2018年の東シナ海の情勢に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2018.12.28 産経新聞 中国漁船団が大接近 水産庁側、危険回避で撤収 <1901-122801>
 鹿児島県沖の日本の排他的経済水域 (
EEZ) 内で11月に水産庁の取締船白萩丸から立ち入り検査を受けていた中国漁船が検査官12名を乗せたまま半日以上逃走した事件で、政府関係者や水産庁によると、中国漁船は11月5日10:00頃、立ち入り検査を始めた直後に逃走したため、取締船が追跡して停船を求め続け漁船に乗り込んだ検査官は立ち入り検査を続行した。
 応援要請を受け、同日夜に合流した巡視船も追跡していたところ、数十隻の中国漁船団が接近してきため、立ち入り検査中の検査官の安全確保を優先して漁船に検査の中断を伝え、接舷に応じた漁船から12名を収容した。
2018.12.03 朝日新聞

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中国が東シナ海に掘削船配置 外務省、9月に続き抗議 <1901-120302>
 菅官房長官が3日、東シナ海日中中間線中国側で中国がガス田開発のための掘削船を配置し掘削している様子が確認できたことから、外交ルートを通じて中国側に抗議したことを明らかにした。
 外務省によると、掘削船は9月に周辺海域で確認され同省はその際も抗議したが、11月中旬になって海域を移動し、再び掘削をしている様子が確認できたという。
2018.11.30 産経新聞 中国、東シナ海ガス田で新たな試掘着手か 開発継続浮き彫り <1812-113005>
 政府関係者が30日、東シナ海の日中中間線付近中国が一方的に進めるガス田開発で、中国側が9月に投入した移動式掘削船(リグ)が移動し、新たな試掘に着手した疑いがあることを明らかにした。 永続的な採掘設備建設につながる恐れがあり、政府は動向を注視している。
 ガス田をめぐっては10月に訪中した安倍首相と中国首脳が共同開発の交渉再開へ意思疎通を図る姿勢で一致したが、一方的開発を継続する中国側の姿勢が浮き彫りになった。
2018.11.29 毎日新聞

(Yahoo)

政府 官房長官 馬毛島「引き続き検討」 米軍機訓練で <1812-112905>
 菅官房長官が29日、鹿児島県西之表市馬毛島の買収交渉年内にもまとまる見通しとなったことから、米空母艦載機の陸上離着陸訓練の移転について、訓練施設の確保は安全保障上の重要な課題であり、早期に恒久的な施設を整備できるよう引き続き検討していきたいと強調した。
2018.11.22 産経新聞

(Yahoo)

シュライバー国防次官補、民兵漁船「中国海軍と区別しない」 <1812-112203>
 米国防総省でアジア太平洋の安全保障を担当するシュライバー次官補が21日に産経新聞の単独会見に応じ、尖閣諸島周辺で活動を活発化させている中国海警局の公船や中国軍系民兵が乗り組んだ漁船について、中国の領有権を主張して日本を圧迫する目的で活動しているのであれば中国海軍の艦船と区別しないと述べ、厳然と対処していく姿勢を強調した。
2018.11.09 讀賣新聞

(Yahoo)

海自、無人攻撃機導入へ…中国艦など監視強化 <1812-110903>
 政府は、日本周辺で活動する中国軍の艦艇や北朝鮮の密輸取引の監視体制を強化するため、武装UAV Avengerを海上自衛隊に導入する方向で検討に入った 新防衛計画の大綱にUAVの活用を位置づけ、2020年代後半に運用を始めることを目指す。
 Avengerはジェットエンジン推進で、最高時速は740km/h、滞空能力18時間以上の性能を持ち対艦ミサイルや爆弾も搭載可能とされ、人員を危険にさらすことなく敵の艦艇などに反撃できる。
 海自は日本周辺を航行する中国海軍の艦艇や、北朝鮮の瀬取りなどの警戒監視に活用したいとしている。
【註】
 Avengerは、MQ-1 Predator、MQ-9 Reaper (Predator B)、に続くシリーズの三世代でPredator Cとも呼ばれている。 翼端長を伸ばしウイングレットも装備し、搭載燃料を増やして、滞空能力20時間に延長した長距離型Avenger-ERが、2016年に初飛行している。 ただ、初飛行から10年近く経つが米国での採用は僅か2機でしかない
2018.10.29 産経新聞

(Yahoo)

中国軍機、対馬海峡の上空飛行…自衛隊が緊急発進 首相訪中終えたばかり <1811-102904>
 統合幕僚監部が29日、中国軍機1機東シナ海と日本海を飛行したため、航空自衛隊の戦闘機を緊急発進させたと発表した。 飛行したのはY-9
ELINT機で、東シナ海から対馬海峡を通過し日本海上空を飛行した。
 先の安倍首相の訪中では、習近平国家主席との会談で新たな日中関係構築に向け「脅威ではなくパートナー」などの新3原則を確認したばかりだった。
2018.10.29 聯合ニュース

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中国軍用機1機 韓国の防空識別圏進入=今年6回目 <1811-102903>
 韓国軍合同参謀本部が29日、Y-9
ELINT機と推定される中国軍機1機が同日10:03に済州島北西から韓国防空識別圏 (KADIZ) に入り、10:37ごろに済州島の離於島東方にで識別圏を離れた。
 その後、日本の防空識別圏の内側を飛行し、11:48に浦項の東方93kmの上空で再びKADIZに入った。 北側に機首を向けた中国軍機は江陵東方の上空まで北上後、南に旋回し、最初の進入経路に沿って15:02にKADIZを出た。
2018.10.29 産経新聞

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石垣島駐屯地、年度内に着工 陸自、中国にらみ防衛強化 <1811-102901>
 防衛省が石垣島に陸上自衛隊警備隊とミサイル部隊を配置するための駐屯地建設今年度中に着手する方針を固め、月内にも工事の入札公告を行う。 石垣島には島中央部に駐屯地を建設し、隊庁舎や弾薬庫、訓練場を設置し、地対艦ミサイル部隊とSAM部隊の隊員500~600名を配置する。
 沖縄本島より西は陸自が配置されていない防衛の空白地帯だったが、平成28年の与那国島への沿岸監視隊配置を皮切りに、宮古島でも警備隊とミサイル部隊の配置に向け駐屯地を整備している。 石垣島で駐屯地が完成すれば、奄美大島も加え中国による離島侵攻の脅威をにらんだ南西防衛強化が完結する。
 中山石垣市長は今年7月に部隊の受け入れを表明したが、沖縄県は今月1日に新規の造成事業に関する環境影響評価条例を強化したが年度内の着工は適用除外となっている。
2018.10.12 産経新聞

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空自スクランブル、過去2番目の多さ 上半期561回 対中国機は58回増 <1811-101206>
 統合幕僚監部が12日、航空自衛隊機の緊急発進回数が今年度上半期で561回だったと発表した。 前年同期と同数で、半期ごとの統計を取り始めた平成15年以降で2番目の多さだった。 国別では中国機へが345回で最も多く、前年同期から58回増加して過去2番目の多さだった。
 ロシア機に対しては211回で前年同期から56回減ったものの、9月にはSu-35 1機が初めて確認されるなど、活発な活動を継続している。
2018.10.08 NHK 中国の海洋調査船 日本の排他的経済水域で活動 <1811-100802>
 第11管区海上保安本部によると、7日16:20頃沖縄県の波照間島の南東198kmの日本の排他的経済水域で、中国の海洋調査船向陽紅 10が、船体の後部からワイヤのようなものを海中に垂らしているのを海上保安本部の航空機が確認した。
 日本への通報を行わず調査とみられる活動を行っているのが確認され、海上保安本部が活動の中止を求めるとともに監視を続けている。
2018.10.05 産経新聞

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ペンス米副大統領「尖閣は日本の施政権下」 中国政策演説、中間選挙への干渉を非難 <1811-100501>
 ペンス米副大統領が4日、中国は尖閣諸島の周辺で恒常的に監視活動をしていると指摘した上で、尖閣諸島は日本の施政権下にあると述べ、東シナ海や南シナ海で覇権的な進出姿勢を強める中国に対抗していく姿勢を打ち出した。
 副大統領はまた、中国が11月の米中間選挙で共和党の勝敗を左右する重要州で干渉を画策しているとすると共に、中国が米国内で反中的な中国人留学生を対象に嫌がらせ行為などを図る一方、中国に批判的な米学者にビザを発給しないなど、学問の自由を侵害していると非難した。
2018.10.03 朝日新聞

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中国が尖閣諸島付近にブイ設置 日本政府が抗議 <1811-100302>
 尖閣諸島近くの日本が排他的経済水域の境界として設定している日中中間線の日本側に、中国が高さ直径とも10mのブイを設置したため政府が中国側に抗議した。 海上保安庁によると、ブイが設置されたのは尖閣諸島から北西80kmの海域で、ブイには「国家海洋局」と書かれ、アンテナが取り付けられているとみられるという。
 尖閣付近での中国のブイの設置は2016年8月にも確認されていた。
2018.09.29 読売新聞

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東シナ海の中間線付近、中国が新たな掘削施設 <1810-092902>
 防衛省が今月下旬に、中国東シナ海の日中中間線付近に新たに移動式の掘削施設を設置したことを確認した。 新たな移動式掘削施設はガス田開発のためとみられ、中間線の中国側に固定された。
 日中中間線付近には中国の海上施設が16基あり、このうち12基が稼働していて、政府は6月にも中間線付近で別の移動式掘削施設を確認し、中国側に抗議している。 この施設はその後、問題の海域から離れたという。
2018.09.27 時事通信

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東・南シナ海に戦略爆撃機=米軍、中国をけん制 <1810-092701>
 米国防総省が26日、複数のB-52が25日に東シナ海を飛行したと明らかにした。 今週初めには南シナ海も飛行したという。 国防総省の報道担当者は「同盟国やパートナ国との相互運用性を高めることを目的とした通常の活動」と説明している。
 一方で「米軍は国際法が許す限り、いつでもわれわれが決めた場所を航行・飛行し続ける」と強調し、東・南シナ海などで領有権を主張する中国をけん制した。
2018.09.16 産経新聞

(Yahoo)

離島奪還へ初の訓練場 候補地に鹿児島・臥蛇島 防衛省検討 <1810-091601>
 防衛省が中国の離島侵攻の脅威をにらんで、陸海空自衛隊が本格的な離島奪還作戦の訓練場を整備する検討に入った。 候補地に鹿児島県十島(としま)村の離島の臥蛇島(がじゃじま)が浮上している。
 十島村では臥蛇島を無人島として放置すれば外国人の不法上陸や逃亡犯の潜入が懸念されるとして自衛隊の常駐を求める動きがあり、防衛省は隊員用施設の建設と管理隊員の常駐を検討している。
臥蛇島の位置 (Google Map)】
2018.08.24 讀賣新聞

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日中衝突、即回避できず…「48時間待機」規定 <1809-082402>
 東シナ海などでの軍事衝突回避を目的とした日中間のホットラインの合意内容に、一触即発の事態発生から対話開始まで最大 48時間の待機時間を認める規定があることが分かった。 中国政府が求めたもので、衝突回避の実効性を疑問視 する声が出ている。
 日中両政府は合意の詳細を公表していないがホットラインに加え、  ① 現場で日中の艦艇や航空機が直接通信するルールを定める
 ② 日中防衛当局が定期会合を開催する
などが主な内容となっている。
2018.08.15 産経新聞 超小型衛星で尖閣監視 政府が検討 中国船の追跡可能に <1809-081501>
 政府尖閣諸島など日本周辺の監視強化に向け、超小型衛星の導入 を検討している。 既存の情報収集衛星を低コストで補完し、中国の積極的な海洋進出に対抗するもので、構想では多数の超小型衛星を打ち上げ 、情報収集衛星との同時運用で尖閣諸島や南シナ海などを監視する。 1基当たりの費用は情報収集衛星の数百億円に対し、超小型衛星は数億円 に抑えられる利点がある。
 政府は国内の民間チームが来年打ち上げる超小型レーダ衛星の性能を見極めた上で、数年内での導入も視野に議論を加 速させる。
2018.08.06 産経新聞 陸自水陸機動団、尖閣周辺に展開 離島奪還部隊、年度内にも <1809-080601>
 防衛省が、3月に相浦駐屯地で編成した水陸機動団今年度中にも海上自衛隊艦艇で定期的に東シナ 海へ展開し訓練すると共に、輸送艦が水陸機動団を乗せた状態で尖閣周辺も定期的に航行し、鹿児島沖縄両県の離島に配備する有事での 初動対処部隊と連携を強化する。
 今年度末までに鹿児島県の奄美大島と宮古島に駐屯地を開設し警備隊を置く。 また石垣島にも警 備隊の配置を計画している。  水陸機動団は洋上展開の期間中はこれらの駐屯地にも展開し、警備隊と合同訓練を行ったり、島の地形や特性を把握したりする。
 尖閣から離れた場所を航行していても中国が尖閣に挑発を仕掛けてくれば、水陸機動団の人員と装備を搭載する準備に時間をかけることなく尖閣に緊急展開するという 即応態勢を敷くことにもつながり、挑発を牽制できる。
2018.07.20 Defense News The US Navy's new anti-ship missile scores a hit at RIMPAC, but there's a twist <1808-072004>
 RimPac演習で12日に米陸軍が
PLSを備えたトラックからKongsberg社製NSM、米陸軍と陸 上自衛隊が12SSMを55nm沖合のLST Racineに対し発射し命中させたが、いずれも海軍のミサイルではなかった。 このよう に島弧防衛に陸上部隊を活用すると中国の自由な動きを阻止することができる。
 Foreign Affairs誌は2015年に、第一列島線に陸上部隊を配置すれば中国は作戦を変えなければならなくなると する記事を掲載した。 また米太平洋軍の前の司令官であったハリス海軍大将は、2016年にハワイで行われたコンファレンスで、陸軍HIMARSやPaladin 155mm SPH対艦射撃をすることを考えてほしいと述べてい る。
2018.07.18 Stars & Stripes China to begin large-scale military exercise 'tailored for Taiwan separatists' in East China Sea <1808-071803>
 中国海軍が18日08:00に東シナ海台湾の面積に相当する海域大規 模演習を開始した。 演習は23日18:00まで続けられるという。
2018.07.15 産経新聞 鹿児島・馬毛島を海・空自拠点に 中国脅威防衛強化 F15戦闘機展開 <1808-071501>
 防衛省が、米艦載機の離着陸訓練候補地となっている馬毛島を有事に戦闘機を分散配置するなど海空自衛隊の拠点として活用 する方針を固めた。
   3月に岩国基地に拠点を移した米艦載機は馬毛島で離着陸訓練を実施するが、訓練期間は年間2週間程度で残りは滑走路 が空く。 そのため防衛省は馬毛島を自衛隊機の訓練に活用する方針で、鹿屋航空基地のP-3Cや新田原基地のF-15が馬毛島で離着陸や防空などの訓 練を行うことを検討している。
 更に新田原基地に配備する計画のF-35Bと、F-35Bの離着艦可能な空母に改修する護衛艦いずも が馬毛島を拠点に訓練をすることも視野に入れている。
2018.07.04 朝日新聞

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中国海警局の公船、軍編入後初の領海侵入 外務省は抗議 <1808-070404>
 尖閣諸島周辺の日本の領海に4日午前、中国海警局の公船3隻が侵入した。 海警局が中央軍 事委員会指揮下にある人民武装警察部隊(武警)に編入されて以降、初めてで、外務省は在日中国大使館に電話で抗議し た。
 海警局はこれまで治安を担当する公安省の指導下にあったが1日に武警に編入されており、政府は海警の役割の変化など中国側の動きを注視しており、中国が軍編入後も 公船による尖閣領海への侵入を常態化させる姿勢が示された。
2018.07.04 ロイタ通信

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4日、中国海警3隻が日本の領海侵入 <1808-070403>
 第11管区海上保安本部によると、4日08:03分頃から08:18頃に掛けて、中国海警局の海警2305/2401/31241の3隻が久場島 北北西から日本の接続水域に入った。 3隻は2時間後の10:19から10:30頃に掛けて、魚釣島北北西から領海侵入して領海内を航行後、11:46から 11:59に掛けて、魚釣島西から領海を退去した。
 中国海警局による領海侵入は6月25日以来である。
2018.07.01 讀賣新聞

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中国海警が軍直轄に…日本、武装強化を警戒 <1808-070102>
 尖閣諸島の周辺海域で領海侵入を繰り返している中国海警局が7月1日から、中国軍を統括する中央軍事委員会の直轄組織である 武装警察部隊(武警)の指揮下に入る。 日本政府は、海警局と中国海軍の連携による活動活発化や、武装強化につながる恐れがあるとみて警戒している。
 海警局はこれまで公安省や国家海洋局の傘下にあり、公船の乗組員は事実上の「公務員」だったが、組織改編後は軍人に準じる武装警察官に統 一される。 中国国防省報道官は6月29日の記者会見で、海警の基本任務の属性は変わらないと、海上法執行機関である「海警局」の看板は下ろさず、日本など周辺国を刺 激する軍の色彩は極力抑制する方針とみられる。
2018.07.01 産経新聞 沖縄に初の陸自補給処 中国の離島侵攻に備え <1808-070101>
 防衛省が陸上自衛隊の補給処を初めて沖縄県内に設置する。 補給処は九州補給処沖縄支処 とし勝連分屯地に置く案が有力となっている。
 勝連分屯地は米海軍第7艦隊の物資補給の港として使われているホワイトビーチ地区に近く、海上輸送で同地区を使える利点がある。
2018.06.30 讀賣新聞

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中国海軍の病院船、尖閣周辺の接続水域を航行 <1807-063001>
 防衛省が29日、尖閣諸島周辺の接続水域内を中国海軍の病院船1隻が航行したと発表した。 病院船は同日04:30に接続 水域に入り、約1時間後に出た。 領海侵入はなかった。 外務省は同日、在日中国大使館に対し航行の意図を確認する「関心表明」を行った。
 防衛省によると、接続水域に入る前から海上自衛隊が東シナ海で監視を続け、接続水域に入った後は巡視船が無線による呼びかけなどを行った。
2018.06.29 産経新聞

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菅義偉官房長官「極めて遺憾」 東シナ海の中国掘削船設置 <1807-062901>
 菅官房長官が29日午前、東シナ海日中中間線付近で中国がガス田開発のために 移動式掘削船を設置した件について、日本政府として抗議したと明らかにした。
 長官は、日中間の海洋の境界がいまだ確定していない状況で、中国側が一方的な開発に向けた行為を継続していることは極めて遺憾だと述べた。
2018.06.23 東京新聞 東シナ海、米軍機にレーザー照射 中国漁船か、米紙報じる <1807-062302>
 Wall Street Journal紙が22日に米政府当局者の話として、東シナ海と周辺で昨年9月以降に米軍機に対するレーザ照射 20件以上起きたと報じた。 漁船から照射されたとみられ、うち数件は中国の漁船だったという。 当局者は一連のレーザ照射の 全てに中国が関与しているかどうか明言していない。
 使われたのは商業用の低出力レーザだったとみられるが、操縦士が一瞬目がみえなくなったり目を負傷する危険があった。
2018.06.22 中央日報

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日本、尖閣防御目的で初の夜間訓練実施へ…中国の反発予想 <1807-062203>
 NHKが22日、尖閣諸島の防衛を目的に自衛隊警察海上保安庁 が参加する夜間訓練を7月に実施すると報じた。 報道によると、鹿児島県のある離島で共同夜間訓練をする計画だが、夜間離島防御訓練を するのは今回が初めてである。
 今回の訓練は中国が尖閣諸島の島を占領するというシナリオに対応するものであり、中国側の反発も予想される。
2018.05.23 Jane's Defence Weekly China's Xiapu airbase adds 24 new hardened shelters <1807-052304>
 商用衛星の画像から、台湾に面した海岸に近い寧徳 (Xiapu、福建省) 航空基地に建設された 重掩体の数が24基から48基に倍増していることが分かった。
Xiapu の位置 (Google Map)】
2018.05.16 Jane's Defence Weekly Japan, China agree emergency hotline <1807-051608>
 安倍首相と中国の李首相が5月9日に東京で会談し、日中間での偶発的な衝突を回避する緊急通信「海空連絡メカニズム」の運用6月8日に開始することで合意した。
 海空連絡メカニズムは2012年9月以来中国側が拒否していたが、2014年9月に両国が原則合意していた。
2018.05.14 Defense News Why is China expanding its airbase 160 miles from Taiwan? <1806-051403>
 中国が東シナ海に面した福建省Xiapu(寧徳)市に新たな航空基地を建設している。 この 基地は台北から160哩、尖閣諸島から225哩那覇からも260哩の位置にある。
Xiapu(寧徳)の位置 (Google Map)】
 衛星写真から既に誘導路や各種建築物のほか、2,700m滑走路の端に24基のシェルタが建設されていることがわかり、シ ェルタは100ft×60ftの大きさで、Su-30/35J-11/15/16を収納するのに十分な広さがある。
2018.05.12 産経新聞

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中国軍機8機が宮古海峡上空を飛行 防衛省は特異な飛行と判断 <1806-051201>
 統合幕僚監部が11日、H-6爆撃機4機を含む中国軍機8機が沖縄本島と宮古島の間の宮古海峡上空を飛 行したと発表した。 戦闘機2機も含まれていた。
 領空侵犯はなかったが、防衛省は特異な飛行と判断し中国側の意図を分析している。
2018.05.11 時事通信

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中国軍、台湾周辺で最新鋭機飛行=蔡英文政権を威嚇 <1806-051103>
 中国空軍報道官が11日、Su-35が初めて台湾周辺飛行したと発表した。 発表によると東部戦 区と南部戦区所属のSu-35とH-6Kや
AEW&C機がバシー海峡や沖縄本島と宮古島間を飛行した。 発表文では「空軍の 体系的な作戦能力を高めた」と強調した。
 防衛省統合幕僚監部も11日、中国軍の戦闘機2機と爆撃機4機などが沖縄~宮古間を飛行したと公表した。 航空自衛隊機が緊急発進したが領空 侵犯はなかった。
 独立志向の強い台湾の蔡政権を威嚇する意図があるとみられ、中国軍は台湾周辺での活動を活発に行っている。
2018.05.09 時事通信

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海空メカニズムで合意=安倍氏、年内訪中へ調整―官民フォーラム設置・日中首相 <1806-050905>
 安倍首相が9日、公賓として初来日した中国の李克強首相と迎賓館で約2時間会談し、東シナ 海での自衛隊と中国軍の偶発的な衝突を回避するための「海空連絡メカニズム」の運用開始で合意した。
 海空連絡メカニズムは、日中の防衛当局間にホットラインを設置し、艦艇・航空機が接近した際の直接通信の仕組みで6月から運用を始める。 尖閣諸島をめぐる日中の 対立を考慮し、具体的な地域を明示しないことで双方が折り合った。
2018.05.08 ロイタ通信

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陸自が海上輸送力の整備検討、南西諸島で機動展開=関係者 <1806-050801>
 陸上自衛隊が、独自の海上輸送力の整備を検討していることが分かった。 水陸機動団などを南西諸島で機動的に展開 するため、離島の小さな港に接岸したり、海岸から人員や車両を揚陸できる輸送艇の取得を計画している。
 南西諸島の離島間を行き来するには小さめの船が適する一方、日本本土から大量の物資や部隊を運ぶ場合は大きめの船が向いている。 複数の関係者によると陸自は全長 30m程度から100m程度まで、数種類の大きさを候補調達の検討を進めている。
【関連が推測される記事:1708-062108 (JDW 2017.06.21)】
2018.04.28 NHK 瀬取り監視でオーストラリア・カナダ軍機が日本に派遣へ <1805-042801>
 北朝鮮の船舶による、いわゆる瀬取りを監視するため、オーストラリア軍とカナダ軍の哨戒機 が米空軍嘉手納基地に派遣される。
 米軍が中心となって北朝鮮の非核化に向けて圧力をかけ続ける狙いだが、日本を拠点各国の部隊が活動するのは 極めて異例である。
2018.04.26 Focus 台湾

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中国大陸軍機がまた台湾周辺を飛行 今月中旬以来4回目 <1805-042604>
 台湾国防部が26日、複数の人民解放軍機が同日に沖縄本島と宮古島の間の公海から 西太平洋に抜け、バシー海峡を経由して基地に戻る飛行を実施したと発表した。
 同部によると、飛行したのはH-6やY-8電子戦機、Tu-154情報収集機などで、中国軍機による台湾周辺の飛行今月中旬以来4回 目になる。
2018.04.22 NHK 中国海警局の船4隻が日本の領海に侵入 官邸が対策室 <1805-042203>
 第11管区海上保安本部によると、中国海警局の警備艦4隻が23日10:00すぎに、尖閣諸島久場島の沖合で日本の領海に相次いで 侵入した。 4隻は久場島の北18kmから北北東20kmの日本の領海内を航行している。 尖閣沖で中国海警局の警備艦が領海に侵入したのは4月3日以来で、 今年に入って合わせて8日となる。
 政府は、総理大臣官邸の危機管理センタに設置している「情報連絡室」を「官邸対策室」に切り替えて、情報収集と警戒監視にあたっている。
2018.04.22 日経新聞 中国空母が沖縄・宮古島間を通過 防衛省が確認 <1805-042201>
 防衛省が21日、中国の空母遼寧が宮古海峡を通過したと発表した。 同日07:00ごろに遼寧など7隻太平洋から宮古島の東120kmの海域を通過し、東シナ海に向けて北西に進んだ。 同省は20日 に太平洋上遼寧から戦闘機とみられる航空機が離着艦したことを確認していた。
 遼寧が宮古島海峡を通過したのは2016年12月以来2回目で、当時は南下して太平洋に進出したため、太平洋を北上して 海峡を通過したのはめてである。
 中国は12日に南シナ海で遼寧を含む艦艇48隻が参加した大規模な観艦式を実施し、その後遼寧は太平洋上での訓練を行ったのち北上し、宮古海峡を通って 中国本土に向かったとみられる。
2018.04.14 NHK 自衛隊機のスクランブル 20%余減少も中国機の活動範囲広がる <1805-041402>
 防衛省によると、航空自衛隊の戦闘機が昨年度に行った緊急発進904回で、過去最高となっ た前の年度に比べ264回、率にして23%減った。 国や地域別で最も多かったのは中国機に対するもので、 500回と全体の55%を占め、次いでロシア機が390回、全体の43%であった。
 中国機は過去最高だった前の年度に比べると351回、41%減ったが、昨年8月に爆撃機6機が紀伊半島の沖合まで飛行した のが初めて確認されたほか、12月には戦闘機が初めて対馬海峡の上空を通過しており、防衛省は中国機の活動範囲はこれまでより 広がっているとして警戒と監視を続けている。
2018.04.13 産経新聞

(Yahoo)

海保、尖閣航空要員を増強 新型2機60人増、哨戒強化 <1805-041301>
 尖閣諸島周辺の哨戒強化に向け、海上保安庁が平成30年度に新型ジェット機2機の配備に合わ せ、航空要員を過去最大規模の60名増員し交代クルーを配置して運用する方針を固めた。 2012年9月の尖閣国有化後、航空面で初めての大型補強 となる。
 尖閣周辺の上空からの警戒監視はこれまで、那覇航空基地配備のFalcon 900 2機が中心だったが、今年度に夜間の監視活動能力などを強化したFalcon 2000LXS 2機を配備して、Falcon 900 2機のうち1機を退役させる。
2018.04.03 Record China 中国当局船、また尖閣周辺の領海侵入=今年7回目―中国紙 <1805-040301>
 中国海警局の3隻が3日午前、尖閣諸島から12nmの領海に相次いで侵入 したため、第11海上保安本部(那覇)の巡視船が領海から出るよう警告した。 同本部によると侵入は午前11時ごろで、巡視船が追跡して繰り返し警告した。中国当局の船に よる領海侵入は今年7回目である。
 政府は首相官邸の危機管理対策室の機能を強化し、中国船に関する情報収集と警戒を強める。
2018.03.25 毎日新聞

(Yahoo)

日中両政府 「海空連絡」合意へ 衝突回避、地域明示せず <1804-032501>
 複数の日中政府関係者が、両国が5月に東京で予定する安倍首相と李克強首相との会談に合わせて、両国の艦艇や航空機 による偶発的な軍事衝突を避けるための海空連絡メカニズム運用開始で正式合意する調整に入ったことを明らかにし た。
 尖閣諸島を巡る対立を背景に、対象地域をどのように表記するかの調整が難航していたが、地域を明示しない案で折り合うことで合意を優先 する。
2018.03.23 産経新聞

(Yahoo)

中国軍機、特異飛行 空自機がスクランブル 沖縄付近で <1804-032303>
 防衛省が23日、同日午前から午後にかけてH-6 4機、Tu-154 偵察機1機、Y-6 ELINT機1機な ど計6機の中国軍機が、沖縄本島と宮古島の間の公海上空を東シナ海方面から宮古海峡上空を通過したと発表した。  中国軍機は太平洋に出た後に反転して中国大陸へ向かった。 またほぼ同時刻に戦闘機とみられる2機も東シナ海方面から沖縄本島と宮古島付 近まで飛行した。
 このルートで中国軍機の飛行が確認されたのは2017年12月20日以来となる。 防衛省は特異な飛行と判断し中国側の意図を分析している。
2018.02.21 NHKニュース 尖閣沖 中国海警局の船3隻 一時領海に侵入 <1803-022107>
 第11管区海上保安本部によると、21日10:00ごろ尖閣諸島の久場島の沖合で、中国海警局の船3隻が相次いで日本の領海に侵 入した。
 3隻は2時間にわたって日本の領海内を航行したあといずれも正午までに領海を出て、その後も接続水域を航行していたが、13:30すぎまでに接続水域を出た。
 尖閣諸島の沖合で中国海警局の船が領海に侵入したのは、今月13日以来今年に入って合わせて4日 となる。
2018.02.15 Yahoo 産経新聞記事

「海だけじゃない…中国軍、空も活発 日本の防空識別圏突破の常態化に懸念」

<1803-021503>
 潜水艦による尖閣諸島周辺の接続水域侵入で中国海軍の動向に警戒が高まる一方、中国空軍の動きも活発化している。 1月29日に中国軍の情 報収集機が日本海に進出するなど、昨年11月以降は特異な飛行をして日本の防空識別圏に侵入する中国軍機が相次いでおり、専門家からは日米両国が確 保している制空権を突き崩そうとしているとの危惧の声も上がっている。
 防衛省統合幕僚監部は、昨年の3/四半期に中国軍機が沖縄本土と宮古島間の宮古海峡を通過するなどして防空識別圏に侵入した事例を前年の3/四半期より12件増加し た23件と公表している。 23件は11月18日~12月20日の1ヵ月間に集中していた。
2018.02.02 Stars & Stripes Japan Coast Guard eyes radar surveillance boost near remote islands <1803-020204>
 海上保安庁日本海での北朝鮮漁船の動きや尖閣諸島での中国船 監視するため、23箇所の離島で灯台のそばに鉄塔を設け、レーダや監視カメラを設置する予算を30年度予 算に要求していると読売新聞が報じた。
2018.01.30 産経新聞

インターネット

中国軍機、また対馬海峡通過 昨年12月以来、日本海進出 情報収集機1機、空自がスクランブル <1802-013001>
 統合幕僚監部が29日、中国軍のY-9
ELINT 1機が同日午前から午後にかけ、東シナ海から対 馬海峡を通過して日本海までの往復飛行したと発表した。 航空自衛隊が緊急発進が領空侵犯はなかった。
 中国軍機がこのコースで日本海に進出したのは、爆撃機や戦闘機など計5機の飛行が確認された昨年12月18日以来となる。
2017.01.24 Jane's Defence Weekly Japan indentifies submarine spotted near disputed islsnds as PLAN Shang-class SSN <1803-012405>
 NHKが1月15日に防衛当局者の話として、10~11日に尖閣諸島海域を潜航した潜水艦は中国海軍の Type 093商級原潜と断定した。
 海上自衛隊がこの潜水艦を発見したのは10日で、その後宮古島東北方海域を24nm潜航したのち浮上して中国国旗を掲揚したという。
2018.01.19 Yahoo ロイタ通信記事

「空自の緊急発進、4─12月は147回減 中国機の特異な飛行増える」

<1802-011901>
 防衛省が19日に発表した航空自衛隊機による2017年4~12月期の緊急発進回数は、736回と過去最多だった前 年同期から147回減少した。 中国機向けが大きく減ったたためだで、中国機に対する緊急発進は395回と、前 年同期から249回減少した。 ロシア機に対しては328回と、前年同期から97回増加し、台湾機に3回、その他も10回あった。
 一方、特異な事例として公表した中国機の飛行は前年同期の23件から12件増えた。  12月18日には同国軍の戦闘機が初めて対馬海峡を通過し、東シナ海と日本海を往復し、さらに東シナ海から太平洋へ抜ける飛行が何 度も確認された。
2018.01.15 日経新聞

インターネット

中国原潜、海自の警告無視 尖閣周辺の接続水域潜航 <1802-011502>
 小野寺防衛相が15日、11日に尖閣諸島周辺の接続水域内を潜航した中国の原潜について、 海上自衛隊の警告を無視していたと明らかにした。
 中国側の意図について政府関係者は、接続水域の潜航後に東シナ海上で浮上し中国国旗を掲げたことから、示威行 為が目的だったと分析している。
2018.01.14 Yahoo 読売新聞記事>

「尖閣航行の中国潜水艦、巡航ミサイル搭載可能」

<1802-011402>>
 複数の政府関係者が、尖閣諸島周辺の接続水域内を11日に航行した中国海軍の潜水艦について、 商級原潜と断定したことを明らかにした。 商級は漢級の後継として開発された攻撃型原潜で、SLBMは搭載できないものの CMの搭載は可能だという。
 政府は、潜航能力や静粛性などを詳細に分析すると同時に、尖閣諸島周辺などでの警戒監視を強める。
2018.01.12 Yahoo 朝日新聞記事

「潜水艦、中国国旗を掲揚 尖閣周辺の接続水域に潜没航行」

<1802-011203>
 防衛省が12日夜、11日午前に尖閣諸島沖の日本の接続水域を潜航していた潜水艦中国 潜水艦だと確認したと発表した。 潜水艦は12日午後に尖閣諸島北西の東シナ海の公海上で浮上し、中国国旗を掲げたという。  潜水艦は潜航中も浮上後も護衛艦からの問いかけに返答せず公海上に出たという。
 浮上し国旗を掲げた理由について防衛省幹部は、東シナ海は水深が浅く、潜航したままだと座礁する恐れがあるため浮上する必要があったと見ている。
2018.01.11 日経新聞

インターネット

「自衛艦が入ったので追跡」 中国側、接続水域侵入で説明 <1802-011102>
 中国外務省報道局長が11日、中国軍艦が尖閣諸島周辺の接続水域に侵入した ことについて、尖閣諸島は中国固有の領土だと主張し、2隻の海上自衛艦が接続水域内に入ったので中国海軍が追 跡、監視したと、中国軍の行動は自衛艦の動きに対処するためだったとの理屈を述べた。
2018.01.11 Yahoo 読売新聞記事

「尖閣接続水域内に中国潜水艦か、軍艦も随伴」

<1802-011101>
 防衛省などによると、護衛艦おおなみとP-3Cが10日夜、宮古島の接続水域を潜航しながら北西に 進んでいる外国籍の潜水艦1隻を発見した。 潜水艦はそのまま直進し、11日午前に尖閣諸島の大正島北東沖の接続水域に入った。  いずれも領海侵入はなく数時間後の11日午後に接続水域を出た。
 国籍は探知能力を露呈するとして公表されていないが、中国艦1隻が随伴しており、潜水艦も中国海軍の 所属とみられる。
 尖閣諸島周辺の接続水域で外国籍の潜水艦が確認されたのはめてで、 この水域での中国艦の航行は2016年6月以来2回目となる。