マレーシアの情勢に関する報道

2010年以前の東南アジア諸国情勢に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2023.12.20
 13:57
Bloomberg

(Yahoo)

マレーシア、イスラエル旗掲げる船の入港禁止-貨物積み込みも認めず <2401-122008>
 マレーシアのアンワル首相が20日、イスラエルの海運会社ZIM Integrated Shipping Services社が運航する船舶について、マレーシアの全港湾への停泊を恒久的に禁止すると発表した。 禁止措置は4週間後に発効する。
 マレーシア政府は、イスラエルの旗を掲げる船の入港を今後認めず、同国に向かう船舶はマレーシアの港で貨物の積み込みができなくなる。
2023.10.16 Janes Malaysia allocates MYR2.4 billion for three more littoral mission ships <2311-101615>
 マレーシアのアルワン首相が10月13日に議会で2024年の予算要求について、Keris級
LMS 3隻をMYR2.4B ($507M) で追加建造することを明らかにした。
 中国の武昌造船が建造したKeris級LMSは全長68.8m、幅9m、喫水2.8m、満載時排水量700tで、速力22kt、15kt巡航での航続距離2,000nmの性能を持つ。
 マレーシア海軍は現在、Keris級LMSを4隻装備している。
【関連記事:2301-100507 (JDW 2022.10.05)】
2023.07.05 Jane's Defence Weekly Malaysia deploys ship to South China Sea in wake of another EEZ incursion <2309-070504>
 マレーシア海軍が、中国艦が自国
EEZ内に入ったのを受け、補助支援艦Bunga Mas Limaを派遣した。
 6月20日にサラワクの沖合145nmに現れたのは侵入したのは全長88mの海洋調査艦Haiyang Dizhi 8であった。
【註】
 Bunga Mas Limaはマレーシア海軍が商船を買い上げて補助支援艦にしたもので、全長133m、排水量9,000tであるが武装は機銃と擲弾発射筒程度である。
2023.04.10
 10:14
ロイタ通信

(Yahoo)

マレーシア、南シナ海の主権保護強調 石油事業巡る中国懸念受け <2305-041006>
 マレーシアのアンワル首相が4日、マレーシアの石油企業Petronas社による南シナ海でのエネルギー事業に対して中国政府が懸念を表明したと明らかにした。 これについてマレーシア外務省は8日、南シナ海での主権と国益を守ることにコミットしていると表明した。
 アンワル首相は中国との交渉に前向きだと発言し、マレーシアの主権を脅かしているとして野党から批判が上がっていた。
2023.03.08 Jane's Defence Weekly KAI signs deal with Malaysia for upgraded FA-50 aircraft <2305-030801>
 KAI社とマレーシア国防省がFA-50の能力向上型であるFA-50 Block 20 18機を$920Mで購入することで合意した。 1号機の納入は2026年で、その後更に18機の追加購入が計画されている。
 F-20 Block 20はLockheed Martin社製のSniper
ATPを装備し、GBU-28 500-lb JDAMGBU-12 Paveway、AGM-65 Maverickなどを装備できる。 またLink 16 Block 2も装備する。
2023.02.25
 09:33
朝鮮日報

(Yahoo)

韓国、戦闘機FA50をマレーシアに18機輸出…1兆2000億ウォン規模 <2303-022506>
 KAI社が24日、マレーシアにKRW1.2T(1,240億円)でFA-50 18機を輸出する契約を締結したことを明らかにした。 マレーシアには、FA50と同様の仕様の戦闘機をさらに18機追加配備する計画があり、供給量は最大36機まで拡大する可能性がある。
 輸出機種は空中給油機能や武装拡張など性能が改良されたモデルで、2026年にから納入される。 KAI社はインドのTejas、パキスタンのJF-17、ロシアのMiG-35、トルコのHurjetなど5機種で競った末勝ち取ったと説明した。
2023.02.08 Jane's Defence Weekly Smoke and mirrirs <2304-020804>
= マレーシアの LCS に関する5頁の記事 =
・Programme requirement
・Cost overruns
・Political turmoil
・Damning report
・'Mobilisation' phase
・Revolving doors
2022.10.26
 09:46
中央日報

(Yahoo)

韓国産防衛産、ポーランドに続いてマレーシアに輸出か…FA-50調査団が訪韓 <2211-102605>
 マレーシア政府代表団が17~20日に訪韓し、FA-50導入のための調査を進めていたことが確認された。 ポーランドに続いて韓国産防衛産業のマレーシア輸出が可視化したとみられる。
 業界関係者らによると、マレーシアの調査団はポーランドに輸出するFA-50の製造過程と完成品及びKF-21試作g機などを見回って前向きな反応を示したという。
2022.10.19 Jane's Defence Weekly Malaysia launches long-delayed 1,800 tonne patrol vessel <2302-101901>
 マレーシア沿岸警備隊 (
MMEA) 向けにマレーシアTH重工社が3隻建造する外洋哨戒艦 (OPV)一番艦が10月10日に進水した。 MMEAへの引き渡しは2023年中頃になる。
 このOPVは全長83m、幅13.7m、喫水3.75m、基準排水量1,890tで、速力22kt、12kt巡航での航続距離5,000nmの性能を持つ。
 トルコAselsan社製30mm遠隔操作砲を装備し、1丁以上の12.7mm機銃を搭載できる。
2022.10.05 Jane's Defence Weekly Malaysian navy eyes three more Littoral Mission Ships <2301-100507>
 マレーシア海軍が8隻の建造が計画されているSecond Batch
LMSと呼ばれている沿岸作戦艦 (LMS) 改良型の最初の3隻をMYR2.4B ($524.84M) で要求した。
 マレーシアは最初のLMS 4隻を2017年に中国CSIC社に発注し、2020年1月~2022年1月に受領した全長68.8m、排水量700tの4隻はコタ・キナバルの第11LMS戦隊で就役している。
 Second Batch LMSCSIC以外の数社からの提案が評価されており、米Swiftships社は70.7mの哨戒艦、オランダDamen社は68mのStan Patrol 6811外洋哨戒艦、ドイツのFassme社は70.2mの哨戒艦、マレーシアのPreston社は70mの哨戒艦を提案している。、
2022.02.09 Jane's Defence Weekly Malaysia cimmissions its final Chinese-built littoral mission ship <2206-020905>
 マレーシア海軍で4番艦にして最終艦となる沿岸警備艦 (
LMS) のRencongが1月28日にコタキナバル海軍基地で就役した。
 マレーシアは2017年4月に中国CSICの子会社で武漢市にある造船所に4隻を発注していた。
2022.02.02 Jane's Defence Weekly Malaysia to procure eight more Littoral Mission Ships <2205-020213>
 マレーシア国防相が1月17日、沿岸警備艦 (
LMS) を8隻追加装備すると述べた。
 マレーシアは2017年4月に中国CSICに4隻のLMSを発注し、一番艦は2020年1月に就役し、最終艦は2021年12月に受領し1月28日に就役することになっている。
【関連記事:1905-041608 (Jane's 2019.04.16)】
2021.11.03 Jane's Defence Weekly RMN commissions third Keris LMS <2201-110316>
 マレーシア海軍が10月22日、Keris級沿岸警備艦 (
LMS) の三番艦を就役させ、コタ・キナバル(註:ボルネオ北部で南シナ海に面する)近くの基地に配備した。
 全長68.8m、幅9m、喫水2.8m、排水量700tのLMSは20mmまたは30mm艦載砲と12.7mm機銃2丁を装備し、速力22kt、15kt巡航での航続距離2,000nmの性能を持つ。
2021.10.06 Jane's 360 Singapore lodges concerns with Malaysia over airspace incursion <2111-100608>
 マレーシア警察のヘリコプターが2021年9月11日に、承認なしにPulau Tecong島の東部上空にあるシンガポールの領空に侵入したためシンガポール空軍のF-16が緊急発進した。  シンガポール国防相は10月5日に発表された議会の質問に対する書面による回答で、マレーシア警察のヘリはジョホール南部のタンジュン・ペンゲリに向かって南東方向に移動していたと述べた。
Pulau Tecong島の位置 (Google Map)】
【註】
 シンガポールとマレーシアは過去にもジョホール水道を挟んで国境侵犯のいざこざを度々起こしている。
【関連記事:1905-040605 (日経 2019.04.06)】
【関連記事:1902-011408 (Jane 2019.01.14)】
2021.10.05 日経新聞 マレーシア、中国船の侵入に抗議 南シナ海で摩擦続く <2111-100509>
 マレーシア外務省が4日に声明で、中国の調査船が南シナ海のマレーシアの排他的経済水域(EEZ)に侵入したため、在マレーシア中国大使を呼び抗議したと発表した。 声明によると調査船が活動していたのはボルネオ島沖のEEZ内で、外務省は詳細を明らかにしていないが地元メディアによると、中国の調査船は9月下旬にマレーシアのサバ州の海岸から140kmの地点に侵入し、中国海警局艦の護衛を受けながら、マレーシアの国営石油大手ペトロナスの石油探査船に接近したという。
 6月にも中国軍機ボルネオ島沖の領空侵入に対して抗議しており、南シナ海問題を巡って、領有権を争う中国との摩擦が続いている。
2021.09.19 日経新聞 マレーシア、米英豪の核軍拡に「懸念」 <2110-091909>
 マレーシアのイスマイルサブリ首相がオーストラリアのモリソン首相との電話協議で、米英豪の新たな安全保障協力の枠組みAUKUSがインド太平洋地域で核兵器の軍拡競争を引き起こすとして懸念を表明した。
 インドネシア政府も原子力潜水艦の保有をめざす豪州の方針を注意深く見守るとしており、ASEAN内に波紋が広がっている。
2021.06.09 Jane's Defence Weekly Malaysia scrambles Hawk 208s to confront PLAAF squadron over SCS <2108-060901>
 マレーシア空軍が6月1日、5月31日に空軍のHawk 208練習/軽攻撃機が南シナ海上空で中国
PLA空軍の16機に対して緊急発進したと発表した。 両軍機は13:30頃にコタキナバル飛行情報区で遭遇した。
 マレーシアの領海上空を高度23,000ft~27,000ft、速度290ktで飛行するIl-76とY-20からなるPLAAF編隊は、11:53にサラワク防空センタがレーダで捕捉しLabuan航空基地のHawk 208に緊急発進が指令された。
2021.06.02 AFP=時事

(Yahoo)

中国、マレーシアに反論 自軍機の南シナ海上空飛行は「定期訓練」 <2107-060207>
 中国軍機16機ボルネオ島沖の南シナ海上空を飛行したことについて、マレーシア外務省は中国軍機の侵犯行為を非難したのに対し、中国は2日に輸送機の飛行は中国空軍の定期訓練であり、いかなる国も標的にしていないと述べ、関連する国際法によれば、中国軍機には当該空域を飛行する自由があると主張した。
 中国とマレーシアの関係は通常は穏やかだが、同海をめぐって緊張が高まっている。
2021.03.19 日テレ News

(Yahoo)

マレーシア「極めて遺憾」北が国交断絶表明 <2104-031904>
 北朝鮮マレーシアに対し19日、マネーロンダリングなどの罪に問われた北朝鮮の国民米国に引き渡したことに反発し、国交を断絶すると宣言した。
 これに対しマレーシア外務省は声明で、「決定は極めて遺憾」と表明し、「非友好的で、国際社会の相互尊重の精神を軽視している」と非難した上で、「身柄の引き渡しは正当な法的手続きを経ている」と強調し、北朝鮮大使館に勤務する外交官とその家族に対し、48時間以内に国外に退去するよう命じた。
2021.03.05 Jane's 360 RMN commissions second Keris-class Littoral Mission Ship <2104-030511>
 マレーシアが2017年に中国に4隻発注した沿岸警備艦 (
LMS) の二番艦Sundang就役し、3月5日に母港となるコタキナバルで就役式典が行われた。
 1月24日に上海に近い啓東で引き渡されたSundangは、一番艦のKerisと第11沿岸警備隊を編成する。
2020.11.18 Jane's Defence Weekly Malaysia announces defence budget for 2021 <2101-111814>
 マレーシアが2021年の国防費を前年比1.8%増のMYR15.86B ($3.86B) とした。
2020.11.18 Jane's Defence Weekly Malaysia issues RFP for additional LMSs <2101-111809>
 マレーシア海軍が国内外の造船企業に対し、沿岸警備艦 (
LCS) の第二次期建造についてのRfPを発簡した。
 第二次の建造隻数は公表されていないが、大きさは全長70m~85m、排水量1,500t以下で、57mmまたは76mm砲門と30mm砲2門を装備するなど第一次建造の4隻より大きくなると見られている。
【二次建造艦に関する記事:2010-091605 (Jane's 2010.09.16)】
【註】
 第一次建造のKeris級沿岸警備艦は全長68.8m、排水量700tで、、20mmまたは30mmの遠隔操作砲1門と12.7mm機銃2丁の取り付け位置を持っている。
【一次建造艦に関する記事:1909-072411 (JDW 2019.07.24)】
2020.10.10 共同通信

(Yahoo)

マレーシア、中国漁船60人拘束 無許可停泊で6隻拿捕 <2011-101008>
 マレーシア海上法令執行庁が10日、ジョホール州沖の海域で無許可で停泊したなどとして、中国漁船6隻を拿捕して中国人の船員ら計60人を拘束したと発表した。
 同庁によると、9日に発見された6隻はいずれも中国河北省秦皇島市の漁船で、西アフリカのモーリタニアに向かう途中に数隻が故障したため、停泊していたとみられる。
2020.09.16 Jane's 360 Malaysia evaluates options for second batch of Littoral Mission Ships <2010-091605>
 マレーシア海軍第2次
LMS建造計画を開始した。 計画には米Swiftship社、蘭Damen社、独Fassmer社、マレーシアのPreston社と、マレーシアのDestini社とDamen社の合弁会社が名乗りを上げている。
 各社はSwiftship社が70.7m級、Damen社が68m級、Fassmer社が70.2m級、Preston社が70m級を提案している。
【註】
 マレーシアは2017年4月に中国に4隻の68.8m級LMSを発注し、最初の2隻は中国で、残りの2隻はマレーシアの建造することにしていたが、のちに経費を削減のため4隻全てを中国で建造することにした。
【 Keris級 LMS 関連記事:1909-072411 (JDW 2019.07.24)】
【国内建造中止関連記事:1905-040312 (JDW 2019.04.03)】
2020.09.04 Jane's 360 Mitsui, T7 sign deal to supply naval vessels to Vietnam <2010-090408>
 三井造船が8月下旬、マレーシアのT7 Global Berhad社の子会社であるT7 Marine社ベトナム海軍及び沿岸警備隊の艦艇建造で協力するMoUを締結した。
 この合意は日本の東南アジアにおける武器輸出の足がかりになるとみられる。
【註】
 T7 Global Berhad社は旧社名がTanjung Offshore Berhadの投資持株会社である。 同社は製品・サービス事業及びエンジニアリングされたパッケージ化エンジニアリング事業を運営している。
2020.08.17 AFP=時事

(Yahoo)

南シナ海でマレーシア警備隊が漁船に銃撃、ベトナム人漁師1人死亡 <2009-081703>
 マレーシア当局が17日、南シナ海でマレーシア沿岸警備隊の警備艇に体当たりしようとしたベトナム漁船を銃撃し、ベトナム人の漁師1人が死亡したことを明らかにした。
 銃撃があったのはマレーシア領海内で、過去にもベトナム漁船から漁網を傷つけられたとして地元漁師から苦情が出ていた海域だという。
2020.06.19 日経新聞 東南アの防衛費、コロナで削減 対中で南シナ海に隙も <2007-061906>
 東南アジア諸国が防衛費を圧縮してCOVID-19対策の財源に振り向け始めた。 ASEANの総人口の4割を占めるインドネシアは2020年の防衛費を当初のIDR131T(1兆円)から7%削減し、COVID-19対策にあてると決めた。 フィリピンのロレンザーナ国防相は、2020年の防衛費の一部をCOVID-19対策に回すことを容認する考えを表明した。 マレーシアは近年、財政再建の一環で防衛費削減を続けているが、COVID-19対策や原油安で財政が悪化し、この傾向を強めるとみられる。 タイも2020年度予算で国防省に割り当てたTHB233B(8,000億円)の8%を削減すると5月に閣議決定した。
 一部の国は南シナ海の領有権などを巡り中国との緊張を高めており、防衛当局者が懸念を強めている。 ASEANは6月下旬にオンライン形式の首脳会議を予定しているが、対中強硬派のベトナムが議長国を務め、防衛費の抑制局面での対中姿勢を協議する見通しである。
2020.04.29 Jane's Defence Weekly RMN's second Scorpene-class submarine returns to service <2006-042907>
 マレーシア海軍が保有するScorpène級攻撃型潜水艦の二番艦Tun Razakが18ヶ月に及ぶ改修を終え4月16日に戦列復帰した。
 2009年10月に就役した同艦は改修を終え、2019年末から洋上試験を行っていた。
2020.02.24 時事通信

(Yahoo)

マハティール首相が辞職 アンワル氏禅譲めぐり与党分裂 マレーシア <2003-022401>
 マレーシア政府が24日、マハティール首相が国王に辞表を提出したと発表した。 国王は辞表を受理し、マハティール氏を新首相が決まるまでの暫定首相に任命した。
 後継指名しているアンワル元副首相への政権禅譲をめぐって与党連合の分裂を招いた責任を取ったとみられる。 マハティール氏は与党マレーシア統一プリブミ党 (PPBM) の総裁も辞任する意向である。
2020.01.15 Jane's Defence Weekly Malaysia commissions first Keris-class LMS <2003-011507>
 マレーシア中国4隻発注していた沿岸警備艦 (
LMS) の一番艦の就役式典が1月6日に上海近くの造船所で行われた。 全長68.8mの同艦は2019年12月31日にマレーシア側に引き渡されていた。 同艦は1月8日にコタキナバル近くのマレーシア海軍基地に回航される。
 同級の二番艦は7月12日に同じ造船所で進水しており、4月には就役する計画である。
2020.01.13 Defense News Turkey invites Malaysia to join its TF-X future fighter jet program <2002-011303>
 トルコ国営TAI社TF-X開発計画へのマレーシアの参加を働きかけている。 TAI社は昨年、TF-Xの共同生産でアジアのある国と
MoUを結んだとしていた。
 TAI社はこの他に、インドネシア、パキスタン、バングラデッシュ、カザフスタンなどにも計画参加を呼びかけている。
2020.01.08 Jane's Defence Weekly Malaysua receive first Chinese-built Littoral Mission Ship <2003-010805>
 マレーシア中国に4隻の建造を発注していた沿岸警備艦 (
LMS) の一番艦がマレーシア側へ引き渡される式典が12月31日に啓東の造船所で行われた。
 同型の二番艦は2019年7月12日に進水しており、今年4月に完成する。 残りの2隻も2021年中頃に引き渡される計画である。
2019.12.31 Jane's 360 Royal Malaysian Navy receives first Chinese-built Littoral Mission Ship <2001-123101>
 マレーシアから4隻受注した沿岸警備艦 (
LMS) の一番艦が12月31日に上海近郊の造船所で引き渡された。 二番艦も同じ造船所で7月12日に進水しており2020年4月に引き渡される。
 このLMSは全長68.8m、幅9m、喫水2.8m、排水量700tで、速力22kt、15kt巡航時の航続距離2,000nmの性能を持つ。
2019.12.04 Jane's Defence Weekly Malaysia considers 'fighter exchange' offer from Russia <2001-120410>
 マレーシア国防相が、装備している戦闘機の更新ロシアから提案されていることを明らかにした。 ロシアはSu-35かMiG-35 28機の提案を行っている。
 マレーシアは2007年からSu-30MKM 18機を装備しているがこの他に1990年代中頃に購入したMiG-29 10機を最近退役させている。
 マレーシアは1990年代末に購入したF/A-18D 8機も保有しているが、Su-30MKMとF/A-18Dは2030年まで維持するとしている。
2019.09.26 Jane's 360 Australia, Malaysia form industrial working group <1910-092603>
 オーストラリア政府とマレーシア政府が9月25日、両国が防衛生産の協力拡大で合意したと発表した。
2019.09.20 NHK 海自護衛艦 マレーシア海軍と合同訓練 海上輸送路の安定図る <1910-092003>
 海上自衛隊の護衛艦あさぎりが18日にマレーシア東部のクアンタン港に寄港した。 あさぎりはアデン湾での海賊対策の任務を終えたあと日本に戻る途中で、20日まで停泊する。
Kuantan の位置 (Google Map)】
 あさぎりは3日間の寄港中、マレーシア海軍と合同訓練などを行い交流した。
2019.09.11 Jane's Defence Weekly Makysia, Russia look to expand defence co-operation <1911-091114>
 マレーシアが8月下旬に、ロシアとの武器取引の円滑化を期するため軍事企業の協力を強化することで合意した。
 マレーシアのNST紙が8月30日に、ロシアから戦闘機、高等練習機、ヘリコプタを導入する交渉を進めていると報じた。 戦闘機は老朽化したMiG-29N 18機に代えてMiG-35 2個飛行隊分、ヘリは1960年代末から使用しているS-61 A-4に代えてMi-171を、高等練習機はYak-130であるという。
2019.08.02 Jane's 360 Malaysia will benefit from revised Littoral Mission Ship contract, assures defence ministry <1909-080203>
 マレーシア国防省が8月1日、中国CSIC社に発注した沿岸警備艦 (LMS) 4隻の契約変更について、両国の技術移転を妨げるものではないと強調した。
 マレーシアではナジブ前政権が2017年に中国とLMS 4隻をMYR1.17B ($282M) で契約し2隻を中国で、残りの2隻をマレーシアで建造することにしたが、2018年5月に誕生したマハティール政権は4隻全てを中国で建造するとこで契約額をMYR1.05Bに削減する契約変更を行った。
 これに対しナジブ前首相は国内雇用を減ずると批判している。
2019.07.16 ロイタ通信

(Yahoo)

マレーシア、未完パイプライン巡り中国企業の資金差し押さえ <1908-071603>
 マレーシアのマハティール首相が15日、パイプラインの建設中止を巡り中国国有企業である中国油天然気管道局 (CPP) の銀行口座から$243.5M超を同日までに差し押さえたことを明らかにした。 首相は、工事費の80%が支払い済みなのに13%しか完了していないとし、事業が中止された以上、政府は未完の分の資金を取り戻す権利があると説明した。
 CPPは中国国有企業の中国石油天然ガス集団 (CNPC) 傘下企業で、2016年にマレーシアのナジブ前政権から2件のパイプライン建設を$230Mで受注したが、昨年就任したマハティール首相は、ナジブ氏が承認した不公平な中国事業について再交渉もしくは中止を約束し、昨年7月に両事業を中止した。
2019.04.16 Jane's 360 Chinese shipyard launches Malaysia’s first Littoral Mission Ship <1905-041608>
 マレーシアが2017年4月に中国にMYR1.17B ($286.1M) で発注した同国にとって初めての中国製艦艇となる沿岸警備艦 (
LMS) が4月15日に武漢で進水した。 2019年末には引き渡されるという。
 この離元は全長68.8m、幅9m、喫水2.8m、排水量700tで速力22kt、15kt航行での航続距離2,000nmの性能を持ち、20mm又は30mm艦載砲1門、12.7mm機銃2丁を装備するほか、全長6mの内火艇を搭載する。
2019.04.11 時事通信

(Yahoo)

マレーシア、中国との鉄道計画を一転継続へ=12日にも合意 <1905-041107>
 マレーシアの星州日報紙が、マレーシア政府が中国の政府系企業と共同で進めていた東海岸鉄道計画について、両国が新たな合意文書に署名することが11日に分かったと報じた。
 マレーシアは当初、財政難を理由に計画を中止する方針だったが、中国側が事業費の大幅削減に同意したため計画を継続する見通しで、署名式は12日にも北京で行われるという。
【関連記事:1806-052902 (産経 2018.05.29)】
2019.04.06 日経新聞 領空問題の解決へ前進 シンガポールとマレーシア <1905-040605>
 シンガポールとマレーシアの運輸相が6日、両国が対立していた領空問題に関する共同声明を発表した。
 シンガポールはマレーシアが南部のインフラ開発の妨げになると主張していた新たな空港の発着手順を取り下げる。 マレーシアも対抗措置として打ち出していた南部の飛行制限区域の設置を無期限停止するとしている。
2019.04.03 Jane's Defence Weekly Malaysia downsizes LMS ambitions <1905-040312>
 マレーシアが経費削減のため、中国に4隻発注している沿岸警備艦 (
LMS) のを、2隻をマレーシア国内で建造するとしていた当初の計画を止めて、今年初めに4隻全て中国で建造することにした。
 この結果経費がMYR1.17B ($287M) からMYR1.05Bに削減される。
2019.03.14 日経新聞 領海問題、解決へ前進 シンガポールとマレーシア <1904-031407>
 シンガポールとマレーシアの外相が14日に同国南部ジョホール州の港の境界線を巡る領海紛争について協議し、対象海域への政府船舶の派遣など境界線の拡張につながる活動を停止することで合意した。
 2018年10月以来、くすぶり続けていた両国の火種は解消に向けて前進した。
【関連記事:1903-011606 (JDW 2019.01.16)】
2019.03.05 NHK 海上保安庁が海難救助の技術指導 マレーシアと関係強化 <1904-030501>
 マレーシア沖の南シナ海で4日、同国の海難当局が日本の海上保安庁から海難救助の技術を学ぶ訓練が行われ、マレーシアの海難当局の職員と日本の海上保安庁の特殊救難隊など40名が参加した。 訓練には2017年に日本から供与された警備艦(元巡視船)が使用された。
 影響力を強めている東南アジアの国々に対し日本は、人材育成を強化することで連携を深めようとしている。
2019.02.06 Jane's Defence Weekly Malaysia issues RFI for KAI's FA-50 fighter <1903-020611>
 韓国KAI社が1月28日、マレーシアから1月5日にFA-50購入に関する予備
RfIを受けたことを明らかにした。
 マレーシアはLCA調達計画で当初12機、その後更に24機の調達を検討していて、2017年にT-50高等練習機の軽戦闘機型であるFA-50に関心を示していた。
2019.01.16 Jane's Defence Weekly Malysia, Singapore reach agreement to de-escalate maritime, airspace tensions <1903-011606>
 マレーシアとシンガポールの外相が1月8日にシンガポールで会談し、両国間の領土問題で緊張を和らげる当面の措置で合意した。
【関連記事:1902-011408 (360 2019.01.14)】
2019.01.14 Jane's 360 Tensions between Malaysia, Singapore re-escalate after minister's 'intrusion' <1902-011408>
 シンガポールTuas沖合でマレーシアとシンガポールがお互いに領海を主張する海域の緊張が再び高まっている。
 全長85mのマレーシア海軍Polarisが1月13日16:30頃、シンガポールの沖合0.5nmを12ktで航行した。
Tuas の位置 (Google Map)】
2019.01.08 日経新聞 シンガポールとマレーシア、領空紛争の解決探る <1902-010804>
 シンガポールとマレーシアの外相が8日に、両国の主張が対立している領空領海問題を巡って会談し、マレーシアが一方的に設置した飛行制限区域の1ヵ月凍結を決めるなど、双方が解決への道筋を探った。 両国は領海問題に関する実務会合を設置して解決を急ぐ。
 両国は2018年10月以降、領空領海を巡って応酬を続けており、マレーシアはシンガポールが新たに導入する空港の発着の手順がインフラ開発の妨げになると主張して1月2日付で南部に軍事活動のための飛行制限区域も新設した。
2018.10.16 朝日新聞

(Yahoo)

中国軍、南シナ海でタイ・マレーシアと演習 米国に対抗 <1811-101602>
 中国国防省が14日、タイ、マレーシアとの合同軍事演習を20~29日にマレーシア近海で行うと発表した。 演習はマレーシア西岸の複数地点で行われ、中国からは将兵692名、駆逐艦、護衛艦、艦載ヘリ2機などが参加する。 訓練海域はフィリピンやベトナムとの係争海域ではない。
 中国は演習の狙いを南シナ海の平和と安定を守り、脅威に対応する能力を高めるとして、いかなる国も対象にしていないとしているが同時期にASEAN加盟国との初の合同演習も予定しており、南シナ海で「航行の自由作戦」を展開する米国を意識した動きとみられ、緊張が高まっている。
2018.10.07 日経新聞 中国「一帯一路」に誤算 親中政権の敗北相次ぐ <1811-100701>
 中国の一帯一路構想沿線各国で相次ぎ親中政権の敗北したのは中国による支援の債務問題に懸念が高まったのが原因で、習主席は経済支援の手法を見直すよう指示した。
 モルディブではヤミーン大統領が中国依存を深めて巨額債務を負ったうえ、不透明な建設資金が汚職の源になっているとの批判が出て大統領選で敗北した。 勝利したソリ氏の盟友であるナシード元大統領は選挙後、中国との契約事業は全て見直すと表明した。
 マレーシアでは5月の総選挙で、中国との経済協力を進めてきたナジブ首相が敗北し、マハティール新首相は中国企業が手掛ける鉄道建設などについて中止を通告し、8月に訪中した際には李首相に「新たな植民地主義は望まない」とクギを刺した。
 スリランカでも2015年に親中派大統領が敗北し、新政権は中国の融資で建設した大規模港湾開発凍結を要請した結果、債務免除と引き換えに港湾を中国企業に99年間貸し出すことになったことから、「債務のワナ」だとして中国への警戒が高まる端緒となった。
2018.08.24 日経新聞 シンガポール・マレーシア、高速鉄道計画延期で合意 現地報道 <1809-082404>
 シンガポール紙が24日、シンガポールとマレーシアの両政府が両国間を結ぶ高速鉄道計画を延期することで合意したと 報じた。 マレーシアのマハティール首相は5月の首相就任後、この計画を中止すると一方的に表明していた。
 両国は今後、どの程度開業時期を延期するかなど建設計画を再検討する。
2018.08.22 時事通信

(Yahoo)

マレーシア、中国との鉄道中止=「一帯一路」事業、習氏に伝達 <1809-082202>
 北京を訪問しているマレーシアのマハティール首相が帰国前の21日に、マレー半島を横断する「東海岸鉄道」など、 中国と共同で進めていた大型公共事業を最終的に中止する方針であることをマレーシアメディア などに明らかにした。 マハティール首相は20日に会談した習近平国家主席と李克強首相にこうした意向を伝え、「彼らは同意した」と述べた。
 この計画は、シルクロード経済圏構想一帯一路の重要事業の位置付けとなっており、マレーシアの中止決定は中国政府に とって打撃となる。
2018.07.05 日経新聞 マレーシア、中国主導の鉄道計画を中止 <1808-070504>
 マレーシア政府が5日、中国主導で着工済み長距離鉄道建設を中止すると発表 した。 総経費が2兆2,000億円超に達する見込みとなり、巨額借り入れで財政が悪化するのを避けるため計画を見直す。
 5月に返り咲いたマハティール首相財政再建を優先して大型インフラ事業の見直しを進める方針を示して おり、ナジブ前首相が中国と共同で進めた他の事業にも影響は波及しそうである。
2018.06.12 日経新聞 「インド太平洋戦略」で連携へ 日マレーシア首脳会談 <1807-061204>
 安倍首相が12日午前、5月の総選挙で勝利し15年ぶりにマレーシア首相に返り咲いたマハティール首相と首相官 邸で会談した。 今回の来日がマハティール首相にとって就任後初の外国訪問である。
 ナジブ前政権時代に中国の「一帯一路」受け入れに積極的であったマレーシアは、インフラ整備などで中国との 関係を深めてきたが、マハティール首相は中国政府と共同で進めた国内の大型インフラ計画を見直す考えを示して いる。
 両首相は、安倍首相が掲げるアジアからアフリカに連なる地域の安定と成長をめざす「自由で開かれたインド太平洋戦略」の実現へ連携を確認した。
2018.05.29 産経新聞

(Yahoo)

マレーシア、中国の“野望”に反旗 東海岸鉄道も再交渉 <1806-052902>
 マレーシアのマハティール首相が28日に表明した高速鉄道計画の廃止と合わせて、同国最大規模の鉄道建設計画である 東海岸鉄道 (ECRL) 計画についても、中国と契約条件の再交渉を行っていると語り、中国の一帯一路の 野望が逆回転を始めた。
 ECRL計画はタイ国境近くから中国が開発を進める東海岸クアンタン港を経由して西海岸のクラン港まで全長690kmを結ぶもので昨年8月に着工しが 、マ首相によると総額MYR55B(1兆5,000億円)の事業費は融資する中国輸出入銀行から受注した中国交 通建設に直接支払われ、マレーシア側は一度も引き出していない。 支払いは出来高でなく計画ベースで利息も含むと、中国への債務はMYR92Bにのぼり、前政権が続 いていれば国家財政は破綻していたと非難し、過度に中国へ依存した前政権から軌道修正を図るとみられる。 2016年の中国から の直接投資前年比7倍に急増していた。
2018.06 International Defence Review Malaysia confirms NSM choice with missile order <1807-060004>
 Kongsberg社がクアラルンプールで開かれたDSA 2018展で、マレーシア海軍から
NSM を£125M ($155M) で受注したことを明らかにした。  この結果NSMと競っていたMM40 Block 3 Exocetは敗れた。
 マレーシア海軍は6隻計画されているLCSに、4連装発射機2基を装備する。
2018.06 International Defence Review Malysian Army showcases Future Soldier System <1807-060001>
MalaysianFSS  マレーシア陸軍がクアラルンプールで開かれたDSA2015でシステム装具
FSSを発表し た。 FSSは背負のコンピュータと表示装置TDU、通信装置PRR、リモコン装置RCU、ヘルメット搭載ビデオカメラ、電源などからなる。 PRRはThales社製ST@RR Mille UHF通信機で、1.5km以上の通達が可能で、X-bandを用いた3G通信仕様とリンクできる。
 マレーシア陸軍は目下第12連隊に11セットを支給して、各班の斥候兵2名に装備しての部隊実験を行っており、次の段階では大隊の3個中隊に配備しての試験が計 画されている。
2018.05.11 産経新聞

(Yahoo)

マハティール氏、首相復帰 マレーシア 92歳「法の支配尊重」 <1806-051102>
 9日に投開票されたマレーシア下院選で、野党連合「希望連盟」を率いた92歳のマハティール元首相が議席の過半数の 獲得を決め、10日に新首相に就任した。 1957年に英国から独立後、マレーシア初の政権交代を実現した。
 かつて22年間にわたり政権を担ったマハティール氏は日本の勤勉さに学ぶ「ルックイースト政策」を掲げ、東南アジアでいち早く経済発展を成し遂げる一方、米国と距離 を置く政策を取っいたことから、返り咲いたことにより中国への過度な依存からの脱却を図ることになりそうである。
2018.05.07 産経新聞

(Yahoo)

防衛協力で囲い込み 中国の南シナ海拠点化 装備品移転協定拡大中 <1806-050702>
 日本政府が4月18日、東南アジアではフィリピンに続き2ヵ国目となるマレーシア防衛装備品技術移 転協定に署名した。 インドネシアとも同協定の締結に向けて交渉中で、ベトナムとの協議も視野に入れている。  哨戒機の供与などを通じて沿岸国の海上監視能力を強化し、対中包囲網を敷きたい考えである。
 日本が防衛装備品の移転に関する協定を締結したのは、全体を通じてマレーシアで9ヵ国目で、武器輸出を事実上禁止してきた「武器輸出三原則」 に代わり、政府は2014年4月に「防衛装備移転三原則」を閣議決定したのち、米欧の主要国に加えてアジアの関係国とも協定の締結が広がった。
2018.04.25 Jane's Defence Weekly Hanwha and AVP Engineering's New Tigon 6×6 armoured wheeled vehicle unveiled <1806-042505>
 韓国のHanwha社マレーシアのAVP社がDSA2018展で、Hanwha社製Black Foxを元にし、主として東南アジアや中東を輸出 先としたたTigon
AFVを公表した。
 Tigonは操縦手、指揮官、砲手を含む11名乗りで、12.7mm機関銃または30mm砲を装備するが90mm砲の搭載も可能という。 重量はBlack Foxの18tよ り重い21~22tで、最大速度は陸上で110km/h以上、水上で8.5km/h以上という。
2018.04.25 Jane's Defence Weekly Kongsberg signs NSM contract with RMN <1806-042504>
 Kongsberg社がDSA2018展で、マレーシア海軍から同国が7隻保有する
LCS装備用として NSMを€124M ($153M) で受注したことを明らかにした。 受注数は明らかにしていない。 マレーシアへのNSM輸出は2015年4月9日に合意していた。
 NSMは最大射程100km、最小射程3kmのASCMである。
2018.04.19 NNA

(Yahoo)

日マ政府、防衛装備品・技術移転協定に署名 <1805-041902>
 日本とマレーシア両政府が18日、マレーシアのクアラルンプールで防衛装備品および技術移転に関する協定に署名し発 効した。 協定は、宮川駐マレーシア大使とマレーシア国防省のラヒム次官の間で交わされた。 マレーシアは、日本の偵察機、レーダ、衛星、通信機器などに関心を抱い ているという。
 協定は防衛装備品と技術の移転に関する法的枠組みを設定するもので、この協定により、移転される防衛装備品および技術の第三国移転や目的外使用などに対しても適正 な管理が確保されるという。
2018.04.18 Jane's 360 DSA 2018: Malaysia's Deftech showcases Aludra Camar surveillance UAV <1805-041809>
 マレーシアのDeftech社がクアラルンプールで開かれたDSA 2018展に、マレーシア工科大学の協力で開発しているAludra Camar 偵察/マッピング用UAVの1/2模型を出品した。 既に2017年7月に初飛行しており、2019年までには完成するとい う。
 Aludra Camarは翼端長4m、重量40kgで、上昇限度5,000ft、航続距離80km、最大巡航速度80km/h 、滞空能力6時間の性能を持つ。
2017.10.27 Jane's 360 Malaysia announces 5.3% defence budget increase <1711-102704>
 マレーシア政府がFY2018国防予算を、MYR15.1B (USD3.6B)から5.3%増のMYR15.9Bに増額 する。 ただ対GDP比は1.1%で変わらない。
 これ以外に軍及び国防省の運用経費としてMYR11.7Bから7.6%増のMYR12.6Bの経常予算を計上している。
2017.08.24 Defense News Malaysia launches its first French-designed LCS as Navy moves to modernize <1709-082401>
 マレーシアが2011年に6隻を$2Bで発注していた3,100t
LCS一番艦Maharaja Lelaが24日に進水した。 Maharaja Lela2019年 前半に就役する予定で、二番艦も2月に起工している。
 Maharaja Lela級LCSはフランスのGowind 2500コルベット艦を元にLumutにある造船所で建造されている。 主な装備はMk3 57mm砲VL Micaを発射する16セルSylver VLSNSM対艦ミサイルの4発発射機2基、Seahawk 30mm機関 砲2門Smart-S Mk2 3Dレーダなどである。
 同国は海軍の近代化を進めており、2015年には現在15船種ある艦艇を5船種に絞る"15-to-5計画"を決めている。 5船種とは、 LCS 12隻、Kedar級沿岸警備艦18隻中国製沿岸警備艇18隻多目 的支援艦3隻潜水艦4隻になっている。
2017.08.10 Yahoo ロイタ通信記事

「中国がマレーシアにレーダー設備など提供 軍部は否定」

<1709-081005>
 中国がマレーシアに対し、同国南端の基地に設置するレーダ
MRLを提供すると複数のメディアが報じた。 インターネットメデイアのMalaysian Insightは匿名の関係 者の話として、9日にマレーシアを訪れた中国政府関係者の派遣団によって行われたと報じた。
 報道によると、中国は償還期限50年の融資で12基のMLRを提供するが、融資規模や装置の価格などは不明でレーダの種類も明らかにされて いない。
 シンガポールの安全保障に対する懸念が高まる可能性があるが、マレーシア軍当局はこの報道を否定している。
2017.07.15 NHKニュース 南シナ海に日本供与の海保巡視船を配備 マレーシア <1708-071501>
 東南アジア各国の海上警備当局との連携を強化する一環で日本からマレーシアに供与された海上保安庁の巡視船の就 役式典が15日に行われた。 マレーシアでは昨年3月にマレーシアの排他的経済水域で中国の漁船100隻が航行しているのが目撃され、海上警備能力の向上 が課題となっていた。
 日本政府は今年1月、海上保安庁の巡視船2隻をマレーシアに無償で供与し、このうち境海上保安部に所属して いた巡視船おきがマレーシア東部の港町コタキナバルに配備された。
2017.06.03 Yahoo 時事通信記事

「対 IS、海上で合同警備へ=マレーシア比インドネシア3ヵ国」

<1707-060301>
 マレーシア国防相がシンガポールで開催中のアジア安全保障会議で3日、フィリピン、インドネシアと共に 3ヵ国によるミンダナオ島沖での海上合同警備を19日から開始すると明らかにした。 活 動を活発化させるISIS対策が目的で、空からの警備も後日始める。
 ミンダナオ島では先月下旬、北部マラウィ市をISISを名乗る武装集団が襲い軍との交戦が今も続いているため、同国防相は、ASEANの中で、少なくともこの3ヵ国は 無策のそしりを受けないよう率先して警備に取り組むと語った。
2017.05 International Defence Review Details emerge of North Korean C4I systems <1707-050003>
 国連の調査でマレーシアのGlocom社が北朝鮮の企業で、各種C4Iシステムを取り扱っていることが判明した。  取り扱っているのは携帯、車載、艦船搭載、航空機搭載システムや
BMS、暗号装置と多彩で、すでに輸出も開始 されている。
 Glocom社が定挙すしているGR-150は1.6~30MHzをカバーするソフトウェア無線機で、毎秒 10回の周波数変換を行う周波数ホッピングを行う。 またAEW246ディジタル暗号機 3G ALE、NVISなどの機能も持つ。 伝送速度は110~4,800Bites/sで、プリセットの100チャネルを有する。
 GR-930 BMSはIPをベースにして、各種センサ、通信、位置情報などの統合を行う。
2017.03.05 朝日新聞

インターネット

巡視船外交に政権が本腰 中国念頭に沿岸国の警備後押し <1704-030501>
 安倍政権による「巡視船外交」が本格化している。 海洋進出を強める中国を念頭に、警備能力が低い沿岸国を後押しする戦略で、4日に はマレーシアに供与した大型巡視船が広島県の造船所を出港した。
 Malaysia Coast Guardと船体に書かれた全長90mの白い船が、4日午前に尾道市のJapan Marine United因島工場を離れた。 この船は元は釧路海上保安部の所属だ った巡視船えりもで、境海保のおきとともに1月に引退し、マレーシア海上法令執行庁(MMEA)の船になる。
2017.02.23 Yahoo 時事通信記事

「大使追放、断交も検討か=北朝鮮に反発―マレーシア」

<1703-022302>
 ロイタ通信がマレーシア政府高官の話として23日、金正男氏殺害事件を受けマレーシア政府が北朝鮮大使の追放や国交断 絶を検討していると報じた。
 それによると、マレーシア政府は事件捜査をめぐる北朝鮮からの批判に反発し、北朝鮮からの批判がやまない場合には、すべての外交通商の断絶もあり得るという。
2017.01.08 産経新聞

インターネット

中国軍潜水艦がマレーシアに初寄港 「ソマリア沖で警備」と説明するが インド軍はピリピリ「海賊対策に潜水艦いるのか?」 <1702-010802>
 Wall Street Journalが、中国海軍の通常動力型潜水艦長城潜水艦救難艦長 興島が今月3日にマレーシアコタキナバルに入港したと報じた。 中国国防省も7日、ソマリ ア沖とアデン湾で護衛任務に就いていた潜水艦が、帰還途中に補給などのためマレーシアに寄港したことを認めた。 中国海軍の潜水 艦がマレーシアに寄港するのは初めてである。
 中国潜水艦インド洋で展開は、2014年9月スリランカの港への停泊 が報じられ初めてが確認されているが、南シナ海で領有権争いを抱える両国の軍事的な接近とともに、中国潜水艦 インド洋周辺での活発な動きが裏付けられた。
【関連記事:1410-092703 (読売新聞 2014.09.27)】
2016.11.21 Record China 中国がマラッカ海峡に大型港湾建設、「軍事目的」との指摘に反論―中国メディア <1612-1121032>
 マレーシアのKAJD社と中国電建集団国際工程有限公司が9月1日、マラッカ・ゲートウェイ 共同投資契約に関する覚書を取り交わした。 総投資額は300億リンギット(7,550億円)超で、大規模な埋め立てカレー島 とを使って新たに巨大港湾を建設する計画である。 現在、マレーシア最大の港湾であるクラン港の第3のターミナルとして活用される 予定で、2019年の完成が予定されている。 シンガポールのThe Straits Times紙は14日、軍事的要衝のマラッカ海峡での港湾建設は 軍事利用を狙っており、将来は海軍が駐留するとこの計画に疑念を呈した記事を掲載している。
 これに対し中国中央テレビ(CCTV)は18日、マラッカ・ゲートウェイは純粋に経済目的だと反論しつつも、人道支援のための艦船派遣などの 場合は補給地として使われることもあると指摘している。
Klang の位置 (Google Map)】
2016.11.09 Jane's Defence Weekly China and Malaysia set to conclude first major defence contract <1701-110914>
 マレーシア中国と初の大型武器購入契約を行うことを、中国を訪問中のマレーシア首相が10月31日に新華社と のインタービューで明らかにした。
 同首相は契約内容を明らかにしなかったが、その2日後に同国国防省が、購入するのは中国製の沿岸警備艦(Littral Mission Ship) 3隻であることをFacebook上で公表した。
2016.11.02 NHKニュース マレーシア 初めて中国から海軍艦船4隻購入へ <1612-110202>
 マレーシア国営ベルナマ通信によると、中国を訪れているマレーシアのナジブ首相が海軍の艦船4隻を中国から購入 することを明らかにした。 購入するのは沿海域任務艦で、沿岸での警備や人命救助を行うほか、ミサイル搭載も可能 である。
 マレーシア政府は、老朽化した軍の装備品を更新する計画を進めているが、中国から購入するのは今回が初めてで 、南シナ海の問題で領有権を争う中国に歩み寄る姿勢を鮮明にした。
2016.10.20 Yahoo 読売新聞記事

「政府、マレーシアに巡視船供与へ…中国けん制」

<1611-102001>
 複数の政府関係者が、政府が19日に南シナ海でのマレーシアの海上警備能力強化を支援するため、90m級の中古大型巡視船 2隻をマレーシアに供与する方針を固めたことを明らかにした。
 政府は政府開発援助(ODA)を活用して海上保安庁の中古の大型巡視船2隻を補修し、マレーシア側に来年中に引き渡す方向で調整している。
2016.06.22 Jane's Defence Weekly India plans to expand export of BrahMos <1608-062205>
 インドBrahMos中距離超音速
ASCMベトナムへの売り込み を開始したが、そのほかにも11ヶ国が売り込みの対象になっているという。
 11ヶ国には、東欧、南米、南ア、中東の各国ほか、インドネシアマレーシアフィリピンタイなどが含まれている。
2016.03.25 Yahoo ロイタ通信記事

「マレーシア領海に中国船籍の船100隻が侵入=首相府相」

<1604-032501>
 マレーシア国営ベルナマ通信がシャヒダン首相府相の話として、約100隻の中国船籍の船が24日に南シナ海の ルコニア礁付近でマレーシアの領海に侵入したことを明らかにしたと伝えた。 同相はマレーシアの排他的経済水域に 中国船が侵入すれば法的措置を取ると述べた。
 マレーシア軍や治安当局は現場で中国船の動向を監視している。
【註】
 ASEAN の中で、ベトナムやフィリピンとは違いどちらかというと中国よりであったマレーシアが、昨年5月に米海軍の主力部隊と南シナ海で合同演習を行うなど、中国に 対する姿勢の変化が注目される。
【関連記事:1506-051201 (時事通信 2015.05.12)】
2016.03.15 Yahoo ロイタ通信記事

「マレーシアと豪国防相、南シナ海での中国の動向で来週協議へ」

<1604-031504>
 マレーシアのヒシャムディン国防相が14日、オーストラリアのペイン国防相と南シナ海での中国の動 きについて来週協議する予定であると明らかにした。 域内で軍の配置を行わないという約束を中国に守らせるための確認を行うという。
 ヒシャムディン国防相は、南シナ海において中国が軍事行動を強化するのであればマレーシア一国では止めることはできないと述べ、フィリピンやベト ナムとも協議するとしている。
【註】
 南シナ海での中国の動きに対し、マレーシアは今までフィリピンやベトナムとは一線を画くし、どちらかというと中国を刺激しないような動きをしていただけに、今回の 動きは注目される。
2016.03.14 Yahoo NNA 記事

「海自の掃海母艦『うらが』、クラン港に寄港」

<1604-031406>
 海上自衛隊の掃海母艦うらが(5,650t)と掃海艇たかしま(570t)が12日、14日まで3日間の日程で マレーシアのクラン港に寄港した。
 うらがたかしまは、4月に米国の主催で実施されるアラビア半島周辺海域での多国間掃海訓練に参加 するため、2月末に日本を出港した。 クラン港を出た後は、インドのコチに寄港してからバーレーンに入り、 40ヵ国が参加する訓練に臨んだ後、6月に日本に帰国する。
 海上自衛隊は2012年から毎年、同訓練に参加しているが、マレーシアへの寄港は3年半ぶりだという。
2015.09.17 Record China 中国がマレーシアと大規模軍事演習スタート、蘭州級駆逐艦など投入しマラッカ海峡で実施―中国メディア <1510-091702>
 中国新聞網が17日、中国とマレーシアマラッカ海峡および周辺海域で行う大規模な合同演習を 17日から22日まで実施すると報じた。 演習では非戦闘行動である捜索活動や乗っ取りにあった船舶の救出、災害救助などを想定した訓練を実施する 計画で、中国からは蘭州級駆逐艦など主力艦3隻戦闘機7機を投入する。
 両国の演習は今回が初めてで、中国が ASEAN 加盟国と行う2国間演習としても過去最大の規模となる。
2015.06.24 Jane's Defence Weekly Kuala Lumpur outlines 5-year procument priorities <1508-062409>
 マレーシア国防相が6月10日、2016~2020年の第11次軍備調達計画を議会に報告した。 それによると、多目的戦闘機 (
MRCA) や防空レーダの調達が高い優先度に挙げられている。
2015.06.24 Jane's Defence Weekly Steel cut on first littoral combat ship for Malaysia <1508-062408>
 マレーシアの Boustead 海軍造船所で6月15日、第二世代哨戒艦
LCS (SGPV-LCS) 一番艦の起工式が行われた。
 マレーシア国産の SGPV-LCS は3,000tで、2019年初期に一番艦が完成したのち、10ヶ月間隔で同型艦が竣工する。
2015.06.14 朝日新聞

インターネット

マレーシア、近海の中国船監視に海軍艇派遣 <1507-061404>
 JDW がマレーシア海軍報道官の話として11日、同国が実効支配する南シナ海の岩礁に、海軍が対艦ミサ イル搭載の船艇を派遣したと報じた。 最近、現場海域を中国の公船が頻繁に往来しているためで、海軍は領海内に侵入した中国船の監視が目的としているという。
 海軍は今月3日、ボルネオ島北部から120km離れたルコニア礁の一部で同国が実効支配する南ルコニア礁に船艇を配備した 。 AFP通信によると、海軍司令官は今月初旬、昨年9月ごろから、中国海警局の船による侵犯が増え、現場海域の中国船に無線で立ち退きを求めたが、応答がなかったと述べている。
2015.06.03 Jane's Defence Weekly Japan, Malaysia agree to deepen defence ties <1508-060307>
 日本とマレーシアが5月25日、防衛装備の取引と技術移転で協力することで合意した。
 今後両国は、具体的内容についての協議を開始する。
2015.05.25 読売新聞

インターネット

防衛装備品移転交渉で一致…日・マレーシア首脳 <1506-052504>
 安倍首相が25日、マレーシアのナジブ首相と会談し、日本からマレーシアに防衛装備品を移転する協定 の交渉開始を盛り込んだ共同声明を発表した。 防衛装備品移転に関する協定交渉は ASEAN 加盟国との間では初めてで、レーダ技術などに よりマレーシアの警戒監視能力を高め、南シナ海への進出を強める中国を牽制する狙いがある。
 首脳会談では、日本がマレーシアの海上保安機関の人材育成や能力向上への支援を強化することでも一致した。
2015.05.12 Yahoo 時事通信記事

「南シナ海に米空母=マレーシア軍と合同訓練」

<1506-051201>
 米海軍は11日、Carl Vinson を中核とする空母打撃群が10日、南シナ海でマレーシア軍と合同 訓練を行ったと発表した。
 海軍力の象徴である空母の派遣には、岩礁の埋め立てを急ピッチで拡大するなど、南シナ海で現状変更の試みを続ける中国をけん制する意図も込められている可能性があ る。
【註】
 ASEAN の中で、ベトナムやフィリピンとは違いどちらかというと中国よりであったマレーシアが、米海軍の主力部隊と、しかも南シナ海で合同演習を行ったことに大きな 意味がある。
2015.04.27 Yahoo Focus-Asia 記事

「アジアは潜水艦軍備競争状態、日本はインドに潜水艦輸出の可能性―米メディア」

<1505-042702>
 米 National Interest が23日、タイ海軍が内閣に対して潜水艦戦力増強計画への出資を求める案を正式に提出したとす る現地メディアの報道を伝え、アジア地域が潜水艦の軍備競争のような状態に陥っているとする記事を掲載した。
 タイの潜水艦購入は、アジア太平洋地域の大勢に沿ったもので、マラッカ海峡に近いシンガポール マレーシアインドネシアの3ヶ国はいずれも最新型の潜水艦を購入する計画で、特にインドネシ アは2024年までに少なくとも10隻購入し、最終的に保有数を14~16隻にまで増やそうという計画を打ち出している。  ベトナムも潜水艦の増強に取り組んでおり、ロシアから Kilo級 6隻の購入を進めていて、すでに少なくとも3隻を取得し ている。 また、現在4隻を保有する台湾も、国外の支援を受け国内建造能力の向上に務めている。 韓 国も潜水艦の強化に注力しており、現在保有している13隻を、今後数年間でさらに増強する計画を持っている。
2015.04.01 Military Times Marine Corps works to build new ties in Southeast Asia <1505-040106>
 米海兵隊がマレーシアと良好な関係を築こうと、2月下旬にマレーシアで小隊規模の展示演習を行った。 演習を行 ったのは第31海兵遠征隊に属する第4海兵連隊第2大隊の上陸戦部隊で、歩兵のほか MV-22B や UH-1Y も参加した。
 ただ、フィリピンやタイでは、現地軍との合同演習を行ったのに対しマレーシアでは現地軍は参加せず、米海兵隊のみの展示演習で会った。
【註】
 米海兵隊は、
 ・海兵隊総軍 (MarForCom)
    第2海兵遠征軍
 ・太平洋海兵隊 (MarForPac)
    第1海兵遠征軍
    第3海兵遠征軍
      第3海兵師団
      第1海兵航空団
      第3海兵兵站群
      第3海兵遠征旅団
      第31海兵隊遠征隊
 ・海兵隊予備役集団 (MarForRes)
となっており、第31海兵隊遠征隊は沖縄に駐留する2,200名の部隊である。
2014.11.25 Yahoo 中央日報記事

「韓国大宇造船海洋、マレーシアから軍艦6隻を受注」

<1412-112504>
 韓国の大宇造船 (
DSME) が24日、マレーシア海軍から哨戒艦6隻を受注 したと明らかにした。
 DSME が受注した哨戒艦は全長85m、全幅12.9m、排水量1,800tで、2018年1月から順次と引き渡される。
【関連記事:1406-0402303 (JDW 2014.04.23)】
2014.10.22 Jane' Defence Weekly Malaysia boosts 2015 defence budget by 10% <14121-102207>
 マレーシアが2015年度の国防費10%増の$5.4Bにすると発表した。
 これは対 GDP 比で1.5%となる。
2014.10.15 Jane's Defence Weekly Malaysia targets 2019 service date for local LCS <1411-101518>
 マレーシア海軍司令官が10月3日、第二世代哨戒艦-
LCS (SGPV-LCS) の一番 艦を2019年に就役させると述べた。
 SGPV-LCS は6隻の建造が計画されている3,000tのコルベット艦で、Thales社製の SMART-S Mk2 3D MFR や、Rheinmetall社製の TMEO Mk2 TMX/EO レーダ/EO システムを装備する。
2014.06.11 Jane's Defence Weekly Chinese, Malaysian firms sign self-propelled SAM MoU <1407-061115>
 マレーシア首相が6月1日まで北京を訪問したのに合わせて、中国の ALIT社とマレーシアの Aneka社が、LY-80 SAM の輸出 契約を結んだ。
 LY-80 は ALIT社製 HQ-16 の輸出型で、HQ-16 はロシアの Buk (SA-11) を元にしている。
2014.04.23 Jane's Defence Weekly DSME reveals missile corvette proposal for Malaysian Navy <1406-0402303>
 韓国の大宇造船 (
DSME) が4月15日、マレーシア海軍へ提案しているコルベ ット艦の詳細を公表した。
 提案艦は全長85.5m、全幅12.9m、排水量1,800t、速力25ktで、10t以下のヘリ1機を搭載できる。 武装は76mm砲1門と30mm砲2門 のほか、対艦ミサイル4発も装備する。
2014.03.10 東京新聞

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マレーシア機捜索で各国協力 中国、存在感誇示も <1404-031006>
 マレーシア航空機事故で、米国やオーストラリアを含め9ヵ国が捜索に参加しており、現場の南シナ海の領有権を主張する マレーシア、ベトナム、フィリピン、中国も緊密に連絡を取りながら捜索活動に当たっている。
 各国とも領有争いはひとまず脇に置いて人命救助を優先させた形だが、中国海軍は揚陸艦など4隻を派遣しており、周辺海域で存在 感を示す狙いも見え隠れする。
2014.03.10 Yahoo 新華網記事
「マレーシア機不明、捜索で米国が P-3C 哨戒機投入 嘉手納基地から派遣―中国メディア」
<1404-03105>
 マレーシア航空機の捜索活動に、米国は南シナ海付近で行動していた第7艦隊の駆逐艦 Pinckney を派遣しているが 、新たに嘉手納基地から P-3C 1機を派遣する。
2014.03.10 Yahoo 時事通信記事

「フリゲート艦を派遣=台湾」

<1404-031004>
 台湾国防部が10日、南シナ海上空で消息を絶ったマレーシア航空機を捜索するため、海軍のフリゲート艦と C-130 輸送機 を現場海域に派遣したと発表した。
 海岸巡防署の巡視船2隻も捜索に加わる。
2014.03.14 Yahoo ロイタ通信記事

「焦点:不明機捜索で中国軍が誇示する『存在』、周辺国に警戒感」

<1404-031402>
 マレーシア航空機の捜索が難航するなかで明らかになったのは、高解像度の衛星画像や新型艦船といった中国が増強する軍事力 の一端で、今後アジア地域で存在感をさらに誇示する可能性があると周辺国は警戒を強めている。
 中国は艦船4隻と沿岸警備船4隻に加え、航空機8機人工衛星10基を投 入し、中国本土から遠く離れた捜索を支援している。 同国メディアによると、救助活動のための船舶派遣としては過去最大だという。
2014.03.09 Yahoo 新華網記事

「中国海軍、消息不明のマレーシア航空機の捜索救援活動に艦艇を派遣―中国報道」

<1404-030901>
 中国海軍は、8日に消息を絶ったマレーシア機の捜索救援艦艇を派遣することを決定した。
 南シナ艦隊は南沙海域で任務遂行中だったフリゲート艦 綿陽 と大型揚陸艦 井岡山 を現場に派遣することを決定した。
2014.02.18 Defense News UK official: expect greater British presence in Asia-Pacific <1403-021802>
 英海軍の駆逐艦 Daring (註:Type 45 駆逐艦の一番艦)が1月24日にマレーシアを訪問し、3日間停泊した。
 英国防省高官が、経済的、軍事的拡大を見せる中国とインドに対するバランスを維持するため、アジア太平洋地域でのプレゼンスを強めると述べた。  英国は1971年に、マレーシア、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドと結んだ5ヵ国軍事協力協定 (
FPDA) に基づく活動を継続するとした。
2014.01.27 読売新聞

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中国海軍『主権宣誓活動』…南沙諸島へ艦艇3隻 <1402-012702>
 新華社電によると、中国海軍南海艦隊の艦艇3隻が26日、中国とマレーシアが領有権を主張する南シナ海のスプラトリ (南沙)諸島最南端のジェームズ暗礁(曽母暗沙)に到着し、領土主権を守る決意を示す『主権宣誓活動』を行った。
 南シナ海の領有権問題で、中国と激しく対立してきたフィリピンやベトナムと違ってマレーシアは対中穏健派だったが、今回の活動は マレーシアの姿勢に影響を与える可能性がある。
2013.11.27 Jane's Defence Weekly Malaysia plans naval command at Bintulu <1401-112710>
 マレーシア軍司令官が11月15日、Bintulu の海軍基地に新たな司令部を発足させると述べた。 同 国は現在三個司令部を有しており、新たに編成される四個目の司令部James礁を含む 南シナ海を管轄する。
2013.11.06 Jane's Defence Weekly China, Malaysia strengthen industrial collaboration <1312-110613>
 中国を訪問中のマレーシア国防相が10月29日、中国との軍事生産の共同を強化すると発表した。
 この発表はマレーシアがFY14国防費を6%増額して$5.1Bにすると発表した直後に行われた。
2013.10.23 Jane's Defence Weekly Malaysia to establish marine corps, naval base to James Shoal <1312-102306>
 マレーシア国防相が10月10日、同国が海兵隊を新編すると共に、南シナ海の Bintulu に新たに 海軍基地を建設するとの声明を発表した。 新基地は、3月26日に中国海軍が演習を行った James 礁から60nmしか離れてい ない。
【関連記事:1304-032702 (日経新聞 2013.03.27)】
 海兵隊は陸軍の第10空挺旅団3個大隊のうちから1個大隊と、マレー連隊の第9空挺大隊及びレンジャー連隊の第8大隊などで構成されると見られる。
 しかしながら同国海軍は2009年10月に唯一の LST を火災で失っていることから、LPD 型の揚陸艦を整備する模様で、フランスの Mistral級を小型 化した案や、韓国の独島級などが考えられている。
2013.09.04 Jane's Defence Weekly US, Malaysia in talks to expand coastal radar network <1310-090413>
 ヘーゲル米国防長官が8月26日に行ったマレーシア国防相との共同記者会見で、東海岸沿いに沿岸監視 レーダ網を整備する件で両国の話し合いが行われていることを明らかにした。
 両国は2009年に沿岸監視レーダ8基を整備する件で合意し、2012年8月に整備を完了しているが 、今回の交渉はこれらの改良のほか、新規の設置も含まれている。
2013.06.05 Jane's Defence Weekly Malaysia eyew Gripen lease to replace MiG-29s <1307-060507>
 マレーシア空軍司令官が5月29日、同国が装備している MiG-29N の後継を、スウェーデン空軍からの中 古 Gripen にしたと発表した。
 マレーシアは MiG-29 の改良と維持経費がかかりすぎるとして2015年まで退役させ、代わりに Typhoon、F/A-18E/F、JAS 39 Gripen NG などを検討していた。