2019年の在日米軍に関する記事

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2019.12.06 Jane's 360 USN deploys USS New Orleans and USS America to Japan <>2001-120606>
 米海軍が12月2日にSan Antonio級輸送揚陸艦New OrleansとAmerica級強襲揚陸艦の筆頭艦Americaを、米海軍前方展開部隊として佐世保に配備したと発表した。
 11月1日に佐世保に入港したNew Orleansは、2015年に配備されたGreen Bayに次ぐ第11揚陸戦隊の二番艦になる。
2019.12.02 Stars & Stripes Navy beefs up its Japan-based amphibious fleet with arrival of USS New Orleans in Sasebo <2001-120201>
 米海軍強襲揚陸艦Waspに代わって佐世保に配備される2隻の揚陸艦の1隻であるNew Orleansが12月1日にサンディエゴを出航した。 第7遠征群第11水陸両用戦隊の旗艦となるもう1隻のAmerica11月にサンディエゴを出航している。
 これで第7艦隊の揚陸艦は佐世保を基地とするAshland Green BayGermantown合わせて5隻となり、沖縄を基地とする第31海兵遠征隊の輸送にあたる。
2019.09.07 沖縄タイムス

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在沖海兵隊のグアム移転 2025年秋以降 米・メキシコ国境「壁」に予算転用 <1910-090703>
 トランプ米大統領が公約に掲げたメキシコとの国境沿いの壁建設に、グアムで米軍を受け入れるための施設建設費が転用されることになったため、米国防総省が在沖米海兵隊のグアム移転開始時期を、当初の2024年からFY26にずれ込むと想定している。
 国防総省は4日に米国内外で計127の建設予算$3.8Bを壁の建設費に転用する方針を発表した。 グアム移転関連はAndersen AFB内の機関銃射撃場整備事業費 ($50M) 、覆土式弾薬庫整備事業費 ($52M)、井戸整備事業費 ($56M)など7件で$243Mが含まれている。
2019.09.04 Stars & Stripes USS Wasp leaves 7th Fleet and Japan for new US homeport <1910-090402>
 米海軍強襲揚陸艦Waspが9月4日、1年半以上の第7艦隊での任務を終わりNorforkに向け佐世保を出航した。 Waspは2018年1月に、6年間佐世保を母港にしていたBonhomme Richardの後任として佐世保に派遣され、この間韓国とのFoal Eagle 2018演習、フィリピンとのBalikatan 2019演習、オーストラリア等とのTalisman Sabre 2019演習などに参加した。
 Waspの後任となるF-35B搭載のAmericaは年内に輸送揚陸艦New Orleansを伴って佐世保に入港する。
2019.08.08 中央日報

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北ミサイルの動向が尋常でない…核探知米偵察機が次々と日本に集結 <1909-080805>
 米空軍の偵察機次々と日本に集まっており、これら偵察機の活動も増えている。 7月25日以降4回もミサイルを発射した北朝鮮の動向を監視する目的と考えられる。
 航空機の飛行をモニタリングするエアクラフトスポットによると、6日にWC-135W 1機が嘉手納基地を離れて横田基地に移動した。 空中の放射性物質を採取するWC-135Wは北朝鮮が核実験を実施するたびに日本に展開して朝鮮半島周辺を飛行した。
 6月9日に嘉手納基地に飛来したRC-135S Cobra BallはEO装置で遠距離からBMの軌跡を把握できる。 5日にはグアムのAndersen AFBからRQ-4B Global Hawk 2機横田基地に到着した。
2019.07.01 Stars & Stripes Special operations Osprey squadrons stand up at US air base in Tokyo <1908-070108>
 米空軍横田基地で7月1日、CV-22 Osprey 5機を装備する第21特殊戦飛行隊と第753整備中隊が発足した。
 これら部隊は2018年10月に沖縄に編成された第353特殊戦飛行群の派遣隊で、予定より2年繰り上げての発足となった。
2019.05.16 Stars & Stripes Marines' move from Okinawa to Guam could begin as early as October 2024, report says <1906-051605>
 共同通信が沖縄駐留米海兵隊当局者の話として、在沖縄海兵隊4,100名のグアム移駐開始は早くて2024年10月で、移駐完了には18ヶ月を要すると報じた。 残りの900名も沖縄以外のどこかに移駐するという。
 沖縄には現在5,000名の海兵隊員と2,400名の家族がおり、グアムには7,800名の米軍がいるという。
2019.05.08 朝日新聞

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馬毛島所有会社「縁切られた」 国に交渉打ち切り通告 <1906-050801>
 米空母艦載機の陸上離着陸訓練 (
FCLP) の移転候補地とされる馬毛島について、島の大半を所有するタストン・エアポート社が、防衛省との間で進めていた売却交渉を打ち切ると通告したことが分かった。 関係者によると、交渉打ち切りは、鹿児島地方協力局長宛ての7日付の文書で通告されたという。
 両者は1月に160億円で売買すると合意したが、2月に同社の社長が交代した後、関係が悪化し、今春ともされていた正式契約は見通せなくなった。
2019.04.26 時事通信

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佐世保に最新強襲揚陸艦=米軍 F35B、オスプレイの運用強化 <1905-042601>
 防衛省が26日、米海軍佐世保基地に強襲揚陸艦America 44,000tが配備されると発表した。 艦載する最新鋭ステルス戦闘機F35BやMV22の運用能力の強化が狙いで、現在配備されているWaspと年内に交代する。 AmericaWaspに比べ船の幅が18m広く、格納庫や航空燃料庫が充実している。
 佐世保基地にはドック型輸送揚陸艦New Orieans 25,000tも追加配備される一方、横須賀基地に配備されている駆逐艦Stethemは整備改修のため帰還する。
2019.04.21 時事通信

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横田基地に新たな指揮所検討=対中念頭、在日米空軍に「統制権」 <1905-042101>
 複数の米軍筋が19日、米空軍横田基地に作戦計画の策定や実行を担う新たな指揮所航空宇宙作戦センター (AOC) の設置を検討していることを明らかにした。 AOCは紛争時に一定の条件下で第5空軍に作戦統制権が与えられた際に司令官の決断を補佐するもので、実現すれば自衛隊との連携もより密接になる。
 太平洋空軍傘下にある在日米空軍は作戦統制権を持たず、ハワイの太平洋空軍司令部にある第613航空宇宙作戦センタ (613AOC) に作戦計画の策定や実行を頼ってきたが、中国との衝突が起きれば、サイバ攻撃やEAで通信が遮断される恐れがあるため、中国やロシアとの軍事衝突を見据えた統制権の分散や部隊運用の柔軟性強化を進めててる。
2019.03.20 中央日報

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米沿岸警備隊も北朝鮮船「瀬取り」取り締まりへ…日本に派遣 <1904-032002>
 米国沿岸警備隊が北朝鮮船の瀬取り取り締まりのため日本に派遣された。 米インド太平洋司令部が19日、米沿岸警備隊の警備艦Bertholfが3日に第7艦隊の基地がある佐世保に到着したと明らかにした。 Bertholfは1月20日に母港のカリフォルニア州アラメダを出発していた。
 2006年11月に就役したBertholf4,500t速力28+kt、高速距離12,000nmで、57mm機関砲1門、20mm
CIWS 1基、Cal.50機関銃4丁、7.62mm機関銃4丁を装備し、ヘリ2機またはUAV 4機を搭載できる。
2019.03.07 時事通信

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在日米軍に捜索救助指揮権=自衛隊と緊密な連携可能に <1904-030701>
 米インド太平洋軍が隷下の在日米軍に対し、自衛隊の捜索救助活動を支援する部隊指揮統制権を付与した。
 一定の指揮統制権が与えられたことで、在日米軍は日本周辺で米軍の航空機や艦船が絡む事故が発生した際に自衛隊との一層迅速かつ緊密な連携が可能になる。
2019.02.04 時事通信

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佐世保に大型強襲艦配備検討=「小型空母」並み、F35B 重視-米海軍 <1903-020402>
 米海軍佐世保基地に強襲揚陸艦America(全長260m、44,000t)を配備することが米軍内で検討されていることが日米関係者への取材で分かった。
 Americaは既存の強襲艦よりF35-Bを艦載機とすることを重視した設計になっており、配備されれば小型空母並みの戦力となる。
【関連記事:1902-012407 (S&S 2019.01.24)】
2019.01.28 讀賣新聞

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中露北を念頭、米が日本に新レーダー配備検討 <1902-012802>
 複数の日米関係筋が、米本土を狙ったICBMへの迎撃態勢を強化するため、米政府が米本土防衛レーダ (
HDR) の日本配備で協力を求める意向を持っており、近く日本政府に打診し、協議を始めたい考えであることを明らかにした。 米軍は2023年にハワイでHDR (HDR-H) の運用を開始する計画で、日本配備は2025年までに行うことを目指している。
 HDRはICBMを発射地点近くから追尾するほか、Killer衛星やスペースデブリの監視にも利用するほか、レーダーが得た情報は自衛隊と共有するという。
【関連記事:1901-122402 (時事 2018.12.24)】
2019.01.24 Stars & Stripes USS America amphibious assault ship to replace USS Wasp in Japan, report says <1902-012407>
 米海軍協会の最近の報告で、現在佐世保を母港としている第76機動部隊 (Task Force 76) の旗艦である強襲揚陸艦Waspを交代させる計画で、Military Timeによると5月頃Waspと交代する強襲揚陸艦Americaが佐世保に入港する。 WaspはNorfolkに戻り整備が行われる。
【関連記事:1901-120708 (S&S 2018.12.07)】
 2014年に就役したAmerica(註:LHA)はWasp(註:LHD)同様にF-35Bを搭載するが、LCACを発進させるウェルドックは持たない
2019.01.14 Stars & Stripes US military planning its first-ever missile test around Okinawa, report says <1902-011410>
 産経新聞が1月3日に、米軍が中国の進出を食い止めるため今年後半沖縄周辺
HIMARSATACMS実射を行うと自衛隊に通報してきたと報じた。
 米軍当局者によるとHIMARSは2017年8月に海兵隊第3師団北海道で行ったNorthern Viper演習で初めて日本に持ち込まれている。
2019.01.09 読売新聞

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米軍機訓練の移転候補地、馬毛島買収で合意へ <1902-010903>
 政府が、米軍空母艦載機の離着陸訓練 (
FCLP) の移転候補地となっている鹿児島県西之表市馬毛島(まげしま)について、地権者との間で近く売買契約を結ぶ見通しとなった。
 日米両政府が2011年に馬毛島を候補地に選んで以来、長く停滞していた買収交渉が決着することになる。
2019.01.03 産経新聞 米、沖縄で対艦ミサイル訓練 対中抑止、自衛隊に伝達意向 <1902-010301>
 米軍が、
HIMARS沖縄県に展開させる初の訓練を2019年に行う方針を自衛隊に伝えてきてた。 米軍は将来の展開を視野に自衛隊との共同訓練も行いたい意向だという。
 中国の空母と艦艇が沖縄の海域を通った太平洋進出を活発化させていることを受け、進出抑止の姿勢を鮮明にする。