2019年のペルシャ湾情勢に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2019.12.30 時事通信

(Yahoo)

米、ヒズボラ拠点5カ所を爆撃 イラク基地攻撃に報復 <2001-123001>
 米国防総省が29日、イラクとシリアで、イランを後ろ盾とするシーア派組織Kata'ib Hezbollahの拠点5ヵ所を爆撃したと発表した。 国防総省によると、目標となったのは武器庫や司令部で、イラクの3ヵ所とシリアの2ヵ所部あった。 ロイタ通信によれば爆撃にはUAVが使用されたとみられる。
 27日にイラク北部のキルクークで、米軍が駐留する基地がロケット砲攻撃を受けたことに対する報復という。
2019.12.29 Military Times This is how the US military is protecting the Strait of Hormuz. <2001-122902>
 米国はペルシャ湾海域でのイラン小型艇による攻撃を警戒して、12月にCyclon級哨戒艇HurricaneによるGriffinを用いた演習を実施している。 Raytheon社が開発したSSM/ASMのGriffinは海兵隊がKC-130 Harvest Hawkに搭載しているほかもMk-60 Patrol Coastal Griffin Missile SystemとしてCyclon級哨戒艇に装備されている。
 米国は過去6ヶ月間に14,000名を中東に増派し各種装備を展開させている。 2019年には第22、第11海兵遠征隊がjammerを搭載したPolaris社製MRZRを展開したほか、Bushmaster 25mm砲を装備した海兵隊の
LAVやWasp級強襲揚陸艦Boxerの甲板にはLMADISが据え付けられて、7月にはイランのUAVを撃墜している。
【派遣された Cyclone級哨戒艇の記事:1810-092105 (Jane 2018.09.21)】
2019.12.20 時事通信

(Yahoo)

イラン大統領、自衛隊派遣に理解示す 安倍首相、核合意停止に懸念 <2001-122002>
 安倍首相が20日にイランのロウハニ大統領と首相官邸で会談した。 首相が27日に閣議決定する方針の中東への自衛隊派遣計画について説明したのに対し、ロウハニ大統領は「自らのイニシアチブにより、航行の安全確保に貢献する日本の意図を理解し、透明性を持ってイランに説明していることを評価する」と述べた。
 ロウハニ大統領はまた、米国の一方的な核合意離脱を非合理的な離脱を強く非難すると、重ねて米国を批判した一方、イランが主導する船舶航行の安全確保に向けた取り組みへの日本の支援を要請した。 首相は「域内諸国の参加を得て、緊張緩和に資する取り組みになるならば期待する」と応じた。
2019.12.06 時事通信

(Yahoo)

中東増派の報道内容否定 米高官 <2001-120602>
 ルード米国防次官が5日に上院の公聴会で証言し、イランの脅威に対抗するため米軍14,000名の中東への増派を米軍が検討中とのWall Street Journal紙報道について「誤った記事だ」と語り、増派の規模に関する報道内容を否定した。
2019.12.05 時事通信

(Yahoo)

米、中東に1万4000人増派か 「イランの脅威に対抗」 WSJ紙 <2001-120502>
 Wall Street Journalが米当局者の話として4日、トランプ政権中東に14,000名の増派を検討していると報じた。 艦艇数十隻や軍用装備品なども含まれる。 月内にも正式決定するとみられるが、具体的な派遣国などは不明である。
 トランプ大統領は中東からの米軍撤退を目指しているが、イランの脅威に対抗する必要があるとして増派に納得したという。
2019.12.04 日経新聞 自衛隊270人を中東派遣へ 政府、期限1年で調整 <2001-120402>
 政府が日本船舶の安全を確保する自衛隊の中東派遣について、海上自衛官を中心に270名規模とする方向で調整に入った。
 防衛省設置法に基づく「調査・研究」目的で護衛艦1隻と哨戒機1機を派遣する。 期限を定め、1年ごとに更新する案が有力である。 今後与党と調整し、これらを盛り込んだ実施計画を年内に閣議決定する。
2019.11.26 時事通信

(Yahoo)

ホルムズ有志連合、新たに2ヵ国 カタールとクウェート <1912-112602>
 ロイタ通信が26日までに米軍当局者の話として、ホルムズ海峡などを航行する民間船舶の安全確保を目的とする米軍主導の有志連合に、カタールとクウェートが人員と哨戒艇を派遣して新たに参加する見通しとなったと報じた。  正式に決まれば、有志連合の参加国は英国やオーストラリア、サウジアラビアなどに続き9ヵ国となる。
2019.11.25 時事通信

(Yahoo)

UAEに司令部設置へ 欧州のホルムズ警備部隊 仏国防相 <02.pdf>1912-112502>
 中東歴訪中のパルリ仏国防相が24日、ホルムズ海峡の安全確保を目的に欧州独自で目指している海上警備部隊について、UAEのアブダビにある仏海軍基地に司令部を置くことで合意したと明らかにした。
 米主導の有志連合は11月初旬に中東バーレーンに司令部を発足させ、英国やオーストラリア、サウジアラビアなど7ヵ国で既に活動を始めている。 日本は有志連合参加を見送り、独自に中東地域への自衛隊派遣を検討している。
2019.11.25 NHK 防衛相 バーレーン国軍司令官らと会談 自衛隊中東派遣を説明 <01.pdf>1912-112501>
 バーレーンを訪問している河野防衛相が国軍司令官らと会談し、政府が検討している自衛隊の中東派遣について方針を説明した。
 一連の日程を終えた河野大臣は、中東地域での情報収集を強化するためだと自衛隊派遣の意義を強調した。
2019.11.20 東京新聞 米空母、ホルムズ海峡通過 イランけん制 <1912-112001>
 米海軍が19日、空母Abraham Lincoln
CSGがホルムズ海峡を通過しペルシャ湾に入ったと発表した。
 昨年12月にJohn C. Stennis CSGが同海峡を通過した際はイラン革命防衛隊の艦船が追尾するなどしたが、今回はイラン側の挑発的な行為は伝えられていない。
2019.11.08 時事通信

(Yahoo)

ホルムズ警備、正式始動=米主導の有志連合 <1912-110801>
 ホルムズ海峡などの安全確保を目的とする米軍主導の有志連合によるSentinel作戦が7日に正式始動し、バーレーンの米海軍第5艦隊司令部で式典が行われた。
 作戦には米国に加え英国、オーストラリア、サウジアラビアなど計7ヵ国が参加を表明している。
2019.11.05 時事通信

(Yahoo)

海外派遣、なし崩しの懸念=護衛艦1隻追加、哨戒機転用も-防衛省 <1912-110501>
 関係者への取材で4日、政府が計画する中東への海上自衛隊派遣で、防衛省が同省設置法に基づき護衛艦1隻を追加派遣し、海賊対処でジブチに展開中の哨戒機1機を情報収集活動に充てる案を軸に検討を進めていることが分かった。 同法に基づく派遣は国会承認が不要で、議論が尽くされないまま海外派遣がなし崩しに行われる恐れもある。
 政府は、海賊対処の護衛艦は2016年から1隻になってるため、追加で1隻出す案が有力である。 哨戒機海賊対処部隊2機のうち1機を情報収集用に回すことを検討しているが、ジブチからオマーン湾までは2,000kmあり1時間しか実任務に就けないため、防衛交流のあるオマーン哨戒機も含めた燃料補給などの協力を求めるとみられるが、当初はジブチに近いバベルマンデブ海峡を中心に飛行する案もある。
2019.10.30 Jane's Defence Weekly Divided attention <1912-103005>

= ペルシャ湾岸における防空体制に関する7頁の記事 =
 ・Advanced capability
 ・Second front
 ・Ally issue
 ・Air breathers
 ・US deoloyments
2019.10.24 Stars & Stripes Esper wants European allies to send troops to the Gulf to counter Iran <1911-102407>
 エスパー米国防長官NATO加盟国に対し10月24日、イランに対抗する米軍の活動を増強するためサウジアラビアや他の湾岸諸国に派兵することを要請した。
2019.10.18 産経新聞

(Yahoo)

中東オマーン湾に自衛隊派遣 首相指示 有志連合参加せず独自に 哨戒機も検討 <1911-101803>
 安倍首相が18日に開いた国家安全保障会議 (NSC) 会合で、緊張が高まっている中東地域の航行の安全確保に向け検討してきた自衛隊の派遣を具体化するよう指示した。 派遣の目的は情報収集体制の強化とし、派遣の根拠は防衛省設置法の調査・研究にした。
 菅官房長官は記者会見で、有志連合構想に参加しないと明らかにした一方、引き続き米国とは緊密に連携していくと述べた。 また派遣する自衛隊の装備として、艦船や哨戒機を検討していることも明らかにした。
 イエメンとソマリアに面したアデン湾では、海上自衛隊が海賊対処に取り組んでおり、現在も護衛艦1隻とP-3C 2機を派遣していることから、今回の派遣にはこれらの装備をあてる方針である。
2019.10.18 毎日新聞

(Yahoo)

政府、中東沖に自衛隊の独自派遣を検討 ホルムズ海峡には言及せず <1911-101802>
 菅官房長官が18日の記者会見で、中東地域での航行の安全確保に向けて、自衛隊の艦船などを派遣する検討を始めると明らかにした。 同日、首相官邸で開いた国家安全保障会議で方針を確認した。 米国が提案する『海洋安全保障イニシアチブ』には参加せず日本独自の取り組みを適切に行うとことでイランに配慮した。
 菅官房長官は活動範囲にも触れ、オマーン湾、アラビア海の北部の公海、バブルマンデブ海峡の東側の公海を挙げホルムズ海峡には言及しなかった
2019.10.12 ロイタ通信

(Yahoo)

米、サウジに3000人増派 石油施設攻撃受け大規模配備も <1911-101202>
 米国防総省が11日、前月のサウジ石油施設への攻撃を受け、同国の防衛能力を強化するため新たな大規模な部隊派遣を発表した。
 戦闘機部隊のほかPAC-3THAADなどが配備される見通しで、同省報道官は声明で、他の派遣部隊と合わせ3,000名規模になると述べた。
2019.10.02 Jane's Defence Weekly US to deploy an additionak Patriot and four Sentinel to Saidi Arabia <1912-100201>
 米国防総省が9月26日、サウジアラビアにPatriot 1個中隊Sentinelレーダ4基及び支援要員200名を派遣すると発表した。 更にPatriot 2個中隊THAAD 1個中隊に派遣が可能な準備態勢を維持するよう命じたという。 米国は既にPatriot 1個中隊をAl-KharjのPrince Sultan航空基地に配置している。
Al-Kharj の位置 (Google Map)】
 CMを30kmで捕捉できるAN/MPQ-64 SentinelレーダはIAMDBCS経由でPatriot中隊と連接することができる。
2019.09.26 Stars & Stripes Pentagon to send Patriot battery to Saudi Arabia to help protect against further attacks <1910-092605>
 米国防総省が9月26日、サウジアラビアで石油関連施設2ヵ所が攻撃されたのを受けPatriot 1個中隊200名の将兵をサウジに派遣すると発表した。 またエスパー国防長官はPatriot 2個中隊に対し出動準備命令を発したこととTHAAD派遣の可能性も示唆した。
 発射機6基を装備するPatriot中隊は約100名であるが、近距離の目標を捕捉するSentinelレーダも派遣されている。
 60,000~80,000名とされる米中央軍は、14,000名をアフガン、5,200名をイラク1,000名をシリアに展開している。
2019.09.25 Jane's Defence Weekly Analysis: Saudi air defence ill-prepared for low-level attacks <1911-092501>
 サウジアラビアのAbqaiqにある石油関連施設が9月14日にUAV 18機CM 7発の攻撃を受けたことで、同国防空部隊の欠陥が注目されている。
Abqaiq の位置 (Google Map)】
 AbqaiqにはPatriot 1個FUのほかにSkyguard AAG 1個システムとCrotaleのサウジ仕様であるShahine 2個システムが展開していた。 ただUAVやCMが西北西の方向から飛来(註:図中黄色矢印)したのに対し、PatriotのAN/MPQ-53/65は120゚の視界を持つものの、イエメンから飛来するBM対処のため西または南西を向いていた。
 この結果、今回UAVやCMの攻撃を許した原因は早期警戒装備が展開していなかったことと、SHORAD部隊が警戒態勢になかったことと見られる。
2019.09.21 時事通信

(Yahoo)

米、サウジに軍部隊増派=イラン中銀制裁も発表-石油施設攻撃で圧力強化 <1910-092101>
 エスパー米国防長官が0日、サウジアラビア石油施設への攻撃を受け、同国に米軍部隊を増派すると表明した。 派遣されるのは主に
AMDを任務とした部隊で、Patriotなどを検討しているとみられる。
 詳細は来週にも公表される見通しだが、ダンフォード統合参謀本部議長は数千人規模にはならないと述べ、大規模増派ではないことを強調した。
2019.09.19 朝日新聞

(Yahoo)

サウジ施設攻撃、「イラン関与の証拠」無人機の残骸公開 <1910-091901>
 サウジアラビアの石油施設が攻撃された問題で、同国国防省が18日にイランが関与した証拠として、攻撃に使われたとするUAVやCMの残骸などを公開した。
 同省報道官は、攻撃は北から南に向かって行われ、イラン製UAV 18機とCM 7発が用いられたと説明した。 またCMの射程や性能などからイエメンのフーシ派が保有するものではないとして、疑いなくイランに支援された攻撃だとする分析結果を明らかにした。
 一方イランのハタミ国防相は18日にイランの関与を否定し、フーシ派は過去に射程1,200kmのミサイルで空港攻撃に成功していると述べ、攻撃はフーシ派によるものだと主張した。
2019.09.18 Military Times Saudi Arabia says Iran missiles, drones attacked oil sites <1910-091806>
 サウジアラビアが9月18日、石油関連施設UAVとCMの攻撃を受けたと発表した。 サウジ軍はその残渣を展示すると共に報道官は攻撃はイランの支援で行われたことが明白であると述べた。 攻撃に使われたのはUAV 18機CM 7発であったが、CMのうち3発は目標に達しなかったという。
 展示されたのはデルタ翼のUAVと、報道官のマルキ大佐によるとCMは射程700kmのYa Aliである。
2019.09.18 ロイタ通信

(Yahoo)

米、サウジ攻撃は「イラン南西部から」 月内供給復旧で原油反落 <1910-091802>
 サウジアラビア東部にある国営石油会社サウジアラムコの石油施設2ヵ所が14日に受けた攻撃について、米政府当局者は17日にイラン南西部から攻撃が仕掛けられたという見解を示した。
 米政府当局者3人が匿名を条件に、攻撃にはUAVとCMが使用されたと指摘し、攻撃は当初考えられたより複雑で高度なものだった公算が大きいと述べた。 米国がこうした見方を示したことで中東の緊張が一段と高まる恐れがある。
 この攻撃を巡っては、イエメンの親イラン武装組織フーシ派がUAVで攻撃したと犯行声明を発表し、イランは関与を否定している。
2019.09.17 共同通信

(Yahoo)

イエメン武装組織の可能性高いと河野防衛相 <1910-091704>
 河野防衛相が17日、サウジアラビアの石油施設を攻撃したのはイエメンの親イラン武装組織フーシ派の可能性が高いとの認識を示し、米国が示唆するイラン関与説に疑問を呈した。
2019.09.17 ロイタ通信

(Yahoo)

サウジ連合軍、攻撃にイラン武器使用と非難 イランは関与否定 <1910-091701>
 サウジアラビア東部にある国営石油会社サウジアラムコの石油施設2ヶ所が14日に受けた攻撃について、米国はイランが背後にいると非難するなかサウジが主導する有志連合は16日、攻撃にイランの武器が使用されたとの見解を示した。
 イランが攻撃への関与を否定する中、イエメンの親イラン武装組織フーシ派は16日、アラムコの石油施設は引き続き攻撃対象となっており今すぐにでも攻撃は可能として、外国人に対し同地域から退去するよう警告した。 フーシ派の報道官は「サウジはイエメンに対する武力侵略と封鎖」をやめるべきだと主張している。
2019.09.16 時事通信

(Yahoo)

対イラン「臨戦態勢」=サウジへの攻撃受け-トランプ米大統領 <1910-091604>
 トランプ米大統領が15日、サウジアラビア東部の石油関連施設に対する攻撃に関し、われわれは臨戦態勢を敷いているとツイッターに投稿し、イランを名指しすることを避けつつも、検証結果次第では報復行為も辞さない姿勢を示した。 大統領は、われわれは犯人を知っていると確信するに足る理由があると強調した上で、対応策を決める前にサウジによる分析結果を聞くのを待っていると述べた。
 一方、米政府高官はロイタ通信などに対し、イランが関与したことに疑いはないと断言した。
2019.09.15 ロイタ通信

(Yahoo)

サウジの石油施設にドローン攻撃、世界供給量の約5%が生産できず <1910-091502>
 サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの施設2ヶ所が14日にUAVによる攻撃を受けて炎上した。
 サウジアラムコの声明によると、この攻撃により1日あたり570万バレルの生産削減を余儀なくされ、これは世界の石油生産量の約5%に相当するという。 同国エネルギー相によると、サウジアラムコは在庫を活用して、供給に影響が出ないようにするとしている。
2019.09.07 NHK イラン 船1隻を拿捕 フィリピン人12人拘束「燃料密輸の疑い」 <1910-090706>
 イラン国営通信が7日、イランの海上保安当局イラン産燃料を国外に密輸しようとしたとして、ホルムズ海峡の付近で1隻の船を拿捕し、乗っていたフィリピン人の船員12人を拘束したと報じた。 船には、約28万立のディーゼル燃料が積まれていたという。
 イラン産のディーゼル燃料などの価格は米国による経済制裁の影響下落しているため近隣国との密輸が横行しており、イラン当局はたびたび船を拿捕している。
2019.09.07 時事通信

(Yahoo)

中東の緊張緩和へ連携=日仏次官級 <1910-090705>
 外務省の森外務審議官が6日、パリでフランス外務省のエレラ総局長と会談し、中東の緊張緩和に向けた日仏の連携を確認した。
 中東地域の緊張が高まるなか、日仏両政府は米イラン両国の仲介を模索しており、安倍首相は9月下旬の国連総会で、トランプ米大統領、イランのロウハニ大統領それぞれとの会談を調整している。
2019.08.28 Jane's Defence Weekly Iran withdraws S-300 SAM system from Gulf coast <1910-082803>
 緊張の拡大を望まないとするイランの意思表示か、衛星画像からイランが5月にAsaluyehに配備したS-300を撤収したことが判明した。
Asaluyeh の位置 (Google Map)】
 Asaluyehに配置されていたのは2016年にロシアから購入したS-300PMU-2 4個中隊のうちの完全編成1個中隊であったが、7月11日~22日に撮影された衛星画像から撤退が確認された。
2019.08.21 産経新聞

(Yahoo)

豪州がペルシャ湾「有志連合」に参加表明 <1909-082104>
 オーストラリアのモリソン首相が21日、ホルムズ海峡でタンカーを護衛する米国主導の有志連合への参加を表明した。
 豪首相府によると、P-8 1機フリゲート艦1隻のほか、バーレーンに置かれる司令部に要員を派遣する。 P-8は今年の年末前の1ヵ月間、フリゲート艦は来年1月から半年間それぞれ派遣する。
2019.08.20 朝日新聞

(Yahoo)

バーレーンが有志連合参加 英に続き2ヵ国目、米は歓迎 <1909-082002>
 米中央軍が19日、ホルムズ海峡などで船舶の安全を確保する米国主導有志連合構想の海洋安全保障計画に、バーレーンが参加することが明らかになったとした声明を発表した。
 正式な参加表明は、英国に続いて2ヵ国目になる。
2019.08.16 ロイタ通信

(Yahoo)

ジブラルタル、イランタンカー解放決定 英船舶解放にも道 <1909-081601>
 英領ジブラルタルが15日、英海兵隊が7月4日にEUの制裁に違反してシリアに原油を輸送していた疑いでブラルタル沖で拿捕していたイランのタンカーGrace 1の解放を決めた。 ジブラルタルのピカルド自治政府首相は、イラン側がシリアで石油210万バレルを陸揚げしないと書面で公式に伝えてきたことを受け、拿捕命令の解除を決めたが、まだ解放していないという。
 Grace 1について米司法省が押収を申請したが、ピカルド首相は「独立した共助当局の問題であり、別の手続きの要請には同当局が客観的な法的判断を下す」と述べた。
2019.08.15 日経新聞 ホルムズ海峡も排除せず 海上警備行動巡り政府答弁書 <1909-081502>
 政府は15日の閣議で、自衛隊法に定める海上警備行動地理的な範囲について、ホルムズ海峡も排除しないとする答弁書を決定した。
 立憲民主党の熊谷参院議員の質問に「地理的範囲は定めておらず、我が国領海のみならず公海上にも及ぶ」と答えた。
2019.08.08 朝日新聞

(Yahoo)

「有志連合」での自衛隊活動、ペルシャ湾外を想定 政府 <1909-080804>
 ホルムズ海峡などでの船舶の安全確保のため、米国が日本に有志連合構想の海洋安全保障イニシアチブへの協力を求めている問題で、政府がペルシャ湾外での自衛隊活動を想定し、海賊対処行動か海上警備行動を軸に検討していることがわかった。
 現在はソマリア沖で海賊対処行動をしている海自護衛艦哨戒機を援用し、新たな部隊は派遣しない方向で、米側の要請や各国の協力姿勢も見極め、慎重に判断する。
2019.08.08 NHK 米からホルムズ海峡有志連合へ協力要請 政府は慎重に検討 <1909-080802>
 米国が結成を目指すホルムズ海峡での有志連合をめぐり、7日に行われた日米防衛相会談エスパー国防長官が日本の協力を要請したことから、政府は、ほかの国の対応なども見ながら、自衛隊派遣の可能性などを慎重に検討することにしている。
 エスパー長官は会談に先立って、有志連合について日本が強く検討すべきものだと述べている。
2019.08.07 NHK イスラエル ホルムズ海峡の有志連合に情報支援へ <1909-080704>
 イスラエルのカッツ外相が6日、米国が結成を目指しているホルムズ海峡の安全を確保するための有志連合情報収集で支援していく考えを明らかにした。
 カッツ外相は6日に非公開で開かれた議会の外交防衛委員会で「イスラエルはアメリカの有志連合を情報収集の面で支援していく。 イランの影響力拡大を食い止めるとともにアラブの湾岸諸国との関係強化につなげるという戦略の一環だ」と述べたという。
2019.08.06 朝鮮日報

(Yahoo)

米国は圧迫…韓日を名指しして「ホルムズ派兵」を要求 <1909-080606>
 オーストラリアを訪問中のポンペオ米国務長官が4日、オーストラリアとの外務防衛閣僚会議後にエスパー国防長官と共に開いた記者会見で、航行の自由を可能にする国際的連合を構築することになるという点を、大いに確信しているとして、韓国や日本のように、物やサービスがホルムズ海峡を通して流れ込んでいる国々が自国の経済的利益を保護する形で参加することは極めて重要と発言し、韓国と日本に対し事実上の派兵を要求した。
2019.08.06 NHK イギリスがアメリカ主導のホルムズ海峡有志連合に参加へ <1909-080602>
 米国が結成を目指しているホルムズ海峡の安全を確保するための有志連合について、英政府は航行の自由を守ることは重要だとして、参加する意向を表明した。
 有志連合への参加を表明したのは英国が初めてとみられる。
2019.08.06 産経新聞

(Yahoo)

ホルムズに自衛隊「独自派遣」 政府検討 哨戒機で警戒監視 <1909-080601>
 複数の政府関係者が5日、政府がホルムズ海峡での航行の安全確保のため、自衛隊の独自派遣を軸に検討していることを明らかにした。 米国が呼びかける有志連合への参加は法的なハードルが高い上、イランとの関係悪化も避けられないため、自衛隊単独での警戒監視や情報収集などを通じ日本の役割を果たす方針である。
 派遣する場合は、海上自衛隊のP-3Cなどが有力で、艦船は送らない方向である。 艦船の場合、軍事衝突に直接巻き込まれるなどの可能性があるためで、活動は防衛省設置法の「調査・研究」に基づく情報収集や警戒監視などが想定されている。
2019.08.05 時事通信

(Yahoo)

拿捕はイラク船籍か=イラン <1909-080501>
 ロイタ通信がイラン国営メディアの報道として、イラン革命防衛隊が4日に燃料を密輸しようとしていた疑いで7月31日にペルシャ湾で拿捕したタンカーはイラク船籍と主張したと報じた。
2019.08.04 読売新聞

(Yahoo)

イラン革命防衛隊、外国船拿捕…緊張高まる恐れ <1909-080403>
 イラン革命防衛隊が4日、ペルシャ湾で外国船1隻を拿捕したと発表した。 発表などによるとこの船は7月31日21:30頃にBushehrの南西約130kmのペルシャ湾内Farsi島近くで、革命防衛隊海軍に拿捕された。 船籍は不明であるが、外国籍の船員7人が逮捕されイラン国内で拘束されている模様である。
 密輸した燃料70万立湾岸アラブ諸国に運ぼうとしていた疑いがあるとしている。 船は瀬取りによって燃料を密輸しようとしていたとみられる。
2019.08.04 時事通信

(Yahoo)

イラン革命防衛隊、ペルシャ湾で「外国船」を拿捕 1か月で3度目 <1909-080402>
 国営イラン通信(IRNA)は4日、ペルシャ湾イラン革命防衛隊(IRGC)の海上部隊がFarsi島周辺海域で密輸燃料70万立を輸送していた外国の船舶を拿捕し、外国人乗組員7人を拘束しているとする革命防衛隊の声明を報じた。 イランによる外国船拿捕はこの1か月で3度目になる。
 拿捕された外国船はイラン南部沿岸のBushehrへ移送され、革命防衛隊が司法当局と連携して密輸燃料をイラン当局に引き渡したという。
Bushehr の位置 (Google Map)】
2019.07.31 Jane's Defence Weekly US, Ian continue to dispute UAV downing <1909-073110>
 米海軍強襲揚陸艦Boxerホルムズ海峡通過中の7月18日にイランのUAVを撃墜したとしていることで、米国とイランの話が食い違っている。 米中央軍司令官のマッケンジー大将はCBSに対して7月23日、イランのUAV 2機を撃墜したと述べているが、イランはUAVが撮影した画像を公表して反論している。
 米海軍はイランのUAVを現地時間10:00 (05:30 GMT) に撃墜したとしているが、イランのUAVが撮影した画像の画面には07:16 GMTと表示されており、05:30 GMTに撃墜されてはいなかったことになる。
2019.07.31 Jane's Defence Weekly US Patiot deployment to Saudi Arabia confirmed <1909-073109>
 CBS Newsが7月21日に米中央軍司令官マッケンジー大将がサウジアラビアのPrince Sultan Air Base (PSAB) を訪問した報道で、PAC-3及びPAC-3
MSE弾を混載したと見られるPatriotの発射機2基が写っており、PatriotがPSABに展開したことが確認された。
 CBSはまたF-22 1個飛行隊がPSABに展開すると報じたが、この飛行隊がカタールのAl-Udeid航空基地から飛来するのか否かは明らかでない。
2019.07.31 News Week

(Yahoo)

有志連合の結成に「時間が必要」なのは、支持しているのは韓国ぐらいだから <1908-073105>
 トランプ政権が英、仏、独にホルムズ海峡を通過するタンカー護衛の有志連合を呼びかけるが、手を挙げたのは韓国ぐらいで、多くの同盟国が強引なトランプの味方をしてイランを敵に回すのを恐れている。
 米国は英仏独に対して有志連合に加わるように正式に求めているが、英政府は既に国際的な海上保護派遣団の結成を提案している。
 独仏は今のところ英米どちらの構想にも参加表明はしておらず、ドイツ議会における軍の監察官は「ドイツ海軍は法が許す範囲で活動している」と述べ、英米の構想に参加することは「他の同盟国に対する義務を疎かにすることになる」としている。
2019.07.31 産経新聞

(Yahoo)

ロシアとイランが合同海上演習へ 米「有志連合」構想に対抗か <1908-073104>
 軍事的緊張が高まるホルムズ海峡周辺で、ロシアとイラン合同で海上軍事演習を行う方針を打ち出した。 イランのメディアなどによると、同国海軍の司令官が29日、ホルムズ海峡やペルシャ湾、パキスタン沿岸などの海上で演習を行うことでロシア軍と合意したと述べた。 ロシア軍は艦隊を派遣する計画もあるという。
 シリア内戦を通じてイランやトルコと関係を強化したロシアは、両国が抱える個別の問題でも結びつきを深め、中東における親露の橋頭堡を固める構えとみられるとともに、トランプ米政権が進める同海峡周辺などでのタンカー護衛のための有志連合構想に対抗する狙いもうかがえる。
2019.07.29 ロイタ通信

(Yahoo)

韓国、ホルムズ海峡の有志連合参加に向け海軍部隊派遣へ=現地紙 <1908-072903>
 韓国の毎日経済新聞が、韓国がホルムズ海峡での航行の安全確保を目指す米国主導の有志連合に加わるため、駆逐艦1隻を含む海軍の部隊を派遣する計画であると報じた。
 報道によると、韓国はソマリア沖で活動する海軍の海賊対策部隊、清海をホルムズ海峡に派遣することを決めた。
2019.07.28 時事通信

(Yahoo)

米、対イラン圧力空回り=有志連合構想も進まず-発端はトランプ政権 <1908-072801>
 トランプ米大統領イランへの制裁を強化し、核開発の制限強化にミサイル開発中止などを加えた「新たな合意」の受け入れを求めるが成果は出ていない
 多国間の協力が進まない背景には、各国はイランをめぐる危機は昨年核合意から一方的に離脱した米国自業自得と見ていることもある。 政治専門紙
POLITICOによると、EUのモゲリーニ外交安全保障上級代表(外相)の補佐官は、現在の緊張激化をもたらした原罪は米国の核合意違反にあると指摘している。
2019.07.26 毎日新聞

(Yahoo)

ホルムズ海峡「有志連合」日本などに参加要請 ポンペオ米国務長官明かす <1908-072605>
 ポンペオ米国務長官が25日にFOX Newsのインタビューで、ホルムズ海峡の安全確保に向けた有志連合構想について日本など具体的な国名を挙げ、各国に参加を要請していることを明かした。
 インタビューでポンペオ長官は、日本や韓国、英独仏、オーストラリア、ノルウェーなど各国に参加を求めたと明言し、ホルムズ海峡の航行が確保され、原油や他の製品を輸送することが自国の利益となる全ての国は、有志連合に加わる必要があると訴えた。
 米政府はこの日、同盟国や友好国約60ヵ国を招き、有志連合構想に関する2回目の説明会を開催した。
2019.07.25 Jane's 360 US Patriot deployment to Saudi Arabia confirmed <1908-072505>
 米陸軍のPatriot 1個中隊がサウジアラビア中部のPrince Sultan空軍基地に展開した。 CBS Newsが7月21日、PAC-3弾PAC-3
MSE弾を混載した発射機2基を報じた。
 CBSはまた、F-22 Raptor 1個飛行隊も展開するだろうと報じている。
2019.07.24 Jane's Defence Weekly US Patriot battery reportedly to deploy to Saudi Arabia <1909-072413>
 CNNが米当局者2名の話として7月17日、Patriot 1個中隊と兵員500名サウジアラビアAl-Kharj近郊のPrince Sultan空軍基地に展開すると報じた。 既に小規模の先遣隊が受け入れのため現地入りしているという。
Al Kharj の位置 (Google Map)】
 Prince Sultan空軍基地は最も近いイランのBM基地Jamから630kmの位置にある。
Jam の位置 (Google Map)】
 サウジの米軍は2003年に全員撤退していた。
2019.07.24 Jane's Defence Weekly UK to deploy another warship to the Gulf <1909-072403>
 英国防省が7月16日に、2隻目のType 23フリゲート艦をペルシャ湾に派遣すると発表した。
 派遣されるのはKentで整備に入るType 23フリゲート艦Montroseと交代するため7月上旬に派遣されたType 45駆逐艦Duncanから任務を引き継ぐ
2019.07.24 Jane's Defence Weekly US Navy 'brings down' Iranian UAV threatening LHD in Strait of Hormuz <1909-072401>
 トランプ米大統領が6月18日、この日早くホルムズ海峡で、イランのUAVが米海軍のWasp級LHDBoxer1,000ヤードまで接近し、呼びかけに応じなかったため撃墜したと述べた。 接近したのは固定翼のUAVで、CNNやNBCによるとIAVは艦固有の装備ではなく同乗していた第11海兵遠征隊が装備していた電子戦装置
LMADISにより撃墜されたと言う。
 LMADISはPolaris社製MRZR路外走行車にRADA社製RPS-42レーダ、Ascent Vision社製CM202 EOセンサ、Sierra Nevada社製Modi ECM装置を搭載している。
 これについてイラン革命防衛軍は、UAVは撃墜されずに帰還したと発表している。
2019.07.23 ロイタ通信

(Yahoo)

英、欧州主導で船舶保護へ 有志連合との補完も協議=外相 <1908-072301>
 英国のハント外相が22日、英国のタンカーホルムズ海峡でイランに拿捕されたことを受け、同海峡を航行する船舶の安全確保に向け欧州が主導する態勢の構築を目指すことを明らかにした。 英国はイラン核合意の保全にコミットしているため、米国が掲げるイランに対し最大の圧力を掛ける政策には加担しないと述べた。
 過去2日間で英国は数多くの国とこの件に関して建設的な協議を行い、米国が結成を目指す中東海域を航行する民間船舶を護衛するための有志連合をどのように補完できるか協議する意向も示した。
2019.07.20 時事通信

(Yahoo)

自国船員解放、イランに要求=インドとフィリピン <1908-072003>
 インド外務省は20日、ホルムズ海峡英船籍タンカーがイランに拿捕された問題で、乗組員23人のうち18人がインド人だと確認した上で、早期解放と本国送還に向けてイラン政府と接触していると述べた。
 また、フィリピン外務省も20日に声明を出し、乗組員にはフィリピン人が1人含まれていたと発表し、駐イラン大使がイラン当局と連絡を取り、安全の確保と早期解放を求めていくと説明した。 同省によれば、残りの乗組員はロシア人が3人ラトビア人が1人だという。
2019.07.20 時事通信

(Yahoo)

イラン、英タンカー拿捕=精鋭部隊、ホルムズ海峡航行中 <1908-072002>
 イランのメディアによると、革命防衛隊軍が19日にホルムズ海峡英国のタンカーStena Impero拿捕したと明らかにした。 イラン側は、サウジアラビアの港に向かっていた英タンカーは船舶の位置を知らせる識別装置作動させず、革命防衛軍の警告を無視したため拿捕したと主張している。
 AFP通信によると、同タンカーの所有者は「ホルムズ海峡の国際海域を航行中に、小型船数隻やヘリコプターに攻撃を受けた」と説明した。
2019.07.20 ロイタ通信

(Yahoo)

イラン、ホルムズ海峡で英タンカー拿捕 英外相「容認できず」 <1908-072001>
 イラン革命防衛軍が19日、英船籍の石油タンカーStena Impero拿捕したと発表した。 英国が今月、EUの制裁に違反したとみられるイランの大型石油タンカーを英領ジブラルタル沖で拿捕したことへの報復措置の可能性がある。
 また英政府は、これとは別にリベリア船籍で英企業が運営するタンカーメスダールも拿捕されたという見方を示したが、イランのタスニム通信は同船が安全面での警告を受けた後、通常航路に戻り航行を続けていると拿捕されていないと報じている。
2019.07.19 Jane's 360 Update: US Patriot battery reportedly to deploy to Saudi Arabia <5.pdf>1908-071905>
 2人米国防当局者が7月17日にCNNに対して、Patriot 1個中隊と500名がPrince Sultan空軍基地に派遣されたことを明らかにした。
 サウジに米軍が派遣されるのは2003年に若干の訓練支援要員を除き撤退して以来初めてである。
2019.07.19 Jane's 360 Update: US says it destroys Iranian drone "threatening" navy warship <1908-071904>
 トランプ米大統領が6月18日、米強襲揚陸艦Boxerホルムズ海峡イランのUAVが1,000ydまで接近したため撃墜したと述べた。 大統領府の声明によると18日10:00頃、固定翼UAVBoxerに接近したため撃墜した。
 CNNやNBCはUAVをECMで撃墜したと報じている。 海峡を航行中のBoxerの画像には甲板に置かれた
LMADISが写っている。
【 LMADIS 関連記事:1903-021104 (MarineT 2019.02.11)】
2019.07.19 時事通信

(Yahoo)

米、イラン無人機を撃墜=ホルムズ海峡で海軍艦艇に接近 <>1908-071902>
 トランプ米大統領が18日、米海軍の強襲揚陸艦Boxerホルムズ海峡イランのUAVを撃墜したと明らかにした。
 再三の警告を無視し、900mにまで接近してきたために自衛措置を取ったと説明した。
2019.07.19 TBS NEWS

(Yahoo)

イラン「外国のタンカーを拿捕」 <1908-071901>
 イランの国営TVが、イランの革命防衛隊が14日にペルシャ湾で密輸に関わっていたとして外国のタンカーを拿捕したと報じた。 タンカーは100万立の燃料を積んでおり、ホルムズ海峡にあるララック島付近で拿捕されたという。  ペルシャ湾ではUAEを出航したパナマ船籍のタンカーRiahが13日夜から消息を絶っているが、イラン外務省は16日に船の名前には触れずに、救難信号を出した外国の船を救助したと述べている。 革命防衛隊は、救助された船と今回拿捕されたタンカー同一だとしている。
2019.07.18 CNN

(Yahoo)

米、兵員数百人のサウジ派遣を準備 イラン情勢緊張受け <1908-071802>
 トランプ米政権が数百名規模の軍要員をサウジアラビアに派遣する準備を進めていることが18日までに分かった。 米国とサウジとの関係強化を図る動きとみられる。
 2人米国防当局者によると、派遣先は首都リヤド東方の砂漠地帯にあるPrince Sultan空軍基地とみられており、既に少数の兵員やサポート人員が現場入りしてPatriotの配備や、滑走路と飛行場の改善に向けた準備を行っているという。
2019.07.17 Jane's Defence Weekly UK says frigate warned off Iranian patrol boats <1908-071713>
 ペルシャ湾を航行中の英国商船British Heritageが7月11日にイラン艦艇3隻進路を妨害された。
 このためBahrainに派遣されている英海軍Type 23フリゲート艦MontroseBritish Heritageとイラン艦艇の間に入り音声で警告したところ、イラン艦艇は立ち去ったという。
2019.07.17 時事通信

(Yahoo)

英、イラン沖に軍艦3隻目派遣=船舶警戒強化の中 <1908-071703>
 英国防省が16日、ペルシャ湾に新たに戦闘艦1隻と補給艦1隻を派遣すると発表した。 補給艦Wave Knightが8月に、その後にフリゲート艦Kent(註:Type 23)が展開する。 英Times紙によると、Kentは9月に派遣される見通しである。
 国防省は通常任務の一環で、最近の緊張に絡んだ派遣ではないとしているが、同海域ではフリゲート艦Montroseが展開中で、現在、交代の駆逐艦1隻(註:Duncan)が現地に向かっている。 Kentはこの駆逐艦から任務を引き継ぐが、国防省は交代の過程で展開時期が重なることもまれではないと話し、一時的に3隻が同時展開する可能性も示唆した。
2019.07.17 東京新聞 ホルムズでタンカー拿捕か 故障船救助とイラン <1908-071702>
 米英メディアが16日、ホルムズ海峡を通過していたパナマ船籍で全長58mの小型石油タンカーRiahイラン領海に入り、13日夜から行方不明になっていると報じた。 Riahはのドバイを出港しUAE東部フジャイラに向かう途中だった。 米政府はイランが拿捕した可能性があるとして警戒を強めている。
 これを受けて国営イラン放送は16日、ペルシャ湾で外国のタンカーが故障して救助を要請したためタグボートで領海に牽引したとイラン外務省が発表したと報じた。
2019.07.17 時事通信

(Yahoo)

ホルムズ海峡でタンカー不明か=イラン領海内で消息絶つ-米報道 <1908-071701>
 米各メディアが16日、ホルムズ海峡を航行していたUAEの石油タンカーが現地時間の13日深夜に消息を絶ったと報じた。 タンカーは全長60mのRiahで、タンカーがイラン領海内に入った後に位置情報の送信が途絶えたとされるが詳細は不明である。 Washington Posr紙によれば米海軍第5艦隊の報道官は「報道は把握している」とだけ述べた。
 報道によるとタンカーはUAEのシャルジャに向かっていたが、急遽航路を変更してイラン南部ケシム島沖合で確認されたのを最後に位置が不明になった。
2019.07.16 Stars & Stripes UAE oil tanker disappears in Iranian waters in the Strait of Hormuz <1908-071604>
 UAEが運行しているパナマ船籍のオイルタンカーRiahが13日遅くからホルムズ海峡で行方不明になっている。 RiahはデータからUAEのSharjahに向かっていると見られるが、イラン海域で消息を絶ち、トランスポンダも切られている。
 バーレーンを拠点とする米第7艦隊はこの事実を承知しているとしながらも、詳細についてのコメントを避けている。
2019.07.15 Jane's 360 British destroyer heads for the Gulf <1908-071504>
 英国防省が7月12日、湾岸地域に派遣されているType 23フリゲート艦Montroseが整備のため現地を離れるより数週間先んじて、交代する予定であったType 45駆逐艦Duncanを派遣すると発表した。
 黒海でNATOの演習に参加していたDuncanは、13日にボスポラス海峡を南下するのが目撃されている。
2019.07.13 AFP=時事

(Yahoo)

英国、ペルシャ湾に2隻目の軍艦派遣へ 警戒レベル引き上げ <1908-071302>
 イランの小型艇が英国の超大型タンカーの通行を脅かしたことでペルシャ湾の緊張が高まるなか、英国は12日に同湾に2隻目の軍艦を派遣し、警戒レベルを引き上げたと発表した。
 英政府によると、あらかじめ計画されていた補給整備と乗組員の交代のためペルシャ湾での任務から離れるフリゲート艦Montroseに代わって、新たに駆逐艦Duncanが派遣されるという。  駆逐艦DuncanはHarpoon
ASCMを装備している。
2019.07.13 NHK 英 ペルシャ湾に新たな艦艇を派遣 緊張高まるおそれも <1908-071301>
 英国防省が12日、自国のタンカがホルムズ海峡周辺イランの船から進路を妨害されたとして、自国の商業船の自由な航行を維持するため新たな艦艇を派遣することを明らかにした。 ただ国防省は今回の艦艇の派遣について、すでにこの海域で展開している艦艇が保守点検に入るため、その交代として派遣することになったと説明している。
 一方で英メディアの中には、2隻が同時にこの海域で行動し、警戒監視態勢を強化するとの見方を報じているところもある。
2019.07.11 ロイタ通信

(Yahoo)

イラン革命防衛隊、英タンカーの停船の企てを否定=ファルス通信 <1908-071102>
 イラン国営ファルス通信が、革命防衛隊が11日にホルムズ海峡付近で英国の石油タンカーの停船を試みたという米当局者の発言内容を否定したと報じた。
 革命防衛隊の海軍は声明で、巡視船は通常の任務を遂行しているが、過去24時間に英国を含む海外の船舶との遭遇はないとしているという。
2019.07.11 ロイタ通信

(Yahoo)

イラン籍とみられる船舶、ホルムズ海峡で英タンカーに接近=米高官 <1908-071101>
 複数の米当局者によると、イランの革命防衛隊のものとみられる小型船5隻が10日、ホルムズ海峡付近で英国の石油タンカーに接近し、イラン領海付近で停船するよう指示したが、英海軍が警告を発すると撤退したという。 複数の米当局者が匿名を条件に語ったところによると、事件は英石油タンカーブリティッシュ・ヘリテージがホルムズ海峡入り口の北側付近にいた時に起きた。
 当局者の1人は、付近にいた英海軍フリゲート艦Montroseがこれらの小型船に銃を向け、無線機で警告を発したら、撤退したという。 また別の当局者は、嫌がらせでホルムズ海峡通過を妨げようとする行為だったとコメントした。
2019.07.10 読売新聞

(Yahoo)

米、ホルムズ海上警備…有志連合結成へ調整 <1908-071002>
 米統合参謀本部議長のダンフォード海兵隊大将が9日、ホルムズ海峡などのシーレーンの安全を確保するため、有志連合の結成に向けて関係国と調整していることを表明した。 米軍は主に指揮統制などを担い、参加国の艦艇が自国の民間船舶の護衛や、海上警備を行う態勢を目指すという。  ダンフォード大将によると、有志連合が警備や護衛の対象とするのは、ホルムズ海峡と、紅海の入り口にあるイエメン沖のバブルマンデブ海峡で、バブルマンデブ海峡ではイエメンのフーシ派からの攻撃を警戒しているとみられる。
2019.07.03 Jane's Defence Weekly US confirms P-8A Poseidon was close to RQ-4A Globao Hawk downed by Iran <1908-070307>
 米軍が、6月20日04:05に米海軍のRQ-4A Global HawkイランのSAMに撃墜された際、その近傍前方35名を乗せたP-8A Poseidonが飛行していたことを認めた。
2019.06.26 Jane's Defence Weekly US looking for surveillance aerostats for Saudi Arabia <1908-062615>
 米陸軍が6月10日、サウジアラビアに設置する係留気球についての
RfIを発簡した。
 この気球は海抜2,133m、対地高度1,525mに係留されるもので、大型のPSS-Tを輸出が可能なサイズにするもので、全長28~35m、搭載能力500kg以上が要求されている。
2019.06.26 Jane's Defence Weekly Global Hawk shootdown validates Iran'w indigenous SAM capabilities <1908-062601>
 イラン革命防衛軍が6月20日、オマーン湾のイラン側Kuh Mubarak近くで米海軍のRQ-4A Global Hawk3 Khordad自走型SAMで撃墜したと発表した。
 これについて米中央軍はRQ-4Aがオマーン湾上空22,209ftで撃墜されたことは認めたものの、撃墜地点はイランの海岸から70km離れていたとしている。
2019.06.24 Stars & Stripes USS Boxer arrives in 5th Fleet waters amid tensions with Iran <1907-062407>
 米海軍と海兵隊の数千名を載せた強襲揚陸艦 (LHD) Boxerを中心とした強襲揚陸群が、6月24日に第5艦隊海域に入った。 この艦隊には揚陸輸送艦 (LPD) John P. Muthaドック型揚陸艦 (LSD) Harpers Ferry第11海兵遠征隊と共に加わっており、4月以来第5艦隊の隷下にあるLHD Kearsarge群と交代する。
2019.06.24 時事通信

(Yahoo)

タンカー防衛は自国で=ホルムズ海峡通過、日本などに要求-トランプ米大統領 <1907-062404>
 トランプ米大統領か24日に日本や中国などに対しツイッターで、ホルムズ海峡を通過する自国のタンカーは自分で守るべきだと主張した。
 なぜ米国が代償なしに他国のために輸送路を守っているのかと指摘した上で、米国は最大のエネルギー生産国になっておりホルムズ海峡にとどまる必要さえないとも述べた。
2019.06.23 CNN

(Yahoo)

インド海軍、艦船2隻を中東方面へ派遣 海路防衛で <1907-062304>
 インド海軍が、タンカーへの攻撃が続いたオマーン湾情勢を受けインドにとって重要な海路を防衛するとして、23日までに戦闘艦2隻を同湾に派遣したとの声明を発表した。 2隻は駆逐艦Chennai哨戒艦Sunaynaで、オマーン湾の他、接続するペルシャ湾でも海洋の安全確保を図る任務に当たる。
 今回の派遣はSankalp作戦の一環で、偵察機も送り込んだ。
2019.06.23 AFP=時事

(Yahoo)

米国がイランにサイバー攻撃、無人機撃墜の報復で 米紙報道 <1907-062303>
 Washington Post紙が22日、イランによる米UAV撃墜を受け、米国がイランのコンピューターシステムにサイバ攻撃を行っていたと報じた。
 イランが20日に米UAVを撃墜した後、トランプ大統領は報復として軍事攻撃の承認を撤回し、代わりにイランに新たな制裁を科すと宣言していたが、同紙は事情に詳しい消息筋の話として、大統領は米サイバ軍に対し、報復としてイランを標的としたサイバ攻撃を秘密裏に承認していたと報じた。
 この攻撃によって、イランのロケットとミサイル制御コンピュータが機能不全に陥ったが、死傷者は出ていないという。
2019.06.23 Wedge

(Yahoo)

イラン攻撃を10分前に中止、トランプ氏、人的犠牲を考慮 <1907-062302>
 トランプ米大統領が21日早朝のツイートで、イランが米UAVを撃墜した報復として、同国への報復攻撃を一旦は命じたが、150人の犠牲者が出るとの報告を受け、攻撃10分前に中止したことを明らかにした。
 米軍の航空機や艦船が攻撃態勢に入っていた中での中止命令で、攻撃が実施されていれば、戦争に発展した可能性もあり、ギリギリの決断だった。
2019.06.21 Jane's 360 Global Hawk shootdown validates Iran’s indigenous SAM capabilities <1907-062108>
 米海軍のRQ-4A Global Hawkが6月20日にイランに撃墜された。 撃墜したのはイランが国内開発した自走式の3 Khordad SAMで、イランはUAVがオマーン湾のKuh Mubarak沖合で領空を侵犯したとしている。
 これに対し米中央軍は、撃墜された地点はイラン沖合70km、高度6,769mの公海上であったと主張している。
2019.06.21 CNN

(Yahoo)

ドローン撃墜、イラン「米が領空侵犯」 <1907-062104>
 イラン革命防衛隊が、20日にイランの領空を侵犯した米国の大型UAVを撃墜したと発表した。 それによると、米軍のUAVは同日午前零時過ぎにペルシャ湾南部の米軍基地から発進し、ホルムズ海峡からイラン南東部のチャバハール方面へ飛行のち、ホルムズ海峡西部へ戻る途中でイランの領空を侵犯し、情報収集とスパイ活動を行ったため、04:05にイラン領空で撃墜されたとしている。  イラン政権に近いタスニム通信によれば、UAVはイランのKhordad-3 MSAMにより撃墜された。
【 Khordad 関連記事:1907-061206 (Jane 2019.06.12)】
2019.06.19 Jane's Defence Weekly US blames Iran for new tanker attack <1908-061901>
 6月13日早くオマーン湾で、Front AltairKokuka Courageous2隻のタンカが攻撃を受けた。 両船とも死傷者はなかったがFront Altairは大きな損傷を受け火災が発生した。 トランプ政権攻撃はイランによるものと強く非難した。
 米中央軍によるとFront Altairの乗組員は貨物船に救助されたのちイランの高速艇 (
FIAC) に収容された。 Kokuka Courageousには米駆逐艦Bainbridgeより先にイランのHendijan級哨戒艇が到着したが、乗組員は米駆逐艦への収容を希望した。
2019.06.15 時事通信

(Yahoo)

米無人機にミサイル発射か=イラン艦艇、タンカー攻撃前に-CNN <1907-061502>
 CNN TVが14日に米当局者の話として、日本などのタンカー2隻がホルムズ海峡近くで攻撃された問題で、攻撃の数時間前にタンカー周辺を飛行してイランの艇が2隻のタンカーに接近するのを監視していた米国のMQ-9に対しSAMを発射したがミサイルは命中せず海に落下したと報じた。
 当局者は、この艇が実際にタンカーを攻撃したかどうかには言及しなかったという。
2019.06.13 産経新聞

(Yahoo)

「タンカー攻撃はテロ組織が関与」 イラン革命防衛隊元司令官が指摘 <1907-061305>
 イラン革命防衛隊元司令官のホセイン氏が13日にテヘランで産経新聞の取材に応じ、日本のタンカが攻撃された事件について、テロ組織が関与したとの見方を示した。 ホセイン氏は、米・イランの軍事的緊張を高める目的で、分離主義を掲げるイラン南東部の反政府組織「ジェイシ・アドリ」などが行った可能性を指摘し、同組織は特定の国の支援を受けていることが分かっており、軍事技術も高いと話した。
 ほかに、イランと敵対関係にあるISISアルカーイダ系などが関与した可能性もあるとしたうえで、安倍首相の訪問を反イラン宣伝に利用する狙いで行われたものとの見方を示した。
2019.06.13 時事通信

(Yahoo)

日本タンカーに攻撃=ホルムズ海峡近く、別の船も-爆発や火災、全員避難 <1907-061302>
 ホルムズ海峡近くのオマーン湾で13日、タンカー2隻が攻撃を受けた。 報道などによると砲弾で攻撃されたもようで、船体が大きく損傷した。 国土交通省は、このうち1隻は日本の海運会社「国華産業」が運航するケミカルタンカーKOKUKA Courageous(パナマ船籍、19,349総トン)で、複数回の攻撃を受けたと発表した。
 国交省や国華産業によると、同船はサウジアラビアからメタノール25,000tをシンガポールとタイに運ぶ途中だった。 乗組員はいずれもフィリピン国籍で全員避難したが、船を管理するシンガポールの会社の担当者は「1人は軽傷を負った」と話した。
 被害を受けたもう1隻はノルウェーの海運会社が運航するタンカーで、エタノールを積んで台湾に向かっていた。
2019.06.05 Jane's Defence Weekly Iranian S-300 forward deployed on Gulf coast <1907-060517>
 衛星画像から、イランが保有するS-300PMU 3個中隊のうちの1個中隊をペルシャ湾中央部が射程内に入るよう陣地変換させていることが分かる。 この中隊は30N6E2射統レーダ1基、96L6E捕捉レーダ1基、5P85TE2
TEL 4基で構成されている。
 以下、中隊の移動状況詳細。
2019.06.04 Stars & Stripes US aircraft carrier deployed over Iran remains outside Gulf <1907-060405>
 中東でのイランの脅威に備え派遣された米海軍空母Abraham Lincolnは、6月3日現在ホルムズ海峡を通過してペルシャ湾に入ることなくオマーンの沖合200哩に留まっている。
 その理由について米海軍は再三明らかにしていないが、Abraham Lincoln艦長のブラウン大佐は、これ以上緊張が拡大することを望まないと述べた。
2019.05.13 NHK サウジアラビアのタンカー損傷 イランとの緊張高まるおそれ <1906-051304>
 サウジアラビアのエネルギー産業鉱物資源相が13日、ホルムズ海峡に向かっていたタンカー2隻が、12日午前に何らかの妨害行為をうけて、船体に損傷を受けたと明らかにした。
 現場は、ホルムズ海峡の外側にあるUAEのフジャイラ沖で、けが人はなく原油の流出はないとしているが、船舶の構造に大きな損害をもたらしたという。 またタンカーのうち1隻は、米国向けの原油が積まれる予定だったという。