年 月 日
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出 典
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標 題
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要 旨
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2019.12.19 |
Jane's 360 |
Philippines to order BrahMos missile system in 2020, defence secretary confirms |
<2001-121902>
フィリピン国防相が12月16日、インドからBrahMos超音速CMを2020年前半に導入することを明らかにした。 国防相はBrahMosが同国にとって初の抑止兵器になると述べた。
BrahMosは2個中隊分を陸軍に装備するが、空軍への装備も考えられているという。 |
2019.12.18 |
Jane's Defence Weekly |
Philippines in talks with India to procure BrahMos missile |
<2002-121803>
フィリピン当局者が12月9日、インドと射程292kmのBrahMos超音速CM購入について協議中で、2020年中に契約することを明らかにした。
BrahMosは10月にFt.Magsaysayに編成された比陸軍第1地対艦ミサイル中隊が装備する。
【Ft. Magsaysay の位置 (Google Map)】 |
2019.12.18 |
Jane's 360 |
Indian Air Force declares integration of BrahMos-A onto Su-30MKI complete |
<2001-121803>
インド空軍が12月17日、Odisha沖で水上目標を標的にしたBrahMos-AのSu-30MKIによる発射試験が成功し、Su-30MKIへの搭載準備が完了したと発表した。 |
【註】
BrahMos-AはMach 2.8で飛行するPJ-10 BrahMos超音速対艦ミサイルを若干小型にした空中発射型で、シリーズ最後にoperationalになった。 |
2019.12.09 |
Jane's 360 |
Philippines in talks with India to procure BrahMos supersonic cruise missile |
<2001-120902>
フィリピンがインドとBrahMos超音速CMの購入交渉を行っており、2020年に購入契約が結ばれる模様である。
BrahMosは10月に新編された比陸軍第1陸上ミサイル中隊 (1LBMS Btry) が装備することになる。 |
2019.11.26 |
Defense News |
India pays Russia $1.2 billion in technology transfer fees for T-90S tanks |
<1912-112606>
インドがT-90S MBT 464両をライセンス国産するため、ロシアと$3.12Bの契約を結んだ。
内訳は技術移転費が$1.2B、464両の生産費が$1.92Bで、インドの支払いが完了し次第生産に入る。 |
2019.11.20 |
Stars & Stripes |
US Marines, Indian military build ties in first Tiger Triumph exercise |
<1912-112011>
初の米印合同人道支援演習Tiger Triumphが9日間の日程で11月13日にインド東部で開始された。 この演習には米海兵隊500名とインド陸海空軍1,200名が参加した。
海兵隊は沖縄から揚陸艦Germantownで運ばれ13日にVishakhapatnamに到着し演習が開始された。
【Vishakhapatnam の位置 (Google Map)】 |
2019.11.13 |
Defense News |
US, India bolster their military partnership in Tiger Triumph exercise |
<1912-111307>
米印軍初の合同演習Tiger Triumphが今週開始される。 演習には米第3海兵師団が揚陸艦Germantown>で参加しインド側からは三軍が参加して、人道支援や災害救助をテーマに行われるが、水陸両用戦の演習も行われる。
米軍は今回太平洋海兵隊を中心に参加するが、将来は陸軍や空軍に参加を広げてゆくという。 |
2019.11.07 |
Jane's 360 |
India, Russia agree to further expand bilateral defence co-operation |
<1912-110703>
インドとロシアが11月6日に開かれた19回目の軍及び軍事技術協力に関する会議で、ロシアから導入した武器の維持整備施設を早急に拡大する政府間協定に署名した。 また、インド国営OFB社が、Kalashnikov AK-203突撃銃75万丁のライセンス生産を開始することでも合意した。
3月に設立された印露合弁のRifles Private Limited社は、ニューデリー南方680kmにあるOFB社での正式な生産開始合意を待っていた。 |
2019.11.01 |
日経新聞 |
インド原発にサイバー攻撃 北朝鮮が関与か |
<1912-110101>
インドの原子力発電所がサイバ攻撃を受けたことが31日までに分かった。 情報を抜き取る狙いでつくられたマルウエアが原発のパソコンで検出されたと、国営企業のインド原子力発電公社が認めた。
地元紙は北朝鮮のハッカー集団ラザルスが関与したとの専門家の見方を報じた。 |
2019.10.23 |
Jane's Defence Weekly |
IAF to upgrade its existing DSu-30MKI fleet and acquirre additional such fighters |
<1912-102314>
インド空軍が10月4日、保有しているSu-30MKIのレーダ、搭載電子機器、搭載武器の改良を行うと発表した。 当初の改良は42機でレーダはNIIP N011M Bars AESAレーダに換装される。
搭載武器はインドDRDOが開発した射程100km以上のAstra BVRAAMやBrahMos-Aの搭載が可能になる。
一方インドはロシアとHAL社がSu-30MKI 18機を追加でライセンス生産する交渉を行っている。 インドは2001年に$12Bで契約した272機のSu-30MKIのうち252機を受領している。 |
2019.10.23 |
Jane's Defence Weekly |
Polish defence minister signs Technical Midernisation Plan for 2021-2035 |
<1912-102312>
ポーランド国防相が10月10日、2021~2035年の軍近代化計画に署名した。 計画総予算はPLN524B ($133B) で2025年にはPLN24B、2035年にはPLN50Bに達する。
計画の要となるのはHarpy計画で、F-35A 32機の購入とF-16の追加取得が盛り込まれている。 またHarpy's Talon計画ではUCAVの調達が計画されている。 |
2019.09.25 |
Jane's Defence Weekly |
India Air Force gets second indignous AEW&C system |
<1911-092509>
インドDRDOが9月11日、3機の製造を計画している国産AEW&C機Netraの2号機を空軍へ納入した。
NetraはEmbraer社製EMB-145機に国産のCABSレーダを搭載したもので、240゚の範囲を250~375km監視できる。 |
2019.09.25 |
Stars & Stripes |
Japan takes lead on Malabar exercise with US and India for first time |
<1910-092504>
日米印海軍のMalabar年次合同演習が10日間の日程で佐世保沖で行われている。 今年のMlabarは初めて日本が主導して行われている。
この演習には米海軍から駆逐艦McCampbell、強襲揚陸艦Green Bay、Los Angelsg級攻撃型原潜が、インド海軍からはフリゲート艦Sahyadari、対潜コルベット艦KiltanとP-8I Poseidonが、海上自衛隊からはヘリ空母かが、駆逐艦さみだれ、巡洋艦ちょうかいが参加している。 |
2019.09.18 |
Jane's Defence Weekly |
India to acquire more Akach SAM systems |
<1911-091812>
インド空軍がAkash国産SAMを6個大隊分INR55B ($767.7M) で追加購入する。 全長5.8m、弾頭重量55~60kg、射程25~30kmのAkashは最初の2個大隊が、老朽化したソ連時代のS-125M Pechora-M (SA-3B)、9K33 Osa (SA-8)、9L38 Igra (SA-18) の後継として2015年7月に空軍に装備されている。
調達されるのは550~600発であるが、その一部は2017年12月に試験に成功した新型のRFシーカ付き弾が含まれており、これらは既に編成されているAkash大隊の補充用になる。 |
2019.09.11 |
Jane's Defence Weekly |
India to make spares for its Russian-made military equipment |
<1911-091102>
インドとロシアが9月4日に20回目となる年次首脳会談を開き、インドがロシア製武器等の部品を国産することで合意する政府間取り決めに署名した。
一方インドは8月下旬に、2018年10月に$5.5Bで契約したS-400 5個システムの代金として$500Mをロシアに支払った。 また消息筋によると、2018年10月の契約で$950Mで購入することになったAdmiral Grigorovich級ステルスフリゲート艦2隻の代金のうち$150Mも支払われた模様という。 |
2019.09.06 |
中央日報 (Yahoo) |
韓国防衛産業振興会-インド防衛産業協会「防衛産業協力 MOU」締結 |
<1910-090601>
韓国防衛産業振興会が6日にソウルでインド防衛産業協会 (SIDM) と防衛産業協力に関する業務協約MoUを締結すると発表した。
両協会はK-9自走砲の輸出やK-30対空自走砲の輸出推進など、両国間の防衛産業協力が活性化している時期に防衛産業業者間の情報共有、ネットワークの構築などの効果的な支援が必要だという認識を共有しているという。 |
2019.09.02 |
毎日新聞 (Yahoo) |
日印2+2、年内初開催へ 防衛相会談で一致 |
<1910-090204>
岩屋防衛相が2日に防衛省でインドのシン国防相と会談し、外務防衛担当閣僚協議 (2-plus-2) を年内に初めて開催することで合意した。 12月で調整している日印首脳会談の前に開く。 2-plus-2の設置は、昨年10月に東京で開かれた日印首脳会談で合意していた。
また両国防相は、自衛隊とインド軍が物資や役務を融通し合う物品役務相互提供協定 (ACSA) の締結に向けて交渉を加速することも確認した。 |
2019.08.28 |
Jane's Defence Weekly |
New Delhi hints at change in nuclear weapons doctrine |
<1910-082808>
ラジナート・シンインド国防相が8月17日にPokhran核実験場を訪問した際、核不先制使用の原則を変えることをツイート上で示唆した。 |
2019.08.28 |
Jane's Defence Weekly |
'Centre 2019' to involve 128,000 troops from seven nations |
<1910-082805>
TASS通信が8月20日、Centre 2019演習がロシア、中国、パキスタン、インド、キルギスタン、カザフスタン、タジキスタン、ウズベキスタンの7ヵ国から128,000名以上と航空機600機、火砲450門が、またカスピ海小艦隊から艦艇15隻が参加して9月16~21日に開かれると報じた。
前回のCentre 2015はカザフスタンが参加し95,000名と170機だけの参加であった。 |
2019.08.21 |
Jane's Defence Weekly |
India approves procument of coastal batteries armed with BrahMos missiles |
<1910-082106>
インド国防省が8月8日、国内開発した次世代沿岸防備中隊 (NGMMCB) の調達を承認した。 海軍筋が8月12日に明らかにしたところによると、調達するのは2個中隊分でIDR10B ($140.37M) にのぼるという。 システムは24ヶ月以内にムンバイ近郊で海軍ミサイル中隊が所在するTrata海軍に納入され、1970年代から装備しているソ連製のP-15 Termit (SS-N-2 Styx) と換装される。
NGMMCB中隊はBrahMos 6発を搭載するTatra発射機6~8両とMANPAD車2両で構成される。 |
2019.07.31 |
Jane's 360 |
India signs USD700 million deal with Russia for 1,000 additional air-to-air missiles |
<1908-073108>
インド空軍が7月30日、7月上旬にロシアとMiG機やSukhoi機に搭載するAAM 1,000発を購入する$700Mの契約を行ったことを明らかにした。
購入するのはR-27 (AA-10) 300発、R-73E (AA-11) 300発、R-77 (AA-12) 400発で、R-73はMirage 2000Hにも装備するという。 |
2019.07.17 |
Jane's Defence Weekly |
IAF seeking to acquire 18 more Su-30MKI from Russia |
<1908-071712>
インド空軍は現在、HAL社でライセンス生産した222機を含め250機のSu-30MKIを保有しているが、更に18機を追加調達する模様である。 |
2019.07 |
International Defence Review |
IAF test BrahMos-A from Su-30MKI |
<1908-070006>
インド空軍が5月22日、BrahMos-A搭載用に改造したSu-MKIからの陸上目標に向けたBrahMos-A発射試験をベンガル湾上空で実施した。 |
2019.06.26 |
Jane's Defence Weekly |
US voices concerns about Indian S-400 buy |
<1908-062612>
インドがロシアからS-400を購入する問題に対し、米国務省高官が議会下院外交委員会で強い懸念を示した。
インドの対米武器調達は18年前にはゼロであったのが今では$18Bになっていると言うが、ロシアからの調達額はまだ65%を占めている。 |
2019.06.23 |
CNN (Yahoo) |
インド海軍、艦船2隻を中東方面へ派遣 海路防衛で |
<1907-062304>
インド海軍が、タンカーへの攻撃が続いたオマーン湾情勢を受けインドにとって重要な海路を防衛するとして、23日までに戦闘艦2隻を同湾に派遣したとの声明を発表した。 2隻は駆逐艦Chennaiと哨戒艦Sunaynaで、オマーン湾の他、接続するペルシャ湾でも海洋の安全確保を図る任務に当たる。
今回の派遣はSankalp作戦の一環で、偵察機も送り込んだ。 |
2019.06.19 |
Jane's Defence Weekly |
India approves new agency to develop space-based weapons |
<1908-061905>
インド政府が国防宇宙研究庁DSRAを設立することを決めた。
DSRAは年内にoperationalになり、研究開発や技術支援の分野で既に設置されている国防宇宙庁 (DSA) と連携する。 |
2019.06.17 |
Jane's 360 |
Indian Navy postpones induction of second Kalvari-class submarine |
<1907-061706>
インド海軍高官が6月16日、6隻建造するScorpene級潜水艦の2番艦の就役を、不具合処理のため数ヶ月間延期することを明らかにした。
Scorpene級潜水艦はフランスのNaval Groupと提携したインドMDL社が建造しているが、36件の不具合が発見されているという。 |
2019.05.29 |
Jane's Defence Weekly |
IN demonstrates co-operative engagement firing capability with Barak-8 MRSAM |
<1907-052908>
インド海軍がアラビア海で5月17日、Barak-8のMRSAM型初の発射試験を実施した。 2006年からIAI社と$1.4Bかけて共同開発したBarak-8 MRSAMは射程70kmである。 |
2019.05.29 |
Jane's Defence Weekly |
India launches radar-imaging satellite |
<1907-052901>
インドが5月22日05:30にRISAT-2Bレーダ地球観測衛星を、極軌道衛星打ち上げ機PSLV-C46を用いて打ち上げ成功した。
衛星は打ち上げ15分後に高度556kmの太陽同期極軌道に入った。 |
2019.05.25 |
FNN (Yahoo) |
インド海軍と共同訓練 海自護衛艦「いずも」 |
<1906-052505>
護衛艦いずもが24日、インド海軍と対潜共同訓練をインド洋上で行った。
インド洋では、中国軍の潜水艦や艦船が進出し、存在感を高めていて、インド軍は警戒を強めている。 |
2019.05.23 |
Jane's 360 |
Indian Air Force test fires BrahMos-A from Su-30MKI |
<1906-052307>
インド空軍が5月22日にALCM型BrahMos超音速CMであるBrahMos-Aの地上目標に対する発射試験に成功した。
今回の試験は2017年11月に洋上目標に対する発射試験に次ぐ2度目となる。
Su-30MKIを改造した母機から発射された重量2.5tのBrahMos-Aは射程が300kmである。 |
2019.05.20 |
日経新聞 |
コロンボ港、日印などで共同開発 中国にらみ |
<1906-052007>
政府がインド、スリランカとコロンボ港を共同開発する方針で、夏までに3ヵ国で覚書を交わし、令和元年度中にも着工する。 一帯一路を進める中国の動きをにらみつつ、日本が唱える自由で開かれたインド太平洋構想を後押しする。
中国からの巨額融資で整備された南部のハンバントタ港は融資返済の見通しが立たず、99年間にわたって港湾や周辺用地が中国に貸与されることが決まっている。 日本政府関係者は、コロンボ港の整備が遅れると、その分の積み荷はハンバントタに移ることになりかねないと指摘している。 |
2019.05.15 |
Jane's Defence Weekly |
India launches fourth Scopene-class sub |
<1907-051505>
インドMDL社で建造中の、6隻建造するScorpene級潜水艦の4番艦Velaが、5月6日にムンバイで進水した。 Velaは2020年にインド海軍に引き渡される。
全長67.6m、水上排水量1,615t、水中排水量1,775tのVelaはINR235.62B ($3.39B) のProject75計画の一部で、一番艦は2017年12月に就役し、二、三番艦は今年後半に就役する。 |
2019.04.30 |
Jane's 360 |
India restarts work on coastal radars in Maldives |
<1905-043005>
モルディブで2018年末にヤミーン政権が倒れソリ政権に代わったのを受け、インドが4月上旬にモルディブに設置する沿岸監視レーダ (CSRS) 計画の第二段階をINR6B ($85.7M) で再開した。
ヤミーン政権は2016~2017年にCSRS計画を保留していた。 |
2019.04.24 |
Jane's Defence Weekly |
UK, India renew deefence collaboration pledge |
<1906-042404>
英国防省が4月15日に声明で、インドとの防衛協力を強化するため協定を更新することを明らかにした。 国防省は改訂の焦点を海軍装備の輸出機会の拡大であることを示唆しており、調印は3月に印海軍のランバ提督がポーツマスで空母Queen Elizabethを訪問したのに続いて行われた。
印海軍は2030年代初期就役を目指す国産空母二番艦 (IAC-2) にQueen Elizabeth級を検討している可能性がある。 |
2019.04.17 |
Jane's Defence Weekly |
India, Russia seeking to expand range of BrahMos missile |
<1906-041706>
インドとロシアの合弁会社BrahMos社が4月10日、現在400kmであるBrahMos (PJ-10) の射程を500kmまで延伸すると発表した。
また最高速度も現在のMach 2.8からMach 4.5に引き上げるという。 |
2019.04.17 |
Jane's Defence Weekly |
India reveals additional details of ASAT test |
<1906-041703>
インドDRDOが4月6日、3月27日に初めてのASAT迎撃試験に成功したと発表した。 供試品は固体燃料ロケット2段を含む全長13mの三段推進で、ストラップダウン方式のIIRセンサとリングレーザジャイロを用いたINS装置を搭載している。
標的は高度283kmの低軌道を周回する740kgのMicrosat-R地球観測衛星で、相対速度10km/sで接近し衝突した。 |
2019.04.16 |
Jane's 360 |
UK, India renew defence collaboration pledge |
<1905-041607>
英国防省が4月15日に声明で、インドとの防衛協力協定を更新したと発表した。 これにより英国は艦船技術での交流に道が開けた。
BAE Systems社は16日、インドとQueen Elizabeth級空母を2隻目の国産空母 (IAC-2) の候補として交渉を進めていることを明らかにした。 現在建造中の1隻目の国産空母 (IAC-1) Vikrantは2020年代初期の就役予定で、IAC-2は2030年代初期に就役する計画である。 |
2019.04.10 |
Jane's Defence Weekly |
India launches its first electronic reconnaissance satellite |
<1906-041002>
インドの宇宙研究機構 (ISRO) が4月1日、電子偵察衛星の打ち上げに成功した。 打ち上げられたのは436kgのEMISATで、国産の極軌道衛星打ち上げ機C45 (PSLV-C45) で高度748kmの軌道に打ち上げられた。 |
2019.04.03 |
Jane's Defence Weekly |
India succeefully tests locally developed ASAT missile system |
<1905-040307>
インドが3月27日、自国の衛星をASATミサイルで破壊する試験に成功した。 インド政府情報局PIBによると、ASATミサイルは三段推進のBMD迎撃弾で、衛星は300km遠方でASATの発射から3分以内に破壊されたという。
標的になった衛星は公表されていないが、2018年に打ち上げられたMicrosat-TD地球観測衛星か2019年1月に打ち上げられたMiceosat-R地球観測衛星のいずれかと見られる。
迎撃弾はAgni Ⅴ IRBMの推進装置にBMD用の二段推進弾を取り付けたものと思われる。 |
2019.04.01 |
NHK |
インドが偵察衛星打ち上げ パキスタン軍の動き監視か |
<1905-040103>
インド政府の宇宙機関が1日、29個の人工衛星を打ち上げ軌道にのせることに成功した。 衛星にはEMISATと呼ばれる偵察衛星が含まれ、現地のメディアは、敵のレーダ情報などを探知することができるようになると報じている。 パキスタンを念頭に軍事力の強化を進めるインド政府は、今回打ち上げに成功した偵察衛星を使ってパキスタン軍の動きを監視するねらいもあるとみられている。
インド政府は今回の打ち上げに加え、先週ASATの実験にも成功し宇宙での軍事技術の開発が進展していることをアピールしている。 |
【註】
EMISATはMicrosatellite-SSB (SSB-2) を元にした436kgの小型衛星で、搭載品は公表されていないがELINT装置と見られている。
【EMISAT を紹介した web page】 |
2019.04 |
International Defence Review |
HAL unveils Unmanned Wingman concept |
<1905-040004>
インドのヒンダスタン航空機 (HAL) が2月にバンガロールで開かれたインド航空展でUnmanned Wingman UCAVを公表した。
Wingmanは全長6.4m、翼端長4.4m、MTOW 1,300kgで250kgの搭載能力を持ち、速度Mach 0.7、航続距離800kmの性能を持つ。 |
2019.03.27 |
Jane's Defence Weekly |
United States, India advance trade and technology initiative |
<1905-032715>
インドと米国が装備品開発の協力などを取り決めたDTTI協定の適用範囲を、小型UAV、軽量小火器、航空支援システムまで拡張することに合意した。 |
2019.03.27 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
インド、対衛星ミサイルで人工衛星破壊 米ロ中に次ぐ4番目 |
<1904-032706>
インドのモディ首相が27日、ASATで人工衛星を破壊したと発表した。
首相は、今回の実験がインドの宇宙計画の大きな節目となると表明し、こうしたASATを開発したのは、米国、ロシア、中国に次いで世界で4番目だと強調した。 同国では来月、総選挙が実施される。 |
2019.03.20 |
Jane's Defence Weekly |
Indian Army begins restruturing process |
<1905-032013>
インド国防省が3月13日、陸軍126万名の再編を開始したことを明らかにした。 その中ではニューデリーにある陸軍司令部から229名の将校を中国やパキスタンと接する国境地帯に異動させ、主として武装勢力との戦い (COIN) にあたる部隊を強化する。
インド陸軍では7,298名の将校が不足しているという。 |
2019.03.20 |
Jane's 360 |
Indian Army exercises with African states to counter China's influence |
<1904-032006>
インド陸軍がアフリカでの影響力を強めている中国に対抗して、3月18~27日にインド西部Puneでアフリカ17ヵ国との合同演習AFINDEX-19を実施している。
【関連記事:1901-121706 (Jane 2018.12.17)】 |
2019.03.18 |
Defense News |
US, India collaborating on air-launched drone |
<1904-031808>
米国防総省の調達責任者が3月15日、米国とインドがSwarm Droneの開発を共同で進めることに合意したことを明らかにした。
開発するのは輸送機から発射される小型UAVで、米DARPAの進めているGremlins計画と違って、発射母機はC-130やC-17に特定されない。
開発は米空軍研究所 (AFRL) とインド (DRDO) が国防技術貿易計画 (DTTI) の枠組みで実施する。
DTTIではこの他に電磁カタパルトEMALS計画も進められている。 |
2019.03.13 |
Jane's Defence Weekly |
Insia signs accord with Miscow to lease another SSN |
<1905-031305>
インド政府当局者が3月7日、ロシアからAkula級攻撃型原潜を2025年から10年間$3Bでリースする契約が結ばれたことを明らかにした。 インドは同じくAkula級原潜を10年間リースしており、契約は2022年で切れる。
インドにリースする原潜はソ連が崩壊した1990年代初期に建造途中のまま放置されていたものである。 |
2019.03.13 |
Jane's 360 |
BEL-led team unveils new airborne weapon prototypes |
<1904-031308>
(註:国営)BEL社を中心にしたインドの企業グループが、一連のASM/軽CMファミリであるWaghnak、Khagantak、Velを開発した。 これらが採用している構成品で輸入に頼るのは僅か10%であるという。
Waghnakは外観上米国のAGM-154 JSOWによく似ているが全く別の設計手法で開発され、機体は炭素系複合材で作られ、重量は450kg級で滑空翼のほか5枚の操舵翼を持っており、高度12,000mで投下すると154km飛翔する。
基本型では多帯域パッシブRFシーカを持ち、誘導はINS/GPSと終末はIRで行い、弾頭は45kgの成形爆薬前置弾と225kgの侵徹弾からなるタンデム弾頭であるが、シーカなどはユーザの要求で変向できるという。 |
2019.03.08 |
Defense News |
India signs $3 billion contract with Russia for lease of a nuclear submarine |
<1904-030808>
インドが3月7日にロシアとAkula-1級攻撃型原潜1隻を10年間リースする$3Bの契約を行った。 Akula-1級攻撃型原潜はインド海軍でChakra Ⅲとして2025年に就役する。 Chakra Ⅲはインド海軍がロシアからリースする3隻目の原潜で、現在インド海軍は2012年に$1Bで10年間の契約を行ったChakraを装備しており、このリース契約は更に3年間延長されると見られる。
印海軍はソ連からCharlie級原潜1隻を購入し、1988~1991年に装備していたことがある。
一方BMを装備するインド初の国産原潜Arihantは既に就役しており二番艦Aririghatも今年後半に就役し、更に2隻が建造中である。 |
2019.02.27 |
Jane's Defence Weekly |
LM offers enhanced F-16 to India, redesignaed F-21 |
<1904-022705>
Lockheed Martin社の最新型F-16であるF-16V Block 70がF-21と命名され、2月20日にインド航空博で披露された。 F-21は両翼にミサイル3発を発射できるレール型発射機を持ち、レーダとしてはNorthrop Grumman社製AN/APG-83 AESAレーダが搭載されている。
インドは2018年4月に多用途戦闘機114機のRfIを発簡しており、同社は当初UAEに販売したF-16N Block 60をインド向けに提案していた。 |
2019.02.25 |
Jane's 360 |
India likely to induct air-launched BrahMos-A by early 2020 |
<1903-022507>
インドとロシアの合弁であるBrahMos社が2月20~24日にバンガロールで開かれたAero India 2019展で、初発射試験から20ヶ月以上経つ空中発射型のBrahMosであるBrahMos-Aは、最後の性能確認試験を3Q/2019年に実施し、2020年初期に装備化されることを明らかにした。
発射重量2.5tのBrahMos-Aは300kgの弾頭を搭載し射程290kmで、Su-30NKIが搭載するほか、軽量型のBrahMos NGはTejas Mk 1A軽戦闘機 (LCA) にも搭載する。 |
2019.02.20 |
Jane's Defence Weekly |
IAF in talks with Russia over emergency MiG-29 purchyase |
<1904-022003>
インド空軍が2月13日、ロシアにMig-29を追加発注したことを明らかにした。 購入するのは中古の21機で、契約額はINR60B ($850m) という。
これによりインドが保有するMiG-29は60機を超えることになる。 |
2019.02.06 |
Jane's Defence Weekly |
India approves indigenous build of six SSKs |
<1903-020607>
インド国防省が1月31日、潜水艦6隻をINR400B ($5.62B) かけOEMで国内建造することを承認した。 今後6ヶ月かけてOEM先となる海外企業と提携する国内企業を選定し、その後2~3年かけて6隻全てを建造する企業を1社選定する。
この潜水艦はAIP併用のディーゼル/電気推進で対地攻撃能力を持つ。 |
2019.01.30 |
Jane's Defence Weekly |
Indian Navy to set up three more naval air squadrons |
<1903-013009>
インド海軍が、ライセンス国産したDornie 228 を4機ずつ装備する飛行隊3個を追加編成する。
親編される3個飛行隊はインドの西部と南部に配置される。 |
2019.01.28 |
Jane's 360 |
India aims to upgrade its tri-service Andaman and Nicobar Command |
<1902-012806>
インド政府が2020年代にINR56.50B ($793.6M) をかけてアンダマン・ニコバル諸島の軍事力を強化する。
計画には部隊、戦闘艦、偵察戦闘用航空機、UAV、ミサイル中隊などの増派が含まれる。 |
2019.01.11 |
Aviation Week & ST |
Will Russia sanctions cloud U.S. bids for Indian fighters? |
<1904-021103>
15年間続いてきた米国とインドの蜜月関係が、インドがロシアからS-400 5個システムを購入することから崩れ始めている。
一方米軍事企業各社はインドの次期中等戦闘機AMCAの受注を狙っている。 AMCAは空軍用として110機、海軍の艦載型が57機が計画されている。 |
2019.01.08 |
共同通信 (Yahoo) |
日印2プラス2早期実施 |
<1902-010801>
河野外相が7日、ニューデリーでスワラジ外相と戦略対話を行い、日印の外務防衛閣僚協議 (2-plus-2) を年内の早い時期に実施する方向で一致した。 宇宙やサイバ分野でも協力を進めていくことで合意した。
日印2-plus-2を巡っては、昨年10月に東京都内で開かれた首脳会談で、次官級で行われているものを閣僚級に格上げすることで合意していた。 |
2019.01.07 |
Jane's 360 |
Indian Air Force to build 108 new hangars |
<1902-010702>
インド空軍当局者が1月7日、間もなく中国との国境に近いインド北部の基地に次世代型耐爆格納庫108棟を建設する工事を開始することを明らかにした。
鋼鉄製の扉に守られたこの格納庫はSu-30MKIやRafale戦闘機を収納するもので2,000-lb爆弾の直撃にも耐えることができ、総工費はINR55B ($788M) に上るという。 |
2019.01.03 |
NHK |
インド海軍 大幅増強へ 海洋進出強める中国に対抗 |
<1902-010303>
インド海軍のランバ参謀長が2018年12月に海軍の戦力強化計画を発表し、艦艇の数は現在の138隻に加えて、潜水艦を含む32隻をインド国内で建造中で、さらに62隻の建造が政府に承認される予定であることを明らかにした。 そのうえで軍の展開能力を高める空母を現在の1隻態勢から3隻態勢に増強する計画を急ぎ、2隻目の空母は2020年にも就航させる見通しも明らかにした。
インド海軍は、インド洋でも海洋進出を強める中国を念頭に海上自衛隊や沿岸国の海軍と連携を強め、2018年は1年間で20回の演習を実施している。 |
2019.01.02 |
Jane's Defence Weekly |
Indian Army announces new land warfare doctrine |
<1902-010210>
インド陸軍が2018年11月27日に発簡し12月中旬に公表したLand Warfare Doctrine-2018に基づき、サイバ戦能力を向上させ、DEWやAI応用兵器を導入した部隊Integrated Battle Group (IBG) の創設を検討している。
各IBGは5~6個大隊で構成される旅団と師団の中間規模の部隊で、少将を長とし、歩兵、機甲、砲兵、防空及び補給部隊からなり、ヘリ部隊が支援する。 |