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2020.03.04 時事通信

(Yahoo)

イランのウラン貯蔵量、上限の5倍 査察も拒否 IAEA <2004-030401>
 国際原子力機関 (IAEA) がイラン核合意についての報告書で3日、イランの低濃縮ウラン貯蔵量が合意で定められた上限の5倍超に達したことを明らかにした。
 また、ロイタ通信によると、同日付の別の報告書で、IAEAの査察も拒否されたと指摘している。
2020.01.06 日経新聞 イラン、無制限でウラン濃縮へ 核合意逸脱第5弾 <2002-010601>
 イラン政府が5日に声明で、2015年に欧米など6ヵ国と結んだ核合意の逸脱第5弾の措置として、無制限にウラン濃縮を進める方針を表明した。 但し、国際原子力機関 (IAEA) との協力は継続するとし、米国の対イラン制裁が解除されれば、イランは核合意の義務を履行する用意があるとしている。
 声明は、イランはウラン濃縮の能力や、濃縮度などについて一切の制限を受けないとの考えを表明した。
2019.11.05 時事通信

(Yahoo)

イラン、ウラン濃縮拡大へ=6日から核合意逸脱第4弾 <1912-110505>
 イランのロウハニ大統領が5日、中部のフォルドゥにある核関連施設で6日からウラン濃縮活動を再開することを明らかにした。
Fordow の位置 (Google Map)】
 イラン原子力庁は4日、新型の高性能遠心分離機増設による濃縮ウランの生産能力増強を発表しており、さらなるウラン濃縮活動の拡大に欧米など各国の反発は必至と見られる。
2019.09.20 時事通信

(Yahoo)

寧辺に秘密の地下施設か=目的不明-米サイト分析 <1910-092001>
 38 Northが19日に衛星画像に基づき、北朝鮮寧辺の核施設付近で秘密の地下施設2ヵ所存在することを確認したと発表した。 ただ、地下施設が何に使われているかは不明という。
 米国が非核化プロセスの一環として求める寧辺への査察実現を念頭に、地下施設は将来の査察チームの関心対象になるとした。
2019.09.08 ロイタ通信

(Yahoo)

イラン、遠心分離機の稼働開始 ウラン濃縮「20%超可能」 <1910-090803>
 イラン原子力庁報道官か7日、2015年核合意で定められた義務の履行を停止する「第3弾」の措置として、高性能遠心分離機IR-6とIR-4の稼働を開始したと発表した。 濃縮度を20%以上に高めることが可能という。
 報道官は、現時点で濃縮度を20%超に引き上げる必要はないとしながらも、核合意に参加する欧州諸国はあまり時間が残されていないことを認識すべきだと述べた。
2019.09.07 時事通信

(Yahoo)

イラン、濃縮度20%超も可能=欧州揺さぶり、高性能分離機稼働 <1910-090704>
 イランが第3弾の核合意履行停止措置として6日、ウラン濃縮用遠心分離機に関する研究開発の制限を撤廃したことで、ウラン濃縮度のさらなる上昇よりも抑制的な内容と受け止められている。
 イラン原子力庁報道官は7日の記者会見で濃縮度引き上げの可能性をちらつかせたことで、イランに合意存続を求める欧州当事国をけん制し、原油取引再開などの経済的利益を速やかに提供するよう促す狙いとみられる。
2019.09.04 ロイタ通信

(Yahoo)

濃度20%の濃縮ウラン生産再開、2日以内に可能=イラン原子力庁 <1910-090401>
 イラン原子力庁報道官が3日、イランは2日以内に濃縮度20%の濃縮ウラン生産を再開することが可能だと述べた。
 ファルス通信によると報道官は、イランが決断すれば1~2日以内に濃縮度20%の濃縮ウランを保有することが可能だと語った。
2019.07.07 時事通信

(Yahoo)

イラン、核開発本格化も=ウラン濃縮度、上限突破へ <1908-070701>
 イランが7日から、2015年の核合意で3.67%以下と定められていた濃縮度の上限を無視したウラン濃縮活動に着手する見通しである。
 最高指導者ハメネイ師のベラヤティ顧問は国営メディアに対し6日、まず濃縮率を5%程度に高め、その後さらに上げる可能性を示した。
2019.07.03 時事通信

(Yahoo)

ウラン濃縮率も上限超過へ=イラン大統領明言、7日から <1908-070302>
 イランのロウハニ大統領が3日、2015年に主要国と結んだ核合意で3.67%以下と定められている備蓄ウランの濃縮率について、7日から順守せず必要なレベルまで引き上げると語った。
 大統領が、さらなる履行停止措置としてウラン濃縮率の拡大に言及するのは初めてである。
2019.06.18 NHK イラン“ウラン濃縮レベル高める” 核合意存続へ厳しい局面 <1907-061801>
 イランの原子力庁が17日、核合意に参加しているヨーロッパ各国が、制裁からイラン経済を守る措置をとらないかぎり、7月上旬以降にウラン濃縮のレベルを高めると表明した。 イランでは濃縮度20%程度のウランを必要としていると述べ、これまで3%に制限されてきた濃縮度を大幅に上回ることを示唆していて、本格的な核開発につながるおそれがある。 また、貯蔵量を増やしている低濃縮ウランについても、10日後の27日には核合意で定められた制限を超えるとした。
 イランは米国の経済制裁により核合意で約束された経済的な利益が失われているとして反発を強めていて、今回の発表でフランスやドイツ、イギリスに対し圧力をかけている。
2019.06.11 産経新聞

(Yahoo)

イランが低濃縮ウラン生産「加速」 IAEA 事務局長 <1907-061105>
 イランが一部履行を停止する方針を表明した核合意をめぐり、国際原子力機関 (
IAEA) の天野之弥事務局長が10日の記者会見で、制限対象である低濃縮ウランについて最近の調査では生産ペースを拡大させていると懸念を表明した。
 IAEAが5月下旬にまとめた最新の報告書では、イランの低濃縮ウランの貯蔵量が174.1kgで2月から10kg増加して、核合意で定められた上限の202.8kgに近づいている。 ロイタ通信によると、イラン当局者は5月下旬に生産ペースを4倍に増やしているとも説明していた。
2019.03.21 サンパウロ新聞

(Yahoo)

ウラン輸送の車列を襲撃 賊と警察が銃撃戦 <1904-032102>
 ブラジルで19日、原子力発電に使用するウランを輸送中の車列武装した賊の襲撃を受け、車列の警護に当たっていた警察との間で銃撃戦が行われた。
 同日付で伝えた伯メディアによれば、ウランは同市内にあるアングラ原子力発電所1号および2号の燃料として運ばれる途中で、武装した数人が車列を警護していた警察に対して発砲してきたが、警察側がこれに反撃して銃撃戦となり、その後、賊は何も奪わずに退散し、ウラン輸送の車列は輸送を再開した。
 警察によれば、賊は逃走時に、9mm弾12発が装填された拳銃用弾倉1個を現場に落としていったが、ブラジルにおいて9mm拳銃は原則として警察や軍隊以外は使用しない。