2017年のパキスタン情勢に関する資料

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2017.07.12 Jane's Defence Weekly Pakistan test-fires improved variant of Nasr CRBM <1709-071208>
 パキスタン軍が7月5日、改良型Nasr (Hatf 9)
CRBMの 発射試験に成功したと発表した。 改良型は射程か従来の60kmから70kmに伸びている。
 2011年4月に最初の発射試験が行われたNasrは固体燃料単段式ロケットモータで推進し、尾部の固定翼で安定を取っている。
2017.06.28 Jane's Defence Weekly Pakistan confirms downing Iranian UAV <1708-062802>
 パキスタン外務省が6月21日、同国空軍が19日にパキスタン領内3~4kmに侵入したイランの UAVを撃墜したことを認めた。
 これは同国のメディアが、イランのUAVが5月27日以来2度にわたりパキスタン領空に侵入して 迫撃砲弾を投下し、1名が殺害されたため、パキスタン軍が撃墜したと報じたのを追認したものである。
2017.06.26 Yahoo 時事通信記事

「1万5000人の部隊配置=中国人労働者保護でパキスタン軍」

<1707-062603>
 パキスタンのフセイン大統領が同国を訪問中の王毅外相との会談で25日、同国のエネルギやインフラ関係プロジェクトで働 く中国人労働者を保護するため、15,000名の軍を配置したことを明らかにした。
 パキスタンでは最近、中国人2人が誘拐される事件が起きている。
2017.06.07 Yahoo ロイタ通信記事

「中国、海外軍事基地建設推進の公算 次はパキスタンか=米国防総省」

<1707-060703>
 米国防総省が6日に米議会に提出した
中国の軍事力に関する年次報告書の中で、中国が ジブチでの初の海外軍事基地建設を完了した後、他国でも海外基地建設を推し進めていく可能性が高いとの見方を 示している。 報告書は、中国は例えばパキスタンなど、長年にわたり友好的関係と同様の戦略上の利益を持つ国々に、追加的な軍事基地 を建設しようとする可能性が高いとしている。
 パキスタンについては、中国の武器輸出で既にアジア太平洋地域の主要市場になっているとしている。 中国は昨年、パキスタンと潜水艦8隻の売却で合意した。
2017.03.23 Yahoo 産経新聞記事

「中国人民解放軍、パキスタン軍事パレードに初参加」

<1704-032302>
 パキスタンのイスラマバードで23日に行われた軍事パレード中国人民解放軍が初参加 した。 フセイン大統領は中国軍が外国でこうしたパレードに加わるのも初めてだと述べ、両国の密接な関係を象徴する出来事となった。
 パレードにはサウジアラビア、トルコ軍も参加した。
2017.03.22 Jane's Defence Weekly Pakistan inducts Chinese LY-80 SAM system <1705-032214>
 パキスタンが3月12日、同国陸軍に中国製のLY-80 SAMを装備すると発表した。
 LY-80は中国軍が装備しているHQ-16の輸出仕様型で、基本構成は指揮統制車1両、捜索レーダ車1両と3個射撃中隊からなる。  射撃中隊は捕捉追随レーダ車1両と6発搭載発射機4両からなる。
2017.03.16 Defense News Pakistan conducts anti-ship missile test <1704-031608>
 パキスタン軍の報道機関ISPRが16日、新型地対艦ミサイルの発射試験に成功したと報じた。 ミサイル名は特定 していないが、Bubur
LACMの対艦型とみられる。
 パキスタンは昨年4月に、中国のC-602/YJ-62のパキスタン型であるZarbの発射試験に成功しているが、11月に IDEAS 2016展で国産ASCMを開発していることを明らかにした。 また12月に起工した 国産のAzmat Block Ⅱミサイル艇の完成予想図には、Block Ⅰが装備している中国製C-802A/CSS-N-8 Saccade用よ り大型の発射機が装備されている。
2017.03.07 NHKニュース インド洋に面する各国首脳会合 国際法順守を強調 <1704-030709>
 インドやオーストラリアなど、インド洋に面する21ヶ国でつくる地域機構の環インド洋連合は、設立20周年にあ たり7日、ジャカルタで初めての首脳会合を開催し、インド洋における国際法の順守を強調する協定を採択した。 海洋進出を加速させる中 国をけん制する狙いもあり、中国と連携を深めるパキスタンは参加していない
 各国は海洋協力などの面で意見を交わし、会合の成果として「ジャカルタ協定」を採択した。 協定ではインド洋の安定を保つために、関係国間の連携を強化する ことで一致したほか、国際法に基づき、航行と飛行の自由を行使できることを確保するとの文言が盛り込まれ、インド洋における国際法の順守を強調する内容となっ てる。
2017.02.20 Aviation Week & ST Thunder road <1705-022009>
 パキスタンJF-175番目飛行隊を発足させ ようとしているが、復座型JF-17Bが1Qに初飛行する。 更にAESAレーダ を搭載するBlock 3の契約も行われることになっている。 パキスタンはBlock 1を50機、Block 2を50機契約しているが、 Block 2の最終14機は50機予定されているBlock 3に切り替わる模様である。
 5月に決定されるBlock 3のAESAレーダには
CETGC社製KLJ-7Aの改良型のほかLeonardo社(旧Selex ES社)製品など数機 種が候補に上がっている。
2017.01.24 日経新聞

インターネット

パキスタン、弾道ミサイル実験に成功 <1702-012406>
 パキスタン軍が24日、射程2,200kmのMRBM「アバビール」の発射試験に 成功したと発表した。
 同軍は9日にもSLCM Babur-3の発射試験に初めて成功したと発表している。
【 Babur-3 発射試験関連記事:1702-011003 (時事 2017.01.10)】
2017.01.18 Jane's Defence Weekly Pakistan test-fires nuclear SLCM <1703-011812>
 パキスタン軍のメディアが1月9日、射程450kmBabur-3
SLCM初 の発射試験に成功したと発表した。
 Babur-3はBabur-2 GLCMの潜水艦発射型で、2016年12月に発射試験に成功したBabur-2の射程はJane's Weapons: Strategicによると750kmという。
2017.01.18 Jane's Defence Weekly Chinese nuclear-powered submarine spotted in Pakistan port of Karach <1703-011803>
 インドのNDTVが1月6日、商業衛星が2016年5月に撮影した画像から、中国の攻撃型原潜(SSN)と母艦各1隻がパキスタンの カラチ港に入港していたことが分かったと報じた。 インド海軍はこのSSNを最新型であると見ているという。
 中国は旧式のType 091漢級と2006年に一番艦が就役したType 093商級の2種類のSSNを保有している。
2017.01.10 Yahoo 時事通信記事

「海洋巡航ミサイル実験に初成功=『印に対応』―パキスタン」

<1702-011003>
 パキスタン軍が9日、水中発射巡航ミサイルBabur-3発射試験に初めて 成功したと発表した。 インド洋の水中移動発射台から射出され、標的に正確に着弾したという。
 パキスタン軍によると、Babur-3の射程は450kmで、昨年12月に発射実験に成功した地上発射型Babur-2の派生型とい う。