2017年のイスラエル情勢に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2017.12.29 日経新聞

インターネット

ガザからロケット弾 イスラエル軍が報復攻撃 <1801-122902>
 イスラエル軍によると29日、パレスチナ自治区ガザからイスラエルに向けてロケット弾が少なくとも 3発発射されたが、うち2発をIron Dome撃墜し残りの1発はイスラエル南部に着弾し 建物に被害が出た。
 イスラエル軍はガザのハマス関連施設に戦車などで報復攻撃を実施した。 負傷者は確認されていない。
2017.12.25 Aviation Week & ST Israel girds up <1802-122503>
= イスラエルの国防予算に関する記事 =
 イスラエルはGDPの5.7%を越える国防支出の他、米国から毎年数十億㌦の軍事支援を受けており、その支援額は今 後10年間で$38Bを越える。
2017.12.13 Jane's Defence Weekly Israel declares its F-35s to be operational <1802-121302>
 イスラエル空軍が12月6日、F-35I Adirのoperationalを宣言した。 F-35I最初の 2機は2016年12月12日に納入されていた。
 イスラエルは既に50機を発注しているが、最終的にはF-35Bを含む75~100機を装備すると見られる。
2017.12.06 Yahoo 時事通信記事

「米、エルサレム首都認定=トランプ大統領が宣言へ―中東和平仲介、困難に」

<1801-120602>
 トランプ米大統領が6日、エルサレムをイスラエルの首都と認定すると宣言し、商都テルアビブにある 米大使館移転を指示した。
 New York Times紙は今回の決定について、外交的な計算でなく、公約によって突き動かされたと指摘している。 ただ、実際に大使館が移転するには数年かかる (米当局者)とみられ、当面はテルアビブにとどまるとみられる。
2017.11.27 Defense News Israel declares operational capability for sea-based Iron Dome <1712-112705>
 イスラエルが27日、Iron DomeをSa'sr-5級コルベット艦に搭載した18ヶ月に及ぶ試験を完了 した。 イスラエルは現在ドイツで建造中のSa'ar-6級コルベット艦に計画の二倍数を装備する。
 艦載したIron DomeはC-Domeと呼ばれ、低空域目標のみならずP-800 Yakhont超音速
ASCMにも対処するという。 Iron Domeは2011年以来1,700発以上の迎撃に成功している。
2017.11.17 NHKニュース イスラエル軍がサウジアラビアに異例の連帯呼びかけ <1712-111702>
 イスラエル参謀総長が、サウジアラビアのメディアとのインタビューに応じた記事が16日にインター ネット上に掲載された。 この中で参謀総長は、サウジアラビアはイランに対抗するという目的を共有しておれり、イスラエルは経験や情報を共有する用 意があると述べて、サウジアラビアに向けて異例とも言える連帯を呼びかけた。
 また14日には、レバノンの新聞がサウジアラビア政府内部の機密文書を入手した内容として、サウジアラビアとイスラエルは協力してイランの脅威に対抗 し、経済制裁を強化するようアメリカなどに働きかけることで一致していると報じている。
2017.10.26 Yahoo ロイタ通信記事

「イランに軍事力行使も、核保有を阻止=イスラエル諜報相」

<1711-102602>
 来日中のイスラエルのカッツ諜報相がロイタとのインタビューで26日、イランの核保有を阻止 するために必要であれば軍事力の行使も辞さない考えを示した。
 同相は、トランプ米大統領が主導する国際的な努力が、イランの核能力保有を止められないならば、イスラエルは単独で軍事行動を起こすとしたうえで、イランが 核を保有できないよう核合意を見直すことは可能だと述べた。
2017.10.25 Jane's Defence Weekly Syrian SAM engages Israeli aircraft over Lebanon <1712-102515>
 イスラエル国防省が16日、レバノン上空を飛行するイスラエル軍戦闘機に対しシリアがSA-5 (S-200)長距離SAM 1発を発射したと発表した。 イスラエル機に被害はなく、イスラエル機はSAMを発射 したダマスカスから50km離れた中隊に対し報復攻撃を行ったという。
 これに対しシリア国営のSANA通信は、同日08:51にレバノンのBaalbek近くで同国防空部隊が空域を侵犯したイスラエル機に命中させたと報じた。
Baalbek の位置 (Google Map)】
 一方レバノン軍は、イスラエルの航空機2機が08:40に南部海岸のAl-Naqueahから領空内に侵入し、35分後にTripoli近くで領空から抜けたと発表したが、撃墜の有 無については明らかにしていない。
2017.10.18 Jane's 360 Syrian SAM engages Israeli aircraft over Lebanon <1711-101804>
 イスラエル国防省が16日、レバノン上空を飛行するイスラエル軍戦闘機に対しシリアがSA-5 (S-200)長距離SAM 1発を発射したと発表した。 イスラエル機に被害はなく、イスラエル機はSAMを発射 したダマスカスから50km離れた中隊に対し報復攻撃を行ったという。
 これに対しシリア国営のSANA通信は、同日08:51にレバノンのBaalbek近くで同国防空部隊が空域を侵犯したイスラエル機に命中させたと報じた。
Baalbek の位置 (Google Map)】
2017.09.27 Jane's Defence Weekly Israel announces first permanet US military facility <1712-092708>
 イスラエル軍か9月18日、イスラエル国内初の恒久的な米軍施設が同国南部に開設されたと発表した。
 在欧米陸軍広報官によると、この施設はCamp Bislaに隣接する要域防空学校内に開設されたが米軍基地ではなく、在欧 米軍第13 BMD大隊から数十名が派遣されるという。
Camp Bisla の位置 (Google Map)】
2017.09.18 Stars & Stripes Israel and US open first American military base in Israel <1710-091804>
 イスラエルと米国が18日、イスラエル国内に初の米軍基地を開設した式典を行った。 この基地はイスラエルのBMDを 補強するもので、数十名の米部隊が駐留する。
【註】
 イスラエルには既に米陸軍がAN/TPY-2レーダを展開させており、今回の基地開設は形式的なものではないか。
2017.09.13 Jane's Defence Weekly Israel targets Syrian weapon factory <1711-091301>
 イスラエル軍機がシリアの兵器工場を空爆した模様である。 シリア軍によると現地時間で9月7日02:42にイ スラエル機がレバノン上空からシリアHamah県Masyaf近郊の軍事施設に対して数発を撃 ち込んだ。
Masyaf の位置 (Google Map)】
 しかしながらMasyafには7月6日にイスラエル製Heron UAVを撃墜したロシア軍のPantsyr-S1が少なくとも1両はいたはずである。
2017.09.13 Yahoo 時事通信記事

「『クルド人国家』支持=イスラエル首相」

<1710-091306>
 ロイター通信が13日、イスラエルのネタニヤフ首相がイラク北部クルド人自治区で25日に予定される独立の是非を問う住民投票を控え、 クルド人の独立国家建設を支持する立場を明らかにしたと報じた。
 イラクの議会は12日、クルド人議員が採決を欠席するなか、住民投票延期を求める決議を採択した。 クルド人を国内に多く抱えるトルコや米 国なども投票延期を訴えているが、クルド自治政府のバルザニ議長は13日に自らの運命を自ら決める時が来たと投票を強行する考 えを強調している。
2017.09.07 Stars & Stripes Israel strikes deep in Syria, said to hit military facility <1710-090705>
 シリア軍が、イスラエルの戦闘機がシリア西部で地中海近くの都市Masyafを空爆しシリア兵2名が死亡したと 発表した。 シリア軍によると、イスラエル機はレバノン上空からミサイルで攻撃したという。
Masyaf の位置 (Google Map)】
 報道によるとMasyafにはシリア軍の化学兵器関連施設があるという。
2017.08.02 Defense News Israel begins concept work on Arrow-4 defender <1709-080209>
 イスラエルが将来の複雑化したBM脅威に対処するためArrow 4開発の初期段階を開始した。
 予想される将来脅威とは、BMの斉射子弾や複数弾頭搭載弾などで、IAI社の担当責任者はArrow 4について述 べるのはまだ早すぎるとしている。
2017.07.26 Jane's Defence Weekly Dangrous neighnours <1709-072612>

= ISISの活動により再び緊張しているゴラン高原に関する6頁の記事 =
 
2017.07.05 Yahoo 時事通信記事

「防衛、宇宙開発で合意=印・イスラエル首脳会談」

<1708-070506>
 イスラエルを訪問中のインドのモディ首相が5日にネタニヤフ首相と会談し、宇宙・防衛 分野、農業など幅広い分野での協力を進めるための合意に署名した。
 両国の技術協力促進に向けた$40Mの基金設立も含まれている。
2017.06.25 Stars & Stripes Israel strikes targets in Syria for second day <1707-062503>
 イスラエルがゴラン高原をシリアから砲撃された数日後の25日、シリア軍に対し一連の攻撃の2日目を行った。  目標となったのはシリア軍の砲兵陣地2ヵ所弾薬輸送車1両であった。
 これとは別にシリア政府軍を支援しているヒズボラの輸送車列に対して空爆を行った模様である。
2017.06.20 Defense Update Israel tests sea-launched LORA missile <1707-062006>
 イスラエルIAI社が、
LORA TBM艦上発射試験に成功した。
 LORAは射程400kmで誤差10m以内の性能を持つ。
艦上発射試験の映像 (YouTube)】
2017.06.07 Jane's Defence Weekly Saar 4.5 upgrade: Israel looks to technologically aligned fleet <1707-060711>
 イスラエル洋上ガス田に対する脅威が、ロシア製
YakhontやUAV、イラン製誘導ロケット弾などと増大するのに伴い、イスラエル海軍はSaar 4.5 Hetz級コルベット艦に次ぐ Saar 5級を装備しており、更にSaar 6級4隻も2019年から装備する。
ELM-2258 ALPHAレーダ及びBarak 1/8
 Saar 4.5級全10隻とSaar 5級の最初の2隻に装備
ELM-2248 MF-STARレーダ及びC-Domeの装備
 C-DomeはIron Domeの艦載型で、2016年にSaar 5級3番艦Lahavのヘリ甲板からの発射試験に成功。
 Saar 5級の一部ととSaar 6級に装備。 Saar 4.5級には搭載不能。
2017.06.07 Jane's Defence Weekly KAI completes deliveries of FA-50PHs to the Philippines <1707-060710>
 KAI社製
FA-50PH最終2機フィリピンに納入され、計画されていた 12機が完納した。
 FA-50PH搭載用としてはRafael社Spice 250爆弾やDerby SRAAMの売り込みを行って いるほか、IAI/Elat社先進レーダを提案している。
2017.04.27 Yahoo 毎日新聞記事

「イスラエル シリアのヒズボラ武器庫をミサイル攻撃」

<1705-042701>
 アルジャジーラなどによると、イスラエル軍が27日未明にダマスカスの空港近くをミサイ ル攻撃し、レバノンのヒズボラ武器庫を破壊した。 武器庫や燃料タンクが炎上したが、人的な被害はないという。
 現場は空港から25km南西の道路沿いで、ミサイルは5発撃ち込まれた。
2017.04.12 Jane's Defence Weekly IDF officially declares David's Sling system operational <1706-041213>
 イスラエル軍が4月2日、Hatzor航空基地でDavid's Slingのoperational式典を行った。
 David's Slingは射程が40~250kmのSRBM、ロケット弾、砲弾などを撃墜するシステムで、イラン製のFajrやZelzalなどが目標になる。
2017.04.12 Jane's Defence Weekly India contracts IAI for nearly USD2 billion worth of air and missile defence systems <1706-041202>
 IAI社が4月6日、インド国防省から同社に防空BMDシステムを受注したと発表した。  受注したのは印陸軍向けのMR-SAM海軍向けのLR-SAMで、受注額は$1.6B~$2Bになると言う。
 陸軍向けのMR-SAMは現在Barak-LRと呼ばれている射程70~80kmのBarak 8で、 40個
FUとミサイル200発2023年までに納入される。
 海軍向けのLR-SAMは戦闘機に対し250km、各種水上目標に対し25kmの射程を持つ。
2017.04.02 Defense News Israel marks operational deployment of David's Sling <1705-040201>
 イスラエルで2日、David's Slingoperationalを祝う式典が行われた。
 David's Slingの将来型は、CMやUAVを撃墜するようになるという。
2017.03.29 Jane's Defence Weekly Israel shoots down Syrian surface-to-air missile with Arrow 2 interceptor <1705-032901>
 イスラエル空軍が3月17日にArrow 2でシリアのSAMを撃墜した。 これはArrow 2初の実戦 使用であると共に、SAMによるSAM撃墜の初のケースになる。
 イスラエル空軍戦闘機4機が同日02:40頃にパルミラ近くの軍事施設を攻撃するためレバノン国境を越えシリア上空 に入ったため、シリアが数発のSA-5を発射した。 このうちの1発がイスラエル領に向かったためヨルダン渓谷に警報が鳴り渡 り、イスラエル空軍がArrow 2で撃墜した。
 米軍でSA-5と呼ぶS-200システムは、発射重量が7,000kh以上で、217kgの弾頭を搭載する5V21シリーズのミサイルを使用している。
2017.03.27 Defense News Israel Navy to double Iron Dome defenses on new surface ships <1704-032702>
 現在ドイツで建造されているイスラエル海軍の新型コルベット艦Sa'ar-6には、当初計画の二倍になる 20発のIron Dome迎撃弾Tamirが搭載される。
 Sa'ar-6にはIron Domeと共にBarak-8も装備されるが、高価なBarak-8は
P-800 Yakhont超音速 ASCMなどに対処し、Iron Domeは沿岸から発射されるロケット弾に対抗する。
 Iron DomeとBarak-8には、いずれもELM-2248 Adir MFRが使われる。
2017.03.20 Defense News Israel's multilayer defense system nears completion <1704-032004>
 イスラエル空軍高官が20日、David's Sling4月上旬にoperationalになると述べた。
 David's Slingの就役によりイスラエルでは多層BMDSが完成することになる。
2017.03.20 Defense News Israel explains Arrow intercept of Syrian SAM <1704-032003>
 イスラエル空軍高官が20日、Arrowが17日にシリアのSAMであるSA-5を撃墜したことを明 らかにした。 Arrowが実際にSA-5撃墜は初めてである。
 SA-5はシリアを爆撃したイスラエル機に対し発射されたが、イスラエル側ではBMかSAMかの判定がつかないことから、その 弾道、高度などがScudと同じであったためArrowで撃墜したという。
【註】
 SA-5 (S-200)は1967年に運用が開始された射程300km、全長10.8m、発射重量7,100kgのSAMで最高速度は2,500m/sに達する。
2017.03.08 Jane's Defence Weekly India, Israel to jointly develop MR-SAM <1705-030805>
 インドとイスラエルが、インド陸軍向けの中距離SAM MR-SAMの共同開発 を行う。 MR-SAMは両国が共同開発した艦載SAMのBarak 8を元にしたもので、印陸軍は200セットの 購入を計画している。
 納入は2023年開始が予定されている。
2017.02.21 Defense News Israeli Artillery Corps poised for longer-range, improved precision strikes <1703-022104>
= イスラエル軍の長距離精密打撃砲兵火力の紹介記事 =
Predator Hawk: 全長5m、弾頭重量200kg、射程300km
Extra: 全長4m、弾頭重量120kg、射程150kmCEP<10m
Romach: 射程40kmCEP<10m、最近operational
 ExtraとRomachは共通の発射機Lynxを使用する。
2017.02.01 Jane's Defence Weekly Iseael tests more advanced David's Sling <1703-020104>
 イスラエル国防省とRafael社が1月25日、マヌーバーする目標を迎撃できる改良型David's Sling 迎撃試験に成功した。 試験はScud-B級SRBMを模擬するBlack Sparrowを標的に行われた。
 David's Skingの最初のシステムは、2016年にイスラエル空軍に配備されている。
2017.01.25 Jane's Defence Weekly Israel declares Arrow-3 operational <1703-012511>
 イスラエル国防省が1月18日に行われたArrow-3の公式引き渡し式典で、operationalを宣言した。 Arrow-3発が 迎撃試験に成功した2015年12月10日から1年後になる。
 国防省によると、Arrow-3の装備に合わせて
AWSの改良も行われたという。 改良はElbit社製のBMCとElta社 製レーダで行われ、レーダはEL/M-2090S Spectra S-bandレーダと、EL/M-2090U Ultra UHFレーダに及んでいると見られる。
2017.01.25 Defense Update David's Sling Missile Defense System tested against advanced threats <1702-012504>
 イスラエル
MDOと米MDAが行ったDSWSの一連の迎撃試験は開発の一環であり、 IOC宣言のために行ったものではないが、イスラエル空軍は間もなくDSWSのoperationalを宣言する。
 DSWSの初期型2015年暮れにイスラエル空軍に配備されている。
2017.01.25 Defense News US and Israel run successful tests of David's Sling <1702-012503>
 David's SlingはRafael社を主契約社、Raytheon社を下請けにして開発され、2016年3月に空軍への引き渡しが開始 されている。
2017.01.25 MDA HP Israel and U.S. successfully complete David's Sling Weapon System intercept test series <1702-012502>
 イスラエル
MDOと米MDAが合同で、5回目となるDSWS一連の 迎撃試験DST-5をイスラエルの試験場で成功裏に完了した。
 試験では実際的で進化した目標の迎撃を行った。
2017.01.18 Defense News Israeli air force deploys operational Arrow-3 missile defense <1702-011804>
 イスラエル空軍が18日、Arrow-3の
IOCを宣言した。
 Arrow-3はArrow-2の半分の重量で、二倍の高度まで達することができる。
2017.01.11 Jane's Defence Weekly Israeli Navy moves Super Dvoras to Red Sea unit <1702-011121>
 イスラエル海軍がアカバ湾の安全保障強化のためエイラートに基地を置く第915艇隊に Super Dvora Mk 1b高速艇を配備する。
 イスラエルの沿岸防備は従来ガザ周辺やレバノン国境付近が中心であった。
【註】
 Super Dvora哨戒艇にはMk Ⅰ~Ⅲがあり、基準排水量38t、満載排水量45tのMk Ⅰは1988年から就役している最も旧型である。
 因みにイスラエル海軍は台湾やスリランカも装備しているMk Ⅰを9隻、1996年就役のMk Ⅱを4隻、2004年就役のMk Ⅲを8隻保有している。
2017.01.05 Yahoo ロイタ通信記事

「イスラエルの無人小型機『空飛ぶ車』、2020年に市場投入へ」

<1702-010502>
 イスラエルのUrban Aeronautics社が、乗客を運べる小型UAV Cormorantの2020年市場投入を目指している。  空飛ぶ車とされるCormorantは昨年11月に初の単独飛行に成功している。
 Cormorantは自家用車ほどの大きさで、プロペラではなく内部のローターを利用して飛行する。 積載量は500kg、最大速度は185km/hで価格 は$18Mと推定される。 同社によると、救難や戦場などアクセスが難しい場所で活動できるという。
【註】
 CormorantはUrban Aeronautics社が開発中の垂直離着陸型の空飛ぶ自動車X-Hawkの実用機で、推進用に2基、浮力用に2基、計4基のダクトファンで飛行する。
初飛行の動画 (YouTube)】
2017.01 International Defence Review Roboteam develops enhanced Probot <1702-010007>
 イスラエルのRoboteam社が、Probot UGVの能力向上型Probot V2を開発した。 Probot V2はソフトと電池の改良 で走行時間を10時間から72時間に延ばした。
 Probotに搭載された2個の新型電池は、9kg~13kgの軽量発電機で充電するほか、他の軍用車両からの充電も可能である。
 Probotは、米陸軍の
SMETが重量454kgで750kgを運搬できるのに対し、重量215kgで750kgを運搬できる。