2019年の中国軍事全般に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2019.12.30 China Defense China finally closes the engine gap: 100% domestic jet fighter engines <2001-123004>
 最近公開された一連の画像から中国の戦闘機は既にロシア製のエンジンに頼っていないことが分かる。
 J-20は推力偏向方式 (
TVC) ではないWS-10Cを搭載しており、Salyut AL-31を搭載していたJ-10C、J-20などでは国産のWS-10シリーズを搭載している。
 J-20がTVCでないエンジンを搭載していることは以外であるが、AWACSの迎撃が任務のJ-20にはTVCは不要とも見られる。
2019.12.27 NHK 中国版 GPS「北斗」の関連製品 120か国余りに輸出 <2001-122703>
 中国政府の高官が、GPSに対抗して中国が開発している、位置情報システム北斗の関連製品120余りの国と地域に輸出されているとして、国際的に普及が進んでいると強調した。
 北斗は2012年に運用を開始し、2018年12月からその範囲を全世界に拡大していて、2020年6月までに衛星を更に2基打ち上げて北斗のシステムを完成させる。
2019.12.26 Focus 台湾

(Yahoo)

中国初の国産空母「山東」、台湾海峡を通過 <2001-122602>
 台湾国防部が26日、今月17日に就役した中国初の国産空母山東が同日、護衛の艦隊を伴って台湾海峡を南から北に向けて航行したと発表した。
 国防部が公表している情報によれば、中国の空母が台湾海峡を通過するのは6度目である。
2019.12.23 Aviation Week & ST H-20 should be close as Avic hints at nest fighter <2002-122302>
 2018年に公式発表された中国のH-20長距離爆撃機は予想に反して2019年に登場しなかったが2020年には登場すると見られる。 しかしそれから遠からずに米国のF-111と似たコンセプトでそれより大型の中距離戦闘爆撃機JH-XXも登場すると見られる。
 一方10月1日の閲兵式に登場したH-6の最新型H-6Nは
ASBMのほか、DF-100(或いはCF-100と呼ばれる)超音速CMか、ロケット推進の超音速偵察用UAVのDF-8(WZ-8とも呼ばれる)を搭載すると見られる。
 香港のSouth China Morning Postによると、DF-100は巡航速度Mach 4、最大速度Mach 4.5で飛翔すると言う。
2019.12.19 時事通信

(Yahoo)

3隻目空母、2年以内に進水 25年までに就役か 中国報道 <2001-121901>
 人民日報系の環球時報が19日に同国の軍事専門誌を引用し、建造中の3隻目の空母2年以内に進水し、2025年までに就役する見通しだと報じた。
 艦載機を効率的に射出する最新の電磁カタパルトが装備されるという。
2019.12.18 Jane's Defence Weekly Norinco making synthetic diamonds for potectial use in laser-based weapons <2002-121811>
 Global Times紙が12月4日、北京で開かれた国際宝石展
NORINCO社がレーザ兵器に使用する人工ダイヤを展示したと報じた。
 別のメディアによると同社が展示した人工ダイヤは1~22カラットの各種サイズで、レーザ兵器に使用すると各種波長の光を発することができるという。
2019.12.18 Jane's Defence Weekly China mass-producing Y-9 special mission aircraft <12002-121810>
 Global Times紙が12月8日に7日のCCTV-7の報道を引用して、
SAIC社製Y-9特殊作戦機が量産に入ったと報じた。
2019.12.18 Jane's Defence Weekly Thailand gets VN1s and VT4s from China <2002-121808>
 NORINCO社が12月3日、タイ陸軍から受注していた戦闘車両を納入した。 納入したのはVN1 8×8
IFV 38両VT4 MBT 11両である。
 VN1はNORINCO社が2017年にTHB2.3B ($76M) に受注したもので、基本型34両と回収車2両、整備車2両である。
2019.12.17 時事通信

(Yahoo)

中国初の国産空母「山東」就役 習主席「党と人民に功績を」 <2001-121701>
 中国国営中央テレビによると、中国初の国産空母が17日に海南島の三亜軍港で就役した。 中国にとって遼寧に次ぐ2隻目の空母で山東と命名された。
 2013年11月に遼寧省大連で着工し2017年4月に進水した山東は、2018年5月に試験航海を開始し、9回目の試験航海で今年11月17日に台湾海峡を通過して南シナ海に向かった。
 遼寧が搭載できる艦載機は24機だが、山東少なくとも36機に増えるなど改良が施されたが、60機以上の艦載機を搭載する米国の空母に比べると少ない。
2019.12.05 産経新聞

(Yahoo)

対中国「NATOとして取り組む問題」 首脳会議、宣言発表し閉幕 <2001-120501>
 NATO首脳会議は4日、軍事力を拡大する中国やロシアへの対応などについて協議し、ロンドン宣言を発表して閉幕した。
 首脳会議で中国問題を本格的に扱うのは初めてで、同宣言は世界的に影響力を増す中国への対応は「NATOとして連携して取り組む問題だ」との認識を確認した。
 ロンドン宣言は「中国の影響力の増大と国際政策はNATOの同盟として一緒に取り組む必要がある機会と挑戦の両方を示していると明記し、ロシアについてはロシアの攻撃的な行動は、欧州・大西洋の安全保障に対する脅威と指摘している。 またサイバ攻撃やハイブリッド攻撃への脅威に直面していると強調した。
2019.12.04 Jane's Defence Weekly China's new aircraft carrier head south <2001-120409>
 中国で二番目の空母が、建造された大連を出航して5日後の11月19日に海南島の三亜・楡林海軍基地に入港した。
 空母の飛行甲板にはJ-15 7機とヘリ3機が搭載されている。
2019.12.04 Defense News NATO will try to push China on arms control <2001-120407>
 ストルテンベルグNATO事務総長が加盟各国首脳に対し、中国に対し国際的な武器取引統制に従わせるべきとの考えを明らかにした。
2019.12.04 時事通信

(Yahoo)

ウイグル人権法、成立なら反撃 貿易協議にも影響 中国外務省 <2001-120401>
 米議会下院が3日、中国のウイグル族への弾圧に対する対応強化を米政府に求める法案圧倒的な賛成多数で可決した。 既に上院でも可決しており大統領が署名すれば成立する。
 これに対し中国外務省は法案が米国で成立した場合の対応について4日、彼らが中国の利益を損なえば当然反撃に遭うと述べ対抗措置を予告した。
2019.12.01 Record China 中国が11回目のDF-41ミサイル発射試験、過去10回と大きく異なる点 <2001-120102>
 2019年新浪軍事が11月29日にWashington Post紙の記事を引用して、中国軍が6月のJL-3に続いて22日にDF-41 ICBMの11回目の発射試験を行ったと報じた。
 DF-41は2012~18年に10回の発射試験をしていずれも成功しており、今年10月の国慶節パレードで
TELが16両登場したことを考えると、1年余りの時間を開けて実施された今回の発射試験は、年間の定例訓練または戦闘準備の点検の可能性が高いと分析している。
2019.11.28 時事通信

(Yahoo)

中国、5隻目空母計画中断か 原子力技術・資金で困難 香港紙 <1912-112804>
 香港紙South China Morning Postが28日、中国初の原子力空母となる5隻目の空母建造が技術的な困難に直面し中断していると報じた。 通常動力の4隻目は2021年にも着工する見通しだが、追加の空母建造計画はないという。
 同紙によると、中国軍関係者は中国には空母に必要な原子力技術がないと語った。 また艦載機J-15の後継機開発でも、軍関係者によると短期間で解決できそうにない技術的問題があるという。
 国有造船大手の中国船舶工業集団と中国船舶重工集団が26日に合併したが、コスト面と技術面の問題は大きく建造プロセスが早まることはないもようである。
2019.11.28 ロイタ通信

(Yahoo)

中国が報復を警告、トランプ大統領 香港人権法案に署名 <1912-112803>
 トランプ米大統領が27日、香港の反政府デモを支援する香港人権・民主主義法案に署名し同法は成立した。 法案は前週、上院を全会一致で通過し、下院では1人を除く全員による賛成で可決されていた。
 法案では香港に高度の自治を保障する「一国二制度」が守られ、米国が香港に通商上の優遇措置を与えるのが妥当かどうか、少なくとも1年に1回検証することを国務省に義務付け、香港で起きた人権侵害の責任者には制裁が科せられるとしている。
 中国政府は28日、断固とした報復措置を取ると表明し、香港に干渉しようとする試みは失敗すると警告した。
2019.11.27 Jane's Defence Weekly Chengdu promotes J-10C export variant <2001-112708>
 中国
CAC社がドバイで11月17~21日に開かれた航空展に、J-10Cの輸出仕様であるFC-20Eの模型を出品した。
 J-10の最初の輸出先はパキスタンと見られており、パキスタン空軍は10年以上前にFC-20の調達を公式に示唆していた。  J-10は原型となったJ-10AがSu-27やSu-30MKKと同じSalyut社製AL-31FN Series 3エンジンを搭載しているのに対し、J-10CはWS-10エンジンを搭載している。
 J-10の最初の輸出先はパキスタンと見られており、パキスタン空軍は10年以上前にFC-20の調達を公式に示唆していた。
2019.11.25 時事通信

(Yahoo)

香港区議選、民主派が歴史的勝利 反政府デモに支持 親中派は惨敗 <04.pdf>1912-112504>
 香港で24日投票が行われた区議会選挙は25日に開票結果が確定し、公共放送RTHKによると民主派は452議席中、85%に相当する388議席を獲得して歴史的な勝利を収めた。 改選前に議席の約7割を占めていた親中派は大敗した。
 票率は前回2015年の47%を大幅に上回る71%で、中国返還後に実施された立法会選、区議選を含めて過去最高であった。
2019.11.22 Jane's 360 Dubai Airshow 2019: China’s Chengdu promotes J-10C export variant <1912-112207>
 中国
CAC社がドバイで11月17~21日に開かれた航空展に、J-10Cの輸出仕様であるFC-20Eの模型を出品した。
 J-10は原型となったJ-10AがSu-27やSu-30MKKと同じSalyut社製AL-31FN Series 3エンジンを搭載しているのに対し、J-10CはTVCノズルを有するWS-10エンジンを搭載している。
2019.11.22 Jane's 360 Uzbekistan conducts first FD-2000 air-defence test <1912-112206>
 ウズベキスタン陸軍が11月7日、同国防空軍が初めて実施したFD-2000中距離SAMの標的機に対する訓練の映像を公表した。
 映像にはFD-2000の
TEL 2基、HT-233捕捉レーダ1基、指揮統制装置のほかに、Pechora-2M(註:S-125-2M)の発射機2基とソ連時代のS-125(註:SA-3)も写っていた。
2019.11.20 Jane's Defence Weekly Good enough <2001-112014>
= 中国の武器輸出に関する6頁の記事 =
 ・Strategy
 ・Belt and Road
 ・Sufficient quality
 ・Value proposings
 ・Direct offsets
 ・Indirect offsets
2019.11.20 Jane's Defence Weekly China constructing third Type 075 LHD <2001-112002>
 民間衛星が10月29日に撮影した画像から、中国が上海の滬東中華造船で3隻目Type 075 LHDの建造を開始した模様であることが明らかになった。 3隻目は2隻目を建造している隣の乾ドックでブロックの組み立てが行われている。 1隻目のType 075は9月26日に進水していいる。
 2隻目の建造はType 071 LPDが6月6日に進水した直後の6~7月に建造が開始されていることから、10月に開始したとみられる。
【2隻目建造開始の記事:1910-090407 (JDW 2019.09.04)】
2019.11.20 Jane's Defence Weekly China not enforcing UNSC resolutions on North Korea, says US DoD official <2001-112001>
 米国防総省でインド太平洋を担当するシュライバー次官補が11月7日、中国が北朝鮮に対する安保理決議を犯していると非難した。
2019.11.20 日経新聞 「香港人権法案」米上院が可決 トランプ氏の対応焦点 <1912-112002>
 米議会上院が19日、香港での人権尊重や民主主義を支援する「香港人権・民主主義法案」を全会一致で可決したと米メディアが一斉に報じた。 法案では、香港の「一国二制度」が機能しているかどうか米政府に毎年の検証を義務付け、人権を犯した中国政府関係者らに制裁を科せるようにしている。
 下院では10月に可決されており、成立には上下両院の調整を経たうえでトランプ大統領の署名が必要になる。 成立すれば中国政府の反発は確実でトランプ大統領の対応が焦点となるが、大統領は「中国が天安門事件のように武力を使えば、取引が困難になる」と述べたことがあり、中国政府が武力介入した場合米中貿易交渉の継続が難しくなるとの認識を示していた。
 これに関連しペンス副大統領は19日に、「もし香港で暴力が用いられたり、問題が適切かつ人道的に対処されなかったりすれば中国との貿易合意はとても難しくなる。 その点はトランプ大統領も明確にしている」と語り、中国を強くけん制している。
2019.11.18 産経新聞

(Yahoo)

中国初の国産空母、南シナ海へ 「南海艦隊で就役」観測も <1912-111801>
 中国海軍報道官が18日、中国初の国産空母が17日に台湾海峡を通過し、技術試験や訓練を行うために南シナ海に向かったと発表した。 人民日報系の環球時報は、国産空母が今回の試験航海を終えた後、母港となる海南省三亜で就役するとの専門家の見方を報じた。
 三亜には世界最大級となる長さ700mの空母用埠頭が完成しており、三亜が母港になれば初の国産空母は南シナ海を管轄する南海艦隊の所属となる。 一部官製メディアが2017年に艦名を山東と報じたため、北海艦隊の所属になるとの見方もあった。
2019.11.17 時事通信

(Yahoo)

中国空母が台湾海峡通過 近く就役、総統選けん制か <1912-111704>
 台湾国防部が17日、中国初の国産空母がフリゲート艦などと艦隊を組んで、東シナ海から台湾海峡を南下したことを確認したと発表した。 来年1月11日に台湾総統選を控える中、中国が敵視し再選を望まない蔡英文総統を牽制する意図があるとみられる。
 台湾の中央通信によると、中国の空母が台湾海峡を通過するのは空母遼寧が今年6月に航行して以来である。
2019.11.16 Jane's Defence Weekly J-11B images fuel speculation about AESA radar upgrade <2001-111603>
 中国空軍でAESAレーダを搭載したJ-11Bのレドームが、従来の黒ではなく明灰色になってることが、11月上旬にCCTVや軍のウェブサイトに掲載された画像から明らかになった。
2019.11.16 Jane's Defence Weekly Chinese ALBM may enter service soon <2001-111602>
 中国の隔月誌Modern Shipsが11月1日号で、
ALBMを搭載したH-6最新型H-6NのCG画像を掲載した。 同紙によるとH-6Nは開発の最終段階あるか既に配備されているという。
 米国防情報庁 (DIA) 長官スチワート海兵隊中将が上院軍事委員会で、中国は2種類のALBMを搭載できる航空機を開発しており、そのうち1種類は核弾頭の装備が可能であると述べている。 Diplomat誌は2018年4月号で、中国がCH-AS-X-13と米側が呼ぶALBMの発射試験を2016年12月から2018年1月の艦に5回実施していると報じている。
 中国は地上発射ASBMとしてDF-21DとDF-26を保有しており、そのうちDF-21Dは空中発射型も開発していると見られてきたが、Modern Ships誌が掲載した画像はむしろDF-15 SRBMに似ている。
2019.11.06 Jane's Defence Weekly Image appears to show Y-20 tanker variant in flight <1912-110609>
 中国のウェブサイトに載った画像から、Y-20A輸送機の空中給油機型が確認された。 同機は翼下に空中給油用ポッドを搭載していた。 Y-20Uと呼ばれるY-20の空中給油型は2018年11月1日に民間衛星の画像で確認されているが、今年7月の画像では2機が確認され、少なくともあと1機はあるとみられる。
 中国空軍H-6U空中給油機を20機程度とIl-78M 3機を保有しているほか、海軍航空隊H-6D給油機を数機保有している。 艦載戦闘機J-15の画像には空中給油用のポッドがみられていた。
2019.11.06 Jane's 360 Chinese air-launched ballistic missile may enter service soon <1912-110606>
 中国の隔月紙Modern Shipsが11月1日号で、H-6Nが
ALBMを胴体下に吊り下げた高精細のCG画像と共に、開発が最終段階にあるか、既に部隊配備を行っているとする記事を掲載した。
【関連記事:1912-101607 (JDW 2019.10.16)】
2019.11.06 CNS=AFP

(Yahoo)

中国が49基目の北斗測位衛星打ち上げに成功、世界ネット構築へ重要な一歩 <1912-110602>
 中国が11月5日01:43に西昌衛星発射センターから長征3号乙
SLV49基目の北斗測位衛星を打ち上げた。
 今回の衛星の打ち上げ成功で、北斗3号システムは3基のIGSO衛星(傾斜対地同期軌道衛星)がすべて打ち上げ完了し、2020年北斗3号の世界ネットワーク構築へ確かな一歩が記された。
2019.11.01 Jane's 360 Images show J-20 fighter fitted with new engines <1912-110106>
 10月下旬に中国のウェブサイトで公表された黄色のプライマーで塗装されたJ-20の地上及び飛行中のJ-20の画像で、エンジンが新型になっていることが分かった。
 搭載されたWS10A Taihangエンジンは鋸歯状の噴気ノズルを持ち、ステルス性が追求されていることが分かる。
2019.10.28 Aviation Week & ST Utility is just the first role for the Chinese Z-20 <1912-102805>
 天津で10月10~13日に行われた中国ヘリ展Z-20の海軍仕様機が展示された。 AVIC社は間もなく、Z-20多用途ヘリの各種適用性の試験を開始する。
(以下、Z-20とH-60の対比を記述)
2019.10.23 Jane's Defence Weekly Images emerge of Chinese Z-20 naval helo along with more details of Z-20 variant for PLAGF <1912-102316>
 中国のZ-20戦術ヘリの詳細な画像が中国のウェブサイトに掲載された。 写真の機体には速度/方位測定機器が取り付けられていることから、試験機とみられる。 Z-20は陸軍が装備しているもので、海軍型はZ-20Fと呼ばれている。
 10月10~13日に天津で開かれた中国ヘリコプタ展では1,600kWのターボシャフトエンジンが展示されていたが、これが双発のZ-20用とみられる。 このエンジンの名称は公開されていなかったがWZ-10とみられている。
2019.10.16 Jane's Defence Weekly China's growing missile arsenal challenges US operations <1912-101611>
 中国天安門広場で10月1日に国慶節パレードが、兵員15,000名以上、航空機160機以上と580点の装備を投入して実施された。 式典ではDF-5BJL-2DF-31AGDF-41などの核戦略兵器が登場した。
 また東シナ海や南シナ海での
A2/AD確保のためのASBMであるDF-21DDF-26も登場した。
 更にWZ-8 UAVやDF-17 HGVも初登場した。
 Type 052DやType 055駆逐艦に装備するASCMではロシアの3M-54 Klubと似た射程500kmのYJ-18や300kmのYJ-12Bも登場している。
2019.10.16 Jane's Defence Weekly Images suggest WZ-8 UAV is in service with China's Eastern Theatre Command <1912-101607>
 中国が10月1日に実施した建国70年記念パレード披露したWZ-8高高度高速UAVは、空軍第30航空連隊所属とみられる。 機体には吸気口がなく2基あるエンジンはジェットエンジンではないと見られる。 更に機体上部に固定用装置が見られることからH-6などにつり下げられて離陸し切り離されて飛行すると思われる。
 一方、飛来したH-6Nの胴体下部には
ALBM吊り下げ用とみられる改造がなされていた。
 またその日飛行したH-6Mはそのシリアル番号から台湾や日本と対峙する東部戦区の第10爆撃師団(第10爆撃連隊)の所属と見られる。
2019.10.16 Jane's Defence Weekly Russia assists development of Chinese missile warning system <1912-101605>
 プーチン露大統領が10月3日、中国のミサイル警報システム構築を支援していることを明らかにした。
 地上設置システムは長距離レーダと、ミサイル警報用には使われていない中国の長距離フェーズドアレイレーダず対象になる。 衛星ではIRセンサが使われる。
2019.10.16 Jane's Defence Weekly Images reveal dimensions of Chin's 'sailless' submarine <1912-101604>
 商用衛星が9月18日に撮影した画像から、中国海軍の無セイル潜水艦が2018年10月に上海に近い江南造船で進水した模様である。 この潜水艦は衛星画像から、全長45m、胴径4m、排水量500tで、ドイツのHDW社が建造しドイツ海軍が保有していたType 206小型潜水艦と似た大きさであることが分かる。
 中国でこのような小型潜水艦を建造しているのは同社だけではなく、2014年10月には武漢の武昌造船所が全長35m、胴径3.5mの小型潜水艦を建造している。
2019.10.14 Aviation Week & ST Chinese National Day parade features hypersonic glider and rocket drone <1912-101401>
 中国が10月1日に行ったパレードで各種注目する兵器が登場した。
DF-17
 米国がWU-14或いはDF-ZFと呼んでた全長1.5mの超高速ミサイル
Wuzhen 8
 ロケット推進の高速UAV
GJ-11
 Dassault社製Neuron似の無人攻撃機
 GJ-2 (Wing Loong 2) はプロペラ推進UAV
YJ-18、YJ-18A
DF-41
2019.10.14 Jane's 360 More details emerge about China's Z-20 helicopter <1911-101404>
 中国国営Global Timesが陸軍が装備しているZ-20ヘリの詳細を報じた。 Z-20は10月1日のパレードで初公開されたのち、2度目の公開になる。
 Global TimesによるとZ-20に2基搭載された出力1,600kWのWZ-10エンジンは高高度での使用が可能で、低雑音ロータを駆動しているという。
2019.10.13 産経新聞

(Yahoo)

中国、ネパールに530億円支援へ 習近平氏、越境鉄道建設へ調査 <1911-101301>
 中国外務省が、習主席が13日にカトマンズでネパールのオリ首相と会談し、両国を結ぶ鉄道の事業化調査を開始したいと述べたと発表した。 水力発電開発を援助する考えも示したという。
 地元メディアによると、習主席はネパールの開発プロジェクトなどに2年間で560億ネパールルピー(530億円)を拠出する方針を表明した。
 政治の実権を持つ親中派のオリ首相が経済的なインド依存の脱却を図る中、中国は一帯一路構想の枠組みでインフラ開発を支援し、インドとの緩衝地帯のネパールで影響力を強めたい考えと見られる。
2019.10.09 Jane's Defence Weekly China displays new platforms and weapon systems during large parade <1912-100901>
 中国が10月1日の建国70周年記念パレードで、各種兵器を展示した。
・The road-mobile DF-41 ICBM
  DF-41は移動式のため第1撃に対し非脆弱である。
  更に固体燃料ながら液体燃料のDF-5B並の射程を有する。
  DF-31 ICBMの新型DF-31AG
TELに搭載されていた。
  Type 094 SSBN搭載で7,500km射程のJL-2は発射管が車載されていた。
  次世代SSBN Type 096搭載のJL-3DF-41を元に開発中である。
・The DF-17: a missile cattying an HGV
  DF-17はDF-16 IRBMの発展型とみられている。
・The WZ-8 and GJ-11 UAV
  WZ-8 UCAVには吸気口が見当たらないことから、吸気式のエンジンではない可能性がある。
  かねてから衛星画像で確認されていたUCAVの名称がGJ-11と分かった。
ASCMs and DF-100
  初登場の超音速CM DF-100にはCF-100の名称もある。
2019.10.06 讀賣新聞

(Yahoo)

プーチン氏、「重大な秘密」披露…ミサイル警戒で中国支援 <1911-100601>
 ロシアが、ミサイル攻撃を探知する早期警戒システムの構築中国を支援していることが明らかになった。 中国への支援は、プーチン大統領が3日にソチで開かれた国際会議で「重大な秘密」として披露した。 プーチン大統領は、このシステムを持っているのは「ロシアと米国だけだとしたうえで、中国の防衛能力を劇的に高めるだろうと述べた。
 対米関係が悪化するロシアは、国防力向上に貢献することで、中国との関係を密にしようとしている。
2019.10.02 Jane's Defence Weekly PLAN's fifth Type 055 destroyer is launched <1912-100204>
 民間衛星が9月18日に撮影した画像から、上海の江南造船Type 055駆逐艦の五番艦が進水し艤装工事中であることが分かった。
 排水量が10,000tで112セルの
VLSを装備するType 055の一番艦は、2017年6月に同じ造船所で進水している。
2019.10.02 Jane's Defence Weekly China holds launch ceremony for first helicopter carrier <1912-100203>
 中国海軍が9月25日に上海の滬東中華造船Type 075 LHDの進水式を行った。
 全長235m、幅36mのType 075は全通飛行甲板を持っており、Type 382 3DレーダやHHQ-10
SHORAD発射機2基などを装備している。
2019.10.02 Defense News China unveils drones, missiles and hypersonic glide vehicle at military parade <1911-100212>
 中国が10月1日に行われた建国70周年閲兵式で各種新型兵器を公表した。
DF-41 ICBM 16基
JL-2 SLBM 12基
DF-17
HGV
Sharp Sword ステルス UCAV
H-6N 新型爆撃機
HSU001大型 UUV 2隻
【中国の大型 UUV に関する記事:1809-080108 (JDW 2018.08.01)】
2019.10.01 NHK 中国建国70年記念 新型 ICBM「東風41」を初公開 <1911-100103-2>
 中国の建国70年を記念して1日に北京で行われた閲兵式で、新型ICBMのDF-41が初公開された。
NHK 中国建国70年 新型極超音速兵器「東風17」初公開 <1911-100103-1>
 中国の建国70年を記念して1日に北京で行われた閲兵式で、中国軍が開発を進めていた新型の極高速兵器DF-17が初公開された。
2019.10.01 日経新聞 中国が新型ICBM「東風41」を公開 全米を射程 <1911-100102>
 中国が1日に建国70周年を祝う閲兵式に射程12,000km以上とされるICBM DF-41など新型国産兵器を多く登場させた。 この日の式典には15,000名の兵士が参加し、ミサイルに加えて航空機160機580両の車両などが登場した。 装備はすべて国産だという。
 新型ミサイルでは超高速兵器を搭載するIRBM DF-17も今回初めて姿をみせた。 またJ-20の編隊や長距離CMを搭載できる新型のH-6Nも確認された。
 今年7月に発表した国防白書で存在を誇示した山岳地帯や軟弱な地形での戦闘を念頭に開発された新型のType 15軽戦車も初めて登場した。
2019.09.25 時事通信

(Yahoo)

初の強襲揚陸艦進水=建国70年、軍事力誇示-中国 <1910-092502>
 国営新華社通信が、中国初の強襲揚陸艦が25日に上海で進水式を行ったと報じた。
 同艦はType 075とみられる米軍のWasp級に匹敵する満載排水量40,000tの強襲揚陸艦で、ヘリコプター30機の搭載が可能である。
2019.09.24 China Defense Launched! 075 class amphibious landing helicopter dock LHD <06.pdf>1910-092406>
 (写真のみで記事なし)
2019.09.18 Jane's Defence Weekly Image confirm PLAAF operating H-6N bomber <1911-091809>
 中国が10月1日開かれた70周年記念行事でH-6の最新型H-6Nを初公開した。 この機体はシリアル番号から中央戦区所属とみられ、H-6N部隊が既に実働していることが明らかになった。
 H-6Nがその前のH-6Kと異なり、ロシアが装備しているTu-95MSと同じ空中給油プローブを装備している。 最近の写真でH-6NはKD-20/CJ-10K 2発KD-63
LACM 2発を搭載していた。
2019.09.15 Record China 中国J-20戦闘機が新型国産エンジンを搭載、メディアは飛行性能の向上を強調 <1910-091503>
 新浪網が6月14日に、J-20戦闘機が新たな国産エンジンを搭載するようになったと紹介する記事を発表した。
 中国ではJ-20に搭載するためWS-15エンジンの開発が進められたがWS-15の開発は大幅に遅れた。 このため代替エンジンとしてWS-10やその改良型、ロシアのAL-31F系列のエンジンなどが検討されたが、結局はWS-10Bの改良型が選ばれたという。
 WS-10Bの改良型エンジンはWS-10Cとも呼ばれており、それまでのWS-10シリーズよりも推力が14.5t増加し、寿命も2倍の2,400時間に達したという。
【関連記事:1810-090601 (中央 2018.09.06)】
2019.09.09 Record China ロシア軍「中部2019」演習、中国部隊が全て現地入り <1910-090902>
 解放軍報がTsentr 2019 (中部2019) 演習に参加する中国の空中梯団が7日午後にロシアのオレンブルク州に到着したと報じた。 演習に参加する中国の陸上梯団8個空中梯団11個が全て現地入りしたことになる。
 中国側の合同戦役指揮機関と参加部隊は解放軍西部戦区及び所轄部隊から兵士1,600名、各種装備300品目、航空機とヘリコプター30機近くが参加する。
【註】
 ロシアは2017年に「西方 (Zapad 2017)」大規模演習、2018年に「東方 (Vostok 2018)」大規模演習を実施している。
【Vostok 演習に関する記事:1810-090504 (JDW 2018.09.05)】
【Zapad 演習に関する記事:1710-091301 (時事 2017.09.13)】
2019.09.04 Jane's Defence Weekly CSIC expands unmanned surface warfare porfolio with JARI <1910-090414>
 中国国営造船企業の
CSIC社が8月21日、多目的双胴USVJARIをネット上で公表した。
 JARIは全長15m、幅4.8m、喫水1.8m、排水量20tで、速力42kt、航続距離500nmの性能を持つ。
 推進はウォータージェットで、武装としては30mm砲1門、レーザ誘導ロケット弾発射機小型SAM発射用4セルVLS324mm魚雷発射管を装備する。
 また公開された画像からマスト搭載EO/IRターレット、航法レーダ、可動式サーチライトなどが見て取れる。
2019.09.04 Jane's Defence Weekly China building second Type 075 landing helicopter dock <1910-090407>
 民間衛星が8月17日に撮影した画像から、中国が上海の滬東中華造船2隻目のType 075 LHDの建造を開始した模様であることが明らかになった。 LHDはType 071 LPD 8番艦が6月6日に進水したのち空いていた船台で建造が行われている。 Type 075は20~30機のヘリ搭載が可能で、一番艦は8月8~17日に進水すると見られている。
 中国海軍の海兵隊は2017年以来2個旅団が6個旅団に増強され、10.000~20,000の兵員も35,000~40,000名になっている。
2019.09.02 Aviation Week & ST A stealthy-looking high-speed unmanned aircraft
 中国の北西工芸工科大学がMAKS航空展に、第五世代標的機として開発したジェット推進の高速ステルスUAV LJ-1を出品した。
 開発は中国のCCKW社と共同で行ったという。
2019.09 International Defense Review Fire raibow: Cai Hong-4 armed UAV family expands its horizons <1911-090014>
= 中国の CH-4 武装 MALE UAV に関する5頁の記事 =
 ・Basic features
 ・Payloads and mission equipment
 ・Dedicated training system
 ・Collaborative engagement
2019.08.30 Focus 台湾

(Yahoo)

国防部、中国の軍事力に関する報告書 中国が確立目指す核戦力を指摘/台湾 <1909-083006>
 台湾国防部が30日、中国の軍事力に関する2019年の報告書を発表した。 報告書によると、中国は2020年に核大国の抑え込みや核戦争の封じ込め、領土防衛の力を備えた戦略的核戦力の確立を目指しているという。 さらに、中国は2020年までに台湾に対する全面的な武力侵攻準備を整える計画だと見ている。
 ただ、中国には全面的に台湾を侵攻する正規の作戦能力備わっていないとし、現時点で比較的可能性が高いのは、軍事威嚇封鎖作戦火力打撃だとの見方を示し、上陸作戦については、中国は演習の頻度や規模を拡大しているものの、現時点では中華民国の離島を奪取しうる作戦能力しかないとしている。
2019.08.28 Jane's Defence Weekly 'Centre 2019' to involve 128,000 troops from seven nations <1910-082805>
 TASS通信が8月20日、Centre 2019演習がロシア、中国、パキスタン、インド、キルギスタン、カザフスタン、タジキスタン、ウズベキスタンの7ヵ国から128,000名以上と航空機600機、火砲450門が、またカスピ海小艦隊から艦艇15隻が参加して9月16~21日に開かれると報じた。  前回のCentre 2015はカザフスタンが参加し95,000名と170機だけの参加であった。
2019.08.22 News Week Philippine Navy welcomes Po Hang-class corvette home <1909-082203>
 フィリピン軍が8月14日、中国海軍の艦船5隻が7月と8月にフィリピン内海のシブツ海峡を無断で通航したと発表した。 南シナ海の周辺で中国が強気の行動を繰り返している。
 シブツ海峡は国際航路として利用されており、あらゆる国の船舶は通告や許可なしで航行できる無害通航権を有しているが、軍艦の場合沿岸国に事前に通告するのが慣例で、中国はその慣例を守っていなかった。 しかも、中国の軍艦はレーダで探知されないよう自動識別装置のスイッチを切っていた上に、直線でなく曲線の航路を取ったことから無害とは言えないとフィリピン国軍は主張している。
シブチ海峡の位置 (Google Map)】
2019.08.21 Jane's Defence Weekly Upgraded JH-7 fighter-bomber in service with PLAAF <1910-082101>
 新華社が、JH-7の最新型であるJH-7AⅡ 1機が8月3~17日に行われる空軍の国際競技会に参加するため5日に登場したと報じた。 Global Timesによると改良は搭載電子機器やレーダで行われたもようである。
 1988年に就役したJH-7は2004年に対艦ミサイル4発を搭載できるように改良されたJH-7Aとなり空軍と海軍が装備し、2013年には空中給油装置を装着しエンジンとレーダを改良したJH-7Bになったが、JH-7AⅡではJH-7Bへの改良は反映されていないと見られる。
2019.08.20 Record China 中国軍機が海自護衛艦を攻撃目標に訓練か、「日本はどうやって知ったのか」と中国専門家 <1909-082003>
 環球網が8月19日、中国軍機東シナ海日本の艦船訓練の攻撃目標にしたと日本メディアが報じたことに対する中国の専門家の見解を報じた。
 記事は、日本メディアが日本政府関係者の話として、5月下旬に東シナ海の日中中間線の中国側ガス田周辺海域で、中国のJH-7複数機が航行中の海上自衛隊護衛艦に対艦ミサイル射程距離まで接近したと報じるとともに、中国軍は日本の艦船をレーダ照射しておらず、日本側は中国機の意図に気付いていなかったが、自衛隊の複数の通信傍受部隊中国機無線通信を傍受したことで、中国軍機が日本の艦船を攻撃訓練の目標にしていた可能性が高いと判断したと伝えていることを紹介した。
2019.08.19 Aviation Week & ST Beijing swings defence spending toward equipment <1910-081904>
= 中国の国防費で装備費の比率が上昇しているとする記事 =
┏━━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━━┳━━━━┓
┃  ┃人糧費┃訓演費┃装備費┃装備費┃総  額┃総  額┃
┃  ┃CNY**B┃CNY**B┃CNY**B┃ % ┃(公表)┃ (SIPRI)┃
┣━━╋━━━╋━━━╋━━━╋━━━╋━━━━╋━━━━┫
┃2010┃ 186 ┃ 170 ┃ 177 ┃ 33.2 ┃  533 ┃  783 ┃
┃2011┃ 207 ┃ 190 ┃ 206 ┃ 34.2 ┃  603 ┃  891 ┃
┃2012┃ 196 ┃ 233 ┃ 241 ┃ 36.0 ┃  669 ┃  994 ┃
┃2013┃ 200 ┃ 270 ┃ 271 ┃ 36.6 ┃  741 ┃ 1,114 ┃
┃2014┃ 237 ┃ 268 ┃ 324 ┃ 39.1 ┃  829 ┃ 1,233 ┃
┃2015┃ 282 ┃ 262 ┃ 365 ┃ 40.2 ┃  909 ┃ 1,333 ┃
┃2016┃ 306 ┃ 287 ┃ 404 ┃ 41.3 ┃  977 ┃ 1,437 ┃
┃2017┃ 321 ┃ 293 ┃ 429 ┃ 41.1 ┃ 1,043 ┃ 1,541 ┃
┗━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━━┻━━━━┛
2019.08.16 Record Chna 093A型攻撃型原潜の騒音レベルが大幅に低下―中国メディア <1909-081602>
 中国メディアの新浪網が8月13日、中国のType 093A攻撃型原潜がそれまでの中国の原潜に比べて騒音を大きく低下させたとする記事を掲載した。
 中国の潜水艦は従来、航行時の静粛性について極めて劣るとされてきており、比較的改良されたとされるTypa 091後期型でも騒音は140~150dBで、米国のロサンゼルス級の105~125dBや最新のバージニア級の100dB以下に比べて相当に大きい音を出すとされていた。
 新浪網記事は、海外でもType 093Aの騒音110dB程度に引き下げられたと見られており、米国とのまだ差はあるもののロサンゼルス級の中期のレベルまで引き下げており、国際的な「静粛型潜水艦」に仲間入りしたと主張している。
2019.08.14 Jane's Defence Weekly China's VT5 tank to be fitted with APS <1909-081413>
 中国Global Times紙が8月4日にCCTVの報道を引用して、NORINCO社VT5軽戦車に
APSを装備しようとしていると報じた。
2019.08.14 Jane's Defence Weekly Images confirm Y-8Q MPAs now in service with China's Norhtern Theater Command <1909-081412>
 中国のネットに流れた画像から、Y-8Q洋上哨戒機 (
MPA) が既に少なくとも2機部隊配備されていることが判った。
 GX6或いはKQ-200と呼ばれているY-8Qは機体のシリアル番号から北部戦区部隊である第2海軍航空師団第6連隊の所属であることが判る。
2019.08.14 Jane's Defence Weekly China warns it 'will not stand idly by' if United States deploys IRBM to Asia <1909-081407>
 中国外務省報道官が8月5日、その3日前にエスパー米国防長官がシドニーで、米国がアジア太平洋地域にIRBMを配備すると述べたことに対し容認できないとの態度を示した。
2019.08.07 Jane's Defence Weekly China launches three more Yaogan SIGINT satellites <1909-080716>
 中国が7月26日に遥感-30
SIGINT衛星3基を打ち上げた。
 最初の遥感-30 4基は2017年9月から2018年1月打ち上げられ、今回の打ち上げで15基が軌道上にあることになった。
2019.08.07 Jane's Defence Weekly Image shows J-20s assigned to PLAAF combat unit <1909-080711>
 中国国営メディアが報じたJ-20のシリアル番号から、同機は蕪湖市を基地とする東武戦域軍第9航空旅団所属の実戦機であることが分かった。
蕪湖市 (Wuhu) の位置 (Google Map)】
 上海から長江を280km遡った蕪湖航空基地には第7及び第9飛行旅団が所在し、第9旅団は2001年からSu-30MKKを装備していた。
2019.08.07 共同通信

(Yahoo)

中国、爆撃機に極超音速兵器搭載 米防衛網突破狙う、環球時報 <1909-080705>
 人民日報系の環球時報が7日、中国が開発を進める新型の超高速兵器が将来H-6Kに搭載される可能性があるとする軍事専門家の分析を掲載した。
 同紙は、専門家の分析として、H-6Kが極超音速兵器を搭載すれば3,000km離れた敵の拠点を数分以内に破壊できるとしている。
2019.08.06 Jane's 360 China's VT5 tank to be fitted with active protection system <1909-080608>
 中国Global Tomesが8月4日にCCTVの報道を引用して、NORINCO社がVT4軽戦車に
APSを装備すると報じた。
2019.08.04 Record China リトアニア新大統領、港に中国投資が入ることは「安全上の脅威」 <1909-080404>
 Russia Todayが29日、7月12日に就任したリトアニア西側寄りのギタナス新大統領が、港に中国投資が入ることを安全上の脅威と考えていると報じた。
 ギタナス大統領が問題視しているのはクライペダ港の現代化プロジェクトで、「国民はこの問題についてまだ共通の認識に達しておらず、このプロジェクトは生態環境に深刻な影響を及ぼす」と指摘し、さらに「われわれにはすべての国の国家安全基準に達した信頼できる投資者がおらず、中国が投資するなら欧州全体が直面している非常に重要なその他の問題が絡んでくる。」と語ったという。
2019.08.04 Record China 中国海軍6隻が宮古海峡を通過=中国メディア「第2空母艦隊か」 <1909-080401>
 新浪網が3日、1日に宮古海峡を通過して東シナ海に戻った中国海軍の6隻からなる艦隊がについて中国にとって2番目の空母艦隊になる可能性があると紹介した。  1日に宮古海峡を通過したのは、Type 052D駆逐艦2隻(西寧太原)、Type 054Aフリゲート艦3隻(荊州大慶日照)およびType 901補給艦呼倫湖の6隻で、補給艦がType 903ではなくType 901だったことが注目されている。 Type 903Aは多くの場合駆逐艦とフリゲート艦からなる艦隊に配属されるが、Type 901は空母艦隊に配属されるという。
2019.08 International Defence Review Protecting the dragon's den: PLA grows air-defence capabilities <1909-080014>
= 中国軍の陸軍防空に関する6頁の記事 =
 ・Legacy systems
 ・Russian boost
 ・Red Flag rising
 ・Industry developments
2019.07.31 Jane's Defence Weekly China issues strong warning to Taiwanese 'separatists' in new defence White Paper <1909-073104>
 7月24日に公表された中国の国防白書では、台湾分離の動きに強い警戒感を示している。 中国の国防白書は2015年に初めて発簡された。
2019.07.29 時事通信

(Yahoo)

台湾周辺で軍事演習=蔡政権をけん制-中国 <1908-072904>
 中国海事局が28日と29日、軍事活動を行うため台湾に近い2ヵ所の海域を相次いで航行禁止区域に指定した。 航行禁止が指定されたのは、浙江省沖と広東・福建両省沖の2ヵ所で、期間は浙江沖が28日~8月1日、広東・福建沖が7月29日~8月2日だが、いずれも詳細は明らかにされていない。
 安全保障面で米国との連携を強める台湾の蔡政権をけん制する狙いがあるとみられる。
2019.07.26 毎日新聞

(Yahoo)

空自の緊急発進7割が対中国機 4~6月に246回 <1908-072604>
 防衛省が26日、4~6月に日本周辺の外国機に航空自衛隊が緊急発進した回数は、前年同期より25回減の246回だったと発表した。
 中国機が73%の179回でロシア機が26%の65回で、いずれも戦闘機に対する緊急発進が多かった。
2019.07.24 Jane's 360 Beijing downplays reports of ‘secret’ Cambodian agreement <1908-072407>
 Wall Street Journalが7月22日、今年初めに中国がカンボジアと結んだ秘密協定で、中国海軍が中国企業が大規模空港を建設している近くのReamカンボジア海軍基地を独占的に使用できると報じた。
Ream の位置 (Google Map)】
 協定の詳細は分からないが、米当局者によると協定の期限は30年間で、その後10年単位で自動更新するという。
2019.07.24 時事通信

(Yahoo)

海兵隊増強、尖閣に高まる脅威=上陸作戦能力向上-中国国防白書 <1908-072405>
 中国が24日に国防白書を公表した。 白書では海軍陸戦隊(海兵隊)が三大艦隊と同等に格上げされたことを初めて明記した。 陸戦隊は今まで南海艦隊の下に置かれていたが、今回の白書では陸戦隊を東海、南海、北海の3大艦隊と並べて記した。 陸戦隊の強化は日本を含む周辺国への脅威となる。
 また台湾に対する武力行使に言及し、尖閣や南シナ海を中国固有の領土と改めて強調している。
China's National Defense in the New Era(英文 pdf)】
2019.07.24 CNN

(Yahoo)

竹島上空に4ヵ国の戦闘機、中ロが合同軍事力を誇示 <1908-072403>
 日本と韓国が領有権を争う島根県竹島周辺上空で23日、ロシア軍機中国軍機合同飛行を行ったことを受け、韓国軍と自衛隊の戦闘機が緊急発進した。 韓国は、ロシア軍機が2度にわたって領空を侵犯したため警告射撃を行った。 防衛省はこのロシア軍用機が日本の領空を侵犯し、ロシアと中国の爆撃機が日本の周辺を飛行したと発表した。
 中国とロシアは相互の軍事協定は結んでいないが、実戦レベルで中国軍とロシア軍が連携できる相互運用能力を着実に強化してきた。
2019.07.23 NHK ロシア国防省「ロシアと中国軍機 共同の警戒監視活動実施」 <1908-072306>
 ロシア国防省が23日に声明で、ロシア軍機と中国軍機日本海と東シナ海の上空で共同の警戒監視活動を初めて実施したと明らかにした。 それによると、活動に参加したのはロシア軍のTu-95 2機と中国軍のH-6 2機で、韓国が防空識別圏内に入ったとするロシア軍機と中国軍機とみられる。
 またロシア政府は22日、ロシアと中国の国防省が軍事協力協定の締結に向けて協議を進めていることを明らかにした。 協定の具体的な内容は明らかになっていないが、ロシア国防省の関係者はNHKの取材に対して、最終協議が9月頃に行われ、そのあと協定が結ばれるとの見通しを示した。
2019.07.24 Record China 中国大手航空機メーカーが開発中のステルス艦載機―中国メディア <1908-072401>
 新浪軍事が22日、中国の二大手航空機メーカーが空母艦載機の候補となるステルス戦闘機の開発に力を注いでいると報じた。
 記事は、中国国内のメディアが流した情報として、成都航空航天公司が現在J-20の艦載型の開発に取り組んでおり、新型空母の電磁カタパルトに対応できるよう改良が進められていると紹介するとともに、同社のライバルである瀋陽飛機廠もFC-31の艦載型への改良が行われていると報じた。
 中国軍関係者によると、2社は現在激しい開発競争を繰り広げており、機体の長さの縮小、空母のカタパルトシステムとの組み合わせが最大の課題になっているという。
2019.07.19 産経新聞

(Yahoo)

中国が南シナ海で実験したミサイルは「対艦弾道ミサイル6発」とインド太平洋軍司令官 <1908-071903>
 米インド太平洋軍司令官のデービッドソン海軍大将が18日、中国が6月末から7月に初旬にかけて南シナ海のスプラトリー諸島周辺で実施したミサイルの試験について、新型の
ASBM 6発が発射されたと述べた。
 発射試験が行われたのは、DF-21を改良したDF-21Dか、新型のDF-26のいずれかとみられている。
2019.07.18 Record China 中国が開発中のFC-31戦闘機、作戦行動半径はわずか500km―中国メディア <1908-071805>
 中国メディアの新浪網が17日、瀋陽飛機航空集団が開発中のFC-31 (J-31) について、戦闘行動半径がこれまで紹介されてきた1,200kmではなく、500kmと考えるのが正しそうだと論じる記事を発表した。  記事によると、最近になりFC-31の
MTOWは2t、航続距離は1,200km、最高速度はMach 1.8、搭載能力は8t、設計上の寿命は30年との報道があったというが航続距離が1,200kmの場合、戦闘行動半径は500km程度になる。
 FC-31について2016年の珠海航空展では、全長17.3m、高さ4.8m、幅11.5m、実用上昇限度16,000m、最大速度1,400km/h、MTOW 28t、戦闘行動半径1,250kmと紹介する展示があったという。
2019.07.16 ロイタ通信

(Yahoo)

マレーシア、未完パイプライン巡り中国企業の資金差し押さえ <1908-071603>
 マレーシアのマハティール首相が15日、パイプラインの建設中止を巡り中国国有企業である中国油天然気管道局 (CPP) の銀行口座から$243.5M超を同日までに差し押さえたことを明らかにした。 首相は、工事費の80%が支払い済みなのに13%しか完了していないとし、事業が中止された以上、政府は未完の分の資金を取り戻す権利があると説明した。
 CPPは中国国有企業の中国石油天然ガス集団 (CNPC) 傘下企業で、2016年にマレーシアのナジブ前政権から2件のパイプライン建設を$230Mで受注したが、昨年就任したマハティール首相は、ナジブ氏が承認した不公平な中国事業について再交渉もしくは中止を約束し、昨年7月に両事業を中止した。
2019.07.16 時事通信

(Yahoo)

アフリカ50ヵ国、北京で安保討議=中国軍の影響浸透 <1908-071602>
 中国とアフリカ諸国の安全保障分野の協力を話し合う「中国アフリカ平和安全フォーラム」の開幕式が、アフリカ50ヵ国の代表らが参加して15日に北京で開かれた。 フォーラムの開催は初めてで、人民日報系の環球時報電子版によると開幕式にはアフリカ各国の国防相、参謀総長らのほか、アフリカ連合 (AU) や中国側の関係者が出席した。
 中国のアフリカへの軍事的な影響力急速に浸透していて、ルワンダの首都キガリで4日に行われた式典では、ルワンダ軍兵士は中国語で「右を向け」「一、二」と声を出して行進した。 新華社電によれば、ルワンダ軍は中国軍教官を招き、3月から行進の指導を受けていた。 また高度成長中のルワンダは中国から自走砲をはじめとする近代兵器を大量に導入しているとみられている。
2019.07.12 ロイタ通信

(Yahoo)

中国、台湾に武器売却の米企業に制裁へ 「安全保障脅かす」 <1908-071203>
 中国外務省が12日、米企業による台湾への総額$2.2Bの武器売却は中国の主権と国家安全保障を脅かすとし、武器売却に関与する企業に制裁措置を科す方針を発表した。
 米国防総省は8日に承認した武器売却には、General Dynamics社製M1A2T Abrams
MBT 108両やRaytheon社製Stinger MANPAD 250発などが含まれる可能性がある。
2019.07.10 Jane's Defence Weekly China's Latino reach <1908-071016>
= 中国の中南米進出に関する4頁の記事 =
 ・Chinese charity
 ・Port investment
 ・Backlash
2019.07.10 Jane's Defence Weekly UK details scope of military export licences for China <1908-071015>
 英通商省が、2018年に認証された軍事物資の中国への輸出70件近くで総額が£7.6M ($9.6M) にのぼることを明らかにした。
2019.07.10 Jane's Defence Weekly Chinese shipbuilding giants confirm plan to merge <1908-071014>
 中国の2大造船企業
CSIC社とCSSC社が合併することが明らかになった。
 この結果資産総額$120B、従業員数24万人、子会社数160社の巨大企業が誕生することになる。
2019.07.10 Jane's Defence Weekly China conducts anti-ship missile test-firing in South China Sea <1908-071007>
 米国防総省が7月2日、NBC放送が中国が6月30日から南シナ海で対艦ミサイルの発射試験を行ったと報じたことを追認した。 中国海上保安当局は6月29日からSubi島の北方110nmの100×60nmの海域に航路警報を出していて、ミサイルはスプラトリー諸島近海の人工施設から発射されたと見られる。
 発射されたのはラムジェット推進で射程が250~500kmYJ-12や射程1,500kmのDF-21D或いは4,000kmのDF-26
ASBMと見られる。
2019.07.09 Newsweek

(Yahoo)

アメリカと対立する中国が、欧州に軍事で急接近中 <1908-070902>
 米国との貿易戦争に解決の糸口が見えないなか、中国は欧州との関係を深めている。
 中国はドイツ軍の医療部隊が7月3日から2週間実施する訓練に参加するため、中国軍の医療部隊がミュンヘンに向かったことを明らかにした。 2016年に続いて2度目となる両国の合同訓練では、多数の死傷者が出る事態やコレラのような感染症の大流行を想定した訓練が行われる。
 フランスとの連携も開始されており、7月1日にはトゥーロン軍港に駆逐艦西安が入港し、5日間にわたりフランス海軍との合同軍事訓練やスポーツなどで交流を深めた。
2019.07.08 Stars & Stripes US, Australian forces kick off massive, monthlong military drills Down Under <1908-070803>
 34,000名以上が参加し1ヶ月間にわたり行われる米豪合同演習Talisman Sabre 2019が、7月7日にブリスベーン港に停泊している米空母Ronald Reaganの艦上で開始された。 演習は主としてクイーズランド州のShoalwater湾演習場とニューサウスウェールズ州のEvans Head射爆場で行われる。 米海兵隊はM142 HIMARSを搬入しており、8日には初の実射を行う計画である。
 この演習にはカナダ、日本、ニュージーランドも参加すると共に、インドと韓国もオブザーバーを派遣している。
 7日にはオーストラリアのABC TVが、中国の情報収集艦が近傍から情報収集するためオーストラリアに向かっていると報じており、豪軍も「追跡中」であることを明らかにした。
2019.07.08 日経新聞 米豪の共同軍事演習に中国が情報収集艦、豪はけん制 <1908-070802>
 オーストラリアで行われている米豪共同軍事演習Talisman Sabre中国が情報収集艦を派遣していることが明らかになった。 豪側もこうした動きを把握しており、適切な手段をとると中国側を牽制した。 豪公共放送ABCなどによると、中国の情報収集艦は6日夜にパプアニューギニア北部を航行していることが確認された。
 この演習には陸上自衛隊の水陸機動団も参加していることから、専門家は「中国は高度化複雑化している米豪の演習内容に加え、日本の水陸機動団の能力にも関心を持ったとみられる」と指摘している。
2019.07.05 NHK 中国 ミサイル発射実験 専門家「アメリカをけん制」 <1908-070501>
 中国軍が中国本土から南シナ海の領有権争いがある海域に向けて6発のミサイルを発射したことについて、米軍は
ASBMの可能性も含め、ミサイルの種類や能力の詳しい分析を進めている。
2019.07.04 日経新聞 中国、南シナ海で米警戒 空母標的、ミサイル誇示 <1908-070403>
 中国が南シナ海に向けBMの発射試験を実施した背後には、米軍が実施する航行の自由作戦を牽制するねらいが透ける。 発射したミサイルの種類は明らかになっていないが、DF-21D
ASBMではないかとの見方がある。 DF-21Dは速度が速く艦船が防御しにくい。
 人民解放軍は2018年に射程がより長く、米軍基地のあるグアムまで届くDF-26も配備しており、米軍は警戒を強めている。
 中国の習主席とトランプ米大統領は6月29日の首脳会談で貿易戦争の一時休戦で合意したが、台湾問題を含む安全保障の面では中国が一歩も引かない姿勢を示したといえる。
2019.07.02 産経新聞

(Yahoo)

中国、弾道ミサイル実験か 南シナ海で 米テレビ報道 <1908-070202>
 米CNB TVが2人の米当局者の話として1日に、中国南シナ海
ASBM発射試験を実施していると報じた。
 それによると、試験は先週末に始まり、少なくとも1発が発射され3日まで続くという。 実施された具体的な場所は不明である。
【註】
 中国は中国海軍が7月3日まで南シナ海で演習を行うとの通報しており、先週末から7月3日まで行われるのはこの演習で、この演習でASBM 1発の発射が行われたと言うことと見られる。
【関連記事:1908-070107 (NT 2019.07.01)】
2019.06.28 Record China 中国の国産空母、今年10月にも正式就役? 国防部が回答―中国 <1907-062802>
 中国国防部が27日、国産空母がすでに左舷部のガラス繊維強化ブラスチック救命ボートを吊り上げ交換する作業を始めており、これは就役が近いことを意味しているとのメディア報道や、ネット上では、10月に正式就役するとのうわさについて、中国の2隻目の空母は計画通り各試験を行っており、現在各作業は順調に進んでいると答えた。
2019.06.28 Record China 中国の新型弾道ミサイル「DF-17」、就役すれば世界最強―中国メディア <1907-062801>
 新浪軍事が26日に海外メディアの報道として、中国が新型ミサイルDF-17の発射試験をすでに複数回実施しており、就役すれば世界最強の性能を誇るBMになると報じていることを紹介した。
 それによると、中国はすでに複数回にわたりDF-17の発射試験験を済ませたとしたうえで、DF-16Bをベースとした射程1,800~2,500kmの極高速滑空BMで、高度60,000mでの超高速飛行を実現するほか、大気圏やその縁を滑空することで対ミサイル兵器による迎撃を不可能にするなどとしている。  DF-17はブースタで滑空に必要な速度まで加速すると切り離され、自らの小型ロケットエンジンで弾道を変化させながら滑空に入ることから、広く用いられている既存技術の応用で簡単かつ低コストで造ることができるという。
2019.06.25 Focus 台湾

(Yahoo)

中国空母が台湾海峡航行 「全行程を把握」=国防部 <1907-062503>
 一部の台湾メディアが25日、中国海軍の空母遼寧の台湾海峡航行を報じた。 それによると遼寧など複数隻の中国艦が25日午前、遼寧の母港である山東省青島に向かって南から台湾海峡に入り、同日の夜には東シナ海へと抜ける見通しという。
 日本の防衛省の発表や複数メディアの報道によると、遼寧を中心とした中国海軍の艦隊は6月11日に沖縄宮古島間を通過後、グアム島周辺やフィリピン南部の海域を経由して南シナ海に入っていた。 遼寧台湾を周航したのは、昨年夏に始まった改装以来初めてだという。
2019.06.24 時事通信

(Yahoo)

グアム周辺、初航行か=米に対抗、活動範囲拡大-中国空母 <1907-062402>
 中国の空母遼寧が6月中旬に、グアム島周辺海域を初めて航行したという見方が出ている。 遼寧は11日に最新型の補給艦Type 901と共に沖縄本島と宮古島の間を通過していた。
 台湾メディアが伝えた情報筋の分析によると、遼寧とType 901を含む6隻の中国艦隊は沖縄~宮古島間を航行後に南東に進み、沖ノ鳥島沖を過ぎグアム島に近い海域に到達した。 その後、フィリピン南部の海域を経由し、南シナ海に入ったという。
 28、29両日のG20大阪サミットに合わせて行われる米中首脳会談を控え、空母の活動範囲の拡大を誇示し米国をけん制する狙いがあったとみられる。
2019.06.19 Jane's Defence Weekly China increases construction rate of LPDs <1908-061904>
 上海滬東中華造船 (Hudong-Zhonghua) で6月6日、Type 071 LPDの8番艦が進水した。 同造船所で進水した20,000t級LPDは、2017年6月以来4隻目になる。
 2018年4月に建造が開始された7番艦は、その僅か8ヶ月後の12月28日に進水している。
 Jane'sは既に、LPDが建造されたドックでType 075 LHDの一番艦と思われる大型艦が建造されていると報じている。
2019.06.18 世界の艦船 中国で建造中の002型空母 <1907-061802>
 戦略国際問題研究所 (
CSIS) が4月17日に撮影された衛星画像から、中国が建造している3隻目の空母Type 002の状況を明らかにした。
 Type 002はカタパルトを備える通常動力型とみられ、排水量は国産初の空母Type 001Aの推定66,000~70,000tより大きく80,000~85,000tと見ている。 米国防省はもType 002は2018年に建造を開始しており,2022年に就役の見込みとしている。
2019.06.17 中央日報

(Yahoo)

スウェーデンシンクタンク「北、核弾頭20~30個と推定…昨年より増加」 <1907-061705>
 ストックホルム国際平和研究所 (
SIPRI) が17日公開した2019年鑑 (SIPRI Yearbook 2019) によると、核保有国と判定された国は米国、ロシア、英国、フランス、中国、インド、パキスタン、イスラエル北朝鮮9ヵ国で、これらの国々が保有している核弾頭数は今年初めを基準として13,865発と推算している。 これは昨年の14,465よりは600発減った。
 昨年より核弾頭数が増加した国は中国、パキスタン、イスラエル、北朝鮮の4ヵ国で、特に北朝鮮の場合、昨年10~20発を保有していると推定されたが今年20~30発に増えた。 ただしSIPRIは北朝鮮が核兵器保有に関する情報を全く提供しておらず、全体集計には北朝鮮の核兵器保有量が反映されなかったとしている。
2019.06.17 朝日新聞

(Yahoo)

核弾頭、昨年より600発減 装備の近代化は進む <1907-061703>
 ストックホルム国際平和研究所 (
SIPRI) が17日に核保有国による核装備の現状をまとめた年次報告書を公表した。 世界の核兵器の総数は減少する一方で、近代化が進む傾向が続いていると分析している。
 報告書によると、米露英仏中とインド、パキスタン、イスラエル北朝鮮の9ヵ国が持つ核弾頭は計13,865発で、昨年より600発減った。 世界の核弾頭数が減ったのは、全体の9割以上を保有する米露の削減が進んだためである。
2019.06.12 Jane's Defence Weekly Images show likekly configuration of sensor suite for PLAN's next carrier <1908-061205>
 武漢市に設置された中国空母三番艦陸上模型と見られる施設が大きく改修されている。
 改修されているのはマスト部分で、先の2隻がType 382 (H/LJQ 382) 3Dレーダ2面回転レーダを配した在来型マストであるのが、Type 346A Dragon Eyeとみられる4面固定レーダを配したIntegrated Mastになっている。
2019.06.12 Jane's Defence Weekly China conducts probable test launch of JL-3 SLBM <1908-061202>
 中国のweb siteに6月2日、次世代
SLBM JL-3の発射試験渤海湾で行われたとする画像が掲載された。 遼寧のMSAは1日07:00~13:00と2日02:30~12:00の2回、軍事利用のためとして航行警報を出していた。 一方国営Global Timesは複数の住民の証言として、2日の04:00に未確認飛行体の航跡が確認されたと報じている。
 JL-3の発射試験2018年11月下旬に行われている。 JL-3はType 032通常動力潜水艦から発射されたと見られる。
【Type 032 関連記事:1407-060901 (CD 2014.06.09)】
2019.06.10 Jane's 360 China increases construction rate of amphibious assault ships <1907-061005>
 上海の造船所で6月6日にType 071 LPDの8番艦が進水した。 8番艦は2018年12月に7番艦が進水した船台で6ヶ月で建造された。 今後12ヶ月かけて艤装及び洋上試験が行われ就役する。
【 Type 071 関連記事:1008-062901 (CD 2010.06.29)】
 一方この造船所ではType 071より大型のType 075一番艦の建造も開始されている模様で、年内にも進水する模様である。 Type 075の全長はType 071より長く、全幅32m、排水量35,000~40,000tという。
【 Type 075 関連記事:1611-102506 (CMR 2016.10.25)】
2019.06.05 Jane's Defence Weekly China deploys more JY-27A anti-stealth radar systems <1907-060510>
 中国が国営
CETC社が開発したJY-27A対ステルス (CVLO) レーダの空軍への配備を加速させている。
 DigitalGlobe衛星2018年中頃から2019年初めにかけて撮影した画像でHekouとYanbianで確認された2基を加えて既に10基が配備されていると見られる。
Hekou の位置 (Google Map)】
Yanbian の位置 (Google Map)】
 JY-27AはVHF (30~300MHz) のディジタルAESAレーダで、アンテナアレイは高さ10m、幅12.5mに及ぶ。 F-22やF-35のステルス性は周波数が500MHz以下になると極端に低下する。
2019.06.05 ロイタ通信

(Yahoo)

中国、ベネズエラで建設的な役割果たす=習主席 <1907-060504>
 ロシア訪問を控えた中国の習国家主席がタス通信とロシア新聞に対し、国際社会と協力してベネズエラで建設的な役割を果たすと表明、ベネズエラ国内情勢を可能な限り早期に正常化するため同国を支援していくと述べたと、中国外務省が発言内容を公表した。
2019.06.04 Jane's 360 Jordan puts Chinese UAVs on sale <1907-060403>
 ヨルダンが2016年に中国から購入した
CASC社製CH-4B武装UAV 6機を売りに出した。 期待した性能が得られなかったためとみられている。
 ヨルダンはCH-4Bと共にAR-1レーザ誘導ミサイルとFT-9誘導爆弾も購入していた。
2019.06.03 Jane's 360 China conducts probable test launch of JL-3 SLBM <1907-060305>
 6月2日に中国のメディアサイトに掲載された写真から、中国が新型
SLBM JL-3の発射試験を行った模様である。
 また中国海事安全局 (MSA) は6月1日07:00~13:00と2日の02:30~12:00の2回にわたり、軍事利用のためとして渤海湾を閉鎖している。
2019.06 International Defence Review China advances Marine Lizard amphibious USV development <1908-060014>
 中国CSICが4月、子会社である武漢造船Marine Lizard水陸両用USV1号機を納入したと発表した。 Marine Lizardの開発は2019年中に完了すると言う。
 Marine Lizardは全長12~13.5m、全幅4.14m、喫水0.55m、排水量14.7tの三胴船5tの搭載能力を持つ。 ディーゼルエンジン2基と電動によるハイブリッドを動力に、陸上では4基のキャタピラ、水上では2基のウォータージェットで推進し、陸上で20km/h水上で50ktの性能を持つ。
 
LOSデータリンクにより50kmの範囲で遠隔制御される。
2019.06 International Defence Review As China claims terahertz radar advances, experts see the potential and potfalls <1908-060002>
 中国が3月に、地上防空用の強力なテラヘルツレーダを開発したと発表したが、専門家は小型のシステムになら使用できるだろうとしている。
 テラヘルツとは300GHz~3THzのことで波長は1mm~100μmである。 一般にレーダは波長が長いほどアンテナが大きくなるものの長距離性能に優れるため、長距離用レーダでは3MHz~30MHzの長波長のHF波が使用されることもある。 これに対し40GHz~400GHzのミリ波レーダはアンテナが小型化できる反面、捕捉距離は犠牲になる。
2019.05.30 Focus 台湾

(Yahoo)

軍事演習中に中国軍機が台湾周辺を飛行 国防部「適切に対処」 <1906-053005>
 防衛省統合幕僚監部が29日、台湾軍の定例訓練「漢光35号」が東部海域で実施された29日に中国軍機台湾東部沖を飛行したと発表した。
 確認されたのはY-8電子戦機Y-9情報収集機の2機で、Y-8は東シナ海から対馬海峡方面に向かい、Y-9は宮古海峡を通過して台湾東部の西太平洋に入ったという。
2019.05.29 Jane's Defence Weekly China deploys two S-400E batteries near Beijing <1907-052903>
 最近撮影された衛星画像から、中国軍北京近郊で今までS-300PMU-1を配備していた2ヵ所S-400E Triumf (SA-21) を配備していることが分かった。
 S-400Eを装備するのは中国空軍第5 SAM師団第13連隊の第3大隊と第81大隊という。
2019.05.28 Jane's 360 China expands deployment of JY-27A anti-stealth radar systems <1906-052807>
 中国JY-27Aメートル波レーダを新たに2基新設し、合わせて少なくとも10基のJY-27Aが配備された。
 JY-27Aは対ステルス性を狙って
CETC社が開発生産したレーダである。
【註】
 メートル波とは波長が1m~10m、周波数が30~300MHzのマイクロ波で超短波 (VHF) と呼ばれる。
 ステルス機は主として射撃統制 (FCS) 用レーダの10,000MHz (10GHz) を対象にステルス性能を確保しているため、VHF波に対してはその性能を発揮できない。
 また一般的に、波長の長いRF波に対しステルス性能を確保するのは難しい。
2019.05.22 Jane's Defence Weekly China's eighth Type 071 in advanced stage of build <1907-052213>
 Type 071 LPDの8番艦の建造が、上海の滬東中華造船 (Hudong-Zhonghua) で本格化している。 8番艦は6ヶ月もかけずに建造され2018年12月28日に進水した7番艦と同じドックで建造されている。 またその隣ではType 075と思われる大型艦の建造も進められている。 Type 075は全長240m、全幅30m以上と思われる。
 衛星画像によると滬東中華造船から20km離れた長興島 (Changxingdao) の江南造船 (Jiangnan) では全長が370mあるブロックが建造されており、空母の三番艦ではないかと見られている。
2019.05.22 Jane's Defence Weekly Image suggest Z-20 helo has entered service with PLAGF <1907-052204>
 中国地上軍に量産型Z-20 10t級中型ヘリが配備されたもようである。 今までZ-20の写真にはシリアル番号がついていなかったが最近の写真にはついている。
 中国は1986年に米国からSikorsky S-70C/Black Hawkを24機購入しており、Z-20の構成品にはS-70を元にしたものが使われているが、回転翼のブレードはS-70が4枚であるのに対し5枚で、2基搭載しているWZ-10ターボシャフトエンジンは出力1,600kWと、GE T700-701Aより200kW強力になっている。
2019.05.22 Jane's Defence Weekly China launches two more Type 052D destroyers, another Type 056 corvette <1907-052202>
 大連の造船所で5月10日、Type 052D駆逐艦の19番艦と20番艦が進水した。 この2隻は同造船所が建造したType 052Dの4隻目と5隻目になる。 今回進水した2隻は初期に建造された13隻より全長が4m長くなって飛行甲板が拡張され、Z-20ヘリの離着艦が可能になっている。
 2隻は2018年7月にType 055駆逐艦2隻を進水させたのと同じ乾ドックから進水した。 現在このドックではType 052DとType 055が建造されており、いずれも2020年に進水するとみられる。
 また5月9日には広州の造船所でType 056 1,500tコルベット艦が進水している。 これは同級で60番艦になる。
2019.05.21 Stars & Stripes Cash-hungry Ukraine embraces China <1906-052103>
 中国がウクライナの航空宇宙関連企業に強い関心を持ち働きかけているとした長文の記事。
2019.05.15 ロイタ通信

(Yahoo)

米共和党議員、中国人学生・研究員へのビザ発給禁止に向け法案提出 <1906-051504>
 米議会共和党の一部議員が14日、中国人民解放軍の関連機関が雇用支援する人材について、学生向けと研究員向けのビザの発給を禁止する法案を提出した。
 ただ、米国の大学関係者の多くは、セキュリティリスクを認識する一方で、中国人研究者や学生が国内機関で重要な役割を担っていることも認識する必要があると指摘している。
2019.05.15 日経新聞 衝撃の対米合意案3割破棄 「習・劉」が送った105 ページ <1906-051502>
 米中関係筋が14日までに、今回の米中貿易協議の事実上の破綻は5月5日のトランプ米大統領による唐突なツイートが発端ではなく、中国側が合意案への修正を米側に通告した時点で既に決まっていたことを明らかにした。
 中国政府が5月初め、5ヵ月間の米中貿易協議で積み上げた7分野150頁にわたる合意文書案105頁に修正圧縮したうえで、一方的に米側に送付していたた。 ページ数で見ても実に3割もの破棄で、米側が重視してきた中国による構造改革の実行を担保する法的措置については、その重要合意のかなりの部分が白紙に戻ったことになる。
 中国指導部内で不平等条約に等しいと判断された法的拘束力を持つ部分などが軒並み削除修正されていた。
2019.05.14 NHK 米 新たに約3000億ドル分に最大25%の関税へ <1906-051401>
 米トランプ政権が中国との貿易交渉で歩み寄りが見られなかったとして10日、中国からの$200Bの輸入品に課している関税の上乗せを10%から25%に大幅に引き上げたのに対し、中国も13日夜、報復措置として米国からの$60B分の輸入品に上乗せする関税を6月1日から最大で25%に引き上げると発表した。
 この報復措置にさらに対抗して米通商代表部は13日、中国からの輸入品のうちまだ高い関税をかけていない3,805品目、およそ$300B分に最大25%の関税を上乗せする手続きに入ったことを公表した。
2019.05.13 Jane's 360 China launches two more Type 052D destroyers, another Type 056 corvette <1906-051306>
 大連の造船所で5月10日、Type 052D駆逐艦2隻が進水した。
 この2隻は大連で建造された4隻目と5隻目であるが、全体では19番艦と20番艦になる。
2019.05.13 日経新聞 過度の中国依存是正へ パキスタン IMF支援60億ドル <1906-051305>
 パキスタンが国際通貨基金 (IMF) から$6Bの財政支援を受けることが決まった。 同国は中国主導のインフラ事業国際収支が悪化し、外貨不足の危機に直面しているうえ財政赤字も膨らみ、IMF支援と引き換えに構造改革に乗り出す。
 外貨急減の主因は、前政権が2015年に始めた中国の広域経済圏構想「一帯一路」の関連事業で、国土を縦断する中国パキスタン経済回廊 (
CPEC) のインフラ整備で総事業費は$60Bに上り、これに伴い中国からの輸入が急増して貿易赤字が拡大した。 対外債務も$100Bに迫り、6~12%を占めるとされる対中債務が負担となっている。
2019.05.08 Jane's Defence Weekly China enhancing A2/AD capabilities, warns Pentagon <1907-050803>
= 米国防総省の中国軍事力議会報告に関する記事 =
 中国でA2/ADの強化が更に進められている。
 以下、H6K, CJ-20, YJ-12, DF-26, DF-21, HQ-19, JY-27A, JL-1A, Type 094, JL-3などについて記述。
2019.05.08 Jane's Defence Weekly China announcew new heat-resistant material for hypersonic aircraft <1907-050801>
 中国国営Global Timesが4月28日、中国Mach 5~20で飛翔する際の3,000゚Cを超える高温に耐えられる材料を開発したと報じた。 この材料はセラミックと高熱に耐えられる金属の複合材であるという。
 Global Timesは4月23日に、厦門大学の航空技術学校と北京のSpace Transportation社が再使用可能な超高速滑空飛翔体Jiageng 1を打ち上げたと報じた。 全長8.7m、翼端長2.5m、発射重量3.7tのJiageng 1は高度26.2kmに達したという。 新華社によるとJiageng 1はDual Waveriderの前部胴体になるという。
 Jiageng 1の発射試験は
CAAAが2018年8月に中国で初めての超高速滑空体Xingkong-2 (Starry Sky-2) の飛翔試験に成功したのに続くもので、2018年には非推進超高速滑空体DF-ZFの飛翔試験も実施している。
2019.05.07 Stars & Stripes Chinese firms could gain footholds at both Subic and Clark in the Philippines <1906-050706>
 フィリピンのメディアが4月25日、中国企業スービック造船所とかつて米国がフィリピンで最大の航空基地を置いてた旧Clark空軍基地手に入れようとしていると報じた。
 スービック造船所は$1.3Bの負債を抱えている韓進フィリピン社中国企業が買収しようとしているもので、比貿易相が政府はこの問題を止めることができないし、止めるつもりもないと述べたと4月27日にロイタ通信が報じている。
 旧Clark空軍基地については、ドゥテルテ比大統領と習主席が2018年11月に、2平方哩の工業団地建設で合意している。
2019.05.07 Record China 中国・タイ海軍合同訓練が海上訓練段階に―中国メディア <1906-050705>
 中タイ海軍合同演習「藍色突撃2019」に参加する両軍艦艇が6日午前、湛江から演習海域へと次々に出航した。 合同演習は接岸段階を順調に終え、本格的な洋上段階に入った。 艦隊は11時頃に予定海域に到着して通信訓練を行ったのち次の海域へ向かい海上補給も行った。
 今後3日間、艦隊は海上遭遇戦、警戒態勢、艦隊総合防御、捜索救難、海区統制、目標識別など10想定ほどの合同演習を実施する。
2019.05.06 Aviation Week & ST Chinese reusablerocket test launches waverider <1907-050604>
 厦門大学と宇宙運送社が4月23日に、4,300km/h以上で飛行する超高速滑空飛翔体Jiageng 1を打ち上げた。
 この日に打ち上げられた試験飛翔体は同大学が開発したタービンコンバインドエンジン (
TBCC) であるXTERを搭載しており、切り離されたのちに滑空飛行しながら減速し、パラシュートで回収された。
 Jiageng 1は全長8.7m、発射重量3.7t、翼端長2.5mで、後退角60゚の主翼と50゚の尾翼3枚を持つ。 Mach 4~6における衝撃波に対し良好な特性を持つため、各種突入角での攻撃が可能であるという。
2019.05.03 C4ISR net New report explains how China thinks about information warfare <1906-050307>
 米国防総省が2日に公表した中国の軍事安全保障の動向に関する年次報告書では、中国の情報戦組織を明らかにしている。
 中国は2015年に宇宙戦、サイバ戦、電子戦、心理戦などを担当する戦略支援軍 (
SSF) を発足させた。
【関連記事:中国の軍事力 2019 (JDW 2016.01.13)】
 2日の報告書ではSSFの中に2個ある軍レベル部隊の一つがChinese Network Systems Departmentで、情報戦を担当しているという。
2019.05.03 Defense News China is laying the groundwork for war with Taiwan <1906-050306>
 米国防総省が公表した中国の軍事安全保障の動向に関する年次報告書では、中国が台湾への武力侵攻の準備を、軍の再編マルチドメインへの投資を通じて進めていると警告している。
 中国は台湾侵攻を海空による封鎖から全面武力侵攻までにわたり検討している。
2019.05.03 産経新聞

(Yahoo)

「中国、潜水艦隊を増強」米国防総省が報告書 <1906-050304>
 米国防総省が2日、中国の軍事安全保障の動向に関する年次報告書を公表した。 報告書によると中国海軍は潜水艦隊の増強優先課題に掲げ、2020年までに65~70隻体制となると予想している。 報告書によると、中国海軍は現在、戦略原潜4隻、攻撃型原潜6隻、通常動力の攻撃型潜水艦50隻の計60隻を保有し、2020年代半ばまでに
ASCMを搭載したType093(商級)攻撃型原潜の改良型を建造する見通しとしており、西太平洋に展開する米海軍の空母打撃群などに対するA2/AD戦略の強化につながる恐れが高い。
 報告書はまた2018年の中国の国防予算について公式には$175Bとされているものの、研究開発費や外国からの兵器購入費などを含めると実際には$200Bを突破したとみられると指摘し、2020年までには$260Bまで膨張するとの予測も明らかにした。
2019.05.03 時事通信

(Yahoo)

中国の北極圏進出に懸念=潜水艦配備の可能性も-米報告書 <1906-050303>
 米国防総省は中国の軍事安全保障分野の動向に関する年次報告書で、中国による北極圏進出に警戒感をあらわにした。
 中国は2018年1月、北極政策をまとめた初の白書で「北極シルクロード」構想を表明し、資源開発や北極海航路開拓に野心をのぞかせた。
2019.05.03 AFP=時事

(Yahoo)

中国、「一帯一路」で世界中に軍事基地建設へ 米国防総省報告書 <1906-050302>
 米国防総省が2日に議会に提出した年次報告書の中で、中国が大経済圏構想「一帯一路」への投資を保護するため、世界各地に新たな軍事拠点を建設していくとの見通しを示した。
 中国の海外軍事基地は現在ジブチだけである、報告書は中国が世界に冠たる超大国として振る舞おうとしている以上、長く友好関係にあり戦略的利益を共有するパキスタンのような国や、外国軍が駐留した前例のある国に新たな軍事基地を築こうとするだろうと述べている。
2019.05.03 テレ朝
ニュース

(Yahoo)

中国の海洋進出・ミサイル増強に警戒感 米国防総省 <1906-050301>
 米国防総省中国の軍事力に関する年次報告書を発表し、警戒感を示した。
中国の軍事力 2019
 年次報告書は、中国がアジアでの超大国の地位を目指して影響力を拡大していると指摘し、米国との軍事衝突を引き起こさない限界を計算して南シナ海で人工島の建設などを進めているとしている。
 日本に関連するものでは尖閣諸島周辺に中国は常時4隻の警備艦を派遣しており、さらに将来の紛争に備えて日本海で訓練していると分析しているた。
 装備の面では中国本土から西太平洋を航行する米空母を攻撃できるMRBMや、グアムを射程に収めるIRBMの増強も続けていると警戒感を示している。
2019.05.01 Jane's Defence Weekly J-11D and J-20 programmes vying for supremacy, Chinese sources indicate <1906-050104>
 中国筋からの情報によると、中国の二大戦闘機J-11DとJ-20がそれぞれ用途が違うものの予算の取り合いをしているという。
2019.05.01 Jane's Defence Weekly New Chinese combat aircraft engine developed and tested in 18 mounths <1906-050103>
 中国国営Global Timesが4月17日、中国ガスタービン研究所 (
GTRI) が18ヶ月かけて戦闘機用の新型エンジンを設計試作し試験を行っていると報じた。
 ただこのエンジンの名称も詳細も明らかにされていない。
2019.04.29 時事通信

(Yahoo)

軍用水陸無人艇を開発=南シナ海に配備か-中国 <1905-042904>
 中国紙の科技日報が29日、中国企業が世界で初めて開発した水陸両用軍用USV/UGVウミイグアナ軍に納入されたと報じた。 複数の兵器を搭載し、揚陸作戦や沿岸警備、島嶼の飛行場防衛などに利用するという。 就役時期や部隊は不明だが、中国が軍事拠点化を進める南シナ海に配備されるとみられる。
 ウミイグアナはアルミ合金製の船体で、長さ12m、幅4.14mで機関銃2丁垂直発射装置を装備し、対艦、対空攻撃を行える。 水上速力は50ktで、衛星を使って遠隔操作するが自律的に障害物を避けて移動することもでき、無人島に6~8ヶ月潜伏した後、作戦を開始することも可能という。
2019.04.29 時事通信

(Yahoo)

世界の軍事費「最高水準」=米中が押し上げ-国際平和研 SIPRI) が29日、2018年の世界の軍事支出が実質で前年比2.6%増の$1.822Tだったと発表した。
 米国と中国の2ヶ国だけ上位15ヶ国の支出総額の半分を占め、米国の$649Bであるのに対し、中国は推定$250Bで1994年に比べ約10倍に膨らんだ。
 上位15ヶ国の総額に対するシェアは米国が36%、中国14%だった。
2019.04.29 東京新聞 世界の軍事費、2.6%増 米中底上げ、日本9位に後退 <1905-042902>
 ストックホルム国際平和研究所 (
SIPRI) が29日、2018年の世界の軍事支出が前年比2.6%増の$1.822Tだったと発表した。 米国と中国の軍事費の増加が全体を押し上げた一方、日本は前年とほぼ同じ順位は2017年の8位から9位に後退した。
 全体の81%を占める上位15ヶ国は前年と同じ顔ぶれで、トップの米国は前年比4.6%増の$649B、軍拡を続ける中国は5%増の推定$250Bで2位である。
2019.04.25 Jane's 360 J-11D and J-20 programmes vying for supremacy, Chinese sources indicate <1905-042504>
 西安にある中国の飛行試験センタ (
CFTE) の文書など中国からの情報から、J-20の生産が開始されてもJ-11Dの生産も継続しており、むしろ拡大しているという。
2019.04.24 Jane's Defence Weekly Russia completes deliveries of Su-35 fighters to China <1906-042403>
 ロシアが3月16日、中国へのSu-35 24機の納入を完了したと発表した。 中国へのSu-35 24機の輸出は2015年11月に$2.5Bで契約され、2016年に4機、2017年に10機が納入されていた。
 中国はSu-35を広東省湛江市のSuixi航空基地所属第6航空旅団に配備する。
Suixi の位置 (Google Map)】
2019.04.17 Jane's Defence Weekly China enhances South China Sea surveillance capabilities <1906-041704>
 中国軍のウェブサイトChina Military Onlineが4月1日、南シナ海に新システム
IIFPを設置したと報じた。 IIFPは島礁情報システムIRBISを構成する直径18m高さ12mのドーム状装置で、26m×12mの筏に乗せられて錨泊して水深60~4,000mにセンサを下げるという。
2019.04.17 Jane's Defence Weekly Chinese navy trials laser weapon <1906-041702>
 中国の新浪新闻 (Sina news) のウェブサイトが4月5日にCCTVを引用して、中国海軍がレーザ兵器の試作品を試験していると報じた。 その詳細は明らかにされていないが、同紙によると車載型は沿岸防衛中隊に装備し、艦載型はHHQ-10
SHORAD SAMの代わりに装備され、5kmの射程を持つという。
 中国は各種車載レーザ兵器を装備していて、2017年末にはUAVを300mで撃墜している。 また同年にアブダビで開かれたIDEX展でSilent Hunterファイバーレーザー兵器を発表し、2018年の中国航空展ではLW-30路上走行型レーザ兵器を公表している。
2019.04.17 Jane's 360 Russia completes deliveries of SU-35 fighter aircraft to China <1905-041707>
 ロシア政府当局者が3月16日に、中国から受注したSu-35 24機を完納したことを明らかにした。
 ロシアのRostec社は2015年11月に中国とSu-35 24機を$2.5Bで輸出する契約を行い、2016年に4機、2017年に10機が納入されていた。
2019.04.17 産経新聞

(Yahoo)

中国軍機が台湾爆撃訓練 「周回」飛行時に 外交部異例の公表 <1905-041706>
 台湾の呉外交部長が17日に外交部のツイッター公式アカウントで、中国空軍のH-6Kが15日に台湾を周回飛行した際、台湾本島南部と南東部を爆撃する訓練を行っていたと明らかにした。 呉部長はまた、訓練に軍用機24機と艦艇5隻が参加したとも公表した。
 台湾当局が中国軍の詳しい訓練内容を公表するのは異例で、挑発行動がエスカレートしている可能性がある。
2019.04.17 時事通信

(Yahoo)

国産空母、観艦式の参加困難=年内就役へ作業継続-中国紙 <1905-041704>
 中国共産党機関紙人民日報系の環球時報が17日、中国初の国産空母は年内の就役に向けた作業が続いており、海軍創設70周年の23日に青島で行われる国際観艦式に参加することは困難だとの見通しを報じた。
 軍事専門家は、就役までにさらに1、2回の試験航海を行う可能性があると見ている。
2019.04.17 Record China 中国の第4世代戦闘機の数はすでに1200機、J-20増産へ―中国メディア <1905-041701>
 新浪軍事が15日、中国空軍の第四世代戦闘機の数がすでに1,200機を超え米空軍に次ぐ世界第2位になったとした上で、第五世代戦闘機が間もなく量産体制に入るとする記事を掲載した。
 中国空軍は2016年より第五世代戦闘機J-20の少量生産を開始し2018年までに28機程度を就役させているが2019年より量産に移行すると見られ、2020年以降にJ-16、J-10などの生産数が減少するのに伴い、J-20が年産30~50機の本格量産に入る可能性があるとしている。
2019.04.16 NHK 中国軍機 台湾をほぼ周回する訓練実施 蔡英文政権をけん制か <1905-041601>
 台湾国防部によると、15日12:00頃に中国軍の偵察機や爆撃機など複数機がバシー海峡を抜けて西太平洋の海域で訓練を実施し、このうち爆撃機は沖縄本島と宮古島の間の上空を通過して中国側に戻った。 中国軍機が台湾を周回するようなルートで飛行するのは1年ぶりで、このところ台湾海峡にたびたび艦艇を派遣している米国や、トランプ政権と連携を強める台湾を牽制したものとみられる。
 一方、中国国防省は15日に、台湾東部の海域で艦船や爆撃機、偵察機を含む海と空の兵力による合同訓練を実施したと発表した。 訓練は敵の制圧など実戦を想定したものだとして、国家の主権と領土を守る能力を絶えず向上させるなどと意義を強調した。
2019.04.15 Record China 中国がJ-16を大量配備=マチロール機に改良、J-20ステルス戦闘機を補完する運用か <1905-041501>
 中国の新浪網が4月13、中国軍がJ-16戦闘機の大量配備を進めているとする記事を発表した。 J-16はSu-27とは異なり対地攻撃などもこなす多用途戦闘機でJ-20を補完する運用が考えられるという。 J-16搭乗員の育成にも力が入れられているという。
 中国はSu-27を改良したJ-11シリーズを開発し、さらにSu-30を元にしたJ-16を完成した。 J-16を開発したのは瀋陽飛機集団 (
SAIC) で、記事によると、中国の主力戦闘機J-11が制空戦闘機であるのに対し、J-16はAESAレーダを搭載し、搭載可能な兵器の種類も増え、前輪の強度を高め対地攻撃や対艦攻撃も主要な任務とする。 ステルス性はないがJ-20と同時に使用することで、J-20が敵の防衛網を破壊し、その直後にJ-16で攻撃を行うとの見方を紹介している。
2019.04.13 朝日新聞

(Yahoo)

中間線越え飛行「米軍艦への牽制」 中国関係者が明かす <1905-041303>
 中国軍の戦闘機が3月末に台湾海峡中間線を越えて飛行した問題で、米艦船台湾海峡を繰り返し通過していることへの牽制が目的だったと中国軍と中国政府の複数の関係者が明らかにした。 中国軍機は中間線の台湾側を10分ほど飛行した後、西へ飛び去った。
 台湾国防部によると、中国のJ-11 2機が台湾海峡の中間線を越えたのは3月31日11:00過ぎで、台湾軍が中国軍機の通常と異なる飛行を察知したのは澎湖島の南西海域の上空で、台湾の本島まで190kmだった。 台湾軍はF-16 4機を南部の嘉義基地から緊急発進させ中国軍機に警告した。
2019.04.12 読売新聞

(Yahoo)

中国機の対馬海峡通過、過去最多…緊急発進7回 <1905-041203>
 防衛省が12日、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進した回数が昨年度は前年度比95回増の999回に達し、過去2番目に多かったと発表した。 特に中国軍機への発進が138回増の638回と全体の6割を超え、沖縄本島~宮古島間を通過したケースは10回で過去2番目になった。
 特に対馬海峡を通過したケースは7回と過去最多で、日本海でも活動を活発化させている実態が浮き彫りとなった。
2019.04.11 Record China 中国海軍の観艦式リハーサルで、YJ-12 空対艦ミサイル搭載した H-6 爆撃機が初めて確認 <1905-041101>
 中国海軍が23日に設立70周年を記念する観艦式を行うが、新浪網が2月19日に観艦式の予行H-6MがYJ-12
ASCMを搭載している様子が初めて確認されたとする記事を掲載した。 YJ-12ラムジェット推進の超音速ASCMで、射程は400kmと見られている。 H-6に搭載可能とされながらも確認されたのは初めてである。
 記事ではYJ-12の搭載が確認されたことで、H-6Mはアビオニクスが進化していると考えられ、戦術データリンクも向上されている可能性があるとの考えを示した。
2019.04.10 Jane's Defence Weekly Taipei scrambles aircraft to intercept two Chinese fighters in Taiwanese airspace <1906-041003>
 中国のJ-11 2機が3月31日11:00頃、台湾から185kmの台湾空域に侵入した。
 その直前となる3月24~25日には米海軍駆逐艦Curtis Wilburと米沿岸監視隊警備艦Bertholfが台湾海峡を通過している。
2019.04.10 Jane's 360 Chinese navy trials laser weapon <1905-041005>
 中国海軍レーザ兵器試作機の試験を行っている模様で、その様子が中国のネット上に中国中央電視台 (CCTV) の番組から切り取られた画像で流れている。 レーザ兵器の画像では大径レンズのほかに小型の装置も写っていてこれらは追随装置と見られる。 画像の中には近くに発電機搭載用トレーラと見られる車両と海軍の軍服姿の人間が写っている物もある。
 このレーザ兵器はトレーラ搭載型沿岸警備用で、艦載用射程が5km程度でHHQ-10
SHORAD SAMの代替として搭載されると見られる。
2019.04.09 日経新聞 中国、台湾への「威嚇」エスカレート <1905-040902>
 3月末に中国の戦闘機が台湾海峡の中間線を越えて台湾側に侵入するなど、習近平指導部が台湾への軍事的な威嚇を強めており、中国人民日報系の環球時報は2日に「台湾の基地をピンポイント攻撃する可能性も排除できない」との社説を掲載し爆撃の可能性にも言及した。
 台湾の蔡総統が太平洋諸国の訪問後の3月27日に米ハワイに立ち寄り、ハワイ州軍の少将と会談した。 台湾総統が外遊中に米軍人と会談するのは初めてだった。 すると31日には中国のJ-11 2機が台湾海峡の中間線を越え、台湾側に侵入している。 中間線は中国と台湾の軍が偶発的な衝突を避けるための境界線で越えるのは極めて異例である。
2019.04.03 Jane's Defence Weekly China working on several terahertz radar prototypes <1905-040317>
 中国国営Global Timesが3月18日、中国がテラヘルツレーダ数基を試作し試験を行っていると報じた。
 300GHz~3THzで動作するテラヘルツレーダは対ステルス性に優れるといわれている。
2019.04.03 Jane's Defence Weekly Moscow to clear Su-57 for export <1905-040311>
 ロシアの業界首脳が、露政府がSu-57の輸出承認の準備をしていることを明らかにした。 輸出仕様のSu-57であるSu-57Eの輸出は最終的な決定をプーチン大統領が行う。 ロシアは11月にドバイ航空展にSu-57Eを出品する様で輸出先としては中東やインド、中国などのアジア太平洋地域が考えられる。
 中国は既にSu-35 24機を輸入しており、今後Su-35を追加発注または国内生産するかの決定を行うが、他の選択肢としてSu-57Eの導入も考えられる。
2019.04.01 Record China ロシアが最新Su-57戦闘機を中国に売却の意向か=ステルス性に難あるも「動力回り」ではJ-20を圧倒 <1905-040102>
 中国メディア新浪網が3月31日、ロシアのSu-57に輸出の許可がおりているとして、Su-57とJ-20を比較する記事を掲載した。 記事は、Su-57の問題点としてステルス性が低いと指摘し、F-22の
RCSが0.001~0.01㎡程度と推定されているのに対し、Su-57のRCSは0.5㎡とされる。
 記事は一方で、Su-57が搭載している推力偏向エンジンを高く評価し、Su-57の機動性はJ-20に勝り特に低速飛行時と超音速飛行時にはとりわけ優秀と評している。
2019.03.30 時事通信

(Yahoo)

中国、海軍強化へサイバー攻撃=「国家ぐるみ」で活発化-ハッカー集団、海南島拠点 <1904-033003>
 米セキュリティ企業Fire Eye社の調査によると、APT40と呼ばれている海南島などを拠点にする中国ハッカ集団が、中国政府と国家ぐるみの活動をしている。
 2016年12月に中国海軍が南シナ海の公海で米海軍のUUVを奪い数日後に返還した事件を、Fire Eyeはサイバ空間での活動と連携していると分析しており、その1年以内にAPT40はUUVの製造業者になりすまして海軍研究に従事する米国の大学などにサイバ攻撃を仕掛けた。
 米司法省は昨年12月、APT10と呼ばれる別のハッカ集団に属する中国人2人を起訴したが、2人は中国の情報機関である国家安全省とつながりがあるとされ、日本も重要な標的とみなして官公庁のほか、航空宇宙防衛産業、ハイテク通信、運輸業界などを標的にし、機密情報や知的財産を窃取している。
 Fire Eye日本法人は、APT10は昨年7~8月以降、日本に対しても積極的に攻撃を仕掛けており、米司法省による起訴後も中国関係全体の攻撃の頻度は減っていないと述べている。
2019.03.27 Jane's 360 China working on terahertz radar prototypes <1904-032708>
 中国国営Global Timesが3月18日、中国の研究開発機関が複数のテラヘルツレーダの試作品による試験を行っていると報じた。
 この報道で300GHz~3THzのテラヘルツレーダはステルス対策で、テラヘルツ波は物質を透過する能力があるため地表下の物を発見できるという。
2019.03.26 Defense News Japanese jets intercept Chinese anti-submarine aircraft, says Tokyo <1904-032611>
 統合幕僚監部が3月23日、先週緊急発進した航空自衛隊機東シナ海上空で中国のY-9を捕捉したと発表した。 統幕はこのY-9を対潜型のKQ-200と見ている。
 KQ-200が初めて確認されたのは2018年4月で、衛星画像が上海近くの航空基地に駐機する
MADを備えたY-9 2機を捕らえていた。 今回の捕捉がKQ-200初の確認になる。
【註】
 Y-9は、中国がライセンス生産するつもりで1960年代にソ連から輸入したAn-12BをコピーしたY-8のファミリーであるY-8F-600の改良型で、Y-8とY-9には外見上大きな差は無い。
2019.03.26 Record China 中国の原子力砕氷船は空母用の実験艦か? <1904-032608>
 中国語ポータルサイト捜狐が中国国営原子力企業である中国広核集団 (CGN) が、全長152m、排水量33,000tの原子力砕氷船の入札募集をしていると報じている。 この砕氷船は2基の熱出力200MWの小型加圧水型原子炉を装備し速力11.5ktという。 砕氷船の入札は中国広核集団だけでなく2018年の6月には同じく国営の中国核工業集団 (CNNC) も告知している。 中国は現在、原子力潜水艦を保有しているものの、原子力空母をはじめとする原子力推進の水上艦はまだ持っておらず、現在、原子力砕氷船を保有しているのはロシアだけである。
 これについて香港の軍事アナリストは、原子力砕氷船は原子力空母を開発するためのテストベッドとしての役割をはたすかもしれないと述べている。
2019.03.24 ホウドウキョク

(Yahoo)

沖ノ鳥島沖で調査活動 中国船に中止要求 <1904-032401>
 海上保安庁が、23日12:30頃に沖ノ鳥島沖合で、中国の海洋調査船嘉庚がロープのようなものを海中に伸ばして航行しているのが確認した。
 中国の海洋調査船が調査活動を行っているとみられ、海上保安本部は中国船に中止を求めた。
2019.03.23 産経新聞 仏大統領「中国に甘い考え抱く時代終わった」 EU 新戦略 <1904-032303>
 22日に行われたEU首脳会議中国への新たな戦略を協議し、貿易の不均衡是正などに向けた対応を進めることで一致した。
 ユンケル欧州委員長は、中国はパートナと同時にライバルで、この状況に適応せねばならないと述べた。 首脳会議の声明によると、中国対応を念頭にEUの行政機関である欧州委員会年末までに域内市場を歪ませる国有企業や国家補助への対処策をまとめると共に、政府調達分野での互恵的な市場開放を求め、5G移動通信システム整備での安全保障確保のため、共通の対策もとる。
 マクロン仏大統領は22日、欧州が中国に甘い考えを抱く時代は終わったと強調した。
2019.03.23 産経新聞

(Yahoo)

イタリア、「一帯一路」参画に署名 G7 で初 <1904-032302>
 欧州歴訪中の中国の習国家主席が23日、イタリアのコンテ首相と会談し、中国が提唱する一帯一路への協力に関する覚書に署名した。
 先進7ヵ国 (G7) で一帯一路に参画するのはイタリアが初めてで、イタリアの対中接近には、低迷する経済再生への期待がかかる。 ポピュリズムの現政権はバラマキ政策で財政再建が進まず、昨年の経済成長率はユーロ圏で最低だった。
 イタリアの中国との覚書締結には、米国やEUから懸念が出ているが、コンテ首相は法的拘束力はないと払拭に努めている。
2019.03.20 Jane's Defence Weekly Delivery of China's heavy-lift helicopter forecast for 2032 <1905-032015>
 中国国営Global Timesが3月10日、ロシアと共同で進めている40t級ヘリの最初の引き渡しは2032年になると報じた。 AVIC社のヘリ設計主任は取材に対し、中国には重ヘリ用トランスミッションの経験が無いため56tのMi-26を生産しているロシアの技術を導入する必要があると述べた。
 中国は2017年9月に天津で開かれた中国ヘリ展で重ヘリ計画
AHLを公開してから4年間検討を続けてきた。
2019.03.20 Jane's Defence Weekly PLAAF operating ECM variant of Y-9 aircraft <1905-032012>
 中国国営CCTVが
ECM型のY-9の画像を放映した。 Y-9 ECMは胴体両側の主翼前後にジャミング装置を収納したと見られる膨らみが付けられ、垂直尾翼先端にポッド、翌両面にフラットアンテナが取り付けられている。
 政府からの公式な発表はないが、恐らくこの機体はY-9G/GX-11と呼ばれていると思われる。
 中国は2004年頃からY-8G/GX-48機保有(内1機は2018年に墜落)しているが、Y-9 ECM機はこの後継と見られる。
 Y-9はAn-12を元にShaanxi(陝西)航空機社が1972年から製造している4発のターボプロップ機である。
2019.03.15 Defense News NATO weighing Huawei spying risks to member countries <1904-031504>
 ストルテンブルグNATO事務総長が3月14日、加盟国にファウェイ5Gネットワーク構築中国の諜報活動と繋がっているとする動きがあるのに対し、NATOとしても情報保全上危惧していると述べた。
2019.03.14 AFP=時事

(Yahoo)

ファーウェイ採用すればドイツ軍との通信を断つ、米欧州軍司令官 <1904-031406>
 中国の華為技術(ファーウェイ)をめぐり、米国が欧州諸国に対して、同社を5G移動通信網構築への参入から排除するよう圧力を強めている。
 米欧州軍司令官スカパロッティ大将が13日、ドイツがファーウェイの技術を採用した場合にはドイツ軍との通信を断つ方針を示した。
2019.03.14 時事通信

(Yahoo)

中国、支援を申し出=ベネズエラ停電 <1904-031401>
 中国外務省報道局長が13日、ベネズエラの電力システム再建のため中国が技術的支援行いたいと考えていると表明した。
 ベネズエラのマドゥロ大統領は、米国のサイバ攻撃を受けたと主張しており、報道局長も非常に懸念を抱いていると述べたが、米国の関与には言及しなかった。
2019.03.13 Jane's Defence Weekly PLAN commissions destroyer, frigate <1905-031308>
 中国のソーシャルメディアに、Type 052D駆逐艦Type 054Aフリゲート艦が2月下旬に就役し、共に北海艦隊に配属されたとする報道が流れた。
 就役したType 052Dは8番艦で、Type 054Aはこのクラスで最終となる30番艦である。
2019.03.13 時事通信

(Yahoo)

5G 保護で対策勧告へ=ファーウェイなど念頭-EU <1904-031302>
 EU欧州委員会が12日、域内に整備する次世代通信規格5G網に関し、中国企業の進出で懸念されている安全保障上の脅威からの保護に必要な対策を加盟国に促す勧告を出す方針を表明した。 米国が各国に製品排除を働き掛けている中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)などが念頭にあるとみられる。
 中国とのより互恵的でバランスの取れた関係構築に向け、欧州委が同日発表した対中政策見直しの一環で、21、22両日のEU首脳会議でも議論し具体化を進める。
2019.03.13 ロイタ通信

(Yahoo)

ドイツ、独自の 5G 基準導入へ ファーウェイ問題でメルケル首相 <1904-031301>
 ドイツが第5世代移動通信システム (5G) 入札で中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)を排除しない場合、米国はドイツとの情報共有の制限も辞さないと警告したことを受け、メルケル首相が12日、5Gに関してドイツ独自の基準を導入する方針を明らかにした。
2019.03.12 Jane's 360 Delivery of China’s heavy-lift helicopter forecast for 2032 <1904-031212>
 中国国営Global Timesが3月10日、ロシアと共同開発している40t級重ヘリコプタAHL2032年から出荷可能と報じた。
 記事はAVIC社ヘリ部門の主席設計者の言葉を引用したもので、同氏は中国ではトランスミッションの製造経験が無いことから56t級のMi-26を製造しているロシアの協力が必要と述べた。
 エンジンについてはかつてウクライナ製のAl-136Tと報じられたことがある。
【関連記事:1510-092002 (CMR 2015.09.20)】
2019.03.12 Jane's 360 PLAAF operating ECM variant of Y-9 aircraft <1904-031211>
 中国国営CCTVが3月上旬に
ECM型のY-9の画像を放映した。 Y-9 ECMは胴体両側の主翼前後に膨らみが付けられている。 政府からの公式な発表はないが、恐らくこの機体はY-9G/GX-11と呼ばれていると思われる。
 中国は2004年頃からY-8G/GX-48機保有(内1機は2018年に墜落)しているが、Y-9 ECM機はこの後継と見られる。
 Y-9はAn-12を元にShaanxi(陝西)航空機社が1972年から製造している4発のターボプロップ機である。
2019.03.11 Record China 中国FC-31ステルス戦闘機=開発費回収には100機売却が必要も、自国軍は興味示さず輸出も未定 <1904-031102>
 中国メディアの新浪網が3月6日、瀋陽飛機工業集団 (
SAIC) が開発したFC-31に中国軍は購入の意向を示さず、輸出の目処も立っていないと報じた。 開発費用を回収するには少なく見積もっても100機以上を売却する必要があるという。
 FC-31の開発は、軍の意向ではなくSAICが独自の企業判断で行ったとされ、中国航空工業集団 (AVIC)の子会社であるSAICは、仮にJ-31の開発で経営状態に問題が生じても、国がなんらかの救済策を講じるとは考えられるものの、中国の今後の航空機開発に影響を及ぼす可能性はある。
 新浪網は、FC-31の販売先としてまず考えられるのは中国空軍または海軍だが、軍はすでにJ-20の配備を始めており、2機種目のステルス戦闘機を導入することはないという。
【註】
 「瀋陽航空機設計研究所が2018年12月27日、FC-31を艦載機にするためのRfPを各社に出した。」と報じられているが、これは軍の方針ではなくSAIC社の自社方針なのか。
【関連記事:1902-010908 (JDW 2019.01.09)】
2019.03.06 Jane's 360 PLA set to adopt new tactical missile system <1904-030606>
 中国Poly Defence社がアブダビで開かれたIDEX 2019展で、CM-501GA
PAM弾とCM-501XA LAM弾を発射する陸上発射型ミサイルシステムを発表した。 システムは12セル(註:記事の画像では16セル)の発射機を汎用トラックに搭載している。
CM-501GA PAMは全長2m、胴径180mm、発射重量100kg以上、HE弾頭重量20kgでTV/IIRシーカを持ち、INS/GNSS誘導で40km飛翔する。 精度はCEP≦1mである。
CM-501XA LAM30分以上、70kmまで飛翔し、8.5kgの弾頭を搭載して固定/移動目標を攻撃できる。
【註】
 汎用トラックの荷台に搭載したことや16セルでできていることなど、米陸軍が2010年に計画を中止したNet Firesそのものである。 またPAM弾とLAMを発射するという発想も全く同じである。
Net Fires の概要
2019.03.06 日経新聞 中国系ハッカーが各国の大学を攻撃、米海軍情報が目的か <1904-030601>
 Wall Street Journal紙が5日、中国系のハッカが米国やアジアなど世界の大学にサイバ攻撃をしかけていることが明らかになったと報じた。 米海軍向けの技術情報の入手が目的とみられる。 WSJが入手したAccenture Security社のサイバーセキュリティー部門Eye Defenseの報告書によると、海中技術に関する研究所や同技術の専門家を抱え、米海軍とつながりのあるWoods Hole海洋研究所と関係を持っているMITなど北米や東南アジアの27校以上が標的となった。
 問題の中国系のハッカ集団はこれまで複数の情報セキュリティ会社から中国政府と関係があると指摘されていて、過去には海軍の下請け業者を狙ったサイバ攻撃で潜水艦ミサイル計画などの情報を盗んだことがある。 Eye Defenseによると、中国系ハッカによる計画的なサイバ攻撃は少なくとも2017年4月から続いている。
2019.03.05 毎日新聞

(Yahoo)

中国全人代 「強軍」路線鮮明に 台湾問題などで米国を意識 <1904-030506>
 5日に公表された中国の2019年の国防予算(中央政府分)は、経済が減速する中で20兆円に迫り、規模は米国に次ぐ世界第2位を維持し、今世紀半ばまでに「世界一流の軍隊」を目指す習指導部の強軍路線が改めて鮮明になった。
 予算額は前年実績比7.5%増の1兆1,898億元(19兆8,000億円)と4年連続で1桁の伸びとなったが依然として経済成長率を上回り、予算規模は米国の4分の1、日本の4倍に迫る。 2000年から見れば10倍程度の急増となる。
2019.03.05 産経新聞

(Yahoo)

中国の成長率目標は6~6.5% 国防費は7.5%増 <1904-030505>
 中国政府が5日に開幕する全国人民代表大会(全人代)で、2019年のGDP成長率目標を2018年の6.5%前後から引き下げ6~6.5%に設定したことを李首相が政府活動報告の中で明らかにする。
 一方、国防費は前年比7.5%増の約1兆1,898億元(19兆8,000億円)を計上している。
2019.03 International Defence Review China's FL-1 MALE UAV makes maiden flight <1905-030007>
  中国ZT Guide社製FL-1 MALE UAVが1月20日に初飛行した。
 2018年の殊海航空展で初公開されたFL-1は全長10m、翼端長20m、
MTOW 3,200kg、燃料を含む搭載能力1,400kgで、両翼下に250kgを下げられるパイロンを2箇所持つ。 上昇限度は26,246ftで、高度16,404~19,685ftを巡航速度240km/hで飛行する。
 FL-1はMTOW 3,300kgのCH-5 MALE UAVと非常によく似た外観の中翼形状で、翼端長は20mである。
2019.03 International Defence Review China's AT200 cargo UAV readies for operational evaluation <1905-030006>
 成都のStar UAV社が、AT200輸送用UAVの試験を2018年に終え、量産と納入を開始する。 同社は広東省を拠点に国内外の輸送を行っている中国で二番目に大きな輸送会社SF Express社に3機を納入するほか、明らかにたれていない発注先に2022年までに50機を納入すると共に、2022年までに50機を納入する契約を受注しているという。 AT200は2018年10月26日に陝西省で行った試験で、秦嶺山脈を高度5,100mで超える飛行に成功している。
 AT200はPacific Aerospace社製P-750 XSTOL軽ターボプロップ機をUAVにしたもので
MTOW 3,400kg、搭載能力1,500kg、上昇限度20,000ftで、8時間又は2,000kmの飛行が可能である。
2019.02.28 Focus 台湾

(Yahoo)

中国の爆撃機が南シナ海で訓練 国防部、軍機や軍艦を派遣して監視/台湾 <1903-022802>
 台湾国防部が27日、中国軍のH6爆撃機が同日午後に広東沿岸の基地から南シナ海に向けて飛び立ち、基地に戻る定例の飛行訓練を実施したと発表した。  同部は、軍用機や軍艦を派遣して状況を把握し、異常は見られなかったと報告している。
2019.02.27 Jane's Defence Weekly ALIT pulls anti-ship TBM video <1904-022703>
 中国ALIT社がIDEX展で、当初同社のプロモーションビデオでM20
TBMの対艦型と称するEOシーカ付きのM20Aを紹介したが、その部分は翌日にはその部分は削除されていた。
 元々のM20 TBMは弾頭重量480kg、射程280kmで、同社によると既に多くの友好国で生産されているという。
2019.02.27 Jane's Defence Weekly ALIT displays MANPADS for UAVs <1904-022702>
 中国ALIT社がIDEX展にFN-M Multi-role Missile Systemと名付けたシステムを出品した。
 システムは光学照準具と
MANPAD及び発射機で構成され、主たる用途は対UAV射程は1.25kmで価格低減のためシーカにはIRセンサではなくCCDカメラが使用されている。
2019.02.27 Jane's Defence Weekly China's PLA 'likeky' to field ground-based ASAT laser weapon by 2020, says DIA <1904-022701>
 米国防情報庁が2月11日の報告書で、中国低軌道衛星のセンサを破壊する地上設置型レーザ兵器年内に配備するするとの見通しを示した。
 また更に2020年代中頃か後半には、光学偵察衛星以外の衛星にも脅威を及ぼすより強力なレーザ兵器を配備すると警告している。
2019.02.25 産経新聞

(Yahoo)

射程540km対艦ミサイル搭載可能な「中国版イージス」など中国艦3隻が対馬海峡を通過 <1903-022505>
 統合幕僚監部によると、2月23日21:00頃、舞鶴基地所属第14護衛隊せんだいが、上対馬の東北東110kmの海域を南西進する中国海軍Type 052D駆逐艦1隻Type 054フリゲート艦2隻を確認した。 これらの艦艇が対馬海峡を南下し、東シナ海に向けて航行したという。
 これらの艦船は、2月16日に対馬海峡を北上していた。
2019.02.25 中央日報

(Yahoo)

中国軍用機、また韓国防空識別圏に…鬱陵島・独島の間を初めて通過 <1903-022502>
 中国軍用機が昨年12月に続いて2ヵ月ぶりに韓国防空識別圏 (KADIZ) に再び進入した。 韓国合同参謀本部によると23日08:03に中国軍用機1機が離於島南西からKADIZに進入した後、08:27に離脱した。
 その後、日本防空識別圏 (JADIZ) 内を飛行したのち、09:34に浦項市東83kmからKADIZに再び進入し、鬱陵島と竹島の間を通って鬱陵島北東111kmまで北進した後は反転して抜け出ていった。
2019.02.21 ロイタ通信

(Yahoo)

空母派遣巡る英国防相発言で対中関係が複雑化=英財務相 <1903-022101>
 ハモンド英財務相が21日、空母を太平洋海域へ派遣するとのウィリアムソン英国防相の発言中国との関係が複雑なものになったとの認識を示した。 BBCラジオで財務相は国防相の発言が対中関係を悪化させたかとの質問に対し、「英中の関係は複雑であり、英国の艦船が南シナ海に展開することへの中国の懸念は関係を単純なものにしていない」と述べた。
 英国のメディアは、財務相の訪中が中止になったのは中国が国防相の発言に反発したことが原因と報じている。
2019.02.20 Jane's Defence Weekly China's second Type 901 enters service <1904-022007>
 中国政府からの公式発表や国営メディアからの報道はないが、中国海軍Type 901高速洋上補給艦の二番艦が2018年12月下旬に完成し就役した模様である。
 Type 901は全長240m、全幅31mで、満載排水量45,000tという。
2019.02.20 聯合ニュース 韓米合同軍事演習 名称変更し来月実施へ <1903-022005>
 毎年上半期に実施されていた米韓合同演習Foal Eagle名称が消滅する。 これまでFoal Eagleの期間中に実施していた合同演習のうち、大隊級以下の演習は例年通り実施するという。
 一方、全面戦に備えた米韓合同指揮所演習として毎年上半期に実施されていたKey Resolveは名称を19-1演習に変更し、防御を中心に3月に実施される。
2019.02.19 時事通信

(Yahoo)

尖閣射程新型ミサイル、嵐で廃棄=ロシアから中国に初輸送か <1903-021903>
 S-400が発射するの40N6弾中国に向けて輸送していた船が嵐に遭い、ミサイルがすべて廃棄されたことが分かった。 40N6の中国への搬送は初めてだったとみられ、現在、新たに中国向けの40N6が製造されているという。
 最大射程400kmとされる40N6弾は中国本土から尖閣諸島や台湾の空域が射程に入るため、日本にとって大きな脅威になり得る。
2019.02.18 時事通信

(Yahoo)

中国「第2海軍」、増強継続=尖閣の緊張常態化 <1903-021801>
 中国メディアによると、最近、東海艦隊の副参謀長などを歴任した王仲才少将が海警局長官に就任した。 海警局は組織面だけでなく警備艦の大型化武器の充実も顕著で、海軍との一体化が進んでいる。
 海保によると、2012年に1,000t以上の艦船を海保は51隻、中国は40隻を保有していたが、現在では中国が倍以上と逆転し、2019年はそれぞれ67隻、145隻になる見通しである。 海警局は退役した海軍艦艇などから大型砲を除去して再利用している。
 1月の米国防情報局(
DIA)報告書は海警局について、圧倒的な世界最大の沿岸警備組織と分析している。
2019.02.17 Defense News Check out what China brought to one of the world’s largest defense exhibitions <1903-021704>
 アブダビで開かれたIDEX展に中国が、NORINCO社製Red Arrow (HJ-10A) 対戦車ミサイルとPoly Defence社製Silent Hunter車載レーザ兵器を出品した。
Poly Defence Silent Hunter laser system
 Silent Hunterの出力は30kWで、小型UAVを目標とした場合の有効射程は30kWで4km、10kWで200mあるという。
2019.02.16 NHK 中国軍の遠洋作戦能力が急速拡大 米との差は縮小 英研究所 <1903-021603>
 英国の国際戦略研究所が世界の軍事情勢をまとめた報告書(註:Military Ballance)を発表し、中国軍が太平洋などの遠洋での作戦能力を急速に拡大していると分析したうえで、軍事面での米国との差は縮まり続けていると指摘している。
2019.02.16 Record China 中国のJ-16はすでに50機超え、中国空軍の戦力高まる―米誌 <1903-021601>
 米National Interest誌が1月31日に、同誌編集長による「中国のJ-16はステルス戦闘機ではない」と題した記事を掲載した。 記事ではJ-16を、J-11、J-10とJ-20、J-31の間に位置する中間機種であるとし、現状では非常にコストが高い新型戦闘機は量産できないため、暫定的にJ-16を大量に装備するとした専門家の意見を伝えている。
 その上で中国空軍は今年初めの時点で約50機のJ-16を所有していて、今後さらに同機を大量生産するとみている。
 J-16については
RCSの低減を実現しているとする一方で、ステルス戦闘機ではなくステルス機に近いという表現は不正確だとしている。
2019.02.15 News Week

(Yahoo)

中国が2035年までに原子力空母4隻を建造、米軍と並ぶ <1903-021502>
 South China Morning Postが2月13日、中国海軍2035年まで米海軍に追い付くことを目標に、原子力空母4隻を建造する計画だと報じた。
 中国海軍は現在2隻の空母を所有していることから、最終的には空母6隻態勢を構築する構想だという。
2019.02.13 時事通信

(Yahoo)

中国国防予算、20兆円規模に=前年並み伸び率-人民日報系紙 <1903-021305>
 13日人民日報系の環球時報が13日、2019年の国防予算が前年並みの伸び率で約1兆2,000億元(19兆,6000億円)に達する(註:8.4%増)見通しだと報じた。 2018年の国防予算は前年比8.1%増の1兆1,069億元で過去最大で、予算額は米国に次ぎ世界2位の規模になっている。
 2019年の国防予算は3月に開かれる全国人民代表大会で公表される。
2019.02.12 時事通信

(Yahoo)

次世代戦闘機35年導入か=中国、米軍に対抗 <1903-021203>
 人民日報系の環球時報が、J-20の開発に関わった航空技術専門家が兵器専門誌で明らかにした見解を基に中国2035年までに第6世代戦闘機を導入するという見方を報じた。
 この専門家はは、第6世代機にレーザや極超音速兵器などが採用される可能性もあるとしている。
2019.02.07 ロイタ通信

(Yahoo)

中国、ノルウェーのハイテク企業に不正侵入か スパイ活動の一環とも <1903-020701>
 米情報分析会社のRecorded Futureが、中国の情報機関とつながりのあるハッカー集団ノルウェーのソフトウェア会社であるビスマ社の顧客情報を窃取するため同社に不正侵入したと明らかにした。 このハッキングは中国発とみられるCloud Hopperと呼ばれるもので、ビスマ社はハイテク企業を狙い撃ちした世界的なサイバースパイ活動について業界内での認知度を高めるため、ハッキング被害の公表に踏み切ったという。
 Cloud Hopperを巡っては、昨年12月にもHewlett-Packard社やIBM社が被害に遭ったとみられている。
2019.02.06 Jane's Defence Weekly Type 927 acoustic surveillance ship likely to have entered sevice with PLAN at Zhanjoang <1903-020609>
 中国のソーシャルメディアで、南海艦隊の本拠地である湛江市Type 927音響測定艦が停泊している画像が流れた。
 Type 927は米海軍の音響測定艦と似た双胴型で排水量5,000tで、3隻が建造されていることが分かっている。
2019.02.06 Jane's Defence Weekly China touts ASBM capabilities of DF-26 <1903-020606>
 中国国営Global Timesが1月27日、CCTVが放映した演習中のDF-26の映像を引用して、航行中の空母を攻撃できる高い運動性を誇示した。
 Global TimesはDF-26の誘導部と弾頭部の画像も報じた。 この部分を巡っては西側専門家の間ではDF-26が
ASBMとして使えるのかについて疑念が持たれてきていた。
【註】
 DF-26の先端が白色の材質になっていることからレドームと思われる。 また誘導部後方に終末誘導で使用されると見られる空力操舵用の小さな十字翼を見ることができる。
2019.02.02 Air Force Times US intelligence reveals another mysterious Chinese stealth bomber project <1903-020205>
 中国の新型爆撃機H-20について米
DIA中国の軍事力に関する報告で、IOC早くて2025年と見ている。
 またH-20は中距離爆撃機で、戦術爆撃機或いは戦闘爆撃機とも見ることができ、レーダや長距離AAMを搭載すると見ている。 既に発表されている全長19ftのAAMはJ-20の機内弾庫には搭載できない。
2019.02 International Defence Review China's SZMID highlights handheld C-UAV system <1903-020011>
 中国SZMID社携帯型
C-UAV RF妨害機DZ-02 Proの輸出を狙っている。
 DZ-02 Proは民生用UAVの妨害を行うもので、全長750mm、高さ300mm、重量4.8kgでケースに収納した状態で10kgである。
 電源は12V 10Ahのリチウムイオン電池60分間の連続使用でき、90分間でフル充電できる。
 妨害は1.56MHz~1.62GHz、2.4~2.483GHz、5.725~5.58GHzの3帯域で行い、有効距離は1kmという。
2019.02 International Defence Review China's all-composite Wing Loong Ⅰ-D MALE UAV completes maiden flight <1903-020010>
 中国
AVIC社が2018年12月、中国で初めて全複合材料製機体のWing Loong ⅠDが30分間にわたり初飛行したことを明らかにした。 Wing Loong ⅠDはWing Loong Ⅰが全長9m、翼端長14m、MTOW 1,200kg、搭載能力200kgであるのに対し、全長8.7m、翼端長17.6m、自重330kg、搭載能力400kgである。
 AVIC社はWing Loong Ⅰより大型で、全長11m、翼端長20.5m、搭載能力400kg、実用上昇限度24,600ft、滞空能力35時間のWing Loong Ⅱも開発している。
2019.02 International Defence Review China's CASC eyes heavy fuel engine for CH-4 armed reconnaissance UAV family <1903-020009>
 中国
CASC社が2018年12月21日、CH-4武装偵察MALE UAVに国内開発の重質油エンジン (HFE) を搭載したCH-4Cを開発していることを明らかにした。
 元となったCH-4グラスファイバ製の機体に100馬力のピストンエンジンを搭載し、全長8.5m、翼端長18m、MTOW 1,330kgで345kgを搭載でき、巡航速度180km/h、最高速度230km/h、滞空能力30時間、実用上昇限度23,600ft、運用高度9,800~19,600ftの性能を持つが、134~150馬力のHFEを搭載するCH-4Cは搭載能力400kg、滞空能力50時間、上昇限度29,527ftの性能を持つ。
2019.01.31 産経新聞

(Yahoo)

中国が今月、艦船搭載レールガンの試験 2025年に実戦配備へ 米報道 <1902-013102>
 複数の米情報機関関係筋がCNBCに、中国による電磁砲の開発は2011年ごろに初めて確認され、2014~2017年に試験を重ねて射程や威力を向上させ、2017年末に艦船への搭載に成功し、2023年までに洋上での試験が完了し、2025年までに実配備できる見通しとなったことを明らかにした。
 中国の電磁砲は初速がMach 7.5、射程は124哩で、1発$25,000~$50,000と推定され従来型火砲よりもコストが安いという。
2019.01.30 Jane's 360 China's AT200 cargo UAV readies for operational evaluation <1902-013006>
 成都のStar UAV社が、AT200輸送用UAVの試験を2018年に終え、量産と納入を開始する。 同社は広東省を拠点に国内外の輸送を行っている中国で二番目に大きな輸送会社SF Express社に3機を納入するほか、明らかにたれていない発注先に2022年までに50機を納入するという。
 AT200は2018年10月26日に陝西省で行った試験で、秦嶺山脈を高度5,100mで超える飛行に成功している。
【関連記事:1801-110803 (JDW 2017.11.08)
2019.01.30 NHK “中国と ASEAN の関係は緊密化”防衛省シンクタンクが分析 <1902-013004>
 防衛研究所がまとめた中国の軍事動向に関する2019年の報告書は、一帯一路の安全保障面への影響に焦点をあてている。 この中で、中国はASEAN諸国のインフラ整備に大きく寄与し、カンボジアやラオス、ミャンマーでは政策決定にまで影響を及ぼすなど、ASEANは一帯一路に組み込まれ、中国との関係は緊密化していると指摘している。  そのうえで、中国が南シナ海で軍事基地の建設を進めている問題をめぐってASEANの立場の分断に成功し、経済的影響力を政治的影響力に転化することで、有利な地域秩序の構築で成果をあげつつあると分析している。
【関連記事:中国安全保障レポート2019 (防衛研究所)】
2019.01.28 Aviation Week & ST China's next aicraft <1903-012801>
= H-20 を余測した記事 =
 米
DIAは1月15日に発簡した「中国の軍事力」報告で、開発している長距離爆撃機H-20についてF-111級の戦闘爆撃機とも呼ばれる中距離戦術爆撃機と見なしている。 戦闘爆撃機とは第二次大戦中の用語で、全ての爆撃機が爆装をできる今日では死語となっているものの中国だけは使用している。 JH-7が使用しているJHの機種はJが戦闘機を、Hが爆撃機を意味し、JHとは戦闘爆撃機を示している。
 DIAによるとH-20はAESAレーダを装備し、長距離AAM精密打撃兵器を発射できるという。
 香港のSouth China Morning PostによるとJ-20は出力40,000-lbのWS-15エンジンを搭載していると言うが、H-20はJ-10に搭載する出力30,000-lbのWS-10エンジンを2基搭載するようである。
2019.01.28 中央日報

(Yahoo)

「世界国防費支出トップ10」で断トツ1位は米国…韓国と日本は? <1902-012803>
 韓国国防技術品質院が配布した「2018世界防衛産業市場年鑑」によると、韓国の国防費は2017年に$39.2Bを支出して世界10位に入った。 米国が$611Bで1位を守り、中国が$222.8Bで2位であった。 昨年4位だったサウジアラビア ($69.4B) がロシア ($66.3B) を僅差で追い抜き3位に浮上し、5位インド ($63.9B)と6位フランス ($57.8B) が前年度とは違って順位が入れ替わり、7位は英国 ($47.2B) 、日本は$45.4Bで8位、9位はドイツ ($44.3B) であった。
 また、過去10年間の国防費支出増加率中国が110%、インドが45%、ロシアが36%であった。
2019.01.23 Jane's Defence Weekly Thailand looks to procure more VT-4 MBTs from China <1903-012310>
 タイ陸軍が内閣にNorinco社製VT-4
MBT 14両THB2.3B ($72.5M) の追加購入を要求している。 タイは2016年に28両2017年に10両のVT-4を購入しており、今回の要求が認められれば52両を保有することになる。
 タイ陸軍は最終的に、保有している1950年代の米国製M-41の後継として更にMBT 100両の調達を考えている。
2019.01.23 Jane's Defence Weekly PLA Navy commissions LPD and destroyer <1903-012309>
 中国海軍が1月12日にType 071強襲揚陸艦の6番艦とType 052D駆逐艦の就役式を行った。 就役式の実施場所が湛江市であったことから、両艦は南海艦隊に配属されると見られる。
 Type 071は2016年初期に4番艦が東海艦隊に配属され、2018年9月に就役した5番艦も公式発表はないが東海艦隊に配属されたと見られる。
 七番艦は2018年9月に進水している。
2019.01.23 Jane's Defence Weekly Number of PLA Navy carrier pilot recruits may double <1903-012306>
 中国海軍が1月13日にウェブ上で、艦載機パイロットの希望者が昨年の二倍に上ったことを明らかにした。 昨年2,600名であった希望者が今年は4,500名に上り、このあと身体的、精神的、政治的な選考をを経て4月までに候補者が絞られて最終選考に望む。
 因みに昨年は2,600名から最終選考に残ったのは800名であった。
2019.01.23 Jane's Defence Weekly China may be developing two-seat version of J-20 <1903-012305>
 中国国営Global Times紙が1月16日、復座型J-20が開発されていると報じた。 復座型J-20は戦術爆撃機電子戦機対空母攻撃機としての要求を満たすとしている。
 J-20の復座型はCCTVもCGIを報じており珍しくはないが、米国防情報庁 (
DIA) が最近発簡した報告書China Military Powerでは中国が長距離/中距離ステルス爆撃機を開発中としており、長距離ステルス爆撃機はH-20であるとして、中距離ステルス爆撃機は新たな開発計画が見当たらないことから、復座型J-20がこれにあたる可能性がある。
2019.01.23 日経新聞 空自機の緊急発進758回 18年4~12月 05年以降2番目の多さ <1902-012301>
 防衛省が23日、航空自衛隊の戦闘機の緊急発進回数が2018年4~12月は前年同期比22回増の758回だったと発表した。 記録が残る2005年度以降、4~12月の回数では2番目の多さである。
 対中国は81回増えて476回で全体の63%を占め、対馬海峡を通過した中国機の飛行は6回と過去最多だった。
2019.01.22 Jane's 360 China's FL-1 MALE UAV performs maiden flight <1902-012204>
 中国ZT Guide社製FL-1 MALE UAVが1月20日に初飛行した。
 2018年の殊海航空展で初公開されたFL-1は全長10m、翼端長20m、
MTOW 3,200kg、燃料を含む搭載能力1,400kgで、両翼下に250kgを下げられるパイロンを2箇所持つ。
 上昇限度は26,246ftで、高度16,404~19,685ftを巡航速度240km/hで飛行する。
2019.01.16 Jane's Defence Weekly DF-26 TELs sighted at new PLARF training facility <1903-011605>
 DigitalGlobe衛星が1月9日に撮影した中国内モンゴル阿拉善盟 (Alxa) にある未公開の演習場の画像に、DF-26 IRBMの
TEL 12両が写っていた。
 この演習場は2016~2018年に建設されたもので、兵舎1棟、ミサイルの組み立て整備棟1棟のほかに、100ヵ所以上のミサイル射座が作られている。
2019.01.16 Jane's Defence Weekly China making progress with TBCC engine <1903-011604>
 中国国営Global Timesが1月7日、成都の研究所が超高速機用
TBCCエンジン開発段階を完了したと報じた。
 TBCCエンジンはタービンエンジンとラムジェットやスクラムジェットエンジンを組み合わせたエンジンで、通常の航空機のように滑走路から離着陸できMach 5を超える超高速飛行ができる。
 Global Timesは、SR-71の後継となるLockheed Martin社のSR-72はTBCCエンジンを搭載している見ていて、中国も早晩SR-72級機を作れるとしている。
2019.01.16 Navy Times Chinese companies have their eyes on what used to be the US Navy's biggest base in the Pacific <1902-011605>
 1992年まで米海軍太平洋地域最大軍港であったSubic中国の2社が進出しようとしている。
 Subicには韓国の韓進グループのHanjin Philippineが造船所を持っていたが、同社が$412Mの負債と$900Mにのぼる政府の債務保証を抱えて倒産した。 同社は比政府に対し事業の継続を要請し比政府も雇用継続のため事業の引受先を求めているのに対し、中国の国営企業1社を含む企業2社が名乗りを上げている。
2019.01.15 Defense News New defense intelligence assessment warns China nears critical military milestone <1902-011503>
 米
DIAが1月15日、China Military Power 2019を公表した。 これはDIAが公表した初の中国軍事力に関する分析資料で、公表された以外の秘文書はない。
DIA: China Military Power 2019
 この文書作成の責任者は、中国が間もなく台湾を武力侵攻するに十分な軍事力を保持するだろうと述べた。
2019.01.14 Aviation Week & ST Chinese UAV limitations are challenging Middle Eastern users <1903-011405>
 中東では中国製のUAVが目立っている。 オバマ政権時代に米国は
MTCR条約の縛りからエジプト、イラク、ヨルダン、サウジ、なちぃなどからのMQ-1 PredatorやMQ-9 Reaperなどの武装UAVの売却を拒んできた。 その間に中国はCH-4やWing LoongなどのMALE UAVを販売してきたが、中国製のUAVは西側のC&Cになじまない問題があった。
 このためイラク、ヨルダン、サウジなどは米国が武装UAVの輸出条件を緩和したこともあってMQ-1の輸出仕様であるPredator XPの導入を開始しているが、中国製の同種機種に比べて価格が3~4倍もする。
2019.01.11 Stars & Stripes China mobilizes anti-ship missiles after Navy patrol in South China Sea <1902-011105>
 米海軍駆逐艦McCampbellが1月7日に南シナ海パラセル諸島で沿岸12nm以内を航行する通過する航行の自由作戦を実施したのに対し、中国国営Global TimesがCCTVの放送を引用して、中国は北西部の高原地帯や砂漠から南シナ海の米艦船に届く位置にDF-26
ASBMを移動させることができると報じた。
 DF-26は3,400哩の射程を持ちグアムのAndersen AFBを射程圏内に入れることからGuam Killerと呼ばれている。
2019.01.09 Jane's Defence Weekly China may be developing carrier-borne FC-31 fighter <1902-010908>
 瀋陽航空機設計研究所が2018年12月27日、
SAC社製FC-31を艦載機にするためのRfPを各社に出した。
 RfPが出されたのは長距離地上/海上目標のレーザ測距とレーザ誘導を行う搭載EOシステムやニューラルネットワークに適合した目標識別装置などである。
2019.01.09 Jane's Defence Weekly China develops turbo generator for use in warships <1902-010905>
 Global Timesが2018年2月25日、国営
CSIC社が欧米に匹敵する出力舶用蒸気タービン発電機の技術を実証したと報じた。
 このシステムは従来の4倍にあたる30MWのコンパクトシステムで、英海軍のQeen Elizabethに2基搭載されている36MWには及ばないもののType 45駆逐艦の主エンジンに匹敵する出力という。
2019.01.08 Jane's 360 China conducts first JL-3 SLBM launch <1902-010808>
 中国海軍が2018年11月24日にJL-3 SLBMの初めての発射試験を渤海湾で行った。
 JL-3 1発はType 032 清級 (Qing級) 補助潜水艦から発射されたが、試験の目的が発射管からの射出、海面への浮上、点火であったと見られ、最大射程での飛翔は行わなかったと見られる。
【Type 032 潜水艦関連記事:1407-060901 (CD 2014.06.09)】
 JL-3は2020年代末に就役するType 096次世代SSBNが装備することになる。
2019.01.05 時事通信

(Yahoo)

「中国が港奪う」=債務急増に危機感―ケニア <1902-010503>
 中国の王毅外相が1月6日に、エチオピア、ブルキナファソ、ガンビア、セネガルのアフリカ4ヵ国を歴訪していた全ての日程を終える。 中国の歴代指導部アフリカを重視しており、中国外相による2019年初のアフリカ訪問は29年連続で、2018年9月には習国家主席が北京にアフリカ53ヵ国の首脳らを招き、3年間で$60Bの支援を約束した。
 だがケニアでは、過剰な借り入れによってもたらされる債務のわなへの警戒が広がっている。 ケニアは中国の援助でナイロビとモンバサを結ぶ鉄道を建設したが、ケニアのネットメディアは2018年12月に、債務返済ができなくなった場合には同国最大の港、モンバサ港の使用権を事実上、中国に譲渡することを記した文書が存在すると報じている。
2019.01.03 共同通信

(Yahoo)

中国、沖ノ鳥島沖を無断調査 <1902-010304>
 中国公船が2018年12月に、日本の
EEZである東京都沖ノ鳥島沖で日本の許可なく海洋調査をしていた。 関係者によると、昨年12月18日に沖ノ鳥島沖で中国国家海洋局の調査船が航行しているのを海上保安庁が発見したため航行の目的を確認すると、公海上で海洋調査をしているなどと返答した。 これについて外務省は、無断で調査することは認められないと中国側に抗議した。
 日本政府は沖ノ鳥島を基点にEEZを設定しているが中国側は岩にすぎないと反論し、日本のEEZを認めていない
2019.01.02 Jane's Defence Weekly Myanmar shows off Thunder fighters <1902-010213>
 ミャンマーが2015年にPAC/CAC社に発注したJF-17 16機の一次分が引き渡された。
 2018年12月15日に行われた空軍創立71周年記念航空ショーの映像にJF-17が少なくとも4機写っていた。
2019.01.02 Jane's Defence Weekly Test flight of new Chinese SLBM reported <1902-010211>
 Washington Free Beaconが2018年12月18日、中国がJL-3 SLBMの発射試験を行ったと報じた。 試験の実施は米ミサイル早期警報衛星により確認された。
 Washington Free Beaconによると遼寧省海事安全庁が11月22日に、演習実施を理由に当該海域への立ち入り監視通報を行っていた。
2019.01 International Defence Review ZB Intelligence unveils Marine Lizard amphibious combat USV prototype <1902-010009>
 USVの航法や制御装置の開発を専門にしている青島のZB Intelligence社が殊海航空展に、Marine Lizard水陸両用戦闘車を出展した。  Marine Lizardは全長13.5mで、陸上では車体底部の4箇所につり付けられた電動の履帯で20km/hで走行し、水上では車体後部に取り付けた2基のウォータージェットにより50ktで航行する。 水上での航続距離は648nmと言う。
 同社によるとMarine Lizardへの搭載武器等は未だ決まっていないが、EO/IRやレーダなどのセンサと共に、機関銃、対装甲ミサイル、
VSHORADミサイルの搭載が可能という。
<0009.pdf>1902-010009>
 同社はまた各種USV/UUVの開発も行っている。
Snakehead
 全長9m、4.2tの多用途USVで1.5tの搭載能力があり、速力40ktの性能がありSea State 4でも航行できる有人も可能なUSV。
Marine Hound
 全長19.8mのUUVで、水中速力10kt、潜水深度300m、航続距離162nm以上の性能を持ち、7.5tの搭載能力がある。
Hunting Shark
 有人も可能な全長31.5m100tのUSVで、USVやUUV群集団の指揮統制を行う。 速力42kt、航続距離2,000km25tの搭載能力がある。
2019.01 International Defence Review Nammo pursures counter-UAV ammunition development <1902-010008>
 弾薬メーカのNammo社40mm擲弾の用途拡大を目指していて、その一つにネットを展開してUAVを鹵獲する非殺傷型C-UAV装置がある。
 このシステムは平時の軍事用で、特に混雑した市街地での使用を考えている。
 弾は40mm×53mmで、毎秒200回転するため有効にネットを拡張できるという。
2019.01 International Defence Review China's NORINCO rolls out new combat, reconnaissance, and logistics UGVs <1902-010007>
 NORINCO社が2018年殊海航空展に新型UGVを展示し、この分野での国際市場参入を目指している。
2019.01 International Defence Review China's Beihang UAS readies BZK-005E long-range reconnaissance UAV for export <1902-010006>
 北京UAV技術社が殊海航空展で、初めてBZK-005E MALE UAV海外から受注したことを明らかにした。
 BZK-005EBは中国で陸海空軍が偵察用や
ELINT機として広く使用しているChang Ying (Long Eagle) とも呼ばれているZK-005の改良型で、全長10.05m、翼端長18mMTOW 1,500kgで、最高速度210km/h、巡航速度130~180km/h、搭載能力370kg、上昇限度7,500m、滞空能力40時間、作戦行動半径2,000kmの性能を持つ。
2019.01 International Defence Review US approves missile and munition sales for Japan and NATO <1902-010005>
 米国務省が米国防安全保障協力局 (
DSCA) から申請のあった日本とNATOに対するミサイル等の輸出3件を承認した。
 このうち2件は日本に対するSM-3とAMRAAMの輸出で、SM-3はBlock ⅡA 13発Block ⅠB 8発であわせて$561M、AMRAAMはAIM-120C-7 32発で$63Mになっている。
2019.01 International Defence Review China's Hongda details HD-1 supersonic cruise missile family <1902-010002>
 広州市の鉱業及び産業用爆破の専門企業である轟達社が、輸出用の地上発射型対地/対艦用CM HD-1を開発した。 発射重量2,200kgのHD-1は固体燃料ラムジェット推進の超音速CMで、2,716~4,321km/h(註:Mach 2~4)で高度49,212ft290km巡航する。 また高度16~32ftでのシースキミング飛行も可能である。
 ペイロードは400kgの徹甲弾頭又は240kgの破片効果弾頭で、精度はファイバジャイロを用いた
INSとGPSでCEP20m、終末誘導にIRシーカを併用するとCEP≦10mという。
2019.01 International Defence Review Herakles announces Velociraptor APS development <1902-010001>
 南京の民間企業Herakles社が2018年殊海航空展にVelociraptor
APSを出品した。 Velociraptorは開発の最終段階で2019年には野外試験が計画されている。
 VelociraptorはAPCIFVMBTなどへの装備を目指している旋回砲塔式システムで四面のKu-band AESAレーダ76mm破片効果迎撃弾4発が装填された発射機でできている。
 装置は120~400m/sで飛来するATBMRPGを、空中発射の場合400m、地上発射の場合50mで捕捉し迎撃弾を発射する。 迎撃弾は15m遠方で破裂し、破片効果は0.5mに及ぶという。
2019.01 International Defence Review China's Hongda details HD-1 supersonic cruise missile family <1902-010002>
 広州市の鉱業及び産業用爆破の専門企業である轟達社が、輸出用の地上発射型対地/対艦用CM HD-1を開発した。 発射重量2,200kgのHD-1は固体燃料ラムジェット推進の超音速CMで、2,716~4,321km/h(註:Mach 2~4)で高度49,212ft290km巡航する。 また高度16~32ftでのシースキミング飛行も可能である。
 ペイロードは400kgの徹甲弾頭又は240kgの破片効果弾頭で、精度はファイバジャイロを用いた
INSとGPSでCEP20m、終末誘導にIRシーカを併用するとCEP≦10mという。
2019.01 International Defence Review Herakles announces Velociraptor APS development <1902-010001>
 南京の民間企業Herakles社が2018年殊海航空展にVelociraptor
APSを出品した。 Velociraptorは開発の最終段階で2019年には野外試験が計画されている。
 VelociraptorはAPCIFVMBTなどへの装備を目指している旋回砲塔式システムで四面のKu-band AESAレーダ76mm破片効果迎撃弾4発が装填された発射機でできている。
 装置は120~400m/sで飛来するATBMRPGを、空中発射の場合400m、地上発射の場合50mで捕捉し迎撃弾を発射する。 迎撃弾は15m遠方で破裂し、破片効果は0.5mに及ぶという。