2018年のウクライナ情勢に関する資料

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2018.12.29 産経新聞 露、クリミアに“国境”フェンス完成 実効支配強化 <1901-122902>
 Itar-Tass通信が、ロシア連邦保安局が28日にウクライナ南部クリミア半島とウクライナ本土を隔てる高さ2mの「国境」フェンスを60kmにわたり完成させたと発表したと報じた。
 ロシアにはクリミアの実効支配を強化する狙いがあり、ウクライナ側は反発している。
2018.12.19 Jane's Defence Weekly Russia bolsters air and land forces in Crimea <1902-121902>
 2018年11月25日に起きたアゾフ海事件以来緊張が高まっているクリミアに、ロシア軍が陸空で兵力の増強を続けている。
 陸では少なくとも9両のBMD-2
IFVがケルチ海峡橋をトレーラ輸送されたのが確認されたほか、S-400や96K6 Pantsir S1 SPG/SAMの追加大隊が派遣され、空ではSakiとDzhznkoy、Grardeyskoyeの航空基地にA-50 AEW&C機、海軍のSu-30SM、Tu-154やIl-76輸送機、Mi-26重ヘリが飛来している。
2018.12.08 産経新聞 ウクライナ艦船は重装備 航行通告せずとロシア <1901-120804>
 ウクライナ南部クリミア半島周辺の海域で、ウクライナ艇がロシア警備艇に銃撃、拿捕された事件で、ロシア連邦保安局 (FSB) は8日に記者会見し、ウクライナ艇が通常の量を超える規模の兵器や弾薬を載せた重装備だったと発表した。
 また、ウクライナ政府の主張と異なり、艦船はクリミア半島脇のケルチ海峡の航行をロシア当局に通告していなかったとしている。
2018.12.07 Stars & Stripes Ukraine to send naval ships through Kerch Strait soon, official says <1901-120707>
 ウクライナ国防相が7日、アゾフ海がロシアの内海化されるのを防ぐためウクライナ海軍艦船が近くケルチ海峡を抜けアゾフ海に入ると述べた。
 現在ケルチ海峡の両側には両国の艦艇140隻以上が集結しているという。
2018.12.07 時事通信

(Yahoo)

米、ウクライナ上空を偵察飛行=条約基づき、ロシアけん制 <1901-120702>
 米国防総省が6日、締約国の軍事活動の透明性確保を目的とする領空開放条約に基づき、ウクライナ上空を偵察飛行したと発表した。
 声明は、ロシアが黒海でウクライナ艦船に対して行った理不尽な攻撃は、挑発的かつ脅迫的な一連の活動を危険な水準にエスカレートさせたと批判したうえで、この偵察飛行は、米国によるウクライナやその他の友好国に対する関与を改めて示したものだと強調した。
2018.12.05 Jane's Defence Weekly Russia, Ukraine raise combat readiness as tensions rise <1902-120502>
 ケルチ海峡事件を受けロシアとウクライナの緊張が高まっている。 ウクライナ軍はドネツクの第1軍団とルハンシクの第2軍団が、全軍臨戦態勢に入った。
 一方ロシア軍はクリミアに射程120kmのBal地上発射
ASCMを配備したほか、T-62 MBT 250両を東部軍管区からロストフに移動させた。 また作戦機500機とヘリ340機も待機させている。 更にアゾフ海に臨むマリウポリ沖合5kmにはロシア艦を配置している。
当該地域の地図 (Google Map)】
2018.12.01 Stars & Stripes Ukraine cites massive buildup of Russian forces along border <1901-120102>
 ウクライナのポロシェンコ大統領が1日、11月25日に起きたウクライナ海軍艇拿捕事件後ロシアが国境沿いに地上軍を増強していると警告を発した。
 増強兵力は80,000名以上で、砲や
MRL 1,400門MBT 900両、装甲車両2,300両、航空機500機、ヘリ300機を装備しているという。
2018.11.28 ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、クリミア半島で新型ミサイルシステム配備へ <1812-112804>
 ロシア軍が28日、クリミア半島近くS-400を配備年末までにoperationalになると発表した。 クリミア半島周辺でウクライナ艇3隻がロシア当局に拿捕され緊張が高まっているが、S-400の配備は以前から計画されていた可能性が高い。
 ロシアはクリミアにはすでに3基のSAMを配備して黒海上空を掌握しているが、S-400の配備で空の防衛領域がさらに広がることになる。
2018.11.28 日経新聞 ロシア、拿捕のウクライナ艦乗組員を逮捕 <1812-112801>
 ロシアによるウクライナ艦艇の拿捕事件で、ロシアが一方的に併合したウクライナ南部クリミアの裁判所が27日、乗組員24名のうち負傷者を含む15名の逮捕と2019年1月下旬まで2ヶ月間の勾留を決定した。 残る乗組員についても28日に同様の逮捕、勾留を決定する見通しである。
 ウクライナやNATOは即時解放を求めており、勾留決定で事件を巡る対立が長期化する恐れが強まっている。
2018.11.27 Military Times Here's the US military footprint in the Black Sea region <>1812-112712>
 ロシアが25日にケルチ海峡でウクライナ艇2隻を銃撃し船と乗組員を拿捕し緊張が高まっているが、米軍はすでに黒海とその沿岸に部隊を展開している。
陸 軍
 テネシー州兵の第278装甲騎兵連隊の部隊が、Yavoriv演習場で訓練を支援している。 またルーマニアには第1騎兵師団第1装甲旅団戦闘団と第4歩兵師団第4戦闘航空旅団が巡回駐留している。
Yavoriv の位置 (Google Map)】
海兵隊
 黒海沿岸には殆ど駐留していないが、数百名の海兵隊員と海軍隊員が演習に参加している。
空 軍
 10月に行われたこの地域で最大規模の演習Clear Sky 2018ではカリフォルニア州兵空軍がウクライナ空軍と共同演習を行った。 この演習では空軍特殊部隊の降下も行われた。
海 軍
 2017年夏に米第6艦隊の巡洋艦Hué Cityがウクライナ海軍の補助艦Baltaと監視鹵獲演習Sea Breezeを実施した。 また駆逐艦James E. WilliamsCarneyRossPorterがOperation Atlantic Resolveの一環としてルーマニアとブルガリアに寄港している。
2018.11.27 ロイタ通信

(Yahoo)

ウクライナ艦船拿捕は「国際法違反」、米国務長官がロシア非難 <1812-112703>
 ポンペオ米国務長官が26日、ロシアによるウクライナの艦船3隻の拿捕国際法違反だと非難するとともに、両国に対して自制を求めた。
 ポンペオ長官はロシアの行為を批判し、艦船をウクライナに返還するよう要求した。
2018.11.27 ロイタ通信

(Yahoo)

ロシア、拿捕したウクライナ艦船解放せず 西側が相次ぎ非難 <1812-112701>
 ロシアが25日にクリミア半島沖でウクライナの艦艇3隻を砲撃後に拿捕した問題で、ロシアは26日現在、艦艇と乗組員の解放を巡る西側諸国の要請に応じていない。 ウクライナ政府はロシアによる攻撃を非難し、ウクライナには自国を防衛する権利があるとして軍隊を完全な戦闘態勢に置いた。 ポロシェンコ大統領は28日付で全土に戒厳令を発令する方針を表明している。
 ストルテンベルグNATO事務総長はウクライナのポロシェンコ大統領と電話会談を行った後、26日にウクライナとの緊急会合を召集することを決定した。 事務総長はウクライナの領土保全と主権を完全に支援していると述べた。 トゥスクEU大統領もウクライナ艦船の拿捕を非難し、英国、フランス、ポーランド、デンマーク、カナダも今回の事件を非難している。
2018.11.26 Defense News US lawmakers urge Trump to arm Ukraine, break silence on Russian blockade <1812-112606>
 米議会の与野党議員からウクライナがロシアとケルチ海峡で起こしている問題に、もっと強硬な姿勢で臨めと要求している。
 今回の事件は米国と欧州がロシアに侵略行為を止めさせられなかったことから、トランプ大統領が真剣に同盟を維持しようとしているのかに疑問が起きている。
2018.11.25 Stars & Stripes Ukraine, Russia tensions soar after Black Sea naval incident <1812-112502>
 黒海とアゾフ海を結ぶケルチ海峡ウクライナ海軍艦艇3隻ロシア沿岸警備隊の艦船が25日に小競り合いを起こし、緊張が高まっている。
 ウクライナ海軍によると25日朝、ウクライナのオデッセイから黒海を経てアゾフ海に向かっていたウクライナ海軍砲兵の艦艇2隻に随伴していたタグボート1隻をロシア沿岸警備隊が砲撃し拿捕した。 この事件でウクライナの水兵2名が負傷した。
2018.10.19 Stars & Stripes Russia warns Sea of Azov off limits to US, NATO ship drills <1811-101915>
 ウクライナが近く米沿岸監視隊からIsland級巡視艇(註:満載排水量165t)2隻を取得することから、ロシアが18日にウクライナ艦艇のアゾフ海への進入を引き続き拒否すると主張した。
アゾフ海とケルチ海峡の位置 (Google Map)】
 ロシアはケルチ海峡に5月、クリミアとロシア本土を結ぶ橋を$3.7Bかけて建設すると共に、アゾフ海を目指す数百隻に及ぶウクライナ商船のアゾフ海入りを遅滞させている。
 一方ウクライナは米国にOliver Hazard Perry級フリゲート艦2隻の譲渡を要求しており、現在交渉が続けられている。
【註】
 ロシアと国境を接するアゾフ海北岸は国境近くでは親露派と政府軍の戦闘が続いているが、マリウポリ、ベルジャンシクなどウクライナの港湾都市が位置している。
2018.10.13 AFP=時事

(Yahoo)

ウクライナ西部で大規模空軍演習、米英含め NATO 加盟国も参加 <1811-101303>
 ウクライナ西部で、NATO加盟国の大規模空軍演習 "Clear Sky 2018" が19日まで開催されている。
 700名の将兵が参加しており、その半数は米、英、オランダ、ポーランド、ルーマニアなどNATO加盟国である。
2018.10.03 Jane's Defence Weekly Ukrainian vessels pass through Kerch Strait to homeport <1812-100308>
 ウクライナ海軍捜索救難艦2隻米軍の偵察機が見守るなか9月23日に、ロシアが確保しているケルチ海峡を通過して黒海からアゾフ海に入った。
 ウクライナは現在黒海沿岸のMykokaivにある同国海軍で二番目に大な基地をアゾフ海のBerdyanskに移して、そこに小艦隊を配置すると共に、同国への上陸作戦や艦砲射撃に備えて、ミサイルを装備した海兵隊(海軍歩兵)を配置しようとしている。
Mykokaiv の位置 (Google Map)】
Berdyansk の位置 (Google Map)】
【関連記事:1811-101915 (S&S 2018.10.19)】
 この2隻がロシアのEEZ及び最近ロシアが建設したケルチ橋を通過する際の数時間は、米空軍のRC-135W Rivet Joint SIGINT機が見守った。
 更にその2日後には3隻計画しているGyurza-M級装甲砲艇1隻陸路Berdyanskに輸送した。
2018.09.20 Stars & Stripes Ukraine pushes ahead with plans to secure NATO membership <1810-092003>
 ウクライナのポロシェンコ大統領が20日、NATOに加盟するため憲法を改正する必要があると述べた。
 またウクライナ陸軍2020年までNATO軍基準に合わせるとも述べた。
2018.08.29 Defense News Ukraine tests cruise missile — can it hit Moscow? <1809-082907>
 ウクライナ国営Ukroboronprom社が、8月17日にNeptun
ASCMの発射試験を行い、100km離れ た洋上の標的に命中したと発表した。
 Neptunは射程が280~300kmのASCMで、破片効果弾頭を搭載して海面上10~30mを巡航する。 ウクライナ当局によるとNeptunは港湾や黒海、アゾフ海沿岸の艦船を攻撃できる。
2018.08.13 日経新聞 中国、ウクライナでも影響力拡大、ロシアは容認か <1809-081303>
 中国ウクライナなど旧ソ連の親欧米国を欧州と結ぶ「一帯一路」の拠点と位置づけて攻勢をかけている。 2017年末 には中国・ウクライナ政府間委員会を4年ぶりに再開し、同国に対してキエフの交通インフラ整備や高速道路、穀物輸出基地の建設など$700M規模 の共同事業を展開する方針を示した。
 また中国はウクライナが強みを持つ軍事技術にも目を付けていて、中国企業が輸送機やヘリのエンジンを製造するモ トール・シーチ社の株式41%を取得し、後にウクライナの裁判所が差し止め命令を出したこともあった。 2017年には 中国によるとみられる軍事機密に絡むスパイ事件も発覚している。
2018.08.08 Stars & Stripes US military exercise in Georgia on anniversary of war with Russia <1809-080805>
 グルジア戦争の10周年記念を迎えるジョージアで、米、英、独、仏、ポーランド、ノルウェー、トルコ、リトアニア、エストニアのほか、ウ クライナ、アゼルバイジャンも参加した年次演習 "Noble Partner" が7月30日から2週間の予定で行われている。
 この演習には在欧米陸軍から第2騎兵連隊と第1機甲旅団戦闘団の兵員1,170名と、Stryker 28両、Bradley 12両、Abrams 5両など車両 140両、更にジョージア州兵からApache及びBlackhawkヘリ9機が参加している。
 この演習に対しロシアのメドベーエフ首相は7日、NATOとジョージアが危険な戦争を目論んでいると非難した。
【註】
 NATO未加盟国であるジョージアで行われるこの演習にウクライナが参加しているのは理解できるが、旧ソ連邦構成国でカスピ海に面するアゼルバイジャンが参加してい るのは奇異に感じるが、トルコ系民族の国家である同国はジョージアと国境を接しており、トルコ、ジョージアと組めばナゴルノ・カラバフを巡り対立するアルメニアを 包囲することができる。 アルメニアはトルコとの関係も良くない。
コーカサス各国の位置関係 (Google Map)】
2018.07.20 Military Times Pentagon announces $200 million in aid for Ukraine <1808-072003>
 トランプ大統領がNATO加盟国であるモンテネグロを名指ししてその共同防衛義務に疑問 を呈した翌日国防総省ウクライナに対する$200Mにのぼる追 加支援を再確認した。 $200Mはウクライナ軍の訓練、装備購入、訓練支援活動に当てられる。
 この結果2014年にロシアがウクライナに侵攻して以来、米国の支援額の累計が$1Bに達した。
2018.06.13 Jane's Defence Weekly Russia pressures Ukraine with naval build-up in Sea of Azov and builds new weapon and ammo strage facilities <1808-061311>
 ロシアが新たに建設したKerch橋の防衛を名目に、カスピ海小艦隊の艦艇をアゾフ海に回航し て新たに設立された国土防衛隊 (National Guard) に配属し、ウクライナに対する圧力を強めている。
 5月28日にはShmel級砲艇(註:河川砲艇)2隻やZhuk級沿岸哨戒艇1隻を含む第一陣がカスピ海のAstrakhanを離れた。 6月1日にはクリミアのFeodosiaで建造されたSargan 級高速哨戒艇の一番艇が国土防衛隊の南部軍管区に配属された。 6月4日には2015年の10~11月にカスピ海からシリアにKalibr-NK CMを発射したBuyan-M級 コルベット艦2隻がボルガドン運河を牽引されてアゾフ海に向かった。 また2017年10月にはBC-16高速揚陸艇が Kerch海峡で国土防衛隊に引き渡された。
 これとは別に露国防省がTver地方のToropetsに建設していた弾薬庫を10月に開所すると発表し た。 弾薬庫の掩壕にはそれぞれ240tを備蓄できるという。
Toropets の位置 (Google Map)】
2018.05.24 Defense News This Russian unit is being blamed for downing Malaysian Flight MH17 <1806-052404>
 2014年7月17日にウクライナ上空でマレーシア航空のMH17便が撃墜された事件 を調査していたオランダが主導する合同調査委員会 (JIT) が24日、撃墜にはロシアのKursk市近くに駐屯する 第53防空旅団9K37 Buk
TELAR搭載のミサイルが使用されたと結論づけた。 JITの会見で は撃墜当日に回収された残骸7点が展示され、ロケットモータに記載された文字から、ミサイルは1986年製でS/Nが9032の9M38弾 であることが分かったという。
 JITは、2014年6月23~25日にKurskからTRLAR 6両を含む50両の車両がロシアのStary Oskol、Rossoshを経由してウクラ イナ国境から16哩のMillerovoのまで270哩を移動ウクライナ東部に入ったことを確認している。
2018.05.24 産経新聞

(Yahoo)

マレーシア航空機撃墜はロシア軍搬入のミサイルと発表 国際捜査チーム <1806-052403>
 2014年にウクライナ東部で起きたマレーシア航空機撃墜事件で、国際合同捜査チームを主導す るオランダ捜査当局が記者会見し24日、使用されたミサイルはロシア軍部隊から搬入されたものだと発表した。 記者会見でオランダ当局者は、撃 墜には
TELAR式のBuk SAMが使用されたと断定し、このSAMはロシアのクルスクを拠点とする 第53防空旅団のものだとの見方を示した。 ミサイルをだれが発射したかは特定できておらず、同機が故意に撃墜されたかどうかは調査中だとした。
 この事件では、オランダ安全委員会が2015年に同機撃墜にBukが使われたとする報告書を発表したため同国やオーストラリアなど5ヵ国の国際合同捜査チームが結成され、 刑事立件を目指している。
2018.05.16 時事通信

(Yahoo)

米、クリミア橋建設でロシア非難 <1806-051601>
 米国務省報道官が15日、ロシアクリミア半島とロシア本土を結ぶ橋を開通させたことについて「国 際法を無視するロシアの意思を改めて示すものだ」と非難する声明を出し、米国が科した制裁に関しては「ロシアが半島 の支配をウクライナに戻すまで続ける」と強調した。
2018.04 International Defence Review Ukraine seeks improved artillery capabilities <1806-040002>
 ウクライナが自国の砲体系NATO標準の155mm/52口径に切り替える 長期計画を持っており、ルーマニアで開かれたコンファレンスで装軌及び装輪の2種類の155mm/52口径
SPHをロシア規格の122mm及び152mmSPH及び 牽引砲と換装して行く計画を明らかにした。
 ウクライナは装軌装甲車両を独自に開発生産する能力を有しているが、砲はロシアの122mm 2S1、152mm 2S3、152mm 2S5、152mm 2S19、203mm 2S7などのSPH及び、122mm D-30、 152mm 2A36、152mm 2A65牽引砲を使用していた。
 一方ウクライナは、射程が20kmである152mm SAL誘導砲弾Kvitnykの試験も行っている。
2018.03.07 Defense Update Ukrainian APS to protect Turkish tanks in Syria <1804-030703>
 トルコ国防相が2月下旬に、シリアとイラクでのクルドとの戦いで被害が増加しているのを受け、トルコがM-60T及び Leopard-2A4
MBTウクライナ製のAPSを装備することを明らかにした。 装備するのは Zaslon APSの軽量型Zaslon-Lをトルコ仕様にしたAkko Pulatで、1両に1セット6基ずつ120セットを要求している。
 Akko PulatはX-bandレーダと信号処理装置、HE爆薬から成り、危険地域に入るとHE爆薬が収納箱から引き出されレーダ が作動を開始する。 標的が8~10mに接近するとHE爆薬が搭載車の2.5mに破片を放出する。
2018.03.01 Defense News Ukraine officially cleared to buy Javelin weapons <1804-030108>
 米国防安全保障協力局 (
DSCA) が1日、ウクライナにFGM-148 Javelin対戦車ミサイル を売却することを国務省が承認したことを明らかにした。 売却されるのはミサイル210発と予備の2基を含む 発射誘導装置 (CLU) 39基の合わせて$47Mで、ミサイルは米陸軍の備蓄弾から、CLUは軍事調達特別会計で調達され る。
2017.01.10 Jane's Defence Weekly Javelin ATGMs approved for Ukraine <1803-011002>
 米政府当局者が12月22日、ウクライナ政府がかねてから売却を求めてきたFGM-148 Javelinを売 却することになることを明らかにした。
2018.01.03 Jane's Defence Weekly NGO releases evidence of Russian forces in the Donbass <1802-010305>
 NGOのInform NapalmがウクライナConbass地域にいるロシア軍と装備及びサイバ攻撃につ いての報告を公表した。 それによるとT-72B3
MBTなどの装備のほか各種電子装備、電子戦装備などが確認され ている。