2017年の中国軍事全般に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2017.12.30 産経新聞

インターネット

中国、新型ミサイル試射か 極超音速兵器向けに開発 <1801-123002>
 香港紙明報が29日、中国ロケット軍が11月に極超音速兵器(
HGV)を搭載する推定射 程1,800~2,500kmの次世代BM東風17の発射試験を2回実施したと報じた。 発射実験は11月1日と15日に実施し、1日 の試験では1,400km飛行、搭載されたHGVは新疆ウイグル自治区に設定された攻撃目標に命中したとしている。 米情報筋は、東風17が2020年ごろに実戦配備が可能な 能力を獲得するとみているという。
 HGVは現在のBMDSでは迎撃困難とされ、中国をはじめ米国やロシアも開発にしのぎを削っている。 報道によると、中国は2014~2016 年にHGVの試験を既に7回行っている。
2017.12.30 Yahoo 時事通信記事

「中国、南アジアで浸透=港を99年租借、インド包囲」

<1801-123001>
 中国スリランカパキスタンなど南アジア諸国への浸透 を進めている。 スリランカでは、国内有数の規模を誇る港を中国国営企業99年間租借契約が締結された。
 パキスタンでは、グワダルで港湾整備に携わってきた中国がパキスタンと2015年に港の43年間の租借で合意して いる。
2017.12.25 東亞日報 世界最大の中国の水陸両用機、試験飛行に成功 <1801-122501>
 中国が開発している飛行艇AG600が初飛行した。 初飛行は、40km×60kmの空域を高度3,000m以下で行われた。 世界 最大の飛行艇であるAG600は陸上の飛行場でも離着陸できる。
 全長37m、翼端長38.8m、高さ12.1mのAG600は、最大速度500km/h、滞空能力12時間、航続距離4,500kmで、海南省三亜を離陸すれば南シナ海全域 を哨戒飛行することができる。
2017.12.18 China Defense Qatar displays its Chinese BP-12A GPS guided rocket during its Dec 15, 2017 National Day Parade <1801-121807>
 BP12Aは軍及び軍団が装備している戦域SSMで、敵の指揮所、空港、ミサイル発射機、ロケット及び長距離砲 中隊、通信所、集結地、兵站・輸送拠点など、縦深作戦に使用する。
 尤も、カタール軍が中国軍と同じ構想でBP12Aを装備しているかどうかは分からない。
2017.12.18 Yahoo ロイタ通信記事

「中国軍用機が日本海上空で遠洋訓練、韓国軍機がスクランブル」

<1801-121804>
 中国空軍が18日、日本海上空で新たな遠洋訓練を実施し、韓国軍 機が緊急発進した。 中国空軍は声明文で、戦闘機と爆撃機が韓国と日本の間の対馬海峡を通過し、日 本海の国際水域上空を飛行したと明らかにした。
 韓国統合参謀本部は、中国軍用機5機が韓国防空識別圏(KADIZ)に進入したことを確認し戦闘機を緊急発進させた。 中国軍機は日本の 防空識別圏にも進入したという。
 中国空軍は台湾近海の上空も飛行しており、中国は最近数ヵ月、台湾付近を中心に遠洋訓練を増やしている。
2017.12.18 Yahoo Focus 台湾記事

「中国大陸軍機が2日連続で台湾周辺を飛行 国防相が監視を指揮」

<1801-121803>
 中国のY-8が18日午前にバシー海峡から宮古海峡上空へ抜ける長 距離飛行を行った。 17日にもY-8情報収集機Y-8電子戦機が同経路で飛行したことが確認されている。
 馮国防部長は立法院で来年度の予算に関する質疑に応じる予定だったが、午前11時ごろに同院を後にして台北市内にある連合作戦指揮センタに向かい、中軍機 の行動を監視するように指示すると共に、軍用機や艦艇を派遣して対応したという。
 中国大陸軍機による台湾周辺空域での演習が繰り返されていて、今月17日のほか9日にも、H-6やSu-30が宮古海峡周辺を飛行している。
2017.12.18 Yahoo 産経新聞記事

「中国軍5機が対馬海峡通過 戦闘機は初めて」

<1801-121802>
 統合幕僚監部が18日、中国軍のSu-30など5機が同日に東シナ海から対馬海峡を通過し、日 本海を往復飛行したのを確認したと発表した。 領空侵犯はなかった。
 中国軍の戦闘機が対馬海峡を通過して日本海に進出したのは初で、防衛省で目的を分析している。
 統幕によると、確認されたのはSu-30 2機H-6 2機Tu-154 1機で、東シナ海から 対馬の南方を通過し、日本海へ抜けた後、同じルートを引き返した。 中国軍機による同ルートの飛行は、今年1月にH-6など8機が確認されて以来となる。
 また同日、バシー海峡から飛来した中国軍のY-8電子戦機沖縄本島と宮古島間の上空を抜 け、中国本土方面へ飛び去ったのも確認された。
2017.12.18 Record China 中国の新型国産空母、搭載機数は「遼寧」から5割増―香港紙 <1801-121801>
 香港紙South China Postが12日、中国空母2隻の相違点に関する記事を掲載した。 記事によるとType 001 遼寧に続く002型空 母は4月26日に進水し、11月から中国東北部の大連で試験が行われている。 外見や排水量、通常動力の推進装置、飛行甲板などは遼寧と よく似ているが、実際には最新の技術が盛り込まれて中国海軍の求める仕様を満たす空母に仕上げられている。
 スキージャンプ式飛行甲板は遼寧では勾配が14゚だがType 002では12゚に変更されて 滑走距離が短縮されるとともに燃費も向上し、J-15の機数は遼寧より50%多い35機になっている。
【註】
 記事でType 002と呼んでいるのはType 001Aと見られる。 Type 002はカタパルト発進平甲板型の全く別の空母と報じられている。
2017.12.16 China Defense Type001A Aircraft Carrier CV17 Shandong construction update (Dec 16th, 2017) <1801-121604>
 PLA Dailyによると、CV 17 山東は間もなく洋上試験を開始する。
【註】
 記事ではType 001Aの艦番号をCV 17としているが、掲載された図では艦首に艦番号が"18"と記されている。 どちらが本当なのか。
2017.12.15 Chinese Military Review Shi Lang Aircraft Carrier With J-15 Flying Shark & Z-8 Helicopter <1801-121504>
 中国海軍の空母施琅(旧Varyag)の艦上にJ-15艦載戦闘機とZ-8ヘリのモックアップが搭載さ れた写真。
【註】
 Varyagを修理した中国の空母の艦名は遼寧であったはずだが施琅に変わったのか。
2017.12.13 Jane's Defence Weekly Future Chinese carrier to operate J-20, J-31 stealth fighters, claims PLAN admiral <1802-121303>
 中国CCTVが12月4日、電磁カタパルト(
EMALS)を装備すると言われている建造中のType 002平甲板空母 は、J-15またはその改良型とともに、J-15と別の任務を担うためJ-20やJ-31ステルス戦闘機も搭載すると報じ た。
【註】
 J-20やJ-31はカタパルトで発進したとしても着艦するためには脚や機体の強化が必要で、拘束索をつかむフックも取り付ける必要があり、再設計に近い改修が 必要になることから、カタパルト発進したとしても陸上基地に着陸するのではないか。 そうなればどのようにしてJ-20等を空母に搭載するのかが問題である。
2017.12.11 Yahoo 朝鮮日報記事

「中国駐米公使『米軍艦が台湾寄港なら武力統一』」

<1801-121101>
 香港紙の明報が10日、中国の李駐米公使が8日に、米国の軍艦が台湾に寄港すれば中国軍は 台湾を武力で統一すると述べたと報じた。 同紙は、中国政府は米台の軍事交流に一貫して反対してきたが、中国の外交官が戦争にまで言及したのは初めて だと指摘した。
 李公使は、米議会が9月に可決した国防授権法には、米国と台湾の軍艦による交流訪問 を検討することを求める内容が含まれており、中国と米国の国交正常化当時の共同声明に反すると述べた。 米上院は今年6月に両国の艦船がハワイ、グアムまた は台湾の高雄を訪問する案が話し合われた。
2017.12.09 China Defense Say hello to "Seal" China's answer to the "WaterCar Panther" Amphibious 4x4 Jeep <1801-120902>
 (写真6枚のみで記事なし)
You Tube 映像
【註】
 当該装備はWaterCar社製の民生用で$155,000で市販されている。 中国がこれを輸入して軍用としているものとみられる。
2017.12.08 Jane's 360 China’s CSIC unveils concept for nuclear-powered combat support ship <1801-120805>
 中国の
CSIC社が5~8日に上海で開かれたMarine China展で、原子力推進の大型補給艦(AOE)構想を公表し た。 最初のイメージ画は6日にWeiboに投稿された。
 それによると原子力AOEは後部にヘリ甲板を持つがハンガーはなく、形状は9月1日に就役した45,000tのガスタービン推進AOE Type 901によく似ている。
【註】
 そもそも艦船に洋上補給(給油)するため膨大な量の燃料を積載する"タンカー"であるAOEを原子力推進にする意味があるのであろうか。
 AOEを原子力推進にするのは、国産空母二番艦Type 002の次の空母(Type 003?)を原子力推進にするための試験が狙いではないであろうか。
2017.12.06 Jane's Defence Weekly China tests laser-based counter-UAS system <1801-120615>
 中国国防省が11月28日、車載
C-UAVシステムの画像を公開した。
 システムは目標を捕捉するレーダと妨害装置を車載ISO標準コンテナに収納し、屋上にEO/IR追随機とレーザ照射装置 を搭載している。
2017.12.06 Jane's Defence Weekly China building more Yuyi-class LCACs <1801-120610>
 民間衛星が11月24日に撮影した上海近くのJiangnan造船所の画像から、中国が更に4隻 Type 726/726A
LCACを建造していることが明らかになった。 Type 071 20,000t揚陸艦に4隻が搭載されるType 726/726Aは 既に6隻が就役している。
 Type 726/726Aの最初の3隻はウクライナ製のUGT 6000エンジンを搭載していたが、続く3隻は国産のQC-70ガスタービンエンジンを搭載している。
2017.12.06 Jane's Defence Weekly China on the brink of AI breakthroughs, says US think tank <1801-120609>
 
CNASが11月28日の報告で、中国軍AI技術で大きなブレーク スルーを迎えようとしているとした。
2017.12.06 China Defense Photos of the day: Sino-Russian "Cooperation-2017" anti-terror drill <1801-120604>
 中露共同演習"Cooperation 2017"の3日目となる5日、両軍の特殊部隊が輸送ヘリを用いた索敵訓練を行った。
 この日の訓練には中国側から武装警察部隊、ロシア側からロシア連邦National Guardが参加した。
2017.12 International Defence Review Norinco evolves ST1 tank destroyer <1801-120011>
= NORINKO社製 ST1 装輪駆逐戦車を紹介した2頁の記事 =
 ST1装輪駆逐戦車は、中国軍が装備している105mm低反動砲を装備したZTK-11の輸出仕様で、105mm砲は同社製 で初速1,540m/s
APFSDS弾であるBTA2を発射する。
2017.12 International Defence Review Digitech launches family of C-UAV systems <1801-120010>
 青島を本拠にするDigitech社が、
C-UAVを目的にしたRF妨害 装置JAM-1000JAM-2000JAM-3000の3種類を公開した。
 JAM-1000は車両屋上雪駄型で2.4GHz及び5.8GHzの通信妨害及びBeiDou、GLONASS、GPSなどの妨害を行い、有効範囲は300mである。
 20kgのJAM-2000は8kgと12kg分離でき、三脚付きで24kgのJAM-2000-03は人力可搬式である。 バッテリは80分間の連続使用に耐え25W で0.8km、50Wで1.2km、100Wで2.1kmに対し有効である。
 JAM-3000は800mにわたり120゚の範囲を妨害できる。
2017.12 International Defence Review CETC details latest SLC-2E weapon locating radar <1801-120005>
 中国
CETC社が、SLC-2対砲迫レーダ(WLR)の新型SLC-2Eを 開発した。 SLC-2Eは完全ディジタルのAESAレーダで対空用にも使用できる。
 対砲迫では155mm砲弾を50km、300mmロケット弾を90kmで捕捉できる。
 対空モードではアンテナを6/12/30rpmで回転し、RCS=2㎡の目標を距離260km、 高度15,000mで捕捉できる。
2017.12 International Defence Review CETC readies long-range air-defence radars for export <1801-120001>
 中国
CETC社が、今まで米国やロシアの市場であったアジア太平洋及び中東を狙った長距離レーダを公開した。
SLC-7
 移動式のL-band MFRで、性能はEL/M-2050S Greeb Pine Block-Bを凌ぐという。
 RCS=0.05㎡の捕捉性能は探知確率80%で450km、高度は30,000mで、RCS=001㎡のBMは90% で300km以上という。
YLC-8B
 固定レーダ網の補完用で、アンテナは6rpmで回転する。 戦術航空機の捕捉は550km 以上、ステルス機の捕捉は350km以上で可能で、向かってくるミサイルは700km で捕捉できるという。
2017.11.29 Jane's Defence Weekly Chinese manufacturers claim major boost in defence electronics capability <1801-112914>
 中国軍需相が11月21日にChina Dailyで、現在中国の装備品に搭載された電子部品の85%は国産になっており、 過去10年間で米国との技術差は15年から5年に縮小してきたと述べた。
2017.11.29 Jane's Defence Weekly China unveils two armed A-Hawk UTOL UAV models <1801-112911>
 中国国営AVIC社が11月12~16日にドバイで開かれた航空展にA-Hawk ⅠA-Hawk Ⅱの2種類の攻撃型VTOL UAVを出品した。
 直径が3.47m、
MTOWが175kgのA-Hawk Ⅰ65kgの搭載能力30分間の滞空能力を持ち、上昇限度は3,000m、速力60km/hで発射機2基を持つ。
 チルトロータ4基のA-Hawk ⅡはMTOW 120kg、滞空能力4時間、速力60km/h、上昇限度5,000mで、偵察、攻撃、貨物輸送が可能で ある。
2017.11.29 Jane's Defence Weekly China's DF-41 intercontinental ballistic missile 'could enter service in 2018' <1801-112904>
 中国国営のGlobal Times紙が11月19日、DF-41 (CSS-X-20)が早ければQ1/2018にもoperationalになると報じ た。
 DF-41は三段推進で射程は12,000km以上、10個の
MIRV弾頭を搭載するほかチャフやデコ イも搭載しているため、BMDSを突破できるという。
2017.11.29 Yahoo 産経新聞記事

「中国陸軍、厳寒下で大規模演習 北部戦区部隊、北を牽制」

<1712-112906>
 中朝国境地帯を管轄する中国人民解放軍北部戦区の陸軍部隊が大規模演習を行い、 関心を集めている。 この演習には北朝鮮の軍事的挑発を牽制する狙いもありそうである。
 人民解放軍機関紙の解放軍報などによると、演習は厳寒のもと今月下旬に始まり長距離の機動訓練や実弾射撃が実施され、-17゚Cの内モンゴル自治区東部の大草 原では、強力なECMや航空戦力も交えながら行われた。
2017.11.27 China Defense Hi-res photos of the day: PLA Marine live fire exercise in Djibouti <1712-112709>
 ジブチに駐留している中国軍が、23日に重装備による実弾射撃訓練 を当地で実施した。
 訓練では装輪駆逐戦車数量が数十発の射撃を実施した。
2017.11.24 China Defense Testing helicopters, manned and unmanned, armed and unarmed on the Tibetan Plateau <1712-112408>
 China Dailyが24日、AV500W回転翼UAVが11月18日に、チベット高原の青海省でASM 2発を搭載して海抜高度 4,300mを飛行したと報じた。 AV500Wは10月31日には高度5,006mを飛行したという。
 一方11月9日には、複数ロータUAVのXM20が、全備状態4,600mを飛行している。
2017.11.22 Jane's Defence Weekly China's Beihang unveils TYW-1 strike-capable UAV <1801-112211>
 中国の北航UAV社が11月13日、BZK-005の発展型とみられるTYW-1武装偵察UAVを発表した。 TYW-1は全長9.85m、翼端 長18mの双胴型で、
MTOWはBZK-005の1,250kgより重い1,500kgという。
 最大搭載量は翼下に4箇所に合わせて370kgで、上昇限度7,500m、滞空能力40時間、 最高速度200km/hの性能を持つ。 また搭載したEO装置は高度5,000mで50kmまで監視できる。
2017.11.22 Jane's Defence Weekly China reveals more details of electromagnetic catapult <1801-112202>
 中国海軍専門家会議の主席であるZhuo少将がCCTVで11月6日に国営China Daily紙の記事を引用して、一般にType 002と呼ばれている国 産空母には、通常動力による電磁カタパルトが装備されると述べた。 CCTVによるとこの電磁カタパルトでは今までに J-15艦載戦闘機による発進試験を数千回実施しているという。
 香港のSouth China Morning Post紙も11月1日に、Type 002は電磁カタパルトを装備すると報じている。 また、DigitalGlobe衛星が11月1日に Huangdicun航空基地を撮影した画像にはカタパルト試験場とJ-15が写っている。
2017.11.22 Yahoo Focus台湾記事

「中国大陸軍機、第1列島線通過 国防部『攻撃用航路の準備』/台湾」

<1712-112201>
 台湾国防部が22日、複数の人民解放軍機が同日午前、バシー海峡上空を通過して 第一列島線を越えて西太平洋に向かって飛行したと発表した。
 国防部によると、飛行したのはH-6爆撃機、Y-8輸送機、Tu-154電子偵察機、II-78空中給油機、Su-30戦闘機などで、同日午前の立法院外交国防委員会で機数 について馮国防部長は「10機を上回るか」との質問に「おおよそそのくらい」と答えた。
2017.11.15 Jane's Defence Weekly China adds more satellites to Beidou-3 constellation <1801-111510>
 中国が11月5日に長征3B
SLVを用いて北斗-3測位衛星2基中高 度軌道に打ち上げた。 北斗-3は2018年末までに更に18基が打ち上げられ、最終的には2020年には27基全地球規模のサービスを行う。
 中国とアジアのみをカバーする12基からなる北斗-2は2012年にoperationalになって いる。
2017.11.15 Jane's 360 China’s Beihang Unmanned Aircraft System Technology unveils TYW-1 strike-capable UAV <1712-111508>
 北京UAV技術社がBZK-005 MALE UAVを元にしたTYW-1威力偵察UAVを公表した。
 TYW-1は翼端長18m、全長9.85m、全高2.5mで、最大離陸重量はBZK-005の1,250kgより重い1,500kgである。 7.5kgの武 装が可能で、上昇限度7,500m滞空能力40時間、最大速度200km/hの性能を持つ。
 一方BZK-005は2016年4月に南シナ海Woody島近くで目撃されたほか、2013年9月には東シナ海の尖閣諸島付近で航空自衛隊F-15Jの要撃を受けている。
2017.11.12 China Defense Offical photo of the day: J-11B with next generation of Chinese AAM (PL-10 ASRAAM and PL-15 LRAAM) <1712-111203>
 2016年の殊海航空展以来、PL-10 SRAAMPL-15 LRAAMを装備したJ-10やJ-20の画像をよく見かけるようになった。
 PL-10は搭載機の機首方向大きくずれた目標を射撃できる
TVC操舵を行うAAMで、パイロットのヘルメットサイトを介して目標にロック オンし射撃できる。
 PL-15は射程200kmで米国のAIM-120D級のAAMである。
2017.11.08 Jane's Defence Weekly China trials marine propulsion system <1801-110808>
 中国国営ニュースサイトであるGlobal Timesが海軍少将の言葉を引用して10月24日、米英に先んじて永久磁石電動機 を開発したと報じた。
 この電動機は中国で建造される在来型潜水艦に搭載されるという。
【関連記事:1711-102508 (CD 2017.10.25)】
2017.11.08 Jane's Defence Weekly China testing new 6×6 AAVs <1801-110807>
 中国が新型の6×6装輪
AAVの試験を行っている画像がウェブ上に流れた。
 新型AAVには2種類あり、2種類は殆どが同じ形状であるが後方に予備電源を収納しているとみられる箱を2個搭載した方は、全長が永くなっている。 いずれも 水上用として後方にダクトプロペラをもつほか、1枚の前方折りたたみ式のtrim vane装備している。
2017.11.08 Jane's Defence Weekly Choina's AT200 UAV to supply South China Sea military bases <1801-110803>
 中国科学院工程熱物理研究所が10月27日、中国が南シナ海の軍事施設への補給に、新開発のAT200輸送用UAV を使用する計画であることを明らかにした。
 
MTOW 3.4t、搭載能力1.5tのAT200はPacific Aerospace社(註:ニュージーランドの企業、 Home Page)製P-750を同研究所がSF Expressグループと共同でUAV化したもので、10月26日に初飛行している。
【初飛行を伝えた Web Site
 AT200は巡航速度313km/h、航続距離2,183km、実用上昇限度6,100mで8時間の滞空能力を持ち、200mの滑走路で離着陸できるという。
2017.11.08 Jane's Defence Weekly China says it has developed a conventionally powered electromagnetic catapult <1801-110802>
 South Cjina Morning Post紙が中国海軍及び軍事産業当局者の話として、国産空母の二番艦Type 002では電磁カタパ ルトが採用されると報じた。 伝えられるところによるとこのシステムは、米海軍のGerald R. Ford級が装備するGA社製
EMALS とよく似ているという。
 Type 002はウクライナから購入した空母Type 001 遼寧を元にした国産空母の一番艦Type 001Aと異なり、カタパルト発進の平甲板型 になるという。
2017.11.06 日経新聞

インターネット

新世代の中国版 GPS 衛星、打ち上げ成功 <1712-110603>
 中国国営の新華社が、西昌衛星発射センタが5日に長征3B
SLVで新世代の衛星測位システム「北斗衛星導航 系統3号(北斗3号)」に使う初めての衛星を予定の軌道に乗せることに成功したと報じた。 2020年までに35基 を打ち上げて世界全体をカバーする。
 北斗3号測位精度を現行の北斗2号の2~3倍の最大2.5mに 引き上げるもので、2018年末までに18基を打ち上げて一帯一路の沿線各国で測位サービスを提供する。
2017.11.05 China Defense Satellite imagery of the day: Type 093 (Shang Class) nuclear-powered attack submarine with VLS <1712-110505>
 中国ではType 093B商級)と呼ばれ、西側ではType 093Gと呼んでいる
VLSを装備しCJ-10 CM 12発を発射できる原子力潜水艦の画像である。
 CJ-10は射程が1,500kmで、駆逐艦やH-6爆撃機からも発射できる。
 撮影された写真の位置座標は36゚ 6'28.81"N,120゚ 35'0.03"E(36.108003,120.583342)である。
2017.11.01 Jane's Defence Weekly China's J-20 fifth-gen fighter moves into series production <1801-110102>
 国営中国中央TV (CCTV)の軍事チャネルであるChannel 4が10月23日、CAC社製J-20が間もなく量産に入ると報じた。 番組では過去最大 の5機のJ-20が体形を組んで飛行する様子が報じられた。
 番組で同社の代表は、2020年末までに100機以上を生産すると述べた。
2017.11.01 Jane's 360 China testing new 6×6 amphibious armoured vehicles <1712-110104>
 中国のネット上に新型6×6水陸両用装甲車の試験の様子が掲載された。
 掲載されたのは2両で、基本的には同型とみられるが微妙に違っている。
 そのうちの1両は後部に油圧開閉の昇降扉を持つ従来型であるのに対し、もう1両は吸気口と排気口を車体の上に持つと共に、昇降扉の両側に予備電源用と武器等の 収納用とみられる箱を搭載していて全長が若干長くなっている。
2017.11 International Defence Review CASC unveils D3000 unmanned oceanic combat vessel concept <1712-110012>
 中国CASC社が海洋科学技術展でD3000 USVを公表した。 D3000は全長30mで540nmを90日にわたり航行できる。
 武装としてはType 730 30mm
CIWS 4門重魚雷発射管4本軽 魚雷発射管8本を持つ。
 D3000にはMFRとバウソナーを装備する艦隊護衛用のD3000Aと、4発入り箱形発射機2基を持つ 対艦任務用のD3000Bとがある。
2017.11 International Defence Review China's H-5 UAV conducts live-fire trial with new precision munition <1712-110010>
 CACS社が9月21日、CH-5 MALE UAVによる80kg
PGMの投下試験に成功した。 試験 は高度11,482ftからLOBLで行われた。 またAR-1 45kg級 SAL ASMの発射にも成功している。 AR-1は射程8km、弾頭重量10kg、Mach 1.1で飛翔しCEP=1.5mという。
 CH-5は全長11.3m、翼端長21m、MTOW 3,300kgで、機内に200kgを搭載できるほか 、各翼には250kgの武装ができるパイロンが3箇所ずつある。 更に胴体内側2箇所に150kgずつ 外側2箇所に100kgずつを搭載できる。
 しかし同社は、機内搭載能力を500kgに、胴体内側に300kg外側に120kgを搭載でき ることを目指している。
2017.11 International Defence Review NORINCO introduces new AV-CAT <1712-110002>
 NORINCO社が揚陸戦闘を高速化するGLM122水陸両用装甲車搭載渡渉板施設車(
AV-CAT )を開発した。
 AV-CATは25tの装軌車を元にして、砂や泥の上陸地点に1両で4m幅、35m長の渡渉板5分以内に敷設して揚陸の 高速化を図る。 敷設した渡渉板は40tの装軌車及び軸重15tまでの装輪車が通過できる。
2017.10.25 Jane's Defence Weekly China's Tengoen unveils armed UAVs <1712-102506>
 中国のTengoen社が南寧市で開かれたChina-ASEAN Expoで2種類の固定翼UAVと2種類の回転翼UAVを公表した。
TA001
 
MTOW 1,200kg、滞空能力24時間で、翼下2箇所にパイロンを持つ。
TB002
 全長10m、翼端長20m、MTOW 2,800kgの双胴型武装UAVで、滞空能力35時間、航続距離6,000kmの性能を持つ。
 両翼下にそれぞれ100kgの武器が搭載可能。
HA001
 MTOW 450kg、滞空能力6時間のVTOL UAV。
HB002
 MTOW 280kg、滞空能力5時間のVTOL UAV。
2017.10.25 China Defense Chinese propulsion system advances submarine capability <1711-102508>
 中国国営の建艦メーカである
CSIC社が23日にWeChat上の公式ページに、艦船の推進用 となる永久磁石電動機を開発したととする声明を掲載した。
 それによると永久磁石電動機は従来の誘導電動機に比べ高出力・低雑音が実現できるため、艦船、特に原子力潜水艦の推 進機として優れており、この分野の技術で中国は米国を抜いたという。
【註】
 永久磁石(同期)電動機とは回転子に永久磁石を使用した同期発動機で、誘導電動機が必要とする整流子、ブラシ、界磁励磁回路、スリップリングが不要で、高効 率が期待できる反面、回転速度が電源周波数によって決まるため、速度を変化させる目的には専用の可変電圧可変周波数制御インバータが必要である。
Wikipedia 「永久磁石同期電動機」
2017.10.12 Jane's 360 Tengoen's TB001 armed reconnaissance UAV makes first flight <1711-101204>
 中国唯一の双胴双発UAVであるTB001が9月26日に初飛行したと新華社が報じた。
 TB001は全長10m、翼端長20m、最大離陸重量2,800kmで、上昇限度8,000m、滞空能力35時間、航続距離 6,000kmの性能を持つ。
 TB001は衛星経由の誘導が可能で、胴体下にはEO照準センサを持ち、両翼にはそれぞれ100kgの武器を搭載できるパイロンを持つ。
2017.10.10 Yahoo 時事通信記事

「電磁加速砲を開発=中国、初の公式確認」

<1711-101001>
 中国の英字紙China Dailyが10日、中国の海軍工程大学電磁砲(レールガン)の開発を進めていると発表した と報じた。
 中国は電磁砲の研究に着手しているとみられてきたが、公式に確認されたのは初めてという。
2017.10.07 China Defense Photo of the day: ZTQ-15 light tank unmasked <1711-100708>
 中国軍が装備しているZTQ-15軽戦車は輸出用のVT-5と全く同じようで、 105mm砲のほかRWS、35mm AGL、12.7mm重機関銃を装備している。
【註】
 この軽戦車は、先般中国軍がチベット高原で試験したと報じられたものと同じとみられることから、中国軍はZTQ-15をヒマラヤ高地における対インド戦用に考え ている可能性がある。
【関連記事:1709-071212 (JDW 2017.07.12)】
2017.10.04 Jane's Defence Weekly China to build naval dock at Djibouti base
 Sputh China Morning Post紙(註:香港の英字紙)が9月27日、中国がドバイに建設した海外基地に埠頭を建設 し艦船を泊渠させようとしていると報じた。
 建設する埠頭は少なくとも4隻が停泊できる大きさで、40,000t以上のType 901補給艦も停泊できるという。
2017.10.03 Record China 中国の最新ステルス戦闘機・J−20、軍の調達数は数百機規模、戦略的重要地域に配備か―中国メディア <1711-100302>
 人民網が9月29日、中国国防部新聞局局長で国防部報道官の呉謙上級大佐が9月28日の定例記者会見で、J−20はすでに 部隊に配備され、試験飛行が順調に進んでいると述べたと報じた。
 中国中央TVは軍事専門家の話として、J−20が東部沿岸や南シナ海などの戦略的に重要な地域に配備される可能性もあるとしたうえで、中国軍のJ−20の調達規模は 数百機になると予測しており、比較的安価なJ−31と混合運用することになるであろうと報じた。
2017.10 International Defence Review NORINCO rolls out VP10 variants <1712-100002>
 
NORINCO社がVP10 8×8装輪APCの新型を開発した。 新型は 105mm砲を装備している。
 基本型VP10は乗員2名のほか、後部室に12名の兵員が搭乗でき、車体上の遠隔操作砲塔には12.7mm機銃1丁が搭載されている。 また車 体後部には覆いで保護されたプロペラが2基あり水陸両用になっていて、水上速力8km/hの性能を持つ。 但し 105mm砲搭載型は重量が増加したため水陸両用性を持たないとみられる。
 これとは別に同社は最近、同社製遠隔操作砲塔に30mm砲を搭載したVP10も開発している。 30mm砲は120発を発射可能で、このほかに 200発の7.62mm弾と7.61mm同軸銃身機銃も装備している。
2017.09.28 Yahoo 時事通信記事

「最新鋭戦闘機を実戦配備=中国国防省」

<1710-092803>
 中国国防省報道官が28日、J-20ステルス戦闘機の部隊配備を開始したことを明らか にした。 ただ、試験飛行は計画通り順調に進んでいるとも発言した。 搭載エンジンをロシア製から国産に切り替えたとの一部メディアの報道については確認を 避けた。
 2011年に初飛行に成功したJ-20は2016年の珠海航空展で一般公開され、今年7月に内モンゴル自治区で行われた軍創設90周年の閲兵式にも登場している。
2017.09.25 Yahoo 産経新聞記事

「中国とロシア両海軍の軍艦6隻、宗谷海峡を通過 日米韓を牽制か」

<1710-092501>
 統合幕僚監部が25日、中露海軍の軍艦6隻が24日に宗谷海峡を通過したと発表した。 両軍は18日からウラジオ ストク軍港周辺で合同軍事演習を行っており、オホーツク海上での演習実施のために同海峡を通過したとみられる。
 中露両軍の合同演習は2012年以降、毎年実施されているが、オホーツク海では初めてとなる。
2017.09.21 Jane's 360 CASC unveils next generation USV concepts <1710-092106>
 中国CASC社が青島で開かれた2017国際海洋技術展に、一連の
USVを出展した。
 出展したのは全長8.5mのB850、11.5mのA1150、15mのC1500で、C1500(右図)はASWを任務にするという。
 B850は全長8.5mの組み立て式ボートに船外機を取り付けたもので、速力40kt、連続使用可能24時間、航続距離107nmの性能を持つ。
2017.09.20 Jane's Defence Weekly China launches seventh Type 815A <1711-092007>
 上海の造船所で9月8日、Type 815A改東調型情報収集艦7番艦進水した。 Type 815Aは原型となったType 815と同じ造船所で建造され、2014年3月から6隻が進水しており、2017年2月までに就役している。
 Type 815Aは全長130m、全幅16m、排水量6,000tで、3~4基の巨大レドームを装備すると共に、5番艦以降は艦橋の上にHot Hatと呼ばれる 円筒形レドームも装備している。
2017.09.20 Jane's Defence Weekly China's carrier mick-up undergoing further modifications <1711-092005>
 9月上旬に中国のウェブ上に武漢にあるType 002空母のモックアップの画像が流れたが、上部 構造の高さが高くなっていた。
 レーダのアンテナアレイパネルが取り付けられ、主アレイの上に小型のアレイが配置されていることから、Type 002はType 055駆逐艦同 様に二周波レーダを採用する模様である。
2017.09.19 Jane's 360 Chinese company Tengoen unveils several armed UAVs <1710-091907>
 中国Tengoen社が、9月12~15日に南寧市で開かれた第14回ASEAN ExpoでVTOL UAV 2機種と固定翼UAV 2機種を公開した。
TB001(右図)
 双発UAV TB001は、全長10m、翼端長20m、最大離陸重量2,800kgで、滞空能力35時間、航続距離6,000kmの性能を 持つ。 各翼下のパイロンにはそれぞれ100kgの武器を搭載できる。
TA001
 プロペラ後置式の単発機で、最大離陸重量1,200kg、滞空能力24時間のUAVで、左右の翼下に武器またはEO照準器を搭載できる。
2017.09.18 Yahoo ロイタ通信記事
「中国とロシア、北朝鮮付近で海軍の合同軍事演習を開始」
<1710-091803>
 中露海軍が北朝鮮付近で合同演習を18日に開始した。 国営新華社によると、演習は ウラジオストク港沖の日本海とオホーツク海南部で実施される。
 中ロ海軍の演習は今年2回目で、1回目は7月にバルト海で実施された。
2017.09.13 Jane's Defence Weekly Images appear to show China's J-20 has new engines <1711-091312>
 中国のオンラインフォーラムに載ったJ-20の画像から、J-20に新型のターボファンエンジンが搭載されたことが分かった。 J-20の 試作段階で国産のWS10エンジンを搭載していたが、量産機にはロシア製のSaturn AL-31FNが搭載されていた。
 今回の新型エンジンは排気口の形状から
TVCが行われる模様で、排気口の花弁がF-35搭載のF135エンジンと 似たステルス製を考慮した形状になっている。
2017.09.13 Jane's Defence Weekly PLAN commissions carrier replenishment vessel <1711-091311>
 中国海軍最大の艦船であるType 901補給艦の一番艦Hulun Huが9月1日に就役 した。 全長240m、全幅31m、満載時排水量45,000tのType 901は5箇所の燃料補給点と2箇所の貨物補給点を持つほか、搭載するZ-8中型輸 送ヘリによる補給も可能である。
 2015年12月に進水し2016年末から洋上試練を行ってきたType 901は、5月にはType 071 20,000t揚陸艦への洋上補給(
RAS)試験を実施したのは確認されているが、空母遼寧へのRAS試験が行われたかは不明である。
 建造中の二番艦は2018年中頃に完成するとみられる。
2017.09.13 Jane's Defence Weekly Image suggests YJ-18 ASM has entered PLAN service <1711-091310>
 中国の軍事雑誌Modern Shipsに、Type 052D駆逐艦がYJ-18対艦ミサイルを発射する画像が初めて掲載された。  YJ-18はロシアの
3M-54T (SS-N-27A) Kalibr-NKとよく似た三段推進の対艦ミサイルで、第一段はブー スタ、第二段はCM、第三段はロケット推進弾になっている。
 中国はロシアから潜水艦発射の3M-54E (SS-N-27B、 Club-Sの輸出仕様)を購入しているが、ロシアが3M-54の中国国内生産権を売却した か否かは不明である。
2017.09.11 Jane's 360 China’s land-based carrier mock-up undergoing further modifications <1710-091101>
 武漢に設置されている空母のモックアップに、中国三番目の空母Type 002に合わせ たと見られる改造がなされた画像が、9月上旬に中国のネット上に流れた。
 画像では艦橋上の構造物にフェーズドアレイのレーダアンテナが取り付けられ、今までより高くなっている。 また主アンテナ面の上 に小型のアンテナが取り付けられていることから、Type 002には6月に進水したType 055駆逐艦同様に 二周波レーダが取り付けられると見られる。
2017.09.07 Military Times China military holds drills in waters near Korean Peninsula <1710-090704>
 北朝鮮が水爆実験を行ったと発表した直後の5日と6日の2日間中国海軍が渤海湾で演習を行った。
 これについて中国は、予め決められていた定例の演習で、特定の国を対象としたものではないと述べている。
2017.09.07 Record China 中国軍、朝鮮半島に近い海域で低空飛行ミサイル撃墜訓練=中国国防部「特定の国を対象にしたものではない」 <1710-090703>
 中国国防部が、中国軍が5日に渤海湾付近で低空飛行ミサイルを撃墜する訓練を行っ たと報じられたことについて、年度計画に基づいて行う定例の演習であり、部隊の任務遂行能力の向上を目的としたもので、特定の国や目標を対象にしたものでは ないと明らかにした。
 香港のSouth China Morning Post紙が中国軍の公式ニュースサイトである中国軍網からの情報として、北朝鮮が核実験を実施した 直後の深夜に開始したこの訓練は、中国軍が渤海湾上空で低空飛行ミサイルを撃墜することにチャレンジするものだと報じていた。
 また、この訓練は7月下旬以降に中国と北朝鮮の間の黄海の渤海湾で行われた3回目のものだとし、1回目は人 民解放軍の創設90周年を記念して行われた3日間の海上訓練、2回目の4日間の訓練は、北朝鮮が7月28日に2回目のICBMを発射した1週間後 に行われたとも報じていた。
2017.09.06 Jane's Defence Weekly PLAN plans: former navy chief details China's upgrade efforts <1711-090612>
 中国の複数のウェブサイトに、趙退役海軍少将が東北高等工科大学で8月21~22日に行った中国海軍の近代化計画に関する講演内容の詳 細が掲載された。 その主要要素は以下の通りである。
 ・効率化されたサイズ攻撃型原潜(SSN)
 ・在来型潜水艦に搭載する原子力の補助エンジン
 ・艦載
ASBM
 ・次世代駆逐艦
 この講演ではType 093 SSNと似た形状のセイル前方にCM 12発を装備した7,000t級SSNのイメージ図が紹介された が、これがAsian Military Review誌が2015年に報じた2020年代に量産に入るというType 095なのかは分からない。 中国海軍は 14隻のType 095 SSNを建造する計画であるという。
 同少将はまた、従来型潜水艦に発電用として搭載する小型、低圧、低出力の原子力エンジンについても言及した。
2017.09.02 産経新聞

シンターネット

尖閣侵攻力さらに…中国、海兵隊を海軍直轄に格上げ 台湾の報告書指摘 <1710-090201>
 台湾国防部が2日までに立法院に送付した中国の軍事力に関する年次報告によると、中国は 海軍陸戦隊(海兵隊)を南海艦隊の傘下から海軍直轄に格上げした。 習国家主席が主導する軍改革の 一環で、陸軍の関連部隊との連携も強化しており、台湾や尖閣諸島など島嶼への侵攻能力を高めていることが覗える。
 また、2020年までに台湾への全面作戦能力を完備する計画を着実に進めていることも改めて浮き彫りになった。
2017.09.01 日経新聞

シンターネット

中国軍「上陸作戦の能力向上」 台湾、報告書で警戒あらわ <1710-090106>
 台湾の中央通信が、国防部が1日までに立法院に中国軍の軍事力の分析と、台湾軍の強化方針に関する 報告書を8月末に立法院に提出したと報じた。 報告書では中国軍が陸海空の戦力を統合し、台湾への上陸や封鎖作戦を遂 行する能力を大幅に向上させており、特別部隊を新設して上陸演習も強化しているとしている。
 中国軍には台湾本島への上陸作戦を行う能力はまだないが、既に離島を奪う力を備えているとし、サイバ攻撃や電磁波を活用し、新たな 作戦形態を構築していることへの懸念もあらわにした。
2017.09 International Defence Review China's CH-4 armed reconnaissance UAV receives upgrades <1710-090010>
 CASC社がCH-4 MALE UAVの性能向上を行った。 2017年初期に配備された性能向上型CH-4は 20kgの対装甲
SAL誘導ASMのAR-2を装備できる。
2017.09 International Defence Review CASC outlines CH-5 roadmap <1710-090009>
 試作機が2015年8月に初飛行したCASC社製CH-5 MALE UAVの量産型機が7月14日に初飛行した。
 CH-5は全長11.3m、翼端長21m、最大離陸重量3,300kgで、機内搭載200kgを含む1,200kgの搭載能力を持つ。
 武装では45kgのAR-1及び20kgのAR-2を装備できる。 AR-1は5kgの炸薬を搭載してMach 1.1で飛翔し、
CEP=1.5mの精度を持つ。
2017.09 International Defence Review CASC unveils sea-skimming lethal drone prototype <1710-090003>
 CASCの研究所
CAAAが開発したWIG効果を利用したUAVであるCH-T1が、ウェブ上 で5月に公開された。
 CH-T1は全長5.8m、最大離陸重量3,000kgで、高度1~6mを最大巡航速度Mach 0.65で飛 行し、実用上昇限度9,842ftの性能を持つ。
 搭載能力は1,000kgで、主力艦や構築物を破壊する破片効果弾頭のほか散布子弾も搭載でき、その際はパラシュ ートとエアクッションで回収することができる。
2017.08.25 Yahoo 産経新聞記事

「中国爆撃機・紀伊沖飛行 中国空軍報道官『実戦能力高め、強軍事業を推進する』」

<1709-082501>
 防衛省によると、中国のH-6 6機が24日、沖縄本島と宮古島の間を通過して紀伊半島沖まで 飛行し、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進した。 領空侵犯はなかったが、統合幕僚監部によると、このルートで中国機の飛行が確 認されたのは初めてである。
 中国国防省は24日、中国空軍が同日に遠海飛行訓練を実施したと発表した。 空軍報道官は声明で、中国空軍が遠海訓練を常態化させているのは国際法と国際 慣例に合致していると主張し、どのような妨害に遭おうとも、中国空軍はこれからも頻繁に飛行訓練を行うとの態度を明らかにした。
2017.08.21 Jane's 360 China's NORINCO reveals new armoured vehicles, active protection system <1709-082103>
 NORINCO社が15~16日に内モンゴルで開かれた"機甲の日"で同社製
APSを公開した。
 この行事には50ヵ国から230名を招き、TVによるデモなども行って売り込みが行われた。
 NORINCO社は毎年この行事で海外向けの展示を行っているが、今年は新型IFVのVN-17を展示した。
2017.08.20 Jane's 360 NORINCO demonstrates GL5 APS <1709-082004>
 NORINCO社が
MBTAFVに装備するAPS GL-5の詳細を 公表した。
 GL-5は捕捉距離100m、高低角20゚レーダ4基を装備する。 公表されたMBT-3000/VT-4 MBTへの搭載例では、砲塔 上の全面に2基、砲塔の後方に2基を搭載していた。
2017.08.16 Jane's Defence Weekly Images indicate possible precisoin-guided version of China's KD-20 LACM <1710-081607>
 中国空軍組合をスポンサとするウェブサイトBlue SkyにCJ-10K/KD-20
LACM光学誘導 式精密誘導型の画像が載った。 画像ではH-6Kの翼下にKD-20とYJ-63/KD-63 LACMが2発ずつ装備されている。
 1,500kmの射程を有するKD-20の光学誘導式はKD-20Aと呼ばれるようで先端に保護カバーがつけられている。  射程180~200kmのKD-63(右図)はTV誘導式で、終末誘導にはIIRが用いられている。
2017.08.16 Jane's Defence Weekly DF-31AG ICBM can carry multiple warhwads, claims China's state media <1710-081604>
 中国政府の公式発表はないが、中国国営メディアはDF-31AG ICBMは
MIRV弾頭搭載であると報じている。
 2013年中頃にウェブサイトで初めて画像が公開されたDF-31Aは単弾頭であるが、7月30日に行われた人民解放軍創立90周年記念パレード で初めて16両が公開されたDF-31AGについて、China Daily紙は8月7日に多弾頭を搭載すると報じた。
2017.08.13 Yahoo Focus台湾記事

「中国大陸軍機、台湾東部沖を飛行 今月3回目」

<1709-081302>
 台湾国防部は13日、人民解放軍のY-8 ELINT2機が同日午前にSu-30 2機の護衛を受けて台湾南 部
ADIZ外からバシー海峡を経て北東に向かって飛行したと発表した。 国防部によると、2機は太平 洋から東シナ海に向かって宮古海峡を北上した。 今月9日にもY-8が、12日にはY-8 ELINT機とH-6が同じルートで台湾東 部の海域をそれぞれ飛行した。
 人民解放軍が台湾東部の海域を飛行したのは今月に入って3回目である。
2017.08.10 Jane's 360 Images indicate possible precision-guided version of China's KD-20 LACM <1709-081009>
 中国空軍関連Web SiteのBlue Skyで、光学式精密誘導型と見られるCJ-10K/KD-20
LACM の画像が公開された。 7月中旬に掲載された画像ではH6K爆撃機にKD-20 2発とYJ-63/KD-63 LACM 2発が搭載されているが、KD-20の先端には保 護用のカバーがついていることから、EOまたはIRシーカが付いていると見られる。 新型シーカの付いた射程1,500kmのKD-20は KD-20Aと呼ばれると見られる。
 KD-20はINSとTERCOMレーダ及び測地衛星を使用していた。
2017.08.09 Jane's Defence Weekly China's J-20 fighter makes parade debut <1710-080911>
 中国軍が7月30日に内モンゴルの演習場で行った軍創設90周年記念パレードでJ-20が飛行した。 また J-16復座戦闘機、Y-20重輸送機も初披露された。
 このパレードには12,000名の部隊、100機以上の航空機、500両の装備が参加した。
2017.08.09 Jane's Defence Weekly China opens military base in Djibouti <1710-080903>
 中国が陸軍創立90周年の8月1日に、ドバイに建設中の初の海外基地を公式に開所した。
 開設式典には中国軍海兵隊、海軍兵、衛生兵合わせて240名と、少数のドバイ兵、及びZBD-09装輪
IFV 8両、Dongfeng 4×4軽装甲車4両も参加した。 Airbus社の衛星が7月17日に撮影した画像では、 まだ建設の半ばであった。 基地は中国が建設費の一部を負担して建設し5月に開設されたドバイ多目的港に隣接 して建設された。
 基地の北西部とヘリポートには掩体も建設されており、燃料及び恐らく弾薬の貯蔵に使用されると見られる。 基地内の施設は中国の 駆逐艦やフリゲート艦に装備しているZ-9ヘリの整備にあたるのに使用されると見られる。 中国はダルフールでの国連PKOに参加する Mi-17Iへり4機のうちの1機を6月にスーダンに搬入している。
2017.08.09 Jane's Defence Weekly Modification to sail of Qing-class SSB suggests future testing of new SLBM <1710-080901>
 7月下旬に中国のネットに、海軍が1隻だけ保有しているType 032 SSB改造された 画像が掲載された。
 Type 032はSLBMの試験艦と見られており、今回の改造でセールの後方部分が高くなったことから、JL-3 SLBM の試験に向けた改造と見られる。
【改造前の Type 032 SSB に関する記事:1407-060901 (CD 2014.06.09)】
 JL-3は次世代SSBNであるType 096に装備される。
2017.08.08 Yahoo 時事通信記事

「中国軍、黄海・渤海で大規模演習=統合運用力を誇示」

<1709-080802>
 中国軍機関紙の解放軍報が8日、黄海と渤海で7日に海軍と空軍が数十隻の艦艇、潜水艦、 10機以上の航空機による大規模な演習を行ったと報じた。 演習では数十発のミサイルが発射された。 上陸 作戦の訓練も行われ、習近平指導部が進める統合運用能力の向上を誇示した。
 習指導部による軍改革後、黄海と渤海で同時に実弾演習を行うのは初めてで、海軍の沈金竜司令官らが参加した。
2017.08.04 China Defense China's first homemade aircraft carrier to enter mooring trials next month <1709-080404>
 4月26日に進水した中国で二番目で初の国産空母について建造責任者が3日、予定より早く 来月にも係留試験を開始することを明らかにした。
2017.08.04 China Defense Photos of the day: Home is where LCAC is <1709-080403>
 (9枚の画像のみで記事なし)
【註】
 写真は2013年にウクライナからの引き渡しが開始された世界最大のPomornik級LCACで、ウクライナから2隻を購入し更に2隻を国内で建造するという。
【関連記事:1305-041903 (SC 2013.04.19)】
 中国はこのほかの大型LCACとしては、Type 071揚陸艦に4隻搭載できる推進機2基のType 726を保有している。
2017.08.04 Yahoo 産経新聞記事

「中国、ミサイル実験で米牽制 人工衛星や THAAD 標的」

<1709-080402>
 米ニュースサイトのWashington Free Beaconが2日、中国が
ASATの発射試験を先月23日夜に実施していたと 報じた。
 米当局者によると、発射されたのは新型ASATのDN-3で、中国北西部の酒泉衛星発射センタから打ち上げられたが上空で 作動不良を起こし、試験は失敗したとしている。 同サイトによればDN-3の発射試験は2015年と2016年にもそれぞれ1回確認されて いる。
2017.08.03 朝日新聞

インターネット

中国紙「海自潜水員が中国艦に接近」 自衛隊は否定 <1709-080302>
 中国紙の検察日報が1日、ジブチに停泊していた中国艦に海上自衛隊の潜水員が違法に近づいたため 警告したなどと報じたことに対し、河野統合幕僚長が3日の会見で、中国側が指摘するような危険行為があった事実はな いと述べた。
 河野統合幕僚長は、船が入港した場合、安全確保の観点から船底などを点検しており、潜水作業は通常のことで、警告 を受けた事実も認識していないと述べた。
【註】
 外洋での行動の経験が浅い中国海軍は、長期航海後に船底を潜水して点検することを知らず、隣に停泊している日本艦から潜水員が入水したのを、てっきり自艦 の偵察と勘違いしたのではないか。
2017.08.03 Yahoo 産経新聞記事

「日中、ジブチで軍事摩擦 『海自潜水員が違法接近』」

<1709-080301>
 中国最高人民検察院(最高検)の機関紙、検察日報が2日までに、中国が初の海外基地を設置した ジブチで、停泊していた中国艦海上自衛隊の潜水員が違法に接近したため、警告を与えて追い払ったと 報じた。 同紙などによると、ジブチに停泊していたのは昨年12月から今年7月までアデン湾で海賊対処活動などにあたった中国海軍のフリゲート艦衡陽玉林、補給艦洪湖で、付近に停泊していた日本艦が潜水員を派遣し、中国艦の近くまで接近したと報じた。
 自衛隊も拠点を置くジブチで日中間の軍事的摩擦が伝えられるのは初めてである。
2017.08.02 NHKニュース 中国 米の迎撃システムに似せた標的を破壊する試験 <1709-080203>
 米政府当局者によると、中国軍が先月29日に中国北部でTHAADやF-22を模した標的MRBMやCM などで破壊する試験を行ったことがわかったという。
 この当局者は今回の中国軍の行動について、米国が監視していることを承知のうえで破壊試験を実施したのは明らかで、中国にはいつでもTHAADを破壊する能力が あると見せつける狙いがあったと分析していると話した。
2017.08.02 NHKニュース 中国軍 アフリカ ジブチに初の海外基地運用開始 <1709-080201>
 国営の中国中央TVなどによると、中国軍がジブチに先月開設した海外初の補給基地運用開 始を記念する式典を1日に行った。 インド洋やアフリカ大陸で存在感を高めるとともに、遠洋で海軍を展開するうえでの拠点にする狙いもあると見られる。
 ジブチには米仏軍が基地を置いているほか、日本もソマリア沖の海賊対策にあたるための自衛隊の活動拠点を拡大する方針である。
2017.08.01 China Defense Chinese IFV in Djibouti <1709-080105>
 中国軍海兵隊第一陣ドバイに駐留する式典の画像から 判断すると、30mm砲を装備するZBL-08
IFV少なくとも6両 、12.7mm機関銃を装備するDongfeng Warrior 4×4軽IFV少なくとも4両配備されていることが明らかである。
2017.07.28 Stars & Stripes China closes east seas for military drills but says little <1708-072804>
 中国海軍大規模軍事行動のためとして、江蘇省連雲港沖から北海艦隊の基地がある山東省青島までの 黄海で40,000㎢を封鎖した。
 大規模軍事行動の中身は明らかにされていない。
2017.07.26 Jane's Defence Weekly Chinese military developing unmanned supply truck <1709-072609>

 中国軍が7月16日、無人補給車両の走行試験映像を公開した。
 米国の
HEMTTとよく似たこの車両は陝西自動車社製で、同社はオーストリアのSteyr社やドイツのMAN社と技術提携している。

2017.07.26 Jane's Defence Weekly China 'to mass produce' CH-5 UAV <1709-072604>
 中国日報が7月15日、量産型CH-5 UAVが14日に初飛行に成功し、CH-5の量産が開始されたと報じた。
2017.07.23 Yahoo 産経新聞記事

「中露がバルト海で初演習 9月には日本海でも」

<1708-072301>
 中国国営新華社通信が、中国とロシアの海軍が22日にバルト海で合同演習の開幕式を行ったと報じた。 中国 から参加する最新鋭駆逐艦合肥やフリゲート艦運城などは6月中旬に海南省三亜の基地を出航し、今月21日にカリーニングラードに到着していた。
 中露海軍は2012年以降、毎年合同演習を実施しているが、バルト海での演習は初めてである。 中露の海軍は昨年9月 に初めて南シナ海で演習を実施しており、今年の9月には日本海とオホーツク海でも合同演習を行う計画 である。
2017.07.21 China Defense Professional PLA research paper of the day: Chinese Military Diplomacy, 2003–2016: Trends and Implications <1708-072103>
 米国防大学(
National Defense University)国家戦略研究所(Institute for National Strategic Studies)の中国軍事問題研究センタ(Center for the Study of Chinese Military Affairs)が、2003年から2016年の中国の軍事外交戦略に関する報告書を公表した。
Chinese Military Diplomacy, 2003-2016: Trends and Implications
2017.07.19 Jane's Defence Weekly Chinese military to downsize ground forces <1709-071911>
 環球時報が解放軍報の記事を引用して7月11日、人民解放軍地上軍の兵力を1,000,000以 下に削減して、他の軍種を増員する計画であると報じた。
 中国の地上軍は現在、現役850,000予備役510,000である。
2017.07.19 Jane's Defence Weekly China sends first troop contingent to Djibouti <1709-071906>
 中国ドバイに建設した基地に部隊を輸送する船団の第一 陣が7月11日に、南海艦隊の基地である湛江を出航した。
 この日出航したのはType 071揚陸艦1隻と、半没式輸送艦1隻で、Type 071艦の飛行甲板 には海兵隊員80名が整列した。
2017.07.16 Chinese Military Review China's most powerful armed drone CH-5 UAV makes its first flight <1708-071601>
 中国最強のUAVであるCH-5が、7月14日に河北省で初飛行した。 CH-5は全長11m、 翼端長21m、最大離陸重量3.3tのMALE UAVで、航続距離10,000km以上 搭載武器1,000kg、その他の搭載装備200kgの性能を持つ。 また滞空性能は60時間で、ASMを搭載しても30時間滞 空できる。
 CH-5は両翼のパイロンに45kgで射程10kmのAR-1
ATGMを合わせて8発と、20kgで 射程8kmのAR-2SAL誘導ATGM 4発入りポッド合わせて8発 を搭載できる。
2017.07.15 China Defense photos of the day: China's CH-5 drone completes trial flight <1708-071503>
 昨年の殊海航空展で初公開されたCH-5 UAVが7月14日に初飛行した。
 開発者によるとCH-5は、監視、偵察、哨戒、照準、打撃が可能であるという。
2017.07.12 Jane's Defence Weekly Assessing the capabilities of China's Type 055 destroyer <1709-071216>
= 中国の Type 055 駆逐艦を分析した2頁の記事 =
 6月28日に進水したType 055は現在最新鋭の駆逐艦Type 052Dを40%大型化した排水量10,000t ので、
VLSのセル数は前部に64、後部に48か64で、合わせて112または128セルになっている。
 (以下、Type 052D、SejongDaewang級、あたご級、Arleigh Burke級と比較した砲熕兵器、電波兵器、水中兵器、水雷、ミサイルに関する記述)
2017.07.12 Jane's Defence Weekly China confirms trials of new tank in Tibet <1709-071212>
 中国国防省の広報官が6月29日、陸軍がチベット高原新型軽戦車の試験を実施した ことを認めた。 この記事は画像と共に、中国のウェブサイトGuancha.cnで6月11日に公表されていた。
 この軽戦車は105mm砲を装備しており、形状はType 96やType 99Aに似た箱形をしている。
2017.07.12 Yahoo 時事通信記事

「中国軍、初の海外拠点=ジブチ基地の運用開始―対インド包囲を強化」

<1708-071202>
 中国国防省が11日、中国軍にとって初の海外拠点となるジブチに建設を進めてきた 軍事基地運用を開始すると発表した。 部隊の出陣式が広東省の湛江でこの日に開かれ、兵士や関連設備を乗 せた艦船が出航した。
 中国軍は昨年、ジブチ市の沿岸部で艦艇が停泊できる軍事施設の建設に着手し、ソマリア沖などの海賊対策や航路の安全維持、海難救援活動のための後方支援基 地だと説明している。
2017.07.11 China Defense More boring logistics pictures: Second type 901 Comprehensive Supply Ship fitting out in Guangzhou <1708-071103>
 中国海軍5隻補給艦を擁しているが、そのうちの3隻が新型艦 アデン湾での活動に参加している。
 これら補給艦は海賊対処だけでなく、日本近海南シナ海での活躍能力も保有している。
【 Type 901 補給艦関連記事:1610-090702 (RC 2016.09.07)】
2017.07.10 Yahoo 中央日報記事

「北の弾道ミサイル技術発展はロシアの支援が背景に…最近も訪朝」

<1708-071002>
 Washington Post紙が8日、北朝鮮が猛スピードでBMの技術力を引き上げている核心的 な背景として、専門家の間ではロシアと中国の水面下の支援が話題にのぼっていると報じた。 専門家は特にロシアの 貢献が大きいとみている。
 ロシアの科学者からミサイルの設計やノウハウの伝授を受け、中国企業がミサイルの誘導システムに必要な電子装備などを北朝鮮当局に供給しているという。
2017.07.07 Record China 中国で空母用「電磁カタパルト」の開発急ピッチ、国産2番艦に搭載の可能性も <1708-070704>
 中国メディアの「観察者」が6日、上海で建造中次期空母電磁カタパルトが搭載 される可能性もあるとの海軍少将の発言を紹介した。
 電磁カタパルトはリニアモータを利用した装置で、整備性と信頼性、出力向上の利点があり、さらに射出速度の細かい制御やスムーズな加速で航空機の負担が低 減するなどの特長もあるとされ、米国で試験中のGerald R. Fordには電磁カタパルトが搭載されている。
2017.07.05 Jane's Defence Weekly Solar-electric Cai Hong UAV conducts stratopheric flight <1708-070515>
 中国メディアが、
CASC社が5月24に、太陽電池UAV CH-T415時間に及ぶ飛行試 験に成功したと報じた。
 CH-T4は外翼に上反角のある翼端長が45mのUAVで実用上限度20,000mを飛行する。 搭載能力は十数㌔㌘で、 4G/5Gの中継ができるという。
2017.07.02 Yahoo 産経新聞記事

「中国海軍の情報収集艦が津軽海峡で領海侵入 政府は懸念を表明」

<1708-070203>
 防衛省が2日、中国海軍の情報収集艦が同日、津軽海峡の領海に侵入したと発表した。 防衛省によると、領海に 侵入したのはドンディアオ級情報収集艦で2日10:40頃津軽海峡なある北海道松前町の「小島」南西の領海に入り、13:10頃小島の南東で領海を出たことをP-1哨戒機な どが確認した。
 政府は、中国艦が国連海洋法条約上の無害航行でないと見られる行為を行った確定的な情報がないとして、自衛隊への海上警備行動の発令は見送った。
 中国軍艦の領海侵入は昨年6月に鹿児島県の口永良部島周辺で確認されて以来で3回目で、政府は外交ルートで中 国側に懸念を表明した。
2017.06.28 Jane's Defence Weekly CETC claims new record for number of UAVs in aswarm <1708-062814>
 中国国営新華社通信が6月11日、中国の電機メーカ
CETC社が119機のUAVによる群飛行に 成功したと報じ1707-0619041707-061904た。
 これは同社が持つ今までの記録67機を更新するものである。
2017.06.28 Jane's Defence Weekly China building possible submarine surveillance ship <1708-062813>
 双胴型の海軍艦が広州市の黄埔造船所で建造されている画像が中国のネット上に流れた。 最近進水した模 様で、目下艤装中と見られる。
 画像から見ると同艦は米海軍のImpeccableほぼ同型同寸と見られ、水中測量または海洋調査艦と見られる。 Impeccable は全長90m、全幅30mで、排水量は5,000tである。
2017.06.28 Jane's Defence Weekly China defvelops photonics-based radar <1708-062811>
 環球時報が6月13日、中国科学大学(
CAS)が従来の30倍の解像度を持つ画像レーダ を開発したと報じた。
 このレーダは試験で、高速で飛翔するBoeing 737の画像を、エンジン、尾翼に至るまで識別できたという。
2017.06.28 Stars & Stripes China's navy launches latest generation destroyer <1707-062807>
 中国が28日、最大の駆逐艦Type 055を上海の造船所で進水させた。 Type 055は排水量では米海軍のAeleigh Burke級に匹敵する。
 ワシントンのCenter for Navl Analysisによると、中国海軍は2020年までに265~273隻に成長する模様で、これに対し米 海軍は275隻である。
2017.06.28 Defense News China launches its most advanced homegrown class of guided-missile destroyers <1707-062806>
 中国海軍最大で最新の駆逐艦Type 055が28日に上海の造船所で進水した。 Type 055の 一番艦は2019年に就役すると見られる。
 Type 055は全長175~180m、全幅20m、排水量10,000tで、艦首に64セル、艦尾と合わせて112~128セルの
VLSを装備するほか、130mm砲1門も装備する。
 レーダはType 054D搭載と似たフェーズとアレイMFRを装備する。
2017.06.27 China Defense Public service announcement: First Type 055 destroyer to be launched in Shanghai June <1707-062703>
 〖標題〗 「Type 055駆逐艦の一番艦が6月に上海で進水する」
(記事なし)
2017.06.26 Aviation Week & ST The dragon rising <1708-062603>
 パリ航空展では大方の予想に反し、AVIC社の子会社である成都航空機製造(
CAI)社が、 Wing Loong Ⅱの実大模型を展示した。 このモデルは4月にメキシコで開かれた航空宇宙展でも展示されている。
 2月に初飛行した自重4,200kgのWing Loong ⅡはWing Loongを改良したMALE UAVで480kgの搭載能力を持ち、YJ-9E対艦ミサイル、Blue Arrow 7、TL-2、AG-300など のASMやLS-9 SDBを搭載できる。
2017.06.26 Yahoo 時事通信記事

「1万5000人の部隊配置=中国人労働者保護でパキスタン軍」

<1707-062603>
 パキスタンのフセイン大統領が同国を訪問中の王毅外相との会談で25日、同国のエネルギやインフラ関係プロジェクトで働 く中国人労働者を保護するため、15,000名の軍を配置したことを明らかにした。
 パキスタンでは最近、中国人2人が誘拐される事件が起きている。
2017.06.22 Defense News China deploys new anti-submarine aircraft to fringes of South China Sea <1707-062203>
 DigitalGlobe社の民間衛星が5月10日と20日に撮影した画像から、東シナ海に面する海南島の陵水(Lingshui)航空基地に Y-8Q対潜哨戒機4機が駐機しているのが確認された。 また10日の画像にはBZK-005 HALE UAV 3機の存在も確認された。
 更にいずれの日も、KJ-500
AEW&C 2機の存在も確認されている。
2017.06.18 Yahoo 時事通信記事

「中ロ、日本海で合同演習へ=日米けん制か」

<1707-061803>
 中国国防省が18日、中露両国軍が9月中下旬に日本海とオホーツク海合同演習を行 うと発表した。 また、これに先立つ7月下旬にはバルト海でも合同演習を実施する。
 中露海軍は2012年から大規模な合同演習を毎年実施しており昨年9月に初めて南シナ海で演習を行っている。
2017.06.14 Jane's Defence Weekly Images show Chinese high-speed amphibious APC prototype <15.pdf>1708-061415>
 NORINCO社の子会社であるCNVRI社が、水陸両用<
APCを開発している。
 このAPCは5.5tの4×4車で、静止水上における試験では水上速度50km/hを記録している。
 このAPCは中国海軍が4隻保有するType 071 LPDやその他のLHDで水陸両用作戦を行う海兵隊軽機械化部隊に適している。
2017.06.14 Jane's Defence Weekly Chinese navy claims lead in integrated electrical power <1708-061414>
 中国海軍のMa少将がCCTVで、中国は欧米より進んだ統合電気推進(
IEPS)技術を 有していると述べた。
 Ma少将によると、中国海軍のIEPSは米海軍のZumwqalt級や英海軍のType 45より優れているという。
IEPS を説明した Wikipedia の頁
2017.06.14 Jane's Defence Weekly New ramjet engine to enhance range, speed of China's air-launched missiles <1708-061411>
 環球時報が6月5日、中国空中発射ミサイル用の固体燃料ラムジェットエンジンを開発し、既にミサイルに採 用できる段階にあると報じた。
 このエンジンはJ-20やその他の航空機が装備するAAMやASMに採用可能で、Mach 5で300kmの飛翔が可能になると いう。
2017.06.14 Jane's Defence Weekly US says China is likely to build more overseas bases <1708-061402>
 米国防総省が6月6日に議会へ提出した中国の軍事力に関する報告書によると、中国が海外進出の拠点インド洋地中海大西洋に構築しようとしている。
 それによると、中国は日本が唯一の海外基地を持つジブチに2016年2月から基地を建設している。
2017.06.13 Record China 米空母を撃沈させる新兵器、中国が開発か―米メディア <1707-061303>
 米National Interest誌が10日、「中国が米国空母を撃沈させる新たな手段を見いだした可能性がある」との記事を掲載した。
 中国公式メディアが、太陽光エネルギで飛行する大型UAV 彩虹−T4高度20,000mの高 高度の飛行に成功したと報じた。 同機はBoeing 737よりも大きいという。
 中国のDF−21が注目されているが、ミサイル以上に重要なのが攻撃目標のリアルタイム情報となる。 彩虹−T4は偵察や監視、通信で多大 な効力を発揮するとみられ、米国にとっては「空母キラー」になる可能性もある。
【関連記事:1705-032205 (JDW 2017.03.22)】
2017.06.07 Jane's Defence Weekly China develops 'ultra-fast interceptor' <1707-060705>
 China Dailyが5月27日、
CASIC弾丸の10倍以上の早さの目標を撃墜できる 超高速迎撃弾を開発したと報じた。 China Dailyは中国の専門家の話として、迎撃高度を100km以下と見ている。
 「弾丸の10倍の早さの目標」とは、弾丸の速度が通常1,200km/hであることから、12,000km/hの迎撃が可能ということを意味すると見られる。
【註】
 1,200km/hとはほぼMach 1で、この記事で言う「通常の弾丸速度は1,200km/hであるからMach 10の目標を迎撃可能」というのは少し過小評価ではないかと思われる。
2017.06.07 Yahoo 時事通信記事

「中国、海兵隊を強化=尖閣占拠、『潜在的任務』か」

<1707-060704>
 米国防総省が6日公表した
中国の軍事動向に関する報告書は、海軍陸戦 隊(海兵隊)について、尖閣諸島における潜在的な新たな任務を視野に入れていると指摘したてる。 海 軍陸戦隊は装備を充実し兵力の増加も進められ、将来は米国の海兵隊のような独立性の強い組織に昇格させるとの 観測も出ている。
 報告書によると、中国陸軍の揚陸部隊が台湾侵攻を目指すのに対し、海軍陸戦隊は南シナ海や尖閣の占拠に狙い を定めているという。
2017.06.07 Yahoo ロイタ通信記事

「中国、海外軍事基地建設推進の公算 次はパキスタンか=米国防総省」

<1707-060703>
 米国防総省が6日に米議会に提出した
中国の軍事力に関する年次報告書の中で、中国が ジブチでの初の海外軍事基地建設を完了した後、他国でも海外基地建設を推し進めていく可能性が高いとの見方を 示している。 報告書は、中国は例えばパキスタンなど、長年にわたり友好的関係と同様の戦略上の利益を持つ国々に、追加的な軍事基地 を建設しようとする可能性が高いとしている。
 パキスタンについては、中国の武器輸出で既にアジア太平洋地域の主要市場になっているとしている。 中国は昨年、パキスタンと潜水艦8隻の売却で合意した。
2017.06.07 Yahoo 毎日新聞記事

「米国防総省報告 中国潜水艦70隻態勢…20年までに増強」

<1707-060702>
 米国防総省が6日、中国の軍事力に関する年次報告書を公表した。
Military and Security Developments Involving the People's Republic of China
 海洋進出積極化を背景に、ディーゼル推進型潜水艦を2020年までに現状より15~24隻多い70隻体制とすると分析 したほか、新たに攻撃型原潜の導入を図るなど、対空攻撃能力の強化に加え、隠密性が高い対地攻撃力が高まると強い警戒感をにじませた。
 中国は現在、SLBMを搭載するSSBNを4隻、攻撃用原潜を5隻、ディーゼル推進型潜水艦を54隻それぞれ保有している。今 後、ディーゼル推進型の潜水艦を69~78隻 までに増強するほか、2020年代初頭には新型のSSBNを着工すると分析し、さらにCMを搭載するSSGNの導入を図っているとしている。
2017.06.03 China Defense Meet China's latest 50 km/hour amphibious wheeled AFV prototype <304.pdf>1707-060304>
 中国
NCIVR社が試作した重量5.5tAFVが、水上走行 試験で50km/hを記録した。
 但しこれは試作車であるため軽装甲はなく、実用型の航続距離、巡航速度などは不明である。
2017.06.02 China Defense Newspaper scan of the day: Mobile Landing Platform + Zubr <1707-060202>
 (写真のみで記事なし)
【註】
 中国がウクライナから購入したZubr (Pomornik)型LCACACV揚陸艇としては世界最大で150tのペイロード を持ち、400㎡の車両甲板を有し、戦車なら3両、歩兵戦闘車なら8両を搭載することができるが、ACVであるため凌波性に限界があり渡洋作戦には不向きであった。
【Zubr級LCAC関連記事:1305-041903 (SC 2013.04.19)】
 このため中国はZubr級LCACを渡洋させる半没式輸送艦MLPの整備を進めてきた。
【MLP関連記事:1508-071201 (CD 2015.07.12)】
2017.05.31 Jane's Defence Weekly China and Myanmar hold first joint naval exercise <1708-053108>
 中国海軍とミャンマ海軍が5月21日にマータバン湾で合同演習を行った。 演習には中国から駆逐艦、フリゲー ト艦、補給艦の各1隻、ミャンマーからはフリゲート艦、コルベット艦の各1隻が参加した。
 演習は1日限りであったが、中国艦はチラワ港を訪問し、ベンガル湾やインド洋進出の足がかりを得た。
2017.05.28 Yahoo 時事通信記事

海洋観測網を整備=東・南シナ海底に―中国」

<1706-052802>
 中国東シナ海南シナ海海底に海洋環境の大規模な観測網 を整備することを正式決定した。 中国中央TVは28日、海洋環境の観測、災害の予測、国防安全、国家権益など多方面のニーズに応えるものだと、海洋 権益の確保も狙いであることを明言した。
 この観測網は国家重要科学技術インフラ建設プロジェクトの一つで、20億元(320億円)以上を投じ5年かけて整備し、上海市の臨海部に設ける観測データセ ンターに情報を集約し、海洋環境をリアルタイムで観測する。
【註】
 対潜水艦監視網の構築と見ることができる。
【関連記事:1702-010703 (産経 2017.01.07)】
2017.05.26 Stars & Stripes Chinese jets intercept Navy P-3 <1706-052606>
 米海軍の駆逐艦Deweyがスプラトリー諸島Mischief礁で航行の自由作戦を実施した24日、J-10と思われる中国戦闘機 2機が、海南島の南東150哩、パラセル諸島の北西220哩を飛行中の米海軍P-3 Orionに対し200ヤードまで 異常接近した。
2017.05.25 Yahoo 産経新聞記事

「中国、3隻目の国産空母建造か」

<1706-052503>
 米国の中国語スサイト「多維」が25日、同国3隻目となる国産空母の建造が大連の造船所で開始された可能性が あると報じた。
 中国の軍事サイトが報じた造船所内のドックの写真に、空母建造に使用されるとみられる部品が写っていたという。
2017.05.24 Jane's Defence Weekly Motor Sich to receive investment from China <1708-052410>
 貿易促進のため中国を訪れていたウクライナの経済発展相が5月15日、同国の航空機エンジンメーカであるMotor Sich社が中国のSkyrizon社から$250Mを受注したことを明らかにした。 その中でCM搭載用の MS400エンジン中国内での組み立てにも合意している。
 Motor Sich社は2016年11月に開かれた殊海航空展に、軍用のAI-222シリーズを含む各種航空機エンジンを出展している。 AI-222シリーズのAI-222-25はL-15練 習機が採用しているほか、中国での生産が開始されるAn-225 Cossack戦略輸送機にも搭載されている。
【 An-225 関連記事:1610-091901 (RC 2016.09.19)】
2017.05.17 Jane's Defence Weekly China tests new missile system in Bohai Sea <1707-051708>
 中国国防省が5月9日、米韓が配備したTHAADに対抗したミサイルの試験渤海湾に向け 行ったと発表した。
 ミサイルの種類と実施時期は明らかにしなかったが、発表の2週間前に中国のウェブ上に内モンゴルで行われたミサイルの試験映像で切り離されたロケットモータ が写っており、E/DF-26Bと表記されていたことから、渤海湾に向け発射されたのがDF-26と推測される。
2017.05.17 Jane's Defence Weekly Images emerge of possible new Chinese anti-ship weapon <1707-051702>
 中国が地表面効果飛翔体(
GEV)の技術を取り入れたCMを開発している模様である。  ネットに流れた売り込み用パンフレットの画像では海軍の水色の塗装が成されている。 この飛翔体には'CH'とUAVであることを示す名称が付けられている。
 この飛翔体は最大離陸重量3,000kgで、1,000kgの搭載能力があり、1.5時間の滞空能力を持つという。
【註】
 この記事で言うGEVとは従来WIGと呼ばれてきた技術を指すと思われる。 WIGはソ連が積極的に開発してきた技術で、
【関連記事:JDW 2002.09.25
中国も開発を行っている。
2017.05.16 Record China フィリピン国防省、中国の武器輸出企業との間で購入意向書に署名―中国メディア <1706-051606>
 国営フィリピン通信が15日、訪中中のロレンザーナ比国防相が同日、中国最大級の国有武器 製造輸出企業である保利科技有限公司との間で武器購入に関する同意書に署名したことを明らかにしたと報じた。
 ロイタ通信は15日、米国が人権問題を理由にフィリピンへの武器輸出を拒否したためドゥテルテ大統領は、中国やロシアがフィリピンの武器輸出商になりたが っていると発言したことを踏まえ、ロレンザーナ国防相が米国の姿勢に不満を示したと紹介し、フィリピン政府が来週にはロシアとの間で武器や無人機の購入を 含む防衛合意に署名する運びであると報じた。
2017.05.10 Jane's Defence Weekly <04.pdf>1707-051004>
 SAC社が開発しているFC-31/J-31/F-60は2012年の殊海航空展で初公開され、2014年の同展で飛行が初公開されたがステル ス性を満足しなかった模様で、改良された第二次試作機が2016年に12月に初飛行した。
 第二次試作機は全長が50.8cm長く、重量も3t増加しており、機体の外部形状も
RCS低減のため変えられている。  更にIRST装置も付加されている。
2017.05.10 Stars & Stripes China says it successfully tests new type of missile <1706-051004>
 中国国防省が10日、韓国のTHAAD配備に不快感を示す中国が朝鮮半島に近い渤海湾新方式 ミサイルの発射試験に成功したと発表した。
 ミサイルの型やその他詳細は明らかにしなかったが、香港のPhoenix TVのコメンテータはおそらくDF-26
ASBM であろうと述べている。
2017.05.06 東京新聞

インターネット

中国、米軍司令官の更迭要求 北朝鮮圧力の見返り <1706-050604>
 米中関係筋が6日、中国の習指導部がトランプ米政権に対し、北朝鮮への圧力を強める見返りとして、南シナ海問題などで対中強硬姿勢 を示す米太平洋軍司令官ハリス海軍大将を要求していたことを明らかにした。
 ハリス大将は日系米国人で、主権国にとって内政の重要事項である軍司令官人事に他国が更迭を求めるのは 外交上極めて異例である。
【註】
 対中強硬姿勢を示しているのは米政府の方針で太平洋軍司令官個人でないことは中国もわかっているはずで、日本人を母に持つハリス大将の更迭要求はあからさま な反日活動と思われる。
2017.05.02 Record China 中国がTHAAD配備に対抗する「新型武器」とは何か―香港紙 <1706-050204>
 中国国防部報道官が4月27日、THAADの韓国配備に対抗して新型装備の試験を続けてい ると発言した。 香港のSouth China Morning Post紙はこの新型武器について北京の軍事アナリストの話として、ハードとソフトで破壊す る兵器と指摘している。
 ハードキルではDFシリーズのS/MRBMを使用することが可能で、ソフトキルについては、THAADのレーダを無力化するためのEMP弾とECM技術 を使用する可能性があるとしている。
2017.05.02 Record China ドゥテルテ比大統領、中国軍帽かぶり中国軍艦を視察―米華字メディア <1706-050203>
 フィリピンの中国語紙フィリピン商報によると、駆逐艦長春を含む中国艦3隻が4月30日にダバオ港に寄港 し、3日間にわたる友好訪問を開始した。
 ドゥテルテ大統領中国海軍の軍帽を被って1日、自身の地元ダバオ市に停泊している長春 を視察した。
2017.05.01 Record China 中国海軍艦艇、7年ぶりフィリピン寄港、ドゥテルテ大統領も乗艦か―フィリピン華字紙 <1706-050101>
 フィリピンの中国語紙フィリピン商報が29日、中国海軍の艦艇3隻がフィリピン南部ミンダナオ島ダバオ市 を30日から3日間訪問すると報じた。 滞在中にはフィリピン海軍とのスポーツ交流イベントが予定されているほか、一般市民の乗艦交流会も予定されている。  またドゥテルテ大統領も表敬のために乗艦する可能性が高いという。
 中国海軍のフィリピン寄港は2010年以来、7年ぶりとなる。
2017.04.28 Yahoo 産経新聞記事

「中国、陸軍部隊を13に再編 軍内部の人事、掌握狙う?」

<1705-042801>
 中国国防報道官が27日、人民解放軍の国内5戦区に所属する集団軍について、18個から第71~第83の 13個に再編することを明らかにした。 総兵力85万の中国陸軍で集団軍は複数の師団や旅団からなり、現在は各戦区に3~5の集団軍が 配属されている。
 戦力の近代化に向けて習近平指導部が進める軍改革の一環だが、組織再編を通じて軍内部の人事を掌握する狙いもあると見られる。
2017.04.26 Jane's Defence Weekly ... and begins first-ever joint military exercise with Nepal <1706-042610>
 中国軍とネパール軍が4月16日、初めての合同演習'Sagarmatha Friendship 2017'を10日間の日程で開始した。
2017.04.26 Jane's Defence Weekly China reorganises 84 corps-level units ... <1706-042609>
 中国の国営メディアが4月19日、中国陸軍84個の軍団級部隊に再編されると報じた。 この決定は党中央委員 会と中央軍事委員会で4月17日に決定したという。
 84個軍団級部隊の司令官は少将がつくという。
2017.04.26 日経新聞

インターネット

ロシア、中国に「S400」供給開始 最新鋭対空ミサイル <1705-042605>
 Interfax通信が、ロシア国営武器輸出企業Rosoboronexport社社長が26日、S-400の中国への供給を開始したと明らかにしたと報じた。
 現在、S-400の構成品を順次輸送しており、供給が完了するのは数年先になる見通しだという。
2017.04.26 Yahoo 時事通信記事

「初の国産空母が進水式=20年ごろ就役へ―中国」

<1705-042604>
 中国国営新華社通信によると、中国初の国産空母進水式が26日午前、遼寧省大連で行われた。 中国メデ ィアは2020年までに就役するとの見方を伝えている。
 遼寧を基に2013年11月に着工した排水量50,000tで動力に蒸気タービンを使う国産空母の名称は山東になるという報道 もある。
2017.04.26 China Military Review Fist Chinese Built Type 001A Aircraft Carrier Launched <1705-042603>
 (特段の記事なし。 進水式の写真12枚。)
2017.04.25 Yahoo 中央日報記事

「中国、北朝鮮国境に兵力10万集結…2級戦備態勢」

<1705-042502>
 北朝鮮が25日の人民軍創建記念日にあわせて6回目の核実験あるいはBMの発射を強行する可能性が高まるなか、読売新聞が24日、中国軍が朝 鮮半島有事を想定して中朝国境に「2級戦備態勢」を発令したと報じた。 同紙は北京の中国軍など複数の関係消息筋を引用し て、中朝国境一帯に10万人規模の兵力を展開しているという情報もあると明らかにしている。
 中国国防部が2013年に公開した白書によると、2級戦備態勢は3段階の戦備態勢で2番目の段階で、自国に対する直接的な軍事的脅威が一定水準に達したと判断 した時、武器や装備の準備や隊員の禁足、当直態勢の強化などを行う。
2017.04.23 Searchina これこそ「日本が恐れる理由だ」、中国初となる軍民両用の半潜水船が就役=中国報道 <1705-042302>
 中国メディアの今日頭条が20日、中国が保有する半没式輸送船について紹介し、これこそが「日本が中国を恐 れる理由だ」とする記事で、新たに就役した半没式輸送船振華-33が4月半ばから本格的な訓練を始めることで、民船参軍を積極的に進め ていくとしていると報じた。
 記事によれば、振華-33は最大積載量が50,000t、全長227m、主甲板面積7,700㎡、幅43mで、速力14kt、航続距離18,000nmの性能を持つ。  半没式輸送船について中国は、2015年から全長175.5m、幅32.4mの半潜没式重量物運搬船「東海島」を保有していて、通常の揚陸艦には搭載できない重量物や
LCACを運ぶことが可能で、50,000t級振華-33の就役でその能力が一段と向上する。
【関連記事:1701-122211 (CD 2016.12.22)】
【関連記事:1606-051004 (CD 2016.05.10)】
2017.04.22 中央日報 中国環球時報「韓米が北朝鮮攻撃すれば軍事介入する」 <1705-042201>
 中国人民日報の姉妹紙である環球時報が22日、米韓が北朝鮮を攻撃すれば中国も軍事行動を開始するだろうと した内容の社説を掲載した。
社説では、我々は北朝鮮を積極的に説得しているが北朝鮮が耳を傾けず、北朝鮮の核・ミサイル発射と韓米軍事訓練の同時中断を提案したが韓米両国が受け入れ ないとし、このように主張した。
2017.04.20 Yahoo 聯合ニュース記事

「北東アジアで超音速対艦ミサイル開発競争 韓国は20年ごろ配備」

<1705-042001>
 南北朝鮮をはじめとする朝鮮半島周辺の国が超音速対艦ミサイルの開発競争を行なっている。
韓 国
 韓国軍消息筋が20日、韓国がMach 3~4で射程300~500km
ASCM 2020年頃までの配備を目標に開発している。
北朝鮮
 韓国軍当局は北朝鮮も超音速の対艦ミサイルを開発していると分析している。 北朝鮮はミサイル艇に搭載するASCMを開発し、15日に平壌で行われた軍事パレード で公開した。
 一部の専門家は北朝鮮が新しい対艦ミサイルを開発中であり、Scud-ERやNo Dong、北極星もASBMになる可能性があると見ている。 こ れと関連して米国メディアが18日、北朝鮮が空母などに対抗してKN-17を元にした新型ASBMの試射を行なっていると報じた。
ロシア
 ロシアはMach 8で飛行するジルコン対艦ミサイルの試射に成功した。
中 本
 中国も超音速の対艦ミサイルとして使用可能なDF-ZFを2014年1月から2016年4月までに合計7回の試射を実施し、Mach 5~ 10に達したと見られている。
日 本
 日本は超音速のXASM-3の開発をほぼ終え、量産体制に入るとされる。
2017.04.19 Jane's Defence Weekly PLA ground forces look to enhance combat readiness <1706-041909>
 China Daily紙が4月10日、中国陸軍演習の頻度や複雑性を高めることにより、即応性の向 上を図っていると報じた。
 それによると、歩兵、砲兵、防空の15個旅団が2016年に合わせて100回以上実射訓練 を行ったという。
2017.04.17 Aviation Week & ST Hyper hybrid <1706-041707>
= 中国の combined-cycle エンジンに関する2頁の記事 =
 中国が今年後半に、combined-cycleエンジン
TRRE試作品によ る試験を計画している。
 TRREの実大機による最初の飛翔試験は2025年に予定されている。
2017.04.17 Aviation Week & ST Lifting the veil <1706-041706>
= 中国の超高速飛翔体開発に関する記事 =
 中国が2015年12月に、初めての国産スクラムジェットで高度30km、速度Mach 7を実現 した画像を公表した。
 最も注目されるのは最近行われたDF-ZF/WU-14
HGVの飛翔試験である。  (各種試験設備の画像)
2017.04.17 産経新聞

インターネット

中国、中朝国境で「緊急24時間態勢」 放射性物質など拡散に対応、半島有事を想定か <1705-041704>
 北朝鮮の金日成主席生誕105年の記念日である15日を前に、中国当局が中朝国境に近い東北部で、 放射性物質や化学物質の拡散を想定した緊急の24時間即応態勢を敷いていた。
 遼寧省内の地方政府が上級部門の指示により14日に緊急通知を関係部局に出し、北朝鮮で放射性物質や化学物質による突発事件が発生した場合に備え、地方政府全体 が即日「緊急待命態勢」に入るよう指示した。
 6回目の核実験に踏み切る構えをみせる北朝鮮に対して米国が軍事圧力を強める中、中国が強い危機感を抱いていた実態が浮かんだ。
2017.04.14 Yahoo 中央日報記事

「中国消息筋『韓半島海域に潜水艦20隻急派…戦争勃発に対応』」

<1705-041403>
 中国人権民主化運動情報センタが中国消息筋を引用して14日、中国当局が北海艦隊東海艦隊 潜水艦をそれぞれ10隻ずつ朝鮮半島海域に急派したと伝えた。 これは中国軍が米国の軍事行動警告で緊張が高まる朝鮮半島海域で、 戦争勃発の可能性に備えていると判断されるという。
 中国が朝鮮半島に派遣した潜水艦のうちType 039(宋型)の1隻は、13日に日本列島付近に出没 したことも分かっている。
2017.04.12 Jane's Defence Weekly ... and orders batch of 8x8 VN-1 APCs <1706-041211>
 タイ陸軍が中国NORINCO社に、VN-1 8x8
APCを発注し た。 発注したのは一次分34両である。
 VN-1はNORINCO社製ZBD-09の輸出仕様である。
2017.04.12 Jane's Defence Weekly Thailand to acquire 10 more VT-4 MBTs from Norinco ... <1706-041210>
 タイ国防相が4月4日、中国NORINCO社からVT-4
MBT 10両 をTHB2B($58M)で追加購入することを明らかにした。 また更に11両の追加購入交渉も後日開始することも明らかにした。
 VT-4 MBTはNORINCO社製MBT-3000の輸出仕様で、タイは既に28両を発注して2017年末までに納入されることになっており、11両の追加を 含めると49両が揃うことになる。
2017.04.12 Jane's Defence Weekly ... and commissions another corvette, launches frigates <1706-041209>
 Type 054Aフリゲート艦が広州の造船所で進水した3日後に、Type 056/056Aコルベット艦10番艦が就役南海艦隊に配属された。 排水量1,500tのType 056は76mm砲1門、 30mm砲2門及び10セルのHQ-10短距離SAMの発射機を装備している。
 一方排水量4,000tのType 054Aフリゲート艦は、新たに2隻が進水したことから、まだ建造が続けられている模様である。
2017.04.12 Jane's Defence Weekly China expands its amphibious force ... <1706-041208>
 最近撮影された衛星画像から、中国海軍5隻目Type 071 LPD 上海で建造していることがわかった。 Type 071 LPDは全長210m、排水量20,000t程度で、Z-8など中型ヘリ4機 Type 726
LCAC 4隻を搭載できる。
 更に3月28日に中国海軍司令官は、Type 726 LCAC 4隻を搭載するType 075強襲揚陸艦の建造も明らかにしている。
【Type 075 関連記事:1705-040301 (RC 2017.04.03)】
2017.04.12 Yahoo 産経新聞記事

「中・ミャンマー、パイプライン稼働」

<1705-041203>
 中国の一帯一路経済圏構想の一環としてミャンマー西部チャオピューと中国雲南省を結ぶ原油 パイプラインが10日に正式に稼働した。
 パイプラインの全長は770kmで年間輸送量2,200万㌧で設計されており、中国にはマラッカ海峡を経由せず原油を輸入できるようになる。
2017.04.11 Record China 「中国が中朝国境に15万人の兵力集結」報道に中国外交部がコメント <1705-041105>
 韓国の複数のメディアが台湾メディアの報道を引用して9日、今月まで行われる米韓合同軍事演習での予期しない 状況の発生に備えるため、中国東北地方の防衛を担当する北部戦区が、所属部隊に全面的な戦備態勢命令を下し、 第16、第23、第39、第40集団軍の総兵力43万名のうち15万名を北朝鮮との国境地域に集結させたなどと報じた。
 これに対し中国外交部報道官が10日、韓国の報道機関はこれまでに何度か同様の報道をしてきたが、最終的に作り話と証明されたと述べ 否定した。
2017.04.11 Yahoo 毎日新聞記事

「中国初の国産空母、23日進水へ 習氏、軍内足場固めに」

<1705-041103>
 中国国内の電子メディアが一斉に、大連で建造中の中国初の国産空母23日の中国海軍創設記念日に 進水する見通しになった報じた。
 報道によると、国産空母は排水量67,000tの遼寧を基に設計された50,000t級の通常動力型で、遼寧より12機多い 36機の艦載機が搭載できるとの分析もあり、2020年頃に就役する。
2017.04.05 Jane's Defence Weekly Chinese weapon designs boosted by US exoerience, tech start-u companies <1706-040503>
 3月に行われた各種報告で、中国の兵器米国の技術で作られていることが明らかになった。
 一例として、NASAやその他の研究機関で働いた中国人が、帰国後に米国の高度技術を使って 兵器開発を行っていることを挙げている。
2017.04.03 Record China 中国で建造中の強襲揚陸艦に米誌が注目、「中国周辺への威嚇」を指摘―中国メディア <1705-040301>
 米National Interest誌が、中国が建造を進めている米海軍のWasp級強襲揚陸艦と同規模で、30機のヘリを搭載し6機同時発艦が可能な排水量 40,000tType 075強襲揚陸艦2020年に完成することにより 中国海軍の影響力が高まるとする記事を掲載した。
 中国にはType 071ドック型輸送揚陸艦4隻があり2隻が建造中で、Type 075/071が一体となった水 陸戦能力を高めており、台湾やフィリピンなど周辺各国に圧力をかけ、更に空母を建造すれば影響力がさらに強まるとの見方を示した。
2017.04.01 China Defense Photos of the day: Six known Type 726 Yuyi class landing craft, air cushion (LCAC) of the PLAN <1705-040102>
 (3枚の画像のみ)
2017.04 International Defence Review NORINCO develops 76.2 mm mobile air-defence system <1707-040002>
 中国NORINCO社自走76.2mm高射砲SA2を公開した。
 SA2は76.2mm/59砲を6×6路外機動社に搭載したもので、全備重量28t、最大速度28t、路上最高速度80km/h、行動半径450kmで、砲の発射 速度は110発/分であるが携行段数は49発であることから、射撃は短連射で行われると見られる。
 有効射程及び射高は固定翼機に対して10km/8km、ヘリに対する有効射程は10km、UAV及びCMに対しては 6kmである。 また対地射撃も可能でその場合の有効射程は3kmであるという。
2017.03.31 朝鮮日報 中国海軍、軽空母クラスの強襲揚陸艦の建造を開始 <1704-033101>
 香港のSouth China Morning Post (SCMO)紙が29日、中国海軍がType 075強襲揚陸艦建造を開始 したと報じた。 SCMP紙によると、Type 075は中国海軍最大の全長250m、排水量40,000tで、米海軍のWasp級に匹敵し、最大 30機の武装ヘリを搭載し同時に6機のヘリが発艦できる。 中国海軍は現在、20,000t級の強襲揚陸艦Type 071を4隻保有して いる。
 SCMP紙は、中国海軍の消息筋の話を引用して、Type 075は2019年進水、2020年就役との見込みを報じた。
【註】
 Type 051は2016年10月に建造中の衛星画像が報じられており、今回建造を開始したというのは二番艦のことか。
【関連記事:1611-102506 (CMR 2016.10.25)】
2017.03.29 Jane's Defence Weekly Saudi Arabia to build Chinese UAVs <1705-032914>
 サウジアラビアのKACST社が3月16日に中国のCASC社と、UAVの製造に関する合意文書に署名 した。
 合意内容の詳細は明らかにされていないが、サウジ軍はすでにCASC社製のCH-4 MALE UAVを装備している。
2017.03.29 Jane's Defence Weekly China commissions 50,000-tonnes semi-submersible <1705-032913>
 中国が3月14日、50,000tの軍民両用の半没式輸送船振華-33を就役させた。 中国海軍最大の 振華-33は全長227m、全幅43m、喫水10mで、半没時の喫水は27mになる。 速力は14ktで18,000nmの航続性能を持つ。
 中国海軍は2015年7月に振華-33より小型でZubr級大型
LCACを輸送できる20,000t の半没式輸送艦を就役させているほか、2016年12月には世界で二番目に大きい100,000tの半没式輸送船新光華 ( Xin Guang Hua)を就役させている。
【関連記事:1701-122211 (CD 2016.12.22)】
【関連記事:1606-051004 (CD 2016.05.10)】
2017.03.27 Record China 太平洋での戦力、20~30年後に中国が米国を追い抜く―ロシア軍事専門家 <1704-032701>
 ロシアの軍事専門家政治軍事分析研究所副所長が、中国海軍に新たに加わる空母太平洋の パワーバランス変化させ、中国の発展に有利な方向にシフトさせるとし、20~30年後には中国海軍はこの地域における実力で米 海軍を追い抜くだろうと指摘している。
 同副所長は、中国海軍は現在世界の上位5位以内にあり、特定の分野では上位3ヶ国に入っていて、太平洋での戦力は米国に次ぐ2位であると指摘している。
 軍事分析会社のGlobal Fire Power社は、中国が1隻の空母と1,230機の戦闘機、200機の武装ヘリを保有し、太平洋の空母群にそれらを効果的に移すことができる としている。
2017.03.25 Searchina 日本と英国がステルス戦闘機を共同開発? 中国側に大きなインパクト <1704-032501>
 日本と英国が16日、次世代ステルス機を共同研究することについての覚書を締結した。 2017年秋までに共同開 発に進めるかどうかを判断する。
 この出来事は中国にも大きな影響を与えそうで、中国メディアの今日頭条は23日、日本が英国と次世代ステルス機の共同開発に乗り出す可 能性を紹介しつつ、J-20は将来かなり手強い相手と対戦しなければならなくなると論じる記事を掲載した。
2017.03.23 Yahoo 産経新聞記事

「中国人民解放軍、パキスタン軍事パレードに初参加」

<1704-032302>
 パキスタンのイスラマバードで23日に行われた軍事パレード中国人民解放軍が初参加 した。 フセイン大統領は中国軍が外国でこうしたパレードに加わるのも初めてだと述べ、両国の密接な関係を象徴する出来事となった。
 パレードにはサウジアラビア、トルコ軍も参加した。
2017.03.22 Jane's Defence Weekly China planning to vastly espand size of marine corps <1705-032213>
 香港のSouth China Morning Post紙が3月13日、中国が現在20,000である海兵隊を100,000名に増員 すると報じた。
 またその一部はジブチやパキスタン南部のGwadarに駐留することになると言う。
2017.03.22 Jane's Defence Weekly CASIC reportedly developing stealth UAVs <1705-032205>
 中国国営China Daily紙が3月9日、CASIC社が長期滞空ステルスUAV近宇宙UAV を開発していると報じた。 また訓練用多目的ステルス標的機も開発中であるという。
 近宇宙UAVは高度20~100kmを飛行するという。
2017.03.22 Jane's Defence Weekly J-20 has 'entered service', claims Chinese media <1705-032204>
 中国中央電視台(CCTV)が3月9日、J-20 2機が各種フォーメーションで飛行する映像と共に、J-20が就役したと報じた。 CCTV は就役機数を明らかにしなかったが、まだごく少数と見られる。
 一方、中国メディアは年内に相当数が配備されると報じている。
2017.03.22 Defense News Breaking down China’s electronic warfare tactics <1704-032210>
 ロシアがウクライナで高度な電子戦を繰り広げたのに続き、中国も太平洋地域で同様な能力を見せている。
 米国防総省が議会に対して行う中国の軍事力に関する年次報告の2016年版では特に、中国がGPSシステムや
JTIDSに対する妨害 で米国のC4ISRシステムを麻痺させようとしていることやSARレーダに対する妨害について警告している。
2017.03.22 Yahoo 中央日報記事

「中国、THAAD 専門担当ミサイル大隊新設…24時間戦闘準備態勢」

<1704-032202>
 香港メディアの東網が中国軍事専門家や軍事メディアなどを引用して21日、中国軍が在韓米軍が配備中のTHAAD対応専門のHQ-19を装備する大隊を 新設し、24時間戦闘準備態勢に入ったと報じた。 HQ-19は中国空軍が26個以上の連隊が装備している。  中国空軍の防空司令部にはSAM大隊が70個あるが、長距離防SAMを装備している部隊は連隊級以上で30個ほどになるため、韓国に配備されたTHAADを専門担当するため の戦力を26個以上の連隊で組んだということは、中国のほぼすべての長距離SAM部隊の精鋭兵力が投入されたことと同じ意味がある。
【註】
 この記事では、明らかにTHAADを地対地ミサイルと混同している。 このように韓国では大手新聞ですらこのような誤解があるのが現実である。
2017.03.20 Yahoo 産経新聞記事

「中国の新型弾道ミサイル配備確認 台湾向け」

<1704-032001>
 台湾国防部が20日に立法院への書面で、中国がDF-16を台湾向けに配備していることを明らかにした。
 DF-16は2015年9月に行われたパレードで初公開された射程800~1,000kmのBMで、米国防総省が2016年5月の報告書にも配備について記載されている。
2017.03.19 Yahoo 産経新聞記事

「中国『電磁気』装置配備! ミサイル防衛を無力化」

<1704-031902>
 香港のSouth China Morning Post紙が元南京軍区副司令官の話として14日、中国にはTHAADのレーダを無力化する手段 があり、われわれはTHAADの運用が開始される前に装置の配備を完了するだろうと報じた。
 韓国への配備を阻止できないとの分析を示した上での発言で、配備を撤回させる見通しが立たない中、国内世論に向けた強気のメッセージの意味合いもありそうで ある。
2017.03.18 China Defense Here comes heliborne fire support to the PLAN Marine <1704-031802>
 中国陸軍の数個旅団海兵隊に編成替えするとの計画についての以下の疑問が残って いる。
・この改編は序章に過ぎず、陸軍が保有する攻撃ヘリも海軍のLHAや輸送艦に引き渡すのか
・海軍海兵隊に移管される陸軍の旅団には、Z-10を装備する陸軍航空隊も含まれるのか
2017.03.15 Record China 中国海軍、陸戦部隊を5倍に増強か―香港紙 <1704-031508>
 香港英字紙South China Morning Postが14日、中国軍関係者が海軍陸戦部隊を2万から10万に増 員する計画だと表明したと報じた。 増員部隊はジブチやパキスタンのグワダル港などに派遣するとみられる。 ジブチには現在、 4,000名以上の米軍が駐留しており、グワダル港には中国軍拠点は建設されていないが、今回の海軍陸戦部隊の増員は、将来的にこの2ヶ所への駐留をにらんだものと みられる。
 軍関係者によると、海軍全体の人員も23万5,000名から15%増やす計画であるが、陸戦部隊だけで10万名に増やす としたら、23万5,000名の15%を大幅に超えることになり、数字は海外メディアの推測に過ぎないとしている。
2017.03.15 Yahoo 産経新聞記事

「中国全人代が閉幕 成長率6.5%目標や1兆元超の国防予算承認」

<1704-031504>
 中国の第12期全国人民代表大会(全人代)第5回会議が15日、2017年の経済成長率目標 を前年の6.5~7%からやや低い6.5%前後に設定した政府活動報告や今年度の予算案などを承認し閉幕した。 成長率目標は3年連続で引き下げ られた。
 前年度実績比7%増の1兆443億9,700万元(17兆3,000億円)の国防費を盛り込んだ予算案も反対棄権票が279票と昨 年より100票以上減少し、体制内の異論の萎縮をうかがわせた。
2017.03.13 Record China アフリカの3分の2超える国が中国製武器使用―仏紙 <1704-031303>
 ル・モンド紙が9日、中国の武器輸出が急増アフリカの2/3を超える国中国製武器を使用 していると報じた。 ストックホルム国際平和研究所(
SIPRI)によると、中国は2011年から2015年までの間に世界3位 の武器輸出国となっている。 中国の武器輸出シェアは米国の33%、ロシアの25%%に次ぐ5.9%になっている。
 中国の主要な輸出先は、パキスタン、バングラデシュ、ミャンマーで、アフリカでは2005年以降新たに10ヶ国が中国の武 器輸出先となり、2/3を超える国が中国製武器を使用している。
2017.03.10 Yahoo 産経新聞記事

「中国が次世代ステルス戦闘機『殲20』を実戦配備」

<1704-031001>
 中国国営中央TV (CCTV)が9日にJ-20が空軍に実配備されたと報じた。 J-20の配備が公式に確認されるのは初めてである。
 全国人民代表大会の開会期間中に配備を明らかにしたのは、国威発揚の意図もると見られる。
2017.03.08 Jane's Defence Weekly China secures its 'biggest' export order for UAV system <1705-030807>
 新華社が2月28日、Wing Loong Ⅱ武装、偵察用UAVが海外から受注を 確実にしたと報じた。 この商談は中国にとって今まで最大の輸出商談であるという。
 この商談はWing Loong Ⅱが初飛行した27日に公表された。
2017.03.07 Yahoo ロイタ通信記事

「中国、空中で航空機から発射するロケット開発へ=現地紙」

<1704-030707>
 China Daily紙が、中国最大のロケット製造企業である中国運載火箭技術研究院(CALT)の幹部が、上空で航空機から発射 するロケットを開発する計画を明らかにしたと報じた。 ロケットはY-20に搭載し、一定の高度に達したら投下、点火すると言う。
 同社は100kgの衛星を地球の低軌道に打ち上げることができる固体燃料ロケットの設計を完了、将来は200kgの積 載能力を持つロケットを開発する計画である。
2017.03.06 Aviation Week & ST China's MQ-9 Reaper-class medium-altitude, long-endurance surveillance/strike unmanned aircraft, <1705-030601>
 新華社が、MQ-9 Reaper似の成都航空機製Wing-Loong Ⅱが、2月27日に31分間の初飛行を行ったと 報じた。
 Wing-Loong Ⅱは翼端長36ft、重量9,300-lbの大きさである。
2017.03.06 Yahoo 産経新聞記事

「中国17年国防費は1兆440億元 初の大台突破、日本の3.3倍」

<1704-030605>
 AP通信が6日までに、中国財務省当局者が2017年度の国防予算が前年度実績比7%増の1兆 440億元(17兆2,000億円)に上ることを明らかにしたと報じた。
 中国の国防費が1兆元を超えるのは初めてで、米国に次ぐ世界第二位日本の平成29年度予算案の 3.3倍にあたる。
2017.03.04 Yahoo 時事通信記事

「中国、国防予算、初の1兆元大台へ=今年7%伸びに」

<1704-030401>
 中国の国会に当たる全人代の報道官が4日に今年の国防予算の伸び率について、7%前後 になりGDPの1.3%前後になることを明らかにした。 2016年の国防予算は前年実績比7.6%増の9543億5,400万元だったことから、今年の国防予 算は1兆200億元程度になると見られ、これで今年の国防予算は初めて1兆元(16兆5,500億円)の大台に乗ることが確実になった。
 中国の国防予算は1989年以降、2010年を除いて二桁増だったが、経済成長の鈍化により2016年は6年ぶりの一桁増にとどまっていた。
2017.03.03 NHKニュース 中国の軍用機13機 沖縄本島~宮古島間の上空通過 <1704-030301>
 防衛省によると、2日午前から午後にかけて、中国軍のY-8
AEW&C機1機のほか、戦闘機6機 と、爆撃機6機の合わせて13機が、沖縄本島と宮古島の間を東シナ海から太平洋に 向けて飛行した。 これら13機はその後反転して東シナ海方面に戻った。
 これに対し自衛隊機が緊急発進したが、防衛省によると、今回確認された13機は緊急発進の対象としては過去最多 だという。
2017.03.02 Yahoo 時事通信記事
「中国軍、西太平洋で演習=宮古島沖へ、爆撃機や艦艇」
<1704-030204>
 中国国防省が2日、海軍の爆撃機や戦闘機、早期警戒機など多数が宮古島と沖縄本島の間を経て、 西太平洋で遠洋訓練艦隊と合同演習を実施したと発表した。
2017.03.02 Yahoo 産経新聞記事
「中国軍が宮古島沖で海空演習 台湾・国防部発表」
<1704-030203>
 台湾国防部が2日、中国軍が同日午前に戦闘機、爆撃機、偵察機、早期警戒機など多数 を浙江省の東側海域から宮古島の東南海域へ飛行させ、駆逐艦、フリゲート艦、補給艦各1隻とともに海空合同演習 を行ったと発表した。
2017.03.01 Jane's Defence Weekly China's third carrier under construction, says report <1704-030114>
 環球時報が海洋軍事専門家の話として2月21日、建造中の3隻目の空母Type 002はロシアの空母ではなく米国の空母に似た 形状になると報じた。 その上で西太平洋とインド洋で活動するためには少なくとも5~6隻の空母が必要に なるという。
 Type 002はカタパルト発進拘束着艦(
CATOBAR)方式になるとみられている。
2017.03.01 Jane's Defence Weekly Chinese company reveals air defence laser system <1704-030108>
 中国のPoly社がIDEX展で対空レーザ兵器Silent Hunterを公開した。 Silent Hunterは南アフリカで開かれた AAD展で公開された
LASSの発展型で、ファィバーレーザを用いて5層の2mm鋼板を800m5mm鋼板を1,000m貫通できるという。
 LASSの出力は30kWで有効距離は4,000mと言うが、Silent Hunterの出力は 30~100kWである。
 同社によるとSilent Hunterは2016年9月4~5日に杭州で開かれたG20サミットでの警備に使用されたという。
2017.03.01 Defense News Latest-generation Chinese combat drone makes maiden flight <1704-030104>
 中国最新
UCAVであるWing Loong Ⅱ (WL-2 : 翼竜-2)が27日に 初飛行した。 WL-2の上昇限度は9,000m20時間の滞空能力を持つ。
 WL-1の搭載能力が100kgであったのに対し、WL-2は480kgの武器を翼下6ヶ所に搭載する能力を有する。
2017.03 International Defence Review Eastern promise: China grows unmanned capabilities <1704-030013>
= 中国 UAV 技術進歩に関する5頁の記事 =
Major UAV Developments
 Wing Loong Ⅰ/ⅡTian Yi (Sky Wing)、Cloud ShadowCH-4/5
VTOL UAV Developments
 BH-90/160AW500W/AV500WQY-1/V750Ziyan
Special Purpose UAV
 Sky Wing-6(RF jamming)、Mysterious Bee(テレメ)
2017.03 International Defence Review China enhaces PGZ-07 capability <03.pdf>1704-030003>
 中国陸軍が現在装備しているNORINCO社製PGZ-07双連35mm自走対空機関砲新たにセンサ ポッドを追加した。
 従来のセンサは射統レーダの上につけられていたが、新センサポッドはレーダの右側に取り付けられ、CCDカメラやIIRセンサなどが収納されている。
2017.02.28 東京新聞

インターネット

多目的無人軍用機が初飛行、中国 人民日報報道 <1703-022803>
 人民日報が28日、中国が開発した偵察攻撃一体型の多目的UAV翼竜-2が27日に初飛行に 成功したと報じた。 同紙は、中国の偵察攻撃一体型UAVが世界の一流水準に到達したことを意味すると強調している。
 中国メディアによると、翼竜-2は翼竜-1と比べ性能が格段に向上し、上昇限度9,000m、最高速度は370km/hに達し 、滞空能力は20時間という。
2017.02.28 Yahoo ロイタ通信記事

「中国の新型軍事用ドローン、海外から過去最大の受注=新華社」

<1703-022802>
 新華社が27日、中国が開発した新型のUAV 翼竜-2に海外から過去最大の受注があったと 報じた。 発注した国や規模は明らかにされていない。
   中国西部で27日に31分間の初飛行を行った翼竜-2は翼端長20m余りで、偵察に加え攻撃の能力も備えている。
   中国は低価格を売りに米国やイスラエルから市場シェアを奪おうとUAVの開発を加速しており、欧米諸国が販売をためらう国々への売り込みを目指している。
【翼竜-1関連記事:1310-091302 (時事 2013.09.13)】
2017.02.27 産経新聞

インターネット

中国・人民解放軍ロケット軍が極超音速兵器開発 日韓ミサイル防衛突破狙う <1703-022706>
 カナダの漢和防務評論が、中国が日本や韓国などに配備されているBMD網を突破するために、射 程の短い超高速兵器を開発していると報じた。
 この兵器は
HGVと呼ばれるMach 5~10の飛翔体で、核兵器に代わる次世代兵器として米国やロシアも開発にしの ぎを削っている。
2017.02.27 朝日新聞

インターネット

空母建造急ぐ中国 軍事専門家「将来的に5~6隻必要」 <1703-022701>
 中国がソ連の空母を改修した遼寧に続き、遼寧省大連で建造を進める初の国産空母進水が近づいてい る。 この空母は遼寧を元にしているものの、中国国防省報道官によると多くの面で改善と向上が見られるという。 中国の軍事専門家の分析では、 遼寧より艦橋が小さく、その分飛行甲板が広くなるため、搭載機数をより多くできる模 様である。
 空母を常時展開するには、修理や訓練なども想定して少なくとも3~4隻は必要とされることから、大連で建造中の空母のほか、上海郊外 の造船施設でも別の国産空母の建造を進めている。 環球時報は、上海で建造中の3隻目の空母ではカタパルト発進方式が採用される可能 性があるとの専門家の見方も伝えている。
2017.02.26 Record China 中国の軍艦建造技術、かつての教師ロシアを追い越した=空母6隻の建造を予定 <1703-022602>
 中国海軍が2016年に就役させた主力艦艇は11隻で、米国は3隻 にとどまった。 主力艦艇の建造数で中国が米国を上回るのは史上初となる。
 さらに米情報機関によると、2025年までに6隻の空母を建造する計画で、うち2隻が原子力空母という。 初の 国産空母となる山東は年内にも完成する。
2017.02.23 朝日新聞

インターネット

退役軍人ら北京中心部で抗議 数百人、待遇改善求めて <1703-022301>
 北京中心部にある共産党中央規律検査委員会が入る建物の周辺で22日、数百人の元軍人らが退役後の 待遇改善を求める抗議活動を行った。
 今回の抗議活動は、同日午前から始まったとみられ、現場では迷彩服姿の元軍人らが大通りに面した歩道に並んだ。 元軍人らは、3月上旬に開幕する全人代(国会 に相当)直前の時期に、要求をアピールしようとしたとみられる。
【関連記事:1611-101201 (毎日新聞 2016.10.12)】
2017.02.22 Jane's Defence Weekly Scepticism voiced over China's carrier catapult plans <1704-022201>
 中国の報道が、建造中の国産空母の二番艦で2020年代に就役するType 002 85,000tは スチームカタパルトを3基装備すると報じているのに対し、米国の空母設計者は疑問を呈している。
2017.02.21 Defense News China displays trimaran frigate design <1703-022103>
 中国が、アブダビで開かれているIDEX展に三胴型フリゲート艦の模型を出展した。 展示では排水量 2,450t、全長142m、幅32m、喫水6.2mで、速力25ktとあるが、同社 によると量産型では30kt以上になると言う。 エンジンはMTU社製のディーゼルが検討されており、3基のウォータージェッ トで推進する。
 主砲は76mmか100mmで、SAM用に1基の
VLSが装備されてしまう。
【註】
 米海軍の三胴型LCSであるIndependent級は40kt以上であるのに対し、せいぜい30ktしか出ないのに三胴型とした意味が分からない。
 たしかに32mと2,450tにしては幅の広い甲板が確保できるが、喫水が6.2m(Independent級は4.4m)にもなり浅深度海域での活動が大きく制約される。
2017.02.21 Yahoo 産経新聞記事

「武器取り引きが冷戦後最大に 2012~16年の SIPRI 報告 中国の武器輸出3位堅持」

<1703-022101>
 ストックホルム国際平和研究所(
SIPRI)が20日に世界の武器取引に関する最新の報告書を発表し、2012~2016 年における主要な通常兵器の取引量が2007~2011年と比べて8.4%増加し、冷戦終結以来最大規模になったと発表した。
 最大の輸出国は米国で21%増え全体の33%を占め、2位は4.7%増のロシアで全体に占める割合は23%である。  中国は74%増やし世界3位で、全体のシェアも3.8%から6.2%に拡大した。
 輸入ではアジア・オセアニア地域で7.7%増加し、輸入全体の43% を占め地域別トップとなった。 最大の武器輸入国はインドで世界全体の13%となり、中国の4.5%やオーストラリアの3.3%、パキスタンの3.2%、ベトナムの3%の4ヵ国 が上位10位に入った。
2017.02.20 Aviation Week & ST Thunder road <1705-022009>
 パキスタンJF-175番目飛行隊を発足させ ようとしているが、復座型JF-17Bが1Qに初飛行する。 更にAESAレーダ を搭載するBlock 3の契約も行われることになっている。 パキスタンはBlock 1を50機、Block 2を50機契約しているが、 Block 2の最終14機は50機予定されているBlock 3に切り替わる模様である。
 5月に決定されるBlock 3のAESAレーダには
CETGC社製KLJ-7Aの改良型のほかLeonardo社(旧Selex ES社)製品など数機 種が候補に上がっている。
2017.02.20 Aviation Week & ST Flanker fixation <1705-022008>
 中国が装備しているFlanker戦闘機とその派生機10機種に上り、そのほ かにJ-10の2機種やJ-7、J-8もある。 更にこれにJ-20が加わろうとしている。
 一方AVIC傘下の瀋陽航空機製J-31は空軍での採用にいたっておらず、同じくAVIC傘下の成都航空機のJF-17は輸出専用である。
┏━━━┳━━━━━━━┳━━━━━━━┳━━━┓
┃   ┃ 製 造 元 ┃ 型   式 ┃機 数┃
┣━━━╋━━━━━━━╋━━━━━━━╋━━━┫
┃   ┃Avic Chengdu ┃J-7      ┃  527┃
┃   ┃       ┃J-10     ┃  319┃
┃   ┠───────╂───────╂───┨
┃   ┃Avic Shenyang ┃J-8      ┃  144┃
┃   ┃       ┃J-11A     ┃  95┃
┃   ┃       ┃J-11B, J-11BS ┃  110┃
┃空 軍┃       ┃J-11D     ┃   1┃
┃   ┃       ┃J-16     ┃   4┃
┃   ┠───────╂───────╂───┨
┃   ┃Sukhoi    ┃Su-27SK    ┃  43┃
┃   ┃       ┃Su-27UBK   ┃  32┃
┃   ┃       ┃Su-30MKK   ┃  73┃
┃   ┃       ┃Su-35S    ┃   4┃
┣━━━╋━━━━━━━╋━━━━━━━╋━━━┫
┃   ┃Avic Chengdu ┃J-10     ┃  23┃
┃   ┠───────╂───────╂───┨
┃   ┃Avic Shenyang ┃J-8      ┃  24┃
┃海 軍┃       ┃J-15     ┃  15┃
┃   ┠───────╂───────╂───┨
┃   ┃Sukhoi    ┃Su-30MK2   ┃  24┃
┣━━━┻━━━━━━━┻━━━━━━━╋━━━┫
┃    合         計    ┃ 1,438┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━┛
2017.02.20 Aviation Week & ST Signaling intent <1705-022005>
= 中国の艦載 AEW 機に関する2頁の記事 =
 中国のブログ上に、武漢にある空母甲板のモックアップ上にAEW機のモックアッ プが乗せられている不鮮明な画像が流れた。
 このAEW機は外観がHaweyeとよく似た双発機で、全長が約18mとHawkeyeの17.5mとほぼ同じである。
2017.02.20 China Defrnse 2nd carrier almost complete <1703-022002>
 中国初の国産空母Type 001Aは組み立て櫓が取り外され、船体下部に赤い塗装が施されていることから、 間もなく進水式が行われると見られる。 Type 001Aは2020年までに就役する模様である。
 ウクライナで建造された中国最初の空母遼寧はType 001であるが、Type 001Aは技術的にも戦闘能力においても大きく改良されているという。
2017.02.15 Jane's Defence Weekly China's AR-2 UAV-capable air-to-surface missile ready for export, says report <1704-021510>
 China Daily紙が2月3日、中国がCai Hongシリーズ
UCAVの導入国に対しAR-2 SAL誘導ASMの売り込みを行っていると報じた。
 AR-2は重量20kg、弾頭重量5kgとAR-1の軽量型で射程8km、最高速度735km/hの性能を持ち、CH-4やCH-5(右図)のほか、他のUAVにも搭載で きるという。
2017.02.15 Jane's Defence Weekly PLA demonstrstes Dong Feng deployment capabilities <1704-021509>
 中国陸軍のロケット部隊が2月上旬行った演習で、DF-15BDF-16の展開能力を誇示した。
 China Military Onlineは2月4日、豪雨下を想定した演習でDF-15Bを起立させるロケット部隊隊員の様子を報じた。 DF-15B(右図)の射程は800km という。
 これとほぼ同時にChiba Daily紙がこの演習で、DF-16の
TEL数両が走行している様子を報じた。 DF-16には空力形状のRVを搭載した原 型のほか、DF-15B同様に機動可能なRVを搭載した新型もあるとみられている。 さらにMIRV弾頭 3発を搭載するとの報道もある。 DF-16の射程は800~1,000kmと見られる。
2017.02.15 Yahoo 産経新聞記事

「中国の軍拡でアジア全体の国防費前年比5.3%増 西太平洋、インド洋支配権確保も視野に」

<1703-021503>
 英国の国際戦略研究所(
IISS)が14日にMilitary Ballance 2017を発表した。 南シナ海での軍事化のみなら ず西太平洋やインド洋の支配権確保も狙う中国の軍拡で海洋権益をめぐる各国との緊張が高まり、 アジア太平洋地域全体で2016年の国防費が$367.7Bと前年比5.3%増えた。 報告書によるとオセアニアを含むアジア各国の2016年の国 防費の総額のうち、中国が39.4%を占め、日本の12.9%、インドの13.9%と、中国の突出ぶりが目立っている。中国の 支出額は政府公表を元にしており、実際にはこれより多いと指摘している。
 報告書によると、最も多かった国防支出は米国で$604.5Bで、2010年に世界全体の47%を占めたが、2016年は39.1%だった。 それでも2位の中国の$145Bを大きく引き 離している。 次いでロシアが$58.9Bで、サウジアラビアの$569.6Bを抜いて3位に返り咲いた。 日本は$47.3Bで$51.1Bのインドに次いで 7位であった。
2017.02.15 NHKニュース 自衛隊機の緊急発進 冷戦時代上回る最多の1000回超 <1703-021502>
 自衛隊機の緊急発進が、今年度は1月下旬までの10ヵ月間で1,000回を超えその後も増え続けている。 年間の緊 急発進の数はソ連機が活発だった東西冷戦時代の昭和59年度に確認された944回が過去最多であったが、今年度は2ヵ月を残す段階ですでにこ れを上回っている。  内訳は中国機に対するものが急増し、昨年12月までの9ヵ月間で全体の73%を占め、次い で多かったのはロシア機に対するものは26%であった。
2017.02.10 Yahoo 産経新聞記事

「米中の軍用機が南シナ海でニアミス 約300メートル以内まで異常接近」

<1703-021001>
 ロイタ通信によると、中国が実効支配する南シナ海スカボロー礁付近の上空で8日、米海軍のP-3哨戒機と中国の 軍用機が300mまで異常接近した。
 米太平洋軍報道官は9日、産経新聞にニアミスの事実を確認した上で、通常の任務飛行を行っていた米機と中国軍のKJ-200
AEW機が接近したとしている。
2017.02.09 Yahoo 産経新聞記事

「中国、GDP 47兆円水増し 昨年 地方合算が全国上回る」

<1703-020902>
 中国全土に31ある省クラスの地方政府が8日までに個別に公表した2016年のGDP値を合算 すると、中国国家統計局が1月20日に発表した全国GDPの総額を2兆7,559億元も超過してい た。
 中国のGDP水増し疑惑はたびたび指摘されてきたが、改めて国家統計の信頼性が疑問視されている。
2017.02.08 Jane's Defence Weekly Images reveal full-size model of Chinese carrier-borne AEW&C aircraft <1704-020808>
 中国Weiboに1月26日、空母の地上モックアップにE-2に似た
AEW&C機の実大モックアップ が置かれている画像がアップされた。
2017.02.07 Yahoo 時事通信記事

「外貨準備、3兆ドル割れ=資金流出止まらず―中国」

<1703-020702>
 中国人民銀行(中央銀行)が7日、1月末の外貨準備高が前月比$12.3B減の$2.9982Tになったと発表した。 2011年2月以来、約6年ぶりに$3Tの大台を割り込んだ。
 減少は7ヵ月連続で、資金流出が止まらない中、人民元急落を阻止するため外貨準備を取り崩しドル売り元買いの介入を続けたことが要因である。
2017.02.05 朝日新聞

インターネット

中国、新型ミサイル実験を認める 米政権への牽制狙い? <1703-020501>
 米国の一部メディアが米情報機関筋の話として、中国軍が1月の早い時期に、MIRV弾頭10個を搭載するDF-5C ICBM を山西省太原の発射場から北西部の砂漠に向けて発射したと報じた。 米メディアは、トランプ政権を牽制する狙いがあると報じた。
 これについて中国国防省は3日、国内メディアの取材に答える形でDF-5C発射試験の実施を認めた。
【註】
 DF-5は1970年代半ばに就役した中国最初のICBMで、1980年代中頃から改良型のDF-5Aに換装された。 その後MIRV弾頭型のDF-5Bが2015年9月3日のパレードに初登場 した。 DF-5Aの弾頭数は3個と見られている。
 更にDF-5Aの弾頭をMIRV型に換装しているとも報じられたがその弾頭数も3個と見られている。
【関連記事:1603-021724 (JDW 2016.02.17)】
2017.02.03 産経新聞

インターネット

中国が台湾へ警告「空母に接近するな」 情報漏えい装い心理戦に利用か <1703-020305>
 台湾の聯合晩報が3日、遼寧の艦隊が昨年12月末と今年1月に台湾周辺を航行した際、警戒監視中の台湾海軍フリ ゲート艦康定を名指しし、遼寧から10nm以上を保つよう求めたと報じた。
 しかし、実際には康定遼寧に接近しておらず、レーダでは艦名まで特定できないことから、康定を発見した 中国漁船が中国軍に報告し、台湾軍の情報漏洩を疑わせる心理戦に用いた可能性がある。
2017.02.02 Record China 中国が将来「海上超大国」になり、米国の覇権を脅かす―英紙 <1703-020201>
 Financial Times紙が1月31日、中国が将来『海上超大国』になり、米国の覇権を脅かすと報じた。  中国海軍は世界の主要国で最も急速に増強し中国海警局は世界最大の艦隊を持っている。  漁船は20万隻ある。
 一方、コンテナ取扱量世界トップ10の港湾のうち、中国が6ヵ所を占めており、 中国は経済構想「一帯一路」に 基づいて港湾に投資し、シルクロード復活を目指している。 投資先は中国が支援して建設されたパキスタン南西部バルチスタン州のグワダル港をはじめ、アジア、中 東、アフリカ、欧州など60ヵ国に及び、いずれ米国と海上覇権を争うことになる。
2017.02.01 Jane's Defence Weekly China's North Sea Fleet receives first Type 052D destroyer <1703-020111>
 中国海軍Type 052D駆逐艦の5番艦が1月22日に就役し、北海艦隊に配属 された。 今までに就役した4隻は全て南海艦隊に配属されている。 7,500tのType 052Dは32セルの
VLS を2基装備し、HHQ-9A長距離SAMを発射できる。
 北海艦隊は現在、以下の駆逐艦を装備している。
 Type 052 × 2隻
 Type 051C× 2隻
 Type 051 × 2隻(旧式)
【註】
 中国海軍で最新鋭のType 052Dが、寧波を基地として東シナ海を管轄する東海艦隊を飛び越えて、青島を本拠として黄海と渤海湾を管轄する北海艦隊に配属されたの は興味深い。
2017.02.01 Jane's Defence Weekly China and Russia to collaborate on aero-engine R&D <1703-020105>
 中国の国防科学技術生産本部(
SASTIND)が1月24日、AVIC社傘下の中国航空研究所(CAI)とロシア航空 エンジン中央研究所(CIAM)が1月中旬に航空機用エンジン開発での協力協定に署名し たと発表した。
2017.01.31 Defense News Analysis: Chinese aircraft carrier program progressing substantially into the new year <1702-013106>
 中国の空母遼寧は2016年11月に戦闘可能が宣言され、その後艦隊を率いて海南島の三亜市近郊の海軍基地まで航海した。 この航海 で遼寧は12機以上のJ-13のほかZ-9、Z-18ヘリ数機と、2機以上のZ-18J
AEWヘリを搭載していた。
 ソ連時代の空母Kuznetsovを改修した遼寧はType 001とされているが、同じ大連の造船所で建造されている 国産初の空母はType 001Aと、遼寧の小改良型と見られる。 Type 001Aは2017年後半に進水する模様である。
2017.01.31 China Defense Photos of the day: JZY-01 (Chinese E-2 Hawkeye) mock up found a new home. <1702-013105>
 中国海軍の乗組員訓練や電磁干渉試験などを行っている武漢通信技術大学で撮影された、中国版E-2 HawkeyeであるJZY-01 の画像である。
【註】
 空母にはAEW機の搭載が必須であることから、JZY-01の存在は注目される。
【関連記事:1208-072702 (CD 2012.07.27)】
2017.01.31 Record China 中国海警局が艦砲搭載船の建造急ピッチ、中国メディア「日本海保の挑発に対抗」 <1702-013104>
 中国海警局は現在「第2の海軍」を目指して装備強化に励んでおり、将来は米沿岸警備隊レベル の実力をつける方針だという。 排水量10,000tを超える大型海警艦の「海警3901」はすでに完成し、「海警2901」も東海分局に配備されている。
 新浪軍事は「中国海警の多くの艦船に艦砲搭載、日本海保の挑発に対抗」と題した29日の記事で軍事専門家の意見 として、中国海警局には小型艦艇が多く艦砲搭載艦が少ないため、長時間や風雨が強い際の警備に支障が出ており、20kt以下とスピードが遅い船が大部分で、海上保安 庁に見劣りしているという指摘を紹介している。
2017.01.30 産経新聞

インターネット

中国軍文書、北を米に次ぐ「仮想敵」扱い 3番目に日本、尖閣めぐり軍事衝突起きかねない… <1702-013004>
 中国人民解放軍が2016年5月に発行した仮想敵に備えた戦時演習ガイドラインで、北朝鮮を米国 に次ぐ中国の脅威と位置付けている。 この文書の情勢分析で「五つの潜在的脅威」としてまず米国、次いで2番目に北朝鮮を挙げ、核保有国を宣言して多くの 核施設を中国との国境近辺に設けて中国を人質化しているとし、一旦戦争が起きれば中国の東北地方や華北地方に巨大な脅威となると強い警戒心をむき出しにした。
 北朝鮮は外交的には依然中国の友好国だが、核・ミサイル開発などにより軍事的には仮想敵に匹敵する脅威と見な していることを示唆している。
2017.01.18 Jane's Defence Weekly China's H-6K bomber shows new strike capabilities <1703-011813>
 2016年12月末に中国のネット上に、H-6Kが6ヶ所ある翼下パイロンに250kg爆弾をそれぞれ6発ずつ、計 36発搭載した画像が流れた。 また12月28日にはCCTVがH-6KからKD-63
LACCMが初めて発射される映像を 流した。 KD-63は全長7.36m、射程200kmのEO誘導CMである。
 この他にH-6KがKD-88 TV/IIR誘導ミサイルを搭載している画像も公表されている。
2017.01.18 Jane's Defence Weekly Russian Su-35 may be China's last imported fighter <1703-011807>
 中国が2016年12月末に、24機発注していたSu-35の最初の4機を受領した。 全24機は 2018年までに全機が納入される。
 Su-35はロシアが第四++世代に位置づける戦闘機で、高度36,089ftをMach 2.25で飛行する。
2017.01.18 Jane's Defence Weekly Chinese nuclear-powered submarine spotted in Pakistan port of Karach <1703-011803>
 インドのNDTVが1月6日、商業衛星が2016年5月に撮影した画像から、中国の攻撃型原潜(SSN)と母艦各1隻がパキスタンの カラチ港に入港していたことが分かったと報じた。 インド海軍はこのSSNを最新型であると見ているという。
 中国は旧式のType 091漢級と2006年に一番艦が就役したType 093商級の2種類のSSNを保有している。
2017.01.14 朝鮮日報 中国の新型情報収集艦「開陽星」が就役 <1702-011404>
 中国メディアが、中国海軍の情報収集艦開陽星就役式が今月10日に青島港で行われ、北海艦隊の作戦支援 艦支隊に配備されたと報じた。
 開陽星は、全長130m、排水量6,000tのType 815情報収集艦で、中国海軍は同型艦を5隻保有している。
2017.01.12 Record China 中国海軍の艦艇、2016年に約30隻が新たに配備=世界最多で実力示す―中国メディア <1702-011201>
 中国軍網が8日、2016年に中国は新型輸送機Y-20を配備したほか、2016年に30隻近い新型艦の配備 を達成し、世界最多を記録していると報じた。
2017.01.11 Jane's Defence Weekly China receives first batch of Su-35s <1702-011119>
 中国が24機購入するSu-35の最初の4機が、12月25日に河北省滄州市にある空軍の飛行訓練基地に 到着した。
 Su-35はロシアが第四++世代と位置づける戦闘機で、中国が初の輸出先になった。
2017.01.11 Jane's Defence Weekly China's second FC-31 fighter prototype makes maiden flight <1702-011116>
 中国のウェブサイトにFC-31二次試作機の画像が流れた。 FC-31二次試作機については、12月23日に試験飛行が行われたとChina Dailyで 報じられていた。
 FC-31二次試作機の全長は17.3m、最大離陸重量は28tと、一次試作機の16.8m、25tに比べて大きくなっている
2017.01.11 Jane's Defence Weekly China bolsters Type 056 numbers <1702-011115>
 中国のType 056コルベット艦が12月29日に上海の造船所で進水した。 この型のコルベット艦は 30隻が就役しており、更に10隻が建造又は試験中で、最終的には70隻が建造されるとみられる。
2017.01.11 Jane's Defence Weekly China resumes production of Yuan-class subs <1702-011111>
 中国のウェブサイトで12月に、武昌の造船所に新造されたType 039B 元級潜水艦3隻が停泊している画像が流れた。 そのうちの1隻は12月 12日に進水したとみられる。
 元級は533mm魚雷発射管6本を装備してYJ-82
ASCMYu-6重魚雷を発射できる 水上排水量2,700t水中排水量3,600tの潜水艦で、一番艦が2006年に就役した初期型のType 039A は4隻建造され、小改造されたType 039Bは2010~2013年に9又は10隻が建造されたものの、今回公表された3 隻まで建造の報道はなかった。
 Type 039 元級はロシアのRomeo級の発展型で14隻保有しているType 035 明級の後継となる。
2017.01.11 Jane's Defence Weekly China possibly equipping southern ground units with new light tank <1702-011108>
 中国のウェブサイトGJDBYとFYJSが12月31日、桂林駅で約10両の新型軽戦車が無蓋車に載せられている画像を流し たことから、これら戦車を装備した部隊が南部戦域軍に派遣されている模様である。
 この新型軽戦車は500mmの装甲を打ち抜くことができるタングステン合金の徹甲弾や砲発射ミサイルを発射できる105mm砲を装備しており、2011年に初めて公表されて いる。
2017.01.10 東京新聞

インターネット

中国、南シナ海に飛行船 ミサイル発射を早期探知で開発 <1702-011004>
 中国軍の
BMEWS構築に関するの専門家が執筆したと見られる文書で、中国南シナ海上空 高層大気圏レーダなどを搭載した飛行船を飛ばし、敵ミサイルの発射を探知する新型装備の開発を進めて いることが10日までに分かった。  配備時期は不明だが、実現すれば中国軍の宇宙開発を絡めた防空能力は大きく高まり、米軍を念頭に置いており、南シナ海を巡る軍事バランスにも影響すると見られ る。
【註】
 南シナ海にレーダ搭載飛行船を浮遊させた場合に米国にとって、艦船の動きをリアルタイムで察知されてASBMの射撃諸元として利用され ることが致命的であると思われる。
 中国はASBMを装備しても、目標情報を入手する効果的な手段は持っていないと考えられる。
2017.01.10 Yahoo 産経新聞記事

「中国軍機が韓国の防空識別圏も侵犯、韓国空軍機が緊急発進 THAAD 問題で挑発?」

<1702-011001>
 聯合ニュースが政府消息筋の話として9日、中国軍機十数機が同日に済州島南方の離於島付近韓 国側の防空識別圏内数時間にわたって複数回飛行し、韓国空軍の戦闘機十数機が緊急発進したと報じた。
 離於島は中韓が管轄権を争う海中岩礁で、両国の識別圏はこの上空などで重なっている
 米軍がTHAADを韓国に配備することに対する中国の反発と関連がある可能性もある。
【註】
 防衛省が「対馬海峡を8機が往復」としているのに対し、韓国では「十数機」していることから、黄海まで戦闘機が随伴した可能性がある。
2017.01.09 Aviation Week & ST Flown in late December, the second prototype of China's Shenyang FC-31 <1703-010901>
 前部胴体、コックピット、尾翼、主翼などに大幅な改良を行ったFC-31試作2号機が12月に飛行 した。
2017.01.09 Yahoo 産経新聞記事

「中国軍機が対馬海峡通過、空自機がスクランブル」

<1702-010903>
 統合幕僚監部が9日、中国空軍機対馬海峡の上空を往復したと発表した。 領空侵犯はなかった。 統幕によると 対馬海峡上空を通過したのはH-6 6機と、Y-8
AEW&C、Y-9 ELINT各1機の計 8機で、長崎県の対馬の南側を通り、東シナ海と日本海を往復した。
 中国軍は日本周辺の海空域で活動を活発化させており、防衛省は中国軍の意図について分析を進めている。
2017.01.08 産経新聞

インターネット

中国軍潜水艦がマレーシアに初寄港 「ソマリア沖で警備」と説明するが インド軍はピリピリ「海賊対策に潜水艦いるのか?」 <1702-010802>
 Wall Street Journalが、中国海軍の通常動力型潜水艦長城潜水艦救難艦長 興島が今月3日にマレーシアコタキナバルに入港したと報じた。 中国国防省も7日、ソマリ ア沖とアデン湾で護衛任務に就いていた潜水艦が、帰還途中に補給などのためマレーシアに寄港したことを認めた。 中国海軍の潜水 艦がマレーシアに寄港するのは初めてである。
 中国潜水艦インド洋で展開は、2014年9月スリランカの港への停泊 が報じられ初めてが確認されているが、南シナ海で領有権争いを抱える両国の軍事的な接近とともに、中国潜水艦 インド洋周辺での活発な動きが裏付けられた。
【関連記事:1410-092703 (読売新聞 2014.09.27)】
2017.01.08 Record China スリランカ、中国企業の港湾管理に市民ら抗議、警察と衝突―英メディア <1702-010801>
 BBCの中国語ニュースサイトが8日、スリランカ中国資本による港湾や工業地帯の 建設に抗議する市民らが警察と衝突する騒ぎが起きたと報じた。 この騒ぎで、警察官3人を含む21人が負傷し、52人が身柄を拘束されたとい う。
 スリランカ政府は、中国の融資で建設が進められている南部のハンバントタ港について、中国企業が港の管理会社 の株式の80%を保有し、99年間の運営権を持つことで合意する見通しだと報じられている。
2017.01.07 Yahoo 産経新聞記事

「中国が深海データ軍事利用 西太平洋に即時観測網 技術革新と原潜で米に対抗」

<1702-010703>
 国営新華社通信が中国科学院海洋研究所の王副所長の話として、中国は2014年から西太平洋水 深500mの20基を含む400以上の観測装置を設置して、水温や塩分濃度、海流などのデータを収集しているが、これまで即時の送信はで きず、海洋科学検証船が年1回、海中の装置を回収しデータを集めていた。
 ところが昨年、海面上のブイと有線無線でやりとりする技術を確立し、遠隔探査衛星「遥感」を経由し深海のデータをリア ルタイムで地上に伝送することが可能にり、今年中にすべての深海観測装置を新システムに改修すると報じた。
2017.01.06 Yahoo 時事通信記事

ロシア最新鋭機4機調達=良好な関係反映―中国

<1702-010604>
 中国の英字紙China Dailyが6日、Su-35 4機が、先月下旬に中国に引き渡されたと 報じた。 ロシアは$2.3Bで24機を中国に売却する契約を交わしている。
 中国軍のニュースサイトは、中国国産機の性能が上がったことによりSu-35の市場価値が下がることを懸念したロシアが、最近になって供与に積極的になったと説明 している。
2017.01.05 China Defense Photo of the day: Third China Coast Guard Type054 "Civilian Edition" launched at Guangzhou's Huangpu Shipyard <1702-010508>
 (画像のみで記事なし)
2017.01.04 Jane's Defence Weekly China offers $500m in military aid to Philippines <1702-010419>
 フィリピン国防相が12月20日、中国がフィリピンに対し中国製武器購入資金として$500Mの借款 を提供することを明らかにした。
 その第一段階として中国は、小火器、高速艇、暗視ゴーグルの購入費CNY100M ($14.4M)を貸し付けるという。
2017.01.04 Jane's Defence Weekly PLA to take delivery of Xianglong HALE UAVs <1702-010417>
 国営China Daiky紙が12月6日、Xianglong(昇龍)HALE UAVの量産型が近く軍へ納入さ れると報じた。 Xianglongは主翼である後退翼後方にある前進翼の先端が後退翼と連結した独特な翼形状をしている。
 性能諸元は公表されていないが、Jane航空年鑑によると翼端長23m、最大離陸重量7,500kgで、巡航速度400kt、実用上昇限度18,000m、航続距離4,000nm、搭載能力 650kgの性能を持つ。
2017.01.04 Jane's Defence Weekly China's Liaoning carrier battle group conducts first live-fire drill <1702-010415>
 China Daily紙が12月16日、空母遼寧の艦隊が初の実弾演習を行ったと報じた。
 この演習でJ-13艦載戦闘機は空対空及び空対艦ミサイルを発射したほか、遼寧がType 730
CIWSやHHQ-10ミサイルを元に したSHORADSの射撃を行っている画像が紹介されている。
2017.01.04 Jane's Defence Weekly China launches Jiangdao corvette <1702-010414>
 中国海軍Type 056 1,500tコルベット艦41番艦が12月14日に進水した。
2017.01.04 Jane's Defence Weekly China rejects port entry to RoKN <1702-010412>
 韓国のArirang TVが12月14日、海軍士官候補生130名を乗せて12ヶ国を3ヶ月かけて周航している韓国艦隊の青島入港 が中国に拒否されたと報じた。
2017.01.04 Jane's Defence Weekly Details emerge about China's new strategic bomber <1702-010406>
 中国の海軍中将が12月7日、ウェブサイトChina Military Onllineで中国の次世代爆撃機について名称がH-20であ ることを明らかにすると共に、米空軍のB-2並の特性を持つことを明らかにした。
2017.01.03 China Defense Type 053H3 FFG gets an upgrade. <1702-010303>
 中国海軍Type 053H3 FFGの改良が完成した。 改良ではHQ-7 SAMとType 76 37mm対空砲4門を降ろし、代わって中国 型SeaRAMであるHQ-10Type 730 CIWS 2基を搭載している。
 中国海軍は現在10隻のType 053H3を、第2層防衛用として保有している。
2017.01.03 Yahoo 時事通信記事

「中国空母、南シナ海で演習=戦闘機が発艦訓練」

<1702-010302>
 中国国防省によると、空母遼寧などの艦隊が2日、南シナ海で演習を実施した。 国防省は具体的な演習海 域については触れていない。 演習では、J-15やヘリコプタの発艦訓練などが行われた。
 対中強硬姿勢のトランプ次期米政権の発足を前に、南シナ海で軍事的存在感をアピールし、米国などを牽制する狙いがあると見られる。
2017.01.01 Yahoo ハンギョレ新聞記事

「韓国、兵器輸入世界第4位」

<1702-010101>
 New York Times紙が26日、米議会調査局報告書「2008~2015年における開発途上国への通常兵器移転」が昨年の全世界の兵 器取引額は$80Bで、2014年に比べて小幅減少したが、米国は2014年に比べて$4B増加 したと報じた。 米国の兵器輸出額は全世界の兵器輸出額の半分以上を占める。
 開発途上国の主な兵器輸入国は中東地域で、上位10ヵ国のうち中東国家以外の国は韓国が4位($5.4B)と 中国が9位($2.2B)のみだった。
2017.01 International Defence Review NORINCO unveils new rocket artillery <1702-010006>
 NORINCO社がロシアのBM-21 122mm 40連装
MRLとよく似たSR4 122mm 40連装MRLを開発 した。 SR4は6×6車に20発入りポッドを2個搭載し、40発を30秒で以下の弾種を斉射できる。
 ・散布地雷弾: 射程15km
 ・気体爆薬弾: 射程20km
 ・榴   弾: 射程30km
 ・鋼球入榴弾: 射程30km、40km、50km
 ・鋼球焼夷弾: 射程30km
 同社はこの他に122mm 40連装/220mm 12連装のSR5 MRLも開発している。