2007年のミサイル防衛(国内)に関する報道

年 月 日
出   典
標     題
要         旨
2007.12.24 Aviation Week & ST Japan tests Aegis ABM ststem <0802-122402>
 海上自衛隊の こんごうが、12月17日に No Dong を模擬した標的の迎撃に成功した。 この結果、11月に東京に配備された PAC-3 発射機2基 と共に、BMD の多層システムを整えることになった。
 この試験では UP-3C に搭載された AIRBOSS も二度目となる目標の捕捉追随に成功した。 AIRBOSS はブースト段階の目標を捕捉追随する IR 装置で、標的には SM-3 を使用した。
2007.12.20 Yahoo 毎日新聞記事

「PAC3 初の迎撃実験へ、財・・・」

<0801-122001>
 防衛省は20日、来年秋をめどに WSMR で PAC-3 初の迎撃実験を行うための経費として、同日内示された来 年度予算財務省原案に約10億円が計上されたことを明らかにした。
2007.12.19 防衛省技本 HP AIRBOSS ミサイル標的の探知・追尾に2度目の成功・・・ <0801-121901>
 技術研究本部電子装備研究所が、日本時間の18日未明、Kauai 島沖で実施された護衛艦 (i>こんごう による SM-3 発射試験に併 せて、AIRBOSS (Advanced IR Ballisitic Missile Observation Sensor System) を搭載した UP-3C の性能確 認試験を実施し、標的ミサイル標的を捜索、探知、追尾することに成功した。
2007.12.18 Yahoo 時事通信記事

「海自イージス艦、SM3 発射・・・」

<0801-121801>
 防衛省は18日、こんごう がハワイ沖で17日午後(日本時間18日午前)に SM-3 の発射試験を実施、 迎撃に成功したと発表した。 SM-3 の搭載及び、発射は米国以外では初めてになる。
 SM-3 は標的ミサイルを大気圏外で迎撃した。
2007.12.17 MDA Link Japan/U.S. missile defense flight test successful <0801-121701>
 17日にハワイ Kauai 島沖で海上自衛隊の DDG-173 こんごう による迎撃試験 (JFTM-1) が行われ、 標的ミサイルの撃墜に成功した。 これは米国以外の国による初の迎撃である。
 標的は現地時間の12:05に発射され、12:08に こんごうSM-3 Block TA を発射した。 その約 3分後に SM-3 Block TA は、太平洋上約100nm上空で標的を撃墜した。
2007.12 Jane's Missile & Rockets Japan sees potential in US Airborne laser <0802-120011>
 Boeing社の ABL 担当副社長によると、日本政府が ABL に強い関心を示している。 日米政府間の公式な話し合いは行われていないが、Boeing社 は日本の企業や技術が将来 ABL 計画に参加する方策について、三菱重工と2年間にわたる検討を行ってきており、近く結 論が出る。
2007.11.29 Yahoo 毎日新聞記事

「迎撃ミサイル発射装置装備・・・」

<0723-112902>
 PAC-3 の発射装置を装備した特殊車両が29日、習志野分屯基地に配備された。 3月の入間基地に続く配備で、来年1月にはレーダなど を含む装備一式の配備を完了する。
 今後、来年3月までに武山、霞ケ浦の両分屯基地に配備し、2011年3月までに東海地方や九州北部への配備が 順次進められる。
2007.11.29 Yahoo 時事通信記事

「PAC3、習志野基地にも配備・・・」

<0723-112901>
 PAC-3 の発射装置が29日早朝、習志野分屯基地に配備された。 3月の入間基地に続き2ヶ 所目で、来年1月までにレーダや管制装置など構成するすべての機材が搬入される。
 PAC-3 は SM-3 が弾道ミサイルを撃ち漏らした際に地上から迎撃する最終段階のミサイルで、半径約20kmの範囲 で防護が可能だ。
2007.11.27 Yahoo 時事通信記事

「射程2000キロのミサイル開・・・」

<0723-112701>
 イランのナッジャル国防軍需相が27日、射程2,000kmの新型弾道ミサイル「アシュラ 」を開発したと発表した。
 イランは9月にも射程1,800kmの Ghadr の開発を発表したほか、イスラエル攻撃が可能な射程1,300kmとされ る Shahab 3 を保有している。
2007.11.25 Yahoo 読売新聞記事

「ミサイル防衛、来月から訓練・・・」

<0723-112501>
 防衛省は、PAC-3 の移動展開訓練を、新宿御苑や市ヶ谷駐屯地など都内約10ヶ所の公園や 施設で12月から実施する。
2007.11.16 MDA HP Japanese destroyer successfully completed tracking exercise <0723-111602>
 15日にハワイの PMRF で こんごう が、Kauai 島から発射された標的ミサイルを捕捉追随し、SM-3 Block TA の模擬発射に成功した。 これは来月に予定されている迎撃試験に備えた訓練で、こんごう は先週行われた Lake Erie による迎撃試験でも、目標の捕捉追随に成功している。
2007.11.12 Aviation Week & ST Sea-Based missile intercepts <0724-111204>
 MDA は11月6日に Lake Erie による迎撃試験を行い、2発の標的を2発の SM-3 Block 1A により高度 100nmの太平洋上で同時に破壊した。
 今回の試験には こんごう が参加し、2発の標的を捕捉追随し、模擬迎撃戦闘を行った。
2007.11.08 Yahoo 時事通信記事

「連続ミサイル迎撃実験に成・・・」

<0722-110801>
 米 MDA が7日、ハワイ沖で6日夜に SMD の迎撃実験に成功したと発表した。 今回は2発 の標的を2分間隔で迎撃した。 SMD の実験成功は通算で11回となった。
 今回の実験には、12月に米軍との合同迎撃実験を予定している海上自衛隊の こんごう も参加して 標的の追跡などを行った。
2007.11.06 MDA HP Sea-based Missile Defense "hit to kill" intercept achieved <0722-110601>
 SMD FTM-13 (Flight Test Standard Missile-13) が6日に行われ、Lake Erie から発射された2発の SM-3 Block TA が2発の非分離型標的を高度100nm以上の大気圏外で迎撃した。 Lake Erie 3.6 Aegis BMD weapon system を装備している。
 この試験には年末に迎撃試験を予定している 3.6 Aegis BMD を装備している こんごう も事前訓練 として参加し、標的の捕捉追随を行った。
2007.11 International Defence Review Japan sees potential for Airborne Laser <0722-110002>
 Boeing社首脳が9月25日に、日本政府が ABL に強い関心を持っていると語った。 但し、日米政府間で ABL 導入に関する話し合いは公式には行われていない
 ABL の射統装置による試験は成功裏に完了したが、次の段階では高出力レーザ装置を分解して Boeing 747-400F に搭載して組立て、 再び発振できるようにしなければならず、技術的に課題が残されている。
2007.09.03 Aviation Week & ST Shifts in strategy <0719-090315>
 日本政府は、ミサイル防衛能力を2006年以降急速に高めており、米国と共同の BMD 戦略を進めている。 北朝鮮からの 弾道ミサイル対処は10分以内、中国からの CM 及び戦闘機には数十分以内に対処する必要がある。 こ のため防衛省と米軍は、航空総隊司令部を横田基地に移設し、共同航空作戦センタ (BAOCC) を新たに設置する。
 BAOCC では航空作戦に加え BMD と CMD を指揮統制し、CM 捕捉能力を高めた改善型 AWACS UP-3 が海上を超低空接近する目標情報を収集する。 UP-3 には弾道ミサイルを監視する AirBoss (Advanced Infrared Ballistic-missile Observation Sensor System) を搭載する。
 しかしながら昨年配備を開始した PAC-3 は完全な任務遂行能力発揮には至っていない。 これは射撃制御ユ ニット相互の通信リンクに使用する周波数帯が携帯電話と競合するため使用許可が下りないためで、米側は周 波数の早期割り当てを強く求めているが日本側の対応は鈍い。
2007.08.31 Yahoo 時事通信記事

「晴海、代々木への展開検討・・・」

<0717-083101>
 防衛省が、日本に向かう弾道ミサイルから首都機能を防護するための PAC-3 部隊展開場所として、 晴海ふ頭公園を検討していることが30日、明らかになった。 明治公園代々木公園も候補地に想定している。
2007.08.30 Yahoo 読売新聞記事

「ミサイル防衛、都心で展開・・・」

<0717-083001>
 防衛省は29日、入間基地に配備した PAC-3 を都内に移動させる初めての展開訓練を9月中 旬に実施する方針を固めた。
 東京の中心部を狙う弾道ミサイルを迎撃することを想定し、PAC-3 を市ヶ谷駐屯地など複数の場所に展開し 、ミサイル発射の支障となる建物の有無やレーダ基地との通信環境を確認する。
2007.08.20 Defense News Aegis on 2nd Japanese ship <0718-082015>
 Lockheed Martin社が海上自衛隊の護衛艦 ちょうかい に Aegis MDS を装備する契約を$33Mで受注した。 ちょうかい は、こんごう に次ぐ二番目の Aegis 護衛艦になる。
 最近改修を終えた こんごう初めてのミサイル発射試験を今年中に行う計画である。
2008.08.13 Inside the Army< Sale to Japan,Spain show continued interest in Aegis Combat System <0718-081321>
 Lockheed Martin社は8月3日に海上自衛隊の護衛艦 ちょうかい に Aegis BMD を装備する契約を $33Mで受注した。  ちょうかいこんごう に次いで二隻目の Aegis BMD 護衛艦となる。 こんごう年末に 初のミサイル迎撃試験を行う。
 また DoD は8月7日にスペインと総額$780Mにのぼる Aegis BMD 輸出の協議を進め ていることを明らかにした。
2007.07.16 Aviation Week & ST Patriot put-off <0716-071605>
 日本政府は、アジアでの弾道ミサイル及び巡航ミサイルの脅威が増大しているとして、一年前に PAC-3 を導 入しているが、未だ任務の遂行能力が整ったと公表していない。
 原因は各地に配置する射撃隊の統合通信リンクが未完成な状態にあるためで、米側が提案する無線周波数が民 間が使用する頻度の高い帯域であるとして省内の無線機発注が遅れていることによる。
2007.07.10 Yahoo 時事通信記事

「ミサイル訓練、米軍公表で・・・」

<0714-071002>
 弾道ミサイル防衛に絡み、防衛省がこれまで公表していなかった日米合同訓練の内容を、米軍がホームページに掲載 していたことが10日に分かった。
 発射後の軌道を把握して首相官邸に1分で報告できたと書かれており、同省は『時間は計測していない。 そ もそも、なぜ公表したのか』と困惑顔だ。
2007.07.10 Yahoo 読売新聞記事

「ミサイル防衛で日米共同訓・・・」

<0714-071001>
 防衛省は10日、日米共同ミサイル対処訓練を日本近海で6日に実施したことを明らかにした。 昨年9月以来 5回目の訓練となるという。
 訓練はデータ交換を通じて日米の情報共有手段の確認を行うもので、海上自衛隊の Aegis 艦や航空自衛隊の AWACS 、米海軍の Aegis 艦などが参加した。 米海軍側によると、情報伝達に要した時間は約1分だった。
2007.06.09 Yahoo 時事通信記事

「SM-3、日本に9基売却へ ・・・」

<0712-060901>
 米国防総省は8日、SM-3 9基と関連装備を、$475Mで日本に売却する計画を議会に通 知した。
2007.06.05 Yahoo 読売新聞記事

「日米 MD に豪が協力検討、・・・」

<0712-060501>
 ネルソン豪国防相が5日、日米の MD 開発に豪州が参画を検討していることを明らかにした。 ネルソン国 防相は、建造予定の駆逐艦3隻に弾道ミサイル迎撃システムの搭載を検討していると述べた。
 また同国防相は、北朝鮮のミサイルについて、理論的には豪州本土まで達する能力があると述べ、北朝鮮のミサイル 開発が豪州にも直接脅威をもたらすとの認識を示した。
2007.06 Jane's Missiles & Rockets Japan plans to test Raytheon Standard Missile-3 <0713-060015>
 MDA長官が3月27日に上院軍事委員会で、海上自衛隊年末弾頭 分離型 MRBM を模した標的に対する SM-3 Block TA による迎撃試験を行うと証言した。 また二回目 の試験は2008年に実施される。
 更に長射程で高威力の SM-3 Block UA の開発も日米間で進められており、米国はFY-08に$74Mを支出 する。
2007.05.28 Aviation Week & ST ABM cooperation <0712-052804>
 日豪両国は3月に相互安全保障に関する合意文書を締結した。  豪州は日米が進めるミサイル防衛研究にも参加する方針とみられるが、米国の GMD システムを国内に配備する意図はない。
 一方で、豪政府は少なくとも3隻装備する Aegis 艦に SM-3 を装備する検討を行っているが、統合ミサイル 防衛研究への参加意志はいまのところ明らかにされていない。
2007.05.17 Yahoo 毎日新聞記事

「ABL 開発研究に前向き発言・・・」

<0711-051701>
 久間章生防衛相は17日の参院外交防衛委員会で、弾道ミサイルが発射された直後に迎撃を行う航空機搭載レーザ (ABL) について、技術的研究はやぶさかではないと述べ、研究に前向きな考えを示した。
2007.05.13 Yahoo 毎日新聞記事

「高出力レーザー兵器開発に・・・」

<0710-051301>
 防衛省は12日、ミサイル迎撃のための高出力レーザ兵器の研究開発に来年度から着手 する方針を決め、来年度予算の概算要求に盛り込む方針である。
 まずは本土防衛に直結する地上配備型レーザの研究開発を目指すが、将来は航空機搭載型 についても検討する。
2007.05.07 Inside the Army Japan,U.S.move to intelligence sharing on Missile Defense <0713-050707>
 5月1日にワシントンで開催した日米安全保障協議委員会 (2プラス2) で、ミサイル防衛に関する情報共有の 充実と秘密保全の強化に向けた GSOMIA (General Security of Military Information Agreement) の締結等が 議題となり、会議後共同発表文書を公表した。
2007.04.27 Yahoo 産経新聞記事

「来月2プラス2、日米で防空・・・」

<0709-042701>
 日米両政府は5月1日のワシントンでの日米安全保障協議委員会(2プラス2)で、ミサイル防衛システム整備の一環として 防空情報共有システムの構築で合意する。 将来は NORAD の東アジア版を目指す。
 日本は憲法で米軍との武力行使の一体化が禁じられているため同様の司令部は作れないが、情報共有を一層進めることで日米同盟を強 化する。
2007.04.09 Aviation Week & ST Minding missiles <0709-040901>
 読売新聞によると、1月末から2月初めに行われた日米共同演習 Keen Edge で、北鮮から数 日間に約150発のミサイルが日本に撃ち込まれた場合、そのうち約10%が着弾するとのシミュレーション 結果が明らかになった。
 報道ではシミュレーションに使用した MD システムの種類は明らかにされていない。
2007.03.30 Yahoo 時事通信記事

PAC-3 自衛隊初配備、弾道・・・

<0707-033001>
 PAC-3 が30日午前5時13分に入間基地に搬入された。 防衛省は昨年の北朝鮮の弾道ミサイル発射を受けて 、同基地への配備を前倒しした。
 同省の計画では、2010年度末までに首都圏から中部、近畿、九州まで空自の計11基地に PAC-3 を配備する 。
2007.03.28 Yahoo 毎日新聞記事

海上配備型の発射実験実施・・・

<0707-032803>
 米 MDA が27日に下院軍事委員会戦略軍小委員会に提出した書面証言で、日本が SM-3 の発射実験を今年末に実施 すると明らかにした。
 実験では海上自衛隊の こんごう 装備の SM-3 が中距離弾道弾から分離された弾頭を迎撃する。  こんごう には今年後半に SM-3 が配備される予定である。
2007.03.27 東京新聞

インターネット

テポドン2号迎撃目指す、日米・・・ <0707-032702>
 米国防総省高官が26日までに、日米両政府が共同開発する次世代海上配備型迎撃ミサイル (SM-3) について、射程1,000kmを超えるあらゆる弾道ミサイルの迎撃能力の 獲得が目標と述べ、北朝鮮の Taepo Dong 2 や中国の長距離ミサイルの迎撃を目指す考えを示した。
2007.03.23 Yahoo 毎日新聞記事

「『緊急対処要領』決定、政府・・・」

<0707-032301>
 政府は23日の閣議で、今月末に入間基地に PAC-3 が配備されるのを前に、ミサイル防衛 (MD) システム を運用の「緊急対処要領」を決定した。
 自衛隊法は MD について
 @ 他国が日本に向けてミサイルを発射する意思が明確な場合
 A ミサイルが日本に飛来するおそれがある場合
としているが、 緊急対処要領ではミサイルが発射準備段階などで日本に飛来するおそれがあるとまでは認められな い場合でも、防衛相があらかじめ命令を発しておくことを可能にしている。
 政府は今年度から PAC-3 を、来年度から SM-3 を、それぞれ2010年度までに順次導入する計画である。
2007.03.22 Yahoo 産経新聞記事

「皇居前広場で PAC-3 展開・・・」

<0707-032202>
 防衛省が PAC-3 の緊急時の展開場所として、自衛隊駐屯地のほかに 皇居前広場や日比谷公園など都心の国有地や都有地の使用を検討していることが21日、明らかになった。
 空自関係者によると、展開期間が数ヶ月にわたることもあり得ることから、土地の借り上げ手続きや土地使用料を必要としない市ケ谷 駐屯地や練馬駐屯地のグラウンドを最優先で使用する。
2007.03.15 朝雲新聞

インターネット

三沢に米 JTAGS、地元に配備・・・ <0707-031501>
 米軍が弾道ミサイル防衛の情報処理システム JTAGS(統合戦術地上基地)を今年夏にも三 沢基地に配備を計画していることについて、外務省と防衛施設庁は3月1日に地元三沢市長に計画概要などを説明した。
 JTAGS は早期警戒衛星から弾道ミサイルの発射データを受信し処理配信するシステムで、処理装置を搭載し た車両と3基のアンテナで構成される。
2007.03.08 Yahoo 読売新聞記事

「PAC-3 の運用可能に、緊急・・・」

<0706-030802>
 3月末に入間基地に配備される PAC-3 運用の緊急対処要領が7日に明らかになった。 政府は来週にも閣議 決定する予定だ。 弾道ミサイル迎撃は2005年の自衛隊法改正で、防衛相が緊急対処要領を作成し、首相の承 認を受けた上で自衛隊に対しあらかじめ破壊措置を命令することになっていた。
 同要領では破壊措置の命令を発する状況には、人工衛星打ち上げ用ロケットが事故などにより落下する場合も含み、日本に飛来する ことを確認した段階で破壊するとしている。
2007.01.31 Yahoo 朝鮮日報記事

「米日共同開発ミサイル SM3・・・」

<0703-013101>
 共同通信が30日報じたところによると、米国と日本が共同開発を進めている次世代 SM-3 を2015年をめどに実用化 する計画であると、MDA のオライリー副局長が話した。
2007.01.17 Inside mMissile Defense U.S.-Japan pact on last Aegis BMD purchase expected by this summer <0705-011701>
 海上自衛隊で、こんごう型護衛艦の4隻目である きりしま への Aegis BMD 搭載の FMS 契約が、今年の春から夏にかけて行わ れる模様である。
 日米両国はまた SM-3 Block U の共同開発を行っており、2006年3月に日本が設計したノーズコーンを 搭載したミサイルによる発射試験が行われ成果を得ている。
2007.01.10 Jane's Defence Weekly LM wins order for production of THAAD system <0703-011001>
 Lockheed Martin社が1月3日に MDA から THAAD の量産を$619Mで受注したと発表した。 受注したのは 2個 FU 分で、48発のミサイル6基の発射機2基の指揮通信装置である。
 THAAD は1990年代後半に計画中止の危機に見舞われたがその後復活し、2006年には2度の迎撃試験に成功した。 THAAD は FY-09に配備が開始される。
 THAAD の輸出先としては日本が最も有力で、最近行われた日米政府間協議でもこ の問題が取り上げられている。
2007.01.08 Aviation Week & ST The US Missile Defrense Agency plans to reschedule ・・・ <0703-010802>
 MDA は12月7日の Aegis BMD 試験中止に伴う再試験を今春に予定している。 試験中止は人為的ミスによる 装置の不適切なセッティングが原因であった。
 次回試験の標的には、これまで SRBM を模擬して使用していた TTV (Target Test Vehicles) に代えて、 ARAV (Aegis Readiness Assessment Vehicle) が用いられる。
 また、日本の最初の発射試験は2007年末に計画されている。
2007.01.04 朝雲新聞

インターネット

技本 MD 研究、弾頭の軌道修・・・ <0703-010402>
 技本は弾道ミサイル防衛用誘導弾技術研究のうち、キネティック弾頭の軌道修正姿勢制御装置 DACS (Divert and Attitude Control System)の性能確認試験を10月11日から12月22日まで土浦試験場で実施 した。
 試験では模擬キネティック弾頭部の四周にガスによる推力装置を組み込み、プログラミングによる弾頭部の空中静止や高精度の姿勢 制御といった DACS の原理実証を行い成功した。