2019年のその他中東情勢に関する資料

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出   典
標       題
要             旨
2019.12.09 Aviation Week & ST UAE makes investments in precision-guided munitions <02.pdf>2002-120902>
 UAEが空投武器の国内開発能力向上に力を入れている。
 米議会が2019年7月に、サウジが主導するイエメン内戦への介入に対する人道的懸念から、サウジとアブダビに対するミサイルやロケットの輸出を禁ずる決議を行ったため、トランプ大統領が拒否権を行使して輸出を継続した経緯がある。
2019.12.04 Jane's Defence Weekly Russia upgradeing UAE's Pantsir systems <2001-120417>
 ロシアRostec社が11月27日、UAEが保有しているPantsir-S1の近代化改修を行っていることを明らかにした。
 UAEは2000年に、搭載車両をKAMAZからMANに変更したUAE仕様のPantsir-S1 50両を発注し、2009年に初号機が納入されている。
2019.10.16 東京新聞 「イスラエル関与」の疑い強める イラン、タンカー爆発で <1911-101602>
 サウジアラビア沖の紅海で11日にイランの石油タンカーが爆発を起こした事件で、関係筋が16日にイラン政府がイスラエルの関与を疑う見方を強めていると話した。 関係筋は、イランは最近になってサウジに融和的な姿勢を示しているため、両国の接近を嫌うイスラエルがこれを妨害する目的でサウジ沖で攻撃を仕掛けたとの見方を示した。
 ロウハニ大統領は14日の記者会見で、駆逐艦かボートが複数のロケット弾を発射し、うち2発がタンカーに命中したと主張している。
2019.10.11 毎日新聞

(Yahoo)

イランタンカーにミサイル攻撃か 現地メディアが報道 <1911-101103>
 国営イラン通信が11日にイラン国営石油会社の話として、サウジアラビア沖の紅海を航行していた同社の石油タンカーに同日朝、ミサイル2発が撃ち込まれ、爆発が起きたと報じた。 船体が破損したが船は安定していて沈没の恐れはないとみられ、乗組員にけがは無いという。
 攻撃を受けたのは同社のタンカーSabitiで、サウジ西部ジッダ沖約100kmの海域を航行中にミサイルが飛来し、二つの船倉を破損したという。 少量の石油が海上に流出したが、火事は発生しなかった。 専門家による調査が行われているが、実際にミサイルによる攻撃だったかや、詳しい事故原因は特定されていない。
2019.09.26 Stars & Stripes Pentagon to send Patriot battery to Saudi Arabia to help protect against further attacks <1910-092605>
 米国防総省が9月26日、サウジアラビアで石油関連施設2ヵ所が攻撃されたのを受けPatriot 1個中隊200名の将兵をサウジに派遣すると発表した。 またエスパー国防長官はPatriot 2個中隊に対し出動準備命令を発したこととTHAAD派遣の可能性も示唆した。
 発射機6基を装備するPatriot中隊は約100名であるが、近距離の目標を捕捉するSentinelレーダも派遣されている。
 60,000~80,000名とされる米中央軍は、14,000名をアフガン、5,200名をイラク1,000名をシリアに展開している。
2019.09.24 Defense Update Satellite imagery unveils Iran's struggle to establish a protected bridgehead on Syria-Iraq border <1910-092407>
 イランイラクのAl QiamシリアのAl Bukamalの間の国境に民間の通路を建設しているが、衛星画像からAl Bulamal近くのイラン拠点Imam Aliの要塞化を進めていることが明らかになっている。
Al Bukamal の位置 (Google Map)】
Al Qiam の位置 (Google Map)】
 イランはImam Aliを橋頭堡にイラク経由でシリアのシーア派レバノンと結ぶ武器、弾薬、ミサイルなどの補給路を構築しようとしてると見られることから、Imam Aliに対してはここ数ヶ月空爆が繰り返され、9月だけでも9日と16日に空爆が行われている。
2019.06.23 AFP=時事

(Yahoo)

米国がイランにサイバー攻撃、無人機撃墜の報復で 米紙報道 <1907-062303>
 Washington Post紙が22日、イランによる米UAV撃墜を受け、米国がイランのコンピューターシステムにサイバ攻撃を行っていたと報じた。
 イランが20日に米UAVを撃墜した後、トランプ大統領は報復として軍事攻撃の承認を撤回し、代わりにイランに新たな制裁を科すと宣言していたが、同紙は事情に詳しい消息筋の話として、大統領は米サイバ軍に対し、報復としてイランを標的としたサイバ攻撃を秘密裏に承認していたと報じた。
 この攻撃によって、イランのロケットとミサイル制御コンピュータが機能不全に陥ったが、死傷者は出ていないという。
2019.06.23 Wedge

(Yahoo)

イラン攻撃を10分前に中止、トランプ氏、人的犠牲を考慮 <1907-062302>
 トランプ米大統領が21日早朝のツイートで、イランが米UAVを撃墜した報復として、同国への報復攻撃を一旦は命じたが、150人の犠牲者が出るとの報告を受け、攻撃10分前に中止したことを明らかにした。
 米軍の航空機や艦船が攻撃態勢に入っていた中での中止命令で、攻撃が実施されていれば、戦争に発展した可能性もあり、ギリギリの決断だった。
2019.06.21 ロイタ通信

(Yahoo)

トランプ氏、イランによる無人機撃墜は「誤射」 意図的でない <1907-062102>
 トランプ米大統領が20日、イランが米軍のUAVを撃墜したことについて容認できないとする一方、誤射によるものとの見方を示した上で、有人機が撃墜されていたら状況は大きく違っていたと発言した。
2019.06.21 ロイタ通信

(Yahoo)

イラン撃墜の米無人偵察機、残骸は公海上に=米当局者 <1907-062101>
 イランに撃墜された米軍のUAVについて、米当局者はロイタに対し、UAVの残骸はホルムズ海峡の国際水域にあり、米海軍の船舶がこの海域に派遣されていることを明らかにした。 撃墜されたのは米海軍のMQ-4C Tritonで、米軍は残骸が浮遊している具体的な海域について現時点では明らかにしていない。
 イラン革命防衛隊は、米軍のUAVが南部ホルモズガン州でイラン領空に入った際に撃墜したとしており、残骸が公海上にあるとすれば矛盾することになる。
2019.06.20 AFP=時事

(Yahoo)

米国防総省、イランによる無人機撃墜を確認も国際空域を飛行と主張 <1907-062003>
 イランが20日に同国の領空を侵犯したとして米国製UAVを撃墜したと発表したことを受けて、米国防総省は同日、UAVが撃墜された事実は認めたものの、飛行していたのはイランの領空内ではなく国際空域だったと反論した。
 米中央軍報道官が、海軍のBAMS-Dがグリニッジ標準時(GMT)の19日23:35にイランのSAMによって撃墜されたと発表し、イラン上空に同機がいたとする同国の報道は間違いだとして、これは国際空域における米監視機へのいわれのない攻撃だと述べた。
【註】
 BAMSとは主として陸上の偵察を任務とするRQ-4A Global Hawkの洋上監視型MQ-4C Tritonのことで、洋上での水上艦や潜水艦の動きを監視する装備を搭載しP-8A Poseidonの補完する哨戒任務を行っている。
 撃墜されたBAMSはホルムズ海峡でイラン舟艇の動きを監視していた可能性がある。
2019.06.20 産経新聞

(Yahoo)

中東増派の米軍1000人は、パトリオット大隊など 米国防総省 <1907-062001>
 米国防総省が19日、中東に追加派遣される米軍1,000名の内訳について、Patriot 1個大隊と、有/無人ISR関連装備、戦闘機と任務支援航空機などが含まれると発表した。
2019.06.15 時事通信

(Yahoo)

英も「イランの責任」断定=タンカー攻撃を非難 <1907-061501>
 日本の海運会社のタンカーホルムズ海峡近くで受けた攻撃に関しハント英外相が14日、独自の分析に基づいて「ほぼ確実に責任はイランにある」と結論付けた。
 ハント外相は、攻撃に関与したのはイラン革命防衛隊だと指摘し、他のいかなる国家、勢力も関与していないとの見方を示した。
2019.06.19 Jane's Defence Weekly Saudi Arabian THAAD locations revealed <1908-061918>
 サウジアラビアTHAADを配置する9ヶ所の基地が明らかにされた。
 これらの基地では米陸軍工兵隊が$90Mと推測される額で工事を請け負っている模様である。
2019.06.14 CNN

(Yahoo)

タンカー攻撃、イラン艇が船体から水雷取り外しか 米当局が映像入手 <1907-061404>
 オマーン湾タンカー2隻攻撃を受けた事件で、米当局者4人がCNNに対し、イラン海軍艇が日本のケミカルタンカーの船体から不発の水雷を取り外す映像と写真を入手していることを明らかにした。 当局者の1人によると、映像は米軍機が上空から撮影したもので、イラン艇が攻撃を受けたタンカと並んで航行し、船体からLimpet Mineと呼ばれる水雷を取り除く様子を捉えていた。 映像には、この舟艇に乗った人物が水雷をつかむ場面も映っているという。
 事件をめぐってはポンペオ米国務長官が13日に諜報に基づく評価だとして、イランに責任があるとが、主張を裏付ける証拠は示していなかった。
【註】
 Limpet Mineとは船底などに磁石で取り付ける小型の爆破装置で水雷には属さない。 遠隔操作または時限装置で爆破するが、通常はダイバーなどが引きはがそうとすると自爆する機能を持っている。
 今回イラン艇が接近して手で取り外したということは、イラン側がこの装置を不活性化できるか、外しても爆発しないという確証を持っていたことになる。
2019.06.14 毎日新聞

(Yahoo)

タンカー攻撃 米「イラン関与」と水雷除去映像公開 サウジは「フーシか」 <1907-061403>
 ポンペオ米国務長官が13日、ホルムズ海峡付近で日本の海運会社が運航するタンカーなど船舶2隻が攻撃を受けた事件についてイランに責任があると述べ、米政府としてイランが事件に関与したと判断したことを明らかにした。 また米軍は同日、イラン関与を示すものとする映像を公開した。
 一方ロイタ通信などが、イエメン内戦に軍事介入しているサウジアラビア主導のアラブ諸国連合軍は13日、イエメンの親イラン武装組織フーシ派が今回の攻撃に関与しているとの見方を示したと報じた。 軍報道官は、フーシの過去の攻撃と通じるものがあるとし、昨年7月に紅海航行中のサウジの石油タンカーがフーシの攻撃を受けた事件に言及した。
2019.06.05 Jane's Defence Weekly US blames Iran for tanker attack <1907-060507>
 ボルトン米大統領補佐官が5月29日にアブダビで、UAEのAl-Fujairahに停泊中のタンカ4隻が攻撃された際に使用された機雷はイラン製であることが明らかであると述べた。
Al-Fujairah の位置 (Google Map)】
2019.06.04 Jane's 360 Jordan puts Chinese UAVs on sale <1907-060403>
 ヨルダンが2016年に中国から購入した
CASC社製CH-4B武装UAV 6機を売りに出した。 期待した性能が得られなかったためとみられている。
 ヨルダンはCH-4Bと共にAR-1レーザ誘導ミサイルとFT-9誘導爆弾も購入していた。
2019.06.03 時事通信

(Yahoo)

カタール、アラブ首脳会議に反発=イラン批判「聞いてない」 <1907-060301>
 カタールのムハンマド外相が2日、カタールも参加したアラブ連盟緊急首脳会議イランを念頭に湾岸地域でのテロ行為が世界のエネルギー供給を危うくすると警告したことに対し、いくつかの文言はカタールの外交政策に反するとして態度を留保したいと述べた。
 外相は、パレスチナやリビア、イエメンといった重要な問題がメッカでは無視されていたと会議を主導したサウジを暗に非難した。
2019.05.15 Jane's Defence Weekly US approves Bahrain Patriot purchase and weapons for Bahraini F-16Vs <1907-051511>
 米国防安全保障協力局 (
DSCA) が5月3日、国務省がバーレーンへのPatriot売却を承認したと発表した。 売却されるのはAN/MPQ-65レーダ2基、AN/MSQ-13射撃管制装置2基、PAC-3 MSE60発GEM-T36発で、総額$2.478Bにのぼる。 バーレーンは今までPatriotを装備していなかったが、首都の近くには米陸軍のPatriot 1個中隊が展開していた。
 また同日DSCAはUAEにPAC-3 MSE弾452発$2.728Bで売却する件も国務省が承認したと発表した。
 バーレーンはまたF-16C/D Block 40 16機をF-16Vに改良するほか、AIM-120C-7 AMRAAM 32発、AIM-9X Sidewinder 20発、AGM-84 Block Ⅱ Harpoon 20発、AGM-154 JSOW 40発、AGM-88B HARM 50発、GBU-39 SDB 100発と、更にGBU-10/-12/-31/-49/-50/-54/-56などのGBなど合わせて$750Mの売却承認も得た。
2019.05.15 Jane's Defence Weekly US sends aircraft to Middle East as Iran tensions increase <1907-051502>
 ボルトン米大統領補佐官イランに対する明確な意思表示として、空母Abraham Lincoln空母打撃群 (
CSG) とB-52を米中央軍 (CENTCOM) の隷下に入れると述べた。
 米海軍は5月9日、Abraham Lincoln CSGスエズ運河を通過してCENTCOMの管轄域に入ったと発表した。 また中央軍空軍も5月8日に、複数のB-52Hが場所を明らかにしない中東地域に飛来したと発表したが、飛来場所はカタールのAl-Udeid航空基地とみられる。
2019.05.14 時事通信

(Yahoo)

無人機がサウジ送油管攻撃=イラン支援のイエメン勢力か <1906-051407>
 サウジアラビア国営通信によると、サウジの東西を結ぶ石油パイプライン2ヵ所が14日朝に爆発物を積んだUAVに攻撃され、施設の一部が損壊した。
 イランが支援するイエメンのフーシ派は、14日にUAV 7機でサウジの重要施設を攻撃したと主張し、サウジがイエメンへの軍事介入を続ければ、さらに激しく攻撃する用意があると警告した。
2019.05.14 日経新聞 船舶破壊にイラン関与か、米当局分析 緊張に拍車も <1906-051402>
 複数の米メディアが13日、UAEのFuǧaira沖合サウジアラビアなどの原油タンカーが破壊行為を受けた事件について、イランが関与した可能性があると米政府当局が分析していることが明らかになったと報じた。
 初期段階の分析で結論は変わる可能性があるとするが、同盟国に対する破壊行為に米国が反発し中東情勢の緊張に拍車がかかるリスクがある。
Fuǧaira の位置 (Google Map)】
2019.05.11 産経新聞

(Yahoo)

米、地対空ミサイル配備へ イランに対応 <1906-051103>
 米国防総省が10日、Patriotドック型揚陸艦1隻中東地域に派遣すると発表した。 イランによる米軍への攻撃準備の兆候への対応としている。
 一方、米連邦海事局は9日、紅海やペルシャ湾などで、原油タンカなどの商船や米軍艦船イランや代理勢力による攻撃を受ける可能性があるとして注意を喚起した。
2019.05.10 産経新聞

(Yahoo)

米爆撃機部隊と空母が中東到着 <1906-051002>
 米中央軍などが9日までに、B-52の部隊と空母Abraham Lincoln
CSG中東地域に到着したことを明らかにした。
 VOAが中央軍の報道担当者の話として伝えたところによると、B-52は現地時間の8日に2機、9日に2機がカタールの基地に到着した。  一方、米海軍は9日、空母CSGが同日スエズ運河を通過して紅海に入ったことを明らかにし。
2019.05.07 ロイタ通信

(Yahoo)

米、空母打撃群などを中東派遣へ 「イランに軍事的脅威」 <1906-050701>
 シャナハン米国防長官代行が6日、イラン政府による軍事的脅威の兆しがあるとして、中東への空母打撃群爆撃機部隊派遣を承認したことを明らかにした。
 これに先立ち、ボルトン米大統領補佐官は5日、Abraham Lincoln
CSGと爆撃機部隊を中東に配備すると述べていた。
2019.05.04 Defense News State Dept. clears $2.5 billion sale of Patriot missile defense system to Bahrain <1906-050403>
 米国務省が5月3日、バーレーンPatriot$2.5Bの
FMSで売却することを承認した。 売却されるのはAN/MPQ-65レーダ2基、M903発射機9基、MIM-104E GEM-T36発、PAC-3 MSE60発である。 これによりバーレーンは中東で、サウジ、UAE、カタールに次ぐPatriot保有国になる。
 また同日国務省はUAE向けPAC-3 MSE弾452発合わせて$2.7MのFMS契約も承認した。
 一方、欧州ではポーランド、ルーマニア、スウェーデン新たなPatriot保有国になった。 国務省によるとポーランドは$10.5Bスウェーデンは$3.2Bで発注している。
 スウェーデンは4個FUGEM-T弾100発PAC-3 MSE弾200発を購入する。
2019.04.12 ロイタ通信

(Yahoo)

「アラブ版 NATO」構想からエジプト離脱、米政権に打撃 <1905-041201>
 米国が進めるアラブ版NATO構想の中東戦略同盟 (
MESA) からエジプトが離脱したことを事情に詳しい関係者4人が明らかにした。 イラン封じ込めを狙ってMESAを進めるトランプ政権にとって痛手となる。
 アラブの関係筋によると、エジプトが離脱を決めたのは構想の現実味が疑わしく、まだ計画の正式な青写真が出ていない上に、イランとの関係が緊迫する恐れがあるためという。
2019.03.11 時事通信

(Yahoo)

イラン大統領、隣国イラク訪問=就任後初、対米連携で一致 <1904-031104>
 イランのロウハニ大統領が11日、2013年の就任後初めてイラクを訪れサレハ大統領と会談した。 トランプ米政権の制裁再発動でイランが苦境に陥る中、会談では対米連携に向けた関係強化で一致した。
 イランとイラクは1980年代に戦火を交えたが、イラクのフセイン政権崩壊後は関係が緊密化し、イランはISIS掃討作戦でイラクにイスラム教シーア派民兵を派遣するなど、イラクからシリア、レバノンに至るシーア派の弧での影響力を拡大しつつあり、米国が警戒している。
2019.03.06 Defense News Germany to extend Saudi weapons embargo until month's end <1904-030607>
 ドイツのマース外相が3月6日、サウジアラビアに対する武器禁輸措置を3月末まで継続すると述べた。
【関連記事:1903-022003 (ロイタ 2018.02.20)】
2019.04.24 Jane's Defence Weekly US Air Force deploys F-35A to Middle East for first time <1906-042402>
 米空軍がF-35AめてUAEのAl Dhafra航空基地に派遣した。
 派遣されたのはユタ州Hill AFB所属の第388戦闘航空団(現役)と第419戦闘航空団(予備役)のF-35Aであるが、派遣された機数は公開していない。
2019.02.20 ロイタ通信

(Yahoo)

ドイツの対サウジ武器輸出停止、英が産業への影響に懸念=独誌 <1903-022003>
 ドイツのSpiegel誌が19日、英国がドイツに対し、国際共同計画によるサウジアラビア向け武器輸出を禁輸の対象外とするよう求める書簡を送ったと報じた。 サウジの武器輸入に占めるドイツの比率は2%弱と少ないが、ドイツは他国がサウジと結んでいる輸出契約向けに部品を生産している。
 サウジアラビア人記者殺害事件を受けドイツは昨年11月にサウジへの武器売却を凍結しているため、ドイツ製部品を使用する戦闘機などサウジと結んでいる複数の契約を履行できなくなっている。
2019.02.14 NHK イランに対抗 イスラエルとアラブ諸国が同席 米主催の国際会議 <1903-021402>
 米政府が主催する中東地域の安定を話し合う国際会議が、13日から2日間の日程でワルシャワで始まった。 米政府によると会議には50ヵ国以上の外相や政府の代表が出席し、テロやミサイル開発などの問題が話し合われる。 米国からはペンス副大統領やポンペイオ国務長官も出席し、イランへの圧力を強化するための新たな枠組みの設置を目指す考えである。
 13日の夕食会後の記念撮影ではイスラエルのネタニヤフ首相がサウジアラビアなど12ヵ国のアラブ諸国の代表などと写真に収まった。 イスラエルとアラブ諸国がこうした会議で同席して協力関係を打ち出すのは極めて異例のことで、中東の対立構図歴史的な転換が進んでいることを印象づけた。
2019.01.26 日経新聞 サウジは「EUの脅威」 テロ資金監視が不十分 <1902-012601>
 ロイタ通信が25日、EU欧州委員会は、EUに脅威を与える国のリストの草案にテロ資金供与の監視の不十分さなどを理由にサウジアラビアを追加したと報じた。 リストは現在、北朝鮮やイラン、イラク、アフガニスタンなど計16ヵ国を挙げているが、リスト追加には、EU加盟国の承認を得る必要がある。
 サウジ人記者ジャマル・カショギ氏殺害事件で悪化したイメージを払拭したい同国には新たな痛手となりそうである。
2019.01.25 東京新聞 サウジがミサイル開発か 米紙、中東の軍拡懸念 <1902-012503>
 Washington Postが衛星写真を複数の専門家が分析した結果として24日、サウジアラビアがBM製造工場を建設した疑いが強いと報じた。 首都リヤドの南西に建設された工場の衛星写真を分析した専門家らは、個体燃料を使ったロケットエンジンの製造と試験を行う施設との見方を示し、施設の形状から中国が技術面で協力している可能性があるという。
 事実であれば、対立するイランの反発は必至で、中東の軍拡競争につながるとの懸念が強まりそうだ。
【註】
 サウジアラビアは2018年3月に中国のCASC社とUAVの製造に関する合意文書に署名しており、中国の協力が事実であるとすれば、イランと北朝鮮、サウジと中国の構図が見えてくる。
【関連記事:1705-032914 (JDW 2018.03.29)】
2019.01.09 Jane's Defence Weekly Kuwait, Saudi Arabia order USD3.4bn of PAC-3 missiles <1902-010918>
 米国防総省が2018年12月21日、Lockheed Martin社がクウェートサウジアラビア向けのPAC-3弾を$3.37Bで受注したと発表した。
 サウジはいままでにPAC-3
MSE弾と標準型であるCRI弾を購入したことがあるがクウェートにとっては初のPAC-3弾の可能性がある。