年 月 日
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出 典
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標 題
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要 旨
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2019.12.10 |
Jane's 360 |
Boeing sign new support contract for renamed Australian Vigilare air-defence system |
<2001-121003>
プライス豪国防相が12月10日、豪空軍のVigilare防空指揮統制システムの向こう5年間にわたる保守管理を豪Boeing社にAUD170M ($116M) で発注したと発表した。
現在ではWakuldaと改称されているVigilareは、240以上のオーストラリア国内外のシステムやセンサとネットワークを構成目標情報の統合を行う。 |
2019.11.20 |
時事通信 (Yahoo) |
豪陸軍の連絡将校、陸自常駐へ 共同訓練も強化 防衛相会談 |
<1912-112005>
河野防衛相が20日、来日中のレイノルズ豪国防相と会談し、会談後に共同声明を発表した。 安全保障協力強化の一環として訓練計画の調整などを目的に陸上自衛隊に豪陸軍の連絡将校を常駐させることを確認した。
両相は豪空軍が主催する多国間演習Pitch Blackに来年初めて航空自衛隊の戦闘機を参加させることや、日本で実施する日豪共同演習武士道 Guardianを定例化することを明記した。 また装備品などの共同研究開発のため、防衛装備庁と豪国防省科学技術グループの交流プログラム設立も決めた。 |
2019.11.08 |
Jane's 360 |
Australia hands over Guardian-class patrol boat to Solomon Islands |
<1912-110803>
オーストラリアが太平洋島嶼国と東チモールの合わせて12ヵ国に供与するGurdian級哨戒艇21隻のうちの1隻が11月8日にソロモン諸島に引き渡された。
Gurdian級哨戒艇は全長39.5m、幅8mで速力20ktの性能を持ち、主装備として30mm砲、両舷に12.7mm機銃を装備できるスペースが確保されている。
【関連記事:1807-060611 (JDW 2018.06.06)】 |
2019.11.04 |
Stars & Stripes |
US air power is growing alongside Marine Corps in Australia's Northern Territory |
<1912-110402>
今夏、数千名の米海兵隊が豪陸軍基地に入り、米国が大洋州での存在を高めているが、米空軍が豪空軍と行っているEACが拡大していることは余り知られていない。
2017年に始まったEACの今年の焦点は、第五世代戦闘機との共同、患者空輸、航空機の補給整備で、演習にはF-22、F-35B、F-16、F-15、B-52、C-130Jなどが参加した。 |
2019.10.29 |
聯合ニュース (Yahoo) |
韓国とオーストラリア海軍 31日まで合同訓練 |
<1911-102903>
韓国海軍が29日、南東部の浦項沖で同日から31日まで、オーストラリア海軍と合同演習を実施すると明らかにした。 韓国からは駆逐艦崔瑩とフリゲート艦、潜水艦などの艦艇6隻、P-3、対潜ヘリなどの航空機6機が参加する。 オーストラリア海軍からはAegis駆逐艦HobartとMH-60ヘリ1機が参加する。
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2019.10.24 |
Jane's 360 |
Australia to deploy Anzac-class frigate to help enforce UNSC sanctions against North Korea |
<1911-102405>
オーストラリアのレイノルド国防相が10月24日、北朝鮮に対する国連安保理制裁の実施を支援するためAnzac級フリゲート艦Parramattaを東アジア全域で活動させると発表した。 |
2019.10.23 |
中央日報 (Yahoo) |
ハンファディフェンス、装甲車試作モデル3台をオーストラリア政府に納品契約 |
<1911-102302>
韓国Hanwha社が23日、オーストラリアにRedback IFVの試作車3両をKRW40.5T(37億円)で売却する契約を締結したと発表した。
【関連記事:1911-101703 (Jane 2019.10.17)】
オーストラリアは、次期IFVと系列車両8種を400両を購入するLand 400 Phase 3計画を進めており、1年間の試験評価を経て2021年に最終的に機種が選定される。 |
2019.10.21 |
Stars & Stripes |
US military presence in northern Australia will grow, former defense official says |
<1911-102104>
オーストラリアの元防衛当局者が10月21日、中国の進出によりオーストラリア北部州Darwinに巡回駐留している米海兵隊の役割が高まっており、米豪両国は米空軍と海兵隊の活動のため、北部州に$2Bを投資して航空機の整備、支援施設、燃料貯蔵、宿舎の改築、訓練場射場の整備などを行うと述べた。
中国は今年初めに海軍基地の改良工事の契約を行ったパプアニューギニア沖合のManus島について、ソロモン諸島が10月18日に中国企業に対し全島を貸与することに合意している。
【Manus 島の位置 (Googhle Map)】 |
2019.10.19 |
東京新聞 |
ソロモン、中国に島賃貸 豪、軍事利用を懸念 |
<1910-09902>
オーストラリアのメディアが19日までに、台湾と断交して中国と国交を樹立したソロモン諸島の地方政府が中国企業に小さな島全体を貸し出す契約を結んでいたことが分かったと報じた。 両国が国交を結んだ翌日の9月22日にソロモン諸島のセントラル州と中国企業China Enterprise Groupが合意文書に署名したという。
産業開発が目的としているが、太平洋諸国の伝統的な援助国オーストラリアなどから「中国の軍事利用につながりかねない」との懸念が出ている。 |
2019.09.26 |
Jane's 360 |
Australia, Malaysia form industrial working group |
<1910-092603>
オーストラリア政府とマレーシア政府が9月25日、両国が防衛生産の協力拡大で合意したと発表した。 |
2019.09.25 |
Jane's Defence Weekly |
Taking off |
<1911-092512>
=オーストラリアの LHD に関する5頁の記事=
・Critical year
・Operaions and exercises
・Amphibious ambition
・Comprehensive, complicated, complex |
2019.09.20 |
産経新聞 |
豪戦闘機6機が千歳に到着 空自と国内初の日豪共同訓練 |
<1910-092004>
航空自衛隊とオーストラリア空軍による共同訓練「武士道ガーディアン」に参加するため、豪空軍のF/A-18 6機が20日に千歳基地に到着した。 空自が国内を拠点に豪軍と実施する共同訓練は初めてで、空自から北部航空方面隊のF-15 10機とF-2 3機が参加し、千歳基地を拠点に北海道沖の日本海や青森県沖の太平洋上で訓練を行う。
日豪共同訓練は昨年9月にも計画されたが胆振東部地震のため中止され、同10月の外務防衛閣僚会合 (2-plus-2) で今年中に実施する方針で合意していた。 |
2019.08.28 |
Jane's Defence Weekly |
State credit supports Austal export of patrol boats |
<1910-082810>
オーストラリアの造船企業Austal社がトリニダードトバゴにCape級58m哨戒艇2隻をAUD126M ($85M) で輸出することが確実になった。
この契約は2018年7月に公表されていたが、豪政府の債務保証で実現した。 |
2019.08.22 |
日経新聞 |
カナダ、豪州も瀬取り監視参加へ 防衛相「歓迎」 |
<1909-082204>
カナダとオーストラリアが国連安保理決議で禁止されている北朝鮮が行う瀬取りの警戒監視活動に参加することになった。 カナダは海軍は8月下旬にフリゲート艦を東シナ海などに派遣するほか、オーストラリアは9月上旬以降航空機を使って警戒監視にあたる。
岩屋毅防衛相は22日の閣議後の記者会見で「取り組みを歓迎する」と述べた。 |
2019.08.21 |
産経新聞 (Yahoo) |
豪州がペルシャ湾「有志連合」に参加表明 |
<1909-082104>
オーストラリアのモリソン首相が21日、ホルムズ海峡でタンカーを護衛する米国主導の有志連合への参加を表明した。
豪首相府によると、P-8 1機とフリゲート艦1隻のほか、バーレーンに置かれる司令部に要員を派遣する。 P-8は今年の年末前の1ヵ月間、フリゲート艦は来年1月から半年間それぞれ派遣する。 |
2019.08.16 |
Jane's 360 |
Australia hands over Guardian-class patrol vessel to Samoa |
<1909-081610>
オーストラリアがPacific Patrol Boat Replacement計画で太平洋地域12ヶ国に21隻供与するGuardian級警備艇の1隻が8月16日にサモアに引き渡された。
【関連記事:1807-060611 (JDW 2018.06.06)】
この計画の一番艇は2018年にパプアニューギニアの海洋警察、二番艇は4月にツバル、三番艇は6月にトンガ王国に供与されている。 |
2019.08.05 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米国の中距離ミサイル、豪州には配備せず=モリソン首相 |
<1909-080507>
オーストラリアのモリソン首相が5日、米国の中距離ミサイルをオーストラリアに配備することはないと述べた。
両国政府が週末がシドニーで会合を開き、アジア太平洋地域への中国の進出に対抗する方針を表明した際に、エスパー米国防長官が地上配備型の中距離ミサイルを比較的早期にアジアに配備することに前向きな姿勢を示していた。 |
2019.08 |
International Defence Review |
DroneShield pursues C-UAV with Collins Aerospace |
<1909-080013>
DroneShield社が同社製C-UAV装置にCollins社製監視装置を取り付けることで、両社が6月上旬にMoUを結んだ。
当初はオーストラリア軍への納入分が対象になる。 |
2019.07.31 |
Defense News |
Japan's new amphibious brigade launches beach landings during Talisman Sabre drills |
<1908-073111>
オーストラリアで行われた米豪合同演習Talisman Sabreで、陸上自衛隊に新偏された水陸機動団が2ヵ所で上陸演習を行った。 この演習に水陸機動団は団長の青木将補以下330名が、AAV-7 6両、CH-47JA Chinook 2機、120mm迫撃砲と共に参加した。 また海上自衛隊は護衛艦いせ、輸送艦くにさきがSH-60J 2機及びLCAC 2隻と参加した。
7月16日にStanage湾で行われた演習ではAAV-7とLCACで上陸した部隊がヘリ降着地を確保し、Chinookが後続部隊を乗せ着陸した。
7月22日にBowen市で行われた演習では未明に第1波がAAV-7で上陸し、23日払暁にChinook 1機が降着してBowen空港を確保した。 |
2019.07.31 |
Jane's 360 |
Fujitsu expands cyber defence profile in Australia |
<1908-073109>
富士通がキャンベラにサイバ防衛の施設CRCを建設することを明らかにした。
同社によるとこの施設は今後、オセアニア地域のサイバ戦指揮所に発展するという。 |
2019.07.30 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
米国、オーストラリアに新たな軍事施設の建設を検討=豪外相 |
<1908-073001>
ペイン豪外相が30日、米国がオーストラリア国内に新たな軍事施設の建設を計画していると明らかにした。 米国がどのような施設をつくるか明らかにしなかったが、米議会が承認することが条件となる。
豪メディアは今月、北部ダーウィンの近くに港湾施設を建設する計画と報じている。 米国がダーウィンに港湾施設を建設すれば、中国嵐橋集団が管理権を保有するダーウィン港に近い場所になる。 嵐橋集団は2015年に99年間の港の貸与契約を結んでいる。
【関連記事:1907-062405 (産経 2019.06.24)】 |
2019.07.11 |
Stars & Stripes |
Highly mobile rocket systems to stay in Australia after Talisman Sabre ends |
<1908-071105>
オーストラリアで行われている米豪合同Talisman Sabre演習に沖縄駐留第12海兵連隊からHIMARS 3基が参加し、7月8日に実射を行った。
HIMARSは今までにもTalisman Sabre演習に参加しているが、今回は演習終了後もNorthern Territoryのダーウィンに残留し、ここにこの夏まで巡回派遣されている2,500名の海兵隊と合流する。 |
2019.07.08 |
Stars & Stripes |
US, Australian forces kick off massive, monthlong military drills Down Under |
<1908-070803>
34,000名以上が参加し1ヶ月間にわたり行われる米豪合同演習Talisman Sabre 2019が、7月7日にブリスベーン港に停泊している米空母Ronald Reaganの艦上で開始された。 演習は主としてクイーズランド州のShoalwater湾演習場とニューサウスウェールズ州のEvans Head射爆場で行われる。 米海兵隊はM142 HIMARSを搬入しており、8日には初の実射を行う計画である。
この演習にはカナダ、日本、ニュージーランドも参加すると共に、インドと韓国もオブザーバーを派遣している。
7日にはオーストラリアのABC TVが、中国の情報収集艦が近傍から情報収集するためオーストラリアに向かっていると報じており、豪軍も「追跡中」であることを明らかにした。 |
2019.07.08 |
日経新聞 |
米豪の共同軍事演習に中国が情報収集艦、豪はけん制 |
<1908-070802>
オーストラリアで行われている米豪共同軍事演習Talisman Sabreに中国が情報収集艦を派遣していることが明らかになった。 豪側もこうした動きを把握しており、適切な手段をとると中国側を牽制した。 豪公共放送ABCなどによると、中国の情報収集艦は6日夜にパプアニューギニア北部を航行していることが確認された。
この演習には陸上自衛隊の水陸機動団も参加していることから、専門家は「中国は高度化複雑化している米豪の演習内容に加え、日本の水陸機動団の能力にも関心を持ったとみられる」と指摘している。 |
2019.06.26 |
Jane's Defence Weekly |
Austal expands facility in the Philippines |
<1908-062616>
オーストラリアのAustal社が、セブ島にある造船所をAUD30M ($21M) かけて三倍以上に拡幅する。
同社はここでフィリピン海軍から受注した外洋哨戒艦 (OPV) 6隻を建造するほか、ノルウェーから受注した全長109mの高速双胴船やスペインから受注した全長118mの高速三胴船などの民間船舶の建造も行う。
【 OPV 関連記事:1809-081202 (Jane's 2018.08.12)】 |
2019.06.26 |
Jane's Defence Weekly |
Australis plans airport upgrade to support P-8A ops |
<1908-062613>
オーストラリアが、西オーストラリアのパースから2,750km、クリスマス諸島から900km離れたインド洋のココス・キーリング諸島にある滑走路を、P-8A Poseidonの運用に合わせて拡幅強化する。 滑走路の長さは2,441mと変わらないが幅が3.5mから7.5mに広げられる。
ココス・キーリング諸島は27の島から成るが、人の住んでいるのはそのうちの2島だけである。 |
2019.06.24 |
産経新聞 (Yahoo) |
米海兵隊駐留の豪北部に新港湾計画 中国企業の管理を回避 |
<1907-062405>
豪州の公共放送ABCが24日までに、米海兵隊が駐留するオーストラリア北部ダーウィンで新たな港湾施設の建設が計画されていると報じた。
ダーウィン港は2015年に中国企業が99年間の管理権を取得しているが、新施設は同港の北東40kmに建設され、米海兵隊のインド太平洋地域での即応性を高めることになる。 ABCによると、港湾は米海軍のWasp級強襲揚陸艦などが停泊可能な規模で、軍民両用となる見通しである。
豪国防省は表向き「新たな海軍施設の建設は計画していない」としているが、複数の政府関係者は新施設は中国を怒らせるリスクがあると計画の存在を認めているという。 |
2019.06.19 |
Jane's Defence Weekly |
RAN frigate out of service for three years as presonnel to man it can't be found |
<1908-061916>
豪海軍が8隻保有しているAnzac級フリゲート艦の1隻Perth (3,900t) が人員不足から過去21ヶ月にわたり造船所で係留されたままで、今後も延命工事が完了するまで16ヶ月間非稼働状態になる。 |
2019.06.19 |
Jane's Defence Weekly |
ASPI report calls for overhaul of Australia's military posture |
<1908-061906>
オーストラリアのシンクタンクであるオーストラリア戦略政策研究所 (ASPI) が、軍の抜本的な体制見直しを求める報告を行った。
ASPIは同国北部の海空防衛が時代遅れで、中国の軍事進出に対し脆弱であるとしている。 |
2019.06.17 |
Defense News |
Japan to dramatically scale up participation in Australian exercise |
<1907-061709>
自衛隊がオーストラリアでの訓練を著しく大規模化している。
米豪共同隔年演習Talisman Sabreには2015年と2017年にそれぞれ40名と50名が参加してきたが、6月下旬に行われる今回の演習には海上自衛隊が派遣する護衛艦いせと輸送艦くにさきには新編された水陸機動団の隊員と第1ヘリ団のヘリ複数機が乗り組んでいる。
これに先立つ6月上旬に行われたSouthern Jackaroo演習は今まで米海兵隊がオーストラリアで行ってきたが、今回は陸上自衛隊が150名の隊員とFH-70砲2門を展開して、日本ではできない射距離15哩での長距離射撃を実施している。 |
2019.06.17 |
Jane's 360 |
Australia progressing plans to upgrade Cocos Keeling Islands airport to support P-8A MPA operations |
<1907-061708>
オーストラリアがインド洋での監視能力を強化するためココス群島にある飛行場をP-8A Poseidonが使用できるように改良する計画で、6月14日に提案の受け付けを開始した。
工事は滑走路、誘導路、エプロンの拡幅と強化などで、提案は8月8日締め切りで総工費はAUD190~220M ($133~154M) と見積もられている。
【Cocos Keeling 諸島の位置 (Google Map)】 |
2019.06.13 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
オーストラリア、太平洋諸国に近く資金供与へ 中国に対抗 |
<1907-061306>
オーストラリア政府は、太平洋諸国のインフラ事業に資金を供与する。 この基金は7月31日までに稼働する。 モリソン首相は昨年、太平洋諸国に最大AUD3B ($2.07B) の低利融資や補助金を提供するため、基金を設立すると発表していた。
太平洋地域で影響力を拡大する中国を牽制する狙いがあるとみられる。 中国政府は、太平洋の島嶼国に勢力圏を拡大する意図はなく、経済発展の支援が目的だと主張している。 |
2019.06.03 |
時事通信 (Yahoo) |
豪、ソロモン諸島に資金協力=最大188億円、中国に対抗 |
<1907-060304>
オーストラリアのモリソン首相が3日、訪問先のソロモン諸島でソガバレ首相と会談し、インフラ整備で豪州が10年間に最大AUD250Mの資金協力を行うことで合意した。 5月の総選挙で勝利したモリソン首相は選挙後初の外遊先としてソロモン諸島を選び、太平洋諸島重視の姿勢を打ち出している。
インフラ支援をてこに太平洋諸島諸国への影響力を強める中国に対抗する狙いがあるとみられる。 |
2019.06.03 |
時事通信 (Yahoo) |
中国艦、シドニーに入港=豪メディアは対応疑問視 |
<1907-060303>
中国海軍の艦船が3日、シドニーに入港した。 地元メディアによると、シドニーにはフリゲート艦など3隻が4日間の予定で入港した。 中国艦は2017年にも豪州に寄港したが、今回は事前の発表はなかった。
1989年の天安門事件から4日で30年を迎えるタイミングに加え、豪海軍のヘリが中国船からレーザ照射を受けたと報道されたばかりであるだけに、地元メディアはこの時期の入港を許可したモリソン政権の対応に疑問を呈している。 |
2019.05.28 |
Stars & Stripes |
Australian navy pilots struck by lasers in South China Sea |
<1906-052812>
ベトナムからシンガポールに向け南シナ海を航行していたオーストラリア海軍の旗艦Canverraで、ヘリの操縦士がレーザ照射を受けたため危険回避のため着艦した。
レーザ照射を行ったのは漁船であったが、当時Canverraは中国海軍の戦闘艦に追尾されていた。 |
2019.05 |
International Defence Review |
Australia to field four special mission Peregrine aircraft |
<1906-050001>
オーストラリアの国防相と軍需相が3月18日、Gulfstream社製G550ビジネスジェットを改造したMG-55A Peregrineを装備すると発表した。 MG-55Aは電子戦機能を持ち、F-35A、E-7A AEW&C、EA-18G Growlerなどと、同国の戦時ネットワークで統合されるという。
米国防総省はオーストラリアにISRとEW機能を持たせたG550 5機を売却することを承認しており、2018年6月に最初の2機をFMSで売却することを明らかにしている。
最近の発表では4機をAUD2.46B ($1.75B)で売却するという。 |
2019.04.10 |
Jane's Defence Weekly |
Australia looks to lower threshold engagement of local firms in defence |
<1906-041008>
オーストラリア政府が3月28日、軍事企業に対する参画の閾値を下げたDefence Policy for Industry Participationを公表した。 |
2019.04.10 |
Jane's Defence Weekly |
Australia announces defence spending for FY2019/20 will increase by AUD2.3 billion |
<1906-041006>
オーストラリアが4月2日、FY2019/2020国防予算案を発表した。 前年比AUD2.3B ($1.6B) 高のAUD38.7Bで対GDP比1.93%で、FY2020/21に2%達成とした目標に近づいた。 FY2022/23ではAUD48.7Bに達すると見積もられることから、今後3年間の総額はAUD136Bに達すると見られる。 |
2019.04.03 |
Jane's Defence Weekly |
Australia to acquire NASANS with locally designed radars |
<1905-040316>
オーストラリアの国防相と軍需相が3月25日に、1年間の検討の結果AUD2.5B ($1.76B) でNASAMSを導入する決定をしたと発表した。
ただしオーストラリアのNASAMSは独特のシステムになるようで、AIM-120 AMRAAMのほかにAIM-9X Sidewinderも発射する。 またレーダとしては豪企業CEA Technology社製のCEATAC戦術レーダと同社製CEAOPS監視レーダが豪軍のHawkeiおよびBushmaster 4×4車に搭載して装備される。 |
2019.04.02 |
Jane's 360 |
Australia's defence spending for FY 2019–20 to rise by AUD2.3 billion |
<1905-040207>
オーストラリア政府が4月2日に発表したFY2019-20国防予算はAUD2.3B ($1.6B) 上がってAUD38.7Bで対GDP比は1.93%と、FY2020-21に対GDP比を2%にするとした目標に一歩近づいた。
また今後3年間の国防費は合計AUD136Bで、FY2022-23ではAUD48.7Bに達すると見積もられている。 |
2019.03.27 |
Jane's Defence Weekly |
Australia to boost EW capabilities with modified Gulfstream G550 business jets |
<1905-032711>
オーストラリアの国防相と軍需相ガ3月18日、Gulfstream社製G550を改造した電子戦機4機をMG-55A Peregringとして購入すると述べた。 MG-55AはF-35A、E-7A、EA-18Gなどと共に同軍の戦闘データリンクに加入するという。
Gulfstream社によるとG550はMach 0.8で、滞空能力15時間以上、実用上昇限度51,000ftの性能を持ち、SIGINTと使用すると400kmの捕捉距離を持つという。 |
2019.03.25 |
Aviation Week & ST |
Australia nears Wedgetail upgrade deecision |
<1905-032506>
オーストラリアが年内に6機保有するAEW&C機であるE-7A Wedgetailが改良を行うか否かの決断に迫られている。 事の起こりは英国がAEW&C機にE-7Aの採用を決めたことにある。
豪空軍のE-7Aは最終機の受領が僅か4年前で、まだ延命工事が必要な段階ではないが、初号機を発注してから既に15年が経過している。 |
2019.03.25 |
Jane's 360 |
Australian NASAMS to integrate locally designed active phased-array radars |
<1904-032505>
RBS-70 VSHORADに替えてNASAMSの採用を決めているオーストラリアが3月25日に国防相と軍需相の合同声明で、調達額がAUD2.5B ($1.76B) にのぼることを明らかにした。
調達するのはオーストラリア型のNASAMSで、AIM-120 AMRAAMに加えてAIM-9X Sidewinderも発射する。 このためAIM-120C-7 AMRAAM 114発を調達する。
またレーダにはオーストラリアCEA社製レーダを同じくオーストラリア製Hawkei 4×4車に搭載したものを使用する。 |
【註】
CEA社の製造したに6面固定型CEAFARE/F-band 捜索レーダとCEAMOUNT I/J-band射統レーダは、豪海軍の改良型Anzac級フリゲート艦に搭載されている。
また将来フリゲート艦用にGaN素子を用いたCEAFAR2 X-/S-/L-bandレーダも開発している。 |
2019.03.20 |
Jane's Defence Weekly |
Sale of AIM-120C-7s to Australia moves a step nearer |
<1905-032006>
米国防安全保障協力局 (DSCA) が3月13日、オーストラリアにAIM-120C-7 AMRAAMを$240.5MのFMSで売却することを国務省が承認したと発表した。
これらは総経費AUD2B ($1.4B) かける豪陸軍のGBADとして採用されたKongsberg社製NASAMSのSecond Passとなるもので、First Passは2017年4月に発注されている。 |
2019.03.13 |
Jane's Defence Weekly |
Australis, Naval Group sign design contact for Attack-class submarine programme |
<1905-031310>
豪政府が3月5日、フランスNaval Group社とAttack級潜水艦建造の第一段階となる設計契約をAUD605Mで結んだと発表した。 契約は2021年までとなる。
Attack級潜水艦の建造はこのあとも含めるとAUD50B ($35B) にのぼる。 |
2019.03.06 |
Jane's Defence Weekly |
Boeing, Australian DoD partner to develop multimission unmanned aircraft system |
<1905-030503>
Boeing社と豪国防省が共同で空中戦を支援する大型UAV BATSを開発している。 BATSは現地でLoyal Wingmanとも呼ばれている。
この計画はBoeing社にとって国外最大のUAV計画で、豪国防省はAUD40M ($29M) を出資している。
BATSの初飛行はオーストラリで2020年に行われる計画で、が採用されれば豪空軍はF-35やE-7A Wedgewail AEW&Cと共同で運用されることになる。 |
2019.02.27 |
Defense Update |
A Locally Developed ‘Loyal Wingman’ to Fly in Australia by 2020 |
<1903-022708>
Boeing社が、既存の軍用機と共同して任務に当たる、米国以外で開発した中で最大のUAV BATSを開発していて、2020年の初飛行を目指している。
通称Loyal Wingmanと呼ばれているBATSは戦闘機並みの性能を持ちながら全長11.7mと小型で、モジュラ型であるため偵察用や電子戦用の装備を搭載できる。 飛行はAIを用いた自律飛行と、有人機による制御飛行が可能で、F-35A, E-7, EA-18G, F/A-18E/F, P-8などと一緒に行動する。
この計画にはBoeing社が$60M、豪政府が$40Mを出資している。 |
2019.02.27 |
Jane's 360 |
Avalon 2019: Boeing to partner with Australia on development of multimission unmanned aircraft system |
<1903-022707>
Boeing社と豪国防省が共同で通称Loyal Wingmanと呼ばれている大型UAV BATSを開発しており、その実大模型をメルボルンで開催されているAvalon航空展で2月27日に展示した。 初飛行は2020年にオーストラリアで行われる。
豪国防省はこの計画にAUD40M ($29M) を支出している。
Loyal WingmanはF-35AやE-7A Wedgewood AEW&C機を援護する為に使用するという。 |
2019.02.19 |
Stars & Stripes |
USS Santa Fe trains with four Australian submarines in Indian Ocean |
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米、豪、英、ニュージーランド海軍が参加した今年のOcean Explorer演習が17日にオーストラリア西岸沖で開始され、3週間続けられる。
豪艦隊司令官によると、今回の演習では米海軍の攻撃型潜水艦Santa Feが豪海軍の潜水艦4隻と隊型をとって航行した。
Santa FeはTomahawkを発射する垂直発射管を12本装備している。 |
2019.02.18 |
ロイタ通信 (Yahoo) |
豪議員へのサイバー攻撃、外国政府が関与=首相 |
<1903-021802>
モリソン豪首相が18日、同国の主要政党に対するサイバ攻撃について、おそらく外国政府が関与しているとの認識を示した。 具体的な国名は明らかにしなかったが、専門家の間では、中国、ロシア、イランの関与を疑う声が出ている。
同国では5月に総選挙が実施される予定だが、今月は豪議会に対するサイバ攻撃があったことも明らかになっており、議員はパスワードの変更を指示されている。 首相はどのような情報が狙われたのかは明らかにしなかったが、選挙妨害が行われれた証拠はないと述べた。 |
2019.02.11 |
Defense News |
Naval Group clinches $35 billion Australian submarine deal |
<1903-021103>
フランスのNaval Group社とオーストラリアが2月11日、Attack級潜水艦12隻を建造する$35Bの契約に署名した。
オーストラリアは2016年4月にNavl Group社を選定して以来、技術移転と作業分担について協議を重ねてきた。 |
2019.01.29 |
日経新聞 |
豪潜水艦商戦、日本案再浮上の気配 |
<1902-012904>
オーストラリアが2016年4月に決めた次期潜水艦のフランスへの発注が、ここにきて豪国内から異論が相次ぎ、年内に予定される議会選挙など今後の展開次第では発注が取りやめになる可能性が出てきたのだ。 海上自衛隊と同型の潜水艦に米国の武器システムを搭載した日本の当時の提案を最善とする声は今なお豪国防関係者の間では根強いとされる。
防衛装備品の輸出は国際的には単なるビジネス以上に、安全保障上のパートナー国との協力を深め、情報収集体制を強化する手段として位置づけられる。 |
2019.01.21 |
Defense Update |
Iron Fists APS for the Australian Boxers |
<1902-012105>
オーストラリア軍がRheinmetall社に対し、同国軍のBoxerにIMI社製のIron Fist APSを搭載する評価を要求した。
評価対象となったAPSはBoxerの戦闘重量38.5tを満足したIron Fistだけである。 |
2019.01.17 |
時事通信 (Yahoo) |
豪フィジー、防衛協力強化へ=中国の影響力拡大踏まえ |
<1902-011702>
オーストラリアのモリソン首相が17日にフィジーでバイニマラマ首相と会談し、両国の防衛協力強化で一致した。
モリソン首相は国境警備の強化を支援すると約束し、バイニマラマ首相は平和維持や海洋安全保障の協力だと述べた。 |