その他のヨーロッパ情勢に関する報道

         
年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2024.03.14
 04:21
Reuters 通信

(Yahoo)

オーストリア、ロシア外交官2人に国外退去要請 ロシア報復表明 <2404-031403>
 オーストリア外務省が13日、ロシア大使館に勤務する外交官2人について、外交官としての資格にそぐわない行為を行ったとして、19日までに国外に退去するよう要請したと発表した。  これまでのケースと同様に、オーストリアは国外退去要請に至った状況などについて明らかにしていない。
 オーストリアのシャレンベルク外相の報道官によると、2020年夏以降にオーストリアが国外退去を要請したロシア外交官の数は合計11人になった。
 国営ロシア通信 (RIA) によると、ロシア外務省はオーストリアの決定に「根拠がない」とし報復する姿勢を示した。
2024.03.08
 00:24
朝日新聞

(Yahoo)

欧州委員長の候補にフォンデアライエン氏 欧州議会の最大会派が選出 <2404-030801>
 EUの欧州議会第1会派の欧州人民党 (EPP) が7日、ルーマニアの首都ブカレストで開かれた党大会で、次期欧州委員会委員長の候補に、現職のフォンデアライエン氏を選出した。 フォンデアライエン氏最大会派の候補となり、次期委員長の最有力候補となった。 EPPの党大会では投票資格を持つ801人の代議員のうち499人が投票し、400人が賛成票を投じて次期委員長候補に選ばれた。
 次期欧州委員長をめぐっては、第2会派で中道左派の社会民主進歩同盟 (S&D) もシュミット欧州委員を候補に選出するなど、主要会派の動きが本格化している。 6月の欧州議会選の結果を踏まえて、加盟国の首脳らでつくる欧州理事会が、フォンデアライエン氏ら各会派の候補の中から候補を提案し、欧州議会が最終的に多数決で承認する。
2024.03.01
 21:22
Kyiv Independent Switzerland joins EU in expanding sanctions against Russia <2404-030120>
 スイス政府が3月1日、EUの第13次制裁パッケージに呼応して、対露制裁を拡大したと発表した。
 EUは2月23日にウクライナ侵略に関与した106人の個人と88の団体を対象とする最新の対露制裁パッケージを採択した。 このリストには、インド、スリランカ、中国、セルビア、カザフスタン、タイ、トルコの企業が含まれている。
 EUはまた、ロシアの軍事部門の技術開発に寄与する可能性のある軍民両用物品や技術の輸出規制を強化し、UAVの開発と生産に使用される部品の輸出制限を課した。
2024.02.21
 15:09
Kyiv Independent Switzerland cracks down on Russian sanctions evasion <2403-022108>
 Reuters通信が2月21日、スイスが企業や個人がロシアに対する制裁を回避するためにスイスを利用するのを防ぐ取り組みを強化していると報じた。
 スイスの経済問題省は、制裁を執行し違反の疑いを調査するための調査チームを立ち上げたと述べた。
 ウクライナでの全面戦争が始まって以来、230件が記録されており、これまでに47件の訴訟が発生し、そのうち20件が取り下げられ、9件で重度の罰金を科されたが、その大半はロシアの戦争遂行にとって重要な贅沢品取引や製品の侵害に関連していた。
 スイスは長年の中立政策にもかかわらず、ロシアに課された国際的な制裁に加わり、ウクライナに人道的、政治的、経済的支援を提供している。 
2024.02.15
 08:40
ロイタ通信

(Yahoo)

永世中立国スイス、防衛予算を長期拡充へ 安全保障リスク増大で <2403-021502>
 スイスのアムヘルト大統領兼国防相が14日、2035年時点で使える防衛予算がウクライナ戦争が始まる前の計画に比べて、CHF20B ($22.58B) 上積みされる方針を明らかにした。
 2023年の防衛装備に充当された予算はCHF1.9Bだった。
 ロシアのウクライナ侵攻後、欧州諸国で安全保障を巡る懸念が高まっている様子が改めて浮き彫りになったもので、米大統領選の共和党候補指名争いで優位に立つトランプ前大統領が、防衛予算を十分に確保できないNATO加盟国はロシアに攻撃されても助けないと発言していることも、そうした不安を高めている可能性がある。
2024.01.30 Stars & Stripes Switzerland ships tanks to replace German gear sent to Ukraine <2402-013021>
 スイス国防調達当局Armasuisseが声明で、ウクライナへLeopard 2を供与したドイツに、その補填として売却したLeopard 2A4の第一陣が、30日にドイツのRheinmetall Landsysteme GmbHに引き渡されたことを明らかにした。 今後数日以内に更に16両が送られる予定だが、戦車が販売された価格は明らかにしていない。
 スイス政府は、軍事的中立の伝統を堅持することを保証するために、ウクライナに引き渡されないことを条件に輸出することに同意していた。 それでもスイスがウクライナに対する欧州の軍事支援を積極的に支援し、ドイツが戦車の備蓄を補充できるようにした初めてのケースとなった。
2024.01.16
 02:00
讀賣新聞

(Yahoo)

ダボス会議が開幕、安全保障体制・AI 規制などテーマに議論…各国首脳ら2800人参加 <2402-011603>
 世界経済フォーラムの年次総会(ダボス会議)が15日に19日までの日程でスイスのダボスで開幕した。 世界各国の首脳や企業トップら2,800人が集まり、「信頼の再構築へ」をテーマに議論する。
 マクロン仏大統領李中国首相など各国首脳が参加、日本からは河野デジタル相などが出席する。 ウクライナのゼレンスキー大統領もロシアの侵略後初めて対面参加し、各国に支援継続を呼びかける。
 中東情勢の緊迫化などを受けて、安全保障体制や国際秩序の再構築について議論が行われる。
2024.01.15
 20:38
Kyiov Independent Switzerland plans to allocate over $1.7 billion for Ukraine's recovery <2402-011512>
 
ArmyInformが1月15日にスイスのアヘルド大統領の発言を引用して、スイスが国際協力戦略に基づき、2025年から2028年の間にウクライナの復興活動にCHF1.5B ($1.75B) を割り当てる計画だと報じた。 アヘルド大統領はゼレンスキー大統領が首都ベルンを訪問した際にこれを発表した。
 スイスは、長期中立政策を理由にウクライナへの軍事援助を拒否しながらも、ウクライナに経済的、人道的、政治的支援を提供してきた。
2023.12.01
 17:34
Kyiv Independent Swiss government estimates $8.8 billion worth of Russian assets frozen inside the country <2401-120112>
 スイス経済省が12月1日、対露制裁の一環としてロシアの資産$8.8Bを凍結したと発表した。 この数値は変更される可能性があり、より正確な数値は2Q/2024年末に決定される。
 スイスはまた、ロシア中央銀行の外貨資産$8.4Bを差し止めた。
 中立国のスイスは、全面侵攻開始以来、ウクライナへの経済人道支援を行ってきたが、軍事支援は控えてきた。 スイスの法律では第三国から供給された場合でも、戦闘地域へのスイスの武器の輸出を禁じている。
 全面侵攻以来、法律を変えようとする試みは、スイス議会で繰り返し否決されてきた。
2023.09.30
 20:13
Kyiv Independent NATO announces additional peacekeeping forces in Kosovo <2310-093007>
 今週初めにコソボ北部のバンジャスカで覆面をした一群とコソボ警官の間で銃撃戦が起き、警官1名とセルビア人3名が死亡したためセルビアとコソボの緊張が高まったため、ストルテンベルグNATO事務総長が9月29日に
KFOR増援部隊を派遣すると発表した。
Banjska の位置 (Google Map)】
 コソボでは1998~1999年のコソボ戦争後、2008年にセルビアからの独立を宣言したが、セルビアは同意していない。
2023.09.30
 08:50
時事通信

(Yahoo)

セルビア、国境付近に軍展開 コソボ緊張、米が撤兵要求 <2310-093003>
 米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官が29日の記者会見で、セルビアがコソボとの国境付近に大規模な軍部隊を展開していると明らかにし、撤兵を要求した。 ブリンケン国務長官も同日、セルビアのブチッチ大統領と電話会談し、緊張緩和を呼び掛けた。
 ロシアによるウクライナ侵攻が長期化する中、「欧州の火薬庫」と呼ばれたバルカン半島でも緊張が生じている。
2023.09.01 Janes Ukraine conflict: Switzerland to provide remote-controlled mine-clearing vehicle to Kyiv <2310-090121>
 スイス連邦国防市民防衛スポーツ省 (
DDPS) が8月29日にDigger財団から、ウクライナに贈る遠隔操縦地雷除去車1両を受領したと発表した。
 納入されたのはNPOの同財団が開発したD-250と呼ばれる人道支援装置で、当該車両と運搬車、3年分の予備部品を含めてCHF1.2M ($1.36M) で、9月にVan for Life財団がウクライナの国家緊急事態省に贈与される。
2023.08.02
 05:59
時事通信

(Yahoo)

アイスランド、在ロシア大使館の業務停止 関係悪化で、欧州初 <2309-080205>
 アイスランド外務省が1日の声明で、欧州諸国では初めて駐露大使館の業務を停止したと発表した。
 両国関係が「史上最悪」なためだと説明する一方、国交断絶ではないと強調した。
 アイスランドは6月に、対露関係悪化を受けて大使館閉鎖の方針を発表しロシアは反発していた。
2023.07.05
 14:22
時事通信

(Yahoo)

独主導の防衛調達参加へ 中立国のスイス・オーストリア <2308-070510>
 欧州メディアが、永世中立を掲げるスイスが4日、ドイツが主導する対空防衛システムの共同調達枠組み
ESSIに参加する意向を表明したと報じた。 同じ中立政策を取るオーストリアも1日に加入の意思を示しており、両国とドイツの国防相が7日に会談して加入を確認する。
 ロシアによるウクライナ侵攻で激変した欧州の安全保障環境でミサイル防衛強化の必要性が高まる中、「永世中立国」の西側への接近が一段と鮮明になっている。
 ただ、ESSIはNATO加盟国を中心とした枠組みのため、NATOに加盟していないスイスとオーストリアは集団防衛には参加しない
【註】
 ESSI (European Sky Shield Initiative) はその名が示すように、ドイツが提唱する米国製のPatriotとイスラエル製のArrow 3を基幹としたSky Shield IAMDシステムの構築で、現在17ヵ国が参加を表明しているが最終的に20ヵ国は参加することになるとみられる。
 ただ、この計画にはSAMP/Tのような欧州の装備品でのシステム構築を主張するフランスとイタリアは参加していない。
【関連記事:2308-070309 (DN 2023.07.03)】
 この計画には迎撃弾だけでなくミサイル警報システムやそれらを結ぶネットワークも不可欠であり、EUがEDFで進めようとしている、陸海空宇宙配備の警報システムREACT-Ⅱとも連携すると想像される。
【 REACT-Ⅱ 関連記事:2308-070302 (BD 2023.07.03)】
 そうしてみるとESSIに参加すると言うことは単に装備品の共同購入だけでは済まされないのではと考えられる。
2023.07.02
 09:12
共同通信

(Yahoo)

新防空システムに参加意向 永世中立のオーストリア <2308-070204>
 オーストリアのネハンマー首相が1日、ロシアによるウクライナ侵攻で脅威が高まっているとして、ドイツなどが進める新しい防空システムEuropean Sky Shield Initiative (ESSI) に参加する意向を表明した。
 ネハンマー首相は、領空を守ることにつながると強調し、オーストリアの参加について協議が行われていると説明した。
 オーストリアはEUに加盟しているが、NATOには非加盟永世中立を掲げている。
2023.06.29
 13:38
Bloomberg

(Yahoo)

中立国スイス、ウクライナ向けの戦車約100両売却計画を却下 <2307-062908>
 スイス政府はRUAG社が予定していた100両近い戦車の売却を阻止した。 これらの戦車はウクライナがロシアとの戦争で使用する予定だった。
 申請が却下されたのは、現在イタリアに保管されているLeopard 1 96両で、これらの戦車はドイツで改修され、ウクライナに送られる予定だった。
 スイス政府は、売却申請は適用される法律に反するとし、スイスは中立国であり、紛争地域向けの武器販売を承認することはできないと説明している。
2023.05.30
 01:58
ロイタ通信

(Yahoo)

コソボでセルビア系デモ隊と警官が衝突、NATO軍が鎮圧に <2306-053001>
 コソボセルビア系住民らのデモ隊と警察の衝突が起き、NATO平和維持部隊が鎮圧に乗り出す事態となっている。 NATO軍はコソボの市庁舎周辺に非常線を張り警戒に当たっている。
 コソボ全体ではアルバニア系住民が人口の90%以上を占めるが、北部のセルビア系が多数派の地域でセルビア系住民が市長選をボイコットし、アルバニア系の市長が誕生したことから、緊迫した状況が続いている。
 セルビアのブチッチ大統領は同国軍に最高度の警戒態勢を取るよう指示している。
2023.05.27
 07:49
共同通信

(Yahoo)

セルビア、軍警戒態勢を引き上げ コソボでデモ隊と警察衝突 <2306-052701>
 欧米メディアが、コソボでセルビア系住民らのデモ隊警察との衝突が同日起きたことを受け、セルビアのブチッチ大統領が26日にセルビア軍をコソボ国境に移動させて警戒態勢を最高度に引き上げるよう命じたと報じた。
 報道によると、デモ隊はコソボ北部でアルバニア系の市長が庁舎に入るのを阻止しようとしたため警察は催涙ガスなどでデモ隊の排除を試みた。 双方に負傷者が出たほか、車も放火されたという。
2023.05.10
 12:06
ロイタ通信

(Yahoo)

スイス、30年余ぶり規模の軍事演習 欧州防衛における役割に注目 <2306-051013>
 スイス軍が、9日間に4,000名が参加する過去30年以上で最大規模となるLUX 23演習を実施している。
 LUX 23演習は2021年から予定されており、2022年2月にロシアがウクライナに侵攻したことを受けて計画されたものではないが、スイス軍は侵攻で演習の重要性が高まったとしている。
 武装中立国家のスイスに対しては、ロシアの侵攻と戦うウクライナを支援するよう求める声も上がっており、欧州の防衛における役割が注目されている。 陸軍第1国土師団の師団長トゥーシャー少将は「演習に対する友好国の要望と国民の理解は大きく変化している」と指摘し、「これは当然ウクライナでの戦争に関係がある」と述べた。
 スイスでは、戦地への武器輸出禁止を解除するよう国民や国際社会からの圧力が高まっているが、一部の政治家は中立というスイスの外交政策の伝統が終わることになると懸念している。
Switzerland holds military drills, its role in European defence in focus (Reuter)】
2023.03.08
 17:47
時事通信

(Yahoo)

ウクライナへの武器輸出反対 「法順守」強調 スイス大統領 <2304-030812>
 スイスのベルセ大統領が7日、ロシアの侵攻を受けるウクライナに対するスイスの武器輸出について、引き続き反対する意向を表明した。
 戦地への武器再輸出を禁じる法律を順守し、ドイツやウクライナなどの要請を改めて拒否した。
2023.02.28
 10:34
ロイタ通信

(Yahoo)

セルビアとコソボが和平協定に基本合意=EU 上級代表 <2303-022806>
 ボレルEU外交安全保障上級代表が27日、セルビアとコソボがこの日の首脳会談で関係正常化に向けた和平協定締結に基本合意したが、合意内容を実行する上で更なる協議が不可欠だと述べた。 ボレル上級代表は、この付属文書を詰めるために3月にもう一度両国の首脳会談を開く考えを示した。
 今回の合意に基づくと、セルビアはコソボを独立国家としてなお認めない一方、コソボがパスポートや外交文書などを発行するのは容認し、国際機関加盟も妨害しないという。
 セルビアの自治州だったコソボは10年にわたる紛争を経て2008年に独立したものの、セルビアはなおコソボを承認せず、対立が続いている。
2023.02.16
 15:08
AFP=時事

(Yahoo)

独、スイスを非難 ゲパルト用砲弾のウクライナへの供給拒否で <2303-021606>
 ハーベック独副首相が15日、スイスがGepard
SPAAG用砲弾のウクライナへの供給を拒んでいると非難した。
 ドイツはロシアに侵攻されたウクライナへの軍事支援の一環として、Gepardとその砲弾を供与したが、砲弾の国内生産量には限りがあるため、スイスに同国製砲弾のウクライナへの供与を承認するよう求めている。 しかし、スイスはこれを認めれば中立性を損なう恐れがあるとして拒否した。
 ストルテンベルグNATO事務総長は13日、ウクライナの弾薬消費速度はNATO諸国の生産速度を上回っていると警告した。
2023.02.12
 15:57
CNN

(Yahoo)

スイス、自国製対空砲のウクライナ向け再輸出承認を拒否 <2303-021203>
 スイス経済省経済事務局が12日までに、スイスの戦争物資の関連法に抵触することを理由にスペイン政府によるスイス製対空砲のウクライナへの再輸出の承認申請を退けたことを明らかにした。 同局の報道担当者は、デンマークとドイツも2022年、同様の要請を寄せたが同じ理由で拒絶したと述べた。
 スイスには同国製の兵器や他の戦争物資の再輸出を厳しく制限する連邦法がある。 スイス国会では現在、同法の規定を緩和するため今月3日に提出された法案が審議されている。
2023.01.18
 23:30
Bloomberg

(Yahoo)

ロシアから距離置くセルビア、ウクライナ侵攻で同盟関係に亀裂 <2302-011814>
 ロシアにとって欧州の中で最も親密な同盟国の一つであるセルビアがロシアと距離を置こうとしている。 ウクライナでの戦争によって両国関係だけでなく、両国の指導者間にも亀裂が生じている。
 セルビアのブチッチ大統領は17日にベオグラードで取材に応じ、プーチン露大統領によるウクライナでの領有権主張を否定し、長引く戦争の「最悪の事態はこれからだ」と述べた。
 ブチッチ大統領は過去数年でプーチン大統領と何度も会談し、直接会話できるようロシア語も学んだが、最近は何ヵ月もプーチン大統領と話していないという。
2022.12.29
 10:36
ロイタ通信

(Yahoo)

コソボ北部のセルビア系住民、バリケードの撤去に同意 <2301-122906>
 コソボ北部で19日間にわたり道路を封鎖しているセルビア系住民は、緊張緩和を求める米国とEUの要請に応じてバリケードを撤去することに同意した。 セルビアのブチッチ大統領はコソボ北部のセルビア系住民とセルビアのラスカで会談した後、バリケード撤去が29日朝から始まると明らかにした。
 セルビア系の元警官が他の警官に暴行したとして10日に逮捕されたことに対し、釈放を求めるセルビア系住民が警察と銃撃戦を繰り広げ、道路に10ヵ所以上にバリケードを築いていた。
2022.12.29
 01:05
ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、セルビア支持もコソボ不安定化煽らず=大統領報道官 <2301-122902>
 ロシア大統領府のペスコフ報道官が28日、コソボ北部のセルビア系住民を支援するセルビアをロシアは支持しているとしながらも、ロシアがバルカン半島全体に混乱をもたらそうと緊張を煽っているとの非難は否定した。
2022.12.29
 00:38
ロイタ通信

(Yahoo)

米・EU、コソボ情勢に懸念表明 NATOも対話呼びかけ <2301-122901>
 EUと米国が28日、コソボ北部での緊張の高まりに懸念を表明し、状況の緩和を呼びかける共同声明を発表した。 共同声明で、無条件での状況緩和に向けた行動を直ちに実施し、挑発、脅迫、威嚇を控えるよう求めるとした。
 これに先立ち、NATOのコソボ治安維持軍 (
KFOR) は、コソボ北部での緊張緩和に向け全ての当事者間の対話を支持すると、全ての当事者が挑発的な武力行使を控え、安全確保に向け最善の解決策を模索することを期待するとした。
2022.12.15
 12:05
AFP=時事

(Yahoo)

コソボ、EU 加盟申請 <2301-121506>
 セルビアとの対立がEU加盟の障壁となっているコソボのオスマニサドリウ大統領が14日、EUへの加盟申請書に署名した。
 コソボは2008年にセルビアから独立を宣言したが、セルビアと同盟国のロシアと中国は今もセルビアの一部と見なしている。 更にギリシャ、スペイン、ルーマニア、スロバキア、キプロスのEU 5ヵ国も独立国として承認していない
2022.12.09 Stars & Stripes Serbia mulls sending troops to Kosovo as tensions escalate <2301-120922>
 セルビアのブルナビッチ首相が12月9日、コソボの少数派であるセルビア人の生命が脅かされていることを理由にコソボに軍を派遣する用意があると述べた。
 NATOはセルビアを空爆して2008年に独立を宣言したコソボからセルビア軍を排除したが、セルビアはコソボのアルバニア人弾圧を正式に終了させたとの国連決議により、1,000名のセルビア軍をコソボに送ることができると主張している。
2022.12.07
 05:34
日経新聞 西バルカン6カ国、EU加盟加速 首脳会議で確認 <2301-120703>
 EUが6日に西バルカン地域の6ヵ国とアルバニアの首都ティラナで首脳会議を開き、6ヵ国のEU加盟に向けた取り組みの加速安全保障面での協力拡大などを柱とする「ティラナ宣言」を採択した。 宣言ではロシアのウクライナ侵攻について「欧州と世界の平和と安全を危険にさらしている」と非難し、EUと西バルカン諸国の「戦略的パートナーシップの重要性」に言及したした一方、汚職対策などEU加盟に向けた内政改革の加速も6ヵ国に促した。
 西バルカン6ヵ国とはアルバニア、セルビア、コソボ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、北マケドニア、モンテネグロで、EUは中国やロシアがバルカン半島での影響力の拡大を狙っていることを念頭に、EU非加盟の6カ国との関係強化を急いできた。
2022.12.07
 03:00
ロイタ通信

(Yahoo)

EU、西バルカン諸国の加盟手続き加速を再確認 <2301-120702>
 EUと西バルカン諸国が6日にアルバニアの首都ティラナで首脳会議を開催した。 EU首脳は会議後、「西バルカン諸国のEU加盟という観点に対する完全かつ明確なコミットメント加盟手続きの加速要請」を再確認した。
 今回の会議で西バルカン諸国のEU加盟を巡る具体的な進展はほとんど見られなかったものの前回の会議からムードは改善し、来週にも何らかの進展が得られるとの期待が高まった。
2022.11.24
 12:38
ロイタ通信

(Yahoo)

コソボとセルビア、対立激化回避で合意 車両プレート巡り <2212-112415>
 コソボとセルビアが23日、両国の対立激化につながると懸念されていたコソボ北部での車両ナンバープレートを巡る問題の解決策で合意した。 仲介役を務めたEUのボレル外交安全保障上級代表(外相)は「コソボとセルビアの交渉責任者がEUの仲介で、さらなるエスカレーションを回避し、両国の関係正常化に関する提案に完全に集中するための方策で合意した」とTweetした。
 コソボは24日からセルビア政府が発行したナンバープレートを使用し続けている住民に罰金を科す計画だったが、ボレル上級代表によるとセルビアはコソボの都市名を冠したナンバープレートの発行をやめコソボは車両の再登録に関するさらなる措置を停止する。
2022.11.23
 07:15
時事通信

(Yahoo)

ナンバープレートで対立= EU 仲介決裂―セルビアとコソボ <2212-112306>
 セルビアから独立したコソボで、従来容認されてきた車両のセルビアのナンバープレート禁止を巡り、対立が再燃している。
【関連記事:2209-081808 (ロイタ 2022.08.18)】
【関連記事:2110-092102 (AP 2021.09.21)】
2022.11.19
 06:13
Defense News US approves arms sales to Switzerland, Lithuania and Belgium <2212-111902>
 米国務省がリトアニア、ベルギーの空軍近代化と共に、スイスへの
FMSによる武器売却$700Mを承認した。
 スイスへ
の売却はPAC-3 MSE弾72発で、米国防安全保障協力局 (DSCA) によると契約には補給整備などの技術支援も含まれている。
 一方リトアニアにはHIMARS 8両とミサイル36ポッドで$495M、ベルギーにはAIM-120C-8 AMRAAM 120発とAMRAAM C-8誘導部10基を$380Mが認められた。
【註】
 米国務省は2020年9月に、 Patriot Config 3+ 5個FUを$2.2Bでスイスに売却することを承認している。
 
2022.11.04
 02:04
AFP=時事

(Yahoo)

スイス、自国製弾薬のウクライナ提供認めず 独の要請拒否 <2212-110401>
 スイスが3日、同国製弾薬をウクライナに提供する許可を求めていたドイツの要請を拒否した。 ドイツはウクライナの要求に応じ、ロシア軍のCMやUAVの撃墜が可能なドイツ製Gepard
AAGSPを提供する意向で、合わせて、Gepard用のスイス製弾薬12,400発も供与するとしている。
 だがスイスのパルムラン経済相はランブレヒト独国防相に宛てた書簡で、自国の中立の原則に基づく方針として、ウクライナが武力紛争の当事者である限り、スイス製軍需品の提供は承認できないと説明した。
 スイスは2日、冬を迎えるウクライナでの飲料水供給と損傷したエネルギー施設の復旧に向けた支援として、CHF100M(150億円)を提供する意向を表明していた。
2022.11.03
 16:23
AFP=時事

(Yahoo)

セルビア軍、コソボ国境付近でドローン撃墜 <2212-110316>
 セルビア国防省が2日、コソボとの国境付近の軍事施設周辺を飛行していた民生用UAVを電波妨害装置で破壊したと発表した。 同省はこのUAVが民生用と断定する一方、コソボとの国境にあるコパオニク山から軍事施設に向かって飛んでいたとした。 製造元には言及しなかった。
 同省は、コソボとの国境の飛行禁止区域を飛行するUAVを今後も撃墜し続けるとしている。
2022.10.13
 05:40
時事通信

(Yahoo)

ボスニア「EU 候補国」に 欧州委が勧告、複数の改革要求 <2211-101306>
 EU欧州委員会が12日、EUへの加盟を申請していたボスニア・ヘルツェゴビナ加盟候補国と認めるよう加盟国に勧告した。
 ただ、欧州委は加盟に向け多方面での改革も要求しており、全27加盟国が同意して加盟候補国に認定されるかが今後の焦点となる。
2022.09.08
 07:09
CNN

(Yahoo)

スイスが NATO、EU と関係強化へ ロシアのウクライナ侵攻受け <2210-090805>
 ロシアのウクライナ侵攻を受けてスイス連邦参事会(内閣)が7日、これまで展開してきた永世中立策を維持しながらも、防衛力を強化するためにNATO及びEUとの緊密な関係構築を模索すると発表した。 スイスは今後、NATOとの合同演習への参加拡大と、EUの救助避難活動のための緊急派遣チームへの参加を目指す。
 ウクライナでの戦争は偽情報、サイバー攻撃、秘密工作、武力衝突による脅威も増大していることを示したと同参事会は述べ、ウクライナでの戦争から学んだ教訓を取り入れることで同国の軍隊を近代化することを決定したことも明らかにした。
2022.09.06
 17:05
日経新聞 Financial Times:セルビアとコソボ、EU 仲介後も緊張 加盟を阻害 <2210-090606>
 コソボの北部でセルビア国境に近いミトロビツァは1999年のコソボ紛争以来南北に流れるイバル川で分断され、今日でもセルビア系住民は町の北側、アルバニア系住民は南側で暮らしており、川にかかる橋は国際平和維持部隊がほぼ通行止めにしていて、橋を渡って対岸に行く地元住民はほとんどいない。
 セルビア人民兵が数千人のアルバニア系住民を殺害したり追放したりしたため、NATOがベオグラードなど各地を空爆した。 コソボの人口の大多数を占めるアルバニア系住民は2008年にセルビアからの独立を宣言し、約100ヵ国が承認したがセルビアは認めておらず、セルビア系住民は今でもセルビア政府が発行した身分証明書を使い、セルビアのナンバープレートを付けた車を運転している。
 国境での緊張が数ヵ月続いた後、コソボとセルビアは8月にEUの仲介で両国間の往来の制限緩和に合意し出入国書類の提示が不要となったが敵対心は残っており、両国のEU加盟への障害となっている。
2022.08.18
 10:02
ロイタ通信

(Yahoo)

NATO、セルビア・コソボの緊張激化なら軍備増強へ=事務総長 <209-081808>
 ストルテンベルグNATO事務総長が17日、コソボとセルビア間の緊張が高まった場合、コソボに駐留する平和維持軍を増強する考えを示した。
 ストルテンベルグ事務総長はセルビアのブチッチ大統領との会談後の共同会見で、コソボには4,000名近い部隊が駐留し、重要な任務に当たっていると述べ、「必要な場合には部隊を必要な場所に配備し増強する。 セルビアと接するコソボ北部には既に部隊を増強しており、さらに増やす用意がある」と語った。
 この地域では、コソボが今月、北部に住むセルビア人コソボが発行する車のナンバープレートの使用を義務付けると発表したことで緊張が高まった。
2022.07.25 Stars & Stripes Slovakia may consider giving Ukraine Russian-built warplanes <2208-072509>
 スロバキア国防相が7月25日、同国が保有するMiG-29 11機8月末頃までにウクライナへ送ると述べた。
 スロバキアはMiG-29の後継としてF-16 Block 70/72 14機を購入することになっていたが、納期が2年延期され2024年になった。
2022.06.13
 14:55
ロイタ通信

(Yahoo)

セルビア大統領、独首相の対ロシア EU 制裁参加要請はねつけ 加盟候補国 <2207-061303>
 セルビアのブチッチ大統領が10日、同国を訪問したショルツ独首相との共同記者会見で、ロシアへのEUの制裁に加わるべきだとのショルツ首相の主張について、「制裁に関する限り、われわれはEUとは立場が異なる」と述べ撥ね付けた。 セルビアはEUから加盟候補国と認定されている国の一つであるが、ブチッチ大統領はセルビアとロシアが長く特殊な関係にあったことをEUが考慮すべきだと述べた。
 ショルツ首相は今回のバルカン諸国訪問で、長年停滞しているEU加盟問題を再活性化させる手伝いをするととして、10日にセルビアに先立ち訪問したコソボでは、クルティ首相との記者会見で自分の政府はコソボのEU加盟を優先事項としていると表明している。
2022.06.01
 17:33
時事通信

(Yahoo)

スイス、ウクライナへ兵器再輸出認めず 中立の原則固持 <2207-060114>
 スイスの放送局SRFが1日、スイス政府がデンマークに売却した
APCについて、ウクライナへの再輸出を求めたデンマークの申請を退けたと報じた。
 デンマークが申請していたのはPiranha 3(註:装輪)APC 20両の再輸出で、スイス政府は「紛争地域に兵器を供給しない」という原則に基づき認めなかった。
2022.05.17
 13:06
ロイタ通信

(Yahoo)

焦点:永世中立スイスが NATO 接近、ウクライナ危機で揺らぐ国是 <2206-051710>
 ロシアのウクライナ侵攻を受け、スイス国防省がNATOとの距離を縮めようとしており、スイスの代名詞となっている永世中立政策が過去数十年間で最大の試練に直面している。
 スイス国防省の安全保障政策責任者プッリ氏はロイタのインタビューで、NATO加盟国との合同軍事演習武器弾薬の融通などを含め、スイスが今後採択すべき安保政策に関する選択肢を提示する報告書を策定しているところだと語った。 こうした議論が行われていることは今回のインタビューで初めて明らかになった。
2022.05.14
 14:46
AFP BB news コソボ、欧州評議会へ加盟申請 セルビア猛反発 <2206-051411>
 コソボが12日、人権保護などを目的とする国際機関の欧州評議会 (Council of Europe) に加盟を申請した。  コソボのゲルバラ外相は同省のFacebook公式ページで加盟申請したことを明らかにした。 欧州評議会からは3月にロシアが、ウクライナ侵攻をめぐり追放の声が高まったことを受け、自ら脱退を通告した。
 コソボの欧州評議会加盟申請に対しコソボの独立を承認していないセルビアは猛反発している。 アルバニア系住民の多いコソボは2008年にセルビアからの独立を宣言したが、セルビアと強力な同盟関係にある中国、ロシアも今も独立を承認していない。
2022.04.28
 02:08
ロイタ通信

(Yahoo)

スイス、対ロシア・ベラルーシ制裁強化 資金調達能力など制限 <2205-042804>
 スイスが27日、EUが決定したロシアとベラルーシに対する制裁措置を強化し、資金調達能力や産業基盤の拡大を制限する。 スイスは褐炭や石炭、キャビア、木材、魚介類などの輸入を禁止するほか、工業用ロボットや化学製品など、工業生産強化につながる製品の輸出を禁止する。 また、スイスに居住するロシア人による信託登記を認めないなどの金融制裁も導入する。
 ただ、化学兵器禁止機関 (
OPCW) の要請に従い、核兵器、生物化学兵器による攻撃から守るための特殊装備などの輸出は認める。
2022.04.11
 06:31
WoW! Korea

(Yahoo)

中国が防空システムをセルビアに輸出…コソボ問題抱えるバルカン半島に新たな火種 <2205-041101>
 ロシアの同盟国であるセルビア共和国が9日、中国の防空システムHQ-22を導入したことが分かった。 AP通信によると、9日朝に中国空軍のY-20 6機がセルビアの首都ベオグラードの空港に着陸し、搭載されていたHQ-22が同日にセルビア軍に引き渡されたとしている。 専門家によると、中国政府は今回のセルビアへの武器輸送に際し、少なくともトルコとブルガリアの領空を通過している。
 欧州で中国のSAMが導入されるのは初めてで、欧米各国からはウクライナ戦争が続くなか、バルカン半島での動きに懸念の声が広がっている。
【註】
 2020年8月にセルビアが中国からHQ-22の輸出仕様のFK-3中距離SAMを3個中隊分購入すると報じられており、この時期のセルビアへの納入は今回のロシアの侵攻作戦とは関連していない可能性もある。
 FK-3の射程は100kmとHQ-22の170kmより短いが、50~27,000mの射高を持つ。
【関連記事:2010-081206 (JDW 2020.08.12)】
2022.03.22
 08:32
Bloomberg

(Yahoo)

スイス銀行のロシア人資産に再び注目、ゼレンスキー氏が演説で批判 <2204-032207>
 ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、スイスの首都ベルンに集まった市民や政治家にオンラインで演説し、ロシア富裕層が資金の置き場として利用しているスイスの役割について、同国の銀行を批判した。
 ゼレンスキー大統領は、この戦争を引き起こした人々の資金がスイスの銀行に蓄えられていることに疑問はないはずだと指摘し、これは悪に対する戦いで、こうした人々の資金は凍結するべきだと訴えた。
 スイス銀行協会 (SBA) は18日、同国内の銀行に保管されているロシアの富裕層資産は推定でCHF150B~CHF200B($140B~$190B)に上るとの概算を発表した。 スイスは銀行の守秘義務で知られ規制が相対的に緩いことから、長年にわたりロシアの富裕層資産を引き付けている。
2022.03.09 Stars & Stripes US established first permanent military presence in Albania <2204-030922>
 在欧米軍特殊部隊が3月9日、アルバニアティラナへ、アルバニアに恒久派遣される初の米軍として、タボル空軍少将を長とする12~15名からなるTask Force Balkansを派遣した。
2022.03.01
 01:01
ロイタ通信

(Yahoo)

永世中立国スイスが EU の対ロ制裁導入、過去の方針転換 <2204-030102>
 永世中立国スイスの政府が28日に声明で、ロシアのウクライナへの軍事介入が続いていることから、連邦会議(内閣に相当)が2月28日にEUが2月23日と25日に発動した制裁措置を導入することを決めたと発表した。 これはスイスの伝統から大きく逸脱する動きとなる。
 スイスはまた、プーチン露大統領、ミシュスチン首相、ラブロフ外相に対する金融制裁を直ちに適用した。
2022.02.03 Defnse News US gives military helicopters to Croatia, Russia arms Serbs <2203-020306>
 米国が2月3日にクロアチアへUH-60Mヘリ2機を引き渡した。
 NATO加盟国であるクロアチアEUにも加盟しており、ロシアを後ろ盾とするセルビアと緊張関係にある。
 昨年はフランスからRafale 12を購入する合意を行っている。
2022.01.19 WoW! Korea

(Yahoo)

スロベニア首相が台湾政府と「代表処設置」協議中と発言…台湾側は「心から感謝」=台湾報道 <2202-011904>
 スロベニア共和国のヤンシャ首相が、台湾と代表処設置を協議していると明らかにした。
 これについて、台湾外交部報道官は18日、心から感謝すると述べた。
2022.01.15 Stars & Stripes Kosovo stops documents for Serbian referendum <2202-011508>
 セルビアがEU加盟に向けた改革の一環として司法の独立性を高めるための国民投票を1月15日に実施したが、この国民投票にコソボに居住するセルビア人にも参加させようと、13日にトラック2両と車両1両を国境のMerdareからコソボに入れようとした。
 これに対しコソボ警察トラックを没収し、乗っていた6名をセルビアに送還した。
2022.01.15 時事通信

(Yahoo)

トルコとアルメニア、国交正常化へ協議 <2202-011505>
 トルコとアルメニアの代表団が14日にモスクワで、両国が和解合意に署名した2009年以降、停滞していた将来の国交正常化に向けた協議に臨んだ。 トルコとアルメニアは第1次大戦中のアルメニア人虐殺などをめぐる問題で厳しく対立してきた。
 一方で両国内に経済面での関係強化を模索する動きがあり、2月には試験的に直行チャーター機を往来させることが検討されている。
2021.10.05 AP 通信

(Yahoo)

互いの国章を隠すことで決着 セルビアとコソボの緊張関係 <2111-100506>
 車両のナンバープレートを巡って、国境が封鎖されるなど緊張が高まっていたセルビアとコソボが、10月4日に互いに自国に入る相手国車両の自動車登録番号標の一部にシールを貼って、国章を隠すことで決着したようである。 この結果、セルビア側は2ヵ所の検問所を封鎖していたトラックを移動させ、コソボ側も治安部隊を検問所周辺から撤退させた。
 両国はNATO主導のコソボ治安維持部隊 (
KFOR) が向こう2週間、2ヵ所の国境検問所を管理することにも合意した。
2021.10.02 Sars & Stripes NATO troops patrol Kosovo-Serbia border after truck blockade <2111-100205>
 車両ナンバープレートをめぐる紛争で緊張が高まっているセルビアとコソボの国境に、両国の了解の元、米国、イタリア、ポーランド軍からなるコソボ平和維持軍 (
KFOR) が2週間駐留することになり、10月2日にはセルビア人が道路を封鎖していたトラックを撤去するのが見られた。
 KFORはNATOとEUにより28ヶ国4,000名で構成されている。
2021.09.28 AP

(Yahoo)

コソボとセルビアの国境 セルビアが国境に兵力を展開 <2110-092804>
 車両のナンバープレートを巡ってコソボとの間に緊張が高まっているセルビアが、国境地帯に複数の装甲車と部隊を展開させた。
 両国は互いに自国に入ってくる相手国の車両からナンバープレートを取り外し、有料の仮ナンバーを取り付けることを要求して、1週間にわたって国境の緊張が高まっている。
2021.09.22 AP

(Yahoo)

コソボとセルビアの国境 車両登録を巡り緊張が続く <2110-092204>
 車両ナンバープレートを巡るコソボとセルビア両国の関係は9月21日、国境を通過する道路が閉鎖されるに至って緊張の度合いを増している。
 両国は2014年にEUの仲介で相互通行の自由に合意し、それぞれの国で登録したナンバープレートで相手国の領内を通行できるはずだったが、セルビアはコソボから自国領内に入る車両から、コソボ登録のナンバープレートを取り外していた。
 これに対しコソボは9月20日に両国間合意は2021年9月15日に失効したとして、国境検問所に警備隊を派遣してコソボ発行の仮ナンバーに付け替えない限りセルビアからの車両の入国を禁止するという対抗措置を取った。 20日にはコソボ警備隊が、セルビア人グループに催涙弾を発射するなど一時緊張が高まった。
2021.09.21 AP 通信

(Yahoo)

コソボとセルビアの国境 車両登録を巡り高まる緊張 <2110-092102>
 旧セルビア自治州の一つだったコソボは2008年に一方的に独立を宣言し、EUおよび米英など国際社会はコソボの独立を承認したが、セルビアは独立を認めなかった。 ただ、両国は2014年にEUの仲介でそれぞれの国で登録したナンバープレートで相手国領内を通行できる通行の自由に合意したが、セルビアは合意以降もコソボから自国領内に入る車両からコソボのナンバープレートを取り外していた。
 これに対してコソボは9月20日、相互主義に基づく措置として、セルビアからの車両のナンバープレートをコソボ発行の仮ナンバーに付け替える法令を発布し、国境検問所に警官隊を派遣して警備を強化した。
 一方のセルビアも、数百人のセルビア人がトラックなどを検問所に乗り付けて道路を封鎖するなど、ナンバープレートを巡って両国間の緊張が高まっている。
2021.09.15 Stars & Stripes New Serb unity day triggers worries across the Balkans <2110-091512>
 セルビアが9月15日に新たな祝日「セルビア統一の日」を制定バルカン半島のセルビア人がセルビア国旗の元に団結するよう呼びかけたことで、バルカン半島には再び緊張が高まっている。
 この日、ポピュリストであるヴチッチ大統領はベオグラードで軍の装備を閲兵した。
2021.08.30 Stars & Stripes US donates 55 military vehicles to Kosovo <2109-083005>
 米国がコソボ治安維持部隊 (
KSF) に供与した装甲車両55両が引き渡された。
 米国は3,400名からなるKSFを強力に支援してきたが、KSFは2年以上前にコソボ陸軍に編入されており、今回が最後の装備供与になる。
2021.06.11 AFP=時事

(Yahoo)

中国の援助で「債務のわな」? 小国モンテネグロの巨額道路建設 <2107-061103>
 山腹のトンネルに消えて行くのは、中国からの資金に頼る$1Bの大工事で建設されているバルカン半島の小国モンテネグロを走る新しい高速道路の起工部で、この事業のために同国の経済は危機に直面している。 モンテネグロ政府は中国からの融資のうちすでに$944Mを工事の第1区間である41kmの完成に費やしてしまった。 そして残る130kmを完成するには少なくとも€1Bが必要とみられている。 世界で最も高価な舗装道路区間の一つと言える。
 中国人労働者たちが6年がかりで硬い岩盤にトンネルを掘り、山間部や峡谷にそびえ立つコンクリートの橋脚を建ててきたが、道路は文字通り行き先が見えない。 そのための資金をどこから得るのか、そしてGDPが€4.9Bのモンテネグロがすでに中国に負っている債務をどうやって返済するのかは不明である。
2021.05.20 Stars & Stripes US, Russia hold parallel military drills in the Balkans <2106-052007>
 米陸軍とNATO軍が欧州一帯で大規模演習DEFENDER-Europe 2021を繰り広げているのに対抗して、ロシアとセルビアがベオグラードに近い演習場で5月20日に演習を開始した。 この演習は両国の特殊部隊を含む200名程度が参加し25日まで続けられる。
 一方DEFENDER-Europe 2021セルビア周辺国の殆ども参加して28,000名規模で実施されている。
【註】
 セルビアのブリン国防相は2019年3月に、欧州最後のNATO非加盟国になっても、セルビアはNATOに加盟はしないという声明を出している。
2021.04.30 日経新聞 キプロス和平協議、物別れ 南北分断続く <2105-043001>
 事実上の南北分断状態にあるキプロスの和平に向けた関係者会合が29日に物別れに終わった。 トルコ系住民が占める北側は2国家による併存を主張し、ギリシャ系の南側は受け入れず、半世紀にわたって続く対立解消のめどは立たない。
 2004年に連邦国家として再統合する国連和平案を巡って住民投票が行われたが、南側で否決された。 北側では2020年に再統合ではなく2つの国家の併存を主張する右派のタタル大統領が当選し、トルコも支持している。
2021.04.18 Defense Update The new flight training center in Greece to following the Israeli model <2105-041802>
 Elbit社が4月18日、イスラエル国防省とギリシャ国防省がギリシャ空軍の飛行訓練センタ建設で合意したと発表した。 建設される訓練センターではギリシャ空軍のRafaleとF-35の飛行訓練を実施する。
 契約額はNIS5.5B (£1.375B、$1.65B) で、Elbit社がシミュレータ、訓練機、保守整備等を提供する。
【イスラエルとギリシャの防衛協力関連記事:2103-011310 (JDW 2021.01.13)】
【イスラエルとギリシャの防衛協力関連記事:1905-040801 (日経 2019.04.08)】
【イスラエルとギリシャの防衛協力関連記事:1807-062207 (S&S 2018.06.22)】
2021.04.15 日経新聞 モンテネグロ、中国債務肩代わりを要請 EUに <2105-041506>
 旧ユーゴスラビアのモンテネグロ中国への債務の肩代わりEUに要請した。 EUの欧州委員会報道官は12日、モンテネグロ政府からの支援要請を認め、債務の肩代わりは否定しつつ「モンテネグロに寄り添う」として資金支援の可能性に言及した。
 モンテネグロがEUに支援を打診したのは、中国から受けた$1Bの融資の借り換え返済で、資金は2015年に本格着工した南部の港町バールと隣国セルビアを縦断する全長165kmの高速道路整備事業に使われた。 経済の活性化の起爆剤として期待を寄せたが、人口62万人の小国による大規模事業の採算を疑問視する声は多く、欧州の銀行が融資を拒否した経緯がある。
2021.03.25 Defense News Playing both sides: Will Saudi-Greek drills impact ties with Turkey? <2104-032508>
 サウジアラビア3月だけでも、10日にフランスとWhite Shark 21、21日にはスーダンとAl-Fulk 4、23日には海軍が紅海でインドネシア海軍と、27日にはパキスタン空軍と、更にギリシャ空軍とFalcon Eye 1、米陸軍とFalcon Claws 3、UAEとDesert Flagなど8回の共同演習を行っている。
 一方サウジは地中海でギリシャのライバルであるトルコとも連携する可能性がある。 昨年緊張を高めたトルコとギリシャの関係に変化が見られ、トルコの外相は3月17日に、ギリシャの外相が4月14日にトルコを訪問することを明らかにした。 それに先立ち両国の外務高官がアテネで会見している。
2021.03.20 Stars & Stripes Bosnia denounces Russian warning against NATO membership <2104-032003>
 サラエボ駐在ロシア大使館が3月18日に、ボスニアがNATO加盟へ向けた動きを進めればロシアは対抗策を採ると発表したのを受け、ボスニアは公式にこれを非難した。 ボスニア大統領評議会のクロアチア人メンバーであるコムシッチ氏は、こうしたロシアの動きはボスニアのみならず米国を含む西側同盟国への挑戦であると述べた。
 バルカン半島西部では現在、ボスニア、コソボ、セルビアの3ヵ国だけがNATOに加盟していない
【註】
 ボスニア大統領評議会は構成する3民族から選出された代表3名からなり、8ヶ月交代で国家元首である評議会議長につく。
 現在の議長はセルビア人代表のドディク氏で、次の議長は過去に12回議長についたコムシッチ氏が7月に就任する予定である。
2021.03.12 Stars & Stripes Israel, Greece, Cyprus hold naval drill as they deepen ties <2104-031206>
 トルコの地中海における存在感増大に対抗してイスラエルが主導するNoble Dina演習ギリシャキプロスが参加して3月12日に行われた。
 Noble Dinaにはフランスも参加し、対潜、捜索救難を想定して行われ、参加国の共同防衛強化が示された。
2021.02.15 毎日新聞

(Yahoo)

コソボ議会選、新興左派が第1党確実 セルビアと関係改善難航か <2103-021504>
 コソボで14日に議会選挙が行われ、反汚職などを訴えた新興左派野党「自己決定運動」が第1党の座を確実にした。 自己決定運動はセルビアへの強硬姿勢で知られ、政権を握れば関係改善に向けた交渉が難航する可能性がある。
 セルビアの自治州だったコソボは2008年にセルビアからの独立を宣言したが、セルビアは認めず対立が続いている。
2020.09.19 ロイタ通信

(Yahoo)

国連、ベラルーシ情勢の監視強化で合意 <2010-091901>
 国連人権理事会が18日、ルカシェンコ大統領の再選を巡って混乱が続くベラルーシ情勢の監視を強化することで合意した。 会合では、23対2(棄権22)でバチェレ国連人権高等弁務官にベラルーシ情勢を監視する権限を与え、年末までに報告するよう求めた。
 国連特別報告者のマラン氏は、ルカシェンコ氏が勝利宣言して以降、10,000人以上が逮捕され、拷問や暴行などの被害報告も多数上がっていると指摘している。
2020.09.18 Stars & Stripes Kosovo awards Trump with Order of Freedom for peace efforts <2010-091808>
 コソボのサチ大統領が9月18日、米トランプ大統領に、コソボでの和解と平和に貢献したとして自由独立勲章を授与した。
2020.09.18 ロイタ通信

(Yahoo)

ベラルーシ大統領、ポーランド・リトアニアとの国境閉鎖を表明 <2010-091803>
 ベラルーシのルカシェンコ大統領が17日、ポーランドおよびリトアニアとの国境を閉鎖し、ウクライナとの国境管理を強化する必要があるとの見方を示した。
 大統領は首都ミンスクで開かれた女性のフォーラムで講演し、「われわれは市街地から軍部隊を撤収し、軍の半数をリトアニアとポーランドを手始めに、西側諸国との国境警備と閉鎖に配置するよう迫られている」と述べた。 また「ウクライナとの国境も管理を強化する必要がある」とした。
2020.09.18 ロイタ通信

(Yahoo)

欧州議会、ベラルーシの大統領選結果認めず <2010-091801>
 欧州議会が17日、大統領選の不正疑惑が取り沙汰されるベラルーシのルカシェンコ大統領再選を認めない方針を決定した。
 欧州議会は8月9日に行われたベラルーシの大統領選の結果を巡って投票を行い、574対37(棄権82)で選挙の結果を認めない方針を決めた。
2020.09.16 時事通信

(Yahoo)

ベラルーシで10月、6ヵ国軍演習 ロシア <2010-091601>
 ロシア国防省が15日、アルメニアカザフスタンタジキスタンキルギスの集団安全保障条約機構 (
CSTO) 加盟国と共にベラルーシで10月12~16日に6ヵ国軍合同演習を行うと発表した。  また、ロシア軍は15日にポーランドと国境を接するベラルーシ西部ブレスト近郊ベラルーシ軍と合同演習を開始し、25日まで続ける。
Brest の位置 (Google Map)】
2020.09.15 テレ朝 news

(Yahoo)

プーチン氏 ベラルーシを全面支援 首脳会談で約束 <2010-091503>
 ロシアのプーチン大統領が14日にベラルーシのルカシェンコ大統領とソチで会談し、軍事面も含めた全面的な支援を約束した。
 会談では、ベラルーシが攻撃を受けた場合にロシアが軍事援助を行うと定めた安全保障条約に基づいて両国が行動することを確認し、両国が今後ほぼ毎月合同で軍事演習を実施することでも合意した。
2020.09.15 時事通信

(Yahoo)

ベラルーシ国境の治安部隊撤退 ロシア、首脳会談で合意 <2010-091502>
 タス通信が、ロシアのペスコフ大統領報道官が14日にプーチン大統領とベラルーシのルカシェンコ大統領が会談し、ロシアがベラルーシとの国境付近に配置していた治安部隊を撤退させ、本来の任地に戻すことで合意したと明らかにしたと報じた。
 国境付近へのロシア治安部隊の配置はこれまで明かされていなかった。
2020.09.08 時事通信

(Yahoo)

セルビアとコソボ、EU加盟「最優先」 関係正常化協議で確認 <2010-090802>
 セルビアのブチッチ大統領と、2008年に同国からの独立を宣言したコソボのホティ首相が7日にブリュッセルで会談し、EUの仲介による関係正常化協議を続けた。 会談前には共同声明で、EUへの加盟と、EUが支援する対話の継続を最優先すると表明した。
 双方は7月に約20ヵ月ぶりに協議を再開したもので、今回はコソボ内でのセルビア系住民の扱いなども議論し、月内に再び首脳が会談することを決めた。
2020.09.07 AFP=時事

(Yahoo)

トルコ軍、北キプロスで軍事演習 EUは自制求める <2010-090708>
 トルコ軍が6日、キプロス島北部にあり世界でトルコのみが独立を承認している北キプロス・トルコ共和国年次演習を開始した。 東地中海では、ギリシャが領有権を主張する東地中海の海域でトルコが天然ガスや石油の探査を強行したことで、著しく悪化している。
 トルコのエルドアン大統領は5日、「政治と外交の言葉を理解するか、戦場で苦い経験をして理解するか、二つに一つだ」とギリシャに警告し、緊張感は一層高まった。
2020.09.05 時事通信

(Yahoo)

セルビア・コソボ、経済関係正常化で合意 仲介の米「歴史的」と称賛 <2010-090502>
 セルビアのブチッチ大統領コソボのホティ首相が4日にワシントンで会談し、経済関係を正常化することで合意した。 コソボは2008年に一方的な独立を宣言したが、セルビアは独立を認めていない。 ただ、ブチッチ大統領は「いまだ多くの違いがあるが、大きな前進だ」とコソボとの関係改善に前向きな姿勢を示した。  またセルビア、コソボ両国はイスラエルとの関係改善でも一致した。 米政府によると、コソボは合意の一環としてイスラエルとの関係正常化と外交関係樹立を約束し、セルビアも来年7月までに在イスラエル大使館をエルサレムに移転することで合意した。
2020.09.05 時事通信

(Yahoo)

トルコに「脅迫停止」要求 ギリシャ <2010-090501>
 ギリシャのミツォタキス首相が4日に、ギリシャ入りした中国の楊共産党政治局員と会談した際に、東地中海の権益争いで対立を深めるトルコに対し、脅迫をやめれば話し合いを始められると発言した。
2020.09.03 Stars & Stripes Russia will hold naval exercise in Mediterranean, Turkey says <2010-090304>
 トルコ海軍が9月2日、ロシア海軍東地中海で、9月8~22日と17~25日の2度にわたり演習を行うと発表した。 トルコはロシアに対し、ギリシャKastellorizo島沖とキプロスのKarpas半島沖でトルコ調査船が行っている探査活動に支障がないよう要求したという。
Kastellorizo島の位置 (Google Map)】
Karpas半島の位置 (Google Map)】
 この演習は米国が何十年も続けてきたキプロスへの禁輸を緩和した直後に行われる。
2020.09.02 時事通信

(Yahoo)

米、キプロス武器禁輸解除へ トルコ猛反発 <2010-090208>
 ポンペオ米国務長官が1日、キプロス共和国のアナスタシアディス大統領と電話会談し、30年以上継続している武器禁輸を一時解除する方針を伝えた。 米国務省によると、FY21の1年間、非殺傷の防衛物資などの禁輸を解除する。
 キプロス島北部の北キプロス・トルコ共和国を唯一承認するトルコは「南北に分断する島の均衡を無視している」と猛反発している。
2020.09.01 ロイタ通信

(Yahoo)

バルト3国、ベラルーシ大統領ら当局者に制裁措置 <2010-090106>
 バルト三国が31日、ベラルーシのルカシェンコ大統領とその他29人の当局者に対し、渡航を禁止する制裁措置を発動した。 ベラルーシは三国の制裁発表に「深い失望」を表明。このような「早まった措置」に報復するとの姿勢を示した。
 西側諸国は、ルカシェンコ大統領が8月9日の大統領選で不正を行なって任期引き伸ばしを画策したとして批判をしているが、大統領個人に対する制裁措置の支援に消極的である。
2020.09.01 NHK モンテネグロ議会選挙 与党敗北 ロシア影響力高まる可能性 <2010-090103>
 モンテネグロで行われた議会選挙の結果、およそ30年にわたって政権を担ってきたEU寄りの与党が過半数に達しない一方、ロシア寄りの野党の政党連合が躍進し、今後、この地域でロシアの影響力が高まる可能性が出てきた。
 モンテネグロは、2017年にNATOに加盟し、現在EUへの加盟を目指しているが、長年の汚職体質などをめぐり、与党への批判の声があがっていた。
2020.08.29 NHK 東地中海 トルコ軍機がギリシャ軍機を追尾 偶発的な衝突懸念 <2009-082903>
 トルコとギリシャ双方が主権を主張する東地中海の海域周辺の上空で、トルコ軍機がギリシャ軍機を追尾し、偶発的な衝突が起きないか懸念が出ている。
 東地中海では、トルコがガス田の探査を推し進めているのに対し、ギリシャは周辺でフランスなどとともに今月28日まで3日間の軍事演習を行った。 こうした中、トルコ国防省はガス田の探査をしている海域に27日、ギリシャ軍の戦闘機が近づいたため、トルコ軍の戦闘機が対応したと発表した。 また、トルコが公開した軍機のコックピットからギリシャ軍機を撮影したとする映像から、ロイタ通信はトルコ軍機がギリシャ軍機を追尾したと報じている。
2020.08.29 日経新聞 ベラルーシに近く制裁へ EU外相会合、対トルコでも準備 2009-082901>
 EUが28日の外相会合で、ベラルーシのルカシェンコ大統領の6選に関連し、政権による大規模な不正があったとして、20人程度を対象に近く資産凍結などの制裁を科すことで合意した。 また東地中海でガス田開発を進めるトルコへの制裁準備を進めることでも一致した。 EUのボレル外交安全保障上級代表は会合後の記者会見で、ベラルーシ関連の制裁対象者は20人にのぼると明らかにした。
 トルコについては、ギリシャやキプロスも権益を主張する海域でトルコがガス探査に踏み切ったのにギリシャなどが反発し、フランスやイタリアも参加して軍事演習を実施するなど同地域の緊張が高まっている。
 具体的にはトルコ政府関係者EU域内への移動制限資産凍結に加え、トルコ船舶のEU内の寄港を禁ずる措置などを検討している。 実際に制裁に踏み切るかどうかは9月下旬に開くEU首脳会議で決める。
2020.08.28 NHK プーチン大統領 “ベラルーシ派遣の治安部隊 準備” <2009-082801>
 混乱が続くベラルーシ情勢をめぐり、ロシアのプーチン大統領は7日に放送された国営TVのインタビューで、ルカシェンコ大統領の要請に応じて、現地に派遣する治安部隊を編成するなど、準備を進めていることを明らかにした。
 一方で、事態が制御不能になるまでは部隊を派遣しないと強調し、あくまでも平和的な解決に期待を示した。
2020.08.27 ロイタ通信

(Yahoo)

トルコ、東地中海で砲撃訓練実施へ ギリシャとの緊張高まる <2009-082704>
 トルコ海軍が27日、南部イスケンデルン沖で9月1~2日に砲撃訓練を行うと発表した。 トルコは地中海東部で何度か軍事演習を行っており、ギリシャとの緊張が高まっている。
İskenderun の位置 (Google Map)】
 フランスは26日、同海域でイタリア、ギリシャ、キプロスと軍事演習を開始した。
2020.08.20 ロイタ通信

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EU、ベラルーシの大統領選結果認めず 不正関与者に金融制裁 <2009-082001>
 EUが19日、再選を決めたルカシェンコ大統領への抗議行動が続くベラルーシ情勢を巡り、TV会議形式で緊急首脳会議を開催した。
 会議では選挙の結果を認めないとし、選挙の不正や抗議活動の取り締まりに関与したとみられる当局者らに金融制裁を加えることを決定した。
2020.08.19 Jane's Defence Weekly Serbia integrates Igla MANPADS into PASARS SPAAG <2010-081908>
 セルビア国防省が8月9日、VTI社がPASARS 6×6車自走高射機関砲 (
SPAAG) にIgla MANPADS 2発を搭載したと発表した。
 PASARSはBofors社製L/70 40mm砲の標準砲塔を車載したもので、セルビア陸軍のM85防空レーダ(ユーゴスラビア製のFAP2026に搭載したEricsson社製Giraffe M75レーダ)と連接する。
2020.08.18 ロイタ通信

(Yahoo)

ベラルーシ、民主化要請「無視できず」 情勢を注視=米政府高官 <2009-081801>
 米政府高官は17日、大統領選挙を巡る抗議行動が続いているベラルーシについて、民主化を求める国民の声をもはや無視できない状況になっていると米政府は判断していると述べた。  ルカシェンコ大統領は17日、権力を分かち合う用意があると譲歩を表明したが、米政府高官は譲歩表明について、民主化を求める声を無視できないと認識したことを反映しているとの見方を示した。
 NATOのストルテンベルグ事務総長もこの日、ベラルーシ情勢を注視していると表明し、NATO加盟国に対するいかなる攻撃も抑止する用意を整えていると述べた。
2020.08.17 Stars & Stripes NATO rejects Lukashenko claim it's positioning forces near Belarus borders <2009-081706>
 ストルテンベルグNATO事務総長が17日、NATO軍がベラルーシの西部国境に展開したとするベラルーシのルカシェンコ大統領の発言を否定した上で、ベラルーシ情勢を注視していると述べた。  ルカシェンコ大統領は16日に、NATO軍がベラルーシとの国境から15分ポーランドとリトアニアに展開していると述べていた。
2020.08.15 日経新聞

(Yahoo)

ベラルーシ、拘束の雇い兵32人をロシアに引き渡し <2009-081502>
 ロシア検察庁は14日、ベラルーシで治安当局が拘束したロシア企業の雇い兵とされる32人の身柄が同国に引き渡されたと発表した。 ベラルーシでは独裁体制を敷くルカシェンコ大統領の6選への抗議が続き、欧米も非難を強めていることから、ルカシェンコ大統領は早期の身柄引き渡しで、同盟国ロシアとの関係修復を急ぐとみられる。  ベラルーシは7月下旬にロシアの民間軍事会社「ワグネル」の雇い兵33人の拘束を発表し、9日投票の大統領選を前に騒乱を画策した疑いで捜査していた。 33人のうちベラルーシ国籍を持つ1人は同国にとどまった。
2020.08.14 NHK ギリシャとトルコ 地中海に艦艇を派遣 緊張高まる <2009-081402>
 ギリシャとトルコが、東地中海で天然ガス採掘をめぐって双方が海域の領有権を主張し対立しているが、トルコが今月10日からこの海域にあるギリシャ領のカステロリゾ島の南に資源開発のため派遣した調査船を、トルコ軍が提供した写真では艦艇5隻が囲むのが確認された。
 これに対してギリシャも現地に艦艇を派遣しているということで、ギリシャ国防省の高官によると、12日には調査船を監視していたギリシャの艦艇とトルコの艦艇が衝突しそうになる事態にもなったという。
2020.08.13 Jane's 360 France reinforces military presence in Eastern Mediterranean <2009-081306>
 トルコが8月10日に、ギリシャとキプロスに挟まれた海域海洋調査船と2隻の補助船を10~23日に派遣するとした航行警報テレックス (NAVTEX) を発したのを受け、マクロン仏大統領が8月12日に近く東地中海に軍を増派することを明らかにした。
 仏大統領府は12日、この問題でマクロン大統領がギリシャのミツォタキス首相と会談したと発表した。
 仏国防省は13日、クレタ島Soudaに配備していたRafale戦闘機2機を10~12日に演習が行われているキプロスに同日中に派遣すると共に、続いてヘリ空母Le Tonnerreも派遣すると発表した。
2020.08.13 ロイタ通信

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トルコとギリシャ、対話で解決目指す 地中海エネルギー探査問題 <2009-081302>
 トルコとギリシャが12日、地中海のエネルギー探査をめぐって対立している問題について、対話を通じて解決する考えを示した。
 トルコは10日に軍艦の護衛で問題の地中海域に探査船を派遣した。 一方ギリシャはその数日前、エジプトとの間で周辺海域の画定に関する合意に署名していた。
【関連記事:1803-022001 (AP 2018.02.20)】
2020.08.12 Jane's Defence Weekly Serbia purchases Chinese FK-3 air-defence system <2010-081206>
 セルビアが中国からCASIC社製FK-3中距離SAM3個中隊分購入する。
 FK-3はHQ-22の輸出仕様で、戦闘機、ヘリ、大型UAV、CM、TBMを撃墜する。 射程は100kmとHQ-22の170kmより短いが、50~27,000mの射高を持つ。
 導入後のFK-3はPantsyr-S1E 1個中隊やS-125MIT Neva-M、2K12 Kub-Mなどをユーゴスラビア時代から装備している第250防空ミサイル旅団が装備する。
2020.08.11 Defense News Serbia considers buying Chinese missiles despite US warning <2009-081105>
 セルビアのヴチッチ大統領が8月11日、中国からFK-3防空システムを導入する検討を行っていると述べた。 中国最新のHQ-22中距離SAMの輸出仕様であるFK-3の導入については、米政府がセルビアに対してEU加盟の希望を遠ざけると警告している。
 セルビアはEU加盟を希望しながらも2006年に軍事的中立を宣言し、NATOにはPfP(註:スウェーデンもPfPメンバー)として連携するとの方針を宣言している。
2020.08.07 時事通信

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エジプト・ギリシャ、EEZ画定でトルコけん制 東地中海で対立 <2009-080703>
 エジプトとギリシャが6日、東地中海での両国間の排他的経済水域 (EEZ) を画定する合意文書に署名した。 同海域で採掘される石油・天然ガスの開発などで協力を深める狙いだが、東地中海での影響力拡大を図るトルコはすぐさま反発している。
 エジプトとギリシャは、イスラエルやキプロスなど域内国を巻き込み資源開発での協力枠組みを構築しているが、トルコ排除の姿勢を鮮明にしている。 更にエジプトはリビア内戦でトルコと対立関係にある勢力を支援しており、ギリシャは歴史的にトルコとの関係が悪い。
2020.08 International Defence Review Belarus locallises 9K33 Osa air-defence system modernisation <2009-080003>
 ベラルーシが9K33 Osa (SA-8) システムの9A33BM2車及び9A33BM車を改良した9A33-2Bを開発した。
 9A33-2Bの移動型発射装置の車体を新型のMAZ-6317車に換装する作業は2017年に開始されていた。 従来の9A33-1BはBAZ-5937車を使用していた。
2020.07.30 AFP=時事

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ベラルーシ、「ロシアの傭兵」32人拘束 ロに説明要求 <2008-073002>
 ベラルーシ国営メディアによると、同国の治安当局が29日、来月の大統領選を前に同国の情勢不安定化を画策したとして、ロシア人の傭兵32人を拘束した。 ベラルーシのルカシェンコ大統領は、反対勢力の一部がロシアの「人形師」に操られていると主張して、ロシアに説明を求めている。
 30年近くにわたる長期政権を築いてきたルカシェンコ氏は、6選を目指す今回の大統領選で主要対立候補を拘束するなどの措置を取っており、今回の電撃発表はそうした異例の選挙戦に新たな予想外の展開をもたらした。
2020.07.22 Jane's Defence Weekly UK officials highlit challenges of ops in Eastern Med <2009-072203>
 英戦略軍司令官のパトリック大将が7月15日に開かれたAir & Space Power Conference 2020で、東地中海におけるロシアのA2/AD装備の増強について警告した。
2020.07.16 Jane's 360 UK officials highlight challenges of Eastern Med operations <2008-071603>
 英戦略軍司令官のサンダース大将が7月15日にAir & Space Power協会の会議で、シリアにおけるロシアのA2/AD装備配備西側に対する挑戦として注目されると述べた。 サンダース大将はロシアのS-400BastionKilo級潜水艦、Krasukha-4電子戦装置、及び恐らくIskander-MなどのA2/AD装備展開をロシアのマルチドメイン作戦の良い例として示した。
 またウォレス英国防相も同じ会議で、トルコシリアとリビア電子戦装置やUAV及び精密誘導武器を使用しているのはロシアの動きに対する画期的な行動であると賞賛した。
2020.06.27 毎日新聞 ユーゴ紛争特別法廷 コソボ大統領らを戦犯訴追 妨害行為受け公表 <2007-062702>
 コソボ紛争の戦争犯罪を裁くハーグの特別法廷が24日、コソボのサチ大統領らを人道に対する罪と戦争犯罪で訴追したと発表した。 検察は4月24日に非公開で訴追したが、サチ氏らが法廷への妨害行為を繰り返したため公表に踏み切ったと説明している。
 1990年代後半の紛争時、独立を求めたアルバニア系の武装組織、コソボ解放軍 (KLA) の指導者だったサチ大統領らは、セルビア人の住民ら100人近くを殺害したほか、拉致や拷問などの疑いが持たれている。 被害者にはアルバニア系住民も含まれているという。
 米メディアによると、サチ氏は6月27日に米国を訪れ、ホワイトハウスでセルビアのブチッチ大統領と会談する予定だったが、訴追発表を受けて取りやめている。
2020.05.17 NHK ベラルーシ アメリカから原油輸入へ ロシアへの過度依存回避か <2006-051701>
 ベラルーシの国営石油化学会社が米国からの原油輸入を開始することを明らかにした。 ベラルーシ向けの80,000tの原油を積んだタンカーは米国南部を17日に出港するという。 ポンペイオ米国務長官も15日にその意義を強調した。
 米国からの原油輸入を開始した背景には、ロシアへの過度の依存を避けたいベラルーシと、この地域でのロシアの影響力を警戒する米国の思惑が一致したことがあると見られる。
【関連記事:2003-020103 (S&S 2020.02.01)】
2020.05.16 Stars & Stripes Serbia deploys army near border to protect against migrants <2006-051601>
 セルビア国防省が5月16日、ヴチッチ大統領が軍に対し、難民数百人がEU諸国への入国を目指しているクロアチア(註:EU加盟国)との国境に近いSidへの出動を命じたことと述べた。
Sid の位置 (Google Map)】
 Sidにはシリア、アフガン、パキスタンなどからの難民1,500名が3ヵ所の難民キャンプに居住している。
 セルビアは欧州へ向かう難民のルートになっており、4,000名と推定される難民が滞在しているとみられる。
2020.02.01 Stars & Stripes Pompeo says US can supply Belarus with 100% of oil, gas <2003-020103>
 米国務長官として26年ぶりにベラルーシを訪問したポンペイオ長官がルカシェンコ大統領と会見後にマケイ外相との共同記者会見で、ベラルーシへの石油とガスの供給を停止したロシアに変わって米国がベラルートの必要量を100%供給できると述べた。
 ロシアは、ベラルーシはロシア国内と同一価格で石油とガスの供給を受け続けるのであれば、ロシアとの経済統合が不可欠として、12月31日からこれらの供給を停止している。
【関連記事:1902-011304 (産経 2019.01.13)】
2020.01.22 Jane's Defence Weekly Swiss issue second RFP for fighter/GBAD replacement <2003-012205>
 スイス議会が12月20日、F/A-18C/DとF-5Eの更新にCHF6B ($6.2B) と陸上防空システム (
GBAD) の更新にCHF2Bを承認した。 戦闘機の候補には5機種GBADの候補には2機種が挙がっており、戦闘機の機種決定は2020年末~2021年4月に行われる。
 GBADは射程を延伸するもので、最小限15,000㎢をカバーすることが求められている。
2020.01.20 日経新聞 東地中海のガス田が火種 イスラエル開発にトルコ反発 <2002-012004>
 東地中海の天然ガス開発を巡り、周辺国の主導権争いが激しくなっており、イスラエルは15日に沖合で採掘したガスパイプラインでエジプトに供給し始め、一部をエジプトの施設で液化して欧州に輸出する。 さらにイスラエルはギリシャなどとパイプライン建設で合意している。
 東地中海では2010年前後からガス田の発見が相次ぎ、イスラエルやエジプト、キプロスが開発を進めた。 EUは天然ガスの4割をロシアに依存しており、調達先を多角化するため地中海のガスに注目している。
 これに対してトルコが反発し、この計画を妨げるようにリビア暫定政権と組んで地中海に排他的経済水域 (EEZ) を設定した。 トルコがリビア内戦への介入を強めた背景ともなり、地域の火種になっている。
2020.01.08 Jane's Defence Weekly Swiss parliament approves Air 2030, GBAD procurement <2003-010806>
 スイス議会が12月20日、F/A-18C/DとF-5Eの更新にCHF6B ($6.2B) と陸上防空システム (
GBAD) の更新にCHF2Bを承認した。 戦闘機の機種決定は2020年末~2021年4月に行われる。
 GBADにはABM性能とCUAV性が求められることになる。
2020.01 International Defence Review UAVOS flight tests 14m wingspan ApuDuo HAPS aircaft <2002-010011>
 UAVOS社が11月5日、ベラルーシで10月に翼端長14mの改良型ApusDuo
HAPS UAVの飛行試験を行ったと発表した。 原型となる翼端長10mのApusDuoは2018年10月に初飛行している。
 試験飛行では1時間以内の飛行を数回実施し、その内の1回は電動ウインチで引いて草原から離陸し、それ以外は舗装された滑走路から自力で離陸した。 次回の飛行試験は高度47,520ft以上の成層圏を飛行させる。
 同社は8kgの搭載能力を持つ翼端長28mの機体を目指している。
2019.08.16 ロイタ通信

(Yahoo)

ジブラルタル、イランタンカー解放決定 英船舶解放にも道 <1909-081601>
 英領ジブラルタルが15日、英海兵隊が7月4日にEUの制裁に違反してシリアに原油を輸送していた疑いでブラルタル沖で拿捕していたイランのタンカーGrace 1の解放を決めた。 ジブラルタルのピカルド自治政府首相は、イラン側がシリアで石油210万バレルを陸揚げしないと書面で公式に伝えてきたことを受け、拿捕命令の解除を決めたが、まだ解放していないという。
 Grace 1について米司法省が押収を申請したが、ピカルド首相は「独立した共助当局の問題であり、別の手続きの要請には同当局が客観的な法的判断を下す」と述べた。
2019.07.20 Stras & Stripes Turkey steps up drilling activities around Cyprus <1908-072004>
 トルコ副大統領が7月20日、トルコだけが承認している1974年に建国したキプロス・トルコ共和国建国45周年記念式典で、トルコがキプロス周辺での炭化水素資源探査のため掘削船2隻探査船1隻などを派遣していると述べた。
 また式典に書簡を送ったエルドアン大統領は、もし必要が生じればトルコは再度、躊躇なく軍事行動を起こすと述べた。
2019.07.19 Army Times Army training, weapons money aimed at countering Russia in North Macedonia <1908-071907>
 北マケドニアのNATO加盟が間近に迫るのに伴い米陸軍Decisive Strike大規模演習を通じて同国軍の訓練にあたっている。 この演習は2ヶ月間に及び、24時間作戦も数回行われる。
 演習には米陸軍第111歩兵連隊第1大隊が中心となり、第28歩兵師団の第56 Stryker旅団戦闘団 (
BCT) が参加している。
2019.07.16 日経新聞 トルコに対抗措置 東地中海ガス田開発で、EU外相 <1908-071601>
 東地中海で発見された巨大なガス田を巡り、キプロスの排他的経済水域 (
EEZ) 内にもかかわらずトルコが採掘活動に着手した問題で、EUは15日の外務理事会で対抗措置を決めた。
 トルコとの航空協定交渉を凍結するほか、政府間のハイレベルの対話を当面停止する。 EUはこのほかの対抗措置として欧州投資銀行 (EIB) に特にトルコ政府系の金融機関への融資を見直すよう促した。
2019.07.10 ロイタ通信

(Yahoo)

米政府、キプロス沖でのガス掘削活動中止をトルコに要請 <1908-071001>
 米国務省トルコ政府に対し9日、キプロス沖でのガス掘削活動の中止を要請した。 米国務省の報道官は、「挑発的な行為は地域の緊張を高めるため、米国はトルコ当局にこうした活動の中止を要請するとともに、全当事者に対し自制を促すと表明した。
 トルコとキプロスは、天然ガスの埋蔵量が豊富とされる地中海東部の領有権を巡り、争っており、キプロスは前日にトルコの石油ガス掘削船がキプロス北東部の沿岸に接近し、錨を下ろしたことに猛抗議していた。
2019.06.21 ロイタ通信

(Yahoo)

トルコ、キプロス沖の天然ガス開発継続へ EU は警告 <1907-062106>
 トルコキプロス沖合の海域で天然ガス開発を行うため、1隻目の掘削船出航させた。 トルコはキプロス沖合に船舶1隻を既に出航させているが、キプロスは先週、この船舶の乗組員に対する逮捕令状を出している。
 キプロスはこの海域を自国の排他的経済水域 (
EEZ) と主張しており、天然ガスの埋蔵量が豊富とされるこの海域の主権を巡り、両国の対立が激化する恐れがある。
 ギリシャとキプロスの強い求めでEUは20日、問題となっている領海で掘削作業を中止しなければ、何らかの措置を講じるとトルコに警告した。
2019.05.28 Stars & Stripes Serbian troops on full alert after Kosovo police arrests <1906-052811>
 重武装のコソボ警察部隊がセルビアが支配しているコソボ北部に入ったのを受け、セルビア軍が5月28日に全軍警戒態勢に入った。
 コソボは1998~1999年の戦闘を経てNATOの仲介で2008年に独立したが、コソボ北部ではセルビア人が人口の90%を占め、コソボ独立に反対しセルビアへの帰属を望んでいる。
【註】
 コソボの独立は国連加盟193ヵ国中110ヵ国で、セルビアとこれを支持する国はコソボをセルビアの自治州としている。
 コソボの人口の90%はアルバニア人であるが、僅かにセルビア人もいる。
2019.05.07 ロイタ通信

(Yahoo)

米国と EU、トルコのキプロス沖合での掘削計画に「深刻な懸念」 <1906-050704>
 キプロスが自国の排他的経済水域 (
EEZ) とする海域でトルコが海洋掘削を実施する計画を明らかにしたことについて米国とEUは深刻な懸念を表明し、トルコと西側諸国の間の緊張が高まっている。
 トルコとギリシャ系のキプロス共和国はともに、天然ガスの埋蔵量が豊富とされる地中海東部の石油・ガス開発が自国の管轄下にあると主張してきた。
2019.05.06 時事通信

(Yahoo)

国名変更支持の与党候補が勝利=北マケドニア大統領選 <1906-050601>
 マケドニアから国名変更した北マケドニアで5日、大統領選の決選投票が行われ、ギリシャと合意した国名変更を支持する与党候補ペンダロフスキ氏が、反対派の野党候補を破って当選した。
 ギリシャとの関係改善やEU、NATOへの加盟交渉に弾みがつく結果となった。
2019.04.30 時事通信

(Yahoo)

セルビア、コソボ緊張で首脳会議=独仏が仲介姿勢 <1905-043002>
 民族紛争のしこりが残るセルビア、コソボ間の緊張再び高まっている問題で、両国を含む西バルカン諸国とドイツ、フランスが29日にベルリンで首脳会議を開いた。
 バルカン半島全体を不安定化させ、ロシアや中国の干渉も許しかねない対立再燃を防ぐため、独仏が仲介する姿勢を明確にした。
【関連記事:1902-010209
2019.04.08 日経新聞 「地中海レーダー配備」で地域3国緊張 <1905-040801>
 東地中海の天然ガスをめぐりイスラエルギリシャトルコの間で緊張が高まっている。 3ヵ国の複数のメディアは最近、イスラエルとギリシャ地中海の島に新たにレーダを配備する計画を進めていると報じた。
 イスラエルとギリシャ天然ガスパイプライン建設協力関係にあり、この動きに警戒するトルコを監視する狙いとみられる。 トルコは新レーダに反発しており、周辺国であつれきを生み、地域の安全保障に波紋を投げかけそうだ。
2019.02.23 Stars & Stripes Cyprus accuses Turkish forces of new violation of border <1903-022305>
 南北キプロスが分離解消に向け協議した3日後にトルコ軍がフェンスを構築し、Stroviliaにある英軍基地近くに住むギリシャ系農民農地に向かうのを阻止している。
Strovilia の位置 (Google Map)】
 トルコは現在もキプロス北部に35,000名の兵力を配置している。
【註】
 1960年に英国から独立したキプロスは、1974年のトルコ軍侵攻以来南北に分断されているが、英国は依然として南西部のアクロティリおよび北東部のデケリアを海外領土して保有している。
 Stroviliaは英領デケリアの北端にあり、世界で唯一トルコだけが承認している北キプロス・トルコ共和国と接している。
2019.02.13 日経新聞 「北マケドニア」改名発効 <1903-021303>
 マケドニア政府が12日、北マケドニア共和国への国名変更が12日付で正式に発効したと北マケドニア政府名で発表した。
 今後、国連や加盟国、国際機関などへの通知を進める。
2019.01.25 時事通信

(Yahoo)

マケドニア新国名承認=EU加盟に道、反対も―ギリシャ <1902-012504>
 ギリシャ議会が25日、隣国マケドニアの北マケドニア共和国への国名変更をめぐる2国間合意を承認した。 与党の急進左派連合だけでは承認に必要な過半数に届かないものの、無所属議員らの支持を確保した。
 マケドニア側は既に国名変更についての憲法改正を終えており、ギリシャ側の合意承認で変更が正式に決定した。 今後はギリシャの反対で阻まれてきたマケドニアのEUやNATOへの加盟交渉が進展しそうである。
2019.01.18 Stars & Stripes Official: US to lift Cyprus arms embargo in security boost <1902-011802>
 キプロスの外相が18日、米国が数十続けているキプロスへの武器禁輸政策を近く変更するとの見通しを示した。
2019.01.17 日経新聞 ギリシャ議会、チプラス政権を信任 前倒し選挙を回避 <1902-011703>
 ギリシャ議会が16日にチプラス政権への信任決議案を賛成多数で可決した。 信任取りつけに成功したチプラス首相はマケドニアの国名変更をめぐる2国間合意の議会承認を早期に求める構えである。
 1月11日にはマケドニア議会が国名変更の憲法改正を承認しており、ギリシャ議会の合意承認を待つばかりの状況となっていたが、13日に「独立ギリシャ人」のカメノス党首が合意への反対を理由に国防相を辞任し同党が連立政権から離脱したことからチプラス首相は信任投票の実施を決めた。
2019.01.13 産経新聞

(Yahoo)

露、ベラルーシに統合迫る 石油価格で圧力 プーチン氏「新ポスト」で居座り画策? <1902-011304>
 ロシアのプーチン政権が、ベラルーシへの石油供給価格を引き上げるなど圧力をかけ、ロシアとの国家統合を迫っている。
 露憲法は大統領の連続三選を禁じており、プーチン大統領の任期は2024年までであるため、ベラルーシ統合によって国家指導者の新ポストを創出し、2024年以降も政権に居座る思惑だといった観測が出ている。
2019.01.14 日経新聞 ギリシャ首相、信任投票求める 連立崩壊で <1902-011401>
 ギリシャで与党の急進左派連合(SYRIZA、145議席)を率いるチプラス首相が13日、隣国マケドニアの国名変更を巡る2国間合意に反対する連立相手の右派政党「独立ギリシャ人」(7議席)を率いるカメノス国防相と会談したが、カメノス国防相は合意への反対を理由に国防相を辞任連立政権から離脱する意向を伝えた。
 このためチプラス首相は13日、政権に対する議会の信任投票を求めると表明した。 信任投票が否決された場合、前倒し総選挙が実施される公算が大きい。
2019.01.13 時事通信

(Yahoo)

ギリシャ国防相辞意、連立崩壊か=マケドニア国名問題で <1902-011303>
 ギリシャカメノス国防相が13日、チプラス首相に辞意を伝えたと明らかにした。
 隣国マケドニアが北マケドニア共和国に国名を変更する問題で、首相の方針と対立していたためで、カメノス氏が党首を務める保守系第2与党「独立ギリシャ人」は政権から離脱すると述べ、連立崩壊を宣言した。
2019.01.12 東京新聞 「北マケドニア」に国名変更 EU、NATO加盟へ前進 <1902-011203>
 マケドニア議会が11日、国名を「北マケドニア共和国」に変更する憲法改正案を承認した。 ただし、 国名変更は、ギリシャ議会による両国合意の承認後となる。
 国名論争を抱えマケドニアのNATO加盟に反対していたギリシャとの合意に基づくもので、NATOやEUへの加盟へ向け大きく前進した。
2019.01.02 Jane's Defence Weekly Kosovo's new army to get off the ground in 2019 with three-phased equipment plan <1902-010209>
 コソボ国会が2018年12月14日に、EUやNATOの反対を押し切ってコソボ治安部隊 (KSF) を2週間後に正規軍とする法案を可決した。
 この決定を受けコソボ政府は1月に正規軍を発足させ、軍備を強化する10年間の計画を開始したが、重装備の購入などは他国の支援がなければ実施できない状況にある。
2018.12.17 Defense News Kosovo president: Decision to form army 'irreversible' <1901-121707>
 コソボのサチ大統領が12月16日に、同国の治安部隊を軍に格上げする方針は後戻りできない状況にあると述べた。 コソボ議会は16日に圧倒的多数で軍の創設を承認している。 しかしながら、かつてセルビアの一部であった同国内にはスラブ人も居住している。
 これに対してセルビアは同国が自国領内と見なす地域に軍を作れば軍事侵攻するとしており、この問題について国連安保理は近く協議を行う。
2018.10.20 毎日新聞

(Yahoo)

マケドニア 国名変更に向け前進 改憲の審議開始を承認 <1811-102006>
 マケドニア議会が19日夜、「北マケドニア」に国名を変更する憲法改正の審議開始を賛成80、反対39で承認した。 与党系議員は72人で、議会の2/3である80人の支持獲得が危ぶまれていたが、国名変更に反対する野党から造反者が出た。
 憲法改正にはさらに2回の議決が必要になるが、マケドニアは国名変更に向けて前進した。
2018.10.03 Jane's Defence Weekly UK SIGINT aircraft patrol Eastern Med and Black Sea <1812-100304>
 英空軍のRC-135 Rivet Joint
ELINT機が、ロシア海軍や基地の動きを偵察するため地中海及び黒海での偵察飛行を開始している。
 航空機の運航を監視するオープンソースADS-Bは9月上旬に、東部及び中部地中海で飛行するZZ666という番号の英空軍機を追随している。
2018.06.22 Stars & Stripes Cyprus, Israel, Greece pledge deeper military ties <1807-062207>
 キプロスギリシャイスラエルの国防相が22日に、東地中海におけるサイバセキュリティや共同演習の拡大や捜索救難活動の共同実施などの防衛協力で合意した。
 その上でキプロスの国防相は明らかにトルコを意識してに、キプロスとイスラエルが発見した天然ガス田の防衛で緊密に連携すると述べた。 キプロス近海のガス田探査にはトルコが強く反対している。
【関連記事:1803-022001 (AP 2018.02.20)】
2018.04.18 Jane's Defence Weekly US Navy ramps up surveillance off Syrian coast amid rising tensions <1806-041801>
 緊張が高まる地中海東部米海軍がP-8Aによる哨戒飛行を開始した。
 飛行情報放送システム
ADS-Bの4月11日の情報によると、シシリー島のSigonella海軍航空基地 (NAS) を離陸したP-8Aが東地中海までの飛行を4回にわたって行った。 また12日にも4回の同様の飛行を行った。
 また10日と12日にはクレタ島のNAS Souda BayからEP-3E Aries Ⅱ SIGINT機が、9日にはRC-135V SIGINT機が東地中海での哨戒飛行を行っている。
2018.04.13 Jane's 360 RAF deploys Sentinel to Cyprus <1805-041303>
 英空軍のSentinel R1偵察機が12日午前、シリア攻撃に参加するため英LincolshireのWaddington空軍基地を離陸し、キプロスのAkrotiri英空軍基地に向かった。
2018.04.11 Jane's Defence Weekly Belarus to get fifth Tor-M2 battery and more Yak-130s <1806-041105>
 ベラルーシ国防相が、年内に5番目となるTor-M2 SAM中隊装備とYak-130練習機4機を受領することを明らかにした。
 同相によると2017年にSu-30SM 12機を$600Mで発注していて2019年に最初の4機を受領する。
2017.10.12 Stars & Stripes Kosovo wants to create Army by amending constitution <1711-101203>
 9月に就任したコソボのHaradinaj新首相が12日に治安部隊司令部を訪問し、憲法を改正して治安部隊を正規軍に格上げすると述べた。
 コソボでは今年初めにHashim Thaci大統領がNATOや米国の圧力から、正規軍創設の法案を撤回した経緯がある。
【関連記事:1704-030807 (S&S 2017.03.08)】
2017.07.07 Yahoo 時事通信記事

「キプロス再統合交渉が難航=トルコ軍部隊撤退めぐり対立」

<1708-070701>
 国連の仲介で6月28日にスイスのクランモンタナで再開されたキプロスの再統合交渉が、島北部に駐留しているトルコ軍部隊の撤退をめぐり南北の意見が対立し難航している。
 トルコのチャブシオール外相が「これが最後の会議」とするなか、双方が歩み寄りの姿勢を見せなければ、交渉が決裂する可能性もある。
2017.06.01 Yahoo 時事通信記事

「キプロス首脳、米国で会談へ=再統合問題で招請―国連総長」

<1707-060102>
 国連事務総長報道官が5月31日、グテレス事務総長がニューヨークで4日、分断が続くキプロスの再統合問題をめぐる協議のため、南部のキプロス共和国(ギリシャ系)大統領と北キプロス・トルコ共和国(トルコのみ承認)大統領との三者会談を行うと発表した。
 現在の交渉は2015年5月に国連の仲介の下で再開したもので、今年1月にはスイスでの首脳会談に加え、関係国3ヵ国も参加する多国間会合を開いたが、合意に至らなかった。
2017.03.08 Stars & Stripes NATO, US warn Kosovo against move to form army <1704-030807>
 米国とNATOが8日にコソボに対し、軽装備の治安維持部隊を憲法の改正なしに正規軍に格上げ しようとしていることについて、そうなればコソボ治安維持部隊との連携を縮小すると警告した。
【関連記事:1704-030711 (S&S 2017.03.07)】
2017.03.07 Stars & Stripes Kosovo's president asks for creation of a regular army <1704-030711>
 コソボ大統領が7日に議会に対し、同国の軽装備治安部隊正規陸軍に格上げする要求 を行った。
 この動きに対しコソボ独立に反対しているセルビアは、直ちにこれを非難した。
2017.01.13 Yahoo 時事通信記事

「キプロス再統合交渉、合意ならず=多国間会合継続へ」

<1702-011303>
 キプロスの再統合にむけ12日にジュネーブで開かれた再統合交渉では、島の北側に駐留するトルコ軍部隊の扱いな ど安全保障問題について協議されたが、合意に至らなかった
 仲介役の国連は12日、当事者と関係国3カ国が参加する多国間会合を今後も継続することを決めたと発表した。
2017.01.12 Yahoo 時事通信記事

「関係国が安全保障を協議=国連仲介のキプロス再統合交渉」

<1702-011206>
 キプロスの再統合に向け、南部のキプロス共和国とトルコだけが承認している北部の北キプロス ・トルコ共和国に加え、関係国3ヵ国が参加する多国間会合が12日、国連の仲介のもとジュネーブで始まった。
 この会合では再統合に際しての安全保障問題について協議され、北側の後ろ盾となっているトルコが軍の撤退をめぐり譲歩 するかが焦点になる。
2017.01.07 Stars & Stripes Endgame looms in efforts to reunite Cyprus after 43 years <1702-010706>
 43年間にわたり、国際的に認められているギリシャ系の南と、分離しているトルコ系の北に分断されている キプロス再統一される可能性が出てきた。 19ヶ月の交渉の末、1月12日にジュネーブで統一に向 けた会議が開始される。
 トルコは1974年夏にギリシャ系住民を中心としていたキプロスに侵攻し、現在も35,000以上の部隊でキプロス国土の36%を支配している。
【註】
 EUはトルコのEU加盟要求を、キプロス問題を巡るギリシャとトルコの対立を理由に拒んできたが、キプロス問題が解決すれば、トルコでのクーデター未遂事件後の エルドアン大統領の対応など別の理由を、加盟拒否の理由にしなければならなくなる。
2015.09.19 Military Times Putin moves to establish Russian military base in Belarus <1510-091902>
 プーチン大統領が国防省と外務省に対し、ベラルーシに対してロシアの空軍基地を設置する 交渉を行うよう命じた。
 ベラルーシはロシア軍基地の設置を望んでいない模様であるが、同国は安全保障とエネルギーでロシアに大きく依存している。
2015.09.05 毎日新聞

インターネット

露軍:「反政変」演習 「同胞」2国とウクライナ国境近く <1510-090502>
 ロシア軍が、ウクライナ国境に近いロシア南部ノボロシースク近郊で、ベラルーシセルビアとの共同演習「スラブの同胞 2015」を実施している。 仮想国で反政府勢力が住民を扇 動して国政を混乱に陥れたとのシナリオで、空挺部隊や特殊部隊による鎮圧作戦を展開している。 タス通信などによると 、演習は2~5日の日程で、3ヵ国から700名の兵士のほか、ロシア航空宇宙防衛部隊のヘリや軍用機20機が参加し、演習の共通言語はロシア語だと言う。
【註】
 セルビアは NATO や EU の加盟国ではないものの、2009年12月には EU に加盟を申請し、EU からはコソボとの関係改善が加盟条件とされた。
 近年その機が熟しつつある状況になっていたが、今回の演習参加で EU 加盟は難しくなるのではないか。
2015.07.09 Defense News OSCE resolution vote condemns Russia's actions in Ukraine <1508-070905>
 ヘルシンキで開かれた欧州安全保障協力機構 (
OSCE) の首脳会議で9日、ウクライナとクリミアにおける ロシアの侵略を非難する決議が可決された。 この決議はカナダの提案によるもので、採決の結果は賛成96、棄権32、反対7 であった。
 この会議ではロシアの代表団6名が EU の入国禁止リストにあったことから、フィンランドがビザを発給しなかったため、 ロシアは欠席した。
【註】
 OSCE は北米,欧州,中央アジアの57ヵ国が加盟する世界最大の地域安全保障機構で、ロシアも1973年に加盟している。 また日本をはじめ、中東2ヶ国、北アフリカ4ヶ国、 アジア4ヶ国、オセアニア1ヶ国の計11ヶ国が協力国になっている。
2015.05.22 Yahoo 時事通信記事

「共同宣言、ロシア批判抑制=EU と旧ソ連6ヵ国首脳会議」

<1506-052203>
 EU と旧ソ連6ヵ国が22日、ラトビアの首都リガで開いた東方パートナーシップ首脳会議で、治安やエネルギー分野などで の協力関係を深めることを確認する共同宣言を採択した。 宣言は、EU が6ヵカ国の治安部門の改革を支援することや、エネルギ安全保障の分野で協力 を深めることを確認した。
 ウクライナ問題では、ロシアによるクリミア半島編入の違法性を EU が再確認するとの表現にとどめ、ロシアとの関係が 近い一部の国に配慮し、批判を抑制する形となった。
2015.05.22 毎日新聞

インターネット

EU:旧ソ連6ヵ国と治安・防衛で協力…共同宣言案で判明 <1506-052202>
 EU が21、22日の両日にラトビアの首都リガで、ウクライナジョージア (グルジア)、ベラルーシ、モルドバ、アルメニア、アゼルバイジャンの旧ソ連6ヵ国と「東方パ ートナーシップ首脳会議」を開くが、毎日新聞が入手した共同宣言案では、ロシアとの信頼回復を目指す一方、ウクライナ南部クリミア半島 のロシアによる編入を受け、主権や独立の重要性も強調し、ロシアと一定の距離を置き牽制していることからロシアの反発 が懸念される。
 6ヵ国のうちウクライナ、ジョージア、モルドバは EU と接近しているのに対し、ベラルーシ、アゼルバイジャン、アルメニアはロシアと良好な関係を維持している。
【註】
 親露的なベラルーシ、アゼルバイジャン、アルメニアをこの会議に参加させたことは EU にとって外交上の勝利であると共に、もしこの記事のような協同宣言 に極めてロシアに近いベラルーシですら賛成するとすれば、今後の欧州勢力図に絶大な影響を及ぼすことになる。
2015.05.22 Yahoo 時事通信記事

「旧ソ連6カ国と首脳会議=ウクライナ危機など協議―EU」

<1506-052201>
 EU と旧ソ連6ヵ国の首脳が一堂に会する東方パートナーシップ首脳会議が21日、ラトビアの首都リガで2日間の日程で開 幕した。
 ウクライナ南部クリミア半島の編入と前後して旧ソ連諸国への影響力拡大を狙うロシアをにらみ、EU と6ヵ国がどこまで足並み をそろえられるかが焦点となる。
2014.11.18 Defense News Poland, Romania eye intensified cooperation with United States <1412-111807>
 ウクライナ情勢から東欧諸国で安全保障上の不安が広がるなか、ルーマニアと ポーランド対米接近を強めている。
 両国は Aegis Ashore の自国内設置で米軍が駐留することにより、ロシアの侵略を抑止できると 見ている。
2014.08.27 Jane's Defence Weekly Russia, Belarus work togather on EW systems <1410-082713>
 ロシアの KRET社とベラルーシの AGAT社が、両国が装備している電子戦機器の改良、整備、修理を担当する 合弁会社となる EW Technonoly社を設立する。 同社は今後、海外事業にも乗り出すという。
 両国は1月、共同の軍事産業を50%拡大することで合意している。
2014.08.20 Jane's Defence Weekly Mixed fates <1410-082013>
= 東欧の軍事産業に関する7ページの特集記事 =
ポーランド
ロシア
 ロシアの国防費は年$78.14Bであるが、2018年までにこれを54%増の$103.16Bにしようとしている。
ウクライナ
ベラルーシ
2014.07.22 Defense News Austria FM: EU to prepare defense-sector sanctions against Russia <1408-072206>
 オーストリア外相が、EU間もなく軍事部門を含む対露制裁を行うであろうと述べた。
 同外相によると、欧州委員会は現在、主要技術及び軍事部門を標的にした対露制裁の準備を行っているという。
2014.06.25 Yahoo 毎日新聞記事

「ロシア、オーストリアにパイプライン建設 プーチン氏署名」

<1407-0625032>
 プーチン大統領が24日にオーストリアを公式訪問し、同国のフィッシャー大統領と会談した。 これと並行してロシア国営ガス大手ガスプロムとオー ストリアのエネルギ会社 OMV は同日、ロシア産天然ガスをオーストリアに運ぶ South Stream パイプラインの新たな 建設契約に署名した。
 ウクライナ情勢を受け、欧米諸国が目指すエネルギの脱ロシア依存路線をかく乱する動きに米国などは反発している。 South Streaam については、 欧州委員会が計画凍結を求めている。
【関連記事:1407-061801 (NHK 2014.06.18)】
2014.06.25 Yahoo 毎日新聞記事

「 NATO、特殊部隊+民兵…ロシア流あいまい攻撃を研究」

<1407-062502>
 NATO が、ロシアがウクライナで実施した『あいまい・ハイブリッド攻撃』に対する対抗策を検討する特別調査チームを設置することが24日に分かった。
 『あいまい・ハイブリッド攻撃』は NATO が欧州大陸で想定していなかった戦術で、標識を付けない特殊部隊や民兵を送り込んで官庁など要所を占拠 し、大規模な正規軍を国境付近に集積して圧力をかけながら、宣伝戦やサイバ攻撃、経済的脅迫などを組み合わせ、住民投票や一方的独立、領土併合や 地域の不安定化を実現するものである。
2014.06.18 NHKニュース う回パイプライン ロシアが推進 <1407-061801>
 ロシアのラブロフ外相が17日、セルビアを訪問しダチッチ外相と会談した。 会談のあとラブロフ外相は、ウクライナを迂回 してヨーロッパに天然ガスを輸出するパイプラインの建設計画を着実に進める方針を表明し、両国はその必要性で一致したと述べた。
 South Stream と呼ばれるこのパイプラインは、黒海の海底を経由してブルガリアやオーストリアなどにガスを輸送す る計画で、この計画を巡って EU は契約に法律違反のおそれがあるとしたため、ブルガリアが工事を一時停止することを決めたが、オーストリア などでは計画に期待する声が根強くある。
2014.04.09 Jane's Defence Weekly Russia seeks increased defence production with Belarus <1405-040908>
 ロシアで軍事産業を担当する副首相が、4月1日にベラルーシを訪問し、両国間の 軍事技術交流を深めることで合意した。
2014.01.04 China Defense Cyprus to provide facilities to Chinese escort frigate in Syrian operation <1402-010403>
 キプロスが1月2日、国連及び
OPCW の実施するシリアの化学兵器破棄に協力するため、化学兵器兵器処理船を護衛す る中国のフリゲート艦に対し、自国施設を提供することにした。
2009.04.22 Jane's Defence Weekly Russia, Belarus strike S-400 accord <0906-042205>
 ロシアとベラルーシが、ベラルーシ領内で S-400 Triumph共同運用することで 合意した。 両国は2月3日に共同防空組織を設立することに合意している。
 この防空組織には5個飛行大隊10個防空部隊、5個通信部隊、1個 ECM 部隊が参加し、全自動で連接 される。
2009.04.13 Aviation Week & ST Growler for Minsk <0905-041303>
 S-400 の初めての輸出ベラルーシに対し行われる。 この輸出は両国統合防空ネットワーク 構築の一環として行われる。
【統合防空関連記事:0904-021108 (JDW 2009.02.11)】
2009.02.11 Jane's Defence Weekly Russia, Belarus plan joint air-defence system <0904-021108>
 ロシアとベラルーシの大統領が、両国で統合防空組織を構成することに合意した。 システムは単一の指揮官の下で 運用される。 システムは5個飛行大隊、10個防空部隊、5個通信基地、1個電子戦部隊からなる。
 ベラルーシは数個大隊の S-300 を保有しており、現在 S-400 の導入に向けロシアと交渉中である。
2008.04 Jane's Missiles & Rockets Belarus targets S-400 SAM system purchase <0805-040010>
 ベラルーシS-400 Triumf (SA-21) を購入しようとしていることを、空軍/防空軍司令官が明らかにした。  S-400 購入の時期は明らかにされなかったが、その前に Tor (SA-15) を2~3年内に購入するという。 ただ、購入する Tor が従来型なのか、 2007 MASK 航空展で公表された Tor-M2E なのかは明らかでない。
【 Tor-M2E 関連記事:0721-100001 (JMR 2007.10)】
 Tor-M2 は2008年に試験を終了し、ロシア軍への装備が開始される。
2008.02 International Defence Review Cyprus hands Greece SAMs <0804-020002>
 キプロスが2007年12月に、21基の S-300 (SA-10) 発射機を公式にギリシャに引き渡した。 ただし部品不 足から、その半数は4年前から不稼働状態である。
 この S-300 は1999年にキプロスが購入したが、トルコへの刺激を避けるためクレタに配備されていた。
2008.02 Jane's Missiles & Rockets Greece takes legal ownership of Cypriot S-300 systems <0803-020014>
 キプロスが保有していた21基の S-300 が、12月11日に正式にギリシャに移管された。 キプロスは1999年 にロシアから S-300 を購入したが、トルコとの係争を避けたい米国の強い進めでこれをクレタに配備していた。 ただしその半数はここ3~4年 、部品不足などから稼働していない
 この見返りとしてギリシャはキプロスに6基の Tor-M1 (SA-15) などを引き渡した。
2007.11.21 Jane's Defence Weekly Russia considers missile export to Belarus in response to US BMD plans <0724-112102>
 ロシアのミサイル砲兵司令官が11月14日に、米国の BMD システム東欧配備に対抗して Iskander の 輸出仕様である射程280kmの Iskander-E をベラルーシに輸出すると発表した。 また、ポーランドとの国境 に近いロシア領のカリーニングラードも Iskander-E を配備する。
 ロシアは2016年までに射程400kmの Iskander-M を装備する旅団を5個以上配備す る計画であるが、同司令官は必要とあれば射程延伸も可能であるとしている。 INF 条約では射程500km~ 5,500kmの弾道弾及び CM の保有を禁じている。
 Iskander は480kgの弾頭を搭載する一段推進の SRBM であるが、今年5月に R-500 CM を 500km以上遠方の標的に対し発射している。 R-500 は2009年に実用化される。