2017年のイラン情勢に関する資料

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出   典
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要             旨
2017.12.20 Jane's 360 Iran displays Zolfaghar missile <1801-122005>
 イランのFars通信が16日、Fateh-110シリーズのZolfagharのクローズアップ写真を公開した。 それによると弾体の多くには 重量軽減のため複合材が使用されていると言う。
 イラン革命防衛隊(
IRGC)が2016年9月にZolfagharを公開した際に射程は700kmとしていた。 これはその 2年前に公開されたFateh-313の射程500kmを上回っている。
【註】
 弾頭部と見られる位置に小さな十字翼があるが、その形状から可動翼のようで、弾頭部は終末弾道で経路修正が行われる可能性を示唆している。
2017.11.27 Yahoo ロイタ通信記事

「欧州がイランの脅威となるならミサイル射程を延長へ=革命防衛隊」

<1712-112703>
 イランのファルス通信が25日、革命防衛隊副司令官が、欧州がイラン政府の脅威となる場合革命防衛隊は ミサイル射程を2,000km以上に延長すると警告したと報じた。
 フランスはイランのBM開発を巡り妥協のない対話を求め、2015年の核合意とは別に交渉を行う可能性を示唆しているのに対し、イランはミサイル開発は防衛目的 で、交渉の余地はないとの立場を繰り返している。
2017.11.22 Jane's Defence Weekly Coalition dossier shows 'Irqnian' missile that launched in Sausi Arabia <1801-112201>
 サウジが主導する連合軍Joint Forces Command of the Arab Coalitionが11月6日に、前日にイエメン武装勢力リヤド近郊にあるハリド国王国際空港をBM攻撃した件の報告文書を公表した。 それによるとサウジが撃墜 したイエメンがBurkan-2Hと称するBMはイラン製のQiamであるという。
 報告書では撃墜したBMの一部とイランが2010年に公開したQiamの写真が並べて掲載され、両者のマーキング等が同一であることが示されている。
2017.10.26 Yahoo ロイタ通信記事

「イランに軍事力行使も、核保有を阻止=イスラエル諜報相」

<1711-102602>
 来日中のイスラエルのカッツ諜報相がロイタとのインタビューで26日、イランの核保有を阻止 するために必要であれば軍事力の行使も辞さない考えを示した。
 同相は、トランプ米大統領が主導する国際的な努力が、イランの核能力保有を止められないならば、イスラエルは単独で軍事行動を起こすとしたうえで、イランが 核を保有できないよう核合意を見直すことは可能だと述べた。
2017.10.25 Jane's Defence Weekly Iran unveils Khorramshahr ballistic missile <1712-102503>
 イランが9月22日にパレードで公開したKhorramshahr北朝鮮のBm-25 Musudanを元に したものとみられる。 米外交筋は2009年12月に、イランが北朝鮮からMusudan 19発を入手したことを示す直接的な証拠があると述べてい る。
 Khorramshahrは射程が2,000kmの
RV切り離し式で、RVには複数の弾頭が搭載されて いるという。 イランにはShahab-3シリーズのGhadr-Fの様にKhorramshahrより射程の長いMRBMがあるが、KhorramshahrはShahab-3より全長が短く胴経が太く、大型 の弾頭が搭載されていると見られる。
2017.10.04 Jane's Defence Weekly Iran releases video of Khorramshahr missile test <1711-100409>
 イラン国営TVが9月23日に、射程2,000kmKhorramshajrの発射試験が1月29日に行わ れたと発表した。
 Khorramshajrは北朝鮮の火星-10 (KN-07)とよく似ている。
2017.09.26 東京新聞

インターネット

「反クルド」で合同軍事演習 イラクとトルコ、国境緊張 <1710-092602>
 クルド人自治区で独立の是非を問う住民投票が中心都市アルビルなど自治区各地で行われた25日夜、多数の市 民が通りに繰り出して投票実施を祝った。 同日夜に投票が締め切られたが、投票率は80%を上回る勢いで、独立賛成票が圧倒的多数を占 める見通しである。
 自治区に隣接するイラクとトルコの両国軍が25日、26日から大規模な合同演習をトルコと自治区の国境地帯で 実施すると明らかにした。 クルド自治政府が住民投票を強行したことに反発した措置で、独立を封じる決意を軍事力誇示することにより、周辺地域の緊張が高ま ってきた。
2017.09.24 Military Times Iranian Guard drills near Iraq ahead of Kurdish referendum <1710-092406>
 イラクのクルド自治政府が25日に独立の是非を問う国民投票を行うのに備えて、イラン革命防衛隊イラン北西部の クルド人地域で演習を開始した。
 またイランはイラク政府の要請に応じて、クルド自治区と結ぶ空港を閉鎖した。
2017.09.23 Yahoo 時事通信記事

「新型弾道ミサイル試射成功=米の圧力に反発―イラン」

<1710-092301>
 イラン国営メディアが22日、国産新型BM ホラムシャハルの発射試験に成功したとして発射の映像を公開した。 発射の日付や場所は明 らかにしていない。
 米国がイランとの核合意破棄も辞さない姿勢を強めるのに対し、イランが反発を示し たとみられる。
 射程2,000km複数の弾頭が搭載可能なホラムシャハルはテヘランで22日行われた軍事パレードで公開されたば かりで、ロウハニ大統領は抑止力のために必要なら、防衛力、軍事力を強化すると述べていた。
2017.09.19 NHKニュース トルコが軍事演習 クルド独立問う住民投票けん制か <1710-091902>
 イラク北部のクルド自治政府が25日にイラクからの独立の賛否を問う住民投票を行う ことから、トルコやイランなど周辺国は自国のクルド人の分離独立の動きを刺激しかねないことから実施に強く反対している。  こうしたなかトルコ軍が18日、クルド自治区と接する国境の検問所近く多数の戦車 などを派遣し演習を始めた。 トルコのメディアは住民投票を強行する構えのクルド自治政府をけん制する狙いがあると伝えている。
 またイランも、住民投票が実施されるなら自治区と接する部分の国境の検問所を封鎖するなどの措置をとると 警告している。
2017.09.01 Jane's 360 Iranian-Turkish co-operation in Syria driven by mutual interest in containing Kurdish aspirations amid incremental US disengagement <1710-090107>
 トルコのエルドアン大統領が8月16日にアンカラで、イラン軍参謀総長と会見した。
 シリアから米軍が徐々に撤退する場合に備えて、トルコは
PKKの一派と見なしているシリアのクルド組織PYD が自治政府を構築することを防ぐためイランの支援を求めている。
2017.08.13 Yahoo 時事通信記事

「米に対抗、ミサイル予算増額=革命防衛隊の活動も強化―イラン」

<1709-081303>
 イラン国会が13日、米国の制裁に対抗したミサイル開発促進と、革命防衛隊の活動強化 のため$520Mの予算を承認した。
 国営イラン通信(IRNA)によると、今回の予算の半分は革命防衛隊のために使われ、米国がテロ支援組織と見なす海外で暗躍する特殊部隊 アルクッズ部隊の工作費が強化される。
2017.08.02 Jane's Defence Weekly Iran announces Sayyad-3 SAM production <1709-080218>
 イラン国防相が7月22日、Sayyad-3 SAMが量産開始式を行った。 2013年11月にも同様の儀式がSayyad-2で行われたが、Sayyad-2は1970年代に米国から購入した RIM-66 SM-1とよく似た形状をしていた。
 Sayyad-3は明らかにSayyad-2の改良型で、固定翼、操舵翼、弾尾の誘導制御部などが変更されている。
2017.08.02 Jane's Defence Weekly Iran announces first successful Simorgh SLV launch <1709-080211>
 イランが7月27日、Simorgh
SLVの発射試験が行われたことを初めて公式に発表 した。
 Simorgh SLVは250kgの衛星を高度500kmの低軌道に打ち上げる能力を有する。
2017.07.28 NHKニュース イラン 新型ロケットの発射実験に成功と発表 <>1708-072801>
 イランの国営通信が27日、国立の宇宙センタで新型
SLVの発射試験に成功したと発表 し、発射の様子を撮影した映像を公開した。 このSLVは、250kgの衛星を高度500kmの軌道に打ち上げることができ るという。 長距離BMへの応用を警戒する米国の反発を招くと見られる。
 イランは2009年に初めてとなる国産の衛星の打ち上げに成功していて、今後新たに通信などを目的とした衛星を打ち上げる意向を示している。
2017.07.25 Yahoo ロイタ通信記事

「密輸武器運搬のラバと馬30頭を押収、イラン国境警備隊」

<1708-072504>
 イランのタスニム通信が24日、北西部の国境警備隊が同国に密輸された武器や爆発物 の運搬に使用されていたラバや馬30頭を押収したと報じた。 同通信は警備隊担当者の発言として、30頭はイラン北西部の地帯で、密輸が 企てられた武器、弾薬、爆発装置などを運んでいたと報じた。
 イラン北西部のイラクやトルコ国境付近では、イラクに拠点をおくイランのクルド人勢力が絡む衝突がしばしば発生している。
2017.07.05 Jane's Defence Weekly IRGC rejecs Zolfaghar failure claim <1708-070520>
 イラン革命防衛隊(
IRGC)が6月19日にイラン東部からシリア西部のISISに向けて6発発射したZolfaghars BMが目標手前に落下したとの報道について、IRGCの宇宙航空司令官が6月25日に、BMのブースタが目標の100km 程度手前に落下したのをBMが落下したと勘違いしたものだとこの報道を否定した。
2017.06.28 Jane's Defence Weekly Iranian ballistic missiles miss their targetsin Syria <1708-062816>
 イランが1988年以来初めてBMを実戦使用したが、7発発射したうち 目標に達したのは1発だけだった。
 イランは6月18~19日に射程700kmのFateh-110を発展したZolfaghar 7発をシリアの目標に向けて発射したが、目標に達したのは1発だけ で、3発はイラク国内に落下したという。
【関連記事:1707-061904 (MT 2017.06.19)】
2017.06.28 Jane's Defence Weekly Pakistan confirms downing Iranian UAV <1708-062802>
 パキスタン外務省が6月21日、同国空軍が19日にパキスタン領内3~4kmに侵入したイランの UAVを撃墜したことを認めた。
 これは同国のメディアが、イランのUAVが5月27日以来2度にわたりパキスタン領空に侵入して 迫撃砲弾を投下し、1名が殺害されたため、パキスタン軍が撃墜したと報じたのを追認したものである。
2017.06.19 Stars & Stripes Syria brings new urgency to easing US-Russia tensions <1707-061905>
 米軍がシリア政府軍機を撃墜したことと、イランがシリア東部にミサイル攻撃を行ったことで 情勢が複雑化してきたため、トランプ政権は沈静化に躍起になっている。
 最初に米政府高官として公式発言した統参本部議長のダンフォード海兵大将は、情勢を回復させるためには通信連絡の確保が必須である と述べており、また米大統領府報道官は、同盟国を守るとしながらも、紛争を鎮静化させるためにも、相互の通信連絡線の確保が必要である と述べている。
2017.06.19 Military Times Tensions rise as Russia, Iran send warnings after US shoots down Syrian warplane <1707-061904>
 米海軍のF/A-18 Super Honetがシリアで、シリア民主軍(
SDF)部隊近くを爆撃したシ リア政府軍のSu-22を撃墜した翌19日、ロシア国防省が米国と結んだ両国軍機の不期遭遇を回避す る協定を棚上げすると共に、ユーフラテス川西岸を飛行する飛翔体すべてを目標と認識し追尾すると発表した。
 一方イランは18日夜に、シリア東部のISIS拠点に対しBM数発を発射したが、これは サウジアラビアと米国に対するメッセージであるという。
2017.06.18 Stars & Stripes Iran's Revolutionary Guard strikes Syria for Tehran attacks <1707-061805>
 イラン革命防衛隊が18日、テヘランの国会議事堂や廟に対するテロの報復として、シリア東部Dier el-Zour州のISIS拠点に対して複数のMRBMによる攻撃を行ったと発表した。
 ミサイルはイランのKurdistan州及びKermanshah州から発射されたという。
【註】
 発射地域と着弾地点の距離を見ると、BMの飛翔距離は500~700kmと見られることから、使用されたのはMRBMではなくSRBMと思われ、射程500kmのFateh 313の可 能性もある。
Deir el-Zourの位置 (Google Map)】
Kurdistan州の位置 (Google Map)】
Kermanshah州の位置 (Google Map)】
2017.06.10 Yahoo 時事通信記事

「クルド独立投票反対=イラン」

<1707-061003>
 イラン外務省報道官が10日、イラクのクルド自治政府が9月に行うと発表した独立の是非 を問う住民投票に対し反対する姿勢を表明した。
 クルド人はイラン国内にもおり、イラク領内に拠点を構えてイランに対する反政府活動を続けている クルド人の組織もある。
2017.06.09 NHKニュース イラン政府 “テロ事件の容疑者とサウジにつながり”と主張 <1707-060901>
 7日に起きたテロ事件についてイラン情報省は、5人の容疑者とサウジアラビアとの間 に宗教上のつながりがあったと主張しており、対立するサウジアラビアへの反発がイラン国内で強まることも予想される。
 イランが8日に新たに発表した情報によると、容疑者たちは過去にるシリア北部のラッカなどで戦闘に参加していたほか、昨年の夏にはイランに帰国してテ ロを企てたものの未遂に終わったため、いったん国外に逃亡していたという。
2017.06.08 Yahoo 時事通信記事

「テロ容疑者、IS で戦闘参加=サウジ批判強める―イラン」

<1707-060807>
 イラン情報省が8日、テヘランで国会議事堂やホメイニ師廟などが襲われた7日の同時テロ で、容疑者5人の身元や経歴を公開した。 容疑者はISIS戦闘員として、シリアやイラクでの戦闘に参加ており、イランと敵対する サウジアラビアで信奉される「ワッハーブ派」と結び付いていると指摘し、テロ関与を改めて示唆しながら サウジへの批判を強めている。
 ワッハーブ派は、イスラム教聖典コーランの厳守を唱えるスンニ派の中でも特に戒律が厳しい一派で、サウジで国教となっている。
2017.06.07 Jane's Defence Weekly US-led coalition says pro-government forces continue to threaten Al-Tnaf in Syria <1707-060702>
 米軍主導の有志連合軍報道官が6月1日、ヨルダン及びイラクとの国境に近いシリアのAl-Tanf にある訓練基地が、いまだにシリア政府軍系の武装勢力の脅威に晒されていると述べた。 Al-Tanfでは政府軍系の武装勢力の前進 を阻止するため5月18日に有志連合軍が空爆を行っている。
Al-Tanf の位置 (Google Map)】
 イランのメディアはヒズボラがAl-Tanfに部隊を送り込んだと報じている。
2017.05.10 Jane's Defence Weekly Iranian midget submarine missile test reportedly fails <08.pdf>1707-051008>
 Fox Newsが米政府当局者2人の話として5月3日、イラン小型潜水艇からのミサイル発射失敗したと報じた。 ミサイルを発射したのは北朝鮮のYono級小型潜水艇(註:潜水時排水量130t、浮上時76~95t) で、イランはGhadirと命名して使用している。 発射はホルムズ海峡で行われた。
 イランは2月にNasirという潜水艦発射CMを発射している。 4月に公表されたNasirの画像からすると中国のC-704のイラン版であるNasrを 元にしている模様である。
2017.04.26 Jane's Defence Weekly Iran shows new footage of Qaher F-313 'stealth fighter' <1706-042603>
 イランQaher F-313ステルス戦闘機の地上滑走試験映像が、同国国営メディアと YouTube上に流れた。
 機体は2013年に公開されたモックアップから若干修正されているが、基本的には同じである。
F-313 の地上滑走映像 (YouTube ペルシャ語)】
2017.04.20 Defense News Iran demonstrates domestically produced stealth fighter <1705-042005>
 UPI通信が、イランで行われたQaher F-313国産戦闘機が公開された式典を報じた。 この式典でQaher F-313は 飛行しなかったが、滑走路を往復する地上滑走が公開された。
地上滑走試験等の映像 (YouTube)】
【関連記事:1303-020202 (産経新聞 2013.02.02)】
2017.03.15 Jane's Defence Weekly Yemeni rebels desplay UAVs <1705-031509>
 イエメンの武装勢力が2月26日にQasef 1と称するUAVを公表したが、これは明らかに イランのAbabil 2と思われる。
 Qasef 1は全長300cm、翼端長250cmで、滞空時間120分航続距離150kmの性能を持つという。
2017.03.09 Defense News Iran successfully tests ballistic missile <1704-030908>
 イランの半国営通信社Farsが9日に革命防衛隊の宇宙航空部門司令官の話として、革命防衛隊が先週、洋上発射型弾道弾 Hormos-2の発射試験を行い155哩離れた標的を破壊したと報じた。
2017.03.04 産経新聞

インターネット

イラン、ロシア製ミサイル「S300」を初実験 <1704-030404>
 イラン軍が4日、S-300の発射試験に成功したと発表した。 イランによるS-300試験実施が明らかになるのは初め てである。
 同国への圧力を強める米国やイスラエルはこれまで、S-300のイラン配備は中東情勢を不安定化させると主張しており、反発を強める可能性がある。
2017.02.15 Jane's Defence Weekly Iran unveils guided 333 mm artillery rocket <1704-021512>
 イラン国防省が2月6日、今までヒズボラやハマスが使用してきた333mmロケット弾Fajr-5の誘導型である Fajr-5Cを公表した。 新型弾の先端には翼が取り付けられている。
 Fajr-5Cの登場でイスラエルは領内75kmまでで精密打撃を受けることになる。
2017.02.15 Jane's Defence Weekly New Yemen ballistic missile hint at Iranian assistance <1704-021511>
 イエメンの武装勢力Ansar Allah (Houthi)が2月6日に弾道弾Burkan-2 を公表したことで、イランがHouthiへの技術支援を行っているとの疑念が高まっている。
 Houthiが2016年9月にScud型の射程を延伸し800kmとしたBurkan-1を公表し、10月9日には国境から525km離れたサ ウジのKing Fahd航空基地、10月27日には630km離れたJeddah国際空港を攻撃したが、Houthiは2月5日にはさらに射程の長い弾道弾で国境から780km 入ったAl-Muzahuimiyah基地を攻撃したと発表した。
 Al-Muzahuimiyah攻撃の翌日にHouthiは、攻撃に使用した弾道弾をBurkan-2とした上で5発の画像を公開した。
2017.02.08 Jane's Defence Weekly Iran confirms ballistic missile lanch <1704-020801>
 イラン国防相が2月1日、弾道弾の試験を行ったことを認めた。 ロイタ通信は1月30日に試験を報じ、Fox Newsが 米政府当局者の話として発射されたのはKhorramshahr MRBMで600哩飛翔した後に爆発したと報じた。 またロイタ 通信はイランが1月29日にSemnan市近くからMRBMを発射し、630哩飛行したのちに爆発したと報じた。
 Fox Newsは2016年7月15日に、イランが7月11~12日の夜にSemnan市近くから北朝鮮のBM-25 Musudanを発射したが発射直 後に爆発してと報じていた。 Musudanであれば2,500哩の射程がある。
2017.02.04 Yahoo ロイタ通信記事

「米国防長官、中国の南シナ海での活動を批判 劇的な軍展開は不要」

<1703-020403>
 訪日中のマティス米国防長官中国の南シナ海での積極的な行動について4日、地域での各国の信頼を失っている と厳しく批判したが、現時点で劇的な軍事力の展開は必要ないとの見解を示した。
 またイランがBMの発射試験を行ったことに対しても、これに対応して米軍を増強することは検討 してないと述べた。
2017.02.03 Yahoo 時事通信記事

「ミサイル開発続行へ=米と新たな火種―イラン」

<1703-020301>
 米国とイラン関係は、トランプ政権がイランを含むイスラム圏7ヵ国出身者の入国を禁止する大統領令を出したこ とで緊張が高まっていたが、BM発射試験を強く非難したことで、両国の間に一層の関係悪化は避けられそうにない 情勢である。
 国営イラン通信によると、今回の発射試験についてイラン最高安全保障委員会事務局長が1日、外国の許可を求めることはないと表明し、今後もミサイル開発を進め る姿勢を示している。
2017.02.02 産経新聞

インターネット

イラン発射はムスダンか、北と協力の可能性 <1703-020204>
 ロイタ通信によると、米政府当局者は1月29日にイランが発射したミサイルについて、イランが昨年7月に発射したものと 同じだと述べた。 Fox Newsは当時このミサイルはMusudanだと報じている。 事実であれば、両国がBM開発で密接な協力を続けてい ることを示すことになる。
 イランが今回発射したミサイルはMusudanの射程よりかなり短い1,000km飛行したのちに爆発したことから失敗との見方があるが、米国の核問題専門家は飛行距離をわ ざと抑えた可能性を指摘している。
2017.02.02 Yahoo 時事通信記事

「イランが巡航ミサイル試射か=核弾頭搭載可能とも―独紙」

<1703-020202>
 ドイツのウェルト紙が情報機関筋の話として2日、イランが国内で製造したCMの発射試験初め て成功したと報じた。
 同紙によると、CMの試射が行われたのは1月29日で、飛距離は600kmであったが、射程は2,000~3,000kmに及ぶ可能性があるという。
2017.02.01 Navy Times Flynn: White House blames Iran for attack on Saudi ship <1703-020102>
 ホワイトハウスが、1月31日にイエメンのHouhtiが航海の出口Bab-a-Mandab海峡サウジ艦を攻 撃したについてイランを非難した。
 Houhtiはサウジ艦を米艦と間違えて攻撃した模様で、その映像の音声では「米国に死を」と叫ぶのが聞き取れる。
Bab-a-Mandeb 海峡の位置 (Google Map)】
イランがサウジ艦を攻撃している映像
2017.01.31 Yahoo ロイタ通信記事

「イラン、中距離弾道ミサイルの発射実験=米当局」

<1702-013101>
 米当局者が匿名を条件に30日、イランがMRBMの発射試験を29日に実施したと話した。この種のミサイル発射実験が前回行われたのは2016年 7月だという。
 この当局者によると、テヘラン東方のセムナン近郊にある発射場から発射され、1,010km飛翔後に爆発したという。
2017.01.11 Jane's Defence Weekly Iran tests Talash air defence system <1702-011120>
 イランが12月28日、Talash防空システムの発射試験を行った。
 TalashはSayyard-2 ミサイルとOfogh(あるいはOfoq)射統レーダで構成され、Sayyard-2 は1979年の革命前に米国から入手したRIM-66 SM-1をキャニスタ発射方式にしたものである。 イランは2013年11月にSayyard-2の 量産が開始されていることを公表している。