年 月 日
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出 典
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標 題
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要 旨
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2017.12.25 |
Aviation Week & ST |
Time for austerity |
<1802-122502>
= ロシアの国防予算が今後半減するとした記事 =
2017年におけるロシアの国防費は前年比27%減のRUB 2.87T ($48.5B) で、対GDP比は3.1%
であった。
【関連記事:1705-032216 (JDW 2017.03.22)】
今後の見通しについても以下の通りである。
┏━━━━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┓
┃ ┃ 2017 ┃ 2018 ┃ 2019 ┃ 2020 ┃
┣━━━━━━╋━━━╋━━━╋━━━╋━━━┫
┃Trillion RUB┃ 2.87 ┃ 2.77 ┃ 2.79 ┃ 2.81 ┃
┃% of GDP ┃ 3.1 ┃ 2.8 ┃ 2.7 ┃ 2.5 ┃
┗━━━━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┛ |
2017.12.21 |
Stars & Stripes |
Russian parliament ratifies naval base agreement with Syria |
<1801-122102>
ロシア連邦議会が、ロシアがTartus港を向こう49年間使用するとしたシリアとの協定を批准
した。 協定では原子力推進艦を含む艦船を同時に11隻まで停泊可能としている。
ロシアは航空基地の使用について2011年3月にアサド政権と合意している。 |
2017.12.20 |
Jane's 360 |
Norway’s defence minister downplays GPS jamming, spoofing threat |
<1801-122006>
ノルウェー国防相が14日、ロシアが9月に行った"Zapad"演習の際、ロシア国境から250km離れたFinnmarkの
東部でGPSが妨害を受け、民航機やその他に影響が出たことを明らかにした。 |
2017.12.18 |
Jane's 360 |
Novator reveals new Club system, missile and range details |
<1801-121808>
Novator社がClubの輸出仕様であるClub-Tと、3M-14E LACMの輸出仕様
3M-14E1を公表した。 Club-Tは3M-14E1を6発装填できる。
3M-14E1の射程は275kmであるが、要すればMTCRが禁じている300km以上への延伸も可能であるという。
弾頭重量はMTCRが規定する500kg以下で3M/54E1 ASCMより重く3M-14E LACMと同じ450kgである。
Club-Tは3M14E1のほか、三段推進で超音速の3M-54E ASCMや、二段推進で亜音速の3M-54E1も発射できる。 |
2017.12.14 |
Stars & Stripes |
US F-22s intercept Russian fighters over Syria |
<1801-121403>
米中央軍報道官によると、シリア東部のAbu Kamal近くで、米国主導の対ISIS連合軍がロシアと同意している爆撃の
境界線であるユーフラテス川を越えて東側に侵入したロシアのSu-25 2機に対し米空軍のF-22 2機が緊急発進
したことを明らかにした。 両国軍機の遭遇は40分間続いたという。 この際Su-35 1機もユーフラテ
ス川を越えたという。
同報道官によるとロシア軍機がユーフラテス川を越えて東側に侵入するのは平均して1日に6~8回と、出撃し
た露軍機の10%に及ぶという。
【Abu Kamal の位置 (Google Map)】 |
2017.12.11 |
日経新聞 インターネット |
ロシアが中東に接近 プーチン大統領、エジプトに軍事協力 |
<1801-121103>
プーチン露大統領が11日にカイロを訪問してシシ大統領と会談し、軍事協力やエジ
プト初の原子力発電所建設への支援などを協議する。 その後にトルコに移動してエルドアン大統領に会う。
エルサレムをイスラエルの首都と認定したことで中東との関係がきしむ米国の隙を突き影響力を高める思惑がにじむ。
ロシア政府関係者によるとシシ大統領との会談では、エジプトへの武器売却や同国にある空軍基地の相互利用
など軍事協力と、エジプトの原発建設への支援などエネルギー分野の協力などが話し合われる。 首脳会談で注目されるのがエジプト空軍基地の利用で、ロシアはq
現在もシリアの空軍基地や港を利用しており、エジプト空軍基地を軍用機の発着に使えるようになれば、中東での軍事的な存在感が高まる。 |
2017.12.11 |
Yahoo |
ロイタ通信記事
「プーチン大統領、ロシア軍にシリア撤退命令 『IS 掃討を達成』」 |
<1801-121102>
ロシアのプーチン大統領が、シリアのラタキア県にあるロシア軍のへメイミーム空軍基地を
電撃訪問し、ロシア軍撤退開始を発表した。 大統領は、ロシアとシリアは2年に及ぶ軍事作戦を経て、ISIS掃討という使命を達成
したと強調した。
一方、プーチン大統領は、へメイミーム空軍基地のほか、シリアのタルトス港にある海軍施設を
維持する意向を明らかにした。 |
2017.12.03 |
Stars & Stripes |
US-backed Syria Kurdish force says east Euphrates free of ISIS |
<1801-120305>
民主シリア軍(SDF)の主力を成すクルド軍YPGの広報官が3日、SDFが米軍及び
ロシア軍による空地からの支援を受け、ユーフラテス川東岸の都市al-Salihiyaを確保したと発表した。
ロシア軍からの支援を受けたことを明らかにしたのは、マティス米国防長官がYPGへの武器支援を終了すると発表
した直後に行われた。
【al-Salihiya の位置 (Google Map)】 |
2017.11.29 |
Jane's Defence Weekly |
Russia's A-100 surveillance aircraft makes first flight |
<1801-112906>
ロシアが11月20日、Il-76MD-90A (Il-476)を元にしたA-100 AEW&C機の試作一号機が
初飛行したと発表した。 TASS通信が2017年にA-100に改造されるIl-76MD-90Aの一号機がTANTKに到着したと報じてから3年が経過している。
A-100は、ロシア空軍が装備している機械走査式のA-50と異なりAESAレーダを搭載しているという。 このレーダは恐らくJSC REC
'Vega' Premierレーダとみられ、高低上を電子走査しながら方位上は機械走査すると思われる。
国営メディアによると捕捉距離は、空中目標600km、水上目標400kmと言う。 |
2017.11.28 |
Stars & Stripes |
Russian jet performs 'unsafe' intercept of US Navy plane |
<1712-112802>
在欧米軍の報道官が28日、米海軍のP-8Aが23日に黒海上空でロシア軍のSu-30 1機に
異常接近されたことを明らかにした。
Su-30は25分間にわたりP-8Aから50ftまで接近し、Su-30がアフタバーナをふかしたことからP-8Aは15゚傾いた
ことも明らかにした。 |
2017.11.27 |
Aviation Week & ST |
Eyes on Russia |
<1801-112704>
UAEのAl Dhafra航空基地を拠点にF-22で活動している米空軍第95遠征戦闘機飛行隊の飛行隊長が、
ISISが後退しているイラクとシリアの空域で、Su-30、Su-35、Su-27を主としたロシア軍の動
きによる警報の頻度が上昇していると述べた。
これらの露軍機は米主導連合軍の地上部隊を攻撃できる距離まで侵入しているという。 |
2017.11.27 |
Aviation Week & ST |
Russia's United Aircraft Corp. rolled out a new-build Tupolev Tu-160 |
<1801-112701>
2008年に終了したTu-160の新型機が11月16日にロールアウトした。
新型機はエンジン、コックピット、電子機器が一新されており、Tu-160M2の試作機と見られ。 |
2017.11.22 |
Defense News |
Lessons from Zapad – jamming, NATO and the future of Belarus |
<1712-112204>
ロシアがベラルーシと9月に行った隔年演習"Zapad"について、NATO諸国、特にバルト諸国とポーランドはその動きを間
近に観測することができ多くの教訓を得た。
米国と欧州の安全保障に永く関わってきて現在シンクタンクCNASの研究員であるタウンセンド氏は、最大の収穫は
電子戦分野に関する教訓であったとしている。 演習は熾烈な電子戦環境下で行われたとしている。 |
2017.11.01 |
Jane's Defence Weekly |
Latest meeting between NATO and Russia augers no improvement in relations |
<1801-110104>
NATOとロシアの協議会が10月26日に開かれたが、相互の不信感は払拭できていない。
特にNATO側は、ロシアが行った"Zapad 2017"演習が事前に発表された規模と範囲を大幅に上回ると不信感を呈した。 |
2017.10.28 |
Yahoo |
時事通信記事
「ロシア国防関連団体リスト公表=取引相手が制裁対象に―米」 |
<1711-102801>
米国務省が27日、ロシアの国防当局や情報機関と関連する武器輸出企業ロスオボロン
エクスポルトや銃器メーカーのカラシニコフなど39団体のリストを公表した。
これらの団体と取引のある個人や団体が8月に成立したロシア制裁強化法に基づき制裁対象になる可能性があり、
発表したリストに基づく制裁は来年1月に発動される見通しである。 |
2017.10.27 |
日経新聞 インターネット |
シリア化学兵器「アサド政権が使用」、国連・OPCW 共同調査 |
<1711-102702>
国連と化学兵器禁止機関(OPCW)の共同調査パネルが26日、
国連安全保障理事会にシリアのアサド政権が4月4日にイドリブ県で化学
兵器を使用したと報告した。 これまでも使用疑惑があったが、改めてサリンガスを100人以上の市民に使ったと結論づけた。 また
共同調査パネルの報告は、2016年9月16日にISISがマスタードガスを使ったとも指摘した。
一方、ロシアは24日に11月中旬に任期が切れる共同調査パネルの1年間の延長決議案に拒否権を行使し、否決に追
い込んだ。 |
2017.10.25 |
Jane's 360 |
Low serviceability leads to Bulgarian pilots refusing to fly MiG-29s |
<1711-102505>
ブルガリア空軍が24日、緊急出動を除いてMiG-29の飛行を停止した。
同空軍のMiG-29は2014年末以来、補給が滞っていて危機的状態にあったが、19日の議会国防委員会で、最近ロシアから
入手したRD-33エンジン10基のうち6基が使用不能であったことが明らかにされたことから決定に至った。
【関連記事:1710-080905 (JDW 2017.08.09)】 |
2017.10.13 |
Defense News |
Russia promises ‘countermeasures' if Finland joins NATO |
<1711-101303>
駐フィンランド露大使が、フィンランドがNATOに加盟すれば対抗処置をとると警告し
た。 フィンランドは1994年にNATO Partnership for Peace計画に参加しており、最近にはヘルシンキにNATOのサイバ
防衛センタを開設している。
しかしながらフィンランドの民意は、NATO加盟賛成派が21%、反対派が51%と、非同盟政策の維持を望んでいる。 |
2017.10.11 |
Jane's Defence Weekly |
Russian forces 'now 11,000 strong in the Donbass' |
<1712-101102>
ウクライナ軍検事総長が10月2日にTVで、親露派が支配しているDonbassに
ロシアが正規軍3,000名を含む11,000名の兵力を投入していると述べた。 またその兵力構成や装備についても詳細を明らかにした。
【Donbass の位置 (Google Map)】
それによるとロシアの義勇軍は戦車650両、APC 1,310両、各種火砲500門、MRL 260両、SAM 100個シス
テムを装備し、2個大隊戦闘群は戦車200両、APC 400両、火砲140門と、最新式のSAMを装備しているという。 |
2017.10.10 |
Defense News |
NATO's battle groups instilled confidence on eastern flank during Russia's Zapad |
<1711-101005>
在欧米陸軍司令官のホッジ中将が米陸軍協会(AUSA)の年次コンファレンスで、ロシアが9月に実施した大
規模年次演習"Zapad 2017"の際して、NATOのeFPが行ったバルト三国、ポーランドなど欧州東翼への展開で自信
を深めたことを明らかにした。
ホッジ中将によるとロシアは演習参加規模を通報義務の13,000を下回る12,700名と発表しているが、実際には
数十万名規模で、範囲はベラルーシから北極圏まで及びコーカサスで同時に行われた
別の演習ともリンクしていたという。 更に、現在も核戦力が参加した演習の最終段階が行われているという。 |
2017.10.07 |
NHKニュース |
ロシア NATO 兵士携帯をハッキングか |
<1711-100704>
Wall Street Journalが4日、ポーランドに配属された米軍兵士の個人用のスマートフォンにモスクワを示す地図画面が表示されるなど、
ポーランやバルト諸国に派遣されたNATO軍の複数の兵士のスマートフォンが不正にアクセスされていたと報じた
。 これについて欧米の当局者などは、ロシアが情報を収集したり兵士たちを脅したりするために行ったものだという見方を示している。
記事の内容についてロシア国防省の当局者NHKの取材に対して6日、コメントしないし今後その予定もないと述べた。 |
2017.10.06 |
Stars & Stripes |
Assad's forces push into key ISIS stronghold in eastern Syria |
<1711-100605>
ロシアが空爆とCM攻撃を行った翌日の6日、シリア政府軍がISISが未だに拠点としているシリア東部の村
Mayadeenに対し攻撃を開始した。
【Mayadeen の位置 (Google Map)】
Mayadeenに対しては、ロシアの潜水艦2隻が地中海から10発のCM攻撃を行った。 |
2017.10.06 |
Jane's 360 |
Russian forces ‘now 11,000 strong in the Donbass’ |
<1711-100602>
ウクライナ軍検事総長が2日にTVで、ロシアが3,000名の正規軍を含む11,000名の兵力
をDonbass地域に展開していると述べた。
【Donbass の位置 (Google Map)】
それによると3,000名の正規軍は2個大隊からなり、200両のMBT、
400両のAPC、140門の砲、及び最新式のSAMを装備しているという。
更に民兵は650両のMBT、1,310両のAPC、500門の砲、260両の
MRL、100個システムのSAMを装備している。 |
2017.10.04 |
Jane's Defence Weekly |
NATO gleans preliminary lessons after observing Russia's 'Zapad' exercise |
<1711-100404>
西側外交筋によると、ロシアが9月14~20日に100,000名以上を投入して行った"Zapad 2017"
演習を監視していた西側は、ロシア郡の戦術や戦略について多くのものを学び取った。 |
2017.10.03 |
Stars & Stripes |
Russian military holds massive missile drills |
<1711-100304>
ロシア国防省が3日にInterfaxを通じて発表した声明によると、ベラルーシと実施した大規模演習には
Topol、Topol-M、YarsなどのICBM 60基以上が参加したという。
これらの重車両に搭載されたこれらのICBMは、モスクワ北西のTverから東シベリアのIrkutskまで
広範囲に展開した。 |
2017.09.29 |
NHKニュース |
ロシアとトルコ 両大統領が会談 関係強化を強調 |
<1710-092902>
トルコを訪問したプーチン露大統領がエルドアン大統領と28日に首脳会談を行い、
シリアの内戦を巡って一時は対立していた両国が内戦の終結に向けてさらに関係を強化していく姿勢を強調した。
ロシアとトルコは、2015年11月のトルコ軍によるロシア軍機の撃墜で関係が悪化していたが、最近では経済関係も撃墜の前の水準まで回復するなど結びつきを強
めており、シリア内戦ではアサド政権を支援するロシアと反政府勢力を支援するトルコは、ことし5月に停戦の徹底に向けて「非戦闘地域」を設けることで合意して
いる。 |
2017.09.28 |
Yahoo |
産経新聞記事
「米、1月から露軍機監視飛行制限へ 露側報復措置の構え」 |
<1710-092802>
米露は相互の領空への監視飛行を両国が参加する「オープンスカイ条約」で認めて
いるが、ロシアがカリーニングラードへの米軍機の監視飛行を妨害しているとして、
米国が露軍機の飛行を制限する意向という。
リャプコフ露外務次官が27日、米国が露軍機による米領空内への監視飛行を来年1月から制限する方針だとの見通しを示し、米側に報復措置を取る考えを明らか
にした。 報道によると、米側はアラスカやハワイ上空への露軍機の飛行を制限する可能性がある。 |
2017.09.26 |
Defense News |
Russia launches drills involving ICBMs in Siberia |
<1710-092606>
ロシアが26日に南西部のKapustin Yar発射場からTopol ICBMを発射し、カザフスタンのSary-Shaganの標的に着
弾した。
この発射は新たなBMD技術開発の一環として行われたという。
【Kapustin Yar の位置 (Google Map)】
【Sary-Shagan の位置 (Google Map)】 |
【註】
Kapustin YarとSary-Shaganの距離はせいぜい2,300kmしかなく、この間を射程が10,000km以上のTopol ICBMを飛翔させたことは何を意味するのか。 |
2017.09.20 |
Jane's 360 |
Russian defence budget expected to be cut by 5% in 2018 |
<1710-092004>
ロシア財務省が呈示した2018年度予算の指針によると、2018年度の国防費は5.0%下が
ってRUB2.73T ($47.13B)になる。
2019年には3.7%増えてRUB2.83Tになるが、2020年には0.5%減のRUB2.82Tになる。 |
2017.09.18 |
Aviation Week & ST |
Stepping up |
<1711-091804>
ロシア軍が8月末に高速攻撃ヘリの開発契約をRussian Helicopter社がと行った。
同社は2015年にMi-24を元に高速攻撃ヘリを開始し翌年には405km/h (250mph)を達成している。 同社は次の段階として500km/h(註:
275kt)を目指している。
露軍はMi-28Nを攻撃ヘリとして採用したが、Ka-52も購入している。 |
2017.09.16 |
日経新聞 インターネット |
シリアの「安全地帯」に監視部隊 トルコなど展開 |
<1710-091605>
トルコ外務省が15日、トルコ、ロシア、イランの3ヵ国が14~15日にカザフスタンで協議し、シリア北西部イドリブ
の「安全地帯」に停戦監視部隊を展開することで合意したと発表した。 ロイタ通信はロシア側の情報として
3ヵ国がそれぞれ500人派遣すると報じた。
3ヵ国は5月にシリア国内4ヵ所に交戦や空爆を禁じる「安全地帯」設置で合意していたが、具体的な区域の線引きや監視体制などの調整が遅れていたが、イドリ
ブを除く3ヵ所ではロシアが独自に仲介するなどして停戦が発効している。
【Idlib の位置 (Google Map)】 |
2017.09.16 |
産経新聞 インターネット |
米、クルド自治政府に住民投票中止求める |
<1710-091604>
米大統領府が15日、クルド自治政府が今月25日に予定する独立の是非を問う住民投票について、ISIS掃討作戦が継続中であることを理由
に米国は支持しないと中止を求める声明を発表した。
声明では自治政府に対して、住民投票を中止してイラク政府との間で真剣な対話に入るよう促している。 |
2017.09.13 |
Stars & Stripes |
NATO allies dispute size of planned Russian war games |
<1710-091307>
ロシアが14日から20日までの間にベラルーシと共同で、兵員12,700名、航空機70機、戦車250両、艦船10隻が参
加する"Zapad 2017"演習をバルト三国とポーランドとの国境で実施するが、NATOは警戒を強めている。
演習の参加規模についてロシアは12,700名と発表しているが、ドイツのライエン国防相100,000名以上と見てい
る。 ストルテンブルグ事務総長は10日のTV番組で、ロシアが演習を装って軍事行動を行うことを警戒していると
述べている。 2008年のジョージア侵攻や、2014年のクリミア侵攻の際もそうであったという。 |
2017.09.13 |
Yahoo |
時事通信記事
「ロシア軍事演習に NATO 警戒=ベラルーシと14日に開始」 |
<1710-091301>
ロシアとベラルーシの"Zapad"演習が14日から20日までカリーニングラードなどで行われる。 同演習は4年ご
とに実施されているが2014年にロシアがクリミア半島を併合してからは初めてで、ロシア国防省によると、カリーニングラード、ベラルーシ、ロシア西部で行われ
、航空機70機のほか、車両680両、艦船10隻を投入する。
ロシアは参加する兵士を12,700人と説明しているが、NATO加盟国の一部は100,000人以上とする見方を示し警戒
を強めている。 |
2017.08.25 |
産経新聞 インターネット |
ロシア軍、新空母建造へ 2025年までに開始 |
<1709-082502>
ロシア通信が、ボリソフ国防次官が24日に新型空母の建造を2025年までに開始する
計画と明らかにしたと報じた。
ソ連時代末期に就役したAdmiral Kuznetsovは来年、大規模改修に入る予定という。
【関連記事:1507-052004 (JDW 2015.05.20)】 |
2017.08.22 |
Jane's 360 |
Army-2017: S-500 to enter service in 2020 |
<1709-082205>
ロシアの国防次官がモスクワで開かれた"Army-2017"展で、S-500の航空宇宙軍への配備は2020年に開始されると
述べた。
またAlmaz-Antei社幹部は7月に開かれたMAKS-2017航空展で、殆どのS-500構成品は試験に合格しており、間もなく試験は完了すると述べている。 |
2017.08.16 |
NHKニュース |
ウクライナで製造のロケットエンジンを北朝鮮に提供か |
<1709-081601>
IISSのロケット技術専門家が14日に、北朝鮮の火星-14 ICBMなどでソ連製エンジン
の改良型が使われている可能性が高いという分析結果を発表し、このエンジンがウクライナの工場から闇市場を通じて北朝鮮に流れ、北朝鮮がICBM技術を急速に進展
させた可能性があると指摘していることについてウクライナは15日、ウクライナで2001年まで製造しロシアに供給したエンジンはすべてロケットに使用されたと述べ
、北朝鮮との友好的な関係を考えるとロシアにはロケットやエンジンなどを提供する理由があるだろうと、ロシアが北朝鮮にエンジンを
提供した疑いがあるという見方を示した。 |
2017.07.26 |
NHKニュース |
トルコがロシアの地対空ミサイル購入で合意 |
<1708-072603>
トルコのエルドアン大統領が25日、ロシアのS-400を購入する方向でロシアと合意した
と発表した。 NATOの加盟国トルコのロシア接近は、シリアの内戦の行方など中東情勢にも影響を与えそうである。 ロシアとしてはトルコに軍事的に接近すること
で、サイバ攻撃をめぐる問題などで対露制裁を強化する動きを見せる米国を揺さぶる狙いもあるものと見られる。
トルコはNATOが対ISIS作戦に使用しているトルコ国内の基地をドイツの議員団が訪問するのを認めないなど、NATO内で孤立を深めており、
25日のEUとの協議でもテロ対策や難民などの問題をめぐって関係改善の兆しは見えていない。 |
2017.07.24 |
Aviation Week & ST |
Changing of the guard |
<1709-072406>
7月18~23日に行われたMAKS航空展ではT-50 2機による空中戦が披露されたが、注目を浴びたのはMiG-35
であった。
MiG-35は2018年からの装備計画にも上げられており、2020年でNizhny NovogorodのSokol工場でのエジプト向けのMiG-29M2の生産を終
えるMig社は、2019年のMiG-35生産開始を期待している。 |
2017.07.24 |
Military Times |
Russia deploys military police at 'safe zone' in Syria |
<1708-072404>
ロシア軍参謀総長が24日、シリアでの停戦を監視するためロシア軍憲兵隊をダマスカス東側
郊外に配置したと発表した。
ロシア軍は昨年にはAleppoにも憲兵部隊を配置している。 |
2017.07.23 |
Yahoo |
産経新聞記事
「中露がバルト海で初演習 9月には日本海でも」 |
<1708-072301>
中国国営新華社通信が、中国とロシアの海軍が22日にバルト海で合同演習の開幕式を行ったと報じた。 中国
から参加する最新鋭駆逐艦合肥やフリゲート艦運城などは6月中旬に海南省三亜の基地を出航し、今月21日にカリーニングラードに到着していた。
中露海軍は2012年以降、毎年合同演習を実施しているが、バルト海での演習は初めてである。 中露の海軍は昨年9月
に初めて南シナ海で演習を実施しており、今年の9月には日本海とオホーツク海でも合同演習を行う計画
である。 |
2017.07.19 |
Jane's Defence Weekly |
Mission improssible: post-Soviet combat aircraft development |
<1709-071916>
ロシアの次世代戦闘機開発は西側と違って単独で行われたため、インドとの戦闘機の共同開発後でも、予期し
ていない開発計画が公表されることはないと思われる。 |
2017.07.10 |
Yahoo |
中央日報記事
「北の弾道ミサイル技術発展はロシアの支援が背景に…最近も訪朝」 |
<1708-071002>
Washington Post紙が8日、北朝鮮が猛スピードでBMの技術力を引き上げている核心的
な背景として、専門家の間ではロシアと中国の水面下の支援が話題にのぼっていると報じた。 専門家は特にロシアの
貢献が大きいとみている。
ロシアの科学者からミサイルの設計やノウハウの伝授を受け、中国企業がミサイルの誘導システムに必要な電子装備などを北朝鮮当局に供給しているという。 |
2017.07.05 |
Jane's Defence Weekly |
Russia forms military transport branch to deploy divisions |
<1708-070517>
ロシア国防省が6月21日、完全編成の機甲師団及び機械化師団を24時間以内に
1,000km離れた戦場に直接輸送する新たな兵種を編成した。 この兵種は連隊、大隊及び独立中隊からなる。
部隊はMTKTを装備するが主装備は11t 3軸のKamaz-65225で65tを牽引でき、
中隊は30両、連隊は600両を装備する。 |
2017.06.29 |
産経新聞 インターネット |
「ロシアがラトビアに宣伝工作」、NATO軍の長期駐留は「抑止効果ある」 リンケービッチ・ラトビア外相単独会見 |
<1707-062905>
ラトビアのリンケービッチ外相が産経新聞の単独取材に応じ、ロシアがラトビアに対し宣伝工作、情報操作など
を組み合わせたハイブリッド戦争を仕掛けていることを明らかにした。 また、ラトビアなどで4月から始まったNATO軍の長期駐留はロシア
の脅威に対し抑止効果が大きいと強調した。
ロシアはラトビアでは人口230万人の1/3を占めるロシア系住民を対象に、偽情報、プロパガンダ、サイバ攻撃な
どを通じの情報戦を展開しているといわれている。 |
2017.06.26 |
Defense News |
Russian Navy test-fires submarine-launched missile |
<1707-062606>
ロシア軍が、Borei級SSBN Yuri Dolgorukyが26日にバレンツ海でBulava SLBM
を発射し、予定通りカムチャッカ半島東部に着弾したと発表した。
Bulavaは6個の弾頭を搭載し9,300kmを飛翔する。 また、Borei級SSBNは3隻が就役し、更に5隻が建造中である。 |
【註】
米BMDSを突破できる弾頭を搭載しているとされるSLBMのR-30 Bluva (SS-NX-32) は、度重なる発射試験の失敗で計画の継続が危ぶまれたが、2014年にようやく
発射試験に成功した経緯がある。 |
2017.06.24 |
Military Times |
Russia fires missiles from Mediterranean at ISIS in Syria |
<1707-062401>
ロシア国防省が23日、地中海上のフリゲート艦2隻と潜水艦1隻
から、シリアHama県のISISに対しKalibr長距離CM 6発を発射したと報じた。
【Hama の位置 (Google Map)】
一方、トルコのエルドアン大統領が、Raqqaへの攻撃を続けている米国に支援されているクルド軍に対し、
トルコ軍が攻勢を開始することになると警告した。 |
2017.06.21 |
NHKニュース |
“NATO 戦闘機がロシア国防相の航空機に接近”と報道 |
<1707-062102>
ロシアの複数メディアがバルト海の公海上空で21日、ショイグ露国防相の搭乗機にNATO軍の
F-16が接近したため、護衛していた露軍のSu-27が退散させたと
報じた。 ロシア国防省が機内から撮影したという映像には、F-16が航空機の近くを飛行し、後方から現れたSu-27が翼を振って警告する様子が映っている。
ショイグ国防相は、カリーニングラード州で行われた軍の会議に出席する途中であった。 この報道は米国防総省が露軍機の異常接近を批判したことに対抗したも
のと見られる。 |
2017.06.21 |
Yahoo |
時事通信記事
「ロ戦闘機、米軍機に異常接近=バルト海の国際空域」 |
<1707-062101>
米国防総省が20日、バルト海上空の国際空域で19日に、米偵察機RC-135にロシア軍のSu-27が
異常接近したと発表した。
Washington Post紙によれば、Su-27は数㍍まで接近し、両翼を揺らすなどしながら数分間並走した。 |
2017.06.20 |
Yahoo |
ロイタ通信記事
「ロシア国防省、シリア上空の飛翔体すべて標的に=通信社」 |
<1707-062002>
ロシアの通信社が19日、米国の戦闘機によるシリア軍機撃墜を受けてロシア国防省が、露空軍がシリア上空にお
ける飛翔体はすべて敵と見なすとの立場を示したと報じた。
報道によると露国防省は、上空での不測の事態を回避するための米国との通信を19日から停止
すると明らかにした。 |
2017.06.19 |
Stars & Stripes |
After Russian threat, Dunford says US forces 'have the capability to take care of themselves' |
<1707-061906>
ロシアがユーフラテス川西岸を飛行する飛翔体すべてを目標と認識し追尾すると脅し
たことに対し、米統参本部議長のダンフォード海兵大将が19日、シリアで行動しているすべての米軍は自衛能力を持つ
と反論した。
その反面大将は、19日朝現在、両国間の通信は保たれているとも述べた。 |
2017.06.19 |
Stars & Stripes |
Syria brings new urgency to easing US-Russia tensions |
<1707-061905>
米軍がシリア政府軍機を撃墜したことと、イランがシリア東部にミサイル攻撃を行ったことで
情勢が複雑化してきたため、トランプ政権は沈静化に躍起になっている。
最初に米政府高官として公式発言した統参本部議長のダンフォード海兵大将は、情勢を回復させるためには通信連絡の確保が必須である
と述べており、また米大統領府報道官は、同盟国を守るとしながらも、紛争を鎮静化させるためにも、相互の通信連絡線の確保が必要である
と述べている。 |
2017.06.19 |
Military Times |
Tensions rise as Russia, Iran send warnings after US shoots down Syrian warplane |
<1707-061904>
米海軍のF/A-18 Super Honetがシリアで、シリア民主軍(SDF)部隊近くを爆撃したシ
リア政府軍のSu-22を撃墜した翌19日、ロシア国防省が米国と結んだ両国軍機の不期遭遇を回避す
る協定を棚上げすると共に、ユーフラテス川西岸を飛行する飛翔体すべてを目標と認識し追尾すると発表した。
一方イランは18日夜に、シリア東部のISIS拠点に対しBM数発を発射したが、これは
サウジアラビアと米国に対するメッセージであるという。 |
2017.06.18 |
Yahoo |
時事通信記事
「中ロ、日本海で合同演習へ=日米けん制か」 |
<1707-061803>
中国国防省が18日、中露両国軍が9月中下旬に日本海とオホーツク海で合同演習を行
うと発表した。 また、これに先立つ7月下旬にはバルト海でも合同演習を実施する。
中露海軍は2012年から大規模な合同演習を毎年実施しており昨年9月に初めて南シナ海で演習を行っている。 |
2017.06.12 |
Stars & Stripes |
Russia has developed cyber weapon that can disrupt power grids, new research finds |
<1707-061206>
サイバセキュリティの調査機関Dragos社が12日に出した報告書で、ロシア政府の支援を受けたハッカー
が米国の電力網システムにマルウェアで攻撃を仕掛ける危険性を指摘している。 昨年12月には
CrashOverrideと呼ばれるマルウェアがウクライナで使用され、キエフの電力の1/5を機能停止させている
という。
Dragos社は、すでにロシア政府が米国の電力網などを機能停止させるマルウェアの開発を行っていると見ており、CrashOverrideを対米用に能力向上させたものを
Electumと呼んでいる。 |
2017.06.06 |
Stars & Stripes |
Russia says fighter jet intercepts US bomber on border |
<1707-060605>
ロシア国防省が、ロシア軍のSu-27 1機が国境近くのバルト海上空を飛行している米空軍のB-52
1機に対し緊急発進し警戒に当たったと発表した。
これについて在欧米空軍の広報官はB-52がロシア機の緊急発進を受けたことを認め、この飛行は米空軍の恒常任務で露
軍機の発進も日常であると述べた。 |
2017.06.01 |
産経新聞 インターネット |
ロシア、モルドバとエストニアの外交官追放 |
<1707-060101>
ロシア外務省が31日、モルドバが29日に同国駐在のロシア外交官5人の国外退去処分し
たことへの対抗措置として、ロシアに駐在するモルドバの外交官5人の国外退去処分を発表した。 モルドバは政治
の実権を持つ内閣は親欧米派政党で構成されるが、深刻な汚職への反発から昨年の大統領選では親ロシア派のドドン氏が選ばれ、国内世論が二分されている。
ロシア外務省はまた同日、エストニアが先週ロシア外交官2人の国外退去処分を決めたことに対抗して、同国に駐
在する隣国エストニアの外交官2人を国外退去にしたことも発表した。 |
2017.05.31 |
Jane's Defence Weekly |
Iskander-M extension could break INF Treaty |
<1708-053102>
TASS通信がロシア国防省筋の話として5月19日、ロシアの軍事産業が2020年完成を目指してIskander-Mの射程延伸
を検討していると報じた。
9K720 Iskander-Mは現在、射程280kmの9M723K1 BMと、3M14KE CMを元にした射程280km以上の9M728 CMを発射するが、射程が延伸されると射程500km~5,500kmの
陸上発射ミサイルを禁じた1987年のINF制限条約に違反する恐れがある。
もっとも、西側がSSC-X-8と呼ぶロシアのCMは、2015年10月に行ったの発射試験で500kmを超えることはなかったが、米情報当局は
射程を500~2,500kmと見て、INF制限条約に反すると指摘している。 |
2017.05.31 |
Yahoo |
産経新聞記事
「シリア情勢 露、巡航ミサイルで IS 攻撃」 |
<1706-053105>
InterFax通信などが、ロシア国防省が地中海に展開するロシア艦からCM 4発をシリア中
部パルミラ近郊のISIS拠点に向け発射したと31日に発表したと報じた。
攻撃は事前に米国、トルコ、イスラエルに通知していたという。 ロシアは昨年11月にも地中海の艦船からCMでシリア攻撃を実施していた。 |
2017.05.24 |
Defense News |
Steep price rise hits Indo-Russian 5th-gen fighter project |
<1706-052402>
インドがロシアと共同開発する第五世代戦闘機(FGFA)計画が、
ロシア側からの大幅な価格引き上げ要求にあい消滅しそうになっている。
ロシアはインド側が高度技術の技術移転を求めてきたことから、分担を$7B以上に引き上げる要求してきている
という。 |
【註】
FGFA計画は、当初ロシアが$5Bの分担を要求していたが、その後$3.7Bにまで引き下げられたことから開始されることになった経緯がある。 |
2017.05.12 |
Stars & Stripes |
Russian jet buzzed US Navy plane over Black Sea |
<1706-051203>
米国防総省が12日、黒海上空を飛行中の米海軍P-8AにロシアのSu-27 1機が20ft以内まで異
常接近したことを明らかにした。
ロシアは2月に黒海で米駆逐艦Porterに3度にわたり航空機を異常接近させ、2016年9月には黒海上空でP-8Aに対し10ftまで接近させている。
一方米空軍のF-22は、ロシアの爆撃機がアラスカの200哩の公海上空に入ったため緊急発進している。 |
2017.05.10 |
Jane's Defence Weekly |
Russian MoD dismisses Syrian sarin munition identification |
<09.pdf>1707-051009>
ロシア国防省が、シリア政府軍が4月4日にKhan Shaykhunでロシア製のサリン爆弾KhAB-250
を使用したとの報道を否定した。
シリア人権監視団は5月1日、Khan Shaykhunでのサリン攻撃はロシア製サリン爆弾KhAB-250によると発表している。 |
2017.05.07 |
Defense News |
Satellite imagery shows Russian AWACS back in Syria |
<1706-050703>
イスラエルの衛星ImageSat Internarional Eros Bが3日に撮影した画像で、ロシアのA-50 AEW&C少なくと
も1機が、シリアのLatakia航空基地に駐機しているのが確認された。
A-50の最新型A-50Uは、航空目標であれば650km、地上目標は300kmから捕捉できる能力を有する。 |
2017.05.04 |
Stars & Stripes |
Russian bombers, fighters intercepted off Alaskan coast |
<1706-050403>
米国防総省広報官が4日、ロシアの爆撃機と戦闘機が3日にアラスカのADIZに侵入し
たためF-22が緊急発進したと述べた。 侵入したのはTu-95 2機とSu-35 2機で、Su-35が米空軍に目撃されたのは初めてである。
このあとA-50 AEW&C機も侵入したが、これには緊急発進しなかった。
【関連記事:1705-041901 (東京新聞 2017.04.19)】 |
2017.04.20 |
Yahoo |
聯合ニュース記事
「北東アジアで超音速対艦ミサイル開発競争 韓国は20年ごろ配備」 |
<1705-042001>
南北朝鮮をはじめとする朝鮮半島周辺の国が超音速対艦ミサイルの開発競争を行なっている。
・韓 国
韓国軍消息筋が20日、韓国がMach 3~4で射程300~500kmのASCMを
2020年頃までの配備を目標に開発している。
・北朝鮮
韓国軍当局は北朝鮮も超音速の対艦ミサイルを開発していると分析している。 北朝鮮はミサイル艇に搭載するASCMを開発し、15日に平壌で行われた軍事パレード
で公開した。
一部の専門家は北朝鮮が新しい対艦ミサイルを開発中であり、Scud-ERやNo Dong、北極星もASBMになる可能性があると見ている。 こ
れと関連して米国メディアが18日、北朝鮮が空母などに対抗してKN-17を元にした新型ASBMの試射を行なっていると報じた。
・ロシア
ロシアはMach 8で飛行するジルコン対艦ミサイルの試射に成功した。
・中 本
中国も超音速の対艦ミサイルとして使用可能なDF-ZFを2014年1月から2016年4月までに合計7回の試射を実施し、Mach 5~
10に達したと見られている。
・日 本
日本は超音速のXASM-3の開発をほぼ終え、量産体制に入るとされる。 |
2017.04.19 |
Jane's Defence Weekly |
Russia unveils Arctic air defence systems |
<1706-041908>
ロシアのTVが4月5日、5月9日に行われるロシアの戦勝記念日パレードの予行を報じた中で、北極圏での作戦に適合
させるためDT-30トラックに搭載したPantsyr-S1とTor-M2が公表された。 |
2017.04.19 |
東京新聞 インターネット |
ロシア爆撃機に緊急発進 米軍、アラスカ上空 |
<1705-041901>
米FOX Newsが18日、ロシアの戦略爆撃機2機が17日に米アラスカ州に接近して米国の防空識別圏
内を飛行したため、米戦闘機2機が緊急発進したと報じた。
トランプ政権発足後、米軍の対応が必要になるほどロシア爆撃機が米国に接近したのは初めてで、米露関係の冷え込みが史上最低レベルとも言われる中、プ
ーチン政権による揺さぶりの可能性がある。 |
2017.04.11 |
Yahoo |
産経新聞記事
「シリア攻撃 ロシアが化学兵器攻撃を事前把握か AP 通信報道」 |
<1705-041101>
AP通信が米政府高官の話として10日、ロシアがシリア北西部イドリブ県で4日に起きた化学兵器攻撃を事前に把握
していたと米政府が結論付けたと報じた。
空爆の直後、負傷者が搬送された病院の上空でロシア軍UAVの飛行が確認されたことが根拠だという。 |
2017.04.05 |
Jane's Defence Weekly |
Baltic minister warns of uncertainties over upcoming mass Russian exercises |
<1706-040505>
リトアニアの外相がJane'sに対し3月28日、ロシアが行う演習について特にその規模が大き
いと警鐘を鳴らした。 計画されている大規模演習は9月に行われる'Zaapd'演習で、バルト諸国に接するロシア北西部、カリーニ
ングラード、ベラルーシ、バルト海にわたり行われるという。
2013年に行われた演習では120,000以上の部隊が参加し、8,000両の貨車がチャーター
されて50,000名ものベラルーシの予備役兵を輸送している。
ロシアは予告なしに100,000名以上の部隊を動員が可能という。 |
2017.04.05 |
Jane's Defence Weekly |
Russia's inventory of non-strategic nuclear weapons EUCOM |
<1706-040502>
米欧州軍司令官が3月28日に米議会で、ロシアは欧州軍正面に相当
量の戦術核を配備しており、その使用が懸念されると述べた。 |
2017.03.30 |
Yahoo |
産経新聞記事
「ロシアがタリバン支援 米中央軍司令官」 |
<1704-033002>
米中央軍司令官が下院軍事委員会の公聴会で29日に証言し、ロシアがアフガニスタンでタリバンに軍事支
援を行っているとの見方を明らかにした。 ロシアはタリバンを「テロ組織」とみなし、かつては旧タリバン政権の対立勢力である北部同盟を
支援してきたが、ISISがアフガンや中央アジアで影響力を拡大させ、ロシアの勢力圏への浸透を図っていることに警戒を強め、イランとともに2015年ご
ろからタリバンへの接近姿勢を強めている。
トランプ政権は16年目を迎えたアフガンでの対テロ戦争の戦略練り直しを進めており、ロシアによるアフガン情勢への介入強化は米露の新たな対立要
因となり得る。 |
2017.03.22 |
Jane's Defence Weekly |
Russia announces deepest defence budget cuts since 1990s |
<1705-032216>
2017年のロシアの国防費は前年度比25%減になった。
= ロシアの国防費の推移 (USD millions) =
┏━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┓
┃ 2009 ┃ 2010 ┃ 2011 ┃ 2012 ┃ 2013 ┃ 2014 ┃ 2015 ┃ 2016 ┃ 2017 ┃
┣━━━╋━━━╋━━━╋━━━╋━━━╋━━━╋━━━╋━━━╋━━━┫
┃20,465┃22,285┃26,234┃31,855┃36,193┃42,698┃54,906┃65,559┃48,842┃
┗━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┛ |
2017.03.22 |
Jane's Defence Weekly |
Russia's VKS to receive 16 new Su-34s this year |
<1705-032210>
ロシアの国防次官が3月10日、ロシア空軍が年内に16機のSu-34を受領すると述べた。 ロ
シアはNovosibirsk航空機製造社に92機のSu-34を長期一括発注している。
同社は又、2018年にSu-34の改良を開始するという。 この改良でレーダが新型に換装されるほか、新型の空対空、空対地
武器が搭載される。 |
2017.03.22 |
Jane's Defence Weekly |
Russia tests hardware in first ever drive to Arctic island |
<1705-032207>
ロシア軍が初めて、東シベリアの海岸からNew Siberian諸島のKotelny島までの
車両縦隊による探査を行った。
低圧タイヤを装着したTrekol路外装輪車のほか、DT-10PM及びDT-30PM装軌車からなる縦隊は2月20日に出発し、Laptev海の氷上を
1,140km走破した。
【Kotelny島の位置 (Google Map)】 |
2017.03.22 |
Jane's Defence Weekly |
Lithuania sheds light on 'information battlefield' facing NATO troops in Baltic |
<1705-032206>
リトアニア軍戦略通信部が3月12日に作成した内部資料"Deployment-Disinformation Offensive"が、NATO
軍がEEPとしてバルト諸国に展開した際に、ロシアが情報攪乱作戦
を実施したことを明らかにした。 |
2017.03.21 |
Yahoo |
時事通信記事
「ロシア軍が訓練へ=クルド武装勢力表明―シリア」 |
<1704-032101>
シリア北部クルド人民兵組織の人民防衛部隊(YPG)が20日、ロシア
軍から訓練を受けることになったと発表した。 19日に調印し、20日に発効したという。 YPGをクルド人のテロ組織と見なすトルコの反発
は必至とみられる。
YPGのスポークスマンは、北部アレッポの戦闘ではシリア駐留ロシア軍と協力してきたが、この種のものとしては初の合意だと述べた。 |
2017.03.20 |
Aviation Week & ST |
Treaty violator |
<1705-032003>
1980年に米ソで結んだINF制限条約は射程が500~5,500kmのBM及びCMの配備を禁止し、
SS-20 Pioneer、BGM-109 Gryphon、Pershing Ⅱがその対象になったが、条約締結後30年
経った今日、ロシアは以下のような射程が500km (270nm)を超えINF条約に違反すると見られるミサイルを配備していると見られている。
・Iskander (SS-26): 311nm
・Islander R-500 CM: 311nm
・Kalibr Land CM: 810~1,350nm
・9M729 GLCM (SSC-8): 1,080nm |
2017.03.19 |
NHKニュース |
シリア 軍事的に優位なアサド政権 支配地域広げる |
<1704-031901>
ロシア軍の支援を受けたアサド政権は、昨年12月に北部のAleppoを完全に制圧して軍事
的に優位にたち、反政府勢力が拠点としてきた西部の都市Homus郊外のワエル地区も包囲しているが、反政府勢力と
その家族合わせて1万人以上が退去することで先週合意し、18日にバスでシリア北部にある反政府勢力の別の支配地
域に向けて退去を始めた。
シリア国営通信は現地の知事の話として、赤新月社やロシアの憲兵などが問題が起きないよう退去に立ち会っていると報じた。 退去が完
了するまでには数週間かかると見られる。 |
2017.03.15 |
Stars & Stripes |
Pentagon: US, Russian forces in close proximity in Manbij |
<1704-031509>
米国防総省広報官が8日、シリアのManbijで通視距離にまで接近して行動いる米露軍が
不測の事態を避けるため、お互いに国旗をたなびかせ頻繁に通信連絡を行っていることを明らかにした。 |
2017.03.15 |
Yahoo |
時事通信記事
「『リビア国境にロシア部隊』=旧カダフィ派支援で介入か」 |
<1704-031501>
米当局者が14日、ロシア軍特殊部隊がリビア国境に近いエジプト西部の空軍基地に展開したもようだと明らかに
した。 2011年から続くリビア内戦に、旧カダフィ政権友好国のロシアが極秘介入している可能性がある。
内戦では、カダフィ時代の軍将校で東部の実力者であるハフタル氏の部隊が昨年9月に石油輸出港を次々と制圧し、これにより国連が支援する統一政府に対する影響
力を確保した。 今月に入って主要な石油輸出港の支配権を失い劣勢に転じていたが、ハフタル氏の部隊は14日になって奪還したと宣言した。
【関連記事:1702-011402 (毎日 2017.01.14)】 |
2017.03.11 |
NHKニュース |
ロシアとトルコ 両首脳が会談 関係正常化をアピール |
<1704-031102>
プーチン大統領とトルコのエルドアン大統領が10日にモスクワで首脳会談を行い、
シリア情勢をめぐって協力を拡大することを確認するなど、関係の正常化をアピールした。
会談のあとプーチン大統領は、シリア情勢をめぐりロシアとトルコの仲介で停戦が達成されただけでなく、政権側と反政府勢力の直接対話が始まったと述べ、政治
解決に向けた両国の役割を評価した。
一方エルドアン大統領は、ロシアから天然ガスを輸入するためのパイプラインの建設計画が進んでいることを歓迎
したうえで、ロシアの支援によってトルコに原子力発電所を建設する計画についても推進していく考えを示した。 |
2017.03.11 |
日経新聞 インターネット |
ロシア・トルコ、軍事・経済面の協力で一致 首脳会談 |
<1704-031101>
プーチン大統領が10日、モスクワでトルコのエルドアン大統領と会談し、軍事、経済両面での
協力を強化することで一致した。
内戦が続くシリア情勢でも、アサド政権を後押しするロシアは反政権勢力の後ろ盾であるトルコと対立してきたが、最近は和平協議を共同で仲介
するなど連携を強めている。 |
2017.03.09 |
Defense News |
Russia denies violating nuclear arms pact with US |
<1704-030907>
米統合参謀本部副議長が8日、ロシアが1987年に締結したINF全廃条約に違反して
新型GLCMを配備したと発言したことに対し、ロシアが9日にこれを
否定した。 |
2017.03.09 |
Yahoo |
産経新聞記事
「ロシアの新型巡航ミサイル配備を確認 米軍」 |
<1704-030905>
米統合参謀本部副議長が8日の下院軍事委員会の公聴会で、ロシアが新型GLCMを配備
したことを確認し、NATOへの脅威になるとの認識を示した。 米当局者が配備を確認したのは初めてである。 米政府は1987年に締結したINF
全廃条約に違反しているとしており、すでにロシア側に申し入れたという。
ロシアが配備したのはSSC-8で、INF条約により全廃で合意している地上発射型の中距離(射程1,000~5,500km)のCMとみられている。 |
2017.03.06 |
Aviation Week & ST |
Russia and the United Arab Emirates have signed an agreement jointly develop a fifth-generation fighter |
<1705-030602>
ロシアとUAEが第五世代戦闘機の共同開発で合意し同意文書に署名した。
開発はMiG-29を基礎に2018年に開始し、7~8年で完成させるという。 |
2017.02.27 |
Defense News |
Russia's fifth-gen fighter blitz |
<1703-022708>
ロシア最大の軍事複合企業体であるRostec社がアブダビで開かれているIDEX展で、UAEとMiG-29を元に第五世代軽戦闘機
共同開発の可能性を明らかにしたが、これには対イスラエルが関連している。 UAEはかねてからF-35の売却を希望していたが米国は
イスラエルへの配慮からこれに同意していなかった。
またロシア側にもT-50に代わる軽戦闘機の必要性がある。 ロシア国防省は50機予定していたT-50の生産を
12機にとどめる検討に入っている。 |
2017.02.21 |
Military Times |
Russia to rely increasingly on non-nuclear deterrent |
<1703-022106>
ロシア国防相が21日、ロシア軍にとって最優先課題は核戦力の強化であるが、通常戦力への依
存度が徐々に高まっていると述べた。
具体的な例として、通常弾頭を搭載したKalibr艦載CM、戦略爆撃機搭載のALCM、陸軍の
Iskander SRBMを挙げた。 |
2017.02.20 |
Defense News |
Russia's Rostec to co-develop 5th-gen fighter with UAE |
<1703-022001>
ロシアRostec社CEOがドバイで開かれているIDEX展で20日、UAE国防省と協同で第五世代軽戦闘
機を開発すると述べた。
開発はMiG-29をベースに2018年に開始され7~8年かけるという。 |
【註】
開発する軽戦闘機は第五世代と言うものの、MiG-29がベースであることや開発期間を7~8年としていることから、F-15SE Silent Eagle、F-16V Viper、F-18 Advanced
Super Hornet並の第四世代改戦闘機ではないか。
言い換えると、MiG-29の陳腐化による競争力低下を防ぐため、UAEの資金力を使ってレーダのAESA化やステルス性強化を行おうとするものではないか。 |
2017.02.17 |
Yahoo |
毎日新聞記事
「シリア 和平巡り トルコ露イランの停戦監視団創設に合意」 |
<1703-021702>
ロシアなどの仲介によるシリア和平を巡るアサド政権と反体制派の第2回会合が16日、カザフスタンの首都アスタ
ナで開かれた。 InterFax通信が露外交筋の話として、ロシア、トルコ、イランの3ヵ国が参加する停戦監視団の創設で合意
したと報じた。
会合には国連と米国、ヨルダンの代表もオブザーバとして出席した。 |
2017.02.15 |
Jane's Defence Weekly |
Losing its edge |
<1704-021515>
= ロシアの戦闘機開発能力低下に関する3頁の記事 = |
2017.02.15 |
Yahoo |
時事通信記事
「ロシアが巡航ミサイル配備=軍縮条約違反と警告―米紙」 |
<1703-021501>
New York Times紙が米高官の話として14日、ロシアが新たに地上発射型のCMのSSC-8を配備したと報じた。 同紙
によるとロシアは、移動式発射機4両を装備するSSC-8大隊2個を編成しており、1個大隊は南部アストラハニ州カプ
スチンヤルのミサイル実験施設に、もう1個大隊は国内の別の基地に配備されている。
オバマ前米政権は同ミサイルの実験段階から、中距離核戦力(INF)全廃条約に違反すると警告しているが、実戦配備が事実なら対ロシア関
係の改善を掲げるトランプ米政権は対応に苦慮することになる。 |
2017.02.14 |
Stars & Stripes |
Pentagon: Russian aircraft flew too close to US destroyer in Black Sea |
<1703-021409>
ルーマニア主催で黒海で行われているNATO海上演習Sea Shield 2017に参加している米海軍駆逐艦DDG 78 Porter
が、10日に三度にわたりロシア軍機の異常接近を受けた。
一度目はIl-38偵察機で、異常な低空でPorterの近くを飛行した。 二度目はSu-24 2機が低空を高速で飛行し、三度目にはSu-24 1機が最も近い
距離200ヤード、高度300ftを500ktで通過した。 |
2017.01.21 |
東京新聞 インターネット |
ロシア、シリア基地強化で合意 軍艦11隻が利用可能に |
<1702-012102>
ロシアが20日、シリア西部タルトスの海軍基地を拡張して近代化するとの合意を18日にシリアと結んだとして、
合意文書を政府ウェブサイトに発表した。 契約期間は49年間で、その後も合意に基づき25年の延長可能とし、基
地には兵員を守る武器を自由に持ち込めると明記されている。
合意文書は、ロシア軍が同基地に一度に11隻まで艦船が停泊できると定め、原子力船寄港も可能としており、批准に向けて議会で審議され
る。
【関連記事:1702-011402 (毎日新聞 2017.01.14)】 |
2017.01.19 |
Yahoo |
産経新聞記事
「露、トルコが初の共同空爆 シリア北部アレッポ近郊 和平協議へ地ならし」 |
<1702-011901>
ロシア国防省は18日、トルコ空軍とアレッポの近郊で、ISIL
に対する初の共同空爆を行ったと発表した。
空爆はアサド政権との合意に基づいて行われ、露・トルコの爆撃機など17機が36目標を攻撃したという。 |
2017.01.18 |
Jane's Defence Weekly |
Economic downturn hits Russian ICBM programme |
<1703-011801>
ロシアでは経済情勢の悪化からICBMの整備計画が1年以上遅れ
ており、発射機の数が増えていないという。 特に関心が持たれているのはTopol-M/RT-2PM2のMIRV弾頭型であるYars RS-24 (SS-29)は戦略
ロケット軍の3個連隊が装備しているだけという。 これはロシアのKommersant紙が1月10日に、同紙が入手したミサイルの設計を担当してい
るMITT社がRostec社に送った書簡で明らかにされていると報じた。 |
2017.01.16 |
NHKニュース |
ロシア軍 シリアで空軍基地や輸送拠点の港を本格整備へ |
<1702-011601>
InterFax通信がロシア軍の動向に詳しい関係者の情報として15日、シリア北西部のラタキア郊外の空軍基地と、軍
事物資の輸送拠点となっている西部のタルトゥース港の詳しい整備計画について伝えた。
ラタキア郊外の空軍基地では、大型の輸送機が離着陸できるように2本目の滑走路を改修するほか、基地の司令部の建物や
兵舎を新設するという。 タルトゥース港では、2つの埠頭を新設し巡洋艦が接岸できるようになるという。
さらに、空軍基地と港の周辺に引き続きSAMを配備して防衛能力を維持し、中東での軍事拠点としての役割を強化する狙いがあると見られる。 |
2017.01.14 |
Yahoo |
毎日新聞記事
「ロシア 東地中海で存在感 米に代わり積極関与」 |
<1702-011402>
ロシアが東地中海沿岸諸国との関係強化に動いている。 シリア内戦では
アサド政権を支援しながらトルコとも連携し、エジプトでは軍事面などの交流を活発化させて、内戦状態が続
くリビアへの関与も深めつつある。 アラブの春以降の混乱期に存在感を低下させた米国に代わり、東地中海で影響力
を強めている。
ロシアはシリアでアサド政権を支援するために軍事介入し、内戦前から持つ西部タルトスの海軍基地に加えて、新たに北西部
ラタキア近郊にも軍事基地を整備した。
さらにエジプトとも昨年6月と10月に海上と陸上で相次いで合同軍事演習を実施し、エジプト初の原発建設計画を支援するなど関係強化を進める。 |
2017.01.11 |
Jane's Defence Weekly |
China receives first batch of Su-35s |
<1702-011119>
中国が24機購入するSu-35の最初の4機が、12月25日に河北省滄州市にある空軍の飛行訓練基地に
到着した。
Su-35はロシアが第四++世代と位置づける戦闘機で、中国が初の輸出先になった。 |
2017.01.11 |
Jane's Defence Weekly |
Russia outlines militay acquisition plans for 2017 |
<1702-011114>
ロシア国防相が12月22日、2017年に戦車や装甲車両905両と、新型又は改良型航空機170機を取得
すると述べた。 国防費が急落するなか、2016年の受領数139機から大幅に増加する。
また東シベリア、西シベリア、南ウラルの3ヶ所にYeniseysk長距離EWレーダを設置し、4個連隊
をS-400に換装する。 S-400は2016年にも4個連隊が装備した。
更に海軍は水上艦船8隻と舟艇9隻を取得し、沿岸防衛部隊にBal及びBastion対艦ミサイル4個システムを取得する。
一方UAVは、2016年に105個システム260機を取得して総数が600個システム2,000機になっ
ている。 |
2017.01.07 |
NHKニュース |
ロシア軍 シリア沖に派遣の空母を引き揚げへ |
<1702-010702>
シリア全土で先月30日から停戦が実施されていることを受けて、ロシア軍が6日にシリア沖に派遣していた空母Admiral
Kuznetsovなど一部の艦船を撤収すると発表し、今月下旬に開催を検討している和平協議に向けた環境整備と受け止められている。
ロシア軍が空母を作戦に投入したのは初めてだが、艦載機2機が着艦に失敗して海中に墜落するなど、空母の運用能力の問
題も露呈した。 |
【註】
1985年に建造されて以来、2015年中頃に3ヶ月にわたるセミオーバーホールを受けた以外、大規模な修理改修は行われていないAdmiral Kuznetsovは、2017年
初期から大規模改修を行うと報じれており、今回の撤収はこのためと見られ、記事が言う「和平協議に向けた環境整備」ではないと思われる。
【関連記事:1607-060105 (JDW 2016.06.01)】 |
2017.01.06 |
Defense News |
Israeli satellite imagery shows Russian nuclear-capable missiles in Syria |
<1702-010608>
IAI社の子会社であるImageSat Internationl (iSi)社が5日にウェブサイト上に、同国のEros B衛星が2016年12月28日に撮影した画像を公開し
た。
その画像にはシリアのLatakiaにあるロシア軍のHmeymin基地にIskanderのTEL 2両が写
っている。 IskanderのTELには射程500kmのSS-26が2発搭載できる。 |
2017.01.06 |
Yahoo |
ロイタ通信記事
「シリアのロシア軍部隊、規模縮小を開始=通信社 |
<1702-010606>
タス通信などが、ロシア連邦軍参謀総長が6日、シリアに展開しているロシア軍部隊の規模縮小を開始したことを明らかにしたと報じた。
シリア沖の地中海に展開している艦隊をまず帰還させるという。 |