2017年の極東ロシアに関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2017.12.06 China Defense Photos of the day: Sino-Russian "Cooperation-2017" anti-terror drill <1801-120604>
 中露共同演習"Cooperation 2017"の3日目となる5日、両軍の特殊部隊が輸送ヘリを用いた索敵訓練を行った。
 この日の訓練には中国側から武装警察部隊、ロシア側からロシア連邦National Guardが参加した。
2017.11.29 産経新聞

インターネット

千島列島に対艦ミサイル ロシアが来年に配備着手 <1712-112910>
 Izvestiaが29日、千島列島中部の松輪島と北部の幌筵島にロシア軍基地が建設され、 来年には地対艦ミサイルBastionとBalの配備に着手すると報じた。
 千島列島南方の北方領土では、ロシア軍が択捉島にBastion国後島にBal配備した ことが昨年11月に明らかになっている。
2017.11.02 Stars & Stripes US fighter jets intercept Russian bombers near Korean Peninsula <1712-110204>
 日本海上空で米空母Ronald ReaganにロシアのTu-95MS 2機が接近したため、Ronald Reagan搭載 のF/A-18が緊急発進した。 双方の航空機は空母から80哩以上遠方で遭遇した。
 これについてロシア国防省は、Tu-95MSは日本海及び太平洋の公海上空で、通常の哨戒任務中であったと述べた。
2017.10.19 NHKニュース ロシアとインド 初の3軍合同演習 米や中国けん制か <1711-101909>
 ロシアとインドの合同演習"Indra 2017"が19日から11日間、ウラジオストクや周辺の海域 で行われ、両国の陸海空軍から合わせて2,000名が参加する。 演習の主目的は国際テロ対策で、ウラジ オストクの演習場や飛行場で陸軍や空軍が、また沖合いの日本海では来週から両国の海軍が演習を実施する。 19日には露海軍太平洋艦隊の司令部があるウラジオ ストクに印海軍の駆逐艦2隻が入港し歓迎を受けた。
 印露合同演習に陸海空の三軍がすべて参加するのは、14年前にこの演習が行われるようになって以来今回が で、東アジアで軍事的な影響力を拡大している米国や海洋進出を続ける中国をけん制する狙いがあるものと見られる。
2017.09.25 Yahoo 産経新聞記事

「中国とロシア両海軍の軍艦6隻、宗谷海峡を通過 日米韓を牽制か」

<1710-092501>
 統合幕僚監部が25日、中露海軍の軍艦6隻が24日に宗谷海峡を通過したと発表した。 両軍は18日からウラジオ ストク軍港周辺で合同軍事演習を行っており、オホーツク海上での演習実施のために同海峡を通過したとみられる。
 中露両軍の合同演習は2012年以降、毎年実施されているが、オホーツク海では初めてとなる。
2017.09.18 Yahoo ロイタ通信記事
「中国とロシア、北朝鮮付近で海軍の合同軍事演習を開始」
<1710-091803>
 中露海軍が北朝鮮付近で合同演習を18日に開始した。 国営新華社によると、演習は ウラジオストク港沖の日本海とオホーツク海南部で実施される。
 中ロ海軍の演習は今年2回目で、1回目は7月にバルト海で実施された。
2017.08.11 産経新聞

インターネット

ロシア軍、北方領土で軍事演習開始 <1709-081101>
 InterFax通信によると、ロシア軍の極東地域を管轄する東部軍管区が10日、北方領土兵員1,000名以上と戦車100両などが参加した演習を開始したと発表した。
 演習は国後島と択捉島の演習場で実施し、部隊間の連携や戦術の確認のほか、化学兵器や生物兵器の攻撃に対する防御訓練も行うという。
2017.07.23 Yahoo 産経新聞記事

「中露がバルト海で初演習 9月には日本海でも」

<1708-072301>
 中国国営新華社通信が、中国とロシアの海軍が22日にバルト海で合同演習の開幕式を行ったと報じた。 中国 から参加する最新鋭駆逐艦合肥やフリゲート艦運城などは6月中旬に海南省三亜の基地を出航し、今月21日にカリーニングラードに到着していた。
 中露海軍は2012年以降、毎年合同演習を実施しているが、バルト海での演習は初めてである。 中露の海軍は昨年9月 に初めて南シナ海で演習を実施しており、今年の9月には日本海とオホーツク海でも合同演習を行う計画 である。
2017.07.14 産経新聞

インターネット

迫り来るロシアの脅威? 航空自衛隊機の緊急発進、過半が対露軍機に 中国は半減、4~6月 <1708-071403>
 統合幕僚監部が14日、航空自衛隊機が緊急発進した回数が今年度1Q229回だったと 発表した。 前年同期と比較すると52回減少したが、中国軍機に対する発進が前年同期比でほ ぼ半減したことが原因である。 1Qの中国軍機に対するスクランブルは101回と、昨年度の各四半期は199回、208回、237回、207回だった。太平洋への展開 を目的とした宮古海峡を通過する飛行も、昨年度は18回に上ったが、今年4~6月は1件も確認されなかった。
 一方ロシア軍機に対する発進は中国軍機を上回る125回と、四半期ごとの発進数発表を始めた平成17年度以降 では、26年度1Qの235回に次ぐ多さとなった。
 残りの3機は国籍不明だった。
2017.06.18 Yahoo 時事通信記事

「中ロ、日本海で合同演習へ=日米けん制か」

<1707-061803>
 中国国防省が18日、中露両国軍が9月中下旬に日本海とオホーツク海合同演習を行 うと発表した。 また、これに先立つ7月下旬にはバルト海でも合同演習を実施する。
 中露海軍は2012年から大規模な合同演習を毎年実施しており昨年9月に初めて南シナ海で演習を行っている。
2017.04.25 Yahoo 朝鮮日報記事

「ロシア潜水艦、韓国軍哨戒機に78時間追跡され異例の『降伏』」

<1705-042503>
 韓国海軍のP-3が日本海海上で3月末に、韓米合同軍事演習Fall Eagleを監視していていたロシア海軍の潜水艦を78 時間にわたって追跡し、最終的にロシア艦が海面に浮上していたことが分かった。 潜水艦の浮上は、事実上 「降伏」を意味するもので、韓国軍が潜在的な敵国の潜水艦を追跡し、浮上にまで追い込むのは極めて異例である。
 韓国海軍はロシア太平洋艦隊司令部に対し、この件について抗議の書簡を送り、ロシア太平洋艦隊は同艦が韓米合同演習の情報収集のため出動した事実を認め る異例の返信を行ったと伝えられている。
2017.04.21 Yahoo ロイタ通信記事

「ロシア軍が北朝鮮に向け装備移動と報道、大統領府はコメント拒否」

<1705-042103>
 ロシア極東の一部のメディアは、露軍の装備北朝鮮との国境に向けて移送されて いるとの地元住民の話を伝えていた。
 ロシア通信(RIA)は21日、この報道に対して大統領報道官は、ロシア国内の部隊の配備についての情報を公開しないとしてコメントを拒否 したと報じた。
2017.02.22 Yahoo 朝日新聞記事

「ロシア、北方領土に新師団 『配置、今年中に完了』」

<1703-022202>
 ロシアのショイグ国防相が22日に下院での報告で、北方領土と千島列島2017年中新師団を配置する考えを発表した。
 ロシア軍の師団は5,000名から20,000名程度の規模とされる。
2017.01.10 Stars & Stripes Russian military ships step up activities in seas around Japan <1702-011005>
 日本近海におけるロシア海軍の活動が活発化している。 特に2006年に統合幕僚監部が陸海空の作戦を統合するよ うになってからその傾向が顕著で、護衛艦は中国や北朝鮮と共にロシア海軍の動きの監視にも追われている。
 統幕によると日本近海へのロシア艦接近回数は200年に4回であったのが2009年には二桁に上昇し、2014年に19回2015年に25回と増加して、2016年には27回に上っている。
2017.01.06 Yahoo 産経新聞記事

「露の北方領土整備減速 中央政府、財政難で支出延期」

<1702-010603>
 ロシアが実効支配する北方領土のインフラ整備が、今年は財政難により 大きく減速する見通しとなった。 2016~2025年にRUB70B(1,355億円)を投じるとしている クリール諸島の社会・経済発展計画について、露中央政府が2017~2019年分の支出を先送りする方針を示したためで、深刻化する財政難が背景にあるとみられる。
 北方領土における日本との「共同経済活動」を急いでいるロシアは、2007~2015年の前回計画では択捉島の新空港建設など大型事業が注目されたが、今回は出足から つまずいた形である。