その他の南太平洋情勢

                       
年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2024.04.23
 01:31
TBS News

 (Yahoo)

南太平洋ソロモン諸島の総選挙 親中国路線の与党 過半数獲得ならず <2405-042305>
 ソロモン諸島では17日、50の議席を争う総選挙の投票が行われ開票が進んでいるが、親中国路線の与党過半数を獲得できないことが確実となった。
 地元メディアによると、これまでに46議席が確定し、中国と親密な関係にあるソガバレ首相率いる与党は12議席を獲得している。 現在も4つの選挙区で開票作業が続いているが、与党が残り4議席を獲得したとしても16議席にとどまり、単独では過半数に届かないことになる。
 一方、野党連合はこれまでに12議席を獲得し、無所属は10議席にのぼっていて、Reuters通信は、主要な政党は今週、政権樹立に向けた交渉で無所属からの支持獲得を目指すことになるとしている。
 また、野党連合には加わらず7議席を得ている統一党のケニロレア氏は、選挙で勝利すれば対中関係を見直し、台湾との関係再構築もあり得るとの考えを示している。
2024.04.20
 23:38
共同通信

(Yahoo)

中国外相、AUKUS 批判 南太平洋パプアを訪問 <2405-042015>
 中国の王毅外相が20日、訪問先の南太平洋パプアニューギニアでトカチェンコ外相との会談後の記者会見で語った内容として中国外務省が、米英豪の安全保障枠組みAUKUSについて「太平洋島嶼国はいかなる大国の裏庭でもない。 米国はこの地域に原子力潜水艦開発を引き入れ重大な核拡散リスクを引き起こしている」と批判したと発表した。
 この日の会談で双方は、中国がパプアに打診している警察訓練などを含む治安協力について議論したとみられる。
 オーストラリアと伝統的に関係の深いパプアにAUKUSに協力しないよう働きかけたもので、こうした中国の動向にオーストラリアは警戒を強めている。
2024.04.20
 14:56
時事通信

(Yahoo)

親中派首相、議席守る 政権維持は予断許さず ソロモン諸島 <2405-042012>
 ソロモン諸島の総選挙で選挙管理委員会が20日、中国と緊密な関係を築いてきたソガバレ首相が、自身の選挙区で接戦を制し議席を守ったと発表した。
 選管によると、17日に投票された小選挙区でのソガバレ首相の得票は1,808票で、1,549票だった次点の野党候補に詰め寄られた。 同時に行われた地方議会選挙では、親中派のマライタ州首相フィニ氏が落選した。
 ソガバレ政権は2019年に台湾と断交して中国と国交を樹立、2022年に中国と安全保障協定を結んでおり、主要野党は過度な中国依存を見直すよう訴えている。
 他の選挙区では、対中関係の見直しを唱える主要野党や無所属の候補も議席を獲得しており、ソガバレ首相が政権を維持できるかどうかは予断を許さない。 大勢判明は22日ごろになる。
2024.04.19
 18:01
Reuters 通信

(Yahoo)

ソロモン諸島の地方選、中国批判の前州首相が再選 <2405-041923>
 太平洋の島嶼国ソロモン諸島で17日実施された総選挙・地方選挙で、中国批判の先鋒として知られるスイダニ前マライタ州首相が州議会選で再選された。 スイダニ氏は同国で最も人口が多いマライタ州の首相を務め、州内で中国企業を禁止して米国からの開発援助を受け入れたが、2023年に州議会の不信任投票で失職していた。
 新たに州首相に就任した親中派のフィニ氏今回の州議会選で落選した。 スイダニ氏は有権者が政権交代を望んでおり「民主主義を信じる州民全てにとって朗報だ」と述べた。
 中国寄りの路線をとる同国のソガバレ首相は2022年に中国と安全保障協定を締結したが、今回は協定締結後、初の選挙となった。
 開票結果は22日までに判明する見通しで、中国、米国、オーストラリアが結果を注視している。
2024.04.15
 13:33
時事通信

(Yahoo)

ソロモン諸島、17日に総選挙 親中政権の継続争点 <2405-041504>
 太平洋の島国、ソロモン諸島で17日、議会(一院制、定数50)の総選挙が行われる。 安全保障と経済の両面で中国との結び付きを強化してきたソガバレ政権の継続の是非が最大の争点。 主要野党は過度な中国依存の見直しを訴えている。
 2019年の前回選挙で4度目の首相に就任したソガバレ氏は、同年に台湾と断交して中国と国交を樹立し、2022年には中国と安全保障協定を締結した。
 協定の詳細は公表されておらず、西側諸国は中国の軍事拠点が置かれる可能性を懸念している。
2024.04.13
 11:10
AFP=時事

(Yahoo)

中国、トンガにサミット警備支援申し出 「勢力圏拡大には関心なし」 <2405-041310>
 中国が12日、南太平洋の島国トンガに対し、同国で8月26日に開催される太平洋諸島フォーラム (
PIF) 首脳会議の警備支援を申し出たと明らかにする一方、南太平洋での中国の影響力をめぐる西側諸国からの懸念を一蹴し、「勢力圏拡大に関心はない」と主張した。
 人口11万人に満たないトンガは、サミット開催には支援が必要だと訴えている。だが、西側諸国は、特に安全保障を中心に南太平洋での中国の影響力拡大を懸念している。
 在トンガ中国大使館はAFPの取材に対し、トンガ警察がサミットに対応できるよう、バイク20台と「車列警護訓練」の提供を申し出たと述べた。
2024.04.12
  18:58
Focus 台湾

(Yahoo)

台湾、日米などとツバルで海底ケーブル敷設へ 情報セキュリティーの確保に期待 <2405-041215>
 中華民国(台湾)と外交関係を有する南太平洋の島国ツバルに、台湾と日本、米国、オーストラリアが協力して海底ケーブルを敷設する見込みで、林駐ツバル大使が11日に、各支援国が協力し、ツバルやマーシャル諸島などの太平洋の島国にクリーンなインターネットを構築できることをうれしく思うと語り、情報セキュリティーの確保や連結性向上に期待を寄せた。
 太平洋では近年、海底ケーブルの敷設計画が進んでいて、米東部時間10日に行われた日米首脳会談の共同声明でも、日米がツバルを含む太平洋地域で、海底ケーブル整備のための資金を拠出する意図を有する内容が盛り込まれた。
 ツバルは長きにわたり、インターネットなどの情報のやりとりを衛星通信に依存していたため、費用が高いばかりか、天候のあおりを受けやすく安定性に乏しかった他、容量不足などでその連絡性に影響が生じていた。
2024.04.10
 13:57
Reuters 通信

(Yahoo)

南太平洋の中国漁船立ち入り検査は合法、米沿岸警備隊が反論 <2405-041007>
 中国の王駐ニュージーランド大使が5日に中国大使館が配布した書簡の中で、米国とバヌアツ、キリバス、パプアニューギニアの間で結ばれたシップライダー(乗船)協定を利用して「中国漁船に対する法執行活動を遂行」することは国際法違反との認識を示していたのに対し、米沿岸警備隊のデイ少将が10日、南太平洋で地元警察と合同で実施した中国漁船への立ち入り検査は合法との認識を示した。
 Reutersは3月、中国漁船6隻がバヌアツ海域を初の哨戒を実施する米沿岸警備艇に同乗した地元警察による検査を受け、バヌアツの漁業法に違反していることが判明したと報じた。
 米沿岸警備隊とキリバス警察も2月に10年ぶりの合同哨戒を行い、中国漁船2隻を検査したが、問題は見つからなかった。
2024.04.10
 12:58
Defense News US Air Force issues $409 million award for long-sought Pacific airfield <2405-041006>
 テキサス州アービングに拠点を置く建設会社であるFluor社が4月10日に、米空軍から太平洋の島嶼国であるテニアン島に飛行場を建設する5年間、$490Mの契約を受注した。
 テニアン島は、グアムの北、フィリピンの東約1,500哩にあるアメリカ領である北マリアナ諸島連邦の一部で、第2次世界大戦中、米空軍はテニアン島から日本に爆撃機を空襲した。 それ以来、完成した滑走路はジャングルに覆われている。
 この地域を管轄する米インド太平洋軍は、長年にわたりここの再建を望んでいた。
 4月初めに空軍と民間の最高指導者が島を訪れ、飛行場の工事を視察した。 1月以来、空軍は建設作業のために、何百エーカーものジャングルを伐採し始めた。
2024.03.30
 14:00
朝日新聞

(Yahoo)

フィジーが中国警官を国外退去に 首相「太平洋の民主主義弱める」 <2404-033009>
 南太平洋フィジーのランブカ首相が豪メディアの取材で、自国に駐在する中国人警察官を中国に送還したことを明らかにした。
 フィジーは中国と警察協力協定を結んでいるが、2022年のランブカ政権誕生後、破棄を検討していた。 ランブカ首相は「中国の存在感の高まりが太平洋地域の民主主義を弱体化させることを懸念している」と語った。
 軍事クーデターで実権を掌握したバイニマラマ前政権は、豪州やニュージーランドとの関係が悪化したことから中国に接近し、2011年に中国と警察協力協定を結んで中国の警官派遣を受け入れ、フィジーの警官を中国で訓練させるなどしてきた。 しかし、政権交代で誕生したランブカ政権は豪州などとの関係を重視し、協定を見直す方針を示していた。
 15日にティコンドゥアンドゥア内務移民相が英紙の取材に協定の維持を決めたと述べたが、その後、ランブカ首相は豪ABCNewsが28日に報じた取材で、フィジーに駐在していた中国警官を国外退去させたと明かした。
 「深く検討した結果、中国の警官を駐在させる必要はないとの結論に至った」としている。 ただ、中国側との協議は続いているとし、中国での上級警察官の訓練は「長年にわたり恩恵を受けてきた」として、続けたいとの意向も示した。
【関連記事:2302-012717 (産経 2023.01.27)】
2024.02.28
 14:51
Reuters 通信

(Yahoo)

南太平洋ツバル、新政権が台湾との関係再確認 豪との協定も支持 <2403-022814>
 南太平洋の島嶼国ツバルの新政府閣僚が28日にX (Twitter) に声明を投稿し、台湾との関係を再確認した。 また2023年オーストラリアとの間で結んだ安全保障協定を巡り、同国との対話を望むと表明した。
 台湾と国交を持つ数少ない国の一つであるツバルは1月の総選挙親台湾派のナタノ首相が落選し、新首相に元検事総長のテオ氏が就任したことから、新政権の台湾との関係が注目されていた。
 新政府閣僚のコフェ氏は声明で「新政府はツバルと中華民国(台湾)との長期的かつ永続的な関係に対する取り組みを再確認することを望む」とし、「ツバルと台湾の関係を強化し、より永続的で持続的、双方にとって利益をもたらすものにするための選択肢を再評価する意向だ」と説明した。
 2023年11月にオーストラリアとの間で締結した安全保障・移民に関する協定の原則も支持しているが、協定をめぐる透明性に懸念を示した。 豪外務省報道官は「オーストラリアはテオ首相と政府が示した優先事項に取り組む用意がある」とし、ツバルが協定の広範な原則と目的への支持を改めて表明したことを歓迎すると述べた。
2024.02.27
 02:28
Reuters 通信

(Yahoo)

ツバル、新首相にテオ氏選出 台湾と国交の南太平洋島しょ国 <2403-022702>
 南太平洋の島嶼国ツバルの議会が26日、1月26日の総選挙で落選していたナタノ前首相に代わる新首相に元検事総長のテオ氏を選出した。
 人口11,200人のツバルは、台湾と国交を持つ数少ない国の一つだが、太平洋島嶼国では、ナウルが台湾と断交し中国との国交を復活させており、現在台湾との国交を維持する国はツバルを含め3ヵ国となっている。
 台湾外交部は、テオ氏が台湾の友人であり、台湾を何度も訪れているとし、同氏がツバルと台湾の関係は安定しており、関係維持がツバルで幅広い合意を得ていると述べているとした。
 外交部は、蔡総統がテオ氏に祝意を伝えたと表明し、外務次官が近い将来にツバルを訪問すると述べた。
2024.02.26
 16:45
Reuters 通信

(Yahoo)

米沿岸警備隊、キリバスの EEZ で中国漁船に立ち入り検査 <2403-022610>
 米沿岸警備隊と太平洋の島嶼国キリバスの警察が2月、キリバスの排他的経済水域 (EEZ) 内で中国漁船2隻の立ち入り検査を実施した。 違法漁業監視の一環だが問題は見つからなかったという。
 米国はキリバスの沿岸警備で同国との協力拡大を目指している。中国が太平洋島嶼国との関係を強化する中、監視を拡大する狙いもある。
 Reutersは23日、キリバスで中国の警察官が現地の警察とともに活動していると報じている。 また中国の警察官が地域の警備や犯罪データベースプログラムに関与しているという。
2024.02.23
 18:28
Reuters 通信

(Yahoo)

キリバスで中国警察が活動、犯罪データベース作成など支援 <2403-022305>
 太平洋の環礁国家キリバスで、中国の警察官が現地の警察とともに活動していることをキリバスの当局者が明らかにした。
 キリバス警察のアリティエラ長官代理はReutersに、中国警察が地元警察と協力していると述べた。
 「中国の警察代表団は、キリバス警察と協力して、コミュニティ警察プログラムや武術(太極拳)を支援し、IT部門は犯罪データベースプログラムを支援している」と述べた。
 キリバスは中国との警察任務に関する協定を発表していない。 中国の警察署はないという。
2024.02.16
 11:54
ロイタ通信

(Yahoo)

太平洋島しょ国、米議会の予算停滞に懸念表明 中国の動きを警告 <2403-021608>
 米国がミクロネシア連邦などの太平洋島嶼国と結ぶ自由連合盟約 (
COFA) に関連した予算の審議米議会で滞っていることに、島嶼国の首脳らが中国が積極的に太平洋での影響力を強めようとしていると相次いで懸念を表明している。
 COFAは超党派の議員から支持されている上、現時点で必要な追加資金は$2.3Bと比較的少ないにもかかわらず、予算は数ヵ月経過後もまだ承認されていない
 米上院外交委員会の共和党筆頭委員であるリッシュ議員は24人の超党派議員から成るグループを率いて審議中の補正予算案にCOFAの予算を盛り込む修正案を提出したが、上院を通過して下院に送られた予算案に修正案は反映されていない。
 米国は2023年にミクロネシア、マーシャル諸島共和国、パラオ共和国との間で20年間にわたる新たな資金提供プログラムに合意し、米国が経済支援を供与する一方で島嶼国は軍事権を米国に委ねる取り決めとなっている。
2024.02.07
 18:42
時事通信

(Yahoo)

中国と安保協定結ばず 米豪との協力重視 パプア外相 <2403-020710>
 パプアニューギニアのトカチェンコ外相が7日、オーストラリア公共放送ABCの取材で、「われわれが中国と安全保障協定を結ぶ手続きを前に進めることは絶対にない」と述べ、協定締結を明確に否定した。
 トカチェンコ外相は1月末、中国から安保協力の提案があったことを認めていた。
 パプアは2023年5月に米国と防衛協力協定、同12月に豪州と安保協定をそれぞれ締結しており、トカチェンコ外相は「われわれには米豪、ニュージーランド(NZ)といった緊密で伝統的なパートナーがおり、安全のよりどころとしている」と語り、米豪などとの協力を重視する考えを強調した。
2024.02.05
 15:09
ロイタ通信

(Yahoo)

米、パプアニューギニアに中国との安保協定拒否求める <2403-020509>
 バーマ米国務副長官が、パプアニューギニアが中国から安全保障警察活動で協力するとの申し出を受けたと表明したことを受け、パプアに対して協定を拒否するよう求め、中国と安全保障協定を結べば結果と代償を伴うと警告した。
 パプアのトカチェンコ外相は先週、中国から警察に対する訓練や装備、監視技術の提供を打診され、安全保障や警察活動での協力に関する協定を結ぶ可能性を協議しているとロイタに明らかにした。
 米国とオーストラリアは過去数十年にわたり太平洋地域を自国の影響が及ぶ圏内と見なし、2022年に中国とソロモン諸島が安全保障協定を結んだことを受け、島嶼諸国と中国による安全保障協定締結を阻止するよう取り組んでいる。
2024.01.31
 19:34
Focus 台湾

(Yahoo)

ツバルの前首相と現首相、台湾との国交維持を強調 <2402-013112>
 南太平洋の島国ツバルのカウセア・ナタノ首相とエネレ・ソポアガ前首相が31日、それぞれ中央社の取材に応じ、中華民国(台湾)との外交関係の継続を支持する立場を示した。
 ツバルでは26日に行われた総選挙で親台湾派のナタノ氏が落選したこともあり、新議会が台湾との関係を見直し中国を国家承認する可能性が取り沙汰されている。
2024.01.15
 15:17
時事通信

(Yahoo)

ナウル、台湾と断交 中国と国交樹立 当選直後、頼氏に打撃 <2402-011508>
 南太平洋の島国ナウルが15日に台湾と断交し、中国と国交を樹立することを決定したと発表した。 ナウル政府は声明で「ナウルは中華民国(台湾)を中国領土の不可分の一部と認め、今後台湾とのいかなる公的交流も行わない」と表明した。 台湾外交部もナウルとの断交を表明した。
 ナウルは面積が東京都品川区とほぼ同じ21.1㎢、人口13,000人で、1980年に台湾と外交関係を結んだが2002年に断交して中国と国交を樹立した。 しかし2005年には台湾との関係を復活させている。 中国はナウルへの経済支援などを武器に鞍替えを促したとみられる。
 中国の習国家主席は近年、台湾の外交相手の切り崩しを加速しており、台湾で蔡政権が発足した2016年5月以降、断交は10ヵ国目で、台湾と外交関係を維持する国は12ヵ国となる。
2023.12.16
 15:00
讀賣新聞

(Yahoo)

シーレーン要衝のフィジー、日本が警備艇と救難艇を供与…対中抑止力を高める狙い <2401-121608>
 複数の政府関係者が、価値観を共有する国の軍に防衛装備品の無償供与などを行う政府安全保障能力強化支援 (
OSA) で、フィジーに警戒監視用の小型警備艇と小型救難艇を供与する方針を固めたことを明らかにした。
 総額は4億円相当となる見込みで、両国の政府高官が18日にフィジーの首都スバで合意文書に署名する。
 太平洋島嶼国へのOSA適用は初めてで、米国と中国が覇権を争う戦略的要衝で、対中抑止力を高める狙いがある。
2023.11.17
 19:15
時事通信

(Yahoo)

フィジー首相「一帯一路を支持」 中国主席と融資協議 <2312-111712>
 フィジー政府が17日、ランブカ首相中国の習国家主席とサンフランシスコで16日に会談し、中国の一帯一路への支持を表明したと発表した。 両首脳はフィジーの港湾、造船所、道路の整備に関連し、中国からの融資について協議した。
 習主席はアジア太平洋経済協力会議 (APEC) 首脳会議の機会を利用してフィジーへの接近を図った。 フィジーは米国やオーストラリアとも関係強化を進めているが、中国からの経済支援も引き続き得たい考えである。
2023.11.10
 15:52
ロイタ通信

(Yahoo)

豪、太平洋島国ツバルと協定 安全保障や気候対応で支援 <2312-111007>
 アルバニージー豪首相が10日、太平洋の島国でオーストラリアとハワイの中間に位置し台湾と外交関係を持つ13ヵ国のうちの一つであるツバルと気候問題や安全保障、人の往来に関する二国間協定に署名した。
 協定では中国を念頭に、第三国や地域と安全保障や防衛分野の協定を結ぶ前に協議することを定めており、アルバニージー首相は会見で、ツバルから要請があれば安全保障面の支援を提供すると述べた。
 オーストラリアは、気候変動による海面上昇で水没のリスクに直面しているツバルの首都フナフティがある島を6%拡張する埋め立て作業の資金を提供するほか、ツバル国民に対し、年間で人口の2.5%に相当する数の特別ビザを発給する。
2023.10.06
 18:16
時事通信

(Yahoo)

バヌアツの親中派首相、1カ月で失脚 後任に元職サルワイ氏 <2311-100620>
 南太平洋の島国バヌアツの国会で6日、親中派のキルマン首相に対する不信任案が可決された。 9月上旬に就任したキルマン首相はわずか1ヵ月で失脚した。
 後任には野党が推したサルワイ元首相が選出された。 2023年で3人目の首相となる。
【註】
 キルマン首相は9月25日にワシントンで開催された米国と太平洋島嶼国との首脳会議を欠席した。
【関連記事:2310-092210 (時事 2023.09.22)】
 バヌアツでは9月4日、親欧米派のカルサカウ首相の不信任案可決が法廷で確定し同首相は失職した。
【関連記事:2310-090407 (時事 2023.09.04)】
 9月4日に新首相に選出された中国寄りとされるキルマン首相は、2022年12月にオーストラリアと署名した安全保障協定を見直す可能性を明らかにした。
【関連記事:2310-090510 (日経 2023.09.05)】
 バヌアツと豪州は2022年12月に安保協定に署名したが、バヌアツ側で主権侵害への懸念が拡大したことから、当時のカルサカウ首相は「協定が一方的でバヌアツの主権を反映していない」と、バヌアツ政府の同意がない限り豪軍の入国やデータ収集を認めないことを明確化する方針を示した。
【関連記事:2307-060903 (時事 2023.06.09)】
 今回、首相になったサルワイ元首相は2018年にオーストラリアとの安全保障条約締結に向け交渉を開始した当時の首相である。
【関連記事:1807-062502 (時事 2018.06.25)】
2023.10.04
 15:58
日経新聞 フランス、島しょ国で国防相会合開催 太平洋で関与拡大 <2311-100410>
 ニュージーランド(NZ)国営ラジオ局のラジオNZが4日までに、フランスが年内に仏領ニューカレドニア島嶼国の国防相らと会合を開くと報じた。
 米国と中国の覇権争いが激しくなるなか、太平洋で海外領土をもつフランスは独自のインド太平洋戦略を打ち出して島嶼国への関与を強めている。
2023.09.27
 16:22
時事通信

(Yahoo)

中国訓練艦がパプア寄港 米国をけん制か <2310-092714>
 中国海軍練習艦戚継光が26日にパプアニューギニアの首都ポートモレスビーに寄港した。 戚継光のパプア寄港は4年ぶり2度目で、3日間停泊して交流行事を行い、その後フィジーを訪れる。
 名目は親善訪問だが、太平洋島嶼地域で覇権争いを繰り広げる相手の米国を牽制する狙いがあるとみられる。
2023.09.26
 08:45
朝日新聞

(Yahoo)

米国がクック諸島とニウエを国家承認 太平洋で中国の影響力に対抗 <2310-092609>
 米国政府は25日、米大統領府で25、26両日に太平洋島嶼国首脳を招いた会議を開くのにあわせて太平洋の島国、クック諸島とニウエをそれぞれ国家承認し、外交関係を樹立すると発表した。
 米国はインド太平洋地域で軍事的・経済的に影響力を増す中国を警戒しており、島嶼国との関係強化を進めている。
2023.09.24
 19:19
Bloomberg

(Yahoo)

「米大統領、クック諸島とニウエに新たな大使館オープンを発表へ-AP <2310-092414>
 AP通信が匿名の政権高官2人の情報を基に24日、バイデン米大統領は25日にクック諸島とニウエに新たな大使館を開設することを発表する予定だと報じた。
 太平洋諸島の指導者らに米国が同地域での存在感を高めることに引き続きコミットしていると示すことを目指す。
2023.09.23
 09:22
共同通信

(Yahoo)

太平洋島しょ国の洋上監視支援 日米豪英、共同声明を発表 <2310-092307>
 日米豪英などが22日、太平洋の島嶼国を支援する枠組みブルーパシフィックにおけるパートナーの外相会合をニューヨークで開き、外国漁船による違法操業対策として洋上監視能力の向上支援するなどとした共同声明を発表した。
 韓加独なども名を連ねた共同声明は、気候変動が太平洋地域の人々にもたらす存続の危機を認識し、海洋環境調査などを通じた対策を強化すると表明している。
 この枠組みは2022年6月に設立されたもので、経済援助を通じて太平洋島嶼国への影響力を拡大させる中国を念頭に、透明性の高い開発支援や海洋環境保護などの分野で連携強化を掲げている。
2023.09.22
 19:35
時事通信

(Yahoo)

バヌアツ首相、米との会議欠席か 親中派、国会日程理由に <2310-092210>
 ロイタ通信が22日に南太平洋の島国バヌアツ当局者の話として、バヌアツのキルマン首相が国会日程の都合を理由に、25日にワシントンで開催される米国と太平洋島嶼国との首脳会議に欠席する方向となったと報じた。
 バヌアツでは9月4日、親米派のカルサカウ前首相が不信任決議で退陣に追い込まれ、中国寄りとされるキルマン氏が新首相に選出された。 バヌアツ国会は25日にカルサカウ前首相の議員停職処分を審議する予定で、首相を含む全議員の出席が求められているという。
2023.09.20
 06:17
時事通信

(Yahoo)

米・島しょ国首脳、ホワイトハウスで25日会談 中国対抗、関与継続へ <2310-092002>
 米政府が19日、バイデン大統領が25日に太平洋島嶼国首脳らを大統領府に招き、会談すると発表した。
 米国と島嶼国は25日から2日間の日程で首脳会議を開く予定で、島嶼国への影響力拡大を図る中国に対抗し、米国がこの地域に関与し続ける姿勢を示す。
2023.09.14
 15:38
Inside Defense 2024 start set for new Palau radar needed to plug huge Indo-Pacific surveillance gaps <2310-091407>
 米国防総省パラオ共和国に設置する
OTHレーダ TACMOR計画を明らかにした。
 空軍は今週中にTACMORのRfPを発簡する。
2023.09.05
 14:24
日経新聞 バヌアツ新首相、対中重視か 豪との安保協定に暗雲 <2310-090510>
 太平洋の島嶼国バヌアツが対中関係を強化する観測が広がっている。
 4日に新首相に選出されたキルマン氏は、2022年12月にオーストラリアと署名した安全保障協定を見直す可能性を明らかにした。
 バヌアツは中国の経済援助を受けており、協定見直しで継続的な援助を確保する狙いがあると見られる。
2023.09.04
 17:45
時事通信

(Yahoo)

親欧米派の首相失職 後任にキルマン氏、外交見直しか バヌアツ <2310-090407>
 南太平洋の島国バヌアツで4日、親欧米派のカルサカウ首相の不信任案可決が法廷で確定し同首相は失職した。
 これを受け、新首相に野党勢力が推したキルマン元首相が選出された。 首相交代により外交政策が中国寄りに見直される可能性がある。
2023.08.31
 17:28
時事通信

(Yahoo)

フィジー、仏と防衛協定締結へ 協力多角化で地域安定図る <2309-083120>
 南太平洋のフィジー政府が31日、フランスとの間で防衛協力・地位協定を締結する方針を閣議で決定した。 協定案は、訓練や技術開発、後方支援のほか、緊急時の支援、人道援助など幅広い協力について定めている。 フィジー仏両政府による署名、両国議会による批准を経て発効となる。
 太平洋島嶼地域で米中両国の覇権争いが激化するなか、協力の枠組みを多角化して安定を図りたい考えである。
2023.08.27
 11:53
AFP=時事

(Yahoo)

太平洋の親中勢力、処理水放出を非難 中国に同調 <2309-082702>
 ソロモン諸島政府やフィジー野党などの太平洋の親中勢力が25日、東京電力福島第1原子力発電所の処理水海洋放出を非難中国に同調した。
2023.07.27
 17:23
産経新聞

(Yahoo)

フランス大統領がバヌアツ訪問 南太平洋で「帝国主義が台頭」と警告 <2308-072720>
 南太平洋のバヌアツを初訪問したマクロン仏大統領が27日に首都ポートビラで演説し、中国が南太平洋のレアアース開発、安全保障などで影響を広げていることを念頭に、「新たな帝国主義が台頭し、地域の主権を脅かしている」と警告した。
 マクロン大統領は24日に仏領ニューカレドニアを訪問して南太平洋歴訪を開始し、28日にはパプアニューギニアを訪問して、米中対立の最前線となっている南太平洋の島嶼国で、フランスの独自外交の展開を目指している。
2023.07.27
 11:59
ロイタ通信

(Yahoo)

米国防長官がパプア訪問、米軍基地の恒久設置求めないと表明 <2308-072713>
 パプアニューギニアを訪問したオースティン米国防長官が首都ポートモレスビーで開いた記者会見で27日、5月に両国が署名した防衛協力協定について、同国に恒久的な米軍基地の設置を求めるつもりはなく、防衛関係を深化させるための基礎的枠組みだと語った。
 同協定によって米軍は、パプアの港湾や空港で軍事・民間利用のためのインフラ改修や開発を行うことが可能になった。
2023.07.26
 11:55
AFP=時事

(Yahoo)

フィジー首相、訪中を急きょ中止 血の付いたシャツ姿で理由を説明 <2308-072608>
 中国訪問を翌日に控えたフィジーのランブカ首相が25日、訪中の急遽中止を発表し、頭部を負傷して自宅療養しなければならなくなったと説明した。 さらに、アクシデントでの訪中の中止が臆測を呼ぶ可能性を認めた上で、改めて中国政府から招かれるのを楽しみにしていると付け加えた。
 2022年末に政権を握ったランブカ首相は、中国との緊密な結び付きには前任者よりも慎重な姿勢を示し、中国との警察協力協定の継続を否定し、米国の同盟国との協定締結に向けて動いている。
2023.07.19
 19:00
日経新聞 米軍、パプア海軍基地を15年間使用 中国有事に備え <2308-071912>
 米国とパプアニューギニアが5月に結んだ防衛協定の全容が分かった。
 日経新聞が入手した防衛協定の全文によると、米軍はパプアの海軍基地を含む6ヵ所を15年間使用する。 台湾有事などを念頭に不測の事態への対応を用途に明記した。 米国は太平洋で勢力拡大を目指す中国に対抗する。
 オースティン国防長官は7月下旬にパプアとオーストラリアを訪問する。
2023.07.11
 01:38
ロイタ通信

(Yahoo)

ソロモン諸島、中国と関係強化へ治安維持協定締結 <2308-071101>
 ソロモン諸島のソガバレ首相が10日、北京で中国の李首相と会談後に、包括的戦略パートナーシップに向けた関係強化の一環として、治安維持協力協定など9件の協定には締結した。
 ソロモン諸島が中国との連携を強化したことを浮き彫りにしたのに対し、米国やオーストラリアを含む近隣諸国は警戒心を高めている。
2023.07.08
 18:42
時事通信

(Yahoo)

ソロモン首相が訪中 2国間関係強化へ <2308-070806>
 ソロモン諸島首相府は8日、ソガバレ首相が9~15日に中国訪問に出発したと発表した。 ソガバレ首相の訪問は中国の李首相の招待によるもので、首相府の声明によると北京でソロモン大使館開設に立ち会うほか、中国の政府高官や経済界指導者らとの会談を予定している。
 ソロモンは2022年に中国と安全保障協定を締結するなど対中関係強化を進め、米国やオーストラリアに懸念が広がっている。
2023.06.29
 19:06
時事通信

(Yahoo)

ソロモン、豪と安保協力拡大へ 中国傾斜を軌道修正か <2307-062910>
 ソロモン諸島とオーストラリア政府が29日、ソロモン諸島のソガバレ首相が28日にソロモンを訪れたマールズ豪国防相と会談し、両国の協力拡大へ安全保障条約の改定を目指す意向を伝えたことを明らかにした。 マールズ国防相は29日にソロモンの首都ホニアラで安保条約改定について記者団に、両国の協力関係を再活性化させる絶好の機会と強調した。
   ソロモンは2022年に中国と安保協定を締結し、周辺国に警戒感が広がったが、地域の安定に向け中国への傾斜を軌道修正する可能性が出てきた。
2023.06.17
 15:07
讀賣新聞

(Yahoo)

日米豪が中国に対抗、太平洋で「海底ケーブル」支援…ファーウェイ系入札受け3か国主導で決着 <2307-061707>
 日米豪の3ヵ国が太平洋島嶼国通信環境を改善するための海底ケーブル敷設に乗り出す。 3ヵ国が$95Mの資金を提供して実施するもので、外務省は6日にこのうちケーブル敷設をNECと契約したと発表した。 日本が負担する資金は、政府開発援助 (ODA) でまかなう。
【関連記事:2307-060617 (毎日 2023.06.06)】
 ミクロネシア連邦ナウルキリバスの3ヵ国を結ぶ2,250kmの光海底ケーブルを敷設し、陸上の関連施設の建設や技術協力を行う。 太平洋で影響力を増す中国に対抗する狙いがあり、2025年頃の完成を目指す。
 政府関係者によると、ケーブルは米軍基地がある米領グアムと、米国と安全保障上の結びつきが強いミクロネシアがすでに繋がっており、今回はミクロネシアからナウル、キリバスに延伸する。 もともと世界銀行が主導していたが、中国の通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)の元傘下企業が入札に参加したため、中国企業が受注すれば情報の遮断や抜き取りの恐れがあったことから、日米豪が連携して関係国に懸念を伝えるなどして、3ヵ国主導の事業とすることで決着した。
2023.06.15
 20:17
ロイタ通信

(Yahoo)

パラオ大統領、米に EEZ 巡視強化を要請 中国船進入受け <2307-061513>
 来日中のパラオのウィップス大統領が14日にロイタの取材に応じ、自国の排他的経済水域 (EEZ) 内に中国船が複数回進入したことを受け、米国に巡視活動を強化するよう要請したことを明らかにした。 また、米中が地域における影響力を争う中、既存の沿岸警備隊や民間活動チームと共に軍隊を駐留させることでパラオにおける米軍のプレゼンスを拡大することも歓迎すると語った。
 パラオは米国と数十年にわたる協定を結んでおり、この下で米国は防衛の責任を担い経済援助を提供しているが、米国防総省からは今のところコメントを得られていない。
 中国外務省の報道官は15日にEEZ進入に関する質問に対し、船舶は関連海域に避難したものだと説明し、「国同士の安全保障協力は第三者を標的にすべきではない」と述べた。
2023.06.14
 21:12
日経新聞 ニュージーランド、フィジーと地位協定締結 国防で連携 <2307-061415>
 ニュージーランド(NZ)のリトル国防相が14日に訪問先のフィジーで同国と地位協定を締結したと発表した。
 互いの軍が相手国で円滑に活動できるようになる。 太平洋島嶼国で中国の影響力が強まる中、国防で連携を強化する狙いがある。
2023.06.09
 07:09
時事通信

(Yahoo)

豪との安保条約が停滞 島しょ2国、主権巡り懸念強める <2307-060903>
 パプアニューギニアバヌアツがそれぞれオーストラリアとの間で進める安全保障条約の交渉が、島嶼国側が主権を侵害されかねないと懸念を抱き、慎重になっているため停滞している。
 パプアと豪州は1月に、両国軍の共同運用・訓練などを可能にする安保条約を締結する方針で合意し、6月の署名を目指していたが、パプアが自国内の港や空港の利用を米軍に認める防衛協力協定を5月下旬に締結後、主権侵害や米中の軍事衝突に巻き込まれる恐れがあるとして野党勢力などが反発し、学生らによるデモも活発化したため、パプア政府は豪州側に条約署名の延期を申し入れた。
 一方、バヌアツと豪州は2022年12月に安保協定に署名したが、バヌアツ側で主権侵害への懸念が拡大したことから、議会での批准は早くても今年末にずれ込む見通しで、バヌアツのカルサカウ首相は6月6日に「協定が一方的でバヌアツの主権を反映していないという汚名を返上しなければならない」と発言し、バヌアツ政府の同意がない限り豪軍の入国やデータ収集を認めないことを明確化する方針を示した。
2023.06.06
 17:47
毎日新聞

(Yahoo)

東部ミクロネシアの海底ケーブル事業、NEC が受注 日米豪と連携 <2307-060617>
 外務省などが6日、日米豪の支援ミクロネシア連邦、キリバス、ナウルの3ヵ国東部ミクロネシアで進めるインターネットの海底ケーブル計画について、日本電気 (NEC) がケーブルの製造と敷設を行う契約を受注したと発表した。 2025年末までの完成を目指す。
 ロイタ通信などによると、日米豪の支援前に事業は世界銀行などの主導で進められていたが、中国企業の入札参加により島嶼国間で安全保障上の懸念が強まり頓挫していた。
【関連記事:2107-062404 (ロイタ 2021.06.24)】
 事業は2021年に林外相らが発表した3ヵ国を結ぶ全長2,250kmのケーブルを敷設する計画で、総事業費は$95Mで、ミクロネシア連邦と米領グアムを結ぶ既設のケーブルとも連結し、ネットワーク上で日本や豪州ともつながるという。
 海底ケーブルを巡っては、5月20日に広島市で開かれたQuad首脳会議で、インド太平洋地域での連結性を強化することで一致していた。
2023.06.04
 20:25
日経新聞 フィジー国防担当相、中国との警察協定「破棄の可能性」 <2307-060412>
 フィジーで国防を担当するティコンドゥアンドゥア内務移民相が4日にアジア安全保障会議(シャングリラ会合)で訪れたシンガポールで日本経済新聞の取材に応じ、中国と結んでいる警察協力協定について「破棄も可能性の一つだ」と述べた。
 2011年に中国と結んだ警察協力協定では、フィジーの警察官が中国で訓練を受けたり、中国の警察官をフィジーに派遣したりしてきた。
2023.05.30
 16:25
時事通信

(Yahoo)

豪との安保条約、作業に遅れ 「国内法と擦り合わせ必要」 パプア <2306-053010>
 パプアニューギニア政府が30日、オーストラリアとの間で締結を目指している安全保障条約について、パプア側の調整作業に遅れが生じていると明らかにした。 「文言や規定をパプア国内法と擦り合わせる必要がある」ためと説明している。
 両国首脳が1月に会談した際には、4月に交渉を終え6月に締結することを目標にしていた。 パプア政府の声明によると、マラペ首相は5月29日に太平洋諸国の関連会議が開かれたソウルで、マールズ豪国防相と会談し安保条約の国内調整作業の遅れについて説明して、アルバニージー首相へのおわびを伝えた。
2023.05:24
 10:56
ロイタ通信

(Yahoo)

米、ミクロネシアと戦略的協定文書に署名 経済支援継続で合意 <2306-052407>
 米国務省が23日、ミクロネシア連邦との「自由連合協定コンパクト)」に基づき経済支援を継続するための交渉を終え、合意文書に署名したと発表した。 コンパクトは米国が太平洋地域で中国に対抗する上で重要な戦略的協定である。
 国務省によると、ミクロネシアの交渉官と米大使館の代理公使がコンパクトに関連した3つの合意に署名した。 「連邦プログラム・サービス合意」に基づくプログラムなどを継続するための交渉はなお続いている。
 米国は1980年代にミクロネシア、パラオ、マーシャル諸島とコンパクトを締結し、米国は同協定の下、防衛面の責任を担い経済支援を提供する代わりに、太平洋の広大な戦略的地域への独占的アクセスを得ており、同協定の更新は、平洋で影響力を強める中国に対抗する米国の取り組みの重要な部分となっている
【註】
 コンパクトとは同盟の意味であるが、Compact of Free Association (COFA) の略称として用いられている。
2023.05:23
 11:14
CNN

(Yahoo)

米国とパプア、防衛協力協定に署名 米中が太平洋地域で影響力競う中 <2306-052306>
 米国とパプアニューギニアが22日、新たな2国間の防衛協力協定に署名した。 パプアニューギニアの首都ポートモレスビーを訪問中のブリンケン米国務長官とマラペ首相が22日、新たな2国間の防衛協力協定海事安全保障に関する協定署名した。
 どちらの国からも協定文書の事前公開はなかったが、新たな防衛協力により米国はパプアニューギニアの軍事その他の施設へのアクセスを拡大するとみられる。
 これは米国政府が南太平洋地域での安全保障上の結びつきを強化することを意味し、太平洋諸島地域で米中が影響力を競う中、論争に火をつける動きとなっている。
2023.05:22
 12:06
ロイタ通信

(Yahoo)

パプア、米と防衛協定締結へ 「ウクライナ紛争受け必要性認識」 <2306-052208>
 パプアニューギニア (PNG) 政府が20日、米国と防衛協力協定 (
DCA) を締結する方針を明らかにした。 PNGは22日、インドのモディ首相やブリンケン米国務長官、ニュージーランドのヒプキンス首相、太平洋島嶼国の首脳らを迎えて会合を開き、ブリンケン長官とPNGのマラペ首相がDCAに署名する。
 PNG政府は20日の声明で、DCAによって同国の防衛インフラ・能力が強化されると述べた、「中国を含む他の国との協力を阻むものではない」とも指摘した。
2023.05:19
 11:17
テレ朝 News

(Yahoo)

米政府 ブリンケン国務長官のパプアニューギニア代理訪問を正式発表 <2306-051911>
 米国務省が、G7広島サミットで日本を訪れているバイデン大統領に代わってブリンケン国務長官がパプアニューギニアを訪問すると発表した。
 国務省によると、ブリンケン長官によるパプアニューギニア訪問は、21日から22日にかけて行われ、マラぺ首相との会談では二国間の防衛協力と海洋安全保障に関する協定を結ぶ。
 また、太平洋島嶼国の首脳らとの会談では、2022年後半にも予定する米国と島嶼国との2回目となる首脳会談に招待したうえで、地域の経済成長に向けた米政府の取り組みなどを説明するという。
2023.05:18
 05:50
ロイタ通信

(Yahoo)

米大統領、太平洋島しょ国とのサミットを年内開催へ <2306-051805>
 バイデン大統領が債務上限問題の協議に専念するため、主要7ヵ国 (G7) 首脳会議(G7広島サミット)出席後に予定していたオーストラリアとパプアニューギニア訪問を中止したが、国家安全保障を担当するサリバン米大統領補佐官が17日、バイデン米大統領が2023年内に全ての太平洋島嶼国首脳を招いた首脳会議を開催する意向であることを明らかにした。 日程はまだ決まっていない。
 パプア訪問は近年この地域で影響力を増す中国を意識したものだった。
2023.05:13
 16:49
AFP=時事

(Yahoo)

仏領ポリネシア、新行政長官に独立派 <2306-051314>
 仏領ポリネシア議会(57議席)で12日に新行政長官を選ぶ投票が行われ、独立派のブロテルソン氏が38票と16票の現職で残留派のフリッチ氏を破り選出された。
 先月の議会選で独立派勢力が勝利したことで、フランス当局に独立の是非を問う住民投票を働き掛けることが可能になった。 ブロテルソン氏は、10~15年後には住民投票を行いたいとしている。
2023.04.29
 19:08
時事通信

(Yahoo)

パプア、米大統領訪問を発表 来月22日に島しょ国首脳と会合 <2305-042908>
 パプアニューギニアのトカチェンコ外相が29日、バイデン米大統領が5月22日にパプアニューギニアを訪問すると正式に発表した。
 バイデン大統領は18ヵ国と地域が加盟する地域機構太平洋諸島フォーラム (
PIF) の首脳会合に出席するほか、パプアニューギニアのマラペ首相とも個別に会談する。
2023.04.20
 05:30
日経新聞 海自インド太平洋派遣20日から 台湾断交のキリバスへ <2305-042007>
 海上自衛隊が20日からインド太平洋地域への部隊派遣「インド太平洋方面派遣 (
IPD)」を開始する。
 2017年から毎年実施し今年で7回目となる今年のIPDは、訪問国や参加人数、投入装備などは過去最大の規模で、台湾と断交し中国と国交を結んだキリバスを今回初めて日程に入れた。
 経済支援を通じて軍事拠点としての活用に動く中国を巡り他国と共同での抑止を狙う。
2023.03.22
 18:12
ロイタ通信

(Yahoo)

ソロモン諸島、港湾改修を中国企業に発注 海軍拠点化を否定 <2304-032209>
 ソロモン諸島政府高官が22日、アジア開発銀行の資金援助により首都ホニアラの国際港改修などを行う事業を中国の国有企業に発注したことを明らかにした。
 受注したのは中国土木建設会社 (CCECC) で、インフラ開発相はロイタに同社が唯一の応札企業だったとし、「ホニアラの国際港と、地方の埠頭2箇所を改良する事業だ」と説明した。
 中国海軍が寄港できるよう港の水深を深くするのではないかとの懸念が出ているが、開発相は「拡張は行われない」と言明した。
 ソロモン諸島は2022年に中国と安全保障条約を結び、日米豪などはこの地域に中国が海軍の拠点を建設することを警戒している。 一方ソロモン諸島と中国は、安全保障条約では海軍拠点は認められていないと反論している。
2023.03.16
 19:04
産経新聞

(Yahoo)

ミクロネシア大統領、台湾との外交関係模索 中国「賄賂攻勢」に反発 <2304-031618>
 1989年に中国との国交を樹立したミクロネシア連邦が、中国と断交し台湾との外交関係樹立を目指して交渉していたことが明らかとなった。 5月に退任するパニュエロ大統領が関係者に宛てた書簡の内容をロイタ通信などが報じた。 書簡では中国が賄賂などでミクロネシア政府高官を懐柔しようとしていると反発している。 書簡についてミクロネシア政府はコメントしていない。
 パニュエロ大統領は2019年の大統領就任以来、中国が太平洋地域で影響力を拡大していることを警戒し、中国が2022年に島嶼国10ヵ国と安全保障協定の締結を目指した際には他の首脳に署名を拒否するよう促した。
 ホンジュラスのカストロ大統領が14日に中国との国交樹立方針を明らかにする中、ミクロネシア次期政権の判断が注目される。
2023.02.27
 11:30
NNA

(Yahoo)

フィリピン コンバージ、環太平洋ケーブル陸揚局を着工 <2303-022709>
 フィリピンの通信サービス会社Converge ICT Solutions社が23日、ミンダナオ島ダバオ環太平洋海底通信ケーブルシステムBif Rostの陸揚げ局建設に着工したと発表した。 2024年の完工を見込んでいる。
 米西海岸、メキシコ、グアム、フィリピン、インドネシア、シンガポールを結ぶBif Rost Cableは全長15,000kmで、Facebookを運営する米Meta、シンガポールのKeppel Midgard HD、インドネシアのTLKM社から成る企業連合が敷設を手がける。
【註】
 南太平洋を結ぶ海底ケーブルの敷設事業は、日米豪の計画に割り込みを図ろうとする中国との争いが続いている。
【関連記事:2107-062404 (ロイタ 2021.06.24)】
2023.02.24
 22:14
時事通信

(Yahoo)

キリバスの復帰承認 次期事務局長に元ナウル大統領 PIF <2303-022413>
 太平洋諸国の地域機構である太平洋諸島フォーラム (
PIF) が24日にフィジーで首脳級会合を開き、2022年7月に離脱を表明したキリバスの復帰を承認し、同機構の加盟国と地域は18に戻った。 会合に出席したキリバスのマーマウ大統領は「われわれは大家族の一員だ。 太平洋地域の結束を保って前進しなければならない」と述べた。
 同地域で中国が影響力拡大を図る中、結束の乱れを懸念する声が出ていた。
 また、同機構は来年に就任する次期事務局長にナウルの元大統領ワガ氏を起用することを決めた。 ナウルは台湾と外交関係を維持しており、ワガ氏は大統領在任中、中国に厳しい姿勢を取ったことで知られる。
2023.02.07
 15:31
ロイタ通信

(Yahoo)

ソロモン諸島、中国に批判的な州首相が失職=豪放送局 <2303-020709>
 オーストラリア放送協会 (ABC) がソロモン諸島で最も人口が多いマライタ州のスイダニ首相が7日、州議会での不信任投票を受けて失職したと報じた。
 中国に批判的なことで知られていたスイダニ首相は、2022年4月に締結された中国との安全保障協定をはじめ、州内では中国企業を禁止して中国との関係深化を長年にわたって批判し、米国からの開発援助を受け入れていた。  またマライタの住民は、2019年にソロモン諸島政府が台湾と断交して中国との国交樹立を決めたことに反対した。
2023.02.03
 18:14
日経新聞 ミクロネシア大統領、米国との連合協定「近く延長署名」 <2303-020313>
 来日中のミクロネシア連邦のパニュエロ大統領が3日に都内で記者会見し、米国と結ぶ安全保障や経済に関する自由連合協定 (Compact) (註:COFA (Compact of Free Association) 協定の頭をとった略称)について、20年間延長することで近く正式に署名すると明らかにした。 パニュエロ大統領は米国を「最も緊密な同盟国のひとつ」と呼び、延長の意義を強調した。
 太平洋地域での大国間の競争は望まないとも述べ、米中対立から距離を置きたい考えもにじませた。
 中国が太平洋島嶼国への影響力を強めるなか、2023年の更新期限にあわせた交渉が注目されていたが、ミクロネシアは今後も、米国とのCompactのもとで防衛を同国に委ね、財政支援を受ける。
2023.02.02
 07:16
時事通信

(Yahoo)

米、ソロモン諸島の大使館復活 30年ぶり、中国に対抗 <2303-020203>
 ブリンケン米国務長官が1日、南太平洋の島国ソロモン諸島の首都ホニアラに米大使館を開設したと発表した。
 米政府は1993年にホニアラの大使館を閉鎖したが、南太平洋地域で影響力を強める中国に対抗するため、30年ぶりに復活させた。
2023.01.27
 19:34
産経新聞

(Yahoo)

フィジー新政権、対中融和見直し 警察協力協定を停止へ <2302-012717>
 南太平洋のフィジーで昨年12月の総選挙を経て就任したランブカ新首相中国の進出に警戒感を示して親中政策の見直しを進めており、中国と結んだ両国警察間の協力協定の停止を表明した。 ランブカ首相は首相就任後、中国との関係を見直し、豪州などとの連携を深める姿勢を示した。
 バイニマラマ前首相は軍司令官だった2006年にクーデターで全権を掌握して2014年の民政移管後も首相として国政を担った。 バイニマラマ氏の強権的な手法をオーストラリアやニュージーランドが批判したことを受け、首相在任中には中国との関係緊密化が進んだ。
 ランブカ首相が停止する意向を示したバイニマラマ政権期に締結された警察に関する協力協定は、フィジーの警察官が中国で訓練を受け、中国人警察官が3~6ヵ月間フィジーに派遣されるとの内容だという。 中国は昨年11月島嶼国の警察トップを招待した初のオンライン国際会議を開催するなど、治安維持面での連携強化を通じ、各国に浸透する構えを見せている。
2022.12.13
 21:09
日経新聞 オーストラリア、バヌアツと安保協定 中国に対抗 <2301-121315>
 南太平洋バヌアツを訪問中のウォ豪外相が13日に、バヌアツのカルサカウ首相と災害救助や防衛、治安維持などで協力するための安全保障協定に署名した。 バヌアツは人口約326,000人で軍隊はない。
 オーストラリアと対立する中国は4月にソロモン諸島と安保協定を締結しており、協定の内容は現在も非公表だが中国の軍や警察の派遣を認めているとみられている。
 オーストラリアは、太平洋諸国における中国の影響力拡大に神経をとがらせ、各国のつなぎ留めに懸命である。
2022.10.21
 11:53
ロイタ通信

(Yahoo)

豪予算案、ソロモン諸島の警察官配置支援で4600万豪ドル計上へ <>2211-102110>
 豪政府は来週発表する予算案で、ソロモン諸島の警察官配置支援措置としてAUD46M ($29M) を計上する。 労働党政権は選挙期間中、太平洋地域への公的援助を4年間でAUD525M増やすことを公約し、21日にはこの数字をAUD900Mに引き上げた。 この中にソロモン諸島警察へのAUD46Mの支援も含まれる
 中国が影響力を拡大する太平洋地域で自国の立場を強化するもので、ウォン外相は21日の講演で「この支出がなければ他国がその空白を埋め続けるだろう」と述べた。
2022.10.18
 17:22
日経新聞 豪州、島しょ国と国防相会合 中国念頭に連携強化へ <2211-101805>
 南太平洋のトンガで18日、オーストラリアとニュージーランド(NZ)や軍隊を持つ島嶼国3ヵ国などの国防関係者が参加する南太平洋国防相会合が始まった。 会合には豪、NZに加え、仏領ニューカレドニアに基地を持つフランス、南米のチリ、南太平洋島嶼国のパプアニューギニア、フィジー、トンガが参加した。
 豪州は地域で影響力を強める中国を念頭に軍の相互運用性を高めるなど、島嶼国との連携を深める。
2022.10.12 Jane's Defence Weekly US to increase presence in Pacific Islands <2301-101211>
 米国が太平洋連携戦略 (
PPS) の一環として、太平洋地区に於ける米沿岸警備隊と米軍の存在感を高めようとしている。
 米国は大統領府でクック諸島、ミクロネシア連邦、フィジー、仏領ポリネシア、ナウル、ニューカレドニア、パラウ、パプアニューギニア、マーシャル諸島共和国、サモア、ソロモン諸島、トンガ、ツバル、バヌアツの14ヵ国を招いた会合の冒頭でバイデン大統領がPPSを公表した。
2022.09.21
 22:54
Military Times US, UK join Pacific allies in Fijian military exercise <2210-092115>
 米英豪NZが参加し9月12日にフィジーで始まったCartwheel演習が11日間の日程を終え23日に終了した。 演習の名称Cartwheelは第2次大戦でパプアニューギニアのラバウルで行われたCartwheel作戦にちなんでいる。
 米国は中国とソロモン諸島が5月に2国間安全保障条約を結んだことで、中国がこの地域に海軍基地を建設することを警戒している。
2022.09.20
 05:00
讀賣新聞

(Yahoo)

対中包囲網を強化へ、日米英豪NZが太平洋諸島支援の枠組み拡大…仏独韓が参加検討 <2210-092002>
 日米英豪とニュージーランドの5ヵ国が6月に太平洋諸島が重視する気候変動などの課題を支援する枠組み
PBPを設立し、経済支援を通じて太平洋の島嶼国に影響を強める中国を牽制しようとしているが、枠組みの拡大で対中包囲網を更に強化したい考えである。
 複数の政府関係者が明らかにしたところによると、枠組みの拡大で対中包囲網を更に強化したい考えで枠組みを拡大する方針で、国連総会に合わせ9月下旬にニューヨークで予定している外相会合仏独韓の3ヵ国が加わることを検討しており、まずは外相会合にオブザーバーとして参加する方向で調整が進められている。
2022.09.04
 14:00
毎日新聞

(Yahoo)

キリバス PIF 脱退に波紋広がる 中国の影響力拡大に懸念の声 <2210-090406>
 太平洋島嶼国やオーストラリア、ニュージーランドなど18の国と地域で作る地域協力機構の太平洋諸島フォーラム (
PIF) からキリバスが脱退した。
 PIFは地域の外交窓口としても機能してきただけに、島嶼国の発言力の低下につながりかねないとの懸念が出ている。
 キリバスは中国と関係を深めており、地元メディアからは「PIFの結束の乱れに乗じて、中国が影響力を増す可能性がある」といった指摘もあがっている。
【関連記事:2208-071106 (時事 2022.07.11)】
2022.08.31
 12:13
ロイタ通信

(Yahoo)

パプアニューギニア、豪との安保条約締結を提案=豪国防相 <2209-083105>
 マールズ豪国防相が31日、パプアニューギニアが両国間の安全保障条約締結を提案したと明らかにした。  一方、パプアのトカチェンコ外相もABC TVに対し、30日にポートモレスビーを訪れたウォン豪外相と安保条約について協議したと明らかにした。 ウォン外相はABCに対し、協議はごく初期の段階だと述べた。
 パプアはオーストラリアにとって数㌔しか離れていない最も近い北の隣国で、かつては植民地だったが、中国との貿易投資関係を強めている。 中国がソロモン諸島と安保協定を締結したことを受け、太平洋諸島地域では緊張が高まっているが、中国は6月にパプアを含む太平洋地域10ヵ国と貿易と安保に関する包括協定を締結することに失敗した。
2022.08.27
 05:34
時事通信

(Yahoo)

米巡視船の寄港拒否 中国と関係強化 ソロモン諸島 <2209-082702>
 Stars & Stripesなどが26日、太平洋の島嶼国ソロモン諸島が、米沿岸警備隊警備艦寄港を拒否していたと報じた。 報道によると、沿岸警備隊の警備艦Oliver Henryが補給などのため、ソロモン諸島のガダルカナル島に寄港予定だったが、ソロモン諸島は米国の寄港許可要請に応じなかった。
 ソロモン諸島は中国との関係を強化しており、米国の影響力低下への懸念が強まりそうである。
2022.08.07
 11:04
TBS News

(Yahoo)

ガダルカナルの戦いから80年、式典に合わせ自衛隊護衛艦がソロモン諸島寄港 <2209-080703>
 太平洋戦争中、ソロモン諸島で日米が激しい戦闘を繰り広げたガダルカナルの戦いから80年の式典に合わせ、海上自衛隊の護衛艦きりさめがガダルカナル島の港に入港した。 きりさめの艦長らは、7日に行われる「ガダルカナルの戦い80周年」の式典に参列し、日米両国の高官らとともに、戦没者を追悼する。
 今回訪問したソロモン諸島は2019年に台湾との外交関係を断絶し、今年4月に中国と安全保障協定を結んだことから、日本や米国などから懸念の声が上がっている。
2022.07.13 Jane's Defence Weekly Australia to assess potential defects of Guardian-class patrol boats <2209-071314>
 オーストラリア国防省が7月1日、同国Austal社製のGuardian級哨戒艇の技術的な欠陥解明のためAustal社と共に専門家太平洋の数ヵ国に派遣したことを明らかにした。
 Guardian級哨戒艇は過去16ヶ月間に排気システムの欠陥から亀裂が入るなどの故障を起こしている。
 オーストラリアはAUD2.1B ($1.45B) で太平洋島嶼12ヵ国に22隻のGuardian級哨戒艇を供与する計画で、既に15隻の供与が終わり、残る7隻の供与が2023年に完了することになっている。
2022.07.12
 18:00
日経新聞 米国、キリバス・トンガに大使館 中国対抗で支援3倍に <2208-071208>
 米政府はインド太平洋地域への関与を強化するため、キリバスとトンガにそれぞれ大使館を新設する方針である。 いずれも中国と国交がある国で、中国寄りの姿勢を抑える狙いもある。
 両国を含む太平洋地域の気候変動対策や漁業支援としては、現状の3倍に相当する年$60Mを10年間拠出することで、この地域への経済支援で先行する中国に対抗する構えである。
2022.07.11
 14:41
時事通信

(Yahoo)

キリバス、太平洋諸島機構を離脱 中国焦点の首脳会議直前 <2208-071106>
 オーストラリア公共放送ABCが11日、キリバス太平洋諸島フォーラム (
PIF) から、同機構の事務局長人事をめぐる不満を理由として離脱を表明したと報じた。
【関連記事:2107-060903 (ロイタ 2021.06.09)】
 PIFは同日から3年ぶりとなる対面式の首脳会議をフィジーで開催し、中国との連携などを協議するが、開幕直前の離脱表明は地域諸国の連帯を乱し、中国の影響力拡大にさらなる余地を与える可能性がある。
2022.06.28
 18:16
Focus 台湾

(Yahoo)

国連海洋会議 中国、台湾人の出席認めず ツバル外相が退席し抗議 <2207-062808>
 ポルトガルで27日に開幕した国連海洋会議で、台湾と外交関係を持つツバルの代表団のメンバーとして加わっていた台湾人3人中国に出席を拒否された。
 これを受け、ツバルのコフェ外相は抗議の意を示すため会議を退席した。
2022.06.28
 15:00
ロイタ通信

(Yahoo)

豪、太平洋島しょ国の軍事訓練支援へ 漁業水域監視も強化 <2207-062807>
 オーストラリアのコンロイ国際開発太平洋担当相が28日にフィジーの首都スバで行われた会議でビデオ演説し、太平洋島嶼国の軍事訓練を目的とした防衛学校を設立すると表明した。 同相はまた、太平洋諸島の広大な漁業水域を監視するための拠出金を倍増するほか、予想される海面上昇に対応できるインフラ構築に資金を提供すると表明した。
 スバで来月開催される太平洋諸島フォーラム (
PIF) では、外交関係を持つ太平洋島嶼10ヵ国との貿易や安全保障に関する協定締結を目指す中国の動きが議題になる見通しである。 PIFにはオーストラリアやニュージーランドのほか、中国ではなく台湾を承認している複数の国が含まれる。
 関係筋によると、中国はPIFの首脳会議最終日に当たる7月14日にこれら10ヵ国とのオンライン会議開催を目指している。
2022.06.08
 09:08
ロイタ通信

(Yahoo)

太平洋諸島フォーラム、内部対立の解消で合意 組織改革提案 <2207-060804>
 大洋州諸国首脳の対話の場であり地域協力の核とされる太平洋諸島フォーラム (
PIF) は1971年に設立され、現在はオーストラリアやニュージーランドを含む18の国と地域が加盟しており、7月12~14日にフィジーのスバで対面での開催は2年ぶりとなる首脳会議を開く。
 首脳会議に先立ち加盟6ヵ国と地域が7日、昨年の指導部選出を巡る内部対立の解消で合意したほか、組織改革を提案した。 昨年の内部対立では一部加盟国が脱退を表明、組織の存続が危ぶまれる事態に陥った。
 一部の加盟国は台湾と外交関係を持っているが、最近では中国が太平洋諸島への外交攻勢をかけており、安全保障を巡って米国とその同盟国から懸念の声が上がっている。
2022.06.06
 13:33
時事通信

(Yahoo)

歴訪は失敗? 厳しい評価 中国の南太平洋進出、警戒続く <2207-060607>
 中国の王毅国務委員兼外相が5月26日から10日間に及んだ南太平洋諸国歴訪を終えた。 5月30日にフィジーで行われた第2回中国・太平洋島国外相会合では、安全保障面で中国の希望通りの合意には至らなかった
 太平洋地域の専門家からは、歴訪が失敗だったと厳しい評価も出ているが、米欧などの警戒は解けていない。
2022.06.02
 17:49
AFP=時事

(Yahoo)

豪、サモアに哨戒艇提供へ 太平洋地域で中国に対抗 <2207-060207>
 ウォン豪外相が2日にサモアを訪問し、同国に新たに哨戒艇を供与する意向を表明した。
 太平洋地域で中国が影響力を拡大する中、サモアとの関係強化を狙ったものとみられる。
【註】
 オーストラリアは太平洋諸島12ヵ国に供与されてこれら諸国の哨戒艇22隻と換装されるPacific Patrol Boatを21隻建造する計画で、2018年5月に一番艇が進水している。  Pacific Patrol Boatは全長39.5m、全幅8m、乗員23名で、30mm艦載砲と12.7mm機銃を搭載できるスペースを有し ている。
2022.06.01
 23:04
讀賣新聞

(Yahoo)

海自護衛艦「いずも」ソロモン諸島など派遣へ…12か国・地域に寄港、中国けん制狙う <2207-060120>
 政府が護衛艦いずもなどを13日から10月28日までインド太平洋地域に派遣する。 派遣されるのはいずものほか、護衛艦たかなみきりさめ潜水艦、P-1などで、ソロモン諸島など太平洋の島嶼国のほか、米国インド豪州など12ヵ国と地域に寄港する予定で、寄港地にはトンガフィジーなども含まれ、バヌアツには海自艦艇として初寄港する。
 一方、自民党外交部会は1日に太平洋島嶼国に関するプロジェクトチームの初会合を開いた。 島嶼国との安保面での協力拡大を政府に求める提言を今秋にもまとめる。
2022.06.01
 15:04
ロイタ通信

(Yahoo)

トンガ、中国と債務問題協議 豪外相が3日訪問へ <2207-060112>
 トンガ政府が、ウォン豪外相が3日に中国外相が訪問したばかりのトンガを訪問すると発表した。 トンガのソバレニ首相は1日に中国の王毅外相の訪問について地元記者団に説明し、6件の協定に署名したと述べた。 首相府によるとソバレニ首相は中国からの融資について協議したことを確認した。
 予算によると、トンガは対外債務$195Mの2/3を中国輸出入銀行に対して負っているが、1月に火山噴火と津波に見舞われたトンガにとってオーストラリアとニュージーランドが最大の援助国である。
 ウォン外相の事務局によると、ウォン氏はサモアも訪問する。
2022.05.31
 00:31
FNN Prime

(Yahoo)

中国 安保連携目指すも合意できず 太平洋島しょ10カ国と <2206-053101>
 中国の王毅国務委員兼外相が30日、訪問先のフィジーで太平洋の10ヵ国の外相とオンラインの会合を開いたが、ロイタ通信などによると、中国は安全保障分野での連携を共同声明に盛り込むことを目指したが合意できなかった。 一部の国から懸念が出たためとみられる。
 王毅外相は「近ごろ、中国がなぜこれほど積極的に太平洋の島国を支持し援助するのかと疑う人がいるが、過度に心配する必要はないと忠告したい」と述べた。
2022.05.28
 18:00
日経新聞 中国、南太平洋要衝で滑走路調査 米豪と対抗姿勢にじむ <2206-052809>
 異例の10日間にわたる太平洋島嶼国訪問を続けている中国の王毅外相が27日に訪れたキリバスでは、中国がハワイに近い島での滑走路の改修事業を支援する。
 訪問開始2日目となる27日、王外相はキリバスのマーマウ大統領と会談し「米国とその仲間は中国の発展を阻止することに専念している」と述べ、バイデン米政権への警戒心を示した。 地域への浸透や拠点の確保を通じ、米国やオーストラリアに対抗する姿勢が鮮明になっている。
 中国がキリバスとの協力で目玉と位置付けるのが、同国カントン島の滑走路改修支援で、今回の協力文書には含まれなかったもようだが、キリバス政府は2021年5月、改修の事業化調査について中国から資金援助を受けることを認めている。
 滑走路は首都タラワなどと結ぶ商業飛行のためと強調しているが、同島の人口は数十人とされ、改修事業の真意は見えない。 米国がインド太平洋軍が司令部を置くハワイから3,000kmと近く、中国が軍事的価値を見いだしている可能性もある。
2022.05.26
 20:55
産経新聞

(Yahoo)

中国外相、南太平洋〝マラソン訪問〟で狙う影響拡大 <2206-052611>
 中国の王毅国務委員兼外相が26日、6月4日までの10日間の日程でソロモン諸島など南太平洋島嶼国7ヵ国と東ティモールの歴訪を開始した。 中国は、太平洋島嶼国14ヵ国のうち10ヵ国と国交を持つ。 王外相はミクロネシア連邦、クック諸島、ニウエともオンライン形式で会談予定で、中国メディアは「太平洋島嶼国を全てカバーする訪問」と強調している。
 王外相は26日に最初の訪問地のソロモン諸島でマネレ外務貿易相と会談し、安保面でソロモン諸島を固く支持すると表明した。 両国は安保協力に関する協定を4月に結んでいるが、詳細は明らかになっていない。 会談後の記者会見で王氏は協定に関し「警察の法執行能力の向上支援が目的だ」と主張し、米豪を念頭に「太平洋島嶼国は主権独立国家で、誰かの『裏庭』ではない」と牽制した。
2022.05.26
 16:34
ロイタ通信

(Yahoo)

中国とソロモン諸島の関係、太平洋島しょ国の手本にしたい=中国外相 <2206-052607>
 中国の王毅外相が26日、中国とソロモン諸島との関係他の太平洋島嶼国の手本となることを期待すると語った。
 王外相は26日から10日間の日程で、中国が外交関係を持つ太平洋島嶼国8ヵ国を歴訪する。 この日は最初の訪問国のソロモン諸島に到着した。
2022.05.26
 13:53
ロイタ通信

(Yahoo)

豪首相、太平洋島しょ国支援強化を表明 中国の攻勢に対抗 <2206-052606>
 ロイタが、中国太平洋島嶼国10ヵ国との間で警察活動、安全保障、貿易、海洋、データ通信分野の合意を求めるとする共同声明草案を報じたが、アルバニージー首相は「これに対応する必要がある」と言明し、「前政権のように島嶼国支援を後退させるのではなく、強化する必要がある」と述べ、労働党による新政権が海洋安全保障などで島嶼国支援強化を公約したことに触れた。
 ウォン豪外相は23日の就任以来初の太平洋島嶼国訪問として26日にフィジーを訪問し、同国首相と会談する。
2022.05.26
 02:39
AFP=時事

(Yahoo)

中国、南太平洋10か国に安保・経済協定を提案 <2206-052601>
 AFPが入手した文書で25日、中国が南太平洋の10ヵ国に対し安全保障や経済面での協力を大幅に拡大する計画を提案したことが明らかになった。 入手した文書は、「包括的発展の展望」と題された協定の草案と5ヵ年計画で、王毅外相が26日に開始する太平洋諸国歴訪で各国と協議し、30日にフィジーで開く外相会合での承認を目指すとみられる。
 中国は10ヵ国に対し、数百万ドル規模の援助、自由貿易協定で中国市場への参入機会提供を提案する見返りとして、各国の警察の訓練サイバ安全保障への関与、政治的関係の拡大、海洋地図の作成、天然資源の利用拡大を求めている。 当該国の首脳からは、中国の影響力拡大を懸念する声も上がっている。
2022.05.24
 18:18
ロイタ通信

(Yahoo)

中国外相、太平洋諸国歴訪へ ソロモン諸島など <2206-052409>
 中国外務省報道官が24日、王毅外相が5月26日から6月4日にかけてソロモン諸島など太平洋諸国8ヵ国を訪問することを明らかにした。
 ソロモン諸島のほか、キリバス、サモア、フィジー、トンガ、バヌアツ、パプアニューギニア、東ティモールを歴訪する。
2022.05.21
 12:34
Bloomberg

(Yahoo)

中国、キリバスなど太平洋諸国と安保協定で交渉中-報道 <2206-052104>
 英Financial Times紙が米国や同盟国の当局者を引用して、中国がソロモン諸島に続き太平洋諸国2ヵ国と安全保障協定の締結に向けて交渉していると報じた。
 それによると、キリバスとの交渉が最も進んでいるほか、少なくとも他の1ヵカ国と安保協定について協議している。 FTは米国の同盟国の情報当局者の話として、安保協定がソロモン諸島との協定とほぼ同内容になると報じている。
 中国外務省はFTからのコメント要請に対して回答していない。
2022.05.08
 16:05
TBS News

(Yahoo)

林外相 フィジーとパラオを訪問 影響力強める中国に対し緊密な連携を確認 <2206-050803>
 フィジーとパラオを訪問している林外相が、南太平洋地域で影響力を強める中国について意見を交わし、地域の平和と安定のために緊密に連携していくことを確認した。
 南太平洋地域をめぐっては、4月に中国がソロモン諸島と安全保障協定を締結したことが明らかになり、中国軍の常駐化が懸念されている。
2022.05.04 Jane's Defence Weekly China, Solomon Islands sign security pact, riling Australia and allies <2207-050404>
 中国ソロモン諸島安全保障協力で合意し4月19日に文書に署名した。
 ソロモン諸島は今までオーストラリアとの関係が深く、オーストラリアはGuardian級哨戒艇を供与している。
2022.04.23
 11:55
AFP=時事

(Yahoo)

米、ソロモン諸島に警告 中国軍常駐なら対抗措置 <2205-042308>
 南太平洋のソロモン諸島訪問中の米政府代表団が22日、ソロモンが中国と安全保障協定を締結したことを受け、中国が軍を常駐させることになれば、対抗措置を取ると警告した。
 米大統領府によると、米政府代表団はソガバレ首相に対し、安全保障協定は米国とその同盟諸国の地域安全保障に影響を及ぼしかねないとして、「事実上の軍の常駐や戦力展開、軍事施設を確立する措置が取られるならば、米国は対抗措置を取る」と伝えた。
2022.04.21
 19:11
共同通信

(Yahoo)

ソロモン諸島に政務官派遣 政府、中国の軍事拠点懸念 <2205-042112>
 複数の日本政府筋が、中国ソロモン諸島安全保障協定に署名したことから、政府が21日に中国の軍事拠点化が懸念されるソロモン諸島に、4月下旬に三宅外務政務官を派遣する方針を固めた。
 また林外相は、台湾と外交関係を結ぶパラオを5月上旬に訪問する方向で調整に着手したことを明らかにした。
2022.04.19
 18:44
共同通信

(Yahoo)

中国、ソロモンと安保協定 米豪、南太平洋の軍事拠点化警戒 <2205-041914>
 中国外務省副報道局長が19日、ソロモン諸島と基本合意していた安全保障協定を正式に締結したと発表した。 中国とソロモン諸島の外相が正式署名したという。
 中国艦艇の寄港や軍隊、警察の派遣を認める内容とみられる。
 中国の軍事拠点化を警戒する米国やオーストラリアが阻止を図っており、中国が締結を急いだ可能性がある。
2022.04.19
 06:26
時事通信

(Yahoo)

太平洋島しょ国を歴訪 関係強化で中国けん制 米高官 <2205-041907>
 米大統領府が18日、国家安全保障会議 (NSC) のインド太平洋担当のキャンベル調整官が今週、フィジー、パプアニューギニア、ソロモン諸島の太平洋島嶼国を歴訪すると発表した。 歴訪には東アジア太平洋担当のクリテンブリンク国務次官補らが同行し、3ヵ国の政府高官とそれぞれ会談する。
 「米国との協力関係が太平洋諸島における平和と安定、繁栄をもたらす」ことを確認すると、関係強化を通じてこの地域への影響力を強める中国を牽制する狙いがあると見られる。
2022.04.18
 08:53
ロイタ通信

(Yahoo)

豪、ソロモン諸島と安保面の関係維持へ 中国と協定締結後も=外相 <2205-041802>
 オーストラリアのペイン外相が17日、南太平洋の島国ソロモン諸島中国と計画通り安全保障協定を締結しても、両国間の安保面の協力を継続する考えを示した。
 安保協定の詳細は明らかになっていないが、オーストラリアからの距離が2,000kmに満たないソロモンが中国の軍事活動の拠点となる可能性を豪政府は懸念している。
 ソロモンのソガバレ首相が、協定締結後も国内で中国軍基地の建設は容認しないと述べた発言は「非常に重要」との認識を示した。
2022.04.01
 13:34
ロイタ通信

(Yahoo)

中国軍の基地建設、容認せず=ソロモン諸島 <2205-040109>
 ソロモン諸島のソガバレ首相が1日、中国と安全保障協定に調印する計画だが、国内での中国軍基地の建設は容認しないと述べた。 ソガバレ首相は協定案の詳細を明らかにしていないが、中国海軍艦船による補給が認められるとの草案がリークされ、懸念が浮上している。
 ミクロネシア連邦のパニュエロ大統領はソガバレ首相に親書を送り、太平洋の島々が米中間の戦争に巻き込まれる恐れがあると警鐘を鳴らし、中国と安全保障に関する協定を結ばないよう要請した。
2022.03.31
 20:02
日経新聞 中国、ソロモン諸島と安保協定 <2204-033117>
 中国外務省が31日、南太平洋の島国ソロモン諸島と安全保障協定に基本合意したと発表した。 具体的な内容は公表されていないが、インターネット上に流出した協定の草案とされる文書によると、ソロモン側が社会秩序の維持などのために、中国に軍や警察の派遣を要請できると明記した。 また、ソロモン諸島で中国の人員の安全や主要な事業を守るため、中国の部隊が利用できるとも記されている。
 ソロモンに近いオーストラリアなどは中国の軍事拠点の構築につながると警戒している。
 ソロモンは2019年に台湾と断交して中国と国交を樹立し、2021年には親中派のソガバレ現政権に反発する住民らが反政府デモを行ったのをきっかけに暴動が起きたが、中国外務省は中国から警察顧問や警備に必要な物資を送り大きな成果をあげたと主張し、今回の安保協定の意義を強調した。
【関連記事:2201-122303 (TBS 2021.12.23)】
2022.03.29
 11:09
ロイタ通信

(Yahoo)

ソロモン諸島首相、中国との安保協力を確認 反発は「侮辱的」 <2204-032911>
 ソロモン諸島のソガバレ首相が29日、中国との安全保障協力に向けた協議への反発について、非常に侮辱的だと語った。
 ソガバレ首相は議会で、流出した中国との安全保障に関する文書は原案であり、詳細は公表しないと述べ、「われわれは、新たな友好国からいかなる圧力も受けておらず、中国に対して、国内に軍事基地の建設を求めるつもりも全くない」と語った。
 オーストラリアやニュージーランド、米国は、ソロモン諸島と中国が安全保障協定を結び、中国が同国に軍地拠点を設ける可能性があるとして警戒を強めている。
2022.03.25
 00:19
日経新聞 ソロモン諸島、中国と安保協力強化か 艦船寄港や軍派遣 <2204-032501>
 ソロモン諸島中国との安全保障協力強化を検討していることが25日までに分かった。 中国とソロモン両国による「安保協力の枠組み合意(草案)」と題された文書が24日にツイッターに投稿された。
 文書は第1条に「中国は必要に応じて、ソロモン諸島の合意を得て船舶の寄港や物資補給を行える」と記し、更に「ソロモンにおける中国の人員や主要事業を保護するため中国の関連部隊が利用されうる」とも明記した。 豪メディアは中国軍艦の寄港を認めるものだと報じている。 更に、ソロモン諸島側は社会秩序維持などの支援を受けるため「中国に武装警察や軍の派遣を要請できる」との記述もあった。
 豪公共放送ABCは文書が本物との裏付けを得たとしたうえで「最近作成されたが、両国政府による正式な署名はなされていないとみられる」と報じた。
2022.03.14
 12:01
ロイタ通信

(Yahoo)

豪首相、ワクチン外交で太平洋諸島への中国の「侵略」阻止 <2204-031403>
 モリソン豪首相が13日に太平洋諸島の指導者らと毎週協議を行い、ワクチンを提供することでこの地域に対する中国の「侵略」を阻止できているとの見解を示した。
 モリソン氏は、中国が太平洋諸島に軍事拠点を建設するという野心を「非常に明確」にしてきたが、それは起きていないとし、これはオーストラリアが他国に先んじてCOVID-19ワクチンを提供するなど、地域と緊密に連携しているためだと強調した。
2022.02.25
 17:19
CNN

(Yahoo)

ミクロネシア連邦がロシアと外交関係を断絶 <2203-022524>
 ミクロネシア連邦が25日、ロシアのウクライナ侵攻に抗議するため、ロシアとの外交関係を断絶した。
2022.02.16 日経新聞 153ヵ国に日本の大使館 南太平洋に新設計画、中国意識 <2203-021603>
 政府は南太平洋のキリバスに大使館を新設するため、令和4年度予算案に関連経費を計上した。 日本の大使館は現時点で世界153ヵ国にあり、キリバスが154番目になる。
 太平洋の島嶼国を巡っては米国も大使館の設置方針を決め、1993年に閉鎖したソロモン諸島で復活させる。
 ソロモン諸島とキリバスには共通点があり、もともと台湾と外交関係を持ってきたが、2019年に断交して中国と国交を結び、2021年にキリバスの滑走路改修で中国側が調査費用を負担することが明らかになるなど中国の影が濃くなっている。
2022.02.12 時事通信

(Yahoo)

米、ソロモン諸島の大使館復活へ <2203-021208>
 米政府高官が12日、太平洋の島嶼国一帯で影響力を強めている中国に対抗するため、南太平洋ソロモン諸島の米大使館を復活させる方針を明らかにした。  ソロモン諸島の首都ホニアラにあった米大使館は1993年に閉鎖されていた。
2022.02.10 ロイタ通信

(Yahoo)

米と太平洋諸島の安全保障関連協定、バイデン政権で更新協議停滞 <2203-021007>
 バイデン米大統領は、中国が影響力を強めている太平洋諸島に今週、外交トップを送り込むが、マーシャル諸島のザキオス駐米大使は、バイデン政権はインド太平洋の安全保障問題に深く関わる方針を示しているが、自由連合協定 (
COFA) 更新に向けた協議は、米政権交代後行われていないと述べた。 原因はバイデン政権が経済支援以外の重要問題を担当する交渉担当者を任命していないことだと指摘した。
 ブリンケン国務長官は、オーストラリアでの日米豪印4ヵ国 (Quad) 外相会合に出席した後、12日にフィジーを訪問して太平洋諸島の首脳らと会談することになっている。
 マーシャル諸島などの太平島嶼国は、米国と自由連合協定 (COFA) を締結し、安全保障を米国に委託している。 マーシャル諸島、ミクロネシア連邦とのコンパクトは2023年に、パラオは2024年にそれぞれ期限を迎える。
2022.01.26 Jane's Defence Weekly Australian and New Zealand defence forces launch Tonga relief operations <2205-012601>
 1月15日に南太平洋で起きた海底火山の噴火による津波に襲われたトンガの救援のため、オーストラリアとニュージーランド艦船と航空機を派遣している。
 豪国防省は18日に軍に対し偵察飛行を発令しP-8 PoseidonとC-130Jがを向けると共に、海軍にLHD Adelaideの派遣を決めた。
 ニュージーランドは補給艦Aotearoaと外洋哨戒艦Wellingtonの派遣を決めると共に、17日にP-3K2 Orionをトンガに派遣した。
2022.01.24 中国新聞

(Yahoo)

輸送艦おおすみ、トンガ支援へ海自呉基地を出港 <2202-012408>
 トンガへの国際緊急援助活動の任務を担う海上自衛隊の輸送艦おおすみが24日に、母港呉基地を出港した。
 早朝から国際協力機構 (JICA) が提供した飲料水や、火山灰を除去するための高圧洗浄機、ポリタンクなどの支援物資を積み込み、14:10に園田呉地方総監たちに見送られながら現地に向かった。 約2週間で到着する見通しという。
2022.01.20 共同通信

(Yahoo)

自衛隊機で20日にもトンガに飲料水輸送へ <2202-012001>
 政府関係者が20日未明、政府はトンガ支援に対し20日にも自衛隊機で飲料水をオーストラリアに輸送する方向で調整に入ったことを明らかにした。
 同国からトンガへの輸送は調整する。
2022.01.19 時事通信

(Yahoo)

トンガに無償資金援助 1.1億円、自衛隊派遣も 政府 <2202-011910>
 磯崎官房副長官が19日、海底火山が噴火したトンガ政府に対し$1M以上の緊急無償資金援助を行うと発表した。
 政府は国際緊急援助隊として自衛隊派遣も検討しており、岸防衛相は19日に自衛隊に対し派遣に備えるよう指示し、統合幕僚監部から連絡調整官3名をオーストラリアに派遣することを決めた。
2021.12.23 TBS News

(Yahoo)

ソロモン諸島反政府デモ受け 中国政府が警備の専門家チーム派遣 <2201-122303>
 ソロモン諸島で起きた中国系の商店などが放火された反政府デモに関連し、中国政府は現地に警備の知識を持つ専門家チームを派遣すると明らかにした。
 中国外務省報道官は23日、中国はソロモン在住の中国国民の正当的権益を断固維持すると述べた上で、ソロモン諸島政府からの要請だとして、中国が警備用物資の提供とともに、警備の知識を持った専門家チームを派遣し、近く現地に到着すると明らかにした。
2021.12.13 ロイタ通信

(Yahoo)

ソロモン諸島、特定の人物が恩恵受ける支援に警戒を=米大使 <2201-121304>
 ソロモン諸島の米国大使が、特定の人物のみが恩恵を受ける支援を警戒すべきだと呼び掛けた。 ソロモン諸島の野党指導者は先週、ソガバレ首相が中国から受け取った資金で自身の政治的権力を高めていると批判していた。 首相は疑惑を否定している。
 同国は2019年に台湾と断交し中国と国交を結んだが、これに不満を持つマライタ州が中央政府と対立している。 マライタ州は州内で中国企業の営業を禁止しており、米国から支援を受けている。 先月には、首相がマライタ州のデモ参加者との協議を拒んだことを受けて、首都で暴動が発生し、中国人街の多くの地区が被害を受けた。
2021.12.12 毎日新聞

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ニューカレドニア、仏からの独立を三たび否決 マクロン氏「歓迎」 <2201-121207>
 仏領ニューカレドニアで12日にフランスからの独立を問う3回目の住民投票が行われ、独立反対が96.49%を占め、過去2回の投票に続き独立が否決された。
 住民投票は仏政府との取り決めで3回行うことになっておりこれが最後だが、独立賛成派が投票ボイコットを呼びかけた結果、投票率が43.9%と低く、住民投票の正当性を巡り政治的混乱が予想される。
 独立支持派の一部がCOVID-19で多数の死者が出たことを挙げ「喪が終わっていない」と投票不参加を呼び掛けたことが影響し投票率は前回2020年10月の85.69%を大きく下回った。
2021.12.12 時事通信

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太平洋3ヵ国に海底ケーブル=日米豪、中国対抗で資金支援 <2201-121204>
 日本と米国、オーストラリアが12日、太平洋島嶼国のミクロネシア連邦ナウルキリバスでインターネットの接続を改善するため、これら3ヵ国を海底ケーブルで結ぶ事業に資金支援すると発表した。
2021.12.11 産経新聞

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仏領ニューカレドニア 独立問う3回目の住民投票 中国が独立派に接近 <2201-121107>
 フランスの海外領土ニューカレドニアで12日、独立の是非を問う住民投票が行われる。 ニューカレドニアは世界有数のニッケル産出地で、経済進出を続けた中国が独立支持派に急接近しており、フランス国内で警戒感 が強まっている。
 ニューカレドニアは19世紀にフランスに併合されたが、1980年代に先住民から独立要求が高まり、1998年の協定で独立を問う住民投票を3回実施することが決まった。 昨年までの2回の投票では2018年の第1回投票で43%、昨年の第2回投票は47%と独立支持がいずれも否決されており、今回が3回目の投票となる。
2021.11.28 CNN

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ソロモン諸島の暴動、中国人街で焼死体3体を発見 <2112-112802>
 ソロモン諸島の首都ホニアラで反政府デモを契機に起きた暴動で、地元警察は27日に中国人街の焼失した建物の中から焼死体3体が見つかったと発表した。
 駐ソロモン諸島豪大使は同日、ソロモン諸島政府の要請に基づき派遣された豪州軍部隊が26日に到着したと確認した。 地元警察を支援する任務に当たる。 パプアニューギニアのマラペ首相も声明で、同国がソロモン諸島政府の求めに応じて警官らから成る治安維持チームを派遣し26日に現地に到着したと発表した。
 抗議デモが起きた背景には、ソガバレ首相の内政運営や同州の経済開発が進まないことへの不満、州の自治権尊重の要求、台湾との2019年の断交や中国との国交樹立への反発がある。
2021.11.26 ロイタ通信

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ソロモン諸島の反政府デモは諸外国が扇動、首相が非難 <2112-112606>
 ソロモン諸島のソガバレ首相が26日、政府への抗議デモが激化している事態について、諸外国が事態を悪化させていると述べた。
 首相は事態を悪化させているとする国を名指ししないものの、多くの抗議者の出身地で最大の人口を抱えるマライタ州について、影響を及ぼしている諸国は中国との関係を望まない国々であると述べた。
2021.11.26 ロイタ通信

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ソロモン諸島の反政府デモは諸外国が扇動、首相が非難 <2112-112604>
 ソロモン諸島のソガバレ首相が25日、豪州に暴動鎮圧への支援を要請し、治安維持部隊の第1陣が同日中に到着した。 豪州のアンドリュース内相は、治安維持部隊は警察官と兵士約100名から成り、法と秩序の回復が任務だと説明し、警察官23名がすでにホニアラ入りし26日も50名を派遣する予定だと語った。 オーストラリアが派遣した治安維持部隊が26日に空港や港湾の安全を確保する活動を開始した。
 暴動の背景には、COVID-19パンデミックにより高まる経済面での不満に加え、ガダルカナル島の中央政府と人口が最も多いMalaita島の住民との積年の対立がある。
2021.11.25 時事通信

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ソロモン諸島「深刻な懸念」 中国 <2112-112507>
 中国外務省副報道局長かが25日、ソロモン諸島反政府デモ中国人が関係する商店が襲撃されたことなどを受け深刻な懸念を表明し、ソロモン政府が必要な措置を取り中国人の安全を保護するよう要求したことを明らかにした。
 また、中国とソロモンの正常な関係発展を破壊するいかなる企ても無駄だと主張した。
2021.11.25 ロイタ通信

(Yahoo)

ソロモン諸島でデモ激化、オーストラリアが軍・警察派遣を決定 <2112-112506>
 モリソン豪首相が25日、政府への抗議デモが激化しているソロモン諸島にソガバレ首相から支援要請に基づき軍と警察100名以上を派遣すると表明した。
 現地ではデモ参加者の一部が暴徒化し、ソガバレ首相は24日に首都ホニアラに36時間の外出禁止令を出したが、それを無視した抗議活動が続いている。 現地からの報道やSNSへの投稿によると、ホニアラでは中華街で焼き討ちが発生しているもようである。
2021.11.25 TBS News

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ソロモン諸島で抗議デモ暴徒化 中国系商店への放火・略奪も <2112-112503>
 南太平洋の島国ソロモン諸島政府への抗議デモが起き、一部が中国系商店に放火や略奪するなど暴徒化している。 在ソロモン日本大使館などによると、ガダルカナル島にある首都ホニアラで24日にインフラ整備の遅れなど政府の方針に抗議し、首相の退陣などを求めるデモが発生し、一部は国会の敷地内に侵入して警官隊と衝突、警察官数名がけがをした。 また、中国系住民が経営する商店などに放火し、略奪行為も行っているという。
 ソロモン諸島は2019年に台湾と断交して中国と国交を結んだことで、一部の住民から政府に対する不満が高まっていた。
2021.11.16 時事通信

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キリバス、中国が影響力か 米に対抗、保護区の漁業解禁で <2112-111614>
 キリバスが、世界遺産に登録されているフェニックス諸島保護地域商業漁業の解禁を決めた。 政府内で解禁に慎重な意見が残るなか、親中の同国に中国が介入したとの観測が浮上しており、太平洋諸国に影響力を高める中国の取り組みの一端が浮き彫りとなった。
 保護区は米軍基地があるハワイに比較的近く太平洋上の重要なシーレーンにあり戦略上重要な地点であることから、ニュージーランドの公共放送TVNZは、今回の決定が中国の圧力で行われた懸念があると報じた。
 キリバスは2019年に台湾と断交し中国と国交を樹立しており、最近では、保護区内にある島の滑走路と橋を中国の資金で改修する開発計画が明らかになった。 この滑走路は太平洋戦争中に米軍が利用したもので、専門家らは滑走路は太平洋有事の際に中国に利点を与えることになると警告している。
2021.07.30 ロイタ通信

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サモア新首相、中国支援の港湾開発の中止を正式表明 <2108-073005>
 サモアのマタアファ新首相が、中国が支援する$100Mの港湾開発事業取りやめる考えを正式に表明した。 サモアが抱える対外債務の内、対中債務は$160Mで全体の4割ほどを占めている。
 マタアファ新首相は5月にロイタに対して、既に多額の対中負債を抱えるサモアにとって過剰なプロジェクトだとし、同事業を見直す方針を示していた。
2021.07.28 毎日新聞

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太平洋諸島、先行き不透明 5ヵ国が PIF 脱退表明、存在感増す中国 <2108-072808>
 太平洋18ヵ国と地域で作る地域協力機構の太平洋諸島フォーラム (
PIF) からパラオなどミクロネシア地域の5ヵ国が脱退を表明し、関係国などと協議が続いている。 台湾と断交し中国と国交を樹立する国が増えているなか、この5カ国のうち3ヵ国は台湾と外交関係を維持しているが、脱退が現実となれば太平洋地域でのインフラ整備などを通じた中国の影響力がさらに増す可能性がある。
 PIFは1971年に結成され、オーストラリアやニュージーランドのほか太平洋の島嶼国家などが加盟して域内をまとめる一定の役割を担ってきたが、近年はフィジーにある事務局や大国である豪州の発言力が強まり、加盟国内でより小さい地域単位での経済・地域統合を目指す動きも出ていた。
2021.07.27 共同通信

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サモア、23年ぶりに政権交代 女性首相、総選挙の勝利確定 <2108-072704>
 南太平洋サモアで4月行われた総選挙で明確な勝敗がつかずツイラエパ首相が退陣を拒否していた問題で、女性のマタアファ元副首相率いる野党FAST党の勝利がこのほど確定し、約23年ぶりの政権交代が実現した。 フィアメ氏は27日に政府庁舎に入り新政権を本格始動させた。
 サモアでは、ツイラエパ前政権がつくった対中国の巨額債務が問題化し、フィアメ新首相は中国が支援する$100M規模の港湾開発計画を棚上げする方針を表明している。
2021.07.02 産経新聞

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島嶼国めぐり対中暗闘 インフラ整備阻止、情報戦がカギ <2108-070202>
 菅首相が2日の太平洋・島サミットで、太平洋島嶼国に対するインフラ整備支援に向けた意欲を改めて強調した。 政府は表向き中国に対抗する意図を否定するが、太平洋島嶼国への進出を強める中国系企業に対する警戒感を強めている。
 特に安全保障に直結するインフラ分野では、米国などと連携して中国の影響力をそぎたい考えで、島サミットはこうした取り組みを進めるうえで重要な会議となった。
2021.06.24 ロイタ通信

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南太平洋のナウル、中国企業排除で新たな海底ケーブル計画を検討 <2107-062404>
 ナウル共和国が中国企業による海底ケーブル建設計画に代わり新たなオーストラリアのケーブルと接続する交渉を進めている。 関係者によると、ナウルと1,250km離れたソロモン諸島の首都ホニアラの間に海底ケーブルを敷設し、オーストラリアとソロモン諸島、パプアニューギニアを結ぶ全長4,700kmのCoral Sea Cableと接続する計画である。
 アジア開発銀行 (ADB) はナウルキリバスミクロネシア連邦の島嶼各国の通信環境を改善するために「東ミクロネシアケーブル」の建設を計画して昨年入札を行ったが、これにファーウェイグルーブの華海通信技術(旧社名:華為海洋網絡)が競合企業よりも20%低い価格を提示したためナウルは安全保障上の脅威を指摘し、米国も警告を発して計画は頓挫した。
 ナウル共和国は台湾との外交関係を維持しており、中国との間に緊張が生じている。
【関連記事:2107-061806 (ロイタ 2021.06.18)】
2021.06.21 産経新聞 中国がキリバスで滑走路修復 対米軍事目的か <2107-062101>
 中国キリバスで、離島に放置されていた滑走路の修復を計画していることが判明し、米国向けの軍事利用が狙いではないかとの観測が広まっている。 ロイタ通信は5月5日、キリバス中部のフェニックス諸島にあるカントン環礁で、中国が2,000mの滑走路の修復計画を進めていると報じた。 記事は匿名の関係者の言葉として、同環礁は中国の動かない空母になると報じた。
 キリバスは2019年9月に台湾との国交を解消中国と国交を樹立している。
 カントン環礁は大戦後ハワイとオーストラリアを結ぶ航路の中間点として民間機の給油地点となったが、長距離が飛行できるジェット機の普及で1968年に閉鎖されて以降、滑走路は放置されていた。 島は同諸島唯一の有人島だが、住民はわずか20人である。
2021.06.18 ロイタ通信

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太平洋島しょ国の海底ケーブル計画、中国企業参加に米懸念で頓挫 <2107-061806>
 太平洋島嶼国を対象とする世界銀行主導の海底通信ケーブル「東ミクロネシアケーブル」敷設計画が、中国企業の参加が安全保障上の脅威だとする米国の警告を各島嶼国政府が聞き入れたために頓挫していたことを、2人の関係筋がロイタに明らかにした。 東ミクロネシアケーブル計画はナウルキリバスミクロネシア連邦の各島嶼国における通信環境を改善するために計画された。 ケーブルは軍事施設のある米領グアムにつながる計画だった。
 この関係筋によると、この$72.6Mの計画に華海通信技術(旧社名華為海洋網絡:ファーウェイMarine Networks)がノキア傘下のASM社やNECよりも20%以上低い価格で応札した。
 入札社のうちファーウェイだけをを排除する具体的な方法がなかったため、全3件の入札が不適合と判断されたという。
【関連記事:2011-102806 (日経 2020.10.28)】
2021.06.09 ロイタ通信

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太平洋島しょ国支援で同盟国と協力へ、中国念頭=米アジア担当官 <2107-060903>
 米国でインド太平洋を担当するキャンベル調整官が8日にシンクタンク
CNASF主催のオンラインイベントで、中国との戦略的競争が激化している太平洋地域の島国を支援するため、日本、ニュージーランド、オーストラリアなどの同盟国と協力していく方針を示した。
 太平洋諸島フォーラム (PIF) に加盟する5ヵ国が2月に次期事務局長の選出を巡る対立からRIFの離脱手続きを開始すると表明しているが、キャンベル調整官は、分裂したフォーラムの再招集に向け、他国と協力したいと表明した。
【PIF 問題関連記事:2103-020902 (讀賣 2021.02.09)】
2021.03.29 日テレ News24

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パラオ大統領が台湾公式訪問 米大使も同行 <2104-032901>
 パラオ共和国ウィップス大統領の台湾公式訪問には、駐パラオの米国大使も同行している。
 ウィップス大統領の28日の訪台には、台湾との外交関係を重視する姿勢を内外に示す狙いがあり、滞在中には台湾の蔡英文総統とも会談する。
 現在、台湾と外交関係のある国はパラオを含め15ヵ国となっているが、中国は台湾が他国と外交関係を結ぶことに反対し外交攻勢をかけていて、2019年にはソロモン諸島とキリバスが相次いで台湾と断交し、中国と国交を樹立している。
2021.03.23 Focus 台湾

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パラオ大統領、対台湾関係重視 「友人を選ぶ自由がある」=インタビュー <2104-032303>
 台湾と外交関係を結ぶパラオのウィップス大統領が22日にFocus 台湾とリモートで単独インタビューに応じ、台湾との関係を重視する姿勢を強調した。
 ウィップス大統領は28日から4月1日までの日程で就任後初の外国訪問として台湾を訪問する予定で、台湾滞在中には蔡総統と会談する。
【関連記事:2103-020902 (讀賣 2021.02.09)】
2021.03.03 NHK 防衛省 太平洋島しょ3か国に防衛協力強化呼びかけ 中国を念頭 <2104-030305>
 日本と太平洋の島嶼国3ヵ国防衛担当者によるオンライン会議が開かれ。 防衛省は、海上交通で重要な航路にある太平洋の島嶼国との防衛協力を進めるため、パプアニューギニアフィジートンガの3か国の国防相らを招いた閣僚級会合を昨年4月に東京で開催する予定だったがCOVID-19の影響で延期され、改めて開催時期の調整を進めている。
2021.02.09 讀賣新聞

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破られた「紳士協定」…太平洋の島国に深刻な亀裂、影響力拡大狙う中国に追い風 <2103-020902>
 太平洋の島嶼18ヵ国と地域でつくる域内協力機構太平洋諸島フォーラムが、事務局長の選出を巡って深刻な亀裂に直面しており、中国の影響力拡大懸念もある。 フォーラムは1971年の前身組織設立以来、オーストラリアとニュージーランドが経済支援を通じて影響力を発揮し結束を保ってきたが、加盟国間の対立が深まれば、域内への浸透を図る中国には追い風となる。
 フォーラムは2月3日に加盟国と地域の首脳による投票で、東部ポリネシアにあるクック諸島のプナ前首相を事務局長に選出したが、パラオが翌4日にフォーラムからの脱退を表明した。 マーシャル諸島なども不服を唱えている。 パラオが反発するのは、東部ポリネシア、南部メラネシア、北部ミクロネシアの3地域から順に事務局長を選ぶとの加盟国間の紳士協定が破られたとみるためで、ミクロネシア地域の各国は、域内にあるマーシャル諸島のザキオス駐米大使を推していたが、9対8の接戦で敗れた。
2021.01.30 AFP=時事

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バヌアツ、中国漁船を拿捕 違法操業で初摘発か <2102-013003>
 バヌアツの警察が30日までに、同国海域内で違法操業をしていた疑いで中国漁船2隻ロシア船1隻拿捕したと発表した。 警察によると、中国漁船2隻は今月19日、バヌアツ北方のHiu島付近で巡視船に捕らえられた。 中国籍の乗組員14人は拘束後に隔離され、今後、違法操業について取り調べを受ける。 バヌアツ当局による中国漁船の拿捕は初とみられる。
 警察はさらに、中国漁船と首都ポートビラへ向かう途中にLuganville付近でロシア船1隻を発見し拿捕した。
【中国とバヌアツの関係に関する記事:2010-092103 (時事 2020.09.21)】
2020.10.28 日経新聞 パラオの光海底ケーブル支援発表 日米豪外相 <2011-102806>
 茂木外相が28日、米豪と連携して太平洋の島国パラオへの光海底ケーブル敷設を支援すると発表した。 太平洋を横断してシンガポールと米国を結ぶ光ケーブルの支線として建設する計画に3ヵ国の政府系金融機関が協調融資する。
 ベトナムで開いた国際フォーラムにポンペオ米国務長官、ペイン豪外相とそろってビデオメッセージを寄せた茂木外相は、パラオにとって重要なプロジェクトであり、インド太平洋地域で質の高いインフラを提供し続けていくと述べた。 日本が掲げる「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、日米豪が連携するインフラ支援として初の案件となる。
2020.10.23 Breaking Defense As US military moves into Palau, China watches intently <2011-102305>
 米国はフィリピン海でのプレゼンスを高めようと、ここ2ヶ月間に国防長官と海軍長官が相次いでパラオを訪問してレメンゲサウ大統領と会見し、グアムとフィリピンの中間に位置する人口わずか17,000人のこの国での米軍部隊の駐留で合意している。
パラオの位置 (Google Map)】
 米海軍は海軍長官の同国訪問に合わせて日本を基地にしている揚陸艦Comstockを派遣して休養目的に1週間停泊させ、10月12日にはC-130 1機と24名の空軍要員を派遣してBabeldaob(註:パラオ本島)のほかPeleliu、Angaur(註:Babeldaob島南西の島々)の飛行場で滑走路や施設の調査をしている。 更に今月には沿岸監視隊の警備艦Sequoiaも寄港している。
 海兵隊は防空能力と精密打撃能力を有する沿岸連隊を太平洋地域に数個配置する計画で、パラオに配置されるのはその一部である。 また海軍と海兵隊は新型の軽揚陸艦 (Light Amphibious Warship) を装備して急速展開を行おうとしており、パラオがその拠点になると見られる。
2020.10.19 東洋経済

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パプア最高裁「中国系金鉱採掘会社」の申立却下 <2011-101901>
 世界有数の金山として知られるパプアニューギニアポルゲラ鉱山を巡り、採掘を行ってきたバリック・ニューギニア(BNL)が9月29日に声明を出し、採掘権延長に関する同社の申し立てがパプアの最高裁判所に却下されたことを認めた。 BNLは中国の金採掘大手の紫金鉱業集団とカナダのバリック・ゴールドの合弁企業で、紫金鉱業が50%を出資している。
 ポルゲラ鉱山の採掘権は2019年8月にいったん契約期限が切れた後も、パプア政府はBNLの採掘継続を認めていたが、今年4月24日にパプア政府はBNLによる採掘権の延長申請を認めないと突如発表し、8月25日はポルゲラ鉱山の採掘権を国営企業のクムル・ミネラルズ(KMHL)に与えた。
2020.09.21 時事通信

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米中、太平洋で「陣取り合戦」 パラオ、米軍基地建設を要請 <2010-092103>
 Wall Street Journalによると、フィリピンの東方約1,000kmに位置し伊豆諸島やグアムを結ぶ第2列島線上にある人口2万人に満たない島国パラオが先月、同国を訪れたエスパー米国防長官に米軍基地を受け入れる意向を伝えた。
パラオの位置 (Google Map)】
 一方、中国は南太平洋のバヌアツとソロモン諸島に軍事拠点設置を提案したとされており、米中両国の軍事的せめぎ合いは太平洋全域に広がりつつある。
バヌアツの位置 (Google Map)】
ソロモン諸島の位置 (Google Map)】
2020.09.02 ロイタ通信

(Yahoo)

ソロモン諸島で州が独立問う住民投票へ、中国との国交樹立に反発 <2010-090209>
 南太平洋の島嶼国であるソロモン諸島のマライタ州が、独立の是非を問う住民投票を実施すると発表した。 同州は、中央政府が昨年決定した台湾との断交および中国との国交樹立反発している。  米国とつながりが深いマライタ州には全国の人口の1/4が居住している。
 ただ、ガダルカナル島にある首都ホニアラの中央政府が住民投票の結果を尊重する可能性は低い。
2020.06.23 時事通信

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キリバスで親中派大統領が再選 24日就任宣誓 <2007-062305>
 南太平洋の島国キリバスからの報道によると、同国大統領選挙が22日に行われ、親中派のマーマウ現大統領が再選を果たした。
 キリバスは2003年に中国と断交し台湾と外交関係を樹立したが、昨年9月に中国との国交を樹立しており、中国との関係が争点の一つとなった。
キリバスの位置 (Google Map)】
 選挙で信任を得たマーマウ氏は中国との関係強化を図るとみられる。
2020.03.18 Jane's Defence Weekly Australia hands Fiji its first Guardian-class patrol boat <2005-031808>
 オーストラリアが太平洋諸島国と東チモールの12ヵ国に21隻供与するGuardian級哨戒艇6番艇が3月6日にフィジーへ引き渡された。 同国には2隻が供与されることになっており、2番艇の引き渡しは2023年に計画されている。
 全長39.5m、速力20ktで30mm砲1門と複数の12.7mm機銃を装備できるGuardian級は2018年に1番艇がパプアニューギニアに供与されたのを皮切りに、2番艇が2019年4月にツバル、3番艇が2019年6月にトンガ、4番艇が同年8月にサモア、5番艇が11月にソロモン諸島に供与されている。
【関連記事:1807-060611 (JDW 2018.06.06)】
2020.03.06 Jane's 360 Australia delivers sixth Guardian-class patrol boat <2004-030605>
 オーストラリアが3月6日、南太平洋12ヵ国と東チモールに合わせて21隻供与するGuardian級哨戒艇6番艇を、西オーストラリアのAustal造船所でフィジーに引き渡した。
 Guardian級哨戒艇の引き渡しは2023年10月に完了する。
【関連記事:1807-060611 (JDW 2018.06.06)】
2020.01.17 時事通信

(Yahoo)

太平洋島しょ国と国防相会合へ 河野防衛相 <2002-011703>
 河野防衛相が17日、4月初旬太平洋島嶼国との国防相級会合東京で開催すると発表した。
 太平洋地域に影響力を強める中国を意識したもので、パプアニューギニア、フィジー、トンガの3ヵ国の国防相と、同地域に関係の深い米、英、仏、豪、ニュージーランドの関係者が出席する。
2020.01.06 時事通信

(Yahoo)

中国、台湾断交のキリバス称賛 総統選直前に首脳会談 <2002-010605>
 中国の習主席が6日、南太平洋の島国キリバスのマーマウ大統領と北京で会談し、昨年9月に台湾と断交し中国と国交を回復した政治判断について「歴史の正確な方向に立っており、中国は高く称賛する」と評価した。
2020.01.06 Focus 台湾

(Yahoo)

マーシャル諸島の新大統領、台湾との国交「堅く支持」 <2002-010604>
 台湾と外交関係を結ぶ太平洋の島国、マーシャル諸島の新大統領にカブア氏が選出された。
 台湾外交部によれば、カブア氏と面会した蕭駐マーシャル諸島大使にカブア氏は、台湾との国交を堅く支持するとの姿勢を表明した。
2019.11.22 Focus 台湾

(Yahoo)

台湾の国交国との連盟結成で中国に対抗 ツバルが働き掛けへ <1912-112204>
 台湾と外交関係を結ぶ南太平洋ツバルのコフェ外相が16~21日の日程で訪台し蔡総統や呉外交部長らと面会した。
 コフェ外相は太平洋のソロモン諸島キリバスが9月に相次いで台湾と断交して中国と国交を樹立したことを受け、太平洋にある台湾の国交樹立国に働き掛けて連盟を結成共同で中国に対抗する考えを示した。 台湾との外交関係を維持する太平洋4ヵ国の動向に注目が集まっている。
2019.11.22 ロイタ通信

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ツバルが中国企業の人工島建設提案を拒絶、親台湾姿勢を堅持 <1912-112201>
 ツバルのコフェ外相が21日、中国企業から提案された海面上昇に対処するための人工島建設計画を拒絶したと明らかにした。 中国はこうした申し出を通じて、ツバルなど台湾と外交関係のある太平洋の島国を取り込もうとしているが、コフェ氏は台湾支持の姿勢を鮮明に打ち出し、同様になお台湾と外交関係を維持しているマーシャル諸島パラオナウルの3ヵ国との連携を強化していく方針を打ち出した。
ツバルの位置 (Google Map)】
 コフェ外相はロイタに、ツバルと台湾の外交関係はかつてないほど強固だと語り、他の3ヵ国と結束協力することで中国の影響力に対抗できるとの見方を示した。
2019.11.08 Jane's 360 Australia hands over Guardian-class patrol boat to Solomon Islands <1912-110803>
 オーストラリアが太平洋島嶼国と東チモールの合わせて12ヵ国に供与するGurdian級哨戒艇21隻のうちの1隻が11月8日にソロモン諸島に引き渡された。
 Gurdian級哨戒艇は全長39.5m、幅8mで速力20ktの性能を持ち、主装備として30mm砲、両舷に12.7mm機銃を装備できるスペースが確保されている。
【関連記事:1807-060611 (JDW 2018.06.06)】
2019.10.26 産経新聞

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中国のソロモン諸島賃貸 米国防長官が「無効」宣言を称賛 <1911-102602>
 エスパー米国防長官が25日、ソロモン諸島の地方自治体中国企業と結んだツラギ島の長期賃貸契約をソロモン諸島政府が無効と宣言したことを称賛するとの声明を発表した。
Tulagi島の位置 (Google Map)】
【関連記事:1911-101902 (東京新聞 2019.10.19)】
2019.10.21 Stars & Stripes US military presence in northern Australia will grow, former defense official says <1911-102104>
 オーストラリアの元防衛当局者が10月21日、中国の進出によりオーストラリア北部州Darwinに巡回駐留している米海兵隊の役割が高まっており、米豪両国は米空軍と海兵隊の活動のため、北部州に$2Bを投資して航空機の整備、支援施設、燃料貯蔵、宿舎の改築、訓練場射場の整備などを行うと述べた。
 中国は今年初めに海軍基地の改良工事の契約を行ったパプアニューギニア沖合のManus島について、ソロモン諸島が10月18日に中国企業に対し全島を貸与することに合意している。
Manus 島の位置 (Googhle Map)】
2019.10.19 東京新聞 ソロモン、中国に島賃貸 豪、軍事利用を懸念 <1910-09902>
 オーストラリアのメディアが19日までに、台湾と断交して中国と国交を樹立したソロモン諸島の地方政府が中国企業に小さな島全体を貸し出す契約を結んでいたことが分かったと報じた。 両国が国交を結んだ翌日の9月22日にソロモン諸島のセントラル州と中国企業China Enterprise Groupが合意文書に署名したという。
 産業開発が目的としているが、太平洋諸国の伝統的な援助国オーストラリアなどから「中国の軍事利用につながりかねない」との懸念が出ている。
2019.09.20 Focus 台湾

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台湾、キリバスと断交 今週2ヵ国目 <1910-092002>
 台湾外交部が20日、外交関係を結んでいた太平洋の島国キリバスとの国交断絶を発表した。 背景には、来年1月の総統選で再選を目指す蔡英文総統に揺さぶりをかけようとする中国の狙いがあるとみられる。
 16日にはソロモン諸島と断交したばかりで、これで台湾と外交関係を結ぶ国は15ヵ国になった。
2019.09.09 時事通信

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ソロモン外相、台湾と関係維持=「断交」報道を否定 <1910-090903>
 台湾と外交関係を持つソロモン諸島のマネレ外相が9日、訪問先の台北で呉外交部長との共記者会見で、台湾との友好的で充実し進歩的な関係を大事にしている」と述べ、関係維持の重要性強調し、ソロモンが近く台湾と断交して中国と国交を樹立するとの報道を否定した。
 ただ、今年就任したソガバレ首相は、外交関係を台湾から中国に切り替える利点と問題点を調査する特別作業部会を設置するなど、中国との関係強化に動いているとされる。
2019.08.16 Jane's 360 Australia hands over Guardian-class patrol vessel to Samoa <1909-081610>
 オーストラリアがPacific Patrol Boat Replacement計画で太平洋地域12ヶ国21隻供与するGuardian級警備艇の1隻が8月16日にサモアに引き渡された。
【関連記事:1807-060611 (JDW 2018.06.06)】
 この計画の一番艇は2018年にパプアニューギニアの海洋警察、二番艇は4月にツバル、三番艇は6月にトンガ王国に供与されている。
2019.06.13 ロイタ通信

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オーストラリア、太平洋諸国に近く資金供与へ 中国に対抗 <1907-061306>
 オーストラリア政府は、太平洋諸国のインフラ事業に資金を供与する。 この基金は7月31日までに稼働する。 モリソン首相は昨年、太平洋諸国に最大AUD3B ($2.07B) の低利融資や補助金を提供するため、基金を設立すると発表していた。
 太平洋地域で影響力を拡大する中国を牽制する狙いがあるとみられる。 中国政府は、太平洋の島嶼国に勢力圏を拡大する意図はなく、経済発展の支援が目的だと主張している。
2019.06.03 時事通信

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豪、ソロモン諸島に資金協力=最大188億円、中国に対抗 <1907-060304>
 オーストラリアのモリソン首相が3日、訪問先のソロモン諸島でソガバレ首相と会談し、インフラ整備で豪州が10年間に最大AUD250Mの資金協力を行うことで合意した。 5月の総選挙で勝利したモリソン首相は選挙後初の外遊先としてソロモン諸島を選び、太平洋諸島重視の姿勢を打ち出している。
 インフラ支援をてこに太平洋諸島諸国への影響力を強める中国に対抗する狙いがあるとみられる。
2019.03.26 Focus台湾 蔡総統、インド太平洋地域のパートナーとの連携に意欲/台湾 <>1904-032609>
 太平洋諸国を歴訪している台湾の蔡総統が26日、最後の訪問地であるのマーシャル諸島に到着した。
 総統は同行記者団との懇談で、パラオ、ナウルと海上保安に関する協力協定をそれぞれ締結した今回の成果に言及し、海洋研究や海難救助などを通じてインド太平洋地域のパートナーを密接に連携させられればと意欲を示した。
2019.03.25 Focus台湾

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ナウル議会、台湾支持の決議案採択 蔡総統太平洋歴訪 <1904-032503>
 太平洋歴訪中の蔡台湾総統が24日、2ヵ国目のナウルに到着した。
 ナウル議会は25日に蔡総統のナウル訪問を歓迎する決議を全会一致で採択し、ワガ大統領は中国が掲げる「一つの中国」原則や台湾との一国二制度の方針を受け入れない台湾の姿勢に支持を示した。
2019.01.17 時事通信

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豪フィジー、防衛協力強化へ=中国の影響力拡大踏まえ <1902-011702>
 オーストラリアのモリソン首相が17日にフィジーでバイニマラマ首相と会談し、両国の防衛協力強化で一致した。
 モリソン首相は国境警備の強化を支援すると約束し、バイニマラマ首相は平和維持や海洋安全保障の協力だと述べた。
2018.11.27 時事通信

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中国、港湾開発で融資か=サモアの軍事利用に懸念―豪紙 <1812-112707>
 Australian紙が27日、中国がサモアで港湾の拡張など再開発の資金融資に向けて交渉していると報じたことから、海洋進出を強める中国太平洋の戦略上の拠点として軍事利用する可能性があるとの懸念が浮上しているという。
 報道によると、港はサバイ島の北部にあるアサウ港で、1960年代に木材輸出のために開設されたが計画的な浚渫が行われず、現在では釣り船などによる限定的な利用にとどまっている。
Asau の位置 (Google Map)】
2018.11.17 時事通信

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パプア基地増強で豪と協力=中国をけん制―米副大統領 <1812-111703>
 ペンス米副大統領が訪問先のパプアニューギニアで17日、オーストラリアがパプアのマヌス島で進めているロンブラム海軍基地の増強計画に米国も協力する方針を示した。
 アジア太平洋地域で影響力を強める中国を牽制する狙いがある。
2018.11.10 東京新聞 米、インド太平洋に6兆円支援へ 中国に対抗、インフラ整備に融資 <1812-111003>
 米政府高官が9日、ペンス副大統領がパプアニューギニアで今月中旬に開かれるアジア太平洋経済協力会議 (
APEC) 首脳会議で演説し、インド太平洋諸国への包括的な支援策を表明すると明らかにした。 米メディアによると、インフラ整備のため$60Bを民間企業に融資する方針を示すという。
 中国が進める「一帯一路」に対抗し、インド太平洋で米国の存在感を回復する狙いで、米政府高官によると副大統領の演説は地域の在り方を包括的に捉えた「インド太平洋のビジョン」を提示して米国の積極的な関与を説明する見通しである。
2018.11.08 NHK オーストラリア 島しょ国支援の基金開設へ 中国けん制が狙いか <1812-110801>
 中国が巨額の資金援助を通して太平洋の島嶼国で影響力を強める中、オーストラリアのモリソン首相が8日に豪軍の基地で、島嶼国との関係強化に力を入れていく方針を発表した。 具体的には島嶼国が必要としているインフラ開発を支援するため、AUD2B(1,600億円)の基金を設け、通信やエネルギ、運輸など重要度の高いインフラの整備を支援していくという。
 また、各国の軍と共同訓練などで連携を深めるとしていて、オーストラリアが太平洋地域で持つ影響力を当たり前と思わず太平洋を重視していくと述べた。
2018.11.06 Record China 豪州が第2次大戦の米軍基地を再建、意図は中国けん制か―米紙 <1812-110603>
 Wall Street Journal紙が1日、オーストラリアとパプアニューギニアが1日に両国がパプアニューギニア北部のマヌス島にあるロンブルーム基地を整備することで合意したとと報じた。
 同基地は米軍が1944年に日本軍から太平洋を奪還してフィリピンを解放するために建設したもので、2,800mの滑走路と港がある。
Manus 島の位置 (Google Map)】
2018.11.04 時事通信

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仏からの独立否決=ニューカレドニアで住民投票 <1812-110406>
 南太平洋のフランス特別自治体ニューカレドニアで4日に独立の是非を問う住民投票が実施され、即日開票の結果、独立反対が56.4%を占め否決された。
 ニューカレドニアは防衛を除く治安や医療、経済など幅広い自治権を保持しているが、貧富の差に不満を抱える先住民カナクの間で独立志向が強い一方、財界を中心とした独立反対派は、豊富なニッケル資源を狙う中国の進出を警戒している。
2018.11.02 NHK 豪 対中国でパプアニューギニアと軍事協力を強化 <1812-110202>
 オーストラリアのモリソン首相が1日、パプアニューギニアのオニール首相と協力関係を強化していくことで合意した。 オーストラリアは、パプアニューギニア北部のマヌス島にある海軍基地の改修にあたって資金を援助するなど、両国の軍事的な連携を強化するという。 これにより地域における協力関係をさらに緊密なものにし、南太平洋で課題となっている違法操業や国境を越えた犯罪に対する対応能力も高めることができるとしている。  南太平洋では、中国が島嶼国に対する巨額の資金援助を通じて影響力を強めていて、軍事利用につながりかねない海軍基地の改修支援にも関心を示しているのではないかと、オーストラリアでは懸念する声が上がっているだけに、オーストラリアとしては、今回の合意によって中国による軍事的な影響力拡大を阻止する狙いがあると見られる。
2018.09.17 日経日新聞 中国にかみついたナウル大統領 <1810-091701>
 3日から6日にかけて行われた太平洋諸島フォーラム (
PIF) で、今年の開催国ナウルのワガ大統領中国の代表は傲慢でいじめっこのようだと中国にかみついた。 ナウルは過去に中国と台湾の間で揺れた歴史を持つ。
 ロイタ通信によると、域外国としてPIFに参加している中国の代表が4日の会合で先陣を切って発言しようとしたところ、ワガ大統領がこれを遮った。 各国首脳の方が格上と見なしたためだというが、不満に思った中国代表団が退場したため「中国の代表は傲慢」といった発言につながった。
 一方で中国と関係が深いサモアなどはナウルの対応に反発し、地域で影響力を強める中国が各国の関係にも影を落とす。
2018.09.04 時事通信

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島国ナウル、中国代表団の入国拒否=太平洋諸島フォーラム <1810-090404>
 オセアニアの島国ナウルで3日から開かれている太平洋諸島フォーラム (
PIF) 首脳会議で 、ナウル政府が参加する中国代表団に外交旅券による入国を拒否していたことが分かった。 AFP通信によると、台湾と外交関係 を持つナウルは、外交関係がないことを理由に中国代表団に対して一般旅券で入国するよう通告したという。
 結局、中国から多額の援助を受けているサモアなどが反発し、最終的にナウル側が妥協した。 中国はフォーラム非加 盟国であるものの、フォーラムが毎年行う「域外国との対話」に参加している。
2018.09.03 時事通信

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太平洋諸国、安保枠組み議論=中国影響力踏まえ―首脳会議開幕 <1810-090302>
 オセアニアの地域協力機構である太平洋諸島フォーラム (
PIF) 首脳会議の一連の会合が 6日まで4日間の会期で3日に島国ナウルで開幕した。 太平洋諸国に影響力を強める中国の動きなど、最近の情勢を踏まえ新たな安全保障の枠組み の採択を目指す。
 オーストラリアやニュージーランドなど16ヵ国と2地域が加盟するPIFは、太平洋諸国に影響力を強める中国の動きなど、最近の情勢を踏まえ新 たな安全保障の枠組みの採択を目指し、域内の紛争に対処するために2000年に定めた安保の枠組みを、包括的な内容に発展させた「ビケタワ・プラス宣言」を議論する。
 また、気候変動や国境を越えた犯罪、違法漁業などを対象に加え、加盟国間の協力を促進するため、自然災害に強い施設などの整備に使う基金の創設も話し合う。
2018.07.15 産経新聞 フランス インド太平洋安保に名乗り 日豪印との連携軸に 中国の覇権に対抗 <1808-071503>
 フランス政府が、12~14日の河野太郎外相の訪仏中にインド太平洋の安全保障で日仏協力を強化することに合意した。  マクロン政権はオランド前政権の中国寄り外交を修正し、南シナ海で航行の自由を確保するため昨年だけで少なくとも5隻の艦船を派遣して、中 国による海洋覇権の拡大を牽制する姿勢を鮮明にしている。
 フランスはインド太平洋にニューカレドニア、仏領ポリネシアなど海外領土を保有して8,000名の部隊を展開しており、 中国の強引な権益拡大に対して既成事実化の押しつけは断じて認めない(パルリ仏国防相)方針を示している。
2018.07.06 ロイタ通信

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南太平洋での中国の影響力拡大、国家安全保障の脅威に=NZ <1808-070603>
 ニュージーランド (NZ) 政府が6日に公表した防衛に関する報告書で、南太平洋地域 における中国の影響力拡大地域の安定を脅かす可能性があると警告した。 NZと中国の二国間 関係の緊張が高まる可能性がある。
 NZとオーストラリアはこれまで南太平洋の主要2ヵ国だったが、報告書によるとNZは現在、小規模の島国への影響力で中国を下回っているという。
2018.06.25 時事通信

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豪、バヌアツと安保条約交渉=中国に対抗 <1807-062502>
 オーストラリアのターンブル首相が25日にバヌアツのサルワイ首相と会談し、二国間の安全保障条約 の締結に向け交渉を開始することで合意した。
 豪州の伝統的な友好国である太平洋諸国に開発援助などを通じて影響力を高める中国に対抗する狙いがある。
バヌアツの位置 (Google Map】
2018.06.06 Jane's Defence Weekly Australia launched Pacific Patrol Boat <1807-060611>
 オーストラリア西部にあるAustal社の造船所で5月29日、Canberra's Sea 3036 Pacific Patrol Boat一番艇が進水した。 Pacific Patrol Boatは21隻の建造が計画されており、太平洋諸島12ヵ国 に供与されてこれら諸国の哨戒艇22隻と換装される。
 Pacific Patrol Boatは全長39.5m、全幅8m、乗員23名で、30mm艦載砲と12.7mm機銃を搭載できるスペースを有し ている。
【関連記事:1806-053004 (Jane's 360 2018.05.30)】
2018.05.30 Jane's 360 Australia launches first Pacific Patrol Boat <1806-053004>
 オーストラリアのAustal社が5月29日、21隻建造するPacific Patrol Boatの一番艇を進水させ た。 一番艇は2018年10月にパプアニューギニアに引き渡される。
2018.05.16 日経新聞 フィジーのバイニマラマ首相と首脳会談 <1806-051603>
安倍首相が18、19日に福島県いわき市で開かれる「太平洋・島サミット」に合わせて来日しているフィジーのバイニマラマ首 相と会談した。 15日のサモアのツイラエパ首相に続き、2日続けて太平洋島嶼国首脳を招き、公邸で夕食会も開いた。
 日本はフィジーが2006年のクーデタで軍政に転じた後、島サミットへの首相招待を控えていたが、2014年の民政復帰を 受けて前回2015年の会合に招いている。 フィジー首相を厚遇する背景には、軍政下のフィジに日本が接触を控えていた間に中国が経済支援を積 み増したことから中国寄りに傾いていたフィジーを日本寄りに引き戻す狙いがあると見られる。
2018.04.18 Jane's Defence Weekly US squares off against China for Pacific Influence <1806-041808>
 米太平洋軍隷下で対薬物を担当している 'Joint Interagency Task Force West' のJ3部長のJakson海軍大佐がNavy Leagueで4月9日、太平洋の何処に行っても中国が進出 していると、中国の小切手帳外交に警鐘を鳴らした。
2018.04.10 ロイタ通信

(Yahoo)

バヌアツ、中国による軍事拠点構築に向け協議したとの報道を否定 <1805-041002>
 オーストラリアのFairFax Mediaが匿名筋の話として10日、中国が南太平洋のバヌアツに恒久的な軍事拠点を構築する意 向を示し予備協議を開始したと報じたことに対し、バヌアツのレゲンバヌ外相は豪放送協会 (ABC) に対し10日に、「バヌアツ政府では誰も、中国 の軍事拠点をわが国に置くことについて話したことはない」と否定した。
2018.04.10 時事通信

(Yahoo)

中国、南太平洋に軍事拠点=バヌアツと暫定協議―豪紙 <1805-041001>
 オーストラリアのSydney Morning Herald紙が10日、中国が南太平洋の島国バヌアツに軍事拠点を構築する計画をめぐり 、両国が暫定的な協議を開始したと報じた。 報道によると、当初は中国海軍の艦船が定期的に寄港して燃料などを補給 する拠点とし、その後、軍事的な役割を強化する。 軍事基地が建設されれば、中国にとってジブチに次ぐ、二つ目の海外基地 になる。 正式な提案はバヌアツ側に示されていないが、両国は暫定的な協議を行った。
 バヌアツには中国から多額のインフラ開発資金が流入しており、中国のこうした動きについて、豪州は米国やニュージーランドとともに懸念を持 ちながら注視しているという。
2018.03.02 NHKニュース 中国 トンガと関係強化 南太平洋での影響力拡大狙いか <1804-030202>
 中国国営新華社通信によると、習国家主席が訪中中のトンガ国王ツポウ6世と1日に会談し、両国は貿易や投資のほか 海洋資源の保護など幅広い分野での協力を強化して関係をさらに発展させることで一致したと報じた。
 トンガに対してはオーストラリア、ニュージーランド、日本などが、無償資金協力などを通じて経済発展を支援してきたが、このところ中国が支援を強化し、急速に関 与を強めており、中国が南太平洋地域で影響力を一層拡大する狙いがあるものとみられる。
 トンガ国民の間では中国からの多額の借款により債務が膨らみ、中国への過度な依存に懸念する声もあがることから 、中国は今回、トンガに対して債務の一部を免除する方針を示している。
2018.02.13 産経新聞

インターネット

日本財団がパラオに巡視船など供与「連携の中心に」 <1803-021305>
 パラオの海上保安体制を支援する日本財団が新たに同国海上法令執行局新庁舎、中型巡視船 と専用埠頭を供与し、13日にコロールの新庁舎前でレメンゲサウ大統領が出席して引渡式が行われた。 メレンゲサウ大統領がケダム と命名した中型巡視艇は全長40mで航続距離が長く、監視能力も高い。 既に供与された3隻の小型艇とともに警備にあたる。
 パラオは広大な排他的経済水域 (
EEZ) を有すが、監視体制は十分とはいえず、近年ではベトナムやフィリピン漁船などによる違法操業が 横行し、取り締りは急務になっているため、ミクロネシアやマーシャル諸島など隣国との連携を進めるほか、日本とオーストラリアの海上保安機関と協力し監視を強化し ている。
2016.06.29 Military Times Australian deployments to ramp up for U.S. Navy, Marines <1607-062905>
 米国はオーストラリア北部に1,250名の海兵隊を派遣し、2020年までに2,500名までに増強する計画であるが、米海兵 隊司令官が29日、アジア太平洋地域に早ければ2018年10までに3隻の揚陸艦を増派すると述べた。 新たな派遣先はハワイなのか日本なのかは決 まっていないが、これにより米海兵隊の
ARG/EMUは、南太平洋に4,000名が増強されるこ とになる。
2013.09.03 読売新聞朝刊 太平洋 増える『中国港』、軍港化日米豪が警戒 <1310-090303>
 中国が、太平洋上の島嶼国に対し、港湾整備支援を本格化させていて、日米豪の関係者は 中国海軍の拠点となる可能性が高いと見て警戒している。
 トンガのブナ港は1982年で破壊されていたのを、2009~2012年に中国が全額を低利融資して修復した。 桟橋長120m、推進20mで、艦船の停泊に支障が無い。
 パプアニューギニアでは、2010年にマダンの漁港拡張工事、2012年にラエで貨物港の拡張工事を中国企業が落札している。
 インドネシアパプア州に隣接したメラウケでは、漁港の一角を中国企業が買収し、拡張工事が検討されている。
2013.01.24 Yahoo 朝鮮日報記事

「中国がフィジーに軍事援助、南太平洋に進出」

<1302-012402>
 中国のインターネットメディア東方網によると、中国国防省外事弁公室の銭少将が率いる軍事代表団が21日にフィジーを訪問し、バイニマラマ首 相と同国に対する軍事経済援助で合意した。 中国は軍事訓練、補給などの面でフィジーを支援するほか、同国の長期国家 建設計画を支援するため、全国規模のインフラ建設、農業発展などにも援助を行う。
 南太平洋は米海軍が活動する場で、日本も南太平洋の島国を影響下に置こうと努力している。