安全保障に関する最近の報道

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2024.04.19
 05:29
Defense News US Army aims to complete multidomain task force structure by FY28 <2405-041904>
 Defense Newsが入手した米陸軍の内部文書で、2028年度までに
MDTFの編成を完結させる計画であることが明らかになった。
 「未決」と記されているが、これは説明されている決定や計画が変更される可能性があることを意味するが、この文書は、軍の最近の総軍分析と提案された部隊編成計画を全面的に説明している。
 陸軍の最初のMDTFは実験部隊であったが、それ以来、陸軍は最初のMDTF部隊を運用し、最終的にはさらに4個隊を編成する計画で、2018年頃にワシントン州のルイス・マコード統合基地に初めて駐屯した。
 MDTFが参加した米インド太平洋軍の戦域演習は、陸軍のマルチドメイン作戦の戦闘構想確定に資するもので、現在は教義に発展している。
 その後、陸軍は2021年に欧州に、2022年にハワイで別のMDTFを編成した。 この部隊は、陸、空、海、宇宙、サイバー空間など、あらゆる領域で活動できるよう、長距離精密射撃など、陸軍の能力が強化されている。
 陸軍の文書によると、この部隊は中距離能力と長距離極超音速弾発射機を長距離射撃大隊 (LRFB) 司令部の下に統合し、今後5年間で残りの間接防火能力 (IFPC) 大隊で編成される。 陸軍はまた、すべての旅団支援中隊を大隊に改編し、同じ時間枠ですべてのMDTF編成の配置決定を完了することを計画している。
 文書によると、JBLMの最初のMDTFは、マルチドメイン大隊 (MDEB)、IFPC大隊旅団支援大隊長距離射撃大隊とともに、今年度に編成を完結する計画である。
2024.04.19
 00:43
Reuters 通信

(Yahoo)

イラン司令官、核の原則見直し示唆 イスラエル反撃を警戒 <2405-041903>
 イランのTasnim通信がイラン革命防衛軍核安全保障担当幹部が18日、イスラエルの脅威を受け、核を巡る原則を見直す可能性があると述べたと報じたことから、これまでイランが平和目的と説明してきた核プログラムの行方が懸念される。
 イスラエルは、13日のイランによるミサイルとUAVによる攻撃に報復する構えを見せている。
2024.04.19
 00:39
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、5-8年で NATO 攻撃の準備整う公算=ドイツ軍トップ <2405-041902>
 ドイツ軍連邦軍総監のブロイアー陸軍大将が、ロシアがウクライナ戦争の影響を受けた軍を再建すれば、5~8年以内にNATO加盟国を攻撃する軍事的準備が整う可能性があると述べた。
 ブロイアー大将は訪問先のポーランドで17日遅くに記者団に対し、「攻撃されるとは言っていないが、可能性はある」とした上で、「5~8年後に脅威がある」と指摘し、「ロシアは大量の軍需物資を生産しているが、その全てをウクライナの前線に投入しているわけではない。 このため、われわれは2029年までに準備を整えなければならない」と述べた。
2024.04.19
 00:38
Defense News South Korea's HHI inks deal to build four ships for Peru's Navy <2405-041901>
  韓国の会社は、今週署名された$463Mの契約の下で、ペルー海軍艦4隻建造する。
 これらの艦艇は、ペルーの海軍水上艦隊を近代化するための野心的なプログラムの一部であり、これには異なるタイプの23隻の船の建造が含まれる可能性があり、その取り組みは30億ドル以上の価値がある可能性がある。 南米の国の主な焦点は、現在海軍の主要な水上戦闘艦として機能している6隻の老朽化したフリゲート艦と換装するために、6隻の高度な多目的誘導フリゲートを取得する。
2024.04.18 Janes Australia completes first prototype of Ghost Shark autonomous undersea vehicle <2405-041816>
 コンロイ豪軍需相が4月18日、オーストラリアの超大型UUV
XL-AUV計画で建造される3隻の試作艇のうちの1隻が完成したと発表した。
 XL-AUVの開発計画は、豪国防省と米国の防衛技術企業アンドゥリル社の子会社であるアンドゥリル豪社と共同開発されている。
 また、このパートナーシップに協力しているのは、オーストラリア海軍のチームである。
 Ghost Shark計画は、豪海軍の持続的な情報収集、監視、遠隔攻撃を行う長距離AUV能力を開発することを目的としている。
2024.04.18
 22:28
共同通信

(Yahoo)

イスラエル核施設に警告 イラン、反撃警戒を強化/td> <2405-041815>
 イランTasnim通信が、革命防衛軍幹部が18日にイスラエルがイランの核施設に対して反撃した場合イスラエルの核施設を「最新兵器で攻撃する」と警告したと報じた。 イスラエルの全核施設を特定したとも主張した。
 革命防衛軍幹部は核政策の見直しも可能だと踏み込んだ。 イランは核兵器保有の意思を否定しており、イスラエルに対する牽制の一環とみられる。
2024.04.18
 22:15
SOEREP US Navy scores first with SM-3 intercepting Iranian missiles targeting Israel <2405-041814>
 米海軍は、イランによるBMの集中砲火からイスラエルを守るために、SM-3を使用した。 週末の交戦はSM-3計画の転換点となり、何年にもわたる開発とテストを経て、その能力が検証された。
 東地中海に展開した駆逐艦Arleigh BurkeCarneyは、この歴史的な出来事の最前線防衛として登場した。
 これらの500呎 (152m) の駆逐艦は、BMを追跡して迎撃にするために特別に改造された
AWSを装備しており、イスラエルにとって海上での重要な盾となった。
2024.04.18
 22:15
Kyiv Independent Ukraine, Czech Republic begin bilateral security agreement negotiations <2405-041813>
 ウクライナ大統領府が4月18日にチェコ共和国と、二国間安全保障協定の草案に関する交渉を開始したと発表した。
 NATO加盟の代わりに、ウクライナはロシアの全面侵攻と戦う中で、できるだけ多くの西側同盟国と同様の協定に署名しようとしており、これまでにラトビア、フィンランド、英国、ドイツ、フランス、デンマーク、カナダ、イタリア、オランダと9ヵ国が契約を締結している。
2024.04.18
 20:39
Kyiv Independent Ukraine war latest: Russian missile launchers, radar stations destroyed in Crimea, Ukraine ups production of Bohdana howitzers <2405-041812a>
 ウクライナ軍情報部 (HUR) によると、ウクライナは4月17日、占領下のクリミア半島ジャンコイにあるロシア軍飛行場を攻撃し、複数の軍事装備を破壊した。
 HURは4月18日、ウクライナ軍がこの攻撃でS-400発射機4基レーダー基地3ヵ所防空作戦指揮所、空域監視装置Fundament-M破壊したと発表した。 更にHURは声明でロシア軍の装備品、航空機、軍人の損失の総数は、まだ確定していないと付け加えた。
 地元のTelegram Channelは、4月17日未明に飛行場近くで爆発が報告され、大規模な火災の映像を公開した。 ゼレンスキー大統領は同日遅く、ウクライナ軍が攻撃したことを認めた。
 地元のパルチザングループのAtesも、攻撃はロシア軍の装備と指揮所を攻撃したと主張した。
 ここ数ヵ月間、ウクライナは占領下のクリミア半島への攻撃を強めており、黒海周辺のロシア軍資産を標的にしている。
 ウクライナ軍は4月15日、ロシア軍幹部の事務所が配備されているクリミア半島の司令部にミサイル攻撃を行ったと、軍の情報筋がKyiv Independentに語った。
<2405-041812b>
 ウクライナ軍の核・生物・化学防衛部隊のパホモフ大佐が4月18日にReutersの取材に対し、ロシア軍は戦場で禁止されている暴動鎮圧用ガスの使用を増やしていると語った。
 ウクライナ軍は以前、ロシアが1925年のジュネーブ議定書に違反して戦場に化学兵器を配備していると述べていた。 暴動鎮圧用ガスを戦場で使用することは、ロシアが署名した1997年の化学兵器禁止条約でも禁止されている。
 パフモフ大佐はReutersに対し、ウクライナは過去6ヵ月間にロシア軍による禁止されている暴動鎮圧用ガスの使用を少なくとも900回記録しており、全面侵攻開始以来の計1,400回のうち、少なくとも900回の使用を記録したと述べた。 ウクライナ支援軍司令部は4月初め、ロシアによる禁止化学兵器の使用が「組織的」レベルに達したと発表した。
 パホモフ大佐によると、ロシアは主にCS、CN、その他のガスを装填したK-51、VOH、RH-VO手榴弾を使用している。
<2405-041812c>
 ゼレンスキー大統領が4月18日、ウクライナの防衛産業が今月中に、Bohdana
SPH 10門が完成すると述べた。 Bohdanaは、6輪車に搭載された国産のSPHで、NATO標準の155mm砲弾毎分最大5発の速度で発射することができる。
 ウクライナが生産するBohdanaの数が増えているのは、米国からの軍事支援をめぐる不確実性が高まる中、国内の兵器生産を増やすための幅広い取り組みの一環である。
2024.04.18
 17:26
時事通信

(Yahoo)

米ボーイング、名古屋に研究拠点 <2405-041811>
 Boeing社が4月18日、名古屋市に研究開発拠点「ボーイング・ジャパン・リサーチセンター」を開設した。
2024.04.18
 16:20
Defense One Global defense spending jumped in 2023 <2405-041810>
 世界の国防費総額は、2022年から2023年にかけて過去10年間で最も速いペースで増加し、各国政府が世界中で展開する安全保障上の危機に対応している。
 Defense Oneの姉妹サイトであるForecast Internationalの新しい報告によると、2023年の軍事費の合計は、上位支出国のほぼすべてで10.4%増加し、世界総額が初めて2兆ドルを超えた。
 ロシアのウクライナ侵攻は、欧州大陸の国々が複数年にわたる近代化計画に着手する中、欧州の国防費増加の大きな推進力として機能し続けている。
 一方、中東の安全保障環境は、2023年10月7日にハマスがイスラエルへの攻撃を開始し、ガザ地区への大規模な攻撃につながったことで混乱に陥り、10月の攻撃を受けて、イランが支援する民兵組織が軍事施設や商船にミサイルやUAVを発射し、より広範な火災の懸念を煽っている。
2024.04.18
 15:30
Kyiv Independent Military intelligence: Ukraine destroys missile launchers, radar stations at Russian military airfield in Crimea <2405-041809>
 ウクライナ軍情報部 (HUR) が、ウクライナは4月17日にクリミア半島のジャンコイにあるロシア軍飛行場を攻撃し、複数の軍装備を破壊したと発表した。
 ウクライナの軍事情報機関は4月18日、ウクライナ軍がこの攻撃でS-400発射機4基レーダー基地3ヵ所、防空作戦指揮所、空域監視機器Fundament-Mを破壊したと発表した。 ウクライナ軍情報部は声明で、ロシア軍の装備品、航空機、軍人の損失の総数はまだ確定していないと述べた。
 4月17日未明に飛行場近くで爆発が報告され、地元のTelegram Channelは大規模な火災の映像を公開した。 ゼレンスキー大統領は同日遅く、ウクライナ軍が攻撃を実行したことを認めた。
 地元のパルチザングループAtesも、攻撃はロシア軍の装備と指揮所を攻撃したと主張した。
2024.04.18
 15:28
AFP=時事

(Yahoo)

イスラエル、対イラン報復攻撃延期 複数報道 <2405-041808>
 イスラエルと米国のメディアが17日、イランによる大規模攻撃を受けたイスラエルは報復する考えだったが計画の実行は見送られたと報じた。 イスラエルの公共放送KANによると、同国はイランから攻撃を受けた場合の報復攻撃計画を策定していたが、ネタニヤフ首相はバイデン米大統領と電話で協議した後、実行に移さないことを決めた。
 イスラエル高官はKANに対し、「外交上の機微に影響された」とし、今後報復がなされるとしても、当初の計画とは異なったものとなるだろうと語った。
 またABC Newsはイスラエル側の匿名情報筋3人の話として、「イスラエルは過去1週間で少なくとも2夜、イランへの報復攻撃を準備していたが、いずれも取りやめた」と報じた。 地域におけるイランの代理勢力への攻撃やサイバー攻撃などが検討されていたとしている。
2024.04.18
 14:55
Kyiv Post Ukraine's strike on Russia's military airfield in Dzhankoi: what we know so far <2405-041807>
 ウクライナ軍情報部 (HUR) が4月18日の午後、ウクライナが17日の早朝にクリミアにあるロシア軍のジャンコイ飛行場を攻撃し、S-400の発射機4基を「破壊または重大な損傷」を与えたと述べた。
 HURは、15:30頃の攻撃でレーダ基地3ヵ所防空指揮統制所、空域監視装置Fundament-M(註:
OTHレーダ)が破壊されたが、死傷者はまだ明らかにされていないと述べた。
 親ウクライナ軍事ブロガーのヴィテル氏は、この攻撃で少なくとも30名のロシア軍兵が死亡し、80名以上が負傷し、負傷者はセバストポリの病院に搬送されていると主張した。
 Kyiv Postは、これらの死傷者数を確認できていないが、複数の情報筋が、ロシア軍第39独立ヘリコプター連隊が拠点を置くジャンコイ飛行場周辺で活動する救急ヘリの画像を公開した。
2024.04.18
 09:55
共同通信

(Yahoo)

イラン、反撃への警戒態勢に 要員退避や船舶護送と米紙報道 <2405-041806>
 Wall Street Journal紙がイラン、シリア両当局者の話として17日、イラン空軍がイスラエルによる反撃に対する迎撃準備に着手、海軍がイラン商船の護送準備をするなど、警戒態勢を取り始めていると報じた。
 イラン革命防衛軍の拠点が多数あるシリアでは幹部要員らが退避を始めたという。
 イランが13日深夜から14日未明に実施した大規模攻撃後、イスラエル戦時内閣は対応を協議した。 反撃の必要性では一致しているものの、攻撃目標や攻撃時期については最終的な結論に至っていないとみられる。
 イランの要人殺害や核関連、軍事関連施設への攻撃などが取り沙汰されている。
2024.04.18
 08:54
時事通信

(Yahoo)

対ベネズエラ制裁を復活 公正な選挙実現へ圧力 米 <2405-041805>
 バイデン米政権が17日、ベネズエラの反米左派のマドゥロ政権公正な選挙の実施を目指す与野党合意を履行していないと判断し、制裁措置を復活させると発表した。
 圧力強化を通じ実現を迫っているが、マドゥロ政権が応じるかは不透明である。
 マドゥロ大統領は7月に行われる大統領選を前に、野党統一候補の出馬を阻止したため、米国務省のミラー報道官は声明で「出馬を妨害し、政敵に嫌がらせをして脅迫し、多数の市民を不当に拘束した」と懸念を表明し、全候補者の出馬容認と政敵釈放を改めて求めた。
2024.04.18
 07:10

(17:10 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 17 2024 <2405-041804>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月17日の戦況 =
 ウクライナ軍は4月16日~17日にかけて、クリミア半島ジャンコイにあるロシア軍の飛行場を攻撃した。
Dzhankoi の位置 (Google Map)】
 ウクライナ軍情報総局 (GUR) は4月17日、モルドビア共和国、タタールスタン共和国、サマーラ州のロシア軍航空基地を攻撃目標にしたと報じられている。
Mordovia共和国Tatarstan共和国Samara州の位置 (Google Map)】
 ロシア大統領府のペスコフ報道官が4月17日、アゼルバイジャンがナゴルノ・カラバフを占領したことで、アルメニアがロシアとの政治的・安全保障的関係から距離を置こうとしていることについて、ロシアの平和維持軍がナゴルノ・カラバフから撤退を開始したことを公式に認めた。
 グルジア議会は4月17日、ロシアの「外国代理人」法に類似した法案を第一読会で承認し、ロシアの国営メディアは、西側諸国と旧ソ連諸国の政治的不和の報道を増幅させるクレムリンの取り組みをさらに進めるためにこれを利用した。
 バイデン米大統領は、ロシアとそのパートナーがNATOに対する脅威を増大させていると警告し、ウクライナに対する米国の安全保障支援はロシアの脅威に対処できると強調した。
 米議会下院が4月17日、ウクライナに$60Bの支援を行う追加歳出法案を提出し、4月20日に採決を行うと報じられている。
 ロシア軍がアウディーイウカとドネツク市近くで前進が確認された。
 ロシア大統領府が支配するロシア正教会 (ROC) が、ウクライナの戦闘地域に派遣された中華民国聖職者向けの特別訓練コースを準備している。
2024.04.18
 07:00
朝日新聞

(Yahoo)

日米豪比で国防相会談を調整 木原防衛相、大型連休中にハワイ訪問 <2405-041803>
 木原防衛相が5月2~5日の日程でハワイを訪問し、米インド太平洋軍司令官の交代に伴う式典が行われるのにあわせ開催される日米豪比4ヵ国の国防相会談に参加する方向で最終調整に入った。  4月中旬にはワシントンで初めて日米比首脳会談が開催され、首脳らは安保協力の強化で一致しており、今回はこの3ヵ国の枠組みに日本が「準同盟国」と位置づける豪州が加わり、対中を念頭に連携強化を図る方針である。
2024.04.18
 06:04
日経新聞 米下院、20日にウクライナ予算案採決へ 支援再開へ前進 <2405-041802>
 米連邦議会下院が17日、ウクライナを支援する$60Bの緊急予算案を公表した。 返済義務が生じる融資も導入する。 下院で多数派を握る共和党は20日に採決する方針で、ロシアによる5月の大規模攻勢をにらみ支援再開を急ぐ。
 下院の歳出委員会が示した案では
 ① ウクライナに$60B
 ② イスラエルに$26B
 ③ 台湾を含むインド太平洋などに$8B
を充てる。
2024.04.18
 01:20
Kyiv Independent RFE/RL Schemes investigation reveals over 2,000 foreign-made parts used in Russian Sukhoi fighter jets <2405-041801>
 
RFE/RLの調査プロジェクトSchemeが4月17日、ロシアのSukhoi戦闘機に2,000個以上の外国製電子部品が、主に日本と米国製のものが含まれていることを明らかにした。 ゼレンスキー大統領は3月に、キーウへのロシアのミサイル攻撃で推定1,500個の外国製部品が使用されたと述べていた。
 RFE/RLによると、ウクライナの諜報機関筋は、汚職防止独立委員会と協力して、ロシアのSu-27SM3、Su-30SM、Su-34、Su-35S、Su-57に含まれる外国製部品のリストを提供した。 外国製部品は、主に「航法およびミサイル誘導システム、電子戦手段、および航空機と管制点間の通信」として機首と機体中央部に配置されている。
 西側諸国が補給路を断つ広範な制裁措置をとっているにもかかわらず、ロシアはマイクロチップなどの制裁対象品を第三国経由で入手し続けている。 調査によると、ハンガリー、キプロス、トルコ、中国、ロシアの仲介業者が、ロシアの工場への西側の電子部品の流通に関与していたとされている。
 また、ロシアの軍産複合体とつながりのあるロシアを拠点とする販売業者が制裁の対象を逃れていることも指摘している。
2024.04.17 Janes Navy League 2024: Australia's Hypersonix Launch Systems prepares to demonstrate DART scramjet-powered aircraft for DIU <2405-041716>
 ブリスベンに本社を置くHypersonix Launch Systems社は、国防イノベーションユニット (DIU) の
HyCAT計画用の極超音速試験機を製造している。
 DIUは2022年9月に計画参加の募集を行い、Hypersonix Launch Systems社は、2023年9月に打ち上げ契約を締結した。
 2023年4月のDIUの声明によると、この計画では、「操縦可能/非弾道飛行Mach 5を超える速度を維持し、ほぼ一定の飛行条件で少なくとも3分間の飛行時間を維持できる」ことが求められている。
 最初のDART機は製造中で、Hypersonix Launch Systems社は最近、構成品レベルのPDRを完了したという。
2024.04.17
 23:49
日経新聞 ロシア軍死者5万人超を確認 英BBCなど独自調査 <2405-041715>
 BBC放送とロシア独立系メディアのMediazonaが独自の共同調査を基に、2022年2月に始まったウクライナ侵攻で、確認できたロシア兵の死者数が5万名を超えたと報じた。 このうち侵攻2年目は初年を上回る27,300名以上が死亡したとし、ロシアが多大な人的犠牲を払って占領地を広げていると指摘した。
 新しく設けられた軍人墓地から戦死者の名前を確認したほか、公式情報や報道、SNSなどの情報も活用して集計したものだが、ロシアが占領するウクライナ東部ドネツク、ルガンスク両州の民兵は含んでおらず、加味すると数字はさらに膨らむとしている。
 ロシア国防省は自国軍の戦死者数を2022年9月に5,937名と発表して以降、更新していない。
 一方、ウクライナのゼレンスキー大統領は2024年2月の記者会見で、ウクライナ軍兵士の死者が31,00名に上ったと発表していた。
2024.04.17
 22:52
Defense News Poland to join European Sky Shield scheme, following thaw with Berlin <2405-041714>
 ポーランドのトゥスク首相が今週、ポーランドがドイツ主導の欧州Sky Shield構想 (
ESSI) に参加すると発表した。 この動きは、右派政党「法と正義」の前内閣が、ドイツとの冷え切った関係を理由に、この計画への参加に反対していたため、新政権下での大きな政策転換になる。
 一方、2020年に「法と正義」党の支援を受けて再選されたドゥダ大統領は同日、これらの計画についてコメントし、ESSIを「ドイツのビジネスプロジェクト」と呼んだ。
 2022年8月にドイツのショルツ首相がロシアのウクライナ侵攻への対応として発表したESSIには、当初はNATO加盟15ヵ国が参加していたが、その後さらに多くの加盟国が参加し、2月にはトルコとギリシャが参加を表明したことから、参加国は21ヵ国になった。
 ESSIの目標には、防空システムの相互運用性の向上と、大陸全体での能力の共同調達の合理化が含まれる。
2024.04.17
 22:45
SOFREP Israel, US thwart massive Iranian missile barrage in unprecedented attack <2405-041713>
 冷戦時代のミサイル危機を彷彿とさせる緊迫したにらみ合いの中で、イスラエルとその同盟国は、4月13日の夜にユダヤ国家が直面した中で最大の、イランの大規模なミサイルとUAVの集中砲火を阻止することに成功した。
 夕暮れ頃に開始された奇襲攻撃では、イランは、約170機のUAV、30発のCM、120発という驚異的なBMを含む300発以上をイスラエルに向けて発射した。
 中距離の脅威については、米国とイスラエルの共同プロジェクトであるDavid's Slingが中心的な役割を果たした可能性が高い。
 しかし、真の試練は、何百哩を飛翔し、高高度に達することができるBMによってもたらされ、ここではArrow-2およびArrow-3システムが対処した。 Arrow-2は近接弾頭でBMと交戦した可能性が高く、Arrow-3は直撃技術で飛行経路のさらに早い段階で迎撃した可能性がある。
2024.04.17
 22:13
Bloomberg

(Yahoo)

レバノンのヒズボラ、イスラエル軍施設をミサイル攻撃-6人負傷 <2405-041712>
 レバノンのヒズボラがイスラエルのガリラヤ地方にある軍施設をUAVとミサイルで攻撃し、少なくとも6人が負傷した。 ヒズボラはイスラエルがヒズボラの戦闘員を殺害したことへの報復だとしている。
 ヒズボラの傘下にある放送局Al Manar TVが、ヒズボラが17日にイスラエルの偵察拠点を攻撃したと報じた。 イスラエルの救急隊によると、この攻撃で6人が負傷し、うち1人は重体だという。 負傷者が民間人なのか兵士なのかについては言及していない。
 これに対しイスラエル国防軍は17日に攻撃の拠点に反撃し、イスラエルの戦闘機もレバノン南部のヒズボラ軍事施設を攻撃した。
2024.04.17
 22:00
RBC Ukraine Speaker Johnson wants to compel Biden to provide ATACMS to Ukraine <2405-041711>
 ジョンソン米下院議長が、議会がバイデン大統領にウクライナにATACMSを提供させることを提案している。 ただし、対応する法案の内容によっては提供が遅れる場合もある。
 この法案は、バイデン大統領に「可能な限り早く」ウクライナに長距離ATACMSを移転する義務を負うべきだとしている。 しかし、法案に明記されているように、大統領が提供が米国の国家安全保障上の利益に有害であると判断した場合、大統領はそのような移転を差し控えることができる。 この場合、バイデン大統領は議会の国防委員会である上院と下院の歳出・外交委員会にその決定を通知する義務を負う。
2024.04.17
 22:00
朝日新聞

(Yahoo)

ミャンマー情勢の悪化受け、中国軍が実弾演習開始 国境付近で警戒 <2405-041710>
 中国軍南部戦区が17日、ミャンマーとの国境付近で実弾演習を開始すると発表した。 ミャンマー国内では少数民族武装勢力と国軍の衝突が激化し、国軍側が国境付近の要衝などを相次ぎ失う事態になっているためで、経済的にも関わりが深い中国が警戒度を上げているもようである。
 ミャンマー北東部シャン州の中国国境周辺では、2023年秋から国軍と地元の少数民族武装勢力の衝突が激化したため、中国陸軍は2023年11月に国境付近で実戦訓練をすると同時に、政府として双方の停戦仲介に乗り出した。
 2024年に入りシャン州の戦闘は収まったが、他の国境地帯では様々な武装勢力が攻勢に出ており、中国と国境を接する北部カチン州では、3月からカチン独立軍 (KIA) が国軍への攻撃を強め、4月上旬には国境貿易の拠点ルウェジェを奪ったと現地メディアが報じた。
 東部カレン州でも4月、カレン民族同盟 (KNU) が国軍への攻撃の末、タイ国境の要衝ミャワディを制圧した。
 国軍は戦線の拡大に対応しきれず、要衝を相次ぎ失っている。
2024.04.17
 21:48
日経新聞 ロシアの平和維持部隊、ナゴルノカラバフから撤退開始 <2405-041709>
 ロシアのペスコフ大統領報道官が17日、アゼルバイジャンが2023年に支配下に置いたアルメニアとの係争地ナゴルノカラバフから、ロシアが2023年9月に「対テロ作戦」として軍事行動を開始して以来派遣していた平和維持部隊が撤退を開始したと記者団に述べた。
 ロシアとアゼルバイジャン、アルメニアが2020年に締結した合意文書によると、ナゴルノカラバフには2,000名のロシアの平和維持部隊が駐留していた。
2024.04.17
 19:51
日経新聞 日米中など29カ国、海上の衝突回避議論 青島で21日から <2405-041708>
 中国国防省が17日に、21〜24日に海上での偶発的な衝突の回避を議論する「西太平洋海軍シンポジウム」を開き、中国山東省の青島市で日米中のほかインドやインドネシアなど29ヵ国の海軍当局幹部を集め、海洋の安全や国際法に基づく秩序、海の安全保障協力などを話し合うと発表した。
 2国間の会談も調整するという。
2024.04.17
 18:40
時事通信

(Yahoo)

豪国防費、10年後に1.8倍へ 中国にらみ抑止力強化 <2405-041707>
 オーストラリア政府が17日、新たな防衛戦略を発表し、国防費を今後10年間で1.8倍に増やす方針を示した。 南シナ海などで軍事的行動を活発化させる中国をにらみ、抑止力を強化する狙いがある。
 米英豪の安全保障枠組みAUKUSを通じた原子力潜水艦導入計画を着実に進めるとともに、長射程ミサイル配備などに重点投資する。
 マールズ国防相は同日の講演で、「冷戦後の戦略の楽観的な前提は遠い過去のものとなった」と指摘し、「われわれの環境は米中両国の戦略的競争に伴う不確実性と緊張に左右される」と述べた。
 計画では、国防費を2024会計年度(2024年7月~2025年6月)のAUD55.5B(5兆5,000億円)から段階的に増額し、2033会計年度にAUD100.4B(9兆9,000億円)とし、対GDP比は2033年度に2.4%となる。
2024.04.17
 14:35
Kyiv Post ANALYSIS: Ukrainian Long-Range Missile Strike Hammers Russian Airfield in Crimea, Maybe ATACMS <2405-041706>
 ロシアの軍事ブロガーは、ATACMSがジャンコイ飛行場に対する破壊的な攻撃に使用されたと述べた。 Kyiv Postの取材では、何らかのBMが基地に着弾したことを確認した。
 4月17日の早朝、クリミア半島にあるロシアのジャンコイ軍用飛行場で6回もの大規模な爆発と、地平線を照らし出す二次的な爆発があり、地元のSNSはウクライナの長距離ミサイル攻撃で被害が拡大したと報じている。
 キーウ時間03:30頃から少なくとも6発のウクライナ軍BMによる攻撃が成功したことを示している。 数時間後、ロシアの軍事ブロガーは、ATACMSが攻撃に使用されたと主張した。
 ウクライナ当局は、重要な軍用航空インフラと50機近くの戦闘機の本拠地であるロシア空軍の主要施設周辺の道路を封鎖し、攻撃後にはヘリコプターを発進させて地元の空域をパトロールした。
2024.04.17
 11:25
CNN

(Yahoo)

首都で衝突、国会では乱闘 「外国の代理人」法案めぐり ジョージア <2405-041705>
 ジョージアの首都トビリシで16日、激しい論議が続く「外国の代理人」法をめぐってデモ隊と警官隊が衝突した。 国会で審議されている同法案は、ロシア政府が反体制派の弾圧に利用している法律になぞらえて「ロシア法」と呼ばれ、野党や西側諸国が批判を強めている。
 与党「ジョージアの夢」は2023年、抗議運動が相次いだことを受けて法案をいったん取り下げていたが、今回、再び国会に提出した。
 法案は外国から資金提供を受ける組織に対して「外国の代理人」としての登録を義務付ける内容で、違反すれば罰金が科せられる。 この内容については、基本的な自由の制限を狙ったものだとして人権団体も批判していた。
 ジョージアのズラビシビリ大統領は16日に、「トビリシで2夜連続、ロシア法に反対する大規模抗議運動」とSNSに投稿し、「国民の意思に反し、パートナーの抗議を押し切ってこの法案を押し通そうとする当局の主張はあからさまな挑発であり、不安定化をはかるロシアの戦略だ」と述べ、大統領に法案が送られた場合は拒否権を発動すると宣言した。
 法案を推進している与党ジョージアの夢は国会で過半数を制しており、大統領の拒否権を覆すこともできる。
2024.04.17
 11:21
BBC News

(Yahoo)

ロシアの経済、今年は先進国で最も伸びる見通し=IMF <2405-041704>
 国際通貨基金 (IMF) が16日、ロシアの経済成長率が今年、米国を含む世界の先進国を上回るとの予測を発表した。 IMFは、全体として世界経済は「驚くほど回復力があった」と述べた。
 最新の世界経済見通しの中でIMFは、ロシア経済が今年3.2%成長と予測し、伸び幅が英、仏、独を大きく上回るとみている。 2024年の世界経済成長率は3.2%と、1月の前回見通しから0.1ポイント上方修正し、2025年の成長率は前回から据え置きで3.2%のままとした。
2024.04.17
 09:28
AFP=時事

(Yahoo)

イスラエル、報復の構え崩さず イランも態度硬化 <2405-041703>
 イランによるイスラエルへの初めての直接攻撃を受け、両国間の対立が先鋭化してきた。
 イスラエルは報復攻撃に踏み切る姿勢を崩しておらず、一方のイランは攻撃されれば強硬に対応すると牽制している。
 イスラエル軍のハガリ報道官は16日、300を超えるミサイルとUAVによる攻撃を仕掛けてきたイランの行為が「不問に付される」ことはないとし、「われわれとしては静観していることはできない」と語った。
 これに対しイランは、対イスラエル攻撃について、在シリア・イラン大使館の別館がイスラエルに空爆されたのを受けての自衛行為だとし、イスラエルが報復しなければ今回の問題は「収拾」するとの立場を示しているが、ライシ大統領は15日、「イランの国益をわずかでも損なうような行為がなされれば重大で大規模、痛みを伴う対応が伴う」と警告した。
2024.04.17
 06:34
Kyiv Independent Explosions, fire reported at military airfield in occupied Crimea. <2405-041702>
 ロシア系Telegram Channelによると、占領下のクリミア半島のジャンコイ町の軍用飛行場近くで4月17日未明に爆発が報告された。 爆発の後、飛行場で大規模な火災が発生したと伝えられている。
Dzhankoi の位置 (Google Map)】
 オンライン航空データベースによると、ロシア海軍のジャンコイ空軍基地は町のすぐ外にあり、第27混成航空師団の第39ヘリコプター連隊が駐屯している。 伝えられるところによると、連隊はKa-52、Mi-8、Mi-28N、Mi-35Mなど各種攻撃ヘリが配置されている。
 ウクライナ軍参謀本部は2024年初めに、2022年2月24日に全面侵攻を開始して以来、ロシアは300機以上の戦闘ヘリを失ったと報告していた。
2024.04.17
 05:08
共同通信

(Yahoo)

ロシア西部のレーダー設備破壊 無人機攻撃とウクライナ <2405-041701>
 ウクライナ保安局(SBU)の情報筋が共同通信に16日、ロシア西部ブリャンスク州のレーダ設備UAV 7機による攻撃で破壊したことを明らかにした。
 破壊したレーダはブリャンスク州と接するウクライナ北部を監視範囲にしていたという。 情報筋によるとSBUは、ロシア西部ベルゴロド州でも同型のレーダ設備を破壊した。
 ロシアの監視能力を低下させたことで、ウクライナ軍はロシアへのUAV攻撃などを実行しやすくなると主張した。
 ゼレンスキー大統領は15日公開の米公共放送PBSの取材で、米国などに防空態勢の強化を支援するよう訴えた。
2024.04.16
 18:13
朝日新聞

(Yahoo)

統合作戦司令部の新設、改正案が衆院通過 日米の連携強化で課題も <2405-041611>
 衆院本会議で16日、自衛隊の陸海空部隊を一元的に指揮する常設の「統合作戦司令部」新設のための自衛隊法などの改正案が自民、公明、立憲民主など与野党の賛成多数で可決された。
 同司令部は今年度末に市谷で240名規模で発足させ、陸海空に加え宇宙やサイバー、電磁波などの領域の統合作戦を担う。
 「統合作戦司令官」は陸海空の幕僚長と同格の将官とする。
2024.04.16
 11:03
Korea Wave

(Yahoo)

“第2のポーランド”ルーマニアが大規模な兵器導入…韓国からの購入検討か <2405-041610>
 ルーマニアが、最終契約を残しているK9
SPHに加え、K2 MBTとRed Back IFVの購入も検討しており、第2のポーランドになる可能性が予想され、韓国にとってポーランドのように、ロシアのウクライナ侵攻による危機感が、大規模な兵器購入事業につながっている。
 ルーマニアは新型戦車導入事業を控え、5月にK2 MBTに対して実射撃試験を実施する。 今回の試験はK2の性能を確認する最終段階で、試験が終わった後、導入台数と時期などを具体化した後、入札が公告される見通しである。
 ルーマニアの戦車購入は300両程度と推定されている。  Defence Româniaによると、ルーマニア陸軍調達担当官インシカシュ少将は2023年7月に韓国で開かれた「2023韓・ルーマニア防衛産業協力コンファレンス」で「私たちは新たに戦車を300両購入したいが、購入時点は陸軍が決めるだろう」と話した。
 ルーマニアは2023年11月に米国とM1A2 Abrams MBT 54両と戦車回収車 (ARV) 16両を購入する$2.53Mの契約を締結し、現在装備している老朽戦車TR-85M 1400両と換装することを目標にしているが、老朽化した戦車をすべてAbramsに換装する場合、莫大な予算がかかるため、優れた性能と価格競争力、早い納期などのメリットを備えたK2を検討しているとみられる。
2024.04.16
 10:28
共同通信

(Yahoo)

イランのイスラエル攻撃「失敗」 米、事前通告なしと説明 <2405-041609>
 米大統領補佐官のカービー海軍少将が15日の記者会見で、イスラエルに対するイランの攻撃は「失敗した」と断じた。
 しかし、イスラエルが示唆する反撃について「米国は意思決定のプロセスに関わっていない」と指摘し、バイデン大統領はイランとの戦争を望んでおらず、イスラエルのネタニヤフ首相もバイデン大統領の懸念を把握しているとの見方を示した。
 一方、国防総省のライダー報道官は記者会見でイランの攻撃に関し、イランから米側に事前通告はなかったと説明した。
2024.04.16
 09:46
Reuters 通信

(Yahoo)

IAEA 事務局長、イスラエルのイラン核施設攻撃を懸念 <2405-041608>
 国際原子力機関 (IAEA) のグロッシ事務局長が15日、イスラエルがイラン核施設を攻撃する可能性について「常にこの可能性を懸念している」と述べ、双方に「極度の自制」を求めた。
 イランは1日に在シリア大使館がイスラエルによるとみられる空爆を受けたため、報復として13日夜から14日未明にかけイスラエルにBMなどで大規模攻撃を行った。
 中東での紛争激化を避けたい西側諸国は双方に自制を求めたが、イスラエル軍司令官は155日、反撃方針を明らかにしている。
2024.04.16
 09:35
共同通信

(Yahoo)

イスラエル「反撃不可避」 対イラン、米に伝達と報道 <2405-041607>
 米ニュースサイトAxiosが15日、イスラエルのガラント国防相が14日のオースティン米国防長官との電話会談で、イランに対して「反撃せざるを得ない」と伝えたと報じた。
 イスラエル軍のハレビ参謀総長も15日、イランの攻撃により小規模ながら被害を受けた南部ネバティム空軍基地を訪れ「応戦する」との考えを示した。
 イランによるミサイルや無人機での直接攻撃を受け、イスラエルの戦時内閣は15日に、前日に続いて閣議を開き、反撃の標的や時期、方法などを協議した。 詳細は明らかになっていないが、イスラエルのメディアは「強力に反撃する」ものの「地域紛争に発展することは望まない」との方針を確認したと報じ、反撃を巡り、米国と調整する予定だとしている。 米メディアによると、米政府は反撃を支持しない意向で自制を求めている。
 Washington Post紙は当局者の話としてイスラエルのネタニヤフ首相が軍に攻撃目標のリストを提示するよう求めたと報じた。
2024.04.16
 08:28
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシアとウクライナ、黒海の商船安全保障合意が土壇場で白紙に=関係者 <2405-041606>
 事情に詳しい4人の関係者がReutersに、ロシアとウクライナは黒海での安全な商船運航の保障に関して3月に一旦合意に達したが、土壇場でウクライナ側が態度を変えたため、成立しなかったことを明かした。
 協議は国連が後押しし、トルコが仲介する形で2ヵ月にわたって進められ、3月に「黒海における商船航行の安全を確保する」ことで話がまとまったもようで、ウクライナは正式な合意文書への署名は希望しなかったものの、トルコのエルドアン大統領が3月30日に合意を発表することを承認していたという。
 ところが関係者の1人は「本当にぎりぎりの段階でウクライナが突然合意を撤回し、協定はご破算になった」と話した。
 ウクライナが合意を撤回した理由は今のところ分かっておらず、関係者らも、ウクライナがなぜそのような決定を下したか事情は把握していないと述べた。
2024.04.16
 02:58
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル、全面戦争は回避の意向 イランに攻撃でも=報道 <2405-041605>
 イスラエルの民放TV局Channel 12が情報源を明かさずに、イスラエルの戦時内閣が15日の会議で、イスラエルをUAVとミサイルで攻撃したイランに対し攻撃する意思はあるものの、全面戦争は引き起こさないようさまざまな選択肢を議論したと報じた。
 報道によると、イスラエルは米国と協調した行動を取る方針という。
2024.04.16
 02:08
Defense News All the US assets that helped repel Iran’s attack on Israel <2405-041604>
 週末のイランのイスラエル攻撃を撃退する際に、多数の米海軍艦、航空機、その他装備品が、何百発ものミサイルと攻撃用UAVを含む前例のない集中砲火に対して重要な役割を果たした。
 13日のイランによる攻撃は、1979年のイスラム革命にまでさかのぼる数十年にわたる敵意にもかかわらず、イランがイスラエルに対して直接的な軍事攻撃を開始した初めての出来事となった。
 イスラエル軍報道官は、イランが発射したUAVとミサイルの99%が迎撃されたと述べた。 その成功の一部は、イスラエルへの経空脅威を取り除くのを支援した米軍によるものだった。
 国防当局者やメディアの報道によると、駆逐艦CarneyArleigh Burkeが地中海から複数のBMを撃墜した。
2024.04.16
 01:09
TBS News

(Yahoo)

フィリピン大統領「軍に死者出れば米比相互防衛条約を発動」中国の“威圧的な行動”をけん制 <2405-041603>
 南シナ海での中国側の威圧的な行動でフィリピン側に負傷者が相次ぐなか、マルコス大統領は「フィリピン軍に死者が出た場合米国が相互防衛条約を発動する可能性がある」との考えを示し、中国側を牽制した。
 フィリピンでマルコス大統領は15日に外国メディア向けに会見を行い、中国の威圧的な行動を念頭に、「あらゆる手段を講じて主権を守る必要がある」と強調した。両国が領有権を争う南シナ海の南沙諸島では先月以降、中国艦船がフィリピン軍の駐留拠点に向かう船舶に放水などを繰り返していて、フィリピンの乗組員にけが人が相次ぐ事態となっていた。
 またマルコス大統領は、日本との間で交渉が進むフィリピン軍と自衛隊の「円滑化協定」については、「もうすぐ締結できるだろう」とした。
2024.04.16
 00:30
RBC Ukraine White House opposes funding package solely for Israel, without aid of Ukraine and Taiwan <2405-041602>
 ホワイトハウス国家安全保障会議戦略広報調整官のカービー海軍少将が、バイデン大統領からの台湾とウクライナへの共同支援の要請が含まれていない場合には、イスラエルの安全保障のための資金提供に関する法案に反対するだろうと述べた。
 カービー少将はイランの攻撃を受けてイスラエルへの資金提供に関する別の法案を提出するというジョンソン下院議長の計画を批判し、バイデン大統領の支持は受けられないと強調した。
2024.04.16 台北時報 Land Sword II missile tests successful <2405-041601>
 台湾が4月15日に国産のLand Sword-2(陸射劍-2)
ARMの発射試験を行い、標的のUAVに命中して成功した。
 Land Sword-2(陸射劍-2)はSky Sword-2(天劍-2)を元にしたシステムで、2023年5月にMIM-72A/M48 Chaparral SAMと換装するために陸軍に引き渡された。
 国防部の報告書によると、この新システムはAvenger SHORADやStinger MANPADSと統合し、防空能力を強化できるという。
2024.04.15 MDA HP MDA Selects Lockheed Martin to Continue Development of Next Generation Interceptor <2405-041514>
 米MDAが、次世代迎撃ミサイル (
NGI) の開発の最終設計審査 (CDR) にLockheed Martin社を選定して、遅くとも4Q/FY28のIOCを達成する。
2024.04.15
 21:24
Newsweek

(Yahoo)

大半がクリミアから撤退か...衛星写真が示す、ロシア黒海艦隊「主力不在」の実態 <2405-041513>
 最近撮影された衛星写真によると、ウクライナのUAVやミサイル、特殊部隊による度重なる攻撃に押されてきたロシアの黒海艦隊はクリミア半島の主要な海軍基地をほとんど放棄した模様である。 例えば、黒海艦隊の母港であるセバストポリには現在、小型ミサイル艇掃海艇対潜艦が配備されているが、先週にはタランタル型コルベット艦とクリヴァク型フリゲート艦各2隻が確認されていた。
 
OSINTの研究者のアンダーソン氏はX (Twitter) に、4月6日に撮影された黒海に面する3つの主要なロシアの海軍基地(クリミアのセバストポリ及びフェオドシヤと、クラスノダール地方のノヴォロシースク)が写っているPlanet Lab.の画像を投稿した。 これらの画像は、UAVやCMを使ったウクライナの度重なる攻撃の成功を受けて、黒海艦隊がその最も重要な艦艇をクリミアの港からロシアの領海に引き揚げたという過去の報道を裏付けているように見える。
2024.04.15
 19:41
神奈川新聞

(Yahoo)

英海軍の哨戒艦スペイ、横須賀基地に寄港 円滑化協定後で初、進む防衛協力 <2405-041512>
 英海軍のリバー級哨戒艦Speyが15日、海上自衛隊横須賀基地に寄港した。 27日まで横須賀に滞在し、出港後に海自と共同訓練を予定している。
 2023年10月に発効した日英円滑化協定後、英艦の日本寄港は初めてで、日英の防衛協力が深化している。
 2021年就役のSpeyは、全長90.4m、幅13.5m、排水量3,500t、乗員60名で、姉妹艦のTamarと共に5年間の任期でインド太平洋地域に派遣されている。横須賀寄港は2022年11月以来2度目になる。
2024.04.15
 17:40
Defense News Lockheed wins NGI, shaping new missile defense industrial order for a generation <2405-041511>
 米MDAが4月15日、
NGIの試作競争でNorthrop Grumman社を抑えLockheed Martin社を選定した。
、この開発は、GPIの競争がNorethrop Grumman/Raytheonに決着したのに続く、米国のミサイル防衛産業基盤における新しい体制の始まりとなった。
2024.04.15
 17:19
Breaking Defense Lockheed wins competition to build next-gen interceptor <2405-041510>
 米MDAの発表によると、ICBMから米本土を防護する新しい迎撃機 (
NGI) の開発にNorthrop Grumman社を抑えてLockheed Martin社を選定した。
 Lockheed Martin社によるNGIの獲得は、4Q/FY28のIOC達成に合うように、MDAが「その後の生産と配置契約につながる」と期待している。
 MDAの広報担当者は、Lockheed Martin社の選定は新しい話ではなく、MDAは以前、両チームがそれぞれの製品の重要な設計レビューを完了した後、来年NGIの請負業者を選ぶとしていた。
 「MDAは、ソリューションの技術的成熟度、請負業者から提供された客観的なパフォーマンスデータ、設計開発プロセスにおける技術的な厳密さ、およびプログラムの開始時から組み込まれた早期テストに基づいて、この決定に自信を持っている」と本日の発表は述べている。
2024.04.15
 16:58
共同通信

(Yahoo)

フィンランドにNATO司令部も 設置を検討、ロシアが警戒 <2405-041509>
 NATOがロシア国境に近いフィンランド南部ミッケリに新たな司令部設置を検討していることにロシアが警戒を強めている。 政府機関紙のロシア新聞は11日、ミッケリは「ロシア国境から140kmしか離れていない」と指摘。プーチン大統領は先月、2023年にNATO入りしたフィンランドの国境に攻撃兵器を配備すると表明しており、両国関係は一層緊張することになりそうだ。
 フィンランド軍の基地があるミッケリへの司令部設置構想はノルウェーのグラム国防相が4月9日のフィンランド紙に明らかにした。 米バージニア州ノーフォークにあるNATO統合軍司令部の指揮下で24時間の戦闘準備態勢を取るという。
Mikkeli の位置 (Google Map)】
 司令部新設についてはフィンランドのストゥブ大統領が10日、ストルテンベルグNATO事務総長と会談後の記者会見で「ロシアとの国境が2倍に伸びたのだから、地上部隊の司令部を国境近くに持つ有効性は明らかだ」と主張。 ストルテンベルグ事務総長も、未定としつつ「フィンランドの提案を歓迎する」と応じた。
 7月に米ワシントンで開かれるNATO首脳会議で決定が図られる見通しである。
2024.04.15
 16:36
Breaking Defense Israeli F-35s were targeted in Iranian barrage but survived unscathed, IDF says <2405-041508>
 イランは、週末のイスラエルに対する前例のないミサイルとUAV攻撃の間、F-35を配備するイスラエル空軍基地を特に攻撃目標にした可能性があるが、目標に到達した弾薬はほとんどなく、どれも大きな損害を与えていないようだ、とイスラエル軍当局者は15日に述べた。
 14日にイランのアミラブドルリアン外相は、F-35を配備しているイスラエルの施設を含む「限定的な」攻撃で、F-35を収容する軍事目標のみを狙ったと述べたが、これは明らかに、イラン軍と諜報機関の高官数人を殺害した4月1日のダマスカス攻撃で、F-35が果たしたとされる役割に対する報復である。地元メディアによると、イラン軍の高官であるバゲリ少将は、イスラエル南部にあるイスラエルのネバティム空軍基地が攻撃目標にされたと具体的に述べた。
 しかしイスラエル国防軍は15日、ネバティムは確かに目標にされたが、イランは13日の夜にそこに大きな損害を与えることができなかったと述べた。 この点を強調して、イスラエル国防軍は、攻撃のわずか数時間後にF-35がネバティムに着陸する映像を公開し、イスラエル国防軍参謀総長ハヴェリは、今日、手付かずのF-35を背景に、そこで演説を行うことを選んだ。
2024.04.15
 16:25
時事通信

(Yahoo)

パキスタン南西部で続くテロ バスを止めて乗客を拉致殺害 <2405-041507>
 パキスタン警察が、同国南西部のバルチスタン州の幹線道路でバスを止め、乗客8人を拉致・殺害した武装4人組を捜索している。 警察によると、同じ4人組はこれより先にも車を止めて、2人を殺害、6人に負傷を負わせている。
 事件が発生したのは4月12日で、現場となった独立を求める分離主義者による反政府運動の舞台となってきたバルチスタン州である。
 警察は犯行現場から5kmほど先の橋の下で、8人の遺体を発見・収容した。
 バロチスタン州では、武装グループは警察や軍隊、インフラを攻撃目標にしており、拉致や誘拐はむしろ稀だという。
【関連記事:2404-032708 (AP 2024.03.27)】
2024.04.15
 15:33
Breaking Defense Out of INF, Army deploys Typhon weapon to the Philippines <2405-041506>
 米陸軍の第1
MDTF司令官のハリントン准将が、中距離核戦力 (INF) 全廃条約の制約を超える新しい長距離兵器を携えてフィリピンに展開したと発表した。
「これは、この地域で最も古い条約上の同盟国であるフィリピンとのパートナーシップにおける重要な一歩です」と、1MDTFは報道資料で述べた。
 INF条約の下で、ワシントンは射程500km~5,500kmの地上発射BMとCMを開発・配備しないことに合意したが、2019年に当時のトランプ大統領は、米国が協定から離脱すると発表した。
 この決定により、陸軍は中距離能力発射装置 (Typhon) の開発に踏み切ることになった。 この地上配備型システムは、レイセオンの既存のSM-6とTomahawkを発射し、PrSMの射程500kmから将来の長距離極超音速兵器 (LRHW) の射程2,776kmまでの目標を攻撃するように設計されている。
 米太平洋軍司令官のフリン大将は2023昨年に記者団に対し、新型発射装置はインド太平洋地域向けであると述べたが、米国が自国の領土に安置する取引を外国政府とどこで結んだのか、また合意したのかどうかは明らかにしなかった。 しかし、2024年Salaknib演習の一環として、兵士たちが新兵器を携えてフィリピンに到着した。
2024.04.15
 13:36
時事通信

(Yahoo)

イスラエル軍、近く予備役招集 ガザ地区の作戦に向け <2405-041505>
 イスラエル軍が14日、「ガザ戦線での作戦のため、状況判断に基づき2個前後の予備旅団を招集する」と発表。ガザでの作戦のため近く予備役の部隊を招集する方針を示したが、これ以上の詳細は明らかにしなかった。
 イスラエル軍は4月に、100万人以上が避難している南部ラファなどで追加の作戦に向けた準備を進めるとして、ガザで一部の部隊を撤退させた。
 イスラエルのネタニヤフ首相は、ラファ侵攻前に民間人を避難させると表明しているが、国際社会に懸念が広がっている。
2024.04.15
 13:33
時事通信

(Yahoo)

ソロモン諸島、17日に総選挙 親中政権の継続争点 <2405-041504>
 太平洋の島国、ソロモン諸島で17日、議会(一院制、定数50)の総選挙が行われる。 安全保障と経済の両面で中国との結び付きを強化してきたソガバレ政権の継続の是非が最大の争点。 主要野党は過度な中国依存の見直しを訴えている。
 2019年の前回選挙で4度目の首相に就任したソガバレ氏は、同年に台湾と断交して中国と国交を樹立し、2022年には中国と安全保障協定を締結した。
 協定の詳細は公表されておらず、西側諸国は中国の軍事拠点が置かれる可能性を懸念している。
2024.04.15
 07:55
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシアが自制呼びかけ、イランと電話協議 イスラエル攻撃受け <2405-041503>
 ロシア外務省が14日、イランによるイスラエルへの攻撃に強い懸念を表明し、全ての当事者に自制を求めた。 声明では「中東地域におけるさらなる危険なエスカレートに極めて強い懸念を表明する」とした上で「全ての関係者に自制を求める」と述べた。
 また、イランが今回の攻撃を自衛権の範囲内で行ったとしていることに言及した。 ロシアはシリアにあるイラン大使館周辺がイスラエルによるとみられる攻撃を受けたことを非難していたが、イランによるイスラエル攻撃は非難しなかった。 イランと緊密な関係にあるロシアは、イスラエルによる大使館攻撃に対処する国連安全保障理事会での取り組みを西側が妨害したと主張した。
2024.04.15
 05:00
日経新聞 政府、中東在留邦人の安全確保を再徹底 自衛隊機も備え <2405-041502>
 政府はイランによるイスラエルへの報復攻撃で中東情勢が緊迫しているのを踏まえ、在留邦人の安全確保体制を改めて強化する。 外務省が渡航中止を呼びかけたほか、防衛省・自衛隊も要請があれば自衛隊機の派遣ができるように準備する。
 岸田首相は14日、米国からの帰国直後、首相官邸に外務省の幹部らを集め、情勢について説明を受けた後、記者団に「現時点で邦人の被害は確認されていない」と述べた。
2024.04.15
 04:34
共同通信

(Yahoo)

中距離弾道ミサイル100発以上使用 <2405-041501>
 米政府高官が、イランによるイスラエル攻撃で少なくともMRBM 100発CM 30発UAV 150機が使われたと分析していると説明した。
2024.04.14
 23:29
共同通信

(Yahoo)

イスラエル「報復する権利ある」 安保理、イランは米けん制 <2405-041425>
 先進7ヵ国(G7)が日本時間14日夜に、イランによるイスラエル攻撃を協議するため、オンライン形式で首脳会議を開き、イランへの制裁を検討した。 議長国のイタリアは攻撃を「最も強い言葉で非難する」との首脳声明を発表し、米政府高官は、複数のメンバー国がイラン革命防衛軍をテロ組織に指定する可能性を提案したと明らかにした。
 首脳声明は、イスラエルへの「全面的な連帯と支持」を表明し、イランの行動に応じて「さらなる措置を講じる用意がある」と警告したうえで、「制御不能な事態拡大を引き起こす危険がある」とし、イランと代理勢力に攻撃停止を要求した。
 岸田首相は「攻撃を深く懸念し、事態拡大を強く非難する」との立場を説明しG7が主導、国際社会全体として「当事者に事態沈静化と自制を強く働きかけていくべきだ」と訴え、自国民保護や退避などで緊密に情報を共有し、連携して対応したいとした。
 米政府高官は、イランから攻撃目標などの事前通告はなかったとし「破壊や人的被害を引き起こす明確な意図があった」と批判した。
2024.04.14
 22:06
朝日新聞

(Yahoo)

バイデン米大統領「イランへの反撃支持せず」 ネタニヤフ氏に伝達 <2405-041424>
 米ネットメディアの
Axios大統領府高官の話として13日、バイデン米大統領がイスラエルのネタニヤフ首相と電話協議した際、「イランに対するいかなる反撃も支持しない」と伝えたと報じた。 報道によると、バイデン大統領はネタニヤフ首相に「あなたは勝利した」とも伝えた上で、米国はイランに対する攻撃作戦には参加せず、作戦を支援することもないと伝えたところ、ネタニヤフ首相は理解を示したという。
 バイデン政権は、イランからの攻撃に対するイスラエルの反応が、壊滅的な結果をもたらす地域戦争につながることを強く懸念していると米高官らは話しているという。
 またAxiosは、イスラエル政府高官の話として、オースティン米国防長官が同日にイスラエルのガラント国防相と電話協議した際、イランに何らかの対応をとる場合は事前に米国に通知するよう要請したと報じた。
2024.04.14
 15:59
Reuters 通信

(Yahoo)

イランのイスラエル攻撃、米軍がミサイルも数十発撃墜=米当局者 <2405-041423>
 複数の米政府当局者が13日、イランのイスラエル攻撃で米軍がUAVだけでなく数十発のミサイルも撃墜したと明らかにした。
 ミサイルの一部は米海軍が撃ち落としたという。
2024.04.14
 12:48
産経新聞

(Yahoo)

バイデン氏、ネタニヤフ氏と電話会談で「強固な関与」伝達 ミサイルは「ほぼ撃墜」 G7 首脳と情勢協議へ <2405-041422>
 バイデン米大統領が13日夜にイスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、同国に対するイランからの攻撃への対応や中東地域の情勢について協議した。
 バイデン大統領は同日の声明で、「イスラエルの安全保障への強固な関与」をネタニヤフ首相に改めて伝達したと強調し、この問題について14日に先進7ヵ国 (G7) 首脳による協議を開催することも明らかにした。
 声明でバイデン大統領は「イランとその代理勢力によるイスラエル軍事施設に対するかつてない攻撃」を「最大限の表現で非難する」と言明。イランからの攻撃に備え、ここ1週間でイスラエル周辺に航空機や駆逐艦を配置していたことが奏功し、飛来するUAVやミサイルのほとんどを撃墜することに成功したと強調した。
2024.04.14
 11:48
讀賣新聞

(Yahoo)

陸上自衛隊「第2特科団」が発足…ミサイル部隊運用し南西防衛の中核に、湯布院駐屯地で式典 <2405-041421>
 ミサイル部隊などを運用して南西防衛の中核を担う陸上自衛隊の「第2特科団」が「西部方面特科隊」から格上げされ発足し、13日に陸自湯布院駐屯地で記念式典が開かれた。 同団では、離島防衛の要となる九州・沖縄の地対艦ミサイル部隊が、今年度中に3個連隊体制に増強され、隊員数は2,500名規模となる。 有事の際は沖縄の第7連隊だけでなく、九州からも部隊を展開させる構想で、伊藤団長は「相手に攻めさせず、紛争を未然に防ぐ『西の守り』の中心的な存在として、使命を果たしたい」と述べた。
 九州に加えて新たに沖縄にも地対艦ミサイル連隊が配置され、団長の伊藤陸将補は読売新聞の取材に「平素から沖縄の海と空をしっかりと守れる態勢が整い、即応性と抑止力が大きく高まった」と意義を強調した。 更に湯布院駐屯地でも今年度末までに第8連隊が新設され、伊藤団長は「300名の隊員が新たに常駐し、災害派遣部隊としての機能も飛躍的に向上する」とした。
2024.04.14
 11:20
毎日新聞

(Yahoo)

「問題はこれで終わった」 イラン代表部、攻撃は今回限りと示唆 <2405-041420>
 イランの国連代表部がイランによるイスラエルへの軍事行動について13日夜にX(Twitter) への投稿で、在シリアのイラン外交施設への攻撃に対する報復だとし、「問題はこれで終わったものと考える」と言及した。 イスラエル領への攻撃は今回の一度限りと示唆した。
 ただ、イラン国連代表部は同じ投稿で「イスラエルが再び過ちを犯せば、イランの対応はかなり厳しいものになるだろう」と警告し、「これはイランとイスラエルの対立であり、米国は距離を置かなければならない」と介入を牽制した。
2024.04.14
 10:41
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル軍、イランからの脅威終了示唆 住民への避難準備勧告を更新 <2405-041419>
 イスラエル軍が14日、住民に避難準備を勧告していないと発表した。
 これまで発出していた警報を更新した形で、イランからミサイルやUAVが飛来する脅威がなくなったことを示唆している可能性がある。
2024.04.14
 10:20
産経新聞

(Yahoo)

「攻撃はまだ終わっていない」とイラン通信社 <2405-041418>
 イスラエル有力紙Haaretzが14日未明、イランのFars通信がイスラエルに対する攻撃はまだ終わっていないと報じたと伝えた。
2024.04.14
 09:45

(19:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 13 2024 <2405-041417>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月13日の戦況 =
 ロシア軍司令部は、ウクライナ軍が米国の軍事支援の遅延または恒久的な終了により、現在および将来のロシアの攻撃に対して防御できなくなると評価している可能性が高い。
 ロシア軍はチャシフ・ヤールを、ドネツク州で事実上ウクライナの重要な防衛ベルトを形成している都市と見なして占領しようと攻勢を掛け、その後の攻撃を開始する可能性が高い。
Chasiv Yar の位置 (Google Map)】
 ドルジキウカコスチャンティニフカに対するロシアの脅威は、これらの要塞都市が、ドネツク州とウクライナ東部全般におけるウクライナ防衛の核を形成しているため、作戦上非常に重要である。
Druzhkivka の位置Kostyantynivka の位置 (Google Map)】
 ロシア軍はチャシフ・ヤールを速やかに確保することができず、ウクライナ軍が陣地を維持できている限り、その作戦の進展に苦労する可能性が高い。
 ロシア軍はバフムートの西にあるチャシウ・ヤールとドネツク市付近での前進が確認された。
 Bloombergが4月12日、ロシアはロシアの兵器生産のために必要な外国製の工作機械部品やマイクロエレクトロニクスのほとんどを中国企業に依存していると報じた。
2024.04.14
 09:40
Reuters 通信

(Yahoo)

ヨルダンがイスラエル支援なら「次の標的」=イランメディア <2405-041426>
 イラン半国営通信Farsが14日、イスラエルへの報復攻撃中にヨルダンがイスラエル支援に動けば「次の攻撃目標」になると、イラン軍関係者が警告したと報じた。
 軍関係者は「われわれはイスラエルへの報復攻撃中、ヨルダンの動きを綿密に監視しており、ヨルダンがイスラエル支援につながる行動に参加すれば次の攻撃目標になる」と述べたという。
2024.04.14
 09:30
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル、対イランで「大規模な対応」計画=地元 TV <2405-041415>
 イスラエルの民放TV局Channel 12が14日早朝にイスラエル高官の発言として、イスラエルはイランによる攻撃に対して「大規模な対応」を計画していると報じた。
 イラン革命防衛軍は13日に、イスラエルの目標に対して数十機のUAVとミサイルを発射したと発表した。
 米政府も攻撃開始を確認し、数時間続く可能性があるとの見方を示した。
2024.04.14
 08:36
Reuters 通信

(Yahoo)

米大統領、イスラエルとの連帯強調 イランによる攻撃受け <2405-041414>
 バイデン米大統領が13日、イランによるイスラエル攻撃を受け、国家安全保障チームと会議を開催し、イスラエルとの連帯を改めて強調した。 大統領府によると、会議にはブリンケン国務長官、オースティン国防長官、バーンズ中央情報局 (CIA) 長官、ヘインズ国家情報長官、サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)らが出席した。
 バイデン大統領は閣僚らと協議するため、週末のデラウェア訪問予定を切り上げてワシントンに戻った。
 大統領はX (Twitter) への投稿で「攻撃に関する最新情報を得るため国家安全保障チームと会談した。 イランとその代理勢力がもたらす脅威に対するイスラエルの安全保障への米国の公約は揺るぎない」と述べた。
2024.04.14
 07:58
共同通信

(Yahoo)

イスラエル、ゴラン高原住民などに避難指示 <2405-041413>
 イスラエル軍は14日、占領地ゴラン高原、南部ネバティム、ディモナ、エイラートの住民に避難指示をした。
2024.04.14
 07:52
讀賣新聞

(Yahoo)

イラン発射のドローン、米英の軍用機が数機を撃墜…ロイター報道 <2405-041412>
 Reuters通信が14日、イスラエルの民放TVの Channel 12報道として、イランがイスラエルに向け発射したUAVのうち数機を米英軍機が撃墜したと報じた。
2024.04.14
 07:30
讀賣新聞

(Yahoo)

イラン、イスラエルへ波状攻撃か…弾道ミサイル発射は「第一波」との報道 <2405-041411>
 イラン国営通信が関係筋の話として14日、革命防衛軍がイスラエルに向けて発射したミサイルがBMで、イスラエルの内部深くの目標に向けられた「第一波」だと報じた。
 事実とすれば、波状的な攻撃になる可能性がある。
2024.04.14
 07:20
共同通信

(Yahoo)

弾道ミサイルの第1波を発射 イランがイスラエルに報復 <2405-041410>
 国営イラン通信が14日に情報筋の話として、イランがイスラエルにBMの第1波を発射したと報じ、大規模報復に着手した。
2024.04.14
 07:03
讀賣新聞

(Yahoo)

イラン報復攻撃、ドローンとミサイルを発射…イスラエル国内の標的「命中」と主張も真偽不明 <2405-041409>
 イラン革命防衛軍が14日未明、シリアのイラン大使館領事部が1日に空爆を受けた報復として、イスラエルに向けてUAVとミサイルを発射したことを明らかにした。  声明は、報復の作戦名を「真の約束」と発表した。
 声明はイスラエル国内の目標に命中したとしているが、真偽は不明である。
2024.04.14
 06:51
Reuters 通信

(Yahoo)

イラン、100機超える無人機発射 イスラエル軍発表 <2405-041408>
 イスラエル軍が14日未明、イランからイスラエルに向けて発射されたUAVがこれまで100機を超えると明らかにした。
 イスラエルのTV、Channel 12は、イランが100のUAVやCMをイスラエルに向けて13日に発射したとした上で、一部はシリアやヨルダン上空で撃墜されたと報じた。
2024.04.14
 06:49
産経新聞

(Yahoo)

「イランがイスラエルへの攻撃開始」米政府が声明 <2405-041407>
 米国家安全保障会議のワトソン報道官が米東部時間13日夕に、「イランがイスラエルに対する空からの攻撃を開始した」との声明を発表した。 声明は、「イスラエルの安全保障に対する強固な支援」を行うとのバイデン大統領の立場を強調し、米国はイランからの脅威にさらされるイスラエルの人々とともにあると述べた。
 声明によるとバイデン大統領は同日、政権の安全保障担当者らとホワイトハウスで対応を協議し、イスラエルや他の同盟・友好諸国と緊密に連絡を取り合っているとしている。
2024.04.14
 06:44
讀賣新聞

(Yahoo)

イラン報復開始、スナク英首相「最も強い言葉で非難」「これ以上の流血は誰も望んでいない」 <2405-041406>
 英国のスナク首相が13日夜に、イランによるイスラエルに対する攻撃を「最も強い言葉で非難する」とする声明を出した。
 「攻撃は緊張をあおり、地域を不安定化させる危険性がある」と指摘し、中東における紛争の拡大に強い懸念を示した。
 また「同盟国と共に、事態を安定させ、更なる事態の悪化を防ぐために緊急に取り組んでいる」とし、「これ以上の流血は誰も望んでいない」と訴えた。
2024.04.14
 05:57
テレ朝 News

(Yahoo)

イランがイスラエルに向け数十機のドローン攻撃機を発射 爆薬20キロ搭載か 到達まで数時間かかる見込み <2405-041405>
 イスラエル軍は13日、イランが数十機のドローン攻撃機を発射させ、現在イスラエル領土に向けて飛行中だと発表した。 到達するには数時間かかる見込みだとしている。
 イランのメディアも同様にUAV 50機以上が発射されたと報じている。 イスラエルのメディアは専門家の情報として、UAVには爆薬20kgが搭載されているだろうとしている。
2024.04.14
 05:51
共同通信

(Yahoo)

イスラエルが領空を全面封鎖 <2405-041404>
 AP通信によると、イランによるUAV発射を受け、イスラエル航空当局は領空を全面封鎖すると発表した。
2024.04.14
 05:20
テレ朝 News

(Yahoo)

羊飼いのイスラエル人少年の事件をきっかけにヨルダン川西岸でも衝突 <2405-041403>
 ガザ地区での戦闘が続くなか、パレスチナのヨルダン川西岸地区でも緊張が高まっていて、羊飼いの少年の事件をきっかけにイスラエル人入植者とパレスチナ人が衝突した。
 イスラエル軍と警察は13日、ヨルダン川西岸地区で行方不明になっていた14歳のイスラエル人羊飼い少年の遺体を発見したと発表しました。 少年は前日に羊を放牧に連れ出した後、行方不明になっていて、「テロ攻撃」により殺害されたとしている。
 少年が行方不明になったことをきっかけに西岸地区では12日からイスラエル人入植者の過激派らがパレスチナ人の集落を襲撃し、住宅に放火するなど激しい衝突が起き、これまでの2日間で、パレスチナ人3人が死亡したほか、銃撃を受けるなどして55人が負傷している。
2024.04.14
 01:15
Kyiv Independent IAEA: All reactors at Zaporizhzhia Nuclear Power Plant put into state of cold shutdown <2405-041402>
 国際原子力機関 (IAEA) が4月13日の報道資料で、ザポリージャ原子力発電所の6基の原子炉すべてが2022年10月以来初めて冷温停止状態に達したと発表した。
2024.04.14
 01:15
讀賣新聞

(Yahoo)

ドイツがパトリオット追加供与、ゼレンスキー大統領「危機的な時期」に「他の国が続くよう望む」 <2405-041401>
 独政府が、ショルツ首相が13日にウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談し、Patriotを追加供与する方針を伝えたと発表した。 ウクライナの要請に応じた措置で、独軍の備蓄から直ちに引き渡すという。
 ゼレンスキー大統領は会談後に投稿したSNSで「危機的な時期」の支援に謝意を示し、「他の友好国が続くよう強く望む」と訴えた。
2024.04.13
 20:52
FNN Prime News

(Yahoo)

イラン革命防衛隊 イスラエル関連の貨物船を拿捕か <2405-041315>
 イラン国営通信イラン革命防衛軍ホルムズ海峡付近で貨物船を拿捕したと報じた。 公開された映像では、ヘリコプターから船の甲板に人が降りていく様子が確認できる。
 イラン革命防衛軍は13日、ホルムズ海峡付近でイスラエル人実業家の会社が関連する貨物船を拿捕したと主張した。 イラン側は、拿捕した貨物船は、イスラエル人実業家が所有する会社が関連していると主張している。
2024.04.13
 14:56
Kyiv Independent Defense Ministry: Russian forces reach outskirts of Donetsk Oblast's Bohdanivka <2405-041314>
 ウクライナ国防省の発表によると、ロシア軍の攻撃部隊は4月13日夜にドネツク州のボフダニフカ村の北郊外に到達した。 この声明は、ロシアが戦場となったチャシウ・ヤール市から10kmも離れていないボフダニウカを占領したとされる報道を受けて出された。 同省は報道に反論してTelegramで、村は依然としてウクライナ軍の支配下にあると述べ、「戦闘は続いており、敵は攻撃をやめていない」と述べた。
ウクライナ軍総司令官のシルスキー大将は4月13日、ロシアが攻勢を強める中、ウクライナ東部戦線の状況は「ここ数日で著しく悪化している」と述べた。
Bohdanivka 位置 Google Map)】
2024.04.13
 14:53
共同通信

(Yahoo)

独フリゲート艦、8月に東京寄港 対中国抑止、日本と連携 <2405-041313>
 外交筋への取材で13日、ドイツ海軍フリゲート艦が5月7日にインド太平洋地域に向けて出港し、8月後半に東京に寄港することが分かった。 台湾海峡や東・南シナ海で現状変更の試みを続ける中国をにらみ、地域への関与を進める戦略の一環で、民主主義や法の支配などの価値観を共有する日本と連携し、中国の威圧的行動を抑止したい考えである。
 ドイツが2023年7月に対中戦略を策定後、軍艦の日本寄港は初めてとなる。 空軍も2024年6~8月にインド太平洋地域に戦闘機を派遣する。
 2024年はフリゲート艦と共に補給艦も派遣し、米ハワイ周辺で米海軍主催の環太平洋合同演習(リムパック)に参加するほか、海上自衛隊を含めた多国間訓練を実施する。
 ドイツは2020年にインド太平洋に関する戦略を策定し、2021年に海軍艦として約20年ぶりにフリゲート艦を、2022年には戦闘機も初めて日本に派遣した。
 外交筋は「艦艇や戦闘機の継続的な派遣は、インド太平洋地域への関与を重視するドイツの本気度を示している」と指摘した。
2024.04.13
 12:55
CNN

(Yahoo)

米との軍事協定破棄のニジェール、ロシアの兵器と軍事教官到着 西アフリカで影響力拡大 <2405-041312>
 西アフリカ・ニジェールの国営放送RTNか11日、ロシアが最新鋭防空システムの提供につながる装備品をニジェールに引き渡したと報じた。
 RTNによると、今回の装備品は10日、ロシアの軍事教官100人とともにニジェールの首都ニアメに到着した。 軍事教官は防空システムの設置やニジェール軍の訓練に当たる。
 ロシア国営メディアのRIA Novostiも12日早朝、ロシア軍の教官が「現地部隊の訓練やテロとの戦いのため」到着したと報じた。
 RIA Novostiの特派員は12日、「これはロシアがアフリカに戻ってきたことを意味する」と現地からリポートし、NATOの兵員が中部アガデスへの乗り継ぎ便を利用するためニアメ入りしたとも報じた。 アガデスには「現在1,100名の米軍が駐留している」という。
2024.04.13
 12:19
讀賣新聞

(Yahoo)

ロシアが北方領土周辺で外国艦艇や公船の航行認めない措置…外務省「日本固有の領土」と抗議 <2405-041311>
 ロシアが11日20:00から17日20:00までの間、北方領土周辺で外国艦艇や公船の航行を認めない措置を出したことから、外務省は12日に在日ロシア大使館に対し、「北方領土は日本固有の領土であり、措置は受け入れられない」と抗議した。
 国連海洋法条約は、沿岸国の安全を脅かさない限り、他国の領海を自由に通航できる「無害通航権」を認めている。沿岸国は自国の領海で必要な場合、「無害通航権」を停止することも認めており、今回の措置は、ロシアが北方領土の領有権を主張する狙いがあるとみられる。
2024.04.13
 11:10
AFP=時事

(Yahoo)

中国、トンガにサミット警備支援申し出 「勢力圏拡大には関心なし」 <2405-041310>
 中国が12日、南太平洋の島国トンガに対し、同国で8月26日に開催される太平洋諸島フォーラム (
PIF) 首脳会議の警備支援を申し出たと明らかにする一方、南太平洋での中国の影響力をめぐる西側諸国からの懸念を一蹴し、「勢力圏拡大に関心はない」と主張した。
 人口11万人に満たないトンガは、サミット開催には支援が必要だと訴えている。だが、西側諸国は、特に安全保障を中心に南太平洋での中国の影響力拡大を懸念している。
 在トンガ中国大使館はAFPの取材に対し、トンガ警察がサミットに対応できるよう、バイク20台と「車列警護訓練」の提供を申し出たと述べた。
2024.04.13
 10:00
Forbes

(Yahoo)

ロシアの戦車はあと1年で枯渇か、死傷者も年30万人ペース ウクライナ正念場 <2405-041309>
 ロシアがウクライナで拡大した戦争が3年目に入るなか、戦場は主に3つの原動力で形成されている。
①. ロシアは政治、産業、軍事のリソースを総動員しているが、この動員は、ロシアの再生不可能なリソースを著しく消耗している。 なかでも重要なのは、冷戦時代の古い兵器の在庫が払底しつつあることだ。 つまり、ロシアは強いが脆い
②. ウクライナもリソースを動員しているが、喫緊の財政的ニーズや軍事的ニーズを満たすのには依然として外国の援助に頼っている。 そして、この援助の決定的に重要な部分は、米議会下院のロシアに好都合な共和党議員たちの手で阻まれている。
③. ウクライナの戦術はロシアの戦術より優れており、ウクライナ軍部隊がはるかに規模の大きいロシア軍部隊を打ち破る一因になっているが、ウクライナ軍の弾薬が欠乏している場合は、戦術自体が意味をなさなくなる。
2024.04.13
 07:55

(17:55 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 12 2024 <2405-041308>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月12日の戦況 =
 プーチン大統領は、ウクライナのエネルギー施設に対するロシアの継続的な攻撃は、ウクライナの防衛産業を壊滅させることを部分的に狙っていることを認め、ウクライナのエネルギー施設に対する攻撃は、ウクライナの防衛産業能力を低下させることを目的としているというISWの継続的な評価を確認した。
 ISWは、ウクライナの防衛産業が長期的に発展することで、ウクライナが対ロシア防衛と長期的な安全保障の要求を維持しながら、対外軍事援助を大幅に削減できると評価し続けている。
 ロシア軍は対地攻撃能力を高めるため、新型のKh-69亜音速ALCMを投入している。
 ロシア連邦保安庁 (FSB) が、中央アジア人集団がウクライナの支援を受けて占領下のウクライナにあるロシアの軍事施設に対するテロ攻撃を行うのを阻止したと主張したが、これは、占領下のウクライナにあるロシアの軍事目標に対する合法的なウクライナ軍の攻撃を「テロリスト」攻撃と表現する取り組みの一環である可能性が高い。
 ロシア軍はアウディーイウカとドネツク市の近くでの前進が確認された。
 ロシアは、前線での人員損失を補うため、国内にいる東部軍管区 (EMD) の将兵約2,400名をウクライナ戦線に派遣していると報じられている。
2024.04.13
 06:12
乗りもの
 ニュース

(Yahoo)

ウクライナ「敵空港の空爆に成功」と発表 戦闘機6機を地上破壊 制空権がないのにどのような方法で? <2405-041307>
 ウクライナ保安庁(SBU)が4月5日にSBUと軍が共同で、ロシア・ロストフ州にあるモロゾフスク空軍基地に対し攻撃を実行したと、Reuters通信など各国の報道機関に伝えた。 自爆UAVなどUAVによる大規模な空爆のようで、SBUはこの作戦で戦闘機6機を破壊し、さらに8機に損傷を与えたと主張している。
 同基地は、ウクライナに滑空爆弾で空爆を加えているSu-34が多数配備されている基地であり、実際に攻撃が成功しているのであれば、空爆を多少軽減できる戦果となる。
Morozovsk の位置 (Google Map)】
 なお、ロシア側はロストフ州に飛来したUAVのほとんどである53機を撃墜したと発表している。
2024.04.13
 05:51
時事通信

(Yahoo)

オランダ、1600億円拠出へ 対ウクライナ追加軍事支援 <2405-041306>
 ルッテ蘭首相が12日にX(Twitter)で、ロシアの侵攻を受けるウクライナへの軍事支援として、年内に€1Bを追加で拠出することを明らかにした。
 オランダは2024年分として既に€2Bの支援を決めている。 ルッテ首相は2025年も€3Bを拠出する方針を示した。
 ルッテ首相は侵攻後、西側諸国によるF-16の供与を主導し、NATOの次期事務総長の最有力候補となっている。
2024.04.13
 03:52
共同通信

(Yahoo)

英、防空レーザーの供与検討 迎撃1回2千円、コスト減 <2405-041305>
 BBC放送が12日、シャップス英国防相が、高出力のレーザーを使う新型防空システムをウクライナに供与することを検討中と表明したと報じた。
 レーザー発射の費用は10秒間で£10(1,900円)以下だとされ、ロシアの侵攻を受けるウクライナが使う1発数百万ポンドのSAMに比べ、大幅なコスト削減が見込める。
 新型防空システムDragonFireは現在開発中だが、英国は自国配備に先行してウクライナに提供する可能性がある。
 UAV撃墜を念頭に設計されたが、将来はBMへの対応も目指しており、2027年までに英海軍艦艇に装備する計画である。
【註】
英国防省、レーザー兵器DragonFireの試射に成功―空中の標的に命中 (fabcross)】
 英国防省が、2024年1月19日にDragonFire 50kWレーザーDEW(LDEW)システムの試射に成功したと発表した。 DragonFireの命中精度は、1km先に置いた1ポンド硬貨(直径22.5mm)にレーザーを命中させるレベルで、開発には、英国防科学技術研究所(Dstl)先導のもと、軍需産業の各企業、英MBDA、伊Leonardo、多国籍企業のQinetiQら複数の企業が参加している。
Test footage of UK DragonFire Laser Directed Energy Weapon (YouTube)】
2024.04.13
 02:53
Defense News 宇宙開発局の人工衛星が初のミサイル実験を予定 <2405-041304>
 米
SDAは、ミサイル早期警戒衛星コンステレーションが今後数週間以内に最初のミサイル発射を追跡すると予想している。
 SpaceX社とL3Harris Technologies社が製造し、2023年に3回に分けて打ち上げられた8基の衛星は、SDAのいわゆるTranche 0 Trafic Layerを構成している。ミサイル発射の観測・情報収集能力を実証する。
 衛星からデータを引き出すには、試験が行われている地域 (通常はカリフォルニア州のVandenberg SFBや国防総省の別の施設)にIAEAの衛星を配置する必要があり、SDAのトゥルニア長官は4月10日に記者団に対し、最初のTracking衛星が収集・送信を行っているが、その位置はまだミサイル発射のタイミングと一致していないと述べた。
2024.04.13
 02:09
Reuters 通信

(Yahoo)

米・フィリピン「3プラス3」開催、南シナ海での連携確認 <2405-041303>
 米国とフィリピンが12日、ワシントンで外務・防衛閣僚に国家安全保障担当補佐官を加えた初の3-plus-3協議を実施した。
 マナロ比外相は、中国はフィリピンに対する「妨害をエスカレートさせている」とし、フィリピンは南シナ海での主権を主張する決意を固めていると表明し「特に排他的経済水域内で主権的権利を主張する」と述べた。 その上で、今回の協議を通してより円滑な外交、防衛、安全保障の面での対応が調整できるようになることを望んでいると語った。
 オースティン米国防長官は、フィリピンとの相互防衛条約に対する米国の公約は「揺るぎない」とし、「両国の軍隊の相互運用性を強化し、作戦上の連携を拡大し、南シナ海での威圧に対抗するために足並みを揃えて取り組んでいる」と述べた。
 バイデン米大統領と岸田首相、マルコス比大統領は11日に、ホワイトハウスで初の3ヵ国首脳会談を実施し、共同声明で「南シナ海における中国による危険で攻撃的な行動に対する深刻な懸念を表明する。 また南シナ海における埋め立て地の軍事化不法な海洋権益の主張に懸念を抱いている」と表明している。
2024.04.13
 01:15
Reuters 通信

(Yahoo)

中国が日米比会談を脅威とみなす理由ない=米政府 <2405-041302>
 米大統領府の国家安全保障会議の戦略広報調整官が6日、今週行われた日米比3ヵ国首脳の初会談を、中国が脅威とみなす理由はないと述べた。 中国は、バイデン大統領が3ヵ国首脳会談の場で中国の海洋進出を巡り懸念を表明したことについて、日本やフィリピンに深刻な懸念を示している。
 カービー戦略広報調整官は「この会談は、3ヵ国間の既存の同盟関係やパートナーシップを深め、活性化させ、新たに強化するためのものだ」とし、「中国がこれを脅威とみなす理由はない」と述べた。
2024.04.13
 00:07
Kyin Independent Kuleba: Ukraine in talks with partners to receive 2 Patriot, 1 SAMP/T batteries <2405-041301>
 ウクライナのクレバ外相が、4月12日に放映された取材の抜粋で、ウクライナはPatriot 2個システムSAMP/T 1個システム追加で受領するため、友好国と「活発な交渉」を行っていると述べた。
 春にロシアがウクライナへの攻撃を強める中、ロシアの攻撃で死傷者が増加し、ウクライナの都市や村の防空システムの不足がより深刻化している。
 ゼレンスキー大統領によると、ロシアは3月にウクライナに各種ミサイル400発以上、Shahed UAV 600機誘導爆弾3,000発以上を発射し、インフラに甚大な被害を与えた。
 ウクライナは同盟国に対し、ウクライナに防空システム、特にPatriotシステムを提供するよう求めている。
2024.04.12
 20:33
時事通信

(Yahoo)

自衛隊車両の発送完了 木原防衛相、ウクライナ側に伝達 <2405-041216>
 木原防衛相が12日にウクライナのウメロフ国防相とTV会議形式で会談し、ロシアの軍事侵攻に対する支援として2023年5月に表明した自衛隊車両約100両の提供について、発送を完了したと説明したうえで、「一日も早く平和を実現するべく支援に取り組んでいる」と強調した。
 ウメロフ国防相は日本の取り組みに謝意を示した。
2024.04.12
  18:58
Focus 台湾

(Yahoo)

台湾、日米などとツバルで海底ケーブル敷設へ 情報セキュリティーの確保に期待 <2405-041215>
 中華民国(台湾)と外交関係を有する南太平洋の島国ツバルに、台湾と日本、米国、オーストラリアが協力して海底ケーブルを敷設する見込みで、林駐ツバル大使が11日に、各支援国が協力し、ツバルやマーシャル諸島などの太平洋の島国にクリーンなインターネットを構築できることをうれしく思うと語り、情報セキュリティーの確保や連結性向上に期待を寄せた。
 太平洋では近年、海底ケーブルの敷設計画が進んでいて、米東部時間10日に行われた日米首脳会談の共同声明でも、日米がツバルを含む太平洋地域で、海底ケーブル整備のための資金を拠出する意図を有する内容が盛り込まれた。
 ツバルは長きにわたり、インターネットなどの情報のやりとりを衛星通信に依存していたため、費用が高いばかりか、天候のあおりを受けやすく安定性に乏しかった他、容量不足などでその連絡性に影響が生じていた。
2024.04.12
 17:25
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア企業からの支払い、中国が精査厳格化か 電子部品に影響 <2405-041214>
 2つのロシア系ニュースメディアが12日に、ロシア企業が中国への支払いに際して、ますます大きな障害に直面していると報じた。 特に、電子部品が絡む取引が影響を受けているという。
 Kommersant紙が市場関係者の話を引用して、一部の中国銀行が3月下旬以降、サーバーやストレージシステム、ラップトップに必要な重要な電子部品などに関して、ロシアからの支払いをブロックし始めたと報じた。 これまでにも主に完成品を対象に制限がかけられていたが、これをさらに拡大するものだとしている。
 Kommersantが引用した専門家によれば、このような部品のサプライヤーは中国だけで、電子機器を組み立てるロシア企業は深刻な困難と生産遅延に直面する可能性があるという。
 一方、Izvestia紙によると、中国銀行や長城華西銀行など複数の中国系銀行はロシアの顧客に対し、ロシア軍やロシアが支配するウクライナ地域、あるいはキューバ、イラン、シリアといった国々と関連があるかどうかなど、取引に関する詳細な質問をするようになったという。
2024.04.12
 16:05
Inside Defense MDA to pick winner this month in Lockheed and Northrop NGI competition <2405-041213>
 米MDAが4月、次世代
GBI (NGI) の業者選定でNorthrop Grumman社とLockheed Martin社のいずれかを選ぶ予定で、競争入札の第1ラウンドで得られた情報に基づいてGMDミサイルを開発するという当初の計画から1年短縮される。
 MDA長官のコリンズ中将は、NGI計画は、両社が予備設計審査 (PDR) であるKnowledge Points #1を完了した後、技術開発から製品開発に移行する準備ができていると述べた。
2024.04.12
 14:41
Reuters 通信

(Yahoo)

日米韓が海軍合同演習、北朝鮮の脅威に対応 米空母など参加 <2405-041212>
 韓国海軍が12日、米韓が北朝鮮の核とミサイルの脅威に対する備えを強化するため、海軍の合同演習を実施し、米空母などが参加したと発表した。 声明によると「参加部隊は潜水艦やSLBMを含む北朝鮮からの脅威への対応を強化するため、対潜水艦戦演習を実施した」という。 韓国海軍は、2023年の日米韓首脳会談後に設定された複数年にわたる合同演習計画に沿ったものと説明した。
 演習は日本と韓国の間の国際水域で11~12日に実施され、日韓の艦船に加え、米空母 Theodore Rooseveltや駆逐艦HowardRussellDaniel Inouyeなどが参加した。
2024.04.12
 13:30
CNN

(Yahoo)

ミャンマー要衝、反政府勢力が制圧を宣言 軍事政権に打撃 <2405-041211>
 ミャンマー国軍と戦闘を続けている反政府勢力のカレン民族同盟 (KNU) が11日、タイと国境を接する南東部の要衝ミャワディで最後まで残っていた軍事基地の制圧を宣言した。 劣勢にある軍事政権にとっては大きな打撃となる。 「我々は昨夜から正式にミャワディを制圧した」とKNU広報は宣言し、タイとの貿易の要衝を失ったことは「国軍にとって大問題」になると言い添えた。
 KNUの広報担当者が11日にCNNに語ったところによると、同勢力による10日夜の攻撃を受け、兵士約200名がミャワディの基地を捨てて、ミャンマーとタイを結ぶ橋へと後退した。 KNUは国境の橋は制圧しておらず、国軍兵たちはタイへ逃れようとしているという。
2024.04.12
 12:30
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍、ウクライナ東部チャシウヤールに照準 守備隊は「戦車の罠」仕掛ける <2405-041210>
 5ヵ月にわたる激戦の末にウクライナ東部ドネツク州アウジーウカを攻略してから8週間後ロシア軍は同州で新たな都市、すでに占領しているバフムートのすぐ西に位置し、かつて工業都市だったチャシウヤールの獲得を狙っている。
Chasiv Yar の位置 (Google Map)】
 大きな戦いが迫っているチャシウヤールは、ロシアがウクライナで拡大して26ヵ月目に入る戦争の行く末に、重大な影響を与える可能性がある。
 アウジーウカの場合は、ウクライナ軍の守備隊が撤退しても、必ずしも防御線が総崩れになったり、ロシア側にさらに深く突破されたりするわけではなかったが、チャシウヤールでは、仮にウクライナ側が退却を余儀なくされればロシア軍が西へ一気に進撃する道が開かれてしまう。
 ウクライナ調査分析グループのFronteligence Insightは、「ウクライナ側がもしチャシウヤールの支配権を失えば、深刻な結果になりかねない。 ロシア軍がドンバスの主要都市に向けて前進する直接のルートが開けるからだ」としている。
2024.04.12
 11:16
時事通信

(Yahoo)

空自練習機、日米共同開発も 木原防衛相、純国産に否定的 <2405-041209>
 木原防衛相が12日の記者会見で、航空自衛隊T4練習機の後継機について日米共同で開発・生産する可能性に言及した。
 先の日米首脳会談で「日米共通ジェット練習機の共同開発・生産」を検討する作業部会の設置で合意したことに関し、「T4後継機も対象になっている」と説明し、純国産とすることに否定的な見解も示した。
2024.04.12
 10:52
Wall Streetr Journsl マスク氏のスターリンク端末、ロシア軍に流す闇市場 <2405-041208>
 モスクワのネット通販業者shopozz.ruの販売員が売っているのは、掃除機や電話のアームスタンドだけではなく、Space X社の衛星ブロードバンドサービス部門Starlinlのインターネット端末も、何十台と売りさばいた。 売られた端末は、最終的にウクライナの前線にいるロシア人の手に渡った。
 ロシアはStarlinlの使用を禁止しているが、仲介業者が端末を購入してロシア軍に供給するケースが増えている。
 一方ロシアに先駆けて戦場で利用していたウクライナ軍にとっては、優位性が低下することになった。
2024.04.12
 10:02
中央日報

(Yahoo)

北朝鮮、豊渓里核実験場3番坑道いつでも使用可能…道路の除雪を確認 <2405-041207>
 米戦略国際問題研究所 (
CSIS) が11日、北朝鮮専門サイトのBeyond Parallelを通じて、2日に撮影された豊渓里核実験場の衛星写真と「北朝鮮は7回目の核実験のためのすべての準備を終えている」と米韓両国が評価するなか、豊渓里核実験場をいつでも使用できる状態で維持しているとの分析結果を発表した。
 Beyond Parallelは衛星写真を分析した結果、豊渓里核実験場の3番坑道に入る道路で除雪された事実が確認されたとし、これはトンネル内で低水準の活動が続いていることを暗示すると明らかにした。 米韓情報当局は北朝鮮が7回目の核実験をする場合、豊渓里3番坑道を有力な実験場所とみて注目している。
2024.04.12
 09:33
Wall Streetr Journsl イラン、イスラエル国内を48時間以内に攻撃か <2405-041206>
 関係筋によると、イスラエルはイランからの直接攻撃に備えているが、イラン側は最終決定を下していないもようである。 事情に詳しい関係者らが、イスラエル政府は、早ければ今後24時間から48時間以内に同国南部または北部がイランによる直接攻撃を受ける可能性があるとして備えを進めていることを明らかにした。
 一方でイラン政府指導部から説明を受けた人物は、攻撃計画は協議されているものの、最終的な決定は下されていないとしている。
2024.04.12
 08:37
産経新聞

(Yahoo)

日米比首脳会談 岸田文雄首相「同盟国、同志国との重層的な取り組み必要」 <2405-041205>
 日米比3ヵ国が11日午後(日本時間12日午前)に米ホワイトハウスで史上初の首脳会談を開き、東・南シナ海で覇権主義的行動を強める中国を批判する共同声明を発表した。 会談には岸田首相、バイデン米大統領、マルコス比大統領が出席した。
  共同声明は中国がほぼ全域の領有権を主張する南シナ海で比船との衝突を繰り返していることを踏まえ、「危険かつ攻撃的な行動に深刻な懸念を表明する」と名指しで批判した。 中国海警局艦を念頭に、南シナ海の海上保安機関の威圧的な行動について「断固反対する」とも明記した。
 岸田首相は「インド太平洋地域の平和と繁栄のためにも日米比協力のさらなる強化を確認し、具体的な方策を示したい」と強調し、バイデン大統領は「日本とフィリピンの防衛に対する米国の決意は揺るぎない」と語った。
岸田首相は会談で「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向け、同盟国、同志国との重層的な協力が必要だ」と述べた。
 また、尖閣諸島周辺での中国艦船の領海侵犯を巡り、「中国による力、または威圧によるあらゆる一方的な現状変更の試みに強い反対の意を表明する」と非難した。 今後1年間で日米比の海上保安機関が合同訓練を実施することも表明し、海洋協力の促進のため、新たな日米比海洋協議も立ち上げる。
2024.04.12
 08:25

(18:25 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 11 2024 <2405-041204>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月11日の戦況 =
 ロシア軍は4月10日~11日にミサイルやUAVによる大規模な攻撃を相次いで実施し、ウクライナのエネルギーインフラに著しい、そして長期的な被害をもたらした可能性が高い。
 ウクライナのクレバ外相は、人口密集地と前線地域の両方を守るために、ウクライナはより多くのPatriotシステムを必要としていると述べた。
 ウクライナ最高会議 (Verkhovna Rada) は4月11日に新しい動員法を採択し、最前線で防衛するウクライナの部隊の人員の制約が高まる中、ウクライナの人的資源の課題に対処する重要な一歩を踏み出した。
 米欧州軍 (EUCOM) 司令官でNATO欧州連合軍最高司令官 (SACEUR) のカヴォリ陸軍大将が、EUCOMとNATOは、NATOに対する将来のロシアの侵略を抑止することを期待して、ロシアが世界の安定と欧州の安全保障にもたらす「慢性的な脅威」に対応する能力を強化していると報告した。
 ウクライナとラトビアが4月11日、ラトビアのウクライナに対する長期的な支援と安全保障上のコミットメントを規定する二国間安全保障協定に署名した。
 ロシア軍が4月11日にクレミンナ近郊、バフムート西のチャシフ・ヤール方面、ドネツク・ザポリージャ州の国境地帯での前進が確認された。
 ロシアの亡命反体制派メディアのNovaya Gazeta Europeが4月11日、ロシアの裁判所が、ウクライナでの兵役服務の代償に、ロシアの退役軍人や現役軍人に対する刑事事件の半数以上で減刑したと報じた。
2024.04.12
 07:17
Defense News MDA awards Lockheed $4.1B contract to upgrade battle command system <2405-041203>
 米国防総省が4月11日、MDAがLockheed Martin社に
C2BMCの維持と改良を$4.1Bで発注したと発表した。 契約期間は5月1日から2029年4月30日までになっている。
 Lockheed martin社によるとC2BMC-Nextは21世紀のセキュリティー技術とマルチドメインと連携して取り入れ高速化が図られる。
 また新しいC2BMC Next契約の下での作業には、同盟国や友好国の参加が含まれる。
2024.04.12
 06:30
日経新聞 米軍、ウクライナの砲弾「数週間でロシアの10分の1に」 <2405-041202>
 NATOの欧州連合軍最高司令官兼米欧州軍司令官のカボリ陸軍大将が10日の下院軍事委員会の公聴会で、ロシアの侵略を受けるウクライナの武器不足について「状況は極めて深刻だ」と表明し、現時点でウクライナ軍が使用する弾薬はロシア軍の1/5で、数週間で1/10になると危機感を示した。
2024.04.12
 05:00
日経新聞 ロシアの対欧米情報戦、極右・保守を照準か <2405-041201>
 6月の欧州議会選挙、11月の米大統領選挙を前に、欧米各国でロシアによる情報戦への警戒が高まってきた。
 ロシアが極右の親露派政治家に資金を提供したり、SNSなどで誤情報を拡散させたりしている実態が明らかになりつつある。 戦火を交えるウクライナに打撃を与えるのがロシアの最大の目的で、選挙介入を防ぐための欧米各国当局の監視力が鋭く問われている。
2024.04.11
 22:27
Reuters 通信

(Yahoo)

ロ、ミサイル巡り米に警告 アジア太平洋への配備警戒 <2405-041117>
 RIA通信が、リャプコフ露外務次官が11日、米国がアジア太平洋にMRBMを配備した場合、ロシアはSRBM/MRBM配備自制を解除する可能性があると述べたと報じた。
 ロシアと米国は1987年に中距離核戦力 (INF) 廃棄条約に調印したが、2019年に米国が破棄を通告し失効した。 その後、プーチン大統領が、米国と一部NATO加盟国に対しINF条約が禁じたミサイル開発のモラトリアムを提案した。
2024.04.11
 21:11
Kyiv Independent Poland has Soviet-made air defense missiles that may be sent to Ukraine, Duda says <2405-041116>
 ポーランドのドゥダ大統領が、4月11日にリトアニアで開かれた首脳会議で、ゼレンスキー大統領とソ連製SAMのウクライナへの供与について話し合ったと述べた。 ドゥダ大統領は、ゼレンスキー大統領とリトアニアのナウセーダ大統領との記者会見で、ソ連製SAMをウクライナに供与する可能性について話し合ったと述べた。
 ロシア軍は春以降、主にエネルギーや民間インフラを目標とした攻撃を強めていて、ウクライナ内務省によると、ロシアは過去3ヵ月間にウクライナ領内で約3万回の攻撃を行った。
 ゼレンスキー大統領は4月11日に三洋首脳会議に参加し、友好諸国首脳と会談するため、ビリニュスに到着した。 同盟国に対し、ウクライナへの防空システムの提供を増やすよう改めて求めた。
 ゼレンスキー大統領は「ミサイルは毎日攻撃されており、ウクライナが新しいSAMを受け取ると毎日聞いている」と述べ「現実は最終的に言葉と一致し、ロシアのテロの真の損失は確実にされなければならない」と述べた。 ゼレンスキー大統領は4月上旬に、ウクライナを完全に守るためには25個システムのPatriotが必要だと述べた。
 ドゥダ大統領は、ポーランドは自国の防空用にPatriotを配備し始めており、ロシアのミサイルがポーランド領空に侵入するなど、ポーランドはロシアの攻撃の脅威に晒されていると述べた。
2024.04.11
 17:31
時事通信

(Yahoo)

少数民族、タイ国境拠点を制圧 国軍の劣勢鮮明に ミャンマー <2405-041115>
 ミャンマークーデターを実行した国軍に抵抗する少数民族武装勢力カレン民族同盟(KNU)が11日、東部カイン州のタイとの国境近くにある都市ミャワディの国軍拠点を制圧したと発表した。
Myawaddy の位置 (Google Map)】
 国軍は北東部の中国との国境近くなどでも支配地域を失っており、地方で劣勢が鮮明となっている。
 ミャワディはタイとの貿易拠点。国軍は空爆で報復する可能性があり、タイ政府は大量の難民が流入するなど混乱が生じることを警戒している。
2024.04.11
 16:39
Reuters 通信

(Yahoo)

ミャンマー軍、武装勢力との戦闘で兵士200人撤退 タイ国境付近 <2405-041114>
 地元メディアによると、タイとの国境貿易の要衝であるミャンマー東部カレン州ミャワディで、武装勢力と交戦していたミャンマー国軍の兵士200名余りが11日に、タイにつながる橋の付近に撤退したもようである。 地元メディアによると、タイ当局は、国内への避難を許可するかどうか兵士側と協議中という。
 数ヵ所の前線で反政府武装勢力と戦闘状態になっているミャンマー軍事政権は、辺境地帯では相次いで敗北を喫しているとみられている。
 国軍と武力衝突を続けてきたカレン州少数民族武装勢力のカレン民族同盟 (KNU) 報道官は約200名の国軍兵士が逃亡してタイとの国境付近に集まっていると語った。 KNUは先週、ミャワディ近郊のミャンマー国軍のキャンプを襲撃し、600人前後の軍関係者とその家族を降伏させたと発表していた。
2024.04.11
 16:00
CNN

(Yahoo)

独ルフトハンザ航空、テヘラン便の運航を一時停止 <2405-041113>
 Reuters通信がLufthansa航空の広報担当の話として10日、同社がイランの首都テヘランで離着陸する航空便について「現在の中東情勢のため」一時的に運航を停止したと報じた。 広報担当によれば、運航停止の措置は11日まで継続される見通しという。 広報担当は、中東情勢を注視し、乗客と乗員の安全が最優先事項だと指摘した。
 イランの最高指導者ハメネイ師が、シリア駐在のイラン大使館に対する空爆をめぐり、イスラエルを非難して報復を明言していた。
 米国もイランによるイスラエルへの報復攻撃の可能性をめぐり警戒態勢を強めている。
2024.04.11
 15:35
Ukrinform ウクライナとラトビア、二国間安保協定を締結 <2405-041112>
 リトアニア訪問中のゼレンスキー大統領がTelegram Channelで11日、ラトビアのリンケーヴィチ大統領と二国間の安全保障協定を締結したと発表した。
 署名した二国間安全保障協定によると、ラトビアはウクライナに対して毎年GDPの0.25%の軍事支援を提供しするほか、更にサイバーセキュリティ、地雷除去、無人機技術のウクライナ支援を10年間行うことを約束し、またウクライナのEUとNATO加盟も促進する。
2024.04.11
 12:35
時事通信

(Yahoo)

自衛隊、米軍指揮下に入らず 林官房長官「独立して行動」 <2405-041111>
 林官房長官が11日の記者会見で、日米両首脳が自衛隊と米軍の指揮統制の連携強化で合意したことに関し、「自衛隊と米軍はおのおの独立した系統に従って行動している。 今年度中に発足させる自衛隊の統合作戦司令部が米軍の指揮統制下に入ることはない」と説明した。
 バイデン大統領が日朝対話を支持する考えを示したことについては、「日米両首脳は北朝鮮との対話の道が開かれているとの共通認識も踏まえ、日米、日米韓で一層緊密に連携することを確認した。 こうした共通認識を踏まえた発言だと受け止めている」と述べた。
2024.04.11
 12:20
AP 通信

(Yahoo)

打倒プーチン目指して訓練 ウクライナ陸軍シベリア大隊 <2405-041110>
 打倒プーチンを目指してウクライナ軍が2023年秋に創設したSiberia大隊が4月10日、キーウ郊外で行った訓練を一部メディアに公開した。 祖国を離れたロシア人で構成されるSiberia大隊は、隊員のほとんどがロシア極東の少数民族出身で、プーチン大統領打倒を目指している。
 自由ロシア軍団やロシア義勇軍など、ウクライナの他のロシア国籍の義勇軍とは異なり、Siberia大隊はウクライナ正規軍の一部である。
 隊員になるには、時には1年がかりといった徹底した身元調査を経て初めて入隊が許可され、厳しい訓練を受けて、ウクライナ各地の最前線に派遣される。
 Siberia大隊隊員の大部分は、ロシアで最も貧しいシベリア東部地域出身で、ウクライナの勝利で出身地域に対するモスクワの政治支配を終わらせることに一歩近づくことを望んでいる。
2024.04.11
 12:12
Reuters 通信

(Yahoo)

インド首相、中国と国境問題に「早急に対処する必要」 姿勢軟化 <2405-041109>
 モディ印首相が10日付のNewsweek誌の取材記事で、同国と中国が「長期化した国境の状況」に早急に対処する必要があると述べ、両国関係に生じた「異常事態」から決別する必要があるとし、国境問題で自国の主権と尊厳を守る決意を示した従来の発言に比べトーンダウンした。
 2020年にヒマラヤの国境係争地帯で両国軍が衝突し、兵士24名が死亡して以来、両国関係の緊張が続いているが、モディ首相は「インドにとって中国との関係は重要」と強調し、両国の平和的な関係は地域全体や世界にとっても大切だと述べた。
2024.04.11
 09:45

(19:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 10 2024 <2405-041108>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月10日の戦況 =
 ウクライナ軍が戦場でUAVを効果的に使用しても、戦域全体での重要弾薬の不足を完全に緩和することはできない。
 ゼレンスキー大統領は、不十分な防空システムに対する緩和策はないと述べ、ロシアの攻撃により、ウクライナはハリコフ市の防衛のために、すでに不足している防空戦力の再配置を余儀なくされていることを示唆した。
 ゼレンスキー大統領は、ハリコフ市を目標としたロシアの地上攻撃の可能性について警告し、ウクライナは、すでに逼迫している人員と物資の能力の一部を、現在活動している他の前線の重要なセクターから再配分することを余儀なくされるだろうと警告した。
 ウクライナの最高議会 (Verkhovna Rada) は、ウクライナの動員の持続可能性を長期的に高めるための取り組みとして、4月10日にウクライナの動員法案の条項を討議し採択した。
 露大統領府のペスコフ報道官が、アルメニアがロシアとの政治・安全保障関係から距離を置こうとし続けているのに対し、アルメニアとロシアの関係の緊張を軽視しようとした。
 ロシア軍はチャシフ・ヤールの東にある集落のイワニフスクを占領し、アウディーイウカ近郊に前進した。
2024.04.11
 08:33
Reuters 通信

(Yahoo)

フィリピン防衛に25億ドル要求、米有力議員が超党派法案提出 <2405-041107>
 日米比首脳会談を翌日に控えた10日、米有力議員2人が中国からの圧力を受けるフィリピンの防衛力強化に向けた$2.5Bの超党派法案を提出した。 フィリピンは中国に対抗する日米の取り組みで戦略的重要性が増しており、軍近代化に資金が必要となっている。
 法案は、米国務長官が国防総省と連携して、無償資金をどのように使うかの年次計画と、米比防衛関係強化に向けた措置に関する年次報告書を議会に提出することを義務付けており、後者にはフィリピンの防衛力近代化に必要な分野の説明が含まれる。
 法案は元駐日大使のハガティ上院議員共和党)とケーン上院議員民主党)が提出したもので、対外軍事資金供与 (
FMF) 制度を利用し、2029年までの5会計年度にわたり、フィリピンに年間$500Mの無償援助を認める内容になっている。
2024.04.11
 05:40
TBS News

(Yahoo)

日米首脳会談 防衛・安全保障や宇宙など幅広い分野での連携強化で合意 <2405-041106>
 国賓待遇で訪米中の岸田首相はバイデン大統領と会談し、防衛・安全保障や宇宙など幅広い分野での連携強化で合意した。
 会談後の共同声明では、日米を「未来のためのグローバル・パートナー」と位置づけ、日米同盟の強固さを誇った。
2024.04.11
 05:24
Defense News US, Japan announce generational upgrade to alliance amid China threat <2405-041105>
 日米首脳は4月11日にバイデン米大統領が「日米同盟が最初に設立されて以来、最も重要なアップグレード」と呼んだ防衛協定の長いリストを発表した。
 両国は、それぞれの指揮統制システムを改善し、共同で兵器を製造するための産業評議会を結成し、ミサイル防衛システムをオーストラリアのミサイル防衛システムとネットワーク化し、英国との共同演習を開始するなどの協定を締結する。 また、米国は初めて、東京の防衛力とよりよく連携するために、日本における兵力構成を調整する。
2024.04.11
 04:44
Reuter 通信

(Yahoo)

英、日米と定期合同演習へ インド太平洋の安全保障強化 <2405-041104>
 英国が10日、インド太平洋の安全保障強化に向け、2025年から日米と定期的な合同軍事演習を実施すると発表した。
シャップス国防相は声明で「合同演習の実施は、ルールに基づく国際秩序を損なおうとする者に対し、防衛関係は距離に制限されずに世界中のいかなる脅威にも対応する用意があるという強いメッセージを送ることになる」と述べた。
英国防省によると、空母Prince of Walseが日本に寄港するほか、同盟国との演習実施の一環としてインド太平洋に派遣する。
2024.04.11
 04:43
Reuter 通信

(Yahoo)

ロシアに中国などから防衛技術流入、英と移転阻止を協議=米国務長官 <2405-041103>
 ブリンケン米国務長官が9日、ロシアの防衛産業基盤を支える技術北朝鮮、イラン、中国から流入していることを米国は確認しているとし、米国と欧州の同盟国はこうした動きを懸念していると述べた。
 ブリンケン長官は訪米中のキャメロン英外相との会談後に記者団に対し、ウクライナで使用するための武器や物資のロシアへの移転を阻止する方法を協議したと明らかにした。
2024.04.11
 03:47
Military Times Hundreds of satellites to give military faster tactical comms and data <2405-041102>
 低軌道に何百もの小型衛星を拡散する宇宙に焦点を当てた計画は、海兵隊に現場でのより明確な通信とより高速なデータ転送をもたらすことを目的としている。
 国防総省
SDAは、すでに27基の低軌道衛星を打ち上げ、拡散型宇宙アーキテクチャプログラムの試験と性能確認を行っていると、SDAのトゥルニア局長が4月8日に海軍連盟の海空宇宙会議で述べた。
 低軌道衛星は地球上空約1,200哩を周回しているが、2024年後半には、低軌道衛星の第2陣が軌道に乗る予定だという。 中軌道衛星はGPSを利用して、地球から約12,550哩上空に配置されている。
 2025年末までに、このプログラムでは160基の衛星を軌道に乗せる予定で、その大半は地球をカバーして地域間の接続を構築し、その内20基以上はミサイル警戒専用少数の衛星はミサイル管制に特化されている。
 海兵隊やその他の軍は、何十年にもわたって衛星通信に依存してきましたが、低軌道衛星の進歩により、帯域幅が広くなり遅延が減ったため、多くのデータをより速く送信できるようになった。
2024.04.11
 01:28
聯合ニュース 韓国総選挙 最大野党の「単独過半数」確実 <2405-041101>
 10日投開票の韓国総選挙(定数300)は、革新系最大野党「共に民主党」の単独過半数の維持が確実となった。 保守系与党「国民の力」は約100議席にとどまる「惨敗」を喫する公算が大きい。
 開票率が70%を超えた11日00:00現在、共に民主党は159の選挙区で、国民の力は92の選挙区で1位となっている。 このまま推移すれば、共に民主党が小選挙区(定数254)の議席だけで過半数を握る圧勝が予想される。
2024.04.10
 23:58
RBC Ukraine Israeli army eliminated three sons of Hamas leader Haniyeh <2405-041013>
 イスラエル情報機関の代表が、国防軍がガザ地区北部での攻撃で、ハマスの指導者ハニエの3人の息子を殺害したと報告した。 イスラエル国防軍は、彼らがテロリスト集団の過激派であることを明らかにした。
 ハマス支持派メディアは、ハニエの孫2人が死亡し、もう1人が負傷したと報じた。
 ハニエ氏はハマスの軍事部門の司令官であり、ハゼムとムハンマド・ハニエも軍事部門の下級戦闘員であった。 イスラエルの代表は、攻撃にされたときに3人の息子は、テロ活動を行うためガザ中心部に向かっていたと報告した。
2024.04.10
 23:57
Kyiv Independent Kuleba: Ukraine aims to obtain 7 Patriot batteries in near future <2405-041012>
 ゼレンスキー大統領によると、ロシアは3月にウクライナに各種ミサイル400発以上、Shahed UAV 600発誘導爆弾3000発を発射し、インフラに甚大な被害を与えた。
 このためウクライナは同盟国に対し、防空システム、特にBMを迎撃できるPatriotシステムを提供するよう求めているが、クレバ外相が4月10日に公開されたWashington Post紙の取材に対し、ウクライナはPatriotシステムをできるだけ早く追加入手することを目指しており、システムの貸与を各国に申し出ていると、語った。
 クレバ外相は、海外で100個以上の利用可能なPatriotを特定したと述べ、一部の国が少なくとも1個システムをウクライナに移転することを拒否する理由を「理解するのに苦労している」と付け加えた。
2024.04.10
 21:15
Ukrainska Pravda Former employees of Ukraine's Security Service exposed on fuel fraud – photo <2405-041011>
 ウクライナ国内治安総局と保安庁 (SSU) の調査官は、ウクライナ国家汚職防止局と協力して、2022年に軍の要求に応えるための燃料購入に割り当てられた資金の横領を暴露した。 経済支援省の元局長と彼の第一副局長が、詐欺の組織化に関与しているという。
【関連記事:2405-040806 (ISW 2024.04.08)】
 調査によると、元警察官が、2022年に特別部隊の要求に合わせて燃料を購入する資金を横領する計画を組織した。 公判前調査と長期にわたる尋問の過程で、被告らは治安機関の公用車や装甲車用の燃料や潤滑油を水増しした価格で購入する手口が立証された。
 このため容疑者は、石油製品の取引に従事している政府に管理された営利企業を引き入れ、財務、経済、および報告文書に虚偽の情報を入力させた。 このような容疑者の行動は、国にUAH260M ($667.M) 以上の損失をもたらした。
2024.04.10
 17:15
時事通信

(Yahoo)

習氏、平和統一追求 台湾前総統と会談 頼次期政権揺さぶり・中国 <2405-041010>
 習中国国家主席が10日に北京の人民大会堂で台湾国民党の馬前総統と会談し、「共同で平和統一の美しい未来を追求しなければならない」と述べた。 両氏は、馬氏が総統だった2015年11月、シンガポールで歴史的な会談を果たして以来8年半ぶりの再会で、中台が「一つの中国」であることを確認した。
 中国が「台湾独立派」と見なす頼副総統の総統就任を来月に控え、習主席は民進党政権に対する揺さぶりを図った。 習主席は「制度が異なっても、両岸(中台)が一つの国に属する事実は変えられない」と強調し、馬氏は「両岸の人々は同じ中華民族だ」と応じた。
2024.04.10
 16:57
Breaking defense Army eyes Next Generation Howitzer new start, third attempt at leap-ahead artillery <2405-041009>
 米国と日本が4月10日、インド太平洋地域における中国、北朝鮮、その他の攻撃源からの侵略に対抗する能力を強化すると主張する一連の防衛関連の動きを発表した。
 バイデン米大統領と岸田首相は、ホワイトハウスでの共同声明で、「グローバルなパートナーシップを前進させるため、本日、防衛・安全保障協力を強化するためのいくつかの新たな戦略構想を発表し、宇宙でのニューフロンティアに言及すると共に、技術革新を推進し、経済安全保障を強化して、気候変動対策も加速したグローバルな外交と開発に関する同盟、及び両国民の絆を強めるのです」と述べ、合意の一環として、両国は、両国が協力できる優先分野を特定する防衛産業協力・調達・維持に関するフォーラム (
DICAS) を活用することに合意した。
 声明で特定された能力の中には、「関係省庁と連携して、日本の商業施設で前方展開された米海軍艦艇と第四世代戦闘機を含む米空軍航空機の共同開発と共同生産」が含まれる。
 さらに、双方は、将来の操縦士訓練に関する作業部会の設立と、「戦闘準備が整った次世代戦闘機の空軍力を維持するための一般的なジェット練習機などの最先端技術の共同開発と共同生産」を約束した。 それがジェット練習機の調整を指すのか、それとも地上での訓練オプションを指すのかは不明であるが、練習機では、日本は国産のT-4を運用し、米空軍はBoeing/Saab社製のT-7Aへの移行の初期段階にある。
 米大統領府はfact sheetで、GA社が海上保安庁にMQ-9B Sea Guarian 2機を提供すると述べている。 GA社広報はMQ-9 2機は日本への直接商業販売であり、現在、請負業者が所有し、請負業者が運営するリース契約中の3機とは別のものであることを確認した。
2024.04.10
 15:11
Inside defense Army eyes Next Generation Howitzer new start, third attempt at leap-ahead artillery <2405-041008>
 米陸軍は、自走式の長距離砲を試作する5年間の計画が失敗したため、2040年以降に予測される脅威に対抗することを目標として冷戦終結後3度目の試みとなる次世代榴弾砲計画を開始した。
 陸軍のFY25予算要求では、新システムの研究とハードウェア開発に$8Mを要求している。
2024.04.10
 13:57
Reuters 通信

(Yahoo)

南太平洋の中国漁船立ち入り検査は合法、米沿岸警備隊が反論 <2405-041007>
 中国の王駐ニュージーランド大使が5日に中国大使館が配布した書簡の中で、米国とバヌアツ、キリバス、パプアニューギニアの間で結ばれたシップライダー(乗船)協定を利用して「中国漁船に対する法執行活動を遂行」することは国際法違反との認識を示していたのに対し、米沿岸警備隊のデイ少将が10日、南太平洋で地元警察と合同で実施した中国漁船への立ち入り検査は合法との認識を示した。
 Reutersは3月、中国漁船6隻がバヌアツ海域を初の哨戒を実施する米沿岸警備艇に同乗した地元警察による検査を受け、バヌアツの漁業法に違反していることが判明したと報じた。
 米沿岸警備隊とキリバス警察も2月に10年ぶりの合同哨戒を行い、中国漁船2隻を検査したが、問題は見つからなかった。
2024.04.10
 12:58
Defense News US Air Force issues $409 million award for long-sought Pacific airfield <2405-041006>
 テキサス州アービングに拠点を置く建設会社であるFluor社が4月10日に、米空軍から太平洋の島嶼国であるテニアン島に飛行場を建設する5年間、$490Mの契約を受注した。
 テニアン島は、グアムの北、フィリピンの東約1,500哩にあるアメリカ領である北マリアナ諸島連邦の一部で、第2次世界大戦中、米空軍はテニアン島から日本に爆撃機を空襲した。 それ以来、完成した滑走路はジャングルに覆われている。
 この地域を管轄する米インド太平洋軍は、長年にわたりここの再建を望んでいた。
 4月初めに空軍と民間の最高指導者が島を訪れ、飛行場の工事を視察した。 1月以来、空軍は建設作業のために、何百エーカーものジャングルを伐採し始めた。
2024.04.10
 11:51
The News Lens

(Yahoo)

中国からの借金1位はあの国 トップ20上位はアフリカ勢もずらり <2405-041014>
 中国が推し進めてきた巨大経済圏構想「一帯一路」に参加した途上国が、インフラ開発などのために中国から巨額の資金を借り入れ、膨れ上がった対中債務の問題が指摘されて久しい。
 その融資残高の総額は、元金だけで$11T(約166兆円)とも推測されている。
 そんな中、米投資情報サイト
Insider Monkeyが、対中債務残高が多い国トップ20をまとめた。
 ・20位 アルゼンチン  $2.86B
 ・19位 モンゴル    $3.02B
 ・18位 ブラジル    $3.38B
 ・17位 コンゴ共和国  $3.42B
 ・16位 南アフリカ   $3.43B
 ・15位 カメルーン   $3.78B
 ・14位 コートジボワール$3.85B
 ・13位 ベラルーシ   $3.92B
 ・12位 カンボジア   $4.01B
 ・11位 エルアドル   $4.14B
 ・10位 ナイジェリア  $4.29B
 ・ 9位 エジプト    $5.21B
 ・ 8位 ラオス     $5.25B
 ・ 7位 バングラデシュ $6.05B
 ・ 6位 ザンビア    $6.08B
 ・ 5位 ケニア     $6.69B(1兆 142億円
 ・ 4位 エチオピア   $6.82B(1兆 339億円
 ・ 3位 スリランカ   $8.84B(1兆3,402億円
 ・ 2位 アンゴラ    $20.98B(3兆1,807億円
 ・ 1位 パキスタン   $26.60B(4兆 328億円
2024.04.10
 10:07
Reuters 通信

(Yahoo)

米、ウクライナに防空システム関連装備売却 最大1.38億ドル <2405-041005>
 米政府はウクライナに提供したMIM-23 HAWKの機能維持・拡充に向け、最大$138M相当の装備を同国に売却する。 ロシアによるUAVやCM攻撃への防空強化が狙い。
 米国のウクライナ支援を賄う資金は細っているが、2023年末に成立したFY24
NDAAに盛り込まれた$300Mの軍事支援を今回の装備の購入費用に充てる。
 ウクライナは2022年からHAWKの提供を受けており、他にもPatriotなど複数の防空装備が供与されている。
2024.04.10
 10:00

(20:00 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 9 2024 <2405-041004>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月98日の戦況 =
 米中央軍 (CENTCOM) が4月9日、イランのイスラム革命防衛軍 (IRGC) から押収した約1個旅団分の小火器と弾薬を4月4日にウクライナに移送したと発表した。
 ウクライナ軍情報総局 (GUR) が4月8日~9日に、ヴォロネジ州のボリソグレプスク空軍基地をUAVで攻撃した可能性が高い。
 クレムリンは、モルドバの親露派ガガウジア自治区のクグツル知事とロシア国営銀行が署名した新たな協定を活用して、モルドバ社会を不安定化し、モルドバの民主政府を攻撃し、モルドバのEU加盟を阻止する取り組みをさらに進めることができる可能性が高い。
 アルメニアとロシアの関係が悪化し続けるなか、アルメニア駐留ロシア軍が、アルメニアに対する軍事的・政治的権力を主張し、アルメニアの主権に挑戦するために、アルメニアで別のロシア市民を拘束した。
 ロシア軍は4月9日にアウディーイウカの西、ドネツク市の南と南西のクレミンナ付近での前進が確認された。
 クリミアのロシア占領政権は、占領下のクリミアでウクライナ正教会 (OCU) に所属する聖職者や教区を組織的に迫害している。
2024.04.10
 05:10
朝日新聞

(Yahoo)

米英豪のAUKUS、原潜での日本との協力拡大は否定 米高官 <2405-041003>
 米国家安全保障会議(NSC)で東アジア・オセアニアを担当するラップフーパー上級部長が9日、米英豪の安全保障の枠組みAUKUSについて、原子力潜水艦に関する協力は「今後も米英豪以外に参加国を拡大することはない」と明言した。
 AUKUSでは、日本との協力が検討されているが、それはAUKUSの「第二の柱」である先端技術分野に限り、豪州の原潜の調達を目指す「第一の柱」では協力関係を模索しないとの方針を明確にした。
2024.04.10
 05:00
朝日新聞

(Yahoo)

イラン革命防衛隊が輸送?の銃5千丁、米が押収しウクライナ軍に譲渡 <2405-041002>
 米中央軍が9日、イランの革命防衛軍が輸送に使っていた無国籍船から押収した5,000丁以上のAK47自動小銃などの武器や弾薬を、ウクライナ軍に譲渡したと発表した。 これらは元々、イランからイエメンのフーシ派に供給される予定だったとし、譲渡は「ロシアの侵攻からウクライナを守ることに役立つ」としている。
 中央軍によると、ほかに譲渡したのは機関銃や狙撃銃、50万発以上の弾薬で、2021年5月から23年2月にかけ、計4隻の船籍のない船から押収したものだとしている。 中央軍はこれらの武器弾薬について、イエメン内戦をめぐる武器禁輸措置などを定めた国連安全保障理事会の決議に違反する形で、革命防衛軍からフーシ派に移送されていたものだと主張し、今後も「同盟国やパートナーと協力し、イランの武器支援の流れに対抗していく」としている。
 中央軍は2023年10月にも、無国籍船から押収した弾薬約110万発をウクライナ軍に引き渡しており、この弾薬についても、革命防衛隊がフーシ派に供給するために運んでいたとしている。
2024.04.10
 02:19
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、ロシア南西部の航空機工場攻撃=情報筋 <2405-041001>
  ウクライナの情報筋がReutersに、ロシアのボロネジ州にある航空機工場の主要生産施設がウクライナ国防省情報総局 (GUR) による攻撃を受けたと語った。
 ロシア国防省は、9日午前に同地域上空でUAV 2機を撃墜したと発表した。 同州ボリソグレブスク市の第711航空修理工場が攻撃を受けたもようだが、詳しい被害の規模については明らかにされていない。
Borisoglebsk の位置 (Google Map)】
 今回攻撃の対象となったボリソグレブスク市は、北東部の前線から350km以上離れた場所に位置する。
2024.04.09
 22:08
Kyiv Independent NATO: Ukrainian drones responsible for more than 65% of destroyed Russian tanks <2405-040913>
 NATO高官がForeign Policy誌にウクライナ軍がここ数ヵ月で破壊したロシア軍戦車の2/3以上が
FPV UAVによるもので、ウクライナの深刻な弾薬不足の中でUAVへの依存度が高まっていることを示している可能性があると語った。
 FPV UAVは安価で、目標に正確に飛ばすことができ、はるかに高価な装備を破壊する能力を持っている。
 カミシン戦略産業相によると、ウクライナは2023年12月に5万機のFPV UAVを生産しUAV生産を月間数万機台に大幅拡大することを目指していると述べた。
2024.04.09
 20:12
Defense One Russia’s GPS meddling in the Baltic Sea demands NATO action, Sweden’s naval chief says <2405-040912>
 スウェーデン海軍司令官のハスラム少将が4月8日にワシントンD.C.郊外で開催された海軍リーグの海空宇宙会議で、数ヶ月間にわたるバルト海でのロシアのGPS欺騙による航空機と船舶への妨害は、軍用ではGPSにそれほど依存していないため、実際にはそれほど影響を受けていないが、地域経済に打撃を与えており、NATOが行動を起こす時が来たと述べた。
 ロシアによるGPS欺騙の結果、自動識別システムをオフにする船舶数が増え、バルト海での出所や正確に何をしているのかがわからなくなる「幽霊船」と呼ばれるSkoog Haslum現象が「どんどん大きくなっている」。
 エストニアの研究者は、ロシアがカリーニングラードにあるトボル複合施設での
ECMによるGPS干渉の背後にあることを示唆している。
【註】
 西側諜報機関はエストニアなどに混乱を引き起こしている疑いのある極秘電子兵器は、カリーニングラードの軍事施設に拠点を置いている可能性が高い。  軍事事情通は「衛星通信抑制システムのトボルは多方向にGPS妨害信号を飛ばすことができ、本来はミサイルやUAVの攻撃からカリーニングラードを守る用途で設置されたといわれているが、防衛ではなく攻撃に使えば、他国の民間機、船舶の運航を妨害することができます」と指摘する。  最近、GPSの混乱により飛行機が航空機追跡サイトから消失するケースが報告されているのは、ロシアの極秘電子兵器がNATO側の航空機や船舶のGPSシステムに誤作動を起こしていると西側の情報機関が懸念してされている。  エストニア軍のヘレム司令官によると、フィンランド、スウェーデン、バルト三国、ポーランドで空と海の交通のGPS誘導に混乱が生じているという。 ヘレム司令官はTelegramに対し、「われわれが目撃したのは船舶や航空交通用のGPSの誤作動だ。 ロシアが何かをやりたいのか、それともただ装備をテストしたいだけなのか、本当に分からない」と話した。  GPSの混乱はバルト海、黒海、イスラエル付近などでも確認されているという。
【出展:プーチン大統領の秘策か 欧州を大混乱に陥れるロシアの電子兵器「トボル」の危険度 (東スポWeb)】
2024.04.09
 17:21
Kyiv Independent Germany to deliver 20 additional armored vehicles <2405-040911>
 ドイツ政府が4月9日、Rheinmetall社に、追加のMarder装甲車20両をウクライナに納入するよう要求したと発表した。 ロシアの全面侵攻が始まって以来、同社はすでに100両以上のMarder装甲車をウクライナに提供している。
 声明によると、今回の引き渡しは3月に発表されており、100万ユーロ台半ばと見積もられ。Rheinmetall社は、新しいロットは2024年中に納入されると述べた。
 2024年初めiに、ドイツはポーランドとウクライナを支援する「装甲車両連合」を結成することで合意した。 この取り組みは、3月26日に正式に運用を開始する。
2024.04.09
 16:57
Inside Defense Lockheed Martin launches Pony Express 2 demo satellites <2405-040910>
 Lockheed Martin社が8日に記者団に、国防総省の
CJADC2に適合することを意図した自律型試験システムを実証するために2基の衛星を打ち上げたと語った。
 3月上旬に打ち上げられた2個の衛星に4基のPony Express 2装置を搭載して運用開始前の最終試験に入っており、担当するシュレイダー副社長は、システムを接続して直接通信できるようになると述べている。
2024.04.09
 16:45
Inside Defense Army to host howitzer demonstrations this summer following ERCA cancellation <2405-040909>
 米陸軍
ERCAの計画中止に伴い、今夏から4ヵ月間、アリゾナ州のユマ試験場で開催される既存の155mm榴弾砲の能力を実証するSPHの性能実証試験の概要を4月3日の企業説明会で説明したのに続いて、メーカーに参加を呼びかけた。
2024.04.09
 12:47
SOFREP Israel’s maritime C-Dome downs drone in first operational combat interception <2405-040908>
 イスラエル国防軍が4月8日、Sa'ar 6コルベット艦が装備したIron Domeの海軍型であるC-Domeが紅海での初の実戦でUAVを撃墜した。 C-DomeはSa'ar 6コルベット艦4隻に装備されている。
 Sa'ar 6は、2023年10月7日のハマスによるイスラエル攻撃を受けて、ガザでの戦争中にガザ沖に配備され、イエメンのフーシ派によるUAVやミサイル攻撃の脅威にさらされていた南部のエイラート沖の紅海に送られた。 報道によると、ここ数週間、イランが支援するイラクの民兵組織も、エイラートを突入攻撃型UAVで威嚇している。
2024.04.09
 12:17
Reuters 通信

(Yahoo)

スウェーデン、中国人記者に国外退去命令 国家安全保障巡る懸念 <2405-040907>
 スウェーデン当局が、国家安全保障上の懸念を理由中国人記者に国外退去を命じたと、記者の弁護士が8日に明らかにした。 弁護士によると、記者は57歳の女性でスウェーデンに20年近く住んでいる。
 スウェーデン公共放送SVTは、情報源は明らかにしていないがこの記者が自身のウェブサイトで記事を発信し、ストックホルムの中国大使館から報道に関連した支払いを受けていたと報じた。
 SVTによると、この記者は中国当局者や企業代表団がスウェーデンを訪問した際にスウェーデン高官との会談を調整しようとしていたという。
 移民当局はコメントの要請に応じていない。 ストックホルムの中国大使館からのコメントは得られていない。
2024.04.09
 11:45
NNA

(Yahoo)

【ドイツ】中国から日本へ、拠点移転 ドイツ企業=安定性求め動き加速 <2405-040906>
 ドイツ企業中国拠点を日本へ移転する動きが加速していることが、在日ドイツ商工会議所(AHK Japan)が3月下旬に発表した調査結果で明らかになった。 地政学的な緊張や、中国政府の貿易政策の不確実性を背景に、安定性を求めて日本を選んでいるようである。
 調査はAHK Japanが大手会計事務所KPMGと共同で実施したもので、在日ドイツ系企業472社を対象に1月30日から2月13日まで、オンラインでアンケートをとり、164社から回答を得た。
 うち38%が、中国から日本への生産移転を計画していたり、アジアでの新規投資先として日本を選んだりしていた また23%は管理機能を中国から日本に移転していた。
 日本にアジア太平洋地域の統括本部を置くドイツ企業は前年の20%から増加して26%に上り、シンガポールの28%に次いで2位だった。 日本を事業拠点に選ぶ利点には、9割以上の企業が経済的安定性や、ビジネス関係の安定性と信頼性、安全性と社会的安定性を挙げている。
2024.04.09
 11:08
AP 通信

(Yahoo)

ドイツ軍がリトアニアに駐留 第2次大戦後初の国外常駐 <2405-040905>
 ドイツ政府が4月8日、バルト三国のリトアニアに常駐するドイツ軍戦闘部隊の予備司令部要員を同国に派遣した。 旅団規模の部隊は2027年までに戦闘態勢を整える。
 第2次世界大戦後に、ドイツ軍戦闘部隊が国外に常駐するのは初めてで、計画ではドイツ陸軍兵士4,800名と軍属200名が、家族を呼び寄せて駐留する。
 リトアニアのカスチューナス国防相は、ドイツ軍の存在を「ドイツの信頼性の証明」であり、「我々とこの地域全体にとって、とても重要なことだ」と述べた。 予備司令部は2024年末までに、約150名に増強される。
2024.04.09
 11:00
毎日新聞

(Yahoo)

官房長官、AUKUSとの連携に期待感 米英豪の安保枠組み <2405-040904>
 林官房長官が9日午前の記者会見で、米英豪3ヵ国の安全保障の枠組みAUKUSとの共同開発の検討について「防衛力の強化に資する取り組みを今後も進めたい」と述べた。 林長官は「インド太平洋の平和と安定に資するものであり、日本は一貫して支持している」とも語り、連携に期待感を示した。
 AUKUS国防相が8日付の共同声明で、人工知能や極超音速兵器を含む先進能力分野などの開発で日本との協力検討を発表したことを受けた。
2024.04.09
 10:15

(20:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 8 2024 <2405-040903>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月8日の戦況 =
 ロシアの製油所に対するウクライナのUAV攻撃により、ロシアはカザフスタンからのガソリン輸入を求めざるを得なくなったと報じられている。
 ウクライナ軍情報総局 (GUR) が、4月7日にカリーニングラード州バルチースクの海軍基地でロシアバルチック艦隊の小型ミサイル艦が無力化された爆発関与した可能性を間接的に示唆した。
 モルドバの親露派自治区ガガウジアでのロシア系グツル知事が、ルーマニアがモルドバ政府を支配しているとほのめかした。
 ロシア軍はクレミンナ、バフムート、アウディーイウカ、ドネツク市付近でり前進が確認された。
2024.04.09
 09:33
Reuters 通信

(Yahoo)

AUKUSの枠組み拡大する計画ない=豪首相 <2405-040902>
 アルバニージー豪首相が9日、豪米英3ヵ国の安全保障の枠組みAUKUSを拡大する計画はないと述べた。 3ヵ国は8日に、AUKUSを通して日本と先端防衛技術分野で協力することを検討していると発表していた。
 アルバニージー首相はキャンベラでの記者会見で「提案はAUKUSの第2の柱に関し、プロジェクトごとに他国の関与を検討するもので、日本は当然その候補だ」と指摘し、AUKUSのメンバーを拡大することは提案されていないと語った。
 AUKUSはオーストラリアへの原子力潜水艦配備を第1の柱として、第2の柱は軍事技術共有のほか、量子コンピューティング、人工知能 (AI)、サイバー技術での協力などを焦点にしている。  米国はこれまでに第2の柱への他国の参加に前向きな姿勢を示しており、ブリンケン米国務長官は2023年7月に、ニュージーランドが関与する扉は開かれていると表明していた。
2024.04.09
 06:02
Wedge

(Yahoo)

【ロシアの敵か、味方か?】割れる旧ソ連諸国の方針。ウクライナ戦争の趨勢も左右か <2405-040901>
 Financial Times紙のバーバー論説員が3月5日付け同紙に‘Post-Soviet neighbours navigate the orbit of Russian power’(ソ連崩壊後の隣国がロシアの軌道を航行している)と題する論説を書き、ウクライナ戦争の行方ベラルーシ、モルドバ、アルメニア、アゼルバイジャン、ジョージアに重くのしかかっている様子を描写している。要旨は次のとおり。
 1991年のソ連崩壊後、ロシアは新たに独立した旧ソ連諸国との西側および南側国境を最重視する政策を取ってきた傾向は、2000年にプーチンが政権について以降一層明白になった。 その手法は、それら国内での分離主義運動を支援するとともに、エネルギー、貿易、投資で隣国のロシアへの依存を確実にすることを柱としている。
 ベラルーシ、モルドバ、アルメニア、アゼルバイジャン、ジョージアにとり、ウクライナでの戦闘は将来に重くのしかかっている。 現状、ロシアの影響力が強く残る国もあれば、弱まった国もある。 ロシア支配の最も顕著な例はベラルーシで、ウクライナ戦争は同国をロシアに一層近づけたとはいえ、ロシアは今のところ、ベラルーシを完全にロシアに統合する企てやウクライナ戦争に完全に組み込むような態度を見せていない。 そうした動きは、ルカシェンコの独裁体制を不安定化させる要因になり得るからである。
 モルドバでは対照的に、ロシアのウクライナ侵攻以降、ロシアの影響力は低下した。これに対し2月、ロシアが支援する分離地域であるトランスニストリアの指導部が緊急議会を開催し、ロシアに庇護を求めるようなアピールを出した。 背景には、モルドバ議会が2023年に、分離主義を刑事犯罪に指定し、モルドバ政府はトランスニストリア企業に対する税関管理を強化するなど、モルドバが初めて同地域の再統一化に本格的に乗り出したことがある。
2024.04.08 Janes Rheinmetall to supply Mission Master SP UGVs to Japan for testing <2405-040827>
 Rheinmetall社が4月8日の報道資料で、防衛省と数百万㌦の契約を締結し、陸上自衛隊にMission Master SP装輪
UGV 3両を試験用として納入すると述べた。
 Rheinmetall社は、日本の代理店である丸紅エアロスペース社と提携し、2025年1月に貨物、監視、遠隔操作兵器ステーションなど、さまざまなペイロードモジュールを搭載したUGVを陸上自衛隊に供給すると発表した。
 陸上自衛隊は3月下旬、無人防衛力の強化と非対称的な「人的被害を抑えつつ地上での優位性」を獲得するため、無人偵察機を調達する意向を表明した。
2024.04.08
 22:48
時事通信

(Yahoo)

ドイツ首相、13日から訪中 習主席と会談へ <2405-040826>
 ドイツ政府が8日、ショルツ首相が13~16日に中国を訪問すると発表した。 ショルツ首相の訪中は2022年11月以来である。
 16日には北京で習国家主席、李首相と会談する。 首脳会談ではロシアによるウクライナ侵攻を巡る対応のほか、2国間の経済関係などが議題になる見通しである。
 ショルツ首相は、北京で中国との経済協議会合に出席するほか、重慶や上海も訪れ、独企業の施設を訪問する。 訪中には産業界代表も同行する予定で、低迷する独経済の浮揚につなげたい思惑があるとみられる。
2024.04.08
 22:30
朝日新聞

(Yahoo)

EU派遣の護衛艦、11件のフーシの攻撃防御 紅海で民間船攻撃受け <2405-040825>
 EUの外相にあたるボレル外交安全保障上級代表が8日、紅海に派遣したEUの護衛艦隊が約2ヵ月間で、イエメンのフーシ派からの11件の攻撃から民間船を護衛したと明らかにした。
 EUは2月下旬から、4隻のフリゲート艦からなる艦隊を派遣し、計68隻の民間船を護衛し、UAVや
ASBMによる11件の攻撃を防御したという。
2024.04.08
 22:25
Kyiv Independent Bloomberg: Trade of yuan in Russia's foreign exchange market reaches record high <2405-040824>
 Bloombergが4月8日にロシア中央銀行のデータを引用して報じたところによると、ロシアの外国為替市場での中国人民元の取引は、ユーロとドルのシェアが低下し、過去最高値に成長した。  2022年3月の人民元の貿易高はわずか3%だったのに対し、3月の人民元取引高は53%であった。 ロシアは、自国経済におけるドルとユーロの使用を減らそうとしており、通貨を「有毒」と呼んでいる。
 このデータは、西側の金融システムからの撤退が進む中、ロシア経済における人民元の重要性が高まっていることを示す例である。
2024.04.08
 22:00
朝日新聞

(Yahoo)

ヘリ1機100億円増 防衛装備品の高騰相次ぐ 財源あいまいなまま <2405-040823>
 政府が調達する輸送ヘリなどの防衛装備品が軒並み高騰しており、令和6年度当初予算の主な装備品の購入価格と、元~4年度の平均価格を比べると、約1.5倍に膨らんでいることが分かった。
 歴史的な円安や資材の高騰などが原因で、政府は9年度までの5年間で、防衛費を大幅に増やして総額43兆円程度にする計画だが、枠内に収まるかは分からない。
 2023年に財務省の審議会が価格上昇の大きい例として大型ヘリや輸送機、潜水艦、戦車など7種類の装備品を取り上げ、それらの装備品について、朝日新聞が3月に成立した6年度当初予算に計上された購入価格と、平成30年度に決めた中期防衛力整備計画での平均価格(31~4年度)を比べた。
 防衛省によると、CH-47の場合、元~4年度の平均価格は1機あたり76億円だったが、予算では陸上自衛隊保有分が176億円、航空自衛隊が196億円となり、2.3~2.5倍に膨らんだ。  P-1も、部材の高騰などで1.45倍となる325億円に価格が上がっている。 リチウムイオン電池を搭載する最新型の潜水艦「たいげい型潜水艦」は、1.34倍の950億円で、製造に使う鋼材や半導体などの上昇が響いた。
 7種類の価格平均で47%増えた。これ以外の装備品も値上がりしている。
2024.04.08
 21:37
讀賣新聞

(Yahoo)

海自の護衛艦「かが」大規模改修で飛行甲板が長方形に…事実上の空母化で「F35B」発着艦に <2405-040822>
 事実上の空母化に向けて戦闘機が安全に離陸できるように飛行甲板を長方形に変えた1回目の大規模改修を終えた海上自衛隊の護衛艦かがが8日に呉基地で報道陣に公開された。 今後F-35Bが発着艦する海上の拠点となる。
 かがは、海自最大級のいずも型護衛艦(全長248m)の2番艦で、政府は2018年に定めた中期防衛力整備計画で、警戒監視や有事の際の防空態勢を強化するため、いずも型の2隻について、事実上の空母とすることを明記した。
 かがの改修は2022年3月に始まり、2024年3月29日に終了した。 防衛省幹部によると、艦首の形を台形から四角に変更することで、艦首方向から向かってくる気流の乱れを抑え、離陸時の安定性が増す。
 いずも型1番艦のいずもは、すでに1回目の改修を終えているが、ジェットエンジンの排気熱に対する耐熱塗装を施すなどにとどまっており、甲板を空母のような長方形に変えたのは、かがが初めてになる。
2024.04.08
 21:09
共同通信

(Yahoo)

ロシア北極圏で核実験の準備進行 衛星画像、「臨界前」の可能性 <2405-040821>
 ロシア軍事に詳しい東大の小泉悠准教授衛星画像を分析した結果8日、北極圏ノバヤゼムリャ島の核実験場で、新たな核実験の準備が進んでいる可能性が高いと述べた。
 臨界前核実験は核兵器の改良や性能評価が目的で、ロシアは1990年代に繰り返し、近年では2004年に実施した。 小泉准教授はロシアの意図について「ウクライナを支援する欧米への威嚇だ」とみている。
  ソ連時代の1955年から1990年まで、大気圏内や水中、地下で約130回の核実験が行われたノバヤゼムリャ島の実験場では2023年から工事が活発化し、最大の地上施設がほぼ完成した。 小泉准教授は異例の動きだと述べ、核爆発を伴わない臨界前核実験などの可能性があると指摘した。 大型施設は実験関連施設とみられるという。
 臨界前核実験は包括的核実験禁止条約(CTBT)に抵触しないが、専門家によると、米当局は2019年にロシアがCTBTに違反する核実験を行った可能性があると示唆したが、ロシアは否定した。
 一方、米国は臨界前核実験を続け、バイデン政権は2021年にネバダ州で2回実施した。
2024.04.08
 19:19
共同通信

(Yahoo)

日米、小型原子炉開発で協力へ <2405-040820>
 複数の政府関係者が8日、日米両政府は「小型モジュール炉
SMR)」などの次世代型原発の研究開発で協力する方針を固め、岸田首相とバイデン大統領が会談で合意する見通しを明らかにした。
【註】
 米国防総省が原子炉を60年間使用するProject Peleと呼ばれる計画計画を進めており、陸軍や空軍や基地で1~5MWで3年間は連続使用できる原子炉を電力源とすることを検討している。
【米国防総省の Pele 計画:2111-102108 (MT 2021.10.21)】
2024.04.08
 18:31
Kyiv Independent Russian missile ship set on fire near Kaliningrad, Ukraine's intelligence claims <2405-040819>
 ウクライナ軍情報部によると、カリーニングラード沖のバルト海に停泊していたロシアのコルベット艦Serpukhovが4月8日に炎上した。
 当局はTelegramへの投稿で、火災が同艦を「使用不能」にし、「通信手段と自動化手段が「完全に破壊された」と述べた。 軍の情報機関は、艦内で火災が発生している様子を映したとみられる動画も共有した。
 ウクライナ軍情報筋はKyiv Independent紙に対し、軍情報部の工作員が火災の背後にいることを認めた。 バルト海におけるロシア海軍に対するこのような攻撃は初めてだった。
 ウクライナはここ数ヵ月、クリミア半島にいるロシアの黒海艦隊を目標にした攻撃を強化しており、数隻の艦船を攻撃することに成功し、一部のロシア艦艇はより安全な海域への再配備を余儀なくされている。 ウクライナ海軍報道官は3月30日に、ロシア海軍がクリミア半島の港からほぼすべての主要艦艇を撤退させたと述べた。
 ロシア海軍のウェブサイトによると、SerpukhovはBuyan-Mコルベット艦で、全長74mで各種装備を搭載している。
 ロシア当局は4月8日、ウラジオストクにあるDalzavod造船所で修理中のロシアの水上艦Katerina Velikayaが火災を起こしたと発表した。
2024.04.08
 17:04
讀賣新聞

(Yahoo)

マッハ5以上の極超音速滑空兵器を探知・追尾、衛星網整備で日米が協力へ…北朝鮮や中国に対抗 <2405-040818>
 岸田首相とバイデン米大統領が10日に予定されている日米首脳会談で、極超音速滑空兵器 (
HGV) を捕捉追随するための衛星網の整備で協力を確認する。
 ミサイル防衛能力を強化し、HGVの開発を進める北朝鮮や中国に対抗する狙いがある。
2024.04.08
 17:02
Breaking Defense Aussie PM says no Japan as AUKUS member, but Pillar II on table <2405-040817>
 米、英、豪の当局者が8日、すでに進行中の潜水艦建造計画を妨げることなく、AUKUS協定に新しいメンバーを追加できると自信を表明したようだが、豪首相は期待を裏切った
 8日朝に、オースティン米国防長官、シャップス英国国防長官、マールズオーストラリア国防相のAUKUS国防相は、「AUKUSの第2の柱となる先進能力計画に関する日本との協力を検討している」との声明を発表した。
 大方の予想ではあったが、この声明は、日本が安全保障協定の原子力潜水艦の部分とは対照的に、新たな防衛技術の集合体を対象とする第2の柱に参加する可能性があることを公式に確認した最初のものであった。
2024.04.08
 17:02
東方新報

(Yahoo)

中国の国産無人航空機が空を飛ぶ <2405-040816>
 中国航空工業集団 (
AICC) によると、中国国産UAVのHH-100が3日「高速自動タキシング試験」を完了した。
 HH-100 UAVは2023年12月に組み立て完了し、2024年2月末にタキシング試験のために中国四川省の北川永昌飛行場に移送された。
 HH-100は最大離陸重量 (MTOW) 2t可搬重量は700kg、最大速度は300km/h航続距離は満載状態で520kmとなっている。
2024.04.08
 16:46
Kyiv Independent Romania-led NATO naval exercise begins in Black Sea <2405-040815>
 NATOの12ヵ国海軍から艦船27隻、航空機17機が参加したSea Shield 24演習が4月8日に黒海とドナウ河で開始された。
 2015年に1回目が行われたこの演習に今年はルーマニア、米国、英国、ブルガリア、フランス、トルコ、ポーランドのほか、NATO非加盟国のジョージアとモルドバも参加している。
2024.04.08
 13:12
Inside Defense AUKUS officials consider adding Japan to security pact <2405-040814>
 米、英、豪の国防当局者が8日、インド太平洋地域に焦点を当てた新興兵器技術の開発と配備を支援するAUKUS安全保障協定の第2の柱に日本を含めることを検討していると述べた。
 オースティン国防長官、英国のシャップス国防長官、オーストラリアのリマールズ副首相兼国防大臣の共同声明は、日本との「協力の機会」が存在する可能性があると述べた。
2024.04.08
 13:00
Forbes

(Yahoo)

イスラエルが「AIで攻撃目標を決定」か、国連トップが強く非難 <2405-040813>
 イスラエルのニュースサイト、+972 MagazineおよびLocal Callが、イスラエル軍は2023年10月から続くガザにおけるハマスとの戦争で、Lavenderと呼ばれる人工知能(AI)プログラムを使って攻撃目標を特定し、攻撃していると報じられ、強い非難を浴びている。
 掲載されたこの報道では、イスラエル軍がLavenderを使用して、ハマスとのつながりが疑われる37,000人のパレスチナ人とその住居を、ほとんど人的な監視を経ずに軍事標的として特定したとしている。
 グテーレス国連事務総長は4月5日、イスラエルがAIを使って人口密集地の住宅地の標的を特定しているという報道を「深く憂慮している」と述べ、「生と死の決断をアルゴリズムに委ねるべきではない」と付け加えた。
 米国防総省のカービー報道官は4日のCNNの取材に対し、米国はこの報道を独自に検証していないが、政府関係者が調査中だと述べた。
2024.04.08
 12:48
Kyiv Independent Reuters: Russia asks Kazakhstan to resupply gasoline in case of shortages, sources say <2405-040812>
 3人の情報筋がReutersに4月8日に、ロシアはカザフスタンに対し、ウクライナの製油所へのUAV攻撃の増加によるロシアのガソリン不足に備えて、10万㌧のガソリンを受け入れる用意があると語った。
 業界筋の1人がReutersに語ったところによると、カザフスタン産油を使用する合意はすでに成立しているというが、カザフスタンのエネルギー担当相顧問は、ロシアがそのような要請をしたことさえ否定した。
 英国防省は3月23日、ここ数週間、ウクライナのUAV攻撃により、ロシア製油所の生産能力の少なくとも10%が混乱し、深刻な不足を回避するため、3月1日から6ヵ月間のガソリンの輸出禁止を余儀なくされたと発表した。
2024.04.08
 12:44
CNN

(Yahoo)

イスラエル軍、防衛から攻撃への移行を準備 レバノン国境で <2405-040811>
 イスラエル軍が7日、レバノンとの北部国境での作戦について、防衛から攻撃に移行する準備を進めていると明らかにした。
 イスラエル軍と、レバノンのヒズボラは、2023年10月にハマスがイスラエルを奇襲して以降、互いを攻撃し、イスラエル軍とヒズボラ双方から死傷者の報告が出ている。
 イスラエル軍は声明で、北部を担当する司令部が戦争準備の一つの段階を完了させたと説明し、必要な時に大規模な新兵の採用を行い、戦闘に必要な装備を全て備えて短期間で前線に送りこむことを目的とした作戦能力を向上させたとした。
 イスラエル軍によれば、正規軍と予備役の司令官によれば「わずか数時間以内に」展開する準備が整っている。
2024.04.08
 11:52
AFP=時事

(Yahoo)

日米豪比、南シナ海で共同訓練 中国は「戦闘哨戒」 <2405-040810>
 日米豪比の4ヵ国が7日、初めて南シナ海で共同演習を実施したが、中国も同日、同海域で海空軍による「合同戦闘哨戒」を行ったと発表した。
 中国人民解放軍 (
PLA) 南部戦区はこの日、「南シナ海で海・空軍の合同戦闘哨戒」を実施したと発表した。 詳細は明らかにされていない。
 南部戦区は「南シナ海の状況を攪乱し、紛争地域をつくり出そうとするあらゆる軍事活動は制御下に置かれている」と主張した。 4ヵ国共同訓練を批判したものとみられる。
2024.04.08
 10:46
時事通信

(Yahoo)

軍事偵察衛星2号機打ち上げ 北朝鮮を監視 韓国 <2405-040809>
 韓国の軍事偵察衛星2号機が、米南部フロリダ州のケネディ宇宙センターから現地時間7日午後(日本時間8日午前)に、Space X社のFalcon 9
SLVで打ち上げられた。 衛星はSLVと分離し、正常に軌道に投入された。
 韓国は2023年12月に軍事偵察衛星1号機を打ち上げている。 北朝鮮を監視するのが目的で、2025年までに5基体制とすることを目指している。
 2号機は高性能レーダを搭載し、天候や時間を問わず撮影できる。
2024.04.08
 09:22
AFP=時事

(Yahoo)

イスラエル軍、ラファ軍事作戦を準備 ハンユニスからは撤収 <2405-040808>
 ガザ地区でのイスラエルとハマスの戦闘開始から半年を迎えた7日、イスラエル当局者は、ガザ最南部ラファでの軍事作戦を準備していることを明らかにした。
 イスラエル軍は同日、数ヵ月にわたって作戦を展開してきた南部ハンユニスから一部部隊を撤収したが、この動きについてガラント国防相は、ラファでの戦闘を含め、今後の任務に備えるためだと説明した。 ハレビ参謀総長は、「ガザでの戦争は続いている。 決してやめない」「これは長期戦だ」と主張している。
 ネタニヤフ首相は、「勝利まであと一歩だ」と述べた。
2024.04.08
 07:28
Reuters 通信

(Yahoo)

ザポロジエ原発に連続攻撃で負傷者、ロ発表 ウクライナは関与否定 <2405-040805>
 ロシア国営原子力企業Rosatom社が7日、ロシアの制圧下にあるザポロジエ原子力発電所をウクライナ軍が連続で攻撃したと非難した。 Rosatom社は「前例のない攻撃」だと非難し、IAEAのグロッシ事務局長やEUに対応を求めた。 ロシア外務省のザハロワ報道官は世界の首脳に対し、「核テロ」行為を非難するよう求めた。
 Rosatom社によると、最初の攻撃は食堂付近を直撃したため職員3人が負傷し、それから30分後にUAVが荷物の積み込み場を直撃し、その後に原子炉6号機の屋根が別のUAVによる攻撃を受けたという。
 国際原子力機関 (IAEA) は原発周辺での攻撃の即時停止を訴えた。 ロシアの当局者とIAEAは共に、放射線量が正常で重大な被害は出ていないとしている。
 ただ、ウクライナ情報機関の当局者は、同国は攻撃に関与していないと表明し、ロシアの自作自演だとの見方を示唆した。
2024.04.08
 07:23
Reuters 通信

(Yahoo)

スロバキア大統領選、ウクライナ支援停止した親ロ派首相の盟友が勝利 <2405-040804>
 スロバキアで6日に行われた大統領選の決選投票で、親露姿勢を掲げ、ウクライナへの軍事支援を停止したフィツォ首相に近いペレグリニ氏が当選し、フィツォ首相の政治基盤が強化されることになりそうである。 開票率99.66%の段階で、ペレグリニ氏の得票率は53.26%と、対立候補で親欧米派のコルチョク元外務・欧州問題相は46.73%にとどまった。
 スロバキアでは大統領が持つ行政上の権限は乏しいが、法令に対する拒否権と憲法裁判所に異議を申し立てる権利、また憲法裁判所判事を指名する権利を有し、こうした権利はフィツォ首相が推進する各種改革が国内で政治的対立を引き起こす恐れが大きいだけに、今後重要な意味を持つと予想されている。
 現在、国会議長とフィツォ首相が属する与党の党首を務めるペレグリニ氏は、2023年10月に首相に返り咲き、内政面では刑法やメディア部門の改革を進めているフィツォ首相とは長年にわたって盟友関係にある。
2024.04.08
 07:10
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル、ガザ南部から大半の部隊撤収 エジプトで停戦協議再開へ <2405-040807>
 イスラエルが7日、ガザ南部から1個部隊を除く大半の部隊を撤退させたと発表した。 軍報道官は人数や理由など詳細を明らかにしていないが、ガラント国防相は兵士らがガザでの将来の作戦に備えることになると述べた。 ハレビ参謀総長は部隊撤収に関する記者団の問いに対し、長期戦に備えた対応だと述べた。
 一方、イスラエルとハマスはエジプトで行われる新たな停戦協議に代表団を派遣することを確認した。
2024.04.08
 06:15

(16:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 7 2024 <2405-040806>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月7日の戦況 =
 ウクライナ軍情報総局のブダノフ中将が、ウクライナはロシアの攻勢作戦が春の終わりから初夏にかけて激化すると予想していると報告した。
 ラブロフ露外相は、中国がロシアの防衛産業をますます支援し、中国に衛星画像情報を提供しているという西側諸国の警告の中で、4月8日と9日に中国で中国当局者と会談する。
 ロシア軍はウクライナで、禁止されている化学兵器を組織的に使用し続けており、前線でほぼ毎日、化学物質でウクライナ軍の陣地を攻撃していると報じられている。
 ロシア当局は4月7日、ロシアが占拠するザポリージャ原子力発電所に対してウクライナがUAV攻撃を行ったと非難したが、国際原子力機関 (IAEA) は攻撃の責任を問わなかった。
 ウクライナ軍最高司令官のシルスキー大将は、ウクライナ保安庁 (SBU) が、庁内の汚職を調査するウクライナ人ジャーナリストを召喚状を発行して意図的に脅迫した可能性があるという報告を受けて、公然と非難し、行動を起こしている。
 ロシア軍は4月7日、接触線全体で陣地での攻防が続く中、アウディーイウカ近郊での前進が確認された。
 全露コサック協会の首長で下院民族委員会の副委員長を務めるドルダ氏が4月7日、ウクライナでは3万人以上のコサック兵が戦っていると主張した。
2024.04.08
 06:12
乗りもの ニュース

(Yahoo)

ウクライナ軍「ドローンで戦車を20両以上撃破」わずか1週間での目覚ましい戦果! 情報大臣も有効性をアピール <2405-040803>
 ウクライナのフェドロフディジタル情報相が4月3日に公式Telegramで、3月25日~4月2日の約1週間にウクライナ軍の保有する自爆UAVなどが達成した戦果を報告し、敵車両へのUAV攻撃の有効性をアピールした。
 それによると、
MBT 20両、装甲戦闘車39両、火砲66門、倉庫9ヵ所を破壊した。 なお、その戦果は全て攻撃を行ったUAVなどが録画した動画で確認したもので、フェドロフディジタル情報相は「これは証拠映像があるものだけで、実際の成果はもっと大きい」と強調している。
2024.04.08
 05:02
讀賣新聞

(Yahoo)

安保環境に「脅威」84%、対中国91%・対北朝鮮87%…読売世論調査 <2405-040802>
 読売新聞社は2月6日~3月14日に、安全保障に関する全国世論調査を全国の有権者3,000人を対象に郵送方式で実施し2,074人から回答を得た。
 その結果、最近の安全保障について脅威を感じていると答えた人は、「大いに」の31%と「多少は」の53%をあわせて84%に上り、日本を取り巻く安全保障環境に、多くの人が脅威を実感していることが明確になった。
 中国、北朝鮮、ロシアの3ヵ国について、安全保障上の脅威だと感じるかを聞いたところ、中国は91%で、同様の質問をした2023年3月の郵送調査の86%より5ポイント上昇した。
 北朝鮮は87%(2023年3月調査87%)、ロシアは88%(同84%)と高い水準だった。
 日本が防衛力を強化することに「賛成」は71%(同72%)で、「反対」は26%(同25%)。 防衛力の抜本的強化を図るため、日本政府が2022年12月に国家安全保障戦略など3文書を改定したことを「評価する」は「どちらかといえば」をあわせて50%。 自衛目的で敵のミサイル発射基地などを破壊する「反撃能力」の保有に「賛成」とした人は、「どちらかといえば」を含めて57%(2022年7月調査62%)で、いずれも半数以上だった。
 防衛力強化に向けて、政府は防衛費を令和5年度から5年間で総額43兆円に増額することを決めている防衛費の増額に「賛成」は53%で、「反対」の42%を上回ったが、財源として法人税、所得税、たばこ税の三つを段階的に増税し、9年度に1兆円強を確保する政府の方針については、「賛成」は28%(2023年3月調査29%)にとどまり、「反対」は69%(同67%)で、依然として増税には厳しい見方が多かった。
2024.04.08
 03:33
共同通信

(Yahoo)

北朝鮮ミサイル「戦地の実験場」 米軍司令官が懸念表明 <2405-040801>
 Bloomberg通信が7日、米太平洋陸軍司令官のフリン大将が訪問先のソウル南方の米軍基地で、ロシアが北朝鮮製のBMをウクライナで使用していることについて、ミサイルを実戦で試し性能向上につなげる「戦地の実験場」を北朝鮮に提供していると述べ、懸念を表明したと報じた。
 ウクライナ検察によると、ロシアは2023年末から2024年3月半ばまでに、キーウ、ハリコフなど各地に向け、北朝鮮製のBMを約50発発射した。
 北朝鮮が弾BMの発射データをロシア側から入手し技術改良につなげる恐れは以前から指摘されており、フリン大将は米国は推移を注意深く見守っていると述べた。
2024.04.07
 23:57
Kyiv Independent IAEA confirms 3 direct strikes on main reactor containment structures of Zaporizhzhia Nuclear Power Plant <2405-040712>
 国際原子力機関 (IAEA) のグロッシ事務局長が4月7日、ザポリージャ原子力発電所の主要原子炉格納容器が少なくとも3回の直撃を受けたことを確認したと発表した。
 グロッシ事務局長は2022年11月以来、このような攻撃が確認されたのは初めてで、重大な原発事故を回避するための5つの基本原則を打ち出したためだと述べた。 「核施設への攻撃から利益を得たり、軍事的・政治的利益を得たりすることは誰にも考えられない。これはNGだ」とグロッシ氏は付け加えた。
 国際原子力機関 (IAEA) はX (Twitter)で、原発の6基の原子炉のうちの1基にUAV攻撃が行われたため物理的な衝撃を受け、1人の死傷者を出したと述べた。
 IAEAは、「6号機の損傷は原子力の安全性を損なうものではないが、原子炉の格納容器システムの完全性を損なう可能性のある重大な事故である」としている。
2024.04.07
 21:30
日テレ News

(Yahoo)

日本、アメリカ、オーストラリア、フィリピン 南シナ海で初の共同訓練 <2405-040711>
 中国とフィリピンが領有権を争い緊張が高まる南シナ海で、日、米、豪、比の4ヵ国による初めての共同演習が行われた。
 フィリピンと中国が互いに領有権を主張する南シナ海では、フィリピン側の船が中国当局の船から放水を受けるなど、衝突する事案が相次いでいるなか、7日に南シナ海のフィリピンの排他的経済水域で、海上自衛隊と米豪比軍が「海上協同活動」と位置づける初めての共同演習を実施した。
 一方で、AP通信によると、中国の海軍と空軍が合同で7日、南シナ海の哨戒を行っていて、共同訓練を牽制する狙いとみられる。
2024.04.07
 19:56
讀賣新聞

(Yahoo)

台湾の蕭美琴・次期副総統、チェコ訪問中に中国大使館関係者に尾行される…チェコメディア報道 <2405-040710>
 チェコメディアのSeznamが、台湾の次期副総統である蕭氏が3月中旬にチェコを訪問した際、現地の中国大使館の関係者に尾行されたと報じた。 台湾外交部は6日、在チェコの代表処を通じてチェコ政府に事実関係を問い合わせ、同国側が尾行を調査していると明らかにした。
 Seznamの5日の報道によると、蕭氏の車列が空港からプラハ中心部に向かう際、不審車が後をつけた。 蕭氏の車列が交差点を通過した後に信号が赤に変わったが、不審車はそのまま進入し事故を起こしそうになった。 車の運転手は警察官に対し、外交官用の中国旅券を示したという。
2024.04.07
 19:42
時事通信

(Yahoo)

イスラエル、ガザ南部から部隊撤収か ラファ侵攻計画に変更も <2405-040709>
 Reuters通信が、イスラエル軍報道官が7日、ハマスとの戦闘が続くガザの南部から地上部隊を撤収したことを明らかにしたと報じた。 ガザを南北に分断する回廊の安全確保を担う1個旅団だけが残るという。
 イスラエルはハマス壊滅を目的に、ガザ最南部ラファへの地上侵攻の準備を進めてきたが、作戦計画に変更があった可能性もあるが、カービー米大統領補佐官は7日のABC TVで、「部隊の休養と修復であり、次の作戦を示しているわけではない」と語った。
 地元のHaaretz紙によると、軍は「ガザ南部で積極的に活動している部隊はいない」と説明し、南部ハンユニスでハマス掃討の戦果を挙げ「できることは達成した。 必要ならいつでも作戦を行うが、とどまる必要はない」と強調した。
2024.04.07
 19:28
Kyiv Independent UK Defense Ministry: Russian daily losses in Ukraine reduced <2405-040708>
 英国国防省は4月7日の情報更新で、ロシア軍の戦死者数と負傷者数は1日平均913名に減少したと報告した。 報告によると、損失の減少は、過去1か月間に報告された攻撃の減少に対応している。
 同省はX (Twitter)で、「ロシア軍の攻撃作戦の減少は、アウディーイウカ占領後の休息と修理の期間、ロシアの選挙期間中の死亡通知を減らす意図など、一連の要因を反映している可能性が高い」と述べた。
 アウディーイウカ攻勢はロシア軍にとって大きな損失を伴い、数万人のロシア兵が死傷したと推定されている。
 同省によると、ウクライナに駐留するロシア軍は2022年2月以降、1日平均658人の損失を被っており、1日あたりの損失2022年の400件から2023年には693件2024年第1四半期までは913件と年々増加している。 この増加は、ロシアがウクライナの前線への圧力を維持するため投入兵員数に依存し続けていることを反映していると同省は述べた。
 ウクライナ軍参謀本部は4月7日、ロシアが全面侵攻を開始して以来、ウクライナで447,510名を失ったと発表した。 参謀本部によると、この数字にはロシア軍が過去1日に被った820名の死傷者が含まれている。
2024.04.07
 18:41
Kyiv Independent Source: Russia lost 7 aircraft in Ukraine's April 5 attack on air base <2405-040707>
 ウクライナ軍情報部 (HUR) の情報筋が4月7日にKyiv Independentに、ウクライナが4月5日にクラスノダール地方のエイスク空軍基地に対して行ったUAV攻撃で、ロシアは7機の軍用機を失ったと語った。
 ウクライナ軍諜報機関と合同作戦軍が4月5日に、機種不明のUAVでエイスクエンゲルス-2クルスクのロシア軍飛行場3ヵ所を攻撃した。 この攻撃では基地の発電所も破壊したと情報筋は語った。
 HUR情報筋は、ウクライナのUAV攻撃により、ロシアのSu-30SM 4機、輸送機2機、Be-200 Altair 1機が損傷したと述べた。 Be-200 Altairは、消火、捜索救助、洋上哨戒、輸送用に設計されたジェット推進の飛行艇である。
 エイスク空軍基地には、パイロットを訓練するロシア海軍航空第859センターがある。  ウクライナ軍はここ数週間、ロシアの軍事・産業目標に対する攻撃を強化していて、ウクライナ国産の長距離UAVを使って石油精製所や兵器施設への攻撃に成功しており、ロシアはこれらの地域での防空活動の強化を発表していた。
2024.04.07
 16:53
Taiwan News Taiwan to hold live-fire missile drills this week <2405-040706>
 台湾軍が4月7日に、4月9日~17日に予定されている実弾射撃訓練の詳細を発表した。
 4月9日に屏東の九鵬軍事基地で新開発のLand Sword Ⅱの発射試験を行うほか、今月は雷廷(Lei Ting)演習神英(Shen Ying)演習神功(Shen Gong)演習も実施する。
 CNAが報じたところでは、雷廷演習では、部隊はThunderbolt-2000
MRLからMk15、Mk30、Mk45ロケット弾を発射し、対着陸戦闘能力を実証する。 部隊は陣地侵入、射撃準備を演練する。
 神英演習では、AH-64E ApacheやAH-1W Super Cobraなど、航空特殊部隊の各種ヘリによるHellfireやSedewinderを用いた空対空射撃を行うほか、海、空、陸の標的を攻撃する能力を評価する。
 神功演習では、部隊はデュアルマウントシステムとAvengerシステムを使用してStingerを発射する。 兵士は10秒以内に目標を捕捉追随し、射撃して撃墜する。
2024.04.07
 12:34
Bloomberg

(Yahoo)

米英豪の安全保障枠組み、拡大協議開始8日発表と報道-日本と連携か <2405-040705>
 Financial Times (FT) 紙が事情に詳しい複数の関係者から情報を引用して、米英豪の国防相が、3ヵ国の安全保障枠組みAUKUSへの新たなメンバー参加に向けた協議開始を8日に発表する見通しだと報じた。
 FT紙によると、米英豪3ヵ国の国防相は、海中能力や極超音速兵器分野での技術協力を含むAUCUS第2の柱に関する協議を始めると公表する見込みで、今回の発表は、国賓待遇で訪米する岸田首相とバイデン大統領との10日の首脳会談、フィリピンのマルコス大統領を交えた初の日米比首脳会談直前というタイミングで行われることになる。
2024.04.07
 12:15

(22:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 6 2024 <2405-040704>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月6日の戦況 =
 ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナには戦場での主導権を争うのに十分な物資がないと指摘した。
 ゼレンスキー大統領が、ウクライナの西側友好国から約束されたすべてのF-16が2024年に到着しても、ウクライナがロシアの航空戦力を完全に打ち負かし、ウクライナが航空優勢を回復するために必要な戦闘機の10%にしかならないと警告した。
 ロシアが4月5日、アルメニアの西側への働きかけをめぐり、長年の同盟国であるアルメニアをあからさまに脅した。
 ロシア外務省も、フィンランドはNATO加盟以来「外交政策決定の独立性を失った」と主張してフィンランドを威嚇し続けていたが、これはNATOがウクライナを支配しウクライナをロシアを脅かすために利用しているという虚偽の主張をクレムリンが継続して使ってきた言説である。
 チェチェン共和国のカディロフ首長が4月5日、AkhmatとWagnerの司令官間の交渉が成功し、3,000名の元Wagner Gp.戦闘員がAkhmatスペツナズ部隊に加わると発表した。
 ロシア軍のアウディーイウカとドネツク市の近くでの前進が確認された。
2024.04.07
 11:00
Forbes

(Yahoo)

「70年前の戦車を使うエリート師団」が映すロシアの苦境と魂胆 <2405-040703>
 ウクライナ南部ザポリージャ州のノボポクロウカ村付近で3月30日にウクライナ側の防御線に向かってきたロシア軍の突撃部隊は、かつてはロシア軍の精鋭部隊として知られ、ほかの師団と比べて兵士の練度も高ければ、配備されている装備も優れていた第76親衛空挺師団のようだった。 ところが第76親衛空挺師団は何かが違っていた。 突撃を先導する戦車は、以前に第76親衛空挺師団の標準装備だった近代的なT-72やT-90ではなく、UAV対策の粗製の装甲を取り付けた、1950年代にさかのぼる古いT-55だった。
 このため突撃はウクライナ軍の第118独立機械化旅団は野砲や
ATGM爆発物を抱えたFPV UAVによる反撃で、ロシア側は車両少なくとも11両が撃破される大惨事になった。 うち1両は、粗末な光学機器、100mm砲、厚さ200mmの装甲を備えた40t、4人乗りのT-55だった。
 ここで重要なのはロシア軍による突撃の失敗自体ではなく、ロシア軍で最高の部類に入っていた部隊が、とうの昔の50年前に時代遅れになった戦車を使用しているという点で、その戦車は、ロシア軍が2023年にウクライナで失った途方もない数の近代的な戦車を埋め合わせるために再び使い始めるまで、何十年も屋外で保管されていたもので、ここへきて一段と鮮明になっているのは、ロシアの産業界が、ウクライナでの損失を補える量の近代的な車両を生産できていないということにある。
 ロシア軍は2024年に入り、ウクライナの戦場で戦車やその他の戦闘車両、榴弾砲といった重装備を毎月400品目ほど失っている。 2023年9月よりも3割ほど多いペースである。
2024.04.07
 08:52
RBC Ukraine Russia's losses in Ukraine as of April 7: 820 invaders and over 50 artillery systems <2405-040702>
 ウクライナでの戦争におけるロシア軍の損失は4月7日に820名に上り、ウクライナ軍参謀本部によると、ウクライナ軍は戦車17両、装甲戦闘車両54両、野戦砲54門を破壊した。
 ウクライナへの全面侵攻開始以来のロシア兵の損失は合わせて447,510名となった。 2022年2月24日から2024日4月7日までのロシア軍の損失は以下の通りである。
 ・人 員: 447,510名 (820名増)
 ・戦 車: 7,074両 (17両増)
 ・装甲戦闘車両: 13,551両 (54両増)
 ・野戦砲: 11,316門 (54門増)
 ・MLRS: 1,036両 (4両増)
 ・対空システム: 749個システム
 ・固定翼機: 347機
 ・回転翼機: 325機
 ・戦術 UAV: 8,956機 (61機増)
 ・巡航ミサイル: 2,064発 (4発増)
 ・水上艦艇: 26隻
 ・潜水艦: 1隻
 ・内火艇、油送船: 15,071隻 (79隻増)
 ・特殊装置: 1,864基 (10基増)
2024.04.07
 07:21
RBC Ukraine Russian nuclear fuel ship detained in German port <2405-040701>
 ドイツのRostock港には、濃縮ウランが発見されたAtlantic Navigator Ⅱ が停泊している。 新聞報道によると、EUの制裁に違反する物品を積載しているロシア船籍の同船は3週間以上出港できずに停泊している。 この船は米国の原子力発電所のために白樺材と濃縮ウランを運んでいるが、これらの商品はEUの制裁リストに掲載されているため、Rostock港から出港出来ないと伝えられている。
 同船はサンクトペテルブルクを出発し、Rostock港に寄港する予定ではなかったが、エンジンの故障によりRostock港で予定外の修理のための入港を余儀なくされたすが、税関は、ロシアのウクライナ侵攻を理由にEUの制裁対象となっている物品を発見し、同船の航行を禁止した。
2024.04.06
 23:42
RBC Ukraine Estonia finds another million shells for Ukraine <2405-040613>
 エストニアのペヴクル国防相が、エストニアは数十億ユーロ相当のウクライナ軍用弾薬を新たに購入する方法を見つけたと述べた。 ペヴクル国防相によると、同盟国が資金を提供すれば、エストニアはウクライナ軍のために€2B~€3B相当の砲弾やミサイルを購入することが可能だという。 この額は約100万発のGrad弾とミサイルに相当する。
 ペヴクル国防相は、3月19日のRamstein会議でこの可能性についてすでに話したと述べた。 彼によると、エストニアはこれらの弾薬を主に非ヨーロッパ諸国から入手できるという。
 「売り手はそれを知られることを望んでいないため、残念ながら売り手を公表することはできないが、NATO標準の155mm砲弾とロシア仕様の152mm砲弾が含まれているため、ロシアは供給先を探している。 どちらが先に確保できるかは時間との戦いである」と述べた。
 ペヴクル国防相はまた、このエストニアの案は、ウクライナに100万発を提供するというEUの構想とは別のものであると説明した。
2024.04.06
 23:11
RBC Ukraine China provides Russia with satellite imagery for Ukraine strikes - Bloomberg <2405-040612>
 Bloombergが、ロシアへの支援を強化している中国が、ウクライナ戦争でロシアを支援するために軍事目的の衛星画像情報を提供していると報じた。
 同紙の情報筋によると、両国間のさらなる軍事統合の兆しが見られる中、中国はロシアに衛星画像や、戦車用のマイクロエレクトロニクスや工作機械を提供した。
 ロシアによるウクライナへの全面侵攻に際して、中国はおおむね中立を装おうとしてきたが、今年で3年目を迎え習近平とプーチンが「限界のない」友情と呼ぶ深い同盟関係を築いてきた。
 重要なのは、中国と香港が、ロシアが兵器に使う、あるいは兵器に必要とされるチップや集積回路など、制限された技術にアクセスするための重要な玄関口にもなっていることで、米国とEUは、これらの移転を行う中国企業数社をリストアップしているが、貿易は減速の兆しを見せていない。
 米国は4月6日、中国企業がロシアを支援した場合、「重大な結果」をもたらすと警告した。
2024.04.06
 21:30
Kyiv Independent Zelensky: Ukraine needs 25 Patriot air defense systems to cover the country <2405-040611>
 ロシア軍はこの春に、主にエネルギーや民間インフラを目標とした攻撃を強めており、ウクライナ内務省によると、ロシアは2024年にウクライナ領土で3万回の攻撃を行った。
 ロシアが攻撃を強めるにつれ、ウクライナにおける防空システムの不足は、特に前線に近接する地域でより顕在化した。
 このためゼレンスキー大統領は4月6日に国営TVの取材で、ロシアの攻撃から守るため、ウクライナに近代的な防空システムを提供するよう友好国に呼びかけた。 大統領は「Patriotが何個システムあるかは言えないが、将来ウクライナを完全にカバーするには、6~8個中隊からなるPatriotシステムを25個持つことが望ましいと言える」と述べた。
2024.04.06
 19:26
RBC Ukraine Ukrainian army destroys over 300 pieces of equipment, more than 100 occupants' positions in two weeks <2405-040610>
 ウクライナ軍特殊部隊過去2週間にUAVや他の火力による攻撃で、以下のようなロシア軍の装備300点以上を破壊した。
MBT 14 両
APC 41 両
・野砲 30 門
・対空火器 7個システム
・電子戦装備 12個システム
・軍用輸送車 178両
・通信アンテナ 41基
・監視装置 7個システム
・敵軍及び要塞 121 ヵ所
・弾薬補給処 8 ヵ所
2024.04.06
 12:53
Kyiv Independent Oil Pipeline Explosion Rocks Rostov Region, HUR Reports <2405-040609>
 ウクライナ軍情報局 (HUR) が、ロシアの都市ロストフ州アゾフ近郊で4月6日夜に、アゾフ海港のタンカーに石油製品を輸送していた石油パイプラインを爆破したと発表した。
 当局は爆発を捉えたとされるビデオを公開したが、事件の背後にいるのは誰なのか、誰が映像を記録したのかは明らかにしていない。
 アゾフ市は、アゾフ海からそう遠くない場所にあり、ロシアの都市ロストフ・ナ・ドヌの西20km、ウクライナの前線から170kmのところにある。
 ウクライナの情報機関は、パイプラインを軍事目標と呼んでいる。
2024.04.06
 11:47
Kyiv Post ISW Finds No Visual Evidence of Russian Aircraft Being Targeted at Air Bases So Far <2405-040608>
 戦争研究所 (ISW) の報告によると、ウクライナ軍が4月5日の早朝にUAVが攻撃したロシア空軍基地4ヵ所のいずれにおいても、ウクライナ軍が航空機や設備を損傷または破壊したことを示す画像映像の証拠はないが、ISWはYeisk近郊の空軍基地を除くすべての空軍基地の近くで、爆発とロシアの防空システムの作動が明らかにされたと強調した。
 また同時に、攻撃の前日である4月4日に撮影された衛星画像は、ロシアの各空軍基地に装備等が大量に存在することを明らかにした。
Engels基地Tu-16 3機、Tu-95 5機、Il-76 1機、Tu-22 1機
Yeisk基地 :L-39 10機、An-26 5機、An-74 1機、AN-12 1機、Su-27 4機、Su-25 4機、Su-30 1機、Ka-52およびMi-8数機
Morozovsk飛行場Su-34を中心にした29機
2024.04.06
 10:21
Ukrinform

(Yahoo)

複数同盟国が数日以内に防空装備供与を発表するかもしれない=NATO 事務総長 <2405-040607>
 ブリュッセルでの外相理事会会合後にストルテンベルグNATO事務総長が4日、数日以内にNATOの複数加盟国ウクライナに対して防空装備の供与を発表する可能性があると発言したと、Ukrinformの特派員が伝えた。
 また事務総長は、「複数同盟国が何が送れるかを見てみると約束した。 私は、彼らが結論を出すまではこれ以上具体的なことを言えないが、数日以内にそのような支援の発表をし得る国が複数ある」と述べた。 さらに、今朝NATOウクライナ理事会会合も開催されたと述べ、ウクライナのクレーバ外相が同盟国に対して、喫緊性のある長期的ニーズ、改革の進展について更新された情報を提供した。
 事務総長は、ウクライナの戦場の状況は引き続き困難だとし、ウクライナはより多くの防空装備、より多くの弾薬、より多くの支援を必要としていると発言し、NATO同盟国が対ウクライナ支援を拡大し続けており、複数の重要な発表を行ったという事実を歓迎した。 それはチェコが主導する榴弾砲計画を支援するドイツからの€600Mの拠出や、英国からの10,000機のUAV供与、フランスからの追加のミサイルと装甲車の提供を含むと伝えた。 さらに、フィンランドが€188Mの対ウクライナ軍事支援パッケージを前日発表したことも喚起した。
2024.04.06
 10:15

(20:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 5 2024 <2405-040606>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月5日の戦況 =
 ウクライナ保安庁 (SBU) とウクライナ軍が4月4日から5日にかけて、少なくとも4ヵ所ロシア空軍基地に対して最大級のUAV攻撃を行ったと報じられている。
 ウクライナによるロシアへの攻撃が最近激化していることにより、人員と物資の損失が増加した可能性があるが、ロシア国防省はこれらの損失をうまく軽減しているようである。
 ウクライナのデシュミハル首相は、ウクライナは新しい部隊に人員を配置し始めているが、ウクライナは適切な装備を整えるために西側のさらなる軍事支援を必要としていると述べた。
 シュミハル首相はまた、ロシア軍がウクライナのエネルギー網を崩壊させようと、ウクライナの防空網が弱体化したのに乗じたミサイルとUAV攻撃により、ここ数週間でウクライナの火力発電所の発電量の約80%が損傷または停止されたと報告した。
 ウクライナは、ロシア軍がウクライナで化学兵器やその他の禁止されていると思われる化学物質を組織的かつますます使用していると警告し続けている。
 モルドバから分離した親露派の沿ドニエストル共和国軍が4月5日、モルドバを不安定化させることを目的としたロシアのハイブリッド作戦が進行中と評価されている最中に、所属不明のUAVに攻撃されたと報じられている。
 ロシアによるウクライナへの全面侵攻が始まって以来、ロシアはNATO加盟国の補給能力を低下させる広範な取り組みの一環として、チェコの鉄道輸送網や他の欧州諸国の鉄道輸送網に対して数千件のサイバー攻撃を行ったと報じられている。
 ロシア軍は4月5日に全正面で陣地での攻防を続け、アウディーイウカ近郊での前進が確認された。
2024.04.06
 06:46
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエルによるイラン大使館攻撃は「転換点」=ヒズボラ指導者 <2405-040605>
 親イラン武装組織ヒズボラの指導者ナスララ師が5日のTV演説で、イスラエルがシリアにあるイラン大使館周辺を空爆したことは、ハマスがイスラエルに対する奇襲攻撃を行った2023年10月7日以来の「転換点」になると述べた。
 ナスララ師は、イスラエルを「罰する」としているイランの権利を支持するとした上で、イランは間違いなくイスラエルに報復すると述べた。
2024.04.06
 05:09
日経新聞 EU、アルメニアに440億円支援 旧ソ連国取り込み <2405-040604>
 EUと米国が5日にブリュッセルで、アルメニアのパシニャン首相やブリンケン米国務長官らが出席したアルメニアの支援会合を開いた。
 フォンデアライエン欧州委員長は記者会見で、2027年までの4年間で€270Mの資金支援をすると発表した。
 アルメニアは旧ソ連諸国の軍事同盟である集団安全保障条約機構 (
CSTO) からの脱退を示唆している。
2024.04.06
 00:28
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ東部で戦闘激化、ロシア軍がじりじりと前進 <2405-040603>
 ロシア軍は、2月にドネツク州の要衝アブデーフカを占領後、東部でじりじりと前進している。 ウクライナ軍は砲弾の長期的な不足に直面しながらも何とか食い止めを図っている。
 ウクライナ東部の拠点であるドネツク州チャソフヤール近郊で5日、ウクライナ軍とロシア軍が激しい戦闘を繰り広げた。 ロシア通信 (RIA) は当局者の発言として、チャソフヤール郊外にロシア軍が入ったと報じた。
 一方、ウクライナ側はロシア軍が同市に接近したことを否定しており、ウクライナ東部軍司令部報道官は、この報道は事実ではなく戦闘は続いていると述べた。 ただ、状況は「緊迫している」と語った。
2024.04.06
 00:24
Kyiv Independent Ukraine war latest: Ukraine strikes airfields in Russia, destroying or damaging 19 warplanes, sources say <2405-040602>
4月5日の主な動向:
 ・ウクライナがロシアの飛行場を攻撃し、19機の戦闘機を破壊または損傷させた
 ・ロシア軍によるザポリージャ攻撃で4人が死亡、20人以上が負傷
 ・ウクライナ軍はロシア軍がチャシウ・ヤール郊外に到達したことを否定している
 ・リトアニア、ウクライナ向けにUAV 3,000機を購入
 ・軍事:ロシアによる禁止化学兵器の使用が「組織的」
 事情に詳しい情報筋がKyiv Independentに、ウクライナは4月5日未明にロシアの軍用飛行場に対してUAV攻撃を開始し、19機の戦闘機を破壊または損傷させたと語った。
 匿名を条件にした軍情報筋によると、ウクライナは、最も近いウクライナが支配する国境から750km以上離れたロシアのサラトフ州にあるEngels-2空軍基地への攻撃に成功した。 Engels-2空軍基地は、ロシアの最も重要な軍事施設の一つであり、ウクライナへの攻撃に定期的に使用されている。
 情報筋によると、ウクライナは各種Kh
ALCMで攻撃するTu-95 3機に損害を与えるか破壊することができ、操縦士を含む7名が死傷した。
2024.04.06
 00:01
Kyiv Independent Bloomberg: India set to receive Russian warships despite sanctions <2405-040601>
 匿名のインド当局者がBloombergに、インドが数ヵ月以内にロシアから軍艦2隻を受領する予定で、両国はロシアの武器購入を制限している米国の制裁を回避していると語ったが、米国の制裁圧力により、この取引はますます脅かされている。
 インド高官は、1隻は9月にインドに引き渡され、もう1隻は2025年初めに到着する予定だと述べた。 ロシアのウクライナ侵攻のため、同艦の引き渡しは予定より2年遅れている。
 インドは、ロシア・ウクライナ戦争において中立の立場をとり、西側諸国の制裁を受けているロシア産石油の主要な買い手の1国となっているが、同時にウクライナはインドを巻き込み、ウォロディミル・ゼレンキー大統領の和平案やその他の経済連携への支持を得ようとしている。
2024.04.05 Janes India test-fires Agni-Prime ballistic missile <2405-040520>
 インド国防省が4月4日の報道資料で、インド
DRDOと戦略軍 (SFC) が4月3日にオリッサ州北東沖のDr APJアブドゥルカラム島からAgni Prime MRBMを試験発射したと発表した。
 国防省は、「この試験は標的艦2隻を含む、異なる場所に設置された多数のセンサーによって取得されたデータから、試験目的をすべて満たし、その信頼できる性能を検証した。これは、ターミナルポイントに配置された2隻のダウンレンジ艦艇を含む、異なる場所に設置された多数の距離センサーによって取得されたデータから確認された」と付け加えた。
 今回の発射は、2023年6月に開始された量産前確認試験の一環である。
2024.04.05 Military Land Deployment map- Today <2405-040519>
 ドニプロ河東岸に橋頭堡を確保していたウクライナ以下の海兵隊が、東岸から離脱した。
 ・第35海兵旅団
 ・第36海兵旅団第501大隊
2024.04.05
 21:28
産経新聞

(Yahoo)

自衛隊基地の共同使用を促進、米軍と相互運用強化 首脳会談で合意へ <2405-040518>
 複数の日本政府関係者が5日、日米両政府は、米首都ワシントンで現地時間10日に開く岸田首相とバイデン米大統領との会談で、自衛隊と在日米軍による施設の共同使用を促進することで合意する方向で調整に入ったことを明らかにした。 首脳会談の成果文書に盛り込むことを目指す。
 米軍が緊急時に日本国内の空港や港湾を柔軟に利用できるようにすることでも一致する見通しである。 基地や訓練場などの共同使用の促進は共同訓練の増加などが念頭にあり、自衛隊と米軍が同じ施設を柔軟に融通し合う相互運用能力を強化する狙いがある。
 現状、米軍が滑走路などの自衛隊施設を共同使用する場合は原則、日米地位協定に基づく日米合同委員会の合意に加え、閣議決定が必要となる。 煩雑な手続きを簡素化することで円滑な運用につなげたい考えで、5月末に日本で開催予定の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会 (2-plus-2) で具体策を協議する。
2024.04.05
 21:00
共同通信

(Yahoo)

在日米軍司令官「大将」格上げへ 部隊指揮も検討、自衛隊と連携 <2405-040517>
 複数の関係者が5日、米政府は在日米軍司令部の機能を強化するため、司令官の階級を中将から大将に格上げする方向で調整に入ったことを明らかにした。 日本が陸海空3自衛隊を一元的に指揮する統合作戦司令部を発足させるのに伴い、司令官の階級を同等にして連携を強める。 米側は日米共同訓練の企画立案機能や、実動部隊の限定的な指揮権を付与する案も検討している。
 日米両政府は10日に米ワシントンで開く首脳会談で指揮統制の見直しに合意する見通しで、同盟強化策を具体的に示し、中国や北朝鮮への抑止力向上を図る。
 米側は司令官の格上げに伴い、在日米軍司令部に陸海空3軍と海兵隊などを横断した統合任務部隊を設け、日本が他国領域のミサイル基地などを破壊する反撃能力を保有するのに伴い、共同対処能力を高める。
 5月末にも開く外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会 (2-plus-2) で協議する。
2024.04.05
 20:07
Kyiv Post НUR Says at Least 5 Bombers Damaged in Bold Attack on 3 Russian Airfields <2405-040516>
 Kyiv Postは、ウクライナ情報総局 (НUR) による特別作戦が成功し、4日の夜遅くから5日の朝にかけて、ロシアの飛行場3ヵ所を攻撃したことを確認した。
 情報筋によると、少なくともTu-95MS 3機Engels-2飛行場でのUAVによる攻撃で損傷した。 この作戦で、おそらく爆撃機のパイロットを含む7人のロシア兵も殺害された。
 さらに、ウクライナのUAVがYeyskの軍用飛行場を攻撃し、ロシア軍兵士4人が死亡し、Su-25 2機が完全に焼き払われた。
 Kyiv Postは4月5日に特務機関の情報筋を引用して、ウクライナ保安庁 (SBU) が前夜、Morozovsk飛行場で少なくとも6機のロシア軍機を破壊したと報じた。 ロシア国防省はUAV 53機を撃墜したと発表した。
 ロシアのSu-24、Su-24M、Su-34がこれら飛行場を拠点とし、ウクライナ軍の陣地やウクライナの前線の都市に化学弾頭を投下していた。
 合同特殊作戦の成果は目覚ましいもので、少なくとも6機のロシア軍機が破壊され、さらに8機が深刻な損傷を受けた。
2024.04.05
 19:53
Reuters 通信

(Yahoo)

ノルウェー、軍事費増額を計画 12年で560億ドル <2405-040515>
 ノルウェー政府が5日、欧州やその他の地域で安全保障上の課題が増えていることに対応して防衛を強化するため、2036年までに軍事費をNOK600B ($56B) 増額する計画を明らかにした。
 今後12年間の軍事費は総額NOK1.62Tになる見込みである。
 ストーレ首相は会見で「今回の計画は防衛費の歴史的な増額を意味し、軍の全部門の大幅な強化を伴う」と述べた。
2024.04.05
 18:49
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ、ロシア空軍基地を攻撃 戦闘機6機破壊=情報筋 <2405-040514>
 ウクライナの情報筋が5日、ロシア西部ロストフ州のモロゾフスク空軍基地を攻撃し、ロシア軍戦闘機6機を破壊したとReutersに明らかにした。 作戦はウクライナ軍と保安庁 (SBU) が共同で実行したという。
Morozovsk空軍基地の位置 (Google Map)】
 攻撃がどのように行われたかは明らかにせず、さらに8機の戦闘機が被害を受けたと述べた。 Reutersは事実関係を確認できていない。
 ロシア通信 (RIA) は国防省の発表として、一晩でウクライナのUAV 53機を撃墜したと報じていた。 大半はロストフ州上空で撃墜されたとしているという。
 ウクライナの情報筋によると、モロゾフスク空軍基地はSu-24やSu-24Mなどが配備されており、ウクライナへの爆撃の拠点となっているため、同筋はこの作戦を重要なものだと述べた。
【註】
 Google Earthで見ると同基地には戦闘機が17機駐機していることから、ここには1個飛行大隊が駐留していると思われる。
 もしウクライナ側の発表が正しく、6機が破壊されたとすると、この飛行大隊は1/3を失ったことになり、戦闘能力を喪失したと思われる。
2024.04.05
 13:32
Inside Defense Patriot Mods program big winner in new Army five-year plan, nearly $3 billion boost <2405-040513>
 米陸軍は、防空システムの能力と即応性を向上させるための5年間で$3Bの増額の一環として、FY27にPatriot改良への年間支出を3倍にする新たな計画を設定した。
 陸軍のFY25予算要求は、FY27にPatriot改良のための$1.8Bを計上しており、陸軍が同じ年に予想した$520Mよりも$1.3B多くなっている。
2024.04.05
 11:45
NNA

(Yahoo)

【ドイツ】軍再編で予算65億ユーロ要請 国防省、サイバー防衛組織を新設 <2405-040512>
 ピストリウス独国防相が4日、サイバー防衛に特化した組織の立ち上げを含む軍の再編計画を発表した。 サイバー防衛組織の新設は、デジタル空間での攻撃や偽情報の拡散、政治的干渉などを組み合わせたハイブリッド攻撃の脅威が高まっていることを受けた動き。 これに向け、2025年度に€6.5Bの追加予算を求める。
 今回の再編ではこのほか、これまで国内外で分けていた司令系統を統合し、NATOとの対応窓口も一元化する。 また医療や物流などの業務はサポート部門にまとめる。
 ピストリウス国防相は記者会見で、「ドイツを攻撃すべきではないというメッセージが真実であることを知らしめる必要がある」とコメントした一方で、徴兵制を再導入するかについては言及しなかった。
 NATOはかねてから、加盟国に国防費を対国内総生産 (GDP) 比で2%以上に引き上げるよう求めているが、ショルツ首相は既にロシアのウクライナ侵攻に伴う国際情勢の不安定化に対応するため、軍を近代化する方針を明らかにしており、軍事予算もNATOの目標値まで引き上げる考えを示している。
2024.04.05
 11:42
乗りもの
 ニュース

(Yahoo)

ロシア黒海艦隊 クリミアからついに後退か「ミサイル攻撃可能な艦は1隻のみ!」ウクライナ海軍が発表 <2405-040511>
 ウクライナ海軍報道官が3月31日、ロシア黒海艦隊に所属する多くの艦艇が、クリミア半島を離れたと発表した。
 報道官によると、ほとんどの艦艇は本来の母港であるクリミア半島のセヴァストポリを離れ、ロシア南部のノヴォロシスクに逃れているという。
 なかでも、CMを発射できるフリゲート艦やコルベット艦などはかなりの数がノヴォロシスクに後退しているとのことで、「まだ1発も発射していない1隻を除いて、全て移っている」と述べた。
 ウクライナ軍は3月24日にも、セヴァストポリの艦艇に対して大規模な攻撃を行っており、大型揚陸艦YamalAzovKonstantin Olshansky、情報収集艦Ivan Fulusを損傷させたと発表している。
 ロシア黒海艦隊は、2022年2月のウクライナ侵攻開始当初はクリミア半島のセヴァストポリを拠点にCMなどによる地上攻撃を行っていたが、ここ2年間で同艦隊は、ウクライナ軍の対艦ミサイルや自爆USVの攻撃により度々損害を被っており、ウクライナ側は全艦艇の1/3を撃破また撃沈し、残存している艦艇にも多大な損傷を与えていると主張している。
2024.04.05
 11:27
Kyiv Independent Sources: SBU attack against Russia's Morozovsk airbase destroys 6 planes <2405-040510>
 編集者注:この記事は、Su-24ではなくSu-27がモロゾフスク空軍基地を拠点としていたという情報源からの新しい情報で更新した。
 事情に詳しい情報筋がKyiv Independentに、4月5日のロシア・モロゾフスク空軍基地に対する夜間攻撃は、ウクライナ保安庁 (SBU) がウクライナ軍と協力して行ったと語った。
 情報筋によると、少なくとも6機の軍用機が破壊され、さらに8機が損傷した。 さらに、約20人のロシア兵が死傷したと報じられている。
 情報筋はSu-34とSu-27が飛行場を拠点としていたと述べ、ロシアはこれらの航空機を使用して、ウクライナの軍事拠点とウクライナ前線の都市を空爆しているたことから「これはロシア軍の戦闘能力を大幅に低下させる重要な特殊作戦だ」とコメントした。
 Kyiv Independentは、この情報を独自に確認することができなかった。
2024.04.05
 10:38
CNN

(Yahoo)

ガザ北部のエレズ検問所開放、イスラエル閣議で了承 <2405-040509>
 イスラエル当局者がCNNに4日、イスラエルがガザ地区北部とイスラエルを隔てるエレズ検問所の開放を閣議で了承したことを明らかにした。 同検問所の開放は2023年10月7日のハマス攻撃以来初めてである。
 当局者によると、ガザ地区への人道支援物資搬入を増やすためにエレズ検問所を開放すると共に、ガザ地区への物資搬入にイスラエルのアシュドッド港を使うことも閣議で了承された。
2024.04.05
 10:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ国産の安価な軽量機が長距離ドローンに変身 ロシア領内への攻撃は続く <2405-040508>
 ウクライナはロシアの戦略産業に対するこれまでで最も遠距離の攻撃のひとつを実行するため、国産の超軽量スポーツ航空機を入手し、有人制御用の機器をロボット制御用の機器に換装して爆薬を詰め込み、2日にこのUAVをウクライナとの国境から1,000km以上離れたロシア西部エラブガにある経済特区まで飛行させ、敷地内の施設に突っ込ませた。
 緊急対応時の様子を撮影した映像から、このUAVがAeroprakt社製のA-22をベースにしたものであることが判明した。
 ウクライナのAeroprakt社製のA-22は、高翼、単発、複座の超軽量機で、イランで設計されたShahed自爆型UAVの組み立て工場を狙ったとされる今回の攻撃には、A-22改造UAVが2機投入された可能性があり、Shahed UAVの工場か付近の従業員寮を損傷させ、14人が負傷したと伝えられる。
 ウクライナがA-22を自爆型UAVに改造できたという事実からは、このタイプのドローンによる攻撃が今回で終わりではないことが強く示唆される。
2024.04.05
 08:44
Reuters 通信

(Yahoo)

中国の和平案が最も合理的とロシア外相、ウクライナ戦争巡り <2405-040507>
 国営ロシア通信 (RIA) が4日、ラブロフ露外相がウクライナ紛争を巡り中国が提示した和平案がこれまでのところ最も合理的な案だという見解を示したと報じた。
 中国は2023年2月にウクライナ危機の政治的解決に関する中国の立場を示す文書を公表し、戦争終結に向けた一般原則を示した12項目の和平案を提示したが詳細には触れなかった。
 中国の文書に対する当時のロシアとウクライナの反応はさえず、米国は中国がロシアの侵略を非難していないと批判していた。
2024.04.05
 08:35

(18:35 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 4 2024 <2405-040506>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月4日の戦況 =
 露大統領府のペスコフ報道官は、NATOとロシアは「直接対決」していると主張したが、これは西側諸国に自制を強いることを意図した情報操作を強化するクレムリンの取り組みの一環である可能性が高い。
 ロシア軍参謀総長ゲラシモフ陸軍上級大将は、独立国家共同体 (CIS) 加盟国に対し、西側に対する態勢をとる取り組みの一環として、西側の脅威に対する協力を強化するよう訴えた。
 露大統領府は、マクロン仏大統領が最近、西側諸国にウクライナに送る安全保障支援のレベルと種類を拡大するよう求めたことを受けて、情報操作の主対象をフランスにした。
 ラブロフ外相も、交渉に関心があるふりをして情報操作を推進しており、ラブロフ外相とショイグ国防相が協調して情報提供に取り組んでいる可能性は、交渉に関するロシアの言及が新たに強化されることを示唆している可能性がある。
 ロシア軍は4月4日、バフムートの西チャシフ・ヤールに向けて、増強されたほぼ中隊規模の機械化部隊による攻撃を行い、集落の東郊外まで前進した。
 ロシア軍は最近、バフムトとドネツク市付近でも前進が確認された。
2024.04.05
 06:03
時事通信

(Yahoo)

インド太平洋と「安保は不可分」 外相会合に日本など4カ国参加 NATO <2405-040503>
 NATO外相会合が4日に、インド太平洋から日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4ヵ国が参加してブリュッセルで2日目の討議を行い閉幕した。 日本からは辻外務副大臣が出席した。
 ストルテンベルグ事務総長は記者会見で、NATOとインド太平洋の「安全保障は不可分だ」と述べ、連携の重要性を改めて強調した。
 NATOと4ヵ国は、ロシアのウクライナ侵攻が世界に及ぼす影響や、ウクライナへの支援について意見を交換し、ストルテンベルグ事務総長は、権威主義を強めるロシアや中国を前に「武力ではなく法の支配の下の世界秩序を守るために協力しなければならない」と語った。
2024.04.05
 05:02
讀賣新聞

(Yahoo)

米軍とフィリピン軍の軍事演習「バリカタン」に自衛隊が本格参加へ…連携強化し中国けん制 <2405-040502>
 複数の米比関係筋が、米軍とフィリピン軍が実施するBalikatan演習に、自衛隊が本格的に参加する方向で調整していることを明らかにした。 日米比3ヵ国の連携を強化することで、南シナ海や台湾海峡で威圧的な行動を強める中国を牽制する狙いがある。
 安全保障分野での連携強化は、11日にワシントンで開かれる初の日米比首脳会談で主要な議題となる見通しで、Balikatanは米比のほか、フランスやオーストラリアなどが参加し、敵艦船を想定したHIMARSの発射やサイバー戦、災害支援などの訓練を行ってきた。
 4月に南シナ海などで実施を予定している演習の規模は拡大しており、2023年は過去最大の17.000名以上が参加した。 自衛隊はすでにオブザーバーとして参加しており、本格参加となれば人数を増やし、より実戦的な演習を行うことができるようになるという。
 日比両政府は2023年11月、自衛隊とフィリピン軍の相互往来をスムーズにする円滑化協定 (
RAA) の交渉開始で合意し、協議を加速させている。 年内に締結できれば、2025年にも本格的な参加が可能になる。
2024.04.05
 04:45
讀賣新聞

(Yahoo)

バイデン氏、イスラエル軍の米民間団体誤爆「受け入れられぬ」…電話首脳会談で支援見直し示唆 <2405-040505>
 バイデン米大統領が4日にイスラエルのネタニヤフ首相と電話会談し、イスラエル軍の誤爆によりガザで米民間団体World Central Kitchin (WCK) の職員7人が死亡したことや、悪化する人権状況全般について「受け入れられない」と強い不満を表明し、イスラエルが問題に対処しなければ、米国のイスラエル支援を見直す可能性を示唆した。
 米政府の発表によると、バイデン大統領はネタニヤフ首相に対し、
 ① ガザで活動する支援従事者の安全確保
 ② 民間人の危害回避
 ③ 人道状況悪化への対応
に関する具体的計画を作り、公表する必要性を指摘したうえで、イスラエルの当面の行動を見極めた上で、「ガザに関する米国の政策を決定する」ことも伝えた。
2024.04.05
 02:46
Reuters 通信

(Yahoo)

フィンランド、ロシア国境検問所の閉鎖を無期限延長 <2405-040501>
 フィンランド政府が4日、ロシア国境沿いの陸路にある検問所の閉鎖を無期限に延長すると発表した。 ロシアからの渡航を禁止する港湾を増やすことも表明した。
 ロシアを経由してシリアやソマリアなどからの難民が増加したことを踏まえ、フィンランドは2023年末にロシアとの国境を閉鎖し、2023年2月、ロシア国境沿いの検問所の閉鎖を4月14日まで延長すると発表していた。 フィンランドは、ロシアが意図的に難民申請希望者を国境へ送り込んでいると非難し、ロシア大統領府はそのような意図を否定した。
 フィンランドのランタネン内相は声明で「フィンランド当局はこれが長期的な状況になるとみている。今春に状況が有意に変化したと結論付けるような要素は見あたらない」とコメントした。
 ロシアによるウクライナ侵攻を受けてフィンランドは長年にわたる防衛での中立的な立場を転換し、2023年にNATOに加盟し、併せて米国との間で防衛協力協定も締結した。
2024.04.05
 02:39
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO、ロシア脅威再燃を警告 欧米の結束呼びかけ 設立75周年 <2405-040504>
 ソ連を中心とする共産圏による民主主義国家に対する軍事的脅威を受け欧米12ヵ国で設立され、4日に設立75周年を迎えたNATOは、加盟国が32ヵ国に拡大する中、ウクライナに侵攻するロシアが再びNATOの大きな安全保障上の脅威になっている。
 ストルテンベルグ事務総長は式典で、米議会でウクライナに対する$60Bの支援策が阻止されていることに言及し、「欧州は安全保障のために北米を必要としている。 同時に、北米も欧州を必要としている」と述べた。
2024.04.04 Janes Taiwan earthquake damages RoCAF combat aircraft <2405-040413>
 台湾政府は、4月3日の地震で中華民国空軍の戦闘機8機が損傷したと発表した。 台湾国防部は4月4日の声明で、この地震により、台北の南東にある花蓮空軍基地F-16V 6機F-5 2機が「スライディング接触」したと発表した。
 運輸省や国営メディアによると、国防省は地震により機体側面に取り付けられた搭乗はしごが振動し、機体前部を滑った結果、表面に軽微な擦り傷が生じたと述べた。 「機体を点検したところ、機体はすぐに修理できると判断された。 この損傷は航空機の戦闘準備には影響しないだろう」と述べた。
2024.04.04
 22:05
テレ朝 News

(Yahoo)

イラン南東部で反体制派と治安当局衝突 27人死亡 <2405-040412>
 イラン南東部シスタン・バルチスタン州で4日、反体制派の武装勢力と治安当局の衝突があり、双方合わせて少なくとも27人が死亡した。
 イランの国営メディアによると、スンニ派反体制派武装勢力のJaish al Adl (JAA) が革命防衛軍 (IRGC) と警察の施設を同時に襲撃し、これまでに少なくとも治安当局側11人と反体制派の16人、合わせて27人が死亡したという。
 イラン国営TVは、革命防衛軍の司令官が「テロリストは全員自爆用ベストを装備していた」「テロリストを一掃する作戦が続いているため殺害されるテロリストの数は増えるだろう」と述べたと報じた。
 スンニ派の武装勢力Jaish al Adlは2023年12月にもシスタン・バルチスタン州で警察署を襲撃し、警官11人を殺害したとされている。
2024.04.04
 19:44
Newsweek

(Yahoo)

米海軍、ミサイル防衛で大きく前進 海上での弾道ミサイル迎撃は対北朝鮮にも威力 <2405-040411>
 米海軍が3月29日に、改良型SM-6の実射試験を実施し、海上でのBMDにこのシステムが威力を発揮することを確認した。 試験の成功は「海上防衛の画期的な前進」だと米軍のニュースサイト
特殊作戦部隊報告書(SOFREP)が報じた。
 SOFREPが4月3日に、試験が行われたのはRaytheon社製の改良型SM-6で「洋上試験で、標的となったMRBMの迎撃に成功」し、「意義深い里程標」を打ち立てたと報告した。
 SM-6は米軍が既に10年余り前から配備しているSAMだが、このミサイルは最近ソフトウェアが更新され、Raytheon社によれば、性能が大幅に向上した。
 今回の試験は、海外に駐留する米軍に対する脅威が中東だけではなく、西太平洋でも北朝鮮がBMの発射試験を繰り返し増大するなかで実施された。
 北朝鮮が4月2日に発射したBMは理論上、太平洋における米軍の重要な拠点である米領グアムを射程圏内に収めている。
2024.04.04
 18:47
朝日新聞

(Yahoo)

ミャンマー民主派「国軍本部にドローン攻撃」と声明 首都では異例 <2405-040410>
 ミャンマー国軍に反発する民主派が立ち上げた統一政府(NUG)が4日、首都ネピドーの国軍本部と空軍基地を目標UAV攻撃を行ったと声明を出した。 死傷者が出た可能性も示唆している。 一方、国軍側は「UAVの撃墜に成功した」とし、被害はなかったと主張している。
 ミャンマーでは2021年の国軍によるクーデター以降、国軍と民主派武装勢力の武力衝突が続いてきたが、首都が攻撃を受けるのは初とみられ、警備が特に厳しい国軍本部への攻撃は極めて異例である。 攻撃を受けた本部は、国軍トップのミンアウンフライン最高司令官の司令官室とも近接する。
 民主派支持者のFacebook上で、国軍本部にUAV 16機空軍基地には13機で攻撃が行われたとする情報もあるが、被害状況は不明である。
2024.04.04
 18:43
共同通信

(Yahoo)

日米、防衛装備品巡る協議体新設で合意へ <2405-040409>
 日米外交筋が4日、日米両政府が防衛装備品の共同開発や生産に向けた協議体を新設する方針を固め、10日の首脳会談で合意して5月末にも2-plus-2を開いて協議に入る見通しを明らかにした。
2024.04.04
 15:08
Reuters 通信

(Yahoo)

米国務長官、アゼルバイジャン大統領と会談 アルメニア和平協議 <2405-040408>
 ブリンケン米国務長官が3日にアゼルバイジャンのアリエフ大統領と会談し、隣国アルメニアとの和平推進の重要性を協議した。
 ミラー国務省報道官の声明によると、ブリンケン長官はアリエフ大統領に対し、国境で緊張を高めることは正当化できないと伝え、双方の攻撃的な行動や発言は和平努力を阻害することになると指摘した。
 一方、アゼルバイジャンは、アリエフ大統領がアルメニア、米国、EUが5日に行う会談を巡り「透明性と統合性を欠いていると不満を表明した」と説明した。 アリエフ大統領はEUと米国によるアルメニア支援強化について、同国への軍事支援の可能性に対するアゼルバイジャンの懸念と相まって、地域の軍拡競争を助長して挑発に発展するのではないかと懸念を表明したという。
 ブリンケン長官からは、5日の会談はアゼルバイジャンに敵対する意図ではなく、アルメニア経済に焦点を当てたものという説明があったという。
2024.04.04
 12:15
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエルへの武器輸出、英政府に停止圧力 支援団体7人死亡で <2405-040407>
 スナク英首相が、ガザでイスラエル軍の空爆により英国人3人を含む食料支援団体メンバー7人が死亡したことを受け、イスラエルへの武器売却停止を求める政治的圧力に直面している。 スナク首相は3日にイスラエルへの武器輸出について見直しを行っているとし、輸出の即時停止には慎重な姿勢を示した。
 3大野党と与党の一部議員は3日、政府は武器輸出停止を検討すべきだと主張した。
2024.04.04
 10:38
毎日新聞

(Yahoo)

16兆円規模のウクライナ軍事支援策 NATO、協議開始で合意 <2405-040406>
 NATOが3日にブリュッセルで外相会合を開き、5年間で€100B規模の新たなウクライナ軍事支援策について協議を開始することで合意した。
 ストルテンベルグ事務総長は会合後の記者会見で、「ウクライナに対し、長期にわたる安定的で予測可能な安全保障の支援が必要だ」と述べた。
 新たな軍事支援策は、11月の米大統領選でウクライナ支援に消極的な共和党のトランプ前大統領が勝利し米国の支援が縮小した場合に備え、ストルテンベルグ事務総長が提案した。 €100Bの支援額は公表されていないが、複数の外交関係者がReuters通信などに明かした。
 現在、米国が行っている西側諸国約50ヵ国からの武器や弾薬、装備などの供給の調整を、NATOが引き継ぐことなどを狙っており、7月にワシントンで開かれるNATO首脳会議までの最終決定を目指す。
 ただ、NATOの軍事支援への関与が強化される内容となるため、最終決定に必要な加盟全32ヵ国の賛成が得られるかは不透明で、支援の内容によっては、プーチン政権に近いとされるハンガリーのオルバン政権などの反対が予想される。
2024.04.04
 07:28
Reuters 通信

(Yahoo)

北朝鮮とイランの対ロ軍事支援、安保上無視できず= NATO 事務総長 <2405-040404>
 ストルテンベルグNATO事務総長が3日、北朝鮮とイランのロシアに対する軍事支援NATOにとって無視できないほど安全保障面で国際的に重大な影響をもたらすと警告した。 北朝鮮はBMをはじめとする各種武器を、イランはShahed自爆型UAVをそれぞれロシアに供与しているとされる。 両国がその見返りに得ているのは、自国のミサイルや核開発に役立つロシアの技術である。
 ストルテンベルグ事務総長は、中国も「ロシアの戦争経済を支えている」と指摘し、これらのロシアの友好国はロシアがウクライナ侵攻を継続する上で重要な存在で、地域的または世界的な安全保障上の懸案となっており、NATOとしてこの問題への対応を協議すると付け加えた。
2024.04.04
 07:18
時事通信

(Yahoo)

防衛装備品の共同生産へ新体制 日米首脳会談で合意へ 米高官 <2405-040403>
 キャンベル米国務副長官が3日にワシントンのシンクタンクで講演し、「重要な防衛装備品の共同開発や、将来的な共同生産の可能性も含め、日米がより協調して取り組むための初の措置が話し合われるだろう」と述べたうえで、日米首脳が10日の会談で防衛装備品の共同生産に向けた新体制発足について協議するとの見通しを明らかにした。
 キャンベル副長官は「COVID-19パンデミックで学んだ教訓は、軍事分野のサプライチェーンがいかに細く、簡単に詰まってしまうかということで、拡充が必要だ」と指摘し、来週の首脳会談は「日米の安全保障協力を更新する上で、歴史的な内容になる」と強調した。
2024.04.04
 04:58
毎日新聞

(Yahoo)

フィンランド、約300億円のウクライナ支援協定締結 <2405-040402>
 フィンランドのストゥブ大統領が3日にウクライナの首都キーウでゼレンスキー大統領と会談し、長期的な軍事支援を約束する安全保障協定を結んだ。 ウクライナ大統領府の発表によると、協定の期間は10年で、€188M相当の軍事支援や、NATOやEUへの加盟を後押しすることなどが盛り込まれている。
 Reuters通信によるとストゥブ大統領はキーウでの共同記者会見で、支援はウクライナが「自衛するためだけでなく、勝利するため」と述べた。
2024.04.04
 04:03
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO、ウクライナ長期支援で合意 1000億ユーロの基金案検証へ <2405-040405>
 NATOが3日にブリュッセルの本部で開いた外相会合で、ウクライナに対する長期軍事支援計画を開始することで合意した。 ストルテンベルグ事務総長が提案したウクライナ軍事支援のための€100Bの基金を設置する案については見解が割れた。
 ストルテンベルグ事務総長の提案は、ウクライナに供与する武器、弾薬、装備の供給を調整する際にNATOが一段と直接的な役割を果たすほか、軍事支援を調整してきたウクライナ防衛諮問グループのRammatein Gp.の一部の役割をNATOが引き継ぐもので、外交筋は、こうした提案は11月の米大統領選でトランプ前米大統領が勝利した場合に備えるものとしている。
 NATOの決定には加盟国32ヵ国の合意が必要だが、この日の外相会合ではこうした基金を設立するのは簡単ではないとの考えも示された。
 ハンガリーのシーヤールトー外相は、NATOを戦争に近づけたり、NATOを「防衛連合」から「攻撃連合」に変えるような提案は支持しないと表明し、スペインとイタリアの外相も慎重な姿勢を示した。
 一方、ドイツのベーアボック外相はストルテンベルグ提案は「正しく重要なもの」とし、ラトビアのカリンシュ外相も支持を示した。
2024.04.04
 01:03
FNN Prime News

(Yahoo)

アメリカ ロシアにテロ標的の会場名を事前伝達か <2405-040401>
 ロシアの現地メディアが、モスクワ郊外で起きた銃乱射テロで、米政府が、実際に攻撃されたコンサートホールの名前を挙げテロのおそれがあるとロシア側に事前に伝えていたと報じた。
 Washington postは2日、米政府当局者の話として、テロが起きる2週間以上前に攻撃されたコンサートホールの名前を挙げて、テロの標的になる可能性があるとロシア側に伝えていたと報じた。
 情報源を危険にさらすため、敵対国に情報提供をするのは通常はないことだと指摘する一方、会場に集まる可能性のある米国人のへの危険を回避するためとの見方も示している。
 そのうえで、「ロシア当局は、情報を得ながらなぜ対策を講じなかったのか新たな疑問を投げかけるものだ」と指摘している。
2024.04.03
 21:47
テレ朝 News

(Yahoo)

インドネシア次期大統領と安保協力推進を 岸田総理 <2405-040326>
 岸田首相が2月の大統領選で当選したインドネシアのプラボウォ次期大統領と初めて会談し、中国が海洋進出を続ける南シナ海や東シナ海での連携の強化について確認した。 プラボウォ次期大統領は来日する直前に中国を訪れ、習国家主席と会談している。
 会談では日本とインドネシア双方が「古くからの友人だ」と確認したうえで、岸田首相は、覇権を強める中国を念頭に「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持・強化に向けて安全保障分野での協力も進めていきたい」と強調した。
 これに対し、プラボウォ次期大統領は「安全保障協力をはじめ農水産業や防災を含む幅広い分野での協力をさらに強化したい」と応じたという。
2024.04.03
 21:11
Bloomberg

(Yahoo)

ウクライナ、弾薬不足の劣勢深まる-ロシアは7倍使用と関係者 <2405-040325>
 ウクライナはロシアの攻撃を撃退するため、弾薬を必要としているが、その必要量を確保するという闘いに、同国とその支援国は敗れつつある
 最新の前線状況に詳しいウクライナ支援国の当局者によると、ウクライナへの西側の軍事支援は劇的に減少し、縮小する在庫を維持するためウクライナ側には1日に一発しか撃てない部隊もあるという。 支援国の一部はウクライナへの兵器供給の流れを維持しようと、世界各地から弾薬を調達しようと躍起だが、この動き出しは遅く、ウクライナの前線安定維持に短期的に十分な成果を生めるかは定かではない。
2024.04.03
 19:23
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシアの石油・ガス歳入、3月は前月比+40% 142億ドル <2405-040324>
 ロシア財務省が3日に発表したデータによると、3月の石油とガス歳入は前月比40%増のRUB1.31T ($154.2B) だった。
 ロシアは今年から原油・石油製品輸出税を撤廃し、税収不足を補うため、鉱物採掘税の税率を引き上げた。
 3月の石油ガス歳入前年同月比では90%増加した。 石油・ガス歳入は歳入全体の1/3を占める。
 3月の鉱物採掘税収入はRUB995Bで、2月のRUB1.2Tから減少した。
 政府は2024年の石油・ガス歳入が前年比30%増のRUB11.5Tになると想定している。 2023年は石油価格の下落や西側諸国の制裁によるガス輸出急減24%減少していた。
2024.04.03
 19:14
Kyiv Independent State Bureau of Investigation has investigated over 1,600 treason cases since start of full-scale invasion <2405-040323>
 2016年に設立され、主に高官や法執行官や裁判官などの権力や権威のある地位にある人物の公判前調査を扱っているウクライナ国家捜査局が4月3日、ロシアによる全面侵攻開始以降、1633件の反逆罪容疑が捜査対象となり、1072人が容疑者とされたと発表した。 同局は、国家安全保障に対する犯罪の疑いを合計で2,150件捜査した。
 同局によると、反逆罪の疑いのある1,633件のほか、協力関係に関する捜査が399件、ロシアの共犯者と疑われる事件が32件含まれている。 最新の統計によると、534人が指名手配され、768件の起訴状が法廷に送られた。 同局によると、最近の指名手配容疑者の中には、ドイツ経由でロシアに亡命したウクライナ国境警備隊員も含まれている。
 同局の最も注目を集めた事件の1つは、2023年11月に親露派の言説を広めたとして反逆罪で起訴されたドゥビンスキー議員の事件である。
ウクライナ保安庁 (SBU) は、全面侵攻開始以来、8,000件以上の大逆罪の疑いのある事件の捜査を開始したと報じられている。
2024.04.03
 19:00
日経新聞 日米比、対中国サイバー防衛網づくり 首脳会談で合意へ <2405-040322>
 日本、米国、フィリピンの3ヵ国はサイバ攻撃に備える防衛網を創設することで、11日にワシントンで開く初の首脳会談で合意する見通しである。 日本と米国にはサイバー安保に関する関係省庁の幹部級の対話枠組みがあり、米国とフィリピンの間でも対応を議論していることから、それぞれの協議体を3ヵ国に広げ、中国やロシアからの攻撃増加を踏まえ、政府機関や重要インフラ施設を守り、攻撃に関する情報や対処方法を共有し、リスク低減につなげる計画である。
2024.04.03
 17:04
毎日新聞

(Yahoo)

北朝鮮発射の弾道ミサイルは「新型の固体燃料式」 官房長官 <2405-040321>
 林官房長官が3日の記者会見で、北朝鮮が2日に発射したBMについて、新型の固体燃料推進方式のMRBMとの見方を示した。
 林長官は「極超音速兵器であったかも含めて防衛省において分析中で、引き続き米国や韓国などと緊密に連携していく」と述べた。
2024.04.03
 16:49
Kyiv Independent Military Intelligence: Russia has about 200 Su-34, Su-35 fighter jets, 7 A-50 planes <2405-040320>
 
ArmyInformが4月3日に、ウクライナ軍情報局 (HUR) のデータを引用して、ロシアは3月時点で約100機のSu-35100機以上のSu-34機7機のA-50 AEW&Cを保有していると報じた。
 ウクライナは2月に、わずか2週間で13機のロシア軍機を撃墜したと発表した。 国防省によると、これは2022年10月以来、同国が1ヵ月間で撃墜した航空機の数としては最多である。
 このリストには、Su-34 10機Su-35 2機、さらにA-50 1機が含まれていた。 1ヶ月前には別のA-50が撃墜された。 HURによると、ロシアのA-50 7機のうち3機が修理と近代化改修を受けている。
 元空軍報道官のイフナト氏は、撃墜された航空機の数が増加しているのは、ウクライナの同盟国が供給した防空システムによるものだとし、ウクライナ軍参謀本部によると、全面戦争中のロシアの総損失は、固定翼機347機、回転翼機325機の計約672機に上る。
 ただ、参謀本部の数字は独自に検証できなかった。
2024.04.03
 16:41
聯合ニュース 北朝鮮主張の飛距離・軌道変更は「誇張」 極超音速ミサイル=韓国軍 <2405-040319>
 韓国軍合同参謀本部が3日、北朝鮮が2日に発射試験を行った中長距離極超音速ミサイルの飛行距離と軌道変更について、「北が主張する1,000kmの飛翔距離わが軍の分析と違いがあり、誇張されたとみている」として、「日米韓が分析した結果は600km」と明らかにした。
 北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、極超音速弾頭を搭載した固体燃料式の新型MRBMの初の発射実験に成功したと報じた。 安全を考慮して射距離を1,000kmに抑え、変則軌道で飛行したという。
 合同参謀本部と北朝鮮が発表した飛行距離に400kmの差があり、韓国軍のレーダが軌道を変更しながら飛行する極超音速ミサイルを探知できなかったとの指摘が出ていた。
 合同参謀本部は北朝鮮が2段目エンジンの点火を遅らせ、2段目エンジンの燃焼中に飛行方向を変更したと主張したことに関しても、「わが軍の分析と違いがあり、誇張されたと分析している」と明らかにした。同本部関係者は「ミサイルが最高高度に達した後、水平移動して下降する軌跡だった」と説明した。
2024.04.03
 15:00
RBC Ukraine Zelenskyy discusses preparation of security agreement between Ukraine and Japan <2405-040318>
 ゼレンスキー大統領がTeletgramで、岸田首相と電話会談を行ったと述べ、「日本政府と国民の皆様の大規模かつ多面的な支援に感謝する。 両国間の距離は、ウクライナ人が感じている温かい心の障壁ではない。 日本はすでにウクライナに$120B以上の財政支援を提供し、今年の追加支援を発表した」と述べた。
 また、2月に東京で日本・ウクライナ会議を開催し、50件以上の二国間協定が調印されたことについて、日本の首相に個人的に感謝していると付け加えた。 ゼレンスキー大統領によると、両首脳は早期実施を促進することで合意した。
 さらに、大統領は戦場の状況、特にロシアの航空テロについて話した。
2024.04.03
 14:42
時事通信

(Yahoo)

中距離ミサイル「太平洋配備」 対中国で年内に 米陸軍高官 <2405-040317>
 米太平洋陸軍司令官のフリン大将が3日に都内で一部記者団と懇談し、新たな「長距離精密射撃能力」を年内にインド太平洋地域に配備すると明らかにした。
 TomahawkとSM-6を発射するTyphoonを指すとみられ、域内で強力なミサイル戦力を有する中国に対抗する狙いがある。
【註】
 SM-6やTomahawkを発射するTyphoonとも呼ばれるMRCは射程500km以上のPrSMとLRHWの間隙を埋めるもので、最初に装備するのはワシントン州のJoint Base Lewis-McChordに駐屯する第5野戦砲兵連隊第3大隊 (5-3FA) の中隊になり、既に2023年に配備されている。
【関連記事:2309-081006 (BD 2023.08.10)】
2024.04.03
 14:34
AFP=時事

(Yahoo)

北朝鮮、固体燃料式の新型極超音速ミサイル発射実験成功と発表 <2405-040316>
 北朝鮮国営朝鮮中央通信(KCNA)が3日、前日に日本海に向けて固形燃料式の新型中距離極超音速ミサイルの発射試験を行い、金朝鮮労働党総書記が立ち会ったと伝えた。 KCNAが公開した動画や写真には、発射台に運ばれるミサイルや、煙の尾を引くミサイルを見る金氏らの姿が捉えられていた。
 発射試験の成功を受けて金総書記は、北朝鮮が「戦略的攻撃兵器をを新たに開発した」と述べた。
 KCNAは、「発射台を訪問した金総書記は、極超音速滑空体の弾頭を搭載した新型中距離固形燃料式BM火星-16B(Hwasongpho-16B)を視察した」と報じた。
2024.04.03
 14:27
時事通信

(Yahoo)

日比円滑化協定、年内締結に意欲 3カ国海上演習協議 比駐米大使 <2405-040315>
 ロムアルデス駐米比大使が3日にオンラインでの時事通信などの取材に応じ、自衛隊と比軍の往来に関する円滑化協定 (
RAA) について、「年末までに実現するだろう」と述べ、早期締結に意欲を示した。 また、「海上演習を3ヵ国で定期的に実施することになるのではないか」と述べ、合同の警戒監視活動に向けて協議していると明らかにした。
 岸田首相は11日、ワシントンでバイデン米大統領とマルコス比大統領との初の3ヵ国首脳会談に臨み、南シナ海への海洋進出の動きを強める中国を念頭に、3首脳は経済、安全保障分野を中心に3ヵ国の協力推進を確認する。
2024.04.03
 14:21
産経新聞

(Yahoo)

日米、防衛産業の連携強化で「協議体」立ち上げで首脳合意へ 対処力向上を協議 <2405-040314>
 日米両政府ワシントンで10日に開く日米首脳会談防衛産業の連携強化で合意し、新たな協議体を立ち上げる方向で調整に入った。 バイデン大統領と岸田首相は会談で、日米同盟による抑止力と対処力の向上に向けた取り組みを協議する。 日米で防衛装備品関連の産業間連携を促進する新たな協議体「防衛産業政策調整会議」を立ち上げ、協力案件を議論する。
 米国は防衛産業の近代化や生産体制の強化に取り組んでおり、同盟国の日本と協力を拡大する。 米国ではCOVID19パンデミックによるサプライチェーンの混乱や、ウクライナへの大規模軍事支援などで、防衛装備品の生産体制の拡充が課題となり、米国防総省は1月に、初となる「国家防衛産業戦略」を発表し、産業基盤の強化や近代化に乗り出している。
 日米は、米側の生産体制の補完にもつながる産業間協力で抑止力を高め、中露などの脅威に対抗していく考えである。
2024.04.03
 13:01
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア国防相、ウクライナ軍が西に後退と指摘 「反攻は失敗」 <2405-040313>
 ロシア国内メディアが、ショイグ露国防相が2日の司令官の会合で、同国の攻撃によりウクライナ軍が西方に後退していると述べたと報じた。
 ショイグ国防相は2023年のウクライナの反転攻勢が失敗に終わったとし、ウクライナ軍はさまざまな前線で足場を築こうとしたが、目標を達成できなかったと述べた。 ロシア軍は2024年に入り403㎢を占拠し、3月にはウクライナ東部の5つの町と村を制圧したとしている。
 ロシア軍は2月に、ウクライナ東部ドネツク州アブデーフカを制圧したと発表し、ショイグ国防相によるとウクライナ軍はその後も西方に後退している。
2024.04.03
 13:00
Forbes

(Yahoo)

米国のウクライナ追加支援が実現へ前進 潤沢な砲弾や対空兵器で劣勢打開に期待 <2405-040312>
 半年にわたって米国の対ウクライナ追加支援予算案の採決を妨げてきたジョンソン米下院議長が、ロシアの侵略に対するウクライナの自衛戦争を強力に支援するよう求める大半の米有権者からの巨大な圧力についに屈し、米国からウクライナへの新たな援助が、ようやく実現する公算が大きくなった。 それも大量の援助である。
 ルイジアナ州出身の宗教右派でロシアを利してきたジョンソン下院議長は、下院の歳出法案を月内にも採決にかける意向を示している。 詳細はまだ明らかにしていないが、数ヵ月前に上院を通過した歳出法案と同様の内容になる可能性が高い。
 上院案ではウクライナ向けに$60Bの予算が計上され、うち$34Bはウクライナ向け兵器の調達に充てられ、残りはウクライナ軍の訓練のほか、人道支援など軍事以外の支援に振り向けられる。
2024.04.03
 12:45
日経新聞 木原氏「防衛協力を強化」 日インドネシア防衛相会談 <2405-040311>
 木原防衛相が3日に防衛省でインドネシアの次期大統領プラボウォ国防相と会談した。 木原防衛相は「2国間、多国間の防衛協力・交流も引き続き強化していきたい」と述べた。
 木原防衛相は海洋進出を強める中国を念頭に、南シナ海での力による一方的な現状変更や緊張を高める行為に強く反対すると表明し「法の支配に基づく自由で開かれたインド太平洋を維持・強化していきたい」とも強調した。
 プラボウォ次期大統領インドネシアの軍人が防衛大学校に留学する計画を自身が創設したと紹介し、受け入れ人数の増員を木原防衛相に提起した。
 プラボウォ次期大統領は、南シナ海のナトゥナ諸島周辺でのインドネシアと中国との資源開発を巡る対立を背景に、米国やその同盟国との関係を重視している。
 日本とインドネシアの防衛協力は深まりつつあり、2023年12月に岸田首相とジョコ大統領が会談して、日本からの大型巡視船1隻の無償供与で合意している。 日本はインドネシアと米国との定期合同演習(註:Super Garuda Shield 演習)に2022年から参加している。
2024.04.03
 11:00
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍の記録的な戦車大損害はなぜ起きたか にじむ焦りと侮れない「底力」 <2405-040310>
 ウクライナ東部ドネツク州のウクライナ側の防御拠点だったアウジーウカ市の廃墟をロシア軍が占領し、さらに西へと進撃するなか、ロシア側では重要な部隊である第90親衛戦車師団作戦予備の第6親衛戦車連隊が待機していた。
 第6戦車連隊は突破部隊で、アウジーウカの西方でウクライナ側の防御に探りを入れている自軍部隊が脆弱な箇所を見つければ、そこを突いてウクライナ側の後方に一気に攻め込み、大きな打撃を与えるのがその任務だったが、第90戦車師団はなぜ3月30日に第6戦車連隊を、アウジーウカ西方のトネニケ村のすぐ西に置き、ウクライナ軍の精鋭部隊である空中強襲軍隷下の第25独立空挺旅団が配置されている、穴のない防御陣地に対する直接攻撃に向かわせたのか。
 白昼に行われたこの突撃は、ロシアがウクライナで拡大して25ヵ月あまりたつ戦争で、戦車による過去最大級の強襲だった。 ウクライナのシンクタンクである防衛戦略センター(CDS)の4月1日の戦況評価によると、第6戦車連隊は当初「トネニケ村の北西へわずかに前進したが、この進撃は長く続かなかった。 第6戦車連隊のT-90 MBT 36両BMP
IFV 12両は地雷原に突っ込む。 そこにウクライナ軍の空挺部隊が扱いに長けたATGMを撃ち込み、さらに爆薬を積んだFPV UAVも襲いかかった。 乗員や歩兵数百名が乗り込んだ装甲戦闘車両48両による突撃は、こうして破滅的な結末を迎えた。
 ウクライナ側は「この最初の大規模な強襲を撃退した」とCDSは報告している。 第6戦車連隊は退却し、あとには大破したMBT 12両とIFV 8両、それにロシア兵の遺体多数が残された。遺体は数十体にのぼったかもしれない。
2024.04.03
 10:00
Forbes

(Yahoo)

ウクライナの軽飛行機改造ドローン、ロシア領内へ1000km超の越境攻撃 <2405-040309>
 ウクライナは、軽飛行機に遠隔制御装置を取り付けてUAVに改造し、爆薬を積んでロシア国内に向けて飛ばし始めたようで、そのうちの1機が今週、1,000km以上飛んで、ロシア西部タタールスタン共和国エラブガにある工場の区画に突っ込んだ
 ウクライナはロシア領内深くの戦略的に重要な産業施設を狙ったUAV作戦を続けており、それを一段とエスカレートさせた。
 弾頭のついたこのドローンも、ウクライナのセスナ型自作ドローンと同様に1000km前後は航続できる。 特区の敷地内に軽飛行機UAVが突っ込む衝撃的な場面が、現場近くにいたロシア人らによって撮影されている。 UAVドローンが激突した際には巨大な炎が上がり、搭載されていた爆薬の多さを物語っている。 典型的な軽飛行機のCessna 172の場合、最大で400kg強を搭載して最長1,200km弱航続できる。
2024.04.03
 09:15

(19:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 2 2024 <2405-040308>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月2日の戦況 =
 ゼレンスキー大統領が4月2日、ウクライナ軍の動員年齢を27歳から25歳に引き下げる法律に署名した。
 ショイグ露国防相は4月2日、ロシア軍2024年の最初の3ヵ月間にウクライナ領土の400㎢を占領したと主張したが、この前進は、米国の安全保障支援の遅れの影響によるもので、ロシアの攻撃の見通しを必ずしも反映していない。
 ウクライナはロシアとの国境から1,200km以上離れたタタールスタン共和国で、ロシアの軍事生産と石油精製施設のインフラに対して、機種不明の長距離UAVによる攻撃を実施した。
 プーチン大統領が4月2日に内務省 (MVD) 理事会で行った演説は、3月22日のクロッカス市庁舎テロ攻撃に対するロシアの不協和音的な対応を示しており、ロシア当局は同時に移民コミュニティに対する法執行措置を追求すると同時に、ウクライナを根拠なく関与させようとしている。 プーチン大統領はまた、クロッカス市庁舎襲撃事件後に浮上した移民に関する議論の激化に対処しようとしたが、この問題に対する一貫性のない曖昧な立場を表明し続けた。
 ウクライナ軍情報総局 (GUR) のスキビツキー副総司令官は4月2日、ロシア軍がウクライナのエネルギーインフラへの攻撃を一時的に停止したのは、ミサイルの備蓄不足を補う可能性が高いとGURは考えていると述べた。
 キルギスタンの国家決済システムであるElkartは4月2日、二次制裁を防ぐためにロシアのMir決済システムを使用した取引の処理を停止すると発表したことは、米国の対露制裁が、ロシアの金融関係と旧ソ連諸国に影響を及ぼし続けているとみられる。
 ストルテンベルグNATO事務総長が、5年間で$100Bの軍事支援をウクライナに送るNATO支援パッケージを提案したと報じられている。
 ロシア軍は4月2日に全接触線で陣地での攻防が続く中、クレミンナとアウディーイウカ付近での前進が確認された。
 ショイグ露国防相が4月2日、ロシア軍は2024年に新造された小型ミサイル艇と哨戒艦数隻を完成させて配備すると述べた。
2024.04.03
 07:26
Reuters 通信

(Yahoo)

NATO 事務総長、ウクライナに1000億ユーロの直接軍事支援を提案 <2405-040304>
 5人の外交官が2日、ストルテンベルグNATO事務総長が、ウクライナに対して向こう5年で€100B ($107B) の軍事支援NATOとして直接行うことを提案していることを明らかにした。
 これまでNATOは直接軍事支援に乗り出せば、ロシアとの緊張をさらに高める懸念があったためウクライナ向け支援を非軍事分野に限定してきたが、今回の提案に基づけば、こうした軍事支援で各国の調整を行ってきたウクライナ防衛諮問グループRammstein Gp.の仕事をNATOが引き継ぐことになる。
 しかし複数の外交官によると、NATO内部では、今はウクライナへの軍事支援をより持続的かつ長期的な形にする時期を迎えており、NATOこそがそこで大きな役割を果たすべきだとの見方が強まっているという。
 提案は3~4日に開催されるNATO外相会合で協議される見通しで、7月にワシントンで開くNATO首脳会議に向けて取りまとめることを目指している。
2024.04.03
 07:18
中央日報

(Yahoo)

北朝鮮「新型中長距離極超音速ミサイルの試験発射に成功」 <2405-040303>
 北朝鮮の朝鮮中央通信が3日、2日に日本海沖に撃ったミサイルについて「火星-16新型中長距離極超音速ミサイルの試験発射が成功裏に行われた」と明らかにした。
 朝鮮中央朝鮮通信は「北東方向に発射されたミサイルから分離した極超音速滑空飛行戦闘部は予定された飛行軌道に沿って1次頂点高度101.1km2次頂点高度72.3kmを記録しながら飛行し、1,000km先の日本海上の水域に正確に弾着した」とした。
2024.04.03
 06:41
讀賣新聞

(Yahoo)

米外交官ら謎の健康被害「ハバナ症候群」、ロシア音響兵器の攻撃か…露独立系メディア「現場に工作員」 <2405-040307>
 ロシアの独立系メディアInsiderが1日、世界各地で米国の外交官らが「ハバナ症候群」と呼ばれる原因不明の健康被害を訴えた問題に関し、ロシア軍参謀本部情報総局 (GRU) が「音響兵器」で攻撃した可能性があると報じた。 米CBS TVの報道番組60 Minutesやドイツのder Shpiegel誌との共同調査の結果という。 Insiderはラトビアに拠点を置き、ロシア語で発信している。
 米国家情報長官室は2023年3月に「外国の敵対勢力が関与している可能性は非常に低い」との調査結果を発表していた。
 Insiderは、2021年にジョージア、2014年に独フランクフルトで米外交官や家族が突発性の頭痛や嘔吐を経験した事例を巡り、現場でGRUの29155部隊の工作員が目撃されたと指摘した。 この部隊の複数幹部が「非致死的音響兵器」の開発で異例の昇進を遂げたことも確認したという。
 音響兵器はマイクロ波と超音波の発信により、脳細胞の損傷や、平衡感覚を保つ内耳の障害を誘発しようとするもので、Insiderは「米国の諜報部員の無力化」を狙った可能性に触れた。
 TASS通信によると、ペスコフ露大統領報道官は1日に「メディアによる根拠のない中傷だ」と報道内容を否定した。
 ハバナ症候群の名称は2016年にキューバのハバナ駐在の米中央情報局 (CIA) 職員が体調不良を訴えたことにちなむ。 数百人が症状を訴えている。
2024.04.03
 06:35
共同通信

(Yahoo)

アーク2が制裁で生産停止 日本も権益のロシアLNG事業 <2405-040306>
 Reuters通信が2日に複数の消息筋の話として、日本が権益の一部を持つロシア北極圏の液化天然ガス LNG) 開発事業Arctic 2 (LNG2) が、ウクライナ侵攻に伴う対露制裁の影響で生産を一時停止したと報じた。
 制裁の影響で北極海航路などを通ってLNGを輸送する砕氷タンカーの調達が遅れていることが要因だという。
 ロシアのガス大手Novatek社が主導しているArctic 2は2023年11月に米政府の制裁対象に加えられ、日本などの外国企業は2023年12月に事業参画の停止を表明した。
 ロシアメディアなどによると、Arctic 2は2023年12月に第1生産ラインが稼働を開始したが、2024年1~2月に生産量が激減していた。
2024.04.03
 05:43
Reuters 通信

(Yahoo)

原油先物、一時年初来高値 ウクライナによるロシア製油所攻撃で <2405-040302>
米国時間の原油先物ウクライナによるロシア主要製油所への攻撃や中東での紛争激化を受け上昇し、一時年初来高値を付けた。
 清算値は、北海ブレント先物 (WTI) の6月限が$1.5(1.7%)高の1バレル=$88.92で、一時$89.08まで上昇し、2023年10月以来の$89超えを記録した。
2024.04.03
 05:35
共同通信

(Yahoo)

ロシアの大規模石油精製所を攻撃 ウクライナ国境から1000キロ <2405-040301>
 ウクライナメディアによると、同国の情報機関が2日、ロシア中部タタルスタン共和国ニジネカムスクの石油精製所をUAVで攻撃し火災が起きたこをと明らかにした。 精製所はロシア有数の規模で、両国国境から約千㌔離れている。
Nizhnekamsk の位置 (Google Map)】
 ウクライナメディアは、ウクライナの国防省情報総局と保安局が共同で行ったという。 ウクライナは2024年に入り、ロシア領内の石油関連施設へのUAV攻撃を繰り返している。
 ロシア国防省は2日の戦況説明で、過去24時間にUAV 195機を撃墜したと発表し、2月に制圧したドネツク州アブデーフカ方面では、ウクライナ軍の11波の攻撃を撃退したとしている。
2024.04.03
 02:46
Dedfense News F-16s arrive at Eglin to be modified with self-flying tech <2405-040305>
 米空軍が4月2日、自動飛行装置を搭載した最初のF-16 (
VENOM) 3機がフロリダ州のEglin AFBに到着したと発表した。
 VENOMは有人航空機と無人航空機の両方で自律技術の試験をすることを目的とした計画である。
2024.04.02 MDA HP SPY-7 Radar Developed for Japan’s Aegis System Equipped Vessel Achieves First Track of Objects in Space <2405-040222>
 米MDAが3月28日、日本のAegisシステム搭載艦 (ASEV) でAegis Weapon System (AWS) に組み込むAN/SPY-7(V)1レーダ初の捕捉追随試験に成功した。
 試験は、ニュージャージー州MoorestownにあるのLockheed Martin社の試験設備で行われた。 SPY-7を装備したASEV 2隻は2028年3月と2029年3月に就役する。
2024.04.02
 21:38
共同通信

(Yahoo)

日本海上空を10時間飛行 ロシアの戦略爆撃機 <2405-040221>
 InterFax通信がロシア国防省が2日、Tu-95MS 2機が日本海の公海上を約10時間哨戒飛行したと発表したと報じた。 複数のSu-30が随伴したという。
 Tu-95MSは1月にも日本海上空を長時間飛行している。
2024.04.02
 20:39
Defenswe One Pentagon will use commercial space assets in military operations, under new plan <2405-040220>
 米国防総省は、SpaceX社のような企業が国家安全保障において果たす役割を概説する正式な戦略である、待望の商業宇宙戦略を発表した。 しかし、産業界の有用性は、国防総省がどれだけうまく適応できるかによって決まるという落とし穴がある。
 国防総省のプラム宇宙政策局長は火曜日の記者会見で、「商業宇宙の能力とサービスが米国の国家安全保障にどの程度の利益をもたらすかは、最終的には、平時だけでなく紛争時においても、国防総省が実際に商業ソリューションを米国の作戦方法にどれだけうまく統合できるかによって測定されるだろう」と述べた。
 この文書は、ミサイル警戒、電磁波戦、指揮通信など、13の主要な任務分野を概説しており、国防総省にとって初めてのものであり、衛星通信などの宇宙ベースの技術が軍にとっていかに重要であるかを示している。
 オースティン国防長官は戦略の冒頭で、「国防総省は新たな脅威に直面した際、国家安全保障の宇宙構造の強靭性を優先し続けているため、われわれは統合軍と米国民に対し、利用可能なあらゆる手段を活用する義務がある」と述べている。 「既存の政府システムを単に強化するのではなく、商用ソリューションを統合するには、省内のアプローチを変える必要がある。」ともしている。
2024.04.02
 19:23
Kyiv Independent Ministry: Ukraine destroyed record 976 Russian artillery systems in March <2405-040219>
 ウクライナ国防省が4月2日、ウクライナ軍が3月に976門のロシア軍の砲を破壊し、全面侵攻開始以来、1ヵ月では過去最多を記録したと発表した。 国防省によると、これまでの記録は2023年9月で、ウクライナ軍がロシアの砲947門を破壊していた。
 ウクライナ軍参謀本部は4月2日、全面戦争が始まって以来、ロシア軍は合計11,112門の砲を失ったと発表した。
 ウクライナは1月2日にロシアが発射したKh-47M2 Kinzhal空中発射BM 10発を一晩で撃墜し、新たな記録を打ち立てた。 攻撃はキーウとその周辺地域、ハリコフを目標に、5人が死亡、130人が負傷した。
 国防省によると、ウクライナは2月にロシア軍機13機を撃墜した。 これはウクライナが2022年10月以降、1ヵ月で撃墜した航空機の数としては最大となった。
2024.04.02
 18:31
共同通信

(Yahoo)

日米豪比、初の本格演習へ 7日、南シナ海で対潜訓練 <2405-040218>
 複数の関係筋の話で2日、海上自衛隊とフィリピン、米国、オーストラリア海軍の艦船や航空機がパラワン島北西沖の南シナ海で対潜水艦戦訓練を含む初の本格的な4ヵ国海上演習を7日に計画していることが分かった。 相互運用性の向上を掲げ、対潜戦に加え、艦船間の通信、隊列を組んでの航行も訓練する方針である。
 フィリピン軍は2023年11月以来、米軍、オーストラリア軍と二国間の「海上協力活動」として共同巡回を行ってきたが、今回は初の4ヵ国間の海上協力活動と位置付け、今後は年数回のペースで定例化したい意向という。
 マルコス大統領は4月11日にワシントンで日米と首脳会談を開く予定で、相互運用性や共同航海を含む3ヵ国合意を準備していると明かしており、海上協力活動が合意に盛り込まれる可能性がある。
2024.04.02
 17:57
中央日報

(Yahoo)

韓米日、済州南東空域で米戦略爆撃機が参加する空中訓練 <2405-040217>
 日米韓が2日、済州南東の日韓で防空識別区域 (ADIZ) が重複区域一帯で、米軍がB-52を参加させた演習を実施した。 韓国国防部によると、今回の演習には米軍のB-52、航空自衛隊のF-2、韓国空軍のF-15K、米空軍のF-16などが参加した。
 今回の日米韓演習は昨年の日米韓首脳階段での合意に基づき2024年で最初に実施した。
 韓国国防部は「今回の訓練は高度化される北朝鮮の核・ミサイル脅威に対する抑止と対応能力を向上させるために実施した。 今後も日米韓3ヵ国は緊密な共助を基に共同訓練を持続拡大していく中で北朝鮮の脅威を抑止し共同で対応できるよう共助を強化するだろう」と表明した。
2024.04.02
 17:54
時事通信

(Yahoo)

対印係争地に30の「新地名」 中国、領有主張強める <2405-040216>
 中国民政省が3月30日、インドとの国境係争地における30の「新地名」を発表した。 習政権が主張する領有権の裏付けを図るのが狙いで、いずれも標準中国語の表記と発音が付与されている。
 対象となっている地域は、インドが実効支配するアルナチャルプラデシュ州で、中国は同州を「南チベット」と呼びチベット自治区の一部と主張している。 30の地名には居住地のほか山や河川名などが含まれ、民政省は公式サイトで新地名を加えた詳細な地図を公表した。
2024.04.02
 17:31
Inside Dwefense Navy rips $11.7B from F/A-XX, putting project in budget limbo after 14 years of study <2405-040215>
 米海軍は次世代戦闘機 (F/A-XX) の計画を凍結して5ヵ年計画から$12Bを削り、資金が将来に向けて計画されていたより高い優先順位の資金調達に振り向けられるが、新たに開始される計画はFY26で要求される。
2024.04.02
 12:47
讀賣新聞

(Yahoo)

極超音速ミサイル、キーウ方面へ今年16発…ウクライナが防空システム支援を訴え <2405-040214>
 ウクライナの首都キーウ市当局が1日、ロシア軍が今年、キーウ方面への攻撃180以上のミサイルやUAVを使い、そのうち16発が極超音速ミサイルだったと明らかにした。
 発表によると、16発のうち、Zircon艦対地極超音速CMが5発Kinzhal極超音速ASMが11発だった。 このほかKh-101 CMが最多の113発を占め、UAVは48機だった。
 露軍は最近、エネルギー施設などを狙ったミサイル攻撃を強化しており、ウクライナ側は防空システムの支援を訴えている。
2024.04.02
 10:01
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシアとウクライナ、互いの無人機撃墜主張 黒海上空で <2405-040213>
 ロシアとウクライナが1日、黒海上空互いのUAVを撃墜したと主張した。
 ロシア国防省はTelegramへの投稿で、防空部隊が「テロ攻撃」を行おうとしていたウクライナのUAV 6機を迎撃したと発表した。 ロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ知事はTelegramに、防衛部隊が19個の飛行体を撃墜したと投稿した。
 一方、ウクライナ空軍報道官は国営TVで、同国軍がロシアの高機能UAVのForpostを撃墜したと語った。 軍事資料によると、Forpostはイスラエルが何十年も使用していたUAVのロシア版で、高度5kmで16時間連続監視が可能だという。 ウクライナ軍南部作戦司令部報道官は、オデーサ州からザポロジエ州までの地域で、過去24時間に200機以上のISR UAVを確認したと述べた。
2024.04.02
 09:33
Breaking Defense Austal rejects Hanwha’s takeover bid — for now <2405-040212>
 オーストラリアの造船企業のAustal社が、韓国のHanwha社から一方的な株式公開買い付けを受けており、Austal社は現時点では提案を拒否しているが、その声明は将来の買収の可能性の扉を開いている。
 両社が4月2日に報道資料で発表したこの提案は、世界第26位の防衛企業が、74位の防衛関連企業を傘下に収めることになる。 また、Austal社がHanwha社のRedback IFVを$7Bで購入する可能性を秘めていることを受け、韓国とオーストラリアの防衛関係を拡大し、韓国の防衛産業にさらなる成長の波をもたらすことになる。
2024.04.02
 09:04
共同通信

(Yahoo)

ミサイル1発、朝鮮半島の東に落下と防衛相 <2405-040211>
 木原防衛相が2日の記者会見で、BMは北朝鮮西岸から少なくとも1発が発射され、到達高度1,000km程度で650km以上飛翔し、朝鮮半島東の日本海に落下したとみられると明らかにした。
2024.04.02
 09:00
Forbes

(Yahoo)

ロシア軍、大規模な突撃で戦車12両を一気に失う 過去最大級の損害 <2405-040210>
 ロシア軍がウクライナ東部アウジーウカの西方で3月30日に行った突撃は、ロシアがウクライナで拡大して25ヵ月あまりたつ戦争で、戦車を用いた攻撃としては過去最大級だった可能性がある。
 その結果、ロシア軍は自軍の戦車に過去最大の損害を出したため、煙が晴れると、ロシア軍が投入した戦車の1/3が道路に残されていた。 ロシア側が大損害を被ったこの攻撃は、3年目に入ったこの戦争の互いにぶつかり合う2つの動向を浮き彫りにした。
 2月半ばにアウジーウカを占領してから今回の攻撃までの数週間、ロシア軍の連隊や旅団は、廃墟と化している同市の西にある村々を攻撃するのに、歩兵を主に用いていたのは、アウジーウカの攻略に向けた数ヵ月にわたる攻撃で
MBTIFVなどを何百両と失い戦闘車両不足に陥っていたためとみられる。
 それがここ数日で変わり、ウクライナのシンクタンク、防衛戦略センター(CDS)は3月29日の戦況評価で「アウジーウカ方面では、敵は戦車を含む装甲車両を再び使用し始めた」とし、その翌日、ロシア軍の1個ないし2個大隊分の装甲車両がアウジーウカ西方の村トネニケ近辺に突っ込み、多数が遺棄される結果になった。
 他方、こうした大規模で重武装のロシア軍部隊をウクライナ側が撃退できたことは、もうひとつの動向を示している。 ウクライナ軍の旅団は主要な弾薬の供給不足に苦しみながらも、なお苛烈な防衛ができるということだ。 こうした防衛は地雷や大砲、対戦車ミサイル、そして爆薬を搭載したFPV とUAVを組み合わせて行われることが多い。
2024.04.02
 08:50

(18:50 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, April 1 2024 <2405-040209>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年4月1日の戦況 =
 60 Minutes(註:米 CBS TV)、Insiderder Shpiegelによる共同調査は、クレムリンが10年間、米国内および国際的に、米国政府要員を直接標的にした持続的な運動キャンペーンを展開してきたことを強く示唆している。
 ロシア対外情報局 (SVR) が、3月22日のクロッカス市庁舎テロ攻撃にウクライナを関与させる取り組みを強化しており、ISISの犯行や攻撃への関与を否定している。 ロシア当局は、クロッカス市庁舎襲撃事件を受けて、ロシア国内の移民社会に対する取り締まりを強化している。  ロシア軍は最近、4月1日に全線で陣地での攻防が続く中、アウディーイウカ付近とヘルソン州の東岸で前進が確認された。
2024.04.02
 07:15
Reuters 通信

(Yahoo)

北朝鮮が弾道ミサイル、今年3回目 中距離弾のもようと韓国軍 <2405-040208>
 日韓の防衛当局が2日午前、北朝鮮が東岸沖へ向けてBMを発射したとそれぞれ発表した。 韓国軍は中距離弾だったもようと分析している。
 北朝鮮がBMを発射するのは3月18日以来で2024年で3回目になる。
2024.04.02
 07:19
時事通信

(Yahoo)

ネタニヤフ首相、内政で危機 超正統派徴兵巡り政権亀裂 イスラエル <2405-040205>
 イスラエルのネタニヤフ首相が政権維持で難しいかじ取りを迫られている。
 長年問題視されてきたユダヤ教超正統派の徴兵免除を巡って政権内で意見対立が噴出しているためで、対応を誤れば政権崩壊につながる恐れもある。 イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザでハマスとの戦闘を続ける中、徴兵免除への強い不平等感が社会に広がっている。
 徴兵免除について、最高裁は3月31日までに是正策を提出するよう政権に求めていたが、その期限を過ぎた。 最高裁は、徴兵を免れている超正統派宗教学校生への補助金4月1日で停止する暫定措置を命じる一方、ネタニヤフ政権に今後の措置について1ヵ月間の猶予を与えた。 「落としどころ」を見つけられなければ、徴兵免除が廃止される可能性がある。
 イスラエルは「国民皆兵」で男女とも18歳で徴兵されるが、ユダヤ教の戒律を厳格に守る超正統派の宗教学校生はその義務を免除され、学業を支援する補助金も受け取っている。 徴兵免除はホロコースト(ユダヤ人大虐殺)で危機にひんした宗教的伝統を守るための措置で、イスラエルが建国された1948年から続いている。
2024.04.02
 07:17
FNN Prime News

(Yahoo)

北朝鮮がミサイル発射 EEZ外に落下か <2405-040204>
 防衛省が、2日06:55頃に北朝鮮からBMの可能性があるものが発射されたと発表し、07:04頃にBMの可能性があるものは、すでに落下したとみられると公表した。
 政府関係者によると、ミサイルは日本のEEZ(排他的経済水域)の外側に落下したとみられる。
2024.04.02
 06:52
讀賣新聞

(Yahoo)

モスクワテロ巡り調査、ロシア人の過半数「ウクライナに責任」…プーチン氏が「最も信頼できる情報源」75% <2405-040203>
 Financial Times紙が3月31日に、ロシアのプロパガンダを調べる研究機関Open Mindが行ったロシア人対象の調査で、モスクワ郊外で発生したテロは犯行声明を出したISISに責任があると回答した人は27%にとどまり、ウクライナ当局に責任があると考えている人が過半数を占めたと報じた。 米英やNATOなど「西側」に責任があると答えたのは6%だった。
 年齢別では、18~30歳はウクライナ当局よりイスラム過激派組織に責任があると答えた割合が多かったが、30歳を超える年齢層では結果が逆だった。
 テロに関してプーチン大統領を「最も信頼できる情報源」と考えている人は全体の75%に上った。
2024.04.02
 06:02
Wedge

(Yahoo)

「世界の工場」へ名乗り上げるベトナム、政治的制約はあるか?投資の分岐点はどこにある <2405-040207>
 Wall Street Journal紙が3月6日付けの社説‘Vietnam is lying to its friends. A secret document proves it.'で、ベトナムは製造業の中国の代替地として位置づけられるとともに、開放路線を進めて各国との関係強化に努めている; 世界はそのことがベトナム国内の政治的変化を生むと期待しているが、ベトナムの指導者たちは変化を望んでいないと批判している。
 ベトナムは、中国の対抗勢力として、また世界の製造業の代替地として自国を位置づけ、新たな外交・経済関係強化を進めている。 2023年9月にバイデン大統領のベトナム訪問時、米越関係は格上げされた。
 ベトナムは現在、18の発効または計画中の自由貿易協定を有していて、この開放路線が国際的接触を多くし、権威主義的政権下にある国内政治に変化を生むという期待につながっていた。 しかし、ベトナムの指導者たちはそうした変化を望んでいない。
2024.04.02
 05:55
TBS News

(Yahoo)

シリアのイラン領事館にイスラエルがミサイル攻撃か 7人死亡 <2405-040202>
 シリアにあるイランの領事館がイスラエルによるものとみられるミサイル攻撃を受け、イラン革命防衛軍隊員ら少なくとも7名が死亡した。 イランの国営TVは1日、ダマスカスにあるイランの領事館で、イスラエルによるミサイル攻撃があったと報じた。
 イラン革命防衛軍の声明によると、国外での作戦を担うQuds部隊の司令官を含む7人が死亡した。 複数のイラン外交官が死亡したとの情報もある。
 イスラエル軍報道官は「コメントを差し控える」としているが、シリアに駐在するイラン大使は地元TVに対して、「我々の報復は深刻なものになるだろう」などと述べている。
 イスラエルとハマスの戦闘開始以降、敵対するイランとイスラエルの対立も激化しているが、イランの在外公館への攻撃は異例で、情勢のさらなる緊迫化が懸念される。
2024.04.02
 05:48
Defense News Army office in charge of rapid development takes on Guam air defense <2405-040201>
 米陸軍の
RCCTO局長がDefense Newsに、グアムのIAMDに関する国防総省の構想を遂行するために合同チームを立ち上げていると語った。
 アラバマ州ハンツビルで3月27日に開催された米陸軍協会 (AUSA) のGlobal Force Symposiumでの取材に対し、RCCTOが管理するグアム防衛システム統合プロジェクト事務局を設立する覚書に署名したラプランテ国防次官が、事務局はすでに発足しておりメンバーは全て軍人で構成されると指摘した。
、陸軍は2023年に、グアムの建築物の取得と実行計画を主導する任務を負っており、RCCTO内の新しいオフィスは、戦略的に重要な太平洋の島を護るためのIAMD射撃システムを構築するために、技術を結集することに注力している。
2024.04.02
 05:00
讀賣新聞

(Yahoo)

UNRWA に資金拠出再開へ、上川外相が2日にも表明 <2405-040206>
 政府関係者などが、政府は現在停止している国連パレスチナ難民救済事業機関 (UNRWA) への資金拠出を再開する方針を固め、上川外相が2日にも表明することを明らかにした。
 上川外相が3月28日、来日したUNRWAのラザリーニ事務局長と会談し、ガバナンス強化などの再発防止策の説明を受け、日本と共同で事業や資金の流れを管理・監視する枠組みを新設する方針を確認し、両氏は資金拠出再開に必要な取り組みを巡って最終調整を急ぐことで一致していた。
2024.04.01
 23:45
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエル首相、アルジャジーラ支局閉鎖方針を再表明 <2405-040107>
 イスラエルのネタニヤフ首相が1日、カタールの衛星TV局Al Jazeeraの国内支局を閉鎖する方針を再び示した。 リクードの声明によると、イスラエル国会は国家安全保障への脅威とみなされる海外メディアのイスラエル支局の一時閉鎖を認める法案を1日に承認した。 法案はネタニヤフ首相とその内閣による45日間の支局閉鎖を認めている。 閉鎖期間は更新可能で、7月末まで、あるいはガザでの大規模な軍事作戦が終了するまで施行されることになる。
 Al Jazeeraやカタール政府からのコメントは現時点で得られていない。
2024.04.01
 20:24
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、キーウ攻撃で今年「ツィルコン」5発使用 ウクライナ軍指摘 <2405-040106>
 ウクライナ軍が1日にTelegramで、ロシアが2024年に入りウクライナの首都キーウへの攻撃で極超音速CM Zirconを5発使用したと明らかにした。 また、キーウは2024年に入り180回以上のミサイル攻撃やUAV攻撃を受けたと述べた。
 ロシアによると、Zirconは艦上発射型CMで、射程は1,000km、Mach 9以上で飛翔できる。 プーチン大統領はZirconを比類のない次世代兵器の一部と位置付けており、2月29日の年次教書演説でZirconを実戦で使用したことを認めた。
2024.04.01
 15:17
Kyiv Independent Moldovan military holds JCET drills with US, Romania <2405-040105>
 ロシアの脅威に対抗するために、ますます西側に目を向けているモルドバによると、モルドバ軍、ルーマニア軍、米軍は4月1日から19日までモルドバで合同演習JCET-2024 (Joint Combined Exchange Training) を実施している。 2009年から米国のJCET特殊部隊計画に参加しているモルドバは、特殊部隊であるFulger大隊や国家保護警備隊が参加している。 JCET演習では、空挺降下や高度な戦闘射撃を行っている。
 モルドバ軍の施設で行われるこの演習の目的は、3ヵ国軍間の経験を交換し、相互運用性を高めることにある。 モルドバとロシアの関係は、ウクライナへの全面侵攻が始まって以来、悪化しており、モルドバは1990年代初頭からモルドバ領の沿ドニエストルを占領しているロシアを、モルドバの不安定化を図っていると繰り返し非難している。
 ロシアがモルドバにもたらす脅威は、報道されているトランスニストリアの不安定化の試みと占領だけでなく、モルドバ国境近くのウクライナ領土に対するロシアの攻撃も含まれている。
2024.04.01
 07:45
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、第2四半期は石油の輸出より生産の削減に重点=ノバク副首相 <2405-040104>
 ノバク露副首相が29日、第2・四半期 (Q2) は石油の輸出より生産の削減に重点を置くことを決めていると表明した。 石油輸出国機構 (OPEC) とロシアを含めた非OPEC加盟国でつくるOPEC plus内で、減産を均等化することが目的だとしている。
 ロシアは4月、一部のOPEC plus諸国と協調する形で、4月から6月にかけて輸出削減幅を徐々に縮小して、Q2中に石油の生産と輸出を日量471.000バレル減らす方針を示していた。
 ロシアはQ1に日量500,000の原油と燃料の輸出を削減してきており、ノバク副首相は、さらなる生産削減はOPEC plusの減産協定において全ての国が等しく貢献するための措置だと説明した。
2024.04.01
 07:23
Reuters 通信

(Yahoo)

インドの外貨準備、過去最高を記録 <2405-040103>
 インドの外貨準備が5週連続で増加し、3月22日時点で前週から$139M増加し$642.63Bと過去最高を記録した。 このためインド準備銀行(中央銀行)は、通貨ルピーの過度の変動を抑制するため為替市場に介入する。
 外貨準備には国際通貨基金 (IMF) におけるインドの準備金も含まれ、増減にはドル以外で保有する外貨の相場変動の影響も反映されている。
2024.04.01
 07:15
讀賣新聞

(Yahoo)

バルト三国「次の標的」危機感、対露防衛線で連携…国境に施設建設で合意 <2405-040101>
 軍事力で旧ソ連のへ併合を余儀なくされたバルト三国は、いずれも1991年にソ連から独立し旧ソ連の支配から脱した歴史があり、帝国再興の野望がにじむプーチン露大統領に対する脅威認識が極めて強い。  ロシアと隣接するバルト三国は、ロシアの「次の目標」になるとの危機感を強め、露軍の進撃シナリオを視野に防衛線の構築で連携するなど国境の守りを固めている。 エストニア、ラトビア、リトアニアの3ヵ国国防相は1月に、露軍地上部隊の進軍に備えて、ロシアとベラルーシ国境に防御設備を数年かけて建設することで合意した。 ロシアはウクライナで兵士と火力を大量に投じた地上戦を仕掛けており、今から準備が必要と判断した。
 リトアニア南部の国境地帯は、ロシアの飛び地カリーニングラードとベラルーシに挟まれた「スバウキ回廊」と呼ばれ、回廊は延長100kmと短く、有事の際には補給路遮断の軍事標的になるとの懸念がある。 エストニアの公共放送によると、同国では€60Mをかけ、塹壕600基を2025年から建設する計画である。 塹壕1基は35㎡で1個小隊が収容できるほか、「竜の歯」と呼ばれるコンクリート製障害物、地雷、有刺鉄線などを近くに保管し、有事に迅速設置するという。
 反プーチン政権運動指導者ナワリヌイ氏の側近が3月12日にリトアニアで襲撃された事件について、リトアニアの大統領は「ロシアの挑発行為」との見方を示した。
 バルト三国では既に、ロシアの同盟国ベラルーシを経由した移民の不法越境に悩まされていて、ラトビアのリンケービッチ大統領は2023年12月に本紙の取材に、ベラルーシからバルト三国に直近だけで100人超の不法越境があったことを明らかにした。
 サイバー攻撃にも身構えている。 エストニアは2007年にロシアによる大規模なサイバー攻撃を受け、サイバー防衛の先進国になったが、ウクライナ侵略後はリトアニアの政府機関などを標的にしたサイバー攻撃が増えている。
 ロシアはウクライナに対し、サイバー攻撃など非軍事的な手段を組み合わせた「ハイブリッド攻撃」の手法を駆使した上で、侵略に踏み切った経緯がある。
2024.04.01
 06:57
Reuters 通信

(Yahoo)

世銀、ウクライナに15億ドル支援 日本と英国が資金拠出 <2405-040102>
 ウクライナのシュミハリ首相が29日にX(Twitter) に、世界銀行の制度下$1.5Bの支援を確保したと投稿した。 シュミハリ首相が投稿したところによると、支援は日本が$984M英国が$516Mを拠出する。
 ウクライナは社会的および人道的ニーズと復興関連の財政支出に充てる。
 ウクライナ財務省によると、海外から確保した資金は2024年に$10.2B、全面戦争になってからは$83.8Bに拡大し、国際支援による資金は、社会支出に優先的に振り向けられている。
2024.03.31
 18:17
日経新聞 カンボジア軍港、中国艦船再び入港 海洋進出拡大狙いか <2404-033109>
 カンボジア南部のリアム海軍基地で、中国海軍とみられる艦船の入港が続いていることが分かった。 日経新聞は3月20日に少なくとも2隻の停泊を確認した。
 リアム海軍基地は中国の援助で改修工事が進み、中国艦が2023年12月初旬に初入港した。 今回はそれに続く動きで、米国も中国軍による同基地の独占的利用の可能性を懸念してきた。
 同基地を利用した中国の海洋進出拡大が懸念される。
2024.03.31
 17:19
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナに装甲車「数百両」新たに供与へ 仏国防相 <2404-033108>
 ルコルニュ仏国防相は30日夕発行のTribunus紙に掲載された面談記事の中で、同国はウクライナへの新たな軍事支援パッケージの一環として、
APC数百両とSAMを供与する方針だと述べた。
 フランス軍は現在、一部は製造から40年以上経過した既存のAPCを、新型のGriffonへの換装を進めているが、ルコルニュ国防相は、旧型のAPCもなお運用可能だとし、「2024年中と2025年の早い時期に数百両供与することを検討している」と述べた。
 また、SAMP/T用のミサイルAster 30の供与も増やす方針という。 さらにルコルニュ国防相は、「遠隔操作可能な武器弾薬の開発が近いうちに終わり、今夏ウクライナへの供与を開始する」と話した。
2024.03.31
 16:00
Kyiv Post Ukrainian Police Identify Over 100 Russian Soldiers Who Committed War Crimes in Bucha <2404-033107>
 ウクライナ警察が、2022年2月のロシアの全面侵攻開始時にブチャに侵攻したロシア兵1,000名以上を特定しているが、その中には戦争犯罪を犯したとする100名以上が含まれている。
 Ukrinformは、国家警察の捜査官は数百人の目撃者や被害者に聞き取り調査や、数百件の尋問、事件現場で実験や調査を行い、監視カメラから数T Byteものデータを調査したと報じた。
 ウクライナ国家警察は3月31日にFacebookに、28日間占領下に置かれた街で行われた、子どもを含む民間人の誘拐、拷問、強姦、略奪、殺害は、ロシア軍がそこで犯したことの全てではないが、ウクライナ警察は国際刑事裁判所 (
ICC) のため、これらの戦争犯罪を慎重に記録したと投稿した。
2024.03.31
 11:15
日経新聞 木原防衛相「サイバー防御態勢強化」 自衛隊学校で訓示 <2404-033106>
 木原防衛相が3月31日に陸上自衛隊久里浜駐屯地を訪れ、自衛隊員のサイバー教育を担う「陸自システム通信・サイバー学校」の改編式典に出席し学校の看板除幕式にも参加した。
 改編式では「サイバーセキュリティー態勢の強化は待ったなしの課題だ。 質の高い教育訓練を実施することを期待している」と訓示した。
2024.03.31
 09:00
Forbes

(Yahoo)

クリミアのロシア航空部隊、Su-27戦闘機を立て続けに2機失う <2404-033105>
 ロシア軍第38航空連隊の拠点は、ロシア占領下のクリミア半島のセバストポリ近郊にあるベルベク空軍基地で、セバストポリはウクライナ南部の前線から240kmしか離れておらず、一帯は頻繁にウクライナ側の攻撃にさらされてきた。 にもかかわらず、同連隊のSu-27は大きな被害を免れていた
 ところが、1980~1990年代に製造されたSu-27PとSu-27SMが2021年時点で計25機ほど配備されていた同連隊は、ここ1週間でこれを2機失った可能性がある。 損失したうちの1機は自軍の過失によるものだったもようだが、ウクライナ軍が23日夜に行った大規模なミサイル攻撃では、ロシア海軍の艦艇4隻と通信拠点に加え、ベルベク空軍基地にも被害が出、ウクライナのシンクタンクである防衛戦略センター(CDS)によると、ウクライナ軍はStorm Shadowと国産のNeptune CMを計40発発射し、一部が第38航空連隊の施設に命中した。 その結果、Su-27 1機が破壊され、他2機が損傷したとCDSは報告している。
 事実と確認されれば、ロシア軍にとってこの戦争で初めてのSu-27の損失となる。
 その理由は最近までSu-27が失われなかったのは、ロシア軍はSu-30やSu-34、Su-35をウクライナ攻撃に送る一方、Su-27は戦闘から遠ざけてきたからである。
2024.03.31
 08:55

(18:55 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 30 2024 <2404-033104>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月30日の戦況 =
 ゼレンスキー大統領が、米国の安全保障支援の遅れにより、ウクライナは戦場の主導権を放棄せざるを得なくなり、戦場の主導権に異議を唱えることなく、ウクライナの防衛能力を脅かし続けることを余儀なくされていると述べた。
 ロシアによる3月22日のミサイル攻撃により、ハリコフ州にある最大級の火力発電所が破壊されたが、これは米国の安全保障支援の遅れが続き、ウクライナの防空網を弱体化させ、ウクライナのエネルギー網に重大な損害を与えるロシアの能力を高めていることによる。
 ロシア軍は技術的・戦術的な適応を示しており、ドネツク州の前線でUGVの使用を増やしている。
 ロシア軍は、ウクライナのUAV攻撃の脅威を軽減するために機動射撃グループを結成していると報じられているが、短期的にはこれらのグループを必要な規模で配備するのに苦労する可能性が高い。
 3月22日のクロッカス市庁舎襲撃事件を受けて、ロシア当局は移民に対する法的圧力をエスカレートさせ国外追放を増やし、移民が自発的にロシアを離れるよう促している。  3月30日には戦域全体で陣地での攻防が続いた。
2024.03.31
 08:00
産経新聞

(Yahoo)

中国資本の再エネ事業認定290件超の青森 盲点となる「地上権」の怖さ 国境が消え (2) <2404-033103>
 青森県は航空自衛隊三沢基地や海上自衛隊大湊地方総監部など自衛隊施設が集中する国防上重要な地域で、2022年7月29日付本紙は、宗谷海峡や津軽海峡が中国軍艦艇の頻繁に通過する戦略海峡になりつつあるとして、同県の重要性を指摘する陸上自衛隊幹部の証言を紹介している。
 ところが、全国的に不動産の取得を続ける中国系資本がこの地域で、広大な土地を必要とする再生可能エネルギー事業に焦点を絞っている。
 経済産業省の再エネ事業計画認定表によると、2024年1月31日現在、同県内で認定された太陽光発電や風力発電の事業計画は6,518件で、その中で登記簿や業界関係者の証言から中国人や同国系資本が関係するものは少なくとも290件余りあり、青森市や三沢市など6市13町4村にまたがり、中には1社で133件の事業を認定された企業もある。
 経産省の資料などを手掛かりに調べると、上海電力日本が代表社員を務める「東北町発電所合同会社」が東北町塞ノ神18-2など12筆、計約37万平米に地上権を設定登記し、太陽光発電事業の準備を進めている。 一帯は航空自衛隊東北町分屯基地から10kmの地域である。
2024.03.31
 07:16
毎日新聞

(Yahoo)

ロシア、新型戦車を失うのが怖い? 英「戦場に現れず」と分析 <2404-033102>
 英国防省が、ロシアによるウクライナ侵攻から2年以上が経過したが、ロシアの最新鋭戦車であるT- 14 Аpmataが実戦投入されていないとの分析を明らかにした。 破壊された場合の威信低下を恐れているとみられる。
 Аpmataは、乗員の安全性を高めた無人砲塔や高性能レーダ装置を備えた戦車で、英国防省はこの戦車について3月20日の公式X (Twitter) で、ウクライナの戦場には配備されていないことが確認されたと指摘した。 その理由として、ロシア軍は戦車喪失によって「評判に傷がつく」事態を懸念していると分析した。 動画も投稿し、字幕で「Аpmataはどこ?」と問いかけた。
 TASS通信によると、メドベージェフ前露大統領は2月にАpmataについて「新しい戦車であり、まだ十分に試験されていない。 安価な戦車ではない」と述べ、実戦に使用していないことを示唆した。
 Аpmataはロシアの閲兵式などには度々登場している。
2024.03.31
 06:58
時事通信

(Yahoo)

インドと台湾、経済で急接近 半導体、供給網で思惑一致 <2404-033101>
 インドと台湾が急接近している。 戦略物資の半導体技術が欲しいインドと、同国を中国に代わるサプライチェーンの移転先候補と位置付ける台湾側の思惑が一致し、経済的な結び付きを強めている。
 13日にインドで行われた半導体3工場のオンライン起工式モディ首相が「注目すべきは、台湾からの友人が参加してくれたことだ」と強調した。 台湾の半導体受託製造大手、力晶積成電子製造(PSMC)が3工場のうち一つを技術支援しており、台湾外交部政務次長(副大臣)が式典にリモート出席した。
 PSMCはインド大手財閥タタ・グループの傘下企業と提携し、西部グジャラート州に「国内初」となる半導体製造工場を整備し、ウエハー換算で月5万枚の生産を見込んでいる。
 IT産業に強みを持つインドは、製造業の集積を目指し「メーク・イン・インディア」政策を推進するモディ政権に対し、一方の台湾は経済安全保障の観点から、中国に代わってインドや東南アジアとの関係強化を目指す「新南向政策」を掲げる。
 現在インドには日系企業の1/6程度だが、Apple社製品の生産を請け負う鴻海精密工業などの台湾企業228社が進出し、高い技術力で存在感を高めている。
2024.03.30
 20:51
Bloomberg

(Yahoo)

ウクライナとインドの外相、和平案について協議-貿易拡大も議題に <2404-033012>
 ウクライナのクレバ外相が、ロシアとの紛争への支援強化を引き続き各国に呼びかける中で、インド外相との協議では和平案についての話し合いが焦点になったと明らかにした。
 2日間の日程でインドを訪問しているクレバ外相は29日、インドのジャイシャンカル外相と会談した。 ウクライナ政府高官によるインド訪問はロシアによる侵攻後初めてとなる。
 クレバ外相は、ウクライナ全土からのロシア軍の撤退を求める構想に言及し、「われわれは平和の公式とその実現に向けた次のステップに特に関心を払った」と説明した。
 ジャイシャンカル外相は、クレバ外相との会談では現在進行中の紛争とその広範な影響に焦点が当てられ、両者は「その中でのさまざまな構想について意見交換した」とX (Twitter) への投稿で明らかにした。 双方はまた、政府間会議で貿易を拡大する方法についても協議した。
2024.03.30
 20:39
日経新聞 有事の避難シェルター、先島諸島に 政府が指針公表 自治体が整備へ 2週間滞在可能に <2404-033011>
 政府が29日、台湾有事など不測の事態に備え、住民らが2週間ほど避難できる「特定臨時避難施設」と位置づけた新たなシェルターを整備するための指針を公表した。 広域避難が困難で国民保護法に基づく国民保護訓練を実施する沖縄県の先島諸島を対象に、国が設計や建設費用を負担し、以下の要件を満たす自治体に整備する。
① 輸送手段が航空機や船舶に限られる離島など
② すべての住民の避難計画を作成・公表し、国と都道府県の共同の国民保護訓練を実施
政府は現在、要件を満たすのは先島諸島の5市町村とし、整備に向けた具体的な調整を始める。
 設計は内閣官房の予算で支援し、着工後は自衛隊の基地のある与那国町と石垣市、宮古島市は防衛省基地のない竹富町、多良間村総務省消防庁が財政措置をする。
2024.03.30
 15:45
CNN

(Yahoo)

ヒズボラが緊張煽るならレバノンの「ガザ化」警告、イスラエル <2404-033010>
 イスラエル首相府のハイマン報道官が30日までに、同国北部で越境のロケット弾攻撃などを繰り返すレバノンのヒズボラに対し、緊張を高め続けるのならガザ地区の現状を「複写してレバノンへ貼り付ける」と改めて警告した。
首相府のハイマン報道担当者は、ヒズボラにはこれまで、緊張の度合いを増やすのならイスラエルも同等の対応を取り、レバノンを「ガザ化」の状態にするとの意図を明確にしてきたとした。
 レバノン国境では警戒すべき活動が増大しており、イスラエルは砲火を浴びた場合、その出所に砲火を返していると説明し、ヒズボラなどの親イラン派勢力は多数の戦線でイスラエルへの攻撃を模索しているとして、「イスラエルは今こそ選ぶべき適切な時期と判断したのなら、これら勢力を一つずつつぶしていくだろう」と主張した。
2024.03.30
 14:00
朝日新聞

(Yahoo)

フィジーが中国警官を国外退去に 首相「太平洋の民主主義弱める」 <2404-033009>
 南太平洋フィジーのランブカ首相が豪メディアの取材で、自国に駐在する中国人警察官を中国に送還したことを明らかにした。
 フィジーは中国と警察協力協定を結んでいるが、2022年のランブカ政権誕生後、破棄を検討していた。 ランブカ首相は「中国の存在感の高まりが太平洋地域の民主主義を弱体化させることを懸念している」と語った。
 軍事クーデターで実権を掌握したバイニマラマ前政権は、豪州やニュージーランドとの関係が悪化したことから中国に接近し、2011年に中国と警察協力協定を結んで中国の警官派遣を受け入れ、フィジーの警官を中国で訓練させるなどしてきた。 しかし、政権交代で誕生したランブカ政権は豪州などとの関係を重視し、協定を見直す方針を示していた。
 15日にティコンドゥアンドゥア内務移民相が英紙の取材に協定の維持を決めたと述べたが、その後、ランブカ首相は豪ABCNewsが28日に報じた取材で、フィジーに駐在していた中国警官を国外退去させたと明かした。
 「深く検討した結果、中国の警官を駐在させる必要はないとの結論に至った」としている。 ただ、中国側との協議は続いているとし、中国での上級警察官の訓練は「長年にわたり恩恵を受けてきた」として、続けたいとの意向も示した。
【関連記事:2302-012717 (産経 2023.01.27)】
2024.03.30
 11:30

(21:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 29 2024 <2404-033008>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月29日の戦況 =
 ロシア大統領府が支配する組織で、ロシアが行うハイブリッド戦争の一翼を担うとして知られるロシア正教会モスクワ総主教庁 (ROC MP) が3月27日と28日にモスクワで世界ロシア人民評議会を開催し、ウクライナでの戦争とロシアの拡張主義の将来をめぐるより広範な民族主義的イデオロギーを形成する明らかな努力として、イデオロギー的および政策的文書を承認した。
 ROC MPが、ウクライナにおけるロシアの戦争に関するロシア大統領府のレトリックを強め、ロシアのウクライナ侵攻をいかなる種類の戦争とも公式に組み立てることを慎重に避けてきたロシア当局にとって、実存的で文明的な聖戦として投げかけた。
 ROC MPは、ロシアMirの成文化を求めており、クレムリンのロシア国家の概念にウクライナ人とベラルーシ人を正式に組み入れることに対する国民の支持を測っているのかもしれない。
 ウクライナ軍最高司令官のシルスキー大将は、西側諸国の支援遅れによる物資不足がウクライナ軍を圧迫し、ウクライナに戦略的防衛を強いていると強調した。
 ロシア軍は、ウクライナの重要インフラに対する攻撃目標を水力発電所にまで拡張したとみられる。
 ロシアは3月28日の国連の対北朝鮮制裁の遵守状況を追跡する監視パネルを延長する国連安保理の年次決議に拒否権を行使した。
 クレムリンは、3月22日のクロッカス市庁舎襲撃事件の後、Telegramに過激派のコンテンツをさらに検閲するよう圧力をかけることに成功したようで、ロシアの情報空間内の重要な関係者に圧力をかけて、クレムリンが自国の利益のために行動する能力があることを浮き彫りにした。
 ロシア軍はバフムート、アウディーイウカ、ドネツク市付近、ドネツク・ザポリージャ州の国境地帯での前進が確認され、3月29日には全戦線で陣地での攻防が続いている。
 ロシア占領当局は、占領下のウクライナに対する支配を強化するため、クリミア・タタール人に対するものを含め、法執行機関による取り締まりを続けている。
2024.03.30
 10:55
CNN

(Yahoo)

ロシア治安機関、襲撃前にISISの脅威を認識か 英拠点の調査団体 <2404-033007>
 英国を拠点にする調査団体
Dossier Centerが30日までに、モスクワ近郊のコンサート会場が襲撃を受けた事件で、ロシアの治安機関がISISの脅威について事前に認識していた可能性を示唆する文書を入手したと明らかにした。
 Dossier Centerによると、一連の文書には、中央アジアにおけるISISの分派組織であるISIS-Khorasan州 (ISIS-K) の影響で過激化したタジク人が事件に関与する可能性が示されている。 Dossier Centerは最新の報告書で「テロ攻撃の数日前ロシア連邦安全保障会議のメンバーが国内の攻撃にタジク人が使われる可能性があるとの警告を受け取っていた」と明らかにした。
 Dossier Centerはロシアに関する調査グループで、ロシアの石油王から政権批判に転じた亡命中のホドルコフスキー氏から支援を受け、以前にもプーチン大統領や政権に関する詳しい情報を掘り起こした実績があり、文書やロシア政府内部からのリークを活用するケースが多い。
2024.03.30
 10:54
共同通信

(Yahoo)

沖縄本島初の地対艦ミサイル連隊 陸自勝連分屯地で発足記念式典 <2404-033006>
 防衛省が30日、沖縄県うるま市の陸上自衛隊勝連分屯地で、沖縄本島では初となる地対艦ミサイル連隊の発足記念式典を開いた。
 12式地対艦誘導弾を装備し、陸地から相手国の艦艇を攻撃する任務を帯びる。 県内の宮古島に既に配備された部隊と共に、中国軍の艦艇が頻繁に通過する本島~宮古間の海峡ににらみを利かせる。
 政府は令和7年度から、12式の射程を延ばした能力向上型の配備を始める計画で、沖縄県内の部隊が配備の対象となる可能性もあり、軍事的緊張を高めるとして、地元では反発が広がっている。
2024.03.30
 10:08
毎日新聞

(Yahoo)

「海自も南シナ海パトロール参加」 米比と首脳会談で確認へ 米報道 <2404-033005>
 
Politicoが29日、米国とフィリピンの海軍が南シナ海で行う合同哨戒に、年内にも海上自衛隊が参加する見通しだと報じた。 4月に予定される日米比首脳会談で確認する計画だという。 実現すれば、中国を含む周辺国の領有権争いが続く南シナ海情勢に、日本が一歩踏み込んで関与することになる。 「力による一方的な現状変更」に反対する意思を明確に示す狙いだとみられるが、中国側が反発するのは必至である。
 南シナ海では、米比両軍が2016年に合同パトロールを初めて実施したが、中国との関係改善を図るドゥテルテ比政権が同年発足すると中断し、2022年に発足したマルコス政権は日米との協力強化に転じ、2023年に米比の合同哨戒を7年ぶりに再開していた。
 一方、マルコス政権発足を機に日米比の安全保障協力も急速に進み、2023年6月には海上保安庁と米比の沿岸警備隊が初めて南シナ海で合同訓練を実施し、海自も同年8月にオーストラリアを含めた4ヵ国で、マニラ周辺での共同訓練を実施した。
 マルコス大統領は同年12月の毎日新聞の取材で「日本や米国、豪州などと、共同演習の計画を立て始めている。 訓練だけでなく艦隊を組んで共に巡回する」と語っていた。
2024.03.30
 07:30
日経新聞 ウクライナで「報酬約束」 銃乱射、ロシア捜査機関主張 <2404-033004>
 ロシア連邦捜査委員会が29日、モスクワ郊外のコンサートホールで起きた銃乱射テロで、実行犯だとして起訴されたタジキスタン人の4被告が、調整役の指示でウクライナに逃亡後、首都キーウで報酬を受け取ることが約束されていたと主張し、準備段階や実行後に、通信アプリの音声メッセージで調整役と連絡を取っていたと供述していると発表した。
2024.03.30
 07:10
時事通信

(Yahoo)

北朝鮮パネル、事実上廃止へ 延長決議案にロシア拒否権 制裁監視体制の弱体化必至・国連安保理 <2404-033003>
 国連安全保障理事会による対北朝鮮制裁決議の履行状況を調べる定員8人の専門家パネルが、事実上廃止される見通しとなった。  安保理で28日に行われた任期1年延長決議案の採決で、北朝鮮と軍事協力を深めるロシアが拒否権を行使したため、現在の任期が切れる4月末以降、制裁監視体制の弱体化は必至である。
 採決では全15理事国のうち日米韓など13ヵ国が賛成し、ロシアと同様に北朝鮮を擁護する中国は棄権した。
 ロシアのネベンジャ国連大使は「西側諸国による北朝鮮を締め上げる政策」だとして、制裁自体の緩和を主張。要求が決議案に反映されなかったことを理由に、拒否権を発動した。
2024.03.30
 06:09
Defense News Fincantieri inks $1.3B deal with Indonesia for two patrol ships <2404-033002>
 イタリアのFincantieri社が3月28日、インドネシア海軍に4,900tの洋上哨戒艦 (PPA) 2隻を納入する契約を締結したと発表した。 €1.2B ($1.3B) のこの契約により、イタリア海軍向けに建造中のPPA多目的洋上哨戒艦2隻がインドネシアに納入される。
 Fincantieri社の報道資料によると、現在、リヴァ・トリゴソ・ムッジャーノの統合造船所で建造中の全長143mの2隻は艤装中である。
 Defense Newsは10月にイタリアがこの売却をめぐってインドネシアと協議中であると報じた。 当時クレムナゴ国防次官は、「どの艦がインドネシアに行くかは明らかではない。 それは契約がいつ結ばれるかによる」と述べていた。
2024.03.30
 06:08
Defense News US Army refreshes competition for short-range laser <2404-033001>
 米陸軍は、米中央軍の作戦地域に試作品4機が配備されているにもかかわらず、
DE M-SHORAD購入を模索しているため、追加の50kW機で評価していると、軍当局者はDefense Newsに語った。
 陸軍RCCTO長のRasch中将が、DE M-SHORADのうち3機がイラクに配備され、作戦環境でその能力を確認しているが、4機目で最後の試作型は、いくつかの作業を終えた後、他の3機に加わる予定と述べた。
 4機とも、今日の戦いを支援するため戦場に配置されているが、その能力を機動部隊に如何に組み入れるかを学ぶことが出来ていない。 そのため後方でやるべきことがいくつかあり、まだデータを取得しているという。
2024.03.29 Stars & Stripes Preparing for a China war, the Marines are retooling how they’ll fight <2404-032917>
 中東での20年にわたる地上戦から抜け出した米海兵隊は、アジアの何千哩もの島々や海岸線で繰り広げられる可能性のある海上戦に適応しようと努力している。
 西太平洋の戦略的な島々から中国のような敵と戦う最新の構想で新たに編成された第3海兵沿岸連隊は、従来の水陸両用攻撃を行う代わりに、この様な機敏な部隊で太平洋艦隊と空軍が米国や台湾、日本、フィリピンなどの同盟国や友好国に対する侵略を撃退するのを支援するために、情報と目標諸元を収集して迅速に共有し、時には中距離ミサイルで艦船を撃沈するなど、より大きな統合部隊を可能にすることを意図している。
2024.03.29
 23:49
テレ朝 News

(Yahoo)

ロシア イスラム系移民への取り締まり強化 抜き打ち検査も 社会に深刻な亀裂 <2404-032916>
 モスクワで大規模テロが起きて以降、ロシア当局はイスラム系移民への取り締まりを強化している。 テロの実行犯の出身国とされるタジキスタン系移民が運行するタクシーでは、乗車拒否が頻発している。
 治安部隊はモスクワ郊外の物流倉庫で27日、5,000人の移民労働者に対して抜き打ち検査を行った。 この検査でイスラム系移民38人が滞在登録の不備などを理由に摘発された。 独立系メディアによると、軍事事務所に連行された人もいて、ウクライナ戦線に送られる可能性がある。
 ロシアのイスラム系住民は2,500万人、移民労働者は600万人といわれ、彼らなしではロシア経済は成り立たない
2024.03.29
 22:34
Kyiv Independent Ukraine puts Transnistria's chief negotiator on wanted list <2404-032915>
 3月29日に公開されたウクライナ内務省のウェブサイトの情報によると、モルドバでロシアの占領下にある沿ドニエストル地域の首席交渉官であるイグナティエフ氏を指名手配リストに載せた。
 イグナティエフ氏は、オデーサ州のコトフスク市(現在のポディリスク)で生まれ、ウクライナとロシアの両方の市民権を持っており、2016年からは、モルドバのロシア支配地域である沿ドニエストルの外交関係を率いている。
 ヴィーンヌィツャ州のウクライナ保安庁 (SBU) は、イグナティエフ氏が「ウクライナの国境や領土を変更するよう公に呼びかけた」ことと「侵略国家と占領当局に協力した情報活動」で非難され、1月に尋問のために召喚したが、イグナティエフ氏はSBUの召喚状に応じなかった
 ウクライナ政府のデータベースによると、沿ドニエストルの首席交渉官はロシアが支配するティラスポリにとどまっており、拘束されることはなかった。
 2012年から2015年まで、イグナティエフ氏はモルドバとウクライナの国境の非武装地帯で活動し、モルドバ、沿ドニエストル、ロシアの三国間平和維持軍および統合軍事指揮機構である統合管理委員会会員であった。
2024.03.29
 21:18
Defense One Giving ATACMS to Ukraine no longer as risky, says Joint Chiefs chairman <2404-032914>
 ウクライナは2021年から米国にATACMSの供与を求めてきたが、米大統領府は少なくとも公的には一貫して抵抗してきた。 しかし、潮目が変わりつつあるのかもしれない。 3月28日、統合参謀本部議長のブラウン大将は記者団に「エスカレーションのリスクは、おそらく当初ほど高くない」と語った。
 2022年9月のロシアの声明は、そのような兵器をウクライナに提供することは、その射程がウクライナがモスクワを目標にすることを可能にするため、「レッドライン」を越えるとした。 当時、統合参謀本部議長だったミリー大将は、当時、Defense Oneに「学界やシンクタンク、その他の分析機関の人々は、ロシアの軍事ドクトリンがいわゆる実存的リスクに関連していることを指摘し、ウクライナにそのような兵器を供与すれば、ロシアに核対応を強いたり、NATOの同盟国を攻撃するきっかけになったりする可能性があると述べていた。
2024.03.29
 21:01
時事通信

(Yahoo)

安保土地、初の在沖米軍施設 583カ所の指定完了 政府 <2404-032913>
 政府が29日、重要土地等調査法に基づく「土地等利用状況審議会」を開き、安全保障上重要な土地の利用を規制する対象区域の第4弾として、28都道府県184ヵ所の指定を決めた。 5月にも運用を開始する。
 今回で対象区域は583ヵ所となり、当初想定していた指定を完了した。
 沖縄県の在日米軍施設が初対象となったほか、能登半島地震で被害を受けた北陸電力志賀原発も加わった。
 沖縄県の米軍施設では、嘉手納飛行場、普天間飛行場、キャンプ・シュワブなどを指定し、廃炉作業が進む東京電力福島第2原発も対象となった。
2024.03.29
 19:33
Kyiv Independent Zelensky appoints eх-security council secretary Danilov as ambassador to Moldova <2404-032912>
 ゼレンスキー大統領が3月29日に、国家安全保障国防会議書記であったダニロフ氏を次期駐モルドバ大使に任命した。
 ゼレンスキー大統領は、2020年からその職に就いていたキシナウ駐在のシェフチェンコ大使を解任した日に、ダニロフ氏の任命を発表した。
 ダニロフ氏は3月26日に4年以上の在任期間を経て解任され、数日後にゼレンスキー大統領は、元長官は外交分野で働くことになると述べた。
【関連記事:2404-032612 (共同 2024.03.26)】
2024.03.29
 19:21
Kyiv Post ANALYSIS: Dissecting Russia's Most Recent Massed Missile and Drone Strike on Ukraine <2404-032911>
 ウクライナの防空部隊は3月29日の朝、ロシアがウクライナ全土に向けて発射した約100発のミサイルとUAVに対して、一晩中厳しい戦いを繰り広げ、ロシアの攻撃の大部分を撃墜したが、BMは迎撃できなかった
 ウクライナ軍の発表によると、ロシア連邦は28日~29日に一晩で99発の長距離兵器をウクライナに向けて発射した。 推定58~60発は、イランが輸出したプロペラ駆動のShahed UAVだった。 キエフ・ポスト紙がレビューしたオープンソースの防空報告書によると、ロシアの攻撃計画立案者は、Shahed UAVを使ってウクライナの薄い防空網を探り、可能であれば拡散させた。
 ロシアの攻撃は、21基 (または23基) のKh-101/Kh-555 CMと、カスピ海上空を飛行していたTu-95MCから発射された少数のハイテクのKh-59 CMであった。 ウクライナ側は、ロシア国内の奥深くで離陸から発射地点まで、ミサイルがウクライナ国土の2/3を横断する飛行を追跡したとみられる。
 ミサイルの約半分は南部のウクライナの送電網を狙い、残りの半分は東部の送電網を狙ったとみられる。
 ウクライナ空軍報道官によると、ロシアのMiG-31K 3機がロシア中部リャザン州を離陸し、3発のKinzhalを発射するために高度を上げた。
 ロシアはKinzhalを極超音速ASMと呼んでいるが、この兵器は500kgの弾頭を持つIskander-M (NATO:SS-26) SSMを航空機から発射するように改造し、理論的にはMach 10に近い速度で飛行する一般的なCMの約10倍の速さで飛行できると説明している。 これらのミサイルは、ウクライナ西部のストリー市近郊にあるウクライナの発電所を狙ったものだった。
2024.03.29
 18:02
Reuters 通信

(Yahoo)

イスラエルがシリア空爆、ヒズボラ含む数十人死亡=治安筋 <2404-032910>
 シリア治安当局者が、イスラエルが29日にシリア北部のアレッポを空爆し、レバノンのヒズボラ戦闘員5人を含む38人が死亡したことを明らかにした。 イスラエル軍はコメントを控えた。
 シリア国防省によると、イスラエル軍は01:45頃にアレッポ州南東部の複数の地域を攻撃し、多数の民間人と軍人が死亡した。 3人の治安当局者はヒズボラの戦闘員5人が死者に含まれていたとReutersに述べた。そのうちの一人は現地の野戦司令官という。
 同時にアレッポと周辺の民間人に対してUAVによる攻撃が行われ、これは「テロ組織」が北西部イドリブとアレッポ西部から実施したとの見方を示した。
2024.03.29
 17:02
Kyiv Post Zelensky Says 5-7 Patriot Systems from US Would Unblock the Sky Over Ukraine <2404-032909>
 ゼレンスキー大統領が、3月29日に放送されたCBSの取材で、「米国製の5~7個
FUのPatriotシステムが、ウクライナの産業基盤を護っている」と述べた。 しかしゼレンスキー大統領は、米国はまだPatriotシステムをウクライナに送っておらずキーウのPatriotシステムは他の国からもたらされたと明らかにした。
 ゼレンスキー大統領は「われわれは米国の多大な支援に感謝しているが、ここにあるPatriotシステムは米国から来たものではなく、$1.5B~$2Bがこれらのシステムとミサイルに割り当てられたが、システム自体は異なる国から来たと述べた。  大統領は「仕事や学校があれば、働く機会を得られ、子どもたちが安全に学校に通えるようになった」とした。
2024.03.29
 14:28
Reuters 通信

(Yahoo)

台湾海軍司令官が訪米へ、対中「第1列島線」構想の一環=関係筋 <2404-032908>
 台湾海軍の関係筋6人が、台湾海軍総司令官の唐華大将が来週から米国を訪問し、軍関連の式典に出席するほか、台米海軍の協力強化について協議することを明らかにした。
 米インド太平洋軍司令部のあるハワイを訪れ、太平洋艦隊司令官交代式典に出席した後、ワシントン近郊で4月8~10日に開催される「海・空・宇宙」会議に出席する予定で、フランチェッティ米海軍作戦部長との会談に向けた話し合いが進められているという。
 台湾海軍と米国防総省はコメントを避けた。 軍人を中心とする台湾高官の訪米は公式に確認されないこともある。
 唐大将の訪米は、日本、台湾、フィリピン、ボルネオ島を結ぶ「第1列島線」で囲んだ海域で中国軍に対抗する米国の「統合島嶼防衛構想」の一環という。
2024.03.29
 14:20
Reuters 通信

(Yahoo)

IS がモスクワ銃撃事件を自賛、欧米標的に攻撃呼びかけも <2404-032907>
 モスクワ近郊のコンサートホールで140人以上が死亡した銃撃事件で犯行声明を出し自賛した過激派組織イスラム国 (ISIS) の報道官が28日、ISISのTelegram Channelに音声メッセージを投稿し、支持者らに向け、「あなた方がパレスチナにやって来て、終わりなき宗教戦争を戦うためにイスラエルと対峙できるよう神に願う」とも述べ、欧米やイスラエルをはじめ至る所で「十字軍兵士」を攻撃するよう呼びかけた。
2024.03.29
 13:47
Inside Defense U.S.-Australia demo interoperability, integration in major BMD test <2404-032906>
 米国とオーストラリアが3月29日に初めて共同で、米海軍とMDAがMRBMの迎撃を行う大規模なBMD試験に参加した。
 3月29日の迎撃試験でMDAは、ソフトウェアを改良したSM-6 Dual ⅡによるMRBM標的の迎撃に成功したと発表した。
2024.03.29
 12:07
Reuters 通信

(Yahoo)

ウクライナ外相、インドにロシアとの関係再考促す=FT紙 <2404-032905>
 Financial Times紙が29日、28日にニューデリーを訪問したウクライナのクレバ外相がインドに対し、ロシアとの緊密な関係はソビエト連邦時代の遺産に基づくものだとし、ウクライナ支援に向け再考するよう促したと報じた。 クレバ外相は、貿易や技術分野でウクライナとの関係を強化することでインドが得られるものは多いとし、ウクライナの戦後復興におけるインド企業の役割に言及した。
 インドとの貿易を回復させ、ウクライナ産ひまわり油など農作物の輸出再開すると共に、インド産品の輸入拡大を進めたいとしたほか、インド製重機の輸入に関心があるとも述べた。
 伝統的にロシアと経済や防衛面で深い結び付きがあるインドは、2022年にロシアがウクライナに侵攻した際にはロシアへの批判を控えた。
2024.03.29
 10:45

(20:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 28 2024 <2404-032904>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月28日の戦況 =
 ウクライナは現在、ロシア軍が前線全体で大きな戦果を挙げるのを阻止しているが、米国の安全保障支援の遅れが続けば、非線形で、場合によっては指数関数的に、ロシアの作戦成功の脅威が拡大する可能性が高い。 ウクライナの防空網の劣化が、ロシア軍が非線形的に作戦上の変化をもたらす可能性のある最も有効な手段の1つとなり得る。
 ロシアが国境沿いで日和見主義的ではあるが限定的な攻撃をする能力は、ロシアにウクライナの人的資源と物資を制約するさらなる機会を与えるが、西側の援助提供と人的資源の課題に対処するためのウクライナの取り組みは、そのようなロシアの努力の影響を和らげるだろう。
 プーチン大統領は、ウクライナへの西側諸国のさらなる軍事援助を阻止し、NATOに対抗する姿勢を強めるロシア軍から注意をそらすため、ロシアで進行中の反射的統制キャンペーンの一環として、センセーショナルな発言を続けている。
 プーチンの3月27日の発言は目新しいものでも驚くべきものでもなく、あからさまな誤報や偽情報ではなく、欧米の情報空間を常に圧倒していることを最もよく示している。
 当然のことながら、ロシア調査委員会は3月22日のクロッカス市庁舎攻撃を、ウクライナと西側諸国に結びつけ、ウクライナでの戦争に対する国内の支持を増やそうと、市庁舎攻撃を結びつける証拠を持っていると主張した。
 プーチン大統領は、クロッカス市庁舎襲撃事件後、ロシア社会の民族的緊張が高まっていることに懸念を表明し、国内の関心を民族的緊張からそらすため、事件についてウクライナと西側諸国を非難している可能性がある。
 ロシアの製油所に対するウクライナのUAV攻撃により、ロシアはベラルーシからガソリンを輸入せざるを得なくなったと報じられている。
 独立した調査によると、死亡したWagner Gp.の首領であったプリゴジン氏に関連する国際的な情報操作は、プリゴジン氏の死後、プリゴジン氏と関係のあるメディア企業や組織をロシア政府が公然と閉鎖したにもかかわらず、活発に活動していた。
 クレムリンがアルメニアを見捨てた後、ナゴルノ・カラバフを失ったアルメニアがロシアとの安全保障関係から距離を置き続ける中、ロシア政府高官はアルメニア指導部に対する非難を強めている。
 ロシア軍がドネツク市近郊で前進したことを確認した。
 ロシアは、ウクライナで使用するBMやその他の兵器の北朝鮮からの調達を続けている。
2024.03.29
 06:40
Defense News Hermeus readies Quarterhorse high-speed test aircraft for first flight <2404-032903>
 極超音速航空機のスタートアップ企業であるHermeus社が28日にアトランタの工場でQuarterhorse機を公開した。、同社は今夏の初飛行に向けて準備を行っている。
 Mk 1と名付けられたこの機は、Hermeus社が2026年までに自律的で再利用可能な極超音速に近い飛行を実証することを目標に段階開発している高速試験機であるQuarterhorseの2番目の型で、最初の型であるMk 0は、2023年11月に地上試験を完了しているが、Mk 1が先に飛行する計画である。
 QuarterhorseはMach 5以上に達することができる極超音速機で防衛および民間向けに開発するという同社の大きな目標に向けた足がかりになるが、国防総省はこの機を使用して独自のシステムの試験に役立てることに関心を持っている。
2024.03.29
 01:37
Reuters 通信

(Yahoo)

モスクワ銃乱射にウクライナ関与との主張、「ばかげている」=米高官 <2404-032902>
 米大統領府国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官が28日、モスクワ郊外のコンサートホールで22日発生した銃乱射事件ウクライナが関与しているとのロシアの主張「ばかげている」と一蹴した上で「イスラム国」(ISIS) が「単独で責任を負う」ことは明らかとした。
 米国はロシア治安当局に対し、モスクワでの大規模な集会に対する過激派による攻撃について書面による警告を行ったとし、「米国はこのテロ攻撃の阻止に協力しようとしたし、ロシア大統領府もそれを認識している」と述べた。
2024.03.29
 00:41
Reuters 通信

(Yahoo)

モスクワ銃乱射犯、ウクライナと関連の証拠入手 ロシア捜査委 <2404-032901>
 ロシア連邦捜査委員会が28日、モスクワ郊外のコンサートホールで22日発生した銃乱射事件について、実行犯が「ウクライナの民族主義者」と関連している証拠を入手したと発表した。
 同委員会は声明で、実行犯がウクライナから多額の現金と仮想通貨を受け取ったとしたほか、「テロ資金」の調達に関与した別の容疑者を拘束したと明らかにした。
2024.03.28 MDA HP MDA, Navy Conducts Successful Intercept with SM-6; Advances collaboration with Australia <2404-032817>
 米MDAと海軍が3月28日、Aegis Baseline 9を装備したFlight Ⅲ駆逐艦の初号艦でSPY-6レーダを装備したJack H. Lucasによる、ソフトウェアを更新した (
SWUP) SM-6 Dual Ⅱ弾でのMRBM標的の迎撃試験FTM-32を実施し、撃墜に成功した。 FTM-32はStellar Laelapsとも呼ばれる。
2024.03.28 Janes New Chinese attack helicopter in development <2404-032816>
 中国が、米国のAH-64 ApacheやロシアのMi-28 Havocと同じ重量級と思われる新しい攻撃ヘリを開発している。
 3月に中国のソーシャルメディアに登場した新型ヘリの画像は、就役中のAVIC社の昌河飛機工業集団 (CHAIG) のZ-10攻撃ヘリよりも大きく、中央の胴体がApacheに匹敵する幅広の機体を示している。 胴体には、AH-64 Apacheに似たチークフェアリングとMi-28に似た機首構造物が含まれ、最大重量はAH-64EとMi-28N並の10~12tである。
 暫定的にZ-21と呼ばれているこの新型ヘリは、赤外線の放射を減らすために上向きのエンジン排気口など、中国人民解放軍の最新の戦闘ヘリ機能の一部を取り入れているようである。
2024.03.28
 19:43
FNN Prime News

(Yahoo)

来年度予算が可決・成立 総額約112兆円 過去2番目の規模 <2404-032815>
 令和6年度予算が28日の参院本会議で、与党などの賛成多数により可決、成立した。
 6年度予算は、一般会計の歳出総額が112兆円と過去2番目の規模で、能登半島地震の復興予算も盛り込まれている。
2024.03.28
 18:04
Breaking Defense EXCLUSIVE: Australia’s shadow defense minister against Japan, New Zealand joining AUKUS <2404-032814>
 オーストラリア野党で影の国防相を務める元特殊空挺部隊員であるヘイスティ氏が27日にBreaking Defenseの取材に対し、AUKUSとして知られる三国間防衛協定は豪英米にとどまるべきであり、ニュージーランドや日本を新加盟国として迎えるべきではないと述べた。
 同氏はまた、Pillar Iに該当する安全保障協定の主な目的は、オーストラリアが米国からVirginia級攻撃型潜水艦を3隻~5隻購入することと、英国とオーストラリアがオーストラリアのためにAUKUS SSNの小艦隊を編成して中国を抑止することであると述べた。
2024.03.28
 15:40
Inside Defense Army seeks new-start LASSO in FY-25 to make infantry 'as lethal as armored brigades' <2404-032813>
 国防総省は、FY25に陸軍の
LASSO計画の一環として、LASSO UAVと呼ばれる携帯型発射筒発射型UAVの購入を開始する。
 米陸軍のFY25予算要求には、米インド太平洋軍部隊向けに予定されている31基の半自律型LASSO UAVシステムを購入するための$120Mが計上されている。
2024.03.28
 15:11
Kyiv Post Russia to upgrade Oniks anti-ship missiles for attacks on Ukraine <2404-032812>
 ロシアのTASS通信が3月28日、ロシアの防衛産業筋によるとウクライナの地上目標をより正確に攻撃できるよう、P-800 Oniks超音速対艦CM (NATOコード:SS-N-26 Strobile) のアクティブホーミング装置を更新すると報じた。 TASS通信はまた、「同時にOniksをウクライナの電子戦装置に対抗する作業も進行中だ」と述べた別の情報筋の発言も引用した。
 P-800 Oniks(註:Yakhont とも呼ばれた)超音速対艦CMはラムジェット推進のミサイルで、最大射程は600~800km、型にもよるが、速度はMach 2.5で、300kgの大型半侵徹弾頭を搭載し、慣性誘導アクティブレーダーホーミング/パッシブレーダーシーカーを組み合わせて目標に向け誘導される。
 1980年代に設計され、1990年代にNPO法人Mashinostroyeniyaとロイトフに本拠を置く戦術ミサイル公社によって開発され、2002年に就役した。 ロシア軍は、ウクライナとの戦争中とシリアでの作戦の両方で、地上目標を攻撃するために使用してきた。
 元々は、艦載、航空機搭載、またはK-300P Bastion-P (NATO: SS-C-5 Stooge) 移動式沿岸防衛ミサイルシステムによって発射されるために設計された。
 インドがロシアとの合弁企業BrahMos社でBrahMosを生産し、フィリピンを始めとする東南アジア諸国に輸出している。
 BrahMosにも洋上発射、空中発射、潜水艦発射型があり、長射程型も開発されている。
2024.03.28
 14:23
時事通信

(Yahoo)

ロシア系プロパガンダ組織摘発 「欧州全域に影響」 チェコ <2404-032811>
 チェコのフィアラ首相が27日、ロシア政府から資金提供を受け同国で宣伝活動を行い、欧州全域で影響力を行使していた組織をチェコ情報機関が摘発したと発表した。 プラハ拠点のニュースサイトを利用し、ロシアによる侵攻が続くウクライナに対するEUの支援を思いとどまらせるような情報を流していたという。
 フィアラ首相は、同組織が「ウクライナの領土の一体性、主権、独立を損なわせるための作戦や活動をEU域内で行っていた」と記者団に語った上で「組織の活動は欧州議会にも及んでいる」と述べたが、詳細は明らかにしなかった。
 これに関連し、チェコ政府はニュースサイト
Voice of Europeと親露派のウクライナ人政治家2人を制裁対象に追加しもチェコ情報機関はX (Twitter) で、「ロシアがどのようにしてEU域内で影響力を行使し、私たちの国々の政治手続きに関与しようとしているかが明らかになった」と強調した。
2024.03.28
 12:57
AP 通信

(Yahoo)

イスラエルがレバノンを空爆 救急医療センターで7人死亡 <2404-032810>
 イスラエルは3月27日未明、レバノン南部にあるスンニ派組織と関連のある救急医療センターを空爆し、7人が死亡した。
 この空爆はヒズボラの報復ロケット攻撃を誘発し、イスラエル北部で1人が死亡した。
 レバノン救急車協会によれば、27日真夜中過ぎの空爆でイスラム緊急救援隊の事務所が被弾した。
 この空爆は、国境を挟んで5ヵ月以上も続く両者の砲爆撃で、単独の攻撃としては最悪の結果となった。
 2023年10月7日に惹起したイスラエルと、ハマスの戦闘の翌日、ヒズボラは国境越しにイスラエルに対する砲撃を開始した。
2024.03.28
 12:51
Defense News US Navy preps hypersonic weapon test this spring, with Army watching <2404-032809>
 米陸軍
RCCTO長のラッシュ中将が、海軍は陸軍と共同開発中の極超音速兵器で今後の方向性を決定する大規模試験を進めようとしていると述べた。
 ラッシュ中将は、3月27日に開催された米陸軍協会 (AUSA) のGlobal Force SymposiumでDefense Newsの取材に対し、海軍は地上支援機器からの発射ではなく、試験装置からの発射試験で準備を進めていると語った。 春に計画されている試験ミサイルの性能のみに焦点が当てられ、地上支援機器、キャニスター、発射装置を排除した試験台を使用して実施される。
 ミサイルへの点火、第1段、第2段、極超音速滑空体の取り付け装置と分離をモニターし、ミサイルに命令出し、ミサイルが意図したとおりに機能することを確認すると彼は述べた。
2024.03.28
 12:21
時事通信

(Yahoo)

「ロシアは2月にテロ計画把握」 ウクライナ高官が主張 <2404-032808>
 ウクライナ国防省情報総局のブダノフ長官は27日、モスクワ郊外のコンサートホールで22日夜に起きた銃乱射テロについて、「計画はシリアにいるロシアの情報担当者が入手し、モスクワにもたらされた」との見解を示し「ロシアは2月15日には計画を把握していた」と主張した。
 プーチン政権は「イスラム過激派が実行した」と認める一方、ウクライナに「黒幕」がいるという説に固執しているが、名指しで非難されているブダノフ長官は「ナンセンスだ」と否定した。
2024.03.28
 11:29
コリア・レポート編集長辺真一

(Yahoo)

「北方限界線に異常あり!」 米CIA出身の北朝鮮問題専門家が「軍事衝突の可能性」を警告! <2404-032807>
 1月に北朝鮮専門メディアの
38 Northに元ロスアルモス国立研究所研究所長のヘッカー博士と共同で投稿した文で「朝鮮半島は1950年6月25日(朝鮮戦争勃発)直前の状況にあり、最も危険だ」と戦争勃発の可能性を憂慮していたCIA出身の米ミドルベリー国際研究所のカーリン研究員が27日にウィーンで開かれた国際セミナーで「金正恩は引き続き戦争を準備しており、黄海で軍事衝突が発生する可能性が高い」と主張していた。
 カーリン研究員はその根拠として金総書記が1月に最高人民会議で「我が国家の南の国境線が明白に引かれた以上、不法無法の『北方限界線』(NLL) をはじめとするいかなる境界線も許されず、大韓民国が我々の領土、領空、領海を0.001mmでも侵犯するならば、それは即、戦争挑発と見なす」と発言をしたことを挙げている。
 同時に1月に日本海に向けSLBMの試射を視察した際に西部戦線の部隊を視察させたことも根拠の一つに挙げていた。
2024.03.28
 11:02
Diamond Online

(Yahoo)

「香港は終わった」フィナンシャル・タイムズのコラムに香港政界が震撼した切ない事情 <2404-032806>
 Financial Times紙が2月にMorgan Stanleyの元アジア地区首席アナリストのローチ氏のIt pains me to say Hong Kong is over(わたしにとってつらいことだが、香港は終わった)と題した寄稿を掲載し、香港の政界を震撼させた
2024.03.28
 07:10

(17:10 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 27 2024 <2404-032805>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月27日の戦況 =
 国連ウクライナ人権監視団 (HRMMU) が3月26日、ウクライナの人権状況に関する第38回報告書を発表し、ロシアによる占領地およびウクライナ捕虜に対する国際人権・人道法の組織的違反に関するISWの長年の評価を確認した。
 ロシア当局は、クロッカス市庁舎襲撃事件に続く、より広範なロシアに対するテロリスト攻撃を米国と西側諸国を結びつけており、ウクライナでの戦争に対する国内の支持を高めるため、西側とウクライナの脅威とされるものに関するレトリックを強める可能性が高い。
 ロシア当局は、3月22日のクロッカス市庁舎襲撃事件を受けて、当局が移民社会に対するより厳しい措置を提案したことを受け、移民に対する法的圧力を強めている。
 ロシア軍が3月27日にアウディーイウカ付近とドネツク市南西部での前進が確認された。
2024.03.28
 06:49
讀賣新聞

(Yahoo)

モスクワテロ、当局対応に不手際次々…容疑者下見を見逃す・治安部隊は到着遅れ <2404-032803>
 露独立系メディアなどが、モスクワ郊外のコンサートホールで発生したテロを巡り、対応した当局に不手際や施設設備に不備があった可能性が次々と浮上していると報じている。 こうした問題が重なり、少なくとも139人とされる犠牲者の増加につながった可能性がある。
 露ニュースメディアのSHOTは、拘束された4人のテロ容疑者のうち2人は事件の約2週間前から5回以上下見に訪れていたと報じた。 ホール従業員は「つたないロシア語で何がどこにあるのかを尋ねて、キョロキョロしながらロビーを歩き回っていた」と振り返った。 当時は大統領選の選挙期間中で治安当局が警戒態勢を強化していたが、不審な行動が見とがめられることはなかった。
 米国は「コンサートなど大規模な集会」を狙ったテロ計画があるとロシアに事前に警告していたが、治安維持を担う露情報機関の連邦保安局 (FSB) は、ロシアの侵略に抵抗するウクライナ側の破壊工作への対処や反政権活動家の監視も担当しており、後手に回った可能性もある。
 当日の対応にも疑問視する声が出ている。 露連邦捜査委員会の25日の報告として露有力紙Izvestiaが報じたところでは、武装集団は22日19:58に銃撃を始め、13分後の20:11に現場から逃走した。 しかし、TASS通信などによると、プーチン大統領直属治安機関の国家親衛隊の対テロ特殊部隊の現場到着は襲撃から約1時間後の21:00すぎで、独立系メディアのNovaya gazeta欧州は特殊部隊の突入が21:30頃としている。
 特殊部隊の到着や対応が遅れた理由は不明だが、こうしたことが、テロ被害を国内統制の強化に利用するため、「ロシア側があえて見逃したのではないか」との観測につながっているとみられる。 消防も特殊部隊の到着まで消火活動を始めなかったという。
2024.03.28
 05:06
讀賣新聞

(Yahoo)

防衛力強化へ16空港・港を整備、滑走路延長や岸壁整備…台湾侵攻リスクで南西地域重点 <2404-032802>
 複数の政府・与党関係者が政府が防衛力強化に向けて新年度に取り組む公共インフラの整備方針を明らかにした。 計350億円を充てる方向で、政府は近く関係閣僚会議を開き、こうした方針を決定する。
 全国の空港・港湾計16施設を対象に、緊急時の国民保護や災害に備え、自衛隊などの大型の航空機や船舶が利用できるようにする狙いで、自衛隊や海上保安庁も利用できるよう滑走路の延長や岸壁の整備などを行うことを想定している。
 政府は2022年12月に改定した国家安全保障戦略で、「防衛力の抜本的強化を補完」する取り組みとして、公共インフラ整備を推進し、総合的な防衛体制を強化する方針を掲げている。
 令和6年度は優先的に整備する「特定利用空港・港湾」として、北九州空港や長崎空港、那覇空港など5空港と、室蘭港や高知港、博多港など11港湾を整備する計画で、具体的には、自衛隊の輸送艦や護衛艦、輸送機、戦闘機、海保の大型巡視船などが展開することを想定している。 平時から訓練としても利用する。
2024.03.28
 01:43
Drone

(Yahoo)

自衛隊、長期運用可能なドローン「E-5L型UAV」(フジ・インバック製)を検証中 <2404-032801>
 陸上自衛隊が公式Xで、長期運用可能なUAV E-5Lを公開した
 自衛隊は、フジ・インバッグ社製の固定翼UAVを公開した。 
フジ・インバッグ社の公式サイトに載っていない機体であり、性能が気になる。
 災害時にも活躍しそうな機体なので、今後に期待したい。
2024.03.27
 23:39
Kyiv Independent Reuters: Russia turns to Belarusian gasoline amid decreasing domestic supplies <2404-032716>
 Reuters通信が3月27日、名前を伏せた貿易・業界筋4人の話として、ロシアの石油精製所に対する最近のウクライナの攻撃での不足を回避するため、ロシアがベラルーシからのガソリンの輸入を増やしていると報じた。
 ここ数週間、ウクライナ軍はロシアの石油産業に損害を与えるため、一連のUAV攻撃を行った。 同通信は先に、ロシアの製油所7ヵ所がUAV攻撃を受け、全体の約7%にあたる4,600,000tの石油精製能力を停止したと報じていた。
 Reuters通信によると、ロシアは今まで燃料の輸出国であったが、最近は混乱により海外から燃料を購入し、3月1日にはガソリンの輸出を禁止した。 また、2人の業界関係者がReutersに語ったところによると、ロシアとベラルーシの政府と石油会社の間で、さらなる輸入に関する協議が進められているという。
 同通信によると、ロシアは3月前半に3,000tのベラルーシ産ガソリンを購入したが、2月には590t1月にはゼロであった。
2024.03.27
 23:32
Kyiv Independent Air Force: Ukraine can down Zircon hypersonic missile with Patriot, SAMP/T <2404-032715>
 ウクライナ空軍のイェブラシュ報道官が3月27日に、ウクライナ空軍はロシアの3M22 Zircon極超音速CMを撃墜できる防空システムを保有していると発表した。
 彼の声明は、ロシア軍が3月25日のキーウへの攻撃でZirconを使用し、少なくとも2人が負傷したと主張した後に出された。 空軍は、発射されたミサイルの種類を特定するために、残骸の調査を続けているという。
 Zirconの速度はMach 8〜9、時速10,000km/hだがイェブラシ報道官によると、終末弾道ではMach 4.5に減速するため、その時点ではSAMP/TやPatriotなどの
ATBMで撃墜可能と述べた。
 イェブラシュ報道官は、ロシアがZirconを使用してウクライナの防空システムを試験している可能性を排除しておらず、その使用は他のロシアのミサイルの不足を示している可能性があると述べた。  ロシアは2月7日の全面侵攻開始以来初めて3M22 Zirconでウクライナを攻撃し、少なくとも5人が死亡、50人以上が負傷したと報じられている。
2024.03.27
 20:36
時事通信

(Yahoo)

「一帯一路」で8.3兆円不履行 中国の対東南アジア援助 豪研究所調査 <2404-032804>
 オーストラリアのシンクタンク
Lowy Institute for International Policyが27日公表の調査報告書で、中国が巨大経済圏構想一帯一路に基づき東南アジア諸国に援助を約束した大規模事業のうち、2/3分近い$54.7Bが履行されなかったことを明らかにした。
 報告書によると、2015~2021年の東南アジアの大規模インフラ開発事業で、中国は$84.3Bの支出を約束していたが、実際に支出したのは$29.6Bで、履行率は35%にとどまった。 タイやフィリピンの鉄道建設、マレーシアのパイプライン敷設が中止されたほか、規模が縮小された事業もある。
2024.03.27
 19:45
Defense One The future is 'not bright' for towed artillery, Army general says <2404-032714>
 米陸軍
AFC司令官のレイニー大将が27日に陸軍協会 (AUSA) のGlobal Forceコンファレンスで、陸軍の牽引榴弾砲の多くはウクライナに送られており、陸軍ではますます時代遅れになりつつあると述べた。「個人的には、我々は牽引砲の有効性の終焉を目の当たりにしたと信じている」とレイニーはここAUSAグローバルフォース会議で述べた。
 米陸軍は現在、射撃位置まで運搬されて移動する牽引砲と、自走砲を保有しているが、将来の砲兵システムは連続的に陣地侵入する必要があると述べ、牽引砲は砲を発射位置から移動させるのに時間がかかると述べた。
2024.03.27
 18:51
讀賣新聞

(Yahoo)

撃沈したロシア大型揚陸艦、元はウクライナ海軍に所属…クリミア併合で接収され艦船不足で前線に <2404-032713>
 Reuter通信によると、ウクライナ海軍報道官が26日、クリミア半島に対して先週末に行ったミサイル攻撃によって、露軍黒海艦隊の大型揚陸艦Konstantin Olshanskyを損傷させたと明らかにした。 同艦は、Neptune
ASCMが命中して戦闘不能な状態だという。
 同艦は、元々ウクライナ海軍に所属していたが、ロシアが2014年にクリミアを併合した際に接収されていた。 ウクライナ軍の攻撃で露軍は艦船が不足しており、最近、前線に投入されていたという。
 ウクライナ軍は今回の攻撃で別の大型揚陸艦2隻も損壊させたとしている。 報道官によると、これまでに露軍黒海艦隊所属の大型揚陸艦13隻のうち、4隻を撃沈し、4隻が修理中という。
 ウクライナ軍は、露軍黒海艦隊の30%を破壊するか航行不能にさせたと主張している。
2024.03.27
 16:58
AP 通信

(Yahoo)

ウクライナ武器弾薬の国産化 迫撃砲弾生産量は昨年の40倍 <2404-032712>
 どんな優位性でも必要としているウクライナにとって明るい材料としては、小規模ながら成長著しい防衛産業がある。 国産の武器弾薬の急増が戦況を変える一助になることを期待して、政府はここに資金を投入している。
 米国や欧州諸国が武器やその他の援助を提供するなか、巨大なロシア軍に対抗するため、この1年でその努力は急激に強化された。
 ウクライナ政府は2024年に国産兵器を開発・購入するために、ロシア侵攻前の20倍以上になる$1.4B近い予算を計上した。 更にもうひとつの大きな変化が、武器の大部分が民間の工場から購入されるようになったことである。 ウクライナ全土に設立されたこれらの兵器工場が、何十年もの間国営企業が独占してきた産業を引き継いでいる。
 ウクライナ西部で2023年に操業を開始した民間の迫撃砲工場は、月に2万発の砲弾を製造している。 ウクライナの迫撃砲弾の生産量は2023年の40倍榴弾砲弾の生産量は約3倍になった。
 現在、国防産業の約80%は民間の手に委ねられているが、これは1年前と同じ状況であり、ロシアの国営国防産業とは対照的である。
2024.03.27
 16:25
Reuters 通信

(Yahoo)

モスクワ銃乱射被告、ベラルーシ逃亡目指した=ルカシェンコ氏 <2404-032711>
 ベラルーシのルカシェンコ大統領が26日、モスクワ銃乱射事件の被告が当初ウクライナではなくベラルーシに逃げようとしたと述べ、ウクライナを目指したとするプーチン露大統領らと異なる見解を示した。 プーチン大統領と共に眠らずに連絡を取り合ったと明かした。
 襲撃した武装グループは車で南西に向かって逃走し、ウクライナとベラルーシの国境に接するブリャンスク州で拘束された。 国営Belta通信が、ルカシェンコ大統領はベラルーシとロシアの治安当局が連携して行動したと記者団に語ったと報じた。 ベラルーシ当局が直ちに国境に検問所を設置したため武装グループはベラルーシに入れず、ウクライナとロシアの国境地帯に向かったと説明した。
 これまでプーチン大統領の盟友と報じられてきたルカシェンコ大統領が、ここに来て敢えてプーチン大統領に不利な発言を始めたのかが興味深い。
2024.03.27
 14:22
時事通信

(Yahoo)

「ウクライナ関与の証拠なし」 モスクワ乱射、ロ政権内で結論か 米報道 <2404-032710>
 Bloomberg通信が26日、モスクワ郊外のコンサート会場で22日に発生した銃乱射テロ事件について、プーチン政権高官らは「ウクライナ関与の証拠はない」という見方で概ね一致していると報じた。
 関係者によると、プーチン大統領はこうした議論を承知の上で「ウクライナにおける戦争へのロシア国民の支持を固めようと、惨事を利用する方針だ」という。
2024.03.27
 14:12
Inside Defense Army seeking vendors interested in building next-gen mobile passive air defense radar <2404-032709>
 陸軍は、
FMTV車に搭載された陸軍の長距離持続監視システムの一種で、CM、航空機、小型UAVの探知に役立つ高さ60ftのセンサーを迅速に展開できる、次世代の移動式パッシブレーダーの要求を纏めている。
 陸軍は3月26日、防空砲兵と野戦砲兵のセンサーとなる新しいレーダの競争に関心のある企業からの回答を求める通知を発表した。
2024.03.27
 12:43
AP News

(Yahoo)

中国人労働者狙った自爆テロ バルチスタン解放軍関連か <2404-032708>
 パキスタン北西部カイバル・パクトゥンクワ州山岳道路で3月26日、中国人建設関係者5人が乗った車両爆薬を積んだ車が激突し、関係者全員とパキスタン人運転手1人が死亡した。 テロ事件が起きたのは同州シャングラで、死亡した中国人はパキスタン最大のダス水力発電用ダム建設に携わる作業員と技術者だった。 アフガニスタンと国境を接するこの地域では、ここ数年パキスタンのタリバンがテロ活動を活発化させている。
 このテロ事件より一週間前、南西部バルチスタン州にある中国資本で建設されたグワダル港付近で、パキスタンからの独立を目指すバルチスタン解放軍の過激派8人が、中国人を乗せた車列を銃撃し、過激派はパキスタン治安部隊に殺害された。
 シャングラでは、数千人の中国人が道路建設、発電所、農業など多数の中国・パキスタン経済回廊関連のプロジェクトに従事している。
 中国・パキスタン経済回廊は中国の一帯一路構想の一部であり、現在最悪の経済危機に直面している資金難のパキスタン政府にとっては生命線であるが、経済回廊関連のプロジェクトで働く中国人に対するテロ活動が増加している。
 パキスタン南西部でイラン、アフガニスタンと接するバローチー語を話すバローチ人が暮らすバルチスタンは、パキスタン国土の4割を占めるが人口は5%に過ぎないものの、石炭、天然ガス、クロムなど豊富な資源に恵まれており、バルチスタンのバルーチ人はパキスタンと中国に富を収奪されているという意識を持っている。
 インド・パキスタン地域では1840年にイギリス軍が侵攻し、バルチスタン地域は1854年に条約を結んでギリス保護領バルーチスターンとなった。
 1947年にイギリスのインド統治が終了すると、元々インドの一部ではないのでインドやパキスタンには参加せず、イギリスやパキスタンもカラート藩王国の独立を認め、1952年にバルーチスターン藩王国連合として独立させ、議会や内閣を設置した。 しかしパキスタンの軍事的圧迫(バルーチスターン紛争)に抗すことができず、藩王は併合条約に調印し、パキスタンに併合された。
 その後もしばらく内政自治は続いていたが権限は大幅に縮小され、1955年には藩王国自体が名目上も消滅させられた。
2024.03.27
 12:26
Reuters 通信

(Yahoo)

ロシア、製油能力14%消失 ドローン攻撃で=ロイター試算 <2404-032707>
 Reutersの試算で26日、ウクライナによるUAV攻撃を受け稼働を停止したロシアの製油所の生産能力が製油能力全体の14%が失われ日量124,580t(90万バレル)に達したことが明らかになった。 国内向けガソリンやディーゼルの生産能力は日量86,8701tと、全体の9.8%が失われた。
 稼働を停止した主要な製油所には、石油大手LUKoil社のノルシ製油所やボルゴグラード製油所のほか、石油大手Rosneft社のクイビシェフ製油所やトゥアプセ製油所、リャザン製油所が含まれる。 ただ、ノルシやリャザンは4月末、トゥアプセは5月末に再稼働する見通しである。
2024.03.27
 10:29
Reuters 通信

(Yahoo)

ハンガリーで抗議デモ、オルバン首相らの辞任要求 <2404-032706>
 ハンガリーのブダペストで26日、政権幹部の側近が汚職事件の捜査に介入を試みたとの疑惑が浮上したことを受け、数千人がオルバン首相や検察トップの辞任を求めて抗議デモを行った。
 これより先、法相だったバルガ氏の当時夫だった人物が公表した在任中の会話録音で、バルガ氏が元法務省高官を巡る汚職事件に関する文書の一部を消去しようとする政権幹部側近の試みを詳細に語っていた。
 検察当局は2023年1月に録音したとされる会話の記録を分析するとともに、さらなる証拠を収集すると表明し「検察文書の消去や介入は法的にも物理的にも不可能だ」とも述べた。
2024.03.27
 10:25
CNN

(Yahoo)

イスラエル軍侵入前のシファ病院、院内に武装組織のメンバーいた 目撃者が証言 <2404-032705>
 報復を恐れて匿名を条件に語った目撃者がCNNに、イスラエル軍がガザ地区にあるシファ病院での軍事作戦を実行する前日に、院内にハマスや武装組織イスラム聖戦のメンバーがいたことを明らかにした。
 目撃者によれば、ハマスやイスラム聖戦のメンバーやその家族が推計で約400~500人で、3月中旬にシファ病院に到着した。
 ハマスの政治部門の幹部と見られる人物がいたほか、武装した人物もいたという。 目撃者によれば、武装組織のメンバーの一部は院内で銃器を所持していた。
2024.03.27
 10:20

(20:20 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 26 2024 <2404-032704>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月26日の戦況 =
 ベラルーシのルカシェンコ大統領が、クロッカス市庁舎の襲撃犯はもともとウクライナではなくベラルーシに向かって逃げたと述べ、ウクライナの関与に関するクレムリンの言説を直接損なうものであり、そもそもなぜ攻撃者がベラルーシに向かったのかという疑問をかわすためかもしれないと述べた。
 プーチン大統領と他のクレムリン高官は、クロッカス市庁舎襲撃事件について一貫した主張を維持するのに苦労しているようで、クレムリンが情報操作と諜報活動や法執行機関の失敗という現実とを調和させる方法を完全には理解していないことを示している。
 モルドバ憲法裁判所は3月26日、クレムリン傘下のショル党を禁止する判決を覆したが、これにより、親露派のモルドバ勢力がショル党を中心に再結集し、モルドバが同党に課した以前の禁止令の影響を覆す可能性が高い。
 ウクライナ当局は3月26日、ウクライナ軍が3月23日~24日の夜に、ロシア軍が2014年に鹵獲捕したウクライナ海軍艦への攻撃に成功したと発表した。
 西側メディアが実施した別の調査では、ロシア軍がウクライナで Starlink端末を使用している可能性があることが判明した。
 ロシア軍は3月26日にクレミンナとバフムート付近での前進が確認された。
2024.03.27
 08:30
Forbes

(Yahoo)

ウクライナのドローン、前線から800km離れた製油所を攻撃 ロシアは防空に苦慮 <2404-032703>
 ウクライナのUAVが23日未明に、ロシア西部サマラ州の製油所を攻撃し、火災が発生して同日朝まで続いた。 ウクライナはロシア国内の石油関連施設に対する攻撃を拡大させており、その最新の事例である今回攻撃があったサマラ州はウクライナ東部の前線から800km以上も離れていて、これまでで最も遠距離のものだった。
Camapa州の位置 Google Map)】
 ウクライナ国防省情報総局は、ロシア西部の製油所や石油貯蔵施設を過去1年で十数ヵ所攻撃し、3月中旬に行った3施設への攻撃では、ロシアの石油精製能力を一時12%低下させたと報じられている。
2024.03.27
 05:03
共同通信

(Yahoo)

米イラク外相が会談 駐留軍任務見直し協議 <2404-032702>
 ブリンケン米国務長官が26日に国務省でイラクのフセイン副首相兼外相と会談し、イラク駐留米軍主導の有志連合軍の任務見直しなどを協議した。
 連合軍はISIS掃討を目的としており、イラク側は撤収を求めている。 会談では、4月にワシントンで予定する米イラク首脳会談に向けた調整も進めた。
 米イラク両政府は1月、連合軍の任務を見直すため新設した上級軍事委員会の初会合をイラクで開いていた。
2024.03.27
 00:23
Reuters 通信

(Yahoo)

ベトナム書記長、プーチン大統領を招待 電話会談で安保など議論 <2404-032701>
 ベトナム国営メディアが、ベトナム共産党のグエン・フー・チョン書記長が26日にプーチン露大統領と電話会談を行い同国訪問に招待したと報じた。
 ベトナムはアジアにおけるロシアの最も緊密なパートナーの1つで、ロシア製の武器も多く購入している。
 国営ベトナム通信は、「プーチン大統領は喜んで招待を受け入れ、双方が適切な時期に訪問を調整することで合意した」と報じた。
2024.03.26
 23:49
Kyiv Independent Slovenia to join Czech ammunition initiative for Ukraine <2404-032615>
 3月26日、チェコのリパフスキー外相が3月26日に記者団に対し、スロベニアチェコのウクライナ向け砲弾供給計画に加わると述べた。
 この構想は、チェコのパヴェル大統領が2月に、ウクライナが50万発の155mm砲弾と30万発の122mm砲弾をヨーロッパ外で確認し、必要な資金さえ提供されれば購入してウクライナに送ることができると述べたことで設立された。
 チェコのフィアラ首相は3月12日、この構想は既に30万発の砲弾の購入資金を確保し、さらに20万発のオプションも取り付けたと述べた。
 スロベニアはこのイニシアチブに€1M($1.08M) を差し出す計画であると、Radio Prague Internationalがスロベニアの通信社Staを引用して報じた。
2024.03.26
 22:55
Kyiv Independent French minister: Paris to soon deliver 78 Caesar howitzers, increase shell supplies to Ukraine <2404-032614>
 AP通信が3月26日、ルコルニュ仏国防相の発言を引用して、フランスはまもなくウクライナにCaesar榴弾砲78門を供給できるようになり、ウクライナの最も緊急な要求を満たすために砲弾の増産も行っていると報じた。
 ルコルニュ国防相は1月に、ウクライナにCaesar榴弾砲78門の資金を提供する計画を提示していたが、3月26日の記者会見で、フランス、ウクライナ、デンマークはフランスがCaesar榴弾砲を「迅速に引き渡す」ことを可能にする合意に達したと述べた。
 これとは別に、フランスは既にCaesar榴弾砲30門をウクライナに納入していた。
 ルコルニュ国防相によると、同国は2024年に155mm砲弾の生産を2023年の3万発から大幅に増加した8万発ウクライナに供与する計画で、「2024年には、ウクライナに8万発、自国軍に2万発の155mm砲弾を含む10万発の155mm砲弾の目標を達成できるだろう」とルコルヌ氏は記者会見で述べた。
2024.03.26
 20:27
毎日新聞

(Yahoo)

中国無人機が日本海飛行 活動範囲が拡大 防衛省初公表 <2404-032613>
 防衛省が26日、中国の偵察型UAV 1機が同日午前に日本海上空を旋回したと発表した。 UAVはこの日、大陸方面から飛来し、京都府や福井県などの北側の空域を反時計回りに旋回したのち北西方向へ飛んでいった。 航空自衛隊の戦闘機が緊急発進して警戒に当たったが、領空侵犯や危険な行為はなかったという。
 中国UAVの飛行はこれまで南西諸島周辺で確認されてきたが、同省が日本海上空での飛行を確認し、公表するのは初めてで、活動範囲が広がりを見せている。
 同省によると、中国のUAVは大陸と日本海の間を行き来しており、中国から北朝鮮やロシアの領空を通過した可能性があり、3ヵ国の良好な関係を示唆しているとみられる。
2024.03.26
 19:11
共同通信

(Yahoo)

ウクライナ、安保会議書記を解任 態勢立て直す狙いか <2404-032612>
 ウクライナ大統領府が26日、政府で安全保障政策の中枢を担うダニロフ国家安全保障国防会議書記を解任する大統領令を発表した。 解任の理由は明らかにしていないが、ゼレンスキー大統領は2月に軍総司令官を解任しており、戦況が停滞する中、長期戦に向け態勢を立て直す狙いがありそうである。
 26日に発表された別の大統領令によると、後任には対外情報局長官のリトビネンコ氏を任命した。
2024.03.26
 19:00
共同通信

(Yahoo)

中国軍の無人機、日本海を飛行 空自がスクランブル <2404-032611>
 防衛省統合幕僚監部が26日、中国軍のWZ-7偵察型UAV 1機が、同日午前に日本海を飛行するのを確認したと発表した。 航空自衛隊の戦闘機が緊急発進して対応した。
 防衛省によると、中国のUAVによる日本海での飛行を公表するのは初めてで、「軍事動向に引き続き強い関心を持って注視し、警戒監視に万全を期す」としている。
 WZ-7は大陸方面から飛来して日本海で旋回したのち北西に向かった。
2024.03.26
 17:59
Kyiv Independent Lukashenko claims Moscow attackers tried to flee to Belarus, undermines Putin's narrative <2404-032610>
 ベラルーシ国営ニュースメディアBeltaが3月26日に、ルカシェンコ大統領が、3月22日にモスクワでテロ攻撃を実行した容疑者は、当初ベラルーシに逃亡しようとしたと述べたと報じた。
 ルカシェンコ大統領の主張は、プーチン大統領は3月25日にテロリストがウクライナとの国境に逃亡中に捕まったという主張を繰り返し、ウクライナが攻撃に関与したというロシアの説明に疑問を呈した。
 この事件についてイスラム国 (ISIS) は攻撃の犯行声明を出し、米大統領府はウクライナが背後にいる兆候はないと述べている。
2024.03.26
 17:05
Breaking Defense Army inks Iron Fist buy for Bradley fleet, after years of budget delays <2404-032609>
 米陸軍の地上戦闘システム担当
PEOのディーン少将が3月26日にBreaking Defenseに、M2 Bradley IFVに装備する新しいAPS IF-LDをElbit社に発注したが、最終的に少数のBradleyにしか装備できないと語った。
2024.03.26
 16:49
Focus 台湾 国産コルベット艦、6隻の引き渡し完了 蔡総統「民主主義や自由の決意を証明」/台湾 <2404-032608>
 台湾が国内建造した沱江級コルベット艦安江万江の引き渡し式が26日、/宜蘭県蘇澳商港で開かれた。 これにより、沱江級コルベット艦の一次分6隻の引き渡しが全て完了した。
 「空母キラー」と呼ばれる沱江級は、試作艦の沱江が2015年に就役し、2021年には量産型1番艦塔江が就役した。 安江は量産型5番艦、万江は同6番艦となる。
2024.03.26
 11:44
Reuters 通信

(Yahoo)

ポーランド政府の呼び出しをロシア大使が無視、ミサイル領空侵犯問題で <2404-032607>
 ロシアがウクライナ西部を狙って発射したミサイルがポーランド領空に侵入した問題で、ポーランド外務省は25日にポーランド駐在のロシア大使が事情説明を求めるための呼び出しに応じなかったと発表した。 外務省報道官は「ロシア大使は本日、当省に説明のために姿を現さなかった」と述べた。
 ロシア側は、ポーランド政府が大使を呼び出し、これに応じなかったことを認めた上で、大使はポーランド政府に領空侵犯の証拠を提示できるか問い合わせ、提示がなさそうだったので説明に出向くのを拒否したとしている。
2024.03.26
 11:31
Reuters 通信

(Yahoo)

アングル:ロシア情報機関に厳しい目、兆候見逃し乱射事件阻止できず <2404-032606>
 モスクワ郊外で22日に起きた銃乱射事件をきっかけに、ロシアの情報機関である連邦保安庁 (FSB) に厳しい目が向けられている。 プーチン大統領の敵対勢力の取り締まりで辣腕を振るう一方、今回の乱射事件では不意を突かれて多数の市民が死傷し、活動の優先順位や資源、情報収集のあり方が問われている。
 ソ連国家保安委員会 (KGB) の流れをくむFSBは、国内でウクライナの破壊工作員を捜索し、反政府活動家を取り締まりつつ、敵対する外国情報機関の活動の妨害も図っている。
 こうした多忙さが一因となり、今回の事件で犯行声明を出した過激派組織のイスラム国ホラサン州など他の危機要因を見落しているのではないかというのが専門家の見方で、米中央情報局 (CIA) のモスクワ支局長を務めたホフマン氏は「あらゆることをいっぺんに手掛けるのは不可能で、国内の締め付けを強めても、潜在的なテロ攻撃について必要な情報が得られないこともあり、今回はそこで失敗した」と分析し、「FSBはウクライナ戦争や反体制勢力への対応に追われているのだろう。 乱射事件はその間隙を縫う形で起きた」と述べた。
2024.03.26
 11:30
NNA

(Yahoo)

【インドネシア】JICA、海上保安機構に無償資金協力 <2404-032605>
 国際協力機構 (JICA) が25日、インドネシア政府との間で海上保安能力向上計画90億5,300万円を限度とする無償資金協力の贈与契約を22日に締結したと発表した。
 インドネシアの警備船艇を整備することで、同国の海上保安機構 (BAKAMLA) が海難救助や海上法執行を迅速かつ適切に実施するための能力強化を図る。
 無償資金は、警備船艇1隻と機材調達、詳細設計、入札補助、施工監理などのコンサルティング・サービスに充てられる。 実施期間は詳細設計や入札期間含め42ヵ月になっている。
 インドネシア周辺の海域は日本を含む国際物流の観点から極めて重要な海上交通路である一方で、違法漁業や、密航・密輸、テロ、海賊、人身売買、自然災害などが多発する水域でもあり、哨戒の重要性はますます高まっている。
2024.03.26
 08:52
讀賣新聞

(Yahoo)

次期戦闘機の第三国輸出、容認する方針を閣議決定…安全保障政策を転換 <2404-032604>
 政府が26日午前に、日英伊が共同開発する次期戦闘機の第三国輸出を容認する方針を閣議決定し、国家安全保障会議 (
NSC) 9大臣会合で防衛装備移転3原則の運用指針を改正した。
 殺傷能力のある完成品の輸出先を原則、共同開発の相手国などに限定してきた日本にとって、安全保障政策の転換となったが、輸出の対象は次期戦闘機に限り、実際の輸出の際には個別案件ごとに閣議決定を行うことも決め、手続きを厳格化した。
 輸出先についても、運用指針に「国連憲章の目的と原則に適合する方法で使用を義務付ける国際約束を締結している場合に限る」と明記した。 日本は現在、米英豪や東南アジアの国々など15ヵ国と締結している。 「武力紛争の一環として現に戦闘が行われていると判断される国」も除外した。
2024.03.26
 08:25
Inside Defense Army targeting mid-2025 for fielding IBCS to initial battalions <2404-032603>
 米陸軍が2025年半ばにPatriot大隊の最初の数個大隊に
IBCSを配備する予定である。
 陸軍のAMD防衛近代化基盤となるIBCSは、センサーとエフェクターを1つの指揮統制 (C2) システムに接続し、戦場全体で複数のレーダにより、脅威を迅速に特定、追跡、撃破できるようにすることを目的としている。
2024.03.26
 08:15

(18:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 25 2024 <2404-032602>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月25日の戦況 =
 イスラム国ホラーサーン (IS-K) による3月22日のモスクワのクロッカス市庁舎襲撃事件は、ロシアの情報機関と法執行機関の明らかな失敗であり、現在入手可能なオープンソースの証拠を説明するのに、ロシア国家の内外での陰謀論は必要ない。 クレムリン当局者とロシアの超国家主義者が、IS-Kが犯した可能性が非常に高い攻撃についてウクライナを非難することに固執し続けることは、ロシア国内の治安と市民の命を犠牲にしている可能性がある。
 ロシア軍西部軍管区 (WMD) の解体レニングラード軍管区 (LMD) とモスクワ軍管区 (MMD) の再建を行っているロシア国防省が、アバチョフ中将がレニングラード軍管区 (LMD) 副司令官に就任したことを確認した。
 ウクライナ当局は、3月23日夜にセバストポリに対するウクライナ軍の攻撃は、当初の報告よりも多くの黒海艦隊艦船を攻撃目標とし、より多くの損害を与えたと述べた。
 3月25日にロシア軍がアウディーイウカ近郊での前進したことを確認した。
2024.03.26
 07:19
Reuters 通信

(Yahoo)

米英、中国の広範なサイバー攻撃とスパイ活動暴露 関係者を訴追や制裁 <2404-032601>
 米英両国が25日、中国による広範なサイバー攻撃とスパイ活動の実態を明らかにするとともに、これに関与したとするハッカー7人を訴追し、中国国家安全省のフロント企業と目される1社とこの7人のうちの2人に制裁を発動したと発表した。
 中国政府の支援を受けてサイバー攻撃やスパイ活動を行ったとされるのはAPT31と呼ばれるハッカー集団で、対象は大統領府職員から米上院議員、英国会議員、さらに中国に批判的な世界各地の政府当局者など多岐にわたっている。 米政府によると、このハッカー集団は米国の鉄鋼、エネルギーなどの企業のほか、第五世代 (5G) 移動通信システムの有力プロバイダーや、防衛産業なども標的になった。
 モナコ米司法副長官は、世界的なサイバー攻撃の目的は中国共産党の政治体制への批判を抑え込み、各国政府機関のシステムに不正侵入し、企業の秘密情報を盗み出すことだと指摘した。
2024.03.25
 17:36
Ukrainska Pravda Ukraine's air defence has downed over 2,000 Russian cruise and ballistic missiles since start of full-scale invasion – Defence Ministry <2404-032512>
 ウクライナ国防省がX (Twitter) に、ロシアの全面侵攻開始以来2,000発以上のロシアのCMとBMを撃墜したが、さらに多くの防空システムが必要であると投稿した。
2024.03.25
 17:14
Kyiv Independent Defense Ministry: More than 2,000 Russian missiles downed over Ukraine since start of all-out war <2404-032511>
 ウクライナ空軍によると、クリミア半島から発射された2発別々のBMは、3月25日に複数の爆発の後、キーウ上空で撃墜された。 ソロミアンスキー地区とペチェールシク地区ではがれきが落下し、後者の3階建ての建物が損傷し、少なくとも2人が負傷し、8人が衝撃で倒れたという。
 ウクライナ国防省が3月25日、全面侵攻開始以来、ウクライナ軍がロシアのCMとBMを2,000発以上撃墜したと発表したが、ウクライナ空軍の元報道官イフナト氏によると、ロシアは全面戦争以来、2月22日現在でウクライナに対して8,000発以上のミサイルと4,600機以上のUAVを発射している。
2024.03.25
 16:48
Kyiv Independent Russian equipment losses in Ukraine surpass 15,000, says Oryx OSINT group <2404-032510>
 
OSINTのOryxが3月24日、ロシア軍がウクライナへの全面侵攻開始以失った車両、航空機、海軍艦艇、兵器システムが15,000点を超えたと発表した。
 この数字には、戦車2,856両、ヘリコプタ135機、固定翼機106機、水上艦艇20隻、潜水艦1隻が含まれているが、Oryxはオープンソースから取得した視覚的に確認されたデータのみを公開しているため、ロシアの損失の実際の数ははるかに多い可能性がある。
2024.03.25
 14:20
Breaking Defense Classified tech, LongShot drone lead R&E unfunded list <2404-032509>
 国防総省の技術研究部局が、FY25の要求に対して$81Mの追加予算を求めた
UPLを議会に提出した。 UPLにはDEWの試験評価、LongShot UCAV、MUSICシステムなどが含まれている。
 DARPAはLongShot UCAVシステムに特にAIM-120を統合することを目的としてミッションシステムアーキテクチャを開発する$10Mを要求している。
 LongShotは爆撃機や戦闘機から発射され、海軍や空軍が装備しているミサイルを発射するUCAVで、GA社は2023年6月にLongShot開発のPhase 3を$94Mで受注している。
 UPLによるとLongShotは「既存のセンサーと武器アーキテクチャを利用してAIM-120に航跡データを渡すミッションシステムを統合し、長距離から敵機を攻撃目標ににすることを可能にする」という。
2024.03.25
 13:57
Reuter 通信

(Yahoo)

台湾の馬英九前総統、来月2度目の訪中へ 学生ら同行 <2404-032508>
 台湾の馬英九前総統の事務局が25日に4月に、自身2度目となる中国訪問を行う。 学生らが同行し11日間の日程で北京などを訪問することを明らかにした。
 2008~2016年に総統を務めた馬氏は、2023昨年に台湾総統経験者として初めて中国を訪問した。
 中国で共産党との内戦に敗れた国民党が1949年に台湾に逃れて以降、現役の台湾総統が訪中したことはない。
2024.03.25
 13:25
Kyiv Independent Navy: Russian warship Ivan Khurs might be damaged in Ukraine's March 23 missile attack on Crimea <2404-032507>
 ウクライナ海軍報道官が、クリミア半島に対する3月25日のウクライナのミサイル攻撃でYamalAzovの2隻の揚陸艦の他に、情報収集艦Ivan Khursに損害を与えた可能性があると述べた。
 海軍報道官は
RFE/RLラジオ局の取材に対し、情報収集艦Ivan Khursの損傷程度に関する情報を検証していると語った。
 ウクライナ軍情報局 (HUR) によると、Yamalは「重大な損傷を受けた」という。
2024.03.25
 10:36
毎日新聞

(Yahoo)

在日米軍の指揮統制見直しへ 日米首脳会談に合わせ発表 英報道 <2404-032506>
 Financial Times紙が24日、日米政府4月の首脳会談に合わせて、在日米軍の指揮統制の機能を見直す方針を発表すると報じた。 日米間では、「統合司令部」の発足や中国の軍事力強化を踏まえて、在日米軍の指揮統制機能を強化し、平時から自衛隊との調整を深化させるための議論が進められてきた。
 自衛隊は令和6年度末に部隊指揮を一元的に担う統合司令部を設置する予定で、日米両政府は自衛隊と米軍の調整機能や在日米軍の態勢見直しについて検討してきたが、今回の首脳会談を契機に対外的に計画を明確に打ち出し、具体的な協議を加速させる狙いがあるとみられる。
 日本には米海軍、陸軍、空軍、海兵隊の部隊が駐留しているが、部隊運用や作戦指揮の権限はハワイのインド太平洋軍司令部が握っており、横田基地の在日米軍司令部は日本政府との事務的な折衝、日米地位協定の運用上の調整などを担うだけである。
 報道によると、米側では、インド太平洋軍傘下の太平洋艦隊司令官を長とする統合任務部隊を新編し、自衛隊の統合司令部との調整を担う案が出ているが具体案は固まっておらず、日米関係筋によると、在日米軍司令部に一定の指揮統制権を付与する案も協議されている。
2024.03.25
 10:13
Reuter 通信

(Yahoo)

ロシアが10万人の兵力準備とウクライナ司令官、今夏に攻勢も <2404-032505>
 ウクライナ陸軍司令官のパブリュク中将が22日、ロシアが10万の兵力を準備しているとし、今夏にウクライナでの新たな攻勢か部隊の補強に充てる可能性があるとの見方を示した。 「これは攻勢を仕掛けるとは限らない、おそらく戦闘能力を失った部隊を補強するためだろうだが、初夏に攻撃作戦を実施する幾らかの部隊を新偏する可能性がある」と述べた。
 ロシア国防相は20日、2024年末までに2個軍と30個部隊を新設することで軍備を増強すると表明していた。
2024.03.25
 08:32
共同通信

(Yahoo)

在日米軍司令部を強化、首脳会談で合意へ <2404-032504>
 複数の日米関係筋が24日、米政府が自衛隊との円滑な連携を目指して在日米軍司令部の機能を強化する方針を固め、4月の日米首脳会談で指揮統制の見直しで合意する方向であることを明らかにした。
2024.03.25
 07:45

(17:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 24 2024 <2404-032503>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月24日の戦況 =
 ウクライナ軍が3月23日夜にセバストポリにある黒海艦隊の通信センター、石油貯蔵所を攻撃し、揚陸艦2隻に少なくとも部分的に損傷を与えたと報じられている。
 ロシア軍は2月23日~24日に、ウクライナのエネルギーインフラに対して、主にウクライナ南部と西部を標的に、UAVやミサイルによる攻撃を相次いで行った。
 ロシア軍はドネツク州チャシウ・ヤール郊外に接近していると報じられているが、今後数ヵ月のうちに包囲や占領で入植地を脅かす可能性は低い。
Chasiv Yar の位置 (Google Map)】
 チャシフ・ヤールの掌握は、ロシア軍がそれを達成できれば、限定的ではあるが、少なからぬ戦果をもたらすだろう。
 ISISのAmaq通信が3月23日、3月22日のクロッカス市庁舎襲撃事件に関与した襲撃者の視点から撮影されたとされる映像を公開した。
 ロシア軍は最近、バフムート、アウディーイウカ、ドネツク市付近で前進が確認されたが、3月24日には全戦線で陣地での攻防が続いている。
2024.03.25
 07:32
Reuter 通信

(Yahoo)

ロがウクライナに大規模攻撃、ミサイル1発はポーランド領空を侵犯 <2404-032502>
 ウクライナ当局は西部リビウの重要インフラが24日未明にロシアのミサイル攻撃を受けたことを明らかにした。
 ウクライナによると、ロシアは57発のミサイルとUAVを発射し、首都キーウも攻撃目標となった。 空軍によると、防空システムはミサイル29発のうち18発と攻撃型UAV 28機のうち25機を撃墜した。 キーウの軍当局者は、未明に首都と近郊の上空で防空システムが12機のUAVを破壊したと述べた。 被害は軽微にとどまったという。
 リビウ州のコジツキー知事は重要インフラに攻撃があったとし、極超音速ミサイルKinzhalが使用されたと指摘した。 エネルギー省はリビウ州の重要エネルギー施設への攻撃で設備が炎上し、停電が起きたと発表した。 知事と同じ施設に言及したのかは不明である。
 ポーランドはロシアのCM 1発が一時、領空に入ったとした。 ポーランド軍はリビウ州に発射されたロシアのCMがポーランドの領空を侵犯したと発表した。 軍報道官は、ミサイルがポーランド領空を39秒間飛行し領空に2km入った後、ウクライナ側に戻ったと述べた。
 ポーランド政府はロシアに説明を求めるとした。
2024.03.25
 01:49
JSF

(Yahoo)

ロシア海軍揚陸艦「ヤマル」と「アゾフ」をウクライナ軍が巡航ミサイルで撃破か <2404-032501>
 3月23日~24日の夜、ウクライナ軍がセヴァストポリに対して大規模なミサイル攻撃を仕掛けた。 空襲の最中にロシア側は10発以上を撃墜と主張したが、ウクライナ側はロプーチャ級大型揚陸艦YamalAzovの2隻への攻撃が成功したと主張した他に、黒海艦隊の通信センターと幾つかのインフラ施設を攻撃したとしている。
元となった記事 (Defense of Ukraine)】
2024.03.24
 23:10
共同通信

(Yahoo)

ロシア、米爆撃機に緊急発進 バレンツ海上空 <2404-032410>
 ロシア国防省が24日、米軍のB-1Bがバレンツ海上空でロシア領空に接近したためMiG-31を緊急発進させたと発表した。
 B-1Bが方向転換し領空侵犯はなかったとしている。
2024.03.24
 17:23
時事通信

(Yahoo)

台湾次期副総統、EU議員と会談 新政権発足前、欧米の支持強化 <2404-032409>
 台湾外交部が24日、次期副総統の蕭美琴(註:しょう びきん)氏が欧州を歴訪し、EU欧州議会のカラス副議長らと面会したと発表した。 蕭氏はこれに先立ち米国を訪れており、5月20日の新政権発足を前に欧米からの支持を強化する狙いがあるとみられる。
 外交部によると、欧州議会の超党派議員団が蕭氏を招待したもので、カラス氏のほか外交委員会の議員や中国問題に通じた議員らと欧州台湾関係について意見交換した。 蕭氏はEUが引き続き台湾を支持することに期待を示したという。
2024.03.24
 14:53
CNN

(Yahoo)

モスクワ銃乱射、プーチン氏が米の事前警告を「挑発」と軽視 <2404-032408>
 モスクワ郊外のコンサート会場を襲った武装グループの銃乱射などで多数の死傷者が出た事件で、プーチン大統領が駐露米大使館が事前にテロ攻撃の潜在的な発生を警告していた声明に触れ、「挑発行為」と軽視していたことが24日までにわかった。
 米大使館の警告は3月7日に出されていたが、プーチン氏は19日の連邦保安局 (FSB) での演説で、「我々の社会を脅し不安定にする意図を抱いたような行動」とし、「あなたたちはこのことを十分知っているだろうし、この段階では詳しくは立ち入らない」と述べ「あからさまな威嚇同様の行動」と断じていた。
2024.03.24
 11:29
Kyiv Independent Ukraine confirms striking 2 large Russian landing ships in occupied Crimea <2404-032407>
 ウクライナ軍は3月24日深夜、占領下のクリミア半島でロシアのロプチャ級揚陸艦YamalAzovの2隻を攻撃したと発表した。 ウクライナ軍によると、この攻撃ではクリミア半島にある黒海艦隊のインフラの一部とロシア軍の通信センターにも命中した。 両艦の破壊の程度はまだ明らかではない。
 ここ数ヵ月、ウクライナは占領下のクリミア半島への攻撃を強めているほか、黒海周辺のロシア軍施設等を攻撃目標にしている。
同艦隊のウェブサイトによると、98名の乗組員を擁するYamalと87名の乗組員を擁するAzovは、ロシア黒海艦隊の第197揚陸旅団に所属し、艦隊の演習や訓練に積極的に使用されている。
2024.03.24
 07:45

(17:45 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 23 2024 <2404-032406>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月23日の戦況 =
 ロシア当局は、少なくとも133人の民間人を殺害したと報告した3月22日のクロッカス市庁舎コンサート会場襲撃事件に関与した4人の襲撃者と他の7人を逮捕したと主張した。 ISWは、ISISがクロッカス市庁舎襲撃に関与した可能性が非常に高いと評価しているが、クレムリンは証拠もなくすぐにウクライナの関係者をクロッカス市庁舎攻撃に結びつけようとしたが、ウクライナが攻撃に関与したと公式に非難するにはまだ至っていない。
 ロシアの情報筋は、3月22日~23日の夜にサマーラ州にあるロシアの石油精製所に対するUAV攻撃を成功させたとウクライナの関係者を非難した。
 ロシアは、インドへのS-400 2個システムの納入について、S-400システムの生産制限、ウクライナのUAV攻撃からロシアの都市や戦略的企業を守るための防空システムの必要性の高まり、ロシアとインドの関係悪化の報道などにより遅れていると報じられている。
 ロシア軍はアウディーイウカ市とドネツク市付近、西部ザポリージャ州で前進が確認された。
2024.03.24
 07:15
News Post Seven

(Yahoo)

中国軍ナンバー3の何衛東・中央軍事委員会副主席が全人代内部会議で軍の腐敗や士気の緩みを糾弾「実戦の役に立たない」 <2404-032405>
 香港のSouth China Morning Post紙などが、3月11日に閉幕した全人代で中国人民解放軍ナンバー3の何中央軍事委員会副主席が、「欠陥のある兵器や装備ではまともに戦えない」、「訓練不足も大きな問題になっている」などと述べ、軍内の腐敗や士気の緩みを厳しく指摘していたと報じた。
 何副主席は軍の全人代代表団が参加する内部会議で、「軍内での『偽の戦闘能力』を厳しく取り締まる必要がある」と述べ、さらに習国家主席(中央軍事委主席)が「ハエもアリも叩く」と汚職に厳しい姿勢をみせているとして、腐敗幹部の取り締まりを強化しなければならないと指摘したという。
 これは、中国軍内部では2023年より、兵器や装備を調達する部門の多数の幹部が公の場から姿を消し、消息がわからなくなっていることに関連していると思われる。
2024.03.24
 07:10
時事通信

(Yahoo)

インド隣国へ接近加速 防衛協力強化、切り崩し図る 中国 <2404-032404>
 中国の習政権が3月にインド隣国の3ヵ国との防衛協力を強化する方針を示した。 中印は国境問題を巡る対立が続くなか、中国は軍事面や経済面での支援をてこに、伝統的なインド勢力圏の切り崩しを図る考えである。
 中国国防省は13日、軍代表団が4~13日にモルディブ、スリランカ、ネパールを歴訪し、各国で「2国間の防衛協力推進」について協議したと発表した。 3ヵ国はいずれもインドの影響が色濃い地域だが、近年は中国が巨大経済圏構想「一帯一路」を通じた重要インフラ整備などを各地で進め浸透を図ってきた。
 このうちモルディブでは、ムイズ大統領が代表団と会見し、中国が無償でモルディブに軍事援助する協定が結ばれた。 モルディブはアジアと中東、アフリカを結ぶシーレーン(海上交通路)の要衝だ。2023年11月に親中路線のムイズ大統領が就任すると、習政権は両国関係の格上げを宣言し、インドからの「引きはがし」を加速させた。 協定の内容は不明だが、モルディブでは駐留インド軍部隊の5月までの撤収が決まっており、中国が安全保障の空白を埋める格好となりそうだ。
 3月25日からは、スリランカのグナワルダナ首相とネパールの外相が中国側の招待で訪中し、習国家主席や王共産党政治局員兼外相らと関係強化について話し合う。
2024.03.24
 05:38
テレ朝 News

(Yahoo)

米バイデン氏 24年度予算案に署名し成立 政府機関の閉鎖は回避 <2404-032403>
 米議会上院が23日未明、FY24予算案のうち成立していなかった国防総省や国土安全保障省などに関わる6本の法案を可決したことを受け、バイデン大統領は即日で署名して成立したため、懸念されていた政府機関の閉鎖は回避された。
 バイデン大統領は声明で「議会の仕事はまだ終わっていない」と述べ、共和党の反発で今回の予算とは切り離されたウクライナ支援を巡る予算確保などに向けて、議会に行動を起こすよう呼び掛けた。
2024.03.24
 04:48
毎日新聞

(Yahoo)

米国、15日前に「モスクワで過激派がコンサート襲撃」と露側に警告 <2404-032402>
 New York Times紙が22日米政府関係者の話として、モスクワ近郊のコンサートホールを武装集団が襲撃した事件で、米国がISIS系の勢力であるアフガニスタンのISホラサン州によるモスクワでの攻撃計画を事前に把握していたと報じた。
 これに関連し、駐露米国大使館は3月7日に「モスクワでコンサートを含む大規模な集まりを狙った過激派の差し迫った攻撃計画があるとの情報があり大使館は注視している。 米国市民は今後48時間は大規模な集まりを避けるべきだ」と警告していた。
 同紙によると、大使館の警告に加えて、米政府当局者は露政府当局者に対して「近い将来の攻撃を示す情報」を非公式に伝えていた。 伝達した具体的な内容は不明だが、米情報機関には危険な情報をつかんだ場合に当事者に伝える「警告義務」があるという。
 1996年8月の第1次チェチェン紛争の停戦合意から数年を経た1999年8月末~9月半ば、モスクワや南部ダゲスタン共和国などの集合住宅や商業施設で次々と爆発が起こり、合計で300人近くが死亡した。 関与が疑われたチェチェンの武装勢力を打倒するためとして、ロシア軍はチェチェンに対する軍事作戦第2次チェチェン紛争)を開始した。
 チェチェンへの軍事侵攻は、99年8月に就任したばかりのプーチン首相(現大統領)が指揮し、国内の支持を獲得して2000年3月の大統領選での初当選につながる形となった。 ただ、一連の爆発事件については、ロシア政府が侵攻の「口実」とするため、情報機関に仕組ませたとの工作疑惑もあった。
 追い込まれたチェチェン武装勢力の一部過激派は国内各地でのテロに走り、2002年10月には武装勢力がモスクワの劇場を占拠し、観客ら900人超を人質に取る事件が発生し、発生から4日目に劇場を包囲した治安部隊がガスを流し込んでから突入して40人超の武装勢力メンバーを殺害したが、人質約130人も命を落とした。
 同様の惨劇は2004年9月にも南部の北オセチア共和国の主要都市ベスランの学校で起き、児童や保護者の集う新年度の行事のさなかに武装勢力に襲われ、1,100人以上が人質に取られた。
【註】
 17日朝にロシア領のゴリコフスキーに前進し、自治体の行政庁舎を占拠したとされるロシア政権との対決を宣言しているシベリア大隊は、チェチェン・イチケリヤ志願兵と共に行動してると報じられていることから、ホールを襲撃した武装勢力はウクライナからロシア領内に侵攻した反プーチン部隊と無関係とは言い切れない。
【関連記事:2404-031706 (Ukrinform 2024.03.17)】
2024.03.24
 01:39
FNN Prime News

(Yahoo)

プーチン大統領“背後の全員罰する” ロシアのコンサート会場で銃撃 133人死亡 <2404-032401>
 モスクワ郊外にあるコンサート会場で22日に起きた銃撃テロによる死者は133人にのぼり、負傷者は121人にのぼっている。
 プーチン大統領は23日に国民に向けた動画メッセージで、実行犯4人を含む11人を拘束したとしたうえで、「彼らはウクライナに向け移動していた」と述べて、根拠を示さず、ウクライナによる協力の可能性を示唆した。
 このテロをめぐってはISISが23日に、実行犯とされる戦闘員の写真付きで犯行声明を出している。
2024.03.23
 23:19
Kyiv Independent US Congress approves $228 million in military aid for Baltic countries <2404-032315>
 エストニア国防省が3月23日、に米国議会が3月22日にエストニア、リトアニア、ラトビアに$228Mの軍事援助を割り当てる法案を可決したと発表した。
 エストニアのペヴクル国防相は声明で、「米国からの支援は、エストニア、ラトビア、リトアニアがいくつかの軍事インフラと能力開発計画を迅速に進めるのに大きく貢献した」と述べた。
 バルト三国は、ロシアと国境を接するワシントンのNATO同盟国で、2022年にロシアによるウクライナへの全面侵攻が始まって以来、ロシアとの間の緊張が高まっている。
2024.03.23
 22:47
Kyiv Independent Russia claims missile attack on Sevastopol in occupied Crimea <2404-032314>
 セバストポリのロシア傀儡政権代表のラズヴォザエフ氏が3月23日22:40に、3月23日夜のまだ続いている攻撃攻撃でセバストポリ上空で「10発のミサイルが撃墜された」と主張した。 この発表はTelegram Channelで、セバストポリで爆発と煙が上がっているとし住民に避難所にとどまるよう促した。
 Kyiv Independentはこの主張を検証できなかった。 ウクライナ当局は通常、クリミア半島での攻撃とされるものについてコメントしない。
 ラズボザエフ氏は、市内のオフィスビル、5階建ての建物、ガス管、道路、家屋が被害を受けたと述べた。
2024.03.23
 20:23
時事通信

(Yahoo)

スロバキアの「ハンガリー化」に懸念 親ロシア姿勢、強権統治に批判 <2404-032313>
 スロバキアのフィツォ政権に対し、強権統治を敷くハンガリーのオルバン政権と同様EUの結束を脅かしかねないとして懸念が広がっている。
 25日で就任5ヵ月となるフィツォ首相は、ロシアによるウクライナ占領を認める形での停戦を主張しているほか、国内で進める司法改革も「法の支配」を弱めると批判を浴びている。
 チェコのフィアラ首相は6日、「非常に重要な問題を巡り、意見の違いがある」と、かつて同国と連邦を形成し分離後も緊密な関係を維持してきたスロバキアとの政府間対話を中断すると表明した。 チェコはウクライナ支援を強力に進めており、スロバキア外相が2日にトルコでロシア外相と会談したことを問題視している。
 2023年10月に返り咲いたフィツォ首相は、ウクライナへの武器供与停止を決定し、今年1月にはロシア軍撤退は「非現実的だ」と述べウクライナに領土奪還を断念するよう促した。 ただ、スロバキアの民間企業による武器供給を容認するなど、西側諸国との過度な対立は避けている。
 スロバキアで3月23日実施の大統領選は、フィツォ氏を支えるペレグリニ元首相と、野党の支持を受けるコルチョク元外相による事実上の一騎打ちで、フィツォ政権への評価が争点となったが、いずれの候補も当選に必要な過半数に届かず、ペレグリニ、コルチョク両氏が4月6日の決選投票に進出する公算が大きい。
2024.03.23
 20:21
時事通信

(Yahoo)

中国念頭に海軍力強化 近海に新基地、インフラ建設 インド <2404-032312>
 インドは自国の「裏庭」と位置付けるインド洋への進出を強める中国を念頭に、近海の島に軍事基地やインフラを建設して海軍力を強化し、友好国への港湾整備支援なども通じて中国に対抗している。
 インド海軍は6日、中国が接近を強めるモルディブの最北端から130kmしか離れていない南西沖に浮かぶラクシャディープ諸島の最南端ミニコイ島で新基地の運用を始めたと報じられている。 基地には飛行場やレーダに加え、ロシアと共同開発したBrahMos超音速CMも配備される。 同基地はシーレーンを監視警備する上で重要な拠点となる他、中国を牽制する意味を持つ。
【関連記事:2404-030908 (毎日 2024.03.09)】
 2月末には、アフリカ東岸沖のインド洋に浮かぶ島国モーリシャスに属するアガレガ諸島で、インドが建設費を負担した滑走路と桟橋が完成した。 両政府は軍事目的を否定しているが、専門家の間ではインド軍の中継基地として使用される可能性も取り沙汰されている。
Agalega諸島の位置 (Google Map)】
 インド海軍東部艦隊司令官を務めた経験があるダスグプタ氏は地元紙への寄稿で、「もしモーリシャスから要請があれば」同国の海洋安全保障を強化するため支援するだろうと述べ、インド・ネール大アフリカ研究センターの研究員は「アガレガ諸島開発は、環インド洋の権益を守る力を増強しているとの中国への意思表示だ」と語った。
 インドは2023年末以降、イエメンのフーシ派による商船攻撃が相次ぐ紅海周辺に、米国主導の有志連合には加わっていないものの、海軍艦を派遣し存在感を発揮している。 海賊の取り締まりでも海軍力を誇示している。
2024.03.23
 19:43
共同通信

(Yahoo)

近年はロシアを標的との指摘も アフガンの「ISホラサン州」 <2404-032311>
 モスクワ郊外のコンサートホールでの銃乱射で、米国の安全保障当局者が関与を疑うアフガニスタンに拠点を置くISIS系勢力のISホラサン州は、2020年に米国と和平合意したタリバンを敵視し、2021年のタリバン復権後も各地でテロを続け、近年はロシアを標的にしていたとの指摘もある。
 米国務省によると、ISホラサン州パキスタンの過激派やタリバンの元メンバーらで構成され、2015年にISISに忠誠を誓ったイスラム教スンニ派の組織で、キリスト教徒やユダヤ教徒のほか、イスラム教シーア派にも敵意を向けている。
2024.03.23
 18:00
毎日新聞

(Yahoo)

空自の次期練習機、初の日米共同開発へ ブルーインパルス「T4」後継 <2404-032310>
 複数の日米関係筋が23日、配備から35年以上が経過し老朽化が進む航空自衛隊のT-4の後継機を米国と共同開発することで調整していることを明らかにした。 岸田首相が訪米し、4月10日に予定されているバイデン大統領との首脳会談で合意し成果文書に明記することを目指している。
 練習機の日米共同開発は初めてで、生産コスト低減に加え、自衛隊と米軍で訓練段階から共通の機体を使うことで連携を強化する狙いがある。
2024.03.23
 16:31
日経新聞 フィリピン補給船「重大な損傷」 南シナ海で中国船放水 <2404-032309>
 フィリピン沿岸警備隊が23日、南シナ海Second Thomas礁の軍拠点に向かっていた補給船が同日に中国海警艦2隻から放水砲の直撃を受け「重大な損傷」を被ったと発表した。 中国艦は補給船の前方を横切ったり、衝突しそうになったりするなど、危険な妨害行為も繰り返したという。 当初は沿岸警備隊の警備艦2隻が補給船の護衛に当たるとしていたが、フィリピン軍は支援のため海軍艦2隻を派遣した。
 中国海警局報道官は談話を発表し、補給船が度重なる警告を無視して同礁付近に侵入したため阻止し追い払ったと明らかにした。 建築資材を運ぶなど「正常ではない補給」を行おうとしていたと主張した。
2024.03.23
 12:42
共同通信

(Yahoo)

中国の放水砲で負傷者 フィリピン補給船、航行不能に <2404-032308>
 フィリピン政府が23日、南シナ海Second Thomas礁の軍拠点に向かっていた補給船が同日、中国海警局艦2隻から放水砲を浴びて「深刻な損傷」で航行不能になり、乗員らが負傷したと明らかにした。
 フィリピン側は今回、補給船から必要不可欠な物資と交代兵員6人をゴムボートに乗せ換えて軍拠点に届けた。
 中国は、生活必需品を運ぶ補給船1隻に限り容認する方針をフィリピンに伝え、老朽化が進む軍拠点への建築資材搬入は認めないと公言している。 中国海警局の報道官は23日の談話で、今回の補給は前回の「わずか18日後」で、建築資材搬入を図るなど「正常ではない」と批判した。
2024.03.23
 12:10

(22:10 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 22 2024 <2404-032307>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月22日の戦況 =
 ロシア軍が3月21日~22日の夜に、ウクライナの全面侵攻開始以来最大規模で、エネルギーインフラに対するUAVとミサイル複合攻撃を実施した。
 ウクライナのエネルギー施設に対するロシアの攻撃は、ウクライナの防衛産業能力の低下を狙っている可能性があり、ロシア軍はウクライナのSAM足を利用して、ウクライナのエネルギー網を崩壊させようとしている可能性が高い。
 ロシア軍は2024年春まで攻勢を継続し、2024年夏に予定されている攻勢に備えているとみられるが、ロシア軍はウクライナ国内の複数方面で同時に大規模な攻勢作戦を開始するのに苦戦するとみられる。
 ウクライナ軍司令部は前線部隊の部隊交代を優先しているようだが、ウクライナ軍の上級将校が希望しているように、ウクライナ軍が2024年に局地的にでも主導権を握るには、追加の人員を投入する必要がある。
 ロシアの独立系メディアVerstkaが、ロシア軍司令部は兵力を増強すれば、ハリコフ市を包囲する将来の攻撃作戦を実施できるようになると見ていると述べたと報じた。
 イスラム国 (IS) が、3月22日夜にモスクワ郊外のコンサート会場で起きた銃乱射事件と爆破事件の犯行声明を出した。
 ロシア軍は最近、クレミンナ、アウディーイウカ、ドネツク市、ドネツク・ザポリージャ州の州境付近で前進が確認されたが、接触線全体では陣地での攻防が続いている。
2024.03.23
 11:42
乗りもの乗りもの
 ニュース

(Yahoo)

ロシア軍の進撃ペースが鈍化?「激戦地での大損害」が影響か 英国防省が指摘 <2404-032306>
 英国防省が3月21日、ロシア軍がウクライナ東部のドネツク州での作戦に注力しているものの、進撃ペースは直近の数週間で鈍化していると発表した。
 同国防省によると、ロシア軍はドネツク市の北西に占領地を拡大しようとしており、複数の村落で戦闘状態にある可能性が高いが、ロシア軍は僅かな戦果を上げた一方、激戦となったアウディイウカ攻略作戦で多大な損害を被ったため、進撃速度が遅くなっていると指摘している。
 ただ、ウクライナ軍も兵員や軍需品の不足により、陣地を保持する能力が制限されているため、戦況は依然として不安定な状況にあるとの見解も示している。
2024.03.23
 11:10
時事通信

(Yahoo)

情報察知し、ロシアと共有 モスクワでのテロ計画 米 <2404-032305>
 モスクワ郊外では22日夜、コンサート会場で銃撃事件が発生し、ロシア当局はテロと断定し、捜査を進めているが、米国家安全保障会議 (NSC) のワトソン報道官は22日、米政府が3月上旬にロシアの首都モスクワでのテロ攻撃計画の情報を入手しロシア当局と共有していたと明らかにした。
 情報は「コンサートを含む大規模集会を標的とする可能性」を示唆していたため、米政府は情報機関が潜在的脅威を把握した場合、他国政府に警告する方針に基づき、ロシア当局と情報を共有したという。
2024.03.23
 09:20
CNN

(Yahoo)

モスクワ近郊のコンサート会場で襲撃、40人死亡 ISISが犯行声明 <2404-032304>
 ロシアの首都モスクワ近郊のコンサート会場が22日に武装集団に襲撃され、少なくとも40人が死亡、100人以上が負傷した。 過激派組織イラク・シリア・イスラム国 (ISIS) が犯行声明を出した。
 ISIS系のAmaq通信が同日、Telegram上に短い犯行声明を公開したが裏付けとなる証拠は提示しなかった。
2024.03.23
 03:09
日経新聞 ロシア、「戦争状態にある」 プーチン大統領報道官発言 <2404-032303>
 プーチン大統領らはウクライナでの軍事作戦について、これまでも西側諸国がしかけてきた「戦争」だと言及したことがあるが、ロシアではウクライナ侵攻について、戦争ではなく「特別軍事作戦」と位置づけている。
 ロシアのペスコフ大統領報道官は22日に公開されたロシアメディア「論拠と事実」の取材に対し、長期化するウクライナ軍事侵攻について「我々は戦争状態にある」などと述べた。 ペスコフ報道官の発言も同様の文脈での発言で、ロシアが継続するウクライナ侵攻の一層の拡大に向け、国民に対し意識の変化を促す狙いがあるとみられる。
2024.03.23
 01:50
Reuter 通信

(Yahoo)

ロシア大使、日本に「深刻な結果」警告 パトリオット輸出巡り <2404-032302>
 国営ロシア通信 (RIA) が22日、ノズドレフ駐日露大使が、米国のライセンスに基づき日本で生産されたPatriotが最終的にウクライナの手に渡れば、日本は報復措置を含む深刻な結果に直面すると警告したと報じた。
 ノズドレフ大使はその上で「Patriotがウクライナの手に渡ることがないよう注意深く見守っていく」とし、「その場合、報復措置が発動されるなど、日露関係に深刻な影響が及ぶ」と語った。
2024.03.23
 01:13
日経新聞 米下院、今年度予算案を可決 政府閉鎖は回避へ <2404-032301>
 米連邦議会下院が22日、FY24予算案のうち未成立の法案6本を一括で可決した。 上院を通過すればバイデン米大統領の署名で成立し、政府機関が一部閉鎖に追い込まれる事態は回避できる。
 下院は賛成286票、反対134票で、下院で過半数を握る共和党は、大幅な歳出削減を求める強硬派らを中心に半分以上の議員が反対票を投じた。
 一部議員は与野党合意を主導した共和のジョンソン下院議長への解任動議に動いている。
2024.03.22
 21:34
Kyiv Independnet UK announces more air defense systems, surveillance drones for Ukraine <2404-032215>
 英国国防省が3月22日、新たな偵察UAVと防空システムを提供するウクライナへの軍事支援として、さらに£60M ($75.5M)を発表した。
 英国防省はX (Twitter) への投稿で、「英国が管理するウクライナ国際基金からの新たな£60Mの軍事支援パッケージは、ウクライナ軍を支援するための高度な新しい監視UAVを提供する。 また防空システムを提供するための£20Mも含まれる」と述べた。  現時点では、これ以上の詳細は明らかにされていない。
2024.03.22
 20:18
朝日新聞

(Yahoo)

ハンガリー首相、プーチン氏に再選祝う書簡送付 「協力強化の用意」 <2404-032214>
 ハンガリーのメディアが21日に同国政府の報道官の話をもとに、オルバン首相がロシア大統領選で5選を決めたプーチン大統領に再選を祝う書簡を送ったと報じた。 オルバン首相は書簡のなかで「ハンガリーとロシアの協力は相互尊重に基づいており、困難な地政学的な状況においても重要な議論を可能にする」と表明し「国際法に制限されない分野での協力を強化する用意がある」として、両国の対話の重要性を強調した。
 オルバン首相は、エネルギーで依存関係にあるロシアに融和的な姿勢を取り、2023年10月にプーチン大統領と北京で会談するなど首脳間の関係を維持し、ウクライナへの武器供与を拒否し、即時停戦と和平交渉の開始を求めている。
2024.03.22
 20:02
Reuter 通信

(Yahoo)

ウクライナにポーランドなどが緊急電力供給、ロシアの攻撃受け <2404-032213>
 ウクライナ国営送電企業のUkrenergo社ロシアの攻撃でエネルギーインフラが損傷したため、ポーランド、ルーマニア、スロバキアから緊急支援を受けていると発表した。
 ポーランドの送電会社PSEは22日06:00 GMTから11:00 GMTまでUkrenergoに300MWの電力を供給すると明らかにした。 PSEの広報担当者は「その後の供給はウクライナのニーズとわれわれの能力次第だ」と説明した。
2024.03.22
 19:14
Reuter 通信

(Yahoo)

ウクライナ「ロ製油施設は正当な標的」、米が攻撃停止要請との報道で <2404-032212>
 英Financial Times紙が関係筋の話として、米国ウクライナの攻撃がロシアの報復を招き石油価格を押し上げる恐れがあると警告したと報じたのにたいし、ウクライナのステファニシナ副首相は22日、軍事上の観点からロシア製油施設はウクライナ軍の正当な攻撃目標という認識を示した。 ステファニシナ副首相は「米国の呼びかけを理解しているが、われわれが持つ能力やリソース、技術を駆使して戦っている」と述べた。
 ウクライナがロシアのエネルギーインフラへの攻撃を始めた12日以降、石油価格は4%近く上昇しており、米国でガソリン価格がさらに上昇すれば再選を目指すバイデン大統領に打撃となる。
2024.03.22
 18:31
Reuter 通信

(Yahoo)

豪英が2プラス2開催、名指しで中国批判 <2404-032211>
 豪州と英国が22日、豪アデレードで外務・防衛担当閣僚協議 (2-plus-2) を開催し、香港や南シナ海を巡り中国を非難、中国がロシアを支持していることも批判した。
 英豪2-plus-2は「最近、南シナ海Second Thomas礁付近で中国船がフィリピン船と乗員に対し取った危険な不安定化を招く行動」を批判するなど、中国を名指しで非難する異例の声明を発表した。
 また香港の国家安全条例、香港の自由と権利の侵害、中国の人権侵害への懸念も表明した。
 更に、ロシアのウクライナ侵攻も強く非難し、中国が紛争終結に役割を果たすべきだと主張した。 「ロシアと密接な関係にある全ての国、特に中国は、いかなる形であれロシアの戦争継続を支援することを控え、ロシアに違法な戦争を終わらせるよう説得すべきだ」と訴えた。
 豪州は中国との関係修復も図っており、ウォン外相は今週、同国を訪れた中国の王毅外相と会談した。
2024.03.22
 17:36
Reuter 通信

(Yahoo)

ロ軍、ウクライナのエネ施設に戦争開始以来最大の攻撃 ダムも被害 <2404-032210>
 ロシア軍が22日、ウクライナのエネルギーインフラに対する戦争開始来最大規模のミサイルやUAV攻撃を仕掛けた。 ウクライナによると、同国最大のダム「ドニプロHES」が被害を受け、各地で少なくとも5人が死亡したほか、7地域の100万人以上が停電に見舞われている。 ウクライナの水力発電公社ウクルヒドロエネルホ社によると、南東部ザポロジエ州にあるドニプロHESが攻撃を受けたが、決壊の恐れはないという。
 ウクライナ空軍によると、ロシアは88発のミサイルと63機のUAVを発射したが、撃墜されたのはそれぞれ37発と55機で、ミサイルに関しては従来より撃墜率が低下しており、撃墜が困難な極超音速BMの使用が拡大している可能性がある。
2024.03.22
 14:26
産経新聞

(Yahoo)

「プーチン氏の計画を台無しにした」 ロシア人義勇兵組織、大統領選前に越境攻撃 <2404-032209>
 ウクライナメディアが、ウクライナ側で参戦するロシア人義勇兵組織の自由ロシア軍幹部であるバラノフスキー氏が21日に記者会見し、3月中旬に着手したロシアへの越境攻撃により、露大統領選前に占領地域の拡大をアピールしようとしたプーチン大統領の「計画を台無しにした」との見解を示したと報じた。
 自由ロシア軍を含む複数のロシア人義勇兵組織は3月12日にウクライナと国境を接する露西部クルスク州とベルゴロド州への越境攻撃を行い、国境地帯の複数の集落を制圧したとしと発表した。
 バラノフスキー氏は、ロシア軍は両州防衛のために最前線の一つであるウクライナ東部ハリコフ州クピャンスク方面から戦力を転用した結果、15~17日の大統領選前に戦果を出すよう命じられていた露軍は攻勢をかけられなくなったとし、越境攻撃で露軍1,500名以上を死傷させ、170両を超す戦闘車両を無力化したとも明らかにした。
 更に自由ロシア軍など義勇兵組織は21日に共同声明を発表し、ロシアに自由をもたらすための戦いに加わるよう露国民に呼び掛けた。
 一方でショイグ露国防相は20日に越境攻撃に関し、「ウクライナの武装部隊を国境外に追い返した」と主張し、過去8日間の戦闘で武装部隊の3,500名以上を死傷させ、50両以上の戦闘車両を破壊したとした。 更にプーチン大統領は18日、義勇兵組織に参加しているロシア人の総数を約2,500名だとしている。
2024.03.22
 11:25
毎日新聞

(Yahoo)

イランのドローン「欧州も射程圏」 米軍分析 中露と関係強化に警鐘 <2404-032208>
 米中央軍司令官のクリラ陸軍大将が21日に議会下院軍事委員会の公聴会で、イラン製のUAVの航続距離が最大3,000kmでCMの射程が最大2,000kmに上るとの分析を明らかにした。
 イランがUAVでドイツやイタリアを狙うことも可能で、クリラ大将は「中東全域だけでなく、欧州にある米国の重要な同盟国も射程圏内だ」と警告し、イランとロシア、中国が戦略的な関係を強化して「自分たちに有利な混乱を作り出している」と主張した。
2024.03.22
 10:30
Forbes

(Yahoo)

ウクライナ、スペインからレオパルト2戦車を20両追加取得へ 問題は納期 <2404-032207>
 ウクライナはいずれスペインからLeopard 2A4 MBTを追加で取得できる見通しになった。 スペインの防衛ニュースサイトInfo Defensaが20日に報じたところによると、防衛装備の取引を管理するスペイン政府の委員会は、スペイン軍で使用されていたLeopard 2A4のうち20両をウクライナに移転することを承認済みという。
 報道どおりなら、ウクライナがNATOの支援国から取得するLeopard 2A4は合計で74両に増える。 うち40両はすでにウクライナ軍第33独立機械化旅団に配備されている。 第33旅団はウクライナ南部で1年近くにわたり、交代せずに戦闘を続けている。 オランダの
OSINT分析サイトOryxの集計によれば、同旅団のLeopard 2A4はこれまでに少なくとも8両が撃破され、ほか9両が損傷したり、少なくとも一時的に遺棄されたりしている。
 スペインの動きに先立ち、ドイツとオランダはウクライナ向けにLeopard 2A4を新たに14両準備していた。 これらとスペインからの20両を得られれば、第33旅団は戦車大隊の戦力を完全に回復でき、さらに余りが出るため、2個目の戦車大隊の編成も可能かもしれない。
2024.03.22
 09:25
AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ側のロシア人義勇兵部隊、越境攻撃継続を表明 <2404-032206>
 ウクライナ側に付いて戦うロシア人義勇兵部隊の連合が21日、ロシアへの大胆な越境攻撃を継続すると宣言した。
 義勇兵部隊は、ロシア西部ベルゴロド、クルスク両州を越境攻撃した後、ウクライナの首都キーウで記者会見を開催し、重武装した戦闘員が戦車で国境を越え、ロシア軍の車両や兵士を攻撃したり、建物を破壊したりする動画を公開し、声明で「われわれの闘争は続いており、間もなく他の都市にも進撃する」と述べた。
 連合に参加するロシア義勇軍団の指導者ニキーチン氏White Rexと呼ばれる民族主義者で、極右勢力やサッカーのフーリガンとのつながりを持つ。
 連合には、穏健保守主義を掲げる自由ロシア軍団も加わっている。 自由ロシア軍団は先月死亡した反体制派指導者ナワリヌイ氏の支持者を勧誘しようとしている。
 最近創設されたシベリア大隊も連合に参加している。 シベリア大隊はシベリア連邦管区の少数民族や急進左派の活動家で構成されている。
2024.03.22
 09:21
Reuter 通信

(Yahoo)

イスラエルとの関係正常化でサウジとの協議進展=米国務長官 <2404-032205>
 ブリンケン米国務長官が21日、サウジアラビアとイスラエルの関係正常化に向けた協議で米国とサウジは良い進展を遂げたと述べた。 ただ、具体的な合意時期には言及しなかった。  ブリンケンは訪問先のエジプトの首都カイロで同国のシュクリ外相と共同会見を行い、「合意に達することができると確信している。 合意は両国にとって、また地域全体にとって歴史的な機会となるだろう」と強調した。
 イスラエルとサウジの関係正常化に向けた協議は、2023年10月の織ハマスによるイスラエル奇襲とそれに続くイスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの攻撃を受けて一時中断したが、最近再開した。
2024.03.22
 08:35

(18:35 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 21 2024 <2404-032204>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月21日の戦況 =
 ロシア軍は3月20日~21日に、キーウ市に大規模なミサイル攻撃を実施した。
 ロシア国防省が3月21日、カバンツォフ中将がロシア北方艦隊司令官代行に就任したと発表した。
 Bloombergが3月20日、クレムリンに近いある情報筋が、親ウクライナのロシア軍がベルゴロド州に侵攻したことで、ロシア軍は前線からベルゴロド州に兵力を転用せざるを得なくなったと報じたが、ISWはそのような主張を認めていない
 米国の制裁により、最近カザフスタンの2つの銀行が二次制裁を防ぐためにロシアのMir国家決済システムの使用を禁止したため、ソ連崩壊後の国々の金融セクターに影響を与え続けている。
 最近、全戦線で陣地での攻防が続いているが、3月21日にはロシア軍がバフムート近郊とドニプロ河東岸 (左岸) のヘルソン州での前進が確認された。
2024.03.22
 04:39
共同通信

(Yahoo)

砲弾生産1年で「2.5倍」強調 ロシア国防相、優位性誇示 <2404-032203>
 ショイグ露国防相が21日、軍需企業経営者らと会議を開き、新たな生産設備稼働でロシアの砲弾生産量が過去1年で2.5倍近くに増えたと強調し、弾薬不足が深刻化するウクライナに対する優位性を誇示した。
 ショイグ国防相は砲弾部品の生産も大幅に伸びているとし、目標より早く増産を達成したと説明し、侵攻作戦地域への十分な供給を維持していると主張した。
 CNN TVは11日にNATOの分析として、ロシアの砲弾生産能力が年間300万発に達した可能性があると報じた。 欧米がウクライナ向けに生産する砲弾年120万発だとした。
2024.03.22
 04:15
Reuter 通信

(Yahoo)

ハンガリー首相、プーチン氏再選に祝意 EU と歩調合わせず <2404-032202>
 ハンガリー政府報道官が、オルバン首相がプーチン露大統領に書簡を送り、再選に祝意を示したことを明らかにした。 政府報道官によると、オルバン首相は書簡でプーチン氏の再選に祝意を示した上で、 ハンガリーとロシアは地政学的に困難な状況下でも重要な議論が可能との考えを示した。
 ハンガリーはEU加盟国だが、EUは15~17日に実施されたロシア大統領選は「極めて制限された環境の中で行われた」との見解を示している。
2024.03.22
 03:07
Defense News US Navy making Aegis updates, training changes based on Houthi attacks <2404-032201>
 米海軍とLockheed Martin社が、10月以降に得た交戦結果から、紅海でフーシ派のミサイルとUAVを撃墜する駆逐艦のソフトウェアを開発しアップデートした。
 研究チームは、中東における米軍艦艇と航空機の交戦や、イエメンのフーシ派がもたらす脅威を研究し、UAVやミサイルをよりよく捕捉し撃破するために艦隊がどのように作戦を調整できるかを理解した。 また、艦隊が自衛や商船の保護に必要とする新たな能力も検討した。 この取り組みは、海軍水上機雷戦闘開発センター (
SMWDC) が主導してきた。
 同センター司令官のマークス少将は、10月19日に駆逐艦Carneyがイエメンから発射された3発のLACMを撃墜した後、「我々は24時間年中無休で見張りをし、艦艇とスタッフが必要とする時に即座に支援を提供できるようにした」と語った。
 交戦が減少するにつれて、海軍はSMWDC、艦艇の乗組員、打撃群の指揮官、米海軍第5艦隊の指揮官などが参加する毎週の会議を行うなど、定常的なリズムに移行した。
2024.03.21
 20:09
山陰中央新報

(Yahoo)

出雲駐屯地に「第13偵察戦闘大隊」発足 安全保障環境が変化、情報収集や戦闘力強化 <2404-032118>
 陸上自衛隊出雲駐屯地に21日、第13偵察戦闘大隊が発足した。 大隊は政府が2018年に策定した「中期防衛力整備計画」に基づく部隊編成や装備の見直しに伴い、日本原駐屯地の第13戦車中隊と、出雲駐屯地の第13偵察隊統廃合し新設した。
 大隊は300名で、C-2輸送機でも空輸可能な105mm砲を備え8輪で路上走行し機動性が高く、広域的な作戦を実行できる16式機動戦闘車を装備する。
 装備台数は非公表だが機動戦闘車など約100両を装備し、人員と装備は第13偵察隊と比べて2倍以上になった。 隊舎も新設され、同駐屯地は偵察戦闘大隊のほか第4施設団第304施設隊の8部隊となり、駐屯地全体の人員は350名から530名に増員される。
2024.03.21
 20:01
Kyiv Indeependent French army chief: Putin needs to know West could send troops to Ukraine <2404-032117>
 AFP通信が、フランス軍のブルクハルト大将が3月21日に、プーチン大統領は西側諸国のウクライナ支援が地上部隊にまで及ぶ可能性があることを理解する必要があると述べたと報じた。 プーチン大統領は「西側諸国は決してウクライナに侵攻せず、単に武器を供給するだけだという考えに基づいて作戦を展開してきた」とブルクハルト大将は述べた。
 ブルクハルト大将のコメントは、マクロン大統領が2月に西側諸国のウクライナへの派兵は排除されていないと述べ、戦争に対する同国の姿勢に大きな変化をもたらしたことを受けてのものである。
2024.03.21
 18:52
Kyiv Indeependent Russia continues to redeploy Black Sea Fleet from Crimea, Ukraine promises ‘new steps’ to target it <2404-032116>
 ウクライナ軍情報部 (HUR) が3月21日に発表したところでは、ロシアは黒海艦隊をクリミア半島から比較的安全なノヴォロシースクに再配置し続けている。
Novorossiysk の位置 (Google Map)】
 国営TVのユソフ報道官は、黒海艦隊司令部のインフラと艦船を本格的に移動されていると述べた。 ノヴォロシースクへの再配備は続いているが、海軍力なしでは占領されたクリミアを完全に離れることはできないと彼は言い、そうでなければそれは退却を意味するだろうと付け加えた。 ロシアは2023年9月22日にセバストポリの司令部をミサイル攻撃するなどのウクライナ軍による攻撃の後、黒海艦隊の再配備を開始した。
 10月1日と3日の衛星画像は、ロシアがフリゲート艦Admiral MakarovAdmiral Essenを含む少なくとも10隻を、セヴァストポリからロシア沿岸に移し、Storm Shadowなどの射程外にあるノヴォロシースクに移動させたことを示している。
 しかし、それ以来、艦隊は黒海で艦船を失い続けており、最近ではウクライナ国産のMagura V5 USVに攻撃された哨戒艦Sergey Kotovが沈没した。
2024.03.21
 18:49
時事通信

(Yahoo)

王氏、親中派の元豪首相と面会 AUKUSをけん制 <2404-032115>
 訪豪中の中国の王毅共産党政治局員兼外相が21日、与党・労働党のキーティング元首相とシドニーで面会した。
 キーティング氏は親中派で、米英豪の安全保障枠組みAUKUSに基づく原子力潜水艦導入計画に反対しており、王外相は計画を推進する豪政府を牽制した。
2024.03.21
 17:55
産経新聞

(Yahoo)

陸自岩手駐屯地に第9偵察戦闘大隊が発足、隊旗授与式 <2404-032114>
 岩手県滝沢市の陸上自衛隊岩手駐屯地で21日、16式機動戦闘車と87式偵察警戒車を主要装備とする第9偵察戦闘大隊が新たに発足し、第9師団長の田尻陸将から大隊長の白﨑2佐に隊旗が授与された。
 第9偵察戦闘大隊は廃止された74式戦車28両を装備した岩手駐屯地の第9戦車大隊と弘前駐屯地の第9偵察隊を再編、偵察戦闘機能を併せ持つ部隊として定員290名で発足した。
2024.03.21
 17:32
産経新聞

(Yahoo)

ロシア軍、キーウに大規模ミサイル攻撃 ウクライナが全て撃墜 12人負傷 <2404-032113>
 ウクライナ空軍によると、首都キーウに21日早朝、ロシア軍の大規模なミサイル攻撃があったが、ウクライナ空軍は露軍が発射した31発のミサイル全てを撃墜した。 ウクライナ空軍によると、露軍はこの攻撃でIskander-M SRBMとKinzhal空中発射型極超音速CMをそれぞれ1発ずつ使用し、残のり29発は通常の
ALCMだった。
 キーウ市当局は、落下した破片などにより市民12人が負傷したが、死者は出ていないという。 露軍によるキーウへの大規模ミサイル攻撃は約1ヵ月半ぶりとなる。
2024.03.21
 16:00
Defense One Navy offers 2-option shipbuilding plan <2404-032112>
 米海軍が今後30年間の艦船の建造と退役計画を概説する最新の長期艦船建造計画を発表した。 この戦略文書には、今後数十年間の資金見積もりに基づいている。
 海軍の艦船建造計画の第1点は、国家防衛戦略を支援するために381隻の艦隊を維持するという海軍の目標を反映している。 この目標は、2023年6月に発表されたBattle Force Ship Assessment and Requirement (BFSAR) 報告で示されている。
 第2点は、公式の艦船建造計画代替案と銘打たれており、物価上昇を上回る実質予算の伸びがゼロという制約下で、将来の船隊に何が起こるかを示している。 海軍が望む計画では、有人戦闘部隊は2030年代半ばに330隻を超え、2045年までに377隻、2054年には387隻に達するが、予算に制約のある代替案では船隊は約10%小さくなり、10年間で343隻、2042年には348隻になる。
2024.03.21
 14:10
讀賣新聞

(Yahoo)

離島奪還作戦担う水陸機動団、3個連隊編成に…団長訓示「諸官は島嶼防衛の切り札」 <2404-032111>
 南西諸島を防衛する陸上自衛隊の中核部隊である水陸機動団の三つ目の連隊となる第3水陸機動連隊が21日に陸自竹松駐屯地に配置された。 2個連隊は佐世保市の相浦駐屯地に配置されており、同団の隊員は約2,400名から約3,000名超に増強された。
 この日は、隊員たちが正門前から行進して駐屯地内に入り、編成完結式では水陸機動団長の北島陸将補が「諸官は島嶼防衛の切り札だ。 相手に侵略を思いとどまらせ、平和を守ることが究極の任務である」と訓示した。
2024.03.21
 13:49
Inside Defense INDOPACOM to test Joint Fires Network later this year, informing CJADC2 development <2404-032110>
 米インド太平洋軍は、
CJADC2構想のロードマップとなる展示を行う今年後半の大規模演習で、統合軍全体のSensors & Shootersを連接を試験する計画である。
 インド太平洋軍が開発中の統合火災ネットワークは、海軍、空軍、陸軍、DARPAの個別の取り組みを統合し、インド太平洋地域での共同作戦を可能にすると司令官のアキリーノ大将は述べている。
2024.03.21
 13:01
産経新聞

(Yahoo)

陸自北千歳駐屯地 「第306地対艦ミサイル中隊」が新設 <2404-032109>
 陸上自衛隊第1地対艦ミサイル連隊(北千歳駐屯地)に21日、第306地対艦ミサイル中隊が新設された。 同駐屯地で新隊が編成されるのは令和2年3月の訓練評価支援隊以来4年ぶりになる。 新設された中隊は60名で、88式地対艦誘導弾システムを主要装備とし、海上からの侵攻時などに機動展開できる体制や能力を持つ。
 北海道に地対艦ミサイル誘導弾システムが導入された1992年3月で、同駐屯地に第1地対艦ミサイル連隊が新設され、現在は美唄駐屯地に第2連隊上富良野駐屯地に第3連隊が駐屯している。
2024.03.21
 11:00
Forbes

(Yahoo)

フィンランドがウクライナに舟艇供与、ドローンに狙われる渡河部隊を支援 <2404-032108>
 ルーマニアのヨハニス大統領が同国議会に宛てた書簡で、フィンランドがウクライナに供与する舟艇がルーマニア領を通ることを明らかにした。 書簡ではの舟艇移送の支援策を協議している。
 フィンランドが供与する舟艇の数や種類については明らかになっていないが、ウクライナ軍はこれらの舟艇でドニプロ河左岸(東岸)のクリンキ集落に物資を運ぶ補給線を強化する。 クリンキでは2023年10月以来、ウクライナの海兵らが狭い橋頭堡を守っている。
 フィンランド海軍は上陸用舟艇を、排水量32tのJehu型を12隻、排水量14tのJurmo型を38隻(別途17隻を建造中)、排水量10tのUisko型を20隻ほどと、多数保有している。
 数十年前に建造されたUisko型は、新しいJehu型とJurmo型の投入にともないフィンランドで退役しつつあり、Uisko型がウクライナへの供与で最有力候補と見られている。
2024.03.21
 08:30

(18:30 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 20 2024 <2404-032107>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月20日の戦況 =
 ロシアの金融、経済、軍事に関するいくつかの指標は、ロシアがNATOとの大規模な通常戦争の準備を進めていることを示唆しているが、それは差し迫ったものではないが、一部の西側アナリストが当初想定していたものよりも短い期間で行われる可能性が高い。
 ロシア軍は、ウクライナでの戦争を支援すると同時に、将来のNATOとの大規模な紛争に備えて、ロシアの通常戦力を長期的に拡張するための構造改革を続けている。
 GURは3月20日、サラトフ州のロシア空軍基地に対してUAV攻撃を実施したと報じられており、ロシア国内でのウクライナのUAV攻撃がロシアの軍事資産と経済生産に対して限定的な非対称効果を達成していることがさらに示唆されている。
 モルドバ自治区ガガウジアの親露派の関係者が、2022年のロシアによるウクライナへの全面侵攻に至るまでの数年間、ウクライナに関するロシアのこれまでの主張に沿った主張をしており、モルドバを不安定化させるためのクレムリンのより広範なハイブリッドな取り組みの一環である可能性が高い。
 ロシア軍は3月20日にクレミンナとドネツク市の近くで前進が確認された。
2024.03.21
 07:39
時事通信

(Yahoo)

プーチン氏、欧州15カ国で敗北 ロシア大統領選の在外投票 <2404-032105>
 TASS通信によると、ロシア大統領選挙での在外投票総数は38万票以上だが無効票は6.8%もあった。
 中央選管のデータによると、在外投票でのプーチン氏の得票率は72.3%、2位のダワンコフ氏は16.7%だったと言うが、ロシアの独立系メディアは20日、大統領選で通算5選を果たしたプーチン大統領が欧州15ヵ国とアルゼンチン、パラグアイ、イスラエルの在外投票では敗北していたと報じた。
 これらの国々では、4年前に誕生した政党「新しい人々」のダワンコフ下院副議長が「受け皿」として得票1位となった。 獄死したナワリヌイ氏の支持者らは、無効票を含む「反プーチン」の投票行動に加わるよう国内外に広く呼び掛けた。 特に反露感情の強い東欧の在外投票所では長い行列ができた。
2024.03.21
 06:19
共同通信

(Yahoo)

敵国への個人情報売却禁止 米下院可決、中国念頭 <2404-032104>
 米議会下院が20日、米国民の個人情報を敵国や敵国の管理下の企業に売却、提供することを禁じる法案を全会一致で可決した。 国名は名指ししていないが、中国を念頭にしている。 法案成立には上院の可決と、バイデン大統領の署名が必要になる。
 米議会では、中国系動画投稿アプリTikTok利用者の個人情報を中国政府が不正に入手しているとの懸念が強まっていて、下院は13日にTikTokについて運営側が米国での事業を売却しなければ、全米でのアプリ配信を禁じる法案を可決した。
2024.03.21
 05:00
日経新聞 維新、安全保障を前面 全国政党化めざし調査会新設 <2404-032103>
 日本維新の会は安全保障政策を議論する「安全保障改革調査会(仮称)」を近く新設する方針を、24日に京都市で開く党大会で方針を打ち出す。 藤田幹事長の直轄組織として政策を練り、政府・与党に提言する。 支持の拡大に向けて政権構想に欠かせない安保を政策の中核に据える
 維新は関西を地盤とする地域政党から全国政党への飛躍をめざしている。 議員定数の削減といった看板政策「身を切る改革」から領域を広げる。
2024.03.21
 04:08
毎日新聞

(Yahoo)

ポーランド外相 ウクライナに西側兵士駐留「公然の秘密」 <2404-032102>
 独DPA通信が20日に報じた取材で、ポーランドのシコルスキ外相が、西側諸国の兵士がウクライナにいることは「公然の秘密」だと述べ、長距離CMの運用に英仏の兵士が従事しているとほのめかしたショルツ独首相の発言を追認した。 DPAによると、シコルスキ外相は「ショルツ首相が言ったように、ウクライナにはすでに大国の軍隊が駐留している」と述べた。
 ウクライナからのTAURUS CMの提供要請を拒んでいるショルツ政権は2月下旬にTAURUSを供与しない理由として「英仏がしているような目標制御などはドイツではできない」と発言し、英国から「ミサイル提供に消極的なことから目をそらすために仕組まれた目に余る情報の乱用だ」と批判を浴びていた。
2024.03.21
 03:59
日経新聞 スカパーJSAT、米軍と宇宙監視で協議 安保を収益源に <2404-032106>
 ワシントンを訪問したスカパーJSAT社の米倉社長が日経新聞の取材に対し、米軍との連携の拡大に向け協議を進めると明らかにした。 衛星を使った宇宙状況監視 (
SSA) で協力し、安全保障分野を収益の柱に育てる。
 米倉社長は19日に米大統領府で宇宙政策を担当する幹部と面会し、SSAを巡り意見を交わした。 同社は静止衛星を17基保有している。
2024.03.21
 03:55
共同通信

(Yahoo)

ロシア西部州への侵入認める 国防省、残存部隊を壊滅と発表 <2404-032101>
 ロシア国防省が20日、ウクライナ国境にある西部ベルゴロド州南西部のコジンカ村にいたウクライナ側の残存部隊を壊滅させたと発表した。
Kozinka村の位置 (Googlke Mao)】
 プーチン政権と敵対しウクライナ軍と共闘するロシア義勇軍団は19日に、コジンカへの侵入に成功したと主張し、動画も公開していたが、ロシア側はこれまで、西部での越境攻撃の試みを全て撃退したと主張しており、ロシア領内への侵入を認めたことになる。
2024.03.20
 22:56
Defense News South Korea hires LIG Nex1 to make new maritime missile, replace SM-2 <2404-032015>
 韓国が、駆逐艦に装備する新型艦載SAMを開発する契約をLIG Nex1にKRW33.06B ($24.69B) で発注した。
 艦載SAM-Ⅱと名付けられたこの新兵器は、2036年までに就役計画の次世代駆逐艦 (KDDX) の6隻に搭載される。 
DAPAは3月15日の報道資料で、経空脅威の増大から船舶の生存性が大幅に向上すると指摘した。
 またDAPAはこの兵器を艦隊BMD-Ⅱシステムと呼んでいる。 DAPAはミサイルの国産化率90%以上を達成することを目標としている。 韓国海軍で艦長を務めたユン・ソクジュン氏はDefense Newsに対し、「韓国海軍の国産の次世代小型Aegis駆逐艦であるKDDXに搭載され、SM-2の後継となる」と語った。
 尹大統領は「近い将来、KAMDの中核部分の1つになるだろう」と述べ、同国の多層BMDSに言及した。
2024.03.20
 21:47
讀賣新聞

(Yahoo)

プーチン氏の不正票、「史上最大」2200万票か…ユリア氏「世界中が正当な大統領と認めないように」 <2404-032014>
 ロシア大統領選で勝利したプーチン大統領について、露中央選挙管理委員会の発表では、プーチン氏の得票率は全体の87%を占めたが、ナワリヌイ氏の妻ユリア氏は19日にSNSで、ロシア各地で投票最終日の17日に多くの有権者が抗議の意思を示すため投票所を訪れたと称賛し、「プーチンが我々の大統領ではないことを証明した」と強調した。
 欧米各国は、選挙結果が公正ではないと非難している。 露民間選挙監視団体Golosは18日に専門家の分析として、プーチン候補が獲得した7,627万票のうち、約2,200万票は不正に上乗せされた疑いがあると指摘し、票数の操作は「史上最大」規模だと主張している。
2024.03.20
 21:09
共同通信

(Yahoo)

秩序擁護、日欧連携に期待 中国「脅威」、ラトビア外相 <2404-032013>
 ラトビアのカリンシュ外相が19日、EUの会合出席のため訪れたブリュッセルで共同通信の単独取材に応じ「インド太平洋における脅威は台頭する中国だ」と強調し、国際秩序を守るために、主要国である日本と欧州が連携を深めることを期待した。
 カリンシュ外相は、台湾統一へ軍事圧力を強める中国について「力で現状を変えようとする試みは危険で受け入れられない」と表明し、台湾とラトビアは1990年代から協力関係を築き、活発な貿易を続けており、現状維持が重要だとの考えを示した。
 日欧は「自由、民主主義、法の支配という重要な価値観を共有している。 協力方法をもっと模索しなければならない」とも語った。
2024.03.20
 20:54
共同通信

(Yahoo)

島しょ国への防衛装備供与に意欲 防衛相「各国の能力強化が重要」 <2404-032012>
 木原防衛相が20日、太平洋島嶼国の国防相らを招いた東京都内での国際会議で講演し、インド太平洋地域で国際秩序が脅かされているとして「各国が地域の平和と安定の維持に必要な能力を強化することが死活的に重要だ」と強調し、同志国軍に防衛装備品などを供与する枠組み政府安全保障能力強化支援 (
OSA)を活用した協力に意欲を表明した。
2024.03.20
 18:00
日経新聞 防衛大で島しょ国軍の留学生受け入れ 木原防衛相が表明 <2404-032011>
 木原防衛相が20日、南太平洋の島嶼国の国防相らを招いた都内での会合で講演し、「自由で開かれ安定した海を守る」と安全保障協力を呼びかけた。 会合は2021年にオンラインで開いて以来2回目で、対面では初めてで、フィジーやパプアニューギニアなど島嶼国14ヵ国の国防相らが出席した。 米国や英国、オーストラリアなど7ヵ国の政府関係者も参加した。
 会合で木原防衛相は、防衛大学校で島嶼国の軍から留学生を受け入れると表明した。
 海洋進出を強める中国を念頭に、島嶼国と共に抑止力や対処力の向上をめざすとし「インド太平洋地域でも力や威圧を用いた一方的な現状変更やその試みが進展している。 既存の国際秩序が挑戦にさらされている」と述べた。
2024.03.20
 16:36
Reuter 通信

(Yahoo)

ロシア軍太平洋艦隊、日本海で演習実施 <2404-032010>
 InterFax通信が、ロシア海軍太平洋艦隊が20日に極東沖のピョートル大帝湾日本海演習を実施したと発表したと報じた。 演習が実施された時期や期間は不明である。
 コルベット艦アルダル・ツィデンジャポフグロムキーソベルシェンヌイなどが参加し、USVやUAVによる攻撃を撃退する訓練を行った。
【註】
 この記事で3隻をコルベット艦としているが、露海軍ではProject 20381警備艦としており、Wikipediaではフリゲート艦として扱っている。
2024.03.20
 16:35
Defense One Spy agency ready to launch new vehicle-tracking satellites <2404-032009>
 
NROは試験が順調に進未次第JSTARS機を軌道センサーに交代させ始めることを検討している。
 NROは、移動する車両や人間を米軍と諜報機関が宇宙から追跡できるようにする新しい衛星の打ち上げに向けて準備を進めている。
 米空軍は、照準に使用するデータを提供する老朽化したE-8 JSTARS機を、より生存可能な宇宙システムに置き換えGMTIと呼ばれる地上移動目標指示ミッションの一部を衛星に引き継ぎたいと考えている。
 NROはすでにこの構想の試験衛星を軌道に乗せており、現在NROは実用衛星を打ち上げる準備ができていると述べている。
 NROのスコレーゼ所長は20日に開催された国家安全保障サミットで、試作品は構想から打ち上げまで36ヵ月で納入され、順調に稼働し、宇宙軍や陸海空軍と協力してその能力を証明し、生産に移行できることを証明したと述べた。
2024.03.20
 14:52
AFP=時事

(Yahoo)

モルドバ、ロシア大使館員追放 親ロ派地域への投票所開設に抗議 <2404-032008>
 モルドバ政府が19日、東部の親露派支配地域トランスニストリア(Transnistria)に、17日にはモルドバの反対にもかかわらずロシア大統領選の投票所が設置されたことに抗議し、ロシア大使館員を追放したと発表した。 モルドバ政府は首都キシナウでのみ、ロシア大統領選の投票所開設を許可していた。
 トランスニストリア議会は2月末に、モルドバ政府による圧力からの保護をロシア議会に求める決議案を採択し、ロシア大統領選の投票所が数ヵ所に開設された。
 親露当局によれば、トランスニストリアには約20万人のロシア系住民が暮らしており、トランスニストリアのロシア系住民はソ連崩壊後、「沿ドニエストル・モルドバ共和国」分離独立を宣言したが、国際社会はモルドバの一部と見なしている。 ロシア軍は現在1,500名の部隊を駐留させている。
 モルドバ外務省はロシア大使を呼び出し抗議した後にTelegramで、ロシア大使館の職員1人を「ペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)と宣言し、国外追放する」と発表した。
2024.03.20
 14:28
日経新聞 北朝鮮、極超音速弾のエンジン試験 グアム奇襲用の新型 <2404-032007>
 北朝鮮の朝鮮中央通信が20日、ミサイル総局が19日に極超音速ミサイルに搭載するエンジンの地上燃焼試験を実施し成功したと報じた。
 中長距離級で固体燃料を使う新型エンジンで、完成すれば米軍基地がある米領グアムなどを奇襲攻撃できる兵器となる。
 試験を現地で視察した金総書記が、開発中の兵器はICBMに劣らず重要だと述べたという。
2024.03.20
 11:24
Ukrinform ロシアはウクライナに対して北朝鮮ミサイルを10回は使用=米国務省 <2404-032006>
 米国務省のチョン・パク北朝鮮担当特別副代表がVOAの取材で、ロシアはウクライナへの攻撃の際に少なくとも10回は北朝鮮製ミサイルを使用したと発言した。
 チョン氏は、米国は過去数年の北朝鮮のロシアとの活動、兵器開発、接近の水準を大いに懸念していると発言した。
2024.03.20
 10:00
Forbes

(Yahoo)

砲弾発射数3倍に回復するウクライナ軍、ロシア軍の損耗加速へ戦術練る <2404-032005>
 チェコ国防省で国防政策と戦略部門を統括するイレシュ氏が2月18日、ミュンヘン安全保障会議で「非西側諸国」で砲弾80万発の備蓄を見つけたと明らかにし、聴衆を驚かせた。 $1.5Bを確保できればチェコがこれらの砲弾を購入し、砲弾の枯渇するウクライナに送ることができるとされていた。 ミュンヘンでの会議から3週間後の3月8日、チェコのパベル大統領は、$1.8Bとされる砲弾調達の財源を18ヵ国からの資金拠出で確保したと発表した。 18か国に米国は含まれない。
 破滅的な事態につながりかねないウクライナ軍の砲弾不足は、米議会のロシアに融和的な共和党議員たちが2023年10月に米国によるウクライナへの追加援助を妨害し始めたことに起因する。
2024.03.20
 08:05
Reuter 通信

(Yahoo)

EU 大統領「平和望むなら戦争に備えを」、防衛力強化呼びかけ <2404-032004>
 EUのミシェル大統領が18日に欧州の新聞やニュースサイトEuractivに掲載された論説で、ロシアによる脅威に対応するため、「平和を望むなら戦争に備えなければならない」と述べ、欧州は防衛力を強化し戦争経済モードに移行する必要があると述べ、米国などの支援に大きく依存すべきではないと指摘した。
 大統領は、ロシアによるウクライナ侵攻以降、欧州は軍事生産能力を50%拡大するなど前進を遂げてきたものの、さらなる取り組みが必要だと指摘し、EUの資金やロシアの凍結資産から得られる利益を活用して武器を購入し、ウクライナのニーズを確実に満たすよう各国に促した。
2024.03.20
 07:15

(17:15 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 19 2024 <2404-032003>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月19日の戦況 =
 アルメニア中央銀行は、アルメニアが米国の二次的制裁下に置かれるのを防ぐため、ロシアのMir国家決済システムの使用を禁止すると報じられている。
 モルドバの親露派は、モルドバを不安定化させるためのより広範なクレムリンのハイブリッドの取り組みを支援する努力を続けている。
 ウクライナの欧州の友好国は、ウクライナに軍事支援を提供するための重要な主導権を立ち上げる努力を続けている。
 ロシア軍は、北方艦隊司令官モイセーエフ提督がエフメノフ提督の後任としてロシア海軍の最高司令官代行に就任したことを確認した。
 ロシア軍が3月19日にアウディーイウカ近郊で前進したことが確認された。
2024.03.20
 06:34
Defense News US Air Force conducts final test of Lockheed’s hypersonic missile <2404-032001>
 米空軍が3月17日に、極超音速機AGM-183A
ARRWの最終試験とみられる試験を実施した。 空軍は試験が成功したかどうかを明らかにしていない
 空軍報道官はDefense Newsへの声明の中で、B-52HがグアムのAndersen AFBから離陸した後、完全模擬実戦試験と呼ばれる、完全に機能するARRW試作機の試験を実施したと述べた。 試験はマーシャル諸島の陸軍施設であるReagan実験場で実施された。
2024.03.20
 06:08
時事通信

(Yahoo)

ロシアにコンテナ1万個超 北朝鮮の武器供与 米高官 <2404-032002>
 米国務省で北朝鮮問題を担当するパク副次官補が18日にVOAの取材に対し、北朝鮮がウクライナ侵攻を続けるロシアに対し、武器を積んだコンテナを1万個以上送ったと明らかにした。
 パク副次官補は北朝鮮からロシアへの武器供与について「無償ではなく北朝鮮が見返りを求めているのはほぼ確実だ」と強調し、北朝鮮製のミサイルなどをロシアが使用した結果を研究することで、北朝鮮が武器の性能を向上させる恐れがあると警告した。
2024.03.19 Stars & Sripes uropean Union pushes ahead with a plan to buy weapons for Ukraine with frozen Russian asset profits <2404-031917>
 EUが、凍結されたロシアの資産がもたらす利潤ウクライナのために武器を購入する計画を推し進める。
 3月18日にブリュッセルの欧州理事会で開かれたEU外相会議に出席するEUのボレル外交政策委員長(EUの外相)が24日、ロシアのウクライナ侵略やベラルーシ、中東情勢について協議する。
 EU高官が19日に、欧州で凍結された数十億ユーロのロシア資産から生み出された利潤を、ウクライナへの武器やその他の資金の提供に充てる計画を推し進めていると述べた。
2024.03.19
 23:21
テレ朝 News

(Yahoo)

ロシア・ベルゴロド州で戦闘激化 死傷者増え知事が子どもの集団疎開を指示 <2404-031916>
 ウクライナと国境を接するロシア西部のベルゴロド州では戦闘の激化で、ここ1週間の死傷者が114人に上っていて、州知事が子どもの集団疎開を指示した。 ロシア国防省は攻撃を撃退しているとしているが、州知事によるとこの1週間で民間人16人が死亡し、98人が負傷した。
ベルゴロド州の位置 (Google Map)】
 ウクライナとの国境に近い町では連日、ミサイル警報が鳴り続き、ウクライナ側に付いて戦うロシア人義勇兵の自由ロシア軍団などがロシア側に侵入を試みるなど、地上戦を繰り広げているとみられている。 ロシアの軍事ブロガーは「航空、砲兵、戦車、多くのUAVが関与する本格的な軍事作戦が行われている」としている。
2024.03.19
 20:17
産経新聞

(Yahoo)

日・太平洋島嶼国国防相会合、全14カ国参加 中国念頭に影響力強化狙う <2404-031915>
 日本と太平洋島嶼国の国防相らが安全保障上の課題などについて議論する国際会議(註:
JPIDD)が19日に東京都内で始まった。 経済支援などをてこに南太平洋地域に進出する中国をにらみ、防衛協力を進め日本の影響力を強める狙いがある。
 対面形式での開催は初めてで、フィジーやトンガなど12ヵ国が対面で、ニウエなど2ヵ国はオンラインで参加する。
 会議はオンライン開催された2021年9月に続き2回目で、米国やオーストラリアなど7ヵ国もパートナー国として参加し、20日まで開催される。 初日の会議では南太平洋地域における安保情勢について認識を共有し、宇宙、サイバーなどの分野で連携の可能性を探った。 木原防衛相はフィジー、パプアニューギニア、トンガの国防相らと個別に会談した。
 前回会議では共同声明を採択したが、今回は成果文書の発出は見送る。
2024.03.19
 19:41
Reuter 通信

(Yahoo)

インド、北東部州巡る中国の「ばかげた」領有権主張に反発 <2404-031914>
 インド外務省が19日、北東部アルナチャルプラデシュ州について中国が「ばかげた」領有権主張を行っていると表明し、同州は常に「インドの不可欠かつ不可分の一部」だと反発した。 中国は同州をチベット南部の一部と主張している。
アルナチャルプラデシュ州の位置 (Google Map)】
 モディ印首相は3月9日に同州のトンネル開通式に出席していた。
 同省報道官は「根拠のない主張を繰り返しても何ら正当性は得られない」と述べた。
2024.03.19
 19:21
時事通信

(Yahoo)

ハマス最高指導者と会談 「ガザ情勢の意見交換」 中国大使 <2404-031913>
 中国外務省が19日、王大使が17日に訪問先のカタールでハマスの最高指導者ハニヤ氏と会談したと発表した。 ハマスとイスラエルの衝突が続くパレスチナ自治区ガザの情勢について「意見交換した」としているが、詳しい内容は明らかにしていない。
 2023年10月の衝突後、中国外務省がハマス側との直接接触を公表したのは初めてで、中国は中立的な姿勢を標榜し、一貫してハマスへの非難を避けてきた。
2024.03.19
 17:25
Inside Defense Third Marine Littoral Regiment to be stood up in Guam in 2025 <2404-031912>
 米海兵隊戦闘開発司令官兼戦闘開発統合担当副司令官のヘックル海兵隊中将によると、海兵隊のForce Design 2030計画の重要な要素である第3海兵沿岸連隊2025年にグアムで発足する。
 軍のFY24予算要求には、すでにハワイの第1海兵沿岸連隊 (3rd MLR) と沖縄の12MLRの2個連隊編成の予算が含まれている。
2024.03.19
 15:30
産経新聞

(Yahoo)

レーダー照射、日韓両政府が再発防止で合意文書策定へ 酒井海幕長「概ね方向性は合意」 <2404-031911>
 海上幕僚長の酒井海将が19日の記者会見で、韓国海軍による海自機への火器管制レーダ照射問題を巡り、日韓両政府が再発防止策をまとめた合意文書の策定に向けて調整していることを明らかにした。
 韓国側は照射の事実自体を認めていないが、両政府は再発防止策の協議加速で一致していた。
 酒井海将は「概ね大きな方向性は合意できていると思うが、文書の文言などについて現在調整している。 それが合意できれば発表できると考えている」と述べた。
2024.03.19
 14:52
Reuter 通信

(Yahoo)

台湾次期副総統がチェコ訪問 私的な訪米に続き 議会幹部らと面会 <2404-031910>
 台湾外交部が19日、次期副総統に就任する蕭美琴(註:しょう びきん)氏が今週、チェコ共和国を訪れていることを明らかにした。 外交部報道官は、蕭氏はシンクタンクからチェコに招請されたと説明し、講演を行うとともに、5月の就任に向け意見交換すると述べた。
 台湾は、バチカン以外に欧州の国と正式な外交関係を持っていないが、中東欧諸国は特にロシアによるウクライナ侵攻以後、台湾を支持する姿勢を相次ぎ示している。
 先に、プライベートで米国を訪問している蕭氏を中国は「頑健な台湾独立主義者」として制裁を科している。
2024.03.19
 12:53
産経新聞

(Yahoo)

史上初の日米比首脳会談 林長官 「3ヵ国の連携を一層強化」 <2404-031909>
 林官房長官が19日の記者会見で、4月11日にワシントンで開かれる岸田首相バイデン米大統領マルコス比大統領による日米比3ヵ国の首脳会談について「国際社会が歴史的な転換点を迎える中、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化すべく、3ヵ国の連携を一層強化していく考えだ」と述べた。
2024.03.19
 11:16
産経新聞

(Yahoo)

「核を使用」と恫喝のロシアと核戦力増強の中国、米国の二国間対話を拒否 <2404-031908>
 上川外相が主宰し、核軍縮・不拡散を議論した18日の国連安全保障理事会閣僚級会合では、核を使用するとの威嚇を繰り返すロシア、核戦力を急速に増強する中国に対する批判や懸念を表明する国が相次いだ
 これに対し露中は反論し、米国が呼びかけた二国間対話を拒否する姿勢をみせた。
2024.03.19
 10:48
Reuter 通信

(Yahoo)

モルドバ大統領、EU 加盟巡る国民投票の重要性訴え 10月実施も <2404-031907>
 モルドバのサンドゥ大統領が18日にEU加盟手続きについて、加盟国側がかつてないほど受け入れに門戸を開いており、国内にも政治的意思が十分にあると強調し、加盟を巡る国民投票を実施する重要性を訴えた。 同国は2022年にEU加盟を申請し、2024年3月にウクライナとともにEU加盟交渉の枠組みが示された。
 サンドゥ大統領は将来的に政権交代があっても方針変更を阻止する狙いで、年内にEU加盟を憲法に明文化することの是非を問う国民投票を行う方針を示している。 実施は10月になる可能性があるとした。 大統領は今年終盤に行われる選挙で再選を目指す見通しである。
2024.03.19
 10:35

(20:35 EST)

Institute for the Study of War

( ISW )
Russian offensive campain assessment, March 18 2024 <2404-031906>
= 戦争研究所が HP に掲載した2024年3月18日の戦況 =
 マクロン仏大統領が最近提案した、西側諸国の軍隊をウクライナに派兵するという提案に対し、プーチン大統領はNATO要員は既にウクライナにいると主張した。
 プーチン大統は、ロシア安全保障会議のメドベージェフ副議長が、ウクライナ国家としての地位を完全に排除し、ロシア連邦に吸収するという呼びかけに合致する形で、ウクライナの緩衝地帯という考えを改めて強調した。
 プーチン大統領は、3月18日にベルゴロド州への越境襲撃を続ける親ウクライナ義勇軍ロシア国民で構成されていることを認めた
 ロシア外務省報道官が、ウクライナが3月17日に沿ドニエストル軍の基地に対してUAV攻撃を行ったと根拠なく非難した。 親露派の分離独立共和国である沿ドニエストルは、モルドバの不安定化を狙ったクレムリンのハイブリッド作戦の一環である可能性が高い。
 ロシア軍は最近、西部ザポリージャ州でわずかに前進が確認された。
2024.03.19
 07:56
共同通信

(Yahoo)

北朝鮮、発射は「超大型放射砲」 6発か、金正恩氏が訓練指導 <2404-031904>
 北朝鮮メディアが19日、金朝鮮労働党総書記が18日に超大型放射砲 (
MRL) の発射訓練を指導したと報じ、党機関紙、労働新聞は6発が発射される写真を掲載した。
 日米韓は18日の発射についてBMとみており、防衛省は3発、韓国軍は複数発が発射されたと分析していた。
 発射後に空中爆発の試験も実施したという。
2024.03.19
 07:35
時事通信

(Yahoo)

ハマス重要幹部死亡を確認 ガザ地下にイスラエル攻撃 米 <2404-031903>
 サリバン米大統領補佐官が18日の記者会見で、2023年10月7日のハマスによるイスラエル奇襲を主導した一人とされるハマスの軍事部門Qassam旅団でナンバー2のイーサ氏がイスラエルの軍事作戦で死亡したことを明らかにした。 イーサ氏はハマスとイスラエルの戦闘開始以降、イスラエルが殺害した最も高位のハマス幹部となる。
 イスラエル軍は4月9日~10日に、イーサ氏が他のハマス司令官らと共に潜伏していたとみられるガザの中部ヌセイラトにある難民キャンプの地下施設を空爆し、イスラエル軍は同氏が死亡した可能性もあるとみて生死の確認を進めていた。
2024.03.19
 07:19
産経新聞

(Yahoo)

宇宙への核配備を防ぐ安保理決議案 日米が共同提案 <2404-031905>
 上川外相が18日、国連本部で核軍縮・不拡散を議論する安全保障理事会の閣僚級会合議長を務めた後、宇宙空間に核兵器を配備しないよう各国に促す安保理決議案を米国と共同提案したと記者団に明らかにした。 宇宙空間に配備する対衛星核兵器を開発中と伝えられるロシアを念頭においた対応とみられる。  上川外相は「宇宙空間は核兵器のない領域であり続けるべき」と述べ、米国以外の理事国とも緊密に連携して決議案の採択を目指す考えを示した。
 会合中、グリーンフィールド米国連大使が「地球周回軌道上への核兵器配備は前例がない。 危険で受け入れられない」と訴え、共同提案の意向を表明したのに対し、ポリャンスキー露国連次席大使は「とても政治的だ。 米国のプロパガンダに過ぎない」と強く反論した。
2024.03.19
 00:06
共同通信

(Yahoo)

兵器用核禁止へ会合新設 上川氏、安保理で表明 <2404-031902>
 上川外相は18日午前に「核軍縮・不拡散」をテーマにした国連安全保障理事会の閣僚級会合に議長として出席した。
 演説で「核兵器のない世界の実現に向けた現実的、実践的取り組みが重要だ」と強調し、岸田首相が提唱する核軍縮の行動計画Hiroshima Action Planを具体化する一歩として、兵器用核分裂性物質生産禁止条約 (
FMCT) の交渉開始へ機運を高めるため「フレンズ(友好国)」会合の新設を表明した。
2024.03.19
 00:00
聯合ニュース

(Yahoo)

戦術地対地誘導兵器を初の戦力化へ 国防政策の推進計画を発表=韓国政府 <2404-031901>
 韓国国防部が19日、北朝鮮の長距離砲陣地や指揮部の施設などを精密打撃できるKTSSM-Ⅰ
TBMを2024年初めて配備する内容などを柱とする「2024年主要政策」推進計画を発表した。
 同部によると、北朝鮮の核とミサイルの脅威に対応した韓国型3軸体系補強計画に基づいてKTSSM-Ⅰを配備すると共に、長距離地対空誘導兵器L-SAMの開発も完了する。
 KTSSMは2010年11月の延坪島への砲撃事件以降、北朝鮮が地下坑道に構築した長距離砲陣地を破壊するために開発し、2023年量産に向けた品質認証を終えた。 射程180kmのKTSSM-Ⅰは侵徹弾頭で地下数㍍まで貫通し、CEP5m前後と世界最高水準の精度を誇る。