2018年の在日米軍に関する記事

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2018.12.24 時事通信

(Yahoo)

日本に新レーダー配備検討=米軍、ミサイル防衛で―中ロの兵器対応、住民反発も <1901-122402>
 複数の米国防総省関係者への取材で23日、米国防総省が新型のミサイル防衛用米本土防衛レーダ (
HDR) の日本への配備を検討していることが分かった。 FY24中の配備を計画して日本政府とも協議しているいるが、日本国内のどこに設置するかは未定である。
 関係者によると、日本配備が検討されているHDRはBMの精密な追跡に加え、おとり弾頭の識別や迎撃の成否を分析するレーダで、収集した情報は (GBI) などによる迎撃に活用される上、日本とも共有される。
【註】
 HDRにはハワイ州に配備されるHDR-Hと太平洋地域のどこかに配備されるHDR-Pがあり、オアフ島に設置されるHDR-Hは12月18日にアラスカに設置されるLockheed Martin社製LRDRレーダに決まっていたが、HDR-Pの設置場所はグアムとみられていた。
 尚、日本が装備するAegis AshoreではレーダにLRDRを小型化したものが使用される。
2018.12.07 Stars & Stripes USS Wasp amphibious-assault ship to leave Japan for Norfolk sometime next year <1901-120708>
 米海軍唯一海外展開している強襲揚陸艦Wasp来年のいつかに佐世保を離れてバージニア州Norfolkに戻ることが4日に明らかになった。
 Waspは1月に佐世保に配属されたばかりで、その前にBonhomme Richardが6年間佐世保にいたことから、短期配属について憶測が流れている。
2018.11.29 毎日新聞

(Yahoo)

政府 官房長官 馬毛島「引き続き検討」 米軍機訓練で <1812-112905>
 菅官房長官が29日、鹿児島県西之表市馬毛島の買収交渉年内にもまとまる見通しとなったことから、米空母艦載機の陸上離着陸訓練の移転について、訓練施設の確保は安全保障上の重要な課題であり、早期に恒久的な施設を整備できるよう引き続き検討していきたいと強調した。
2018.11.04 読売新聞

(Yahoo)

羽田新ルート、日本が管制…五輪へ増便可能に <1812-110402>
 米空軍横田基地が管制権を持つ横田空域について、日本政府と米軍が空域を通る一部旅客機の管制を日本側が行うことで合意する見通しとなった。
 2020年東京五輪パラリンピックまでの実現を目指す。
2018.10.31 Stars & Stripes Army reactivates air-defense artillery brigade near Tokyo <1811-103103>
 米陸軍が10月31日、第38防空砲兵旅団現役復帰する式典を在日米陸軍司令部のある座間で開いた。
 現役復帰した旅団は115名からなる司令部を相模総合補給敞に置き、嘉手納AFBに駐留する第1防空連隊第1大隊(註:PAC-3)、日本本土の第10及び第14 BMD中隊(註:TPY-2)とグアムのTHAAD中隊を隷下に入れる。
2018.10.28 時事通信

(Yahoo)

米ミサイル防衛で新司令部=青森、京都のレーダー指揮も―対中国か、相模原に陸軍 <1811-102802>
 在日米陸軍BMD部隊の新司令部が米軍相模総合補給廠に発足することになり要員の駐留が始まり、近く編成式典が行われる。 防衛省や在日米軍によると、駐留するのはハワイの米陸軍第94防空軍隷下の第38防空砲兵旅団司令部の115名で今月16日から活動を開始した。
 青森県つがる市と京都府京丹後市に配備されているX-bandレーダ部隊を指揮統制するとみられ、横須賀基地に配備された第7艦隊のAegis艦とも連携するとみられる。 日本に前線司令部を置くことで、より迅速な迎撃判断を行うとともに、中国などをけん制する狙いもある。
2018.10.25 朝日新聞

(Yahoo)

九州2基地に米軍施設 緊急時使用 日本負担で整備、合意 <1811-102501>
 防衛省が、外務、防衛両省と在日米軍などでつくる日米合同委員会が24日、航空自衛隊の新田原基地築城基地米軍用弾薬庫などを新たに整備することで合意したと発表した。 整備費は日本が全額を負担する。
 今回の合意は、2006年に日米合意した在日米軍再編に関するロードマップに基づく。
2018.10.24 Jane's Defence Weekly US NAVSRA assumes ship maintenance and repair functions for Western Pacific <1812-102408>
 米海軍装備局 (
NAVSEA) が太平洋艦隊司令官の要求に基づき、横須賀海軍工廠 (SRF-JRMC) の艦船整備任務についての再検討を始めた。 これは最近この海域で起こった艦船の衝突事故を受けたもので、SRF-JRMCは11月1日から予算計上などの行政権限を有することになる。
 SRF-JRMCが加わることでNANSEAは海外に4箇所の造船所と7箇所の補給整備基地を有することになる。
2018.10.20 NHK 新田原基地に米軍の弾薬庫や駐機場整備へ 宮崎 <1811-102002>
 政府が、有事などの緊急時に米軍の航空部隊を受け入れるため、航空自衛隊新田原基地弾薬庫などを新設する方針を地元自治体に伝えていた。 新たに整備されるのは米軍が使用する弾薬庫や駐機場などで、来年度以降、設計作業などを本格化させる見通しだという。
 新田原基地は、2006年に日米両政府が合意した在日米軍の再編に基づき、緊急時に米航空部隊を受け入れる機能が沖縄の普天間基地から移転されることになっている。
2018.08.22 毎日新聞

(Yahoo)

オスプレイ 米軍横田基地10月1日に正式配備 <1809-082206>
 政府が22日、在日米軍から16日に夏ごろに予定されていた米軍横田基地へのCV-22 Ospry 5機正式配 備日が10月1日になったと連絡があったことを明らかにした。
 沖縄県以外へのオスプレイの配備は初めてで、米軍は今後数年間で10機を配備する方針である。
2018.08.09 Stars & Stripes USS Wasp strike group departs Sasebo for patrol of Western Pacific <1809-080903>
 米海軍強襲揚陸艦Waspとドック型揚陸艦Ashlandの2隻が今週佐世保を出航し 西太平洋での哨戒任務に就いた。 1月に日本に派遣されたWaspは今年初めにF-35Bを搭載した初めての哨戒任務に就いており、今回が2度目になる。
 運用試験が行われている武装強化遠征打撃群 (Upgunned Expeditionary Strike Group) 構想には航空機31機
LCACと共に、DeweySterett駆逐艦2隻、及び沖縄駐留第31海兵遠征隊の1,600 名以上が加わり、対地戦闘だけでなく対潜/対艦戦闘能力も持つ。
2018.06.06 中央日報

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米無人偵察機がグアムから日本へ、シンガポール会談後の北核監視用? <1807-060601>
 東亜日報が6日、米空軍のGlobal Hawkの一部がグアムのアンダーセン基地から三沢基地に移動 したと報じた。 東亜日報によると、Global Hawkは1日に三沢基地に到着し任務準備態勢に入った。 何機が到着したかは公開されていない。
 米軍は、2014年以来グアム地域の天候が悪化する時期にGlobal Hawkを一時的に在日米軍基地に移動してきたと説明して いる。
2018.05.22 産経新聞

(Yahoo)

イージス駆逐艦「ミリアス」が横須賀入港 過去最大の14隻態勢に <1806-052204>
 米海軍の駆逐艦Miliusが22日に横須賀基地に配備のため入港した。 これで横須賀を 事実上の母港とする艦船は空母Ronald Reaganを含め過去最多の14隻となった。
 横須賀配備の14隻のうち1隻は、昨年6月に伊豆半島沖で衝突事故を起こし、米国で修理中である。
2018.05.30 産経新聞

(Yahoo)

米軍 F22 嘉手納に暫定配備 4年ぶり、14機 米朝会談前に北に圧力か <1806-053001>
 米空軍が30日にF-22を嘉手納基地に暫定配備した。配備されるF-22は14機で、30日は10機が到着し残りも近く飛来する。  2014年4月以来約4年ぶりで、配備期間は1ヵ月間を予定しているという。
 防衛省によると前回の暫定配備は2014年1~4月に行われた。 今年2~3月も嘉手納基地に飛来したが、米軍は暫定配備とは説明していなかった。
 一方昨年11月以降、嘉手納基地に12機を暫定配備していたF-35Aは今月上旬までにユタ州のHill AFBに帰投 している。
2018.05.15 Stars & Stripes USS Milius enters 7th Fleet waters en route to new Pacific homeport <1806-051506>
 新たな母港となる横須賀を目指しSan Diegoを出港した駆逐艦Miliusが14日に第7艦隊の海域に入った。
 MiliusAegis Baseline 9を装備している。
2018.04.18 Stars & Stripes USS Milius to boost 7th Fleet's destroyer numbers in late May <1805-041810>
 米海軍の駆逐艦Miliusが20日に横須賀に向けSan Diegoを出航する。 横須賀には5月下旬に到着し第7艦隊に配属 される。 第7艦隊は昨年起きた2件の駆逐艦の衝突事故で2隻が不足している。
 Miliusは昨年日本に派遣される計画であったが、海軍は7月にAegis Baselinae 9への改修のため遅れると発表していた。 第7艦隊では駆 逐艦BarryBenfold2隻が既にAegis Baselinae 9を実装している。
【註】
 Aegis Baselinae 9はAegis Weapon Systemの最新型でAegis BMD 5が実装されSM-3 Block ⅡAの射撃ができる。
2018.04.11 Jane's Defence Weekly US proceeds with V-22 deployment to Japan <1806-041106>
 米空軍特殊部隊CV-22 Osprey 5機が4月5日に横田基地に飛来した。 CV-22の横田配備は 4QFY17に計画されていたが、2017年3月にFY20に延期されていた。 CV-22の横田配備は最終的に10機になるという。
 一方The Japan Newsが4月1日、米海軍がF-35C最初の実戦展開を日本で行う計画であると報じた。
2018.04.09 Aviation Week & ST Will the U.S. Navy's F-35 be ready on time? <1806-040901>
 艦載型F-35であるF-35C2019年
IOCになり、2021年にCarl Vinson に搭載されて戦闘展開すると見られる。
2018.04.03 Stars & Stripes Navy confirms plan to deploy F-35Cs to Japan after 2021 <1805-040303>
 在日米海軍の報道官が今週、米海軍2021年以降にF-35CをRonald Reagan
CSG所属の第5艦載航空団 (CAG5) に配備することを明らかにした。
 CAG5は先週、海軍厚木航空基地から海兵隊岩国航空基地へ移駐している。
2018.04.03 Stars & Stripes Ospreys to arrive at Yokota this week, 2 years ahead of schedule <1805-040302>
 米空軍が3日、CV-22 Osprey 5機が今週後半に横田基地に飛来すると発表した。 これらは 特殊部隊飛行隊に属する10機の先遣隊で、2020年配備予定であったのが繰り上 げ配備された。 残りの人員は今後数週間で移動を完了する。
 Ospreyの配備に伴い横田基地は残りの人員は1,100名が増員され11,500名になる。
2018.03.31 NHK 岩国基地 艦載機移転完了 東アジア最大規模の米軍航空基地に <1804-033102>
 米空母艦載機部隊は、在日米軍の再編計画に基づき、昨年8月以降、段階的に厚木基地から岩国基地に移転を進めてきたが、29日から30日にかけて F/A-18 12機が岩国基地に到着した。 中国四国防衛局によると、31日に米側から艦載機の移転は30日に完了したという連絡が入ったという。
 これで岩国基地は、配備機数が120機とこれまでの二倍になり、数では東アジア最大規模の米軍の航空基地となった。 米軍は今後、厚木基地に ある司令部を岩国基地に移すことにしている。
2018.03.20 Stars & Stripes USS Wasp heads out on patrol after wrapping up 'ready-for-sea assessment' <1804-032004>
 全長844ftの飛行甲板を持ちF-35Bを搭載するミニ空母と呼ばれている米海軍強襲揚陸艦Waspを中心とした打撃群 が19日に沖縄を出航し任務に就いた。
 打撃群はWaspを中心に駆逐艦Dewey、ドック型揚陸艦Ashland、揚陸輸送艦 Green Bayで構成され、沖縄駐留第31海兵遠征隊の2,300名以上と、岩国駐留の第121攻撃戦闘飛行隊が乗艦 している。
2018.03.14 Jane's Defence Weekly .... while US Marine Corps prepares for F-35B maiden operational embarkation <1805-031407>
 米海兵隊が強襲揚陸艦WaspでF-35B初の艦載行動能力獲得準備の最終段階に入っている。
 最終準備は3月5日に在日米軍のVFMA 121飛行隊からのF-35BがWaspに着艦して始められた。 Waspには第31海兵 遠征隊 (
MEU) が乗艦しており、来週には乗艦している第11水陸両用戦飛行隊と共にWasp ARGを構成 してインド太平洋での任務に就く。
2018.03.05 Janae's 360 USMC prepares for F-35B maiden operational embarkation <1804-030506>
 米海軍強襲揚陸艦LHD-1 Waspは5日にF-35Bを収納して、F-35Bを搭載してのoperationalにな る準備が最終段階に入った。
 Wasp水陸両用戦群は第11揚陸戦隊として第31海兵遠征隊の隷下に入る。
2018.02.08 Yahoo 時事通信記事

「米海軍、新『打撃群』編成へ=北朝鮮や中国をけん制―イージス艦2隻追加派遣」

<1803-020801>
 米海軍が今月にも、佐世保基地を母港とする強襲揚陸艦Waspを中心とする新たな打撃群を編成する。 F-35 を搭載する強襲揚陸艦に複数の駆逐艦を組み合わせることで空母打撃群に近い能力を持たせた強化型遠征打撃群の編成は初めてで、4月に開催 される米韓共同演習 "Fall Eagle" にも参加するとみられる。
 米軍筋によると、第3艦隊所属の駆逐艦2隻が6日にサンディエゴを出港しており、2月中に日本に到着してWaspを中心に5隻から成る 打撃群を形成する。
2018.01.16 Defense News US warship arrives in Japan <91802-011603>
 米第7艦隊の水陸両用船団Task Force 76の旗艦としてBonhomme Rchardと交代する強襲揚陸艦Wasp が、14日に母港となる佐世保に入港した。 Task Force 76は米海軍唯一の前方配置打撃群(Foward-Deployed Expenditionary Strike Group)である。
 Waspは8月から沖縄駐留の第31海兵遠征隊と、岩国に駐留するF-35Bを装備した VMFA 121飛行隊と共同で哨戒任務に就く。
【註】
 Waspに乗り込んだ海兵隊攻撃飛行隊が1月9日にVMFA 211と報じられたがVMFA 121の間違いであることが明らかになった。
【関連記事:1802-010905 (MT 2018.01.09)】
2018.01.09 Military Times First F-35Bs to deploy with 13th MEU <1802-010905>
 米海兵隊が9日、アリゾナ州Yuma海兵航空基地の海兵攻撃飛行隊VMFA 211所属のF-35B 第13遠征隊(
MEU)の強襲強襲揚陸艦Waspに搭載した訓練を開始することを明らかにした。  F-35Bの実艦に搭載した訓練は米海兵隊にとって初めてである。
【註】
 強襲揚陸艦Waspは昨年から第7艦隊の所属になり佐世保を母港にしている。
【関連記事:1702-011805 (DN 2017.01.18)】
 これに対し昨年から岩国に配置されているF-35B部隊は、VMFA 211と同じYuma基地所属のVMFA 121で、Wasp艦上における訓練はVMFA 211が行うということ は、新たに別の飛行隊が岩国に派遣されたと言うことか。
【関連記事:1712-111605 (S&S 2017.11.16)】