2016年の中国軍事全般に関する報道

年 月 日
出   典
標       題
要             旨
2016.12.27 Yahoo 産経新聞記事

「中国初の空母『遼寧』は海南島へ 台湾・国防部が発表」

<1701-122704>
 台湾の国防部が27日、南シナ海を航行していた中国の空母遼寧の艦隊が、同日夕方前後に海南島の海軍基地に到着 する見通しだと発表した。 国防部は、遼寧の行き先を「予定地の海南島基地」と表記しており、今回の行動予定を事前に把握していた可能性をうかがわ せた。
 海南島の南端、三亜市の基地には空母用の大型埠頭が建設されていて、遼寧は2013年11月に南シナ海で試験 航行をした際にも、三亜を利用した。
2016.12.26 産経新聞

インターネット

中国の最新鋭ステルス機 「殲31」改良機が初飛行 “廉価版 F35”途上国向け輸出狙う <1701-122603>
 China Daily紙が国有航空機企業関係者の話として26日、改良型J-31の試作機が23日に瀋陽で初飛行したと報じた。  同紙によると、2012年に初飛行を行った原型機と比べて改良型は機体や翼の形状も変更されてより軽量となり、ステルス性 武器搭載量などが改良され、操作性も向上したとみられるという。 エンジンがロシア製から 国産に変更された。
 航空専門家は同紙上でJ-31の価格を、F-35 の半値程度である$70M前後と推測している。 製造元の国有航空機企業幹部は、J-31により一部の 国家による第五世代戦闘機の市場独占を打破できるとしており、パキスタンなどが購入に関心を示しているとされる。
2016.12.26 Yahoo Focus 台湾記事

「中国大陸の空母『遼寧』 台湾最南端沖150キロ地点を航行」

<1701-122601>
 台湾国防部ず26日、中国の空母遼寧が、台湾最南端の鵝鑾鼻(ガランピ)沖90nm を南西に向かって航行したと明らかにした。
 国防部によると遼寧は、25日20:00頃にバシー海峡を通過して26日09:00頃にガランピ沖に達したという。
2016.12.24 朝日新聞

インターネット

中国海軍の訓練用空母、西太平洋へ 異例の「遠海訓練」 <1701-122403>
 中国国防省が24日、中国海軍の訓練用空母遼寧が同日、訓練を行っていた東シナ海から、遠海訓練を行うと して西太平洋に向かうと発表した。
【註】
 中国が既に訓練用ではなく作戦用であると明言している遼寧について、他の報道機関とは異なり敢えて「訓練用空母」としている狙いが注目される。
【関連記事:1701-112303 (JDW 2016.11.23)】
【関連記事:1612-111801 (Record China 2016.11.18)】
 また演習の目的について中国は「遠海訓練」ではなく「艦載機の演習」と言っている。
2016.12.24 Yahoo 時事通信記事

「空母『遼寧』西太平洋へ=遠洋訓練、実戦能力を誇示―中国」

<1701-122402>
 中国海軍報道官が、空母遼寧が24日に黄海から東シナ海に入り艦載機の演習を実施したことを明らかにした。  遼寧の西太平洋での訓練が伝えられるのは初めてと見られ、遠洋での実戦能力を誇示し、台湾問題などで中国に強硬姿勢を示すトラン プ次期米大統領をけん制する狙いがありそうである。
 中国国防省によると、遼寧は駆逐艦と艦隊を組み、J-15が空中給油や戦闘訓練や海上での補給訓練を行った。  山東省青島を母港とする遼寧は、2013年11月には台湾海峡を経て南シナ海に入っている。
2016.12.22 China Defense Photo of the day: 2 ex-PLAN Ming class submarines in Bangladesh <1701-122211>
 半没式輸送船Taikang Kouに載せられてバングラディシュに到着した2隻の明級潜水艦 の画像であるが、潜水艦より注目するのは輸送船で、中国の水陸両用作戦能力を示すものになっている。
【関連記事:1606-051004 (China Defense 2016.05.10)】
2016.12.22 産経新聞

インターネット

中国、ネパールが来年初の合同軍事演習 インド紙報道 <1701-122207>
 インド紙ヒンズーが22日、中国とネパールが来年2月に対テロで初の合同軍事演習を行うことで合意したと報じた。  ネパール国防省は報道を確認していないが、実現すれば、ネパールと安全保障や経済などで密接な関係を持つインドを刺激することになる。
 ネパールでは昨年9月に新憲法が制定され、直後に首相に就任したオリ 統一共産党議長は中国に接近している。 中国は大地震後、ネパールのインフラ整備支援を加速させ、カシミール地方などの領土問題で対立し、チベット亡命政 府の拠点があるインドに対抗している。
2016.12.21 Jane's Defence Weekly Catching controversy: China's maritime militia <1702-122110>

= 西太平洋の領土紛争で中国が漁民を先兵にしているとする記事 =
 
2016.12.21 Jane's Defence Weekly China set to receive first batch of Su-35ss from Russia by end of 2016 <1702-122104>
 TASS通信が12月14日、中国が24機発注している
Su-35最初の4機が2016年 12月25日までに納入されると報じた。
 2015年11月に総額$2B(1機あたり$83M)で発注されたSu-35 24機は、2016~2018年に納入されることになっている。
2016.12.21 Record Chian 中国がフィリピンに16億円相当の武器を無償提供=麻薬売買、テロの撲滅を支援―海外メディア <1701-122104>
 ロレンザーナ比国防相が20日、中国から無償で$14Mの武器提供を受けることを明らかにした。 駐比中国大使は武器 の無償提供の理由について、麻薬の撲滅を手助けをしたいと語ったという。(
 海外メディアによると、19日夜に同大使がドゥテルテ大統領に中国側の意向を伝えたほか、$500M規模の借款も申し出たという。
2016.12.20 Chian Defense Photos of the day: PLAN's type091 55,000 ton replenishment tanker undergoes sea trials <1701-122004>
 (画像のみで記事なし)
2016.12.20 Yahoo ロイタ通信記事
「中国、無人潜水機を米国に返還=国防省」
<1701-122002>
 中国国防省が20日、同国海軍艇が南シナ海の公海で拿捕した米国のUUVを米国に返還したことを明らかにした。
2016.12.20 Yahoo 朝鮮日報記事

「中国の戦略爆撃機、台湾周辺飛行で圧力」

<1701-122001>
 中国は南シナ海で米海軍のUUVを奪取したのに続き、爆撃機が今月10日に台湾近海上空を飛行 し台湾南部の北大武山をバックに撮影した写真を公表した。
 これに対し米軍は、Global Hawk、EP-3などを出動させ、密着監視を行うなど、敏感に反応したとされる。
2016.12.18 Searchina 新型戦闘機用のエンジンを自主開発した! ロシアのエンジンはもはや不要=中国 <1701-121802>
 香港の南華早報が12日、中国がJ-11Dに搭載するエンジンを自力開発し、もはやロシアのエンジン は不要だとする記事を掲載した。 記事は、中国がロシアからSu-35S 24機購入する契約を結んだ際に、J-20搭載のため117Sエンジン48基も一緒に購入することを 希望したが同意を得られなかったことから、やむなくSu-35の派生形といえるJ-11Dの開発をするに至ったとみている。
 飛行試験を行ったJ-11Dには中国国産エンジンであるWS-10が搭載され、すでに400基以上が納入されており、J-10やJ-11はもはやロシア製エン ジンを必要とはしていないと言う。
2016.12.14 Record China 中国の国防予算、2020年までに西欧諸国の総計に匹敵―英軍事情報会社 <1701-121405>
 IHS Jane'sが12日、中国の国防予算2020年までに2010年当時からほぼ二倍の $233B(26兆8,400億円)に膨らみ、西欧諸国の国防予算の総計に匹敵する規模になるとの見方を示した。
 一方南シナ海周辺の緊張が高まっていることについて、2011~2015年までの南シナ海地域諸国の軍事支出は総計$166Bだったが、2016~2020 年までは$250Bまで膨らむとの予想している。
2016.12.08 Chinese Military Review Chinese CM-302 supersonic anti-ship cruise missile <1701-120803>
 中国
CASC社が殊海航空展にCM-302超音速ASCMを出展した。
 CM-302は250kgの弾頭を搭載しシースキミングで飛行し、射程290kmの性能を持つ。 命中確率は 90%と言う。
CM-302 紹介ビデオ (YouYube)】
【註】
 CM-302はYJ-12の輸出型で、ロケットとラムジェットで推進し、最大速度はMach 3~ 4に達するASCMで、中国版BrahMosとも言われている。
2016.12.07 Jane's Defence Weekly PLAAF testing possible new air-to-air missile <1701-120707>
 中国のウェブサイトに11月20日、新型と見られるAAM 2発を搭載したJ-11BSの派生型である J-16の画像が掲載されたが、その後消去された。
 このAAMは全長5.8m、胴径300mmと推測され、空気取り入れ口がないことから固体燃料の様である。 翼は弾尾にのみあり、その形状は米国で開発が中止された
JDRADMに似ている。
2016.12.07 Defense News 韓国、2020年に中国追い抜きアジア最大の武器輸出国に=中国は来年、世界トップ10から脱落―英紙 <1701-120702>
 英Finacial Times紙が5日、韓国が2020年に中国を抜きアジア最大の武器輸出国になると報じた。  韓国の武器 輸出は2009年には$73Mだったが昨年には$871Mへと11倍に増加している。
 専門家が韓国の武器輸出は2016年に総額が$1.2Bを超えると予測している一方、IHS Markiの予測によると、中国は2017年に世界のトップ10から脱 落すると見ている。
2016.12.05 Aviation Week & ST Long ranger <1702-120502>
 昨年米空軍は、中国が長射程AAMPL-15に警戒感を示していた。 このミサイルはSAM並の大きさで小型尾翼以外 に翼を持たず、射程は200kmと見られている。 目標となるのはAEW機のような小回りのきかない航空機で、大型のJ-20を補完する兵器とみら れる。
 2016年ム11月にはJ-16が新型AAM 2発を搭載している画像がブログ上に流れている。
2016.12.01 Record China 中国空軍機がバシー海峡、宮古海峡を同時通過=中国国防部「常態化する」 <1701-120103>
 中国国防部報道官が11月30日、中国空軍が25日に各種戦闘機を同時に出動させ、台湾とフィリピンの間にある バシー海峡や、沖縄本島と宮古島の間の宮古海峡を通過する訓練を行ったことについて、今後 も同様の訓練を継続すると述べた。
2016.12 International Defence Review AVIC's turbojet-powered Cloud Shaoew emerges <1701-120009>
 中国AVIC社が殊海航空展にCloud Shadowターボジェット推進MALE/HALE UAVを出品した。 Cloud Shadowには 武装偵察型ISR型の2機種があり、武装偵察型は速度550km/h、搭載能力400kg、上昇限度 45,900m、ISR型は620km/h、200kg、49,000ftの性能を持つが、全長9m、翼端長17.8mは同じである。
 武装偵察型は左右翼下に計6ヶ所のハードポイントを持つがAvengerと異なり機内弾庫は持たない。
2016.12 International Defence Review Heavily armed CASC CH-5 UAV makes debut <1701-120008>
 中国
CASC社が殊海航空展にCH-5 UAVを出品した。 CH-5は2015年8月に公表された全長11m、 翼端長21m、最大離陸重量(MTOW)3,300kg搭載能力1,200kgの武装可能なUAVで 、CH-3 YUAVや、全長8.5m、MTOW 1,350kg、搭載能力330kgのCH-4 MALE UAVと一緒に運 用される。
 CH-5は機首にEO/IRセンサターレット、胴体に電子戦装置を搭載するほか、翼下にそれぞれ3ヶ所のハードポイントを持ち、内側の2ヶ所は 250kg、中央の2ヶ所はそれぞれ150kg、外側は100kgの耐荷重があり、45kgのAR-1 SAL誘導ASMや、 20kgのAR-2 SAL ASMを搭載できる。
2016.11.24 Chinese Military Review Chinese J-10 B/C adopted for suppression of enemy air defenses (SEAD) role <1612-112405>
 最近のJ-10B/Cの画像から、同機がYJ-91
ARMを搭載し、今までJH-7Aが行ってきた SEADに当たれるように改良されていることが分かる。
 YJ-91はロシアのKh-31 (AS-17)を元にしたARMで、最高速度はMach 3.5に達する。
2016.11.23 Jane's Defence Weekly China's first aircraft carrier now 'combat ready', say Chinese media <1701-112303>
 中国海軍の高官が11月14日に国営の環球時報で、中国初の空母遼寧が戦闘可能な状態になったと言明した。
 8月にはTVで、遼寧がJ-15 8機とZ-18及びZ-9ヘリを搭載し航行している姿が報じられている。 8月に放送されたTV番組で中国海軍の某少将は、遼寧 は20機の航空機を搭載すると述べている。
 一方中国はZ-18J
AEWヘリの開発を進めている。
2016.11.21 Record China 中国がマラッカ海峡に大型港湾建設、「軍事目的」との指摘に反論―中国メディア <1612-1121032>
 マレーシアのKAJD社と中国電建集団国際工程有限公司が9月1日、マラッカ・ゲートウェイ 共同投資契約に関する覚書を取り交わした。 総投資額は300億リンギット(7,550億円)超で、大規模な埋め立てカレー島 とを使って新たに巨大港湾を建設する計画である。 現在、マレーシア最大の港湾であるクラン港の第3のターミナルとして活用される 予定で、2019年の完成が予定されている。 シンガポールのThe Straits Times紙は14日、軍事的要衝のマラッカ海峡での港湾建設は 軍事利用を狙っており、将来は海軍が駐留するとこの計画に疑念を呈した記事を掲載している。
 これに対し中国中央テレビ(CCTV)は18日、マラッカ・ゲートウェイは純粋に経済目的だと反論しつつも、人道支援のための艦船派遣などの 場合は補給地として使われることもあると指摘している。
Klang の位置 (Google Map)】
2016.11.18 Record China 空母「遼寧号」の位置付けに変化、政治委員が「いつでも戦闘可能」と―米メディア <1612-111801>
 中国の参考消息網が空母遼寧について17日、同艦の政治委員が「戦闘の準備はできている」との考えを示したと報じた。
 AP通信は遼寧について、試験、訓練用というかつての位置付けに変化が生じたということと指摘し、中国 は遼寧をどのように運用するか明らかにしていないが、南シナ海における主権主張で効果を発揮すると考えられていると報じた。
2016.11.17 Record China 中国の「殲−10C」戦闘機、近く大量納入か、香港の軍事アナリスト「米 F−22 にとって十分な脅威」―台湾メディア <1612-111703>
 台湾中央社が15日、J-10Cが近いうちに軍に大量納入される見通しと報じた。
 J-10CはベースとされるJ-10Bより流線的な外観で、エンジンの吸気部分にも進んだ設計を採用しており、香港の軍事専門家はJ-10Bとの違い はステルス性の高さと述べていて、F−22にとっては十分な脅威になるとの見方を示している。
2016.11.17 Yahoo 時事通信記事

「中国軍の海外展開活発化=スパイ活動に危機感―米議会報告」

<1612-111701>
 米議会の諮問機関「米中経済安全保障調査委員会」が16日、中国の動向に関する年次報告書を公表し、新型兵器の 導入で人民解放軍が能力を向上させ、海外活動も活発化していることに警戒感を示した。また、中国の軍事スパイ活動米国の国家安全保障への脅威になっていると強調している。
 報告書は、中国の情報機関による米軍や軍事産業などへのスパイ行為が過去15年で急増したとし、入手した情報により軍を現代化させ、米軍の優位を脅かすと危機 感をあらわにしている。
2016.11.16 Jane's Defence Weekly China offers export version of YJ-12 <1701-111603>
 中国CASIC社が殊海航空展で、中国軍が現在装備しているYJ-12超音速対艦ミサイル輸出型 CM-302を展示した。
 YJ-12は弾頭重量250kg、射程280km、命中確率90%で、Mach 1.5~2で巡航し、Mach 3以上で突入 する。
2016.11.16 Jane's Defence Weekly New details emerge on Shenyang FC-31 fifth-generation export fighter <1701-111602>
 11月1~6日に開かれた殊海航空展で公開された映像から、改良型FC-31の組み立てが開始されていることが分かる。 改良型FC-31は2012年 10月に初飛行した原型型に比べ、全長が16.8mから17.3mに伸び、最大離陸重量が25tから28tに増大している。
 FC-31は中距離AAMを機内に6発、翼下に6発、超音速ASMを機内4発、翼下4発、500kg侵徹爆弾を機内4発、翼下4発、小型爆弾を機内12発、翼下18発搭載できる。  改良型には分散配置型(
DAS)光学警報装置を装備し、南京電子技術研究所が開発したKLJ-7A AESAレーダを装備する。
2016.11.15 中央日報 中国の陸・海・空軍部隊、東シナ海で合同訓練 <1612-111501>
 中国中央電視台(CCTV)の公式ウェブサイト「央視網」が14日、東海艦隊揚陸艦部隊陸軍水陸両用部隊、ヘリコプ タ部隊、空軍部隊などが、東シナ海合同で揚陸訓練を実施したと報じた。
 独立路線を強化する台湾に対して警告を与える意味合いの訓練と見られる。
2016.11.10 Defense Update Chinese CM-302 supersonic anti-ship cruise missile <1612-111005>
 
CASC社が殊海航空展でも射程290kmCM-302超音速ASCM を公開した。
 CM-302は90%の命中確率を持ちシースキミング可能なASCMで、250kgの弾頭を搭載する。
2016.11.09 Jane's Defence Weekly China closer to Sky Dragon sale <1701-110906>
 Indo Defence 2016展でNORINCO社がIHS Jane'sに、同社が間もなくインドネシア空軍にSky Dragon 50
MSAMを販売する契約を纏めることを明らかにした。
2016.11.09 Jane's Defence Weekly J-20 cameo creates more questions than answers <1701-110904>
 殊海で11月1~6日に開かれた航空展で、J-20が初公開されたが、公開されたのは開会式に合わせて2機が高速で通り抜け ただけで、性能開示を期待していただけに失望感が広がった。
 しかしながら2機のうちの1機は、通過後に短く垂直上昇を見せた。
2016.11.09 Searchina 中国のステルス戦闘機「殲-20」には「致命的な弱点?」=中国報道 <1612-110901>
 11月1日から6日にかけて行われた中国国際航空宇宙博覧会(珠海航展)で、J-20ステルス戦闘機が初めて一般に向けて公開 された。  中国の各メディアは、J-20は500~700機を生産する可能性があり、米国のF-22が試作機8機を含め 187機しか生産されないのに比べて、数で圧倒できると報じている。
 だが、米メディアForeign PolicyはJ-20のステルス性能について、前方部のステルス性は非常に高いが、排気口のステルス性能は低 く後方部には問題があると指摘している。
2016.11.06 Chinese Military Review Shenyang J-31 /F-60 Falcon Eagle stealth fighter aircraft at Zhuhai 2016 <1612-110603>
 殊海で開かれている航空展でJ-31が再び展示された。 J-31は2ヶ所の機内弾庫のほか翼 下にハードポイントを持ち、8,000kgの武器や燃料を搭載できる。 ミサイルは4発、合わせて2,000 kgが機内弾庫に搭載でき、その他に6発6,000kgが翼下パイロンに搭載できる。
 J-31はPL-10短距離AAMのほか、PL-12/SD-10A
BVRAAMも搭載でき、戦闘行動半径1,200kmの性能を持つ。
2016.11.05 朝鮮日報 韓国の機関銃発射を非難する中国、海警艦に76ミリ砲を装備 <1612-110502>
 違法操業の取り締まりを妨害する中国漁船に韓国海警が機関銃を発射したことに対し中国は過激な対応と非難しているが、JDWが4日によると、その中国が広州の黄埔 造船廠で最近撮影された写真から、76mm砲を搭載した海警の警備艦数隻を建造している様子が確認できたと報じた。
 それによると、黄埔造船廠が建造している警備艦はType 054フリゲートを基に設計されたもので、排水量3,500t級2,000t級の2種類ある。 これらの艦はいずれも76mm砲を搭載していることが確認された。 JDWは、2隻建造中の3,500t級は1隻が進水目前 で、3隻が建造中の2,000t級は1隻が試験航海を終えて間もなく就役するという。 また湖北省の武昌造船廠でも3,500t級と2,000t級の警備艦をそれぞれ1隻ずつ建造し ており、こちらも76mm砲で武装していると報じている。
 この結果中国では、76mm砲を装備した海警局の警備艦7隻以上建造されていることにな る。
【註】
 76mm砲以外の装備が明らかになっていないことから、断定的なことは言えないが、砲を装備しただけで即フリゲート艦に転用可能とはならない。
 しかしながら船体がType 054を元にしていると言うことから、FCSレーダを搭載するなどの小改修で補助的なフリゲート艦として、ソナー その他の対潜装備を搭載するなどの中規模改修を行えば、本格的なフリゲート艦になり得ると見ることができる。
2016.11.04 Chinese Military Review Chinese CH-500 UAV with Blue Arrow-9 (BA-9) air to surface missile <1612-110402>

 中国のUAV CH-500Blue Arrow-9 (BA-9) ASMを搭載した写真である。
 Blue Arrow 9は射程6km、重量26.5kgの
SAL誘導である。

2016.11.04 Record China 中国が武器搭載の海洋巡視船、急ピッチで建造―英誌 <401.pdf>1612-110401>
 JDWが3日、中国海警局武器を搭載した警備艦の建造を急ピッチで進めていると報じた。  広東省広州市の造船所では76mm砲を搭載した警備艦複数建造中で、同誌は6月にも76mm砲 を搭載した初の警備艦Type 818の完成が近いと報じていた。
 中国海警局は広州の黄埔造船所のほか、湖北省武漢市の武昌造船所でも警備艦の建造を進めており、今回の警備艦建造は第2弾とみられる。
2016.11.01 Stars & Stripes China's J-20 stealth fighter makes public air show debut <1612-110106>
 殊海で開かれた航空展で1日、J-20が初公開された。  2011年に初飛行したJ-20は、既に少なくとも6機が生産されているという。
 一方中国は、2012年に初飛行し2014年の殊海航空展で公開されたFC-31を、F-35の対抗馬として売り込もうとして いる。
 殊海航空展ではこの他に、最大離陸重量200tのY-20輸送機や、MQ-9 Reaperを元にしたと見られるCH-5 UAVなども 展示される。
2016.10.27 Yahoo 時事通信記事

「国産空母、船体が完成=年内にも進水か―中国」

<1611-102705>
 中国国防省報道官が27日、建造を進めている初の国産空母について、ドック内で主船体の組み立 てが完了し設備の取り付けや艤装を行っていると述べた。
 中国の空母は早ければ年内に進水すると予想されている。
2016.10.19 日経新聞

インターネット

中国艦、ベトナムに初寄港 <51611-1019025>
 ベトナムのメディアが19日、カムラン湾に中国海軍の艦艇を受け入れると報道した。 期間は22~26日で、ミサイル艦を含む3隻、乗員750名 が寄港する。
 ベトナム戦争、ロシアの租借時代も含め、同湾に中国艦艇が寄港するのは初めてとみられ、今月2日に米艦艇をベトナム戦争終結後初めて受け 入れたことから、中国も受け入れることでバランスを取ったようである。
2016.10.12 日経新聞

インターネット

中国、警備艇沈没で韓国に反論 <1611-101210>
 中国外務省副報道局長が12日、韓国西方の黄海で操業していた中国漁船が7日に韓国の高速警備艇 に体当たりして沈没させた問題について、韓国の警備艇は当該の海域で法を執行する法的な根拠がないと反論 した。
 中韓の漁業協定に基づけば、現場は現在の漁業活動を維持する海域で、韓国の公権力が優先的に及ぶわけではないと主張した。
2016.10.12 Yahoo 毎日新聞記事

「北京デモ 軍の一部、示威行動か 党の重要会議前に」

<1611-101209>
 北京の中心部にある国防省前で11日に起きた迷彩服姿の元軍人ら1,000人以上による異例の 抗議デモは、12日午前4時ごろから、警官の誘導に従って用意されたバスに分乗して別の場所へ移送され、発生から丸1日後の午前6時過ぎに 収束している。
 このデモは表向き生活の改善を求めていたが、24~27日に北京で開かれる中国共産党の重要会議、第18期中央委員会第6回総会 (6中全会)を狙い撃ちした軍内一部の示威行動との見方が出ている。
2016.10.12 Yahoo 時事通信記事

「外国政府機関が発信源=中国からサイバー攻撃か―豪」

<1611-101207>
 オーストラリア政府のサイバ犯罪対策機関が12日発表した報告書で、2015年12月に起きた 気象局のネットワークへのサイバ攻撃について、発信源は外国政府の情報機関だったと明らかにした。 報告書では国名の明 示を避けたが、攻撃が発覚した当時は政府関係者は発信源は中国情報機関と断言しており、中国とみられる。
 気象局は国内最大級のスーパーコンピュータを保有し、国防省にもつながっていることから、サイバ攻撃は軍事情報入手が狙いだった可能性がある。
2016.10.12 Yahoo ロイタ通信記事

「中ロ、2度目のミサイル防衛合同演習を来年実施 米韓に対抗」

<1611-101206>
 新華社が11日、中国とロシアは11日に北京で開かれた防衛フォーラムで、2度目のミサイル防衛合同演習来年実施すると発表したと報じた。 詳細は明らかにされていない。
 米
BMDSの韓国配備計画に米韓両国が合意したことを受けた措置という。
2016.10.12 Yahoo 毎日新聞記事

「中国デモ 軍改革や年金に不満か 指導部、慎重に対応」

<>1611-101202>
 中国の習国家主席が昨年秋以降進めている大規模な軍の改革軍首脳の不正摘発には不満 がくすぶっているため、異例の抗議デモに対しても慎重に対応しているようである。
 習主席は昨年9月、現兵力230万人から30万人を削減すると宣言し、情報ハイテク化を進める意向を前面に押し出した。 また昨年12月には、ロケット軍と戦略支援部隊 、陸軍指導機構(陸軍司令部)を創設し、陸軍中心だった旧来の体制から、海や空、サイバ分野を包括した現代型の戦争に適応できるよう再編する方針を示しており、軍 改革を本格始動させていた。
 ただ、聖域だった軍の大規模かつ急激な組織改革は年金など待遇面の変化から不満に火が付きやすく、指導部への不満や抗議デモをどう防ぐかという課題に直面してい るようである。
2016.10.12 Yahoo 毎日新聞記事

「中国 国防省前で迷彩服の1,000人デモ 軍改革に不満か」

<1611-101201>
 北京市中心部の国防省前で11日、迷彩服姿の元軍人らとみられる1,000人が集まり 抗議デモを始めた。 参加者の一人は毎日新聞の取材に、退職後の手当てが不十分なまま人員が削減されることへの 不満だと目的を語った。
 元軍人らによるデモは中国の地方都市では散発的に発生しているが、北京の軍中枢での大規模デモ は極めて異例で、習指導部が昨年から断行する兵力30万人削減など大規模な軍改革への不満が背景となった抗議活動の可能性が出てきた。
2016.10.10 産経新聞

インターネット

反習近平派の拠点、中国人民解放軍「瀋陽軍区」が北と通じてクーデターを計画している! <1611-101001>
 核開発物資を密輸した中国人女性の後ろ盾とは?
 北朝鮮が5回目の核実験を行った9月以降、実験もさることながら、中朝国境の川・鴨緑江の向こう側の動きが気になる。 中国の公安当局は、遼寧省を拠点にする 女性実業家を逮捕した。 女性実業家は模範的共産党員だった。
 高濃度ウランを生み出す遠心分離機用の酸化アルミニウムなど核開発関連物資や、戦車用蓄電池など大量の通常兵器の関連部 品北朝鮮に密かに売りつけていたという。 密輸物資には戦略物資の重油も含まれていた。
 鴨緑江の向こう側には人民解放軍の中で最も精強で、機動力にも優れる北部戦区(旧・瀋陽軍区)が陣取る。 女性実 業家逮捕の報に接し、真っ先に浮かんだのは、遼寧省も管轄下に置く北部戦区であった。 女性実業家が厳しい監視網を逃れたのは、北部戦区の後ろ盾 があったからこそではないのか。
2016.10.09 Chinese Military Review China Developing More Advanced J-10C Fighter Aircraft <1611-100904>
 中国が改良型のJ-10Cを開発している。
 J-10Cは画像によると胴体上部にコンフォーマル燃料槽(
CFT)を増設し航続距離や滞空能力を強化している。
【註】
 J-10CはAESAレーダ搭載とも伝えられている。
【関連記事:1604-032201 (SC 2016.03.22)】
2016.10.05 Jane's Defence Weekly PLAAF deploys 40 aircraft to western Pacific <1611-100506>
 中国空軍が9月25日に通常の訓練と称し、戦闘機、重爆撃機、空中給油機、
AEW&Cなど40機 以上を、宮古海峡を通過して西太平洋に展開させた。
2016.10.05 Jane's Defence Weekly Further progress made on China's Type 001A <1611-100505>
 中国のネットに流れている画像から、大連で建造中の国産初の空母Type 001Aは、間もなく船体の建造を完了する 模様である。
2016.10.02 China Defense PLANAF 2nd "Specialized" Division update <203.pdf>1611-100203>
 中国海軍航空隊の第6哨戒連隊がY-G High New 11 ELINT機3機を受領した。
2016.10.01 朝鮮日報 中国が次世代ステルス機を来年実戦配備、日本の F35 に対抗 <1611-100103>
 中国共産党機関紙人民日報の電子版である人民網が27日、J-20戦闘機が来年初めに実配備されるものと見通しを報じた。
 J-20の実配備は航空自衛隊が10月にF-35を米国から導入し、在日米軍も来年1月からF-35を配備することへの対応と見られる。
【註】
 J-20の実配備は既定の計画で F-35 の配備とは関係なく、日米の F-35 配備の如何にかかわらず行われるはずである。
2016.10 International Defence Review NORINCO enhances SR5 UARL <02.pdf>1611-100002>
 NORINCO社が、今まで無誘導の射程50kmの122mm弾と70kmの220mm弾のみの射撃ができたSR5
MRLを 改良したSR5 UARLを開発した。 SR5 UARLはFire Dragon 40 (BRE7) 120mm誘導 ロケット弾と、King Dragon 60 (GR1) 220mm誘導ロケット弾も射撃できる。
 Fire Dragon 40は全長3.04m、発射重量74kgで、射程40km、CEP=25mの性能を持つ。
 King Dragon 60は全長4.4m、発射重量300kgで、射程70km、CEP=25mであるが、レーザによる終末誘導が可 能で、その場合の精度は3mになる。
 SR5 UARLの重量は25tで、最高時速85km/hである。
2016.09.30 Yahoo 朝鮮日報記事

「韓国海洋警察が中国漁船に閃光弾2発発射、火災で3人死亡」

<1610-093002>
 韓国海洋警察によると、29日午前9時45分ごろ新安郡紅島の沖70kmの韓国の排他的経済水域(
EEZ)内で 違法操業していた中国漁船に対し木浦海洋警察署が違法操業の有無を確認するために検問を実施したところ、停船命令 を無視して逃走した。
 海洋警察が高速艇で追跡し漁船に乗り移って施錠された操舵室に閃光爆音弾2発を発射し、 船を止めさせようとしたが、直後に操舵室方面で火災が発生し、中国人乗組員17人のうち3人が死亡した。
2016.09.28 Jane's Defence Weekly Russia to deliver first four Su-35s to China in 2016 <1611-092804>
 
KnAAPO社によると、中国が発注したSu-35 24機のうち、 最初の4機が2016年中に引き渡されるという。
 24機全機は2018年までに引き渡される。
2016.09.28 Jane's Defence Weekly China flight testing CATOBAR J-15 <1611-092803>
 中国SAC社が9月15日に航海した改良型J-15艦載戦闘機の画像から、同機はカタパルト発進高速索着艦 (
CATOBAR)方式であることが分かった。
 8月上旬にネット上で公開された中国の三番目の空母Type 002の陸上モックアップの画像からも、Type 002がカタパルトを 装備していることが明らかになっていた。
2016.09.28 Jane's Defence Weekly Sino-Russian naval exercises conclude with 'siland seizing' operaiton <1611-092801>
 中露海軍が水上艦、潜水艦、航空機及び海兵隊を動員して、9月12日から8日間にわたって行った合同演習'Joint Sea 2016' は、島嶼奪還のための上陸演習をもっ終了した。 上陸演習は中国南海艦隊の本拠地である湛江東海域で行わ れ、揚陸艦1隻及び小型の揚陸艦艇2隻から発進したヘリ、水陸両用
IFV、ボートが上陸戦闘を行った。  今回の演習にロシアからはUdaloy級駆逐艦2隻、Ropucha級揚陸艦1隻、Dubna級補助艦1隻、ヘリ2機、海兵隊員96名及び水陸両用IFVが参加し、 中国からはType 071揚陸艦1隻Type 071A揚陸艦1隻、Type 051B/C駆逐艦各1隻、Type 054Aフリゲート艦2隻、Type 904B補給艦1隻及び固定翼機11機、ヘリ8機、海兵隊員160名が参加した。
2016.09.26

インターネット

宮古海峡の上空を中国軍8機飛行 空自が緊急発進 <1610-092601>
 防衛省が25日、中国空軍機8機が同日午前に沖縄本島と宮古島の間の公海上空を往復飛行し、 空自戦闘機が緊急発進したと発表した。 8機は東シナ海から南東方向に飛行して宮古海峡を通過し、西太平洋に抜け、その後反転して東シナ海方向に戻った。 中国軍機 のうち2機が戦闘機とみられる。
 一方、中国空軍の報道官も25日、H-6K爆撃機やSu-30戦闘機など40数機が同日に 宮古海峡上空を通過して西太平洋に向かう遠洋訓練を行ったことを明らかにした。 同報道官は遠洋訓練について空軍 部隊の遠洋実戦能力の検証が狙いと述べ、偵察や哨戒、空中給油などを実施したと説明した。
 中国空軍は12日にも西太平洋における遠洋訓練を実施し、航空機が台湾とフィリピン間のバシー海峡を経由し、 西太平洋に向かったことを明らかにしている。
2016.09.25 Yahoo 時事通信記事

「宮古海峡越え大規模演習=40機以上が参加―中国空軍」

<1610-092502>
 中国空軍報道官が25日、爆撃機や戦闘機、空中給油機など40機以上が宮古海峡を越え、西太平洋 で演習を実施したと発表した。 報道官は2013年に設定された東シナ海の防空識別圏について、哨戒飛行を常態化 させていると主張し、今後も中国の正当な合法的権益を断固として守ると強調した。
 大規模な演習は、遠洋での攻撃能力を誇示するとともに、尖閣諸島などをめぐり対立する日米をけん制する狙いがあるとみられる。
【註】
 日本側は「中国空軍の8機が宮古海峡上空を通過」と発表しているのに対し、中国側は「40機以上が宮古海峡を越え西太平洋で演習を実施」と発表している。 この違いは 何を意味するのか。
2016.09.25 Yahoo 産経新聞記事

「中国戦闘機の宮古海峡通過は初めて 空自がスクランブル 空軍訓練、第1列島線突破を誇示か?」

<1610-092501>
 統合幕僚監部が25日、中国空軍の戦闘機など8機が沖縄本島と宮古島の間の宮古海峡上空を通過 したと発表した。 戦闘機が宮古海峡を通過したのはめてである。
 宮古海峡上空を通過したのは戦闘機2機に加え、H-6爆撃機4機、Tu-154情報収集機1機、 Y-8情報収集機1機の計8機で、一旦宮古海峡を通過した後、往復する形で再び通過したという。
2016.09.21 Jane's Defence Weekly China to promote Y-20 transport and J-31 fighter aircraft at Zhuhai Airshow <1611-092110>
 新華社が、殊海隔年開催される国際航空展
AVIC社が Y-20とJ-31を出展すると報じた。
 殊海航空展にはCASCが大型のUAVであるCH-5と、HQ-16A/LY-80N SAMを出展すると言 われ、CM-302超音速ASCMも出展される模様である。
2016.09.21 Jane's Defence Weekly Nigerian JF-17 deal moves close <1611-092104>
 ナイジェリアが中国とパキスタンが共同開発した
JF-17を購入するMoUに署名 した。正式契約は11月に行われるという。 購入機数は明らかにされていない。
2016.09.19 Record China 世界最大の輸送機を中国で生産、軍の後方支援任務は改善に―海外メディア <1610-091901>
 ウクライナのAhtohob設計局が開発した最大搭載量は250tのAn−225は現在1機だけが商業用として 運航しているが、同機の量産について中国空域産業集団(AICC)が8月30日にウクライナと合 意している。 それによると第一段階はウクライナの工場で製造する2号機をAICCに納入、その後中国で共同生産するという。
2016.09.15 Record China 中国海軍、36隻目の056型コルベット艦が進水=6週間に1隻の割合で建造―英軍事専門誌 <1610-091503>
 JDWが12日、中国軍がType 056コルベット艦建造6週間に1隻の割合で急ピッチで進め ていると報じた。  中国軍で36隻目となるType 056/056A(江島級)軽護衛艦が9月7日に上海の造船所で進水したが、8月26日には武漢でも 進水している。
 排水量1,500tのType 056は一番艦が2012年5月に進水しており、この4年間で平均して6週間に1隻という急ピッチで建造されている。 中国 がType 056の建造を何隻計画しているかは不明だが、最終的には60隻前後になるとの見方が出ている。
【註】
 Type 056は、基準排水量1,300t、満載排水量1,500tのコルベット艦で、速力32kt、航続距離2,000nmの性能を持つ。 乗員60名のほかコマンド部隊30名の便乗が可能 である。
 主要装備は76mm砲1門、30mm砲2門、HQ-10 SHORADS 8セル発射機1基、YJ-83 SSM発射筒2基などで、Z-9哨戒ヘリ1機を搭載できる。
2016.09.14 Jane's Defence Weekly Chinese defence companies sign restructuring deals <1610-091416>
 中国国務院国有資産監督管理委員会(
SASAC)が9月6日、政府が国有軍事産業の主要5社を含む8社と 再構築加速に関する協定に署名したと発表した。
 この中にはAVIC社やNORINCO社なども含まれれている。
2016.09.14 Jane's Defence Weekly China builds longer-range HQ-16 SAM <1610-091411>
 中国CASIC社HQ-16自走式中距離SAM艦載型HQ-16Bを開発した。 HQ-16Bはロケットモータ と翼を換装し、射程をHQ-16の40kmから70kmに延伸している。
 HQ-16はロシアAlmaz-Antey社のShtilシステム(註:=Buk)が発射する9M38Eとよく似たミサイルである。
2016.09.14 Jane's Defence Weekly China developing strategic bomber <1610-091410>
 中国国営China Dailyが中国空軍司令官の話として9月3日、長距離打撃力を強化するため新型戦略爆撃機を開発中であ ると報じた。 ただ、この新型戦略爆撃機とは全く新型機か現有H-6の改良型であるのかは明らかでない
 中国はソ連が1960年代に開発したTu-16を国産したH-6を120機保有しているが、最新型のH-6Kでも戦闘行動半径が3,500kmでしかない。
2016.09.12 Aviation Week & ST Split from AVIC
 中国で新たに航空機用エンジンメーカ
AECCが誕生した。 AECCは企業として設立され たがCASICAVIC同様に政府の一機関とも言える。
 AECCはAVICを基幹に設立されたが、幹部はCASICや他の企業から派遣されている。
2016.09.12 Aviation Week & ST Sino-Bomber <1611-091201>
 中国が次世代爆撃機を開発していることは予想されてはいたが、空軍司令官が9月1日にこれを公 式に認めた。
 次世代爆撃機の詳細は明らかにしなかったが、「長距離爆撃機」と表現したことから航続距離はH-6Kの6,000kmより長いと見られる。
 H-6Kの戦闘行動半径は短い(註:航続距離の1/3とすれば2,000km)が、射程1,500kmのCJ-10 CMを搭載できる。
2016.09.12 Stars & Stripes China-Russia launch South China Sea naval wargames <1610-091208>
 中露海軍が12日、8日間の合同演習"Joint Sea-2016"南シナ海で開始した。
 演習には水上艦、潜水艦のほか、艦載ヘリや固定翼機も参加し、対潜訓練のほか両国海兵隊による島嶼奪還を想定した訓練も行われる。
2016.09.12 Yahoo 産経新聞記事

「南シナ海 中国&ロシア両海軍が19日まで合同演習 島嶼上陸訓練も」

<1610-091204>
 ロシアの報道機関が12日午前、中国とロシアの海軍が12日に広東省沖の南シナ海北西部合同演 習を開始したことをを確認した。 演習は19日まで実施されるという。  中国国防省によると、演習は中露海軍の中将が総指揮をとり、防空や対潜水艦作戦のほか、海軍陸戦隊などによる島嶼上陸・防衛訓練も実施 する。
 中露海軍は2012年以降、合同演習を毎年実施しているが南シナ海での演習は初めてである。
2016.09.09 China Defense High res photos of PLA's latest HQ-16B medium-range SAM system <1610-090903>
 中国南方戦域軍第41軍集団の防空旅団が装備しているHQ-16B中距離SAMの写真である
2016.09.07 Jane's Defence Weekly China launches major aero-engine enterprise <1610-090716>
 中国が8月28日、公式に航空機エンジンメーカ
AECCを立ち上げた。 資本金はCNY50B ($7.6B)で隷下にAVIC社を含む複数の企業グループを収める。
2016.09.07 Jane's Defence Weekly China and Ukraine agree deal to restart production of An-225 <1610-090710>
 ウクライナのAntonov社と中国のAVIC社が8月30日、An-225の中国での生産に合意した文書 に署名した。 最初の何機かはウクライナで生産し初号機は2019年に完成し、その後は中国内で生産するという。 中国では軍が採用する可能性が高い。
 An-225は253.82tの搭載能力を持つ世界最大の輸送機で、ソ連時代にBuranオービタの輸送用として開発され1988年に初飛行 した。 その後2号機の製造が開始されたが2001年中頃に中止されていた。
2016.09.07 Record China 中国が米国に匹敵する巨大補給艦を建造、海軍戦闘力を大きく引き上げ―米メディア <1610-090702>
 米軍事情報サイトのStrategy Pageが、中国は補給艦部隊を拡充し、海上での戦闘能力向上を進めているとする記事を掲載した。  同サイト が取り上げたのは先月下旬に完成間近と伝えられた排水量40,000tのType 901補給艦で、大きさや性能は米国で12隻建造されているT-AKEに匹敵 するという。 中国は新たに1隻以上の建造を計画しているようだとも伝えている。
 中国が補給艦部隊の拡充を図る背景には軍艦の数が増えたという事情があり、2015年上半期にはType 903A補給艦4隻を同時 に建造してType 903の就役数は8隻となり、今年初めには2,700t級の新型補給艦もお披露目され、海洋で長時間にわたる任務が可能とな ると指摘している。
2016.09.03 Yahoo 時事通信記事

「中国、『国防交通法』を可決=有事の民間協力義務化」

<1610-090306>
 中国の全人代常務委員会が3日、有事の際に民間企業に対して軍の輸送業務への物資提供や協力 を義務付け「国防交通法」を可決した。  同法は「政府は国防の必要に基づき、民間の車両、交通施設などを徴用できる」と明記 していおり、来年1月1日に施行する。
 中国では有事の際の人員動員などを可能にした「国防動員法」が既に施行されている。
2016.09.03 産経新聞

インターネット

ハッカー阻止に究極の技術「量子通信」導入へ 世界初の量子実験衛星の打ち上げ成功に欧米科学者も腰を抜かした… <1610-090305>
 中国が世界初の量子科学実験衛星「墨子」の打ち上げを16日に成功させ、ハッカによる機密取得 を阻止できる量子通信の実験を行う。 通信技術の専門家から「スパイ防止の技術開発で中国が飛躍する」と警戒の声があがっている。
 量子通信は、量子力学の原理を基礎に、盗聴や暗号解読が困難な安全性の高い通信が可能になるとされ、欧米各国 などが基礎研究を進めているもので、仮に通信傍受を試みたり、通信内容を書き換えようとすると、通信内容自体が崩壊するため、理論的にハッキン グは不可能とされることから、軍事機関も高い関心を寄せている。
2016.09.03 朝鮮日報 「米 B2 に匹敵する爆撃機を開発」 中国空軍トップが認める <1610-090301>
 人民網などが2日、中国空軍の馬司令官が1日、中国空軍の長距離爆撃能力は過去に比べ大きく向上したが、われわれは新 世代の長距離戦略爆撃機を開発しており、遠からずしてこれを目にするだろうと語ったと報じた。
 中国語メディアの多くは、馬司令官が言及した新世代の戦略爆撃機とはB-2を意識したものと分析している。 米国にサーバを置く多維は、長距離戦略爆撃機の開発は 中国空軍の長年の夢で、グアム基地を含む重要地点を攻撃できるステルス戦略爆撃機の開発は急を要すると報じている。
2016.08.31 Jane's Defence Weekly China investing in carrier support <1610-083110>
 中国空母を支援するDaguan級支援艦の建造を進めており、2011年に就役した一番艦は 遼寧の洋上試験に随伴している。 Daguan級は全長196m、全幅28m、満載排水量30,000tで、2,700名の宿泊能力と後部に27人乗りZ-8が離着艦 できる飛行甲板を有している。
 更に建造中の排水量40,000tであるType 901も2015年12月に進水している。 ガスタービン推進のType 901はAK-630
CIWSを装備し、左舷に4基右舷に3基の補給用ガントリークレーン が取り付けられている。
2016.08.29 Aviation Week & ST China has begun defining a "sixth-generation" combat aircraft <1610-082902>

 米情報機関によると、中国が第六世代戦闘機の概念設計を開始した。
 この次世代戦闘機は、全スペクトラムにわたるステルス性を持つアダプティブ制御サイクルのエンジンの機体で、超高速兵器を搭載するという。

2016.08.25 Yahoo 朝鮮日報記事

「米陸軍を手本に組織のスリム化図る中国陸軍、軍内部の反発必至」

<1609-082503>
 South China Morning Post (SCMP)紙が中国軍消息筋の話として24日、習国家主席が人民解放軍陸軍を現在18個体制の軍集 団25~30個に分割することを目指しているもようだと報じた。 組織のスリム化は究極的には米陸軍のよう な効率的組織を構築することが目標だが、軍内部からの抵抗が予想されている。
 中国人民解放軍陸軍の兵力は世界最大の155万で、うち野戦軍に分類される85万の大半は5つの戦区傘下の18個軍集団に所属している。 北京 とその周辺を防衛する中部戦区が最多の5個軍集団を持ち、北部、東部、南部の各戦区に3個、西部戦区に2個の軍集団がある。
 しかしSCMPは、軍集団の小型化高級幹部や将校の削減が避けられないことから、軍内部の抵抗が予想されると見 ている。
2016.08.24 Jane's Defence Weekly China's East Sea Fleet expands <1610-082413>
 中国が27隻目のType 056コルベット艦を東海艦隊で就役させ、普陀山を母港とする第22軽護衛戦隊に配属した。  Type 056は76mm砲1門のほか、8セルのHQ-10
SHORAD発射管を装備している。
 第22軽護衛戦隊はType 056 4隻で編成され、そのうちの2隻は対戦型になっている。
2016.08.24 Jane's Defence Weekly Indonesia tests newly acquired Chinese-made air-defence system <1610-082412>
 インドネシア海兵隊が8月12日、7月に中国NORINCO社が納入した同社製Type 90 双連35mm牽引対空 砲の実車試験をジャワ西部で実施した。
【註】
 Type 90 AAGとは写真で見ると明らかにスイスOerlikon社製のL-90である。 同社からライセンスを取得しての生産でなければ、またも中国のコピー製品である。
2016.08.24 Jane's Defence Weekly China's first indigenous carrier nearing completion <1610-082402>
 Airbus社の衛星が8月11日に撮影した大連造船所の写真から、Type 001A空母は完成が近いと見られる。
 同造船所ではType 001Aと並んでType 052D駆逐艦も3隻が建造されており、1隻はまだ船台上にあるが、2隻は進水 して接岸し艤装が進められている。 130mm主砲はまだ取り付けられていないものの、Type 366レーダは既に取り付けられている。
2016.08.23 Record China 中国の爆撃機3機、韓国領空を侵入か= THAAD 配備への対抗措置との憶測も―韓国メディア <1609-082304>
 聯合ニュースが23日、中国の爆撃機3機東シナ海で中韓がともに管轄権を主張する離於島(中国 名・蘇岩礁)上空の領空に侵入したと報じた。 THAAD韓国配備への対抗措置かと憶測を呼んでいる。
 一方、中露の爆撃機が最近、日本の周辺海域を飛行したため航空自衛隊が警戒を強めている。 中国海軍の 東海艦隊の航空爆撃隊日本海で数日続けて演習を実施した。 中国海軍 は年明け以降、4度にわたって遠洋飛行訓練を行っている。
2016.08.21 China Defense China's type091 55,000 ton replenishment tanker construction update, Aug 22nd, 2016 <1609-082103>
 (画像のみで記事なし)
2016.08.21 東京新聞

インターネット

自衛隊南シナ海派遣認めず 中国大使「譲れぬ一線」 <1609-082101>
 複数の日中外交筋が20日、中国の程永華駐日大使が6月下旬頃、南シナ海で米軍が実施する「航行の自由」作戦に自衛隊 が派遣されれば「中国の譲れぬ一線を日本が越えることになる」として、絶対に容認できないとの考えを日本政府高官に伝えていたことを明らか にした。
 更に軍事的手段による対抗も示唆し、南シナ海での日米防衛当局間の連携強化をけん制したという。
2016.08.20 Yahoo 時事通信記事

「日本海演習に爆撃機も=急襲能力誇示か―中国軍」

<1609-082004>
 中国国営新華社通信が20日、東海艦隊の爆撃機数機が19日に日本海での演習に参加したと報じた。 演習では
AEW&C機の誘導の下、爆撃機ず迅速に指定の空域に到達し、目標に対し正確な攻撃をしたという。 水上艦と協力した爆撃機の急襲能力を誇 示し、日米をけん制する狙いがあるとみられる。
 具体的な演習海域は明らかにしていない。
2016.08.19 Yahoo ロイタ通信記事

「中国、次世代巡航ミサイルに人工知能の採用を検討」

<1609-081904>
 国営China Daily紙が中国航天科工集団公司の幹部の話として19日、中国次世代CMに高度な人工知能 (AI)と自動化技術の採用を検討していると報じた。
 同幹部は、われわれは新たなCMの開発に戦闘状況に応じてミサイルを準備できるようにPlug-and-Play技術を採用する計画だと語った。
2016.08.19 Yahoo 時事通信記事

「中国海軍、日本海で演習=安倍政権けん制か」

<1609-081903>
 人民解放軍機関紙の解放軍報が19日、中国海軍が18日に日本海で演習を実施したと報じた。 同紙は定例の訓練で特定 の国を対象としていないと説明しているが、海洋進出を強め、尖閣諸島をめぐり対立する安倍政権をけん制する意図があると思われる。
 今回の演習が行われた具体的な海域は不明であるが、ミサイルフリゲート艦や艦載ヘリなどが訓練を実施した。 6月末から8月初旬に米海軍が主催した多国間海上演習 リムパックに参加した駆逐艦も中国への帰途に加わった。
2016.08.17 Defense News Hypersonic weapons threat looms large at missile defense symposium <1609-081707>
 米
MDA長官がハンツビルで開かれたAUSAのシンポジウムで、超高速滑空飛翔体 (HGV)の開発進展がミサイル防衛にとって新たな脅威になっている述べた。
 HGVの飛行高度はレーダの探知限界にあり、その高速性から対応時間が限定されるためという。
2016.08.17 Chinese Military Review Chinese J-16 long range strike fighter jet dropping precision guided munition <1609-081706>
 (画像のみで記事なし)
【註】
 投下されている爆弾には、ドーサルフィンと尾部に誘導翼とみられる十字翼が見られることから、中国版JDAMのFT-5と見られる。
2016.08.14 東京新聞

インターネット

中国戦闘機が尖閣接近、5月以降 政府警戒「異例の事態」 <1609-081401>
 政府関係者が13日、中国軍の戦闘機が5月下旬以降、尖閣諸島周辺に複数回にわたり接近し、最も近くて領空まで50km に迫っていたと述べた。 5月下旬以降に少なくとも3回、尖閣諸島に接近たという。
 中国軍の艦船が6月9日に尖閣周辺の接続水域を初めて航行するなど、海域で活動を拡大しているのと同時に、空域でも活動を活発化させていることから、政府は接近 事例が相次じ異例の事態だと警戒している。
2016.08.10 Jane's Defence Weekly China's third aircraft carrier likely to be fitted with catapults <1610-081001>
 中国のウェブに載った武漢にある空母のモックアップの画像からスキージャンプ台がなくなった ことから、国産二番艦であるType 002カタパルト発進式であると見られている。
2016.08.08 日経新聞

インターネット

尖閣領海侵入は計8隻 7日に中国公船、外務省が抗議 <1609-080803>
 外務省は8日、中国海警局の公船7日夕から夜にかけて尖閣諸島周辺の領海に相次いで 侵入したと発表した。 同日に領海に侵入した中国公船は延べ8隻だった。 外務省によると、7日10:00ごろに中国海 警局の公船2隻が領海に侵入し35分で外に出たが、16:00前後にも2隻が入った。 その後18:40ごろから21:00ごろにか けて4隻が相次いで領海に侵入した。
 領海の外側の接続水域に13隻が航行しており、一部が領海に出たり入ったりしているもようだ。
2016.08.08 東京新聞

インターネット

尖閣周辺に中国公船、最多15隻 政府、首脳間で打開検討 <1609-080802>
 海上保安庁が8日、尖閣諸島周辺の接続水域や領海に一時、中国海警局などの公船15隻が入 ったと発表した。 尖閣周辺で同時に航行する公船の数としては過去最多である。
 中国公船や漁船による接続水域や領海への侵入は5日から活発化して4日連続しており、8日は15隻のうち 3隻が領海に侵入した。 中国当局船は2日連続して領海侵入した。
2016.08.07 日経新聞

インターネット

尖閣接続水域に中国公船、最多13隻 領海侵入も <1609-080705>
 外務省が8日、尖閣諸島周辺の接続水域を航行していた中国海警局の公船延べ8隻断続的に日本の領海に侵入し たと発表した。 6日から公船7隻が接続水域での航行を続け、7日に新たに公船6隻が接続水域に入ったことも確認した。 海上保安庁によると、接続水域に同時に入った 中国公船の数としては、政府が尖閣諸島を国有化した2012年の12隻を上回り、過去最多の計13隻となった。
 7日午前には公船2隻が領海に入り35分で領海外に出たが、そのうちの1隻と別の1隻が午後に相次いで領海に入った。 その後も同日夕から夜にかけて、断続的に領海 への侵入を繰り返していた。 尖閣周辺の中国の挑発を巡っては、5日に海警局の公船と漁船が同時に日本の領海に侵入し、6日には公船7隻が接続水域に入り、周辺海域で 漁船230隻が航行しているのが確認された。
2016.08.07 NHKニュース 尖閣沖 中国海警局船2隻が領海に侵入 海保が警告と監視 <1609-080704>
 第11管区海上保安本部によると、尖閣諸島沖合の領海外側にある接続水域を航行していた中国海警局の船7隻のうち2隻が、7日午前10時すぎに 相次いで領海に侵入した。 午前10時半現在、2隻とも領海内にとどまっているということで、海上保安本部が警告と監視を続けている。 また このほかに、中国の公船2隻が新たに接続水域に入っているのが確認されたという。
 尖閣諸島の周辺では6日時点で、中国の漁船300隻が航行しているのが確認されており、5日には中国海警局の船中国国旗を掲げた漁船同時に日本の領海に侵入したのが初めて確認されている。
2016.08.05 China Defense 001A LIAONING II Class CV (CV17) construction update Aug 4th 2016 <1609-080503>
 (写真のみで記事なし)
2016.08.03 Jane's Defence Weekly Chinese media show possible HQ-19 test <11.pdf>1609-080311>
 中国中央電視台が7月24日、中国の
ABM能力の紹介としてHQ-19の発射試験の様子を放映した。 人民日報は2010 年にHQ-19の試験が行われたと報じている。
 2007年1月11日にASATの試験を行った中国戦略支援軍は、2010年1月11日と2013年1月27日にABM試験を実施しているが、米政府は2010年 1月に使用した迎撃弾をDF-21の派生型SC-19であるとしていた。
2016.08.03 Jane's Defence Weekly China's new AG600 may head for SCS <10.pdf>1609-080310>
 大型の水陸両用飛行艇AG600が、7月23日に殊海のAVIC社工場でロールアウトした。 AG600は 2017年末には就役する模様で、南シナ海での運用が開始されると見られる。
 AG600は全長37m、翼端長38.8m、最大離陸重量53.5tで、巡航速度500km/h、航続距離4,500km、滞空能力12時間の性 能を持つ。
2016.08.03 Jane's Defence Weekly China to have 'world's largest navy' by 2020, says report <04.pdf>1609-080304>
 米海軍省などが出資した研究機関
CNA's Center for Naval Analysesが6月に作成した報告書で、 4年後の2020年中国海軍の艦船数は270隻と、その時点での米海軍の260隻を上回り 世界最大になると共に、世界第二の外洋海軍国になると指摘している。
2016.08.02 China Defense Photo of the day: 8 J-15 of Liaoning's Carrier Air Wing <1609-080206>
 空母遼寧での着艦事故でJ-15 1機とその搭乗員を失った直後、中国海軍が量産型J-15 8機を搭載した遼寧の画像を公表した。
2016.08.01 Aviation Week & ST Just in time <1609-080104>
 中国の水陸両用飛行艇AG600はロールアウトした7月22日以来、南シナ海での運用が予想されているが、その主任設 計技師がGrobal Times紙に、AG600はこの海域であれば75~80%の海面状況下離着水できると述べた。
 陸上に於けるAG600の最大の任務は山火事消火のための散水で、AVIC社によれば12tの水を20秒以内に散布できると いう。
2016.08.01 Yahoo 時事通信記事

「東シナ海で実弾演習=日本けん制する狙いか―中国」

<1609-080101>
 国営新華社通信などによると、中国海軍が1日に東シナ海で実戦を想定した実弾演習を実施 した。 演習は呉勝利海軍司令官が指揮し、東海艦隊が中心となり北海、南海両艦隊も参加 して、約100隻の艦艇や数十機の戦闘機、各種兵器が投入された。
 定例の訓練と位置付けているが、尖閣諸島をめぐり対立する日本を牽制する狙いがあると見られる。 中国軍は中国の主張を退けた仲裁裁判所の判決が出た7月12日の 前後にも南シナ海で演習を実施した。
2016.07.30 Yahoo 朝鮮日報記事

「独自のミサイル防衛網開発、中国国防省が認める」

<1608-073001>
 中国中央TVがメーンのニュース番組で24日、2010年1月と2013年1月に行われた迎撃試験の様子を公開したが、米国の憂慮する科学者同盟(UCS)によると、2014年7月と 2015年11月1日にも試験を行い、併せて4回のBMD関連発射試験を実施したという。 2013年の試験では標的のIRBMを高 度250kmで迎撃することに成功した。 さらに中国はASATも開発しており、2007年に高度865kmで衛星を破壊したのをはじめ、2013年には 高度35,405kmで衛星を破壊した。
 要撃高度30kmのHQ-9は既に1997年に実戦配備されていることから、米国の専門家らは、中国は早ければ2020年頃に高 度30km250km1,000km以上多層BMDSを構築できるとみている。
2016.07.29 Yahoo 朝鮮日報記事

「中国の主力艦載機『殲15』、訓練中に墜落」

<1608-072902>
 中国初の空母遼寧の艦載機として開発され試験が進められているJ-15が訓練中に墜落し操縦士が死亡した。 香港のSouth China Morning Post紙は、今回の墜落事故でJ-15開発計画に支障が生じ、中国の空母運用戦略も打撃を被ったと報じた。
 マカオ国際軍事学会の会長は、今回の事故はJ-15が空母艦載機の基準に達していないということを示しており、Su-27が1980年代にそうであったように、飛行制御装置の 故障や品質の問題で墜落したこともあり得ると語った。
2016.07.29 Yahoo 中央日報記事

「中国戦闘機 J-15、空母着陸訓練中に墜落」

<1608-072901>
 人民日報などによると、空母への着艦訓練をしていたJ-15が27日に墜落し操縦士が死亡したた。 事故の原因は 飛行制御装置の故障と判明した。
 これにより、中国の大洋海軍戦略に支障が生じるという見方が出ている。
【註】
 J-15については、かねてから技術的な問題が指摘されていた。
【関連記事:1606-050701 (RC 2016.05.07)】
2016.07.28 Military Times China, Russia plan joint military drills in South China Sea <1608-072801>
 中国国防相の報道官が28日、海空部隊を投入した中露合同演習9月南 シナ海で行うと発表した。
2016.07.27 Jane's Defence Weekly Type 001A flitht deck almost complete <1609-072709>
 大連の造船所で建造中のType 001A国産空母は、7月10日の衛星画像から、既に飛行甲板が取り付けられていること が判明した。
 衛星画像によると、右舷の飛行甲板と左舷でオーバーハングしている飛行甲板は既に取り付けられ、残っているのは艦首のスキージャンプ台の取り付けだけだという。
2016.07.26 Record China 中国、南シナ海の海底に原潜基地建設か―香港紙 <1608-072603>
 香港のSouth China Morning Post紙が24日、中国南シナ海の海底原子力潜水艦基地を建設 していると報じた。  南シナ海における中国の主権主張を否定した仲裁裁判の判決後、ネットの中国軍事サイトに突然中国の最新鋭原子力潜水艦の写真が流れたが、マ カオの軍事専門家は、中国側は意図的に原潜の写真を流出させ、米国に警告を発していると指摘している。
 海外の関係者の間は、中国が直接米国本土を狙う新世代
SLBM JL-3を南シナ海から発射 する積もりではないかとの憶測が広がっている。
【関連記事:1607-061201 (RC 2016.06.12)】
2016.07.26 Yahoo ハンギョレ新聞記事

「中国、ミサイル迎撃実験の映像を公開」

<1608-072602>
 中国の鳳凰網などが25日、国営CCTVが24日のメインニュースで、2010年1月11日と2013年1月27日の2回にわたり、 中国が独自に開発した地上配備型
BMDSによる迎撃実験に成功した様子を初めて公開したと 報じた。 放送では標的に命中する場面も映し出されたという。
 2回発射されたミサイルは、いずれもHQ-19とされる。
2016.07.24 Stars & Stripes China rolls out world's largest amphibious aircraft <1608-072403>
 新華社通信が、世界最大の飛行艇AG600ロールアウトしたと報じた。
 AG600の機体は全長37m、翼端長39mと、Boeing 737並の大きさである。
2016.07.24 Yahoo 時事通信記事

「中国軍、最新兵器を誇示=南シナ海で実効支配を強化」

<1608-072401>
 中国軍が南シナ海での軍事演習でH-6K爆撃機やDF-16などの最新兵器を誇示している。 H-6Kの戦闘 行動半径は3,500kmで、射程2,000km以上のCM
ASCMを搭載するとされ、日本全土や米領グアムへの攻撃が可能 とみられている。
 一方、DF-16は射程1,000kmで非常に命中精度が高く、沖縄や台湾が目標になっている。
2016.07.20 Jane's Defence Weekly China's claim to most of South China Sea has 'no legal basis', says tribunal <02.pdf>1609-072002>

 「海洋法に関する国際連合条約(UNCLOS)」に基づき設置されたハーグ常設調停裁判所が7月12日、 南シナ海の殆どが歴史的に中国領であるとする中国の主張に対し、法的な根拠がないとの裁定 を下した。
 (以下、裁定内容の詳細についての記述)

2016.07.20 Jane's Defence Weekly China claims right to ADIZ over South China Sea 'if threatened' <01.pdf>1609-072001>
 国際裁判所の判決を受け、中国高官が7月13日に、中国南シナ海に
ADIZを設定するか 否かの検討を行っていると述べた。
2016.07.18 Aviation Week & ST Fat girl <1609-071801>
 中国AVIC社がY-20 200t級輸送機納入を6月に開始し、7月に配備された。 同機は当初 Saturn D-30KP中バイパスエンジンの中国製であるWS-18を搭載しているが、行く行くは国産のWS-20高バイパスエンジンを搭載するという。  WS-20型の搭載能力は66tという。
 AVIC社の大型機部門責任者はY-20の需要を1,000機以上としているが、米空軍でさえ保有している大型輸送機は C-17 222機C-5 46機のみである。
2016.07.13 Jane's Defence Weekly Images shows possible FC-31 fifth-generation fighter prototype <1609-071305>
 中国のネット上で流れている一連の
SAC社製と見られる機体の画像は、J-31の量産型であるFC-31 の可能性が高い。 機体の一部が外されカバーが掛けられた画像はIorryで7月3日、Weiboで7月4日に流れている。
 J-31は技術試験機でFC-31が量産機であるとすれば、FC-31は11月に開催される殊海航空展2016で披露されると思われる。
2016.07.13 Yahoo ロイタ通信記事

「仲裁判断は法的拘束と見なすべき 米見解、中国は不快感表明」

<1608-071301>
 米政府が12日、国際仲裁裁判所中国には南シナ海の海域内の資 源に対する歴史的な権利を主張する法的な根拠はないとの判断を下したことについて、仲裁判断は最終的かつ紛争当事 国を法的に拘束するものと見なすべきであり、緊張を高める理由にしてはならないとの見解を示した。
 これに対して中国政府は国務省報道官の声明に強い不快感を表明し、米国の行為は法の精神や国際法の規範に反するもので、領土問題において一方だけ支持しないとの 宣言にも逆行していると述べた。
2016.07.12 Yahoo 産経新聞記事

「南シナ海問題 『岩』判定に反発、台湾も裁定を『受け入れない』 蚊帳の外に不満」

<1608-071207>
 台湾総統府が12日、南シナ海をめぐる仲裁裁判所の裁定に対し絶対に受け入れないとの声 明を発表した。
 声明は、仲裁裁がスプラトリー諸島(南沙諸島)で台湾が実効支配する太平島について岩だと認定したことに反発すると共に、裁判の過程で台湾側の意見が求められな かったことにも不満を表明した。
2016.07.12 Yahoo 時事通信記事

「南シナ海判決受け入れを=EU 大統領、中国首相に促す」

<1608-071206>
 北京を訪問中のトゥスクEU大統領が12日に中国の李首相と会談し、南シナ海問題をめぐる仲裁裁判所の判決について 、ルールに基づく国際秩序は共通の利益であり、中国とEUは順守しなければならないと述べ、判決を受け入れるよう促 した。
 会談は判決が出る前に行われた。
2016.07.12 Yahoo 時事通信記事

「判決無視、実効支配強化へ=外交で切り崩し、対抗措置も―中国・南シナ海」

<1608-071205>
 南シナ海をめぐる仲裁裁判の判決は、中国が習近平政権下で積極的に進めてきた同海への進出の法的な正当性を明確 に否定した。
 今後中国は、人工島での軍事施設増強や、東シナ海に続く南シナ海での防空識別圏設定など 対抗措置を取る可能性も想定される。
2016.07.12 Yahoo 産経新聞記事

中国の南シナ海支配認めず 仲裁裁判所『法的根拠なし』と初判断

<1608-071204>
 ハーグの仲裁裁判所が12日、南シナ海における中国の主張や行動国連海洋法条約違反だと してフィリピンが求めた仲裁手続きについて、中国が南シナ海の広い範囲に独自に設定した九段線には法的根拠はないと認定する裁定を公表した。
 裁定はまた、中国が実効支配する各礁を含め、スプラトリー諸島(南沙諸島)の岩礁はすべて島ではなく、200nmの排他的経済水域(EEZ)のない と、高潮時には水没して12nmの領海も発生しない低潮高地と認定した。
2016.07.12 Record China 中国海軍が退役軍人に招集令、南シナ海で戦争準備か―米華字メディア <1608-071203>
 米国の中国語メディアの多維新聞が11日、南シナ海の領有権をめぐる国際仲裁裁判の判決を12日に控え、南シナ海の係争海域で演習を行っている中国 海軍が、国防法の規定に基づき一部の退役軍人を招集していると報じた。
 こうした報道に対して中国軍の機関紙である解放軍報は11日夜、民兵予備役人員は毎年訓練を行うことが国の法律で定められており、海軍の演習にはこれまでにも、 退役した兵士や士官が参加しているとしたうえ、「戦があれば戻る」これは復員老兵共通の心の声だと論評した。
2016.07.09 China Defense Youtube of the day: The much-talked about South China Sea combat drill <1608-070904>
 中国国防省が9日、中国海軍海南島及びパラセル諸島近海で演習を実施したと発表した。  この演習には同海軍の北海、東海及び南海艦隊が8日から参加している。
 今回の演習で最も注目されたのはH-6が射程400kmMach 4
ASCM であるYJ-12を搭載して参加したことである。
2016.07.09 Yahoo 時事通信記事

「中国軍、南シナ海で実弾演習=艦艇100隻、航空機数十機」

<1608-070901>
 中国国営新華社通信などが9日、中国海軍は8日、南シナ海パラセル諸島(西沙諸島)周辺で、艦艇約 100隻、航空機数十機が参加した演習を行ったと報じた。
 南シナ海の領有権に関する仲裁裁判所の判決が12日に出ることを控え、実効支配を誇示する狙いがあるとみられている。
2016.07.06 Jane's Defence Weekly Pakistan's Shaheen-Ⅲ MRBM uses Chinese transporter, says source <1608-070618>
 インド政府筋が、パキスタンのShaheen-Ⅲ MRBMは、中国製の16輪車に搭載されていると述べた。
 パキスタンは2012年から中国CPMIEC社と、WS-21200 16×16車2両
TEL用に輸入する交渉を行っており、今年の2月 下旬か3月上旬に納入されたという。
 中国は2011年に北朝鮮にもWS-51200 TEL 6両を、KN-08およびKN-14 ICBM用に輸出している。
2016.07.06 Jane's Defence Weekly Japan warned on SCS issue <1608-070617>
 新華社通信が6月28日、中国外相が日本に対して、南シナ海問題に口出しするなと述べたと報じた。
2016.07.06 Yahoo ロイタ通信記事

「中国空軍、国産大型輸送機『Y-20』の運用開始」

<1608-070602>
 中国空軍が6日、最大離陸重量が200tの大型輸送機Y-20の運用を開始した。
 空軍の報道官は、Y-20の運用開始は重要な一歩としたうえで、空軍は国家の防衛とともに救援支援作業などの責任を果たすために、より優れた輸送機 を必要としていると述べた。
2016.07.05 Yahoo 時事通信記事

「空自機はレーダー照射せず=萩生田副長官」

<1608-070502>
 萩生田官房副長官が5日の記者会見で、航空自衛隊機中国軍機
FCS レーダを照射したと中国国防省が非難していることについて、挑発的な行為を取ったという事実は一切なく、FCSレーダを日本側からロ ックオンさせたという事実もないと否定した。
2016.07.04 Yahoo 時事通信記事

「空自機が『レーダー照射』=『挑発行動』と非難―中国国防省」

<1608-070402>
 中国国防省が4日、東シナ海上空で先月17日に航空自衛隊機が中国軍機に対し緊急発進したことについて談話を発表 し、F-15 2機が高速で接近挑発し、
FCSレーダをわが方に照射し たと主張し、日本側が挑発をしたと非難した。
 中国軍のSu-30 2機が東シナ海に中国が設定した防空識別圏内で通常のパトロールを行っていた際に、レーダ照射を受けたという。
【関連記事:1607-062901 (毎日 2016.06.29)】
2016.07.04 Yahoo 時事通信記事

「5日から南シナ海で軍事演習=中国」

<1608-070401>
 中国海事局が3日、南シナ海のパラセル諸島(西沙諸島)を含む海域で軍事演習を行うため 、5日から11日まで船舶の進入を禁止すると発表した。
 南シナ海の領有権をめぐる国際仲裁裁判の判決12日に控え、国際社会をけん制する狙いがあるとみられる。
2016.06.30 Yahoo 時事通信記事
「対中国機の緊急発進増加=統幕長が異例の言及」
<1607-063001>
 河野統合幕僚長が30日の記者会見で、4~6月に発生した領空侵犯のおそれのある航空機に対する緊急発進が前年同期 比で90回以上増え、中でも中国機に対する発進は80回以上増加したことを明らかにした。
2016.06.29 Yahoo 時事通信記事
「空自機へ攻撃動作『事実無根』=中国大使館」
<1607-062904>
 航空自衛隊の元空将が、中国軍機が空自機に攻撃動作を仕掛けたとする記事をインターネット上で公表したことについて、在日 中国大使館報道官代理は29日、全く事実無根と否定した。
2016.06.29 Yahoo 読売新聞記事

「空自機、中国軍用機と上空近距離で『やり取り』」

<1607-062903>
 萩生田官房副長官が29日、今月17日に東シナ海上空を南下した中国軍用機に対し、航空自衛隊機が緊急発進した際、上空で 近距離でのやり取りが発生していたことを明らかにした上で、攻撃動作をかけられたとかミサイル攻撃を受けたという 事実はないと否定した。
2016.06.29 Yahoo 毎日新聞記事

「中国軍 空自機に攻撃動作 空自 OB 指摘」

<1607-062901>
 織田元空将が28日にインターネットのニュースサイトに、東シナ海上空で中国軍の戦闘機が空自戦闘機に対し 攻撃動作を仕掛け、空自機が自己防御装置を使用して離脱したとする記事を発表した。 織田氏は中国機の動きは少なくとも16日以降続いている ようだと話している。 政府は公表していないが、政府関係者は記事のような事実があったことを認めている。
 織田氏は毎日新聞に対し、攻撃動作とは中国機が後ろから近づいた空自機に対して正面から相対するような動きを見せ、さらに追いかけるような姿勢を見せたことだ とした。 空自機は一旦は防御機動でこれを回避したが、このままではドッグファイトに巻き込まれ不測の状態が生起しかねないと判断し、フレアを使用 しながらミサイル攻撃を回避しつつ戦域から離脱したというとした。
2016.06.22 Jane's Defence Weekly More surface ships for the PLAN <1608-062206>
 中国海軍のType 056コルベット艦の26番艦が6月8日に南海艦隊で就役した。 また同日に はType 054Aフリゲート艦の25番艦が進水し、その9日前には24番艦も進水している。
Type 054A
 32セルの垂直発射機にHQ-16 SAMを装備し、YJ-83
ASCM 8発 も装備する。
Type 056
 Type 037哨戒艇に代わる排水量1,500tのコルベット艦で、76mm砲のほかYJ-83 ASCM 4発も 装備する。 更にZ-9ヘリが離着艦できる飛行甲板も有する。
2016.06.22 Jane's Defence Weekly Norinco unveils SWS2 AA system <1608-062203>
 中国
NORINCO社がEurosatory展で、SWS2自走35mm AAGを公開した。
 SWS2には2タイプあるが、いずれもVN-1 8×8 APCに単装35mm砲を搭載したもので、いずれも重量は 30tを超えない。 砲はタングステンペレット152個を放出する中国型AHEAD弾を発射する。
2016.06.22 Jane's Defence Weekly Japan concerned about 'escalatig actions' of Chinese ships in its waters <1608-062201>
 中谷防衛相が6月17日、中国艦船が最近、日本の領海や領海近くを航行し始めたことに 懸念を示した。
 16日03:05PMから1時間にわたり、中国海軍のType 815 Dongdiao級情報収集艦接続水域に入り、15日には同じ情報 収集艦が口之永良部島12nm以内の領海に入っている。
2016.06.19 Yahoo 読売新聞記事

「護衛艦の警告無視、一時緊迫も…中国軍艦進入」

<1607-061901>
 尖閣諸島周辺の接続水域進入など南西諸島周辺で活発化する中国軍艦の行動について日本政府は、 軍上層部などの承認を得た上での計画的で組織的な行動との見方を強めている。
 最も緊迫したのは9日未明で、尖閣諸島の久場島の北東から接続水域に入ってきた中国艦に対し、護衛艦せとぎりが入らないよう 警告を続けたが、中国艦はこれを無視し、日本の領海に向け一時、 直進を続けたという。
2016.06.16 Yahoo 読売新聞記事

「中国軍艦、今度は沖縄・北大東島の接続水域に」

<1607-061601>
 防衛省が16日、15日に鹿児島県沖の領海に侵入したのと同一の中国海軍情報収集艦1隻が北大東島周 辺の接続水域内を航行したと発表した。 防衛省の発表によると、16日15:05頃、護衛艦ひゅうがが、沖縄本島の東360kmにある北大東島北の接続水域に入る ドンディアオ級情報収集艦を確認した。 同艦は16:00頃に同島北北西の同水域から出た。
 中国海軍情報収集艦は、沖縄東方海域で実施されている日米印共同訓練に参加していた3ヶ国の艦艇を追尾して接続水 域に入ったもので、同水域内の航行は国際法上問題ないが、中国軍艦による挑発行為が継続していることから、外務省は16日に在日中国大使館に 強い懸念を伝えた。
2016.06.15 Jane's Defence Weekly China needs 'more than 1,000' Xian Y-20s <1608-061511>
 6月1~7日に北京で開かれた展示会で、AVIC社の大型機開発の責任者Zhu氏が人民日報に対し、中国軍が1,000機以上のY-20を要求していること を明らかにした。 2014年には国防大学が報告書で400機が必要としている。 Y-20は最大離陸重量200t、最大搭載能力66t で、51tを搭載して5,200kmを飛行できる。
【関連記事:1410-080601 (JDW 2014.08.06)】
 Zhu氏はまた、300t級、400t級の開発計画もあり、更にAn-225 Mriya級の600tの計画もあると述べた。
【註】
 An-225はソ連時代にウクライナのアントノフ社が宇宙往還機「ブラン」の輸送用に開発した6発の大型輸送機で、搭載能力は公称で250tであるが、これは安全を考慮し ての値で、最大離陸重量600t、空虚重量175tからして、燃料を満載したとしても300t以上の搭載能力を持つと見られ、米空軍のC-5(122t)やAn-225の基となったAn-124 (150t)を圧倒している。
2016.06.15 Jane's Defence Weekly Chinese J-10 makes 'unsafe' interception of US RC-135 <1608-061507>
 中国の
J-102機が6月7日に東シナ海上空で、米空軍のRC-135に異常接近した。
 この内の1機はRC-135の100呎以内に接近したという。
2016.06.15 Searchina 日本が「タイとわが国の仲を裂き、両国の軍事交流阻止を画策」と批判=中国 <1607-061503>
 環球網(註:人民日報傘下の環球時報が運営するWeb Site)が11日、7日に中谷防衛相がタイの国防相と南シナ海問題を中心に 会談したのは、日本が中国とタイの仲を裂き両国の軍事交流を阻止しようとした記事を掲載した。 また、両国 防相は今回の会談で自衛隊によるタイ軍の能力向上支援で合意した。
 報道によれば、中谷防衛相は会談後に、タイとの防衛装備品と技術移転について、いずれは協定を結ぶことが必要という見方を示している。
 2014年に生じたクーデタを機に米国はタイから距離を置いているため、中国はこの混乱に乗じてタイへの影響力を強めていた。 またタイも外交安全保障面で中国に接近 しているため、中国からすれば日本が「中国とタイの仲を裂く」行為と映るのだろう。
2016.06.15 Yahoo 時事通信記事

中国軍艦が領海侵入=04年以来、鹿児島沖で

<1607-061501>
 防衛省が15日、中国海軍のドンディアオ級情報収集艦1隻が同日午前3時半ごろ、口永良部島西の領海に侵入したことを 確認したと発表した。 中国軍艦艇が日本の領海に侵入したのは、2004年に中国軍潜水艦が石垣島周辺で確認されて以来二度目 である。 P-3Cが領海侵入を確認し、領海外へ出るよう警告を行った。 同艦は約1時間半、領海内を南東に進み、15日午前5時ごろに鹿児島県の屋久島南で領海外に 出た。
 防衛省によると、ほぼ同じ時刻に同海域を日米印共同訓練に参加するインド艦が航行しており、中国側が 共同訓練に関する情報収集活動を行っていた可能性もある。
2016.06.12 Record China 中国が南シナ海に「深海ステーション」建設を計画=センサーネットワーク「海面下の長城」で米露の潜水艦を探知も!―米メディア <1607-061201>
 Bloombergが8日、中国南シナ海に眠る海底鉱物資源研究のため深海基地の建設を進めてお り、これは同時に軍事目的でも使用可能になると報じた。 中国科学技術部の説明資料によると、深海基地は有人の移動式で、南シナ海の 海底3,000mに建設するという。
 Jane'sグループの専門家によれば、中国はすでに海面下の長城と呼ばれる海底のセンサ網を構築し、米露の 潜水艦を探知することを計画しているという。
 米戦略評価予算センタ(CSBA)の研究員は、このような深海に基地が建設されたことはかつてないが、この深度には既に50年前に有人の潜水艦が到達しているとしてい ると述べている。
2016.06.09 Yahoo ロイタ通信記事

中国軍艦が初めて日本の接続水域に、同時間帯にロシア艦も

<1607-060902>
 防衛省によると、9日午前0時50分ごろに尖閣諸島周辺の接続水域中国艦1隻が入ったが、同時間帯に ロシアの駆逐艦など3隻が同じ海域を航行するのも確認されており、同省は関連を分析している。
 防衛省幹部によると、ロシア軍艦が接続水域を航行するのは初めてではないものの、中国軍艦の動きと重なったことから注視している。
2016.06.09 Yahoo 時事通信記事

中国軍艦が接続水域初航行=安倍首相、警戒監視など指示

<1607-060901>
 政府は9日未明、中国艦尖閣諸島周辺の接続水域内に入ったと発表した。 防衛省によると中国艦が尖閣周辺の接 続水域内に入ったのは初めてである。
 防衛省や内閣官房によると、9日午前0時50分ごろ、中国海軍のジャンカイI級フリゲート艦1隻が尖閣諸島久場島北東の接続水域内に入ったの を護衛艦せとぎりが確認した。
 これを受け、安倍晋三首相は
 ① 不測の事態に備え、関係省庁が緊密に連携して対処する
 ② 米国をはじめとする関係諸国と緊密な連携を図る
 ③ 警戒監視に全力を尽くす
の3点を指示すると共に、首相官邸の危機管理センタに情報連絡室を設置した。
2016.06.08 Jane's Defence Weekly Dalian shipyard, China <1608-060811>
 Airbus社の衛星が5月17日に撮影した画像から、大連で建造中Type 001A空母飛行甲板の取り付け 開始されたことが分かった。 Type 001Aの船台での組み立ては 2015年3月に開始されていた。
 また同じ造船所でType 052D駆逐艦3隻の建造も進められていることが明らかになった。
2016.06.08 東京新聞

インターネット

中国戦闘機が米軍偵察機を妨害 東シナ海の公海上空 <1607-060801>
 CNN TVが複数の米国防当局者の話として7日、米空軍のRC-135東シナ海の公海上空を飛行中、中国の J-10から妨害を受けたと報じた。 CNNによると、J-10はRC-135の30m以内には接近しなかったが、RC-135に迫ってくるかのように高速で飛行したという。
 5月にもEP-3が南シナ海の公海上空でJ-11 2機から異常接近されている。
2016.06.06 Defense Update China tested an upgraded CH-4 “Rainbow” weaponized drone <1607-060604>
 
CASC社が、衛星経由の操縦機能と改良型EO装置を装備した武装型 CH-4の飛行試験を行っており、先月にはAR-1 ASMの発射試験も行った。
 衛星経由の操縦機能によりCH-4はBLOSでの飛行が可能になり、高高度飛行では250kmの行動半径を有することに なる。
2016.06.05 China Defense ALIT CH-4 UCAV remote kill via satellite link, testing distance is over 1000km <1607-060503>
 改良型
EO ball装置を搭載したCH-4の試験が行われた。
 可視光カメラは1,080画素で、20km遠方から目標を認識できる。 FLIRは目標捕捉距離が18kmで、連続可変ズーム能力がある。
 CH-4は離陸重量1,300kg、搭載能力345kg、上昇限度4,000mで、35時間の滞空能力を持つ。
2016.06.03 産経新聞

インターネット

中国への最新鋭対空ミサイル供与は18年以降 露軍需企業社長が表明 <1607-060304>
 ロシアのコメルサント紙が3日、ロシア軍需関連国営企業
ROT社のチェメゾフ社長が、S-400の中国への引き渡しは2018年以 降になるとの見通しを明らかにした。
 同社長は、武器の供給は自国軍を優先し、その後に外国に売るという規則があると述べている。
2016.06.02 Yahoo ハンギョレ新聞記事

「中国、南シナ海も防空識別区域に 周辺国との緊張は必至」

<1607-060201>
 香港のSouth China Morning Post紙が中国人民解放軍と近い消息筋を引用して1日、中国が南シナ海に防空識別圏宣言 する時期は、米軍の配置や周辺国と米国の外交関係など、この地域の安全保障状況にかかっていると報じた。 中国軍の消息筋は、もし 米軍が南シナ海で中国の主権への挑戦を続けるなら、中国に防空識別圏を宣言する絶好の機会を与えることに なるだろうと語った。
 これと関連し、カナダに本部を置くアジアの安全保障専門紙「漢和ディフェンスレビュー」は、中国は南シナ海の防空識別圏 の範囲すでに決めており、宣言の時期政治的な決定になるだろうと報じた。
2016.05.31 Yahoo ハンギョレ新聞記事

「中国、核兵器増強に拍車」

<1606-053104>
 東、南シナ海での軋轢に関連した日米の同盟強化などに刺激された中国で、核潜水艦の活動増大など、 核能力の強化が必要とする主張がされている。
 環球時報は28日付社説で、中国の核兵器の数量が米国やロシアとの差が大きいことから、中国は国家の安全を保護するために核能力を増加させる十分な正当性があると 主張している。
 同紙はまた、大国間で力量差が大きい状態より、バランスが取れている方が平和の実現に役立つということを歴史は証明しているとし、中国の人民は中国の核兵器数が より多く、信頼性が高く、防御力がより先進的になることを願っていると付け加えた。
2016.05.29 China Defense China's Coast Guard getting their own Type054 based hull <1606-052904>
 中国海軍のType 054フリゲート艦は既に24隻が就役しているが、中国海警局同じ船体を使 用した廉価型巡視船として採用している。 海警局はType 056コルベット艦の船体も利用し ている。
【註】
 中国は1991~1994年に建造されたType 053H2G 2,300tのフリゲート艦を沿岸警備隊用の巡視船に改造して就役させているが、新造艦にフリゲート艦などの船体が転用され ていることが伝えられたのは初めてである。
【関連記事:1509-080511 (JDW 2015.08.05)】
2016.05.29 産経新聞

インターネット

中露、コンピューターで初の合同 MD 演習 米に対抗…連携高める <1606-052901>
 ロシア国防省が28日、ロシア軍と中国軍が初めて合同でコンピュータによる
BMD演習を 23~28日にモスクワで実施したと発表した。
 ロシア国防省は、第三国に対抗するものではないとしているが、中露は米国が欧州諸国や日本、韓国と進めるBMDS網構築の動きに強く反発 しており、米国に対抗するため連携を高める狙いがあるとみられる。
2016.05.27 Yahoo 時事通信記事

「南シナ海に無人機配備か=海洋監視能力を強化―中国」

<1606-052702>
 米FOX Newsが衛星の画像を基に26日、中国が南シナ海パラセル諸島(西沙諸島)のWoody島に初めて UAVを配備したと報じた。
 画像は4月に撮影されたもので、UAVは40時間の滞空能力を持つBZK-005で、武装はしていないもようだという。
【註】
 BZK-005はかつて日本の防空識別圏に進入したことがあると報じたられたUAVで、2013年9月9日に防衛省がBZK 005と思われる航空機が東シナ海上空の防空識別圏に進入し たと発表している。
【関連記事:1510-090403 (Focus Asia 2015.09.04)】
2016.05.22 Record China 中国政府が雇ったサクラ投稿者、年5億件弱のコメントをネットに書き込み―香港紙 <1606-052201>
 香港のSouth China Morning Post紙が20日、「中国共産党、大量の五毛党を雇用年5億件近い書き込みを投稿」と題 する記事を掲載した。 五毛党とは中国政府に雇用されネットに中国政府寄りの書き込みを行う人々を意味し、 一書き込みあたりの報酬が5毛(0.5元≒8.4円)とのうわさから付けられた名称である。
 ハーバード大学のキング教授率いる研究チームが発表した五毛党に関する研究成果によると、研究チームは江西省のある地方政府の宣伝部局から流出したメール2,000通 を入手し政府機関と五毛党とのやりとりを分析した結果、この地方政府だけで1年間に200人の関係者が約43,800件もの書き込みを行っていたことが明らかになったという。  このことから中国全体では年間4億8,800万件もの書き込みがあったと推測される。
2016.05.21 産経新聞

インターネット

中国、タイ海軍と合同軍事演習実施 軍艦と航空部隊派遣 <1606-052101>
 中国とタイの海軍が21日、タイ中部チョンブリ県などで合同演習Blue Strike 2016を開始した。 両海軍の合同演習は 3回目で、計1,000名が参加て6月9日まで戦闘訓練や救助訓練を行う。 今回中国海軍は軍艦や航空部隊 、水陸両用装甲車をタイに送り込んだ。 中国とタイの軍事協力に関し、タイ軍政が中国から潜水艦を購入する計画が昨年明らかになり、米国などは警戒を強めて いる。
 2014年のクーデター後に発足したタイ軍事政権は、民主化を求める米国と距離を置く一方、内政干渉しない 中国に接近し軍事協力を深めている。 米軍もタイ軍と東南アジア最大級の多国間演習Cobra Goldを毎年主催しているが、クーデター後、米軍は参加規模を縮小し ている。
2016.05.21 NHKニュース 中国とタイの海軍が合同演習 <1606-052101>
 中国とタイの海軍合同演習が21日からタイ東部で始まった。 中国とタイの海軍の合同演習は2年に1度行われていて今 回が3回目となる。 演習では人道支援や災害などを想定した訓練を行う予定で、両国の接近ぶりを内外に印象づけるも のとなっている。
 来月9日まで行われる今回の演習で、中国は前回の1.6倍となる230名が参加しさせ、南シナ海での中国の海洋進出につ いて中立的な立場をとるタイと関係を強めたいという思惑があるとみられる。
2016.05.18 Jane's Defence Weely Guam increasingly under Chinese threat <1607-051803>
 米
CSICが5月10日に公表した報告書"China's Expanding Ability To Conduct Conventional Missile Strikes on Guam"で、 中国がDF-26 IRBMや長距離LACMなどで、グアムに対する通常兵器による 攻撃能力を高めていると警告している。
China's Expanding Ability To Conduct Conventional Missile Strikes on Guam
2016.05.18 Jane's Defence Weely China vows to boost patrols in SCS <1607-051802>
 中国国営China Daily紙が5月11日、中国人民解放軍が米海軍の航行の自由作戦(
FONOP)に対 抗して、南シナ海における艦船および航空機による哨戒活動を強化すると報じた。
 米海軍は5月10日に、2015年10月以来行っているFONOPの三回目として、DDG 110 William P LawrenceFiery Cross礁 の12nm以内を航行している。
2016.05.17 Record China タイ陸軍が中国から戦車・VT4を購入、契約金額200億円超か?=性能に満足なら150台追加も―タイメディア <1606-051701>
 環球網が15日、タイ陸軍が先月に中国VT-4戦車購入契約を結 んでいたことが明らかになったと報じた。 タイ当局は以前、ウクライナから戦車200両を購入する計画を立てていたが納入が遅延していた。
 VT-4は中国兵器工業集団が開発した輸出向け戦車で125mm砲を搭載する。 今回の契約金額は明らかにされていないが、購入数 は50両に上るとみられ、引き渡しは2年以内の完了と見られる。 タイ軍関係者は、最初の50両が要求水準に達していると判断した場合には、150 両を追加発注するとの考えを表明しており、中国に生産技術の移転も求めたという。
2016.05.14 Yahoo 時事通信記事

「中国軍『新たな段階に』=ミサイルなど装備近代化―米報告」

<1606-051401>
 米国防総省が13日に公表した中国の軍事動向に関するの年次報告書は、中国軍の組織改編・装 備近代化に向けた動きが「2015年に新たな段階に入った」と指摘している。
 報告書は、中国指導部は軍の近代化が強国の地位を確立し「中国の夢」をかなえるために不可欠だと位置付けたと述べ、国防予算は公式発表でも2006年以降平均9.8%の伸 びを示していると強調している。
Military Power Of PRC 2016
2016.05.12 Yahoo フォーカス台湾記事

「台湾へのサイバー攻撃、大半が中国大陸から 『戦争並みのレベル』=政府」

<1606-051201>
 台湾交通部(交通省)が11日に立法院外交国防委員会で、中国大陸からのサイバ攻撃の規模や範囲は、すでに 戦争並みのレベルに達していると語った。
 国防部は、軍全体の規模が縮小されつつある中、電子戦やサイバ戦の部隊は逆に質量ともに増強させている。
2016.05.11 Jane's Defence Weely Russia and China vow to deepen military ties <1607-051101>
 TASS通信が4月27日、ロシアのショイグ国防相が中国との軍事協力関係強化の計画を明らかにしたと報じた。
 それによると両国は、共同演習や行事を昨年以上の回数実施するとしている。
2016.05.10 China Defense China just launched its 98,000t DWT Mobile Landing Platform (MLP) <1606-051004>
 中国海軍の半没式揚陸艦(
MLP)光華口 (Guang Hua Kou: 98,000t)が、4月28日に 広州市にあるCOSCOL社のGSI造船所で進水した。
 光華口は年内に引き渡された時点で、最大級の艦船になる。
【註】
 中国は昨年、初めてのMLPを就役させたが、これは5,000tと米海軍が就役させたMontford Pointの34,500tに比べ小型であることから、その役割は限定的と見られ ていたが、光華口は98,000tとMontford Pointの三倍近い大型で、3,000t級MLPが1隻しか搭載できなかったZubr級 LCACを多数搭載可能と思われ、揚陸能力が 飛躍的に向上すると思われる。
【3,000t級MLP 関連記事:1506-052401 (China Defense 2015.05.24)】
2016.05.07 NHKニュース 米艦艇を取り囲む「海上民兵」 中国軍関与か <1606-050702
 米太平洋艦隊のスウィフト司令官が6日、講演で南シナ海の現状などについて、中国が造成す る人工島の周辺などに米艦艇を派遣する「航行の自由」作戦で、艦艇が海上民兵と呼ばれる集団が乗り組む船舶に 取り囲まれるケースが続いていることを明らかにした。
 この海上民兵について米海軍の研究機関の専門家は、一般の漁船や商船を使用しているものの、乗組員の中には中国軍 の軍人や元軍人の姿も見られるとして、実質的には中国軍の指示で活動している可能性があると分析している。
2016.05.07 Record China 中国の戦闘機「J15」、改造難しくロシアに援助要求か―米華字メディア <1606-050701
 米国の中国語サイト多維新聞が5月1日に、中国の艦上戦闘機J-15の開発は難航しており J-15は運用開始から4年経っ ているものの、依然として生産能力の引き上げは実現しておらず、これまでに作られた機数は16機にとどまっていて、代替機を模索する可能性が あると伝えた。
 J-15は今も故障が絶えず、空母遼寧での艦上訓練が実施できていない状態であるため、今後5~10年は艦載機操縦士を増やせない状態に陥るとみられる。
 MiG-29の導入や、J-15の原型とされるSu-33を製造したロシアに技術支援を求める可能性も指摘されるが、中露関係の現状では 実現が難しいとみられる。
2016.05.06 中央日報 習近平主席「南シナ海で状況発生時は直ちに発砲・反撃」指示 <1606-050601
 中国の習国家主席が就任後に南シナ海を2回視察し、状況が発生すれば直ちに発砲して反撃するよう 指示していたことが明らかになった。
 2012年に中国南海艦隊副参謀長を務めた安少将が最近、習近平中央軍事委主席が南シナ海守備部隊に3級戦備態勢を維持するよう要求したと述べ た。 中国人民解放軍の平時態勢は4級で戦争突入態勢を1級としており、3級警戒態勢は偵察と通信の強化を規定している。
2016.04.27 Jane's Defence Weekly China details new sub-launched ASCM and old LCU <1606-042707>
 中国
CASIC社が、2014年殊海航空展で公表した射程128kmのCM-708UNAを改良した、射程290km 潜水艦発射ASCM CM-708UNBを公表した。 CM-708UNAがYJ-82 (C-802)の改良型であったのに対し、CM-708UNB は射程延伸型のYJ-82、すなわちYJ-83 (C-803)の改良型と見られる。
 CM-708UNBは全長5.05m、重量700kg、弾頭重量155kgで、亜音速で海面上5~7mを飛翔する。
2016.04.27 Jane's Defence Weekly Chiuna provides details on CH-901 UAV <1606-042706>
 中国のPoly社が、米国のSwitchblade同様の遊弋索敵弾/UAVであるCH-901の詳細を公表した。
 電動モータで推進するCH901は全長1.2m、重量9kgで、150km/hで15kmの範囲を120分飛行でき るという。 また20回までまたは10年以内の再使用が可能であるという。
2016.04.11 Aviation Week & ST Mission unclear <1606-041106>
 防衛研究所が最近発簡した中国の軍事力に関する報告書によると、中国海軍は2隻目の空母インド洋に配備する模様である。
2016.04.11 Record China 中国がモルディブに港湾整備か、「インド洋における利益に直接影響」=インドメディアが懸念示す―中国メディア <1605-041104>
 インドのTimes of India紙が、中国がモルディブで港湾を整備すると報じた。 同紙によるとモルディブ政府は中国に対し、 ラーム環礁での港湾整備を許可するとみられている。 モルディブの元外相はGaadhoo島の名を挙げ、住民はすでに立ち退いており、中国 人による道路整備が進んでいると説明した。
 この島一帯はモルディブの重要な海上輸送ルートだが、同紙は、島の位置はインドにとっても非常に重要でインド洋における インドの権益に直接影響すると報じている。
 中国は過去にラーム環礁での軍事拠点整備を否定しているが、中国の施工チームの出現で中国の思惑に対する臆測が再 び広がっている。
【Gaadhoo島の位置:Google Map
2016.04.10 Yahoo 産経新聞記事

「中国がギリシャ最大港買収 海運要衝、欧州進出に拠点」

<1605-041002>
 ギリシャが8日、同国最大の港であるピレウス港中国海運最大手の中国遠洋運輸集団に 売却する契約に正式に調印した。
 ピレウス港は地中海の海運の要衝で、アジア中東地域から欧州への玄関口にあたり、今後、中国の欧州進出に拍車がかかる可能性がある。
【註】
 中国は昨年10月にオーストラリアのダーウィンで、港湾施設を99年間貸与する契約を結んでいる。
【関連記事:1605-040101 (産経新聞 2016.04.01)】
2016.04.09 東亞日報 中国人民日報、「北朝鮮が中国の脅威に」と論評 <1605-040902>
 中国共産党の機関紙人民日報が、北朝鮮が中国に脅威になりつつあるという論評を電子版に掲載 したがそののち削除した。 この論評では、北朝鮮は中国とロシアに信頼を与えることに失敗し、核実験を通じて安全を確保しようとしていると 批判し、北朝鮮に対する中国の認識が非常に批判的に変わりつつあることを示した。
 香港のSouth China Morning Post紙が8日、人民日報国際版が7日に、北朝鮮が中国に次第に脅威になりつつあると論評し、北朝鮮は核兵器戦略が結局は平壌の安定も脅 かし得ることを考えるべき時だと警告した。
2016.04.01 Yahoo 産経新聞記事

「豪、中国企業に港湾貸与 北部ダーウィンで99年間 海兵隊駐留の米反発」

<1605-040101>
 オーストラリア北部準州が昨年10月、インフラ関連の中国企業の嵐橋集団に、米海兵隊が駐留する ダーウィンで、港の商業用港湾施設をAUD500Mで99年間貸与する契約を結んだ。
 嵐橋集団は中国軍とのつながりもささやかれ、3月20日付のNew York Yimes紙は、中国は米と豪の海軍活動をスパイする最前列を購入したという 専門家の見方を報じた。
2016.03.30 Jane's Defence Weekly Imagery suggests China has deployed YJ-62 ASCMs to Woody Island <1605-033010>
 中国で有名なブログサイトWeiboが3月20日、地上発射型YJ-62
ASCM発射の画像を掲載したが、この発射地点はパラ セル諸島のWoody島と見られている。
 YJ-62は輸出型で射程280kmのC-602と同じミサイルであるが、射程は少なくとも400kmと見られている。 YJ-62は2008年 以来海軍の沿岸防衛部隊が装備している。
2016.03.29 Defense News Analysis – A Chinese way of war <1604-032902>
 米議会の研究機関
CRSが、中国の軍事力を軽視してはならないとする報告書を議会へ提出 した。 報告書は以下の項目で構成されている。
Differing geographic scope of responsibilities
Differing missions
Statements from Chinese leaders about their intentions may not always be reliable
Limited transparency
Mirror imaging
Active defense/preemptive first strike in space
The Chinese Military: Overview and Issues for Congress
2016.03.27 Searchina わが新型ミサイルDF-ZFは人工衛星も空母も破壊する、しかも迎撃はできまい=中国メディア <1604-032704>
 新浪網が25日、中国が新型極超音速ミサイルDF-ZFに関連する技術を完成させたとの見方が出ていると報じた。
 DF-ZFはそれ自体がミサイルだがDF-21に弾頭として搭載される。 DF-21はまず大気圏外に出て弾道軌道を進み、分離 されたDF-ZFは大気圏内に戻ってMach 8~12で目標に向かう。 超高速であることと、大気圏内では進 路の変更も可能なため、迎撃は極めて困難という。
 DF-ZFはまた低軌道の衛星も破壊でき、低軌道を周回する軍事情報衛星、いわゆるスパイ衛星をできるという。 新浪網は、米軍はかつて同ミサ イル(弾頭)をWU-14と呼んでいたが、現在はDF-ZFの呼称を用いているという。
2016.03.23 Jane's Defence Weekly PLAAF claims China's KJ-500 AEW&C aircraft is an 'indigenous' design <1604-1605-032310>
 Y-9輸送機を元にした中国のKJ-500
AEW&C機は、レーダを含め全て国産であるという。  レーダはCETC社が開発した。
 Il-76を元にしたAEW&C機KJ-2000では、ロシアがA-50 Mainstay AEW&C機に搭載しているVega設計局製Shmel-Mレーダを元にしたK/LLQF01レーダ を搭載していた。
2016.03.22 Searchina 「J-10」戦闘機をグレードアップ、米「F-16」よりも強くなった!=中国メディア <1604-032201>
 新浪網が、J-10の最新型J-10Cの登場により、J-10AもJ-10Cに改造されF-16に勝る戦闘機になるとする記事を発表した。
 改造で最も重要なのはレーダを
AESAレーダに換装することだが、F-16が搭載しているSABRは冷却問題との妥 協のため、性能が影響を受けているため、J-10のAESAに及ばないと主張している。
 また搭載ミサイルも、これまでのPL-10やPL-8ではなく、新型のPL-15PL-12を搭載できるようにしたという。
2016.03.21 Searchina 揚陸艦、今年になってから5隻が就役 中国海軍・東シナ海担当の東海艦隊 <1604-032103>
 中国メディアの捜狐が18日、中国海軍が今年、東海艦隊所属として揚陸艦5隻を就役されたとする記事を掲載した。
 1月12日には、満載時排水量5,000tのType 072B LST天目山の命名就役式を行い、3月7日にはType 072B LSTの武夷山徂徠山 五台山の命名就役式を行った。 中国で就役しているType 072B LSTは5隻で、いずれも東海艦隊に所属し ていて、072Bより古い型の072A 9隻は南海艦隊及び北海艦隊に所属している。
【関連記事:1604-031507 (CD 2016.03.15)】
 更に2月1日にはより大型のType 071揚陸艦沂蒙山の命名就役式を行った。 Type 071はこれまで3隻を南海艦隊 に配属していたが、東海艦隊にも1隻が加わったことになる。
2016.03.16 Jane's Defence Weekly China assists North Korea with new 300mm rocket artillery system <1604-1605-031610>
 北朝鮮に対しては、国連安保理が3月2日に制裁決議を行ったが、新型300mm
MRLには、3月 2日の国連安保理による制裁決議が行われたが、中国の技術が使われている模様である。
 新型300mm MRLが使用している車両は中国CNHTC社製HOWO ZZ2257M5857A 6×6車の改良型と見られる。 中国は2011年暮れにも北朝鮮に TEL用として16輪車6両を供給している。
2016.03.16 Jane's Defence Weekly China increases defence spending by 7.6% to $146bn <1604-1605-031604>
 中国が2016年の国防費を、前年度比7.6%増のCNY954B ($146B)であ ることを明らかにした。 これにより、2011年以来続いていた国防費の二桁増は終わることになる。
2016.03.15 China Defense Photos of the day: East Sea Fleet's 5 new amphibious warfare assets <1604-031507>
 中国海軍がType 071揚陸艦を含む新型揚陸艦5隻東海艦隊に配属した。
 これについて軍事専門家は、中国の揚陸能力は1度に1個師団の10,000名がせいぜいで、心配ないとしている。
【註】
 記事が画像を掲載したType 072A LSTはType 072 LSTの改良型で、新たにヘリ甲板が設けられている。
2016.03.14 Aviation Week $ ST Not so fast <1604-1605-031401>
 中国の2016年国防費は前年比7.6%増であるが、物価上昇率3%を差し引くと実質4.5%増で、 経済成長率予測の6.5~7%を下回ることになる。
 2001~2014年に国防費がGDPに占めた割合は2~2.2%を上下しており、2016年も同様としているが、一部の経済学者は中国の 2015年GDP成長率を、政府発表の6.9%を下回ると見ていて、一般に国防費の上昇率GDPの上昇率上回っていると見られている。
2016.03.11 Yahoo 時事通信記事

「年内にも『攻撃的軍事力』展開=中国の南沙拠点化警戒―米情報長官」

<1604-031102>
 クラッパー米国家情報長官が10日までにマケイン上院軍事委員長に送った書簡で、中国による南シナ海スプラトリー諸島 (南沙諸島)での拠点建設について、今のペースなら年末か2017年初めには完成し、中国は相当程度の 攻撃的軍事力を一帯に迅速に展開する能力を獲得するとの見解を示した。
 中国はFiery Cross礁Cuateron礁に対空レーダとみられる軍事用レーダを設置したとの見方を示し、施設整備が進めば 中国は今年から建設した拠点に広範な攻撃/防御的軍事能力を配置できるようになると警鐘を鳴らした。
2016.03.09 Jane's Defence Weekly Indonesia mulls Chinese-made air defence system <1604-030919>
 インドネシアのAntara通信が3月1日、同国軍が中国からAF902レーダと35mm双連砲、及び PL-9C SAMの評価試験を2015~2019年に行っていると報じた。
 このシステムはOelikon社製SkyShieldシステムとよく似ているという。
2016.03.09 Jane's Defence Weekly China's Y-20 transports may enter service in 2016 <1604-030918>
 中国のY-20重輸送機は2月6日に試作5号機が初飛行しており、今年の早い時期に就役すると見られている。
 1月26日の人民日報に寄れば、Y-20の搭載能力は、現有Il-76MDが52tであるのに対し60tであるという。
2016.03.09 Jane's Defence Weekly Analysts probe role of China's future carrier force <1604-030912>
 中国の空母整備の狙いについて中国海軍の専門家が、防空網を洋上に拡大することと、 東シナ海及び南シナ海での経済的、政治的な権益を確保することにあると述べた。
2016.03.09 Serchina 中国軍艦「水餃子状態」 就役「超急ピッチ」で海充満 過去3年間で軍艦29隻を投入=中国メディア <1604-030907>
 新浪網が、中国海軍が過去3年間艦船29隻を就役させたと紹介した。 うち 7隻は駆逐艦10隻はフリゲート艦という。 最近も2月20日に新型フリゲート艦の銅仁、24日には同湘潭が就役したという。
 この他にもこの3年間に、大型補給艦3隻揚陸艦2隻、輸送艦、試験艦、海洋調査艦、砕氷艦 などが就役している。 ただこの記事は潜水艦については触れていない。
2016.03.08 China Defense Three Type072A LSTs commissioned to East Sea Fleet in a single day <1604-030807>
 中国海軍が7日、新造した戦車揚陸艦(LST) 3隻を東海艦隊に配備した。
 配備されたWuyishanCulaishanWutaishanの3隻は満載時排水量5,000tで、島嶼揚陸作戦の支 援に使用するという。
2016.03.05 Yahoo 時事通信記事

「新5ヵ年成長、6.5%以上に=国防予算7.6%伸び―中国全人代開幕」

<1604-030501>
 中国の第12期全国人民代表大会(全人代)第4回会議が5日、北京の人民大会堂で開幕した。
 政府活動報告では2016~2020年の中期的な経済社会政策を盛り込んだ第13次5ヵ年計画期間中の経済成長率の目標を年平均6.5% 以上と設定し、前5ヵ年計画の7%目標から引き下げた一方、2016年の国防予算は前年実績比7.6% 増の9,543億5,400万元(16兆7000億円)になった。
2016.03.04 Yahoo JNNニュース

「中国の海洋進出で東アジア秩序が一変する可能性」

<1604-030406>
 防衛研究所中国についての年次報告書を発表し、中国の海洋進出 によって東アジアの秩序が一変する可能性があると指摘した。
 報告書は、中国が領土問題などで有利な立場に立つために、中国本土から遠く離れた地域での作戦能力向上を図っていると分析し、新型の潜水艦や国産空母などで装備の 充実を図るとともに、南シナ海に加え、西太平洋やインド洋でも活動を活発化させているとしている。
 また、中国はグアムを射程に入れた弾道弾を開発するなど、米軍の介入を防ぐ態勢を整えつつあると見ている。
2016.03.04 Yahoo J時事通信記事

「国防予算、6年ぶり1桁増=経済減速と歩調―中国」

<1604-030405>
 5日に開幕する中国の全国人民代表大会(全人代)に提案される2016年の国防予算について全人代の報道官が4日、 伸び率は最近数年と比べて低く7~8%になることを明らかにした。
 中国国防費は1989年以降、2010年を除いて二桁増が続いており、6年ぶりの一桁増となった。
2016.03.01 China Defense China's Y-20 to be put into military use in 2016, experts say <1604-030105>
 人民日報が専門家の話として、2013年に初飛行した200t級輸送機Y-20は年内に就役すると報じた。
 Y-20の搭載能力は60tで、Il-76を凌ぐという。
2016.02.24 Jane's Defence Weekly AVIC reveals details of first JF-17 Thunder export <1604-022406>
 中国
AVIC社がシンガポール航空展で2月16日に、JF-17の初めての輸出がミャンマー に対し行われることを認めた。
 ミャンマーは2009年にK-8練習/軽攻撃機60機の導入を決め、既に30機が納入されているが、K-8はミャンマーがライセンス国産しているのに対し、JF-17のライセンス国 産は行わない模様である。
2016.02.24 Jane's Defence Weekly China looks to expand exports with FC-20 fighter <1604-022405>
 中国
AVIC社がシンガポール航空展で2月19日に、J-10戦闘機の輸出仕様である FC-20の売り込みを行った。
 中国空軍はJ-10A/Bを150機導入しており、海軍もJ-10Aを24機装備している。
2016.02.24 NHKニュース 米太平洋軍司令官「中国は覇権を求めている」 <1603-022401>
 米太平洋軍司令官のハリス大将が23日に議会上院の公聴会で東アジア地域の安全保障情勢に関する書面を提出するとともに証言し、 中国が南シナ海スプラトリー諸島で造成する人工島について、軍が新たなレーダや通信施設を整備するなど 軍事化を進めているのは明らかで、民間施設の名のもとに前方展開基地を整備しようとしていると指摘した。
 そのうえで、これらの中国の動きが南シナ海の軍事的な環境を変えているとして、地域の安全保障環境に大きな影響を与えているという認識を示すとともに、 中国の戦略的な目標について東アジアの覇権を求めていると述べ、強い警戒感を示した。
2016.02.22 Yahoo ロイタ通信記事

「中国の兵器輸出、過去5年間に急増=報告書」

<1603-022201>
 ストックホルム国際平和研究所(
SIPRI)が発表した武器取引に関する報告書によると、2011~ 2015年中国による武器輸出量が、2010年までの5年間に比べて88%増加した。 輸出量は世界 全体の5.9%を占め、輸出国としては米国、ロシアに次ぐ三位である。
 米国とロシアの輸出量はそれぞれ27%と28%増加した一方、四位と五位の輸出国であるフランスとドイツの輸出量は減少した。
2016.02.21 Searchina 中国製戦闘機、イランの空から「消える」運命か 新型機はロシアの「Su-30」採用の方向 <1603-022101>
 米国の軍事外交情報サイトのThe National Interestによると、イランが旧式化したF-14及びMiG-29の後継としてSu-30を導入 する模様である。 イランは中国と親密な関係を続けており、、中国では中国製を購入するとの見方が高まって いたが、ロシアの報道では、S-300購入のため16日に訪露したイランの軍需相がSu-30の購入を考えているという。
 イランは現在、MiG-21の改良型である中国製のJ-7戦闘機を20機が保有しているとされるがSu-Su-30を導入すれば順次退役させていくため、イランの空から 中国製戦闘機が消える日が近づいてきた。
2016.02.17 Jane's Defence Weekly China gives DF-5As multiple warheads <1603-021724>
 Washington Times紙が2月10日、中国がDF-5A (CSS-4 Mod 2) ICBMの弾頭を3個の
MIRV弾頭 に改良する工事を、過去数ヶ月間実施していると報じた。
 一方2015年9月3日のパレードに初登場したMIRV弾頭型であるDF-5Bは、弾頭共にチャフやデコイを搭載しているという。
2016.02.17 Yahoo ロイタ通信記事

「南シナ海の防衛施設、何年も前から存在している=中国国防省」

<1603-021706>
 中国国防省が17日、南シナ海の島にSAMを配備したかとの質問に、防衛施設は 何年も前から存在していると回答した。
 同省はロイターの取材に対し、パラセル諸島は中国の領土であり、防衛施設を設置する権利があると文書で回答した。
【註】
 この問題について中国側の発言がバラバラなのは、軍と外務省の意思疎通が不十分であることの表れと見られる。
 このような問題は2013年1月に起きた護衛艦に対する射統レーダ照射事件の際にも見られた。
【関連記事:1303-020901 (産経新聞 2013.02.09)】
2016.02.17 Yahoo ロイタ通信記事

「領土内であれば、ミサイル配備は合法=中国外務省報道官」

<1603-021705>
 中国外務省の報道官が17日、軍が南シナ海の島にSAMを配備したことに関する質問に対し、領 土内であればいかなる配備も合法であると答えた。
 同報道官は、詳細な事情は把握していないものの、どのような施設も国防に関連ものであり、軍事化とは無関係だと述べた。
2016.02.17 Yahoo ロイタ通信記事
「南シナ海にミサイル配備との報道は西側のつくり話=中国外相」
<1603-021704>
 中国の王毅外相が17日に記者会見で、中国軍が南シナ海の島にSAMを配備したとの報道は一部 西側メディアのつくり話と述べた。
2016.02.17 Yahoo 産経新聞記事

「中国軍、西沙諸島に地対空ミサイル8基を配備 米『航行の自由作戦』を牽制か」

<1603-021703>
 米Fox Newsなどが16日、中国軍が南シナ海のパラセル諸島(西沙諸島)にあるWoody島に今月、SAM 8基 を配備したことが、米民間衛星が撮影した画像で判明したと報じた。  14日に撮影された画像には管制レーダとともにミサイルが映っている。
 米政府筋は、射程125哩の
HQ-9 2個大隊だとしている。
2016.02.17 Yahoo ロイタ通信記事

「中国、南シナ海の島に地対空ミサイル配備= FOX ニュース」

<1603-021702>
 米ニュース放送局Fox Newsが16日、中国軍南シナ海Woody島SAMを配備 したことが、民間衛星ImageSatの画像で確認したと報じた。 Woody島は、中国、台湾、ベトナムが領有権を主張している。
 Fox Newsは、Woody島の浜辺には今月3日には何もなかったが、14日にはミサイルが写っていることから、ミサイルはこの1週間に配備された可能 性があると報じている。
2016.02.17 Yahoo 朝日新聞記事

「接続水域に外国潜水艦 『特殊な動き』と防衛省 対馬沖」

<1603-021701>
 防衛省が16日、外国の潜水艦1隻が対馬の南東沖の接続水域内潜ったまま 航行したのをP-3Cや護衛艦などが確認したと発表した。 潜水艦の国籍は明らかにしていない。
 接続水域内の潜水艦潜航は国際法上禁じられていないが、この海域の潜航は、過去にない特殊な動きとして公表した。
 外国の潜水艦による接続水域内の潜航は、最近では2014年3月に宮古島沖で確認されている。
2016.02.16 Yahoo 読売新聞記事

「対馬の接続水域に国籍不明潜水艦…領海侵入せず」

<1603-021605>
 防衛省が16日、対馬南東の接続水域内(領海の外側22nm)で、国籍不明の潜水艦の潜航を確認したと発表した。 P-3C が15日午前に南西に進行する潜水艦を探知し、その後、東シナ海に抜けとみられるという。 領海への侵入はなかった。
 同省によると、対馬周辺海域で潜水艦の潜航が確認されたのは初めてである。
2016.02.09 読売新聞

インターネット

「西側、軍事的優位弱まる」…英研究所が分析 <1603-020905>
 英国際戦略研究所が9日、"Military Ballance 2016"を発表し、中国やロシアによる高度な軍事技術の開発配備により、軍事技術による 西側の優位が徐々に失われ、世界の軍事バランスが変化していると指摘した。
 中国の2015年の軍事費は前年比10.1%増の$145.8Bで米国に次ぐ世界二位で、世界の軍事費の9.3% を占めた。 ロシアはサウジアラビアに次ぐ四位となる$65.6BでGDPの5.4%を占めた。
 アジア全体の軍事費も、2015年は前年比5.6%増加し、欧州のNATO加盟国の合計を$100B上回っ た。
2016.02.08 Yahoo 時事通信記事

「中国軍艦、房総沖を往復=4日間『特異な航行』―防衛省」

<1603-020805>
 防衛省が8日、房総半島沖合の海域で、中国海軍の軍艦の航行を確認したと発表した。 領海侵入はなかったが、 4日間以上同じ海域を往復した後、三宅島と八丈島の間を航行した。
 同海域での中国海軍艦船の往復を確認したのは昨年12月以来2回目で、同省は特異な航行とみて注視している。
2016.02.03 Jane's Defence Weekly STRATCOM chief confirms Chinese hypersonic tests <1603-020305>
 米戦略軍(STRATCOM)司令官が、中国DF-ZFと呼ばれる超高速滑空弾(
HGV)6回目の飛行試験を2015年11月に行ったことを認めた。
【関連記事:1601-120216 (JDW 2015.12.02)】
2016.02.01 Aviation Week & ST All together now <1603-020106>
= 中国の Avic Engine社に関する記事 =
 2008年に行われた企業再編で
AVIC社と共に誕生した軍用機用エンジン企業で、民間機用エンジンはAvic Comercial Aircraft Engines社が取り扱っている。
2016.02.01 Defense News Powers jockey for Pacific island chain influence <1603-020104>
= 第一/二列島線の定義が米中で違うと図示説明した記事 =
 米国は第二列島線を伊豆半島沖から伊豆諸島、小笠原諸島、グアム、パラオ諸島を経由して、ニューギニア島西端沖まで引いているが、中国は 北の端を伊豆半島沖に留めず、更に関東、東北地方中央部、北海道から千島列島東岸沿いに引き、南端をニューギニア島西端沖から同島南岸沿い を進み、パプアニューギニアとオーストラリアの間にあるトレス海峡まで伸ばしている。
 また第一列島線についても、米国が大隅半島沖としている始点を朝鮮半島内にまで、米国がフィリピン、ボルネオ沿岸 からベトナム沿岸まで南シナ海を取り囲むように引いている線を、ボルネオ沿岸からシンガポールに延ばしシャム湾をその内側 に入れている。
2016.02.01 Yahoo 毎日新聞記事

「中国 軍改革で5『戦区』創設 陸軍中心に終止符」

<1603-020102>
 中国国営新華社通信が、中国軍が1日に全土を七つに分けた軍区を五つの戦区に再編し、陸海空軍を一体運用する 統合作戦の指揮機構を戦区内に設置したと報じた。
 中央軍事委員会主席である習国家主席が昨年11月に指揮系統の一元化と即応体制の強化を目指した軍の大規模改革を行うと表明しており、今回の戦区設置で機構改革の大 枠が固まることになる。
2016.01.31 Yahoo 毎日新聞記事

「対馬海峡 中国軍2機が往復飛行 領空侵犯なし」

<1602-013101>
 防衛省が31日、中国軍のY-9
ELINT機とY-8 AEW&C機の 2機が東シナ海から対馬海峡を抜けて日本海まで往復飛行したと発表した。 中国機の対馬海峡の飛行を同省が公表した のは初めてである。
 北朝鮮のミサイル発射に向けた動きを受けて展開する海上自衛隊のAegis艦などの情報を収集している可能性があるとみられる。
2016.01.29 Inside Defense China conducts sixth 'successful' hypersonic weapons test, STRATCOM chief says <1602-012906>
 米国防総省高官によると、中国が次世代攻撃兵器として開発を進めている超高速滑空兵器
HGV について、6回目の飛行試験を行った模様である。
【過去の試験関連記事:1601-120216 (JDW 2015.12.02)】
2016.01.27 Jane's Defence Weekly China gears up for aero-engine sector merger <1603-012712>
 中国が航空機用エンジン企業の再編を行っている。 Bloombergが1月19日に、政府は、AVIC Aviation Engine社 (旧Xian Aero-Engine)、Sichuan Chengfa Aero社、AVIC Aero-Engine Control社、Liyang Aero-Enginr社、Liming Aero-Engine社など40社以上の統合 を計画していると報じた。
 Bloombergによると統合後の株式はCNY145B ($22B)になり、この統合でAVIC社はCNY35Bを保有する。
2016.01.27 Jane's Defence Weekly Russia's Lada-class projest suffers further delays <1603-012708>
 ロシアが建造中のLada級潜水艦(Project 677)の二番艦と三番艦の納入 2019年に延期されそうである。
 
AIP動力で推進するLada級計画は20年近く前に開始され、一番艦St Petersburgは1997年に起工して2010年に就役している。 二番艦 、三番艦はそれぞれ2005年と2006年に起工したが、途中で建造が中断し、2013年と2015年に再開されている。
【註】
 Lada級潜水艦は中国が4隻購入する契約に署名したと伝えられたことがある。
【関連記事:1306-040301 (JDW 2013.04.03)】
2016.01.20 Jane's Defence Weekly Russia orders 50 Su-35S multirole fighters <1603-012002>
 ロシア国営TASS通信が
UAC社筋の話として、露空軍が2015年12月下旬、Su-35 20機をRUB60B ($788M)で発注したと報じた。 納期は2020年になっているという。 Su-35は中国も 24機発注しており、近くインドネシアも12機を発注するという。 露空軍は2009年に48機を発注していることから、インドネシアが発注す ることになればSu-35の受注数は合わせて134機になる。
 またUAC社筋によると、Su-34の輸出仕様機であるSu-32 12機をアルジェリアに輸出する交渉が進められている。  この商談がうまく行けば同国はSu-32を40機購入することになると見られる。
2016.01.13 Jane's Defence Weekly China sets up rocket, support forces <1602-011318>
 中国中央軍事委員会の習主席が12月31日、二軍種の創設記念式典を行った。 創設されるのはロケット 軍戦略支援軍で、いずれも陸海空軍と並列の立場になる。
 ロケット軍には核と非核の二職種ができるもようで、戦略支援軍は宇宙とサイバ分野を担当する。
2016.01.13 Jane's Defence Weekly Japan, Vietnam protest about Chinese operations <1602-011312>
 中国が12月末に尖閣諸島の12nm内武装した巡視船3隻を入れたことで、日本が緊張を高めて いる。 これらの巡視船は海軍のType 053H2G江衛型フリゲート艦を改装したもので、ミサイルと100mm主砲を取り外し、37mm双 連砲4門を搭載している。 また同じく12月下旬に海軍のType 815 ELINT艦1隻を房総半島沖合に遊弋させている。
 一方南シナ海では1月2日にFiery Cross礁に構築した滑走路民航機2機を着陸させたことに 対しベトナムが反発している。
2016.01.22 産経新聞
インターネット
台湾・国防部「中国の演習報道は嘘」 民進党への圧力が狙いか <1602-012202>
 台湾国防部が21日、中国国営中央テレビ(CCTV)が20日夜に中国軍が中国大陸東南部の沿岸で大規模な 上陸演習を行ったと報じたことについて、昨年行われた複数の演習の映像を編集したもので事実ではないと発表した。
 台湾の中央通信社によると、CCTVは第31集団軍が最近大規模な実弾上陸演習を行ったとして、長距離ロケット砲を発射する様子や海上を航行する水陸両用戦車、飛行する ヘリ部隊などの映像を2分15秒間にわたって放送した。
 台湾の国防部は、放送には総統選で当選した民進党の蔡主席に圧力をかける狙いがあると見ている。
産経新聞
インターネット
2016.01.22 Yahoo 時事通信記事

「中東に総額6.4兆円=アラブ連盟で演説―中国主席」

<1602-012201>
 習国家主席が21日にカイロにあるアラブ連盟本部で中東政策をめぐる演説を行い、中東地域に対して 総額で$55Bの融資や投資を実施する方針を表明した。
 中東各地の産業振興などのために$35Bを融資する一方、UAEやカタールと協力して$20B規模の投資ファンドを設立するという。
2016.01.13 Jane's Defence Weekly PLAN's future carriers to be updates of Soviet design <1602-011311>
 中国国防省報道官が12月31日、次期空母は遼寧の改良型になることを明らかにした。 次期空母を巡ってはより 先進的なものにすべきなどとの議論があったが、結局遼寧型の改良に留まったという。
 次期空母は排水量が50,000tと遼寧型と似ているが、最新の建艦材料を使用することなどにより搭載 容量が増え、遼寧型より多くの航空機を搭載できるという。
2016.01.13 東京新聞

インターネット

中国紙、自衛隊派遣なら軍艦出動 尖閣情勢で <1602-011306>
 人民日報系の環球時報が13日、日本政府が尖閣諸島周辺に海上自衛隊の艦船を派遣すれば、中国海軍の 軍艦が出動すると強調する社説を掲載した。
 社説は、中国が派遣する軍艦の数は自衛隊の比ではないと強調したうえで、日本が先に自衛隊の艦船を派遣した場合、東シナ海の摩擦が激化する道義的責任は日本が負わな ければならないと主張した。
2016.01.13 Yahoo 時事通信記事

「海上警備行動に警告=中国」

<1602-011305>
 中国外務省副報道局長が13日、菅官房長官や中谷防衛相が前日、中国艦が尖閣諸島周辺の領海に侵入した場合、海上警備行動で 自衛隊艦艇を派遣する可能性に相次ぎ言及したことを受け、「挑発や事態をエスカレートさせる行動を取らないよう忠告する。さもなければ一切の結果の責任を負う ことになる」と警告した。
2016.01.12 Searchina 日本の最新型ミサイル「どんな盾でも突き破れる矛」中国にとっては脅威 <1602-011203>
 中国メディアの網易が5日、日本で完成間近のXASM-3はどんな盾でも突き破れる矛となり得ると論じている。 XASM-3はMach 3 で目標に接近でき、ステルス性があるため発見されるまでの時間を遅らせることができことからミサイルが接近していることに気づきにくく、気づいたとしても高速 で接近するため迎撃時間はわずかしかないという。
 このことから記事はXASM-3を人類最強のミサイルだとしたうえで、中国にとっては脅威であるとの見方を示した。
2016.01.11 読売新聞

インターネット

中国、北核実験後に韓国との会談に応じず <1602-011105>
 韓国国防省報道官が11日、北朝鮮の4度目の核実験後、中韓国防省間のホットラインを通じた閣僚会談に、 中国側が応じていないことを明らかにした。 8日の外相電話会談では、韓国側が断固制裁を求めたのに対し、中国側は対話を強調しており、対北制 裁を巡っても中韓で温度差が浮き彫りとなっている。
 ホットラインは、中韓が2014年の首脳会談で朝鮮半島安全保障で緊密な連携をとることを決めたため昨年末に設置された。
2016.01.11 China Defense The new PLA military structure. <1602-011104>
 CCTVが放映した軍制改革を説明した図
2016.01.11 Yahoo 時事通信記事

「『連合参謀部』など発足=軍改革で新体制―中国」

<1602-011101>
 中国軍関係のサイトが10日、習近平指導部が現在進めている大規模な軍改革に関して、中央軍事委員会の下に「連合参謀部」「政治工作部」「後 勤保障部」「装備発展部」の、国家主席がトップを務める中央軍事委の直轄機関であることを明確にした新たな4部体制を 発足させたと報じた。
 これまでは総参謀部(作戦・指揮)、総政治部(政治工作・人事)、総後勤部(補給)、総装備部(調達)の4総部体制だった。
2016.01.06 Jane's Defence Weekly China developing rail-mobile ICBM, say US officials <1602-010617>
 Washington Free Beaconが12月21日に米政府当局者の話として、中国が列車移動発射式DF-41の開発を行っており、12月4日には 車載発射機からの射出(cold launch)試験を行ったと報じた。
 2013年にはGeorgetown大学の研究プロジェクトが、中国がウクライナのYuzhnoye設計局から、ソ連やロシアが1987~2005年に使用していた RT-23 (SS-24)列車移動式ICBMを入手したとの報告を行っている。
2016.01.06 Yahoo 時事通信記事

「対北朝鮮国境に軍増派か=中国」

<1602-010608>
 香港の人権団体である中国人権民主化運動情報センタが6日、北朝鮮による水爆実験発表を受け、中国軍が不測の事態に 備えて東北地方の北朝鮮国境地域に兵士3,000名を緊急増派したと伝えた。
 同センタが入手した情報によれば、部隊の駐屯地がある国境地域の集落では、歩哨所に多数の兵士が到着したという。
2016.01.05 日経新聞

インターネット

中国、軍艦改造船を尖閣周辺に投入か 香港の人権団体指摘 <1602-010502
 香港の人権団体である中国人権民主化運動情報センタが5日までに、中国海警局が中国海軍の艦船を改造した 5隻を尖閣諸島周辺海域に投入する可能性があると伝えた。
 消息筋によると、フリゲート艦3隻が改造を完了し、駆逐艦2隻が年内に改造を終える予定で、いずれも機関砲を残してい るという。
【関連記事:1509-080511 (JDW 2015.08.05)】
2016.01.03 China Defense Boring logistics picture of the day: The launch of the type091 55,000 ton replenishment tanker <1602-010308>
 (画像のみで記事なし)
2016.01.03 産経新聞
インターネット
着々と整備進む中国軍の着上陸侵攻能力 揚陸艦艇230隻で戦闘車両1530両輸送可との推計も…米海軍ピリピリ <1602-010303>
 中国海軍の近代化の過程で、揚陸艦は最優先の整備対象ではなかったが、中国海軍は2000年代初頭から揚陸艦の大型化 を進め、日本の離島や南シナ海の島嶼に侵攻するのに十分な能力を備えるようになっている。
 中国研究誌「中共研究」の2014年5月の論文は、中国の揚陸艦艇を約230隻と推計し、兵員26,000名と戦闘車両1,530両の輸送が 可能としている。 だが、推計では800~1,000tのType 074A LCUが150隻を占めており、同級は小型のため日本周辺や南シナ海などへの揚陸 能力は不明である。 米海軍情報局(ONI)が2015年4月に6年ぶりに公表した中国海軍に関する報告書では、水陸両用艦の保有数を北海艦隊11隻、東 海艦隊20隻、南海艦隊25隻の計56隻としており、小型の揚陸艇である LCU は水陸両用戦の概念に含まれていない可能性がある。
インターネット
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2016.01.03 NHKニュース 中国が南沙諸島で試験飛行 ベトナム政府が抗議 <1602-010302>
 ベトナム政府が、南シナ海スプラトリー諸島(南沙諸島)諸島のFiery Cross礁で、中国が人工島に建設した 滑走路へ航空機の試験飛行を行ったと発表し、中国政府に抗議したことを明らかにした。 航空機が着陸したか否かは不明であるが、ベトナ ム外務省はベトナムの主権の重大な侵害であり、両国の信頼関係を損ねるものだなどと厳しく非難した。
 Fiery Cross礁を巡っては昨年9月に英国の研究機関が、中国が人工島に3,125mの滑走路を建設し、運用開始が近づいているという分析を公表してた。
2016.01.03 Yahoo 産経新聞記事

「中国、スプラトリー諸島飛行場に試験飛行・着陸 ベトナムは非難声明」

<1602-010301>
 ベトナム外務省報道官が2日、中国が南シナ海のスプラトリー諸島(南沙諸島)にあるFiery Cross礁(永暑礁)に造成 した滑走路に航空機を着陸させたとする非難声明を出した。
 中国はベトナムと領有権を争う同礁に3,000m級滑走路の飛行場を造成しているが、同報道官は滑走路は中国が不法に建設したと指摘した上で、試験飛行は、習国家主席が 昨年11月のベトナム訪問で、ベトナム共産党書記長と南シナ海問題を適切に処理すると合意したことに逆行すると批判した。
2016.01.02 日経新聞

インターネット

習氏、軍の組織掌握へ布石人事 中国で改革始動 <1602-010205>
 習主席が12月31日に、「ロケット軍」「陸軍司令部」「戦略支援部隊」の3組織を新設する式典を開き各 司令官を任命した。 人民解放軍全体が巨大な陸軍のような組織でその中の一部として海軍や空軍の司令部を置く構成になっていたため、従来の中国軍に陸軍司令部 は存在しなかった。
 新組織の司令官人事には軍掌握を加速させたい習氏の思惑がのぞく。 陸軍司令官に任命された李作成成都軍区司令官 は2015年7月に習氏が軍最高位の上将に昇格させたばかりで、第2砲兵司令官からロケット軍司令官に横滑りした魏氏も習氏が中央軍事委員会主席に就任した直後の2012年11月 に上将に昇格させた。 また戦略支援部隊司令官に就いた高軍事科学院院長は中将で、習氏が昇格させる可能性が高い。
2016.01.02 NHKニュース 中国 軍の編成見直しロケット軍など創設 <1602-010202>
 中国人民解放軍陸軍に偏った編成を見直し、軍を一体的に指揮する体制への移行を進めるため、 ロケット軍戦略支援部隊を創設した。
 ロケット軍を創設したことは、陸上の部隊に潜水艦や戦略爆撃機部隊などを合わせ、陸海空を一体化した核戦力強化を 目指しているという見方が出ている。
 戦略支援部隊電子戦やサイバー戦などを担うとみられる。
2016.01.02 Yahoo 時事通信記事

「ロケット軍など新設=軍大規模改革が始動―中国」

<1602-010201>
 国営新華社通信が1日、中国人民解放軍が12月31日に陸軍司令部である陸軍指導機構、第2砲兵を改称するロケット軍戦略支援部隊の3機関を新たに創設したと報じた。 習主席は昨年11月に、1949年の新中国建国後、最大規模の軍改革推進を宣言したが、今回本格 始動した。
 一方、解放軍は陸軍が中心の縦割り組織で、陸軍の司令部は存在しなかったが、今回の軍改革では陸、海、空軍とロケット軍 を統括する統合作戦指揮体制の確立が柱になる。
2016.01.01 China Defense Boring logistics picture of the day: IL-78 tanker in PLAAF service <1602-010101>
 CCTVの映像から、中国がウクライナから輸入するIl-78空中給油機3機のうち、少なくとも1機が既に operationalであることが確認された。
 中国の空中給油機は現在、H-6を改造したH-6U 12機と小規模であるため、その強化が始められている。