2019年のウクライナ情勢に関する資料

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2019.12.23 東京新聞 クリミアとロシア結ぶ鉄道橋完成 プーチン大統領が試乗 <2001-122306>
 ロシアが2014年に奪取したクリミア半島とロシア本土間のケルチ海峡に長さ19kmの鉄道橋が完成し、プーチン大統領が23日にクリミア側からロシア側に渡る列車に試乗した。
 昨年5月に開通した自動車橋に並行する鉄道橋の完成で、ロシアはクリミアとの交通アクセスを拡充させ実効支配を強化した。
2019.12.13 ロイタ通信

(Yahoo)

EU、対ロシア制裁の半年延長を決定 来年7月末まで継続 <2001-121302>
 EUが12日の首脳会議で、ウクライナ問題を巡る対ロシア経済制裁を半年延長し、2020年7月末まで継続することで合意した。
 制裁は2014年にロシアがウクライナからクリミア半島を編入した直後に発動され、現在は来年1月末が期限となっている。
2019.12.04 Defense News Trump to seek $250M in new lethal aid to Ukraine <2001-120406>
 米国防総省の政策担当次官補が12月4日、トランプ政権がウクライナに対し
ATGMのような殺傷兵器を含む少なくとも$250Mの軍事援助をFY20予算に追加することを議会に要求することを検討していることを明らかにした。
 今まで2月か3月に行われている議会に対する予算要求以前に、こうした内容を公式に公表するのは極めて異例である。
2019.12 International Defence Review Donbas drone war: Ukraine's emerging counter-UAV solution reach the battlefield <2001-120018>
= ドンバスでの戦いでウクライナが使用している C-UAV 装置に関する記事 =
 
2019.11.18 産経新聞

(Yahoo)

露、ウクライナに艦艇返還 来月9日に初首脳会談 東部紛争終結へ進展あるか <1912-111802>
 ロシア外務省が18日、昨年11月に領海侵犯を理由にケルチ海峡で拿捕していたウクライナ海軍艇をウクライナに返還したと発表した。 ロシアは拿捕した3隻の移動を17日に開始し、返還は黒海の中立海域で行われたとみられる。
 これに先立ちウクライナ政府などは、ゼレンスキー大統領とプーチン露大統領による初の直接会談が12月9日にパリで実施されると発表しており、艦艇返還は会談に向けた地ならしとみられる。 会談ではウクライナ東部で続く同国軍と親露派武装勢力の紛争終結に向けた進展が見られるかが最大の焦点となる。
2019.11.14 Stars & Stripes US transfers patrol boats to Ukraine as military aid takes center stage during impeachment hearings <1912-111402>
 米国がウクライナに、米沿岸警備隊で退役したIsland級警備艇2隻を供与する式典が11月13日にオデッサ港で行われた。 米国は更に3隻を供与することになっている。
 (註:全長34m、排水量168tの)Island級警備艇はMk 38 Mod 0 Bushmaster 25mm機関砲1門と、12.7mm機銃2丁、レーダ1基を装備している。
2019.11.13 日経新聞 ウクライナ東部、兵力引き離し完了 独仏ロと会談へ調整急ぐ <1912-111302>
 タス通信が、ウクライナ東部の紛争で停戦監視に当たる欧州安保協力機構 (
OSCE) が12日、政府軍と親露派の双方が10月に合意したドネツク州での兵力引き離し完了したと確認したと報じた。
 10月に兵力の引き離しで合意したのは、親露派と政府軍が対峙する東部のルハンスク州とドネツク州で、すでに撤収作業を終えたルハンスク州に続いて、ドネツク州の地区でも12日までに兵力の引き離しを完了した。 親露派を支援するロシアは、2地区での兵力の引き離しを4ヵ国首脳会議開催の条件としていた。
2019.11.01 NHK ウクライナ大統領 NATO に軍事面で一層の連携要請 <1912-110102>
 ウクライナのゼレンスキー大統領が31日に、キエフを訪れたストルテンベルグNATO事務総長と会談し、会談後に行われた共同記者会見で大統領は、NATOのこれまでの支援に謝意を示したうえで、われわれは新たな協力のレベルに移行する準備があると述べた。 大統領はロシアの脅威を念頭に、共同演習の実施や海軍の能力向上サイバ攻撃への対応などをめぐって、一層の連携を求めた。
 これに対し事務総長は、昨年ロシアが黒海周辺でウクライナ海軍の艦船を銃撃、拿捕する事件などが起きたことを念頭に、黒海での安全保障に向けた支援などを約束した。
2019.10.16 Jane's Defence Weekly Yuzhnoye charts progress in developing new supersonic air-to-surface missile <1912-101603>
 ウクライナのYuzhnoye設計局が10月8~11日にキエフで開かれる防衛博で、かねてから発表していた長距離、超音速ASMのBliskavkaの開発が次の段階に進んだことを明らかにした。
 BliskavkaはMach 3.5で飛翔するロシアのKh-31と同級のASMで、Kh-31同様に3種類のシーカを搭載し、対艦艇では
ARH及びEOシーカ、SEADではPRHシーカを使用する。
 ただ、Kh-31や中国のYJ-12が4ヵ所の空気取り入れ口を持つのに対し、Bliskavkaはラムジェット用の空気取り入れ口が2ヵ所になっている。
2019.10.10 Jane's 360 Arms and Security 2019: Ukraine’s Yuzhnoye introduces new supersonic ASM development <1911-101008>
 ウクライナのYuzhnoye設計局が、10月8~11日にキエフで開かれる防衛博で、長距離、超音速ASMのBliskavkaについて詳細を公表した。
 BliskavkaはロシアのKh-31と同級のASMであるが、速度はKh-31のMach 3.5より僅かに早く、射程も長いという。 Kh-31同様に3種類のシーカを搭載し、対艦艇では
ARH及びEOシーカ、SEADではPRHシーカを使用する。
2019.09.26 Stars & Stripes NATO, Ukraine wrap up Rapid Trident exercise testing US-backed modernization efforts <1910-092604>
 米国が支援したウクライナ軍の近代化が、9月末に終了するNATO軍との最大規模の年次演習Rapid Tridentで検証された。 Rapid Tridentはポーランドの国境に近いウクライナ西端の町Yavoriv近郊で行われた。
Yavoriv の位置 (Google Map)】
 9月13日に開始されたこの演習には14ヵ国から3,700名以上が参加し、米軍からは第101空挺師団の部隊とカリフォルニア州兵第115地域支援群も参加した。
2019.09.18 Jane's Defence Weekly US State Department approves new security aid package for Ukraine, may send more <1911-091808>
 米国務省が9月12日、国防総省から要求のあったウクライナに対する$250Mの援助を承認したと発表した。 このパッケージは2018年5月2日にウクライナに対してFGM-148 Javelin肩撃ち式
ATGM 210発とJavelin発射機37基を供与して以来1年以上経過して行われる。
2019.09.12 Defense News White House releases $250 million in Ukraine military aid <1910-091203>
 米大統領府が12日、保留していたウクライナ向け軍事援助$250Mを上院歳出委員会の超党派議員の圧力で執行することにした。
2019.08.14 Jane's 360 New Russian divisional base to be ready by end of year <1909-081404>
 ロシア陸軍第150自動車化狙撃師団の最後の連隊が編成されるのを機に、恒久兵舎がロシア南部Rostov-on-Don近郊に年内に完成する。
Rostov-on-Don の位置 (Google Map)】
 この師団は2016年にウクライナとの国境近くに新偏された3個の師団規模部隊の一つで、今までは天幕やシェルタで寝起きしていた。
2019.07.29 Jane's 360 Ukraine partners Thailand on production of BTR-3KSH AFV <1908-072906>
 ウクライナの国営防衛企業UkrOboronProm社が7月25日、タイとBTR-3 8×8
AFVの指揮車仕様のBTR-3KSHで提携すると発表した。 BTR-3KSHはタイ国内でライセンス生産される。
 BTR-3はウクライナのKMDS社が開発したもので、タイ陸軍は2008年と2011年にBTR-3E1を220両以上発注している。 BTR-3E1はウクライナで生産され2016年からタイに納入されている。
2019.07.25 Stars & Stripes Ukraine seizes Russian tanker in Black Sea in retaliation for 2018 flotilla clash <1908-072506>
 ウクライナが7月25日、ロシアが2018年にケルチ海峡でウクライナ艇と乗組員を拿捕したことへの報復として、黒海で投錨中ロシアのタンカーNika Spirit拿捕した。
 現在、Nika SpiritIzmailに係留されているが、全員ロシア人の乗組員10名は解放され、空路帰国するためバスでモルドバに向かっている。
Izmail の位置 (Google Map)】
 ロシアとの対話を開始したゼレンスキー新大統領の動きが注目される。
2019.07.17 日経新聞 ロシア、国籍付与簡略化を拡大 ウクライナに揺さぶり <1908-071707>
 プーチン露大統領が17日、ウクライナ東部親露派武装勢力が実効支配する地域住民を対象にしたロシア国籍の付与を簡略化する措置をウクライナ東部2州の住民に拡大する大統領令に署名した。
 ウクライナで21日に最高会議(議会)選挙の投票が実施されるのを前に同国に揺さぶりをかける狙いとみられる。
2019.06.26 Jane's Defence Weekly US announces more military aid for Ukraine <1908-062610>
 米国防総省が6月18日、ウクライナに$250Mにのぼる軍事援助を行うと発表した。 これにより2014年以来の援助額は$1.5Bに達した。
 援助の内容は訓練支援、助言活動、装備供与などで、供与装備には狙撃銃、
RPG、対砲レーダ、指揮統制装置、電子戦装置、通信装置、暗視装置、医療器具などが含まれている。
2019.06.19 毎日新聞

(Yahoo)

マレーシア機撃墜でロシア人ら4人を殺人容疑で訴追 合同捜査チーム <1907-061902>
 ウクライナ東部で2014年7月に発生したマレーシア航空機の撃墜事件で、オランダやウクライナなど5ヵ国の合同捜査チームが19日、撃墜に使われたミサイルの輸送にかかわったとして、ロシア、ウクライナ国籍の4人を殺人容疑で訴追したと発表した。 公判は20年3月にオランダで始まる見通しという。
 捜査チームは19日の記者会見で、ウクライナ親露派武装勢力の「国防相」だったロシア国籍のギルキン容疑者ら4人を国際手配し、ロシア政府に引き渡しを求める方針を明らかにした。 通信記録などから4人を特定したという。
2019.06.15 NHK ウクライナ東部住民にロシアのパスポート発給 プーチン政権 <1907-061503>
 ロシアのプーチン政権は分離独立を求めるウクライナ東部の住民に初めてロシアのパスポートを発給している。
 プーチン大統領は4月に分離派の支配地域の住民に対してロシアのパスポートを発給する大統領令に署名し、14日にロシア南部のロストフ州で、ウクライナ東部から訪れた住民64人に初めて、 ロシア内務省によると、これまでに12,000人から申請があり、順次発給していくという。
 パスポートは所有者の国籍を示す公式の証明書となるため、受け取った住民は今後、外国に渡航した際、ロシア国民として扱われることになる。
【関連記事:1905-042406 (S&S 2019.04.24)】
2019.06.04 Stars & Stripes New Ukraine president commits to NATO, EU membership <1907-060404>
 ウクライナのゼレンスキー新大統領がブリュッセルでストルテンベルグNATO事務総長と会見し、ウクライナがNATOやEUに正式加盟したいとした従来の方針に変わりはないと言明した。
 その一方でロシアとの和平協議も開始するとした。
2019.06 International Defence Review Ukrain's Neptune cruise missile ready for service <1908-060008>
 ウクライナが開発しているNeptune沿岸防衛用陸上発射型
ASCMの発射試験が完了した。 ポロシェンコ大統領は4月にNeptuneが間もなく陸海軍に配備されると述べている。
 Neptuneは発射重量670kg、弾頭重量145kgで、排水量5,000t以下の艦船を沈めることができ、射程は280kmという。
2019.05.25 共同通信

(Yahoo)

ウクライナ船員の解放命令 国際海洋法裁、ロシアは反発 <1906-052506>
 ロシアが昨年11月に黒海周辺海域でウクライナ艦船3隻を拿捕した事件で、国際海洋法裁判所は25日、乗員24人の即時解放と3隻の返還を命じた。
 ロシア外務省は25日、同裁判所はロシアとウクライナの係争事案を裁定できないと主張する声明を発表し、反発した。
2019.05.21 Stars & Stripes Cash-hungry Ukraine embraces China <1906-052103>
 中国がウクライナの航空宇宙関連企業に強い関心を持ち働きかけているとした長文の記事。
2019.04.24 Stars & Stripes Russia offers Ukrainians in conflict zones quick citizenship <1905-042406>
 プーチン露大統領が4月24日、ロシアを背景にウクライナからの分離を求めるウクライナ人にロシアの市民権を付与する大統領令に署名した。
 対象となるのはドネツク州ルハンスク州に住むウクライナ人の希望者で、ロシアの市民権を得ることでロシアへの忠誠を誓うことになる。
2019.04.22 日経新聞 ロシア上院幹部、ウクライナ次期大統領との対話に前向き 選挙結果を承認へ <1905-042202>
 ロシア上院のコサチョフ国際問題委員長がウクライナ大統領選の結果について21日、ロシアがこの選挙を承認しない理由はないと語り、ゼレンスキー次期大統領との対話に前向きな姿勢を示した。
 プーチン大統領はウクライナ大統領選の結果について、コメントは出していないが、21日の決選投票を前にいつも対話の扉を開いているとして、ロシアが介入したウクライナ東部の紛争を巡ってゼレンスキー氏と話し合う可能性を示唆していた。
2019.04.22 日経新聞 ウクライナ大統領選、新人タレント候補が当選確実 <1905-042201>
 ウクライナで21日に大統領選挙の決選投票が実施され、新人のタレント候補ゼレンスキー氏が約7割を得票してポロシェンコ現大統領に大差を付け、当選を確実にした。
 既存政治に失望した有権者の支持を集めたものだがゼレンスキー氏はロシアとの協議にも前向きで、悪化していた両国関係に影響を与えそうである。
2019.04.05 NHK NATO ウクライナなどとの軍事協力強化 ロシアに対抗 <1905-040503>
 NATOが4日に、設立から70年となるのを記念してワシントンで外相会議を開き、ロシアが併合したクリミア周辺で軍事力を増強し、脅威がさらに高まっているとして、非加盟国ウクライナや黒海沿岸のジョージアとの間で、海軍の訓練や合同軍事演習などの軍事協力を強化することを決めた。
2019.04.03 Jane's Defence Weekly Ukraine finds Russian SAMs destined for Eritrea <1905-040318>
 ウクライナの検察当局が3月27日、Mykoraivの倉庫にあったエリトニア向けの貨物からS-125 (SA-3) 用ミサイル5V27D 36発を発見したと発表した。
 これらのミサイルはエリトニアへの武器輸出を禁じた国連の決定に反して、ロシアの武器輸出企業Rosoboronexport社がエリトリアに輸出するため2007~2010年にウクライナに持ち込んだものとみられ、押収された$8M相当のミサイルはウクライナ軍が取得した。
Mykoraiv の位置 (Google Map)】
エリトニアの位置 (Google Map)】
2019.03.29 毎日新聞

(Yahoo)

「クリミア露戦力3倍に」 元ウクライナ海軍司令官インタビュー <1904-032904>
 ロシアがウクライナ南部クリミアを編入した当時ウクライナ海軍司令官であったガイドゥク氏が、ロシアは2014年からクリミアの戦力を3倍に増強させていると言明した。 またそれに対するウクライナ海軍再建の見通しは今もたっていないという。
 ガイドゥク氏は、ロシア軍がクリミアの軍基地に軍用機100機以上、潜水艦7隻、潜水艦搭載型の巡航ミサイル、大型艦船などを配備しており、将来はクリミアに戦術核配備も検討しているとの情報があることも明かした。
 ロシアがクリミアで兵力増強する背景について、黒海西部への軍事作戦を実施する可能性があるとし、セバストポリを拠点としてオデッサなどウクライナ西南部の封じ込めを図る恐れもあるという。
2019.03.19 ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、クリミアに核搭載可能の超音速爆撃機配備へ=ロシア通信 <1904-031901>
 ロシア通信 (RIA) がロシア議会上院防衛安全保障委員長の話として18日、米国がルーマニアにAegis Ashoreを配備したのに対抗してTu-22M3をクリミア半島に配備すると報じた。
 ロシア通信によると、ボンダレフ委員長は、Tu-22M3はクリミア半島のグワルデイスコエ空軍基地に配備されると述べた。
2019.03.16 ロイタ通信

(Yahoo)

米加欧がロシア人らに追加制裁 ウクライナ問題で <1904-031601>
 米国、カナダ、EUが15日、2018年のウクライナ艇3隻の砲撃拿捕などでロシアに対して新たな制裁を科したと発表した。 米財務省は、ケルチ海峡での攻撃に関与したとしてロシア連邦保安庁の当局者4人を制裁対象とした。
 また2014年のクリミア半島併合時にロシア軍にサービスを提供するためウクライナの国有資産を不正流用した疑いでクリミア半島で事業を行うロシアの防衛企業6社と、分離主義者がウクライナ東部で行ったる違法な選挙を指示したウクライナ人2人にも制裁を科した。
2019.03.13 Jane's Defence Weekly No easy answers to preventing Moscow exerting permanent control of Kerch Strait <1905-031304>
 NATO、EU及び黒海周辺諸国は恒久化しつつあるロシアのアゾフ海封鎖を打開する努力を続けているが、事態は殆ど進展していない
 ロシアが2017年5月にアゾフ海の入り口であるケルチ海峡を封鎖したため、ウクライナ東部の港湾は外部と遮断された状態になっている。
2019.02.20 NHK ウクライナが憲法改正 EU・NATO への加盟方針明記 <1903-022002>
 ウクライナで憲法改正が行われ、欧州への統合路線を目指す国の方針を憲法に明記した。
 ウクライナでは、ロシアが欧米との対立を深めるきっかけとなった政変から5年が経つのに合わせて、EUやNATOへの加盟を目指す国の方針を憲法に明記する法案が今月、議会の2/3以上の賛成で可決され、ポロシェンコ大統領が議場で憲法改正法案に署名し成立した。
2019.02.19 日経新聞 EU、対ロ追加制裁へ、ウクライナ艦船拿捕巡り <1903-021901>
 EUが18日にブリュッセルで開いた加盟28ヵ国による外相理事会で、ロシアに対する追加制裁で大筋合意した。 2018年11月にロシアがウクライナ艇を拿捕し乗組員を拘束した問題を受けた措置で、月内にも正式に制裁発動を決める。 追加制裁は米国とウクライナがEUに強く求めていた。
 EUは具体的な制裁内容は明らかにしなかったが、EU筋によると8人を資産凍結や渡航禁止の対象とする制裁リストに追加する方向だという。