2018年の台湾情勢に関する報道

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要             旨
2018.12.18 毎日新聞

(Yahoo)

台湾 徴兵制終了 若者に嫌気、戦力維持に課題 <1901-121807>
 台湾軍が長年にわたり続けてきた徴兵制度が26日に正式に終了する。
 今後は志願制に移行するが、中台関係の緊張緩和や若者の徴兵制への反発から兵員数は目標に達しておらず、中国と対峙する台湾にとっては、戦力維持が大きな課題となってくる。
2018.12.18 産経新聞

(Yahoo)

中国軍が台湾周辺での活動再開 <1901-121806>
 台湾国防部が18日、中国軍のH-6やSu-30など多数機バシー海峡を通過して西太平洋に進出し、同じ航路で各基地に戻ったと発表した。 中国軍の艦艇2隻台湾南東沖の西太平洋を航行しており、海空合同の遠洋訓練だと分析している。
 中国軍は、11月24日投開票の統一地方選で与党、民主進歩党に有利に働くのを避けるため、6月20日以降は台湾周辺での活動を控えていたが、地方選が終わり活動を再開したようである。
2018.12.13 東京新聞 中国軍は「進攻型」に転換 台湾の防衛シンクタンク <1901-121301>
 台湾5月に発足した台湾で唯一の国家級防衛シンクタンクである政府系の国防安全研究院が13日までに初の研究報告をまとめた。
 研究報告では中国軍が進める組織改革について、国土防衛型から外向進攻型への転換を意図していると指摘し、改革が完成すれば台湾海峡や東シナ海、南シナ海の周辺諸国にとって深刻な脅威になると警告している。
2018.12.03 Focus 台湾

(Yahoo)

中国軍の台湾海峡航行「定例化」と報道 国防部「厳密に把握」 <1901-120303>
 一部の台湾メディアが、中国軍台湾海峡中間線の西側での航行を今年に入ってから定例化させているとで報じた。
 これについて中国時報が軍幹部の話として3日、国防部が3日に台湾周辺の海や空の状況を厳密に把握しているとした上で、現時点で台湾海峡に異常はないと報道資料で説明した。
2018.11.29 時事通信

(Yahoo)

米軍艦、台湾海峡航行=首脳会談前に中国けん制 <1812-112902>
 米太平洋艦隊が28日、駆逐艦Stockdale 補給艦Pecosの2隻が同日、台湾海峡を航行したと発表した。
 米軍艦船が台湾海峡を通過するのは7月以降3回目で、近くアルゼンチンで行われる予定の米中首脳会談を前に、中国を牽制する狙いがあるとみられる。
2018.11.17 産経新聞

(Yahoo)

ペンス米副大統領が台湾の APEC 特使と会談 <1812-111704>
 ペンス米副大統領が17日に、アジア太平洋経済協力会議 (
APEC) 首脳会議が開かれているパプアニューギニアのポートモレスビーで、台湾のAPEC担当特使を務める張忠謀氏と会談した。 張特使は台湾当局者ではないものの、蔡総統の特使として今回の会合に参加したもので、米副大統領が台湾トップに近い関係者と会うのは極めて異例である。
 トランプ政権は台湾重視の姿勢を強く打ち出し、3月には米国と台湾の閣僚や政府高官の相互訪問の活発化を目的とした台湾旅行法を成立させている。
2018.11.14 Jane's Defence Weekly US seeks to sustain Taiwanese Tiger Ⅱs <1901-111411>
 米空軍が11月1日、台湾のF-16能力向上と合わせて老朽化したF-5 Tiger Ⅱの保守部品をFY19末から引き渡すと発表した。
 台湾は1974~1976年に単座型のF-5F 242機と復座型F-5E 66機を取得しているが、現在何機残っているかは不明である。
2018.11.09 Jane's 360 Taiwanese navy commissions two Cheng Kung-class frigates <1812-110904>
 台湾海軍が8日、元米海軍のOliver Hazard Perry級フリゲート艦2隻の就役式典を、高雄市の左営海軍基地で行った。
 この2隻の売却は米国の余剰兵器援助 (
EDA) 計画として行われ、売却価格は$190Mと見られる。
2018.11.07 Jane's Defence Weekly Taiwan to begin Cloud Leopard IFV variant production <1901-110707>
 台湾国防省が、国内開発した雲豹 (Cloud Leopard) 8×8
IFVが間もなく量産に入ると発表した。 雲豹はMk 44 Bushmaster 30mm砲1門と7.62mm機銃1丁を装備するが、台湾は2017年9月にMk 44 285門を$112Mで発注している。
 このほかに雲豹Type 2に81/120mm迫撃砲を搭載した24tの自走迫撃砲も公表されている。
【自走迫撃砲型に関する記事:1806-042508 (JDW 2018.04.25)】
2018.10.31 Jane's Defence Weekly Taiwan takes delivery of its first F-16V <1812-103109>
 台湾国営の
AIDC社が10月20日、F-16A/Bを最新のF-16V Block 70に改装した1号機を納入した。 別の3機もテスト飛行中で年内には納入されるという。 台湾が保有する142機のF-16A/Bは今後20~24機/年のペースでF-16Vに改造される。
 F-16VはAN/APG-83 SABR AESAレーダを搭載するほか、AGM-154 JSOW、AGM-88 HARM、AIM-9Xなどのミサイルの装備が可能になる。
2018.10.22 Jane's 360 Taiwan receives first F-16Vs, Chinese media reports <1811-102210>
 中国国営新華社通信が20日、台湾が142機のF-16A/Bを最新型のF-16Vに改良する1号機が、台湾空軍に納入されたと報じた。
 この機体は2017年1月に台湾北西部にある
AIDC社の工場に入れられた4機の内の1機で、今後2022年5月末までに24機/年の割りで納入されるという。
2018.10.22 Stars & Stripes 7th Fleet ships transit Taiwan Strait amid security, trade tensions with China <1811-102208>
 米海軍が22日、この日の早朝に米第7艦隊所属の駆逐艦Curtis Wilbur巡洋艦Antietarn台湾海峡の国際航路を通過したと発表した。
2018.10.22 時事通信

(Yahoo)

米軍艦がまた台湾海峡航行=中国をけん制 <1811-102207>
 台湾国防部が22日、米軍艦2隻が22日に台湾最南端のバシー海峡から台湾海峡国際水域を北上したと発表した。
 米国が台湾海峡に軍艦を派遣するのは、7月7日の駆逐艦MustinBenfold以来で、中国へのけん制が目的とみられる。
2018.10.16 Focus 台湾

(Yahoo)

米海軍の調査船、高雄に寄港=今年4回目/台湾 <1811-101601>
 米海軍海洋調査艦Thomas (3,095t) が高雄港に寄港した。 高雄港務によるとThomasの高雄への寄港は今年4回目で、物資の補給や船員の交代が目的だという。
 西太平洋のパラオを出発し、15日午前に高雄港に入港した。
2018.10.13 Focus 台湾

(Yahoo)

台湾への武器売却、常態化の方針=米国防次官補 <1811-101302>
 アジア太平洋担当のシュライバー米国防次官補が台湾への武器売却について11日、もっと常態化した、しかも政府間取引の対外有償軍事援助 (
FMS) 的な関係の構築を目指すとの考えを示した。
 トランプ米政権は先月24日、$330MにのぼるF-16の交換部品などを台湾に売却する方針を発表した。 台湾への武器売却は昨年1月の同政権発足後2度目となる。
2018.10.10 Jane's Defence Weekly Taiwan unveils light frigate concept for export market <1812-101010>
 台湾国営のN
CSIST社が9月27~30日に開かれた高雄国際海洋防衛博で、輸出を視野にCSBC社が共同で進めている軽フリゲート艦構想を公開した。
 この艦は全長110m、全幅17m、喫水4mで、76mm砲と30mm CIWSを装備している。
【註】
 全長からすると護衛艦あぶくま (DE 229, 2,000t) と同規模と見られる。
 記事の写真から見るとヘリ甲板はなく、武装にミサイルのことは述べられていない。
2018.10.03 Jane's Defence Weekly US clears Tauwan deal amid moves to change sales process <1812-100310>
 米国務省が9月24日、台湾に武器部品等$330M相当を
FMS売却することを承認したと発表した。
2018.10.01 Focus 台湾

(Yahoo)

米から購入のフリゲート2隻、11月に就役へ 対中抑止力に効果/台湾 <1811-100102>
 台湾の李海軍司令部参謀長が立法院外交国防委員会で1日、米国から購入したOliver Hazard Perry級フリゲート艦2隻11月にも就役することを明らかにした。
 2隻は米海軍を退役した艦齢約30年のフリゲート艦で、銘伝逢甲と命名された。 SM SAMを装備するほか対潜ヘリ2機の搭載も可能で、SQQ-89統合対潜システムやSQR-19戦術曳航ソナーが装備されており、潜水艦への監視探知能力向上に大きく役立つという。
2018.09.28 Focus 台湾

(Yahoo)

台湾は中国軍の侵攻を阻止可能=米外交専門誌 <1810-092804>
 25日付の米外交専門誌Foreign Policyが25日に「台湾は中国との戦いに勝てる」と題した記事で、台湾は米国からの直接的な支援がなくても、侵攻する中国軍を制圧できるとの見解を示した。 迎え撃つ台湾の方が戦いを有利に進められるとし、中国と同規模の軍事力がなくても侵攻は阻止できるとみている。
 中国に居住した経験があるグリア氏が書いた記事では中国軍の資料などを根拠に台湾侵攻のシナリオを、最初ミサイルで台湾沿岸部を狙い、空港や通信施設、レーダ設備、物資輸送の結節点、政府機関などを重点的に攻撃し、その後、大規模な上陸作戦を展開するとしている。
2018.09.27 Jane's 360 Kaohsiung Maritime 2018: Taiwan confirms contract for first amphibious assault ship <1810-092704>
 27日に開かれた高雄国際海事防衛展で台湾国防省が4月に発注したLDPが公開された。
 LPDは76mm砲を装備し、全長153m、全幅23m、喫水6mで、速力21.5kt、13kt航行の航続距離12,500nmの性能を持つ。
2018.09.25 時事通信

(Yahoo)

台湾に戦闘機部品売却へ=米、総額372億円 <1810-092501>
 トランプ米政権が24日、台湾にF-16などの部品を$330Mで売却すると議会に通知した。
 米国防総省の声明によると売却されるのはF-16やF-5、C-130などの交換修理用部品などで、部品の売却は台湾の防衛や航空輸送部隊を維持するのに必要だと強調し、地域の基本的軍事バランスが変わることはないと述べた。
2018.09.15 時事通信

(Yahoo)

台湾への海兵隊派遣見送り=国防総省「要員不足」―米報道 <1810-091501>
 米CNN TVが13日、米政府台湾への海兵隊派遣見送る方針を固めたと報じた。
 国務省は米国在台協会台北事務所(大使館に相当)の警備要員として海兵隊を派遣するよう国防総省に要請していたが、国防総省が要員不足を理由にこの要請を拒否したという。
2018.09.03 Focus 台湾

(Yahoo)

潜水艦の自主建造に向けた初の試作艦、2025年にも完成の見通し/台湾 <1810-090305>
 台湾が自力建造する潜水艦一番艦が2025年に完成するとみられている。 国防部はすでにTWD49.36170B(1,780億円) の予算を編成している。
 建造行程は秘匿する必要があるため室内で行われるが、それに備えた建造施設の建設が進行中で、総合工場は今年末までにそれぞれ竣工する見 通しである。
2018.09.01 Focus 台湾

(Yahoo)

中国、台湾侵攻準備を2020年までに整える方針=国防部報告 <1810-090105>
 台湾国防部が8月31日に公表した今年の中共軍事力報告書の中で、中国はいまだに台湾に対する武力行使を諦めておら ず、2020年までにその全面的な侵攻作戦能力の完備を目指しているとの見方を示した。
 ただ中国は上陸用舟艇や後方補給能力が不足しているため、現段階では軍事的脅威や封鎖作戦、制圧射撃などの可能性が大きいとしている。
2018.08.18 Stars & Stripes Taiwan improves missiles to counter China military expansion <1809-081802>
 中国からの脅威の高まりに対し台湾がミサイル戦力の強化を行っている。
 射程1,500kmのHF-ⅡE
LACMには昨年、対艦攻撃能力が付加された。 Wan Chien ALCMの生産数(註:年産数のことか?)を100発に引き上げている。
【註】
 Wan ChienはAGM-154A JSOWと似たシステムで、100発以上の子弾を搭載して200kmの射程を有する。
【関連記事:1403-012211 (JDW 2014.01.22)】
2018.08.08 Jane's Defence Weekly Taiwan proposes 5.6% defence budget increase for 2019 <1810-080807>
 台湾の頼行政院長(註:首相に相当)が7月27日、2019年度の国防予算として2018年度比5.6%増のTWD346B ($1.3B) を要求すると述べた。
2018.08.06 Focus 台湾

(Yahoo)

19年度国防予算、約665億円増へ 蔡総統、国防強化の決意示す/台湾 <1809-080604>
 台湾の蔡総統が6日、2019年度の国防予算を18年度比183億台湾元増額して対GDP比2.16%の3,460億元( 1兆2564億円)とする方針を明らかにした。
 兵器の国内開発により自主防衛力強化を図る「国防自主」計画の推進に約2割を充てる。 2018年度比139億元増の 951億元を軍事投資費とし、そのうち736億元を国防自主推進に割り当てる。 国防自主に投じる予算は同250億元増となる。
2018.07.08 時事通信

(Yahoo)

米軍艦が台湾海峡航行=中国けん制か―台湾国防部 <1808-070801>
 台湾国防部が7日、米軍の駆逐艦2隻が同日に台湾海峡を航行したと発表した。 航行したのはMustin Benfoldで同日午前に台湾南部海域から入り東北方向に抜けた。
 台湾メディアによると、米軍艦が台湾海峡を航行するのは2007年以来で、台湾周辺で軍事活動を活発化させている中国を牽制す る狙いとみられる。
2018.07.04 Jane's Defence Weekly BAE Systems to supply AAV7A1s to Taiwan <1808-070420>
 米国防総省が6月22日、台湾
FMSで売却するAAV7A1 36両をBAE Systems社に$83.6M で発注したと発表した。 内訳は人員輸送型30両、指揮所型4両、回収車型2両で、納期は2020年7月22日になっている。
 台湾にとってAAV7取得は初めてではなく、2003年米海兵隊が使用していた54両を購入し、保有していたLVTP-5 と換装している。
2018.07.04 Jane's 360 Lockheed Martin engages with Taiwan on titanium technologies <1808-070409>
 Lockheed Martin社が台湾の航空防衛産業発展のためチタニウムの開発製造の支援を行っている。
 これは台湾がPAC-3を購入する見返りに行われる
ICP計画の一環で、チタニウムの精密鋳造で技術支援が行われる。
2018.07.02 Marine Times Marines in Taiwan? State Department officials are asking, but China's not happy <1808-070203>
 最近CNNが、米国務省が数週間前に海兵隊に対し、台湾に派遣する外交官の警護のための保安要員の 派遣を要請したと報じた。 まだ最終決定は成させていないと言う。 これについて国務省はコメントを拒否している。
 ある匿名の軍当局者はCNNに対し、台湾に派遣される外交官は450名で、警護の海兵隊員は10名と述べている
2018.06.19 Focus 台湾

(Yahoo)

米上院、国防権限法案を可決 台湾軍事演習への米軍の参加求める <1807-061905>
 米議会上院が18日にFY19国防権限法案を85対10の賛成多数で可決した。 全文公開は 来週になる見通しだが、上院軍事委員会が先日公表した草案では、台湾軍の演習への米軍の参加を米国防長官に要請 する内容などが盛り込まれた。
 法案は今後上下院ですり合わせ作業が行われ、一本化法案が両院それぞれで可決されたのち、トランプ大統領の署名を待って成立する。
2018.06.13 Jane's Defence Weekly Taiwan starts XAT-5 prototype production <1808-061315>
 台湾
AIDC社が6月1日、4機試作する予定のXAT-5 Blue Magpie 高等練習機一号機の組み立てを開始したと発表した。 一号機は2019年9月にロールアウトし2020年6月に初飛行する計画 である。
 F-CK-1国産戦闘 (IDF) を元にしたXAT-5は2026年までに66機生産され、1984年以来使 用しているAT-3と換装される。
2018.06.13 Jane's Defence Weekly Taiwan welcomes potential US policy shift in military sales <1808-061304>
 台湾国防省が6月5日にTVを通じて、米政府が台湾への武器供与を従来の一括方式からケースバイケー ス方式に変更したことを歓迎することを明らかにした。 米国務省も6月7日にこの事実を認めた。
 トランプ政権になって米国は2017年6月に早期警戒レーダの技術支援やミサイル、及び電子戦装置の更新などを$1.4Bの一括で台湾に売却していた。
【関連記事:1707-062907 (DN 2017.06.29)】
2018.06.07 Focus 台湾

(Yahoo)

米軍の台湾軍事演習への参加促す=米上院軍事委可決の国防権限法案 <1807-060703>
 米上院軍事委員会が6日、5月24日に同委員会で可決された上院版のFY19国防権限法案を公表した。 法案の1243条では 、台湾が中国大陸軍の侵攻を想定して年に1度行う定例訓練「漢光演習」など、台湾の軍事演習に米軍が参加することを推進するよう米国防長官に 要請したほか、米軍訓練への台湾の参加を促進すべきだとされた。
 1243条では、米台の実務関係のあり方を定める「台湾関係法」と台湾への武器供与に終了期間を設けないことなどを公約した「6つの保証」を前 提に、米国は安全保障における台湾との連携関係を強化すべきであり、台湾の自衛能力向上を支持するとする立場が示された。
2018.06.05 Focus 台湾

(Yahoo)

米国の対台湾武器供与、個別審査に変更か 国防部「コメント控える」 <1807-060503>
 ロイタ通信が米政府官僚の話として5日、米国が台湾への武器供与の方式個別に対応する形に変更 する方針であると報じた。 国防部はこれについて、正式に確認されていない情報だとし、コメントは控えるとしている。
 ロイタ通信によると、米政府が台湾への武器売却の方法を従来の一括供与から、ケースバイケースの方式に改めるつもりだと明らかにしたとしている。 台湾との貿易関 係促進を目指す米国の「米台商業協会」会長は、これまで10年にわたり採用してきた一括形式の武器供与をやめることは、台湾の防衛上の需要にとってはより有益であり、 米国も台湾をより一般的な防衛上のパートナーとして扱えるようになると語ったという。
2018.06.05 ロイタ通信

(Yahoo)

米、台湾海峡への軍艦派遣を検討 中国の反発必至 <1807-060502>
 米高官が、米国が台湾海峡への艦船派遣を検討している明らかにした。 この米高官によると、米国は今年に入り空母の派遣を検討したが実施し なかった。
 前回米空母が台湾海峡を通過したのは2007年であるが、頻繁ではないものの定期的に艦船を台湾海峡 に派遣することも選択肢のひとつとなっており、前回実施されたのは2017年7月で、空母の派遣ほどは中国を刺激しない行為とみられている。
2018.06.03 産経新聞

(Yahoo)

米国防長官が台湾問題で中国を牽制 <1807-060302>
 マティス米国防長官が2日にシンガポールで開催中のアジア安全保障会議シャングリラ対話) の講演で、中台関係について現状を変更するあらゆる一方的な措置に反対すると述べ、台湾周辺で軍事活動を活発化させている中国を牽制した。
 マティス氏は昨年も台湾への武器供与に言及し、中国が反発した経緯がある。
2018.05.25 Focus 台湾

(Yahoo)

中国大陸軍機、2日連続で台湾周辺を飛行 <1806-052507>
 中共軍のH-6 2機が25日04:00ごろ、バシー海峡から宮古海峡へ抜ける遠洋飛行訓練を行った。  国防部空軍司令部は同日、F-16発進させて全過程を監視したと発表した。
 国防部が昨年末に公表した国防報告書によると、中共軍による同様の飛行訓練の回数は2016年8月から2017年12月中旬までで23回にのぼり、先月18日に台湾海峡の中国大陸 側で実弾射撃演習が行われたのを機に再び活発化し、先月18日~今月25日までに今回を含め計7回が確認されている。
2018.05.15 Focus 台湾

(Yahoo)

中国大陸に対抗の「空母キラー」量産へ/台湾 <1806-051503>
 台湾国防部長と海軍司令部参謀長が14日に立法院外交及び国防委員会で、国内建造した沱江型ステルスコルベット来年から本格的な量産が入り、2025年に3隻が完成する見通しであることを明らかにした。 それによると建造を加速化 するため、沱江型の量産を計画していた3段階から2段階に短縮させ、第1段階の3隻は2025年 に完成するほか、8隻の建造を予定している第2段階も来年か再来年に始動する可能性があるという。
 沱江型は全長60m、全幅14m、排水量500tの双胴船で、速力38ktの性能を持ち、HF-2/3対艦ミサイルや魚雷の装備が可能で 「空母キラー」として期待されるが、現在台湾海軍が保有しているのは、2014年末に引き渡された初号艦の1隻のみである。
2018.05.12 産経新聞

(Yahoo)

中国軍機8機が宮古海峡上空を飛行 防衛省は特異な飛行と判断 <1806-051201>
 統合幕僚監部が11日、H-6爆撃機4機を含む中国軍機8機が沖縄本島と宮古島の間の宮古海峡上空を飛 行したと発表した。 戦闘機2機も含まれていた。
 領空侵犯はなかったが、防衛省は特異な飛行と判断し中国側の意図を分析している。
2018.05.11 時事通信

(Yahoo)

中国軍、台湾周辺で最新鋭機飛行=蔡英文政権を威嚇 <1806-051103>
 中国空軍報道官が11日、Su-35が初めて台湾周辺飛行したと発表した。 発表によると東部戦 区と南部戦区所属のSu-35とH-6Kや
AEW&C機がバシー海峡や沖縄本島と宮古島間を飛行した。 発表文では「空軍の 体系的な作戦能力を高めた」と強調した。
 防衛省統合幕僚監部も11日、中国軍の戦闘機2機と爆撃機4機などが沖縄~宮古間を飛行したと公表した。 航空自衛隊機が緊急発進したが領空 侵犯はなかった。
 独立志向の強い台湾の蔡政権を威嚇する意図があるとみられ、中国軍は台湾周辺での活動を活発に行っている。
2018.05.10 時事通信

(Yahoo)

軍需産業協力強化へフォーラム=米台の接近象徴 <>1806-051001>
 台湾と米国の防衛企業による国防産業フォーラムが10日に高雄で開かれ、台湾の造船や航空 関連企業42社のほか、米国からLockheed Martin社やRaytheon社など10社以上が参加した。
 米台は当局者も交えた企業交流を米国で定期的に実施してきたが、台湾で行うのは初めてで、米政府は台湾の潜水艦建造計画 に対する米企業の関与を解禁するなど、自主防衛力の強化を目指す蔡英文政権への協力姿勢を鮮明にしている。
2018.04.26 Focus 台湾

(Yahoo)

中国大陸軍機がまた台湾周辺を飛行 今月中旬以来4回目 <1805-042604>
 台湾国防部が26日、複数の人民解放軍機が同日に沖縄本島と宮古島の間の公海から 西太平洋に抜け、バシー海峡を経由して基地に戻る飛行を実施したと発表した。
 同部によると、飛行したのはH-6やY-8電子戦機、Tu-154情報収集機などで、中国軍機による台湾周辺の飛行今月中旬以来4回 目になる。
2018.04.25 Jane's Defence Weekly MPC unveils new Cloud Leopard variant <1806-042508>
 台湾国営のMPC社と
NCSISTがDSA2018で、24tの自走迫撃砲型のCloud Leopard(Yunpao: 雲豹)を発表した。 また搭載する81mm/120mm迫撃砲も新たに開発し公表した。
 自走迫撃砲型Cloud LeopardはCloud Leopard Type 2を元にしており車体周りに16個の昼夜カメラを装着し360゚の監視 を可能にしている。
2018.04.18 Jane's Defence Weekly US approves marketing licence in support of Taiwanese submarine programme <1806-041803>
 台湾国防省が4月7日、米政府が台湾への通常型潜水艦に関する技術移転を承認したと発表した。
 台湾は2020年代初期に潜水艦の建造を開始し、2020年代の中頃から末に就役させる計画で、国 営のCSIST社と海軍の造船所であるCSBC社が取り組んでいる。
2018.04.17 Focus 台湾

(Yahoo)

国産高等練習機、6月にも組み立てへ 2020年初飛行目指す/台湾 <1805-041705>
 台湾の漢翔航空工業 (
AIDC) 社が2020年の初飛行にを目指して開発している新型 高等練習機の組み立てを今年6月にも開始する。 同社は昨年4月、国防部から66機を686億台湾元(2,500億円)受注した。
 同社は国産戦闘機「経国号」の開発と製造を手掛けたほか、練習機の製造のほか-F16の改修も担当している。
【註】
 XT-5 Blue MagpieはF-CK-1A/-1B国産戦闘機を元にした超音速高等練習機で、1984年以来装備しているAT-3及び1970年代にライセンス生産されたF-5E/F戦闘練習機の後継 になる。
【関連記事:1704-021508 (JDW 2017.02.15)】
2018.04.11 日経新聞 米台の防衛産業会議、台湾で初開催へ トランプ政権が了承か <1805-041103>
 台湾の経済団体台湾国防産業発展協会が11日、米台の防衛関連企業が交流する台米国防産業フォーラムを5月10日に 高雄で開くと発表した。 毎年秋に米国で開く米台国防工業会議の関連イベントで、台湾開催 は初めてで、トランプ政権が開催を了承したとみられる。
 米国では3月にあらゆるレベルの高官の往来を促進する台湾旅行法が成立しており、米国の軍事関連の高官が出席するかが焦点となる。
2018.04.08 産経新聞 米政府、台湾の潜水艦自主建造計画を支援 米企業の参加認め、商談許可 <1805-040802>
 台湾の国防部が一部台湾メディアの報道を間接的に認める形で7日、蔡政権が進める潜水艦の国内建造計画について、 米政府米企業に対し台湾側との商談を許可したと発表した。
 台湾の潜水艦計画に米国が公式に支援手続きを取るのは初めてで、トランプ政権下で進む米台関係の強化が安全保障面でも示された形で、中国が 反発する可能性が高い。
2018.04.04 Jane's Defence Weekly US senators press Trump to allow sale of fifth-gen fighter jets to Taiwan <1806-040404>
 米国の上院議員2名が3月26日にトランプ大統領に書簡を送り、台湾へF-35BかF-16Vを売却するよう 強く求めた
2018.03.26 Aviation Week & ST Taiwan considers F-35 buy and upgrades F-CK-1s <1805-032603>
 台湾がF-35BとKC-135を導入しようとしている。 台湾は現在、空中給油機を保有していない。
 台湾が150機保有しているF-16A/B Block 20をAPG-88を搭載するF-16Vに改造する計画は2012年 に145ユニットを購入することで合意しているが、まだ139機が旧型のままで、2022年までに24機/年のペースで改造を進 めるという。
 144機保有する国産戦闘機
F-CK1A/BをF-CK1C/Dに改良する計画は既に49機の改良を終えて いるが、まだ95機が旧型のままである。
【註】
 JDWは2018.01.17に、「台湾がF-CK1C/Dへの改良を2017年12月に完了した」と報じている。
【関連記事:1803-011702 (JDW 2018.01.17)】
2018.03.26 Defense News Give Taiwan the F-35 to deter China, top senators tell Trump <1804-032603>
 米上院の共和党幹部2名が26日にトランプ大統領に書簡を送り、台湾へF-35またはF-16Vを 売却するよう要求した。
2017.01.17 Jane's Defence Weekly RoCAF doubles F-CK-1 fighter capacity for Tien Chien Ⅱs <1803-011702>
 台湾が2009年から開発してきた127機保有するF-CK-1A/-1B国産戦闘機をF-CK-1C/-1Dに改良する計画が2017年12月 に完了した。 この結果TC-2 AAMの搭載数が2倍になった。 また射程が60kmであったTC-2の射程は100kmに伸び、更に軌条発射方式のTC-2Cも新たに開発された。
 
CSISTは更にTC-2の艦載SAM型であるTC-2Nも開発している。
2018.01.05 Yahoo 産経新聞記事

「中国空母『遼寧』、台湾海峡を通過 当局が発表」

<1802-010506>
 台湾の国防部が5日夜、中国の空母遼寧の艦隊台湾海峡中間線の西側南西に向けて航行した。 南シナ海に向かうとみられる。
 台湾メディアによると、遼寧は駆逐艦や補給艦など4隻以上を随伴しており、潜水艦も同行している 可能性があるという。