関係及び武器 輸出相手先としての関係強化を図った。 この訪問はアゼルバイジャンが初めて開いた ADEX-2014 国際兵器展に合わせたもので、同展にはイスラエルから16社等が出展してい る。
 アゼルバイジャンに対するイスラエルで武器輸出額は急速に増大し、最上位になっている。 過去3年間 の輸出額は$4Bにのぼり、IAI社の UAV だけでも$1.6Bにのぼっている。 このほか Rafael社が Spike ミサイル、2009年に現地に子会社を設 立した Elbit社は Cardom 自走迫撃砲やロシア製 T-72 戦車の大規模改修を行っている。
【註】
 イスラエルとアゼルバイジャンの関係は、イスラエルのイラン空爆の拠点となり得る航空基地使用を認めたと報じられるなど、急速に高まっている。
【関連記事:1204-033001 (時事通信 2012.03.30)】
2014.08.27 Jane's Defence Weekly Azerbaijan, Georgia, Turkey hold trilateral meeting <1410-082702>
 アゼルバイジャングルジアトルコ国防相が8月19日に会合を持ち 、3ヵ国の軍事協力について協議し、合同演習の実施などで合意した。
 3ヵ国はカスピ海で産出したアゼルバイジャンガスと石油をグルジアとトルコを経由して欧州に送る パイプラインを設置しているが、ウクライナやグルジアに対する最近のロシアの動きから危機感を高めている。
2014.07 Inrternational Defence Review Kazakh UAVs break cover <1408-070007>
 カザフスタンで開かれた KADEX 2014 で、同国の AspanTechSegment社が、Intelik 回転翼と Shydyn/Karshyga/Burkut/Nysana 固定翼の二種類の小型 UAV を公表した。
Intelik-1: ロータ6基、8kg、1kg搭載、上昇限度9,800ft、滞空能力15分
Intelik-2: ロータ4基、9kg、1kg搭載、上昇限度9,800ft、滞空能力315分
Intelik-3: ロータ6基、7kg、1.1kg搭載、滞空能力30分
Shydyn: 翼端長77cm、重量350g、滞空能力20分、上昇限度1,640ft
Karshyga: 翼端長2m、重量1.5kg、300g搭載、上昇限度4,900ft
Burkut: 翼端長5m、重量40kg、滞空能力10時間、上昇限度9,800ft
Nysana: 翼端長97.5cm、重量30kg、滞空能力7分
2014.07 Inrternational Defence Review IMI reveals Predator Hawk long-range guided artillery rocket <1408-070005>
 IMI社がカザフスタンで開かれた KADEX 2014 で、Predator Hawk 誘導ロケット弾を公表した。 Predator Hawk は全長5.4m 、胴径370mm、弾頭重量200kgで、射程は250km、GPS/GLONASS で誘導され CEP=10mという。
2014.07 Inrternational Defence Review MBDA shows Exocet MM40 Blocdk 3 battery <1408-070004>
 MBDA社がカザフスタンで開かれた KADEX 2014 で、同国海軍に対しカスピ海沿岸防衛用に提案している Exocet MM40 Block 3 沿岸防備システムを公開した。
 沿岸防備用の Exocet は1980年代からあるが、Block 3 は Microturb社製の TR40 を搭載する射程180km型で、1個中隊には16発が装備される。
2014.07 Inrternational Defence Review EXTRA guided rocket offered as a naval weapon <1408-070002>
 IMI社がカザフスタンで開かれた KADEX 2014 で、艦載型
EXTRA 誘導ロケット Trigon を公表した。 Trigon は4発装填のパックを固定発射角で艦上に取り付ける。
 EXTRA は全長4.4m、胴径306mmで、120kgの弾頭を搭載して150kmの射程を有し、精度は CEP=10m という。
2014.06.03 Yahoo 産経新聞通信記事

「米、中央アジアの拠点失う キルギスの空軍基地閉鎖」

<1407-060306>
 米国がアフガニスタンでの対テロ戦で支援拠点として2001年12月にキルギスの首都ビシケク郊外に開設した マナス空軍基地が、3日に閉鎖された。 米国は中央アジアで唯一の軍事拠点を失い、ロシア がこの地域から米軍を排除するのに成功する形となった。
 キルギス政府はロシアから巨額の支援を受け、国際治安支援部隊 (
ISAF) のアフガン撤 収に合わせて基地貸与の打ち切りを決めていた。
2014.03.20 Yahoo 産経新聞記事

「露のクリミア併合 周辺諸国『ドミノ』警戒 モルドバで編入動き」

<1404-032003>
 ロシアがクリミアの併合を決めた問題について、多数のロシア系住民を抱えている旧ソ連諸国は警戒心をもって受け止めて いる。
 旧ソ連地域でドミノ現象を引き起こす兆候はすでに表れており、モルドバの親露分離派地域である沿ドニエストルの議会は 19日までに、ロシアへの編入を容易にする法改正を求める書簡を露下院に送った。 沿ドニエストルではロシア語が公用語とされ、議会はソ連末期の1991年に独立宣言を採択し た。 2006年に行われた住民投票では97%がロシアへの編入に賛成した。
 一方、旧ソ連諸国にはソ連崩壊後も多くのロシア系住民が暮らし、ロシアと関税同盟を組むカザフスタンベラルーシさえ も、ロシアのクリミア介入には態度表明を避けてきた。
2014.01.12 Yahoo 時事通信記事

「キルギス、タジクが銃撃戦=国境警備隊同士、8人負傷」

<1402-011201>
 キルギスとタジキスタンの国境地帯で11日、双方の国境警備隊が銃撃戦を繰り広げ、キルギス側の国境警備隊員と警官6人 、タジク側隊員2人の計8人が負傷した。
2012.09 Jane's Missiles & Rockets S-300PMU-1 systems for Belarus, Kazakhstan <1209-090013>
 ロシアとベラルーシの統合防空組織構築は、ロシアが S-300PMU-1 4個システムをベラルーシに追加売却することで更に強 化される。 ベラルーシは2006年に S-300PMU-1 4個システムを導入している。
 ロシアはカザフスタンとも同様の統合防空組織構築を進めており、カザフスタンは10個 FU を要望しているが、まだ受領は していない。
2012.03.30 Yahoo 時事通信記事
「イスラエルに基地使用許可か=イラン空爆で―アゼルバイジャン」
<1204-033001>
 米外交専門誌 Foeign Policy が29日までに、米当局者の話として、イスラエルアゼルバイジャンから空軍 基地使用許可を得たもようだと報じた。
2012.03.28 Jane's Defence Weekly Radar affray: Israeli-Azeri contract threatens Iran <1205-032811>
 イスラエル国営の IAI社が、イランの裏をかいてアゼルバイジャンに EL/M-2080 Green Pine レーダ2基Heron 1 UAV など、総額$1.1Bの武器を輸出する。
 これについてアゼルバイジャンはイランの懸念を押さえるため、3月12日に国防相がイランを訪問し、これらの武器は対イランではなく対アルメニア であることを強調した。
2012.03.26 Yahoo 毎日新聞記事

「アゼルバイジャン、イスラエルが急接近 焦る隣国イラン」

<1204-032603>
 イランとイスラエルの緊張が高まる中、カスピ海沿岸の小国アゼルバイジャンを巡って両国が激しい綱引きを繰り広げて いる。 イランの北隣にあるアゼルバイジャンをイラン攻撃に備えた拠点にしたいイスラエルと、それを阻みたいイランが対立している。
 アゼルバイジャンは人口の7割がイスラム教シーア派でイランとの関係が深い。 しかし、イスラエルがアゼルバイジャン に急接近しており、2月末にアゼルバイジャンとの間で$1.3Bの武器取引の契約を締結した。
2012.03.07 Jane's Defence Weekly Israel, Azerbaijan sign $1.6bn arms deal
 アゼルバイジャンがイランとアルメニアに対抗するため、IAI社から$1.6Bにのぼる武器を購入する。 購入するのは Green Pine レーダ2基と Heron 1 MALE UAV などである。 この契約で同国とイランの間の緊張が高まると見られる。
 Green Pine は Arrow システムの構成品であるが、Arrow の輸出は Boeing社が計画に参加していることから米国の承認が必要になる。 アゼルバイジャンは最近、 S-300 を装備したが、S-300 は Green Pine レーダと連接できるという。
2010.11.10 Jane's Defence Weekly Azerbaijan seeks closer ties with NATO <1012-111008>
 アゼルバイジャンNATO への接近に意欲的である。 同国はナゴルノ・カラバフを巡るアルメニ アとの紛争は16年間凍結されているものの、コーカサスの国境紛争やイランの核の脅威や、カスピ海の石油資源 を巡る沿岸4ヶ国の熾烈な争いに直面している。
2009.03.04 Jane's Defence Weekly Kazakhstan set to receive Russian S-300 systems <0904-030411>
 カザフスタンがロシアから S-300 を購入し、2009年に配備を開始する。 カザフス タンが購入するのは発射機4基からなる大隊10個分である。
 カザフスタンは石油の売り上げを背景に軍の近代化を進めており、2007年には国防費を74%増額し、2009年には $1.5Bに達すると見られている。
2008.08.13 Jane's Defence Weekly NATO discusses ISAF request for AWACS aircraft <0809-081306>
 NATO 軍事委員会が国際治安支援部隊 (ISAF) から出されている E-3A AWACS 派遣について協議している。  ISAF は E-3A を湾岸のいずれかの国に1年間派遣し、アフガン上空で UAV を含む軍用、民間機の統制にあたることにより、NATO 軍機の空 爆による民間人の犠牲を減らそうとしている。
 これについてドイツに駐留する NATO E-3A 部隊のスポークスマン(米空軍大尉)は、ISAF での任務は我々にとって全く新しいもので、まだ何も決まっていないと 述べている。