2019年の東シナ海の情勢に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2019.12.30 共同通信

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馬毛島、22年度着工へ調整 政府、米軍機訓練候補地 <2001-123003>
 関係者が30日、政府は米軍艦載機による離着艦訓練 (
FCLP) の移転候補地となっている馬毛島について、令和2年度飛行場など関連施設の工事を始める方向で調整に入ったことを明らかにした。
 政府は来年度から環境影響評価(アセスメント)を行う段取りで、関連費として2年度予算案に約5億円を計上しており、着工は環境アセスを終えた後となる。
2019.12.05 時事通信

(Yahoo)

馬毛島移転は「脅威」 日米の情報収集力向上 中国紙 <2001-120504>
 人民日報系の環球時報が5日、米空母艦載機の離着陸訓練 (
FCLP) の移転先候補地である馬毛島に関連施設が整備されれば、中国にとって脅威になると報じた。
 中国の軍事専門家は、馬毛島が位置する大隅海峡を通過する中国艦への日米の情報収集能力向上を警戒している。
2019.11.29 産経新聞

(Yahoo)

政府、馬毛島を約160億円で買収 米軍訓練を移転 <1912-112904>
 米軍空母艦載機離着陸訓練 (
FCLP) 候補地の馬毛島について、政府と地権者側が29日に約160億円の売買契約を結んだことが分かった。
 馬毛島ではFCLPを実施するほか自衛隊施設も整備し、中国の海洋進出を念頭に置いた南西防衛の拠点とする方針である。
2019.11.11 毎日新聞

(Yahoo)

自衛隊統合演習始まる 電子戦や国内最大規模の水陸両用作戦を実施 <1912-111103>
 自衛隊が21日までの日程で11日に実動訓練自衛隊統合演習を開始する。 自衛隊は陸海空の統合を図ろうと1年ごとに実動演習と指揮所演習を実施しているが、今回の統合演習は32,000名が参加する。
 演習は防衛計画大綱で盛り込まれた総合ミサイル防空や電子戦などを国内や周辺の海空域で実施すると共に、
IAMD演習ではBMやCMなど多様化する攻撃にAegis艦やPAC-3でに対処する。
 種子島での離島防衛演習では護衛艦かがが指揮中枢を担い、陸自水陸機動団など陸海空1,500名が参加し、輸送艦から16両のAAV7が発進して上陸作戦を展開する。
2019.11.10 毎日新聞

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陸自、奄美大島で演習 対空戦闘訓練を公開 <1912-111001>
 陸上自衛隊九州各地で実施している島嶼防衛を想定した鎮西演習の一部で奄美大島で行われた対空戦闘訓練などが8日に公開された。 鎮西演習は10月21日~11月22日の日程で実施する、人員17,000名、車両4,500両、航空機30機が投入される大規模演習である。
 奄美大島の訓練は、旧奄美空港滑走路で公開され、奄美駐屯地のSAM部隊のほか下志津と帯広の部隊計50名が参加し、SAMや対空監視レーダなど車両30両が展開して行われた。
2019.11.01 Stars & Stripes In military first, Army gives Marine Corps rocket system platoon a lift off Okinawa <1912-110107>
 沖縄駐留米海兵隊のM142
HIMRS陸軍の揚陸艇に積載する訓練が10月31日に沖縄県金武町で行われ成功した。 この訓練には第3海兵遠征軍第12海兵連隊が参加した。
 沖縄駐留米海兵隊のHIMRSが公開されるのはこれで二度目である。
2019.10.30 時事通信

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緊急発進470回=上半期、中ロ活発-防衛省 <1911-103003>
 防衛省が30日に自衛隊の緊急発進が、令和元年度上半期に470回あったと発表した。 昨年同期比91回減であるが、同省は活発な状況が続いているとみて警戒している。
 同省によると、中国機への対応は13回減の332回で、スクランブル全体の7割を占め、ロシア機への対応は76回減の135回であった。
2019.10.07 時事通信

(Yahoo)

宮古島弾薬庫の工事着手=防衛省 <1911-100701>
 沖縄防衛局が7日、宮古島東部の保良鉱山地区で弾薬庫を含む関連施設の造成工事に着手した。 完成には1年以上かかる見通しである。
 同省は3月に宮古島駐屯地を開設し、警備部隊を配置したが、弾薬庫などは駐屯地から離れた保良鉱山地区に建設する計画で、8月下旬には一部地権者と土地の売買契約を結んでいた。
2019.09.23 産経新聞

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離島奪還訓練場、誘致へ 鹿児島・十島村が表明 <1910-092302>
 鹿児島県十島村の肥後村長が自衛隊を誘致する方針を正式に表明した。 十島村には防衛省が離島奪還作戦に備えた初の訓練場を整備する候補地に浮上している臥蛇島がある。
 地元が自衛隊誘致の方針を固めたことで訓練場整備が具体化する可能性が高まってきた。
2019.09.16 共同通信

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国境離島のデータベース構築へ 政府、領海線管理を徹底 <1910-091605>
 政府関係者が16日、政府が日本の領海線や排他的経済水域 (
EEZ) の根拠となる国境離島の管理を徹底するため、各府省庁が保有する離島ごとの情報を共有できるよう新たなデータベースを構築する方針を固め、今年度中に着手することを明らかにした。
 データベースは内閣府と海上保安庁が中心となり整備する。
2019.09.16 時事通信

(Yahoo)

九州に電子戦部隊=南西諸島に地対艦ミサイル-離島防衛、西方シフト着々・陸自 <1910-091601>
 防衛省来年度末までに80名程度の電子戦部隊健軍駐屯地に新編する。 同駐屯地には今年3月にサイバ攻撃に対処する約40名の方面システム防護隊が発足している。
 一方、宮古島には12式SSM部隊とSAM部隊2020年3月末までに配置される。 両部隊は奄美大島に既に常駐しており、将来は駐屯地建設中の石垣島にも配置される。
2019.08.28 読売新聞

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海洋監視強化で過去最高2480億…海上保安庁概算要求 <1909-082804>
 国土交通省が28日、令和2年度予算の概算要求を発表した。 海上保安庁には、過去最高額となる2,480億円を計上した。
 尖閣諸島周辺の領海警備や日本海、小笠原諸島周辺での海洋監視体制の強化に向けて、大型巡視船や新型ジェット機などの整備を進める。
令和2年度海上保安庁関係予算概算要求概要
2019.08.23 産経新聞

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宮古島弾薬庫10月着工 月内に用地取得、離島防衛を強化 <1909-082301>
 沖縄県宮古島への陸上自衛隊警備ミサイル部隊の配備計画をめぐり、防衛省は弾薬庫などのミサイル部隊関連施設の建設を10月に着手することが分かった。 宮古島市内の採石場に用地を取得し、施設を整備する。
 宮古島では駐屯地を先行して3月に新設したが、地元への説明不足が原因で駐屯地に保管していた警備部隊の中距離多目的誘導弾と迫撃砲弾を島外に撤去した状態が続いており、施設の完成後は警備部隊用の弾薬を保管し直す予定で、万全とはいえない抑止力と対処力の状況が解消される。
2019.08.20 Record China 中国軍機が海自護衛艦を攻撃目標に訓練か、「日本はどうやって知ったのか」と中国専門家 <1909-082003>
 環球網が8月19日、中国軍機東シナ海日本の艦船訓練の攻撃目標にしたと日本メディアが報じたことに対する中国の専門家の見解を報じた。
 記事は、日本メディアが日本政府関係者の話として、5月下旬に東シナ海の日中中間線の中国側ガス田周辺海域で、中国のJH-7複数機が航行中の海上自衛隊護衛艦に対艦ミサイル射程距離まで接近したと報じるとともに、中国軍は日本の艦船をレーダ照射しておらず、日本側は中国機の意図に気付いていなかったが、自衛隊の複数の通信傍受部隊中国機無線通信を傍受したことで、中国軍機が日本の艦船を攻撃訓練の目標にしていた可能性が高いと判断したと伝えていることを紹介した。
2019.08.19 共同通信

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中国機、海自の護衛艦標的に訓練 探知能力秘匿を優先し政府非公表 <1909-081901>
 複数の日本政府関係者が18日、東シナ海の公海上で5月に中国軍の戦闘機が海上自衛隊の護衛艦を標的に見立てて攻撃訓練をしていた疑いの強いことが分かったと証言した。 現場での偶発的軍事衝突の懸念があり、緊急時の危機回避に向けた仕組み作りが急がれる。
 政府は不測の事態を招きかねない「極めて危険な軍事行動」と判断したが、自衛隊の情報探知、分析能力を秘匿するため、中国側に抗議せず事案を公表していない。
2019.07.26 毎日新聞

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空自の緊急発進7割が対中国機 4~6月に246回 <1908-072604>
 防衛省が26日、4~6月に日本周辺の外国機に航空自衛隊が緊急発進した回数は、前年同期より25回減の246回だったと発表した。
 中国機が73%の179回でロシア機が26%の65回で、いずれも戦闘機に対する緊急発進が多かった。
2019.07.15 南日本放送

(Yahoo)

奄美と東北の部隊が共同訓練 <1908-071502>
 3月に開設された陸上自衛隊の奄美駐屯地で、東北方面隊の部隊との共同訓練が行われ、報道陣に公開された。
 13日に公開されたのは、奄美駐屯地のSAM部隊と、東北から移動してきた第6師団の第22即応機動連隊による共同訓練で、奄美駐屯地の部隊が03式中SAMの発射機を展開し、その周囲で即応機動連隊が警備にあたった。
2019.07.10 産経新聞

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尖閣周辺で中国公船が領海侵入 19日目、昨年1年間の総計に並ぶ <1908-071003>
 尖閣諸島周辺の日本の領海中国海警局の船4隻が10日10:00ごろから相次いで侵入した。 海上保安庁の巡視船が領海を出るよう警告し、4隻は11:55ごろまでに順次、領海外側の接続水域へ出た。 中国公船が尖閣周辺で領海侵入したのは今年19日目で、昨年1年間の合計日数に並んだ。
 海保によると、2012年9月に日本が尖閣諸島を国有化してから周辺海域への中国公船の侵入が常態化し、2013年には最多の計54日の領海侵入が確認されている。 近年は月に3日程度の領海侵入が発生しており、昨年は1ヵ月あたり2日程度と侵入頻度が減っていた。
2019.07.07 沖縄タイムス

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「尖閣の警戒監視強化と漁業支援設備の整備を」 沖縄の石垣市議会が意見書可決 <1908-070702>
 沖縄県の石垣市議会が1日の6月定例会最終本会議で、尖閣諸島周辺海域の警戒監視体制強化と漁業支援施設の整備を求める意見書を、与党の賛成多数で可決した。
 提案者の友寄議員(自民)は、尖閣諸島が同市の行政区域で良好な漁場であるにもかかわらず、中国公船の巡視などによって漁業者らを不安に陥れていると指摘し、政府に警戒監視の一層の強化と、避難港の設置や航行目標保安林の植林などを求めている。
2019.06.17 毎日新聞

(Yahoo)

中国船が尖閣周辺で無断調査 外務省が抗議 <1907-061704>
 外務省によると、海上保安庁の巡視船が16日09:30頃、尖閣諸島魚釣島の北西89kmわが国の排他的経済水域海域で、中国の海洋調査船海洋地質九号ワイヤのようなものを海中に入れているのを確認したため警告した。 中国船は約2時間後に立ち去ったが、外務省は16日に中国外務省と在日本中国大使館に抗議した。
 尖閣周辺では、中国公船が今月14日まで64日連続で接続水域を航行し、過去最長を更新した。 連続航行は15日に途切れたが16日に再開されるなど、中国船の活発な動きが続いている。
2019.06.16 産経新聞 中国船64日連続で途切れる 尖閣周辺の航行 <1907-061601>
 第11管区海上保安本部(那覇)が16日、尖閣諸島周辺の接続水域中国海警局船の航行が15日は確認されず、尖閣周辺での中国当局船の確認は64日連続で途切れたことを明らかにした。 11管本部は再び戻る可能性もあるとして警戒を続けている。
 11管本部によると、中国当局船の航行は2012年9月の尖閣諸島国有化以降で最長記録となった。
2019.06.14 日経新聞 海保、鹿児島に大型巡視船配備へ ヘリ搭載型3隻 <1907-061406>
 海上保安庁が尖閣諸島周辺の警備を強化するため、海上保安庁最大のヘリ搭載型巡視船3隻鹿児島港に配備する。 同港は国内最大の警備拠点となる。
 配備する巡視船は海保としては最大級の6,500~6,000tで、令和20年度末までに鹿児島港に3隻、3年度末までに石垣島に1隻を配備する方針で、同庁は鹿児島県と沖縄県に方針を伝えた。 両県も埠頭や関連施設の整備方針を定めた港湾計画を変更し受け入れ環境を整える。
2019.06.13 産経新聞

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尖閣周辺の中国船に警戒感 統幕長「これまでにないこと」 <1907-061307>
 山崎統幕長が13日、中国海警局船尖閣諸島周辺の接続水域で63日連続で確認されたことについて、これまでにないことであり、深刻に受け止めていると強い警戒感を示した。
 その上で、海上保安庁をはじめ関係省庁と連携をとり、万全の警戒監視態勢をとって行きたいと強調した。
2019.06.13 産経新聞

(Yahoo)

石垣島に最大級巡視船配備へ 海上保安庁、尖閣対応強化 <1907-061303>
 政府関係者が13日、尖閣諸島周辺の領海警備のため海上保安庁が最前線の拠点となる石垣島に最大級の新型巡視船を配備する方針を固めたことを明らかにした。 新型船は全長150m、6,500総トンと海保最大級のヘリ搭載型巡視船 (PLH) で、令和3年度の配備を目指している。
 海保は現在、尖閣周辺で専従の大型巡視船12隻を中心に対応しており、新たなPLHは専従体制の枠組みに含めないものの実質的に尖閣領海警備の現場指揮船として運用する見通しである。
2019.06.11 FNN

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沖縄本島と宮古島間通過 中国海軍の空母「遼寧」 <1907-061107>
 政府関係者によると、中国の空母遼寧Type 052D駆逐艦など6隻の艦隊が11日午前に沖縄本島と宮古島の間の海域を通過して、東シナ海から太平洋に向け航行した。
 遼寧がこの海域を通過して太平洋に出たのは、2016年と2018年に次いで3回目で、2018年は太平洋で艦載機の着艦訓練を実施した。
2019.06.11 日経新聞 中国公船、尖閣航行が最長 関係改善の陰で 60日連続に <1907-061101>
 海上保安庁の巡視船が10日、尖閣諸島沖接続水域中国公船4隻を発見し領海への侵入も確認した。 中国は日本の国有化以降、公船3~4隻を接続水域に航行させ、月に数回のペースで領海侵入をくり返しているがこれまで接続水域での航行の最長期間は43日間(2014年8~9月)で、今年は既に60日に及ぶ。
 中国の公船が尖閣諸島周辺の領海侵入は、2012年9月に日本政府が尖閣を国有化して以降、最長を更新している。 日中関係が改善基調にある一方、こうした活動が活発になっている背景には中国の国内事情が透ける。
2019.05.08 朝日新聞

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馬毛島所有会社「縁切られた」 国に交渉打ち切り通告 <1906-050801>
 米空母艦載機の陸上離着陸訓練 (
FCLP) の移転候補地とされる馬毛島について、島の大半を所有するタストン・エアポート社が、防衛省との間で進めていた売却交渉を打ち切ると通告したことが分かった。 関係者によると、交渉打ち切りは、鹿児島地方協力局長宛ての7日付の文書で通告されたという。
 両者は1月に160億円で売買すると合意したが、2月に同社の社長が交代した後、関係が悪化し、今春ともされていた正式契約は見通せなくなった。
2019.05.02 FNN

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尖閣領海に中国公船 活発化 大型化・武装化も <1906-050201>
 尖閣諸島周辺で中国公船の領海侵入が再び活発化している。 中国公船の領海侵入は2018年の後半から減り、2018年12月は政府が尖閣諸島を国有化した2012年9月以降、初めて領海侵入が確認されなかったが、2019年に入ってからは毎月3回の領海侵入が続いている。
 近年、大型化する中国公船は機関砲などの武装化も進んでいて、海上保安庁は関係機関と連携して冷静かつ毅然と対応していくとしている。
2019.04.29 産経新聞

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地対艦ミサイル射程、2倍へ改良 尖閣・宮古、対中抑止 <1905-042901>
 複数の政府関係者が28日、防衛省が南西地域に配備する陸上自衛隊の地対艦誘導ミサイル (SSM) を改良して射程を2倍に延伸する検討に入ったことを明らかにした。  また改良した同型のミサイルを海上自衛隊の哨戒機にも搭載し空対艦ミサイルとしても活用する。
 射程を延伸するのは12式SSMで、現在200kmの射程を400km程度にまで伸ばすもので、令和5 (2023) 年度に部隊配備する。
2019.04.20 Stars & Stripes To help counter China, US turns to the Coast Guard <1905-042004>
 4月15日に米沿岸警備隊警備艦として17年ぶり香港に寄港した警備艦Bertholf東シナ海に入り北朝鮮による瀬取の監視にあたったが、中国海軍が行動を妨害した。 また3月には警備艦Wilburが駆逐艦と共に台湾海峡を通過している。
 警備艦Bertholfは1月にカリフォルニア州Alamedaを出航してアジア太平洋海域に向かった。 警備艦は国土安全保障省隷下の沿岸警備隊に所属するが、行動中は海軍第7艦隊の統制下に入っている。
【註】
 記事の写真には、AN/SLQ-32 ECM装置と見られる構造物が写っている。
 警備艦Bertholfは57mm砲1門のほかPhalanx 20mm CIWS 1基も装備している。
2019.04.12 読売新聞

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中国機の対馬海峡通過、過去最多…緊急発進7回 <1905-041203>
 防衛省が12日、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進した回数が昨年度は前年度比95回増の999回に達し、過去2番目に多かったと発表した。 特に中国軍機への発進が138回増の638回と全体の6割を超え、沖縄本島~宮古島間を通過したケースは10回で過去2番目になった。
 特に対馬海峡を通過したケースは7回と過去最多で、日本海でも活動を活発化させている実態が浮き彫りとなった。
2019.04.06 時事通信

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中国海軍、また宮古島沖通過=ミサイル艦、西太平洋出入り常態化-防衛省 <1905-040603>
 統合幕僚監部が、中国海軍の駆逐艦などが5日に沖縄本島と宮古島間の海域を通過し、太平洋に向け航行したと発表した。 宮古島沖では今月2日にも中国軍艦の通過が確認されており、海上自衛隊と空自が動向を監視している。
 政府関係者は、沖縄本島・宮古島間を経由した太平洋への出入りを常態化させることで、日本周辺海域の状況の変化を認めさせる狙いがあると分析している。
2019.04.05 産経新聞

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B52 爆撃機2機が東シナ海上空で空自などと共同訓練 <1905-040505>
 米太平洋空軍が4日、B-52 2機が3日にグアムのAndersen AFBを飛び立ち東シナ海上空で航空自衛隊の戦闘機や米軍嘉手納基地所属のF-15共同訓練を行ったと発表した。
 太平洋空軍は、米航空機は同盟、パートナー諸国と自由で開かれたインド太平洋を支援するため恒常的に日本の付近で作戦行動を行っていると強調した。
2019.04.03 時事通信

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中国海軍も沖縄-宮古島間通過=爆撃機に続き・海自警戒監視 <1905-040302>
 統合幕僚監部が、中国海軍のType 054Aフリゲート艦とType 903補給艦が2日に沖縄本島と宮古島間の海域を通過し北西に進み、東シナ海に抜けるのを海上自衛隊の護衛艦が確認した。
 この3隻は3月28日に大隅半島と種子島の間にある大隅海峡を東進し、太平洋に向けて航行していた。
2019.04.02 時事通信

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中国爆撃機、飛来相次ぐ=沖縄本島・宮古島間 防衛省警戒 <1905-040201>
 統合幕僚監部が1日、中国のH-6爆撃機2機Y-9 偵察機1機が4月1日午前から午後にかけて 東シナ海から沖縄本島と宮古島間を通過して太平洋を飛行した後反転し、再び沖縄本島と宮古島間を通過したしたと発表した。
 3月30日にもH-6 4機Tu-154情報収集機戦闘機2機が同じようなルートを飛行しており、防衛省は警戒している。
2019.03.28 毎日新聞 政府、馬毛島で空自 F35B の離着陸訓練を検討 買収額増加への批判かわし狙い <1904-032802>
 政府は、米空母艦載機の陸上発着訓練 (FCLP) の移転候補地として買収交渉を進める馬毛島で、航空自衛隊に導入予定のF-35Bの離着陸訓練も実施する検討に入った。
 F-35Bの離着艦は、通常の離着陸より高度な操縦技術が必要になるため、FCLPが不可欠と判断した。
2019.03.26 時事通信

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三沢にF35飛行隊正式発足=最新鋭E2Dも近く配備-防衛省 <1904-032608>
 航空自衛隊三沢基地に26日、F-35A 12機で構成する第302飛行隊が発足した。 今後順次機数を増やし約20機体制にする。 防衛省によると、三沢基地のF-2飛行隊は2020年3月までに百里基地に移駐し、代わって来年度中に同基地の第301飛行隊は三沢基地に移って新たなF-35Aの部隊となり、三沢のF-35Aは最終的に2個飛行隊の40機体制となる。
 一方、これとは別に三沢基地に新たに配備されるE-2Dが日本に到着し、現在Northrop Grumman社と米軍が機体を点検中で、近く三沢基地で空自に引き渡される。 E2Dは三沢基地での訓練を経て、中国軍機などへの対処に当たっている那覇基地のE-2Cと交代する。
2019.03.26 Defense News Japanese jets intercept Chinese anti-submarine aircraft, says Tokyo <1904-032611>
 統合幕僚監部が3月23日、先週緊急発進した航空自衛隊機東シナ海上空で中国のY-9を捕捉したと発表した。 統幕はこのY-9を対潜型のKQ-200と見ている。
 KQ-200が初めて確認されたのは2018年4月で、衛星画像が上海近くの航空基地に駐機する
MADを備えたY-9 2機を捕らえていた。 今回の捕捉がKQ-200初の確認になる。
【註】
 Y-9は、中国がライセンス生産するつもりで1960年代にソ連から輸入したAn-12BをコピーしたY-8のファミリーであるY-8F-600の改良型で、Y-8とY-9には外見上大きな差は無い。
2019.03.26 Jane's 360 Japan sets up three military camps on southwestern islands <1904-032610>
 陸上自衛隊が3月26日に南西諸島の2島に3ヵ所の駐屯地を開設した。 そのうち2ヵ所は奄美大島の奄美市瀬戸内町で、奄美市には350名の隊員と03式中SAM改が配備される。
 もう1ヵ所の駐屯地は宮古島に開設された。
2019.03.26 共同通信

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陸自、水陸機動団を増強 佐世保に分屯地開設 <1904-032605>
 陸上自衛隊が26日、水陸機動団300名増強して2,400名態勢とすると共に、拠点とする相浦駐屯地の南東約10kmの同市崎辺地区に分屯地を開設した。 分屯地は計約13.4haで水陸両用車を扱う戦闘上陸大隊などの160名が相浦駐屯地から移り操縦や射撃などの訓練を行う。
 昨年3月発足した水陸機動団の一部は大分県にも駐屯し、佐賀空港にはOspreyの配備計画も進んでいる。
2019.03.26 時事通信

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奄美、宮古に駐屯地新設=南西諸島防衛を強化-陸自改編 <1904-032601>
 陸上自衛隊が26日、奄美大島宮古島駐屯地を新設した。
 奄美大島に配置されるのは、SAM部隊とSSM部隊と警備隊で計560名である。 宮古島も同様の部隊編成だが今年度は警備隊のみ380名を置き、部隊は来年度以降に配置し、最終的に700~800名規模とする。
2019.03.24 産経新聞

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離島防衛で滑走路復旧部隊新設を検討、防衛省 <1904-032402>
 防衛省が中国による南西方面の離島への侵攻に備え、民間航空機が運航している離島の空港滑走路を復旧する部隊の新設を検討している。
 宮古島や石垣島などの空港が対象で、武力攻撃への自衛隊の対処と住民避難で空港の機能は不可欠だが、敵の攻撃により滑走路が破壊されれば、平時に管理している県では復旧できないと判断した。
2019.03.22 共同通信

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中国、東シナ海の新海域で試掘か ガス田、日本政府抗議 <1904-032202>
 菅官房長官が22日、東シナ海日中中間線付近中国の移動式掘削船新たな海域でガス田の試掘とみられる活動をしていると明らかにした。 政府は外交ルートを通じて中国政府に抗議した。
 この掘削船は昨年9月以降、中間線の中国側を移動しながら同様の活動を繰り返しており、日本政府はその都度、抗議している。
2019.03.17 宮古毎日新聞

(Yahoo)

「尖閣専従体制」整う 宮古島海保 <1904-031701>
 尖閣諸島周辺の領海警備強化に向け15日、海上保安庁の規制能力強化型の新造巡視船2隻宮古島海上保安部に新たに配備され伊良部の長山港に入港した。
 巡視船は今回の2隻で計9隻となり尖閣専従体制が整った。
【註】
 200総トンの規制能力強化型巡視船と称される「しもじ型」は、船体をアルミニウム合金から高張力鋼に変更して強度を高めるとともに、舷側のほぼ全長にわたって脱着式の防護プレートを装備し、16気筒V型ディーゼルエンジンとウォータージェットで推進する。 武装は20mmガトリング砲1門である。
2019.03.13 Jane's Defence Weekly PLAN commissions destroyer, frigate <1905-031308>
 中国のソーシャルメディアに、Type 052D駆逐艦Type 054Aフリゲート艦が2月下旬に就役し、共に北海艦隊に配属されたとする報道が流れた。
 就役したType 052Dは8番艦で、Type 054Aはこのクラスで最終となる30番艦である。
2019.03.06 Air Force Times Stratofortresses fly sorties over South China Sea, first since November <1904-030609>
 米インド太平洋軍が、3月4日にB-52 2機がAndersen AFBを離陸し、1機は南シナ海周辺を飛行し、もう1機は航空自衛隊及び米海軍と共同訓練を行ったと発表した。
 南シナ海の飛行はポンペイオ国務長官がマニラを訪問し、フィリピンが南シナ海で武力を行使されれば米国は海空軍を投入すると保障した3日後に行われた。
 東シナ海では台湾、2013年に中国が一方的に日本、韓国のADIZが接する空域にADIZを設定している。
2019.02.22 時事通信

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奄美、宮古島駐屯地を新設=南西諸島の体制強化-防衛省 <1903-022206>
 政府が22日の閣議で、南西諸島の防衛体制を強化するため陸上自衛隊の駐屯地を奄美大島、宮古島にそれぞれ3月26日に新設することを柱とする部隊の改編を決定した。
 防衛省によると、奄美駐屯地を中心に奄美大島には警備隊、SAMとSSM部隊を合わせて550名を配置し、宮古島駐屯地には警備隊380名を配置して最終的にはSAMやSSM部隊も合わせて700~800名規模となる見通しである。
2019.02.22 NHK フランス軍 主力の原子力空母をインド太平洋に展開へ <1903-022202>
 フランス国防省が21日、記者会見し、1年半以上かけて改修を行っ原子力空母Charles de Gaulleと駆逐艦や潜水艦など合わせて6隻が3~7月にインド太平洋に展開すると発表した。 この間、海上自衛隊と共同訓練を行うほか、エジプト軍やインド軍との訓練も予定している。 Charles de Gaulle仏海軍が保有する唯一の空母で、ISIS支配地域に対する空爆も実施している。
 仏軍はここ数年、中国が軍事拠点化を進める南シナ海で航行作戦を行うなど、インド太平洋への関与を強めているが、主力の原子力空母を5ヵ月近くにわたってインド太平洋に展開させるのは極めて異例で、この地域でのフランスの存在感を高める狙いと見られる。
【註】
 Charles de Gaulleのインド太平洋派遣は、EU離脱を間近にした英国が空母Queen Elizabethを派遣することに対抗する動きともとれる。
Queen Elizabeth派遣関連記事:1903-021201 (時事 2019.02.21)】
2019.02.21 ロイタ通信

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空母派遣巡る英国防相発言で対中関係が複雑化=英財務相 <1903-022101>
 ハモンド英財務相が21日、空母を太平洋海域へ派遣するとのウィリアムソン英国防相の発言中国との関係が複雑なものになったとの認識を示した。 BBCラジオで財務相は国防相の発言が対中関係を悪化させたかとの質問に対し、「英中の関係は複雑であり、英国の艦船が南シナ海に展開することへの中国の懸念は関係を単純なものにしていない」と述べた。
 英国のメディアは、財務相の訪中が中止になったのは中国が国防相の発言に反発したことが原因と報じている。
2019.02.07 ロイタ通信

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東シナ海でガス田の試掘の動き、中国側に抗議=菅官房長官 <1903-020702>
 菅官房長官が7日午前の会見で、東シナ海日中中間線付近中国がガス田試掘に向けた活動を行っていることを確認したとし、中国側が一方的な開発に向けた行為を継続していることは極めて遺憾と述べ、中国側に抗議したことを明らかにした。
2019.01.14 Stars & Stripes US military planning its first-ever missile test around Okinawa, report says <1902-011410>
 産経新聞が1月3日に、米軍が中国の進出を食い止めるため今年後半沖縄周辺
HIMARSATACMS実射を行うと自衛隊に通報してきたと報じた。
 米軍当局者によるとHIMARSは2017年8月に海兵隊第3師団北海道で行ったNorthern Viper演習で初めて日本に持ち込まれている。