2019年のベトナム情勢に関する資料

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2019.11.26 Jane's 360 US to transfer second Hamilton-class cutter to Vietnam <1912-112609>
 11月19~21日にベトナムを訪問していたエスパー米国防長官が、米国が元沿岸警備隊のHamilton級警備艦をベトナムに供与することを明らかにした。 Hamilton級の供与は2隻目になる。
【註】
 既報 1912-112006 (ロイタ 2019.11.20) では「警備艇を供与」とあるが、供与されたのは警備艇ではなくフリゲート艦並のHamilton級警備艦であった。
 Hamilton級は全長115m、排水量3,250tでOTO Melara 76mm/62砲1門と25mm機関砲2門、20mm Phalanx CIWS 1基などを装備している。
 同型艦を供与されたフィリピンは、同国海軍の旗艦として就役させている。
2019.11.20 ロイタ通信

(Yahoo)

米国がベトナムに沿岸警備艇1隻を供与、南シナ海で警備能力強化 <1912-112006>
 ベトナムを訪問中のエスパー米国防長官が20日にベトナム外交大学での演説で、ベトナムに沿岸警備艇1隻を供与すると発表した。
 米国は2年前にもベトナムに沿岸警備艇を供与しており今回で2隻目で、海洋警備能力を強化したベトナムが領有権を主張し、中国を牽制することを期待している。
2019.08.23 AFP=時事

(Yahoo)

米、南シナ海で中国が「脅迫」活動と非難 ベトナム沖にまた調査船 <1909-082303>
 米国が22日、中国が南シナ海でベトナムなど領有権を争う各国を脅迫する取り組みを強めていると非難した。 米国務省報道官は、中国が政府所有の海洋探査船を武装した護衛船と共にベトナム沖に再派遣したとして、ベトナムが自国の排他的経済水域 (
EEZ) で長年行ってきた石油ガス活動に、中国が干渉を続けていることを、米国は深く懸念していると述べた。
 南シナ海をめぐっては7月、ベトナムが自国のEEZ中国船が活動しているとして即時退去を要求した。 ベトナムによると、この調査船は8月7日に問題の海域を離れたが、13日に同じ海域で活動を再開したという。
2019.08.23 時事通信

(Yahoo)

中国に深い懸念=ベトナムEEZで妨害活動-米 <1909-082302>
 米国務省報道官が22日に声明で、中国ベトナムの主張する南シナ海の排他的経済水域 (
EEZ) で、石油やガス開発への妨害行為を続けていると深い懸念を表明した。
 報道官によるとは、中国が13日に政府所有の調査船に武装した船舶を同行させ、ベトナム沖の海域に展開したとした。 また、中国は過去数週間、ASEAN加盟国の経済活動への干渉を繰り返し、外国の石油、ガス企業との提携を打ち切り、中国国営企業とだけ協力するように強要していると非難した。
2019.08.17 ロイタ通信

(Yahoo)

ベトナム、中国海洋調査船に退去要求 再び領海侵犯 <1909-081702>
 ベトナム外務省が、中国の海洋調査船海洋地質8号が再び南シナ海のベトナムの排他的経済水域 (
EEZ) 内で活動しているとして、中国側に退去を要求したことを明らかにした。
 船舶の位置情報などを閲覧することができるMarine Trafficによると、16日時点で中国海警局船少なくとも5隻海洋地質8号を護衛しおり、これをベトナム海軍の船少なくとも2隻が追跡している。
2019.07.31 日経新聞 南シナ海「複数国が懸念」 ASEAN外相会議 <1908-073107>
 ASEAN加盟10ヵ国の外相は7月31日にバンコクで会談し、終了後に出した共同声明では中国を念頭「複数の外相から埋め立てや深刻な事案に対して懸念が示された」との文言を盛り込み、草案段階の「幾つかの懸念に留意する」から表現をやや強めた。 ベトナムが主張したとみられる。 ベトナムと中国の艦船はにらみ合いを続けている。
 フィリピンも北部海域の警戒を強める方針を表明している。 ドゥテルテ大統領は7月28日に最北部バタン諸島を訪れ、沿岸警備隊による警備強化を指示した。 バタン諸島を巡る中国と係争は起きていないが、主権の主張を強める構えである。
2019.07.17 共同通信

(Yahoo)

中国、ベトナム海域で海洋調査 南シナ海、艦船にらみ合い <1908-071708>
 ロイタ通信が17日に米国の研究機関の分析結果として、中国の海洋調査船海洋地質8号が南シナ海スプラトリー諸島近くのベトナムの排他的経済水域内で最近、10日以上にわたって活動したと報じた。 中国海警局の艦船3隻も展開し、9隻が追尾して警戒するベトナム側とにらみ合いになった。
 近くにはスペイン企業とベトナムが協力して石油掘削を計画し、中国の圧力で中止に追い込まれた海域もある。
2019.07.01 時事通信

(Yahoo)

防衛装備協定、交渉入り=労働者受け入れ拡大へ協力-日越 <1908-070103>
 安倍首相が1日に首相官邸でベトナムのグエン・スアン・フック首相と会談し、防衛装備品の技術移転協定の締結交渉を開始することで一致した。
 両首脳は北朝鮮情勢や安全保障分野での連携を確認し、自由で開かれたインド太平洋構想の実現についても意見交換した。
2019.06.14 産経新聞

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護衛艦「いずも」がベトナム軍事要衝カムラン湾に寄港 <1907-061405>
 海上自衛隊が14日、護衛艦いずもむらさめがベトナム中部のカムラン湾に寄港したと発表した。 17日まで停泊しベトナム海軍との親善を図る。
 海自はインド太平洋方面派遣訓練として、いずもなど護衛艦3隻を南シナ海やインド洋に長期派遣している。
2019.03.06 時事通信

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日本とベトナム、防衛交流を強化=海自艦が寄港、軍首脳も訪日 <1904-030604>
 日本とベトナムが、防衛安全保障分野の交流を強化している。
 練習艦せとゆきなど練習艦2隻が6日にダナンに入港し歓迎式典が行われた。 一方、同国人民軍首脳が訪日し岩屋防衛相らと両国の連携を確認した。
2019.02.07 日経新聞 ベトナムとロシア 南シナ海で原油生産開始 <1903-020703>
 ベトナム国営石油会社系のPVEPとロシア合弁会社であるベトソフペトロがベトナム南部の沖合160kmにある海底油田で採掘を開始した。 これにより2032年までに$1B超の国家収入に貢献するという。
 近くにはベトソフペトロが運営する国内最大規模のバクホー油田があり、効率的な生産が可能という。