2017年の東シナ海の情勢に関する報道

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2017.12.22 NHKニュース 陸上自衛隊の新部隊に配備予定 水陸両用車の製造に遅れ <1801-122205>
 島嶼防衛のためとして2018年3月に相浦駐屯地に新設される水陸機動団に配備される予定のAAV-7が、部隊の 新設時には30両が配備される予定にもかかわらず、防衛省によると、少なくとも23両 の導入が遅れる見通しになったという。
 部品の不足などで米国メーカの製造が遅れていることが原因で、2018年夏ごろまでに順次、配備される予定だという。
2017.12.04 日経新聞

インターネット

日米戦闘機が共同訓練 日本海上 北朝鮮けん制 <1801-120403>
 航空自衛隊と在日米軍が4日、日本海と東シナ海の空域で戦闘機部隊による共同訓練 を実施した。
 空自からは築城基地のF-2と那覇基地のF-15がそれぞれ2機ずつ参加し、在日米軍の嘉手納基地の F-35Aと岩国基地のF/A-18がそれぞれ2機ずつ加わり、対戦闘機の戦術などを擦り合わせた。
2017.11.23 Yahoo 産経新聞記事

「中国軍機5機、宮古海峡を通過」

<1712-112301>
 統合幕僚監部が23日、中国軍機5機が同日午前から午後にかけ、沖縄本島~宮古島間の宮古海峡上空を通過した と発表した。 領空侵犯はなかったが、中国軍機が宮古海峡を通過したのは今月3回目になる。
 6機のうち4機はH-6爆撃機で、東シナ海から太平洋に抜けたのち反転し、前後してバシー海峡から飛来したY-8 情報収集機1機が宮古海峡を抜けて台湾海峡方面へ去った。
2017.11.16 Yahoo 産経新聞記事

「沖縄・宮古島陸自駐屯地 20日に正式着工 敷地の造成開始へ」

<1712-111601>
 宮古島への陸上自衛隊配置計画をめぐり、防衛省は20日に駐屯地の建設工事正式に着手 する方向で調整に入った。 平成31年3月の警備隊配備に向けて完成を目指す。 宮古島陸自駐屯地をめぐっては、当初今夏にも着工する計画だったが、建 設予定地全地権者との売買・賃貸借契約が遅れずれ込んでいた。  沖縄防衛局はすでに隊舎や宿舎などの建設に向けた入札を公示しており、12月の開札を経て工事を加速させる。
2017.11.04 Yahoo 産経新聞記事

「宮古島駐屯地、年内着工へ 陸自警備隊、30年度末配備目指す」

<1712-110403>
 防衛省が3日、宮古島への陸上自衛隊警備部隊とミサイル部隊の配置計画をめぐり、年内 に駐屯地の建設工事に着手する方針を固めた。 平成30年度末の警備隊配置に向けて、31年2月末までの 完成を目指す。 宮古島での駐屯地建設は当初今夏にも着工する計画だったが、建設予定地の売買賃貸借契約が遅れていたもので、10月上旬に契約の締結を終えた。
 防衛省は離島侵攻や災害時に初動対処にあたる警備隊とSAMとSSM部隊を宮古島と石垣島にそれぞれ置く計画を進めており、宮古島には 32年度中にSAM部隊を配置して管理部隊を含めて800名規模の態勢を整えたい考えで、30年度概算要求で予算を計 上し、30年度末までに警備部隊を配置する方針だが、弾薬庫の建設予定地選定が遅れていることから、 ミサイル部隊の配置は31年度以降となる見通しである。
2017.10.31 朝日新聞

インターネット

日本版海兵隊、2020年代前半に沖縄へ 米部隊移転後 <1711-103101>
 複数の政府関係者が、陸上自衛隊に来年3月に新編される水陸機動団当初は相浦駐屯地 をはじめ九州に置くが、2020年代の前半には沖縄県の米海兵隊キャンプ・ハンセンにも配置する方針を固め、米 側と調整に入ったことを明らかにした。
 在日米軍再編に伴って沖縄に駐留する米海兵隊の一部がグアムに移転した後を想定しているという。
2017.10.16 Stars & Stripes Japan Ground Self-Defense Force set to begin massive island-defense drills <1711-101609>
 陸上自衛隊が10月23日~11月22日の1ヶ月間にわたり、離島防衛を想定した大規模演習 を実施する。 この演習には西部方面隊と中央即応集団を中心に人員14,000名、車両3,800両、航空機 60機が参加し、北部方面隊から1個連隊が鉄道、船舶、航空機で九州へ移動する。
 演習は沖縄本島、久米島、与那国島を舞台に、奄美大島を兵站拠点として行われる。
 この演習に米軍は
LCU 1隻が参加するが、沖縄駐留米軍は参加せずオブザーバの派遣もない。
2017.10.08 Yahoo 時事通信記事

「宮古島に警備、ミサイル部隊=石垣、奄美にも、南西防衛強化―防衛省配備計画」

<1711-100801>
 防衛省が宮古島に700名規模の陸上自衛隊部隊を配置する計画を進めており、奄美大島、石垣島にも配備する計画である。
 宮古島の配備計画で防衛省は来年度予算の概算要求に部隊庁舎などの建設工事費用や射撃訓練場の用地取得費として260億円を計上し、今年度 末までに警備部隊380名配置するため、島中部のゴルフ場を国有化して庁舎や車両整備工場などを建設する。
 SSMやSAM部隊合わせて270名も配備する計画であるが、弾薬庫などの建設予定地選定が遅れたため配置は 31年度以降となる。 約100名の管理部隊も配置する。
2017.10.03 NHKニュース 「中国が東シナ海ガス田に採掘施設」米シンクタンク分析 <9711-100301>
 米シンクタンクの
CSISが2日、中国東シナ海で行っている ガス田開発についての分析結果を公表した。 それによると衛星写真の分析から中国が今年に入って日中の中間線の中国側の海域に新た に3基の採掘施設を設置したことを確認したという。 また7月から9月にかけて採掘施設の周辺で中国の船舶の活動が活発化したと見られると指摘している。
 外務省は、日中の中間線の中国側の海域でこれまでに16基の構造物を確認したとしているが、今回CSISが新たな施設を確認したことで 採掘施設の数は19基になった。
2017.09.01 Yahoo 沖縄タイムス記事

「宮古島の陸自配備に260億円、石垣島も盛り込む 防衛省2018年度概算要求」

<1710-090101>
 防衛省が平成30年度予算の概算要求で、米軍再編関連経費などを含めて前年度比2.5%増の総額 5兆2,551億円を計上することを決定した。
 宮古島への陸上自衛隊配置計画では260億円を計上し、30年度に警備部隊380名を配 置する。 南西地域の部隊配置関連に計552億円を計上した。
2017.08.02 Jane's Defence Weekly Beijing says interceptp of USN aircraft over East China Sea was 'necessary and legal' <1709-080213>
 中国国防省の報道官が7月25日、23日に中国の戦闘機2機が東シナ海で米海軍のEP-3E Aries Ⅱ電子偵察機に接近 したことについて、必要で合法であるとの声明を発表した。
2017.08.01 Yahoo 時事通信記事

「中国、東シナ海でガス田開発拡大か=掘削船で作業、日本政府が抗議」

<1709-080102>
 岸田外相が1日、政府が東シナ海日中中間線付近の中国側海域で中国が移動式掘削船 を使用してガス田開発拡大に向けた動きを進めていることが確認できたとして外交ルートで中国に抗議したことを明らかにした。
 岸田外相は、中国が掘削船を停船させ何らかの作業を行っているが、日中間の海洋の境界が画定されていない状況で、一方的な開発に向けた行為を継続している ことは極めて遺憾だと非難し、ガス田開発の既成事実化の試みを直ちに中止するよう強く求めていく方針を示した。
2017.07.31 産経新聞

インターネット

電波妨害でドローン阻止 中国の領空侵犯で政府検討 空自の任務を海保が補完 巡視船に装備導入 <1708-073101>
 政府が、小型UAVによる領空侵犯への対処策として、巡視船に電波妨害装置を搭載しUAVの飛行を阻止する検討 に入った。 尖閣諸島周辺で5月に中国公船から発進したとみられるUAVが領空を侵犯したことを受けた措置で、法的根拠も整備する。
 5月に領空侵犯したUAVは、尖閣周辺の領海に侵入した中国海警局の警備艦の近くを飛行しているのを巡視船が発見した。 海保から連絡 を受けF-15が緊急発進で対応したが、小型のUAVはF-15のレーダに映らず、パイロットが目視もできないため、政府は巡視船にUAVに対処する能力を保有させる方向 で検討に着手し、電波妨害装置の導入が有力になった。
 巡視船は尖閣周辺を航行する中国海警局の船を常時監視しており、船からUAVが発進すれば即座に対処できる利点が大きい。
2017.07.25 Yahoo 時事通信記事

「中国戦闘機、米軍機に異常接近=東シナ海の国際空域―国防総省」

<1708-07250>
 米国防総省報道部長が24日、米軍のEP-3が23日に東シナ海国際空域を飛行中、中国 軍J-10 2機の異常接近を受けたと明らかにした。 中国軍機のうち1機は高速で米偵察機の下方を飛行したのち、速度を落として米軍機の 前方に出た。
 双方は90mにまで接近したといい、米偵察機は衝突を避けるため、方向転換を余儀なくされたという。
2017.07.14 産経新聞

インターネット

迫り来るロシアの脅威? 航空自衛隊機の緊急発進、過半が対露軍機に 中国は半減、4~6月 <1708-071403>
 統合幕僚監部が14日、航空自衛隊機が緊急発進した回数が今年度1Q229回だったと 発表した。 前年同期と比較すると52回減少したが、中国軍機に対する発進が前年同期比でほ ぼ半減したことが原因である。 1Qの中国軍機に対するスクランブルは101回と、昨年度の各四半期は199回、208回、237回、207回だった。太平洋への展開 を目的とした宮古海峡を通過する飛行も、昨年度は18回に上ったが、今年4~6月は1件も確認されなかった。
 一方ロシア軍機に対する発進は中国軍機を上回る125回と、四半期ごとの発進数発表を始めた平成17年度以降 では、26年度1Qの235回に次ぐ多さとなった。
 残りの3機は国籍不明だった。
2017.07.14 Yahoo 中央日報記事

「中国爆撃機6機、沖縄本島と宮古島の間を通過…自衛隊戦闘機が緊急発進」

<1708-071402>
 中国軍の爆撃機6機が13日、沖縄本島と宮古島の間の公海上空を相次いで通過し、航 空自衛隊の戦闘機が緊急発進したと防衛省が発表した。
 防衛省によると、中国軍のH-6 2機は東シナ海から宮古海峡を通過して太平洋に抜けたのち、反転して東シナ海側に戻った。 また、 別の爆撃機4機は太平洋から宮古海峡を北上して東シナ海へ向かった。
2017.07.07 Yahoo ロイタ通信記事

「米爆撃機2機、南シナ海上空を飛行」

<1708-070703>
 米空軍が7日、B-1B 2機南シナ海の上空を飛行したと声明で発表した。
 B-1Bは、南シナ海を飛行する前に東シナ海上空で航空自衛隊の戦闘機と夜間の共同訓練 を実施した。 空自機とB-1Bが夜間訓練を実施するのは初めてである。
2017.06.07 Yahoo 時事通信記事

「中国、海兵隊を強化=尖閣占拠、『潜在的任務』か」

<1707-060704>
 米国防総省が6日公表した
中国の軍事動向に関する報告書は、海軍陸戦 隊(海兵隊)について、尖閣諸島における潜在的な新たな任務を視野に入れていると指摘したてる。 海 軍陸戦隊は装備を充実し兵力の増加も進められ、将来は米国の海兵隊のような独立性の強い組織に昇格させるとの 観測も出ている。
 報告書によると、中国陸軍の揚陸部隊が台湾侵攻を目指すのに対し、海軍陸戦隊は南シナ海や尖閣の占拠に狙い を定めているという。
2017.06.04 産経新聞

インターネット

陸上自衛隊宮古島駐屯地は8月に着工へ 6月中に用地買収 南西防衛は新段階に <1707-060402>
 防衛省が宮古島への陸上自衛隊警備部隊とミサイルの配備に向け、拠点となる駐屯地の建設 8月に着手する。 それに先立ち月内に用地を買収する。
 防衛省は宮古島の駐屯地用地となるゴルフ場で測量を終えており、8月には敷地造成に着手し、施設整備は3年程度で完成させることが可 能で、2020年に部隊を配置できるとみられる。
 昨年3月に与那国島に沿岸監視隊を配備したのに続き、宮古島では初めて実戦部隊の拠点整備に着工することで、中国の脅威に備える南西防衛強化は新たな段階に 入る。
2017.05.26 日経新聞

インターネット

陸自の統一司令部「陸上総隊」創設 改正法が成立 <1706-052603>
 陸上自衛隊に陸上総隊の創設を盛り込んだ改正自衛隊法が26日の参院本会議で可決成立 した。 これにより180人規模の総隊司令部が来年3月、朝霞駐屯地に設置される。
 また、南西地域での防空態勢強化のため、航空自衛隊の南西航空混成団が南西航空方面隊に格上げされる。
2017.05.19 Yahoo 産経新聞記事

「中国軍機、東シナ海で米空軍機の飛行を妨害」

<1706-051903>
 ロイタ通信によると、東シナ海の公海上空を飛行していた米空軍WC-135が18日、中国軍の Su-30 2機から異常に接近されるなどの慣行違反の妨害行為を受けた。 空軍報道官はWC-135は国際法を順守した通常の任務飛行をしていたとしている。
 空軍報道官は、中国機の飛び方や速度、接近距離の近さなどに関するWC-135の搭乗員からの報告に基づき、不適切な飛行と判断したとしている。
2017.04.26 Jane's Defence Weekly Japan scrambles fighters a record 1,168 times in 2016 <1706-042604>
 防衛省が4月13日、28年度航空自衛隊が行った緊急発進回数が、前年度の 295回から1,168回へと大幅に増加したと発表した。 但し、領空侵犯はなかったという。
 この中でも中国機に対するものが、280回から851回に増加している。
【註】
 この記事からすると、FY15における中国機以外(恐らくロシア機)に対するものが15回(=295-280)であったのに、FY16ではこれが317回(=1,168-851)に急増してい ることが読み取れる。
2017.04.19 Jane's Defence Weekly China, US agree to high-level consultations to head off unwanted military encounters <1706-041911>
 トランプ米大統領と習主席が4月6~7日に会談し、両国軍が偶発的な接触を防ぐためのメカニ ズムを構築することで合意した。
2017.04.14 Yahoo 讀賣新聞記事

「米軍に弾薬提供が可能に…日本に攻撃ない場合も」

<1705-041404>
 自衛隊が米軍を後方支援する際の手続きを定めた新たな日米物品役務相互提供協定(
ACSA)が14日、参院本会 議で自民、公明両党と日本維新の会などの賛成多数で可決承認された。 民進、共産両党などは反対した。
 昨年3月に施行された安全保障関連法を反映したもので、日本に直接攻撃がない場合の米軍への弾薬提供や、発進準備中の戦闘機への給油が可能となる。
2017.03.29 Yahoo 産経新聞記事

「海自と米空母が今月2度目の共同訓練 東シナ海で異例の実施 中国を牽制」

<1704-032905>
 海上自衛隊が26日、東シナ海で27~29日の3日間にわたり、日米共同訓練を行ったと発表した。 海 自からはゆうだちなど護衛艦5隻が、米海軍からは空母Carl Vinsonなど3隻が参加し、 艦隊を組んだ上で戦術運動の確認や通信訓練などを行った。
 海自は今月7~10日にも東シナ海で同様の共同訓練を実施しており、月に2回もこのような訓練を行うことは珍しい。
2017.03.10 Yahoo 讀賣新聞記事

「海自護衛艦と米空母、東シナ海で共同訓練」

<1704-031004>
 複数の政府関係者が、海上自衛隊の複数の護衛艦と、米海軍のCarl Vinson空母打撃群が7日から 東シナ海共同訓練を行っていることを明らかにした。
 東シナ海での米空母と海自による訓練は異例で、日米同盟の強固さを誇示し、BM発射を繰り返す北朝鮮や海洋進出を強める中国をけん制する狙いがあるとみられる。
2017.03.08 Jane's Defence Weekly Japan doubles fighters scramble to defend airspace <1705-030808>
 共同通信が1月26日、航空自衛隊緊急発進件数二倍になったと報じた。
 航空自衛隊は2016年から緊急発進に際し、1件あたり4機の戦闘機を発進させている。
2017.03.03 NHKニュース 中国の軍用機13機 沖縄本島~宮古島間の上空通過 <1704-030301>
 防衛省によると、2日午前から午後にかけて、中国軍のY-8
AEW&C機1機のほか、戦闘機6機 と、爆撃機6機の合わせて13機が、沖縄本島と宮古島の間を東シナ海から太平洋に 向けて飛行した。 これら13機はその後反転して東シナ海方面に戻った。
 これに対し自衛隊機が緊急発進したが、防衛省によると、今回確認された13機は緊急発進の対象としては過去最多 だという。
2017.03.02 Yahoo 時事通信記事
「中国軍、西太平洋で演習=宮古島沖へ、爆撃機や艦艇」
<1704-030204>
 中国国防省が2日、海軍の爆撃機や戦闘機、早期警戒機など多数が宮古島と沖縄本島の間を経て、 西太平洋で遠洋訓練艦隊と合同演習を実施したと発表した。
2017.03.02 Yahoo 産経新聞記事
「中国軍が宮古島沖で海空演習 台湾・国防部発表」
<1704-030203>
 台湾国防部が2日、中国軍が同日午前に戦闘機、爆撃機、偵察機、早期警戒機など多数 を浙江省の東側海域から宮古島の東南海域へ飛行させ、駆逐艦、フリゲート艦、補給艦各1隻とともに海空合同演習 を行ったと発表した。
2017.02.27 産経新聞

インターネット

尖閣周辺対中国、緊急発進を増強 空自戦闘機倍増し4機に <1703-022704>
 複数の政府関係者が25日、尖閣諸島周辺で活動を活発化させている中国軍機を念頭に、航空自衛隊の緊急発進の態勢を見 直し、これまで領空侵犯の恐れがある航空機1機に対して戦闘機2機で対処していたのを4機に増強したと話し た。
 発進するF-15 4機のうち増強した2機は後方で中国機の行動を監視し、追加の飛来を警戒 する。 また
CAPの滞空時間を大幅に延長したほか、緊急発進の際にはE-2CやE-767をより多く飛行させ、中国機の情報を戦闘機に伝達する など連携を強化した。
2017.02.24 Yahoo 産経新聞記事

「尖閣、中国公船4隻態勢へ増強 活動レベル引き上げか…政府警戒強める」

<1703-022402>
 複数の政府関係者が23日、尖閣諸島周辺で活動する中国公船が昨秋以降、従来の3隻態勢から4 隻態勢へと増強されつつあることを明らかにした。 中国公船は荒天時を除きほぼ毎日、尖閣周辺の領海外側の接続水域内を航行しており、 月3回の割で領海侵入を繰り返している。
 海上保安庁発表の資料を基に調べたところ、昨年1~7月に尖閣周辺の接続水域を航行した中国公船は平均3.07隻だったのに対し、昨年9月~今年2月19日時点では3.95 隻に増加し、領海侵入した中国公船も、平均3.00隻から3.66隻へと増えている。
2017.02.03 Yahoo ロイタ通信記事

「米国防長官、尖閣の防衛義務を表明 安倍首相『日本は防衛力強化』」

<1703-020304>
 来日したマティス国防長官が3日に安倍首相と会談し、尖閣諸島を含めた日本の安全保障への関 与を確認した上で、日米同盟の重要性を強調した。 マティス長官は会談の冒頭、核やミサイル開発を進める北朝鮮の脅威を例に挙げ、1年前、5年前と同じく 、日米安全保障条約第5条が本当に重要なものであることを明確にしたいとし、5年先、10年先も変わらないだろうと語った。
 これに対して安倍首相も、日本自身も防衛力を強化する方針を伝えた。
2017.01.20 Yahoo ロイタ通信記事

「自衛隊機の緊急発進、過去最多の883回 中国機が大幅増」

<1702-012006>
 防衛省が20日、自衛隊機による2016年4~12月の緊急発進回数が過去最多の883回だった と発表した。 中国機に対する緊急発進は644回と前年同期の373回から二倍近く増え、このペースが続けば、年間 の回数も過去最多を更新する可能性がある。
 次に多かったのはロシア機へのスクランブルで、前年同期の183回から231回に増加した。
2017.01.10 Yahoo 産経新聞記事

「中国軍機が韓国の防空識別圏も侵犯、韓国空軍機が緊急発進 THAAD 問題で挑発?」

<1702-011001>
 聯合ニュースが政府消息筋の話として9日、中国軍機十数機が同日に済州島南方の離於島付近韓 国側の防空識別圏内数時間にわたって複数回飛行し、韓国空軍の戦闘機十数機が緊急発進したと報じた。
 離於島は中韓が管轄権を争う海中岩礁で、両国の識別圏はこの上空などで重なっている
 米軍がTHAADを韓国に配備することに対する中国の反発と関連がある可能性もある。
【註】
 防衛省が「対馬海峡を8機が往復」としているのに対し、韓国では「十数機」していることから、黄海まで戦闘機が随伴した可能性がある。
2017.01.09 Yahoo 産経新聞記事

「中国軍機が対馬海峡通過、空自機がスクランブル」

<1702-010903>
 統合幕僚監部が9日、中国空軍機対馬海峡の上空を往復したと発表した。 領空侵犯はなかった。 統幕によると 対馬海峡上空を通過したのはH-6 6機と、Y-8
AEW&C、Y-9 ELINT各1機の計 8機で、長崎県の対馬の南側を通り、東シナ海と日本海を往復した。
 中国軍は日本周辺の海空域で活動を活発化させており、防衛省は中国軍の意図について分析を進めている。