2019年の南シナ海の情勢に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2019.12.04 Jane's Defence Weekly ASEAN urged to ensure SCS accord with China does not restrict freedom of navigation <2001-120412>
 米インド太平洋軍司令官のダビッドソン海軍大将が11月23日にNava ScotiaのHalifaxで開かれた安全保障国際フォーラムでASEANに対し、南シナ海における行動規範を定めても中国はそれに従わないであろうと述べた。
2019.12.04 Jane's Defence Weekly China expanding support infrastructure at Yulin Naval Base <2001-120411>
 Maxar Technologies社が提供した民間衛星の11月19日の画像から、中国が海南島の楡林海軍基地に水上艦用の大規模な補給整備等のインフラを構築していることが分かった。
 基地内には大連から回航される空母が使用すると見られる乾ドックや修理等を行う企業の設備を見ることが出来る。
2019.12.04 Jane's Defence Weekly China's new aircraft carrier head south <2001-120409>
 中国で二番目の空母が、建造された大連を出航して5日後の11月19日に海南島の三亜・楡林海軍基地に入港した。
 空母の飛行甲板にはJ-15 7機とヘリ3機が搭載されている。
2019.11.22 ロイタ通信

(Yahoo)

米海軍、南シナ海で今週2度の「航行の自由」作戦を実施 中国は反発 <1912-112203>
 米海軍が21日、南シナ海で今週2度航行の自由作戦を実施したことを明らかにした。
 米海軍の報道官によると、
LCS Gabrielle Giffords が20日に中国が実効支配する南シナ海スプラトリー諸島のMischief礁から12nm以内を通過し、21日には駆逐艦Wayne E. Meyerパラセル諸島の周辺海域に派遣した。
2019.11.18 産経新聞

(Yahoo)

中国初の国産空母、南シナ海へ 「南海艦隊で就役」観測も <1912-111801>
 中国海軍報道官が18日、中国初の国産空母が17日に台湾海峡を通過し、技術試験や訓練を行うために南シナ海に向かったと発表した。 人民日報系の環球時報は、国産空母が今回の試験航海を終えた後、母港となる海南省三亜で就役するとの専門家の見方を報じた。
 三亜には世界最大級となる長さ700mの空母用埠頭が完成しており、三亜が母港になれば初の国産空母は南シナ海を管轄する南海艦隊の所属となる。 一部官製メディアが2017年に艦名を山東と報じたため、北海艦隊の所属になるとの見方もあった。
2019.10.17 Stars & Stripes Coast Guard cutter joins multinational drills near contested South China Sea islands <1911-101704>
 米沿岸警備隊の警備艦Strattonパラワン島周辺の南シナ海米海軍とフィリピン海軍及び海上自衛隊が実施する年次演習Sama Samaに参加する。 米比合同演習であるこの演習に海上自衛隊が参加するのは初めてである。
 演習には米海軍
LCS Montgomery、揚陸艦Germantownと高速輸送艦及びサルベージ船の各1隻、更にP-8A Poseidon 1機が参加している。
【註】
 海上自衛隊の発表によると、日本からはP-3C 2機が参加している。 因みにフィリピンから参加しているのはC-90 1機と艦艇1隻である。
2019.09.14 ロイタ通信
(Yahoo)
米艦船、西沙諸島周辺を航行 中国の主張に対抗 <1910-091401>
 海軍第7艦隊が13日、駆逐艦Wayne E. Meyerが同日、南シナ海のパラセル諸島の周辺海域を航行したと明らかにした。
2019.09.02 共同通信

(Yahoo)

初の米ASEAN共同海洋演習 不審船想定、中国けん制も <1910-090202>
 米国とASEAN加盟国の海軍による初めての共同演習が2日にタイ湾や南シナ海で始まり6日まで続く。 演習は不審船が見つかったとの想定で、共同で追跡したり拿捕したりする実動訓練を実施する。
 ASEANは昨年10月には、中国と初の海洋演習も実施ししている。
2019.08.29 ロイタ通信

(Yahoo)

米駆逐艦が南シナ海航行、「中国の過度の主張に対抗」 <1909-082901>
 米海軍第7艦隊が、駆逐艦Wayne E. Meyer が28日にスプラトリー諸島のFiery Cross礁およびMischief礁から12nm以内を航行したと発表した。
 中国の海洋調査船が7月初めにベトナムの排他的経済水域 (
EEZ) 内で調査活動を開始し、今月24日にはベトナム沿岸付近まで活動を広げた。 このため米国防総省は26日に、中国が同海域での石油天然ガス開発に高圧的に介入していると批判している。
2019.08.23 AFP=時事

(Yahoo)

米、南シナ海で中国が「脅迫」活動と非難 ベトナム沖にまた調査船 <1909-082303>
 米国が22日、中国が南シナ海でベトナムなど領有権を争う各国を脅迫する取り組みを強めていると非難した。 米国務省報道官は、中国が政府所有の海洋探査船を武装した護衛船と共にベトナム沖に再派遣したとして、ベトナムが自国の排他的経済水域 (
EEZ) で長年行ってきた石油ガス活動に、中国が干渉を続けていることを、米国は深く懸念していると述べた。
 南シナ海をめぐっては7月、ベトナムが自国のEEZ中国船が活動しているとして即時退去を要求した。 ベトナムによると、この調査船は8月7日に問題の海域を離れたが、13日に同じ海域で活動を再開したという。
2019.08.23 時事通信

(Yahoo)

中国に深い懸念=ベトナムEEZで妨害活動-米 <1909-082302>
 米国務省報道官が22日に声明で、中国ベトナムの主張する南シナ海の排他的経済水域 (
EEZ) で、石油やガス開発への妨害行為を続けていると深い懸念を表明した。
 報道官によるとは、中国が13日に政府所有の調査船に武装した船舶を同行させ、ベトナム沖の海域に展開したとした。 また、中国は過去数週間、ASEAN加盟国の経済活動への干渉を繰り返し、外国の石油、ガス企業との提携を打ち切り、中国国営企業とだけ協力するように強要していると非難した。
2019.08.21 Jane's Defence Weekly Indonesia receives two more upgraded Su-30 aircraft <1910-082105>
 インドネシア空軍がベラルーシで改良されているSu-30更に2機を受領した。 2機はAn-124-100M機によりスラウェジ島南部のSultan Hasanuddin空軍基地に搬入された。
 インドネシアは11機のSu-30を保有しており、Su-30とSu-27の何機かをRiau諸島のRanai航空基地に配備して南シナ海に備えている。
Riau諸島の位置 (Google Map)】
2019.08.17 ロイタ通信

(Yahoo)

ベトナム、中国海洋調査船に退去要求 再び領海侵犯 <1909-081702>
 ベトナム外務省が、中国の海洋調査船海洋地質8号が再び南シナ海のベトナムの排他的経済水域 (
EEZ) 内で活動しているとして、中国側に退去を要求したことを明らかにした。
 船舶の位置情報などを閲覧することができるMarine Trafficによると、16日時点で中国海警局船少なくとも5隻海洋地質8号を護衛しおり、これをベトナム海軍の船少なくとも2隻が追跡している。
2019.08.06 Stars & Stripes USS Ronald Reagan sails into disputed waters amid new flare-ups <1909-080611>
 8月6日に米空母Ronald Reaganが南シナ海に入った。
 米海軍はRonald Reaganフィリピン軍の将官を含む士官と報道関係者を空輸し、戦闘機の離着艦を展示した。
【註】
 中国はパラセル諸島周辺で6日と7日に軍事訓練を行うため、航行禁止区域を設定している。
【関連記事:1909-080503 (時事 2019.08.05)】
2019.08.05 時事通信

(Yahoo)

南シナ海で軍事演習=中国 <1909-080503>
 中国海事局が5日、中国が実効支配する南シナ海のパラセル諸島周辺で6日と7日に軍事訓練を行うため、航行禁止区域を設定した。
 詳細は不明だが、貿易摩擦などで対立するトランプ米政権をけん制する意図があるとみられる。
2019.07.31 Jane's Defence Weekly US 'concerned' by Chinese 'interference' in South China Sea <1909-073107>
 米国務省が7月20日に声明で、南シナ海でベトナムなどが行っている石油ガス資源開発に対する中国の妨害活動懸念を示した。
2019.07.31 Jane's Defence Weekly US adnural confirms Chinese ASBM test <1909-073105>
 米インド太平洋軍司令官デビッドソン海軍大将がAspen Security Forumで7月18日、中国が6月に南シナ海に向け、24時間以内に6発の
ASBMを発射したと述べた。
 また国防総省は、NHKが米軍関係筋の話として中国が本土から南シナ海の2ヵ所に向けて6発のASBMを発射したと報じた2日後の7月2日に、1発の対艦ミサイルがスプラトリー諸島近くの南シナ海の人工島から発射されたことを明らかにした。
2019.07.31 日経新聞 南シナ海「複数国が懸念」 ASEAN外相会議 <1908-073107>
 ASEAN加盟10ヵ国の外相は7月31日にバンコクで会談し、終了後に出した共同声明では中国を念頭「複数の外相から埋め立てや深刻な事案に対して懸念が示された」との文言を盛り込み、草案段階の「幾つかの懸念に留意する」から表現をやや強めた。 ベトナムが主張したとみられる。 ベトナムと中国の艦船はにらみ合いを続けている。
 フィリピンも北部海域の警戒を強める方針を表明している。 ドゥテルテ大統領は7月28日に最北部バタン諸島を訪れ、沿岸警備隊による警備強化を指示した。 バタン諸島を巡る中国と係争は起きていないが、主権の主張を強める構えである。
2019.07.31 NHK フィリピン実効支配の島に多数の中国漁船 比政府が抗議 <1908-073106>
 フィリピン政府が7月25日に南シナ海スプラトリー諸島のうち、同国が実効支配するPag-asa島(英語名Thitu島)の周辺で中国の漁船113隻を確認したと発表した。 中国の漁船が島から12nm内に入っていたかについては言及していない。
 Pag-asa島ではフィリピン軍が1月に滑走路などの再整備を始めて以降、中国船が断続的に島を取り囲むように航行するようになり、4月までに確認された船の数は合わせて275隻に上るという。
2019.07.31 時事通信

(Yahoo)

南シナ海に「深刻な懸念」=声明案の表現強める-ASEAN <1908-073103>
 中国による軍事拠点化が進む南シナ海情勢に関連して31日のASEAN外相会議共同声明で、表現を当初案から強め「深刻な懸念」という文言を盛り込む方向で調整していることが、30日の最新の草案で明らかになった。 6月に開かれたASEAN首脳会議の議長声明は「一部の懸念に留意」という表現にとどめ、外相会議の当初の声明案もこれを踏襲していたが、今回の草案では「埋め立てや緊張を高めた行為に対し、幾つかの深刻な懸念が表明された」と明記している。 また草案は「状況をさらに複雑化しかねない行為」を避けるよう促している。
 ただ、多大な支援を受ける中国との関係を深めるカンボジアは草案に同意しておらず、ぎりぎりまで文言をめぐる調整が続けられている。
2019.07.21 AFP=時事

(Yahoo)

南シナ海で中国が周辺国のエネルギー開発を妨害、米国が「いじめ」と非難 <1908-072101>
 米国務省が20日、中国が南シナ海で強圧的な手段によってASEAN加盟国天然資源採掘活動を妨害しているとの報告があったとし、懸念を表明するとともに、こうした中国の行動はいじめに等しいと非難した。
2019.07.17 共同通信

(Yahoo)

中国、ベトナム海域で海洋調査 南シナ海、艦船にらみ合い <1908-071708>
 ロイタ通信が17日に米国の研究機関の分析結果として、中国の海洋調査船海洋地質8号が南シナ海スプラトリー諸島近くのベトナムの排他的経済水域内で最近、10日以上にわたって活動したと報じた。 中国海警局の艦船3隻も展開し、9隻が追尾して警戒するベトナム側とにらみ合いになった。
 近くにはスペイン企業とベトナムが協力して石油掘削を計画し、中国の圧力で中止に追い込まれた海域もある。
2019.07.05 NHK 中国 ミサイル発射実験 専門家「アメリカをけん制」 <1908-070501>
 中国軍が中国本土から南シナ海の領有権争いがある海域に向けて6発のミサイルを発射したことについて、米軍は
ASBMの可能性も含め、ミサイルの種類や能力の詳しい分析を進めている。
2019.07.04 日経新聞 中国、南シナ海で米警戒 空母標的、ミサイル誇示 <1908-070403>
 中国が南シナ海に向けBMの発射試験を実施した背後には、米軍が実施する航行の自由作戦を牽制するねらいが透ける。 発射したミサイルの種類は明らかになっていないが、DF-21D
ASBMではないかとの見方がある。 DF-21Dは速度が速く艦船が防御しにくい。
 人民解放軍は2018年に射程がより長く、米軍基地のあるグアムまで届くDF-26も配備しており、米軍は警戒を強めている。
 中国の習主席とトランプ米大統領は6月29日の首脳会談で貿易戦争の一時休戦で合意したが、台湾問題を含む安全保障の面では中国が一歩も引かない姿勢を示したといえる。
2019.07.03 Jane's Defence Weekly China deploys J-10 fighters to Woody Island, says report <1908-070309>
 CNNが6月21日、民間衛星が6月19日に撮影した画像から、中国軍少なくとも4機J-10を南シナ海Woody島に展開していることが分かったと報じた。
 南シナ海で最大の滑走路を持つWoody島に戦闘機が展開したと報じられたのは今回が初めてではなく、1991年にはJ-62016年にはJ-11BとJH-7A、その翌年にはJ-11B数機が確認されている。
2019.07.02 産経新聞

(Yahoo)

中国、弾道ミサイル実験か 南シナ海で 米テレビ報道 <1908-070202>
 米CNB TVが2人の米当局者の話として1日に、中国南シナ海
ASBM発射試験を実施していると報じた。
 それによると、試験は先週末に始まり、少なくとも1発が発射され3日まで続くという。 実施された具体的な場所は不明である。
【註】
 中国は中国海軍が7月3日まで南シナ海で演習を行うとの通報しており、先週末から7月3日まで行われるのはこの演習で、この演習でASBM 1発の発射が行われたと言うことと見られる。
【関連記事:1908-070107 (NT 2019.07.01)】
2019.07.01 Navy Times China begins naval exercise in the South China Sea <1908-070107>
 中国
MSAが、中国海軍が7月3日まで南シナ海で演習を行うとの通報を出した。
 演習はパラセル及びスプラトリー諸島海域で行われる。
2019.06.26 産経新聞

(Yahoo)

日仏、海洋安保で協力具体化 首脳会談で一致、中国念頭 <1907-062602>
 海上自衛隊と海上保安庁が26日、南シナ海のブルネイ沖で共同訓練を実施したと発表した。 海自と海保が南シナ海で訓練を行うのは初めてで、尖閣諸島周辺や南シナ海で海洋進出を強める中国を牽制する狙いがある。
 共同訓練は海自から護衛艦いずもなど3隻、海保からは巡視船つがるが参加し、海難災害支援に必要な通信訓練や、いずも搭載ヘリがつがるに着船する人員輸送訓練で相互の連携を確認した。
2019.06.25 NNA

(Yahoo)

群島国家2ヵ国、年内 EEZ 協定発効へ <1907-062502>
 フィリピンとインドネシアの首脳会談が22日にバンコクで開かれ、重複する排他的経済水域 (
EEZ) の境界線を画定した協定を2019年中に発効させる方針で合意した。
 南シナ海を巡る中国とASEAN沿岸諸国の対立が長引く中、両国が領有権を平和的に解決することの意義は大きい。
2019.06.21 CNN

(Yahoo)

中国戦闘機、南シナ海ウッディー島に配備 衛星画像で判明 <1907-062107>
 中国が南シナ海のWoody島に、少なくとも4機のJ-10を配備したことが、CNNの入手した衛星画像で明らかになった。
 Woody島への戦闘機の配備が確認されたのは2017年以来で、J-10が確認されたのはめてだという。
2019.06.19 産経新聞

(Yahoo)

カナダ海軍艦艇2隻が台湾海峡通過 台湾・国防部が確認 <1907-061901>
 台湾の国防部が19日、自由時報などが19日に報じた、自動船舶識別システム (
AIS) の情報を掲載するサイトを元に、カナダのフリゲート艦と補給艦台湾海峡を南から北に通過したと報じたことを確認する形で、カナダ海軍の艦艇2隻が18日に台湾海峡を通過したことを明らかにした。
 2隻は13~15日にベトナム沖の南シナ海で、海上自衛隊の護衛艦いずもなどと共同訓練を実施していた。
2019.06.18 Jane's 360 Canada, Japan navies enhance interoperability in South China Sea <1907-061807>
 海上自衛隊とカナダ海軍が6月13~15日にベトナム沖の南シナ海KAEDEX 2019演習を実施した。 演習には護衛艦いずもあけぼの、カナダ海軍フリゲート艦Reginaと補給艦Asterixが参加した。
 KAEDEX演習は2017年以来行われているが、今までは佐世保沖で実施しており、南シナ海で行われたのは初めてである。
2019.06.17 北海道ニュース UHB

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海賊対策のため出港 海保巡視船「つがる」函館港から東南アジアの海へ 北海道 <1907-061702>
 東南アジア海域における海賊対策のため海上保安庁の巡視船つがるが17日に函館港を出航した。
 つがるは海賊が出没しているインド太平洋海域の安全確保のた1ヵ月間フィリピン、インドネシアと連携し東南アジア海域での警戒活動を行う。 周辺では2018年、海賊による略奪や強盗が10件発生するなど危険が増している。
2019.06.14 Stars & Stripes As one cutter departs, another deploys to maintain Coast Guard presence in the Western Pacific <1907-061409>
 6ヶ月間に及ぶ西太平洋での任務を終える米沿岸警備隊の警備艦Bertholfと交代する同型艦Strattonが、6月12日にカリフォルニア州の母港を出港した。
2019.06.14 産経新聞

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護衛艦「いずも」がベトナム軍事要衝カムラン湾に寄港 <1907-061405>
 海上自衛隊が14日、護衛艦いずもむらさめがベトナム中部のカムラン湾に寄港したと発表した。 17日まで停泊しベトナム海軍との親善を図る。
 海自はインド太平洋方面派遣訓練として、いずもなど護衛艦3隻を南シナ海やインド洋に長期派遣している。
2019.06.14 中央日報

(Yahoo)

米沿岸警備隊、太平洋を渡って南シナ海へ…中国「主権への挑戦」 <1907-061402>
 米沿岸警備隊 (USCG) の警備艦が南シナ海まで進出することから、この水域での「主権死守」を叫ぶ中国と正面からぶつかる可能性が高まっている。
 USCG太平洋地域司令官フェーガン中将が11日にマニラで開かれた電話会議で、米海軍第7艦隊を支援するために西太平洋に配備されたBertholfStrattonを南シナ海に投入することを明らかにした。
 台湾淡江大学の黄介正教授は、米国が沿岸警備隊を利用するのは米海軍が出て行かないレベルの低強度対応戦略であり、中国の海上民兵武装した中国漁船を相手にするためと分析した。
2019.06.13 NHK 南シナ海 フィリピンの漁船が中国漁船に衝突され沈没 <1907-061309>
 フィリピン国防省が、今月9日夜に南シナ海のReed礁付近で、、停泊していたフィリピン漁船中国の漁船に衝突され沈没したと発表した。
 この際、フィリピン人の乗組員22人が海に投げ出されたが、衝突した中国漁船救助活動を行わずにその場を離れた。 乗組員たちは、近くを航行していたベトナムの漁船に全員救助され、命に別状はないという。 フィリピン国防省は、中国の漁船が救助活動を行わなかったとして中国に正式に抗議した。
2019.06.12 Jane's Defence Weekly Beijing criticises increasing presence of extra-regionl navies in South China Sea <1908-061201>
 中国国防相が6月2日にシンガポールで開かれたシャングリラ対話で、南シナ海沿岸国以外が係わることに対して強く非難した。
 南シナ海には米海軍かのほか2018年には英仏海軍も艦船を派遣している。
2019.06.12 産経新聞

(Yahoo)

海自「いずも」と米空母「ロナルド・レーガン」が南シナ海で共同訓練 <1907-061202>
 複数の政府関係者が11日、護衛艦いずもと米空母Ronald Reaganが10日から南シナ海共同訓練を行っていることを明らかにした。
 海自と米空母が南シナ海で共同訓練を行うのは昨年8月以来で、海自からはいずものほか、護衛艦むらさめあけぼのが参加し、Ronald Reaganと艦隊を組んだ上で戦術運動の確認などを行った。
2019.06.10 時事通信

(Yahoo)

中国船? がイカ2トン強奪=ベトナム漁船から-西沙沖 <1907-061004>
 ベトナムのトイチェ紙が、南シナ海のパラセル諸島沖ベトナム漁船が、漁獲したイカ2tを中国籍らしき船舶に持ち去られたと報じた。 漁船は「ここは中国の海域だ。 今後は操業を認めない」と警告を受けたという。
 記事によれば、5月25日にベトナム中部を出航した漁船が西沙諸島のTriton島付近で停泊中の6月2日に、中国国旗を付けた船が接近し武装した乗組員らが漁船に乗り込んで貯蔵庫のイカを自分たちの船に積み替えたという。
2019.05.28 Stars & Stripes Australian navy pilots struck by lasers in South China Sea <1906-052812>
 ベトナムからシンガポールに向け南シナ海を航行していたオーストラリア海軍の旗艦Canverraで、ヘリの操縦士がレーザ照射を受けたため危険回避のため着艦した。
 レーザ照射を行ったのは漁船であったが、当時Canverra中国海軍の戦闘艦に追尾されていた。
2019.05.20 ロイタ通信

(Yahoo)

米駆逐艦、南シナ海で「航行の自由」作戦実施 中国反発へ <1906-052004>
 米軍報道官がロイタ通信に、駆逐艦Preble が19日にスカボロー礁12nm内を航行し航行の自由作戦を実施したことを明らかにした。
 米軍が南シナ海で航行の自由作戦を実施するのはここ1ヵ月で2回目になる。
2019.05.06 ロイタ通信

(Yahoo)

米駆逐艦2隻、中国が領有権主張する南沙諸島の島付近を航行 <1906-050602>
 海軍第7艦隊報道官によると、駆逐艦PrebleChung-Hoonが6日に、中国が南シナ海で領有権を主張する南沙諸島のGaven礁とJohnson South礁から12nm以内の海域を航行した。
 報道官は、駆逐艦の航行は無害通航で、行き過ぎた海洋領有権の主張に対抗し、国際法で定める海域へのアクセスを守るためと述べた。
2019.04.30 朝日新聞

(Yahoo)

海自護衛艦「いずも」が南シナ海へ出航 中国牽制の狙い <1905-043003>
 護衛艦いずもが30日09:00すぎに南シナ海やインド洋への長期航海のため横須賀基地を出港した。 いずもには陸上自衛隊の水陸機動団の隊員30名も初めて乗艦し護衛艦むらさめとともに出港した。
 「インド太平洋方面派遣訓練」と題した南シナ海への長期派遣は今回で2回目で、マレーシア、フィリピン、シンガポール、ベトナムなどを訪問して共同訓練を実施し、7月10日に帰国する予定という。 航海中は、周辺海域で米海軍やフランス海軍とも共同訓練が計画されている。
2019.04.27 共同通信

(Yahoo)

フィリピン大統領、仲裁判断提起 南シナ海領有権、中国に尊重要求 <1905-042702>
 複数の中比関係筋が27日、フィリピンのドゥテルテ大統領が25日に開かれた中国の習国家主席との会談で、中国の南シナ海での領有権主張を全面的に退けた2016年の仲裁裁判所の判断を議題に取り上げたことを明らかにした。 中国側に仲裁判断を尊重するよう伝えたもようだが、習氏は仲裁判断を認めないとの従来の立場を堅持したという。
 フィリピンではドゥテルテ政権の南シナ海での対中融和姿勢に不満が高まっている。
2019.04.25 読売新聞

(Yahoo)

習氏、南シナ海で協調姿勢示す…比大統領と会談 <1905-042502>
 中国外務省によると、習国家主席が25日に中国の一帯一路関連フォーラム出席のため訪中したフィリピンのドゥテルテ大統領と北京で会談し、南シナ海の領有権問題について「立場の違いをうまく処理する必要がある」と呼びかけた。
 習主席は南シナ海の平和と安定を維持し、海上での協力を強化しなければならないと述べ、ドゥテルテ政権がスプラトリー諸島Pag-asa島周辺に中国船が出没していることに猛反発しているのに対し協調姿勢を示したとみられる。
2019.04.17 Jane's Defence Weekly China enhances South China Sea surveillance capabilities <1906-041704>
 中国軍のウェブサイトChina Military Onlineが4月1日、南シナ海に新システム
IIFPを設置したと報じた。 IIFPは島礁情報システムIRBISを構成する直径18m高さ12mのドーム状装置で、26m×12mの筏に乗せられて錨泊して水深60~4,000mにセンサを下げるという。
2019.04.16 共同通信

(Yahoo)

海自「空母」改修艦が長期航海 南シナ海やインド洋で訓練 <1905-041605>
 海上自衛隊が16日、護衛艦いずもむらさめを4月30日から7月10日にかけて南シナ海やインド洋に派遣し、東南アジア各国と共同訓練すると明らかにした。 2隻はベトナムやフィリピン、シンガポールなどに寄港する予定という。
 海自は2017年5月から3ヵ間、いずもなど2隻を、昨年8月から2ヵ月間、いずもと同型艦のかがなど3隻を南シナ海やインド洋に派遣している。
2019.04.13 朝日新聞

(Yahoo)

南シナ海に中国漁船、一日で87隻 フィリピン反発 <1905-041305>
 南シナ海中国船が多数確認されているとして、フィリピンとベトナムが反発を強めており、中国とASEANの関係改善などにともない安定していた情勢が、再び緊張している。
 フィリピン国軍によると、南シナ海スプラトリー諸島で同国が実効支配するPag-asa島周辺では1月から3ヵ月間、中国漁船が600隻以上確認された。 2月には1日で87隻が集まった日もあった。 沿岸自治体は「中国船に漁師が操業を妨害されている」と訴える。
2019.04.07 産経新聞

(Yahoo)

南シナ海、フィリピン支配域に大量の中国船 民兵も乗船か <1905-040702>
 南シナ海スプラトリー諸島にあるフィリピンが実効支配するPag-asa島近くで200隻以上の中国船が確認され、フィリピン政府は主権の侵害だとして外交ルートを通じて中国に抗議した。 CNN放送はフィリピン政府筋の話として船舶の数は275隻に達したと報じた。
 フィリピン軍幹部は船舶に軍事訓練を受けた民兵が乗船している可能性に触れ、船舶は漁労をせずに停泊していることもあるとも指摘した。
【 Pag-asa 島の位置 (Google Map)】
2019.04.05 CNN

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比大統領、南シナ海問題で中国牽制 一線越えれば「自爆部隊送る」 <1905-040507>
 ドゥテルテ比大統領が同国が実効支配する島の付近を中国船数百隻が航行している問題を受け、中国政府が島から手を引かない場合は自爆任務を担う部隊を送り込むことも辞さないと牽制した。
 この数日前、政府は実効支配する南シナ海のPag-asa島周辺で、今年に入り中国の船艇275隻の存在を確認していると発表し、中国に対し外交ルートで抗議したことを明らかにしていた。
2019.04.05 AFP=時事

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「3か月で275隻」 南シナ海の島周辺を中国船が航行、比が抗議 <1905-040501>
 フィリピン政府が4日、南シナ海で係争地の一つとなっているPag-asa島付近を中国の漁船と沿岸警備艇合わせて275隻がここ数ヵ月間航行したとして違法だと抗議した。 かつての対立を一時期抑えていたフィリピンが、改めて中国を公然と非難した。
 比外務省は、中国政府が関与を断固否定しない場合、承認しているものとみなされると指摘している。
2019.03.14 CNN

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米軍の B52 爆撃機、南シナ海上空を飛行 今月2度目 <1904-031405>
 米空軍のB-52 2機が13日に南シナ海で領有権が争われている島の近くを飛行した。
 空軍報道官によると、B-52 2機はグアムAndersen AFBを離陸して南シナ海付近で通常の訓練を実施したのち基地に戻ったという。
2019.03.06 Air Force Times Stratofortresses fly sorties over South China Sea, first since November <1904-030609>
 米インド太平洋軍が、3月4日にB-52 2機がAndersen AFBを離陸し、1機は南シナ海周辺を飛行し、もう1機は航空自衛隊及び米海軍と共同訓練を行ったと発表した。
 南シナ海の飛行はポンペイオ国務長官がマニラを訪問し、フィリピンが南シナ海で武力を行使されれば米国は海空軍を投入すると保障した3日後に行われた。
 東シナ海では台湾、2013年に中国が一方的に日本、韓国のADIZが接する空域にADIZを設定している。
2019.02.25 Aviation Week & ST South China Sea countries boost air surveillance <1904-022502>
 南シナ海周辺諸国が徐々に防空監視能力を向上させている。
フィリピン
 2016年に3基発注したElta社製ELM-2288の3基目をルソン島に配置する。
インドネシア
 国内開発した2D監視レーダを発注した。
シンガポール
 米TCOM社製で全長55mの係留気球Elta社製レーダを搭載し、2016年以来高度600mに係留している。 またGulfstream社とIAI社が共同開発したG550
CAEW機を4機保有している。
タ イ
 2018年8月にSaab社に対して、2010年以来使用しているSaab 340 AEW機2機の改良を発注し、翌9月にはスペインのIndra社にLanza 3Dを選定している。 Lanza 3Dは1990年代のBAE Systems社製S-743D Mantellosと換装される。
 この他にタイは2015年に少なくとも2基のNorthrop Grumman社製TPS-78を受領している。
2019.02.22 NHK フランス軍 主力の原子力空母をインド太平洋に展開へ <1903-022202>
 フランス国防省が21日、記者会見し、1年半以上かけて改修を行っ原子力空母Charles de Gaulleと駆逐艦や潜水艦など合わせて6隻が3~7月にインド太平洋に展開すると発表した。 この間、海上自衛隊と共同訓練を行うほか、エジプト軍やインド軍との訓練も予定している。 Charles de Gaulle仏海軍が保有する唯一の空母で、ISIS支配地域に対する空爆も実施している。
 仏軍はここ数年、中国が軍事拠点化を進める南シナ海で航行作戦を行うなど、インド太平洋への関与を強めているが、主力の原子力空母を5ヵ月近くにわたってインド太平洋に展開させるのは極めて異例で、この地域でのフランスの存在感を高める狙いと見られる。
【註】
 Charles de Gaulleのインド太平洋派遣は、EU離脱を間近にした英国が空母Queen Elizabethを派遣することに対抗する動きともとれる。
Queen Elizabeth派遣関連記事:1903-021201 (時事 2019.02.21)】
2019.02.21 ロイタ通信

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空母派遣巡る英国防相発言で対中関係が複雑化=英財務相 <1903-022101>
 ハモンド英財務相が21日、空母を太平洋海域へ派遣するとのウィリアムソン英国防相の発言中国との関係が複雑なものになったとの認識を示した。 BBCラジオで財務相は国防相の発言が対中関係を悪化させたかとの質問に対し、「英中の関係は複雑であり、英国の艦船が南シナ海に展開することへの中国の懸念は関係を単純なものにしていない」と述べた。
 英国のメディアは、財務相の訪中が中止になったのは中国が国防相の発言に反発したことが原因と報じている。
2019.02.11 Navy Times Two Navy warships sailed through disputed South China Sea waters on Monday <1903-021102>
 米海軍第7艦隊が、駆逐艦SpruancePrebleが2月11日に
FONOPとして南シナ海スプラトリー諸島Mischief礁の12nm以内を航行したと発表した。
 昨秋行われたFONOPでは駆逐艦Decatyrが中国艦から衝突瀬戸際の異常接近を受けている。 また1月には駆逐艦McCampbellを含む2隻が台湾海峡を通過している。
2019.02.11 時事通信

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米艦2隻が南シナ海航行=貿易協議初日、中国反発 <1903-021101>
 中国外務省が11日、米海軍の駆逐艦2隻が同日に南シナ海スプラトリー諸島で中国が実効支配するMischief礁付近を航行したことを確認した。 それによると、米軍の駆逐艦SpruancePrebleが航行したが中国海軍が警告して追い払ったという。
 米情報当局の分析では、Mischief礁には中国が昨年ミサイルを配備したと伝えられている。
2019.02.07 日経新聞 ベトナムとロシア 南シナ海で原油生産開始 <1903-020703>
 ベトナム国営石油会社系のPVEPとロシア合弁会社であるベトソフペトロがベトナム南部の沖合160kmにある海底油田で採掘を開始した。 これにより2032年までに$1B超の国家収入に貢献するという。
 近くにはベトソフペトロが運営する国内最大規模のバクホー油田があり、効率的な生産が可能という。
2019.01.30 NHK “中国と ASEAN の関係は緊密化”防衛省シンクタンクが分析 <1902-013004>
 防衛研究所がまとめた中国の軍事動向に関する2019年の報告書は、一帯一路の安全保障面への影響に焦点をあてている。 この中で、中国はASEAN諸国のインフラ整備に大きく寄与し、カンボジアやラオス、ミャンマーでは政策決定にまで影響を及ぼすなど、ASEANは一帯一路に組み込まれ、中国との関係は緊密化していると指摘している。  そのうえで、中国が南シナ海で軍事基地の建設を進めている問題をめぐってASEANの立場の分断に成功し、経済的影響力を政治的影響力に転化することで、有利な地域秩序の構築で成果をあげつつあると分析している。
【関連記事:中国安全保障レポート2019 (防衛研究所)】
2019.01.23 Jane's Defence Weekly PLA Navy commissions LPD and destroyer <1903-012309>
 中国海軍が1月12日にType 071強襲揚陸艦の6番艦とType 052D駆逐艦の就役式を行った。 就役式の実施場所が湛江市であったことから、両艦は南海艦隊に配属されると見られる。
 Type 071は2016年初期に4番艦が東海艦隊に配属され、2018年9月に就役した5番艦も公式発表はないが東海艦隊に配属されたと見られる。
 七番艦は2018年9月に進水している。
2019.01.21 日経新聞 ASEAN、独自の「インド太平洋」構想 <1902-012103>
 ASEANが独自のインド太平洋戦略作りに乗り出した。 ASEANが推し進めようとしているのは日米が掲げるインド太平洋構想ではなく、ASEANが中心的な役割を果たす独自構想で、米中摩擦が激しくなる中で統一戦略を打ち出すことで、立ち位置を堅持する姿勢をアピールする。
 日米が「自由で開かれたインド太平洋構想」を掲げ、中国も広域経済圏構想「一帯一路」を旗印にして勢力圏争いを繰り広げているが、ASEAN全体としては日米と中国に対しバランス外交を展開してきた。
2019.01.17 時事通信

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米英海軍が南シナ海で合同訓練=連携誇示で中国けん制 <1902-011701>
 米第7艦隊が16日、米英海軍の艦船が南シナ海を航行し合同訓練を実施したと発表した。 両軍の連携を誇示し、南シナ海の軍事拠点化を進める中国をけん制するのが狙いと見られる。
 中国が人工島建設を始めて以降、米英軍が南シナ海で訓練するのは初めてである。
2019.01.16 Navy Times Chinese companies have their eyes on what used to be the US Navy's biggest base in the Pacific <1902-011605>
 1992年まで米海軍太平洋地域最大軍港であったSubic中国の2社が進出しようとしている。
 Subicには韓国の韓進グループのHanjin Philippineが造船所を持っていたが、同社が$412Mの負債と$900Mにのぼる政府の債務保証を抱えて倒産した。 同社は比政府に対し事業の継続を要請し比政府も雇用継続のため事業の引受先を求めているのに対し、中国の国営企業1社を含む企業2社が名乗りを上げている。
2019.01.16 Record China 200隻以上の中国漁船が南沙諸島に出現―米シンクタンク <1902-011602>
 米戦略国際問題研究所 (
CSIS) が14日、2018年10月に衛星が南シナ海上空で撮影した画像で、スプラトリー諸島Subi礁Mischief礁のラグーン内に中国漁船19隻が、その付近海域に中国漁船190隻が存在するのを捉えたとした。 この画像を分析した結果、これらの漁船の多くは操業しておらず錨を下ろして停泊するか、単純に行ったり来たりしているかであることが分かったことを明らかにした。
 さらに、フィリピンが実効支配するPag-asa島Loaita島、台湾が実効支配する太平島付近でも少なくとも10隻の中国籍大型漁船が見つかったという。
2019.01.11 Stars & Stripes China mobilizes anti-ship missiles after Navy patrol in South China Sea <1902-011105>
 米海軍駆逐艦McCampbellが1月7日に南シナ海パラセル諸島で沿岸12nm以内を航行する通過する航行の自由作戦を実施したのに対し、中国国営Global TimesがCCTVの放送を引用して、中国は北西部の高原地帯や砂漠から南シナ海の米艦船に届く位置にDF-26
ASBMを移動させることができると報じた。
 DF-26は3,400哩の射程を持ちグアムのAndersen AFBを射程圏内に入れることからGuam Killerと呼ばれている。
2019.01.09 時事通信

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南シナ海情勢で「懸念」維持= ASEAN 外相会議声明案 <1902-010902>
 ASEANがタイ北部チェンマイで17~18日に開く非公式外相会議の報道声明案が明らかになり、中国が軍事拠点化を進める南シナ海に関し、昨年の首脳会議などの声明に続き「懸念」の表現を盛り込んだ。
 「懸念」の文言は、中国との融和姿勢に転じたフィリピンが議長国だった2017年11月の首脳会議で議長声明から外れたが、議長国がシンガポールに代わった昨年4月の首脳会議で復活していた。
 一方で、ASEANと中国の協力関係向上を歓迎し、中国への配慮も見せている。
2019.01.07 ロイタ通信

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米軍、南シナ海で「航行の自由」作戦 中国は反発 <1902-010701>
 米太平洋艦隊報道官によると、米海軍駆逐艦McCampbell が中国が領有権を主張する南シナ海パラセル諸島の沿岸12nm以内を航行する通過する航行の自由作戦を実施した。
 次官級米中通商協議が行われるタイミングでの作戦に、中国は挑発行為と反発している。
2019.01.06 東京新聞 南沙フィリピン支配域に中国漁船 進出拡大、退去警告も <1902-010602>
 南シナ海スプラトリー諸島のうち、フィリピンが実効支配するPag-asa島近くの海域で多数の中国漁船が操業し、フィリピン人漁師が近づくと退去するよう警告していることを、同島を管轄するカラヤアン町のデルムンド町長が共同通信に明らかにした。
 Pag-asa島の25km沖には中国が軍事拠点化を進めるSubi礁があり、周辺では中国海軍や海警局の艦船も確認できるという。
Pag-asa島の位置 (Google Map)】